報道された脅迫被害事件

報道された脅迫事件 2023年

わいせつ動画送信・脅迫の疑いで高校生逮捕 /福岡県
2023.09.08 西部地方版/福岡 
 (門司署発表) 児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)と脅迫の疑いで、北九州市の男子高校生(17)を逮捕。容疑を一部否認しているという。5月29日~6月5日の間、元交際相手の女子高校生(16)のわいせつな動画を本人にSNSで送り、「学校中にばらまかれます」などのメッセージで脅迫した疑い。動画は男子高校生が撮影したとみられるという。女子高校生と母親が署に相談し発覚した。

朝日新聞社

【主張】「闇バイト」 悲惨な末路に目を向けよ
2023.08.31 東京朝刊 
 まず「闇バイト」という用語がよくない。アルバイトの語感からお手軽な高額報酬を連想すれば、悲惨な末路が待っていることを知るべきである。

 警察庁がこの夏にまとめた『犯罪実行者募集の実態~少年を「使い捨て」にする「闇バイト」の現実~』という事例集が実にリアルだ。

 犯罪と直接向き合う都道府県警からの報告が基になっているのだから当然だろう。学校や地域での啓発活動に、大いに活用してほしい。

 「闇バイト」とは「犯行グループが切り捨て要員の実行役を手広く募集するもの」と規定する。応募から検挙までの典型例を報告から読み取れば、おおむねこんな経緯をたどる。

 ネット上の「高額報酬」などの文言につられて応募する。あるいは検索するだけで誘いのメッセージが届くこともある。これに応じると匿名性の高いアプリをインストールさせられ、履歴書や運転免許証などの写真送信を要求される。言葉巧みに家族構成や交際相手について情報を求められることもある。

 これに応じれば「仕事」の中身が犯罪行為だと分かっても、もう断れない。個人情報は丸裸にされており、「家族を殺す」「恋人を襲う」「家に火をつける」などの脅迫が待っている。仕方なく犯行に加担しても、ほとんど報酬は支払われない。

 文句も言えず、足抜けも許されない。脅迫におびえながら犯罪を続け、最後は必ず逮捕される。なぜなら捕まるまで辞めることは許されないからだ。

 使い物にならないと判断されれば首謀者の密告で逮捕され、「詐欺犯罪者」のコメント付きで顔写真がネット上にさらされた事例もある。

 「闇バイト」に応募する少年には最初から犯罪と知る者と、認識がないまま脅迫されて加担する2種類のパターンがある。ただ犯罪に加担後に後悔する結末は同じである。逮捕されてようやくホッとし、警察に「ありがとうございます」と礼をいう少年の姿も報告にある。

 首謀者やその背後には、暴力団や半グレ集団がいる。少年が個人で相手にすることは、ほぼ不可能だ。危うい誘いに近づいてはならない。取り込まれてしまったら、一刻も早く警察に相談する。「捨て駒」から脱する道はそれしかない。

産経新聞社

他人カードで買い物疑い 脅迫FAXの2容疑者、再逮捕へ
2023.08.29 東京夕刊 
 東京音楽大学に爆破予告ファクスを送ったとして大学院生ら2人が威力業務妨害容疑で逮捕された事件で、警視庁は29日、他人のクレジットカード情報を不正に使って買い物をしたとして、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで2人を再逮捕する。捜査関係者への取材で分かった。

 爆破予告ファクスは全国の大学などに送られ、インターネットファクス送信サービスの代金決済で別人名義のカード情報が使われたことが判明している。警視庁は、2人が不正に入手した他人のカード情報を様々な用途で使ったとみている。

 再逮捕されるのは無職のa(26)=威力業務妨害罪で起訴=と、東京農工大大学院生のa(22)=同罪や著作権法違反罪などで起訴=の両容疑者。2人は「恒心教(こうしんきょう)」と称しているという。

 捜査関係者によると、2人は共謀して5月、30代男性のカード情報を不正に使い、ネット通販で記憶装置「SSD」1台を購入した疑い。SSDはa容疑者の自宅から、パソコンに内蔵された状態で押収された。

 2人は共謀して1月23日午前7時ごろ~同7時半ごろ、東京音楽大に「高機能爆弾を334個しかけた」などと書かれた文章をファクス送信サービスを使って2回送信し、大学の業務を妨害したとして、8月23日に起訴された。2人は警視庁の調べに「恒心教を広めたかった」と供述。「恒心教」は、特定のネット掲示板に弁護士らへの嫌がらせや中傷を書き込む人たちの行動について、2012年ごろから使われる言葉で、宗教性はない。

朝日新聞社

ネット嫌がらせ 「恒心教」名乗り、全国で相次ぐ 発信元を匿名化、摘発困難
2023.08.24 東京朝刊 a
 捜査幹部によると、「恒心教」を名乗りインターネット上で特定の人への嫌がらせを繰り返す行為は平成24年以降に見られるようになった。ネット上の誹謗(ひぼう)中傷問題に取り組む弁護士が揶揄(やゆ)され、この弁護士が当時、在籍していた事務所の名前を引用して「恒心教」と総称されるようになったという。宗教団体ではない。

 発信元として特定の人物の名前をかたり、学校や公的機関などにメールやファクスなどで大規模に爆破予告を行う嫌がらせは各地に及ぶ。

 捜査関係者によると、恒心教を名乗る人物らの犯行が疑われる脅迫文では、語尾に「ナリ」が付いたり「334」といった数字を多用したりする共通点がある。発信元を匿名化する「Tor」と呼ばれる特殊なソフトやVPN(仮想私設網)を介するケースが多く、摘発に至るケースは少ない。

 恒心教を巡っては令和2年11月にネット上の掲示板に大学を爆破するなどと書き込み、大学院生の20代の男が逮捕された。押収した男のパソコンにもトーアが入っていた。爆破予告で学校の休校や業務の停止など社会的な影響も大きく、悪質性が高いことから警察当局が警戒を続けている。

産経新聞社

暴力団の変貌…半グレ接近 組織衰退も…薬物・詐欺で資金獲得 地下に潜伏
2023.08.21 大阪夕刊 
 法による締め付け、警察当局による集中摘発…。近年、暴力団は社会的な「包囲網」が強まるだけでなく、相次ぐ内紛で弱体化が進み、10年前と比べ勢力は約3分の1に減少した。こうした中で、資金源として特殊詐欺に走るケースも増加。組員を隠した活動や、不良集団「半グレ」との関係が深化するなどしており、暴力団組織は大きく変貌しつつある。

                  ◇

 ◆内輪もめの末路

 ブタは食用、血にみせかけた液体は「キムチの素」だった。令和4年6月、大阪府熊取町と泉佐野市で、ペティナイフが目に刺さり、赤い液体が塗られたブタの頭部が乗用車の上に置かれているのが見つかった。

 捜査関係者によると、被害者の70代男性は、大阪・西成を拠点とする指定暴力団東(あずま)組の元関係者。大阪府警は実行犯の東組幹部の男ら5人を脅迫容疑などで逮捕、今年5月には指示を出していた組のナンバー2(若頭)の男(56)を同容疑などで逮捕した。

 東組は、かつて「武闘派」として知られた一大組織。日本最大の暴力団、山口組とも抗争を繰り広げていたが、今回の事件は単なる「内輪もめ」。捜査関係者によると、組の離脱を発端とするトラブルで、この事件によって東組はさらに弱体化が進んだとみられる。

 ◆強まる「包囲網」

 暴力団対策法や都道府県の暴排条例によって近年、暴力団の「包囲網」は狭まっている。暴力団組員は銀行口座の開設はおろか、保険契約や住宅の賃貸契約もできない。

 暴対法の改正により、暴力団組員の関与する特殊詐欺事件では、「受け子」などのメンバーを集める際に暴力団の威力を利用したと認定されるケースもあり、全国的に組織トップの責任を問う損害賠償訴訟が相次いでいる。

 こうした暴排機運の高まりや警察当局の取り締まり強化に加え、暴力団員の高齢化も影響し、警察庁のデータによると、平成25年末時点での準構成員を含む勢力は5万8600人だったが、昨年末時点では2万2400人と、6割以上減少した。

 組織内部の事情に詳しい元山口組系組長で現在は元暴力団員の更生支援に取り組む竹垣悟さんは「現状の暴力団は薬物売買や特殊詐欺などでなんとか資金獲得を図っている」と指摘。暴力団を離脱後も5年間は組員とみなして口座の開設を認めない「元暴5年条項」を設ける金融機関もあり、「組を抜けたとしても5年間生活するのが大変で、結局生活のために暴力団にとどまる人も多い」と話す。

 ◆表には出ず活動

 衰えつつある暴力団だが、近年目立つのが、不良集団「半グレ」や暴力団に協力する「共生者」と呼ばれる一般人と連携し、自身が表に出ないよう非合法な活動を行う場合だ。

 捜査当局も、暴力団と共存共栄を図りながら違法な資金獲得活動を行う組織を「準暴力団」と呼び警戒を強めている。

 ある捜査幹部は「半グレは暴対法の適用対象ではない。暴力団よりも、ある意味取り締まりが難しい存在だ」とする。

 暴力団員がこうした組織と共存共栄を図り、地下に潜って活動するケースが多発しており、捜査当局は「あらゆる法令を駆使した取り締まり強化に努める」などとしている。

産経新聞社

金銭トラブル相手を車のトランクに監禁 容疑で女子高生ら逮捕
2023.07.22 東京朝刊 
 金銭トラブルの相手の男性を車のトランクに監禁したとして、警視庁少年事件課は、監禁の疑いで、武蔵村山市の会社員の男(18)や、住所不定の高校生の女(18)ら、18、19歳の男女5人を逮捕した。

 逮捕容疑は、6月11日午前1時~3時45分ごろ、千葉県にいたアルバイトの男性(18)を同県袖ケ浦市の公園に呼び出し、「今すぐ金を持ってこい」と脅迫し、高校生の女の車のトランクに乗せて監禁。青梅市内のコンビニエンスストアまで連れ回したとしている。

 少年事件課によると、監禁された男性と逮捕された5人はいずれも武蔵村山市出身で、友人関係だった。

産経新聞社

不同意わいせつ罪を適用 /東京都
2023.07.21 東京地方版/東京 
 警視庁は20日、住所、職業不詳の男(37)を不同意わいせつ容疑で逮捕し、発表した。改正刑法が13日に施行されて以降、同容疑による警視庁の摘発が明らかになるのは初めて。

 麹町署によると、逮捕容疑は20日午前0時半ごろ、千代田区内の東京メトロの駅構内で、20代の女性駅員に後ろから抱きつき、胸を触ったというもの。「終電を逃し、むしゃくしゃしていた気持ちを発散させたいと思った」と容疑を認めているという。

 不同意わいせつ罪は、強制わいせつ罪と準強制わいせつ罪を統合したもの。暴行・脅迫や地位利用など同意しない意思を示すのが困難な状態にさせて性的行為に及んだ場合、成立する。

朝日新聞社

大阪タワマン、7000万円強盗傷害 被害者の商談相手を逮捕 容疑で府警
2023.07.20 大阪朝刊
 大阪市浪速区難波中の46階建てタワーマンションで18日、自営業の男性(62)が覆面姿の男に殴られ現金約7千万円を奪われる事件があり、大阪府警が強盗傷害容疑で、マンション内のラウンジで被害男性と商談をしていた住人の男を逮捕したことが19日、捜査関係者への取材で分かった。府警は住人の男が覆面の実行役と共謀し、マンション内に招き入れたとみて背後関係を詳しく捜査するとともに、逃走した実行役の行方を追っている。

 事件は18日午後2時半ごろ発生。マンション29階のラウンジで、男性が住人の男と暗号資産(仮想通貨)に関する商談をしていたところ、覆面姿の別の男が入ってきて「金を出せ」と脅迫。男性は催涙スプレーのようなものをかけられ、頭を殴られた上、商談にあたって用意していた現金を奪われた。男性は軽傷。

 府警によると、実行役の男は身長175~180センチぐらいで、上下黒色の服を着用していた。

産経新聞社

ルフィ事件、幹部逮捕 京都の強盗指示した疑い
2023.06.29 東京夕刊
 京都市の時計店で2022年5月に起きた強盗事件を滞在先のフィリピンから指示したとして、警視庁は29日、住所不定、職業不詳のa容疑者(39)=窃盗罪で起訴=を強盗容疑で逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

 a容疑者は、フィリピンを拠点に18年11月ごろ~20年6月ごろ、60億円以上の被害を出した特殊詐欺グループの幹部とされる。今年2月に日本に移送され、その後に特殊詐欺の窃盗容疑で4回、逮捕・起訴された。

 グループ幹部が強盗容疑で逮捕されるのは初めて。22年5月~23年1月には、闇バイトで集められたとみられる人物の強盗事件などが日本各地で起きていた。警視庁、京都府警、山口、広島、千葉の各県警は14日付で合同捜査本部を設置し、これら事件との関連についての捜査も本格化させる。

 捜査1課によると、a容疑者はSNSで集めた20~40代の男女3人=いずれも強盗罪で起訴=らと共謀。22年5月2日午後3時15分ごろ、京都市内の時計店で従業員にハンマーを振り上げるなどして脅迫し、商品ケースから高級腕時計41点(計約6900万円相当)を奪った疑いがある。

 事件では、奪われた時計のうち11点を換金役に渡すために岐阜県から東京都に運んだとして、無職のa被告(22)が盗品等運搬罪で起訴された。a被告は22年5月11~13日、時計の換金分などを含むとみられる約100万円をa容疑者名義の口座に振り込んだとして、組織犯罪処罰法違反罪(隠匿)でも起訴されている。

 a被告は、「フィリピンにいる『ルフィ』からSNSで指示を受けた」と供述。京都の強盗事件に関与した疑いがある別の複数の人物も同様の趣旨の説明をしたといい、一部のスマートフォンに「ルフィ」を名乗る人物から指示を受けた形跡があることも判明していた。

 捜査1課は、a容疑者が「ルフィ」を名乗り、フィリピンからスマホなどで事件を指示したとみている。
 

朝日新聞社

同居2女性脅迫疑い 男逮捕、精神的に支配か 大津北署 /滋賀県
2023.06.29 大阪地方版/滋賀 
 同居の女性2人を「蹴り殺すぞ」などと脅したとして、大津北署は28日、大津市本堅田2丁目の設備業、a容疑者(43)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。a容疑者は女性計3人と同居しており、署は精神的に支配していたとみて調べている。

 署によると、a容疑者は5月9日午後3時40分ごろ、大津市内の自宅で、同居する37歳と36歳の女性2人に対し「何年、何にもせんと食わしてもらいよるんや」「蹴り殺すぞ、こらぁ」などと怒鳴り、脅迫した疑いがある。「記憶にあります」と容疑を認めているという。

 大津北署は5月19日、同居する別の26歳の女性に対する傷害容疑でa容疑者を逮捕し、6月8日に同容疑などで再逮捕していた。

 a容疑者は、37歳の女性とは約16年前、36歳の女性とは約11年前から同居。2人は事務員として働き、月に計25万円ほどを生活費として受け取っていたという。26歳の女性とは約4カ月前から同居していたという。

 5月17日、26歳の女性が大津北署に「男から暴力を振るわれている。逃げ出しても捕まる」と電話で相談。警察官がa容疑者の自宅を訪ねると、女性は「大丈夫、何もされていない」と話したという。自宅には37歳と36歳の女性もいた。

 a容疑者が傷害容疑で逮捕された後も、県警の調べに女性らはおびえた状態だった。37歳と36歳の女性は「これまで暴力を受け、逃げ出したら脅され、連れ戻された」と話した。自宅に外から鍵はかかっていなかったが、a容疑者に精神的に支配されている状況だったという。

朝日新聞社

不同意性交罪に改称 要件8項目に明確化/時効延長 改正刑法成立
2023.06.17 東京朝刊 
 性犯罪の規定を大幅に見直す改正刑法などが16日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。強制性交罪と準強制性交罪を統合し、名称を「不同意性交罪」に改め、成立要件の明確化を図った。

 現行法では、暴行や脅迫を用いた性交は強制性交罪、酒を飲ませるなどして「心神喪失・抗拒不能」にさせれば準強制性交罪を適用する。だが、被害者の抵抗が「著しく困難」でなければ成立しないと解釈され、無罪も出ていた。

 改正法では、「暴行・脅迫」に加え、「恐怖・驚愕(きょうがく)」「地位利用」など8項目を例示。性的な行為に同意しない意思の「形成」「表明」「全う」が困難な状態にさせることを要件とした。

 公訴時効は、不同意性交罪は10年から15年に延長。18歳未満で受けた被害は、18歳になるまでの年月を加えてさらに時効を遅らせる。性行為に同意するかを自分で判断できるとみなす「性交同意年齢」は、刑法が制定された明治時代から13歳だったが、16歳に引き上げる。16歳未満との性行為は、同意の有無にかかわらず、処罰される。

 わいせつ目的を隠し、16歳未満を懐柔して会うように仕向ける「性的グルーミング」を処罰する規定を新設。性的な部位や下着の盗撮などを処罰する「撮影罪」を盛り込んだ新法も成立した。付帯決議には、法改正の周知を徹底し、特に学校での性教育を充実させるよう求めることなどが盛り込まれた。

 ■「声上げた人、いたから」

 「被害を受けた人や、その苦しみを理解してくれた人が声を上げてくれた。その声が届いた」

 10代で父から性暴力を受けた山本潤さん(49)は、参院で成立した改正刑法などを評価した。

 山本さんは2017年、性暴力被害者らと一般社団法人「Spring」を設立。法改正を訴えてきた。

 Spring理事の寺町東子弁護士は、付則に「5年後の見直し」が盛り込まれたことに触れ、「今後、社会の認識がどう変わっていくかによって、さらなる見直しの有無が決まる」と述べ、社会への理解促進や啓発の重要性を指摘した。

 国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」副理事長の伊藤和子弁護士は、「同意しない意思」が明記されたのは「重要な前進」と受け止めた一方、「『不同意性交罪』を名乗る以上、名ばかりではいけない。適切な運用がされるよう監視していきたい」と話した。

 一方、改正案の閣議決定以降、埼玉や大阪などの弁護士会は、不同意性交罪の成立要件に懸念を示す会長声明を発表。例えば「地位利用」について「非常に広範な場合を含みうるもので、要件として不明確」などと指摘した。埼玉弁護士会の小木出(おぎいずる)副会長は「要件が拡大解釈されないよう、慎重で丁寧な捜査・審理が求められる」と話した。

工事の仲介業者脅迫 容疑で暴力団員逮捕
2023.05.31 東京朝刊 
 解体工事に絡み男性を脅したとして、警視庁暴力団対策課は30日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、指定暴力団住吉会系組織幹部のa容疑者(64)=埼玉県戸田市=を逮捕した。暴対課は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は共謀し、令和2年12月10日、自宅で工事仲介業者の社員だった50代男性を「工事を早くしろ。早く終わらせねえとぶっ殺してそこの庭に穴掘って埋めるぞ」などと脅迫したとしている。

 暴対課によると、男性は都内の集合住宅2棟の解体工事を巡って、工事を中断しようとしていたところ、a容疑者らから脅迫を受けたという。暴対課は詳しい経緯などについて捜査している。

産経新聞社

加担経緯「闇バイト」3割 指示役から脅迫、2割経験 摘発の少年
2023.05.25 東京朝刊 
 特殊詐欺グループの末端とされる受け子やかけ子を巡っては、摘発のリスクが高く、指示役らが「使い捨て」にしている実態も指摘される。こうした中、警視庁は24日、昨年1年間に特殊詐欺の実行役として摘発した少年153人の実態調査を公表。約3割が交流サイト(SNS)の「闇バイト」に応募していることなどを明らかにした。

 調査結果によると、犯行への加担の経緯については最多が「友人の紹介」で39・9%だった。「先輩の紹介」も20・3%で、人間関係からの誘いこみが約6割を占めていた。

 SNSは28・8%で、その勧誘では《1週間で50万円稼げるバイトあります》と高収入をうたう文言も確認された。受け子などについての認識は、88・2%が「詐欺と認識がある」と回答。「警察に捕まる危険はあるが、1回だけなら大丈夫」などと安易に考えていた少年もいたとする。

 一方、グループから抜けられないように指示役から脅迫を受けていたとする少年も21・6%いた。「どこで生まれ、家族が誰かまで知ってんだぞ」などと脅されていたという。

 警視庁は、こうしたSNSでの応募を減らす「#BAN(バン)闇バイト」を展開。公式ユーチューブで注意喚起動画を公開するなど啓発に力を入れているほか、闇バイトなどに関するSNSの削除要請や警告を今年は4010件実施。生活安全総務課の総崎由希課長は「甘い言葉は疑うようにしてほしい」と呼び掛けている。

産経新聞社

車に豚の生首置く 暴力団幹部を脅迫の疑いで逮捕 大阪
2023.05.11 大阪朝刊 
 暴力団からの離脱を巡る騒動を仲裁しようとした男性の車に豚の生首を置き、脅したとして、府警捜査4課は10日、脅迫の疑いで、指定暴力団東組幹部、a容疑者(56)=大阪市西成区山王=を逮捕した。認否は明らかにしていない。豚には赤色の液体が付着、目にはナイフが刺さっていたという。

 逮捕容疑は共謀し、昨年6月13~14日、熊取町と泉佐野市の駐車場で、男性が使う車のフロントガラスに豚の生首を置き、脅迫したとしている。

 a容疑者は指示役とみられ、府警は昨年11月、脅迫などの疑いで実行役の組員ら5人を逮捕。捜査関係者によると、東組では別の幹部の離脱で内紛があり、男性は同2月ごろから仲裁役を務めていたという。

産経新聞社

性的暴行疑い、元芸人逮捕 マッチングアプリで出会う 容疑否認
2023.05.09 東京夕刊 
 マッチングアプリで知り合った女性に睡眠作用のある薬物を飲ませて性的暴行を加えたとして、警視庁は、舞台監督のa容疑者(40)=東京都豊島区=を準強制性交容疑で逮捕し、9日発表した。a容疑者は「ガッツ」の名で活動していた元芸人。「無理やりでなく、同意だった。薬も事前に伝えてから飲んでもらっている」と容疑を否認しているという。

 池袋署によると、a容疑者は昨年5月、自宅で、20代女性に睡眠作用のある薬物を混ぜた飲み物を飲ませてもうろうとさせ、性的暴行を加えた疑いがある。署は、使われた薬物はa容疑者自身に処方された精神安定剤だとみている。

 a容疑者は別の女性にも同様の行為をしたとしてすでに逮捕されており、その際に押収された携帯電話に今回の事件の様子を撮影した動画が記録されていたという。女性の身分証の写真も保存されており、a容疑者は事件後、「名前も知っているし、裸の写真も撮っているからもう一度会わないとさらすぞ」と女性を脅迫していたという。

朝日新聞社

銀座時計店に覆面強盗 男4人、別の侵入容疑で逮捕 夕方目撃多数
2023.05.09 東京朝刊
 8日午後6時15分ごろ、東京都中央区銀座の高級腕時計ロレックス専門店「クォーク銀座888店」に覆面姿の3人組の男らが押し入り、店内にいた30代の男性店員にナイフのようなものを示し、「伏せろ、殺すぞ」などと脅迫。バールのようなものでショーケースを割り、腕時計などを奪って逃走した。店員にけがはなかった。警視庁築地署は強盗事件として男らの行方を追っていたが、赤坂署が関与したとみられる男4人の身柄を確保し、別の建造物等侵入容疑で現行犯逮捕した。

 築地署によると、奪われた腕時計の数は不明だが、100点を超えるとの情報もあり、確認を急いでいる。男らは時計などを奪った後に、白いワゴン車に乗り込んで逃走。赤坂署管内で同署員が車両を発見、近くにいた男4人の身柄を確保した。

 目撃者が撮影した動画によると、男らは黒ずくめの服装に覆面姿、店内を動き回るなどし、ガラスが割れる音などが聞こえた。店を出た3人はカバンのようなものを抱えて走り、近くに止めていた白いワゴン車に乗って逃走。当時、付近には多くの通行人がいた。

産経新聞社

知人女性を脅迫、ヤンキー先生停職 兵庫県教委処分
2023.03.29 大阪夕刊 
 兵庫県教育委員会は、通信アプリ「LINE(ライン)」を利用して知人女性への脅迫を繰り返したとして、県立龍野北高校(同県たつの市)のa教諭(58)を停職6カ月の懲戒処分にした。a教諭は事実を認め、依願退職した。いずれも28日付。

 県教委などによると、令和3年4月~4年5月、知人女性(29)にラインで「地獄に道連れじゃ」「必ず恨み倒したる」などとメッセージを送り、脅迫した。a元教諭は「教師として愚かなことをした」と話しているという。

 a元教諭は「ヤンキー先生」と呼ばれテレビ番組に出演するなどしていた。

産経新聞社

特殊詐欺実行役6割は若者 「インスタ映え」潜む闇バイト
2023.03.25 東京朝刊 
 ■SNSで「簡単な仕事」/メッセージ消滅アプリ/身分証送らせ後で脅迫

 「闇バイト」を巡る警視庁の分析からは、交流サイト(SNS)を通し、犯罪グループ側が、あの手この手で、若者らを実行役として犯罪行為に引き込んでいく実態が、改めて浮き彫りになった。

 《運搬してくれる方お願いします》《タタキ、受け子(UD)などリスク高いものとは無関係です》

 若者らが多く利用している交流サイト「インスタグラム」には、影響力のある有名人らの投稿や、反響を狙った「映える」写真の投稿に交じり、犯罪グループのものとみられる「誘い文句」も確認される。警視庁によると、特殊詐欺や強盗の実行役募集の主流はツイッターだが、インスタを利用した募集もあるという。

 社会的な知識が乏しい若者らを実行役に多く引き込もうとする狙いもあるとみられ、警視庁が今回公表した令和4年に特殊詐欺で摘発された者に占める10~20代の割合は6割を超えていた。

 2月に札幌市の貴金属店で計約1700万円相当の腕時計などが盗まれた事件で、逮捕された16歳と19歳の男子高校生も闇バイトに応募していた。昨年12月に東京・渋谷の貴金属店でネックレスなど約270万円相当が盗まれた事件など16件に関与した少年グループの1人も「インスタの闇バイトに応募した」と供述している。

 《荷物や書類を受け取り運ぶだけの簡単な仕事》《ハンドキャリー》。SNSでは、犯罪に関わる直接的な文言を避けて、若者らを引き込んでいる実態もあるという。

 応募してきた若者らには「テレグラム」や「シグナル」といった一定期間が経過するとメッセージが自動的に消去される通信アプリを携帯電話に入れるように指示。その上で運転免許証などの身分証の画像を送らせることが多いとする。

 警視庁は「仕事の指示をメッセージが消えてしまうアプリでするのは、怪しいと思って」とし、若者らに警戒を促している。

 グループは身分証で個人情報を握り、若者自身や家族への危害をにおわせて脱退を防ぎ、次々と犯行を指示するとされる。警視庁生活安全総務課の総崎由希課長は「やめたくても抜けられず、深みにはまるケースが目立つ」とし、関与した場合は早めに警察に相談するよう呼び掛けている。(橘川玲奈、内田優作)

産経新聞社

女性を脅迫容疑、経産省職員逮捕 わいせつ文書送る /新潟県
2023.03.17 東京地方版/新潟 
 わいせつな内容の文書を勤務先に送りつけるなどし40代女性を脅したとして、県警は16日、経済産業省関東経済産業局の課長補佐、a容疑者(47)=千葉県船橋市山手2丁目=を脅迫の疑いで逮捕した。a容疑者は調べに容疑を否認しているという。女性から交際を断られていたといい、県警は逆恨みしたとみて調べている。

 西蒲署などによると、a容疑者は2月6日ごろ、わいせつな内容を書いた文書などを女性の勤務先に郵送したうえ、8日ごろにも、女性の勤務先に関わる複数の関係先に同様の文書を送った疑いがある。調べに対し、「文書は書いたが、郵送はしていない」と供述しているという。

ガーシー氏の逮捕状請求 著名人を常習脅迫容疑
2023.03.16 東京夕刊 
 動画投稿サイトで著名人を繰り返し脅迫する内容を配信したなどとして、警視庁は16日、元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)氏(51)について、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで逮捕状を請求した。捜査関係者が明らかにした。

 ガーシー氏は昨年7月の参院選で当選したが、国会への欠席を続けたとして15日に除名処分が決定。原則として国会会期中に逮捕されない国会議員の資格を失っている。

 捜査関係者によると、ガーシー氏は昨年2~8月、動画投稿サイト「ユーチューブ」上で著名人ら3人の名誉を傷つけることをほのめかして脅迫したほか、3人のうち1人に対しては同サイト上で事業活動を終了するよう強要したなどの疑いが持たれている。

 逮捕状を取得すれば、警視庁は警察庁を通じて国際刑事警察機構(ICPO)に働きかけてガーシー氏を国際手配するほか、ガーシー氏に旅券返納命令を出すよう外務省に求める方針。旅券法は、逮捕状が出された者に対し、外相か領事官が旅券の返納を命じることができるとしている。

 ガーシー氏は「暴露系ユーチューバー」として芸能界などの「裏話」だとする動画をサイトに投稿。これに対し、中傷を受けたとする複数の著名人からの告訴を受けた警視庁は昨年末、ガーシー氏に事情聴取を要請し、今年1月には常習的脅迫や名誉毀損(きそん)などの容疑で関係先を家宅捜索した。

 捜査関係者によると、選挙期間中からアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに出国したままのガーシー氏は、国外にいることを理由に事情聴取に応じず、動画で告訴人らへの中傷を繰り返しているという。警視庁はこうした事情から「逃走、証拠隠滅のおそれがある」として逮捕状の請求に踏み切った。(山口啓太、高嶋将之)

朝日新聞社

因縁をつけ脅迫、高級車など強奪 容疑で29歳男を逮捕
2023.03.16 東京朝刊 
 都内の会社役員の男性に「詐欺をしている」などと因縁をつけ、現金や高級外車を奪ったとして、新宿署は強盗致傷と逮捕監禁の疑いで、住居・職業不詳、a容疑者(29)を逮捕した。容疑を認めた上で「(詐欺の)被害者のためにやった」と話しているという。

 同署によると、a容疑者は動画投稿サイト「ユーチューブ」で活動。被害男性の交際相手の女(24)=強盗罪で起訴=から男性が詐欺行為をしているのではないかと相談を受け、いずれも22歳の男2人=同=を集めて男性を呼び出し、強奪に及んだとみられる。事件後はフランスなどに逃亡していたという。

 逮捕容疑は男女3人と共謀し、昨年12月11日夜から12日未明にかけ、30代の男性に手錠をかけた上、ナイフを見せて脅迫。男性の自宅マンションなど4カ所を連れ回し、現金約107万円や腕時計など計17点(計約224万円)、高級外車「ランボルギーニ・ウラカン」(約2千万円相当)を奪ったとしている。

産経新聞社

1千万円恐喝容疑で4人逮捕 /山口県
2023.02.25 西部地方版/山口 
 (下関署発表) 22~23日、いずれも下関市内に住む無職a(52)、同村上俊介(41)、建設作業員a(57)、同a(35)の各容疑者を恐喝容疑で逮捕。昨年2月18日、下関市内で「公正証書を偽造しとんのやろ」などと30代の自営業男性を脅迫し、同月22日までに計1千万円を脅し取った疑い。4人の認否は明らかにしていない。

朝日新聞社

脅迫容疑の教諭、不起訴 /兵庫県
2023.02.23 大阪地方版/兵庫 
 神戸地検姫路支部は22日、知人女性にLINEでメッセージを送り脅したとして脅迫容疑で逮捕された県立高校教諭の男性(58)について、不起訴処分(起訴猶予)とした。

朝日新聞社

元交際相手を脅迫した疑い /福岡県
2023.02.18 西部地方版/福岡 
 (中央署発表) 17日、住所不定の自称アルバイト、a容疑者(24)を脅迫の疑いで逮捕。「話し合いの場を設けることができると思った」と容疑を認めているという。16日午後5時45分ごろから午後10時ごろまでの間、元交際相手の20代女性に、スマホからアプリのメッセージで「マジでお前殺してやるからな」などと送り、脅迫した疑いがある。

朝日新聞社

岡崎署長を「殺す」と書き込んだ疑い /愛知県
2023.01.28 名古屋地方版/愛知 
 岡崎署は27日、岡崎市伊賀町3丁目の自称会社役員、a容疑者(57)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。「やっていません」と容疑を否認しているという。署によると、a容疑者は21日午後、県警本部のホームページに「役立たずのバカ署長を殺してやる」などと書き込んで、岡崎署長や署員を脅した疑いがある。

朝日新聞社

勤め先脅迫疑い、56歳教諭を逮捕 「休みたいと思った」 /奈良県
2023.01.27 大阪地方版/奈良 
 自らが勤める大和高田市立高田商業高校(同市)に脅迫電話をしたとして、県警は25日、奈良市朱雀4丁目の同校教諭、a容疑者(56)を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認め、「仕事に行くのがしんどくて休みたいと思った」などと話しているという。

 高田署によると、a容疑者は同日午前8時ごろ、同校に「校舎の1階と3階と体育館辺りに爆薬あるかもしれんぞ、午前中くらいで終わらないと、危ないかもしれんぞ、それだけだ」と電話して、業務を妨害した疑いがある。

 同校からほど近い公衆電話の周辺に設置されていた防犯カメラに浅尾容疑者やその車が映っていた。声が似ているという学校側からの指摘もあったという。

朝日新聞社

博多駅前刺殺 ストーカー凶行なぜ防げぬ 法的対応に限界の声も
2023.01.20 大阪朝刊 
 ■罰則引き上げ・警告なし禁止命令

 逮捕された寺内進容疑者は昨年11月、川野美樹さんに対する行為でストーカー規制法に基づく禁止命令を受けていたが、その2カ月後に事件は起こった。ストーカーを巡っては、規制法の罰則の引き上げや警察の体制が強化されているにもかかわらず、殺人や傷害事件に発展する例は後を絶たない。識者は「リスクの高い加害者に法的対応だけで対処するのは難しい」と指摘する。

 規制法は、埼玉県桶川市で起きた女子大学生刺殺事件を契機として平成12年に施行。つきまとい行為や待ち伏せを繰り返す人については、被害者からの申し出を受け、警告や禁止命令を出すことが可能となり、悪質な場合は摘発できるようになった。

 ただ、対象行為は限られており、実際に禁止命令が出されるハードルは高かった。24年には神奈川県逗子市の女性が元交際相手に殺害される事件が発生。25年には東京都三鷹市で女子高校生が元交際相手に刺殺される事件が起こった。いずれも被害者は警察に相談していたが、禁止命令などは出されていなかった。

 こうした事態を受け、26年以降、全国の警察は生活安全部門と刑事部門の連携を強化。規制法のみならず刑法の脅迫罪なども積極的に適用して被害の未然防止に努めるようになった。ある捜査幹部は「被害者からストーカーの相談を受けて捜査し、住居侵入や脅迫によって摘発するケースも多い」と話す。

 さらに、規制法も対象行為の拡大や罰則の引き上げなど改正を重ね、警告なしで禁止命令を出せるようになった。このため、28年に全国で173件だった禁止命令等の件数は、令和3年には過去最多の1671件に上るなど急増している。

 ただ、禁止命令が出されても、被害者が殺害されるケースは相次ぐ。3年11月に北九州市で女性が殺害された事件では、逮捕された元交際相手の男につきまといなどの禁止命令が出ていた。

 捜査幹部は「捜査機関が加害者の動向を常時確認するには限界がある」と話す。安全を確保するためには被害者も引っ越しや勤務先を変えるなど安全な場所に避難することが有効だが、「家族がいるようなケースでは、なかなか説得が難しい」(捜査幹部)のが実情だ。

 警察庁によると、全国の警察が受けたストーカーの相談は近年、2万件前後で推移。立命館大の広井亮一教授(司法臨床)は「リスクの高いストーカーは、禁止命令といった法的対応だけでは被害を防げない」と指摘する。ストーカーは依存性といった心理面の問題を抱えていることに加え、法的対応を受けることで動揺して不安を強めたり、逆恨みしたりする恐れもあるという。

 広井氏は「法的対応だけでなく、臨床心理士の面談など加害者の心の問題にアプローチする仕組みを構築しなければ、根本的な解決にはならないだろう」としている。

産経新聞社

大阪のマンションで女性から500万円強奪 男1人逮捕、3人逃走
2023.01.20 大阪夕刊 
 20日午前2時10分ごろ、大阪市天王寺区生玉町のマンションで、自営業の女性(31)の部屋に男4人が押し入り、現金500万円やパソコン、バッグなどを奪って逃走した。女性にけがはなかった。

 大阪府警天王寺署によると、女性が注文した出前の置き配を取ろうと玄関の鍵を開けたところ、男4人が部屋に侵入。「死にたくなければ黙っておけ」などと女性を脅迫し、自宅にあった現金500万円やバッグ、ネックレス、パソコンなどを奪い逃走した。全員が顔を隠していたという。

 同じころ、通行人男性から「覆面の男がうろうろしている」と110番があり、駆け付けた同署員が、このマンションの敷地から出てくる男4人を発見。1人を住居侵入容疑で現行犯逮捕した。

 同署は、この男が強盗に関与したとみて調べるとともに、他の3人の行方を追っている。

産経新聞社

強制性交要件、反発受け修正 処罰は「同意しない意思示すのを困難にさせた場合」
2023.01.18 東京朝刊 
 性犯罪をめぐる刑法の規定の見直しを検討する法制審議会の部会で、事務局を務める法務省は17日、昨年10月に示した試案のうち、強制性交罪の成立要件の文言を修正する改訂版を示した。暴行・脅迫や恐怖など8項目の行為で被害者を「拒絶困難」な状態にさせた場合に処罰するとしていたが、「拒絶」を「同意しない」に言い換えた。

 「『拒絶困難』では被害者に拒絶の義務を課している」という被害者側からの反発を踏まえたが、8項目を前提とした基本構造は維持した。「意思に反して」という点だけで処罰する「不同意性交罪」とは異なり、法務省は処罰範囲は変わらないと説明する。一方、専門家からは「立証ハードルは下がる可能性がある」との指摘も出ている。

 現行の刑法では「暴行・脅迫」を用いれば強制性交罪、酒や薬を飲ませて「心神喪失・抗拒不能」にすれば準強制性交罪となる。「被害者の抵抗が著しく困難」でないと成立しないと解釈され、基準のあいまいさから無罪判決が相次いだ。

 部会の議論を踏まえて法務省が昨年10月に出した試案では、両罪を統合。処罰範囲を明確化するため、暴行・脅迫に加えて「恐怖・驚愕(きょうがく)」「地位の利用」など8項目の行為を例示し、それによって被害者が「拒絶の意思を形成・表明・実現することが困難な状態」にさせるという要件に改めた。

 「形成」は長年の虐待で嫌という気持ちさえ起きない、「表明」は予想外の事態に直面した恐怖で嫌と言えない、「実現」は嫌と言ったが暴行を受けて押し切られた、などというケースを想定して盛り込まれた。

 しかし、試案が示された部会では、被害者側を中心に強い反発が出た。

 被害者団体の委員は「同意のない性行為が処罰対象といわれながら拒絶困難でないと認められなくなったのは納得できない」と批判した。被害者側に立つ弁護士は「拒絶困難でなければ性行為をしてもよいとの誤ったメッセージを一般国民に発する」、臨床心理士の大学准教授も「性犯罪と捉えられるべき出来事の多くが捉えられないことがない文言を望む」と指摘した。

 法務省の出席者は、拒絶意思の「形成」自体が困難な状態もカバーしており、「被害者に拒絶義務を課すものではない」と答えた。ただ、さらに検討を重ね、「拒絶の意思」を「同意しない意思」に、「実現」は「全う」に修正した。

 取材に法務省の担当者は「誤解を生まない分かりやすい表現にした」と説明する。一方、意思に反するだけで処罰する不同意性交罪は「内心だけの問題になり、難しい」と改めて強調。8行為を前提にした構造は堅持しており、「処罰範囲は変わらない」とする。

 この日の部会では改訂版に賛成が多く、次回に要綱案がまとまる可能性がある。法務省は答申を経て23日召集の通常国会に法案提出をめざす。

 ■「不同意性交罪にすべきだ」

 「被害当事者や支援者の声が届いたのかなと思う」。国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」の中山純子弁護士は「拒絶」に代わって「同意しない」という文言が入ったことを評価する。

 ただ、「同意しない意思の全うが困難な状態」が何を指すのかあいまいと指摘。「嫌だと言ってもしつこく迫られ、諦めた場合などが入るのか。明確に説明する必要がある」という。

 一方、千葉大学の後藤弘子教授(刑事法)は「成立要件の基本構造は変わっておらず、意に反する性行為を処罰する不同意性交罪の規定とはなっていない」とし、「欧米と比べ、相変わらずの日本の後進性を示す内容だ」と批判する。

 被害者らによる一般社団法人「Spring」の佐藤由紀子代表理事は「メッセージとして、同意のない性行為は処罰対象になることが国民に伝わるよう、せめて罪名は不同意性交罪にすべきだ」と訴えた。
 ■立証ハードル、下がる可能性

 元裁判官の水野智幸・法政大法科大学院教授の話 明確化された8項目の行為の例示が維持され、客観的な認定がしやすくなるのは変わらない。一方、「拒絶の意思」よりも「同意しない意思」を示すのが困難だったかどうかの方が、有罪に向けた立証ハードルは下がるのではないか。

 「拒絶の意思」では被害者が拒絶困難な状態だったかが着目されうるが、「同意しない意思」だと加害者の方が同意を得ていたかどうかにより焦点が移る。

 不同意の性行為はダメだという社会の潮流を意識した修正だろう。

朝日新聞社

RIZIN代表から現金500万円恐喝疑い 男2人逮捕
2023.01.17 東京朝刊 
 総合格闘技団体「RIZIN」(ライジン)の運営会社代表から現金500万円を脅し取ったとして、警視庁暴力団対策課は16日、恐喝容疑で「中央政界社」取締役、a容疑者(34)=東京都渋谷区、職業不詳、a容疑者(59)=杉並区=を逮捕した。

 逮捕容疑は共謀して昨年1月31日~2月19日、RIZIN運営会社のa代表取締役(59)に対し、「世の中に出たらまずい音声データがある。報道機関へ拡散するよう依頼を受けている」などと脅迫。現金500万円を脅し取ったとしている。

 a代表側が昨年春、警視庁に被害を相談していた。警視庁の調べに対し、a容疑者は「a容疑者にお金を渡しただけ」、a容疑者は「a容疑者からの仕事の依頼として500万円を受け取っただけで恐喝したつもりはない」といずれも容疑を否認しているという。

産経新聞社

女子中学生にわいせつな行為をした疑い /東京都
2023.01.13 東京地方版/東京 
 警視庁は、杉並区天沼3丁目の会社員、a容疑者(29)を児童福祉法違反(淫行をさせる行為)などの容疑で逮捕し、12日発表した。「頼まれて仕方なくしてあげた」などと説明しているという。

 少年育成課によると、a容疑者は昨年10月、SNSで知り合った中学3年の少女(15)が18歳未満であると知りながら、自宅でわいせつな行為をしたほか、その様子を携帯電話で撮影した疑いがある。行為後に少女から現金を要求されたが支払いを拒否し、「(行為中の)画像を拡散する」「お前が稼いで金をよこしたら拡散やめてやる」と脅迫したという。

報道された脅迫事件 2022年
報道された脅迫事件
報道された脅迫事件

ゼネコン恐喝未遂で有罪 /大阪府
2022.12.29 大阪地方版/大阪 
 中堅ゼネコンの銭高組からの依頼で暴力団対応をしてきたことに乗じ、8千万円を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂罪に問われた下請け会社役員2人に対し、大阪地裁は28日、懲役2年6カ月執行猶予4年(求刑懲役2年6カ月)を言い渡した。西川篤志裁判官は「請求の根拠は明確でなく、犯行態様も許容できない」と述べた。

 被告は、いずれも豊中市の建設会社役員のa被告(71)と息子のa介被告(36)。判決によると、同社は銭高組からの依頼で、暴力団からの要求を受けて金銭を支払うなどの対応をしてきた。2人はこれに乗じて昨年9~10月、銭高組常務らに8千万円を支払わなければ、こうした対応を公表すると脅迫した。弁護側は請求には根拠があるなどと主張したが、退けられた。銭高組は取材に「個別案件についてはお答えできない」としている。

朝日新聞社

世界一のアボカド産地・メキシコ 麻薬組織が暗躍 生産者の拉致・恐喝横行
2022.12.29 大阪朝刊 
 世界一のアボカド生産量を誇るメキシコ。米国ではスポーツ界最大の祭典、プロフットボールのスーパーボウル観戦に欠かせない食べ物として定着し、日本でも健康に良い食材として人気を集め、市場拡大が続く。一方、麻薬組織が暗躍する産地周辺では生産者を狙った拉致や恐喝が横行。命を守るため故郷を離れる農家もおり、活況の裏で暗い影が忍び寄る。

 黒みがかった葉っぱが幹全体を覆うように豊かに茂り、辺りの風景を濃緑色に彩る。有数の産地として知られるメキシコ中西部ミチョアカン州のウルアパン近郊に広大なアボカド畑が広がる。

 「十数年前には10トン前後だった収穫量が今は120トンにまで増えた。生産は大きく伸び、収入ももたらしてくれる」。農家のナルシソ・ペニャさん(37)は、穏やかな笑顔を見せた。

 国連食糧農業機関(FAO)によると、メキシコのアボカド生産量は世界の3割を占める約239万トン(2020年)。20年前の約90万トンから2・6倍に増加し、ここ10年ほどは年平均約8%の成長が続く。日本の輸入量は、横浜税関によると1988年に3370トンだったが、2020年は約24倍の7万9560トンに。輸入先の86・1%をメキシコが占める。

 そのメキシコは、麻薬の一大消費地である米国と生産地の中南米を結ぶ中継地として知られ、麻薬組織が暗躍。ミチョアカン州にも強い影響力がおよび、市場拡大の恩恵を受ける農家が標的にされる事件が起きている。

 「21年1月に兄が連れ去られた。要求に応じて多額の金銭を支払ったが、兄は戻ってこなかった」。農家のアグスティン・ペニャさん(51)は肩を落とした。21年、家族や親族と同州を逃れ難民として米国に渡った。麻薬組織はアグスティンさんにも接触してきており、次に狙われるのは自分と分かっていたためだ。

 ウルアパンで約20年前からアボカド生産を始め、年々事業を広げてきた。「親族は皆よく働き、誰かとトラブルを抱えることもなかった」。出荷を手がける会社も経営していたが、危険が差し迫り、全てを置いて逃げざるを得なかったという。

 「要求を断れば殺される。麻薬組織は強大だ」。アグスティンさんは、好況に沸くアボカド農家を狙い、同様の事件が多発していると証言する。22年2月には同州で輸出検査を担う米担当官が脅迫を受け、米国が輸入の一時全面停止に踏み切る事態も表面化した。

 故郷に戻ってアボカド生産を再開したいと願うが、現状では不可能だとアグスティンさん。「何よりも大切なのは家族や自分の命だ。政府が手を打たなければ状況は何も変わらない」と悲痛な思いを訴えた。(ウルアパン 共同)

産経新聞社

ガーシー氏、聴取応じる意向 警視庁、脅迫疑いなどで要請
2022.12.28 大阪朝刊 
 NHK党の立花孝志党首は27日、記者会見し、海外に滞在している同党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員(51)が来年1月召集の通常国会に合わせて帰国し、警視庁の任意の事情聴取要請に応じる意向だと明らかにした。

 ガーシー氏は7月の参院選比例代表で初当選。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイなどに滞在し、一度も国会に登院していない。立花氏によると、ガーシー氏はかねて通常国会には出席する考えを示しており、27日にLINE(ライン)でやりとりしたところ、警視庁の聴取を受けるとの返答があったという。

 立花氏は「本人は、来年1月か2月には戻りたいという意思は持っている」と説明する一方、「彼の生命・身体(の安全)を保証できないので、私は戻ってきてほしくない」と述べた。

 ガーシー氏は「芸能界の裏側」を暴露するとしてユーチューブに動画を投稿。交流があった複数の著名人が脅迫や名誉毀損(きそん)の疑いでガーシー氏を告訴していた。捜査関係者によると、警視庁は今月24日に弁護士を通じて聴取を要請した。

産経新聞社

同僚脅した疑い、神戸市職員逮捕 「殺すぞ」本人は否認 /兵庫県
2022.12.16 大阪地方版/兵庫 
 同僚を「殺すぞ」と脅したとして、須磨署は15日、神戸市職員のa容疑者(47)=神戸市灘区灘南通3丁目=を脅迫容疑で逮捕し、発表した。「殺すぞって言っていません」と容疑を否認しているという。

 署によると、a容疑者は14日午前8時20分ごろ、神戸市長田区のJR新長田駅の構内で、同僚の40代女性に対し、後ろから「殺すぞ」と複数回声をかけて脅した疑いがある。

 神戸市によると、2人は須磨区役所北須磨支所に勤務している同僚で、これまでトラブルは把握していないという。

朝日新聞社

田中聖容疑者を恐喝容疑で逮捕 元KAT―TUN=続報注意
2022.11.30 東京夕刊 
 知人女性から現金1万円を脅し取ったとして、京都府警は29日、アイドルグループ「KAT―TUN(カトゥーン)」の元メンバー、田中聖(こうき)容疑者(37)=千葉県柏市大井、覚醒剤取締法違反の罪で公判中=を、恐喝の疑いで逮捕し、発表した。「今は何も言えません。弁護士と相談してから考えます」と話しているという。

 伏見署によると、田中容疑者は昨年6月6日から同14日の間、京都市伏見区の知人女性(36)に、LINEで「どこまで舐(な)めてんだお前コラくそが」などと数十回メッセージを送って脅迫し、同21日に現金1万円を送金させて脅し取った疑いがある。女性の紹介で出演したライブの出演料が未払いだと因縁をつけていたという。

 <続報注意>

 京都地検は2022年12月26日、田中聖容疑者を恐喝の疑いについては不起訴処分とした。

朝日新聞社

女性を脅した疑い、自衛官を逮捕 /鹿児島県
2022.11.19 西部地方版/鹿児島 
 (霧島署発表) 陸上自衛隊国分駐屯地の自衛官、岩松大和容疑者(22)を17日、脅迫の疑いで逮捕。容疑を認めているという。10月9日午後5時ごろ、県内の知人女性の携帯電話にSNSを通じて女性を脅迫する文言などを送信した疑いがある。

朝日新聞社

「うずしお先生」懲役10年判決 出会い系で性的暴行
2022.11.18 大阪朝刊 
 マッチングアプリで「うずしお先生」と名乗り、知り合った女性3人に性的暴行などをしたとして、強制性交などの罪に問われたa被告(49)に対する判決公判が大阪地裁で開かれ、中川綾子裁判長は懲役10年(求刑懲役12年)を言い渡した。16日付。

 判決によると、松本被告は令和元年9月~2年8月、当時19~24歳の女性3人に対し、性的暴行やわいせつな行為などをした。事前に裸の動画を送らせるなどした上で、「ネットに名前もなにもかもさらされたら困らない?」といったメッセージを送り、犯行に及んでいた。

 弁護側は「女性との同意があった」と無罪を主張したが、中川裁判長は、メッセージの内容などから有罪と認定。「動画の拡散を恐れた被害者が意に反することを著しく困難にする卑劣な脅迫をした」と述べた。

産経新聞社

手配中の容疑者が出頭 /神奈川県
2022.11.03 東京地方版/神奈川 
 相模原市南区の閉館したホテルに指名手配中とみられる男が逃げ込み、逃走した事件で、県警は2日、住居不定、無職a容疑者(44)を監禁容疑で逮捕し、発表した。同日午前、「逃げるのに疲れた」と県警本部に出頭したという。

 逮捕容疑は7月23日、暴力団関係者の男と共謀し、男性2人を脅迫し、車のトランクに監禁したというもの。容疑を否認しているという。

 暴力団対策課によると、10月20日昼、捜査員2人が同区のコインパーキングで張り込み中、同容疑者に似た男を見つけ近づこうとしたところ、約100メートル離れたホテルの中に逃走。捜索したが見つからなかった。同課は建造物侵入容疑でも調べる。

朝日新聞社

取り調べで暴言、巡査部長を戒告 県警 /和歌山県
2022.10.29 大阪地方版/和歌山 
 県警は28日、男性巡査部長(39)が2020年に40代男性を取り調べた際に暴言を浴びせた問題で、警察の信用を失墜させる行為だとして巡査部長を戒告の懲戒処分にし、発表した。処分は28日付。

 県警監察課によると、巡査部長は和歌山北署に所属していた当時、暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕された男性=同罪で有罪判決=の取り調べ中、「どつき殺すぞ」などと暴言を吐いた。

 男性は、精神的苦痛を受けたとして昨年6月、慰謝料176万円を求めて和歌山地裁に提訴し、今月に県が慰謝料30万円を支払うことで和解が成立。また、男性は昨年8月、和歌山地検に特別公務員暴行陵虐容疑で告訴。和歌山区検は今年3月、脅迫罪で和歌山簡裁に略式起訴し、巡査部長は罰金20万円を納付していた。

朝日新聞社

新宿のバーで暴れる 容疑で組幹部ら逮捕
2022.10.20 東京朝刊 
 新宿区のゲイバーで店を壊したり、店長を脅迫したりしたなどとして、警視庁新宿署は暴力行為処罰法違反の疑いで、指定暴力団住吉会幸平一家系組幹部、a容疑者(44)ら男計9人を逮捕した。調べに対し黙秘している。

 捜査関係者によると、a容疑者は暴走族「関東連合」(解散)の元幹部で「a」の名前でアダルトビデオ監督としても活動していた。

 逮捕容疑は1月2日午前2~4時ごろ、新宿区新宿2のゲイバーで、男性店長の接客態度に腹を立てたa容疑者が「ここのケツ持ちを呼べ。誰が一番偉いか教えてやる」などと店長を脅迫し、配下の組員を呼んで取り囲んで謝罪を強要。その後も2回来店し、店のドア(約42万円相当)や酒瓶(約6万円相当)を壊したほか、店長に土下座を強要するなどしたとしている。

産経新聞社

「山上容疑者殺しに行く」電話 拘置所業務妨害疑いで男逮捕
2022.10.08 東京朝刊 
 安倍元首相銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者が勾留中の大阪拘置所(大阪市都島区)に「山上を殺しに行く」と電話をかけたとして、大阪府警が威力業務妨害の疑いで、石川県野々市市野代、無職、a容疑者(39)を逮捕していたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。逮捕は9月30日。

 捜査関係者によると、逮捕容疑は9月18日、大阪拘置所に「山上を殺しに行きます。安倍さんを殺した山上は殺さないといけない」などと電話をかけ、拘置所の業務を妨害したとしている。

 電話は石川県内から発信され、通話履歴などからa容疑者の関与が浮上したという。

 a容疑者は警視庁麻布署に「ゲリラが中国大使館とロシア大使館を発砲する」などと電話をしたとして業務妨害容疑で5月に同署が逮捕。

 9月22日には知人男性への脅迫容疑で愛知県警が逮捕していた。

産経新聞社

安倍晋三元首相国葬 脅迫メールで中止要求 北海道
2022.09.28 大阪朝刊 
 安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)を中止しなければ学校を攻撃し、子供を誘拐するなどと脅迫するメールが北海道旭川市に送られていたことが27日、同市への取材で分かった。

 市によると、メールは9月1日、ホームページの問い合わせフォームを通じて匿名で1通届いた。中止しなければ27日午後に学校や市役所、鉄道を攻撃するなどと書かれていた。

 札幌市によると、同市にも1日、中止を求める脅迫メールが届いた。

産経新聞社

ネット中傷、長期化させない 発信者特定急ぐ、来月新制度
2022.09.23 東京朝刊 
 インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷被害が後を絶たない。根拠のない虚偽の情報が拡散され、長期にわたって被害に苦しむ人もいる。政府は対抗策として関連法を改正。来月1日から、発信者をより早く特定することができる新制度がスタートする。

 ■失うものすらなくなった 元アイドル、根拠ないうわさで苦しみ 誹謗3年以上、活動にも影響

 「死ね」「殺してやる」「生きている価値がない」

 2019年春。新潟を拠点とするアイドルグループ「NGT48」の中心メンバーとして活躍していた荻野由佳さん(23)のSNSに、こんなメッセージが連日のように届いた。「スルーしておけば穏やかに終わると思っていた」。そんな淡い期待は打ち砕かれ、3年以上たった今も誹謗中傷にさらされている。

 荻野さんはアイドルになる夢をかなえ、17、18年には2年連続でNHK紅白歌合戦や日本レコード大賞といった大舞台を踏んだ。

 暗い影が差したのは、18年12月。同じグループのメンバーの自宅にファンの男らが押しかけ、暴行容疑で逮捕される事件が起きた。事件が明るみに出た翌月、荻野さんと男らに私的な交流があったのではないかといううわさがネット上に広がった。「夜中に何げなくスマホを見たら『荻野が黒幕』と、えげつないほど書き込まれていた」

 うわさのもとの一つとされたのは、事件前にSNSに投稿していた写真だ。NGT48のメンバーと写った写真だったが、「事件に関与したメンバー」と根拠のない情報が広がった。虚偽の情報をもとに、ネット上で誹謗中傷が広がっていった。

 SNSには攻撃的なメッセージが連日届いた。次第にエスカレートし、新潟市内の報道機関や行政機関に「荻野由佳を殺す殺す殺す」などと書かれたファクスが送られた。新潟県警が脅迫事件として捜査し、容疑者が逮捕された。

 さらに衝撃だったのは、その後だった。ファクスの文字について、ネット上に「字が似ている」「(荻野さんの)自作自演だ」とする書き込みがあった。それは3年以上たった今でも、書き込まれる。

 芸能生活にも大きな影響を与えた。自身を起用したテレビ局や企業に対して「なぜ起用するのか」と多数のクレームが入るようになった。テレビ番組への出演は激減。「もう人生、終わった」。そう思い詰め、食事がのどを通らない時期もあった。

 21年11月、6年半在籍したNGT48を卒業。ソロでのタレント活動に専念したが、仕事には恵まれなかった。今年5月で大手芸能プロダクションとの契約も終わり、フリーになった。「失うものすらなくなった」

 10月から加害者の特定がより早くできるようになることについて、荻野さんは「法的に反撃しやすくなる。うそでも事実であるかのように広がってしまうネット空間の現状が、少しでも変わって欲しい」と願う。

    ◇

 ネット上での誹謗中傷被害をめぐっては、総務省の違法・有害情報相談センターに2021年度、6329件の相談があった。10年前の約4倍だ。ただ、総務省の担当者は「被害の一部にすぎない」と話す。

 特に著名人を標的とした中傷は深刻だ。芸能活動にまつわる法的問題に詳しい河西邦剛弁護士は「ネガティブな情報は、臆測とうわさが加わり、ネット上で雪だるま式に膨れ上がるのが特徴だ」と指摘する。

 20年にはフジテレビの番組に出演したプロレスラーの木村花さん(当時22)が、ネット上の匿名の中傷に悩み命を絶った。

 こうした状況を受け、侮辱罪の法定刑が今年7月、「拘留(30日未満)か科料(1万円未満)」から「1年以下の懲役・禁錮か30万円以下の罰金、または拘留か科料」に引き上げられた。

 また来月1日には「プロバイダー責任制限法」の改正法が施行され、加害者を特定する手続きが簡略化される。1年ほどかかっていた開示までの期間が数週間から半年程度に短縮される見込みだ。損害賠償請求へのハードルが下がる。

 被害を受けた場合、どう対応すればいいのか。

 ネット上の誹謗中傷対策に詳しい岡崎女子大学の花田経子講師(情報セキュリティー)は「早い段階で加害者に対するアクションが重要になる」と指摘する。

 起点となる投稿を放置すると、デマ情報がネット上に残り続け、まったく知らない人がそれを検索してうのみにするため、何度も同じような中傷を受け続けることになり、長期化するという。

 一般の人など、法的措置をすぐに取ることが難しい場合については、ネット企業が運営するセーファーインターネット協会の「誹謗中傷ホットライン」などを利用してほしいとする。

 ■ネット上の誹謗中傷被害と法改正などの動き

 <2009年> お笑い芸人スマイリーキクチさんのブログに、殺人事件に関与したかのような事実無根の書き込みをしたとして容疑者6人が書類送検される

 <19年> 山梨県のキャンプ場で行方不明になった女児の母親を中傷したり、脅迫したりする行為がネットで相次ぐ

 <20年5月> SNSで誹謗中傷を受けていたプロレスラー木村花さんが死去

 <8月> 総務省がネット上の誹謗中傷対策に関する緊急提言をまとめる

 <22年3月> 東京・池袋で19年に起きた車の暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さんがSNSで中傷被害

 <7月> 侮辱罪を厳罰化

 <10月1日> プロバイダー責任制限法の改正法施行

朝日新聞社

別の中学生を監禁容疑 障害者施設代表を再逮捕 福岡県警 【西部】
2022.09.09 西部朝刊 
 中学生が拘束され、障害者施設などに監禁された事件で、福岡県警は8日、福岡県久留米市の障害者施設代表で、運営するNPO法人「さるく」(福岡市)理事長のa容疑者(57)=福岡市早良区西新5丁目=を、別の中学生に対する逮捕監禁の疑いで再逮捕し、発表した。容疑をおおむね認めているという。

 捜査1課によると、a容疑者は2017年10月6~8日、同県大野城市の中学1年生で13歳だった男子生徒宅で、「お前、動くな」「今から連れていく」などと脅迫。生徒の手足を結束バンドで縛り、両目に粘着テープを貼りつけ、a容疑者の自宅などに連行し、監禁した疑いがある。

 小学生のときから学校で起こしていた問題行動に母親が悩み、療育に関するセミナーに参加。a容疑者を紹介するリーフレットを目にし、連絡をとったのがきっかけだったという。a容疑者は障害者の問題行動を改善するとうたい、各地で在宅支援をしていた。

 生徒は小学4年からa容疑者の訪問セラピーを受けていた。中学1年で約63万円の3日間の合宿に参加した際、今回の被害に遭ったとされる。その後、生徒が問題行動を起こした場合、自宅から閉め出すよう指示するa容疑者に父親が不信感を抱き、セラピーの利用をやめたという。

 a容疑者は、別の中学生を久留米市の障害者施設などに監禁したとして、逮捕監禁罪で起訴されている。県警は同様の被害が約10件あるとみている。

朝日新聞社

刃物で女性脅し強盗・性的暴行疑い、男を逮捕 /大阪府
2022.09.03 大阪地方版/大阪 
 路上で女性を脅して性的暴行を加えたとして、府警は2日、大阪市城東区関目5丁目、無職a容疑者(28)を強盗強制性交等とわいせつ略取の疑いで逮捕し、発表した。「刃物を突きつけたが、強盗と性的暴行はしていない」と容疑を一部否認している。

 捜査1課によると、a容疑者は8月上旬の深夜、府内の歩道を歩いていた40代の女性に後ろから抱きつき、「声を出したら殺すぞ」と言い、背中に刃物を突きつけて脅迫。駐車場に連れ込んでかばんを奪った上、性的暴行を加えてけがを負わせた疑いがある。

朝日新聞社

女性に性的暴行、海曹を懲戒免職 舞鶴の海自隊員 /京都府
2022.09.02 大阪地方版/京都 
 海上自衛隊舞鶴地方総監部(舞鶴市)は1日、舞鶴弾薬整備補給所所属のa3等海曹(36)が同日付で懲戒免職になった、と発表した。海曹は2月25日に大阪市内で未成年の女性を脅迫して性的暴行を加え、大阪府警曽根崎署に強制性交等容疑で緊急逮捕されていた。

朝日新聞社

高市氏事務所に脅迫文
2022.08.20 東京朝刊 
 高市早苗経済安全保障担当相の事務所に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係性を批判し「首を洗って待ってろ」と脅迫する文書が届いていたことが19日、事務所への取材で分かった。事務所の担当者は「対応は検討中」としている。警視庁も把握しており警戒している。事務所によると、文書は18日、東京都千代田区の衆院第1議員会館の事務所に郵送された。北海道から送られたとみられる。高市氏は10日の記者会見で、約20年前に旧統一教会と関係が深いとされる月刊誌で他の政治家と対談したと明らかにしていた。

施設代表ら起訴、中学生監禁の罪 福岡地検 【西部】
2022.08.11 西部朝刊 
 中学生を拘束し暴行したとして、福岡地検は10日、福岡県久留米市の障害者施設代表a(57)=福岡市早良区=と、同県志免町立小学校教諭のs(37)=同県篠栗町=の両容疑者を逮捕監禁罪で起訴し、発表した。認否を明らかにしていないが、関係者によると「保護者や子どものためにやったが、子どもの人権を無視していた」と反省しているという。

 起訴状などによると、2人は昨年10月9日、長崎県の中学生の男子生徒(当時14)宅で、生徒の手足を結束バンドなどで拘束し、頭に袋をかぶせて拳や銅管で殴り、山道に連れて行くと、「手と足縛って転がして埋めるぞ」と脅迫し、施設で監禁したとされる。

 a容疑者は「『困った行動』すべてを改善する」などとうたい、障害のある子どもへの対処法を教えるセミナーを各地で開催していた。

朝日新聞社

安倍氏銃撃 山上容疑者、3年前にツイッター凍結 教団幹部の殺害示唆
2022.08.02 東京朝刊 
 安倍晋三元首相(67)が演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された無職、山上徹也容疑者(41)=鑑定留置中=が、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の幹部殺害を示唆する内容をツイッターに投稿し、3年前にアカウントを凍結されていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。銃撃事件の直前まで使用していたアカウントとは別のものという。

 a容疑者は令和元年10月から「silent hill 333」というアカウント名でツイッターに投稿。ツイッター社は、事件後の7月19日にこのアカウントを凍結している。

 ツイッター社によると、3年前に凍結したのは、このアカウントと同一人物が開設したとみられる別のアカウント。特定の標的に対し殺害や脅迫の意思を示すことなどを禁じる同社の利用ルールに違反していた。

産経新聞社

「金と命もらう」ハンマーで殴る 容疑で茨城の男ら逮捕
2022.06.28 東京朝刊 
 中野区の住宅で住民の男性をハンマーのようなもので殴るなどして金銭を要求したとして、警視庁暴力団対策課などは強盗殺人未遂の疑いで、いずれも職業不詳のa容疑者(35)=茨城県筑西市、a容疑者(41)=同土浦市=を逮捕した。2人は「殺すつもりはなかった」などと容疑を一部否認している。

 逮捕容疑は5月12日午前9時45分ごろ、中野区内の住宅を工事業者を装い訪れ、住民の30代会社員男性をハンマーのようなもので殴ったり、両足を粘着テープで縛ったりして、「金と命をもらうぞ」などと脅迫して金銭を要求。男性に全治約2週間のけがを負わせたなどとしている。男性は2人について「知らない人」と話したという。

 暴力団対策課によると、騒ぎを聞きつけた近隣住民が110番通報。野方署員が駆け付け、両容疑者は男性宅の雨どいなどをつたって逃走した。a容疑者は車で、a容疑者は西武新宿線沼袋駅まで向かい、タクシーで逃走したとみられる。防犯カメラの解析などで2人を特定した。暴力団対策課などは動機の解明を進めている。

産経新聞社

【多面鏡 事件・司法から今を読む】強制性交罪の見直し
2022.06.27 大阪朝刊 

 ■難しい着地点 曖昧さの排除を

 日本の文学で、男女の情交が最も上質に描かれた作品は何だろう。学生の頃、乱読の果てにたどり着いたのが、三島由紀夫の最後の長編小説『豊饒(ほうじょう)の海』第1巻、『春の雪』だった。

 侯爵家の嫡子、松枝清顕(きよあき)と伯爵家の令嬢、綾倉聡子は幼なじみ。やがて聡子は皇族の婚約者となったが、2人は禁断の愛に踏み込んでしまう。

 《…膝(ひざ)を進めて聡子の肩へ手をかけた。その肩は頑(かたく)なに拒んだ。この拒絶の手ごたえを、彼はどんなに愛したろう。大がかりな、式典風な、われわれの住んでいる世界と大きさを等しくするようなその壮大な拒絶。このやさしい肉慾(にくよく)に満ちた肩にのしかかる、勅許(ちょっきょ)の重みをかけて抗(はむか)ってくる拒絶。これこそ彼の手に熱を与え、彼の心を焼き滅ぼすあらたかな拒絶だった》

 その後も繊細かつ官能的な描写が続くのだが、そう遠くない将来、作中から推察されるような流れが「同意なき性交」とみなされ、犯罪になるかもしれない事態に陥っている。

 法務大臣の諮問機関である法制審議会は現在、刑法の性犯罪規定をめぐって幅広く見直しを検討している。

 とりわけ注目されるのが、強制性交罪の成立に必要な「暴行・脅迫」要件などを緩和すべきかどうかの議論だ。同意のない性交を全て処罰する「不同意性交罪」の創設を求める声が上がる一方、要件緩和によって処罰範囲が不明瞭になることを危惧する指摘もあり、難題となっている。

 性犯罪をめぐっては、平成29年施行の改正刑法で厳罰化が図られた。強姦(ごうかん)罪を強制性交罪に変更して法定刑を引き上げたほか、起訴に被害者の告訴を必要とする「親告罪」規定を削除。従来は被害者が女性に限られていたが、改正法では被害者に男性を含め、性交類似行為も対象とした。

 また、親などの「監護(かんご)者」が立場を利用して18歳未満の者に性的な行為をすれば、暴行や脅迫がなくても罰することができる「監護者わいせつ罪」と「監護者性交罪」も新設された。

 性犯罪に関する刑法の大幅改正は約110年ぶりだったが、わずかな期間で再検討を余儀なくされたのは、性被害をめぐる裁判で無罪判決が相次いだことが背景にある。

 例えば父親が19歳だった実の娘に性的暴行をしたとして、準強制性交罪に問われた事件の裁判。1審の名古屋地裁岡崎支部は娘の同意はなかったと認定する一方、「(抵抗するのが著しく難しい)抗拒不能の状態だったとは認められない」として無罪を言い渡した。その後、名古屋高裁は1審判決を破棄して懲役10年の逆転有罪とし、最高裁が上告を退けて確定した。

 強制性交罪が成立する要件は「暴行または脅迫を用いて」、準強制性交罪は「心神喪失もしくは抗拒不能に乗じ」などと規定されている。こうしたハードルのせいで、被害者側に不利な判決が出たり、そもそも被害と認められなかったりするケースがあるのではないか-。世論は「フラワーデモ」のような形で喚起され、さらなる法改正の機運が醸成されたわけだ。

 一部の改正派が理想とするのは、法制審でも紹介されたスウェーデンの法律だ。簡潔に記せば、明確な同意がない性行為をすべて違法とするもの。自発的参加を示す「YES」が合法の絶対条件であり、それ以外は「NO」になる。性の自己決定権を具現化した先進的ルールといえる。

 ただ、スウェーデンは日本と比べて治安が悪い上、歴史も文化も価値観も異なる。国柄を無視した安直な“模倣”は社会に大混乱をもたらすだけであり、それこそ同意できない。さすがに法制審でも「参考例」の扱いのようだが、今後の議論が引きずられないよう願うばかりだ。

 仮に強制性交罪の要件を緩和するならば、着地点を見誤らないでもらいたい。法務省の説明によると、直近のたたき台になっているのは、「意思に反して」、あるいは「拒絶する意思を形成・表明・実現することが困難であることに乗じて」性交した場合に違法とする-などの案という。追加文言も検討されているとはいえ、これでは抽象的すぎないか。

 曖昧な表現はさまざまな解釈をもたらし、捜査当局の恣意(しい)的な運用や冤罪(えんざい)を招きかねない。性暴力は憎むべきだが、法の暴力もあってはならないはずだ。

 『春の雪』を改めて手に取り、「意思」や「拒絶」の機微に触れると、余計にそう思えてきた。

産経新聞社

元アイドルを脅迫した疑い 男を書類送検 /神奈川県
2022.06.25 東京地方版/神奈川 
 女性アイドルグループ「AKB48」の派生グループ「バイトAKB」の元メンバーで、県内でラーメン店を経営するaさん(25)に対して、ツイッター上で殺害の予告をしたとして、県警は23日、30代の男を脅迫容疑で書類送検した。捜査関係者が明らかにした。容疑を認めているという。

 送検容疑は昨年10月、aさんのツイッターアカウントなどに、「数日以内に必ずあなたを殺(あや)めにいきます」と投稿し、aさんを脅迫したというもの。aさんが被害届を出していた。aさんは23日、自身のツイッターで、男が書類送検されたと報告。男とは面識がなかったという。
朝日新聞社

強盗強姦など、容疑者再逮捕 横浜、09年の事件 /神奈川県
2022.06.24 東京地方版/神奈川 
 女性宅に侵入し現金を奪って性的暴行を加えるなどしたとして、県警は23日、横浜市南区日枝町5丁目、無職a容疑者(59)を強盗強姦(ごうかん)と住居侵入容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 捜査1課によると、a容疑者は2009年10月上旬、未明に横浜市の当時20代の女性宅に侵入。女性にナイフのようなものを突きつけて脅迫した上で性的暴行を加え、額にけがを負わせ、現金1万2千円を奪った疑いがある。女性と面識はなかったという。a容疑者は今年4月8日未明、同市の別の女性宅に侵入し性的暴行を加えたなどとして強盗・強制性交等罪などで起訴されている。

朝日新聞社

分裂山口組、抗争再燃か 車で幹部宅襲撃など相次ぐ
2022.06.12 東京朝刊 
 国内最大の指定暴力団山口組が分裂して間もなく7年となる中、沈静化していた分裂抗争とみられる事件が再び各地で相次いでいる。車で組幹部宅を襲撃する事件が目立つ。警察当局は「分裂に終止符を打つために山口組側が揺さぶりをかけている可能性がある」とみて警戒を強めている。

 大阪府豊中市の高級住宅街で5月8日未明、1台の乗用車が住宅の玄関に突っ込んだ。神戸山口組のナンバー2で、中核団体「宅見組」の組長の自宅。住宅には当時、人がいたがけがはなかった。府警は直後、対立する山口組系組員(26)を住宅の門扉を壊した建造物損壊容疑で逮捕した。

 山口組を巡っては2015年8月、中核組織の「弘道会」(名古屋市)が主導する組運営に不満を抱いた関西拠点の組長らが離脱し、神戸山口組を結成した。その一部が17年春に「任侠(にんきょう)山口組(現・絆会)」の設立を表明。以来、分裂状態が続く。

 分裂後の19年には、山口組と神戸山口組の抗争が激化し、兵庫県尼崎市や神戸市で銃を使った殺人事件が起きた。両組織は暴力団対策法に基づく特定抗争指定暴力団に指定され、定められた警戒区域内での組員の集合や組事務所の出入りが禁じられるなど、締め付けが強化された。

 その後に抗争は沈静化したとみられたが、今年5月以降、事件が相次ぐ。

 6月5日昼には、神戸市北区の神戸山口組トップの井上邦雄組長宅に銃弾が撃ち込まれた。県警は直後に拳銃を持って出頭した男(49)を現行犯逮捕。捜査関係者によると山口組系組員とみられ、発射された銃弾は10発以上という。

 翌6日未明には、同じ神戸山口組傘下の佐賀市内の組事務所に車が衝突。佐賀県警は、直後に自首してきた山口組系組員(36)を建造物損壊容疑で緊急逮捕した。佐賀県内は警戒区域に指定されておらず、事務所は組員が出入りできる状況だったという。

 絆会側が狙われた事件も続く。5月10日には三重県伊賀市の病院駐車場で、車内にいた絆会組員が右腕を撃たれて重傷を負い、山口組系組員(26)が殺人未遂容疑で逮捕された。

 6月6日夜には、神戸市長田区の絆会の織田絆誠代表宅に軽乗用車が突っ込み、兵庫県警は7日、出頭してきた男(38)を建造物損壊容疑で逮捕した。捜査関係者によると、山口組の関係者とみられるという。

 相次ぐ事件について、複数の捜査関係者が「分裂を終わらせれば特定抗争指定が解除されるとみて、山口組側が神戸山口組と絆会に揺さぶりをかけている可能性がある」と指摘する。

 組員が出入りする居宅や事務所への襲撃について、ある捜査関係者は「相手を脅すだけでなく、住民の不安をあおり、地域に居づらくさせて拠点を奪う狙いもある」とみる。車での犯行は「建造物損壊程度だから軽い刑罰で済む、との狡猾(こうかつ)な考えもあるだろう」と話す。車での襲撃は「車特攻」と呼ばれるといい、ある暴力団関係者は「車特攻なら刑は軽く、相手への揺さぶりにもなる」と話す。

 神戸山口組ナンバー2の自宅に車が突っ込み、山口組系組員が建造物損壊容疑で逮捕された事件では、敷地に侵入した上で門扉を壊して脅したとして大阪地検が住居侵入と脅迫の罪でも起訴した。捜査幹部は「事件の狙いは、抗争相手への脅し。厳罰が科されるべきだ」と言う。

 警察当局は犯行指示の有無など組織の関与について調べると共に、関連施設を巡回して抗争再燃への警戒を強めている。

朝日新聞社

「美人局」男性を脅迫 容疑で男女4人逮捕
2022.06.10 東京朝刊 
 ツイッターで知り合った男性を脅してスピーカーなどを奪ったとして、警視庁少年事件課は、住居侵入と強盗の疑いで、世田谷区のアルバイトの少年(17)や青梅市の飲食店店員の女(19)ら男女計4人を逮捕した。調べに対し世田谷区の少年は黙秘し、ほか3人は容疑を認めている。

 少年事件課は4人のほかに、主犯格とみられる八王子市の男(18)=強盗容疑などで逮捕=と17歳の少女2人の計7人で、同様の事件を計10件起こしていたとみている。被害総額は計375万円に上るとみられる。

 少年事件課によると、少年らは今年2月、ツイッターに「家出少女」などのハッシュタグ(検索目印)を付けて投稿。連絡してきた板橋区の男性介護士(32)と女が男性の自宅に行き、女は外に出た後で少年3人とともに自宅に戻り、少年らが「俺の女に何してんだ」などと男性を脅迫。健康保険証を持たせて「30万円支払います」と言わせ、その様子を動画で撮影したという。

 逮捕容疑は共謀して2月18日、男性介護士の自宅に侵入し、「未成年者誘拐だ」などと脅し、ワイヤレスポータブルスピーカー(約1万円相当)を奪ったとしている。

産経新聞社

500万円恐喝容疑、漁業者3人逮捕 石巻署 /宮城県
2022.06.02 東京地方版/宮城 
 石巻署は1日、女川町の漁業の男性(当時60)から現金500万円を脅し取ったとして、いずれも漁業で女川町塚浜のa(72)とa(64)、石巻市渡波のa(70)の3容疑者を逮捕し、発表した。それぞれ「脅し取ったという認識はない」などと否認しているという。

 署によると、3人は2016年8月20~30日、女川町内で男性と複数回会い、パイプ椅子を投げつけるふりをして脅迫し、現金500万円を受け取った疑いがある。

 男性が17年11月、署へ告訴状を出していた。男性の録音記録の解析などを行い、容疑を特定したという。署は、海上の境界線をめぐるトラブルが原因とみて捜査している。

 県漁協女川町支所によると、a容疑者は、支所を代表する運営委員長を務めていたこともある。
朝日新聞社

ジャニーズJr.にストーカー行為 容疑で女子高生逮捕
2022.05.19 東京朝刊 
 ジャニーズJr.のアイドルグループ「7MEN侍」のaさん(19)に付きまといカッターナイフを突き付けて脅したとして、警視庁渋谷署はストーカー規制法違反と暴力行為処罰法違反の疑いで、横浜市に住む女子高校生(17)を逮捕した。容疑を認め「昨年の4月にJR渋谷駅近くで(佐々木さんと)すれ違い、ひと目ぼれした」と話しているという。逮捕容疑は今年4月1日~5月8日、東京都内の路上で4回にわたり佐々木さんに付きまとうなどのストーカー行為をしたほか、カッターナイフの刃をaさんに突き付け脅迫したとしている。aさんは渋谷駅近くの所属事務所に駆け込み無事。渋谷署に被害届を提出していた。

産経新聞社

SNSで出会い…潜む悪意 未成年者の誘拐被害急増
2022.04.13 東京朝刊 
 未成年者誘拐などの被害が急増している。令和3年に全国の警察が認知した略取誘拐事件は前年比52件増の389件で、未成年者の被害が全体の約8割を占めた。交流サイト(SNS)やオンラインゲームなどを通じた出会いをきっかけに被害に遭う若年層が多く、殺人事件に発展したケースも。未成年者のSNS利用が活発化する中、ネット上での出会いを規制することが難しい現状もある。

                  ◇

 ◆平成以降最悪

 「友人に会いに行く。夕方には戻る」

 昨年8月28日、東京都墨田区の高校3年の女子生徒=当時(18)=は、母親にそう言って外出したまま行方不明になった。3日後、生徒は山梨県内の小屋で遺体で発見。のちに生徒を呼び出し、連れ去った群馬県内の20代夫婦が警視庁に殺人や未成年者誘拐などの容疑で逮捕された。

 この夫と生徒が知り合ったきっかけは、ツイッターだった。妻は生徒と面識はなかったが、2人の交流に不満を持ち、話し合いの名目で呼び出したとされるが、「気持ちの整理がつかなくなり殺した」と身勝手な理由を口にした。

 略取誘拐は、脅迫やだますなどして相手を連れ去り自らの支配下に置く罪だ。被害者が未成年の場合、たとえ本人の同意を得ていたとしても、親が被害を申告すれば、未成年者略取誘拐に該当する。

 警察庁によると、昨年の「略取誘拐・人身売買」の認知件数は389件(前年比15・4%増)で、ここ10年で約2・5倍に増えた。刑法犯の認知件数が減る一方、略取誘拐事件は平成以降で最悪の水準となった。

 中高生の被害が目立ち、SNSを通じて略取誘拐の被害に遭った18歳未満は昨年は86人に上り、5年間で4倍に増加した。

 ◆重大事件に発展も

 事件多発の背景には、スマートフォンやSNSの普及で、未成年者が大人と簡単にコミュニケーションを取れるようになったことが挙げられる。SNSで未成年者を懐柔して性的行為に及ぶ「オンライングルーミング」が社会問題化。わいせつ被害にとどまらず、重大事件に発展するケースも起きている。

 携帯電話・スマホの所持率は平成22~29年で小学生が約2割から約6割へ、中学生は約5割から約7割へと急速に高まっている上、コロナ禍の外出自粛の影響で小学生のSNS利用が急増し、犯罪被害に遭うリスクに拍車をかけた。

 多くのSNSでは、13歳未満の子供の使用を認めず、保護者の同意が必要としているが、本人認証の機能や規制が緩い動画投稿サイトやオンラインゲームもある。そのため、子供が無警戒のまま悪意ある人物とつながり誘拐される事件が相次いでいるのだ。

 ◆規制の難しさ

 一方、ネット上での出会いを規制することは難しいのが現状。文教大の池辺正典教授(情報学)は「ツイッターなどは、薬物やわいせつ目的などが明白な場合以外は、私権制限につながる可能性があり規制が難しい」と指摘。「悪意の線引きが難しく、未成年とのトラブルにつながる可能性がある書き込みについても注意喚起にとどまっている現状がある」と話す。

 池辺氏は「法整備による規制ができない中、被害を未然に防ぐためには、ボランティア団体や教育現場によるネットリテラシー(情報判断力)の教育や保護者が子供のネット利用に関心を持つなど、継続した対応が必要だ」と呼びかけた。

産経新聞社

「恥ずかしい姿」脅迫材料に 「セクストーション」相談増、府警が注意喚起 /京都府
2022.04.08 大阪地方版/京都 
 元交際相手やインターネットで知り合った人によって、自身の性的な画像や動画がネット上に流出する被害が増えている。加害者に渡った画像やデータを取り返すことはほぼ不可能だとして、府警などは警鐘を鳴らしている。

 「恥ずかしい姿を見せ合いませんか」

 こんな誘い文句を発端にして金銭を要求されたという被害相談が近年、目立ってきている。セックス(性的)とエクストーション(ゆすり)を合わせた造語で「セクストーション」と呼ばれる。

 情報セキュリティー対策などに取り組む独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)の担当者によると、手口の一例はこうだ。

 出会い系サービスで知り合った人物に誘惑され、ビデオ通話などで互いの裸など恥ずかしい姿を見せ合うことに。すると、相手はこう提案してくる。

 「別のもっと良いアプリで引き続き、やりとりしませんか」

 そのアプリをスマートフォンにインストールして、やりとりを続けているうちに事態は悪化。ある日、別の知らない人物からこんな電話が入る。

 「恥ずかしい動画を友人らにばらまかれたくなかったら金を払え」

 実際にスマホに登録している連絡先の一部を写した画像が送られることも。

 だまされたと気付いても「恥ずかしい」やりとりや動画は相手側が記録済み。あのアプリはこっそりビデオ通話を録画する機能を持ち、スマホの電話帳にもアクセスしていた――。

 府警によるとセクストーションの相談は府内で昨年に37件あり、前年の3倍以上に。SNSの普及などが原因に考えられるという。

 ただ、解決は難しいのが現状だ。相手に渡った動画を消すことは、ほぼ不可能だからだ。特に加害者が外国にいたり、海外のサーバーを経由していたりすると捜査は困難になるという。

 金を払えば終わるわけでもないとIPAの担当者は警告する。追加で払うよう要求が続くことも。「他人に見せられないような恥ずかしい動画を撮ったり、見せたりしないということにつきます」と話す。

 府警の人身安全対策課は4月に注意喚起のチラシを1万枚作成した。今後各警察署で配っていく予定だ。

 ■危険性を疑似体験、高校で授業

 府内の高校では今月、自身の性的な姿を撮る「自画撮り」の被害を防ぐため、府警による授業が始まった。第1弾は5日に伏見区の府立京都すばる高校であり、2、3年の生徒22人が受講した。

 授業は、女性がSNSで知り合った男性とやりとりするうちに、水着姿の写真などを拡散すると脅されるというストーリーを、1人ずつ配られたタブレット端末で疑似体験し、対応を考えるという内容だ。

 ポイントは、加害者がまず、学校の悩み相談や雑談などで被害者に親近感を与えようとする手口を、生徒に知ってもらうこと。この手口は「チャイルドグルーミング」(子どもをてなずける行為)と呼ばれる。

 講師を務めた三井俊和さんによると、信頼関係が一度できることで、被害者が断り切れず要求に応じてしまうという。

 本多史奈さん(17)は、自画撮り被害があることを以前にユーチューブで知ったというが、授業で疑似体験してみて「自分も結構引っかかってしまいそうだった」と話した。

 産官学連携でサイバー犯罪対策を進める府警のネットセキュリティ・サポートセンターの桐畑豊所長は「きっぱり断ることができるように、授業を通して危険性を体験してもらいたい」と話した。

 府警は今後、要請のあった学校などで出張授業を展開するという。(

朝日新聞社

脅迫容疑で高校教員を逮捕 /宮城県
2022.03.31 東京地方版/宮城 
 泉署は29日、石巻市開北3丁目、仙台工高実習教諭、a容疑者(57)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、a容疑者は2020年3月30日ごろ、仙台市泉区の元同僚の男性宅に「殺してやりたい」などと書いたはがき1枚を送った疑いがある。

 市教委によると、a容疑者は02年から同校で電気科の実習補助を担当。市教委は「保護者をはじめ市民の信頼を裏切ることになり、心からおわび申し上げる」とのコメントを出した。

朝日新聞社

企業を脅迫した疑い /東京都
2022.03.18 東京地方版/東京 
 警視庁は愛知県豊川市諏訪4丁目の会社員a容疑者(54)を脅迫と威力業務妨害の疑いで逮捕し、17日発表した。

 品川署によると、a容疑者は1月12日~2月2日に計12回、ゲーム会社やパチンコ機器メーカーを傘下に置く「セガサミーホールディングス」にメールで「会社放火して社員ぶっ殺して家族親兄弟子供ぶっ殺してやるから」などのメッセージを送信。社員らを脅したほか、業務を妨害した疑いがある。容疑を認め、「オンラインゲームで負けて悔しかった」などと話しているという。

朝日新聞社

居酒屋で脅迫、容疑で山口組系幹部ら6人逮捕
2022.03.10 大阪朝刊 
 金銭トラブルをめぐり男性を集団で脅したとして、府警捜査4課は9日、暴力行為処罰法違反の疑いで、特定抗争指定暴力団山口組の2次団体「吉川組」幹部、a容疑者(48)=大阪市中央区瓦屋町=ら男6人を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。逮捕容疑は共謀し、令和元年11月1日深夜~2日未明、同市北区の居酒屋で30代の男性を取り囲み、「吉川組のaや。言うこと聞かんかったらどないなるか分かるやろ」「なめとったらいてまうぞ」などと暴力団の威力を示して脅迫したとしている。

産経新聞社

支援施設職員を脅迫疑いでオーナー逮捕
2022.03.09 大阪朝刊 
 大阪市浪速区の発達障害児の支援施設「きずな難波」に通う子供たちを殴ったとして経営者の男が逮捕された事件に絡み、事件発覚前に施設内部で暴行の実態を訴えていた女性職員(31)を脅したとして、大阪府警浪速署は8日、脅迫容疑で、この施設のオーナー、a容疑者(50)=大阪府大東市=を逮捕した。容疑を認めている。

 同署によると、女性は施設経営者による子供たちへの暴行に耐えかねて、昨年9月、a容疑者に暴行などの様子をまとめた報告書を提出するとともに辞職したい旨を伝えていた。逮捕容疑は昨年12月上旬、浪速区内の飲食店に女性を呼び出し、「通報したら一生恨むよ」「この業界では働けないようにする」などと脅したとしている。

産経新聞社

リベンジポルノ被害、最多 昨年相談1628件、20代以下66% 警察庁発表
2022.03.03 東京夕刊 
 元交際相手や知人らの裸の画像をネット上に流出させるといった「リベンジポルノ」に関する警察への被害相談は昨年1628件(前年比58件増)あり、5年連続で最多を更新した。警察庁が3日発表した。

 ネットで知り合った人から被害を受ける例が特に目立つといい、警察庁は「性的な画像は安易に送らないように」と呼びかけている。

 被害者の性別は女性が1432件で88%を占め、年代別では20代以下が1076件(66・1%)だった。内容は「画像を所持されている、撮影された」が582件で最も多く、「画像を公表すると脅された」580件、「画像を公表された」329件と続いた。

 被害者と加害者の関係は「交際相手・元交際相手」(821件)が半数。次いで多かった「ネット上だけの知人友人」(326件)は前年から26・4%増え、5年間で2倍になった。

 摘発した事件はのべ289件(前年比44件増)あった。罪種別では、リベンジポルノ防止法と児童買春・児童ポルノ禁止法違反がそれぞれ47件で脅迫が40件。傷害や強制性交もあった。

朝日新聞社

元妻への脅迫罪、地裁が無罪判決 /愛知県
2022.02.26 名古屋地方版/愛知 
 児童相談所職員に「元妻らを殺す」などと言ったとして、元妻への脅迫罪に問われた清須市の男性(40)について、名古屋地裁は25日、無罪(求刑懲役6カ月)を言い渡した。西脇真由子裁判官は「発言が児相職員を介して元妻に伝わるという認識が、男性にあったとはいえない」と判断した。

 男性は、2020年3月、県中央児童・障害者相談センター(名古屋市中区)の相談室で、職員に対し元妻とその両親の名を挙げて「今から殺しに行く」などと述べ、別の職員が元妻に男性の発言内容を伝えることで脅迫したとして起訴された。

 判決は、男性が職員に対し、発言を元妻に伝えてほしいと言ったことがないなど、元妻に発言が伝わる可能性を認識していたと認めるには合理的な疑いが残ると判断し、故意は認められないとした。

朝日新聞社

登米市職員を懲戒免職 /宮城県
2022.02.23 東京地方版/宮城 
 登米市は22日、建設総務課の主事(34)を21日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

 市によると、主事は2021年10月から無断遅刻や早退を繰り返し、所属長が何度も注意したが指示に従わなかった。また22年1月、上司を脅迫した疑いで佐沼署に逮捕された。このため、市は「職場の秩序に大きな影響を及ぼした」と判断した。

 また部下の人格を否定するなどのパワハラをしたとして、21日付で係長級の消防職員(44)を減給10%(3カ月)の懲戒処分とした。以前にも暴力行為で厳重注意を受けていたという。管理責任を問い、上司4人も訓告などの処分とした。

女性を監禁した疑いで諏訪市の男を再逮捕 /長野県
2022.02.21 東京地方版/長野 
 諏訪署は20日、諏訪市中洲の無職a容疑者(29)を逮捕監禁の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。署によると、a容疑者は1月17日午後8時ごろから18日午後4時ごろにかけて、諏訪市内のアパートで、20代女性に刃物を突きつけるなどして脅迫し、アパートや西谷容疑者の乗用車内などで女性の行動を監視するなどして脱出できない状態にした疑いがある。

 a容疑者はこの女性の金品を奪った上で性的暴行し、包丁で刺して殺害しようとしたとして2月8日、強盗・強制性交等と強盗殺人未遂の罪で長野地裁松本支部に起訴されている。

朝日新聞社

部下の組員が男性にけが「被害届出すな」 脅迫容疑、住吉会系の幹部を逮捕 /東京都
2022.02.10 東京地方版/東京 
 暴力団組員がけがをさせた一般人に「被害届を出すな」と口止めしたとして、警視庁は、組員の上司で、指定暴力団住吉会系幹部組員のa容疑者(37)=中野区江古田3丁目=を脅迫と証人等威迫の容疑で逮捕し、9日発表した。否認しているという。

 組織犯罪対策4課によると、a容疑者は2021年4月23日夜~24日未明、練馬区の路上と居酒屋の店内で、部下がけがをさせた男性(35)を「こっちはヤクザだ。被害届は出すな」「練馬にいる以上、逆らったらひどい目に遭うぞ」と脅した疑いがある。部下が暴行したと聞きつけて現場に向かい、口止めをした可能性が高いという。

 同課は同年11月、男性にけがを負わせたなどとして斎藤容疑者の部下8人を傷害などの容疑で逮捕し、男性から被害届が出ないため背景を調べていたという。

朝日新聞社

強制性交など、容疑者を起訴 諏訪の強盗殺人未遂事件 /長野県
2022.02.09 東京地方版/長野 
 長野地検松本支部は8日、同じアパートに住む女性の金品を奪った上で性的暴行し、殺害しようとしたとして、諏訪市の無職a容疑者(28)を強盗・強制性交等と強盗殺人未遂の罪で長野地裁松本支部に起訴し、発表した。認否を明らかにしていない。

 起訴状などによると、a被告は1月17日、諏訪市のアパートで、20代女性を脅迫して現金6万円とキャッシュカード2枚を奪い、市内の宿泊施設で性的暴行を加えたとされる。さらに翌18日、同じ女性の腹を包丁で刺して殺害しようとしたとされる。女性は内臓を損傷するなどの大けがを負った。地検松本支部は、証拠隠滅のため女性を殺そうとしたとみている。

 諏訪署はa容疑者を殺人未遂容疑で逮捕・送検していた。

朝日新聞社

知事に脅迫メールを送るなどした疑い、男を逮捕 /群馬県
2022.02.07 東京地方版/群馬 
 知事を殺害する趣旨のメールを送るなどしたとして、県警は6日、東京都町田市山崎町、自称会社員a容疑者(27)を威力業務妨害と脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 前橋署によると、逮捕容疑は昨年12月28日午後9時40分ごろ、自身のタブレット端末から、山本一太知事を殺害する趣旨をローマ字で表記した内容を、県ホームページの投稿フォームに送信し、県庁の業務を妨害し、山本知事を脅迫したというもの。今年1月4日に県職員がメールを確認し、署に相談していた。県警は他にも同様の事案を確認しており、余罪を調べる。

朝日新聞社

LINEで脅迫容疑、自称医師を逮捕 /岡山県
2022.01.29 大阪地方版/岡山 
 玉野署は28日、徳島市北島田町1丁目の自称医師、a容疑者(44)を脅迫の疑いで逮捕し発表した。同署によると、a容疑者は昨年末まで玉野市内の病院に勤務。逮捕容疑は今月19日、同病院の男性事務員(46)に対し、「いまガソリン買いました」「患者関係ねえ」「全員殺す」などのメッセージをLINEで送ったというもの。「脅迫したらどんな反応をするか、確かめたかった」と供述しているという。

 署によると、a容疑者は今月から徳島市内の病院に勤務していたが、解雇されたという。

朝日新聞社

包丁で知人脅し、車内に監禁容疑 県立学校教諭を逮捕 /島根県=続報注意
2022.01.06 大阪地方版/島根 
 知人女性を包丁で脅し、無理やり車に乗せて走行したとして、松江署は4日、県立松江清心養護学校教諭のa容疑者(37)=松江市下佐陀町=を逮捕監禁・銃刀法違反の疑いで逮捕した。a容疑者は「逮捕監禁したわけでなく、包丁も持っていない」と否認しているという。女性にけがはなかった。

 署によると、a容疑者は4日午前8時17分ごろ、県東部の駐輪場で、県東部在住の知人の40代女性に万能包丁(刃の長さ17センチ)を見せて「声を出すな」と脅迫。近くに止めていた車の助手席に女性を無理やり乗せて走行して脱出できないようにし、不当に拘束した疑いがある。

 助けを求める女性の声を聞くなどした目撃者の110番通報などから捜査し、車で市内にいた2人を発見したという。

 <続報注意>

 松江地検は2022年3月14日付で、吉田恭二さんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

インターネットカフェで強盗未遂か /東京都
2022.01.03 東京地方版/東京 
 警視庁は2日、住所不定、無職のa容疑者(29)を強盗未遂容疑で現行犯逮捕し、発表した。万世橋署によると、2日午前8時半ごろ、千代田区外神田3丁目のネットカフェのレジで40代の女性店員に果物ナイフを見せ、「金を出せ」などと脅迫。1日午前に入店して以降の利用料金(2590円)の支払いを免れようとしたうえ、売上金を奪おうとした疑いがある。通報で駆けつけた警察官が取り押さえたという。けが人はいなかった。a容疑者には逮捕時、所持金がほとんどなかったという。

報道された脅迫事件 2021年
報道された脅迫事件
報道された脅迫事件

ボクシング元日本王者を不起訴
2021.12.28 東京朝刊 
 横浜地検は27日、ボクシングの元世界ミニマム級チャンピオン大橋秀行さん(56)らを脅すメールを送信したとして、脅迫容疑で逮捕された横浜市の元日本ミドル級チャンピオン、a氏(47)を不起訴処分とした。理由を明らかにしていない。神奈川県警は11月16日、携帯電話から大橋さんら2人に脅迫メールを送ったとして、逮捕していた。

産経新聞社

脅迫容疑の職員、不起訴 /栃木県
2021.12.25 東京地方版/栃木 
 部下の職員に暴力をほのめかす発言で脅したとして脅迫容疑で書類送検された市貝町の幹部職員の男性について、宇都宮地検真岡支部は24日、不起訴処分にした。

朝日新聞社

筑後地区暴力団、人数は減少傾向 対策へ県警戦略会議 /福岡県
2021.12.14 西部地方版/福岡 
 筑後地区の指定暴力団「道仁会」(久留米市)と「浪川会」(大牟田市)への対策を推し進めようと、県警が久留米署で戦略会議を開いた。

 筑後地区の暴力団は、特定抗争指定暴力団の指定延長が見送られた後に活動が活発化したことから、県警は2018年10月に「筑後地区暴力団集中取締本部」を設置。発足から3年が経った11月19日に、連携強化と対策推進のため戦略会議を開き、情報共有や今後の方針が協議された。

 県警によると、3年間で検挙された構成員は道仁会で延べ148人、浪川会で同37人。本部発足後は脅迫や詐欺などでの検挙が増えているという。

 組織犯罪対策課によると、県内での構成員・準構成員は、道仁会が05年の570人をピークに昨年が370人、浪川会が10~12年の270人をピークに昨年は160人となり、いずれも減少傾向にあるという。

 戦略会議には県警幹部ら約20人が参加し、野村護本部長が「情報の収集、集約による実態解明など、暴力団の壊滅に向けた対策を推進していく」と訓示。組織犯罪対策課の井町由起夫統括管理官は「対策は着実に進んでいるが、住民を脅かす状況は続いている。会議での情報共有などを通して、今後も暴力団の弱体化、壊滅に向け対策を講じていく」と話した。(古畑航希)

朝日新聞社

不自由展、脅迫メール容疑 警視庁、兵庫の男を逮捕
2021.12.06 東京朝刊 
 東京都内で6月から開催が予定されていた「表現の不自由展」をめぐり、主催者側に脅迫メールを送り付けたとして、警視庁は5日、兵庫県尼崎市の会社員の男(47)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。メールを送ったことは認めているという。

 展示会をめぐっては、主催者に抗議の電話やメールが殺到したほか、会場の周辺で中止を求める街宣行動が相次ぎ、会場を変更した末に中止になった。

 公安部によると、男は6月19日~7月14日、新宿区などで開催予定だった展示の実行委員会関係者の女性に対し、計5回にわたって「髪を引きずり回される表情がみてみたいわ」「おまえらの中で、死人が出ても不思議ではない」「ドタマの毛引っ張りまわして海にでもたたき込んでやりたい連中」などと記したメールを携帯電話から送って脅した疑いがある。

 関連作品の展示をしていた名古屋市の施設では7月、届いた封筒が破裂する事件があり、施設は一時的に閉鎖された。展示を予定していた大阪市の施設にも7月、脅迫文や不審な液体が届いた。警視庁は名古屋、大阪の事件との関連も調べる。

 
朝日新聞社

脅迫容疑で逮捕、消防士を停職に 富岡甘楽広域消防 /群馬県
2021.11.30 東京地方版/群馬
 富岡甘楽広域消防本部は26日、脅迫容疑で県警に逮捕された男性消防士(25)について、停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。25日付。管理職の処分については「規定による公開対象ではなく、処分の有無も含めて公表しない」という。消防本部によると、男性消防士は以前交際していた女性にSNS上で反社会的集団の名をかたって脅迫し、1日に逮捕された。その後、不起訴処分となった。

朝日新聞社

ハリポタ作者に殺害予告 人権活動家らが自宅住所さらす
2021.11.29 東京朝刊 
 人気小説「ハリー・ポッター」シリーズを手掛けた英作家J・K・ローリングさんが27日までに自宅住所をツイッターにさらされたと明らかにし、多数の殺害予告などの脅迫も受けているとツイッターで訴えた。

 書き込みは22日付。心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人権活動家3人がローリングさんの自宅前で撮影した写真を、その住所が分かる形で投稿したと主張。ローリングさんは「女性が性別に基づき持っている権利について私に主張させないようにする脅迫だ」と書いた。

 地元メディアによると警察が捜査に乗り出し、活動家のアカウントは削除されたという。

 ローリングさんはトランスジェンダーの権利を尊重する立場を示しつつも性別の概念の重要性を主張しており、たびたび発言が問題視された。2019年にトランスジェンダーの性別変更を否定するような発言をした女性研究者を擁護する見解を示し物議を醸した。

 昨年はトランスジェンダーを支持する活動の行き過ぎを指摘し、米人権団体から「深い失望」を伝えられた。その後、不当な批判だとして団体から19年に贈られた賞を返上した。(ロンドン 共同)

産経新聞社

知事に脅迫投稿、容疑の男を逮捕 県警 /滋賀県
2021.11.19 大阪地方版/滋賀
 三日月大造知事の殺害をほのめかす投稿を繰り返したとして、県警は17日、長浜市木之本町木之本のNPO法人職員の男(37)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 捜査1課によると、男は9月13~23日、知事への意見を募る県のホームページ「知事への手紙」を通じて、「三日月大造、いい加減にしないと死ぬづぉ」「三日月暗殺に行くづぉ」などと4回にわたり、知事を脅迫する投稿をした疑いがある。

 男は脅迫メールの他にも、9月ごろから複数回、意味不明の投稿をしているという。県警が10月11日に県からの被害届を受理し、捜査していた。(安藤仙一朗)

朝日新聞社

元世界王者の大橋秀行さんを脅迫 ボクシング元日本王者を容疑で逮捕
2021.11.17 東京朝刊 
 ボクシングの元世界ミニマム級チャンピオン大橋秀行さん(56)らに脅迫メールを送信したとして、神奈川県警神奈川署は16日、脅迫の疑いで、横浜市中区松影町、元日本ミドル級チャンピオンの無職、a容疑者(46)を逮捕した。署によると「メールは送ったが、脅迫はしていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、昨年10月9日から今年2月6日までの間、大橋さんら2人に「家族もろとも拷問かけながら殺させるように仕向ける」などと書かれたメールを携帯電話から送り、脅迫したとしている。a容疑者は現役時代、大橋さんと同じジムに所属していた。

 署によると、容疑者によるメールは約10年前からあり、大橋さんが署に被害を相談した平成30年5月以降、記録が残っているだけで約700~800通に上る。

 大橋さんはトラブルに心当たりはないと説明しているという。a容疑者は平成5年にプロデビュー。11年4月に日本ミドル級王者、13年8月に東洋太平洋ミドル級王者となった。

産経新聞社

【SNSの罠】援助交際、ツイッターを利用 フォロワー計1万人の女子高生3人
2021.11.17 大阪夕刊 
 大阪府警少年課が、ツイッターなどを利用して援助交際をしていた大阪府内の高校に通う女子高生3人を保護するとともに、女子高生たちを買春したとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で、男7人を摘発していたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。

 女子高生たちは、ツイッターで援助交際用のアカウントを開設して互いに連携を取りながら客を募っており、計約1万人のフォロワー数を抱えていたという。府警は今後、女子高生たちと援助交際を行ったとされるほかの男らについても立件する方針。

 捜査関係者によると、7人は大阪府や京都府に住む20~40代の会社員や公務員で、それぞれ昨年11月~今年4月、大阪府内のホテルや車内で、ツイッターで知り合った女子高生たちに対して現金を渡し、みだらな行為をした疑いが持たれている。

 府警は今年6~10月、男7人のうち4人を逮捕、残る3人を書類送検。全員容疑を認めており、「女子高生が好きで手を出した」などと供述しているという。

 女子高生3人は同じ高校に通う16~17歳。今年3月、ホテルから出てきた男を府警が職務質問したところ、3人がツイッターなどで知り合った男らと援助交際していたことが発覚したという。府警幹部は「女子高生たちには指導を行い、今後被害に遭うことのないような措置を講じる」としている。

                  ◇

 ■「手軽に高額」犯罪の危険性

 女子高生たちはツイッターやLINEといった会員制交流サイト(SNS)を使って男らと知り合っていた。近年、援助交際はSNSで買春・売春する相手を募るのが主流とされているが犯罪に巻き込まれるケースは後をたたず、府警幹部が注意を呼びかけている。

 《明日、〇〇(地名)へ行こっかな~》。女子高生がツイッターに投稿した文面の下には、援助交際を表す《円》《エン》《サポート》といった隠語が並んでいた。

 女子高生たちはあらかじめLINEで連絡を取り合って互いの予定を確認した上で、援助交際をほのめかすツイッターを投稿。返信があった男とダイレクトメッセージでやり取りし、値段交渉などを行った。

 1人が援助交際の募集をかけた際はほかの2人も協力してツイッター上で相手を募集し、男が複数の相手を希望した場合は一緒に援助交際に加わった。3人は「(ツイッターを使うことで)手っ取り早く高額を稼げる」などと話していたという。

 不特定多数の人と手軽に連絡がとり合えるSNS。援助交際やパパ活で相手を募集するツールとして利用されるが、知らないうちに犯罪に巻き込まれることもある。警察庁のまとめによると、SNSをきっかけに児童買春関連事件に巻き込まれた18歳未満の子供は、近年増加傾向にあり、令和元年は1300人で、平成28年(1130人)の約1・15倍。令和2年は1080人と減少しているが、コロナ禍で一時的に落ち込んだとみられる。

 過去には、誘拐や殺人などの重大事件に発展したケースもあり、府警幹部は「盗撮したものをネットで拡散や販売されたり、それをネタに脅迫されたりする危険性もある」と注意を呼びかけている。

                  ◇

 
産経新聞社

近隣住民に脅迫文、堺市職員を戒告処分
2021.11.16 大阪朝刊 
 自宅マンションの近隣住民に脅すような文書を投函したなどとして、堺市は15日、市税事務所の係長級の男性職員(54)を戒告の懲戒処分にした。

 市によると、職員は5月下旬、自宅マンションの部屋で子供が走り回るような音を感じ、隣と上階の2世帯に対し、「騒音」「お前を殺す」「死」などと書いた文書を投函。その際に見つけた子供用の傘2本を折ったという。

産経新聞社

弁護士を脅迫した疑いで逮捕 /高知県
2021.11.11 大阪地方版/高知
 10年ほど前に民事訴訟で関係のあった弁護士を脅したとして、高知署は10日、日高村沖名、無職a容疑者(43)を脅迫の疑いで逮捕した。署によると、a容疑者は今年5月、「貴殿は確実に死にます。逃れる事が出来ません」などと書いた男性弁護士宛ての封書を法律事務所に送った疑いがある。「手紙を送ったのは間違いないが、脅迫したつもりはない」と容疑を否認しているという。

朝日新聞社

【SNSの罠】誓約書に署名させ性暴力 高額援助打診、200人超とやり取り
2021.11.02 大阪夕刊 
 《先生のご命令には完全服従します》-。SNS(会員制交流サイト)で知り合った女性にこんな「誓約書」を書かせた上で、性的暴行を加えた男が大阪府警に逮捕された。男は「うずしお先生」と名乗り、高額の援助をうたって女性に接触。入手した個人情報やわいせつな画像などを「インターネットにばらまく」と脅迫し、犯行を重ねていた。今春以降、同様の手口で200人を超える女性とやり取りをしていた男。その素顔を調べると、驚くべき事実が明らかになった。

                  ◇

 ◆「うずしお先生」

 《突然すみません。高額援助のお誘いです。最低50~MAX800位まで出します》

 とあるマッチングアプリで送られてきた1通のメッセージ。女性に援助交際を持ちかけ、同時に高額な見返りが示唆されていた。女性から返信があると、男はこんなメールを送っていたという。《簡単なプロフィルと希望金額を教えてください。私のことは『先生』と呼んでくださいね》

 「うずしお先生」と名乗る男は「援助を受けるための審査」と称し、身分証などの個人情報を要求。その後、ビデオ通話で面接し、さらに裸の画像などを求めた。審査に“合格”した女性には、自身への服従を受け入れる「誓約書」に署名・押印させ、ホテルなどで性行為に及んだ。

 だが、男は約束された金額を支払うどころか、女性の個人情報や性行為を隠し撮りした動画を「インターネットにばらまく」などと脅迫。さらに性行為を求めたという。

 ◆「同意の上」強調

 府警によると、20代前後の女性から被害申告が相次ぎ、事件が発覚。女性とのSNS上などでのやり取りなどから、大阪市旭区の男(48)が浮上した。

 捜査でハードルになったのが、性行為の際の同意の有無だった。性交を強いる犯罪は「暴行・脅迫」を用いるなどした場合に成立するが、誓約書を盾に「同意があった」と主張される可能性もあるからだ。

 府警は、性行為後に男が「やばい画像を親に送る」などと迫り、恐喝行為によって代金の支払いを免れる「財産上不法の利益」を得ていた点に着目。一連の行為が「脅迫」にあたると判断し、7月に強制性交容疑で男を逮捕した。

 さらに、男がこれらの脅迫・強要行為に及んだ後、新たに女性と性行為をしていたとして、9月までに強制わいせつや脅迫などの容疑で再逮捕。大阪地検が同罪などで起訴した。男は今月1日の初公判では「黙秘します」と述べた。

 男は容疑を否認しているが、今年4月以降、200人以上の女性とSNS上などでやり取りをして、性的な画像などを送らせていたとみられ、府警は余罪についても捜査している。

 ◆支援団体運営も…

 実は、男は過去に性犯罪で服役した経験があり、出所後は元加害者として「樹月(きづき)カイン」という仮名でメディアの取材に応じたこともある。6月には、性犯罪者の社会復帰を支援する一般社団法人「さなぎの樹」(大阪市)を設立。代表理事に就いていた。しかし、法人としての活動実体はほとんどなかったとみられ、府警幹部は「支援団体を隠れみのに犯行を重ねていたとすれば許されない」と憤る。

 法務省法務総合研究所の平成28年の報告によると、22~26年の刑務所などへの再入所者は計6万9860人。強姦(ごうかん)罪や強制わいせつ罪での再入所者(367人)のうち、7割以上が5年未満で再入所しており、性犯罪の再犯防止の難しさが浮かぶ。性犯罪に詳しい神田お茶の水法律事務所の上谷さくら弁護士(第一東京弁護士会)は、「性犯罪は服役したから克服できるものではない。本人の意識や自覚の問題だけではなく、『自分は何をしても許される』といった認知のゆがみの治療が必要になるだろう」と指摘した。

産経新聞社

住民に「殺すぞ」、脅迫容疑で祭り関係者逮捕
2021.10.29 大阪朝刊 
 大阪市城東区の祭りに備えてだんじりの動き具合をテストした「試験曳き」で、交通トラブルを訴えた住民を脅したとして、城東署は26日、脅迫の疑いで、岸和田市吉井町の無職、a容疑者(54)を逮捕した。

 逮捕容疑は10日午後2時ごろ、城東区内のコンビニエンスストア店内で近くに住む50代男性を「殺すぞこら」などと怒鳴り、脅迫したとしている。a容疑者は容疑を否認している。

 城東署によると、男性は試験曳きの際、自宅周辺の交通整理が適切に行われていないことを訴えようと祭りの運営責任者を探していたところ、a容疑者から声をかけられたという。a容疑者は祭りの運営に関与していたとみられる。

産経新聞社

ネット中傷、ゆがんだ正義 池袋暴走遺族「過剰バッシング望まず」
2021.10.29 大阪朝刊 
 東京・池袋で平成31年、乗用車が暴走し母子2人が亡くなった事故では、実刑判決を受けた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三受刑者(90)に会員制交流サイト(SNS)などで苛烈な批判が目立った。判決ではこうした状況が「過度な社会的制裁」とされ、量刑が減軽される理由の一つとなったが、遺族は「事故の教訓を伝える妨げになった」と話す。専門家はSNSにより過剰な正義感からくる「私的制裁」が行われやすくなっている危険性を指摘する。

                  ◇

 ◆量刑下回る一因

 《上級国民爺さん》

 《消えろ》

 自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われて禁錮5年の実刑判決を受け、今月収監された飯塚受刑者に、SNSではこんな投稿が相次いだ。

 事故後、任意捜査の末に在宅起訴された飯塚受刑者は公判中、一貫して「ブレーキとアクセルの踏み間違いはなかった」と無罪を主張。批判は激化し、インターネット上だけでなく、受刑者の自宅周辺を街宣車が周回して「日本国民の恥」などと罵声を浴びせたり、自宅周辺に動画投稿者が来たりするなどした。判決では一連のバッシングが「過度な社会的制裁」とされ「(被告側に)有利に考慮すべき事情の一つ」として量刑が求刑(禁錮7年)を下回る一因となった。

 飯塚受刑者は判決後、初めて自らの過失を認めた。

 ◆教訓伝わらない

 「遺族として処罰感情は当然あった。量刑が減らされたのは悲しく思う」

 妻の真菜さん=当時(31)、長女の莉子ちゃん=同(3)=を事故で亡くした松永拓也さん(35)は飯塚受刑者へのバッシングが量刑に影響したことを、そう振り返る。その上で「本来伝えるべきものが伝わらなかったのではないか、と感じた」と打ち明けた。

 「事故の悲惨さを多くの人に知ってもらい、再発防止につなげたい」との気持ちで公判に臨んでいたが、飯塚受刑者個人に対する批判ばかりがクローズアップされ、高齢者による事故を社会全体で考える契機とならなかったのではないかという危機感を感じたという。「健全な議論はなされるべきだと思うが(飯塚受刑者が)脅迫されるようなことは望んでいなかった。彼の公判での態度は確かに不誠実だったが、交通事故は誰でも加害者になりうる。加害者をバッシングすれば、事故がなくなるわけではない」(松永さん)

 ◆拡散される「怒り」

 SNSでのバッシングをめぐっては、26日に結婚した秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さん(30)の夫、小室圭さん(30)の母親の「金銭トラブル」に関連し、攻撃的な書き込みが長期にわたって続き、眞子さんは「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」との診断を受けた。

 国際大グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授(ネットメディア論)によると、SNSでは言いたいことのある人の意見だけが表面に出るため、冷静な声よりも「怒り」のような感情が強調され、拡散されやすい傾向があるという。山口准教授は「表現の自由は担保されなければならないが、たとえ正義感であっても、人格否定や行き過ぎた誹謗(ひぼう)中傷は誰に対しても許されない、という認識を広めることが重要だ」と強調した。

産経新聞社

ネットカフェで強盗容疑 /千葉県
2021.10.17 東京地方版/千葉 
 16日午前3時40分ごろ、千葉市稲毛区園生町のインターネットカフェ「快活CLUB16号千葉北店」の利用客から「刃物を持った人が店から出て行った」と110番通報があった。千葉北署によると、年齢不詳の男が、店内にいたアルバイトの男性(27)に刃物のようなものを示して「金を出せ」などと脅迫。男性が差し出したレジ内の現金約4万円を奪って逃走したといい、署が強盗容疑で逃げた男の行方を追っている。

 署によると、男はやせ形で身長約170センチ。上下黒のフード付きトレーナーにズボン姿で、黒いマスクとサングラスを着用していたという。同店では7日にも約3万円が奪われる同様の強盗事件が発生しており、署は同一犯の可能性もあるとみて捜査している。

朝日新聞社

殺害指示の疑いで元社長の男逮捕 愛知県警 【名古屋】=続報注意
2021.10.14 名古屋朝刊 
 男性を殺害するよう指示したとして、愛知県警は13日、私立小や進学塾を運営する「名進研グループ」(名古屋市)創業者で元代表のa容疑者(71)=名古屋市昭和区滝川町=を殺人予備の疑いで逮捕し、発表した。「まったく身に覚えがありません」と容疑を否認しているという。

 この男性に対する脅迫容疑で、同市中区新栄1丁目、無職a容疑者(37)も逮捕した。

 中署によると、a容疑者は9~10月、会社役員の男性(71)の写真などを記した紙をa容疑者に渡し、「殺した写真撮ってこないとお金は渡さんぞ」などと殺害を指示した疑いがある。a容疑者はこの男性に「あなたを殺してくれと言われています」などと言い、脅した疑いがある。

 a容疑者は2014年、指定暴力団山口組弘道会の資金源とされる風俗業者側への融資が発覚し、名進研グループの代表を退いた。

 今回の逮捕について名進研側は「当社とは一切関係ない」とコメントした。

 <続報注意>

 名古屋地検は2021年11月2日、aさんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

中川翔子さん脅迫疑い 男を書類送検
2021.10.08 東京朝刊 
 インターネット上の掲示板にタレントの中川翔子さん(36)を「殺害する」などと書き込んだとして、警視庁中野署は7日、脅迫と侮辱容疑で、東京都内に住む20代の男を書類送検した。同署は認否を明らかにしていない。送検容疑は今年6月、インターネット掲示板「5ちゃんねる」上に、「自殺しろ」「殺害する」などと書き込み、中川さんを脅迫し、侮辱したとしている。

産経新聞社

「純烈」脅迫疑い 65歳女性不起訴
2021.10.05 東京朝刊 
 東京地検は、NHK紅白歌合戦にも出場した男性歌謡グループ「純烈」リーダーの酒井一圭(かずよし)さん(46)への脅迫容疑で逮捕された、千葉県船橋市の女性(65)を不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。1日付。女性は6月に酒井さんの所属事務所に刃渡り約15センチの包丁や男性用パンツ、「あなたを無傷で終わらせません」などと書いた脅迫文を送った疑いで、9月に警視庁に逮捕されていた。

尾身茂氏が理事長務める法人の入り口ドア壊される /東京都
2021.07.23 東京地方版/東京 
 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の会長、尾身茂氏が理事長を務める独立行政法人「地域医療機能推進機構」(港区高輪3丁目)で、21日午前7時すぎ、職員から「入り口のガラスが割られていた」などと高輪署に通報があった。

 署によると、施設入り口のドアのガラスに大型のシャベルが突き刺さっていたといい、器物損壊などの容疑で調べている。脅迫めいた文章などは見つかっていないという。

朝日新聞社

教え子脅迫容疑、早大助教再逮捕 6月、わいせつ容疑で逮捕 /東京都
2021.07.17 東京地方版/東京
 教え子の女子大学生らを脅したとして、警視庁が早稲田大社会科学部助教のa容疑者(39)=台東区池之端4丁目=を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕していたことが16日、同庁への取材で分かった。黙秘しているという。同庁は6月、同じ学生への強制わいせつ容疑でa容疑者を逮捕していた。

 逮捕は15日付。目白署によると、同容疑者は5月、非常勤講師をしていた別の大学の女子学生と友人に、電話とLINEメッセージで「弟がつるんでいる暴力団を家によこすぞ」「東京湾に沈めるぞ」などと告げて脅した疑いがある。強制わいせつの被害相談を受けた友人が電話で抗議したところ、逆上したという。

朝日新聞社

「東京湾に沈める」 教え子を脅迫疑い 早稲田大助教を再逮捕
2021.07.17 東京朝刊 
 「東京湾に沈める」などと教え子の女子大生らを脅迫したとして、目白署は暴力行為等処罰法違反の疑いで、早稲田大助教のa容疑者(39)=台東区池之端=を再逮捕した。調べに対し「黙秘します」などと供述している。

 逮捕容疑は5月7~11日、10代の女子大生と知人の20代男性に対し、電話や無料通信アプリ「LINE」で「俺の弟が暴力団とつるんでる」「弟に頼んで東京湾かオホーツク海に沈めると男に言っといて」などと脅迫したとしている。

 a容疑者は、都内の居酒屋でこの女子大生の胸を触ったなどとして強制わいせつ容疑で6月に逮捕されていた。

産経新聞社

ストーカー規制法違反の疑い /長崎県
2021.07.13 西部地方版/長崎 
 (相浦署発表) 11日、佐世保市日野町の溶接工a容疑者(34)をストーカー規制法違反の疑いで再逮捕。6月18~29日に同市の30代の女性につきまとったり、勤務先に押しかけたりした疑い。容疑を認めているという。女性の同僚への脅迫容疑で逮捕され、その捜査の過程で容疑が明らかになった。

朝日新聞社

中学生に性的暴行疑い、24歳逮捕 インスタで知り合い、脅迫か /東京都
2021.07.03 東京地方版/東京 
 警視庁は江戸川区西小岩3丁目の無職a容疑者(24)を強制性交等の疑いで逮捕し、2日発表した。

 西新井署によると、a容疑者は1月30日昼ごろ、足立区の公園の公衆トイレで女子中学生に性的暴行を加えた疑いがある。生徒とは昨年末にインスタグラム上で知り合い、中学校のOBを装って親しくなった。その後、「裸の写真を送らないと、他人の裸の写真をお前だと言ってネットに拡散する」と脅迫。写真を送らせ、「会えば最後にしてやる」と言って公園に呼び出したという。

 事件後には、生徒がインスタグラムで大淵容疑者のアカウントをブロックすると、生徒になりすました別のアカウントを作成。生徒の裸の写真を投稿したという。生徒が6月9日、署に相談して発覚した。

朝日新聞社

脅迫容疑の教頭を不起訴 /北海道
2021.06.29 北海道朝刊 
 元交際相手の女性を脅迫した疑いで愛知県警に逮捕された北海道立高校の教頭の男性(55)=北海道深川市=について、名古屋地検は不起訴処分にした。処分は25日付。地検は処分理由を明らかにしていない。

 男性は5月12~13日、愛知県内に住む女性が復縁に応じないことに激高し、電話やSNSで「リベンジポルノするぞ」などと伝え脅迫した疑いがあるとして、今月9日に逮捕された。

朝日新聞社

堀ちえみさんブログに誹謗中傷コメント159回 容疑で女を書類送検
2021.06.22 東京朝刊 
 タレントの堀ちえみさん(54)のブログに、堀さんを誹謗(ひぼう)中傷するコメントを100回以上書き込んだとして、警視庁人身安全関連事案総合対策本部と富坂署の共同捜査本部は21日、東京都迷惑防止条例違反の疑いで、奈良市の無職の女(45)を書類送検した。女は「堀さんが大嫌いだった」と容疑を認めている。

 書類送検容疑は昨年10月~今年5月8日、堀さんのブログに計159回にわたり「不細工ですね」「永遠の眠りについてくださいね」などと誹謗中傷するコメントを書き込んだとしている。

 同本部によると、ブログに書き込まれたコメントは堀さんの夫が内容を精査し、承認したものだけが掲載されるようになっていたという。しかし、中傷のコメントが増えすぎて対応できなくなり、今年1月に富坂署へ相談。コメント投稿主のIDからメールアドレスを割り出した。

 女は「堀ちえみが私の書き込みを見て(患っていた)がんが再発し、死ねばいいと思った」などと話しているという。

 堀さんのブログへは過去にも中傷のコメントが書き込まれ、令和元年には北海道在住の女=当時(55)=が脅迫罪で書類送検されていた。

産経新聞社

川上未映子さんを脅迫、判決
2021.06.11 東京朝刊 
 芥川賞作家の川上未映子さん(44)をネット上の投稿などで脅迫や中傷したとして、東京地裁(金沢秀樹裁判長)は10日、東京都の女性に慰謝料など約320万円を支払うよう命じた。

 判決は、「レ(死)んでしまえと思っている。やるっきゃない、さ(刺)すしか」などとした女性の投稿について、「生命や身体に対する加害行為の意思を表示する」と指摘。この影響で川上さんが「対談イベントへの出演を取りやめた」とした。川上さんが盗作したように読める投稿については、盗作したと認める証拠はなく、盗作を信じる相当な事情もないと判断。「社会的評価を低下させた」とした。

朝日新聞社

都医師会長殺害予告、容疑で前橋の男逮捕 「我慢強いた」
2021.05.29 東京朝刊 
 新型コロナウイルス対策に取り組む都医師会の尾崎治夫会長の殺害を予告する手紙を送ったとして、警視庁捜査1課は28日、脅迫の疑いで前橋市山王町、無職、a容疑者(45)を逮捕した。捜査1課によると「国民に対し、脅迫めいた口調で我慢を強いたことに腹が立った」と供述している。

 2月ごろから脅迫文計10通を郵送したとみられる。「尾崎会長の他にも同様の手紙を送った」と話しているといい、捜査1課が調べている。

 逮捕容疑は12日、尾崎会長の名前を挙げて「コロナ問題から手を引かなければ必ず殺害する」などと書かれた紙と果物ナイフを入れた封筒を前橋市内の郵便局から都医師会館に送ったとしている。

 郵便局の防犯カメラの映像などからa容疑者が浮上した。

産経新聞社

企業を脅迫容疑、大学准教授逮捕 何度も電話かける /大阪府
2021.05.25 大阪地方版/大阪 
 高石市内の企業に何度も脅迫の電話をかけたとして、府警は24日、四天王寺大(羽曳野市)准教授のa容疑者(48)=高石市=を脅迫の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。

 高石署によると、a容疑者は4月下旬~5月上旬、企業に複数回電話をかけ、40代の男性役員らに「死ね」などと脅した疑いがある。

 a容疑者は昨年11月、高石市内の飲食店で、居合わせた役員が電話のためにマスクを外したなどとして口論となったという。

 四天王寺大総務課によると、a容疑者は人文社会学部国際キャリア学科の准教授で、国際政治学や安全保障論が専門。

朝日新聞社

交際女性を脅迫容疑、会社役員逮捕 /奈良県
2021.05.12 大阪地方版/奈良 
 交際女性に性的な写真を送りつけ脅迫したなどとして郡山署は11日、大阪市鶴見区諸口6丁目の広告会社役員a容疑者(41)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。「脅すつもりはなかった。恋愛上の駆け引きだった」と話しているという。

 署によると、a容疑者は昨年12月、別れ話を切り出した大和郡山市の30代女性に「殺す」などとメールを送り、今年3月には女性の性的な写真を印刷して作製したチラシの画像をスマートフォンで送り、「チラシをばらまくぞ」などと脅迫した疑いがある。

朝日新聞社

芸大教授を脅迫疑い 46歳ギタリスト逮捕 在学時トラブルか
2021.04.24 東京朝刊 
 東京芸術大の40代男性教授を中傷する内容の文書をばらまくと脅したとして、千住署は脅迫の疑いで、荒川区東尾久、ギタリスト、a容疑者(46)を逮捕した。a容疑者は同大大学院の修了生で、在学時に准教授だった男性から指導を受けていた。

 署によると、a容疑者は「芸大のことに関しては話しません」と黙秘している。男性教授は数年前から同様の脅迫を複数回受けており、署に相談していた。署はa容疑者の在学時に何らかのトラブルがあったとみて調べている。

 逮捕容疑は平成31年2月、足立区にある同大の千住キャンパスで勤務していた男性教授宛てに「盗撮で逮捕されたことをばらす」などと嘘の内容の文書を郵送し、脅したとしている。

産経新聞社

母、投稿者特定へ提訴 山梨・女児不明、ネットに中傷「親が怪しい」
2021.04.15 東京朝刊 
 「親が怪しい」――。2019年に山梨県のキャンプ場で行方不明になった次女を捜すため、インターネットで情報提供を求める母親に、そんな誹謗(ひぼう)中傷が続く。「娘が帰ってきたときのためにも中傷をとめたい」。母親は先月、投稿者を特定するための訴訟を東京地裁に起こした。(新屋絵理)

 小学1年で7歳だった小倉美咲さんは19年9月、母親のとも子さん(38)ら家族や友人計27人で山梨県道志村のキャンプ場を訪れた。テントを離れて遊びに行った友達を追いかけようと、スキップしていく姿を見たのが最後だった。

 捜索は約2週間で打ち切られたが、とも子さんは週に3、4回ビラ配りをし、インスタグラムなどSNSで情報を呼びかけてきた。「見つかりますように」と励ましのコメントもあった。

 だが、とも子さんが事件を起こしたような言葉がネット上で目立つようになった。「殺したのは母」「居場所を知っているのでは」。記者の前で涙を見せた場面が報じられると「うそ泣き」と言われた。とも子さんを疑うコメントをした男女が自宅近くで遊ぶ長女(11)に話しかけ、様子をSNSに投稿したこともあった。外に出るのが怖くなった。

 「今のままではもうすぐネットを使い始める長女も、今後戻ってきた美咲も傷つく」。娘たちを守るため、投稿者情報の開示を求める訴えを3月29日に起こした。投稿者が特定できれば、損害賠償を請求する予定だ。代理人の小沢一仁弁護士は「ただでさえ憔悴(しょうすい)している人への中傷は理解しがたい。救済されなければならない」と憤る。

 ■「娘を捜すため」SNS続ける

 とも子さんへの中傷をめぐっては、これまでに2人の男が逮捕された。とも子さんに「お前が犯人だろ。殺すぞ」とメッセージを送った男は脅迫罪で有罪になり、別の男は名誉毀損(きそん)罪で公判中だ。とも子さんは「生きてきて言われたことがない言葉ばかり。心が苦しい」と訴える。

 ただ、インターネットは美咲さんを捜すための大事なツールだとも思う。「娘が誰かに助けを求めたときのために、みなさんに覚えておいてほしい」。だから今も、SNSで「似ている子を見かけたら情報を」と投稿している。

 とも子さんが経営するペットのトリミングサロンの電話番号をネットに載せているのも、美咲さんのためだ。番号を覚えていなくても、携帯の音声検索で店名を吹き込むなどすれば番号がわかるかもしれない。無言電話の被害はあるが、「娘が見つかる手段を打ちきりたくないんです」。

 とも子さんと美咲さんは当時、自宅では一つの布団で寝ていた。その日々がいつか戻ると信じている。「美咲が帰ってきたら、ぎゅっと抱きしめたい」

     ◇

 山梨県警は事件と事故の両面で調べている。

 ■相談増加、年5千件超

 ネットの誹謗中傷などをめぐる相談は増加傾向だ。

 総務省の「違法・有害情報相談センター」に2010年度に寄せられた相談は約1300件だったが、15年度に約4倍に増え、その後も5千件以上で推移している。

 19年に茨城県で起きたあおり運転事件では、容疑者の車に同乗した「ガラケー女」と間違われた女性が中傷され、昨年はフジテレビの番組「テラスハウス」に出演したプロレスラーの木村花さん(当時22)が匿名の中傷に悩み命を絶った。

 こうした状況を受け政府は2月、中傷した発信者の情報開示手続きを簡易化するプロバイダー責任制限法の改正案を閣議決定。今国会で審議中だ。現行法は被害者がプロバイダーらに開示請求訴訟を起こす必要があるが、改正案では、被害者の申し立てを受けた裁判所が必要と認めればプロバイダーらに開示を命じる。

女性脅迫 教諭を停職 府教委 浴場で痴漢 男性講師も=大阪
2021.03.27 大阪朝刊 

 府教育委員会は26日、女性を脅迫した府立支援学校の男性教諭(33)と、痴漢行為をした別の府立支援学校の男性講師(58)をそれぞれ停職6か月の懲戒処分にした。教諭は同日付で、依願退職した。

 発表によると、教諭は昨年12月、女性にLINE(ライン)で「殺意しかわかんかったわ」とメッセージを送信。脅迫容疑で逮捕、略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受けるなどした。講師は今年1月、公衆浴場で男性の下半身を触り、府迷惑防止条例違反(痴漢)で現行犯逮捕。略式起訴後、罰金30万円の略式命令を受けたという。

裸の画像などを送り脅した疑い /佐賀県
2021.03.26 西部地方版/佐賀 

 (県警人身安全・少年課発表) 25日、佐賀市内に住む県立高校2年の男子生徒(17)を脅迫容疑で逮捕。24日午後5時45分ごろから50分ごろまでの間、県内に住む18歳未満の知人女性のスマートフォンに、裸の上半身の画像と、「しゃーないからまく」などのメッセージを送り、脅した疑いがある。

脅迫メールでも送信者情報保護 通信の秘密重視 最高裁
2021.03.20 朝刊 

 脅迫的な内容のメールを受信した会社が、賠償請求のため送信者の情報が必要だとして、NTTドコモに記録提示を求めた裁判手続きで、最高裁第1小法廷(池上政幸裁判長)は「通信の秘密は保護の必要性が高く、メールの内容にかかわらず提示義務を負わない」として、却下する決定をした。18日付。

 インターネット上の人権侵害救済には、プロバイダー責任制限法に基づく情報開示請求の手続きがあるが「不特定への通信」が対象で、1対1のメールでは請求できない。このため会社側はドコモに対し、提訴前の証拠保全として接続記録の提示を申し立てていた。

 第1小法廷は、電気通信事業法が表現の自由の保障と、プライバシー保護のために通信の秘密を定めていることから「事業者は、職務上知り得た事実について民事訴訟での証言を拒める」と指摘した。

 その上で「利用者は秘密が保護されていると信頼しており、保護の必要性は高い」とし、送信者の情報は秘匿するべきだと判断した。

市職員を脅した疑い=鹿児島
2021.03.18 西部朝刊 
 阿久根署は17日、阿久根市脇本の無職、m容疑者(79)を暴力行為等処罰法違反容疑で現行犯逮捕した。発表によると、m容疑者は同日午後3時10分頃、同市役所の庁舎内で市職員の男性(30歳代)に包丁を突きつけ、「おまえの命をくれ」などと言って脅迫した疑い。男性にけがはなかった。男性は過去にm容疑者に応対することがあったといい、m容疑者は「気にくわなかった」と話しているという。

カンニング竹山さん脅迫疑い45歳男逮捕
2021.03.18 大阪朝刊 
 お笑い芸人のカンニング竹山さん(49)を脅迫したとして、警視庁四谷署は17日、暴力行為法違反(集団的脅迫)の疑いで、熊本県山鹿市上吉田、会社員、k容疑者(45)を逮捕した。逮捕容疑は昨年8月18日、東京都新宿区にある所属事務所の関連会社に電話をかけ、竹山さんが動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した動画に関し「キャンプが好きな人をばかにしている動画を消さないと殺しに行くぞ」「俺は右翼のもんじゃ」と脅したとしている。

「闇バイト」応募 書類送検 3人 女性襲うため集合容疑=愛知・続報注意
2021.03.13 中部朝刊 
 名古屋市の男がインターネット上で知人女性を襲わせる「闇バイト」を募集したとされる事件で、県警が書き込みに応じて集まった愛知、岐阜、兵庫県の30~40歳代の男3人を暴力行為等処罰法違反の疑いで名古屋地検に書類送検したことがわかった。送検は3月1日。

 捜査関係者によると、3人は昨年7月29日、ネット掲示板の投稿に応じ、同市名東区の店員女性(30)を連れ去って暴行する目的で、女性宅近くの公園に車で集まった疑い。投稿は女性の知人で、同市守山区四軒家、無職t容疑者(35)(脅迫容疑などで逮捕)に依頼された別の男が書き込んでいた。

 3人に面識はなく、出張帰りに現場へ向かった男もいた。事件前にSNSで性的暴行をほのめかすメッセージを受け取っていた女性が、県外ナンバーの不審な車に気づいて通報し、未遂に終わった。任意の調べに全員が容疑を認め、「性的暴行ができると期待した」などと話したという。

 昨年7月以降、女性の周辺に不審者が近づく事案が約10件発生し、ロープを所持していた京都府の20歳代の男が強盗予備容疑で逮捕されるなどしていた。県警はt容疑者が交際を断られた腹いせに、女性を襲わせる「闇バイト」を募っていたとみて調べている。

 [続報]

 2021年3月27日付中部朝刊25面

 =男性3人を不起訴=愛知

 名古屋市守山区、無職t被告(35)(脅迫罪で起訴)がインターネット上で知人女性を襲わせる「闇バイト」を募集したとされる事件で、名古屋地検は26日、書き込みに応じて集まったとして暴力行為等処罰法違反容疑で書類送検された愛知、岐阜、兵庫県の男性3人(30~40歳代)を不起訴とした。理由は明らかにしていない。一方、t被告については、この女性につきまとい、脅迫したとして、ストーカー規制法違反と脅迫罪で名古屋地裁に追起訴した。

 動画で脅迫した疑い
2021.03.12 朝刊  浜松市民版 
 【静岡県】浜松中央署は11日、脅迫の疑いで、浜松市中区西浅田1、無職m容疑者(33)を再逮捕した。

 逮捕容疑では、1月29日にインターネット上の動画配信サービスを利用して同市中区の男性会社員(44)ら4人に「殺す」などと脅迫したとされる。

 署によると、男性らは食事の様子を動画で公開していたところ、視聴していたm容疑者が別の動画で「4人のいるところに乗り込む」などの発言を繰り返したという。2月28日に知人男性の財布を盗んだとして逮捕されている。

年金事務所にナイフなど送る 容疑の男逮捕=岡山
2021.03.07 大阪朝刊 
 日本年金機構岡山東年金事務所(岡山市中区)にナイフなどを送りつけたとして、岡山中央署は6日、瀬戸内市邑久町北島、アルバイトs容疑者(29)を威力業務妨害容疑で逮捕した。

 発表では、s容疑者は1日頃、「事務所に爆弾を仕掛けた」「8日に事務所にいき、客もまとめて殺す」などと記した脅迫文と、果物ナイフや折りたたみナイフが入った封筒を3通郵送した疑い。容疑を認めているという。

 2日に同事務所へ封筒が届いたことから、同署が捜査していた。

脅迫容疑 会社役員を逮捕 高知南署 電話で40代男性に=高知
2021.03.06 大阪朝刊 
 男性を電話で脅したとして高知南署は5日、徳島市明神町、水産会社役員n容疑者(46)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、n容疑者は2月22日午前0時10分頃、土佐市内のシラスウナギ集荷場にいた高知市内の40歳代男性に電話し、「殺すぞ」と脅した疑い。調べに対し「そんなことは言っていない」と否認している。

 同署はシラスウナギの漁場を巡るトラブルの可能性もあるとみて調べる。

シラス仲買人脅迫疑い会社役員逮捕 高知南署
2021.03.06 朝刊 
 高知南署は5日、脅迫容疑で、徳島市内の水産会社役員、A容疑者(46)を逮捕した。「そのようなことは言っていない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、2月22日午前0時10分ごろ、土佐市内のシラスウナギ集荷場で仲買人の仕事をしていた知人の40代男性会社員=高知市=に電話をかけ、「殺すぞ」などと怒鳴って脅した疑い。

 同署によると、同容疑者と男性は以前に同じ会社で働いていたことがあるという。同署は漁場をめぐるトラブルが原因とみている。

リベンジポルノ1570件 昨年1年間、過去最多
2021.03.04 東京夕刊 
 元交際相手や知人の裸の画像・動画などを無許可でネット上などに出す「リベンジポルノ」について、警察への相談などが昨年1年間で1570件あり、前年より91件(6・2%)増加した。リベンジポルノ被害防止法が施行された2014年以降で最多。警察庁が4日発表した。

 被害者の性別では、女性が1427件で全体の約9割、男性は前年より5割近く増えて142件だった。年代別では20代が660人と最多で、20歳未満429人、30代247人と続いた。

 相談内容(重複あり)は、「画像を公表すると脅された」567件、「画像を所持されている、撮影された」559件、「画像を公表された」286件、「画像を送りつけられた」254件など。被害者と加害者との関係では、交際相手・元交際相手54%、ネット上だけの知人友人16・4%、それ以外の知人友人13・2%だった。

 摘発した事件はのべ245件(前年比16件減)。罪種別では、リベンジポルノ被害防止法違反47件、脅迫43件、児童買春・児童ポルノ禁止法違反34件、強要27件などだった。

 ストーカー規制法違反などの疑い
2021.03.03 朝刊  岐阜版 
 【岐阜県】高山署と県警人身安全対策室は2日、脅迫とストーカー規制法違反の疑いで、下呂市萩原町、会社員m容疑者(56)を逮捕した。

 逮捕容疑では2月24日、県内在住の女性(39)を待ち伏せて「秘密をばらす」などと脅迫し、25日午後1時半ごろ、女性宅に押し掛けるなどのストーカー行為をしたとされる。

 署は認否を明らかにしていない。女性が署に相談した。松森容疑者は以前、同じ女性へのストーカー行為で、県警から警告を受けていた。

 恐喝の疑い
2021.03.02 朝刊 

 【愛知県】東海署は1日、恐喝の疑いで、春日井市長塚町1、無職h容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では、1月19日午前2時半~3時45分ごろ、東海市内の会社員男性(26)に対して、男性宅駐車場の乗用車内で、「俺は納得していない。おまえが現れたことで俺たちの関係は全部壊れた」「俺と同じ苦しみを味わってほしい。お金を取られるのが一番苦しいだろう」と脅迫し、同日午前4時ごろ、2万8000円を脅し取ったとされる。

 署によると、「お金を受け取ったが、脅したつもりはない」と容疑を否認している。女性を巡るトラブルがあったとみられるという。

文書で脅迫被告、起訴内容認める さぬき市教委も被害 /香川県
2021.02.26 大阪地方版/香川 
 東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の児童の遺族3人に文書で殺害を予告したなどとして、脅迫と威力業務妨害の罪に問われた高知県香南市、無職t被告(43)の初公判が25日、仙台地裁(江口和伸裁判長)であった。t被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役2年6カ月を求刑し、即日結審した。判決は3月11日。

 起訴状などによると、t被告は2019年9月から20年6月にかけて、脅迫目的で大川小津波訴訟の原告の遺族3人に「殺人予告。刃物で刺し殺すか、拉致して仙台港に投げ落とすか」などと記載した書面を報道機関経由で送ったほか、小学校講師として以前、勤めていたさぬき市の教育委員会に「あんたら10人は○ぬで。」などと書いた書面を郵送し、警察に通報するなどの対応で業務に支障を生じさせたなどとされる。

 被告人質問でt被告は、「やるべきことをやった人(教員)が責められているのが許せないと感じた」と話した。

飲食店脅迫容疑 組長ら2人逮捕=東京
2021.02.25 東京朝刊 
 警視庁は24日、韓国籍で住吉会系暴力団組長、t(60)(新宿区新宿)と同組幹部、y(51)(同区歌舞伎町)両容疑者を暴力行為等処罰法違反(脅迫)容疑などで逮捕したと発表した。逮捕は23日。

 発表によると、2人は昨年11~12月、新宿区の飲食店の店長らに、「俺はヤクザだ。こんな店潰すぞ」と言って脅すなどした疑い。ともに「脅していない」などと容疑を否認している。

 t容疑者が客として店を訪れ、料金システムを巡って因縁をつけたという。

脅迫・威力業務妨害:松本人志さんの殺害を予告容疑 投稿の25歳逮捕
2021.02.24 東京朝刊
 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(57)への殺害予告をインターネット掲示板に書き込んだなどとして、警視庁新宿署は23日、東京都三鷹市井の頭2、システムエンジニア、s容疑者(25)を脅迫と威力業務妨害容疑で再逮捕した。逮捕容疑は1月30日、ネット掲示板に松本さんと家族を名指しして「執拗(しつよう)にナイフで滅多刺しにして殺します」と書き込んだとしている。

 同署によると容疑を認め、「昨年12月ごろから100件以上、爆破予告や殺害予告を書き込んだ」と供述している。s容疑者はお笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明さん(49)と矢作兼さん(49)への殺害予告をネット掲示板に書き込んだとして、今月3日に逮捕されていた。

 ネット掲示板を通じ連れ去りなど指示か 名東、脅迫容疑の男
2021.02.18 朝刊 
 【愛知県】名東署が十六日に知人女性(30)への脅迫の疑いで会社員の男を逮捕した事件で、男がインターネットの掲示板を通じて、この女性宅への強盗や連れ去りを「闇バイト」として請け負う男たちを募り、指示していたとして、同署は他の事件との関連を調べている。

 逮捕されたのは、守山区の会社員t容疑者(35)。逮捕容疑では、昨年七月十六~十七日に会員制交流サイト(SNS)を通じて名東区の知人女性に「絶対レイプして世に晒(さら)し出してやるからな」などと送ったとされる。容疑を認めており、十七日送検された。

 昨年七~八月、不審な男が女性宅の周辺をうろついたり、呼び鈴を鳴らしたりする事案が十件発生していた。

 そのうち、署は昨年十二月八日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、県内の三十代男を逮捕。男はネットの掲示板で「女を指定の場所へ連れてくる仕事。報酬二百万円」という旨の書き込みを見つけ、投稿した男に連絡。指示を受け、ネットの掲示板で募った男三人と七月二十九日に女性宅周辺にいたところ、女性が署に通報した。

 昨年七月三十一日には、強盗予備の疑いで、京都府の二十代男を逮捕。男もネットの掲示板で「高額報酬を出す」との書き込みを見つけ、投稿者に連絡。強盗をするため女性宅付近で待つよう言われ、ロープを用意し車中で待っていたが、署員に見つかった。

 両容疑者とも容疑を認めており、うち一人は「借金があり、気軽に金もうけできるバイトを探していた」と供述している。事件に関わった五人とt容疑者との間に面識はなかった。

知人女性脅迫容疑で逮捕 「闇バイト」で強盗募集か=愛知
2021.02.17 中部朝刊 
 県警は16日、名古屋市守山区四軒家、建築設備会社員t容疑者(35)を脅迫の疑いで逮捕した。警察はt容疑者がインターネット掲示板で知人女性方への強盗などを「闇バイト」として募集するなど、複数の余罪があるとみて調べている。

 発表によると、t容疑者は昨年7月16~17日、名東区の店員女性(30)に対し、SNSで性的暴行などをほのめかすような内容を複数回送信した疑い。通信会社への照会などからt容疑者を特定した。女性は知人で、容疑を認めている。

 名東署によると、昨年7月以降、女性方などを不審者が訪れたとみられる事案が約10件発生。うち2件で容疑者を特定し、京都府の20歳代の男を昨年7月に強盗予備容疑で、愛知県の30歳代の男を同12月に暴力行為等処罰法違反の疑いでそれぞれ逮捕した。両容疑者はネット掲示板で強盗や女性の連れ去りを依頼する書き込みに応募したと供述しており、県警はt容疑者が関係したとみて、捜査を進める。

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大津市に脅迫メール 容疑の42歳女を逮捕 大津署=滋賀
2021.02.16 大阪朝刊 
 大津市に脅迫メールを送って業務を妨害したとして、大津署は15日、同市日吉台、無職o容疑者(42)を威力業務妨害容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 発表によると、o容疑者は11日午後9時45分頃と翌12日午前7時35分頃、市のホームページのメールフォームに「下阪本支所の使用を取りやめないと利用者に危害を加える」などと書き込み、市下阪本市民センターを12日の1日間、閉鎖させるなどした疑い。

 娘を脅迫した疑い
2021.02.13 朝刊  浜松市民版 
 【静岡県】浜松中央署は12日、脅迫の疑いで、県西部の会社員の男(48)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月下旬~2月上旬、同居する10代の娘に対し、道連れに心中するという旨のメールを数回にわたり携帯電話に送信したとされる。

 署によると11日、怖くなった娘の行方が分からなくなった。男が浜松中央署に行方不明届を出し、被害が発覚した。同日に娘は見つかった。

車内に監禁し恐喝した疑い
2021.02.10 朝刊 長野総合版 
 【長野県】県警捜査1課と岡谷署は8日、監禁と恐喝の疑いで、岡谷市湊、会社員m容疑者(20)を逮捕した。署は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑では、1月31日夜、岡谷市の20代男性を車に乗せて監禁し、車内で「財布持っているか」などと脅迫し、9000円を脅し取ったとされる。

 署によると、2人に面識はないが、何らかのトラブルがあったとみられる。

脅迫容疑で逮捕 /福島県
2021.02.08 東京地方版/福島  福島全県 
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 南会津署は6日、下郷町湯野上、会社員s疑者(37)を脅迫の疑いで逮捕したと発表した。署によると、s容疑者は1日、南会津郡内の知人女性に携帯電話で「いつか必ず殺す」などのメッセージを送った疑いがある。

みかじめ料恐喝 容疑の男逮捕=岡山
2021.02.08 大阪朝刊 
 水島署は7日、倉敷市中畝、職業不詳k容疑者(38)を恐喝容疑で逮捕した。同署は認否を明らかにしていない。

 発表によると、k容疑者は2018年11月に市内のマッサージ店を訪れて、「他の店もみんな3万円払っとる。払わんかったら、すぐに店をたたむことになるで」と女性経営者を脅迫。20年10月までに5回にわたり、みかじめ料として計15万円を脅し取った疑い。

SNSで中傷の疑い=熊本
2021.02.07 西部朝刊 
 県警は6日、松山市御幸2、無職y容疑者(25)をストーカー規制法違反、脅迫などの疑いで逮捕した。発表では、2019年11月~21年1月、SNSで元交際相手の女性(20歳代)を中傷したほか、名誉毀損(きそん)や、「殺す」と脅す投稿を繰り返した疑い。投稿したことは認めているという。

風俗スカウトに暴行、脅迫の疑い グループ幹部を逮捕=東京
2021.02.03 東京朝刊 
 風俗店などで働く女性を勧誘するスカウトグループのメンバーに暴行したなどとして、警視庁は2日、グループ幹部で職業不詳、s容疑者(29)(中央区勝どき)を暴行と脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、s容疑者は昨年9月3日夜、新宿区百人町の公園内などで、当時グループの一員だった男性(28)の頭を殴り、「罰金を払わないなら殺す」と脅した疑い。調べに対し、黙秘している。

 このスカウトグループは昨年6月、新宿区歌舞伎町で暴力団を相手に集団暴行事件を起こしており、警視庁が動向を警戒している。

 ナイフで脅迫した疑い
2021.02.02 朝刊 
 【静岡県】湖西署は1日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、湖西市鷲津、無職s容疑者(60)を逮捕した。

 逮捕容疑では、1月31日午後1時半ごろ、同じ集合住宅に住むペルー国籍の女性をナイフで脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。s容疑者と女性との間に騒音トラブルがあったという。

脅迫メール送信 容疑の35歳逮捕=鳥取
2021.01.28 大阪朝刊 
 米子署は27日、米子市淀江町小波、無職u容疑者(35)を脅迫の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。

 発表によると、u容疑者は昨年7月19~23日の間、同市の会社役員男性(47)に対し、「息の根止めるから覚悟しとけよ」などと記したメールを計11通送信して、脅した疑い。

 u容疑者は、男性が経営する会社でアルバイトをしていたことがあり、メールは第三者の男性を装って送信していたという。

「コロナばらまく」 脅迫疑い 61歳逮捕=栃木
2021.01.28 東京朝刊 
 足利署は27日、足利市巴町、パート従業員u容疑者(61)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、u容疑者は昨年12月8日午後、「殺すぞ。コロナをばらまいてやる。爆弾を仕掛けます」などと記載されたはがきを同市内のスナックに郵送し、脅迫した疑い。容疑を認めているという。

医師の倉持さんの病院にカッター刃 新型コロナウイルス
2021.01.22 朝刊 
 テレビ番組などで新型コロナウイルスについて情報発信している医師の倉持仁さん(48)が院長を務める「インターパーク倉持呼吸器内科」(宇都宮市)にカッターの刃が郵送されていたことが21日、倉持さんへの取材で分かった。倉持さんから相談を受け栃木県警は脅迫の疑いを視野に捜査している。

 倉持さんによると、郵送は14日で、封筒にカッターの刃1本が入っていた。文書は同封されていなかった。17日には「コロナが拡大したのはインターパーク内科がTVに出たため」などと書かれた紙が複数、駐車場のポールに貼られているのが見つかったという。

新型コロナ:新型コロナ 情報発信の医師を脅迫 封筒にカッターの刃 宇都宮南署捜査 /栃木
2021.01.20 地方版/栃木 
 新型コロナウイルスに関する情報をテレビやツイッターなどで発信しているインターパーク倉持呼吸器内科(宇都宮市中島町)院長の倉持仁医師(48)に、カッターの刃を送りつけるなどの嫌がらせが起きている。相談を受けた宇都宮南署が脅迫容疑も視野に捜査している。

 倉持医師によると、カッターの刃は14日、同院に茶封筒で送りつけられた。封筒には刃だけが入っており、文章などは同封されていなかった。

 昨年12月末には嫌がらせのはがきが匿名で届き、それ以前にも「勝手なことを言うな」という趣旨のメールが送りつけられた。今月17日には、同院の駐車場に「コロナが拡大したのは、インターパーク内科がTVに出たため。責任とって下さい」などと書かれた張り紙がされた。名称が類似する近隣の医院にも同様の紙が張られたという。

 倉持医師は「鬱憤を晴らすようなことをしても何も解決しない。我々は新型コロナに対して必要な医療行為をしているだけで、医療に全力を尽くすことが仕事。建設的な方向でエネルギーを使っていただければ」と話した。【玉井滉大】

タワマン強盗指示役か 警視庁 容疑で22歳男逮捕
2021.01.20 朝刊 
 東京都目黒区のタワーマンションの女優里美ゆりあさん宅で昨年10月、現金約600万円が奪われた事件で、警視庁少年事件課は19日、強盗致傷などの疑いで千葉県成田市玉造3の8の2、職業不詳i容疑者(22)を逮捕した。

 警視庁は昨年10月に強盗などの疑いで17~19歳の少年3人を逮捕し、i容疑者を指示役とみている。「俺は関係ない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は少年3人と共謀し、昨年10月26日、目黒区のマンション一室で、里美さんを脅迫して現金を奪い、打撲など約2週間のけがを負わせた疑い。

 恐喝の疑い
2021.01.20 朝刊 
 【三重県】四日市北署は18日、恐喝の疑いで、桑名市和泉の会社員m(40)と木曽岬町の配管作業員k(34)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、両容疑者は昨年10月18日午後8時~19日午前1時半、四日市市の男性会社員(42)に同市内や菰野町内で暴行を加え「15万円払え」「家に乗り込むぞ」などと脅迫し、昨年11~12月にかけてk容疑者方などで計9万5000円を脅し取ったとされる。

 署によると、金の貸し借りを巡ってトラブルになっていた。両容疑者は「暴行して現金をもらったのは間違いないが、脅していない」と一部否認している。

コロナ情報発信に“脅迫”/医師にカッター、中傷/宇都宮南署捜査へ
2021.01.19 朝刊 
 新型コロナウイルス対策についてメディアなどで積極的に情報発信している倉持仁(くらもちじん)医師(48)が院長を務める「インターパーク倉持呼吸器内科」(宇都宮市中島町)にカッターの刃が送りつけられていたことが18日までに、倉持医師などへの取材で分かった。相談を受けた宇都宮南署は、脅迫の疑いも視野に捜査している。

 倉持医師によると、14日にカッターの刃1本が封筒に入って同院に郵送されてきた。封筒には日本医師会の関係者をかたった差出人の名前が記されていたという。

 さらに17日朝には、同院の駐車場に設置された複数のポールに「コロナが拡大したのは、インターパーク内科がTVに出たため」などと中傷する紙が貼られているのが見つかった。

 同院と類似する名称の医療機関にも同様の張り紙がされていたという。

 倉持医師は「以前から嫌がらせのはがきが来たり、ツイッターに匿名で好き放題書き込まれたりすることはあったが、今回は非常に悪質。新型コロナに一生懸命対応している職員の身の安全が一番心配」と憤る。

 「新型コロナでは誰が、何が、どの情報が正しいのか分からない中で、誤った言説を信じてしまうという面もあるのではないか」と指摘した。

包丁で妻脅す 容疑の80歳逮捕  須崎署
2021.01.15 朝刊 
 【須崎】須崎署は14日、暴力行為法違反容疑で須崎市、A容疑者(80)を逮捕した。

 逮捕容疑は、12日午後0時半ごろ、同容疑者の自宅で70代の妻に向けて包丁(刃渡り16・5センチ)を示し、「お前を殺しておれも死ぬ」などと脅迫した疑い。

 同署によると、同容疑者は食事の準備をしていた妻との会話中に、ささいなことから一方的に腹を立てたという。

 脅迫の疑い
2021.01.07 朝刊 
 【愛知県】北署は5日、脅迫の疑いで北区志賀町5、無職i容疑者(49)を逮捕した。

 逮捕容疑では、4日夕方、兵庫県多可町の介護施設職員の女性(41)に電話で「おまえらみんな殺してやる」などと脅したとされる。

 署によると、i容疑者は「言いたくない」と認否を保留。女性とは同じ宝石愛好家のグループで、電話でほかのメンバーに危害を加えることもほのめかしていた。署はグループ内の人間関係でトラブルがあったとみている。

報道された脅迫事件 2020年
報道された脅迫事件
報道された脅迫事件

恐喝容疑の組員ら5人、不起訴処分 地検
2020.12.29 埼玉新聞 15頁 (全202字) 

 特殊詐欺の受け子役として誘った少年から現金を脅し取ったとして男女5人が逮捕された事件で、さいたま地検は28日、指定暴力団傘下組織幹部の男性2人、同組員の男性、草加市のアルバイト男性、同市の中学生の少女の計5人を不起訴処分とした。裁定主文や処分理由を明らかにしていない。
 5人は県内に住む10代少年に因縁をつけて脅迫し、現金18万5千円を脅し取ったとして、今月8~16日に恐喝容疑で県警に逮捕されていた。

恐喝容疑の組員ら5人、不起訴処分

埼玉新聞社

脅迫:都医師会会長に殺害予告脅迫文
2020.12.26 中部朝刊 31頁 社会面 (全146字) 
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 新型コロナウイルスの対応に当たっている東京都医師会の尾崎治夫会長宛てに、殺害を予告する脅迫文が送られていたことが捜査関係者への取材で判明した。警視庁神田署が脅迫容疑などで調べている。

 捜査関係者によると、脅迫文は22日、都医師会ホームページの「問い合わせフォーム」に送信された。

毎日新聞社

 ストーカーの疑い
2020.12.26 朝刊 14頁 三重版 (全259字) 

 【三重県】桑名署は25日、ストーカー規制法違反と脅迫の疑いで、名古屋市中区正木の無職y容疑者(75)を逮捕した。逮捕容疑では21日午前9時ごろ、桑名市内の40代の女性宅に押しかけ、危害を加える旨を記した手紙を置いて脅迫。22日にも「意思表示しないと最悪の事態に陥る」などのメッセージを女性の携帯電話の留守番電話機能に録音し、つきまといを繰り返したとされる。

 署によると、手紙を置き、メッセージを録音したことを認める一方「ストーカー行為や脅迫に当たる認識はなかった」と容疑を否認している。交際関係のもつれとみられる。

中日新聞社

女児性的暴行で22歳男を起訴=岐阜
2020.12.22 中部朝刊 27頁 (全169字) 

 県内で4月、道を歩いていた女児2人に性的暴行を加えたとして、多治見市の男が、わいせつ略取罪や強制性交罪などで起訴されていたことがわかった。

 男は、岐阜地裁で公判中の無職y被告(22)。起訴状などによると、4月27日、県内の路上で、13歳未満の女児2人にナイフを示して脅迫し、空き地で手錠を掛けるなどした上で性的暴行を加えたとしている。

読売新聞社

監禁、強盗容疑 男女6人逮捕=富山・続報注意
2020.12.22 東京朝刊 27頁 (全736字) 

 男性を車に監禁し暴行を加えて現金を奪ったなどとして、富山中央署は21日、富山市岩瀬港町、自称電気工事業g容疑者(22)ら男女6人を逮捕・監禁と強盗の疑いで逮捕したと発表した。

 他に逮捕されたのは、黒部市三日市、無職t(20)、富山市新庄町、自称会社員o(21)、高岡市出来田、同h(22)、富山市開、自称建設業i(27)、舟橋村佛生寺、自称土木解体業i(21)の5容疑者。逮捕は15~21日。

 発表によると、6人は14日午後9時20分頃、富山市湊入船町の駐車場で、県内の40歳代男性を乗用車に押し込んで顔を拳で複数回殴るなどし、刃物を突きつけて「殺すぞ」「金出せ」と脅迫し、現金82万円を奪った疑い。同署は認否を明らかにしていない。

 6人は知人同士で、うち一部が男性と面識があったという。被害男性が15日、同署に届け出て発覚した。

 [続報]

 2021年1月9日付東京朝刊25面

 =強盗など 4人を起訴=富山

 富山地検は8日、富山市岩瀬港町、無職g容疑者(22)ら男4人を逮捕・監禁致傷と強盗罪で富山地裁に起訴した。

 ほかに起訴されたのは、高岡市出来田、会社員h(22)、富山市開、建設業i(28)、舟橋村佛生寺、土木解体業i(21)の3容疑者。

 起訴状などでは、4人は共謀し、昨年12月14~15日、富山市湊入船町の駐車場で県内の40歳代男性を乗用車に押し込んで足を蹴るなどの暴行を加え、4人の知人女性と無理やり性的関係を持ったとして、特殊警棒のような物を示して「殺すぞ」「示談金で200万円な」などと脅迫し、現金82万円を奪ったとしている。地検は認否を明らかにしていない。

 この事件では、ほかに2人が逮捕されたが、処分保留で釈放されている。

読売新聞社

徳島県内の2市に脅迫メール
2020.12.22 朝刊 26頁 (全185字) 

小松島、三好両市に18日、市役所の爆破を予告するメールが届いた。どちらも「22日午後4時15分に市役所1階の女子トイレに仕掛けた爆弾を作動させる」という内容で、暗号資産(仮想通貨)のビットコインを指定口座に振り込むよう要求している。小松島市では21日朝、出勤した職員が市の問い合わせフォームに届いたメールに気付いた。当日、女子トイレを立ち入り禁止にするなどの対策を取る。

徳島新聞社

松前集団暴行 暴力行為法違反 被害者男も起訴 松山地検
2020.12.22 朝刊 二社 (全245字) 

 4月に松前町で起きた集団での傷害容疑事件で、松山地検は21日、集団暴行される際に包丁を示して脅迫したとして暴力行為法違反の罪で伊予市の無職A容疑者(52)を松山地裁に起訴した。地検は認否を明らかにしていない。

 起訴状などによると、A被告は4月14日午前0時8分ごろ、松前町の駐車場で大阪市東淀川区の自営業B被告(46)=傷害罪で起訴=に対し、両手に持った包丁の刃先を向け脅迫したとされる。

 地検は2日、A被告の足を棒状の物で殴ってけがをさせたなどとして傷害罪でB被告ら5人を起訴していた。

愛媛新聞社

強要未遂容疑で逮捕=佐賀
2020.12.21 西部朝刊 27頁 (全142字) 

 白石署は20日、滋賀県彦根市中藪町の大学生k容疑者(22)を強要未遂容疑で逮捕した。発表によると、k容疑者は9日、杵島郡内の元交際相手の女性(20歳代)に対し、SNSで27回にわたり、「復縁してください」「家族を避難させても無駄ですよ」「殺します」などと送信して脅迫した疑い。

読売新聞社

受け子の少年を恐喝 容疑の組員ら5人逮捕
2020.12.18 埼玉新聞 16頁 (全991字) 

 特殊詐欺事件の受け子役として誘った少年から賠償金名目で現金18万5千円を脅し取ったとして、県警捜査4課と越谷署は17日までに、恐喝の疑いで、住所職業不詳、指定暴力団極東会傘下組織幹部のw容疑者(40)ら男女5人を逮捕し、さいたま地検に送検した。
 他に逮捕されたのは、同組織幹部の無職i容疑者(41)=東京都板橋区高島平9丁目、同組員の無職y容疑者(39)=戸田市笹目5丁目、草加市のアルバイトの男(21)と同市の中学生少女(15)。
 逮捕、送検容疑は共謀の上、県内に住む10代少年に、「使った分の経費15万円を払え」「払えないなら親に催促するぞ」などと因縁をつけて脅迫。5月14日に越谷市内のコンビニエンスストア駐車場で現金18万5千円を脅し取った疑い。県警は共犯事件で捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。
 同課によると、少年はi容疑者から特殊詐欺事件の受け子の仕事を紹介されたが、昨年9月下旬、県内で警察官に職務質問された。犯行を指示される前に失敗したとみられている。
 その後、w容疑者らが少年のために用意した携帯電話代などの賠償金名目で、複数回にわたって金銭を要求。支払いを約束させる書面を作成するなどした。
 県警は現場付近の防犯カメラなどから、w容疑者らを特定。特殊詐欺事件が背景にあるとみて役割や関係を調べている。
■詐欺加担トラブルも
 10代少年を恐喝したとして暴力団員の男ら5人が逮捕された事件では、特殊詐欺事件が背景にあるとみられている。
 県警特殊詐欺対策室によると、今年1~10月に県警が特殊詐欺事件で摘発した人数は前年同期より17人多い176人。うち20歳未満の少年は28人(15・9%)、暴力団員は25人(14・2%)に上る。少年の役割別では受け子が24人と85%を占めており、他はリクルーターが2人、見張り役と回収役が1人ずつとなっている。
 犯行に加担したきっかけは判明している限りで、約5割が会員制交流サイト(SNS)、2割弱が友人などからの誘いだった。SNS上では「闇バイト」「高額収入」「受け出し(UD)」などの言葉で受け子らを募集する投稿が見受けられる。
 同対策室は「軽い気持ちで一度誘いに乗るとグループから抜けられなくなったり、トラブルに巻き込まれる可能性がある。絶対に犯行に加担しないでほしい」と呼び掛けている。

埼玉新聞社

強盗強姦 懲役7年判決 地裁、服役中の34歳被告に=山梨
2020.12.17 東京朝刊 31頁 (全429字) 

 10年前に女性(当時19歳)に乱暴し、現金1000円を奪ったとして強盗強姦(ごうかん)罪に問われた無職m被告(34)(別の事件で服役中)の裁判員裁判で、甲府地裁(横山泰造裁判長)は16日、懲役7年の判決(求刑・懲役8年)を言い渡した。

 判決によると、m被告は2010年12月9日夜、富士河口湖町で女性の顔にカッターナイフを突きつけ「騒いだら殺す」と脅迫して乱暴し、財布から現金1000円を奪った。

 横山裁判長は「犯意は強固で、身勝手な犯行に酌むべき点は乏しい」と指摘。成育環境が不遇だった点は認めたが、自身の考え方や行動を見つめ直す機会はあったとして「刑事責任を大きく減殺すべき事情とはいえない」と説明した。

 県警などによると、今年5月に県警が現場に残されたDNA型のデータを警察庁のデータベースで照合したところ、別の事件で服役していたm被告のDNA型と一致した。10年前の事件当時は、現場で採取したDNA型が不完全だったため、照合を見送っていたという。

読売新聞社

元警視を恐喝 文言一部否認 地裁初公判=和歌山
2020.12.15 大阪朝刊 31頁 (全411字) 
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 県警の元警視の男性らから現金300万円を脅し取るなどしたとして、恐喝と恐喝未遂の罪に問われた和歌山市中之島、無職n被告(69)の初公判が14日、地裁(小坂茂之裁判官)であった。n被告は起訴事実について、脅迫の文言の一部を否認した。

 起訴状によると、n被告は昨年12月、「この辺に住めやんようにしたるぞ」などと元警視とその妻を脅し、和歌山市内の自宅で現金250万円を受け取ったとされる。また、今年4~7月には、「(元警視の)当時の部下にも迷惑が及びかねない」といった内容を記した封書4通を元警視とその妻に送りつけ、50万円を受け取ったほか、9月にも現金を脅し取ろうとしたとされる。

 検察側は冒頭陳述で、n被告が生活費に困り、以前、元警視に金を貸したことに乗じて脅したと主張。一方、弁護側は恐喝罪などの成立は争わないとしたが、罪状認否でn被告は、起訴状に記述されている文言の一部について、「言っていない」と否認した。

読売新聞社

家庭内性暴力、浮かびづらい実態 相次ぐ無罪判決、被害者の葛藤を聞く /香川県
2020.12.12 大阪地方版/香川 23頁 香川全県

 高松地裁で10月、養女への監護者性交の罪=キーワード=に問われた男性に懲役6年の実刑判決が下された。家庭内での性暴力を巡る裁判は全国で無罪判決が相次ぐが、この裁判では被害者の妊娠が立証の決め手となった、と司法関係者は言う。この経緯に疑問を持った記者(24)が、性暴力事件の裁判の現状や被害者の葛藤を取材した。

 ■思い出すつらさ、裁判供述に負担

 県弁護士会の斉藤真吾弁護士(37)は「家庭内での性暴力は防犯カメラや目撃者などの証拠が少ないため、立証は相当難しい」と話す。有力な物証である体液は、衣服に付着していたり、体内に残っていたりするが、被害直後でなければ採取することができない。妊娠が唯一の証拠となってしまうこともある。

 同じ高松地裁で2018年、当時13歳だった養女の体に触ったとして監護者わいせつ罪に問われた男性の裁判があった。男性は「触っていない」と否認。物証は乏しく、男性と養女の供述の信用性が争われた。

 高松地検が開示した事件記録によると、養女は「(男性に)上に乗って触られた」と検察の調べに供述。しかし、法廷での証人尋問では「体を触られたことがあるか」との検察官の問いに、「はい」と答えたものの、時期や場所については口を閉ざした。

 判決で裁判官は、養女が性被害に遭った可能性を認めながらも、「司法面接のたびに被害を受けた回数が変わるなど、供述の信用性は低い」として男性に無罪を言い渡した。

 全国でも18年に福島地裁、19年は福岡地裁で養女に対する監護者性交等罪に問われた男性に無罪判決が出た。いずれも「養女の証言の信用性に疑いがある」との理由だ。斉藤弁護士は「被害を思い出すことがつらい上に裁判の中で正確性を追求され、信用性が低いと判断されてしまうことがある。被害者への負担が非常に大きい」と指摘する。

 ■抱え込んで孤独、報道で社会動く

 性暴力の被害者にも話を聞いた。高松市のmさん(50)は5歳ごろから中学2年まで実の父親から性暴力を受けた。40歳になるまで自分は被害者ではなく、「共犯者」と思い込んでいたという。

 「大好きなお母さんと離れ離れになってしまうと思って、1人で抱え込んだ」

 それを聞き、考えた。新聞など報道機関が家庭内の性暴力をあまり報じてこなかったことが関係していないだろうか。

 その問いにmさんはこう答えた。「自分だけが特殊なことに悩んでいると思い、孤独だった。メディアが報じることで、被害者は救われ、社会も再犯防止や法整備の動きが出てくる」

 もう一つ質問した。私のような男性の記者が取材をすることは精神的に苦痛を与えていないかと。mさんはこれまで受けた取材は全て女性記者だったといい、「性暴力は加害者である男性に理解してもらわないと被害は無くならない」と答えた。

 mさんは現在、ブログで同じような被害に遭った人から相談を受け、アドバイスを送っている。「被害を受けた人は全く悪くない。被害者支援の団体に相談してほしい」と話した。

 ■救う視点が必要、いま一度考える

 今回の取材で、監護者による性暴力事件は、計り知れない大きな負担を被害者の心身に残すことが改めて浮き彫りになった。苦しむ被害者を救うためにも、報じなければならない事件だと再認識した。

 その一方で、警察は被害者保護を理由に監護者による性暴力事件の大半を公表していない。被害者が特定されない配慮は必要だが、何が被害者を救うことになるのか、報道側も捜査側も、いま一度、その視点に立ち返って考えなければならない。

 ◆キーワード

 <監護者性交等罪> 刑法が2017年に改正され、「強姦(ごうかん)罪」は「強制性交等罪」に改められ、子どもを保護する立場の親などが加害者となった場合の「監護者性交等罪」と「監護者わいせつ罪」が新設され、暴行・脅迫がなくても罪に問えるようになった。現行刑法が制定されて以来、110年ぶりの改正。さらに、性犯罪すべてが被害者の告訴がなくても罪に問える非親告罪になった。

朝日新聞社

武智さん脅迫疑い、会社員を書類送検
2020.12.12 東京朝刊 24頁 第3社会 (全208字) 

 漫才コンクール「M-1グランプリ2018」の審査員だったタレントの上沼恵美子さん(65)をインターネット上で批判、物議を醸したお笑いコンビ「スーパーマラドーナ」の武智さん(42)(本名・武智正剛)に対し、ツイッターで「殺す」とメッセージを送ったとして、大阪府警南署は11日、脅迫容疑で、東京都三鷹市の男性会社員(26)を書類送検した。男性会社員は「(上沼さんを)冒涜することが許せなかった」などと容疑を認めている。

産経新聞社

 交際相手を脅した疑い
2020.12.11 朝刊 20頁 三重版 (全211字) 

 【三重県】鈴鹿署は9日、脅迫の疑いで、愛知県津島市愛宕町9、無職s容疑者(36)を逮捕した。

 逮捕容疑では、6日午後2~10時半ごろ、交際していた鈴鹿市内の20代女性が会おうという誘いを断ったことに腹を立て、「刺し殺すぞ。いつ刺されても知らんぞ」などと電話やメッセージアプリを使って複数回伝え、脅迫したとされる。

 署によると「怒っただけで、内容は覚えていないので分からない」と容疑を否認している。女性が被害届を出していた。

中日新聞社

 脅迫の疑い
2020.12.11 朝刊 18頁 尾張版 (全173字) 

 【愛知県】稲沢署は9日、脅迫の疑いで、日進市栄1、自称自営業k容疑者(64)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月28日、実在する暴力団名が印字された紙に「没せよ」などと記載した書面を、稲沢市内の会社の役員男性(56)あてに郵送し、脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。k容疑者は1~4月、同社に派遣され、社用車の運転手として働いていた。

強制性交など疑い 僧侶の男を再逮捕=山口
2020.12.08 西部朝刊 29頁 (全269字) 
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 岩国署は7日、山口市徳地柚木、僧侶y被告(31)(強制わいせつ罪などで公判中)を強制性交と、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで再逮捕した。容疑を認めているという。

 発表によると、y被告は2017年9、11月の2回にわたり、防府市内の空き地に駐車した車内で、SNSで知り合った県内の女子中学生(当時)を脅迫して、18歳未満であることを知りながら、わいせつな行為をし、その様子をスマートフォンで盗撮して児童ポルノ映像を製造した疑い。

 y被告は小学生女児にわいせつな行為をするなどしたとして、すでに2度、逮捕、起訴されていた。

読売新聞社

恐喝容疑で男2人逮捕 高砂署
2020.12.08 神戸新聞 23頁 (全314字) 

 車の走行を巡ってトラブルになった男性を脅し、現金計12万円を奪った上、量販店でイヤホン(3万円相当)を買わせたとして、高砂署が7日までに、恐喝の疑いで、加古川市の鉄筋工の男(27)と同市の建設業の男(24)=いずれも同罪で起訴、保釈中=を逮捕していたことが、同署への取材で分かった。

 起訴状によると、両被告は11月9日夜、姫路市の男性会社員(24)の乗用車が鉄筋工の男の軽乗用車を追い越した際、石が飛んだとして、2人で「お前の車を蹴り回す」「警察に言ってもどうにもならない」などと脅迫。翌日未明まで、男性を高砂市内のコンビニなどに連れて行き、現金などを脅し取ったとされる。

 同署によると、いずれも調べに容疑を認めているという。

神戸新聞社

事件・事故 児童ポルノ製造容疑など
2020.12.08 朝刊 山口総合 (全222字) 

児童ポルノ製造容疑など

 岩国署は7日、山口市徳地柚木、僧侶y容疑者(31)=強制わいせつの罪で起訴=を、強制性交と児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ盗撮製造)の疑いで再逮捕した。再逮捕容疑は2017年9月11日と11月18日、会員制交流サイト(SNS)で知り合った当時中学生の女子生徒を脅迫し防府市内の空き地に止めた車内でわいせつな行為をした疑い。さらに携帯電話で撮影した11月18日の行為の動画をパソコン内に記録した疑い。

中国新聞社

本紙記者に脅迫文 元臨時教員起訴  高知地検
2020.12.08 朝刊 23頁 社会1 (全298字) 

 本紙記者に脅迫文を送りつけたとして、高知地検は7日、香南市、元小学校臨時教員、A容疑者(43)を脅迫罪で起訴した。

 起訴状によると、同被告は高知新聞社の男性記者を脅迫しようと考え、1月17日ごろ、「新聞社までワシが出向いて包丁で刺し殺してやる」「社にガソリン放火したろか?」などと記した新聞社宛ての封書1通を香南市の郵便ポストに投函(とうかん)し、男性記者を脅迫した-としている。

 同被告は、東日本大震災で児童が犠牲になった宮城県石巻市立大川小の遺族や、大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)の校内児童殺傷事件の遺族に対する脅迫容疑などで逮捕、起訴されている。高知地検は認否を明らかにしていない。

高知新聞社

14年前 女児に性的暴行/時効成立寸前 容疑の男逮捕/北海道警 2006年に当時10代の小学生女児に性的暴行をしたとして、北海道警小樽署は5日、強姦(ごうかん)致傷の疑いで、当時17歳だった小樽市の介
2020.12.06 河北新報記事情報 25頁 共同通信 (全285字) 

14年前 女児に性的暴行/時効成立寸前 容疑の男逮捕/北海道警

 2006年に当時10代の小学生女児に性的暴行をしたとして、北海道警小樽署は5日、強姦(ごうかん)致傷の疑いで、当時17歳だった小樽市の介護職員の男(32)を逮捕した。強姦致傷罪の公訴時効は15年で、来年3月に時効が成立するところだった。署によると、男はおおむね容疑を認めているという。

 逮捕容疑は06年3月7日午後7時ごろ、小樽市の路上で、帰宅途中の女児に刃物を突きつけて脅迫し、暴行してけがをさせた疑い。

 署によると、当時、現場で採取した遺留物を最新の技術で再鑑定してDNA型を検出、男のものと一致した。

河北新報社

 脅迫の疑いで男逮捕
2020.12.05 朝刊 22頁 福井版 (全174字) 

 【福井県】坂井西署と県警少年女性安全課は4日、脅迫の疑いで、福井市新田塚2、会社員e容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑では、11月30日午後8時35分ごろから午後10時40分ごろまでの間に、県内在住の20代女性に、会員制交流サイト(SNS)で「親も弟も殺す」「ぶっ殺す」などと複数回メッセージを送信したとされる。

 署によると、容疑を認めている。

中日新聞社

 脅迫はがきに実刑 分断の不安一蹴、住民支援 川崎・ふれあい館長ら会見「わがまちの宝」毎日巡回
2020.12.04 朝刊 17頁 横神版 (全573字) 

 【神奈川県】「迷惑施設と思われてしまうのではないか、と少し不安でした」。横浜地裁川崎支部で三日に開かれた威力業務妨害事件の判決公判を受け、脅迫はがきが届いた多文化交流施設「川崎市ふれあい館」館長の崔江以子(チェカンイジャ)さん(47)は、記者会見でそう打ち明けた。その不安を一蹴するように、地域住民が施設周辺の巡回に協力してくれたという。

 崔さんは会見で「差別のない、人権尊重の地域社会の創造に寄与する」という施設の設置目的に言及。「(犯行は)在日コリアンの存在を否定するヘイトスピーチで、設置目的をも無効化する悪質なヘイトクライムです」と指摘した。

 元市職員の男(70)に対する懲役一年の実刑判決に関して、同席した師岡康子弁護士は「威力業務妨害罪や初犯であることを考えると、かなり重い判断。ただ、具体的に『これは差別なんだ』と判決で踏み込んでほしかった」と語った。

 ふれあい館には今年一月、在日コリアンの抹殺を予告する年賀状が届き、その後は爆破予告もあった。「地域への影響も大きく、分断が生じてしまうのではないか」と心配した崔さん。けれども、地元町内会は「わがまちの宝のふれあい館を守るんだ」と毎日巡回してくれたという。

 崔さんと並んで会見した桜本一丁目町内会の山口良春会長(81)は「(脅迫はがきは)身を切られる思いだった」と振り返った。

中日新聞社

千葉市の女性宅に緊縛強盗 /千葉県
2020.12.03 東京地方版/千葉 19頁 ちば首都圏 (全212字) 

 1日午後9時40分ごろ、千葉市稲毛区の無職女性(78)の息子から「家に帰ったら母が体を粘着テープのようなものでグルグル巻きにされている」と110番通報があった。女性は腕に軽傷を負っており、千葉北署は強盗致傷事件とみて逃げた男の行方を追っている。

 署によると、若い男とみられる人物が女性宅のインターホンを鳴らし、玄関から侵入。女性の体を粘着テープのようなもので緊縛して「金を出せ」と脅迫したという。男は黒っぽい服装だったという。

朝日新聞社

強制性交容疑、教諭を不起訴 岡山地検 /香川県
2020.12.03 大阪地方版/香川 21頁 香川全県 (全196字) 

 岡山地検は2日、脅迫や強制性交等の容疑で逮捕、送検された香川県立高校教諭の男性(35)について、両容疑とも不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。

 男性は、元交際相手の女性を脅したとする脅迫の疑いで7月に岡山県警に逮捕され、10月には10代の女性に性的暴行を加えたとする強制性交等の疑いで再逮捕された。調べに対し、強制性交等容疑については「殴ったり蹴ったりはしていない」と一部否認していた。

朝日新聞社

工藤会の幹部が2000万円恐喝容疑 県警、再逮捕=福岡
2020.12.03 西部朝刊 29頁 (全206字) 

 県警は2日、北九州市八幡西区永犬丸東町1、特定危険指定暴力団工藤会幹部t被告(47)(恐喝未遂罪などで公判中)を恐喝容疑で再逮捕した。

 発表では、t被告ら2人は2017年12月末頃、中間市内で、自身が実質的に経営していた自動車関連会社社長(当時)の男性(40歳代)に「逃げたりしたら、普通に生活できると思うなよ」などと脅迫し、複数回にわたって計2000万円を脅し取った疑い。県警は認否を明らかにしていない。

読売新聞社

強姦などの疑いで男を逮捕 /千葉県
2020.12.02 東京地方版/千葉 21頁 ちば首都圏 (全233字) 
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 ●強姦(ごうかん)などの疑いで男を逮捕 女性宅に侵入し性的暴行を加えたなどとして、市原署は1日、千葉市緑区おゆみ野6丁目、自称会社員s容疑者(36)=住居侵入罪で起訴=を強姦と窃盗、住居侵入の疑いで逮捕し、発表した。「身に覚えがありません」と容疑を否認しているという。

 署によると、s容疑者は2013年11月5日明け方、県内のアパートの一室に侵入し、就寝中の女性(当時20)を「騒いだら殺すぞ」と脅迫し、性的暴行を加え、スマートフォン1台を盗んだ疑いがある。

朝日新聞社

「一歩間違えば大けが」 強制性交致傷罪などで元徳大生に懲役7年 徳島地裁判決
2020.12.01 朝刊 29頁 (全431字) 

就寝中の女子大生を包丁で脅して性交しようとした際にけがを負わせたとして、強制性交致傷や住居侵入などの罪に問われた元徳島大工学部生の被告(26)=兵庫県姫路市=の裁判員裁判の判決公判が30日、徳島地裁であり、藤原美弥子裁判長は懲役7年、包丁1本没収(求刑同8年、包丁1本没収)を言い渡した。

判決理由で藤原裁判長は、いったん自宅に戻って包丁や目出し帽、拘束ベルトなどを用意した点について「強固な犯意に基づく計画的な犯行」と指摘。包丁を持ったまま押さえつけようとするなどした犯行態様を「一歩間違えば大けがをしかねなかった」と非難した。

けがをさせるつもりはなかったとする弁護側の主張は「包丁を持った状態で押さえつければ、けがをする可能性があることは分かるはずだ」として退けた。

判決によると、3月17日未明から早朝にかけ、女子大生宅にベランダの窓から侵入。自ら持ち込んだ包丁(刃渡り約13センチ)で脅迫して性交しようとし、女子大生の腕などに1週間のけがを負わせるなどした。

徳島新聞社

包丁突きつけ女性脅した疑い 札幌、67歳逮捕=北海道
2020.11.29 東京朝刊 26頁 (全307字) 

 路上で女性に包丁を突きつけたとして、札幌西署は28日、札幌市中央区南6西11、無職n容疑者(67)を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。

 発表によると、n容疑者は10月24日午後9時頃、同区南12西7の路上で、歩行中の30歳代女性に包丁を突きつけて「お金を恵んでください」などと脅迫した疑い。調べに対し、n容疑者は「金が欲しかった。女性に触りたい気持ちもあった」などと容疑を認めている。

 事件当日は、ほかにも同区内の女性2人が催涙スプレーを吹き付けられたり、スタンガンを突きつけられたりした。n容疑者の自宅からは、スタンガンや催涙スプレーが押収されており、同署は、n容疑者が関与したとみている。

強制性交致傷罪など 元徳大生初公判、起訴内容認める 地裁
2020.11.26 朝刊 29頁 (全539字) 

アパートに侵入し、就寝中だった女子大生を包丁で脅して性交しようとした際にけがを負わせたとして、強制性交致傷や住居侵入などの罪に問われた元徳島大工学部生の被告(26)=兵庫県姫路市=の裁判員裁判の初公判が25日、徳島地裁であった。被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。

検察側の冒頭陳述によると、被告は2019年6月以降、徳島市内で1人暮らしの20代女子大生宅への侵入を繰り返した。20年3月にはスケジュール帳の内容から女子大生が間もなく引っ越すことを把握。犯行当日に「無理やり性交する最後のチャンスと思った」と指摘した。

検察側は「女子大生が目を覚ました後は背後から首に左腕を巻き付け、包丁を持った右手も使って体を押さえた。女子大生は抵抗した際にけがをした」とした。

弁護側は冒頭陳述で、犯行時に包丁を持っていた点について「見せればおとなしくしてくれると思っていたからで、出血を見て犯行を中止しており、犯行態様は悪質ではない」などと述べた。

起訴状によると、3月17日午前4~6時ごろに女子大生宅に侵入。自ら持ち込んだ包丁(刃渡り約13センチ)を突きつけて「動くな。服を脱げ」などと脅迫して性交しようとし、女子大生の右腕などに全治1週間のけがを負わせるなどしたとしている。

徳島新聞社

藤井棋聖めぐる脅迫、50歳男に有罪判決
2020.11.25 東京朝刊 24頁 第3社会 (全205字) 

 将棋の藤井聡太棋聖=王位=の出身地の愛知県瀬戸市役所に爆破予告の脅迫電話をしたとして、威力業務妨害罪に問われた同県西尾市の無職、k被告(50)に、名古屋地裁(岩見貴博裁判官)は24日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。岩見裁判官は判決理由で「爆破予告で、市役所を通じ(藤井棋聖に関する)報道をやめさせようとした」と指摘し「市役所の利用者や市民の恐怖心は大きい」と述べた。

産経新聞社

 脅迫し男性を縛る 共謀の容疑者逮捕 清水署など
2020.11.25 夕刊 7頁 静岡社会面 (全306字) 

 清水署などは二十四日、恐喝未遂と逮捕監禁の疑いで大阪府豊中市、無職s容疑者(64)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年八月下旬、静岡市内で同容疑で同署に逮捕された山口県萩市、指定暴力団神戸山口組系幹部のt容疑者(46)=恐喝未遂、逮捕監禁罪で起訴=と奈良県桜井市、自動車販売業t容疑者(51)=逮捕監禁罪で起訴=と共謀し、県中部の六十代男性を「三百万円あるはずだ。なめんじゃねえ」と脅迫。手足を結束バンドで縛り、金を脅し取ろうとしたとされる。男性は隙を見て逃げた。

 署によると男性はt容疑者から金を借り、金銭トラブルになっていたとみられる。捜査を進め、s容疑者の関与が分かった。認否は明らかにしていない。

中日新聞社

包丁示し女性脅す 容疑の89歳男逮捕  須崎署
2020.11.25 朝刊 23頁 社会1 (全211字) 

 【須崎】須崎署は24日、暴力行為法違反容疑で、高岡郡、無職、A容疑者(89)を現行犯逮捕した。「包丁を持っていたが、脅してはない」と容疑を一部否認しているという。

 逮捕容疑は、24日午後5時ごろ、同郡内に住む親族の60代女性を自宅に呼び出し、女性に向けて包丁(刃渡り約17センチ)を示し、脅迫した疑い。

 同署によると、同容疑者はこの親族らとトラブルがあったという。被害女性からの110番通報で駆け付けた同署員が逮捕した。

高知新聞社

 脅迫容疑で男逮捕
2020.11.24 朝刊 8頁 福井版 (全135字) 

 【福井県】鯖江署は22日、脅迫の疑いで、越前市上太田町、無職t容疑者(35)を逮捕した。

 逮捕容疑では、同日午前11時40分ごろ、県内在住の30代の知人女性の携帯電話に「会ったら殺してやるわ絶対に」などと脅迫するメールを送ったとされる。署によると、容疑を認めている。

中日新聞社

暴行・脅迫なくても性被害 6千件実態調査で判明 「体が動かなかった」 「事態を理解できず」
2020.11.21 夕刊 6頁 本版 (全462字) 

 性暴力被害者らの団体「Spring」は20日、東京都内で集会を開き、インターネット上で実施した約6千件の性被害の実態調査結果を公表した。被害に遭った際、「体が動かなかった」「何が起きているか分からなかった」などの回答が多数に上り、刑法が想定する暴行や脅迫がなくても被害に遭う実態が浮かんだ。山本潤代表理事は「社会全体で被害者の声を受け止めて」と訴えた。

 刑法の性犯罪規定を巡り、法務省の検討会は見直しの是非を議論している。検討会メンバーでもある山本代表理事は、被害の約8割が警察に相談していないとの調査結果を挙げ「司法の場に性暴力の実態は届きにくい。法改正の議論に生かしたい」と述べた。

 調査はSpringと専門家が8~9月に実施。有効回答は5899件だった。「被害の出来事」(複数回答)は、衣服の上から体を触られた被害は3770件、衣服の下から触られた被害は2039件、性器などへの挿入を伴う被害は1274件などだった。

 Springは同日、調査結果を踏まえた法改正の要望書を橋本聖子男女共同参画担当相に渡した。(共同)

京都新聞社

 強要未遂の疑い
2020.11.20 朝刊 20頁 豊田版 (全232字) 

 【愛知県】岡崎署は18日、強要未遂の疑いで、豊川市諏訪2、自称アルバイトm容疑者(25)を逮捕した。

 逮捕容疑では18日午前8時50分ごろ、岡崎市内の路上でパート女性(52)に「知人の居場所を教えてくれたら次男にもおまえにも危害は加えない」と書かれた紙切れを投げつけ、教えるよう脅迫したが、女性が警察に届け出て未遂に終わったとされる。

 署によると、容疑を認めている。松下容疑者は女性の次男と学生時代からの知人。次男への「恨みを晴らすためにやった」と供述している。

中日新聞社

工藤会公判:証人脅迫の幹部、起訴内容認める 福岡地裁
2020.11.17 西部朝刊 24頁 社会面 (全499字) 

 福岡地裁で審理中の特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)トップらの公判に出廷した証人を脅したとして、証人威迫罪に問われた同会幹部、k被告(67)=福岡県苅田町=は16日、福岡地裁(神原浩裁判長)で開かれた初公判で起訴内容を認めた。k被告は、元漁協組合長射殺事件(1998年)発生前後の実行役の言動やトップとの関係性を証言した男性について「裏切られた気持ちだった」と述べた。

 起訴状などによると、k被告は殺人罪などに問われている工藤会トップ、n被告(74)らの同事件の公判で、男性が1月に証言した後、4月までに複数回、電話や対面で「(実行役が)親分のためなら死ねるとか言わんでもいいやないか」などと脅したとされる。

 k被告は「裏切られた」と思った理由について、男性から証人として「出ない」と相談され「出たくないなら出る必要はない」と助言していたと被告人質問で説明。検察側は冒頭陳述で、2002年に工藤会から処分を受け県外で家族と離れて生活していた男性が証人出廷を了承した後、工藤会側から北九州市内で生活できるように取り計らえると言われ、被告も後押ししたと指摘した。

毎日新聞社

殺人未遂と脅迫 容疑の2人逮捕=愛知
2020.11.15 中部朝刊 27頁 (全270字) 

 中部空港署は14日、安城市根崎町、無職h容疑者(37)を殺人未遂容疑で、大分県別府市扇山、会社員h容疑者(34)を脅迫容疑でそれぞれ逮捕した。

 発表によると、h容疑者は13日午後9時45分頃、常滑市の中部国際空港の立体駐車場に止めた車の中で、h容疑者の首を包丁で切りつけ、全治2週間のけがを負わせた疑い。また、h容疑者は同日午前11時20分頃から午後0時40分頃の間、携帯電話で数回にわたり、h容疑者に「ころすぞ」などとメールを送り、脅した疑い。それぞれ容疑を認めているという。

 同署は、交際を巡るトラブルが原因とみて調べている。

読売新聞社

交際の男を切り付け容疑で愛知の女逮捕 脅迫容疑で相手も
2020.11.15 朝刊 23頁 (全202字) 

 愛知県警中部空港署は13日、中部空港(同県常滑市)の駐車場で交際相手を包丁で切り付けたとして、殺人未遂の疑いで、愛知県安城市根崎町石谷、無職h容疑者(37)を逮捕した。同署は14日、h容疑者に対する脅迫容疑で、切り付けられた交際相手の会社員h容疑者(34)=大分県別府市扇山=も逮捕した。

 同署は、h容疑者がh容疑者の携帯電話に脅迫するメッセージを送ったことからトラブルになったとみている。

東奥日報社

みかじめ料要求の疑い=島根
2020.11.13 大阪朝刊 23頁 (全174字) 

 出雲署などは12日、指定暴力団6代目山口組系暴力団幹部、h容疑者(55)(松江市西津田)を恐喝未遂容疑で逮捕した。「間違いだらけだ」と容疑を否認している。

 発表によると、h容疑者は10月31日夜、県東部の飲食店に客として来店し、精算時に経営者の女性に「毎月3万円払え」、「この店潰す」などと脅迫し、みかじめ料の名目で現金を脅し取ろうとした疑い。

読売新聞社

 暴力行為等処罰法違反の疑い
2020.11.13 朝刊 18頁 尾張版 (全240字) 

 【愛知県】江南署は12日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、一宮市光明寺、自称自営業s容疑者(57)を逮捕した。

 逮捕容疑では、同日午前0時10分ごろ、江南市内の飲食店駐車場で、同市の自営業の男性(48)の胸ぐらを両手でつかみ「おいこら」などと言って刃物を男性の顔に突きつけ脅迫したとされる。

 署によると、「胸ぐらはつかんでいない」と一部否認している。2人に面識はなく、s容疑者が店外に出た男性を追い掛け、車から刃物を取り出してきた。一時逃走したが、目撃者がナンバーを覚えていた。

中日新聞社

「スマホ」で子供が危ない 後編 成功体験の親30人に聞いた「SNS事件」から我が子を守る術 ▲「性被害」女児が陥る誘い出しの手口 ▲ノルマで「ゲーム依存症」への接し方 ▲使える「フィルタリング」 ▲いじめに「加害者シミュレーション」 ▲「スクリーンタイム」で強制休止
2020.11.12 週刊新潮 114頁 (全7,201字) 

 コロナ禍で行き場をなくし、スマホへの依存を深める子どもたち。オンラインゲームやSNSに没頭して縁もゆかりもない大人と出会い、犯罪被害に巻き込まれるケースは後を絶たない。ジャーナリスト・石川結貴氏が「今そこにある危機」からわが子を守る術を説く。

「私はアナログ人間で、ツイッターやスマホのゲームなんて全然わからない。長時間の利用を叱ったり、危険な真似をしないよう注意はしますが、娘たちはどこ吹く風です。”お父さんは何も知らないくせに”とバカにされ、結局はいいように押し切られてしまいます」

 中学生と高校生の娘を持つ父親(50)は、苦笑を浮かべて言った。

 便利な機能を駆使する子どもに対し、親世代はかなりの遅れを取っている。子どものスマホ利用を不安視しながらも、何をどうすればいいのかわからないまま放置しがちだ。

 一方、SNSやゲーム利用は拡大し、新たなコンテンツが次々に流行する。今年7月には文部科学省が中学校へのスマホ持ち込みを容認、今後はあらたなトラブルも予想される。

 実際、警察庁の「令和元年における少年非行、児童虐待及び子供の性被害の状況」によると、SNSを巡って犯罪被害に遭った児童は2082人。裸の写真を撮られるといった児童ポルノ関連が671人で、児童買春の被害者は428人を数える。さらに、強制性交などの重要犯罪に巻き込まれた児童は111人に達し、略取誘拐だけでも46人にのぼる。

 SNSを通じた犯罪被害やオンラインゲーム依存など、数々の懸念材料から子どもを守るにはどうすればいいのか―。

 これまでに取材した30人の親の成功体験から、実際に子どもと向き合えた好例を挙げ、具体的な対応策を紹介しよう。

(1)ネットの検索機能を活用し、積極的にトラブル回避のための情報収集を行う

「当時小6だった娘が、”ツイッターをやりたい”とスマホ購入をせがんできました。”友達もやってる”と言われて、それなら使わせようかと思いました。ただ、ちょうど事件が起きて怖くなったんです」

 兵庫県に住む母親(41)は、1年前をこう振り返った。

 彼女が言う「事件」とは昨年11月、大阪府に住む小学6年生の女児が栃木県の男(35)の自宅に1週間監禁されたというもの。二人はツイッターを通じて知り合ったが、男の自宅からは別の中学3年生の少女も保護され、さらに世間を騒然とさせた。

 また、今年8月には、動画投稿アプリ「TikTok」で知り合った愛知県の中学1年の女子生徒(12)を自宅に連れ込んだとして、三重県の男(34)が現行犯逮捕された。男は少女に対して「荷物は着替えがあればいいと思う! 待ってるよ!」などとメッセージを送っていた。

 SNSの普及によって、本来は何の接点もなく、出会う機会などないはずの中年男と少女たちが、いとも簡単につながってしまう。

 被害に遭う子どもたちは、大人から巧妙に誘導されて接触するケースがほとんど。たとえば、ペットの話題などを通じてSNS上で親しくなった相手から、自己紹介と称して、アイドル風イケメン青年の画像が送られてくる。舞い上がった少女は自分のプロフィールや顔写真を送るようになり、まもなく、相手から上半身裸の写真が届く。さらに、”キミの体も見たいな”と要求されて断り切れなくなる。もちろん、相手は「なりすまし」(男性が女性のふりをするなど、身元を偽ること)で、実際に裸の写真を送り返してしまうと、”バラまかれたくなかったら会いに来い”などと脅されるのだ。

 より手が込んでいるケースでは、親にも相談できずに困り果てた少女に”私もアイツの被害に遭った。懲らしめたいから相談に乗らせて”というメッセージが届くことも。このメッセージの主は脅迫したのと同じ人物の別アカウント。だまされていることに気づかないどころか、「味方になってもらえる」と思った少女は、進んで会いに行ってしまう。そんな「事件」がいまも頻発している。

学齢別に使用制限

 では、先ほどの母親はどんな対応をしたのか。

「私はツイッターを使わないし、どういう仕組みで女の子と成人男性が仲良くなるのかわからない。そこで、まずは調べてみようと、ツイッターに関する情報を検索しました」

〈ツイッター 使い方〉、〈ツイッター 小学生〉。そんなキーワードで検索するうち、ある情報を目にして驚いた。ツイッター社の規約で、13歳未満の利用が禁止されていたのだ。

「小学生は利用できないはずなのに、友達が使っているなら規約違反です。おそらく年齢を偽って利用者登録したのでしょうが、そういう不正行為をしたらどうなるのか、と、今度は娘と一緒に検索しました」

 ツイッター関連の情報に接した娘は「ほかのことも調べてみる」と言い出した。同級生に人気のSNSを検索したり、ゲームのクチコミサイトを見るうちに、トラブルについても詳しくなった。中学入学を機にスマホを使いはじめたが、アプリのダウンロードなどの際には情報収集を欠かさないという。

「今では私も検索を活用しています。たとえば娘のスマホを購入したときには、”フィルタリング”という安全対策をする必要がありました。そこで、保護者向けの解説サイトを探したんです。設定方法だけじゃなく、フィルタリングの必要性や専門用語の説明などもあって助かりました」

 スマホに詳しくない、子どものスマホ利用が心配、そんな場合は彼女のような方法がお勧めだ。知りたいことをキーワードにして検索すれば、ネットならではの多様にして具体的な最新情報が手に入る。

 スマホキャリアなどが提供するフィルタリングサービスは、小中高生といった学齢に合わせて、サイトの閲覧制限やアプリの使用制限を設けることができる。これを設定すれば小学生は原則ツイッターなどのSNSが使えなかったり、アダルトサイトや出会い系サイト、薬物関連の情報をシャットアウトしてくれる。こうした機能は子どもが犯罪に巻き込まれることを未然に防ぐために、親が講じられる有効な手段だろう。

 できれば子どもにも情報収集を習慣づけ、スマホ利用のメリットとデメリットをあらかじめ認識させておく。とりわけ危険な行為を防ぐには、親の感情的な説教より、専門サイトの警告のほうが効果的だ。たとえば警察庁の青少年向けサイトでは、SNSを通じた子どもの性被害をマンガで解説。お金欲しさにSNSで知り合った人と会い、「俺の後ろにはヤクザがいる」と脅されて性被害を受けたケースなど、リアルな実態が紹介されている。

いじめには「証拠の保全」

(2)「会話の糸口」を見つけてコミュニケーション

 オンラインゲームや動画視聴に熱中する子どもに悩む親は多い。口論などの”親子バトル”も珍しくないが、スマホを没収するような強硬手段は逆効果になりがちだ。そもそも子どもはなぜスマホを使いすぎるのか、そんな視点でコミュニケーションの糸口を探ってほしい。

 たとえばオンラインゲームについて注意したいなら、ひとまず子どもが遊んでいるゲーム名を聞き出す。名前がわかれば検索で、遊び方やキャラクターなどの情報が得られる。最近ではユーチューブで「ゲーム実況」なるプレイ動画が配信されているので、試しに視聴してみるのもいい。

 多少なりともゲームの知識を得れば、それを糸口に子どもと会話する。

「あのキャラクターが強いのはなぜなの?」「戦闘は何分くらい続くの?」

 そんなやりとりからゲーム状況を知り、熱中する理由に迫っていく。子どもの言い分にも耳を傾けながら、親の不安や要望を話したほうが伝わりやすい。

 また、”親自身に置き換える”方法も勧めたい。たとえばゴルフや麻雀、デパートのバーゲンセールなど、親にもつい熱くなることがあるだろう。

 楽しんでいる最中に「やめろ」と言われても、簡単には従えない。もう少しで勝てるとか、ここでやめたら損をするとか、そういう心理が働いて時間やお金をつぎ込んでしまう。

 実は、オンラインゲームも同様だ。

 ゲーム会社はプレイヤーの心理や消費行動を分析、研究し、ゲームにどっぷりハマるよう綿密なビジネス戦略を立てている。勝敗や競争、ドラマチックなゲーム展開、期間限定プレゼントなどで刺激し、簡単に離脱しないよう誘導する。いわば誘惑に勝てない状況だと考えれば、親も子どもの気持ちを理解しやすい。さらに、オンラインゲーム特有の事情も考慮したい。前篇でも取り上げたが、ゲーム内でチームを組み団体戦を行う場合、各メンバーに「明日までに〇ポイント獲得」といった戦力向上の”ノルマ”が課せられたりする。チームへの忠誠心や仲間との同調意識に縛られ、ノルマを達成するまでゲームをやめられないというケースも多いのだ。

「ゲーム三昧の息子への接し方を変えました」

 と話すのは、高校3年生の息子を持つ父親(52)だ。

「”意志が弱い”とか”クズ野郎”とか、ずっと息子を責めつづけてきました。ですが、どう叱っても通じず、ますますゲームにのめり込む。私もストレスで酒量が増えましたが、ふと我が身を振り返ってみたんです。よくよく考えれば自分のほうも、ハシゴ酒に二日酔い、前後不覚に陥っての失敗談は数えきれない。そういう実体験から、息子に教えられることがあるんじゃないかと気づいたんです」

 この父親は自分の反省を率直に伝えた上で、

「おまえには後悔してほしくない。ゲームについてよく考えてくれないか」

 と諭してみた。息子はいつになく考え込んだ様子で、以来、ゲームを控えるようになった。今では大学進学を目指し、受験勉強に取り組んでいるという。

(3)SNSいじめの「被害対応」と「加害者シミュレーション」

 SNSいじめは加害者が集団化して執拗な個人攻撃を行うなど、陰湿で残忍な形になりやすい。場合によっては被害者の自殺といった最悪の事態も招くため、適切な対応で子どもを守ることが重要だ。

「子どもたちには『SNSでいじめられたら相談して』ではなく、『イヤなことや傷つくことがあったら教えて』と伝えています」

 中学3年生の息子と1年生の娘を持つ母親(44)は、過去にいじめられた自身の経験から、あえて「いじめ」という言葉を使わない。

「私もそうでしたが、子どもってどこからがいじめなのかよくわからなかったり、自分がいじめられていると認めたくなかったりする。少しでもイヤなことがあった時点で相談できたほうが、ダメージも軽いと思うんです」

 SNS上の誹謗中傷は、時間の経過とともに拡散しやすい。大事なのは、子どもの気持ちに寄り添った表現方法で相談を促し、早期発見に努めること。併せてSNS各社の相談窓口を事前に調べておく。たとえばLINEには「通報」という機能があり、被害申告に応じて加害者アカウント停止などの措置が講じられる。

 一方、加害者との交渉に備えるには「証拠の保全」も欠かせない。たとえばSNSの誹謗中傷メッセージをスクリーンショット(スマホの画面を画像で保存する機能)で残したり、「いつ、誰が、どんなふうにいじめてきたか」など一連の流れをまとめたりする。

 実際に証拠を活用した母親(39)はこう話す。

「中学2年生の息子が部活動のグループLINEでいじめられていたんです。加害者の親子との話し合いの場で証拠を出したら、相手の態度が一変しました」

 被害画像を示したことで謝罪を受け、今後の対応を協議できたが、当初はまともに取り合ってもらえなかった。「軽くふざけただけ」、「みんなやってる」、そんな言い逃れをされたというが、ことSNSいじめに関しては加害者の意識は低い。被害者への想像力の欠如は言うまでもないが、自分の加害行為が自分に返ってくることも想像しない。

 たとえば「匿名ならバレない」と考えても、被害者がプロバイダに対して発信者の特定を求める、発信者情報開示請求などの手続きで個人情報が判明する。結果的に損害賠償責任を負ったり、自分のほうが「いじめ加害者」としてSNSで糾弾されたりする。そこで取り入れたいのは、「自分が加害者になったらどうなるか」というシミュレーション教育だ。加害者になる具体的な問題点を教えることで、安易ないじめ行為を抑制できる。

自己嫌悪の悪循環

(4)子どもの心に寄り添って”スマホ依存”を防ぐ

「あんなに真面目だった息子が、スマホ依存になるとは思いませんでした」

 と話すのは、高校1年生の息子を持つ母親(42)だ。

 3年前、苦労の末に中高一貫の私立校へと入学した息子は半年余りで不登校に。自室にこもって連日深夜までオンラインゲームや動画視聴に没頭した。

「最初はなんとか登校させようとしました。先生に家庭訪問を頼み、家庭教師もつけましたが、息子の様子はひどくなるばかり。困り果てていたとき、不登校経験者の若者が集うトークイベントを知って、夫婦で参加したんです」

 そこで耳にした「死んでも学校に戻りたくなかった」、「ゲームが救いの場だった」という言葉に衝撃を受け、目の前の若者に息子が重なった。学校に馴染めず、悩んでいることは薄々感じていたが、体面を気にしてつい追い立てていたという。

「学校でも家でも出せないSOSをスマホに向けていたのかもしれないと思いました。その後、息子の希望を尊重し、フリースクールに転校させたんです。高校は通信制の登校コースを選びましたが、同級生とフットサルチームを作ったりしてすごく楽しそう。いまではスマホも適度に使うくらいです」

 スマホにのめり込む子どもに対し、「楽しいから」「ヒマだから」などと単純に決めつけるのは早計だ。実際には現状への不満や不安、自信喪失に苦しんでいることも少なくない。

 勉強しても結果が出ない、がんばっても友達ができないといったつらさを、オンラインゲームやSNSで解消しようとする。そこでうまく解消できればいいが、逆に自分の弱さを感じてますます自己嫌悪に陥ることも。その自己嫌悪こそが、さらに依存を強化するという悪循環だ。

 そのため、まずは子どもの心を理解したい。悩みやコンプレックスに寄り添いながら、自信を回復させていく。前述のコミュニケーション術なども参考に、親自身の体験談を語ってみるのもいいだろう。

 自分の存在価値に気づかせることも大切だ。家事を手伝わせるなど役割を与えると、子どもの意識も変わっていく。高校2年生の娘を持つ母親(43)は、愛犬の介護による「娘の激変」を目の当たりにした。

「中学時代からLINE依存でした。食事中でもスマホを手放さず、私が注意すると不貞腐れていたんです。そんな娘が、犬の介護が必要になったらもう必死。給餌やオムツ交換、マッサージと率先してやるうちに、LINEには見向きもしなくなりました」

 残念ながら3カ月後に別れが訪れたが、娘は犬猫の保護団体でボランティアをはじめた。「やることが多くて大変」と言いながらも生き生きしている。娘の懸命な姿に、親の意識も変わった。一緒に家事をしながらおしゃべりするなど、すっかり良好な関係だという。

子どもの自覚を促す

(5)子ども自身に考えさせるスマホ教育

 子どものスマホ利用にルールを設ける親は多いが、形骸化する場合もまた多い。

 一方的な取り決めは子どもの利用実態と食い違い、現実的に守りにくいのだ。

「娘たちは自分で”マイルール”を決めています」

 と話すのは、高校2年生と中学2年生の娘を持つ母親(48)だ。

「利用時間の上限を、平日と休日で変えるとか、テスト前は”断スマホ”するとか、自分で考えながら使っています。好きなコンテンツや友達関係はそのときによって変わるので、本人の自主性に任せたほうがいいと思うんです」

 子どもの意思や事情に応じて自己管理させるのが理想的だが、場合によってはルール無視が常態化しかねない。そんなときにはペアレンタルコントロール、要は親が子どものスマホ利用を管理する。

 たとえばアイフォーンには「スクリーンタイム」という機能があり、強制的な休止時間(画面を見ない時間帯)や、課金の有無などを設定できる。利用や解除の際にはパスコード(暗証番号)を入力するため、親が番号を管理すれば子どものスマホ利用に制限をかけられる仕組みだ。アンドロイドスマホの場合は、専用アプリの導入で同様の機能を設定できる。

「スマホ利用の可視化」も有効だ。先のスクリーンタイムでは1日の利用時間が自動的に記録されるため、これをもとに子どもに計算式を求めてみる。

 仮に1日4時間なら1カ月で120時間。これに1年の月数である12を掛けると1440時間となる。最後は1日単位の24時間で割り算すれば60日、つまり、1年のうち丸2カ月も”スマホ漬け”という生活実態が明らかとなる。こんなふうに具体的な数字を示し、自分がスマホ依存になっていないか、子どもの自覚を促したい。

 馴染みのある教訓から、ヒントを与えてもいい。

 たとえば「タダより高いものはない」は、無料で手にしても結局は高くつく、世の中はそう甘くないという戒めだ。これを無料のゲームや動画に当てはめれば、一時の楽しさと引き換えに大事なものを失いかねない。実際に「甘くない」ことを知る親ならば、自身のエピソードを交えて子どもと話し合えるだろう。

 SNSはかつての井戸端会議のようなもの。気楽なおしゃべりは楽しいが、些細な一言が思わぬ誤解を招いたり、「ここだけの話」が周囲に知れ渡ったりする。スマホの世界を特別視せず、現実生活を引き合いに、リアルな言葉で伝えたほうが説得しやすい。

 ルールやモラルはなぜ必要なのか。人との関係で大切にすべきことは何か。困ったときはまずどうするか。子どもが主体的に考え、行動できるよう実践的なスマホ教育を目指してほしい。

「苦しみ一生続く」 性被害受け和解の女性、熊本市で会見
2020.11.07 朝刊 三社 (全510字) 

 在熊の作曲家、b氏(53)に性的関係を強要されたとして、熊本地裁に提訴していた熊本市の20代の女性が6日、和解成立を受けて同市中央区の県弁護士会館で会見。「性被害の苦しみは一生付きまとう。加害者にはそのことをしっかり分かってほしい」と思いを語った。

 女性とb氏は、4日付で和解。和解調書の中で、b氏は芸能界での活動を目指していた女性に対し、仕事上の優位な立場を利用して、繰り返し性的関係を強制したことなどを認めている。

 女性は「思い出すたびに悲しく苦しい。今後幸せな人生を送れるのか不安」と打ち明けた。また、「夢を諦めきれずに被害に遭ってしまった。もっと早く夢を捨てていれば…」と声を詰まらせた。

 代理人の渡辺絵美弁護士は「女性は勇気を持って声を上げたが、泣き寝入りを強いられる性被害者も多い。社会には被害者のあら探しをするような風潮もあり、性被害を助長している」と指摘した。

 今回、女性は刑事告訴していない。渡辺弁護士は「法律では、暴行や脅迫がないと性犯罪と認められにくい。女性のように、相手との関係性上従わざるを得ないケースをカバーできない」と強調した。

熊本日日新聞社

遊び仲間に暴行、容疑の2人逮捕 県警
2020.11.06 埼玉新聞 15頁 (全420字) 

 知人女性を脅して殴るなどの暴行を加えたとして、県警少年捜査課と本庄署は5日までに、恐喝未遂と暴力行為処罰法違反の疑いで、深谷市、看護助手の少女(19)と東京都大田区、無職の少女(18)を逮捕し、さいたま地検熊谷支部に送検した。 
 逮捕・送検容疑は、9月21日午後10時25分から同11時20分ごろにかけて、熊谷市内の公園で、知人の無職少女(19)=本庄市=に、「これまでおごった金を返せ」などと脅迫し、顔を殴るなどの暴行を加えた疑い。
 同課によると、3人は遊び仲間だったが、少女がメッセージを無視したり、付き合いをやめるような話をしたことに腹を立て、同日、熊谷市内の飲食店で別の友人と飲食をしていた少女を発見。同市内の公園にタクシーで連れ出し、金銭の支払いを約束する書類を書かせた上、「縁を切った後の態度が気に入らない」などと暴行を加えたという。
 少女ら2人は「脅したりしてお金を取ろうと殴ったことは間違いない」などと供述しているという。

埼玉新聞社

仕事で脅迫し、うつ病などにさせた疑いで会社役員を逮捕 /佐賀県=続報注意
2020.11.04 西部地方版/佐賀 23頁 佐賀全県 (全252字) 

 (佐賀南署発表) 2日、佐賀市新栄東2丁目、会社役員n容疑者(49)を傷害容疑で逮捕。「事実は全く違います」と否認しているという。9月下旬~10月下旬、仕事上で関係のある40代男性に対し、電話やSNSなどで「申請を間に合わせることがおまえの仕事だろ、間に合わなかったら殺すぞ」などと脅迫し、男性にうつ病や自律神経失調症を発症させた疑いがある。男性は10月15日に署に相談。病院で診断を受けた後、被害届を提出したという。

 <続報注意>

 佐賀地検は2020年11月12日付で、nさんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

みかじめ料要求、起訴内容認める 工藤会幹部、追起訴審理 /福岡県
2020.11.03 西部地方版/福岡 25頁 北九 (全426字) 
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 コロナ禍で経営が厳しくなった飲食店からみかじめ料を脅し取ろうとしたとして、暴力団対策法違反や傷害などの罪に問われた指定暴力団工藤会幹部のt被告(47)=北九州市八幡西区=の追起訴審理が2日、福岡地裁小倉支部で開かれた。t被告は起訴内容を認めた。

 t被告はこのほかにも、飲食店経営者らへの脅迫や暴行の罪などでも起訴されており、8月から審理が続いている。

 起訴状によると、t被告は4月22~25日、北九州市や中間市で、みかじめ料の支払いを断った飲食店経営者4人に「苦しいのはわかるが、払いよるやつは払いよる」「半分なら半分にしたらどうか」などと言って現金を要求し、脅し取ろうとしたとされる。

 冒頭陳述で検察側は、新型コロナウイルスの影響で店の経営が悪化した被害者4人が話し合い、みかじめ料を支払わないと伝えたところ、t被告が立腹。親交者のs被告(41)=暴力団対策法違反罪などで起訴=と共謀し、電話や呼び出しで繰り返し催促を続けたと指摘した。

朝日新聞社

 脅迫の疑い
2020.11.02 朝刊 9頁 静岡県内総 (全178字) 

 【静岡県】掛川署は10月31日、脅迫の疑いで掛川市長谷1、飲食店経営i容疑者(39)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑では同日午後5時40分ごろ、掛川市内の路上で、アルバイト女性(27)に「殺すぞてめえ」などと脅迫したとされる。

 署によると、認否は明らかにしていない。i容疑者が経営する飲食店に手伝いに来た被害女性と口論になり、エスカレートしていったという。

中日新聞社

高検職員を脅迫した疑い=香川
2020.11.01 大阪朝刊 27頁 (全208字) 

 高松北署は30日、高松市三条町、自称会社役員k容疑者(54)を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。

 発表では、k容疑者は20日夕、判決の確定に伴い、刑務所への収監手続きのために電話をかけてきた高松高検の男性職員(50)に、指定暴力団の組員だとかたり、「チャカ(拳銃)を持っている」などと言って、威力をもって脅迫した疑い。k容疑者は「そのような言葉は言ったが、脅迫する意味ではない」と容疑を否認しているという。

読売新聞社

脅迫電話 46歳罰金命令=群馬
2020.10.31 東京朝刊 27頁 (全121字) 

 桐生市の市立中学校に脅迫電話をかけて教員らの業務を妨害したとして、12日に威力業務妨害容疑で逮捕された太田市吉沢町、無職k容疑者(46)について、桐生区検は30日、同法違反で桐生簡裁に略式起訴した。同簡裁は罰金30万円の略式命令を出した。

読売新聞社

 恐喝容疑で少女ら逮捕
2020.10.29 朝刊 14頁 市民版 (全293字) 

 【愛知県】中署と県警少年課などは28日、恐喝の疑いで、大阪府吹田市の無職の少年(17)と交際相手の山口県防府市の無職の少女(17)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、2人は共謀し7月11日午後5時ごろ、中区内のカラオケ店に少女と一緒にいた豊明市の男性会社員(23)に、少年が電話で「おまえ、未成年とやったんやろ」などと金を要求。少女も「彼氏ヤクザなんだよね」と脅迫し、約30分後、近くの歩道で男性から11万円を脅し取ったとされる。

 署によると、少年は容疑を否認し、少女は「(少年は)関係ない」と一部否認している。少女と男性はスマートフォンのアプリで知り合った。署が少女を補導して発覚した。

脅迫のはがき、懲役2年求刑
2020.10.24 東京朝刊 37頁 3社会 (全208字) 

 川崎市川崎区の多文化交流施設「川崎市ふれあい館」に、在日コリアンを脅迫する内容のはがきを送ったなどとして、威力業務妨害の罪に問われた元同市職員h被告(70)=同区=の初公判が23日、横浜地裁川崎支部で開かれた。荻原被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年を求刑。即日結審した。

 起訴状などによると、h被告は昨年12月、「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう」などと書いたはがきをふれあい館に宛てて送ったとされる。

朝日新聞社

同僚脅した疑い、小牧市職員逮捕 市HPに投稿 /愛知県
2020.10.24 名古屋地方版/愛知 29頁 愛知 (全273字) 

 小牧市役所のホームページに「死ね」などと同僚を脅す文言を送信したとして、小牧署は23日、同市職員k容疑者(31)=小牧市小牧原新田=を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、k容疑者は8~9月、5回にわたって市のホームページにアクセスし、投稿フォームに同僚の女性職員の名前とともに「死ね。マジで死ね。消えろ。地獄へ落ちろ」と書き込んだ疑いがある。

 市によると、k容疑者は市民窓口課の主事で、被害を受けた職員は別の部署に所属しているという。山下史守朗市長は「事実関係が明らかになり次第、厳正に対処する」としている。

朝日新聞社

強盗未遂の疑い、逮捕 25歳の男、容疑否認 川崎 /神奈川県
2020.10.22 東京地方版/神奈川 21頁 横浜 (全546字) 

 川崎市幸区の民家に押し入り金品を奪おうとしたとして、県警捜査1課は21日、東京都新宿区北新宿3丁目の職業不詳t容疑者(25)を住居侵入と強盗未遂の疑いで逮捕し、発表した。「やっていません」と否認しているという。この家には8月下旬、ガス点検を装った不審な2人組が訪ねており、同課が関連を調べる。

 発表によると、t容疑者は氏名不詳者と共謀し、9月17日午後1時ごろ、川崎市幸区の民家の無施錠だった掃き出し窓から侵入。住人の50代男性に「金を出せ」と脅迫し、母親の80代女性の手首を粘着テープで縛るなどして金品を奪おうとした疑いがある。他にも家族が居合わせたため、何もとらず逃走したという。

 捜査関係者によると、この家には8月下旬、ガス点検を装った2人組が訪ねていたが、住人が不審に思い、室内に入れなかった。県警は、t容疑者と同一グループの別の人物が、強盗目的で訪れていた可能性があるとみている。また、この家に住む80代女性の夫は昨年10月に特殊詐欺の被害に遭い、約2800万円をだまし取られたという。

 県内では8月以降、ガス点検を装うなどした強盗・強盗致傷事件が相次いでいる。県警は、特殊詐欺を重ねていたグループが、これらの強盗事件に関わっている可能性もあるとみて捜査している。

朝日新聞社

同僚女性脅迫 元県職員に有罪判決 松山地裁 「嫌がらせ陰湿」
2020.10.21 朝刊 二社 (全470字) 

 同僚の女性県職員の携帯電話に「殺す」とメッセージを送ったなどとして脅迫罪などに問われた松山市の元県中予地方局地域政策課主事A被告(25)の判決公判が20日、松山地裁であり、高杉昌希裁判官は懲役1年2月、執行猶予3年(求刑懲役1年2月)を言い渡した。

 高杉裁判官は量刑理由で、意のままにならない女性に立腹したという動機は「自己中心的で身勝手」と批判。女性や親族を執拗(しつよう)に脅迫し、嫌がらせ目的で女性のアカウントに不正アクセスしてパスワードを変更するなど陰湿であり、女性の精神的衝撃は大きいと指摘した。

 一方で十分ではないが反省し、慰謝料を支払い、自業自得とはいえ失職して報道されるなど一定の社会的制裁を受けた点も考慮したと述べた。

 判決によると、A被告は6月1日にパソコンのアプリなどで「自分、家族、お前の知り合い」「選べ」「社会的に殺す」などのメッセージを女性に送信して脅迫。4日にも携帯電話などから「殺す、切れるよ」などと送信したほか、県のネットワークシステムに女性のパスワードなどを使って不正アクセスし、パスワードを変更した。

愛媛新聞社

 脅迫の疑い
2020.10.15 朝刊 12頁 尾張版 (全192字) 

 【愛知県】一宮署は14日、脅迫の疑いで、一宮市北方町北方、自称自営業a容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月4日午後5時15分ごろ、一宮市内の道路上で、同市の自営業男性(49)の乗用車に自身のライトバンを近づけて窓を開け、「ナンバー覚えたでな」「やったるでな」と脅迫したとされる。

 署によると、容疑を一部否認している。両者は近くの交差点で、出合い頭にぶつかりそうになっていた。

強盗監禁容疑2人逮捕=群馬
2020.10.10 東京朝刊 27頁 (全381字) 

 みどり市の40歳代会社員男性が7月、男2人に財布などを奪われ、監禁された事件で、桐生署は9日、館林市大島町、会社員k(26)と同市足次町、自称塗装工i(26)の両容疑者を強盗と逮捕監禁の疑いで逮捕したと発表した。

 発表によると、2人は7月31日午後9時10分頃、桐生署員を装って男性宅のインターホンを鳴らし、玄関先で男性にナイフのようなものを見せた後、スタンガンのようなものを突き付けて、「財布、携帯、キャッシュカードを出さないと殺す」と脅迫。財布、カードなどを奪った後、男性の両手首を縛り、目隠しをして乗ってきた乗用車のトランクに押し込んで約50分連れ回した疑い。男性は自宅近くで解放され、けがはなかった。調べに対し、ともに「友人と2人でやった」と容疑を認めている。

 2人は奪ったカードで、コンビニ店のATMから計60万円を引き出していたという。

読売新聞社

 暴力団幹部ら逮捕
2020.10.10 朝刊 16頁 市民版 (全318字) 

 【愛知県】安城、豊田両署は8日、いずれも暴力行為法違反の疑いで、瑞穂区前田町2、特定抗争指定暴力団山口組傘下組織幹部y(50)、緑区大清水1の自称会社役員i(60)、尾張旭市晴丘町東の自称作業員k(34)の3容疑者を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、3人は共謀して昨年3月中旬ごろ、名東区の飲食店で同区在住の会社役員男性(68)に「おまえも調子こいとったらタマとったるでな」「yの言う通りにしておいた方がいいわ」と言い、スマートフォンでたたく暴行を加え、組織の威力を示し脅迫したとされる。

 署によると、「普通に話をしながら酒を飲んだりしただけ」などと3人とも容疑を否認している。被害者の男性はi容疑者と知り合い。

中日新聞社

「自画撮り」要求疑い 18歳少年を家裁送致*条例改正後初
2020.10.09 北海道新聞朝刊全道 29頁 サ社 (全321字) 

 女子高生に自らのわいせつな動画を撮影、送信させる「自画撮り」を要求したとして、札幌中央署は8日、道青少年健全育成条例違反(児童ポルノ等の提供を求める行為)容疑の非行内容で、道内の高校生の少年(18)を札幌家裁に送致した。自画撮りを要求する行為に罰則を科した改正条例が1月に施行されて以降、適用は初めて。

 送致内容によると、少年は6月14日から15日にかけ、札幌市西区の当時17歳の女子高生に対し、会員制交流サイト(SNS)のツイッターを通じ、現金を渡す約束をして、わいせつな動画を送るよう求めたとしている。

 改正条例は13歳以上18歳未満の子どもに対し、脅迫や現金などを支払う約束をして自画撮りを求めた場合、30万円以下の罰金を科している。

全国のストーカー被害相談 7年連続2万件超 デジタルなど手口多様化
2020.10.09 信濃毎日新聞朝刊 33頁 3社 (全780字) 

 昨年1年間に全国の警察に寄せられたストーカー被害の相談は2万912件(長野は262件)に上り、7年連続で2万件を超えた。インターネット上での嫌がらせや進化したデジタル機器の悪用など新たな手口も続出し、関係法令を駆使した摘発とともに、実態に即した法改正を求める声が出ている。

 ストーカー規制法は、ストーカー行為について(1)付きまといや待ち伏せ、見張りなど(2)監視していると思わせる(3)面会、交際要求(4)乱暴な言動(5)無言電話や連続メール送信(6)汚物送付(7)名誉を傷つける(8)わいせつ写真を送り付けたり卑猥(ひわい)な言葉を告げたりする―などを繰り返すことと定義。警察庁によると、昨年発生したストーカー事案のうち、8項目の規制外となる嫌がらせなどは417件あった。

 昨年の摘発数は2355件で、うち同規制法は864件(長野は7件)、刑法・特別法が1491件(同16件)。脅迫227件、住居侵入303件、迷惑防止条例違反104件などが目立ち、現場の警察官が「被害者の安全確保を最優先」(警察幹部)に法令を使い分けて取り締まりを進めた実態が浮かぶ。

 ストーカー規制法は2回の改正でメールや会員制交流サイト(SNS)への連続送信を規制対象に加えた一方で、衛星利用測位システム(GPS)機器の悪用は明確な規定がない。GPSでの見張り行為摘発は2017年に21件、18年は16件に上ったが、18年9月に福岡高裁が「見張りに当たらない」との判断を示した後の19年と20年には、いずれも2件にとどまった。

 デジタル機器やサイバー技術は日々進化し、法令を駆使した摘発には限界もある。ストーカー行為は被害者を精神的に追い込む上に殺人や性犯罪など重大事件に至るケースも多い。同庁幹部は「不安を感じている被害者がいる実態を踏まえ、必要な検討を進めていく」と話している。

信濃毎日新聞社

 暴力団幹部ら逮捕
2020.10.09 朝刊 16頁 西三河版 (全348字) 

 【愛知県】安城、豊田両署は7日、いずれも暴力行為法違反の疑いで、名古屋市瑞穂区前田町2、特定抗争指定暴力団山口組傘下組織幹部y(50)、名古屋市緑区大清水1の自称会社役員i(60)、尾張旭市晴丘町東の自称作業員k(34)の3容疑者を逮捕した。8日に発表した。

 逮捕容疑では、3人は共謀して昨年3月中旬ごろ、名古屋市名東区の飲食店で同区在住の会社役員男性(68)に「おまえも調子こいとったらタマとったるでな」「yの言う通りにしておいた方がいいわ」と言い、スマートフォンでたたく暴行を加え、組織の威力を示し脅迫したとされる。

 署によると、「普通に話をしながら酒を飲んだりしただけ」などと3人とも容疑を否認している。被害者の男性が安城署に被害を届けた。被害者はi容疑者と知り合い。

中日新聞社

元警察官を恐喝、3容疑者を逮捕 /和歌山県=続報注意
2020.10.07 大阪地方版/和歌山 17頁 和歌山全県 (全303字) 

 県警は6日、和歌山市中之島の自営業n(69)と妻のm(69)、妻の実子の会社員y(47)の3容疑者を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。y、m両容疑者は容疑を否認し、y容疑者は認めているという。

 捜査1課によると、3人は共謀し、昨年12月1日ごろ、和歌山市内の元県警幹部の男性(68)と妻(68)に対し、「わしはヤクザや。元警察官がヤクザから金を借りて返してないことを近所に言いふらして、この辺に住めないようにしてやるぞ」などと脅迫し、同月29日に現金250万円を脅し取った疑いがある。

 <続報注意>

 和歌山地検は2020年12月9日、………………nさんとnさんを不起訴処分(嫌疑不十分)とした。

朝日新聞社

 脅迫の疑い
2020.10.07 朝刊 14頁 浜松市民版 (全192字) 

 【静岡県】浜松中央署は5日、脅迫の疑いで住所不定、無職s容疑者(35)を逮捕した。

 逮捕容疑では同日午前8時半ごろ、浜松市中区の路上で、同区の店員女性(58)に「ぶっ殺すぞ、てめえ」などと脅したとされる。

 署は認否を明らかにしていない。女性が自宅敷地内から車を出そうとした際、道路上に止まっていたs容疑者の車を移動してもらおうと後部座席をノックしたところ、腹を立てて脅したという。

中日新聞社

強制わいせつ容疑=宮崎
2020.10.06 西部朝刊 27頁 (全199字) 

 県警は5日、新富町三納代、アルバイト従業員y被告(35)(窃盗罪で起訴)を強制わいせつ容疑で再逮捕した。発表によると、y被告は2018年10月26日午後7時20分頃、県内の路上で女性を脅迫し、体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。容疑を認めているという。y被告は昨年4月に女性用下着6点を盗んだとして、9月に窃盗容疑で逮捕、起訴され、自宅からは女性用下着など約700点が押収されている。

読売新聞社

手段問わず要求禁止 18歳未満の性的自撮り画像 鳥取県改正案 交際相手も罰則
2020.10.06 朝刊 中国W左 (全658字) 

手段問わず要求禁止

18歳未満の性的自撮り画像

鳥取県改正案 交際相手も罰則

 鳥取県は、18歳未満の子どもに自画撮りの性的画像提供を求める行為に対し、禁止と罰則を定めた県青少年健全育成条例改正案をまとめ、開会中の県議会定例会に提案している。8日の本会議で可決されれば、中国地方では山口県に次ぎ2県目。全国で初めて、威圧や虚偽など手段の不当さを問わず規制する内容で、医療など正当な理由がない限り、交際相手も含め罰則の対象となる。

 児童買春・ポルノ禁止法は製造(撮影)や所持、提供・公然陳列を禁じる一方、要求は規制していない。画像がインターネットに流出すれば回収が困難となるため、山口県を含む31都道府県が2017年以降、要求行為を規制する条例改正を実施している。

 鳥取県の条例改正案は、医療や捜査、弁護士活動、児童相談など「正当な理由」がない場合、交際相手などであっても裸や下着姿の画像の要求を禁止し、違反すれば30万円以下の罰金を科す。条例改正した他の都道府県の大半は、拒まれても要求▽金品提供を約束▽なりすましや威圧―など「不当な手段」がある場合に限り、罰則の対象としている。

 スマートフォンが子どもに普及し、会員制交流サイト(SNS)で知り合った相手などから自画撮りを要求される被害が全国で相次いでいる。県子育て王国課は「画像がいったん他人に渡ると、拡散や脅迫など、将来にわたって被害が続きかねない」と説明する。

 中国地方では広島、島根県も要求行為を規制する条例改正を検討。岡山県は現時点で検討していない。

中国新聞社

女性職員脅迫で県職員懲戒免職=愛媛
2020.09.30 大阪朝刊 29頁 (全297字) 

 県は29日、女性職員を脅迫するなどしたとして、脅迫の疑いなどで逮捕・起訴された県中予地方局地域政策課主事・n被告(25)(松山市南江戸)を懲戒免職とした。

 県によると、n被告は2020年6月、女性職員を脅迫。県のサーバーコンピューターへ不正にアクセスして、この職員のパスワードを変更するなど嫌がらせをした。19年には複数の女性職員にセクハラ行為をし、人事関係書類の不正閲覧などをしていたという。

 n被告は「公務員としての自覚が著しく欠けていた」と反省しているという。中村知事は「県民の信頼を著しく失墜させる、極めて悪質な行為。県政への信頼回復に、全力で取り組む」とするコメントを発表した。

読売新聞社

女性を脅迫容疑 20歳陸士長逮捕=北海道
2020.09.27 東京朝刊 26頁 (全177字) 

 室蘭署は26日、登別市緑町3、陸上自衛隊幌別駐屯地隊員の陸士長・n容疑者(20)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、n容疑者は22日午後7時20分頃、胆振振興局管内に住む元交際相手の20歳代女性に対し、スマートフォンから「俺が殺すか死ぬか選べ」などのメッセージを複数回にわたって送り、脅迫した疑い。調べに、「間違いありません」と容疑を認めている。

読売新聞社

 脅迫の疑い
2020.09.27 朝刊 10頁 近郊版 (全185字) 

 【愛知県】小牧署は25日、脅迫の疑いで、東海市富貴ノ台6、自称会社員t容疑者(55)を逮捕した。

 逮捕容疑では、4~18日ごろ、小牧市内の女性(20)に、女性の裸の画像や「顔がはっきり写っているな」「拡散」などの文言をメールで3回にわたって送信し、脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。2人は出会い系のアプリで知り合ったという。女性が署に相談して発覚した。

中日新聞社

脅迫容疑で自衛官逮捕
2020.09.26 北海道新聞夕刊全道 6頁 2社 (全156字) 

 【室蘭】室蘭署は26日、脅迫の疑いで、登別市緑町3、陸上自衛隊幌別駐屯地所属の自衛官n容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑は22日午後7時20分ごろ、元交際相手で胆振管内に住む20代女性に対し、スマートフォンの通信アプリを通じて「全部ぶっ壊してやる」「俺が殺すか死ぬか選べ」などの文章を送り、脅した疑い。

SNS悪用 性犯罪防げ 大阪府 36年ぶり条例改正 摘発条件緩和 啓発にも力
2020.09.21 朝刊 一社 (全833字) 

 警戒心を抱かず会員制交流サイト(SNS)を使い、多くの未成年が性犯罪に巻き込まれている。18歳未満への淫行を取り締まる条例の適用条件のハードルが高く、摘発件数が極端に少なかった大阪府は、このほど条例を改正。援助交際を希望するような文言をインターネット上で書き込んだ少女に注意を促すため、自動的に端末に警告文を送る仕組みを導入するなどの対策も模索中だ。

 警察庁によると昨年、SNSを通じ性被害などに遭った18歳未満は過去最多の2082人。警察関係者は「デートの対価にお金をもらう『パパ活』などに対して危機意識が低い」と頭を抱える。

 情報セキュリティー会社「デジタルアーツ」(東京)が2月に約600人の小中高生を対象に行った調査では、約4割が「ネットを介して知り合った人と会った・会いたい」と回答。9割近くが、自身のわいせつな画像を要求されるなどの危険を認識していなかった。

 こうした状況を受け、大阪府は犯罪の未然防止のため、利用者のネット検索履歴などから対象を絞り込む「ターゲティング広告」を活用する。SNSなどで「家出」や「援助交際」などと特定の単語をスマホやパソコンで入力すると、警告や注意喚起が端末に表示される仕組みで、早ければ今秋にも運用を始める。

 さらに府は、18歳未満へのみだらな行為を規制する青少年健全育成条例を36年ぶりに改正。従来は脅迫したりだましたりした上での淫行が禁じられていたが、各地の条例に比べ適用範囲が狭かった。警察庁によると、昨年の摘発は人口規模が近い神奈川県の179件に対し大阪府は9件。条例改正を検討する府の会議では「わざわざ大阪に来て淫行をする人が出てくるのではないか」と懸念を示す検察官もいた。

 6月施行の改正条例では、多くの自治体に倣い条件を緩和。単に性欲を満たすわいせつ行為も摘発できるようになった。府警幹部は「これまでなら要件を満たさず泣き寝入りするしかなかった被害者を救済すべく、警戒に当たる」としている。(共同通信社)

愛媛新聞社

 LINEで脅迫の疑い
2020.09.20 朝刊 12頁 滋賀版 (全237字) 

 【滋賀県】守山署は19日、脅迫の疑いで、守山市守山6、専門学校生h容疑者(31)を逮捕した。

 逮捕容疑では、18日午後4時20分ごろから同6時10分ごろ、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、知人女性(20)に「そちらの意向を示してくれないと、こちらも誤った行動を取りかねません」などと複数回にわたってメッセージを送り、脅迫したとされる。

 署によると、「送ったことは間違いないが、脅したつもりはない」と容疑を否認している。署は2人の間にトラブルがあったとみて調べている。

中日新聞社

 エビ中・星名さんをSNSで脅迫疑い 男逮捕
2020.09.19 夕刊 8頁 第2社会面 (全268字) 

 写真共有アプリ「インスタグラム」にアイドルグループ「私立恵比寿中学」メンバーの星名美怜さんを脅す書き込みをしたとして、警視庁渋谷署が脅迫容疑で、埼玉県川口市の無職t容疑者(55)を逮捕したことが捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、t容疑者は星名さんのインスタグラムの投稿に「星名美怜を殺そう」などとコメントしていたとみられ、「星名さんに振り向いてほしかった」と容疑を認めている。書き込みに気付いた所属事務所から相談があり、警視庁が捜査していた。

 逮捕容疑は八月二十六日、インスタグラム上で星名さんを脅迫したとされる。

中日新聞社

女性アイドル脅迫した疑い 警視庁 埼玉の男逮捕
2020.09.19 朝刊 一社 (全277字) 

 写真共有アプリ「インスタグラム」にアイドルグループ「私立恵比寿中学」メンバーの星名美怜さんを脅す書き込みをしたとして、警視庁渋谷署が18日までに脅迫容疑で、埼玉県川口市の無職A容疑者(55)を逮捕したことが捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、A容疑者は星名さんのインスタグラムの投稿に「星名美怜を殺そう」などとコメントしていたとみられ、「星名さんに振り向いてほしかった」と容疑を認めている。書き込みに気付いた所属事務所から相談があり、警視庁が捜査していた。

 逮捕容疑は8月26日、インスタグラム上で星名さんを脅迫した疑い。(共同通信社)

愛媛新聞社

SNS闇バイトで強盗 各地で「ガス元栓点検」装う手口
2020.09.18 大阪夕刊 7頁 第1社会 (全827字) 

 「ガスの元栓を見せてください。防火設備の点検です」。大阪府藤井寺市の女性が被害に遭った強盗事件で、男らはこう言って強引に家に上がり込んだ。最近、同様の手口の事件が各地で発生。犯罪集団がマニュアルを用意し、SNSで募った若者らに実行させている疑いがあり、警察当局は警戒を強めている。

 女性宅のインターホンが鳴ったのは10日夕。近所の人か友人だと思い外に出ると、顔写真入りのネームプレートを首からさげた若い男2人が立っており、「ガスの元栓を見せてほしい」と言ってきた。

 女性宅では最近、ガスの工事をしていたため「終わっている」と伝えると、男らは「ガスではなく、防火設備の点検なんです」「ガスの元栓を見せてください」と言い、気づけば家に上がり込んでいたという。

 自ら玄関の扉を閉めた男らは、態度を急変させた。「殺すぞ」「金出せ」「通帳とカードは」と脅迫。現金やキャッシュカードなどを奪い、暗証番号を聞き出すと、粘着テープで女性を縛って逃走した。女性宅には以前、振り込め詐欺の電話が何度かかかっていた。被害はなかったが、同居する長男の在宅状況などを把握されていた可能性もある。

 同様の手口の強盗事件は関東を中心に相次いでいる。東京都新宿区では今年8月、男が消防の点検を装って男性(90)宅に押し入り、男性を縛って現金を強奪。この男は警視庁に逮捕され、SNSで闇バイトに応募し、指示を受けていたことが判明した。神奈川や千葉でも同月以降、複数の事件が起きている。

 事前に資産状況を尋ねる「アポ電」がかかっていたケースも。特殊詐欺を繰り返すような犯罪集団が高齢者の名簿などを基に対象を物色し、SNSなどで募った若者らに実行させているとの見方もある。

 こうした手法が広がっているためか、強盗事件で逮捕される若者は増加。警察庁によると、今年1~8月に強盗事件で検挙された19歳以下は218人で、前年同期から5割以上増え、全体の21%を占めている。

産経新聞社

 脅しのメール送信の疑い
2020.09.15 朝刊 16頁 豊田版 (全211字) 

 【愛知県】岡崎署は13日、脅迫の疑いで、岡崎市鴨田町、派遣社員k容疑者(50)を逮捕した。

 逮捕容疑では、12日午後7時45分~8時5分ごろの間、同じ職場で働く市内の派遣社員男性(50)の携帯電話に「貴様なんか包丁で殺すぞ」「知り合いのヤクザに電話して貴様を殺すように頼む」などとメールし、脅迫したとされる。

 署によると容疑を認めている。男性が借金の返済を求めたことに腹を立て、要求をやめさせようとメールを送ったという。

中日新聞社

強制性交疑い 18歳逮捕
2020.09.11 北海道新聞朝刊全道 27頁 サ社 (全162字) 

 札幌中央署は10日、強制性交の疑いで、札幌市南区澄川3の1、アルバイト従業員の少年(18)を逮捕した。

 逮捕容疑は、6日午前2時ごろ、同市中央区の共同住宅で、同市中央区の10代女性に暴行した疑い。

 同署によると、少年と女性は面識があり、少年は会員制交流サイト(SNS)で女性を脅迫したという。女性が同署に相談し、発覚した。

 女性を脅迫した疑い
2020.09.04 朝刊 14頁 中東遠版 (全166字) 

 【静岡県】掛川署は3日、脅迫の疑いで、浜松市北区三方原町、会社員n容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑は8月31日午後11時ごろ、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、県西部の30代女性に「殺すぞ」などとメッセージを送り、脅迫したとされる。

 署は認否を明らかにしていない。二人は交際していたがトラブルになり、女性が署に相談した。

中日新聞社

 脅迫の疑い
2020.09.03 朝刊 12頁 尾張版 (全175字) 

 【愛知県】一宮署は1日、脅迫の疑いで、一宮市木曽川町黒田、無職m容疑者(59)を逮捕した。

 逮捕容疑では、8月31日午後2時45分ごろ、元勤務先の作業所の男性所長(40)に電話で「今度はおめえの番やでな。仕返し。覚えとれよ」などと言って脅迫したとされる。

 署によると、「(作業所を)くびになったことが納得できない。だからやった」と容疑を認めている。

中日新聞社

脅迫容疑 2等陸曹逮捕=宮城・続報注意
2020.08.29 東京朝刊 29頁 (全302字) 

 塩釜署は28日、多賀城市笠神、陸上自衛隊多賀城駐屯地所属の2等陸曹o容疑者(43)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、o容疑者は7月16日午後9時10分頃、近くに住む20歳代男性の家の玄関の壁を蹴りながら「殺すぞ」などと脅迫した疑い。騒音の苦情を言うために男性方を訪れたというが、o容疑者は「やっていない」と容疑を否認しているという。

 [続報]

 2020年9月24日付東京朝刊25面

 =2等陸曹を不起訴=宮城

 近所の住人に「殺すぞ」などと脅迫したとして、塩釜署に脅迫容疑で逮捕された陸上自衛隊多賀城駐屯地所属の2等陸曹(43)について、仙台地検は不起訴とした。18日付。地検は理由を明らかにしていない。

読売新聞社

SNSで脅迫罪 函南の31歳起訴=静岡
2020.08.25 東京朝刊 25頁 (全206字) 

 山梨県道志村のキャンプ場で昨年9月に行方不明となった千葉県成田市の小倉美咲さん(8)の母親に殺害予告のメッセージを送ったなどとして、千葉地検は24日、函南町平井、とび職s容疑者(31)を脅迫罪で千葉地裁に起訴した。

 起訴状によると、s容疑者は昨年10月22日~今年2月24日に11回、母親のSNSに「お前が犯人だろ」「早く自首しろ」「殺すぞお前」などとスマートフォンからメッセージを送り、脅迫したとされる。

読売新聞社

工藤会 裁判=暴追リーダー宅銃撃 「実行役」に懲役17年 組幹部、福岡地裁判決
2020.08.25 朝刊 29頁 朝社・18 (全411字) 

 北九州市小倉南区で2010年3月、暴力団追放運動に取り組んでいた自治総連合会長の自宅が銃撃された事件で、殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われた特定危険指定暴力団工藤会系組幹部、k被告(52)の判決公判で、福岡地裁は24日、k被告を事件の実行役と認め、懲役17年(求刑懲役18年)を言い渡した。

 判決理由で神原浩裁判長は、k被告と別の組員のどちらが実際に拳銃を発射したかは「特定できない」としたものの「少なくとも犯行現場で発射の場面に立ち会うなど重要で不可欠な役割を担い、刑事責任は重い」と認定した。

 事件の動機については「暴追運動に取り組む住民への組織的、計画的な威嚇、脅迫、報復が目的」として「被害者らの恐怖感と精神的苦痛は大きく、厳しい非難は免れない」と述べた。

 判決によるとk被告は同会幹部らと共謀し10年3月15日午後11時10分すぎ、同区の会長宅に拳銃を計6発撃ち、寝室にいた会長夫妻を殺害しようとした。

西日本新聞社

関東の複数市に脅迫メール
2020.08.25 本紙-1版 22頁 社会2 (全274字) 

 関東地方の複数の自治体に「市役所を爆破する」などと同じような文面で脅迫するメールが届き、一部の市では暗号資産(仮想通貨)のビットコインを要求されていたことが、24日分かった。茨城県鹿嶋市、栃木県佐野市、埼玉県加須市と川越市、千葉県柏市と君津市が同日発表した。各市は庁舎の臨時閉庁や、出入り口の制限をするといった対応を公表し、各県警が威力業務妨害などの容疑で捜査している。

 各市によると、文面は25日や26日などの時間を指定し、「市役所を爆破」「拳銃を持った仲間が乱射する」などとして、一部の市には「30ビットコインを送金しろ」などと要求していた。

恐喝未遂の疑い
2020.08.22 朝刊 16頁 滋賀版 (全218字) 

 【滋賀県】近江八幡署は20日、恐喝未遂の疑いで、東近江市栗見新田町の飲食店経営i容疑者(36)を逮捕した。

 逮捕容疑では、19日午後9時ごろ、近江八幡市の知人女性(16)に「あなたの動画を持っている。ビットコインで1・0BTC支払え」などと記載した文書を郵送し、脅迫したとされる。

 女性からの届け出を受け調べたところ、i容疑者が浮上した。容疑については、「金を取る目的ではないが、文書を送ったことは間違いない」と話しているという。

中日新聞社

 脅迫の疑いで逮捕の四日市の男性不起訴
2020.08.22 朝刊 16頁 三重版 (全192字) 

 【三重県】自宅を訪れた知人を脅迫したとして、脅迫の疑いで逮捕、送検された四日市市内の男性(54)について、津地検四日市支部は二十一日、不起訴とした。理由は明らかにしていない。

 男性は七月二十日、自宅を訪れた三十代知人女性に「このまま連絡が取れんかったら、家に乗り込んで連れ去って殺しとったぞ」などと脅迫したとして、同三十一日に逮捕されていた。四日市南署によると、逮捕時には黙秘していた。

中日新聞社

 脅迫の疑い
2020.08.21 朝刊 16頁 滋賀版 (全242字) 

 【滋賀県】近江八幡署と県警捜査1課は20日、脅迫の疑いで、大阪府大東市北条の塗装業h容疑者(21)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7月10日午前3時ごろ、少女(18)に対し、インスタグラムのダイレクトメッセージなどで、「今度家付近で待ち伏せしてもいいねんで」「位置情報までわかるから簡単」「人生終わらしたる」などと脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。少女から被害届を受け、捜査していたところ、大阪市西区内のコインパーキングでh容疑者を発見したという。2人には面識があった。

中日新聞社

元交際相手の車奪う 強盗容疑で21歳逮捕=茨城
2020.08.16 東京朝刊 29頁 (全162字) 

 元交際相手の女性を脅して車などを奪ったとして、牛久署は14日、住所、職業不詳のs容疑者(21)を強盗容疑で緊急逮捕した。

 発表によると、s容疑者は、阿見町よしわらの商業施設駐車場で、東京都渋谷区のダンス会社経営の女性(20)を「殺してやるから」などと脅迫。車のカギを奪って、その車で走り去った疑い。容疑を否認している。

読売新聞社

 脅迫の疑い
2020.08.15 朝刊 16頁 知多版 (全206字) 

 【愛知県】知多署は14日、脅迫容疑でブラジル国籍の豊明市栄町大根、会社員のt容疑者(58)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7月31日午前10時20分ごろ、妻が勤めていた名古屋市中区の宅配代行業者の副社長(28)=知多市在住=に対し、妻が解雇されたために「おまえを殺してやる」という意味のポルトガル語のメッセージを送信したり、電話で「私は、あなたを殺す」などと脅迫したとされる。容疑を認めている。

中日新聞社

 恐喝容疑で再逮捕
2020.08.12 朝刊 12頁 尾張版 (全369字) 

 【愛知県】一宮署などは11日、恐喝の疑いで、一宮市伝法寺11、中古車販売業o(22)、同居の空調設備業y(21)、小牧市安田町、飲食店員o(22)の3容疑者を再逮捕した。

 再逮捕容疑では、3人は、o容疑者が出会い系サイトで出会った豊橋市の男性会社員(40)から金を脅し取ろうと計画。昨年12月28日午前5時半、o容疑者が男性と一宮市内で飲酒した後に乗用車を運転するよう仕向け、市内の路上でo容疑者が自身が運転する乗用車を故意に男性に衝突させ、同乗していたy容疑者らが「警察呼ぼうか」などと脅迫。飲酒運転の口止め料として40万円を奪ったとされる。

 一宮署は3容疑者の認否を明らかにしていない。同署などは先月21日、3容疑者が同様の手口で別の男性(25)から72万円を奪ったとして、恐喝容疑で逮捕し、送検した。

元妻脅迫容疑 岡山の男逮捕  高知東署
2020.08.09 朝刊 25頁 社会1 (全165字) 

 高知東署は8日、脅迫容疑で岡山県倉敷市、派遣社員、A容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前2時25分ごろ、高知県内在住の女性(46)に無料通信アプリLINE(ライン)で「殺すからなよろしく」「殺す」とメッセージを送って脅迫した疑い。

 同署によると、2人は先月離婚した。金銭トラブルなどはなかったといい、動機を調べている。

高知新聞社

起訴猶予は不服と知事らに脅迫メール 秋田の警官猫遺棄で
2020.08.07 朝刊 25頁 (全344字) 

 近所の飼い猫など数匹を捕まえて郊外の山などに捨てたとして、動物愛護法違反の疑いで書類送検された秋田県警の40代の男性警察官が起訴猶予処分になったことを不服として、何者かが佐竹敬久知事や県警本部長らに危害を加える旨のメールを県庁、県警に送っていたことが6日、分かった。

 県と県警によると、メールは県の公式サイトにある「知事への手紙」の入力フォームを使用して4日午後9時すぎに届いた。差出人の名前と住所の一部が記されていたが、実在するかは確認できていないという。県警も4日、同様のメールを受け取っており、捜査を始めた。

 県警が書類送検したのは5月で、警察官は調べに「自宅敷地で猫がしたふん尿に長年悩まされていた」と供述した。秋田地検は4日、「諸般の事情を考慮した」として起訴猶予処分にした。

東奥日報社

脅迫電話の疑いで逮捕
2020.08.06 東京朝刊 25頁 3社会 (全110字) 

 藤井棋聖の地元、愛知県瀬戸市の市役所に藤井氏に関する脅迫電話をかけ業務を妨害したとして、愛知県警瀬戸署は5日、無職k容疑者(50)=同県西尾市丁田町=を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

朝日新聞社

 不明女児母を脅迫した疑い
2020.08.06 朝刊 24頁 第2社会面 (全163字) 

 昨年九月に山梨県道志村のキャンプ場で行方不明となった当時小学一年生の小倉美咲さんの母とも子さん(37)=千葉県成田市=の会員制交流サイト(SNS)に「おまえが犯人だろ」などと書き込んだとして、千葉県警成田署は脅迫の疑いで、静岡県函南町平井、自称とび職s容疑者(31)を逮捕し、五日発表した。逮捕は三日。

中日新聞社

 ネット掲示板で脅した疑い
2020.08.05 朝刊 14頁 岐阜版 (全131字) 

 【岐阜県】郡上署は4日、脅迫の疑いで、郡上市の会社員n容疑者(45)を逮捕した。逮捕容疑は7月22日、インターネット上の掲示板で、県内の知人女性に対して「殺す」などと書き込んだとされる。署によると、容疑を認めている。女性の親族が署に相談し、被害が分かった。

中日新聞社

 逮捕監禁などの疑い
2020.08.05 朝刊 14頁 中日静岡版 (全259字) 

 【静岡県】清水署などは4日、逮捕監禁と恐喝未遂の疑いで、山口県萩市の指定暴力団神戸山口組系幹部、t容疑者(46)と、奈良県桜井市の自称自動車販売業、t容疑者(50)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年8月下旬、静岡市内の60代男性宅で「300万円あるはずだ。なめんじゃねえ」などと脅迫し、男性の手足を結束バンドで拘束して金銭を脅し取ろうとしたとされる。

 署は認否を明らかにしていない。3人は知人で、男性はt容疑者らから金を借りて金銭トラブルになっていたとみられる。男性は隙をみて逃げだし、近隣住民が110番した。

中日新聞社

函館西署の巡査部長を暴行と脅迫の容疑で逮捕 /北海道
2020.08.03 北海道朝刊 20頁 北海道総合 (全188字) 

 道警は1日、函館西署交通課の巡査部長、t容疑者(40)=函館市昭和3丁目=を暴行と脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 t容疑者は7月27日午後9時45分ごろ、渡島総合振興局管内の30代女性の住宅敷地内で、女性の肩をつかみ、「大声を出すと殴る」と脅した疑いがある。女性にけがはなかった。

 道警監察官室によると、t容疑者は勤務時間外で、私服だったという。

朝日新聞社

 脅迫の疑い
2020.08.02 朝刊 14頁 三重版 (全171字) 

 【三重県】四日市南署は7月31日、脅迫の疑いで、四日市市鵜の森2、飲食業a容疑者(54)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7月20日午前11時半から正午ごろまでの間、自宅を訪れた30代知人女性に「このまま連絡が取れんかったら、家乗り込んで連れ去って殺しとったぞ」「お前を始末するのは簡単なんやぞ」などと脅迫したとされる。署によると黙秘している。

中日新聞社

脅迫、強要未遂の疑い /熊本県
2020.07.31 西部地方版/熊本 21頁 熊本全県 (全180字) 

 (熊本東署発表) 29日、熊本市の無職少年(19)を脅迫と強要未遂の疑いで逮捕。7日午後11時ごろ、同市の女子中学生(13)にSNSで交際を申し込み、拒否されると「殴りたい。自殺においこむだけ」などとメッセージを送信し、脅迫した疑いがある。同日、中学生から相談を受けた同級生の女子生徒(13)に、SNSで「付き合ってくれたらゆるす」と強要しようとした疑いもある。

朝日新聞社

暴力団幹部2人、恐喝疑いで逮捕 県内最大ヤミ金経営か /静岡県
2020.07.30 東京地方版/静岡 25頁 静岡全県 (全249字) 

 暴力団であることを示して現金を脅し取ったとして、県警は29日までに組織的犯罪処罰法違反(組織的恐喝)の疑いで静岡市清水区馬走、指定暴力団稲川会2代目東一家総長のa容疑者(70)ら2人を逮捕した。東一家が県内最大規模のヤミ金を営んでいたとみて実態解明を進める。

 他に逮捕されたのは、富士市天間の同組幹部、i容疑者(53)。2人は昨年11月中旬、富士市内で県東部に住む80代の男性に対し、「俺は現役だぞ」などと暴力団であることを強調して脅迫。借金返済の名目で現金4万円を脅し取った疑いがある。

朝日新聞社

 恐喝の疑い
2020.07.29 朝刊 12頁 尾張版 (全273字) 

 【愛知県】一宮署は27日、恐喝の疑いで、江南市飛高町栄、無職m(22)と、あま市篠田乙柳、会社員m(22)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、共謀し、昨年11月9日午前1時ごろ、一宮市内のファミリーレストラン駐車場で、友人で同市のアルバイト男性(23)に「俺がヤクザやっとったとかいうの話しただろ」「名誉毀損(きそん)だから30万円払え」などと脅迫。同日午前2時半ごろ、同市のコンビニ駐車場で3万円を脅し取ったとされる。

 署によると、両容疑者は「脅したつもりはない」などと容疑を一部否認している。被害者が7月に入り、署に相談して発覚した。

中日新聞社

元同僚から600万円を脅し取った疑いで男逮捕 /茨城県
2020.07.28 東京地方版/茨城 19頁 茨城全県 (全274字) 

 竜ケ崎署は27日、元同僚男性(42)を脅迫して現金600万円を脅し取り、携帯電話を壊したとして、牛久市久野町の無職n容疑者(47)を恐喝と器物損壊容疑で逮捕し発表した。「金を脅し取った覚えはない」と否認しているという。

 署によるとn容疑者は2018年12月ごろ~昨年8月ごろ、複数回にわたり、男性の仕事上の失敗を理由に「払わなかったら分かってるよな。やくざの知り合いがたくさんいる」などと脅迫し、計約600万円を脅し取った疑いがある。また昨年3月31日午前5時ごろ、千葉県内を走行中の会社所有の車両内で、男性の携帯電話1台を壊した疑いがある。

朝日新聞社

 強制性交未遂などの疑い
2020.07.28 朝刊 16頁 三重版 (全200字) 

 【三重県】四日市南署は27日、住居侵入、わいせつ略取、強制性交未遂の疑いで、四日市市塩浜、会社員i容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2014年1月29日夜、被害女性=当時(27)=が住んでいた四日市市内のアパートに侵入して女性にナイフを突きつけ「騒いだら殺すぞ」と脅迫し、同市塩浜の内部川左岸河川敷まで連行。同所で女性にわいせつな行為をしようとしたとされる。署によると、容疑を認めている。

元交際相手脅した疑い、高校教諭を逮捕 /岡山県=続報注意
2020.07.23 大阪地方版/岡山 29頁 岡山全県 (全299字) 

 元交際相手の女性をLINEで脅したとして、岡山中央署は22日、香川県立高校教諭、k容疑者(35)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。「間違いない」と容疑を認めているという。

 署によると、k容疑者は22日午前0時半ごろ、元交際相手で岡山県南部に住む大学生(18)にLINEで「返信なかったら家なしだで」「燃やすわ」などのメッセージを送った疑いがある。21日夜にk容疑者から「家を燃やす」などと電話があったとして、女性が県警に相談していた。香川県教育委員会高校教育課は「事実関係を速やかに確認し、厳正に対処する」としている。

 <続報注意>

 岡山地検は2020年12月2日、亀井勇樹さんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

 SNS通じわいせつの疑い、宮前の男再逮捕
2020.07.23 朝刊 22頁 川崎版 (全379字) 

 【神奈川県】兵庫県警宝塚署は二十一日、会員制交流サイト(SNS)のビデオ通話で女子中学生を脅迫して裸にさせ、画像を撮影したとして強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで川崎市宮前区の保育士o容疑者(26)を再逮捕した。署によると、SNS上のやりとりに強制わいせつ容疑を適用するのは珍しい。

 再逮捕容疑は三~四月、ビデオ通話で、岩手県に住む当時十三歳の女子中学生を「住所を知っている」「画像をばらまく」などと脅し、裸にさせて撮影したとされる。

 署によると、二人はSNSで知り合った。中学生が画像送信をやめようと抵抗したのに悪質な脅迫を続けたことが強制わいせつ容疑に当たると判断した。

 署は、山形県に住む当時十二歳の女子中学生の裸をSNSを通じて動画撮影した容疑でもo容疑者を再逮捕したが、抵抗が少なかったとして強制わいせつ容疑の適用を見送った。

中日新聞社

わいせつ容疑で再逮捕=兵庫
2020.07.22 大阪朝刊 27頁 (全245字) 

 宝塚署などは21日、川崎市宮前区神木本町、保育士o容疑者(26)を強制わいせつと児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで再逮捕した。

 発表では、o容疑者は今年3~4月、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて知り合った岩手県と山形県の女子中学生2人に裸の画像を送らせ、「拡散させる」などと岩手の中学生を脅してわいせつなポーズを取らせた疑い。容疑を認めている。o容疑者は中学生と会っていないが、脅迫の度合いが強いとして同署などは強制わいせつ容疑も適用した。

読売新聞社

■SNS通じ中学生に強制わいせつ疑いで再逮捕
2020.07.22 朝刊 26頁 社会2 (全290字) 

 兵庫県警宝塚署は21日、会員制交流サイト(SNS)のビデオ通話で女子中学生を脅迫して裸にさせ、画像を撮影したとして強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで川崎市宮前区の保育士o容疑者(26)を再逮捕した。署によると、SNS上のやりとりに強制わいせつ容疑を適用するのは珍しい。

 再逮捕容疑は3~4月、ビデオ通話で、本県に住む当時13歳の女子中学生を「住所を知っている」「画像をばらまく」などと脅し、裸にさせて撮影した疑い。署によると、2人はSNSで知り合った。中学生が画像送信をやめようと抵抗したのに悪質な脅迫を続けたことが強制わいせつ容疑に当たると判断した。

岩手日報社

【ニュースボックス】恐喝未遂容疑、組長ら逮捕
2020.07.22 本紙朝刊 22頁 A版 第2社会 写有 (全246字) 

 つくば署と県警組織犯罪総合対策推進本部は21日、恐喝未遂の疑いで、指定暴力団松葉会系組長で守谷市百合ケ丘3丁目、無職、w(49)、つくばみらい市谷井田、塗装業、n(49)の両容疑者を逮捕した。逮捕容疑は共謀し、6月20日、n容疑者の知人と金銭トラブルがあった県内在住の40代男性方で、w容疑者が暴力団組員であることを明かした上で、男性に対し「5千万用意しろ」「おまえの事どうにでもできるんだぞ」などと脅迫し、現金を脅し取ろうとした疑い。同署は2人の認否を明らかにしていない。

茨城新聞社

強盗の疑いで男女を逮捕 /茨城県=続報注意
2020.07.17 東京地方版/茨城 21頁 茨城全県 (全281字) 

 結城署は16日、結城市の会社員男性(27)に暴行を加えて脅したうえ現金50万円を奪い取ったとして、筑西市布川の無職r容疑者(37)と結城市結城の派遣社員e容疑者(30)を強盗容疑で逮捕し、発表した。署は認否を明らかにしていない。

 署によると、2人は共謀して3月13日午前5時ごろ、知り合いだった男性の自宅で男性の胸ぐらをつかんで押し倒し、はさみを見せて「目を潰してやる」と脅迫。同日午前6時半ごろ、コンビニのATMで現金50万円を引き出させて奪った疑いがある。

 <続報注意>

 水戸地検下妻支部は2020年8月25日付で、eさんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

 脅迫の疑い
2020.07.17 朝刊 16頁 岐阜版 (全155字) 

 【岐阜県】各務原署は16日、脅迫の疑いで、各務原市川島松倉町、会社員o容疑者(51)を逮捕した。

 逮捕容疑では、14日午後11時15分ごろ~35分ごろ、別居中の妻(51)に電話で「殺す」「乗り込む」などと言って脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。容疑者が署に「家族を脅した」と通報し、分かった。

中日新聞社

 脅迫と暴行の疑い
2020.07.16 朝刊 12頁 中東遠版 (全133字) 

 【静岡県】磐田署は15日、脅迫と暴行の疑いで、磐田市加茂、無職k容疑者(44)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑では、同日午前11時ごろ、自宅前の路上で、郵便を届けに来た会社員男性(42)を脅し、体を押し当てるなどの暴行を加えたとされる。

 署は認否を明らかにしていない。

中日新聞社

強要・脅迫容疑で組長逮捕 あおり運転、トラックとめる /福岡県=続報注意
2020.07.15 西部地方版/福岡 

 あおり運転でトラックを急停車させ、運転者に不要な連絡をさせたなどとして、県警は14日、指定暴力団道仁会(久留米市)系組長k郎容疑者(44)=福岡市西区拾六町2丁目=を強要と脅迫の疑いで逮捕し、発表した。黙秘しているという。

 西署によると、k容疑者は2月29日午前11時20分ごろ、福岡市西区壱岐団地の路上で、リサイクル会社員の男性(41)=同市=のトラックを乗用車で追い越し、前に割り込んで急停車させ、「会社の責任者呼ばんか」と男性に迫り、男性社長(48)=同=に連絡させ、駆けつけた社長に「あんたどこで商売しよるとや、仕事できんようにするぞ」と怒鳴って脅した疑いがある。

 k容疑者は自宅マンションの駐車場から車で市道に出ようとした際、信号待ちのトラックが進路を塞いでいたことに激高。数百メートルにわたってトラックを追いかけ、クラクションを鳴らしたり、車間距離を詰めたりしたという。
 

 
 <続報注意>

 福岡地検は2020年8月17日、k組長を不起訴処分とした。

朝日新聞社

事務所に男性監禁、現金脅し取る 組幹部ら3人逮捕
2020.07.14 埼玉新聞 15頁 (全410字) 

 男性を暴力団事務所に監禁して、現金を脅し取ったとして、川口署は13日までに、監禁と恐喝の疑いで、指定暴力団住吉会傘下組織幹部で無職のt容疑者(40)=川口市芝=、組員で無職m容疑者(46)=川口市元郷4丁目=、組員で無職y容疑者(40)=住所不定=を逮捕した。
 逮捕容疑は昨年12月12日午後8時ごろ、川口市内の飲食店で、東京都墨田区の無職男性(60)からあっせんされた株取引について因縁をつけ、同市内の暴力団事務所に監禁。男性の顔を殴るなどして脅迫し、同月29日~今年1月31日の間には、男性に「毎月5万円を5年間払え」などと言って送金させ、現金計20万1千円を脅し取った疑い。
 同署によると、3人と男性には面識があり、男性があっせんした株が上昇しなかったことから、トラブルになったとみられるという。防犯カメラの映像などからt容疑者ら3人を特定した。
 同署は共犯事件として認否を公表していない。

埼玉新聞社

強制性交致傷 懲役9年=新潟
2020.07.11 東京朝刊 23頁 (全287字) 

 上越市などで女性3人に乱暴したり、無理やりわいせつな行為をしたりしたとして、強制性交致傷罪などに問われた住所不定、無職s被告(35)の裁判員裁判で、新潟地裁(佐藤英彦裁判長)は10日、懲役9年(求刑・懲役13年)の判決を言い渡した。

 判決によると、柴田被告は2008年8月~19年5月、上越市と長野市の当時16~24歳の女性3人に対し、無施錠の女性宅に侵入して乱暴したり、人がいない場所へ連れ込んで無理やり胸を触ったりするなどし、うち2人には顔にけがを負わせた。

 佐藤裁判長は「ナイフを顔に突きつけたり『拳銃で撃つぞ』と告げたりと、強い脅迫を加ええて危険で卑劣」と指摘した。

読売新聞社

 暴力団組長を再逮捕
2020.07.10 朝刊 16頁 県内版 (全201字) 

 【愛知県】県警捜査4課と岡崎署は9日、大麻取締法違反(所持)の疑いで、岡崎市板屋町、特定抗争指定暴力団山口組傘下組織組長のh容疑者(52)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は6月30日午後8時45分ごろ、自宅で乾燥大麻約20グラムを所持したとされる。県警によると「自己吸引目的で持っていた」と容疑を認めている。h容疑者は知人男性を脅迫したとして暴力行為法違反などの容疑で逮捕され、県警が自宅を捜索していた。

中日新聞社

アイドル脅迫30万円
2020.07.10 日刊スポーツ 東京日刊 (全231字) 

 東京区検は9日までに、アイドルグループ「虹のコンキスタドール」のメンバー中村朱里さん(22)をツイッター上で「殺す」と脅したとして、脅迫などの罪で埼玉県戸田市の食料品店店員y氏(38)を略式起訴した。東京簡裁は8日、罰金30万円の略式命令を出した。起訴状によると、y氏は4月29日、中村さんのツイートに対し「辞めてくれないと家族やメンバーを道連れします」「理解できないなら殺します」などと投稿して脅迫。所属事務所に警備を強化させるなどし、業務を妨害。

日刊スポーツ新聞社

工藤会幹部を再逮捕 /福岡県
2020.07.09 西部地方版/福岡 25頁 北九 (全190字) 

 (北九州地区暴力団犯罪捜査課発表) 8日、指定暴力団工藤会幹部のt容疑者(46)=北九州市八幡西区永犬丸東町2丁目=を暴力行為等処罰法違反(脅迫)の疑いで再逮捕した。4月12日に中間市内で、自身が実質的に経営する会社の役員の40代男性に「俺をなめとるんか」「お前殺しちゃるけ、こっち来い」などと言って胸ぐらをつかみ、脅した疑いがある。「何も言うことはない」と話しているという。

ナイフで脅した疑い
2020.07.09 朝刊 12頁 浜松市民版 (全154字) 

 【静岡県】浜松中央署は7日、暴力行為法違反の疑いで、浜松市中区高丘東4、無職n容疑者(52)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、7日午後8時半ごろ、自宅で同居するアルバイト店員の息子(20)に折り畳みナイフを見せ、脅迫したとされる。署は認否を明らかにしていない。

 署によると、2人は口論になり、息子が通報した。

中日新聞社

 野茂英雄さん脅した疑い
2020.07.08 朝刊 29頁 第3社会面 (全254字) 

 元大リーガー野茂英雄さん(51)に対してテレビ出演しないように脅したとして、兵庫県警豊岡北署は七日、強要未遂の疑いで静岡県御前崎市佐倉、無職n容疑者(47)を逮捕した。署によると「間違いない」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は二月二十七日ごろ、野茂さんが代表理事を務める社会人野球のNOMOベースボールクラブ(兵庫県豊岡市)の事務局に、野茂さんを名指しし「テレビに出るな。もし出れば家族の命はないぞ」などと書いた封書を郵送して脅迫し、テレビ出演しないよう要求したとされる。

 三月に野茂さんが署に被害を届けた。

中日新聞社

 暴力団幹部を逮捕
2020.07.06 朝刊 8頁 市民版 (全209字) 

 【愛知県】中署は5日、脅迫の疑いで、日進市岩崎町、特定抗争指定暴力団山口組傘下組織幹部n容疑者(59)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑では5日午後1時45分ごろ、中区内の路上で、区内の男性会社員(28)に「事務所の近くなんで静かにしろ」「そこに事務所があるから来い」などと強い口調で脅したとされる。

 署によると「黙秘します」と認否を留保している。歩いていた男性がn容疑者の車にひかれそうになったため注意し、口論となった。

中日新聞社

組員2人を逮捕=佐賀
2020.07.05 西部朝刊 23頁 (全243字) 

 佐賀南署は4日、佐賀市大和町尼寺、指定暴力団道仁会系組員y(46)、同市多布施、同s(21)の両容疑者を傷害と暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕した。発表によると、2人は共謀し、6月30日午後9時30分頃、同市内の路上で、歩いていた男性(20歳代)に因縁をつけ、組員であることを告げて脅迫。さらに胸ぐらをつかんで壁に押しつけるなどの暴行を加え、首などにけがを負わせた疑い。y容疑者がバイクで通行していた際、男性に対し、「邪魔」などと言い、その後、斉藤容疑者が加わったという。

読売新聞社

脅迫メールで庁舎閉鎖=秋田
2020.07.03 東京朝刊 23頁 (全182字) 

 北秋田市は2日、脅迫メールを受け、本庁舎を午前11時から2時間にわたって閉鎖した。職員約150人は庁外に退避した。北秋田署員と市職員らが庁内を捜索したが、危険物は見つかっていない。

 市によると、6月27日、「2日正午に本庁舎敷地内に爆発物を投げ込む」との内容のメールが来ているのを総務課職員が見つけた。各庁舎を巡回して不審物や不審者などを警戒したが、異常はなかった。

読売新聞社

10代少女の後つけ、わいせつ未遂疑い 東村山の男逮捕
2020.07.03 東京朝刊 21頁 東京 (全326字) 

 帰宅途中の10代少女の後をつけ、自宅に押し入ってわいせつな行為をしようとしたとして、警視庁捜査1課は強制わいせつ未遂容疑などで、東村山市本町、アルバイト、i容疑者(31)を逮捕した。調べに対し「イライラしてうっぷんを晴らそうと思った。子供の体が好きだった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は6月10日午後1時15分ごろ、東村山市内で、学校から帰宅途中だった少女の後をつけて自宅アパートに押し入り、わいせつな行為をしようとしたとしている。

 捜査1課によると、少女が帰宅後に玄関ドアの施錠を確認しようとしたところ、ドアの外にいたi容疑者がいきなり腕をつかみ、「静かにしろ」などと脅迫。事件当時、母親が在宅しており、i容疑者はそのまま逃走していた。

産経新聞社

 暴力団組長ら逮捕
2020.07.03 朝刊 16頁 県内版 (全343字) 

 【愛知県】県警捜査4課などは1日、暴力行為等処罰法違反の疑いなどで、岡崎市板屋町、特定抗争指定暴力団山口組傘下組織組長のh容疑者(52)ら3人を逮捕したと発表した。

 ほかに逮捕されたのは同市百々町、無職k(51)と同市大門5、飲食店経営t(37)の両容疑者。逮捕容疑は3人は共謀して5月28日未明、岡崎市内の暴力団事務所の敷地内で、市内に住む設備業の男性(49)を取り囲み、包丁を持って詰め寄るなど脅迫。h容疑者が男性の顔を殴り、けがを負わせたなどとされる。

 県警によると、h容疑者は「言うことはありません」と認否を留保。k容疑者は一部否認、t容疑者は容疑を認めている。被害者の男性はh容疑者の地元の後輩で、近年は食事の誘いなどを断るようになり、疎遠になっていた。

中日新聞社

運転女性を鎌で脅した疑い 男逮捕
2020.07.02 東京朝刊 22頁 第3社会 (全208字) 

 軽トラックを運転中に乗用車に割り込まれたとして腹を立て、運転していた女性(23)を鎌で脅したとして、福岡県警筑紫野署は暴力行為法違反(脅迫)容疑で同県筑前町朝日のパート従業員、k容疑者(70)を逮捕した。一部容疑を否認しているという。信号停車中の女性の前に割り込んでおり、署はあおり運転に当たらないかも調べる。6月30日施行の改正道交法では、急な車線変更などのあおり運転を「妨害運転」と規定し、厳罰化された

50歳の男を逮捕 盗撮した男を脅迫か
2020.06.30 フジテレビ FNN Live News days 報道/ニュース/ニュース (全194字) 

50歳の男は先月、東京・JR池袋駅の階段で盗撮していた男性に「盗撮しただろ。今からお前が盗撮した女性に電話するから」などと言い現金100万円を脅し取ろうとした疑いがもたれている。容疑者は「はっきりとは覚えていない」と容疑を否認している。盗撮した男性は逃げようとした際、容疑者の仲間の男に蹴られてケガをしており、これを見ていた駅員が通報して事件が発覚した。警視庁は共犯者の行方を追っている。

脅迫の疑い視野に捜査 藤井七段に”殺害予告”
2020.06.27 毎日放送 TBS NEWS 報道/ニュース/ニュース (全165字) 

捜査関係者などによると、愛知県瀬戸市出身で将棋の藤井聡太七段の殺害を予告する電話が、今月23日、瀬戸市役所にあった。瀬戸市が今月24日に警察に通報し、警察はきのう藤井七段が東京に移動する際、新幹線車内を警戒した。警察は脅迫の疑いもあるとみて調べている。藤井七段はあす東京で棋聖戦、来月1日には愛知県豊橋市で王位戦第1局に臨む予定。

女性への脅迫罪、県職員の男起訴 松山地検 /愛媛県
2020.06.26 大阪地方版/愛媛 21頁 愛媛全県 (全226字) 

 知人女性を脅したとして、脅迫の疑いで逮捕された県中予地方局地域政策課主事のn容疑者(25)=松山市=について、松山地検は25日、脅迫罪で起訴した。認否は明らかにしていない。

 起訴状などによると、n容疑者は4日午前9時45分ごろ~午後2時50分ごろ、松山市内で知人女性に対し、携帯電話のアプリのメッセージ機能で「殺す、切れるよ」などと送信し、脅したとされる。

 県人事課は「本人から事実関係を確認でき次第、速やかに厳正な処分を検討する」とコメントした。

朝日新聞社

脅迫容疑 55歳逮捕=石川
2020.06.25 東京朝刊 25頁 (全212字) 

 七尾署は24日、七尾市小丸山台、自称カメラマンk容疑者(55)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、k容疑者は21日午後6時頃、同市大津町の能越自動車道で軽乗用車を止め、後続の50歳代男性の車を停車させた上、男性に「なめてると殺すぞ、お前」などと言って脅した疑い。

 k容疑者は、徳田大津インターチェンジから能越道に入ってしばらく走った後、本線を走行してきた男性の前方で突然停車したといい、同署で当時の状況を調べている。

読売新聞社

脅迫:前検事長にカッター刃、書類送検
2020.06.25 東京朝刊 20頁 総合面 (全185字) 

 東京高検の黒川弘務前検事長宛てにカッターナイフの刃が入った封筒が届いた事件で、警視庁は24日、松江市の無職男性(72)を脅迫容疑で書類送検した。送検容疑は5月12日、前検事長を批判する文書とカッターナイフの刃を入れた封筒を、自宅近くの郵便局から同高検に送ったとしている。封筒は翌13日に届いた。男性は「検察のトップを任せるわけにはいかないと思った」と容疑を認めている。

毎日新聞社

元同僚に「くず野郎」/市貝町女性職員が郵送
2020.06.25 朝刊 2頁 社会 (全533字) 

 市貝町役場の30代女性職員が3月、同僚だった20代女性に「くず野郎 死ね」との不適切な内容の文書を匿名で郵送していたことが24日、関係者への取材で分かった。20代女性は、それ以前の女性職員の言動をパワハラと受け止め、昨年12月に退職していたという。町は下野新聞社の取材に「2人の間に組織として対応すべきトラブルがあったかどうかは分からない」としている。

 関係者によると、女性職員は昨年10月ごろ、当時、同じ職場だった嘱託職員の20代女性を役場内の個室に呼び、約1時間にわたり仕事上のことについて注意したという。元嘱託職員は上司に相談したが、具体的な対応はなかったとされる。

 その後、今年3月、元嘱託職員宅に「くず野郎 死ね」と筆書きされた紙が入った匿名の封書が郵送され、元嘱託職員側が警察に相談した。5月には突然、女性職員が元嘱託職員宅を訪れ、「脅迫状を送付いたしまして、大変ご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」といった反省文を書き、その場で渡したという。

 町によると、女性職員の一連の言動について調査などは行っていないという。2人の職場の町課長は下野新聞社の取材に「人間関係のトラブルで辞めたとの認識はない。退職後のことは分からない」としている。

下野新聞社

「俺コロナ」愛知で多発 威力業務妨害容疑など、逮捕7人 【名古屋】
2020.06.22 名古屋朝刊 21頁 1社会 写図有 (全2,335字) 

 愛知県内で「俺コロナ」などと、新型コロナウイルスに感染をしているかのような発言をして逮捕される事件が相次いだ。背景に何があるのか。

 愛知県警は3月以降、威力業務妨害や脅迫などの容疑で7人を逮捕、1人を書類送検した。不起訴処分になった1人を除く7人は全員、男。年齢は大半が40~70代だ。

 同様の事件は、松江市や宇都宮市など各地で発生。だが、逮捕、発表件数は愛知県が突出している。県警幹部は「この社会情勢下では、たった一言の悪ふざけでも悪質性は非常に高い。逮捕、発表することで抑止につなげるのが重要だ」と強調する。

 逮捕者について、東京未来大の出口保行教授(犯罪心理学)は、「背景にはゆがんだ自己顕示欲があるのではないか。国民の不安に乗じてコロナをちらつかせることで、他者に恐怖を与え、それが自分の存在を認識させる手段となっている」と分析。中高年が目立つ点は、「中高年は社会的な評価を最も求める年代。社会に対する恨みを晴らす犯行とも言える」と指摘する。

 SNS上では県民性に関係があるとの投稿も見られた。しかし、県民性に詳しい経営コンサルタントの矢野新一さんは「愛知はものづくりが盛んで真面目な県民性。県民性と事件とは結びつかない」と否定した。

 ■容疑者「3回言っただけ」

 なぜ「コロナ」と発言したのか。記者が逮捕された容疑者を取材した。

 「酒に酔っていた。ここまでの騒ぎになるとは」

 こう話すのは、名古屋市の地下街の店舗で受付の台をたたいて指さし、「これコロナ」と発言して業務を妨害したとして、威力業務妨害容疑で逮捕され、その後釈放された男(78)だ。

 小柄でハンチング帽をかぶった男は、質問に対してかすれた声で話した。

 男によると、4月のある昼、ラーメン店で日本酒1合を飲み、運動をかねて地下街を散歩した。コロナの影響による営業自粛で軒並み閉店。独り言を言いながら歩いた。

 「ここも閑古(かんこ)か、コロナか」「コロナか」「コロナ」。この発言を、店の店員が聞いていたという。店が入るビルの管理会社が最寄りの警察署に通報。県警の捜査員らが防護服を着て出動した。店の周辺は消毒され、入場も規制された。防犯カメラの映像などから男が浮上し、逮捕されたのは約1カ月後のことだ。

 男は取材に、「手に持った杖が受付の台に当たったから、少しはたいた。指はさしていない」などと容疑を否認した。「コロナと3回言ったことは認めるが、コロナと言っただけで罪になるのか。警察の対応は過剰もいいところだ」と憤る。県警は在宅で調べを続けている。

 ■「悪ふざけのつもりが、トラウマ植え付ける」 騒動に巻き込まれたパブ経営者は

 「コロナばらまいてくる」。愛知県蒲郡市で3月、新型コロナウイルスへの感染を知った男(当時57)は、家族にこう伝えて外出した。訪れたのはフィリピンパブ。店の経営者の安田知洋さん(45)が、騒動に巻き込まれた当時と再起に向けて動き出したいまの思いを語った。

 蒲郡市の中心部にある店に男が訪れたのは、3月4日夕。よく店に来る常連で、この日は女性従業員の接客を受けながら、ロックバンド「キャロル」の曲をカラオケで歌っていた。

 そのとき、買い物に出ていた安田さんのスマートフォンに知人から連絡があった。「『コロナばらまいてくる』って言いながら家を出て行ったらしい」。従業員を通じて確認すると、男が認めた。

 すぐに帰宅させたが、防護服を着た捜査員が駆けつけるなど周辺は一時騒然となった。県の要請を受けて店の営業を自粛。約1週間後、当時店内にいた女性従業員の感染が確認された。安田さんは愛知県警に被害届を提出した。

 3月18日、男が入院先の医療機関で死亡したと知った。感染前から肝臓がんを患っていたという。「彼の行動はテロだと思うし、怒りしかないけど、亡くなったことには言葉が見つからない」。店では機嫌がよくなると、おなかにある胃がんの手術跡を周りに見せて笑っていた。あの日も悪気はなかったのだろう――。

 そんな思いはあったが、被害届の取り下げには応じなかった。従業員や当時来店していた客、その家族ら約40人が自宅待機を余儀なくされた。「被害がここまで広がった以上、事件として形にしてほしかった」

 騒動後、店内を消毒し、男が腰掛けたソファを買い替えた。だが、営業再開は困難を極めた。足かせになったのは従業員不足だ。25人の女性従業員が働いていたが、再開までの間に別の店に移る人が相次いだ。従業員は一時、6人に減った。約1カ月間の営業自粛で、3月に見込んでいた売り上げ約600万円は吹き飛んだ。

 4月に再開したが、安田さんが店の前に立っていると、通行人から「コロナ出たんだろ」「やべえだろ」などと言われた。新規の客はほぼゼロ。その後に国の緊急事態宣言が出され、再び営業を自粛した。

 本格的に営業を始めた5月。「再開を待ってたよ」と言う常連や、報道で店を知り、「大変だったね」と声をかけてくれる新規の客が増えてきた。

 6月5日、県警が男を偽計業務妨害の疑いで書類送検した。一つの区切りはついたが、事件の影響が今も続いていると感じる。

 謝罪に訪れた男の家族が、住民から「出て行け。よく住んでいられるな」と心ない言葉をかけられていること。「俺コロナ」などの発言で逮捕される事件が相次いでいること。

 「本人にとっては悪ふざけかもしれません。でも、周りの人の生活を一変させるし、トラウマを植え付けることだってあります。それを分かってほしい」

アイドル脅迫疑い ファンの男逮捕
2020.06.19 東京朝刊 22頁 第3社会 (全207字) 

 アイドルグループ「虹のコンキスタドール」のメンバー、中村朱里さん(22)を脅したなどとして、警視庁新宿署は18日、脅迫と威力業務妨害容疑で、埼玉県戸田市、職業不詳、y容疑者(38)を逮捕した。中村さんのファンで、容疑を認めているという。逮捕容疑は4月29日、ツイッター上で「本当に辞めてくれないと、家族やメンバーを道連れしますよ。理解できないなら殺しますよ」と脅迫し、所属事務所の業務を妨害したとしている。

産経新聞社

脅迫容疑70歳男逮捕 高知南署
2020.06.19 朝刊 21頁 社会1 (全157字) 

 高知南署は18日、脅迫容疑で土佐市、無職、A容疑者(70)を逮捕した。容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、18日午前0時40分ごろ、高知市内の70代男性宅を訪れ、玄関先で「たまをとるぞ」などと大声で怒鳴りながらドアを叩き、脅した疑い。

 同署によると、同容疑者と男性は顔見知りだという。詳しい経緯を調べている。

高知新聞社

独自 ツイッターに書き込み 女性アイドルに「殺しますよ」男逮捕
2020.06.18 TBS ひるおび! 一般実用/ニュース/ニュース (全214字) 

女性アイドルに対し「殺しますよ」などとツイッターに書き込み脅したとして38歳の男が警視庁に逮捕された。捜査関係者によると容疑者は今年4月29日、アイドルの中村朱里さんのツイッターに「仕事をやめてくれないと家族やメンバーを道連れにする。理解できないなら殺しますよ」などと書き込んで脅し所属事務所の業務を妨害した疑いが持たれている。容疑者は中村さんのファンとみられ警視庁は動機などを詳しく調べている。

 脅迫の疑い
2020.06.17 朝刊 12頁 滋賀版 (全232字) 

 【滋賀県】彦根署は16日、脅迫の疑いで埼玉県ふじみ野市福岡中央、無職n容疑者(52)を逮捕した。逮捕容疑では4月28日から5月23日までの間、県内の高校に「出会い系サイトを利用してオヤジと交流している学生がいます」などと4回にわたり電子メールを送り、同校在籍の女性(17)に閲覧させ、脅迫したとされる。

 署によると容疑を否認しており、「メールは送ったが脅迫する意図はなかった」としている。容疑者と女性は出会い系サイト上で知り合ったが、直接会ったことはなかった。

中日新聞社

 強要未遂の疑い
2020.06.17 朝刊 12頁 岐阜版 (全247字) 

 【岐阜県】海津署は16日、強要未遂の疑いで、愛知県春日井市明知町、会社員k容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月19日~6月8日に計22回、岐阜県内の会社経営の女性(54)のスマートフォンに、「ブロック解除して、仲良くしないとどうなっても知らないよ!殺されるかもよ!」などと送信し、女性を脅迫して会員制交流サイト(SNS)のブロックを解除させようとしたとされる。

 署によると、容疑を認めている。2人は昨年夏にSNSの趣味のサイトで知り合ってやりとりをしていたが、直接の面識はなかった。

中日新聞社

 蓮田市職員を脅迫した疑い
2020.06.16 朝刊 18頁 埼玉版 (全247字) 

 【埼玉県】岩槻署は十五日、「ガソリンをかぶって火を付ける」と蓮田市役所で職員を脅した公務執行妨害の疑いで、同市御前橋二、自称建築業k容疑者(48)を現行犯逮捕した。「市役所の対応に腹がたった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑では、十五日午前十一時半ごろ、同市役所で秘書課女性職員に「特別定額給付金の給付が遅い」「市の対応が悪い」と怒り「ガソリンをかぶって火を付けるぞ」などと脅し、業務を妨害したとされる。

 署によると、k容疑者はガソリンやライターを持っていなかった。給付金は既に受給していた。

中日新聞社

 会社役員が強要の疑い
2020.06.16 朝刊 14頁 福井版 (全216字) 

 【福井県】鯖江署と県警少年女性安全課は15日、強要の疑いで、鯖江市糺町、会社役員k容疑者(49)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月6日午後1時ごろ、経営する会社事務所で、知人の美浜町の50代の男性会社員に猟銃を無理やり持たせ、会社敷地内に掘った穴に入らせるなど義務のないことをさせたとされる。

 署によると、容疑を認めている。k容疑者は「猟銃で死ぬか、穴に入って死ぬか選べ」という趣旨の脅迫をしたという。トラブルの原因を調べている。

中日新聞社

「誹謗中傷」判断は誰だ SNS発信者の特定を容易にする制度改正
2020.06.15 AERA 62頁 写図有 (全3,428字) 

 SNSでの誹謗中傷を法で規制する動きが顕著になり、発信者の特定を容易にするための制度改正が議論されている。だが、検閲化する恐れもある。表現の自由は担保できるのか。

 5月23日、人気リアリティー番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さん(享年22)が亡くなった。SNSでの誹謗中傷に悩んでいたという。

 木村さんの死が報じられると、誹謗中傷に警鐘を鳴らす発言が相次いだ。目立ったのは、ツイッターに投稿された著名人たちの声だ。

 歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんは「誹謗中傷を気にするななんて難しいよ。芸能人だって1人の人間だよ忘れないで」、前澤友作さんは「SNSでの行き過ぎた誹謗中傷行為には厳罰を。スルースキルとか言ってる場合じゃない。被害受けた人はスルーせずに被害届けを。被害者のアクションが全体の抑止力になる。僕もスルーせずにこれからは遠慮なく被害届けを出す」と発信。「#SNS上の誹謗中傷が法に基づいて裁かれる社会を望みます」というハッシュタグも生まれた。

 その裏で、木村さんを誹謗中傷していた人たちが次々とアカウントや投稿の削除をはじめた。誹謗中傷に法的措置をとる動きが強まると、アカウントに鍵をかけたり、謝罪DMを送ったりする人も相次いだ。「自分の書き込みは誹謗中傷に当たるのかを知りたい」という相談も、弁護士のもとに殺到したが、その大半が匿名や非通知での問い合わせだったという。

 インターネットが普及してから、誹謗中傷の問題は常につきまとってきた。だが、投稿者に法的措置を取りたくても、サイト運営者を相手に発信者情報の開示を請求するだけで時間と労力がかかる。ジャーナリストの津田大介さん(46)は言う。

 「匿名で発信できる環境では、ユーザーのモラルを改善することは困難です。開示請求を弁護士に依頼すれば最低60万円ほどかかり、経済的な負担も大きい。発信者情報開示請求のプロセスの簡素化は急務です」

 煩雑なプロセスに課題を感じているのは国も同じだ。木村さんが亡くなった3日後、高市早苗総務相はインターネット空間での誹謗中傷において、発信者の特定を容易にするための制度改正を行うと表明した。

 だが、こうした動きに危機感を唱える声もある。

 「誹謗中傷に注目が集まり開示請求がチラつけば、萎縮してしまい、真っ当な批判や意見表明を行えなくなる可能性があります」

 指摘するのは、誹謗中傷問題を扱う藤吉修崇弁護士(45)だ。

 これまで、藤吉弁護士が相談を受けるなかで、「誹謗中傷」と判断したのは相談件数のうちの約半数。違法とまではいかない「批判どまり」だと判断するケースも多かった。

 事実、今回の事件を受けて、SNS上で発信者の開示請求に言及したなかには、情報商材などを販売するアカウントもあった。

 「誹謗中傷は許されることではありませんが、自由な意見を言える環境はとても大切です。それを誹謗中傷という形で抑え込むのは非常に危険です」10

 ■炎上の個別対応難しい

 目の前の書き込みが批判か誹謗中傷か。明らかなヘイトや虚偽投稿は別として、判断は難しい。だからこそ法に基づいた判断が望まれるが、そのハードルは高い。藤吉弁護士は言う。

 「開示請求が通ってIPアドレスがわかっても、アクセスプロバイダー側のログ情報の保有期限が切れていて泣き寝入りするケースもあります。情報保有期限を最低1年にするなど、プロバイダーの責任を厳しくすれば対応することができます」

 プロセスの簡素化と保有期限の延長という二つの仕組みが整うだけでも、誹謗中傷に苦しむ人にとっては救いとなる。だが、それだけでは難しいこともある。

 前出の津田さんは昨夏、「表現の不自由展」をめぐり、“大炎上”を体感した。5分おきに300件近いリプライが届き、コミュニケーションツールとして普段通り使えない状態になった。内容は正当な批判もあれば、罵倒や脅迫もあった。

 「炎上すると、イナゴの大群のようにコメントが殺到します。個人の処理能力を超えてしまうため、プロセスや法制度が変わったとしても一つひとつに対応することは難しいのが現状です」

 ■事業者側の取り組み

 サービスを提供する事業者側の対応も問われている。

 今年4月、LINEやツイッター、フェイスブックなどが名を連ねる一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構(SMAJ)が発足。木村さんの死を受けて、SNS上の名誉毀損や侮辱などを意図したコンテンツ投稿に対して取り組みを行うと緊急声明を発表した。声明では、「実効性ある取組を行わなければならない」として、禁止事項の明示と措置の徹底など六つの項目が挙げられた。同法人代表理事の曽我部真裕さんは言う。

 「名誉毀損や侮辱に対応することは当然ですが、不快な表現をどこまで禁止事項とするかは事業者側が決めていいことだと思います」

 これまでも事業者はさまざまな取り組みを行ってきた。たとえば、ツイッターは会話の健全性を維持するため、リプライに制限をつける機能をテスト導入した。フェイスブックではコンテンツを監視する担当者を設け、全世界約3万5千人体制で24時間チェックする。LINEでも監視システムと目視の二つを使って不適切な投稿がないかを確認、非表示にした投稿は半年間で約2千万件にのぼったという。

 だが、SNS上でのコミュニケーションにも「文脈」がある。前後のやり取りや相手との関係性によっても、言葉の捉え方は変化する。

 「アメリカでも大統領に対して一般市民が直接いろいろなことを言える。そういった環境は残さないといけないと思います。誹謗中傷にあたるかどうか、ギリギリの線引きを僕たちがつけていいのかは、正直悩ましい」

 そう吐露するのは、SMAJ専務理事でLINE執行役員の江口清貴さんだ。SMAJの中でも意見は割れており、明快な答えはまだ出せないでいるという。

 ■海外で“検閲”状態も

 すでに海外では、プラットフォーマーが中傷か否かの判断を握ることで、表現の自由が脅かされる事態が起きた例もある。ドイツでは、2017年10月にネットワーク執行法を施行した。罰金の支払いを回避したい事業者が過剰削除に走り、検閲のような状態に陥った。

 各国はインターネットの規制を手探りで進めている。桜美林大学教授でITジャーナリストの平和博さん(57)は、誹謗中傷対策でコンテンツ規制の視点にこだわりすぎると、「命か表現の自由か」という行きすぎた議論に陥ると指摘する。

 「プラットフォーマーによるコンテンツ管理だけではなく、発信者情報開示のプロセスの迅速化などを組み合わせることで規制のバランスを取る必要があります。フェイスブックはコンテンツ削除に関して、外部有識者による監督委員会を立ち上げました。プラットフォーマーの判断の透明化も重要なポイントです」

 別の懸念もある。発信者の特定が容易になったとき、意見表明を「誹謗中傷」として権力に悪用されはしないか。過去には治安維持法の例があり、議論は言論の自由を担保しながら慎重に進められるべきだ。

 総務省は6月4日、発信者の特定を容易にするための制度改正について議論する有識者検討会を開いた。被害者が開示を求める情報に、氏名などに加え電話番号を含めることについて議論が交わされた。反対意見は出ず、7月に改正の方向性を取りまとめるという。

 ■SNS各社の誹謗中傷や不適切投稿への対策

 [1]チェック機能 [2]対応策

     *

 Facebook

 [1]AIと人員を組み合わせ、全世界3万5千人が24時間体制で対応

 [2]投稿の削除やアカウントの停止

     *

 Instagram

 [1]機械学習によるいじめコメントのフィルター実装やいじめ写真の検出。自殺や自傷行為の可能性がある利用者を報告、サポートの提供など

 [2]アカウントの停止や完全削除

     *

 Twitter

 [1]グローバルチームが24時間体制で確認

 [2]ツイートの削除要請、アカウントの一時的ロック、アカウントの凍結

     *

 LINE

 [1]タイムラインなど全体に公開される場において、監視システムによる機械的な確認とモニタリングチームの人の目による確認

 [2]非表示やアカウントの停止

 【写真説明】

 日常でふと覚えた違和感も、ネット上なら吐き出せる。見知らぬ誰かが誰かに向けた言葉に共感する。匿名だからこそ本音があふれる。だが、匿名性の高さゆえに人を傷つける言葉も飛び交う

朝日新聞社

 脅迫の疑い
2020.06.14 朝刊 9頁 市民総合版 (全284字) 

 【愛知県】天白署などは12日、脅迫の疑いで、稲沢市横地町、団体職員n容疑者(28)を再逮捕した。

 再逮捕容疑では、昨年7月16日ごろ~11月13日ごろの間に4度、天白区の団体職員男性(32)の実家に「被害受けたことに変わりないから、その復讐(ふくしゅう)をするまで」「来月はあんたの母親が苦しむ番だから、覚悟しとけ」などと記した封書を郵送し、脅迫したとされる。

 署によると、「手紙を送った覚えはある」と容疑を認めている。n容疑者と男性は元同僚で、以前交際していたが、今年5月25日に男性へのストーカー行為をしたとして、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されている。

中日新聞社

中津川市に脅迫メール /岐阜県
2020.06.13 名古屋地方版/岐阜 21頁 岐阜全県 (全152字) 

 中津川市に11日夜、「12日の下校時間に児童・生徒に危害を加える」という内容のメールが届き、市は中津川署に通報するとともに、各小中学校の児童・生徒の保護者に下校時の迎えを要請した。中津川署員が警戒するなか、児童らは保護者と下校した。市教育委員会によると、15日の登下校時にも保護者の送迎を要請したという。

朝日新聞社

脅迫容疑で県職員逮捕 被害女性は同僚
2020.06.12 朝刊 一社 (全348字) 

 県職員がパソコンで女性に「殺す」などとメッセージを送ったとされる脅迫容疑事件で、逮捕された松山市の県中予地方局地域政策課主事A容疑者(25)が脅迫したとされる20代の女性は、県庁の同僚だったことが11日、関係者の話で分かった。

 松山東署や県によると、A容疑者は女性に髪形を変えるよう求めるなどしており、勤務中にメッセージを送った可能性がある。

 松山東署は11日、同容疑でA容疑者を松山地検に送検した。送検容疑は4日午後2時50分ごろ「命令する 従わないと 殺す 切れるよ」という旨のメッセージをアプリケーションソフトで送信した疑い。

 署は10日夜、中予地方局でA容疑者の机やロッカーなどを家宅捜索した。同局ではA容疑者が使用していたパソコンを確認しており、今後メッセージなどのデータを捜査する。

愛媛新聞社

脅迫はがき送付 川崎市元職員逮捕 威力業務妨害の疑い
2020.06.12 NHK総合 首都圏ネットワーク 報道/ニュース/ニュース (全197字) 

ことし1月、川崎市にある在日外国人との交流施設に在日コリアンを脅迫するような内容の年賀はがきを送ったなどとして川崎市の元職員が威力業務妨害の疑いで逮捕された。容疑者は横浜市内の私立高校に爆破予告の脅迫文を送ったとして今月2日に逮捕されていた。いずれも市の職員時代の元同僚の名前を差出人としていて調べに対し“トラブルになった相手を陥れようとした”という趣旨の供述。新型コロナ特設サイトのテロップ。

女性脅迫容疑、県職員を逮捕 松山東署 /愛媛県
2020.06.11 大阪地方版/愛媛 19頁 愛媛全県 (全316字) 

 松山東署は10日、県中予地方局地域政策課主事、n容疑者(25)=松山市南江戸1丁目=を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 署によると、n容疑者は4日午後2時50分ごろ、松山市内からパソコンの通信アプリで、知人の20代の女性に対し「命令する 従わないと 殺す 切れるよ」という旨のメッセージを送信し、脅した疑いがある。7日に女性が署に被害を相談し、発覚した。n容疑者はメッセージを送ったことは認める一方、「脅すつもりはなかった」と話しているという。

 県によると、メッセージが送られた時間帯はn容疑者は職場で勤務中だったという。人事課は「本人に事実関係を確認でき次第、厳正かつ速やかに処分を検討する」としている。

朝日新聞社

 脅迫の疑い
2020.06.11 朝刊 15頁 岐阜総合版 (全178字) 

 【岐阜県】加茂署などは10日、脅迫の疑いで美濃加茂市蜂屋町、会社員i容疑者(54)を逮捕した。

 逮捕容疑は、9日午後6時55分から7時15分ごろの間、元妻の女性(48)に対し、会員制交流サイト(SNS)アプリや電話で「今から殺しにいくぞ」「とことんやるでな」と脅したとされる。

 署によると、「今から殺しに行くと言った覚えはない」と容疑を一部否認している。

中日新聞社

女性脅迫疑いで愛媛県職員逮捕
2020.06.11 朝刊 20頁 (全187字) 

愛媛県警松山東署は10日、知人女性に「殺す」とメッセージを送って脅したとして、脅迫の疑いで、県中予地方局地域政策課主事n容疑者(25)=松山市南江戸=を逮捕した。「脅したつもりはない」と容疑を否認している。

逮捕容疑は4日午後2時50分ごろ、松山市でパソコンを使って知人の女性の髪形について指示を出し「命令する従わないと殺す切れるよ」とメッセージを送信して脅迫した疑い。

女性への中傷、ネットで横行 差別意識、投稿の根底 注目増すほど攻撃激化
2020.06.10 朝刊 22頁 社会4 写有 (全1,083字) 

 インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷は、女性が狙われやすいことが知られてきた。特に社会問題に意見を言うなど「目立つ」女性に対する書き込みは人格否定やデマ、脅迫にまで激化しがちだ。死亡した女子プロレスラー(22)もテレビ番組での言動から、会員制交流サイト(SNS)などで中傷を受けていた。男性が女性を見下して説教したがる「マンスプレイニング」の存在もあるとみられ、根底には投稿者の差別的な女性蔑視がありそうだ。

 
 「死ね」「レイプされろ」「くそ女消えろ」

 職場のヒール靴強制に反対する運動「#KuToo」を始めた女優の石川優実さんは、ツイッターで声を上げ始めた2019年1月以来、読むに堪えない書き込みに悩まされてきた。

 #KuTooは幅広い支持を集め、ヒール靴着用の規定を見直す企業も登場。19年の新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれたが、注目されればされるほど「攻撃」も激化した。グラビアに出た過去を非難したり、画像を貼り付けたりした投稿も。ストレスで食事をとれず、睡眠中にけいれんも起きた。

 最近も女子プロレスラーの死去を受けてSNSの中傷に抗議する投稿をしたところ、返信欄は数百件の罵詈(ばり)雑言であふれた。

 賛同者からは「賛成意見を書き込むと、自分も攻撃されそうで怖い」とのメッセージが届いた。石川さんは「返信欄だけを見ると、自分は全員から嫌われているのだと思ってしまう。孤立感がすごい」。同様の被害に苦しむ女性著名人は多い。

 「歌手やってて、知らないかもしれないけど」。5月、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんがツイッターで検察庁法改正案に抗議を表明した際も、非難や「上から目線」の書き込みが相次いだ。

 国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は女性へのオンラインハラスメントを問題視。17年に公表した米英など8カ国の女性を対象にした調査では23%が被害を受けていた。日本でも50%近い女性がハラスメントを経験したとの調査結果もある。

 大妻女子大の田中東子教授(メディア文化論)は「日本社会は女性に『笑顔で優しく、気遣いをする』役割を求める風潮があり、外れた女性は罰してもいいという意識が男女ともに根深くある」と指摘。政治や社会問題に声を上げる人を生意気とみなす傾向もみられるという。

 ネットには、性被害を告発する「#MeToo」(私も)運動など女性に関わる問題を広められるメリットがあるとした一方で「マナーや人権意識の確立が追い付いていない。特に、若い頃にSNSがなく、大人になって使い始めた人が暴走しがちだ」と話した。

秋田魁新報社

 暴力団幹部を逮捕
2020.06.05 朝刊 14頁 近郊版 (全230字) 

 【愛知県】春日井署は4日、暴力行為処罰法違反の疑いで、名古屋市緑区鹿山2、特定抗争指定暴力団神戸山口組傘下組織幹部のt容疑者(75)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2017年9月ごろ、春日井市の知人女性(31)宅で、女性から注意されたことに腹を立て「俺は元ヤクザだ。誰に口を利いてるんだ。どうなるかわかっとるんか」などと団体の威力を示して脅迫したとされる。

 署によると「間違っていると思います」と否認している。今年4月、女性が署に別件の被害相談をした際に発覚した。

中日新聞社

 暴力団組長らを逮捕
2020.06.04 朝刊 12頁 市民版 (全251字) 

 【愛知県】港署などは3日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、特定抗争指定暴力団山口組傘下組織組長のt容疑者(51)=三重県明和町浜田、組周辺者の自営業o容疑者(72)=津市久居新町=を逮捕した。

 逮捕容疑は、両容疑者は共謀して昨年10~11月、港区の無職男性(46)に「またこっち来て仕事しろよ」「こっちに来るのが嫌ならはっきりしな」などと伝え、組織の威力を示して脅したとされる。

 署によると、t容疑者は「黙秘します」、o容疑者は「脅迫はしていない」と供述している。t容疑者は3次団体の組長。

中日新聞社

同級生脅迫疑い 男子中学生逮捕/沖縄署
2020.06.04 琉球新報朝刊 23頁 社会 1版 (全251字) 

 沖縄署は3日、面識のある同級生の男子生徒(14)を脅迫したとして、本島中部の男子中学生(15)を脅迫容疑で逮捕した。男子生徒は容疑を否認しているという。逮捕理由について沖縄署は「逃走や証拠隠滅の恐れがあり、慎重に判断した」と説明した。

 逮捕容疑は今年3月26日午後4時20分ごろ、本島中部の公園にいた男子生徒(14)に対して、携帯電話で「殴ってくるす(痛めつける)からよ」などと怒号し、生徒の生命や身体に危害を加えるよう脅迫した疑い。沖縄署は何らかのトラブルが背景にあるとみて詳しい事情を聞いている。

琉球新報社

 暴力団員ら不起訴 藤枝の事件
2020.06.02 朝刊 13頁 静岡県内総 (全135字) 

 【静岡県】藤枝市の飲食店で暴力団組員らが客の男性を脅迫しけがをさせた事件で、静岡地検は、暴力行為処罰法違反などの疑いで逮捕された組員の男性(37)の罪名を暴行と切り替え、不起訴とした。同法違反容疑で逮捕された二人も不起訴とした。五月二十八日付。理由は明らかにしていない。

女性監禁致傷 容疑で逮捕 高田署など 京都の会社員を=奈良
2020.05.28 大阪朝刊 26頁 (全427字) 

 大和高田市大東町の市上下水道庁舎の一室に男が押し入り、女性職員の腕をひもで縛って監禁した事件で、高田署などは27日、京都府木津川市城山台、会社員m容疑者(47)を逮捕監禁致傷の疑いで逮捕した。「わいせつ目的で押し入った。女性の抵抗が激しく、途中であきらめた」と容疑を認めているという。

 発表では、m容疑者は7日午前11時25分頃、庁舎2階の事務所に覆面をかぶって押し入り、当時1人でいた50歳代のパート職員女性にナイフのようなものを突きつけて「殺されたいのか。静かにしろ」などと脅迫。ビニールひもで両手を縛り、口にタオルで猿ぐつわをかませるなどして約15分間監禁し、手首にすりきずなどの軽傷を負わせた疑い。

 高田署によると、庁舎近くの駐車場でm容疑者が車に乗り込む姿が防犯カメラに映っていたという。m容疑者は「約10年前に営業の仕事で訪れて、女性が一人で勤務していると知っていた」「押し入る少し前に事務所に電話をかけた」などと供述しているという。

読売新聞社

「自分は感染者」女性脅迫の疑い 郡山の会社員逮捕 /福島県
2020.05.27 東京地方版/福島 19頁 福島全県 (全251字) 

 自分は新型コロナ感染者だと言って女性を脅したとして、郡山北署は26日、郡山市喜久田町堀之内、会社員o容疑者(31)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 署によると、o容疑者は4月20日午後9時50分ごろ、同市内で面識のない40代女性に「自分は新型コロナ感染者。あなたが濃厚接触者だと周囲に言いふらす」と脅迫した疑いがある。金品の要求はなかったという。

 女性がその日のうちに110番通報し、署が調べていた。o容疑者は発熱や咳の症状はなく、新型コロナの検査も受けていないという。

朝日新聞社

 脅迫の疑い
2020.05.27 朝刊 12頁 市民版 (全193字) 

 【愛知県】熱田署は26日、脅迫の疑いで刈谷市山池町3、無職山口吉治容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑では、4月28日午後8時40分~29日午前1時20分ごろ、会員制交流サイト(SNS)で知り合った熱田区の女性会社員(20)に「やろうと思えば消せるぞ」「やくざはおまえだけじゃなくて、家族からいく」などと電話で脅したとされる。署によると「脅すようなことはしていない」と容疑を否認している。

中日新聞社

【ニュースボックス】強要未遂容疑の暴力団幹部を逮捕
2020.05.26 本紙朝刊 22頁 A版 第2社会 写有 (全277字) 

 ひたちなか署と県警組織犯罪総合対策推進本部は25日、強要未遂の疑いで、自称ひたちなか市松戸町1丁目、指定暴力団住吉会系幹部で自称自営業、k容疑者(40)を逮捕した。逮捕容疑は14日午後10時50分ごろから15日午前0時5分ごろまでの間、同市内の駐車場で、同市、無職、女性(20)と同市、会社員、男性(24)に「裁判をしても分が悪い。俺が話をつけてやる」「過去に俺から逃げた女を殺したことがある」などと脅迫し、女性にトラブル相手と示談の約束をさせようとした疑い。同署によると、k容疑者は「無理やり示談交渉を要求してはいない」と容疑を否認している。

茨城新聞社

 傷害容疑で組員ら逮捕、事務所を捜索
2020.05.23 朝刊 18頁 静岡版 (全337字) 

 【静岡県】飲食店で男性にけがを負わせたなどとして、藤枝署や県警捜査四課などは、暴力行為処罰法違反と傷害の疑いで、指定暴力団山口組系組員のt容疑者(37)=藤枝市田沼一=を、傷害の疑いで無職伊東英和(34)=藤枝市上青島、無職k(35)=藤枝市高柳一=の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、三人は二月中旬、藤枝市内の飲食店で、客の会社員男性に凶器を示して「おまえ殺すぞ」などと脅迫。髪をつかんで揺さぶるなどしてけがを負わせたとされる。署は認否を明らかにしていない。

 事件を受け、県警は二十二日、富士宮市北山の関係先を家宅捜索した。県警によると、建物内は組事務所のような構造になっていたという。今年三月に東京から富士宮に組の拠点を移したとみられ、県警は警戒を強めている。

中日新聞社

拳銃脅迫懲役6年求刑 /宮崎県
2020.05.22 西部地方版/宮崎 21頁 宮崎全県 (全152字) 

 拳銃を突きつけて会社社長の男性を脅したとして暴力行為等処罰法違反などの罪に問われた小林市細野の無職d被告(69)の初公判が21日、宮崎地裁であり、検察側は懲役6年を求刑した。起訴状によると、d被告は1月、高原町の建築会社事務所で男性に拳銃を突きつけ「今日は殺してやるわ」と言って脅したとされる。

朝日新聞社

 脅迫の疑い
2020.05.22 朝刊 14頁 福井版 (全174字) 

 【福井県】坂井署は20日、脅迫の疑いで、坂井市丸岡町栄1、無職s容疑者(56)を逮捕した。

 逮捕容疑では、同日午前11時50分ごろ、携帯電話から110番し「包丁を持って相手を刺しに行こうと思う」などと話し、警察官を通じて市内の飲食業の60代男性に危害を加える趣旨を告げ、脅したとされる。

 署によると、容疑を一部否認している。2人には面識があった。

中日新聞社

吉村知事殺害 ネットで予告 脅迫容疑で男逮捕
2020.05.19 大阪朝刊 28頁 (全256字) 

 インターネットの掲示板に、吉村洋文・大阪府知事の殺害予告を投稿したとして、府警は18日、飲食業のm容疑者(35)(山口県柳井市)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表では、m容疑者は4月24日、ネット掲示板で吉村知事を名指しし、「殺害します」などと書き込んだ疑い。容疑を認めている。

 書き込みがあった日、府は新型コロナウイルスの感染防止対策として、休業要請に応じないパチンコ店の店名を公表。掲示板では賛否の声などが上がっており、府警は、m容疑者が投稿した経緯を調べている。府警のホームページに情報提供があったという。

読売新聞社

「コロナばらまく」 脅迫容疑 54歳逮捕=愛知・続報注意
2020.05.17 中部朝刊 19頁 (全416字) 

 中川署は16日、名古屋市中川区のアルバイトy容疑者(54)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、y容疑者は15日午後5時頃、同区の路上で、隣人の自営業男性(51)に対し、「俺はコロナだ。コロナをばらまくぞ」と言いながら息を吹きかけるなどして脅迫した疑い。2人が口論していた目撃情報もあり、同署が調べている。y容疑者に発熱やせきなどの症状はないという。

 [続報]

 2020年6月23日付中部朝刊21面

 =54歳男性を不起訴=中部

 自身が新型コロナウイルスに感染していると言って隣人を脅したとして脅迫容疑で逮捕された名古屋市中川区のアルバイト男性(54)について、名古屋地検は22日、不起訴とした。理由は明らかにしていない。

 男性は5月15日、同区の路上で隣人の男性に「俺はコロナだ。コロナをばらまくぞ」と言いながら息を吹きかけるなどして脅した疑いで逮捕された。当時、2人が口論していたとの目撃情報もあったという。男性はその後釈放された。

読売新聞社

包丁で知人脅し現金奪った容疑 笠岡署、男を逮捕=岡山
2020.05.14 大阪朝刊 23頁 (全198字) 

 顔見知りの女性に包丁を突きつけ、金を脅しとったとして、笠岡署は13日、笠岡市富岡、無職t容疑者(76)を強盗容疑で現行犯逮捕した。t容疑者は容疑を認めているという。

 発表では、t容疑者は13日午前11時40分頃、同市の女性(61)方で、女性の胸元に包丁を突きつけて、「10万円出せ」などと脅迫し、5000円を奪った疑い。女性にけがはなかった。

 現場を目撃した女性の家族が110番したという。

女性襲い強奪 28歳男を逮捕 名古屋、容疑否認
2020.05.12 朝刊 25頁 社会面 (全317字) 

 会員制交流サイト(SNS)で知り合った女性に乱暴して金品を奪ったとして名古屋・名東署などは十一日、強盗強制性交の疑いで、名古屋市守山区小幡太田、建設業アルバイトs容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑では四月七日午前零時五分~同五時半ごろ、同市守山区の宿泊施設で、SNSで連絡を取り合っていた女性(19)に「殺したくないから言うことを聞け」などと脅迫して乱暴。約三万六千円のほか、財布など五点(計約一万三千円相当)を奪ったとされる。

 署によると、「強制ではないし、脅してもいない」と容疑を否認している。同八日、別の女性を脅したとして暴力行為法違反の疑いで逮捕されていた。s容疑者が使っていた車の中から今回の被害品が見つかったという。

中日新聞社

 ネット上で書き込み脅迫した疑い
2020.05.09 朝刊 16頁 市民版 (全227字) 

 【愛知県】熱田署は7日、脅迫の疑いで、熱田区旗屋2、無職m容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5日午後6時半~7時ごろの間に、インターネット上の掲示板に、小牧市の無職男性(38)と中川区の無職男性(64)を名指しして「包丁とドライバーを買ってきた」「これで殺せる準備ができた」などと書き込み、脅したとされる。

 署によると、「間違いありません」と容疑を認めている。m容疑者と被害者2人は知り合い。書き込みを見た別の人が5日に110番し、発覚した。

中日新聞社

 県庁にも脅迫メール 襲撃予告で警戒
2020.05.08 朝刊 20頁 信州版 (全233字) 

 【長野県】県は7日、8日に県庁襲撃を予告する脅迫メールが送り付けられたと発表した。8日は県庁本館や県議会棟など計4棟に16カ所ある出入り口を本館の1カ所だけにして警備員や警察官が警戒にあたる。手荷物検査も実施する。

 県財産活用課によると、脅迫メールは7日朝に受信。県ホームページを通じて送り付けられたとみられる。詳しい内容は明らかにしていない。県内では4月28日、長野市役所に襲撃予告メールが送り付けられたが、大きなトラブルはなかった。長野中央署は2件の関連を調べる。

中日新聞社

 脅迫の疑い
2020.05.08 朝刊 22頁 三重版 (全205字) 

 【三重県】松阪署は7日、脅迫の疑いで、明和町斎宮、塗装業n容疑者(31)を逮捕した。

 逮捕容疑では、4月21日午前3時50分ごろ、町内の元妻の女性(31)に対し、無料通信アプリLINE(ライン)で「殺す」などとメッセージを送って脅したとされる。署によると、「そんなことはしていない」と容疑を否認している。2人は子どもへのn容疑者の面会を巡ってトラブルになっていたという。女性が27日に被害届を出していた。

中日新聞社

三井氏に脅迫メール
2020.05.07 夕刊 (全168字) 

 羽咋市の「コロナウイルス禍から羽咋市民を守る会」の三井孝秀事務局長は7日、自身への攻撃を示唆する電子メールが届いたとして脅迫容疑で羽咋署に被害届を提出し、受理された。三井氏によると、メールは3日午前、はくい市観光協会に3通、気多大社に1通届いた。いずれも「三井を事務局長にするな」「刺されるべきか銃撃されるべきか」などと書かれている。

北國新聞社

「ぶっ殺す」脅迫疑いで女逮捕 富山中央署
2020.05.03 朝刊 (全195字) 

 富山中央署は1日、脅迫の疑いで、富山市長江本町の40代無職女を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後7時50分ごろ、同所の自宅で、40代知人女性に「お前ぶっ殺すぞ」などと怒鳴り、危害を加えかねない様子で脅迫した疑い。

 女性が「大声で怒鳴られている」と110番通報し、駆けつけた署員が確認した。女は「記憶がない」と否認している。同署はプライバシー保護のためとして容疑者の名前を非公表としている。

北國新聞社

 脅迫容疑の男性不起訴
2020.05.02 朝刊 14頁 福井版 (全126字) 

 【福井県】福井地検武生支部は4月30日、脅迫容疑で逮捕された鯖江市の男性会社員(31)を不起訴とした。地検は処分理由を明らかにしていない。

 男性は4月22日、30代女性に複数回「ガキさらうぞ」などとメッセージを送ったとして同月23日、鯖江署に逮捕された。

中日新聞社

脅迫容疑 73歳逮捕=群馬
2020.04.28 東京朝刊 23頁 (全155字) 

 高崎署は27日、高崎市石原町、自称会社役員z容疑者(73)を脅迫容疑で現行犯逮捕した。発表によると、z容疑者は同日午前10時頃、同市の金融機関で対応した男性職員(52)を「火をつけてやるからな」などと脅迫した疑い。調べに対して言動を認める一方、「脅迫ではない」と話し、容疑を一部否認しているという。

読売新聞社

 脅迫の疑い
2020.04.25 朝刊 19頁 福井総合版 (全142字) 

 【福井県】鯖江署は23日、脅迫の疑いで、鯖江市糺町、とび職k容疑者(31)を逮捕した。署によると、容疑を認めている。

 逮捕容疑では、22日午後6時半~10時半ごろ、30代の会社員女性に複数回にわたって「殺したるでなおまえだけは。ガキさらうぞ」などのメッセージを送り脅したとされる。

中日新聞社

 恐喝の疑い
2020.04.21 朝刊 20頁 三重版 (全298字) 

 【三重県】鈴鹿署は、恐喝の疑いで、四日市市川尻町、清掃員n容疑者(40)、いずれも風俗店員のh(50)=鈴鹿市長太新町、m(38)=四日市市川島新町=の両容疑者を逮捕したと、19日発表した。逮捕容疑では、3人は共謀し、2月13日午前3時~同5時ごろ、鈴鹿市内の女性のアパートの自室で、女性と性行為をした男性(39)に「本番行為をしただろう」などと脅迫。男性と男性の妻(52)から迷惑料などの名目で、3万円を脅し取ったとされる。署によると、n、mの両容疑者は「治療費をもらっただけで脅していない」と容疑を否認。h容疑者は「2人とは相談していない」と、一部否認している。

中日新聞社

 警官を脅迫した疑い
2020.04.18 朝刊 14頁 中日静岡版 (全173字) 

 【静岡県】島田署は17日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、島田市中央町の無職y容疑者(56)を逮捕した。

 逮捕容疑では、16日午前0時ごろ、島田署島田駅前交番でポケットに所持していた折り畳み式の小型ナイフを勤務中の署員4人に見せ、「こんなの持ってる。切ってやる」などと脅迫したとされる。

 署は認否を明らかにしていない。酒に酔った状態で訪れたという。

中日新聞社

 薬局経営者を脅した疑い
2020.04.17 朝刊 14頁 市民版 (全191字) 

 【愛知県】中村署は15日、暴力行為法違反と脅迫の疑いで、中村区宮塚町、職業不詳、t容疑者(74)を逮捕した。

 逮捕容疑では11日正午ごろ、中村区内の調剤薬局で、経営者の女性(63)に実在の暴力団名を告げ、入れ墨などを見せて「先生の出した薬で下痢したんだ」「どうしてくれるんだ」などと言って脅したとされる。

 署によると「覚えていない」と容疑を否認している。被害女性と面識はなかった。

中日新聞社

除菌スプレー購入で店員脅した疑い、運転手を逮捕 /兵庫県
2020.04.16 大阪地方版/兵庫 17頁 播磨 (全177字) 

 佐用署は15日、岡山県美作市のタクシー運転手の男(69)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 署によると、男は14日午後5時20分ごろ、佐用町内のドラッグストアで、除菌スプレーを2本購入しようとし、店の方針で1本限りと言われた店員に「殺すぞ」などと言って脅した疑いがある。署の調べに「何を言ったか覚えていない」などと話しているという。

朝日新聞社

中岡さん所属事務所を脅迫疑い
2020.04.16 東京朝刊 24頁 第3社会 写有 (全245字) 

 お笑いコンビ「ロッチ」中岡創一さん(42)の所属事務所に、中岡さんと反社会的勢力とみられる人物が一緒に写った写真があるなどと電話をしたとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は脅迫の疑いで、新潟県燕市東太田の無職、a容疑者(44)を逮捕した。「脅すつもりはなかった」と否認している。逮捕容疑は1月31日午後5時半ごろ、芸能事務所ワタナベエンターテインメントに電話し「所属しているタレントが反社っぽい人と写っている写真を持っているが、週刊誌に持っていってもいいか」などと脅したとしている。

芸能事務所脅迫容疑
2020.04.15 東京夕刊 10頁 (全278字) 

 大手芸能事務所「ワタナベエンターテインメント」(東京)を脅したとして、警視庁は15日、新潟県燕市東太田、無職a容疑者(44)を脅迫容疑で逮捕したと発表した。逮捕は14日。

 警視庁幹部によると、a容疑者は1月31日夕、同事務所に電話し、「所属タレントが反社会的勢力っぽい人と写っている写真がある」などと脅した疑い。「脅すつもりはなかった」と容疑を否認している。捜査関係者によると、a容疑者は同事務所所属のお笑いコンビのメンバーを名指ししていたという。

 同事務所は15日、このメンバーについて「反社会的勢力とのつながりは一切ない」とのコメントを発表した。

読売新聞社

 ストーカー行為の疑い
2020.04.15 朝刊 12頁 なごや東版 (全195字) 

 【愛知県】瀬戸署などは14日、ストーカー規制法違反と脅迫の疑いで、西尾市楠村町、会社員y容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では昨年8月16日~今年3月15日、瀬戸市のアルバイト女性(24)宅に、「消えろクズ」などと書いた手紙と写真を3回郵送するストーカー行為をし、脅迫したとされる。

 署によると、「手紙を送ったが脅したつもりはない」と一部否認している。y容疑者は女性の勤め先の客だった。

中日新聞社

 女性に脅迫メッセージ送った疑い
2020.04.10 朝刊 16頁 西三河版 (全189字) 

 【愛知県】長野県警木曽署は8日、脅迫の疑いで、みよし市三好町弥栄、無職s容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑では、1日午前1時ごろ、長野県木曽郡内の女性(23)の携帯電話に「知り合いの組長とやくざを連れて実家に向かう。家族を拉致して痛い目に遭わせる」などとメッセージを送ったとされる。

 署によると、容疑を認めている。2人は会員制交流サイト(SNS)で知り合い面識があったという。

中日新聞社

 脅迫の疑い
2020.04.09 朝刊 13頁 長野総合版 (全183字) 

 【長野県】木曽署は8日、脅迫の疑いで、愛知県みよし市三好町、無職s容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑では、1日午前1時ごろ、木曽郡内の女性(23)の携帯電話に「知り合いの組長とヤクザを連れて実家に向かう。家族を拉致して痛い目に遭わせる」などとメッセージを送ったとされる。

 署によると、容疑を認めている。2人は会員制交流サイト(SNS)で知り合い面識があったという。

中日新聞社

 脅迫の疑い
2020.04.02 朝刊 13頁 広域三重 (全240字) 

 【三重県】伊勢署は1日、脅迫の疑いで、伊勢市勢田町、塗装作業員y容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑では、3月31日午後8時40分ごろ、容疑者宅で、当時交際していた女性の夫(39)=同市在住=にガラス片を突きつけ「俺が殺したる」などと言って脅したとされる。

 署によると、「未練があり、関係を切られることに腹が立った」と容疑を認めている。連絡を止めるようにと伝えるため女性と被害男性が自宅を訪れた際、y容疑者は床に家具などをたたき付けて暴れ、割れたガラス戸の破片を使って脅した。

辻元議員に脅迫文
2020.04.01 フジテレビ FNN Live News days 報道/ニュース/ニュース (全123字) 

先月23日、立憲民主党の幹事長代行・辻元清美衆議院議員宛の封筒が立憲民主党本部に届き開封したところ、カッターナイフの刃が2枚と脅迫文が入っていた。脅迫文には「今回の件は警告である」と書かれており、今後被害届を提出する方針で、警視庁が捜査している。

知人監禁の疑い 陸自隊員を逮捕 尼崎北署
2020.03.30 神戸新聞 27頁 (全292字) 

 知人男性を車内に監禁したとして、尼崎北署は29日、逮捕監禁の疑いで陸上自衛隊伊丹駐屯地の自衛隊員の男(19)=伊丹市=を逮捕した。逮捕容疑は28日午後7時ごろ、別の男(19)と共謀し、尼崎市富松町1の路上で知人のアルバイト男性(19)に対し「車に乗れ」と脅迫。男性の自宅に向かう約10分間、車内に監禁した疑い。

 同署によると、様子を見ていた通行人が110番。男と男性は高校の同級生で金の貸し借りのトラブルがあり、男は「貸した金を返してほしかった」と容疑を認めているという。

 同駐屯地によると、男は第36普通科連隊に所属。同連隊総務室は「捜査に協力し、厳正に対処する」とコメントした。

神戸新聞社

 強制性交容疑で男逮捕
2020.03.28 朝刊 22頁 山手版 (全217字) 

 【東京都】警視庁捜査一課は二十七日、強制性交の疑いで、住所不定、無職t容疑者(30)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、今月十九日午後十一時ごろ、板橋区内の路上で、帰宅途中の十代後半の女性に対し、後ろから口をふさいでカッターナイフを突き付けて脅迫し、近くの公園内でわいせつな行為をしたとされる。

 同課の調べに「カッターナイフで女性を脅し、わいせつ行為をしたのは間違いない」と容疑を認めている。防犯カメラの映像などから男を特定した。

中日新聞社

厚労相事務所 カミソリ届く 警視庁、脅迫容疑で捜査
2020.03.28 神戸新聞 29頁 (全158字) 

 加藤勝信厚生労働相ら自民党衆院議員3人の東京都内の事務所に今月23日、カミソリの刃と文書の入った封筒が送付されていたことが27日、警視庁〓町署への取材で分かった。同署は文書の内容などを確認し、脅迫容疑で調べている。

 〓町署によると、他の2人は秋葉賢也首相補佐官と武井俊輔衆院議員。各事務所が同署に相談した。(共同)

神戸新聞社

脅迫わいせつ動画、26万人が“共有”か 韓国、通信アプリで
2020.03.25 朝刊 外信 (全378字) 

 【ソウル共同】韓国で、保秘性の高い通信アプリ「テレグラム」のトークルームを利用し、女性を脅迫して送らせた自撮りのわいせつ動画を多数が共有、女性を「奴隷」と呼びながら閲覧していた事件が発覚し大問題になっている。

 女性団体は、同種のルームの利用者が26万人に上ると推定。警察は24日までに「博士」と自称する運営者チョ・ジュビン容疑者(24)を逮捕した。厳罰を要求する世論の中で、文在寅[ムンジェイン]大統領は23日「人格を破壊する残忍な行為だ」と述べ、利用者全員も調べるよう警察に求めた。

 韓国メディアによると、チョ容疑者はインターネットで「アルバイト募集」とうたって女性に顔や裸の写真を送らせ、これを流出させると脅迫してわいせつ動画を撮影させていた。判明した被害女性は74人。中学生もいたほか、ルームの利用者に呼び出されレイプされた例もあった。

熊本日日新聞社

 脅迫文容疑者を不起訴
2020.03.24 朝刊 27頁 静岡3社面 (全101字) 

 静岡地検は、昨年三月と同七月に静岡市清水区のこども園や市役所清水庁舎などに脅迫文を送り付けたとして、威力業務妨害容疑などで逮捕された同区の女性(37)を不起訴とした。十九日付。理由は明らかにしていない。

中日新聞社

 脅迫の疑い
2020.03.22 朝刊 9頁 静岡県内総 (全117字) 

 【静岡県】袋井署は21日、脅迫の疑いで、森町鍛治島の自称派遣社員s容疑者(41)を逮捕した。

 逮捕容疑では、知人で森町の団体職員男性(66)の自宅で「おまえの家に火をつけてやる」などと脅迫したとされる。署は認否を明らかにしていない。

脅迫の疑い
2020.03.18 朝刊 13頁 知多総合版 (全193字) 

 【愛知県】知多署は17日、脅迫の疑いで、岐阜県恵那市大井町、六代目山口組弘道会傘下組織組員のt容疑者(35)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年10月3~4日、当時交際していた無職女性(24)に対して、携帯電話で「いろいろぐちゃぐちゃにしてやるからな!」「振られた以上はね!とことんやる男だから」などとメッセージを送って脅迫したとされる。

 署によると、「黙秘します」と認否を留保している。

中日新聞社

強制性交致傷 徳大生逮捕 中央署 就寝中女性襲った疑い
2020.03.18 朝刊 27頁 (全567字) 

就寝中の女子大学生を包丁で脅して性交しようとし、けがを負わせたとして、徳島県警捜査1課と徳島中央署は17日、強制性交等致傷の疑いで、徳島市北常三島町1、徳島大工学部2年の男(25)を緊急逮捕した。「無理やり性行為をしたかった」と容疑を認めている。

逮捕容疑は、17日午前5時55分ごろ、徳島市の20代女子大学生方に侵入。包丁(刃渡り約13センチ)を突き付けながら「動くな」と脅迫して性交しようとし、女性の右腕などに1週間のけがを負わせたとしている。女性は男と面識がないと話している。

署によると、目出し帽をかぶった男が部屋にいるのに女性が気付き、もみ合いになった。女性は上着を脱がされ、右上腕と両手の甲に切り傷を負った。ズボンにも刃物で切られたような痕があった。女性が隙をみて逃げ出し、近くの民家に助けを求めたため性交は未遂に終わった。

民家の住民が110番。17日午前6時半ごろ現場から数百メートル離れた路上を歩く男を署員が発見。男はリュックサックに包丁と目出し帽、はさみを入れていた。署は女性の部屋にどのように侵入したのかなどを捜査している。

徳島大の野地澄晴学長は「本学学生がこのような事件を起こし、逮捕されたのは誠に遺憾。事実を確認した上で厳正に対処するとともに、二度とこのような事件が起きないよう再発防止に取り組む」とコメントした。

徳島新聞社

検事を脅迫 男起訴=三重
2020.03.14 中部朝刊 25頁 (全145字) 

 津地検は13日、亀山市白木町、店員h容疑者(28)を脅迫罪で津地裁に起訴した。

 起訴状では、h容疑者は昨年10月30日、携帯電話から、津地検のホームページの意見・要望欄に、検事の名前を挙げて「死刑」「100万円相当の復讐(ふくしゅう)しにいく」などと送信し、検事を脅迫したとしている。

読売新聞社

 強制性交容疑で男逮捕
2020.03.12 朝刊 22頁 多武版 (全207字) 

 【東京都】警視庁捜査一課は十一日、強制性交と住居侵入の疑いで、国立市青柳一、会社員u容疑者(39)を逮捕した。

 逮捕容疑では、二月十五日午前四時ごろ、国立市内のアパート一室に侵入し、就寝中の二十代女性に刃物を突き付けて「静かにしろ。刺すぞ」と脅迫し、タオルで両手を縛って乱暴したとされる。「覚えていない」と容疑を否認している。

 同課によると、二人に面識はない。周囲の防犯カメラの映像などからu容疑者が浮上した。

中日新聞社

特殊詐欺手伝い 強要未遂容疑 保釈中の男逮捕=大阪
2020.03.11 大阪朝刊 33頁 (全343字) 

 特殊詐欺事件で起訴され、保釈された20歳代の男性に更に特殊詐欺をするよう強要したとして、府警は10日、兵庫県川西市一庫、自称自営業o被告(27)を強要未遂容疑で逮捕したと発表した。当時、o被告も男性と同じ事件で起訴され保釈中だった。

 発表では、o被告は昨年6月、男性に詐欺電話をかける「かけ子」をさせようと、池田市内の公園で「手伝うか手伝わんかどっちやねん」などと脅迫するなどした疑い。男性は応じなかった。

 2人は高齢者から約1900万円をだまし取ったとして、昨年2月に詐欺罪で起訴された。2人とも保釈されたが、o被告は昨年5月、別の高齢者から100万円をだまし取り、さらに手を広げようと男性を脅迫。府警は100万円をだまし取った詐欺容疑などで今年2月、o被告を逮捕していた。

読売新聞社

拳銃で脅迫 男を起訴=宮崎
2020.03.11 西部朝刊 27頁 (全122字) 

 宮崎地検は10日、小林市細野、無職d容疑者(69)を銃刀法違反、暴力行為等処罰法違反、建造物侵入罪で起訴した。起訴状などでは、d容疑者は、1月27日午後6時30分頃、高原町の会社事務所で同社経営者の男性を拳銃で脅迫したなどとしている。

読売新聞社

知人脅迫 総会屋男性に無罪
2020.03.11 東京朝刊 29頁 (全298字) 

 知人男性を脅したとして、暴力行為等処罰法違反(脅迫)に問われた総会屋のt被告(58)について、東京地裁は10日、無罪(求刑・懲役1年6月)とする判決を言い渡した。家令和典裁判官は「被告は『殺す』とは言っておらず、脅迫にはあたらない」と述べた。

 被告は2019年1月、インターネットの情報サイトの配信記事を巡り、男性に電話。広島県の暴力団の名前を出して、「さらって殺す」などと脅したとして起訴された。

 被告は公判で「『お前、生きて帰れんぞ』と言ったが、『さらう』や『殺す』とは言っていない」と主張。判決はこの供述を信用できるとし、「被告の発言は警告の域を出ず、威力を示していない」と結論づけた。

読売新聞社

大阪 脅して内装工事を強要
2020.03.11 朝日放送 おはようコールABC 報道/ニュース/ニュース (全202字) 

内装工事会社の男性従業員を脅し、無料で工事をさせた疑いで、半グレグループのリーダーら、男3人が逮捕された。過去に行った内装工事に因縁をつけ、「後輩の店のクロスをタダで張り替えろや!子どもグチャグチャにしてまうぞ」と脅迫。大阪市内の飲食店に男性を連れ込み顔を殴るなどし、自宅のカギを脅し取り、内装工事を無料でさせた疑い。容疑者の1人は半グレ集団「ブラッキー」のリーダーで警察が3人の関係性などを調べている。

 脅迫の疑い
2020.03.07 朝刊 18頁 岐阜版 (全250字) 

 【岐阜県】岐阜南署は6日、脅迫の疑いで、愛知県北名古屋市徳重与八杁(よはちいり)、職業不詳h容疑者(55)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2月16日~3月1日、岐阜市の無職女性(61)の携帯電話に「おまえを傷つけてやる」などと8回にわたりメールを送り脅したとされる。

 署によると「メールを送ったことは間違いないが、脅迫になるとは思わなかった」と容疑を一部否認している。女性とは過去の投資の失敗を巡りトラブルになっていたという。

 女性が2月16日、「『金を返せ』などとメールが送られてくる」と署に相談した。

中日新聞社

リベンジポルノ:リベンジポルノ、相談最多 昨年1479件 被害者の4割20代
2020.03.06 西部朝刊 22頁 総合面 (全778字) 

 警察庁は5日、性的な画像や動画を本人の承諾なしに流出させるなどの「リベンジポルノ」に関する警察への相談が、2019年は1479件(前年比9・8%増)で過去最多だったと発表した。年間の統計を取り始めた15年から5年連続で1000件を超え、増加傾向にある。同庁は「親しい相手でも性的な写真などは撮影させないでほしい」と注意を呼び掛けている。

 リベンジポルノは、交際中に撮影した元交際相手らの性的な画像を、振られた腹いせなどからインターネット上に流出させる行為。

 警察に寄せられた相談の内容は、「画像を公表すると脅された」が584件で最も多い。続いて「画像を所持されている・撮影された」494件、「画像を公表された」272件、「画像を送りつけられた」239件だった。

 被害者の年代別内訳は、20代が最多の637人(全体の43・1%)で、19歳以下376人(25・4%)、30代235人(15・9%)など。

 被害者の約9割が女性で、最年少は8歳の小学3年生だった。

 被害者と加害者との関係で最も多いのが、交際相手(元を含む)で912人(61・7%)。インターネットだけでつながっている知人友人182人(12・3%)、それ以外の知人友人154人(10・4%)などと続いた。

 加害者は、20代393人(26・6%)、30代289人(19・5%)、年齢不詳284人(19・2%)、40代192人(13・0%)などの順だった。

 リベンジポルノ防止法違反容疑の摘発は34件で前年より2件減ったが、刑法などを適用したのは同10件増の227件。内訳は脅迫47件、児童買春・ポルノ禁止法違反44件、強要39件などだった。

 警察庁は相談が増え続ける理由を「スマートフォンの普及が影響しているのではないか」とみている。被害に遭った場合は警察に相談するよう呼び掛けている。

毎日新聞社

組幹部らを逮捕=福岡
2020.03.05 西部朝刊 27頁 (全200字) 

 博多署は4日、いずれも指定暴力団神戸山口組系幹部、k(59)(志免町王子3)、a(52)(福岡市博多区冷泉町)の両容疑者ら4人を恐喝と恐喝未遂容疑で逮捕した。発表では、4人は共謀し、a容疑者の知人の自営業男性(30歳代)を「組織の人間が動いとるんやから520万持ってこい」などと脅迫し、昨年8月11日、福岡市内で520万円を脅し取るなどした疑い。同署は4人の認否を明らかにしていない。

恐喝疑い 「酒梅組」総裁ら逮捕
2020.02.29 大阪朝刊 29頁 (全372字) 

 知人の会社社長から1500万円を脅し取ったとして、大阪府警西成署は28日、指定暴力団「酒梅組」(大阪市西成区)のトップで総裁のy(72)(同区)、知人で神戸山口組系組幹部、h(43)(神戸市北区)両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、2人は昨年4月、大阪市内の飲食店で、借金を取り立てるため、不動産会社社長の男性(50歳代)に「金入るやろな。うそやったら承知せえへんぞ」と脅迫し、同5月、1500万円を脅し取った疑い。

 同署は2人の認否を明らかにしていない。

 y容疑者は2006年頃、男性と知り合い、土地の開発資金として2億円を貸していたという。

 y容疑者は昨年12月に「1億円持って来んかい」と男性を脅し、殴って負傷させたとして、今年1月、傷害と恐喝未遂の疑いで逮捕され、その後起訴された。

読売新聞社

 元妻に乱暴の男 懲役9年の判決 地裁
2020.02.29 朝刊 17頁 三重総合版 (全358字) 

 【三重県】元妻に乱暴したとして、強制性交致傷罪などに問われた本籍沖縄県、無職a被告(25)について、津地裁は二十八日、懲役九年(求刑懲役十年)の判決を言い渡した。

 判決理由で平手一男裁判長は、女性が以前、安里被告から包丁で脅されるといった暴力を受けていたことから「凶器や強度の暴行は用いていないが、過去の暴力も想起させ、反抗を極めて困難にさせる脅迫だった」と認定した。

 安里被告は「同意があった」と同罪の成立を否定していたが、判決は「信用できない」と退けた。

 判決によると、昨年六月十八日午前三~六時ごろ、元妻の女性(27)の民家に侵入し、室内や林道に止めた車内で乱暴した。

 a被告は、この女性に対するDV事件で、昨年三月に有罪判決を受けて執行猶予期間中だった。事件後に離婚し、女性への接近を禁じる保護命令が出ていた。

中日新聞社

強制わいせつの疑い=佐賀
2020.02.28 西部朝刊 23頁 (全175字) 

 佐賀北署は27日、埼玉県坂戸市西坂戸4の無職、n被告(25)(脅迫罪と県迷惑行為防止条例違反で起訴)を強制わいせつ容疑で再逮捕した。発表によると、n被告は昨年12月2日夜、県内を走行中の列車内で、乗客の女子高校生に、「騒いだら殺す」などと表示したスマートフォンの画面を見せて脅し、スカートに手を入れて太ももを触るなどした疑い。容疑を認めている。

読売新聞社

保護者脅迫疑い 元副校長に無罪/東京高裁、一審破棄 生徒の退学処分に不満を述べた父親に対し、暴力団の仲間がいると脅したとして、脅迫罪に問われた私立文理開成高(千葉県鴨川市)の元副校長の控訴審判決で、東
2020.02.28 河北新報記事情報 28頁 共同通信 (全465字) 

保護者脅迫疑い 元副校長に無罪/東京高裁、一審破棄

 生徒の退学処分に不満を述べた父親に対し、暴力団の仲間がいると脅したとして、脅迫罪に問われた私立文理開成高(千葉県鴨川市)の元副校長の控訴審判決で、東京高裁が、罰金20万円とした一審千葉地裁判決を破棄して無罪を言い渡し、確定していたことが27日、分かった。高裁は父親の供述などから罪を認めた一審判決には事実誤認があると判断した。

 無罪が確定したのは、千葉県富津市の三平稔さん(57)。取材に対し「自分だけでなく家族の名誉も傷つけられて苦しかった。長い時間を奪われたことはとても悔しい」と話した。

 三平さんは副校長だった2017年9月、生徒の父親に電話で、暴力団幹部と交友があると脅迫したとして、在宅起訴された。無罪を訴えたが、一審判決は求刑通り罰金20万円とされた。

 しかし、昨年12月13日の控訴審判決で高裁の栃木力裁判長は、三平さんが電話の前日、気を使って父親に対応しており、翌日に突然脅迫するというのは不自然だなどと指摘。父親の供述の信用性を認めた一審判決は不合理だとした。

河北新報社

 なたで脅した疑い
2020.02.27 朝刊 20頁 岐阜版 (全160字) 

 【岐阜県】加茂署は26日、暴力行為法違反の疑いで白川町河岐、無職u+0容疑者(75)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑では、26日午前10時ごろ、美濃加茂市川合町のスーパー駐車場で、八百津町の無職の男性(58)と交通トラブルになり、車内にあったなたを持ち出して「やったろか」などと脅迫したとされる。署によると、容疑を認めている。

中日新聞社

教師脅迫容疑 中学生を逮捕/「灯油で火付ける」
2020.02.26 琉球新報朝刊 33頁 社会 1版 (全193字) 

 沖縄署は25日、本島中部の学校で50代の女性教諭に対し「灯油持って火付けるからよ」などと怒号し脅迫したとして、脅迫容疑で10代の男子中学生を逮捕した。「間違いありません」などと容疑を認めている。学校側が同署に通報した。同署は少年と教諭の間に何らかのトラブルがあったとみて、経緯を調べている。

 逮捕容疑は25日午前9時8分ごろから同10分ごろの間、本島中部の学校で女性教諭を脅した疑い。

琉球新報社

津地検HPに検事脅す文言 脅迫容疑で男逮捕 【名古屋】
2020.02.24 名古屋朝刊 22頁 2社会 (全291字) 

 三重県警は23日、津地検の検事を脅したとして、同県亀山市白木町、小売店販売員h容疑者(28)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」などと容疑を認めているという。

 亀山署によると、h容疑者は昨年10月30日午前5時15分ごろ、津地検のホームページ(HP)にある「ご意見・ご要望」欄に、検事の実名を挙げて「(この検事は)死刑」「100万円相当の復讐(ふくしゅう)しにいくわ」などと入力し、送信した疑いがある。

 h容疑者は過去にこの検事に取り調べを受けたことがあったという。昨年7月以降、津地検HPに同様の投稿が数十回あり、津地検が昨年11月以降に被害届を出していた。

朝日新聞社

女性を31年間監禁 起訴
2020.02.17 朝刊 4頁 共同 国際 (全254字) 

南米ベネズエラのメディアによると、北部マラカイで31年間にわたり女性(49)をアパートの一室に監禁していたとして男(56)がこのほど、脅迫や性的虐待などの罪で起訴された。他にも監禁被害者がいたと報じられており、捜査が続いている。

 報道によると、男は女性と恋人同士だったが、1988年12月以降、家族と引き離し監禁状態に置いた。部屋を施錠し、激しい暴力を振るって逃げられないようにしていた。女性は男が不在だった先月24日鍵を見つけて脱出し、女性の権利擁護を担う公的機関に駆け込んだ。

 (サンパウロ共同)

脅迫の疑い
2020.02.11 朝刊 16頁 三重版 (全207字) 

 【三重県】名張署は10日、脅迫の疑いで伊勢市楠部町、会社員t容疑者(30)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7日午後6~9時ごろ、交際関係にあった名張市内の少女(18)に、会員制交流サイト(SNS)で「死ぬか話すか選べ」などと20回にわたってメッセージを送信し、脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。別れ話をされ、別の通信アプリで連絡が取れなくなったことに腹を立てたという。少女が7日に署に被害を相談した。

中日新聞社

 女性を脅迫した疑い
2020.02.08 朝刊 16頁 西三河版 (全171字) 

 【愛知県】豊田署は7日、脅迫の疑いで、豊田市久保町2、自営業s容疑者(62)を逮捕した。

 逮捕容疑では、1月29日午後11時35分ごろ、同市の居酒屋経営の女性(39)に対し、電話で「殺すぞ」などと脅したとされる。

 署によると、「一切そんなことは言っていません」と否認している。s容疑者は女性の店の客で、何らかのトラブルがあったとみられる。

中日新聞社

”在日コリアン脅迫” 川崎市が被害届け
2020.02.07 NHK総合 首都圏ニュース845 報道/ニュース/ニュース (全107字) 

川崎市にある在日外国人との交流施設「川崎市ふれあい館」。ここに、在日コリアンを脅迫するような年賀はがきが届いたり、施設を爆破すると予告されたりした問題で、川崎市は今日、威力業務妨害の疑いで警察に被害届けを提出した。

入店を断られ…脅迫か
2020.02.06 テレビ朝日 スーパーJチャンネル 報道/ニュース/ニュース (全123字) 

暴力団・稲川会の組員の容疑者は去年12月仲間と一緒に飲食店の従業員の男性を脅迫し、つばを吐きかけた疑いが持たれている。警視庁によると暴力団組員と知った店側に入店を断られ犯行に及んだという。容疑者はきのう警視庁に出頭したが、容疑を一部否認している。

自画撮り要求に罰則 県条例改正へ 未送信でも摘発=千葉
2020.02.04 東京朝刊 27頁 (全425字) 

 子供が自分の裸などを撮影した画像や動画を他人にスマートフォンなどで送らされる「自画撮り」被害を防ぐため、県は県青少年健全育成条例を改正する方針を固めた。わいせつ画像の要求を禁止し、悪質な行為に対する罰則も盛り込んだ改正案を13日開会予定の県議会2月定例会に提出する。

 県県民生活・文化課によると、現在の条例には自画撮りの要求を禁止する規定がない。児童買春・児童ポルノ禁止法でも、被害者が画像を送信しなければ摘発ができなかった。

 自画撮りの要求は主にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて行われる。2016年に6人だった県内の被害は18年に20人に増加していることなどから、改正に踏み切ることにした。

 改正案では、18歳未満の少年少女に対し、自画撮りしたわいせつ画像や動画などを要求する行為を禁止する。拒まれたのに再度要求したり、脅迫や金銭を支払う約束を伴ったりする悪質な行為には、30万円以下の罰金や科料を課す。施行は7月を見込んでいる。

読売新聞社

脅迫容疑で逮捕、拳銃を使用か 弾痕確認されず /宮崎県
2020.01.29 西部地方版/宮崎 23頁 宮崎全県 (全254字) 

 拳銃のようなものを突きつけて知人男性を脅したとして、県警は、小林市細野、無職d容疑者(68)を脅迫の疑いで27日、現行犯逮捕した。男性らが取り押さえた際、「発砲音がした」と話しているが、弾痕は確認されていないという。

 組織犯罪対策課によると、d容疑者は同日午後6時半ごろ、高原町の60代男性が経営する建築会社事務所を訪れ、回転式拳銃のようなものを男性に突きつけて「殺すぞ」などと言って脅迫した疑いがある。d容疑者は元従業員。事件当時、事務所には男性と従業員1人がいたが、けがはなかった。

朝日新聞社

動画使い脅した疑い /宮崎県
2020.01.25 西部地方版/宮崎 27頁 宮崎全県 (全187字) 

 (佐賀県警発表) 24日、高鍋町北高鍋、土木作業員y容疑者(34)を脅迫容疑で逮捕。「動画は送信したが、脅迫した覚えはない」と容疑を否認しているという。23日午前1時半ごろから午後1時15分ごろまでの間、交際中だった佐賀県内の20代の女性に対し、女性を撮影した動画をスマートフォンから送り、さらに「動画はばらまきます」などと記したメッセージを送信して脅迫した疑いがある。

朝日新聞社

女性を脅迫した疑い=佐賀
2020.01.25 西部朝刊 29頁 (全188字) 

 小城署は24日、宮崎県高鍋町北高鍋の土木作業員y容疑者(34)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、y容疑者は23日、佐賀県内の交際中の女性(20歳代)に対し、女性を隠し撮りしたわいせつな動画や「動画はばらまきます」などのメッセージをSNSで送信して脅迫した疑い。「動画やメッセージを送ったことは間違いないが、脅迫したつもりはなかった」と、容疑を一部否認しているという。

読売新聞社

320万脅し取った疑い=新潟
2020.01.23 東京朝刊 27頁 (全214字) 

 県警は22日、新潟市中央区東万代町、自称自営業h(40)と、福島県郡山市東原、土木作業員k(43)の両容疑者を恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、2人は2017年7~8月、知人の借金保証人となっていた県内の60歳代男性に対し、「俺への借金は150万ではなく320万だ」「金を払わないとどうなるか分からないよ」と脅迫し、現金320万円を脅し取った疑い。2人と男性は知り合いだった。県警は2人の認否を明らかにしていない。

読売新聞社

 脅迫の疑いで少年逮捕
2020.01.23 朝刊 16頁 中東遠版 (全158字) 

 【静岡県】磐田署は22日、脅迫の疑いで、袋井市の建設作業員の少年(18)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年12月上旬、県西部の男子高校生(17)に、「殺すぞ」などと、命や体に危害を加えかねない勢いで脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。共通の知人女性を巡り、携帯電話の通話や会員制交流サイト(SNS)で脅迫した。

中日新聞社

路上で暴行の容疑、組員ら4人を逮捕 県警
2020.01.23 埼玉新聞 14頁 (全494字) 

 県警捜査4課と川口署は22日までに、傷害と暴力行為処罰法違反の疑いで、川口市峯、指定暴力団住吉会傘下組織幹部で無職t容疑者(38)ら男4人を逮捕し、さいたま地検に送検した。
 他に逮捕されたのは、川口市上青木西4丁目、同組織組員で無職s容疑者(24)、同市安行領根岸、会社員y容疑者(21)、戸田市南町、o容疑者(32)。
 逮捕容疑は昨年9月29日午前2時50分ごろ、川口市西川口の路上で、会社員男性(33)と自営業男性(33)に、「ここら辺には俺たちみたいなのがいるから気を付けないと」「さらっちまうか」などと暴力団組織を背景に威力を示して脅迫。会社員男性に殴る蹴るの暴行を加え、頭部打撲などの2週間のけがを負わせた疑い。県警は認否を明らかにしていない。
 同課によると、o容疑者は客引きとみられ、路上で男性2人に声を掛けた際に口論に発展。その後、t容疑者ら3人が駆け付けて一方的に暴行した。t容疑者ら4人は知人関係で、男性2人は中学の同級生で飲食に来ていた。
 目撃者の女性が110番。付近の防犯カメラには暴行の様子が映っており、t容疑者らの関与が判明した。

事件・事故=脅迫の疑い
2020.01.22 夕刊 2頁 静岡 夕二社 (全97字) 

 磐田署は22日、脅迫の疑いで袋井市の建設作業員の少年(18)を逮捕した。逮捕容疑は2019年12月上旬、県西部の男子高校生(17)に携帯電話の通話やSNSを通じて「殺すぞ」などと脅迫した疑い。

静岡新聞社

 児童ポルノ提供などの疑いで市役所職員逮捕
2020.01.18 朝刊 18頁 尾張版 (全257字) 

 【愛知県】一宮署は16日、児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ提供)と強要未遂の疑いで、茨城県那珂市菅谷、同市役所職員のn容疑者(33)を逮捕した。

 逮捕容疑では昨年6月26日、ツイッターを通じて知り合った16歳の少女の携帯電話に、やりとりの中で手に入れた少女の胸の画像などをツイッターで送り、「胸の写真どうしようかな」などとメッセージを送って脅迫。性行為を強要したが、未遂に終わったとされる。

 署によると、「たくさんの人とやりとりしているので覚えていない」と容疑を否認している。少女の母親が同署に相談し、発覚した。

中日新聞社

 児童ポルノ製造などの疑い
2020.01.17 朝刊 16頁 知多版 (全244字) 

 【愛知県】半田署は16日、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)と強要の疑いで、群馬県甘楽町、無職t容疑者(39)を逮捕した。

 逮捕容疑では昨年7月19~25日、少女=当時(13)=が18歳未満と知りながら、スマートフォンアプリで「電話番号とか個人情報さらすよ、俺が満足するまでは裸を見せてもらうから」などと脅迫し、同月25日、裸の写真を撮影させて自身のスマートフォンに送信させたとされる。

 署によると、2人は昨年1月にアプリを通じて知り合った。「やりました」と容疑を認めている。

中日新聞社

養女に強制性交、懲役8年の判決 地裁「犯情は重い」 /山口県
2020.01.16 西部地方版/山口 21頁 山口 (全269字) 

 同居していた養女(当時19)を脅して性的暴行を加えたとして、強制性交などの罪に問われた無職の男について、山口地裁は15日、懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。井野憲司裁判長は「恐怖心を抱かせ、反抗が困難な状況だった。被害者の将来にわたる影響に鑑みれば犯情は重い」と述べた。弁護士によると、控訴しない方針。

 判決によると、男は昨年4月、同居していた養女の肩を手で押して仰向けにさせ、強い口調で脅迫して性的暴行を加えた。

 男が無罪を主張していたことについて、井野裁判長は「独善的な弁解を繰り返し、責任を受け入れているとは言い難い」と非難した。

朝日新聞社

「夫がヤクザだ」脅迫
2020.01.16 フジテレビ めざましテレビ全部見せ 一般実用/ニュース/ニュース (全129字) 

去年8月二十数年前に交際していた男性を神奈川・愛川町のスーパーの駐車場に呼び出し「夫がヤクザだ」などと現金300万円を脅し取った疑いで女が逮捕された。容疑者は「木刀とスタンガンを見せて脅しお金を要求、300万円を脅し取ったのは間違いない」と容疑を認めている。

強わい致傷容疑、大学生の男逮捕 県警
2020.01.15 埼玉新聞 15頁 (全333字) 

 県警捜査1課と西入間署の合同捜査班は14日、強制わいせつ致傷と住居侵入の疑いで、坂戸市泉町2丁目、都内の私立大学2年のa容疑者(23)を逮捕した。
 逮捕容疑は昨年7月28日午前0時15分~25分ごろまでの間、坂戸市の20代女性大学生のアパート1室に侵入。背後から首を絞めて体を触るなどのわいせつな行為をして、3週間の頸(けい)部擦過傷などのけがを負わせた疑い。
 同課によると、a容疑者は「騒いだら殺す」などと脅迫。女性と面識はなかった。女性が自宅から逃げ出した際、アパートの住人男性が気付いて110番した。
 周辺の防犯カメラの捜査などから安藤容疑者の関与が浮上。女性の後ろをつける様子が映っていたという。「女性に強い興味があった」と容疑を認めているという。

埼玉新聞社

病院に脅迫電話 容疑の72歳逮捕 倉敷=岡山
2020.01.11 大阪朝刊 31頁 (全268字) 

 倉敷市内の病院に脅迫電話をかけたとして、水島署は10日、同市玉島乙島の無職o容疑者(72)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、o容疑者は8日午後4時55分頃、同市の病院に「ガソリンのタンクを10個買って軽トラに積んで、(家族が入院する別の市内の病院に)そのまま突っ込んでやる」などと電話をかけて、翌9日、連絡を受けたその病院の男性事務長(49)を脅した疑い。

 同署によると、o容疑者は入院中の家族の転院を巡って病院とトラブルになっていたという。o容疑者は「実行する気はなかったが、脅したことに間違いない」と容疑を認めている。

読売新聞社

 脅迫容疑で組長逮捕
2020.01.10 朝刊 16頁 市民版 (全186字) 

 【愛知県】中署は8日、脅迫の疑いで、熱田区千年2、指定暴力団六代目山口組弘道会傘下組織組長t容疑者(47)を逮捕した。

 逮捕容疑では、t容疑者は、元妻の女性(47)が交際中の男性とともに暴力団事務所前を通ったと邪推。昨年10月29日、女性に対して「なめとるんか」「いつでもやったる」と携帯電話でメッセージを送信し、脅したとされる。

 署によると、t容疑者は黙秘している。

中日新聞社

 山口組系団体の幹部を脅迫容疑で逮捕
2020.01.09 朝刊 22頁 千葉中央版 (全167字) 

 【千葉県】市原署と県警捜査四課は八日、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、木更津市清見台二、指定暴力団六代目山口組系団体幹部で自称無職h容疑者(53)を逮捕した。

 逮捕容疑では、二日午後六時四十分ごろ、市原市内で同市在住の会社経営の五十代男性に対し「おれが動けばどうにでもなる」などと脅迫したとされる。

 署によると、容疑を否認している。

中日新聞社

暴力行為処罰法違反の疑い 市原署、組幹部を逮捕
2020.01.09 千葉日報 社会 (全205字) 

 市原署は8日、暴力行為等処罰法違反の疑いで木更津市清見台2、指定暴力団六代目山口組傘下幹部組員、h容疑者(53)を逮捕した。

 逮捕容疑は2日午後6時40分ごろ、市原市内の飲食店にいた50代の会社経営の男性=同市=に電話をかけた男性の会社関係者を通じて、暴力団員であることを示し「お前はどうにでもなる」などと男性を脅迫した疑い。

 同署によると、容疑を否認している。容疑者と男性は仕事の取引があったという。

千葉日報社

年明けに急増 殺到!“退職代行”依頼する人の事情
2020.01.07 フジテレビ 直撃LIVE グッディ! 一般実用/ニュース/ニュース (全698字) 

正月明けの今、退職代行を依頼する人が急増しているという。退職代行とは会社を辞める手続きを自分で行わず、代理人に依頼するものだった。弁護士事務所では退職の連絡を1日でおよそ60件したという。以前は新入社員など若者世代からの依頼が多かったが、最近では20から40代の働き盛り世代の利用が増えていた。昨日、退職代行を利用した40代と30代の夫婦は同じ会社で働いていたが、影響の少ない年末年始に辞めることを決めたという。夫は常軌を逸した長時間労働で体が悲鳴をあげ、妻は繰り返されるハラスメントに悩んで退職を決意したという。しかし、会社はあらゆる手段を講じて辞めるのを引き留めてくると懸念して夫婦は退職代行を使うことになった。退職代行を行う弁護士によると辞職の意向を伝えたところ会社側から嫌がらせのような対応を受け強い不信感を抱えている人もいるという。これまで2000件以上の退職代行を請け負った法律事務所によると、辞めると言ったけど家に押しかけてきて説得を何度も繰り返すとか、退職の嫌がらせなどが多々発生している。退職を願い出た社員に対して今辞めるなら損害賠償をする、徹底的に追い詰めるぞと脅迫するケースもあるという。退職届を出した社員に金銭を要求する会社もある。会社側は、なぜわざわざ弁護士に頼んだのか理由を知りたいという。街の人は退職代行をどうみているのか聞いてみた。「何されるかわからないとおもうならそういうサービスもありだけど、ただ辞めたいだけなら勇気を出して辞めるのが筋」などの声があがった。批判的な意見がある一方「いいことだと思う」「自分の心がすり減っていくだけなのであり」などの声もあった。

刃物で脅迫した疑い
2020.01.03 朝刊 15頁 静岡県内総 (全178字) 

 【静岡県】浜松中央署は1日、暴力行為法違反の疑いで、浜松市中区佐鳴台2、無職y容疑者(73)を逮捕した。

 逮捕容疑は2019年12月31日午後2時半ごろ、自宅のアパートを訪れた管理人の男性(77)に刃物のようなものを見せ、脅迫したとされる。署によると、容疑を一部否認している。y容疑者は家賃を滞納していた。男性と一緒に訪れた妻が近くの交番に通報した。

報道された脅迫事件 2013年
報道された脅迫事件
報道された脅迫事件

事件事故ファイル2013 (下) 振り込め詐欺被害9億円超 「手交型」で大金狙う
2013.12.31 朝刊

 【愛知県】「あっという間に男が家にキャッシュカードを取りに来て、誰かに相談する時間もなかった」
 県内に住む七十代の無職女性が振り返った。自宅に警察官を名乗る男から電話があったのは七月。「キャッシュカードが凍結されています。すぐにカードを変えた方がいい」。「警察」と言われ、信じ込んだ。
 間髪入れずに銀行協会を名乗る男から電話があった。その後、自宅を訪れた銀行協会職員を名乗る男にカードを手渡した。その日のうちに、口座から百万円が引き出された。約三十年前に夫を亡くし、パートで働いて少しずつためてきた生活費だった。
 県内では今年に入り、家族の知人や銀行協会職員を名乗って住宅などを訪れ、現金やキャッシュカードを直接だまし取る「手交型」の振り込め詐欺被害が出始めた。平均被害額が約七百万円と大きく、今月二十四日現在の被害総額約九億三千万円のうち、約五億円をこの手口が占める。
 「手交型は警察に通報されて捕まるリスクも大きいが、当たれば手に入る額が大きい。犯人たちが一発勝負に出るようになった」
 ここ数年、ATM(現金自動預払機)からの一日の利用限度額が引き下げられ、金融機関窓口での声掛けも徹底されてきた。「実入りが少なくなり、やりにくくなったのだろう」と捜査幹部。犯人グループが、金融機関を介さず金をだまし取るため、手交型に変えたとみている。
 県警は二十四日現在、息子や孫をかたる振り込め詐欺で、昨年の約四倍の二十七人を逮捕した。電話を受けた人が警察に協力して犯人をおびき出す「だまされた振り作戦」が功を奏した結果だが、捕まるのは金の受け取り役の「受け子」ばかり。詐欺組織の解明には至っていない。
 県警の担当者は「受け子は組織上層部のことは知らされていない。捕まっても代わりはいくらでもいる。まさにトカゲのしっぽ切りで、頭は残ったまま」と話す。
 十二月中旬の名古屋地裁。「南区の女性から八百万円、昭和区の女性から二回にわたって五百五十万円、瑞穂区の女性から百三十五万円…」。詐欺罪で起訴された受け子の男(23)が、自分が金をだまし取った事件の概要が読み上げられるのを、ぼんやりと聞いていた。
 男は埼玉県で会ったという人物から指示され、金を受け取りに行ったところを捕まった。指示を受けた人物の名前さえ知らないという。
 県警幹部は言う。「組織の解明ができなければ、だまし取られたお金の被害回復は見込めない。今は被害に遭わないよう、気を付けてもらうしかない」
 9月
 10日 タイヤに火を付けたとして、岡崎市の男(48)を器物損壊の疑いで逮捕。「岡崎や安城、幸田で45件、火を付けた」と供述
 11日 違法操業の処分を免れようと、中国の公務員に賄賂を贈ったとして、フタバ産業元専務(68)を不正競争防止法違反の疑いで逮捕
 11日 イモビカッターを正当な理由なく所持していた岡崎市の男(40)を窃盗と県安全なまちづくり条例違反の疑いで逮捕。同条例の適用は初
 13日 署長在職中、ゴルフ場でビールを飲んだ後に車を運転して帰宅したとして、知多署の前署長(60)を停職1カ月の懲戒処分。依願退職
 19日 警部脅迫事件などで逮捕された風俗店「ブルーグループ」代表のS被告に捜査情報を漏らしたとして、県警捜査1課警部のK容疑者(55)を地方公務員法違反の疑いで逮捕。26日にS被告も同法違反の疑いで再逮捕
  10月
 3日 元本保証と配当金の支払いをうたって社債を販売し、無許可で多額の現金を集めたとして、名古屋市中村区の投資会社「K&A」の実質経営者の男(52)ら5人を出資法違反の疑いで逮捕
 29日 名古屋市守山区の高校3年の男子生徒から金を脅し取ろうとしたとして、小牧市の派遣社員の男(22)を恐喝未遂の疑いで逮捕。生徒は9月下旬に自殺
  11月
 6日 千葉県のガス会社に電話し、女性の家族情報を不正に取得したとして、調査業の男(59)を不正競争防止法違反(営業秘密侵害)の疑いで逮捕。12月18日、顧客情報を得る目的で同社に電話したとして、偽計業務妨害の疑いで再逮捕
 15日 I市議(70)=無所属、5期目=が渡航先の中国広東省広州の空港で覚せい剤を所持していた疑いで、中国公安当局に身柄を拘束されていたことが判明
  12月
 4日 焼き肉店で不法滞在の外国人を働かせたとして、大相撲の元大関K(37)ら2人を入管難民法違反の疑いで逮捕
 5日 捜査で知り得た個人情報を提供した見返りに金券などを受け取ったとして、県警捜査4課の巡査部長(46)を収賄の疑いで逮捕。懲戒免職
 6日 豊橋市の生後7カ月の三女に暴行し、死なせたとして、父親(33)を傷害致死の疑いで逮捕。双子の次女も死亡していたことが判明(年齢などは当時)

元交際相手を脅迫の疑い 太田署が逮捕 /群馬県
2013.12.29 東京地方版/群馬 

 太田署は28日、太田市新井町、会社員S容疑者(46)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
 署によると、28日午前、元交際相手の女性(40)の名誉を害する文書やひわいな写真を女性の交際相手の家に郵送や直接投函(とうかん)し、脅迫した疑いがある。

元毎日新聞記者を脅迫罪で起訴
2013.12.28 東京朝刊 

 横浜地検は27日、時事通信社社長を脅したとして逮捕された元毎日新聞記者のH容疑者(42)=東京都杉並区=を、脅迫罪で横浜地裁に起訴した。神奈川県警の当初の調べに対し、容疑を認めていたという。

恐喝未遂容疑で逮捕の男性を不起訴処分 /広島県
2013.12.28 大阪地方版/広島 

 福山市内の男性宅に脅迫文を置いて現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂などの容疑で6日に逮捕された同市千田町4丁目の無職男性(51)について、広島地検福山支部は27日、不起訴処分とした。同支部は理由を明らかにしていない。
勤務先に脅迫文 小学教諭追起訴=中部
2013.12.28 中部朝刊 

 名古屋地検岡崎支部は27日、自分が勤める学校に脅迫文を出して業務を妨げたとして愛知県幸田町坂崎、同町立深溝(ふこうず)小教諭のA被告(22)=窃盗罪で起訴=を威力業務妨害罪で名古屋地裁岡崎支部に追起訴した。
 起訴状によると、A被告は今年6月、同小に「学校のどこかに爆発物をしかけた」などと記した文書を敷地内に置き、10月には町教育委員会などの授業視察を中止させようと、「学校訪問とやらを中止しろ」などという内容の文書を作成して置いたとしている。A被告は同県岡崎市のスポーツクラブで財布を盗んだとして起訴されている。

脅迫で元毎日記者起訴=神奈川
2013.12.28 東京朝刊

 時事通信社(東京都中央区)の社長を脅す電話をかけたとして、横浜地検は27日、東京都杉並区、元毎日新聞記者H被告(42)(都迷惑防止条例違反で起訴)を脅迫罪で横浜地裁に追起訴した。
 起訴状によると、H被告は10月10~11日、6回にわたって時事通信社に電話をかけ、社長宅に右翼団体構成員を差し向けるなどと告げ、社長を脅迫したとされる。

 東京NEWS 2013 (4) 三鷹ストーカー殺人事件 人の命守る組織、浸透を
2013.12.26 朝刊 

 【東京都】ストーカーによる悲劇をどう防ぐのか。今年、そんな問い掛けがまた、わき上がった。
 警視庁は六日、警察にストーカー相談をしていた三鷹市の女子高生が、元交際相手に刺殺された事件の検証結果を発表した。
 女子高生の相談に「元交際相手から『殺す』という脅迫を受けていた」といった内容が含まれていなかったことから、石田高久生活安全部長は「三鷹署の担当者が切迫性を把握できたか、現実的には難しい」と評価した。
 担当者は切迫性を把握できず、別に五件の相談を抱えていたため、上司にすぐに報告しなかったという。
 だが、ある捜査関係者は「『関西から現れた』と聞いた時点で、『まずい』と考え、すぐ報告すべきだ」と厳しい目を向ける。
 今後の対策として、警視庁は八十人規模の「ストーカー・DV(配偶者暴力)総合対策本部」を新設した。
 対策本部は、二十四時間態勢で署にあったストーカー相談を全件、すぐに報告させ、危険性を判断する。危険性が高ければ、捜査員が急行するという。
 十三日の発足式は、警視総監、副総監ら幹部が顔を並べた。
 「危険性を的確に判断し、相談者の生命の確保に万全を期す」。捜査員らを指揮する高田(たかた)浩警視は、真剣な面持ちで決意表明した。
 昨年の神奈川県逗子市の女性刺殺など、ストーカー相談していた人が殺害される事件が起きるたび、警察は対策として、新組織の設置や部署間の連携強化を打ち出してきた。
 だが、事件は繰り返されている。
 一九九九年、埼玉県桶川市で長女=当時(19)=を刺殺されたIさん(63)は三鷹の事件後、記者にこう語った。
 「何か起きると、警察の上層部は立派な言葉の通達を出すが、末端に浸透していない」
 発足式で、西村泰彦警視総監は「警察に何より大切なのは、人の命を守ること」と、あらためて強調した。
 その言葉が浸透し、悲劇に終止符が打たれるように願いたい。
 (メモ)
 三鷹ストーカー殺人事件 三鷹市で10月8日夕、私立高校3年の女子生徒(18)が、自宅に潜んでいた元交際相手の京都市右京区、無職I被告(21)=殺人罪などで起訴=に刺殺された。女子生徒は同日午前、三鷹署で、I被告が10月に入り2回にわたって自宅周辺に現れるなど、ストーカー被害を相談していた。担当者はすぐに上司や警視庁本部に報告したり、女子生徒を避難させたりしなかった。

女子高生脅迫容疑 元交際相手を逮捕 携帯メール30回=中部
2013.12.25 中部朝刊 

 愛知県警江南署は24日、元交際相手の女子高生にメールを送って脅したとして、同県小牧市大草、建設作業員O容疑者(21)を脅迫の疑いで逮捕した。
 発表によると、O容疑者は20~22日、岩倉市内の女子高生(15)に「オマエコロシニイク」「お前の家まで乗り込んだるからな」などと携帯電話で約30回にわたってメールを送り、脅迫した疑い。O容疑者は8月上旬に女子高生と知り合い交際した。その後別れ、今月20日に電話で復縁を求めたが断られたという。
 女子高生から22日に相談を受けた同署は、女子高生の身に危険が及ぶ恐れがあると判断。ストーカー規制法に基づく警告では不十分として、女子高生を保護した上で脅迫容疑の裏付け捜査を進めていた。

元交際男性に「死ね」「殺す」 複数回脅迫容疑 留守男性宅で逮捕=神奈川
2013.12.25 東京朝刊 

 都筑署は24日、東京都世田谷区三軒茶屋、自称マッサージ師K容疑者(45)を脅迫容疑で逮捕した。
 発表によると、K容疑者は22日午後11時50分頃~23日午後8時20分頃、元交際相手の男性(45)の携帯電話に、複数回にわたって「死ね」などと書かれたメールを送ったほか、電話で「お前を殺すぞ」などと言って男性を脅した疑い。調べに対しK容疑者は「真剣に結婚を考えていたのに、別れ話を切り出され頭にきた」と供述しているという。
 同署幹部によると、K容疑者は昨年12月、婚活サイトを通じて男性と知り合い、今年2~7月、男性宅で同居していたという。男性は23日夜、同署へ相談に訪れ、同署は保護を兼ねて男性を署内にとどめ、事情を聞いていた。K容疑者は男性宅の合鍵を持っており、24日午前9時頃、男性宅にいるところを逮捕された。

 元交際相手脅迫容疑で女を逮捕 都筑署
2013.12.25 朝刊 

 【神奈川県】元交際相手の男性をメールで脅したとして、都筑署は二十四日、脅迫の疑いで東京都世田谷区三軒茶屋一、自称マッサージ師K容疑者(45)を逮捕した。
 逮捕容疑では、二十二~二十三日、元交際相手の男性会社員(45)の携帯電話に「今から殴りにいくから」「死ね」「せいぜい恐怖を楽しんで」などの脅迫メールを九通送ったとされる。
 署によると、K容疑者は容疑を認めている。男性とは昨年十二月ごろにインターネットの婚活サイトで知り合い、二十二日に電話で男性から別れを告げられた。K容疑者は男性宅の合鍵を持っており、逮捕時、男性宅に押しかけてきていた。

強引な借金取り立てに刑事罰導入へ
2013.12.25 朝鮮日報 

 法務部(省に相当)は、強引な借金取り立てに刑事処罰を導入することを柱とする「債権の公正な回収に関する法律」改正案が24日に閣議決定されたと発表した。同改正案には、暴力や脅迫による借金取り立てに対し、懲役刑のほか、罰金刑を適用する内容だ。
 改正案によると、債務者の職場など不特定多数の人が集まる場所で債務が存在する事実を公にするなど、債務者の名誉を傷つけるような手法で借金の取り立てを行った場合、懲役3年または罰金3000万ウォン(約295万円)以下の刑に処される。
 改正案は刑法上の名誉毀損(きそん)罪とは異なり、被害者が望まなくても加害者を処罰でき、法定刑も重く設定された。また、暴行・脅迫など違法な借金取り立てに対し、懲役刑以外に罰金刑も適用できるようになる。
 このほか、債務者が不法な取り立てによる損害賠償訴訟を起こした場合、故意や過失に対する立証責任を債権者に負わせることにした。
 債務者の個人再生手続き申請に伴い、裁判所が債権者に弁済要求行為を中止するよう命令したにもかかわらず、取り立てを継続した場合には、過料を科す。法務部は「取り立て業者による不法取り立てが年間1万1000件余りに達しており、制度の改善が必要だ。来年上半期の国会での成立を目指している」と述べた。
 一方、賃借人の権利を強化した「住宅・商店建物賃貸者保護法施行令」の一部改正案も閣議決定された。来年1月1日から施行される。住宅賃貸で優先弁済を受けられる賃貸保証金の範囲が、ソウル市の場合、現行の7500万ウォン(約738万円)から9500万ウォン(約935万円)に上方修正され、保証金を月額賃料に転換する場合の償還比率が現行の年14%から年10%に引き下げられる。

「390万円恐喝」無罪判決 被害者証言 捜査機関誘導の疑念=愛媛
2013.12.20 大阪朝刊

 ◆地裁大洲支部
 2011年12月~12年2月に20歳代女性から約390万円と金融機関のローンカード5枚を脅し取ったなどとして、恐喝と窃盗の罪に問われた八幡浜市内の男性被告(29)に対し、地裁大洲支部が18日、「被害者の証言は信用性を欠く」として無罪判決を言い渡していたことがわかった。
 男性の弁護士によると、男性側は公判で、現金やローンカードを受け取ったことを認めた上で、「女性にお金を融通してもらい、謝礼を支払う約束だった。脅してはいない」と無罪を主張していた。鈴木基之裁判官は判決で、男性と女性の間でやり取りされた携帯電話のメールに脅迫をうかがわせる文言がなく、女性の証言が事実と一致せず内容が変遷していることなどから、「捜査機関による誘導を受けたという疑念が払拭できない」と指摘したという。
 男性は12年5月、暴力団組員の男と共謀した恐喝容疑で八幡浜署に逮捕され、公判結審後の今年11月までの1年半、身柄を拘束されていた。弁護士は「裁判官には良識的な判断をしていただいた。捜査機関は被害者と被告の双方の言い分を聞き、慎重に捜査すべきだった」と話した。弁護士によると、男性は「主張が認められてほっとしている」と話しているという。
 地検の川越弘毅次席検事は「判決内容を検討し、適切に対応したい」とのコメントを出した。

リベンジポルノ:被害拡大 元交際相手の裸の写真、ネットに流出 脅迫・強要、事件は氷山の一角
2013.12.19 中部朝刊 

 元交際相手らのプライベート写真を、ふられた腹いせなどからインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」が広がりつつある。スマートフォン(スマホ)などの普及で簡単に画像のやり取りができることが背景にあるとみられ、交際中に裸の画像を求められた体験を持つ「被害予備軍」の少女らも少なくない。流出すれば完全な削除は不可能だけに、捜査関係者や専門家は「どんなに親しくても、撮らせないで」と警告する。【林奈緒美】
 「交際を継続しないと写真をばらまく」。警視庁は7日、元交際相手の女性を脅したとして、東京都青梅市の無職の男(30)を強要未遂容疑で逮捕した。男は約7年前から都内の30代女性と付き合っていたが、別れ話を切り出されたことに立腹し、交際中に撮った女性の裸の写真4枚を携帯メールで送りつけたとされる。女性がすぐに相談し、ネットへの流出は避けられた。
 ネットが身近な子どもたちの世界は、さらに深刻だ。通学客が行き交うターミナル駅の東京・秋葉原。今月上旬、女子高生ら約40人に聞いたところ、約8割が交際相手から裸の画像を求められた経験があると話した。
 高3女子(18)=都内在住=は、中学時代から数カ月前まで4年間付き合った10歳上の男性に頼まれ、全裸や下着姿の写真を送ったことがある。「彼氏だから断る理由も無かった」。流出の不安がないのか尋ねると「そんなことをする人じゃないので怖くない」と答えた。
 別の高3女子(18)=同=は、出会い系サイトで知り合い、交際した同学年の高校生から「胸の写真がほしい」とせがまれた。考えた揚げ句、「別れた後のことを考えると、写真を送るのは怖い」とネットで見つけた他人の画像を送った。
 警視庁によれば、交際相手以外にも、LINE(ライン)やツイッターなどで知り合った男に「住所をさらす」などと脅され画像を要求されるケースもある。
 捜査幹部は「画像を渡した後ろめたさや恥ずかしさから、本人が警察に相談に来ることはほぼない。事件化しているのは本当に氷山の一角」とみる。
 ◇「撮らせない」徹底を 子供たちを守るには?
 「特定の人しか見られないサイトやラインで画像をさらされ、本人さえ気づかないこともある。実際の被害はもっと多いはず」。そう話すのは民間相談機関「全国webカウンセリング協議会」(東京都港区)の安川雅史理事長だ。子どもたちをリベンジポルノから守るにはどうすればいいのか。
 安川理事長は保護者や学校などの役割として、流出して困るような画像の撮影はしないことを徹底させたうえで「自身もネットの知識を増やし、使い方について子どもと話し合うことが重要」と指摘する。最近はゲーム機や携帯音楽プレーヤーでも画像のやり取りができる。万が一、画像が流出した場合は、警察や相談機関を通じてなるべく早くサイト運営者に削除要請することが必要だ。協議会に寄せられる問い合わせは、年間10件程度だった3年前から今年は約50件に。画像を求められた女子中高生らが「嫌われたくない」との心理から送信し、被害に遭うケースが目立つという。
 警察当局はわいせつ物頒布など既存の法律による取り締まり強化で対応する方針。自民党女性局は今月12日、勉強会を設置し、サイト管理者に画像削除を義務づけるなど新たな法整備も含めた対策を検討するとしている。

女子中生の裸撮影容疑で男を逮捕 京都、復讐ポルノ防ぐ
2013.12.18 佐賀新聞 

 スマートフォン向けの掲示板を通じて知り合った女子中学生(14)の裸を撮影したとして、京都府警亀岡署は17日、児童買春・ポルノ禁止法違反(単純製造)の疑いで、京都府亀岡市の無職H容疑者(24)を逮捕した。
 亀岡署によると、H容疑者は女子中学生から交際を断られた後に「会わないと撮影した動画をばらまく」と脅迫。女子中学生から相談を受けた亀岡署が13日、H容疑者の自宅を家宅捜索してパソコンなどを押収し、動画の流出を防いだ。元交際相手や元配偶者を恨み、私的な画像をインターネット上に流出させる行為は「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」と呼ばれている。新たな社会問題として与党が対策の検討を進めているが、府警によると、流出を未然に防ぐことができたのは珍しいとしている。
 逮捕容疑は11月23日、亀岡市にある自宅で、女子中学生の裸を撮影した疑い。

「復讐ポルノ」流出防ぐ、中学女子の裸撮影容疑の男逮捕
2013.12.18 サンスポ 

 スマートフォン向けの掲示板を通じて知り合った女子中学生(14)の裸を撮影したとして、京都府警亀岡署は17日、児童買春・ポルノ禁止法違反(単純製造)の疑いでH容疑者(24)を逮捕した。逮捕容疑は11月23日、女子中学生の裸を撮影した疑い。
 H容疑者は交際を断られた後に「動画をばらまく」と脅迫。亀岡署がH容疑者のパソコンなどを押収し、動画流出を防いだ。「リベンジ(復讐=ふくしゅう)ポルノ」は与党が対策を検討しているが、流出を未然に防いだのは珍しいという。

核心 警視庁ストーカー本部発足 社会ぐるみ対策急務 民間活用「支援窓口増を」 警察、危険度判断に新手法
2013.12.15 朝刊 

 東京都三鷹市で十月、私立高校三年の女子生徒(18)が元交際相手に刺殺された事件を受け、警視庁は十三日、ストーカー相談への対応強化のため「ストーカー・DV(配偶者暴力)総合対策本部」を新設した。警察が危険度をいかに感じ取るか。民間や他機関の力をどう生かすか。凶悪な事件が相次ぐ中、対策の実践が急がれる。
 ◆後手
 女子生徒は十月八日午前九時すぎ、「元交際相手が自宅近くに現れた」と三鷹署を訪れ、相談した。どんな対応を警察に求めるかと問われ、三つの選択肢から「口頭警告」「行政手続き(文書警告)」の二項目を選択。逮捕などの「刑事手続き」は求めなかった。しかし午後、自宅に潜んだ元交際相手に殺害された。
 警視庁幹部は「殺すという脅迫まではなかった。われわれや被害者が思った以上に加害者の動きが速かった」と危険度の把握に問題があったと認めた。
 常磐大の諸沢(もろさわ)英道教授(被害者学)は「ストーカー規制法ができ、警察は警告や禁止命令を行うといった手順に縛られがちだ。対応を被害者の意思だけに委ねず、独自判断する必要がある」と指摘する。
 ◆強化
 すでに警察自らが危険度を判断する事例もある。兵庫県警は二〇一〇年から独自のチェック表を作成。「被害者が性的羞恥心を感じるメールを受けていないか」「行為者の性格は」など四十七項目に及ぶ質問を設けて、ストーカーの危険度をABCで判定する。
 十月末までに千百一件の相談を受理。危険度が高いAは約二割を占め、相談者にすぐに民間のシェルターに避難するよう促したり、警察官によるパトロールを強化したりする。
 危険度が低い場合も、相談後に警察官が被害者の現況を電話で尋ねる「安心コール」で定期的に確認。危機感が薄いと思われる被害者には刑事処分を求めるよう促したり、署の判定が甘い場合は本部が対応強化を指導したりする。
 警察庁は今月六日、兵庫県警の表を参考にしたチェック票の導入を決めたほか、全国の警察本部にストーカー対策の専門チームを設けるなど警察署への指導・応援体制の強化を行うよう指示=別表参照。警視庁もこの方針に合わせ八十人態勢の対策本部を発足させた。
 警察庁の鈴木三男生活安全企画課長は「危険度の見極めは難しい。チェック票はあくまで判断材料の一つ。相談者の相談内容なども踏まえて判断することが重要」と言う。
 ◆連携
 一方、NPO法人「ヒューマニティ」(東京都大田区)の小早川明子理事長は「警察の対応強化だけでは不十分だ」と話す。
 昨年、全国の警察が認知したストーカー事案は二万件。前年から五千件増えた。警察署の生活安全課はストーカーだけでなく、DVなどさまざまな相談を少人数で扱い、「限界がある」とみる。
 同法人は一九九九年以降、ストーカー被害者や加害者から千五百件の相談を受ける。ただ、ストーカー相談を専門とする団体は全国でも数カ所という。
 小早川理事長は「都道府県が援助し、民間が運営する『ストーカー問題解決支援センター』を全国に作れないか」と提案する。心理士らが職員となり、カウンセリング、弁護士やシェルターの紹介、警察への付き添いなどを行う構想で、「日本のストーカー相談の窓口は貧弱。民間の力を生かし、社会で被害を防ぐべきだ」と呼び掛けている。

「何でも屋」の男を略式起訴 /広島県
2013.12.14 大阪地方版/広島 

 広島区検は12日、「復讐(ふくしゅう)代行」を請け負い、客の依頼で県内の女性を中傷するメールを送ったとして名誉毀損(きそん)容疑で逮捕された中国籍の自営業、O容疑者(31)=東京都葛飾区=を略式起訴した。広島簡裁は同日付で罰金30万円の略式命令を出し、O容疑者は即日納付したという。また、O容疑者と横浜市の女性(31)が東京都内の女性を中傷したとして名誉毀損と脅迫の疑いで再逮捕された事件について、地検は2人を同日付で不起訴処分とした。地検は理由を明らかにしていない。

ストーカー被害最多/県警認知 昨年上回る197件/1~10月
2013.12.12 本紙-1版 

 県警が1~10月に認知したストーカー被害の件数が、昨年1年間の180件を上回る197件となり、過去最多となっていることが11日、分かった。増加の理由についてストーカー被害の支援者は「西海市や神奈川県逗子市などで悲惨な事件が相次いで発生しており、積極的に警察に相談する被害者が増えているのではないか」と分析している。
 県警生活安全企画課によると、ストーカー規制法に基づく警告件数は59件(前年同期比10件増)、同法違反での摘発は1件(同5件減)、脅迫や住居侵入など他法令での摘発は14件(同7件減)だった。
 摘発した事例では、元交際相手の女性に電話を繰り返したり、「愛している」などとメールを送り付けたりしたとして1月に同法違反容疑で50代の男を逮捕。インターネットで知り合った女性にしつこく連絡し脅したとして、10月に脅迫の疑いで20代の男を逮捕している。
 ストーカー被害者から相談を受けるNPOヒューマニティの小早川明子理事長は、認知件数の増加は「インターネットの交流サイトやLINEの普及により、相手を深く知らない状況で交際し、恋愛トラブルに巻き込まれるということが背景にあるのでは」と指摘している。

 勤務先脅迫疑い 小学教諭再逮捕 幸田
2013.12.11 朝刊 

 愛知県警岡崎署は十日、勤務先の同県幸田町深溝(ふこうず)小学校に脅迫文を送ったとして、威力業務妨害の疑いで同小教諭のA容疑者(22)を再逮捕した。岡崎市内のスポーツジム更衣室で財布を盗んだとして窃盗容疑で十一月に逮捕されていた。署によると、威力業務妨害容疑も「間違いありません」と認めている。
 逮捕容疑では、十月二十三日午後四時半ごろから二十四日朝までの間に、同校の児童用出入り口に「本日の学校訪問を中止しろ」などと印刷した脅迫文を差し込み、町教委などが二十四日に予定していた訪問を中止させ、学校業務を妨害したとされる。
 同校では六月にも「校内に爆発物を仕掛けた」などと書かれた文書が郵便ポストから見つかったほか、九月下旬には職員室を焼く不審火とともにノートパソコン十数台が盗まれており、署は関連を調べている。
 町教委は再逮捕を受け「教職員研修など地道な取り組みを継続し、今まで以上に教育のモラル向上を図り再発防止に努める」とコメントを出した。

交際女性に「死ね」、桜美林職員を逮捕 電話などで脅迫容疑 /東京都
2013.12.10 東京地方版/東京 

 交際中の同僚女性を「死ね」などと脅したとして、三鷹署は、桜美林大学などを運営する学校法人桜美林学園職員、U容疑者(42)=府中市本町2丁目=を脅迫の疑いで逮捕し、9日発表した。U容疑者は「強い口調になったが、脅迫はしていない」と容疑を否認しているという。同様のメールを千通以上、女性に送りつけていた。
 発表によると、逮捕容疑は、8月28日午前11時半ごろ、同学園の職員で当時交際していた20代の女性に対し、電話や通信アプリ「LINE」で、「今何やってるんだ」「黙っていうことを聞け」などと繰り返し、脅したというもの。今年春、女性が別れ話を切り出していたという。11月に女性が署に被害届を出した。
 同学園は「捜査の判断が出次第、厳重に処分したい」とコメントした。

LINE使い女性脅迫容疑北杜署 横浜の男逮捕
2013.12.10 山梨日日新聞

 スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」で女性を脅したとして、北杜署は9日までに、脅迫の疑いで、横浜市西区浅間町2丁目、派遣社員K容疑者(27)を逮捕した。
 逮捕容疑は4日午後6時55分ごろ、北杜市内の女性(30)に「家族を殺す」などと脅すメッセージを送り付けた疑い。
 同署によると、K容疑者は別れ話のもつれから、女性を脅したという。5日に被害届を受けて捜査し、6日に逮捕した。容疑を認めているという。

 脅迫容疑で男を再逮捕
2013.12.06 朝刊 

 【愛知県】蒲郡署は5日、脅迫の疑いで、岡崎市上六名1、無職K容疑者(41)=別の脅迫罪で起訴済み=を再逮捕した。
 逮捕容疑では、今年5月12日ごろ、安城市内の自動車販売会社で同僚だった同市の男性会社員(41)に、「会社を辞めないと、おまえの娘を暴行する」という内容の手紙を郵送し、脅した疑い。署によると「覚えていない」と容疑を否認している。
 K容疑者は、蒲郡市の会社役員に「娘を殺す」旨の手紙を郵送したとして11月に逮捕、起訴された。

別れ話もつれ脅迫容疑の男を逮捕 高知署
2013.12.03 朝刊 

 高知署は2日、脅迫容疑で、吾川郡、無職、A容疑者(21)を逮捕した。
 逮捕容疑は、11月26日午後6時35分ごろから同日午後10時20分ごろの間、当時交際していた高知市の女性(20)の携帯電話に電話をかけ、「お前の周りの人間殺す」「お前のマンションに火が付くかもしれんぞ」などと言って脅迫した疑い。
 同署によると、A容疑者と女性は今年9月に知り合い、交際を始めたが、11月26日に女性が別れ話をしたところ、同容疑者が電話で脅したという。A容疑者は「別れ話になって、イライラして言った」と容疑を認めているという。

元交際相手脅した疑い=神奈川
2013.12.02 東京朝刊

 都筑署は1日、横浜市港北区綱島東、自称会社員Y容疑者(28)を脅迫容疑で逮捕した。
 発表によると、Y容疑者は11月29日頃~12月1日、無料通話アプリ「LINE」を使い、元交際相手の20歳代の女性会社員に「幸せになれると思うなよ」「会わないと死ぬ」などと書いたメッセージを100通以上送り、脅迫した疑い。Y容疑者は「メッセージは送ったが、脅していない」と供述しているという。女性は11月29日夜、母親と2人でY容疑者からのメッセージについて、同署に相談に訪れていた。

 元交際相手に脅迫100通 横浜 ラインで、容疑の男逮捕
2013.12.02 夕刊

 元交際相手の女性に無料通信アプリ「LINE(ライン)」で脅したとして、神奈川県警都筑署は一日、脅迫の疑いで横浜市港北区綱島東五、会社員Y容疑者(28)を逮捕した。
 逮捕容疑では十一月二十九日~十二月一日、女性にラインで「幸せになれると思うなよ」など約百通の嫌がらせメッセージを送って脅したとされる。
 署によると、Y容疑者は「脅してない」と容疑を否認している。女性は十一月三十日に母親と署に相談に訪れていた。

一方的恋愛感情 脅迫メール送信の容疑 少年を逮捕 飾磨署
2013.11.30 朝刊

 恋愛感情を抱いた女性に脅すメールを送ったとして、飾磨署は29日、脅迫の疑いで、姫路市内の運送業手伝いの少年(19)を逮捕した。
 逮捕容疑は、5日午後2時45分ごろ、同市内の女性会社員(18)の携帯電話に、「死ね」「殺す」などと書いたメールを送信した疑い。容疑を認めているという。
 同署によると、少年は今年3月から7月まで、女性と同じ会社に勤務していた。女性に対し、一方的に恋愛感情を抱いていたという。

ストーカー相手 交換し嫌がらせ*容疑の2人*闇サイトで出会う
2013.11.28 北海道新聞夕刊全道 

 元交際相手の妹らに嫌がらせの手紙を送ったとして、ストーカー規制法違反容疑などで警視庁に逮捕された東京の男が、インターネットの闇サイトで知り合った大阪の女に、手紙を送りつけるストーカー行為を手伝わせていたことが捜査関係者への取材で分かった。さらに男は、ストーカー行為に協力してもらう見返りとして、女の関係者に脅迫などの嫌がらせを行っていた疑いがあるという。
 警視庁は女を同法違反容疑で逮捕。もともと面識がなかった2人が、互いの元交際相手らへの付きまとい行為に手を貸す「交換ストーカー行為」を行っていたとみられる。また男は、ストーカー行為の相手の住所を割り出すのに、探偵も使っていたという。
 男は東京都東村山市恩多町4、パート社員A被告(43)=同法違反罪などで起訴。女は、大阪府内の20代の歯科医師。
 捜査関係者によると2人は8~10月、都内に住むA被告の元交際相手の妹(42)とその長女(16)に、4回にわたり「メールをくれなければ、お子さんが困ることになる」などと書かれた文書や、ゴキブリの死骸が入った手紙を送るなどした疑いがある。手紙は女が、大阪や京都府内から偽名で送っていた。
 A被告は元交際相手と5月に別れた後、復縁を求めて付きまとった。元交際相手の相談を受けた警視庁は、シェルターに避難させて文書警告をした。するとA被告は探偵に依頼して妹の住所を割り出し、手紙の送り付けを始めた。
 手紙には、あたかも第三者が元交際相手の弱みを知っているような内容が書かれていたという。A被告は、元交際相手の居場所を妹から聞き出すため、闇サイトで知り合った女に投函(とうかん)を依頼したとみられる。警視庁は、見返りにA被告が行っていた女の関係者への嫌がらせ行為についても捜査を進めている。

核融研「中傷や脅迫ではない」 ブログ不適切記述
2013.11.28 朝刊 

 自然科学研究機構・核融合科学研究所(土岐市)の職員が、重水素実験に反対する多治見市の市民団体のブログに研究所のパソコンを私的に使ってコメントを書き込んだ問題で核融研は27日、市民団体からの再質問書に回答した。コメントの内容について「社会通念上、誹謗(ひぼう)中傷、プライバシー侵害、脅迫にはあたらない」との見解を示した。
 再質問書を提出したのは「多治見を放射能から守ろう!市民の会」。核融研職員が5~7月までに計4回、書き込んだ同会のブログの内容が「誹謗中傷するもので、核融研のガイドラインに違反している」として見解を求めていた。
 核融研は先月、職員を職員就業規則違反で訓告処分にしている。

 ごみ送り付けた疑いで再逮捕
2013.11.28 朝刊 

 【福井県】福井署は27日、福井市高木町、会社員O容疑者(30)を県迷惑防止条例違反(嫌がらせ行為の禁止)と脅迫の疑いで再逮捕した。
 逮捕容疑では8月中旬から9月下旬までの間、4回にわたり同市の40代知人男性宅に、潰した空き缶や古新聞などのごみと、「死ね」「殺してやるわ」などと書かれた脅迫文を、封筒に入れて送り付けたとされる。署によると、容疑を認めている。同容疑者は7日、福井市内の別の男性宅にごみと脅迫文を送り付けた容疑で逮捕され、27日起訴された。

 「交換ストーカー」摘発 規制法違反容疑 闇サイトで協力
2013.11.28 朝刊 

 元交際相手の妹らに嫌がらせの手紙を送ったとして、ストーカー規制法違反容疑などで警視庁に逮捕された東京の男が、インターネットの闇サイトで知り合った大阪の女に、手紙を送りつけるストーカー行為を手伝わせていたことが捜査関係者への取材で分かった。さらに男は、ストーカー行為を協力してもらう見返りとして、女の関係者に脅迫などの嫌がらせを行っていた疑いがあるという。
 警視庁は女を同法違反容疑で逮捕。もともと面識がなかった二人が、互いの元交際相手らへの付きまとい行為に手を貸す「交換ストーカー行為」を行っていたとみられる。また男は、ストーカー行為の相手の住所を割り出すのに、探偵も使っていたという。
 男は東京都東村山市恩多町四、パート社員A被告(43)=同法違反罪などで起訴。女は、大阪府内の二十代の歯科医師。
 捜査関係者によると二人は八~十月、都内に住むA被告の元交際相手の妹(42)とその長女(16)に、四回にわたり「メールをくれなければ、お子さんが困ることになる」などと書かれた文書や、ゴキブリの死骸が入った手紙を送るなどした疑いがある。手紙は女が、大阪や京都府内から、偽名で送っていた。
 A被告は元交際相手と五月に別れた後、復縁を求めて付きまとった。元交際相手の相談を受けた警視庁は、シェルターに避難させて文書警告をした。するとA被告は探偵に依頼して妹の住所を割り出し、手紙の送り付けを始めた。
 手紙には、あたかも第三者が元交際相手の弱みを知っているような内容が書かれていたという。A被告は、元交際相手の居場所を妹から聞き出すため、闇サイトで知り合った女に投函(とうかん)を依頼したとみられる。警視庁は、見返りにA被告が行っていた女の関係者への嫌がらせ行為についても捜査を進めている。

「復讐代行」の疑いで再逮捕 ネット掲示板に中傷文書 /広島県=続報注意
2013.11.23 大阪地方版/広島

 女性を中傷する文書をインターネットの掲示板に投稿したとして、県警は22日、中国籍の会社社長、A容疑者=東京都葛飾区=(31)を名誉毀損(きそん)と脅迫の疑いで再逮捕、横浜市の会社員、M容疑者(31)を同容疑で逮捕し、発表した。いずれも容疑を否認しているという。三次署によると、2人は共謀し、4月3日にインターネットの掲示板に「女性がお金をだまし取った」「めちゃくちゃにしてやる」などと東京都港区の会社員女性(29)を中傷、脅迫する文書を投稿した疑いがある。A容疑者は「何でも屋」を名乗って「復讐(ふくしゅう)代行」を請け負っていたとみられ、M容疑者に依頼され報酬約200万円を受け取っていたという。

 <続報注意>

 広島地検は2013年12月12日、A容疑者とMさんを不起訴処分とした。

元交際相手を脅迫容疑=宮城
2013.11.20 東京朝刊 

 石巻署は19日、石巻市桃生町城内、派遣社員H容疑者(34)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、H容疑者は8月27日、元交際相手の女性に、携帯で「全部バラしてやる。ネットに投稿する」と、交際中に撮影した画像を添付したメールを送って復縁を迫り、女性を脅した疑い。

脅迫容疑で男子大学生逮捕
2013.11.18 朝刊 

 【愛知県】千種署は17日、脅迫の疑いで、昭和区の大学生の少年(19)を逮捕した。

 逮捕容疑では、13日夜、同じ大学に通う女性(20)の携帯電話に、「お前の実家住所と父勤務先を特定した」「お前みたいな奴と付き合う気ねえけど人生壊すことに執念燃やすわ」などと危害を加えるような文面のメールを送信し、脅迫したとされる。

 署によると、少年は女性に交際を断られたことに腹を立てていたといい、おおむね容疑を認めている。

姉が遺した金奪いめい暴行、46歳の男を拘束
2013.11.16 朝鮮日報 

 めいが相続した遺産を横取りし、暴行・脅迫までしていた男が拘束された。

 男(46)の姉はある銀行の本店で課長をしていたが2009年にがんで死去、退職金や保険金など現金4億ウォン(約3800万円)と時価5億ウォン(約4700万円)相当のマンションを遺した。姉の夫は12年前に家を出てから連絡が途絶えているため、当時外国留学中だった二人のめい(当時20歳と17歳)が事実上、相続順位1位の相続人になった。すると、男は「姉の夫が失踪(しっそう)宣告されるまで遺産を管理する」として、めいの「保護者」を名乗り出た。男はソウル家庭裁判所の姉の夫の失踪宣告審判を請求し、2010年に宣告を受けた。

 しかし、男には「下心」があった。男は姉が死去する数日前に「借金を返さなければならないが、金がない」と2000万ウォン(約190万円)借りた後に行方をくらましただけでなく、めいたちが相続した遺産のうち2億2000万ウォン(約2100万円)を勝手に使った。11年にめいたちが帰国すると「叔父さんと叔母さん(自分と妻)がおまえたちの面倒を見てやる」と言いい、姉が残したマンションに引っ越してきた。男の妻は「生活費」の名目でめいから合計3000万ウォン(約280万円)を受け取って使った。男はめいに「遺品のブランド時計をよこせ」「野球のバットで頭を殴って殺してやる」と脅しただけでなく、実際に何度も暴行したという。このため、めいは男とその妻を告訴し、ソウル北部地検刑事第4部(パン・ギテ部長)が男を拘束した。

解雇逆恨みし迷惑電話…元毎日新聞記者を逮捕
2013.11.10 サンスポ 

 警視庁麹町署などは、解雇を逆恨みして毎日新聞社に無言電話を繰り返したとして、東京都迷惑防止条例違反の疑いで、元毎日新聞記者のH容疑者(42)を9日までに逮捕した。「間違ってリダイヤルした」と容疑を一部否認しているという。

 逮捕容疑は、10月16日-17日、解雇当時の人事担当だった男性社員(49)を逆恨みし、所属する部署に無言電話や、男性を呼び出すよう求める内容の電話を計35回かけた疑い。H容疑者は、知人女性を電話で中傷したとして昨年9月に解雇。この女性への脅迫と名誉毀損(きそん)の罪で今年7月に仙台地裁で有罪判決を受け、執行猶予中だった。

 脅迫容疑など30歳男を逮捕 福井署
2013.11.08 朝刊 

 【福井県】知人にごみを送りつけ、「死ね」などと脅したとして、福井署は七日、県迷惑防止条例違反(嫌がらせ行為の禁止)と脅迫の疑いで、福井市高木町、会社員O映容疑者(30)を逮捕した。

 逮捕容疑では、五月中旬から七月上旬にかけて四回にわたり、同市の無職の七十代知人男性宅に、腐った食べ残しが残る弁当箱や飲料水の空き缶などのごみと、手書きでびっしり「死ね」と書き付けた紙や「やくざを送る」と書いた脅迫文を宅配便で送り付けたとされる。容疑を否認している。同署によると、容疑者はかつて男性の近所に住んでおり、二人の間に土地に絡むトラブルがあったという。二年ほど前から同様の宅配便が数十回送られており、関連を調べている。

交際女性の母脅迫 /男性を起訴猶予 /地検/<面名=社会>
2013.11.01 神奈川新聞本紙 

 横浜地検は31日、交際相手の母親を脅したとして脅迫の疑いで逮捕された川崎市多摩区の男性(31)を起訴猶予処分とした。

 県警によると、男性は7月11日、交際していた少女の母親=当時(42)=の携帯電話に「徹底的に追い込みますから」などとしたメールを19回送信し脅迫した、として逮捕されていた。県警が7月に発足させたストーカーや児童虐待などに即応する専門部署「人身安全事態対処プロジェクト」による初の摘発だった。 (報道部)

 元交際相手を脅迫容疑で37歳男逮捕
2013.10.31 朝刊 

 【神奈川県】元交際相手の女性を執拗(しつよう)に電話で脅したとして、伊勢佐木署は三十日、脅迫の疑いで横浜市中区末吉町三、自称無職K容疑者(37)を逮捕した。

 逮捕容疑では、二十九日ごろ、元交際相手の女性(33)の携帯電話に約二十回電話をかけ、留守番電話に「あんたのことを許さない」「覚えておけ」などと残し、脅したとされる。

 署によると、K容疑者は「脅迫はしていない」と容疑を否認している。

 女性は昨年十二月、「暴力を振るわれた」と署に相談し、その後、K容疑者から逃れるため転居した。署員はK容疑者の逮捕時、女性の新住所が伏せられた逮捕状を読み上げた。

 元交際相手を脅迫した疑い
2013.10.30 朝刊 

 【岐阜県】北方署は29日、脅迫の疑いで三重県桑名市江場、会社員I容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は、今月下旬に元交際相手の北方町の派遣社員女性(21)から別れ話を切り出されたことを恨み、「死んでもらう」「今すぐにでも刺し殺したい」などと携帯電話のショートメールなどを複数回送ったとされる。同署によると、容疑を認めている。

 元交際相手を脅迫 容疑の男逮捕 メールで「暴れる」
2013.10.26 朝刊 

 【東京都】ふられた腹いせに、元交際相手をメールで脅したとして、世田谷署は二十五日、脅迫の疑いで、埼玉県鶴ケ島市脚折町(すねおりちょう)三、職業不詳K容疑者(30)を逮捕した。

 逮捕容疑では、二十四日午後、以前交際していた都内の女性(24)の携帯電話に、「暴れてやる」「覚悟しとけよ」などと四回にわたり、脅迫メールを送った、とされる。

 署によると、K容疑者は「メールを送ったのは間違いない」と容疑を認めている。

 女性は九月中旬からK容疑者と交際していたが、十一日、別れを告げた。脅迫メールが届いたため、二十四日午後六時ごろ、署にストーカー被害を相談。相談中もメールが入るため、署員がK容疑者に警告の電話をしたところ、「おまえには関係ない」と切られた。

 危険と判断した署は、脅迫容疑でK容疑者の逮捕状を取り、女性を知人宅に避難させた。二十五日午前三時半すぎ、署員が女性宅付近で警戒中にK容疑者が現れ、その場で逮捕したという。

恐喝容疑で4人逮捕=山口
2013.10.25 西部朝刊 

 宇部署は24日、山陽小野田市埴生、とび職Y容疑者(20)と、同市の男子高校生(17)と無職少女(18)、美祢市の無職少女(15)の計4人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。同署によると、4人は共謀して9月26日午前2時頃、美祢市の少女が出会い系サイトで知り合った下関市内の男性会社員(27)を呼び出し、宇部市の路上で「金を出せ」などと脅迫し、1万8000円を奪った疑い。高校生と美祢市の無職少女は、別の男性に対する強盗容疑で逮捕されていた。4人とも容疑を認めているという。

 脅迫の疑い
2013.10.25 朝刊 

 【愛知県】豊田署は24日、脅迫の疑いで、豊田市司町1、派遣社員S容疑者(45)を逮捕した。

 逮捕容疑は、9月27日午後5時50分ごろ、市内に住んでいた知人のサービス業の女性(21)の携帯電話へ「マジギレしたら手段を選ばないからな」と電子メールを送り、危害を加えることを示唆して脅したとされる。

 署によると、同日以前にも面会を要求するなどの電子メールを数十件送信していた。容疑を認めている。

出会い系サイト悪用 現金150万円脅し取る 恐喝容疑で夫婦逮捕
2013.10.19 大阪朝刊 

 出会い系サイトで知り合った男性から現金約150万円を脅し取ったとして、布施署は18日、恐喝の疑いで、寝屋川市寝屋南の無職、I容疑者(46)と妻で無職のY容疑者(42)を逮捕した。2人は容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、共謀の上、Y容疑者が今年の2月ごろ携帯電話の出会い系サイトを通じて知り合った男性会社員(37)から現金を脅し取ることを計画。7月10日、東大阪市内のコンビニエンスストア駐車場で、I容疑者が「私の嫁やけど、なにしてくれるんですか。殺すぞ」などと会社員を脅迫し、同日、消費者金融から会社員に現金を借りさせるなどし、約150万円を脅し取ったとしている。

復縁の脅迫メール 19歳少年 容疑で逮捕=栃木
2013.10.18 東京朝刊 

 宇都宮南署は17日、元交際相手の女性に「殺すぞ」などとメールを送ったとして、下都賀郡の会社員の少年(19)を脅迫の疑いで逮捕した。16日に相談を受けた同署は危険が迫っていると判断し、逮捕に踏み切った。県警は、東京都三鷹市のストーカー殺人事件を受け、危険な兆候があれば、今後も積極的に摘発する方針だ。

 発表によると、少年は14日午前11時半~15日午後2時頃、元交際相手の女性(20)に「会ってくれなければ殺す」などのメールを数回送り、脅した疑い。

 捜査関係者によると、女性は16日昼頃、母親に連れられて同署を訪れた。9月中旬に交際を始めて間もなく別れたものの、復縁を迫るメールや電話が執拗(しつよう)にあったといい、同署はストーカー規制法による警告では不十分だと判断。女性を自宅以外の場所で保護するとともに、容疑の裏付けを早急に進めて逮捕した。

元同僚を脅迫容疑、男を逮捕 高崎署 /群馬県
2013.10.13 東京地方版/群馬

 高崎署は11日、前橋市大胡町、会社員S容疑者(34)を脅迫容疑で逮捕し、12日、発表した。署によると、S容疑者は8日夜、元同僚の看護師女性(40)の携帯電話に「殺します」などという内容のメールを送信した疑い。女性が同署に相談して発覚した。容疑を認めているという。

 ストーカー悪夢断て 被害に遭わないために ネットの出会いから事件に 個人情報特に扱い注意
2013.10.13 朝刊 

 東京都三鷹市で私立高校三年の女子生徒(18)が刺殺された事件で、無職I容疑者(21)=京都市右京区、殺人容疑などで送検=は、フェイスブックで知り合った女子生徒に「私立大生」と偽って交際を始め、別れを告げられると、ストーカー行為をエスカレートさせた。悲劇をどう防げばいいのか。専門家は、被害者と加害者の双方へのアプローチが必要と指摘する。

 警視庁によると、I容疑者がフェイスブックで女子生徒と知り合ったのは二〇一一年十月ごろ。アルバイトを転々としていたが、私立大生と偽っていた。今年三月ごろから交際がこじれると「写真を送ってくれないと死んでやる」とメールや手紙を送るように。六月に女子生徒から電話やメールの着信を拒否され、最近になり女子生徒の自宅近くに現れだしたという。

 諸沢英道(もろさわひでみち)常磐大教授(被害者学)は、ネットでの出会いからストーカー事件に発展するケースが増えていると指摘する。「書き込みを信じて親しくなったと感じがちなのがネットの特性。会うと、イメージした人間でないこともある」と注意を促す。

 神奈川県逗子市で昨年十一月、女性が元交際相手の男に刺殺された事件では、男はフェイスブックで女性の居住地の手掛かりを得ていた。ネットに掲載した写真から撮影場所が特定されることもあり「個人情報はできるだけさらさないように」と呼び掛ける。

 安冨(やすとみ)潔慶応大法科大学院教授(刑事法)は「おかしいと思ったら、エスカレートする前に警察に相談すべきだ」と訴える。三鷹市の事件で、女子生徒が三鷹署に相談したのは、事件当日の八日だったが、「メールなどが届いた今春に相談してもよかった。メールなど、証拠を持って相談すれば、警察も動きやすい」と話す。

 加害者にならないために

 殺意を抱く前に更生も可能

 心理治療有効との声も

 一方、加害者のカウンセリングを続けているNPO法人「ヒューマニティー」(大田区)の小早川明子理事長は、加害者の危険度を三段階に分ける。

 復縁を迫る第一段階を危害の恐れを意味する「リスク」、「死んでやる」など理不尽な訴えが目立つ第二段階をより危険な「デンジャー」、「殺してやる」と恨みをあらわにし、待ち伏せなどをする最終局面を「ポイズン(毒)」とする。

 ポイズンになると、更生は難しい。「被害者を安全な場所に移し、警察に脅迫罪などで立件してもらう必要がある」とする。

 ただ、その前段階なら、カウンセリングが有効という。約五百人をカウンセリングしてきた小早川理事長は「ストーカーも苦しんでいる」と説明する。

 まず加害者のこだわる疑問を聞き出し、被害者の回答を伝える。疑問を解きつつ「相手はあなたを嫌いと言ってるよ」と、現実をぶつける。

 多くの加害者はうろたえるが、さらに探ると、家庭環境やいじめで、他人への不安を抱えていることも多い。加害者が、自分の内面を客観的に見られるようになれば、ストーカー行為は収まる。カウンセリングは週一回ほどで、平均二、三カ月で完了するという。小早川理事長は窓口を増やし、警察がストーカー規制法に基づき警告した時など、加害者にカウンセリングを義務付けることを提案する。

「交際関係で恨み」 別れ話のもつれか-三鷹・高3刺殺容疑者
2013.10.10 朝刊 

 東京都三鷹市で私立高3年Sさん(18)が刺されて死亡した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された京都市右京区西京極新明町46の1、無職I容疑者(21)が「交際関係で恨んでいた」と供述していることが9日、警視庁捜査1課への取材で分かった。

 事件の数日前から、Sさんを外出先で待ち伏せしていたことも判明。捜査1課はI容疑者がSさんとの別れ話のもつれで恨みを募らせ執拗(しつよう)につきまとったとみている。

 捜査関係者によると、Sさんは約2年前にI容疑者と知り合い交際していたが、Sさんが昨秋米国留学する前に別れたという。今春に帰国後、2人は東京や京都で数回会うなどしていたが、I容疑者から「殺すぞ」「写真を送らないと死ぬぞ」などとメールが送られるようになったことから、6月ごろにメールの着信を拒否した。

 しばらく連絡は途絶えていたが、10月1日からI容疑者の姿を自宅周辺で見かけるようになり、担任教諭らに打ち明けて警視庁に相談した。

 事件直後には、I容疑者とみられる人物がインターネットの掲示板に犯行をほのめかす書き込みをしたり、Sさんと一緒に撮影した写真などを載せたりしていたことも分かり、捜査1課が関連を調べている。

 同課は、現場近くのやぶの中で血のようなものがついた軍手とサングラスを新たに発見。I容疑者のものとみて鑑定するとともに、凶器のナイフの発見を急ぐ。

 司法解剖の結果、Sさんの死因は片刃の刃物で右首を切られたことによる失血死と判明した。

 Sさんが通っていた高校側は、I容疑者が他人になりすまして会員制交流サイト(SNS)でSさんの友人に「(Sさんに)復讐(ふくしゅう)してやる」と脅迫めいたメールを送っていたとSさんから相談があったことを明らかにした。Sさんは友人に「ブロック(受信拒否)して」と頼んだという。

               ◇……………………◇

 ■かっとなる面も-I容疑者

 東京都三鷹市で私立高校3年Sさん(18)が刺されて死亡した事件で、殺人未遂容疑で逮捕されたI容疑者(21)。アルバイト先だった店長は「妹思いのところがあった」と話す一方、中学時代の同級生は「かっとなりやすいところがあった」と振り返る。

 I容疑者は、大阪市西区の住宅街の一角にある市立小を出た後、京都市右京区の市立中を卒業。京都府立高校に通っていた2008年12月から約8カ月間は、地元のスーパーで週3回程度アルバイトをして、商品の仕出しを担当していた。

 「最初は特に問題はなく、真面目にやっていた」と当時を知るスーパーの男性店長(36)。提出した履歴書には「柔道部に所属しており、それ相応の体力があります」と書き込み、写真の顔はスポーツマンらしく髪を短く刈っていた。

 言葉遣いも敬語を使うなど丁寧だったが、次第に無断欠勤するようになり、店を辞めることに。店長は事件について「とにかくびっくりしています」と話した。

 脅迫容疑で男を逮捕
2013.10.03 朝刊 

 【岐阜県】関署は2日、脅迫の疑いで、関市小野、無職O容疑者(52)を逮捕した。

 逮捕容疑では9月28日未明、市内の70代男性宅で、男性の胸ぐらをつかみ「これからお前殺すで」などと脅したとされる。O容疑者は酒を飲んでいた。

 署によると、2人は以前から土地をめぐるトラブルがあった。容疑についてはあいまいな供述をしている。

女子高生を脅した疑い=埼玉
2013.09.27 東京朝刊

 大宮署は26日、狭山市広瀬台、会社員S容疑者(49)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(単純製造)と脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、S容疑者は2月11日、さいたま市北区の県立高2年女子生徒(16)に裸の写真を携帯電話で撮影させて送らせ、連絡が来なくなったことから「携帯電話の番号と写真をさらす」などと脅した疑い。

 S容疑者と女子生徒は約1週間前に携帯電話の出会い系アプリで知り合い、無料通話アプリ「LINE」でやり取りをしていた。生徒が大宮署に相談し、携帯電話の履歴からS容疑者を割り出した。

 調べに対し、S容疑者は「写真を送らせて脅したのは間違いない」と供述しているという。

児童ポルノ被害、上半期過去最悪316人 脅迫・撮影…スマホ利用急増
2013.09.13 東京朝刊

 今年上半期(1~6月)に児童ポルノ事件の被害に遭った児童数は前年同期比で2割以上増の316人に上り、過去最悪だったことが12日、警察庁のまとめで分かった。被害児童は加害者側との連絡に、急速に普及しているスマートフォン(高機能携帯電話)を利用しているケースが急増しており、警察庁はスマホの使用に潜む危険に注意を呼びかけている。

 警察庁によると、児童ポルノ事件の各年の上半期の被害児童数は平成19年に初めて100人台となり、22年には統計を取り始めた12年以降最多となる271人となった。

 今年上半期はさらに増加、初めて300人を超えた。今年上半期の児童ポルノ事件としての摘発件数も、763件と過去最多だった。

 最近はスマホの無料通信アプリ「LINE(ライン)」などの利用者の被害が増加傾向にあり、スマホで加害者側と連絡を取ったところ、脅されるなどして裸の写真を送らされたり、わいせつ行為を撮影されたケースもあったという。

 警察庁は昨年、スマホをめぐる被害状況の調査を開始。昨年上半期にスマホの利用で被害に遭ったのは19人で携帯電話は115人だったが、今年上半期は携帯電話が75人と減少したのに対し、スマホは84人と4倍以上に増加した。

 警察庁幹部は「子供がスマホを購入する際、利用方法によっては危険なことを親子で確認してほしい」と話している。

教諭を脅迫容疑で逮捕、一部否認 松阪署 /三重県
2013.09.11 名古屋地方版/三重 

 教諭を脅迫容疑、一部否認 松阪署は10日、松阪市田村町、無職S容疑者(40)を脅迫の疑いで再逮捕し、発表した。

 署によると、S容疑者は4月11日、息子が通う松阪市内の小学校校長室で、男性教諭(29)を「坊主にしやんのか」「いつでも殺す覚悟がある」などと脅した疑いがある。子が呼び捨てられたことに憤慨したといい、S容疑者は「坊主になれとは言ったが、それ以上は言っていない」と容疑を一部否認しているという。学校から被害届が出されていた。

 恐喝の疑いで2少年逮捕
2013.09.11 朝刊 

 【愛知県】県警非行集団対策課と緑署などは10日、恐喝の疑いで守山区のアルバイト少年(17)と尾張旭市のアルバイト少年(16)を逮捕した。

 逮捕容疑では緑区の中学2年の女子生徒(14)と共謀し、携帯電話のコミュニケーションアプリで交際募集と書き込んで岩倉市の専門学校生の男性(18)を誘い出し、7月6日未明、緑区の歩道上で「俺の妹なんだけどどういうつもり」などと脅迫。1万8000円入りの財布を奪ったとされる。

 緑署によると、2人はアルバイト先が同じで、女子生徒とは別の友人を通じて知り合った遊び仲間。ともに「遊ぶ金がほしかった」と容疑を認めている。

脅迫容疑で男を逮捕
2013.09.10 朝刊 

 【岐阜県】高山署は9日、脅迫の疑いで高山市片野町の建設作業員M容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑は8月18日夜に高山市石浦町の路上に駐車した軽自動車内で、交際相手の女性に交際を断られたことから「カッとなると何するか分からないぞ」などと言って脅迫したとされる。高山署によると、M容疑者は「脅したつもりはない」と容疑を否認している。

「LINE」で女性を脅した容疑者逮捕 /東京都
2013.08.18 東京地方版/東京

 スマートフォン用の通信アプリ「LINE(ライン)」などを使い、元交際相手の女性を脅したとして、警視庁が、中野区上高田の無職、I容疑者(24)を脅迫容疑で逮捕していたことがわかった。容疑を認めている。

 東村山署によると、I容疑者は5~7月、交際していた20代の女性から別れを告げられたことに腹を立て、ラインやツイッターを使って「殺してやる」などのメッセージを約800回送信し、脅した疑いがある。

 女性が7月5日に被害届を出していた。I容疑者は調べに対し「彼女を振り向かせたかった」と話しているという。

LINE使い脅迫 容疑の24歳男逮捕 元交際相手にメール800回
2013.08.18 東京朝刊
     
 元交際女性に約800回にわたって無料通信アプリLINE(ライン)などを使ったメールを送って脅したとして、警視庁東村山署は17日までに、脅迫の疑いで、東京都中野区上高田、無職、I容疑者(24)を逮捕した。

 逮捕容疑は、交際していた都内在住の20代女性に別れを告げられたことに腹を立て、今年5月22日から7月4日にかけ、携帯電話などを使い「殺してやる」「明日の朝、包丁を持って待っている」などと記した内容のメールを送りつけたとしている。

 東村山署によると、多い時で1日に約470回メールを送信。「彼女を振り向かせたくてやった」と供述し、容疑を認めている。

 LINEなど使い元交際女性を脅迫 容疑で男逮捕
2013.08.17 夕刊 

 元交際女性に約八百回にわたって無料通信アプリLINE(ライン)などを使ったメールを送って脅したとして、警視庁東村山署は、脅迫の疑いで東京都中野区上高田、無職I容疑者(24)を逮捕した。

 逮捕容疑は、交際していた都内在住の二十代女性に別れを告げられたことに腹を立て、五月二十二日~七月四日、携帯電話などを使い「殺してやる」「明日の朝、包丁を持って待っている」などと記した内容のメールを送りつけたとされる。

 署によると、多い時で一日に約四百七十回メールを送信していた。「彼女を振り向かせたくてやった」と供述し、容疑を認めている。

 女性は恐怖心から家を出られなくなるなどしたため、七月上旬、警視庁に相談していた。

脅迫容疑で53歳逮捕=神奈川
2013.08.14 東京朝刊

 港北署は13日、横浜市港北区篠原町、自称不動産経営M容疑者(53)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、M容疑者は今年5月、以前入会していた同区の英会話教室のポストに、「社長を射殺スル」などと書いた封書を投函(とうかん)し、脅迫した疑い。M容疑者は、受講態度に問題があるとして英会話教室から受講解約の通知書を送られていたといい、「封書は投函したが、脅したつもりはない」と供述しているという。

 交際相手を脅した疑い
2013.08.10 朝刊 

 【愛知県】碧南署は9日、脅迫の疑いで、碧南市西山町、無職M容疑者(50)を逮捕した。署によると「脅すつもりはなかった」と否認している。

 逮捕容疑は、5日正午ごろ、別れ話のあった碧南市のパート従業員の女性(52)に携帯電話で「おまえの家に車で突っ込んでやる」と脅したとされる。

恐喝未遂容疑で逮捕=石川
2013.08.08 東京朝刊 

 金沢西署は7日、滋賀県栗東市小野、自営業H容疑者(44)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 発表によると、H容疑者は7月18日午後1時頃、金沢市内の知人女性(37)宅に押しかけて、「500万円払えないなら、子どもを外国に売り飛ばす」と脅迫し、26日午前10時30分頃にも女性宅に電話で「子どもを外に出さない方がいい」と脅迫し、現金を脅し取ろうとした疑い。

 調べに対し、「そのような発言はしたが、脅したつもりはない」と供述しているという。26日に女性が同署に被害届を出し、滋賀県内の自宅にいたH容疑者を逮捕した。

 脅迫容疑で元交際相手逮捕
2013.08.01 朝刊 

 【東京都】八王子署は七月三十一日、脅迫の疑いで、静岡県沼津市今沢、アルバイトK容疑者(22)を逮捕、送検したと発表した。

 送検容疑では、都内の元交際相手の二十代女性に七月二十五日、携帯電話で「お兄さんとかお母さんとかがいじめるんでしょ?」「ならみんな消そう」と、殺人予告ととれるメールを送ったとされる。

 署によるとK容疑者は「彼女の気持ちをつなぎ留めたかった」と容疑を認めた。女性から春ごろに別れを告げられた後、再会を求めるメールを女性が断り続けたため、静岡県に住む女性の家族が反対していると思い込んだらしい。

脅迫の疑い
2013.07.30 朝刊 

 【愛知県】西枇杷島署は29日、脅迫の疑いで、江南市中奈良町熊野、不動産A容疑者(52)を逮捕した。

 逮捕容疑では、6月7日から21日にかけて、北名古屋市のスナック経営の男性(61)に「従業員に貸した金が返ってこない。代わりに払え」と因縁をつけ、「自殺って線でやったるわ」と携帯電話のメールなどで17回脅したとされる。署によると、容疑を認めている。

当たり屋タクシーご用心 同業者狙い追突事故誘発→示談金迫る
2013.07.28 大阪朝刊

 タクシーを主なターゲットにし、急ブレーキを踏んで追突事故を誘発、示談金名目で金銭を要求する「当たり屋」行為を特定の個人タクシーが繰り返している疑いがあるとして、社団法人「大阪タクシー協会」(大阪市中央区)が加盟する各タクシー会社に文書で注意喚起していることが27日、分かった。特定のナンバーも明示して同業者を“告発”するのは極めて異例という。同協会は「同業者を狙うなんて聞いたことがない」と憤っている。

 関係者によると、この個人タクシーが追突される事故は、大阪・ミナミの御堂筋を中心に約10年前から散発的に発生。確認できただけでも十数件あり、ベテランのタクシー運転手の間ではすでに有名だという。

 手口は黄色信号で加速し、後ろのタクシーも追走して交差点を通過しようとしたところ、急ブレーキを踏んで追突事故を誘発するもので、「人身事故になったら免許点数、困るやろ」「人身事故にしないから、けがの診断料をよこせ」などと迫り、示談金や車の修理代名目で数万~十数万円を要求していた。

 巻き込まれた運転手の多くは、免許点数が減点されて免許を停止されると死活問題になることから仕方なく要求に応じていた。抗議する運転手もいたが「赤信号だから止まっただけ。車間距離を取ってない方が悪い」と居直られたという。

 問題の個人タクシーは緑色のセドリックで、「何度もぶつかっているので、車体はかなりへこんでいる」(業界関係者)。タクシー協会には加入していないとみられる。

 また、大半はタクシーが狙われていたが、今年5月に一般の車が追突している場面を、ある運転手が目撃。業界関係者は「一般車にも被害が出ているとすれば大きな問題。不審なタクシーを見つけたら十分な車間距離を開けて運転し、もし事故にあっても金銭を払わずに警察に申告してほしい」と話している。

                   ◇

 ■「故意」立証困難、立件に壁 「急ブレーキは想定内」

 追突事故を誘発して示談金を要求する「当たり屋」。追突事故の場合、追突した方に原則100%の過失割合が課されることを悪用した古典的な“犯罪”だ。しかし、追突された側の「故意」を立証するのが困難なため、立件は難しいのが実情だ。

 交通事故に詳しい谷清司弁護士(大阪弁護士会)は「追突された車が想定外の急ブレーキを踏んだ場合は、多少過失は軽減されるが、せいぜい1~2割減るだけで、追突された車が、追突した車の過失を上回ることはない」と指摘。今回の個人タクシーがよく使う手口のように、信号のある交差点であれば「急ブレーキは想定の範囲内ととられる」という。

 警察による立件の壁も高い。タクシー業界は今年5月、このタクシーについて、大阪府警南署に相談した。しかし、当たり屋行為はそもそも法律上想定しておらず、同署は「道交法違反などの法律で立件することは困難だろう」と説明する。示談を迫って金銭を要求する行為も、「脅迫的な言葉や文字がなければ恐喝に当てはめるのは厳しいのが実情」。ただ、「このタクシーが絡んだ事故の申告があれば、注意して対応する」としている。

恐喝罪問われた被告に無罪判決 供述調書の信用性認めず /群馬県
2013.07.27 東京地方版/群馬 

 現金を脅し取ったとして恐喝の罪に問われた東京都三鷹市の土木業、A被告(27)に対し、前橋地裁の半田靖史裁判官は、県警と地検の供述調書の信用性を認めず、「共謀や幇助(ほうじょ)の罪も認められない」として無罪判決(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。25日付。Aさんは、同日釈放された。

 Aさんは昨年11月、知人の男=同罪と同未遂罪で懲役2年6カ月確定=とともに、男の脅迫相手から20万円を脅し取ったとして、2月に恐喝罪で起訴されていた。

 判決によると、Aさんは男が被害者と面会する際、警察官を装って立ち会うよう依頼された。

 検察側は、Aさんは男と事前共謀があったと主張。弁護側は、男が金銭を恐喝することをAさんは知らずに立ち会い、恐喝の故意も共謀もなかったと無罪を主張していた。

 半田裁判官は、Aさんが取り調べ段階で、県警の取調官から「認めれば早く出られる」と働きかけられて虚偽の自白をし、取調官の誘導に合わせて虚偽の自白を重ねた可能性があると認めた。検察の取り調べにも影響した疑いがあるとして「自白した検察と警察の調書は信用性が認められない」と断じた。

 地検は「主張が認められなかったことは遺憾。判決内容を詳細に検討のうえ、適切に対応したい」とコメントした。

脅迫の疑いで男を逮捕=宮崎
2013.07.26 西部朝刊

 日南署は25日、大阪府吹田市、会社員A容疑者(49)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、A容疑者は13、14日、日南市内の女性(19)に「周りを巻き込んでめちゃくちゃにする」などと脅迫するメールを3回送った疑い。A容疑者と女性は以前、同じ会社に勤務していた。A容疑者はメールの送信は認めているが、「脅すつもりはなかった」などと供述しているという。

「ネット通じ会った」6%弱み握られ被害も発生 携帯、スマホ所有98%県内高校生
2013.07.24 山梨日日新聞 

 山梨県教委が昨秋、県内の高校生約520人を対象に行ったアンケートで「携帯電話やスマートフォンを持っている」と答えた生徒は98・5%を占め、うち57・7%がスマートフォンを所有。スマートフォンの普及が進む中、県教委高校教育課は「生徒がトラブルに巻き込まれないよう、授業を通じ利用のマナーやルールを伝えていくことが大切になる」としている。

 調査対象の高校生の利用方法は動画閲覧や音楽ダウンロードが中心だったが、SNS利用者も35・8%に上った。「ゲームなどで知り合った人と連絡を取り合った」と答えた生徒は29・2%。「ネット上で知り合った人と実際に会った」と回答した生徒も6・5%いた。

 一方、県警少年課によると、県内では昨年ごろから、出会い系サイトやSNSを通じ、女子高生が脅迫などの被害に遭ったとの届け出があるという。

 同課は「容疑者が言葉たくみに女子高生を信用させ、本人の画像を送らせるなどして弱みを握り、脅迫や暴行を加えたケースもある。スマートフォンのアプリなどを使用する際は、不用意に個人情報を流出させないよう心掛けてほしい」としている。

元教え子脅迫容疑 臨時教諭懲戒免職=群馬
2013.07.21 東京朝刊 

 太田市教育委員会は20日、同市立商業高校のA臨時教諭(32)を懲戒免職処分にしたと発表した。管理責任を問い、同校の校長(54)と教頭(52)を文書訓告処分とした。処分はいずれも19日付。

 発表によると、A臨時教諭は2日、教え子だった女性を脅迫したり、交際を求めたりする大量のメールを送ったとして脅迫とストーカー規制法違反容疑で県警に逮捕された。19日に略式起訴され、50万円の罰金刑を受けたという。

帰宅の女子中生脅迫 中学教諭に有罪判決=多摩
2013.07.20 東京朝刊 

 帰宅中の女子中学生を脅したとして、脅迫罪に問われた小平市立中学校教諭、A被告(29)(起訴休職中)の判決が19日、地裁立川支部であり、倉沢千巌裁判官は懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)を言い渡した。A被告は即日控訴した。

 判決によると、A被告は2012年7月25日夜、小平市の路上で女子中学生(当時14歳)の口を塞ぎ、「刺されたくなかったら、ついてこい」などと脅した、とされる。

 倉沢裁判官は「犯人の顔や服装を見た」とする被害者の証言を「信用できる」と認め、弁護側の無罪主張を退けた。

記者を脅迫 略式起訴
2013.07.20 東京朝刊 

 朝日新聞の男性記者(30)を脅したとして、姫路区検は19日、露天商A容疑者(48)を脅迫罪で姫路簡裁に略式起訴した。A容疑者は、山口組系暴力団に用心棒代を支払ったとして兵庫県公安委員会が県内の露天商らでつくる「県神農商業協同組合」の名前を公表した際、取材を担当した男性記者に電話をかけ、脅したとして、6月30日に県警に脅迫容疑で逮捕されていた。

 脅迫の疑い
2013.07.19 朝刊 

 【愛知県】蟹江、稲沢両署は18日、暴力行為等処罰法違反(脅迫)の疑いで、いずれも刈谷市小垣江町の自称暴力団組長A(39)と会社員B(42)の両容疑者を逮捕したと発表した。

 容疑では、2人は共謀し5月19日午後3時ごろ、刈谷市内の路上に弥富市の内装業男性(39)を呼び出し、A容疑者が「このまま帰れると思うな」と脅迫、B容疑者は携帯電話で「万が一の時はすぐに応援に来い」などと、威力を示して男性を脅したとされる。

 蟹江署によると、両容疑者は「脅していない」と容疑を否認している。男性はA容疑者の配下の組員に金を貸しており、返済をめぐるトラブルから呼び出された。

元上司を脅迫 容疑の63歳逮捕 東灘署=兵庫
2013.07.18 大阪朝刊 

 以前勤務していた会社の上司に脅迫文を送りつけたとして、東灘署は17日、宝塚市中山桜台の無職、A容疑者(63)を脅迫容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 発表によると、A容疑者は、かつて勤務していた大手セメント会社の男性社員(72)(神戸市東灘区)に対し、今年4月、「命があると思うな、いつまでも」などと書いたはがきを送りつけ、脅した疑い。

 男性社員は人事権を持っていたといい、同署はA容疑者が数年前、子会社に異動させられたことを逆恨みして犯行に及んだとみている。

職質した女性に脅迫文 恐喝未遂容疑 金を要求 警官逮捕 兵庫県警
2013.07.15 大阪朝刊 

 職務質問をしたことがある女性に脅迫文を送り、金を脅し取ろうとしたとして、兵庫県警は14日、同県警相生署地域課の巡査部長・A容疑者(44)(兵庫県たつの市龍野町堂本)を恐喝未遂容疑で逮捕した。「金を要求する手紙は届けたが、実際に取るつもりはなかった」と、容疑を一部否認しているという。

 発表によると、A容疑者は6月10日昼、同僚とパトカーで巡回中、たつの市内で、人通りの少ない道路に駐車中の乗用車に乗っていた40歳代の女性に職務質問。その際知った女性の事情などを記した脅迫文を、今月3日に送り、金を脅し取ろうとした疑い。金を渡さなければ、女性の名誉を傷つける、との文面だったという。県警は、脅迫の詳しい内容については、「女性のプライバシーに触れるので公表できない」としている。

 A容疑者は1989年の採用。県内各地の警察署を経て今年3月に相生署に配属され、パトカー勤務をしていた。有田幸司・監察官室長は「事実関係を調査し、厳正に対処する」とコメントした。

脅迫容疑で68歳逮捕=石川
2013.07.14 東京朝刊

 金沢西署は13日、金沢市金石本町、アルバイトA容疑者(68)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、A容疑者は12日午後6時40分頃、金沢市の50歳代の会社員女性の携帯電話に電話をかけ、「とぼけていると、攻撃するぞ」などと脅迫した疑い。

 調べに対し、A容疑者は「攻撃するとは言ったが、脅したつもりはない」と供述しているという。

 A容疑者と女性は約1週間前、駐車場で駐車方法を巡ってトラブルになり、連絡先を交換していたという。

脅迫メール:19回、県警が容疑の30歳逮捕 /神奈川
2013.07.14 地方版/神奈川 

 別れ話のもつれから元交際相手の母親に脅しのメールを送ったとして、県警人身安全事態対処プロジェクトは12日、川崎市多摩区菅6の無職、A容疑者(30)を脅迫容疑で逮捕した。ストーカーやドメスティックバイオレンス(DV)、児童虐待などに対応するため、今月12日に発足したプロジェクトが検挙したのは初めて。

 逮捕容疑は、11日夜、以前に交際していた女性(16)の母親(42)=横浜市都筑区=の携帯電話に「世の中物騒だからねー。窓割って家入られたりするからねー。気をつけてくださいね」など、危害を加えることをほのめかすメールを計19回送信し、脅迫したとしている。

 LINEで脅迫した疑い
2013.07.14 朝刊 

 【長野県】千曲署と県警生活環境課サイバー犯罪対策室は13日、脅迫の疑いで、須坂市小河原、アルバイト従業員A容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑は、6月18日、スマートフォン(多機能携帯電話)向けの無料通信アプリ「LINE(ライン)」を利用して、北信地区に住む知人女性に対し「本気で殺すぞてめえ」「ガソリンまいて家燃やすか」などのメッセージを送信したとされる。

 「LINE」使い脅迫メール送信 神奈川県警、容疑者逮捕
2013.07.13 夕刊 

 スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、元交際相手の母親に「徹底的に追い込む」などと書いたメールを送ったとして、神奈川県警は十二日、脅迫の疑いで川崎市多摩区菅六、無職A容疑者(30)を逮捕した。

 危険なストーカー事案などの早期摘発を掲げ、同日発足した県警の「人身安全事態対処プロジェクト」による初の逮捕となった。逮捕容疑は十一日午後六時十分ごろから同九時五十分ごろの間、元交際相手の高校二年の女子生徒(16)の母親(42)=横浜市都筑区=に「徹底的に追い込みますから」「世の中物騒だからねー。窓割って家入られたりするからねー」などと脅す内容のメッセージをLINEで計十九回送ったとされる。

 県警によると、A容疑者は昨年五月から女子生徒と交際していたが別れを切り出された。「メッセージは送ったが、こちらにも言い分がある」と供述している。

脅迫:女性脅した容疑で小学教諭を逮捕--さいたま /埼玉
2013.07.11 地方版/埼玉 

 女性の裸を写真に撮影して脅したとして、大宮署は10日、さいたま市北区吉野町2、市立指扇小学校教諭、A容疑者(28)を脅迫容疑で逮捕した。同署によると、「写真を撮ったことは間違いない」と容疑を大筋で認めているという。

 逮捕容疑は9日午後9時5分ごろ、同市北区のホテルで、同区の女性(20)を「これからも会ってくれるよね。裸の写真撮ったからね」などと脅したとしている。女性はすきを見てホテルから110番した。同署によると、A容疑者は同日、市内の路上で帰宅途中の女性に声を掛けたといい、「電車内で見かけて気になった」と供述しているという。

 同校の石井寛校長は「事実とすれば人間として許されない行為。対応を検討したい」と話した。

脅迫容疑で小学校教諭逮捕
2013.07.11 朝刊 

 【埼玉県】大宮署は十日、脅迫の疑いでさいたま市北区吉野町二、同市立指扇小学校教諭A容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑では、九日午後九時五分ごろ、同市北区のホテルで、近くに住む女性(20)を「裸の写真を撮った。現像してばらまく」などと脅したとされる。署によると、A容疑者は「これからも会いたくて脅した」と大筋で容疑を認めているが、「『写真をばらまく』とは言っていない」と話しているという。

 A容疑者は近くの駅で女性に声を掛けてホテルに連れ込み、女性がすきを見て一一〇番した。

女子大生脅迫容疑 小学校教諭を逮捕
2013.07.10 東京夕刊 

 埼玉県警大宮署は10日、さいたま市北区吉野町、市立指扇(さしおうぎ)小学校教諭A容疑者(28)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、A容疑者は9日午後9時5分頃、同区のホテルで、同市に住む女子大生(20)に「これからも会ってくれるよね。裸の写真をばらまくよ」などと脅した疑い。

 調べに対し、A容疑者は「また会いたいから脅した」などと供述しているという。

 暴行と脅迫容疑でパチンコ客を逮捕
2013.07.07 朝刊 

 【愛知県】豊田署は5日、暴行と脅迫の疑いで東郷町春木、薬訪問販売業A容疑者(43)を逮捕した。

 容疑は、6月29日午後10時40分ごろ、豊田市のパチンコ店で男性従業員(40)のネクタイを引っ張り、店外に連れ出すなどの暴行を加え、この従業員と別の男性従業員(34)に対し「店舗を壊す」「スタッフや客を車ではねる」などと脅迫したとされる。

 署によると、A容疑者は店の常連で、パチンコで負けたことに腹を立てたとみられる。暴行は認めているが、脅迫については否認している。

女性を脅した疑いで大学生を逮捕=佐賀
2013.06.29 西部朝刊 

 鳥栖署は28日、福岡県大木町福土、大学生A容疑者(20)を暴力行為等処罰法違反(脅迫など)の疑いで逮捕した。発表によると、A容疑者は4月18日深夜から翌日未明にかけて、基山町から福岡県筑紫野市までの自分が運転する軽乗用車内で、県内の知り合いの女性(20歳代)に対し、ナイフを見せながら「殺してやろうか」などと脅したり、両手で首を絞め付けたりした疑い。容疑を認めているという。

 脅迫メールを送った疑い
2013.06.25 朝刊 

 【愛知県】東署は24日、脅迫の疑いで、半田市亀崎高根町3、派遣社員A容疑者(42)を逮捕した。逮捕容疑では5月23日から6月4日までの間、元交際相手の会社役員女性(29)の携帯電話に「愛情が殺意へと変化して行きそうで自分が怖くなりました」などと脅迫するメール5通を送ったとされる。

 東署によると、A容疑者は「メールは送ったが脅したつもりはない」と容疑を否認している。

池田町長脅迫容疑で再逮捕 母子「町営住宅退去させられた」=中部
2013.06.17 中部朝刊 

 岐阜県警は16日、同県池田町の岡崎和夫町長を脅したとして、同県揖斐郡内の無職女(52)と長男の無職少年(16)を脅迫容疑で再逮捕した。

 発表によると、2人は今年4月13日午後8時35分頃、同県大垣市草道島町の公衆電話から、池田町役場に電話をかけ、応対に出た男性職員(28)に「岡崎和夫は警護付きですか。必ず命はもらう、と伝えてください」と脅迫した疑い。

 県警は少年が電話をかけ、女は少年を公衆電話の場所まで車で送っていたとみている。少年は「僕が話した」と供述しており、女は「間違いありません」と容疑を認めているという。

 2人は以前、同町の町営住宅に住んでいたが、家賃の滞納で、昨年9月に強制退去となり、「町営住宅を追い出されたことが許せない」と話しているという。

 また、今年3月に公用車に落書きしたり、パンクさせたりした器物損壊事件についても、2人は関与を認めているという。

 2人は池田町の消防器具庫から無線機を盗んだとして、今月5日に逮捕された。

脅迫メールを送った疑い=佐賀
2013.06.17 西部朝刊

 佐賀署は16日、山口県防府市牟礼、無職A容疑者(60)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、A容疑者は3月5日午前5時40分頃、県内に住む知人女性(20歳代)の勤務先のパソコンに「あなたのもとにヒットマンが行くかも知れませんよ」などと書いたメールを送り、女性を脅した疑い。容疑を認めているという。

元交際相手を脅迫の男逮捕=北九州
2013.06.15 西部朝刊

 小倉北署は14日、北九州市八幡東区桃園2、自称会社員A容疑者(23)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、A容疑者は13日、同市小倉北区に住む元交際相手の女性(18)宅のポストに「貴方を殺す」などと書いた手紙を入れた疑い。容疑を認めている。女性は今月初旬に別れを切り出した際、憤慨したA容疑者から顔をたたかれるなど暴行を受けた上、その後もメールで「会わんと殺す」「押しかけるぞ」などと脅されていたという。

修学旅行脅迫状:阿知須中脅迫の男に罰金50万円--簡裁 /山口
2013.06.15 地方版/山口 

 今年5月、山口市立阿知須中学校に修学旅行中止を求める脅迫状を郵送したとして、山口区検は13日、山口市阿知須の無職の男(35)を山口簡裁に威力業務妨害罪で略式起訴した。簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出し男は即日納付した。

 起訴状によると男は5月9日、同校に「修学旅行襲撃予告」などと書いた文書を送り、修学旅行を中止させるなどしたとされる。

 ビラで脅迫し逮捕 長浜の男性不起訴
2013.06.15 朝刊 

 【滋賀県】危害を加えると予告する内容のビラを家に投げ込んだとして、脅迫の疑いで長浜署に逮捕された長浜市下坂浜町の無職男性(60)を、大津地検は十四日、十三日付で不起訴にしたと発表した。地検は理由について明らかにしていない。

 逮捕容疑では、同市内の無職男性(43)宅に「おまえわしね、ひおつけてやる」など書いたビラを投げ込み、脅迫したとされる。

鶴見区役所に脅迫電話 /神奈川県
2013.06.13 東京地方版/神奈川 

 12日午前10時50分ごろ、横浜市鶴見区役所の高齢・障害支援課に男性の声で「区役所の駐輪場に爆弾をしかけた」との電話があった。区によると、区職員や通報で駆けつけた鶴見署員が駐輪場を確認したが、不審な物は発見されなかったという。

脅迫容疑で逮捕=富山
2013.06.09 東京朝刊 

 富山南署は8日、愛知県岡崎市竜泉寺町、無職男(31)を脅迫容疑で逮捕したと発表した。発表によると、男は5日午後9時頃、元交際相手の富山市の女性看護師(26)の携帯電話に「こっちにも考えがあるぞ」などのメールを送り脅した疑い。女性がインターネットの会員制交流サイト「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」(SNS)で投稿した近況の内容に腹をたてたという。

 脅迫容疑で男を逮捕
2013.06.09 朝刊

 【岐阜県】各務原署は8日、脅迫の疑いで、各務原市川島緑町2、会社員A容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑では、6日夕、美濃加茂市の無職の男性(38)と電話中、「殺したるわ」と脅したとされる。署によると、おおむね容疑を認めている。

 署は、女性関係のもつれからトラブルになったとみている。被害者の男性は、猟銃所持許可証を持つA容疑者が「撃って殺す」と言っているのを共通の知人を介して知り、確認のために電話したところ、脅されたという。

富山の女性をメールで脅した疑い
2013.06.09 新聞朝刊 

 ■富山の女性をメールで脅した疑い 富山南署は8日、脅迫の疑いで愛知県岡崎市の無職の男(31)を逮捕した。

 逮捕容疑は今月5日午後9時ごろ、以前交際していた富山市の女性看護師(26)の携帯電話に「こっちにも考えがあるぞ」などと記したメールを送った疑い。

 同署によると、男は女性がインターネットの交流サイト「フェイスブック」上に掲載した文章に怒り、メールを送った。記事の内容は男と無関係だったという。交際時に暴力を受けたことがあり、恐怖を感じた女性が被害届を出した。同署は刑事責任能力の有無も含め調べている。

サッカー元代表・O容疑者を逮捕 妻を脅迫の疑い=続報注意
2013.06.07 東京朝刊 

 神奈川県警戸塚署は6日、女優のSさん(36)を脅迫したとして、夫でサッカー元日本代表のO容疑者(37)を脅迫容疑で逮捕した。容疑を否認しているという。

 同署によると、O容疑者は今月4日午後3時半ごろ、Sさんに対して「今から殺しに行くから」などと電話で告げて脅した疑いがある。Sさんは4日夜に、同署に相談。O容疑者は6日夜、出身地の兵庫県尼崎市内で逮捕された。

 O容疑者は神戸弘陵高校からジュビロ磐田に入団。横浜F・マリノス、横浜FCに在籍した。J1で通算280試合で62得点。日本代表としては、国際Aマッチ26試合で2得点。2011~12年に横浜FC強化部長を務めた。

 <続報注意>

 横浜地検は2013年6月27日、Oさんを起訴猶予にした。

中学主任教諭を痴漢で懲戒免職 女性脅迫の教員、失職
2013.06.06 朝刊 

 【東京都】電車内で女性に痴漢をしたとして、都教育委員会は五日、清瀬市立清瀬中学校のA主任教諭(59)を懲戒免職とした。電話で女性を脅迫したとして有罪判決を受けた、練馬区立豊玉第二中学校のB教員(38)の失職も発表した。

 都によると、A教諭は昨年四月、飲酒した帰りの電車で女性の胸を触るなどし、五月に強制わいせつ容疑で書類送検された。

 B教員は昨年十二月、アンケートを装った電話で知り合った山形県の女性に対し、女性の情報をインターネットで流すと脅して面会を求め、強要未遂容疑で逮捕された。今年三月に猶予付き判決が確定したのを受けて失職した。

 名誉毀損(きそん)と脅迫の疑い
2013.06.05 朝刊 

 【滋賀県】草津署は3日、名誉毀損と脅迫の疑いで、草津市の会社役員男性(37)を書類送検した。

 署によると、男は1月中旬、草津市に住む無職男性(78)を中傷する内容の文書計1800枚を6回にわたり、この男性宅の近くにまき、名誉を毀損したとされる。また同月21日ごろ「卑劣な人間は町から出て行け」などと書かれた文書を男性宅に送り付け脅迫したとされる。

 署によると、被害者の男性は送検された男性が役員を務める会社の元経営者。容疑を認めているという。

脅迫動画で被害届 名指し中傷教諭も 秋田市立泉中=秋田
2013.05.29 東京朝刊 

 インターネットの動画投稿サイトに、秋田市立泉中学校の生徒らの殺害を予告する動画が投稿された問題で、同校は28日、犯行予告日の27日に授業を中止せざるを得なくなったとして、秋田中央署に被害届を出した。

 また、先月29日に投稿された動画で、名指しで中傷された同校の男性教諭も26日、同署に被害届を出し、27日に受理された。

 同署は、威力業務妨害と名誉毀損(きそん)の疑いで、動画を投稿した人物を調べている。

女性脅迫裁判の判決 被告体調不良で延期=宮城
2013.05.29 東京朝刊 

 知人女性を中傷する文書を郵送したり、女性の勤め先の役員を脅したりしたとして、名誉毀損(きそん)と脅迫罪に問われた東京都杉並区阿佐谷北、元毎日新聞記者・A被告(41)の裁判で、仙台地裁は28日、予定していた判決を延期した。A被告の弁護人によると、体調不良で出廷できなくなったという。

 脅迫メール送った疑い
2013.05.27 朝刊 

 【岐阜県】加茂署は25日、脅迫の疑いで、可児市今渡、ダンプ運転手A容疑者(51)を逮捕した。

 逮捕容疑では、24日夜、交際する美濃加茂市の女性(31)の携帯電話に「どこにいても見つけ出して殺してやる」などとしたメールを送信して脅したとされる。

 署によると、A容疑者は交際をめぐって今月上旬からメールや電話をしており、女性から相談を受けていた。容疑を「間違いありません」と認めている。

脅迫容疑などで女逮捕=佐賀
2013.05.19 西部朝刊 

 伊万里署は18日、伊万里市二里町大里甲、無職A容疑者(43)を住居侵入と脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、A容疑者は16日午後6時から17日午前8時30分の間、近くの無職女性(87)方の敷地内に侵入。住宅の床下にある通気開口部に新聞紙などを差し入れ、近くにガソリンのような液体が入ったたばこの箱ほどの容器を置き、危害を加えるような脅迫をした疑い。容疑を認めているという。同署によると、2人は顔見知りという。

脅迫容疑で逮捕=富山
2013.05.17 東京朝刊 

 富山中央署は16日、富山市秋吉、Y組系暴力団幹部の無職A容疑者(41)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、A容疑者は12日午後4時半頃、県東部の男性(21)が経営する同市内の土木建築会社の乗っ取りを企て、男性に電話で「もうヒラになれ」「今後は会社の上がりは全て俺がもらう」などと脅迫した疑い。「全く身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

 男性は今年に入り、暴力団員と知りながらA容疑者をアルバイトとして雇ったことがあったという。同署はA容疑者が会社を乗っ取り、利益を暴力団の資金源にしようとしたとみて調べている。

脅迫容疑で大学生を逮捕 酒田署 /山形県
2013.05.12 東京地方版/山形 

 酒田署は11日、酒田市の東北公益文科大1年の少年(18)を脅迫容疑で逮捕した。容疑を認めているという。署によると、少年は今月、庄内地方に住む知人の10代の少女の携帯電話に「殺してやる」などのメールを2、3回送信し、脅した疑いがある。同大は「学生指導に取り組み、迷惑をかけないようにしたい」としている。

 脅迫メールを送った疑い
2013.05.12 朝刊 

 【岐阜県】関署は11日、脅迫の疑いで、関市西神野、無職A容疑者(39)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7日深夜、市内のパート店員の女性(31)の携帯電話に、危害を加えるとした内容のメールを送ったとされる。署によると、A容疑者は「全く身に覚えがない」と否認。同容疑者は先月16日、女性を車で連れ回した監禁容疑で現行犯逮捕され、7日に釈放された。

脅迫疑いで砺波の少年逮捕 富山中央署
2013.05.12 新聞朝刊

 ■脅迫疑いで砺波の少年逮捕 富山中央署は11日、脅迫の疑いで砺波市の無職少年(17)を逮捕した。逮捕容疑は10日午後5時ごろ、富山市豊田本町の路上で、以前交際していた県東部在住の女子高校生(18)につきまとい、「親をぶん殴ってやる」などと脅した疑い。

元記者に3年求刑 知人女性脅迫=宮城
2013.05.10 東京朝刊 

 知人女性を中傷する文書を郵送したり、女性の勤め先の役員を脅したりしたとして、名誉毀損(きそん)と脅迫罪に問われた東京都杉並区阿佐谷北、元毎日新聞記者・A被告(41)の論告が9日、仙台地裁(柴田雅司裁判官)であった。検察側は「ゆがんだ感情に基づく悪質な行為」として、懲役3年を求刑し、結審した。判決は28日。

 論告で検察側は、知人の女性会社員(当時27歳)に「死」と書かれたファクスを送ったことについて、「『自分が殺されるのではないか』と、恐怖心を抱かせるのに十分な行為」と指摘。「女性宅のポストに手を入れたことで東京に異動になったことを逆恨みして犯行に及んだ」と述べた。

 一方、弁護側は「恋愛感情は有しておらず、いわゆるストーカーではない。うつ病で判断能力が低下していた」などと主張し、執行猶予付き判決を求めた。

脅迫容疑の男性を仙台地検が釈放/仙台簡裁、勾留理由大半示さず/裁判官を
2013.05.09 河北新報記事情報 

脅迫容疑の男性を仙台地検が釈放/仙台簡裁、勾留理由大半示さず/裁判官を弁護人批判

「必要があったのか」

 仙台地検は8日、暴行と脅迫の疑いで逮捕、送検された白石市の男性会社役員(32)を処分保留で釈放した。仙台簡裁の裁判官が勾留理由の大半を示さなかった経緯があり、弁護人は「本当に勾留の必要性があったのか」と批判している。

 男性は4月17日に逮捕され、暴行容疑は認めたが、脅迫容疑は否認。弁護人は簡裁に勾留延長を認めず、釈放するよう求めた。勾留理由開示の法廷では、裁判官が大半の理由を「示す必要はない」と答え、弁護人と押し問答になる場面があった。この後、勾留は1度延長された。

 弁護人は「勾留理由を示すのは憲法の規定だ。これでは何のための勾留か分からない」と話す。

 男性は2月、経営する市内の会社事務所で30代の男性建設作業員と借金の返済時期をめぐって口論となり、男性の胸ぐらをつかんで壁に押し付け、カッターナイフを突き付けて脅したとして逮捕、送検されていた。

被告、脅迫罪含め全面否認へ 長崎2女性殺害
2013.05.01 共同通信 

 長崎県西海市でストーカー行為をしていた相手の女性の家族2人を殺害したとして、殺人罪などで起訴されたA被告(28)=三重県桑名市=が、長崎地裁で14日から始まる裁判員裁判で起訴内容を全面否認することが分かった。1日に再開した公判前手続きの協議後、弁護人が明らかにした。

 4月3日にいったん終了した公判前手続きでは、殺人罪などは否認する一方、女性のきょうだいら8人に脅迫メールを送ったとする脅迫罪は認める方針を示していた。

 弁護人によるとその後、脅迫罪についても否認に転じたといい、これまでの共同通信記者による面会取材の際は「メールは自分が送ったわけではない」と話していた。

 このため1日に公判前整理手続きが再開され、審理日程などを再協議した。7日にも再度協議するが、既に決まっていた日程の変更はない見通しで、5月14日に初公判が開かれ、6月14日に判決が言い渡される。

 起訴状によると、A被告は2011年12月16日、西海市にある女性の父、Bさん(59)方などに侵入。母Cさん=当時(56)=と祖母Dさん=当時(77)=を刺殺し、2人の財布を盗んだなどとしている。

 これまでの面会取材でA被告は、殺人罪についても「殺していないし現場にも行っていない」と否認している。

元交際相手への脅迫容疑で男逮捕 熊野署 /三重県
2013.04.29 大阪地方版/三重

 熊野署は28日、神戸市長田区御屋敷通2丁目、会社員A容疑者(46)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。

 署によると、A容疑者は27日午前11時半ごろ、以前交際していた熊野市内の女性(18)に対し「どこかで会ったら、その場で殺(や)ってあげるよ」などと、携帯電話のメール機能を使って脅迫した疑いがある。女性はA容疑者に以前から嫌がらせを受けていたといい、同日夜、署に被害届を出していた。

 脅迫の疑いで会社員逮捕
2013.04.29 朝刊 

 【三重県】熊野署は28日、脅迫の疑いで神戸市長田区御屋敷通、会社員A容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では27日午前11時半ごろ、携帯電話で、熊野市の飲食店店員で元交際相手の女性(18)に「どこかで会ったら殺してやる」という内容のメールを送ったとされる。

 携帯電話でメールを受けた女性が同日、同署に被害届を出した。署によると容疑を認めている。

盛岡の脅迫:文書郵送の警官、強要未遂罪で起訴--地検 /岩手
2013.04.27 地方版/岩手 

 知人女性の交際相手に脅迫文を郵送したとして脅迫容疑で逮捕された盛岡東署交通課主任の巡査部長、A容疑者(42)について、盛岡地検は26日、強要未遂の罪に切り替えて盛岡地裁に起訴した。

 起訴状によると、A被告は1月31日と2月10日ごろの計2回、知人女性が交際する男性の勤務先に「地獄に落ちろ」「一刻も早く岩手から立ち去れ」などと書いた文書2通を郵送。男性を脅し、勤務地を変えるよう要求したとされる。

脅迫容疑で高校生逮捕=秋田
2013.04.25 東京朝刊 

 秋田中央署は24日、秋田市の男子高校生(18)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、男子高校生は3月上旬、以前交際していた市内の女子高校生(当時16歳)の携帯電話に「お前を殺す」などと脅迫するメールを数回送った疑い。男子高校生は何度も復縁を迫るメールを送りつけていた。

新たに3人逮捕 LINE恐喝容疑 富山中央署 少年少女7人に 
2013.04.23 朝刊 

 携帯電話の無料通信アプリ「LINE」を使った恐喝事件で、富山中央署と上市署は22日、恐喝の疑いで新たに、いずれも富山県東部の瓦工少年(15)と高校1年の少年(15)、中学3年の少女(14)の3人を逮捕した。一連の事件で逮捕された少年少女は計7人になった。

 3人の逮捕容疑は、いずれも県東部の無職少年(17)=恐喝容疑で逮捕済み=と中学3年の少女(14)=同=と共謀し、2月28日午後6時から同9時ごろにかけて、LINEを利用して富山市内の男性(26)を上市町の公園に呼び出し、「中学生を連れていたことを警察に言うぞ」などと脅迫。公園で暴行を加えたり、コンビニ店の現金自動預払機(ATM)から現金を引き出させるなどして、計5万2千円を奪った疑い。

 富山中央署によると、瓦工少年と高校1年の少年は容疑を認めており、中学3年の少女は否認している。被害男性は、少女2人と出会い系サイトで知り合ってLINEで連絡を取り合うようになり、2人を車で送迎するなどしていた。上市署は3月中旬に男性の被害届を受理した。

 富山中央署は、逮捕済みの無職少年と中学3年の少女を、今回の容疑で富山地検に追送致する。少年少女らが同様の手口で恐喝行為を繰り返していた疑いがあるとみて捜査する。

LINEを使い 中3ら男性恐喝 富山、容疑で3人逮捕
2013.04.23 朝刊 

 スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」で呼び出した男性から現金を脅し取ったとして、富山中央署は22日、恐喝の疑いで、中学3年の女子生徒(14)と、いずれも15歳の高校1年の男子生徒と建築作業員の少年を逮捕した。

 逮捕容疑は2月28日夜、富山県上市町の公園に呼び出したアルバイト男性(26)を「中学生を連れていたことを警察に言うぞ」などと脅迫し、腹を殴って現金5万2千円を脅し取った疑い。

 同署によると、女子生徒は「その場にいたが、参加していない」と話し、容疑を否認。少年2人は容疑を認めている。

 同署は7日、LINEで誘い出した男性から現金を脅し取った疑いで、別の少年少女4人を逮捕した。

 メールで脅迫の疑いで中学教諭を逮捕
2013.04.21 朝刊 

 【群馬県】太田署は二十日、交際相手の女性をメールで脅したとして、脅迫の疑いで桐生大付属中教諭、A容疑者(45)=栃木県足利市鹿島町=を逮捕した。

 逮捕容疑は、交際していた女性(45)に別れ話を切り出され、二月二十二日午後九時ごろ、携帯電話に女性のプライバシーを暴露するという趣旨のメールを送り、脅迫したとされる。女性が十九日、太田署に被害届を出した。

脅迫容疑で大学生逮捕=山形
2013.04.19 東京朝刊 

 寒河江署は18日、埼玉県戸田市の大学生の少年(18)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、少年は3月下旬~4月上旬、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」のチャット機能を使い、村山地方の元交際相手の少女(18)に「『誰とでも付き合う女』などとインターネット上に書き込む」「大学に通えなくしてやる」などと書いたメールを十数通送りつけて脅迫した疑い。

 少年は調べに「まだ好きだった」と供述している。少女とは高校時代から交際していたが、別れを切り出された3月下旬から、ラインを使って1日に数百通ものメールを送りつけるようになったという。

 交際女性の脅迫容疑で逮捕
2013.04.17 朝刊 

 【岐阜県】養老署は16日、脅迫の疑いで、大垣市中川町2、無職A容疑者(62)を逮捕した。

 逮捕容疑は、3月26日午前1時5分ごろから同6時20分ごろにかけ、交際中の同市の会社員女性(53)に電話で複数回にわたり「裸の写真をばらまく」などと脅したとされる。容疑を一部否認しているという。

 署によると、A容疑者は女性に冷たい態度をとられて立腹。養老町内にある女性の複数の関係者宅に写真をばらまいたため、女性から同7時20分ごろ通報があったという。

中学に脅迫電話 容疑の49歳逮捕 敦賀=福井
2013.04.12 大阪朝刊

 敦賀市内の中学校に脅迫電話をかけたとして、敦賀署は11日、同市本町、代行運転手A容疑者(49)を脅迫容疑で逮捕した。A容疑者は「やっていない」と否認している。

 発表によると、A容疑者は10日午前10時5分頃、市内の中学校に電話し、「学校に行き、めちゃくちゃにしてやる」などと脅迫した疑い。A容疑者と同校の生徒や教職員には面識はないという。

 脅迫容疑で男逮捕
2013.04.12 朝刊 

 【福井県】敦賀署は11日、脅迫の疑いで、敦賀市本町2の代行運転手A容疑者(49)を逮捕した。逮捕容疑は10日午前10時5分ごろ、市内の中学校に電話で「学校に行き、めちゃくちゃにしてやる」などと脅したとされる。容疑を否認している。

脅迫容疑の男性警官 ほかにも嫌がらせか=岩手
2013.04.10 東京朝刊 

 知人女性と交際している会社員男性(31)宛てに脅迫文を送りつけたとして、盛岡市中堤町、盛岡東署巡査部長、A容疑者(42)が脅迫の疑いで逮捕された事件で、男性が勤める会社の車のタイヤがパンクさせられたり、女性の家族に脅迫文が送られたりしていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。

 男性と女性は県警に被害の相談をしているといい、県警では、A容疑者がかかわっている可能性もあるとみて捜査を進めている。

 捜査関係者によると、A容疑者は逮捕時、男性に脅迫する内容の封書などを送りつけた容疑を否認していたが、現在は「被害者らに申し訳ないことをした」と認めているという。

弁護士脅迫容疑で逮捕=山形
2013.04.10 東京朝刊

 山形署は9日、山形市西田、設備管理会社員A容疑者(37)を脅迫容疑で逮捕した。発表などによると、A容疑者は3日、県弁護士会に所属する村山地方の女性弁護士の所属事務所の留守番電話に、「身の回りを気を付けろ。襲ってやるからな」などとメッセージを残し、弁護士を脅迫した疑い。

 A容疑者は同署の調べに「仲裁の結果に不満があった」と供述しており、同署は、A容疑者が弁護士に逆恨みをしたとみて調べている。

脅迫:容疑の巡査部長、繰り返し嫌がらせか パンクさせた疑いも /岩手
2013.04.09 地方版/岩手 

 知人女性の交際相手に脅迫文を郵送したとして、盛岡東署交通課主任の巡査部長、A容疑者(42)が脅迫容疑で逮捕された事件で、A容疑者が逮捕容疑の他にも脅迫文を送るなどの嫌がらせを繰り返していた疑いがあることが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 A容疑者は、知人女性の交際男性(31)の勤務先に1月下旬から2月中旬、「営業所を辞めて立ち去らなければ、危害を加える」などと記した封書とはがき計2通を郵送した疑いで逮捕された。

 捜査関係者によると、この他にも昨年秋以降、知人女性の家族に脅迫文を送ったり、脅迫に遭った男性の会社の車をパンクさせたりした疑いがあり、被害者の相談を受けた県警が捜査を進めている。県警捜査1課によると、A容疑者は逮捕当時は容疑を否認したが、現在は「被害者や県民に申し訳ないことをした」と認め、反省しているという。

LINEで男性誘い恐喝容疑*中3少女ら逮捕
2013.04.08 北海道新聞朝刊全道 

 スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて面会を持ちかけ、誘い出した男性から現金を脅し取ったとして、富山中央署は7日、恐喝の疑いで、中学3年の女子生徒(14)と同級生の男子生徒ら14~16歳の少年3人を逮捕した。

 逮捕容疑は6日深夜から7日未明にかけ、富山市の公園で、富山県上市町の男性(21)を「金を出すのか」「警察に行くか」などと言って脅迫し、6万円が入った財布を脅し取った疑い。

 同署によると、女子生徒がラインを通じて知り合った男性に「会いましょう」などと言って公園に誘い出していた。

 4人は「金が欲しかった」などと話し、いずれも容疑を認めている。「同じような方法で、他にも10回ぐらい金を取った」と話しており、同署が裏付けを進めている。

 男性は殴る蹴るの暴行を受けており、同署は傷害の疑いでも捜査する。女子生徒は男性とは初対面だった。

LINEで恐喝容疑 スマホ無料通信アプリ 富山県、中3女生徒ら逮捕
2013.04.08 朝刊 

 スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて面会を持ちかけ、誘い出した男性から現金を脅し取ったとして、富山中央署は7日、恐喝の疑いで、中学3年の女子生徒(14)と同級生の男子生徒ら14~16歳の少年3人を逮捕した。

 逮捕容疑は6日深夜から7日未明にかけ、富山市の公園で、富山県上市町の男性(21)を「金を出すのか」「警察に行くか」などと言って脅迫し、6万円が入った財布を脅し取った疑い。

 同署によると、女子生徒がラインを通じて知り合った男性に「会いましょう」などと言って公園に誘い出していた。

 4人は「金が欲しかった」などと話し、いずれも容疑を認めている。「同じような方法で、他にも10回ぐらい金を取った」と話しており、同署が裏付けを進めている。

 男性は殴る蹴るの暴行を受けており、同署は傷害の疑いでも捜査する。

LINE悪用 裸の画像 20代男 少女に送らせた疑い 福岡県警初逮捕
2013.04.04 夕刊 

 無料で通話やメールができるスマートフォン(多機能携帯電話)のアプリ「LINE(ライン)」を悪用して、少女に裸の画像を送信させたとして、福岡県警早良署は4日、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、岐阜県の20代の男を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

 ラインを悪用した疑いでの福岡県警の逮捕者は初。ラインをめぐっては、3月にチャットで知り合った少女を買春した疑いで東京都内の塾講師の男が逮捕されるなど、少女が被害に遭う事件が相次いでいる。

 捜査関係者によると、岐阜県の男は昨年、福岡県内の高校に通う18歳未満の少女にラインのメール機能を使って接触。「モデルにならないか」と持ちかけるなどし、少女に裸の画像を送信させた疑いが持たれている。男はインターネット上で少女のラインのIDを見つけ、連絡を取ったという。

 男は「金を払う」と言って少女に裸などの画像を要求したが、送信後に「画像をばらまくぞ」など脅迫されたため、少女が署に被害を届け出た。男はほかにも福岡県や中部地方の複数の少女らにも同様の行為をした疑いがあるという。

 ラインを使えば、メールや通話を無料で利用でき、若者を中心に人気が高い。国内で4千万人以上が利用しているとされる。

 脅迫容疑の東洋大生を起訴猶予
2013.03.30 朝刊 

 【埼玉県】昨年十月にインターネットの掲示板に小学生の殺害予告などを書き込んだとして脅迫容疑で逮捕された上尾市原市の東洋大二年の男子学生(24)について、さいたま地検は二十九日、容疑に偽計業務妨害を加えた上で、起訴猶予にしたと発表した。処分は二十六日付。地検は理由を明らかにしていない。男子学生は今年一月に県警に逮捕され、当時は脅迫容疑を認めていた。

警部脅迫を否認 詐欺は認める=中部
2013.03.29 中部朝刊

 愛知県警の暴力団担当の男性警部に脅迫電話をかけたとして、脅迫と詐欺罪に問われた風俗店グループの実質経営者、A被告(55)(名古屋市昭和区)の初公判が28日、名古屋地裁で開かれた。A被告は脅迫事件について「脅迫はしていない」と述べ、起訴事実を否認。一方、別人の名義を使い、証券会社から証券取引口座を使う権利をだまし取ったとされる詐欺罪については認めた。

 検察側は冒頭陳述で、A被告が名古屋市名東区に計画していた自宅の新築工事について、警部が建設会社に事情聴取をした後、施工を拒否されたため、「警部に工事を妨害されたと邪推した」と主張。A被告とともに脅迫容疑で逮捕され、処分保留となった知人男性(43)が探偵業者を使い、警部の住所や家族構成などを調べたと述べた。

 A被告の自宅新築工事を巡っては、地元で「暴力団が住む」とうわさになり、反対運動が起きていた。

 起訴状では、A被告は2010年7~8月、複数の氏名不詳者と共謀し、同市昭和区の公衆電話などから、警部の携帯電話や自宅に5回にわたって電話をかけ、「絶対にお前を潰してやるからな」などと脅迫したとしている。

元勤務先を脅迫の疑い=神奈川
2013.03.29 東京朝刊

 横浜水上署は28日、横浜市南区別所、無職A容疑者(36)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、A容疑者は1月22日、同市中区新港のビルメンテナンス会社に電話し、対応した男性社員に「社員が殺されてもいいんだね」などと脅迫した疑い。A容疑者は昨年5月21日から同社に契約社員として勤務、昨年12月14日に退職願を提出していた。調べに対しA容疑者は「脅迫はしていない」と容疑を否認しているという。

脅迫の元毎日記者 起訴事実を認める=宮城
2013.03.26 東京朝刊 

 知人女性が勤める会社の役員らを脅したとして、脅迫罪に問われた東京都杉並区阿佐谷北、元毎日新聞記者・A被告(41)の初公判が25日、仙台地裁(柴田雅司裁判官)であった。罪状認否で、A被告は起訴事実を認めた。

 起訴状などによると、A被告は昨年12月25日未明、仙台市内の20歳代女性が勤める会社の男性役員の自宅に電話し、「(女性の)身代わりにあんたとあんたの家族に復讐(ふくしゅう)してやる」などと留守番電話に吹き込み、役員とその妻を脅したとしている。

 次回の公判は4月23日に行われ、追起訴された女性会社員への脅迫・名誉毀損(きそん)罪についても審理される。

元記者、女性の上司脅迫認める 仙台地裁初公判
2013.03.25 共同通信 

 仕事で知り合った20代女性会社員=仙台市=の上司らを脅したとして、脅迫罪に問われた元毎日新聞記者の無職A被告(41)=東京都杉並区=の初公判が25日、仙台地裁(柴田雅司裁判官)で開かれ、A被告は「ご迷惑をお掛けし、おわびする」と起訴内容を認めた。

 A被告は女性を脅迫したり、誹謗中傷する文書を送り付けたりしたなどとして、脅迫と名誉毀損の罪でも起訴されており、その審理は次回以降に行われる。

 起訴状によると、A被告は昨年12月25日午前4時ごろ、女性の上司の男性会社役員=横浜市=方に「女性の身代わりにあんたとあんたの家族に報復してやる」などと電話した、としている。

 検察側は冒頭陳述で「被告は記者時代、女性へのつきまとい行為を会社に報告された。それにより仙台から東京に異動させられたと思い込み、女性への恨みから犯行に及んだ」と指摘した。

 A被告は、女性の職場に昨年12月、誹謗中傷する電話をかけたとして、ストーカー規制法違反容疑でも逮捕されたが、仙台地検は同容疑については不起訴処分とした。

副校長脅迫の苦情男逮捕
2013.03.24 日刊スポーツ

 担任教諭のせいで子どもがけがをしたと小学校に苦情を言い、副校長を脅迫して謝罪文を書かせようとしたとして、警視庁葛飾署は23日、強要未遂の疑いで葛飾区の職業不詳A容疑者(35)を逮捕した。同署によると「強要しようとはしていない」と容疑を否認している。葛飾署によると、A容疑者は、同居女性の長女が昨年12月下旬、帰宅途中に転んで左手小指を骨折したと主張。「担任が荷物をたくさん持たせて帰宅させたのが原因」とし、謝罪要求を繰り返していた。

 逮捕容疑は今年2月20日昼、50代の女性副校長に電話で「校長、副校長、学年主任、担任のフルネームと実印を押して原本をよこしてくれ」「担任をよこせ、ひっぱたいてくれるから、このやろう」などと脅迫し、謝罪文を書くよう強要しようとした疑い。学校側が2月下旬に被害届を出し、葛飾署が捜査していた。

脅迫などで家裁追送致=鳥取
2013.03.23 大阪朝刊 

 鳥取市内の中学校に脅迫状が置かれていた事件で、地検は22日、建造物侵入の非行事実で家裁に送致した同市内の中学2年の少年(14)を、脅迫などの非行事実で家裁に追送致した。

脅迫状の中2家裁送致=鳥取
2013.03.14 大阪朝刊 

 地検は13日、鳥取市内の中学校に脅迫状を置くなどして脅迫容疑などで逮捕された同市内の中学2年の少年(14)について、建造物侵入の非行事実で家裁に送致したと発表した。処分は12日付。

脅迫:刑務官4人にはがき8通 容疑で元受刑者を逮捕 /青森
2013.03.13 地方版/青森 

 青森刑務所(青森市)の刑務官に危害を加える内容のはがきを送ったとして、青森署などは12日、山形県寒河江市島、無職、A容疑者(48)を脅迫容疑で逮捕した。

 容疑は、昨年11月28日から今年1月18日までの間に、青森刑務所の30~40代の男性刑務官4人に対し、命や身体に危害を加える内容のはがき8通を送って脅迫したとしている。

 同署によると、A容疑者は数年前、同刑務所に服役しており、刑務官4人も当時から在籍していた。刑務所側が1月28日に同署に被害届を出して発覚した。

愛知県警、弁護士事務所を捜索 脅迫容疑者に逃亡指示容疑
2013.03.13 共同通信

 愛知県警幹部を脅迫したとして逮捕、起訴された風俗店グループの実質的経営者A被告(55)の顧問弁護士が、共犯容疑で逮捕されたグループ会社の元役員の男性(43)=処分保留で釈放=に逃亡を指示していた疑いがあるとして、県警は13日、証拠隠滅の疑いで、この弁護士の事務所や自宅を家宅捜索した。

 A被告は2010年7~8月、名古屋市昭和区などの公衆電話から、5回にわたって県警警部の自宅や携帯電話に電話し「絶対におまえをつぶしてやる」などと脅したとして、今年2月に起訴された。

 捜査関係者によると、顧問弁護士は11年春、A被告から脅迫事件を起こしたと聞き、男性に逃亡するよう指示した疑いが持たれている。元役員は愛知県を離れ、沖縄県などに数カ月間滞在していたという。

 警部は指定暴力団Y組K会などの捜査を担当。当時、A被告が実質的に経営し、名古屋市内で約20店舗を展開する風俗店グループ「B」とK会が深い関わりを持っているとみて調べていた。

母校教員や生徒への脅迫容疑で25歳逮捕=埼玉
2013.03.10 東京朝刊 

 県警捜査1課と久喜署は9日、幸手市幸手、無職A容疑者(25)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、A容疑者は1月8日夜から9日朝にかけて、自分が卒業した久喜市内の県立高校正門付近に、「7年前お前らから受けた数々の仕打ち復讐(ふくしゅう)してはらす。警察に電話したら学校もやす」などと書いた紙を置いて、教職員や生徒らを脅迫した疑い。

 同署によると、1月上旬以降、A容疑者の同級生一人ひとりを中傷するビラが、1回につき10~60枚、十数回にわたって学校や同級生宅の周辺でまかれていたため、同署員が付近を巡回していた。A容疑者は同署の調べに対し、「在学中に同級生から無視されるいじめを受けた」などと供述しているという。

脅迫容疑少年の中学で全校集会=鳥取
2013.03.05 大阪朝刊 

 鳥取市内の中学校に脅迫状を置くなどしたとして、同校に在籍する中学2年の少年(14)が脅迫と建造物侵入容疑で逮捕された事件で、同校は4日、全校集会を開いた。同校によると、校長が「落ち着いて学校生活を送ってほしい」などと生徒らに呼び掛けたという。

 同校で見つかった脅迫状に「部活を停止しなければ学校を放火する」などと書かれていたことについて校長は取材に対し「運営に問題はなかった」とし、「二度とこのようなことがないよう学校づくりをしていきたい」と述べるにとどまった。

「原発出て行け」、脅迫容疑で逮捕 仙台の男、東北電社員に何度も暴言 /宮城県
2013.03.01 東京地方版/宮城 

 「原発出て行け」などと東北電力社員の男性を脅したとして、県警が仙台市の男を暴力行為処罰法違反(脅迫)の疑いで逮捕していたことがわかった。男は否認しているという。

 仙台北署によると、逮捕されたのは仙台市青葉区のアパート管理人、A容疑者(62)。昨年8月、男性とその家族に暴力団関係者を名乗って「お前ら消してやる」などと脅した疑いがあり、26日に逮捕した。

 捜査関係者によると、A容疑者は男性が東北電力社員であることを理由に脅していた。昨年7月、自宅を囲むコンクリート壁に車をぶつけられたため、男性が補修を求めたところ、A容疑者は「原発出て行け」「原発から金もらってるんだろ」「東北電力出て行け」などと暴言を繰り返して脅したという。

 男性は1月末、子どもが外で遊べなくなるなどの精神的苦痛を受けたとして、540万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こしている。

脅迫容疑で中国籍の男逮捕/仙台中央署
2013.03.01 河北新報記事情報 

脅迫容疑で中国籍の男逮捕/仙台中央署

 仙台中央署は28日、脅迫の疑いで、中国籍で仙台市太白区の無職の男(49)を逮捕した。逮捕容疑は2月15日午前9時20分ごろ、青葉区の団体事務所に「そちらの出方次第で大量殺人を実行する」などと記した書面をファクスするなどし、電話に出た団体職員の男性(59)らを脅した疑い。同署は男の責任能力の有無を慎重に調べている。

ネットで女性装い同居人募集*少女の裸画像送信 脅迫容疑で男逮捕
2013.02.23 北海道新聞朝刊全道 

 札幌東署は22日、脅迫の疑いで、札幌市東区北41東8、自称入れ墨彫師A容疑者(34)を逮捕した。

 逮捕容疑は18~20日、釧路市の10代の女性の携帯電話に、この女性の裸の画像と「写真をインターネットでばらまくぞ」などと書いたメールを送り、脅した疑い。

 同署によると、A容疑者は2月中旬、インターネットの掲示板で、女性を装ってルームメイトを募集。自宅を訪ねてきた女性に「姉が募集したが、出かけている」などとうそをついて、酒を飲ませ眠らせたという。同容疑者は「酒に睡眠薬を入れ、寝ている間に撮影した」と供述している。

女性に脅迫メールを数百回送りつけた疑いで逮捕 由利本荘署 /秋田県
2013.02.21 東京地方版/秋田 

 由利本荘署は20日、由利本荘市川口、団体職員A容疑者(46)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。署によると、A容疑者は10日から11日にかけて、市内の知人女性(43)に「殺しに行きます」などと記した電子メールを数百回送りつけた疑いがある。

 脅迫の疑いで男を逮捕
2013.02.19 朝刊 

 【福井県】福井南署は17日、脅迫の疑いで、住所、職業不詳A容疑者(30)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑では、同日午後11時半ごろ、福井市内のコンビニエンスストアで、トイレを使用中にドアをノックされたことに腹を立て、市内の20代男性を脅したとされる。同署によると、容疑を否認している。

 ナイフで脅迫した疑い
2013.02.19 朝刊 

 【三重県】伊賀署は18日、暴力行為等処罰に関する法律違反(脅迫)の疑いで伊賀市荒木、無職A容疑者(61)を逮捕した。

 逮捕容疑では、同日午前2時15分ごろ、市内西明寺の歯科医院駐車場で男性歯科医師(46)に果物ナイフ(刃渡り9センチ)を突きつけ、「おまえ、1回死んでみるか」などと脅迫したとされる。

 署によると、A容疑者は歯科医師の元患者。治療を依頼したが、酒に酔っていたことを理由に拒まれ、腹を立てたという。A容疑者は「歯科医院には行ったが、ナイフを突きつけていない」と容疑を否認している。

医師が「めった刺し」と脅迫
2013.02.19 日刊スポーツ 

 福岡県警若松署は18日、元同僚の男性医師(31)を「めった刺しにする」などと脅したとして、脅迫容疑で同県中間市の医師A容疑者(33)を逮捕した。「脅迫はしていません」と容疑を否認しているという。逮捕容疑は5日、男性医師の携帯電話に6回にわたり「あんたのこと、めった刺しにする」「本当に殺すよ」などと電話し、脅迫した疑い。医師が被害届を出していた。同署によると、2人は約5年前に北九州市内の同じ病院で勤務。A容疑者は「(男性医師のせいで)辞めさせられた」と話しているという。

けんか仲裁者を脅迫容疑 村山署 /山形県
2013.02.17 東京地方版/山形 

 村山署は16日、東根市神町東1丁目の無職A容疑者(66)を暴力行為等処罰に関する法律違反容疑で逮捕し、発表した。署によると、同日午前1時半、市内の飲み屋で酔って客とけんかとなったA容疑者は、仲裁した同市内の自営業の男性(43)に腹を立て、自宅まで連れて行き台所から持ち出した包丁で「殺すぞ」などと脅迫した疑い。容疑を認めているという。

風俗店経営者を起訴 名古屋地検、警部脅迫事件 【名古屋】
2013.02.16 名古屋朝刊 

 愛知県警の暴力団捜査担当の警部に捜査を阻む目的とみられる脅迫電話がかけられた事件で、名古屋地検は15日、名古屋市の風俗店グループ「B」の実質的経営者のA容疑者(55)を脅迫の罪で起訴した。地検は電話をかけた実行役を特定しないまま、動機面から事件を主導したのはA容疑者しかいないと判断した。捜査関係者によると、A容疑者は事件への関与を否定している。

 事件は、県警が指定暴力団Y組K会と資金的つながりが深いとみるA容疑者への捜査の過程で起きた。脅迫を受けた警部は、名古屋市名東区でA容疑者が計画していた住宅建設に関する情報収集を担当。計画は反対運動で中断した。

 起訴状などによると、A容疑者は2010年7~8月、名前がわかっていない者と共謀。警部の自宅や携帯電話に計5回電話をかけ、娘に危害を加えることをほのめかしたり、「絶対にお前をつぶしてやる」と告げたりして脅したとされる。また、他人名義で証券口座を開いたとする詐欺の罪でも起訴された。

 恐喝容疑で逮捕
2013.02.16 朝刊 

 【愛知県】県警刑事特捜隊と一宮署は恐喝の疑いで、弥富市前ケ須町、無職A容疑者(31)を逮捕し15日、送検した。

 容疑では、架空の女性をかたってインターネットの出会い系サイトに投稿し、1月4日午後6時ごろ、一宮市内の飲食店駐車場で、この女性と会おうと来た岐阜県大垣市の会社員男性(32)に、女性は自分の妻だと説明。「慰謝料として40万円あれば気持ちが半分収まる」などと脅迫し、現金自動預払機(ATM)で引き出させた40万円を男性から受け取ったとされる。

 署によると、「間違いない」と容疑を認めている。

恐喝容疑で男を逮捕=長野
2013.02.14 東京朝刊 

 松本署は13日、安曇野市豊科田沢、自営業黒田昇容疑者(43)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、黒田容疑者は中信地方に住む男性(当時49歳)に金を貸すよう要求したが断られたことに憤慨。昨年9月下旬、「ふざけんな。俺は元ヤクザだって知ってるんだろうな」などと電話で脅迫し、現金30万円を脅し取った疑い。黒田容疑者は「金は受け取ったが、脅していない」と供述しているという。

デパート脅迫犯、事件から5日後に逮捕 /全州
2013.02.14 朝鮮日報 事件・事故 

 ロッテ百貨店全州店(全羅北道全州市完山区)を爆破すると脅し、5万ウォン(約4300円)札10キロ分を要求した容疑者が、事件発生から5日後の12日夜、警察に検挙された。

 全州完山警察署は13日「強盗や特殊窃盗など19の前科がある男(45)を、12日午後11時50分ごろ、全州市完山区中華山洞のワンルームマンションの前で緊急逮捕した」と発表した。警察は犯行現場周辺の監視カメラの映像を基に、犯行に使われた乗用車を確認し、これを追跡したところ、ワンルームマンションで荷物をまとめ、乗用車で逃亡しようとしていた男を発見、待ち伏せして取り押さえたという。

 男は犯行の直後、インターネットで「ロッテ百貨店」「100万ウォン(約8万6000円)の重さ」「便利屋」「中国への入国」といったワードのほか「Eマート(スーパー大手)」についても検索していたことが分かった。なお、警察は「共犯はいないとみられる」と説明した。

担任にバット見せ脅迫容疑、14歳逮捕/仙台南署
2013.02.09 河北新報記事情報 

担任にバット見せ脅迫容疑、14歳逮捕/仙台南署

 仙台南署は8日、暴力行為法違反の疑いで、仙台市若林区の男子中学生(14)を逮捕した。逮捕容疑は7日午前10時5分ごろ、通学する若林区の中学校の廊下で、担任の男性教員(36)=太白区=に金属バットを見せ、「ぶったたきに来た」などと言って脅迫した疑い。南署によると、生徒は7日朝、教員に服装の乱れを注意され、校則で持ち込みが禁止されている携帯電話を取り上げられた後、帰宅し金属バットを持ってきたという。

脅迫罪会社役員 起訴事実認める=岐阜
2013.02.08 中部朝刊

 2010年6月、恵那市の宅地造成事業に絡んで市職員を脅したとして、脅迫罪に問われた同市の不動産会社役員A被告(65)の初公判が7日、岐阜地裁多治見支部で開かれ、罪状認否でA被告は起訴事実を認めた。

 検察側は、「本来自分で負担するべき工費を市役所に負担させようとした動機は身勝手極まりない」と述べ罰金20万円を求刑。弁護側は「文句を言っただけで、反省もしている」と主張し、即日結審した。判決は、21日。

女性脅し、現金奪った疑い=山口
2013.02.08 西部朝刊 

 防府署は7日、防府市台道、職業訓練校生A容疑者(25)を強盗の疑いで逮捕した。発表によると、A容疑者は1月18日午前3時半頃、同市内の20歳代女性のアパートに侵入し、就寝中だった女性に布で目隠しし、持っていた手錠をかけて「騒いだら殺すぞ」と脅迫し、部屋にあったバッグの中の財布から1万円を奪った疑い。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 脅迫の罪状認める 恵那の職務強要 初公判で被告 地裁支部
2013.02.08 朝刊 

 【岐阜県】恵那市の民間宅地造成事業をめぐる職務強要事件で、市役所の男性職員=当時(56)=を脅したとして、脅迫の罪に問われた恵那市大井町、不動産会社役員A被告(65)の初公判が七日、岐阜地裁多治見支部であり、A被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は罰金二十万円を求刑し、即日結審した。判決は二十一日。

 起訴状などによると、A被告は二〇一〇年六月一日午後三時ごろ、市役所で、男性職員に対し「俺も何するか分からんぞ」「よう気をつけんさい」などと脅したとされる。

 検察側は「自身が負担すべき工事費を市に負担させようとし、断られると腹を立て脅した」と指摘。弁護側は被告が心臓に持病があり、現在も薬を服用していることなどから「一刻も早く治療が受けられるようにしてほしい」と述べた。

 A被告は昨年十二月七日、市に農業排水路の工事費を負担させようとしたとして、職務強要の疑いで逮捕されたが、嫌疑不十分で不起訴となった。

デパートに脅迫電話、1時間以上営業中止 /全州
2013.02.08 朝鮮日報 事件・事故 

 7日午後4時ごろ、全羅北道全州市完山区西新洞のロッテ百貨店完山店で「爆発物を仕掛けた」という脅迫電話を受け、客や従業員など数千人が避難する騒ぎとなった。

 脅迫電話は中年の男の声で、テレビ局の記者を公園に呼び出し、乗用車の爆発を見届けた後「ロッテ百貨店から5万ウォン(約4300円)札10キロ分(2億ウォン=約1700万円)の現金を受け取れ」と要求するものだった。結局、爆発物は発見されなかったが、旧正月(旧暦1月1日、今年は2月10日)を前に賑わっていた同百貨店は1時間以上にわたって営業中止を余儀なくされ、7?8階の映画館も大きな損失を被った。

 全北地方警察庁に出入りする地元テレビ局の記者の携帯電話に、犯人から最初に脅迫電話がかかってきたのは、今月6日午後0時20分ごろだった。

 犯人は「インターネットの自殺サイトの管理人」と名乗った後「会員たちが何か企んでいるようだ。会って話ししよう。撮影機材を持って、全州市完山区の孝子公園に来い」と要求した。

 犯人は7日午後2時30分ごろ、警察官と共に現場に到着した記者に電話をかけ「駐車場の東側に止めた青い車を撮影しろ」と命じた。この車は約30分後、爆発音とともに全焼した。

 犯人は再び記者に電話をかけ「ロッテ百貨店の内部に爆発物を仕掛けた。30分以内に同百貨店の最高責任者と会い、5万ウォン札10キロ分の現金を受け取れ」と要求した。また犯人は同百貨店の店長に対しても「われわれは死のうと決心した。90分時間を与える。警察に届け出るか、客を避難させたら爆発させる」と告げた。

 犯人は記者に対し、ギフト用壷入り蜂蜜の箱に現金を入れ、ロッテ百貨店の脇に止めた白い乗用車まで持ってくるよう求めた。警察は現金の代わりに、A4サイズの紙10キロ分を箱に入れ、記者と犯人が接触するよう仕向けた。だが犯人は、接触する場所をたびたび変え、午後7時40分ごろ「警察がついているからあきらめる。金はほかの人たちに配れ」と告げ、連絡を絶った。

 警察は午後4時45分ごろから「非常事態」という案内放送を流し、同百貨店や映画館の客や従業員たちを全員避難させた。客や従業員たちは15分ほどかけ、エスカレーターやエレベーターなどを利用して外に避難したが、けが人はいなかった。警察は救急車や消防車を待機させ、特殊急襲部隊(SAT)や爆発物処理班を動員して内部を調べたが、爆発物は発見されなかった。同百貨店は午後6時10分ごろに営業を再開したが、通常よりも1時間早い同7時30分に閉店した。

 警察は同百貨店の近くで待機していた白い乗用車の運転手を取り押さえたが、電話で依頼を受けたバイク便業者だったことが分かった。

 警察の調べによると、全焼した乗用車は今月4日、全州市完山区平和洞で盗まれたものだったという。警察は、車の下から焼け焦げたプロパンガスボンベが見つかったことから、脅迫犯がこのボンベを加熱したものと見ている。

 一方、犯人が犯行に使った携帯電話は、60代の男性の名義だったことが分かったが、盗まれた可能性があるとのことだ。

脅迫容疑で元毎日新聞記者を再逮捕
2013.02.07 東京朝刊 

 仙台市の女性会社員へのストーカー規制法違反容疑で逮捕された元毎日新聞記者、A容疑者(41)=東京都杉並区阿佐谷北1丁目=について、宮城県警は6日、この女性と女性の上司らを脅迫した疑いで再逮捕し、発表した。

 県警によると、A容疑者は昨年7月、女性の自宅に「死」と書いたファクスを送り、同12月には女性の上司の60代の会社役員方に「あんたと家族に復讐(ふくしゅう)してやる」と電話して脅した疑いがある。A容疑者は女性へのファクスは認めているが、上司への電話は「話したくない」と供述を拒んでいるという。

別れ話に脅迫容疑 福岡で逮捕、ナイフも所持 /福岡県
2013.02.02 西部地方版/福岡 

 交際相手の女性に別れ話を切り出され、「殺してやる」などと脅したとして、早良署は1日、住所不定、自称建設業A容疑者(33)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。

 発表によると、A容疑者は1月21日午前6時40分ごろ、福岡市城南区のパート女性(33)の自宅の玄関ドアをたたきながら、約5分間にわたって「殺してやる。お前みたいな女は生かしておけん」などと脅した疑いがある。

 同日早朝、女性宅で女性に別れ話を持ちかけられ、家を出た後に戻って来て脅したらしい。容疑を認めているという。

 その後、A容疑者は所在が分からなくなっていたが、1月31日深夜、自宅のチャイムを鳴らされた女性からの110番通報で駆けつけた署員が近くでA容疑者を見つけ、逮捕した。

 同容疑者はショルダーバッグの中に刃渡り約10センチの果物ナイフを持っていた。護身用だと話しているという。

 同署管内では1月30日、夫に暴力をふるわれていた女性をかくまっていた友人の女性が、夫に刺殺される事件があった。

 脅迫の疑い
2013.02.01 朝刊

 【三重県】尾鷲署は31日、脅迫の疑いで津市久居小野辺町、運転手Aを逮捕した。

 逮捕容疑は、25日午前6時20分ごろ、紀北町の元交際相手の女性(52)の携帯電話に「最後は刃物沙汰になる」などの内容の電子メールを送ったとされる。

 尾鷲署によるとA容疑者は容疑を認めている。

脅迫容疑 会社役員逮捕=岐阜
2013.01.30 中部朝刊 
 関署は29日、岐阜市北山、会社役員A容疑者(40)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、A容疑者は同日昼、関市川間町の関税務署1階面接ブースで、男性職員(59)を「俺の家族をぐちゃぐちゃにしたんやで、お前の家族もぐちゃぐちゃにしてやるでな」などと脅迫した疑い。A容疑者は「言い分が理解されず、頭に来た」と供述しているという。

知人女性を脅迫容疑=島根
2013.01.29 大阪朝刊 
 大田署は28日、大田市温泉津町井田、無職A被告(64)を脅迫の疑いで再逮捕した。発表によると、A被告は昨年10月29日午後5時50分頃、近くの知人男性宅から同町の農業女性(64)宅に電話し、「お前のところに油を持って行って火をつけてやる」と女性を脅迫した疑い。
 A被告は「覚えていない」と容疑を否認している。同署によると、女性はA被告と知り合いだったという。A被告は昨年12月25日に傷害容疑で逮捕され、今月11日に同罪で起訴されている。

逮捕状 被害者の名字隠す 女子高生に脅迫メール容疑 県警で初 弘前署=青森
2013.01.26 東京朝刊
 女子高生に携帯電話で脅迫メールを送りつけたとして、弘前署は25日、札幌市の男子高校生(17)を脅迫の疑いで逮捕した。同署は逮捕状を請求する際、個人が特定されないよう、被害者の名字を伏せたという。県警が逮捕状で個人情報を伏せるのは初めて。
 発表によると、男子高校生は昨年12月~今年1月、いずれも津軽地方在住の知人の女子高生2人に対し、危害を加えるとする内容のメールを携帯電話で送った疑い。
 男子高校生は2人と面識があったが、うち1人の名字を知らなかった。同署は、個人が特定されると危害の及ぶ可能性が高まると判断し、この女子高生の名字を伏せて逮捕状をとり、執行の際も名字を読み上げない配慮をした。
 逮捕状記載の個人情報を巡っては、神奈川県逗子市で起きたストーカー殺人事件を受け、被害者保護の観点から必要な場合は住所や名前を伏せるよう警察庁が昨年12月に全国の都道府県警に通達している。

愛知・警官脅迫:風俗店経営者、詐欺容疑で再逮捕 他人名義の口座開設
2013.01.26 中部朝刊 
 暴力団捜査を担当する愛知県警警部を脅迫した容疑で逮捕された風俗店グループ「Aグループ」の実質的経営者、A容疑者(55)=名古屋市昭和区=について、県警は25日、他人の名義を使って証券会社から証券口座をだまし取ったとして、詐欺の疑いで再逮捕した。
 県警はグループが指定暴力団A組B会の重要な資金源とみており、この証券会社は10年11月、「反社会的勢力」との理由でA容疑者との取引を停止していた。県警はA容疑者が他にも複数の他人名義口座を使用したとみて調べている。
 再逮捕の容疑は11年1月6日ごろ、元グループ関係者の男2人と共謀し、A容疑者が取引に使うことを隠し、うち1人の名義で東京都内の証券会社に口座を開設。IDやパスワードも取得、証券会社から口座を不正に取得したとしている。
 県警によると、A容疑者は「意味が分からない」と容疑を否認している。一方、共謀したとされる男2人は任意の調べに「A容疑者に指示されて口座を作った」と認めているといい、県警はこの2人を詐欺容疑で書類送検する方針。名古屋地検は25日、脅迫容疑についてA容疑者と別の2容疑者の計3人を処分保留とし、A容疑者以外を釈放した。名地検は処分保留としたことについて、「捜査中で、コメントは控える」としている。

首相脅迫メールなど120通 岡山の男、容疑で書類送検
2013.01.26 大阪朝刊 
 警察庁などのホームページ(HP)に安倍晋三首相の殺害予告メールが相次いで送られた事件で、警視庁捜査1課は25日、偽計業務妨害容疑で、岡山県に住む無職の男(25)を書類送検した。同課によると、「有名人を殺害するといえば、みんなが驚くと思った」と容疑を認めている。
 捜査関係者によると、男は任意の事情聴取に当初、所有するパソコン(PC)がウイルス感染した可能性を主張。メールの一部で遠隔操作ウイルス事件との関連が示唆されていたため、捜査1課が男のPCを調べたところ、ウイルスは検出されず、直接送信されていたことが確認された。
 男はすでに判明していた警察庁や国家公安委員会、自民党の他に、別の政治家などのHPにもメールを送ったことを認め、合わせて約120通に上るという。

 風俗店代表を再逮捕 詐欺容疑 警官脅迫は処分保留 愛知県警
2013.01.26 朝刊 
 名古屋を拠点に風俗店を経営する「Aグループ」代表A容疑者(55)ら三人が愛知県警の警部(48)に脅迫電話をかけたとして逮捕された事件で、県警は二十五日、自分が使うための証券取引口座を他人名義で開設したとして、詐欺容疑でA容疑者を再逮捕した。
 容疑では二〇一一年一月、グループ周辺者の男二人と共謀し、実際は自分が取引に使う目的を隠し、別人名義で東京都の証券会社に口座開設を申し込み、利用する権利などを不法に得たとされる。証券会社は二カ月前に、A容疑者を暴力団と関係のある反社会的勢力と認定し、取引を停止していた。
 県警によると、A容疑者は「意味が分からない」と容疑を否認。共謀した男二人は「A容疑者に指示された」と認めており、県警は二人も書類送検する。A容疑者は、ほかにも他人の証券取引口座を複数利用していたとみられるという。
 A容疑者は自身のブログで「この数年で何十億という利益を上げた投資の達人」と紹介し、デリバティブ(金融派生商品)取引の結果をつづっていた。
 県警は今月五日、A容疑者ら三人が一〇年七月十六日~八月十日の五回にわたり、捜査妨害を狙って警部を脅したとして脅迫容疑で逮捕。名古屋地検は二十五日、脅迫容疑については、A容疑者とグループ元幹部の男二人を処分保留で釈放した。

詐欺容疑で再逮捕 県警幹部脅迫は処分保留
2013.01.25 共同通信 
 愛知県警捜査4課などは25日、他人名義の証券取引口座を不正に取得するなどしたとして、詐欺の疑いで、名古屋市昭和区福原町2丁目、風俗店経営者A容疑者(55)を再逮捕した。「意味が分かりません」と否認している。
 A容疑者は今月5日、指定暴力団A組B会などの捜査を担当する愛知県警幹部への脅迫容疑で逮捕されたが、名古屋地検は同日、処分保留とした。地検はこの事件で逮捕された他の男性2人も処分保留で釈放。地検は「引き続き捜査中のためコメントは差し控える」としている。
 A容疑者の再逮捕容疑では、別の男性2人と共謀し2011年1月ごろ、A容疑者が使用することを隠して、インターネットなどを通じて男性名義の証券取引口座を開設。IDやパスワードが記載された書面などを東京都内の証券会社からだまし取ったとしている。
 県警によると、共謀した男性2人は、A容疑者が実質的に経営する風俗店グループ「A」の元関係者。「A容疑者の命令で口座を開設した」と容疑を認めており、県警は書類送検する方針。
 県警は、10年11月ごろに証券会社から取引停止とされたA容疑者が他人名義の口座を利用しようとしたとみて、目的などを調べる。
 A容疑者らは10年7~8月、名古屋市や長野県内の公衆電話から県警警部の携帯電話などに5回電話し、次女の実名を出し「次女がどうなっても知らないよ」などと脅して捜査中止を求めたとして逮捕されていた。一貫して否認している。

被害者情報伏せ令状 脅迫容疑、札幌の少年逮捕
2013.01.25 共同通信 
 青森県警弘前署は25日、女子高校生2人に、危害を加えるとの内容のメールを送ったとして、脅迫容疑で札幌市の男子高校生(17)を逮捕した。
 3人は顔見知りだが、男子高校生は女子高校生の1人について名前しか知らなかったため、同署はこの女子高校生の個人情報が男子高校生に漏れないよう、裁判官に捜査資料で説明し、逮捕状には、名字や住所が記載されなかった。
 昨年11月の神奈川県逗子市のストーカー殺人事件を受け、警察庁は被害者に配慮した対応を指示しており、弘前署はメールの文面などから、不記載を決めたとしている。
 逮捕容疑は昨年12月15日から同20日の間に、青森県の女子高校生(18)に2回、また今月13日に同県の別の女子高校生(18)に1回、それぞれ危害を加えるとの内容を書いたメールを携帯電話で送った疑い。

 安倍氏脅迫 メール送信元を特定 警視庁など 男を書類送検へ
2013.01.25 夕刊 
 昨秋に安倍晋三自民党総裁の殺害を予告するメールが送り付けられた事件で、警視庁などの合同捜査本部は近く偽計業務妨害容疑で、岡山県内の二十代の無職の男を書類送検する方針を固めた。
 捜査関係者によると、「安倍総裁を殺す」などの文言の脅迫メールが昨秋、自民党本部や警察庁などに約四十回送られた。男は犯行に関与し、自民党本部の警備を強化させるなど業務を妨害した疑いが持たれている。
 捜査本部は昨年十一月、IPアドレス(インターネット上の識別番号)から男のパソコンを押収。男は事情聴取に「ゲーム制作用のソフトをダウンロードしてからパソコンの動作が遅くなった」と説明。このため、捜査本部は当初、別人がパソコンを遠隔操作した可能性を調べていた。
 しかし、パソコンの解析で遠隔操作ウイルスに感染していないことが判明。その後、男は犯行への関与を認めた。

 債権トラブルで脅した疑い
2013.01.25 朝刊 
 【長野県】松本署は24日、脅迫の疑いで松本市蟻ケ崎、無職A容疑者(62)を逮捕した。
 逮捕容疑は、昨年11月8日、債権の請求の話し合いをしていた中信地方の男性(44)に「しまいには本当にきれるぞ。おたくの体に聞いてみれば分かるよ」などと脅したとされる。署によると、A容疑者は「話はしたが脅していない」と容疑を否認している。
 署によると、A容疑者は男性の兄弟の知人。

現金恐喝の疑い19歳少年を逮捕 江南署
2013.01.23 夕7-12版 
 江南署は23日、恐喝の疑いで、新潟市の解体作業員の少年(19)を逮捕した。
 逮捕容疑は18日、新潟市内を走行中の車内で同市の10代男性に対し、自分の知人男性に対する態度に言いがかりをつけ「不始末をした時は金を払うか、組に入るか」などと脅迫。1万2千円を脅し取った疑い。同署によると、少年は容疑を否認しているという。

会社役員から2000万円恐喝容疑 逮捕の38歳、否認 /熊本県
2013.01.22 西部地方版/熊本 
 虚偽の文書を作って現金2千万円を脅し取ったとして、熊本南署は21日、住所不定、無職A容疑者(38)を有印私文書偽造・同行使と恐喝の疑いで逮捕し、発表した。「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。
 同署によると、A容疑者は熊本市の会社役員の女性に対し、「(女性が経営する店の)元従業員が店で違法行為を強要されたと警察に訴える」などと脅迫。2009年10月中旬ごろ、同市中央区中央街の駐車場で「店のことを一切口外しない」などと書かれた誓約書と引き換えに現金2千万円を脅し取った疑いがある。誓約書には、「立会人」として「福岡県警本部刑事2課本部長」などと実在しない部署と人物の名前が書かれていたという。
q この女性は昨年8月、自宅から約1億6千万円を盗まれる被害にあっている。

ストーカー・脅迫容疑で男を逮捕 須磨署など=兵庫
2013.01.21 大阪朝刊
 元交際相手にしつこく電話やメールをしたなどとして、須磨署などは20日、宝塚市高松町、無職A容疑者(25)をストーカー規制法違反と脅迫の疑いで逮捕した。
 発表では、A容疑者は元交際相手の会社員女性(25)に復縁を迫り拒否されたにもかかわらず、14日から15日にかけ、「一切のお情けをかけないので覚悟してください」などとするメールを送ったり、繰り返し電話をかけたりした疑い。「ストーカーになるとは思ってなかった」と一部否認している。メールは13回、電話は5回に及ぶという。

手紙で脅した疑い、父逮捕
2013.01.17 共同通信 
 香川県警捜査1課は17日、長男(28)を脅したとして暴力行為法違反(常習的脅迫)の疑いで広島県呉市上二河町6の16、無職A容疑者(54)を逮捕した。
 逮捕容疑は2007年ごろから元妻に復縁を迫り、「殺す」と書いた手紙を数回送った上、仲裁に入った長男に昨年12月「今でも(殺す)考えは変わらない」との手紙を送り脅迫した疑い。
 県警によるとA容疑者は「脅すつもりはなかった」と容疑を否認している。

大村の消防士「裸の写真送れ」 強要未遂容疑、逮捕 /長崎県
2013.01.17 西部地方版/長崎 
 静岡県警細江暑は16日、大村市久原2丁目、消防士A容疑者(30)を強要未遂の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
 同署によると、A容疑者は昨年9月下旬から同10月上旬にかけて、浜松市北区に住む会社員の少女(19)の携帯電話に「裸の写真を送れ」と脅迫するメールを複数回送り、画像を送らせようとした疑いがある。少女が同10月上旬ごろ、同署に被害届を提出していた。
 2人はソーシャルメディアの「フェイスブック」で知り合ったという。

脅迫罪で会社役員起訴=岐阜
2013.01.17 中部朝刊 
 恵那市の宅地造成事業に絡んで市職員を脅したとして、岐阜地検は16日、同市の不動産会社役員A容疑者(65)を脅迫罪で岐阜地裁に起訴した。一方、排水路設置を市に強要したとする職務強要容疑については、嫌疑不十分で不起訴とした。
 起訴状によると、A容疑者は2010年6月1日、宅地造成事業に関連し、同市役所で担当の職員を「何するか分からんぞ」などと脅したとされる。

女性に脅迫メールを送った疑い=熊本
2013.01.17 西部朝刊 
 熊本南署は16日、熊本市南区平成1、会社員A容疑者(35)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、昨年12月5日、熊本市の飲食店従業員の女性(30)に対し、「完全に(無視)したら一家殺害事件たい」などとメールを送って脅迫した疑い。A容疑者は約1年前、飲食店の客として女性と知り合い、一方的に交際を迫っていたという。「無視されていたので、脅したら返信があると思った」と供述しているという。

元同僚を恐喝未遂容疑=石川
2013.01.17 東京朝刊 
 輪島署は16日、中能登町徳前、無職A容疑者(47)を恐喝未遂の疑いで緊急逮捕したと発表した。逮捕は11日付。
 発表によると、A容疑者は8日、輪島市の男性会社員(46)に脅迫文書を送りつけた疑い。
 文書には「11日午後10時、現金50万円を宝達志水町の公衆便所に置かなければ家族に危害を加える」などと書かれていた。男性が同署に通報し、張り込んでいた同署員らがA容疑者を取り押さえた。
 男性とA容疑者は会社の元同僚だったといい、調べに対し、「生活が苦しくお金に困っていた」と供述しているという。

強要未遂:19歳に裸画像要求 長崎の消防士、容疑で逮捕 /静岡
2013.01.17 地方版/静岡
 細江署は16日、長崎県大村市久原2、大村消防署消防士、A容疑者(30)を強要未遂容疑で逮捕した。容疑を認めているという。逮捕容疑は昨年9月下旬から10月上旬、浜松市北区に住む女性会社員(19)の携帯電話に「裸の写メを送れ」などと脅迫するメールを複数回送り、被害者に画像送信させることを要求したとしている。
 同署によると、A容疑者と女性は昨年9月にフェイスブック上で知り合い連絡先を交換した。

恵那の脅迫:不動産会社役員を起訴--地検多治見支部 /岐阜
2013.01.17 地方版/岐阜  
 岐阜地検多治見支部は16日、恵那市大井町、不動産会社役員、A容疑者(65)を脅迫罪で起訴した。
 起訴状などによると、A被告は10年6月1日午後3時過ぎ、A被告の所有地と隣接する市有地との境界に、本来は自分が設置すべき壁などを市の負担で作らせるため、市職員に「おれも何するかわからんぞ」などと怒鳴り、脅迫したとしたとしている。
 A被告は同様の目的で約13時間半にわたり市職員に要求し続けたとして職務強要容疑で逮捕されたが、同支部は16日付で同罪については容疑不十分で不起訴処分とした。

強要未遂:容疑で大村の消防士逮捕--静岡・細江署 /長崎
2013.01.17 地方版/長崎 
 静岡県警細江署は16日、大村市久原2、大村消防署消防士、A容疑者(30)を強要未遂容疑で逮捕。容疑を認めているという。
 逮捕容疑は昨年9月下旬から10月上旬、浜松市北区に住む女性会社員(19)の携帯電話に「裸の写メを送れ」などと脅迫するメールを複数回送り、画像を送信させることを要求したとしている。同署によると、A容疑者と女性は昨年9月にフェイスブック上で知り合い、連絡先を交換した。直後からメールが届くようになり、女性が翌10月、同署に相談した。

 恵那市職員脅迫 会社役員を起訴 地検多治見支部
2013.01.17 朝刊 
 【岐阜県】岐阜地検多治見支部は十六日、脅迫の罪で恵那市大井町、不動産会社役員A容疑者(65)を起訴した。
 起訴状によると、A被告は二〇一〇年六月一日午後三時ごろ、恵那市役所で、男性職員に対し「俺も何するかわからんぞ」「よう気をつけんさい」などと脅したとされる。
 高橋被告は昨年十二月七日、市に農業排水路の工事費を負担させようとしたとして、職務強要の疑いで逮捕されたが、同支部はこの日、嫌疑不十分で不起訴とした。

 警官脅迫容疑の男 別件の横領認める 名地裁初公判
2013.01.17 朝刊 
 自分の所有ではない車を売却したとして、横領の罪に問われた名古屋市千種区、無職A被告(43)の初公判が十六日、名古屋地裁であり、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
 起訴状によると、二〇〇八年十月三日、ローンを完済せず、信販会社に所有権がある乗用車(八百四十八万円相当)を二百五十万円で売却したとされる。
 被告は名古屋を拠点に風俗店を運営する通称「Aグループ」の元役員。昨年十二月に横領罪で起訴された後、愛知県警の警部に脅迫電話をかけた疑いで、グループ代表のA容疑者(55)らとともに逮捕された。
 公判で検察側は、被告が当時経営していた風俗店の経営不振などから、海外に逃亡する資金を稼ぐため、車を売却したと指摘した。

福岡の女子アナ脅迫で51歳男逮捕
2013.01.17 日刊スポーツ 
 福岡県警早良署は、RKB毎日放送(福岡市)に電話をかけ、同社を通して女性アナウンサー(41)を脅したとして、脅迫の疑いで北九州市の無職A容疑者(51)を逮捕した。容疑は、15日午後2時15分ごろから午後3時40分まで同社に3回電話し、応対者に女性アナウンサーについて「明日、出したときは殺す」と脅迫した疑い。

「懲らしめたかった」 元巡査部長、被告人質問で
2013.01.16 共同通信
 拳銃形の催涙スプレーで並走車の運転者を脅したとして、脅迫などの罪に問われた愛知県警運転免許課の元巡査部長A被告(50)=岐阜市=は16日、名古屋地裁(後藤真知子(ごとう・まちこ)裁判長)で開かれた公判の被告人質問で「速度違反を繰り返しているのを見て(運転者を)懲らしめようと思った」と動機を述べた。
自家用車に真正拳銃を隠し持っていたとされる銃刀法違反(加重所持)については「昔から興味があった」と答え、部屋を閉め切った状態で試射していたと明かした。
 起訴状によると、A被告は昨年7月6日、名古屋市の名古屋第2環状自動車道で並走する男性の車に拳銃の形をしたスプレーを向け脅迫し、また同12日には自家用車に回転式拳銃1丁と実弾を隠し持っていたなどとしている。

ネットに「教育委員長殺す」 「小学時代にいじめ」容疑者逮捕 県警 /埼玉県=続報注意
2013.01.16 東京地方版/埼玉
 インターネット掲示板に草加市教育委員長の殺害予告を書き込んだとして、県警サイバー犯罪対策課と草加署は、上尾市原市、東洋大学2年のA容疑者(24)を脅迫の疑いで逮捕し、15日発表した。
 同課によると、A容疑者は昨年10月4日午後2時20分ごろ、大学内のパソコンから掲示板に「10月15日に草加市の教育委員長を襲撃し殺す」「明日には草加市の小学校の女子生徒を拉致して殺す」などと書き込み、教育委員長を脅した疑いがある。パソコンは、在学生ならば自由に使える状態にあったという。
 A容疑者は容疑を認め、「草加市に住んでいた小学生のころにいじめられたのは、教育委員会のせいだと思った」などと供述しているという。
 この掲示板には翌5日にも「草加市の複数の学校に爆弾を仕掛ける」などといった書き込みがあり、同課などで関連を調べている。
 <続報注意>
 さいたま地検は2013年3月26日、Aさんを不起訴処分とした。

[追う]警部脅迫 苦しい捜査 3容疑者否認 実行犯特定に全力=中部
2013.01.16 中部朝刊 
 愛知県警の男性警部(48)に脅迫電話をかけたとして、名古屋市に拠点を置く風俗店グループ「Aグループ」実質経営者、A容疑者(55)ら3人が脅迫容疑で逮捕され、16日で最初の勾留期限(10日間)を迎える。暴力団捜査を担当する現職警察官が、家族の名前を出されて脅された異例の事件だけに、県警は組織の威信をかけて逮捕に踏み切った。ただ、電話をかけた実行犯すら特定できておらず、3人はいずれも容疑を否認しており、苦しい捜査が続いている。
 ■動機
 問題となっているのは、警部の携帯電話や自宅にかかってきた5本の電話だ。1本目は、2010年7月16日午後1時。男の声で、「絶対にお前を潰してやるからな」などと言って切れた。
 その後も脅迫電話は続き、「娘がどうなっても知らないよ」などの言葉もあった。脅迫電話の中に「青の捜査をしているな」とAグループを示唆する文言があり、A容疑者らの存在が浮上した。
 県警は、以前からグループが指定暴力団A組B会の資金源になっているとみて捜査していた。両者の接点はその後、身分を隠したB会幹部とゴルフをしたことが詐欺罪に問われた事件などで明るみにでたが、当時はつかみかねていた。
 警部は、グループとB会の関係を調べる捜査班の責任者だった。捜査の過程で、A容疑者が名古屋市名東区に約5000平方メートルの土地を購入しており、自宅を新築後、暴力団関連施設になるとの情報があることをつかむ。その後、A容疑者から直接電話があり、「いい付き合いをしたい」と言われたが、警部は拒否した。警部からこの経緯を聞いた東京都内のゼネコンが手を引いたため、自宅の建築計画は宙に浮いた。約1か月後、警部への脅迫電話が始まった。
 ■証拠
 A容疑者の周辺を捜査する過程で浮かび上がったのが、グループの風俗店で店長などを務めていたB(38)、C(43)両容疑者だ。
 捜査の結果、B容疑者は、名古屋市北区の探偵業者などを通じ、脅迫電話が始まる3日前までに警部の住民票や自宅の電話番号を入手。C容疑者は、中央自動車道の長野県内のサービスエリア(SA)にある公衆電話から5回目の脅迫電話がかけられた時刻の少し前、近くにいたとみられることが監視カメラで確認された。逮捕した3人がこの日、近くにあるA容疑者の別荘にいたことも分かった。
 ■集大成へ
 状況証拠の積み重ねで県警は3人を逮捕したが、捜査は難航している。
 B容疑者は、警部の個人情報を調べたことは認めているが、依頼者の名前や動機は明かしていない。脅迫容疑については、3人とも一貫して容疑を否認。実際に誰がどの脅迫電話をかけたのかも不明のままで、A容疑者の指示をうかがわせる供述や証拠もない。
 県警は、この脅迫事件をきっかけに、長野県警警察官の車両情報漏えい事件や携帯電話各社の販売代理店店長らによる顧客情報漏えい事件などで計32人を逮捕するなど、探偵業者らによる個人情報売買の実体を解明しつつある。今回の事件は、一連の事件の集大成といえ、捜査手腕が問われているだけに、捜査幹部は「何としても起訴に持ち込むだけの証拠をそろえる」と意気込んでいる。

脅迫:容疑で東洋大生逮捕 草加市教委の委員長殺害予告 /埼玉
2013.01.16 地方版/埼玉 
 インターネットの電子掲示板に草加市教育委員会の委員長の殺害予告を書き込んだとして、県警は15日、上尾市原市の東洋大2年、A容疑者(24)を脅迫容疑で逮捕、送検したと発表した。
 逮捕は14日。容疑は昨年10月4日午後2時20分ごろ、東京都文京区の同大学で、不特定多数が閲覧可能な電子掲示板に「10月15日に草加市の教育委員長を襲撃し殺す」などと書き込み、脅迫したとしている。県警によると、A容疑者は容疑を認め、「小学生のころ草加市に住んでいた時、いじめられた。それは教育委員会のせいだ」と供述しているという。
 学生の逮捕を受け、東洋大は「学生に対する人権教育を強化し、再発防止に努めてまいります」との竹村牧男学長名のコメントをホームページに掲載した。

ネット掲示板に小学生殺害予告 大学生逮捕
2013.01.16 日本テレビ
他人のパソコンからネット掲示板に小学生を殺害するという犯行予告を書き込んだ24歳の大学生が脅迫の疑いで逮捕された。大学生は校内の他人のパソコンから犯行予告をしていたが自分のIDで脅迫を擁護する書き込みを行なったため容疑者特定につながった。大学生は容疑を認めている。

「生徒殺す」脅迫文 大東大一高に届く
2013.01.13 東京朝刊 
 大東文化大学第一高校(板橋区高島平)に「包丁で生徒を殺す」などと書かれた封書が郵送されていたことが12日、高島平署への取材で分かった。同署は威力業務妨害などの疑いで捜査している。
 同署によると、封書が届いたのは9日午後。「1月12日に包丁で生徒を人質に取り殺す」などと書かれており、封筒の裏には「川口市」と記されていた。
 同校は同署に通報し警備を依頼するとともに、通常、土曜日にも授業があるが臨時休校とした。また、大学のキャンパスに併設されており、キャンパスも閉鎖された。

[事件・事故]脅迫容疑で少年逮捕 今治署
2013.01.13 朝刊 
 ◆脅迫容疑で少年逮捕 今治署は12日、脅迫の疑いで今治市、農業手伝いの少年(18)を逮捕した。容疑は2012年12月30日午後3時45分ごろ、市内の母親(38)に電話し「殺すぞ。おまえ一人になったら引きずりまわしてやっちゃるけんの」などと脅迫した疑い。同署によると、少年は「電話したが、殺すぞとは言っていない」と容疑を否認している。

脅迫メールの疑い=石川
2013.01.12 東京朝刊 
 津幡署は11日、兵庫県西宮市、自称派遣社員A容疑者(22)を脅迫の疑いで逮捕した。
 発表によると、A容疑者は9日、金沢市の女性(25)に「殺すぞ」などの携帯メールを送った疑い。A容疑者と女性は昨年12月頃にブログを通じて知り合った。A容疑者は女性に交際を申し込んだが拒絶されたという。

証人威迫と脅迫容疑で3人逮捕=宮城
2013.01.11 東京朝刊 
 石巻署は10日、仙台市太白区長町、整骨院経営A被告(50)(傷害罪で公判中)、同市宮城野区苦竹、会社員B容疑者(52)、秋田市寺内、自営業C容疑者(52)の3人を証人威迫と脅迫の疑いで逮捕した。
 発表によると、3人は昨年10月13日、A被告が裁判で有利になる証言を被害者にさせるため、被害者の弟を「証拠を残さず人を殺すこともできる」と脅して兄に働きかけるよう強要し、従わなければ弟とその家族に危害が及ぶと脅迫した疑い。3人は同じ高校の出身で、いずれも容疑を否認しているという。
 阿部被告は2011年12月、女川町の養殖業の男性(42)をバットで殴り腕の骨を折るけがを負わせたとして傷害容疑で逮捕、起訴され、その後保釈されていた。

 情報漏えい 「情報屋」3人に罰金 名地裁判決 「悪用顧みなかった」
2013.01.10 夕刊 
 個人情報の売買を仲介する「情報屋」による情報漏えい事件で住民基本台帳法違反などの罪に問われた情報屋、久松淳二被告(37)=名古屋市名東区=ら三人の判決公判が十日、名古屋地裁であった。
 神原浩裁判官は「常習的な犯行で、犯罪に利用される可能性を顧みなかった」としてA被告に罰金二百万円(求刑罰金二百五十万円)、元従業員のB被告(38)=愛知県大治町=とC被告(44)=名古屋市南区=に罰金百万円(同百五十万円)を言い渡した。
 判決によると、三人は他の共犯者らと二〇一一年八月、行政書士が使う専用書類にうその申請目的を記し愛知県蒲郡市の男性会社員ら二人の住民票などを手に入れた。愛知県瀬戸市、稲沢市でも同様の犯行を繰り返した。
 これまでの捜査によると、A被告らが不正に取得した別の個人情報をもとに、名古屋を拠点に風俗店を運営する「Aグループ」代表のA容疑者(55)らが愛知県警の警部に脅迫電話をかけたとされる。

容疑者、警部宅を探る 報道関係者身辺も 警官脅迫 【名古屋】
2013.01.09 名古屋朝刊 
 愛知県警の暴力団捜査担当の警部に、捜査を阻む目的とみられる脅迫電話がかけられた事件で、風俗店グループ「A」元役員のC容疑者(42)が、警部の自宅を探ったり、脅迫電話の後も別の県警幹部や報道関係者の個人情報を調べたりしていた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。県警は、グループ実質経営者のA容疑者(55)の指示とみている。
 捜査関係者によると、警部への脅迫事件の前年の2009年末ごろ、C容疑者は名古屋市北区の探偵事務所に出入りするようになり、素行調査などの基本を身につけた。10年6月25日、C容疑者がこの探偵事務所に警部の身辺調査を頼み、7月13日までに住所や住民票の写しなどの個人情報が青木容疑者に渡った。
 7月16日午前、警部の自宅付近でC容疑者がうろついているのが目撃された。最初の脅迫電話があったのは同日午後1時3分だった。計5回の脅迫電話は、警部の娘の名前を告げて、Aグループに対する捜査をやめるよう求める内容だった。住民票で娘の名前を知ったとみられる。
 調べに対し、C容疑者は「警部のことを調べて、自宅の確認に行ったことは間違いないが、脅迫電話はかけていない」と供述しているという。
 C容疑者はこれまでの捜査で、警部のほかにも、Aグループの捜査を指揮する県警幹部や報道関係者の住所などを調べていた形跡があるという。

警視の情報も入手*愛知・県警幹部脅迫の容疑者
2013.01.08 北海道新聞朝刊全道 
 指定暴力団A組B会などの捜査を担当する愛知県警幹部の警部を脅迫したとして逮捕された無職C容疑者(42)が2011年春、情報屋と呼ばれる業者を通じ、別の県警幹部の自宅住所などの個人情報も入手していたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、別の幹部は当時、捜査4課で風俗店経営A容疑者(55)=脅迫容疑で逮捕=が関わった詐欺事件を捜査していた警視。県警は、A容疑者が経営する風俗店グループの幹部だったC容疑者が、A容疑者に指示され、同容疑者の捜査を担当する県警幹部を脅迫するため情報を集めていたとみて調べている。

警官脅迫 自宅新築頓挫で逆恨みか
2013.01.07 大阪朝刊 
 指定暴力団A組B会などの捜査中止を愛知県警幹部に迫ったとして、脅迫容疑で同県警に逮捕された風俗店経営のA容疑者(55)が事件前後、「幹部のせいで家が建たない」と周囲に話していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。A容疑者は平成22年7~8月、幹部の自宅などに次女の名前を出して脅迫し、捜査中止を求めたとして逮捕された。A容疑者は当時、自宅新築のため名古屋市名東区に約6億円で土地を購入。同年3月に、建設会社と約19億円で工事契約を結んだ。しかしA容疑者が実質経営する風俗店グループがB会と密接な関係があるとみて県警幹部が建設会社側に事情を伝え、建設会社は工事契約を解除。これを逆恨みした犯行とみて、県警はA容疑者を追及する。

 警官脅迫 別の捜査幹部住所も入手 詐欺事件動き探る?
2013.01.07 夕刊 
 名古屋を拠点に風俗店を経営する「Aグループ」代表A容疑者(55)ら三人が、愛知県警の警部(48)に脅迫電話をかけたとされる事件で、共犯で逮捕されたB容疑者(42)が、二〇一一年四月末にA容疑者が詐欺事件で逮捕される直前、別の捜査幹部の自宅住所などの情報も入手していたことが分かった。幹部はこの詐欺事件を担当していた。県警は、A容疑者が、捜査の手が身近に迫るとB容疑者を使い、県警側の動きを探っていたとみている。 捜査関係者への取材では、この捜査幹部は当時、暴力団捜査を担当する捜査四課に所属。警部の時と同様に、C容疑者が名古屋市の探偵会社に依頼し、固定電話番号から自宅住所などを割り出したとみられる。 県警は、A容疑者がかねて、指定暴力団A組B会を資金的に支える有力な「共生者」とみて、この幹部が率いる班が捜査を進めていた。
 C容疑者が幹部の住所などを調べた直後、県警はA容疑者とB会ナンバー2の最高幹部(52)らを、金融機関からマンション購入資金をだまし取った詐欺容疑で逮捕=最高幹部は不起訴。それまで不透明だった両者の関係を、初めて浮かび上がらせた。 この事件を皮切りに、A容疑者は八月までに計四回、逮捕され、昨年三月には、懲役二年六月、執行猶予四年の有罪判決を受けた。 捜査関係者によると、C容疑者は風俗店の経営を任されたAグループ幹部だったが、一〇年十一月、「D探偵社」設立を愛知県公安委員会に届け出て、探偵業を始めた。A容疑者の指示だったとみられる。県警は、A容疑者が、探偵会社をグループ傘下に置き、捜査関係者の身元調査などに利用しようとしたとみている。
 県警は七日、佐藤容疑者ら三人を送検した。
    ◇
 A容疑者が逮捕される経緯
 2010年4月 愛知県警が捜査4課に「A特別対策室」を設置
     6月 C容疑者が、探偵会社に県警警部の個人情報の調査を依頼。住所や家族構成などを入手
   7~8月 警部の自宅などに捜査中止を迫る脅迫電話がかかる
    11月 C容疑者が自ら探偵会社を設立
 2011年4月 C容疑者が、警部とは別の捜査幹部の住所などを入手
    同月末 捜査幹部が率いる捜査班がA容疑者とB会ナンバー2の最高幹部を詐欺容疑で逮捕。A容疑者は8月までに計4回逮捕される
 2012年3月 名古屋地裁が、A容疑者に懲役2年6月、執行猶予4年を言い渡す
 2013年1月 A容疑者ら3人を脅迫容疑で逮捕

警部の個人情報を不正収集 脅迫容疑者、複数の探偵に依頼 愛知
2013.01.06 東京朝刊 
 愛知県警で暴力団捜査を担当する警部に脅迫電話をかけたとして、名古屋市の風俗店グループ「A」の実質的経営者のA容疑者(55)=同市昭和区=ら3人が逮捕された事件で、A容疑者らが、探偵を使って警部の家族構成などの個人情報を不正に調べ上げていたことが捜査関係者への取材でわかった。県警は、こうした情報が捜査を阻む目的で脅迫に使われたとみている。 県警は5日、3人の逮捕について発表した。逮捕されたのはほかに、いずれもグループ元役員のB(37)=東京都世田谷区=とC(42)=名古屋市千種区=の両容疑者。3人とも容疑を否認しているという。 A容疑者らは2010年7~8月、警部の自宅や携帯電話に計5回電話をかけ、娘に危害を加えることをほのめかしたり、「絶対にお前をつぶしてやる」と告げたりして脅した疑いがある。 脅迫電話の3週間前、C容疑者が、名古屋市の探偵に警部の個人情報の入手を頼んでいたことが県警の捜査で判明。複数の探偵を通じて、警部が契約する携帯電話会社ソフトバンクの岡山市の販売店から、警部の住所が漏れていた。 さらに住所をもとに東京の司法書士の名前で警部の戸籍謄本が取られていた。県警は脅迫電話をかけたのはB容疑者とみている。
 ●個人情報の闇売買、明るみに
 役所や企業が管理する個人情報が闇市場で売られる「個人情報ビジネス」は、警部への脅迫事件の捜査がきっかけで明るみに出た。 県警の最大の目標は、A組組長の出身母体であるB会の弱体化だ。そのためには、同会の資金力を支える最有力の「C」とみるDグループの摘発が不可欠だった。
 捜査関係者によると、Dグループは、名古屋市を中心に東海や四国に性風俗店など数十店を展開。1990年代から売り上げを伸ばしてきた。
 県警がDグループへの内偵捜査を本格化させたのは2010年ごろ。脅迫の被害にあった警部が捜査班を率いていた。脅迫電話をかけてきた男は、警部の娘の名前を告げたうえ、自宅の住所や車のナンバーも知っていた。
 情報が正確だったことから、県警は警部の個人情報の漏洩(ろうえい)源をたどる捜査に着手。個人情報の不正入手にかかわっていた複数の探偵業者を家宅捜索。警部以外にも、携帯電話の顧客情報のほか、雇用保険の被保険者の職歴情報、車のナンバーといったあらゆる個人情報が探偵業者を通じて売り買いされていることが次々に明らかになった。
 県警は11年秋から、探偵や漏洩源となっていた司法書士、警察官、労働局職員ら計33人を逮捕した。

県警幹部に脅迫電話容疑 風俗店経営者ら3人逮捕
2013.01.05 共同通信 
 愛知県警は5日、指定暴力団A組などの捜査を担当する県警幹部に、家族の名前を出して脅し、捜査の中止を求める電話をしたとして、脅迫の疑いで、風俗店経営 A容疑者(55)=名古屋市昭和区=ら3人を逮捕した。
 他に逮捕されたのは無職B容疑者(37)=東京都世田谷区=と、無職
C容疑者(42)=名古屋市千種区。A容疑者とB容疑者は「自分は関係ない」などと否認。C容疑者は「電話はかけていない」と否認する一方、入手した幹部の携帯電話番号から「住所や家族のことを調べたのは間違いない」と供述している。 逮捕容疑は2010年7~8月、名古屋市や長野県内の公衆電話から、幹部の携帯電話や自宅に5回にわたり電話し、次女の実名を出し「次女がどうなっても知らないよ」「絶対におまえをつぶしてやる」などと脅迫し捜査中止を求めた疑い。この幹部は当時、A容疑者が実質的に経営する風俗店グループがA会と密接な関係にあるとみて捜査していた。県警は11年、長野県のゴルフ場で身分を隠してA会ナンバー2の若頭とプレーしたとして、詐欺容疑などでA容疑者を逮捕。A容疑者は12年に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。 県警によると、A容疑者が、当時グループ会社の役員だった2人に幹部の住民票など個人情報の入手と脅迫を指示。B容疑者が「情報屋」と呼ばれる業者に依頼して情報を入手し、C容疑者が電話の一部をかけたとみている。県警は他にも脅迫電話をかけた実行犯がいるとみて調べる。 県警は12年、この幹部の住民票や個人情報を不正取得したとして、都内の司法書士事務所経営者や探偵業者、ソフトバンクモバイル代理店の元店長らを逮捕、いずれも戸籍法違反などの罪で有罪判決を受けた。

報道された脅迫事件 2014年
報道された脅迫事件
報道された脅迫事件

脅迫の疑いで逮捕 葛西署 /東京都
2014.12.28 東京地方版/東京 

 葛西署は、兵庫県赤穂市尾崎、職業不詳K容疑者(23)を脅迫の疑いで逮捕し、27日発表した。

 署によると、K容疑者は今月16日、江戸川区の20代女性宅で、「おれは関西のヤクザの息子だ。すぐにでもお前を殺すこともできる」と女性を怒鳴り、脅迫した疑いがある。

 K容疑者は今月上旬に女性と出会い系サイトで知り合い、直後から女性宅に居座っていたが、退去を求められていた、と署は説明している。「すぐに殺せる、とは言っていない」と容疑を一部否認しているという。

社説:リベンジポルノ 根絶へ厳しい対応を
2014.12.28 東京朝刊 

 恋愛や夫婦関係にあった当時に撮った裸などの写真や動画を、別れた後に腹いせでインターネットに流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が深刻化している。

 このため、罰則を盛り込んだリベンジポルノ防止法が衆議院解散前の臨時国会で成立し、施行された。

 いったん流出したネット上の記録の消去は困難だ。被害者は心の痛手を長期間負い続けることになる。リベンジポルノは、相手を信じた気持ちを裏切り、写真などを撮らせた弱みにつけこむ卑劣な犯罪だ。性暴力であり、究極の人権侵害でもある。

 新法が成立したのは、既存の法制では処罰が難しい事案があるうえ、流出した画像を早く消去する現実的な手立てがなかったからだ。例えば、画像をばらまくと脅して交際を続けるよう求めれば脅迫罪に当たる。実際にそうした摘発例はあるが、刑法のわいせつ物頒布(はんぷ)罪などは、わいせつ性の定義の壁で、摘発に結びつきにくかった。新法を生かし、積極的な摘発や運用でリベンジポルノを根絶させたい。

 防止法は、被写体を特定できる方法で個人的に撮影した裸の写真などをネット上に公表したり、公表させる目的で第三者に提供したりした者への処罰規定を設けた。公表した場合の法定刑は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金だ。

 また、プロバイダー(接続業者)責任制限法の特例を設け、プロバイダーが被害の申し出を受けて発信者に照会後、画像を消去するまでの期間を7日間から2日間に短縮した。

 法には「私生活の平穏」との文言を盛り込み、プライバシーの保護目的であることも前面に打ち出した。

 リベンジポルノが広く知られるようになったのは、東京都内で昨年起きたストーカー殺人事件がきっかけだ。被告は被害者の画像をネットに流していた。

 警察などによる公式的な統計はないが、事件後に同様の被害に遭った若者を中心に民間団体などへの相談件数が急増しているという。警察は今後、被害者の立場で一層積極的に取り締まりに当たるべきだ。

 プロバイダーの役割も重要だ。画像削除は自主判断に任せられており義務ではないが、被害の深刻さを考えれば警察への速やかな通報を含め、踏み込んだ対応が求められる。

 被害を根っこから絶つためには啓発や教育も重要だろう。他人に見られて困るような写真や画像を撮らせないよう家庭や学校でしっかり教えたい。ネット空間で知り合った人ならばなおさらだ。いったん海外に流れれば消去は国内以上に困難だ。ネットの利便性の裏側にひそむ危険性について認識を深めさせたい。

ネットで知り合った女性宅に居座り脅迫
2014.12.28 日刊スポーツ 

 インターネットで知り合った女性宅に居座り「すぐにでも殺せる」と脅迫したとして、警視庁は27日までに、兵庫県赤穂市尾崎の職業不詳K容疑者(23)を脅迫の疑いで逮捕した。容疑を一部否認しているという。女性が警視庁に被害届を提出後にK容疑者は逃走。ストーカーの犯罪歴があり、警視庁は女性の関係先の警備を他県警に要請するとともにK容疑者を全国に指名手配。兵庫県警が25日、赤穂市の自宅で取り押さえた。

 警視庁葛西署によると、K容疑者の逮捕容疑は16日、東京都江戸川区内の20代女性宅で部屋から出ていくよう求められ「俺は関西のヤクザの息子だ」「すぐにでもお前を殺すこともできる」などと、怒鳴りつけ、脅迫した疑い。調べに対し、「知り合いにヤクザがいるとは言ったが、すぐにでも殺すとは言っていない」と供述しているという。

 K容疑者と女性は今月上旬、ネットを通じて知り合い、都内で会うことになった。K容疑者から「泊まるところがない。2~3日泊めて」と頼まれた女性は、かわいそうになって了承。しかし、2~3日後の16日、「友人が来るので部屋から出てほしい」と頼むと、K容疑者の態度が一変。怒鳴り声で女性を脅したという。

 K容疑者はその後も数日間居座ったという。女性は隙を見て、近くの交番に被害届を提出。署は緊急性が高いと判断し、女性を保護した。署員が女性宅を訪ねたが、K容疑者はすでに逃走。周辺の防犯カメラの映像で、女性を探し回るような姿が確認された。

 警視庁は女性宅で確認した指紋から、ストーカー犯罪歴のあったK容疑者を特定。全国に指名手配した。さらに、K容疑者が女性を探す過程で、女性の実家などに危害を加える可能性も考慮。DVやストーカー犯罪対策専門の「警視庁人身関連事案事態対処チーム」が捜査に加わり、女性の親族ら関係者の周辺警備を他県警に要請した。

 被害届から数日後の25日、赤穂市の自宅に戻ったK容疑者を兵庫県警が取り押さえた。

恐喝未遂で起訴=埼玉
2014.12.27 東京朝刊

 さいたま地検は26日、東京都東村山市久米川町、輸入雑貨販売業T容疑者(69)を恐喝未遂罪でさいたま地裁に起訴した。

 起訴状などによると、T容疑者は10月17日と11月5日の2回、スーパーマーケット「ヤオコー」の川越市の本社に「これは脅迫状です」「6000万円を出してくれるよう要求します」「要求を受けないときは客の家を爆破する」などと書かれた脅迫状を東村山市内のポストなどから郵送し、現金を脅し取ろうとしたとされる。

元交際相手脅迫事件、大阪市職員を不起訴
2014.12.25 大阪朝刊 

 元交際相手の女性をメールで脅迫したとして、府警に脅迫容疑で逮捕された大阪市交通局の男性職員(52)について、大阪地検は24日、不起訴処分とした。地検は処分理由を明らかにしていない。府警によると、職員は10月13、14両日、交際していた40代女性の携帯電話に「絶対別れたれへんし、死ぬときは一緒じゃ」などの内容のメールを8回送信し、脅迫したとして逮捕された。その後、勾留が認められず、在宅で捜査を継続していた。

リベンジポルノ道内でも*元交際相手による画像流出…*1~11月*道警相談増*脅迫容疑で男逮捕
2014.12.21 北海道新聞朝刊全道 

 元交際相手の性的な写真をインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」被害が全国で相次ぐ中、道内でも被害相談が目立ち始めている。道警によると、今年1~11月末に寄せられた相談は18件で、相手が脅迫容疑などで逮捕された事案もあった。リベンジポルノを取り締まる「私事性的画像記録の提供被害防止法」も17日から全面施行され、道警は今後も摘発や啓発を強化する方針だ。

 道警によると、今年11月末までに「元彼に裸の画像を撮影された」などと寄せられた相談は18件で、相談者のうち17人が女性だった。相手の男性は大半が元交際相手。相談者の年齢は20代8人、30代5人と若年層でのトラブルが目立つ。

 このうち、交流サイト「フェイスブック」に元交際相手の女性の裸の画像を送信し、女性を「おまえも退職願を出した方が良い」などと脅したケースもあった。道警は、脅迫容疑や児童ポルノ禁止法違反(製造)容疑で男3人を逮捕している。

 リベンジポルノの摘発には従来、名誉毀損(きそん)罪や公然わいせつ罪などが適用されてきた。だが近年利用が進むスマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」など特定の人物に送った場合は不特定多数に公開したとは言えず、違法性を問えない例もあり、対策を求める声が上がっていた。

 私事性的画像記録の提供被害防止法では、プライベートで撮影された裸など性的な画像や写真を不特定多数に提供する「公表罪」に加え、流出させる目的で他人に提供する「公表目的提供罪」を設定。公表罪は3年以下の懲役または50万円以下の罰金、公表目的提供罪は1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。道警は「被害防止のために早めに相談してほしい」と呼び掛けている。

【潜む悪意 ネット社会の落とし穴】性的動画、送信ご注意
2014.12.16 大阪朝刊 

 ■被害大半は男性「ばらまく」脅迫横行

 振られた腹いせなどで元交際相手の性的なプライベート画像をインターネット上に掲載する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」が社会問題化する中、出会い系サイトなどで知り合った相手に性的な動画を送り、その後、動画を流出させると脅されて現金を要求される事案が今秋以降に発生しているとして、独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA、東京)が注意を呼びかけている。

 IPAによると、こういった被害は「セクストーション」と呼ばれる。セクストーションとは、「sex(性的な)」と「extortion(強要)」を掛け合わせた造語。

 相談を寄せる被害者のほとんどが男性。スマートフォンの出会い系サイトで知り合った女性に「動画アプリを使って恥ずかしい姿を見せ合おう」などと誘われ、指定されたアプリをインストール。その後、裸などの動画を投稿すると、後日見知らぬ電話番号から着信があり「動画をばらまかれたくなければ金を払え」と要求された-という。

 さらに、「電話帳の友人や家族にばらまく」と脅されたケースもあり、インストールした動画アプリが、スマホに登録されている電話帳情報を抜き取る機能を持っていた可能性がある。

 IPAによると今年9月以降、同様の相談が数件寄せられた。IPAの担当者は「身近な人に恥ずかしい動画を見られる恐怖を与えることで、金を脅し取れる確率が高まると考えたのではないか」としている。

リベンジポルノ 摘発強化、狭まる網 海外サーバーにもメス
2014.12.10 大阪朝刊 

 平成25年に警察が摘発した児童ポルノ製造事件は797件。うち318件は強要されるなどして児童らが自ら撮影したケースだった。こうした画像は流出の危険をはらんでおり、捜査当局はリベンジポルノ対策法の成立以前にも摘発を強めていた。

 昨年12月、無職男が中学2年女子生徒を「お前のムービーばらまいても?」と脅迫。相談を受けた京都府警は男の自宅を捜索し、公開は食い止められた。被害者が中学生だったため、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑を適用できた。

 写真をネット上にばらまく行為はどうか。今年5月に名古屋地裁で実刑判決を受けた男の事件では、元交際相手の女性の実名を記載した掲示板を立ち上げ、顔入りの画像を掲載したことが名誉毀損(きそん)罪にあたり、違法と判断された。

 リベンジポルノを助長する“犯罪インフラ”にも捜査のメスが入り始めた。

 ブログや動画サービスを展開する「FC2」の運営元とみられる大阪市内の会社に今年9月、京都府警が家宅捜索に入った。FC2の動画投稿サイトで性行為をライブ配信した男らが逮捕された事件に関連した公然わいせつ幇助(ほうじょ)容疑だ。

 画像などが保存されている「サーバー」が海外にある場合、国内法の適用外である上、管理会社や運営実態が不透明なケースが多く、摘発は難しいとされる。その代表格ともいわれていたのがFC2。違法配信で逮捕された男らも「海外サーバーなので大丈夫と思った」と供述していた。

 しかし、京都府警は、実質的に国内で運営されていたことを突き止め、摘発に踏み切った。捜査関係者は「海外サイトがインフラとなっている面は否めないが、メスを入れていく」と警告。違法画像の摘発に、もはや不可能はない。

【潜む悪意 ネット社会の落とし穴】卑劣 リベンジポルノ
2014.12.10 大阪朝刊 

 ■愛情装い「裸見たい」 画像送信悔い、相談急増

 インターネットの進化は、瞬時に大量の情報を得られる便利さと、“悪意”をまき散らす手段をもたらした。性的な画像や動画を元交際相手らがネットに投稿する「リベンジポルノ」。先の臨時国会で対策法が成立し、17日からは罰則適用が始まる。取り締まりの強化が期待されるが、一度ネットにさらされた画像の拡散を止めることは不可能で、被害者は半永久的に流出の危険におびえることになる。「振られた腹いせ」の「リベンジ=復讐(ふくしゅう)」。実態は単なる逆恨み。何があっても裸の画像を与えない。そんなモノを求めるのは、愛でも何でもない。

 「催促がしつこくて。後のことなんて、そのときは考えなかった」。東京都内の20代の女性会社員は、代償の大きさを実感しないまま、画像を送信した。

 ◆しつこい催促

 高校生のころ、ネットの会員制交流サイトで30代男性と知り合った。メールで愚痴を聞いてくれたり、相談に乗ってくれたりした。友人の一人と思っていた。

 「ちょっと見たいから、裸の写真を送ってよ」

 何度も断った。でも執拗(しつよう)に催促のメールが来る。あまりのしつこさに、裸の上半身を1枚“自撮り”して、送ってしまった。

 大学生になり、事の重大性に気づき、サイトの利用をやめた。男性から“フェードアウト”することを図ったが、連絡を求めるメールが次々と寄せられ、ついにはこんな内容に変わった。

 「連絡をくれないなら写真を流す。自分が送った写真、分かってるよね?」

 親や親友にも恥ずかしくて相談できなかった。怖かったが、約1年間、ひたすら無視を決め込んだ。やがてメールは止まった。

 だが、問題が解決したわけではない。裸の写真は、どこかで公開されているかもしれない。調べる勇気はない。「流出していないはず」。自分にそう言い聞かせるしかない。

 ◆大半が中高生

 ネット上のトラブル相談を扱う「全国webカウンセリング協議会」(東京)では昨年10月以降、リベンジポルノに関する被害相談が急増。それまで月に数件程度だったのが、30件ほどに跳ね上がった。「拡散した裸の画像を回収したい」「元彼が(無料通信アプリの)LINEで私の裸を友人に見せている」などの内容が多いという。

 安川雅史理事長によると、相談の大半は中高生。「学校にバレたら退学になる」「警察に相談したら、親や学校に連絡されてしまう」と表ざたにすることをためらうケースが多い。

 「元カレに裏切られた」

 関東の30代女性は、支援者を通じた取材に対し、こう明かした。大学時代、初めて付き合った1歳上の男性に、2人の性行為の様子のビデオ撮影を求められ、応じてしまったという。

 被害は、脅迫されたり裸の写真を見られたりした瞬間だけではない。リベンジポルノの罪深さは、ここにある。女性は言う。

 「流出の危険性があるだけで、身を隠して暮らさざるを得ない。被害は一生続くことを知ってほしい」

塾の元教え子脅迫 容疑で30歳を逮捕=東京
2014.12.09 東京朝刊 

 学習塾の教え子だった女性にデートをキャンセルされたことに腹を立てて脅したとして、尾久署が今月6日、埼玉県越谷市、会社員S容疑者(30)を脅迫容疑で逮捕していたことが同署幹部への取材でわかった。

 同署幹部によると、S容疑者は11月、数年前に講師をしていた学習塾の教え子だった20歳代の女性に、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」で「警察に被害届を出していいか」「職場にも当然連絡が行き、解雇されますよ」などとするメッセージを繰り返し、送り付けた疑い。容疑を認めている。

 女性は高校生の時にS容疑者がいた塾に通っていた。その後も連絡を取り合っていたS容疑者がデートを迫ったが、直前になってキャンセルされたという。

 上司脅すメール 53歳容疑者逮捕 西尾署
2014.12.09 朝刊 

 愛知県警西尾署は八日、勤め先の上司を脅すメールを送ったとして、脅迫の疑いで同県幸田町横落、嘱託職員M容疑者(53)を逮捕した。

 逮捕容疑は八月二十八日夜、自宅のパソコンで当時勤務していた西尾市の特別養護老人ホーム宛てに、施設長の男性(58)の名を挙げ「家庭をめちゃくちゃにしてやる」などと脅す内容のメールを送ったとされる。署によると「口では言ったが、パソコンでは送っていない」と否認している。

 ホームを運営する名古屋市東区の社会福祉法人「愛知県厚生事業団」によると、M容疑者は昨年十一月ごろからほかの職員との関係が悪化し、六月から勤めに来なくなった。八月以降、ホームのほか、同法人が運営する名古屋市内の保育園三カ所に嫌がらせのメールやファクスを送りつけるようになり、法人が県警に相談していたという。法人は十一月末に懲戒解雇した。

男性脅した容疑で逮捕=北海道
2014.12.08 東京朝刊 

 札幌南署は7日、札幌市豊平区月寒西2の10、指定暴力団Y系幹部で自称スクラップ業I(52)、同区月寒東5の12、無職K(40)の両容疑者を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。発表によると、2人は11月27日未明、同市中央区の駐車場で、同市清田区の30歳代男性に「ヤクザなめてんのか」「お前さらうわ」などと脅迫した疑い。I容疑者は「脅していない」と否認し、K容疑者は認めている。男性は2人と面識はなく、男性が車の荷物を整理するため外に出た際、一方的に因縁をつけられたという。

脅迫文6カ所で投函 グリコ恐喝未遂 捜査攪乱か
2014.12.01 大阪夕刊 

 製菓会社「江崎グリコ」(大阪市西淀川区)の商品に毒物を入れるとして現金を脅し取ろうとした恐喝未遂事件で、6通の脅迫文は都内の別々の6カ所から投函(とうかん)されていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警は投函場所を変えることで捜査を攪乱(かくらん)する狙いもあったとみて詳しく調べる。

 逮捕されたのは40代くらいの男で、逮捕当初は黙秘しており、住所氏名などは不詳。

 捜査関係者らによると、6通の消印は23区内のものが大半だが、一部は23区外だったという。宛先はいずれも同社品川オフィス(東京都港区)だったが、江崎勝久社長(73)宛てだったため、すべて同社大阪梅田オフィス(大阪市北区)に転送された。送られた脅迫文には、JR東京駅と東京ディズニーランド(千葉県)での2度の現金受け渡しの際、受け渡し人の服装を指定する文言があったという。

出会い系サイト:女性呼び出し集団暴行 3容疑者を逮捕--愛知県警
2014.11.28 中部朝刊 

 出会い系サイトで知り合った女性に集団で性的暴行を加えたとして、愛知県警一宮署などは27日、同県豊田市住吉町、I容疑者(26)ら会社員の男3人を集団強姦(ごうかん)致傷の疑いなどで逮捕したと発表した。

 他に逮捕されたのは岐阜県各務原市緑苑東2、K(43)と、名古屋市南区駈上2、T(28)の両容疑者。容疑は10月12日午後9時10分ごろ、愛知県稲沢市のコンビニエンスストアで、呼び出した大阪市の女性(29)を車に乗せ、顔面などを殴り「暴れたら殺すぞ」と脅迫。何らかの薬物を飲ませて抵抗不能にし、性的暴行を加えるなどしたとしている。

 一宮署によると3人は無料通信アプリ「ライン」を通じて知り合ったという。I、T両容疑者は容疑を認め、K容疑者は一部否認しているという。

 K、T容疑者は別の女性を拉致して性的暴行を加えたとして、県警中署にわいせつ略取容疑などで逮捕、起訴されている。

連続強姦:無期判決 わいせつ含め140件 大阪地裁「暴力団装い脅迫、卑劣」
2014.11.28 東京朝刊

 女性20人に性的暴行やわいせつ行為を計約140件繰り返したとして、強盗強姦(ごうかん)などの罪に問われた住所不定の無職、N被告(50)の裁判員裁判の判決が27日、大阪地裁であった。登石(といし)郁朗裁判長は「被害者の尊厳を踏みにじる極めて卑劣な犯行だ」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡した。

 判決などによると、N被告は2006~12年、大阪府内の飲食店や洋服店で働く10~20代の女性を店の電話口に呼び出すなどし、「暴力団組織に復讐(ふくしゅう)を依頼された。助かるためには肉体関係を持たなあかん」などと脅迫。女性をホテルなどに連れ込んで性的暴行し、計約162万円を奪った。

 登石裁判長は「巧みな話術と強烈な脅迫内容で、恐怖のあまり性交渉を受け入れざるを得ない状況に陥らせた。6年半も支配された被害者もおり、人生を大きく狂わせた」と指摘した。さらに、N被告が過去にも強姦事件で実刑となり、仮出所から20日余りで一連の事件を起こした点に触れ、「強い非難に値する」と批判した。

女性医師を脅迫容疑
2014.11.27 北海道新聞朝刊全道 

 警視庁目黒署は26日、テレビのバラエティー番組などに出演している医師のWさん(35)に対する殺害予告をインターネット掲示板に書き込んだとして、脅迫の疑いで東京都足立区本木東町、風俗店店員Y容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑は9月10日未明、掲示板サイトに「自殺しなければあなた殺されるみたいだよ」などと書き込んだ疑い。

 目黒署によると、Y容疑者は「脅迫したことは間違いない」と容疑を認めている。Wさんとは面識がないとみられ、同署が詳しい動機を調べている。

 ネットにタレント殺害予告書き込み 容疑で風俗店員逮捕
2014.11.27 朝刊 

 【東京都】目黒署は二十六日、テレビのバラエティー番組などに出演している医師のWさん(35)に対する殺害予告をインターネット掲示板に書き込んだとして、脅迫の疑いで足立区本木東町六、風俗店店員Y容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑では九月十日未明、掲示板サイトに「自殺しなければあなた殺されるみたいだよ」などと書き込んだとされる。

 目黒署によると、Y容疑者は「脅迫したことは間違いない」と容疑を認めている。Wさんとは面識がないとみられ、署が詳しい動機を調べている。

 脅迫の疑い
2014.11.26 朝刊 

 【三重県】鈴鹿署は25日、脅迫の疑いで、鈴鹿市末広北、土木作業員O容疑者(47)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月2日午前5時半ごろ、市内の市道で、同市の男性トラック運転手(48)の軽乗用車に追い抜かれたことに腹を立て、後を追い掛けて呼び止めて「ぶっ殺したろか」などと脅したとされる。容疑を認めている。

社説 リベンジポルノ法
2014.11.25 朝刊 

交際中や婚姻中に撮った人に見られたくない画像を、別れた後、腹いせにインターネット上へ流出させる-。そんな陰湿な嫌がらせが社会問題になっている。

「リベンジ(復讐)ポルノ」と呼ばれるもので、罰則を盛り込んだ被害防止法が、衆院解散直前の臨時国会で成立した。

リベンジポルノは卑劣な犯罪であり、被害者が受ける傷の深さは計り知れない。決して許してはならない行為だ。

防止法は、ネット上などに第三者が被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した裸などの画像を不特定多数に提供すると、3年以下の懲役または50万円以下の罰金を科すとした。

拡散させる目的で特定の人に提供した場合も、1年以下の懲役か30万円以下の罰金を科す。

リベンジポルノが広く知られるようになったのは、昨年10月に起きた東京・三鷹のストーカー殺人事件がきっかけである。被害者の母親は公判で「娘は人目にさらされたくない画像をネットで流され、絶望していた」「(被告は)娘を2回殺したのです」と訴えていた。

事件以降、ネットいじめ対策などに取り組んでいる「全国webカウンセリング協議会」(東京)には、中高生ら未成年を中心に、画像流出に関する相談が急増しているという。

交際していた女性に復縁を迫るため、画像を流出させるなどと脅し、強要や脅迫容疑で逮捕される事件も全国で起きている。

被害の広がりがうかがわれるが、深刻なのは、これらが氷山の一角であり、被害者が泣き寝入りする事例が多いとみられることである。

政府はこれまで、刑法や名誉毀損罪などで処罰できるとし、新たな法整備には慎重だった。

しかし、現行法は被害の拡大に追い付いていない。国会で新法制定の機運が高まり、議員立法で実現させたことは評価できる。

防止法制定と併せて、プロバイダー(接続業者)責任制限法も改めた。発信者の反論がないのを確認して画像を削除するまでの期間を、7日から2日に短縮した。

画像はひとたびネット上に流出すると、複製や転載によって広がる恐れがある。早く削除できるようになったのは一歩前進といえよう。

ただ、それでも拡散を止めるのは容易ではない。

重要なのは、プロバイダーの役割である。有害な画像を削除する義務がなく、自主的な判断に任されているが、被害の深刻さを十分に認識し、申し出があれば被害者の立場に立った対応をしてもらいたい。速やかに警察に通報することも求められる。

国内での対策と同時に、急がれるのは国際的な連携を深めることだ。海外にサーバーがある場合でも迅速に削除できるよう、体制を整えなければならない。

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)など、ネット社会が急速に発展する中、誰もが被害者になる可能性がある。

ネットは便利な半面、使い方によっては恐ろしい結果を招きかねないことを、家庭や学校で子どもたちにしっかりと教えたい。大人への啓発活動も強める必要がある。

脅迫容疑でドラゴン関係者ら逮捕
2014.11.22 東京朝刊 

 警視庁組織犯罪対策2課は暴力行為法違反の疑いで、板橋区南常盤台、無職、H容疑者(40)ら準暴力団「チャイニーズドラゴン」の関係者3人と、指定暴力団Y系組員2人を逮捕した。逮捕容疑は3月30日午前1時半ごろ、台東区の路上で、クラブ経営者の女性とホステスを取り囲み、「あいさつ料を払っていない」と因縁を付けて「店をつぶすぞ」などと脅迫したとしている。

「乱暴されかけた」と示談金要求の疑い、モデルの女逮捕
2014.11.18 東京朝刊 

 「乱暴されかけた」と因縁をつけて、大手外食チェーン店を運営する男性社長(48)から示談金を脅し取ろうとしたとして、新宿署は恐喝未遂容疑で、モデルのS(31)=横浜市神奈川区西寺尾=と、金融会社社長、O(66)=練馬区早宮=の両容疑者を逮捕した。同署によると、いずれも容疑を否認している。

 同署によると、男性社長は8月、S容疑者とパーティーで出会い、食事後に車で自宅まで送ったが、乱暴した事実はなく、10月に同署に被害届を提出。O容疑者は依頼を受け、威迫を繰り返した疑いがある。

 逮捕容疑は9月、乱暴されそうになった事実がないのに、男性社長を「車の中で乱暴されかけた」と電話で脅迫するなどして示談金を要求したとしている。

わいせつ画像を少女に送信強要 館山、スリランカ人逮捕
2014.11.12 千葉日報

 館山署は11日、強要と児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで京都市右京区西京極東大丸町、自称会社員、スリランカ国籍の男、B容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は2月7日、当時16歳の少女=県内=に、スマートフォンの通信アプリを通じ女性を名乗り接触。「女同士だから安心して」などとわいせつな画像を送信させ、「もっと送らないとインターネットに流す」などと脅迫し、計17枚のわいせつな画像を送信させ、自身のスマートフォンに保存した疑い。

 同署によると、2人は同日に通信アプリで知り合ったという。2月9日に少女から110番通報があり、同署が詳しく調べていた。同容疑者は「女の子の裸体が見たかった」と容疑を認めている。

脅迫の疑いで逮捕 福岡・南署 /福岡県
2014.10.31 西部地方版/福岡

 (南署発表) 30日、福岡市南区曰佐5丁目、指定暴力団N系幹部組員W(40)、同区清水1丁目、指定暴力団K会系組員A(50)、同区筑紫丘1丁目、自営業Y(45)の3容疑者を暴力行為等処罰に関する法律違反の疑いで逮捕。いずれも容疑を否認しているという。3人は29日午前0時すぎ、同区のスナックで、店員が時間で閉店しようとしたことに怒り、「俺らがどこの人間かわかっとろうが」などと店長を脅迫した疑いがある。

脅迫容疑で38歳逮捕=多摩
2014.10.24 東京朝刊 

 八王子署は23日、福井県越前町東内郡、自称会社員Y容疑者(38)を脅迫容疑で逮捕したと発表した。逮捕は22日。

 発表によると、Y容疑者は10月上旬、以前に交際していた都内の10歳代の女子大学生に対し、復縁を求めて「君の写真をばらまくことができる」などと電話し、同18日には携帯電話から「甘い夢を壊してあげる」とメッセージを送り、脅した疑い。

 同署幹部によると、2人は8月頃から1か月余り交際していたといい、女子大学生が20日、同署に相談した。調べに対し、容疑を認めているという。

女子高生を脅迫した疑い=山口
2014.10.22 西部朝刊 

 長門署は21日、長門市東深川、無職I容疑者(51)を脅迫容疑で逮捕した。発表では、9月6日、同市の女子高生(15)に、性的危害を加えるとした内容の手紙を郵送し、脅した疑い。容疑を認めているという。9、10月に数回、この女子高生に同様の手紙が届いており、同署は関連を調べる。

脅迫メール容疑、神奈川の男逮捕 元交際相手に「必ず殺す」 /島根県
2014.10.18 大阪地方版/島根 

 元交際相手に危害を加える内容のメールを送りつけたとして、雲南署は16日、神奈川県横須賀市森崎5丁目、無職S容疑者(28)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、S容疑者は12~14日、島根県東部の女子高校生(16)の携帯電話に「必ず殺してやる。覚えておけ」などと書いたメールを送った疑いがある。メールは数千件に及び、15日朝に女子高校生と父親が署に相談した。2人は昨秋、インターネット上で知り合い、今年9月下旬まで交際していたという。

元交際男 脅迫メール数千件 容疑で逮捕=島根
2014.10.17 大阪朝刊 

 元交際相手の女子高校生(16)に「必ず殺してやる」などのメールを送ったとして、雲南署は16日、神奈川県横須賀市森崎、無職S容疑者(28)を脅迫容疑で逮捕した。S容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。

 発表によるとS容疑者は12~14日、県東部に住む女子高校生の携帯電話に脅迫メールを数千件送った疑い。

 2人は昨年秋頃、インターネットを通じて知り合い、一時交際。女子高校生の被害届を受けて逮捕した。

復縁迫るメール バス運転手逮捕 大阪・脅迫容疑=続報注意
2014.10.16 大阪朝刊 

 元交際相手の女性を脅し復縁を迫ったとして、大阪府警河内署は15日、大阪市交通局守口営業所のバス運転手・K容疑者(52)(大阪府東大阪市)を脅迫容疑で逮捕した。「もう一度話がしたかった」と容疑を認めている。発表によると、K容疑者は13日午後から翌14日正午にかけて計8回、府内の40歳代の女性に「絶対に別れない。死ぬときは一緒」などと携帯電話でメールを送り、脅迫した疑い。

 大阪市交通局によると、K容疑者は1992年にバス運転手として採用。13~15日は休みだった。

 [続報]

 2014年12月25日付大阪朝刊32面

 =バス運転手男性不起訴

 大阪地検は24日、元交際相手の女性を脅したとして大阪府警に脅迫容疑で逮捕された大阪市交通局のバス運転手の男性(52)を不起訴にした。

脅迫メール送信容疑、大阪市バス運転手を逮捕
2014.10.16 大阪朝刊 

 元交際相手の女性をメールで脅迫したとして、河内署は15日、脅迫容疑で、大阪市交通局職員で市バス運転手、K容疑者(52)=東大阪市若江西新町=を逮捕した。

 逮捕容疑は13~14日、府内の40代女性の携帯電話に「絶対別れたれへんし、死ぬときは一緒じゃ」などとするメールを8回送信し、脅迫したとしている。容疑を認めているという。

 大阪市交通局は「みなさまの信頼を損ない誠に申し訳ない。今後、厳正に対処する」とコメントした。

 ナイフで女性脅した疑い
2014.10.10 朝刊 

 【三重県】津署は9日、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、四日市市西坂部町、会社員N容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑では、今年5月18日未明、津市内を自転車で帰宅中の女性アルバイト店員(16)をわいせつ目的で襲い、駐車場に連れ込んで口をふさいだ上、果物ナイフを見せ「騒いだら殺す」と脅したとされる。

 署によると、女性は自力で逃げてけがはなかった。N容疑者が犯行時、女性に自分の携帯電話番号を伝えていたことから逮捕につながった。N容疑者は容疑について「黙秘します」と話している。

恐喝未遂の疑いで逮捕 宮崎県警小林署 /大分県
2014.10.09 西部地方版/大分 

 (宮崎県警小林署発表) 8日、大分市毛井の配送業、Y容疑者(43)を恐喝未遂の疑いで逮捕。交際していた同県小林市の女性会社員(26)からの別れ話に腹を立て、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「50万円用意しろ」などと脅迫した疑いがある。

元交際相手への恐喝未遂容疑で逮捕=宮崎
2014.10.09 西部朝刊 

 小林署は8日、大分市毛井、配送業Y容疑者(43)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。発表では9月下旬、元交際相手の小林市の会社員女性(26)に復縁を拒否されたことに腹をたて、スマートフォン向け無料通話アプリ「LINE(ライン)」を通じ「50万円用意しろ」などとメッセージを23回送信して脅迫、金を要求した疑い。女性が9月末に同署に相談していた。容疑を認めているという。

 脅迫の疑い
2014.10.07 朝刊 

 【愛知県】蒲郡署は6日、脅迫の疑いで名古屋市北区楠味鋺、会社員T容疑者(41)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5日午後3時ごろ、食事をした蒲郡市内の飲食店で、経営者の男性(47)に「店が通常通り営業できなくなるぞ。それでもいいのか」などと何度も怒鳴って脅したとされる。

 署によると容疑を否認している。ランチタイムが終了したため従業員が退店を促したが、店内に閉店時刻が書かれていなかったことに腹を立てたらしい。

交際相手を脅迫した疑い
2014.10.04 朝刊 

 【岐阜県】岐阜羽島署は3日、脅迫の疑いで、岐阜市茜部大野、パート社員Y容疑者(45)を逮捕した。

 逮捕容疑は、9月30日夜、交際している羽島市の女性(28)に携帯電話で「殺すぞ」と脅すメールを送ったとされる。署によると、容疑を認めている。

 妻を脅迫した疑い
2014.10.03 朝刊 

 【三重県】四日市南署は2日、脅迫の疑いで四日市市堀木1、無職K容疑者(63)を逮捕した。

 容疑では9月26日午前2時~午後4時ごろの間に、市内で飲食店を経営する妻(50)宛に「おまえの写真をばらまいてやる」などと書いた手紙を店に投げ込み、脅迫したとされる。

 署によると「妻との関係を修復したかった」と認めている。妻は8月にK容疑者から家庭内暴力を受けていると署に相談し、自宅を離れて暮らしていた。

18歳脅迫 親から120万円詐取も 容疑4人逮捕 「借金」うそ言わせ
2014.09.22 大阪朝刊

 高校3年の男子生徒(18)を海に突き落として服従させ、父親(41)に80万円を支払わせたとして強盗致傷容疑で逮捕した3人について、兵庫県警は21日、父親から別に120万円を詐取していたとして強要と詐欺の疑いで再逮捕し、新たに1人を逮捕したと発表した。

 発表では、3人は兵庫県加西市の建設作業員・T容疑者(26)と17歳の少年2人。もう1人は同県姫路市の同・T真容疑者(25)。4人は8月9~12日、加西市内で、生徒に対し、知人に多額の借金があると父親にうそを言うよう脅し、父親から2回で計120万円を詐取した疑い。

 T容疑者と少年1人は容疑を認め、他の2人は一部を否認しているという。

 T容疑者らは詐欺事件後の8月中旬、京都府北部の海に生徒を突き落としたという。父親は他に数百万円を渡したとみられ、県警が経緯を調べる。神戸地検は21日、3人の強盗致傷容疑を処分保留にし、今後、刑事処分を決める。


 女子高生に裸の画像を送らせた疑い
2014.09.20 朝刊 

 【岐阜県】県警少年課と可児署は19日、児童買春・ポルノ禁止法(製造)違反と強要の疑いで、池田町八幡、会社員K容疑者(26)を逮捕した。

 逮捕容疑は7月28日から29日、携帯電話の交流アプリで知り合った県内在住の高校2年の女子生徒(17)を脅迫し、上半身裸の写真をアプリを使って送らせたとされる。

 署によると、容疑を認めている。女子生徒から県警に相談があり、通信履歴から割り出した。

 交際相手を脅した疑い
2014.09.20 朝刊 

 【愛知県】守山署は19日、脅迫の疑いで、緑区万場山2、河合塾講師T容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月6日から14日の間、3回にわたり、交際相手の20代の女性会社員の携帯電話に、「交際中に撮った写真をインターネット上に流す」などと脅すメールを送ったとされる。

 署によると、同容疑者は女性との間で、別れ話が出るようになったといい、容疑を認めている。14日に女性が署に相談した。

交際していた女性にメールで脅迫の疑い=群馬
2014.09.14 東京朝刊 

 前橋署は13日、埼玉県川口市安行慈林、専門学校生K容疑者(20)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、K容疑者は12日午前11時45分頃、前橋市在住の女性(18)の携帯電話に「ネットにビデオ画像流す、嫌なら返信して」などと書いたメールを送信し脅迫した疑い。K容疑者は女性と今年6月まで交際していたが、別れを切り出された後、たびたび嫌がらせのメールを送信していたという。

 調べに対し、K容疑者は「メールを送ったのは間違いない」と供述している。

女子生徒を脅迫した疑い、京都の17歳逮捕 /群馬県
2014.09.12 東京地方版/群馬

 県警は11日、京都市中京区の高校3年の男子生徒(17)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。少年課と渋川署によると、男子生徒は6月29日午前2時20分ごろ、インターネット上で知り合った県内の高校2年の女子生徒(当時16)に、裸の画像を送るよう通信アプリで要求し、女子生徒が応じないため、以前に送信を受けた女子生徒の裸の画像をインターネット上にばらまくなどと予告し、脅迫した疑いがある。容疑を認めているという。

元妻に「殺す」とメール送信した疑いで男を逮捕 守山署 /滋賀県
2014.09.11 大阪地方版/滋賀 

 守山署は10日、湖南市サイドタウン4丁目の無職M容疑者(46)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。署によると、7~9日、元妻(46)に「一生かけても最後はお前を殺す」などのメールを計34回送信し、脅した疑いがある。受信した元妻が9日、署に相談した。2人は数年前に離婚。容疑者と子どもとの面会機会などを巡って度々もめていたという。

脅迫容疑で夫を逮捕
2014.08.06 朝刊

 【愛知県】刈谷署は5日、脅迫の疑いで、知立市八橋町、ブラジル国籍の派遣社員A容疑者(62)を逮捕した。

 逮捕容疑は4日午後7時ごろ、刈谷市のマンションの駐車場で別居中の妻(42)を「ぶっ殺してやる」などと脅したとされる。

 署によると、A容疑者は離婚を望む妻と以前からトラブルがあり、妻が署に相談していた。「口論はしたが、ぶっ殺すとは言っていない」と容疑を否認している。

 元交際男性の裸をネットで公開容疑 各務原の男を再逮捕
2014.08.05 朝刊 

 元交際相手の男性の裸の動画と名前をインターネット上に公開したとして、愛知県警半田署などは四日、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列と名誉毀損(きそん)の疑いで、岐阜県各務原市鵜沼南町二、無職S容疑者(22)=脅迫などの罪で起訴=を再逮捕した。

 逮捕容疑では、五月十七日、かつて交際していた半田市在住の会社員男性(25)の裸が写ったわいせつ動画データをインターネットの動画投稿サイトに男性の名前とともに投稿し、人目に触れるよう陳列して男性の名誉を損なったとされる。署によるとS容疑者は「悪いのはあいつだ」と話し、容疑は黙秘している。

 S容疑者と男性は二〇一二年夏ごろにインターネット上で知り合い、一年ほど交際。動画は交際期間中にS容疑者が入手し、S容疑者の自宅のパソコンにも同じ動画があった。投稿した動画は既にサイトから削除されているという。

◎リベンジポルノ深刻 三鷹殺害で被害者画像流出 被害急増、処罰新法動きも
2014.08.02 朝刊 

 交際中に撮ったプライベートな画像を、別れた後に腹いせにインターネット上にばらまく-。若者の間に深刻化する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」と呼ばれる嫌がらせは、東京・三鷹のストーカー事件などをきっかけに社会問題として顕在化した。拡散すると完全に削除するのは難しく、対策は急務だ。「ネットの性暴力」の被害を防ごうと、国会では新法制定を目指す動きも本格化してきた。

遺族「娘を2回殺した」

 「判決はリベンジポルノの犯罪の本質、被害の大きさを理解していない。今以上に厳しく取り締まり、処罰する法制度が必要です」

 1日、三鷹事件で殺人罪などに問われたI被告(22)に懲役22年を言い渡した東京地裁立川支部判決後、殺害された高3女子生徒の両親は落胆のコメントを公表した。

 7月29日、結審を前に意見陳述した生徒の母親はこう訴え、極刑を求めていた。「娘は人目にさらされたくない画像をネットで流され、絶望していた。被告が犯した罪は殺人だけではない。娘を2回殺したのです」

 公判で、画像流出の動機を「付き合った事実を半永久的に残すため」と語った被告。判決は「極めて卑劣」と断じたが、選んだのは有期刑だった。

 三鷹事件が起きた昨年10月以降、全国webカウンセリング協議会(東京)には中高生ら未成年を中心に、こうした画像流出の相談が急増した。今年6月までの9カ月間で256件に上り、前年同期の18倍だ。

 「学校をやめようか…」。相談者の1人、都内の高1の女子生徒は、以前交際していた同じ学校の男子生徒に「誰にも見せないから」と頼まれて送った胸などの画像が、他の男子生徒の間に無料通信アプリLINE(ライン)で広がっていると知り、ショックを受けた。

 その後、状況を知った学校は男子生徒を退学処分とし、受信した生徒に画像を削除させた。だが「拡散したのでは」の不安は消えない。

 同協議会の安川雅史理事長は「ネットで好奇の目にさらされ続けるのは、性暴力被害に遭うのと同じ」と指摘する。

 対策を強化している警察庁は、脅迫や強要などの容疑で容疑者を摘発して画像の流出を防ぐとともに、流出した画像はプロバイダーに削除を要請している。担当者は「被害者には速やかにネットから消してほしいという要望が強い」と話すが、海外にサーバーがある場合には削除が容易ではない場合もあるという。

 自民党は2月にリベンジポルノ対策の特命委員会を設置。秋の臨時国会で被害者救済を図る法案の提出を目指している。被写体となった人の同意なく性的な画像を公表する行為に罰則を設け、流出した画像の速やかな削除や、被害者の相談窓口整備などを盛り込むことを検討している。

 2002年施行のプロバイダー責任制限法は、削除要請を受けたプロバイダーやサイト管理者が発信者に同意を求めてから7日間反論がない場合、削除しても賠償責任を負わないと定めている。

 しかし、特命委事務局長の三原じゅん子参院議員は「7日間では画像は拡散してしまう」と指摘。「今のネット社会では誰でも被害者になりうる。泣き寝入りしている人もたくさんいる。抑止力になる法律が必要だ」と話している。(共同)

脅迫の疑いで男逮捕
2014.07.09 朝刊 

 【長野県】県警組織犯罪対策課と飯田署は8日、脅迫の疑いで、喬木村伊久間、飲食業Y容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では、6月13日午後11時ごろ、市内で男性(20)に対し、「金つくれねえなら名古屋に飛ばすぞ。殺すぞ」などと脅迫したとされる。

 署によるとY容疑者は「そのような事実はありません」などと話し、否認している。

元交際相手の相談を受けていた弁護士を脅迫した疑いで男を逮捕 /滋賀県
2014.07.08 大阪地方版/滋賀

 県警は7日、豊郷町安食南、塗装業S容疑者(37)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。「脅してはいない」と容疑を否認しているという。捜査1課によると、6月30日午後1時ごろから計3回、彦根市の弁護士の女性(56)を「俺は何でもできる。何かした場合は金を取りに行くぞ」などと電話で脅した疑いがある。弁護士は、容疑者の元交際相手の女性から、交際中の金銭問題などで相談を受けていたという。

被害届の撤回迫った疑い /北海道
2014.07.04 北海道朝刊 

 自分が被告の傷害事件の被害者に「被害届を取り下げなければ許さない」との手紙を送って脅迫したとして、札幌地検特別刑事部は3日、札幌市中央区、無職O容疑者(33)を証人威迫の疑いで逮捕し、発表した。「手紙は送ったが、脅したつもりはない」と供述しているという。また、6月9日にO容疑者の国選弁護人を解任された札幌弁護士会所属の男性弁護士が手紙を投函(とうかん)したとみて事情を聴いている。

 地検によると、O容疑者は5月下旬、傷害事件の被害者の40代男性と妻に「被害届を取り下げなければ許さない。自分で転倒してけがをしたことにしろ」などと書いた手紙3通を郵送し、脅した疑いがある。

事件・事故 メールで女性脅迫の疑いで逮捕 氷見署
2014.07.03 朝刊 

 氷見署は2日、脅迫の疑いで、富山市牛島新町、無職男(33)を逮捕した。

 逮捕容疑は6月23日から7月2日にかけ、富山県内在住の知人女性(31)の携帯電話に「出てきた人が、わからん知らんって言った時点で刺します」とのメールや、女性の親族の殺害をほのめかすメールを複数回送った疑い。同署によると、男はメールを送ったことは認めている。

元交際相手を脅迫の疑いで逮捕 高崎署 /群馬県
2014.07.02 東京地方版/群馬

 高崎署は1日、高崎市吉井町池、自営業Y容疑者(34)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。「覚えていない」と否認しているという。署によると、Y容疑者は6月23日午後2時20分ごろ、無料通信アプリ「LINE」を通じて元交際相手の20代女性の画像や、脅す文章を女性に送信し、脅迫した疑いがある。

芸能界薬物汚染:執行猶予中のエイミーが再犯
2014.06.30 朝鮮日報 

 ソウル中央地検強行部(カン・ヘウン部長)は29日、睡眠導入剤(睡眠薬)「ゾルピデム」を服用した疑いで、タレントのエイミー容疑者(32)=本名:イ・ユンジ=を在宅起訴した。不眠症の治療のため用いられるゾルピデムは、長期間服用した場合、幻覚などの副作用が生じる恐れがあるため、医師の処方なしに服用するのは違法だ。

 エイミー容疑者は昨年11月から12月にかけ、ソウル西部保護観察所で知り合った男(34)からゾルピデム85錠を4回にわたって受け取り、このうち15錠を服用した疑いが持たれている。

 エイミー容疑者は2012年11月、睡眠導入剤としても使われる向精神薬「プロポフォール」を使用したとして懲役8月、執行猶予2年の判決を受け、保護観察所で薬物治療を受けていた最中に、再び薬物に手を染めていたことが分かった。一方、12年にエイミー容疑者を逮捕・起訴した春川地検の元検事(37)は、エイミー容疑者の手術を担当した形成外科医師を脅迫したとして、今月27日に懲役8月、執行猶予2年の判決を受けた。

 女性を脅迫した疑いで逮捕
2014.06.28 朝刊 

 【東京都】三鷹署は二十七日、脅迫容疑で三鷹市野崎四、大学生N容疑者(21)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、十七日に携帯電話で元交際相手の女性(22)に「このままじゃ本当にあなたを殺してしまいそうで怖いんです」などとメールを送り、脅迫したとされる。容疑を認めているという。昨年、女性が別れを告げ、N容疑者は復縁を求めていたという。

教訓、忘れてはならない 犯人視の報道…松本サリン事件から20年 ネット社会、情報一気に オウム真理教事件
2014.06.28 朝刊 

 8人が死亡した1994年の松本サリン事件で、マスメディアは第1通報者の河野義行さん(64)を犯人視する報道を続けた。あれから20年。インターネットが広く普及し、マスメディアでなくても個人レベルで簡単に情報を発信できるようになり、事件の教訓を一人一人が学ぶ重要性が高まっている。

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 2012年7月、大津市地域女性団体連合会長の木村恭子さん(66)は、ネット上で自分が「いじめをした生徒の母親」だとする誤った情報が書き込まれていることを知り、言葉を失った。

 ●誤報

 大津市の中2男子生徒が9カ月前に自殺し、いじめとの関連が注目を集めている最中だった。連合会事務所には非難や抗議の電話が1日に70~80件ほど殺到。「濃硫酸をぶっかける」という脅迫文も届いた。

 ネットには実際の関係者の住所なども次々と流れた。「いじめは許せない」。怒りの声とともに、メディアが原則報じない加害少年の詳細な情報も拡散。一方、木村さんの件を「誤報」と指摘する書き込みもあった。

 講演などで自らの被害体験を伝える木村さんは、書き込み情報が役立つこともあると認めた上で「安易に書き込めば重大な結果を引き起こしかねない。間違いはもちろん、正しい情報も慎重に扱ってほしい」と訴える。

 松本サリン事件では、発生翌日に長野県警が河野さん方を家宅捜索して薬品類を押収。マスメディアは河野さんが毒ガスを発生させた証拠だと受け止め、犯人視報道に傾いていった。いかにもそれらしく思える情報で判断することの危うさは、ネット上でも同じだ。

 ●欲求

 さらに近年、短文投稿サイト「ツイッター」や交流サイト「フェイスブック」が登場し、スマートフォンも普及。いったん発信された情報は一気に広まるようになった。

 個人の書き込みから報道内容まで、大量の情報を項目ごとに整理し提供する「まとめサイト」と呼ばれる多数のウェブサイトも存在感を増す。電通パブリックリレーションズの調査(12年)によると、まとめサイトの閲覧経験がある15歳以上の男女の割合は36・5%。うち8割近くが週1回以上見ている。調査担当者は、間違いや不適切な情報は例外的としながらも「ネットは世の中を映す鏡。『もっと情報を』という欲求があり、誰かが応えようとする中で問題が起きるのでは」と分析する。

 東大大学院の水越伸教授(メディア論)は、事件報道は捜査当局の情報に頼らざるを得ず、当事者に話を聞くのも難しいため、不確かな情報が流れがちだと指摘。その上で「ネットが普及した今、事件を伝える難しさを個人個人が理解する重要性は、松本サリン事件が起きた20年前より高まっている。伝える責任の重さはマスメディアも個人も変わらない」と話す。

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 ●住民ら「語り継ぐ責任」

 長野県松本市の住宅街で1994年6月、オウム真理教幹部らが猛毒サリンをまいた松本サリン事件は27日、発生から20年を迎えた。8人が命を奪われた現場は、ひっそりとして訪れる人もまばらだったが、当時を知る住民からは「事件を忘れてはいけない」という声が上がった。

 近くに住む主婦鯉淵敏江さん(70)は当時、目の異常などで約10日間入院。後遺症はなく教団を恨んでいないが、後継団体「アレフ」などに、20年前をよく知らない世代が増えているのが心配だという。「(若い信者は)教団が起こした事件をしっかり知ってほしい」と訴えた。

 また主婦河合房代さん(67)は「毎年この時期になると事件を思い出す。風向き次第で、自分や家族の命も危なかったと思うとぞっとする」と振り返った。「犠牲者のためにも二度と起きないよう、事件を風化させてはならない」とかみしめるように話した。

 菅谷昭松本市長は「人の命の重さや人間の尊厳、マスコミ報道の在り方などわれわれに大切な教訓を残した事件で、次の世代に語り継ぐ責任を痛感している」とのコメントを発表した。

 松本市地域包括医療協議会によると、犠牲者8人のほか約580人が体調の異常を訴えた。発生当初は第1通報者の河野義行さん(64)を犯人扱いする誤った報道がされた。

元カノに手首切った画像をストーカーメール
2014.06.28 日刊スポーツ 

 警視庁三鷹署は27日までに、自分の手首を切った画像を元交際相手に送ったとして、ストーカー規制法違反の疑いで、塾講師T容疑者(34)を逮捕した。容疑を否認しているという。逮捕容疑は20日、教え子だった女性(20)に、刃物で切って血が出た自分の手首の画像や、「新しい彼氏と別れて戻ってこい」などと復縁を迫るメールを、携帯電話で計12回送った疑い。女性が中学生のころに塾で指導し、交際するようになったが、6月中旬に別れを切り出され、脅迫めいたメールを送るようになった。

被害者に向かう嫌がらせ
2014.06.28 毎日放送 

ヤジの被害者である塩村文夏議員に対し、嫌がらせの電話やメールも相次いでいるという。おときた駿都議はいち早くヤジ問題をネット上で訴え大きな反響を呼んだが、一方で脅迫まがいのメールやFAXも届いたという。

DVやストーカー58件増 前年同期比=山梨
2014.06.27 東京朝刊 

 県警は26日、県内で今年認知したDVやストーカーによる被害件数が、前年同期比58件増の179件に上ることを明らかにした。

 県警の真家悟本部長が同日の県議会一般質問で答えた。

 県警少年・女性安全対策課によると、25日現在、DV事案を107件(前年同期比33件増)、ストーカー事案を72件(同25件増)認知している。このうち、傷害や脅迫などの刑法犯罪やストーカー規制法違反などで17件を検挙し、被害者からの要請に基づき、文書や口頭で88件の警告を出している。

 県警は今年度、組織改編で同課を設置し、DVやストーカー事案に迅速に対応する体制強化を図った。

 真家本部長はこの日の答弁で、「この種の事案は事態が重大事案に急展開するおそれが極めて高い。認知段階から県警内で情報共有し、収束まで組織的に対応していく」と述べた。

女子高生を脅迫容疑=新潟
2014.06.27 東京朝刊

 柏崎署などは26日、愛知県稲沢市矢合町、会社員T容疑者(22)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、T容疑者は4月14日、スマホを使ったゲームサイトで知り合った柏崎市の女子高校生(16)に、電話で「大勢で行って拉致してやる」「埋めてやる」などと脅迫した疑い。容疑を認めているという。

 女子高生とはゲームで交流しているうちに不仲になったという。2人は面識がなく、T容疑者から脅迫された数日後、女子高生が同署に相談していた。

強制わいせつ・脅迫:容疑で大阪市係長逮捕 本人は否認
2014.06.24 大阪夕刊 

 知人女性の胸などを触った上、脅迫するメッセージを送ったとして、奈良県警奈良西署は24日、大阪市交通局営業企画課の係長、S容疑者(45)=大阪市住吉区万代4=を強制わいせつと脅迫容疑で逮捕した。同署によると、S容疑者は「指一本触れていない。身に覚えがない」と否認しているという。

 逮捕容疑は21日午後4時ごろ、大阪市天王寺区の地下街で、奈良市の知人女性(46)の胸などを触るわいせつ行為をし、更に午後4時45分ごろ~午後8時20分ごろ、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で複数回、「ヤクザを自宅に向かわせる」などのメッセージを送信したとされる。

 メッセージは100回以上送ったとみられ、22日に女性が同署に相談した。

東京・日野の女性遺体:上司にストーカー相談「容疑者が待ち伏せ」
2014.06.24 東京朝刊 

 東京都日野市の会社員、堀田さとみさん(24)が同市内の河川敷で遺体で見つかった事件で、堀田さんが元交際相手の飲食店従業員、A)容疑者(24)=死体遺棄容疑で逮捕=から、ストーカー行為を受けていると職場の上司に相談していたことが分かった。警視庁捜査1課の調べに、A容疑者は「18日に自宅で堀田さんの首を絞めて殺害し、河川敷に遺体を遺棄した」と供述しており、同課は2人が別れ話などを巡りトラブルになっていたとみて調べる。

 関係者らによると、堀田さんは今月16日、勤務先の美容室の上司に「A容疑者と別れた後、自宅近くで待ち伏せされたり、脅迫メールを送られたりして怖い」と相談した。上司が警察への相談を促すと、「家族などに危害を加えられるかも」と消極的だったといい、警視庁も相談は受けていなかったとしている。

 堀田さんはA容疑者と数年前から交際し、先月別れた。その理由について、堀田さんは「約1年前からDV(ドメスティックバイオレンス)を受けていたため」と説明したという。

 元交際相手を脅迫した疑い
2014.06.24 朝刊 

 【滋賀県】米原署は23日、脅迫の疑いで、米原市のトラック運転手の少年(19)を逮捕した。

 逮捕容疑によると、6月8~12日、米原市の会社員女性(29)の携帯電話に「お前を殺してわいもしぬ」などと数回メールし、脅したとされる。

 署によると、少年と女性は元交際相手。容疑を認めている。

◇スマホに潜む性犯罪県内10代の現場 <上>「裸の写真送ってよ」 「嫌われたくない」と返信 周囲に流出、激しく後悔
2014.06.23 山梨日日新聞 

 山梨県内の中学に通う佳奈(14)=仮名=は、スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」に届いたメッセージに目を疑った。「会ってくれなければ、これまでのやりとりを全部公開して処刑してやる」

募る不安

 送り主は、ちょうど1年ほど前にボランティア活動で知り合った他校の男子生徒。いま何をしているとか、きょう何を食べたとか、たわいない内容ばかり。たくさんいる友人の一人だった。だが、相手は違った。日々送られてくるメッセージの内容から好意を寄せられていると感じ、取り合わないようにし始めていた直後のことだった。

 一人の友達が遭った被害を思い出した。「裸の写真を撮って送ってよ」。友達は、交際していた男子からスマホに送られた要求に「嫌われたくない」と応じてしまった。後日、送った画像が男子の周りに流出していることを知った友達は、激しく後悔し、号泣した。

 佳奈は身震いした。肌身離さず持ち、周りと絶えずつながることができる便利なスマホが、突然恐ろしい“凶器”に見えた。母親に相談し、「脅迫メッセージ」を送ってきた男子とは縁を切った。

 「学校で先生や友達がみんな使っているから、と言うから与えたのに…。今の子どもたちには、そんな世界が広がっているのかと信じられなかった。不安が募った」。佳奈の母親(40)は胸中を明かす。

「ネト恋」

 甲府市内に住む20代の会社員女性は、中学時代の「過去」に今もさいなまれている。通っていた中学では、友達の間で「ネト恋(ネット上の恋人)」がブームだった。インターネットの出会い系サイトで知り合った人との“恋愛”。実際に交際している相手がいても、「ネト恋」の相手は別だった。女性も自称「和歌山県の高校生」とネット上で出会い、携帯電話で話すようになった。

 「おっぱいの写真送って。送ってくれなければ別れる」。携帯電話で撮影した画像をメールに添付して返信すると、相手は喜んでくれた。要求は次第にエスカレートしていった。恥ずかしかったが、別れたくないという思いで応え続けた。それが愛情表現の一つだとも思っていた。

 中学を卒業するころには、どちらからともなく連絡が途絶え、一度も会わないまま交際は自然消滅した。ひどい目に遭ったことはないが、いま使っているスマホの画面を見つめるたび、不安が首をもたげる。相手は本当に高校生だったのか、当時送った写真はまだ持っているのだろうか、知らないうちにネット上にばらまかれていないか-。

 「なんてばかなことをしたんだろう」。残っているのは強い後悔の思いだけだ。

 山梨の1人を含めて467人。全国で昨年下半期、スマホで出会い系以外の交流サイトを利用し、性犯罪などの被害に遭った18歳未満の子どもの数だ。半期ベースで最多だった昨年上半期の1・7倍。わいせつな画像を撮影、送信させたり、別れた腹いせに相手の裸の写真をネット上に流出させたりする犯罪が急増している。スマホの普及とともに被害拡大が懸念されていて、「山梨も例外ではない」(県警幹部)。県内の実情を追った。〈古守彩〉

ズーム

 スマートフォン 主に指で画面に触れることで操作できる多機能携帯電話の総称で、通称「スマホ」。通話やメール機能が中心だった従来型の携帯電話「ガラケー」に対し、パソコン用のインターネットのサイトや動画が閲覧でき、メールのほか豊富なアプリケーションも併用できる。

 預金差し押さえられ脅迫の疑い
2014.06.21 朝刊 

 【愛知県】刈谷署は20日、脅迫の疑いで、碧南市金山町、会社員H容疑者(54)を逮捕した。

 逮捕容疑では、国民年金の保険料滞納で預金残高を差し押さえられたことに憤り、20日午前11時5分ごろから15分間にわたり、日本年金機構刈谷年金事務所の所長(46)に「今から殺しに行く」などと電話で脅迫したとされる。同署によると、容疑を認めている。2011年12月から滞納していたという。

同僚を脅した疑い 日向 /宮崎県
2014.06.20 西部地方版/宮崎 2

 (日向署発表) 19日、日向市平岩の会社員、S容疑者(51)を脅迫の疑いで逮捕。4月2日午後3時ごろ、日向市の勤務先事務所で、60代の同僚と口論となり、「絞め殺すぞ」などと脅した疑いがある。

LINE相手が家に 女性7万円強盗被害 瑞穂区=中部
2014.06.17 中部朝刊

 16日午前4時20分頃、名古屋市瑞穂区のマンションに住む無職女性(33)から「(無料通話アプリの)LINE(ライン)を通じて知り合った男が家に来て金を奪われ、殴られた」と110番があった。女性は頬に軽いけがをしており、愛知県警瑞穂署が強盗致傷容疑で調べている。

 発表によると、同日午前3時半頃にインターホンが鳴り、女性がドアを開けると男2人が「金を出せ」と脅迫。女性が抵抗すると、2人は頭や顔を殴って室内にあった7万円を奪って逃走したという。女性は事件の数時間前にLINEで知り合った人物と自宅で会う約束をし、住所を伝えていた。

 交際相手を脅した疑い
2014.06.17 朝刊 

 【三重県】鈴鹿署は16日、脅迫の疑いで、津市戸木町、派遣社員Y容疑者(30)を逮捕した。

 逮捕容疑では、15日午後0時半から16日午前0時にかけ、交際している鈴鹿市の女性飲食店員(45)に自宅や電話で複数回にわたり、「家族をどうにかしてやる」などと脅したとされる。容疑を認めている。

「灯油をかける」などと書き込み ネットで女性脅迫容疑 姫路署、愛知の男を逮捕
2014.06.16 夕刊 

ネットで女性脅迫容疑

姫路署、愛知の男を逮捕

 インターネット掲示板サイト「2ちゃんねる」で、ゲームソフトのキャラクターの吹き替えをした女性に「灯油をかける」などと書き込んだとして、姫路署は16日、脅迫の疑いで愛知県豊橋市の無職の男(26)を逮捕した。

 逮捕容疑は14日午後5時ごろ、パソコン用人気ゲーム「東方プロジェクト」を基にした動画作品で、キャラクターの吹き替えをした姫路市内のアルバイト女性(22)に対し、2ちゃんねるの掲示板で「灯油ぶっかけて焼滅させます」などと書き込んだ疑い。男は「騒ぎにしようと書き込んだ」と容疑を認めているという。

 同署などによると、「東方プロジェクト」は女性主人公が登場するゲームで、ファンがオリジナルキャラクターの吹き替えなどを行い、二次創作した動画などが人気を集めている。男は女性の実名を挙げ、「キャラを著しく損なわせた」「天誅(てんちゅう)を受けるがいい」と書き込んでいたという。

メルマガ内職商法注意 被害 20~40代女性が7割 高額の経費請求で借金 「会社にばらす」と脅迫
2014.06.16 朝刊 

 メールマガジン(メルマガ)の原稿作成の内職に求人サイトで応募したら、さまざまな名目で費用を請求された―。国民生活センターは、女性を狙うこうした悪質な「内職商法」の被害相談が増え、2013年度は過去最多の424件だったと公表した。

 多額の借金をさせられた人もおり、同センターは「『確実にもうかる』などの言葉を信用すると危険。高額の経費を求められる契約は避けて」と呼び掛けている。

 国民生活センターによると、全国の消費生活センターなどにはこの手口の相談が09年度(7件)から寄せられ、11年度以降は300件以上に増えた。20~40代の女性が7割を占める。

 初期費用不要とうたいながら、ホームページ(HP)上での宣伝文作成など別の内職に誘い、経費を請求する。断ると「個人情報をインターネットに流す」「副業があると会社にばらす」と脅された人もいる。

 徳島県の20代女性はメルマガ作成の内職に応募したところ、「あなたの文章はレベルが高い」と自分のHPを作って商品を宣伝する仕事を紹介された。「収入がなければ返金する」との言葉を信じて経費約30万円を支払い、さらに「サーバー拡張費用が必要」と言われて消費者金融で120万円を借りて振り込んだ。受け取った報酬はわずか数万円という。

◎強要未遂容疑で団体職員逮捕=リベンジポルノで脅す-警視庁
2014.06.16 時事通信

 交際していた女性(21)から別れを告げられ、交際を続けなければ、女性の画像を公開するなどと脅したとして、警視庁日野署は16日、強要未遂容疑で、団体職員、K容疑者(31)=東京都町田市中町=を逮捕した。同署によると、「脅しのメッセージを送ったのは間違いない」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は1月12~29日、別れを告げて連絡を絶った元交際相手の女性の携帯電話に、無料通信アプリ「LINE(ライン)」などを使い、「リベンジポルノって知っている?」「ビデオ返さなくて良いのかな」などのメッセージを計約30回送信し、交際を継続するよう脅迫した疑い。 

 元交際相手の裸の画像などをネット上に流出させる行為は「リベンジポルノ」と呼ばれている。

 同署によると、K容疑者からのメッセージを受信した被害者の女性が1月中旬に同署に相談した。

傷害と恐喝容疑 6人逮捕=岐阜
2014.06.15 中部朝刊 

 加茂署などは13日、美濃加茂市加茂野町鷹之巣、フィリピンクラブ経営Y(64)、可児市今渡、自営業O(38)両容疑者ら6人を傷害と恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、ほかに逮捕されたのはY容疑者が経営するクラブの店長の男(44)とO容疑者が経営する会社の従業員ら。6人は共謀し、4月21日Y容疑者らと金銭トラブルになっていた可児市の自営業男性(50)を坂祝町のO容疑者の事務所に呼び出し、殴ったり蹴ったりして肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷を負わせた。さらに包丁やまな板を出して脅迫し、同月29日、男性から現金140万円を脅し取った疑い。6人は恐喝容疑を否認しているという。

脅迫容疑で少年逮捕
2014.06.14 宮崎日日新聞朝刊 

 日南署は13日、脅迫の疑いで鹿児島市の男子専門学校生(19)を逮捕した。逮捕容疑は、9日午前0時40分~5時半ごろの間に、元交際相手の日南市の女性に対し、電話で「切ったら殺す。週末迎えに行き、連れて帰って監禁する」などと脅迫した疑い。

強姦致傷と脅迫の罪で男を起訴 佐賀地検 /佐賀県
2014.06.13 西部地方版/佐賀 

 ◆強姦(ごうかん)致傷と脅迫の罪で男を起訴(佐賀地検発表) 12日、福岡県大木町の看護師I容疑者(29)を佐賀地裁に。起訴状によると、4月21日午後6~9時ごろ、20代の知人女性宅で女性に暴行して14日間のけがを負わせ、翌日には口止めのため脅迫メールを送信したとされる。

◆米国籍の元ボクサー逮捕、会社役員を脅迫の疑い
2014.06.13 朝刊

 ◆米国籍の元ボクサー逮捕、会社役員を脅迫の疑い 警視庁新宿署は12日までに、会社役員を脅したとして、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、米国籍の元プロボクサーで俳優、G容疑者(42)=東京都新宿区新宿=ら男3人を逮捕した。

 同署などによると、G容疑者は元日本フェザー級王者。7試合連続1回KO勝利の日本記録を作るなど強豪として知られた。2009年にプロライセンスが失効し、最近は「G」という芸名でアダルトビデオに出演していた。

 建設業者から現金を脅し取った疑い
2014.06.13 朝刊 

 【愛知県】県警は12日、恐喝の疑いで、南区白水町、指定暴力団Y組K会傘下組織組長、K(55)と神戸市中央区熊内町、同幹部、M(43)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀し、2007年12月ごろ、みよし市の元建設会社社長の男性(46)を暴力団の後援会に入れるため、「東海市で仕事をしたいなら、入らないことがどういうことか分かりますよね」などと脅迫。08年2月ごろから12年12月ごろ、後援会費として計51万円を脅し取ったとされる。

 県警によると、2人は黙秘。K容疑者らが県内の他の建設業者からも後援会費を脅し取った疑いがあるとみている。

強制わいせつ致傷容疑などで元少年を再逮捕 /京都府
2014.06.12 大阪地方版/京都 

 府警は11日、女子大生にわいせつな行為をしてけがをさせ下着を奪ったとして、左京区の無職の男(20)を強制わいせつ致傷と強盗容疑で再逮捕し、発表した。「わいせつな行為はしたが、下着はとっていない」と話し、容疑を一部否認しているという。

 捜査1課によると、男は当時19歳だった昨年12月8日午前5時20分ごろ、左京区の歩道で、帰宅途中だった滋賀県の女子大生(20)を後ろから羽交い締めにして「騒ぐな、刺すぞ」などと脅迫。腹部を複数回殴るなどの暴行を加えて体を触り、腕などにけがをさせたうえで、「脱がなかったら刺すぞ」と脅し、下着1枚を盗んだ疑いがある。

 女性を脅し暴行、窃盗の疑い
2014.06.12 朝刊 

 【三重県】名張署は11日、暴行と脅迫、窃盗の疑いで、名張市百合が丘東5番町、介護施設事務員、T容疑者(34)=別の暴行、脅迫容疑で逮捕、11日に処分保留で釈放=を再逮捕した。

 逮捕容疑は、3月28日午後11時ごろ、名張市青蓮寺の路上で、帰宅途中のアルバイト店員の女性(22)を、乗っていた自転車ごと押し倒し、「殺すぞ」と脅し、女性が逃げる際に落とした約4000円が入った財布などを盗んだとされる。「女性の嫌がる姿を見てストレスを発散したかった」と容疑を認めている。女性は自転車を置いて逃げ、けがはなかった。

 署によると、T容疑者は、同様の手口で十数件、女性に危害を加えたと話している。

LINEで脅した疑い 別府署、逮捕 /大分県
2014.06.11 西部地方版/大分 

 (別府署発表) 10日、別府市内の会社員少年(18)を脅迫の疑いで逮捕した。4日と6日に県内の女子高校生(16)に無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、「さすよ」「きれるよ」とメッセージを送るなどした疑いがある。容疑を認めている。2人はLINEを通じて知り合い、少年が交際を迫っていた。

85歳男、80歳女性にストーカー 容疑で再逮捕 「もう一度会いたかった」
2014.06.11 大阪朝刊 

 病院で知り合った女性(80)に何度も電話をかけたうえ自宅敷地内に侵入したとして、奈良県警吉野署などは10日、ストーカー規制法違反と住居侵入容疑で、和歌山県橋本市隅田町芋生、無職、A容疑者(85)を再逮捕した。「もう一度会いたかった。逮捕された恨みもあった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、昨年11月6~23日、奈良県内の女性方に約10回電話をかけ、「待っているから出てこいよ」などと要求。県警からストーカー規制法に基づく警告を受けていたにもかかわらず今年5月2日午前11時半ごろ、女性方の敷地内に侵入したとしている。

 A容疑者は約4年前、同県内の病院に入院中の妻と相部屋だった女性と知り合った。女性は昨年10月にストーカー被害を訴え、県警がA容疑者に警告。その後、電話で「殺すぞ」と脅したなどとして、今年1月に脅迫容疑で逮捕され、罰金刑を受けていた。

強要未遂の罪で懲役1年の実刑 刑務所から脅迫文送付 /香川県
2014.06.05 大阪地方版/香川 

 勾留中の高松刑務所から脅迫文を送ったとして強要未遂の罪に問われた男(23)に対し、高松地裁は4日、懲役1年(求刑懲役1年6カ月)の実刑判決を言い渡した。

 判決によると、被告は別の傷害事件で勾留中だった今年3月、交際相手の女性に面会にくるよう脅迫する手紙を送った。

 5月の初公判で被告の弁護人が刑務所には犯罪につながる内容の手紙は検閲によって告発する義務があると主張していた。

 片岡理知裁判官は脅迫文について、刑事収容施設法に定められた発信差し止めの対象で「高松刑務所の不適切な検査・確認体制が介在していた」と指摘。一方、手紙の作成や発信申請自体に被害者へ精神的苦痛を与える危険性が大きいとして「被告人がまず責められるべきだ」と述べた。

 恐喝容疑で逮捕
2014.06.05 朝刊 

 【愛知県】中署は4日、恐喝の疑いで、ブラジル国籍の住所不詳、飲食店員フェレイラ・ルーカス・カズ・メンデス容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑では、3月2、13日、中学校の同級生だった守山区の公務員男性(20)を「ヤクザが金を要求している」などと脅迫。中区の消費者金融で3回にわたり金を借りさせ、計156万円を脅し取ったとされる。

 署によると、容疑を認めている。

女子高校生を刃物で脅し、下着を奪うなどした疑いで逮捕 警視庁 /東京都
2014.06.04 東京地方版/東京 

 警視庁は3日、江戸川区に住む内装業の少年(17)を強盗や強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。「俺がやった」と容疑を認めているという。

 捜査1課によると、少年は昨年10月8日午後11時ごろ、同区内の路上で、帰宅中の女子高校生(15)に刃物を見せ「騒がなかったら何もしない」と脅迫。高校生がはいていた下着を奪い、さらに近くの駐車場に連れ込んで体を触るなどした疑いがある。現場にあった遺留物のDNA型が少年と一致したという。

知人脅迫容疑の非常勤自衛隊員を不起訴
2014.06.04 大阪朝刊 

 知人女性に精神障害者保健福祉手帳を見せ「人を殺しても罪にならない」と言って脅したとして、枚方署に脅迫容疑で逮捕された自衛隊京都地方協力本部の非常勤の男性隊員(31)について、大阪地検は3日、不起訴処分とした。地検は処分理由を明らかにしていない。

[社説]リベンジポルノ 画像の拡散をどう防止するか
2014.06.03 東京朝刊

 ふられた腹いせに、相手の裸の写真や動画をインターネット上に流出させる--。「リベンジポルノ」による被害が後を絶たない。

 加害者の摘発に加え、被害を最小限に抑える仕組み作りが喫緊の課題だ。

 ネット上のトラブル相談を受け付ける民間団体によると、被害相談は、今年3月までの半年間で170件を超えた。前年の同期間の20倍以上という急増ぶりで、深刻な状況にある。

 立件されるケースも相次いでいる。元交際相手の裸の写真をサイトに投稿したとして名誉毀損(きそん)罪に問われた男に、名古屋地裁は実刑を命じた。写真をばらまくと脅して女性に交際継続を迫った男は、脅迫容疑で逮捕された。

 リベンジポルノの広がりは、携帯電話やスマートフォンの普及で、撮影・送信が容易になり、流出行為への罪悪感が希薄になっていることも背景にあろう。

 だが、これは、れっきとした犯罪である。わいせつ図画陳列罪、児童買春・児童ポルノ禁止法違反にも問われ得る。性的な情報をさらして相手を辱めるのは、性暴力でもある。警察は、卑劣な行為を徹底して取り締まるべきだ。

 問題は、画像がネット上にいったん流出すると、抹消するのが困難なことだ。延々と画像をさらされ続ける被害者の苦痛や不安は計り知れない。転載が繰り返されれば、瞬く間に拡散してしまう。

 掲載後、いかに早く削除するかがカギとなる。

 プロバイダー責任法には削除に関する規定がある。掲載情報の削除要請を受けたサイト管理者は、発信者に連絡し、7日間を過ぎても反論がなければ、削除しても民事上の責任は問われない。

 ただ、この規定は削除を義務付けてはおらず、要請に応じるかどうかは、管理者側の自主的な判断に任されている。要請に応じたとしても、削除するまでの間に画像が他のサイトへ転載されてしまう例も少なくない。

 自民党は、被害者の救済策について、法改正も視野に検討を進めている。迅速な削除を可能にするルールの整備に期待したい。

 予防啓発も重要である。被害相談の約8割が10代の女性からだ。交際相手に頼まれるまま画像を送り、被害に遭う事例が目立つ。「断ったら嫌われる」と、要求に応じてしまった女性もいる。

 画像を安易に提供する危険性を、家庭や学校でしっかりと教える必要がある。

 脅迫の疑い
2014.06.03 朝刊 

 【三重県】尾鷲署は2日、脅迫の疑いで伊勢市小俣町、自称トラック運転手N容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月28日午後6時ごろ、岐阜県瑞浪市にいた紀北町の無職女性(39)の携帯電話に連絡し、通話中に交際を申し入れたが断られたことに憤り「家を燃やす、殺してやる」などと脅迫したとされる。N容疑者は「家を燃やすなどとは言っていない」と容疑を否認している。

 署によると、2人は以前からの知人。女性が29日、署に相談し、被害届を出した。

脅迫容疑で18歳逮捕=宮城
2014.06.02 東京朝刊 

 石巻署は1日、東松島市のアルバイト少年(18)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、少年は5月28日午後3時40分頃、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使い、石巻市の高校2年の女子生徒(16)に「めざわりだから、しんでね、消えないならけすから、今日中に」などとメッセージを送って脅迫した疑い。調べに対し、容疑を認めているという。

 2人は3か月前にLINEで知り合い、少年が交際を求めたが、女子生徒が断っていたという。女子生徒が先月31日、同署に相談した。

LINEで女子高生脅迫容疑、
2014.06.02 河北新報記事情報 

 石巻署は1日、脅迫の疑いで、東松島市のアルバイト従業員の少年(18)を逮捕した。逮捕容疑は5月28日午後3時40分ごろから50分ごろまでの間、スマートフォンの無料通信アプリのLINE(ライン)で、石巻市の女子高生(16)に「目障りだから死んでね、消えないなら消すから」などとメッセージを送り脅迫した疑い。

被害者の父に脅迫文 北九州の歯科医刺傷事件
2014.05.31 佐賀新聞 

 北九州市小倉北区の駐車場で26日、男性歯科医(29)が何者かに刺され重傷を負った事件で、地元漁協役員を務める歯科医の父親に事件後、「一家全員を殺す」という内容の脅迫文が届いていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。

 地元漁協では役員改選を控えており、福岡県警は、一連の事件の背景に漁協の役員選出をめぐるトラブルがあるとみて捜査している。

 捜査関係者によると、脅迫文は封筒に入れられ、北九州市内から父親宛てに郵送されていたという。

 歯科医は26日午前8時半ごろ、勤務先近くの駐車場で何者かに背中や腹などを刺され、重傷を負った。県警は手口などから暴力団関係者の関与も視野に捜査していた。

 捜査関係者によると、歯科医の祖父=当時(70)=は16年前に市内の繁華街で射殺され、その後、特定危険指定暴力団「K」系組長が摘発された。祖父の弟で北九州市漁協組合長の上野忠義さん=当時(70)=も昨年12月、市内の自宅近くで何者かに射殺されている。

恐喝しカード奪った疑いなどで金沢の男2人起訴 /石川県
2014.05.30 大阪地方版/石川 

 金沢地検は、金沢市新保本3丁目、とび職T容疑者(21)=恐喝未遂罪で起訴=を恐喝と窃盗、傷害の罪で、同市黒田2丁目、とび職N容疑者(21)=恐喝未遂罪で起訴=を恐喝と窃盗の罪でそれぞれ起訴した。また、津幡町の無職少女(19)を恐喝などの非行内容で金沢家裁に送致した。いずれも28日付。3人とともに逮捕された同町清水の男性会社員(20)は「反省していることなどを考慮した」として不起訴処分とした。

 起訴状などによると、3人は3月23日、出会い系サイトで無職少女と知り合った金沢市内の男性を津幡町内の駐車場に呼び出し、脅迫して暴行。キャッシュカードなどを奪い、翌朝に現金100万円を引き出したとされる。

脅迫容疑で郵便局員を逮捕=北九州
2014.05.30 西部朝刊 

 小倉北署は29日、北九州市八幡東区帆柱1、郵便局員T容疑者(51)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、4月16日、同市小倉北区の法律事務所に電話をかけ、男性弁護士(41)に対して、「なめたことしとったら、事務所に火つけるぞ」などと脅した疑い。「知らない」と容疑を否認しているという。同署が脅迫の経緯などを調べている。

女性脅迫の男 スピード逮捕 スムーズ署内連携奏功-焼津署
2014.05.29 朝刊 

 ありもしない写真が存在しているように装い、「ばらまく」などと20代の女性に脅迫メールを送ったとして22日に静岡市葵区の男(30)が脅迫容疑で逮捕された事件は、被害女性の相談を受けた焼津署の素早い対応がスピード逮捕につながった。全国の警察が組織を挙げてストーカーなど男女間のトラブル対策に力を注ぐ中、署内のスムーズな連携が奏功した。

 同署によると、男とこの女性はインターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で知り合った。携帯電話でメールをやりとりする中、2人は4月下旬と5月中旬の2度、焼津市内で会ったが、女性が関係を断ると、男は態度を急変。女性の写った写真を所持しているように装って繰り返し脅迫メールを送り、再度会うよう求めたという。

 これまでのメールのやりとりなどで、男は女性の住所など個人情報を知っていた。反対に女性は男の素性を全く知らなかったため、「いつ襲われるか分からない」と怖くなって17日夜、同署に相談に訪れた。

 同署は凶悪犯罪に発展する危険性もあるとして、刑事課と生活安全課が即座に連携して対応。県警本部ストーカー・DV(ドメスティックバイオレンス)対策の捜査員も加わり、女性の保護と同時に、容疑者の男の捜査を進めた。

 携帯電話やSNSの運営会社に照会しても時間がかかる。そんな中、2人が会っていた際に、同署地域課の交番勤務員から職務質問を受けていたことが判明。その際のやりとりから男の身元が特定され、相談から5日後の早期逮捕に至った。

 ハッピーライフ 悪質サイトに入会 業者と接触せずまず相談を
2014.05.29 朝刊 

 【滋賀県】パソコンで「無料、アダルト」とキーワードを入れて検索し、ヒットした中で無料表示のあったサイトに入った。「18歳以上ですか?」と出たので「ハイ」をクリックした。すると、突然「登録完了。見放題で99800円。2日以内に払うと68000円」と表示された。「間違えて登録し、退会したい人は連絡するように」と記載されていたので、慌てて業者に電話したが、「払わないと退会できない。裁判する」と言われた。パソコンを立ち上げるたびに請求画面が現れ、困っている。有料と分かっていたら、絶対にサイトには入らなかった。払わないといけないか。(70歳代 男性)

 10代から70代の幅広い年齢層の消費者から、このような相談が根強くあります。

 パソコンでアダルトサイトを利用することは、インターネット通販にあたり、契約したとみなされると代金の支払い義務が発生します。

 しかし事例の場合、「無料」表示だったからサイトに入ったのであり、年齢確認を押せば登録になることが利用者にはっきり分かるように表示していなければ、契約は成立しておらず、支払い義務はないと考えられます。

 無料表示をしておきながら後から高額料金を請求し、さらに請求画面をパソコンに貼り付かせ、脅迫的請求をするような悪質業者とは、接触しないことが肝要です。

 接触すると電話番号や名前など個人情報を知られ、電話やメールで執拗(しつよう)な請求を受けたり、個人情報を悪用される可能性もあります。

 もし、悪質サイトに入ってしまったら、業者に接触する前に消費生活センターに相談しましょう。請求画面の削除には独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のホームページが参考になります。

 三鷹事件後 警視庁対処チーム発足で 昨年同期比 ストーカー摘発5倍 今年1~3月で78人
2014.05.28 朝刊

 【東京都】今年一~三月、警視庁がストーカー事件で逮捕・書類送検した人数は七十八人で、前年同期の五・二倍に増えたことが分かった。ストーカー相談は二・三倍の五百六十四件、ストーカー規制法に基づく警告は二・五倍の百三十二件だった。警視庁ストーカー・DV総合対策本部は、ストーカー問題への関心の高まりと積極的な逮捕の方針が、増加の背景にあるとみている。(北川成史)

 対策本部によると、摘発者七十八人のうち、書類送検は二人で、七十六人を逮捕し、身柄を拘束した。

 七十八人の性別は男が六十九人。年代は二十代と三十代が半数を占めた。容疑別では、脅迫二十八件、住居侵入十二件、暴行と強要がそれぞれ六件の順。比較的軽い容疑が大半だが、殺人未遂が一件あった。殺人未遂は二月、足立区で、男(49)が元交際相手の女性会社員(52)を刺して重傷を負わせ、逮捕された事件。

 被害者は七十六人でうち女性が六十六人。年代は二十代と三十代が六割を占めている。

 三鷹市で昨年十月、女子高生がストーカー相談の当日に刺殺された事件を受け、警視庁は十二月、各種相談を受け持つ生活安全部門や凶悪犯罪を捜査する刑事部門から人員を集め、対策本部を新設した。対策本部内には、八十人態勢の実動部隊「事態対処チーム」を設け、警察署が受けたストーカー相談をすべて報告させ、対応を指導。危険性が高い場合、捜査員を派遣している。

 同様の組織は、警察庁の指示を受け、今年四月までに全国の警察本部で整備されている。

県警 /送り付け商法でサプリ販売 /会社摘発、7人逮捕 /急増する被害 /「現金書留式」に手口移行/<面名=社会>
2014.05.28 神奈川新聞本紙 

 県警によると、プラスは商品をいったん送り付けた後、現金書留で代金を回収していた。これまでの送り付け商法は代金引き換えサービスの悪用が目立っていたが、新たな手口に移行している。

 国民生活センターによると、送り付け商法の被害は2012~13年に急増。警察庁は宅配業者に悪質な業者名を通知し、受け取り先が支払いを拒んだ場合も無理に代金を求めないよう要請している。

 こうした対策から、代引きに代わって昨夏ごろから現れた手口が現金書留だ。送り付けたその場で代金を回収できないことから、商品が届いた直後から脅迫めいた電話がかかってくるのが特徴。県警によると、プラスも「支払わなければ裁判を起こす」などと送り先を威圧していた。

 県警は同社から延べ約13万6千人分の名簿を押収。ほとんどが過去の訪問販売や通信販売の購入者だった。逮捕された7人のうち5人が電話役に専従していたといい、県警は高齢女性に狙いを定めて執拗(しつよう)に支払いを催促していたとみている。

強姦未遂罪などで懲役8年の実刑判決 /埼玉県
2014.05.27 東京地方版/埼玉

 帰宅中の女性にわいせつな行為をしてけがを負わせたとして、強姦未遂や強制わいせつ致傷などの罪に問われた上尾市小敷谷の無職T被告(22)の裁判員裁判の判決が26日、さいたま地裁であった。栗原正史裁判長は懲役8年(求刑懲役9年)を言い渡した。

 判決によると、T被告は一昨年10月から昨年6月にかけて6回にわたって同市の路上で、深夜に歩いて帰宅途中の6人の20~30代女性を「騒いだら殺すぞ」などと脅迫。地面に引き倒すなど暴行したうえ、胸や陰部を触るなどわいせつな行為をし、肩にけがを負わせるなどした。

知人女性脅した容疑 自衛隊員 逮捕・送検=大阪
2014.05.27 大阪朝刊 

 知人女性を脅したとして、枚方署は26日、自衛隊京都地方協力本部に勤務する男(31)(京都府京田辺市)を脅迫容疑で逮捕、地検に送検したと発表した。

 同署によると、男は25日午前3時頃、枚方市のホテルで、知人女性(22)に精神障害者であることを示す手帳を見せ、「殺すぞ。(自分は)人を殺しても罪にならん」などと脅した疑い。

 この日朝、女性が同署に通報。男はその後、市内の交番に出頭した。調べに「女性に冷たくされて腹が立った」と供述している。

 同本部広報室によると、男は4月に非常勤職員として採用され、勤務態度はまじめだったという。同室は「事実関係を把握しておらず、コメントできない」としている。

脅迫容疑で自衛隊非常勤隊員逮捕
2014.05.27 大阪朝刊 

 ■精神障害者福祉手帳を見せ「人を殺しても罪にならん」

 知人女性に精神障害者保健福祉手帳を見せ、「人を殺しても罪にならない」と言って脅したとして、枚方署は26日、脅迫容疑で、自衛隊京都地方協力本部(京都市中京区)の非常勤隊員の男(31)=京都府京田辺市興戸北落延(こうどきたおちのべ)=を逮捕したと発表した。「最近冷たくされて腹が立った」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は25日午前3時ごろ、枚方市内のホテルで一緒にいた知人女性(22)に自身の福祉手帳を示し、「人を殺しても罪にならん。殺すぞ。俺のことなめてんのか」と脅したとしている。女性が同署に通報した。

 同本部によると、男は今年4月に1年契約で採用され、募集課に勤務。精神障害者3級の手帳を所持していたという。

 暴力団幹部ら恐喝の疑い
2014.05.27 朝刊 

 【愛知県】県警は26日、恐喝の疑いで、神戸市中央区熊内町、指定暴力団Y組K傘下組織幹部、M(43)と名古屋市港区佐野町、建設会社社長M(50)の二容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀し、M容疑者の会社と取引があった建設会社が債務を抱えて倒産したことから、2006年11月ごろ、この建設会社の下請けをしていたみよし市内の元建設会社社長の男性(46)を「支払い義務がある。うちがどんなところか分かっていますね」と脅迫。08年1月ごろまで16回にわたり、計145万円を脅し取ったとされる。

 県警によると、M容疑者は黙秘、M容疑者は否認している。

同居女性を脅した疑い=岐阜
2014.05.26 中部朝刊

 中津川署と県警人身安全対策室は25日、中津川市駒場、派遣社員N容疑者(23)を暴力行為等処罰法違反(凶器を示しての脅迫)の疑いで逮捕した。

 発表によると、N容疑者は6日午後8時頃、自宅アパートで、台所にあった包丁(刃体約15センチ)を自分の腹に突きつけて「お前を殺して、俺も死んだるわ」と言って同居する女性(19)を脅し、包丁を振り回した疑い。実家に帰っていた女性が24日に同署に相談した。N容疑者は生活費などを巡って女性と口論になったといい、「お前を殺してとは言っていない」などと容疑を一部否認しているという。

事件簿 ●青葉スポーツセンターに脅迫文/<面名=地区東>
2014.05.25 神奈川新聞本紙 

 ●青葉スポーツセンターに脅迫文 横浜市青葉区は24日、同区内の青葉スポーツセンターに、25日に利用を予定している団体関係者への殺害予告と「爆弾を仕掛ける」という内容の脅迫文が届いた、と発表した。同区は同スポーツセンターと併設の青葉公会堂を25日は臨時休館とし、青葉署などと警戒を続けるとしている。同署は威力業務妨害の疑いで捜査している。

 同区によると、昨年8月にも同センターに対し、「爆弾を仕掛ける」とした脅迫文が届いたという。

リベンジポルノ県内でも 元交際相手を書類送検=富山
2014.05.24 東京朝刊 

 「リベンジポルノ」の被害が全国的に広がっている問題で、県内でも2013年、元交際相手の写真をスマートフォンで知人に送った工員の少年(当時19歳)が、県警に検挙されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は「リベンジポルノは様々な法令に違反する可能性のある犯罪」と警告している。

 捜査関係者によると、少年は12年秋頃、元交際相手の高校生の少女(同16歳)から別れ話をされた腹いせに、交際中に撮った少女の裸の写真をスマホを使い少女の同級生に送信した。同級生が写真をスマホの無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使い、友人らに公開したため、画像が少女の同級生の間に広まったという。

 別の同級生から画像の拡散を知らされた少女は12年10月、県警に被害を相談。県警は少年を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造、提供)容疑で捜査し、13年8月、富山地検に書類送検した。少年から送られた写真をLINEで友人らに公開した同級生の少女(同17歳)も、同法違反(提供)に問われた。拡散した画像は県警が削除させたという。

 リベンジポルノを巡っては、昨年10月にリベンジポルノに関連した事件が報じられて以降、若い女性からの民間団体への被害相談が全国的に増加しているとされる。

 県警生活安全企画課によると、元交際相手の私的な写真をネット上に公開した場合、名誉毀損(きそん)罪に問われる可能性があるほか、18歳未満の写真だった場合は児童ポルノ禁止法違反が適用される。写真の公開を口実に復縁を迫ると、脅迫や強要罪となる可能性もあるという。名古屋地裁では今年5月、ネット上に元交際相手の写真を公開した男に名誉毀損(きそん)罪で懲役刑が言い渡された。

 県警では、リベンジポルノの不安を抱える女性の相談には、原則女性職員が対応する。一度写真がネット上に拡散すると全て削除するのは困難なため、同課は「まずは裸の写真は撮らせないことが重要」と呼びかけている。

 〈リベンジポルノ〉

 ふられた腹いせに元交際相手の裸の画像などをインターネット上などに流出させる行為。「リベンジ」は英語で「復讐(ふくしゅう)」の意。スマートフォンの普及などで全国的に問題化している。

個人情報拡散、ゲームで高額請求… スマホの危険性知って
2014.05.24 朝刊

◆揖斐高、生徒に実例紹介

 急増するスマートフォンに関する犯罪や被害に対処するための「情報モラル教室」が揖斐川町三輪の揖斐高校で開かれ、全校生徒460人が実例に基づくスマホ使用の危険性や注意点を学んだ。

     ◇

 現在の高校生は小中学生からスマホを使用してきた世代で、正しい知識を身に付けてもらおうと同校が初めて催し、河合均生徒指導主事がプロジェクターを使って講習した。

 女子生徒がインターネット掲示板で同世代の女子になりすましたメールで巧みに裸の写真を送るよう強要された事例や、個人情報の拡散被害やオンラインゲームの高額請求などの実例を紹介した。

 いたずら心の書き込みで脅迫や業務妨害などの加害者になるケースも示され、「個人情報を安易に書き込まない」「不適切な画像をアップしたり、中傷を書き込まない」と注意を喚起し、「被害に遭ったらすぐに学校に連絡を」と呼び掛けた。

避難中の元妻を脅した疑いで男を逮捕 県警 /和歌山県
2014.05.23 大阪地方版/和歌山 

 県警生活安全企画課は22日、住所不定、無職M容疑者(37)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。「脅迫するつもりではなかった」と容疑を否認しているという。

 同課によると、M容疑者は15日午後7時半ごろ、フェイスブック上の無料メッセージ送付機能を使い、家庭内暴力(DV)を恐れて避難中の元妻に「消す」「おまえが悪い、呪」などと送り、脅迫した疑いがある。M容疑者の所在がわからず、県警が指名手配していた。

 M容疑者は昨年7月、和歌山地裁田辺支部から元妻への電話やメール、面会などを禁じる保護命令を出された。だが同11月にはメールを送ったとして、県警がDV防止法に基づく保護命令違反の疑いで逮捕。同12月に起訴猶予処分となっていたという。

強姦致傷容疑で看護師の男を再逮捕=佐賀
2014.05.23 西部朝刊 

 神埼署は22日、福岡県大木町、看護師I容疑者(29)を強姦(ごうかん)致傷の疑いで再逮捕した。発表によると、I容疑者は4月21日午後6時頃、佐賀県内の知人女性(20歳代)方で女性を押し倒すなどし、あばら骨を折るなどのけがを負わせた疑い。「やっていない」と容疑を否認している。I容疑者は今月2日、同じ女性への脅迫容疑で逮捕されていた。

知人6450万円恐喝 容疑の2人逮捕 岡山南署=岡山
2014.05.22 大阪朝刊 

 知人男性(31)らから6450万円を脅し取ったとして、岡山南署は21日、指定暴力団Y組系I組幹部・Y(54)(岡山市南区妹尾)と奈良県天理市の会社員H(42)の両容疑者を、恐喝などの疑いで逮捕した。

 発表によると、Y容疑者はH容疑者ら数人と共謀。2003年10月中旬、男性が男2人に女性関係で言いがかりをつけられた際、「相手の男らは広島の暴力団員。自分が2000万円を男らに渡した。示談金として1億円払え」などと脅迫。同月下旬、男性の母親(57)から5000万円を脅し取るなど、12年11月頃まで13回にわたって総額6450万を脅し取った疑い。

 調べに対し、Y容疑者らは「身銭を切って助けた男性に、立て替えたお金を返してもらっていただけ」などと容疑を否認しているという。

刑務所に勾留中、交際相手に脅迫の手紙送る 初公判、被告罪状認める /香川県
2014.05.21 大阪地方版/香川 

 交際相手の女性に面会に来るよう脅迫する手紙を、当時勾留されていた高松刑務所から送ったとして強要未遂の罪で起訴されていた男(23)に対する初公判が20日、高松地裁(片岡理知裁判官)であった。刑務所は入所者の手紙を検閲しており、弁護人は刑務所側の対応を批判した。

 起訴状によると被告は今年3月、別の女性に対する傷害の罪で勾留中だった高松刑務所から、交際相手の女性に「1回面会来いや」「いたい目みさしてやる」などと書いた手紙を送って面会に来ることを強要しようとしたとされる。

 被告の弁護人は、被収容者の手紙を検閲している刑事施設は、その内容が犯罪につながる場合はそれを告発し、犯罪を未然に防ぐ義務があると主張。被害者を生み出さないために適切な対応をとるよう、法務省に求める考えを示した。高松刑務所は取材に対し「あってはならないことで検査態勢を見直している」とコメントを出した。

 この日の公判で被告は起訴内容を認め、検察は懲役1年6カ月を求刑し結審した。判決は6月4日に言い渡される。

 恐喝の疑い
2014.05.21 朝刊 

 【愛知県】田原署は20日、恐喝の疑いで名古屋市北区山田のアルバイトK容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2012年12月、田原市の知人女性(55)に対し暴力団との関係があると装って携帯電話のメールで脅迫し、現金1万円を脅し取ったとされる。k容疑者は「生活費に困っていた」と容疑を認めている。

交際相手脅す 容疑の男逮捕=愛知
2014.05.19 中部朝刊 

 交際相手の女性に裸の写真をばらまくと脅したとして、豊田署は18日、岡崎市井田町、無職S容疑者(20)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、s容疑者は6日午後7時15分頃、交際している豊田市の無職女性(35)の携帯電話に、女性の裸の写真をメール送信したうえで、「ばらまくで」などと書いたメールを送信し、脅迫した疑い。S容疑者は調べに対し、容疑を認めているという。

 2人は今年1月頃から交際していたが、女性が別れ話を切り出したという。

脅迫:交際相手に裸画像公開すると脅す 容疑の男逮捕--愛知県警豊田署
2014.05.19 中部朝刊 

 愛知県警豊田署は18日、別れ話を切り出した交際相手の裸の画像をインターネットなどに公開すると脅したとして、同県岡崎市井田町、無職、S容疑者(20)を脅迫の疑いで逮捕した。容疑は6日午後7時15分ごろ、同県豊田市の無職女性(35)に対し、無料通話アプリ「LINE(ライン)」で「ばらまくで」と書いて女性の裸の写真1枚を送り、脅したとしている。「別れたくなくて送った」と容疑を認めているという。

 同署によると、S容疑者と女性は昨年3月ごろ、当時勤務していた自動車関連の会社で知り合い、交際していた。写真がインターネットのサイトなどに実際に掲載された形跡は確認されていないという。

 女性の裸写真送信し「ばらまく」脅迫疑い 豊田署、交際の男逮捕
2014.05.19 朝刊 

 交際していた女性に裸の写真をばらまくと脅したとして、愛知県警豊田署は十八日、脅迫の疑いで同県岡崎市井田町、無職S容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑では、今月六日午後七時十五分ごろ、同県豊田市の無職女性(35)に、携帯電話の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って女性の裸の写真を送信した上で「ばらまくで」などと書いたメールを送って脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。二人は今年一月ごろから交際。別れ話が持ち上がっていたという。女性が署に相談して発覚した。

<防げ!特殊サギ> 新たに3618万円被害  県警 初の「警報」  「水際」阻止呼び掛け
2014.05.18 朝刊 

 県警は17日、5月に入って特殊詐欺被害の発覚が相次いでいるとして、初の「警報」を出した。同日には新たに2件の被害が発覚。県警は18~27日の10日間、現金を引き出す金融機関、レターパックを扱うコンビニなどの「水際」で重点的に注意を呼び掛ける。

 生活安全企画課によると、5月に届けがあった被害は10件、被害額は計約1億600万円に上る。このうち、架空の裁判費用などをだまし取る手口が5件と最も多く、被害額は全体の8割を超える計8900万円になるという。

 県警は2012年以降、同一の手口による特殊詐欺被害が1カ月に3件以上寄せられた場合に「注意報」、5件以上寄せられた場合に「警報」を出す仕組みを作った。これまでは12年に1回、13年に3回、14年に3回、それぞれ「注意報」を出していた。

 一方、17日に発覚した被害2件の被害額は計3618万円に上る。

 捜査2課によると、1件はトラブル解決を装う手口。高知市の70代女性の家に今年1月上旬、「消費センター職員」を名乗る女から電話があり、女性の身に覚えのない「個人情報」をめぐるトラブルを持ち出した。その上で、裁判費用がかかるなどと言い、2月中旬までに3回、計3500万円を岐阜県多治見市の住所にレターパックで送らせていた。

 もう1件は、「老人ホームの会員権購入」を端緒に、名義貸しのトラブルで脅迫する手口。高知市の70代女性が3月中旬から4月末にかけて3回にわたり、大阪市の住所に計118万円を送るよう指示され、女性はレターパックで現金を送った。その際、内容物を「写真」と書くよう指示されていたという。

 今年の県内の特殊詐欺被害は38件、被害額は4億3700万円。

<防げ!特殊サギ> 「名義貸し」後に脅迫 県警が警戒注意報
2014.05.17 朝刊 

 高齢者らに電話で名義貸しを頼み込んで了承させた後、別の男が「名義貸しは違法。金を振り込まないと逮捕される」などと脅し、現金を要求する詐欺の相談が県内で増えているとして、県警は16日までに「警戒注意報」を発令した。

 県警によると、4月以降、名義貸しの手口に関する相談が5件ほど発生している。名義貸しの手口に使われるのは、証券やダイヤモンド購入の権利、老人ホームの投資や入居枠の権利など。

 犯行グループは、証券などのパンフレットを高齢者の家に送付した後、「あなたが持っている証券購入の権利を譲ってほしい」などと電話。当初の説明は「名義貸しだけ。金銭的な負担は伴わない」という内容だが、いったん了承すると別の団体を名乗る男から電話があり、「名義貸しは懲役15年、罰金3千万円だ」などと架空の脅迫話で金をだまし取ろうとするという。

 県警生活安全課は「『あなたの名義で投資させて』といった電話は典型的な詐欺。すぐに警察に相談してほしい」と呼び掛けている。

小学校に脅迫文 容疑の男逮捕=香川
2014.05.16 大阪朝刊 

 「運動会を中止しろ」などの脅迫文を小学校に送ったとして、高松北署は15日、同市屋島中町、会社員M容疑者(35)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。

 発表では、M容疑者は9日午後、17日に予定されている運動会について、「中止しないとテロを起こす」「小学校を爆破する」などと書いた脅迫文2枚を、同校正門にある郵便ポストに投函し、業務を妨害した疑い。

秘密の写真、まさか拡散 破局腹いせ、ネットで「リベンジポルノ」 【大阪】
2014.05.15 大阪朝刊 

 「リベンジポルノ」。交際中や親しい間柄の時に撮影した女性の体の画像をインターネット上に流出させる行為だ。別れた腹いせや逆恨みがきっかけになることが多いとされるが、被害を訴えるケースが急増している。いったん出回った画像をすぐに削除するのは容易ではなく、専門家からは速やかな法規制を求める声も上がる。

 「私の胸や局部の画像がLINE(ライン)に出回っているんです」

 東京都内の高校に通う女子生徒から昨年12月、「全国webカウンセリング協議会」(東京)に相談があった。LINEは若者を中心に使われているスマートフォンの無料通信アプリ。生徒の画像は、複数の仲間と画像付きメッセージをやり取りできる「トーク」という機能を通じて見られるようになっていた。

 画像を送ったとみられるのは、生徒とけんかして別れた元交際相手だった。画像は次々と転送され、広がっていった。生徒は協議会の担当者にこう伝えたという。「ショックを受け、学校に行けない状態が続いています。辞めようか……」

 大阪府内の高校3年の女子生徒も昨秋、ネット上の画像掲示板に自分の裸の上半身と下着姿の画像を投稿された。かつて付き合っていた男性が撮影したものだったという。

 直接会っていなくても、リベンジポルノの被害に遭うケースもある。

 今年3月、都内に住む女性(19)のスマートフォンが鳴った。「お前、俺のことナメすぎてっからさー、いつでも(画像を)流せるんだからな」。相手は「24歳の看護師」を名乗る男。2カ月前に無料通話アプリの掲示板で知り合った。

 男は悩みやたわいもない話を真剣に聞いてくれた。やりとりを重ねるうち、写真を送るよう求められた。要求はエスカレートしていき、女性は言われるまま自分で撮った下着姿や裸の画像を送ってしまった。

 その後、男は別れを切り出した女性の画像をネット上にばらまくと脅したとして警視庁に脅迫容疑で逮捕され、裁判などで一連の経緯が明らかに。男は「24歳の看護師」ではなく、福島県の介護士(40)だった。女性は警視庁に「彼のことが好きだった。流出させられるとは思ってもみなかった」と話したという。

 こうしたリベンジポルノをめぐり、全国webカウンセリング協議会に昨年10月~今年3月に寄せられた相談は計172件に上る。13件だった昨年4~9月の13倍。相談者の大半は女子の中学生か高校生で、理事長の安川雅史さんは「スマホが普及したことに加え、昨秋に東京都内で起きた刺殺事件で、被告の男が被害少女の画像をネット上に流出させていたことが相談急増の背景にあるのではないか」とみる。

 ■「表現の自由」削除は困難

 リベンジポルノの被害に遭わないためには、どうすればいいのか。安川さんは「『彼氏が求めるから』といって、安易に自分の画像を送らないようにしてほしい」と求める。

 万が一、流出させられた場合、LINEやネット上の掲示板の運営管理者に画像の削除を求める手段がある。ところが、協議会は被害者に代わって画像の削除を要請しても、簡単に消すことができないという。

 LINEの運営会社は、「通信の秘密」を保障した憲法21条や電気通信事業法4条を理由に挙げ、「個人と個人のやり取りは監視できない」との立場をとる。

 ネット上の掲示板の管理者は原則として削除に応じる一方、投稿者の反論を待つ猶予期限(7日間)を設けている。21条の「表現の自由」を尊重するためにできたプロバイダー責任制限法(2002年施行)にもとづく措置だが、この7日の間に被害者の画像が拡散するケースも少なくないという。

 日本最大級のネット掲示板「2ちゃんねる」では、ボランティアが削除要請を受け付けている。しかし、東海地方のボランティアの男性が実態を打ち明ける。「表現の自由を言い訳にして、削除に応じないボランティアがいる」

 ■米では処罰法、日本は未整備 専門家「本質は性暴力」

 法律でリベンジポルノを規制している国もある。米国のカリフォルニア州では昨年、嫌がらせ目的で性的な画像をネットにさらす行為を処罰する州法が成立。違反者には、最高で禁錮6カ月か1千ドルの罰金が科せられる。

 これに対し、日本にはリベンジポルノを取り締まる法律はなく、自民党が今年2月に法制化に向けた議論を始めたばかりだ。わいせつ画像のネット投稿について、警察や検察は「児童ポルノ禁止法」などを適用して捜査している。

 ネット問題に詳しい甲南大法科大学院の園田寿教授(刑事法)は「リベンジポルノの本質は性暴力。通信の秘密や表現の自由と同列で論じる関係にない」と指摘。その上で「法制化で違法行為を限定すれば、国側が『プライバシー保護』を名目にネットの規制に踏み出すことも抑えられる。憲法が保障する権利を守ることにもつながる」と話す。

    ◇

 <憲法21条>

 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

 <電気通信事業法4条>

 電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、侵してはならない。

 電気通信事業に従事する者は、在職中電気通信事業者の取扱中に係る通信に関して知り得た他人の秘密を守らなければならない。その職を退いた後においても、同様とする。

[南風録]イスラム過激派が16~18歳の女子生徒270人以上を拉致し、奴隷として売り飛ばすと脅迫した。一日も早い無事な生還と、安心して学ぶ平和な環境が取り戻されることを願う
2014.05.15 朝刊 

 「銃弾が私たちを黙らせると思うのは間違いだ。ペンは剣より強い。1冊の本、1本のペン、それで世界を変えられる」。女子教育の権利を訴え、イスラム過激派に銃撃されたパキスタンの少女マララ・ユスフザイさんの言葉だ▼女子教育への抑圧や残虐行為をブログなどで告発していたマララさんは2012年、下校中のバスで襲撃を受け、重傷を負った。英国で治療を受けて一命をとりとめ、16歳になった昨年7月、国連で演説した。冒頭の言葉はその一部だ▼マララさんも心配している事件がアフリカのナイジェリアで起こった。キリスト教や西洋式の教育に反対するイスラム過激派ボコ・ハラムが16~18歳の女子生徒270人以上を拉致し、奴隷として売り飛ばすと脅迫したのだ▼発生から1カ月、イスラムの装束を着せられた少女たちの映像が公開された。ボコ・ハラムは、拘束されている戦闘員の釈放を解放の条件にしている。少女らの緊張した表情は痛々しく、心身への影響が気がかりだ▼国連の演説でマララさんは、自分が銃を手にして、自分を撃ったタリバン兵が目の前に立ったとしても「私は彼を撃たない」と語った。過激派が恐れるのは復讐(ふくしゅう)心ではなく「教育の力だ」と訴える▼女子生徒たちの救出を求める声は世界に広がっている。一日も早い無事な生還と、安心して学ぶ平和な環境が取り戻されることを願う。

勾留中の男が脅迫文 高松刑務所検閲素通り
2014.05.15 朝刊 

 未決勾留中の高松刑務所から、当時交際していた女性に脅迫文を送り付けたとして、高松市内の男(23)が強要未遂罪で起訴されていたことが14日、分かった。同刑務所では過去にも同様の事案が相次いでおり、郵便物などの検閲が機能していない実態が浮き彫りとなっている。

 起訴されているのは、高松市田村町、中古車販売員N被告。

 起訴状などによると、N被告は、同刑務所に未決勾留中だった3月11日ごろ、当時交際していた17歳の女性に面会に来させようと考え、「1回面会来いや」「来週には出るけんおぼえとけよ」「いたい目みさしてやるわ」などと書いた手紙1通を女性宅に郵送したとしている。

 手紙を受け取った女性が高松南署に届け出て発覚。N被告は当時、別の女性に対する傷害罪に問われて上告中で、保釈が認められた3月24日に同署が強要未遂の疑いで逮捕し、高松地検が起訴していた。

 傷害罪は4月下旬に上告が棄却され、一審の実刑判決が確定しているという。

 刑務所では通常、被告が外部に出す郵便物を刑務官が検閲し、犯罪につながる恐れがあれば差し止めるなどの措置を取っている。

 同刑務所の岡下好己所長は「当所から発信された手紙が脅迫に当たるとして逮捕、起訴される事案が発生したことは遺憾」とコメント。同刑務所では2005、08年にも、未決勾留中の男が脅迫文を送る同種の事案が起きている。

LINE使い脅迫容疑=千葉
2014.05.14 東京朝刊 3

 成田署は13日、四街道市和良比、会社員M容疑者(21)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、M容疑者は4月12、15、23日の3回にわたり、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、元交際相手で県内在住の20歳代の女性会社員に、「死ね」「ボコボコにするから気をつけな」などのメッセージを送信し、脅した疑い。調べに対し、「脅迫まがいのメッセージを送ったのは間違いない」と供述しているという。同署が動機を調べている。

 脅迫の疑いで逮捕
2014.05.10 朝刊

 【福井県】福井署と県警は9日、脅迫の疑いで越前市東千福町、無職K容疑者(75)を逮捕した。

 逮捕容疑では、8日午前9時15分ごろ、県警1階玄関ホールで、県警女性職員に対して「おまえの家行ってガソリンに火をつけて、バァッと燃やしてしまうんやで」などと脅迫したとされる。

 福井署によると、K容疑者は過去にトラブルとなった警察官との面会を求め、聞き入れられず腹を立てたという。容疑を否認している。

洗濯の水着盗み 女性を脅迫容疑=多摩
2014.05.09 東京朝刊 

 南大沢署は8日、八王子市鑓水、アルバイトT容疑者(36)を窃盗と脅迫の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は4月30日。

 発表によると、T容疑者は2013年8月3日から4日までの間、八王子市内のアパート1階のベランダに干してあった20歳代女性の水着1点(時価5000円相当)を盗んだ上、同年9月11日から12日までの間、「あなたが持っている全部の下着がほしい。手に入らない場合は、襲うしかないですね」などと書いた紙を女性方の雨戸にテープで貼り、脅迫した疑い。

 調べに対し、T容疑者は「間違いありません」などと供述しているという。

 脅迫文送付2被告 起訴内容を認める 地裁岡崎支部初公判
2014.05.09 朝刊 

 【愛知県】日本ソフトボール協会(東京)の会長に脅迫文を送ったとして、暴力行為処罰法違反の罪に問われた元佐賀県ソフトボール協会理事長T被告(66)=佐賀県みやき町=と、元佐賀県協会事務局長S被告(51)=東京都杉並区=の初公判が八日、名古屋地裁岡崎支部であった。両被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、両被告は昨年四月と六月、日本協会長を務める大手自動車部品メーカー、デンソー(刈谷市)副社長の自宅やデンソー本社に、右翼団体を装って「足がだいぶ悪いみたいと聞き及んでいる。気いつけや」などとする脅迫文二通を郵送したとされる。

 愛知県警などによると、佐賀県協会では、T被告らが試験を受けずに審判員資格を取得した問題が発覚。日本協会に処分を受けたことへの不満から脅迫文を送ったとされる。

【主張】ストーカー殺人 被害者守る対策を尽くせ
2014.05.08 東京朝刊 

 ストーカーによる凶悪事件が後を絶たない。今月初めには大阪市で38歳の女性が刺殺される痛ましい事件が起きた。

 警察は対策を進めているが増える相談に対応しきれていない。罰則強化を含めて犯罪を抑止し、被害者を守るさらなる対策が急務だ。

 大阪市の事件で2日、殺人容疑で逮捕された57歳の男は、女性が勤めるスナックの客だった。警察はストーカー被害の相談を受け、文書による警告などを行い、危険度の高いケースとみて被害女性に刑事告訴や自宅以外への避難を勧めていた。

 ただ女性は「避難しようにも家族がいる」などとし、告訴や避難はなされなかったという。

 警察の対応は一概に責められない。ただ被害者を説得し、脅迫事件として容疑者を逮捕するなど、もっと踏み込んだ対応が必要だったとの指摘もある。検証し、教訓としなくてはならない。

 埼玉県桶川市で女子大生が殺された事件をきっかけに平成12年にストーカー規制法ができた。その後も「相談しても動いてくれない」などの批判や、警察間の連携の悪さが問題となり、昨年10月に警察の迅速で積極的な対応を促す改正法が施行された。警察の意識も変わり、相談と捜査を一元化するストーカー対策室を設けるなど取り組みを強めている。

 ただ警察が把握するストーカー被害が増え、10年前の15年当時に約1万2千件だったのが、昨年は約2万1千件と過去最悪を数えた。事件の見極めも難しい。被害は元交際相手や知人らからが大半で、警察がどこまで踏み込めるか悩みもある。被害者は、ためらわず的確に状況を伝え警察と連携することが欠かせない。

 法改正も検討が必要だ。ストーカー規制法は罰則が懲役6月以下か50万円以下の罰金(禁止命令違反の場合、懲役1年以下か100万円以下の罰金)で外国に比べ軽い。オランダは拘禁7年以下、豪州も州によっては10年以下だ。

 DV(ドメスティックバイオレンス)防止法のように、被害者の申し立てで裁判所が判断し、保護命令が出せる仕組みも参考になる。法規制以外にも、執着心が強いストーカー加害者に対し、医師ら専門家による治療、カウンセリングを行うことに抑止効果があるとの指摘もある。総合的な対策を強め、惨劇を未然に防ぎたい。

 弁護士脅迫で男逮捕 2ちゃんに殺害予告容疑
2014.05.08 夕刊 

 インターネット掲示板「2ちゃんねる」に弁護士の殺害予告を書き込んだとして、警視庁サイバー犯罪対策課は八日、脅迫の疑いで、岡山県真庭市勝山、派遣社員H容疑者(20)を逮捕したと発表した。

 同課によると、被害に遭ったのは、ネット上で名誉毀損(きそん)された人の被害回復に取り組んでいる唐沢貴洋弁護士。

 逮捕容疑では、H容疑者は三月三日、自宅のパソコンで、2ちゃんねるに、「明日、唐沢貴洋弁護士をナイフでメッタ刺しにして殺す」という書き込みをしたとされる。

 唐沢弁護士は二〇一二年三月、2ちゃんねるで中傷された少年の相談で、サイト管理者に投稿者のIPアドレス(ネット上の住所)などを開示請求したところ、名前が2ちゃんねるに公開され、殺害予告の書き込みが相次いだ。

 同課は昨年、脅迫容疑で、東京都立高の男子生徒(17)ら少年三人を書類送検。昨年十二月に報道されると、殺害予告はいったん落ち着き、今年一月には月十件程度になったが、再び増え始めて、四月には約二百五十件になっている。

 こうした書き込みのIPアドレスの捜査から、H容疑者が浮上した。H容疑者は「殺害予告の書き込みを複数回やった。他の人からどんな反応があるか楽しみだった。捕まらないと思った」と容疑を認めているという。

元妻に傷害 執行猶予中*ストーカー殺人容疑者
2014.05.05 北海道新聞朝刊全道 

 大阪市平野区の路上で飲食店従業員の井村由美さん(38)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された客のM容疑者(57)は元妻に対する傷害事件で執行猶予中だったことが4日、府警への取材で分かった。

 府警によると、M容疑者は約2年前に元妻と離婚したが、昨年6月に職場に押し掛け負傷させたとして平野署が逮捕。傷害罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた。しかし、同容疑者はその後も元妻の関係先を訪問。このため、配偶者による暴力(DV)防止法に基づき連絡や接触を禁じる命令を裁判所から受けていた。

 井村さんが勤めるスナックに通い始めたのは同年8月ごろ。同容疑者は一方的に好意を寄せ、執拗(しつよう)に電話やメールを繰り返した。井村さんの相談を受けた府警松原署が今年3月に文書で警告。同署は当初、脅迫めいたメールの内容から、3段階の危険度判定で中程度の「B」と判断したが、4月2日には危険度の低い「C」に格下げしていた。

脅迫の疑いで太宰府の男を逮捕 /福岡県
2014.05.04 西部地方版/福岡 

 (筑紫野署発表) 3日、太宰府市連歌屋2丁目、指定暴力団Y組系組幹部M容疑者(64)を脅迫容疑で逮捕。2日午後10時半ごろ、同市内の飲食店で大声を出していて客の女性から注意され、「俺はヤクザたい。住所が分かればお前の家に行ってやる」などと脅迫した疑い。容疑を否認しているという。

脅迫罪で追起訴 司法書士宅放火=静岡
2014.05.03 東京朝刊 

 静岡市内の司法書士宅などで昨年7月に相次いだ放火事件で、静岡地検は1日、静岡市葵区瀬名中央、無職H被告(62)(現住建造物等放火罪などで起訴)を、脅迫罪で静岡地裁に追起訴したと発表した。追起訴は4月30日付。

 起訴状によると、H被告は昨年7月5日深夜、同区の男性司法書士の事務所に、ガソリン入りのペットボトルが入った段ボール箱を置き、脅迫したとされる。H被告は、この事務所に火をつけようとした現住建造物等放火未遂容疑で逮捕、送検されていた。

 また、地検は、追送検されていたH被告の暴力行為等処罰法違反容疑を、4月30日付で不起訴とした。地検はいずれの処分も理由を明らかにしていない。

大阪女性刺殺 ストーカー男を逮捕 「待ち伏せした」容疑認める
2014.05.03 東京朝刊

 大阪市平野区の路上で2日未明、大阪府松原市のスナック店員・井村由美さん(38)が刺殺された事件で、府警捜査1課は同日午後、井村さんの勤務先の客だった同区長吉長原西の無職M容疑者(57)を殺人容疑で逮捕した。

 井村さんへのストーカー行為で府警から3月に警告を受けていたM容疑者は調べに容疑を認め、「井村さんが好きでした。このままではもう会えない。井村さんを殺して自分も死んだら、あの世で一緒に暮らせると思い、殺した」と供述しているという。

 M容疑者は事件前にレンタカーを用意し、現場近くの店から自転車で帰宅する井村さんを「待ち伏せしていた」とも供述。府警は計画的な犯行とみている。

 発表では、M容疑者は同日午前2時20分頃、同区長吉長原西の歩道で、井村さんの腹などを数回、刃物で刺すなどし、殺害した疑い。井村さんの腹部や首の刺し傷や切り傷は十数か所あった。府警によると、M容疑者は、井村さんを見つけると、レンタカーで追跡。目撃情報では、M容疑者は降車して井村さんに近づき、「警察呼ぶわよ」などと叫んだ井村さんを路上に押し倒し、馬乗りになって暴行したという。

 M容疑者は今年2月末、井村さんが勤務していた店への出入りを禁止され、直後の3月1~2日、井村さんに「殺される前に警察に電話してや」などと29通のメールを送信。井村さんから相談を受けた府警松原署は、井村さんに脅迫罪などでの告訴手続きを説明し、転居による避難も勧めたが、井村さんがいずれも望まなかったため、同署はM容疑者に電話で注意した。その後も、M容疑者がさらに4通のメールを送るなどしたため、同署は、M容疑者を呼び出して文書で警告するなどした。事件を防げなかったことについて府警生活安全総務課の宇藤嘉邦調査官は「取りうる措置は取っていたが残念だ」とのコメントを出した。

【STOP ストーカー犯罪】殺害示唆メールも…府警「書面警告で沈静化」判断
2014.05.03 東京朝刊 

 ■専門家「逮捕すべきだった」

 当初から危険性の高いストーカー事案と認識していたにもかかわらず、警察はまたも重大な被害を防げなかった。大阪府警はM容疑者に口頭や文書で警告しただけで、事件直前にはストーカー行為が沈静化したと判断していたが、専門家は「ストーカーの執念は尋常ではない。危険を察知した段階で迅速に逮捕すべきだった」と指摘する。

 「店の客から一方的に好意を寄せられている。電話やメールがしつこい」

 殺害された井村由美さんは3月2日、府警松原署にストーカー被害を相談していた。前日から33通もメールが届き、中には「殺される前に警察に電話してや」と、殺害を示唆するような文言もあった。同署は同日、M容疑者に口頭で注意したほか、同12日にはストーカー規制法に基づく書面警告を行った。

 M容疑者は昨年8月に井村さんの勤務先の飲食店を訪れ、行動が次第にストーカー化。今年2月には、店の経営者から出入りを禁じられていた。

 府警はM容疑者の性格なども踏まえ、ストーカーとしての危険度を3段階のうちの2段階(B判定)にあたると判断。刑事告訴と自宅以外への避難を勧めたが、井村さんが「注意でいい。避難しようにも家族がいる」と消極的だったとして断念。4月2日に井村さんに現状を尋ねた際は「もう何もないです。ありがとう」と話していたことなどから、危険度を最も低い3番目(C判定)に下げた。

 以降は署の担当者が月1回、電話で現状を聞くのみで、事件の起きた5月2日も電話で連絡する予定だったという。

 府警は1月、本部にストーカー専門の対策室を設置。相談業務を担ってきた生活安全部と、捜査専門の刑事部からメンバーを集め事件防止に取り組み始めたばかりだった。

 府警の対応について、警察幹部からは「被害者を説得し、殺害を示唆するメールが届いた時点で松本容疑者を脅迫容疑で逮捕できたはずだ」との声も上がる。

 平成25年10月に東京都三鷹市で女子高生がストーカー行為の末に殺害された事件以来、警察庁は積極的な逮捕を推進。警視庁も同年12月、刑事部と生活安全部などによる専門の対処チームを発足させ、「取りうる措置はすべて取る」として積極的に逮捕してきた。今年1~3月のストーカー関連事案の摘発件数は前年同期比5倍の78件。うち64件は傷害などストーカー規制法違反以外の容疑だった。

 ストーカー犯罪抑止に取り組む番敦子弁護士は「被害者の理解が得られなくてもストーカー規制法に縛られず、捜査のプロである警察があらゆる方法を模索し危険の芽を摘む必要がある」と訴えている。

 元妻を脅迫した疑い
2014.05.01 朝刊

 【愛知県】安城署は30日、脅迫の疑いで岡崎市大西2、無職S容疑者(72)を逮捕した。

 逮捕容疑は、4月22日、復縁を迫っていた元妻で知立市の自営業女性(67)の自宅に押し掛け、「いつでもおまえを殺せる」と言い、ガスボンベや液体の入った瓶を見せ「火を付ける」と脅迫したとされる。

 署によると、S容疑者と女性は35年前に離婚した。「油の入った瓶を持っていたが、『殺せる』とは言っていない」と一部容疑を否認している。

刑務所から妻に脅迫疑い 熊本北署が受刑者の男逮捕 「生命保険に入っとけ」
2014.04.24 朝刊 

 服役中の福岡刑務所(福岡県宇美町)から妻を脅す手紙を郵送したとして、熊本北署は23日、脅迫の疑いで受刑者の男(34)を逮捕した。同刑務所は「事前検査に問題はなかった」と反論。手紙の解釈をめぐる判断の違いが「事件」に発展した形だ。

 逮捕容疑は、2012年10月、同刑務所から熊本市に住む20代の妻に宛てた封書で「俺の性格は分かるよな。あばらとか折ったりするので、生命保険に入っとけ」などと便箋1枚に書いて脅迫した疑い。署によると、別れ話がこじれたまま男の刑期満了が迫り、妻は昨年末、被害届を出したという。

 受刑者の発送物は、刑事収容施設法に基づき刑務所職員が発送前に検査。相手を脅迫するなど法に触れる内容の場合、修正したり発送を認めないこともある。今回の手紙について、同刑務所は「法に触れないと判断し、手紙の発送を認めた。(脅迫容疑に当たるとした)県警の対応は遺憾だ」としている。

監禁と強姦の疑いで逮捕 狭山署 /埼玉県
2014.04.23 東京地方版/埼玉 

 狭山署は22日、コンゴ民主共和国籍の無職マコト・レフンガ・ポポン容疑者(31)=狭山市水野=を、監禁と強姦(ごうかん)の疑いで21日に逮捕したと発表した。「やっていない」と容疑を否認しているという。

 署によると、同容疑者は10日午後1時10分ごろ、同市内の路上で歩いていた40代女性に、「結婚しよう。部屋に来て」などとつきまとった。女性を自宅マンションに監禁し、拳を振り上げて「叫んだって聞こえないよ」などと脅迫し、乱暴した疑いがある。容疑者と女性は面識がなかったという。

 脅迫の疑い
2014.04.23 朝刊 

 【岐阜県】県警人身安全対策室と恵那署は22日、脅迫の疑いで、瑞浪市稲津町、無職K秀容疑者(50)を逮捕した。

 逮捕容疑は、20日未明、県内に住む40代の知人女性の携帯電話に「完全につぶす」などと危害を加えるようなメールを送り、脅したとされる。

 署によると「間違いありません」と認めている。女性から20日、署に相談があった。

【STOP ストーカー犯罪】法制度の不備(1)心に傷、迫り来る影におびえ
2014.04.22 東京朝刊 

 ■苦しむ被害者 罰則軽く

 「束縛癖」の強い男だとは感じていた。

 兵庫県内に住む30代女性は平成9年ごろ、一人の男と出会い、交際を始めた。「会社に着いた」「今から昼休み」…。携帯電話メールの普及に伴い、自分の行動を逐一報告するよう要求された。

 連絡を怠れば、怒鳴り声を上げて勤務先に電話してくる。メールの頻度は15分ごとに増えた。連絡を絶つと実家や祖母の入院先にまで押しかけてきた。

 限界を感じた21年10月、わらにもすがる思いで県の相談機関に連絡。一時保護施設(シェルター)にかくまわれた。女性の携帯電話に1週間で40回以上連絡してきた男は翌11月、ストーカー規制法違反容疑で逮捕された。

 安心したのもつかの間、3カ月後に下った判決は懲役6月、執行猶予5年。すぐに男は野に放たれた。

 予想を裏切る軽い罰則。迫り来る男の“影”への恐怖に身震いした。

 ◆軽犯罪法の延長線上

 ストーカー規制法は、21歳の女子大生が元交際相手の男らが雇った男に殺害された埼玉県桶川市のストーカー殺人事件(11年)を受け、12年5月に議員立法で成立、11月に施行された。

 通常の罰則は懲役6月以下か50万円以下の罰金で、公安委員会の禁止命令に背いた場合は懲役1年以下か100万円以下の罰金。懲役刑でもほとんど執行猶予が付くのが実情だ。

 なぜ、罰則が軽いのか。

 被害者を街角で待ち伏せて見つめ続ける。ふられてもあきらめず、交際を迫る。こうした個々の行為は一般的に犯罪としてとらえにくく恋愛との線引きも難しい。だが、反復・継続すれば被害者の平穏な生活を害する犯罪となる。

 この場合、「拘留または科料」と罰則の軽い軽犯罪法で取り締まるだけでは不十分だ。一方、刑法で対処する脅迫などの事件や殺人などの凶悪事件に発展してからでは遅すぎる。

 法案作成の中核を担った元警察庁キャリアの松村龍二元参院議員は、専門家の間でストーカー事件は「軽犯罪法以上、刑法未満」といわれていたとし、「罰則案は法務省が軽犯罪法を基準に出した」と明かす。罰則は軽犯罪法の延長線上に位置づけられていたのだ。

 松村氏によると、当時は警察が警告などで関与すれば大半のストーカー行為は収まると考え、規制を求める世論を受けて急ピッチで成立させたという。罰則の軽重は特に着目されず、国会審議でも警察権限の拡大などを懸念する声がわずかに上がるだけだった。

 悪質なストーカー殺人事件が相次ぎ、昨年6月に約13年ぶりに初めて実現した法改正でも、罰則が議論された形跡はない。

 ◆拘禁10年以下の国も

 諸外国はどうなのか。

 米国では21歳の女優がストーカーに殺害されたことを機に1990(平成2)年、カリフォルニア州で初めての反ストーキング法が成立。94年までにほぼすべての州で成立した。

 世界のストーカー制度に詳しい常磐大大学院の諸沢英道教授(被害者学)によると、米国の罰則は州ごとに異なる。再犯を重ねると重くなるケースが多いが、最初から重犯罪として3~5年以下の拘禁刑を科す州もある。オランダは拘禁7年以下、オーストラリアも州によっては拘禁10年以下だ。

 諸沢教授は「日本の罰則は軽すぎる。これでは実刑になりにくく、罪を犯すことへの恐怖も少ない。罰則に抑止力がなければ、犠牲になるのは被害者だ」と語り、こう提言する。

 「被害者を守る立場から法のあり方を考え直すべきだ」

 ◆悪行の「応報」として

 兵庫県内の女性へのストーカー行為で執行猶予付き判決を受けた男は、幸いにも再犯には及んでいない。

 それでも女性は判決後、恐怖のあまり地元を飛び出し、県外の福祉施設を渡り歩いた。親のそばに戻ろうと地元に帰ったのは24年秋。逃避生活を始めてほぼ3年が経過していた。

 今も実家から少し離れて暮らし、男の“影”におびえる。女性の心に刻まれた深い傷を思えば、罰則を犯罪抑止効果だけでなく、悪行の「応報」としても考える重要な視点に行き着く。

 女性は言う。

 「あいつが裁かれた罪なんて、私の苦しみの何万分の一にすぎない」

                   ◇

 昨年1年間で警察が認知したストーカー被害は2万1089件でストーカー規制法が施行された12年以降最多となった。昨年、初の法改正は実現したが、抜本的な見直しが必要だとの声は強い。被害者を守るための法制度を考える。

                   ◇

【用語解説】ストーカー規制法

 特定の人に対する恋愛や好意の感情、それに端を発する怨恨(えんこん)の感情を満たすため、つきまとい等の8行為を反復する行為を「ストーカー行為」として規制する。被害者が加害者を告訴すれば、罰則は6月以下の懲役か50万円以下の罰金。また、被害者の申告を受けた警察は、つきまとい等をやめるよう加害者に警告することができ、警告を無視すれば公安委員会による禁止命令を出すこともできる。禁止命令に違反すると1年以下の懲役か100万円以下の罰金。

 メールで脅した疑い
2014.04.22 朝刊 

 【岐阜県】県警人身安全対策室と岐阜中署は21日、強要未遂の疑いで、岐阜市東島3の建築解体業K容疑者(45)を逮捕した。

 逮捕容疑は、岐阜市の女性アルバイト(18)に交際を求めようと、15日午前2時34分から午後10時9分までの間、「電話に出ろよ」「親のところいくでな。後でどうなっても知らんぞ」などと女性の携帯電話にメールを4回送り、電話を18回かけて脅したとされる。

 署によると、「メールしたのは間違いないが脅迫や強要をしたつもりはない」と否認している。13日に岐阜市・柳ケ瀬でK容疑者が女性に声を掛け知り合ったという。

リベンジポルノ深刻化 福岡でも逮捕者 識者「画像送らないで」
2014.04.22 夕刊 

 福岡県内では博多署が2010年5月、以前交際していた女性=当時(20)=に「裸の写真をばらまくぞ」と脅す内容の携帯メールを複数回送信したとして、脅迫容疑で福岡市内の派遣社員の男=同(26)=を逮捕。福岡市男女共同参画推進センター・アミカスによると、リベンジポルノに関する相談電話は毎年数件あり、精神的に落ち着かせた後で警察への相談を勧めているという。

 ネットへの問題意識が希薄な子どもが被害に遭う場合も少なくない。福岡市の市民団体「子どもねっと会議所」の井島信枝代表は中学校や高校での講演で、交際相手に画像を送る際は注意するよう呼び掛けている。井島さんは「子どもは、『好きだから』と感情に溺れて相手を信用しがち。いったん手を離れた画像は、後にどういう使い方をされるか分からないということを、保護者もよく言って聞かせる必要がある。まず、裸の画像などを撮らせたり、送ったりしないことだ」と強調する。

元交際相手を脅迫容疑=北海道
2014.04.20 東京朝刊 

 札幌白石署は19日、いずれも自称の札幌市手稲区富丘3の6、アルバイト従業員S容疑者(23)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、S容疑者は3月25日~4月18日にかけて、元交際相手の20歳代女性の携帯電話に、復縁しなければ女性に危害を加える、などの内容のメールを複数回送った疑い。

 ストーカー全国2万件超 摘発、警告後も被害
2014.04.20 朝刊 

 昨年一年間に全国で起きたストーカー被害は二万一千八十九件(前年比5・9%増)に上り、初めて二万件を超えた。警察は千八百八十九件を摘発、二千四百五十二件で警告を出した。いずれも過去最多。ストーカー規制法による警告や禁止命令で、つきまとい行為をやめるケースは多いが、一部ではくい止められず凶悪事件に発展している。

 昨年十月に東京都三鷹市の女子高校生(18)が元交際相手の男(21)に刺殺された事件は、女子高校生が警察に相談した当日に事件が発生。警察庁は危険性が高い場合は逮捕を優先し、被害者を守るよう指示した。

 今年二月に群馬県館林市で女性(26)が射殺された事件では、元交際相手の男(39)は三カ月前に女性への暴行容疑で逮捕され、罰金刑で釈放された後、犯行に及んで自殺した。二〇一二年十一月に神奈川県逗子市でデザイナーの女性(33)が殺された事件でも、元交際相手の男(40)は女性への脅迫容疑で逮捕されたが、執行猶予付き判決を受けた後、調査会社を利用して女性を捜して犯行に及んだ。

脅迫容疑で女を逮捕=佐賀
2014.04.19 西部朝刊 

 佐賀署は18日、佐賀市新栄西、自称無職K容疑者(43)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、K容疑者は1月23日午前1時50分頃、県内の知人の自営業女性(30歳代)に、「人のものとったら取られますよ」など、女性の子どもの誘拐を予告するような内容のメールを送信し、脅した疑い。容疑を否認しているという。同署は詳しい動機を調べる。

アプリで情報盗み恐喝 容疑の男2人を再逮捕
2014.04.19 東京朝刊 

 無料通話アプリ「LINE(ライン)」を通じてウイルスを送ってスマートフォン(高機能携帯電話)から個人情報を抜き取り男性から現金を脅し取ったとして、千葉県警サイバー犯罪対策課は18日、恐喝の疑いで福岡県太宰府市青山、自営業、S容疑者(43)=別の恐喝事件で逮捕済み=と札幌市中央区南三条西、会社役員、K容疑者(45)=別の詐欺未遂事件で逮捕済み=を再逮捕した。

 逮捕容疑は、平成25年12月、女性を装って大阪府吹田市の男性会社員(29)とやり取りし、ウイルスを送って電話帳のデータを抜き取り、テレビ電話でわいせつな行為をさせて録画。「一斉送信します」などと脅迫して20万円を振り込ませたとしている。

 同課によると、背後には中国人グループがいるとみられており、K容疑者の口座には昨年12月中旬以降、22人から計約345万円が振り込まれ、中国に数百万円が送金されていた。

脅迫容疑で逮捕=千葉
2014.04.16 東京朝刊 

 千葉東署は15日、兵庫県西宮市上甲子園、自称派遣社員Y容疑者(40)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、Y容疑者は12日午後9時半頃、千葉市若葉区の40歳代アルバイト女性に無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使って、「あした家行きますわ。ガソリン持って」「家燃えてみんな死んだらいいねん」などのメッセージを送信し、脅した疑い。

 2人は3月中旬頃、LINEを通じて知り合い、やりとりをしていた。調べに対し、Y容疑者は「メッセージを送って脅したのは間違いない」と供述しているといい、同署が動機を調べている。

脅迫メール送った疑い 千葉東署と千葉県警子ども女性安全対策課
2014.04.16 千葉日報 

 千葉東署と千葉県警子ども女性安全対策課などは15日、脅迫の疑いで兵庫県西宮市上甲子園1、自称派遣社員の男(40)を逮捕した。

 逮捕容疑は12日夜、知人で千葉市若葉区に住む40代のアルバイト女性に「ガソリン持って家行きます」「家燃えて死んだらいい」などの携帯メールを数件送信した疑い。

 同署によると、女性が翌13日に110番通報した。男は容疑を認めている。

元妻に脅迫メール、容疑で43歳男逮捕
2014.04.15 東京朝刊 

 八王子署は、脅迫の疑いで福生市福生の派遣社員、N容疑者(43)を逮捕した。同署によると、西村容疑者は容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、10日、元妻(41)の携帯電話に、同棲相手の会社員男性(34)について「殺すのちょー簡単」などとメールを送るなどしたとしている。同日は元妻の携帯電話にN容疑者からの着信やメールが相次ぎ、午後3時半ごろには元妻宅に押しかけてドアを蹴るなどしたため、元妻が110番通報。翌11日に埼玉県所沢市内で逮捕された。

【ストーカー論 法制度の不備】(1)被害者軽視 軽い罰則
2014.04.15 大阪朝刊

 ■影におびえ、心に深い傷

 「束縛癖」の強い男だとは感じていた。

 兵庫県内に住む30代女性は平成9年ごろ、一人の男と出会い、交際を始めた。「会社に着いた」「今から昼休み」…。携帯電話メールの普及に伴い、自分の行動を逐一報告するよう要求された。

 連絡を怠れば、怒鳴り声を上げて勤務先に電話してくる。メールの頻度は15分ごとに増えた。連絡を絶つと実家や祖母の入院先にまで押しかけてきた。

 限界を感じた21年10月、わらにもすがる思いで県の相談機関に連絡。一時保護施設(シェルター)にかくまわれた。女性の携帯電話に1週間で40回以上連絡してきた男は翌11月、ストーカー規制法違反容疑で逮捕された。

 安心したのもつかの間、3カ月後に下った判決は懲役6月、執行猶予5年。すぐに男は野に放たれた。

 予想を裏切る軽い罰則。迫り来る男の“影”への恐怖に身震いした。

 ◆軽犯罪法の延長線上

 ストーカー規制法は、21歳の女子大生が元交際相手の男らが雇った男に殺害された埼玉県桶川市のストーカー殺人事件(11年)を受け、12年5月に議員立法で成立、11月に施行された。

 通常の罰則は懲役6月以下か50万円以下の罰金で、公安委員会の禁止命令に背いた場合は懲役1年以下か100万円以下の罰金。懲役刑でもほとんど執行猶予が付くのが実情だ。

 なぜ、罰則が軽いのか。

 被害者を街角で待ち伏せて見つめ続ける。ふられてもあきらめず、交際を迫る。こうした個々の行為は一般的に犯罪としてとらえにくく恋愛との線引きも難しい。だが、反復・継続すれば被害者の平穏な生活を害する犯罪となる。

 この場合、「拘留または科料」と罰則の軽い軽犯罪法で取り締まるだけでは不十分だ。一方、刑法で対処する脅迫などの事件や殺人などの凶悪事件に発展してからでは遅すぎる。

 法案作成の中核を担った元警察庁キャリアの松村龍二元参院議員は、専門家の間でストーカー事件は「軽犯罪法以上、刑法未満」といわれていたとし、「罰則案は法務省が軽犯罪法を基準に出した」と明かす。罰則は軽犯罪法の延長線上に位置づけられていたのだ。

 松村氏によると、当時は警察が警告などで関与すれば大半のストーカー行為は収まると考え、規制を求める世論を受けて急ピッチで成立させたという。罰則の軽重は特に着目されず、国会審議でも警察権限の拡大などを懸念する声がわずかに上がるだけだった。

 悪質なストーカー殺人事件が相次ぎ、昨年6月に約13年ぶりに初めて実現した法改正でも、罰則が議論された形跡はない。

 ◆拘禁10年以下の国も

 諸外国はどうなのか。

 米国では21歳の女優がストーカーに殺害されたことを機に1990(平成2)年、カリフォルニア州で初めての反ストーキング法が成立。94年までにほぼすべての州で成立した。

 世界のストーカー制度に詳しい常磐大大学院の諸沢英道教授(被害者学)によると、米国の罰則は州ごとに異なる。再犯を重ねると重くなるケースが多いが、最初から重犯罪として3~5年以下の拘禁刑を科す州もある。オランダは拘禁7年以下、オーストラリアも州によっては拘禁10年以下だ。

 諸沢教授は「日本の罰則は軽すぎる。これでは実刑になりにくく、罪を犯すことへの恐怖も少ない。罰則に抑止力がなければ、犠牲になるのは被害者だ」と語り、こう提言する。

 「被害者を守る立場から法のあり方を考え直すべきだ」

 ◆悪行の「応報」として

 兵庫県内の女性へのストーカー行為で執行猶予付き判決を受けた男は、幸いにも再犯には及んでいない。

 それでも女性は判決後、恐怖のあまり地元を飛び出し、県外の福祉施設を渡り歩いた。親のそばに戻ろうと地元に帰ったのは24年秋。逃避生活を始めてほぼ3年が経過していた。

 今も実家から少し離れて暮らし、男の“影”におびえる。女性の心に刻まれた深い傷を思えば、罰則を犯罪抑止効果だけでなく、悪行の「応報」としても考える重要な視点に行き着く。

 女性は言う。

 「あいつが裁かれた罪なんて、私の苦しみの何万分の一にすぎない」

                   ◇

 昨年1年間で警察が認知したストーカー被害は2万1089件で、ストーカー規制法が施行された12年以降最多となった。昨年、初の法改正は実現したが、抜本的な見直しが必要だとの声は強い。被害者を守るための法制度を考える。

                   ◇

【用語解説】ストーカー規制法

 特定の人に対する恋愛や好意の感情、それに端を発する怨恨(えんこん)の感情を満たすため、つきまとい等の8行為を反復する行為を「ストーカー行為」として規制する。被害者が加害者を告訴すれば、罰則は6月以下の懲役か50万円以下の罰金。また、被害者の申告を受けた警察は、つきまとい等をやめるよう加害者に警告することができ、警告を無視すれば公安委員会による禁止命令を出すこともできる。禁止命令に違反すると1年以下の懲役か100万円以下の罰金。

メールで「殺すのちょー簡単」…元妻の同棲相手を脅迫した男逮捕
2014.04.14 サンスポ 

 元妻の同棲相手を「殺すのちょー簡単」などとするメールを送ったとして、警視庁八王子署は脅迫の疑いで、東京都福生市のN容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑は10日、元妻(41)の携帯電話に、同棲相手の男性(34)について「殺すのちょー簡単」「今日いってやっかー」とのメールを送るなどした疑い。容疑を認めているという。

 同署によると、N容疑者と元妻は1996年に離婚。2010年にN容疑者が交通死亡事故を起こして服役。出所後、「電話くらいしろよ」などのメールが元妻に届くようになったという。

資産家に賭博そそのかし恐喝、42歳女ら逮捕
2014.04.13 朝鮮日報 

 今年2月、衣類を扱う中小企業のS社長(36)は、知人の紹介で知り合ったルームサロン(高級個室バー)の元ママの女(42)から話を聞き、マカオ行きを決心した。女はS社長を「弟」と呼び「マカオのカジノの従業員によく知っている人がいる」として、S社長をそそのかした。

 女がS社長に紹介した男(41)は「私はカジノの従業員だから、何もかも用意してあげられる」といい、航空券やホテル、カジノのチップまで用意した。賭け金は「大金を持って出国することができないため、われわれが現地で貸す。後で元金だけゆっくり返せばいいから、思う存分金を賭ければいい」と告げた。S社長は不審に思ったが、男は「海外での遠征賭博は、客を連れてきた人に賭け金の1?2%を渡すため、航空券や宿泊料金を差し引いても、われわれは損をしない」と話した。

 2月16日、マカオに渡航したS社長は、現地で最大のホテルであるCホテルやMホテルに泊まり、カジノで賭博をした。同行した女は「もう1回だけやろうよ。チップはいくらでも出せるから」とそそのかした。結局、S社長は女らが渡したチップで賭博を続け、2日間で350万香港ドル(約4600万円)の損失を出した。韓国に帰ると、女らは態度を一変させた。「今すぐに4億7000万ウォン(約4600万円)と天引きの利子10%を返さなければ殺してやる」と脅迫したのだ。S社長が金を返せなかったため、女らはS社長のオフィスに押し掛け、首を絞めた。結局、S社長は家族が所有する建物を担保に金を借り、女らに返した。

 ソウル瑞草警察署は9日、女と共犯の男を逮捕した、と発表した。警察によると、2人はソウル市江南地区のルームサロンの関係者らを通じ、資産家たちの資産規模、収益、家族関係などを把握した上で接近し、賭博をそそのかしたという。S社長についても、80億ウォン(約7億8950万円)相当の建物を所有しているといううわさを聞き、犯行のターゲットにしたとのことだ。女は資産家の男性たちをそそのかす役割を演じた。一方、共犯の男はマカオのカジノの従業員に対し、カジノ2カ所に現金80億ウォンを預けるよう指示し、航空券やホテルの予約を行った。

 警察は2人の携帯電話を押収し、昨年6月から最近まで、十数人の資産家をそそのかし、計50億ウォン(約4億9300万円)相当の賭博をさせた証拠をつかんだ。携帯電話には「キム社長」「イ社長」といった名前で保存した資産家たちが「きょう金を振り込んだ」「元金と利子を全て振り込んだ」という内容のメールを送った痕跡が見つかった。警察は資産家たちに金を貸した人物の行方を追う一方、「キム社長」や「イ社長」の身元を確認し、事情聴取を行う方針だ。

脅迫容疑 43歳逮捕=茨城
2014.04.12 東京朝刊 

 桜川署は11日、桜川市富士見台、職業不詳Y容疑者(43)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、Y容疑者は6~8日、市内の20歳代女性の携帯電話に「殺し決定」「逃げるなら普通の生活はさせない」などのメッセージを送信して脅した疑い。携帯電話の無料通話アプリ「LINE(ライン)」に応答しなくなったことに腹を立てたとみられる。

◎男性に仕事上の「トラブル」=依頼受けた人物、襲撃か-板橋夫婦刺傷事件・警視庁
2014.04.11 時事通信 

 東京都板橋区のマンション駐車場で建築会社社長の男性(47)と妻(44)が刃物で刺された殺人未遂事件で、男性が「仕事上のトラブルはあったが、知らない人に襲われた」という趣旨の説明を警視庁にしていることが11日、捜査関係者への取材で分かった。

 昨年10月末から男性の会社や携帯電話には「クライアントから依頼された。行動を起こす」などの脅迫が相次いだことも判明。同庁は男性の周囲でどのようなトラブルがあったか調べるとともに、依頼された人物による犯行の可能性もあるとみて捜査している。 

 事件は3月30日午後6時半ごろ、板橋区若木のマンション駐車場で発生。男性と妻が車で外出先から戻ったところ、何者かが男性の名前をフルネームで呼び掛け、2人を襲った。

 捜査関係者によると、事件直前の駐車場の防犯カメラに、不審な原付きバイクがマンション駐車場に入る様子が映っていた。夫婦の車を尾行や待ち伏せしていた可能性があるという。

 男性が受け取った脅迫状にある差出人名は実在する人物だったが、事件とは全く関係なかったという。警視庁は事件と一連の脅迫との関連を調べている。

山路さんを脅した疑い=神奈川
2014.04.09 東京朝刊 

 ジャーナリストの山路徹さん(52)(埼玉県三郷市)を脅迫するなどしたとして、津久井署は8日、厚木市鳶尾、自称会社役員H容疑者(26)ら男3人を暴力行為等処罰法違反(脅迫など)容疑で逮捕したと発表した。

 同署幹部によると、3人は大雪が降った翌日の2月16日未明、相模原市緑区長竹で、積雪で狭くなった県道を車ですれ違う際にトラブルになり、山路さんを「殺してやるよ」と脅し、山路さんの乗用車を蹴るなどして壊した疑い。H容疑者は容疑を否認、ほかの2人は認めているという。

 山路さんが車に搭載していたドライブレコーダーに3人の姿が映っていた。山路さんは大雪の取材で近くを訪れていたという。

 脅迫メール送った疑い
2014.04.09 朝刊 

 【岐阜県】北方署は8日、脅迫の疑いで岐阜市松原町、整体師
H容疑者(34)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7日午前2時半ごろ、北方町のマッサージ師女性(53)の携帯電話に「電話に出ろ」「出ないと家を燃やすぞ」などとメールを送って脅したとされる。署によると「覚えていない」と容疑を否認している。H容疑者と女性は交際していたが、女性が別れ話を切り出していたという。

女性スマホに遠隔操作アプリ 無断取り込み 容疑で27歳逮捕=青森
2014.04.05 東京朝刊 

 知人女性のスマートフォンに、無断で遠隔操作ができるアプリをダウンロードしたとして、野辺地署などは4日、横浜町太郎須田、会社員I被告(27)(脅迫罪などで起訴)を不正指令電磁的記録供用の疑いで逮捕した。県警保安課によると、同容疑の摘発は県内初という。

 発表によると、I被告は2012年5月13日頃、県南地方の20代の知人女性のスマホに、遠隔操作ができるアプリを無断でダウンロードした疑い。アプリは、スマホを紛失したり、盗まれたりした際に、パソコンやスマホからの遠隔操作で、位置情報の入手や音声録音、写真撮影などができるもので、I被告は容疑を認めているという。

 I被告は今年2月27日、同じ女性への脅迫容疑で逮捕され、3月31日脅迫罪などで起訴された。

ストーカーチェック表:警察が独自に 相談者に電話、兆候把握 最多摘発「兵庫方式」全国へ
2014.04.05 大阪朝刊 

 独自のチェック表でストーカー加害者の危険度を見極め、最低数カ月間にわたり警察署員が電話で経過を見守る兵庫県警の「ストーカー安心コールシステム」が注目を集めている。悪質なケースは積極的に事件化し、2012年のストーカー事案の摘発件数は135件で4年連続で全国最多となった。警察庁はこうした取り組みが重大事件への発展防止に効果があるとして、同様のチェック表を全国警察に広げることを決めた。【内橋寿明】

 「つきまといや待ちぶせをされたことはありますか」「自殺をほのめかすことは」

 警察署の一室。被害相談をしてきた女性らと対面する警察官が手元のチェック表を見ながら質問を重ねる。ストーカー行為の種類や頻度、暴行や脅迫などどんな罪名に該当するかなど計44の項目に印をつけて、点数をはじき出す。

 県内の全48署にチェック表が導入されたのは10年。警察官個人の主観ではなく統一基準で危険度を判断する。点数の合計から危険度をA~Cの3段階に分類。担当者はランクに応じて1週間~1カ月に1度の割合で相談者側に電話し、最低3カ月は状況に変化がないか気を配る。経過はパソコンで管理し、連絡日が近づくと画面上で色が変わって知らせる。

 「その後、お変わりないですか」

 2月下旬、県警葺合(ふきあい)署(神戸市中央区)の女性警部補(40)が電話で語りかけた。相手は40代女性。職場の元同僚からのストーカー被害を昨年5月から相談している。「一度収まっても再び被害が出ることがあるので注意が必要。被害を打ち明けやすい雰囲気作りも大切」と話す。

 県警が対策に力を入れ始めたのは、06年5月に神戸市西区で当時16歳の女性が、元交際相手の男に刺殺された事件がきっかけだ。

 女性は加古川署に2度相談していたが事件防止に生かしきれなかったことで、「次に何かあったら連絡して」という姿勢からの転換が教訓として浮かんだ。

 県警は事件翌月から、警察官が扱った男女が関わるもめ事はすべて本部の生活安全企画課に報告するようルールを改めた。飲食店での料金支払いや交通を巡るトラブルなど恋愛感情に関係ない事案でも報告を求めるのが最大の特徴で、背後に潜む危険に目を凝らすのが狙いだ。

 再被害防止のための取り組みも進める。ストーカー事案に限れば12年11月の神奈川・逗子ストーカー殺人事件以降、被害者を匿名にして顔写真を添付して逮捕状を請求した事例は2件あるが、ストーカー規制法に基づく警告文書では少なくとも08年から被害者を匿名化してきたという。

 生安企画課内にあるストーカー・DV対策室担当調査官の岡本圭司警視(48)は「ストーカーは重大犯罪につながるという問題意識が根付いてきた。今後も緊張感を持って対応する」と話す。

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 ◆兵庫県警が使用しているストーカー行為チェック表◆

 <目的>

□好意が怨恨(えんこん)の感情に転じている

□元交際相手などに復縁を要求する

□一方的に好意感情を抱いている

□目的がわからない

 <他法令の抵触状況>

□逮捕監禁(身体の拘束を伴うもの)

□住居侵入(合鍵で室内に侵入など)

□器物損壊(今までに何回も被害に遭っている)

□脅迫(凶器を示されて脅迫された)

 <被害者の状況>

□相手方が怖いので、口頭警告をちゅうちょしている

□被害届の提出をちゅうちょしている

□相手方との間に子供をもうけている

□相手方以外の異性と交際あり

 <特異性など>

□性的羞恥心を害する画像を所有している

□勤務先・実家・密接関係者らにもつきまとう

□深夜(昼夜を問わず)つきまとう

□交際期間が長期間にわたる

 ※実物を参考にして作成。他法令の抵触状況は「過去に受けたもの」も含む。

高齢ストーカー 10年で4倍 孤立する男暴走 退職・死別 心に空白
2014.04.03 大阪朝刊 

 60代以上の高齢者が加害者となったストーカー犯罪が急増し、平成25年は1919件と10年前の約4倍に上ったことが2日、警察庁のまとめで分かった。加害者の大半は男性。専門家によると、男性は女性に比べ、家族と死別したり、退職したりして心のよりどころを失った場合、孤立しやすい傾向にあるといい、最悪の場合、ストーカーに走る人もいるという。

                   ◇

 ◆警告も聞かず

 「会わへんかったらなあ、言うことを聞かなんだら、殺すぞ」。奈良県の女性(79)は昨年11月、自宅の留守番電話に吹き込まれていた声に震え上がった。声の主は和歌山県橋本市の無職男(85)。2人が知り合ったのは4年前、女性が入院した際、男の妻が相部屋だったのがきっかけだった。

 男は女性に恋心を抱き、約2年前から女性宅にたびたび押しかけるようになった。女性の相談を受けた奈良県警は昨年10月末、女性宅を訪れないよう男に警告。しかし付きまといは止まらず、同11月に冒頭の電話をしたとして今年1月、男は脅迫容疑で県警に逮捕された。

 警察庁のまとめによると、25年のストーカーの認知件数は2万1089件で、うち男が加害者のケースは1万8316件あった。加害者の年代別で見ると、30代が最多の5377件(25・5%)。以下、40代(4467件、21・2%)▽20代(4057件、19・2%)-と続く。

 これに比べると高齢者は、60代と70歳以上を合わせて1919件(9・1%)と少ないが、10年前の15年(473件)の約4倍に増加。ほかの年代は、40代が2・6倍、30代が2・0倍、20代が1・7倍などとなっており、急増ぶりが際立っている。一方、被害者は20~70代と幅広い。

 ◆エスカレート

 なぜ近年、高齢者のストーカーが増えているのか。

 ストーカー被害者を支援するNPO法人「ヒューマニティ」(東京都)の小早川明子理事長は「この世代は仕事一筋で打ち込み、競争社会を生き抜いてきた人が多い」とした上で、退職後に人生が一変することが影響すると分析。「男性は女性に比べてコミュニティーなどにも溶け込めず、孤立してしまいがち。寂しさを埋めたいという気持ちから、女性に過度に期待してストーカーに走る人もいる」という。

 例えば、奈良県警に逮捕された男の場合、ストーカー行為が激化した昨秋、妻を亡くしていた。家族は「会話をすることすらなく、『あの人はあの人』と割り切った関係だった」と明かしている。

 同NPOにも高齢者絡みの相談は増えているといい、小早川理事長は「高齢者は社会的地位が高い人も多く、拒絶されることに慣れていない。恋愛がうまくいかないだけで行動をエスカレートさせてしまうこともあるのではないか」と話している。

 京大大学院生 女性に脅迫メール送った容疑で逮捕
2014.04.03 朝刊 

 【神奈川県】知人女性に脅迫メールを送り付けたとして、加賀町署は二日、脅迫の疑いで大阪市中央区南船場一、京都大大学院工学研究科の大学院生U容疑者(24)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では三月二十七日、横浜市の二十代の知人女性の携帯電話にメールで「殺意を覚えるほどイライラしている」と送ったとされる。

 署によると、U容疑者は「連絡がなく怒りを覚えた。メールを送ったが、脅すつもりはなかった」と容疑を一部否認している。

元交際相手 脅した疑い=栃木
2014.04.02 東京朝刊 

 宇都宮東署は1日、元交際相手の女性を「殺す」などと脅したとして、塩谷町熊ノ木、介護士E容疑者(23)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、E容疑者は3月4日、女性(24)に複数回にわたって無料通話アプリ「LINE(ライン)」で「殺す」などとメッセージを送信し、脅した疑い。「復縁を断られたので脅した」などと容疑を認めている。

 2人は職場の同僚で、約2年前に半年ほど交際していた。逮捕容疑の以前にも、「他の男性と交際したら、その男性を殺す」などのメッセージを送っていた。

女性脅迫した疑いで京大院生逮捕 メールで、神奈川
2014.04.02 共同通信 

 神奈川県警は2日までに、横浜市に住む20代の知人女性に「殺意を覚える」とのメールを送信したとして、脅迫の疑いで京都大大学院生、U容疑者(24)=大阪市中央区南船場=を逮捕した。

 逮捕容疑は3月27日、女性の携帯電話に「殺意を覚えるほどイライラしている」などとメールを送って脅した疑い。容疑を否認しているという。

 県警によると、女性と面識があり、一時好意を抱いていたという。女性が3月末、県警に相談した。京都大は「事実関係を確認している」と説明している。

事故相手を脅した容疑=秋田
2014.04.01 東京朝刊 

 秋田中央署は31日、秋田市新屋元町、会社員H容疑者(31)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、H容疑者は28日午後2時50分頃、前日に起こした追突事故の相手である同市内の40歳代男性の会社に押しかけ、「もっと首を痛くしてやろうか」などと脅した疑い。

 H容疑者は27日昼、同市山王の市道で車を運転中、男性の車に追突。28日、男性が首の痛みを訴えて病院で受診し、軽傷と診断されたため、同署がH容疑者に「人身交通事故になった」と連絡したところ、会社に押しかけたという。H容疑者は「腹が立ってやってしまった」と供述しているという。

 元交際相手の女性を脅迫容疑の男性を不起訴
2014.03.29 朝刊 

 【神奈川県】横浜区検は二十八日、元交際相手の女性を電話で脅したとして、脅迫容疑で逮捕された横浜市中区の男性(38)を不起訴にした。理由は明らかにしていない。

脅迫メールの教諭停職 /栃木県
2014.03.26 東京地方版/栃木 

 県教委は25日、元妻への脅迫容疑で県警に逮捕され、罰金20万円の略式命令を受けた真岡工業高校のK教諭(53)を同日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 県教委によると、K教諭は2月22日午後9時50分~同10時25分ごろ、元妻に対して6回にわたり「殺す」との言葉が入ったメールを送ったという。

 脅迫文を送付 元理事長ら起訴 地検岡崎支部
2014.03.26 朝刊 

 名古屋地検岡崎支部は二十五日、日本ソフトボール協会(東京)の会長に脅迫文を送ったとして、暴力行為処罰法違反の罪で、下部組織の佐賀県ソフトボール協会元理事長T(66)と、元事務局長S(51)の両被告を起訴した。

 起訴状によると、両被告は昨年四月と六月、日本協会長を務める大手自動車部品メーカー「デンソー」(愛知県刈谷市)の副社長の自宅やデンソー本社に、「足がだいぶ悪いみたいと聞き及んでいる。気いつけや」などと右翼団体を装った脅迫文二通を送ったとされる。いずれも愛知県豊橋市内の郵便ポストから投函(とうかん)した。

 愛知県警によると、両被告は逮捕後の調べに容疑を認めていた。佐賀協会では玉利元理事長ら五人が二〇一〇年と一一年の試験を受けず審判員資格を取得した問題が発覚。処分を受けたことへの不満などから脅迫文を送ったとみられる。

SOS・なくせストーカー:規制できぬSNS 連続送信は対象外 「また男か」「シカト?」「今日行くからな」
2014.03.25 東京朝刊 

 <Stamp Out Stalker>

 ストーカー行為の手段として電子メールの連続送信が使われた神奈川・逗子ストーカー事件を受け、警察当局は2013年、ストーカー規制法を00年の施行以来初めて改正し、嫌がる相手に何度もメールを送りつける行為を新たに規制対象に含めた。しかし、この数年で急速に普及した無料通信アプリ「LINE(ライン)」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の連続送信は対象外で、摘発することができない。捜査の現場からは、「法が社会の実態に追いついていない」との声が上がっている。

 「また男か」

 「シカト?」

 警視庁田無署に2月、逮捕された東京都練馬区の無職、A容疑者(26)は今年1月31日、携帯電話で元交際相手の女性(23)に1589件ものメッセージをラインで送信したとされる。20日後にも、「電話に出て」「来ないなら今日行くからな」などとラインで1660件のメッセージを送り、女性宅に押しかけたという。

 女性からの110番を受け、田無署は2月20日に捜査を開始。女性の携帯の履歴からラインで繰り返し送信している事実は確認できた。しかし、(1)SNSの連続送信は規制対象外(2)ラインの文言自体に、「面会や交際、復縁の要求」や「行動の監視を告げる行為」など法で禁じている「つきまとい行為」に明確に該当するものが見当たらない――などの理由でストーカー規制法の適用を見送ったという。

 最終的に同署は、A容疑者が女性の頭を携帯で殴ったなどとする事案に着目し、2日後の22日に暴行容疑で逮捕した。

 警視庁によると、ストーカー事件で加害者が元交際相手らに送信するメッセージは、徐々に表現がエスカレートし凶暴化するケースが目立つという。しかし、SNSの連続送信は摘発できない。ある捜査幹部は「これだけ普及しているのに時代に合っていない。他の容疑を適用できる事案ならいいが、そうでなければ被害者を危険にさらし続けることになりかねない」と法整備の必要性を訴える。

 一方で、現行のストーカー規制法自体の使い勝手の悪さを指摘する声もある。同法の規定によれば、復縁要求や待ち伏せなどのつきまとい行為があったとしてもそれだけでは摘発できない。さらに「社会通念上、身体の安全、住居の平穏が害されるのではないかと相手に不安を与えた場合に限る」というハードルを乗り越えなければならないからだ。

 別の捜査幹部は「『会いたい』など、ごく普通のメールが何度か届いただけで、『不安にさせた』とまで言えるかどうかは判断が難しい。罰則(6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金)も軽い。脅迫行為が確認できればこうした容疑で立件する方が早い」と実情を語った。

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 ◇ストーカー規制法が禁じる「つきまとい行為」

(1)尾行や待ち伏せ、自宅や勤務先などでの見張り

(2)行動を監視していると告げる行為

(3)面会や交際、復縁などの要求

(4)大声でののしるなど著しく乱暴な言動

(5)電話やファクス、電子メールの連続送信(ラインなどSNSは対象外)

(6)汚物や動物の死骸などの送付

(7)名誉を傷つける文書送付など

(8)わいせつな写真などの送付、公表

 ※いずれも上記の行為を繰り返した場合が摘発対象。ただし、(1)~(4)は「社会通念上、身体の安全、住居の平穏が害されるのではないかと相手に不安を与えた場合」という条件をさらにクリアする必要がある

ストーカー989件、昨年の被害最多 最高齢は84歳 県警把握件数 /神奈川県
2014.03.21 東京地方版/神奈川 

 昨年1年間に県警が把握したストーカー被害は989件で、前年より207件増えた。2000年にストーカー規制法が施行されて以降最多。県警が20日、発表した。

 県内では2012年11月、逗子市の女性が元交際相手に刺殺される事件が起きた。昨年10月には東京都三鷹市で女子高生が刺殺される事件があり、こうした事件をきっかけに関心が高まり、相談や通報の件数が増えたと県警はみている。

 同法に基づく加害者への警告は125件で、前年(67件)の倍近くに増えた。同法での逮捕・書類送検などは3件で前年より減ったが、脅迫や傷害などでの検挙は33件増え、109件にのぼった。

 被害者の8割は20~40代だが、高齢化も進み、最高齢は84歳。加害者では、79歳の男が昨年12月、知り合いのパートの女性(53)の自宅付近で待ち伏せするなどして警告された。

 県警は昨年7月、ストーカーや家庭内暴力(DV)などを一括に扱う専門チーム「人身安全事態対処プロジェクト」を発足させた。同プロジェクトは4月、生活安全総務課内の正規の組織に格上げされる。担当者は「被害者の保護を最優先に考え、誠実に対応していきたい」と話している。

ストーカー許さない 被害把握、初の2万件台 昨年
2014.03.20 東京夕刊 

 全国の警察が2013年に把握したストーカー被害が2万1089件だったことが20日、警察庁のまとめで分かった。00年のストーカー規制法施行以降最多となった12年から1169件(5・9%)増えて2年連続で最多を更新し、初めて2万件を突破した。殺人などの重大犯罪につながる事案が起きる中、社会の関心や被害者側の意識が高まり、相談や通報が増えている、と警察庁はみている。

 同法に基づく加害者への警告は7・4%増の2452件、禁止命令は49・3%増の103件で、いずれも過去最多。口頭による警告なども9199件で24・1%増えた。

 加害者を逮捕・書類送検したのは6・5%増の1889件。このうちストーカー規制法での摘発が402件、刑法などによる摘発が1574件(一部は双方を適用)で、いずれも過去最多だった。容疑別では、脅迫286件、住居侵入263件、傷害227件、暴行153件などで、殺人は2件、殺人未遂は13件だった。

 殺人に発展した事件などを受け、ストーカー規制法は13年に初めて改正。改正法で新たに禁止されたメールの連続送信を含む行為の摘発は43件、警告は143件、禁止命令は8件だった。

 一方、13年に把握された配偶者らへの暴力(ドメスティックバイオレンス=DV)は4万9533件で、初めて4万件を超えた12年より5583件(12・7%)増えた。

 ■相談と捜査、一元化進む

 ストーカー行為が殺人など重大な犯罪に発展するケースが後を絶たない。警察は、相談や捜査の態勢整備や加害者対策を本格化させている。

 東京都三鷹市で昨年10月、女子高校生が元交際相手の男につきまとわれた末に殺害された事件では、直前に被害者が警察署に相談していたのに防げなかった。警察庁は、加害者を積極的に逮捕する方針や、相談部門と捜査部門が一体となって対応するなどの対策を都道府県警に指示した。

 警察庁によると、警察本部で一元的に対応し、相談を受ける生活安全部と捜査する刑事部を総合する態勢は20日現在26都府県で整備され、残りも新年度には整うという。警察幹部は「相談の初期段階から本部が関わることで重大な被害の防止につなげていく」と話す。

 被害を食い止めるには、捜査を通じた対応だけでは限界があるとして、警察庁は加害者のカウンセリングにも乗りだす。警視庁などが警告を出すなどした加害者に意向を確認。希望者に精神科医のカウンセリングを月1回程度受診してもらう。米国など海外での加害者対策の調査などを含め、新年度予算案に約1100万円を計上した。(吉田伸八)

 ■「一線の警官の意識大切」 桶川事件の遺族

 ストーカー規制法が作られるきっかけとなった埼玉県桶川市の事件で長女を殺害された猪野憲一さんは、被害や摘発の増加について、「警察が以前に比べ相談に対して動くようになったことや法改正の影響で、今まで隠れていた被害が掘り起こされている結果だ」と話した。

 また、「警察が態勢整備などの対策を進めていることは評価できる」とした上で、「一線の警察官に『わたしがあなたを助ける』という意識が浸透しなければ、ストーカー犯罪は減っていかない」と指摘した。

 ◆キーワード

 <ストーカー規制法> 1999年に埼玉県桶川市で女子大学生が殺された事件をきっかけに、2000年、ストーカー規制法が施行された。恋愛や好意の感情に絡む待ち伏せや面会要求などを「つきまとい等」と規定、それを繰り返す「ストーカー行為」が罰則の対象になる。長崎県西海市で11年、ストーカー被害を訴えていた女性の実家の母と祖母が男に刺殺された事件などを教訓に、13年に初の改正法が施行された。▽メールを繰り返し送る行為を新たに禁止▽加害者に対する警告や禁止命令の権限を、被害者の住所地だけから、被害者がいる場所や加害者の住所地、ストーカー行為があった場所を管轄する警察や公安委員会に拡大――が主な内容。

SOS・なくせストーカー:「付き合っていた人だから」渋る相談者 被害届、粘り強く説得--警視庁ストーカー対策本部
2014.03.20 東京夕刊 

 <Stamp Out Stalker>

 三鷹ストーカー殺人事件を機に、警察庁が全国にストーカー・DV(ドメスティックバイオレンス)対策の強化を求めてから約3カ月。26都府県の警察では本部で一元的に対処する体制が整い、4月1日までに全国に広がる見通しだ。一方で、元交際相手ら身近な人が加害者の大半であることから、被害者が報復を恐れるなどして被害届を出すのをためらうケースなどが改めて課題として浮上している。専従の約80人が捜査や被害者保護にあたる警視庁の「ストーカー・DV総合対策本部」に密着した。

 「実家の住所も知られているんですね。危険なのでホテルに避難させてください」。東京都内の警視庁分庁舎にある対策本部。捜査員らが現場の署員にストーカー被害者への対応を電話でアドバイスしていた。

 対策本部は署に寄せられる相談を全て報告させ、緊急性が高い場合は現場にも出動、早期の立件を図る。ストーカー事案に限れば2月19日現在で24件の逮捕実績がある。

      ◇

 2月中旬。ある被害女性が多摩地域の警察署に相談に訪れた。4年間交際した北関東在住の男性から、しつこく復縁を迫られているという。

 昨年末に別れを切り出すと、翌日から「もう一回やり直そう」などのメッセージがスマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」で届くようになった。多い日は1日100件以上。女性宅や勤務先にも押しかけた。上京までしてストーカー行為に及んだため、署はホテルに避難させた。

 翌日。女性のスマホに「殺すお前ら」などのメッセージが次々と届いた。脅迫容疑に問えるとして被害届の提出を求めたところ、女性は「付き合っていた人だし」と渋った。

 署は「警告を出してもやめない可能性が高い」と粘り強く説得。被害届を出してもらった上で署が逮捕状を請求し、対策本部の実動部隊「事態対処チーム」が男の勤務先の北関東に急行、逮捕した。相談の受理から約22時間後のことだった。

 一方で、2月12日に足立区で起きた会社員の女性(52)の刺傷事件は、西新井署が昨年12月、加害者の元交際相手の男(49)について被害女性の意向を優先し、脅迫容疑での立件でなくストーカー規制法に基づく口頭警告にとどめた末の出来事だった。

 警告後、男の行動は沈静化した。しかし約2カ月後に突然現れ「友達に戻りたい」と迫り、断られると襲撃した。捜査幹部は「守れなかったのは申し訳ない。ストーカーが重大事件に発展する危険を根気よく伝えていくしかない」と話す。

 また、重大事件に至る前の早い段階で逮捕すれば、罪名や刑事処分は軽いものになりがちで、加害者が社会に戻った後の対応も課題だ。逗子ストーカー事件では被害女性が再被害で命を落とした。対策本部は被害者と継続して連絡を取り合うなどの対策も進めている。

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 ■ことば

 ◇三鷹ストーカー殺人事件

 2013年10月8日、東京都三鷹市の私立高校3年の女子生徒(18)が、自宅に侵入して待ち伏せしていた元交際相手の男(21)に刺殺された。女子生徒は同日午前、両親と警視庁三鷹署を訪れ、男が京都市から上京し通学路に立っていたことや、自殺をほのめかす電話やメールを受けたことを相談したが、署員は危険性が切迫しているとは判断せず帰宅させた。署員は他の相談も抱えていたことから上司にこの相談を報告していなかった。

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 ◇対策本部が手掛けた主なストーカー事件

<2013年12月>

・東京都内の20代女性宅に合鍵で侵入したとして元交際相手の男(25)を住居侵入容疑で逮捕

・千葉県の女子大学生(20)に通学途中に4回つきまとったとして元交際相手の男(26)をストーカー規制法違反容疑で逮捕

<2014年1月>

・元交際相手の派遣社員の女性(29)に復縁を迫る手紙を6回送りつけたとして無職の男(41)を同容疑で逮捕。口頭警告を受けた後も手紙を出していた

・通勤途中に駅で見かけた女子高校生(16)に約10日間つきまとったとして千葉市の会社員の男(26)を同容疑で逮捕

<同2月>

・復縁を拒否されたことを理由に都内の20代女性から部屋の鍵を盗んだとして元交際相手の会社員の男(33)を窃盗容疑で逮捕※年齢はいずれも当時

復讐サイト事件、歯科医師に有罪 交換ストーカー /東京都
2014.03.18 東京地方版/東京 

 復讐(ふくしゅう)サイトを通じてストーカー行為を依頼したり手伝ったりしたとして、ストーカー規制法違反や脅迫などの罪に問われた大阪市住之江区の歯科医師Y被告(28)に対する判決公判が17日、東京地裁立川支部であった。加藤亮裁判官は懲役2年執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 判決によると、Y被告は昨年6~10月、復讐サイトで知り合った東村山市のパート社員A被告(44)=同罪などで公判中=からの依頼で、A被告の元交際相手を中傷する内容の手紙をその妹宛てに送ったり、自身が好意を寄せていた関西地方の男性を中傷する手紙をA被告に送らせたりした。

 加藤裁判官は「匿名性の高い犯行を繰り返し、計画的かつ卑劣」と非難する一方、被害者と示談が成立していることなどから、執行猶予つきの判決とした。

元交際相手を脅迫した疑い /宮崎県
2014.03.15 西部地方版/宮崎 

 (えびの署発表) 14日、川崎市幸区の専門学校生の少年(19)を脅迫の疑いで逮捕。昨年末から今月7日までの間、県内に住む元交際相手の少女(18)に複数回にわたり「お前の写真をばらまく」などの内容のメールを送り脅迫した疑い。別れ話を切り出されて憤慨したといい、容疑を認めている。

メールで脅迫した疑い
2014.03.12 朝刊 

 【福井県】敦賀署は11日、脅迫の疑いで、福井市四ツ井1、無職K容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑では、3月5日夜から翌6日にかけて、敦賀市内の知人男性の携帯電話に「最近生まれた4番目のガキから殺してやるから、楽にお前から殺さない」などと11回にわたって、メールを送信し、脅迫したとされる。同署によると、容疑を認めているという。

脅迫で有罪 恐喝は無罪 被害者の供述に疑い=滋賀
2014.03.11 大阪朝刊 

 知人から金を脅し取り、また知人の妻から金を脅し取ろうとしたとして、恐喝と恐喝未遂の両罪に問われた県内の運送業の男(47)の判決が10日、地裁であった。恐喝未遂について、丸山徹裁判官は脅迫罪の成立が相当として、男に懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡し、検察が主張した恐喝については無罪とした。判決によると、男は2012年1月、守山市内で、知人の妻に「お前のだんなを殺したら、生活していけるのか」などと言って脅迫した。

 この公判では、男のトラックの修理を巡り、男と知人の間で生じたトラブルに関して、検察側は、男が知人に因縁をつけ、100万円を脅し取ったと主張した。しかし丸山裁判官は「被害者(知人)の供述の信用性には合理的な疑いの余地がある」として、認めなかった。検察側が主張した妻への恐喝未遂については、丸山裁判官は「大声でまくし立てたに過ぎないと解することができ、恐喝未遂の認定には疑いの余地がある」とした。一部無罪の判決内容について、地検は「内容を精査して、上級庁と協議し、適切に対応したい」とコメントした。

 LINEで脅迫容疑で男逮捕
2014.03.11 朝刊 

 【東京都】田無署は八日、脅迫の疑いで福島県会津坂下町台ノ下、自称介護士I容疑者(40)を逮捕、送検したと発表した。

 送検容疑では、I容疑者は二月十七日ごろ、携帯電話で女性(19)に「裏切りがあった場合、(裸の)画像などを(ネットに流す)準備がされています」などと記したメールを送って脅迫したとされる。容疑を認めている。

 署によると、I容疑者は一月上旬ごろ、ネット上で別人のアイドルに似た男性の顔写真を掲載し、二十四歳と偽って自己紹介。女性は通信アプリ「LINE(ライン)」で連絡し、メッセージ交換を始めた。I容疑者は女性に裸の画像を送らせていたという。一月下旬ごろI容疑者が自分の写真を女性に送ったところ、女性は「やっぱり無理」などと返信していた。

 被告の恐喝は無罪 未遂は脅迫罪適用 地裁判決公判
2014.03.11 朝刊 
 【滋賀県】故障車の損害賠償金名目で百万円を脅し取ったなどとして、恐喝と恐喝未遂の罪に問われた栗東市の運送業、N被告(47)の判決公判が十日、大津地裁であり、恐喝について無罪を言い渡した。

 恐喝未遂には「金銭を交付させる意図がないまま、大声でまくし立てたに過ぎないと解することもできる」と脅迫罪を適用。懲役一年六カ月、執行猶予三年(求刑懲役三年)を言い渡した。

 判決によると、会社のトラックに異常が生じたため、守山市内の知人男性に修理を依頼。しかし、納期が遅れた上にトラックが故障し、二〇一二年一月、男性宅で男性の妻を「おまえの旦那殺したら生活していけんのか。休車損害の分も上乗せしてきっちり取ったるからな」などと脅迫した。

 丸山徹裁判官は恐喝について「男性は相当金額の損害賠償責任を追及されうる立場で、証言の信用性に疑いを差し挟む余地がある」と指摘した。

 西田被告は一二年二月に逮捕され、約一年八カ月間勾留された。大津地検の立石英生次席検事は「判決内容を精査し、上級庁と相談の上適切に対応したい」と話した。

「裸写真流出」と19歳女性脅迫 福島の40歳男を逮捕 警視庁
2014.03.10 NHKニュース 

 スマートフォン向けの無料通話アプリを通じて知り合った19歳の女性から連絡を取るのを拒まれたことに腹を立て、「別れるなら裸の写真を流出させる」などと脅したとして、40歳の男が脅迫の疑いで警視庁に逮捕されました。

 逮捕されたのは、福島県会津坂下町(アイヅバンゲマチ)のA容疑者(40)です。

 警視庁によりますと、A容疑者は、先月中旬、知り合いで、都内に住む19歳の女性から連絡を取るのを拒まれたことに腹を立て、「別れるなら裸の写真を流出させる」などというメールを送って脅したとして、脅迫の疑いがもたれています。

 これまでの調べによりますと、A容疑者はことし1月にスマートフォン向けの無料通話アプリを通じて女性と知り合い、会ったことはありませんでしたが、写真を送らせるなどのやりとりをしていたということです。

 先月上旬になって連絡を取るのを拒まれると、メールを繰り返し送りつけ、女性から相談を受けた警視庁が、おととい、女性との待ち合わせ場所に来たA容疑者に事情を聴いたところ、容疑を認めたことなどから、逮捕したということです。

 元交際相手などの写真などをばらまく行為は、リベンジポルノと呼ばれ、警視庁が詳しいいきさつを調べています。

”裸の写真流出させる” 脅迫容疑の男 逮捕
2014.03.10 NHK総合 首都圏ネットワーク

警視庁によると、容疑者は先月中旬、知り合いで都内に住む19歳の女性から連絡を取るのを拒まれたことに腹を立て、「別れるなら裸の写真を流出させる」などというメールを送って脅したとして脅迫の疑いがもたれている。これまでの調べによると、容疑者はことし1月にスマートフォン向けの無料通話アプリを通じて女性と知り合い、会ったことはなかったが、写真を送らせるなどのやり取りをしていたという。元交際相手などの写真などをばらまく行為はリベンジポルノと呼ばれ、警視庁が詳しいいきさつを調べている。

高校生を脅迫した容疑で逮捕=福岡
2014.03.08 西部朝刊 

 筑紫野署は7日、福岡市南区清水2、無職H容疑者(24)を脅迫容疑で逮捕した。発表では2月5日夜、筑紫野市内の路上で男子高校生(16)に因縁を付け、約2時間半に渡り、正座をさせたり、「殺してやる」「家を燃やしに行く」などと脅したりした疑い。

法律のツボ:別れた彼氏が「ネットに写真」 嫌がらせにどう対応 /大阪
2014.03.08 地方版/大阪 

 ◇深刻化する前に警察に相談を

 Q 友人の女性が、別れた彼氏から嫌がらせを受けて困っています。その彼氏は、友人のスマートフォンに女性のヌード画像を送りつけ、「お前のこういう写真をインターネット上にばらまいてやるからな」と言っているそうです。これって犯罪ですよね? どう対応したらいいですか。

 A 夫婦や男女関係がもつれ、元配偶者や元恋人の裸などの写真をばらまくことは、昔からあった嫌がらせ行為と言えます。ただし現代では、ネットを通じて誰でも簡単に写真や動画を公開することができ、削除されなければ半永久的にそれは残ります。取り返しのつかない深刻な被害をもたらす恐れがあり、「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」として社会問題となっています。

 まず、ヌード画像をネット上にばらまく行為は、刑法の名誉毀損(きそん)罪(3年以下の懲役・禁錮または50万円以下の罰金)に該当すると考えてよいでしょう。「グラビアアイドルの写真はネットにいくらでも載っているじゃないか」なんて言い分は通用しないと思った方がよいでしょう。最近も、元交際相手である女性の裸の写真をネットに投稿した男性が逮捕されたとの報道がありました。

 また、画像の内容によっては刑法の「わいせつ電磁的記録頒布罪」(2年以下の懲役または250万円以下の罰金・科料、もしくは両方を併科)、女性が18歳未満ならば児童ポルノ法の「公然陳列罪」(5年以下の懲役または500万円以下の罰金、もしくは両方を併科)で処罰される可能性もあります。

 さらに、あなたのご友人の場合、別れた彼氏は「ばらまいてやるからな」と脅していますので、この時点で刑法の脅迫罪(2年以下の懲役または30万円以下の罰金)が成立しています。

 実際のケースでは、はっきりした脅迫文句もなく、いきなり画像や動画がネットに流出するかもしれません。相手に不審な言動があれば、被害が深刻化する前に対応しましょう。ためらわずに警察あるいは弁護士にご相談されることをお勧めします。

女性つきまとい認める 直前に襲撃相手物色か 柏連続通り魔
2014.03.08 千葉日報 

 柏市あけぼのの連続通り魔事件で、強盗殺人の疑いで逮捕された自称無職、T容疑者(24)が事件直前に現場付近での女性へのつきまといを認めていたことが7日、県警への取材で分かった。襲撃相手を物色していたとみられる。T容疑者は死亡した池間博也さん(31)を襲った後、乗用車を奪おうとしたがエンジンがかからず、刃物でタイヤを刺してパンクさせていた。

 県警捜査1課と柏署の捜査本部は同日、T容疑者が同日朝から黙秘を始めたことを明らかにした。雑談には応じるが、事件に関係する供述はしなくなったという。竹井容疑者はこれまでに「金を奪おうと刺した」などと一連の事件への関与を認めていた。「ネット仲間に借金を申し込んだことがある」とも供述していた。

 女性は3日午後11時35分ごろ、事件現場近くの交差点で、男に「すいません、ちょっと」と声を掛けられた。女性は走って自宅に逃げ込み、「不審な男がいる」と110番通報。その後、約10分の間に一連の事件が発生。通報中、女性は窓から路上に池間さんとみられる男性が倒れているのに気付き、県警に連絡した。

 捜査本部によると、T容疑者は近くで停車した車を襲撃。運転席ドアを開けた上、刃物を突き付けて「金を出せ。人を殺した」と脅迫、男性から財布を奪った。男性が車外に避難したすきに、運転席に乗り込み発車させようとしたが、エンジンがかからなかった。このため、タイヤをパンクさせて、強奪した別の車で逃走した。

◆以前から不可解言動

 T容疑者は事件を起こす前にも、周辺住民から不可解な言動を目撃されていた。

 近くに住む無職女性(71)はT容疑者が昨年、自ら119番通報しながら、自宅に来た救急隊になかなか玄関ドアを開けなかったのを見た。女性は「相当容体が悪いのかと思っていたら、救急隊員と一緒に歩いて救急車に乗り込んだ」と振り返った。

 また、ごみを出す際にも、マンション前の指定場所ではなく、少し離れた場所までわざわざ捨てに行っていた。曜日も守らず、しばらく回収されないまま放置され、路上にごみが散乱していたこともあったという。無職女性(65)は「分別をせず、ごみ袋の使い方もいい加減だった」と話した。

 強要未遂の疑い
2014.03.07 朝刊 

 【三重県】津署は6日、強要未遂の疑いで、津市の男子大学生(19)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2月15日ごろ、津市内の女性(23)宅の郵便受けに、室内の女性を盗撮した写真と、「写真をばらまく」という脅迫文を入れて肉体関係を強要したが、未遂に終わったとされる。

 津署によると容疑を認めている。管内では、ほかの女性1人からも同様の被害届が出ているという。

香川大生には懲役5年求刑 知人女性に乱暴
2014.03.07 朝刊

 自宅で知人女性に乱暴したとして、強姦の罪に問われた高松市中野町、香川大法学部3年の男(21)の論告求刑公判が6日、高松地裁(下津健司裁判長)であり、検察側は懲役5年を求刑した。

 検察側は論告で「酒に酔って抵抗できない女性に乱暴しており、手口は卑劣で悪質。被害者の処罰感情も強い」と指摘。弁護側は「大量の飲酒で性的欲求を制御できなかった。被告は反省し家族も指導監督を誓っており、再犯の恐れはない」として、猶予付き判決を求めた。

 起訴状などによると、同被告は昨年9月19日未明、酒に酔った知人女性を自宅に連れ込み、手を押さえつけるなどして脅迫した上、乱暴したとしている。

日本ソフトボール協会長脅迫:元佐賀ソフト協理事長ら、脅迫文送付容疑で再逮捕
2014.03.06 中部朝刊 

 日本ソフトボール協会の徳田寛会長(65)の自宅に脅迫文を送ったとして、愛知県警捜査4課は5日、元佐賀県ソフトボール協会理事長のT容疑者(66)=佐賀県みやき町=と、元同協会事務局長のS容疑者(51)=福岡県筑紫野市=を暴力行為法違反の疑いで再逮捕した。

 容疑は、昨年6月下旬、政治結社を名乗り「ソフトボール界がひっくり返る」などと書いた脅迫文書1通を徳田会長の自宅に郵送したなどとしている。

 同課によると、2人は容疑を認めている。同課は、T容疑者らが日本協会の評議員を解任されたトラブルをめぐり、徳田会長を恨んでいた疑いがあるとみている。T容疑者らは、徳田会長が副社長を務める自動車部品大手「デンソー」の本社(愛知県刈谷市)に脅迫文13通を送ったとして2月に逮捕された。

 少年ら5人再逮捕 出会い系アプリ利用強盗致傷容疑
2014.03.06 朝刊 

 【愛知県】出会い系アプリを利用した少年らが金を脅し取っていたとされる事件で、名古屋・緑署などは五日、強盗致傷の疑いで、みよし市や安城市などに住む二十~十六歳の男女五人を再逮捕した。五人のうち、無職の男(20)=恐喝と窃盗罪で起訴=と無職少年(19)は四回目、他の三人は三回目の逮捕。

 容疑では、五人は共謀し、昨年十二月十四日未明、おとり役の少女が名古屋市熱田区内に誘い出した同市守山区の男性会社員(29)を、他の四人が取り囲んで同市昭和区の駐車場へ車で移動。脅迫して近くのコンビニの現金自動預払機(ATM)で現金を引き出させるなどして三十八万円を奪い、顔を殴ってあごの骨を折る三カ月のけがを負わせたとされる。

 緑署によると、五人とも「宿泊代や食事代が欲しかった」と容疑を認め、さらに数件の犯行に及んだと供述しているという。

 ネット上で脅迫した疑い
2014.03.06 朝刊 

 【愛知県】中署は5日、脅迫の疑いで神奈川県藤沢市藤沢、無職A容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年7月14~15日の間、インターネットの短文投稿サイトに、中区にある人材派遣会社の男性社長(36)を殺害する内容の書き込みをし、脅迫したとされる。

 署によると、同容疑者はかつて、この会社に派遣社員の登録をしたことがある。派遣先の労働条件などをめぐって会社側とトラブルになっていた。

 元妻を脅迫した疑いで逮捕
2014.03.05 朝刊 

 【静岡県】富士署は三日、脅迫の疑いで、富士市宮島、会社員O容疑者(32)を逮捕した。

 逮捕容疑は一月中旬~二月中旬、同市のパート女性(32)に携帯電話で「殺してやる」などとメールを数十回送ったとされる。

 署によると、容疑を認めている。二人は元夫婦。O容疑者が女性と同居する子どもとの面会を求めてメールを送った。内容がエスカレートしたため女性が署に相談した。

知人脅迫した疑い、山口組直参を逮捕 県警 /兵庫県
2014.03.04 大阪地方版/兵庫 

 知人の会社役員を脅したとして、県警は3日、指定暴力団Y組の直系組織暴力団組長を暴力行為等処罰法違反(脅迫)の疑いで逮捕し、発表した。組長は認否について「今は話をする気になれません」と話しているという。

 暴力団対策課によると、大阪府内の会社役員男性は昨年9月、この組長の求めに応じ、自らの会社のアルバイト従業員を運転手役として紹介。その従業員に不満を抱いた組長は同月~今年1月に数回、男性に電話を掛けたり呼びつけたりして、「何であんなもんをよこすんや」などと、暴力団の威力を示して脅迫した疑いがある。

 この組長は全国に77人いる「直参(じきさん)」と呼ばれるY組の直系組長の1人。

組員装い女性暴行100件超 容疑の男、中学生ら27人を 大阪
2014.03.04 大阪朝刊 

 暴力団員のふりをして女性を脅し、むりやり性的関係を持ったうえ、現金を奪ったとして、大阪府警曽根崎署は3日、強盗強姦(ごうかん)などの容疑で住所不定、無職、N容疑者(49)を逮捕したと発表した。被害女性は27人に及び、そのうち告訴を受けた20人に対する146回の犯行(現金被害は約160万円)を裏付けた。

 同署などによると、N容疑者は店舗などで女性を物色し「暴力団で仕事をしている。復讐(ふくしゅう)を頼んできた人がいるが、やめてほしければ金を払え」と脅迫。ホテルに何度も呼び出して乱暴を繰り返し、その都度金を払わせていた。被害女性は10~20代で中学生もいたという。

 実際には暴力団に所属しておらず、逮捕当時は会社員だった。「性欲を満たし、金も欲しかった」と容疑を認めている。

 逮捕、送検容疑は平成24年5月、暴力団員をかたって大阪府内の20代女性を脅し、翌6月に府内のホテルで強姦。組に納める金と称して現金1万円を奪うなど、18年4月から24年9月にかけて犯行を繰り返したとしている。

同居の女性を脅した疑いで男逮捕 町田 /東京都
2014.03.03 東京地方版/東京

 町田署は、町田市高ケ坂、会社員T容疑者(52)を脅迫の疑いで逮捕し、2日発表した。署によると、T容疑者は2月22日午後1~2時40分ごろ、自宅で同居する30代のホステス女性に「お前、男のメンツ潰したらどない目に遭うかちゃんとわかっとんけ。次こんなんしたら、命とられるよ」と脅した疑い。「夜の仕事を辞めさせようと説得したときに言った」と話しているという。

 2人は8年前に知り合い、女性の経済的な理由で昨年10月から同居していたが、12月ごろからT容疑者が暴言を繰り返すようになった。勤務先近くで待ち伏せしたり、部屋の錠を勝手に換えたりもしており、先月28日夜に署が任意同行を求めた際には刃渡り8センチの折りたたみ式ナイフを所持していた。署は銃刀法違反の疑いでも調べる。

日立システムズ部長を逮捕=同居女性に脅迫容疑-警視庁
2014.03.02 時事通信 

 同居していた飲食店従業員女性を脅したとして、警視庁町田署は2日までに、脅迫容疑で日立製作所のグループ会社「日立システムズ」(東京都品川区)の担当部長T容疑者(52)=町田市高ケ坂=を逮捕した。同署によると、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は2月22日午後、同居していた飲食店従業員の30代の女性に「男のメンツつぶしたらどんな目に遭うか分かってるのか」などと言い脅した疑い。 

 T容疑者は女性とは8年ほど前に知り合った。女性が「言葉の暴力がひどい」と同署に相談。T容疑者が女性を勤め先で待ち伏せるなどしたため、同署は危害を加える可能性があるとして捜査していた。T容疑者のバッグからは刃渡り約8センチの折りたたみナイフが見つかり、同署は銃刀法違反容疑でも捜査する。

脅迫容疑で44歳逮捕=多摩
2014.02.28 東京朝刊

 田無署は27日、東久留米市野火止、自称電気工A容疑者(44)を、脅迫容疑で逮捕したと発表した。逮捕は26日。

 同署幹部によると、A容疑者は26日午前9時10分頃、東久留米市が管理運営するホームページ内の投書欄に、自分の携帯電話から、「お前は必ず殺してやる」などと書き込み、同市納税課の男性職員(43)を脅迫した疑い。

 同市では25日、男性職員が対応窓口となり、住民税を滞納し続けたA容疑者の預金口座を差し押さえており、A容疑者は、「こちら側の言い分を聞いてくれず、一方的に生活費を差し押さえられ、生活をさらに苦しくさせられたのでやった」と供述している。

 市に脅迫メールの容疑で男逮捕
2014.02.28 朝刊 

 【東京都】田無署は二十六日、脅迫の疑いで東久留米市野火止四、自称電気工のA容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑では二十六日午前九時ごろ、市公式ホームページ内の納税課への意見や要望を伝える欄に職員の実名を挙げ、「お前は必ず殺してやる。ただの脅しだと思うなよ」などとするメールを送り、脅迫したとされる。

A容疑者は市税を滞納し、二十三日に銀行預金約八十万円を差し押さえられた。職員は担当者だった。A容疑者は容疑を認め、「お金をすべて取られ、生活が成り立たなくなり、自暴自棄になった」と供述しているという。

恐喝疑いの高1男子逮捕 呉署
2014.02.27 朝刊

恐喝疑い 高校生逮捕 呉署

 呉署は26日、呉市の高校1年男子(16)を恐喝の疑いで逮捕した。呉署の調べでは、スマートフォンのコミュニティーアプリで女性になりすまして知り合った同市の飲食店店員男性(21)を1月13日に市内で呼び出し、脅迫して現金4万円を脅し取り、2月3日にも同じ男性から現金1万円を脅し取った疑い。

脅迫文の生徒 保護観察=広島
2014.02.26 大阪朝刊 

 福山市内の小学校など市立施設2か所から脅迫文が見つかった事件で、2件の威力業務妨害の非行事実で家裁福山支部に送致されていた市内の男子高校生(16)について、同支部は保護観察処分を決定した。処分は25日付。

 今年1月、市東部市民センター(伊勢丘)と市立幕山小学校(幕山台)で「時限爆弾を仕掛けた」などと書かれた紙が見つかった。福山東署が威力業務妨害容疑で高校生を逮捕し、地検福山支部に送検していた。

 ゆがんだ「愛情」 止まらぬストーカー犯罪 元交際相手の裸 投稿容疑 「復讐ポルノ」男逮捕 埼玉の46歳
2014.02.26 朝刊 

 元交際相手の女性の裸の写真をインターネットに無断で投稿し、名誉を傷つけたとして、愛知県警は二十五日、名誉毀損(きそん)の疑いで、埼玉県上尾市平塚の無職H容疑者(46)を逮捕した。ふられた腹いせに、元交際相手のわいせつな写真をネット上に公開する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」と呼ばれる嫌がらせ行為で、昨年秋ごろから急増し、社会問題化している。

 逮捕容疑では、二〇一三年八月十三日、元交際相手で名古屋市内の女性(37)の上半身裸で顔が写った写真一枚をインターネットのサイトに公開し、女性の名誉を傷つけたとされる。写真には女性の実名も書き込まれていた。

 H容疑者は容疑を認め「逃げていったので、怒りが湧いてきた」と供述している。

 県警によると、H容疑者は一二年三月、ネット掲示板を介して女性と知り合い、同年七月まで交際していた。画像は交際中にH容疑者が撮影。別れた後、H容疑者が女性と連絡を取ろうと電話やメールを百数十回送り続けたため、女性から相談を受けた県警が、H容疑者にストーカー行為をやめるよう口頭で注意していた。女性の知り合いが画像に気付き、女性に連絡して犯行が発覚した。

    ◇

 昨秋から相談急増

 法律なく規制に限界

 インターネット上の人権侵害に対応している全国webカウンセリング協議会(東京)によると、リベンジポルノの被害相談は昨年十月から急増。行為そのものを取り締まる法律がなく、規制には限界がある。

 「ショックで学校を辞めようかと思っています」。昨年末、女子高生から協議会にこんな相談が寄せられた。交際していた先輩に自分の画像を送ったが、別れた後、学校の生徒たちが見る交流サイトに流された。

 協議会によると、昨年の相談九十七件の大半は中高生。「二人だけの秘密にしたかった」「断り切れなかった」。自ら画像を渡したこともあり「自分にも非がある」と思い込み、相談に踏み切れない女性も多い。

 協議会はサイト管理者への削除依頼を代行しているが、海外サイトなどに流れると広範囲に拡散するため完全に削除できない。スマートフォンで撮影した画像は、機能によっては送った場所がデータとして残る。ネット上に流出すると、自宅などを特定され、見知らぬ人から脅迫される恐れもある。

 未成年の画像は違法の疑いがあるため削除しやすいが、成人で、特に笑顔で写っていると「同意の上での撮影」とみなされ、被害者本人でも削除依頼に応じてもらえない例も多い。

 米国では数年前から問題化し、カリフォルニア州では昨年十月、投稿時に同意がなければ禁錮六カ月か千ドル以下の罰金を科す州法が成立している。

 高知の理事長も共謀疑いで逮捕 ソフト協脅迫
2014.02.26 朝刊 

 公益財団法人・日本ソフトボール協会の会長を務めるデンソー(愛知県刈谷市)の副社長らに脅迫状が送られた事件で、脅迫を共謀したとして、愛知県警が高知ソフトボール協会理事長のS)容疑者(69)=高知市=を暴力行為処罰法違反の疑いで逮捕、送検していたことが分かった。

 捜査関係者によると、S容疑者は佐賀県ソフトボール協会元理事長のT容疑者(66)=同容疑で十三日に逮捕=らと共謀。愛知県豊橋市に住む旧知の男性を介して、昨年四月ごろ、副社長に十三通の脅迫状を送ったとみられる。この際、送り主に右翼団体の名前を使うことなどを提案したという。

 逮捕は二十一日で、S容疑者は容疑を否認している。男性は任意の事情聴取に対し、T容疑者から託された封書を豊橋市で投函(とうかん)したことは認めているが「事情は知らなかった」と話しているという。

 県警は、脅迫状の送付は副社長が進める日本ソフトボール協会の組織改革をけん制する狙いがあったとみて調べている。

元日ハム投手に懲役5年の判決 強姦や強制わいせつ /千葉県
2014.02.25 東京地方版/千葉 

 船橋市や仙台市で通りがかりの女性にわいせつな行為をしたなどとして、強姦(ごうかん)と強制わいせつの罪に問われた元プロ野球日本ハム投手のM被告(29)に対し、千葉地裁(丹羽敏彦裁判長)は24日、求刑通り懲役5年の実刑判決を言い渡した。

 M被告は2012年にチームから戦力外通告を受けた後、2軍のマネジャーを務めていた。判決によると、M被告は12年6月30日、2軍の遠征先の仙台市で、通りがかりの当時19歳の女性にわいせつな行為をしたほか、昨年6月20日には船橋市内で別の当時19歳の女性を強姦した。

 丹羽裁判長は、船橋市の事件について「殺害を示唆する強烈な脅迫と危険な暴行の末の犯行で、卑劣で悪質」と指摘した。

SOS・なくせストーカー:電話調査、野放し 調査会社、親族や本人装い個人情報入手 神奈川・逗子事件、法適用に警察苦慮
2014.02.25 東京朝刊 

 <Stamp Out Stalker>

 2012年11月の神奈川・逗子ストーカー殺人事件でクローズアップされた問題点の一つに、親族らを装い電話で不正に個人情報を入手する「デンチョウ(電話調査)」と呼ばれる手口がある。背景には、毎日新聞の全国調査でも判明した住民基本台帳の閲覧制限の不徹底など自治体側の課題もあるが、自治体を標的としたデンチョウを規制する法律がなく、事実上野放しだったという側面も見逃せない。愛知県警は内部で検討を重ね、偽計業務妨害罪を適用することで規制の網をかける道を選んだ。

 「妻の税金支払いが来ているんですけど、そちらの住所間違ってないですか」

 逗子事件前日の12年11月5日。被害者のMさん(当時33歳)の夫になりすました電話の主は東京都目黒区の調査会社「A」の実質経営者、O被告(60)。掛けた先は、逗子市役所納税課だった。

 「役所は企業よりハードルが低い。生年月日や名前などポイントになる情報を押さえていれば、電話1本で聞き出すのはそう難しくない」

 そう明かすのは横浜市を拠点とするベテランの探偵業者だ。同課のパソコン画面には閲覧制限の警告表示が出る仕組みだったが、それでも流出を防げなかった。愛知県警によると、O被告は昨年2~8月、同様の手口で約2000回各地に電話をかけていたことが確認されているが、その9割が自治体だったという。

 しかし実は、デンチョウの対象は自治体にとどまらない。探偵業界の関係者は「調査対象者のおおまかな住所が分かったら、その人が利用していそうな商店などに本人を装って電話をかけ、会員カードなどの個人情報を聞き出す」と語る。対象者の携帯電話の番号が分かれば、携帯会社を装って「住所を確認させてほしい」などと直接電話して、本人から情報を聞き出すこともあるという。

 05年の個人情報保護法施行後、原則として個人情報の管理は厳しくなった。一方で人探しや信用調査などニーズは絶えないため、情報の価値は相対的に高まった。

 こうした実情にデンチョウで応えていたO被告に対し、愛知県警が当初適用を検討したのは、詐欺罪だった。実現すれば10年以下の懲役を科すことができるが、捜査関係者によると、個人情報が構成要件の「財物」に当たるかが微妙なため断念。地方公務員法違反の唆し罪も考えたが漏えいが意図的ではないとして逗子市職員自体の立件を見送ったことから、諦めざるを得なかったという。

 最終的に適用したのは偽計業務妨害罪。デンチョウが市の業務を妨害したととらえた結果だった。

 捜査幹部は「10分足らずの電話が業務妨害に当たるのか内部でも議論があった。ただ、公判で有罪に持ち込むことができれば他県警も同様の手法で摘発に乗り出すことができる。意義は小さくない」と話す。

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 ■ことば

 ◇偽計業務妨害罪

 虚偽の風説を流したり、偽計(他人を欺くはかりごと)を用いたりして業務を妨害する罪(刑法233条)。自治体や企業に対するいたずら電話やインターネットでの犯罪予告などに適用される。刑罰は3年以下の懲役または50万円以下の罰金。脅迫などで妨害する威力業務妨害罪(同234条)と区別される。

 元交際相手の裸写真投稿 名誉毀損容疑 46歳男を逮捕
2014.02.25 夕刊 

 元交際相手の女性の裸の写真などをインターネットのサイトに無断で投稿し、名誉を傷つけたとして、愛知県警は二十五日、名誉毀損(きそん)の疑いで、埼玉県生まれの住居不定、職業不詳H容疑者(46)を逮捕した。捜査関係者が明らかにした。

 ふられた腹いせに、元交際相手のわいせつな写真をネット上に公開する「リベンジポルノ」と呼ばれる嫌がらせ行為で、昨年秋ごろから急増。未成年者が被害に遭ったり、誰にも相談できずに悩むケースが多く、社会問題化している。

 逮捕容疑では、H容疑者は二〇一三年八月ごろ、愛知県内に住む元交際相手の三十代女性の上半身裸で顔が写った写真数枚をインターネットのサイトに公開し、女性の名誉を傷つけたとされる。

 捜査関係者によると、H容疑者と女性はネットを通じて一二年春に知り合い、同年夏ごろまで交際していた。画像は交際中にH容疑者が撮影。別れた後、H容疑者が女性と連絡を取ろうと電話やメールを百数十回、送り続けたため、女性から相談を受けた県警が、H容疑者にストーカー行為をやめるように口頭で警告。翌年八月、インターネット上に女性の画像が公開された。

 女性の知り合いが画像に気付き、女性に連絡して犯行が発覚。捜査関係者によると、H容疑者は、別の女性のわいせつ画像もネットに投稿していた疑いがあるとみて調べている。

    ◇

 リベンジポルノ ネット被害深刻

 インターネット上の人権侵害に対応している全国webカウンセリング協議会(東京)によると、リベンジポルノの被害相談は昨年十月から急増。ただ、行為そのものを取り締まる法律がないため、規制には限界がある。

 「私の胸の画像が出回っていると聞き、ショックで学校を辞めようかと思っています」。昨年末、ある女子高生から協議会にこんな相談が寄せられた。交際していた先輩に自分の画像を送ったが、別れた後に、学校の生徒たちが見る交流サイトに流されたという。

 協議会によると、昨年の相談九十七件の大半は中高生。「二人だけの秘密にしたかった」「断り切れなかった」。自ら画像を渡したこともあって「自分にも非がある」と思い込み、相談に踏み切れない女性も多いという。

 協議会はサイト管理者への削除依頼を代行しているが、海外サイトなどに流れると広範囲に拡散するため、完全に削除することはできない。衛星利用測位システム(GPS)機能付きのスマートフォンで撮影した画像を送信すると、送った場所がデータとして画像に残る。このためネット上に流出すると、画像をもとに自宅などを特定され、見知らぬ人から脅迫される恐れもある。

 未成年の画像は、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いがあるため削除しやすいが、成人で、特に笑顔で写っていると「同意の上での撮影」とみなされ、被害者本人でも削除依頼に応じてもらえない例も多い。

 米国では数年前から問題化し、カリフォルニア州では昨年十月、投稿時に同意がなければ禁錮六カ月か千ドル以下の罰金を科す州法が成立。日本でも法制化を求める声は強く、昨秋の衆院法務委員会などでこの問題が取り上げられたが、谷垣禎一法務相は「現行法で対応できる」と答弁した。

メールで脅迫容疑、元夫の教諭を逮捕 栃木署 /栃木県
2014.02.24 東京地方版/栃木 

 元妻に脅迫メールを送ったとして、栃木署は23日、脅迫容疑で栃木市城内町2丁目、県立真岡工業高校教諭=休職中=のK容疑者(53)を逮捕し発表した。容疑を認めている。

 22日夜、K容疑者が同署に「妻を殺す」などと電話をかけてきたため、署が元妻に連絡し、脅迫メールを確認した。K容疑者は1月10日に元妻への傷害容疑で現行犯逮捕されたが、同21日付で不起訴(起訴猶予)となっていた。

 元妻への脅迫容疑で高校教諭を逮捕
2014.02.24 朝刊 

 【栃木県】栃木署は二十三日、元妻をメールで脅したとして脅迫の疑いで、栃木市城内町二、県立真岡工業高校教諭、K容疑者(53)を逮捕した。

 逮捕容疑は二十二日午後十時ごろ、元妻の携帯電話に「もう殺すしかない」などとメールを複数回送信し、脅迫したとされる。

 栃木署によると、K容疑者はメール送信後、同署に「殺すしかない」などと自ら電話した。一月には元妻に暴行し、軽傷を負わせたとして逮捕され、その後、起訴猶予処分で釈放されていた。

 真岡工業高校によると、K容疑者は休職中だった。

元交際相手を脅迫容疑、学習塾アルバイト逮捕 /栃木県
2014.02.23 東京地方版/栃木 

 宇都宮東署は22日、宇都宮市中今泉4丁目の学習塾アルバイトK容疑者(32)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、K容疑者は元交際相手の女子高校生(17)に復縁を迫ったが、断られたことで逆恨み。今月20日ごろ、「交際当時の写真を高校にばらまく」などと書かれた手紙と写真を女子高校生の自宅に郵送し、脅迫した疑いがある。女子高校生の親が県警に被害を相談していた。

 27歳女性を2週間連れ回した疑いで男を逮捕
2014.02.23 朝刊

 【茨城県】境署は二十一日、インターネットの出会い系サイトで知り合った女性会社員(27)=坂東市=を連れ回したとして、営利目的略取・誘拐の疑いで住所不定、無職H容疑者(36)を逮捕した。

 逮捕容疑は「一緒に食事をしよう」などと電話やメールで女性を誘い出し、七日に東京都内で会った後「逃げてもいいけど家族を殺す」などと脅迫。腹を殴るなどの暴行を加えて二十日まで約二週間連れ回したとされる。同署によると、この間に都内の家電量販店で、携帯電話四台を購入させていた。H容疑者は「家族を殺すというのは冗談。金品目的ではない」と容疑を否認している。

 家族から捜索願を受け、捜査員が二十日午後九時ごろ、東京都台東区の路上で歩いている二人を発見し、女性を保護した。女性は「脅されていたので逃げられず、家族にも連絡ができなかった」と話しているという。

 恐喝未遂容疑で3人逮捕
2014.02.23 朝刊 

 【東京都】町田署は二十二日、恐喝未遂容疑の現行犯で相模原市南区古淵一、無職T容疑者(41)ら三人を逮捕、送検したと発表した。

 送検容疑では三人は、一月下旬に新宿区内で、町田市の男性(24)に「おまえのせいで仕事が台無しになった。誠意をみせろ」などと脅迫し金を要求したとされる。

 署によると、二十日朝、町田市内で三容疑者が男性に金を出させようとしたが、通報で駆け付けた署員に逮捕された。三人は容疑を否認している。男性は「振り込め詐欺に勧誘されたが、指定された場所に行かなかった」と話しているという。

リベンジポルノ、対策検討へ=厳罰化、被害拡散を防止-自民
2014.02.23 時事通信 

 元交際相手の裸の写真や動画をインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」について、自民党は近く特命委員会(平沢勝栄委員長)の初会合を開き、対応策の検討に着手する。加害者を厳罰に科すことの是非や、早期の画像削除など被害の拡散防止を中心に議論。法整備も視野に入れるが、どこまで実効性を高められるかが課題だ。

 警察庁によると、ネット上の性的な画像や動画掲載に関する通報件数は年々増加し、2012年は約2万7000件に上った。同年には、交際中に撮影した女性の裸の画像をネット上の電子掲示板に投稿したとして、名誉毀損(きそん)容疑で男を検挙した例がある。

 事案によってはわいせつ物陳列罪や侮辱罪、脅迫罪などでの処罰も可能で、政府は「大体、現行法で裁ける」(谷垣禎一法相)との立場。ただ、自民党内では女性議員を中心に「被害者が泣き寝入りする例も多く、現状のままで被害を減らせるのか議論すべきだ」との声が強まり、特命委を設置した。 

 画像などが海外のサーバーを経由して流出した場合、他国への捜査協力要請が必要で、公開した人物を特定するのに時間がかかる。その間も画像が拡散する恐れがあるため、特命委では画像公開者への厳罰化で抑止力向上につなげられるかを議論する。画像を早期に削除する方法についても、接続事業者(プロバイダー)や被害相談を受けた弁護士からのヒアリングを重ね、具体的な救済策を検討する。

 恐喝未遂などの疑い
2014.02.19 朝刊 

 【愛知県】瑞穂署は18日、恐喝未遂と暴行の疑いで瑞穂区井戸田町1、無職K容疑者(50)を逮捕した。

 逮捕容疑では15日午後6時25分ごろ、瑞穂区の路上で、区内の無職女性(50)の乗用車に自分の自転車をわざと接触させ「この自転車はイタリア製だ。30万もした」などと女性を脅迫。さらに女性に体当たりをして転倒させる暴行を加えたとされる。署によると「当たり屋をしたつもりは毛頭ない」と容疑を否認している。自転車はイタリア製だが販売価格は7万円ほどという。

◎アイドル脅迫容疑で33歳男逮捕=「存在知ってほしかった」-警視庁
2014.02.16 時事通信 

 ファンである女性アイドルのブログに殺害をほのめかす内容を書き込んだとして、警視庁城東署は16日、脅迫容疑で、福井県大野市下舌、会社員Y容疑者(33)を逮捕した。「自分の存在を知ってほしかった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は2013年7月、自宅のパソコンで、アイドルグループ「アリス十番」に所属する女性(21)のブログのコメント欄に「32害459」「第三の酒鬼薔薇」などと殺害をほのめかす書き込みをして、脅迫した疑い。

 同署によると、Y容疑者は13年7~10月、11回にわたり、同様の書き込みをしていたという。女性が7月に被害相談していた。 

「デート代返せ」婚活女性を脅す 容疑で男逮捕
2014.02.14 東京朝刊 

 婚活パーティーで知り合った女性に脅迫文を送ったとして、警視庁石神井署は13日、横浜市港北区綱島東、生命保険会社社員M容疑者(48)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、M容疑者は昨年12月から今年1月にかけて、東京都練馬区の女性事務員(27)宅に「身の回りに気をつけてください。何が起こるか分かりませんよ」などと書いた文書を郵送したり郵便受けに入れたりした疑い。

 M容疑者は昨年9月に婚活パーティーで女性と知り合い、食事や行楽地に約10回、一緒に行った。女性が12月初旬に付き合いをやめると連絡すると、「デートに使った18万円を返せ」と電話などで迫ったという。

 女性から相談を受けた同署が電話やメールをやめるようにM容疑者に口頭で警告していた。調べに対し、M容疑者は「交際費は請求したが、脅迫はしていない」と供述している。

「つつもたせ」で現金など奪った疑い、少年少女5人を再逮捕 /愛知県
2014.02.13 名古屋地方版/愛知 

 「つつもたせ」の手口で誘い出した男性から現金を奪うなどしたとして、県警は12日、16~19歳の少年少女5人を強盗と窃盗の疑いで再逮捕し、発表した。いずれも容疑を認めているという。

 発表によると、5人は昨年12月11日未明~正午ごろ、携帯電話の出会い系アプリケーションで、女性になりすまして呼び出した名古屋市中村区の男性会社員(19)に対し、同区内のコンビニエンスストアの駐車場などで「財布と携帯と鍵を出せ」と脅迫したり、暴行を加えたりして現金約18万円や乗用車、キャッシュカードなどを奪ったほか、現金自動出入機(ATM)から現金20万円を引き出した疑いがある。複数の余罪があると供述しており、県警が調べている。

脅迫容疑で27歳逮捕=多摩
2014.02.13 東京朝刊 

 八王子署は12日、板橋区常盤台、内装工O容疑者(27)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。

 発表によると、O容疑者は今月8日、かつて交際していた八王子市のアルバイト女性(20)に復縁を迫り、スマートフォンから「殺すから」「人生終わらしてやる」などとメッセージを送って女性を脅した疑い。同署幹部によると、O容疑者は「メッセージを怒りに任せて送ったことは間違いない。殺すつもりはなかった」と話しているという。

 武蔵野市でも脅迫容疑で男逮捕
2014.02.13 朝刊

 【東京都】武蔵野署は十二日、脅迫の疑いで栃木県小山市天神町一、会社員K容疑者(24)を逮捕した。

 逮捕容疑では十二日午前七時五十分から同九時六分までの間、武蔵野市在住の女性(23)の携帯電話に「ころすおまえら、もうほんきでゆるさない」などと記載したメール計四十四件を送信し脅迫したとされる。K容疑者は、逮捕容疑を認めているという。

 同署は十一日夜、女性から「昨年末まで交際していた男が復縁を迫り、無視したら最近は職場や自宅に姿を見せる」と相談を受け、女性をホテルに保護していた。

 出会い系アプリ利用し強盗容疑 少年ら5人再逮捕
2014.02.13 朝刊 

 【愛知県】名古屋・緑署や西尾署などは十二日、出会い系アプリを利用して現金などを奪ったなどとして、強盗と窃盗の疑いで、みよし市や安城市などに住む十六~十九歳の少年四人と少女一人を再逮捕した。

 五人は「ほかに複数件やった」と供述しており、両署などは裏付けを進めている。

 容疑では、五人は共謀し、昨年十二月十一日、おとり役の少女が誘い出した名古屋市中村区の男性会社員(19)を、コンビニ駐車場で少年四人が脅迫して財布などを奪った上、車で連れ回して県内の公園で顔を殴るなどの暴行を加え、計十八万円などを奪ったとされる。さらに、奪った男性のカードで高浜市内のコンビニの現金自動預払機(ATM)で二十万円を引き出したとされる。

 五人は別の強盗事件で強盗致傷容疑などで逮捕されていた。

元交際女性にLINEで「殺す」脅迫男を逮捕
2014.02.13 サンスポ 

 警視庁武蔵野署は12日、脅迫の疑いで栃木県小山市の会社員、K容疑者(24)を逮捕した。逮捕容疑は12日、LINE(ライン)で元交際相手の女性(23)に「本気で殺してしまう」などのメッセージを計44回送った疑い。

 同署によると、K容疑者は昨年12月に女性と別れた後、自宅や勤務先の会社で待ち伏せするようになり、脅迫する内容のメッセージを1日100回以上送ったこともあった。「精神的苦痛を受け入れてもらえなかった」と供述しているという。

元交際相手に「殺す」とメール=脅迫容疑で27歳男逮捕-警視庁
2014.02.12 時事通信 

 元交際相手の女性に「殺す」とメールを送ったとして、警視庁八王子署は12日、脅迫の疑いで、東京都板橋区常盤台、内装業O容疑者(27)を逮捕した。同署によると、容疑を認め、「他の男に取られるのが嫌だった。殺すつもりはなかった」などと話しているという。

 逮捕容疑は8日、以前交際していた八王子市内に住むアルバイト女性(20)に、無料でメールなどができるアプリ「LINE(ライン)」を使用して、「マジで殺すから」「人生終わらしてやる」などとメールを続けて送り、脅迫した疑い。

 同署によると、O容疑者は女性と5年前から交際していたが、昨年7月ごろ別れていた。その後復縁を迫ったところ、「交際相手がいる」と女性に断られたため、脅迫するようになったという。女性は今月10日、自宅前にO容疑者が現れたことから、同署に相談していた。

携帯メールで脅迫した疑いで逮捕 前橋署 /群馬県
2014.02.10 東京地方版/群馬 

 前橋署は9日、住所不定とび職M容疑者(23)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。署によるとM容疑者は8日午後4時20分ごろ、以前交際していた前橋市のアルバイト女性(20)に携帯電話のメールで「お前の生活をぐちゃぐちゃにしてやる。みんなしね」などと打ち込んで送信し、脅した疑いがある。

元交際相手を脅迫容疑=群馬
2014.02.10 東京朝刊 

 前橋署は9日、住所不定、とび職M容疑者(23)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、M容疑者は8日夕、前橋市内の女性(20)の携帯電話に「お前の生活ぐちゃぐちゃにしてやるからな」などとメールを送って脅した疑い。容疑を認めている。M容疑者と女性は過去に交際していたという。

 73歳が33歳女性 LINEで脅迫 容疑で男逮捕
2014.02.08 朝刊 

 【東京都】八王子署は七日、脅迫の疑いで、埼玉県桶川市鴨川二、無職H容疑者(73)を逮捕、送検したと発表した。逮捕は二日。

 送検容疑では、H容疑者はソーシャル・ネットワーキング・サービス「ミクシィ」で知り合った都内のアルバイト女性(33)からネット上で無視されたことに腹を立て、先月三十一日に携帯電話の「LINE」で女性へ「いつ死んでもいい。刺し違えてもいいって思っている」「命がけや」などと脅すメッセージを送ったとされる。八王子署の調べに「頭にきたのでやってしまった」と容疑を認めているという。

 署によると、H容疑者はネット上で作詞家と称し、昨年夏ごろから女性とメッセージをやりとりしていた。二人は直接会ったことはなく、携帯電話で数回話をしただけだったが、同容疑者が昨年末からセーターなどのプレゼントを送り付けるようになったため、女性は接触を断とうと、先月三十日にメッセージの受け取りを拒否していた。

ソチのメダル候補を誘拐する!オーストリア五輪委の脅迫状届く
2014.02.05 サンスポ 

 【ウィーン(オーストリア)4日】オーストリアのオリンピック委員会は4日、ソチ五輪に出場するアルペンスキー女子回転のメダル候補、ベルナデッテ・シルト(24)らオーストリアの女性選手2人を誘拐すると書かれたロシア語の脅迫状を受け取ったと明らかにした。ロシアから郵送で3日に届いたという。ソチ五輪はテロ攻撃の脅迫もあり、6日の競技スタートを前に緊張が高まっている。

 テロ攻撃の予告だけではなかった。ソチ五輪に出場するオーストリアの女性選手2人を誘拐するという脅迫状が届いていたことが分かった。

 脅迫状は3日、オーストリアのオリンピック委員会にロシアから郵送で届いたという。誘拐の脅迫を受けているのはアルペンスキー女子回転のシルトと、スケルトン女子のジャニン・フロック(24)。同委員会は事態を重く見て、オーストリアの捜査当局に届けた。ロシア当局にも伝えたとしている。

 シルトは21日の競技本番前にソチ入りの予定。2006年トリノ五輪では銅メダル、10年バンクーバー五輪でも銀メダルを獲得したマルリースの妹で、ソチでも有力なメダル候補に挙げられている。フロックは13~14日の競技に備え、4日にソチに到着した。

 ソチ五輪をめぐっては、1月にも国際オリンピック委員会(IOC)やオーストリア、ハンガリーなどのオリンピック委員会にもテロ攻撃を加えるなどとする脅迫があったが、今回の差出人は別という。

 昨年末、ソチから約700キロ離れたボルゴグラードで起きた駅舎やバスを狙った連続爆弾テロでは、不特定の市民が犠牲になった。ロシア南部カフカス地方のイスラム武装勢力メンバーとみられる男2人も、攻撃予告の動画をインターネット上に公開している。

 「参加者と観客の安全確保に全力を注ぐ」とロシアのプーチン大統領。国の威信にかけて万全の対策を取る決意を示している。

★選手の行動を制限する国も

 各選手団は選手の行動を制限するなどソチでの安全管理に神経をとがらせている。米国は外出時に「USA」と書かれたウエアを着用しないよう注意し、1月にテロ攻撃の警告メールを受け取ったハンガリーは市街地への外出を控えるよう呼び掛けた。豪州は組織委員会が指定する交通機関以外を使わないように指示。日本の橋本聖子団長も「居場所情報を常に把握し、連絡網を充実させて備えている」と対策を語った。

■五輪とテロ

 1972年9月5日、ミュンヘン大会の選手村にパレスチナの武装勢力が侵入。イスラエル選手団の宿舎に立てこもった。銃撃戦の末に人質11人、犯人5人、警官1人の合計17人が死亡した。アトランタ大会期間中の96年7月27日にはオリンピック公園で爆破事件が発生。死者2人が出たほか、111人が負傷した。

人気漫画をまぐる脅迫事件 出版社にも脅迫文 男を再逮捕
2014.02.05 NHK総合 

人気漫画「黒子のバスケ」をめぐる脅迫事件で、作者の出身大学の上智大学に硫化水素の容器を置いたほか、コンビニエンスストアの店頭にニコチンを混入した関連商品を置くなどして業務を妨害したとして逮捕されている男が、漫画を出版する集英社にも脅迫文を送りつけて主催したイベントを妨害したとして、警視庁に逮捕された。

LINEで女性脅迫容疑の男逮捕 「危険性高い」と半日後に
2014.02.04 共同通信 

 元交際相手の女性に殺害をほのめかすメッセージを無料通信アプリ「LINE(ライン)」で送ったとして、山梨県警は4日、脅迫容疑で東京都江戸川区春江町、派遣社員K容疑者(26)を逮捕した。県警は危険性を考え、女性から相談を受けた半日後に逮捕した。

 逮捕容疑は1月上旬~2月3日ごろ、山梨県内の10代女性に「殺したくなってきた」「早めに殺しに行こう」などのメッセージを数回送信し、脅した疑い。

 県警によると、3日夕方、女性が家族とともに警察署を訪れ、被害を申告。県警は翌4日午前、K容疑者を自宅で逮捕した。

「絶対殺してやる」 メールで脅迫容疑=埼玉
2014.01.25 東京朝刊 

 県警捜査1課と武南署は24日、川口市戸塚東、無職S容疑者(40)を脅迫容疑で逮捕したと発表した。

 S容疑者は22日未明、元交際相手の40歳代女性に「殺してやる。絶対殺してやる」などのメールを携帯電話で5回送信し、脅迫した疑い。

 発表によると、S容疑者と別れた女性は昨年11月下旬、「交際していた男性から暴力を受けた。今の住所を知られたくない」と武南署に相談。同署は女性と定期的に連絡をとりあっていたという。22日のメールの内容で女性の身に危険が及ぶ可能性が高まったと判断した。調べに対し、S容疑者は「脅して自分の気持ちを分かってもらおうと思った」などと供述しているという。

嫌がらせメール、脅迫容疑で50歳女を逮捕 さいたま /埼玉県
2014.01.23 東京地方版/埼玉 

 元交際相手(女性)の知人女性に嫌がらせのメールを送ったとして、県警はさいたま市大宮区桜木町4丁目、派遣社員S容疑者(50)をストーカー規制法違反と脅迫の容疑で逮捕したと22日、発表した。メール送信は一部認めているが、「脅迫ではない」と犯意を否認しているという。

 生活安全企画課によるとS容疑者は昨年9月、この知人女性に16通の空メールを送ったほか、同10月には「これで終わりだ」「shine(しね)」など5通の脅迫メールを送った疑いがある。複数のアドレスを使い、送信者がわからないようにしていたという。

熟年女性ストーカー熟年女また逮捕
2014.01.23 日刊スポーツ 

 別れた女性と知人女性へのストーカー行為などで昨年4回逮捕された女が、再び逮捕された。元交際相手の知人女性を脅迫し空メールを連続送信したとして、埼玉県警は22日までに、さいたま市大宮区の派遣社員S容疑者(50=名誉毀損罪で起訴)を脅迫とストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。調べに対し「脅迫ではない。空メールは覚えてない」と容疑を否認しているという。

 県警生活安全企画課と上尾署によると、S容疑者は昨年10月、自宅のパソコンから「shine(死ね)」などのメールを50代の知人女性の携帯に送信。昨年9月16~19日には計16通の空メールを知人女性に連続して送った疑いがある。

 S容疑者は昨年2月、40代の元交際相手から別れを切り出された。知人女性は元交際相手から5年前に紹介された友人。S容疑者は別れの理由は知人女性にあると思い込んでいた。

 S容疑者は昨年7月までに元交際相手や知人女性への脅迫などの疑いで県警に3回逮捕された。有罪判決を受け執行猶予中だった先月、今度は兵庫県警に元交際相手へのストーカー規制法違反と名誉毀損の疑いで逮捕されていた。

女性への強要容疑=東京
2014.01.22 東京朝刊 

 元交際相手に脅迫メールを送って行動を制限したとして、練馬署が文京区根津、タクシー運転手T容疑者(46)を強要容疑で逮捕していたことが21日、同署幹部への取材で分かった。

 同署幹部によると、交響楽団長のT容疑者は7日、一時期交際していた20歳代女性に対し、別の楽団名を挙げ、「あの楽団のイベントに関わったら、交際時の写真をインターネットに公開する」という内容のメールを送り、女性の行動を妨害した疑い。

 高校に脅迫文
2014.01.22 朝刊 

 【滋賀県】20日午前8時半ごろ、彦根市内の県立高校で「明日から1ヶ(カ)月間学校を閉鎖しろ」「逆らえば被害者が増えるだけだろう」などと書かれた脅迫文が見つかった。彦根署は、いたずらと事件の両面で調べている。

 署によると、生徒が校舎の1~2階の階段踊り場の床で発見した。A4判の紙を半分に切り、サインペンのような筆記具で書かれ、文字を外側にして折り畳んであった。

元交際女性の知人に脅迫メール “ストーカー”で50歳女逮捕
2014.01.22 TBS 

女性同士で約7年間交際し別れた後、元交際相手知人に脅迫する内容のメールを繰り返し送っていた女性を逮捕。容疑者は去年9月~10月にかけてローマ字で「shine」などと書いたメールを計21通送り女性を脅迫していた。容疑者は去年12月に元交際相手の女性へのストーカー行為などで逮捕・起訴されている。

◎ストーカー依頼や誘拐仲間募集=「闇サイト」犯罪温床に
2014.01.22 時事通信 

 「高収入の仕事あります」と犯罪仲間を募ったり、ストーカー行為を依頼し合ったりと、インターネットの「闇サイト」は過去にもさまざまな事件で使われてきた。見ず知らずの者同士が容易につながる匿名性が犯罪の温床になっている。

 昨年11月、東京・田園調布の路上で中学1年の女子生徒が身代金目的で連れ去られた誘拐事件では、主犯格とされる埼玉県の男=監禁罪などで起訴=が、犯罪の協力者を募る闇サイトに「一緒に仕事をやりませんか」と投稿。沖縄県の男2人=同=がこれに応じていた。3人が集まったのは犯行当日が初めてだったという。

 「復讐(ふくしゅう)サイト」で知り合った男女が互いの元交際相手らに中傷メールや脅迫文を送っていた交換ストーカー事件では、東京、大阪、群馬、沖縄と離れた地域の男女4人が警視庁にストーカー規制法違反容疑などで逮捕された。4人は情報を交換し、元交際相手の家族にゴキブリの死骸などが入った封筒を送るなどしたとされる。

 過去には殺人事件も起きている。2007年8月、名古屋市の会社員女性が拉致され殺害された事件では、「闇の職業安定所」というサイトで知り合った男らが犯行グループを結成。面識のなかった女性を拉致し、現金やキャッシュカードなどを奪った上で殺害、遺体を山中に遺棄した。

監禁、脅迫容疑で男を逮捕=宮崎
2014.01.19 西部朝刊 

 延岡署は18日、延岡市出北2、運転手H容疑者(41)を監禁、脅迫の両容疑で逮捕した。発表によると、1月9日頃、延岡市内で元交際相手の女性を軽乗用車に乗せ、「俺は元ヤクザだ」などと脅し4、5時間にわたって降車できないようにした疑い。大筋で容疑を認めているという。

ストーカー被害とまらない 県警に相談、昨年最多の371件 /岐阜県
2014.01.18 名古屋地方版/岐阜

 県内で2007年以降、ストーカー被害の相談件数が増加している。昨年、ストーカー規制法が改正されたが、県内の相談件数は過去最多を記録し、被害は収まりそうにない。県警は「凶悪な事件にエスカレートしかねない」と警戒を強めている。

 県警によると、昨年1年間のストーカー被害の相談件数は前年比102件増の371件で過去最多。被害者は女性332人、男性39人で、女性が約9割を占めた。相談内容は「会いたいと要求される」が26%と最も多く、「電話やメールが来る」が24%で続いた。75件だった07年以降、年々増加している。

 県警のストーカー被害への対応件数も増えている。昨年1年間に摘発したストーカー規制法違反事件は11件で、前年より8件多かった。禁止命令が3件(前年比2件増)、文書での警告が53件(同26件増)、口頭での指導・警告が148件(同25件増)といずれも増加した。

 ストーカー被害が、より深刻な事件を招いたケースも起きている。神奈川県逗子市で12年11月、元交際相手の女性に大量のメールを送りつけていた男が女性を刺殺する事件が発生。事件前、女性が近くの警察署に相談していたのに、被害を防げなかったことが問題化した。そのため昨年6月、「メールの連続送信もつきまといにあたる」とするよう、ストーカー規制法が改正された。

 一方、ストーカー行為の手助けをしたとして摘発されたケースもある。

 岐阜県警は今月12日、元交際相手の女性につきまとったとして会社員の男(41)をストーカー規制法違反容疑で逮捕。つきまとい行為に同行した男(49)も同法違反幇助(ほうじょ)などの疑いで逮捕した。県警が同法違反の幇助容疑で立件したのは初めてだ。

 県警は、被害者からの要望があれば、GPS機能がついた装置や、防犯カメラを被害者に無料で貸し出している。

 県警生活安全総務課の杉山智隆次席は「被害者の身の安全が最優先で、被害者をかくまったり、相手を隔離したりすることが大事だ。被害を感じたら、早い段階で相談してほしい」と話している。

 ■結婚に逆上、脅迫メールや電話 注意後も送りつけ、元会社員に有罪判決

 県内に住む20代の女性に昨年夏ごろ、脅迫めいた文言のメールが何度も届いた。「彼氏ができたらそいつを殺す」。そう言われていたことが頭をよぎった。身の危険を感じた女性はすぐに県警に駆け込んだ。

 送り主は、山梨県内に住み、当時は東京電力に勤めていた男(58)だった。2007年、男は東京都内の飲食店で働いていた女性と知り合った。飲食をともにしたり、メールなどで連絡を取り合ったりするうち、男は「自分の女だ」と思い込んだ。

 ところが、女性のフェイスブックで結婚したことを知り、男は恋心を踏みにじられたと感じた。執拗(しつよう)にそのことを問いただすメールや電話をし始めた。女性の家を調べ、女性の写真を集めたアルバムを送りつけたこともあったという。

 男は、県警に呼び出され、口頭で注意された。だが、その後も「意地を張っていると岐阜に住めなくなる」などとメールを繰り返し送りつけた。

 男はストーカー規制法違反容疑で逮捕。17日、岐阜地裁から懲役2年6カ月保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役2年6カ月)の判決を受けた。

脅迫容疑で逮捕=埼玉
2014.01.18 東京朝刊 

 所沢署は17日、入間市小谷田、指定暴力団S傘下組織組員、H容疑者(44)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、H容疑者は今月3日午後7時半頃、所沢市の神社境内で、飲食物の露店を出していた同市の露天商男性(68)に対し「名前を言え。誰の許可で店を出しているんだ」などと怒号し、脅迫した疑い。男性は初詣客相手の店を出していた。

元交際女性を脅迫容疑 30歳男逮捕 ストーカー対策本部に相談=多摩
2014.01.13 東京朝刊 

 元交際相手の女性会社員を脅したなどとして、八王子署は12日、千葉市中央区、無職N容疑者(30)を脅迫と恐喝未遂の疑いで逮捕したと発表した。三鷹市で昨年10月、私立高校3年の女子生徒(当時18歳)がストーカーの男に刺殺された事件を受けて、警視庁が昨年12月に発足させた「ストーカー・DV総合対策本部」に、女性の母親が相談し逮捕につながった。

 発表によると、N容疑者は昨年12月28日から29日にかけて、相模原市の20歳代の女性宅で、女性に復縁を迫るため「お前の周りにいる人間を消してやる」などと脅し、同月30日深夜から31日未明にかけ、無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使って「お前をつけまわして殺す。お前名義で携帯を買って、高く転売して金を作れ」などとメッセージを送り、現金を脅し取ろうとした疑い。調べに対し、「殺すとは言っていない」と、容疑を一部否認している。

 同署幹部によると、N容疑者は昨年11月、スマートフォンの出会い系アプリで女性と知り合った。「金を貸してほしい」と度々要求された女性が別れを切り出したところ、脅迫が始まった。女性は1月3日、八王子市内の両親に助けを求め、母親が同総合対策本部に相談、連絡を受けた同署が裏付け捜査を進めていた。

女性に乱暴容疑 逮捕=石川
2014.01.12 東京朝刊 

 津幡署は11日、住所不定、無職O容疑者(35)を強姦(ごうかん)の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は10日。

 発表によると、O容疑者は5日午後8時40分頃、かほく市内の路上に止めていた自家用車内で金沢市の20歳代の女性を脅迫し、無理やりホテルに連れ込んで乱暴した疑い。女性にけがはなかった。調べに対し、容疑を否認しているという。O容疑者は女性と一度会ったことがあるといい、女性が県警に被害届を出し、容疑が発覚した。

◎アプリで出会い、復縁迫る=脅迫容疑で30歳男逮捕-警視庁
2014.01.12 時事通信 

 スマートフォン(多機能携帯電話)の出会い系アプリで知り合った女性を脅して復縁を迫り、現金を要求したとして、警視庁八王子署は12日、脅迫と恐喝未遂の容疑で千葉市中央区仁戸名町、無職N容疑者(30)を逮捕した。「大筋で間違いない」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、昨年12月28日、相模原市に住む20代の女性会社員の自宅に押し掛けて復縁を迫り、「周りの人間を消してやる」と脅迫。同30日には「お前をつけ回して殺す。先輩や家族も殺してやる。金をつくれ」とメールを送って現金を脅し取ろうとした疑い。 

 同署によると、2人は昨年11月下旬にアプリで知り合い、12月3日に交際を始めた。その際、「仕事を首になったので金を貸してくれ」と頼まれ、女性は断り切れずに15万円を送金。嫌気が差して別れ話を切り出したところ、脅迫を受け始め、今月2日に警視庁のストーカー・DV総合対策本部に相談した。

 同庁は2012年2月、別の20代女性からN容疑者によるストーカー被害の相談を受けているといい、同署は捜査する。

◎脅迫メール送信容疑で再逮捕=交換ストーカー事件-警視庁
2014.01.11 時事通信 

 インターネットの「復讐(ふくしゅう)サイト」で知り合った男女が互いの元交際相手らに嫌がらせ行為をしていたとされる事件で、警視庁は11日までに、知人男性に脅迫メールなどを送ったストーカー規制法違反容疑で、沖縄県沖縄市の飲食店員I(23)、東京都東村山市のパート従業員A(43)両容疑者を再逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、2013年8月7~12日、I井容疑者の元同居相手の男性(25)の携帯電話に、ロープで人の首を絞めている画像や「プロを雇った。覚悟しておけ」と復讐代行業者を装う脅迫メールなどを送り付けた疑い。

 同庁によると、I容疑者は自分がストーカー被害を受けているので同居させてほしいと男性に相談。昨年6月ごろ男性と同居を始めたが、男性の求めで同8月2日に退去していた。I容疑者が画像などを用意した上でA容疑者にメール送信を依頼していたという。 

 I容疑者に対する嫌がらせメールなどもA容疑者から送られたもので、同庁はI容疑者が男性との同居の口実にするために送信させていたとみて、経緯を調べている。

◎歯科医の女再逮捕=復讐代行業者を装い-強要未遂容疑・警視庁
2014.01.08 時事通信 

 インターネットの「復讐(ふくしゅう)サイト」を通じて知り合った男女が嫌がらせ行為をお互いに手伝ったとされる事件で、サイトで知り合った女の元同居相手の男性に、復讐を代行する業者を装い脅迫の手紙を送ったとして、警視庁ストーカー・DV事態対処チームなどは8日までに、強要未遂容疑で、歯科医Y容疑者(27)=ストーカー規制法違反罪などで起訴=を再逮捕し、飲食店員I容疑者(23)=沖縄市高原=を新たに逮捕した。

 同チームによると、Y容疑者は容疑を認めているが、I容疑者は否認しているという。 

 逮捕容疑は、2013年8月23~24日、東京都内に住むI容疑者の元同居相手の大学院生の男性(25)に対し、復讐代行業者を装い、「相談期間内に連絡がない場合は行動に移す」などと男性の家族や友人に危害を加えると脅迫する内容の手紙を大阪府内から送り、連絡を取らせようとした疑い。

 同チームによると、I容疑者と男性は都内の大学で知り合い、一時同居していたという。

ストーカー疑い 84歳男逮捕 79歳女性に「殺すぞ」 奈良
2014.01.07 大阪朝刊

 病院で知り合った女性(79)が会うのを拒んだことに腹を立て、「殺すぞ」と脅したとして、奈良県警中吉野署は6日、脅迫の疑いで、和歌山県橋本市隅田町芋生(いもう)の無職、N容疑者(84)を逮捕した。女性は昨年10月にストーカー被害を訴え、同署がN容疑者に口頭で警告していた。「脅した覚えはない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、昨年11月18日夜、奈良県下市町の女性宅の留守番電話に「言うこと聞かなんだら殺すぞ」と吹き込み、女性を脅迫したとしている。

 同署によると、N容疑者は約4年前、同県内の病院に入院していた妻と同部屋だった女性と知り合い、約2年前から自宅に押しかけるようになったという。

 女性から相談を受けた同署は昨年10月末、ストーカー規制法に基づきN容疑者を呼び出し、女性宅に行かないよう警告していた。

店員を脅迫した疑いで逮捕 能代署 /秋田県
2014.01.06 東京地方版/秋田 

 スーパーマーケットの店員を電話で脅したとして、能代署は5日、能代市南元町の無職、W容疑者(61)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。否認しているという。同署によると、W容疑者は4日午前10時ごろ、能代市内のスーパーに電話し、応対した従業員に「お前の片腕を日本刀で切り落としてやる」などと言って脅迫した疑いがある。

恋人の暴力、保護対象に 改正DV防止法施行 同居条件加わる
2014.01.03 朝刊

 同居する恋人間の暴力に保護対象を広げる改正ドメスティックバイオレンス(DV)防止法が3日、施行された。10~20代を中心に深刻化している恋人間の暴力「デートDV」に同法が適用されるのは初めて。

 
 暴力から逃れた恋人に付きまとい、本人や家族を襲うストーカー殺人事件が相次いでいることを受けて改正された。被害者が同法に基づく一時保護や保護命令の制度を使えるようになることで、凶悪事件を未然に防ぐのが狙いだ。

 DV防止法は夫婦間と元夫婦間、事実婚のカップル間の暴力を対象としていたが、新たに同居中または同居していた恋人間の暴力が加わった。

 被害者は各地の配偶者暴力相談支援センターに相談し、シェルターでの一時保護やカウンセリングなどを受けられる。接近禁止や、自宅からの退去などの保護命令を加害者に出すよう、裁判所に申し立てることも可能になった。

 ストーカー規制法に基づく警告は、待ち伏せや迷惑メールなどを繰り返し受けた証拠を被害者が集め、警察に提出する必要があるが、DV防止法の保護命令によって付きまといが始まる前に防ぐ効果が期待される。

 ただ、改正法はデートDVの中でも客観的に判断しやすい「同居」を条件とし、それ以外は「交際という概念は定義が不明確」などの理由で対象外となった。親元で暮らす高校生ら若い世代の被害者保護に課題が残った。

 改正DV防止法は、長崎県西海市などで相次いだストーカー殺人事件を教訓に昨年6月、改正ストーカー規制法(昨年10月施行)と同時に成立した。西海市の事件では、同居していた元交際相手の男から暴力を受けていた女性が逃げた後も付きまとわれ、2011年12月、女性の母親と祖母が殺害された。

 ≪未成年への対策不十分≫

 3日施行の改正ドメスティックバイオレンス(DV)防止法で、初めて恋人間の暴力「デートDV」の一部が保護命令などの対象になった。法のはざまに落ち、命の危険にさらされてきた被害者は「一歩前進」と評価する。一方で適用対象は同居の恋人に限られており、親元で暮らす高校生など若者のデートDVへの対策はなお不十分だ。

 ◇  ◇  ◇

 「あのころ、こういう法律があったらもっと早く救われたかもしれない」。関東地方に住む40代の女性は、20代から12年間受け続けた元恋人の暴力を振り返った。

 交際後、少しでも長く2人の時間がほしくなり、女性の部屋で一緒に暮らし始めた。やがて彼は、女性の外出中の行動も細かくチェックするようになった。友人と外食すれば何を注文したのかと聞き、レシートと少しでも違うと、それが暴力の引き金になった。

 楽しいはずの2人の生活はいつも怒られ「ごめんなさい」と謝ってばかり。「笑顔のない、つらい時間になっていた」

 暴力は激しさを増し、殴られて卵巣破裂で救急搬送されたことも。「警察に通報しますか」という病院の申し出に、報復が怖くて「通報はしないで。でも1晩だけここにいさせて」と頼んだ。

 「このままでは殺される」。10年ほど前の冬、部屋を飛び出した。周囲の支援もあって男性を相手に損害賠償請求訴訟を起こして勝訴。今は同じような被害に遭った女性を支える活動をする。

 「毎日びくびくし、怖くて逃げられないのは夫婦間と同じ。今は学生でも気軽に同居するカップルは多い。誰にでも起こり得るのに今まで法律が適用されないことが変だった」と話す。

 【■別れ際に危険】

 内閣府が2011年に20歳以上の男女を対象にした調査では、10~20代に交際相手がいた人で、暴力を受けた経験のあるのは女性の13・7%、男性の5・8%に上る。被害経験者のうち、命の危険を感じたことがある人は20・8%を占めた。

 「デートDVは双方が若く、衝動的になりやすい。被害者が身を守るすべを知らない分、手厚い支援が必要」と指摘する専門家は多い。最も危険なのは別れ際だ。暴力から逃れようと別れを切り出した相手を、連れ戻そうと付きまとい、本人や家族を襲う。近年多発しているストーカー殺人はそうした経緯が目立つ。

 対策が立ち遅れてきたデートDVの一部がようやく防止法の対象となったことを、NPO法人ウィメンズネット・こうべ(神戸市)代表の正井礼子さんは「警察などに相談しても『男女のもめ事』と扱われてきた被害に、迅速に対応できるようになる」と歓迎する。

 【■若者救う社会】

 「うちの生徒が彼に殴られているらしい。どうしたらいいですか」。中学校や高校でのデートDV防止講座に取り組む団体アウェア(東京)の代表山口のり子さんは、訪問先の養護教諭からたびたび相談を受ける。

 山口さんによると、米国のカリフォルニア州などでは、同居していない未成年の男女でも、暴力をやめさせる命令を出すよう裁判所に申し立てることができる。だが日本では、今回の改正でも「同居」という条件を付け、それ以外は「『交際』という概念は定義が不明確で、法律にそぐわない」と対象外にされた。

 「未成年の被害者にも対象を拡大すべきだ。『声を上げていいよ。サポートできるよ』という社会にすることが大事」と山口さんは力を込めた。

 【DV防止法】暴力を振るう配偶者らから被害者を守るため、相談と保護、自立支援の手続きなどを定めている。被害者から申し立てを受けた裁判所が接近禁止や退去などの保護命令を加害者に出し、違反した場合は罰則もある。2001年10月の施行後、改正は今回が3回目。これまでの改正で被害者の子どもや親族らも保護対象となったほか、直接的な暴力だけでなく、生命・身体に対する脅迫的な言動でも保護命令の申し立てができるようになるなど、制度が拡充されてきた。

報道された脅迫事件 2015年
報道された脅迫事件
報道された脅迫事件

リベンジポルノ罰金=岡山
2015.12.29 大阪朝刊 

 岡山区検は28日、美咲町のトラック運転手の男性(48)をリベンジポルノ被害防止法違反と脅迫罪で岡山簡裁に略式起訴。同簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出した。

リベンジポルノ 男に罰金50万円 宇和島簡裁
2015.12.29 朝刊 

 宇和島区検は28日、女性のわいせつな画像をインターネット上に公開して脅かしたとして、私事性的画像被害防止法違反(公表)と脅迫などの罪で愛南町の無職のA・元知人(20)を宇和島簡裁に略式起訴した。簡裁は罰金50万円の略式命令を出し、納付した。

 命令によると、9月3~4日、県内の20代の知人女性の携帯電話に「今から貼ります」とメッセージを送り、わいせつな画像を添付して脅迫したほか、会員制交流サイト(SNS)上に、女性のわいせつな画像3点を送り、不特定多数が閲覧可能な状態にし、女性の名誉を毀損(きそん)したとされる。

 脅迫の疑い
2015.12.28 朝刊

 【三重県】松阪署などは27日、脅迫の疑いで、指定暴力団Y組K会傘下組織幹部の愛知県豊田市四郷町、土木作業員M容疑者(67)を再逮捕した。

 逮捕容疑では5月3日午後2時55分ごろ、闘犬大会が開かれていた伊賀市愛田の常設闘技場で、松阪市の男性(25)に「おまえが来るとこちゃうんじゃ。しめたんぞ」などとすごみ、脅迫したとされる。

 署によると「身に覚えがない」と容疑を否認している。M容疑者は12月7日、松阪市の女性(55)から2万5000円を脅し取ったとして、恐喝の疑いで逮捕されていた。

脅迫の疑いで大学2年生逮捕=山形
2015.12.27 東京朝刊

 米沢署は25日、米沢市堀川町、大学2年生K容疑者(28)を脅迫容疑で逮捕した。

 同署の発表によると、K容疑者は23日午後11時頃、自分の携帯電話から、置賜地方に住む20歳代の女性の携帯電話に、「強い殺意がわいてきた」などの電子メールを送り脅迫した疑い。

米ロスで脅迫 1000校休校/テロ警戒 70万人超影響/保護者に不安広がる
2015.12.17 宮崎日日新聞朝刊

 【ロサンゼルス、ニューヨーク共同】米カリフォルニア州ロサンゼルスや周辺の公立学校関係者に15日までに、校区内の学校を危険にさらすという内容の脅迫メールが届いた。脅迫の対象となった公立の幼稚園、小、中、高校、社会人向け学校など千校以上が同日、テロ警戒のため全て休校し、70万人以上に影響が出た。

 捜査当局は約12時間の捜査の結果、メールに信ぴょう性がないと判断、16日に学校を再開すると発表した。日本人学校は私立のため休校対象とならず、予定通り終業式などが行われた。

 同州では2日、ロサンゼルス近郊サンバーナディーノの福祉施設で銃乱射テロが起きたばかり。テロへの冷めぬ恐怖が当局の慎重な対応を促し、広範な休校につながった。保護者からは「何かあってからでは遅い」と休校措置を支持する声が多かった。ニューヨークの校区もほぼ同じ脅迫メールを受け取ったが、悪質ないたずらと判断。休校措置は取らず、対照的な対応となった。

 ロサンゼルス市警幹部によると、脅迫メールは爆発物や機関銃などで生徒らに危害を加えることを示唆する内容。地元警察や連邦捜査局(FBI)が校区内の1500カ所以上の施設を調べた。

 ロサンゼルス東部の小学校の近くに住む警備員サム・アロンゾさん(34)は「サンバーナディーノでテロが起きたのだから、ロサンゼルスでいつ起きてもおかしくない。クリスマス休暇が近いのに、人々は警戒して外出すべきかどうか心配している」と話した。

 約160人が学ぶロサンゼルス郊外ロミータにある私立の日本人学校「西大和学園カリフォルニア校」は安全確認の上、受験のため帰国する中学3年生の卒業式や終業式を予定通り実施したという。

保護者に不安広がる

 【ロサンゼルス共同=中川千歳】公立学校に対する脅迫で千校以上が休校となった米カリフォルニア州ロサンゼルスでは15日、親たちの間に新たなテロへの不安が広がった。同州では約2週間前に銃乱射テロが起きたばかりで「何かあってからでは遅い。事前に対応してもらって良かった」との声が上がった。

 ロサンゼルス在住の映画監督、曽原三友紀さん(46)は朝7時すぎに公立小学校に通う長女(9)の校長から「本日は学校に来ないでください」との電話メッセージを受けた。理由の説明はなく、40分後に保護者の責任者から「テロの恐れで休校」という慌てた様子のメール。その後「テロというのは誤り。脅迫だった」という趣旨の訂正メールが送られてきた。

 曽原さんは「びっくりしたし、ちょっと不安だが、何かあったら嫌だから(娘と)一緒にいた方が安心。緊急事態だし仕方がない」と話した。私立校に通う長男(11)は通常通り授業があった。

 ソフトウエアデザイナー、ディアナ・マルコビッチさん(54)も娘(17)の公立高校が休校になった。「子どもたちの安全に勝るものはない。当局はより安全な選択をし、それがベストな対応だ」と語った。

 ロサンゼルス中心部に近い三つの小学校はいずれも人けがなく、立ち入りを禁じる黄色いテープが入り口に張られた学校も。うち1校の向かいに住むセリア・マシアスさん(27)は、脅迫が学校だけでなく「周辺住民に懸念を与えている」と話した。

旧統一教会信者を脅迫容疑で逮捕
2015.12.15 東京朝刊

 宗教法人「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の幹部の男性に包丁などを送りつけて脅したとして、警視庁組織犯罪対策2課は脅迫の疑いで、アメリカ国籍の不動産投資関連会社社長、R容疑者(39)=武蔵野市=を逮捕した。同課によると、R容疑者は信者で、「幼いころから連合に献金していて、食べ物にも困る生活だった」などと容疑を認めている。

交際女性の裸体をネット公開容疑 48歳男を逮捕 /岡山県
2015.12.09 大阪地方版/岡山 

 交際中の女性の裸の画像をインターネットに流したとして、県警は8日、美咲町原田のトラック運転手O容疑者(48)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。昨年11月施行の同法による逮捕者は県内で初めて。

 調べでは、O容疑者は11月下旬、交際相手の40代女性の裸体画像をSNS上に公開し、不特定多数が閲覧できるようにした疑い。県警は交際トラブルが原因とみて調べている。O容疑者は先月27日、この女性に対する脅迫容疑で逮捕されていた。

復讐ポルノ容疑 画像公開男逮捕 愛南署 県内初適用
2015.12.08 朝刊 

 愛南署は7日、知人女性のわいせつな画像をインターネット上に公開して脅したとして、私事性的画像被害防止法違反(公表)や脅迫などの疑いで、愛南町の無職A容疑者(20)を逮捕した。署によると、復讐(ふくしゅう)目的で元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノを規制するため、2014年11月に施行された同法の適用は県内初。

 容疑は9月3日ごろ、県内の20代の女性の携帯電話に「今から貼ります」と女性のわいせつな画像を添付して送って脅迫し、9月3~4日ごろ、会員制交流サイト(SNS)上に、女性のわいせつな画像3点を不特定多数が閲覧可能な状態で公開するなどした疑い。

 署によると、A容疑者は「女性が連絡や会うことを拒んだためやった」などと容疑を認めている。

150万円を脅し取った疑い /福岡県
2015.12.05 西部地方版/福岡 

 (八女署発表) 4日、山口県田布施町、無職S容疑者(58)を恐喝の疑いで再逮捕。3月31日~4月29日ごろ、知人の福岡県在住の50代男性と妻に対し、この男性が受給している障害基礎年金は不正受給だと脅迫し、2回にわたって計150万円を脅し取った疑いがある。容疑を否認しているという。

脅迫の疑い
2015.11.28 朝刊 

 【三重県】松阪署は27日、大阪府熊取町、無職Y容疑者(50)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7日午後3時45分ごろ、多気郡の60代の姉の携帯電話に電話をかけ、留守番電話に「おまえらの子どもは亡くなると思え。俺は監獄に入っても生き続ける。これで最後やぞ。後は動くから気をつけろ」と脅したとされる。

 署によると、遺産相続でもめていたという。y容疑者は「私は知りません。電話したのも覚えていません」と容疑を否認している。

中学生脅した疑い=香川
2015.11.27 大阪朝刊

 無料通話アプリ「LINE」を使って女子中学生を脅したとして、さぬき署は25日夜、高松市牟礼町、専門学校生O容疑者(25)を脅迫容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 発表では、O容疑者は4月26~29日、インターネットの掲示板サイトで知り合った県内の中学1年の生徒(13)に、LINEを使って「お前の写真はネットに流れる」などとメッセージを送り、脅した疑い。

 生徒は、O容疑者に求められて自分の写真を送信し、怖くなって返信しなくなったところ、「無視するのか」などのメッセージが届くようになっていたという。

事件・事故 脅迫容疑で男逮捕 黒部署
2015.11.27 朝刊

 黒部署は26日、脅迫の疑いで、高岡市内の運転手(ともに自称)の男(55)を逮捕した。

 逮捕容疑は25日午前11時半ごろ、富山県東部の実家の母に電話をかけ、「お金をくれないなら、今から父ちゃんを殺してやる。それからお前だ」などと脅した疑い。

脅迫容疑で運転手の男逮捕 黒部署
2015.11.27 新聞朝刊 

 ■脅迫容疑で運転手の男逮捕 黒部署は26日、脅迫の疑いで、高岡市の運転手の男(55)=いずれも自称=を逮捕した。

 逮捕容疑は25日午前11時半ごろ、県東部の実家にいた母親に電話で「お金をくれないなら、今から父ちゃん殺してやる。それからお前だ」などと脅迫した疑い。同署によると、同日、両親が届け出た。男は「脅迫はしていない」と、否認しているという。

政治団体2人 恐喝容疑で逮捕 男性から2300万円脅し取る=熊本
2015.11.24 西部朝刊 

 県警は23日、ともに政治団体代表の宇城市不知火町高良、O(61)と阿蘇市一の宮町宮地、S(57)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。

 発表によると、S容疑者の知人の阿蘇市の農業男性(60)が2011年6月頃、交通事故の示談交渉をS容疑者を介してO容疑者に委任した。

 しかし、交渉状況などの報告がなかったため、同年秋頃に委任の解消を申し出たところ、2人は同市内の飲食店で、「どんぐらい経費がかかっとると思うとっとや」などと男性を脅迫。12年2月1日、同市内の金融機関から約2300万円をO容疑者の知人名義の口座に振り込ませ、脅し取った疑い。

 県警は両容疑者の認否を明らかにしていない。

 暴力団かたり脅迫の疑い
2015.11.21 朝刊 

 【滋賀県】大津北署は20日、暴力行為法違反の疑いで大津市雄琴北、解体業N容疑者(39)を逮捕した。

 逮捕容疑では、10月25日午前3時50分ごろ、同市内の飲食店前で、来店した女性(29)に、暴力団の名前を挙げ「全員でおまえをつぶすしな」などと言いがかりをつけて脅したとされる。

 署によると、容疑を否認している。2人は別々に来店し、女性が帰るため店を出たところだった。

だまし、脅しAV出演/拒めば法外な違約金請求/公開講座で相談支援紹介
2015.11.20 日刊紙 

 「かわいいね、モデルになれるよ」「簡単な仕事で高収入だから」。優しい言葉に一度でもおうじたら、逃れられない性の搾取が待っている-。神奈川県で11日に開かれた「どう守るか 性の商品化と若年女性の被害」と題した公開講座で出された支援の現場を紹介します。

 (都 光子) 企画したのは「ポルノ被害と性暴力を考える会」(PAPS)。2009年にでき、AVのなかの人権侵害や性暴力の問題について議論・調査・検討し、さまざまな性暴力の問題にとりくんでいます。12年からはAV出演を断れないなど、ポルノ被害を受けた人の相談支援をしています。現在までで100件を超えています。

 事例をまじえながら報告したのは、PAPSや人身取引被害者サポートセンター「ライトハウス」で被害女性の相談にのっている金尻カズナさん。「相談者は、親には知られたくないという人がほとんど。でもだれかに助けてほしい。リストカットや自殺未遂をする子もいます。女性だけでなく男性被害者もいる」といいます。「ネットやラインで相談につながるケースが多い」と話します。

 「もっとも多いのが、だまされて出演させられたというケース。『できない』といっても、なだめられたり脅されたり、なかにはレイプされた人もいる」といいます。

 問題は、〓出演〓して〓出演料〓として女性とプロダクションの間で金銭の授受が発生してしまうところ。「民事的にはお互いが同意したかのように見えてしまう」と指摘します。声をあげていく PAPSの代表世話人の宮本節子さんは、DVや強姦は私的な生活空間で起きている被害だが、ポルノ被害は極めてシステム化された産業のなかで起きている、と強調します。

 さらに「供給側も需要側も、より強い性的刺激を求め、双方に歯止めがない状態」で、10年前と比べても作品内容の残虐性、猟奇性はエスカレートしていると指摘します。

 また、出演させられた被害だけでなく、それを見たとき(二次被害)、商品として販売されるという社会環境への影響など、被害は重層的だと宮本さん。「私たちがもっと実態を知り、こんな人権侵害の実態を許していいのかという声をあげていく必要がある」と訴えます。従う必要がないことを示した判決/会社側の請求を東京地裁が棄却 AVへの出演を拒否した女性が、プロダクション会社から違約金2460万円を求められた訴訟で、東京地裁は「本人の意に反して強要できない性質の仕事だ」として、会社側の請求を棄却する判決を出しました。

 女性の代理人で弁護士の伊藤和子さんは「『親にばらす』『違約金支払え』などと脅されてAVに強制的に出演させられている被害女性は多い。従う必要がないことを示した判決だ」と話します。

ポルノ被害の事例●刑事事件化した事例 ネット上のジュニアアイドルの募集に応募した16歳の少女。カラオケ店の一室で面接。そのときは具体的な内容はいっさいなし。撮影当日、水着など肌の露出の高いものを着せられ、股を開いての撮影などを強要。できないというと、「なめとんのか」と怒り、撮影が終わるまで帰してもらえず。撮られた写真はネット上で販売。●相談者が特定されないよう複数の事例を一般化した事例 芸能モデルのスカウトマンと称する人に声をかけられた大学生。あまりにもしつこいので話だけ聞くことに。裸にならない撮影もあるといわれ、現場に行くと「脱がないと帰さない」と脅迫。事務所に呼び出されたとき、レイプされ、その様子をビデオ撮影された。

元群大の医師、脅迫など有罪 地裁判決 /群馬県
2015.11.11 東京地方版/群馬 2

 元交際相手の女性を困らせようと、不特定多数に不適切なメールや手紙を送りつけるなどしたとして、脅迫や名誉毀損(きそん)などの罪に問われた、元群馬大病院医師のO被告(41)=前橋市六供町=の公判が10日、前橋地裁であり、野口佳子裁判官は懲役3年執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 判決によると、O被告は今年2月、前橋市内の同病院駐車場で、車の塗装をはがす剥離(はくり)剤を女性の乗用車のボンネットなどにかけ、約50万円の損害を与えたほか、5月には病院のパソコンからインターネット上の結婚相談所に女性名義で登録し、書類を病院宛てに送らせようとした。

 6月には病院のパソコンに不正にログインし、不特定多数に女性が性行為を誘っているようなメールを送りつけた。

 野口裁判官は「被害者の苦痛は大きい。被害者がこれ以上傷つくことがないように心配りをして下さい」と諭した。

競輪・A選手 元交際相手を脅迫 容疑で逮捕「ぶっ殺してやる」
2015.11.11 千葉日報

 千葉県警流山署は11日、脅迫の疑いで、埼玉県さいたま市見沼区大字東新井、競輪選手、A容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑は埼玉県の会社員女性(31)と別れ話で憤慨し、交際費の返済を迫ったり8日午後8時25分ごろ、「無事帰宅できるかな。何ならそいつも連れてこい。ぶっ殺してやるから」とラインのメッセージを送り、女性とその現在の交際相手の千葉県内に住む会社員男性(39)を脅迫した疑い。

 同署によると、A容疑者は今年9月30日に約8年交際した女性から別れ話を持ち出されていた。11月8日に女性から新しい交際相手がいることを伝えられて「自分と別れたばかりでもう彼氏ができたので、とっちめてやろうと思った」などと供述しているという。

Y組系組員 恐喝疑い逮捕=大阪
2015.11.05 大阪朝刊 

 布施署と捜査4課は4日、東大阪市衣摺、指定暴力団Y組系暴力団「K会」組員・K容疑者(48)を恐喝の疑いで逮捕した。容疑を否認しているという。

 発表によると、K容疑者は7月下旬、40歳代の知人男性から借りた200万円のうち、未返済の174万円について返済を求められた際、「お前、絶対やったるからな」などと脅迫して、返済を免れた疑い。

 K容疑者は1月下旬、4月以降に毎月5万円以上、返済し、2年以内に完済するとしていた。26万円を返したあとは支払いが滞っていたという。

 エアガンで子が撃たれたと脅迫の疑い
2015.11.05 朝刊 

 【岐阜県】自分の子どもが他の子にエアガンで撃たれたと訴え、相手の親(45)から現金10万円を脅し取ったとして、岐阜南署は4日、恐喝の疑いで、塗装業の男(28)=岐阜市=を逮捕した。

 逮捕容疑は、6月1日午後6時15分ごろから約2時間、岐阜市内の小学校で相手の子の母親と会い、「エアガンで撃ったのは罪が重いぞ」「俺は入れ墨も入っている」「いくら払えるよ」と脅し、現金を脅し取ったとされる。署によると「脅したつもりはない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑の現場には、学校教諭も同席した。5月29日の放課後に校庭で子どもが撃たれたと容疑者が訴えたため、学校で話し合いが持たれた。その後、学校が署に相談した。署によると、被害者側は、エアガンで容疑者の子を撃っていないと主張しているという。

 知人を脅した疑い
2015.11.05 朝刊 

 【三重県】津署は4日、脅迫の疑いで、津市西古河町、自称建設会社経営、K容疑者(41)を逮捕した。

 逮捕容疑では、4月27日午後1時50分ごろ、知人の塗装業の男性(42)に電話で「おまえを殺す。のこぎりで切り刻んだるわ」などと脅したとされる。

 津署によると、二人は20年ほど前から仕事を通じて付き合いがあった。男性は「恨まれるような心当たりはない」と話しており、K容疑者は「きつい言い方はしたかもしれないが脅していない」と容疑を否認している。

京都市長を脅迫 容疑の68歳逮捕=京都・続報注意
2015.11.03 大阪朝刊 

 中京署は2日、南区東九条南山王町、韓国籍の飲食店経営A容疑者(68)を脅迫容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 発表では、A容疑者は、1日午後1時35分頃、京都市内の報道機関に、「門川大作市長の首を取る」などと予告電話をかけ、門川市長を脅迫した疑い。

 A容疑者は「危害を加えるつもりはなかった」と供述しているという。

 [続報]

 2015年12月3日付大阪朝刊33面

 =「市長脅迫」不起訴=京都

脅迫文を自作した女を偽計業務妨害容疑で逮捕=長崎
2015.11.03 西部朝刊

 浦上署は2日、長崎市横尾、パート従業員K容疑者(31)を偽計業務妨害容疑で逮捕したと発表した。同署によると、10月28日、「脅迫文が自宅に届いた」と虚偽の事実を通報し、同署の業務を妨害した疑い。脅迫文には「お前のことは全て知っている。警察に言ったら殺すぞ」などと書かれていた。身辺警護や捜査を行っていたが、同30日に脅迫文を自分で書いたことを認めた。捜査などで延べ100人を動員したという。

2人組「警察言うな」 刃物で脅し現金奪う
2015.11.02 大阪夕刊

 大阪府警布施署は2日、東大阪市で男性が2人組の男に現金を奪われる強盗被害に遭い、車の運転免許証や保険証を撮影されて「警察に言うな」と脅迫されたと明らかにした。

 同署によると、1日午後6時25分ごろ、同市御厨中の路上に男性会社員(29)が車を止め、車外でたばこを吸っていたところ、白い乗用車から降りてきた2人組が男性の車のドアガラスを割り、車内のバッグなどを盗もうとした。

 男性が止めに入ると、うち1人が男性の首筋に刃物を突きつけ、バッグから男性の免許証や保険証を取り出して撮影。「警察に言うなよ、面割れてるぞ」と脅した。

 男らは免許証などは返したうえで現金十数万円を奪い逃走。会社員にけがはなかった。

元群大病院医師に懲役3年を求刑 元交際相手の脅迫など /群馬県
2015.10.31 東京地方版/群馬 

 元交際相手の女性を困らせようと、不特定多数に不適切なメールや手紙を送りつけるなどしたとして、脅迫や名誉毀損(きそん)などの罪に問われた、元群馬大病院医師のO被告(41)=前橋市六供町=の公判が30日、前橋地裁(野口佳子裁判官)であった。

 検察側は「動機は身勝手で、犯行はきわめて悪質」とし、懲役3年を求刑した。弁護側は「病院を解雇されるなど、社会的制裁を受けている」とし、執行猶予付き判決を求めた。

 この日は、別の脅迫と名誉毀損(きそん)で追起訴された件についてもO被告は、「間違いありません」と起訴内容を認めた。「嫉妬や憤りを抑えることができず、自己中心的なやりかたでぶつけてしまった」と動機を述べ、「人の病気を治す立場で人を傷つけてしまった。本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 起訴状によると、O被告は2013年5月、「不倫のことは私がばらします。これまでの人生を壊します」などと記した手紙を相手の女性に送りつけて脅迫したとされる。また、女性の親族宅の近隣住民に、女性の名誉を傷つける内容の手紙を計6通送りつけたとされる。

女子中学生を脅した疑いで山口組系組員逮捕=北九州
2015.10.31 西部朝刊

 折尾署は29日、春日市泉4、指定暴力団Y系組員、O容疑者(41)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、9月27日夜、北九州市内の路上で、歩いていた女子中学生(15)に対し、「家族をがちゃがちゃにされたいんか。売り飛ばすぞ」などと脅した疑い。「弁護士が来てから話す」と供述しているという。

 暴力団幹部の男2人を逮捕
2015.10.30 朝刊 

 【愛知県】県警捜査4課と中村署は29日、暴力行為処罰法違反(集団脅迫)の疑いで、いずれもY傘下組織幹部で春日井市不二ガ丘2、無職S容疑者(41)と、天白区一つ山4、建設業S容疑者(34)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2人で共謀し、10月7日午前11時ごろにS容疑者が建設作業員の男性(41)に電話。「兄貴の顔に泥塗る気か。命、いらんのか。タコ殴りにしたるもんで、今から来いや」などと脅迫したとされる。

 署によると、S容疑者は男性に金を貸しており、返済のために男性に職場を紹介。男性が早退したと思い込み、脅迫したとみている。S容疑者は黙秘、S容疑者は容疑を認めている。

恐喝容疑で組員逮捕=鳥取
2015.10.29 大阪朝刊 

 兵庫県警美方署などは28日、指定暴力団Y系組員K容疑者(42)(鳥取市東今在家)を恐喝容疑で逮捕した。また、Y系組長K容疑者(63)(同市吉成)を22日に強要未遂容疑で逮捕した。

 発表では、T容疑者は4月23日、鳥取県内の男性に危害を加える旨を伝え、70万円を脅し取った疑い。S容疑者は6月3日、男性の事務所で、組長だと知らせて脅迫し、知人の雇用を強要した疑い。両容疑者は親子で、黙秘しているという。

脅迫容疑で暴力団組長逮捕 /東京都
2015.10.27 東京地方版/東京 

 大井署は26日、指定暴力団S系組長のK容疑者(60)=港区南麻布1丁目=を脅迫容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、K容疑者は昨年4月8日、港区の喫茶店で、3千万円を貸していた経営コンサルタント業の男性(51)を「世の中の厳しさを教えてあげる」と脅した疑いがある。男性は昨年12月までに900万円ほどを上乗せして全て返済したが、それ以降も金を要求されたため、署に相談したという。

暴力団幹部を逮捕
2015.10.07 朝刊 

 【愛知県】名東署と県警捜査4課などは6日、恐喝の疑いで、ともに指定暴力団Y組S幹部の春日井市朝宮町、無職M(47)、尾張旭市柏井町、無職H(63)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀して2011年4月3日、尾張旭市の飲食店で、当時瀬戸一家の組員で組の車を盗んだとして逮捕された男の父親(56)に対し、「親として責任取ってもらうで」「分かっとるだろうな」などと脅迫し、4月13日~5月25日ごろの間、レンタカー代名目で5回にわたり27万円を脅し取ったとされる。M容疑者は「金をもらったのは事実だが、脅していない」、H容疑者は「金は要求していない」などと否認している。

「写真ばらまく」 38歳が脅迫容疑=群馬
2015.10.01 東京朝刊 

 前橋東署は30日、伊勢崎市田中島町、ゲームセンター店員K容疑者(38)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、K容疑者は9月18日夜、県内の女性(26)に複数回、「ネットに写真をばらまいてやる」などと、交際時に撮影したみだらな写真の公開をにおわせるショートメールを送り、脅した疑い。K容疑者は以前から、女性に復縁や面会を迫っていたという。

 調べに対し、K容疑者は「メールを送ったことは間違いありません」と供述している。

 女高生に裸の写真送らせた容疑で男逮捕
2015.10.01 朝刊 

 【茨城県】石岡署は三十日、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)と脅迫の疑いで、愛知県豊川市篠束町、左官工T容疑者(24)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年九月十六日、当時十五歳だった茨城県内の私立高校一年の女子生徒(16)が十八歳未満であることを知りながら、裸の写真を撮って携帯電話に送らせ同十九日、さらに「送らなかったら、(インターネットの)掲示板に写真を貼る」と要求するようなメールを送り脅迫した疑い。

 同署によると、二人はネット掲示板で知り合った。女子生徒から署に相談があり発覚した。

脅迫メール送った疑いで男逮捕 /岡山県
2015.09.30 大阪地方版/岡山 

 県立倉敷天城高校(倉敷市藤戸町天城)の教員らを脅す電子メールを送りつけたとして、県警は29日、職業不詳のI容疑者(57)=倉敷市西中新田=を脅迫容疑で逮捕し、発表した。黙秘しているという。県警によると、I容疑者は7月15日、県のホームページにアクセスし、「教師連中は責任を取らない。皆殺しだ」などと書いたメールを2回、県教育庁に送信し、同高の校長(57)らを脅迫した疑いがある。

脅迫容疑で逮捕=奈良
2015.09.30 大阪朝刊 

 携帯電話の販売店に脅迫電話をしたとして、天理署は29日、天理市石上町、無職K容疑者(55)を脅迫容疑で逮捕した。K容疑者の携帯電話には、半年間で計約1万回、同市内の病院や飲食店などへ通話した記録が残っており、同署は関連を調べる。発表によると、K容疑者は7月4日、同市の携帯電話販売店に電話し、男性店長(30)に「今から店に乗り込んでお前を連れ出す」などと脅した疑い。容疑を認めているという。

脅迫容疑57歳男逮捕=岡山
2015.09.30 大阪朝刊

 倉敷署は29日、倉敷市西中新田、職業不詳I容疑者(57)を脅迫の疑いで逮捕した。

 同署の発表によると、I容疑者は7月15日、県のホームページから県教委に宛て、倉敷市の県立高校を名指しして「ぶち殺したくてたまらない。学校の教師皆殺しだ」などと脅迫するメールを送信した疑い。I容疑者は黙秘しているという。

浮気相手を合コンに誘った女性を脅迫 容疑の28歳逮捕=新潟
2015.09.23 東京朝刊

 浮気相手を合コンに誘った女性に憤慨し怒号を浴びせたとして、新潟東署は22日、新潟市中央区沼垂東、建設業H容疑者(28)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、H容疑者は21日午後3時頃から午後7時40分頃まで、同市東区の浮気相手のアパートで、合コンに誘った20歳代女性を「お前の家族も兄弟もみんな殺すぞ」などと脅迫した疑い。H容疑者は調べに対し、「覚えてない」と話しているという。

恐喝などの容疑、組幹部ら7人逮捕
2015.09.17 大阪朝刊 

 知人男性に因縁をつけ現金100万円を脅し取り、車内に監禁してけがをさせたなどとして、府警捜査4課は16日、恐喝と逮捕監禁致傷などの疑いで、指定暴力団Y系幹部、N容疑者(60)=大阪市西成区萩之茶屋=と無職、K容疑者(67)=同区岸里=ら男7人を逮捕した。

 逮捕容疑は共謀して1月中旬~2月上旬、わいせつDVD販売業の男性(43)に「300万円払え」と脅迫。100万円を支払わせ、3月10日には、大阪市浪速区の路上で男性を車に連れ込んで殴るけるなどの暴行を加え、残りの200万円を払うよう脅したなどとしている。男性は顔面打撲などの軽傷を負った。

脅迫などの容疑で逮捕=岐阜
2015.09.11 中部朝刊 

 岐阜中署などは10日、岐阜市西中島、会社役員K容疑者(61)を脅迫と暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。

 発表によると、K容疑者は4月13日午前9時25分頃、岐阜市内の市立中学校で男性校長に対し、生徒に交通指導を怠ったなどと因縁を付け、「今度このようなことがあったら、学校の周りに街宣車を集めて流すぞ」と脅し、6月8日午前7時35分頃には、部活動の育成会議のお茶代の支出に因縁を付け、「ここを爆破させる」などと脅した疑い。調べに対し、「違います」と容疑を否認しているという。

元交際相手に18回メール送付容疑 59歳男を逮捕=広島
2015.09.04 大阪朝刊

 安佐北署は3日、元交際相手に執拗(しつよう)にメールを送るなどしたとして、広島市安佐南区の電気工事業K容疑者(59)を、ストーカー規制法違反と脅迫の疑いで逮捕した。K容疑者は容疑を否認しているという。

 発表によると、K容疑者は8月4日から24日までの間、元交際相手の30歳代の女性が拒んでいるにもかかわらず、18回にわたってメールを送った疑い。また、うち8回のメールで、「半殺しにするほど痛めつける」などと脅迫した疑い。

 同署は動機や余罪について調べている。

電話で脅した疑い 暴力団組員を逮捕―大仁署
2015.08.04 朝刊 

 大仁署は3日、脅迫の疑いで伊豆の国市南条625の48、指定暴力団6代目Y組4代目Y系組員無職Y容疑者(54)を逮捕した。

 逮捕容疑は6月12日、県東部に住む40代の建設業男性に「俺らがきれたら殺すとこまでいくぞ」などと電話をして脅した疑い。

 同署によると、Y容疑者と男性は顔見知り。男性と別の知人の金銭トラブルにY容疑者が口を挟んだという。「殺すとは言ってない」と容疑を否認しているという。

その不倫、バレてます 専門SNS個人情報流出
2015.07.24 セレクト

その不倫、バレてます

専門SNS個人情報流出

 【ニューヨーク共同】世界中で3700万人が会員とされる不倫交際目的のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「アシュレイ・マディソン」のシステムがハッキングされ、会員の個人情報が流出した。運営するカナダの会社が確認した。

 ハッカー側はSNSの閉鎖を要求し、従わなければ会員の実名や裸の写真、クレジットカード情報などを公表すると脅迫した。報道によると日本人の会員も180万人に上るとされる。

 「アシュレイ・マディソン」は「人生一度。不倫をしましょう」といった広告で会員を増やしてきた。ハッカー側の主張には「浮気は最低だ」との非難も含まれ、思想信条に基づく犯行の可能性がある。

 米メディアによると、会員が登録情報を消去する有料サービスがあるが、完全には消せない状態となっていたとの情報がある。運営会社は対策を取ったと強調し、捜査当局と原因を調べている。

 カナダの首都オタワでは5人に1人が会員とされる。地元メディアは「多くの家庭で夕食の際、配偶者から『あなたは大丈夫か』と問い詰められたのではないか」という市民の声を紹介した。

元交際相手脅迫 競輪選手罰金
2015.07.22 東京朝刊 

 元交際相手に対するストーカー規制法違反容疑で逮捕された香川県土庄町、競輪選手K容疑者(46)について、前橋区検は21日、脅迫罪で前橋簡裁に略式起訴し、同簡裁は同日、罰金30万円の略式命令を出した。

K容疑者は、元交際相手の群馬県の50歳代の女性に執拗(しつよう)にメールを送るなどしたとして、今月1日、群馬県警にストーカー規制法違反容疑で逮捕された。捜査幹部によると、メールに脅しの文言が含まれていたため脅迫罪で略式起訴した。K容疑者は上位クラスのS級1班に所属。日本競輪選手会は「詳細を確認し、今後の対応を検討していきたい」としている。

脅迫容疑で男逮捕=和歌山
2015.07.15 大阪朝刊 

 和歌山東署は14日、和歌山市吉里、無職E容疑者(75)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、E容疑者は今月2日、自宅で、近所に住む知人男性(63)を前にして靴べらで油類の入ったポリタンクをたたきながら、「この前の新幹線の事故みたいに燃やしたろか」などと言って脅した疑い。

 E容疑者は「新幹線の話をしたかもしれないが、油をかけるとは言っていない」などと容疑を否認しているという。

 2人は以前から近所付き合いのあり方でもめていたという。

リベンジポルノ投稿罪で追起訴 甲府地検
2015.07.11 山梨日日新聞 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、甲府地検は10日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の罪で、甲斐市西八幡の無職I被告(41)=脅迫罪で起訴=を追起訴した。

 甲府地検などによると、I被告は5月2~12日、元交際相手の20代女性の裸や下着姿の画像を携帯電話のメールで数人に送信したほか、インターネットの掲示板に画像15点を投稿し不特定多数が見えるようにしたとしている。

 I被告は、元交際相手の女性に「裸の画像を拡散する」との趣旨のメールを送信したとして5月14日に脅迫容疑で逮捕され、リベンジポルノ(復讐目的の画像投稿)を規制する同法(昨年11月施行)違反容疑で6月22日に再逮捕された。

脅迫容疑で逮捕=福岡
2015.06.27 西部朝刊 

 博多署は26日、住所・職業不詳、M容疑者(65)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、25日午後1時45分頃と26日午前1時55分頃、福岡市博多区の女子高校生(15)の携帯電話に電話し、「お前を殺す」などと脅した疑い。M容疑者は女子高校生の親戚と知り合いだったという。

画像交換装い知人情報抜き取り セクストーション 性的写真ばらまくと恐喝 不正アプリしのばせ 兵庫でも男性被害複数
2015.06.25 朝刊 

画像交換装い知人情報抜き取り

セクストーション

性的写真ばらまくと恐喝

不正アプリしのばせ 兵庫でも男性被害複数

 インターネット上で知り合った女性と性的な写真を交換するうちに、スマートフォンに登録したメールアドレスなどを不正アプリを通じて抜き取られ、女性の関係者から「写真をばらまく」と現金を要求される被害が全国に広がりつつある。女性から届いた写真を開くと、アプリが勝手に取り込まれるケースが目立ち、兵庫県警にも複数の相談があった。写真は消去されず、将来的に悪用される恐れもあり注意を呼び掛けている。

 「性的な」と「ゆすり」を意味する英単語を組み合わせた造語で「セクストーション」と呼ばれる手口。関係者によると、5年ほど前に米国で被害が確認され、日本でも昨年ごろから出始めた。

 県警によると、手口はこうだ。男性のスマホに突然、無料通信アプリを通じ、面識のない女性からメッセージが届く。やりとりを重ねる中で、女性から「恥ずかしい姿を見せ合おう」と持ち掛けられ、女性から送られてきた写真を開くと、電話帳のデータなどが抜き取られる不正アプリがインストールされる。

 「動画をやりとりするアプリ」と称し、同様に抜き取り機能を備えたアプリを入手させられる場合もあるという。いずれも男性側はデータ流出に気付かず、自らの性的な写真や動画を送った後、見知らぬ男から「電話帳の情報を使ってあなたの画像をばらまく。嫌なら金を払え」などと脅迫の電話が入る。

 県警サイバー犯罪対策課によると、県内では今年に入り、複数の中高年の男性から「数十万円を要求された」などの相談があった。現金被害は出ていないが、同課は「事件の性質上、被害者は申告しにくく、実際の事件はもっと多い」とみる。

 ネットのセキュリティー対策に取り組む独立行政法人情報処理推進機構(東京)にも昨年秋以降、相談が寄せられた。同機構は「現金を払っても女性側に渡った写真は消えない」とし、信頼できるアプリ以外は使わない▽見知らぬ相手に私的な動画像を送らない-などの対策を呼び掛けている。

リベンジポルノ、県内初逮捕 無職41歳、女性の写真投稿容疑 /山梨県
2015.06.23 東京地方版/山梨 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、県警は22日、甲斐市西八幡の無職I容疑者(41)をリベンジポルノ防止法違反容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると、同法違反容疑での逮捕は県内初だという。

 県警少年・女性安全対策課によると、I容疑者は5月2日~12日、以前に交際していた女性の裸の画像などを電子メールで数人に送ったり、インターネットの掲示板に投稿したりした疑いがある。掲示板に投稿した画像は15点に及ぶという。

 同課によると、I容疑者は4月、同じ女性に、裸の画像を広めるという内容のメールを送って脅したとして、5月14日に脅迫容疑で逮捕され、起訴されていた。

脅迫容疑で70歳を逮捕=群馬
2015.06.23 東京朝刊 

 渋川署などは21日、渋川市石原、大工U容疑者(70)を暴力行為等処罰法違反(脅迫)容疑で逮捕した。発表によると、U容疑者は21日午後4時15分頃、同市内のパチンコ店で、パチンコ台に座ったまま居眠りをしていたとして男性店員(34)に複数回注意されたことに逆上し、車に積んであった小刀(刃渡り約13センチ)を男性店員の腹部に突き付け、「お前さっき死にたいとか言ってたよな」などと脅迫した疑い。

LINE、SNSトラブル ネットの危険性知って 鳥栖署が出前講座 家庭での対策訴える 三根東小
2015.06.23 佐賀新聞 

みやき町

 インターネット利用の注意点を教える鳥栖署の出前講座が19日、みやき町の三根東小であった。5、6年生と保護者約80人が聴講。会員制交流サイト(SNS)でのトラブルなど具体的な事例を通し、子どもたちが被害者にも加害者にも成り得る危険性があることを学んだ。

 同署生活安全課少年補導職員の西原祥子さん(27)が、小中学生がSNSで知り合った人物から裸の画像を送るよう脅迫された事件や、無料通話アプリ「LINE」で誹謗(ひぼう)中傷を受けた子どもが自殺に至ったケースを紹介。「ネット越しだと相手が見えないから犯罪者も使う。一方、自分の発言、行動に気を配らないと脅迫、強要、恐喝、名誉毀損(きそん)などの罪に問われる可能性が出てくる」と伝えた。

 保護者に対しても有害サイトを閲覧できなくする「フィルタリング」機能の活用や、家庭内でルールを作ることを呼び掛けた。

 聴講した6年生の牛島悠里愛さん(11)と矢渡愛菜さん(11)は「SNSで子どもが性犯罪に巻き込まれたという事例を聞いて怖いと思った。家族でルールを作って使いたい」と話していた。

県警 復讐ポルノ初の逮捕 甲斐の41歳投稿容疑で
2015.06.23 山梨日日新聞 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、韮崎署と県警少年・女性安全対策課は22日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の疑いで、甲斐市西八幡、無職I被告(41)=脅迫罪で起訴=を再逮捕した。同署などはリベンジポルノ(復讐目的の画像投稿)事件として捜査。同法違反による逮捕は県内で初めて。

 再逮捕容疑は5月2~12日、元交際相手の20代女性の裸や下着姿の画像を携帯電話のメールで数人に送信したほか、インターネットの掲示板に15点を投稿し不特定多数が見えるようにした疑い。

 同課によると、I容疑者は容疑を認め、「復縁を持ちかけたが、断られたのでやった」と供述している。

 I容疑者は女性に「裸の画像を拡散する」との趣旨のメールを送信したとして、5月14日に脅迫容疑で逮捕されている。画像は交際中に撮影したという。

 同法は東京都三鷹市のストーカー殺人事件などを受け、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮った性的な写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。拡散目的で他人へ提供した場合にも罰則がある。

リベンジポルノに有罪判決
2015.06.13 東京朝刊

 元交際相手の裸の写真をインターネット上で公開したとして、脅迫や私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの罪に問われた、鳥取県境港市の無職、A被告(39)の判決公判が12日、横浜地裁で開かれ、樋上慎二裁判官は、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。ネットを用いたリベンジポルノ(復讐=ふくしゅう=目的の画像投稿)で、同法違反に基づく判決は全国で初めて。

リベンジポルノに有罪 横浜地裁
2015.06.12 東京夕刊 

 かつて交際していた女性の裸の画像をツイッター上で公開したなどとして、リベンジポルノ防止法違反や脅迫の罪などに問われた鳥取県境港市、無職A被告(39)の判決が12日、横浜地裁であった。樋上慎二裁判官は、懲役2年6カ月保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 神奈川県警によると、わいせつな写真をネット上に流したとしてリベンジポルノ防止法違反容疑で逮捕された全国で初めての事件だったという。

リベンジポルノに有罪 横浜地裁判決「被害者の苦痛大」
2015.06.12 大阪夕刊 

 元交際相手の裸の画像を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの罪に問われた鳥取県境港市、無職、A被告(39)の判決公判が12日、横浜地裁で開かれ、樋上慎二裁判官は「被害者が被った精神的苦痛や、人格の尊厳を害された程度は大きい」として、懲役2年6月、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 神奈川県警によると、インターネットを利用したリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)事件で、同法違反容疑を全国で初めて適用したケースだった。

 判決によると昨年8月、神奈川県に住む元交際相手の女性に無料通信アプリLINE(ライン)で「(裸の)写真をばらまく」とメッセージを送り脅迫。今年1月には、女性のわいせつな画像を本人と特定できるようにしてツイッターに投稿したなどとしている。

 リベンジポルノ ネット投稿有罪 横浜地裁判決
2015.06.12 夕刊 

 元交際相手の女性の裸の写真をインターネット上に投稿したなどとして、私事性的画像記録の提供防止法違反や脅迫などの罪に問われた鳥取県境港市、無職A被告(39)に、横浜地裁は十二日、懲役二年六月、保護観察付き執行猶予四年(求刑懲役三年)の判決を言い渡した。

 ネット上でのリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)で、神奈川県警が同法違反容疑を適用した全国初のケースだった。

 樋上慎二裁判官は「犯行は断続的だが、長期に及び、被害者の精神的苦痛や人格の尊厳を害された程度は大きい」と指摘した。一方で「プライベートポルノに関連する電子機器類(押収したパソコンなど)の放棄に応じている」と述べた。

暴力団の関与をちらつかせ、現金を脅し取った疑い /群馬県
2015.06.06 東京地方版/群馬 

 高崎署は5日までに、高崎市根小屋町、I(66)、同所、S(61)、さいたま市西区三橋6丁目、A(71)=いずれも無職=の3容疑者を恐喝容疑で逮捕し、発表した。

 I、A両容疑者は「現金は受け取ったが脅してはいない」、S容疑者は「運転手をしていただけで知らない」などと容疑を否認しているという。

 署によると、3人は共謀し、知人だった前橋市内の食品販売業の男性(59)が、マンション売却の経費を必要としていたことにつけ込み、「現金を準備した」「もう利息もついている。組から引っ張ってきた金だ」などと脅迫し、昨年5月2日午後11時ごろ、高崎市内のレストラン駐車場で、男性から現金100万円を脅し取った疑いがある。

 脅迫した疑いで暴力団幹部逮捕
2015.06.04 朝刊 

 【愛知県】中署などは3日、暴力行為法違反の疑いで、指定暴力団Y傘下組織幹部、K容疑者(40)=中区金山5=を逮捕した。

 逮捕容疑では、2月26日、中区栄4の路上で、同区の客引きアルバイトの男性(46)に対し、同区の風俗店の用心棒であることを告げ、「店の女をよその店に紹介するとか言ったらしいな」「そんなことしたら2人とも殺すぞ」などと脅したとされる。署によると、容疑を否認している。

 知人女性を脅迫した疑い
2015.05.28 朝刊

 【滋賀県】甲賀署は27日、脅迫の疑いで湖南市宝来坂3、無職M容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前10時ごろ、同市内で知人の女性会社員(39)の携帯電話に電話をかけ、「子どもらから順番におまえら殺したるからな」などと脅迫したとされる。

 署によると、「殺すとは言ったが、子どもから順番にとは言っていない」と容疑を一部否認している。女性が通報した。

リベンジポルノ「脅迫意図ない」 初公判で被告 /神奈川県
2015.05.22 東京地方版/神奈川 

 元交際相手の裸の画像をツイッター上に公開したなどとして、リベンジポルノ防止法違反や脅迫罪などに問われた鳥取県境港市、無職A被告(39)の初公判が21日、横浜地裁であった。A被告は画像をツイッター上に公開した点などは認めたが、「元交際相手を脅迫する意図はなかった」と述べた。

 起訴状によると、A被告は昨年8月、境港市の自宅から元交際相手に対し、「裸の写真をばらまく」という内容のメッセージを無料通話アプリ「LINE」を通じて送り、脅迫したとされる。今年1月には、元交際相手の下半身を撮影した画像をツイッター上に公開し、第三者が見られる状態にしたとされる。県警によると、インターネット上での性的な写真掲載に同法を適用した全国初のケース。

少女とみだらな行為をし、脅迫した疑いで男を逮捕=熊本
2015.05.19 西部朝刊

 熊本北署は18日、菊池市北宮、無職S容疑者(22)を県少年保護育成条例違反と脅迫の疑いで逮捕した。発表では、昨年6月頃、同市のホテルで、熊本市内の女子高校生(16)にみだらな行為をし、今年3月には、連絡に応答しなかった女子高校生に対し「逃げられないぞ」などのメールを送って脅迫した疑い。

元交際女性脅した疑い=山梨
2015.05.15 東京朝刊 

 韮崎署は14日、甲斐市西八幡、無職I容疑者(41)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、I容疑者は4月4日午後2時40分頃、元交際相手の20歳代女性の携帯電話に「裸の画像をばらまく」と書いたメールを送り、女性を脅した疑い。I容疑者は女性に会うのを断られたため、メールを送ったという。

脅迫容疑で58歳逮捕=石川
2015.05.14 東京朝刊

 大聖寺署は13日、加賀市山代温泉桔梗丘、無職S容疑者(58)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、S容疑者は12日午後3時40分頃、自分の車の修理が終わらないことに腹を立て、金沢市の自動車修理会社の作業員男性(27)に対し、電話で「道具持って痛めつけに行くし待っとれ」などと脅した疑い。

 S容疑者は4月上旬に同社に車を預け、修理を依頼していた。

元交際相手を脅迫した疑い /山口県
2015.05.13 西部地方版/山口 

 (下関署発表) 12日、下関市中央町、自称派遣社員N容疑者(30)を脅迫とストーカー規制法違反容疑で逮捕。今月10~11日、元交際相手で市内の女性(18)の携帯電話に、フェイスブックを通じて「地獄に落とす」などのメッセージを数十回送信した疑いがある。

元交際相手を脅すなどした疑いで男を逮捕 /秋田県
2015.05.05 東京地方版/秋田 

 由利本荘署は4日、由利本荘市観音町の団体職員、N容疑者(29)を脅迫と器物損壊の疑いで逮捕し、発表した。容疑をおおむね認めているという。

 同署によると、N容疑者は3日午後10時ごろ、同市内の飲食店で、元交際相手の県内の20代女性に復縁を求めるため、同店に置いてあったナイフを自分の首に突きつけ「一緒に死のう」などと迫った上、店内にあったポリタンクの灯油を辺りにまくなどして脅し、さらに女性の携帯電話も折り曲げ壊した疑いがある。

女性に脅迫メール 容疑の58歳男逮捕  高知東署
2015.05.01 朝刊 

 高知東署は30日、脅迫の疑いで須崎市、水道検針員、A容疑者(58)を逮捕した。

 逮捕容疑は、4月21日午後6時ごろから8時ごろまでの間、高知市内に住む顔見知りの女性(28)に対し、自身の携帯電話から「殺す」などの内容のショートメールを10回にわたって送信し、女性を脅迫した疑い。

 同署は動機などを調べている。

 LINEで7回 元交際女性脅迫 容疑者逮捕
2015.04.17 朝刊

 【東京都】無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて元交際相手の女性を脅したとして、多摩中央署は十六日、脅迫の疑いで、横浜市南区六ツ川二、会社員M容疑者(33)を逮捕、送検したと発表した。

 逮捕容疑では、二月十五日午前二時ごろ、以前に交際していた都内の二十代の女性にLINEで七回にわたり「たくさんの痛みを与えてから首を切り落とします」などと脅したとされる。署によると、M容疑者は「ずっと好きだった」と、今年に入って女性に復縁を迫るメールなどを送信。「会うことを断られたので脅した」と容疑を認めているという。女性が署に相談して発覚した。

 M容疑者は過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が公開した映像から脅し文句を思い付いたという。

ジャニー喜多川さん殺害予告 容疑の専門学生逮捕 /東京都
2015.04.14 東京地方版/東京 

 ジャニーズ事務所(港区)のジャニー喜多川社長(83)の殺害を予告する書き込みをしたとして、警視庁は大阪府大阪狭山市の専門学校生の少年(18)を脅迫の疑いで逮捕し、13日発表した。

 少年は容疑を認め、「有名人の殺害予告をすれば、自分の書き込みをみんなが見てくれると思った」と話しているという。

 少年事件課によると、少年の逮捕容疑は1月22日、スマートフォンからゲームサイトの掲示板に「ジャニー喜多川をナイフで刺しころします」などと書き込み、喜多川社長を脅したというもの。同課は書き込みの解析から、少年が昨年11月~今年2月にかけて、ほかにも女性歌手と男性芸人の殺害予告をしたとみている。

女子高生、危ういスマホ 悪口・写真転載…トラブル身近に 【大阪】
2015.04.14 大阪朝刊 

 女子高校生は1日平均7時間もスマートフォン(スマホ)や携帯電話を使っている。そんな調査結果が2月、発表されました。気になるのは、5人に1人がトラブル経験があると答えたことです。大人には見えにくいスマホの世界。落とし穴はないのでしょうか。

 女子高生の利用時間は男子高校生(1日4・1時間)と比べても突出して長い。3月上旬、東京・渋谷駅近くで待ち合わせをしていた制服姿の女子高生たちに聞いた。

 「ヒマがあればずっと触ってる」

 千葉県の高校2年生(17)のスマホ利用は1日5時間くらい。友人とのコミュニケーションはLINE抜きでは考えられない。メッセージを読んだら2分以内に返信、学校の休み時間もチェックを欠かさない。密封できる袋に入れて入浴中も音楽を聴き、芸能人の動画を楽しむ。「これでも友達と比べたら短い方だと思います」

 「1日7時間」の利用実態を公表した情報セキュリティー会社デジタルアーツ(東京)によると、調査に参加した女子高生103人のうち21人が、何らかのスマホトラブルを経験していた。数は少ないが、ストーカーなどの被害につながっている例もあった(図)。

 トラブルを身近に見聞きしている女子高生は少なくない。LINEやツイッターなどで1日4時間ほどスマホを使う東京都の高校3年生(18)の場合は、顔写真をツイッターに載せていた友人が、写真を無断転載され、見ず知らずの人から容姿の悪口を言われた。それから写真に注意するようになったという。

 ■「入浴中」の動画、自ら配信

 「なぜこんな映像をネットに流してしまうのだろう」

 スマホ画面を拡大したスクリーンを見つめる父親たちはぼうぜんとしていた。先月、大阪市で開かれた父親向けセミナー「あなたの子どもがスマホで何をしてるか、知ってますか?」でのことだ。

 映像は、中高生に人気の動画配信サービス「ツイキャス」の動画だった。高校生だという女の子が風呂場から自ら配信している動画で、200人以上が閲覧していた。ツイキャスでは入浴中など公序良俗に反する動画配信を禁じるが、監視をくぐり抜けて流れている。

 続いて映し出されたミックスチャンネルには制服姿のカップルが投稿したキスシーンの動画があった。「LOVE」「おもしろ」などのカテゴリーがあり、投稿動画を見ることができる。Vineも高校生らに人気の動画サービスだ。

 動画のほとんどは、学校生活やレジャーの思い出作りをしたり、歌や演奏を聴いてもらったり、仲間と交流を楽しむためのものだ。LINEなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と変わらない。ただ危うい配信や行き過ぎも目につく。

 父親セミナーを主催した「関西ICT協会」によると自分の動画を見てくれる人を増やそうと、書き込みにあおられ服を脱いでしまう女子高生もいるという。寂しさを紛らわすために普通の高校生が動画配信にのめりこんだり、彼との幸せぶりを自慢したくて動画がエスカレートしたりする場合もある、とみる。

 配信した動画は他人にコピーされる恐れもある。カップル動画は、将来別れた後に相手に悪用される可能性も残る。「恋愛中には別れるとは思わず、後の危険を想像できない子もいる」と同協会は警鐘を鳴らす。内容に問題がなくても、制服や駅などの映像から個人が特定されていく危険もある。

 ■親も知識持ち、寄り添って

 親は何ができるか。まず壁になるのがスマホを巡る親子の知識格差。関西ICT協会の三井俊和さんはそう考えている。サービスを知らなければ注意もできないからだ。

 ツイキャスを運営するモイ(東京)は、ウェブサイトで中高生と保護者向けに利用上の危険と注意点を具体的にまとめている。予備知識がない保護者は、一読すると参考になる(http://twitcasting.tv/indexhelpteens.php)。同社は「不適切な配信の監視を強化し、個人情報公開が危険であることへの注意も呼びかけていきたい」という。

 インターネットについての学習に取り組んできた鎌倉女学院中・高(神奈川県)の佐藤正二教諭は「スマホの全面禁止は現実的でないし、頭ごなしに警告しても思春期の子は受け入れない」と言う。親もサービスを知り、気持ちに寄り添うのがポイントという。「『使ってみたいから教えて』と親が言えば意外と教えてくれる。コミュニケーションをはかりつつ、危険性について話してほしい」

 ネット上での写真の無断掲載、脅迫や中傷などのトラブルが起きている場合に専門家への相談も検討しよう。総務省が支援するインターネット違法・有害情報相談センター(http://www.ihaho.jp)など無料の相談先もある。(山田佳奈)

 ■動画サービスの例

 ・ツイキャス 会員登録すれば無料でスマホなどから動画を配信できる。リアルタイムで中継もできる。

 ・ミックスチャンネル すでに撮影した写真や動画などを使ってショートムービーができる。

 ・Vine 最長6秒の動画を投稿できる。工夫をこらした「おもしろ動画」が人気だ。

 写真ばらまくと女性脅した元警官起訴
2015.04.07 朝刊 

 【茨城県】水戸地検は三日、元交際相手の女性(58)に付きまとい、写真をばらまくと脅したなどとして、ストーカー規制法違反と脅迫の罪で、元水戸署地域課巡査部長のI容疑者(58)=那珂市菅谷=を起訴した。

 起訴状によると一月、県内に住むパート従業員の女性に「写真をばらまいておく」というメールを送信して脅迫。二~三月に「会いたい」という内容のメールを送信したり、女性宅周辺で付きまとったりしたなどとしている。

SNS、LINEも登場 危険性や情報モラル強調
2015.04.07 朝刊 

 インターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には気を付けて―。スマートフォンなどの普及で情報化が急速に進む中、利便性の一方でネット社会に潜む危険性や、情報モラルについて多くの教科書が扱っている。

 公民の教科書は「SNSで地域や国境を越えた交流が簡単にできるようになった」と紹介し、歴史では中東の民主化運動「アラブの春」にSNSが大きな役割を果たしたことに触れた。また、情報通信技術が発達し、医療に生かされているタブレット端末に言及した理科の教科書もあった。

 一方で、無料通信アプリ「LINE(ライン)」をめぐるトラブルや個人情報の流出、プライバシー侵害に関する記述も。技術の教科書は、飲食店の従業員が悪ふざけ行為をツイッターに投稿して大騒ぎになり、店が閉店に追い込まれた問題を紹介。「必要な情報のみを公開するよう心掛けることが大切」とした。

 ネットを介した性犯罪や脅迫事件、歩行中に操作する「歩きスマホ」の危険性を取り上げたり、「インターネット依存度チェック」表を掲載したりした保健体育の教科書もあった。

脅迫容疑などで暴力団組員ら2人逮捕=鹿児島
2015.04.03 西部朝刊

 県警組織犯罪対策課と鹿児島中央署は2日、鹿児島市牟礼岡1、Y系暴力団幹部A容疑者(40)を傷害と脅迫の疑いで、同市常盤1、Y系暴力団組員・N容疑者(39)を脅迫の疑いで、それぞれ逮捕した。発表によると、2人は2月8日未明、同市山之口町の路上で、飲食店紹介業の男性(42)があいさつをしなかったと因縁をつけ、「仕事が出来なくするぞ」などと脅迫し、さらにA容疑者は男性の足を蹴るなどし、約1週間のけがを負わせた疑い。A容疑者は「どなったことは間違いないが、蹴っていない」、N容疑者は「覚えていない」などと供述しているという。

リベンジポルノ:防止法1カ月 被害抑止、高まる期待 相談110件
2015.04.03 東京朝刊 

 自身の性的な画像や動画をインターネット上で公表されたり、公表すると脅されたりする――などのリベンジポルノ被害が相次いでいる。これを踏まえ昨年11月、リベンジポルノ被害防止法が施行され、被害の抑止効果に期待が集まっている。

 同法が初適用されたのは今年2月19日。元交際相手の女性の下着姿や裸の写真数十枚を商業施設の駐車場でばらまいたとして、福島県警が同法違反容疑で30代の男を逮捕した。

 3月には、ネット上で画像を拡散させる行為について神奈川県警が同法を適用。元交際相手の女性の裸の写真などをツイッターに投稿した疑いで、30代の男を逮捕した。このほか警視庁が、交際を断られた女性の裸の写真をツイッターに投稿した疑いで50代の男を逮捕するなど、これまで7件で適用された。

 法の正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。写された人が特定できる方法で不特定多数に提供すると3年以下の懲役または50万円以下の罰金、無料通信アプリ「LINE(ライン)」などで拡散目的に特定の少数者に提供した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科される。

 警察庁によると、法施行後の約1カ月間で全国の警察に寄せられた相談は110件。うち1割超はインターネットだけのやり取りで、実際には会ったことのない相手についてのものだった。相手の要求に応じて自分の画像を送ったケースが多いとみられる。同庁の担当者は「誰かに見られると困る画像は撮らせたり送信したりしないでほしい」と話す。

 相談者の内訳は女性が99件、男性が11件で年齢別では20代が37%と最多。相談内容(複数回答)は、ネットに画像を公表された(18件)▽画像を公表すると脅された(42件)▽画像を送りつけられた(22件)▽公表や脅迫以外で画像を相手に撮影・所持された(33件)――などだった。

リベンジポルノ相談110件 昨年末1カ月、6割が20代以下
2015.04.03 東京朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡み、全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上のすべての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼びかけている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された平成25年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

復讐ポルノ相談110件 昨年末 法施行から1カ月で
2015.04.03 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは本県など35都道府県警。

リベンジポルノ相談110件 法施行1カ月 警察庁まとめ、20代以下が6割
2015.04.03 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。

 相談が寄せられたのは35都道府県警で、本県は含まれていない。

復讐ポルノ相談110件 法施行後の約1ヵ月 20代以下が6割
2015.04.03 朝刊 

復讐ポルノ相談110件

法施行後約1ヵ月 20代以下が6割

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは広島、岡山、鳥取など35都道府県警。

復讐ポルノ相談 20代以下が6割 警察庁集計
2015.04.03 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 相談が寄せられたのは35都道府県警。 (夕刊既報)

(共同)

 ●ワードBOX=リベンジポルノ防止法

 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。13年の東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が、女子高生の裸の画像などをインターネットに流出させた「リベンジポルノ」が社会問題化したのが契機となり、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。

リベンジポルノ相談、110件 2014年末の1カ月、画像流出や脅迫で リベンジポルノ防止法 ズーム
2015.04.03 朝刊 二社 

 復讐[ふくしゅう]目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

          ▽                   ▽

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

 ○用語=リベンジポルノ防止法 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。13年の東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が、女子高生の裸の画像などをインターネットに流出させた「リベンジポルノ」が社会問題化したのが契機となり、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。

リベンジポルノ相談110件/法施行後1ヵ月間 20代以下6割
2015.04.03 琉球新報朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、ことしは3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

リベンジポルノ相談110件/昨年末1カ月/6割が20代以下/法施行後初集計/スマホ普及被害を拡散
2015.04.03 宮崎日日新聞朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件を受け議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。本県は含まれていない。

スマホ普及被害を拡散

 元交際相手や夫婦関係にあった相手の性的画像を腹いせに流出させるリベンジポルノの被害が拡散する背景には、スマートフォンやフェイスブック(FB)などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の急速な普及がある。専門家は、海外のサイトに画像が掲載されると削除は事実上、不可能になると注意を促している。

 リベンジポルノのトラブル相談にも応じる「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長(49)は「隠し撮りを防止したり、FBなどで自身の顔が特定できるような画像や個人情報を掲載するのも控えたりする自己防衛が必要だ」と説く。トラブルになってインターネット上に画像とともに個人情報が広がり、結婚を断念した人もいたという。

 安川氏によると、不登校や引きこもりで、ネット上だけで知り合った人に画像を送る例も多い。「寂しさの裏返しと相手の顔が見えていない安心感から大胆になってしまう」と説明する。

 警察庁の今回の集計でも、被害者と相手方との関係は、ネット上だけで知り合った例が14件で、被害相談全体のうち、交際相手(元交際相手を含む)の68件に続いて多かった。

 安川氏は警察にも親にも内緒にしている子供が多いとして、この集計も「氷山の一角と理解した方が適切」と話した。

復讐ポルノ 相談110件 新法施行1カ月 20代以下が6割
2015.04.03 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

◎スマホ普及で拡散 海外サイトは削除不可能

 元交際相手や夫婦関係にあった相手の性的画像を腹いせに流出させるリベンジポルノの被害が拡散する背景には、スマートフォンやフェイスブック(FB)などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の急速な普及がある。専門家は、海外のサイトに画像が掲載されると削除は事実上、不可能になると注意を促している。

 リベンジポルノのトラブル相談にも応じる「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長(49)は「隠し撮りを防止したり、FBなどで自身の顔が特定できるような画像や個人情報を掲載するのも控えたりする自己防衛が必要だ」と説く。トラブルになってインターネット上に画像とともに個人情報が広がり、結婚を断念した人もいたという。

 安川氏によると、不登校や引きこもりで、ネット上だけで知り合った人に画像を送る例も多い。「寂しさの裏返しと相手の顔が見えていない安心感から大胆になってしまう」と説明する。

リベンジポルノ相談110件 /警察庁 新法施行1カ月で/<面名=社会>
2015.04.03 神奈川新聞本紙 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに神奈川など7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

リベンジポルノ:防止法1カ月 相談110件 「ネット上の知人」13%
2015.04.02 東京夕刊 

 警察庁は2日、昨年11月のリベンジポルノ被害防止法施行後の約1カ月間で全国の警察に寄せられた性的な画像を巡る相談が110件に上り、うち1割超は実際には会ったことのない相手についてのものだったと発表した。インターネットだけのやり取りで、相手の要求に応じて自分の画像を送ったケースが多いとみられる。同庁の担当者は「誰かに見られると困る画像は撮らせたり送信したりしないでほしい」としている。

 警察庁によると、相談者は女性が99件、男性が11件。年齢別の割合は、20代が37%と最多で、19歳以下22%▽30代と40代がいずれも15%――と続いた。

 相談内容(複数回答)は、ネットに画像を公表された(18件)▽画像を公表すると脅された(42件)▽画像を送りつけられた(22件)▽公表や脅迫はないが画像を相手に撮影・所持された(33件)――などだった。

 被害者から見た相手との関係は交際相手(元を含む)の62%が最多だったが、次に多かったのは「インターネット上だけの知人・友人」の13%だった。脅され、自分で撮影した画像を送信したケースもあった。

 また、110件の相談のうち7件が強要や児童ポルノ禁止法違反などで摘発された。

 リベンジポルノ被害防止法の罰則規定が施行されたのは昨年12月17日で同年中の摘発はなかったが、今年は福島県の男(33)が元交際相手の女性の裸などの写真を民間駐車場でばらまいたなど、7件で適用された。

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 ■ことば

 ◇リベンジポルノ被害防止法

 元交際相手らのプライベート写真や動画のインターネットなどへの流出を防ぐため昨年11月に成立した。正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。写された人が特定できる方法で不特定多数に提供すると3年以下の懲役または50万円以下の罰金、無料通信アプリ「LINE(ライン)」などで拡散目的に特定の少数者に提供した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科される。

リベンジポルノ被害相談110件 6割、20代以下から
2015.04.02 大阪夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が、昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像の消去は困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件で、「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占め、次いでネット上だけの関係の知人・友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された平成25年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

リベンジポルノ相談110件*法施行1カ月、道内は4件
2015.04.02 北海道新聞夕刊全道 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。道内でも相談4件が寄せられた。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。道内でも3月30日、元交際相手の女性の裸の写真を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、札幌市内の大学生の男(22)を逮捕。昨年では、被害相談を受けた110件のうち7件が強要や脅迫などの容疑で摘発された。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

復讐ポルノ1カ月110件 被害相談、20代以下6割 昨年末・全国
2015.04.02 夕刊

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは本県など35都道府県警。

●拡散の背景にスマホ普及

 元交際相手や夫婦関係にあった相手の性的画像を腹いせに流出させるリベンジポルノの被害が拡散する背景には、スマートフォンやフェイスブック(FB)などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の急速な普及がある。専門家は、海外のサイトに画像が掲載されると削除は事実上、不可能になると注意を促している。

 リベンジポルノのトラブル相談にも応じる「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長(49)は「隠し撮りを防止したり、FBなどで自身の顔が特定できるような画像や個人情報を掲載するのも控えたりする自己防衛が必要だ」と説く。トラブルになってインターネット上に画像とともに個人情報が広がり、結婚を断念した人もいたという。

 安川氏によると、不登校や引きこもりで、ネット上だけで知り合った人に画像を送る例も多い。「寂しさの裏返しと相手の顔が見えていない安心感から大胆になってしまう」と説明する。

 警察庁の今回の集計でも、被害者と相手方との関係は、ネット上だけで知り合った例が14件で、被害相談全体のうち、交際相手(元交際相手を含む)の68件に続いて多かった。安川氏は、警察にも親にも内緒にしている子供が多いとして、この集計も「氷山の一角と理解した方が適切」と話した。

●リベンジポルノ防止法

 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。13年の東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が、女子高生の裸の画像などをインターネットに流出させた「リベンジポルノ」が社会問題化したのが契機となり、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。

 リベンジポルノ相談110件 新法1カ月 20代以下6割
2015.04.02 夕刊

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約一カ月で百十件だったことが、警察庁のまとめで分かった。うち六十五件(59・1%)は二十代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年十一月二十七日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の四十二件。続いて「画像を送りつけられた」が二十二件だった。

 被害者の性別では、女性が九十九件(90・0%)。年代別では、二十代が最も多い四十一件で、十代が二十四件だった。続いて三十代と四十代でいずれも十六件。相手方は三十代が最も多く二十五件で、続いて二十代の二十件だった。不明も三十一件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が六十八件で六割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が十四件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は三月末までに七都道県警による七件だった。昨年、被害相談を受けた百十件のうち七件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

リベンジポルノ被害、警察庁が集計 新法1カ月で相談110件
2015.04.02 信濃毎日新聞夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。【関連記事7面に】

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談が寄せられたのは長野県警を含む35都道府県警。相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。

リベンジポルノ相談110件 法施行1カ月集計-警察庁
2015.04.02 夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む被害相談が、静岡県警など全国の警察に昨年末の約1カ月で110件あったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。=関連記事3面へ

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

 リベンジポルノ110件 被害相談1カ月 20代以下が6割
2015.04.02 夕刊

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約一カ月で百十件だったことが二日、警察庁のまとめで分かった。うち六十五件(59・1%)は二十代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年十一月二十七日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の四十二件。続いて「画像を送りつけられた」が二十二件だった。

 被害者の性別では、女性が九十九件(90・0%)。年代別では、二十代が最も多い四十一件で、十代が二十四件だった。続いて三十代と四十代でいずれも十六件。相手方は三十代が最も多く二十五件で、続いて二十代の二十件だった。不明も三十一件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が六十八件で六割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が十四件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は三月末までに七都道県警による七件だった。昨年、被害相談を受けた百十件のうち七件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された二〇一三年のストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは愛知、岐阜、三重を含む三十五都道府県警。

 (メモ)

 リベンジポルノ防止法 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。2013年のストーカー殺人事件を契機に、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。

 恐喝容疑で逮捕
2015.04.02 朝刊 

 【愛知県】安城署は1日、恐喝の疑いで安城市安城町、無職S容疑者(56)を逮捕した。

 逮捕容疑では、生活保護受給を担当する市職員(37)から50万円を脅し取ったとされる。「恐喝した覚えはない」と容疑を否認している。

 署によると、S容疑者は生活保護を受けており、2月26日に調査のため自宅を訪れた市職員から、家の立ち退きに関する話を持ち出されたことに立腹し「ぶっ殺してやろうか」などと脅迫。500万円を振り込ませる誓約書を書かせ、同28日に市職員が50万円を持ってきた。

◎復讐ポルノ相談110件 法施行1カ月 20代以下6割
2015.04.02 夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。(9面に関連記事)

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。

≪リベンジポルノ防止法≫

 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。13年の東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が、女子高生の裸の画像などをインターネットに流出させた「リベンジポルノ」が社会問題化したのが契機となり、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。(共同)

復讐ポルノ相談110件 昨年末1ヵ月 20代以下59% 法施行で初集計
2015.04.02 夕刊 

復讐ポルノ相談110件

昨年末1ヵ月 20代以下59%

法施行で初集計

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

クリック リベンジポルノ防止法

 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。2013年の東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が、女子高生の裸の画像などをインターネットに流出させた「リベンジポルノ」が社会問題化したのが契機となり、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。

新法施行 1ヵ月間 被害深刻 リベンジポルノ相談110件 昨年末まとめ 20代以下6割
2015.04.02 夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

 ●ネット拡散で結婚破談も

 元交際相手や夫婦関係にあった相手の性的画像を腹いせに流出させるリベンジポルノの被害が拡散する背景には、スマートフォンやフェイスブック(FB)などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の急速な普及がある。専門家は、海外のサイトに画像が掲載されると削除は事実上、不可能になると注意を促している。

 リベンジポルノのトラブル相談にも応じる「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長(49)は「隠し撮りを防止したり、FBなどで自身の顔が特定できるような画像や個人情報を掲載するのも控えたりする自己防衛が必要だ」と説く。トラブルになってインターネット上に画像とともに個人情報が広がり、結婚を断念した人もいたという。

 安川氏によると、不登校や引きこもりで、ネット上だけで知り合った人に画像を送る例も多い。「寂しさの裏返しと相手の顔が見えていない安心感から大胆になってしまう」と説明する。

 警察庁の今回の集計でも、被害者と相手方との関係は、ネット上だけで知り合った例が14件で、被害相談全体のうち、交際相手(元交際相手を含む)の68件に続いて多かった。

 安川氏は、警察にも親にも内緒にしている子供が多いとして、この集計も「氷山の一角と理解した方が適切」と話した。

 ●ワードBOX=リベンジポルノ防止法

 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。13年の東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が、女子高生の裸の画像などをインターネットに流出させた「リベンジポルノ」が社会問題化したのが契機となり、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。

復讐ポルノ 被害相談110件 法施行後の1カ月 20代以下6割 警察庁初集計
2015.04.02 夕7-10版

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

◎スマホ普及が背景に 海外サイトに画像 事実上削除できず

 元交際相手や夫婦関係にあった相手の性的画像を腹いせに流出させるリベンジポルノの被害が拡散する背景には、スマートフォンやフェイスブック(FB)などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の急速な普及がある。専門家は、海外のサイトに画像が掲載されると削除は事実上、不可能になると注意を促している。

 リベンジポルノのトラブル相談にも応じる「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長(49)は「隠し撮りを防止したり、FBなどで自身の顔が特定できるような画像や個人情報を掲載するのも控えたりする自己防衛が必要だ」と説く。トラブルになってインターネット上に画像とともに個人情報が広がり、結婚を断念した人もいたという。

 安川氏によると、不登校や引きこもりで、ネット上だけで知り合った人に画像を送る例も多い。「寂しさの裏返しと相手の顔が見えていない安心感から大胆になってしまう」と説明する。

 警察庁の今回の集計でも、被害者と相手方との関係は、ネット上だけで知り合った例が14件で、被害相談全体のうち、交際相手(元交際相手を含む)の68件に続いて多かった。

 安川氏は、警察にも親にも内緒にしている子供が多いとして、この集計も「氷山の一角と理解した方が適切」と話した。

◎本県 今年、相談数件

 県警によると、法施行から昨年末までの被害相談はなかったが、今年に入り、数件の相談が寄せられた。

 ストーカーやドメスティックバイオレンスの被害とも関連することから、県警は関係機関との会合や企業に出向いての講話などで、相談を呼び掛けている。

 県警子供女性安全対策課は「一度画像が流出すると取り返しのつかないことになる。不安があったらすぐに相談してほしい」としている。

<リベンジポルノ防止法> 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。13年の東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が、女子高生の裸の画像などをインターネットに流出させた「リベンジポルノ」が社会問題化したのが契機となり、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。

元交際相手を脅迫、容疑の41歳男逮捕
2015.03.28 東京朝刊 

 元交際相手の女性に「復讐(ふくしゅう)を開始する」などと書いたファクスを送ったとして、警視庁人身安全関連事案事態対処チームは脅迫容疑で、住居不定、無職のK容疑者(41)を逮捕した。警視庁によると「ファクスを送信した記憶はない」と否認している。

 K容疑者はこの女性に対する別の脅迫事件に関し、検察官が作成した女性の調書などを弁護士を通じて入手。女性の職場にファクスし、調書を不正に利用したとして、今年1月に刑事訴訟法違反罪などで起訴された。また、昨年11月には女性の自宅に押しかけたなどとして、ストーカー規制法違反容疑でも逮捕、起訴されていた。

 今回の逮捕容疑は昨年11月、都内に住む元交際相手の40代女性の実家に「お前のせいで前科を背負わされた人間が、徹底的に復讐を開始するらしい」などと書いたファクスを送ったとしている。

滋賀の元交際相手に女性脅迫の疑い 杵築市職員逮捕 /大分県=続報注意
2015.03.24 西部地方版/大分

 元交際相手の女性をメールで脅迫したとして、滋賀県警は23日、杵築市の秘書政策課職員、E容疑者(43)=杵築市山香町=を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 大津署によると、E容疑者は15~16日、大津市内に住む元交際相手の女性(26)に、「死ね」「土曜日に行きますので死を覚悟しておいてください」などの内容のメールを、携帯電話で十数通送り、脅迫した疑いがある。

 ■杵築市長が謝罪

 杵築市の永松悟市長は23日夜、市役所で記者会見を開き「被害にあった女性に心からおわびを申し上げたい。職員が逮捕されたことは市民に大変申し訳ない」と謝罪した。

 市によると、E容疑者は1997年に旧山香町に採用された。永松市長は会見の中で、今回の逮捕容疑について「こうした行為がストーカーに発展するのが往々にしてある。被害女性の気持ちを職員に理解させる上で、研修が大切」と話した。市はこの日、約320人の全職員を対象に、ストーカーやドメスティック・バイオレンス(DV)の専門家による研修をすること決めた。

 <続報注意>

 大津地検は2015年4月16日、Eさんを不起訴処分とした。

脅迫メール送信 杵築市職員逮捕 容疑で滋賀県警=大分・続報注意
2015.03.24 西部朝刊

 交際していた女性に脅迫メールを送ったとして、滋賀県警大津署は23日、杵築市山香町野原、同市秘書政策課主査・E容疑者(43)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、E容疑者は15、16日、携帯電話から大津市内の女性(26)の携帯電話に「土曜日に行きますので、死を覚悟しておいてください」「絶対殺す」などと書いたメールを十数通送った疑い。

 事件を受け杵築市は23日、緊急の記者会見を開いた。永松悟市長は「市民の信頼を著しく裏切ったことをおわび申し上げる。職員の服務規律の徹底を図る」と謝罪した。

 [続報]

 2015年4月24日西部朝刊31面

 =杵築市職員を停職6か月処分 脅迫容疑で逮捕=大分

 市によると、主査は不起訴処分になり、市の調べに対して事実関係を認めているという。

ストーカー被害2.2万件/過去最悪、本県は289件/14年/社会全体で未然防止を
2015.03.22 宮崎日日新聞朝刊 

 全国の警察が昨年1年間に把握したストーカー被害は2万2823件(前年比8・2%増)で、統計を取り始めた2000年以降、3年連続で最多だったことが、警察庁のまとめで21日までに分かった。摘発も2473件(同30・9%増)と12年の統計開始以来、最も多かった。県内の被害は289件(前年比9%増)で過去2番目に多く、摘発は過去最高だった前年と同じ35件だった。

 警察庁は、過去最悪の更新が続いている被害の現状について「ストーカーに対する社会的関心が高まり、相談が増えている。危険性があると判断すれば積極的に事件化した」としている。

 凶悪なストーカー事件が相次いだことから、警察庁は15年度から警察官を増員するなど対策を強化している。

 摘発の罪名別では、ストーカー規制法のストーカー行為が598件、脅迫465件、住居侵入309件など。殺人も14件(未遂9件)あった。摘発のうち9割以上の2242件は逮捕だった。

 規制法に基づく警告は3171件(同29・3%増)、禁止命令は149件(同44・7%増)で、いずれも最多。13年から規制対象となったメールの連続送信は、摘発が前年の43件から103件、警告が143件から413件にそれぞれ増えた。

 被害者は89・3%が女性。年齢別では20代が最も多く35・9%、続いて30代の26・5%だった。加害者との関係では交際相手が51%を占め、面識がないケースも5・8%あった。

 県警生活安全企画課によると、県内の摘発の内訳はストーカー規制法10件、脅迫8件、住居侵入4件など。警告は、過去最多だった前年の45件から4件減って41件となったが、口頭での注意・指導は過去最多の138件(同6・1%増)だった。被害者の89・9%を女性が占めた。同課は「今後も被害者の保護を最優先に加害者の摘発などを迅速に行う」としている。

社会全体で未然防止を

 2013年の東京都三鷹市の女子高生殺人事件以降、全国の警察はストーカー対策に積極的に乗り出し、摘発件数は大きく伸びている。一方で、昨年1年間の被害件数も過去最悪を更新。ストーカー問題に取り組むNPOヒューマニティ(東京)の小早川明子理事長(55)は「社会全体で未然防止に取り組むことが重要」と訴える。

 過去15年間で2千人以上から相談を受けたという小早川さん。最近のケースでは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及により、一度も会ったことのない人からいきなり付きまとわれる中高生が目立つという。

 加害者と連絡を取ることもある。相手が拒絶していることを知り、暴れる男性や嘔吐(おうと)する女性もいた。大事なのは「とにかくじっくり話を聞くこと」。被害を減らすには警告や逮捕だけではなく、「加害者の心を方向転換する必要がある」と強調する。

 メールの返信がなくても「ばかにされた」と思うのではなく、「忙しかったのだな」とゆとりを持って受け止められるようになることがまずは重要。ゆがんだ考えを直すには、感情や思考を分析して行動を自制する認知行動療法などが有効だという。

 こうしたケアにはカウンセラーの存在が欠かせないが、現状では加害者に接する機会が多い警察官がその役割まで負わされていると指摘。「条例整備を進めるなどし、加害者がカウンセラーに会いやすくなる仕組みづくりが急務だ」と話している。

ストーカー被害最悪 昨年、全国 摘発も最多、30%増
2015.03.20 朝刊 

 全国の警察が昨年1年間に把握したストーカー被害は2万2823件(前年比8・2%増)で、統計を取り始めた2000年以降、3年連続で最多だったことが19日、警察庁のまとめで分かった。摘発も2473件(同30・9%増)と12年の統計開始以来、最も多かった。

 警察庁は、過去最悪の更新が続いている被害の現状について「ストーカーに対する社会的関心が高まり、相談が増えている。危険性があると判断すれば積極的に事件化した」としている。

 凶悪な事件が相次いだことから、警察庁は15年度から警察官を増員するなど対策を強化している。

 摘発の罪名別では、ストーカー規制法のストーカー行為が598件、脅迫465件、住居侵入309件など。殺人も14件(未遂9件)あった。摘発のうち9割以上の2242件は逮捕だった。

 規制法に基づく警告は3171件(同29・3%増)、禁止命令は149件(同44・7%増)で、いずれも最多。13年から規制対象となったメールの連続送信は、摘発が前年の43件から103件、警告が143件から413件にそれぞれ増えた。

 被害者は89・3%が女性。年齢別では20代が最も多く35・9%、続いて30代の26・5%だった。加害者との関係では交際相手が51%を占め、面識がないケースも5・8%あった。

 規制法に基づく被害者からの「援助申し出」のうち、最も多かったのは住民基本台帳の閲覧制限などで5804件(前年比964件増)だった。

 警察が被害者に衛星利用測位システム(GPS)機能付き端末を貸し出すケースもあり、福井県では昨年11月、自動車内で交際相手の男(41)に監禁された20代女性が端末を使って通報。約30分後、男は駆けつけた警察官に逮捕された。

脅迫の疑いで元妻逮捕 船橋東署
2015.03.20 千葉日報 

 船橋東署は19日までに、脅迫の疑いで千葉市中央区祐光1、コロンビア国籍の女で無職、A容疑者(52)を逮捕した。

 逮捕容疑は18日午前1時25分ごろ、元夫の会社員男性(47)=船橋市=の携帯電話に電話し「お前殺すぞ。自殺する前にお前のお母さんとみんな殺すよ」などと脅迫した疑い。

 同署の調べでは、A容疑者は男性と1999年に離婚。男性に長女の高校卒業式への出席を断られ、トラブルになったという。「電話はしたが、殺すと言ったか覚えていない」と容疑を一部否認している。

 A容疑者は昨年3月に男性の自宅への住居侵入容疑などで逮捕され、その後、脅迫罪で起訴。懲役1年執行猶予3年が言い渡されていた。

「写真ばらまくぞ」 ストーカー容疑で巡査部長を逮捕 水戸
2015.03.15 東京朝刊 

 茨城県警は14日、脅迫とストーカー規制法違反の容疑で、水戸署地域課の巡査部長、I容疑者(58)=同県那珂市菅谷=を逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は今年1月から3月にかけて、同県内に住むパート従業員の女性(58)に、「恥ずかしい写真をばらまくぞ」「会いたい」などと20回以上メールを送信したり、女性の自宅周辺でつきまとったりしたとしている。今月10日、女性が「ストーカーを受けている」と県警に相談して発覚。2人は昨年12月まで十数年間交際していたという。県警によると、I容疑者は「話がしたくて連絡をした」などと話しているという。

教員2000人超に脅迫状 県内9市町24人にも
2015.03.13 朝刊 

 全国で教員らに現金を要求する脅迫状が送られている問題で、愛媛県内では12日までに9市町の小学校と幼稚園の教員24人に、同様の脅迫状が届いていたことが県教育委員会への取材で分かった。現金を送った教員はいないとしている。

 県警捜査1課は他県警と連携しながら、恐喝未遂や詐欺未遂容疑などで捜査するとしている。1課によると、現段階で37件の脅迫状送付を把握し、被害は確認していない。

 県教委によると、24人以外からも脅迫状が届いたとの報告があり、12日夕現在で計40人を超えているという。教員OBもいる。

 教員24人(小学校23人、幼稚園1人)に届いたのは全て同じA4判1枚の文書。いずれも9日の消印で、10日に教員らの自宅に封書で送られていた。

 県教委は全ての学校や幼稚園に、脅迫状が届いた場合は警察や校長に届け出るよう通知。「事実無根の脅迫状が届いていることを家族にも伝え、対応しないようにしてほしい」と注意を呼び掛けている。

リベンジポルノ容疑で再逮捕 ネットに元交際相手の裸写真
2015.03.12 東京朝刊 

 元交際相手の裸などの写真をツイッター上に公開したとして、神奈川県警は11日、鳥取県境港市外江町の無職A容疑者(39)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると、インターネット上での性的な写真掲載に同法を適用したのは全国で初めてという。

 逮捕容疑は、1月2日に元交際相手の女性の裸などの写真10点をツイッター上に公開したというもの。

 県警は、同法の罰則が施行される前の昨年12月にも、同じ女性の裸の写真を公開したとするわいせつ図画公然陳列と脅迫の疑いで今年2月に逮捕していた。

リベンジポルノ容疑再逮捕 ネット公開では全国初=神奈川
2015.03.12 東京朝刊 

 元交際相手の裸の画像などをツイッターで公開したとして、県警人身安全事態対処室と港北署は11日、鳥取県境港市外江町、無職A容疑者(39)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で再逮捕した。警察庁によると、インターネットを利用した同法違反容疑での逮捕は全国初。

 発表によると、A容疑者は1月2日頃、以前交際していた専門学校生の女性(20)の顔が写った裸の画像など10点をツイッターで公開し、不特定多数が見られるようにした疑い。A容疑者は女性に復縁を迫っており、「画像をアップすると言ったのに、返事がなかったからやった」と容疑を認めているという。

 A容疑者は「裸の写真をばらまくぞ」と言って同じ女性を脅し、同様の画像1点をツイッター上で公開したとして2月18日、脅迫とわいせつ電磁的記録記録媒体公然陳列の疑いで逮捕されたが、この容疑については11日、処分保留となった。

リベンジポルノ:ネット拡散摘発 神奈川県警
2015.03.12 東京朝刊 

 元交際相手の女性の裸の写真などをツイッターに掲載し、不特定多数に閲覧させたとして、神奈川県警人身安全事態対処室は11日、鳥取県境港市外江町、無職、A容疑者(39)を私事性的画像記録提供(リベンジポルノ)被害防止法違反の疑いで再逮捕した。県警によると、昨年11月に成立した同法で、インターネットを通じて写真を拡散させる行為について適用したのは全国初。

 逮捕容疑は1月2日ごろ、神奈川県内に住む元交際相手の女性(20)の、裸の画像など計10枚をツイッターに投稿、掲載したとしている。A容疑者は昨年12月、女性に「復縁しなければ裸の写真をばらまく」などと脅し、脅迫容疑などで逮捕されていた。

 リベンジポルノ容疑で男 ネット投稿初の逮捕
2015.03.12 朝刊 

 元交際相手の女性の裸の写真をインターネット上に投稿したとして、神奈川県警は十一日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の疑いで、鳥取県境港市外江町、無職A容疑者(39)を再逮捕した。県警によると、ネット上でのリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)事件で同法違反容疑の逮捕は全国初。再逮捕容疑では、一月二日ごろ、神奈川県内に住む女性(20)の裸の写真など十枚を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとされる。「無視されたので腹が立った」と容疑を認めているという。

 県警によると、A容疑者は女性とネットで知り合い、一時交際。同法のリベンジポルノへの適用が始まった昨年十二月の直前、女性の別の写真をネット上に投稿したとして、二月に脅迫とわいせつ電磁的記録媒体公然陳列の疑いで逮捕されていた。

元交際相手を脅迫容疑=栃木
2015.03.10 東京朝刊 

 鹿沼署は9日、川崎市川崎区浅田、会社役員W容疑者(50)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表では、W容疑者は2月7日、鹿沼市の女性(47)の携帯電話に、交際中に撮影した上半身裸の女性の画像を添付し、「ネットに載せるとすぐに有名人になれる」などと書いたメールを送った疑い。W容疑者は「メールは送ったが、脅迫ではない」と話しているという。

女性強姦し脅迫、懲役4年の判決 地裁、傷害は認めず /佐賀県
2015.03.07 西部地方版/佐賀

 強姦(ごうかん)致傷と脅迫の罪に問われた福岡県大木町大角の看護師、I被告(30)の裁判員裁判の判決公判が6日、佐賀地裁であり、杉田友宏裁判長は懲役4年(求刑懲役8年)を言い渡した。

 判決によると、I被告は昨年4月21日、佐賀県内の知人女性方で、女性を押し倒すなどの暴行を加えた上で強姦、撮った裸の女性の写真をメールで送り付けて脅迫した。

 公判でI被告は、女性と同意の上だったと主張したが、判決では、性交時怒りにまかせていたという趣旨のメールをI被告が女性に送っていたことなどから、同意はなかったと認定した。一方、検察側は、I被告が女性の肋骨(ろっこつ)にひびが入るけがを負わせたと主張したが、判決では、女性本人による訴え以外の客観的な証拠が十分ではないなどとして認めなかった。

 閉廷後、検察側は「判決文を精査し、適切に対応したい」と話した。

脅迫容疑で男を逮捕=長崎
2015.02.14 西部朝刊 

 県警は12日、長崎市飽の浦町、スポーツジム経営K容疑者(36)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、K容疑者は同日午前8時半頃、同市矢上町の駐車場で、元交際相手の女性(29)に「お前の親とか妹とか殺すけんね」「もうどうなっても知らんけんね」などと言って脅迫した疑い。女性が110番して発覚した。K容疑者は「言ってない」と容疑を否認しているという。

 脅迫メール送った疑い
2015.02.14 朝刊 

 【福井県】福井署は13日、脅迫の疑いで、埼玉県川口市並木2、無職Y容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑では、10日、福井市内の50代男性に自分の携帯電話から「おまえら殺す」などの内容のメールを送り、男性を脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。Y容疑者は別の20代男性とトラブルがあり、双方と知人だった被害者男性が2月初旬から署に相談していた。

脅迫容疑で逮捕=佐賀
2015.02.07 西部朝刊

 鹿島署は5日夜、長崎県西海市西彼町宮浦郷、無職H容疑者(35)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、H容疑者は1月31日、嬉野市内の50歳代の男性の携帯電話に、「おまえら夫婦を殺す」などと書かれたメールを数回送った疑い。H容疑者と男性は知人関係だったという。同署は余罪を調べている。


脅迫の疑い 35歳逮捕=石川
2015.02.04 東京朝刊

 津幡署は3日、福岡県筑後市蔵数、無職M容疑者(35)を脅迫の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は2日。発表によると、M容疑者は1月28日午後4時頃と翌29日午後4時頃の2回にわたり、県内に住む元交際相手の30歳代女性の携帯電話に「(女性を)殺して俺も死ぬ」「幸せにはさせない」などと書いたメールを送信し、脅迫した疑い。女性が29日に津幡署に相談し、発覚した。調べに対し容疑を認めているという。

中2女子が美人局!? 30万円恐喝容疑で逮捕
2015.01.27 東京朝刊 

 出会い系サイトで知り合った男性から30万円を脅し取ったとして、警視庁少年事件課は恐喝容疑で、福岡県大牟田市の無職の男=犯行当時(19)=と、交際相手で同居の中学2年の女子生徒(14)を逮捕した。同課によると、2人は容疑を認め、女子生徒は「援助交際を装えば、カネを取っても通報されないと友人から聞いた」などと話しているという。

 逮捕容疑は昨年10月、女子生徒が出会い系サイトで知り合った川崎市の大学3年の男子学生(21)を新宿区内のファミリーレストランに誘い出し、男が「人の嫁に何をした」などと脅迫。モデルガンを見せるなどして現金30万円を脅し取ったとしている。

リベンジポルノ被害増大 安易なネット利用 危険 鳥取でセミナー=鳥取
2015.01.25 大阪朝刊 

 若い女性が犯罪などに巻き込まれるのを防ごうと、県男女共同参画センターは24日、鳥取市尚徳町のとりぎん文化会館で県民向けのネット犯罪に関するセミナーを開いた。ふられた腹いせに、元交際相手の性的画像などを流出させ、不特定多数の人が閲覧できる状態にする「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」について専門家が説明、安易なネット利用について警鐘を鳴らした。

 ネットコンサルタントの岡本真さん(41)は、2013年に東京都三鷹市で元交際相手を殺害した男が、写真をネット上に公開したことを例に挙げて、「『セカンドレイプ』と呼ばれていて、拡散した写真は、女性が亡くなった後も尊厳を傷つける」と話した。

 岡本さんは、最近のネット環境について説明。誰でも手軽に写真を投稿できる「フェイスブック」などの交流サイトについて「設定によっては、誰でも自由に閲覧でき、(位置情報から投稿者の)居場所を特定することができる」と、安易な行為で犯罪に巻き込まれる可能性を指摘した。

 また、県警少年課の仲山彰裕課長補佐は、犯罪の未然防止策として、親が子どものネット利用時間などを管理、制限する「ペアレンタルコントロール」の重要性を説いた。

 ◆県内でも逮捕者 処罰法成立

 「リベンジポルノ」は、スマートフォンやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及に伴い、誰でも比較的容易に画像をネット上に公開できるようになったこともあり、全国的に問題化している。

 県内では昨年7月、元交際相手の裸の画像とともに「たくさんの人にこの画像を全部知られるようにするから」などの文言を送信したとして、30歳代のギニア人の男が脅迫の疑いで逮捕された。

 被害の増大を受け、昨年11月には「リベンジポルノ被害防止法」が成立、最高で「懲役3年以下」の罰則が設けられた。

 また画像の公開を口実に復縁、その他の行為を迫った場合などに刑法の強要罪や脅迫罪に問われたり、画像の公開により名誉毀損(きそん)罪、わいせつ図画陳列罪などに問われたりする可能性もある。

 今回、セミナーを企画した県男女共同参画センターの担当者は「リベンジポルノは、都市部、地方の関係なく起こりうる。交際中に安易に写真を撮ってしまうという実態もあるが、『互いを大事にする』ということを、男女ともにしっかり考えてほしい」と話す。

脅迫の疑いで逮捕 宇部 /山口県
2015.01.10 西部地方版/山口 

 (宇部署発表) 9日、宇部市西岐波、アルバイト店員S容疑者(29)を脅迫容疑で逮捕。昨年11月16日と18日、同市内のコンビニエンスストアの店長らを「殺すよ」「店に火を付けるぞ」などと脅した疑い。

女性を脅迫した疑い=多摩
2015.01.07 東京朝刊 

 多摩中央署は6日、国分寺市西恋ヶ窪、飲食店店員Y容疑者(39)を脅迫容疑で逮捕したと発表した。逮捕は4日。

 発表によると、Y容疑者は交際していた30歳代女性に会うのを断られるなどして昨年12月25日、女性の携帯電話に「裸の画像をネットに実名で流します」などのメッセージを残して、脅した疑い。女性は同27日に多摩市内でY容疑者に「会いたくない」と告げたところ、腕をつかまれたため110番し、容疑が発覚した。Y容疑者は「電話したのは間違いない」などと容疑を認めているという。

元交際相手を「リベンジポルノ」をちらつかせて脅した39歳男を脅迫容疑で逮捕
2015.01.07 スポーツ報知 

 元交際相手の30代女性に対して「会ってくれないと裸の画像をネットに流す」などと脅したとして、警視庁多摩中央署は6日までに脅迫容疑で、東京都国分寺市の飲食店従業員・Y容疑者(39)を逮捕した。「脅したのは間違いない」などと容疑を認めている。

 逮捕容疑は昨年12月25日午前2時ごろ、女性の留守番電話に「裸の画像を実名入りでネットに流します」などとメッセージを残して脅した疑い。

 同署によると、Y容疑者は女性と約1年前に出会い系サイトで知り合って交際を開始した。Y容疑者は既婚者で、女性は未婚。10月頃に女性がY容疑者に「今後はもう会わない」と伝えてメールの着信を拒否するようになると、Y容疑者はこれに怒って女性に対して「リベンジポルノ」をちらつかせて脅した。

 女性は留守電があった2日後に止めるように説得するため、Y容疑者と多摩センター駅前で面会。しかしY容疑者の態度は変わらないため、振り切って逃げて通報したという。

「死ね」メール送信 元妻を脅迫容疑  香美署 男逮捕
2015.01.01 朝刊 

 【香長】元妻を脅迫するメールを元妻の親族に送ったとして、香美署は31日、脅迫容疑で福岡市、無職、A容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑は、12月25~27日の間、同容疑者の元妻で本県に住む女性(35)の親族に、女性を名指しして「死ね」と40回羅列したり、「行動は全て調べがついている」と書いたりしたメールを送り、女性を脅迫した疑い。

 親族からメールを転送された女性が警察に相談。同署はメールの内容が女性に向けられたものだと判断し逮捕した。

 同署によると、女性は離婚後、住所も電話番号も変えたため、同容疑者は連絡先を知っているこの親族にメールを送ったという。

報道された脅迫事件 2016年
報道された脅迫事件
報道された脅迫事件

SNSに性的画像投稿 「問題あり」半数以下 情報処理機構が意識調査 リベンジポルノ悪用も 「送信やめて」と呼び掛け
2016.12.30 朝刊 

 独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)がネット利用者を対象に行った意識調査で、会員制交流サイト(SNS)に、性的な写真や動画を撮影・投稿することを「問題あり」と思う人の割合がパソコンの利用者で45%、スマートフォンの利用者で47%と半数以下になったことが分かった。

 最近では、巧みな言葉で送らせた画像を元に、金銭を要求する「セクストーション(性的脅迫)」という犯罪などが増えている。画像が後にリベンジポルノに悪用される恐れもある。

 IPAは「どんな相手にも性的画像を送信してはいけない」と注意を呼び掛けている。

 調査は9月、13歳以上の男女を対象に実施。パソコン利用者5千人、スマホ利用者5千人の計1万人から回答を得た。

 ネット上の行動を例示してそれぞれについて「問題あり」と思うかを聞いた。パソコン利用者に対する調査では「購入したソフトのコピーを友人にあげる」が40%、「人気曲を個人サイトからダウンロード」が35%、「炎上している事件の犯人情報を投稿」が39%などと、著作権やプライバシーを侵害する行為を問題視する人の割合も低かった。スマホ利用者も同様の傾向だった。

 IPAの調査担当者は「若年層だけでなく中高年でもネット利用者のモラルが低下している。犯罪に巻き込まれる可能性もあるため、社会全体で啓発をしていく必要がある」と話している。

警察で激高、知人名挙げ「刺してやる」 直言しなくても脅迫容疑、男逮捕 /宮城県
2016.12.29 東京地方版/宮城 

 相手に直接言わなくても「脅迫」になる――。佐沼署は27日、登米市のアルバイトの男(35)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。

 署によると、男は26日夜に署を訪れ、その場にはいない同市内の知人女性(35)の名前を挙げて、「刺してやる」などと激高。署員からの連絡で男の言動を聞いた女性に「生命や身体の危険を感じ」させた疑い。

 男は「(女性に)直接言っていないのに逮捕されるのはおかしい」と供述しているというが、署は判例などを調べ、署員を間に挟んだ言動でも脅迫罪にあたると判断した。

 署幹部は「ここまで犯罪行為を明言している以上、危険だと判断した。そのまま帰すわけにはいかない」としている。

ご当地アイドル脱退で母親脅迫、容疑者を不起訴 【名古屋】
2016.12.29 名古屋朝刊 

 自分が企画運営する「ご当地アイドル」を脱退したことに腹を立て、元メンバーの母親に脅迫文を送ったとして、愛知県警が脅迫容疑で逮捕した同県長久手市の元町議でイベント会社代表の男性(45)について、名古屋地検は28日、不起訴処分(起訴猶予)とした。

 男性は5~10月、この母親の自宅郵便受けに「誰に死んでもらおうかな」と書かれた文書を入れるなどした疑いで、名東署に今月8日、逮捕されていた。「脱退への謝罪がなく、仕返しがしたかった」などと容疑を認めていたとされる。

間接的に女性脅迫か=宮城
2016.12.29 東京朝刊

 知人女性を間接的に脅したとして、佐沼署は27日、登米市登米町のアルバイトの男(35)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、男は26日午後7時から8時半頃にかけて、同市の知人女性(35)と連絡が取れないことに腹を立て、訪れた同署で「女性を殺してやる」「刺してやる」などと署員に暴言を吐き、女性を脅迫した疑い。同署が女性に内容を伝え、被害届が提出された。

 調べに対し男は、「言ったことは間違いないが、本人に直接言ったわけではないので納得しない」と話しているという。

脅迫容疑で45歳逮捕=長野
2016.12.23 東京朝刊 

 茅野署は22日、茅野市中大塩、無職I容疑者(45)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、I容疑者は15日の午前と午後の2度にわたり、同市の福祉関連施設に電話をかけ、女性職員(59)に「殺すぞ」などと言って脅した疑い。

 ゆがんだ「愛情」 ストーカー法改正の陰で(下) 加害者治療で被害防げ 英国で多機関が連携する仕組みも
2016.12.20 朝刊 

 「逮捕、公判、判決後という流れの中、加害者を扱う機関は分かれているが、連携はゼロに近い」

 神奈川県逗子市で二〇一二年、元交際相手の男(自殺)に刺殺されたMさん=当時(33)=の兄(45)は、縦割り行政がストーカー対策の壁になっていることを、もどかしく思っている。

 男はMさんへのストーカー行為を繰り返し、殺人事件の約一年前、脅迫罪で保護観察付きの執行猶予判決を受けていた。

 保護観察所は、違反すると執行猶予が取り消される可能性がある「特別順守事項」として、三好さんへの接触禁止を男に課した。

 ところが、順守事項の内容はMさん側や警察に知らされなかった。男がその後、大量のメールを送ってきたことは保護観察所に伝わらず、執行猶予が取り消されないまま、事件が起きた。

 警察庁は本年度、精神科医と連携し、警察が扱った加害者に治療を促す制度を始めた。ただ、保護観察所や刑務所との連携まで議論は深まっておらず、執行猶予判決後や刑務所出所後の加害者は対象にならない。

 「大きな一歩だが、省庁を越えた切れ目のない対応になっていない」。Mさんの兄は課題を訴える。

 一方、加害者の体験からも関係機関の連携の不足が浮かぶ。義彦さん(28)=仮名=は、同窓会で再会した幼なじみの女性と交際を始めた。他の男性と付き合っていた女性は、三カ月ほどで義彦さんと会うのを避け始め、口論がちになった。

 「彼氏にばらす」と脅す義彦さんに対し、女性はメールや電話の着信を拒否。警察からストーカー規制法に基づく文書警告を受けると怒りが増し、義彦さんは女性の職場に乗り込んだ。

 一一年十一月、脅迫容疑で逮捕。懲役八月の実刑判決を受けた。

 「逮捕され、相手への依存を終わらせたい」「刑務所には治療プログラムがあるのでは」。身勝手ではあるが、義彦さんにはそんな気持ちもあったという。だが、刑務所で専門的な対応はなく、依存を断ち切ったのは出所後、インターネットで探したカウンセラーから精神科医を紹介され、治療を受けた結果だった。

 加害者治療や多機関連携は、欧米が先を行く。警察庁が一四年度から二カ年で実施した加害者治療の調査研究で、英国ハンプシャー州の多機関連携が取り上げられた。

 同州には警察や精神科医、保護観察所、被害者団体でつくる組織がある。危険度の高いストーカー被害があると、専門的なメンバーが集まり、加害者への働き掛けや被害者保護を話し合う。

 警察庁は多機関連携についての研究を深めるため、来年度予算の概算要求で千二百万円を計上している。

 「多機関連携は日本でも絶対に必要だ」。三好さんの兄は語気を強める。「加害者が変わらなければ、刑罰を受けても、被害者は狙われ続ける。いろいろな段階で、治療につなげる仕組みをつくってほしい」

  (メモ)

 保護観察 罪を犯した人や非行少年が実社会で更生するように、指導や援護をする制度。刑務所などから仮釈放になった人や家庭裁判所で保護観察処分になった少年らが対象になる。保護観察官らが対象者と接触を保ち、住居の確保や就職などを支援する。

 ゆがんだ「愛情」 ストーカー法改正の陰で(中) 警告、逮捕…やめられず 防止へ加害者治療の受け皿も必要
2016.12.19 朝刊

 「被害届の意思がない場合でも、加害者の逮捕を検討する必要がある」。二〇一三年十二月、警察庁は全国の警察に、ストーカー被害の積極的な事件化を求める通達を発した。

 東京都三鷹市で、女子高生が警察署にストーカー被害を相談に行ったその日に刺殺された二カ月前の事件を受けた措置だった。

 昨年、全国の警察が摘発したストーカー事件は二千四百十五件。一二年の千七百七十三件から三割以上増えた。ただ、ストーカー規制法違反や脅迫容疑で逮捕されても、加害者は短期間で社会に戻る。

 警察庁によると、一三年四~六月、同法違反(ストーカー行為)容疑で逮捕された八十五人のうち、実刑判決は四人。残りは執行猶予付き判決や罰金刑、不起訴、起訴猶予になっている。

 二十代の遼一さん=仮名=は元交際相手の女性に付きまとい、三度逮捕された。

 突然の別れ話に納得できず、一日十~二十回、女性の携帯や勤務先に電話をかけた。警察の文書警告でもやめず、ストーカー行為容疑で逮捕されたのが一回目。罰金刑で釈放され、公安委員会から同法に基づく禁止命令を受けた。

 だが、二、三カ月後、街で女性とすれ違ったのがきっかけでスイッチが入り、通勤途中に待ち伏せする。禁止命令違反容疑で二回目の逮捕。執行猶予付き判決になる。

 三回目は自分で何をしたのか記憶がない。女性の勤務先に無言電話をかけた禁止命令違反容疑で逮捕。通信履歴などが証拠となったが、普通の精神状態ではなくなっていた。

 今度は実刑判決。出所後すぐ、加害者のカウンセリングに取り組むNPO「ヒューマニティ」(東京)を訪ねた。同居の両親が行く末を心配し、見つけた団体だった。

 善悪の区別は付くのに、ストーカー行為をやめられない。そんな遼一さんに、小早川明子理事長は下総精神医療センター(千葉市)が手掛ける「条件反射制御法」を勧めた。

 理性で抑えられなくなった脳の働きを制御する治療法で、薬物依存などに対して実績がある。遼一さんは嫌々ながら入院した。

 入院後、「私は今、連絡や接近はできない。大丈夫」と唱えながら、胸に手を当てるなど一定の動作を一日二十回以上する「負の刺激」、携帯電話の模型を渡され、女性にかけたふりをする「疑似」などの作業を重ねた。三カ月間の治療で、別れた理由や女性への関心は、頭の中から消えていた。

 退院後、実家を離れた。希望の就職口も見つかり、「今は仕事が生きがい」と晴れやかな表情を見せる。

 ストーカー規制法の改正で、罰則は強化され、禁止命令手続きが簡素化された。だが、加害者への対応の厳格化だけで、被害を防げるわけではない。

 遼一さんは体験を踏まえて話す。「刑罰を受ける人が増えて終わるのではなく、加害者治療の受け皿づくりも進めてほしい」

 (メモ)

 禁止命令 ストーカー行為をして、警察から文書警告を受けたのに、従わない加害者に都道府県公安委員会が発する。昨年は145件。禁止命令違反の罰則は改正前の懲役1年以下、罰金100万円以下から同2年以下、同200万円以下に引き上げられた。

脅迫の疑い 千葉南署
2016.12.18 千葉日報

 千葉南署は17日、脅迫の疑いで千葉市緑区おゆみ野3、自称インストラクター、I容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑は16日午前5時ごろ、母親(54)=同市=の携帯電話に「本当に殺すからな」などのメッセージを送り、脅迫した疑い。母親が同署に相談して発覚。I容疑者はメッセージを送信したことは認めているが、犯意は否認しているという。

タレント刺傷 事件前100件書き込み SNSなど 警察「切迫性ない」
2016.12.16 東京夕刊 

 東京都小金井市で5月21日、タレントで大学生のTさん(21)がファンの男に刺された事件で、Tさんが事件前、警視庁武蔵野署に相談に訪れた際、約100通のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などへの書き込みを持ち込んでいたことが捜査関係者への取材でわかった。

 同署は「切迫性がない」と判断し、男からの事情聴取などはしていなかった。同庁は16日午後、署の対応に問題があったとする検証結果を公表する。

 捜査関係者によると、Tさんは事件前の5月9日に同署を訪れ、自分や友人のツイッターやブログに1月以降、殺人未遂罪などで起訴されたI被告(28)から執拗(しつよう)に書き込まれていると訴えた。その際、I被告による約100通の書き込みを資料として持ち込んでいた。

 当初の書き込みは好意を示す内容だったが、Tさんにプレゼントを送り返された後の4月頃からは「犯罪します」などと悪意のある書き込みが増えていた。

 Tさんは「署に自分は殺されるかもしれないと訴えた」と証言している。しかし、応対した署員らは、明確な脅迫の文言がないことを理由に「切迫性がない」と判断していた。

 Tさんから聞き取りをし、検証を進めていた同庁は、こうした対応が不適切だったと判断。検証結果に再発防止策も盛り込む。

知人から34万円脅し取った疑い 北方署、23歳男逮捕
2016.12.16 朝刊 

 北方署は15日、恐喝の疑いで、大垣市鶴見町、職業不詳T容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑は、6月21日、岐阜市内で知人男性(22)=瑞穂市=の顔を殴るなど「ぶっ殺してやる」と脅迫して現金を要求、7月4日までの間、振り込みなどで4回にわたり計34万円を脅し取った疑い。「金はもらったが、脅していない」と容疑を否認している。

 署によると、T容疑者と男性は以前の勤務先の同僚だった。男性が8月中旬に被害を届け出た。

三宮・530万円ひったくり事件 詐欺 加担断ると「300万用意しろ」 被告動機 違法カジノの怖い先輩が脅迫
2016.12.16 朝刊 

 神戸・三宮で3人組の男が現金約530万円をひったくったとされる事件で、窃盗罪に問われた大阪市浪速区(当時)の男(21)=保釈中=の初公判が15日、神戸地裁であった。男は金が必要だった理由について、被告人質問で「違法カジノで出会った『怖い先輩』から振り込め詐欺に誘われ、断ったら(3人で)計300万円を要求された」と説明した。

 「月50万もらえる仕事がある」。冒頭陳述などによると、男は今年6月ごろ、出入りしていた大阪・ミナミの違法カジノで「先輩」にそう誘われた。

 指示に従い、仲間2人と東京へ。だが、そこで説明された〓仕事〓は振り込め詐欺だった。加担を恐れた3人は断ったが、「顔をつぶされた」として、先輩から詐欺のマニュアル代や携帯電話代などの名目で300万円を要求された。

 その後も毎日のように関係者が仲間の自宅を訪れる。「ヤクザ」を名乗る男から、喫茶店に呼び出されたこともあった。

 そんな時、多額の現金を持つ男性を大阪で見つけた。3人で連絡を取り合って神戸まで後を追い、因縁をつけた隙にかばんを奪ったという。8月27日のことだった。後日、先輩に300万円を渡した。

 男は被告人質問で先輩について語る際、終始「名前は言えない人」とする一方、被害男性には「申し訳ない」と謝罪した。

<社説>ストーカー対策 凶悪事件化を防ぐために
2016.12.14 朝刊

 改正ストーカー規制法が今国会で成立した。最大のポイントはインターネット上での付きまといを防ぐため、会員制交流サイト(SNS)の執拗(しつよう)な書き込みなどが新たに規制の対象となることだ。

 被害者に危険が迫っている恐れがある場合、警察が緊急対応で禁止命令を出すことも可能になる。さらに「非親告罪」とすることで、被害者が仕返しを恐れて告発できない場合でも、捜査機関の判断で起訴できるようになる。

 被害者にしつこく付きまとうストーカー行為は、たちまち凶悪事件に発展してしまう危険性をはらんでいる。改正規制法は事件を未然に防ぐ有効な手だてになる。悲劇を繰り返してはならない。

 ストーカー規制法は1999年の埼玉県桶川市の事件をきっかけにできた。今回の改正は今年5月の東京都小金井市の事件を受けたものだ。

 小金井の事件では被害者の女子大生が警察に、加害者の男によるツイッター上の書き込みについて相談していた。しかし警察はストーカー事案として扱わず、女性は男に襲われてしまった。事件後、規制の対象にSNSの書き込みが含まれていなかったことから、改正を求める声が高まっていた。

 相談を受けた警察の対応も問われている。過去の事件では、危機感に乏しい警察の対応が何度も批判された。昨年、全国の警察に寄せられた被害相談は約2万2千件にも上る。その一つ一つに生命が危険にさらされている恐れがある。そう現場の警察官が意識することが求められる。

 加えて組織として、相談内容に対応する仕組みも必要だ。例えば兵庫県警では、各警察署に入った男女間のもめ事などをすべて本部に報告している。

 県警のストーカー被害事件の摘発件数を見ると、ストーカー規制法違反よりも暴行や脅迫などの容疑が倍以上を占める。迅速に対応し、被害者の危険を取り除くことを優先した結果といえる。県警も過去にストーカー相談を受けた女性が刺殺され、批判を浴びた。その後、対策の強化を重ねてきた経緯がある。

 被害者は一人で抱え込まず、相談機関や警察に訴えることが大事だ。そのためにも、警察に相談すればしっかり対応してくれるという信頼の構築が欠かせない。

 バイトを脅迫疑い 元店長を書類送検 ブラックバイトめぐり
2016.12.10 朝刊 

 千葉県船橋市にあった大手飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」のフランチャイズ店でアルバイトをしていた大学三年の男子学生(21)を「殺す」などと脅したとして、県警船橋東署は、脅迫容疑で元店長の三十代女性を千葉地検に書類送検した。八日付。

 書類送検容疑では、元店長は昨年八月、勤務を終えた男子学生に電話をかけて「殺す」と脅したとされる。

 男子学生は元店長らから繰り返し暴行や暴言を受け、過酷な労働を強いられたとして、フランチャイズ経営していた会社「DWEJapan」(同県成田市)に慰謝料などを求めて千葉地裁で係争中。署は十一月、バイト中にこの男子学生の顔を殴るなどしたとして、暴行容疑で店の先輩格で元従業員T容疑者(53)を逮捕している。

 書類送検を受けて、「DWEJapan」の川井直(なおし)社長(49)は「事実であれば遺憾」と話した。川井社長によると、元店長は昨年十一月に同社を自主退職した。店は既に閉店している。

わいせつ画像を送らせる 少女脅迫容疑の少年を再逮捕 児童ポルノ製造容疑で白山署
2016.12.10 朝刊 

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って石川県内の女子高校生を脅したとして青森県中泊町、アルバイト従業員少年(19)が逮捕された事件で、白山署と石川県警少年課が、被害少女のわいせつな画像を保存したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで少年を再逮捕していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、少年の再逮捕容疑は11月ごろ、元交際相手の県内の女子高校生に対し、女子高校生のわいせつな画像を自身が所持するスマートフォンに送らせ、保存した疑い。

 白山署などは、脅迫事件で押収した少年のスマートフォンの通信履歴を解析したところ、わいせつ画像が見つかった。

●金沢地検が家裁送致

 金沢地検は9日までに、脅迫と児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の非行事実で、少年を金沢家裁に送致した。

ご当地アイドル脱退に「仕返し」 母親脅迫の疑い、イベント会社代表逮捕 【名古屋】=続報注意
2016.12.09 名古屋朝刊

 自分が企画などを手掛ける「ご当地アイドル」を脱退したことに腹を立て、元メンバーの母親に脅迫文を送ったとして、愛知県警は8日、同県長久手市の元町議でイベント会社代表のA容疑者(45)=同市打越=を脅迫容疑で逮捕し、発表した。「脱退への謝罪がなく、仕返しがしたかった」などと容疑を認めているという。

 名東署によると、A容疑者は5~10月、この母親の自宅郵便受けに「誰に死んでもらおうかな」と書いた文書を入れたり、母親が依頼した弁護士事務所に「本人の家族をやってやる」と書いたファクスを送ったりした疑いがある。

 アイドルグループ「MKP森の妖精」の元メンバーは数年前に脱退。その後もA容疑者から何度も連絡が来るようになり、家族が警察に相談していた。

 長久手市は2012年1月4日に町から市に移行した。

 <続報注意>

 名古屋地検は2016年12月28日、Aさんを不起訴処分(起訴猶予)とした。

脅迫容疑で逮捕の男性、不起訴=長崎
2016.12.09 西部朝刊

 長崎市役所に電話をかけ、職員に田上富久市長の殺害をほのめかしたとして、脅迫の疑いで逮捕された同市の無職男性(36)について、長崎地検は8日、不起訴(起訴猶予)とした。

脅迫:アイドル脱退に立腹 容疑で運営の元愛知・長久手町議逮捕
2016.12.09 中部朝刊

 運営する地下アイドルグループから脱退した女性の母親を脅したとして、愛知県警名東署は8日、元同県長久手町議でイベント企画会社社長、A容疑者(45)=同県長久手市打越=を脅迫容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は今年5月29日~10月31日、自らプロデュースするアイドルグループを脱退した女性の母親(49)宅や母親が依頼した弁護士事務所に対し「一番大切な家庭を壊してわからせるしかない」などと書いた文書をファクスで送ったり、ポストに直接投函(とうかん)したりして、計8回にわたり脅したとしている。

 同署によると、アイドルグループは2005年愛知万博会場跡地の愛・地球博記念公園(長久手市、通称モリコロパーク)を拠点にイベントなどで活動している「MKP森の妖精」。A容疑者は地元の活性化やまちづくりに取り組むNPOの理事長を務めており、その活動の一環としてアイドルグループを誕生させ運営していた。

 メンバーだった女性の脱退を巡って母親はA容疑者とトラブルになり、弁護士にも相談していた。A容疑者は女性が他の芸能事務所に無断で移ったとして腹を立て脅したという。

児童ポルノ禁止法違反:女児に裸画像送らせる 容疑の男逮捕 ラインで知り合う
2016.12.08 中部夕刊 

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」で小学生の女児に裸の画像を送らせたとして、大阪府警は8日、埼玉県草加市、トラック運転手、I容疑者(47)を児童ポルノ禁止法違反(単純製造)容疑で逮捕したと発表した。ラインで知り合った女児に「スタンプをあげる」と持ちかけ、裸の画像を撮影して送るよう指示していた。

 逮捕容疑は、昨年10月、大阪府の小学4年の女児(当時10歳)が18歳未満と知りながらスマホで裸を撮影させ、16枚の画像を送らせたとしている。今年9~10月には、千葉県の小学6年の女児(同11歳)にも3枚を送信させたとして8日追送検した。府警少年課によると、I容疑者は女児らにラインで使える100円程度のスタンプを買い与えていた。容疑を認めているという。

 大阪府の女児の母親がスマホに裸の画像が保存されているのを見つけ、府警に相談した。女児は「裸の画像を送ればスタンプをくれる人がいる」と友達からI容疑者を紹介されたという。

 ◇児童自撮り、被害が急増

 スマホの普及を背景に、子どもたちが自分の裸を撮影する「自画撮り」による児童ポルノ被害が急増している。昨年、被害に遭った子どもの約6割を小中学生が占めるなど低年齢化が目立つ。

 警察庁によると、昨年、自画撮りの児童ポルノ被害に遭ったのは376人。半数以上が中学生だが、小学生20人の被害も確認された。「ネット上に画像をばらまく」と脅迫されたり、実際に会うことを強要されて性暴力の被害に遭ったりしたケースもあるという。

 子どものネット利用に詳しい竹内和雄・兵庫県立大准教授(生徒指導論)は「中高生だけでなく、小学生にもネットの危険性を教える取り組みが必要」と指摘する。

児童ポルノ禁止法違反:小学生に裸画像送らせる ラインで勧誘、埼玉の男逮捕 容疑で大阪府警
2016.12.08 大阪夕刊

 無料通信アプリ「LINE」(ライン)で小学生の女児に裸の画像を送らせたとして、大阪府警は8日、埼玉県草加市、トラック運転手、I容疑者(47)を児童ポルノ禁止法違反(単純製造)容疑で逮捕したと発表した。ラインで知り合った女児に「スタンプをあげる」と持ちかけ、裸の画像を撮影して送るよう指示していた。

 逮捕容疑は、昨年10月、大阪府の小学4年の女児(当時10歳)が18歳未満と知りながらスマホで裸を撮影させ、16枚の画像を送らせたとしている。今年9~10月には、千葉県の小学6年の女児(同11歳)にも3枚を送信させたとして8日追送検した。

 少年課によると、I容疑者は女児らにラインで使える100円程度のスタンプを買い与えていた。「お小遣いが少ない小学生を狙ってやった。高校生には通じなかった」と容疑を認めているという。

 大阪府の女児の母親がスマホに裸の画像が保存されているのを見つけ、府警に相談していた。女児は「裸の画像を送ればスタンプをくれる人がいる」と友達からI容疑者を紹介されたという。

 ◇スマホ普及で被害急増

 スマホの普及を背景に、子どもたちが自分の裸を撮影する「自画撮り」による児童ポルノ被害が急増している。昨年、被害に遭った子どもの約6割を小中学生が占める。

 警察庁によると、昨年、自画撮りの児童ポルノ被害に遭ったのは376人。半数以上が中学生だが、小学生20人の被害も確認された。「ネット上に画像をばらまく」と脅迫されたり、実際に会うことを強要されたりして性暴力の被害に遭ったケースもあるという。

 子どものネット利用に詳しい竹内和雄・兵庫県立大准教授(生徒指導論)は「中高生だけでなく、小学生にもネットの危険性を教える取り組みが必要。家庭でも親子でスマホ利用のルール作りなどに取り組むべきだ」と指摘する。

ストーカー罰則強化*改正法成立*SNSも規制対象
2016.12.07 北海道新聞夕刊全道 

 会員制交流サイト(SNS)による付きまといを新たに規制対象とすることや、罰則強化を柱とする改正ストーカー規制法が6日、衆院本会議で全会一致により可決、成立した。改正は2000年の成立以来2回目。中高生らの間で深刻化するインターネット上のストーカー行為に幅広く規制の網を掛け、凶悪事件を食い止めるのが狙いだ。

 主な改正点は、SNSのメッセージの連続送信や、個人のブログへの執拗(しつよう)な書き込みといった電気通信による付きまといを広く定義し、規制対象にする。ストーカー行為罪の懲役刑の上限を「6カ月以下」から「1年以下」に引き上げるなど罰則も強化する。

 ストーカー行為は道内でも起きており、道警が今年に入って10月末までに把握したストーカー被害は、前年同期比151件減の879件に上った。ストーカー規制法に基づく警告は同40件減の109件、禁止命令は同5件減の6件。同法と、暴行や脅迫容疑など刑法に基づくストーカー関連の摘発は同7件増の121件だった。

 公布日はまだ決まっていないが、施行日は禁止命令の見直しが公布日から6カ月後、それ以外は20日後の見通し。

*遺族「抑止力になる」

 SNSなどの普及で手口が巧妙化するストーカー被害に歯止めをかけようと、ストーカー規制法が改正された。付きまといの末に家族の命を奪われた事件の遺族は「抑止力につながる」と評価する。一方で、警察の権限が強化されることには専門家から懸念の声も出ている。

 2000年に成立した規制法の改正は2回目。前回の改正は神奈川県逗子市の三好梨絵さん=当時(33)=が12年に元交際相手の男から千通以上のメールを送りつけられるなどした末に刺殺された事件を教訓に、メールが規制対象に加わった。今回、さらにSNSなどを使ったインターネット上のストーカーが規制対象となり、三好さんの夫(46)は「付きまといに悩む被害者が、少しでも安心して暮らせるようにしてもらえるのはありがたい」と話す。

 ストーカー事件を防ぐために研究会を立ち上げ、活動する三好さんの兄(45)は、緊急の場合、公安委員会が警告なしで加害者に禁止命令を出せるようになる点に注目。「命を守るために速さが重要な場合もある。社会の実態に合わせて法が変わるのは良いことだ」と期待を寄せる。

 一方、禁止命令は公安委員会だけでなく、委任を受けた道府県警の本部長らも発令できるようになることを疑問視する意見もある。

 女性への暴力問題に詳しい兵庫県弁護士会の長谷川京子弁護士は「相談から違反取り締まり、命令発令まで、ストーカー行為への法的対応は警察が独占する構造になる。権力乱用の懸念があり、このままでは外部からのチェック機能が働かず、制度として不十分だ」と問題提起した。

*主な改正点は*ネットの付きまとい防ぐ

 改正ストーカー規制法が成立しました。

 Q 主な改正点は。

 A 後を絶たないインターネット上の付きまといを防ぐため、SNSでメッセージを連続して送信することや、特定の人のブログに執拗に書き込みをすることを規制対象に加えたのが特徴です。これまでは電話やファクス、メールといった付きまといの手段を列記していたため、新たな通信手段が普及すると対応できない問題がありましたが、この改正で、電気通信機器を使った「ネットストーカー」にも広く網を掛けられるようになりました。

 Q なぜ改正されたのですか。

 A 今年5月、東京都小金井市で音楽活動をしていた女性がファンの男に刺された事件がきっかけです。警視庁は事件前、女性から「ツイッターに男が執拗な書き込みをしている」と相談を受けていましたが事件を防げず、ストーカー規制法がSNSを明記していない点も問題視されました。近年はSNSで見知らぬ人とも簡単につながるようになり、民間団体の調査では中高生を中心にネットストーカーの被害相談が急増しています。

 Q 他に変更点はあるのですか。

 A 各都道府県の公安委員会が加害者に付きまといをやめるよう命じる禁止命令の手続きが見直されました。現在はまず警察が警告し、それに従わなかった場合しか発令できない上、加害者に聴聞して弁明を聞く必要もあり、迅速に被害者を守れないと言われてきました。法改正で、緊急時には事前に警告がなくても禁止命令が出せるようになるほか、聴聞も事後に回すことができます。公安委員会以外に、警察も発令できるようにしました。

 Q 罰則はどうなるのですか。

 A ストーカー行為罪の懲役刑の上限を「6月以下」から「1年以下」に引き上げるなど全般に引き上げました。報復を恐れて告発をためらう被害者もいるため、告発がなくても起訴できる「非親告罪」に変更しました。

 Q SNSなどのストーカー被害に悩んだら、どこに相談したらいいのでしょうか。

 A 大切なのは1人で抱え込まないことです。都道府県警察にあるストーカー被害の相談窓口や、各地の女性センター、婦人相談所、ストーカー対策を扱う弁護士などに相談してみましょう。

女性を脅迫容疑 航空自衛官逮捕 富岡署 /群馬県
2016.12.06 東京地方版/群馬 

 富岡署は5日、愛知県小牧市春日寺1丁目、航空自衛隊小牧基地所属の3等空曹、H容疑者(27)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。

 逮捕容疑は2日午前0時50分ごろ、スマートフォンの通信アプリを使って、元交際相手の群馬県内の会社員女性(21)に、女性の上半身の写真を送り、「ばらまくぞ」と脅したというもの。署によると、2人は7月にスマホのアプリを通じて知り合い、10月まで交際していた。H容疑者は「よりを戻したかった」と容疑を認めているという。

元交際女性を脅迫 容疑の3等空曹逮捕=群馬
2016.12.06 東京朝刊

 富岡署は5日、航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)所属の3等空曹I容疑者(27)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、I容疑者は2日午前0時50分頃、西毛地域の女性会社員(21)に携帯電話の通信アプリを使って、この女性の上半身裸の画像と一緒に、「ばらまくぞ」などのメッセージを送って脅した疑い。調べに「間違いありません。よりを戻したかった」と供述している。

 2人は7月にインターネット上の交流サイトで知り合い、8~10月に交際していたという。

 小牧基地司令の尾崎義典空将補は「誠に遺憾。事実を確認し次第、厳正に対処するとともに再発防止に万全を期したい」とコメントした。

1000万円恐喝容疑=富山
2016.12.06 東京朝刊 

 富山中央署は5日、富山市水橋中村、職業不詳M容疑者(43)を恐喝の疑いで逮捕した。M容疑者は、容疑を否認している。

 発表によると、M容疑者は2015年1月2日頃~10月22日、30歳代男性を性的関係を持った女性が未成年だったなどと脅迫し、現金計1005万円を脅し取った疑い。M容疑者と男性は同じ会社で働いていたことがあったという。

「ブラックバイト」で逮捕 元従業員、学生に暴行容疑
2016.11.29 大阪朝刊

 千葉県警船橋東署は28日、千葉県内にあった大手飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」のフランチャイズ店でアルバイトをしていた大学3年の男子学生(21)の顔を殴ったなどとして暴行の疑いで、先輩格の元従業員で自称派遣社員、T容疑者(53)=同県印西市=を逮捕した。

 男子学生は冨山容疑者らから繰り返し暴行や暴言を受け、過酷な労働を強いられていたと主張し、店舗を運営していた会社側に慰謝料などを求め千葉地裁で係争中。

 労働組合「ブラックバイトユニオン」によると、過酷な労働を強いられる「ブラックバイト」をめぐる逮捕は異例という。

 男子学生は28日、東京都内で記者会見し「辞めたいと言ったら、殴ったり、蹴られたりした。首も絞められた。すごい重圧だった」と証言。

 同席したユニオンの青木耕太郎執行委員は「極めて悪質だ。無理な働き方をさせ、辞めさせないために暴行や脅迫をしていた」と指摘した。

 逮捕容疑は昨年8月8日午後、同県船橋市の店で男子学生の左足を蹴り、翌9日午後には顔を殴ったとしている。T容疑者は容疑を認め「勤務態度がひどかった」と供述している。同容疑者らが働いていた店舗は既に閉店している。

脅迫容疑で男逮捕=大分
2016.11.21 西部朝刊

 日田署は20日、日田市庄手、職業不詳K容疑者(34)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、K容疑者は15日から18日頃までの間に、誰でも閲覧可能なインターネット上の自身のブログに、県内に住むタレント業の20歳代女性を「殺す」などと書き込んで脅迫した疑い。K容疑者は15日に女性のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に約100通の書き込みをし、警察から警告を受けていたという。

性的動画 男性脅迫/アプリで接近 女性豹変/県内11件確認 金銭被害も
2016.11.21 朝刊 

 「裸を見せ合おう」などと持ちかけ、入手した動画を他人に公開するなどと脅して金銭を要求する「セクストーション(性的脅迫)」の被害が、県内でも発生している。県警サイバー犯罪対策室によると、被害が出始めた2014年からことし10月末までに11件が確認されており、実際に金銭的被害を受けたケースも出ている。県警は「被害に遭った場合は警察に相談してほしい」と呼び掛けている。

 セクストーションは「sex(性的)」と「extortion(脅迫)」を合わせた造語。独立行政法人情報処理推進機構によると、セクストーションは海外で広がっていたが、2014年以降は国内でも被害が表面化した。

 サイバー犯罪対策室のまとめでは、県内で14年2件、15年5件、16年は10月末現在で4件を確認。被害者は全て男性だという。

 手口はこうだ。

 男性が、ネット上の掲示板でやりとりしていた女性と無料通信アプリなどのIDを交換。女性から「裸や自慰行為を見せ合おう」と持ちかけられる。

 通信アプリのテレビ電話機能を使って裸などを見せ合っていると、急に通信が途絶え、女性から「電波状況が悪いからアプリをダウンロードして」と要求され、URLが送られて来る。

 このアプリは、電話帳の情報を盗み取る機能がある不正アプリで、インストールしたスマホから情報が漏れてしまう。

 男性が再びメッセージを送ると、女性は「友人や知人に恥ずかしい動画を見られたくなければ金を払え」と“豹変(ひょうへん)”し、男性の動画とアプリを通じて盗み取った連絡先の一部を送ってくる-という。

 サイバー犯罪対策室のまとめでは、実際に数万円を支払った後、再度10倍ほどの金額を要求されたり、支払いを拒否したために動画を友人らに送られたりした事例もある。

 一方、情報処理推進機構に寄せられた被害相談は14年~ことし11月10日までに39件。相談者の中には女性もいるという。同機構は「恥ずかしさゆえに泣き寝入りする人も多いと推測される。相談件数は氷山の一角だ」と指摘。

 県警は「テレビ電話の利用には十分注意し、正規のアプリ以外は利用しないで」と注意喚起している。

暴力団組員が暴行と脅迫の疑い /熊本県
2016.11.19 西部地方版/熊本 

 (熊本南署など発表) 18日、住所不定、指定暴力団K組系組員N容疑者(31)を暴行と暴力行為等処罰法違反で逮捕。4月13日、熊本市南区南高江1丁目の工場敷地内で、乗っていたタクシーの男性運転手(42)に遠回りしたなどと因縁をつけ、頭を手提げバッグで数回殴るなどの暴行を加え、さらに運転手の上司の男性(59)を現場に呼び自分が暴力団組員だと告げて脅迫した疑い。容疑を否認している。

「自画撮り被害」で男逮捕 児童ポルノ違反容疑 県警、注意呼びかけ=新潟
2016.11.17 東京朝刊

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて知り合った女子生徒に性的な写真を撮影させて送らせたなどとして、江南署と県警少年課は14日、愛知県津島市寺野町、無職T被告(41)(児童買春・児童ポルノ禁止法違反などで起訴)を同法違反(製造)と脅迫の疑いで再逮捕した。

 発表によると、T被告は9月14日と10月3日、愛媛県の中学3年の女子生徒(当時14歳)に性的な写真を撮影させて無料通話アプリ「LINE(ライン)」で送信させ、9月18日には山梨県の中学1年の女子生徒(当時13歳)に「強姦(ごうかん)しにいく」などと脅すメールを送った疑い。調べに対し、「間違いありません」と話しているという。

 警察庁によると、こうしたSNSなどで知り合った相手から指示されて裸の画像などを送らされる児童ポルノの被害は「自画撮り被害」と呼ばれ、児童ポルノ被害全体の約4割を占める。今年の上半期に239人の被害児童が全国で確認され、昨年同期に比べ50%以上増えている。同庁は今月、教育関係者や青少年行政担当者らに向けた文書をホームページ上で公開し、広報と啓発を呼びかけている。

 県警は今年の上半期に6人の被害児童を確認した。親しげに会話し、個人情報などを聞き出すと「ネットに公表するぞ」など脅して画像を送らせたり、その画像をもとに脅迫をエスカレートさせたりするという。県警少年課は「SNSで知り合った相手から何か要求されたら、すぐに警察に相談してほしい」と注意を呼びかけている。

★女性恐喝未遂疑いで男逮捕
2016.11.17 朝刊 

 可児署は16日、恐喝未遂の疑いで、関市桜ケ丘、無職Y容疑者(42)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年9月1日に可児市の飲食店アルバイトの女性=当時(33)=に関市内の病院の駐車場で「やくざに言われたくなければ口止め料を払え」と脅迫。さらに同月5日に「親に迷惑かけたくないやろ」などと電話し、現金20万円を脅し取ろうとした疑い。署によると、2人は昨年7月に会員制交流サイト(SNS)を通じて知り合い、金銭トラブルがあった。昨年9月1日に女性が署に被害を届けた。

恐喝と強要 無罪に 住民票不正公判 懲役1年6月判決=長野
2016.11.12 東京朝刊

 偽の借用書を使って債権者を装い、不正に他人の住民票の写しを交付させたとして偽造有印私文書行使などの罪に問われた安曇野市、調査業M被告(66)に対し、長野地裁松本支部は11日、懲役1年6月(求刑・懲役3年6月)の判決を言い渡した。

 一方、交際相手の女性の知人男性から現金計約70万円を脅し取ったなどとして問われた恐喝と強要の罪については、野沢晃一裁判官は「被害者の証言に信用性が認められない」などと述べ、無罪とした。

 恐喝、強要罪に関して、被害者男性は宮下被告から、女性関係を巡って「電話で罵声を浴びせられ、自宅に押しかけられても困ると思い、店で会う約束をした」などと証言していた。これについて、判決は「通話時間の12秒内に発言や約束が可能とは考えがたい」と指摘。「家族に暴露されることを恐れていたと思われるが、そのような状態で要求することが脅迫となるものではない」とした。

 一部無罪の判決を受け、長野地検は「判決内容を精査し、上級庁と協議の上、適切に対応する」としている。

★脅迫の疑いで男を逮捕
2016.11.05 夕刊 

 県警人身安全対策室と岐阜北署は4日、脅迫の疑いで関市大平台、パートS容疑者(58)を逮捕した。

 逮捕容疑は10月下旬、岐阜市の自動車学校職員の男性(53)へ、男性の娘(22)に対し「(娘の)高校時代の秘密を暴露しましょうか」、「集団で性行為します」などと危害を加える内容の手紙を送り脅した疑い。

 署によると、S容疑者と娘は知人。10月3日から下旬までに男性宅へ差出人不明の手紙を複数回、郵送していたという。
「性的な動画 友人に流すぞ」 スマホ恐喝 ご注意 アプリで連絡先抜かれ 羞恥心から泣き寝入りも
2016.11.02 夕刊

 スマートフォンから抜き取った連絡先に、本人の性的な画像や動画を流出させるなどして恐喝するセクストーション(性的な脅迫という意味の造語)の被害が続いている。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によると、2014年9月に初めて相談が寄せられ、これまでに39件を確認。14年には福岡県内の男が恐喝の疑いで逮捕されたが、泣き寝入りする被害者も多く、IPAは注意を呼び掛けている。

 「恥ずかしい動画を友人に流してほしくなければ30万円を払え」。今年10月、横浜市の20代男性に無料通信アプリLINE(ライン)でメッセージが届いた。続けて、自分のスマホに登録していた連絡先の一覧画像と、男性本人の性的な動画が送られてきた。

 男性は以前、インターネットでメッセージをやりとりするライブチャットで、見知らぬ女性に「下半身を見せて」と持ち掛けられていた。先に女性から画像が送信されてきたので応じると、やりとりは動画にエスカレート。「話す場所を変えよう」と書き込みがあり、送られてきたURLにアクセスした。

 IPAによると、この時点で不正アプリがスマホにダウンロードされ、連絡先を抜き取られた可能性が高いという。男性が30万円の支払いを拒否すると、30分後、約100人の友人に性的動画が送りつけられた。今後、再び金銭を要求してくる恐れもあるという。

 過去には恐喝の疑いで逮捕されたケースもある。14年4月、千葉県警が福岡県太宰府市の男と札幌市の男を逮捕した。2人は中国のグループに雇われ、日本人を標的にしていたという。

 ただ、警察庁によると、逮捕はこの1件のみ。多くは海外を拠点としており、捜査が難しいという。福岡県消費生活センターでも、同様の相談は14年に1件あっただけだった。

 IPAには14年に6件、15年に19件、今年も14件の相談が寄せられている。担当者は「氷山の一角の可能性がある。プライベートな画像や動画は第三者に渡さず、不審なURLには安易にアクセスしないよう徹底してほしい」と話している。 

元中学校講師を再逮捕 /岡山県
2016.10.26 大阪地方版/岡山 

 県警は25日、津山市神戸、元中学校講師I容疑者(35)を強制わいせつの疑いで再逮捕し、発表した。「ツイッターで脅してわいせつな行為をしたことにまちがいない」という趣旨の供述をしているという。県警によると、I容疑者はツイッター上で女性になりすまして男子高校生とひわいなメールのやりとりをし、9月3日午後9時ごろ、「流すね、大学に、高校に」とメールで脅迫。同日午後9時20分ごろ、県北部の公園で高校生に無理やりわいせつな行為をした疑いがある。I容疑者は別の男子高校生に同様の手口でわいせつ行為をしたとして、同じ容疑で逮捕、起訴されている。

[事件・事故]恐喝容疑で逮捕 今治署
2016.10.23 朝刊 

 ◆恐喝容疑で逮捕 今治署は22日、恐喝の疑いで今治市の造船工A容疑者(44)を逮捕した。容疑は20日午後10時ごろ、市内の商業施設駐車場などで面識のある市内の調理員の男性(36)を「迷惑料を払え」などと脅迫し、スマートフォン1台(10万円相当)を脅し取った疑い。署によると、A容疑者は容疑を否認している。

 交流サイト 子ども被害最多 18歳未満889人 ツイッターやラインで 警察庁 上半期まとめ
2016.10.20 夕刊

 今年上半期(一~六月)に出会い系以外の交流サイトを利用して犯罪の被害に遭った十八歳未満の子どもは前年同期比九十三人増の八百八十九人で、統計を取り始めた二〇〇八年以降、上半期で最多だったことが二十日、警察庁のまとめで分かった。被害者のうち八百五十二人(95・8%)が女性だった。

 警察庁は主なサイトを七分類して分析。最も被害が多かったのは複数交流型のツイッターで百八十人(20・2%)、次いでチャット型の交流サイト「ぎゃるる」が七十八人(8・8%)、IDなど交換型のLINE(ライン)が六十三人(7・1%)など。

 同庁の坂口正芳長官は「自主的な被害対策が十分ではないサイトで被害が増加している」として、事業者側に被害防止策の強化を働き掛ける方針。

 被害の罪種別では、淫行などの青少年保護育成条例違反が三百四十八人(39・1%)、児童ポルノ二百六十八人(30・1%)、児童買春二百二十五人(25・3%)。容疑者と会った被害者の四割以上が「金品目的」など援助交際に関連する理由だった。

 年齢別では十七歳が最多の二百二十七人(25・5%)で、十六歳二百二十二人(25・0%)、十四歳百六十四人(18・4%)と続いた。十一歳以下も十一人おり、うち三人は強姦(ごうかん)の被害者。

 最年少は児童ポルノの被害に遭った九歳女児。

 有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の利用状況が判明した七百三十八人のうち六百四十七人(87・7%)は利用していなかった。

 出会い系サイトの被害は減少傾向が続いており、前年上半期の半減近い二十二人だった。

 裸画像送ってトラブル

 対策にフィルタリングなど

 「家庭で利用ルールを」

 十八歳未満の利用が禁じられるなど規制の厳しい出会い系サイトに代わって、交流サイトが性犯罪の温床となっている。児童が裸の画像を送り、脅されるなどの被害が多発している。インターネット上のトラブル相談に応じる全国webカウンセリング協議会(東京)は、子どもを犯罪から守るために、家庭内でネット利用のルールを決めることを呼び掛けている。

 都内の高校二年女子(17)は、無料通信アプリLINE(ライン)のIDを交換する掲示板で、共通のバンドのファンという十六歳の女子と知り合い、「友情の証しに裸の写真を交換しよう」と誘われた。ためらったが、相手から先に画像が送られ、自分の裸の写真も送った。だが、相手は実は男で、「会わないか」としつこく誘われ、連絡を絶つと、裸の画像が個人情報と共にネットに載せられてしまった。

 協議会に寄せられた相談では、小学四年の女児が裸の画像を送った相手が実は同級生の男子で、画像がクラスに出回ってしまったという事例もあった。匿名でやりとりするネットでは「見ず知らずの相手だからこそ、羽目を外してしまった」というケースが多く、いじめや脅迫など深刻な被害につながることもある。

 相手が交際相手や好きな異性でも、別れた後に画像を流出させる「リベンジポルノ」の懸念もある。恋人関係を崩さずに撮影を拒むために「私のことが好きなら、嫌がることをしないで」と伝え、身を守ることが大事という。

 協議会の安川雅史理事長は「スマートフォンやタブレット端末、通信機能のあるゲーム機、音楽プレーヤーには有害サイトを閲覧できないフィルタリングを設定し、使う場所も親の目の届く部屋に限るなど、家庭内でルールを決めることが大切」と強調した。

 交流サイトなどによる被害を防ぐポイント

 一度流出した画像の完全な削除はできないことを子どもらに教える

 親しい間柄でも個人的な画像を撮影しない

 インターネットで知り合った人に安易に画像を送らない。直接会わない

 名前や顔、学校名など本人を特定できる情報をネットで公表しない

 脅されたら、メールや留守番電話を保存しておく

 画像が流出したら、警察や弁護士、民間機関に相談し、サイト管理者に削除を依頼する

 裸画像送りトラブル 交流サイトで被害女児多発
2016.10.20 夕刊 

 十八歳未満の利用が禁じられるなど規制の厳しい出会い系サイトに代わって、交流サイトが性犯罪の温床となっている。児童が裸の画像を送り、脅されるなどの被害が多発している。ネット上のトラブル相談に応じる全国webカウンセリング協議会(東京)は、子どもを犯罪から守るために、家庭内でネット利用のルールを決めることを呼び掛けている。

 都内の高校二年女子(17)は、無料通信アプリLINE(ライン)のIDを交換する掲示板で、共通のバンドのファンという十六歳の女子と知り合い、「友情の証しに裸の写真を交換しよう」と誘われた。ためらったが、相手から先に画像が送られ、自分の裸の写真も送った。だが、相手は実は男で、「会わないか」としつこく誘われ、連絡を絶つと、裸の画像が個人情報とともにネットに載せられてしまった。

 協議会に寄せられた相談では、小学四年の女児が裸の画像を送った相手が実は同級生の男子で、画像がクラスに出回ってしまったという事例もあった。匿名でやりとりするネットでは「見ず知らずの相手だからこそ、羽目を外してしまった」というケースが多く、いじめや脅迫など深刻な被害につながることもある。

 相手が交際相手や好きな異性でも、別れた後に画像を流出させる「リベンジポルノ」の懸念もある。恋人関係を崩さずに撮影を拒むために「私のことが好きなら、嫌がることをしないで」と伝え、身を守ることが大事という。

 協議会の安川雅史理事長は「スマートフォンやタブレット端末、通信機能のあるゲーム機、音楽プレーヤーには有害サイトを閲覧できないフィルタリングを設定し、使う場所も親の目の届く部屋に限るなど、家庭内でルールを決めることが大切」と強調した。

 女性を脅した疑い
2016.10.20 朝刊 

 【愛知県】春日井署は19日、脅迫の疑いで、名古屋市中村区藤江町4、無職T容疑者(64)を逮捕した。

 逮捕容疑では、今月3日午後5時半ごろ、同市内の飲食店で、交際中の春日井市の女性(46)に別れ話を切り出され、「家に行ってぐちゃぐちゃにしてやる」などと脅したとされる。

 署によると、「飲食店に食事に行っただけ」と容疑を否認している。女性は毎日数十回の脅迫電話やメールを受け、18日に被害届を出していた。

 Y組二次団体 組長ら2人逮捕 集団脅迫容疑
2016.10.18 朝刊 

 【愛知県】県警捜査四課などは十七日、暴力行為法違反(集団脅迫)の疑いで、いずれも名古屋市中村区大秋町一、指定暴力団Y組二次団体組長K(68)と組周辺者のT(48)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、共謀して九月八日夜、K容疑者らの自宅で、三十代の女性に「俺はやくざやぞ。人を殺すことだってできるんやぞ」などと強い口調で脅したとされる。

 県警によると、二人は容疑を否認している。女性はK容疑者の長男の交際相手で、八月上旬から同容疑者の自宅兼組事務所に住んでいた。

300万円恐喝容疑、事務所運営者を逮捕 地下アイドルと交際のファンから【名古屋】
2016.10.15 名古屋朝刊 

 名古屋市内で活動する「地下アイドル」の女性と交際したファンから現金を脅し取ったとして、愛知県警は14日、アイドル事務所を運営する名古屋市西区城町、アルバイトH容疑者(35)を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。「それはないです」と容疑を否認しているという。

 中署によると、H容疑者は1月、自分が運営するアイドル事務所所属の女性と交際していた愛知県内在住のファンの会社員男性(27)に対し、「けじめ」などとして架空の借用書を書かせ、「お前が逃げても家族や会社に迷惑がかかるかもしれんな」などと脅迫。現金300万円を脅し取った疑いがある。地下アイドルは、大手タレント事務所などに所属せずライブハウスなどで活動するアイドル。H容疑者は同市中区で「シンデレラプロモーション」という事務所を運営している。

 この事務所をめぐっては、H容疑者から「タレントと私的に交流した」ととがめられて現金を脅し取られたとして、この男性を含むファン2人がH容疑者を相手取り、計750万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴している。

乱暴し強盗容疑 逮捕=岡山
2016.10.15 大阪朝刊 

 総社署は14日、総社市福井、農園作業員Y容疑者(45)を強姦(ごうかん)と強盗の疑いで逮捕した。Y容疑者は「合意の上だったと思っている。暴力をふるった覚えもない」と否認している。

 Y容疑者は2009年3月31日午後11時40分から4月1日午前0時40分頃の間、総社市の市道で、自転車で帰宅中の20歳代の女性を押し倒し、「騒ぐな」と脅迫。腹を殴るなどしたうえ、農機具小屋に連れ込んで性的な暴行をし、女性が身につけていた下着2点(計3000円相当)を奪った疑い。

 県警は総社市内で同年春、同様の事件の被害届を数件受理しているという。

 所属アイドルの交際相手を恐喝 容疑で名古屋の男逮捕
2016.10.15 朝刊 

 運営する芸能プロダクションに所属する女性アイドルと交際したファンから金を脅し取ったとして、名古屋・中署は14日、恐喝の疑いで、名古屋市西区城町、飲食店アルバイトH容疑者(35)を逮捕した。

 逮捕容疑では、今年1月8日、名古屋市中区大須2のビルに愛知県新城市の男性会社員(27)を呼び出し、300万円の借用書を作成させた上、「おまえが逃げても家族や会社に迷惑がかかるかもしれんな」などと男性を脅迫。同月12日に300万円を脅し取ったとされる。署によると、H容疑者は「そういう恐喝はない」と容疑を否認している。

 署によると、H容疑者は昨年12月に男性と女性アイドルの交際を知り、今後一切連絡を取らないとする誓約書を男性に書かせていたが、2人はその後も付き合っていた。

脅迫容疑で福岡の男逮捕=佐賀
2016.10.14 西部朝刊 

 鹿島署は13日、福岡市城南区、無職T容疑者(34)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、T容疑者は3日から5日までの間に、出会い系サイト上で知り合った県内居住の女性(20歳代)に対し、複数回に分けて「下着姿の写真を拡散する」などのメールを送りつけて脅した疑い。調べに対し「脅したことは間違いない」と容疑を認めているという。

22歳大学生が交際42歳女の仲間にボコボコ
2016.10.07 日刊スポーツ 東京日刊 

 男子大学生(22)を監禁して暴行し、顔面骨折などの重傷を負わせたとして、警視庁町田署は6日までに逮捕監禁と強盗致傷の疑いで東京都町田市の男女4人を逮捕した。町田署によると、大学生と関係を持ったことがあるT容疑者(42)が「乱暴に取り扱われ、いやな思いをした」と、知り合いの無職H容疑者(48)とT容疑者(35)に相談。2人によると、大学生は女癖が悪く、他の女性に手を出したりしたという。

 9月12日夜、大学生が町田市内のスナックで飲んでいることを知ったT容疑者はT容疑者とスナックに向かい、大学生と合流。T容疑者が「私の家に行こうよ」と誘うと、大学生は一緒に外に出たという。向かった先はH容疑者のアパートで、到着後にT容疑者が「靴を脱ぐから先に行って待っていて」と言うと、大学生は1人部屋に入り、明かりをつけたところ、覆面姿のH容疑者とS容疑者(45)が待ち構えていた。

 H、T両容疑者は大学生の顔に布袋をかけ、後ろ手にして結束すると、足をラップでグルグル巻きにし、さらに股間に灯油をかけて「火をつけるぞ」と脅迫。大学生をボコボコにして「迷惑料としてまゆみの家のポストに20万円を入れろ」と脅したという。大学生は13日早朝、神奈川県大和市の公園で解放された。

 T容疑者は「とっちめてやりたかったが、暴行や脅迫は知らない」と供述。T容疑者以外の3人は大学生と面識はなかった。

妻を脅した疑いで逮捕=石川・続報注意
2016.10.05 東京朝刊 

 金沢東署は4日、金沢市森山、建設作業員M容疑者(24)を暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕した。

 発表によると、M容疑者は3日午後8時半頃、自宅で、妻の20歳代女性に包丁を突きつけ、「おまえのことなんて刺せるぞ」などと脅迫した疑い。妻にけがはなかった。調べに対し、「脅したのは間違いないが『刺せるぞ』とは言っていない」と話しているという。

 [続報]

 2016年10月15日付東京朝刊29面

 =20歳代男性 起訴猶予=石川

 地検は「事案の軽重や反省の程度などを考慮した」としている。

暴力団活動抑止に期待 トップに賠償命令 組員の「威力」認定 東京地裁
2016.09.30 東京朝刊 

 指定暴力団K会の下部団体の組員だった男から現金を脅し取られたなどとして、全国の聴覚障害者27人がK会のS元会長(88)や男ら3人に対し、計約1億9940万円の損害賠償を求めた訴訟で、29日の東京地裁(山田真紀裁判長)の判決は、暴力団対策法が定めた指定暴力団の代表者らへの賠償責任規定を初適用するなどし、元会長ら3人に計約1億9720万円の賠償を命じた。今回のような司法判断が定着すれば、暴力団による被害を回復しやすくなるだけでなく、資金獲得活動の抑止にもつながる可能性がある。

 従来の暴力団被害では、民法に規定された「使用者責任」に基づき、暴力団トップに支払いを命じる判決が定着していたが、暴力団組織の指揮命令系統や上納金の流れなどを原告側が立証する必要があった。これに対し、2008年に改正された暴対法では、末端組員が指定暴力団の「威力」を用いて資金獲得行為をすれば、トップの賠償責任が問われる規定が設けられ、立証の負担が軽減されていた。

 判決によると、自分も聴覚障害者の男は同年5月~10年4月、脅迫したり、虚偽の出資話を伝えたりして、聴覚障害者27人に現金計1億7978万円を支払わせた。判決は、「威力」の定義を「自ら暴力団員であることを示し、聴覚障害者を畏怖させた行為」と明示。自分が暴力団員と紹介された雑誌を見せたり、下部団体の組長を同席させたりした上で、聴覚障害者に現金を要求するなどした行為は、威力の行使にあたるとし、元会長の賠償責任を認めた。

 一方、男が暴力団員だと示さずに刃物を出したり、虚偽の出資話を信じ込ませて金を出させたりした行為については、「暴力団の威力を背景として資金を獲得したというのは困難だ」と指摘し、暴対法の適用対象外とした。

 その代わり、判決は、こうした行為についても「男が獲得した資金の一部は上納金として納付されていたことが推認され、K会の事業の一環として恐喝や詐欺で資金を獲得していた」と判断。民法の使用者責任規定を適用し、S元会長の賠償責任を認定した。このため、判決が元会長ら3人に命じた賠償額は、ほぼ原告の請求通りとなった。

 判決後に記者会見した原告弁護団の斎藤理英(りえい)弁護士は、「暴力団の勢力が衰えているとはいえ、被害者が泣き寝入りする実態がある。今回の判決が出たことで、被害者救済につながるのではないか」と語った。

◇暴力団対策法が規定する「威力」に対する東京地裁の判断
威力にあたる 暴力団員と紹介された雑誌を見せ、「300万円を
用意しなければ殺す」と要求し、畏怖させた

「自分はヤクザの仲間だ」と述べた後、「私の顔
がつぶれる」などと記載したメールを送信し、貸
金の返還を断念させる

「ヤクザは情報が早い」と伝えて出資金を集めた
後、「金は組長に渡した」「その気になったら殺す」
と伝える
威力にあたらない 暴力団員であることを告げずに、被害者に全長約
30センチの刃物を向け、「1000万円を出せ」と要求

「福祉会館を建設するので金を出せ。増やして返し
てやる」と虚偽の出資話で支払いを要求

 知事ら脅迫容疑 逮捕 宅地建物取引業 免許取り消し男
2016.09.30 朝刊 

 【愛知県】宅地建物取引業の免許を取り消されたことから、大村秀章知事らの殺害をほのめかすはがきを県庁に送ったとして、名古屋・中署は二十九日、脅迫の疑いで、名古屋市中川区富田町榎津郷中、無職Y容疑者(74)を逮捕した。

 逮捕容疑では八月十九日、大村知事と担当部署の男性職員(54)ら計五人の宛名で、「処刑準備に入ります」などと記載したはがき一通を県庁に郵送し、脅迫したとされる。

 署によると、「脅すような内容を書いたつもりはありません」と容疑を一部否認している。

 署によると、Y容疑者は以前は不動産業を営んでいたが、昨年三月に宅地建物取引業免許の取り消し処分を受け、県に不服を申し立てていた。「相手にしてもらえなかったので送った」と話しているという。

 県建設業不動産業課によると、Y容疑者は不動産業を営むのに必要な法務局への供託金を納めなかった。

 二〇一四年十二月に業務停止の行政処分をしたが、従わなかったため、免許を取り消した。

女性を脅迫した疑いで76歳男を逮捕 /和歌山県
2016.09.28 大阪地方版/和歌山 

 県警は27日、有田市宮原町新町、無職K容疑者(76)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。湯浅署によると、K容疑者は8月27日から9月6日の間に湯浅町の女性(70)に対し、「ウラ切り物お前を殺してワシモ死ぬつもりでいる」などと書いた手紙を女性宅に投函(とうかん)し、脅迫した疑いがある。女性はかつてK容疑者と内縁関係にあったといい、しつこく電話をかけるなどのストーカー行為に悩み、8月下旬に家を出ていたという。

威力業務妨害:秋元康さん脅迫、ネット投稿容疑 大阪の塾講師逮捕
2016.09.28 東京夕刊 

 音楽プロデューサーの秋元康さん(58)を脅迫する書き込みをツイッターに投稿し、警備を強化させたとして、警視庁捜査1課は28日、大阪市西区北堀江1、塾講師、Y容疑者(39)を威力業務妨害容疑で逮捕したと発表した。

 逮捕容疑は6月8日午後11時40分ごろ、スマートフォンからツイッターに「秋元康か、関わるアイドルを襲撃し殺してやる」と投稿し、同月9~18日に新潟市のイベント会場などで警備を強化させ、イベント会社の業務を妨害したとしている。容疑を認めているという。投稿に気付いた人が通報し、Y容疑者が浮上した。

男子高校生脅し 講師がわいせつ 岡山、容疑で逮捕
2016.09.27 大阪夕刊 

 ツイッターで知り合った男子高校生にわいせつな行為をしたとして、岡山県警津山署は27日、同県津山市の市立津山西中学校講師・I容疑者(35)(岡山県津山市神戸)を強制わいせつの疑いで逮捕した。

 発表によると、I容疑者は8月17日午後、県北部の男子高校生に対し、「裸の画像をツイッターに流す」と電話で脅迫。同日、空き家に呼び出してわいせつな行為をした疑い。容疑を認めているという。

 I容疑者は2015年4月から同中学校の特別支援学級を担任。男子高校生とは今年8月上旬、女性になりすましてツイッターで知り合い、裸の画像を送信させていたという。

 恐喝未遂容疑で組長ら3人逮捕
2016.09.27 朝刊  静岡版 

 【静岡県】沼津署は二十六日、恐喝未遂と住居侵入の疑いで、指定暴力団I会系組長K(75)=富士市宮下、恐喝未遂の疑いで、同幹部N(41)=静岡市葵区H=と同幹部H(58)=同市駿河区中島=の三容疑者をそれぞれ逮捕した。

 逮捕容疑は八月三日、県東部在住の自営業の四十代男性の自宅に押し掛け、男性が組関係者に迷惑をかけたとして「百万円持ってこい」などと脅迫し、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、三人はいずれも「脅していない」と容疑を否認している。

 元交際相手に大量メールし、ストーカーの疑い
2016.09.21 朝刊  滋賀版

 【滋賀県】大津署は20日、ストーカー規制法違反と脅迫の疑いで、岐阜県笠松町月見町、派遣社員S容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑は、今月11日~翌日夕、元交際相手の女性(32)に「必ず息子殺したる」などと脅し、約160通のメールを携帯電話に送ったとされる。

 署によると、2人は今年7月にS容疑者から切り出して別れたが、8月に入ってS容疑者が復縁を迫るメールを日に30通送るなどした。「ヨリを戻したくない」と女性が拒絶すると、160通のメールを送り付けてきたという。調べに対し「全て間違いありません」と容疑を認めている。

勤務の学校脅迫、元中学講師有罪 威力業務妨害事件判決 /秋田県
2016.09.07 東京地方版/秋田 

 勤務していた秋田市立土崎中学校に「生徒や教師らを攻撃する」などと書いた脅迫文を送り付けたとして、威力業務妨害の罪に問われた同校の元講師、I郎被告(25)=男鹿市、7月15日付で懲戒免職=の判決公判が6日、秋田地裁であった。三浦隆昭裁判官は、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。

 判決によると、I被告は脅迫文を5月7日に土崎中に送り、学校としての機能を停止することを求めた。これを受け、同中は同月9日から13日まで部活動を休止するなどの業務の妨害を受けた。三浦裁判官は「現実に加害行為に出る意思はなかったとしても悪質。だが、ストレス症候群などにあったことが犯行に影響を与えていたことは否定できない」などと述べた。

勤務先に脅迫文 元講師有罪 地裁「卑劣かつ巧妙で悪質」=秋田
2016.09.07 東京朝刊 

 勤務先の学校に脅迫文を送り、業務を妨害したとして威力業務妨害罪に問われた男鹿市脇本富永、元秋田市立土崎中学校講師I郎被告(25)に対し、秋田地裁(三浦隆昭裁判官)は6日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・1年6月)の判決を言い渡した。

 三浦裁判官は「犯行態様は卑劣かつ巧妙で悪質」と指摘した。一方で、「反省の態度や更生の意欲を示している」と説明した。

女性の裸撮り「父はヤクザ」と脅迫…婚活サイトの“暁千琥”を恐喝容疑で逮捕
2016.09.05 サンスポ 

 婚活サイトで知り合った女性を「オレの父親はヤクザだ」などと脅して金品を奪ったとして、29歳の男が恐喝容疑で警視庁杉並署に逮捕された。この男、インターネット上で「暁千琥(あかつき・せんご)」と名乗り、同様に複数の女性から現金をだまし取るなどしていた疑いがあるという。別の被害者から損害賠償を求め提訴されていたことも判明した。

 逮捕されたのは住所不定、職業不詳のO容疑者(29)。「弁護士が来るまで話さない」などと黙秘しているという。

 容疑は8月14日、東京都杉並区のホテルで女性(29)の裸などを撮影した上で、「オレの父親はY組のヤクザだ。逃げたらどうなるか分かっているだろう」などと脅迫。クレジットカードなどを渡すよう要求し、同乗したタクシーでも「人質代わりにカバンを置け」と、バッグや現金約2万円が入った財布を奪ったとされる。

 弁護士のS氏(62)のもとには、約1年前から複数の20代女性から総額で7、800万円に上る被害相談が寄せられていた。O容疑者は「投資会社社長」「シンガポール在住」などと名乗りながら、婚活サイトなどで知り合った女性宅を泊まり歩き、ホテルに宿泊して高級シャンパンを何本も開けるなどの豪遊をした費用などを女性に払わせていたとみられる。

 ある被害女性は、O容疑者の実家がある長野県内の母親の口座に金を振り込むよう指示されたという。投資名目でだまし取ったケースもあるようで、被害はさらに広がる可能性がある。

同僚男性を脅迫疑い=秋田
2016.09.02 東京朝刊 

 大館署は1日、大館市桜町、県立大館桂桜高校技能主任W容疑者(50)を脅迫の疑いで逮捕した。発表では、W容疑者は8月31日夜、トラブルがあった県北部在住の職場の同僚男性(41)に、電話で「殺してやる」などと脅迫した疑い。容疑を否認しているという。

恐喝未遂:みかじめ料要求、起訴内容を否認 地裁公判で元組員 /新潟
2016.09.02 地方版/新潟 

 「みかじめ料」を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂罪に問われた新潟市西区、元Y組系暴力団員、G被告(38)の初公判が1日、新潟地裁(神原浩裁判官)であり、G被告は「金銭の要求も脅迫もしていない」と起訴内容を否認した。

 起訴状などによると、G被告は6月9日~21日、用心棒代などの支払いを断った風俗店経営の30代男性に「そこら辺のヤクザより力はある」「2店舗で5万ってこと」などと言い、現金を脅し取ろうとしたとしている。

 検察側は「被告人の言葉はいずれも脅迫だ」と指摘。これに対し弁護側は「会話だ」として無罪を主張した。

違法金融業者にご用心 甘い言葉で勧誘→高金利貸し付け
2016.09.02 セレクト

違法金融業者にご用心

甘い言葉で勧誘→高金利貸し付け

 「即日ご融資可能」「他店で断られた方でもOK」―。甘い言葉で勧誘し、違法な高金利で現金を貸し付ける業者による被害が後を絶たない。業者が財務局などの貸金業登録番号を詐称し、客を信用させる手口も横行。金融庁は、違法な業者のリストを公表し、電話相談も受け付けている。

 違法業者は、ダイレクトメールや電話で、3万~5万円など少額で数日間の融資を持ち掛けることが多い。出資法が定める上限金利(年20%)を超えて借りさせ、脅迫的な取り立てをする。地方在住の人が、首都圏の違法業者などから勧誘されるケースも目立つ。

 注意したいのが、違法業者が使っている「登録番号」だ。利用者を安心させるため、実際は無登録なのに「関東財務局長(2)第○○○○○号」など、別の登録業者の番号を勝手に広告に載せたりしている。会社名に「信託」や「バンク」の文字を使うケースもある。

 金融庁は、そうした違法業者の社名や詐称している登録番号をホームページで公開。毎月更新しており、同庁金融サービス利用者相談室は「借り入れる前にはチェックし、慎重な判断を」と呼び掛けている。

 同相談室は電話での対応もしており「怪しいと思ったら気軽に相談してほしい」としている。

世界24時=米人気歌手、脅迫の疑いで逮捕 ロス市警
2016.09.01 信濃毎日新聞朝刊 

 【ロサンゼルス共同】米ロサンゼルス市警は30日、グラミー賞受賞の人気歌手クリス・ブラウン容疑者を、武器による脅迫の疑いで逮捕した。ロサンゼルス・タイムズ紙などによると、怒って女性の顔に銃を突きつけたという。ブラウン容疑者は否認している。

 同日夜、保釈金25万ドル(約2500万円)を納付し、保釈された。同容疑者は9月に日本公演を予定している。

 ブラウン容疑者は30日、ロサンゼルス郊外の自宅にこの女性らを招いていた。女性がある男性客のダイヤモンドのネックレスをほめると、怒りだしたという。

交際相手を脅迫容疑の男性、不起訴に /滋賀県
2016.08.30 大阪地方版/滋賀 

 交際していた女性に無料通信アプリLINE(ライン)を使い、メッセージとわいせつ画像を送ったとして脅迫容疑で彦根署に7月に逮捕された男性(22)について、大津地検は29日、不起訴処分にしたと発表した。起訴しなければならないほど悪質とは認められなかったとしている。処分は8月26日付。

別居中の妻を脅迫した疑い=山形
2016.08.29 東京朝刊

 寒河江署は28日、住所、職業不詳N容疑者(48)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、N容疑者は26日午前10時頃~27日午前7時頃、自身の携帯電話を使い、別居中の妻(47)と同居している寒河江市の長女(24)の携帯電話にメールを送信。妻に危害を加える内容で少なくとも5回送り、妻を脅迫した疑い。

 N容疑者は調べに「会って話がしたかった」などと供述している。N容疑者は妻との間に金銭トラブルがあったという。

脅してわいせつ画像=愛媛
2016.08.27 大阪朝刊

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で知り合った女性を脅し、わいせつな画像などを送らせたとして、新居浜署は26日、広島県福山市山手町、無職N容疑者(20)を強制わいせつ容疑で逮捕した。容疑を認めているという。同署によると、同様の事件で強制わいせつ容疑を適用するのは珍しい。

 発表では、N容疑者は4月16日未明、SNSで女性(当時19歳)に「顔写真などを拡散されたくなかったら言うことを聞け」などと脅迫。女性に上半身裸の姿などの画像をスマートフォンで撮影させ、送信させるなどした疑い。4月下旬に女性が同署に届け出た。2人は一度も会ったことがないという。

酒田署 脅迫の疑いで逮捕
2016.08.26 朝刊 

 酒田署は25日、脅迫の疑いで、酒田市宮内、無職の男(43)を逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前4時ごろ、自宅の固定電話から酒田市内の30代男性に電話をかけ、「俺が殺してやってもいいんだよ」などと脅迫した疑い。

 同署によると、男は家族が利用している同市内の介護施設との契約内容に不満があり、同施設に勤務している被害男性に電話した。その後、被害男性が110番通報した。同署は男の刑事責任能力の有無を含めて調べている。

T容疑者が強姦致傷の疑いで逮捕 40代のホテル女性従業員に性的暴行
2016.08.24 スポーツ報知 

 群馬県警は23日、前橋市内のビジネスホテル客室で40代のホテルの女性従業員に性的暴行を加えけがをさせたなどとして、強姦(ごうかん)致傷容疑で俳優のT容疑者(22)を逮捕した。T容疑者は、女優・T(61)の長男。容疑を認め「女性を見て欲求が抑えられなかった」と供述している。当時、酒を飲んでいたという。ドラマや映画、バラエティーなど幅広く活躍しており、各方面で大きな影響が出そうだ。【芸能面に関連記事】

◆「間違いありません」

 人気俳優の強姦事件に芸能界に衝撃が走った。

 群馬県警によると、T容疑者の逮捕容疑は、23日午前2時から同25分の間に、女性の手足を押さえつけるなどして性的暴行を加え、右手親指の打撲など全治1週間のけがを負わせた疑い。

 T容疑者は映画「青の帰り道」(藤井道人監督、公開未定)のロケに参加し、前橋市内のビジネスホテルに宿泊。スタッフらと自身の部屋で飲酒していた。解散後、「歯ブラシを部屋に持ってきて」と40代のホテル従業員を呼び出し手首をつかんで無理やり部屋に連れ込んだという。

 女性従業員の知人男性が午前3時32分に「知人がホテルの部屋のベッドに押し倒され、乱暴された。犯人は高畑裕太だ」と110番通報。捜査員が朝方、部屋を訪れ、任意同行を求めた。高畑容疑者は暴れることもなく、素直に応じたという。

 前橋署で取り調べを受け、午後1時40分に逮捕された。容疑を「間違いありません」と認めたが、「企てはしていません」と計画性は否認。「女性を見て欲求が抑えられなかった」と供述しているという。女性とは面識はなかった。飲酒はしていたが泥酔状態ではなく、薬物使用の痕跡もなかった。取り調べには淡々と応じているという。T容疑者は24日朝にも送検される。映画の撮影は中止となった。

 T容疑者はTの長男。進路に悩んでいた高校3年の時に母親の舞台を見て役者を志した。昨年のNHK連続テレビ小説「まれ」にヒロインの同級生で出演し、脚光を浴びた。自由奔放なキャラクターで、バラエティー番組でも活躍。仕事現場でもムードメーカーとして存在感を発揮していたが、一方で「酒癖が悪い」と話す関係者もいる。2013年3月にはツイッターに「やるせない性欲に駆られてる」と投稿していた。

 「女性に手が早い」という声もあった。タレントの橋本マナミ(32)と共演した際、橋本が「お姫様抱っこでベッドに連れて行かれて、そのまま投げられるのが願望」と答えたことに対し、T容疑者は「オレもそれ、やったことがある。これは運命だ」と一目ぼれ。21日に放送された日本テレビ系「行列のできる法律相談所」では、橋本に「全然興味なくて」とフラれ、「仕事がんばろ」とつぶやいていた。

 所属の石井光三オフィスは書面で「誠に遺憾であり、被害者の方には深くおわび申し上げます」と謝罪。「現在、本人とは連絡を取ることができない状況であり、弊事務所として詳細な事実関係を確認できておりませんが、今後情報の収集に努めながら、関係各所に対し、誠意を持って対応させていただく所存です」とした。今週末の日本テレビ系「24時間テレビ」など出演作を多数抱えているが、逮捕による差し替えなどで金銭的な損害が生じると見られる。

 <T>1993年9月13日、東京都生まれ。22歳。桐朋学園芸術短期大学卒業。2012年、NHKドラマ「あっこと僕らが生きた夏」でデビュー。15年前期のNHK連続テレビ小説「まれ」の主人公の同級生・角洋一郎役で人気に。同年「おかあさんの木」で映画初出演。自由奔放なキャラクターでバラエティー番組でも活躍している。女優のTは姉。身長181センチ。

[強姦致傷とは]

◆未遂であっても成立

 ―強姦致(死)傷が成立する条件は?

 「強姦は性行為が既遂である場合だが、強姦致(死)傷は未遂であっても成立する。けがを負わせたことが故意か、過失かは問われない」

 ―強姦と強姦致傷の違いは。

 「暴行、または脅迫によって行われる強姦は親告罪で、捜査を始めるために被害者の刑事告訴が必要となる。致傷の場合は告訴の必要はないが、告訴することもできる。捜査機関は強姦とけがの因果関係を立証する必要がある」

◆現場ホテルに報道陣集まる

 〇…T容疑者が事件を起こしたと見られる前橋市内のビジネスホテルでは、テレビ局など報道陣十数人が集まり事態の推移を見守った。同ホテル関係者はT容疑者について「お答えできません」と言葉少な。被害者の従業員などについての質問にも「責任者がいないので…」と語るにとどめた。

[専門家の目]

◆懲役8~10年実刑か

 強姦致傷罪は、強姦をした際に相手にけがをさせた場合に適用される。無期または5年以上30年以下の有期懲役となり、田中喜代重弁護士によると、「初犯であれば、8~10年程度の判決となるかもしれません」。示談などが成立せず、検察が同罪で起訴した場合は裁判員裁判となるが、「強姦など女性に対する犯罪は厳罰化の傾向があります」という。

 裁判になった場合、女性従業員が来ることを予想して相手を襲ったのかどうかがポイントになる。「検察側が計画的な犯行と認定できれば、より重い求刑となります。その場合、弁護側は『ホテルの備品を使う必要があって従業員を呼び寄せた。その女性がきれいだったので、性的欲求がわいた』という形で弁護するでしょう」。供述にもよるが、勾留は初公判まで続く可能性もある。田中弁護士は「犯行そのものをすべて認めるのであれば、被害女性に対しておわびをしていくしかありません」と指摘した。

[事件・事故]妻を脅迫した疑い 今治
2016.08.20 朝刊 

 ◆妻を脅迫した疑い 今治署は19日、脅迫の疑いで今治市の会社役員A容疑者(70)を現行犯逮捕した。容疑は19日午後3時ごろ、自宅で妻(70)に果物ナイフを突きつけ「殺してやろか」などと怒号し、脅迫した疑い。

習志野高に脅迫メール容疑 習志野署
2016.08.19 千葉日報 

 習志野市立習志野高校で「無差別殺人を起こす」などとする脅迫メールを同市役所に送ったとして、習志野署は18日、威力業務妨害の疑いで千葉市美浜区真砂1、自称会社員、S容疑者(43)を逮捕した。「習志野高校に恨みがあった。脅かしてやろうと思った」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は先月25日午後11時5分ごろ、習志野市ホームページの「市長へのメール」フォームに「習志野高校は今すぐ廃校しろ。さもないと俺様が習志野高校で無差別殺人を起こすぞ」などと入力して送信し、8月1日までの7日間、同市職員に対策を取らせて職務を妨害した疑い。

 同署などによると、26日朝、市民広聴課の女性職員がメールに気付き同署に相談。アクセス情報を解析するなどして苅込容疑者が浮上した。当時学校は夏休み中で、同校の教職員や生徒らに被害はなかった。

脅迫容疑で組員逮捕=北九州
2016.08.16 西部朝刊 

 小倉南署は15日、北九州市門司区畑、指定暴力団Y組系組員Y容疑者(48)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、Y容疑者は11日夜、妻に電話をしてきた妻の同僚女性(37)に対し、電話を代わり「お前ら俺をはめやがって」「会社に言いに行ってクビにするぞ」などと脅した疑い。女性は同僚男性とY容疑者とのトラブルを仲裁しようとしていた。Y容疑者は「事実無根」と容疑を否認しているという。

メールで脅迫した疑い=石川
2016.08.16 東京朝刊

 羽咋署は15日、埼玉県所沢市小手指町、会社員Y容疑者(51)を脅迫の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は14日。

 発表によると、Y容疑者は7月8日午後11時頃、石川県内の40歳代女性の携帯電話に「必ずぶち殺してやる」などとするメールを送り、脅迫した疑い。

 2人は以前、交際しており、女性が同署に相談した。調べに対しY容疑者は「脅迫メールを送った」と話しているという。

脅迫容疑で会社員逮捕=山形・続報注意
2016.08.14 東京朝刊 

 長井署は13日、長井市中道、会社員T容疑者(48)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、T容疑者は12日から13日にかけて、置賜地方の40歳代男性と、男性の交際相手の同地方の40歳代女性に、自身の携帯電話から「会社を辞めなかったら殺すから」「骨の2、3本は覚悟しとけ」などと2人の携帯電話にメールを送り、脅迫した疑い。

 T容疑者は調べに「電話に出なかったので頭にきた」などと供述しているという。女性はT容疑者の元交際相手だった。

 11日夕、置賜地方で被害者2人が一緒に買い物をしている途中にT容疑者と遭遇。その後、T容疑者からの電話を無視したところ、メールが送られてきたという。

 [続報]

 2016年9月3日付東京朝刊29面

 =48歳会社員 不起訴=山形

プロ野球暴力団排除 元組長側、脅迫行為か 巨人が警視庁に相談
2016.08.13 東京朝刊 

 読売巨人軍は12日、プロ野球界が取り組む暴力団の排除活動で球場への入場などを禁じられた元暴力団組長側から脅迫行為を受けたとして、警視庁に相談した。

 球団の発表によると、元組長が球場に出入りし、経歴を隠して複数球団の選手に近づいていたため、日本野球機構(NPB)は今年6月、元組長に球場への入場禁止などを通知した。すると、今月11日、元組長から相談されたとする男が元球団職員に電話をかけてきて、「元組長は頭にきている。巨人の選手と一緒に写った写真やメールがある、と話している」と述べ、「元組長の親分筋は人殺しも平気でやる怖い人。事を荒立てないで解決できないか」などと話したという。

 通知は巨人の調査がきっかけだったことから、球団は選手や球団職員らに危害を加えることを示唆した可能性が高いと判断。同日中にNPBに報告し、熊崎勝彦コミッショナーの助言に従って、発表に踏み切った。

 一方、NPBは12日、元組長と接点のあった選手(OB含む)は8球団計約30人で、弁護士らによる調査の結果、全員が元組長の経歴を知らず、暴力団員などとの交際を禁じた野球協約に抵触しないとの見解を示した。

巨人に脅迫?電話 元組長関係者名乗る男性
2016.08.13 大阪朝刊 

 プロ野球の巨人は12日、暴力団の元組長の関係者とする男性から脅迫を受けたとして、警視庁に相談したと発表した。日本野球機構(NPB)は6月16日付で、この元組長に対し、12球団が主催する試合の入場券販売や球場への入場拒否を通知していた。

 巨人によると、11日午後4時20分ごろ、男性から元球団職員の携帯電話に電話があり、「元組長は『巨人の選手と一緒に写った写真もあるし、メールのやり取りも残してある。みんな1軍の選手ばかり十数人だ』と言っている」などと伝えられた。

 さらに男性は「(元組長の)親分筋の人は、人殺しも平気でやる怖い人だ」などと述べ、「球界にとって事を荒立てない解決があればいい」と話したという。巨人などによると、元組長は芸能事務所の関係者と称して選手らに接触していた。

 野球協約は反社会的勢力との交際を禁じている。巨人では昨年10月に選手が野球賭博に関与していたことが発覚し、4選手が契約を解除されている。

 球団は「職員らに注意喚起し、警察のアドバイスに従って対応したい」と話した。

◆巨人元職員が暴力団関係者から脅迫受ける
2016.08.13 朝刊 

 プロ野球巨人は12日、元球団職員が、元暴力団組長らの関係者とする男性から脅迫を受けたとして警視庁に相談したと発表した。元組長は日本野球機構(NPB)から6月16日付で球場への出入りを禁止されている。NPBの調査では8球団の引退した選手を含めた約30選手が接触していたが、いずれの選手にも元組長だとの認識はなく、野球協約には違反していないとしている。

暴力団関係者から巨人元職員が脅迫/警視庁に相談
2016.08.13 朝刊

 プロ野球巨人は12日、元球団職員が、元暴力団組長らの関係者とする男性から脅迫を受けたとして警視庁に相談したと発表した。元組長は日本野球機構(NPB)から6月16日付で球場への出入りを禁止されている。NPBの調査では8球団の引退した選手を含めた約30選手が接触していたが、いずれの選手にも元組長だとの認識はなく、野球協約には違反していないとしている。

 巨人などによると元組長は芸能事務所の関係者と称して選手らに接触していた。

巨人元職員が暴力団関係から脅迫
2016.08.13 朝刊

 プロ野球巨人は12日、元球団職員が、元暴力団組長らの関係者とする男性から脅迫を受けたとして警視庁に相談したと発表した。元組長は日本野球機構(NPB)から6月16日付で球場への出入りを禁止されている。NPBの調査では8球団の引退した選手を含めた約30選手が接触していたが、いずれの選手にも元組長だとの認識はなく、野球協約には違反していないとしている。

◎■LINEで脅迫容疑の男性不起訴 福井地検武生支部
2016.08.13 朝刊 

 ■LINEで脅迫容疑の男性不起訴 福井地検武生支部は12日、無料通信アプリLINE(ライン)で、鯖江市の20代女性に対し「世の中なめてると殺されるで」などとメッセージを送ったとして、鯖江署が脅迫の疑いで逮捕、送検した越前市の会社員男性(39)を不起訴とした。

知人を脅迫 組幹部に実刑 懲役5年=北九州
2016.08.11 西部朝刊 

 警察の捜査に協力しないよう知人を脅したなどとして、脅迫罪などに問われた特定危険指定暴力団K会系組幹部M被告(46)に対し、福岡地裁小倉支部は10日、懲役5年、罰金30万円(求刑・懲役7年、罰金30万円)の実刑判決を言い渡した。

 判決によると、M被告は2015年2月、同じ組の組員が容疑者だった放火事件を巡り、捜査に必要なことを知っていた知人男性に「警察から何もないんか」「お前にも家族がおろうが」などと言って脅すなどした。蔵本匡成裁判官は「暴力団特有の反社会性の高い悪質な事案」とした。

病院に脅迫電話の疑い=群馬
2016.08.07 東京朝刊 

 館林署は6日、栃木県佐野市犬伏上町、無職Y容疑者(46)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、Y容疑者は5日午後5時頃、通院している館林市内の病院に携帯電話から電話をかけ、応対した事務の女性(25)を「相模原の事件みたいに、病院の関係者を20人くらいしとめるからな。これから向かうから」などと脅迫した疑い。調べに対し、Y容疑者は「電話をかけて脅迫めいた言動をしたことに間違いない。医師の診断に納得がいかなかった」と供述しているという。

友情を口にしながらヒルのように同窓生を吸い尽くした19年間
2016.08.06 朝鮮日報 

 釜山地方警察庁広域捜査隊は5日、女子高の同窓生キムさん(44)をありとあらゆる方法で脅迫したり、だましたりして19年間にわたり8億ウォン(現在のレートで約7300万円、以下同じ)を奪った容疑でクォン容疑者(44)を逮捕した。

 警察によると、クォン容疑者がキムさんから金銭を奪い始めたのは1997年7月ごろからだという。クォン容疑者は別の同窓生の紹介でキムさんに近づき、「友達の交通事故示談金や金融業者に渡さなければならないお金が急に必要になった」として、示談金として300万ウォン(約27万円)、金融業者に払う金として400万ウォン(約36万円)を受け取った。98年には「(先祖をまつるための)祭祀(さいし)をしなければ魂が抜けて死ぬ」と脅して金銭を受け取った。

 キムさんは、ゲームセンターや飲食店などでアルバイトをしてクォン容疑者に数年間にわたり約4億ウォン(約3600万円)渡したという。警察は「アジア通貨危機で仕事を失ったキムさんは、自分のことを慰めてくれるクォン容疑者を信じきっていたものと思われる」と話している。

 クォン容疑者は「性的関係を持たなければ幽霊を追い出せない」とだましてキムさんを水商売の店で働かせた。その後、同容疑者はキムさんに「性的関係を持った時の動画が流出しているので、これを解決するために金融業者から金を借りた」と言って再びキムさんから4億ウォン受け取ったという。クォン容疑者はキムさんから受け取った金でヨーロッパ旅行をし、釜山でマンションの広い部屋を借りて暮らし、デパートのVIP客になっていた。また警察によると、同容疑者が検挙された時、金庫から7000万ウォン(約640万円)発見されたとのことだ。

 クォン容疑者の犯行は、キムさんからさらに金を取ろうとして「金融業者に金を借りて刑務所に収監されたので送金してほしい」とうそをついたことから発覚した。やっとクォン容疑者のうそに気付いたキムさんが警察に通報したのだ。警察は、クォン容疑者がキムさんからだまし取った回数と金額について、確認できただけで2389回、8億ウォンだと発表した。だが、キムさんは12億ウォン(約1億900万円)を上回ると警察に訴えているとのことだ。

恐喝罪などの組長に実刑判決 懲役3年6月=北九州
2016.08.05 西部朝刊 

 入店を断った飲食店経営者らを脅したなどとして、暴力行為等処罰法違反や恐喝罪などに問われた特定危険指定暴力団K会系組長H被告(46)に対し、福岡地裁小倉支部は4日、懲役3年6月(求刑・懲役5年)の実刑判決を言い渡した。

 中牟田博章裁判官は「暴力団幹部の立場を利用し、場合によっては激烈な脅迫行為に及んでいて悪質」と量刑理由を述べた。

 判決によると、H被告は2014年7月~昨年5月、入店や店舗案内を拒否した飲食店経営者や無料案内所店長らを「今度断ったら知らんぞ」「殺すぞ」などと脅迫したり、ガールズバーで飲食代の請求を断念させたりした。昨年6月には、使用していたアパートの部屋で麻薬や指定薬物を所持した。

 女性を脅迫した疑い
2016.08.05 朝刊 

 【福井県】鯖江署は4日、脅迫の疑いで、越前市押田2、会社員K容疑者(39)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7月17日、鯖江市内の20代女性に「生きたままバラバラにしてあげるよ」などと、脅迫するメッセージを会員制交流サイト(SNS)で送ったとされる。

 署によると、容疑を認めている。K容疑者と女性は、4月ごろに出会い系サイトを通じて知り合った。電話やメッセージのやりとりはしていたが、女性は会うことを拒否していたという。

「地下アイドル」脅迫容疑 ツイッター書き込み 大阪府警、40代男逮捕
2016.08.01 朝刊 

 近畿地方を中心にライブ活動をしていた20代の女性アイドルを脅す言葉をツイッターなどに書き込んだとして、大阪府警が脅迫容疑で、大阪市に住む40代のアルバイトの男を逮捕していたことが31日、府警への取材で分かった。府警によると女性は大手事務所に所属せず「地下アイドル」として活動。男はファンだった。

 府警はさらに、男の書き込みがストーカー規制法の「つきまとい行為」に当たるとして警告。同法はツイッターなど会員制交流サイト(SNS)の書き込みを規制対象と明記していないが、東京都小金井市で5月に音楽活動をしていた女性が刺傷された事件を受け、警察庁が6月、危険性を判断する際にSNSの内容も考慮するよう全国の警察に指示していた。

 逮捕容疑は、6月上旬~中旬、自分のツイッターやインターネットの掲示板に「こいつを見つけたらしばき倒しましょう」「ライブに出演するから、みんなしばきに行こうぜ」などと書き込み、女性を脅迫した疑い。

 男は、女性のツイッターの閲覧を拒否されたことに腹を立て、大阪市内で6月中旬に開かれたライブで終了後に待ち伏せするなどしたため、女性が府警に相談していた。男は既に略式起訴され、罰金刑が確定している。

SNSでアイドル脅迫容疑 大阪府警逮捕
2016.08.01 朝刊 社会 

SNSでアイドル脅迫容疑

 近畿地方を中心にライブ活動をしていた20代の女性アイドルを脅す言葉を会員制交流サイト(SNS)のツイッターなどに書き込んだとして、大阪府警が脅迫容疑で、大阪市に住む40代のアルバイトの男を逮捕していたことが31日、府警への取材で分かった。府警によると、女性は大手事務所に所属せず「地下アイドル」として活動。男はファンだった。

 府警はさらに、男の書き込みがストーカー規制法の「つきまとい行為」に当たるとして警告した。

 逮捕容疑は、6月上旬~中旬、自分のツイッターやインターネットの掲示板に「こいつを見つけたらしばき倒しましょう」「ライブに出演するから、みんなしばきに行こうぜ」などと書き込み、女性を脅迫した疑い。

「地下アイドル」に脅迫の疑いで逮捕 執拗にツイート
2016.07.31 東京朝刊 

 大阪市の繁華街を中心に「地下アイドル」としてライブ活動をしていた20代女性を脅す文言を自分のツイッターに書き込んだとして、大阪府警が脅迫容疑で大阪市の40代のアルバイト店員の男を逮捕していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。男は女性のファンで、書き込みを繰り返しており、府警は書き込みなどがストーカー規制法の「つきまとい行為」に該当するとも判断。同法に基づき警告も出した。

暴力団幹部が脅迫容疑=茨城
2016.07.29 東京朝刊 

 鹿嶋署と県警指定暴力団M会集中取締本部は28日、神栖市平泉、指定暴力団M会系3次団体幹部で自称飲食店経営I容疑者(64)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、I容疑者は1月16日午後10時半頃、同市内の飲食店で、県内居住の飲食店経営女性(68)に「若い衆を動かす。お前と娘も殺す」などと言い、脅した疑い。

「わいせつ画像ばらまく」脅迫容疑で男を逮捕 /滋賀県=続報注意
2016.07.22 大阪地方版/滋賀 

 彦根署は21日、彦根市平田町のN容疑者(22)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。署によると、21日午前2時25分~同45分ごろ、交際していた彦根市の会社員女性(22)に無料通信アプリLINE(ライン)を使い、「死ねや」「このまま返事返さんならばらまくし」などのメッセージとわいせつ画像を送った疑いがある。

 <続報注意>

 大津地検は2016年8月26日付で、Nさんを不起訴処分にした。

脅迫容疑などで組幹部ら5人を逮捕=福岡
2016.07.14 西部朝刊 

 中央署は13日、飯塚市立岩、指定暴力団Y組系組幹部W(58)と、福岡市城南区南片江3、人材派遣会社経営M(47)の両容疑者ら5人を脅迫と暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕した。発表では、5人は共謀し、4月3日、M容疑者の会社を辞めようとした同市の男性(20)に対し、M容疑者が「刀で切り刻むぞ」、W容疑者が「本部事務所に入れるぞ」などと脅した疑い。

交際相手を脅した疑い /山口県
2016.07.13 西部地方版/山口 

 (宇部署発表) 12日、大阪市平野区長吉六反2丁目、インドネシア国籍の会社員サントソ・セラメット容疑者(44)を脅迫容疑で逮捕。6月29日、当時交際していた宇部市の女性(39)に対し、携帯電話のアプリを通じ「お前潰す」などのメッセージを複数回にわたって送信して脅した疑い。

K系組長ら2人を再逮捕 恐喝容疑などで=北九州
2016.07.12 

 県警は11日、北九州市小倉南区葛原、特定危険指定暴力団K会系組長K(57)、同市小倉北区片野、同組幹部T(45)両被告(いずれも恐喝罪などで起訴)を恐喝と暴力団対策法違反容疑で再逮捕した。

 発表によると、2人は共謀。2011年12月~昨年12月、同市内で複数の飲食店を経営する男性(50歳代)を「しめ縄とカキ、毎年のことやけ」などと脅迫し、年末のしめ縄などの購入代金名目で5回にわたり計約40万円を脅し取った疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。

 県警は6月、この男性からみかじめ料計約587万円を脅し取ったとして両被告を逮捕していた。

暴力団の誘い、若者ご注意 北九州市、DVD制作 /福岡県
2016.07.04 西部地方版/福岡 

 暴力団が若者にどう接近するかを描いたビデオを北九州市が制作した。中学生や高校生が暴力団に巻き込まれたり、加入したりすることを防ぐのがねらい。県警も以前に暴力団の美化イメージを一掃しようとビデオを作ったが、市が制作するのは初めてだ。

 「1カ月で5キロやせるサプリ。試供品だから2袋で1千円でいいよ」

 組員役の男が4人の女子高生に近づき、小分けのポリ袋に入った錠剤をちらつかせる。錠剤は合成麻薬のMDMAで、生徒は男から「2万円」と値段を釣り上げられるまま、再び買ってしまう――。ビデオ「運命の分かれ道~暴力団の実態と勧誘手口」の一場面だ。

 組員が「食事をおごる」と言って高校生を誘い出して組事務所に連れ込んだり、携帯電話の無料通信アプリで親しげにやりとりしていた相手から脅迫されたりといった例も登場する。

 市は昨夏からビデオの構想を練り始め、今年初めに撮影した。制作費は180万円で、DVD500枚を作った。県警と北九州フィルム・コミッションも協力し、市役所本庁舎やJR小倉駅北口のAIMビルのほか、警察署の留置場でも撮影された。DVDは中学校や高校で上映してもらうほか、市内の市民センター全館に配布した。企業や自治会から依頼があれば出前講演や貸し出しにも応じる。

 市安全・安心相談センターの真藤和徳所長は「県警が元組員の就労支援に取り組んでいる。市は青少年が暴力団の入り口に近づかないような対策をする必要があった。暴力団は社会に悪い影響を与える存在だと正しく認識してほしい」と話している。

 「交際トラブル」 刺殺女性漏らす 浜松
2016.07.02 朝刊 

 浜松市東区小池町の路上で30日夜に起きた殺人事件で、刺殺された近くの介護職員のIさん(45)は、殺人容疑で逮捕された職業不詳のM容疑者(42)=同市中区曳馬1=との間に交際を巡るトラブルを抱えていたことが、Iさんの複数の知人への取材で分かった。

 浜松東署によるとIさん側からの相談はなかった。署は2人の交友関係や動機を捜査している。

 知人によると、Iさんは周囲に、以前交際していたM容疑者について相談していた。元同僚の女性(38)は「つきまといや、脅迫めいた電話やLINE(ライン)があったと困惑していた」と明かす。40代男性は「ストーカーの類いで、ここ2週間くらい、完全にエスカレートしていた」と話す。

 署によると、Iさんは自宅アパート前で刺されたとみられ、部屋着姿だった。

知人女性脅迫:容疑の空自1曹逮捕
2016.07.01 西部朝刊 

 佐賀県警諸富署は30日、航空自衛隊高良台分屯基地(福岡県久留米市)の1曹、S容疑者(49)=同市上津町=を脅迫容疑で逮捕した。容疑を認めているという。逮捕容疑は5月31日午後10時ごろ、佐賀県内に住む知人の20代女性に対し、この女性の上半身が裸で写った画像とともに「サイトにアップさせてもらう」と書いたメッセージをメールで送って脅迫したとしている。同署によると、2人は昨年末ごろ、女性のアルバイト先で知り合った。画像はS容疑者が女性と一緒にホテルにいた時に隠し撮りしたとみられる。

知人女性への脅迫罪、日本年金機構元職員に有罪判決 /神奈川県
2016.06.28 東京地方版/神奈川

 知人女性を脅迫し、名誉を毀損(きそん)する内容の手紙を自宅などに送りつけたとして脅迫と名誉毀損の罪に問われた日本年金機構の元職員I被告(28)について、横浜地裁(松田俊哉裁判官)は27日、懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 判決によると、I被告は2015年10月から11月にかけ、かつて職場の同僚だった女性に対し、「自殺させてやる」などと書いた手紙や、「AV出演証拠写真」などとして合成加工した写真を自宅などに送付した。交際を断られたことを逆恨みしたことが理由だった。

「逃げたら山に埋める」 暴力団幹部らを恐喝容疑で逮捕 /福岡県
2016.06.28 西部地方版/福岡 

 早良署は27日、指定暴力団I家(本部・山口県下関市)幹部のH(63)=福岡市早良区東入部6丁目=と、同傘下組員S(51)=同区四箇田団地=の両容疑者を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。署は認否を明らかにしていない。

 署によると、2人は昨年9月ごろから今年2月ごろまでに、同区の塗装工の男性(59)を呼び出し、「借金を返せ。逃げたら山に埋めるぞ。うちの組織ならお前を簡単に捕まえる」などと脅迫、現金15万2千円を脅し取った疑いがある。男性は署に「知人に数百万円の借金があった」と説明しているといい、両容疑者はその取り立てをしていたとみられる。

違法な金融業者 注意 登録番号や社名を詐称
2016.06.28 夕刊 

 「即日ご融資可能」「他店で断られた方でもOK」-。甘い言葉で勧誘し、違法な高金利で現金を貸し付ける業者による被害が後を絶たない。業者が財務局などの貸金業登録番号を詐称し、客を信用させる手口も横行。金融庁は、違法な業者のリストを公表し、電話相談も受け付けている。

 違法業者は、ダイレクトメールや電話で、3万~5万円など少額で数日間の融資を持ち掛けることが多い。出資法が定める上限金利(年20%)を超えて借りさせ、脅迫的な取り立てをする。

 注意したいのが、違法業者が使っている「登録番号」だ。利用者を安心させるため、実際は無登録なのに「関東財務局長(2)第○○○○○号」など、別の登録業者の番号を勝手に広告に載せたりしている。会社名に「信託」や「バンク」の文字を使うケースもある。

 金融庁は、そうした違法業者の社名や詐称している登録番号をホームページで公開。毎月更新しており、同庁金融サービス利用者相談室は「借り入れる前にはチェックし、慎重な判断を」と呼び掛けている。

 同相談室は電話での対応もしており「怪しいと思ったら気軽に相談してほしい」としている。

 脅迫の疑いで逮捕
2016.06.28 朝刊 18頁 岐阜版 

 【岐阜県】揖斐署と県警少年課は27日、脅迫の疑いで、札幌市豊平区中の島2条10、無職K容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑は今年3月25日深夜、札幌市内から、揖斐郡内に住んでいた当時高校生の少女(18)の携帯電話に電話をかけ「ぶち殺してやっからよ」などの言葉を留守番電話に残し、少女を脅迫したとされる。

 署によると「間違いありません」と容疑を認めている。K容疑者と少女はスマートフォンのアプリで知り合ったが、直接会ったことはないという。

少女の裸撮影、送りつけ脅迫 容疑の陸自隊員逮捕 京都
2016.06.26 東京朝刊 

 少女の裸の写真を撮影し、本人に送って脅迫したとして、京都府警が脅迫などの疑いで陸上自衛隊大久保駐屯地(京都府宇治市)所属の陸士長、K容疑者(20)=同市=を逮捕していたことが25日、分かった。大久保駐屯地などによると、脅迫と児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で起訴され、公判で起訴内容も認めている。

 同駐屯地によると、K被告は、3月13日から4月15日、交際していた少女が18歳未満と知りながら、少女の裸やわいせつな写真をカメラ付き携帯電話で撮影し、保存したとしている。さらに少女に裸の写真などを送り、「殺しに行く」などと脅迫したとしている。

少女の裸撮影、脅迫 容疑で自衛官逮捕
2016.06.25 大阪夕刊 

 少女の裸の写真を撮影し、本人に送って脅迫したとして、京都府警が脅迫などの容疑で陸上自衛隊大久保駐屯地(京都府宇治市)所属の陸士長、S容疑者(20)=宇治市=を逮捕していたことが25日、分かった。

 大久保駐屯地などによると、脅迫と児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で起訴され、公判で起訴内容も認めている。

 同駐屯地によると、S被告は3月13日~4月15日、交際していた少女が18歳未満と知りながら、少女の裸やわいせつな写真をカメラ付き携帯電話で撮影。少女にその裸の写真を送り、「殺しに行く」などと脅迫したとしている。
脅迫して強姦、自衛官認める 地裁横須賀支部 /神奈川県
2016.06.24 東京地方版/神奈川 

 女子高校生を脅して乱暴したなどとして、強姦(ごうかん)罪などに問われた海上自衛官のZ被告(56)の初公判が23日、横浜地裁横須賀支部であり、Z被告は起訴内容を認めた。一方、横浜地検横須賀支部は22日、Z被告を別の女性に対する強要罪で追起訴した。

 検察側の冒頭陳述などによると、Z被告は1月9日、県内の店舗で私服警備員を装い、女子高生に「万引きしたでしょう」と脅し、身に覚えのない女子高生を混乱させ、1月~3月にかけて「大学に行けなくなるよ」とメールなどで脅し、ホテルで乱暴するなどしたという。

 Z被告は横須賀基地の艦艇開発隊に所属し、自宅から自衛隊の情報が入ったUSBメモリーが捜査の際に見つかったことから、海上自衛隊が職場から持ち出した経緯などを調べている。

強要と脅迫容疑 漁協組合長逮捕 高松=香川
2016.06.24 大阪朝刊 

 高松北署は23日、知人を脅迫したなどとして、高松市北浜町、同市東部漁協組合長のK容疑者(55)を強要と脅迫の両容疑で逮捕した。容疑を否認しているという。

 発表によると、K容疑者は4月21日頃、市内の同組合事務所で同市の男性(71)を「危害を加えるぞ」と脅して無理やり漁船登録返納届などに押印させて県に提出したほか、同23日には同市内の別の男性(40)の携帯電話に連絡し、留守番電話に脅迫の文言を残した疑い。男性2人は同じ会社の社長と役員で、同署は仕事を巡るトラブルがあったとみて調べている。

父母による性犯罪を処罰 法制審部会 被害者団体 対象拡大求める声も
2016.06.24 東京朝刊 

 性犯罪の罰則が厳しくなる見通しとなった。厳罰化の方向で刑法改正の答申案がまとまったためだ。その中で、同居の父母などが優位な立場を利用した性犯罪を処罰する規定も盛り込まれた。被害者団体からは評価する声の一方、「優位な立場による犯罪は親に限らない」として、教師や親戚らへの対象拡大を求める意見も出ている。(谷本陽子)

 答申案は今月、法制審議会(法相の諮問機関)の部会でまとめられた。〈1〉強姦(ごうかん)罪や強制わいせつ罪では、被害者の告訴がなくても罪に問える「非親告罪」とする〈2〉法定刑を引き上げ、強姦罪の下限を懲役3年から5年などとする--といった内容だ。法務省は答申を受け、今秋以降の国会に刑法改正案を提出する。

 親など生活を支える「監護者」が、その影響力に乗じて、18歳未満の子に性交やわいせつな行為をした場合、強姦罪や強制わいせつ罪と同様に処罰する罪も新設される。強姦罪などが成立するには、被害者が13歳以上の場合、抵抗できないほどの暴行や脅迫が要件だが、監護者については、暴行や脅迫の有無に関係なく処罰できる。

 幼少期に被害に遭うと、されたことを理解できず声を上げにくかったり、家族が被害を隠蔽したりする場合がある。被害者は、思春期以降にうつや心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症するなど、長期間苦しむことが多い。

 幼少期に父と兄から性被害を受け、近親姦虐待被害者の自助グループを運営する女性(47)は、「幼い被害者は、混乱して誰を信じ、頼ればいいかも分からなくなる。成長とともに自分を責めることもある。抵抗の有無にかかわらず、子への性暴力が罪だと法で規定されるのは大きい」と話す。

 子どもは性被害のつらさに加え、親が罪に問われれば、ショックは二重になる。「心のケアにも配慮しながら進めてほしい」と注文する。

 法務省によると、監護者は親以外でも、同居しているか、経済的に扶助しているなどの条件が該当すれば対象となる。同居していない親戚や学校の教師などは、原則対象外。この点について、被害者団体からは対象範囲を広く捉えるべきだという声があがる。

 被害者の自助グループを運営する看護師、山本潤さん(42)は「教師やスポーツのコーチなどからの被害もある。子どもを守り、指導する立場の人に子どもは逆らえず、抵抗できないのに、暴行や脅迫がないからといって罪に問えないのはおかしい」と話す。

 内閣府の2014年12月の調査では、男性から無理やり性交された経験があると答えた女性に加害者を聞いたところ、全く知らない相手は11%。現在や過去の配偶者や交際相手(48%)、親・兄弟・親戚(9%)、学校や地域活動の関係者などの知人(4%)と、顔見知りが多かった。こうした点も影響し、被害の相談をした女性は3割にとどまる。

 「性暴力禁止法をつくろうネットワーク」共同代表で、お茶の水女子大学名誉教授の戒能(かいのう)民江さんは、「レイプ被害は見知らぬ人から受けることが多いというのは、誤った思いこみ。実際には、教師と学生、上司と部下など服従的な関係性の下で起こっている。監護者の範囲を広げるなど、今後も被害者の意見を反映させるよう検討を続けてほしい」と話す。

 ■答申案の主な内容

・被害者の告訴が不要に

・法定刑を引き上げ、強姦罪は懲役3年以上から5年以上に、強姦致死傷罪は無期または懲役5年以上から、無期または懲役6年以上に

・同居の父母などが優位な立場を利用した、18歳未満の子どもへの行為を処罰対象に

・強姦罪の被害者を女性に限定せず、「被害者、加害者ともに性別を問わない」に見直す

タレント脅迫容疑 起訴猶予
2016.06.24 東京朝刊 

 東京地検は23日、ツイッターで女性タレント(25)を脅したとして、警視庁に脅迫容疑で逮捕された運送会社従業員の男(49)(岡山県新見市)を不起訴(起訴猶予)とした。

 地検は「犯行状況や反省の程度、被害者の意思などを考慮した」としている。

 隣人脅した疑い
2016.06.20 朝刊 12頁 福井版 

 【福井県】福井南署は19日、脅迫の疑いで、福井市加茂河原3、無職T容疑者(64)を逮捕した。

 逮捕容疑では、18日午後9時40分ごろ、自宅アパートから「隣のやつやってまうで。今から包丁持っていくで」と110番し、隣室の70代の無職男性を脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。署員が駆けつけると、2人は騒音をめぐって口論しており、署員が男性に110番の内容を伝えたことで、容疑が成立した。T容疑者は包丁は持っていなかった。

舛添知事 涙の都議会「脅迫」
2016.06.15 日刊スポーツ 東京日刊

 東京都の舛添要一知事は14日、自民党から求められた自発的辞任を、拒否した。リオデジャネイロ五輪の閉会式出席に、今も強い執念を持ち、9月議会までの続投を、都議会に涙ながらに懇願した。居座る舛添氏に対し、自民党を含む各会派は15日未明、知事の不信任決議案提出で一致。同日の本会議で採決、可決される。舛添氏に残される道は、「辞職」か「都議会解散」。追い詰められた舛添氏が解散を選び、都議会との「全面抗争」に踏み切る可能性も強まっている。

 舛添氏は14日、舛添都政を支えた自民党会派から、辞職するよう説得された。都知事不信任決議案が可決されれば、初のケース。議会からの「ダメ出し」で、これまで築いたキャリアに傷がつかないよう「名誉ある撤退」を求められたが、舛添氏は応じなかった。

 不信任案可決を避けようと、自発的辞職を働きかけた自民党は14日深夜、説得を断念。15日未明、不信任決議案を議会運営委員会に提出した。公明、共産、民進系会派など他会派は14日中に提出。各会派の不信任決議案は、自民党の提出案に一本化された。15日の本会議で、可決される。

 これに先立ち、舛添氏は「話したいことがある」と、議会運営委員会理事会に出向き、約10分「最後のお願い」を行った。13日の総務委員会同様、「延命要請」を決行。不信任決議案提出を9月の都議会に延期するよう懇願した。次期開催都市として閉会式で五輪旗を受け取るリオデジャネイロ五輪・パラリンピックへの出席に、執念をみせた。

 出席者によると、舛添氏は「不信任なら解散か辞任で、どちらも選挙だ。リオ五輪の期間中で、知事として混乱を避けなければならない」と述べたという。

 次第に涙声になり、「子どもを守るためには、すぐにでも辞めたい」と述べるとおえつを漏らし、ハンカチで涙を拭った。一方で「ここまで耐えたのは、リオで東京が笑いものにならないため。都の名誉を守るため時間をいただきたい」。終了後は、目を潤ませ、厳しい表情のまま無言で歩いた。共産党の都議は「子どもまで引き合いに出すとは。都政を混乱させたのは、いったい誰か」と憤った。

 舛添氏はこの場で「皆さんに話すのは最後かもしれない」と述べ、続投要請が最後通達だと示唆。「失うものは何もない」と、覚悟も示したという。

 「頭が良く、プライドが高い」。そう舛添氏を評する関係者は、不信任決議案可決なら舛添氏は辞職せず、都議会の解散を選ぶ可能性があると指摘した。参院選と都議選の選挙戦が重なるため、混乱は必至だ。自民党の宇田川聡史都議は「残念だ。知事に解散権がある。(解散なら)受け止めるしかない」と述べた。

 舛添氏は深夜、都庁から公用車で帰途に就いた後、数分後に舞い戻る不可解な行動もみせた。身勝手な論理を貫けば、今後の政治生命も失う可能性がある。

 議運委理事会に飛び入り参加した舛添知事の「最後のお願い」要旨(約10分)

 都政に混乱を招いて不徳の致すところです。不信任が決議されれば、(議会)解散か辞任をするかで、どちらも選挙になる。ちょうどリオ五輪・パラリンピックの時期で国益にマイナスであります。アスリートにもマイナスになる。知事として混乱を避けなければいけない。私利私欲で知事をやっているわけではない。

 (鼻水声で、声を詰まらせ涙し、ハンカチで目を拭う)

 子どものことを言うのはなんですが、高1の娘と中1の息子がいます。毎朝、テレビに追いかけられ、泣きながら帰って来る。妻にもカメラを回して「やめてください」とガーガーと叫んでいる映像ばかり流して「変な女」と報じられます。週刊誌やワイドショーは基本的人権を考えてもくれない。子どもも殺害予告をされている。

 1カ月前も今も、子どもを守るために、すぐにでも辞めたいけど、都政を混乱させないようにやってきた。マスコミに真実と違うことを言われても、訂正もしてくれない。人格的に辱められ、失う物は何もない。

 皆さんにお話しするのは最後になるかもしれないけど、公益を守りたい。都の名誉を守りたい。子どもを守るためには今でも辞めたいんです。ただ、都を守るために時間を頂きたい。都知事選には50億円かかる(前回は約46億円)。2度(都議選と都知事選)やれば100億円かかる。ここまで耐えてきたのはリオで東京が笑いものになってしまわないようにです。(9月の)第3回定例会に身を託します。

 脅迫の疑い
2016.06.14 朝刊 25頁 三重総合版 

 【三重県】名張署は13日、脅迫の疑いで、名張市夏見の無職T容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑では、12日午後7時ごろ、自宅で知人の無職女性(30)=名張市=に包丁をちらつかせ、「身内をみんな殺すぞ、最後にお前も殺す」などと脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。T容疑者が女性のスマートフォンの情報を見るためロック解除の暗証番号を聞き出そうとしたところ、女性が「忘れてしまった」と答えたため激高したという。

脅迫容疑で24歳逮捕=山形
2016.06.11 東京朝刊 

 山形署は10日、山形市東青田、東北芸術工科大4年T容疑者(24)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、T容疑者は今月6~8日、携帯電話から20歳代の知人女性の携帯電話に「レイプしてやる」などのメッセージを繰り返し送信した疑い。女性からの相談を受け、同署で捜査していた。

元巡査部長に懲役10年判決 埼玉で女子高生暴行
2016.06.11 東京朝刊 23頁 東京 

 埼玉県富士見市で昨年5月、声をかけた女子高生に暴行したとして、強姦致傷とわいせつ目的誘拐の罪に問われた元千住署地域課巡査部長のO被告(35)の裁判員裁判で、さいたま地裁は10日、懲役10年(求刑懲役12年)の判決を言い渡した。

 佐々木直人裁判長は判決で、言葉巧みにホテルに連れ込み脅迫、暴行したのは悪質だと指摘し「当時18歳の被害者が負った精神的苦痛は相当に大きい」と批判。事前にメモに記していた想定に沿って犯行に及んだとして、計画性も認めた。

 判決によると、昨年5月30日夕、富士見市内の路上で女子高生に「あなたが盗撮被害に遭っている。私は盗撮を防止するための仕事をしている」などとうそを言ってホテルに連れ込み「抵抗したら殺す」などと脅してカッターナイフを顔に突きつけ、後ろ手に縛るなどして暴行し、約1週間のけがを負わせた。

元警視庁巡査部長 地裁、懲役10年判決 女子高生強姦致傷
2016.06.11 朝刊 18頁 埼玉中央版 

 【埼玉県】女子高生をホテルに連れ込み乱暴したとして、強姦(ごうかん)致傷罪とわいせつ誘拐罪に問われた元警視庁千住署巡査部長O被告(35)=昨年十二月に懲戒免職=の裁判員裁判判決公判が十日、さいたま地裁であり、佐々木直人裁判長は、懲役十年(求刑懲役十二年)を言い渡した。

 判決理由で「カッターナイフを被害者の顔に突き付け脅迫し、粘着テープで両手首を縛り上げるなどの暴行を加えており悪質」とした。判決によると、O被告は昨年五月三十日、富士見市の路上で、県内の女子高生=当時(18)=に、直前に盗撮した画像を見せて「あなたは盗撮の被害に遭っている。協力しないと個人情報が流出する」などと声を掛けてホテルに連れ込み、カッターナイフを突き付けて脅して乱暴し、軽傷を負わせたとされる。

女性タレント脅迫容疑の49歳男逮捕 警視庁
2016.06.09 東京朝刊 

 女性タレントグループ「E」のメンバー、Aさん(25)をツイッター上で脅迫したとして、警視庁目黒署は脅迫容疑で、岡山県新見市のパート、S容疑者(49)を逮捕した。容疑を認めている。

 逮捕容疑は5月29日~今月1日、「全国ツアーどこかで何かあるかも。おまえのこと、襲いにいってやる」などとツイッター上で脅迫したとしている。

 1日に葵さんから同署に相談があり、S容疑者が浮上した。S容疑者は、東京都小金井市でアイドル活動をしていた女子大生が刺された事件を引き合いに出し「小金井のにのまえに、なりたいか?」とも書き込んでいた。

 強姦容疑で美容師の男逮捕
2016.06.04 朝刊 18頁 埼玉中央版 

 【埼玉県】県警は三日、強姦(ごうかん)の疑いで、さいたま市北区東大成町二、美容師K容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑では、四月二十一日午前一時十五分ごろ、同市北区の路上で、帰宅途中の二十代の女性アルバイト店員に後ろから近づき、「静かにしないと殺すぞ」などと首を絞めて脅迫し、近くの建物の敷地に連れ込み、暴行したとされる。署によると、K容疑者は「間違いありません。欲求不満で、(酒に)酔って勢いもあった」と容疑を認めているという。

 県警によると、現場周辺で四月以降、女性が若い男に抱きつかれるなど強制わいせつ事件が三件発生。K容疑者が関与をほのめかす供述をしていることから、関連を調べる。

元交際相手に脅迫メール容疑 伊丹署、男を逮捕
2016.06.04 朝刊 

 元交際相手に脅迫メールを送ったとして、伊丹署は3日、脅迫の疑いで京都府長岡京市の無職の男(22)を逮捕した。

 逮捕容疑は先月25日午前1時すぎ、元交際相手の伊丹市の女性介護士(22)に携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を使い、死ぬまで追い込むという意味の内容を送った疑い。容疑を認めているという。

 同署によると、昨年夏ごろからメールが届くようになり、女性が男のメールをブロックしたが、別の電話番号から来たため伊丹署に相談。同署は、東京都小金井市のアイドル刺傷事件を考慮し、メール内容に危険性があると判断したという。

知人女性 脅迫した疑い=石川
2016.06.02 東京朝刊 

 金沢中署は1日、金沢市近岡町、会社員K容疑者(42)を脅迫の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は5月31日。

 発表によると、K容疑者は同30日午後11時40分頃から31日午前1時40分頃までの間、知人の金沢市の20歳代女性会社員にメールで「殺す」「家燃やす」などと約30回送信し、脅迫した疑い。女性が同署に被害を届け出た。調べに対し「好意を抱いていたが、相手にされなかったためいらだった」と話しているという。

 脅迫の疑い
2016.05.28 朝刊 24頁 福井版 

 【福井県】福井南署は26日、脅迫の疑いで住居不詳、風俗店経営Y容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑は、21日午前0時半ごろ、県内にある容疑者経営の風俗店を辞めようとした県内の少女(19)に対し「おまえの頭、かち割ったろうか」などと脅したとされる。

 署によると、「脅すつもりはなかった」と一部容疑を否認している。

ストーカー相談200件超 DVも最多284件 昨年 /佐賀県
2016.05.27 西部地方版/佐賀 

 ストーカーについて、県警が昨年、相談を受けたのは201件で、初めて200件を超えた。DV(配偶者や恋人などからの暴力)の相談件数も最多の284件。県警は、関係機関の相談体制が充実してきたことのほか、個人の意識の変化を背景にあげる。

 県警生活安全企画課によると、相談201件は2001年以降で最多。前年より60件以上増えた。被害者は女性183人、男性18人。年齢別では20代71人、30代53人が目立つ。60代8人、80代も1人いた。

 その相手は30代56人が最も多く、20代の46人が続く。80代が2人いた。交際相手や元交際相手が102件。配偶者や元配偶者、内縁関係34件。面識なしが3件あった。

 状況別で見ると、面会や交際の要求が108件。つきまといや待ち伏せ、見張りが104件。無言電話やメール送信が56件あった(重複計上あり)。

 逮捕、書類送検も最多の45件に。傷害7件、脅迫5件が目立つ。殺人未遂もあった。元交際相手の裸の写真をツイッターに投稿したとして、県警が初めてリベンジポルノ防止法違反の疑いで男を逮捕した事例もあった。

 文書警告40件、禁止命令1件の計41件も最多となった。

 同課は、件数増加について、関係機関の相談体制が充実してきたことに加え、「殺人など凶悪事件に発展する可能性もあり、報道などで大きく取り上げられ、社会的反響も大きく、個人の意識も高くなっている」と分析する。

 一方、DVの相談も284件で、2002年以降で最多になった。被害者は女性275人、男性9人。婚姻関係の221件が際だっている。逮捕・書類送検の63件も最多で、暴行31件、傷害26件が目立つ。接近禁止などの保護命令が24件あった。

 県警は昨年4月、生活安全企画課に人身安全対策室を発足させ対応にあたっている。課長補佐の桑原恭子警部は「自治体など各関係機関がそれぞれの役割を果たした上で、連携を図り、必要な支援をしていく。そのことが被害を減らすことにつながると考えている」としている。

 ■性暴力被害、相談288件

 一方、県DV総合対策センターによると、性暴力被害に関する相談が昨年度、性暴力救援センター・さが(さがmirai)と県立男女共同参画センター(アバンセ)女性総合相談窓口に計288件あった。

 14年度は234件、13年度は365件。12年度は、相談を始めた7月以降で134件だった。

 昨年度の内訳では「強姦(ごうかん)・強制わいせつ」の190件が最多。DV19件、性的虐待14件。過去の性暴力被害が4件あった。

 相談してきたのは20歳未満121件、20代97件で、これらで7割を超えた。

 これとは別に、県配偶者暴力相談支援センターにもDVの相談が昨年度、1505件あった。14年度は1204件だった。

 ■県警が相談を受けたストーカー事案

         2011  12  13  14  15

 件数        135 156 164 137 201

 文書警告・禁止命令   7  15  11  31  41

 逮捕・書類送検    11  10  21  24  45

 ■県警が相談を受けたDV事案

          2011  12  13  14  15

 件数         173 282 253 249 284

 接近禁止など保護命令  16  25  20  19  24

 逮捕・書類送検     22  44  35  42  63

 3年前もアイドル脅迫 刺傷容疑者、ブログに「殺す」
2016.05.27 夕刊 

 東京都小金井市で、アイドル活動をしていたTさん(20)を刺したとして殺人未遂容疑などで送検されたI容疑者(27)が、約三年前にブログに怖がらせるような書き込みをした相手は、アイドル活動をしていた当時十代の女性で「殺すぞ」などと脅していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁は当時の対応の詳細な検証を進める。

 捜査関係者によると、当時、女性から相談を受けた万世橋署は、脅迫などの疑いで捜査。書き込んだのがI容疑者と特定して電話で呼び出したが、応じなかった。その後、書き込みが収まったため、立件は見送った。

 相談内容を登録するシステムにI容疑者の名前を入力しなかったことについて、当時の担当者は「失念していた」という趣旨の説明をしているという。

 一方、滋賀県警は、同県内に住む女性から昨年十二月、I容疑者とみられる男にストーカー行為をされていると相談を受けたと明らかにした。

 また、Tさんからの相談を受け「切迫性がない」と判断した警視庁武蔵野署の担当者三人のうち、責任者はストーカー事案などを担当する本部の専門部署の出身だったことも判明。責任者はこの判断を署長に報告、同署は本部の専門部署に伝えていなかった。

 さらに、Tさん本人からの一一〇番について警視庁が位置情報を確認したのは通報から約十八分後だったことも判明した。

 警視庁によると、Tさんの一一〇番は二十一日午後五時五分で「助けて」という言葉の後、応答がなくなったためTさん宅に警察官を派遣。この一分四十五秒後に入った目撃者からの一一〇番で、通信指令本部の別の担当者が現場の住所を把握した。

 同本部が小金井署に現場に向かうよう指令を出したのはTさんの一一〇番の約四分後で、JR武蔵小金井駅周辺からの一一〇番だったと位置情報を確認したのは約十八分後の五時二十三分だった。同本部は「すぐに確認するべきだった」としている。

 脅迫の疑いで逮捕
2016.05.26 朝刊

 【岐阜県】大垣署は25日、脅迫の疑いで、大垣市静里町、無職I容疑者(56)を逮捕した。

 逮捕容疑では、22日午後、県内に住む内縁の妻の長男(23)に「おまえの娘がずっと安全であれば良いね」などとメールを送って脅したとされる。

 署によると、「間違いない」と容疑を認めている。

「殺す」などとメール 脅迫容疑 53歳逮捕=山形
2016.05.24 東京朝刊 

 寒河江署は22日、河北町谷地、自称パート従業員Y容疑者(53)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、Y容疑者は20日午後9時45分頃から翌21日午後10時15分にかけて、携帯電話から寒河江市に住む運送会社役員の男性(55)に「お前を殺す」「絶対殺す」などと記したショートメールを数回送信して脅した疑い。調べに対し、「以前、男性から悪口を言われたので腹が立った」などと供述している。

 Y容疑者は以前、この会社に勤めていたという。男性が20日夜、同署に被害届を提出した。

リベンジポルノ相談21件 昨年県警に 県教委など対策強化=石川
2016.05.15 東京朝刊 

 ふられた腹いせなどで元交際相手らの裸の画像や動画をインターネット上などに公開する「リベンジポルノ」の県警への被害相談が、昨年1年間で21件あったことが県警の初のまとめでわかった。2014年のリベンジポルノ被害防止法の施行を受けて調査した。スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」を介した事案などがあることも判明し、関係機関は被害の拡大を防ぐため対策を強化している。

 相談者は10~40歳代で、女性が20人を占めた。「裸の写真を撮られた」といった内容のほか、「裸の写真をばらまくと脅された」とする脅迫事案もあった。

 県警はこのうち6件について、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑やわいせつ物頒布容疑、傷害容疑で摘発。リベンジポルノ被害防止法も懲役3年以下などの罰則を設けているが、21件はいずれも画像を不特定多数にばらまくなどはしておらず、適用された事例はなかった。

 若年層の利用が多いLINEなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使った脅迫行為もあり、県警生活安全企画課は「未成年者の被害が拡大する可能性もある」と警戒を強めている。

 被害防止に向け、女性支援や教育の各現場では対策に乗り出している。県男女共同参画課は、管轄する県女性相談支援センターを通じて相談を受け付けている。同センターでは女性に対する家庭内暴力(DV)やストーカーなどの被害相談件数が年間1000件を超えており、「リベンジポルノの相談があれば適切に対応する。専門の心療内科や県警と連携を図りたい」と力を込める。

 この問題は、東京都三鷹市で2013年、高校3年の女子生徒が元交際相手の男に刺殺された事件で、男が生徒の画像を公開していたことから社会問題化。県教委もこの事件を機に対応を強化し、学校現場で規範意識を高めてもらおうと、公民や情報の授業でネットの適切な利用法を生徒に指導する時間を設けている。

 いったん画像がネット上に公開されれば短時間で拡散してしまうため、完全に消し去るのは難しい。県警幹部は「公開されたら困る写真を交際相手などに撮らせない、送らないことが一番大切。教育機関と連携して注意を促していきたい」と話している。

 元交際相手の脅迫容疑で男逮捕
2016.05.14 朝刊 

 【愛知県】足助署は13日、脅迫の疑いで豊田市西岡町星ケ丘、会社員Y容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9日から12日にかけ、元交際相手の同市の女子大学生(20)に「おまえどーなっても知らんからな」「また同じ目に遭わせてやる」などと複数のメールを送り、脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。4月16日に女子大学生を殴る蹴るなどして、豊田署に暴行容疑で書類送検されていた。

脅迫の疑い
2016.05.12 朝刊 

 【岐阜県】岐阜羽島署は11日、脅迫の疑いで羽島市福寿町間島のアルバイトT容疑者(68)を逮捕した。

 逮捕容疑では10日午後8時ごろ、岐南町徳田西の店舗駐車場で、関市の女性会社員(29)に刃物のようなものを示して「刺すぞ」などと脅したとされる。

 署によると、「刃物ではない」と容疑を一部否認している。T容疑者は乗用車で近くを運転中、会社員が運転する軽乗用車の前に割り込み、トラブルになったという。

暴力団事務所を捜索 西脇 脅迫事件で加東署など
2016.05.12 朝刊 

 少年を脅迫した疑いで指定暴力団K組系幹部の男(45)=小野市=が逮捕された事件で、加東署などは11日、西脇市内の事務所を捜索した。午前10時20分ごろから約30分間、捜査員約20人が入り、関係書類などを調べた。

 男の逮捕容疑は4月21日、小野市内の飲食店で、暴力団から脱退しようと逃げ出して行方が分からない組員の息子(15)に「(父親に)連絡させろ」などと脅した疑い。同署は10日、脅迫容疑で男を送検した。

 暴力団対策法は、指定暴力団員が組員の脱退を妨害することを禁じていることから、同署は脱退妨害の中止命令も視野に調べる。

K会系幹部ら、555万円恐喝疑い 福岡県警、2人逮捕 【西部】
2016.05.11 西部朝刊 

 みかじめ料の名目で現金555万円を脅し取ったとして、福岡県警は北九州市小倉北区、指定暴力団K会系組幹部で無職S(47)と同市八幡東区、自営業H(47)の両容疑者を恐喝と暴力団対策法違反の疑いで逮捕し、10日発表した。

 県警によると、両容疑者は2014年7月ごろ、飲食店経営の男性(37)が風俗店の出店を計画しているのを知り、別の同会系組員らとともに「20万円出しとけ」「(K会系のT組まで話がいっとるんぞ」などと男性を脅迫。同年8月から15年12月にかけて、計555万円を同市内で脅し取った疑いがある。

脅迫の疑いで暴力団幹部を逮捕 /兵庫県
2016.05.10 大阪地方版/兵庫 

 加東署は9日、指定暴力団神戸Y組系の暴力団幹部、T容疑者(45)=小野市本町1丁目=を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、T容疑者は4月21日午後3時50分ごろ、小野市内の飲食店で、居合わせた男子高校生(15)に言うことをきくようすごんだ疑いがある。

ヤマダ電機に脅迫メール 容疑の元販売員逮捕
2016.05.09 大阪夕刊 

 家電量販店大手・ヤマダ電機の「テックランド堺本店」(堺市東区)に「発火装置を仕掛けた」などと脅迫メールを送ったとして、大阪府警捜査1課は9日、同店の携帯電話販売代理店の元契約社員・H被告(28)(同区草尾)(窃盗罪で起訴)を、威力業務妨害容疑で逮捕した。

 発表では、H被告は3月27日午後0時35分頃、同店に「発火装置が作動します。大きな火事になるでしょう」とカタカナでメールを送り、業務を妨害した疑い。調べに対し「ヤマダ電機の店長が嫌いで、困らせてやろうと思った」と供述しているという。同店は当時、店内にいた客約100人を避難させ、府警とともに店内を調べたが、爆発物などは見つからなかった。

 同店には2月25日~3月13日にも、発火を予告するメールが10回にわたって送られていた。H被告は、これらについても「送った」と認めているという。

 府警が11件のメールの送信元を調べたところ、いずれも店内で盗まれた展示用スマートフォンを利用して送信されていたことが判明。防犯カメラの映像からH被告が浮上し、車を捜索したところこのスマホが見つかり、窃盗容疑で逮捕、起訴されていた。

ネット脅迫問題 ネット上でドゥテルテ氏を批判した女性が、脅迫被害で同氏支持者34人を告訴
2016.05.03 まにら新聞(フィリピン) 

 インターネットの会員制交流サイト(SNS)「フェイスブック(FB)」で大統領候補のドゥテルテ・ダバオ市長を批判し、論議を巻き起こしたフィリピン人女性は2日までに、ネット上で「殺す」「レイプするぞ」などと女性を脅迫したドゥテルテ氏の支持者14人を、サイバー犯罪防止法違反などで司法省検察局に告訴した。また、女性は別の支持者20人についても公正選挙法違反で中央選管に告発。ネット上の騒動が現実の問題へと発展し、波紋を呼んでいる。

 熱心な人権活動家である女性は3月22日、自身のFBページに「ドゥテルテ(支持)は怠惰な選択」などと投稿。すると、FB利用者4千人以上が投稿をシェア(共有)し、女性には200件を超えるメッセージが寄せられた。

 だが、ドゥテルテ支持者から送られたメッセージの多くは「死ね」「レイプされるか襲われろ」など女性を脅す内容だったという。支持者がFB運営会社に対してクレームを入れたため、女性の投稿は削除された。

 女性の弁護士によると、今回のケースはサイバー犯罪防止法に違反していると同時に、脅迫罪にも該当するという。女性は同日、テレビ局「GMA」の取材に応じ、ネット上での脅迫行為は「もはや笑い事ではない」とした上で、「犯罪行為は抑止されなければならない。その思いから今回、私を脅かす人々に対し、法的対応措置に踏み切った」と語った。
LINE運営会社に脅迫メール送信容疑
2016.04.28 東京朝刊

 無料通話アプリ「LINE(ライン)」の運営会社(東京都渋谷区)に脅迫メールを送ったとして、警視庁渋谷署が千葉県市川市塩焼、無職U容疑者(43)を、威力業務妨害容疑で26日に逮捕していたことがわかった。同署幹部によると、U容疑者は12~22日、運営会社に4回にわたって「自家製爆弾を仕掛けに会社に乗り込む」などとメールを送った疑い。

 調べに対し「ラインのゲームのレベルが下がって腹が立った。電話番号が分からず、メールを送った」と容疑を認めているという。

わいせつ行為認める 元警官写真撮り被害者脅迫 甲府地裁
2016.04.23 山梨日日新聞 

 山梨県警巡査時代に通行人の10代女性にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ罪に問われた元大月東小教諭、K被告(32)の初公判が22日、甲府地裁(丸山哲巳裁判官)で開かれ、K被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述で、犯行時に携帯電話のカメラで被害者を撮影するなどし、警察に申告しないよう脅したと指摘した。

 冒頭陳述で、検察側は「女性にわいせつな行為をして、征服したいという欲求があり、証拠を残さなければ捕まらないと考え、5件以上の事件を起こした」と指摘した。

 検察側は鰍沢署に勤務していた当時に週1回程度、夜間に襲う若い女性を物色していたと指摘。犯行当時は被害者を撮影し、被害者に携帯電話の番号を表示させて「警察に申告したら仕返しをする」などと脅迫、被害者の携帯電話に付着したK被告自身の指紋は水で洗わせたとした。

 また、検察側は被害者が調べに対し「襲ったのが警察官と知り、本当にショックで警察を信用していいのかとさえ思った」と述べたことも明らかにした。

 起訴状によると、K被告は2009年3月と10年2月、県内の路上や商業施設で、当時10代だった通行人の女性に背後から抱きつき「騒ぐな、刺すから」などと脅し、わいせつな行為をしたとしている。

 県警はほか2件に関与したとして、K被告を強制わいせつ容疑で追送検しており、地検は5月中旬までに処分を決める。

 K被告は10年8月に県警を退職。13年から期間採用教諭として大月東小に勤務していたが、逮捕後の今年3月14日付で退職した。

約100万円を脅し取った疑いで男を逮捕 /青森県
2016.04.12 東京地方版/青森

 野辺地署は10日、さいたま市岩槻区太田1丁目の会社員T容疑者(27)を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。容疑をおおむね認めているという。

 署によると、T容疑者は3月3日午後7時50分ごろ、東北町上野の店舗駐車場で、さいたま市岩槻区真福寺の土木作業員男性(21)に一方的に因縁をつけて脅迫し、現金約100万円を脅し取った疑いがある。2人は知り合いで、野辺地町出身の男性は帰省中だったという。男性が4月上旬に署に被害を申告していた。

脅迫の疑いで逮捕
2016.04.07 朝刊 

 【岐阜県】揖斐署などは6日、脅迫の疑いで、大垣市津村町、建設業W容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑は5日夜、揖斐川町の交際相手の女性(27)の携帯電話に「殺したる」「覚悟せいや」などとメールを送り、脅迫したとされる。

 署によると別れ話がきっかけでトラブルに発展した。W容疑者は容疑を認めている。

 脅迫の疑い
2016.04.06 朝刊 

 【愛知県】東署は5日、脅迫の疑いで西区花の木2、パート従業員K容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では、4日午後8時35分ごろ、同居していた内縁関係の無職女性(44)の携帯電話に電話し、「おまえの家族を全員殺しに行く」などと脅したとされる。容疑を認めている。

 署によると、中区の病院に入院中だった女性に「(同居先ではなく)実家へ帰る」と伝えられたことに逆上したとみられる。

不倫相手を脅迫〓元巡査部長有罪
2016.03.31 日刊スポーツ 

 不倫関係にあった女性を無料通信アプリLINE(ライン)で脅し、電話をかけさせた後、車内で手錠をしたとして、強要と暴行の罪に問われた岡山西署刑事2課の元巡査部長K被告(34)に、岡山地裁は30日、懲役1年2月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。新宅孝昭裁判官は判決理由で「脅迫の内容は『ひき殺せたで』などの文言や、被害者の裸の写真を送付するといったもので、悪質さは強い」と指摘した。

 判決などによると、K被告は1月20日と21日、女性を脅して電話をさせ、さらに呼び出して岡山市内の路上に止めた車の中で、手錠を右手首にかけた。

脅迫やわいせつ、教諭ら7人処分 /兵庫県
2016.03.30 大阪地方版/兵庫 

 県教委は29日、脅迫やわいせつ行為、体罰などで小中高の教諭ら計7人を懲戒処分にし、発表した。

 元交際相手で教え子だった女性に対し、性的関係を持った際の画像をばらまくと脅した県立姫路商業高校の男性教諭(37)▽自校の女子生徒にわいせつな行為を繰り返した県立高校の30代男性教諭――の2人を懲戒免職とした。

 自校の女子生徒に抱きついたり、キスをしたりしていた県立高校の30代男性教諭は停職6カ月▽パチンコ店で女性店員の尻を触った市立中学校の50代男性教諭を同3カ月▽反抗的な発言に立腹し、生徒を引き倒して尾骨を骨折させるなどした市立中学校の男性教諭(47)を同3カ月▽自校の男子生徒の髪にライターを近づけてこがした市立中学校の男性教諭(26)を同1カ月とした。

元交際相手に動画流出を示唆、脅迫容疑で男逮捕
2016.03.27 朝刊 

 【埼玉県】東入間署は二十六日、脅迫の疑いで、東京都中野区野方二、会社員M容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑では二十二日午後九時ごろ、県内に住む元交際相手の二十代女性に、携帯電話の通信アプリを使い、女性が写ったわいせつな動画を流出させると脅したとされる。

 署によると、M容疑者は「会うことを拒否されたのが不満だった」と供述している。同容疑者は実際に女性の動画を所持しており、署はインターネット上に流出していないか調べている。

ツイッターで脅迫容疑、17歳逮捕 /大分県
2016.03.22 西部地方版/大分 

 (大分南署発表) 21日、大分市の職業不詳の少年(17)を。容疑を認めているという。20日午後9時ごろ、携帯電話でツイッターに「どうなるか覚えとけ」「追い詰めてやる」などと書き込み、女子高校生を脅した疑いがある。少年から「会いたい」などのメールが何回も送られた女子高校生が警察に相談。警察が20日、メールを送らないよう指導した後、少年はツイッターに書き込んだという。2人は以前交際していたという。

[社説]リベンジポルノ 判決契機に被害防止の徹底を
2016.03.20 東京朝刊 

 元交際相手の画像をインターネット上にばらまく。卑劣な「リベンジポルノ」を指弾する司法判断である。

 2013年に東京都三鷹市で起きた女子高校生殺害事件の差し戻し審の裁判員裁判で、東京地裁立川支部が、23歳の男に懲役22年を言い渡した。

 男は、女子高校生への未練と恨みから、殺害だけでなく、画像の投稿を重ねた。殺人罪のほか、児童買春・児童ポルノ禁止法違反などにも問われていた。

 画像は不特定多数の人の目にさらされ、抹消するのは難しい状況だった。判決が「被害者の尊厳を傷つけた極めて悪質な犯行」と非難したのは、もっともだ。

 検察は当初、画像の投稿行為については、起訴を見送った。事件化によって娘の名誉が傷つくことを両親が危惧したためだ。

 差し戻し前の裁判員裁判の判決は、投稿行為の悪質性に触れ、懲役22年の刑を選択した。この判決を、東京高裁は「起訴していない投稿行為を量刑で考慮した疑いがある」として、破棄した。

 検察はその後、遺族から児童買春・児童ポルノ禁止法違反の告訴を受けて、追起訴した。結果として、今回の判決は、差し戻し前と同じ量刑となった。遺族は納得できないだろう。

 異例の展開は、性犯罪に関わる裁判の難しさを物語っている。

 この事件が契機となり、14年11月にリベンジポルノ被害防止法が施行された。性的な画像を無断で公開すると、3年以下の懲役などが科される。

 リベンジポルノに関し、警察には昨年1年間で1143件の相談が寄せられた。「画像を公表する」と脅されるケースが多いが、実際に公表されたという訴えも188件に上った。

 警察が昨年、脅迫罪やリベンジポルノ被害防止法違反などで摘発したのは、276件だ。被害を防ぐため、取り締まりを一層強化する必要がある。

 ネット上に一度流出した画像は、転載が繰り返される可能性が高い。画像の拡散を食い止めるには、サイト管理者への削除要請など迅速な対処も欠かせない。

 画像を安易に撮らせたり、他人に送ったりする行為の危険性を周知することも大切だ。

 三鷹の事件では、男からのつきまといについて、女子高校生らが警察に相談していたのに、所轄署の連携不足などから悲劇を防げなかった。事件は、ストーカー対策にも重い教訓を残した。

 脅迫の疑い
2016.03.19 朝刊 

 【岐阜県】海津署などは18日、脅迫の疑いで岐阜市北鶉5、自称会社役員K容疑者(55)を再逮捕した。

 逮捕容疑は2月26日午後9時35分から10時15分ごろまでの間、海津市の男性(44)宅に電話をかけ、男性を「もう家なんて持っとれへんぞ。どんなとこでも行くでな。よー考えとけよ」などと脅したとされる。

 K容疑者は、仕事で知り合った男性の妻(46)を電話で脅した脅迫容疑で2月29日に逮捕された(処分保留)。署によると、容疑を認めている。

復讐ポルノ 相談千件超 警察庁15年まとめ 若年層の被害深刻
2016.03.18 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

リベンジポルノ1143件 被害者の6割20代以下 15年・警察庁
2016.03.18 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

リベンジポルノ相談1143件 15年警察庁 被害20代以下6割 「撮らせないで」注意喚起
2016.03.18 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。同法は13年の三鷹ストーカー殺人事件で逮捕された男が、刺殺した女子高生の画像をネット上に投稿していたことを受け、議員立法で成立した。

 男は殺人罪以外にリベンジポルノ行為についても児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで追起訴され、東京地裁立川支部は15日、懲役22年の判決を言い渡した。

 【リベンジポルノ】 交際相手の裸などプライベートな画像を、相手の同意を得ずにインターネットなどに流出させること。2014年11月に施行された「私事性的画像記録の提供被害防止法」では、被写体を特定できる方法で、個人的に撮った性交を含む性的な写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。公表目的で提供した場合にも罰則がある。(共同通信社)

ネットで画像拡散、復讐  リベンジポルノ1143件、警察庁初集計  被害者の6割、20代以下
2016.03.18 佐賀新聞 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

 同法は13年の三鷹ストーカー殺人事件で逮捕された男が、刺殺した女子高生の画像をネット上に投稿していたことを受け、議員立法で成立した。

 男は殺人罪以外にリベンジポルノ行為についても児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで追起訴され、東京地裁立川支部は15日、懲役22年の判決を言い渡した。

  罰しても救われず 交際時に撮影「きっぱり断って」

 恋愛感情のもつれから、腹いせに交際相手の裸の画像などをインターネット上に載せるリベンジポルノの被害が後を絶たない。ひとたび流出すれば、際限なく拡散する恐れも。被害相談に取り組む専門家は「加害者を罰しても、被害者が救われるわけではない」と問題の根深さを指摘する。

 毎月40件以上のリベンジポルノに関する相談に乗っている全国webカウンセリング協議会(東京)。安川雅史理事長によると、2013年10月の三鷹ストーカー殺人事件以降、件数は増え、現在は横ばい状態。「家族や学校にばれたくない」と警察にも駆け込めない未成年が大半を占める。

 「もう学校に行けない」と漏らしたのは東京都内の高校1年の女子生徒。交際していた部活の先輩と別れた後、自分の裸の写真が先輩の同級生の間に無料通信アプリLINE(ライン)で出回っていると知り、深く傷ついた。

 会員制交流サイト(SNS)で知り合った男性と別れた後、性行為中の画像や氏名をネット上にさらされた栃木県の大学1年の女性もいた。「みんなに見られている」との思いが消えず「死にたい」と口にする女性もいるという。

 「愛し合っている時は別れた後のことなど考えないもの」と安川さん。相手が望むならとつい応じてしまうと、破局後に逆恨みから「女性にとって最も屈辱的なこと」としてネット上に画像をばらまく男性がいる。

 「相手を大事にしていれば、決して画像を求めたり、残したりしない。もし撮影されそうになったら『撮らないで』ときっぱり断ってほしい」と訴える。

 DV最多6万件超、ストーカー依然2万件

 全国の警察が昨年1年間に把握したドメスティックバイオレンス(DV)の被害は6万3141件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。12年連続の増加で、2001年のDV防止法施行以降、初めて6万件を超えて最多を更新した。ストーカー被害は前年より3・7%減の2万1968件だったが、12年以降は2万件前後の高水準で推移している。

 14年のDV防止法改正で同居の恋人間の暴力も対象となった。同庁の担当者は「婚姻、内縁関係間とされていたDVの範囲を拡大したことが増加の一因」としている。

 DVの被害者はほぼ9割が女性で、年齢別では30代が1万8636人(29・5%)で最多。加害者も30代が1万8216人(28・8%)で最も多かった。被害者と加害者の関係は婚姻が7割近くを占めた。

 刑法・特別法による摘発も15・1%増の7914件で最多となった。内訳は暴行4091件、傷害2963件など。殺人(既遂)も3件あった。

 ストーカーは摘発件数も2・3%減の2415件。罪名別ではストーカー規制法違反が10・4%増の677件で、担当者は「ストーカー対策で警察官が増員され、組織を挙げての対応が可能になったため」としている。

 ストーカーも被害者はほぼ9割が女性で、20代が最多の7519人(35・1%)だった。

リベンジポルノ相談1143件 20代以下6割、被害深刻 昨年、警察庁まとめ
2016.03.18 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

 同法は13年の三鷹ストーカー殺人事件で逮捕された男が、刺殺した女子高生の画像をネット上に投稿していたことを受け、議員立法で成立した。

 男は殺人罪以外にリベンジポルノ行為についても児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで追起訴され、東京地裁立川支部は15日、懲役22年の判決を言い渡した。

知人女性脅迫した疑い 年金機構職員逮捕
2016.03.17 東京夕刊 

 交際を断った女性を脅す内容の手紙を勤務先や自宅に送りつけたとして、神奈川県警が、日本年金機構の職員、I容疑者(28)を脅迫の疑いで逮捕していたことが県警への取材でわかった。容疑を認めているという。

 県警によると、I容疑者は昨年10月、20代女性の勤務先や自宅などに、「(女性が)アダルトビデオに出演している。自殺させてやる」などと書いた匿名の手紙を郵送で送り、脅迫した疑いがある。I容疑者は以前に女性に交際を求めたが、断られていたという。

リベンジポルノ:15年相談、1143件 ネットの知人11% 警察庁統計
2016.03.17 東京夕刊 

 リベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)を巡って2015年に全国の警察に寄せられた相談が1143件に上ったことが警察庁のまとめで分かった。このうち130件は、インターネットだけのやりとりで実際に会ったことのない相手に自分の画像を送ったことに関する被害相談だった。

 加害者の処罰を定めたリベンジポルノ被害防止法が14年11月27日に施行され、初めての年間統計。相談は女性が1041件、男性が102件。年齢別では、10~20代が6割近くに上った。

 具体的な相談内容(複数回答)は、「画像をネットに公表すると脅された」502件▽「(脅されていないが)画像を撮影・所持された」343件▽「画像を送りつけられた」245件▽「画像を公表された」188件――など。加害者との関係は、配偶者と交際相手(元を含む)が計68%を占める一方、「インターネット上だけの知人・友人」も11%に上った。

 警察は相談を受けた1143件のうち276件を立件。内訳は、「会わないと画像がどうなるか分からないぞ」などと脅したとする脅迫が69件、児童買春・ポルノ禁止法違反が56件、画像を不特定多数に提供しようとしたなどのリベンジポルノ被害防止法違反53件――などだった。また67件について、サイト管理者への画像削除を依頼した。

 被害者が自分で撮影した画像を交際相手らに送るケースも多く、警察庁の担当者は「一度ネットに流れた画像は完全には消すのは難しい。第三者に見られて困る画像は送信しないでほしい」と呼びかけている。

知人女性に「殺す」メール 脅迫容疑で年金機構職員を逮捕
2016.03.17 東京朝刊 

 知人の女性を誹謗(ひぼう)中傷する手紙を自宅などに送りつけたうえ、「殺してやる」などと脅すメールを送ったとして、神奈川県警が脅迫と名誉毀損(きそん)容疑で、日本年金機構職員の男を逮捕していたことが16日、捜査関係者などへの取材で分かった。被害者は20代の女性で、男から交際を求められたが拒否していたという。

 捜査関係者などによると、逮捕されたのは日本年金機構の職員、I容疑者(28)。

 逮捕容疑は昨年、女性の勤務先に関連する複数箇所に「(女性は)アダルトビデオに出演している」などと書いた手紙を匿名で送り、自宅とその周辺にも女性を誹謗中傷する内容の手紙を匿名で郵送。女性に対して今年、「殺してやる」などといった内容の携帯メールを送りつけたとしている。

 女性がI容疑者との交際を断った後、嫌がらせのメールが携帯電話に複数回届き、着信を拒否。誹謗中傷する手紙が職場や自宅周辺などに届くようになったため県警に相談し、その後、脅迫するような内容の携帯メールも送られていた。

 同機構広報室は「事実確認が取れていないが、捜査には全面的に協力する」としている。

リベンジポルノ被害、警察庁が集計 15年、1000件超 20代以下の相談6割 年間統計は初
2016.03.17 信濃毎日新聞夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

◎復讐ポルノ 相談1143件 被害者6割が20代以下 被害深刻 昨年 警察庁、初の統計
2016.03.17 夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

≪リベンジポルノ≫

 交際相手の裸などプライベートな画像を、相手の同意を得ずにインターネットなどに流出させること。2014年11月に施行された「私事性的画像記録の提供被害防止法」では、被写体を特定できる方法で、個人的に撮った性交を含む性的な写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。公表目的で提供した場合にも罰則がある。(共同)

風俗社長ら2人 脅迫容疑で逮捕 県警
2016.03.09 

 【愛知県】県警は八日、脅迫の疑いで、ファッションヘルス店の経営会社社長五I(45)=名古屋市昭和区八事富士見、元店長T(32)=同市東区泉一=両容疑者を逮捕した。逮捕容疑では、二人は共謀し、昨年十月ごろ、同市熱田区内のヘルス店に勤務する市内の二十代女性に、店を辞めさせないように引き留める目的で、「親に風俗店で働いていることをバラされる可能性がある」などの趣旨のメールを送信し、脅迫したとされる。

 県警によると、I容疑者は「記憶にない」、T容疑者は「メールを送ったが脅していない」とそれぞれ容疑を否認している。

 I容疑者は、指定暴力団Y組K会の資金源とされた大手風俗グループ「B」直営の二つのヘルス店を、引き継いで経営していたという。

AV出演強要に法規制を 拒めば法外な違約金 「親にばらす」脅迫 人権団体が調査公表
2016.03.05 セレクト

AV出演強要 法規制を

拒めば法外な違約金 「親にばらす」脅迫

人権団体が調査公表 被害苦に自殺者も

 「モデルやタレントにならないか」とスカウトされ、アダルトビデオ(AV)の出演を強要される若い女性の被害が相次いでいるとして、人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」は3日、被害防止や被害者救済のための法規制を急ぐよう求める調査報告書を公表した。

 AVと知らずに業者と契約書を交わし、出演を拒否すると法外な違約金を請求されたり、「親にばらす」と脅されたりするケースが多い。自分の出演作が販売され続けることを苦に、自殺した女性もいるという。

 東京都内で記者会見した伊藤和子事務局長は「意に反する性行為を強要され、その一部始終が半永久的に公にさらされる。女性に対する重大な人権侵害だ」と話した。

 報告書などによると、被害者支援団体に寄せられた相談は2012、13年に各1件だったが14年に32件、15年には81件と急増。今年に入ってからも含めると計130件を超えており、だまされて出演したとの内容が多い。

 自殺した女性はスカウトした業者に説得されて出演したが、直後に後悔した。約半年間に複数のAVに出演した後、契約解除できたが、その後も販売され続けていることで精神的に追い詰められ、首をつったという。

 職業安定法などには有害な業務から労働者を守る規定がある。しかし、スカウトする業者は、女性がマネジメントを委託した形の契約にするなどして巧みに規制を逃れ、現状ではこうした被害を防ぐ法律や監督官庁は無いと報告書は指摘。不当、違法な勧誘の禁止や、意に反して出演させられた場合の販売差し止め、相談窓口設置などを含む法整備を訴えた。

 メールで脅迫した疑い
2016.03.04 朝刊 

 【福井県】福井署は3日、脅迫の疑いで、福井市河増町、無職T容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2日朝、知人の40代女性とその子ども2人の計3人に対し、携帯電話のメールと無料通話アプリLINE(ライン)で「おめーら皆殺しや」などと文章を送り、脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。女性に借金を申し込んで断られ、腹を立てたという。

 ラインで脅迫容疑
2016.03.02 朝刊 

 【福井県】小浜署は1日、脅迫の疑いで、おおい町長井、会社員S容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑ではS容疑者は2月29日午後12時半ごろ、無料通信アプリ「LINE」で自身の妹に、「マジで全員殺す」などとの別居中の妻に向けたメッセージを送信し、妹を介して妻にメッセージを読ませ、脅迫したとされる。

 被害者が署に通報した。S容疑者は「メッセージを送ったのは事実だが、妻に伝わるとは思っていなかった」と一部否認している。

知人装い脅迫文、元政策秘書逮捕 虚偽告訴の疑い
2016.02.18 東京朝刊 

 知人を装って自分の母親にうその脅迫文を送り、警察に被害届を出させたとして、埼玉県警は17日、参院議員の元政策秘書で無職T容疑者(48)=東京都東久留米市本町1丁目=を脅迫と虚偽告訴の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 捜査1課によると、T容疑者は昨年9月、「おまえの息子Tを殺す」などと書かれた、知人男性を差出人とする脅迫文を埼玉県内の母親に郵送し、知人を加害者とする虚偽の被害届を出させた疑いがある。県警はT容疑者がこの知人に何らかの恨みを持ち、おとしめる目的があったとみて、詳しい動機を調べる。T容疑者は昨年9月から今年1月まで、参院議員(日本のこころを大切にする党)の政策秘書だった。

「息子殺す」と自分の母にうその脅迫 容疑の元参院議員秘書逮捕 知人に罪かぶせる目的か
2016.02.18 朝刊 
 知人男性をかたり「息子を殺す」と書いた手紙を自分の母親に送り、信じた母親に被害届を出させたとして、埼玉県警は十七日、脅迫と虚偽告訴の疑いで東京都東久留米市本町一、無職T容疑者(48)を逮捕した。容疑を認めているという。T容疑者は日本のこころを大切にする党のH参院議員の元政策秘書だった。

 逮捕容疑では、昨年九月一日、知人男性の名前で埼玉県内の七十代の母親宅に「おまえの息子を殺す」などと書いた手紙を送り、母親を脅迫。同月二十八日、信じた母親に、知人男性を加害者とする被害届を出させたとされる。

 県警は、知人男性を恨み、罪をかぶせることが目的だったとみている。

 H氏の事務所によると、T容疑者は昨年九月から働き、今月三日付で退職した。「職務規範違反と不正行為があり、解雇した」と説明している。

脅迫の疑い
2016.02.17 朝刊 

 【愛知県】県警公安2課と捜査4課、刈谷署は16日、脅迫の疑いで刈谷市築地町、政治団体「S」代表で自称無職T容疑者(42)を逮捕した。

 逮捕容疑は15日に刈谷市内で大府市の派遣社員男性(32)が団体からの脱退の意向を示したのに腹を立て、「おまえの女と子どもをぐちゃぐちゃにしてやる」などと脅迫したとされる。

 署によると、T容疑者は黙秘している。

盗撮男性から50万円脅し取る 容疑の30歳男逮捕
2016.02.10 東京朝刊 

 立川署は恐喝の疑いで、都内の自称自営業、S容疑者(30)を逮捕した。容疑を否認している。逮捕容疑は、昨年12月28日、豊島区の池袋駅東口の路上で、通行人の女性の後ろ姿をスマートフォンで無断で撮影していた会社員の男性(38)に、女性の知り合いを装って近づき、「警察に行くか、示談にするか決めてください」などと脅迫。消費者金融で50万円を借りさせ、カネを得たとしている。同署は1月にも、立川駅近くの路上で別の男性から同様の行為でカネを脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂容疑でS容疑者を逮捕。余罪があるとみて調べていた。

女性を脅迫した疑い=石川
2016.02.09 東京朝刊 

 白山署は8日、野々市市押野、無職T容疑者(60)を脅迫の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は7日。

 発表によると、T容疑者は同日午前6時半~7時頃、同市の50歳代の会社員女性に計2回にわたり、「後ろに目をつけて歩け」などと書いたメールを送り、脅迫した疑い。

 T容疑者と女性は知人関係で、調べに対し「メールを送ったが脅したつもりはない」と話しているという。

淫行処罰条例・法律の専門家に聞く(4)=駒村圭吾さん 「威迫、欺き、困惑」処罰対象に
2016.02.08 信濃毎日新聞朝刊 

[慶応大教授(憲法) 駒村 圭吾さん]

<「恋愛」評価180度変わる不安>

 ―「威迫、欺き、困惑」を処罰対象として条例に盛り込むとした県の「基本的な方針」をどうみる。

 「最高裁判例よりも(処罰対象を)限定的に厳しく法文化しており、憲法違反とされることはないだろう。ただ、それは最高裁判例に従ったというだけで、恋愛感情につきものの『威迫、欺き、困惑』を処罰対象にすることが妥当なのかどうかは別問題だ。子どもの主観で困惑などがあったと判断され、『麗しい恋愛』から『おぞましい淫行』に評価が180度変わるという不安が残る」

 ―性被害は処罰できないのか。

 「子どもの性被害についての法律は、刑法や児童福祉法、児童買春・ポルノ禁止法などがある。処罰するには、刑法は暴行や脅迫の有無、児童福祉法は支配関係にあるかどうか、児童買春・ポルノ禁止法は金銭のやりとりなどを調べる。外形的な事実を立件する際に要求している。それ以外のいわゆる『淫行』を処罰するのは、果たして妥当なのかどうか」

 「性行為の本質には、美しさとおぞましさが同居している場合があり、法的なメスを入れるのはそう簡単ではない。警察に丸投げするのではなく、性は『危険もあるが、素晴らしいこと』だと子どもに伝え、性行為に悩む子どもを保護する努力をするべきだろう」

 ―条例に実効性はあるか。

 「条例は理性による萎縮効果を期待していると思うが、性衝動は理性を狂わせる。強姦(ごうかん)や買春は論外だが、性愛一般に理性を求めるのは土台無理だ。構成要件をさらに厳重に限定し、典型事例を明示すべきだ」

 ―自治体として子どもの性被害にどのように向き合うべきか。

 「条例制定には懸念があるが、進めるかどうかはその自治体の見識だ。子どもの性被害は地域によって顕著な違いがあるものではないだろう。ただ、県ごとの法意識によってどう臨むのかは違いがあるものだと思う。モラルや家族に関する分野の法制は、各地の自治体が先駆的な取り組みをしている。例えば、同性愛について渋谷区で昨年、結婚に相当するパートナーシップと認める証明書を発行する条例が成立した。性や道徳、家族などのテーマは法律で一律に決める前に、各地自治体がその見識に照らして取り組むものだと思う」

 ―公権力が性や恋愛に介入することの問題点は何か。

 「憲法13条は『生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利』を尊重するとしている。3段重ねになっているが、近ごろは2番目の自由よりも、安全安心に満たされた幸福を求める傾向が広がっている。恋愛について言えば、リスキーで冒険的である恋愛が自由にできる社会か、それとも恋愛などというのはややこしいので、公権力に定型的に規律してもらって未成年との恋愛は禁止するのか。別の言い方をすれば、人間関係をつくるリスクや喜びを試行錯誤しながら追い求める社会か、面倒なことは公権力に任せる社会の方が楽なのか。その分岐点にあるのではないか」

   (おわり)

 [こまむら・けいご]

 慶応義塾大法学部教授。専門は憲法。条例モデルが参考にした最高裁判例を、雑誌「ジュリスト」で扱った。55歳。

 [子どもの性的自己決定権]

 1990年発効の子どもの権利条約(日本は94年に批准)は「児童に影響を及ぼすすべての事項について、自由に自己の意見を表明する権利を確保する」(12条)と規定。性に関することを含めて主体性を尊重するよう求めており、子どもの自己決定権を定めたものとも解釈されている。全面的に認められるのではなく、発達段階に応じて子どもを保護すべきだとされる。

淫行処罰条例・法律の専門家に聞く(3)=諸沢英道さん 既存法令、大人への抑止力
2016.02.07 信濃毎日新聞朝刊

[常磐大大学院教授(被害者学) 諸沢 英道さん]

<条例に淫行処罰規定は不要>

 ―県が青少年との性行為への処罰規定を盛った条例を制定する方針だ。

 「子どもが健全に大人へと成長していく上で、性被害に遭わないようにするのは大人の責任だ。条例は、してはいけないことを明確にし、県民に知らしめる意味がある。ただ処罰規定までは必要ないのではないか」

 ―理由は。

 「国が定めた法律で対応できる。例えば、児童福祉法は、児童に淫行を『させる』行為を禁じているが、児童と淫行を『した』場合も違反に当たることが過去の判例で定まっている。準強制わいせつ罪や準強姦(ごうかん)罪もある。さらに国は強姦など性犯罪の処罰範囲を広げる議論をしている」

 ―県は、処罰規定を設けることが大人への抑止力になるとの考えだ。

 「県には条例に処罰規定がなければいけないという思い込みがあるのかもしれないが、抑止力というのであれば既存法令があり、原則的には必要ない。この種の被害を防ぐための法制度では、行政的な助言・指導の根拠を作ることに意味がある」

 ―保護者などからは、子どもとの性行為を「いけないことだ」と明示することで、被害を受けながら「自分が悪かった」と考えてしまっている子どもの気持ちが救われるとの声がある。

 「条例で子どもとの性行為を禁止する条項を盛り込めば、処罰規定がなくても、悪いのは働き掛けた大人であると十分明言することになる」

 ―県は、警察の恣意(しい)的な捜査などを防ぐために濫用(らんよう)防止規定を盛り込むとしている。

 「仮に処罰規定を設ける場合、捜査権力の関わり方について慎重に検討することは大事だ。被害が発生した場合も、いきなり警察が捜査に入るのではなく、まずは行政の児童福祉関係部署が指導する。それでも改善が難しかったり、違反が続いたりする場合に警察の捜査や処罰があるべきだ」

 ―県は被害者支援の充実も掲げている。

 「児童相談所など行政の福祉部門の態勢を充実することが必要だ」

 ―子どもが深夜に外出し、性被害に遭うことを防ぐため、県検討会の条例モデルは、保護者の許可や正当な理由なく深夜(午後11時~午前4時)に連れ出す行為に罰金を設けている。

 「淫行とは異なり、連れ出し行為については性被害に遭う危険性を排除するために処罰規定を設けていい。一方で子どもを監督する責任は保護者にあり、保護者に処罰規定を設けないのはバランスが悪い。米国では拘留刑や罰金刑を設けている州が多い」

 ―インターネットが性被害の温床になっているとの指摘がある。どう対応する。

 「欧米では警察だけでなく行政機関もそうした問題に対応している。県がいきなりサイバー対策の専門部署を設置するのは難しいだろうが、県内外の民間団体の力を借りて、性被害に関するネット上の相談機能を充実させることなどはできるのではないか」

 ―県は「基本的な方針」で、国に対して子どもの性被害に対する法規制の在り方や加害者の再犯防止などについて検討を求めていくとした。

 「国は性犯罪全般の議論をしている。淫行については、地域の実情を踏まえて、地域で守るための議論を深めることが必要だ」

 [もろさわ・ひでみち]

 常磐大大学院教授。世界被害者学会理事。専門は被害者学、刑事法、少年法など。73歳。

 [性犯罪の厳罰化]

 法相の諮問機関「法制審議会」の部会が昨年10月から、性犯罪の厳罰化に向けた刑法改正の内容を検討している。強姦(ごうかん)罪の法定刑の下限を懲役3年から同5年に引き上げることや、起訴するのに被害者の告訴が必要となる「親告罪」の規定の削除、親の立場などを利用した性行為を暴行や脅迫がなくても罰することができるようにする規定の新設などが議題となっている。

女性脅迫の疑い、巡査部長を逮捕 岡山、LINE使い 【大阪】
2016.01.26 大阪夕刊 

 岡山県警は26日、岡山西署刑事2課に勤める巡査部長のK容疑者(34)=岡山市中区中井3丁目=を脅迫容疑で逮捕し、発表した。20~21日に無料通信アプリのLINE(ライン)を使い、知り合いの女性を脅すメッセージを数回送った疑いがあるという。県警によると、メッセージは女性の家族や知人らに危害を加えることを示唆する内容だった。

脅迫容疑で再逮捕=東京
2016.01.20 東京朝刊

 警視庁は19日、武蔵野市八幡町、米国籍の会社役員R被告(39)(脅迫罪で起訴)を脅迫容疑で再逮捕したと発表した。

 同庁幹部によると、R被告は昨年7月18日、京都市の郵便局から、韓国・ソウルに住む世界平和統一家庭連合(旧・世界基督教統一神霊協会)幹部男性の自宅や勤務先に、切断された手足や頭部に似せたおもちゃを国際郵便で送りつけた疑い。「恐怖を与えるためだった」と容疑を認めている。

 R被告は同9、14日にも男性宅に包丁などを送付したとして昨年12月に同容疑で逮捕、起訴されていた。

 名義貸し医師から200万円恐喝の疑い 愛知県警、男逮捕
2016.01.19 朝刊 

 不正な名義貸しで診療所を開設したなどとして中京病院元形成外科部長の男性医師(51)が逮捕された事件をめぐり、逮捕前の医師から二百万円を脅し取ったとして、愛知県警中村署は十八日、恐喝の疑いで自称コンサルタントT容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では、二〇一四年十月十八~二十四日、知人の女と共謀し、名古屋市中村区の飲食店などで、知り合いだった男性医師=同市守山区=に「警察に行って、先生の悪事を洗いざらいしゃべってくる。それでもいいのか」などと脅迫。不正行為への口止め料として現金を要求し、二十八日夕、中村区の銀行現金自動預払機(ATM)コーナーで二百万円と通帳、キャッシュカードを脅し取ったとされる。

 医師は中京病院形成外科部長だった昨年、医療法違反罪で逮捕、有罪判決を受けている。

 署によると、医師は三年前、別の診療所の開設をきっかけにT容疑者と知り合った。共謀したとみられる女は事件をめぐって県警から事情を聴かれていた。

 T容疑者は「金銭の話をしたのは事実。恐喝をした覚えはありません」と否認している。医師から暗証番号を聞き出しており、その後、口座から約千百七十万円を引き出したとみられている。署は女も任意で調べている。

メールで女性を脅迫 米沢の大学生に罰金=山形
2016.01.16 東京朝刊 

 置賜地方に住む20歳代女性の携帯電話に電子メールを送って脅迫したとして、米沢区検は15日、米沢市堀川町、大学2年生K容疑者(28)を脅迫罪で米沢簡裁に略式起訴した。

 同簡裁は同日、罰金20万円の略式命令を出し、即日納付された。

母子を脅して現金奪った疑い /愛知県
2016.01.15 名古屋地方版/愛知

 港署は13日夜、名古屋市港区木場町、会社員I容疑者(65)を強盗容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。署によると、I容疑者は昨年6月18日午後7時半ごろ、同区内の子ども用品店の駐車場で、車に乗ろうとした会社員女性(29)にカッターナイフのようなものを突きつけ、「金を出せ、騒ぐな」と脅迫。後部座席の長男(2)にも突きつけ、女性に「金を出さないと刺すぞ」と脅し、2千円を奪った疑いがある。

脅迫容疑で65歳逮捕=青森
2016.01.15 東京朝刊 

 八戸署は14日、八戸市売市、中古車販売業K容疑者(65)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、K容疑者は昨年12月29~31日、八戸市の男性会社員(51)に電話をかけ、留守番電話に「殺すぞ」などと録音メッセージを残して脅した疑い。八戸署は契約トラブルが原因とみて、動機を調べている。

元交際相手を脅迫容疑で高校生逮捕 白山署
2016.01.13 朝刊 

 白山署は12日、暴力行為処罰法違反の疑いで、白山市在住の高校3年の少年(18)を逮捕した。

 逮捕容疑は12日午後0時50分ごろ、自宅で元交際相手の女子高生(16)に包丁を向けて脅迫した疑い。同署によると、少年は「包丁を向けたが脅してはいない」と容疑を一部否認している。今後の交際について話し合っていたところ、口論となった。

リベンジポルノ、被害者の自撮り写真であれば無罪=韓国最高裁
2016.01.12 朝鮮日報

 大法院(日本の最高裁判所に相当)第2部(パク・サンオク裁判長)は11日、不倫相手の女性の裸の写真をインターネットに公開したとして起訴されたS被告(53)に対する上告審で「女性が自分の体を撮影した写真であるため、裸の写真を公開したという罪は成立せず、処罰はできない」として、二審判決を破棄し、審理を大邱地裁に差し戻した。

 既婚の女性と交際していたS被告は、相手の女性が交際を始めて3カ月後に別れ話を切り出したため、あらゆる方法で嫌がらせを始めた。

 S被告は女性が以前、携帯電話のカメラで撮影し、自分に送ってきた裸の写真を、グーグルのプロフィール写真に設定し、女性の娘が公開した動画共有サイト「YouTube」の動画にコメントを付けるという方法で、女性の写真が拡散するようにした。また、女性の夫にメールを送り、女性には1000万ウォン(約98万円)を要求した。二審は裸の写真を公開した罪と脅迫罪について有罪を認め、懲役8月を言い渡した。

 だが大法院は、裸の写真を公開した罪については無罪とした。裸の写真の公開に関して検察が適用したのは「他人の身体を本人の意思に反し撮影したり、その写真などを展示した場合には処罰する」という規定だが、問題の写真はS被告が撮影したものではなかった。

 大法院の関係者は「裸の写真を被害者が自ら撮影したからといって、無条件で処罰できないわけではなく、名誉毀損(きそん)罪やわいせつ物頒布の罪などで処罰することも可能だ」と説明した。

脅迫の疑い
2016.01.01 朝刊 

 【滋賀県】大津署などは31日、脅迫の疑いで京都府城陽市富野北垣内、無職I容疑者(38)を逮捕した。逮捕容疑では、28~29日にかけて、県内の女性(27)に複数回にわたり「絶対31日行きます。殺す」などと電子メールを送り脅したとされる。署によると、I容疑者は女性の勤務先の店の客。交際を断られたことに腹を立てメールを送ったという。「メールは送ったが殺すつもりはなかった」と容疑を認めている。逮捕前にI容疑者が投げ捨てた鞄の中には、刃渡り13センチの包丁やスタンガンなどが入っていた。

報道された脅迫事件 2017年
報道された脅迫事件
報道された脅迫事件

つきまといの疑い逮捕=埼玉
2017.12.18 東京朝刊

 新座署は17日、志木市下宗岡、無職s容疑者(33)を脅迫と県迷惑防止条例違反(つきまとい)の疑いで逮捕した。

 発表では、s容疑者は16日午後0時40分頃から1時10分にかけ、物損の交通事故の相手だった新座市の主婦(38)に対して、計9回にわたり不安を覚えさせるような電話をかけたり、「あなたに不幸が続きますように」「私から逃げられると思わないでください」などと計10回以上メールを送ったりした疑い。

 s容疑者は調べに対し「事故の賠償の関係で折り合いがつかず、相手と連絡を取ろうとしているうちにイライラした」と供述しているという。
知人恐喝容疑で逮捕=和歌山・続報注意
2017.12.12 大阪朝刊

 知人から3000万円を脅し取ったとして男女2人が恐喝容疑で逮捕された事件で、海南署は11日、大阪府泉大津市、貴金属卸売業t容疑者(47)を同容疑で新たに逮捕した。「脅すようなことは言っていない」などと容疑を否認している。

 発表によると、t容疑者は昨年12月、和歌山市西庄、宝石店経営o容疑者(54)ら2人と共謀。海南市の化粧品会社経営(当時)の男性(40)に、o容疑者の宝石店の悪評を流したと言いがかりをつけて脅迫し、現金3000万円を脅し取った疑い。被害男性の話などからt容疑者が浮上したという。

 [続報]2018年3月17日大阪朝刊29面

 =恐喝容疑3人不起訴=和歌山

 経営する宝石店の悪評を流したと言いがかりをつけ、知人から3000万円を脅し取ったとして、海南署が恐喝容疑で逮捕した和歌山市西庄の男性(54)ら3人について、地検は16日、いずれも不起訴(嫌疑不十分)とした。
「白鵬を殺す」 巡業先に脅迫文
2017.12.12 東京夕刊 

 北九州市で11日に開催された大相撲の冬巡業「北九州場所」の会場となった市立総合体育館に、横綱白鵬関の殺害を予告する封書が送られていたことが、福岡県警への取材でわかった。

 県警によると、封書は11日午前に届き、日本相撲協会関係者が昼過ぎに会場にいた警察官に届け出た。「白鵬を殺す」という趣旨の内容が書かれており、差出人には男性とみられる名前と、実在しない「福岡市天神町」の住所が記されていたという。

 県警は警備にあたる警察官を増員して警戒したが、特にトラブルはなかった。
自画撮り脅迫 中1少女乱暴 35歳無職男 強姦容疑で逮捕
2017.12.06 大阪朝刊 

 女子中学生を脅して乱暴したとして、大阪府警四條畷署は5日、強姦(ごうかん)容疑で、住所不定、無職、i容疑者(35)を逮捕した。入江容疑者は事前に、裸の画像を「自画撮り」して送るよう要求。そのうえで画像をばらまくと脅し、犯行に及んでいたという。

 逮捕容疑は今年6月、大阪府内の駐車場に止めた車の中で中学1年の女子生徒=当時(12)=を脅迫し性的暴行を加えたとしている。

 i容疑者は会員制交流サイト(SNS)で女子生徒と知り合った。その後に「言うことを聞くまでとことんやる」と脅して、裸の自画撮りを撮影させ、無料通信アプリのLINE(ライン)で送信させていた。

 i容疑者は7月に別の女子中学生に乱暴した強姦などの容疑で同署に逮捕され、その後起訴された。スマートフォンの解析で複数の自画撮りが見つかり、知人に提供した疑いもあるとみて児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑でも調べる。
裸の自撮りを送らせ脅迫…中1女子を乱暴
2017.12.06 日刊スポーツ 

 大阪府警四條畷署は5日、中学1年の女子生徒を乱暴したとして強姦(ごうかん)の疑いで住所不定、無職i容疑者(35=別の強姦罪などで起訴)を再逮捕した。携帯電話を通じて生徒に裸を撮影した「自画撮り」を送信させ、会わなければ自宅周辺にばらまくと脅し、呼び出したとみられる。逮捕容疑は6月上旬、府内にある公園の駐車場に止めた車内で生徒を乱暴した疑い。四條畷署によると容疑を認めている。i容疑者は会員制交流サイト(SNS)で女子生徒と出会った。「言うことを聞かないと、とことんまでやる」などと脅して、顔と裸が写った画像を撮影させ、無料通信アプリLINE(ライン)で送信させたという。
 脅迫の疑い
2017.12.02 朝刊 

 【愛知県】津島署は1日、脅迫の疑いで、津島市金柳町の清掃業、h郎容疑者(27)を逮捕、送検したと発表した。

 逮捕容疑では、11月27日、元妻(26)に対し、携帯電話のショートメールで「まじで殺しに行くでな」などと送り、さらに電話で「1回死なな分からん」などと話して脅迫したとされる。

 署によると容疑を認めている。
脅迫容疑 55歳逮捕=富山
2017.12.01 東京朝刊

 入善署は30日、入善町五郎八、会社員s容疑者(55)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、s容疑者は2015年7月23日と17年1月1日、同町の60歳代男性の勤務先などに、男性や家族を脅迫する内容のはがきを送った疑い。s容疑者は容疑を認めているといい、同署で動機などを調べている。
脅迫疑い講師再逮捕=鳥取・続報注意
2017.11.29 大阪朝刊

 高校の常勤講師が男子高校生にわいせつな行為をした事件で、米子署は28日、京都市右京区太秦桂木町、京都府立山城高校常勤講師o容疑者(38)を脅迫容疑で再逮捕した。容疑を認めている。

 発表では、o容疑者は6月18日頃、スマートフォンの無料通話アプリで送信したメッセージを米子市在住の男子高校生(16)が無視するなどしたことに腹を立て、高校生に対し「こんなことをして、ただで済むのか」などとメッセージを送り、脅迫した疑い。

 o容疑者は、同市内のホテルで昨年10月、高校生にわいせつな行為をするなどしたとして、今月8日に県青少年健全育成条例違反容疑で逮捕されていた。

 [続報]2017年12月29日大阪朝刊22面

 =男子高生にわいせつ 元講師に罰金20万円=鳥取

 男子高校生にわいせつな行為をしたとして、米子区検は、京都府立山城高校の常勤講師だったo容疑者(38)=退職=を県青少年健全育成条例違反で米子簡裁に8日付で略式起訴した。同簡裁は21日付で、罰金20万円の略式命令を出した。

 o容疑者は、男子高校生に対する脅迫容疑でも米子署に逮捕されたが、同容疑については「起訴に足る悪質性が認められなかった」として8日付で不起訴(起訴猶予)とした。
FB投稿「肖像権侵害」女性から現金脅し取る 容疑で自称ものまねタレント逮捕
2017.11.29 東京朝刊 

 知人女性から現金13万円を脅し取ったとして、中央署は恐喝容疑で、自称ものまねタレント、a容疑者(55)=静岡県伊豆の国市=を逮捕した。a容疑者は歌手の松山千春さんのものまねをしているといい、「仕事のギャラのつもりだった」などと容疑を否認している。

 逮捕容疑は昨年2月8日、a容疑者と一緒に撮影した写真をフェイスブックに投稿した知人の40代女性に対し、「俺はタレントで、肖像権の侵害だ」「決まっていた仕事がキャンセルになったので、カネを払え」などと電話で脅迫。同月中に女性に2回にわたって計13万円を自身の口座に振り込ませ、脅し取ったとしている。同署によると、a容疑者は前日に都内で開かれた私的な飲み会に出席。女性らと写真を撮影していたが、その場でものまねを披露することはなかったという。
[事件・事故]元交際女性を脅迫の疑い 県内
2017.11.26 朝刊

 ◆元交際女性を脅迫の疑い 松山南署は25日、脅迫の疑いで香川県丸亀市の会社員A容疑者(37)を逮捕した。容疑は23日午前8時ごろ、愛媛県内の元交際相手の女性(33)に、無料通信アプリで、交際当時の写真や「どうなっても知らない」などのメッセージを送り、脅迫した疑い。

脅して体触った疑い
2017.11.23 朝刊

 【滋賀県】大津北署は22日、強制わいせつの疑いで、高島市安曇川町常磐木、人材派遣業k容疑者(35)を再逮捕した。

 逮捕容疑では10月21日午前3時ごろ、大津市の飲食店アルバイトの女性(21)を脅して守山市のホテルに連れ込み、胸を触るなどわいせつな行為をしたとされる。

 署によると、女性とは客と店員の関係で顔見知り。k容疑者は今月11日、脅迫の疑いで逮捕されていた。
 知人女性を脅した疑い
2017.11.12 朝刊  滋賀版 

 【滋賀県】大津北署は11日、脅迫の疑いで、住所不定、職業不詳k容疑者(35)を逮捕した。

 逮捕容疑では、4日午後0時50分~1時40分ごろ、県内に住む30代の知人女性の携帯電話に電話し、「俺がおまえさらてもうて、殺してもうたるわ」などと脅したとされる。

 署によると、k容疑者は以前から女性に何度も電話をかけており、女性が録音して署に届け出た。容疑を認めている。
 強制性交等未遂の疑い
2017.11.08 朝刊 

 【愛知県】西枇杷島署は7日、強制性交等未遂の疑いで、北名古屋市九之坪天下地、ケーブルテレビ関連業h容疑者(34)を逮捕した。

 逮捕容疑では、10月14日午後10時ごろ、仕事で容疑者宅を訪れた女性(31)に対し、暴行や脅迫を加え、乱暴しようとしたとされる。

 署によると、容疑を一部否認している。女性とは初対面だった。
 脅迫の疑いで逮捕
2017.11.02 朝刊 滋賀版 

 【滋賀県】近江八幡署は10月31日、脅迫の疑いで、近江八幡市北之庄町、造園業m容疑者(69)を逮捕した。

 逮捕容疑では、同日午後3時55分ごろ、同市内の路上で、同市の男子中学生(15)にバールを持ちながら「殺すぞ」と言って脅迫したとされる。

 署によると「殺すぞとは言っていない」と容疑を一部否認している。数日前、m容疑者の車が男子中学生の自転車と接触したかどうかでトラブルになっていた。
有田氏「書き込みも犯罪に」<面名=社会>
2017.11.01 神奈川新聞本紙 

 活動家の男は「w」の名で文筆活動を行う自称右翼だが、街宣でナチスのハーケンクロイツ旗を掲げるなど人種差別・排外主義の思想を肯定し、公然とふりまいてきた。

 ブログの書き込みも差別根絶に取り組む有田氏への反発から行われている。有田氏は今年3月の国会で、極右政治団体「n」幹部が川崎市で計画した講演会を「ヘイトスピーチが行われる可能性が高い」と問題視。男はこれに「事実誤認の虚偽の質問」と言いがかりをつけ、ツイッターでも「本日未明に国賊有田芳生の自宅に突入」「身辺整理もしつつある」などと危害の実行をほのめかす投稿を連日していた。

 インターネットがとりわけ立場の弱い差別の被害者を攻撃する道具に悪用されている現状がある。有田氏は「私自身も恐怖を感じたし、ネットの書き込みであっても脅迫という重大な犯罪になる。この男だけでなく無自覚に書き込みをしている人や放置しているに等しいネット企業も重く受け止めてほしい」と話している。 
強姦容疑で33歳再逮捕=東京
2017.10.31 東京朝刊 

 杉並署は30日、芸能事務所(杉並区成田東)社長、s被告(33)(強姦=ごうかん=致傷罪などで起訴)を強姦(現・強制性交)容疑で再逮捕したと発表した。

 発表によると、s被告は昨年12月26日、経営する芸能事務所で、20歳代の女性従業員に性的暴行を加えた疑い。容疑を否認している。

 女性が退社したいと伝えたところ、「風俗の闇に落とすこともできる」と脅迫し、暴行を加えたという。

 s被告は6月以降、別の女性に性的暴行を加えた強姦致傷容疑などで警視庁に計3回逮捕され、その後に起訴されている。
看護師を脅した疑いで再逮捕 /北海道
2017.10.28 北海道朝刊

 旭川東署は27日、旭川医科大病院(旭川市)の看護師を脅したとして、同市西御料1条1丁目、無職o容疑者(59)を脅迫の疑いで再逮捕し、発表した。同署によると、o容疑者は7月31日~8月14日に同病院に複数回電話し、対応した女性看護師に対して本人や家族に危害を加える趣旨の発言をした疑いがある。o容疑者は「覚えていない。知らない」と容疑を否認しているという。

 o容疑者は、父親の担当医や同大学長を脅したなどとして脅迫と威力業務妨害の疑いで逮捕されたが、27日付で処分保留となっている。
◎■県内4市に脅迫メール
2017.10.27 朝刊 

 ■県内4市に脅迫メール 「小中学生にトラックで突っ込む」などと脅す内容のメールが26日、福井、勝山、坂井、越前の4市に送り付けられた。県警で捜査している。

 福井市には同日午前1時40分ごろ、「全国どこかの小中学生にトラックか車かバイクで突っ込む」「毒薬入りのお菓子を全国どこかに仕掛ける」「大使館や東京五輪の会場を爆破する」などとするメールをHPの問い合わせフォームで受信。警察に通報し、市内の小中学校に注意喚起した。他の3市へのメールも同様だった。

 県危機対策・防災課は4市へのメールを把握し、他の市町に情報提供するとともに、同様のメールが届いた場合には県や県警に連絡するよう求めた。
脅迫疑いで逮捕 竹原署
2017.10.18 朝刊 呉・東広島 

脅迫疑いで逮捕

 竹原署は17日、広島市安佐北区のアルバイト少年(19)を脅迫の疑いで逮捕した。逮捕容疑は、7月上旬、無料通信アプリLINE(ライン)で、同署管内の女子高校生(17)に「お前の顔写真や住所をさらす」と送信して脅迫した疑い。同署によると、2人は会員制交流サイト(SNS)を通じて知り合い、ラインでやりとりし、面識はないという。
 脅迫の疑い
2017.10.15 朝刊

 【滋賀県】草津署は13日、脅迫の疑いで、韓国籍の栗東市小平井1、無職r容疑者(78)を逮捕した。

 逮捕容疑では、12日午後6時25~45分ごろ、市内に住む三男方の駐車場などで、三男の妻(47)に「ガソリンまいて家燃やしたる」などと脅したとされる。

 署によると、認否を黙秘している。三男夫婦とは以前から不仲だったという。
リベンジポルノ、被告に有罪判決 地裁 /鹿児島県
2017.10.15 西部地方版/鹿児島 

 元交際相手女性のツイッターに不正アクセスし、女性の裸の画像を不特定多数の人が見られるようにしたなどとして、リベンジポルノ防止法違反などの罪に問われた鹿児島市下荒田4丁目の専門学生w被告(21)に対し、鹿児島地裁は13日、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 井草健太裁判官は、w被告が裸の画像を女性の知人らが見やすい環境を作り、名誉を毀損(きそん)した上、無制限に画像を拡散させる恐れを招いたことは「悪質で結果も重大」と述べた。

 判決などによると、w被告は今年5月、元交際相手女性に対し、裸の画像をインターネット上に流出させるなどと脅迫した上で、女性のツイッターに不正アクセスし、画像を不特定多数の人が見られるようにした。
 脅迫の疑い
2017.10.13 朝刊 

 【愛知県】半田署は12日、脅迫の疑いで、阿久比町卯坂、無職k容疑者(70)を逮捕した。

 逮捕容疑では、同日午後4時40分ごろ、阿久比町役場に全長68センチの模造刀を持ち込み、対応した男性職員(40)に「いつでもやれる覚悟がある」などと脅迫したとされる。模造刀は風呂敷に包まれており、けが人はなかった。

 署によると、k容疑者は年金関係の書類を提出しに来たが、「酒を飲んでいて覚えていない」と容疑を否認している。
脅迫疑い 県職員逮捕=新潟
2017.10.07 東京朝刊 

 佐渡西署と県警子供女性安全対策課は6日、佐渡市中原、県佐渡地域振興局森林施設課主任のh容疑者(36)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、h容疑者は10月上旬、佐渡市内で知人の30歳代女性に対し、「(交友関係を暴露し、職場に)いられなくしてやる」などと言って脅した疑い。調べに対し、容疑を認めているという。

 県佐渡地域振興局は「法令を順守すべき職員が逮捕され、県民におわびしたい。事件の内容を見極めながら厳正に対処する」とコメントした。
脅迫の疑い
2017.10.03 朝刊

 【愛知県】豊橋署は2日、脅迫の疑いで、名古屋市港区春田野、自称会社員、k容疑者(26)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月30日午後3時半ごろ、豊橋市の男性会社員(33)に短文投稿サイト「ツイッター」を通じて「めった刺しにして殺す」など脅迫するメッセージを送ったとされる。

 署によると容疑を認めている。k容疑者は動画投稿サービスに頻繁に投稿しており、男性はそのファンだった。男性が容疑者の交際女性に、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「(k容疑者は)浮気癖がある」などと送ったことを知り、怒って脅迫するメッセージを送ったという。

脅迫疑い 2人逮捕=新潟
2017.09.29 東京朝刊

 秋葉署と県警組織犯罪対策2課は28日、y幹部で新潟市秋葉区中沢町、無職k容疑者(69)と同区新津東町、整備士k容疑者(43)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、k容疑者らは26日早朝、同区の飲食店で、金銭トラブルがあった県内の40歳代男性に対し「町を歩けないようにしてやる」などと脅迫した疑い。調べに対し、両容疑者はいずれも「脅していない」と否認しているという。
脅迫の疑いで男逮捕=佐賀
2017.09.28 西部朝刊 

 伊万里署は27日、長崎県波佐見町村木郷、自称陶芸家y容疑者(60)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、7月3日午前9時頃、インターネット上の掲示板で、有田町の女性の個人情報や「殺してやりたいほど憎い」といった言葉を書き込んだ疑い。被害女性とは交通事故をきっかけに面識があったという。県警に匿名の通報があり、発覚した。調べに対し、y容疑者は容疑を否認している。
仁科さん脅した疑い 元暴力団組長ら逮捕 警視庁
2017.09.24 朝刊 

 女優の仁科亜季子さん(64)を脅し、現金を要求したとして、警視庁町田署は23日、恐喝未遂の疑いで、神戸市中央区の元暴力団組長s容疑者(73)と、いずれも30代の男2人を逮捕した。仁科さんは今年1月に亡くなった俳優松方弘樹さんの元妻。

 s容疑者は「貸し付けた金を取り立てるために知り合いに行ってもらった」などと供述している。他に逮捕されたのは、神戸市北区ひよどり台、自称無職k容疑者(30)と兵庫県西宮市北六甲台、自称建築業o容疑者(31)。

 逮捕容疑は、松方さんの芸能プロダクションへの貸し付けを巡り、2012年2月~15年5月ごろ、債権回収として現金4600万円を要求する脅迫文を東京都港区の自宅に複数回送ったり、15年5月に自宅に押し掛けたりした疑い。

 町田署によるとs容疑者は、松方さんの芸能プロダクションを通じて仁科さんが代表取締役を務めるグッズ販売会社に貸し付けた1億円のうち、4600万円が未返済として現金を要求。仁科さんは15年7月、同署に「(脅迫内容は)いわれのない要求だ」と相談した。

 借用書などは確認されておらず、同署は松方さんとs容疑者らの金銭トラブルの有無を調べている。

 松方さんは生前、s容疑者について「ヤクザ映画を通じて知り合った」と仁科さんに説明していたという。

元交際女性脅し売春させた疑い ペルー人を逮捕=東京
2017.09.23 東京朝刊

 元交際相手の女性を脅して売春させたとして、警視庁は22日、ペルー国籍で町田市小山町、無職m容疑者(28)を売春防止法違反(脅迫売春)容疑で逮捕したと発表した。

 同庁幹部によると、m容疑者は元交際相手の20歳代の日本人女性の裸の写真をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で公開した上で脅迫し、今年7月に男性客を相手に売春させた疑い。「売春はさせていない」と容疑を否認している。

 m容疑者はSNSに女性の写真とともに売春相手を募る書き込みをし、連絡してきた客と女性を引き合わせていたという。
 また脅迫メール 「中学生に危害」 春日井市
2017.09.14 朝刊 

 【愛知県】春日井市は十三日、市のホームページ管理者への問い合わせメールに、同日午前十時半ごろに西部中学校を三人で訪れ、生徒に危害を加えるとの趣旨の書き込みがあったと発表した。教師や春日井署員が学校周辺を警戒したが、不審者は目撃されなかった。

 メールは十二日午後八時半ごろに届いた。十三日朝に市職員が気付き、学校と署に連絡した。市ホームページにある問い合わせメールへの脅迫めいた書き込みは十一日から続き三度目。

 市から被害届を受けた春日井署は威力業務妨害の疑いで調べている。

 春日井市と同様に十二日に市役所を爆破するとのメールが届いた半田市にも十三日、市のホームページを通じて小中学生に危害を加えるなどの書き込みがあった。
上司を脅した疑いで男逮捕 橿原署など=奈良
2017.09.07 大阪朝刊 

 当時勤務していた県橿原文化会館(橿原市)の上司を脅したとして、橿原署などは6日、橿原市大軽町、無職n容疑者(58)を脅迫容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 発表によると、n容疑者は6月14日午前11時頃、勤務先の同館長の男性(61)宛てに「ぱあと二人をやめさせろ。でないところす」などと記した封書を送り、脅した疑い。

 n容疑者は昨年8月から同館に勤め、今年8月30日付で依願退職していた。同署は何らかのトラブルがあったとみて調べる。
強制性交致傷容疑の37歳逮捕 /大阪府
2017.09.07 大阪地方版/大阪 

 女性に性的暴行を加えようとしてけがをさせたとして、府警は6日、住所不定の無職y容疑者(37)を強制性交致傷容疑で逮捕したと発表した。「性欲を発散するためにやったが、性交はできなかった」と容疑を一部否認しているという。

 捜査1課によると、y容疑者は8月2日未明、大阪市内の路上で女性(24)にカッターナイフを突きつけ、「大声を出したら刺すぞ」などと脅迫。路地に連れ込んで乱暴しようとし、手に切り傷などを負わせた疑いがある。防犯カメラの映像や現場にあったカッターナイフに付いた指紋から容疑者が浮上したという。
★脅迫容疑で男を逮捕
2017.09.06 朝刊 

 多治見署は5日、脅迫の疑いで、多治見市虎渓山町、アルバイトi容疑者(47)を逮捕した。

 逮捕容疑は今年5月5日午前11時35分ごろ、三重県松阪市の知人男性(56)に電話し、当時勤務していた多治見市内の企業の会社役員の男性(48)=同市姫町=について、「このままじゃ、あいつを許せん」「あいつぶち殺して一家惨殺や」などと言って、会社役員の男性を脅迫した疑い。署によると、i容疑者と会社役員の男性は退職を巡ってトラブルになっていたという。
元社員が脅迫容疑=愛知
2017.09.01 中部朝刊 

 熱田署は31日、名古屋市熱田区大宝、元東邦ガス社員で無職のi容疑者(56)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、i容疑者は8月24日頃、同区の東邦ガス宛てに「経営層各員の斬首」などと書いた手紙を郵送し、同社社員男性(51)を脅迫した疑い。調べに対し、「文書を送ったのは事実だが、脅迫するつもりはなかった」と供述しているという。

 i容疑者は同社に勤めていたが、今年7月に退職。退職後、苦情の電話やファクスを複数回送っているといい、同社が8月17日に同署へ相談していた。
 メール脅迫の男を放火容疑で再逮捕 小浜署など
2017.08.26 朝刊 

 【福井県】小浜署と県警捜査一課は二十五日、非現住建造物等放火の疑いで、おおい町大島、会社員n容疑者(64)を再逮捕した。

 再逮捕容疑では、今月一日夜、小浜市福谷の木造二階建て住宅に火を付け、全焼させたとされる。

 署によると「火は付けていない」と容疑を否認している。住宅ははしを作る作業で使われており、出火当時は無人だった。

 n容疑者は、二月五日深夜に、金銭トラブルのあった県内の女性をメールで脅したとして、今月六日に脅迫の疑いで逮捕されていた。
知人女性から現金脅し取った疑い=青森
2017.08.22 東京朝刊

 野辺地署は21日、野辺地町大月平、建設作業員i容疑者(20)を恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、i容疑者は今月9~14日の間、県内に住む20歳代の知人女性に対し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で「職場にいられなくなる内容をばらす」などとして、3回にわたって現金計50万5000円を脅し取った疑い。調べに対し、i容疑者は「現金は受け取ったが、脅迫した覚えはない」などと容疑を否認している。
 コンビニ店員脅し 商品を奪った疑い 丸岡の男を逮捕
2017.08.20 朝刊

 【福井県】福井署などは十九日、強盗と建造物侵入の疑いで、坂井市丸岡町、無職の男(24)を逮捕した。容疑を認めている。

 逮捕容疑では、同日午前一時半ごろ、福井市内のコンビニで、男性店員に鎌を突きつけて「金を出せ」などと脅迫したが、店員が応じずにいたところ、陳列棚からブルーレイディスクやガムなど計十一点(約五千円相当)を奪い、逃走したとされる。店員にけがはなかった。

 署によると、防犯カメラの映像や目撃者の証言から同容疑者が浮上した。署は精神疾患の疑いがあるとみており、責任能力の有無も含めて調べている。

ネット中傷、被害拡散 閲覧数稼ぐため捏造
2017.08.17 東京朝刊 

 インターネット上に出回る、事実無根の中傷記事による被害が後を絶たない。7月には俳優の西田敏行さん(69)の中傷記事を掲載した容疑で40~60代の男女3人が警視庁に書類送検された。記事を掲載する人物の特定は難しく、サーバーやサイトの運営業者は対策に追われている。

 「違法薬物で間もなく逮捕」。西田さんの所属事務所がネット上で虚偽の中傷記事を見つけたのは昨年4月。薬物中毒だと名指しして顔写真を掲載したり、うそのエピソードを書き連ねたり。「まとめサイト」ができて、西田さんを巡る捏造(ねつぞう)されたうわさが急速に拡散していった。

 サイトやブログの開設者は閲覧数を稼ぐほど、より多くの広告収入を得ることが出来る。関心を集めそうな話題なら、虚偽の内容であろうと掲載、転載し、扇情的なタイトルをつける人が次々と現れる。

 「想像力、物語の作り方に恐ろしいものを感じた」と事務所の担当者は憤る。スポンサーから問い合わせがあるなど業務に支障が出始め、昨年10月に警視庁に被害届を出した。

 同庁によると、偽計業務妨害容疑で書類送検された3人も閲覧数稼ぎを目的に、うその中傷記事を自身のブログやサイトに掲載。まとめサイトの広告収入で月50万~60万円を得ていた40代の女は「興味を引くために載せた」と言い、60代の男は「僕だけじゃない。みんなやっているのに」と話したという。

 一般人も標的になる。

 都内の20代男性は、女性の友人と2人で撮影した写真が突然、ネット上の匿名掲示板に掲載された。女性は有名人で、男性は「彼氏では」「犯罪者だ」などと騒がれ、虚偽の内容が個人情報とともに次々と書き込まれた。1日で10万件を超えたという。「身に覚えのない中傷がずっとネット上に残るのかと絶望感に襲われた」

 掲示板や検索サイトの管理者に削除依頼したが、「削除基準に該当しない」「ウェブ上の情報を集約しているにすぎない」と拒否された。弁護士に頼んでサーバーに警告を出し、ようやく一部の記事が削除された。40万円ほどかかった。男性は「1人の明確な悪意ではなく、小さな悪意の集積。誰が裁かれるべきなのか分からない」と嘆息した。

 ■相談1万件、対策困難

 法務省によると、全国の法務局が助言や要請など手続きを始めたネット上の人権侵犯事件は年々増え、昨年は1909件。警察への相談は1万件を超える。

 だが、西田さんのケースのように摘発に至るのは一部に過ぎず「海外のサーバー経由やなりすましの事例もあり、誰が書き込んだか特定が難しい場合もある」(捜査関係者)。被害者が、書き込んだ人物を特定したりサイト側に削除させたりするのは、さらに困難だ。

 業界も対策を進める。「LINE」は今年からまとめ記事作成者の経歴や内容を審査し、実績をランク付けする予定。「ヤフー」はブログや掲示板を運営し多くの投稿があるが、「パトロールで全てを確認することは困難」(担当者)。利用者による申告や検知システムを導入し、不適切な書き込みを削除している。

 東京みらい法律事務所の甲斐伸明弁護士によると、ネット上で権利侵害があった場合、「プロバイダー責任制限法」に基づいて発信者情報の開示を求めることができる。だが、通信記録が保存されていない場合や、同法で開示対象とされている情報だけでは投稿者を特定できない場合があるという。発信者情報の開示は、通信の秘密や表現の自由にも関わるため、裁判でも判断が分かれているのが現状だといい、「投稿先のURLやログイン時の通信記録を開示対象に加えるなど、実情に合うような法改正が必要」と指摘する。

 
 ■被害の相談窓口

 ネット中傷の被害に遭った場合、どこへ相談すればよいのか。

 法務省人権擁護局は、みんなの人権110番(0570・003・110)で、書き込みの削除方法に関する助言や手続きの相談を受け付けている。平日の午前8時半~午後5時15分。ウェブサイト(www.jinken.go.jp)でも可能。

 警察は、最寄りの署への相談を勧めている。

 ■ネット上の中傷などが立件されたケース

 <2009年3月> お笑い芸人のスマイリーキクチさんのブログに、スマイリーさんが殺人事件に関与したかのような事実無根の書き込みをしたとして、名誉毀損(きそん)や脅迫容疑で6人を書類送検

 <12年1月> お笑いコンビ・アンガールズの山根良顕さんに「強姦(ごうかん)された」とする虚偽の告訴状をネットで公開したとして、名誉毀損容疑で女を逮捕

 <17年1月> SNSに事実と異なる書き込みをして男子高校生(当時18)を中傷したとして、19歳の少年を名誉毀損容疑で逮捕。書き込み後、男子高校生は自殺した

 組員装い脅迫した疑い
2017.08.12 朝刊 

 【愛知県】東海署は11日、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、東海市荒尾町、自営業M容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑では、3日午後8時ごろ、同市の商業施設の駐車場で起きた交通事故にからみ、その場で事故被害者の男性会社員(28)に、暴力団の組の名前を挙げて組員を装い「ぶち殺したる」などと脅迫したとされる。

 署によると「そんなことは言っていない」と容疑を否認している。

★脅迫容疑で少年を逮捕
2017.08.10 

 岐阜北署は9日、脅迫の疑いで、岐阜市、建設業の少年(18)を逮捕した。

 逮捕容疑は、7日午後8時15分ごろ、同市の義父(46)の自宅で義父に対しハンマーを振り上げ「殺してやる」と脅し、義母(47)にも「お前もやったろうか」などと脅した疑い。

 署によると、少年は口論となって自宅を出た妻(20)との面会を求めて義父宅を訪れた。「『殺してやる』と言ったが、ハンマーを振り上げてはいない」と容疑を一部否認している。

リベンジポルノ防止法違反容疑で再逮捕 /鹿児島県
2017.08.09 西部地方版/鹿児島

 (鹿児島南署発表) 8日、鹿児島市下荒田4丁目の専門学生W容疑者(21)を、リベンジポルノ防止法違反などの容疑で再逮捕。容疑を認めているという。

 署によると、W容疑者は5月、自身のスマートフォンで知人の20代女性のツイッターに不正にアクセスし、女性の画像を不特定多数の人が見られるようにした疑い。W容疑者は6月に強要未遂容疑で逮捕=脅迫罪で起訴=されていた。

 脅迫した疑い
2017.08.07 朝刊 

 【福井県】小浜署は6日、脅迫の疑いで、おおい町大島、会社員N容疑者(64)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2月5日深夜、県内の30代女性に、携帯電話で「地獄に落ちる」などの文面のメールを送り、脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。二人には金銭トラブルがあったという。

連続強姦被告 懲役25年判決 福岡地裁
2017.08.05 西部朝刊 

 福岡市で女性6人の自宅に侵入し、暴行を繰り返したとして、強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた飲食店従業員K被告(33)の裁判員裁判で、福岡地裁は4日、懲役25年(求刑・懲役28年)の判決を言い渡した。足立勉裁判長は「手口は卑劣かつ悪質で、常習性も顕著」と述べた。

 判決によると、K被告は2013年7月~15年8月、福岡市内の女性6人の自宅に侵入し、脅迫したうえで、暴行を繰り返すなどした。

 手紙で脅迫した疑い
2017.08.05 朝刊

 【福井県】越前署は3日、脅迫の疑いで越前市安養寺町、建設業H容疑者(76)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2日午後2時10分ごろから3日午前5時35分ごろまでの間に、市内の会社役員の50代男性に対して「貴殿を殺したら自首します」などと書いた手紙を、男性が経営する工場のポストに2通投函(とうかん)し、脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。2人は知人で、差出人としてH容疑者の名前が書かれていた。手紙は自分で投函したらしい。

 脅迫の疑い
2017.07.29 朝刊 

 【三重県】鳥羽署は28日、脅迫の疑いで愛知県豊田市伊保町、無職S容疑者(74)を逮捕した。

 逮捕容疑では24日午後4時50分ごろ、志摩市阿児町の障害者福祉施設に電話し、女性従業員(64)に「刺し身包丁で腹を刺したら背中まで通る」「血の海になることは間違いない」などと脅したとされる。容疑を認めている。

 署によると、S容疑者は、知り合いの女性の連絡先などを尋ねたが、施設側が個人情報として拒否したことに激高し、従業員に危害を加えるような言葉で脅した。

暴力団組長を逮捕 /愛知県
2017.07.22 名古屋地方版/愛知 

 中川署は21日、指定暴力団Y組傘下組織組長のK容疑者(51)=名古屋市中区=を強要未遂の疑いで逮捕し、発表した。黙秘しているという。

 県警によると、K容疑者は6日、名古屋市の飲食店で、他の者が電話でおびき出した女性(41)に包丁を見せ、「お前を殺して俺も死ぬ」「ヤクザもやめる、俺と一緒になれ」と脅して交際を迫った疑いがある。

 K容疑者は同じ女性に対して、愛人になることを断られたことに腹を立てて「殺したる」と脅し、女性の顔や腹を殴る暴行を加えたとして、6月30日に脅迫と暴行の罪で名古屋地検に略式起訴されていた。

Y組系組長を逮捕=福岡
2017.07.22 西部朝刊 

 県警は21日、指定暴力団Y組系組長I容疑者(52)(福岡市南区桧原1)を暴力行為等処罰法違反と傷害容疑などで、配下の組幹部Y容疑者(45)(同市博多区諸岡2)を傷害容疑などでそれぞれ逮捕した。発表では、I容疑者は6月27日夜、福岡市南区の飲食店で、口論になった60歳代の男性客に「俺はY組の池ぞ」と暴力団の威力を示して脅迫。Y容疑者と共謀し、仲裁に入った女性店員を突き飛ばして軽傷を負わせるなどした疑い。2人の認否は明らかにしていない。

脅迫の疑い 行徳署、男を逮捕
2017.07.22 千葉日報 

 行徳署は21日、脅迫の疑いで匝瑳市飯塚、自称会社員、O容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は5月中旬、市川市に住む知人の会社員女性(30)宛てに「あなたに対してある方の復しゅう依頼を当社が請け負うことになりました」などと書いた封書を県内から投函し、脅迫した疑い。女性が同署に相談して発覚した。

 同署によると、O容疑者は「相手に対する憎しみがこみ上げて、嫌がらせの手紙を送った」と供述している。女性は5月になってから本件以外でもO容疑者からの嫌がらせ行為について同署に相談していた。

脅迫とストーカー容疑で医師を逮捕 /埼玉県
2017.07.20 東京地方版/埼玉

 新座署は19日、東京都墨田区吾妻橋3丁目の開業医S容疑者(57)を脅迫とストーカー規制法違反の容疑で逮捕し、発表した。

 署によるとS容疑者は、出会い系サイトで知り合い、電子メールのやりとりをしていた県内の40歳代の女性に6月18日、電話して「旦那に見せてもいいんだな」などと脅し、同19日深夜から20日午前中までにメールを149回、電話を484回するなどした疑いがある。「脅迫したつもりはなく、女性の電話に電源が入っていなかったのでストーカーにならない」と容疑を否認しているという。

脅迫容疑で暴力団員を逮捕=佐賀
2017.07.20 西部朝刊

 武雄署は19日、武雄市武雄町武雄、指定暴力団N会系組員O容疑者(42)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、5月30日午後6時35分頃、同市内の商業施設駐車場で、露店を出していた男性(50歳代)に「考えて商売せんか」などと言って脅迫した疑い。調べに対し、O容疑者は「脅迫はしていない」と容疑を否認している。

★交際相手を脅迫の疑い
2017.07.17 朝刊 

 県警人身安全対策室と山県署は16日、脅迫の疑いで、大阪府八尾市新家町、運送業T容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑は12日朝、同府かその近郊で、交際相手の山県市の無職女性(43)に、無料通信アプリLINE(ライン)で、「(女性の)夫を殺して、自分も死ぬ」という内容のメッセージなどを送り脅した疑い。

 署によると、女性が13日、同署に相談していた。T容疑者は容疑を否認しているという。

★元交際相手脅迫疑いで逮捕
2017.07.08 朝刊 

 岐阜中署は7日、脅迫の疑いで、自称岐阜市長森本町、無職G容疑者(63)を逮捕した。

 逮捕容疑は、6月19日ごろ、県内在住の無職女性(49)宅のポストなどに「ころす死ね、バカ」などと書かれた紙を投函し脅した疑い。

 署によると、2人は過去に交際していたという。G容疑者は「全くのうそです」と容疑を否認している。

恐喝容疑 組幹部ら逮捕=東京
2017.07.04 東京朝刊 

 麻布署は3日、K会系暴力団幹部I容疑者(52)(港区麻布十番)と、同会系組員M容疑者(44)(同)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、2人は5月19日、自宅近くの路上に停車させたタクシーの運転手(66)に「遠回りしただろ。どうなっても知らんぞ」と脅迫し、料金2080円のうち1080円を支払わなかった疑い。いずれも容疑を否認している。

★店員呼び出し脅迫の疑い
2017.07.03 朝刊 

 大垣署は2日、脅迫の疑いで、大垣市東町、会社員T容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑は、1日午後7時50分から同10時ごろまでの間、同所のドラッグストアで購入した総菜にプラスチック片が混入していたと因縁をつけ、自宅に呼び出した同社の男性社員(29)を「殺すぞ」などと脅した疑い。

 署によると、男性は店長と従業員2人の計4人でT容疑者の自宅を訪れた。T容疑者は「殺すぞと言った覚えはない」と容疑を否認している。

 脅迫容疑で40歳男を逮捕
2017.07.03 朝刊 

 【岐阜県】大垣署は2日、脅迫の疑いで、大垣市東町1、プラスチック加工会社社員T容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では1日夜、近くのドラッグストアで前日に購入した総菜にプラスチック片が混入していたと言い掛かりをつけ、自宅に店のエリアマネジャーの男性(29)を呼び出して「殺すぞ」などと脅したとされる。

 署によると、「脅した覚えはない」と容疑を否認している。

電子マネー詐取 女性50万円被害-浜松
2017.07.01 朝刊 

 浜松市南区の無職女性(23)が30日までに、訴訟の弁済供託金名目でプリペイドカード式電子マネーの利用権50万円分をだまし取られたと浜松東署に届けた。

 同署によると、28日に女性の母親宛てに、法務省民事訴訟管理センターと称する機関から「総合消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」というはがきが届いた。記載の電話番号に連絡すると弁護士を紹介され、弁護士を名乗る男から「弁済供託金として50万円預ければ訴訟を取り下げられる」と言われた。訴訟の原告側をかたる男から脅迫めいた電話があり、女性は市内コンビニ店でギフト券を購入し、弁護士を装う男にカード番号を伝えた。

脅迫の疑いで男逮捕 我孫子署
2017.06.30 千葉日報 

 我孫子署は29日、脅迫の疑いで東京都練馬区光が丘2、自称オペレーター、H容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は3月7日午後1時10分ごろ、携帯電話でインターネット上の掲示板に会社員男性(42)=我孫子市=の名前を記した上で「刺し殺す」などと書き、翌8日午前8時ごろ、男性に掲示板を閲覧させ、脅した疑い。

 同署によると、2人に面識はなかった。容疑を認めている。

 恐喝の疑いで逮捕
2017.06.29 朝刊 

 【長野県】長野南署は28日、恐喝の疑いで群馬県高崎市下之城町、無職K容疑者(50)を逮捕した。

 逮捕容疑では、4月中旬ごろ、長野市の不動産業男性(49)に、経営する会社が過去に暴力団に関わっていたことを示すリストに載っているとして「きちがい集団だから子どもを誘拐する」と脅迫、自分名義の銀行口座に150万円を振り込ませ脅し取ったとされる。

 署によると、K容疑者は男性とは顔見知りだった。「だまして振り込ませたわけではない」と一部否認しているという。

TBS女子アナに脅迫文書郵送疑い
2017.06.27 東京夕刊 

 警視庁赤坂署は27日、住所不定、無職I被告(66)(強要未遂罪で起訴)を威力業務妨害容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、I被告は4月17日頃、東京都港区赤坂のTBSテレビに、20歳代の女性アナウンサー宛てで「4月22日にホテルに来てください。来なければあなたを誘拐してコンクリート詰めにして海に捨てます」と書かれた封書を郵送し、同社に女性の警護をさせるなど業務を妨害した疑い。容疑を認めている。

性犯罪厳罰化、改正刑法公布 VSCO 平松代表理事に聞く 罪の重大さ再認識 非親告罪化 被害潜在を阻止
2017.06.24 第2全県-15版 30頁 山陽新聞朝刊 

 性犯罪を厳罰化する改正刑法が23日公布された。法定刑の引き上げ、起訴に被害者の告訴を必要とする「親告罪」規定の削除などが柱。性犯罪に関する刑法の大幅改正は明治時代の制定以来約110年ぶりだ。被害者、加害者を取り巻く状況はどう変わるのか。公益社団法人「被害者サポートセンターおかやま(VSCO)」代表理事の平松敏男弁護士(68)に聞いた。 

 ―改正の経緯、意義を聞かせてほしい。

 改正前は、性暴力被害の実態と法定刑の重さには大きな乖離(かいり)があった。性犯罪は被害の影響が長期間に及ぶことから「魂の殺人」と呼ばれ、被害者の約半数が心的外傷後ストレス障害(PTSD)に陥るとの研究結果もある。だが、加害者側への調査では、性的行為自体を軽々しく考えている傾向が見られた。被害者が受けるダメージの大きさに、より見合った法定刑となり、犯罪の重大さが改めて認識されるはずだ。

 ―大きな改正ポイントの一つは親告罪規定の削除だ。

 性犯罪の被害者は強い精神的衝撃を受けた上に、周囲に知られたり苦い経験を思い出したりすることを恐れ、誰にも相談できないことが多い。意を決して警察に訴えても、被害届を出すかどうかの判断を迫られ、再び精神的負担を強いられていた。非親告罪化は被害の潜在化を食い止めることが最大の狙いだ。

 ―被害者の名誉やプライバシーは保護できるのか。

 性犯罪は密室で行われることが多く、事件としての立証には被害者の供述や協力が重要になる。被害者の思いを無視するような形で加害者を起訴するとは考えにくいが、捜査機関は被害者の二次被害の防止に十分配慮し、適切な運用を心掛ける必要がある。

 ―「監護者」が立場を利用して18歳未満の者に性的行為をした場合の処罰規定も新設された。

 改正法は「監護者」を「親」などに限っているが、対象は「上下関係」や「権力関係」にまで広げるべきだ。教員と生徒、スポーツ指導者と選手といった立場の強弱に乗じた性暴力は少なくない。被害者は「逆らえない」「機嫌を損ねるわけにはいかない」などとする“弱み”にも似た感情を抱き、暴行や脅迫を伴わなくても拒めない。こうしたケースの加害者は不当に処罰を免れてしまいかねず、今後の見直し課題と言えよう。

ズーム

 性犯罪を厳罰化した改正刑法 強姦(ごうかん)罪の名称を「強制性交等罪」に変更し、法定刑の下限を懲役3年から5年に引き上げた。女性に限定していた被害者に男性を含め、性交類似行為も対象とした。強姦罪や準強姦罪、強制わいせつ罪などで親告罪の規定を削除。親ら監護者が対象の「監護者わいせつ罪」「監護者性交等罪」を新設した。7月13日に施行される。

女性に脅迫メール 高校教諭停職処分 道教委発表=北海道
2017.06.23 東京朝刊 

 道教育委員会は22日、知人女性に脅迫メールを送ったとして、石狩市の高校の男性教諭(54)を停職2か月の懲戒処分にした。

 発表によると、男性教諭は2月22日深夜から23日未明にかけて、「声が聞きたい」「返事をくれないなら嫌がるような写真を自宅周辺や車に貼り付けるぞ」などのメールを送信したとされる。男性教諭は同日、札幌北署に脅迫容疑で逮捕され、3月8日に札幌地検に不起訴(起訴猶予)とされた。

 また、道教委は22日、交通事故で歩行者をはね、重傷を負わせたとして札幌市の高校の男性教諭(43)を減給10分の1(3か月)とした。

AV出演強要:容疑でサイト運営者再逮捕 大阪府警
2017.06.21 大阪朝刊

 撮影モデルに応募した少女らがアダルトビデオ(AV)に出演させられていた事件で、大阪府警は20日、モデル募集サイト「M」の運営者で住所不定、K被告(48)=職業安定法違反罪などで起訴=を強要などの疑いで再逮捕した。

 意に反するAVへの出演が全国的に問題化する中、強要容疑での逮捕は異例という。

 逮捕容疑は2014年7月、拠点としていた東京都渋谷区のスタジオで、撮影に応募した静岡県の当時高校3年生で18歳の少女に「書かないと家に帰らせないから」と顔を近づけて脅迫。AV出演を承諾したとする契約書を書かせたとしている。「無理やり出演させられたと言われないよう、脅して書かせた」と容疑を認めているという。

 保安課によると、K容疑者は契約書に名前と住所を記入させた後、制服姿の少女の撮影を開始。次第にわいせつな内容にエスカレートし、泣き出した少女に契約書を差し出し「実技は私の意思です」などと加筆させたという。

 府警はこれまでに東京▽大阪▽名古屋▽福岡――の撮影拠点などを捜索し、少女ら207人分の契約書計213枚とわいせつDVD計7万枚以上を押収。連絡が取れた19人から事情を聴き、他にもAV出演を強要された例がないか調べている。

K組系組長、組長を脅迫の疑い 背景に分裂抗争か 愛知県警逮捕 【名古屋】
2017.06.20 名古屋朝刊 

 指定暴力団K会傘下組織の組長におもちゃの銃を向け、発砲音を鳴らして脅したとして、愛知県警は19日、K組傘下組織組長のY(49)=愛知県あま市=、同組員Y(52)=住所不定=の両容疑者を脅迫容疑で逮捕し、発表した。2人とも容疑を認めているという。県警は、背景にY組分裂に伴う対立抗争があるとみて調べる。

 発表によると、昨年12月6日午後9時20分ごろ、名古屋市港区錦町の路上で、飲食店から出てきた組長(46)にY容疑者がおもちゃの銃を突きつけて、「おらっ」などと言いながら2、3回発砲音を鳴らして脅した疑いがある。県警は2人が共謀し、Y容疑者が指示役とみている。

 ■岡山での射殺事件、報復か

 「岡山の射殺事件の『返し』だったのだろう」。今回の脅迫事件について、県警のある捜査員は、K組傘下組織幹部が岡山市内で射殺された昨年5月の事件を挙げる。この事件では、Y組傘下組織組員で愛知県半田市の男が翌月に逮捕されたが、これまで神戸側による目立った報復の動きがなかった。

 今回、狙われた組長はK会幹部。抗争は対立組織の中枢を狙うことが多く、「報復の対象として遜色ない」(捜査員)という。

 一方、今回の事件ではおもちゃの銃が使われた。捜査員は「苦し紛れ」と指摘する。暴力団関係者によると、K組側は指定暴力団に指定された昨年4月以降、より規制が厳しい「特定抗争指定暴力団」に指定されることを恐れているという。また、暴力団組員への量刑も重くなっているといい、捜査員は「報復しないわけにはいかないが、自身と組織にダメージは受けたくない、という神戸側の現状が表れた事件だ」と話す。

 組員の脅迫容疑 上部団体を捜索 愛知県警、神戸で
2017.06.20 夕刊 

 名古屋市港区で昨年十二月、指定暴力団Y組K会傘下組織の組長が発砲音が出るおもちゃの銃で脅された事件で、愛知県警は二十日、脅迫容疑で逮捕したY(49)、Y(52)の両容疑者が所属する指定暴力団K組傘下組織の上部団体「K」の神戸市中央区にある本部事務所を、家宅捜索した。

 K会はK組の三次団体。午前十時半ごろ、捜査員十五人が事務所に入った。

 県警は、今回の脅迫事件は、Y組とK組の対立抗争が背景となった可能性があるとみている。上部団体の関与の有無などを調べる。

脅迫:発砲音でK会幹部脅す 容疑のK系組長ら逮捕 遊戯銃使用
2017.06.19 中部夕刊

 名古屋市港区で昨年12月に銃声のような音が聞こえたとの通報が相次いだ事件で、愛知県警港署捜査本部は19日、遊戯銃で指定暴力団Y組系の組長を脅したとして指定暴力団K組系の組長ら2人を脅迫容疑で逮捕した。捜査本部はY組分裂に伴う抗争の一環とみて調べている。

 逮捕されたのは、K組山健組傘下で愛知県あま市に本部を置く4次団体の組長、Y容疑者(49)=あま市本郷取替=と組員、Y容疑者(52)=住所不定。2人とも「間違いありません」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は共謀して昨年12月6日午後9時20分ごろ、名古屋市港区錦町の雑居ビル周辺の路上で、飲食店から出てきたY組K会幹部で三重県に本部を置く3次団体の組長(46)に遊戯銃を突きつけ、発砲音を出して脅したとしている。

 捜査本部によると、銃は火薬が使われていたものの、音しか出なかったとみられる。捜査本部はY容疑者が指示、Y容疑者が実行したとみている。

 2015年8月のY組分裂以降、抗争事件は全国で起きており、県警捜査4課などは銃器による殺人未遂容疑事件として、港署に捜査本部を設置し調べを進めていた。県警は、今後も抗争が続く可能性があるとみて警戒を強めている。

 警察庁によると、Y組分裂が背景にあるとみられる事件は昨年末までに全国で41件発生。Y組の中核組織・K会の本部がある名古屋市でも、抗争とみられる事件が相次いでいる。昨年7月には中区でK組傘下組織の幹部(当時64歳)が射殺され、K会傘下組織の幹部らが殺人容疑などで逮捕、起訴された。

タレントへ脅迫容疑=愛知
2017.06.16 中部朝刊 

 中署は15日、名古屋市西区宝地町、会社員M容疑者(46)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、M容疑者は5月8日、20歳代の女性タレントのツイッター上に殺害をほのめかすような文章を書き込んで脅した疑い。M容疑者は「好き過ぎて、自分に振り向いてくれないから憎らしくなった」と容疑を認めているという。5月上旬に女性タレントのマネジャーが中署に相談していた。

 女性タレントを脅迫の疑い
2017.06.16 朝刊 

 【愛知県】中署は15日、脅迫の疑いで西区宝地町、会社員M容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では5月8日、ツイッターに20代の女性タレントの殺害を示唆するような言葉を繰り返し投稿し、脅迫したとされる。

 署によると「女性タレントのファンで、好きすぎて自分に振り向かせようとした」と認めている。

恐喝未遂の疑い /長崎県
2017.06.13 西部地方版/長崎 

 (大浦署など発表) 11日、福岡県那珂川町の会社員I(26)と同町の無職H(27)の両容疑者を恐喝未遂の疑いで逮捕。2人は容疑を否認しているという。今月4日、2人は長崎市内の公務員男性(63)の自宅を訪問。男性の身内女性の写真を使って「この写真を公表する」などと脅迫し、現金300万円を脅し取ろうとした疑いがある。男性が警察に相談し、発覚したという。

アイドル脅迫容疑
2017.06.06 西部朝刊 

 女性アイドルグループのメンバーをソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のツイッターを通じて脅したとして、福岡県警小倉北署は5日、愛知県知多市つつじが丘4、コンビニ店従業員S容疑者(29)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、S容疑者は4月6日午後0時35分頃、福岡県を中心に活動するアイドルグループのメンバー(19)に、ツイッターで「おまえんとこまで行くわ!殺」とのメッセージを送り、脅迫した疑い。容疑を認めているという。

トラブル相手脅迫、組幹部ら3人容疑 府警が逮捕 /大阪府=続報注意
2017.06.01 大阪地方版/大阪 

 府警は31日、指定暴力団K組からの離脱派が結成した新組織「任侠(にんきょう)団体 Y組」の組幹部ら男3人を暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕し、発表した。府警は認否を明らかにしていない。

 捜査4課によると、逮捕したのは住所不定の組幹部、H容疑者(48)ら。3人は共謀して2015年10月、トラブル相手の男性に、「(容疑者のうちの1人に)一切手を出すな。断ったら命(たま)を取れと(暴力団の)会長から言われている」と電話し、組の威力を示して脅迫した疑いがある。

 <続報注意>

 大阪地検は2017年6月21日、Hんら3人を不起訴処分とした。

男性を脅迫容疑 組員ら3人逮捕=大阪
2017.06.01 大阪朝刊

 風俗店の経営を巡り、男性経営者を脅したとして、府警は31日、いずれも暴力団幹部のH(48)、K(50)両容疑者ら3人を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。府警は3人が容疑を認めているかどうかを明らかにしていない。

 発表によると、3人は共謀。2015年10月~16年2月、逮捕された男(39)が以前勤めていた風俗店の男性経営者(40歳代)に対し、「(男に)一切手を出すな」などと言って脅迫した疑い。男はこの店を辞めた後、男性とトラブルになっていたという。

 H、K両容疑者は指定暴力団K組系幹部だったが、4月に結成表明した任侠(にんきょう)団体Y組に移ったとみられる。

5000万円恐喝容疑で逮捕=福岡
2017.05.25 西部朝刊 

 中央署は24日、福岡市中央区薬院2、無職N容疑者(40)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、N容疑者は2010年6月、以前勤めていた生命保険会社の顧客の女性(当時67歳)に対し、「息子さんから『金を返せ』と脅迫めいた電話があり、録音している。私の言うことを聞かないと知らんばい」などと話し、女性から5000万円を脅し取った疑い。

「AVに出ろ」と所属モデル脅迫 神奈川 容疑男逮捕
2017.05.23 朝刊 

 モデル活動をしていた女性(28)を「アダルトビデオに出演しろ」などと脅し、わいせつな行為をしようとしたとして、神奈川県警高津署は22日、恐喝未遂と強制わいせつ未遂の疑いで、川崎市宮前区の自称芸能事務所経営、A容疑者(30)を逮捕した。

 逮捕容疑は2月19日、東京都渋谷区のレンタルルームで、大阪市中央区の飲食店従業員の女性に、服を脱がされるなどして写った動画を数百万円で買い取るよう要求した上、わいせつな行為をしようとした疑い。

 A容疑者は「金を取ろうとはしていない」と容疑を一部否認している。

 高津署によると、女性はA容疑者の事務所に所属していた。

中学生強姦容疑、小学教諭を逮捕 大阪府警、容疑を否認 【大阪】=続報注意
2017.05.21 大阪朝刊 

 出会い系サイトで知り合った女子中学生をホテルに連れ込んで暴行したなどとして、大阪府警は20日、同府寝屋川市立点野(しめの)小学校教諭、O容疑者(42)=同市上神田2丁目=を強姦(ごうかん)とわいせつ略取、監禁の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 高槻署によると、O容疑者は昨年3月16日午後、府内に住む中学校の女子生徒(当時)を脅迫して車に乗せ、車内に監禁。府内のホテルに連れ込み、暴行した疑いがある。女子生徒は約1時間後に車から路上に降ろされ、通行人に助けを求めたという。O容疑者は当時、同市の別の小学校の教諭だった。2人に面識はなく、インターネットの出会い系サイトを通じて知り合ったという。

 <続報注意>

 大阪地検は2017年6月7日、Oさんを不起訴処分とした。

脅迫容疑で逮捕 /岐阜県
2017.05.16 名古屋地方版/岐阜 

 岐阜中署は15日、岐阜市日野東4丁目、無職K容疑者(43)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、K容疑者は11日午後11時40分ごろ、県内在住の女性(34)に対し、無料通信アプリ「LINE」で「子どもに会わせないようなことをしたら本当に殺すよ」などとメッセージを送って脅迫した疑いがある。K容疑者と女性はかつて婚姻関係にあり、子どもの親権を持つ女性との間で面会を巡ってLINE上で口論になったという。

 元妻を脅した疑い
2017.05.16 朝刊 

 【岐阜県】岐阜中署は15日、脅迫の疑いで岐阜市日野東4、無職K容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑では、11日午後11時38分、元妻(34)に対して無料通信アプリLINE(ライン)で「子どもに会わせないようなことをしたら本当に殺すよ」という内容のメッセージを送り、脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。両者には3人の子どもがいる。親権は元妻にあり、面会をめぐるやりとりの中で送ったという。

女子高生ら3人で「示談金」脅し取る 容疑で逮捕
2017.05.12 東京朝刊 

 示談金名目で男性から現金を脅し取ったとして、昭島署などは、恐喝容疑でいずれも元K組系組員のK容疑者(29)=青梅市東青梅、K容疑者(29)=台東区千束=と都内の女子高生(17)を逮捕した。K、K両容疑者は容疑を否認し、女子高生は「何も言いません」としている。

 逮捕容疑は共謀して、羽村市の飲食店経営の男性(27)が店でアルバイトをしていた女子高生と性的関係を持ったことに因縁を付け、昨年12月17日、青梅市の飲食店で「俺の知り合いの彼女なんやで」などと脅迫し、同月と今年1月の2回、現金計50万円を女子高生の口座に振り込ませたとしている。

◎ネット脅迫 摘発3割増 警視庁、過去最多
2017.05.11 朝刊 

 昨年1年間に警視庁が摘発したサイバー犯罪のうち脅迫事件は123件で、前年と比べて28・1%の急増となったことが、同庁サイバーセキュリティ対策本部のまとめで分かった。統計を取り始めた2001年以降で最多。会員制交流サイト(SNS)へのしつこい書き込みなど、インターネットを使ったストーカー行為の増加が背景にあるとみている。

 東京都小金井市で昨年5月、音楽活動をしていた女子大学生が刺されて一時重体となった事件では、逮捕されたファンの男が、女子大学生のツイッターに誹謗(ひぼう)中傷する書き込みを頻繁にしていたことが判明。今年1月に施行された改正ストーカー規制法は、SNSへの連続送信なども新たに規制対象に加えた。

 昨年のサイバー犯罪全体の摘発件数は1221件で、14年以降は横ばいの状態が継続。脅迫事件の摘発が増えたことについて、対策本部の担当者は「小金井の事件を教訓に、警察がより敏感に対応するようになったため」と説明した。(共同)

 脅迫した疑い
2017.05.10 朝刊 

 【福井県】越前署と県警少年女性安全課は8日、脅迫の疑いで福井市出身で自称台湾・台北市在住、会社役員U容疑者(63)を逮捕した。

 逮捕容疑では、4月27日午前8時15分ごろから同25分ごろまでの間に、携帯電話の通信アプリで、県内の60代の会社役員女性に「殺すかもしれない。もう生きられないようにしてやりたい」などのメッセージを複数回送り、脅迫したとされる。

 署によると「本当に殺す気はなく、脅すつもりもなかった」と容疑の一部を否認している。2人は知人で、何らかのトラブルがあったらしい。U容疑者は会社の拠点づくりで台北市に住んでいたとみられ、県内に戻ってきたところを逮捕した。

 火付けて脅した疑い
2017.05.09 朝刊 

 【滋賀県】東近江署は8日、脅迫の疑いで、東近江市野口町、タクシー運転手T容疑者(65)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7日午後9時50分ごろ、東近江市内のタクシー会社営業所で、同市の同僚男性(79)に「こら、出てこいや。お前、運転手をなめとったらあかんぞ」などと言い、逃げ込んだ宿直室の出入り口に灯油をまき、ライターで火を付けて脅したとされる。火はすぐに消えた。

 署によると、2人は男性の勤務態度を巡って口論になった。男性が宿直室の窓から逃げ助けを求められた通行人が110番した。

女優に脅迫メール、容疑の男逮捕 警視庁代々木署
2017.05.06 朝刊 

 ◇女優に脅迫メール容疑男逮捕

 女優で作家の中江有里さん(43)をメールで脅したとして、警視庁代々木署が脅迫容疑で、島根県出雲市の自称新聞販売店従業員の男(42)を逮捕していたことが5日、同署への取材で分かった。逮捕は4月29日。逮捕容疑は昨年12月と今年1月の2回、中江さんのメールアドレスに「死ね」などと脅迫するメールを送った疑い。

 代々木署によると、メールを送ったことは認めているが「脅迫に当たるとは思わなかった」という趣旨の話をしている。2人に面識はない。中江さん側が1月、同署に被害を相談していた。

女子高生脅し監禁した疑い=茨城
2017.04.30 東京朝刊 

 ひたちなか署は29日、ひたちなか市市毛、自称アルバイトK容疑者(26)を逮捕監禁と脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、K容疑者は28日午後10時半頃、水戸市の神社に市内に住む私立高校3年の女子生徒(17)を呼び出し、「逃げたらどうなるかわかるだろうな」などと脅迫し、車に乗せて、K容疑者の自宅に連れて行き、包丁で脅して監禁した疑い。女子生徒の父親が29日朝に110番した。K容疑者は調べに対し容疑を否認しているという。

 脅迫の疑いで元夫を逮捕
2017.04.29 朝刊

 【滋賀県】大津署は27日、脅迫の疑いで、大津市池の里、会社員Y容疑者(55)を逮捕した。

 逮捕容疑では、21日午後6時半ごろ、大津市の女性会社員(48)に対し、2人が勤める京都市山科区の会社事務所で「どついたろか。今すぐ刺し殺したろか」「いろんな意味で気を付けろよ」などと脅したとされる。

 署によると、女性はY容疑者の元妻。恨み言を聞き流され憤慨したという。署は脅迫容疑でY容疑者を全国に指名手配し、27日、長野県安曇野市豊科南穂高で、巡回中の警察官が乗用車に乗っていた容疑者を職務質問し、逮捕に至った。

工藤会系組長ら、恐喝などの容疑 4人を逮捕 /福岡県
2017.04.25 西部地方版/福岡 

 県警は24日、北九州市小倉北区寿山町、指定暴力団K会系組長で無職K(65)と同組幹部で無職U(65)の両容疑者ら4人を恐喝と監禁、傷害の疑いで逮捕したと発表した。県警は認否を明らかにしていない。

恐喝:17歳少女ら5人、容疑で逮捕 府警 /大阪
2017.04.25 地方版/大阪 

 スマートフォンの出会い系アプリを利用した男性から現金を脅し取ったとして、府警は24日、住居不定、無職、K容疑者(21)と府内の無職の少女(17)ら計5人を恐喝容疑などで逮捕したと発表した。いずれも否認か黙秘している。

 K容疑者の逮捕容疑は昨年10月上旬、アプリで女性に会おうとした大阪市内の20代の男性会社員宅に押し入り、「まだこんなことやってんのか。半殺しにするぞ」と脅迫。消費者金融で現金約90万円を借りさせて脅し取ったとしている。男性は以前、アプリで少女と知り合いトラブルになっていた。

 少女ら4人の逮捕容疑は、同じ男性から昨年12月、約85万円を脅し取ったとされる。
夜道にご注意 背後から首元に刃物、女性脅される 札幌・清田、けがなし /北海道
2017.04.22 北海道朝刊

 20日午後11時半ごろ、札幌市清田区北野3条1丁目の路上で、20代の女性会社員が自転車を押して歩いていたところ、後ろから近づいてきた男が突然肩をたたき、首元に刃物を突きつけて「叫んだら殺すぞ」と脅迫した。女性が悲鳴を上げると男は逃走。女性にけがはなかった。

 札幌豊平署は暴力行為等処罰法違反事件として捜査している。

 同署によると、男は30~40歳ぐらいで、身長約170センチのやせ形。いずれも紺色の上着とズボン、キャップ帽姿だったという。21日に同署と札幌白石署の署員が、現場から約2キロ北の地下鉄南郷18丁目駅で、通行中の女性にチラシを配って注意を呼びかけた。

 道警によると、同市近郊では昨秋以降、夜道で若い女性が刃物などを持った男に脅される事件が数件発生。担当者は「背後の気配に気づきやすいようイヤホンをせず、できるだけ人通りの多い明るい道を歩いて」と話す。

小学校講師の男 逮捕 元交際相手に恐喝未遂か
2017.04.22 毎日放送 

元交際相手の女性を脅し、借金の返済を免れようとしたなどとして、和歌山県海南市の小学校講師の男が恐喝未遂容疑で逮捕された。男は無料通話アプリを使い、借金を免除してくれなければ男性関係をばらすと複数回脅迫した疑いがもたれている。また、自分の水中カメラなどを27万円で買い取らせようともしたとのこと。男は取り調べに対し「借金の免除やカメラを買い取ってもらおうとは思っていなかった」と容疑を一部否認している。

 元交際女性脅す71歳容疑者逮捕 名古屋
2017.04.20 朝刊 

 元交際相手の女性を脅すメールを送信したなどとして、名古屋・南署などは十九日、脅迫とストーカー規制法違反の疑いで、名古屋市中村区中村町四、アルバイトS容疑者(71)を逮捕した。

 逮捕容疑は十五~十八日、同市南区の女性会社員(36)の携帯電話に「差し殺してやりたい心境」(原文ママ)などとメールを送信し、女性の自宅の郵便受けに「今まで待っていた」などと書かれた封書を入れるなどしたとされる。

 署によると「今も交際中」と容疑を一部否認。二〇一一年ごろ、女性の当時の勤務先にS容疑者が入社し、一時交際していた。

恐喝未遂 ホスト脅して3万円 S容疑者 逮捕
2017.04.20 日本テレビ 

S容疑者が知人ホストを恐喝し、現金3万円を脅し取ろうとした疑いで逮捕された。S容疑者はこれまでにもこのホストに対し、借金を繰り返していた。S容疑者は、女優・Sさんの娘として芸能界デビューした。S容疑者といえば、バイきんぐのKさんとの熱愛が世間の注目を集めたが、S容疑者がホスト遊びにはまっていることが明らかになり2人は破局した。更に、その1年後にS容疑者が500万円の借金地獄に陥った事が明らかになった。かつての事務所の先輩であるSさんがS容疑者の借金問題について激白した。更に、Kさんに借金を申し込んでいたという話もあるが、S容疑者は否定している。そんな中昨日、S容疑者は知人でホストの男性から現金約3万円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで逮捕された。S容疑者はその知人ホストに対し「ホテルで撮影した写真をばらまく。」等と脅迫していたが、その日の夜、待ち合わせ場所に現れたS容疑者をこの知人が路上で取り押さえ110番通報し、警察官に引き渡した。警視庁は認否を明らかにしていない。Yさんは「S容疑者は通っていたホストクラブのうちの1つの店に勤務しているホストと今回の事件を起こした。S容疑者は一晩に30万~50万円使っていた。実際にお金が無いことを周りの人間に話していた。」等とコメントした。Kさんは「以前から今回の事件のような事が起こることを予測し、事前に警察に相談していた可能性がある。」等とコメントした。Sさんは「3万円という金額は多額だとは思えない。」等とコメントした。恐喝罪の量刑は10年以下の懲役となっている。Kさんは「今回は未遂だが、恐喝罪と同じ10年以下で処遇される。」等とコメントした。Hさんは「何らかの形でこのホストと会いたいと思ったが、最終的に愛が憎しみに変わったのではないか。」等とコメントした。

交際女性脅迫容疑 陸上自衛官を逮捕=東京・続報注意
2017.04.19 東京朝刊

 蒲田署は18日、茨城県古河市上辺見、陸上自衛隊古河駐屯地所属の1等陸士、M容疑者(26)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、M容疑者は14日未明、大田区に住む交際相手の女性会社員(28)に対し、携帯電話の無料通話アプリ・LINEで「外で裸になっている写真を送れ。過去に撮影した写真をばらまくぞ」などとメッセージを送信し、脅した疑い。容疑を認めている。

 女性が17日に同署に相談して発覚した。M容疑者は過去にも同様の要求をし、女性が断ると、暴行を加えたことがあったという。

 M容疑者が所属する第102施設直接支援大隊の村田美佐紀大隊長は「自衛官がこのような事案を起こして誠に遺憾で、厳正に対処する」としている。

 [続報]

 2017年4月29日付東京朝刊25面

 =1等陸士を不起訴=東京

ネット脅迫の摘発3割増 昨年123件、過去最多に
2017.04.19 東京朝刊 

 ■警視庁、小金井の事件教訓に敏感に対応

 昨年1年間に警視庁が摘発したサイバー犯罪のうち、脅迫事件は123件に上り、前年と比べて28・1%の急増となったことが、警視庁サイバーセキュリティ対策本部のまとめで分かった。統計を取り始めた平成13年以降で、最多となった。会員制交流サイト(SNS)へのしつこい書き込みなど、インターネットを使ったストーカー行為の増加が背景にあるとみている。

 小金井市で昨年5月、音楽活動をしていた女子大生が刺されて一時重体となった事件では、逮捕されたファンの男が、女子大生のツイッターに誹謗(ひぼう)中傷する書き込みを頻繁にしていたことが判明。今年1月に施行された改正ストーカー規制法は、SNSへの連続送信なども新たに規制対象に加えた。

 昨年のサイバー犯罪全体の摘発件数は1221件で、26年以降は横ばいの状態が継続している。脅迫事件の摘発が増えたことについて、対策本部の担当者は、「小金井の事件を教訓に、警察がより敏感に対応するようになったため」と説明した。

 昨年のインターネットバンキングによる不正送金も1011件で前年の6・5%増だったが、被害額は32・2%減の10億7100万円だった。法人口座の被害額が、前年の5億6100万円から6600万円へ大幅に減ったことが要因という。捜査に当たる警視庁サイバー犯罪対策課は、「企業側が取引の監視機能を強化した結果。新しい手口も出てきていたちごっこだが、被害防止と摘発を進める」と話す。

 摘発には至っていない事案も含めたサイバー犯罪の相談は1万7284件で、前年から14・4%減。内訳は、架空請求のメールを送り付け、指定した口座に代金を振り込ませるなどの「詐欺・悪質商法」が8371件で約半数を占めた。

 脅迫容疑で自衛官逮捕
2017.04.19 朝刊 

 【東京都】蒲田署は十八日、脅迫の疑いで、陸上自衛隊古河駐屯地の一等陸士、M容疑者(26)=茨城県古河市上辺見(かみへみ)=を逮捕した。

 逮捕容疑では十四日午前零時ごろ、携帯電話の無料通信アプリで、交際中の大田区の女性(28)に裸の画像を送るよう求め、送らなければ危害を加えるとメッセージを送ったとされる。

 署によると容疑を認めている。女性はこれまでに複数回応じたが、要求がエスカレートし「送らなければ写真をばらまく」と脅されたため、十七日に被害届を出した。

 駐屯地によると、M容疑者は車両などの整備を担当。上司の村田美佐紀大隊長は「警察の捜査結果が分かり次第、厳正に対処する」とコメントした。

「裸の写真送れ」 自衛官を逮捕
2017.04.19 日本テレビ

交際相手の女性に「裸の写真送れ」などと脅迫したとして陸上自衛官の男が逮捕された。容疑者は交際相手にLINEのメッセージを送信し脅迫した疑い。容疑者はこれまでにも女性が要求に応じないと暴力を奮っていたという。

LINEで“脅迫” 自衛官を逮捕
2017.04.19 TBS 

今月14日、交際相手の会社員女性に対し「公園の公衆トイレに行って裸の写真を撮ってLINEで送れ、従わないと親に言って過去の写真をばらまくぞ」などと脅した疑いで陸上自衛隊の男を逮捕。容疑者は女性を服従させるのが好きだったなどと容疑を認めている。

女子高生を脅迫した疑いで少年逮捕=佐賀
2017.04.18 西部朝刊 

 鳥栖署は17日、基山町の無職少年(19)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、少年は10日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で知り合った県内の女子高生に対し、SNSで「殺しに行く」「君の家族が殺されるかも」などとメッセージを送信し、脅迫をした疑い。容疑を認めているという。

★交際女性を脅迫した疑い
2017.04.18 朝刊 

 高山署は17日、脅迫の疑いで、高山市国府町三川、会社員K容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑は16日から17日にかけて、交際相手のパート従業員の女性(49)=高山市=のスマートフォンに「本当に殺られたい?」などとメッセージを送り、脅迫した疑い。女性が高山署に相談し、発覚した。

=事件ファイル佐賀= LINEで脅迫容疑の少年逮捕
2017.04.18 佐賀新聞 

 ■LINEで脅迫容疑の少年逮捕 鳥栖署は17日、脅迫の疑いで三養基郡基山町の無職少年(19)を逮捕した。逮捕容疑は10日、県内在住の10代少女に対し、無料通信アプリLINE(ライン)で「殺しに行く」「君の家族が殺されるかも」などのメッセージを送信した疑い。2人はLINEで知り合い、面識があった。

隣人に「おどれら絶対許さん!」 2年半も…”脅迫男”再逮捕
2017.04.18 TBS あさチャン!

近所の女性に暴言を繰り返した罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた64歳の男が、拘置所から出た直後から再び同じ女性を脅迫したとして逮捕された。男は、かつては人の世話をして周りからはいい人だと好かれていたという。男は近所の家に向かって大声で叫ぶことを繰り返し、去年11月に逮捕。今年2月、京都地裁で懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。拘置所を出た直後から、刑務所でもどこでも行くなどと暴言を吐くようになったという男。近隣住民が家の中で録音した音声には脅しととれるような言葉もあった。近所の人は精神的にみんなやられているなどと話した。以前の男を知る人からは、自分の車を掃除するときに周囲の車も一緒に掃除したり割といい人だったなどと語った。なぜ男は豹変したのか。2年半前、男の自宅前の駐車場で車が相次いでパンクする事件が発生。警察から事情を聴かれた男は、近隣住民から犯人にされたと思い込み、暴言を吐くようになったという。男の妻は、おとなしくしていると信じてたんですけどできなかった、止められなかったのは後悔しているなどと話した。男は取り調べに危害を加えるつもりはなかったなどと容疑を否認している。

性被害条例 初の適用 男2人書類送検 深夜に連れ出した疑い=長野
2017.04.15 東京朝刊 

 県警少年課などは14日、保護者に無断で少女を深夜に連れ出したとして、茨城県の地方公務員の男(23)と、前橋市の専門学校生の男(21)を、県子どもを性被害から守るための条例違反(深夜外出の制限)の疑いで、それぞれ長野地検伊那支部と同地検佐久支部に書類送検した。18歳未満との意に反する性行為や深夜外出を罰則付きで禁じる同条例が2016年11月に全面施行されて以降、摘発は初めて。

 県警によると、地方公務員の男は今年1月下旬深夜、出会い系アプリで知り合った南信地方の10歳代の少女を保護者の承認を受けずに連れ出し、同地方の公園駐車場にとめた自分の車に乗せて、車中で一緒に過ごした疑い。警戒中の伊那署員が職務質問し、容疑が発覚した。

 また、専門学校生の男は2月上旬の深夜、動画サイトを通じて知り合った南信地方の10歳代の少女と、同地方のホテルで宿泊した疑い。少女の家族が行方不明届を県警に提出し、軽井沢署員が軽井沢町内のコンビニ店に少女が1人でいたところを保護した。

 男2人はいずれも、調べに対し「未成年を深夜に連れ出すことは(法令に)違反することだとわかっていた」などと話し、容疑を認めているという。

 今回の摘発について、県警は少女の話などから、男との関係が「真剣な交際や恋愛」ではないと判断した。一方、同条例で禁じる「18歳未満の子供を威迫し(怖がらせて従わせ)、欺き、困惑させて行う性行為やわいせつな行為」についても捜査したが、適用には当たらないとして、捜査を終結させた。

 長野県は、同条例が施行されるまで、全国の都道府県で唯一、いわゆる「淫行条例」がない状態だった。県警などは、児童買春・児童ポルノ禁止法違反や刑法の強制わいせつ罪などの適用で対処してきたが、金銭の授受や脅迫といった要件を満たすことが必要で、子供が性的被害に遭いながらも「立件できなかったケースもある」(県警幹部)としている。

 県警少年課は「一人でも性被害に遭う子供を減らすため、捜査にまい進していきたい」としている。

[事件・事故]恐喝の疑い 宇和島
2017.04.14 朝刊 

 ◆恐喝の疑い 宇和島署は13日、恐喝の疑いで宇和島市の会社員A容疑者(34)を逮捕した。容疑は1月21日午後8時ごろ、同市の公園駐車場で、市内の男性会社員(32)がA容疑者の親族から譲り受けた軽乗用車を売却したことに因縁をつけ「どうやってけじめとるんぞ」などと脅迫し、現金20万円を脅し取った疑い。署は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

暴行と脅迫の疑い=石川
2017.04.13 東京朝刊 

 金沢西署は12日、珠洲市野々江町、会社員S容疑者(25)を暴行と脅迫の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は11日。

 発表によると、S容疑者は10日午前10時頃、交際相手の県内の20歳代女性宅で首を絞め、「死ねばいい」などと脅迫した疑い。

 女性が11日に同署に被害を届け出た。S容疑者は調べに対し「やっていない」と話しているという。

元妻に「ヤクザなめてたら殺すぞ」
2017.04.13 テレビ朝日 

Y組傘下の3次団体本部長が東京都内に住む元妻に対して「組の上納金で金が必要だ。ヤクザなめてたら殺すぞ」と脅迫し、現金を脅し取ろうとし逮捕された。警視庁によると容疑者は伊勢海老を知人に高額で売りつけるなどしており、Y組の三重県における幹部だという。

Y組・K会幹部ら4人 恐喝容疑などで逮捕 現金・小切手を脅し取る
2017.04.09 NHKニュース 

 会社役員の男性から現金と小切手を脅し取ったなどとして、指定暴力団・Y組の「K会」の幹部で、東京の実質的責任者の男ら4人が恐喝などの疑いで警視庁に逮捕されました。

 4人はいずれも容疑を否認しているということです。

 逮捕されたのは、東京・港区麻布十番に住むY組の「K会」の幹部S)容疑者(62)や、その配下の暴力団員などあわせて4人です。

 警視庁によりますと、4人は去年8月、港区にあるS容疑者の自宅を兼ねた事務所で、74歳の会社役員の男性に対し、「K会だ。

 怒らしたら大変なことになるぞ」などと脅迫し、現金30万円と250万円の小切手を脅し取ったなどとして、恐喝などの疑いがもたれています。

 名古屋市に本部がある「K会」は、Y組のトップのT、本名・S組長の出身母体で、Sと名乗り、東京の実質的責任者として、S組長が東京を訪れる際に調整する役割も担っているということです。

 また、S容疑者は、「K会」が東京に進出した際に中心的な役割を果たしたとみられるということです。

 警視庁によりますと、調べに対し、4人はいずれも容疑を否認しているということです。

ネットで脅迫 28%の急増 昨年警視庁 摘発最多 ストーカーの増加 背景
2017.04.09 セレクト 

ネットで脅迫 28%の急増

昨年警視庁 摘発最多

ストーカーの増加 背景

 昨年1年間に警視庁が摘発したサイバー犯罪のうち脅迫事件は123件で、前年と比べて28・1%の急増となったことが、同庁サイバーセキュリティ対策本部のまとめで分かった。統計を取り始めた2001年以降で最多。会員制交流サイト(SNS)へのしつこい書き込みなど、インターネットを使ったストーカー行為の増加が背景にあるとみている。

 東京都小金井市で昨年5月、音楽活動をしていた女子大学生が刺されて一時重体となった事件では、逮捕されたファンの男が、女子大学生のツイッターに誹謗(ひぼう)中傷する書き込みを頻繁にしていたことが判明。今年1月に施行された改正ストーカー規制法は、SNSへの連続送信なども新たに規制対象に加えた。

 昨年のサイバー犯罪全体の摘発件数は1221件で、14年以降は横ばいの状態が継続。脅迫事件の摘発が増えたことについて、対策本部の担当者は「小金井の事件を教訓に、警察がより敏感に対応するようになったため」と説明した。

 また、昨年のインターネットバンキングによる不正送金も1011件で前年の6・5%増だったが、被害額は32・2%減の10億7100万円だった。法人口座の被害額が、前年の5億6100万円から6600万円へ大幅に減ったことが要因という。

 捜査に当たる同庁サイバー犯罪対策課は「企業側が取引の監視機能を強化した結果。新しい手口も出てきていたちごっこだが、被害防止と摘発を進める」と話す。

 摘発には至っていない事案も含めたサイバー犯罪の相談は1万7284件で、前年から14・4%減。内訳は、架空請求のメールを送り付け、指定した口座に代金を振り込ませるなどの「詐欺・悪質商法」が8371件で約半数を占めた。

恐喝 Y組幹部の男ら逮捕
2017.04.09 テレビ朝日 

会社役員の男を脅迫、Y組幹部の男らが逮捕された。K会幹部の男(62)ら4人は役員の男を脅し、現金や小切手など280万円を脅し取ったと見られている。この男は、Y組が東京で活動する上での実質的リーダーとされている。なお、警察の調べに対して4人は容疑を否認している。

元交際女性脅迫 警官を停職処分=滋賀
2017.04.08 大阪朝刊 

 元交際相手の女性を脅したとして、脅迫容疑で逮捕された東近江署の男性巡査部長(36)(彦根市)について、県警は7日、停職3か月の懲戒処分とした。巡査部長は依願退職した。地検は同日、巡査部長を不起訴(起訴猶予)とした。

ネット脅迫 摘発3割増*過去最悪の123件
2017.04.08 北海道新聞夕刊全道 

 昨年1年間に警視庁が摘発したサイバー犯罪のうち脅迫事件は123件で、前年と比べて28・1%の急増となったことが、同庁サイバーセキュリティ対策本部のまとめで分かった。統計を取り始めた2001年以降で最多。会員制交流サイト(SNS)へのしつこい書き込みなど、インターネットを使ったストーカー行為の増加が背景にあるとみている。

 東京都小金井市で昨年5月、音楽活動をしていた女子大学生が刺されて一時重体となった事件では、逮捕されたファンの男が、女子大学生のツイッターに誹謗(ひぼう)中傷する書き込みを頻繁にしていたことが判明。今年1月に施行された改正ストーカー規制法は、SNSへの連続送信なども新たに規制対象に加えた。

 昨年のサイバー犯罪全体の摘発件数は1221件で、14年以降横ばいの状態が継続。脅迫事件の摘発が増えたことについて、対策本部の担当者は「小金井の事件を教訓に、警察がより敏感に対応するようになったため」と説明した。

 また、昨年のインターネットバンキングによる不正送金も1011件で前年の6・5%増だったが、被害額は32・2%減の10億7100万円だった。法人口座の被害額が、前年の5億6100万円から6600万円へ大幅に減ったことが要因という。

 摘発には至っていない事案も含めたサイバー犯罪の相談は1万7284件で、前年から14・4%減。内訳は、架空請求のメールを送り付け、指定した口座に代金を振り込ませるなどの「詐欺・悪質商法」が8371件で約半数を占めた。

ネット脅迫摘発28%増 警視庁、16年
2017.04.08 朝刊 

 昨年1年間に警視庁が摘発したサイバー犯罪のうち脅迫事件は123件で、前年と比べて28・1%の急増となったことが7日、同庁サイバーセキュリティ対策本部のまとめで分かった。統計を取り始めた2001年以降で最多。会員制交流サイト(SNS)へのしつこい書き込みなど、インターネットを使ったストーカー行為の増加が背景にあるとみている。

 東京都小金井市で昨年5月、音楽活動をしていた女子大学生が刺されて一時重体となった事件では、逮捕されたファンの男が、女子大学生のツイッターに誹謗(ひぼう)中傷する書き込みを頻繁にしていたことが判明。今年1月に施行された改正ストーカー規制法は、SNSへの連続送信なども新たに規制対象に加えた。

 昨年のサイバー犯罪全体の摘発件数は1221件で、14年以降は横ばいの状態が継続。脅迫事件の摘発が増えたことについて、対策本部の担当者は「小金井の事件を教訓に、警察がより敏感に対応するようになったため」と説明した。

 また、昨年のインターネットバンキングによる不正送金も1011件で前年の6・5%増だったが、被害額は32・2%減の10億7100万円だった。法人口座の被害額が、前年の5億6100万円から6600万円へ大幅に減ったことが要因という。

 捜査に当たる同庁サイバー犯罪対策課は「企業側が取引の監視機能を強化した結果。新しい手口も出てきていたちごっこだが、被害防止と摘発を進める」と話す。

 摘発には至っていない事案も含めたサイバー犯罪の相談は1万7284件で、前年から14・4%減。内訳は、架空請求のメールを送り付け、指定した口座に代金を振り込ませるなどの「詐欺・悪質商法」が8371件で約半数を占めた。

 ネット脅迫 摘発3割増 警視庁「小金井刺傷」教訓に 昨年
2017.04.08 夕刊 

 昨年一年間に警視庁が摘発したサイバー犯罪のうち脅迫事件は百二十三件で、前年と比べて28・1%の急増となったことが、同庁サイバーセキュリティ対策本部のまとめで分かった。統計を取り始めた二〇〇一年以降で最多。会員制交流サイト(SNS)へのしつこい書き込みなど、インターネットを使ったストーカー行為の増加が背景にあるとみている。

 東京都小金井市で昨年五月、音楽活動をしていた女子大学生が刺されて一時重体となった事件では、逮捕されたファンの男が、女子大学生のツイッターに誹謗(ひぼう)中傷する書き込みを頻繁にしていたことが判明。今年一月に施行された改正ストーカー規制法は、SNSへの連続送信なども新たに規制対象に加えた。

 昨年のサイバー犯罪全体の摘発件数は千二百二十一件で、一四年以降は横ばいの状態。脅迫事件の摘発が増えたことについて、対策本部の担当者は「小金井の事件を教訓に、警察がより敏感に対応するようになったため」と説明した。

 また、昨年のインターネットバンキングによる不正送金も千十一件で前年の6・5%増だったが、被害額は32・2%減の十億七千百万円だった。法人口座の被害額が、前年の五億六千百万円から六千六百万円へ大幅に減ったことが要因という。

 同庁サイバー犯罪対策課は「企業側が取引の監視機能を強化した結果。新しい手口も出てきていたちごっこだが、被害防止と摘発を進める」と話す。

 摘発には至っていない事案も含めたサイバー犯罪の相談は一万七千二百八十四件で、前年から14・4%減。内訳は、架空請求のメールを送り付け、指定した口座に代金を振り込ませるなどの「詐欺・悪質商法」が八千三百七十一件で約半数を占めた。

証拠隠滅や脅迫容疑で逮捕の弁護士ら不起訴に 東京地検 “証拠集まらず”
2017.04.03 NHKニュース 

 詐欺事件で逮捕されたナイジェリア人に対し、共犯者の関与について供述すると家族に危害を加えるようなことを言って脅したなどとして逮捕された東京の53歳の弁護士らについて、東京地方検察庁は、起訴するだけの証拠が集まらなかったとして、不起訴にしました。

 ▽「東京弁護士会」に所属するK弁護士(53)と▽偽造クレジットカードを使った詐欺事件で起訴された中国籍のH被告(39)ら3人は、この詐欺事件で逮捕されたナイジェリア人に対し、去年10月、共犯者の関与について供述すると家族に危害を加えるようなことを言って脅したなどとして、証人威迫(いはく)と脅迫の疑いでことし2月、警視庁に逮捕されました。

 東京地検は勾留期限の先月(3月)上旬に3人を処分保留で釈放し、捜査を進めた結果、起訴するだけの証拠が集まらなかったとして、きょうまでに不起訴にしました。

教授らを脅迫疑い 横国大院生 再逮捕=神奈川
2017.03.29 東京朝刊 

 保土ヶ谷署は28日、横浜市保土ヶ谷区峰岡町、中国籍の横浜国立大大学院2年S被告(40)(建造物損壊罪で起訴)を脅迫容疑で再逮捕した。発表によると、S被告は昨年12月、同大内のパソコンから、同大教授(61)と准教授(47)に「殺しますから」などといった内容の電子メールを送信して脅迫した疑い。

 調べに対しS被告は「メールは送ったが、脅迫するつもりはなかった」などと供述しているという。

脅迫の疑いで無職男逮捕 香取署
2017.03.29 千葉日報 

 香取署は28日、脅迫の疑いで東庄町東今泉、自称無職、H容疑者(67)を逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前6時ごろ、同町の農業女性(60)方の門に「家もろともガソリンをかけて焼き殺すべし」などと書いた脅迫文を置き、脅した疑い。

 同署によると、脅迫文にH容疑者の名前が書かれていたため発覚した。女性が同日、同署に届け出た。H容疑者は以前女性の夫が経営する職場に勤めており「不当に扱われたことを思い出した」などと容疑を認めている。

女性脅し面会要求 元教頭に有罪判決 大津地裁
2017.03.23 大阪夕刊 

 女性を脅迫して無理やり面会しようとしたとして、強要未遂罪に問われた滋賀県東近江市立蒲生東小学校の元教頭、A被告(50)=同市八日市東浜町、懲戒免職=に対し、大津地裁の小野裕信裁判官が懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役3年)の有罪判決を言い渡していたことが分かった。判決は22日。

 判決によると、昨年9~10月に県内のドライブインやホテル付近で見かけた女性4人に対し、男性と一緒にいるのは不倫などと考え、デジタルカメラや携帯電話で動画撮影。指定場所に来るよう脅す紙を女性宅などに置いたが、いずれも未遂に終わった。

 小野裁判官は判決理由で「何ら関係のない女性らの私生活に踏み込んだ上、陰湿な方法で多大な不安や恐怖感を与えており、相当に悪質な犯行」と指摘した。

 一方で、被害者全員と示談が成立していることや、妻が衛星利用測位システム(GPS)付き携帯電話をA被告に持たせて行動を監視するなどの監督を誓約しているとして、執行猶予を付けた。

三重・伊賀のチェーンソー事件:有罪 脅迫「強い恐怖心与えた」 津地裁判決
2017.03.22 中部夕刊 

 三重県伊賀市のヤマト運輸の配送センターで従業員をチェーンソーで脅したとして、暴力行為等処罰法違反に問われた伊賀市玉滝、元トラック運転手で無職、H被告(27)に対し、津地裁は22日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 高橋正典裁判官は「極めて自己中心的で、被害者に強い恐怖心を与えた。(事件の)動画を投稿するなどしており、今後、模倣されかねず、社会に与えた影響は大きい」と厳しく批判した。

 判決によると、H被告は昨年12月3日、配送センターで「さっさと荷物出せや」などと従業員を怒鳴りつけながら、持ち込んだチェーンソーを作動させ、脅迫した。H被告は初公判で、事件の一部始終を自ら撮影し、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開したことも認めていた。

 スナックで脅した疑い
2017.03.22 朝刊

 【三重県】伊勢署は20日、脅迫の疑いで、自称伊勢市一之木4、無職I容疑者(58)を逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午後11時10分ごろ、同市御薗町長屋のスナックで、経営者の女性(60)に「俺は元やくざだ」「店をつぶしてやるぞ」などと脅したとされる。署によると容疑を認めている。客として店を訪れ酒を飲んでいたという。

 脅迫疑い 警察官逮捕 元交際女性へ 東近江署 巡査部長
2017.03.18 朝刊 

 【滋賀県】元不倫相手を脅したとして、県警捜査一課は十七日、脅迫の疑いで、東近江署交通課巡査部長のK容疑者(36)=彦根市東沼波町=を逮捕した。

 逮捕容疑では、二月上旬ごろ、当時交際していた二十代の女性に対して携帯電話で「殺すぞ。覚えとけよ」などと脅したとされる。K容疑者は「殺すと言った記憶はない」と容疑を否認している。

 県警監察官室によると、女性は昨年、東近江署管内で発生した交通事故の当事者で、事故の処理に来たK容疑者と知り合ったらしい。別れ話の中でトラブルになったとみられる。

 K容疑者は既婚者。二月下旬に第三者から交際のトラブルに関する通報があり、県警が捜査していた。

 伊藤豊晴首席監察官は「警察官としてあるまじき行為であり、女性をはじめ、県民に深くおわびする。事件の全容解明に努め、厳正に対処する」とコメントした。

交際女性に「殺すぞ」 滋賀県警巡査部長 逮捕
2017.03.18 毎日放送 

東近江署の巡査部長(36)が今年2月、20代の交際女性と別れ話をした際「殺すぞ、覚えとけよ」などと脅迫した疑いで逮捕された。巡査部長は既婚者で、自分の取り扱った交通事故で女性と知り合った。巡査部長は「殺すぞと言った記憶はない」と否認している。滋賀県警は警察官としてあるまじき行為で被害女性をはじめ県民の皆様におわび申し上げるとコメントしている。

◎Y組系組長に無罪=「脅迫と評価できない」-神戸地裁
2017.03.17 時事通信 

 飲食店店長の20代男性を脅し謝罪させたとして、強要罪に問われた指定暴力団Y組系組長のY被告(51)の判決で、神戸地裁は17日、無罪(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 空閑直樹裁判官は「けんかを仲裁するため、謝らせて事態を収束させようとした」と指摘。男性が被告による脅迫の発言内容を具体的に証言していないことなどから、「脅迫と評価することはできない」と判断した。

 Y被告は2015年12月23日未明、神戸市の飲食店や路上で、知人の男が叱られたことを店長に人前で言われ恥をかかせられたため、男らとともに脅して謝罪させたとして起訴された。 

◎不倫相手に「殺す」=脅迫容疑で巡査部長逮捕-滋賀県警
2017.03.17 時事通信 

 不倫相手の女性を「殺す」と脅したとして、滋賀県警は17日、脅迫容疑で東近江署交通課の巡査部長O容疑者(36)=同県彦根市東沼波町=を逮捕した。容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は2月上旬の夜、交際していた20代の女性にスマートフォンで電話し、「殺すぞ、覚えとけよ」などと脅した疑い。

 県警によると、巡査部長は昨年担当した交通事故をきっかけに女性と知り合い、交際に発展。別れ話をめぐりトラブルになったという。2月下旬、県警監察官室に通報があった。 

 伊藤豊晴首席監察官の話 警察官としてあるまじき行為で、被害者の女性や県民に深くおわびする。全容解明に努め、厳正に対処する。

 暴力団関係者装いJリーグ選手脅迫 容疑の会社役員逮捕
2017.03.14 朝刊

 【東京都】交通トラブルになったJリーグ所属のサッカー選手の男性(25)を脅したとして、多摩中央署は十三日、暴力行為処罰法違反と脅迫の疑いで、町田市真光寺町、建設会社役員H容疑者(44)を逮捕した。「車が接触したと思って話し合いをしたが、脅していない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑では二月十二日朝、稲城市の京王相模原線若葉台駅前の路上で、男性に「おまえどこの組だ。仲間を呼んだから待ってろ」などと暴力団関係者を装って脅したとされる。

 署によると、H容疑者は停車中の男性の車に自分の車を横付けし、クラクションを鳴らされると車を降りて脅した。男性は隙を見て車で逃げたが数キロ追跡され、同日夕方に署に相談した。車が接触した事実は確認されていないという。

わいせつ行為を繰り返した疑い 31歳を逮捕、送致 /大阪府
2017.03.07 大阪地方版/大阪 

 10~20代の女性にわいせつ行為を繰り返したとして、府警は6日、住所不定、無職S容疑者(31)を強制わいせつ容疑などで逮捕、送致し、捜査を終えたと発表した。「性欲を満たすためだった」と容疑を認めているという。

 八尾署によると、S容疑者は昨年4月下旬の夜、八尾市内の路上で自転車に乗っていた女性を原付きバイクで追いかけ、「殺す」などと脅して、女性の下半身を触るなどわいせつ行為をした疑いがある。このほかに2014年5月下旬以降、府内で4人の女性への強姦致傷や脅迫などの疑いで再逮捕され、計6件で起訴されている。

わいせつ行為:「100件」供述 大阪・31歳男、6件の罪で起訴
2017.03.07 大阪朝刊 

 若い女性にわいせつな行為を繰り返したとして、大阪府警八尾署は6日、住居不定、無職、S容疑者(31)を強姦致傷や強制わいせつの疑いで逮捕、追送検したと発表した。S容疑者は容疑を認め、女性6人に対する強姦致傷や強制わいせつなどの罪で起訴された。「性欲を満たすため100件近くやった」と供述したという。

 容疑は2014年5月~昨年4月、大阪府東部の路上で、10代前半~20代前半の女性6人を「騒いだら殺す」などと脅迫。人けのない場所に連れて行き、性的暴行をしたり、体を触ったりしたとしている。携帯電話で被害女性の写真を撮って「誰かに言ったらばらまくぞ」と脅したこともあったという。

 八尾署が昨年4月、大阪府八尾市内で無理やり女性の体を触ったとして強制わいせつ容疑で逮捕し、捜査していた。

天童署員を脅したとして暴力団組員の男逮捕 /山形県
2017.03.03 東京地方版/山形 

 暴力団の排除宣言をした天童市を批判し、電話で署員を脅したとして、天童署は2日、指定暴力団K会系組員の職業不詳、U容疑者(50)=東京都新宿区原町1丁目=を脅迫容疑で逮捕したと発表した。「急に言われても分からない」などと否認しているという。逮捕容疑は昨年12月28日午後6時ごろに携帯電話で署に電話をかけ、天童市内での暴力団排除活動を批判。30代の署員を「今、新幹線で向かっているから覚悟しておけ。ぶっ殺してやる。俺には仲間がいるし、警察署に乗り込んでやるぞ」などと脅した疑い。署によるとU容疑者はかつて天童市に住んでいたという。通話では自らの名字を名乗っていた上、電話番号が表示されていた。天童市議会は昨年12月、市内に拠点を置く暴力団の排除宣言を決議した。

「警察に言うな」強要容疑で組幹部2人逮捕 /大阪府=続報注意
2017.02.27 大阪地方版/大阪 

 別の暴力団組員が殴った親子らに「警察に言うな」と迫ったとして、府警は26日、Y組系組幹部の男2人を強要容疑で逮捕し、発表した。ともに「脅迫した覚えはない」などと否認しているという。

 捜査4課によると、逮捕したのは大阪市生野区巽北1丁目のK容疑者(52)ら2人。昨年5月15日、車の通行トラブルをめぐりY組直系組長ら6人=傷害容疑などで逮捕=が10~40代の親子らを殴った後、「病院に行ったら街から追い出す」「警察に被害届を出したら住めんようにしたる」と脅し、治療や被害届の提出を断念させた疑いがある。

 <続報注意>

 大阪地検は2017年3月16日、Kさんを不起訴処分(嫌疑不十分)とした。

高校教諭を脅迫容疑で逮捕 /北海道
2017.02.24 北海道朝刊 

 知人の名誉を傷つけたとして、札幌北署は23日、石狩翔陽高校教諭のU容疑者(53)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。「脅迫と捉えられても仕方ない」と容疑を認めているという。

 道警によると、U容疑者は23日午前3時ごろ、札幌市北区の40代女性に対し、名誉を傷つける内容のメール数通を携帯電話に送信し、脅迫した疑い。U容疑者は女性と知り合いで、22~23日にかけて同様のメールや電話を10件ほど女性にしていたという。23日になって、女性から同署に相談があった。同容疑者は昨年11月から休職している。

電話で脅した疑い 山武署
2017.02.23 千葉日報 

 山武署は22日、暴力行為等処罰法違反の疑いで横芝光町鳥喰新田、自称トラック運転手、T容疑者(51)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月17日午前10時20分ごろ~同11時10分ごろまでの間、同町社会福祉協議会に電話をかけ、50代の男性職員に「ヤクザや右翼に戻って、お前がそこにいられないように徹底的に個人攻撃をする。街宣車で毎日行くからな」などと脅した疑い。

 同署によると、T容疑者は当時、福祉資金の貸付融資の相談をしていた。融資の条件を満たしておらず断られたため、腹を立てて脅迫したとみられる。後日、同協議会が同署に被害届を出した。T容疑者は「相談はしたが脅すつもりはなかった」と容疑を否認している。

 組員ら男6人を逮捕 知立の飲食店脅迫、傷害容疑
2017.02.22 朝刊 

 【愛知県】安城署などは二十一日、暴力行為法違反と傷害の疑いで、刈谷市築地町一、政治団体「S」代表のT容疑者(43)、豊明市阿野町、指定暴力団Y組傘下組織組員のY容疑者(41)ら六人を逮捕した。

 他に逮捕されたのは、同町、飲食店経営H(45)、その兄の知立市八ツ田町一、アルバイト運転手H(48)、刈谷市東境町、建築業S(42)、名古屋市名東区一社四、同I(43)の四容疑者。

 逮捕容疑では、六人は共謀し、昨年十二月十七日午後十時ごろ、知立市の飲食店で経営者の男性(65)と妻(56)を「商売を続けれんようにするぞ」「死ね」などと脅迫。さらに約二十分後、この夫婦の知人である会社役員の男性(64)をビールジョッキで殴ったり、蹴ったりして胸や腰などに約三週間のけがを負わせたとされる。

 署によると、H兄弟は容疑を認め、他の四容疑者は否認している。六人は別の飲食店経営者の金銭トラブルを会社役員の男性らが仲裁しようとしたことに立腹したらしい。

ネット「裸自画撮り」被害多発 都が対策検討開始 要求段階で取締りを
2017.02.21 NHKニュース 

 中学生や高校生が、インターネットで知り合った相手から、自分で撮影した裸の画像を送るよう求められる、いわゆる「自画撮り」の被害が多発していることを受け、東京都は有識者らによる会議を開き、全国で初めて、画像を送るよう求めた段階で取り締まることができるよう、条例の改正も視野に対策の検討を始めました。

 きょう都庁で開かれた「青少年問題協議会」には大学教授や弁護士など30人が出席し、中学生や高校生による、いわゆる「自画撮り」の被害が多発していることを受け、対策の検討を始めました。
 都内では、「自画撮り」の被害が、児童ポルノの被害にあった子どものうちの47%を占めるなど深刻化していて、会議に出席した小池知事は「脅されたり、だまされたりして裸の画像をメールで要求されることは大変、憂慮すべき事態だ」と述べました。

 その上で、会議のメンバーに対し画像を複数回送るよう求めたり、男が女性になりすまして求めたりした段階で取り締まることができるよう、条例の改正も視野に検討を始めるよう依頼しました。

 「自画撮り」をめぐっては、危害を加えるなど明白な脅迫がなければ検挙が難しく、これに特化した規制ができれば全国で初めてとなり、協議会は夏ごろまでに対策案をまとめることにしています。

「てめぇぶっ殺してやる」 路上喫煙注意され 客引きの男逮捕
2017.02.17 日本テレビ

東京・新宿区で防犯パトロールの男性に詰め寄り「ぶっ殺す」と脅したとして 客引きの男が脅迫容疑で逮捕された。 男は男性に路上喫煙を注意されたことに 腹を立て男性の顔にたばこの煙を吹きかけて詰め寄ったという。容疑者は「ぶっ殺してやるとは言っていない、死ねと言っただけ」と供述している。

証人脅した疑い、弁護士ら3人逮捕 /東京都
2017.02.16 東京地方版/東京

 勾留中の男性に証言しないよう脅したとして、警視庁は15日、港区虎ノ門3丁目、東京弁護士会所属の弁護士、K容疑者(53)ら3人を証人威迫と脅迫容疑で逮捕し、発表した。

 他に逮捕されたのは、ともに新宿区に住む中国籍で無職のS(39)とナイジェリア国籍で職業不詳のA(50)の両容疑者。警視庁は3人の認否を明らかにしていない。

 組織犯罪対策特別捜査隊によると、3人の逮捕容疑は昨年10月6日、偽造カードを用いた詐欺容疑で逮捕、勾留されていたナイジェリア国籍の男性(41)に対し、カード詐欺事件への白容疑者の関与について供述すると、男性の家族の身に危険が及ぶと思わせるような言葉で脅迫したというもの。北容疑者は弁護士の業務として接見すると偽り、警察施設を訪れて男性と面会していたという。

容疑者脅し口止め 港区の弁護士逮捕 証人威迫、脅迫容疑
2017.02.16 東京朝刊

 勾留中の容疑者に共犯者に関する供述をしないよう脅したとして、警視庁は15日、東京弁護士会所属の弁護士、K容疑者(53)(東京都港区虎ノ門)と中国人の女(39)、ナイジェリア人の男(50)の3人を証人威迫と脅迫容疑で逮捕した。発表によると、3人は共謀し、昨年10月6日、偽造カードで大量のたばこを購入した詐欺容疑で同庁に逮捕されたナイジェリア人の男(41)と勾留中の警察施設で面会。仲間の女に関する供述をすれば家族に危害を加えると脅すなどした疑い。

容疑者を脅迫か 弁護士ら逮捕
2017.02.16 TBS 

東京・港区の53歳弁護士と、中国人らを逮捕。去年10月、ナイジェリア人男が偽造クレジットカードを使用し逮捕された。すると弁護士は「家族に危険が及ぶ」など脅迫。何者かの以来で口封じしようとしたか。なお中国人は男と共謀した疑いである。

脅迫の疑いで多可の男逮捕 西脇署
2017.02.15 朝刊 

 西脇署は14日、脅迫の疑いで、多可町内の無職男(73)を逮捕した。

 逮捕容疑は7日午後5時45分ごろ、同署に電話し、駐在所勤務の署員の名前を挙げて「刺しに行くからな」などと脅した疑い。

 同署によると、男は過去に何度も同署や駐在所に「けんかをしている、早く来い」などと相談の通報をしており、容疑については黙秘しているという。

 タレント脅す容疑で男逮捕 大津署
2017.02.14 朝刊 

 【滋賀県】女性タレントを名指しして脅すメールを送ったとして、大津署は十一日、脅迫の疑いで彦根市川瀬馬場町、無職S容疑者(47)を逮捕した。

 逮捕容疑では一月三日~二月七日、ラジオ局のエフエム滋賀に、同局の番組に出演するタレントIさん(29)の顔写真を切り刻み燃やす様子を写した画像や「火事に気を付けろ」「永眠されました。ご冥福をお祈りします」などと書いたメールを送り、脅迫したとされる。署によると「脅迫したつもりはありません」と容疑を否認している。Iさんは、嫌がらせのメールが多く届くとして昨年十月ごろから署に相談していた。

タレント脅迫容疑 滋賀県警が男逮捕
2017.02.12 大阪朝刊 

 エフエム滋賀(大津市)などの番組に出演しているタレント、Iさん(29)を脅すメールを同局に送ったとして、滋賀県警大津署などは11日、脅迫の疑いで同県彦根市川瀬馬場町の無職、S容疑者(47)を逮捕した。「脅迫したつもりはない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は今年1月3日から2月7日までの間に、同局のアドレスにIさんの顔写真を切り刻み火をつけた画像や、Iさんの名をあげて「ご冥福をお祈りします」などと書いたメールを3回送り、脅迫したとしている。S容疑者は3回とも異なるメールアドレスを使用していたという。

“自画撮り”被害多発 都が全国初の規制検討 画像要求段階で取締りを
2017.02.10 NHKニュース 

 中学生や高校生が、インターネットで知り合った相手から自分で撮影した裸の画像を送るよう求められる、いわゆる「自画撮り」の被害が多発していることを受けて、東京都は、全国で初めて、画像を求めた段階で取り締まりができるよう、条例の改正も視野に検討を始めることになりました。

 スマートフォンの普及やインターネット利用の低年齢化に伴い、中学生や高校生が、インターネットで知り合った相手から求められ、自分で撮影した裸など、いわゆる「自画撮り」の画像を送って悪用されるケースが多発しています。

 おととし(平成27年)、都内で児童ポルノの被害にあった子どものうち、47%が「自画撮り」によるもので、都はネット上に流出した画像は回収が困難であり、不登校につながるおそれがあるほか、子どもの将来にも影響する喫緊の社会問題だとしています。

 このため東京都は、今月21日に有識者らによる「青少年問題協議会」を開き、対策の検討を始めることになりました。

 具体的には、現在は、「画像を送らなければ危害を加える」などといった明白な脅迫がなければ検挙が難しいことから、脅す行為がなくても画像を複数回、求めた段階で取り締まりができるよう、都の青少年健全育成条例の改正も視野に規制を検討します。

 「自画撮り」に特化した規制ができれば全国で初めてとなり、協議会はことし夏ごろまでに対策案をまとめることにしています。

 「自画撮り」条例規制へ 全国初 児童ポルノ被害多発で 東京都
2017.02.10 夕刊 

 中高生らがインターネット上で知り合った相手からだまされたり、脅されたりして裸の画像をメールなどで送る「自画撮り」の被害が深刻化していることを受け、東京都は全国で初めて、画像を求めた段階でも条例で取り締まりができるよう検討していることが都への取材で分かった。

 児童買春・ポルノ禁止法では、相手が画像を入手した段階でしか摘発の対象とならない。「画像を送らなければ危害を加える」といった明白な脅迫行為が確認できないと、刑法での立件も難しい。このため、都は「未然防止」の観点から、複数回にわたり画像を求めるなど働き掛けの段階で取り締まれるよう、都青少年健全育成条例を改正するか、新たな条例を定めるなどして対応していくという。

 警察庁によると、自画撮り被害の半数以上が中学生。次いで高校生が多い。被害に遭った中高生らは二〇一五年は全国で三百七十六人に上り、児童ポルノ事件被害者の約四割に当たる。被害者が加害者と面識のないケースが大半という。

 画像が一度流出すると、ネットを通じて世界中に広がり、完全に消し去ることは難しく、子どもたちの将来にも大きく影響することから都が対策を急いでいた。今月二十一日に予定されている有識者らによる「青少年問題協議会」で検討を始め、今夏までに対策案をまとめる方向。

 元妻を脅した疑い
2017.02.10 朝刊

 【三重県】津署は8日、脅迫と強要未遂の疑いで、津市押加部町、とび職H容疑者(22)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7日ごろ、同市内の元妻に、スマートフォンの無料通信アプリ「ライン」などで「おまえを殺す」、「家の外に出てこい」などの趣旨のメッセージを計3通送ったとされる。

 署によると、H容疑者は子どもの養育を巡る元妻の態度に腹を立てたという。「相手の人間性が許せなかった」と容疑を認めている。

ラインに「殺す」 19歳少女を逮捕/脅迫容疑で糸満署
2017.02.07 琉球新報朝刊 

 糸満署は6日、糸満市内の女性(20)を「殺す」などと脅迫したとして同市に住む19歳の会社員の少女を逮捕した。少女は「脅迫したことに間違いありません」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は2月3日、元交際相手の男性が、被害者の女性と交際していると思い込み、無料通信アプリのLINE(ライン)で「(女性は)私に殺される」という内容のメールを男性などに送り付けて女性を脅迫した疑い。糸満署によると、会社員の少女は女性と面識がないという。

わら人形に女性の名前と釘 脅迫で顔見知りの男逮捕
2017.01.29 TBS 

今週火曜日、女性が群馬県内のゲームセンター駐車場にわら人形を発見し、そこにはゲームセンター経営者の女性の下の名前が書かれていて、反対には目と口のようなものが書かれてへそ部分にはくぎが刺さっていた。この事件で脅迫の疑いで51歳無職の男が逮捕された。容疑者はゲームセンターの常連で2人は顔見知りであったという。被害女性によると交際はしていないがプレゼントを贈られることがあったとのこと。これまで被害女性の車のタイヤがパンクさせられるなどの事件もあり、警察は関与を調べている。

LINEで脅迫 不起訴=北海道
2017.01.25 東京朝刊 

 元交際相手の30歳代女性に無料通話アプリ「LINE(ライン)」で脅迫するようなメッセージを連続して送ったとして、ストーカー規制法違反で逮捕された札幌市北区の無職男性(51)について、札幌地検は24日、不起訴とした。同地検は不起訴の理由を明らかにしていない。

女性に強要や傷害21歳男に有罪判決 甲府地裁
2017.01.25 山梨日日新聞

 知人の女性に暴行を加えたなどとして、強要と傷害、犯人蔵匿教唆の罪に問われた無職O被告(21)=甲府市=の公判で、甲府地裁は24日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 判決によると、O被告は昨年6月27日午前5時20分~同30分ごろ、笛吹市の御坂トンネル内で知人の女性=当時(20)=を脅迫して全裸にさせ、顔を殴るなどの暴行を加え5日間のけがを負わせたほか、知人の女(30)=犯人蔵匿の罪で懲役1年、執行猶予3年の判決=に電話して自身をかくまうよう仕向けた。

 烏田真人裁判官は判決理由で「(共犯者の)知人女性の好意を利用してかくまうように依頼し、身勝手な犯行だ。被害者の精神的苦痛は大きい」と指摘した。

リベンジポルノ:防止法2年 後絶たぬ 支援団体「拡散前相談を」
2017.01.23 東京夕刊 

 別れた交際相手の性的な写真や動画をインターネットに流すなどする「リベンジポルノ」の被害を防ぐためにできた法律の施行から2年が過ぎた。警察に相談が寄せられて加害者の一部が処罰されているものの、周りに知られることを恐れて通報をためらったり、流出におびえ続けたりする人も多い。専門家は「法律ができて問題が解決したわけではない」と指摘している。

 リベンジポルノ被害防止法は2014年11月に施行された。被写体が特定できる形で裸の画像や映像をインターネットで不特定多数に提供すると3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを使って特定の少数者に拡散目的で提供した場合も処罰される。警察庁によると、15年にリベンジポルノに関連して警察に寄せられた相談は1143件。このうち同法違反(53件)や脅迫(69件)の容疑などで276件が立件された。

 一方、画像の削除に取り組む一般社団法人「セーファーインターネット協会」(東京)の吉川徳明・違法有害情報対策部長は「警察への通報や処罰を望まず、誰にも知られずに削除してほしいという相談者が圧倒的に多い」と説明する。協会は14年9月~16年11月、相談に基づいて写真など約2250件の対応を各サイトに求めた。うち8~9割は削除できたといい、「拡散する前にできるだけ早く相談してほしい」と呼びかける。

 被害者を支援しているNPO法人「ライトハウス」(東京)には「流出を考えると不安が止まらない」との相談も多い。中高生らが流出の問題を正しく認識しないまま同級生と交際相手の私的画像を共有しているケースもあり、広報担当の瀬川愛葵(あいき)さんは「深刻な被害を生む加害者側の責任を社会はもっと語るべきだ」と指摘している。

 ◇三鷹・高校生殺害、あす控訴審判決

 被害防止法ができるきっかけとなった東京都三鷹市の女子高校生ストーカー殺害事件は24日、元交際相手の被告の男(24)に対する差し戻し審の控訴審判決が言い渡される。差し戻しを受けた東京地裁立川支部は、殺人などの罪で懲役22年としていた。

 ◇被害女性「一生影響」

 性暴力撲滅に取り組むNPO法人「しあわせなみだ」(東京)のホームページ(HP)でリベンジポルノの被害を公表した女性が毎日新聞の取材に書面で応じた。

 女性は学生時代、交際した男性の求めに応じて性的な動画を撮影したが、気持ちが離れて別れると嫌がらせを受けるようになり、販売会社の社員を名乗る男から「ビデオにして販売することになった」と電話で伝えられた。勤務先の会社にも販売の許可を求める手紙が届いたといい「恐怖だった」と振り返る。

 警察に相談したことを男性に伝えると「もう二度としません」と連絡を受けたが、会社を辞めることになり、今でも不安は消えない。女性は「被害が一生影響することを知ってほしい」と呼びかけている。

LINEで脅迫容疑の49歳逮捕=島根
2017.01.21 大阪朝刊 

 江津署は20日、住居不詳、派遣社員N容疑者(49)をストーカー規制法違反と脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、N容疑者は昨年9月頃に知り合った県西部に住む元交際相手の女性(22)に対し、今年1月中旬、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」で交際の再開を求めたり、「殺しに行く」と脅迫したりするメッセージを送った疑い。

 同署は20日、広島市内で同容疑者を発見。長岡容疑者は調べに対し、「送ったことは間違いありません」と話しているという。

元交際相手脅迫容疑の54歳逮捕=島根
2017.01.20 大阪朝刊 

 松江署は18日、松江市八雲町東岩坂、アルバイト従業員S容疑者(54)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、S容疑者は6日午後8~10時頃、携帯電話の無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、同市内の元交際相手の女性(38)に対し、羞恥心を抱かせるような女性の画像4、5枚と「画像を(女性の)取引先に置き忘れるぞ」などのメッセージを約20回送り、脅した疑い。

 S容疑者は「連絡を取りたかった。間違いない」などと容疑を認めているという。

 ネット電話で脅迫の疑い
2017.01.17 朝刊 

 【愛知県】北署は16日、脅迫の疑いで、千葉市花見川区幕張本郷、無職H容疑者(37)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年6月下旬から7月下旬の間、インターネット回線を使ったテレビ機能付きの電話で3回、北区の無職女性(24)に「家族を殺してやる。全部失ってから後悔すれば分かるだろう」などと脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。2人はネットの交流サイトで知り合った。電話で交流している際に、もめ事になったという。

韓国のわいせつ動画詐欺被害、男性にも拡大
2017.01.15 朝鮮日報 

 「私の裸を撮影した動画が(メッセンジャーの)カカオトークで拡散する前に犯人を捕まえて」

 昨年16日午前、20代の男性がソウル瑞草署に真っ青な表情で訪ねてきた。友人から「お前とそっくりの人物がわいせつな行為をする動画がメッセンジャーで流れている」という話を聞き、確認してみると自分で間違いなかったというのだ。この男性は自分の動画が撮られた経緯を明らかにせず、「とにかく拡散を防いでほしい」と懇願した。瑞草署関係者は「最近この男性をはじめ、数百人の身体を撮影した映像が海外のSNSアカウント経由で1件数万ウォンで売買されている。一般人の男性が登場するわいせつ動画が販売目的で大量に流出したのは今回が初めてだ」と話した。

 これまで有名芸能人や女性が標的だったわいせつ動画犯罪の被害が一般人男性にも拡大している。男性の裸やわいせつ行為を撮影した動画を拡散するとして、金銭を脅し取るのが代表的な手口だ。警察によると、わいせつ動画の被害者は大半が男性だ。というのも、わいせつサイトにアクセスし、裸で画像チャットをして、性的な満足を得ようとするユーザーの大半が男性だからだ。

 韓国警察庁によると、昨年1月から11月までに男性を狙ったわいせつ動画犯罪は1018件起きた。月平均92件に上る計算だ。一昨年8?12月に平均20件程度だったのと比べると、4倍以上に増えている。恥ずかしさから通報できないケースを含めると、実際の被害者はさらに多いとみられる。

 昨年10月にはわいせつ動画で脅迫し、24億ウォン(約2億3000万円)を受け取っていた組織が摘発されたが、被害者は4100人を超えた。ソウル大の郭錦珠(クァク・クムジュ)教授(心理学)は「男性を狙ったわいせつ動画犯罪の増加は、伝統的に女性に比べ、男性の身体露出や性関係に寛容だった社会・文化的な雰囲気が変化している表れだ」と指摘した。

被害者は録画されていることを知らない状況で犯罪組織が動員した女性と映像を通じたわいせつ行為に及び、被害に遭っている。犯罪組織は男性に「画面がよく見えない」「声がよく聞こえない」などと言って、ハッキング可能なウイルスを送り付ける。男性がそれをインストールした瞬間、パソコンなどがハッキングされ、個人情報が流出する。

 昨年10月中旬、京畿道在住の高校生が被害に遭い、「200万ウォン払わなければ、友人たちに動画をばらまく」という脅迫を受けた。この高校生は悩んだ末に警察に通報したが、容疑者は海外にいることが分かり、摘発できなかった。

 最近はわいせつ動画犯罪の形態が多様化している。「高収入アルバイト」だとだました後、裸を撮影した動画を送らせるケースもある、また、被害者に接近し、「わいせつ動画を削除できる」と持ちかけ、受け取った金銭を持ち逃げする「削除詐欺」も登場した。今年10月には米国のセキュリティー業者を偽装した詐欺グループが「動画被害からの救済」をうたい、約700人から4億ウォンを脅し取ったとして摘発された。

 このほか、必ずしも詐欺に用いるのではなく、一般人のわいせつ動画を収集し、販売するケースも見られる。最近には有名男性芸能人の動画が流出しているといううわさが流れ、芸能人が釈明したこともあった。京畿大の李水晶(イ・スジョン)教授(犯罪心理学)は「過去に波紋を広げたわいせつ動画犯罪は主に特定の女性に恨みを持つ人が、相手に羞恥心を覚えさせようと起こしたものだった。男性のわいせつ動画は究極的には金銭狙いである点が大きな差だ」と分析した。

執拗にLINE ストーカー容疑=北海道・続報注意
2017.01.14 東京朝刊 

 札幌北署は13日、札幌市北区篠路4の5、無職M容疑者(51)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。発表によると、M容疑者は11日、元交際相手の30歳代の女性に対し、無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、卑わいな音声データのほか、連続して女性を脅迫するような内容のメッセージを送信した疑い。

 同署によると、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上の執拗(しつよう)な書き込みも規制対象に加えた改正ストーカー規制法を適用し、検挙されたのは道内初という。

 [続報]

 2017年1月25日付北海道朝刊35面

 =LINEで脅迫 不起訴

 元交際相手の30歳代女性に無料通話アプリ「LINE(ライン)」で脅迫するようなメッセージを連続して送ったとして、ストーカー規制法違反で逮捕された札幌市北区の無職男性(51)について、札幌地検は24日、不起訴とした。同地検は不起訴の理由を明らかにしていない。

“置き手紙”で女性を脅迫 小学校教頭(50)3カ月で3回逮捕
2017.01.13 フジテレビ 

不気味な手紙で、女性への強要未遂容疑で逮捕された男。その正体は、滋賀・東近江市の小学校で教頭を務める男性。教育者がなぜ?という驚きだけではなく、同じ手口で3カ月連続で3度逮捕されていた。いずれも未遂だが、どの事件も不気味なものだった。逮捕1回目は、去年11月23日。46歳の女性教員宅のガレージに写真と手紙を残したことだった。写真は女性が知人と一緒にいる時に撮影されたもので、脅しの文章が記された手紙が添えられていた。男は、写真を元に女性を脅し、湖南市にあるドライブインの駐車場に来るよう指示した。女性からの被害届を受けた警察が、警戒中に不振な動きをしている容疑者を発見した。警察は、容疑者を事情聴取後、強要未遂の疑いで逮捕した。約2週間後の12月13日、再逮捕された。東近江市在住の40歳女性が乗る車に、ぼかしが入った車の写真と脅迫めいた手紙を置いた。湖南市の商業施設に来るよう指示をした。逮捕3回目は今年1月10日。去年の9月28日にも、滋賀県内の41歳の女性の車に紙を2枚置いていた。女性に携帯電話番号を教えるよう迫る内容だった。いずれのケースも女性が警察に被害を報告しており、未遂に終わっている。被害に遭った3人の女性は面識がないという。目的は何だったのか。容疑者が教頭になる前に別の学校での写真。元教え子からの評判はよく、面倒見の良い先生だったという。容疑者の男性教諭は、一昨年の4月に滋賀・東近江市の小学校に赴任して来たという。真面目で、トラブルは1度もなかったという。妻と2人の娘がおり、授業でも家族の話をしていたという。逮捕された容疑者は、やったことは間違いありませんが、被害者が警察に言っていたのは知りませんでしたと意味不明な供述をしている。子どもたちが受けたショックは計り知れない。

 脅迫の疑いで少年を逮捕
2017.01.01 朝刊 

 【福井県】敦賀署などは31日、脅迫の疑いで、横浜市青葉区の男子高校生(18)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、26日、以前交際していた県内の10代後半の女性に、無料通信アプリで「(顔や裸の)画像をさらす」などとメッセージを送ったとされる。署によると、容疑を認めている

報道された脅迫事件 2018年
報道された脅迫事件
報道された脅迫事件

従業員を脅した疑い=北海道
2018.12.29 東京朝刊

 従業員の女性に包丁を示して脅迫したとして、斜里署は27日、斜里町港町、会社役員m容疑者(70)を暴力行為等処罰法違反容疑で現行犯逮捕した。

 発表によると、m容疑者は同日夜、同町本町の会社員女性(51)宅で女性と口論となり、隠し持っていた包丁を示して脅迫した疑い。もみ合いになった際、女性は右手に軽傷を負った。女性はm容疑者が役員を務める会社の従業員という。

 斜里町商工会によると、m容疑者は町内で呉服店を経営し、同商工会の理事を務めている。同商工会事務局は「気さくな人で、社内でのトラブルなども聞いていない。逮捕と聞いて驚いている」と話した。
チェーンソー脅迫 容疑の夫を不起訴=愛媛
2018.12.28 大阪朝刊 

 西予市宇和町で今年9月、エンジンをかけたチェーンソーを妻に突きつけて脅したとして、暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕された自称漁業の男性(69)について、地検宇和島支部は不起訴とした。26日付。処分理由は明らかにしていない。
女性に交際強要 容疑で書類送検 福岡県警警部補
2018.12.28 佐賀新聞 

 福岡県警の警察署に所属する男性警部補が今年7月、インターネットのサイトを通じて知り合った女性に無理やり交際するよう迫ったとして、強要の疑いで書類送検されていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。県警は8月23日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とし、警部補は同日付で辞職した。

 県警は「勤務中の事案ではない」として公表していない。福岡地検は10月29日付で起訴猶予処分とした。

 捜査関係者によると、書類送検容疑は7月4日、サイトで知り合った女性に対し、スマートフォンで脅迫するようなメッセージを送って交際を迫り、女性の意に沿わない内容の文言を送信させるなどした疑い。容疑を認めているという。

偽計業務妨害:「物言う女性」標的 次々届く身に覚えない商品 消印「山口」 市議の告訴、警察受理
2018.12.27 東京朝刊 

 議員や弁護士、市民運動家の女性に、注文していない商品が代引きで送りつけられる被害が相次いでいる。被害者は「『物言う女性』を狙った悪質な嫌がらせだ」と訴え、うち1人は偽計業務妨害容疑で警察に刑事告訴した。

 北九州市の村上聡子市議の事務所には6月~10月末に計10回、さまざまな商品が届いた。最初はブラジャー16枚(約3万円相当)で、事情が分からずスタッフが代金を払ったが、青汁や健康食品など身に覚えのない物が次々に届いたため、以降は受け取りを拒否。メッセージの同封はなかった。

 村上市議が販売元に問い合わせたところ、通信販売の新聞広告や折り込みチラシの添付はがきで注文があったという。差出人は村上市議になっていたが、生年月日欄には実際と違う年月日が記され、消印はすべて「山口」だった。

 村上市議によると、きっかけは4月に前川喜平・元文部科学事務次官の講演会で司会を務めたことだった。講演会は市教委が名義後援し、それを「北九州市教委『中立性』に疑問」との見出しで一部の新聞が報道。この記事がネットで拡散し、村上市議のツイッターアカウントには「議員を辞めろ」などの書き込みが相次ぎ、議会事務局にも抗議電話が殺到した。5月には事務所に「死ね」と書かれた脅迫状が2通届いた。送りつけが始まったのはその直後だった。

 村上市議は6月、脅迫と偽計業務妨害の疑いで福岡県警八幡西署に告訴し、受理された。被害をツイッターで訴えると、同じ被害に遭ったというツイートが全国からあった。

 上滝(こうたき)浩子弁護士(京都弁護士会)には遅くとも昨年1月から同じような商品の送りつけが数十件あった。上滝弁護士は、差別的な書き込みを集めたまとめサイト「保守速報」の運営者に損害賠償を求めた訴訟などで原告代理人を務めた。

 憲法をめぐる活動や女性の権利擁護で知られる太田啓子弁護士(神奈川県弁護士会)にも同様の送りつけが過去2年間に5回あった。「許すな!憲法改悪・市民連絡会」事務局次長の菱山南帆子(なほこ)さんには9月、事務所に3日連続で計約8000円相当の化粧品、今月26日にも2592円の化粧品が代引きで届いた。

 使われた通販会社はまちまちだが、太田弁護士と菱山さんのケースも、確認できた範囲では注文はいずれも消印が「山口」のはがきで行われていた。日本郵便によると「山口」の消印は山口県の拠点郵便局で扱ったことを示すといい、はがきはいずれも同県内から郵送されたとみられる。

 村上市議は「積極的に政治的意見を発信している女性への攻撃だ。被害者で連携して実態を明らかにしたい」と話している。

偽コールセンター摘発
2018.12.27 朝刊 

 インドから米国へ過去3年間、電話で振り込め詐欺など「特殊詐欺」を繰り返していたニューデリー郊外の偽コールセンターをインド警察が摘発した。電話の向こうの米国人に対し、脱税したとして「令状が手元にある。問題が解決されなければ口座を凍結し収監する」などとインドなまりの英語で脅迫。早急に「和解金」を支払うよう誘導していたという。

 警察によると、21日だけで126人が逮捕された。インドは英語を話せる教育水準の高い安価な労働力が豊富に存在し、21世紀に入り多数の米企業がコールセンターをインドに外注してきた。

 (ニューデリーAFP時事)
弁護士脅した罪で略式起訴 /神奈川県
2018.12.26 東京地方版/神奈川 

 オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の四女の代理人弁護士を脅したとして、横浜区検は川崎市中原区の無職の男(39)を脅迫罪で略式起訴した。

 略式起訴は21日付。起訴状などによると、男は松本元死刑囚に死刑が執行された7月6日の翌7日、ツイッターで「殺しに行くぞ」などと投稿し、弁護士の男性(当時61)を脅迫したとされる。
バイクチーム脅迫:k会幹部に判決 懲役2年6月、執行猶予5年 /福岡
2018.12.26 地方版/福岡

 バイクチームの運営を巡って他チームを脅迫したとして強要罪に問われた特定危険指定暴力団「k会」(北九州市)幹部、h被告(59)に対し、福岡地裁(森喜史裁判官)は25日、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。

 森裁判官は判決で「暴力団組長の被告が実質的トップを務めるバイクチームの威力を背景に脅迫し、被害者の恐怖や苦悩は大きい」と指摘した一方、「暴力団の活動とは異なる上、相当期間勾留された」と述べた。

 判決によると、h被告は2015年8月、県内のバイクチームの代表らを呼び出し、「俺たちはヤクザだぞ」などと脅して他県チームとの関係を絶つとの誓約書を書かせた。
脅迫罪:t氏に罰金の略式命令 /神奈川
2018.12.20 地方版/神奈川

 横浜区検は19日、マネジャーだった男性を脅したとして脅迫容疑で書類送検されたタレントのt氏(57)=本名・e=について、脅迫罪で略式起訴した。横浜簡裁は同日、罰金10万円の略式命令を出した。

 起訴状などによると、t氏は昨年8月、藤沢市の元マネジャーの男性の自宅前に「おまえをしまつする」などと記載した紙を包丁とともに置いて、男性を脅したとされる。

 t氏は落語家の初代・hさんの次女。19日、自身のブログに「事件の被害者さまには心よりおわびいたします」という内容の文章を掲載した。
 メールで一宮市脅迫 男性40万円罰金命令 ポケGO利用制限
2018.12.20 朝刊 

 スマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」の運転中の利用制限を運営会社に求めた愛知県一宮市に脅迫メールを送ったとして、脅迫と威力業務妨害の疑いで逮捕された男性会社員(37)=長野県佐久市=について、一宮区検は十九日、両罪で略式起訴した。一宮簡裁は同日、罰金四十万円の略式命令を出した。

 一宮市では二〇一六年、スマホでポケモンGOをしながら運転していたトラックに小学四年の男児がはねられ死亡する事故が発生。これを受け市が運営会社などに仕様変更を要請した。

「任侠沙汰になる」脅迫容疑 暴排団体会員企業の社長 /埼玉県
2018.12.18 東京地方版/埼玉 

 「指をつめる話になる」などと言って建築会社の男性を脅したとして、県警は17日、経営コンサルタント会社(東京都江東区)の社長の男(57)を脅迫容疑で書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、コンサル会社長の男は6月下旬、同社の社内で、県内の建築会社社長に対し、「任侠(にんきょう)沙汰になっちゃうかもしんねえぜ」「この話、最後あんた、指つめる話になるんだから」などと言って脅迫した疑いがある。

 男は建築会社に家屋の建築を発注していたが、その出来や工程に対して不満を持っており、同社と度々やりとりしていたという。

 男の会社は、公益社団法人「警視庁管内特殊暴力防止対策連合会」(特防連)城東地区の会員企業。特防連は、暴力団や総会屋などの排除を目的に社団法人として約30年前に設立された。都内の企業が対象。2010年に公益社団法人になり、今年6月までに56地区で有志の2600社以上が会員登録されている。特防連城東地区は「事実関係を調べている」としている。

「指つめる話」と脅迫容疑 会社社長、書類送検 埼玉県警 /東京都
2018.12.18 東京地方版/東京 

 「指をつめる話になる」などと言って建築会社の男性を脅したとして、埼玉県警は17日、経営コンサルタント会社(江東区)の社長の男(57)を脅迫容疑で書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、コンサル会社長の男は6月下旬、同社の社内で、埼玉県内の建築会社社長に対し、「任侠(にんきょう)沙汰になっちゃうかもしんねえぜ」「この話、最後あんた、指つめる話になるんだから」などと言って脅迫した疑いがある。

 男は建築会社に家屋の建築を発注していたが、その出来や工程に対して不満を持っており、同社と度々やりとりしていたという。

 男の会社は、公益社団法人「警視庁管内特殊暴力防止対策連合会」(特防連)城東地区の会員企業。特防連は、暴力団や総会屋などの排除を目的に社団法人として約30年前に設立された。都内の企業が対象。2010年に公益社団法人になり、今年6月までに56地区で有志の2600社以上が会員登録されている。特防連城東地区は「事実関係を調べている」としている。

 建築会社の社長は取材に「反社会勢力に対抗する組織の人なのに言葉や態度で暴力団をにおわせて威圧され、身の危険を感じていた」と話した。
2億8000万円恐喝 容疑の男追送検 捜査終結=京都
2018.12.15 大阪朝刊

 不動産会社の役員が「暴力団との関係をばらす」と脅迫され、多額の現金を脅し取られた事件で、府警は14日、西京区の建設業n被告(56)(恐喝罪で公判中)を恐喝と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで追送検し、捜査を終えたと発表した。府警が裏付けた被害総額は約2億8000万円。n被告は容疑を認めているという。

 発表では、中村被告は2016年3月~昨年3月頃、不動産会社役員の男性(68)を「暴力団との関係をばらすと言っている人がいる。間に入るから、金を払え」などと繰り返し脅迫し、7回にわたって現金を脅し取るなどした疑い。

 男性は指定暴力団・k組の傘下組織に用心棒代を支払っていた時期があり、n被告はこの情報を基に脅迫したという。
未成年に淫らな行為 陸曹を停職3か月 陸自伊丹駐屯地=兵庫
2018.12.15 大阪朝刊 

 陸上自衛隊伊丹駐屯地(伊丹市)は14日、女子高生と淫らな行為をして逮捕、起訴されたなどとして、中部方面衛生隊のe2等陸曹(43)を停職3か月の懲戒処分にしたと発表した。e陸曹は依願退職するという。

 発表によると7月28、29の両日、スマートフォンのアプリを通じて知り合った青森県内の女子高生と、未成年であると知りながら、青森市内のホテルで淫らな行為をした。また9月12~14日頃、携帯電話のメールで女子高生に対し「実名も住所もさらす」などと脅迫した疑いで、9月27日に青森県警に逮捕されていた。

脅迫容疑で医師逮捕 /愛知県
2018.12.11 名古屋地方版/愛知 

 県警は10日、蒲郡市竹谷町、医師o容疑者(48)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。「脅していません」と容疑を否認しているという。

 蒲郡署によると、o容疑者は11月12日夜、同市内の患者だった女性の携帯電話に電話し、代わった女性の夫(33)に対し「ぶち殺すぞ。おまえらの会社をつぶすなんて簡単なんだよ」などと言い、脅した疑いがある。

 脅迫の疑い
2018.12.11 朝刊 

 【愛知県】蒲郡署は10日、脅迫の疑いで、蒲郡市竹谷町浜田、開業医o容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑では、11月12日午後8時ごろ、通院患者の市内の20代女性に電話をかけた際、女性の夫(33)が代わって「電話しないでくれ」と言ったことに腹を立て「ぶち殺すぞ、てめえ。おまえらの会社ぶっつぶすなんて簡単なんだよ」と脅したとされる。

 署によると、「脅すつもりはなかった」と容疑を否認している。電話の翌日に女性の夫から被害届を受けて捜査していた。
暴力行為等処罰法 量刑、刑法より重く
2018.12.06 東京朝刊 

 警視庁が今回適用した暴力行為等処罰法は、集団による暴行や脅迫、器物損壊などを厳しく取り締まる法律とされる。刑事事件に詳しい弁護士は「一般的に、裁判所の量刑も刑法より重くなる傾向にある」と指摘する。

 法定刑は刑法の器物損壊罪が「3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料(かりょう)」の一方、暴力行為等処罰法(集団的器物損壊)は「3年以下の懲役または30万円以下の罰金」。警視庁は無秩序に過熱した男らの行動を重くみており、罰金よりも軽い財産刑の「科料」で済むことがない同法を適用した。

 同法は集団を対象としていることから、過激派による公安事件や暴力団がからむ事件の取り締まりに用いられてきたが、近年では中学校での悪質ないじめなどでも適用が目立っている。

 有原大介弁護士は「お祭り騒ぎであっても、軽はずみに犯罪行為に加担すれば厳しく処罰される可能性がある。世間への警告になった」と話している。
時のひと 性暴力被害者の声を届けようと活動する 山本潤(やまもと・じゅん)さん(44)
2018.12.03 朝刊

 恐怖で心も体も凍り付き、動けなかった。「自分の中心に爆弾を落とされ、バラバラに飛び散ったよう」。13歳から20歳まで父から受けた性的虐待。長い苦しみをそう振り返った。初めて公の場で明かした約8年前から各地で講演を続ける。被害者の苦悩を知ってほしい。その一心だ。

 回復への道のりは、飛び散った破片を拾い集めながら、長いらせん階段を上るようだ。突然記憶がよみがえるフラッシュバックに襲われて跳び起き、アルコール依存にも苦しんだ。

 埼玉県出身。転機は看護師として働いていた30代前半。性暴力被害者の講演会に参加したのを機に、被害者の医療ケアや心理的なサポートに当たる「性暴力被害者支援看護職(SANE)」の研修を受け、性暴力についての学びが始まった。その過程で、父は欲のために、自分を「モノ」として扱ったのだと気付いた。

 昨年7月、性犯罪を厳罰化した改正刑法が施行された。だが、なお課題は残る。被害者の抵抗を著しく困難にする暴行や脅迫がなければ、強制性交罪に問えない。「被害者が恐怖で動けなくなる『凍り付き』が理解されていない」

 同月、被害当事者らの団体「Spring」を設立。暴行・脅迫要件の撤廃などを求め、国会議員や関係省庁への提言や陳情を重ねる。来年からは地方イベントなど活動の幅を広げたい考えだ。「沈黙を強いられ、人生の冬を過ごす被害者の心に春が来るように」。団体名に願いを込めた。(共同)
強制性交等致傷、容疑の43歳逮捕 一部否認 /神奈川県
2018.12.01 東京地方版/神奈川 

 県警は30日、横浜市緑区白山1丁目の会社員w容疑者(43)を住居侵入と強制性交等致傷の疑いで逮捕し、発表した。「侵入したが、性行為をする意思はなかった」と容疑を一部否認しているという。

 捜査1課によると、w容疑者は11月10日午前1時半ごろ、同市青葉区の20代女性宅に侵入。女性を引き倒すなどして性的暴行を加えようとした際、頸椎(けいつい)捻挫など全治約3週間のけがを負わせた疑いがある。w容疑者は女性の首に棒状のものを当てて、「殺すぞ」などと脅迫したという。付近の防犯カメラの映像にw容疑者らしき人物や車が映っていたという。
工事代 脅して踏み倒す 組幹部ら逮捕へ-恐喝容疑 清水署など
2018.11.29 夕刊

 営業する店舗の電気工事代金を脅迫などを重ねて踏み倒したとして、清水署組織犯罪対策推進本部と県警捜査4課、機動捜査隊は29日、指定暴力団s家系の幹部(41)=静岡市清水区=ら5人を暴力行為法違反と恐喝の疑いで逮捕する方針を固め、同日午前に関係箇所の一斉捜索に入った。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、組幹部らは2017年7月ごろに清水区内の店舗の営業権を区内の女性から譲り受けて営業を開始した。その際に所有者の女性の仲介で行った同店の電気配線工事に対し「施工代金が高額だ」などと女性を複数回にわたり脅迫し、同年9月中旬ごろ脅迫内容を伝え聞いた施工業者に請求を断念させたという。

 18年6月ごろに被害相談を受け、清水署などが捜査を進めていた。
「アダルトサイト閲覧 録画」詐欺 10月拡大 被害1000万円
2018.11.26 東京朝刊 

 「アダルトサイトを閲覧している姿を録画した」などと偽メールを送りつけて仮想通貨をだまし取る詐欺被害が相次いでいる問題で、10月中に国内で約1千万円相当の被害が発生したことが25日、分かった。利用者が過去に使っていたパスワードを偽メールの件名にするなどして動揺させる手口が被害拡大につながっているとみられる。

 偽メールは「パソコンに内蔵されたカメラでアダルトサイトを閲覧している姿を撮影した。家族や同僚らにばらまく」などと脅す内容。9月19日に国内で初確認され、同月末までに少なくとも計250万円相当が攻撃者の仮想通貨口座に払い込まれたとみられる。

 調査している情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」(東京)によると、10月に入っても同様のメールが12回にわたって約5万2千通送信されたという。

 9月中の被害分を含めて10月末までに少なくとも計約1240万円相当の仮想通貨が指定口座に払い込まれたのが確認された。

 当初は偽メールの件名に「緊急対応!」「あなたの心の安らぎの問題。」などの文言が使われていたが、10月下旬からは「あなたのパスワードが侵害されました」などの文言とともに、利用者がネット上で過去に使ったパスワードなどを表示するパターンが主流になってきている。

 パスワードはインターネット上に流出した個人情報が悪用されているとみられるが、利用者はサイバー攻撃で自分のパソコンを乗っ取られたと思い込み、要求に応じているとみられる。

 今月に入っても17日までに脅迫メールの大量送信は5回確認されている。

弁護士ら5000万円示談強要 大阪府警 容疑で逮捕
2018.11.25 大阪朝刊 

 暴力団関係者に暴行、監禁されていた20歳代男性を脅迫し、高額の慰謝料を支払わせる内容の示談に応じさせたとして、大阪府警は24日、大阪弁護士会所属の弁護士、a容疑者(50)(大阪市天王寺区)ら4人を強要容疑で逮捕した。

 発表では、a容疑者らは4月29日午後9時頃、大阪市北区のa容疑者の事務所で、5000万円の支払いを求める示談書を男性に示し、「サインしなかったら分かっとるやろ」と脅して署名を強要した疑い。

 男性は4月に大阪市内のインターネットカジノ店で数十万円を奪ったとして、店を経営する暴力団関係者らから暴行、監禁され、慰謝料として示談金を払うよう迫られていたという。

 a容疑者は、男性が事務所に無理やり連れて来られたことを認識していたといい、「数万円の報酬をもらった」と容疑を認めている。

 府警は9月以降、男性を監禁した容疑などで、指定暴力団n組元幹部ら16人を逮捕している。
示談強要、弁護士ら逮捕 容疑で大阪府警 「半グレ」から報酬
2018.11.25 大阪朝刊

 監禁致傷事件の被害に遭っている男性を脅し、5千万円の支払いを約束させる書類に署名させたとして、大阪府警捜査4課は24日、強要容疑で大阪弁護士会所属の弁護士、a容疑者(50)=大阪市天王寺区勝山=ら4人を逮捕した。a容疑者は容疑を認めている。

 ほかに逮捕されたのは大阪市生野区田島、自動車販売業、n容疑者(42)らで、n容疑者は捜査当局が「nグループ」と呼んで警戒する「半グレ」のリーダー。

 4人の逮捕容疑は4月29日午後9時ごろ、大阪市北区西天満の東容疑者が賃貸契約している事務所で、20代男性に「サインしなかったら分かっているやろ」と脅迫。a容疑者が作成した、損害賠償などとして現金5千万円の支払いを約束させる書類に署名、指印させたとしている。

 同課によると、男性はn容疑者らが経営するインターネットカジノ店から数十万円を奪う強盗事件を起こしており、書類はこの強盗事件に対する示談書との名目だった。

 n容疑者を除く3人はすでに、4月28日未明~5月1日朝、この男性を裸にして両手両足を結束バンドで拘束したうえ顔を数十回殴るなどして重傷を負わせたとする監禁致傷罪で、起訴されている。

 n容疑者は数年前からnグループと関係があり、この示談書を作成する報酬として数万円を受け取ったとみられるという。
◎8年前の女性暴行容疑で逮捕=34歳男「覚えがない」-警視庁
2018.11.21 時事通信 

 2010年3月に東京都千代田区で女性が現金を奪われ暴行される事件があり、警視庁捜査1課は21日までに、強盗強姦(ごうかん)容疑で、静岡市清水区山原、職業不詳s容疑者(34)を逮捕した。「覚えがありません」と容疑を否認しているという。

 同課によると、s容疑者は今年8月、客引きをしたとして風営法違反容疑で静岡県警に現行犯逮捕された。口の中から検体を取るなどして調べたところ、8年前の事件に関与した疑いが浮上したという。 

 逮捕容疑は10年3月5日午前3時ごろ、千代田区内のビル工事現場で当時20代の女性の首に刃物のようなものを突き付け「金を出せ」と脅迫。現金4万1000円などを奪い、暴行した疑い。

 同課によると、s容疑者は女性と擦れ違った直後に口をふさぐなどし、近くの工事現場に引きずり込んだとされる。当時は都内でとび職をしていたが借金があったといい、同課は詳しい動機を調べる。
 交際相手を脅迫した疑い
2018.11.11 朝刊 

 【愛知県】豊橋署は9日、脅迫の疑いで豊橋市神野新田町ワノ割、派遣社員u容疑者(53)を逮捕した。

 逮捕容疑では、8日午後10時ごろ、交際中の同市のアルバイト女性(53)の携帯電話に「あなた ころすよ」などのメッセージを送信して脅したとされる。

 署によると、「『ころす』などと送ったことは間違いない」と容疑を認めている。同様のメッセージは複数回送られていた。
生コン恐喝未遂 幹部ら無罪主張 初公判=滋賀
2018.11.03 大阪朝刊

 建設工事で使う生コンクリートの供給契約を特定の業者と結ぶように納入業者を脅したとして恐喝未遂の罪に問われた、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(大阪市西区)執行委員長のt被告(76)(大阪府池田市)ら幹部4人の初公判が2日、地裁(今井輝幸裁判官)であった。t被告らは「共謀や脅迫という事実はございません」などと無罪を主張した。

 地検は、t被告らを年内に追起訴する方針を示した。

 検察側は冒頭陳述で、同支部はt被告の指揮のもと、業務提携する組合に未加入の業者などに嫌がらせをして、仕入れ先を変更させるなどして「売り上げの一部を報酬として得ていた」などと指摘した。
女性脅迫の消防職員に有罪判決 /岩手県
2018.11.01 東京地方版/岩手 

 知人女性に危害を加える内容の文書を送りつけたとして、脅迫罪に問われた盛岡市中ノ橋通の盛岡地区広域消防組合職員、s被告(45)の判決が31日、盛岡地裁であった。平山翔悟裁判官は懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

 判決によると、s被告は4月から約3カ月間、女性宅へ「憎くてたまらない」「死ね」などと書かれた手紙を送りつけた。同組合は31日付でs被告を懲戒免職処分とした。

偽メールで仮想通貨詐取 「アダルトサイト閲覧姿録画」脅迫
2018.10.27 東京朝刊 

 ■9月から頻発 250万円分被害

 「アダルトサイトを閲覧している姿を録画した」とする偽メールを送りつけて脅し、仮想通貨をだまし取る手口の詐欺被害が相次いでいることが26日、情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」(東京)の調査で分かった。偽メールが最初に発見された9月19日から同月末までに、少なくとも攻撃者側に46件の払い込み計250万円分の被害を確認。このサイバー攻撃は現在も活発で被害額は増え続けているとみられる。

 トレンドマイクロによると、偽メールは不自然な日本語で書かれ、「緊急対応!」「あなたの心の安らぎの問題。」などのタイトルで利用者に送られた。

 偽メールの文面はさまざまなパターンがある。共通しているのは、利用者が閲覧したアダルトサイトに加え、利用者のパソコンに内蔵されたカメラを操作して閲覧中の利用者の様子を記録したとの内容。それらを家族や同僚にばらまくと脅し、550ドル(今月26日現在で約6万1千円)~1千ドル(同約11万2千円)分の仮想通貨「ビットコイン」を支払うよう求めている。

 同社が支払先に指定されたアドレスをたどって調べると、偽メールを信じたとみられる利用者のアドレスから、次々と攻撃者の仮想通貨口座「ウォレット」に“身代金”が払い込まれている形跡が確認された。

 9月中に発見された偽メール数は少なくとも3万6千通に上り、今月も10日までに約1万3千通を確認。現在もメールのばらまきは続いているとみられ、同社の岡本勝之セキュリティエバンジェリストは「それだけ支払ってしまう利用者が多いということ」と話す。

 攻撃者は不正アクセスやウイルス感染が成功し、利用者のパソコンを乗っ取ったと思わせることで、偽メールの内容を信じ込ませようと、さまざまな細工を施して動揺を誘おうとしている。一つは偽メールで通常なら送信者のメールアドレスが表示される欄に受信者のアドレスを表示。また、今月中旬ごろには、利用者が少なくとも過去に使っていたパスワードを偽メールのタイトルにする手口も使い出した。これは過去にインターネット上に流出した個人情報を流用した可能性があるという。

 同種の偽メールは英語をはじめ各国の言語で確認されており、岡本氏は「海外分も合わせれば相当の“収益”になる。攻撃者にとって見合うビジネスになっている」と述べ、さらなる巧妙化に注意を促す。
アダルトサイト脅迫 パソコン乗っ取り 内蔵カメラを悪用
2018.10.27 大阪夕刊 

 今回の手口にある「アダルトサイトを閲覧している姿を録画した」との脅し文句に関し、そうした映像が実際に示された事例は現時点で報告されていない。しかし、相手のパソコン(PC)などを乗っ取り、内蔵カメラを操作して勝手に撮影することは技術的に難しくないとされる。

 海外メディアが報じた2016年に豪州で起こったケースでは、利用者がソフトをダウンロードしようと、ネット上で検索したサポート部門とみられる番号に電話をかけた。応対した人物はハッカーで「ウイルスのせいでできない」と嘘を告げ、遠隔操作で利用者のPCに侵入。ウイルスを削除したかのような動作をした上で、画面に表示させた「このサポートサービスに満足だ」という文章を利用者に読み上げさせ、ありもしない不具合の修理代をだまし取った。

 読み上げる姿は無断で撮影、録画されており、他の利用者を呼び寄せる“CM動画”として使われていた。同様の動画は数十人分見つかった。

 日本でも同様にスマートフォンが乗っ取られる事例が平成28年春に初めて確認された。手口はウイルスに感染したスマホ内のデータを開けないようロックし、復元のための金銭を要求するもの。慌てさせるために遠隔操作でスマホの目の前にいる利用者の顔を撮影、その画像を利用者のスマホ画面に表示させていた。

 サイバー攻撃に詳しい神戸大大学院の森井昌克教授は「防ぐには(ウイルスに)侵入されないことが第一で、レンズのところに専用の盗撮防止シールを貼ることも有効だ」と話している。

「アダルトサイト閲覧姿録画」脅迫 偽メールで仮想通貨詐取
2018.10.27 大阪夕刊 

 ■9月相次ぎ 46件250万円被害

 「アダルトサイトを閲覧している姿を録画した」とする偽メールを送りつけて脅し、仮想通貨をだまし取る手口の詐欺被害が相次いでいることが、情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」(東京)の調査で分かった。偽メールが最初に発見された9月19日から同月末までに、少なくとも攻撃者側に46件の払い込み(計250万円分)がなされていたことを確認。このサイバー攻撃は現在も活発で、被害額はさらに増えるとみられる。

 トレンドマイクロによると、偽メールは不自然な日本語で書かれ、「緊急対応!」「あなたの心の安らぎの問題。」などのタイトルで利用者に送られていた。

 文面で共通しているのは、利用者のパソコンに内蔵されたカメラを操作して、閲覧中の利用者の様子を記録したとの内容。家族や同僚にばらまくと脅し、550ドル(今月26日現在で約6万1千円)~千ドル(同約11万2千円)分の仮想通貨「ビットコイン」を支払うよう求めている。

 同社が支払先に指定されたアドレスをたどって調べると、偽メールを信じたとみられる利用者のアドレスから、次々と攻撃者の仮想通貨口座「ウォレット」に払い込まれている形跡が確認された。

 9月中に発見された偽メール数は少なくとも3万6千通に上り、今月も10日までに約1万3千通を確認。現在もメールのばらまきは続いているとみられ、同社の岡本勝之セキュリティエバンジェリストは「それだけ支払ってしまう利用者が多いということ」と話す。
消防職員の被告、起訴内容認める 女性への脅迫罪、初公判 /岩手県
2018.10.25 東京地方版/岩手 

 知人女性に危害を与える内容の文書を送りつけたとして、脅迫罪に問われた盛岡市中ノ橋通の盛岡地区広域消防組合職員、s被告(45)の初公判が24日、盛岡地裁(平山翔悟裁判官)であり、s被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑し即日結審した。判決は31日。

 検察側は「生命への恐怖を感じ、転居せざるを得なくなるなど実害も生じている」と指摘した。
★暴力行為法違反の疑い
2018.10.24 朝刊 

 岐阜中署は23日、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、岐阜市戎町、派遣社員i容疑者(48)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前9時40分ごろ、自宅で、上司の男性(55)に包丁を示し「ぶっ殺したろか」などと脅した疑い。

 署によると、上司は無断欠勤したi容疑者の様子を見に自宅を訪れたという。i容疑者は「殺したろか、とは言っていない」と容疑を一部否認している。
 少女にみだらな行為の疑い
2018.10.24 朝刊 

 【愛知県】刈谷署は23日、県青少年保護育成条例違反(淫行、わいせつ行為)の疑いで、名古屋市緑区浦里3の会社員w容疑者(33)を逮捕した。

 逮捕容疑では、w容疑者は9月15日から16日までに、少女(16)が18歳未満と知りながら、名古屋市中区のホテルでみだらな行為をしたとされる。

 署によると、容疑を認めている。2人は会員制交流サイト(SNS)で知り合った。w容疑者が10月12日、別の女性を脅迫した疑いで同署に逮捕されたことから発覚した。
★元交際相手を恐喝の疑い
2018.10.23 朝刊 

 岐阜中署は22日、恐喝の疑いで、安八郡安八町東結、会社役員k容疑者(41)を逮捕した。

 逮捕容疑は、7月下旬ごろ、元交際相手の飲食店店員女性(22)=岐阜市=に対し、「言うことを聞かなかったら山に埋めて殺す」などと脅し、8~10月に3回にわたって、計21万7000円を受け取った疑い。

 署によると、女性が署に被害を相談した。k容疑者は「お金を返してもらったことは間違いないが、脅迫したりはしていない」と容疑を否認しているという。
 10代女性誘拐の疑い
2018.10.22 朝刊 

 【静岡県】富士署は二十一日、未成年者誘拐の疑いで、埼玉県朝霞市三原五、水道設備工、a容疑者(21)を逮捕した。

 逮捕容疑は、県東部に住む十代女性が未成年であることを知りながら、今月十七日から十九日までの間、保護者に無断で誘い出し、連れ去ったとされる。

 署によると、二人は会員制交流サイト(SNS)で知り合ったという。十八日朝、保護者が行方不明を届け出た。十九日夜に容疑者の自宅に二人がいるところを捜査員が発見。女性にけがはなく、暴行や脅迫、営利目的は確認されていない。「やっていない」と容疑を否認している。

SNSから事件後絶たず 県内若者、被害者にも、加害者にも  興味本位で画像投稿
2018.10.22 佐賀新聞 

 ツイッターなど会員制交流サイト(SNS)の利用に絡み、若い世代が事件の加害者や被害者になるケースが後を絶たない。佐賀県内でも、ツイッターに露出した下半身の画像を投稿したとして中高生らが摘発されたり、SNSを通じた裸の画像のやりとりなどが明るみに出たりしている。誰でも簡単に情報発信できるSNSが、使い方次第で犯罪につながるリスクをはらむことをどう啓発していくかが課題となっている。

 ツイッターに下半身の画像を投稿したとして、佐賀県警は今年8~9月、県内などの中高生ら5人を書類送検した。5人は「自分の下半身を撮影して投稿した」と話し、出会い目的の動機があったとされる。

 9月上旬には、SNSで女子高校生を脅したとする強要未遂容疑で、佐賀市の男子高校生を逮捕。やりとりの中で女子生徒から裸の画像を受け取り、脅迫の材料としたという。加害と被害は隣り合わせで、ツイッターの件で摘発された県内の男子高校生(18)は昨年11月、SNSで知り合った会社員の男(39)とみだらな行為をした疑いも浮上し、男の逮捕につながった。

 県警サイバー犯罪対策課の藤井信吾サイバーセキュリティ対策官は「犯罪行為という自覚にとぼしい」と指摘。「放置しておけば、他人にも安易に裸の画像を強要するなどの犯罪にエスカレートしかねない。リベンジポルノや殺人といった命や人権が侵害される重大事件につながる恐れもある」とする。

 県警人身安全・少年課によると、県内でSNSを介して18歳未満の子どもが裸の画像を要求されたり、相手と会って性被害に遭ったりした事件の摘発は、昨年までの5年間で計43件。4年前からは年間8~13件で推移している。5年間で摘発した37人のうち、7人が20歳未満の少年だった。

 県警はツイッター投稿事件の一斉摘発に伴い、高校生以下のSNS利用に関するモラル向上の指導を強化するよう県教育委員会に申し入れた。担当者は「児童生徒が被害者にも加害者にもならないために、引き続き保護者、PTAと連携して指導したい」とする。一方、教育現場からは、子どもが実名以外で登録したアカウントを使っているケースがあり、現状把握の難しさを指摘する声もある。

 情報モラル教育に取り組むNPO法人「ITサポートさが」(佐賀市)の陣内誠理事長は「興味本位から犯した過ちでもインターネットでは証拠が残り、拡散すると消せず、『若気の至り』では済まない。後で苦しむ恐れがあることを子どもに理解させるべき」と話し、保護者や学校現場を含め社会全体で啓発に取り組む必要性を指摘した。

 福井高専脅迫メール 県内少年を書類送検 鯖江署
2018.10.20 朝刊 

 【福井県】福井高専(鯖江市下司町)に六月、脅迫メールが届いた事件で、鯖江署が威力業務妨害の疑いで、県内の少年を書類送検していたことが分かった。

 福井高専は六月十二日、「危険物を仕掛けた」との趣旨のメールが前日夜に届いたとして休校に。十二日は中間テスト期間中だった。通報を受けた鯖江署が校内を調べたが不審物は見つからず、十三日からテストを再開した。メールの発信元などを調べ、特定した。

女性脅迫容疑で幡多郡の男逮捕 宿毛署
2018.10.20 夕刊

 【宿毛】宿毛署は20日、脅迫容疑で、幡多郡、自称土木作業員、A容疑者(69)を逮捕した。

 逮捕容疑は、19日午後9時55分ごろ、同町内の女性(64)宅を訪れ、「話の内容によっては家焼くぞ。おまえを殺しちゃるぞ。覚悟しちょけよ」などと女性を怒鳴り、脅迫した疑い。

 同署によると、同容疑者と女性は知人。同容疑者は酒に酔っていて、女性から借りていた金の返済を巡って口論になったという。
 脅迫の疑いで男逮捕
2018.10.19 朝刊 

 【愛知県】名東署は18日、脅迫の疑いで富山市宝町1、会社員s容疑者(50)を逮捕した。逮捕容疑では、14日午後2時ごろ、名東区に住む知人女性(45)に対して「学校いけなはるんか、かわいい子に迷惑いくで」などとメールを送信。「子どもを学校に行けなくしてやる」とも読み取れる内容で、脅したとされる。

 署によると容疑を認めている。脅迫めいたメールが1日50通ほど届くようになった女性が署に相談した。
◎恐喝罪で自営業の男を起訴=「口止め料」2500万円-京都地検
2018.10.17 時事通信 

 暴力団との関係をばらすと脅迫し、京都市内の男性(68)から口止め料として現金計2500万円を脅し取ったとして、京都地検は17日、恐喝罪で自営業のn容疑者(56)=京都市西京区=を起訴した。共に恐喝容疑で逮捕された指定暴力団k組幹部の男(54)は嫌疑不十分で不起訴処分とした。 

 起訴状によると、n容疑者は2016年10月、「金を払わないなら、(暴力団との)関係を銀行や宅建業界にばらす」などと男性を脅迫し、同月~11月に現金計2500万円を脅し取ったとされる。
1500万円強盗容疑、新たに組員ら逮捕(県警)
2018.10.17 埼玉新聞 

 さいたま市桜区の店舗兼住宅で現金約1500万円が奪われ、男ら3人が逮捕された事件で、県警捜査1課と浦和西署の合同捜査班は16日までに、住居侵入と強盗の疑いで、住居不定、無職s容疑者(20)と指定暴力団s会傘下組織組員の無職s容疑者(22)ら男3人を新たに逮捕した。
 逮捕容疑は5月7日午後8時半ごろ、桜区の店舗兼住宅に押し入り、室内にいた50代男性に刃物を示して「金を出せ」などと脅迫、現金約1500万円を奪った疑い。県警は認否を明らかにしてない。
 同課によると、s容疑者とs容疑者は宅配業者を装って訪問。室内にあった粘着テープで男性らの手足を緊縛して逃走した。
 県警は8月、強盗などの疑いで、男3人を逮捕、供述などから今回逮捕された3人の関与が浮上した。

脅迫メール:流出パスワード悪用し 「恥ずかしい動画」 仮想通貨支払い要求
2018.10.16 大阪朝刊 

 本物のパスワード(PW)を記載し、「あなたの恥ずかしい動画を入手した」などと脅して仮想通貨での支払いを求める脅迫メールが横行している。交流サイト最大手の米フェイスブック(FB)などから大規模に流出した個人情報やPWが使われた可能性もあり、警察当局やセキュリティー団体は、要求に応じず、PWを変更するよう呼びかけている。(17面に連載「こちらネット相談室」)

 セキュリティー情報を発信する一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターなどによると、「仮想通貨を要求する脅迫メール」は、今夏ごろから複数パターンの英文が国内で流通し始め、9月からは日本語でも出現した。コンピューターウイルスを仕掛け乗っ取った▽ポルノを見ている姿を撮影した▽ばらまかれたくなければ、ビットコインを送金しろ――などと脅す内容が特徴だ。

 メール送信者は何らかの方法で本物のPWを入手しており、各種ネットサービスからの流出が疑われるという。FBは利用者2900万人の個人情報が流出したと今月発表。9月に脅迫メールを受信した、コンピューターに詳しい横浜市の会社員(48)は「PWはFB用に数字4文字を入れていた。FBからの流出に間違いない」と話す。

 ほかにも、個人情報流出が続いており、米グーグルは、「グーグル+(プラス)」で最大50万人の個人情報が流出した可能性があると10月初旬に公表している。

 国家資格「情報処理安全確保支援士」で、ワイズ情報技術サービス(大阪府泉大津市)社長の吉岡省吾さんが相談を受けた受信者も、交流サイト接続用だけに使っているPWが記載されていたという。「パソコン本体はウイルス感染していなかったため、交流サイトからの流出の可能性が高い。個人情報が漏えいすることを前提でネットサービスは使う必要がある。同様の脅迫メールを受信したら、早急なPW変更と、ウイルスチェックが必要」と警告する。【

脅迫メール:「パスワード知っている」 FB情報流出? 「恥ずかしい動画ばらまくぞ」
2018.10.16 東京朝刊 

 本物のパスワード(PW)を記載し、「あなたの恥ずかしい動画を入手した」などと脅して仮想通貨での支払いを求める脅迫メールが横行している。交流サイト最大手の米フェイスブック(FB)などから大規模に流出した個人情報やPWが使われた可能性もあり、警察当局やセキュリティー団体は、要求に応じず、PWを変更するよう呼びかけている。

 セキュリティー情報を発信する一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターなどによると、「仮想通貨を要求する脅迫メール」は、今夏ごろから複数パターンの英文が国内で流通し始め、9月からは日本語でも出現した。コンピューターウイルスを仕掛け乗っ取った▽ポルノを見ている姿を撮影した▽ばらまかれたくなければ、ビットコインを送金しろ――などと脅す内容が特徴だ。

 PWは、各種ネットサービスからの流出が疑われるという。FBは利用者2900万人の個人情報が流出したと今月発表。9月に脅迫メールを受信した、横浜市の会社員(48)は「PWはFB用。FBからの流出に間違いない」と話す。ほかにも、大手交流サイトなどからの個人情報流出が続いている。

 国家資格「情報処理安全確保支援士」で、ワイズ情報技術サービス(大阪府泉大津市)社長の吉岡省吾さんが相談を受けた受信者も、交流サイト接続用だけに使っているPWが記載されていたという。「交流サイトからの流出の可能性が高い。同様の脅迫メールを受信したら、PW変更と、ウイルスチェックが必要」と警告する。
みかじめ料要求 組幹部らを逮捕
2018.10.16 千葉日報

 千葉県警捜査4課は15日までに、傷害と恐喝未遂の疑いで成田市寺台、s会系組幹部、a容疑者(49)ら男3人を逮捕した。

 他に逮捕したのは東金市幸田、自称露天商、i容疑者(42)と八街市八街は、自称無職、s容疑者(47)。

 3人の逮捕容疑は、共謀し7月6日午後6時15分ごろ、成田市花崎町の路上で、同市居住の飲食店従業員の男性(25)の首を締め付け足を蹴るなどして軽傷を負わせ、「みかじめ払え。言うこと聞かないとやるぞ」と脅迫し、現金を脅し取ろうとした疑い。

 同課は3人の認否を明らかにしていない。a容疑者が男性が勤務する成田市内の飲食店に対し、以前からみかじめ料として毎月1~2万円を支払うよう要求していたとみて調べている。
大阪で1000万円強盗容疑の高校生を逮捕
2018.10.15 北海道新聞夕刊全道

 大阪市北区の住宅で8月、男2人が押し入り現金約1千万円を強奪する事件があり、大阪府警捜査1課は15日までに、強盗などの疑いで兵庫県の男子高校生(18)を逮捕した。

 逮捕容疑は8月6日午後8時35分ごろ、北区の住宅に宅配業者を装って侵入し、住人の女性にサバイバルナイフのような刃物を突き付けて脅迫、現金約1千万円を奪った疑い。
 強要の疑い
2018.10.15 朝刊 

 【愛知県】足助署は14日、強要の疑いで新城市作手田原の会社員n容疑者(34)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月8日午後6時45分ごろ、下校途中の女子高校生(15)に「パンツ撮らせてくれないかな」と声を掛けたが断られたため「それだと終わらないし、連れて行くよ」などと脅迫し、所持していたスマートフォンで高校生のスカートの中を撮影した上、体に触ったとされる。

 署によると、n容疑者は「連れて行くとは言っていない」と容疑を一部否認。n容疑者は9月27日にも、のぞき目的の住居侵入の疑いで逮捕されていた。
★交際女性を脅迫疑い
2018.10.14 朝刊

 岐阜羽島署は13日、脅迫の疑いで、羽島市舟橋町出須賀、会社員s容疑者(47)を逮捕した。

 逮捕容疑は10日午後1時30分ごろ、同居する交際中の無職女性(45)の携帯電話に「ぶっ殺したる」などと電話し、脅した疑い。容疑を否認している。

 署によると、12日に女性が署に被害を届け出た。

警官を脅迫 55歳に罰金=青森
2018.10.13 東京朝刊

 青森区検は12日、駐在所で警察官を脅したとして、恐喝未遂容疑で逮捕された本籍蓬田村で住所不詳、会社員k疑者(55)を脅迫罪で青森簡裁に略式起訴した。同簡裁は同日、罰金20万円の略式命令を出した。

 青森署の発表などによると、k容疑者は9月19日夜、青森市荒川の同署荒川警察官駐在所の駐車場で、30歳代の男性巡査長に「家族に危害を加える」などと脅した疑い。k容疑者は前日に職務質問を受けた際に車を汚されたとして現金を要求したが、巡査長は要求に応じず、車で立ち去った。
女子中高生「インスタいじめ」の執拗なやり口/犯人をなかなか特定できない悩ましさ
2018.10.08 東洋経済オンライン キャリア・教育 

終始「キャハハハ」という複数の甲高い笑い声が鳴り響く。画面の中では、女子生徒が嫌がる男子生徒の顔に女性用ナプキンを何度も貼り付けている。男子生徒が怒ってナプキンを剥がし床に投げつけると、女子生徒たちの「こわーい」という声が、笑いまじりに聞こえる。
これは2018年1月、ネット上で注目を集めた“いじめ動画”の一部始終である。新潟県の高校で撮影されたこの動画は、インスタグラムに投稿され、ツイッターに転載された。動画は、いじめを行った女子生徒本人によってインスタグラムの「ストーリー」に投稿された。ストーリーは24時間経つと自動的に消えるが、動画を見たほかのユーザーがツイッターに転載したことで拡散され、女子生徒に非難が集まった。最終的に彼女は学校名や名前を特定され、過去の喫煙や電車内での迷惑行為なども暴露される事態となった。
いじめを目的とした動画やコメントが投稿される状況に運営側も対策を講じている。インスタグラムは2017年に不快なコメントやスパムコメントのブロック機能を、2018年には容姿や性格の攻撃、脅迫などの嫌がらせを目的としたコメントのブロック機能をリリース。また、8月にはインスタグラムの公式サイト上で保護者や子どもの安全な利用を促す情報が記された「保護者のためのヒント」が公開された。
裏を返せば、インスタグラムでは運営元による対策が必要なほど日常的にいじめが行われていると言える。今、インスタグラムで何が起きているのか。
「なりすまし被害」に遭った女子高生の告白
インスタグラムといえば、キラキラしたいわゆる「インスタ映え」する写真を投稿する場であり、いじめとは縁遠い印象を持っている方もいるだろう。しかし女子高生たちに話を聞くと実態はそうではなく、さまざまなタイプのいじめが横行している。
ある女子高生は、同級生たちから「インスタのアカウント変えた?」という連絡をもらい、自分になりすましているアカウントの存在を知った。指摘されたアカウントを確認すると、名前と学校名、その他プロフィールがまぎれもなく自分を指していた。さらにそのアカウントが、すでに自分の友達数人とフォローし合っていることにゾッとしたという。
そのアカウントは、「こういう人が好み。エッチしたい」などのコメントとともに男性の裸の写真を投稿しており、同級生たちが変だと気づくきっかけとなった。被害に遭った女子高生は「抗議のメッセージを送っても無視されて、逆に友達にメッセージを送られて、とても困りました」「私がインスタに投稿した写真とまったく同じものを投稿されたこともありました」と振り返る。
インスタグラムでは、嫌がらせやいじめ、なりすましなどは運営会社に報告できる。彼女も運営会社に通報したが、該当アカウントに顔写真は登録されておらず、名前の一部が伏せ字になっていたため、「これだけではなりすましと言い切れない」と判断されてしまった。気分は悪いがどうしようもなく、友人たちに「なりすまし」ということを周知してブロックさせていったら、いつの間にかアカウントが削除されていたそうだ。
「すごいストレスだったし、いじめだったと思っています。犯人は誰だろうってずっと気になっているけど、いまだにわからないままです」
インスタグラムでいじめが起きる理由は、中高生がメインに使うコミュニケーションツールだからである。また、複数アカウントが作れ、匿名での利用が可能な点もこの傾向を促進している。
なりすまし以外にも、「コメント欄で悪口や個人情報を書かれた」「DM(ダイレクトメール)で『ブス、デブ』という悪口を送られた。アカウントを作り直しても、またDMが送られてきた」などのいじめが多数起きているようだ。
中には、画像を無断使用されたケースもある。以前、「高校生の娘の写真を利用して卑猥な画像を作成された」という相談が筆者に寄せられた。顔はその子のものだが、首から下は別の女性の裸の写真を合成して投稿されたというのだ。
もし被害者になった場合、どうすればいい?
実際に自分や子どもがインスタグラムで、いじめや嫌がらせ、なりすまし被害を受けた場合、どうすればいいのだろうか。
まず運営会社に通報するといい。権利侵害などが認められれば、運営会社によりアカウント削除などの対応をしてもらえる。なお、なりすましの場合は、自分こそ当人であることを証明するための写真入りの身分証明書の写しなどが必要となる。
相手が匿名の場合も、内容によっては運営会社にIPアドレス公開を求めることも可能だ。また、社会的評判を下げたりするような行為や侮辱的発言などをされた場合は、名誉毀損罪や侮辱罪で訴えることもできる。
2017年8月、長野県在住の男性が被害を告発した加害者の男は、SNS「GREE」で被害者の使っていたプロフィール画像と登録名を使ってなりすまし、ほかの利用者を罵倒する書き込みをしていた。裁判では、被害者の訴えが聞き入れられ、加害者に対して名誉毀損罪で賠償命令がくだった。実害が大きい場合は、弁護士への相談も検討したほうがいい。
ネットいじめはログが残るうえ、周囲への評判を下げたり、風評被害などにつながったりする場合もあるので、削除など適切な対応が必要となる。冒頭で紹介した「保護者のためのヒント」には、トラブルに遭ったときのQ&Aがまとめて掲載されている。困ったらまずこちらで対処法を調べ、適切な対応をするようにしてほしい。また、子どもにもこの存在を伝えておき、もし困ったことがあったら保護者に相談するよう伝えておくといいだろう。
男性を脅迫容疑、親戚の僧侶逮捕 京都・知恩院の子院 【大阪】=続報注意
2018.10.04 大阪朝刊 

 浄土宗総本山の知恩院(京都市東山区)境内にある子院「先求(せんぐ)院」の住職になることが予定されている男性(71)を脅したとして、京都府警は3日、先求院の僧侶、o容疑者(51)=同区林下町=を脅迫容疑で逮捕し、発表した。

 東山署によると、逮捕容疑は9月23日、先求院の掲示板と住居部分に、男性の名前とともに、殺害をほのめかすような文言が書かれた紙6枚を貼って脅したというもの。

 o容疑者は8月に死亡した前住職の長男で、男性は前住職の親戚で別の寺の住職をしている。o容疑者は「私が後継ぎになると思ったが、遺言内容はそうではなく、指名された男性に腹が立った」と供述している。

 <続報注意>

 京都区検は2018年10月12日、oさんを不起訴処分(起訴猶予)にした。
教え子脅迫容疑 元高校教諭逮捕=東京
2018.10.04 東京朝刊 

 ツイッターで教え子の少女を脅したとして、高尾署が立川市幸町、元私立高教諭でIT会社社員、h容疑者(31)を脅迫容疑で逮捕していたことが同署幹部への取材でわかった。

 同署幹部によると、h容疑者は7月20日、元交際相手の大学1年の少女(18)の顔写真をツイッターに投稿。「男と歩けるようになった」などと、監視をほのめかす内容の書き込みをして脅した疑い。調べに対し、黙秘している。

 h容疑者は今年5月にも、少女を脅すメールを送ったとして、脅迫容疑で同署に逮捕されていた。
元教え子の少女をツイッターで脅迫 容疑の元教諭逮捕
2018.10.04 東京朝刊 

 交際関係にあった元教え子の少女(18)を監視するような内容をツイッターに投稿して脅したとして、高尾署は脅迫の疑いで、都内の私立高校の元教諭で、立川市幸町、会社員、h容疑者(31)を逮捕した。調べに対し、黙秘している。

 逮捕容疑は7月、少女になりすまして開設したツイッターのアカウントに、少女の写真や交友関係などに関するコメントを投稿し、監視していることをほのめかして脅したとしている。

 h容疑者は教諭として勤務していた5月にも、交際の発覚を恐れて同じ少女を脅したとして、脅迫容疑で逮捕されていた。
生コン恐喝未遂 起訴内容を否認 大津地裁初公判
2018.10.04 大阪朝刊

 倉庫の建設工事をめぐり、湖東生コン協同組合(滋賀県東近江市)の加盟業者と契約を結ぶよう脅したとして恐喝未遂罪に問われた、同組合理事のa被告(67)と、同組合の加盟企業幹部、h被告(52)の初公判が3日、大津地裁(今井輝幸裁判官)で開かれた。両被告は「脅す意思はなかった」などと起訴内容を否認。弁護側は無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で両被告は平成29年3~7月ごろ、東近江市内の清涼飲料水メーカーの倉庫建設工事をめぐり、大阪市の準大手ゼネコン関連会社の支店長に対し、「大変なことになりますよ」などと脅迫。組合加盟企業と契約を結ぶよう要求するなどしたと指摘した。
 ★脅迫容疑で元高校教諭を再逮捕
2018.10.04 朝刊 

 【東京都】交際相手だった元教え子の少女(18)を監視するような内容をツイッターに書き込んだとして、高尾署は三日までに、脅迫の疑いで、都内の私立高校元教諭h容疑者(31)=立川市幸町=を再逮捕した。黙秘しているという。

 逮捕容疑では、七月に少女になりすまして開設したツイッターのアカウントに少女の画像を投稿。別の男性との交際について書き込むなど、生活を監視していることをほのめかして脅したとされる。

 署によると、少女が七月に書き込みに気づき、署に相談した。
 恐喝未遂の疑い
2018.10.04 朝刊 

 【三重県】亀山署は2日、恐喝未遂の疑いで津市芸濃町、会社員水野秀樹m容疑者(49)を逮捕した。逮捕容疑では、9月28日午前1時半~同2時15分ごろ、亀山市関町の駐車場で、会社同僚で津市安濃町の男性(37)にナイフをちらつかせ、100万円を要求したとされる。

 署によると、「金を要求したのは間違いないが、ナイフは脅迫するために持っていたのではない」と容疑を一部否認している。男性の紹介で入社した会社を都合で辞めることになったm容疑者が、転居費用などを求めたという。

 脅迫の疑いで少年逮捕
2018.10.03 朝刊 

 【長野県】三重県警鈴鹿署は2日、脅迫の疑いで佐久市の会社員の少年(19)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月9日午後2時半ごろ、当時住んでいた三重県桑名市内で乗用車を運転中、同乗していた同県内の10代女性に「(女性の給料日の)5月27日に3万円持ってこい。持ってこなければ、裸の動画を拡散する」などと脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。女性とは会員制交流サイト(SNS)で知り合い、初めて会った。自宅で過ごした後、駅まで送る際に迫ったという。

 脅迫の疑いで少年逮捕
2018.10.03 朝刊 

 【三重県】鈴鹿署は2日、脅迫の疑いで長野県佐久市、会社員の少年(19)を逮捕した。逮捕容疑では、5月9日午後2時半ごろ、当時住んでいた桑名市内で乗用車を運転中、同乗していた三重県内の10代女性に「(女性の給料日の)5月27日に3万円持ってこい。持ってこなければ、裸の動画を拡散する」などと脅したとされる。署によると、容疑を認めている。

玉城さん殺害予告複数/SNS、批判受け削除も
2018.10.03 琉球新報朝刊 

 9月30日の県知事選挙で新たな知事に選ばれた玉城デニーさん(58)に対する殺害予告や脅迫、誹謗(ひぼう)中傷が、2日までにSNS上に複数書き込まれている。ある発信者は短文投稿サイトのツイッターに「戦後日本を守ってきたのは米軍基地と核」だと断言した上で、それを否定する玉城さんを「もう殺すしかない」「こいつを殺さなければ、沖縄県民の尊い命が失われる」と記した。

 ツイッターでは他にも「デニーの暗殺・暗殺。それが一番良い。」や、「何万人死のうが関係ありません。日本中央政府は武力を持って沖縄地方の『再占領』です。この再占領計画で亡くなった人達は『玉城デニー』とデニーを選んだ人間を恨んで下さい。」(いずれも原文まま)など過激な書き込みがあった。

 これらの書き込みには批判も相次ぎ、すでにアカウントを削除した発信者もいる。
◎脅迫容疑で元教諭逮捕=教え子の顔写真投稿-警視庁
2018.10.03 時事通信

 交際していた元教え子の女子大学生(18)の顔写真などをツイッターに投稿し脅したとして、警視庁高尾署は3日までに、脅迫容疑で、元高校教諭で会社員のh容疑者(31)=東京都立川市=を逮捕した。同署によると、黙秘しているという。

 逮捕容疑は7月20日、この女性に成り済まして作成したツイッターのアカウントに、顔写真や「オトコと歩けるようになった」などの文を投稿し、女性を脅迫した疑い。

 高尾署によると、女性はh容疑者が以前勤務していた高校の教え子だった。画像は少なくとも数十枚投稿され、同署が関連を調べている。アカウントを以前から女性が監視しており、8月に同署に相談していた。

 h容疑者は5月にも、「覚悟しなよ」などと同じ女性にメールを送ったとして、警視庁に脅迫容疑で逮捕された。その後、高校を退職したという。 
Man charged over StanChart extortion attempt
2018.10.03 TheStraitsTimes(シンガポール) 

He allegedly sought $500,000 for not publishing libel about top bank executive

A 35-year-old man accused of trying to extort half a million dollars from Standard Chartered Bank was charged in court yesterday.

Nagarajan Balajee, an Indian national, was charged with attempting to commit extortion. If found guilty, he faces a jail term of between two and five years and caning.

According to court papers, Balajee had allegedly threatened to publish a libel concerning Mr Aalishaan Zaidi, 47, the global head of digital banking at Standard Chartered Bank, unless he paid the $500,000. Mr Zaidi was one of a few bank employees who received the threatening e-mails sent anonymously. He made a police report on the bank’s behalf on Thursday.

Balajee was arrested on Sunday in Kovan Road. Several laptops and mobile phones were seized from him in connection with the case.

The bank had been threatened with leakage of confidential information. Balajee is believed to have used multiple fictitious e-mail accounts to deliver the threats anonymously.

In response to queries from The Straits Times on Monday, a StanChart spokesman said: “This is not related to our customer data or systems, which remain secure. This was an isolated incident and was not a result of an external cyber security-related threat.”

Preliminary investigations by the police also found that the suspect might have used overseas-registered mobile lines and virtual private network (VPN) services to mask his identity to evade detection. A VPN allows unauthorised content from overseas to be accessed by users.

2-5

Jail sentence in years if found guilty of attempted extortion.

Balajee is currently out on $20,000 bail and will be back in court on Oct 30.

Fabian Koh

以下は記事原文を機械的に翻訳したもので、人為的に翻訳したものではありません。 この翻訳はあくまでも検索の補助として提供されるものであり、その正確性、安全性、有用性、特定目的への適合性など いかなる保証を行うものではありません。 利用者が本翻訳を利用して被ったいかなる損害についても、株式会社ジー・サーチおよび本記事の情報提供元は 一切の責任を負いかねます。

StanChart恐喝未遂で請求された男性

彼は一流銀行の重役に関して中傷を発行しない50万ドルを探したとされています。

スタンダードチャータード銀行を50万ドル無理に引き出そうとするので、起訴された35歳の男性は、昨日、法廷で請求されました。

Nagarajan Balajee、インドの国家の、そして、公約するのを試みることで告発された強要。 有罪であることがわかるなら、彼は2~5年とむち打ちの刑期に面しています。

宮廷文書によると、Balajeeは、Aalishaanザイディさん47に関する中傷を発行すると脅かしたとされていました、スタンダードチャータード銀行のデジタル銀行業のグローバルなヘッド、彼が50万ドル支払わなかったなら。 ザイディさんは、匿名で送られた脅迫メールを受け取った数人の銀行員のひとりでした。 彼は、木曜日に銀行に代わって警察の調書を作りました。

Balajeeは日曜日にKovan Roadで逮捕されました。 いくつかのラップトップと携帯電話はケースで彼から差押えられました。

銀行は秘密情報の漏出で脅かされていました。 Balajeeが匿名で脅威を提供するのに複数の架空のメール・アカウントを使用したと信じられています。

月曜日のストレーツ・タイムズからの質問に対応して、StanChartスポークスマンは以下を言いました。 「これは私たちの顧客データかシステムに関連しません」。(システムは安全なままで残っています)。 「これは、孤立した事件であり、外部のサイバーセキュリティ関連の脅威の結果ではありませんでした。」

また、警察による下調べによって、容疑者が検出を回避するために彼のアイデンティティにマスクをかけるのに海外に登録されたモバイル系列と仮想私設網(VPN)サービスを利用したかもしれないのがわかりました。 VPNは、海外からの認証拒否された内容がユーザによってアクセスされるのを許容します。

2-5

長年のうちの実刑判決、恐喝未遂に関して有罪であることがわかるなら。

Balajeeは現在、2万ドルの保釈であって、10月30日に法廷に戻るでしょう。

強要の疑いで逮捕 本紙記者起訴猶予 山形地検
2018.10.02 大阪朝刊 

 山形地検は1日、強要容疑で逮捕、送検された産経新聞東北総局、i記者(55)=仙台市青葉区=を不起訴処分(起訴猶予)とした。i記者はかつて交際していた女性の携帯電話に、復縁に応じなければ危害が及ぶという趣旨のメッセージや画像を送信して脅迫。これに応じる内容の返信をさせたとして、9月11日に同容疑で山形県警に逮捕されていた。

 調べに対し、i記者は容疑を認めており、産経新聞社は今後、厳正に処分する方針。

 産経新聞社広報部の話「被害に遭われた方、関係者の皆さまに深くおわびします。今後、当社規定にのっとり、厳正に処分します」
女子高校生にみだらな行為、容疑の自衛官逮捕 /青森県
2018.09.29 東京地方版/青森

 十和田署は27日、兵庫県伊丹市の国家公務員e容疑者(43)を県青少年健全育成条例違反と脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。陸上自衛隊伊丹駐屯地広報によると、e容疑者は同駐屯地所属の自衛官。

 署によると、7月28日午後に青森市内のホテルで、青森県内在住の女子高校生に対し、18歳未満だと知りながらみだらな行為をした疑い。また、9月にはメールで「実名も住所もさらすよ」などと複数回脅した疑いがある。女子高校生が警察に相談して発覚した。

淫行と脅迫疑い 自衛官を逮捕=青森
2018.09.29 東京朝刊

 十和田署は27日、陸上自衛隊伊丹駐屯地所属の自衛官、e容疑者(43)(兵庫県伊丹市緑ヶ丘)を県青少年健全育成条例違反(淫行)と脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、e容疑者は7月28日、スマートフォンのアプリで知り合った県内の女子高生が18歳未満と知りながら青森市内のホテルで淫らな行為をし、9月12~14日頃、携帯電話のメールで女子高生に対し、「実名も住所もさらす」などと脅迫した疑い。

 調べに対し、e容疑者は「間違いありません」などと話しているという。
 新潮45休刊「関知していない」 杉田議員、LGBT問題で
2018.09.29 朝刊 

 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(比例中国)は二十八日、子供をつくらない性的少数者(LGBT)を「『生産性』がない」とした自身の寄稿を掲載した新潮社の月刊誌「新潮45」が休刊を決めたことについて「関知していない」と語った。党本部で本紙などの取材に答えた。

 寄稿掲載後に脅迫メールが届いたことを受け「犯人が逮捕されるまでお答えできないことになっている。申し訳ない」と話した。

 新潮45は八月号で杉田氏の寄稿を掲載。十月号で杉田氏を擁護する企画を組み、批判を受けた後、休刊を発表した。杉田氏は主張の撤回や謝罪はしていない。
男性を脅迫疑いで泰葉さん書類送検 自宅に包丁、犬のふん
2018.09.29 佐賀新聞 

 元マネジャーを脅したとして、神奈川県警藤沢署が脅迫の疑いで、タレントのyさん(57)=本名e=を書類送検していたことが28日、署への取材で分かった。18日付。

 書類送検容疑は昨年8月16日、神奈川県藤沢市の元マネジャーの男性宅前に、包丁や犬のふん、脅迫状を入れたポリ袋を置き、男性を脅した疑い。

 署によると、容疑を認めている。同8月に男性が被害届を出していた。yさんは「昭和の爆笑王」と呼ばれた落語家の故・初代hさんの次女で、落語家のsさんの元妻。

組幹部ら恐喝容疑=京都・続報注意
2018.09.27 大阪朝刊 

 「暴力団との関係をばらす」と脅迫し、2500万円を脅し取ったとして、府警は26日、指定暴力団・k組幹部のs容疑者(54)(大阪市北区)ら男2人を恐喝容疑で逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。

 発表では、笹容疑者らは2016年10~11月、京都市内の不動産会社役員の男性(68)を脅迫し、3回にわたり計2500万円を脅し取った疑い。

 男性は、仕事上のトラブル解決をs容疑者らに依頼したのをきっかけに、用心棒代として12~15年に計約800万円を支払ったという。男性が関係を断とうとしたところ、脅迫され、17年5月に府警へ相談した。

 [続報]

 2018年10月18日付大阪朝刊30面

 =恐喝容疑で逮捕組幹部を不起訴=京都

 不動産会社役員から2500万円を脅し取ったとして、恐喝容疑で逮捕された指定暴力団・k組幹部(54)について、地検は17日、不起訴(嫌疑不十分)とした。一方、共犯として逮捕されたn容疑者(56)については恐喝罪で起訴した。

k組系組長ら、2500万円恐喝疑い
2018.09.27 大阪朝刊 

 会社役員の男性から現金を脅し取ったとして、京都府警は26日、恐喝の疑いで、指定暴力団k組直系「k会」組長、s容疑者(54)=大阪市北区中津=と知人の自営業、n容疑者(56)=京都市西京区御陵(ごりょう)大枝山町=を逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は共謀し平成28年10月、過去に用心棒代を支払っていた京都市の不動産関連会社の男性役員(68)に対し、「金を払わないなら暴力団との関係をばらす」と脅迫し、11月までに計2500万円を脅し取ったとしている。
◎「関係ばらす」と2500万円恐喝=容疑でk組幹部ら逮捕-京都府警
2018.09.26 時事通信 

 暴力団との関係をばらすと脅迫し、京都市内の不動産関係会社の男性役員(68)から口止め料として現金2500万円を脅し取ったとして、京都府警組織犯罪対策2課などは26日、恐喝容疑で、指定暴力団k組幹部のs(54)=大阪市北区中津=、自営業のn(56)=京都市西京区御陵大枝山町=両容疑者を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。

 同課によると、男性役員は2012~15年、s容疑者らに用心棒代を支払っていたが、関係を絶とうと、今後は支払わないとn容疑者に伝えたところ、暴力団との関係をばらされたくなければ口止め料を支払うよう要求されたという。

 逮捕容疑は16年10月、男性役員に対し、「金を払わないなら関係をばらす」などと脅迫。同月~11月、現金計2500万円を脅し取った疑い。 
 暴力団組長が脅迫の疑い
2018.09.25 朝刊 

 【岐阜県】北方署は24日、脅迫の疑いで瑞穂市祖父江、指定暴力団r組傘下組織の組長m容疑者(49)を逮捕した。

 逮捕容疑では、23日午後11時10分ごろ、同市野白新田の駐車場で、県内在住の男子大学生(19)に、胸や背中の入れ墨を見せつけ「おれはmやぞ。おまえらかたぎがなんや」などと脅したとされる。

 署によると、「何も知らない」と容疑を否認している。トラブルに気付いた通行人の男性が通報した。
◎n組幹部を不起訴=宝石購入迫り、恐喝未遂容疑-大阪地検
2018.09.25 時事通信 

 翡翠(ひすい)の原石を1億円で買うよう脅したとして、恐喝未遂容疑で逮捕された指定暴力団「n組」ナンバー3の本部長の男(62)ら4人について、大阪地検は25日までに、嫌疑不十分で不起訴処分とした。処分は19日付。

 男らは4月下旬、兵庫県尼崎市内の喫茶店で知人の60代男性に対し、翡翠の原石を1億円で購入するよう脅迫したとして、8月に大阪府警に逮捕された。
 病院で脅した疑い
2018.09.22 朝刊

 【愛知県】南署は21日、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、南区鳴浜町4、無職n容疑者(67)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑では、同日午後3時ごろ、南区の南医療生協かなめ病院で、女性看護師(28)の首付近に包丁を向け、「やったろか」などと脅したとされる。

 署によると、「刃物は出したが、首に向けてはいない」と容疑を一部否認している。病院には同容疑者の母親が入院していたといい、署はくわしい経緯を調べている。
知人男性を暴行監禁 容疑で男2人を逮捕
2018.09.21 東京朝刊 

 小金井署は傷害と逮捕監禁容疑で、多摩市豊ケ丘の職業不詳、m容疑者(39)と国分寺市西元町の飲食店経営、y容疑者(53)を逮捕した。いずれも容疑を否認している。

 逮捕容疑は3月7日午前2時ごろ、y容疑者が経営する国分寺市内のスナックで、知人男性(33)の頭部を20回以上踏みつけるなどした上、包丁を突きつけて「警察に余計なこと言うんじゃねえぞ。言ったら本当に殺しちまうからな」などと脅迫して監禁したとしている。

 暴行や恐喝などの疑い
2018.09.19 朝刊 

 【愛知県】半田署と県警機動捜査隊は18日、暴行と恐喝、恐喝未遂の疑いで半田市苗代町2、派遣社員t容疑者(54)を逮捕した。

 逮捕容疑は、12日から14日にかけ、勤め先の東浦町の運送会社倉庫内で同僚の男性(55)に「おまえ、10万円用意しとけよ。入れ墨入れたやつ2、3人連れて家押しかけたるでな」などと脅迫し、その場で現金10万円を脅し取ったとされる。12日には顔を数回殴るなど暴行を加えたとされる。14日にも「明日も持ってこい」と脅迫したが、被害者が警察に届け出て未遂に終わった。署によると「殴ったり蹴ったりして金を取った」と容疑を認めている。2人の間に何らかのトラブルがあったとみて調べている。
脅迫容疑で41歳逮捕=富山
2018.09.16 東京朝刊

 富山南署は15日、富山市上冨居、解体作業員m容疑者(41)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、m容疑者は13日午後9時50分頃、知人の30歳代女性の携帯電話に電話をかけ、「調子乗るなや」「殺しにいくじゃ」などと脅迫した疑い。m容疑者は女性に一方的に好意を寄せ、SNSで返信がないことに憤慨したという。

逮捕監禁で共謀の男2人を起訴 千葉地検
2018.09.15 千葉日報 社会 

 知人男性(20)の両手足を縛り、車の中で監禁するなどしたとして男2人が起訴された事件で、千葉地検は14日、強盗致傷と逮捕監禁の罪で無職、s容疑者(21)=四街道市、とび職、s容疑者(20)=住所不定=を起訴した。

 起訴状などによると、2人は無職、s被告(21)と塗装工、y被告(21)=いずれも同罪で起訴、八街市=と共謀し6月、東金市内の駐車場に止めた乗用車内で、知人の両手足をテープのようなもので縛り「金を支払わなければ湖に沈める」などと脅迫。男性を別の車に乗せて富里市内まで走行し、逮捕監禁したとしている。

女性に復縁強要 産経記者を逮捕 容疑で山形県警=続報注意
2018.09.12 大阪朝刊

 山形県内に住む20歳代女性に無理やり復縁を約束させたとして、県警山形署は11日、産経新聞東京本社編集局東北特派員i容疑者(55)(仙台市青葉区梅田町)を強要容疑で逮捕した。

 発表によると、i容疑者は5月18~19日、SNSアプリで、以前交際していた女性の携帯電話に「あなたを道連れにして地獄に落ちます」などと、復縁しなければ危害を加えるとする脅迫のメッセージや画像を送信し、復縁を約束させるメッセージを送らせた疑い。

 i容疑者は「メッセージを送ったことは間違いない」と供述しているという。女性が8月に山形県警に被害届を出していた。

 産経新聞社広報部は「当社の記者が逮捕されたことを重く受け止めている。事実関係を確認して厳正に対処する」とコメントした。

 [続報]

 2018年10月2日付大阪朝刊29面

 =強要容疑の産経記者 不起訴

 山形県内に住む20歳代女性に無理やり復縁を約束させたとして、強要容疑で逮捕された産経新聞東京本社の男性記者(55)(仙台市青葉区)について、山形地検は1日、不起訴とした。地検は不起訴の理由について「諸般の情状を考慮した」としている。産経新聞社広報部は「被害に遭われた方、関係者に深くおわびします。今後、規定にのっとって厳正に処分します」とコメントした。

 女性を脅迫した疑い
2018.09.12 朝刊  福井総合版 

 【福井県】越前署は11日、脅迫の疑いで、越前市上真柄町、無職u容疑者(69)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7月14日、市内で同市在住の30代の知人女性に「てめえの命くらいあっという間にとるぞ。どこへ逃げても刺すぞ」と脅したとされる。

 署によると、「刺すぞとは言っていない」と容疑の一部を否認している。
チェーンソーで脅迫した疑い 西都の男逮捕 /宮崎県
2018.09.11 西部地方版/宮崎 

 チェーンソーを振りかざして追いかけ回したとして、県警は9日、西都市右松、自称会社員n容疑者(46)を暴力行為等処罰法違反(脅迫)の疑いで逮捕し、発表した。

 西都署の発表によると、n容疑者は9日午前1時40分ごろ、同市妻のスナック前の階段や近くの路上で、市内の40代男性2人に対し、エンジンをかけた状態のチェーンソーを振りかざしたり、追いかけ回したりした疑いがある。けが人はいなかった。2人とは面識はなかったという。

 n容疑者はスナックで飲酒していた際、この男性2人とトラブルとなり、近くの自宅からチェーンソーを持ち出して再度来店したという。林業関係の会社に勤めているといい、「家からチェーンソーを持ち出したのは間違いない」と容疑を認めているという。

k会「頂上作戦」:4年 癒着断絶に時間
2018.09.11 西部朝刊 

 特定危険指定暴力団「k会」(北九州市)への「頂上作戦」から4年。福岡県警による取り締まり強化で多くの事業者が工藤会と決別し、過去の関係を申告する例も出てきた。一方で「表立ったみかじめ料の徴収は減ったが、今も支払う業者はいる」と話す関係者も少なくなく、長年続く暴力団との関係を完全に断つのは容易ではない。

 北九州市で解体業を営む男性は、かつて工事を受注するとk会関係者から電話でみかじめ料を要求され、断ると高級車で現場を取り囲まれた。頂上作戦後は脅迫まがいの嫌がらせはなくなったが「一部の業者はk会関係者の飲食店で高めに払ったり、金になりそうな廃材をk会の関連企業に回したりしている」と打ち明ける。

 別の建設会社社長は頂上作戦以前、支払いを渋る取引先からの取り立てをk会組員に代行してもらい謝礼として現金を渡したことがあったといい「かつては共存共栄だった」と振り返る。頂上作戦後は付き合いをやめたが「北九州では組員と業者が親類や同級生というケースも多い。地元密着でどこにつながりが残っているか分からない」と声を潜める。
元勤務先経営者を脅した容疑で逮捕 中村署
2018.09.11 朝刊 

 【幡多】中村署は10日、脅迫容疑で宿毛市、無職、A容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑は、7日午前9時50分ごろ、四万十市内の50代の女性が経営する会社のドアに「殺すぞ」などと印字した紙を置き、女性を脅した疑い。

 同署によると、同容疑者は同社に6月まで数カ月勤務しており、退職してから同様の行為を繰り返していたという。

70歳 脅迫容疑で逮捕=石川・続報注意
2018.09.08 東京朝刊 

 小松署は7日、小松市下牧町、無職n容疑者(70)を脅迫の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は6日。

 発表によると、n容疑者は6日午前8時15分ごろ、近所の80歳代男性宅の玄関先で、「殺すぞ」などと男性を脅した疑い。容疑を認めているという。同署は2人の間にトラブルがあったとみて調べている。

 [続報]

 2018年9月28日東京朝刊25面

 =70代男性 起訴猶予=石川

 近所の男性を「殺すぞ」などと脅したとして、脅迫容疑で逮捕された小松市の70歳代の無職男性について、金沢地検小松支部は27日、不起訴(起訴猶予)とした。同地検は「情状関係を総合的に考慮した」としている。

病院関係者を脅迫 容疑の会社員逮捕=福井
2018.09.06 大阪朝刊 

 入院中に病院関係者を脅迫したとして、福井署は5日、福井市布施田町、会社員h容疑者(46)を、脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、h容疑者は8月6日、福井市内の病院内で、無断外出などの問題行為を関係者から指摘されたのに腹を立て、「院内だから黙っているが、外で会った時が楽しみやな。お前らの名前、覚えとるからな」と脅した疑い。h容疑者は「言った覚えはあるが、脅すつもりはなかった」と容疑を否認している。

 同月中旬に病院側から「乱暴な言動をする患者がいる」と、同署に相談があった。
芸能プロ社長 脅迫容疑 知人男性に「さらってやる」
2018.09.06 東京朝刊 

 知人を脅したとして、警視庁渋谷署は5日、芸能プロダクション「e」(東京都渋谷区)の社長、m容疑者(39)(港区三田)を脅迫容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、m容疑者は5月27日未明、知人の芸能事務所役員に電話をかけ、「俺は看板を背負っている。お前をさらって、とことんやってやる」などと脅した疑い。調べに対して容疑を認めている。

 m容疑者は同26日夜、東京・台場で行われた花火大会で、観覧席で立って踊っていたところ、近くにいた役員の男性から「花火が見えにくい」と注意されたことに腹を立てたという。

 eは、益若つばささんや高橋メアリージュンさんら多数のタレントが所属している。
イベントでトラブル、知人脅した疑い
2018.09.06 東京朝刊

 音楽イベントでトラブルになった知人の男性会社役員を脅したとして、渋谷署は5日、脅迫容疑で、芸能事務所「e」代表取締役、m容疑者(39)を逮捕した。容疑を認めているという。逮捕容疑は5月27日午前3時ごろ、男性役員に電話をかけ「おれ看板背負ってるからな」「来いよ、このやろう」などと脅したとしている。m容疑者と男性は同26日、都内の音楽イベントで近くの観客席に座り、マナーをめぐりトラブルになったという。
 脅迫の疑い
2018.09.06 朝刊 

 【福井県】福井署は5日、脅迫の疑いで、福井市布施田町、繊維会社社員h容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では8月6日、入院する福井市内の病院で、無断外出などを指摘したスタッフ3人に腹を立て、「院内だからだまっているが、外で会った時が楽しみやな。おまえらの名前、覚えとるからな」などと脅したとされる。

 署によると、h容疑者は「言った覚えはあるけど、脅すつもりはなかった」と供述している。
 元交際相手脅した疑い
2018.09.03 朝刊 

 【滋賀県】大津署は1日、脅迫の疑いで、京都市山科区大塚中溝、無職t容疑者(31)を逮捕した。

 逮捕容疑は8月31日午後10時15分ごろ、大津市に住む元交際相手の女性(20)の携帯電話に「殺すぞ」「家に火つけるぞ」などと、脅す内容のメールを送りつけたとされる。

 署によると、容疑を認めている。30日に女性宅に押しかけるなどしたため、署員が女性につきまとわないよう注意していた。

◎菅原議員脅迫容疑で男逮捕=ツイッターに「ぶっ潰す」-警視庁
2018.09.03 時事通信 

 元財務副大臣の菅原一秀衆院議員(自民、東京9区)のツイッターに「ぶっ潰す」などと書き込んだとして、警視庁練馬署は3日までに、脅迫容疑で無職n容疑者(67)=佐賀市=を逮捕した。容疑を認め、「政権への不満がたまっていた」と話しているという。

 逮捕容疑は4月、菅原氏のツイッターに「街で見かけたら野球バットで脳天ぶっ潰すぞ」などと書き込んだ疑い。 

 同署によると、書き込みを見た人が警視庁に通報したという。菅原氏はn容疑者の逮捕を受け、ツイッターに「卑劣な行為は断固許してはならない」とコメントした。

 元交際相手を脅迫した疑い
2018.09.02 朝刊 

 【三重県】津署は1日、脅迫の疑いで、山口市小郡新町、中国籍の土木作業員g容疑者(26)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑では、1日午前1時ごろ、津市藤方の元交際相手で中国籍の女性(22)の自宅アパートの廊下で、女性の首に果物用ナイフを当てながら「死んで」と大声で叫び、脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。復縁を求めて女性宅を訪れ、断られたため腹を立て犯行に及んだという。近所の住人から「けんかをしている」と110番があり、駆けつけた署員が取り押さえた。
略取や監禁致傷容疑の2人逮捕=北海道
2018.08.31 東京朝刊 

 旭川東署は30日、鷹栖町北野西、トラック運転手n容疑者(38)と旭川市永山8の9、会社員k容疑者(30)を営利略取、監禁致傷、恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 発表によると、2人は24日午後7時20分頃、旭川市内の路上で、市内の40歳代女性を軽乗用車で連れ去り、n容疑者宅で脅迫して現金を要求。約4時間後に解放するまで女性を監禁し、暴行を加えて顔にけがをさせた疑い。
入店拒否され脅迫容疑 50歳暴力団組員を逮捕=東京
2018.08.31 東京朝刊 

 入店を拒否した飲食店長を脅したとして、渋谷署は30日、s会系暴力団組員で無職、k容疑者(50)(川崎市高津区宇奈根)を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕したと発表した。

 渋谷署幹部によると、k容疑者は7月26日午後11時半頃、渋谷区道玄坂の歩道で、飲食店の男性店長に対し、「お前の所は警察をバックにするのか。とことんやるぞ」などと暴力団の威力を示して脅した疑い。容疑を否認している。

 k容疑者は店を複数回利用していたが、店側が組員であることを理由に入店を拒否。k容疑者は店長を呼び出し、「ここらの店は俺らに許可とってやってる」などと脅したという。
◎恐喝容疑でn組幹部逮捕=1億円で宝石購入迫る-大阪府警
2018.08.27 時事通信 

 翡翠(ひすい)の原石を1億円で買うよう脅したとして、大阪府警捜査4課は27日、恐喝未遂容疑で暴力団組長y容疑者(62)=兵庫県尼崎市南武庫之荘=ら4人を逮捕した。同課によると、y容疑者は指定暴力団「n組」ナンバー3の本部長。認否は明らかにしていない。

 逮捕容疑は4月下旬、尼崎市内の喫茶店で知人の60代男性に対し、翡翠の原石を1億円で購入するよう脅迫した疑い。

 同課によると、y容疑者らは当初、男性に原石の売り先を探すよう求め、見つからないと本人が購入するよう要求。「殺人の前科がある組員もいる」などと脅し、「原石は50トンある。1キロ2000円で1億円払え」と迫っていた。男性が府警に相談し、発覚した。

4年間 知人女性を脅迫 稲沢署 傷害容疑で講師の女逮捕
2018.08.22 朝刊 

 【愛知県】四年間にわたり、知人女性に脅迫や嫌がらせなどを続け、精神的ストレスを与えたとして稲沢署は二十一日、傷害の疑いで、稲沢市奥田堀畑町、私立大講師のk容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑では二〇一四年八月十六日ごろから一八年七月四日ごろまでの間、数十回にわたって、市内に住む知人の女性(28)やその家族に、「殺してやる。放火してやる」「出て行け」などと脅迫。女性の自宅の窓ガラスをたたいたり、用もなくインターホンを押すなどして精神的ストレスを与え続け、ストレス反応性障害を負わせたとされる。

 署によると「嫌がらせのつもりはない」と犯意を否認している。女性が七月に署に被害届を出していた。
 暴力団幹部を脅迫の疑いで逮捕
2018.08.22 朝刊 

 【愛知県】豊橋署は21日、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで指定暴力団y組傘下組織幹部、m容疑者(62)=豊橋市大岩町=を逮捕した。

 逮捕容疑では、1日、豊橋市内の路上で車の運転をめぐり、静岡県の男性会社員に「てめえ、いきなり幅寄せしてきやがって」と文句を言い、「俺はy組だぞ」「おまえの会社なんてすぐに探し出せるんだぞ。会社に押し掛けるぞ」などと、団体の威力を示して脅したとされる。

 署によると、「口論にはなったが、内容が違う」と容疑を否認している。
 4年間知人女性を脅迫 インターホン 何度も 大学講師の女、容疑で逮捕 稲沢署
2018.08.21 夕刊 

 四年間にわたり、知人女性に脅迫や嫌がらせなどを続け、精神的ストレスを与えたとして愛知県警稲沢署は二十一日、傷害の疑いで、同県稲沢市奥田堀畑町、大学講師のk容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑では二〇一四年八月十六日ごろから一八年七月四日ごろまでの間、複数回にわたって、市内に住む知人の女性(28)やその家族に、「殺してやる。放火してやる」「出て行け」などと脅迫。女性の自宅の窓ガラスをたたいたり、用もなくインターホンを押したりするなどして精神的ストレスを与え続け、ストレス反応性障害を負わせたとされる。署によると「嫌がらせのつもりはない」と犯意を否認している。女性が七月に署に被害届を出して発覚した。

児童買春・ポルノ禁止法違反:少女の裸、拡散容疑 高校生ら14人書類送検 愛知県警
2018.08.18 中部朝刊 

 愛知県警少年課は17日、県内の少女(15)が「自画撮り」した裸の動画を無料通信アプリ「LINE(ライン)」で拡散したなどとして、県内の高校に通う15~16歳の少年少女ら計14人を児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で書類送検した。うち13人が友人らに動画を転送した結果、少女の通っていた高校を含む県内6高校の生徒約50人に拡散し、少女は退学した。

 書類送検容疑は、少女と同じ中学出身で別の高校に通っていた少年は5月29日~6月4日、少女にスマートフォン(スマホ)で裸の動画を撮影させて自分のスマホに送信させ、さらに転送して児童ポルノを製造・提供。他の少年8人と少女4人は6月3~6日、それぞれ動画を転送するなどして児童ポルノを提供し、別の少年は同月7日、被害少女に裸の写真を送信させたとしている。全員が容疑を認めている。

 県警によると、少年は少女から好意を寄せられていたことを知り動画を要求。問題発覚後に少年も退学した。

 転送した12人には、少女と面識のない生徒も複数いた。「知らない子の動画なので拡散しても困らないと思った」「個人でやり取りするだけなのでばれないと思った」などと供述しているという。

 少年課は「動画や画像は急速に広まる。わいせつな動画を転送するだけでも罪に問われる」と注意を呼びかけている。

 ◇被害後を絶たず

 条例で画像の要求だけでも罰則を設ける自治体が出始めているが、被害は後を絶たない。専門家は、急速なデジタル技術の向上に防犯意識が追い付いていないと指摘する。

 ITジャーナリストの井上トシユキさんは「今の中高生たちは生まれた時からインターネットに親しみ、言葉でやり取りするよりも動画や画像を送り合う方が楽だという子もいる」と指摘。一方で「送る動画によっては罪に当たることが理解されていない」と話す。

 「性暴力救援センター日赤なごや なごみ」(名古屋市)の片岡笑美子センター長は「わいせつな自画撮り画像を送ってしまうと、拡散をちらつかせられて脅迫の材料になる可能性があり、性暴力被害にもつながりかねない」と警鐘を鳴らしている。

 暴力団組長を逮捕
2018.08.15 朝刊 

 【愛知県】緑署は14日、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、名東区梅森坂西、指定暴力団r組傘下組織組長m容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑は7月23、25日に、m容疑者の後援会に加入していた緑区の自営業男性(54)に電話で「警察に行ってもらって結構だけど、それだけの腹持っているならね」「後援会もやっていけんようだったら、俺もケジメをつけないかんもんで」などと脅したとされる。

 署によると、黙秘している。男性は約3年前に後援会を立ち上げ毎月10万円を支払っていたが脱退を申し出ていた。
ゼネコン恐喝未遂 新たに男3人逮捕 容疑で滋賀県警
2018.08.09 大阪夕刊 

 準大手ゼネコンが滋賀県東近江市内で進めていた倉庫建設工事をめぐる恐喝未遂事件で、滋賀県警組織犯罪対策課は9日、事件に関与したとする同容疑で、新たに全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部執行委員兼政策調査部長のz容疑者(57)=兵庫県西宮市=ら3人を逮捕した。県警はいずれの認否も明らかにしていない。

 ほかに逮捕されたのは、東近江市の湖東生コン協同組合理事長、o容疑者(55)=滋賀県東近江市=と同組合登録販売店経営のk容疑者(56)=同県草津市=の2人。

 逮捕容疑は昨年3~7月、清涼飲料水メーカー工場の倉庫建設工事にからみ、生コンクリート調達を担うゼネコンの関連会社(大阪市)を訪れて脅迫し、湖東生コンの加盟業者と契約を結ぶよう要求したとしている。

 県警は9日午後、事件の関係先として関西地区生コン支部(大阪市西区)を家宅捜索するなどし、事件の全容解明を進める。
脅迫などの容疑で男逮捕=佐賀
2018.08.05 西部朝刊 

 佐賀南署は4日、神埼市神埼町田道ヶ里、無職k容疑者(23)を脅迫と暴行の両容疑で逮捕した。発表によると、k容疑者は7月28日午後1時頃、男と共謀。佐賀市本庄町の路上で、乗用車から10歳代の男性2人を「10秒以内にこっちに来んとひくぞ」などと脅し、その後、約300メートルにわたり車で2人の自転車を追い回して接触させる暴行を加えた疑い。男は福岡県みやま市、塗装工w容疑者(28)で、同月31日に両容疑で逮捕された。調べに対し両容疑者は「わざとやったわけではない」などと容疑を否認している。
n会系組幹部らを再逮捕=福岡
2018.08.02 西部朝刊 

 県警は1日、柳川市茂庵町、指定暴力団n会系組幹部s容疑者(38)ら5人を強盗と傷害の容疑で再逮捕した。発表では、5人は共謀し、4月29日深夜、同市内の漁港で20歳代の男性を鉄パイプで殴るなどしてけがを負わせたうえ、漁船で沖に出て「船から落とされるかヤクザするか選べ」と脅迫。漁港に戻って、3万9000円を奪った疑い。s容疑者は男性から100万円を脅し取ろうとした恐喝未遂容疑でも再逮捕された。

女性を脅迫、わいせつ未遂 容疑の男逮捕(県警)
2018.07.31 埼玉新聞

 県警捜査1課と狭山、飯能署は30日、強制わいせつ未遂の疑いで、飯能市征矢町、飲食店経営o容疑者(36)を逮捕した。
 逮捕容疑は4月2日午後11時45分ごろ、入間市内の路上で、歩いて帰宅途中の10代女性に背後から抱き付いて口をふさぎ、「声を出したら催涙スプレーをかけるぞ」と脅迫、わいせつな行為をしようとした疑い。
 同課によると、女性は隙を見て逃走し、けがはなかった。付近の防犯カメラの捜査などからo容疑者の関与が浮上。自宅からは催涙スプレーが見つかったという。
 女性と面識はなく、同容疑者は「性欲を満たすためにやった」と供述しているという。県警は余罪を調べている。
ネット脅迫「報道の脅威」*国境なき記者団 被害実態を報告
2018.07.28 北海道新聞朝刊全道 

 【パリ共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は26日、口封じを目的としたジャーナリストに対するインターネット上での脅迫や中傷など「サイバーハラスメント」に関する報告書を発表し「世界各地で行われ、報道の自由に対する最悪の脅威の一つとなっている」と指摘した。

 RSFは32カ国での事例を調べ、中国やロシアなど強権的な体制の国だけでなく、スウェーデンやフィンランドなど報道の自由度の高い国でも被害があると説明。ハラスメントの実行者は単なる個人の集まりや体制側に動員された「荒らし部隊」と分析する一方、指示の出所を証明するのは困難とも認めている。

 女性ジャーナリストが被害者となることが多くインドの女性ジャーナリストがモディ首相の支持者の攻撃対象となった例を取り上げた。電話番号や自宅住所をネットに掲載されるなどの嫌がらせを受けたという。

 ハラスメントによりジャーナリストは多くの場合、自主規制を強いられると指摘。気に入らない報道を「フェイク(偽)ニュース」と批判するトランプ米大統領の姿勢についても言及し「ネット上での不作法な言動を助長している」との見方を示した。

恐喝未遂の疑いで男を逮捕=佐賀
2018.07.27 西部朝刊 

 県警は26日、佐賀市鍋島町八戸、派遣会社役員y(46)、神埼市神埼町鶴、解体業w(37)の両容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕した。発表によると、2人は共謀し、昨年11月9日午後1時半頃、y容疑者が経営する佐賀市内の会社事務所で、同年10月末に会社を辞めた男性(20歳代)に対し「辞めるなら今まで働いた日数分かける1000円を持ってこい」と脅迫し、金を要求した疑い。調べに対し、y容疑者は「金を要求したことはない」、e容疑者は「その場にいたことは間違いないが、一緒に恐喝したとされることには納得できない」と、いずれも容疑を否認している。
捜査員脅迫の疑い ブラジル人を逮捕 半田=愛知
2018.07.25 中部朝刊

 半田署は24日、ブラジル国籍の半田市雁宿町、派遣社員s容疑者(30)を暴力行為等処罰法違反容疑で現行犯逮捕した。

 発表によると、s容疑者は同日午前11時10分頃、薬物事件の関係で訪れた静岡県警湖西署の女性捜査員(29)に包丁を突きつけて脅迫した疑い。s容疑者はその後、自宅に約2時間半、立てこもっていたが、愛知県警の説得に応じて出てきたという。

 女性捜査員らにけがはなかった。調べに対し、「市役所の人だと思って包丁を見せて追い払おうとした」と供述しているという。
「LGBTカップル、生産性ない」 自民党・杉田議員の寄稿に波紋 「人権意識低い」と識者苦言 性的少数者
2018.07.25 朝刊 

 自民党の杉田水脈[みお]衆院議員(比例中国ブロック)が性的少数者(LGBT)カップルに関し「子どもをつくらない」「『生産性』がない」と月刊誌に寄稿し、行政支援を疑問視したことが議論を呼んでいる。インターネット上に「優生思想」と批判が集まるが、杉田氏は意に介する様子はない。家族観を巡る発言では同党幹部も相次いで非難されており、識者は「人権意識が低い」と苦言を呈する。

 杉田氏が寄稿したのは18日発売の月刊誌「新潮45」。「『LGBT』支援の度が過ぎる」とのタイトルで「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるのか。彼ら彼女らは子どもをつくらない、つまり『生産性』がない」「なぜ男と女、二つの性だけではいけないのか」などと持論を展開。

 さらに多様性の議論を巡っては「同性婚を認めれば、兄弟婚や親子婚、ペット婚や機械と結婚させろという声も出てくるかもしれない」「例外を認めてあげようとなると、歯止めがきかなくなる」と記した。

 これに対しツイッター上は「ナチスの優生思想と同じ」「人権感覚を疑う」などと“炎上”。共産党の小池晃書記局長も会見で「無知、無理解、悪意に満ちた偏見で悪質な発言」と非難した。

 杉田氏は自身のツイッターに「先輩議員から『間違ったことを言ってないから、胸を張っていれば良い』と声を掛けられた」「自民党の懐の深さを感じます」などと書き込んだ。

 自民党は2016年5月に「性的指向、性自認の多様な在り方を受け止め合う社会を目指す」との基本方針を公表。だが党内には伝統的家族観が根強く、反発を招いた幹部の発言も多い。萩生田光一幹事長代行は今年5月、宮崎市の講演で乳幼児の子育てに関し「ママが良いに決まっている」と発言。6月には二階俊博幹事長も都内で「子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考える人がいる」と講演した。

 LGBTの支援に取り組む三輪晃義弁護士(大阪弁護士会)は「どれだけ人権を無視した発言をしても、選挙に負けないとのおごりがある」と自民党の気質を批判。杉田氏の主張については「優生思想につながり、見過ごせない」と指摘する一方で「わざと炎上を狙い、保守層の一定の支持を固めようとしたのではないか」と分析している。

 杉田氏は脅迫メールが届いたとして23日に警視庁赤坂署に被害届を提出、一連のツイートを削除した。同氏の事務所は寄稿した文書の趣旨について「コメントは差し控える」としている。

金銭トラブルか 強盗と監禁容疑で夫婦ら3人逮捕(所沢署)
2018.07.25 埼玉新聞 

 所沢署は23日、強盗と監禁の疑いで、所沢市中富南3丁目、飲食店経営m(33)と妻のe(35)、同市林2丁目、アルバイトt(68)の3容疑者を逮捕した。逮捕容疑は22日午前6時20分ごろ、t容疑者方敷地内で、県外居住の無職男性(45)に対して「お前。本当に殺すぞ」などと言って、頭部を蹴るなどして現金18万6千円を奪った上、「ヤクザに売り飛ばしたりもできるんだよ」などと脅迫し、約2時間にわたり監禁した疑い。
 同署によると、t容疑者はe容疑者の父親。3人と男性は顔見知りで、飲食店の経営を巡り金銭トラブルになっていたらしい。男性は以前勤務していた職場に未払いの給料を取りに来た際、待ち伏せしていた3人に促されて、車でt容疑者方に連れてこられた。男性は解放後に110番した。t容疑者は「頭を蹴ったり、現金をもらったが、脅迫はしていない」、t容疑者は「お金は受け取ったが、暴行はしていない」と容疑を一部否認。e容疑者は容疑を認めているという。
 恐喝の疑いで再逮捕
2018.07.18 朝刊 

 【長野県】松本署は17日、恐喝の疑いで、新潟市東区新石山の建設業、a容疑者(51)を再逮捕した。

 逮捕容疑は、先月22日から23日にかけて松本市内の路上などで、同市の配送業者の会社員男性(41)に対し、「俺も堅気になったからな。昔の兄貴が来ている」などと2回にわたり脅迫し、現金6万円を脅し取ったとされる。

 署によると、a容疑者は荷物の受取人で受け渡しの時にトラブルになったという。容疑を認めている。

 a容疑者は先月27日に、男性の同僚に対する恐喝の疑いで逮捕されていた。
現金など脅し取った疑い
2018.07.11 朝刊 

 【福井県】越前署は10日、恐喝の疑いで、福井市加茂河原1、トラック運転手m容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑では、m容疑者の知人女性にセクハラ行為などをしたと因縁を付け、越前市内の20代の男性会社員を「小さな問題じゃないし、とりあえずカネ払ってもらうわ」などと脅迫、示談金名目で5月、計100万円とローンカード1枚を脅し取ったとされる。署によると、「借りたつもりでいた」と容疑を否認している。

 女性職員を脅迫 50歳の教諭停職 県教委、2カ月
2018.07.10 朝刊 

 【三重県】県教委は九日、県教委の四十代女性職員を脅したとして四日市農芸高校の男性教諭(50)を停職二カ月の懲戒処分とした。

 県教委によると、男性教諭は五月十六日、同校を訪問予定の女性職員に「殺される覚悟で来ること」「近日中に怒鳴り込みに行く」などとメールを送った。

 男性教諭は二〇一五年、伊勢市で開かれた「全国産業教育フェア三重大会」の準備・運営を担当。女性職員がいる高校教育課が関係書類の発送が遅かったことなどに不満を持ったという。

業務上横領の疑いで男3人を逮捕=福岡
2018.07.04 西部朝刊

 県警は3日、自称北九州市小倉北区大手町、会社役員k被告(50)(脅迫罪で起訴)、自称岡山市北区富田町、会社役員t容疑者(50)ら男3人を業務上横領容疑で逮捕したと発表した。発表では、3人は共謀し、昨年9月5日頃、t容疑者が役員を務める岡山市の会社への支払いを装い、k被告が代表取締役を務める電気工事会社の500万円をt容疑者に渡して横領した疑い。県警は認否を明らかにしていない。
 病院脅迫容疑の男性不起訴
2018.07.04 朝刊 

 【愛知県】豊橋市内の病院に「殺してやる」と電話したとして脅迫容疑で逮捕された、本籍刈谷市の男性(64)について、名古屋地検豊橋支部は不起訴とした。6月18日付。地検は理由を明らかにしていない。

富山・交番襲撃/被害小学校に脅迫メール/休校延長 警戒を強化/富山市の交番で警察官が刺殺され、奪われた拳銃で警備員が殺害された市立奥田小に対し、襲撃予告があったことが2日、富山県警などへの取材で分かっ
2018.07.02 河北新報記事情報 

富山・交番襲撃/被害小学校に脅迫メール/休校延長 警戒を強化

 富山市の交番で警察官が刺殺され、奪われた拳銃で警備員が殺害された市立奥田小に対し、襲撃予告があったことが2日、富山県警などへの取材で分かった。同小は同日に授業を再開する予定だったが、市教育委員会と協議して休校の延長を決めた。

 県警によると、東京都内の企業のホームページに1日夜、「7月4日に奥田小学校を襲う」などとする内容の脅迫メールが届いた。企業側からの相談があり判明した。県警は学校周辺のパトロールを強化している。

 同小は交番襲撃事件が起きた6月26日以降、臨時休校を続けていた。この間、通学路を見直したほか、PTAや地域の人々らに付近のパトロールを依頼し、保護者らには児童と共に登校するよう要請するなど安全対策を取り、2日に授業を再開する予定だった。

 襲撃事件は6月26日午後2時すぎ発生。元自衛官s容疑者(21)が奥田交番の裏口付近で所長のi警視(46)=2階級特進=を刃物で襲い殺害し、約100メートル離れた奥田小正門付近で警備員のnさん(68)を射殺した。

 s容疑者は正門付近で3発発砲したとみられ、突き当たりにある渡り廊下の床と、その奥の旧保健室の天井で銃弾2発が見つかっている。
恐喝未遂容疑で男逮捕 千葉西署
2018.06.30 千葉日報

 千葉西署は28日、恐喝未遂の疑いで静岡県磐田市国府台、無職、a容疑者(77)を逮捕した。

 逮捕容疑は4月23日午前8時~午後8時ごろの間、千葉市内の大型商業施設運営会社に「慰謝料を支払わないと何度も美浜区に行く」などとする手紙を送って同社を脅迫した疑い。

 同署によると、同社従業員から相談を受けて捜査し、手紙の住所や名前からa容疑者が浮上した。逮捕時は容疑を認めていた。

恐喝未遂疑い 29歳組員逮捕/糸満署 容疑を否認
2018.06.29 琉球新報朝刊

 糸満署は28日、那覇市内で本島南部の建設作業員男性を脅迫し、現金100万円を要求したとして、指定暴力団t構成員で那覇市久米の職業不詳・n容疑者(29)を恐喝未遂容疑で逮捕した。容疑について「否認します」と話しているという。

 恐喝の疑い
2018.06.28 朝刊 

 【長野県】松本署は27日、恐喝の疑いで、自称新潟市東区新石山、建設業a容疑者(51)を逮捕した。容疑を否認している。

 逮捕容疑では21日午後、松本市浅間温泉の路上で、同市の男性会社員(52)に「肝臓を売って金をつくれ」などと言って脅迫し、現金10万円を脅し取ったとされる。

 署によると、男性は配送業の仕事中でa容疑者と何らかのトラブルになったという。
脅迫容疑、男性を不起訴 /東京都
2018.06.27 東京地方版/東京

 高速道路でクラクションを鳴らしたトラック運転手を追いかけて脅したとして、脅迫容疑で逮捕された世田谷区の男性(39)について、東京地検は25日、不起訴処分にし、発表した。嫌疑不十分とみられる。

 男性は今年3月、世田谷区の首都高速道路で乗用車を運転中、トラック運転手が鳴らしたクラクションに立腹して約3キロ並走。急な割り込みで停車させ、「どこにいても探し出して後悔させてやる」などと脅した疑いで逮捕されていた。

 脅迫容疑の男性が不起訴
2018.06.26 朝刊 

 【東京都】東京地検は二十五日、脅迫容疑で逮捕された世田谷区の男性(39)について、嫌疑不十分で不起訴にした。

 男性は三月十四日、同区の首都高速道路で、男性会社員のトラックの前に車で割り込んで停車させ、運転席に近づいて「けじめ取らせてもらうからな」などと脅したとして逮捕された。「文句は言ったが、脅していない」と否認していた。

 恐喝の疑い
2018.06.22 朝刊 

 【愛知県】天白署は21日、恐喝などの疑いで、中村区平池町4、自称自営業o容疑者(26)と中区新栄2、無職y容疑者(26)を逮捕した。

 逮捕容疑では、y容疑者は同日午前2時ごろ、中区のホテルの部屋で、出会い系サイトで知り合った天白区の会社員男性(23)と性的行為をした後、言いがかりをつけ、突然現れたo容疑者が「65万円を払え」と脅迫し、ATMで引き出させるなどして、計43万7000円を脅し取ったとされる。

 署によると、両容疑者は容疑を否認している。

◎元親族が脅迫の手紙=横浜3人殺傷、警察に相談-神奈川県警
2018.06.21 時事通信 

 横浜市旭区若葉台の集合住宅で家族3人が切り付けられ殺傷された事件で、神奈川県警は21日、事件後に死亡した容疑者とみられる男(76)から送り付けられた脅迫する内容の手紙をめぐり、家族から相談を受けていたことを明らかにした。

 事件では、住人のeさん(61)が死亡。男は同日朝、同市金沢区のマンション敷地内で死亡しているのが見つかった。

 県警によると、相談は主にeさんの妻kさん(64)からで、「男から脅迫の手紙を受け取った」といった内容。男はkさんの元親族で、kさんの姉との面会を求めていたという。

 県警旭署は、kさんらに転居や被害届の提出を勧めたが、事件化を望んでいなかったと説明している。男には口頭で2回注意したという。

 県警広報県民課は「パトロールなど適切に対応してきたが、事件を重く受け止め、対応を検証する」とコメントした。

 また、旭署は21日午後、当初61歳と発表していたkさんの年齢を64歳と訂正した。 
恐喝の疑いで逮捕=新潟
2018.06.20 東京朝刊 

 新潟署などは19日、五泉市今泉、「a歯科」院長、h容疑者(54)を恐喝の疑いで逮捕した。発表によると、h容疑者は5月6日~6月14日、新潟市に住む20歳代の知人女性に対し、脅迫文を複数回にわたって郵送するなどし、女性から現金2万円を脅し取った疑い。調べに対し、h容疑者は容疑を認めているという。

 脅迫の疑い
2018.06.20 朝刊 

 【愛知県】一宮署は19日、脅迫の疑いで、一宮市今伊勢町馬寄、無職y容疑者(47)を逮捕した。

 逮捕容疑では、6日午前10時20分ごろ、一宮市内の歯科医院で医療費が自己負担になることに激高し、「絶対殺しに行くからな」と男性院長(36)を脅したとされる。

 署によると、「間違いない」と容疑を認めている。事件後に所在不明だったが、19日に父親と医院へ謝罪に来て逮捕された。y容疑者は生活保護を受給しており、保険適用分の医療費は免除されるが、非適用分は自己負担だった。
 脅迫の疑い
2018.06.15 朝刊 

 【滋賀県】彦根署は14日、脅迫の疑いで彦根市松原2の県臨時職員、t容疑者(45)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9日午後5時ごろ、彦根市役所に電話し、応対した当直担当の市職員に「月曜日、保険年金課の課長殺す」などと脅迫したとされる。電話の内容は10日午後9時45分ごろ、市職員から保険年金課長(55)に伝えられた。

 署によると、「やっていない」と容疑を否認している。市によると、t容疑者は2008、09年に彦根市に臨時職員として採用されていたが、当時、両者の間でトラブルは確認されていない。

LINEで脅し、不起訴一転起訴 検審議決受け地検 /東京都
2018.06.13 東京地方版/東京 

 女性をLINEで脅したなどとして、東京地検は12日、千葉市の会社員の女(47)を脅迫と銃刀法違反の罪で起訴し、発表した。地検は昨年12月に女を不起訴処分(起訴猶予)にしていたが、東京第二検察審査会が今年4月、「被害者は処罰を強く求めている」として「起訴相当」と議決したのを受け、再捜査していた。

 地検によると、女は昨年11月27日、女性にLINEで「ナイフも一緒に持っていく。大丈夫、殺しはしない。傷害事件程度で済む」などと送信。翌28日、中央区にある女性の勤務先の店に行き、店員に包丁の入った紙袋を預け、女性を脅したなどとされる。地検は「捜査が不当だったとは考えていない。議決を踏まえて総合的に判断し、起訴にいたった」としている。
登記不正容疑 4人逮捕 北九州 会社乗っ取り企てか=福岡
2018.06.13 西部朝刊 

 北九州市の電気工事会社の法人登記を不正に変更したとして、県警は12日、いずれも自称で北九州市小倉北区大手町、会社経営貝k被告(50)(脅迫罪で起訴)ら男4人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕したと発表した。県警は4人が会社の乗っ取りを企てたとみて経緯を調べる。

 発表によると、4人は共謀し、昨年8月、八幡西区の電気工事会社の代表取締役にk被告が選任されたとする虚偽の書面を添付した変更登記申請書を司法書士を通じて法務局に提出し、虚偽の登記変更をさせた疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 登記が変わっていることに気づいた同社関係者が、「社長を知らない人に替えられ、資産を奪われた」と県警に告発していた。

 4人のうちk被告を含む2人は5月、電話で同社関係者を脅したとして、暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕されていた。

 八幡西区内の同社の社員寮では5日、今回逮捕された4人とは別の40歳代の男2人が、知人男性を殺害したとして殺人容疑で逮捕される事件が起きている。
元交際相手を脅した疑い
2018.06.13 朝刊 16頁 岐阜版 

 【岐阜県】岐阜羽島署は12日、脅迫の疑いで岐阜市南鶉7、会社員t容疑者(61)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9日夜、元交際相手の無職女性(40)の携帯電話に「おまえ、必ずやるからな」などと危害を加える意思を示すメールを送り、脅したとされる。

 署によると、t容疑者は知人の携帯電話を借りてメールしていた。「メールは送ったけど、脅迫はしていない」と容疑を否認しているという。
◎福井高専に脅迫メール 休校、不審物見つからず
2018.06.13 朝刊 

福井高専に脅迫メール

休校、不審物見つからず

 福井高専は12日、鯖江市の同校に危険物を仕掛けたとの内容のメールが届いたとして全学年を休校とした。通報を受けた鯖江署などが校内を捜索したが、不審物は見つからなかった。同署は威力業務妨害容疑を視野にメールの送信元などを調べている。

 同校総務課によると、メールは11日午後7時すぎ、広報宛てに届いた。同校は鯖江署に通報するとともに残っていた学生を帰宅させた。安全を優先して12日の休校を決め、学生や保護者にメールやホームページを通して通知した。学生の登校も禁止としたが、安全が確認されたため12日正午ごろ解除。13日からは授業を通常通り再開する。

 同校では7日から中間テスト期間中だった。非常勤講師の一人は福井新聞の取材に「安全第一なので休校は仕方ないが、予定が狂ってしまい迷惑だ」と困惑した表情を浮かべた。

 脅迫の疑い
2018.06.12 朝刊 

 【愛知県】津島署は脅迫の疑いで、大治町西條、無職k容疑者(70)を逮捕した。

 逮捕容疑では8日午後5時ごろ、大治町内のコンビニエンスストア駐車場で、この店で働くアルバイトの女性(27)=津島市=に対して「体じゅう、入れ墨だらけや。裸になって暴れてやろうか」などと言って脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。駐車場の車止めに座っていたところを2度、女性に注意されたという。
女子高生を脅迫容疑 /高知県
2018.06.09 大阪地方版/高知 

 高知東署は7日、高知市の無職k容疑者(31)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。同署によると、k容疑者は自分のアパートの2階に住む女子高生に不満を持ち、インターネットの掲示板に女子高生の実名と学校名とともに「誰か殺してくれ。そのうち自分で殺すと思うわ」などと書き込み、5月26日には、アパートの管理会社社員に対し「殺すかも知れない」などと伝えた疑いがある。4日に女子高生が通う学校の教員が書き込みを発見し本人に伝えた。k容疑者は、女子高生の生活音に不満を抱いていたという。
 脅迫の疑い
2018.06.09 朝刊 

 【愛知県】千種署は8日、脅迫の疑いで本籍三重県、無職k容疑者(29)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑では、同日午前10時半ごろ、千種区の風俗店で男性店員(31)に「こんな店ぶっつぶしてやる」などと怒鳴りながら金属の棒を胸に突き付けて脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。ホームページ上で公開する従業員の日記の内容に腹を立てたらしい。通報を受けて駆け付けた署員が取り押さえた。
知人恐喝の疑いで夫婦逮捕
2018.06.08 大阪朝刊 

 知人から現金を脅し取ったとして、豊中署は7日、恐喝容疑で無職、s容疑者(59)と妻で無職、s容疑者(29)=いずれも奈良市芝辻町=を逮捕した。

 逮捕容疑は共謀し3月29日、豊中市内で40代の知人男性に対し「借金500万円あるんやぞ」「臓器売るしかないぞ」などと脅迫。5月22日に銀行口座に4620円を振り込ませたとしている。

 豊中署によると、s容疑者は昨夏、同じ警備関係のアルバイト先で男性と知り合ったという。
女子高生脅迫 容疑の男逮捕  高知東署
2018.06.08 朝刊 

 高知東署は7日、脅迫容疑で高知市、無職、A容疑者(31)を逮捕した。

 逮捕容疑は、同じアパートの2階に住む女子高生に不満を抱き、5月26日、アパートの仲介管理会社の社員に「2階の住民を殺すかもしれない」と言った。さらに6月4日、インターネット掲示板に女子高生を名指しするような内容を記載した上で「誰か殺してくれ。そのうち自分で殺す思うわ」と書き込み、脅迫した疑い。

 同署によると、昨年6月から同容疑者と女子高生の間には生活音を巡るトラブルがあったとみられる。インターネット掲示板には女子高生の氏名のうち下の名前、通っている高校名が書かれており、同校の教員が発見して通報したという。

「児童、教師に危害」 佐賀市役所へ脅迫文書
2018.05.30 佐賀新聞 

 29日午前、佐賀市役所に「学校の児童、教師に危害を加える」という内容の脅迫文書が送りつけられた。市教育委員会は、市内の全53小中学校に下校時の見回り実施など注意喚起の通知をするなどの対応に追われ、各学校では保護者に一斉メールで知らせたり、急きょ集団下校にするところもあった。市教委から相談を受けた佐賀南署は、威力業務妨害の疑いで調べている。

 佐賀南署、佐賀北署などは同日午後から約100人態勢で、市内の全小学校周辺を中心にパトカーなどで警戒に当たった。市教委は、30日朝も登校時の見守り活動を行うよう各学校に通知しており、警察もパトロールする。

 佐賀南署によると、手紙には具体的な学校名が数校書いてあったほか、差出人とみられる名前や住所もあり、同署が調べている。
 病院に脅迫電話 容疑の64歳逮捕 豊橋、診断に不満
2018.05.29 夕刊 

 愛知県警豊橋署は二十九日、脅迫の疑いで本籍同県刈谷市、自称会社員h容疑者(64)を逮捕した。

 逮捕容疑では二十一日午後三時四十分ごろ、豊橋市内の病院に電話をし、対応した男性職員(47)に「包丁買ったぞ。それで殺してやる」と言って脅迫したとされる。「殺すとは言っていない」と容疑を一部否認している。

 署によると、h容疑者は昨年、この病院に入院していたといい、「病院の診断のせいで家族や住むところを失った」と話しているという。

 県警岡崎署に二十八日、h容疑者から病院名を挙げて「うらみがあるので事件を起こしてやる」との電話があり、署がこの病院に問い合わせてh容疑者とのトラブルを把握した。

脅迫電話で容疑の男を逮捕 /富山県
2018.05.27 大阪地方版/富山

 富山市内の企業に脅迫電話があった事件で、富山中央署は同市綾田町の無職h容疑者(45)を脅迫容疑で逮捕し、26日に発表した。署によると、h容疑者は23日、企業に「要求が聞き入れられなければ小学校で刃物を持って暴れる」と電話し、小学校関係者を脅迫した疑いがある。動機を調べている。
 元交際相手を脅迫した疑い
2018.05.26 朝刊 

 【三重県】津署は25日、元交際相手への脅迫の疑いで千葉県柏市の専門学校生の少年(18)を逮捕した。

 逮捕容疑では、23日午後11時ごろ、津市内の専門学校生で元交際相手の少女(18)に、無料通信アプリで「ころす。写真をはる」などとメッセージを送り、交際当時の写真などをインターネット上に公開すると脅したとされる。

 署によると、少年は「送ったことは間違いないが、脅すつもりはなかった」と一部容疑を否認している。女性は21日に署にストーカー被害に関する相談をしていた。

脅迫容疑 50歳書類送検=神奈川
2018.05.25 東京朝刊 

 民族差別などを助長するヘイトスピーチ(憎悪表現)への反対活動を続ける川崎市の在日韓国人の女性に対し、脅迫する言葉をツイッター上に書き込んだとして、川崎署が、藤沢市の無職の男(50)を脅迫容疑で横浜地検川崎支部に書類送検していたことが24日、捜査関係者への取材でわかった。書類送検は今月18日付。

 捜査関係者によると、男はツイッター上に「極東のこだま」というアカウントを開設。2016年8月と17年4~5月、在日韓国人3世の崔江以子(チェ・カンイジャ)さん(44)に対し、「夜に備えて近所で買い物してくるか。チェカンイヂャとすれ違うかも」などと書き込み、脅迫した疑い。容疑を認めているという。24日に東京都内で記者会見した弁護団によると、崔さんは2016年1月、ヘイトスピーチに反対する市民団体の一員として活動を開始。男は同年2月から、ツイッター上で崔さんに対する書き込みを始め、「桜本の在日朝鮮人は侵略者」などとするヘイトスピーチも繰り返していた。
「乃木坂」白石麻衣さん脅迫の疑いで男逮捕
2018.05.25 東京朝刊 

 アイドルグループ「乃木坂46」の人気メンバー、白石麻衣さんについて「捕まえて絞める」「殺すは俺の十八番口癖や」などとツイッターに書き込んだとして、警視庁五日市署は脅迫容疑などで、東京都足立区西新井本町、職業不詳、k容疑者(25)を逮捕した。容疑を否認している。逮捕は22日。

ツイッターにヘイトスピーチ投稿/脅迫容疑の男 書類送検/神奈川県警/ツイッターにヘイトスピーチを投稿したとして、神奈川県警が同県藤沢市の男性(50)を脅迫の疑いで書類送検していたことが24日、分かった
2018.05.25 河北新報記事情報

ツイッターにヘイトスピーチ投稿/脅迫容疑の男 書類送検/神奈川県警

 ツイッターにヘイトスピーチを投稿したとして、神奈川県警が同県藤沢市の男性(50)を脅迫の疑いで書類送検していたことが24日、分かった。在日コリアン3世の崔江以子さん(44)が刑事告訴していた。崔さんと代理人弁護士が24日、東京都内で記者会見し明らかにした。送検は18日付。

 師岡康子弁護士は「警察が告訴を受理して匿名のヘイトスピーチ投稿者を特定し、脅迫容疑で書類送検したのは珍しい」と話した。男性は容疑を認めているという。

 師岡弁護士によると、書類送検容疑は、2016年8月と昨年4~5月、崔さんの住んでいる地域を挙げて「チョーセンはしね」と投稿したり、「ナタを買ってくる予定。レイシストが刃物を買うから通報するように」とツイートしたりした疑い。崔さんが16年8月に告訴した。

 崔さんは投稿を見て、じんましんやめまいなどの症状が出るようになり、医師からストレスが原因だと診断された。中傷する投稿や、職場への嫌がらせの電話は今も続いているという。

 崔さんは会見で「生きるのを諦めたくなったことや、投稿されたことが現実に起こるのではと考えることもあった。匿名の投稿であっても、特定されて刑事責任が問われるようになってほしい」と訴えた。
メールで「抹殺」 池上彰さん脅迫/警視庁、容疑の男逮捕/ジャーナリスト池上彰さんを「抹殺しなければならない」と脅すメールを番組制作会社に送ったとして、警視庁は23日までに、脅迫の疑いで、静岡市葵区新富
2018.05.24 河北新報記事情報 

メールで「抹殺」 池上彰さん脅迫/警視庁、容疑の男逮捕

 ジャーナリスト池上彰さんを「抹殺しなければならない」と脅すメールを番組制作会社に送ったとして、警視庁は23日までに、脅迫の疑いで、静岡市葵区新富町、無職n容疑者(45)を逮捕した。逮捕は22日。容疑を認めている。

 逮捕容疑は2月25日、自宅から池上さんについて「フェイクジャーナリストを絶対に許さない。絶対に抹殺しなければならない」としたメールを制作会社に送信。翌日にはインターネット掲示板に「今週中に必ず殺害する」と書き込んで脅迫した疑い。
アイドル脅迫容疑 逮捕
2018.05.23 東京夕刊 

 ツイッターで人気アイドルを脅したり、自宅の住所を掲載したりしたとして、警視庁五日市署は23日、東京都足立区西新井本町、職業不詳k容疑者(25)を脅迫と威力業務妨害の容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、k容疑者は2015年12月から今月11日頃の間、ツイッター上に、人気女性アイドルグループのメンバーを名指しして「とっ捕まえて絞めたい」と書き込んだほか、別のメンバーの住所を掲載して警備をさせるなどした疑い。
 少年脅して働かせた疑い、暴力団総長ら逮捕
2018.05.23 朝刊

 【静岡県】下田署と県警捜査四課は二十二日、暴力団組事務所に詰める当番員として少年を働かせたとして、職業安定法違反(有害業務の紹介など)の疑いで、指定暴力団i会七代目o総長のy(77)=沼津市共栄町、同幹部のt(53)=河津町峰=の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は、二人は今年二月から三月にかけて県内東部の十代少年を脅迫して、沼津市内のo事務所で数回にわたり働かせたとされる。署は認否を明らかにしていない。
細川茂樹ブログに悪質書き込み
2018.05.19 日刊スポーツ 

 俳優細川茂樹(46)のブログに「遺体にする」などと書き込んだとして、警視庁赤坂署は18日までに脅迫の疑いで、兵庫県西宮市の無職、o容疑者(44)を逮捕した。逮捕は17日。赤坂署によると、「書き込みをすると気分が晴れた」と供述。複数の芸能人のブログに同様の書き込みをしたと話しているといい、同署が調べる。逮捕容疑は3月16日夜、自分の携帯電話で、細川のブログのコメント欄に2回、「バラバラ切断遺体にしなければならない」と脅迫する文言を書き込んだ疑い。
 脅迫の疑いで富士市の男逮捕
2018.05.13 朝刊 

 【静岡県】富士署は十一日、脅迫の疑いで、富士市岩淵、無職s容疑者(67)を逮捕した。

 逮捕容疑は十一日午後二時ごろ、富士市役所内で国民年金課の男性職員(53)に「ガソリンをかけるぞ」などと言い、脅迫したとされる。

 署によると「知らない。やってない」と容疑を否認している。年金の受給や健康保険料の支払いを巡るトラブルとみられる。
元交際相手を脅迫容疑=石川
2018.05.12 東京朝刊 

 津幡署は11日、小松市平面町、無職s容疑者(21)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、s容疑者は3月23日午後1時頃、かほく市に住む元交際相手の20歳代女性のスマートフォンに「LINE返せやお前」「殺すぞ」とメッセージを送り、脅迫した疑い。s容疑者は「間違いない」と話しているという。
前川前次官講演 中傷や脅迫文書 司会の北九州市議宛て
2018.05.09 朝刊 

前川前次官講演 中傷や脅迫文書

司会の北九州市議宛て

 北九州市で4月に開催された前川喜平前文部科学事務次官らによる講演会で司会を務めた同市の村上聡子市議(52)=無所属=は8日、開催を批判し脅迫する手紙やネット上での書き込みが続いていると明らかにした。福岡県警が脅迫などの疑いを視野に捜査している。

 村上氏は教育をテーマにし前川氏が参加した4月14日の講演会の実行委員会メンバー。

 講演会後、ツイッターの複数のアカウント上に事務所の写真をアップしたり、中傷したりする内容の書き込みが相次いだ。今月2日には事務所に2通の封書が届き、うち1通には「死ね」「オマエの家族をのろってやる」などと赤字で記されたはがきが入っていた。

 村上氏は、4月29日に八幡西署に被害を届け出たとし「講演会への不満があるのだろうが、行為がエスカレートしており恐怖を感じている」と話している。
「防衛相殺害」と脅迫文
2018.04.25 朝刊 

◆「防衛相殺害」と脅迫文 小野寺五典防衛相が辞任しなければ殺害するとした脅迫文が、警視庁〓町署に届いていたことが24日、分かった。同署は脅迫の疑いで調べている。〓町署によると、脅迫文は20日に郵送で届いた。白い封筒にA4判のコピー用紙1枚が入っており、印刷した文字を切り貼りする形で「小野寺五典防衛相の辞任を求む。即日辞任しなければゴールデンウイークにこちらから遠慮なく殺させていただきます」と記されていた。差出人名の記載はあったが実在する人物かどうかが不明で、消印はつぶれて読めない状態だったという。
 のんさんを脅迫した容疑で逮捕
2018.04.21 朝刊

 【東京都】NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の主人公を演じた女優、のん(能年玲奈から改名)さんのブログに殺害予告を書き込んだとして、成城署は、脅迫容疑で北海道北見市とん田西町のアルバイトt容疑者(47)を逮捕した。

 同署によると、同容疑者は逮捕前、自身のスマートフォンから送信したことを認めたが、逮捕後は「検事さんのところで全て話します」と話しているという。

 逮捕容疑では昨年三月、ブログのコメント欄に「俺が必ずお前を頃巣」(原文ママ)などと計四回にわたり殺害予告を書き込んだとされる。同年四月にのんさんが被害届を提出していた。
★脅迫疑いで無職男逮捕
2018.04.19 朝刊 

 各務原署は18日、脅迫の疑いで、羽島郡岐南町平成、無職s容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑は、4日午後9時30分ごろ、各務原市内に住む兄(46)の自宅前で「おまえらダンプで突っ込んでタマとったる」などと脅した疑い。

 署によると、s容疑者が18日、出頭した。署は動機などを調べている。
 元交際相手を脅迫の疑い
2018.04.19 朝刊 

 【愛知県】和歌山県警新宮署は18日、脅迫の疑いで、弥富市前ケ須町、契約社員a容疑者(65)を逮捕した。

 逮捕容疑は、15日夕、和歌山県内の元交際相手の50代女性に「いつころしてもいいけど」と携帯電話からショートメールを送信したとされる。

 署によると、「送ったが、脅すつもりはなかった」と容疑を一部否認している。
 女性に嫌がらせした疑い
2018.04.18 朝刊 

 【愛知県】南署は16日、脅迫とストーカー規制法違反の疑いで、豊川市御津町西方、会社員o容疑者(52)を逮捕した。

 逮捕容疑では2月3日~4月9日にかけ、南区の女性会社員(32)宅に花束やコーヒーセットを送って受け取りを要求したり、女性を誹謗(ひぼう)中傷するはがきを7回にわたって送ったりしたとされる。容疑を認めている。

 署によると、o容疑者は女性が勤める店で接客を受けて女性に好意を持ち、交際を申し込んだが断られたため、嫌がらせをするようになったという。

 就寝中、指紋ロック解除 アプリで交際相手監視 ストーカー疑い 男逮捕
2018.04.10 朝刊 

 交際相手の三十代女性のスマートフォンに位置情報を共有できるアプリを無断でインストールし、ストーカー行為をしたとして、警視庁人身安全関連事案総合対策本部は九日、不正指令電磁的記録供用とストーカー規制法違反の疑いで、東京都練馬区の会社員m容疑者(29)を逮捕した。

 同本部によると、m容疑者は女性が寝ている間に、指紋認証によるスマホのロックを女性の指紋を使って解除し、アプリを取り込んでいた。「彼女が心配でやった」と供述しているという。一~三月、女性の位置情報を八十回以上取得した形跡があった。

 逮捕容疑は一月二十日、当時住んでいた中野区の自宅で、アプリを勝手にインストールし、三月には位置情報を基につきまとったり電話をかけたりしたとされる。

 二人は二〇一四年ごろから交際していたが、今年三月上旬に別れた。三月十三日に女性に復縁を迫り、「おまえを殺す」などと脅したとして、警視庁に脅迫容疑で逮捕、起訴された。
[事件・事故]知人女性脅した疑い 県内
2018.04.10 朝刊 

 ◆知人女性脅した疑い 新居浜署は8日、脅迫の疑いで西条市の会社員A容疑者(41)を逮捕した。容疑は8日午前7時35分~11時ごろの間、スマートフォンの無料通信アプリを使い、県内の知人女性(40)を「余裕で殺しに行きます」などと脅した疑い。署によると、A容疑者は80回以上メッセージを送っていた。
スマホ落とし主脅す 恐喝未遂容疑で逮捕=東京
2018.04.07 東京朝刊 

 メールの内容をばらすと言って現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁は6日、北区滝野川、無職y容疑者(52)を恐喝未遂容疑で現行犯逮捕したと発表した。

 同庁幹部によると、y容疑者は3月18日~4月5日、都内の男性会社員(37)に対し、電話などで「メールの内容をネットに拡散されたくなければ、200万円を池袋駅のコインロッカーに入れろ」などと指示し、現金を脅し取ろうとした疑い。容疑を否認している。

 男性から通報を受けた同庁の捜査員が、コインロッカーに現れたy容疑者を取り押さえた。男性は昨年11月、スマートフォンを紛失。y容疑者はこのスマホを拾ったと説明しており、同庁はスマホに保存されていたメールで脅迫したとみている。
脅迫容疑で医師逮捕=静岡
2018.04.04 東京朝刊

 御殿場署は3日、御殿場市萩原、医師s容疑者(33)を傷害と暴力行為等処罰法違反(脅迫)の疑いで現行犯逮捕した。

 発表によると、s容疑者は2日午後11時頃、自宅で元交際相手の看護師女性(34)の胸ぐらをつかみ、引き倒して軽傷を負わせた上、包丁で脅迫した疑い。s容疑者は女性と口論になり、犯行に及んだという。女性が110番通報した。
 サイバー捜査 部署集約 警視庁、新庁舎で500人態勢
2018.04.02 夕刊 

 多様化するサイバー関連の犯罪や攻撃に対処するため、警視庁は二日、捜査や解析を担う部署を集約した新庁舎(通称・サイバービル)の開所式を東京都内で開いた。複数の拠点に分散していた捜査員ら約五百人を一カ所に集めて連携を強化するのが狙いで、一日から運用を始めた。

 サイバービルに入ったのは、生活安全部サイバー犯罪対策課や公安部サイバー攻撃対策センターなど警視庁の五部署に、警察庁の東京都警察情報通信部を加えた計六部署。刑事部捜査一課で、インターネットを利用した脅迫や爆破予告などの事件を捜査する係も入った。

 開所式では吉田尚正警視総監が「仮想通貨流出事案の発生などサイバー空間の脅威は深刻化している。それぞれの強みを生かしてほしい」と訓示。捜査員を代表し、サイバー犯罪対策課の平川敏久警視は「所属の垣根を越えた緊密な連携と情報共有で、安全なサイバー空間を実現する」と決意表明した。

 三つのチームも新設。そのうちの一つは、六部署からなる「事案対処チーム(CAT)」で、部署ごとでは対応が困難な事案について、初動捜査に当たる。昨年、世界中で発生した身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」による被害などを想定している。

 各部署の特別捜査官を集めた「サイバー犯罪捜査官チーム(C-SAT)」は約五十人態勢で、重要事件が発生した際に設置される捜査本部に捜査員を投入。高度な知見を生かし、解決を目指す。
 元交際女性監禁 容疑の男を逮捕 警視庁綾瀬署
2018.04.01 朝刊 

 【愛知県】東京都在住の元交際相手の二十代の女性を名古屋市内の自宅で監禁したとして、警視庁綾瀬署は監禁の疑いで、中川区花塚町一、無職a容疑者(34)を逮捕した。署によると、「そのような事実はない」と容疑を否認している。女性にけがはなかった。逮捕容疑では、三月二十七日夜、自宅に荷物を取りに来た女性に復縁を迫り、「いなくなったら何をするか分からないよ」と脅迫。室内で監視するなどして、二十九日正午ごろまで監禁したとされる。

 署によると、女性は二十八日午後六時ごろ、知人に無料通信アプリLINE(ライン)で助けを求めた。知人が一一〇番し、翌二十九日、綾瀬署員が容疑者宅で現行犯逮捕した。
安倍首相と夫人に脅迫状/危害を加える趣旨
2018.03.24 朝刊 

 安倍晋三首相夫人の昭恵氏が経営する東京都内の飲食店に22日、首相と昭恵氏を脅迫するはがきが届いていたことが分かった。2人の名前を挙げた上で、危害を加えるとの趣旨が書かれていた。飲食店側が23日に警視庁に被害届を出した。政府関係者が明らかにした。
◆和田参院議員に脅迫メール
2018.03.21 朝刊

 ◆和田参院議員に脅迫メール 自民党の和田政宗参院議員(宮城選挙区)の事務所に爆弾を仕掛けたとのメールが20日、一部の報道機関に届いた。宮城県警が仙台市の事務所を調べ、不審物がないことを確認。県警は和田氏からの被害届を受理し、脅迫容疑で捜査している。

 県警などによると、メールは和田氏の事務所を爆破し、家族にも危害を加える内容だった。
脅迫容疑で男を逮捕=福岡
2018.03.14 西部朝刊

 朝倉署は13日、朝倉市菩提寺、無職t容疑者(80)を脅迫容疑で逮捕した。発表ではt容疑者は6日午後1時20分頃、女性(40歳代)に携帯電話で「俺の言うとおりにせんと硫酸かけるぞ。捜し回って殺すぞ」などと脅した疑い。「脅していない」と容疑を否認しているという。同署は、交際を巡るトラブルがあったとみて調べている。
会社役員を恐喝容疑、組員ら3人逮捕
2018.03.10 東京朝刊 

 渋谷署は恐喝容疑で、指定暴力団s会系組員、松嶋重(39)=中野区中野、無職、s(34)=足立区東綾瀬、同会系組員、k(39)=中野区弥生町=の3容疑者を逮捕した。

 警視庁によると、m容疑者は「m」の名前でアダルトビデオ(AV)監督として活動していた。

 逮捕容疑は昨年6月6日、m容疑者の知人であるk容疑者が代表を務める芸能事務所に所属していたAV女優に、別の仕事を紹介しようとした会社役員の男性(30)に「どう責任を取るんだ」と因縁をつけ、渋谷区の飲食店で現金100万円と腕時計1個(250万円相当)を脅し取ったとしている。

 渋谷署によると、m容疑者は暴走族グループ「k」(解散)の元幹部とみられる。m容疑者とs容疑者は1月、別の脅迫容疑で逮捕され、既に起訴されている。
暴力団組員を傷害と脅迫の疑いで逮捕=大分
2018.03.08 西部朝刊

 大分中央署は7日、大分市寿町、y組系暴力団組員t容疑者(33)を傷害と脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、t容疑者は2月25日午前4時頃、同市都町の駐車場で、金属バットで知人男性(27)の胸に打撲を負わせた。また、同27日午後10時~11時頃、都町の飲食店で男性に対し「お前を見かけたら殴るよ、さらうよ」などと脅迫した疑い。
衆院議員の娘を脅迫 ツイッター投稿容疑 41歳を逮捕
2018.03.07 東京夕刊 

 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員のツイッターに娘を脅迫する投稿をしたとして、警視庁赤坂署が今月6日、浜松市東区市野町、無職n容疑者(41)を脅迫容疑で逮捕していたことがわかった。

 同署幹部によると、n容疑者は2月3日午前6時55分頃、杉田議員のツイッターに、「議員を続けると娘さんが被害を受けるかもしれない」などと投稿した疑い。容疑を認め、「注目を浴びたかった」と供述している。投稿を見た人から通報があり、同署が杉田議員や娘の周辺を警戒していた。
350万円恐喝容疑=静岡
2018.03.07 東京朝刊 

 富士署は5日、富士市川成島、塗装工s容疑者(44)を恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、s容疑者は昨年5月から8月までの間、同市内で5~6回にわたり、知人の女性(46)に対し、「暴力団関係者が家や会社に押しかける」などと脅迫し、現金計350万円を脅し取った疑い。容疑を認めている。

「お前のせいで逮捕」 バーで知人脅迫容疑
2018.03.03 東京朝刊

 知人男性の肩をつかんで脅迫したとして、亀有署は暴力行為等処罰法違反の疑いで、神戸y組系組員の飲食業、m容疑者(44)=葛飾区亀有=ら男2人を逮捕した。m容疑者は容疑を否認している。

 逮捕容疑は昨年10月21日未明、葛飾区内のバーで知人男性(34)の左肩をつかみ、「お前のせいでパクられただろ」「亀有を歩けると思うなよ」などと脅迫したとしている。

 同署によると、m容疑者は昨年5月、金銭トラブルをめぐって男性を監禁したとして、逮捕監禁容疑で同署に逮捕されていた。

 脅迫の疑い
2018.03.03 朝刊 

 【愛知県】津島署は2日、脅迫の疑いで、春日井市出川町、指定暴力団i会傘下組織組員、k容疑者(36)を逮捕した。

 逮捕容疑では昨年12月28日から今年1月5日にかけ、大治町の建設業の男性(35)の携帯電話に「殴られないとわからないの」などと電子メールを送り、脅したとされる。

 署によると「脅迫したつもりはない」などと容疑を否認している。男性は昨年10月ごろ、k容疑者から数百万円を借り、12月末ごろから返済が滞っていた。1月31日に男性が署に被害届を提出していた。

脅迫などの疑い 32歳男を再逮捕
2018.03.03 琉球新報朝刊 

 豊見城署は2日、県内に住む20代女性にツイッターでなりすまし、女性とは関係のないわいせつな画像を公然に陳列したなどとして、西原町の学生の男(32)を、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列と名誉毀損、脅迫の疑いで再逮捕した。男は2月9日に同じ女性に対するストーカー規制法違反などの容疑で逮捕され、3月2日に処分保留で釈放されていた。
★元交際相手脅迫疑い
2018.03.02 朝刊 

 岐阜羽島署は1日、脅迫の疑いで、住居不定、無職o容疑者(53)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2月5日午後6時25分から6日午前9時35分ごろまでの間に、元交際相手の女性(49)=羽島郡=に、携帯電話から「近いうちに、あなたの大事なのが、いなくなるかも」などと書いたメールを複数回送った疑い。

 署によると、3月1日、女性が「元彼が自宅に押し掛けてきている」と署に通報した。

 白い粉送付の容疑者逮捕
2018.03.02 夕刊 

 トランプ米大統領の長男に白い粉入りの郵便物が郵送された事件で、米連邦検察当局は一日、脅迫などの疑いで東部マサチューセッツ州在住のダニエル・フリジエロ容疑者(24)を逮捕、訴追した。

 検察によると、トランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏宛ての封筒は二月七日付の消印が押され、「おまえはひどい人間だ。父親がおまえをテレビでしゃべらせることに驚いている」などと書いた脅迫文も同封。開封したジュニア氏の妻らが大事を取って病院に運ばれた。(ニューヨーク・赤川肇)

脅迫容疑で組員逮捕 柏署
2018.03.02 千葉日報 

 柏署は1日までに、脅迫の疑いで柏市旭町4、指定暴力団s会傘下組織組員、k容疑者(47)を逮捕し、地検松戸支部へ送検した。

 逮捕・送検容疑は先月3日午後5時5分ごろ、千葉県内に住む自営業男性(45)の携帯電話に電話をかけ、「家も分かっているから暴れてやるぞ」などと怒鳴って脅した疑い。県警はk容疑者の認否を明らかにしていない。

 同署によると、男性が同署に被害を届け出て発覚。同署は何らかのトラブルがあったとみて調べている。

 脅迫した疑い
2018.03.01 朝刊  福井版

 【福井県】福井署は28日、脅迫の疑いで、越前市沢町、無職o容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑では23日、県内の40代の知人女性に、携帯電話の通信アプリから「このまま終わろうとするなら、報復する」などの文面を送り、脅迫したとされる。

 福井署によると、「脅迫したつもりはない」と容疑を否認している。
脅迫疑いで組幹部逮捕=埼玉
2018.02.24 東京朝刊 

 上尾署は23日、桶川市若宮、指定暴力団六代目y組系暴力団幹部で職業不詳r容疑者(70)(韓国籍)を暴力行為等処罰法違反(脅迫)の疑いで現行犯逮捕した。

 発表では、r容疑者は同日午前11時50分頃、桶川市泉の「セブン-イレブン桶川泉1丁目店」の駐車場内で、上尾市の男性会社員(26)に金属製の十手(長さ約47センチ)を振りかざして「ぶっ殺すぞ」などと脅した疑い。

 同署幹部によると、r容疑者が車のドアを隣にとめていた男性の車に複数回ぶつけたため、男性が注意すると車内から十手を取り出したという。r容疑者は男性に取り押さえられた。r容疑者は調べに「相手がつかみかかってきたので十手を出して脅した」などと供述している。
組員示唆し脅迫 男に罰金30万円=大阪
2018.02.20 大阪朝刊

 暴力団組員であることを示唆し、会社社長らを脅迫したとして、堺区検は、指定暴力団y組系組幹部y容疑者(55)(堺市中区)を脅迫罪で堺簡裁に略式起訴した。16日付。同簡裁は同日、罰金30万円の略式命令を出した。

 起訴状によると、y容疑者は2015年5月、自らの事務所近くにトラックを停車させていた会社社長らに因縁をつけ、暗に暴力団組員であることを示して「今回のことはどないするねん」などと脅した、としている。

 y容疑者については、同社長らを脅して会社敷地内に仲介業者を介して自動販売機を設置させたとして、堺署が1月23日に強要容疑で逮捕していた。
脅迫の疑い 香取署
2018.02.11 千葉日報 

 香取署は10日、脅迫の疑いで香取市大戸川、自称アルバイト、s容疑者(57)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は10日午前10時半ごろ、同市観音のパチンコ店駐車場で、口論となった同市の無職女性(57)を「やくざを呼ぶぞ」などと脅迫した疑い。

 同署によると、s容疑者が同店内で女性の娘(23)に声を掛けたため、女性が店員と一緒に注意したところ口論になった。面識はなかったという。
恐喝の疑い 鴨川署
2018.02.06 千葉日報 

 鴨川署は5日、恐喝の疑いで、鴨川市横渚、自称無職、m容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年12月12日午後8時50分ごろ、同市内で知人の会社員男性=当時(20)、同市=に、男性の情報提供で警察に家宅捜索されたとして「いくらだったら払える」と脅迫し、同月13日午後1時半ごろ、同市安布里の駐車場で現金20万円を脅し取った疑い。

 同署によると、m容疑者は容疑を認めている。2人は知り合い同士で、実際は家宅捜索はなかったという。男性が先月24日に同署に被害届を出し発覚した。
 脅迫の疑い
2018.01.31 朝刊  三重版 

 【三重県】松阪署は30日、脅迫の疑いで松阪市春日町、指定暴力団6代目y組系幹部m容疑者(39)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年11月30日午後7時20分ごろ、松阪市塚本町のリサイクルショップ駐車場で、車の売買を巡ってトラブルとなっていた市内の男性(48)を「家、燃やすぞ」などと脅したとされる。

 署によると「脅してはいない」と容疑を否認している。
 脅迫の疑い
2018.01.30 朝刊 

 【愛知県】安城署は29日、脅迫の疑いで、刈谷市の男子予備校生(19)を逮捕した。

 逮捕容疑では、1月6~10日の間に、元交際相手の女子大学生(20)に対し、無料通信アプリLINE(ライン)で大学生の裸の写真を送った上、「なんて言えば返信するんだ」「いろいろ写真送りでもすればいいのか」などと送信して脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。
 脅迫容疑で男を逮捕
2018.01.26 朝刊 

 【愛知県】西尾署は25日、脅迫の疑いで、西尾市上矢田町、派遣社員n容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑では、24日午後10時半ごろ、静岡県藤枝市の新東名高速藤枝パーキングエリアで、派遣先の会社の同僚である会社員男性(27)を「会社に余計なことを言ったら刺すぞ」などと脅したとされる。

 署によると「『刺すぞ』とは言っていない」と容疑を一部否認している。署は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて調べる。

 24日夜に勤務先の関係者から「従業員と連絡が取れない」と署に相談があった。同日午後11時40分ごろ、静岡県内で男性が運転する車に同乗しているn容疑者を見つけた。
 恐喝の疑い
2018.01.19 朝刊 

 【愛知県】蒲郡署は18日、恐喝の疑いで、いずれも蒲郡市三谷町八舗、無職t(54)と、長男で工場従業員のn(31)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、11月12日、蒲郡市内の男性派遣社員(30)の家を訪ね、「おまえの椅子をずる音がうるさい。殺すぞ。引っ越し代を払え」などと脅迫し、現金3000円を脅し取ったとされる。

 署によると、両容疑者は男性派遣社員と同じ建物に住み、隣人同士。容疑を認めている。
恐喝:中間市議、容疑で逮捕 取引先に「k会」示唆 福岡県警
2018.01.13 西部夕刊 

 特定危険指定暴力団「k会」(北九州市)との関係を示唆して取引先の男性から現金を脅し取ったとして、福岡県警は13日、同県中間市の同市議、k容疑者(76)ら2人を恐喝容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、逮捕容疑は2016年、男性が福岡県内に太陽光発電所を建設した際、資材を供給していたk容疑者が経営する建築資材会社と男性が工事を巡って金銭トラブルになり、男性に「支払いに応じないなら工事を妨害する」と脅迫して現金数百万円を脅し取ったとしている。

 k容疑者は過去にk会の前身団体の傘下組織組員として活動し、一時は組長だったこともあった。

 k容疑者は組織の活動から離れた後の1995年に初当選。昨年6月の市議選では無所属で立候補し7期連続当選を果たした。

 現在もk会との関係が指摘されており、16年10月に同市を拠点とするk会傘下組織の事務所用地(140平方メートル)を市に売却した際、市側と傘下組織の売買交渉の仲介をしていた。
女性を脅した疑いで男を逮捕 /愛媛県
2018.01.12 大阪地方版/愛媛

 松山南署は11日、松山市南久米町の整体師、k容疑者(67)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。「そんなことはしていない」と容疑を否認しているという。

 署によると、k容疑者は5日午後9時ごろ、市内に住む知人女性(46)の自宅で、女性とその娘(14)の2人に対して「お前殺すぞ」「学校に行ってめちゃめちゃにしてやる」などと脅した疑いがある。女性は翌日、署に相談した。署は詳しい経緯や動機などを調べている。
[事件・事故]知人女性らを脅迫した疑い 松山
2018.01.12 朝刊 

 ◆知人女性らを脅迫した疑い 松山南署は11日、脅迫の疑いで松山市の整体師A容疑者(67)を逮捕した。容疑は5日午後9時ごろ、同市の知人女性(46)方で、女性と中学生の長女(14)に「殺すぞ、いい加減にしねえと」「学校に行ってめちゃめちゃにしてやる」などと脅迫した疑い。署によると、A容疑者は「2人を知らない」「家に行ってない」と容疑を否認している。
人気声優脅迫 容疑の男逮捕 ファンクラブ元リーダー
2018.01.11 東京朝刊

 人気アニメ「けいおん!」などに出演した声優、tさんの所属事務所に「死ね」などと書いたメールを送信したとして、警視庁捜査1課は10日、脅迫容疑で、静岡県菊川市加茂の無職、y容疑者(32)を逮捕した。「私がやりました」と容疑を認めている。y容疑者はtさんのファンクラブの元リーダーだったといい、同課が詳しい動機を調べている。

 逮捕容疑は昨年7月14日、静岡県掛川市内の漫画喫茶のパソコンから、tさんの所属事務所(東京都新宿区)に「あやち(竹達さんの愛称)は絶対に許さない。死ね」などという内容のメールを送り、脅したとしている。

 tさんの事務所や関係先には平成26年ごろから同様のメールが7千件以上届いており、事務所が警視庁に被害を届け出ていた。

 所属事務所のホームページなどによると、tさんは「けいおん!」のメインキャラクターや、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のヒロイン役などの声優を務めていた。
脅迫容疑で組長逮捕、否認/泉署は10日、脅迫の疑いで、仙台市泉区将監9丁目、指定暴力団系組長、土木建築業i容疑者(41)を逮捕した。逮捕容疑は昨年11月6~13日、仙台市青葉区の無職女性(43)の
2018.01.11 河北新報記事情報 

脅迫容疑で組長逮捕、否認

 泉署は10日、脅迫の疑いで、仙台市泉区将監9丁目、指定暴力団系組長、土木建築業i容疑者(41)を逮捕した。逮捕容疑は昨年11月6~13日、仙台市青葉区の無職女性(43)の携帯電話に「やれること、やるからな」などのメッセージを送り脅迫した疑い。同署によると、2人は知人。「送信はしたが、脅す意図はなかった」と容疑を否認している。

竹達彩奈に嫌がらせメール20万超…32歳男を脅迫の疑いで逮捕
2018.01.11 サンスポ エンタメ/芸能界

 人気アニメ「けいおん!」などで知られる若手声優、tに脅迫メールを送ったとして、警視庁捜査1課は10日、脅迫の疑いで静岡県菊川市の無職、y容疑者(32)を逮捕した。tの熱烈なファンで容疑を認めており、2014年からtの所属事務所などへ「絶対に許さない。死ね」などと20万通を超える嫌がらせメールを送り続けていたとみられる。

 「永遠の妹キャラ」としてアニメファンの間で絶大な人気を誇るtが、脅迫に苦しめられていたことが分かった。

 捜査1課によると、y容疑者の逮捕容疑は昨年7月14日午前10時20分ごろ、静岡県掛川市の漫画喫茶にあるパソコンから「絶対許さない。死ね死ね死ね死ね死ね死ね」などと竹達を脅すメールを東京都新宿区の所属事務所へ送り、脅迫した疑い。同容疑者は「私がやりました」と容疑を認めており、同課では動機を調べている。

 メールは2014年から事務所や竹達の出演作品の制作会社などに1日に10~100通も届くようになり、「殺害予告」や関係者を害するとの文面もあった。事務所宛てだけで約7000通、関係各所へのものを合わせると20万通を超えた。

 tは歌手としても活躍。2012年のデビュー曲「Sinfonia! Sinfonia!!!」が、オリコン週間シングルチャートで初登場7位を獲得するなどファンの支持を集めている。

 事務所によると、自称「ファンクラブの元リーダー」という同容疑者は「元々はファンとしていろいろと先陣を切って活動していた」人物。tが過去に所属していた事務所に入社しようとしたこともあり、tも握手会などで覚えている。

 メールが届き始めた14年から事務所では警察に相談し、tにも危険な内容のものは全て報告。警備員やSPを手配するなど身辺を警戒し、仕事がキャンセルされたこともあった。ネット上での身に覚えのない噂の拡散や中傷など被害は尋常ではなかったという。

 捜査1課では、メールの一部はy容疑者のパソコンから送信されていたが、パソコンが遠隔操作ウイルスに感染していたことから慎重に調べを進めていた。

★ツイッターで本人「大丈夫です!」

 tは10日夜、自身のツイッターに「この度はご心配とご迷惑をおかけしてすみませんでした。私は元気です! 大丈夫です! だから心配しないでね」と投稿した。tのツイッターには96万5000超のフォロワーがおり、「本気で心配しました」「安心しました。ほっとしました」「みんなが守るから」などの励ましの声が寄せられた。
AV被害、やまぬSOS NPOへの相談、年々増加
2018.01.10 東京夕刊 

 アダルトビデオ(AV)の出演をめぐるトラブルが後を絶たない。被害者支援のNPO法人「ライトハウス」(東京)などが設ける窓口に寄せられた2016年の相談は最多の100件、昨年も11月までに94件に上った。大阪でモデル募集をかたり、AV撮影をしていた男が強要容疑などで逮捕された例もあるが、摘発に至るのは氷山の一角だ。

 「家族や学校に知られないかと不安で、夜も眠れなくなった。地獄のような時間だった」

 昨年9月。AV撮影に同意する確認書を書くよう女子高校生に強いたとして、大阪府警に強要容疑などで逮捕された男(48)の公判で被害調書が読み上げられた。

 男はコスプレモデルの募集をかたるサイトで「アイドルのように撮影」「報酬1日5万円」などと宣伝。当時高校3年生だった被害者の女性(21)は14年7月、サイトを見て静岡県から東京都渋谷区のスタジオを訪れた。制服や水着姿での撮影は徐々にエスカレート。女性が泣き出し、撮影は中止されたが、男に「私の意思でしました」との確認書を書かされたという。

 府警によると、男は渋谷区のほか、大阪、名古屋、福岡各市の計4カ所にスタジオを設けており、12年から昨年1月にかけて18、19歳を中心に全国から約200人を集めたとみられる。報酬は1回数万円。女性たちには「迷惑をかけたらすべて私の責任です」と記された確認書に名前と住所を記入させ、身分証を持たせて写真撮影していた。AV撮影だとわかり、女性が出演を断ると脅して出演を迫ったこともあったという。

 男は昨年10月、保護観察付きの有罪判決を受けた。

     *

 ライトハウスなどの窓口に寄せられた相談件数は近年急増している。12年は1件、13年1件だったが、14年36件、15年62件。16年は100件に跳ね上がった。相談者は10代後半から20代の女性が中心。親や職場、友人らに知られるのを恐れ、出演契約を結んだが断りたいという相談や、ネットに出回った映像を削除したいといった内容が多い。

 相談した東京都内の20代の女子大生は違約金を強要される被害に遭ったことがある。芸能スカウトを名乗る男に声をかけられ「写真撮影だけ」「裸にならない撮影もある」と懇願され、事務所で契約書にサインしてしまった。後に出演を断ると態度を急変させた。結局出演させられ、自殺未遂に追い込まれたという。

 ライトハウスによると、悪質な業者は勧誘時にAVであることは明かさない。事務所に出向けば契約書にサインするまで帰してもらえず、一度サインすれば性行為を強要される。拒むと多額の違約金を求められたり、「親にばらす」などと脅されたりする。担当者は「被害者にとって撮影だけでなく映像が出回ることで二重の苦しみがある。仕事や学校をやめざるを得なくなった人もいる」と話す。

     *

 米国務省は昨年6月、世界の人身売買をめぐる17年版の報告書を公表して日本のAV出演強要問題を初めて取り上げ、詐欺的な勧誘と脅迫が行われていると警鐘を鳴らした。政府は3月、内閣府や警察庁などでつくる対策会議を設置し、被害防止に乗り出している。

 業界ではメーカー約200社でつくる団体が中心となり、弁護士や大学教授による第三者機関「AV業界改革推進有識者委員会」(現・AV人権倫理機構)を昨年4月に発足させ、健全化に乗り出した。理事の山口貴士弁護士(41)は「自主規制の限界もあるが、透明な条件でやるということを業界全体に徹底させる。それが非加盟業者への圧力にもなるはず」と説明する。(吉村治彦、多鹿ちなみ)

 ■悪質なAV勧誘で注意する言葉

 (NPO法人「ライトハウス」などへの取材から)

 ・モデルにならない? アイドルを目指さない?

 ・君はかわいいから売れる

 ・せめて写真だけでも撮影させてほしい

 ・裸にならない撮影もある

 ・自分は有名女優を育てたことがある

 ・出演する作品は自分で選べるから大丈夫

 ・有名なあのアイドルもこの撮影から始めた

声優脅した疑い ファンの男逮捕 メールで「死ね」
2018.01.10 東京夕刊

 人気アニメ「けいおん!」などに出演した声優のtさんを脅したとして、警視庁は10日、静岡県菊川市加茂、無職y容疑者(32)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、y容疑者は昨年7月14日、同県掛川市の漫画喫茶のパソコンから、「絶対許さない。死ね死ね死ね」などと書いたメールを竹達さんの所属事務所に送信した疑い。容疑を認めている。y容疑者は竹達さんのファンクラブのリーダーだったという。

 2014年以降、tさんの事務所などには約7000件の脅迫メールが届いており、同庁が関連を調べている。
被害女性の住所を地検が被告に開示 千葉、脅迫の手紙届く
2018.01.10 佐賀新聞 

 千葉県内で起きた器物損壊事件を巡り、千葉地検の支部が被害女性の要望に反し女性の住所などを被告の男側に開示していたことが9日、分かった。刑務所に服役中の男から女性側にオウム真理教の事件を想起させるような脅迫まがいの手紙が届き、女性側は昨年6月、国や男の元弁護人に慰謝料など約6300万円を求めさいたま地裁に提訴した。

 訴状などによると、女性は2009年に器物損壊の被害に遭った。面識のない男が逮捕され、女性は12年4月、個人情報を男側に伝えないよう検察に要望。男は13年4月に懲役2年4月の判決を受けた。他の事件でも有罪判決が出ており、現在も服役している。

 手紙は15年4月以降、女性宅などに複数回届いた。オウム幹部らが起こした誘拐、殺人事件を示す文面のほか、「個人情報が私の手に渡ったことは、千葉地検と弁護士を恨むことですね」などとする記載もあった。

 国や元弁護人の準備書面によると、男は地検が個人情報を伏せずに元弁護人に開示した調書などから住所を知ったとみられる。

 国側は訴訟で、女性から個人情報秘匿の要望があったのに開示したことを認めた上で「(女性の要望に)合意していない」などと主張している。
[事件・事故]脅迫の疑い 松山市の元交際相手
2018.01.08 朝刊 

 ◆脅迫の疑い 松山南署は7日、脅迫の疑いで金沢市の飲食店従業員A容疑者(34)を逮捕した。容疑は2017年12月24日午後9時ごろ、同市で動画配信サイトを利用し、自らを撮影した動画で「何かあったらもう一家惨殺するね。俺間違いなく」などと松山市の元交際相手の女性(29)とその家族に対する殺害予告を配信・公言し、同25日午前0時半ごろ、動画を女性に閲覧させ脅迫した疑い。

元交際相手を脅した疑い /愛知県
2018.01.07 名古屋地方版/愛知 

 瀬戸署は6日、岐阜県御嵩町、派遣社員m容疑者(20)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、m容疑者は2~3日、元交際相手の女子専門学校生(18)に「よりを戻さないと普通にさらすだけ」などと無料通信アプリ「LINE」の通話とメッセージ機能で伝え、暗に裸の姿をインターネット上に公開すると脅した疑いがある。
脅迫の疑いで男を逮捕=熊本
2018.01.06 西部朝刊 

 熊本東署は5日、熊本市北区池田3、建築作業員t容疑者(41)を脅迫容疑で再逮捕した。発表では、昨年9月17日、熊本市内の電気工の男性(48)に電話をかけ、「舎弟呼ばわりしただろ。懲役覚悟でそっちに行ってもいいぞ」などと脅迫した疑い。「そんなことは言っていない」と否認しているという。t容疑者は昨年12月15日に、恐喝と恐喝未遂の両容疑で逮捕されたが、熊本地検は処分保留とした。今後、両容疑についても捜査を続けるという。

報道された脅迫事件 2019年
報道された脅迫事件
報道された脅迫事件

脅迫罪の元警部補、20万円の罰金命令 /香川県​
2019.12.20 大阪地方版/香川  香川全県 

 丸亀市内のリサイクル店で6月、「わしは生安(生活安全課)や」「立ち入り(調査)しようか」などと従業員を脅したとして、脅迫の罪で略式起訴されていた県警の元警部補で40代の男性について、丸亀簡裁は罰金20万円の略式命令を出した。12日付。​

伊藤詩織さん 性暴力被害訴訟で勝訴*関係者、刑法改正に期待*同意ない性交は犯罪*被害者の声に即して​
2019.12.20 北海道新聞朝刊全道

 元TBS記者による性暴力被害を訴えたジャーナリストの伊藤詩織さんが民事訴訟で勝訴した。東京地裁判決は実名での被害公表を「被害者を取り巻く状況を改善しようとし、公共性、公益性がある」と認定。性暴力撲滅を訴える「フラワーデモ」が広がりを見せる中、被害者を勇気づける判断となった。関係者は「同意のない性交は犯罪」とする刑法改正につながってほしいと期待を寄せ、道内の被害者支援団体も判決を評価している。(28面参照)​
 「勝訴しても、なかったことにはならない。日本は被害者が置かれた社会的、法的な環境が本当に遅れている」。伊藤さんは18日の判決直後、涙声で語った。​
 2015年、被害の数日後に警察に相談したが、結局は不起訴に。なぜ立件しないのか、理由も十分に分からないまま。「ブラックボックスではなく、開かれた場で証言や証拠を精査してほしい」と17年に提訴した。​
 実名での告発は、性被害を訴える世界的な動き「#MeToo」の「日本での先駆け」とも言われたが、インターネット上では多くの誹謗(ひぼう)中傷に苦しめられた。「あなたに落ち度があった」と女性から責められもした。​
 一方、今春に相次いだ性暴力の無罪判決に抗議する「フラワーデモ」が、東京・大阪で4月に始まった。うねりは全国に広がり、被害者が胸にしまい込んできた思いを共有する場となっている。​
 9月には伊藤さんも東京駅前のデモに参加。被害当日の服装で現れ、被害者の落ち度をあげつらう風潮を批判。「どんな服を着ていても、どんな下着であっても、『性行為に合意』になるわけがない。日本の法律では何が合意かが抜け落ちている」と強調した。​
 デモの呼び掛け人で作家の北原みのりさんも判決を傍聴。「判決を導いたのは、#MeTooやフラワーデモによってできた『被害者を独りにしてはいけない』という社会の空気。希望を与える」と評価した。​
 刑法の性犯罪に関する規定の見直し時期は来年に迫る。被害者や支援者らでつくる「刑法改正市民プロジェクト」は、刑法が「暴行・脅迫」「抵抗不能」など、有罪認定に厳しい条件を課している点を問題視。被害者の声に即した改正を訴え、「同意がなければ、その性交は犯罪」とするよう求めている。​
 ヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤和子弁護士は「これまでは、被害が被害とすら認められず、誹謗中傷を受けて苦しんできた」と指摘。「民事と刑事で判断の違いはあるが、今回の判決を一つのきっかけにしてほしい」と話す。​
 伊藤詩織さんも判決後の記者会見でこう訴えた。「不同意性交はレイプと法律にあれば(立件の)ハードルはもっと低くなると思う。(刑法改正に)盛り込んでほしい」​
 ジャーナリスト伊藤詩織さんが元TBS記者から性暴力を受けたとして損害賠償を求めた訴訟 伊藤詩織さん(30)が、元TBS記者山口敬之さん(53)から性暴力を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は18日、「酩酊(めいてい)状態で意識がない伊藤さんに合意がないまま性行為に及んだ」と認定し、山口さんに330万円の支払いを命じた。​
 山口さんは、伊藤さんが著書などで被害を公表したことで名誉を傷つけられたとして、逆に1億3千万円の賠償を求めたが、判決は「公表内容は真実で、名誉毀損(きそん)には当たらない」として棄却した。​
 判決によると、伊藤さんは2015年4月、就職先の紹介を受けるため山口さんと会食した際に意識を失った。伊藤さんはその後、ホテルで性的暴行を受けたと主張。山口さんは、合意に基づく性行為だったと反論していた。​
*「希望与えた」*道内の支援団体​
 性暴力被害者の支援に取り組んでいる札幌のNPO法人ゆいネット北海道の副理事長、須田布美子さん(弁護士)は「性暴力を受けた女性の大多数が警察に相談できない。そのなかで伊藤さんは勇気を持って行動を起こした。民事で訴えが認められたことで、闘おうか悩んでいる被害者に希望を与えた」と話している。​


【ニュースボックス】女性を監禁、脅迫容疑の41歳逮捕​
2019.12.20 本紙朝刊 

 竜ケ崎署は19日、逮捕監禁と脅迫の疑いで、千葉県柏市富里1丁目、会社員、t容疑者(41)を逮捕した。逮捕容疑は11月29日、会員制交流サイト(SNS)で知り合った茨城県南地域の女性(17)を柏市内にあるホテルの一室に無理やり連れ込み監禁した上、スマートフォンで女性の容姿を撮影。「警察などに話したりすれば、写真を送りつける」などと脅した疑い。同署によると、容疑を認めている。女性は同日中に解放され、けがはなかった。​

 こちら特報部 伊藤詩織さん勝訴 「性暴力」問題 日本の「後進性」あらわ(上) 海外メディア指摘 米紙「男性優位」 台湾紙「安倍御用記者」​
2019.12.20 朝刊 

 性暴力の被害を訴えたジャーナリスト伊藤詩織さん(30)が民事訴訟で勝訴し、ニュースは世界に発信された。多くの海外メディアが日本の法制度や警察、検察の問題点を指摘。中には、被告側の元TBS記者山口敬之氏(53)と、安倍晋三首相の関係を取り沙汰する記事もあった。浮き彫りになった日本社会の問題点。伊藤さんの訴訟をきっかけに変わっていくのか。 (石井紀代美、佐藤直子)​
 厳しい質問が​
 山口氏に次々​
 「安倍晋三首相らとこの事件について話し合ったことはこれまで一度もないのか」「あなたに逮捕状が執行されなかったのは、菅義偉官房長官に頼んだからではないのか」​
 十九日午後、東京都千代田区の日本外国特派員協会で、外国人記者の厳しい質問が壇上の山口氏に浴びせられた。山口氏は表情を崩さずに、「NO」を連発して否定した。​
 山口氏は白いワイシャツ、薄いベージュのジャケット。ネクタイはしていなかった。広めの会議室の部屋には約百三十人の記者が集まった。政権に近いとされる山口氏を巡るトラブルだけに、海外メディアの関心の高さをうかがわせた。​
 司会者が質問を促すと一斉に手が上がり、山口氏はメモを取ったり、腕組みをしたりしながら聞いた。答えようと、目線を上げると、シャッター音が一斉に鳴り、フラッシュがたかれた。緊張していたのか、山口氏は水の入った卓上のグラスに何度も手を伸ばした。​
 伊藤さんと山口氏の問題は二〇一五年四月に起きた。伊藤さんは就職先を紹介してもらおうとしていた時に「性的暴行を受けた」と訴えた。山口氏は暴行だったことを否定した。​
 両者の主張が対立する中、警察、検察は立件を見送った。しかし、十八日に言い渡された東京地裁の民事訴訟の判決は、伊藤さんに軍配を上げ、海外メディアも一斉に報じた。目立ったのは、性犯罪に対する日本社会の「後進性」を厳しく指摘する記事だ。​
 米紙「ワシントン・ポスト」は「日本の時代遅れのレイプ法」「男性優位の保守派に運営されている国」とし、この判決について「日本人女性の権利の勝利」と報じた。さらに日本のマスコミの問題も指摘。一七年、伊藤さんが記者会見で被害を公表した際、「男性優位で体制寄りの日本のメディア」は、地検が不起訴にしたことを理由に伊藤さんを擁護しなかったと批判した。​
 台湾の有力紙「自由時報」では見出しに「安倍御用記者」の文字が躍った。本文では、安倍晋三首相と昵懇(じっこん)な山口氏に、日本の「#MeToo運動」の代表的な人物の伊藤さんが勝訴したと記されていた。​
 米CNNテレビは内閣府の調査を元に日本の性的暴行の報告率が低いことを指摘。日本人女性の十三人に一人がレイプ被害を受けているのに、ごくごくわずかしか警察に相談せず、その背景には伝統的な「沈黙の文化」があると解説した。​
 英BBC放送は、山口氏が刑事訴追されなかったことに触れつつ、日本の法律では検察が暴力や脅迫があったかどうかや、被害者が抵抗できない状態にあったかを証明しなければならないことに言及。刑事罰を科す難しさを強調していた。​

 こちら特報部 伊藤詩織さん勝訴 「性暴力」問題 日本の「後進性」あらわ(下) 国内の専門家疑念 「性被害に冷たい刑事司法」 不起訴は「国策のにおいも」 現場再現前近代的手法なお​
2019.12.20 朝刊 

 訴訟では、伊藤さんが性行為に同意していたかどうかが争点になった。判決は「被告が酩酊(めいてい)状態にあり、意識のない原告に対して同意がないまま本件行為に及んだ。(同意があったとする山口氏の主張は)信用性に疑念がある」と、「同意なし」をはっきり認めた。​
 判決から新たな疑問がわく。性暴力の問題に詳しい中野麻美弁護士は「伊藤さんが酩酊状態で意に反して加害に及ばれたことが明白なら、なぜこの事件は準強姦(ごうかん)事件として起訴されなかったのか。起訴すべきだった」と語る。​
 裁判には大きく分けて民事と刑事があり、伊藤さんが勝ったのは民事訴訟だ。中野氏が指摘するのは刑事裁判。警察、検察が捜査し、検察が起訴することで法廷が開かれる。罪を立証するのは検察で、裁判所が罪の有無を判断する。中野氏は、この刑事で責任が問われなかったことに疑問を示したのだ。​
 伊藤さんも刑事処分を求めていた。しかし、検察は「犯罪の疑いが十分でない」と起訴せず、検察の処分が妥当かどうか検討する検察審査会も「起訴しないことが相当」と退けた。同じ司法で、なぜ判断が食い違うのか。中野氏は「一般的に性被害を巡る日本の刑事司法は冷たい。立件に高い壁がある」と指摘する。​
 理由は刑法の規定にある。一七年の改正で罪名を変えた強制性交罪(旧強姦罪)、準強制性交罪は「同意なし」だけでは成立しない。被害者が抵抗できなくなるほどの「暴行・脅迫」か、抵抗できない状態(抗拒不能)におかれていたなどの条件が必要だ。​
 「検察官は被害者がうそをついていないか、証言は裁判に耐えられるのか厳しく見定める」(中野氏)。そのために、心の傷をえぐるような話を何度も被害者にさせる。人形を使って事件を再現することもある。それで疑問が残れば起訴は見送られる。​
 一方、民事は当事者同士の争い。相手よりきちんと主張できれば勝てる。だが、伊藤さんの事件は、こんな一般論だけで説明できないと感じている人がいる。​
 「捜査関係者から、僕たちは逮捕したかったが、止められたと聞かされたことがある」。伊藤さんは勝訴後の会見でこう語った。自著「Black Box」では、山口氏に逮捕状が発行されながら、警察上層部の判断で逮捕が取りやめになったことを記した。​
 こんな経緯から政権に近い山口氏の立件に、圧力がかかったのではというのだ。真偽は分からない。中野氏は「伊藤さんの事件には“国策”のにおいもするが、刑事司法の当局に性犯罪は闇に葬れるんだと甘くみる向きがある。正義感が足りない」と言葉を選びつつ憤る。​
 伊藤さんを支援するNPO「ヒューマンライツ・ナウ」事務局長の伊藤和子弁護士は「伊藤さんの民事訴訟は多くの性被害者が苦しめられてきた問題をあらわにした。今回の判決が評価されるのは性被害者が理解されることの難しさのあらわれでもある」と述べる。​
 被害者らは判決をどう見るか。七年前に勤務先の上司からレイプされ、民事訴訟で勝訴した元教師の太田恵子さん(32)は「記者会見を開いたり、手記を出したり、メディアの取材を受けたり発信を続けた。伊藤さんにはお疲れさまでしたと言いたい。伊藤さんは『この判決で終わりではない』と語っている。その通りだ。私も天職を失い、平穏に暮らせなくなった。それなのに性被害への賠償額が低すぎる」と話した。​
 性被害者と支援者の団体「スプリング」の山本潤代表は「判決は希望になる。伊藤さんの告発に裁判所は公益性があると認めた。それは性犯罪の被害者にとってこの社会に居場所があるということを意味する」と語り、涙ぐんだ。​
 デスクメモ​
 2019・12・20​
 就職先を探している時、多くの若者は「内定をもらえるだろうか」と不安になる。何度も今後の健闘を「お祈り」されると自分が否定されているように感じる。その不安定な心に付け込む採用側の人間が、どうやら少なからずいる。同意なしは論外。同意があったとしても許されない。(裕)​

 SNSで知り合った少女をホテルに監禁 容疑の会社員逮捕​
2019.12.20 朝刊  茨城版 

 【茨城県】竜ケ崎署は十九日、会員制交流サイト(SNS)で知り合った少女(17)をホテルに監禁したなどとして、逮捕監禁と脅迫の疑いで、千葉県柏市富里一、会社員t容疑者(41)を逮捕した。​
 逮捕容疑は十一月二十九日夕、少女を柏市内のホテルに無理やり連れ込んで監禁した上、スマートフォンで少女を撮影して「警察などに話せば、写真を学校に送りつける」などと脅迫したとされる。​
 署によると、今月十日に少女から被害相談があり発覚した。​

隠し撮り・リベンジポルノ…〓厳罰化・法改正を〓高まる声/人気歌手自殺に衝撃/韓国​
2019.12.20 日刊紙

 【ソウル=栗原千鶴】韓国社会に衝撃を与えた女性グループ「KARA」の元メンバー、ク・ハラさん(28)の自殺から1カ月。クさんは、元交際相手から「性行為の動画を公表してキャリアを傷つける」とリベンジポルノで脅迫されたとして訴訟中でした。韓国ではこの間、男性芸能人が女性をレイプし、その映像をSNSで友人と共有していたことも発覚するなど、デジタル性犯罪が社会問題化。厳罰化や法改正を求める声が高まっています。​
 裁判所は今年8月、クさんの元交際相手に対し、暴行や脅迫などで懲役1年6月、執行猶予3年を宣告しました。一方で、性行為の撮影については、クさんが不同意だったと認定しつつ、撮影後も恋愛関係にあったことを理由に性暴行罪は適用されませんでした。中傷に悩まされ クさんは裁判だけではなく、インターネット上の中傷にも悩まされていました。公判が開催されるたびに「クハラ セックス 動画」などの語句が検索ランキングの上位に。捜査の過程では、裁判官から証拠として性行為の動画を提出するよう求められ、二次被害が起きました。​
 市民団体「デジタル・性犯罪・アウト」で活動するハンさん(28)は、「いま、デジタル性犯罪や悪質な書き込みに対し、あまりにも罰則が軽い。ほとんどが執行猶予」と指摘します。​
 昨年から若い女性を中心に、「私の体はあなたのポルノではない」とデモや集会を行い、隠しカメラを使った犯罪を厳しく取り締まるよう要求してきました。​
 こうした運動を受け政府は昨年、「女性暴力防止基本法」を制定、今月25日に施行されます。同法は家庭内暴力や性暴力、ストーカー行為、デートDVやデジタル性犯罪などを女性に対する暴力と規定。被害者への保護や支援が、被害者の権利であることなどを明記しました。「不同意」処罰を ハンさんは、「変化もありましたが、影響は小さかった。若い芸能人が死を選んでしまいました。罰則強化をはじめ裁判や捜査の過程でも、まだまだ改善できることがあります」と語りました。​
 昨年9月には、正義党の李貞味(イ・ジョンミ)議員が、現行では刑法上のレイプ規定が、被害者がどれだけ「抵抗」したかという点ではかられているとし、「同意」のない性関係を処罰する改定案を提出しました。李氏は発議時の記者会見で、「改定案は、性的な自己決定権を国家と社会が保護すべき権利だと明らかにしている」と語りました。​

少女監禁疑い柏の41歳男逮捕 SNSで知り合う​
2019.12.20 千葉日報 

 茨城県警竜ケ崎署は19日、会員制交流サイト(SNS)で知り合った少女(17)をホテルに監禁したなどとして、逮捕監禁と脅迫の疑いで、柏市富里1、会社員、t容疑者(41)を逮捕した。​

 逮捕容疑は11月29日夕、少女を柏市内のホテルに無理やり連れ込んで監禁した上、スマートフォンで少女を撮影して「警察などに話せば、写真を学校に送りつける」などと脅迫した疑い。​

 署によると、今月10日に少女から被害相談があり発覚した。​

「自画撮り」要求 原則懲戒免職に*札幌市教委指針​
2019.12.18 北海道新聞朝刊全道 

 札幌市教委は17日、教育委員会会議を開き、学校職員の懲戒処分の指針に「児童ポルノ等の提供を求める行為」を盛り込むことを決めた。​
 子どもにわいせつな写真や動画を撮影、送信させる「自画撮り」の防止に向けた、道青少年健全育成条例改正を受けたもの。同条例違反で罰則が科せられた教職員は原則懲戒免職とする。同条例の施行に合わせ、来年1月から適用する。​
 同条例改正では、13歳未満の子どもにわいせつな画像を要求したり、13歳以上18歳未満の子どもに脅迫や見返りに現金を渡すなどの悪質な手口での要求に対し、それぞれ30万円以下の罰金を科すなどしている。市教委は「学校職員は公務員の中でも高いモラルが求められる」と指針を改正した理由を説明する。(高木緑)​

乗り合いバスで土下座させた容疑、逮捕 /岡山県​
2019.12.16 大阪地方版/岡山 

 県警は15日、真庭市田原山上の無職n容疑者(70)を強要の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。捜査1課によると、n容疑者は12日午前9時40分ごろ、同市鹿田を走行中のワンボックスタイプの乗り合いバス内で、乗客の女性(68)に対し「殺しちゃろうか」などと脅迫し、土下座させた疑いがある。​
 同課によるとn容疑者は以前に女性と近所付き合いがあり、何らかのトラブルがあったとみて調べている。女性が12日、真庭署に被害を相談した。当時、バス内の客は2人だけだったという。​

岡山の2中学生 22万円恐喝容疑 岡山南署が逮捕=岡山​
2019.12.14 大阪朝刊 

 中学校の後輩から22万円を脅し取ったとして、岡山南署は13日、岡山市内の中学2年の男子生徒2人(いずれも14歳)を恐喝容疑で逮捕した。容疑を認めているという。​
 発表によると、生徒2人は顔見知りだった同1年の男子生徒(12)に対し、校内で6日朝、「10万円貸してくれ」「親に言ったらしばく」と脅迫したうえ、9日朝に22万円を恐喝した疑い。​
 7日には、生徒2人のうち一方の自宅に後輩を呼び出し、「持ってこんかったら家まで行って引きずり出してやる」などと脅していたという。​
 後輩が両親に相談し、11日に被害届を出していた。​

高齢夫妻宅で強盗致傷容疑 堺 孫の交際相手逮捕
2019.12.14 大阪朝刊 

 交際する女性の祖父母宅に押し入り、粘着テープで緊縛するなどしたとして、大阪府警は13日、堺市東区のアルバイト店員、y容疑者(26)を強盗致傷容疑で逮捕した。過去に交際相手と訪れたことがあり、調べに対し「金があると知っていた。借金を返すためにやった」と供述しているという。
 発表では、y容疑者は11月24日午後1時半頃、同市堺区の男性(69)宅に侵入し、男性の手や口に粘着テープを巻きつけ、「金はないんか」と脅迫。その後、帰宅した妻(76)にはカッターナイフを突き付けて転倒させ、2人に約1~4週間のけがを負わせた疑い。
 室内を物色中、妻が助けを求めて叫ぶと逃走し、金品の被害はなかった。帽子とマスクで顔が分からないようにしていたが、周辺の防犯カメラに映った車などから特定された。

SNSの危険 保護者ら学ぶ 下野署が教室 子供が相談できる関係を=栃木
2019.12.14 東京朝刊 

 11月に大阪市の小学6年の女児がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で知り合った男に誘い出され、小山市内で保護された事件を受け、下野署は12日、教職員や保護者らに対するSNS安全教室を下野市内の公民館で開いた。
 教室には同市内の学校の教職員や保護者ら約40人が参加。同署の生活安全課から、10代の少女がSNSで知り合った男から脅迫されてわいせつ行為の被害者となった事件など、県内で近年起きたSNSに関するトラブルや犯罪の事例が報告された。
 また、コンピュータソフトウェア著作権協会の中川文憲事務局長が講演し、「子供のSNSの利用を全て把握するのは困難なので、トラブルに巻き込まれた時に子供が親に相談しやすい環境・信頼関係作りが大切」と指摘した。
 参加した同市立吉田西小の塩沢建樹校長(53)は「SNSへの知識をもっと身につけて、生徒が教師に気軽に相談できる環境を作っていきたい」と話していた。

 中2が後輩から22万円恐喝疑い 岡山、2人逮捕
2019.12.13 夕刊 

 学校内で後輩の男子中学生(12)から現金約二十二万円を脅し取ったとして、岡山南署は十三日、恐喝の疑いで、いずれも岡山市内に住む十四歳で中学二年の男子生徒二人を逮捕した。二人は「暴力を振るうと脅して、お金を持ってこさせた」などと容疑を認めている。
 二人の逮捕容疑では、共謀し六日朝、校内で「十万円貸してくれ」「親に言ったらしばくで」と男子中学生を脅迫。七日にも「持ってこんかったら家まで行って引きずり出してやっちゃるけえ」などと迫り、九日午前八時十分ごろ、三階の男子トイレ内で現金を脅し取ったとされる。署によると、男子中学生は自宅にあった現金を渡したとみられる。十一日に署に被害届を出した。

女性乱暴けが負わす 被告に懲役13年求刑 地裁岡崎支部公判
2019.12.12 朝刊 

 【愛知県】豊川市で女性に乱暴してけがを負わせたとして、二つの事件で強制性交等致傷などの罪に問われた豊川市、無職u被告(25)の裁判員裁判の論告求刑公判が十一日、名古屋地裁岡崎支部であり、検察側は懲役十三年を求刑した。判決は十三日。
 検察側は論告で「犯行以前から(対象となりそうな)女性を物色したり、カッターナイフを準備していることから計画性は明らか。精神的苦痛に加え、けがの程度も重い」と指摘。弁護側は「犯行は唐突で計画性はない。いずれの女性に対してもけがの程度は全治二週間以内で重くない」と情状酌量を求めた。
 起訴状によると、被告は二〇一七年五月、豊川市内で徒歩で通行中の女性=当時(18)=に暴行や脅迫をした上で乱暴し、けがを負わせたとされる。さらに昨年十二月、同市内で歩いていた女性=当時(25)=に同様の行為をしたとされる。

工藤会 トップ裁判=元組合長射殺 親族も脅迫か おいが証言
2019.12.12 朝刊 

 特定危険指定暴力団工藤会が関与したとされる市民襲撃4事件で、殺人などの罪に問われた同会トップで総裁のn被告(73)とナンバー2の会長t被告(63)の第11回公判が11日、福岡地裁(足立勉裁判長)であった。1998年2月に射殺された元漁協組合長のおいが検察側証人として出廷。同じ漁協に所属していた父親や自分の身にも脅迫めいた事件があったと証言した。
 元組合長や父親は、北九州市が96年に発表した港湾事業を巡る漁業補償金の分配に影響力があったとされる。おいは父親と共に港湾建設会社を経営。会社のガラスが割られたことがあり、父親の元には工藤会関係者から脅迫電話もあった。
 その父親も2013年に何者かに射殺され、その後、会社に脅迫文が届いたという。
 弁護側は、父親の射殺事件などについては未解決と指摘し「犯人が分かっていない事実に基づき(審理中の事件を)立証することは許されない」と異議を申し立てた。

★脅迫の疑いで男を逮捕 
2019.12.10 朝刊 

 岐阜南署は9日、脅迫の疑いで、岐阜市日野東、アルバイトk容疑者(70)を逮捕した。
 逮捕容疑は11月28日午前8時50分ごろ、岐阜市の代行運転手の男性(60)方で、外から窓越しに「とことん仕返ししてやるでな」、「覚えとけよ」などと室内にいた男性を脅した疑い。
 署によると、2人は旧来の知人。27日に貸した金を返すよう男性が求めた際、言い合いとなっていた。k容疑者は「そんなことは話していない」と容疑を否認している。

知人を脅した疑い
2019.12.10 朝刊  岐阜版 

 【岐阜県】岐阜南署は9日、脅迫の疑いで、岐阜市日野東6、代行運転手k容疑者(70)を逮捕した。
 逮捕容疑では、11月28日午前8時50分ごろ、岐阜市内の自宅にいた知人の代行運転手の男性(60)に「とことん仕返ししてやる」などと窓越しに怒鳴り、脅迫したとされる。
 署によると、「そんなこと話していない」と容疑を否認している。k容疑者は男性に借金があり、返済のトラブルを抱えていたという。

 性被害事件 相次ぐ無罪判決 「犯罪成立要件 ハードル高い」 学会、法改正提案
2019.12.09 夕刊

 実の娘に性的な虐待をした父親を無罪とした名古屋地裁岡崎支部判決など、ことし三月に全国で相次いだ性被害事件の無罪判決について議論しようと、ジェンダー法学会が八日、大阪大(大阪府豊中市)でシンポジウムを開いた。法律の専門家や当事者団体が「公正な司法判断を」と法改正を求めた。
 一連の無罪判決では、被害者が抵抗したかや、加害者に相手が抵抗できない状態との認識があったかが争点となった。角田(つのだ)由紀子弁護士は「犯罪成立の要件となる暴行・脅迫が著しく抵抗を困難にする程度とされ、ハードルが非常に高く設定されている」と批判した。
 性被害の当事者団体などは同意のない性交を一律に処罰する法律を求めるが、甲南大の斉藤豊治(とよじ)名誉教授(刑事法)は「重罰化は法の適用をせばめる危険性がある」と指摘。同意のない性交から暴行などを用いた強制性交まで、段階的な処罰法の制定を提案した。
 性暴力の被害者らでつくる団体「Spring」の山本潤代表理事は、「有罪にならないと被害者が絶望している状況を変えたい」と訴えた。

脅迫メッセージ投稿の男に有罪判決 /愛知県
2019.12.06 名古屋地方版/愛知  

 名古屋市のウェブサイトを通じて脅迫めいた文章を送信し、職員の業務を妨害したとして威力業務妨害の罪に問われた無職a被告(64)=千葉県八千代市=の初公判が5日、名古屋地裁であった。西沢恵理裁判官は懲役1年6カ月、執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)の判決を即日言い渡した。判決によると、a被告は8月4日午前8時10分ごろ、市のホームページ「市長ホットライン」に「ガソリン携行缶持つて貴様のところに明日行く」などと投稿し、市職員に臨時会議を開かせるなどして業務を妨害した。

 HPに脅迫文送信 業務妨害の男有罪 名地裁判決
2019.12.06 朝刊

 名古屋市のホームページの投稿フォームに放火殺人を連想させる脅迫文を書き込み、市職員らの業務を妨害したとして、威力業務妨害の罪に問われた千葉県八千代市、無職a被告(64)の初公判が五日あり、名古屋地裁は懲役一年六月、執行猶予三年(求刑懲役一年六月)の即日判決を言い渡した。
 西沢恵理裁判官は判決理由で、「表現の不自由展・その後」を巡る河村たかし名古屋市長の発言を報道で知って憤り、市長らをパニックに陥れようとしたことが動機だったと指摘。「短絡的で身勝手。放火殺人事件を想起させる内容を送信しており悪質」とした。
 判決によると、八月四日朝、名古屋市公式ホームページの投稿フォーム「市長ホットライン」に携帯電話から「ガソリン携行缶持って貴様のところに明日行く」などの文章を送信し、職員らの業務を妨害した。

SNS 潜む危険学ぶ/安岡中 トラブル防止講演会
2019.12.05 朝刊 

 那覇署(崎原永克署長)は3日、那覇市立安岡中学校で会員制交流サイト(SNS)トラブル防止講演会を開いた。11月に大阪の小学6年女児がSNSを介して誘拐された事件や、学校側の要望を受けての実施された。2年生約280人が参加し、SNSに潜む危険について学んだ。

 同署少年課の島尻美紀警部補はSNSに写真をアップする際の注意点などを説明した。「ネットで拡散された写真を完全に消すことは不可能。また相手が見えないため、なりすましも多い。ネットで知り合った人を信用したり、写真を送信したりしないで」と話した。
 県内でもネットで知り合った人の顔写真を勝手に加工し、脅迫に使う事案も発生しているという。島尻さんは「SNSに写真をアップする前に、誰に見られてもいい写真かどうかきちんと考えてほしい」と注意を促した。
 また、SNS上ではメッセージが意図せず誤解されてトラブルに発展したり、グループから排除されたりするケースもあるという。島尻さんは「文面だけでは勘違いされることも多い。直接会って話すことを大切にして」と助言した。
 講演を聴いた宮良奏多さん(14)は「スマートフォンは便利な半面、一歩間違えると危険な部分もあると感じた。マナーやルールを守って楽しく使いたい」と話した。

つつもたせの疑い、新たに1人を逮捕 5人を再逮捕
2019.12.05 埼玉新聞 

 男性を監禁して現金を奪うなどしたとして男女5人が逮捕された事件で、県警捜査1課と少年捜査課、越谷、吉川署は4日までに、恐喝未遂や監禁、強盗、窃盗の疑いで、川口市道合の自営業a容疑者(20)ら高校3年の少女2人を含む17~20歳の男女6人を逮捕、再逮捕した。
 逮捕容疑は9月22日と30日、出会い系アプリを通じて誘い出した越谷市の会社員男性(25)と東京都墨田区の自営業男性(43)に、模造刀のようなものを示し、「未成年を家に連れ込んだな」「俺らにやられるか示談か」などと脅迫。現金計約6万円を奪い、男性のキャッシュカードを使って口座から現金95万円を引き出すなどした疑い。県警は認否を明らかにしていない。
 捜査1課によると、6人は越谷市の自営業少年(19)を中心とした仕事の同僚や友人。少女が吉川市のホテルなどに男性らを誘い出し、その後にa容疑者らが現れて犯行に及んだ。
 県警は11月、強盗などの疑いで、a容疑者ら男女5人を逮捕。防犯カメラの捜査などから余罪を調べ、今回新たに共犯者1人が判明した。

新井被告に懲役5年 東京地裁 強制性交罪、実刑判決
2019.12.03 佐賀新聞 

 派遣型マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして強制性交罪に問われた元俳優a(本名・a)被告(40)に東京地裁は2日、「施術中という状況に付け入った卑劣で悪質な犯行だ」とし、求刑通り懲役5年の判決を言い渡した。a被告は「暴力や脅迫は一切やっていない」と無罪を主張していたが、判決は供述の信用性を否定した。
 a被告側は判決を不服として即日控訴し、再度の保釈も申請。地裁は2日午後、再保釈を認める決定をした。保証金は750万円で、被告は納付した。
 判決理由で滝岡俊文裁判長は「女性の証言は客観的な経緯や状況と整合し、信用性は高い」と指摘。女性とは体格差もあったことから「抵抗を著しく困難にさせる暴行だった」と認定した。
 判決言い渡し後、滝岡裁判長は「信頼を取り戻すのは難しいが、あなたの人生は終わったわけではない。責任と向き合い、地道に信頼を取り戻すべく努力を続けてください」と説諭した。これまでの公判と同様、黒いスーツ姿で入廷したa被告は判決を言い渡される間、身動きせずにまっすぐに裁判長の方を見ていた。

脅迫の疑いで18歳少年逮捕、否認 仙台北署は28日、脅迫の疑いで、仙台市若林区、無職少年(18)を逮捕した。逮捕容疑は10月17日、市内に住む無職の妻(19)に、携帯電話のアプリケーションソフトを使い
2019.11.29 河北新報記事情報

脅迫の疑いで18歳少年逮捕、否認
 仙台北署は28日、脅迫の疑いで、仙台市若林区、無職少年(18)を逮捕した。逮捕容疑は10月17日、市内に住む無職の妻(19)に、携帯電話のアプリケーションソフトを使い「殺すぞ」などとメッセージを送り、脅迫した疑い。同署によると「覚えていない」と否認している。

急増子どもSNS被害 性犯罪など 県内中学生10倍 「知らない人に付いていかない」
2019.11.27 朝刊

大阪市の小学6年女児(12)が栃木県小山市で保護された誘拐容疑事件で、少女は容疑者の男と会員制交流サイト(SNS)で知り合っていた。徳島県内でも中高生らがSNSを通じて児童買春などの性犯罪に巻き込まれるケースが相次いでいる。専門家は、知らない大人が近づいてくるのを想定した訓練が必要と訴えている。
県警によると、2019年にSNSを通じて犯罪に遭った18歳未満の子どもは10月末時点で32人(高校生11人、中学生21人)。18年の15人(高校生13人、中学生2人)の倍以上になっており、中学生が10倍以上と急増している。
犯罪に巻き込まれたきっかけは全てスマートフォン上のアプリ。ツイッター3人、学生限定をうたう会話アプリ「ひま部」13人、LINE(ライン)10人、その他6人だった。
罪種別では児童買春・ポルノ禁止法違反が17人、淫行などの青少年健全育成条例違反が14人、児童福祉法違反が1人。相手から脅迫されたり、性交の動画を拡散されたりした被害も出ている。
県警は今年1月、県内の少女=当時(14)=にみだらな行為をして撮影するなどした徳島市のアルバイトの男(21)を逮捕した。男は少女に面会を拒否されて立腹し、知人に動画を送った。
8月には県央部の女子中学生=当時(15)=を県内のホテルに連れ込み、みだらな行為をしたとして阿南市の男(30)を逮捕した。男は少女に再会を断られ「本気でいろいろ仕掛けていい?」「進学も就職も全て止める」などと脅迫した。
県教委の今年7月の調査では、携帯電話を持っている小学6年生は55・8%(うち56%がスマホ)、中学2年生は75・4%(89・1%)、高校2年生は99・4%(98・1%)だった。所有する携帯のフィルタリング機能の有無を「分からない」とした割合は、小学生58・4%、中学生45・2%、高校生35・9%で、子どもが安
全性を把握し切れていない現状が明らかになった。
県警少年女性安全対策課は「ネット空間では相手の素性が分からず、危険が潜んでいる。保護者はフィルタリング
を活用するなど防衛を心掛けてほしい」としている。
徳島文理大の林向達准教授(学際情報学)は「犯人は子どもの悩みや親切心につけ込んで近づいてくる。知らない大人に付いていかないのが一番。学校や家庭でも具体的な誘い文句を想定し、防犯訓練を定期的に行うのが大切だ」と話した。

 脅迫の疑い
2019.11.26 朝刊 

 【愛知県】江南署は25日、脅迫の疑いで、岩倉市南新町、無職a容疑者(66)を現行犯逮捕した。
 逮捕容疑では、同日午前8時45分ごろ、岩倉市役所で、男性職員(50)ら3人に「ぶっ殺してやる。今日はドスもっとるでな」などと脅迫したとされる。
 署によると、容疑を認めている。a容疑者は車いす利用者ではないが、日ごろから市役所周辺の歩道の狭さに改善を求めていた。

★恐喝疑いで男2人を逮捕
2019.11.20 朝刊 

 各務原署は19日、恐喝の疑いで、岐阜市切通、会社員a容疑者(20)と各務原市那加巾下町、自営業a容疑者(35)を逮捕した。
 逮捕容疑は、共謀して今年6月2日午前0時25分~同45分ごろまでの間に、同市那加住吉町のドラッグストア駐車場で、いずれも同市内在住の男性=当時(25)=と男性=当時(19)=に「何見とるんすか」などと因縁をつけ、男性=当時(19)=の後頭部を拳で殴り「財布出せよ」と脅迫し、2人から現金計2万1千円を脅し取った疑い。
 署によると、被害者2人が近くの交番に駆け込んで被害届を出した。両容疑者の認否は明らかにしていない。

 俳優伊藤歩さん 男女が脅迫容疑 警視庁、書類送検
2019.11.17 朝刊 

 俳優の伊藤歩(あゆみ)さん(39)に危害を加える趣旨のメールを関係先に送り、ドラマの試写会への参加を取りやめさせたとして、警視庁新宿署は脅迫と威力業務妨害の疑いで、いずれも無職で北海道の男(39)と愛知県の女(25)を書類送検した。二人に面識はなく、別々にメールを送信していた。
 男の書類送検容疑は六月十一日、ゲーム会社のインターネット上の意見窓口に「キャラクターの声優を伊藤さんから変えてほしい」「ナイフを刺して目玉をえぐってやりたいくらいの感情」とメールを送り、同二十五日に予定していた試写会への参加を取りやめさせたとされる。
 女の書類送検容疑は六月八日、事務所のホームページの問い合わせ窓口に「殺したいくらい嫌い」「手の甲にフォークを思いっきり突き刺しちゃう」とメールを送信するなどしたとされる。ゲーム会社や事務所が六月に新宿署に相談していた。

「自画撮り」被害 防止へ道が啓発 改正条例PR=北海道
2019.11.16 東京朝刊 

 子どもにスマートフォンなどで自らのわいせつな画像や動画を撮影、送信させる「自画撮り」被害を防ぐため、全国で初めて懲役刑の罰則を盛り込んだ改正道青少年健全育成条例が来年1月に施行されるのを前に、道は15日、JR札幌駅で啓発活動を行った。
 改正条例には、送信を繰り返し要求する常習者に対し、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金を科す規定が盛り込まれた。「自画撮り」被害では、脅迫したり、同性になりすましたりして画像などを送信させる手口が横行しているが、13歳未満の子どもに対しては、脅迫やなりすましがなくても送信を要求する行為のみで罰則の対象とする条項も全国初だという。
 この日は、道警や携帯電話会社とともに、改正条例の内容を紹介するチラシを配って、注意を呼びかけた。道の道民生活課の成田剛・主幹は「被害の実態や危険性を知ってもらい、被害防止につなげていきたい」と話している。

SNS投稿:SNS投稿、犯罪リスク 個人情報流出、居場所を特定
2019.11.16 東京夕刊 

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上に投稿した写真や動画などから個人情報が割り出され、嫌がらせや思わぬ犯罪に巻き込まれるケースがある。ツイッターに投稿した写真の背景を手がかりに居場所を特定され、脅迫を受けた女性は「しつこくて怖かった」と体験を語る。専門家は「技術の進歩で、本人が気付かないうちに個人情報を知られてしまうリスクが一層高まっている」と警鐘を鳴らしている。
 「今から行くから」。2016年10月。当時、芸能事務所に所属してタレント活動をしていた東京都内の30代の女性は、自身のツイッターに突然寄せられたコメントを見て、嫌な予感がした。約1万人のフォロワー(閲覧者)に向け、女性は頻繁に近況を投稿していた。この日は台東区の居酒屋で女性の友達と楽しんでいる写真をツイッターに投稿していた。コメントが届いたのはその直後で、面識のないフォロワーの男からだった。店にいた女性は怖くなり、みんなで店を出た。
 約2時間がたったころ、同じ男から「おい、いないぞ」というコメントが届いた。さっきまでいた店の写真が添付されていた。女性は店の名前や詳しい場所は投稿していない。写真の風景などから店が特定されたとみられる。
 女性は男とやり取りができなくなるよう、ツイッターのアカウントをブロックした。しかし男は何度もアカウントを変え、約1カ月にわたり、ツイッター上で逆恨みして「刺す」などと脅してきた。女性は警視庁に相談し、1人暮らしのアパートではなく、なるべく実家に帰るようにした。今は芸能活動はしていないが、自分がどこにいるのか分かるような投稿はしないようにしているという。
 SNSでの投稿がきっかけとなってつきまとわれたのはこのケースだけではない。今年9月には、都内の20代の女性アイドルがSNSに投稿した画像の自分の瞳に映った風景から最寄り駅を割り出され、ファンの男にけがをさせられる事件が起きた。
 男は警視庁に強制わいせつ致傷容疑などで逮捕された。捜査の結果、男がグーグルマップの「ストリートビュー」を使い、瞳に映った駅と特徴が似た駅を検索して特定していたことが判明。待ち伏せしていた駅から女性の後をつけ、割り出したマンションの前で待っていたという。女性が投稿した動画のカーテンや光の差し込み具合から部屋の位置まで突き止めていた。
 全国webカウンセリング協議会(本部・東京都)に寄せられたSNSに関連したつきまといの相談件数は、13年は401件だったが17年には682件に増えた。ネット上のトラブルに詳しい藤吉修崇弁護士は「画質が良ければ指の画像から指紋を読み取ることも可能な時代だ。何気ない投稿が個人情報流出につながるという意識を持ってほしい」と話している。
 ◇事件解決の糸口にも
 SNS上やスマートフォンに残された情報は、事件解決の糸口や証拠にもつながっている。解析作業は「デジタルフォレンジック(デジタル鑑識)」と呼ばれ、警察は分析に力を入れている。
 東京都中野区のホームセンターで昨年6月、サボテンを持ち去ろうとした男に保安員が殴られた強盗傷害事件では、写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿された写真が容疑者逮捕につながった。
 警視庁は事件直後、店の防犯カメラの映像などから容疑者の男をほぼ特定したが居場所がつかめなかった。
 捜査員がインスタグラムで男の名前や観葉植物に関係した投稿がないかを調べてみたところ、男のものとみられるアカウントが判明した。
 画像に映り込んでいた風景から板橋区内のアパートを割り出し、男を発見した。
 2016年には徳島県警が逮捕した男のスマホを解析できたことで重要な証拠を得られた事件があった。スマホに残っていた被害者の写真について、「目に人の影のようなものがある」と捜査員が気づき、画像編集ソフトを駆使して補正を繰り返した。
 すると、次第に顔の輪郭や髪形などが判明し、男がスマホを構えて被害者を撮影している姿が浮かび上がったという。

つつもたせで強盗容疑、少年ら5人逮捕 /埼玉県
2019.11.13 東京地方版/埼玉 

 スマートフォンの出会い系アプリで男性を誘い出し、脅迫して現金などを奪ったとして県警は12日、川口市道合の自営業a容疑者(20)と、越谷市などの17~19歳の少年少女計4人を強盗容疑などで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。
 捜査1課によると、5人は9月12日未明、さいたま市見沼区の男性(27)を乗用車に乗せて刃物のような物で脅し、現金約4万3千円が入った財布や、男性のキャッシュカードで引き出した6万円を奪った疑いがある。5人のうち少女(18)が男性と会ってホテルに入店。直後に現れた少年らが、「未成年だぞ。警察に行くか」などと脅し車に乗せたという。

出会い系で誘い出し 強盗、監禁など疑い 高3ら5人逮捕=埼玉
2019.11.13 東京朝刊 

 県警は12日、川口市道合、建築業a容疑者(20)、東京都葛飾区、私立高校3年の女子生徒(18)ら5人を強盗や監禁、窃盗の容疑で逮捕した。
 発表によると、5人は、9月12日未明、出会い系アプリで誘い出したさいたま市見沼区の男性会社員(27)を乗用車に乗せて監禁し、刃物のようなものを突き付け、「警察に行くか、ボコられるか、どうする」などと脅迫。約4万3000円が入った財布を奪い、男性のキャッシュカードを使って引き出した6万円を盗んだ疑い。県警は5人の認否を明らかにしていない。
 県警幹部によると、5人はこの後、男性の両親も脅迫したため、両親が県警に相談し、容疑が浮上した。今年9月頃から、越谷市や吉川市内で同様の事件が数件発生しており、県警は関連を調べている。

女子大生、裸写真で脅され受け子に 還付金詐欺 容疑の男4人再逮捕
2019.11.06 東京朝刊 

 還付金詐欺で高齢男性からキャッシュカードをだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は詐欺容疑で、住所不定、無職、a被告(33)=逮捕監禁致傷罪などで起訴=ら21~33歳の男4人を再逮捕した。同隊は4人の認否を明らかにしていない。
 同隊によると、この特殊詐欺事件では、20代の女子大生が会員制交流サイト(SNS)を通じて知り合った男に裸の写真を撮られて脅迫され、カードを受け取る「受け子」を担当。女子大生は男の指示で引き出した現金50万円を男に渡し、男がそのまま持ち逃げ。a容疑者ら4人は女子大生と男をそれぞれ車などに監禁していたといい、女子大生が解放後に群馬県警に出頭して一連の事件が発覚した。
 4人の再逮捕容疑は5月30日、宇都宮市に住む無職男性(82)に対し、市職員や銀行員をかたり「市役所からの還付金がある」「キャッシュカードを交換する必要がある」などと電話。男性からカード1枚をだまし取ったとしている。

 女子中学生に裸の写真を送らせた疑い
2019.11.06 朝刊 

 【愛知県】緑署は5日、児童ポルノ禁止法違反(製造)と強要未遂の疑いで、三重県四日市市の会社員の少年(19)を逮捕した。
 逮捕容疑では、5月21日~6月30日に複数回にわたり、女子中学生(13)が18歳未満であることを知りながら、携帯電話で裸の映った動画を撮影させ、無料通信アプリLINE(ライン)で少年の携帯電話に送信させたとされる。8月12日にはラインで女子中学生を脅迫し、同様の動画を送信させようとしたとされる。
 署によると、容疑を認めている。女子中学生と保護者が署に相談して発覚した。2人はインターネット上で知り合い、直接の面識はなかった。

脅迫容疑で組幹部逮捕=大分・続報注意
2019.11.05 西部朝刊 

 大分中央署は4日、住所不詳、指定暴力団傘下組幹部、a容疑者(41)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、a容疑者は1~2日、無職男性に電話で、「殺すぞ」などと脅した疑い。容疑を否認しているという。

 [続報]
 2019年11月20日付西部朝刊31面
 =暴力団幹部を不起訴=大分
 無職男性を電話で脅したとして、脅迫容疑で逮捕された住所不詳、指定暴力団傘下の組幹部(41)について、大分地検は不起訴とした。15日付。地検は理由を明らかにしていない。

 弁護士脅迫した疑い
2019.11.01 朝刊

 【福井県】鯖江署は31日、脅迫の疑いで、鯖江市西袋町、無職a容疑者(70)を逮捕した。
 逮捕容疑では、9月30日午後3時ごろ、県内の法律事務所に電話をかけ、応対した事務職員を介して、同事務所を経営する男性弁護士やその関係者に危害を加えると脅したとされる。署によると、「電話の内容はよく覚えていない」と容疑を否認している。

 ストーカー規制法違反などの疑い
2019.10.31 朝刊 

 【長野県】松本署は30日、ストーカー規制法違反(禁止命令違反)と脅迫の疑いで、松本市南松本、建築作業員a容疑者(56)を逮捕した。
 逮捕容疑では、6月上旬に県警から県内の40代女性へのつきまとい行為の禁止命令を受けたが、7月上旬から10月中旬までの間、会員制交流サイト(SNS)で女性に複数回メッセージを送った上、危害を加える旨のメッセージを送って脅迫したとされる。
 署は認否を明らかにしていない。女性からの届けを受けて発覚した。

 組員ら2人不起訴
2019.10.25 朝刊 

 【福井県】福井地検は24日、強要未遂の疑いで逮捕されたいずれも福井市の暴力団組員の男性(52)と会社役員の男性(44)を不起訴とした。地検は処分理由を明らかにしていない。
 2人は、6月に市内の飲食店で男性を脅迫したとして今月3日に福井署に逮捕されていた。

ラインで脅した疑い
2019.10.24 朝刊 

 【静岡県】浜松中央署は23日、脅迫の疑いで、浜松市中区浅田町、会社員a容疑者(26)を逮捕した。
 逮捕容疑は、15、17の両日、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、県西部の男性会社員(33)に「全員ぶち殺す」などとメッセージを送り、脅迫したとされる。
 署は認否を明らかにしていない。二人は交際していたがトラブルになり、男性が署に相談した。

 恐喝未遂の疑いで再逮捕
2019.10.22 朝刊 

 【静岡県】清水署は21日、恐喝未遂の疑いで、静岡市清水区蒲原、無職a容疑者(37)を再逮捕した。
 再逮捕容疑は、3月上旬に、静岡市役所清水庁舎に「海に毒をばらまく」などと書いた脅迫文を郵送し、金品を脅し取ろうとしたとされる。
 署は認否を明らかにしていない。a容疑者は、同区の漁協、こども園や小学校に脅迫文を送ったとして三度逮捕=いずれも処分保留=されている。

 ラインで男性脅迫 新立容疑者を起訴 園児死亡事故被告
2019.10.19 朝刊  滋賀版 

 【滋賀県】大津地検は十八日、県内の地方公務員の男性に無料通信アプリ「LINE(ライン)」でメッセージを送って脅迫したなどとして、九月末にストーカー規制法違反、脅迫、強要未遂の疑いで県警に逮捕された大津市一里山の無職、a容疑者(53)を、それぞれの罪で起訴した。
 起訴状によると、八月二十七日午後九時四十五分から十時二十五分ごろ、男性にラインで「悪になる」「晒(さら)す」などのメッセージを送り、九月二日午後八時五分ごろ、電話で男性に「こんなに好きやのに。2ちゃんねるに写真をあげたらどうするの。二人で話したい」などと脅したとされる。
 県警によると、男性とa被告は出会い系サイトで知り合ったが、面識はなかったという。a被告はことし五月、同市内で保育園児二人が死亡するなどした交通事故を起こしたとして自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで逮捕、起訴されていた。九月の逮捕時は保釈中だった。

 脅迫の疑い
2019.10.19 朝刊  尾張総合版 

 【愛知県】一宮署は17日、脅迫の疑いで、一宮市北方町北方、自称自営業、a容疑者(47)を現行犯逮捕した。
 逮捕容疑では、同日午前11時45分ごろ、同市北方町の駐車場で、市内の無職女性(35)に「てめえこら、ぶち殺したるぞ」などと脅したとされる。
 署によると、容疑をおおむね認めている。

三田佳子次男高橋祐也容疑者5度目逮捕、脅迫LINE
2019.10.18 日刊スポーツ 東京日刊 

 同居していた女性を脅迫したとして警視庁が17日、女優三田佳子(68)の次男の元俳優高橋祐也容疑者(39)を脅迫容疑で逮捕した。関係者によると「脅すつもりはなかった」と否認しているという。
 高橋容疑者は今月5~9日、同居していた元タレントの女性(24)にLINEを通じ「お前の父親を殺してやりたいな」などと複数回にわたりメッセージを送信し、脅迫した疑い。女性は先月末から実家に帰省中で、早く自宅に戻るように連絡したが、「1カ月くらい帰れない」などとし、返信がなかったことに腹を立ててメッセージを送ったとみられる。高橋容疑者はこれまで98年、00年、07年、18年の4回、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕歴がある。3度目の逮捕時には懲役1年6月の実刑判決を受けており、4回目の昨年は懲役2年6月、保護観察付きの執行猶予5年の有罪判決を受けている。また、10年に一般女性と結婚、第1子をもうけているが離婚。一方で、今年2月にはツイッターで「一週間後正式に結婚することになりますが」などと元タレントの女性との結婚をにおわせていた。

脅迫容疑で2人逮捕 クラクションに憤慨 八千代署
2019.10.18 千葉日報 

 八千代署は17日、脅迫の疑いで自称佐倉市井野、会社員、a容疑者(24)を、脅迫と大麻取締法違反(所持)の疑いで自称八千代市大和田新田、会社員、a容疑者(25)を逮捕した。

 2人の逮捕容疑は共謀して1月11日午後10時半ごろ、同市八千代台北7の市道交差点で、信号待ちで停止していた車の国家公務員の30代男性=船橋市=に「降りてこいこの野郎」などと怒鳴り、運転席ドアを無理やり開けようとして脅迫した疑い。

 同署によると、2人は男性の車の前を軽乗用車で直進。信号無視したとみられ、その直後に男性からクラクションを鳴らされたことに憤慨したとされる。

 a容疑者は10月17日午前5時55分ごろ、同市萱田町で乾燥大麻1袋を所持した疑いも持たれている。同署員が脅迫容疑で逮捕しようとa容疑者の元に向かった際、軽乗用車内で大麻を見つけて現行犯逮捕した。2人は脅迫容疑について「怒鳴ったことは認めるが、脅迫にならないと思う」と否認しているという。

 脅迫容疑で無職男逮捕
2019.10.17 朝刊 

 【東京都】警視庁高井戸署は十六日、杉並区のアニメ制作会社に対する脅迫と威力業務妨害の疑いで、岡山市南区福田、無職a容疑者(35)を逮捕したと発表した。逮捕は十五日。
 逮捕容疑では、七月七~十八日、ツイッターなどで「死ね」「京アニみたいなことにならないと良いな」などと投稿して同社を脅迫し、業務に支障を生じさせたとされる。a容疑者は「相手が怖がると分かった上でやった」と容疑を認めているという。
 署によると、a容疑者は、会社の制作したアニメの一部に著作権があると訴え、金銭を要求していたという。

知人から1000万円恐喝 容疑の組員ら逮捕 宝塚署など=兵庫
2019.10.16 大阪朝刊 

 知人から1000万円を脅し取ったとして県警暴力団対策課と宝塚署などは15日、尼崎市武庫元町、暴力団組員a(55)と伊丹市荻野、建設業a(33)両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。a容疑者は黙秘し、a容疑者は金の受領は認めたが、「脅していない」と容疑を否認しているという。
 発表では、両容疑者は昨年6月25日、尼崎市内で知人の会社経営男性(40)に拳銃のようなものを突きつけ、「撃ってしまうぞ」などと脅迫。同29日に伊丹市内で男性から1000万円を脅し取った疑い。

際立つ凶悪性、劇場型も
2019.10.11 佐賀新聞 

 毒劇物事件は、日本の犯罪史の中でも社会の耳目を集めるような特異なケースが多い。被害者が多数に上ったり、連続犯行になったりして凶悪性が際立ち、マスコミや国民を巻き込む「劇場型犯罪」となることもある。
 警察庁の科学警察研究所によると、毒劇物は少量の摂取で中毒や死亡に至るため検出が困難なことが多く、資料の分析手法、資機材など選択肢のどれを失敗しても検出できない事態に陥る。同庁刑事局の幹部は「最新の知識と技術を駆使し、客観性が高く正確な鑑定が重要だ」と強調する。
 昭和の時代は、青酸化合物を飲まされた行員ら12人が死亡した「帝銀事件」(1948年)やぶどう酒を飲んだ女性5人が亡くなった「名張毒ぶどう酒事件」(61年)、保険金目的にトリカブトで妻を殺害した「トリカブト殺人事件」(86年)などが起きた。
 店頭に青酸入り菓子が置かれた「グリコ・森永脅迫事件」(84~85年)は多くの謎を残したまま時効が成立。この事件に関わった大阪府警科学捜査研究所の元所長は「先入観を捨ててあらゆる毒物を想定した分析が必要だ」と指摘する。
 平成では、地下鉄サリン事件や和歌山毒物カレー事件のほか、男女5人に筋弛緩(しかん)剤を注射して殺害した「大阪の愛犬家連続殺人事件」(92~93年)、「近畿の連続青酸事件」(2007~13年、公判中)などが大々的に報じられた。
 東京都杉並区の女性が宅配便で届いた青酸カリで自殺した「青酸宅配事件」は、毒物列島とも言われた98年末に発生。女性は「ドクター・キリコの診察室」と題するインターネットのサイトを通じて青酸カリを購入。犯罪ツールにもなるネットの危うさが浮き彫りになった。当時の警察庁幹部は「新しいタイプの犯罪で、犯人の特定や証拠の確保などの基本的なセオリーが手探りだった」と振り返った。

女子生徒脅迫容疑 男子生徒を逮捕=滋賀
2019.10.08 大阪朝刊 

 高島署は7日、高島市立中学2年の男子生徒(14)を脅迫の疑いで逮捕した。調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めている。
 発表によると、男子生徒は9月6日、同じ中学に通う中学1年の女子生徒(13)の自宅付近に「早く死んでくれ」などと書いた手書きのメモを十数枚置き、脅迫した疑い。女子生徒の親がメモを発見し、女子生徒が被害届を出した。男子生徒と女子生徒は以前、近所に住んでいたという。

ネット掲示板で知人女性を脅迫 容疑の54歳逮捕=奈良
2019.10.08 大阪朝刊 

 インターネットの無料掲示板に「住所をばらす」などと書き込み、知人女性を脅したとして、奈良署は7日、奈良市法華寺町、無職a容疑者(54)を脅迫容疑で逮捕した。「会うのを拒否されたのでやった」と容疑を認めているという。
 発表によると、a容疑者は6月9日~7月6日、ネットの掲示板に「住所をばらす」「写真をばらまく」などとスマートフォンから10回にわたり、書き込みをして県内の30歳代のアルバイト従業員の女性を脅した疑い。
 女性が掲示板を見て被害が発覚し、7月に奈良署に相談。書き込みの履歴などからa容疑者が浮上したという。

対立グループの少女脅した疑い 半グレ幹部ら再逮捕=大阪
2019.10.08 大阪朝刊 

 府警は7日、大阪市浪速区幸町の飲食店経営、a容疑者(32)ら2人を暴力行為等処罰法違反(脅迫など)容疑で再逮捕した。a容疑者は大阪・ミナミで活動する不良集団「半グレ」の幹部で、逮捕は3回目。
 発表では、2人は共謀。昨年8月中旬、大阪市中央区の路上で、対立するグループの関係者である10歳代の少女を十数人で取り囲み、胸ぐらをつかんで「山に連れて行って埋めるぞ」などと脅した疑い。

ゲーム会社を脅迫疑いの25歳男逮捕 「殺す」とメール
2019.10.05 東京朝刊 

 新宿署は、ゲームソフト大手スクウェア・エニックス(新宿区)に「殺してやろうか」などとメールを送ったとして、脅迫と威力業務妨害の疑いで、宮崎県新富町下富田、介護職員、a容疑者(25)を逮捕した。
 新宿署によると、a容疑者は同社のゲーム愛好者。容疑を認め「(ゲームに関する)意見をメールで送ったのに返事がなかったのでやった」などと供述している。

「自画撮り」要求 常習に懲役 北海道で条例成立
2019.10.05 朝刊 

 子どもに自らのわいせつな画像や動画を送信させる「自画撮り」の要求行為を規制する改正北海道青少年健全育成条例案が4日、道議会で、全会一致で可決、成立した。送信要求を繰り返す常習者には6カ月以下の懲役などを科す罰則規定を設けた。施行は来年1月1日。
 道によると、3月末時点で東京や兵庫など19都府県が規制条例を定めているが、常習性の処罰や懲役刑の規定は全国初という。自画撮りは各地で中高生らの被害が相次ぎ、今月1日には山口県でも規制の改正条例が施行されるなど、全国で摘発強化の動きが加速しそうだ。道の改正条例では、18歳未満に対して脅迫や成り済まし、見返りを渡すなど悪質な手段で画像を要求した行為に30万円以下の罰金を科す。要求を繰り返し「常習性がある」と判断された際には6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金。
 13歳未満の場合は要求しただけで罰則対象とした。手段を問わず要求行為自体を対象とするのも異例という。
 自画撮りはインターネットの会員制交流サイト(SNS)などを介して被害が相次ぎ、東京都が昨年2月、全国で初めて、不当な方法での要求行為を禁止する改正都条例を施行した。

300万円恐喝容疑 再逮捕=静岡
2019.10.03 東京朝刊

 天竜署は2日、浜松市北区細江町中川、トラック運転手a被告(39)(傷害罪で起訴)を恐喝の疑いで再逮捕した。
 発表によると、a被告は2018年5月頃、同市天竜区の知人男性(30)を脅迫し、複数回にわたって現金計300万円を脅し取った疑い。a被告は、この男性に対して入れ墨をしたほか、熱湯をかけてけがを負わせたとして、傷害罪で起訴されている。
読売新聞社

 恐喝未遂の疑い
2019.10.02 朝刊 

 【愛知県】中村署は1日、恐喝未遂の疑いで、六代目山口組弘道会傘下組織組員のあま市下萱津、無職a容疑者(45)を逮捕した。
 逮捕容疑は、6月23日と7月3日、中村区内の携帯電話販売店を訪れ、自身の携帯電話が壊れた際に貸与された代替機に不具合が生じたと言い掛かりをつけ、「4日間は仕事にならなかった」「どうけじめをつけるんだ」などと脅迫して金品を脅し取ろうとしたとされる。
 署によると黙秘している。店側から被害の届け出があった。

大津事故被告 ストーカー 容疑で逮捕 LINEで男性脅す
2019.10.01 大阪朝刊 

 インターネットで知り合った男性をLINE(ライン)で脅すなどしたとして、滋賀県警は30日、大津市一里山、無職a被告(53)を脅迫、ストーカー規制法違反容疑などで逮捕した。容疑を認めている。
 発表では、a被告は8~9月、男性(49)に対し、LINEで「やり取り全て見せる」「晒(さら)す」とメッセージを送って脅したり、「写真もLINEも全部見せる。2人で話したい」と勤務先に電話して連絡を強要したりした疑い。男性とは出会い系サイトで知り合い、会ったことはなかったという。
 a被告は、大津市で5月に起きた保育園児ら16人の死傷事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反に問われ、公判中。LINEを送ったとされる8~9月はすでに保釈されていた。
 事故被害者の弁護団は30日、「真実であれば、事故に対する反省の姿勢が全く感じられない。筆舌に尽くしがたい大きな憤りを感じる。法廷で反省の言葉を述べたとしても受け入れられない」とコメントした。

恐喝未遂の疑い
2019.09.26 朝刊 

 【静岡県】浜北署は25日、恐喝未遂の疑いで、浜松市浜北区小松、会社員a容疑者(39)を逮捕した。
 逮捕容疑では、9日午後11時ごろ、同区内のコンビニエンスストアで、同区の男性会社員(38)に「俺、やくざやってんだよ。覚えてるよね」などと脅迫し、金を脅し取ろうとしたとされる。
 署は認否を明らかにしていない。2人は知り合いで、10年ほど前に共同で起業しようとしたことがあるという。

ストーカー容疑で男逮捕
2019.09.20 朝刊

 【東京都】警視庁は十九日、脅迫とストーカー規制法違反の疑いで、住所不定、自称自営業a容疑者(32)を逮捕したと発表した。逮捕は十八日。
 逮捕容疑では、八月十九日、アパレル会社を経営するタレント愛沢えみりさん(31)に向けてツイッターで「Kill」などと書いた投稿を送ったり、「ストーカーにでっち上げられました。冤罪(えんざい)です」などと書き込んだりしたとされる。
 人身安全関連事案総合対策本部によると、「弁護士と話してからでないと話せない」と供述。a容疑者は二〇一四年以降、愛沢さんへのストーカー規制法違反容疑で二度逮捕され、実刑判決を受けていた。

脅迫メッセージ、投稿容疑で逮捕 名古屋市HPに 【名古屋】
2019.09.19 名古屋朝刊 

 名古屋市のウェブサイトに脅迫メッセージを投稿したとして、愛知県警は18日、千葉県八千代市大和田新田、無職a容疑者(64)を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
 発表によると、a容疑者は8月4日午前8時10分ごろ、市のホームページの投稿フォーム「市長ホットライン」に、「ガソリン携行缶持つて貴様のところに明日行く」などと投稿。市役所職員に臨時会議を開催させるなどして、業務を妨害した疑いがある。
 市が同月8日に愛知県警中署に被害届を提出していた。県警は中止になった国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」との関連を調べる。

「京アニみたいに」示談交渉相手脅迫 容疑で男逮捕=岡山
2019.09.18 大阪朝刊 

 交通事故の示談交渉相手に対し、京都アニメーションの放火事件を挙げて脅したとして、岡山中央署は17日、岡山市中区浜の無職a容疑者(70)を脅迫容疑で逮捕した。
 発表では、a容疑者は8月、示談交渉にあたっていた損害保険会社の男性社員に携帯電話で「あっちの世界に行ってもらおうかな」「京都のアニメみたいにならんようにしてくれよ」などと脅迫した疑い。容疑を認めているという。

大阪の半グレ幹部再逮捕 傷害事件示談強要疑い
2019.09.17 朝刊 

 傷害事件の被害者の20代男性に対し、無理やり示談書に署名させたとして、大阪府警捜査4課は16日、強要の疑いで大阪市浪速区、飲食店経営a容疑者(32)を再逮捕した。捜査関係者によると、大阪・ミナミを拠点に活動する半グレ集団「aグループ」の幹部とみられる。
 再逮捕容疑は6月、自分の店で働く少年(19)に暴行された男性に対し、入れ墨を見せながら「言う通りにして仲良うしとけや」と脅迫し、示談書に署名させた疑い。
 捜査4課によると、男性は6月上旬に少年とトラブルになり、鼻の骨を折るなどの重傷を負った。男性は府警南署に被害を届け出る予定だったが、a容疑者が阻止しようとしたとみている。

 女性を脅迫した疑い
2019.09.15 朝刊 

 【静岡県】菊川署は13日、脅迫の疑いで、掛川市国安、無職a容疑者(40)を逮捕した。逮捕容疑は、8日午後1時ごろ、御前崎市か菊川市内で、県西部在住の知人女性(29)に電話し「おまえのことなんか一瞬で消せる」などと脅迫したとされる。署は認否を明らかにしていない。

★同居女性脅した疑い
2019.09.12 朝刊 

 多治見署は11日、脅迫の疑いで、土岐市の自称自営業、a容疑者(37)を逮捕した。
 逮捕容疑は10日午前10時30分~同50分ごろ、同居する女性(36)の携帯電話に無料通信アプリLINE(ライン)で「殺してやりたいわ」「帰ったら家破壊するわ」「覚悟しとけよ」などのメッセージを送った疑い。容疑を否認している。

 交際女性を脅した疑い
2019.09.12 朝刊 岐阜版

 【岐阜県】多治見署は11日、脅迫の疑いで、土岐市の自称建設業a容疑者(37)を逮捕した。
 逮捕容疑では、10日午前10時30分ごろから同日午前10時50分ごろまでの間に、同居する交際相手の女性(36)に無料通信アプリLINE(ライン)で「殺してやりたいわ」「帰ったら家破壊するわ」などとメッセージを送って脅迫したとされる。
 署によると、容疑を否認している。

威力業務妨害容疑 37歳の女を再逮捕=静岡
2019.09.11 東京朝刊 

 こども園に脅迫文書を送り業務を妨害したとして、清水署は10日、静岡市清水区蒲原、無職a容疑者(37)を威力業務妨害容疑で再逮捕した。
 発表によると、a容疑者は7月上旬、清水区内のこども園に対し、「水だけでなく色々なものに注意しましょう」などと書かれた脅迫文書を郵送し、教職員などに園内の警戒や設備の点検をさせ、業務を妨害した疑い。
 a容疑者は3月上旬、清水区内の漁協に「毒を海にばらまく」などと書いた文書を郵送して金を脅し取ろうとしたとして、8月20日に恐喝未遂容疑で同署に逮捕され、10日に勾留満期を迎えていた。
 7月は清水区内の小学校2校にも不審な文書が届いており、同署は関連を調べている。

元タカラジェンヌを脅迫の疑い 59歳男逮捕 LINEで「子供に危害」
2019.09.05 東京朝刊 

 元タカラジェンヌの透水(とうみ)さらささんへ危害を加える趣旨のメッセージを送ったとして、警視庁渋谷署は脅迫の疑いで、東京都港区の無職、a容疑者(59)を逮捕した。逮捕は3日付。
 逮捕容疑は3日午前1時ごろ、無料通信アプリLINE(ライン)で「付き合ってくれないと子供に危害を加える」「あなたの命も危ない」という趣旨のメッセージを送ったとしている。「脅迫と言われれば脅迫になると思います」と容疑を認めている。
 捜査関係者によると、a容疑者と透水さんは昨年12月、会員制の社交クラブで知り合った。a容疑者は複数回にわたって交際を迫るメッセージを送っていたとみられ、同署は経緯を調べる。

 女性脅して負傷させた疑い
2019.09.03 朝刊 静岡版 

 【静岡県】富士署は八月三十一日、傷害と恐喝の疑いで、富士市富士町、飲食店員a容疑者(43)を逮捕した。
 逮捕容疑は八月三十日午前八時ごろ、同市内で知人の二十代女性を脅迫。テーブルを蹴り倒してぶつけるなど、女性に軽い打撲傷を負わせたとされる。
 署は認否を明らかにしていない。数万円の借りがあり、返済を免れようとしていたという。

自画撮り要求 懲役刑も 1月施行へ 全国初 道条例改正案で=北海道
2019.08.30 東京朝刊 

 子どもにスマートフォンなどで自らのわいせつな画像や動画を撮影、送信させる「自画撮り」被害を防ぐため、道は、送信を繰り返し要求する常習者に対し、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金を科す規定を道青少年健全育成条例改正案に盛り込む方針を決めた。
 道によると、条例で「自画撮り」被害を巡る罰則に懲役刑が盛り込まれるのは全国初という。道は、厳しい罰則を設けることで、被害を未然に防ぎたい考えだ。来年1月の施行を目指し、改正案を9月10日に開会する道議会第3回定例会に提出する。
 「自画撮り」被害では、脅迫したり、同性になりすましたりして画像などを送信させる手口が横行しており、改正案では18歳未満の子どもに関して、こうした手口で送信を要求する行為にも罰則を設ける。また、13歳未満の子どもに対しては、脅迫やなりすましがなくても、送信を要求する行為のみで罰則の対象にする全国初の条項を盛り込む。

ストーカー容疑 逮捕=新潟
2019.08.21 東京朝刊 

 県警は20日、新潟市南区大通南、タクシー運転手a容疑者(63)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。
 発表によると、a容疑者は知人の30歳代女性に対し、6日に同市内の駐車場で「仕事に行けなくしてやる」と脅迫し、9~10日にSNSで女性の名誉を害するメッセージを複数回送るなどした疑い。a容疑者は容疑を一部否認している。

 脅迫の疑い
2019.08.20 朝刊 

 【愛知県】瀬戸署などは19日、脅迫の疑いで、千種区若水2、会社員a容疑者(55)を逮捕した。
 逮捕容疑では、元交際相手の瀬戸市の女性(24)と東浦町の会社員男性(50)の交際関係を絶たせようと企て、7月23日に「会社の上層部に手紙を書くぞ」と書いた封書を、同24日には、その2人が写った写真を同封して「いつでも拡散可能だ」と書いた封書を男性の勤務先に郵送。同26日ごろ、男性に内容を読ませ、名誉を傷つける旨を告知したとされる。
 瀬戸署によると、「間違いありません」と容疑を認めている。
 a容疑者は、元交際相手の女性へのストーカー規制法違反の疑いで、7月30日に逮捕されている。

脅迫容疑の男性起訴猶予 金沢地検
2019.08.17 朝刊 

 金沢地検は16日、脅迫の疑いで逮捕された能美市の派遣社員男性(52)を不起訴(起訴猶予)処分とした。地検は「情状関係を総合的に考慮した」としている。
 男性は7月26日午後、能美署に電話をかけ、「あいつを殺した後に自首しに行きます」などと署員に伝え、知人の40代男性を脅したとして同署に逮捕された。

脅迫メール770通で被害届/
2019.08.15 朝刊

 愛知県は14日、同県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の担当部署などに届いた「ガソリンを散布して着火する」といった770通のメールについて、威力業務妨害容疑で東署に被害届を提出し受理されたと発表した。一部のメールは全く同じ文面だったという。
 県によると、770通は5~9日、県のトリエンナーレ推進室や秘書課など213部署で確認された。いずれも犯行予告ともとれる内容で、対象施設には芸術祭会場の一つの芸術文化センターのほか小中学校や幼稚園なども含まれていた。「職員らを射殺する」とのメールもあったという。
 芸術祭は1日に開幕したが、企画展「表現の不自由展・その後」は抗議が相次ぎ3日で公開中止。県は脅迫ファクスが届いたとして6日にも被害届を出しており、県警が7日に威力業務妨害容疑で男を逮捕した。

客引きトラブルで脅し 浜松 容疑の暴力団3人逮捕=静岡・続報注意
2019.08.09 東京朝刊 

 客引きの方法を巡るトラブルで飲食店を脅したとして、県警捜査4課と組織犯罪対策課などは8日、浜松市に住む暴力団幹部3人を暴力行為処罰法違反(集団脅迫)容疑で逮捕した。県警は、この客引きトラブルが暴力団の対立につながる可能性があるとみて警戒していた。
 発表によると、逮捕されたのは浜松市南区、無職a(48)、中区、無職a(33)、同区、無職a(37)の3容疑者で、いずれも指定暴力団6代目山口組国領屋一家系の幹部。
 3容疑者は3月29日午後10時半頃、浜松市中区内の繁華街路上で、飲食店関係者らに対し、暴力団名を告げて「誰に断って商売している。ここの街で店を出したら俺たちに話を通すのがルールだ。俺たちが店に居座ったら商売できないぞ」と脅した疑い。脅された飲食店関係者は、3容疑者が親しい飲食店関係者と繁華街の客引きの方法を巡ってトラブルになっていた。
 捜査関係者によると、脅された飲食店関係者は、3容疑者に対抗するため関西方面から暴力団組員(44)らを呼んだという。県警は7月、不正に県西部のホテルに宿泊したとして、この組員ら9人を建造物侵入容疑で逮捕した。
 ◆組員ら9人不起訴
 一方で、静岡地検浜松支部は8日、この組員ら9人全員を不起訴とした。同支部は不起訴の理由を明らかにしていない。

 ◆みかじめ料で用心棒に
 浜松市で近年、取り締まりの厳しい大阪や名古屋市の繁華街から流入した客引きが増加している。県警は今回の事件に関連して、「暴力団と関係を持つ店は厳しく取り締まっていく」と警告している。
 市や一般社団法人浜松商店界連盟によると、客引きが目立ち始めたのは数年前からで、中区の有楽街や鍛冶町通りが中心となっている。数百メートルにわたり通行人の横に付いて歩いたり、交差点で信号待ちをしている人を誘ったりする悪質な客引きが増え始めた。市が昨年7~9月に調査したところ、多い時で70人以上の客引きが確認できたという。
 商店街関係者は、客引きが増加するきっかけとして、大阪や京都、名古屋市などで2014年から18年にかけて「客引き行為禁止条例」が相次いで施行されたことを挙げる。これら都市の繁華街は、客引きが罰せられる「禁止区域」に指定されており、「動きにくくなった客引きが西から浜松市内に流れている可能性がある」と指摘する。事態を受けて、市も市内の繁華街で客引き行為を禁止する市条例案を9月議会に上程する方針だ。
 県警のこれまでの調べによると、今回の事件で逮捕された暴力団幹部の3容疑者はいずれも浜松を拠点にしており、地元の飲食店や客引きから「みかじめ料」を受け取り、「用心棒」になっていた可能性が高い。不起訴になった暴力団組員らはいずれも県外在住で、県外から浜松にやってきた店や客引きらとつながりがあったとみられる。
 飲食店が暴力団に金銭を支払う行為は8月に施行された「改正県暴力団排除条例」に違反する。県警幹部は「暴力団に頼れば一生、金銭をむしり取られる。頼るなら警察を頼ってほしい」と呼びかける。

 
 [続報]
 2019年8月30日付東京朝刊25面
 =暴力団幹部3人不起訴=静岡
 客引きの方法を巡るトラブルで飲食店を脅したとして、県警捜査4課などが浜松市に住む暴力団幹部の男性3人を暴力行為処罰法違反(集団脅迫)容疑で逮捕した事件で、静岡地検浜松支部は28日、全員を不起訴とした。理由は明らかにしていない。

恐喝疑い 男3人逮捕
2019.08.09 北海道新聞朝刊全道 

 【帯広】帯広署は8日までに、恐喝の疑いで、事件当時19歳だった札幌市中央区の建設業の男(20)=脅迫容疑で逮捕、送検済み=を再逮捕、帯広市西16南5、会社員a(23)、同市清川町西2線、農業a(37)の両容疑者を逮捕した。
 3人の逮捕容疑は共謀して昨年3月14日、帯広市内で十勝管内清水町の女性(27)に大麻用の吸引パイプを渡して「大麻を吸ったのか」などと脅迫し、消費者金融などから同16日まで7回にわたり計264万円を借りさせた上、パソコンなど計6点(総額約36万円)を購入させ、脅し取った疑い。
 同署によると、男は女性と知り合いで、「警察に言ったら殺すぞ」などと女性を脅し、今年7月9日に脅迫の疑いで逮捕された。

脅迫ファクスの男逮捕*愛知県警*威力業務妨害疑い
2019.08.08 北海道新聞朝刊全道 

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれた事件で、愛知県警は7日、危害を予告するファクスを送ったとして、威力業務妨害の疑いで、同県稲沢市稲沢町前田、会社員a容疑者(59)を逮捕した。県警によると、容疑を認めている。
 逮捕容疑は2日、県西部のコンビニから「(元従軍慰安婦を象徴した少女像を)大至急撤去しろや。さもなくばガソリン携行缶を持って館へおじゃまする」などと書いたファクスを不自由展会場だった県美術館(名古屋市東区)宛てに送り、中止させた疑い。ファクスは2日午前9時ごろに届いているのが見つかった。

強制性交疑い 34歳逮捕=新潟
2019.08.06 東京朝刊 

 新潟西署と県警捜査1課などは5日、住所不定、無職a被告(34)を強制性交容疑で逮捕した。a被告は調べに対して黙秘している。
 発表によると、a被告は2月20日午後、新潟市西区の屋外で、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて知り合った県内の20歳代女性を「インターネット上に(被害女性の)画像を流出させる」と脅迫して乱暴した疑い。
 a被告は、別の女性に対する強制性交致傷事件で長野県警に逮捕され、長野地裁に起訴されていた。

 脅迫の疑い
2019.08.05 朝刊  岐阜版 

 【岐阜県】下呂署は4日、脅迫の疑いで愛知県東郷町、派遣社員a容疑者(32)を逮捕した。
 逮捕容疑では2日午後8時半ごろ、下呂市に一時的に滞在している別居中の妻(33)の携帯電話に「夜中にガソリンまいて、家を燃やす」など2件のメールを送り、脅迫したとされる。a容疑者は「メールを送ったことは間違いないが、脅すつもりはなかった」と否認している。

元交際相手への脅迫容疑で小樽市職員を逮捕 /北海道
2019.08.03 北海道朝刊

 札幌厚別署は2日、元交際相手の女性に対し、名誉を傷つける内容のメールを送ったとして、小樽市職員のa容疑者(31)=札幌市手稲区=を脅迫容疑で逮捕したと発表した。「メールは送ったが、脅迫するつもりはなかった」と容疑を一部否認しているという。署によると、7月31日午後10時46分ごろと翌1日午前7時5分ごろ、過去の交際に関する女性の名誉を傷つける内容のメールを携帯電話から送り、脅迫した疑いがある。

知人脅迫容疑で46歳組幹部逮捕 逮捕者6人に=東京
2019.08.02 東京朝刊 

 神戸山口組「英(はなぶさ)組」(大阪)組長のa容疑者(47)らが逮捕された脅迫事件で、警視庁は1日、新たに同組幹部のa容疑者(46)(堺市)を暴力行為等処罰法違反(脅迫)容疑で逮捕したと発表した。この事件の逮捕者は6人目。
 発表によると、a容疑者は5月、暴力団をやめようとした50歳代組員の知人男性(72)をa容疑者らとともに都内の喫茶店で取り囲み、脅すなどした疑い。容疑を否認している。

特殊詐欺、あなたは大丈夫? 「バイト感覚」犯罪に加担
2019.08.02 東京朝刊 

 ■親子の時間つくり異変に気付いて
 特殊詐欺事件では、高額アルバイトと称して高校生や大学生が犯行グループの末端で現金を受け取る実行役に勧誘され、軽い気持ちで犯行に加わってしまうケースも目立つ。保護者が子供の異変に気づくことが歯止めとなるが、そのためには日常的に家庭内のコミュニケーションを円滑にしておくことが肝心だ。
 「これを受け取るだけで2、3万円ももらえるのはおかしいと思いませんか」
 警視庁町田署で犯罪抑止対策を担当する多田淳司警部補は模造の札束が入った封筒を示しながら、会場の大学生らに問いかけた。
 東京都町田市の桜美林大で開かれた学生向けの特殊詐欺防犯セミナー。大学生や高校生が「短時間でがっぽり稼げる」という甘言に乗せられ、犯行グループに勧誘される例が後を絶たない。その大半は現金やクレジットカードを受け取る「受け子」など末端の実行役で、逮捕者も多い。「バイト感覚の軽い気持ちでやったことが人生を左右してしまう」(多田警部補)
 犯行グループの低年齢化は深刻だ。警察庁によると、平成30年に特殊詐欺で摘発された人数の約3割を未成年が占める。その数は前年比56%増の749人に上り、うち約8割が受け子役だった。
 特殊詐欺被害に詳しい堀井準弁護士によると、不良仲間など人づてによる勧誘に加え、近年はSNS(会員制交流サイト)で「裏バイト」などと称し、仕事内容を明かさずに高額の報酬をちらつかせて募集する事例も目立つという。
 堀井氏は「人脈による勧誘では実行役の確保に限界があるため、人材不足を補う目的でネットで募集をかけている可能性がある」と分析する。
 いったん犯行グループに足を踏み入れてしまうと抜け出そうとしても脅迫を受け、脱退が難しくなる恐れもある。約束された報酬が支払われないことも多い。
 本人が犯罪に巻き込まれないという強い意志を持つことはもちろんだが、保護者としても見守りたい。ただ、こうすれば加担を防げる、といった具体的な方法はなく、家庭でのコミュニケーションを密にするなど非行防止策を徹底するほかないのが実情だ。
 堀井氏は「日頃から意識的に親子で話す時間をつくり、子供がバイトを始めたときには、過干渉にならないよう配慮しつつ、仕事内容や雇い主についてさりげなく聞いてみるなどして、普段とは違う様子に気づくことが大切だ」と話している。
                   ◇
 ■被害は1日1億円
 肉親のトラブル、未公開株や社債への投資、融資保証金、還付金-。電話やメールを悪用し、高齢者らから現金をだまし取る「特殊詐欺」の被害が目立ち始めたのは平成15年のことだ。
 被害は瞬く間に広がり、その額は26年に565億円に到達。24年以降、7年連続で300億円を超える状態が続いている。30年は363億円で、1日に1億円が奪われていることになる。
 一方、認知件数は22年以降、29年まで7年連続で増加していたが、30年は1万6496件(前年比9%減)と減少に転じた。ただ、東京や神奈川、埼玉など首都圏では大幅に増加しており、令和の時代になっても犯行の勢いが衰える気配はないのが現状だ。
産経新聞社

男性を監禁し暴行、脅迫し現金を要求 容疑の男女3人逮捕
2019.08.02 東京朝刊 

 出会い系サイトで知り合った男性に暴行を加え、現金を奪おうとしたとして、三田署は監禁と強盗未遂容疑で、いずれも職業不詳の千葉県浦安市明海、a容疑者(25)と港区芝浦、a容疑者(25)ら男女3人を逮捕した。
 調べに対し、a容疑者は「暴行はしたが、カネは男性が自主的に払うと言った」と供述、a容疑者は「暴行はしていない」と説明し、それぞれ容疑を一部否認している。男1人は大筋で容疑を認めている。
 逮捕容疑は5月19日午後5時10分ごろから同7時半ごろまでの間、a容疑者の自宅で会社員の男性=当時(25)=を監禁。スタンガンで感電させるなどの暴行を加え、「いくらとは言わないから自分で決めて払え」などと脅迫して現金を奪おうとしたとしている。
 同署によると、a容疑者は今年2月に出会い系サイトで男性と知り合い、5月にa容疑者側から「また会いたい」と男性に連絡し呼び出したという。

担当検事を脅迫 容疑の48歳逮捕
2019.08.01 東京朝刊 

 女性検事を脅したとして、警視庁町田署は31日、東京都町田市高ヶ坂、派遣社員a容疑者(48)を脅迫容疑で逮捕したと発表した。逮捕は29日。発表によると、a容疑者は6月26日、東京地検立川支部に電話をかけ、30歳代の女性検事に「今から日本刀を持ってお前のところに行く」などと言って脅した疑い。調べに対し、「脅していない」と否認している。
 a容疑者は当時、別事件で立川支部から呼び出されていた。この捜査を担当していたのが女性検事で、同署はa容疑者が一方的に恨みを募らせたとみている。

脅迫疑い52歳逮捕=石川・続報注意
2019.07.28 東京朝刊 

 能美署は27日、能美市火釜町、派遣社員a容疑者(52)を脅迫の疑いで逮捕した。
 発表によるとa容疑者は26日午後1時頃、同署に電話をかけ、同市の40歳代男性について「あいつを殺した後、自首しに行く」などと言い、その内容を署員を介して男性に伝え、男性を脅迫した疑い。a容疑者は男性とは顔見知りで、「『殺す』などと言ったことに間違いない」と容疑を認めているという。

 [続報]
 2019年8月17日付東京朝刊23面
 =52歳男性を起訴猶予=石川
 警察署に40歳代男性の殺害を予告する電話をかけ、署員を介して男性に殺意を伝えたとして、脅迫容疑で逮捕された能美市の男性(52)について、金沢地検は16日、不起訴(起訴猶予)とした。同地検は「情状関係を総合的に考慮した結果」としている。

 恐喝容疑の3人不起訴
2019.07.27 朝刊  福井総合版 

 【福井県】福井地検は26日、恐喝容疑で逮捕された越前市の派遣社員の男性(24)とアルバイト店員の女性(21)、勝山市のアルバイト店員の男性(24)を不起訴とした。地検は処分理由を明かしていない。3人は共謀し、6月25日に福井市の男性を脅迫して金を脅し取ったとして福井南署に逮捕されていた。

虚偽通報した疑い、男女2人を逮捕(熊谷署)
2019.07.27 埼玉新聞 

 熊谷署は26日、偽計業務妨害の容疑で、熊谷市柿沼、契約社員a容疑者(28)と深谷市中瀬、無職a容疑者(36)を逮捕、送検したと発表した。
 逮捕容疑は、6月下旬から7月8日ごろにかけて、同署に「知人の車に怪文書が挟まれた」と同署にうその通報をして、業務を妨害した疑い。
 同署によると、a容疑者は6月18日、同署に「怪文書で脅迫されている」と届け出たが、同19日、a容疑者と群馬県太田市の駐車場で、知人の軽乗用車のワイパーにストーカーが作成したことを装う手紙を挟み込み、翌20日、同署に通報していた。同署が防犯カメラの映像を確認したところ、虚偽だと分かった。a容疑者らは容疑を認めているという。同署で動機などを調べている。

10代に性的暴行の疑い=島根・続報注意
2019.07.25 大阪朝刊 

 松江署は23日、松江市上乃木、介護士a容疑者(26)を強制性交容疑で逮捕した。
 発表によると、a容疑者は4月10日午前1時40分~4時50分頃、同市玉湯町のホテルで、県東部在住の10歳代の女性に性的暴行をした疑い。「脅迫していないし、強引にもしていない」と否認しているという。女性からSNSで知り合った男性から性的被害に遭ったという通報を受け、同署が捜査していた。

 [続報]
 2019年10月31日付大阪朝刊31面
 =性的暴行疑いの26歳男性不起訴=島根
 松江市玉湯町のホテルで10歳代の女性に性的暴行を加えたとして、強制性交容疑で松江署が逮捕した同市の介護職員男性(26)について、松江地検は30日、不起訴とした。理由は明らかにしていない。

神戸山口組系組長を再逮捕 組員知人脅迫容疑
2019.07.24 東京夕刊 
 暴力団をやめようとした組員の知人を脅したとして、警視庁が、神戸山口組「英(はなぶさ)組」(大阪)組長のa容疑者(47)を暴力行為等処罰法違反(脅迫)容疑などで再逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。新たに同組幹部4人も同容疑で逮捕した。
 捜査関係者によると、a容疑者ら5人は5月、組をやめようとした組員の知人男性(72)を東京都内の喫茶店で取り囲み、「(組員は)どこにいる。わかってるよな」と脅すなどした疑い。警視庁は、山口組と勢力争いを続ける神戸山口組系の組長であるa容疑者が組織の引き締めを図るために脅したとみている。
 a容疑者は6月、この組員を脅した容疑で逮捕されていた。

 児童ポルノ禁止法違反などの疑い
2019.07.24 朝刊 

 【愛知県】豊川署は23日、児童ポルノ禁止法違反と脅迫の疑いで、新城市富沢、派遣社員a容疑者(23)を逮捕した。
 逮捕容疑では、6月9~12日の間に、少女(15)にみだらな姿を撮影させ、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で自らの携帯電話に送信させたとされる。同月12日には、LINEで性交を強要し、要求に従わなければ画像をインターネット上に拡散すると脅迫したとされる。
 署によると「年齢は知らなかった」と否認している。6月13日に、保護者を通じ署に相談があった。

脅迫の疑いで暴力団組長を逮捕
2019.07.22 朝刊 

 【愛知県】稲沢署は21日、脅迫の疑いで、稲沢市下津下町西、指定暴力団六代目山口組傘下組o組長のm容疑者(51)を逮捕した。
 逮捕容疑では、20日午後4時50分ごろ、小牧市内の知人女性(37)宅で、女性と口論になった際、「殺すぞ。殴られんと分からんのか」などと脅迫したとされる。
 署によると、黙秘している。m容疑者の知人から署に相談があり発覚した。

「脅迫メール 数年前から」 京アニ社長
2019.07.19 東京朝刊 

 京都アニメーションの八田英明社長は18日午後、京都府宇治市の本社で報道陣の取材に応じ、「大変なことが起きてしまった。不合理だ」とぼう然とした様子で話した。
 八田社長によると、今回の事件との関連は不明だが、数年前から「死ね」などの脅迫メールが会社に届くようになり、府警に相談していたという。

★児童ポルノ禁止法違反疑い
2019.07.18 朝刊 

 恵那署は17日、強要と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、中津川市茄子川、会社員n容疑者(33)を逮捕した。
 逮捕容疑は5月10日午後6時50分から同7時50分にかけ、県内の女子高校生(17)が18歳未満であることを知りながら、過去にスマートフォンを通じて送らせた裸の画像を広めるなどと脅迫、下着姿などの写真を撮影して送信するよう強要した疑い。また、自分のスマートフォンに送らせた画像を保存し、児童ポルノを製造した疑い。署によると、2人はツイッターを通じて知り合った。怖くなった女子高校生が同日県警に相談したことから発覚した。

女性に裸画像送らせた容疑 高知東署が学生逮捕
2019.07.17 朝刊 

 高知東署は16日、強要容疑で大阪市、専門学校生、A容疑者(22)を逮捕した。
 逮捕容疑は、6月16日午前10時ごろ、県内の20代女性に無料通話アプリのLINE(ライン)で「写真保存してるからな」「拡散できるで」とメッセージを送って脅迫し、裸の画像十数枚を同容疑者のスマートフォンに送信させた疑い。
 同署によると、2人は写真共有アプリのインスタグラムを通じて知り合い、直接の面識はない。同容疑者は逮捕容疑の前日に女性の着衣での全身写真などをLINEで送らせ、その画像を拡散すると脅したという。女性からの被害届を受けて捜査し、自宅にいた同容疑者を逮捕した。

 知人を監禁、重傷負わせた疑い
2019.07.11 朝刊 

 【東京都】麻布署は十日、逮捕監禁致傷などの疑いで、港区麻布台三、職業不詳a容疑者(29)を逮捕した。
 逮捕容疑では、五月二十七日午前零時五十分ごろから二十時間以上にわたり、自宅マンションなどで、知人男性(32)の両手足を電気コードで縛って監禁し、顔を殴ったり、熱したはんだごてを両足に押し当てたりしてやけどなどの重傷を負わせた上、脅迫して遺書を書かせたとされる。
 署によると、「やっていない」と容疑を否認している。男性の遺書はa容疑者宅から見つかった。署は、a容疑者が「彼女に手を出しただろ」と言いがかりをつけて男性を呼び出し、暴行したとみている。

脅迫容疑71歳不起訴
2019.07.09 東京夕刊 10頁 (全178字) 

 幼稚園児の保護者を脅したとして、警視庁西新井署に脅迫容疑で逮捕された東京都足立区の無職男性(71)について、東京地検は4日付で不起訴とした。地検は不起訴の理由を明らかにしていない。男性は6月、自宅近くの幼稚園児の保護者宅のポストに、「子供たちを静かにさせろ。できなければ何があっても文句を言うな」などと書いた文書を投函(とうかん)したとして逮捕されていた。

脅迫容疑 組員ら逮捕=福島
2019.07.09 東京朝刊 

 いわき中央署は8日、暴力団組員で無職k容疑者(37)(いわき市平)ら4人を、暴力行為等処罰法違反(脅迫)の疑いで逮捕したと発表した。ほかに逮捕されたのは、ともに暴力団組員で無職のs(46)(同市中岡町)とy(41)(栃木県真岡市台町)、会社員k(47)(同県益子町塙)の3容疑者。
 発表によると、4人は6月5日夜、いわき市内の飲食店で男性(22)に対し、男性の知人とのトラブルに因縁をつけて脅迫した疑い。

★恐喝疑いで3人逮捕
2019.07.09 朝刊 

 岐阜羽島署は8日、恐喝の疑いで、岐阜市大菅南の専門学校生k容疑者(20)、揖斐郡大野町上秋の会社員n容疑者(20)、瑞穂市の専門学校生の男(20)を逮捕した。
 逮捕容疑は、3人は共謀し、n容疑者が出会い系サイトを通じて知り合った岐阜市のアルバイト男性(20)に暴言を吐かれたことから、示談金名目で男性から金銭を脅し取ろうと企て、2月9日午前0時ごろ、岐阜市柳津町の路上で、「女が怖がっとる」「金融会社から150万円を借りてこい」などと男性を脅迫し、2月11日午後7時30分ごろ、同市薮田南の路上で現金80万円を脅し取った疑い。
 署によると、2月15日に被害者から署に相談があった。署は容疑者3人の関係や認否は明らかにしていない。

 脅迫の疑い
2019.07.08 朝刊 

 【愛知県】熱田署は7日、脅迫の疑いで、いずれも熱田区野立町、指定暴力団六代目山口組弘道会傘下組織幹部k容疑者(46)と、会社員k容疑者(40)を逮捕した。
 逮捕容疑では、5日午後9時40分ごろ、熱田区内の飲食店前の路上で、アルバイトの女性(25)に「この店燃やしてやるぞ」などと脅迫したとされる。
 署によると、r容疑者は黙秘し、k容疑者は容疑を認めている。

脅迫:容疑で逮捕の男性を不起訴 地検 /東京
2019.07.06 地方版/東京 

 先月、足立区の幼稚園児宅の郵便ポストに脅迫文を投函(とうかん)したとして脅迫容疑で逮捕された70代の男性について、東京地検は4日、不起訴処分とした。

元交際女性を脅迫疑い 高知 LINE500件送信 男逮捕=高知
2019.07.03 大阪朝刊 

 無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使って元交際相手の女性を脅したとして、高知東署は2日、高知市南竹島町、会社員h容疑者(22)を脅迫の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。
 発表によると、h容疑者は6月30日午前2時頃、高知市在住の女性(23)のスマートフォンにラインで、「殺したいくらいやき」などのメッセージを送って脅した疑い。
 同署によると、h容疑者は30日未明から朝にかけて、「死ね」「地獄へ落とす」などという内容を含む約500件のメッセージを送っていたという。
 女性が、30日朝になって大量のメッセージが届いていることに気付き、同署に相談した。

 元交際相手を脅迫した疑い
2019.07.03 朝刊  福井版 

 【福井県】福井南署は2日、脅迫の疑いで、あわら市市姫2、旅館従業員s大容疑者(23)を逮捕した。
 逮捕容疑では、1日午前7時50分ごろ、無料通信アプリのLINE(ライン)を通じ、元交際相手の福井市の20代アルバイト従業員女性とその家族に対し「殺したい。復讐(ふくしゅう)したい」などと危害を加える内容の文章を女性の友人に送り、女性を脅迫したとされる。
 署によると、容疑を認めている。友人から文章の内容を知らされた女性が、警察に届け出た。

知人脅迫容疑 組幹部を逮捕  高知南署など
2019.07.03 朝刊 

 高知南署と県警組織犯罪対策課は2日、脅迫容疑で高知市、暴力団山口組「司興業」幹部、A容疑者(54)を逮捕した。「黙秘します」と供述しているという。
 逮捕容疑は、6月28日午後11時55分ごろ、高知市内の居酒屋にいた市内の20代の会社役員の男性に携帯電話をかけて「頭かち割っちゃうき、待ちよれ」などと脅した疑い。
 同署によると、両者は数年前に仕事関係で知り合った。何らかのトラブルがあったとみて調べている。

元交際相手脅迫 容疑の男逮捕  高知東署
2019.07.02 夕刊

 高知東署は2日、脅迫容疑で高知市、会社員、A容疑者(22)を逮捕した。
 逮捕容疑は、6月30日午前2時ごろ、同市内の女性(23)に無料通信アプリLINE(ライン)で「殺したいくらいやき」などとメッセージを送って脅迫した疑い。
 同署によると、同容疑者は同日朝までに女性に「謝っても許さん」など脅迫する内容のメッセージを100回以上送っていた。同容疑者と女性は以前交際していたといい、何らかのトラブルがあったとみられる。

脅迫容疑で逮捕の男性不起訴 /東京都
2019.06.30 東京地方版/東京

 建築会社の男性に「指をつめる話になる」などと言って脅したとして、昨年12月に脅迫容疑で書類送検された経営コンサルタント会社(江東区)の社長の男性(57)=当時=について、さいたま地検川越支部は不起訴処分にした。理由は明らかにしていない。処分は26日付。

脅迫容疑で逮捕の男性不起訴 /埼玉県
2019.06.28 東京地方版/埼玉 

 建築会社の男性に「指をつめる話になる」などと言って脅したとして、昨年12月に脅迫容疑で書類送検された経営コンサルタント会社(東京都江東区)の社長の男性(57)=当時=について、さいたま地検川越支部は27日、不起訴処分にしたと発表した。理由は明らかにしていない。処分は26日付。

神戸山口組系組長 逮捕へ 脱退意向組員を脅迫疑い
2019.06.28 東京夕刊 

 神戸山口組2次団体「英(はなぶさ)組」を脱退しようとした組員を脅した疑いが強まったとして、警視庁が暴力行為等処罰法違反(脅迫)容疑で英組の組長(47)の逮捕状を取ったことが捜査関係者への取材でわかった。28日にも逮捕する。
 捜査関係者によると、組長は5月、暴力団員をやめようとした東京都内の50歳代の男性に電話で、「けじめをつけろ。逃げてもどこまでも追い込むぞ」などと言って脅した疑い。
 大阪市を拠点とする英組は神戸山口組の有力組織。神戸山口組は2015年に山口組から分裂し、勢力争いを続けており、警視庁は、組長が脱退しようとした組員を脅して組織の引き締めを図ったとみている。
 山口組の分裂を巡る抗争は現在も続いており、警察当局は警戒を続けている。

 脅迫の疑いで暴力団組員を逮捕
2019.06.27 朝刊 滋賀総合版 

 【滋賀県】草津署は26日、脅迫の疑いで、栗東市川辺、指定暴力団6代目山口組傘下組員s容疑者(52)を逮捕した。
 逮捕容疑では、18日午前10時から同10分ごろにかけて、栗東市の保育園駐車場で、登園者の交通マナーなどに腹を立て、保育園関係者の女性(46)を「歩行者が邪魔や」「ぶち殺すぞ」などと脅迫したとされる。
 署によると、容疑を認めている。

脅迫の疑い、20歳男を逮捕(川口署)
2019.06.27 埼玉新聞 

 川口署は26日、脅迫の疑いで、東京都多摩市落合3丁目、私立大学3年t容疑者(20)を逮捕した。
 逮捕容疑は4月15日、川口市の無職女性(20)の携帯電話に、コミュニケーションアプリを使って「早く返事出さないとさらすよ」などとメッセージと被害女性の写った画像を送信、脅迫した疑い。
 同署によると、t容疑者と被害女性は以前から複数回メールをやりとりする関係だった。女性は3日に「男に脅されている」と110番した。「間違いない」と容疑を認めているという。

t
 女性を脅した疑い
2019.06.26 朝刊  中日静岡版 

 【静岡県】静岡南署は25日、脅迫の疑いで、静岡市駿河区小鹿の無職、u容疑者(37)=公務執行妨害罪で起訴=を再逮捕した。
 再逮捕容疑は、3月8日午後10時40分ごろ、同署内留置場で携帯電話を使用。知人の40代女性に電話し「殺すぞ」などと脅したとされる。
 署は認否を明らかにしていない。留置場には本来、携帯電話は持ち込めず、西川功副署長は「身体検査を徹底したい」と話した。
 u容疑者は3月8日に女性と口論になり、駆け付けた警察官の公務を妨げたとして逮捕された。女性の留守番電話に録音が残っていたことなどから、携帯電話の使用が分かった。

脅迫容疑で逮捕=福岡
2019.06.20 西部朝刊 23頁 (全197字) 

 小倉南署は19日、北九州市小倉南区中曽根4、職業不詳h容疑者(57)を脅迫容疑で逮捕した。発表では、容疑者は18日午後4時5分頃、自宅で電気契約に訪れた同市八幡西区の会社員男性(44)に対し、模造刀のようなものをさやから抜くそぶりをして脅迫した疑い。容疑を否認している。h容疑者は当時、酒を飲んでいたといい、現場に駆けつけた警察官の呼びかけに応じず、約2時間自宅から出てこなかった。
読売新聞社

 恐喝の疑いで3人逮捕
2019.06.20 朝刊 岐阜版

 【岐阜県】大垣署と県警組織犯罪対策課は19日、恐喝の疑いで大垣市本今町、指定暴力団山口組系組員s(45)と岐阜市長良、会社員o(35)、瑞穂市牛牧、会社員e(34)の3容疑者を逮捕した。
 逮捕容疑では、4月から複数回、大垣市内で、同市の建築関係会社の男性経営者(49)と男性社長(64)に対し、「勝手に(e容疑者を)会社の代表にした。詐欺じゃないか」などと脅迫し、5月に300万円を脅し取ったとされる。
 署によると、e容疑者はこの会社の元従業員で、男性経営者の別会社の社長を務めていたが、勤務態度が悪いとして3月に解雇された。いずれの容疑者の認否も明らかにしていない。

知人を脅迫容疑 総会屋の男逮捕
2019.06.18 東京夕刊 

 知人男性を脅したとして、警視庁は18日、総会屋のt容疑者(57)(千葉県松戸市栄町)を暴力行為等処罰法違反(脅迫)容疑で逮捕した。
 捜査関係者によると、t容疑者は今年1月、インターネット上の情報サイトが配信したジャスダック上場の不動産会社(東京)を批判する記事に関し、知人で50歳代の会社役員男性に電話をかけ、広島県の暴力団組織の名前を出して「今度(記事で)攻撃したら、さらって殺すぞ」などと脅した疑い。t容疑者は都内を中心に活動する総会屋。男性が批判記事を書かせたと思い込んだという。

 脅迫の疑い
2019.06.18 朝刊 

 【愛知県】瀬戸署は17日、脅迫の疑いで、本籍栃木県、無職o容疑者(49)を逮捕した。
 逮捕容疑では4月12日、瀬戸市内の金融機関に電話し、応対した職員の女性(49)に「ぶっ殺したろかこら。いってまうどこら」などと怒号し脅迫したとされる。
 署によると容疑を認めている。以前から複数の名前を名乗って同様の電話をしており、金融機関から常態的なクレーマーとされていたという。

 脅迫の疑い
2019.06.15 朝刊 浜松市民版

 【静岡県】湖西署は14日、脅迫の疑いで浜松市中区葵東、内装業s容疑者(45)を再逮捕した。
 再逮捕容疑は、逮捕前に杉山容疑者について捜査していた署員に対し、危害を加えるような内容の封書を送ったとされる。封書は1日に署に届き、5日午前10時ごろ、署員が内容を確認して発覚した。署は認否を明らかにしていない。
 s容疑者は、市内女性の軽自動車のフロントガラスを割ったとして、3日に器物損壊の疑いで逮捕されていた。

脅迫メール送った疑いで名大院生を逮捕
2019.06.13 朝刊

 【愛知県】千種署は12日、威力業務妨害の疑いで、三重県伊勢市御薗町、名古屋大大学院生、s容疑者(41)を逮捕した。
 逮捕容疑では4~6日、名大職員のパソコンに「教員を殺しに行って、私も自殺します」「大学もめちゃくちゃにしてやる」などとメールを複数回送り、臨時会議を開かせるなどして大学の業務を妨害したとされる。
 署によると「そのようなメールを送ったかもしれない」と供述しつつ「妨害するつもりはない」と一部否認している。同容疑者は3月にも、名大職員の男性を「おまえの黒いはらわたを引きずり出してやろうか。おまえや、おまえの家族も死ね」と脅し、脅迫容疑で逮捕されていた。

知事脅迫の容疑者を起訴 /徳島県
2019.06.11 大阪地方版/徳島 

 徳島地検は10日、広島県海田町、工員n容疑者(26)を脅迫罪で起訴したと発表した。起訴状によると、n容疑者は2016年7月27日ごろ、暴力団幹部を装い、「今年の阿波踊りを必ず中止させろ」「中止しなければお前の命を奪う」などと書いた飯泉嘉門知事宛てのはがきを県庁に郵送し、脅迫したとされる。

 父を脅迫疑い
2019.06.11 朝刊 

 【静岡県】島田署は10日、脅迫の疑いで、島田市元島田の無職、s容疑者(39)を逮捕した。
 逮捕容疑は、6日午後5時ごろ、市内で別居する父(69)の自宅を訪れ、「やっちまうぞ」などと脅迫したとされる。
 署は認否を明らかにしていない。

共謀の男女3人 恐喝容疑で逮捕=埼玉
2019.06.07 東京朝刊 

 朝霞署は6日、東京都文京区水道、無職i(36)、東京都新宿区大久保、飲食店従業員s(せいか)(22)、東京都練馬区南大泉、飲食店店長t(35)の3容疑者を恐喝容疑で逮捕したと発表した。逮捕は5月24日~6月6日。
 発表では、3人は共謀。昨年9月3日未明、朝霞市浜崎のコインパーキングでs容疑者が出会い系アプリで誘い出した男性会社員(47)に、i容疑者が「俺は格闘家だ。女を取られて悔しい。いくら持っているんだ」などと脅迫し、現金1万円を奪った疑い。
 同署幹部によると、s容疑者とi容疑者は容疑を認めているが、t容疑者は「俺はその場にいただけ」と容疑を否認しているという。

「自画撮り」被害防止:道が条例素案 13歳未満、手口問わず 要求だけで罰則 /北海道
2019.06.07 地方版/北海道 

 道は、18歳未満の青少年に自らのわいせつな画像や動画を撮影、送信させる「自画撮り」被害を防止するため、13歳未満に対しては手口を問わず、画像を要求しただけで罰則の対象となることを盛り込んだ改正青少年健全育成条例の素案をまとめた。秋の定例道議会での成立を目指す。道によると、要求だけで罰則対象とする条例は全国初。
 素案では、18歳未満に要求した場合は、脅迫や、現金の見返りなど悪質な手口の場合に罰則を科す。同様の条例をすでに19都府県が制定しており、罰則は30万円以下の罰則や科料などが平均的だという。
 自画撮り画像は、児童買春・ポルノ禁止法で製造や提供、所持が禁止され、画像を受信した時点で製造と見なされる。だが、相手に画像が渡った時点でインターネットに流出してしまい、容疑者が特定できても、すでに回収が不可能になるケースもあり、送信の未然防止が課題だった。
 道警少年課によると、昨年度の被害は26件で、被害者には小学生1件と中学生9件が含まれる。この被害件数は、送信を受けた側が検挙された場合に限っており、実際の被害は相当数にのぼるとみられる。
 道道民生活課は「裸の画像を要求されたら犯罪だと思ってほしい。家族や周囲に相談できる環境を作りたい」としている。

別居中の妻脅す文書を警察署に送った容疑 豪国籍の男逮捕
2019.06.06 東京朝刊 

 別居中の30代の妻を脅す文書を警察署に送ったとして、池袋署は脅迫の疑いで、オーストラリア国籍の住所、職業不詳、d容疑者(29)を逮捕した。「警察を通じ、妻を捜していることを本人に伝えたかった」という趣旨の供述をしている。
 逮捕容疑は5月29日、眉間を割られた人の画像や、次は妻だと書いた紙、夫婦の写真などを入れた封筒を池袋署に郵送し、署員から妻に連絡させて脅したとしている。「本当に襲うつもりはなかった」とも供述している。妻はd容疑者からドメスティックバイオレンス(DV)を受け、別居していた。

 警察に妻脅す文書、脅迫疑いで男逮捕
2019.06.06 朝刊 

 【東京都】別居中の三十代の妻を脅す文書を警察署に送ったとして池袋署は五日、脅迫の疑いでオーストラリア国籍の住所、職業不詳d容疑者(29)を逮捕したと発表した。逮捕は五月三十一日。
 池袋署によると「警察を通じ、妻を捜していることを本人に伝えたかった」という趣旨の供述をしている。
 逮捕容疑では五月二十九日、眉間を割られた人の画像や、次は妻だと書いた紙、夫婦の写真などを入れた封筒を池袋署に郵送し、署員から妻に連絡させて脅したとされる。「本当に襲うつもりはなかった」とも供述している。
 新宿や渋谷などほか四署にも同じ内容の封筒を送っていたという。妻はd容疑者からドメスティックバイオレンス(DV)を受け、別居していた。

 ストーカー規制法違反などの疑い
2019.06.06 朝刊 

 【愛知県】江南署などは5日、ストーカー規制法違反と脅迫の疑いで、広島県三原市宮沖1、無職o容疑者(39)を逮捕した。
 逮捕容疑では1月3~4日、江南市の女性(36)に対して、携帯電話の無料通話アプリでしつこく復縁を迫るなどのストーカー行為をし、6月2日午前10時45分ごろ、会員制交流サイト(SNS)で「連絡ないなら会って全部終わらせる」などと投稿して脅迫したとされる。
 署によると、容疑を認めている。

 脅迫の疑い
2019.06.05 朝刊  三重版 

 【三重県】津南署は4日、脅迫の疑いで茨城県鉾田市飯島、無職o容疑者(37)を逮捕した。
 逮捕容疑では、2月27日と28日、会員制交流サイト(SNS)で知り合った津市内の知人女性(27)に、SNSを通じて「連絡をくれないと裸の写真をさらす」という内容のメッセージを送ったとされる。
 署によると「避けられたので、連絡がほしくてやった」と容疑を認めている。4月上旬に女性が署に相談し発覚した。

 ストーカー行為 保釈後繰り返す 公判中、容疑否認
2019.05.26 朝刊 

 警視庁は二十五日、ストーカー規制法違反の疑いで、埼玉県川越市菅原町、職業不詳k容疑者(28)を逮捕した。
 逮捕容疑では、同庁からつきまとい行為の禁止命令を受けていたのに、四月十八日~五月二十二日、元交際相手の二十代女性に会員制交流サイト(SNS)で「大好きだ」などのメッセージを計十二回、送り付けたとされる。
 人身安全関連事案総合対策本部によると、「絶対にやっていない」と容疑を否認している。三月、この女性に対する同法違反と脅迫の罪で起訴されて公判中で、四月十二日に保釈された後にメッセージを送ったとされる。同本部は、SNSのアカウントを複数使い、メッセージを繰り返し送ったとみている。

脅迫容疑 組幹部逮捕 富山=富山
2019.05.25 東京朝刊 

 富山西署は24日、富山市婦中町響の杜、指定暴力団6代目山口組系暴力団卯辰組幹部、o容疑者(33)を脅迫容疑で逮捕した。
 発表によると、o容疑者は23日午前8時20分頃、無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、県内在住の知人女性を脅す内容のメッセージを送った疑い。調べに対し、o容疑者は黙秘しているという。

NGTメンバー名指し「殺す」 脅迫容疑で京都の無職男逮捕
2019.05.21 東京朝刊 

 新潟のアイドルグループ「NGT48」のメンバー、荻野由佳さん(20)を名指しし、「殺す」と書いた紙をファクスで報道機関に送信して脅したとして、新潟県警は20日、脅迫の疑いで、京都府城陽市寺田深谷の無職、d(かずき)容疑者(24)を逮捕した。
 逮捕容疑は今月9日、荻野さんの名前と、「殺す」と繰り返し書いたA4用紙1枚を報道機関にファクスで送信したとしている。d容疑者は「送ったのは間違いない」と供述。同様の内容が書かれた紙は新潟市の行政機関にも届いており、県警が関連を調べる。
 グループでは、今月18日に卒業公演に臨んだメンバー、山口真帆(まほ)さん(23)が昨年12月に暴行被害に遭い、ファンの男らが逮捕された。この際、運営側の対応に批判が集まるなどして混乱が続いている。

知人女性に乱暴 容疑で男再逮捕
2019.05.14 東京朝刊 

 知人女性に睡眠導入剤を混ぜた飲み物を飲ませて乱暴したとして、池袋署は準強制性交とわいせつ略取の疑いで、北区浮間、無職、i被告(50)=女性への脅迫罪で起訴=を再逮捕した。容疑を認めている。
 再逮捕容疑は3月14日夜、豊島区のカラオケ店で20代の知人女性に睡眠導入剤を混ぜた飲み物を飲ませて意識もうろうの状態にさせ、同区内のホテルに連れ込んで乱暴したとしている。女性は翌15日未明に目を覚まし、ホテルから逃げた。
 同署によると、2人は昨年10月、女性の勤務していた飲食店で知り合った。i容疑者は女性がカラオケ店で席を外した隙に、飲み物に睡眠導入剤を混ぜたという。
 同署は4月、女性の携帯電話に女性の裸の画像を送信して連絡を取ろうとしたとして、脅迫容疑でi容疑者を逮捕していた。

元交際相手監禁疑い=埼玉
2019.05.10 東京朝刊

 元交際相手の女性を自分の車で連れ回して監禁したとして、県警は9日、群馬県太田市福沢町、無職s容疑者(40)を逮捕監禁容疑で再逮捕した。
 発表によると、s容疑者は4月16日夕、小川町高谷の路上で、埼玉県北部に住む20歳代女性が運転する軽乗用車を停車させ、窓ガラスを金属バットで割って「家族を殺す」と脅迫するなどして、女性を自分のワゴン車に乗せて監禁した疑い。女性は同月17日午前、千葉県神崎町の駐車場で降ろされた。調べに対しs容疑者は「女性と話がしたかった」などと供述しているという。
 同月19日朝、同町で女性と2人でいたs容疑者を県警捜査員が任意同行。s容疑者は女性のスマートフォンに「会って話がしたい」などというショートメールを計21回送信したとして、同日にストーカー規制法違反容疑で県警に逮捕され、今月9日にさいたま地検が処分保留で釈放していた。

恐喝未遂の疑い
2019.05.09 朝刊

 【愛知県】県警捜査4課などは8日、恐喝未遂の疑いで、指定暴力団六代目山口組弘道会系組幹部のk(72)=港区宝神2、自営業k(67)=東区東桜2、風俗店経営m(51)=小牧市舟津=の3容疑者を逮捕した。
 逮捕容疑では、m容疑者が経営するフィリピンパブから女性従業員を引き抜いたとして、昨年2月17日に札幌市内の飲食店で、経営者の男性(45)に「けんかを売ったんだろう」「1000万円払え」などと脅迫したとされる。男性が昨年末に警察に届け出たため、金は支払われなかった。
 捜査4課によると、m容疑者は黙秘し、m、m両容疑者は容疑を否認している。

交際女性宅に火 男逮捕 殺人未遂容疑 別れ話でトラブル 岡崎=中部
2019.05.08 中部朝刊 

 交際していた女性宅に放火し、一家5人を殺害しようとしたとして、愛知県警岡崎署は7日、同県岡崎市中之郷町、会社員t容疑者(26)を殺人未遂や現住建造物等放火などの疑いで逮捕した。
 発表によると、t容疑者は昨年12月25日未明、交際を巡ってトラブルになっていた同市の20歳代の女性の自宅に侵入、ガソリンをまいて火をつけ、就寝中だった女性と家族の計5人を殺害しようとした疑い。5人は火災に気付いて外に逃げたが、50歳代の母親が気道熱傷などのけがを負い、木造2階建て住宅約150平方メートルを全焼した。調べに対し、t容疑者はあいまいな供述をしているという。
 t容疑者は当時、女性と別れ話をしていたといい、同月中旬、女性に「お前を殺して俺も死ぬ。お前の大切なやつを全員殺してやる」と記したメールを携帯電話から送っていた。同署は同月29日、t容疑者を脅迫容疑で逮捕。t容疑者は強要未遂罪で起訴され、名古屋地裁岡崎支部で今年4月、執行猶予付きの有罪判決を受けた。
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 暴行と脅迫の疑い
2019.04.24 朝刊 福井総合版 

 【福井県】福井署は23日、暴行と脅迫の疑いで、福井市光陽4、無職y容疑者(37)を現行犯逮捕した。
 逮捕容疑では、同日午後2時10分ごろ、福井市の知人の男性(31)宅で男性の顔をなぐり、ライターオイルを腹部にかけて「火を付けるぞ」などと脅迫したとされる。署によると、容疑を否認している。

傷害、脅迫容疑 61歳元夫を逮捕=愛知・続報注意
2019.04.20 中部朝刊

 県警は19日、名古屋市昭和区福原町、自称会社役員s容疑者(61)を傷害と脅迫の疑いで逮捕した。調べに対し、「(認否を)留保します」と供述しているという。
 発表では、s容疑者は16日、自宅で元妻(59)の頬を1回平手打ちにして軽傷を負わせた上、17日には「お前に家を出て行く権限はない」などと脅した疑い。
 元妻は数年前に離婚していたが、その後もs容疑者宅に出入りしていたという。18日に元妻が中署に被害を届け出た。

 [続報]
 2019年5月10日付中部朝刊23面
 =61歳男性不起訴=愛知
 名古屋市昭和区で4月、元妻の顔を平手打ちして軽傷を負わせたなどとして、県警に傷害と脅迫の疑いで逮捕された男性(61)について、名古屋地検は9日、不起訴とした。地検は理由を明らかにしていない。

 女性脅迫した疑い
2019.04.14 朝刊  福井版

 【福井県】福井署と県警少年女性安全課は13日、脅迫の疑いで、福井市豊岡1、自称遺品整理業花森陽一容疑者(50)を逮捕した。
 逮捕容疑では、11日午前2時35分ごろ、会員制交流サイト(SNS)で、知人の20代女性の名前を示した上で「ころす」と投稿して脅したとされる。署によると容疑を認めている。

セクシー女優を脅迫 ツイッターで「殺すぞ」 容疑の男逮捕
2019.04.13 東京朝刊 

 小説やコラムなどの執筆で知られるセクシー女優の紗倉(さくら)まなさんに対し、ツイッター上で「殺すぞ」などと脅迫したとして、警視庁が脅迫容疑で無職の男を逮捕していたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、男は住所不定のy容疑者(43)。逮捕容疑は3日午後11時20分ごろ、紗倉さんのツイッターのアカウントに「女だろうが容赦しねーぞお前」「半殺しにしてやるよ」などと投稿し、脅したとしている。同庁は認否を明らかにしていない。紗倉さんはツイッターで出演番組や執筆活動などについて投稿していた。
 紗倉さんの所属事務所は産経新聞の取材に「何もお答えできない」としている。
 紗倉さんは女優のほか、文筆家として小説やエッセーなどの複数の書籍を出版。小説「最低。」は平成29年に映画化され、同年の東京国際映画祭コンペティション部門に出品された。

LINEで女性 脅迫容疑の男逮捕  南国署
2019.04.13 夕刊 
 【香長】南国署は12日、脅迫容疑で香南市、無職、A容疑者(31)を逮捕した。
 逮捕容疑は、同日午前2時15分ごろ、市内の女性(28)に対し、無料通信アプリLINE(ライン)で「無視するならおまえを殺す」などと送って脅迫した疑い。
 女性からの被害届を受けて逮捕した。同署によると、男女間のトラブルがあったとみられる。

脅迫の疑い 我孫子署
2019.04.09 千葉日報 
 我孫子署は8日、脅迫の疑いで我孫子市中峠、無職、m容疑者(63)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年4月29日午後5時半ごろから約5分間、2回にわたり、同市内の飲食店へ電話をかけ、応じた30代の男性アルバイト店員を「何だあの態度は」「包丁持って殺しに行くからな」などと脅迫した疑い。

 同署によると、容疑者は犯行直前に同店を訪れ食事を注文したが、手を付けず退店。代金は支払わなかった。接客した女性アルバイト店員の対応に問題はなかったという。「覚えていないが、やっていないと思う」と容疑を否認している。

女を装って誘い、強盗や監禁容疑 出会い系アプリ使う /大阪府
2019.04.04 大阪地方版/大阪 

 出会い系アプリで女性を装い、誘い出した男性から現金を奪うなどしたとして、府警は、住居不定の無職、w容疑者(21)を強盗致傷や監禁などの疑いで逮捕し、3日発表した。w容疑者は「相手が先に手を出した」などと供述しているという。
 刑事特別捜査隊によると、w容疑者は昨年4月11日、携帯電話の出会い系アプリで男性(21)を東大阪市内に呼び出し、「妹に手を出した」などとナイフを突きつけて脅迫。男性を車で連れ回し、現金約95万円を奪った疑いがある。
 w容疑者がほかにも同様の計3事件に関わったとして強盗致傷や窃盗などの疑いで逮捕され、被害額は計約125万円に上るとみられるという。

出会い系アプリで誘い出し強盗疑い
2019.04.04 大阪朝刊 

 出会い系アプリで誘い出した男性から現金を奪ったなどとして、大阪府警刑事特別捜査隊は3日、強盗致傷容疑などで住所不定の無職、w容疑者(21)ら男2人を逮捕したと発表した。強盗致傷罪などで起訴されている。同隊によると、w被告らは出会い系アプリを使い、女性を装って待ち合わせた男性に「なに妹に手を出してんねん」などと因縁をつけて脅迫。コンビニの現金自動預払機(ATM)や消費者金融で現金を用意させるなどし、4人から計約125万円を奪ったという。
 起訴状によると、w被告は昨年3月27日、大阪市東住吉区今林の路上で、同市の会社員の男性(20)をハンマーのようなもので殴って顔に軽いけがをさせ、現金6万円を奪ったなどとされる。

LGBT暴露被害深刻 「人間関係破壊する行為」 命に関わる情報 認識を
2019.04.04 朝刊

 性的指向や性自認を暴露されるアウティング問題の深刻さが注目されている。心身に不調を来し、命を落とした当事者も。背景には差別や偏見があるとされ、専門家は「人間関係を破壊する行為」「刑事責任を問われる可能性もある」と警鐘を鳴らす。告白相手が困惑して周囲に話してしまうケースも考えられるが、「当事者の命にも関わる情報」との認識を持ち、本人の思いを十分に確認した上で対応することが求められる。
【本記23面】
 「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめん」。一橋大法科大学院の学生ら9人が参加するLINE(ライン)のグループメッセージ。2015年6月、当時25歳だった男子学生を名指しする投稿があった。送信したのは同級生だった。
 その約2カ月前、男子学生はこの同級生に、自分が同性愛者で恋愛感情を持っていると伝えていた。暴露された後、心療内科に通院。8月に「(同級生が)弁護士になるような法曹界なら、もう自分の理想はこの世界にはない」とグループに送信し、その後、校舎から転落死した。
 男子学生の両親は、同級生とともに、「対応が不十分だった」と大学にも損害賠償を求めて提訴。同級生とは和解が成立したが、東京地裁は今年2月に大学への請求を棄却した(遺族は控訴)。
 「アウティングは人間関係を破壊する行為だ」。判決後の記者会見で両親の代理人を務める南和行弁護士は強調。「裁判所はアウティングが不法行為であるかどうかなど本質的な問題に一切言及していない」と憤った。
 インターネット上で「LGBT法律相談.jp」を運営する前園進也弁護士。長年当事者らの相談に乗ってきた経験を踏まえ「アウティングは不法行為や犯罪に当たり、民事上も刑事上も責任を問われる可能性が高い」と注意を促す。
 プライバシー侵害や名誉毀損(きそん)で提訴される事態が想定されるほか、性的指向などをばらすと脅せば脅迫罪、脅して金品を取れば恐喝罪が成立することもあり得るという。
 前園弁護士は問題が起こる背景を「多様な性を認め合う社会になっておらず、多くの性的少数者が自分を隠さざるを得ない状況がある」と分析。「まずは当事者以外が性的少数者への理解を深める必要がある。そして当事者がオープンにできるようになっていくことが望ましい」と訴える。
 友人や同僚からカミングアウトされた場合、どうすればいいのか。
 性的少数者の権利向上などに取り組むNPO法人「グッド・エイジング・エールズ」の松中権代表は「カミングアウトは信頼の証し。伝えられた側は、命につながる可能性もあるとても重く大切な情報との認識を持つことが重要だ」と説く。
 さらに状況改善などのために第三者の助けが必要だと判断した場合は、誰にどこまで伝えていいのかを確認し、第三者に話すことへの了解を得る必要があると強調。「自身で受け止めきれなければ、プライバシーに配慮しつつ相談窓口などに頼るべきだ」と話す。
 アウティング問題の解消に向けては「一人一人がそれぞれの個性を持っていると認識し、お互いを尊敬して理解し合うことが大切」と語った。

LGBT暴露 人間関係壊す行為
2019.04.04 本紙朝刊 

■差別や偏見 「命に関わる」認識を
 性的指向や性自認を暴露されるアウティング問題の深刻さが注目されている。心身に不調を来し、命を落とした当事者も。背景には差別や偏見があるとされ、専門家は「人間関係を破壊する行為」「刑事責任を問われる可能性もある」と警鐘を鳴らす。告白相手が困惑して周囲に話してしまうケースも考えられるが、「当事者の命にも関わる情報」との認識を持ち、本人の思いを十分に確認した上で対応することが求められる。

■LINEに送信
 「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめん」。一橋大法科大学院の学生ら9人が参加するLINE(ライン)のグループメッセージ。2015年6月、当時25歳だった男子学生を名指しする投稿があった。送信したのは同級生だった。
 その約2カ月前、男子学生はこの同級生に、自分が同性愛者で恋愛感情を持っていると伝えていた。暴露された後、心療内科に通院。8月に「(同級生が)弁護士になるような法曹界なら、もう自分の理想はこの世界にはない」とグループに送信し、その後、校舎から転落死した。
 男子学生の両親は、同級生とともに、「対応が不十分だった」と大学にも損害賠償を求めて提訴。同級生とは和解が成立したが、東京地裁は今年2月に大学への請求を棄却した(遺族は控訴)。
 「アウティングは人間関係を破壊する行為だ」。判決後の記者会見で両親の代理人を務める南和行弁護士は強調。「裁判所はアウティングが不法行為であるかどうかなど本質的な問題に一切言及していない」と憤った。

■違法性
 インターネット上で「LGBT法律相談.jp」を運営する前園進也弁護士。長年当事者らの相談に乗ってきた経験を踏まえ「アウティングは不法行為や犯罪に当たり、民事上も刑事上も責任を問われる可能性が高い」と注意を促す。
 プライバシー侵害や名誉毀損(きそん)で提訴される事態が想定されるほか、性的指向などをばらすと脅せば脅迫罪、脅して金品を取れば恐喝罪が成立することもあり得るという。
 前園弁護士は問題が起こる背景を「多様な性を認め合う社会になっておらず、多くの性的少数者が自分を隠さざるを得ない状況がある」と分析。「まずは当事者以外が性的少数者への理解を深める必要がある。そして当事者がオープンにできるようになっていくことが望ましい」と訴える。

■確認と了解を
 友人や同僚からカミングアウトされた場合、どうすればいいのか。
 性的少数者の権利向上などに取り組むNPO法人「グッド・エイジング・エールズ」の松中権代表は「カミングアウトは信頼の証し。伝えられた側は、命につながる可能性もあるとても重く大切な情報との認識を持つことが重要だ」と説く。
 さらに状況改善などのために第三者の助けが必要だと判断した場合は、誰にどこまで伝えていいのかを確認し、第三者に話すことへの了解を得る必要があると強調。「自身で受け止めきれなければ、プライバシーに配慮しつつ相談窓口などに頼るべきだ」と話す。
 アウティング問題の解消に向けては「一人一人がそれぞれの個性を持っていると認識し、お互いを尊敬して理解し合うことが大切」と語った。

「アウティング」被害 人間関係壊す 性的指向暴露 告白された相手 「命に関わる情報」認識を
2019.04.04 朝刊 

 性的指向や性自認を暴露されるアウティング被害の相談が民間団体の電話に6年間で少なくとも110件寄せられていたことが3日、分かった。心身に不調を来し、命を落とした当事者も。背景には差別や偏見があるとされ、専門家は「人間関係を破壊する行為」「刑事責任を問われる可能性もある」と警鐘を鳴らす。告白相手が困惑して周囲に話してしまうケースも考えられるが、「当事者の命にも関わる情報」との認識を持ち、本人の思いを十分に確認した上で対応することが求められる。
 「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめん」。一橋大法科大学院の学生ら9人が参加するLINE(ライン)のグループメッセージ。2015年6月、当時25歳だった男子学生を名指しする投稿があった。送信したのは同級生だった。
 その約2カ月前、男子学生はこの同級生に、自分が同性愛者で恋愛感情を持っていると伝えていた。暴露された後、心療内科に通院。8月に「(同級生が)弁護士になるような法曹界なら、もう自分の理想はこの世界にはない」とグループに送信し、その後、校舎から転落死した。
 男子学生の両親は、同級生とともに、「対応が不十分だった」と大学にも損害賠償を求めて提訴。同級生とは和解が成立したが、東京地裁は今年2月に大学への請求を棄却した(遺族は控訴)。
 「アウティングは人間関係を破壊する行為だ」。判決後の記者会見で両親の代理人を務める南和行弁護士は強調。「裁判所はアウティングが不法行為であるかどうかなど本質的な問題に一切言及していない」と憤った。
 インターネット上で「LGBT法律相談.jp」を運営する前園進也弁護士。長年当事者らの相談に乗ってきた経験を踏まえ「アウティングは不法行為や犯罪に当たり、民事上も刑事上も責任を問われる可能性が高い」と注意を促す。
 プライバシー侵害や名誉毀損(きそん)で提訴される事態が想定されるほか、性的指向などをばらすと脅せば脅迫罪、脅して金品を取れば恐喝罪が成立することもあり得るという。
 前園弁護士は問題が起こる背景を「多様な性を認め合う社会になっておらず、多くの性的少数者が自分を隠さざるを得ない状況がある」と分析。「まずは当事者以外が性的少数者への理解を深める必要がある。そして当事者がオープンにできるようになっていくことが望ましい」と訴える。
 友人や同僚からカミングアウトされた場合、どうすればいいのか。
 性的少数者の権利向上などに取り組むNPO法人「グッド・エイジング・エールズ」の松中権代表は「カミングアウトは信頼の証し。伝えられた側は、命につながる可能性もあるとても重く大切な情報との認識を持つことが重要だ」と説く。
 さらに状況改善などのために第三者の助けが必要だと判断した場合は、誰にどこまで伝えていいのかを確認し、第三者に話すことへの了解を得る必要があると強調。「自身で受け止めきれなければ、プライバシーに配慮しつつ相談窓口などに頼るべきだ」と話す。

LGBT暴露被害深刻/「人間関係壊す行為」/専門家警鐘、刑事責任にも/「命に関わる」認識を
2019.04.04 

 性的指向や性自認を暴露されるアウティング問題の深刻さが注目されている。心身に不調を来し、命を落とした当事者も。背景には差別や偏見があるとされ、専門家は「人間関係を破壊する行為」「刑事責任を問われる可能性もある」と警鐘を鳴らす。告白相手が困惑して周囲に話してしまうケースも考えられるが、「当事者の命にも関わる情報」との認識を持ち、本人の思いを十分に確認した上で対応することが求められる。
■LINE投稿
 「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめん」。一橋大法科大学院の学生ら9人が参加するLINE(ライン)のグループメッセージ。2015年6月、当時25歳だった男子学生を名指しする投稿があった。送信したのは同級生だった。
 その約2カ月前、男子学生はこの同級生に、自分が同性愛者で恋愛感情を持っていると伝えていた。暴露された後、心療内科に通院。8月に「(同級生が)弁護士になるような法曹界なら、もう自分の理想はこの世界にはない」とグループに送信し、その後、校舎から転落死した。
 男子学生の両親は、同級生とともに、「対応が不十分だった」と大学にも損害賠償を求めて提訴。同級生とは和解が成立したが、東京地裁は今年2月に大学への請求を棄却した(遺族は控訴)。
 「アウティングは人間関係を破壊する行為だ」。判決後の記者会見で両親の代理人を務める南和行弁護士は強調。「裁判所はアウティングが不法行為であるかどうかなど本質的な問題に一切言及していない」と憤った。
■「理解深めて」
 インターネット上で「LGBT法律相談.jp」を運営する前園進也弁護士。長年当事者らの相談に乗ってきた経験を踏まえ「アウティングは不法行為や犯罪に当たり、民事上も刑事上も責任を問われる可能性が高い」と注意を促す。
 プライバシー侵害や名誉毀損(きそん)で提訴される事態が想定されるほか、性的指向などをばらすと脅せば脅迫罪、脅して金品を取れば恐喝罪が成立することもあり得るという。
 前園弁護士は問題が起こる背景を「多様な性を認め合う社会になっておらず、多くの性的少数者が自分を隠さざるを得ない状況がある」と分析。「まずは当事者以外が性的少数者への理解を深める必要がある。そして当事者がオープンにできるようになっていくことが望ましい」と訴える。
■確認と了解を
 友人や同僚からカミングアウトされた場合、どうすればいいのか。
 性的少数者の権利向上などに取り組むNPO法人「グッド・エイジング・エールズ」の松中権代表は「カミングアウトは信頼の証し。伝えられた側は、命につながる可能性もあるとても重く大切な情報との認識を持つことが重要だ」と説く。
 さらに状況改善などのために第三者の助けが必要だと判断した場合は、誰にどこまで伝えていいのかを確認し、第三者に話すことへの了解を得る必要があると強調。「自身で受け止めきれなければ、プライバシーに配慮しつつ相談窓口などに頼るべきだ」と話す。
 アウティング問題の解消に向けては「一人一人がそれぞれの個性を持っていると認識し、お互いを尊敬して理解し合うことが大切」と語った。

「LGBT」了解なく暴露 「人間関係壊す行為」 刑事責任問われる可能性も 「当事者の命に関わる情報」専門家警鐘
2019.04.04 佐賀新聞 

 性的指向や性自認を暴露されるアウティング問題の深刻さが注目されている。心身に不調を来し、命を落とした当事者も。背景には差別や偏見があるとされ、専門家は「人間関係を破壊する行為」「刑事責任を問われる可能性もある」と警鐘を鳴らす。告白相手が困惑して周囲に話してしまうケースも考えられるが、「当事者の命にも関わる情報」との認識を持ち、本人の思いを十分に確認した上で対応することが求められる。1面参照

▽LINE
 「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめん」。一橋大法科大学院の学生ら9人が参加するLINE(ライン)のグループメッセージ。2015年6月、当時25歳だった男子学生を名指しする投稿があった。送信したのは同級生だった。
 その約2カ月前、男子学生はこの同級生に、自分が同性愛者で恋愛感情を持っていると伝えていた。暴露された後、心療内科に通院。8月に「(同級生が)弁護士になるような法曹界なら、もう自分の理想はこの世界にはない」とグループに送信し、その後、校舎から転落死した。
 男子学生の両親は、同級生とともに、「対応が不十分だった」と大学にも損害賠償を求めて提訴。同級生とは和解が成立したが、東京地裁は今年2月に大学への請求を棄却した(遺族は控訴)。
 「アウティングは人間関係を破壊する行為だ」。判決後の記者会見で両親の代理人を務める南和行弁護士は強調。「裁判所はアウティングが不法行為であるかどうかなど本質的な問題に一切言及していない」と憤った。
▽違法性
 インターネット上で「LGBT法律相談.jp」を運営する前園進也弁護士。長年当事者らの相談に乗ってきた経験を踏まえ「アウティングは不法行為や犯罪に当たり、民事上も刑事上も責任を問われる可能性が高い」と注意を促す。
 プライバシー侵害や名誉毀損(きそん)で提訴される事態が想定されるほか、性的指向などをばらすと脅せば脅迫罪、脅して金品を取れば恐喝罪が成立することもあり得るという。
 前園弁護士は問題が起こる背景を「多様な性を認め合う社会になっておらず、多くの性的少数者が自分を隠さざるを得ない状況がある」と分析。「まずは当事者以外が性的少数者への理解を深める必要がある。そして当事者がオープンにできるようになっていくことが望ましい」と訴える。
▽相談窓口
 友人や同僚からカミングアウトされた場合、どうすればいいのか。
 性的少数者の権利向上などに取り組むNPO法人「グッド・エイジング・エールズ」の松中権代表は「カミングアウトは信頼の証し。伝えられた側は、命につながる可能性もあるとても重く大切な情報との認識を持つことが重要だ」と説く。
 さらに状況改善などのために第三者の助けが必要だと判断した場合は、誰にどこまで伝えていいのかを確認し、第三者に話すことへの了解を得る必要があると強調。「自身で受け止めきれなければ、プライバシーに配慮しつつ相談窓口などに頼るべきだ」と話す。
 アウティング問題の解消に向けては「一人一人がそれぞれの個性を持っていると認識し、お互いを尊敬して理解し合うことが大切」と語った。

=識者談話= 件数「氷山の一角」
 市民団体「LGBT法連合会」の神谷悠一事務局長の話 アウティングに関する相談件数が明らかになったのは、これまで当事者以外には認識されづらかった被害状況が可視化された点で意義がある。相談件数は「氷山の一角」だろう。ほぼ全ての当事者が大なり小なり被害を経験し、アウティングを恐れていると言っても過言ではない。相談を寄せた人たちはよほど切実な状況にあったと考えられる。問題の背景には、いまだに根強い性的少数者への差別や偏見がある。「日常にあふれる身近で深刻な問題」との認識を皆が持つことが大切で、未然に防ぐための施策や制度、規範が社会に求められている。

=解説= 「多様な性」認める社会を

 性的指向や性自認を暴露するアウティングの被害に、多くの性的少数者が苦しむ実態が明らかになりつつある。周囲の無理解に当事者が追い込まれ、孤立化する状況は決して容認できない。性的少数者への関心がようやく高まってきた今こそ、国や自治体、企業や個人が連携し、「多様な性」を普通だと認められる社会の在り方を真剣に探る必要がある。
 「社会的包摂サポートセンター」の電話相談には「信頼する相手に性的指向などを伝えたら第三者にばらされた」との声とともに「周囲の理解がなく生きづらい」との相談も多く寄せられ、性的少数者が差別と偏見に苦しむ実情がうかがえる。
 アウティングは人間関係を壊し、民事や刑事での責任を追及されかねない重大な行為だと警告する専門家もいる。行政や企業は、学校や職場でどんな問題が起きているかを早急に把握し、未然防止の取り組みを積極的に進めるべきだ。
 東京都国立市は昨年4月、アウティング禁止の条例を全国で初めて施行。都でも同10月に性的指向や性自認に関する差別を禁じ、啓発を図る条例が成立した。故意性のあるアウティングをハラスメントとして認定する大学もあり、同様の制度の広がりに期待したい。
 何よりも大事なのは、私たち一人一人が「性」は価値観や生き方と同じように多様なものであるとの認識を持つことだ。互いを理解して認め合うことが、アウティングの存在しない社会の実現に向けた一歩になるはずだ。

暴露で人間関係破壊 LGBT被害深刻 「命に関わる情報」認識を
2019.04.04 朝刊

 性的指向や性自認を暴露されるアウティング問題の深刻さが注目されている。心身に不調を来し、命を落とした当事者も。背景には差別や偏見があるとされ、専門家は「人間関係を破壊する行為」「刑事責任を問われる可能性もある」と警鐘を鳴らす。告白相手が困惑して周囲に話してしまうケースも考えられるが、「当事者の命にも関わる情報」との認識を持ち、本人の思いを十分に確認した上で対応することが求められる。(20面参照)
LINE送信
 「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめん」。一橋大法科大学院の学生ら9人が参加するLINE(ライン)のグループメッセージ。2015年6月、当時25歳だった男子学生を名指しする投稿があった。送信したのは同級生だった。
 その約2カ月前、男子学生はこの同級生に、自分が同性愛者で恋愛感情を持っていると伝えていた。暴露された後、心療内科に通院。8月に「(同級生が)弁護士になるような法曹界なら、もう自分の理想はこの世界にはない」とグループに送信し、その後、校舎から転落死した。
 男子学生の両親は、同級生とともに、「対応が不十分だった」と大学にも損害賠償を求めて提訴。同級生とは和解が成立したが、東京地裁は今年2月に大学への請求を棄却した(遺族は控訴)。
 「アウティングは人間関係を破壊する行為だ」。判決後の記者会見で両親の代理人を務める南和行弁護士は強調。「裁判所はアウティングが不法行為であるかどうかなど本質的な問題に一切言及していない」と憤った。
不法行為に該当
 インターネット上で「LGBT法律相談.jp」を運営する前園進也弁護士。長年当事者らの相談に乗ってきた経験を踏まえ「アウティングは不法行為や犯罪に当たり、民事上も刑事上も責任を問われる可能性が高い」と注意を促す。
 プライバシー侵害や名誉毀損(きそん)で提訴される事態が想定されるほか、性的指向などをばらすと脅せば脅迫罪、脅して金品を取れば恐喝罪が成立することもあり得るという。
 前園弁護士は問題が起こる背景を「多様な性を認め合う社会になっておらず、多くの性的少数者が自分を隠さざるを得ない状況がある」と分析。「まずは当事者以外が性的少数者への理解を深める必要がある。そして当事者がオープンにできるようになっていくことが望ましい」と訴える。
確認と了承を
 友人や同僚からカミングアウトされた場合、どうすればいいのか。
 性的少数者の権利向上などに取り組むNPO法人「グッド・エイジング・エールズ」の松中権代表は「カミングアウトは信頼の証し。伝えられた側は、命につながる可能性もあるとても重く大切な情報との認識を持つことが重要だ」と説く。
 さらに状況改善などのために第三者の助けが必要だと判断した場合は、誰にどこまで伝えていいのかを確認し、第三者に話すことへの了解を得る必要があると強調。「自身で受け止めきれなければ、プライバシーに配慮しつつ相談窓口などに頼るべきだ」と話す。
 アウティング問題の解消に向けては「一人一人がそれぞれの個性を持っていると認識し、お互いを尊敬して理解し合うことが大切」と語った。

 脅迫の疑い
2019.04.03 朝刊  三重版 

 【三重県】亀山署は2日、脅迫の疑いで、亀山市長明寺、無職k容疑者(62)を逮捕した。
 逮捕容疑は、1日午後4時50分~5時5分、同市長明寺の自宅近くにある不動産管理会社の玄関前で、同社を経営する男性(59)に対し、包丁とかまを両手に持ったまま「近所の家ごとダイナマイトで爆発させてもええんやぞ」と脅したとされる。
 署によると「包丁などを持って現場に行ったが、脅迫はしていない」と容疑を否認している。k容疑者は以前から騒音などを巡り、男性に苦情を伝えていたという。

恐喝の疑いで組長ら逮捕
2019.03.01 朝刊 

 【愛知県】県警は28日、恐喝の疑いで、指定暴力団六代目山口組弘道会系組長で名古屋市熱田区西野町2、無職h容疑者(75)ら4人を逮捕した。
 ほかに逮捕されたのは、弘道会系組幹部で同市港区宝神2、無職k(72)、同市東区東桜2、飲食店経営k(67)、同市中区栄5、人材派遣会社経営i(51)の各容疑者。
 逮捕容疑は4人で共謀して2016年7月~翌年1月、k容疑者が経営する風俗店の女性従業員を「逃がした」などとして、会社役員の男性(45)を市内の飲食店などに呼び出し、「俺の力使ってつぶすぞ」などと脅迫、500万円を脅し取ったとされる。
 県警によると、h、kの両容疑者は黙秘、k容疑者は否認、i容疑者は保留している。

 恐喝の疑い
2019.02.28 朝刊 

 【静岡県】菊川署と県警捜査4課は27日、恐喝の疑いで千葉県市川市香取2、とび職m(37)と、静岡市清水区吉川、指定暴力団山口組系組員m(51)の両容疑者を逮捕した。
 逮捕容疑は、2018年12月上旬、静岡市内などで県中部在住の20代の男性建設作業員に対し、「静岡にいられなくすることもできる」と迫ったり、男性の知人を通して「貸している金が50万~60万円になる」などと脅迫したりし、7万円を脅し取ったとされる。
 署によると、男性とm容疑者は面識があった。両容疑者の認否は明らかにしていない。

脅迫の疑い 中学生逮捕=新潟
2019.02.27 東京朝刊

 県警は25日、新潟市立中学の男子生徒(15)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、男子生徒は24日午後4時頃、自分が通う学校の担任教諭に対し、「先生を殺そうと思います」などと携帯電話でメールを送った疑い。教諭が学校と相談して県警に届け出た。調べに対し、男子生徒は容疑を認めている。

 暴力団幹部を逮捕
2019.02.22 朝刊 

 【愛知県】中署は21日、暴力行為処罰法違反の疑いで東区泉1、六代目山口組弘道会傘下組織幹部、i容疑者(38)を逮捕した。
 逮捕容疑は、2日午後1時50分~同2時5分ごろ、名古屋拘置所の面会室で、勾留中の無職の男(36)に対して「(暴力団組員ら2人が逮捕された恐喝未遂事件の)被害届を取り下げろ。名古屋で住めんようにするぞ」などと言って脅迫したとされる。
 署によると「覚えていません」と否認している。

女性を脅し強盗 容疑の中2逮捕 函館 13歳と共謀
2019.02.20 東京夕刊 

 北海道警函館中央署は20日、函館市の中学2年の少年(14)を強盗と銃刀法違反の疑いで逮捕した。
 発表によると、少年は13歳の少年と共謀し、19日午後5時50分頃、同市富岡町の路上で、帰宅途中の女性保育士(28)に折りたたみナイフ(刃渡り約9センチ)を突きつけて「金を出せ」などと脅迫し、現金1万円を奪った疑い。
 2人は別の中学校に通う友人同士で、いずれも容疑を認めているという。13歳の少年は、児童相談所に送致される見通し。

 脅迫の疑い
2019.02.20 朝刊  三重版 

 【三重県】津南署は19日、脅迫の疑いで津市久居持川町、無職m容疑者(32)を逮捕した。
 逮捕容疑では昨年8月1日午後8時ごろ、自宅アパートを管理する津市内の不動産会社に電話をかけ、対応した男性社員(30)に「ぶっ殺すぞ。待ち伏せして襲ったるわ」などと脅したとされる。署によると、容疑を否認している。備え付けのエアコンについて同社に問い合わせトラブルになったという。

証人威迫疑い組員逮捕=北海道
2019.02.13 東京朝刊 

 刑事裁判に証人として出廷予定だった男を脅したとして、札幌南署は12日、札幌市豊平区中の島2の10、山口組系暴力団組員の無職s容疑者(51)を証人威迫容疑で逮捕した。発表によると、s容疑者は昨年11月15日、同市西区の道警琴似庁舎の留置施設で、配下の組員(35)と共謀し、窃盗罪で勾留中だった男(35)に面会し、「(組員は)否認しているぞ」などと脅迫した疑い。男は組員の刑事裁判に証人として出廷予定だった。

 脅迫の疑い
2019.02.08 朝刊 

 【愛知県】津島署は7日、脅迫の疑いで、住所不詳、派遣社員k容疑者(55)を逮捕した。
 逮捕容疑では7日午前0時半ごろ、あま市のコンビニエンスストアから携帯電話で110番をし、対応した男性警察官(36)に「おまえが気にくわんから、ぶち殺したる」などと言って脅迫したとされる。
 署によると、容疑を認めている。

警官に脅迫メール 容疑の前県議追送致 埼玉
2019.02.07 東京夕刊 

 埼玉県警は7日、知人女性へのストーカー規制法違反容疑などで書類送検したi・前県議(36)を脅迫容疑でさいたま地検に追送致した。捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、i前県議は、知人女性に繰り返しLINE(ライン)のメッセージを送りつけたなどとして昨年8月に書類送検された後、捜査を担当した警察官の携帯電話に、「ぶっ殺すぞ、知人女性夫妻もぶっ殺す」などと脅す内容のメールを送った疑い。
 i前県議は銀行員などを経て2011年の県議選で初当選。2期目の途中で書類送検され、昨年11月に議員辞職した。

暴力団組長を強要容疑で逮捕 /岐阜県
2019.02.02 名古屋地方版/岐阜 

 県警は1日までに、指定暴力団6代目山口組傘下組織組長、h容疑者(46)=北方町高屋白木2丁目=を強要容疑で逮捕、送検し、発表した。「よく覚えていない部分がある」などと話しているという。
 組織犯罪対策課によると、h容疑者は2017年9月下旬ごろ、岐阜市内の飲食店で自らが実質的に経営する建設会社の作業員の男性(29)を脅迫し、所得税など約75万円の一部を支払わせた疑いがある。

a容疑者が強制性交で逮捕 自宅でマッサージ店従業員の頭押さえつけ
2019.02.02 スポーツ報知 

 昨年7月にマッサージ店から派遣された30代女性従業員を自宅で乱暴したとして、警視庁は1日、強制性交の疑いで俳優のa(本名・a)容疑者(40)=写真=を逮捕した。逮捕容疑は、女性従業員の頭を押さえつけるなど暴行を加え、乱暴した疑い。捜査関係者によると、容疑を一部認めている。a容疑者の所属事務所は「誠に遺憾」とコメントした。a容疑者は複数の映画、テレビ番組などの出演を控えており、今後各方面に大きな影響を及ぼすことは必至だ。
◆容疑認める
 売れっ子俳優が強制性交容疑で逮捕された。a容疑者は昨年7月1日午前、都内の自宅にマッサージのために呼んだ女性従業員に性的暴行を加えた疑いが持たれている。今年6月に公開予定の出演映画「台風家族」のクランクイン直前の出来事だった。
 捜査1課によると、店側は利用者に対し、マッサージ前に「性的マッサージは禁止」と伝え、書面へのサインを求めている。a容疑者も事前に説明を受け、サインをしていた。自宅には当時、他に人はおらず、容疑者は飲酒していたという。
 女性はその日のうちに世田谷署に相談。昨年8月下旬に被害届を提出し、警視庁が受理して捜査していた。この日、都内の自宅を午前中から捜索し、任意で事情聴取。a容疑者は容疑の一部を認める一方で、「押さえつけていない」とも供述している。
 a容疑者は今年1月下旬にドラマの撮影に入ったが、わずか3日で作品の制作そのものが中止に。「予算の都合」と説明されたが、映画化も予定されていただけに、関係者の間では疑問の声が上がっていた。
 a容疑者の所属事務所はこの日、「このような事態となりましたことは誠に遺憾であり、被害者の方及び関係者の皆さまには深くおわび申し上げます。今後、詳細が分かり次第、誠意を持って対応させていただく所存です」とコメントした。
 鋭い視線が印象的なa容疑者は、崔洋一監督の「血と骨」(04年)、北野武監督の「アウトレイジ ビヨンド」(12年)などの映画に出演して注目され、「百円の恋」で16年に日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。刑事役から教師役までアクが強い脇役も任される実力派と評価されてきた。
 17年11月に所属事務所の元社長が逮捕された際、翌年1月の映画イベントで「年末会社でいろいろあったので去年の1・78倍くらい働こうかな」と意欲を語っていたa容疑者。一方で奔放な言動も話題になった。これまでに「パチンコ勝ったからマッサージいこっ!」「4人同時にマッサージしてもらいたい」などとツイートし、マッサージ好きをアピール。有名女優との熱愛も度々報じられた。
◇自宅前は騒然 ○…この日午後に「任意で事情聴取」の一報が流れると、都内のa容疑者の自宅前にはテレビカメラ4台、報道陣約30人が集まった。敷地面積約1万4000平方メートル、300戸以上が居住する高級マンションにそぐわない、物々しい雰囲気に近隣住民は不安そうな顔で見守り、「何かあったんですか?」と報道陣に質問する人もいた。
 <a>(a)1979年1月18日、青森県弘前市出身。40歳。2001年に映画「GO」で俳優デビュー。02年、松田龍平とのダブル主演作「青い春」で映画初主演。05年に映画「ゲルマニウムの夜」で単独初主演。テレビドラマではTBS系「下町ロケット」(15年)、NHK大河ドラマ「真田丸」(16年)などに出演。181センチ、血液型A。
◆気さくで誠実オフは“自由人”
[aという男]
 一見こわもて。「死んだ魚の目をした俳優」と呼ばれることもあり、無愛想で取っつきにくい感じのように見えるa容疑者だが、実際は正反対。街中でファンに話しかけられれば、写真やサインにも気さくに応じる。普段は誠実な男だ。
 「声かけられて、迷惑だな~とか、ウザイな~とか思わないんですか?」。ファンからのツイッターでの質問にも、「こんな仕事してて、応援してくれてる人にそう思う奴(やつ)は三流です」と答えるなど、ファンを大切にしてきた。ナビゲーターを務める「美しき酒呑みたち」のDVDの購入者特典では、「aと焼き肉を食べておごってもらえる権利」を企画。ファンとの交流の場をもうけ、積極的にSNSを利用するなど、距離感の近い俳優だった。
 仕事にストイックに打ち込む反面、撮影のない期間は自由人だった。自分のことを「ウチ」と呼ぶ。酒好き。マージャン、パチンコも大好き。愛読書は週刊少年ジャンプで、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズをオンラインで楽しむのが日課。酒は飲むが、決してハメを外すようなことはなかった。
 学生時代は卓球に打ち込み、弘前実業高時代(中退)には全国大会の出場経験もある。
 「有名になりたい」という一心で、19歳の時に上京。都内の屋台でアルバイトをしていた時、お店を訪れた映画プロデューサーの荒戸源次郎さんと出会い、役者への道が開けた。「父親」と慕い、16年に天国へと旅立った荒戸さんは何を思うか―。
 自分の言葉で発信することに人一倍こだわってきた新井容疑者。ファンに思いを伝える機会が訪れたら、何と語るのだろうか。
◆懲役5年以上猶予つかず
 元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏「今回の事件は密室で、警視庁は被害者の供述などを相当慎重に調べて逮捕に踏み切ったとみています。事件があったのは昨年7月。そこから時間をかけ、加害者が俳優ということも考慮しながら捜査していたと考えられます。新井容疑者が『容疑を認めている』との報道がありますが、性犯罪の場合加害者と被害者の間で供述が食い違うケースがあります。今後の捜査で『腕を押さえつけた』など具体的に解明されていくでしょう。被害者の処罰感情が強い場合は、示談が成立しないことも考えられます。その場合は起訴され裁判になります。強制性交等罪は懲役5年以上です。3年を超える懲役刑の場合は執行猶予はつきません。性犯罪については、最近の傾向として厳しい判決が下っています。裁判官が情状面をどうみるかがポイントになります」
◆17年刑法改正「強姦罪」から名称変更
 ◇強制性交Q&A
 Q 強制性交等罪とは?
 A 暴行・脅迫を用いて性交した者を5年以上の懲役に処する刑罰。刑法第177条。
 Q 聞き慣れないが?
 A 2017年の刑法改正で「強姦(ごうかん)罪」から変更された。
 Q 名称以外の変更点は?
 A 従来の強姦罪は被害者を女性に限っていたが、強制性交等罪は男性も対象になる。口腔などの「性交類似行為」を対象に加えたのも特徴。また、泣き寝入りのケースを減らすため、被害者の告訴を起訴の条件とする「親告罪」の規定も撤廃。量刑の下限も懲役3年から5年に引き上げられた。
 Q 類する刑罰も。
 A 暴行・脅迫を用いなくても心神喪失や抗拒不能の状態で性交などをした場合は「準強制性交等罪」が適用。父母ら監護者が18歳未満に対して性交などをした場合は「監護者性交等罪」が適用される。
 

暴力相談も交際継続か 埼玉の女性殺害1週間 DV防止法の不備指摘 若い世代へ教育が必要
2019.01.30 朝刊 

 さいたま市大宮区で女性会社員が殺害された事件は、30日で発生から1週間。女性は殺人容疑で送検された男の暴力を警察に相談する一方、被害届は出さず交際が続いていたとみられる。恋人間の暴力「デートDV」の専門家は、被害者を守るための法整備や、若い世代への教育の必要性を訴える。
■4回の相談
 事件は23日午後6時ごろ発生。kさん(22)=埼玉県春日部市=は勤務先の入るビルで、包丁で刺された。同県警は殺人未遂容疑で、前橋市職員だったt容疑者(25)=28日に懲戒免職=を現行犯逮捕。県警によると、動機を「別れ話のもつれ」と説明し「生きていられないと思った。自分も死ぬつもりだった」と供述した。
 kさん側は昨年9月、春日部署と、実家に近い群馬県警高崎署にt容疑者の暴力を相談していた。警察は、kさんに接触しないようt容疑者に警告。kさんには被害届を出すよう促したが、応じなかった。
 kさんは12月にも「(容疑者が)家に来ている」と春日部署の交番に相談したが、「まだ交際している」「円満に別れたい」とも話し、事件化は見送られた。
 今年1月22日には、kさんの父親が「暴力が続いている」と署に電話。kさんは23日午後9時に被害届提出の相談をする予定だったが、その3時間前に殺害された。
■3人に1人
 内閣府の2017年度調査によると、交際相手から暴力を受けた経験のある女性は約21%。その3人に1人が「別れたいと思ったが、別れなかった」「別れたいと思わなかった」と答えた。
 常磐大の宇治和子准教授(ジェンダー心理学)は「被害者は恐怖で、相手と離れるより『殴られないように』と考える。相手を怒らせないように努め、関係が切れず深みにはまる」と指摘する。
 その上で「専門機関に相談し、同じ境遇の人が多くいると気付くことが大切。どんな理由であれ殴る方が悪いんだと知ってほしい」と話した。
 ドメスティックバイオレンス(DV)防止法の不備を指摘するのは、NPO法人「ウィメンズネット・こうべ」の正井礼子代表。現状では交際相手から暴力や脅迫を受けても、同居していないと裁判所に接近禁止などの保護命令を申し立てられないとして「変えていく必要がある」と話す。
 また、DVの背景には「交際相手を『自分の物』と考える心理的問題がある」と解説。国が予算を投じ、中学生など若い世代に「交際相手は対等で尊重すべき存在」「束縛は愛情ではない」といったことを教えるべきだと訴えている。

 逮捕監禁・恐喝未遂の疑い
2019.01.29 朝刊  三重版 

 【三重県】四日市西署は28日、逮捕監禁・恐喝未遂の疑いで、ともにウェブマーケティング業の名古屋市中村区名駅5、i(23)と四日市市桜新町、i(23)両容疑者を逮捕した。
 逮捕容疑では12日午後5時10分から8時10分ごろの間、2人は菰野町宿野のプレハブ事務所で、横浜市の男子大学生(22)を、スタンガンを持って脅迫するなどして不法に監禁し、仕事の損失の埋め合わせ名目で200万円を要求して恐喝しようとしたが、大学生が隙を見て抜け出して警察に届け出たため、未遂に終わったとされる。
 署によると、2人は容疑を否認している。

 恐喝未遂の疑い
2019.01.29 朝刊 

 【愛知県】豊橋署は28日、恐喝未遂の疑いで豊橋市曙町若松の無職s容疑者(72)を逮捕した。
 逮捕容疑では、昨年6月4日と10月29日ごろ、豊川市の自営業の男性(78)に対し「金を返しなさい」「いい死に方出来んゾ」などと書いた封筒やはがきを送り、金をだまし取ろうとしたとされる。
 署によると、容疑者は「脅迫する気はない」と否認している。容疑者は被害者の所有するビルの元店子(たなこ)の保証人をしていた。

組員ら恐喝容疑=佐賀
2019.01.25 西部朝刊 

 県警は24日、住所不定、指定暴力団浪川会系組員n被告(39)(監禁罪で起訴)を恐喝容疑で再逮捕、佐賀市大財4、建設業i容疑者(44)を同容疑で逮捕した。発表によると、2人は共謀、昨年6月8日と7月9日、40歳代の男性に電話で「おいも、組に金ば入れんばけん」と言って脅迫し、計16万円を口座に振り込ませて脅し取った疑い。認否を明らかにしていない。

 脅迫の疑い
2019.01.24 朝刊 

 【愛知県】安城署は23日、脅迫の疑いで知立市八ツ田町3、派遣社員o容疑者(47)を逮捕した。
 逮捕容疑では、21日午前9時55分ごろ、知立市の食品販売会社の営業所に電話し、女性所長(62)に「みんな殺してやる。子どもも殺してやる。分かっとるな」と脅したとされる。
 署によると「子どもも殺してやるとは言っていない」と容疑を一部否認している。所長の営業所は、o容疑者が派遣されている会社に食材などを納入しているが、両者に面識はない。

女子中学生脅した容疑で31歳逮捕
2019.01.18 東京朝刊 

 女子中学生を「殴るぞ」などと脅したとして、警視庁は脅迫の容疑で、練馬区中村南の会社員、n容疑者(31)を逮捕した。「記憶にない」と容疑を否認している。現場となった多摩地区では昨年12月以降、小中学生が男に声をかけられ、トイレに連れ込まれそうになる事案が数件相次ぎ、同庁が関連を調べている。
 逮捕容疑は昨年12月1日午前10時ごろ、日野市程久保の多摩都市モノレール程久保駅のホームで少女に「どこの中学」などと声をかけ、嫌がって母親に電話をかけようとした少女を「電話したら殴るぞ」などと脅したとしている。
 m容疑者は「トイレに行ったら解決する」などと言ってトイレに誘導しようとしたが、少女は逃げて無事だった。警視庁はわいせつ目的だった可能性があるとみて調べている。
 m島容疑者は今月14日、JR中央線の電車内で小学生の女児に「電車を降りてトイレに行こう」などと声をかけて肩をたたいたとして、暴行容疑で現行犯逮捕されていた。

息子の友人宛てに父親が脅迫メール 八戸高専生自殺未遂捜査で判明 /青森県
2019.01.10 東京地方版/青森  青森全県 

 息子の友人の少年をSNSなどで脅したとして、青森地検八戸支部が、会社役員の男性(50)=東京都杉並区=を脅迫罪で起訴していたことが9日、わかった。起訴は昨年12月25日付。少年は事件後の2017年6月、通っていた八戸工業高等専門学校(八戸市)の教師に裏切られたとの遺書を残し自殺を図っていた。
 起訴状によると、男性は17年5~6月、少年にSNSやメールで「警察に性犯罪者として告発しちゃおうかな」などのメッセージを送り、脅迫したとされる。捜査関係者によると、男性は息子の交際相手を巡って少年とトラブルになっていた。
 少年は人間関係のトラブルがあるとして学校に相談を持ちかけていたが、同年6月、教師を名指ししたうえで「裏切られた」と非難する遺書を残して高さ約30メートルの橋から飛び降りた。脊髄(せきずい)損傷の重傷を負い、その後自主退学したという。
 県警がこの自殺未遂を調べる過程で、脅迫事件を把握。昨年3月に男性を書類送検していた。県警は事件と自殺未遂の関係を慎重に調べている。
 八戸高専は取材に対し「現段階で話すことはない」とコメントしている。

 元妻を脅した疑い
2019.01.04 朝刊 岐阜版 

 【岐阜県】関署などは3日、脅迫の疑いで大垣市東長町、無職y容疑者(32)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2日午前10時30分ごろ、元妻(32)に対して無料通信アプリLINE(ライン)で殺害をほのめかす内容のメッセージを送り、脅迫したとされる。

 署によると、「脅すつもりはなかった」と容疑を否認している。昨年4月に離婚してから、y容疑者は「会いたい」などのメッセージを送り続け、元妻が以前から署に相談していた。

報道された恐喝事件 2013年
報道された恐喝事件
報道された恐喝事件

 特殊詐欺被害10億円超 県警 家族で電話設定変更を
2013.12.31 朝刊 

 【長野県】今年、県内でオレオレ詐欺など特殊詐欺の被害額は十億円を超え、過去最悪となった。高齢者の被害が後を絶たないが、県警は年末年始の帰省シーズンに合わせ、ある被害防止策を提案する。犯人からの電話を受けないように電話機を設定変更する対策だ。「設定変更は、高齢者に難しくても子どもや孫ならできる。家族で取り組んでほしい」と呼び掛ける。

 「気をつけているつもりでも、一度犯人側の電話に出ると、だまされてしまう」。県警地域安全推進室の西沢健室長はこう語る。

 犯人からの電話を受けないことが最良の被害対策となるため、県警は、電話機の設定変更を薦める。

 効果的なのは、相手の電話番号を表示する「ナンバーディスプレー機能付き電話機」の使用だ。知らない番号が表示された際に電話に出ないよう徹底すれば、犯人と接触せずに済むからだ。

 犯行グループは、相手に電話番号を知らせない「非通知設定」で電話するケースがほとんど。電話機の設定で非通知の場合を着信拒否とすれば、かなり有効な対策となる。

 また、手軽な対策としては留守番電話機能の利用だ。日中に電話が鳴っても受話器を取らず、録音のメッセージを残した知人らにだけかけ直す方法だ。

 ただ、電話機の設定変更は複雑なため、被害に遭いやすい高齢者にとって難しい場合もある。西沢室長は「年末年始で帰省した際に、子どもや孫世代が手伝ってほしい」と呼び掛ける。

 県警は、対策をまとめたマニュアルのホームページへの掲載を始めた。「紙に印刷して、電話機の前に張って活用してほしい」としている。

    ◇

 被害額、昨年の3倍

 現金の「手渡し型」急増

 今年の県内の特殊詐欺被害額は十六日時点で十億二千三百万円と昨年の三倍近くに急増した。犯人側の手口は巧妙化し、県警の対策が追い付いていない現状が浮かぶ。

 県警生活安全企画課によると、従来は指定された口座に現金を振り込ませる「振り込め型」が大半を占めたが、一日の振込限度額の規制が強まり、口座凍結が容易になったことで減少。代わりに、現金を郵送させる手口や直接被害者と接触して現金を受け取る「手渡し型」が急増した。

 さらに、今年は、これまで例のなかった“遠距離移動型詐欺”も現れた。息子を装って「会社の金を使い込んでしまった。東京まで持ってきて」などと助けを求め、被害者に電話で指示を出し、新幹線で現金を運ばせる。犯人側が被害者の自宅まで出向く必要がなく、逮捕されるリスクが低い点が特徴的だ。

 また、金融商品の取引などもうけ話を持ちかける「もうかります詐欺」では、恐喝的な手法が増えている。

 取引を持ち掛けた後に、「あなたのやっていることは犯罪だ」「損害賠償請求を起こす」などと脅し、数回に渡って現金を要求する手口だ。被害者は周りに相談できないため、被害に気付くのが遅れる傾向があるという。

「警部が恐喝主導 隠蔽も」 共犯者初公判で検察指摘 福井地裁
2013.12.28 大阪朝刊 

 福井県警警部ら2人が6月、建設会社役員の50歳代の男性から100万円を脅し取ったとされる事件で、警部の共犯として恐喝罪に問われた不動産会社役員・I被告(52)の初公判が27日、福井地裁であり、I被告は起訴事実を認めた。検察側は冒頭陳述で、警部・A被告(51)が犯行を主導し、事件後には、捜査を恐れて100万円の返還をI被告に指示して事件の隠滅を画策していたと明らかにした。

 冒頭陳述で検察側は、A被告が5月、男性の疑惑に関する投書が県警に届いているとI被告に教え、「もみ消すには一つ(100万円)か二つ(200万円)は要る」と恐喝を持ちかけ、I被告は分け前を期待して応じたと指摘。

 また、2人は50万円ずつ分けたが、A被告は7月に男性が警察に相談したと知り、I被告に「預かっていた100万円を返す」との手紙を男性に送らせ、恐喝ではなく、借金と見せかけようと図ったとした。

 A被告の初公判は1月10日。福井地検は2人の認否を明らかにしていないが、A被告は県警の調べに対し、容疑を否認している。

[追跡2013]10月 女子高生ビジネスが拡大 警察と“イタチごっこ”
2013.12.26 スポーツ報知 

 東京・秋葉原や池袋などの繁華街で、女子高校生ら未成年者が男性客にマッサージなどをする「JKリフレ」が摘発されるケースが相次いだ。これまで風俗営業法の規制対象外だったことから野放し状態だったが、警視庁は、労働基準法違反容疑(危険有害業務の就業制限など)や補導などで取り締まりを強化。だが、業者側も“徹底抗戦”し、一緒に散歩する「JKお散歩」、少女を撮影する「JK撮影会」、占いをする「JK占い」など次々と形態を変更。“イタチごっこ”が続いている。

◆新宿、池袋、渋谷…

 今月16日午後7時過ぎ。秋葉原の路上で、男性を散歩に誘っていた15~17歳の少女13人が一斉に補導された。警視庁は、男性客が金を払ってデートをする「JKお散歩」で、客や少女らが性犯罪被害に遭う可能性があるとして摘発に乗り出した。そして、25日のクリスマス。路上にいた少女たちの姿は激減した。「この前、摘発があったから。結構、人もいなくなったかも」。そう言いながら、サンタクロースの格好をした少女は、2時間約2万円の「観光案内」を勧めてきた。

 「逮捕は警察による見せしめなんです」。女子高生にきわどい写真を撮らせる「JK撮影会」を経営し、労働基準法違反で逮捕された経営者の関係者は怒りをにじませる。「未成年者をアルバイトさせただけ。何が悪いのか?」。口をついて出てくるのは、捜査当局への反発ばかりだった。この経営者は「JKリフレ」を始めたが、取り締まりが厳しいとみると、営業形態を「JK撮影会」に変更した。店には16~19歳の14人が勤務し、月60万円の売り上げがあった。

 警視庁では昨年4月ごろ、初めて「JKリフレ」を確認した。店の外でデートをする無店舗型の経営も増加傾向にあった。客と1対1で会うことになり、売春、買春、恐喝、盗撮などの温床になる可能性もあるだけに、警視庁は、今年1~2月に都内の「JKリフレ」18店舗を一斉摘発。逮捕、書類送検した経営者や店長は23人、保護した少女は15~17歳、76人に上る。中には約100万円を稼いだ少女がいたことも確認した。

 「土、日は予約がないと、難しいですね。ちなみに、うちは、風俗店ではありません」。従業員の1人は盛況ぶりについて、こう語る。関連店舗は秋葉原の駅周辺だけで約30店舗あり、新宿、池袋、渋谷などにも拡大し続けているが、警視庁は、今後も取り締まりを強化する方針だ。

 今月10日には、店で知り合った女子高校生にわいせつな行為をしたとして児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)容疑で、会社員の男が逮捕された。摘発対象は経営者、店で働く少女、そして買春した客にまで及ぶ。捜査幹部は「2020年には東京五輪も控えており、外国人観光客がこうした店でトラブルに巻き込まれるケースも出てくるだろう。今後も『JKリフレ』について注視していく」と話した。

 ◇「JKリフレ」 JKは女子高生の略で、マッサージの一種「リフレクトロジー」を合わせた造語。個室で従業員が客と添い寝をしたり、マッサージなどのサービスを行う。15秒間1000円の抱擁などもある。風営法の「性風俗特殊営業」に当たらないため、公安委員会の許可は不要。

◆10月の主なニュース◆

日  出来事

 2 秋葉原「JKお散歩」で恐喝事件。逮捕者4人

 8 東京・三鷹でストーカーに女子高生が殺害される

16 伊豆大島に大型台風直撃。39人の死者・行方不明者

22 阪神阪急ホテルでメニューの誤表示発覚

31 山本太郎参院議員が天皇陛下に手紙。批判続出

カフェなどのチラシ配りに交じり、「JKお散歩」などの勧誘が多く見られた東京・秋葉原の路上では一斉摘発後、その数が激減した

 元妻を脅した疑いで男逮捕
2013.12.23 朝刊

 【群馬県】長野原署は二十二日、恐喝未遂と銃刀法違反の疑いで草津町草津、旅館従業員Y容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑は、二十二日午前一時すぎ、草津町内のコンビニ駐車場で、元妻(27)に対し、肩代わりした車のタイヤ代などの支払いを要求、ナイフを見せて、払わなければ車に傷を付けると脅したとされる。元妻が応じず交番に届けた。容疑を認めている。


子どものLINE地獄 中高生1万人LINEいじめ実態調査
2013.12.09 

 無料通話アプリ「LINE」は、子どもたちの“会話”も変えている。「KS(既読スルー)」、グループからの「外し」……。

 LINEをきっかけに、いじめや事件につながるケースが増えている。

 クラスの友だちに「LINE」の画面を見せられて、中学2年のA君は急に怖くなった。「デブ」「死ね」「キモイ」……自分への悪口が並んでいる。友だちが“証拠”画像として残していたのは、先輩たちも入っているグループ内の会話だった。自分も入っているはずなのに、知らない間に外されていた。

 担任教師が悪口を書いた生徒を注意し、事態はおさまった。でもまた始まると感じている。

 「学校で僕の話がどれだけ広がっているのかわからない。気になって仕方がない」

 高校2年生のBさんは、一晩に100件以上入ってくるLINEのメッセージを常にチェックしている。以前から学校を休みがちだったが、最近は朝起きられず遅刻してしまい、勉強する気もなくなってしまった。それでもLINEが手放せないのは、苦い体験をしたからだ。

 ●返信していれば…

 LINEを見ないで学校に行った日の昼休み、いつも一緒に弁当を食べている友だちに避けられた。「今度はあいつが外された」という視線が、クラスじゅうから向けられた。きっかけは前日夜のLINE。

 「何ですぐ学校休むの」

 そのメッセージに気づかず、無視したと思われた。ちゃんと返信していれば、こんなことにならずに済んだのに--。仲直りできたが、夜中もLINEが気になって眠れなくなった。

 日本で3人に1人が使う無料通話アプリ「LINE」によって、“会話”は格段に速く簡単になった。無料で通話やメールができ、スタンプや絵文字を送ったり、グループを設定すれば一度に最大100人にメールを送信したりできる。一方で、メッセージを読んでも返信しないことが「KS(既読スルー)」と呼ばれるなど、独特のタブーも生んでいる。特に、些細なやり取りが教室の空気を一変させる中高生の間では、即レスしないと外されるなど暗黙のルールができ、LINEがらみのいじめやトラブルが急増している。

 編集部は11月下旬、動画共有サービス「ニコニコ動画」などを運営するドワンゴと共同で、インターネットでアンケートを実施した。回答した12万2千人のうち高校・高等専門学校生に限ると、日常的な連絡ツールとして最も多く使っているのは「LINE」が最多の40・7%。中学生も「PCメール」に次いで使っていた(左ページのグラフ参照)。閲覧のみも含めると、中学生の7%、高校・高専生の4・2%が日中の大半にあたる「12時間以上」連絡ツールを使っている。「18時間以上」との答えもあった。

 さらに中高生の1割が、「ネット上でいじめや嫌がらせを受けたことがある」と回答。これまで問題とされ学校などでも対策が進む「ネット掲示板」だけでなく、中学生で「LINE」、高校・高専生で「ツイッター」などが舞台になっている。その内容は「悪口・誹謗中傷・脅しなど言葉の暴力」が最も多く、「無視・仲間はずれ」「個人の秘密や情報の流出」のほか、「裸体写真の提供を強要されるなど性的な暴力」もあった。

 ●低い罪の意識

 「いじめや嫌がらせ以外のトラブルに巻き込まれたことがある」と答えたのは中高生の1割ほどで、「ネット掲示板」や「LINE」などで、「グループ内での言い争い」や「事実ではないことを流された」などのトラブルが起きている。

 札幌市内の中学・高校でスクールカウンセラーをする朝日真奈さん(臨床心理士)は、LINEいじめの特徴をこう話す。

 「LINEはネット掲示板よりも知っている顔が多く閉鎖的で、他者に見つかりにくい。特に中学生は使い方を理解しないままクラスや学校全体など広い範囲のグループを作ってしまうので、傍観者が多く、自分でも意識しないうちに観衆や加害者になっているということも容易に起きる。罪の意識が低い割に、被害者の傷つきや動揺が大きい。高校生になると知的な生徒は曖昧な言葉で悪口を書くようになり、証拠がつかみづらく被害者は喧嘩もできない状態になります」

 ●パトロールができない

 LINEに関する相談が昨年の10倍のペースで増え続けていると話すのは、全国webカウンセリング協議会理事長の安川雅史さんだ。相談の中には、夏休みの家族旅行中に返信ができなかった高校3年生の男子生徒が、LINEのグループで「感じ悪い」「死んだんじゃないの」と言われ、教室の机の上に花が供えられた「葬式ごっこ」や、高校1年生の女子生徒が彼氏に送った上半身裸の写真をクラス全員にばらまかれたというケースもあった。実際にLINEを通じて知り合い、児童買春や恐喝、詐欺などの事件に発展するケースは後を絶たない。

 誰でも閲覧できるネット掲示板と違い、LINE上の会話は電話や電子メールのように電気通信事業法によって「通信の秘密」が守られている。そのため、運営会社や民間の監視団体がパトロールすることができない。学校や教育委員会の中には校内に携帯電話の持ち込みを禁止したり、LINEを禁止したりする動きもあるが、根本的な解決にはならないと安川さんは言う。

 例えば、グループからメンバーを強制退会させる「外し」は、本人に知られずにできたためトラブルが多発。ユーザーの意見、要望を受けた運営会社が昨年11月、「○○が××を退会させました」と表示させる機能を追加すると、元のグループはそのまま残し、特定のメンバーを外して新しいグループを作るという方法が広がった。使う側が変わらなければ、新しいいじめがどんどん生まれてくるのだ。

 「子どもたちは止め方がわからないのです。指先だけで操作できるスマホなら授業中でも先生に気づかれないし、布団の中まで持ち込める。一つ一つの文章が短く、どんどん会話が進むので、勉強だけでなく食事にもテレビにも集中できず、ストレスを抱えています」(安川さん)

 ●啓発部署を新設

 前出のアンケートでは、ネット上でのトラブルやいじめ、嫌がらせでどんな影響を受けたかも聞いた。中高生の半数は「影響は受けていない」と答えているが、「常にネット上でのやり取りをチェックするようになった」が1割を超えた。

 運営会社のLINEは、今年3月からホームページで「安心安全ガイド」を公開したほか、18歳未満のID検索停止や「友だち募集」を目的とした非公式サイトの閉鎖依頼を進めるなど対策を急いでいる。昨秋から始めた講演活動は年内で130回に達し、12月1日には啓発に特化した専門部署を新設する。

 LINEいじめの予防プログラムを研究する前出の朝日さんは、同じ設定や言葉を見てどんな意図だと感じるかを話し合うワークショップなどを開いている。

 「言葉を文字通り理解するのではなく、いろんな解釈があることを知り、相手の気持ちを想像するのはとても効果的です」

 便利なLINEが子どもたちを生きづらくしないよう、根本的な対策が求められている。

 ■日常的に使うツールは?

         中学生  高校・高専生

 PCメール   21.4%   4.4

 LINE    19.7   40.7

 携帯メール   16.9   17.6

 ツイッター   11.7   10.7

 固定電話で通話 11.2    2.3

 携帯電話で通話  7.8   17.7

 その他     11.3    6.6

 ■ネット上でいじめや嫌がらせを受けた主なツールは?

         中学生  高校・高専生

 ネット掲示板  25.9%  21.0

 LINE    16.4   15.5

 ツイッター   10.2   23.8

 ミクシィ     4.8    2.2

 携帯メール    4.3    4.8

 その他     38.4   32.7

 ■主にどんなもの?

                   中学生  高校・高専生

 悪口・脅しなど言葉の暴力      54.9%  64.7

 無視・仲間はずれ          20.6   11.3

 個人の秘密や情報の流出       13.6   12.3

 裸体写真を提供させるなど性的な暴力  1.7    4.2

 金銭・物品の要求           0.7    3.6

 その他                8.4    3.9

 ■ネット上のトラブルやいじめ、嫌がらせでどんな影響を受けた?

                    中学生  高校・高専生

 常にネット上でのやり取りをチェック  14.0%  12.4

 原因の連絡ツールを使用するのをやめた  9.8    7.1

 自殺を考えた              8.2    3.0

 不眠やうつなど精神的な不調       5.4    6.2

 友達が少なくなった、いなくなった    4.7    6.2

 金銭や物品を奪われるに至った      4.6    3.3

 実際に身体的な暴力を受けた       1.6    1.2

 学校に行けなくなった          0.8    3.2

 体調不良になった            0.6    1.2

 その他                 2.5    6.0

 影響は受けていない          47.9   50.3

 ※ニコニコ動画会員を対象に11月下旬、インターネット上でアンケートを実施し、12万2千人が回答。そのうち中学生は4690人、高校生・高等専門学校生は5864人だった

 メールで脅した疑い
2013.12.06 朝刊 

 【滋賀県】長浜署は5日、恐喝未遂の疑いで彦根市高宮町、契約社員Y容疑者(34)を逮捕した。

 逮捕容疑では、11月10~19日、長浜市の農園業男性(45)に「解雇した分の10万円を振り込んで。警察に相談したら燃やしに行く」などとメールで脅したとされる。男性が届け出て、未遂に終わった。署によると、容疑を認めている。

 Y容疑者は今年6月ごろまで男性の農園で働いていた。

少女に売春させた疑いで男2人逮捕 /京都府
2013.12.05 大阪地方版/京都 

 少女に組織的に売春をさせていたとして、府警は4日、大津市蓮池町、無職H容疑者(30)と住所不定、無職H容疑者(21)を児童福祉法違反(淫行させる行為)の疑いで逮捕し、発表した。H容疑者は「全然知らない」と容疑を否認しているという。

 府警によると、H容疑者らは住所不定の男(22)=同容疑で逮捕=らと共謀して7月27日、インターネットの出会い系サイトで募った40代の男性客と、滋賀県の女子高生(15)を大津市で引き合わせ、1万5千円でみだらな行為をさせた疑いがある。

 両容疑者は女性を装って書き込みをして客を募り、7~10月、この女子高生をふくむ知人の少女4人を計約230人の男性と引き合わせ、約300万円をもうけていた。少女たちとは旅館などを転々として共同生活をしていたという。府警は先月、山科区の喫茶店で恐喝したなどとして、両容疑者を恐喝容疑などで逮捕していた。

 恐喝の疑いで再逮捕
2013.12.05 朝刊 1

 【滋賀県】草津署は4日、恐喝の疑いで草津市西草津の無職、K容疑者(34)=窃盗罪で起訴、恐喝罪で処分保留=を再逮捕した。

 逮捕容疑では、10月10日、草津市内の飲食店や駐車場で、市内の契約社員男性(21)がうそばかりついていると言い掛かりをつけ「殴ったろか。家ひっくり返すことくらいできるんや」などと脅し、現金約30万円を取ったとされる。

 署によると「間違いない」と容疑を認めている。

土地取引でトラブル 暴力団かたり恐喝 容疑の男逮捕=福井
2013.11.28 大阪朝刊

 暴力団の名前を使って石川県に住む70歳代の会社役員の男性から65万円を脅し取ったとして、福井署は27日、福井市花堂南、自称不動産業T容疑者(65)を恐喝容疑で逮捕した。T容疑者は「貸した金を返してもらっただけ」と容疑を否認している。

 発表では、T容疑者は7月下旬から、土地取引を巡るトラブルで男性に複数回電話して「穴掘って埋めるぞ」などと脅し、9月上旬に現金を受け取った疑い。

<NEWSファイル>恐喝容疑で無職男女3人逮捕
2013.11.28 北海道新聞朝刊全道 

 札幌白石署は27日、恐喝の疑いで札幌市南区澄川6の3、無職E(36)、同市白石区南郷通13南、無職S(25)、日高管内平取町二風谷、無職T(53)の3容疑者を逮捕した。逮捕容疑は7月13日深夜から14日未明にかけて、S容疑者の自宅などで、同容疑者の元交際相手のアルバイト従業員男性(25)に「女性暴行で懲役を受けるか、示談金で済ますか」などと言って、現金40万円を脅し取った疑い。同署によると、3容疑者は知人だったという。
恐喝疑い男2人逮捕=奈良
2013.11.27 大阪朝刊 

 県警は26日、広陵町安部の指定暴力団Y組系組長N容疑者(40)と、知人で大和高田市西坊城の土木建設業K容疑者(42)を恐喝容疑で逮捕した。

 発表では、2人は知人の男性(38)に数年前、県外に住むよう指示していたが、男性が昨年夏に県内に戻ってきていたため、「奈良を出て行くと言っていたのに戻っていた。金を持ってこい」と言いがかりをつけて、今年2月下旬~9月3日頃、毎月10万円前後を要求して計70万円を脅し取った疑い。

現金250万円を脅し取った疑いで逮捕 福岡・早良区 /福岡県
2013.11.21 西部地方版/福岡 

 (早良署発表) 19日、住所不詳、自称建築作業員のN容疑者(34)を恐喝の疑いで逮捕。昨年9月下旬から同年10月28日ごろまでの間、福岡市早良区に当時住んでいた知人の建設作業員(35)に対し、共通の知人を逃がした責任を取れなどと脅迫し、3回にわたって現金計250万円を脅し取った疑いがある。容疑を否認しているという。署はN容疑者は指定暴力団D系組員だとしている。

2200万円恐喝した疑い 右翼団体代表を逮捕=東京
2013.11.12 東京朝刊 

 会社役員から2200万円を脅し取ったとして、警視庁は11日、右翼団体代表で住所、職業不詳N容疑者(55)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、N容疑者は2011年2~3月、千代田区のホテルなどで会社役員の男性(46)を「どうしても金を作る必要がある。殺すぞ」などと脅し、計2200万円を脅し取った疑い。

 N容疑者は男性に「トラブルのないように株主総会を収めてやる」などと言って接近し、男性が支払いを拒否したところ、金を脅し取ろうとしたという。
交際中の男性から金をだまし取った疑いで逮捕=北九州
2013.11.04 西部朝刊 

 小倉北署は3日、北九州市八幡西区西川頭町、造園業K容疑者(44)と、山口県山口市幸町、無職I被告(29)(恐喝罪で起訴済み)を、詐欺容疑で逮捕したと発表した。発表によると、2人は共謀し、2006年12月、I被告と当時交際中の大分市の団体職員男性(44)に、「(I被告には)ヤミ金に借金がある」などとうそを言い、500万円をだまし取った疑い。K容疑者は容疑を否認し、I被告は認めているという。I被告は8月、別の男と共謀して、この男性から750万円を脅し取った恐喝容疑で逮捕され、同罪で起訴されている。
 守山・恐喝メール 高3、大人に相談できず 携帯のメモ 両親に「ごめんなさい」
2013.10.31 朝刊 

 名古屋市守山区の高校三年の男子生徒(17)が自殺し、直前に知人の男から複数回現金を要求されていた事件で、この生徒は周囲の大人に相談せずに思い悩んでいたとみられることが、守山署などへの取材で分かった。

 署によると、生徒は、恐喝未遂の疑いで逮捕された愛知県小牧市の派遣社員H容疑者(22)から、九月中旬以降、脅されていた。しかし、自殺した同月二十七日までに、関係機関や学校に相談した形跡はなかった。

 亡くなる二、三日前、同級生に電話で「話したいことがある」と伝えたが、都合が合わず相談できなかった。

 九月二十四日には、遅刻した上に顔を腫らして高校へ登校してきた。担任が何があったか尋ねると「バイト先の現場でけがをした」と説明。複数の教員が事情を聴こうとしたが、同様に悩みなどを打ち明けることはなかった。高校の教頭は「気づいてあげられず、(自殺を)止められなかった」と悔やんだ。

 両親にも相談はなかったというが、生徒の携帯電話にはメモ機能を使い、両親に宛てた「こんなことになってごめんなさい」「ごはんおいしかったよ」「優しくしてくれてありがとう」などの言葉が残されていた。父親は「優しくて気をつかう子だった。自分が原因で嫌な思いをさせたくなかっただろう」と思いやった。

 H容疑者の逮捕容疑では、九月二十五日に生徒へメールして現金を脅し取ろうとしたとされる。容疑者が紹介したアルバイト先に生徒が来なかったことに言い掛かりをつけ「俺、くびになったから明日までに金、用意しろよ」などと記してメールしたという。生徒は二十七日に首をつって自殺した。
恐喝メール?で高3男子が自殺 名古屋、容疑の男逮捕
2013.10.30 大阪朝刊 

 名古屋市守山区で9月、知人の男から複数回にわたって現金を要求するメールを送りつけられていた高校3年の男子生徒(17)=同区=が自殺していたことが29日、愛知県警守山署への取材で分かった。

 同署は29日、恐喝未遂の疑いで、愛知県小牧市小牧の派遣社員、H容疑者(22)を逮捕。男子生徒の遺書は見つかっていないが、H容疑者からのメールが自殺の原因とみて経緯などを調べる。

 逮捕容疑は9月25日、自分が紹介したアルバイトを男子生徒が休んだことに因縁をつけ、現金の支払いを求めるメールを携帯電話で送りつけたとしている。同署によると、他にも複数回、同様のメールを送っていたという。

 男子生徒は9月27日、守山区内で、ひものようなもので首をつった状態で死亡しているのを近所の住民に発見された。H容疑者とは6月ごろ、友人を介して知り合ったという。

 恐喝メール高3自殺 金要求の容疑者逮捕 守山区
2013.10.30 朝刊 

 名古屋市守山区で九月下旬、知人の男からメールで複数回現金を要求された同区の高校三年の男子生徒(17)が直後に自殺していたことが分かった。守山署は二十九日、恐喝未遂の疑いで、同県小牧市小牧一、派遣社員H容疑者(22)を逮捕した。生徒の遺書は見つかっていないが、H容疑者からのメールが自殺の原因とみて経緯を調べている。

 逮捕容疑は九月二十五日、自分が紹介した解体業のアルバイト先に男子生徒が来なかったと言いがかりをつけ、携帯電話のメールで複数回にわたり「俺、くびになったから明日までに金、用意しろよ。五万な。んで十月一日に五万な。また殴られてぇんか。調子に乗んなよ」などと記して送り、脅し取ろうとしたとされる。「借金返済のためだった」と容疑を認めている。

 署によると、H容疑者は同二十六日もメールで脅していた。翌二十七日午後一時ごろ、男子生徒が守山区内の建物屋上で、自宅にあったひものようなもので首をつっているのを、近くの住民が発見した。この日、男子生徒の携帯電話からH容疑者に、自殺をほのめかすメールが送信されており、署は自殺と判断した。

 死亡推定時刻から、二十七日朝、学校に行く様子で自宅を出てから間もなくに自殺したとみられる。男子生徒は六月ごろ、知人を通じてH容疑者と知り合い、バイト先の紹介を依頼していた。

盲学校の技師逮捕 「暴力団と知り合い」恐喝容疑 /徳島県
2013.10.24 大阪地方版/徳島 

 徳島東署は23日、暴力団組員と親交があるかのように装い、知人から現金20万円を脅し取ったとして、県立盲学校の技師、M容疑者(40)=徳島市大原町長尾=を恐喝容疑で逮捕し、発表した。「20万円を受け取ったが、脅し取ったわけではない」と容疑を否認しているという。

 署によると、M容疑者は昨年12月~今年10月中旬、県内の知人男性(42)に「暴力団と知り合いだ。月々会費を払ったら何かあったときに助けてやる」と脅したり殴ったりして現金を要求。10月21日午後6時ごろ、徳島市大原町の駐車場で、男性から現金20万円を脅し取った疑いがある。

 男性が22日、同署に相談して事件が発覚。署の調べに対し、男性はM容疑者とは約8年前に知り合い、「昨年12月から数万~20万円を複数回とられた」と話しているという。署は現段階で、M容疑者と暴力団の関係性については確認できていないとしている。

 県教委によると、M容疑者は1998年に採用され、2009年4月から同校の清掃や施設管理を担う技師として勤務していた。 S教育長は「教育現場に勤める職員が逮捕されるのは言語道断。事実関係を調査し、厳正に対処したい」とコメントを発表。服務規律の周知徹底について幹部会を開き、24日にも緊急の校長会を開く予定。

45万円恐喝 疑いで少年逮捕
2013.10.23 3社-12版 

 上越署は22日、知人の高校生から現金を奪ったとして、恐喝の疑いで、上越市の無職少年(16)を逮捕した。

 逮捕容疑は、9月17~25日の間、市内の金融機関の敷地内で知人の15歳の高校生男子2人から3回にわたり、計45万円を脅し取った疑い。

 同署によると、無職少年は「脅したりはしていないし、金を取った覚えもない」と容疑を否認している。

 強制わいせつなどの疑いで女逮捕
2013.10.22 朝刊 

 【岐阜県】岐阜南署は21日、強制わいせつと恐喝未遂の疑いで、大垣市長松町、風俗店店員M容疑者(24)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9日午前7時半ごろ、岐阜市内の駅構内で、女子高校生(17)に「足を蹴っただろう」などと言い掛かりをつけ、駅近くの公衆トイレに連れ込んで胸を触るなどのわいせつな行為をして、慰謝料2万円を支払う約束をさせたとされる。

 署によると、強制わいせつ容疑は認め、恐喝未遂容疑は「脅していない」と否認している。高校生は市内の高校に通学途中だった。

「美人局」150万円恐喝容疑、夫婦逮捕 /大阪府
2013.10.19 大阪地方版/大阪

 「美人局(つつもたせ)」の手口で現金約150万円を脅し取ったとして府警は18日、寝屋川市寝屋南2丁目の無職I(46)、妻Y(42)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕し、発表した。布施署は同様の被害をほか3件(被害総額約800万円)確認しており、関連を調べる。

 署によると、Y容疑者は7月10日、出会い系サイトで誘い出した男性(37)とホテルに行き、その帰りを東大阪市内の駐車場で待ち伏せていたN容疑者が「私の嫁やけど。殺すぞ」などと男性を脅し、計151万7千円を脅し取った疑いがある。N容疑者は「殺すとは言ってない」と供述。Y容疑者は容疑を認めているという。

出会い系サイト悪用 現金150万円脅し取る 恐喝容疑で夫婦逮捕
2013.10.19 大阪朝刊

 出会い系サイトで知り合った男性から現金約150万円を脅し取ったとして、布施署は18日、恐喝の疑いで、寝屋川市寝屋南の無職、I容疑者(46)と妻で無職のY容疑者(42)を逮捕した。2人は容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、共謀の上、Y容疑者が今年の2月ごろ携帯電話の出会い系サイトを通じて知り合った男性会社員(37)から現金を脅し取ることを計画。7月10日、東大阪市内のコンビニエンスストア駐車場で、I容疑者が「私の嫁やけど、なにしてくれるんですか。殺すぞ」などと会社員を脅迫し、同日、消費者金融から会社員に現金を借りさせるなどし、約150万円を脅し取ったとしている。
 お金脅し取った疑い
2013.10.16 朝刊 

 【滋賀県】長浜署は15日、恐喝と傷害の疑いで長浜市内の男子中学生(14)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7月23日に市内のスーパーで、男子中学生(14)に「屋上でぼこられるか、今出すかどっちがよいんや」と迫り、4000円を脅し取り、8月13日には市内のゲームセンターで、要求したゲーム代を一部拒否した同市の男子高校生(17)の顔を殴り、鼻骨骨折など6週間のけがを負わせたとされる。

 署によると、「脅してないし、お金も返すつもりだった」と否認している。

「JKお散歩」の客恐喝 容疑の経営者ら逮捕
2013.10.03 東京朝刊 

 ■「リフレ」から転換 摘発いたちごっこ

 東京・秋葉原で女子高生らと有料で散歩させる「JK(女子高生)お散歩」と呼ばれる店を利用した男性客から現金を脅し取ったとして、警視庁万世橋署は恐喝容疑で、同店「ここなつ」経営、S直容疑者(25)=千代田区外神田=とアルバイトの少女(17)ら4人を逮捕した。同署によると、いずれも容疑を認め、S容疑者は「少女から『男性が気に入らない』と聞いて計画した」と供述している。

 逮捕容疑は9月27日午後、少女と散歩をした常連客の男性(49)を同店に呼び出し、「少女の手を触った。規約違反だ。家族に危害を加える」などと因縁をつけ、現金30万円を脅し取ったとしている。

 S容疑者らが男性の携帯電話や運転免許証を取り上げ、同28日以降も現金を要求したため、男性が同署に相談していた。

 都内では秋葉原を中心に、女子高生らがサービスする脱法風俗店が乱立。警視庁は性的被害や児童買春の温床になるとみて摘発を強化しているが、風俗店側も業態を替えながら営業を続けるなど、いたちごっこの状態となっている。

 1月には18歳未満の少女に「特殊の遊興的接客業」をさせたとして、個室でマッサージをさせる「JKリフレ」を労働基準法違反容疑で一斉摘発。都内の同種店舗は約80店から約20店に激減した一方で、無店舗型の「JKお散歩」が増加した。今回摘発された「ここなつ」もJKリフレからの転換組だった。

 JKお散歩では少女と男性客が店とは別のカラオケ店などを利用するため、サービスの実態がつかみにくく、「明確に法令違反とは言い切れない」(警視庁幹部)のが現状。客を勧誘する女子高生らの数を抑えるため、ビラ配りの道路使用許可を厳格化するなど苦肉の策で対応している。

アキバ、危ない「JK散歩」 客を恐喝容疑、店長ら逮捕 女子高生、性被害の恐れも
2013.10.02 東京夕刊 

 客が料金を支払って少女と一緒に街をデートする「JKお散歩」と呼ばれる店で、客の男性から金を脅し取ったとして、警視庁が「ここなつ」店長のS容疑者(25)ら男女4人を恐喝容疑で逮捕し、2日発表した。JKお散歩は東京・秋葉原を中心に増え始めた新業態で、同庁は実態把握を進めている。

 ●1時間で8千円

 万世橋署によると、S容疑者はアルバイト少女(17)ら3人と共謀のうえ、先月27日、東京都千代田区外神田1丁目のここなつ店内で、「少女の肩を触っただろう。規約違反だ」などと客の男性(49)に因縁をつけ、現金30万円を脅し取った疑いがある。男性とデートに出かけた少女からの連絡を受け、男性を店に呼びつけたという。

 捜査関係者によると、JKお散歩は、客が1時間8千円など時間に応じた料金を支払って、店の女子高生らとカラオケやレストラン、遊園地でデートするサービス。JKは女子高生の略称。都内では50店以上が確認されている。店を構えず、インターネットで広告する店も多いという。

 ●「リフレ」は激減

 制服姿の少女が個室で手足をもんだりする「JKリフレ」が18歳未満の少女に有害な仕事をさせることを禁じた労働基準法違反にあたるとして、警視庁が取り締まりを強化した今年初め以降、新業態が目立ち始めた。一方で、昨年末に都内で約80店あったJKリフレは約20店に激減。ここなつも、JKリフレから業態を変えていた。

 警視庁は、JKお散歩も性被害や児童買春の温床になる可能性があるとみている。ただ、JKリフレと異なり、少女が店内で客と2人きりになることがなく、体に触れることを店側が禁じているため、ただちに「有害な仕事」とは言えず、「取り締まる条例も法律もない」(捜査幹部)のが実情だという。

 ◆「怖いけど、給料いい」 17歳・お散歩相手

 「街をご案内しますよ。行きませんか?」。メードカフェや電器店がひしめく東京・秋葉原の路地で、記者はあどけない顔の少女からビラを渡された。17歳、高校2年生という。

 「お散歩」の料金は30分5千円、1時間8千円、100分1万2千円という。ビラには「風俗店ではありません」との記載もあった。1時間コースを申し込むと、少女は「やったー」と笑顔を見せた。料金を支払うと、少女はいったん雑居ビル内へ。再び戻って来た少女と、近くのファミリーレストランに入った。

 「カネ払いの良いアルバイトがある」と友人から誘われ、8月から働き始めたという。ホームセンターのレジ打ちバイトがない金曜と土曜の夕方、見知らぬ男性客と散歩したり、ファミレスなどで食事しながら話したりする。

 客は1日2~3人で、30~40代が中心。追加料金を払ってもらえれば、制服での散歩や写真撮影などの「オプション」にも応じる。少女の取り分は料金の60%で、稼ぎは月に2万~4万円。ほぼ全て洋服や飲食代に消えるという。

 「両親は心配して『やめろ』って言うけど、給料が良くて。女の子はお金がかかるんだ。私、(体を)触らせたりとかは絶対しないし」。サラダを口に運びながら、屈託なく笑う。

 「でも、ホテルに行ったり、体を触らせたりとか、個人的にやっている子の話は聞くよ」。いきなり手を握られたり、「『裏オプション』ある?」と聞かれたりすることが何度もあったという。怖くないかと尋ねると、「怖いけど、私はちゃんと断るから」。

 1時間後、ファミレスを出た。食事代と合わせ、約1万円の支払いだった。

LINEの仲間にけがさせた疑い 府警、少女ら逮捕 /京都府
2013.09.12 大阪地方版/京都 

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」で知り合った友人に集団で暴行を加えたなどとして、府警は宇治市の女子高校生(2年)と京都市内の女子中学生4人(いずれも3年)を傷害などの疑いで逮捕し、同市内の別の女子中学生2人(同)を恐喝などの疑いで書類送検したと11日、発表した。全員容疑を認めているという。

 南署によると、少女らのうち4人は共謀して、6月29日午後8時半ごろ、南区の公園に知人の少女(15)を呼び出し、「LINEで返信しなかった」「うそをついた」などと殴る蹴るの暴行を加え、1週間の軽傷を負わせた疑い。また、うち4人は共謀して、7月6日午後6時ごろ、中京区の路上で、女子高校生にぶつかって携帯電話が壊れたと因縁をつけ、計7千円を脅し取った疑いがある。

出会い系悪用し「強盗致傷」 窃盗容疑で5人目逮捕=神奈川
2013.09.12 東京朝刊

 スマートフォンの出会い系アプリで知り合った男性から、美人局(つつもたせ)の手口で現金を奪ったなどとして、10~20歳代の男女4人が逮捕された事件で、県警捜査1課と宮前署は11日、同じグループの自称東京都新宿区、飲食店員H容疑者(20)を窃盗容疑で逮捕した。

 この事件では、いずれも住所不定、無職N(20)、M(21)の両容疑者ら男女4人が8月7日、強盗致傷、窃盗容疑で逮捕されている。

 同課幹部によると、4人は共謀し、6月7日未明、メンバーの女がアプリで知り合った藤沢市の男性会社員(30)を川崎市宮前区有馬の駐車場に誘い出し、顔を殴るなどの暴行を加えて重傷を負わせ、現金約4万円入りの財布を奪った上、男性に借りさせたレンタカー(約60万円相当)とキャッシュカードも奪った疑い。H容疑者は4人と共謀し、男性のキャッシュカードを使い、東京都品川区内の2か所の現金自動預け払い機(ATM)で現金計約70万円を引き出し、盗んだ疑い。H容疑者は容疑を認め、「積極的に関わったわけではない」と供述しているという。

 横浜地検川崎支部は8月に逮捕された4人のうち、N容疑者ら3人を恐喝、傷害、窃盗罪で横浜地裁川崎支部に起訴し、仙台市に住む私立大2年の少女(19)を恐喝、傷害、窃盗の非行事実で家裁送致している。

 出会い系サイト利用者から70万円盗んだ容疑で男逮捕
2013.09.12 朝刊 

 【神奈川県】県警捜査一課は十一日、窃盗の疑いで、自称東京都新宿区大久保一、飲食店従業員H容疑者(20)を逮捕した。逮捕容疑では六月七日午前七時ごろ、少女(19)=強盗致傷容疑などで逮捕、家裁送致=ら四人と共謀し、出会い系サイトで少女と知り合った男性会社員(30)のキャッシュカードを使い、東京都品川区のコンビニ店など二カ所のATMで計約七十万円を引き出したとされる。同課によると、H容疑者は「積極的に関わったわけではない」と供述している。

 H容疑者と共謀したとされる少女以外の二十~二十一歳の男女三人は強盗致傷容疑などで逮捕され、傷害、恐喝の罪などで起訴された。

350万恐喝した容疑=新潟
2013.09.07 東京朝刊

 柏崎署は6日、柏崎市春日、無職W(24)と、同市西本町、解体作業員H(21)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、2人は昨年9月、同市内の山中で、顔見知りの20歳代の男性に対し「殺すぞ」「埋めてやる」などと脅し、現金351万円を指定する口座へ振り込ませた疑い。男性を縛って車で連行し、人気のない山中で現金を要求した。

 調べに対し、W容疑者は「暴行を加えて現金を振り込んでもらったが、要求したつもりはない」などと話しているという。

恐喝疑いで中3逮捕 福山東署
2013.09.06 朝刊 

 福山東署は5日、福山市内の中学3年男子(15)を恐喝の疑いで逮捕した。福山東署の調べでは、福山市内の別の中学3年男子(15)=同容疑で送検=と共謀。7月上旬に市内の公園に中学3年男子生徒(14)を呼び出し「誕生日じゃけ金くれや」などと言い、同17日夜、市道で待ち伏せして現金千円を脅し取った疑い。

恐喝の疑い
2013.09.04 朝刊 

 【滋賀県】高島署は3日、恐喝の疑いで、大阪市淀川区田川1、無職T(22)と大阪市西成区南津守7、派遣工員N(26)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、7月1日午後6時ごろ、高島市内に止めた車内で、知人女性(23)に「あんたのせいで働きづらくなった。払わんかったら家族にばらす」と言い掛かりをつけ、52万円を脅し取り、さらに100万円を支払う念書を書かせたとされる。

◎ネット言論 統制強化 中国 ブロガーら「見せしめ」拘束
2013.09.04 朝刊

 【北京共同】中国の公安当局が短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」の人気ブロガーらをさまざまな容疑で拘束し、ネット上の言論統制を強化している。習近平指導部の思想引き締めの一貫とみられ、改革派の間では危機感が広がっている。

 注目を集めているのが、微博で1200万人以上のフォロワー(読者)を持つ中国系米国人の投資家、薛必群(英語名シュエ・チャールズ・ビーチュン)氏(60)=北京市在住=が8月23日、買春容疑で警察に拘束された事件だ。

 警察は一般人の通報を受けた捜査の結果としているが、薛氏はハンドルネーム「薛蛮子」で社会問題に積極的にコメント、中国当局に対して厳しい論評でも知られた。共産党理論誌「求是」(電子版)は拘束前に「党と政府を脅かしている」と薛氏を批判する論評を掲載。拘束後には党機関紙、人民日報系の環球時報の編集長が「政治的な敵」に打撃を加える当局の意図が働いた可能性もあると指摘した。

 中国当局には「(薛氏を)おとしめ、見せしめにする」(中国メディア関係者)意図があるようだ。

 ほかにも8月中に、微博上での中国政府幹部の汚職告発などで有名だった広東省の地元紙記者、劉虎氏がデマを流布した容疑で、高級腕時計を多数所持していた市長を微博で暴いたことのある周禄宝氏が恐喝容疑で、それぞれ警察に拘束されている。

 警察はネット上でのデマの取り締まりも強化。北京の改革派学者は「言論や思想に露骨に法律的制裁を加える傾向が鮮明になってきている」と危機感をあらわにした。

◎子どもを取りまく ネットトラブル紹介 草津で研修会
2013.08.25 朝刊 

 ネットトラブル研修会「子どもを取りまくネットのホント」が24日、草津市の市民交流プラザで開かれた。スマートフォン(多機能型携帯電話)の無料通信アプリなどで、子どもが巻き込まれるトラブルや予防策が報告された。

 県内の消費生活アドバイザーらでつくる「アスネット」の主催。兵庫県情報セキュリティーサポーターの篠原嘉一さんを講師に招いた。

 篠原さんは、現在のネット環境では無料通信アプリを使うと、本人の個人情報や現在の居場所だけでなく、家族や友人の情報も特定されかねないと指摘。「個人の特定につながるコメントや顔写真などを安易に投稿したり、位置情報を公開すべきでない」と呼び掛けた。

 対人トラブルの事例やネットを介した性犯罪や恐喝事件も紹介し、「保護者や教師が現状にもっと関心を持つべきだ」と訴えた。

「出会い系」悪用、現金奪う 強盗容疑 男女4人逮捕=神奈川
2013.08.22 東京朝刊

 スマートフォンの出会い系アプリで知り合った男性から、美人局(つつもたせ)の手口で現金を奪ったとして、県警が東京都内の10~20歳代の男女4人を強盗容疑で逮捕したことが、県警への取材でわかった。県警はさらに同じグループの20歳代の男を近く窃盗容疑で逮捕する方針。

 捜査関係者によると、男女4人は共謀し6月7日、藤沢市の会社員男性(30)を川崎市宮前区の路上に誘い出し、「人の女に手を出すな」などと因縁をつけて暴行を加え、現金数万円を奪った強盗容疑で、今月7日に逮捕された。同グループの20歳代の男は、男性のキャッシュカードを使って引き出した現金数十万円を盗んだ疑いが持たれている。男性の通信記録などからグループが浮上した。

 逮捕された4人のうち3人は容疑を認めているが、1人は「自分がやったのは恐喝で、強盗ではない」と供述しているという。

神戸・中学生恐喝事件 暴行、スマホで撮影 県警 容疑で同級生ら逮捕
2013.08.13 朝刊 

 神戸市立中学校3年生の男子生徒(14)が同級生らから現金を脅し取られた事件で、兵庫県警少年捜査課と垂水署は12日、暴力行為法違反(集団的暴行)の疑いで、いずれも同市西区に住む同級生の男子中学生(15)=恐喝容疑で逮捕、送検済み=を再逮捕し、別の学校の男子中学生(14)を逮捕した。同級生のスマートフォン(多機能携帯電話)には、男子生徒に暴力を振るう様子を撮影した動画が残されていた。

 2人の逮捕容疑は3月20日午後6~7時ごろ、男子生徒を携帯電話で呼び出し、同級生の自宅マンション室内や駐車場で、集団で顔を殴るなどして暴行を加えた疑い。2人は容疑を認めているという。

 同課によると、動画は暴行を加えた同級生が撮影したとみられ、時間は計17分間に及んでいた。別の中学校の生徒が男子生徒を殴るなどする姿のほか、2人以外の別の少年ら数人が取り巻いている様子が記録されており、同課は男子生徒が一方的に暴行を受けていたとみている。

 同課などは7月、男子生徒から複数回にわたって現金を脅し取るなどしたとして、恐喝などの疑いで同級生ら3人を逮捕。背景に執拗(しつよう)ないじめがあったとみて捜査していた。同市教育委員会も逮捕を受けて、「継続的ないじめがあったことは否定できない」との認識を示していた。

ゲーム代金困り…巡査部長、女性宅に脅迫文
2013.08.10 サンスポ

 兵庫県警は9日、職務質問で住所を聞き出し、女性に現金を要求する脅迫文を届けたとして、恐喝未遂罪で起訴された相生署地域課の巡査部長、U被告(44)を懲戒免職にした。起訴状によると、U被告は6月、40代女性に職務質問して住所などを聞き出した後、現金を要求する脅迫文を女性宅に届けた、としている。

 県警によると、U被告は「携帯電話向けソーシャルゲームの料金の支払いに困っていた」と説明。2月から約50万円を使っていた。

LINEで中3恐喝容疑 神戸 2少年逮捕、未遂の1人も
2013.07.25 大阪朝刊 

 スマートフォン向け無料通話アプリのLINE(ライン)を使って神戸市立中学3年の男子生徒(14)から金を脅し取ったなどとして、兵庫県警は24日、同市西区に住む少年2人(いずれも15歳)を恐喝容疑、同市垂水区の少年1人(15)を恐喝未遂容疑でそれぞれ逮捕、神戸地検に送検したと発表した。

 発表では、西区の少年2人は5月下旬、LINEを使って「誕生日やから5000円ちょうだい。持って来ないとしばくから」とメッセージを送信するなどし、生徒から計1万5000円を脅し取った疑い。垂水区の少年は6月27日夜、生徒に電話をかけて金を脅し取ろうとしたが未遂に終わった疑い。3人とも「遊ぶ金に困ってやった」などと容疑を認めているという。

 県警によると、3人は遊び仲間で、うち2人は生徒と同じ中学の同級生。生徒は今年3月頃から3人と行動を共にするようになったが、「用心棒代」などとして度々金を要求され、約10万円を脅し取られたという。県警は生徒が暴行も受けていたとみて、傷害容疑などでも調べる。

 ◆学校で「いじめ」も

 事件を受けて記者会見した神戸市教委は、生徒に対するいじめがあったことを認めた。4月には、暴行を受けた生徒が口を切るけがをしたこともあったという。生徒は6月中旬からほとんど学校に来ていないといい、校長は読売新聞の取材に対し、「いじめが原因だと思う。予兆をつかめず、つらい思いをさせて申し訳ない」と話した。

LINE使い恐喝容疑
2013.07.25 東京朝刊 

 スマートフォン向け無料通話アプリのLINE(ライン)を使って神戸市立中学3年の男子生徒(14)から金を脅し取ったなどとして、兵庫県警は24日、少年3人(いずれも15歳)を恐喝などの疑いで逮捕し、神戸地検に送検したと発表した。

 発表では、少年のうち2人は5月下旬、LINEを使って「誕生日やから5000円ちょうだい。持って来ないとしばくから」とメッセージを送信するなどし、男子生徒から計1万5000円を脅し取った疑い。もう1人は6月27日夜、男子生徒に電話をかけて金を脅し取ろうとした疑い。

◆LINEで中3恐喝容疑で3人逮捕、いじめの可能性
2013.07.25 朝刊

 ◆LINEで中3恐喝容疑で3人逮捕、いじめの可能性 無料通信アプリ「LINE(ライン)」を利用して神戸市立中3年の男子生徒(14)から現金5千~1万円を脅し取るなどしたとして、兵庫県警は24日までに、恐喝や恐喝未遂の疑いで、神戸市に住む中学3年の少年3人=いずれも(15)=を逮捕、送検した。

 県警によると、3人は遊び仲間で、うち2人は男子生徒と同級生。「用心棒代として現金を取った」などと認めている。県警は、男子生徒が10万円近く脅し取られ、暴行も受けていたとみており、いじめの可能性もあるとみて、傷害容疑でも捜査している。

「LINEに悪口」 3少年が傷害容疑=千葉
2013.07.24 東京朝刊

 千葉東署は23日、いずれも15歳で、千葉市若葉区の水道工見習いの少年と、四街道市に住む県立高校1年の少年2人を傷害と恐喝の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は2人が18日、1人が23日。

 発表によると、3人は6月18日午後1時40分頃、千葉市若葉区都賀の公園で、私立高校1年生3人に殴る蹴るの暴行を加えて顔などに軽傷を負わせ、2人から現金計約1万8000円を脅し取った疑い。

 被害者の3人は、共通の知人を介して水道工見習いの少年と無料通話アプリのLINE(ライン)のグループ機能でやり取りしていた。調べに対し、水道工見習いの少年は「ラインで学校に行っていないことの悪口を言われて腹が立った」などと供述。面識はなかったという。
恐喝の疑いで逮捕
2013.07.23 朝刊 

 【静岡県】県警捜査四課と富士宮署は二十二日、恐喝の疑いで富士宮市万野原新田、無職M容疑者(33)を逮捕した。「今は話す気になれない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑では、二〇一二年四月中旬、オートバイを売ってもらうつもりだった山梨県に住む三十歳代の知人男性が別の男性に売ろうとしたため、「おれの損害をどうするんだ」などと脅し、男性からオートバイ二台(計百六十五万円相当)を脅し取ったとされる。

 わいせつ画像送信 恐喝容疑の男逮捕 田原署
2013.07.19 朝刊 

 【愛知県】県警サイバー犯罪対策課と田原署は十八日、恐喝とわいせつ電磁的記録頒布の疑いで、埼玉県東松山市石橋、無職M容疑者(29)を逮捕した。

 逮捕容疑は三月十九日、兵庫県内の専門学校生の男性(28)に、女子中学生と偽って携帯電話のメールでわいせつ画像を送信。翌日、女子中学生の母親になりすまし「犯罪なので通報します。刑務所で償うか、示談するか決めてください」などとメールを送り、五万円を脅し取ったとされる。

 署によると、「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めている。M容疑者は同様の手口で「これまでに二十人以上の男性から二百万円を脅し取った」と供述している。

 職務質問情報使い 巡査部長が脅迫文 恐喝未遂の疑い
2013.07.15 朝刊 

 兵庫県警捜査一課は十四日、職務質問で聞き出した情報を利用し、兵庫県内に住む四十代の女性の自宅に現金を要求する脅迫文を届けたとして、恐喝未遂の疑いで、相生署地域課の巡査部長U容疑者(44)=同県たつの市=を逮捕した。

 U容疑者は「手紙は届けたが、金を取るつもりではなかった」と容疑を一部否認している。脅迫文には具体的な要求金額やU容疑者の氏名は書かれていなかった。同課は女性の供述からU容疑者を特定した。

 逮捕容疑では、六月十日にたつの市内でパトロール中、車を停車させていた女性に職務質問。その際に知ったとみられる女性の住所に七月三日、現金を要求する脅迫文を届けたとされる。女性は翌日に県警に相談し、その後、被害届を出した。

 A監察官室長は「警察官としてあるまじき行為。事実関係を調査し、厳正に対処する」とのコメントを出した。

職務質問悪用、女性に脅迫文、巡査部長逮捕
2013.07.15 日刊スポーツ 

 兵庫県警捜査1課は14日、職務質問で聞き出した情報を利用し、兵庫県内に住む40代の女性の自宅に現金を要求する脅迫文を届けたとして、恐喝未遂の疑いで、相生署地域課の巡査部長U容疑者(44)を逮捕した。捜査1課によると、U容疑者は「手紙は届けたが、金を取るつもりではなかった」と容疑を一部否認。脅迫文には具体的な要求額やU容疑者の氏名は書かれていなかった。同課は女性の供述からU容疑者を特定した。逮捕容疑は、6月10日にたつの市内で、パトロール中に、車を停車させていた女性に職務質問。その際に知ったとみられる女性の住所に7月3日、現金を要求する脅迫文を届けた疑い。

特殊詐欺に注意を 無価値未公開株 架空の権利など 被害急増 2億円超=埼玉
2013.06.30 東京朝刊 

 無価値の未公開株や架空の権利の購入などをうたい、「必ずもうかる」と偽って現金をだまし取る「特殊詐欺」被害が急増している。息子をかたって現金を詐取する従来の「助けて詐欺」から詐欺グループが手口を変えている可能性もあり、県警が注意を呼びかけている。

 県警振り込め詐欺(恐喝)総合対策本部によると、今年の特殊詐欺の被害件数は5月末時点で37件に上り、被害総額は2億3712万円。昨年同時期は4件、同8150万円と、今年に入って大幅に増加している。

 特殊詐欺は、電話で「値上がり確実」などと言って無価値の未公開株や社債、架空の権利証を送りつけて現金を振り込ませる手口のほか、雑誌やメールに「パチンコ必勝情報」などと書いて申し込んで来た人に虚偽の情報を教えたり、「女性紹介」などとうたって現金を振り込ませる手口など多岐にわたる。

 県警は5~6月、地中の岩盤に含まれる天然ガス「シェールガス」の採掘事業への投資を装って金をだまし取ったとして、詐欺グループの男女計16人を逮捕。拠点を捜索したところ、パソコンや携帯電話のほか、詳細な手口が書かれたマニュアルが見つかった。

 県警は「犯人はIP電話や私設私書箱、ペーパーカンパニーの登記などを悪用し、あらゆる口実を使ってだましてくる。おかしいと思ったらすぐ通報してほしい」と呼びかけている。

恐喝容疑で中学生逮捕=北九州
2013.06.29 西部朝刊 

 小倉南署は28日、北九州市小倉南区の中学3年の男子生徒(14)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、男子生徒は、中学2年の男子生徒(14)(傷害容疑で逮捕)と共謀し、5月15日午後6時半頃、同区の路上で、帰宅途中だった別の中学2年の男子生徒(13)に「金貸して」などと因縁をつけて蹴るなどの暴行を加え、財布から現金5000円を抜き取った疑い。その後、被害生徒は別の路上で、共犯の男子生徒から跳び蹴りされ、肋骨(ろっこつ)を折る重傷を負っていた。加害生徒は「抜き取ったのは5000円より少額だったと思う」と供述しているという。

 860万円脅し取った疑い
2013.06.29 朝刊 

 【滋賀県】長浜署は28日、恐喝の疑いで、長浜市千草町、無職A容疑者(33)を逮捕した。

 逮捕容疑では、傷害事件で被害を受けた彦根市の会社員(27)から依頼された示談交渉の中で、加害者とトラブルになったとして、トラブルの謝罪金名目で2010年10~12月、会社員から3回にわたって計860万円を脅し取ったとされる。署によると容疑を認めているという。

 強要、恐喝の疑いで3人逮捕
2013.06.27 朝刊 

 【滋賀県】大津署は26日、強要と恐喝の疑いで、東近江市五個荘七里町、無職A(67)、同市小脇町、無職B(64)、愛荘町愛知川、無職C(50)の3容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、3人は栗東市内の男性(42)に愛知郡内の女性(42)が金を貸していることを聞きつけ、金の取り立てを引き受けるなどと介入。男性に無理やり借用書を書かせたり、女性から4万円を脅し取るなどしたとされる。

 署によると、3人とも容疑を否認している。

 恐喝の疑い
2013.06.25 朝刊 

 【三重県】津署は24日、恐喝の疑いで、津市乙部の自動車販売修理業A容疑者(45)を逮捕した。

 逮捕容疑では昨年12月23日午後8時半ごろ、津市大門の路上で、飲食店を営む市内の男性(38)を強迫し、現金30万円を脅し取ったとされる。A容疑者は津市内の別の男性に現金10万円を貸していたが、男性が死亡し返済されなかったことなどで、仲介していた被害者男性に迷惑料を請求したという。

 津署によると「30万円は受け取ったが、脅してはいない」と容疑を否認している。

恐喝などの疑い 会社経営者逮捕=宮城
2013.06.22 東京朝刊 

 石巻署は21日、石巻市流留、会社経営A容疑者(52)を恐喝などの疑いで逮捕した。

 発表では、A容疑者は9日正午頃、市内にある自身の会社事務所で、横浜市のリフォーム業男性(50)に対し、「このままでは帰さないよ。全部置いていってもらう」などと言い、乗用車や指輪など8点(計約337万円相当)を脅し取った疑い。同署によると、A容疑者は同日午前、住宅工事に関して男性に因縁をつけ、市内のファミリーレストランに呼びつけるなどしていたという。

暴力団員の恐喝未遂:詐欺など容疑で再逮捕 /茨城
2013.06.21 地方版/茨城 

 暴力団組員であることを隠して銀行から融資を受けたとして、県警は20日、つくば市古来、指定暴力団A会系組員、A容疑者(46)を詐欺と覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で再逮捕した。調べに対し、A容疑者は「何も言いたくない」と容疑を否認している。

 再逮捕容疑は2011年11月19日、つくば市内の銀行支店で暴力団組員であることを隠して融資を申し込み、同28日に80万円を振り込ませてだまし取った疑い。また、今年5~6月に県内外で覚せい剤を使用した疑い。

 県警組織犯罪対策課によると、同銀行は10年10月以降、契約書類に「暴力団排除条項」を明記している。A容疑者は今月3日、同銀行に融資の返済免除を要求したなどとして、恐喝未遂容疑で逮捕されていた。

知人女性から金を脅し取る*容疑の4人逮捕
2013.06.21 北海道新聞朝刊全道 

 【北見】北見署は20日、恐喝の疑いで、北見市北3東7、とび職A容疑者(65)ら4人を逮捕した。

 4人の逮捕容疑は2月14日、オホーツク管内に住む知人の30代女性の自宅を訪れ、「俺は右翼半分、やくざ半分の者だ」と脅迫し、実際には借り入れていない総額680万円の借用書を女性に書かせた上で、4月1日に現金3万円を銀行口座に振り込ませ脅し取った疑い。同署によると、4人はいずれも容疑を否認しているという。

ダイハツ恐喝未遂容疑 男逮捕 注意喚起情報に因縁
2013.06.20 大阪夕刊 

 ダイハツ工業(大阪府池田市)が公表した軽乗用車の注意喚起情報に因縁をつけ、現金を脅し取ろうとしたとして、大阪府警捜査4課は20日、恐喝未遂容疑で三重県大紀町阿曽、無職、A容疑者(55)を逮捕したと発表した。「新しい車と交換しろとは言ったが、現金の要求は覚えていない」と容疑を一部否認しているという。

 逮捕容疑は4月上旬、A容疑者が所有していたダイハツ製の軽乗用車をめぐり、エンジンオイルを交換・補充する際に発火の恐れがあるとして自宅に注意喚起シールが届いたことを受け、同社に電話をかけて「株主総会で取り上げる」「ぶち殺してやる。歩くとき気を付けろ」などと応対した女性社員を脅迫。現金100万円を要求し、脅し取ろうとしたとしている。

 府警によると、A容疑者は電話で暴力団関係者を装い、「相当株を持っている」などと語っていたが、いずれも確認できていないという。同社は「このような脅迫行為は断じて許せるものではない。引き続き警察の捜査に全面的に協力していく」とコメントした。

 恐喝の疑いで暴力団幹部ら逮捕
2013.06.19 朝刊 

 【愛知県】県警捜査4課と知多、半田、東海署の合同捜査班は18日、恐喝の疑いで名古屋市西区花の木1、指定暴力団A組A会系組幹部A(29)、同市北区西味鋺3、同組員B(25)、本籍鳥取県のA系組員C(28)の3容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年12月10日午後10時半ごろ、春日井市のコンビニ駐車場で、少年4人に「1人1万5000円用意しろ」「春日井では歩けんようにしたるでな」などと言い、計6万円を脅し取ったとされる。

 署によると、A容疑者は黙秘し、B容疑者は「全然違う」、C容疑者は「知らない」と否認している。

恐喝の容疑で3高校生逮捕 三田署
2013.06.12 朝刊 

恐喝の容疑で3高校生逮捕 三田署

 県警少年捜査課と三田署は11日までに、恐喝の疑いで、市内に住む高校1年の少年3人(いずれも15歳)を逮捕した。

 3人のうち2人の逮捕容疑は、1月9日午後2時15分ごろ、当時通っていた中学校の廊下で、同級生から現金3千円を脅し取った疑い。残りの1人は、1月13日午前11時20分ごろ、市内の友人宅で、同じ生徒を脅して、現金千円を取った疑い。

 同署によると、3人とも容疑を認めているという。

LINE恐喝、5人の処分決定 富山・2人中等少年院
2013.06.11 新聞朝刊 

 2~4月にかけ、スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使い、県東部の少年少女7人が富山市の男性らを暴行して現金を脅し取った事件で、富山家裁は10日までに、恐喝の疑いで逮捕された7人のうち、5人の保護処分を決定した。

 同市の無職少年(17)と高校1年=事件当時=の少年(16)の2人は中等少年院送致、県東部の建築作業員の少年(15)は初等少年院送致とした。同市の中学3年の少年(14)と少女(14)については児童自立支援施設送致となった。

 同家裁はいずれも処分理由を明らかにしていない。

 5人と共謀したとして逮捕された県東部の無職少年(15)と同市の中学3年の少女(14)は審理が続いている。

 スナック経営者を脅した疑い
2013.06.08 朝刊

 【愛知県】県警捜査4課と中村署は恐喝の疑いで、北区楠味鋺、指定暴力団A組A会系組幹部A(45)=別の恐喝容疑で逮捕=と、一宮市丹陽町伝法寺、同、B(39)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀し、2011年12月上旬の未明、東区のスナックで、飲食代9000円を請求した当時の経営者の男性(42)の髪の毛を引っ張ったり、頭突きしたりして「何で払わないかんのだ」と脅迫し、代金を払わなかったとされる。署によると、A容疑者は容疑を否認し、B容疑者は黙秘している。

恐喝容疑、2人逮捕=長野
2013.06.07 東京朝刊 

 長野中央署と県警組織犯罪対策課は6日までに、長野市高田、自営業A(26)、同市小島、解体作業員B(30)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、両容疑者は2月下旬頃、長野市内で、男性(21)に対し、男性の知人がA容疑者から10万円借りているなどとして、「俺は長野では力がある方だ。ちゃんと落とし前つけろよ」などと言って、男性から現金10万円を脅し取った疑い。両容疑者は容疑を否認しているという。

 恐喝の疑い
2013.06.07 朝刊 

 【滋賀県】木之本署は5日、恐喝の疑いで福井県敦賀市野神、とび職A容疑者(26)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2月27日午前9時ごろ長浜市木之本町内の駐車場で、市内の会社員男性(26)を乗用車に乗せ、町内を走りながら「生活費を貸してくれ。生活していけなくなったら何するかわからんぞ」と脅し、20万円を脅し取ったとされる。

 署によると、「借りただけ」と容疑を否認しているという。2人は中学の同級生。

 ホステスを脅した疑い
2013.06.05 朝刊 

 【岐阜県】県警組織犯罪対策課と岐阜中署は4日、恐喝未遂の疑いで、岐阜市新栄町2、風俗関連会社役員容疑者(73)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月上旬、経営する飲食店に勤めていたホステス(26)から退職願が出されたことから、規約違反として10万円を支払うように要求。支払いを渋ったことから「俺はどういう人間か分かっとるんか。中島の相談役やぞ」と脅したとされる。

 署によると、容疑を否認している。店には「客と無断で会わない」などの規約が定められていた。被害者は客と交際し妊娠したとして退職を願い出ていた。

 LINEで「美人局」 14~19歳の7人逮捕 愛知県警 男性誘い出し恐喝容疑
2013.05.31 夕刊 

 愛知県警非行集団対策課と津島署などは、無料で通話やメールが利用できるスマートフォン(多機能携帯電話)のアプリ「LINE(ライン)」で男性を誘い出し、「美人局(つつもたせ)」の手口で金を奪ったなどとして、強盗致傷や恐喝の疑いで、主犯格の少年(19)ら未成年のグループ七人を逮捕した。さらに十三歳を含む三人が関わっていたとみて調べている。

 捜査関係者によると、七人は名古屋市や愛知県あま、半田市などの十九~十四歳の少年少女。誘い出した男性の車に仲間の女が乗り込んで人けのない場所まで走らせた後、集団で暴行し、金を奪い取る手口で、LINEのほか、出会い系サイトやテレホンクラブを使って犯行を繰り返したとみている。この手口を「アッシー狩り」と呼んでいた。

 逮捕容疑では、一部の少年らは三月中旬、「十九歳の女」などと偽ってLINEで誘い出した愛知県稲沢市の二十代男性を愛知県豊田市の公園に連れ出し、「俺の女に何しているんだ。三十万円で示談してやる」などと暴行を加え、三十万円を奪ったとされる。

 また、グループのメンバーは三月下旬にも、あま市内で三重県桑名市の男性会社員(33)から二万円を奪ったとされる。

 少年らは鉄パイプなどで暴行を受けて逃げた、この会社員の車も盗んだが、あま市内で駐車中の車を津島署員が発見。現れた主犯格の少年を逮捕し、共犯関係を調べていた。

 捜査関係者によると、グループは、主犯格の少年を中心とした地元の友人や、LINEなどで知り合った仲間。犯行で得た現金は、多くを主犯格の少年が手にしていたとみている。

 (メモ)

 LINE  無料で電話やメールができるアプリ。開設から2年足らずで利用者は世界中で1億人を突破した。携帯の電話帳に登録された人の中から同じアプリを使っている人を探してやりとりするのが一般的だが、利用者が設定したIDがわかれば、面識がない人とも連絡を取り合うことが可能。インターネットの掲示板に書き込んだIDを元に知り合いになるなど、「出会い系サイト」のように利用されるケースもある。

 美人局  本来の意味は、夫婦や内縁関係の男女が共謀し、女が他の男を誘惑したところに男が現れて言い掛かりをつけ、金品をゆすりとること。もとは「筒持たせ」と書かれ、ばくち用語からの転用とされる。大辞泉などによると、美人局の字は中国で13世紀に書かれた「武林旧事」などの古典にみられる。元の時代に、売春婦を妻や愛人と偽って少年らをだましたことを指したのが始まりとされる。

 50万円を脅し取ろうとした疑い
2013.05.27 朝刊 

 【岐阜県】岐阜中署は26日、恐喝未遂の疑いで、岐阜市五坪、無職A容疑者(39)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑では25日午後9時ごろ、羽島郡の男性会社員(26)を岐阜市内の喫茶店に呼び出し「50万円を明日持ってこい。俺は平気で人を殺せる」と脅したとされる。

 署によると、「脅してはいない」と容疑を否認している。A容疑者の娘が1年半前にショッピングセンターで被害者の男性とぶつかってけがをするトラブルがあった。

金を脅し取ろうとした疑い
2013.05.25 朝刊 

 【長野県】塩尻署は23日、恐喝未遂の疑いで本籍大阪府、無職A容疑者(23)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、23日午後10時15分ごろ、知人の女性の父=塩尻市=に「逮捕されている間、あなたの娘さんをかばって黙秘した」などと言い掛かりをつけ、慰謝料として金を脅し取ろうとしたとされる。容疑を認めている。

 署によると、A容疑者は、窃盗の罪で22日に地裁松本支部で執行猶予付きの有罪判決を受けたばかりだった。父からの相談を受け署員が警戒中だった。

「秋葉原でオタク狙った」、恐喝容疑で中学生4人逮捕 警視庁 /東京都
2013.05.24 東京地方版/東京 

 警視庁は、昭島市の中学3年の少年4人(いずれも14)を恐喝の疑いで逮捕し、23日発表した。

 少年事件課によると、4人は3月2日午後0時半ごろから1時半ごろ、JR秋葉原駅近くの路上で、埼玉県の男子中学生など6人にわざとぶつかるなどして因縁をつけ、計3万2千円を脅し取った疑いがある。いずれも容疑を認め、「秋葉原にいる弱そうなオタク系を狙った」と供述しているという。

1100万円恐喝容疑=神奈川
2013.05.24 東京朝刊

 「美人局(つつもたせ)」の手口で現金を脅し取ったとして、県警暴力団対策課と平塚署は23日、東京都大田区西蒲田、無職A(30)と、二宮町中里、無職B(50)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。

 発表によると、2人は知人女性と共謀し、昨年10月28日、女性と平塚市内のホテルに入った二宮町の会社員男性(44)に、「組長の娘に何してんだ」などと言って約1100万円を脅し取った疑い。A容疑者は「金を受け取ったのは事実だが、脅していない」と容疑を否認、B容疑者は「間違いない」と供述しているという。

アキバ恐喝容疑 昭島の中3逮捕 男子生徒4人=多摩
2013.05.24 東京朝刊

 秋葉原地区を訪れた中学生らから金を脅し取ったとして、警視庁は23日、昭島市の中学3年の男子生徒4人(いずれも14歳)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 同庁幹部によると、4人は2組に分かれ、3月2日午後、千代田区 外神田など秋葉原地区の路上で、買い物に来ていた千葉県や山梨県などの男子中学生(13~15歳)計6人にわざとぶつかった上、「タイマンをはるか、金を出すか選べ」などと言い、計約3万円を脅し取った疑い。調べに対し、4人は「オタクは金を持っているし、弱そうなので狙った」と供述。昨年11月~今年3月までに秋葉原地区などで起きた恐喝事件12件(被害総額約14万円)への関与を自供しているという。

百貨店に因縁 2人逮捕=東京
2013.05.22 東京朝刊

 警視庁は21日、埼玉県所沢市美原町、飲食店従業員A容疑者(30)と、渋谷区笹塚、自称アルバイトB容疑者(31)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。同庁幹部によると、2人は今年2月、新宿区内の喫茶店で、百貨店従業員ら2人に「謝罪だけではすまない。誠意を見せろ」などと言って、金を脅し取ろうとした疑い。

 2人は接客態度が悪いと因縁をつけて従業員らを喫茶店に呼び出して金を要求したため、百貨店側が同庁に相談していた。

解体業男性から400万円恐喝容疑の62歳を逮捕 県警 /埼玉県
2013.05.21 東京地方版/埼玉

 県警は20日、群馬県榛東村長岡、元政治結社幹部、A容疑者(62)を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

 公安2課によると、A容疑者は昨年1月、埼玉県内の解体業者の男性社長(41)から現金400万円を脅し取った疑いがある。

 A容疑者はこの業者が請け負った群馬県内での豚舎の解体工事に作業員として従事。この際、工事内容について「不備がある。県に言って商売ができないようにしてやる」などと脅したという。

400万円恐喝容疑で逮捕=埼玉
2013.05.21 東京朝刊

 県警公安2課と本庄署は20日、群馬県榛東村長岡、無職A容疑者(62)を恐喝容疑で逮捕した。

 発表によると、A容疑者は2012年1月14日頃、埼玉県北部の解体業者の男性社長に対し、「県に言って商売をやれないようにしてやる。俺は前科持ちで右翼なんだ」と脅し、現金400万円を脅し取った疑い。

「アニキの女に手出したな」
2013.05.20 テレビ朝日 スーパーJチャンネル 報道/ニュース/ニュース (全124字) 
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指定暴力団A会系組員の男が恐喝の疑いで逮捕された。男は会社員の男性に「兄貴の女に手をだしたな」などと因縁をつけ現金15万円を自分の口座に振り込ませた疑い。容疑者は「落とし前をつけろ。お前を東京湾に沈めるなんか簡単に出来るんだぞ」などと脅していた。

富山・LINE恐喝の少年少女 7人を追送検
2013.05.16 新聞朝刊 

 スマートフォンの無料通信アプリを使った恐喝事件で4月に逮捕された県東部の少年少女7人について、富山中央、上市両署は15日、別の2件の事件を起こしたとして恐喝の疑いで7人を追送検したと発表した。

 追送検されたのは▽富山市、無職少年(17)▽県東部、無職少年(15)▽富山市、中学3年の少年(14)▽同、中学3年の少女(14)▽県東部、建築作業員の少年(15)▽富山市、私立高校1年の少年(16)▽同、中学3年の少女(14)―の7人。

 追送検容疑は7人で共謀し、3月10日夜から11日朝にかけ、同市長柄町の公園などで、無料通信アプリで連絡を取り合った同市八尾町の男性(20)を暴行し、現金約13万円などを脅し取った疑い。もう一方の追送検容疑は、無職少年(17)ら4人が共謀し、3月27日夜、立山町の男性(26)から現金8千円を脅し取った疑い。

 富山中央署によると、7人は容疑を認めているという。

奪った金、生活費に 富山・LINE恐喝の少年少女 アパートで共同生活 学校関係者、把握できず
2013.05.16 新聞朝刊 

 多機能携帯電話(スマートフォン)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使った恐喝事件で富山中央署などに逮捕・追送検された県東部の少年少女7人が、奪った金を生活費などに充てていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。富山市の中学生3人を含む7人は、主な事件現場となった同市長柄町の公園近くにあるアパートを拠点に“共同生活”を送っていたが、市教委はこうした事実を把握していなかった。識者は「子どもの実態を把握するため、大人は一層努力が必要だ」と警鐘を鳴らす。

 捜査関係者によると、アパートの借り主は、逮捕・追送検された4件の恐喝事件全てに関係したとみられる無職少年(17)。少年たちは、この4件で計約25万円を奪っていた疑いがあり「金が欲しかった。同じ手口で10回ほどやった」と供述しているという。7人は夜遊びなどを通じて知り合い、昨年秋以降、このアパートや友人宅を転々とし、恐喝事件で奪った金で食料を買ったり、ゲームセンターやカラオケに行くために使っていた。タクシーでアパートまで乗り付ける姿も目撃されている。

 近隣住民によると、少年たちはアパートや近くの公園で夜遅くに騒ぐなど身勝手な振る舞いを見せていた。近くに住む60代の女性は「注意しようものなら何をされるか分からず、怖かった」と漏らす。

 中学生3人はいずれも3年生で、2人は富山市の同じ学校、もう1人は別の学校に在籍している。市教委によると、3人は学校を休みがちで、教諭が自宅を訪ねても不在で面談できず、保護者も居場所を知らないこともあった。市教委学校教育課は「事件が起こるまで、生徒が共同で生活している事実は分からなかった」という。2校の教頭は北日本新聞社の取材に対し「何も答えられない」とした。

 富山大人間発達科学部の石津憲一郎准教授(教育心理学)は「スマートフォンなどを使って簡単に交友関係を広げていく子どもの行動を把握することは難しくなっている」と指摘。ただ、非行に走る前には行動や言動が乱暴になるといったサインが必ずあるとし「周りの大人がそれを見落とさず、連携して接し方を考えていくべきだ」と話している。

元同僚から現金を脅し取ろうとした疑い 府警、2人逮捕 /大阪府=続報注意
2013.05.14 大阪地方版/大阪 

 元同僚から現金を脅し取ろうとしたとして府警は13日、東大阪市、運転手A容疑者(61)ら政治団体幹部2人を恐喝未遂容疑で逮捕、送検したと発表した。2人は容疑を否認している。

 警備部によると、逮捕容疑は昨年10月~今年3月、運送会社の同僚だった女性(49)に団体の名刺を渡し、「人を殺すことを何とも思わない」「25万円でいい」などと金を要求した疑い。交通事故の被害に遭った女性が昨年9月、示談交渉について相談していた。府警は、交渉の報酬名目で金を要求したとみている。

 <続報注意>

 大阪地検は2013年5月30日、Aさんら2人を処分保留で釈放し、同年6月19日に不起訴処分とした。

右翼かたり現金脅し取った容疑、元構成員逮捕 府警 /大阪府
2013.05.10 大阪地方版/大阪 

 右翼をかたって中小企業から現金を脅し取ったとして府警は9日、東大阪市客坊町の元右翼団体構成員、A容疑者(63)を恐喝容疑で逮捕し、発表した。容疑を否認している。

 警備部によると、逮捕容疑は昨年11月と今年3月、八尾市の鋼板会社など2社を訪問。街宣車の写真を示して「右翼の者です。協力して欲しい」などと話し、事務所を開く協力金名目で現金計3万円を脅し取った疑い。昨年11月~今年3月、八尾、東大阪両市の中小企業13社を訪問。うち5社(計5万1千円)が支払っていた。ジャージーの上下にサングラスをかけ、企業を回っていたという。

18歳双子姉妹が ミツグ老人恐喝 そんな殺生な… 68歳年金暮らし、出刃包丁突き立て 〓援助〓4~500万円…亡き妻の預金解約も迫る 兵庫県相生署が逮捕
2013.05.08 デイリースポーツ

18歳双子姉妹が

ミツグ老人恐喝

そんな殺生な…

68歳年金暮らし、出刃包丁突き立て

〓援助〓4~500万円…亡き妻の預金解約も迫る

兵庫県相生署が逮捕

 男やもめの心のすき間につけ込んだのは、双子の少女だった。兵庫県相生署は7日、「体を触った」と、年金暮らしの知人男性(68)を脅して現金を奪ったとして恐喝などの疑いで、いずれも無職で18歳の双子の姉妹=兵庫県相生市=を逮捕した。同署によると、男性は双子と食事などをする仲で、貢いだ金額はおよそ4~500万円だという。姉妹は「身に覚えがない」と、容疑を否認している。

▼「身に覚えない」姉否認

 被害男性は妻に先立たれ、現在は一人暮らし。昨年3月ごろ、スナックでアルバイトしていた双子の妹と知り合った。男性にとっては孫と言ってもおかしくない年齢だったが、派手な感じではなく、「ごく普通の18歳の子」(相生署)だったことから、男性は気を許したようだ。

 男性は話をしているうちに、彼女が双子であることを知る。一人暮らしの寂しさからか、昨年から今年にかけて姉妹を連れて食事に出掛けたり、小遣いとして現金を与えたり、服を買い与えたりしていたという。

 男性は年金暮らしだったこともあり、そんな“ミツグ君”生活が長続きするわけもなく、貯金が底をついた。それでもお金をせびる双子に「渡すお金はない」と断ったところ、双子は立腹。3月1日、男性宅に乗り込み「体を触ったことを警察に言うぞ」と出刃包丁をこたつに突き立てて脅し、亡き妻名義の定期預金約500万円の解約を迫った。

 その際、「いつまでに解約してお金を持ってこい」と、具体的に指示。渋る男性の頭をスリッパでたたき、家にあった現金6千円を奪ったとされている。直後、男性が自分の姉に借金を頼み、男性の口座から多額の金が引き出されているのに気付いた姉が、男性を連れて同署に相談した。

 逮捕された双子の妹は「小銭は持って帰ったのは間違いないが、脅してはいない」と供述。姉に至っては「身に覚えがない」と、容疑を否認しているという。

恐喝未遂容疑で逮捕=群馬
2013.05.04 東京朝刊 

 沼田署などは3日、沼田市井土上町、指定暴力団A会系組員のA容疑者(43)を恐喝未遂容疑で逮捕した。発表によると、A容疑者は昨年12月26日午後10時半頃~同11時半頃、同市内のコンビニの駐車場などで、市内の土木作業員男性(19)の女性問題に因縁をつけて「慰謝料として100万円払え。約束を破ったら家に乗り込む」などと脅し、現金を脅し取ろうとした疑い。A容疑者は容疑を否認しているという。

IN side NOW)少年少女、LINEで事件 人気アプリに潜む危険/富山県
2013.05.03 大阪地方版/富山 

 少年少女が「美人局(つつもたせ)」の手口で男性から現金を脅し取る事件が県内で相次ぎ、中学生を含む7人が逮捕された。接点となったのは、無料で通話やメールができ、利用者が急増中のスマートフォン用アプリ「LINE(ライン)」=キーワード=と、出会い系のアプリだった。便利さの一方、アプリ悪用による危険性も浮き彫りになった。

 「生活費が欲しかった」

 男性から現金約6万円を脅し取ったとして4月7日、恐喝容疑で逮捕された県東部に住む少年少女4人は、動機について、県警の取り調べにこう語ったという。

 4人は、中学3年生の少年と少女(いずれも14)、それに15歳と17歳の少年。当時、自宅にほとんど帰らず富山市内のアパートで共同生活をしていたという。

 さらに同月22日には、県東部に住む別の少年少女3人(14~15歳)が恐喝容疑で逮捕された。犯行には、先に逮捕された4人のうち2人も関わっていたといい、一連の事件の逮捕者は計7人にのぼった。

 いずれも手口は「美人局」だった。20代の男性を呼び出し、少女と会っている所に仲間の少年複数人が現れ、「中学生を連れていたことを警察に言う」などと言って金を脅し取っていた疑いがある。

 少年少女たちは「LINE」で被害者男性と連絡を取り合っていた。

 両者が知り合うきっかけとなったのが、スマートフォンにダウンロードして使う無料の出会い系アプリだ。「LINE」などの無料通話アプリの専用ID(識別符号)などを登録して利用する。

 実際に画面を見ると、プロフィル用写真とID、年齢、居住地の都道府県名とともに、「話し相手ほしい」「彼氏欲しい」などのコメントが次々に並んでいた。個人の専用IDが表示されているので、気に入った相手に「LINE」などでメッセージを送ることができる。アプリでは性別や年齢層、居住地などで検索することも可能だ。

 ●閲覧制限の設定・親も関心を

 無料通話アプリそのものに出会い系の機能はないが、IDが悪用されたり、出会い系アプリを通じて交換されたりして、少年少女が加害者となる場合や、性的被害に遭うケースも増えている。

 県警は先月25日、学校関係者を交えた緊急会議を開催。双方が連携して、学内で積極的にインターネット利用に関する教室を開くことを確認した。県教委は、同月に2度、県内の全小中高校と特別支援学校に生徒指導の徹底を求める通知を出した。

 県警少年課は、サイトの閲覧を制限する「フィルタリング」の啓発に力を入れる。コミュニティーサイトやスマートフォンのアプリを悪用した犯罪の発生状況を周知し、保護者に協力を求めているという。

 講師を派遣しインターネットの安全利用に関する無料出前講座を開いている「e―ネットキャラバン」(東京都)の担当者は、現状を「インターネット上に個人情報を書き過ぎたり、ネットだけのやりとりで簡単に会ったりすることで、トラブルに遭うケースが多い」と指摘する。

 今後の対策について「子どもにスマートフォンを持たせる際には、親も危険性を意識し、まずはフィルタリングが設定されているか確認してほしい。アプリのダウンロード制限には携帯電話会社ごとに違いがあり、機能任せでは防げない部分もある。親も使用方法に関心を持って子どもとよく相談してもらいたい」と話している。

 ◆キーワード

 <LINE(ライン)> スマートフォン向けのアプリケーションソフトの一つ。電話回線ではなく、インターネット回線で音声データをやりとりする。定額通信プランに入っていれば、登録者同士で通話やメールのようなメッセージ交換が無料でできる。無料通話アプリの中ではLINEが広く浸透し、2011年6月のサービス開始後、利用者は先月30日に全世界で1億5千万人に達した。

 20万円脅し取った疑い
2013.05.02 朝刊 

 【愛知県】碧南署は1日、恐喝と恐喝未遂の疑いで刈谷市半城土中町、漁業A容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑では先月29、30日に高浜市内で、碧南市の解体業の男性(32)を「俺をなめとるのか。車を売れば金になるんだろ」などと脅し、30日午後2時ごろ、高浜市内の駐車場で20万円を脅し取り、さらに80万円を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると20万円の受け取りや80万円の要求は認めているが「脅し取ったつもりはない」と一部否認している。2人は2年前から知り合いだった。

恐喝容疑で2人逮捕=富山
2013.04.26 東京朝刊

 魚津署は25日、沖縄県出身の住所不定、無職の少年(19)と、韓国籍の住所不定、無職A容疑者(31)を恐喝の疑いで緊急逮捕した。発表によると、両容疑者は共謀し、24日午後8時45分頃、魚津市内のホテルの駐車場で、A容疑者が出会い系サイトで知り合った滑川市の会社員男性(41)と交際したことに少年が因縁をつけ、「女に手を出してただで済むと思ってんのか。金を出せ」などと迫り、顔を殴った上、現金2万5000円を脅し取った疑い。

富山市で恐喝事件、大学生2万円被害 男の行方追う
2013.04.24 朝刊 

 富山市太郎丸本町1丁目の国道41号沿いの地下道で20日夕、市内の男子大学生が男に現金2万円を脅し取られる被害に遭ったことが23日分かった。富山中央署は恐喝事件とみて捜査している。

 同署によると、20日午後4時45分ごろ、学生が地下道を歩いていたところ、男に「目が合った」と言い掛かりを付けられ、足を蹴られた上、現金を要求された。

 学生は23日、富山中央署に被害届を出した。同署によると、男は丸顔の中年で、がっしりした体格。同署は、付近のパチンコ店やコンビニ店の防犯カメラの映像を調べるなどしている。

LINE使って恐喝容疑 14・15歳3人逮捕 /富山県
2013.04.23 大阪地方版/富山 

 スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って男性を呼び出し「美人局(つつもたせ)」の手口で現金5万2千円を脅し取ったとして、県警は22日、いずれも県東部に住む少年少女3人を恐喝容疑で逮捕し、発表した。

 富山中央署は、同じ手口で別の男性から現金約6万円を脅し取った疑いで今月7日、県東部の少年少女4人を逮捕しており、このうち無職少年(17)と中3の少女(14)の2人が今回の恐喝容疑にも関わっていたという。一連の事件で少年少女の逮捕は計7人となった。

 同署によると、今回逮捕されたのは瓦工の少年(15)と高1の少年(15)、中3の少女(14)の3人。少年2人は容疑を認めているが、少女は「友達が恐喝していたが、自分は直接関与していない」と否認しているという。

 3人は2月28日午後6時ごろから午後9時ごろまでの間、「LINE」でやりとりをしていたアルバイト店員男性(26)=富山市八尾町=を上市町湯上野の公園に誘い出し、「中学生を連れていたことを警察に言う」などと脅した上、腹を殴って現金5万2千円を脅し取った疑いがある。

LINE恐喝事件 容疑で中3ら3人逮捕=富山
2013.04.23 東京朝刊 

 スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」で知り合った男性から「美人局(つつもたせ)」の手口で現金を脅し取ったとして、富山中央、上市の両署は22日、いずれも県東部在住の少年少女3人を恐喝容疑で逮捕した。また、美人局の手口による別の事件で7日に逮捕した県東部の無職少年(17)と中学3年の女子生徒(14)の2人を同容疑で富山地検に追送検する方針。

 逮捕されたのは瓦工の少年(15)、私立高校1年の男子生徒(15)、中学3年の女子生徒(14)。富山中央署の発表によると、5人は共謀して2月28日午後6~9時頃、上市町内の公園などで、女子生徒2人が誘い出した富山市内のアルバイト店員男性(26)の顔を殴り、「中学生を連れていたことを警察に言うぞ」などと迫り、現金5万2000円を脅し取った疑い。逮捕された女子生徒は「自分は直接関与していない」と容疑を否認しているという。

 同署によると、女子生徒2人は同じ中学校に通い、同日は富山市内から上市町内の公園に男性の車で移動。落ち合った少年3人と男性の財布から1万円を脅し取り、近くのコンビニの現金自動預け払い機(ATM)から4万円を引き出させるなどしたという。

 少年らは約10件の余罪があると供述しており、同署で裏付け捜査を進めている。
1200万円 恐喝未遂の疑い=群馬
2013.04.23 東京朝刊

 伊勢崎署は22日、埼玉県上里町神保原町、自営業A容疑者(33)を恐喝未遂容疑で逮捕した。発表によると、A容疑者は3月中旬と今月6日の計2回、埼玉県本庄市のホテルで、元交際相手で伊勢崎市の会社員女性(25)に対し、「1200万円を払え。払えなければ、生きるのが嫌になるようにしてやる」などと言い、現金を脅し取ろうとした疑い。調べに対し、「現金を要求したことは間違いない」と供述している。

 50万円恐喝した疑い
2013.04.12 朝刊

 【岐阜県】岐阜羽島署は11日、恐喝の疑いで羽島市福寿町本郷、無職A容疑者(33)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年11月30日、同市小熊町の飲食店従業員の男性(51)を同市竹鼻町の路上に呼び出し、「女性をストーカーしているだろう。金を払え」などと95万円を要求し、50万円を奪ったとされる。署によると、「脅していない」と否認している。

 署によると、A容疑者と被害者の男性に面識はなく、A容疑者は探偵を名乗ったという。

恐喝容疑で指名手配の男を逮捕 足助署 /愛知県
2013.04.09 名古屋地方版/愛知 

 足助署は8日、東海市名和町、無職A容疑者(28)を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、A容疑者は借金をしていた豊田市のアルバイト男性(22)を脅し、2011年11月から12年10月までに20回にわたり、26万円を自分名義の口座に振り込ませた疑いがある。返済を求められたのがきっかけという。今年2月に指名手配された。

「出会い系アプリ」悪用 スマホ 無料通話で連絡 逮捕の4人、共同生活
2013.04.09 新聞朝刊

 富山市の中学3年の少年少女2人を含む10代の4人が、男性を恐喝して金を奪った疑いで逮捕された事件で、被害男性と少女を結び付けたのは、多機能携帯電話(スマートフォン)の「出会い系アプリ」だった。こうしたアプリは、交友関係を簡単に広げられる半面、今回のように悪用される危険性も併せ持っている。中高生に身近になりつつあるスマートフォンを用いた事件は、警察や教育関係者に衝撃を与えている。

 事件は今月6日未明、富山市長柄町の公園で上市町の男性(21)が少女と会っていた際、突然現れた少女の仲間の少年3人から暴行を加えられ、現金約6万円を奪われた。富山中央署は7日、恐喝容疑で市内の中学3年の少年と少女=ともに(14)=、県東部の無職少年(16)と高校入学予定の少年(15)の計4人を逮捕。同署によると、4人は仲間同士で、当時市内のアパートの1室で共同生活していたという。

 被害男性と少女は、スマートフォンの無料通話・通信アプリ「LINE(ライン)」を使って連絡を取り、事件当日が初対面だった。2人が、LINEで知り合うきっかけをつくったのが無料の出会い系アプリだ。利用者は顔写真やメッセージ、LINEなどで連絡を取る際に必要な「ID」を登録。年齢や性別、居住地などから他の登録者を検索し、好みの相手に通話・通信アプリでメッセージを送ることなどができる。

 県警によると、県内ではパソコンの出会い系サイトを使った児童買春事件などが発生したことはあったが、今回のように出会い系アプリが犯罪に使われたケースは初。県警少年課は「今後、同様の犯罪が増える恐れがある」と警戒を強め、アプリの利用を制限するスマートフォンの「フィルタリング」機能の啓発に力を入れるという。

 中学生が加害者となった事件を受け、教育関係者は対応を急ぐ。富山市教委は9日に、市内の小中学校全91校に児童生徒の非行防止の徹底を求める通知を出すことを決めた。県教委小中学校課は「スマートフォンを持つ子どもは増えていると予想される」とし、「スマートフォンを使い、子どもが学校や親の知らないところで交友範囲を広げている。情報機器の取り扱いについてあらためて注意喚起したい」と話している。

富山の中3ら男女4人逮捕 「LINE」で男性誘い恐喝容疑 【大阪】
2013.04.08 大阪夕刊 

 スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」で知り合った男性(21)を誘い出し、「美人局(つつもたせ)」の手口で現金約6万円を脅し取ったとして、富山中央署は7日、いずれも富山県内に住む中学3年生の少年少女ら4人を恐喝容疑で逮捕し、発表した。

 署によると、逮捕されたのは、中3の少女と別の中学に通う3年の少年(いずれも14)、15歳と16歳の少年。4人は「金が欲しかった」と容疑を認め、10回ほどしたと話しているという。

美人局で恐喝容疑 中学生ら4人逮捕 富山 /富山県
2013.04.08 大阪地方版/富山 

 富山市内で6日未明、男性(21)が現金約6万円を奪われた事件で、富山中央署は7日、いずれも県東部に住む14~16歳の男女4人を「美人局(つつもたせ)」の手口による恐喝容疑で逮捕し、発表した。

 署によると、逮捕されたのは無職(16)、高1(15)、中3(14)の少年3人と中3(14)の少女1人。

 4人は6日午前0時から同1時すぎの間に、富山市長柄町2丁目の公園で、上市町の男性(21)に顔を殴るなどの暴行をし、現金約6万円を脅し取った疑いがある。男性は、スマートフォンの無料通信アプリ「LINE」を使って知り合った少女と会うために、公園に誘い出されたという。

 4人は容疑を認めているという。

 同署は、6日未明に同市西長江4丁目の路上で、市内の男性(50)がショルダーバッグを奪われた強盗致傷事件は、別グループの犯行とみて捜査している。

LINEで男性誘い恐喝容疑*中3少女ら逮捕
2013.04.08 北海道新聞朝刊全道 

 スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて面会を持ちかけ、誘い出した男性から現金を脅し取ったとして、富山中央署は7日、恐喝の疑いで、中学3年の女子生徒(14)と同級生の男子生徒ら14~16歳の少年3人を逮捕した。

 逮捕容疑は6日深夜から7日未明にかけ、富山市の公園で、富山県上市町の男性(21)を「金を出すのか」「警察に行くか」などと言って脅迫し、6万円が入った財布を脅し取った疑い。

 同署によると、女子生徒がラインを通じて知り合った男性に「会いましょう」などと言って公園に誘い出していた。

 4人は「金が欲しかった」などと話し、いずれも容疑を認めている。「同じような方法で、他にも10回ぐらい金を取った」と話しており、同署が裏付けを進めている。

 男性は殴る蹴るの暴行を受けており、同署は傷害の疑いでも捜査する。女子生徒は男性とは初対面だった。

LINE使って誘い出し恐喝疑い 富山 中3少女ら4人逮捕
2013.04.08 夕刊 

LINEで恐喝疑い

富山 中3少女ら4人逮捕

 スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて面会を持ちかけ、誘い出した男性から現金を脅し取ったとして、富山中央署は7日、恐喝の疑いで、中学3年の女子生徒(14)と同級生の男子生徒ら14~16歳の少年3人を逮捕した。

 逮捕容疑は6日深夜から7日未明にかけ、富山市の公園で、富山県の男性(21)を「金を出すのか」「警察に行くか」などと言って脅迫し、6万円が入った財布を脅し取った疑い。

 同署によると、女子生徒がラインを通じて知り合った男性に「会いましょう」などと言って公園に誘い出していた。

 4人は「金が欲しかった」などと話し、いずれも容疑を認めている。「同じような方法で、他にも10回ぐらい金を取った」と話しており、同署が裏付けを進めている。

中3ら、LINE使い恐喝容疑
2013.04.08 琉球新報朝刊 

 スマートフォンのアプリ「LINE(ライン)」を通じて面会を持ちかけ、誘い出した男性から現金を脅し取ったとして、富山中央署は7日、恐喝の疑いで、中学3年の女子生徒(14)と同級生の男子生徒ら14~16歳の少年3人を逮捕した。逮捕容疑は6日深夜から7日未明にかけ、富山市の公園で、富山県上市町の男性(21)を脅迫し、財布を脅し取った疑い。

LINE使い恐喝容疑、中3少女ら4人逮捕/山口県山陽小野田市、定数削減の住民投票不成立
2013.04.08 宮崎日日新聞朝刊 

 ■LINE使い恐喝容疑、中3少女ら4人逮捕

 スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて面会を持ちかけ、誘い出した男性から現金を脅し取ったとして、富山中央署は7日、恐喝の疑いで、中学3年の女子生徒(14)と同級生の男子生徒ら14~16歳の少年3人を逮捕した。

 逮捕容疑は6日深夜から7日未明にかけ、富山市の公園で、富山県上市町の男性(21)を「金を出すのか」「警察に行くか」などと言って脅迫し、6万円が入った財布を脅し取った疑い。

 同署によると、女子生徒がラインを通じて知り合った男性に「会いましょう」などと言って公園に誘い出していた。

 4人は「金が欲しかった」などと話し、いずれも容疑を認めている。

知人女性を恐喝容疑=山梨
2013.03.26 

 南部署は25日、自称埼玉県さいたま市西区宝来、会社員A容疑者(36)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、A容疑者は24日午後4時15分頃から20分頃にかけて、甲府市のJR金手駅から南甲府駅まで走行していた身延線上り普通電車内で、県内の知人女性(17)から現金3000円とハンドバッグなどを脅し取った疑い。女性が同署に駆け込んで被害が発覚した。

女子大生恐喝で京都府警警部補起訴
2013.03.22 大阪朝刊 

 出会い系サイトで知り合った女子大生(19)から現金を脅し取ったとして京都府警の警察官が逮捕された事件で、大阪地検は21日、恐喝罪で亀岡署警部補、A容疑者(49)を起訴。府警は同日、懲戒免職処分にした。府警によると、A被告は「現金を要求すれば、よりを戻せると思った」と説明。また、女子大生の他に、出会い系サイトで知り合った複数の女性と交際していたとみられ、脅し取った金を「別の女性との交際費に充てた」と話しているという。起訴状によると、A被告は昨年2~12月、大阪府内の女子大生に復縁を求めるメールを送信。「裁判を起こす」などと計11回にわたり、80万円を脅し取ったとしている。

恐喝未遂の疑いで2人を逮捕
2013.03.20 朝刊 

 【愛知県】豊田署は19日、恐喝未遂の疑いで、いずれも住所不定の指定暴力団A組系組員A(33)、自称建築土木業B(42)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は、2人は共謀して2月27日午後4時半ごろ、豊田市内のエステ店で店長の女性(49)に、あいさつ料として現金を要求し「払えないなら、店はやるな」と脅迫。女性が拒んだところ、今月1日に再び店を訪れて「お客さんもどうなるか分からないよ」などと脅したとされる。署によると、2人とも容疑を否認している。

路上で現金脅し取られる 福岡・博多区 /福岡県
2013.03.17 西部地方版/福岡 

 (博多署調べ) 16日午前3時すぎ、福岡市博多区比恵町の比恵公園で、帰宅中の会社員女性(25)が、男に突然、口をふさがれ、「金を出せ」と脅された。女性が現金8千円を渡すと、男は徒歩で逃げたという。同署は恐喝事件として調べている。男は身長170~180センチのがっちりとした体格で、全身黒色の姿だったという。

 175万円を脅し取った疑い
2013.03.13 朝刊

 【滋賀県】長浜署は12日、恐喝の疑いで、米原市宇賀野、無職A容疑者(37)=別の恐喝容疑で逮捕、起訴=を再逮捕した。

 逮捕容疑では、2010年8月中旬ごろ、交際女性との関係につけ込んで、元同僚の長浜市内の会社員男性=当時(38)=から、「やくざにおまえの代わりに謝りに行って殴られてけがをしたので金を払え」などと175万円を脅し取ったとされる。署によると容疑を否認している。

 恐喝未遂の疑い
2013.03.05 朝刊 

 【愛知県】西署は3日夜、恐喝未遂の疑いで緑区梅里1、指定暴力団A系組員のA容疑者(46)を逮捕した。逮捕容疑では3日午後3時半ごろ、インターネットの有料会話サイトを共同経営する男性(27)に「毎月50万円持ってこい」などと電話し、財産を脅し取ろうとしたとされる。西署によると、容疑について黙秘している。

女性恐喝容疑 警部補を逮捕*大阪府警
2013.03.03 北海道新聞朝刊全道 

 携帯電話の出会い系サイトで知り合い、交際していた女子大生から現金を脅し取ったとして、大阪府警は2日までに、恐喝の疑いで、京都府警亀岡署警務課の警部補A容疑者(49)=京都市西京区桂徳大寺北町=を逮捕、送検した。

 大阪府警によると、A容疑者は2011年夏から大阪府内に住む女子大生(19)と交際。その後関係が疎遠になり、12年2月、女子大生が「誰ですか」などとメールを返信すると、A容疑者は「無関係と振る舞うなら、民事裁判を起こす。両親にもばれる」とのメールを送ってきた。

 逮捕容疑は12年12月、女子大生に「弁護士への裁判取り消し料200万円を負担している」とメールを送り、現金を要求。自分名義の銀行口座に現金5万円を振り込ませ脅し取った疑い。同容疑者は容疑を認めている。

 女子大生はことし1月、大阪府警に相談。それまでA容疑者が警察官とは知らなかった。「計約80万円を脅し取られた」と話している。

京都府警警部補 恐喝容疑で逮捕 女子大生から現金
2013.03.02 朝刊 

 携帯電話の出会い系サイトで知り合い、交際していた女子大生から現金を脅し取ったとして、大阪府警は1日、恐喝の疑いで、京都府警亀岡署警務課の警部補の男(49)=京都市西京区桂徳大寺北町=を逮捕した。

 大阪府警によると、同容疑者は2011年夏から大阪府内に住む女子大生(19)と交際。その後関係が疎遠になり、12年2月、女子大生が「誰ですか」などとメールを返信すると、容疑者は「無関係と振る舞うなら、民事裁判を起こす。両親にもばれる」とのメールを送ってきた。

 逮捕容疑は12年12月、女子大生に「弁護士への裁判取り消し料200万円を負担している」とメールを送り、現金を要求。自分名義の銀行口座に現金5万円を振り込ませ脅し取った疑い。同容疑者は容疑を認めている。

 女子大生はことし1月、大阪府警に相談。それまで容疑者が警察官と知らなかった。「計約80万円を脅し取られた」と話している。

京都府警警部補を逮捕 女子大生を恐喝容疑
2013.03.01 共同通信 
 携帯電話の出会い系サイトで知り合い、交際していた女子大生から現金を脅し取ったとして、大阪府警は1日、恐喝の疑いで、京都府警亀岡署警務課の警部補A容疑者(49)=京都市西京区桂徳大寺北町154=を逮捕した。
 大阪府警によると、A容疑者は2011年夏から大阪府内に住む女子大生(19)と交際。その後関係が疎遠になり、12年2月、女子大生が「誰ですか」などとメールを返信すると、A容疑者は「無関係と振る舞うなら、民事裁判を起こす。両親にもばれる」とのメールを送ってきた。
 逮捕容疑は12年12月、女子大生に「弁護士への裁判取り消し料200万円を負担している」とメールを送り、現金を要求。自分名義の銀行口座に現金5万円を振り込ませ脅し取った疑い。同容疑者は容疑を認めている。
 女子大生はことし1月、大阪府警に相談。それまでA容疑者が警察官とは知らなかった。「計約80万円を脅し取られた」と話している。 京都府警によると、A容疑者は12年3月から亀岡署に勤務。警務係長として、福利厚生などの事務を担当していた。西村元希(にしむら・もとき)首席監察官は「警察官が逮捕されたことは誠に遺憾。捜査の結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントした。

京都府警 49歳警部補 恐喝容疑 大阪府警逮捕 女子大生から金
2013.03.01 大阪夕刊 
 出会い系サイトで知り合い、交際していた女子大生から金を脅し取ったとして、大阪府警は1日、京都府警亀岡署の警部補・A容疑者(49)(京都市西京区)を恐喝容疑で逮捕した。別れ話を切り出した女子大生に、A容疑者は「裁判を起こす」などとメールを送り付けて脅していたという。女子大生は「複数回にわたって計数十万円をA容疑者に渡した」と話しており、大阪府警は裏付けを進める。
 ◆別れ話切り出され
 捜査関係者によると、A容疑者は昨年2月、大阪府内に住む女子大生に対し、別れ話の中で「うそをつかれた」と言いがかりをつけ、「裁判を起こす。金を払えば取り下げる」などと脅し、5万円を自身の銀行口座に振り込ませた疑い。
 大阪府警は1日午前、同署内のA容疑者のロッカーなどを捜索した。
 大阪府警への女子大生の説明では、A容疑者とは1~2年前、携帯電話の出会い系サイトで知り合い、警察官であることを知らないまま、交際を始めた。
 数回会った後、別れようと思い、「あなたのことは知らない」などと記した携帯メールを送ると、A容疑者は「私のことを知らないとうそをついたので、裁判を起こす」などと返信し、脅迫が始まった。女子大生が5万円を支払った後も、「裁判の取り下げ費用が値上がりした」などと言い、複数回、金を支払わせていたという。
 ◆「ベテラン」不祥事止まらず
 昨年、全国の警察職員で逮捕された者は93人で、記録が残る2002年以降で最悪となった。免職か停職の懲戒処分を受けた者も、不祥事防止を目指す「警察改革」が始まった00年以降で最悪の190人に上った。
 警察庁によると、昨年の懲戒処分の理由で最も多かったのは、痴漢、盗撮といった性犯罪や、セクハラなどの「異性関係」。また、処分された者を年代別にみると、職員1000人当たりの処分者数が50歳以上で1・97人、40歳代で1・67人と、いずれも30歳代以下を上回っており、ベテラン警察官が道を踏み外すケースが目立つ。
 大阪府警のある幹部は「警察改革から時間がたち、規律がゆるんできたのか。ベテランの私生活まで見張る訳にはいかず、自覚を持ってもらうよう、粘り強く指導するしかない」と漏らす。
 同庁は昨年8月から、不祥事を起こすに至った警察官個々の事情などを、参考事例として共有する取り組みなどを始めた。全国の警察でも、規律性を重視する方向で採用方法を見直す動きがあるなど、再発防止に取り組む。
 ただ、不祥事は今年も減る気配をみせない。1月には、兵庫県警の警部補ら2人が覚醒剤事件に関する供述調書を偽造したとして逮捕。2月にも、女子高生を盗撮したとして逮捕された大阪府警の巡査が、職務質問を装って盗撮を繰り返していたことが発覚し、懲戒免職処分となっている。

 恐喝の疑いで実弟を告訴 水谷建設前社長
2013.03.01 朝刊 22頁 三重版 
 【三重県】中堅ゼネコン水谷建設(桑名市)の水谷紀夫前社長(72)が五千万円を脅し取られた事件に絡み、前社長が二十八日、恐喝の疑いで実弟のA会長(67)を桑名署に告訴した。同署は受理した。
 前社長の代理人の弁護士は「事件はAさんとの共謀による事件と考えている」と説明している。
 事件は二〇一〇年十月、前社長が、暴力団幹部(46)=懲役二年八月の刑が確定=と面談中の写真を使って前社長を恐喝したとして暴力団幹部と元建設会社社長(63)=二十七日に懲役三年執行猶予五年の判決=の二人が逮捕された。A元会長は本紙の取材に「なぜ訴えられたのか全く分からない」と話している。

女子大生恐喝容疑 警部補を逮捕
2013.03.01 NHK総合大阪 関西845
京都の亀岡警察署の警部補が出会い系サイトで知り合った19歳の女子大学生に恐喝メールを送り、裁判を取り下げる費用の名目で現金を脅し取ったとして恐喝の疑いで大阪府警察本部に逮捕された。調べに対し容疑を認めている。警部補はおととしの夏頃に女子大学生と知り合い、職業を不動産業者だと偽って交際していたが、別れ話を切り出されると「民事裁判を起こせば2人の関係が親にも知られることになる」などと脅し、銀行口座に複数回にわたって現金を振り込ませていた。調べに対し女子大学生は、「約80万円渡した」と話しているということで、警察が余罪を調べている。

現金恐喝容疑 17歳少年逮捕 兵庫県警
2013.02.25 朝刊 29頁 朝一社
現金恐喝容疑 17歳少年逮捕 兵庫県警
 スマートフォン(多機能携帯電話)で通話やメッセージをやりとりするアプリ(応用ソフト)の「LINE(ライン)」を通じ、加東市の男性会社員(27)から現金を脅し取ったとして、兵庫県警少年捜査課と社署は24日、恐喝の疑いで小野市の無職少年(17)を逮捕した。
 逮捕容疑は、ラインなどを通じて「おれの女とチャット(インターネット上の会話)したやろ。慰謝料を払え」と会社員に因縁をつけ、1月中旬に2回にわたって計15万円を脅し取った疑い。社署によると「脅したが金は受け取っていない」と容疑を一部否認しているという。
 社署によると、会社員は出会い系アプリで女性と会う約束をし、1月上旬に小野市の待ち合わせ場所に出掛けたところ、少年が現れ、その後ラインで脅されるようになったという。

大分市消防局:恐喝未遂事件で主査を懲戒免職 /大分
2013.02.23 地方版/大分 25頁 
 大分市消防局は22日、東消防署佐賀関分署警防救急第2担当班主査、A被告(50)=恐喝未遂罪で公判中=を懲戒免職にした。同局によると、A被告は06年、当時の勤務先の同署から防火服を盗んだ。その後、親戚が消防局採用試験に落ちたとして、当時採用担当だった中央消防署長に恨みを持ち、昨年末、同署から盗まれたものだと偽装して署長の管理責任を問い現金100万円を脅し取ろうとしたという。

事件・事故 恐喝容疑で少年逮捕 黒部署
2013.02.21 朝刊
 黒部署は20日までに、恐喝の疑いで富山県東部の飲食店員の少年(18)を逮捕した。
 逮捕容疑は2011年10月27日から12年1月13日までの間、県東部の男子高校生(17)から3回にわたり、現金計5万5千円を脅し取った疑い。同署によると、少年はパチンコや飲食代として使ったなどと容疑を認めている。

 130万円を脅し取った疑い
2013.02.21 朝刊 18頁 滋賀版
 【滋賀県】長浜署は20日、恐喝の疑いで米原市宇賀野、無職A容疑者(37)=別の恐喝容疑で逮捕、処分保留=を再逮捕した。
 逮捕容疑では、2009年11月中旬から12月中旬までに、元同僚の長浜市内の会社員男性=当時(38)=に、「関係を持った女性が妊娠した」とうそをつき、「やくざが怒って金を要求しているので金を用意しろ」と130万円を脅し取ったとされる。「脅し取ったりしていない」と容疑を否認している。

恐喝容疑で高1逮捕=茨城
2013.02.20 東京朝刊 33頁 
 水戸署は19日、水戸市、私立高校1年男子生徒(16)を恐喝容疑で逮捕した。
 発表によると、男子生徒は昨年10月21日午前10時頃、水戸市河和田町の路上で、中学で後輩だった同市、市立中学3年の男子(15)に「小銭よこせ」と現金を要求し、現金950円を脅し取った疑い。また、同12月7日から12日にかけて、中学の同級生だった県立高校1年男子(16)に電話などで「金を集めて持ってこい」と言い、現金5万5000円を脅し取った疑い。

ネット使って恐喝、脱衣の甘い誘惑に注意[社会]
2013.02.20 台湾 その他 
台北市でこのほど、女性がインターネットのテレビ電話機能などを利用して男性の裸の写真を撮影、金銭を脅し取る事件があった。
自由時報によると、被害に遭ったのは30歳の男性・章さん。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のフェイスブックを利用していたところ、見知らぬ妙齢の女性から突然「友達になりませんか」とメッセージが入った。
章さんは何も考えずに女性と連絡を取り、ネット電話サービス、スカイプのアカウントを交換。テレビ電話機能を使っておしゃべりを楽しんでいたが、30分ほど過ぎたところで、女性が「もっと親密になりましょう」と突然脱衣。固まる章さんを尻目に女性は全裸になり、章さんにも服を脱ぐよう要求した。章さんは結局裸になり、画面を通じて女性に言われるまま、さまざまな行為に及んだという。
しかし楽しかったのはそこまで。章さんのもとには数日後、女性から「先日の裸になった様子を記録した。公開されたくなければ300米ドル(約2万8,000円)をフィリピンの口座に送れ」とのメールが到着した。当初は半信半疑だった章さんだが、女性が一部ウェブサイトに写真を公開するなど証拠を示したことで恐ろしくなり、要求通り300米ドルを送金。その後も女性からの要求は続き、耐えられなくなった章さんは警察に通報した。
送金先はフィリピンだが「話す中国語を聞く限り、女性は台湾人だった」という。刑事局は捜査を進めるとともに、だまされないようネットユーザーに対し注意を呼び掛けている。

 恐喝容疑で逮捕
2013.02.16 朝刊 20頁 尾張版 
 【愛知県】県警刑事特捜隊と一宮署は恐喝の疑いで、弥富市前ケ須町、無職A容疑者(31)を逮捕し15日、送検した。
 容疑では、架空の女性をかたってインターネットの出会い系サイトに投稿し、1月4日午後6時ごろ、一宮市内の飲食店駐車場で、この女性と会おうと来た岐阜県大垣市の会社員男性(32)に、女性は自分の妻だと説明。「慰謝料として40万円あれば気持ちが半分収まる」などと脅迫し、現金自動預払機(ATM)で引き出させた40万円を男性から受け取ったとされる。
 署によると、「間違いない」と容疑を認めている。

 市議への恐喝未遂容疑で元組員を逮捕
2013.02.15 朝刊 22頁 横浜版 
 【神奈川県】県警暴力団対策課などは十四日、恐喝未遂の疑いで、いずれも元暴力団組員の無職A容疑者(66)=横浜市南区井土ケ谷上町、無職B容疑者(75)=南区永田南一=を逮捕した。
 逮捕容疑では、昨年十月~今年一月、横浜市磯子区の男性市議(67)に、A容疑者の娘が飲食店を解雇されたという言い掛かりの電話をかけたり、自宅に押し掛けたりして「組長に顔向けできない。慰謝料として五百万円ほど欲しい」と脅し、金を取ろうとしたとされる。
 同課によると、二人は容疑を認めている。市議はA容疑者の娘と知り合いで、娘を雇いたいという飲食店の経営者に娘の連絡先を伝えていた。

恐喝容疑で男を逮捕=長野
2013.02.14 東京朝刊 33頁 
 松本署は13日、安曇野市豊科田沢、自営業A容疑者(43)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、A容疑者は中信地方に住む男性(当時49歳)に金を貸すよう要求したが断られたことに憤慨。昨年9月下旬、「ふざけんな。俺は元ヤクザだって知ってるんだろうな」などと電話で脅迫し、現金30万円を脅し取った疑い。A容疑者は「金は受け取ったが、脅していない」と供述しているという。

 30万円脅し取った疑い
2013.02.14 朝刊 16頁 長野版 
 【長野県】松本署などは13日、恐喝の疑いで安曇野市豊科田沢、内装業A容疑者(43)を逮捕した。
 逮捕容疑は、2012年9月下旬、中信地方在住の男性=当時(49)=に金を貸してくれるよう頼んだが断られたことに腹を立て「俺は元やくざだと知ってんだろう」などと電話し、30万円を脅し取ったとされる。
 署によると、A容疑者は「脅してはいない」と容疑を否認している。

[事件・事故]恐喝容疑で少年4人逮捕 松山東署
2013.02.09 朝刊 一社 
 ◆恐喝容疑で少年4人逮捕 松山東署は8日までに、恐喝の疑いで、いずれも松山市の17歳の高校生と16歳のとび職2人、18歳の工員の少年4人を逮捕した。容疑は4人は共謀し、1月21日午前0時半ごろ、同市味酒町2丁目の路上で、市内の男子高校生2人に因縁をつけ、顔や腹を殴るなどして現金約5千円と約4千円入りの財布を脅し取った疑い。同署によると、とび職の1人は「金額はもっと少なかった」などと容疑を一部否認している。

 恐喝未遂の疑い
2013.02.08 朝刊 18頁 尾張版 
 【愛知県】蟹江署は7日、恐喝未遂の疑いで、蟹江町今、無職A容疑者(38)を逮捕した。
 容疑では、3日午後10時ごろ、あま市内のコンビニ駐車場で、電話で呼び出した蟹江町のパチンコ店の男性店長(25)に、「けじめをつけるべきだ」「300万円でこの話は流そう」などと脅し、恐喝しようとしたとされる。
 署によると、A容疑者は2日にパチンコ店で、遊戯台をめぐり他の客とトラブルになり、仲裁に入った従業員の態度に言い掛かりをつけていた。A容疑者は「金を脅し取るつもりで言ったのではない」と容疑を否認している。

 恐喝の疑い
2013.02.07 朝刊 18頁 東三河版 
 【愛知県】豊川署は6日、恐喝の疑いで、豊川市の暴力団組員の元少年(20)を逮捕した。
 逮捕容疑では、昨年12月12日夜、豊川市の飲食店駐車場で、市内に住む土木作業員の男性(17)から12万円を脅し取ったとされる。調べに「事実と違う」と容疑を否認している。
 署によると、土木作業員は暴走族のリーダーで、昨年10月にメンバーの1人が元少年と事故を起こした際に、「おまえの責任だ。25万円を払え」などと脅されたという。

恐喝容疑で男3人逮捕 青森署 /青森県
2013.02.04 東京地方版/青森 27頁 青森全県 
 青森署は3日、青森市新城の会社役員A容疑者(46)ら3人を恐喝容疑で逮捕し、発表した。
 ほかに逮捕されたのは、自称青森市久須志3丁目、無店舗型性風俗特殊営業B容疑者(48)▽青森市久須志2丁目、自称飲食店経営C容疑者(31)。署によると、A容疑者ら3人に加え、47歳の女性、25歳の男性の計5人は共謀し、1月17、25の両日、青森市青葉3丁目の駐車場などで、青森市新城の会社員男性(36)から現金約150万円を脅し取った疑いがある。被害者は、47歳女性、25歳男性の2人と仕事上の付き合いがあったという。署はこの2人については任意で捜査を進めている。

 200万円脅し取った疑い
2013.02.02 朝刊 24頁 滋賀版 
 【滋賀県】長浜署は1月31日、恐喝の疑いで、米原市宇賀野、無職A容疑者(37)を逮捕した。
 逮捕容疑では、昨年8月下旬から11月下旬にかけて、交際女性とのトラブルにつけ込み、長浜市内の男性(41)から数回にわたって計200万円を脅し取ったとされる。容疑者は男性の勤務先の元同僚。昨年12月上旬に男性から被害届を受けた署が捜査していた。
 署によると、「トラブル解決に奔走して会社にいづらくなって辞めた。金はその慰謝料」などと容疑を否認している。

40万円恐喝容疑で少年ら4人逮捕 名古屋・緑署 /愛知県
2013.02.01 名古屋地方版/愛知 25頁 名古屋 
 緑署は、名古屋市緑区の女子高校生(16)ら男女4人を恐喝容疑で逮捕したと、31日発表した。ほかに逮捕されたのは、同区の無職少女(16)と東浦町の無職少年(18)、大府市のアルバイトの男(20)=事件当時19歳。無職少年が容疑を否認しているという。
 署によると、4人は昨年10月、コミュニティーサイトの掲示板に「今から遊べるよ」と書き込んで名古屋市天白区の男子大学生(20)を同市緑区の公園に誘い出した。4人は「人の女に手を出してリンチされたやつがいる。謝ればすむ問題じゃないぞ。財布を出せ」と大学生に言いがかりをつけ、キャッシュカードの入った財布を取り上げたうえ、近くのコンビニエンスストアに連れて行き、現金自動出入機(ATM)から下ろした40万円を脅し取った疑いがある。

 恐喝容疑で4人逮捕
2013.02.01 朝刊 32頁 第3社会面
 携帯電話の無料掲示板で男子大学生を誘い出し、言いがかりをつけて四十万円を脅し取ったとして、名古屋・緑署などは恐喝の疑いで、愛知県大府市のアルバイトの男(20)=犯行時(19)=ら男女四人を逮捕した。ほかに逮捕されたのは愛知県東浦町の無職少年(18)、名古屋市緑区の無職少女(16)、緑区の女子高校生(16)。
 容疑では、四人は掲示板に「今から遊べるよ」と書き込み、昨年十月二十五日、天白区の男子大学生(20)を緑区の公園に誘い出し「他人の女に手を出して、地元でリンチされたやつがいる」と脅迫。財布を取り上げてキャッシュカードの暗証番号を聞き出し、近くのコンビニの現金自動預払機(ATM)で四十万円を引き出したとされる。

男性を監禁・恐喝 組員ら3人逮捕 府警、容疑で=大阪
2013.01.31 大阪朝刊 31頁 
 府警捜査4課と浪速署などは30日、高槻市上牧北駅前町、暴力団組員A(29)、大阪市港区、職業不詳B(32)、台湾籍で同市城東区、C(29)の3容疑者を監禁と恐喝の両容疑で逮捕した。
 発表では、A容疑者らは昨年11月28日深夜~29日未明、C容疑者が当時住んでいた同市浪速区内のマンション一室で、同市港区内のスナック経営男性を監禁し、2万5000円を脅し取った疑い。
 B容疑者が昨年4月、男性の経営するスナックの看板を壊したことから、修理代金を巡ってトラブルになっていた。B容疑者は容疑を認めているが、A、C容疑者は「話し合いをしていただけ」などと容疑を否認しているという。

金を脅し取った疑い
2013.01.31 朝刊 18頁 滋賀版 
 【滋賀県】草津署は30日、恐喝の疑いで、草津市追分町、工員A容疑者(20)を再逮捕した。
 逮捕容疑では、昨年9月20日ごろ、知人女性と市内の男性(25)との交際関係に言い掛かりをつけ「ばらされたくなかったら金を払え」などと書いた手紙を男性方に投函(とうかん)し、同月24日ごろには市内で40万円を脅し取ったとされる。
 A容疑者は今月9日、恐喝未遂の疑いで現行犯逮捕された。

恐喝疑い 大学生逮捕=栃木
2013.01.30 東京朝刊 31頁 
 足利署は29日、群馬県太田市、大学2年の男子学生(19)を恐喝の疑いで逮捕した。
 発表によると、男子学生は昨年5月28日~9月30日に数十回にわたり、足利市に住む同級生の男子学生(当時19歳)から現金計約87万円を脅し取った疑い。男子学生は同級生に乗用車を洗車させ、「洗車で傷がついた」と因縁をつけていたという。同級生が同署に被害を届け出た。

恐喝容疑で少年少女4人逮捕 杵築日出署など /大分県
2013.01.28 西部地方版/大分 27頁 大分全県 
 (杵築日出署、県警少年課調べ) 26日、いずれも無職の日出町の少年(18)2人と、豊後高田市の少年(17)、杵築市の少女(18)を。12日午前2時ごろ、少女が性的関係を持たせるよう装って別府市の調理師(47)を日出町内に呼び出し、少年らが「俺の女に手を出した」「コンクリート詰めにする」「持ち物を全部出せ」などと言い、1万9千円を脅し取った疑い。

恐喝事件、男性に無罪判決 奈良地裁「畏怖」認定せず
2013.01.25 共同通信 
 奈良市発注の工事現場で知人が起こした車の事故の弁償を求め、市職員らから現金を脅し取ったとして恐喝罪に問われた無職の男性被告(69)に、奈良地裁は25日までに「職員らは恐喝された認識はないと明言しており、畏怖させたとはいえない」として無罪(求刑懲役3年)を言い渡した。判決は24日付。
 判決理由で板野俊哉(いたの・としや)裁判官は「被害弁償を求めたことは認められるが、職員らがやむなく応じたとは認められない」と指摘した。
 男性は2010年9月、知人とともに市職員や工事会社支店長に「きちんと被害対応するまでいったん工事を止めるべきだ」と、暗に金銭を要求したとして起訴された。
 奈良地検は「上級庁と協議の上、適切に対処したい」とコメントした。

恐喝容疑で組員ら3人を逮捕 /群馬県
2013.01.24 東京地方版/群馬 29頁 群馬全県 
 県警は23日、沼田市東原新町、指定暴力団M会系組員で無職A(23)、東京都三鷹市、土木業B(26)の両容疑者を恐喝の疑いで、沼田市西原新町、無職C容疑者(28)を恐喝と同未遂の疑いで逮捕し、発表した。C容疑者は容疑を否認し、他の2人は認めているという。
 組織犯罪対策2課と沼田署などによると、A、B両容疑者は昨年11月14日、高崎市の飲食店で、沼田市の会社員男性(24)から現金20万円を恐喝し、A、C両容疑者は同月25日に現金10万円を恐喝、C容疑者は翌26日にも現金10万円を恐喝しようとした疑いがある。

会社役員から2000万円恐喝容疑 逮捕の38歳、否認 /熊本県
2013.01.22 西部地方版/熊本 33頁 熊本全県 
 虚偽の文書を作って現金2千万円を脅し取ったとして、熊本南署は21日、住所不定、無職A容疑者(38)を有印私文書偽造・同行使と恐喝の疑いで逮捕し、発表した。「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。
 同署によると、A容疑者は熊本市の会社役員の女性に対し、「(女性が経営する店の)元従業員が店で違法行為を強要されたと警察に訴える」などと脅迫。2009年10月中旬ごろ、同市中央区中央街の駐車場で「店のことを一切口外しない」などと書かれた誓約書と引き換えに現金2千万円を脅し取った疑いがある。誓約書には、「立会人」として「福岡県警本部刑事2課本部長」などと実在しない部署と人物の名前が書かれていたという。
 この女性は昨年8月、自宅から約1億6千万円を盗まれる被害にあっている。

 恐喝容疑で女子中学生を逮捕
2013.01.22 朝刊 16頁 豊田版 
 【愛知県】岡崎署は21日、恐喝と傷害の疑いで岡崎市の女子中学生(15)を逮捕した。
 容疑は昨年12月15日午前10時半から1時間にわたり、同市の女子中学生(13)の顔や腹を殴る蹴るなどして1カ月のけがを負わせ、現金1万円を脅し取ったとされる。
 岡崎署によると、女子中学生は「悪口を言われたと知り、腹が立っていた」と容疑を認めている。2人は昨年12月初旬、共通の知人を介して知り合った。

2千万円恐喝の疑い 被害者宅窃盗捜査で発覚
2013.01.21 共同通信 
 熊本南署は21日、風俗店を経営する知人女性(68)から現金2千万円を脅し取ったとして、恐喝などの疑いで住所不定、無職A容疑者(38)を逮捕した。
 逮捕容疑は2009年10月、女性に「元従業員が『違法行為を強要されていたことを警察に訴える』と言っている。金で解決するしかない」とうそを言って現金2千万円を脅し取り、代わりに「第三者に話さない」とする元従業員名義の誓約書を偽造し、女性に渡した疑い。
 同署によると「全く身に覚えがない」と否認しているという。
 同署は、A容疑者が過去にもこの女性から数千万円を脅し取っていた疑いがあるとみて調べる。
 昨年8月、熊本市にある女性の自宅から1億6200万円が盗まれる事件が発生。自宅を調べていた捜査員が偽造された誓約書を見つけ、恐喝事件が発覚した。

元同僚を恐喝未遂容疑=石川
2013.01.17 東京朝刊 31頁 
 輪島署は16日、中能登町徳前、無職A容疑者(47)を恐喝未遂の疑いで緊急逮捕したと発表した。逮捕は11日付。
 発表によると、岡崎容疑者は8日、輪島市の男性会社員(46)に脅迫文書を送りつけた疑い。
 文書には「11日午後10時、現金50万円を宝達志水町の公衆便所に置かなければ家族に危害を加える」などと書かれていた。男性が同署に通報し、張り込んでいた同署員らがA容疑者を取り押さえた。
 男性とA容疑者は会社の元同僚だったといい、調べに対し、「生活が苦しくお金に困っていた」と供述しているという。

 恐喝未遂と傷害の疑い
2013.01.17 朝刊 16頁 市民版
 【愛知県】中署は16日、恐喝未遂と傷害の疑いで熱田区六野1、会社役員A(36)、中川区下之一色町松蔭4、自称風俗店経営B(35)、千種区千種2、会社役員C(32)の3容疑者を逮捕した。
 容疑は、共謀して昨年12月7日午前3時から6時ごろの間、A容疑者が経営する中区錦3の会社事務所で、系列のキャバクラ店で働いていた男性(20)を「店の金を持ち逃げしただろう」などと脅して殴り、177万円を支払うとの念書を書かせたとされる。男性は鼻を折る2週間のけがを負った。
 署によるとA容疑者は「その場にいただけ」と容疑を否認し、B、Cの両容疑者は「自分がやった」などと話している。

大阪の高1自殺 恐喝立件を断念 府警が捜査終結
2013.01.16 朝刊 20頁 社会 
 大阪府貝塚市で定時制高校1年Aさん=当時(18)=が「3万8千円は無理や」とメモを残して自殺した問題で大阪府警少年課は15日までに、メモなどを基に捜査してきた恐喝容疑について立件を断念した。自殺をめぐる一連の捜査は終結する見通し。少年課によると、Aさんは2011年10月、首をつって死亡しているのが見つかった。
 携帯電話に「3万8千円は無理や」との記述や、中学時代の同級生の姓などが記されたメモが残されていたことから、府警は恐喝容疑を視野に捜査してきたが、具体的な証拠がなく、立件は困難と判断した。
 府警は15日、Aさんらにひったくりを唆したとして、窃盗教唆の疑いで逮捕、釈放していた中学の同級生だった定時制高校生(19)について、同容疑で書類送検した。特別少年院への送致が相当との意見を付けた。

恐喝未遂  「命取られると思った」 被害男性が証言  高知地裁
2013.01.12 朝刊 33頁 社会1 
 恐喝未遂罪に問われている高知市の元病院長ら3被告の公判が10、11の両日、高知地裁で開かれ、被害男性(50)が証人として出廷。男性は「(他に借金がないかなど)裏切ったら容赦せんと言われ、命を取られると思った」と証言した。
 同市、元病院長、A(55)▽松山市、暴力団G会会長補佐、B(65)▽高知市、会社員、C(53)―の3被告。
 検察側の質問に対し男性は、暴力団関係者から総額2200万円以上を借りており、2011年12月までに「暴力団と縁切りたい。警察に行く」などとA、C両被告に相談。A被告は「話をまとめる。B被告に相談する」と話したという。
 また昨年2月、高知市内の料理店で、金を借りていた暴力団関係者にB被告が提案して借金が半額になったと告げられ、「借金がゼロになると思っていたので、納得できなかったが、暴力団幹部らがいる前で、怖くて何も言える状態ではなかった」などと証言した。
 これに対し弁護側は、「本当に借金がゼロになると思っていたのか。半分になり助かったと思ったのではないか」と質問。男性が否定すると、弁護側は「Bさんから(借金の)2200万円を半額にしてやると言われたことも思い出し、この部分は本当に助かったと思った」「Bさんにお礼をしなくてはならない」などとする男性の調書を提示し、証言の信用性に疑問を呈した。

5千万恐喝、懲役4年求刑 水谷建設前社長から
2013.01.09 共同通信 
中堅ゼネコン水谷建設(三重県桑名市、会社更生手続き中)の前社長から5千万円を脅し取ったとして、恐喝罪に問われた無職A被告(63)=北海道美瑛町=の論告求刑公判が9日、津地裁四日市支部(伊東一広(いとう・かずひろ)裁判長)であり、検察側は懲役4年を求刑した。 前社長と暴力団幹部が一緒にいるところを写真に収め恐喝したとされ、検察側は論告で「探偵を使って撮影するなど、犯行に必要不可欠な役割を担った主犯格」と指摘した。
弁護側は「水谷建設に会社を破産させられ、損害賠償を求めた。個人から金を取ろうとしたのではない」と述べ、執行猶予付きの判決を求めた。公判は結審し、判決は2月27日に言い渡される。 起訴状によると、A被告は指定暴力団Y組系幹部B被告(46)=同罪で公判中=と共謀し2010年11月、当時の水谷紀夫(みずたに・のりお)社長(72)とB被告を一緒に撮影、「株主や監査役に手紙を送った」と脅迫し、2回にわたり計5千万円を脅し取ったとしている。

恐喝未遂:暴力団幹部らが500万円 3容疑者逮捕 /富山
2013.01.09 地方版/富山 19頁 
 現金500万円を脅し取ろうとしたとして富山西署は8日、富山市東富山寿町、Y組系暴力団幹部組員、A(35)、同市婦中町響の杜、アルバイト作業員、B(26)、同市高屋敷、土木作業員、C(42)の3容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。3容疑者は「金を要求するようなことは言っていない」として容疑を否認している。
 逮捕容疑は昨年12月16日、同市の喫茶店で3人は共謀して、C容疑者の知人男性(32)の言動を巡って、男性に因縁をつけ「500万円用意しろ。嫌なら山奥に連れて行ってばらばらにする」などと脅して現金を奪い取ろうとした、とされる。男性が翌17日に同署に被害届けを出して発覚した。

 恐喝容疑で逮捕
2013.01.09 朝刊 14頁 尾張版 
 【愛知県】県警刑事特捜隊と一宮署、江南署は恐喝の疑いで、江南市藤ケ丘1、無職A容疑者(49)=別の恐喝容疑で送検=を再逮捕、父親の同市藤ケ丘5、無職B容疑者(65)を逮捕し、8日送検した。
 容疑では、2人は昨年10月24日午前2時半ごろ、A容疑者の知人で一宮市の会社員男性(48)を同市内の飲食店駐車場に呼び出して脅し、江南市内の病院待合室で8万円を取ったとされる。一宮署によると、A容疑者は容疑を認め、B容疑者は「脅してはいない」と否認している。

報道された恐喝事件 2014年
報道された恐喝事件
報道された恐喝事件

元勤務先社長から500万円恐喝未遂 容疑の男逮捕=奈良
2014.12.31 大阪朝刊 

 元勤務先の会社社長から500万円を脅し取ろうとしたとして、高田署などは29日、大阪市西成区の無職K容疑者(53)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。K容疑者は容疑を認めているという。

 発表では、K容疑者は26日、東京都新宿区の郵便局から、大和高田市内にあるプラスチック製造会社の男性社長(44)宛てに「新宿の喫茶店まで500万円を持って来い。持って来なければ会社に火をつける」などと書いた封書を郵送し金を脅し取ろうとした疑い。

 封書の差出人に本名が書かれていたことからK容疑者の犯行がわかった。K容疑者は約20年前に同社で働いていたことがあるといい、「人生を棒に振ることになった仕返しをしようと思った」などと供述しているという。

 事件事故ファイル2014 (下) 死亡事故 遺族の悲しみは癒えず
2014.12.31 朝刊 

 【愛知県】師走の夕刻、安城市内の信号機のない市道交差点。この場所で半年前に死亡事故が起きたことが忘れられてしまったのか、無灯火の車が勢いよく通り過ぎていく。横断歩道が近くにあることを示す「◇(ダイヤモンドマーク)」の標示が路面に塗装されているが、減速して通過する車はほとんどない。

 この交差点で亡くなったのは、七十八歳の男性だった。六月二十五日午後五時半すぎ、コンビニの前にある横断歩道を渡ろうとして右側から来た軽自動車にはねられた。

 男性は「散歩に行く」と言って自宅を出た。交差点まで約一キロの道中は水田が広がり、見晴らしもいい。男性はあぜ道を歩いたのだろうか。そう考えながら実際に現場まで歩いてみると、交通量が多い交差点が男性の散歩コースにとっての「難所」に思えてきた。

 今月、男性の自宅を訪ねた。呼び鈴を鳴らすと女性が窓から顔を出した。事故で夫を奪われた妻の世話をするヘルパーだった。「亡くなったおじいさんのことで話を伺いたい」と伝えると、ヘルパーは首を横に振った。事故から半年がすぎても、妻はまだ話をできる状況ではない。

 名古屋市北区の交差点では一月上旬、七十九歳の男性が亡くなった。やはり横断歩道を渡ろうとして、軽自動車にはねられた。近くの菓子店主は事故のことを覚えていた。「この交差点は横断者がいても車が止まらない。本当に危ないよ」。安城市の現場と同じように「◇」の標示があっても、どの車もスピードを緩めない。

 男性の自宅は現場のすぐ近くだった。訪ねた記者に遺族が向けたのは「何も話すことはない。事故を減らすための取材をするのなら、はねた車の人間のところに行って話を聞くべきだ」とのひと言だった。

 十二年連続の全国ワーストが確実になった愛知の年間交通事故死者数。今年は今月二十五日現在で四万五千二百六十六件(暫定値)の人身事故が発生し、二百人が亡くなった。死者数そのものは十年前と比べて半減し、今年は前年の二百十九人を下回る見込みだが、県警や行政の啓発活動とは裏腹にワースト脱却への道のりは遠い。

 死亡事故の中でも特に目立つのは、高齢者と歩行者が犠牲になるケースだ。死者の年齢別では六十五歳以上が六割近くを占め、形態別では歩行中にはねられる事故が四割を超えた。いずれの割合も過去十年で最も高く、自動車同士の衝突事故が減少する一方で、交通弱者が事故に巻き込まれる傾向が強まった。

 県警は今年、交差点などでの対人事故を減らすため、車が横断歩道を渡る人を優先しないで通行する「横断歩行者妨害違反」の取り締まりを強化した。検挙数は二十五日現在の暫定値で、前年同期比約八千四百件増の一万三千九百五十五件に達している。

 死亡事故を伝える新聞記事は大半が小さな扱い。その中の幾つかの現場を訪ねて感じたのは、現場が日常を取り戻している一方で、残された家族の時間は止まったままだということだ。全国ワーストが続いた二〇一四年は大みそかの今日で暮れるが、新しい年に悲しみを繰り返さないためには、ハンドルを握る全員が「人に優しく」の原点に立ち返るしかない。(細井卓也)

 【9月】

 3日 東海市の新日鉄住金名古屋製鉄所で石炭塔が爆発し、15人負傷。県警が業務上過失傷害容疑で捜査。同製鉄所では1~7月にかけて計4回、黒煙が大量に発生するトラブルも

 【10月】

 14日 東海北陸厚生局麻薬取締部が危険ドラッグを製造したとして、薬事法違反容疑で石川県七尾市の男ら2人を逮捕。製造容疑での逮捕は全国初

 31日 名古屋市中区のキャバクラ店で客の男性に飲食代355万円を支払うよう脅し、暴行したとして元店長の男(28)ら3人を恐喝未遂と傷害容疑で逮捕

 同月末ごろ 今年の県内のニセ電話詐欺被害が過去最悪だった2004年の年間21億1090万円を突破

 【11月】

 11日 JR東海に「線路内に人がいる」などとうその電話をかけ、列車運行を妨げたとして業務妨害容疑で清須市の無職の男(29)を逮捕。その後、線路に自転車を放置した電汽車往来危険などの疑いで再逮捕

 22日 名古屋市の河村たかし市長が保存を訴えていた同市中村区の料理店「鳥久」の旧店舗が全焼。県警が失火と不審火の両面で捜査

 【12月】

 7日 女子高生による接客を売り物にした名古屋市の「JK(女子高生の意味)ビジネス」店で働いていた高校2年の女子生徒2人を「不健全就労」で県警が初めて補導

 19日 名古屋・守山署が事件捜査で集めた証拠品を検察庁に送致せず、捨てるなどしていたとして証拠隠滅の疑いで、同署刑事課の男性警部補(53)を書類送検

 22日 名古屋市中村区の民家で、この家に住む男性(52)が胸を刺されて死んでいるのを知人男性が発見。県警が殺人事件として捜査(年齢などは当時)

 恐喝の疑いで大学生逮捕
2014.12.30 朝刊 

 【福井県】福井署は28日、恐喝の疑いで福井市の男子大学生(19)を再逮捕=別の恐喝容疑で逮捕=し、同市学園3、大学生I容疑者(21)を逮捕した。

 逮捕容疑では、10月26日午前1時ごろ、同市光陽2のコンビニ駐車場で、たまたま会った知人男性(19)に言い掛かりをつけ、ATMで金を下ろさせて、3万9000円を脅し取ったとされる。

 署によると「脅しても金を取ってもいない」と容疑を否認している。
 事件事故ファイル2014 (上) 急増ニセ電話詐欺 リスク冒さず楽に稼ぐ
2014.12.29 朝刊 1

 【愛知県】事件は世相を映す。ハーブと称した「危険ドラッグ」が社会問題化し、親心に付け込む「ニセ電話詐欺」の被害額は過去最高に達している。子どもと女性を狙う犯罪は後を絶たず、交通事故は高齢者が被害に遭うケースが目立つ。間もなく暮れていく2014年。現場を見た記者たちが取材ノートをあらためて開き、今年の事件・事故を振り返る。

 「お金は持ってきましたか」

 サッカーのワールドカップ(W杯)がブラジルで熱を帯びていた七月初旬。名古屋市名東区の地下鉄駅に呼び出された七十代の女性に、男(46)が近づき、声を掛けた。息子の「代理人」を名乗るこの男に女性が封筒を見せた瞬間、私服の警察官が男を取り囲んだ。

 男はニセ電話詐欺の被害金を回収する「受け子」だった。女性は「息子」と名乗る別の男から「会社で得意先とトラブルになった。代理人を行かせるから百五十万円を渡してほしい」との電話を受け、慌てて銀行の窓口で金を下ろした。子どもを心配する親心に付け込む卑劣な犯行だが、高額の引き出しを不審に思った行員が女性に経緯を尋ねて「詐欺だ」と見破った。

 銀行からの通報で駆けつけた県警の捜査員は、女性に「だまされたふりをして犯人をおびき出してほしい」と求めた。張り込みに気付かずに現金を受け取ろうとした「受け子」の男は、詐欺未遂容疑で逮捕。暴力団の組長と判明したが、息子を装って女性に電話をかけた別の男などについては「よく知らない」と繰り返したという。

 六百六十九件、三十四億一千三百万円。県内で今年発生したニセ電話詐欺の件数と被害総額だ(十二月二十六日正午現在)。昨年同期に比べて二百七十八件、十五億四千七百万円も増加し、過去最悪だった二〇〇四年の年間被害額二十一億一千百万円を大きく上回っている。

 全国の被害額は五百億円に迫り、やはり過去最悪を記録した。銀行の窓口や現金自動預払機(ATM)から振り込ませる手口が横行していたが、指定した場所に被害者を呼び出して直接受け取る手口が急増。だまし取った金が暴力団に流れている可能性も指摘されている。

 被害が拡大する一方で、捜査には難しさがつきまとう。県警による今年十一月末までの詐欺犯の検挙数は六十件、計五十三人で、昨年と同水準。うち約三十人は名東区の女性と同じように「だまされたふり作戦」で逮捕したが、大半が見張り役を含む末端のメンバーで、グループの全容解明には至っていない。

 詐欺グループは電話をかける「かけ子」や金を取りに行く「受け子」のほか、架空名義の携帯電話や高齢者宅の名簿を提供する「道具屋」など複数の組織が裏で手を組んでいる。県警幹部は「顔が見える受け子の検挙は進んでいるが、分業体制ともいえる組織の複雑さが上層部への捜査のハードルを上げている」と打ち明ける。

 防犯カメラの設置などで強盗や恐喝などの手荒な犯行が全国的に減る一方、犯罪者たちは電話のやりとりで多額の現金をだまし取れる詐欺に目を付けた。県警幹部はニセ電話詐欺が急増した背景を「犯人側は危険を冒して金を奪うリスクより、捕まる危険性が比較的低く、楽に金もうけできる詐欺の方が割に合うと考えているのではないか」と推測する。

 ただ、組織的な犯行だけでなく「最近は素人による模倣犯も増えている」。親元を離れて暮らしている人たちに「不審な電話がかかってきても取り合わないよう、両親にあらかじめお願いしておいてほしい」と呼び掛けている。(鈴木龍司)

 【1月】

 14日 インターネットバンキングの不正送金事件で、求人メールで「運び屋」を募り、違法収益を海外に送金する「マネーミュール」と呼ばれるマネーロンダリング(資金洗浄)の新手口でフィリピン人の男(32)を逮捕。摘発は全国初

 23日 稲沢市のゴンドラ式立体駐車場で、軽乗用車を出庫しようとした女性(84)が突然上昇したゴンドラから転落し、死亡

 24日 神奈川県逗子市で2012年、女性(33)が元交際相手の男(40)に刺殺されたストーカー事件で、同市役所から不正に女性の個人情報を聞き出し、男に伝えたとして偽計業務妨害の疑いで東京都の探偵の男(60)を逮捕。愛知県警による不正な個人情報ビジネスの捜査で浮上

 同日 春日井市のアパートに住民の男が猟銃を持って立てこもる。県警は14時間後に男の身柄を確保し、銃刀法違反の疑いで逮捕

 【2月】

 12日 小型船の名義を偽って漁船登録したとして有印私文書偽造・同行使などの疑いで、県漁協連合会会長だった男(69)と指定暴力団Y組系組長の男(50)らを逮捕。いずれも処分保留で釈放

 17日 豊橋市のトラック運転手の男(34)が生後7カ月の三女を暴行し死亡させたとして逮捕、起訴された事件で、男が次女(1)も暴行して死なせたとして傷害致死容疑で再逮捕

 23日 名古屋駅前の笹島交差点の歩道に乗用車が突っ込み、13人がけが。運転していた男(30)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕。「人をはね、殺すつもりだった」と供述

 25日 元交際相手の裸の写真などをインターネットのサイトに無断で投稿する「リベンジポルノ」と呼ばれる手法で名古屋市の女性の名誉を傷つけたとして、埼玉県の無職の男(46)を逮捕

 【3月】

 3日 外国人の在留資格を証明する「在留カード」を自宅で偽造、密売したとして、入管難民法違反の疑いで名古屋市千種区の中国人の男(35)を逮捕。国内の偽造拠点の摘発は全国初

 5日 豊田市の山林に小型飛行機が墜落。機長の男性(76)ら2人が死亡

 18日 豊川市の民家が5日に全焼し、焼け跡から首を切られた住民男性(61)の遺体が見つかった事件で、男性の妻を殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で元部下の男(42)を逮捕。後に、男性を殺害して現金などを奪った強盗殺人容疑で再逮捕(年齢などは当時)
追跡=浜松・少年ら集団暴走事件-暴力団が多額金銭要求 工面で別の犯罪の恐れ
2014.12.28 朝刊 

 浜松市内でオートバイを連ね暴走したとして、二つの暴走族グループのメンバーら計24人が道交法違反の疑いで浜松中央署などに逮捕、書類送検された事件。両グループは暴走行為をするため地元の暴力団組員に多額の金銭を支払っていたことが、捜査関係者への取材で分かった。多い時は十数人で月70万円ほど要求されたといい、同署幹部は「暴走族が金を工面するため、窃盗や恐喝、強盗など別の犯罪に手を染める可能性もある」と警戒を強めている。

 捜査関係者によると、暴走族は「美走愛(びそう)」と「乱華鬼(みかづき)」の2グループで、ともに毎月組員に金を納めていた。約70万円要求された美走愛は当初、1人当たり月5千円程度だったのが徐々につり上がっていった。

 グループには中高生も多く、用意できない時はリーダーに「やくざを連れてくる」などと脅されていたらしい。メンバーの多くは取り調べに「たくさん要求されて嫌だった」と話したという。

 暴走族に加わらず、あるいは入っても暴力団に金を納めず暴走行為をすると、組員から暴行などの嫌がらせを受けるという。暴力団の多い浜松市内は特にこの傾向が強く、近年は暴走族の規模が縮小する中、資金源を確保しようと組員の締め付けも強まっているとみられる。

 捜査関係者は「暴力団に金が流れるだけでなく、少年たちが暴力団の世界に取り込まれる危険もある」と警鐘を鳴らしている。

恐喝未遂で起訴=埼玉
2014.12.27 東京朝刊

 さいたま地検は26日、東京都東村山市久米川町、輸入雑貨販売業T容疑者(69)を恐喝未遂罪でさいたま地裁に起訴した。

 起訴状などによると、T容疑者は10月17日と11月5日の2回、スーパーマーケット「ヤオコー」の川越市の本社に「これは脅迫状です」「6000万円を出してくれるよう要求します」「要求を受けないときは客の家を爆破する」などと書かれた脅迫状を東村山市内のポストなどから郵送し、現金を脅し取ろうとしたとされる。
都内の「暴力団勢力図」変化 後絶たぬ犯罪、警戒緩めぬ警視庁
2014.12.25 東京朝刊 

 今年は特定危険指定暴力団K会の東京進出が表面化するなど、都内の「暴力団勢力図」にも変化がみられた1年だった。暴力団対策法の改正や暴力団排除条例によって活動の幅が狭められている暴力団だが、組関係者らによる犯罪は後を絶たず、警視庁では摘発と警戒の手を緩めず取り締まりに当たっている。

                   ◇

 ◆K会

 北九州市に本部を置くK会が関東に進出し、都内にも事務所を構えている事実が今年、表面化した。K会は台東区と千葉県松戸市に事務所を置き、構成員と周辺者が関東に50~60人いるとみられている。

 警察当局と激しく対立するK会は、暴力団排除に取り組む一般市民に対しても拳銃を発砲したり、手榴(しゅりゅう)弾を投げ付けるなど、凶悪性が高いことから、全国で唯一、特定危険指定暴力団に指定されている。

 警視庁は10月27日、労働者派遣業者が違法に得た利益の一部を受け取っていたとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑で、K会系組員(36)を逮捕。同月30日には、実態把握と取り締まり強化のため「K会対策室」を設置している。

 ◆K会

 錦糸町にあるキャバクラの店長(29)らからカネを脅し取ろうとしたとして、警視庁は同月下旬、恐喝未遂容疑で、指定暴力団山口組K会系組員(34)=名古屋市昭和区=ら男3人を逮捕している。

 錦糸町と歌舞伎町、渋谷、池袋、上野、六本木の6地区では、警視庁が街頭防犯カメラシステムを運用し、犯罪抑止に特に力を入れている。警視庁は、Y組の有力傘下組織であるK会が、みかじめ料を取るため錦糸町の繁華街に進出を図っているとみている。

 名古屋を拠点とするK会は、現在のY組のトップとナンバー2を“輩出”。平成22年には当時の安藤隆春警察庁長官が「K会の弱体化なくしてY組の弱体化はなく、Y組の弱体化なくして暴力団の弱体化はない」などと発言した組織であり、警視庁関係者は「都内の繁華街でのK会の動きは、常に注視している」と話している。

 ◆S会

 全国の暴力団のうちで、Y組に次ぐ人員を抱え、港区赤坂に本部を置く指定暴力団S会の会長が4月、交代した。警察関係者は「使用者責任と関係があるのでは」と推測する。

 暴力団トップの使用者責任とは、トップが関与していなくても、組員の行為による損害の賠償責任をトップが負うというもの。民法の「使用者は、被用者が事業の執行について第三者に加えた損害の賠償責任を負う」との規定に基づいている。20年施行の改正暴対法で、抗争の巻き添えだけでなく、組員が暴力団の威力を悪用した資金獲得活動で他人の生命や財産を侵害した場合も、トップの賠償責任追及がしやすくなった。

 24年には、建設会社との間で仕事上のトラブルを抱えた男性から仲裁交渉を委託された弁護士が、S会系の組長に交渉を妨害されたとして、当時のS会会長を相手取り1千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こし、会長側が300万円を支払うことで和解が成立している。

 会長の代理人は当時、「使用者責任を問う近年の流れもあり、円満に解決するため和解した」と説明しており、警察関係者は「前会長が使用者責任を忌避していたことも、会長交代と何らかの関係があるのではないか」と推察している。

                   ◇

【用語解説】暴力団対策法

 平成4年に施行され、指定暴力団の指定が可能となった。24年には5回目の改正が行われ、指定暴力団を「特定危険指定暴力団」と「特定抗争指定暴力団」に、新たに指定できるようになった。指定暴力団は現在、全国に21団体ある。

十分な証拠なく不起訴 風俗業者恐喝未遂 広島地検
2014.12.25 朝刊 不起訴・釈放など

十分な証拠なく不起訴

 指定暴力団KのM組とA組が共謀し、派遣型性風俗営業のデリバリーヘルス業者からあいさつ料を脅し取ったとされる事件で、広島地検は24日までに、組織犯罪処罰法違反(組織的恐喝未遂)容疑で逮捕、送検された広島市安佐南区の風俗業男性(34)=処分保留で釈放=を不起訴処分とした。「共犯と認定して起訴するに足る十分な証拠が得られなかった」としている。男性は、A組の3人と共謀し昨年3月、西区でデリヘル業者の送迎車のフロントガラスを損壊し、あいさつ料を脅し取ろうとするなどしたとして、6月に逮捕された。

手口巧妙に、被害拡大 「ライン」悪用した事件も サイバー犯罪 【2014回顧取材メモから】(1)
2014.12.22 千葉日報

 今年もインターネット関連の事件が相次いだ。手口は巧妙化が目立ち被害も拡大。今月4日、千葉県警本部で行われた県内金融機関との協定締結式で、県警幹部は力説した。「今や国民の8割がインターネットを利用している。安全で安心できるサイバー空間の確立は喫緊の課題だ」

     □     ■

 今年はネットバンキングの不正送金被害が全国で増加。県警サイバー犯罪対策課によると、県内でも昨年6月ごろから被害が増え始め、今年は11月末現在ですでに過去最悪の118件、約1億3200万円の不正送金が確認された。金融機関を装った偽のポップアップ画面を表示して合言葉を盗んだり、自動的に送金するウイルスに顧客のパソコンを感染させるなど手口が高度化、巧妙化している。

 県警は他県警と合同で、不正送金に関連して組織犯罪処罰法違反などの容疑で計51人を摘発。判明した送金先は中国が多く、容疑者も大半が中国人だった。

 県警は引き続き捜査の強化を図る一方、ユーザーに対して被害に遭わないように事前登録先以外の口座への送金制限などの“自衛策”を要望。全国的に地方の金融機関に被害が拡大していることを受け、県内に本店を置く12金融機関と共同対処協定を締結して、捜査への協力体制を確立するとともに、被害防止に役立つ情報の共有を進めることとした。

     ■     □

 スマートフォン所有者の多くが利用している無料通信アプリ「LINE(ライン)」。その人気アプリを悪用した事件が4月に発覚した。県警は、スマホの電話帳情報を盗み取るウイルスをラインで送り、男性から現金を脅し取ったとして、恐喝の疑いで男2人を逮捕した。

 男らのグループは出会い系サイトで女性を装って男性と知り合うと、ラインを通じて、スマホに登録した電話帳情報を抜き取るウイルスを送信。さらに、テレビ電話で見せ合うことを持ちかけてわいせつな動画を入手した後、「スマホの電話帳情報を抜き取った。買い取らないと動画をばらまく」などと脅し現金を振り込ませたとされる。

 こうした手口は「セクストーション(性的脅迫)」と呼ばれ、海外でも被害が出ている。県警は男らのグループの拠点が中国にあることを突き止めており、グループの壊滅へ警察庁を通じて同国に捜査協力を依頼している。

 県警は、人気歌手の違法複製DVDやアイドルの偽サインがネット競売で販売されていた事件なども相次ぎ摘発。サイバー空間が多くの犯罪に悪用されていることから、解析に必要な機材の整備を進めるほか、民間企業に特別捜査官を派遣して最新知識を習得するなど捜査力の向上を急いでいる。

     ◇     ◇

 2014年もあとわずか。巧妙化するサイバー犯罪、重大な事故につながる危険ドラッグ、一向に減らない振り込め詐欺など、今年県内を、そして紙面を、にぎわせたニュースを記者の取材メモから振り返る。
恐喝容疑で男2人逮捕=佐賀
2014.12.19 西部朝刊 

 佐賀署は18日、佐賀市大財3、無職S容疑者(27)と同市兵庫北6、自営業H容疑者(29)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。発表によると、2人は共謀して、11月11日、飲食店を無断退職した女性(10歳代後半)の交際相手の男性(20歳代)を「金だせんなら女に風俗で働いてもらうしかない」などと脅し、現金100万円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。

【インサイド】グリコ脅迫犯 怪人28号追いつめた、150人の大捜査網
2014.12.19 大阪夕刊 

 「あれから30年。そろそろお金も尽きてきた」。大胆不敵にも「怪人28号」を名乗り、製菓会社「江崎グリコ」(大阪市)に脅迫文を送りつけて商品に毒物を混入させると示し、現金を脅し取ろうとした男が恐喝未遂容疑で逮捕された。男は、かつて社会を震撼(しんかん)させた「グリコ・森永事件」の犯人であるかのような態度もちらつかせた。大阪府警と警視庁は150人の大捜査網を敷き、現金受け渡し場所で身柄を確保した。「模倣犯」の素性とは…。

 ◆観光客の正体は

 犯人が指定してきた周波数に無線機を合わせる。イヤホンから聞こえる会話に耳を澄まし、眼前の不審な男の口の動きを注視する。

 「同じだ」-。

 11月30日午後。東京ディズニーランドの最寄り駅、千葉県浦安市の舞浜駅周辺は家族連れやカップルらでにぎわっていた。だが、このうち約70~80人は警視庁と大阪府警の捜査員が“化けて”いたものだった。

 犯人が指定した現金の受け渡し時間は11月30日午後5時、場所は東京ディズニーランドの入場ゲート。無線で連絡を取り合うことを要求しており、具体的な周波数も提示していた。

 現金を持参する江崎グリコ関係者は大阪府警の捜査員。ディズニーランドと舞浜駅を結ぶ約500メートルの区間には、雑踏に紛れて府警と警視庁の捜査員らが配置された。やがて、捜査員は不審な動きをしている人物を発見する。黒いコートを着てバッグを持った男が、無線機に向かって何かを話していたのだ。

 捜査員は職務質問をし、任意同行を求めた。

 ◆「あれから30年」

 《平成26年10月下旬から、江崎グリコ社長宛てに脅迫文を郵送し、現金の交付を要求。応じなければ商品に毒物を混入する旨の気勢を示し、現金を脅し取ろうとしたが、同社が警察に届け出たため目的を遂げなかった》

 男の逮捕容疑だ。

 脅迫文は6通。都内の6カ所から出され、差出人は「かい人21面相」ならぬ「怪人28号」。1通目は10月29日に投函(とうかん)されていた。

 《あれから30年。そろそろお金も尽きてきた。毒入り危険と騒がれたくなければ、またお願いするよ》

 ほかの脅迫文は、次のような内容だったという。

 (2通目)《要求に応じるか?》

 (3通目)《現金3千万円を要求する。無線でやり取りをしたい。周波数を指定する》

 (4通目)《11月23日午後5時、JR東京駅丸の内南口改札だ》

 (5通目)《不穏な動きを察知した。だから次は5千万円だ》

 (6通目)《11月30日午後5時、東京ディズニーランドの入場ゲート。後は無線の指示に従え。周波数は前回と同じだ》

 江崎グリコは10月31日、大阪府警に相談し、脅迫文を届けた。捜査幹部は「素早く警察を頼ってくれたことが、後の解決につながった」と語る。

 ◆黙秘すぐに撤回

 昭和59年3月、江崎グリコの江崎勝久社長宅に犯人が押し入り、社長を誘拐したことに端を発する「グリコ・森永事件」。今回の脅迫犯が「あれから30年」と言及したのは、社長誘拐事件のことだろう。

 男は逮捕当初は黙秘したが、すぐに撤回。氏名や住所などを明らかにした。

 東京都小平市上水本町、無職、K容疑者(52)。「金がほしかった。1人でやった」と語り、グリコを狙った理由は「食品会社は(毒物に対する)反応がいいと思った」。

 かつて都内の映像制作会社の代表を務めていた。会社のホームページによると平成6年7月設立。映画を中心とした映像作品の制作にかかわり、脅迫文の「怪人28号」の着想となったのだろうか、21年には人気漫画をモチーフにした舞台「鉄人28号」を制作したとしている。

 だが近年は順調ではなかったようで、無職になり、借金もあったという。なぜいったん黙秘したのか。久保容疑者はこう話した。

 「家族のことが気になり言えませんでした」

恐喝未遂の疑い 事務所責任者に対し=静岡
2014.12.17 東京朝刊 

 衆院選の候補者が設置した選挙事務所の責任者から「口止め料」を脅し取ろうとしたとして、静岡中央署は16日、静岡市駿河区青木、無職M容疑者(54)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 発表によると、M容疑者は公示後の今月上旬、小選挙区の候補者の選挙事務所に「公職選挙法に抵触する行為がある」との内容を記載した文書を郵便やファクスなどで計3回送りつけたうえで、口止め料を持ってくるようにと事務所責任者の男性に伝え、現金を脅し取ろうとした疑い。調べに対して「間違いありません」と、容疑を認めているという。

 M容疑者は候補者とも他陣営とも無関係で、責任者の男性との面識もないという。
警視庁、準暴力団の取り締まり強化も… ドラゴンとの攻防続く
2014.12.17 東京朝刊 

 ■「暴排のグレーゾーン」重要課題に

 六本木のクラブで一昨年、男性客が襲撃されて死亡した事件を契機に警察の集中取り締まりの対象となった「準暴力団」。六本木の事件を主導した暴走族「関東連合」OBグループや、暴走族「怒羅権(ドラゴン)」のOBらで構成されるチャイニーズドラゴンに代表される準暴力団に、都内の2グループが新たに認定されるなど、今年は警視庁の取り締まりの強化が進んだ年だった。だが、特にチャイニーズドラゴンによる犯罪は一向に後を絶たず、警視庁は摘発を一層強化していく方針という。

 ◆新たに2グループ

 警視庁は3月、「集団で常習的に暴力的不法行為に関与している」として、八王子周辺で活動していた暴走族「打越スペクター」OBと、大田区を拠点としていた暴走族「大田連合」OBの2グループを新たに準暴力団に認定している。

 警察庁は、暴力団のような明確な組織性はないものの、メンバーが集団で常習的に暴力的な不法行為をしているグループ、と準暴力団を定義。警視庁では、東京を中心に活動する関東連合OBグループとチャイニーズドラゴンの2つを、それまで準暴力団とみなしていた。警視庁関係者は「中でもチャイニーズドラゴンは、いくら摘発しても反社会性が衰えない点で悪質だ」と指摘する。

 チャイニーズドラゴンの基となった怒羅権は、中国残留孤児の2、3世を中心に構成されていたことから、チャイニーズドラゴンには中国籍のメンバーが多いのが特徴で、呼称の由来ともなっている。

 ◆粗暴犯と知能犯

 エビ養殖名目の巨額詐欺事件で平成20年に摘発された投資会社「ワールドオーシャンファーム」の被害者に、被害回復を持ちかけて現金をだまし取ろうとしたとして、警視庁は4月、詐欺未遂容疑で、無職の男(21)=渋谷区=ら11人を逮捕。この大半がチャイニーズドラゴンの関係者だった。港区や豊島区のアジトからは、約7千人分の詐欺被害者らの名簿も発見されたという。

 7月には中国籍のチャイニーズドラゴン関係者の男(54)=板橋区=が、池袋の喫茶店で妻を拳銃で射殺し、殺人未遂容疑(起訴は殺人罪)で逮捕された。架空のアダルトサイトで年齢確認などの項目を4回クリックさせて入会金を請求する「4クリック詐欺」と呼ばれる手口で、約2千人から計約1億8千万円を詐取したチャイニーズドラゴン関係者の男(22)=新宿区=も9月、詐欺容疑で逮捕されている。

 警視庁関係者は「粗暴犯のイメージがある準暴力団は、振り込め詐欺を中心に知能犯にも手を染めている。カネのにおいに敏感な犯罪者集団だ」と語る。

 ◆みかじめ料要求

 11月には、みかじめ料名目で江東区門前仲町の飲食店経営の女性から現金70万円を脅し取ったとして、警視庁が恐喝の疑いで、中国籍の男(44)=江戸川区=ら4人を逮捕。この男は、複数のグループに分かれているチャイニーズドラゴンのリーダーの一人で、怒羅権の初代総長だった。

 また、3月30日未明に台東区の路上で、クラブ経営者の女性とホステスを取り囲み「あいさつ料を払っていない」と因縁を付けた上で「店を潰すぞ」などと脅迫したとして、暴力行為法違反の疑いで、チャイニーズドラゴンの関係者3人が11月に逮捕されている。

 警視庁関係者は「暴力団排除条例などの効果で、みかじめ料を取る暴力団が減る中で、今時、みかじめ料を脅し取るような準暴力団というグレーゾーンの取り締まりは、今後の重要課題だ」と話している。

 準暴力団 港区六本木のクラブ「フラワー」で平成24年9月2日、暴走族「関東連合」OBらのグループが金属バットなどで武装し、飲食店経営の男性客(31)を襲撃して死亡させた事件を契機に、警察庁は25年3月、それまで「半グレ」などと呼ばれていた不良グループを「暴力団に準じる集団」とみなして準暴力団と命名した。警視庁では組織犯罪対策特別捜査隊が主に捜査を担当するが、チャイニーズドラゴンは中国籍のメンバーが多いことなどから、外国人犯罪を担当する組織犯罪対策2課が主に捜査している。

Y組ナンバー2を府中刑務所へ移送
2014.12.17 東京朝刊 

 実刑判決が確定し、大阪拘置所に収監された指定暴力団Y組のナンバー2で、K総裁のT受刑者(67)が、府中刑務所(東京)に移送されたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。T受刑者は配下の組員らと共謀し、建設工事の受注などに関するあいさつ料名目で、建設業の男性から4000万円を脅し取ったとして恐喝罪に問われ、昨年3月、京都地裁で懲役6年の判決を受けた。今年5月に最高裁への上告を取り下げて判決が確定。6月24日に大阪高検へ出頭し、大阪拘置所に収監されていた。

元サッカー選手 恐喝で有罪判決 地裁=滋賀
2014.12.11 大阪朝刊 

 知人男性にけがを負わせて現金を脅し取ったとして、傷害と恐喝の罪に問われた草津市木川町、建設作業員I被告(32)、恐喝罪に問われた野洲市冨波乙、元プロサッカー選手H被告(26)と草津市東草津、土木作業員S被告(23)に対し、地裁(小野裕信裁判官)は10日、I被告に懲役3年、保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役3年)、H、S両被告に懲役2年、執行猶予3年(求刑・同2年)の判決を言い渡した。

 判決によると、I被告は8月8日午前1時頃、守山市の駐車場で男性(26)に殴る蹴るの暴行を加えて顔の骨を折るなどの重傷を負わせ、直後に3人で男性を脅し、現金30万円を奪った。

電話に出た小4に「母さんの下着取りに行く」 恐喝の疑いで無職58歳逮捕 /北海道
2014.12.08 北海道朝刊 

 電話で小学生を脅し、その母親の下着を奪ったとして、伊達署は7日、伊達市西浜町、無職M容疑者(58)を恐喝容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 同署によると、M容疑者は9月1日午後2時45分ごろ、伊達市内の運送業の40代男性宅に電話し、一人で家にいた小学4年生の次男(10)に「母さんの下着があるところは分かるか。取りに行くから家の前で立っていろ」などと指示して住所を聞き出し、約30分後に次男から女性用下着5枚ほどを脅し取った疑いがある。

 M容疑者は「下着が欲しくて伊達市内の電話番号にランダムにかけた。たまたま子どもが電話に出たのでやれると思った」と供述しているという。

知人女性を監禁 現金奪った疑い*札幌で男逮捕
2014.12.05 北海道新聞夕刊全道 

 札幌中央署は5日、逮捕監禁と強盗の疑いで、住所不定、無職S容疑者(30)=恐喝未遂容疑で逮捕済み=を再逮捕した。

 逮捕容疑は10月23日夜~24日朝、当時住んでいた札幌市中央区のマンションで、同市内の20代女性に包丁を突き付け、両手足をネクタイやガムテープで縛り、約12時間にわたり監禁した上、現金約3千円とキャッシュカードなどを奪った疑い。「遊興費で金を使い果たしてしまい、金がなかった」と供述している。

 同署によると、S容疑者は女性が勤める飲食店の客で、マンションに「遊びに来て」などと女性を呼び出したという。同容疑者は奪ったキャッシュカードで現金約6万円を引き出したといい、同署は窃盗容疑でも調べる。
恐喝と強姦容疑で逮捕=熊本
2014.12.03 西部朝刊

 熊本北署は2日、住所不定、無職O容疑者(25)を恐喝と強姦(ごうかん)の疑いで逮捕した。発表では、4月20日午後6時頃、少女(当時16歳)に「借金の保証人になっている」と言って数千円を脅し取り、乱暴した疑い。「覚えていない」と容疑を否認しているという。

元交際相手恐喝の疑い 成田山僧侶を逮捕 成田署
2014.12.02 千葉日報

 成田署は1日、恐喝の疑いで成田山新勝寺僧侶で富里市日吉台4、I容疑者(29)を逮捕した。

 逮捕容疑は11月29日午前3時半ごろ、成田市に住む元交際相手のアルバイト女性(26)に「メールの返信が遅い」などと因縁をつけ同市内のコンビニ駐車場に呼び出し自分の車に乗せ、車内で日本刀のような刃物を示し「これからヤクザの事務所に連れて行く。金をよこせ」と脅し、現金千円とキャッシュカードを奪った疑い。

 同日夕方、女性が千葉県警本部に相談して発覚した。I容疑者は「脅してない。金とカードは借りただけ」などと容疑を否認している。

グリコに脅迫文「毒混ぜる」 怪人28号名乗り現金要求 恐喝未遂容疑で男逮捕
2014.12.01 大阪朝刊 

 製菓会社「江崎グリコ」(大阪市西淀川区)社長宛てに現金を要求し、応じなければ商品の菓子に毒物を混入するという内容の脅迫文を送りつけたとして、大阪府警と警視庁は30日、恐喝未遂容疑で40代くらいの男を逮捕した。男は黙秘しており、住所や氏名は不詳。毒物の混入は確認されていない。

 同日午後5時ごろ、現金受け渡し場所の千葉県の東京ディズニーランド付近に現れ、警戒中の捜査員が身柄を確保。警視庁神田署に任意同行した。一連の「グリコ・森永事件」とは年齢などの点から関連は薄いとみている。

 逮捕容疑は今年10月29日~11月25日ごろ、江崎勝久社長(73)宛ての6通の脅迫文を郵送し、現金を脅し取ろうとしたとしている。

 府警によると、1通目の脅迫文は10月29日に東京都内で投函(とうかん)され、「あれから30年。そろそろお金も尽きてきた。毒入り危険と騒がれたくなければまたお願いするよ」と書かれ、「怪人28号」を名乗っていた。3通目で「現金3千万円を要求する」と金額を提示。4通目では、受け渡し場所としてJR東京駅丸の内南口の改札を指定し「11月23日午後5時に受け取る」としていたが、不審な人物は確認されなかった。

 その後、5通目で「不穏な動きを察知した」と要求額を5千万円に増額。6通目で「11月30日午後5時、東京ディズニーランドの入場ゲート。無線の指示に従え」などと指示した。

 府警と警視庁の合同捜査本部は約150人態勢で警戒。同日午後5時ごろ、JR舞浜駅付近で不審な男を見つけ、身柄を確保した。6通の脅迫文は全てパソコンで作成したとみられ、都内から郵送されていた。

 江崎グリコは「事件の発生以来、警察当局に全面的に協力し、解決に取り組んできた。容疑者が逮捕されたと聞いて、ほっとしている」とコメントした。

                   ◇

【用語解説】グリコ・森永事件

 昭和59年3月の江崎グリコ社長誘拐事件に端を発する一連の食品企業恐喝事件。「かい人21面相」を名乗る犯人グループは、青酸化合物を混入した製品を店頭にばらまくとして、企業に現金などを要求。報道機関には警察を揶揄(やゆ)する挑戦状を送りつけ、「劇場型犯罪」という言葉を生んだ。犯人グループは60年8月に突然、終結宣言。平成12年2月に28件すべての事件で時効が成立、警察庁指定事件で初めて未解決となった。

 示談金をだまし取った疑い
2014.11.23 朝刊 

 【愛知県】中署は詐欺と恐喝の疑いで、熱田区六番2、無職E(47)、同居のアルバイトM(39)、知人で富山市下赤江町、無職S(42)の3容疑者を逮捕したと21日発表した。

 逮捕容疑では、3人は共謀し、M容疑者が中区の歩道で、北区の専門学校生の男性(20)の自転車と接触した交通事故を口実に、6月20日、港区の駐車場で「やくざの知り合いもいる」などと男性を脅迫。同容疑者がけがをしていないのに示談金を要求し、男性の母親(43)=三重県松阪市=から、2回に分けて計13万円をだまし取ったとされる。

 署によると、E、M容疑者は容疑を否認。S容疑者は認めている。

強姦被害装い示談金を脅し取ろうとした疑い 新宿署が2容疑者逮捕 /東京都
2014.11.18 東京地方版/東京

 新宿署は、練馬区早宮2丁目、会社役員O(66)と横浜市神奈川区西寺尾1丁目、同S(31)の両容疑者を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。いずれも「金を要求したつもりはない」と容疑を否認しているという。

 署によると、2人は9月10日ごろ、都内の男性会社役員(48)に電話し、S容疑者が乗用車内でこの男性に強姦(ごうかん)されかけたとする虚偽の話を持ち出して「和解したほうがよろしいんじゃないですか」と、示談金を脅し取ろうとした疑いがある。男性とS容疑者は事件の数カ月前に知り合ったという。

恐喝未遂容疑 モデルら逮捕 「レイプ疑惑」ネット記事送り=東京
2014.11.18 東京朝刊 

 「レイプ疑惑」などと書かれたインターネットサイトの記事を送りつけ、示談金名目で現金を脅し取ろうとしたとして、新宿署は17日、モデルでファンド運営会社社長のS(31)(横浜市神奈川区西寺尾)、金融会社社長O(66)(練馬区早宮)の両容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。

 同署幹部によると、2人は今年9月10日頃、首都圏で焼き肉店などを経営する都内の男性(48)に電話し、「(S容疑者が)車の中で強姦(ごうかん)されかけた件ですよ。和解したほうがよろしいんじゃないですか」と言いがかりをつけた上、男性による「レイプ疑惑」を報じた情報サイトの記事をファクスで送りつけ、示談金として現金を脅し取ろうとした疑い。

 男性は会社経営者らが集まるクルージングパーティーでS容疑者と知り合い、車に同乗したことがあったという。調べに対し、2人は「金は要求していない」と容疑を否認している。

詐欺の指示役、懲役4年判決 未遂と恐喝、秋田の男 /秋田県
2014.11.13 東京地方版/秋田 

 埼玉県で5月にあった特殊詐欺未遂事件をめぐり、知人男性を恐喝したうえで「受け子」役に仕立て、現金の受け取りを指示したとして、詐欺未遂と恐喝の罪に問われた秋田市土崎港東2丁目の無職I被告(23)に対し、秋田地裁は12日、懲役4年(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。

 福士利博裁判官は「常習的犯行の一環。極めて悪質な恐喝を手段として、被害者に現金の受け取り役となることを承諾させた。釈放された受け取り役に口止めするなど狡猾(こうかつ)で、反省の態度も甚だ不十分だ」と指摘した。

 判決によると、I被告は5月、暴力団組員の男と共謀し、秋田市の知人男性(当時22)の顔を数回殴るなどした後、「処刑船がある。体を挟まれてつぶされる。キャンセル料で500万円が必要だ」などと言って、現金100万円を脅し取った。さらに数日後、ほかのメンバーと共謀し、埼玉県深谷市の男性(当時74)に息子を装って「俺だけど。会社の900万円の小切手が入ったかばんを盗まれた」などと電話をかけ、「受け子」役に仕立てた知人男性に指示して現金300万円をだまし取ろうとした。
550万円恐喝容疑などで5人逮捕
2014.11.05 朝刊 

 【愛知県】愛知署などの合同捜査班は4日、恐喝の疑いで、豊明市沓掛町、会社役員K容疑者(43)ら5人を逮捕したと発表した。

 他に逮捕されたのは、K容疑者の妻で飲食店経営のK(53)、豊明市阿野町の会社員T(24)、岡崎市仁木町の同M(49)、同市上里の自営業T(49)の4容疑者。

 逮捕容疑では、5人は8月23日から29日にかけ、T容疑者の店の客だった東郷町の男性(31)が、T容疑者の妻と交際していると言い掛かりを付け、慰謝料名目などで2度に分けて計550万円を脅し取ったとされる。

 署によると、当真、Tの両容疑者は容疑を一部認め、他の3容疑者は否認している。

 恐喝未遂の疑いで3人逮捕
2014.11.01 朝刊 

 【岐阜県】恵那署は31日、恐喝未遂の疑いで、愛知県春日井市坂下町、会社員K(25)と恵那市中野方町、アルバイト店員Y(24)、同市の会社員少年(19)の3容疑者を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑は、10月19日午後7時ごろ、恵那市大井町のコンビニ駐車場で、市内の会社員男性(21)に「無断で仕事を辞めて俺の顔に泥を塗ってくれた」と言い掛かりを付け、130万円を支払う内容の誓約書を書かせて、金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると3人は知人で、男性は以前、少年と同じ会社に勤めていた。K容疑者と少年は容疑を認め、Y容疑者は否認している。

恐喝容疑で女を逮捕=福岡
2014.10.29 西部朝刊 

 筑紫野署は28日、福岡市南区三宅1、建築作業員S容疑者(33)を恐喝容疑で逮捕した。発表では7月上旬、出会い系サイトで知り合った女性に「侮辱した慰謝料を支払って」「約束を破ったら追い込むからな」などとメールを送信し、複数回にわたって計86万5000円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。

「家族みな殺す」 恐喝容疑でホスト再逮捕
2014.10.29 東京朝刊 

 警視庁は28日、恐喝の疑いで、住居不定のホスト、H被告(25)=別の女性への傷害罪などで起訴=を再逮捕した。

 逮捕容疑は、新宿区内の20代の女性方で、女性に物を投げつけ「家族をみな殺す」などと脅し、8月20日、慰謝料名目の示談書などへの署名を強要して計326万円を支払う約束をさせたとしている。

 H容疑者は、別の20代の交際相手の女性を7月に暴行し、重傷を負わせたなどとして、9月に逮捕、起訴されていた。

H容疑者は歌舞伎町のホストクラブに「夜空太陽」の源氏名で勤務。女性らの浮気を疑うなどして暴言や暴行を繰り返したため女性らが警視庁に相談し、一連の事件が発覚した。

「出会い系」悪用 恐喝と監禁疑い 広島西署が6人逮捕
2014.10.25 朝刊 

「出会い系」悪用 恐喝と監禁疑い

広島西署 6人逮捕

 出会い系サイトで知り合った男性から金を脅し取ったとして広島西署は24日までに、いずれも住所不定、無職のN(28)とM(37)、妻で無職増M(59)、江津市松川町長良、無職T(25)、同所、同Y(23)の5容疑者と、広島市佐伯区の高校1年少女(17)を恐喝と監禁の疑いで逮捕した。

 広島西署の調べでは、6人は共謀して9月9日午後10時半ごろ、広島市南区の路上で会社員男性(28)から6千円と自動車(50万円相当)を、翌10日未明に西区の男性の自宅でキャッシュカード1枚をそれぞれ脅し取り、約7時間にわたり監禁。同午後1時ごろ、西区の消費者金融2社で借りさせるなどした計112万円を脅し取った疑い。

 同署によると、少女を除く5人は以前、仕事の関係で顔見知りだった。Y容疑者が出会い系サイトで知り合った男性を呼び出し、6人で囲んで「女を傷つけた」などと脅した。少女は容疑の一部を否認し、他の5人は認めているという。

 現金を脅し取った疑い
2014.10.11 朝刊 

 【三重県】伊勢署は10日、恐喝の疑いで、伊勢市大湊町、無職I容疑者(56)を逮捕した。逮捕容疑によると、9月24日午後7時20分ごろ、同市大湊町の月決め駐車場内で、明和町の男性会社員(30)から6万円を脅し取ったとされる。

 署によると、I容疑者は男性が勤務する市内の自動車販売店で商談中に暴力団との関与を確認されたことに腹を立て、自宅近くまで車で送り届けた男性に「さっきのは何だ」と言いがかりを付けて金を要求した。男性が上司に相談して伊勢署に届け出た。I容疑者は容疑を認めている。

恐喝事案、画像流出 少年犯罪引き金にも 子どもネット利用調査 県教委「親子で利用ルールを」
2014.10.10 朝刊 

 「脅された」「着替えを撮影され流された」―。スマートフォンなどでインターネットを利用する県内の子どもたちが、トラブルに遭遇している。県教委の調査に対し、被害に遭ったとの回答は2割程度だったが、保護者らからは「もっと多いはず。潜在化しているのでは」と不安の声も上がる。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の無料通信アプリLINE(ライン)など、複雑・多様化が進むネット界。県教委は「親子で利用のルールをきちんと決めるなど、保護者が積極的に関わってほしい」と訴える。

危険なサイト

 今月、万引で県内の少年と女子中学生が逮捕され、中学生は県警の調べに「男に言われて盗んだ」と話した。2人が出会ったのは今春。きっかけはスマホのアプリだった。夏休みから2人は頻繁に会うようになり、休み明け以降は学校をさぼりがちに。万引を始めたのもこの頃とみられる。

 出会い系サイトが主流だった児童買春や児童ポルノなどの性犯罪事件は、様変わりしている。県警少年課によると、昨年の被害児童は22人で、過去5年間で最多。しかし、出会い系を介したものはゼロで、全てSNSやゲームサイトなどの「交流サイト」だった。

 何気ないやりとりをするうちに会うようになり、被害に遭うケースが多いという。同課は「保護者が危険性を認識し、フィルタリングの設定など、利用を制限してほしい」とする。

便利さの陰で

 複数の友人と同時に連絡が取れるLINEは、若者を中心に人気のアプリ。今回の調査でも、高校生の96・2%が利用していると回答したが、県教委義務教育課は「閉鎖的な『コミュニティー』では問題も発生しやすい」と危惧する。

 部活動での着替えを撮影して流されたり、「金を持ってこい」とLINE仲間に脅されたりする事案が発生。集合時間を一人だけ知らされないなど、「LINE外し」と呼ばれる嫌がらせの報告もあった。

 高松市の女性(39)は、娘が小学4年生になった今年から、学習に役立てばと子ども向け検索サイトが活用できるよう携帯の制限を一部解除した。「使える範囲をもっと広げたいが、トラブルの可能性を考えると」と悩んでいる。

情報の識別を

 県内の公立小中高校では原則、校内でのスマホなどの利用を禁止し、親子でのルールづくりを呼び掛けている。県高校長協会生徒指導委員長の鶴岡英作香川中央高校長は「学校は生徒がスマホをどう使っているかまで把握できない。管理は保護者にお願いするしかない」と協力を求める。

 情報リテラシー(識別・判断能力)などが専門の黒田勉香川大教育学部准教授は「ネットに絶対的な匿名性はなく、書き込みや画像が流出する可能性を理解していないことがトラブルの原因。学校現場でもっと情報リテラシー教育に取り組むべきだ」と訴える。

 その上で、「ネット上のいじめや嫌がらせは、基本的に実生活の人間関係の延長上にある。教師や保護者が普段から子どもの生活に積極的に関心を寄せていれば、無用なトラブルも回避できる」としている。

元交際相手への恐喝未遂容疑で逮捕=宮崎
2014.10.09 西部朝刊 

 小林署は8日、大分市毛井、配送業Y容疑者(43)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。発表では9月下旬、元交際相手の小林市の会社員女性(26)に復縁を拒否されたことに腹をたて、スマートフォン向け無料通話アプリ「LINE(ライン)」を通じ「50万円用意しろ」などとメッセージを23回送信して脅迫、金を要求した疑い。女性が9月末に同署に相談していた。容疑を認めているという。

 妻盗撮させた男性不起訴
2014.09.20 朝刊 

 大阪地検は十九日、ミニスカートの妻をおとりにして、盗撮をした男性から現金を脅し取ったとして、恐喝などの疑いで逮捕された大阪府茨木市のS会社員(31)と妻でパートのH従業員(21)をいずれも不起訴にした。

 地検は理由を明らかにしていない。

 恐喝未遂の男女逮捕
2014.09.18 朝刊 

 【愛知県】豊橋、蒲郡両署は17日、恐喝未遂の疑いで、豊橋市三ノ輪町の土木作業員、I(23)と豊橋市中原町の無職S(34)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は8月10日午後10時45分ごろ、豊橋市中原町の路上に止めた車内で、豊橋市の男性(25)を「俺はヤクザ関係者だ。利子を付けて100万円、今日中に返せ」などと脅して念書を書かせ、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、I容疑者は容疑を認め、S容疑者は「脅す目的ではなく、お金の問題を円満に解決するためだった」と一部否認している。

 男性が警察に届け出て被害はなかった。I容疑者の交際している女性が、被害者の男性に12万円貸したままになっていることを知り、男性を呼び出したという。

元交際相手を恐喝した疑い=熊本
2014.09.17 西部朝刊 

 熊本東署は16日、熊本市東区新外3、無職T容疑者(40)を恐喝の疑いで逮捕した。発表では、2010年2月26日午後10時15分頃、交際していた女性(当時37歳)に対し、他人を装って「周りに死人が出る。300万円用意しろ」などとメールを送った上で、自宅アパートで300万円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。

暴力団かたった恐喝未遂容疑で逮捕 豊田署 /愛知県
2014.09.12 名古屋地方版/愛知

 豊田署は11日、豊田市水源町2丁目、無職Y容疑者(79)を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。「金を脅し取ろうとしたことはない」などと容疑を一部否認しているという。

 署によると、Y容疑者は7月31日午前11時ごろ、豊田市役所内の会議室で、同市の造園会社役員男性(56)に「俺は元Y組だ。結論的には金だ」などと話し、金を脅し取ろうとした疑いがある。

 Y容疑者は前日、自宅近くで同社の10代のアルバイト女性の体を触るなどのトラブルを起こし、話し合いのため市役所を訪れていたという。署は県迷惑防止条例違反(痴漢)容疑でも調べる方針。

妻にミニスカ姿、盗撮相手を恐喝 大阪、容疑の夫婦ら3人逮捕 【大阪】=続報注意
2014.09.11 大阪朝刊 

 ミニスカート姿の妻を盗撮した相手から現金を脅し取ったとして、大阪府警は10日、大阪府茨木市太田2丁目の会社員、S容疑者(31)と妻のH容疑者(21)らを恐喝容疑などで逮捕したと発表した。

 曽根崎署によると、夫婦は7月6日、大阪・梅田の家電量販店で、H容疑者のスカート内を盗撮した男性会社員(29)に「警察か示談か、どっちや」と迫り、大阪府迷惑防止条例違反(盗撮)罪の罰金上限額として50万円を要求。1万円を脅し取り、49万円を脅し取ろうとした疑いがある。同行した知人の男(30)も逮捕した。

 府警によると、S容疑者は「昨年9月ごろから20回くらいやった。盗撮した人は警察に被害届を出さないと思った」と供述。客を装ったH容疑者がわざと前かがみになり、盗撮を誘っていたという。1年ほど前にH容疑者が盗撮されたことから思いついたと説明しているという。

 今回は会社員が被害届を出したことから発覚した。盗撮行為については相手から仕向けられたとして罪には当たらないと判断した。

 <続報注意>

 大阪地検は2014年9月19日、会社員・Sさんと妻のHさんらを不起訴処分とした。

ミニスカ妻、前かがみ わざと盗撮させ、示談金脅し取る
2014.09.11 大阪朝刊

 ■大阪容疑で3人逮捕「被害に遭い思いついた」

 妻にミニスカートで歩かせ、男性にわざと盗撮させて示談金名目で現金を脅し取ったとして、大阪府警曽根崎署は10日、恐喝容疑などで大阪府茨木市太田、会社員、S容疑者(31)と妻のパート従業員、H容疑者(21)ら3人を逮捕したと発表した。S容疑者は「1年ほど前に妻が盗撮被害に遭って思いついた。これまで20回くらいやった。簡単に金が手に入り癖になった」と供述しているという。

 逮捕容疑は7月6日、大阪市北区の家電量販店でH容疑者のスカート内を携帯電話で盗撮した男性会社員(29)を、見張っていたS容疑者が店外に連れ出し、頭突きをして示談金50万円を要求。1万円を脅し取ったとしている。

 同署によると、H容疑者は当時、ミニ丈のワンピースに白のハイヒール姿。店内で前かがみになる姿勢を繰り返した。

 男性は「横を向くときれいな足があって、思わず盗撮の衝動に駆られた」と話しているという。男性が同署に相談したことから発覚した。

 H容疑者は盗撮されることを想定しており、同署は男性の行為が「人を著しく羞恥させる」という府迷惑防止条例上の盗撮にはあたらないとみている。

 9万6000円脅し取った疑い
2014.09.02 朝刊 

 【愛知県】碧南署は1日、恐喝と窃盗の疑いで、高浜市田戸町2、土木作業員O容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑では7月上旬、高浜市内の知人男性(23)方を訪ね、「殴られたいのか」と男性名義のキャッシュカードを脅し取り、同月10日未明と8月11日朝、それぞれ高浜市内と豊田市内のコンビニの現金自動預払機(ATM)で計9万6000円を引き出したとされる。

 碧南署によると、O容疑者は「金は取ったが、脅してはいない」と恐喝の容疑を否認している。

 元同僚から金を脅し取った疑い
2014.08.31 朝刊 

 【愛知県】蟹江署は29日、恐喝の疑いで福島県二本松市金色久保、アルバイトS容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は2月24日ごろ、無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、蟹江町内の元同僚男性(33)に「暴力団の知人が五体満足では帰さんと言っている」と伝え、名古屋市内の駐車場で30万円を脅し取ったとされる。署によると「生活費として借りただけ」と容疑を否認している。

 15万円脅し取った疑い
2014.08.30 朝刊 

 【愛知県】碧南署などは恐喝の疑いで、いずれも高浜市在住で、ペルー国籍の建築作業員の少年(16)と、無職少年(18)を、29日逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、5月23日深夜、共謀して高浜市内のドラッグストア駐車場で、16歳少年の後輩にあたる同市の男子中学生(15)に「金を出さんと殴る」と脅し、15万円を奪ったとされる。署によると、いずれも容疑を認めている。男子中学生が大金を持っているのを16歳少年が知り、18歳少年に連絡。18歳少年が「取れ」と指示したという。

 元交際女性脅迫でバス運転手を処分 都交通局
2014.08.26 朝刊 

 【東京都】都交通局は二十五日、脅迫罪で有罪判決が確定した都営バス運転手のK主事(49)を懲戒免職にしたと発表した。処分は二十二日付。同局によると、この職員はかつて交際していた女性を脅したとして、六月五日に恐喝未遂容疑で逮捕された後、脅迫罪で起訴されていた。

SOS・なくせストーカー:逗子事件受けスタート、警察―保護観察所連携 再犯防止53件 法務省「一層密に」
2014.08.14 東京朝刊 

 <Stamp Out Stalker>

 2012年の神奈川・逗子ストーカー殺人事件を受け、昨年4月に始まった警察と保護観察所の連携が機能した事例が、今年3月までの1年間で53件に上ったことが分かった。両者の連携の実態が明らかになるのは初めて。警察から保護観察所への通報がきっかけで保護観察対象者の執行猶予が取り消されたケースもあり、法務省の担当者は「対象者が問題行動をエスカレートさせて再犯に及ぶことのないよう、連携を一層密にしていきたい」と話す。

 逗子事件を巡っては、加害者の男は事件の約1年2カ月前、被害女性に対する脅迫罪で保護観察付きの執行猶予判決を受けた。その際、違反すると執行猶予が取り消されることがある「特別順守事項」として、「一切接触しない」と定められていたのに、女性に大量のメールを送りつけていた。

 警察は女性からこの事実を聞いたが保護観察所は把握していなかったため、取り消しは検討されず、事件を防げなかった。そのため警察庁と法務省は昨年4月以降、警察か保護観察所のいずれかが、保護観察付きの執行猶予判決を受けた人が再び迷惑行為などを始めたことを知った場合、もう一方に通報してそれぞれが適切な対処法を講じることにした。

 同省保護局によると、連携した53件のうち警察から保護観察所への通報は43件で、保護観察所から警察への通報は10件。通報された対象者が有罪判決を受けた罪名は、ストーカー規制法違反15件▽DV(ドメスティックバイオレンス)防止法違反7件のほか、「つきまとい行為」が関連している他の罪名(傷害、住居侵入、恐喝など)15件▽その他が16件だった。

 実際の対処例としては、11年に西日本で元妻に対するストーカー規制法違反で保護観察付きの執行猶予判決を受けた50代の男が13年に元妻の自宅マンション通路に侵入し、腕をつかむ事案が発生。地元警察が保護観察所に連絡して男は傷害容疑などで逮捕され、執行猶予が取り消されたケースがあった。また、対象者がメールで再び被害者との接触を図ったため、警察からの通報を受けた保護観察所が本人に厳重注意するなどして問題行動が収まった事例もあった。

 同省保護局の稲葉保・処遇企画官は「警察からの通報を受けた場合も、保護観察所が問題行動の兆候をつかんだ場合も、被害者の保護や再犯防止を図れるよう努力したい」と話している。

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 ■ことば

 ◇保護観察

 刑務所の仮釈放者や少年院の仮退院者、保護観察付きの執行猶予判決確定者、非行少年が、法務省の地方機関である保護観察所の指導監督の下、社会生活を送りながら改善更生を図る制度。更生保護法に基づき、保護観察官や保護司が定期的に面接し、生活や行動を把握して必要な指導をする。対象者は保護観察所に住居地を届け出る義務がある。届け出や順守事項に違反すれば、執行猶予が取り消される場合がある。

LINE使い恐喝した疑い 広島東署逮捕
2014.08.12 朝刊 

広島東署逮捕

 広島東署は11日、広島市東区の中学2年男子(14)を恐喝の疑いで逮捕した。広島東署の調べでは、2日午前9時15分ごろ、同じ中学の3年男子生徒(14)に無料通信アプリLINE(ライン)で「はようこい、20000ね」とのメッセージを送って脅し、同40分ごろに自宅で2万円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。

 同署によると、7月末から「命おまえのもらう」「顔面ぶっとんでいいん?」などとLINEに書き込んでいたという。中3男子の自宅にあった現金が減っているのに母親が気付き警察に届け出た。

恐喝未遂容疑27歳を逮捕=茨城
2014.08.06 東京朝刊 

 無差別殺人事件を起こすことをほのめかし、親類から現金を脅し取ろうとしたとして、那珂署と県警捜査1課は5日、住居不定、無職A容疑者(27)を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表によると、A容疑者は、那珂市に住む親類の女性(49)の自宅門扉の上に「俺の口座に金を振り込め。そうしないと誰でもいいから人を殺す。今後の人生をまともに生きていけない。そうすれば刑務所に行ける」などと書かれたノートを置き、現金を脅し取ろうとした疑い。調べに対し容疑を認め、「金がなかった」と供述しているという。

 女性が2日午前7時頃、ノートを発見し、3日に那珂署に届け出た。県警は証拠品の分析や関係者の聴取などからA容疑者の犯行と断定。県内の現金自動預け払い機(ATM)で口座を確認するA容疑者の姿が防犯カメラに映っていたことなどから、捜索していたところ、5日午後6時頃、ひたちなか市内の個室ビデオ店で発見したという。

中3 470万円引き出す 祖父母口座 恐喝 別の数人も
2014.08.05 朝刊 

 愛知県高浜市の中学三年の男子生徒(15)から多額の現金を脅し取ったとして少年三人が逮捕された事件で、被害者の男子生徒は碧南署などの調べに、同市内などの十~二十代の数人から同様に恐喝され現金を支払ったと話していることが分かった。男子生徒は祖父母の預金口座から確認されただけで四百七十万円を引き出しており、署は被害総額は少なくとも約二百万円に上るとみている。

 逮捕されたのは、同県碧南市のアルバイト少年(18)、高浜市の作業員(16)とアルバイト少年(16)。三人は遊び仲間で、うち一人は男子生徒が通う中学校を卒業し、顔見知りだった。

 逮捕容疑は、男子生徒に「ぼこぼこにされたいか」などと現金を要求し、昨年十一月、高浜市内で二回にわたり、十五万五千円を脅し取ったとされる。「遊ぶ金が欲しかった。パチンコなどに使った」などと容疑を認めている。

 署によると、被害額のうち一万五千円は男子生徒の所持金、十四万円は複数の知人からの借金だった。恐喝はその後も続き、男子生徒は同居の祖父母らが暗証番号の控えとともに保管していたキャッシュカードを使って現金を無断で引き出していた。

 署は今年六月、祖母のキャッシュカードで高浜市内で四十万円を引き出したとして男子生徒を窃盗の疑いで逮捕。調べで、少年らに恐喝されていた疑いがあることが分かった。

600万円恐喝未遂、容疑の社員逮捕 ダイナマイト?使う /宮崎県
2014.08.03 西部地方版/宮崎

 県警捜査1課と日向署は1日、勤め先の会社から600万円を脅し取ろうとしたとして日向市財光寺、採石会社員K容疑者(51)を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。容疑を一部認めているという。

 発表によると、K容疑者は7月31日午前4時半ごろ、会社の出入り口に「ダイナマイト6本を預かっている。600万円を宮崎市内に持ってくること」などと書いた文書と、ダイナマイトのようなもの1本が入った袋を置き、現金を脅し取ろうとした疑いがある。K容疑者は1日朝、日向署に出頭した。ダイナマイトは今後鑑定するが、本物の可能性があるという。

知人を脅し、暴行した疑いで逮捕 山口署 /山口県
2014.07.30 西部地方版/山口

 (山口署発表) 29日、下関市前勝谷町の土建業N(29)、同市熊野西町の会社員K(29)、防府市植松の会社員Y(28)の3容疑者を恐喝未遂と傷害の疑いで逮捕。先月15日、山口市内などで知人男性に対し「お前を埋めるぞ」などと言って金銭を要求、殴る蹴るなどの暴行を加え、全治10日ほどのけがを負わせた疑い。

17歳少女264万円恐喝
2014.07.24 日刊スポーツ 

 埼玉県警東松山署は22日、恐喝の疑いで入間郡の職業不詳の少女(17)を逮捕した。逮捕容疑は、県内の無職女性(44)から現金計約264万円を脅し取った疑い。東松山署によると、少女は昨年5月~今年2月、中学時代の友人の母親に「お前の娘がうそのメールを送ったことで、やくざに金を要求されている。金を払ってほしい」などと脅し、計13回にわたって現金を脅し取った。少女は調べに対し、「やくざという言葉で脅して現金を取った」などと供述しているという。

【潜む悪意 サイバー攻防の最前線】(中)インフラ 高まる脅威
2014.07.20 大阪朝刊 

 世界の各都市で水道プラントの制御システムがサイバー攻撃を受け、水の供給がストップ、同時多発的に都市が大混乱に陥る-。小説のような話だが、陸、海、空、宇宙と並び「第5の戦場」とも呼ばれるサイバー空間では実際にありうるシナリオだ。

 その現実性を見せつけた出来事がある。情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」(東京)が昨年、前例のない実験を行った。8カ国12都市で模擬水道プラントを作り、仮想の制御システムをインターネットに接続、サイバー空間にさらしてみたのだ。

 実験はもちろん非公表。にもかかわらず、間もなく何者かが模擬制御システムを見つけ出し、サイバー攻撃を仕掛けてきた。実験は4カ月間続けたが、74回の攻撃のうち10回で制御システムへの侵入を許し、ロシア、中国、日本、アイルランドの4カ国にあるプラントで、システムが敵の管理下に置かれ、給水機能を失ったところもあった。発信元を調べると、ロシアや中国から自国を攻撃するケースが多くを占めた。

 過去、特定の国や企業が狙われた大規模なサイバー攻撃が起こるたび、政府や軍レベルの関与が取り沙汰されてきた。中でも中国は機密情報を盗み出すため、サイバー攻撃を繰り返しているといわれ、中国人民解放軍のサイバー攻撃部隊「61398部隊」の将校5人が今年5月、米司法当局に起訴されている。

 今回の実験で攻撃者の正体は不明だが、高度な能力を備えた組織をうかがわせた。トレンド社広報担当の高橋昌也(31)は「攻撃者には重要インフラは魅力的な攻撃目標だ」と指摘、金銭目的からテロまで広範な可能性を示唆する。

 「制御システムを“人質”に取れば、恐喝の材料になるし、敵国やライバル企業への妨害にも使える」

                   ◇

 実験の背景には重要プラントに対する脅威が急速に高まっている現状がある。きっかけは2010年、イランで起きた事件だった。

 同国の核開発施設でプラントを制御するコンピューターが「スタックスネット」というウイルスに感染、制御システムのプログラムを書き換え、ウラン濃縮に欠かせない遠心分離器を停止に至らしめたのだ。

 イランの核開発を大きく遅らせたとされるこの事件。サイバー攻撃でプラントに致命的なダメージを与えた初のケースとされ、米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者は独誌のインタビューに米国やイスラエルの関与を明言している。

                   ◇

 市民生活をマヒさせかねないインフラへの攻撃。それを実現可能にしたのは、皮肉にもコンピューター技術の進歩だった。

 重要インフラでコンピューター制御が普及したのは1970年代。当時、基本ソフト(OS)は企業ごとに独自のものが使われたが、その後コストを抑えるためウィンドウズなどのOSが一般化。近年は効率化をさらに進めるため複数のプラントの制御システムをネットに接続、一括管理する方法が潮流となった。

 しかし-。独立行政法人「情報処理推進機構」(東京)の担当者は「汎用(はんよう)性が高いOSだと、セキュリティーの欠陥情報が得やすくなる」と指摘。ネット接続の拡大は「インフラ全体の安定運用には有効だが、世界中どこからでも攻撃できる環境を提供することにもなった」という。

 関係省庁が参画し、日本のセキュリティー対策の方向性を決める「情報セキュリティ政策会議」。今月10日の会議では民間の重要インフラ事業者へのサイバー攻撃は前年度から2倍近く増え133件に上ったと報告された。もはやインフラ攻撃は海外や実験での出来事ではない。

 インフラ事業者などでつくる技術研究組合「制御システムセキュリティセンター」理事長、新誠一の言葉には、サイバー攻撃と対峙(たいじ)する覚悟がにじみ出る。

 「インフラに携わる政府機関やあらゆる民間企業は標的になりうるが、完璧な対策、根本的な解決はありえない。防御する側が対策を講じれば、攻撃者はそれを乗り越えようとするからだ。私たちは終わりのない戦いの中にある」(敬称略)

<ニュースダイジェスト>【恐喝の疑いで逮捕】
2014.07.20 朝刊 

 【恐喝の疑いで逮捕】▼19日、県央部の無職少年(16)。18日午後7時20分ごろ、五城目町の路上で、自転車で通り掛かった男子中学生を呼び止め、財布を取り上げて現金1万円を脅し取った疑い。(五城目署)

みかじめ料恐喝で懲役3年6月を求刑=中部
2014.07.19 中部朝刊 

 飲食店経営者からみかじめ料を脅し取ったとして、恐喝罪に問われたY組K会直系組長の無職M被告(59)(名古屋市中村区)の公判が18日、名古屋地裁で開かれた。検察側は論告で「暴力団を誇示した極めて悪質な犯行」として、懲役3年6月を求刑。弁護側は「言葉による脅しも、みかじめ料の要求もない」と無罪を主張した。次回に弁護側が補充の立証をして結審する見通し。
 「証拠が不十分」 男性を不起訴に 鈴鹿の恐喝事件
2014.07.10 朝刊 

 【三重県】津地検は九日、おいから七千万円を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕、送検されていた四日市市川原町の無職男性(66)を嫌疑不十分で不起訴とした。「犯罪を認定すべき証拠が不十分」と説明している。

 電気工事会社の社長を務めるおいからの告訴を受け、鈴鹿署が六月に逮捕した。男性は「金は受け取ったが脅していない」と容疑を否認していた。

 おいが七千万円の返還を求めた民事訴訟では、津地裁は十二年七月、恐喝行為を認定して男性に全額の支払いを命じる判決を出し、確定している。おいの代理人弁護士は取材に「地検の決定は裁判所の認定事実に反しており到底承服できない。検察審査会への審査申し立てを検討したい」と話した。

 自営業者を脅した疑い
2014.07.09 朝刊 

 【岐阜県】岐阜羽島署などは8日、恐喝の疑いで、岐阜市長森本町1、Y組系暴力団組長T(65)と、羽島市上中町、同組員のK(50)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は、1月下旬、羽島市内の喫茶店で同市の自営業男性(68)に対し、暴力団の威力を背景に「(金が)今月入っとらんやないか。いつまでに払うんや」などと脅し、2月と3月にそれぞれ5万円ずつ振り込ませたとされる。

 署によると、2人とも容疑を否認している。男性と両容疑者には金の貸し借りがあったとみられる。

恐喝などの疑い=茨城
2014.06.25 東京朝刊 

 水戸署は24日、水戸市、建築作業員少年(17)と同市、私立高校3年の男子生徒(17)を恐喝や暴力行為等処罰法違反などの疑いで逮捕した。

 発表によると、2人は昨年9月22日午後10時25分頃、同市千波町の駐車場で、無職少年(17)に「9万円を払うか、ここに埋められるかどっちだ」などと脅して殴る蹴るの暴行を加え、同23日午前4時半頃、別の駐車場で、当時県立高校2年だった無職少年(17)の首を絞め、2000円を脅し取った疑い。

 逮捕された2人のうち、男子生徒は容疑を認めているが、建設作業員少年は「金を脅し取ってはいない」と容疑を一部否認している。

中1の母を恐喝 容疑の女再逮捕 身代金目的誘拐事件=阪神
2014.06.19 大阪朝刊

 尼崎市で5月、中学1年の女子生徒(12)が身代金目的で誘拐された事件で、尼崎南署は18日、身代金目的拐取容疑で逮捕した同市の無職女(45)が女子中学生の母親から100万円を脅し取っていたとして、恐喝容疑で再逮捕した。女は容疑を否認しているという。

 発表によると、女は3月18日午後1時頃、女子生徒が娘のぬいぐるみにいたずらしたことに腹を立て、生徒の母親(44)を自宅に呼び出して「知り合いにやくざがいる」などと言い、100万円を脅し取った疑い。

 母親はこれ以外に、6回にわたって女から約200万円を脅し取られたと訴えており、同署は余罪を追及する。

 30万円脅し取った疑い
2014.06.19 朝刊 

 【岐阜県】高山署は18日、恐喝の疑いで高山市花里町、美容院経営A容疑者(39)を逮捕した。逮捕容疑では高山市の自動車販売業の男性(32)に対し、営業を妨害すると脅し、3月6日ごろに30万円を銀行口座に振り込ませたとされる。

 高山署によると、A容疑者は2年ほど前、男性に自分の車を380万円で売ることになったが破談。別の業者に350万円で売った後、30万円を男性に要求したという。A容疑者は「金は受け取ったが脅していない」と否認している。

恐喝事件で共犯 容疑の被告逮捕=大阪・続報注意
2014.06.17 大阪朝刊 

 寝屋川署が4月、20歳代女性を誤認逮捕した恐喝事件で、同署は16日、今月5日に逮捕した女の共犯として住居不定、無職Y被告(41)(起訴)を恐喝容疑などで逮捕した。「一緒にいたが、関わっていない」と容疑を否認しているという。

 同署によると、Y被告は大阪市港区、飲食店アルバイトN容疑者(29)と共謀。1月24日、大阪市内のゲームセンターで知り合った20歳代の男性に言いがかりをつけ、携帯電話2台とタブレット端末1台を契約させて脅し取るなどした疑い。携帯電話などはその後、同市内のリサイクル店で転売されていた。

 Y被告は今年2月、同市内の飲食店の更衣室に侵入し、現金などを盗んだとして窃盗容疑などで逮捕、起訴されていた。

 [続報]

 2014年6月27日付大阪朝刊27面

 =無職男性を不起訴に 恐喝誤認逮捕事件=大阪

誤認逮捕の恐喝事件 新たに1人を逮捕 恐喝と強要容疑
2014.06.17 大阪朝刊

 スマートフォンなどを脅し取ったとする恐喝事件で女性が誤認逮捕された事件で、寝屋川署は16日、恐喝と強要容疑で、新たに住所不定、無職、Y被告(41)=別の建造物侵入と窃盗罪で起訴済み=を逮捕した。

 逮捕容疑は、知人のN容疑者(29)=恐喝、強要容疑で逮捕=と共謀し、今年1月24日、大阪市内のゲームセンターにいた20代男性に因縁を付け、携帯電話店でスマホ2台とタブレット端末1台を契約させ、脅し取ったなどとしている。

 同署によると、N容疑者が男性に因縁を付ける際「怖いお兄ちゃんを呼ぶ」などと言い、Y容疑者を呼び出したとされる。Y容疑者は合流したことは認めているが、「(恐喝には)関わっていない」と容疑を否認しているという。

 事件では、被害男性の母親がN容疑者に電話をした際、無関係の女性をかたったため、同署は4月、この女性を恐喝容疑で逮捕。しかし、無関係であることが分かり、逮捕から約6時間後に釈放した。

110万円脅し取る 容疑で5人逮捕=石川・続報注意
2014.06.15 東京朝刊 

 金沢東署と県警組織犯罪対策課は14日、野々市市稲荷、人材派遣業M容疑者(37)ら5人を恐喝の疑いで逮捕したと発表した。他に逮捕されたのは、金沢市米泉町、建設作業員S(44)、同市近岡町、型枠大工Y二(30)、同市出雲町、自動車販売業A(38)、白山市相木町、会社員K(36)の4容疑者。

 発表によると、5人は4月30日と5月1日、A容疑者の会社事務所で、いずれも金沢市で20歳代のアルバイトと会社員の男性に「自動車売買で損害を受けた」などと言いがかりをつけ、「おまえの身柄を売るぞ」と、2人から現金計110万円を脅し取った疑い。5人は容疑を否認している。

 [続報]

 2014年7月3日付東京朝刊29面

 =恐喝罪で2人起訴=石川

 「出会い系」強盗 新たに3人逮捕 恐喝容疑
2014.06.13 朝刊 

 【愛知県】出会い系アプリを悪用し、少年らが強盗を繰り返していたとされる事件で、名古屋・緑署などは、恐喝の疑いで、西尾市米津町宮浦、会社員K(21)、本籍知立市、無職M(20)の両容疑者と岡崎市の少女(16)を新たに逮捕し、ともに二十歳の無職の男二人=犯行時は未成年、強盗致傷罪などで起訴=を再逮捕した。十二日に発表した。

 容疑は、五人は共謀し、昨年十一月二十九日午後八時三十五分から九時半ごろの間、おとり役の少女がアプリで誘い出した大府市の男性会社員(29)を車に乗せて半田市のホテルから工場の駐車場へ移動。三万三千円を脅し取り、さらにコンビニの現金自動預払機(ATM)で引き出させた四十万円や、キャッシュカードを奪ったとされる。緑署によると、五人とも容疑を認めている。

 県警は、男らが同様の手口で行った強盗致傷事件など計六件を立件し、捜査を終結した。

自宅改装費122万円 知人脅し払わせる  高知署 容疑の男逮捕
2014.06.12 朝刊 

 知人を脅して自宅の改装費を支払わせたとして、高知署は11日、恐喝容疑で高知市、無職、A容疑者(40)=器物損壊と恐喝罪で起訴済み=を逮捕した。「脅すつもりはなかった」と否認しているという。

 逮捕容疑は、2013年1~8月、同容疑者宅の改装工事3回分の代金計約122万円を、同市内の知人男性(40)から「請求書を回すからちゃんと払わんと許さんぞ」などと言って脅し取った疑い。

 同署によると、同容疑者は4月、この男性の車を傷つけたとして共謀した知人2人と共に逮捕された。5月にも、この男性から現金を脅し取ったとして再逮捕されていた。

 同容疑者と被害男性は10年ごろに仕事を通じて知り合い、昨年ごろから同容疑者が男性に対して暴力を振るったり、脅したりするようになったという。

交際女性脅した疑い=熊本
2014.05.28 西部朝刊 

 熊本東署は27日、益城町辻の城、無職E容疑者(25)を恐喝の疑いで逮捕した。発表では、昨年10月14日午前7時半頃、熊本市東区の駐車場で、交際していた飲食店経営の女性(40)に対し、女性が公開されると困る写真を見せながら、「印刷すればまだあるぞ」などと言って、約3万5000円を脅し取った疑い。

知人女性に恐喝未遂の疑い、男逮捕 上越署 /新潟県
2014.05.25 東京地方版/新潟 

 上越署は24日、東京都八王子市子安町の自称会社員、K容疑者(34)を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。「金を借りようとしただけで脅してはいない」と容疑を否認しているという。

 署によると、K容疑者は5月11日から19日にかけて、上越市内に住む20代の知人女性に数回にわたり「俺を敵に回さない方がいい」などと記したメールに女性の裸体の画像を添付して送りつけて脅迫し、現金250万円を脅し取ろうとした疑い。2人は4年ほど前にオンラインゲームを通じて知り合ったという。

200万円恐喝容疑、派遣社員を逮捕 岡崎 【名古屋】
2014.05.20 名古屋朝刊 

 知人から現金200万円を脅し取ったとして、愛知県警は19日、同県岡崎市中村町、派遣社員T容疑者(23)を恐喝容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 岡崎署によると、T容疑者は今年2月17日夜、市内の男性会社員(23)を自宅アパートに呼び出し、「俺の良くないうわさをしただろう。知り合いのやくざが怒っている」などと脅し、200万円を払わせた疑いがある。その後も6回にわたって計約800万円を脅し取っていたといい、同署が調べている。

女性スタッフを恐喝した疑いで逮捕 戸畑署 /福岡県
2014.05.19 西部地方版/福岡 

 (戸畑署発表) 18日、北九州市小倉南区富士見2丁目、派遣型風俗店経営K容疑者(40)を恐喝未遂の疑いで緊急逮捕。17日午後10時15分ごろ、小倉北区馬借1丁目の事務所で、スタッフの女性(24)が勝手に店をやめたとして「罰金を払わなければ親にばらす」などと脅し、100万円を支払う念書を書かせた疑い。「反省を促すため(念書を)書かせたが、本気で金を受け取るつもりはなかった」と否認しているという。

カメラで少女監視…JKリフレ、児童福祉法違反容疑で初の摘発
2014.05.14 サンスポ 

 女子高生らが個室で客にマッサージをする「JK(女子高生)リフレ」と呼ばれる店で、18歳未満の少女をカメラなどで監視下において働かせたとして大阪府警少年課は13日、児童福祉法違反(有害支配)の疑いで、経営者のM容疑者(48)ら3人を12日に逮捕したと発表した。これまでJKリフレ店の摘発は労働基準法違反容疑が適用されていた。より罰則が重い児童福祉法違反容疑での摘発は全国で初めてという。

 M容疑者らの逮捕容疑は2013年12月~14年3月、大阪市淀川区の「萌(も)えエステ メイドの手」で、ミニスカートを着用させ、個室で下着姿の男性客にマッサージをさせるなどの目的で、当時高校2年の女子生徒(17)を支配下に置いた疑い。

 少年課によると、同店は受付のすぐ脇が少女らの待機室になっており、遠隔操作できる監視カメラを設置。少女らには勝手な外出を禁止していた。また、壁には「ペナルティー」と書かれた紙がはられており、「罰金」として、無断欠勤で平日3000円、休日5000円、遅刻や早退は30分ごとに500円を徴収。一方、少女の報酬は時給800円と指名料2000円の50%(1000円)だったという。

 同店の料金は、客があおむけになっての上半身と足のマッサージが60分6600円など。わいせつ行為は禁止だが、少女の1人は事情聴取に「客に下半身を触られ、店に助けを求めたら『我慢しろ』といわれた」と話しているという。

 「客は紙パンツ1枚で寝転び、少女は透け透けの衣装を着させられていた。わいせつ行為をしようとする客がいてもおかしくはないし、店も『とにかく指名を取れ』と少女らにハッパをかけていたようだ」と捜査幹部は説明した。

 同店が入っているビルの上階には撮影スタジオも設置。別料金で、客に少女らのコスプレ姿も撮影させていた。12日の家宅捜索で、府警少年課はセーラー服など100点以上を押収した。

 JKリフレは、少女らを有害な業務に就かせたとする労働基準法違反容疑での摘発が続いていた。府警は今回、同店が女子高生らを有害な仕事をさせるために支配下においていたと判断。同容疑より罰則の重い児童福祉法を全国で初めて適用した。

 M容疑者は「カメラは監視ではなく、売上金の着服を防ぐため」と容疑を否認。ほかに逮捕された従業員のY容疑者(45)、店長のO容疑者(23)は容疑を認めているという。

■労働基準法と児童福祉法

 労働基準法では危険有害業務の就業制限についての規定があり、第62条2項で「満18歳未満の者を、福祉に有害な場所における業務に就かせてはならない」などとしている。罰則は、6月以下の懲役または30万円以下の罰金。一方、児童福祉法では第34条1項9号で、「児童の心身に有害な影響を与える行為をさせる目的をもつて、これを自己の支配下に置く行為」を禁止している。罰則は3年以下の懲役または100万円以下の罰金またはその両方、と重くなる。

■「JK」にまつわる事件簿 

 ★全国初の摘発(2013年1月) 個室で男性客に添い寝などをさせたとして、警視庁が労働基準法違反の疑いで東京・秋葉原のJKリフレ17店を家宅捜索し、働いていた少女115人を保護。後に店長や経営者ら4人を逮捕

 ★恐喝(13年10月) JKお散歩を利用した男性(49)から30万円を脅し取ったとして警視庁は恐喝の疑いで経営者の男(25)と少女(17)を逮捕。「少女の手を触った」などと因縁をつけたという

 ★下着購入(13年10月) JKお散歩で働く女子高生から下着を買うなどしたとして、警視庁は都青少年健全育成条例違反の疑いで会社員の男(30)を逮捕。一緒に散歩した女子高生の下着を1万8000円で買い、自分の下半身を触らせたという

 ★プロレス(14年4月) 女子高生に体が密着するプロレス技をかけるサービスをさせたとして、神奈川県警は労働基準法違反(危険有害業務の就業制限)の疑いでJKリフレ経営の男(36)を逮捕。1番人気は「首4の字固め」だった

ウナギ取引巡り、恐喝未遂の疑い 宇和島署が2人逮捕 /愛媛県
2014.05.13 大阪地方版/愛媛 

 国産ウナギの取引をめぐって現金を脅し取ろうとしたとして宇和島署は12日、宇和島市川内、指定暴力団Y組系組幹部のM容疑者(50)ら2人を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。2人は「脅してはいない」と否認しているという。

 ほかに逮捕されたのは松山市祇園町、無職N容疑者(49)。署によると、2人は2月26、27の両日、稚魚の取引を仲介している宇和島市の住宅建設業の男性(57)に購入を持ちかけたうえで、「稚魚のサンプルを1キロ50万円でそろえ、あとで100キロを用意しろ。出来なかったら違約金300万円を取る」と脅した疑いが持たれている。100キロなら5千万円相当になり、男性は2人が購入資金を用意できないとみて届け出た。署は、2人が無理な契約を示して違約金名目で金を脅し取ろうとしたとみて調べている。
秋葉原で現金恐喝容疑の3人を逮捕
2014.05.13 東京朝刊 

 秋葉原で通行人から現金を脅し取ったとして、警視庁少年事件課は、恐喝容疑で、さいたま市大宮区三橋、アルバイト、T容疑者(20)ら3人を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認め、「けんかが弱い金持ちが多いと思い、秋葉原を狙った」と供述している。

 逮捕容疑は昨年12月31日午後6時ごろ、千代田区外神田の路上で、横浜市の男性会社員(28)に因縁をつけ、腹や顔を殴る蹴るなどした上、運転免許証を撮影して「警察に言ったら家に乗り込むからな」と脅迫し、現金25万円を脅し取ったとしている。

 男性会社員は「周りに人はいたが、誰も助けてくれず、通報もしてくれなかった」と話しているという。

恐喝未遂容疑で緊急逮捕=富山
2014.05.12 東京朝刊

 富山中央署は11日、富山市婦中町下轡田、自称会社員N容疑者(38)を恐喝未遂の疑いで緊急逮捕したと発表した。逮捕は10日。発表によると、N容疑者は9日、2年ほど前まで交際していた富山市の会社員女性(30)の実家の郵便受けに、「慰謝料をお願いします。連絡がない場合、親に話をしに行く」などと書いた手紙を入れ、現金を要求した疑い。容疑を認めているという。

情報抜き取りアプリ 男を恐喝などで起訴=千葉
2014.05.10 東京朝刊 

 スマートフォンの情報がウイルス(不正アプリ)で抜き取られ、その情報をもとに現金が脅し取られた事件で、千葉地検松戸支部は9日、恐喝などの容疑で逮捕された自営業S容疑者(43)について、不正指令電磁的記録供用罪と恐喝罪で千葉地裁松戸支部に起訴した。恐喝容疑で逮捕された会社役員K被告(45)(有印私文書偽造・同行使罪などで起訴)については、処分保留とした。

910万円恐喝容疑で逮捕=宮崎
2014.05.09 西部朝刊

 県警は8日、都城市花繰町、会社役員I容疑者(67)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、I容疑者は2007年7月下旬から同10月下旬までの間、自宅敷地内の事務所で、同市の知人男性に、貸した金の利息を口実に「自宅や事務所に行って騒動するぞ」などと言って計約910万円を脅し取った疑い。「金は受け取ったが、脅していない」と否認しているという。

監禁女性から500万円恐喝容疑、男を再逮捕
2014.05.06 大阪朝刊 

 自宅に監禁した知人女性(63)から現金500万円を脅し取ったとして、兵庫県警兵庫署は5日、恐喝容疑で、神戸市中央区北本町通の無職、M容疑者(80)を再逮捕した。「500万円という大金は見たことない」と容疑を否認しているという。逮捕容疑は、3月31日に自宅で「殺すぞ。500万円出せ」などと女性を脅して誓約書を書かせたうえ、4月7日、奈良県内の金融機関の窓口で、女性の口座から現金500万円を引き出させ、自らの口座に入金させたとしている。M容疑者は4月14日、この女性を2カ月間自宅に監禁したとして、監禁容疑で逮捕されていた。

アプリで情報盗み恐喝*千葉県警*容疑の札幌の男ら逮捕
2014.04.19 北海道新聞朝刊全道 

 千葉県警は18日、不正アプリでスマートフォンから個人情報を抜き取り、現金を脅し取ったとして恐喝の疑いで、福岡県太宰府市青山1、自営業S容疑者(43)と札幌市中央区南3西1、会社役員K容疑者(45)を再逮捕した。

 逮捕容疑は昨年12月、大阪府の男性(29)に無料通信アプリLINE(ライン)を通じて、スマホの個人情報を抜き取る不正アプリを送付。電話帳データを抜き取った後、女性を装ってわいせつな行為を見せ合うことを持ち掛け、動画を送信させて「知人にばらまかれたくなければ金を払え」と脅し、20万円を振り込ませた疑い。

 県警によると、S容疑者は「中国で仲間とやった」と容疑を認め、K容疑者は否認している。2人は出会い系サイトで知り合った男性数十人から、少なくとも500万円を脅し取ったとみられる。

 県警は、中国人中心の犯行グループが関与した可能性があるとみて調べている。

 県警は今年3月、別の恐喝事件でS容疑者を逮捕。K容疑者は詐欺未遂などの疑いで、警視庁に逮捕されていた。

友人から30万円脅し取った疑い 山陽小野田署、逮捕 /山口県
2014.04.16 西部地方版/山口

 (山陽小野田署発表) 15日、宇部市東須恵の無職S容疑者(20)を恐喝の疑いで逮捕。昨年11月6日、友人男性(20)を自宅に呼び出して包丁で脅し、同市内のコンビニエンスストアの駐車場で現金30万円を脅し取った疑い。S容疑者は「借りただけ」と話している。

恐喝容疑18歳逮捕*別の事件の呼び水か
2014.04.15 北海道新聞朝刊全道

 【千歳】千歳市内で3月、コンビニエンスストアの強盗未遂容疑で逮捕された無職少年(18)が、約半月前に同じ高校の同級生から恐喝され、金に困った末に強盗しようと思い立ったと供述していることが、千歳署への取材で分かった。同署は14日、恐喝の疑いで、この元同級生の無職少年(18)を逮捕した。

 恐喝の逮捕容疑は2月28日午後1時25分ごろ、同じ高校に通っていた無職少年がメールを返信しなかったことに因縁をつけ、同市北光の公衆トイレ内で現金5千円を脅し取って顔面を殴るなどしたほか、同日午後4時ごろ、恵庭市のJR恵み野駅で、さらに現金3万5千円を脅し取った疑い。

 被害者の少年は3月17日に千歳市内のコンビニで男性店員に包丁をみせて「金を出せ」と脅し、強盗未遂容疑で逮捕された。同署によると、少年は逮捕後、「金が欲しかった」と供述しており、恐喝事件との関連を調べている。
暴力団トラブル、不当要求 集中相談窓口を設置 北九州など県内4か所=北九州
2014.04.13 西部朝刊

 暴力団とのトラブルや不当要求に関する集中相談窓口が12日、県内4か所に設置され、弁護士や県警捜査員が相談に応じた。

 集中相談は、県暴力追放運動推進センターなどが主催し、年2回(4、11月)、窓口を設置している。北九州、福岡、飯塚、久留米の4か所で計13件の相談が寄せられ、うち北九州市役所に設けられた窓口には6件の相談があり、弁護士らが解決のための方策について助言した。

 暴力団に関する相談については、同市安全・安心相談センターが市役所内に常設窓口を設置。昨年度は約200件の相談が寄せられたという。

 恐喝や強要を受けた被害者が報復を恐れて警察に届け出なかった結果、要求がエスカレートするケースも多く、同センターの担当者は「傷口を広げる前に、法的な解決を図ることが大切。少しでも不安を抱えている人は相談してほしい」と話している。

恐喝未遂容疑で逮捕=愛知
2014.04.06 中部朝刊

 千種署は5日、名古屋市昭和区元宮町、風俗店店長N容疑者(27)を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表によると、N容疑者は3月29日午前3時半頃、体験入店していた春日井市のアルバイト女性(19)が接客中に客から1万円を盗んだと因縁をつけ、「店の決まりで500万円の罰金だぞ」などといい、まず100万円の借用書を書かせ、脅し取ろうとした疑い。女性は怖くなり、同署に届け出て発覚した。N容疑者は「借用書は書かせたが、脅していない」と否認しているという。

詐欺撲滅へ特殊捜査室=埼玉
2014.04.02 東京朝刊 

 多発する振り込め詐欺に対応するため、県警は1日、特殊詐欺捜査室を捜査2課内に設置した。検挙と対策の両方を担っていた振り込め詐欺(恐喝)総合対策本部に代わり、41人態勢で詐欺グループの摘発や解体を目指す。

 最近は振り込め詐欺だけではなく、ギャンブル必勝法を提供することを持ちかけて金をだまし取る事件も増加している。同室は、被疑者の供述や被害相談などから手口の傾向を分析するほか、アジトなどの情報を収集し犯行グループの撲滅につなげる。県警の各部や各署と連携してだまされたふりをして検挙することも進める。

 同日の発足式では、杵淵智行本部長が「背後組織を見据えた捜査を行い、犯行グループの実態解明と徹底した検挙を推進していただきたい」と訓示。坂本雅彦室長は「関係各部門の緊密な連携を通じ能力を最大限発揮する」と決意表明した。

 偽装結婚口実に恐喝の疑い
2014.03.28 朝刊 

 【滋賀県】草津署などは27日、恐喝の疑いで、甲賀市水口町山の自営業、I容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年6月27日ごろ、甲賀市内の男性(32)=電磁的公正証書原本不実記録・供用の罪で起訴=に、偽装結婚の口止め料として「人生終わりにしたる。300万今すぐ現金で渡せ」などと言い、3回にわたり計300万円を脅し取ったとされる。容疑を認めている。

 署によると、I容疑者はこの男性とインドネシア人女性(33)の偽装結婚で、共謀して虚偽の婚姻届を甲賀市役所に提出したとして起訴されている。

個人情報:廃棄PCに500人の情報 800万円で買い取りを オークション落札者要求--鹿児島・日置市
2014.03.19 西部朝刊 

 鹿児島県日置市職員労働組合(太田昭一郎委員長、約370人)の組合員ら約500人の住所や給与明細、口座番号などの個人情報が外部に流出したことが分かった。個人情報が入っていたとみられるパソコンがインターネットオークションで売却され、購入した男性が買い取りを求めてきたため発覚した。買い取り価格は総額約800万円。労組は県警日置署に相談すると共に、パソコンを処分した業者への損害賠償請求も検討している。

 2012年7月、労組がパソコンを新機種に更新した際、納入業者に古いパソコン2台の廃棄を依頼。うち1台には、05年以降の組合員や元組合員、退職者の氏名、住所、電話番号、口座番号などが書かれた一覧表や、労組事務所職員の給与明細などの個人情報が入ったままだった。

 その後、13年11月中旬になって、男性1人が事務所を訪れ、「オークションでパソコンを買ったらデータが入っていた。データ1件1万円でどうか」と太田委員長に買い取りを要請。労組側の計算では、約500人分のデータは総額約800万円になる。その後も男性から10回程度、電話で買い取り打診があったが、労組は購入を拒否。12月になると、組合員や市議に対し、流出データや労組の不手際を指摘する手紙計約50通が届いたという。

 労組に対しパソコン納入業者は「古いパソコンは責任を持って処分する」との口約束を交わしていたが、具体的な処分方法までは決めていなかった。業者側はインターネットオークションでパソコンを売却したことは認めたが、「パソコン内蔵のハードディスクは外して出品した」と主張しているという。

 個人情報の取り扱いに詳しい武藤糾明弁護士(福岡県弁護士会)は「パソコンや携帯電話を転売する際はデータを完全に消去するか、業者ときちんと契約を交わす必要がある。一方、非常に高額で情報を買い取るよう要求することは恐喝未遂罪に当たる恐れがある」と話している。

 労組の井上建三書記長は「処分を依頼する際に不備があった。今後は業者とデータ消去に関する契約を結ぶなど、適切な対応を取る」と話している。

 少年ら5人再逮捕 出会い系アプリ利用強盗致傷容疑
2014.03.06 朝刊 

 【愛知県】出会い系アプリを利用した少年らが金を脅し取っていたとされる事件で、名古屋・緑署などは五日、強盗致傷の疑いで、みよし市や安城市などに住む二十~十六歳の男女五人を再逮捕した。五人のうち、無職の男(20)=恐喝と窃盗罪で起訴=と無職少年(19)は四回目、他の三人は三回目の逮捕。

 容疑では、五人は共謀し、昨年十二月十四日未明、おとり役の少女が名古屋市熱田区内に誘い出した同市守山区の男性会社員(29)を、他の四人が取り囲んで同市昭和区の駐車場へ車で移動。脅迫して近くのコンビニの現金自動預払機(ATM)で現金を引き出させるなどして三十八万円を奪い、顔を殴ってあごの骨を折る三カ月のけがを負わせたとされる。

 緑署によると、五人とも「宿泊代や食事代が欲しかった」と容疑を認め、さらに数件の犯行に及んだと供述しているという。

2150万円恐喝容疑=新潟
2014.02.25 東京朝刊 

 接触事故を偽装して多額の現金を脅し取ったとして、新潟西署は24日、千葉県の男ら4人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 逮捕されたのは、千葉県松戸市新松戸、歯科技工士S(24)、福島県鏡石町本町、歯科技工士W(24)、新潟市西区寺地、アルバイトY(24)の3被告=いずれも恐喝罪で起訴=と、さいたま市緑区、当時19歳の会社員の男(23)。

 発表によると、S被告らは2010年3~5月、当時10歳代の男性との間で故意に2度の接触事故を起こし、暴力団員であるかのようにほのめかして脅し、数回にわたって計2150万円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。

<NEWSファイル>200万円脅し取った疑いで男逮捕
2014.02.11 北海道新聞朝刊全道 

 【名寄】名寄署は10日、恐喝の疑いで、旭川市永山8の1、無職Y容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年10月21日、名寄市の30代男性と交際相手の女性とのトラブルの仲介に入り、慰謝料を名目に士別市内で男性から現金200万円を脅し取った疑い。

 同署によると、Y容疑者と被害者の男性は顔見知りだったという。

恐喝罪元警部に2年6カ月求刑 地検「悪質で卑劣」 /福井県
2014.02.06 大阪地方版/福井

 建設会社役員から現金100万円を脅し取ったとして、恐喝罪に問われている元県警警部のA被告(51)=懲戒免職=の論告求刑公判が5日、福井地裁(鵜飼祐充裁判長)であった。検察側は「警察官としての立場を最大限に利用した悪質で卑劣な犯行」として、懲役2年6カ月を求刑した。判決は今月26日。

 論告で検察側は「警察官であった被告の存在なくしては不可能な犯罪」と指摘し、「警察全体に対する社会の信頼を大きく損なわせた」と述べた。弁護側は「反省し、再犯の恐れもない」などとして執行猶予付き判決を求めた。被告人質問で、A被告は「被害者や県民のみなさん、県警の信頼を失墜させたことをおわびしたい」と話した。

 起訴状では、A被告は不動産会社長のI被告(52)=有罪判決=と共謀、昨年6月上旬、男性に虚偽の説明をして現金を脅し取ったとされる。

3容疑者、因縁つけ131万円恐喝疑い=静岡
2014.01.26 東京朝刊

 沼津署は25日、沼津市双葉町、無職A(22)、住所不定、無職U(22)の両被告(恐喝罪で起訴)を恐喝の疑いで再逮捕するとともに、東京都練馬区、無職O容疑者(21)を同容疑で逮捕した。

 発表によると、3人は共謀して、県東部の会社員男性(24)に対し、女性関係について因縁をつけ、2012年12月下旬から昨年6月下旬頃にかけて複数回にわたり「金を払わないと殺す」などと言って、計131万円を脅し取った疑い。調べに対し、A、U両被告は「金を脅し取ったことは間違いない」と供述しているが、O容疑者は容疑を否認しているという。

 A、U被告はそれぞれ別の恐喝容疑で逮捕、起訴されている。
「つつもたせ」で現金奪った疑い、少年少女5人逮捕 県警 /愛知県
2014.01.24 名古屋地方版/愛知 

 「つつもたせ」の手口で誘い出した男性から現金を奪うなどしたとして、県警は16~19歳の少年少女5人を強盗致傷と窃盗の疑いで逮捕し、23日に発表した。食事代や遊ぶ金欲しさだったと、いずれも容疑を認めているという。

 発表によると、5人は昨年12月7日午前4時35分ごろ、名古屋市緑区のホテル駐車場などで、出会い系サイトで女性になりすまして呼び出した岡崎市の男性会社員(22)に殴る蹴るの暴行を加え、約4万円などが入った財布を奪ったほか、男性のキャッシュカードで計31万円を現金自動出入機(ATM)で引き出した疑いがある。男性は全身打撲で約3週間のけが。

 5人のうちの2人は、昨年11月4日に西尾市で起きた「つつもたせ」による恐喝事件に関与したとして逮捕された。県警は余罪が数件あるとみて調べる。

 300万円を脅し取ろうとした疑い
2014.01.23 朝刊 

 【三重県】いなべ署は22日、恐喝未遂の疑いで四日市市大井手2、指定暴力団Y組系組幹部K容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では5日午後、いなべ市内の男性会社員(31)に電話をかけ、男性がかつて起こしたトラブルの示談金名目で300万円を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、容疑の一部を否認している。

130万円恐喝容疑 女子高生を逮捕=青森
2014.01.17 東京朝刊 

 八戸署は16日、八戸市、女子高校生(18)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、女子高校生は昨年9月12日から11月21日の間、自宅や県南地方の知人の女子高校生(16)の自宅前の路上などで数回にわたり、この女子高校生から現金計約130万円を脅し取った疑い。

交通トラブルで暴行・恐喝の疑い
2014.01.08 朝刊 

 【滋賀県】彦根署は7日、暴行と恐喝の疑いで、彦根市後三条町、無職N(21)、同市西今町、無職N(21)両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年11月2日深夜~3日未明、彦根市内のアルバイト男性(25)を田んぼに落とし、顔を殴るなどし3万9000円を奪い、さらに近くのコンビニの現金自動預払機(ATM)で下ろさせた12万1000円を奪ったとされる。N容疑者は「1人でやった」、N容疑者は「間違いない」と認めている。

 署によると、市内の交差点で信号待ち中に軽乗用車をバックさせ、後続車のアルバイト男性にクラクションを鳴らされたことに腹を立てたらしい。

報道された恐喝事件 2015年
報道された恐喝事件
報道された恐喝事件

暴力団組員2人を不起訴 /和歌山県
2015.12.29 大阪地方版/和歌山 

 恐喝容疑で11月に逮捕された田辺市内の暴力団組員2人について、地検田辺支部は28日、不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。

 脅迫の疑い
2015.12.28 朝刊 

 【三重県】松阪署などは27日、脅迫の疑いで、指定暴力団Y組K会傘下組織幹部の愛知県豊田市四郷町、土木作業員M容疑者(67)を再逮捕した。

 逮捕容疑では5月3日午後2時55分ごろ、闘犬大会が開かれていた伊賀市愛田の常設闘技場で、松阪市の男性(25)に「おまえが来るとこちゃうんじゃ。しめたんぞ」などとすごみ、脅迫したとされる。

 署によると「身に覚えがない」と容疑を否認している。M容疑者は12月7日、松阪市の女性(55)から2万5000円を脅し取ったとして、恐喝の疑いで逮捕されていた。
 元交際相手から3万5000円恐喝容疑、男逮捕
2015.12.25 朝刊 

 【東京都】元交際相手の都内の女性(30)から現金を脅し取ったとして、亀有署は二十四日、恐喝の疑いで、千葉県流山市松ケ丘五、会社員Y容疑者(41)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では九日~十一日、携帯電話の無料通信アプリLINE(ライン)で現金を要求。「応じなければヤクザを動かす」と書き込んで脅し、二回にわたり計三万五千円を自分の口座に振り込ませたとされる。

 署によると、Y容疑者は「生活費の足しにしようと思った」などと容疑を認めているという。署はY容疑者がこのほかにも女性から現金を脅し取っていたとみて調べる。

監禁と集団強姦 2容疑者を逮捕=宮城
2015.12.17 東京朝刊 

 古川署は16日、大崎市古川穂波、土木作業員I被告(31)(恐喝未遂罪で起訴)と、同市岩出山、会社員T容疑者(24)を監禁と集団強姦(ごうかん)の疑いで逮捕した。

 発表によると、2人は11月5日午前6時~6時半頃、同市の30代の介護士女性をT容疑者の車内に監禁し、性的暴行を加えた疑い。ともに「間違いない」と容疑を認めているという。

 また、同署は16日までに、I被告と同市古川北町、建設業B被告(33)(恐喝未遂罪で起訴)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。両被告は11月5日午前5時半~6時頃、B被告方で介護士女性の指に包丁の刃を当て、現金500万円を脅し取ろうとした疑い。両被告とも容疑を認めているという。逮捕された3人は知り合いで、介護士女性はB被告の妻の友人だった。

ガールズバー経営者 恐喝容疑で再逮捕=愛知
2015.12.10 中部朝刊 

 名古屋市中区錦で無許可でガールズバーを営業していたとして男が風営法違反容疑で逮捕されていた事件で、中署は9日、名古屋市東区、風俗店経営T容疑者(23)を恐喝容疑で再逮捕した。

 発表によると、T容疑者は9月22日午前2時50分から午前3時20分の間、同市中区錦のガールズバー「R」で料金トラブルになった32歳と25歳の男性会社員(奈良県橿原市、名古屋市東区)を店外に連れ出し、「お前らの相手をしたせいで良いビジネスの機会を失った。俺らにはバックがおるぞ、殴るぞ」などと脅し、2人から現金9万円を脅し取った疑い。T容疑者は「思い出せません」と容疑を否認しているという。

 2人は同店で約12万円支払った後、コンビニの現金自動預け払い機(ATM)で現金を引き出し、“慰謝料”として脅し取られていた。同店を巡るぼったくりとみられる料金トラブルの相談が6月以降、同署などに約100件寄せられていた。

少女とわいせつ行為の会社員を脅した疑い /山口県
2015.11.25 西部地方版/山口 

 (山陽小野田署発表) 24日、宇部市港町2丁目、塗装工S容疑者(22)を児童福祉法違反(淫行させる行為)と恐喝容疑で逮捕。5月19日、いずれも山陽小野田市の2容疑者と共謀し、少女(当時15)が未成年であることを知りながら宇部市の男性会社員(24)とわいせつな行為をさせ、少女を含む3容疑者と共謀し、わいせつ行為に因縁をつけ、山陽小野田市内で現金計104万円を脅し取った疑い。

「裸の写真公開」 女性脅した男逮捕  安芸署 恐喝未遂容疑
2015.11.25 朝刊 

 【安芸】安芸署は24日、恐喝未遂容疑で名古屋市、無職、A容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は、8月31日から9月2日の間、安芸郡内の30代女性に電話をかけて30万円を脅し取ろうとした疑い。

 同署によると、A容疑者と女性はインターネットを通じて知り合い、会ったこともあるという。A容疑者が女性に30万円を振り込んでほしいと頼んだが断られたため、「裸の写真と名前をインターネットに出すぞ」と脅したという。

 A容疑者は「そんなようなことを言った覚えはある」と容疑を認めているという。

事故示談に絡み2300万円恐喝容疑 県警、2人逮捕 /熊本県
2015.11.24 西部地方版/熊本

 県警は23日、宇城市不知火町高良、無職O(61)と阿蘇市一の宮町宮地、無職S(57)の両容疑者を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。

 熊本東署などによると、O容疑者は杉本容疑者を通じて、阿蘇市の農業男性(60)が2010年に起こした交通事故の示談交渉を委任されたが、男性が、数カ月たっても結果報告がないため委任を取りやめたいと伝えたところ、両容疑者は「どんぐらい経費がかかっとると思うとっとや。はした金じゃすまんぞ」などと脅迫し、12年2月、男性にO容疑者の知人名義の口座に約2300万円を入金させ、脅し取った疑いがある。県警は2人の認否を明らかにしていない。

 「生きて帰れると思うなよ」 レンタルルームでぼったくり 歌舞伎町相次ぐ
2015.11.14 朝刊 

 【東京都】新宿・歌舞伎町の客引きから「女性の性的サービスを受けられる」と誘われ、レンタルルームでキャンセル料などを取られる被害が相次いでいる。警視庁によると、歌舞伎町ではレンタルルームを悪用したぼったくりの被害相談が一~九月、四百五十件寄せられ、総額は二千五百万円に上る。

 警視庁は十三日、キャンセル料を脅し取ったとして、恐喝容疑で無職佐々木美穂容疑者(27)=新宿区西新宿八=を逮捕したと発表した。逮捕容疑では、九月二十七日午前二時すぎ、歌舞伎町二のレンタルルーム「ラブリースポット24」で「金を払わずに生きて帰れると思うなよ」などと、客の男性会社員から五万五千円を脅し取ったとされる。

 同じレンタルルームを使って同様の手口で恐喝したとして、無職S容疑者(30)=中野区東中野一=も先月末に逮捕。容疑を否認しているが、客引きの男(23)は容疑を認め、売春防止法違反(周旋目的勧誘)で罰金の略式命令を受けた。このレンタルルームでは同様の被害相談が百十件(被害総額六百万円)あった。

 保安課によると、二つの事件の被害者は路上の客引きにタブレットで女性の容姿を見せられ、それぞれ約三万円を支払った後、レンタルルームに入室。しかし、来室したのは客引きに伝えた女性とは別人の佐々木、S両容疑者だったという。

 歌舞伎町商店街振興組合は「客引きを使っている店は、すべてぼったくり。知らない店に入る場合や深夜零時以降の飲み歩きは特に注意を」と呼び掛けている。

 高2女子 売春仲介の疑い 少女紹介 男から金 愛知県警が書類送検
2015.11.13 夕刊 

 JK(女子高生)ビジネス店で働いていた知り合いの少女らの売春をあっせんしたとして、愛知県警は十三日、児童買春・ポルノ禁止法違反(周旋)の疑いで、同県刈谷市、県立高校二年の女子生徒(16)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、女子生徒は三月と六月、名古屋市千種区と同県春日井市の女子高生二人=いずれも当時(16)=が十八歳未満と知りながら、名古屋市中区の会社役員の男(38)=児童買春・ポルノ禁止法違反罪で略式起訴、罰金刑=に引き合わせ、売春をあっせんした疑いがもたれている。調べに対し「簡単に金がもらえると思った」と容疑を認めている。

 あっせんされたとされる女子高生二人は名古屋市中村区のJKビジネス店「JKルーム」で働き、男は店の客だった。送検された女子生徒も勤務経験があり、この店で知り合った男に二人を紹介したとみられる。

 女子生徒自身は売春はしておらず、仲間を紹介するたびに、この男から一回一万~二万円の仲介料を受け取っていたという。

 捜査関係者によると、女子生徒は名古屋市内の複数のJKビジネス店で勤務歴がある。調べに「他にも数人の男らと複数の女子高生を引き合わせるあっせんをした」と供述しており、総額二十万円前後の仲介料を得ていたという。

 県警は九月下旬、女子生徒の自宅を捜索。「JKルーム」は現在は営業していないという。県警はこれまでに、岐阜市米屋町の同店経営者、三上憲一被告(41)=別の同罪で起訴=や従業員の少女らを摘発している。

    ◇

 JKビジネス店の仲間と、客

 女子高生らの売春をあっせんしていたとされるのは、ほかならぬ女子高生だった。JKビジネス店が少女と少女や、少女と客の男たちを結び付ける性犯罪の温床になっていた疑いが浮かび上がった。

 捜査関係者によると、JKビジネス店で働く少女らは書類送検された生徒のように、複数の店を渡り歩く例が多い。仲間のネットワークがあり収入や店の評判などの情報を日頃から交換しているという。今回もそうしたつながりを背景に、仲間らに売春の仲介をしていた疑いがある。

 JKビジネスをめぐっては、愛知県警が九月、今回とは別のJK店の元経営者を、高校三年の女子生徒(18)と援助交際した客から約二百万円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂容疑で逮捕。この女子生徒も同容疑で十月に書類送検した。

 愛知県では七月、改正県青少年保護育成条例が施行され、JK店舗への十八歳未満の立ち入りと接客が禁止された。だが一部の少女らの間では、年齢を「十八歳以上」とごまかす偽造身分証を使う動きまであるとされる。

 一方、JKビジネスに足を踏み入れる女子高生らの目的は、小遣い稼ぎだけではないとの指摘もある。

 人身取引の被害者らを支援するNPO法人ライトハウス(東京)の藤原志帆子代表は「自分の存在意義を誰かに認めてほしいと望みながら、家庭や学校に居場所がない孤独感が背景にある」と指摘する。「少女らにとって、自分が自分としていられる場所が結果的にJKビジネス店になっている。そこで大人の甘言にだまされているのでは」。このため、身を置いた少女らが不安を感じつつも、なかなか抜け出せないのもJKビジネスの特徴という。

 県警は今後も店舗の立ち入り調査と補導を並行して進める。捜査関係者は「少女たちはJKビジネスを取り巻く大人たちに利用されている側面がある。保護者も、子どもたちの変化に気を配り、見守る意識をもっと高めてほしい」と話している。

不動産業者から150万円恐喝容疑 /和歌山県=続報注意
2015.11.11 大阪地方版/和歌山 

 県警は10日、紀美野町長谷宮、自動車販売業N(63)と、橋本市高野口町小田、無職Y(68)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕し、発表した。N容疑者は容疑を認め、Y容疑者は「脅してはいない」と否認している。かつらぎ署によると、2人は共謀し、Y容疑者宅で3月5日、2人を暴力団関係者と思っていたかつらぎ町の不動産業の男性に、N容疑者が依頼した土地の売却がされていないと因縁をつけ、「150万円で手を打とう」などと言い、同月13日に男性から現金150万円を脅し取った疑いがある。男性は昨年からN容疑者に「土地を相場より高く売れ」「自分はヤクザの世界で一目置かれていた」などと言われ、今年3月に知人に相談したところ、仲介役としてY容疑者を紹介されたという。

 <続報注意>

 和歌山地検は2015年11月30日、Nさん、Yさんを不起訴処分とした。

歌舞伎町で恐喝疑い 同様の被害相次ぐ=東京
2015.11.05 東京朝刊 

 売春客から現金を脅し取ったとして、警視庁は4日、中野区東中野、無職S容疑者(30)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 同庁幹部によると、S内容疑者は9月27日午前2時頃、新宿区歌舞伎町のレンタルルームで、売春相手の会社員男性(24)に「キャンセルするなら5万円払え」などと言い、5万円を脅し取った疑い。「恐喝はしていない」と容疑を否認している。男性は客引きの男に現金2万9000円を払ってレンタルルームに入ったが、部屋に現れたS内容疑者から「基本コース6万5000円」などとさらに現金を要求されたという。

 歌舞伎町では同様の被害が今年1~9月に約450件相次いでおり、同庁は注意を呼びかけている。

強制わいせつと恐喝の疑い
2015.09.30 朝刊 

 【福井県】福井南署と県警捜査一課は29日、強制わいせつと恐喝の疑いで、福井市木田町、自称福井大生のG容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑では、8月8日午後、自宅アパートに同市内の女子高生を呼び出し、胸を触るなどのわいせつな行為をした上、「学校にばらすぞ」と脅迫。4日後に2万円を自宅の郵便受けに入れさせたとされる。

 署によると、2人は7月上旬、ツイッターで知り合い、8月8日に初めて会ったという。容疑を認めているという。

100万円恐喝容疑=大阪
2015.09.17 大阪朝刊 

 知人男性から100万円を脅し取るなどしたとして、府警捜査4課などは16日、指定暴力団Y組系暴力団幹部・N(60)、無職K(67)両容疑者(ともに大阪市西成区)ら計7人を恐喝、逮捕監禁致傷容疑などで逮捕した。同課は、認否を明らかにしていない。

 発表では、K容疑者と当時会社役員の男性(43)は、共同でわいせつDVDの販売をしていたといい、N容疑者らが1月、大阪市浪速区内の喫茶店で男性に販売を巡って「お前が悪い。300万円払え」などと言いがかりを付けて金を要求。1~2月に計100万円を受け取り、3月には同区内で車に押し込んで飲食店に連れて行き、金を脅し取ろうとした疑い。

知人を恐喝未遂容疑=多摩
2015.09.12 東京朝刊

 東村山署は11日、埼玉県所沢市のアルバイト店員の少年(19)を恐喝未遂の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は2日。

 発表によると、都内のキャバクラ店に勤務していた少年は今年4月18日、所沢市内で、乗用車に同乗した知人で同市の無職男性(24)に対し、「おまえのせいで仕事に遅刻し罰金を取られた。借用書を書いて300(万円)払え」などと要求し、現金を脅し取ろうとした疑い。男性が同日、東村山市内で殺虫剤を飲んで自殺を図ったことで事件が発覚した。

 男性は一命をとりとめたが、現在も体調不良などの後遺症があるという。少年は逮捕当初は容疑を否認したが、現在は認めているという。

芸能プロの社長と元役員逮捕
2015.09.10 東京朝刊 

 ■ライブ出演料を自分の口座に

 警視庁捜査2課は9日、会社法違反(特別背任)容疑で芸能プロダクション「S」(渋谷区)元取締役、W容疑者(70)=千代田区九段南=を逮捕した。容疑を否認している。逮捕容疑は平成24年11月、同社所属の音楽グループの出演料約63万円を主催者に自身の関連会社名義の口座に送金させ、同社に損害を与えたとしている。W容疑者は同社に「ボランティアのため出演料はない」と説明していた。W容疑者は「R」として、歌手のMさんらのプロデュースをしたこともあるという。

                   ◇

 ■SさんCM契約めぐり恐喝

 アイドルグループ「AKB48」の元メンバーでタレントのSさんのCM契約をめぐり、元同僚の男性から現金を脅し取ったとして、駒込署は恐喝容疑で、芸能プロダクション「P」(港区)社長、Y容疑者(60)を逮捕した。容疑を否認している。

 逮捕容疑は、平成26年8~11月、Sさんを起用したテレビCMを作ろうと持ちかけてきた元同僚の男性(46)に対し、契約が成立しなかった責任を取るように迫って現金約56万円を脅し取ったとしている。

不倫SNS親会社を集団提訴
2015.08.30 宮崎日日新聞朝刊 

 【ニューヨーク共同】世界で3800万人以上が会員になっているとされる不倫交際目的のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「アシュレイ・マディソン」の個人情報流出で、会員だった米国人8人が28日までに、SNSを運営するカナダ東部トロントの親会社に損害賠償を求める訴えをロサンゼルス連邦地裁などに起こした。

 賠償額は明示していない。カナダでも会員が提訴している。

 トロントの警察は、会員2人が個人情報の公開を懸念して自殺したとみられると発表。お金を払わないと個人情報を暴露すると恐喝する事件も起きており、情報流出に伴う混乱が拡大している。

出会い系で知り合った男性を恐喝した疑いで男女を逮捕 /滋賀県
2015.08.09 大阪地方版/滋賀 

 近江八幡署は8日、住所職業不詳のI(27)、湖南市岩根の建築作業員S(25)両容疑者を恐喝容疑で逮捕し、発表した。2人とも否認しているという。署はもう1人男が関与しているとみて調べている。

 署によると、2人は共謀して、3月、I容疑者とスマートフォンの出会い系アプリを通じて知り合った県内の男性(26)に因縁をつけ、近江八幡市内の駐車場などで計約156万円を脅し取った疑いがある。署はS容疑者と別の男がI容疑者の彼氏役、彼氏の友達役で脅したとみている。

LINEめぐり3高校生に暴行 県警、容疑で少年2人逮捕
2015.08.01 山梨日日新聞 

 無料通信アプリLINE(ライン)のやりとりに腹を立て、高校生3人に暴行するなどしたとして、山梨県警生活安全捜査課と日下部署は31日までに、傷害と恐喝未遂の疑いで、甲州市の男子高校生(18)と山梨市のアルバイト少年(16)を逮捕した。

 逮捕容疑は6月16日午後5~9時、甲州市内の畑で15~16歳の男子高校生3人の顔や腹を殴ったり、蹴ったりした上、現金を脅し取ろうとした疑い。男子高校生は容疑を否認し、アルバイト少年は認めているという。

 同課によると、2人は数人の仲間とともに高校生3人を畑に呼び出したという。被害者の高校生がLINEで、逮捕された2人の仲間について「嫌い」などとやりとりしていたことに腹を立てたという。

脅迫状:教員に発送、徳島の業者代行
2015.07.16 大阪朝刊

 全国の小中学校の教職員らに今年3月、現金を要求する不審な脅迫状が届いた恐喝未遂事件で、脅迫状の大半を徳島市の発送代行業者が市内の郵便局に持ち込んでいたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。インターネットで注文され、業者は数十万円の手数料を受け取ったといい、警察当局は発注や支払いをした人物の特定などを進めている。

ライザップに3億円要求、容疑の男逮捕
2015.07.09 東京朝刊 

 フィットネスクラブ「RIZAP」(ライザップ、東京都新宿区)にクレームをつけ、現金3億円を脅し取ろうとしたとして、警視庁新宿署は恐喝未遂の疑いで、自称千葉県浦安市当代島、無職、S容疑者(29)ら男3人を現行犯逮捕した。同署によると、S容疑者は容疑を認め、残る2人は「大きな声は出したが、脅迫はしていない」などと否認している。同社広報担当者は「捜査中なのでコメントを差し控える」としている。

ストーカーの50歳女を恐喝未遂容疑で逮捕 元夫の娘に付きまとい
2015.07.08 東京朝刊 

 元夫の30代の娘に付きまとい、その親族から現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁人身安全関連事案事態対処チームはストーカー規制法違反と恐喝未遂の疑いで、豊島区長崎の無職、H容疑者(50)を逮捕した。同チームによると、容疑を認めている。

 逮捕容疑は4~5月の計3回、元夫の娘に付きまとい、娘の長女の幼稚園に押しかけるなどしたほか、平成25年~今年2月、娘の親族に「1千万円を振り込まないと娘を中傷する手紙をまく」などとする手紙を送り、脅迫したとしている。

 同チームによると、H容疑者は元夫と11年に結婚し、翌年離婚。18年に別の男性と結婚していた。H容疑者と娘との間に血縁関係はないという。

だんじり祭りのトラブル解決名目で恐喝容疑 /大阪府
2015.06.26 大阪地方版/大阪 

 岸和田市の山手地区で例年10月にあるだんじり祭りを巡り、トラブル解決名目で現金を脅し取ったとして、府警は25日、同市土生(はぶ)町2丁目、自営業K容疑者(55)を恐喝容疑で逮捕し、発表した。「金を脅し取ったことはありません」と容疑を否認しているという。

 岸和田署によると、K容疑者は昨年9~11月、今年の祭りの「総年番長」(最高責任者)に知人男性(55)が急きょ就任したことに因縁を付けて、男性ら2人を市内の喫茶店などに連日呼び出して「急な交代で他町に迷惑をかけた。収めないといけない」「連中がお前らの家に押しかけてくる。岸和田に住まれへんようになるぞ」などと言い、現金計300万円を脅し取った疑いがある。

 K容疑者は地元・土生町のだんじりの曳行(えいこう)責任者を務めたことがあるという。署は他にも数百万円を脅し取っていたとみて調べる。

 恐喝未遂の疑い
2015.06.26 朝刊

 【愛知県】名古屋・北署などは、恐喝未遂の疑いで、あま市金岩後堂、職業不詳M(46)と、名古屋市港区高木町5、無職S(37)の両容疑者を逮捕し、25日送検した。

 容疑では、22日、インターネットの出会い系サイトで知り合った女と名古屋市北区のホテルで遊んだ豊田市の男性会社員(40)に「知られたら大変なことになるだろう」と60万円を用意するよう脅迫したとされる。

 男性は翌23日に北署に相談。呼び出された名古屋市中区の金山駅近くで、金を取ろうとした2人を署員らが取り押さえた。

 2人は「全く知らない」などと否認している。署は女も共犯とみて行方を追っている。

LINE、SNSトラブル ネットの危険性知って 鳥栖署が出前講座 家庭での対策訴える 三根東小
2015.06.23 佐賀新聞 

みやき町

 インターネット利用の注意点を教える鳥栖署の出前講座が19日、みやき町の三根東小であった。5、6年生と保護者約80人が聴講。会員制交流サイト(SNS)でのトラブルなど具体的な事例を通し、子どもたちが被害者にも加害者にも成り得る危険性があることを学んだ。

 同署生活安全課少年補導職員の西原祥子さん(27)が、小中学生がSNSで知り合った人物から裸の画像を送るよう脅迫された事件や、無料通話アプリ「LINE」で誹謗(ひぼう)中傷を受けた子どもが自殺に至ったケースを紹介。「ネット越しだと相手が見えないから犯罪者も使う。一方、自分の発言、行動に気を配らないと脅迫、強要、恐喝、名誉毀損(きそん)などの罪に問われる可能性が出てくる」と伝えた。

 保護者に対しても有害サイトを閲覧できなくする「フィルタリング」機能の活用や、家庭内でルールを作ることを呼び掛けた。

 聴講した6年生の牛島悠里愛さん(11)と矢渡愛菜さん(11)は「SNSで子どもが性犯罪に巻き込まれたという事例を聞いて怖いと思った。家族でルールを作って使いたい」と話していた。

中大生LINE詐欺疑惑 信用させ投資話 同世代狙う
2015.06.21 東京朝刊 

 ■「父は外交官、おじは警視総監」

 携帯電話を媒介とした若者のトラブルがまた発覚した。中央大学の男子学生(21)による無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使った金銭詐取疑惑。顔が見えず、矢継ぎ早に届く文字での要求が、正当な判断を失わせ、いつの間にか女子大学生(21)の被害金額は膨らんだ。加害者にも、被害者にもなりやすいインターネット時代。義務教育段階での教育の充実を訴える識者もいる。

                   ◇

 「六本木のタワーマンションに住み、ポルシェを運転。父は外交官で、おじは警視総監」。中央大学の男子学生は周囲にこう騙(かた)り、信用を得ていた。一方、ターゲットにされたのも同世代の学生だった。

 「知人の会社の資金繰りが苦しくなり、30万円貸してほしい。40万円にして返すから」。男子学生から平成25年12月にLINEで依頼を受けた慶応大学に通う男性(22)。この数カ月前に学生イベントで知り合い仲良くなった。男子学生から「会社を経営していて、大企業の社長と仲が良い」「親は金持ち」などと聞かされていた。すっかり信用していた男性は、疑問を挟まずに応じた。しかし、約束の期日を過ぎても返金されず、その後も事態が打開することはなかった。訴訟を考えていることを伝えると、「恐喝にあたるからあなたを訴える。おじさんが警視総監だからいつでも逮捕できるよ」と脅されたという。

 約125万円の被害に遭った女子学生も男子学生とは同じ学生イベントで知り合った。男子学生から「1年で7億円稼いだ」「会社は東京・汐留にあり、資本金は9990万円。社員が61名いる」などと聞かされていた。ただ、会社のホームページがないと指摘すると「日本の検索エンジンからは見られない。海外専用の取引会社だから」とはぐらかされたという。産経新聞の取材では、男子学生の会社は登記はなく、住所地はレンタルオフィスだった。住居地も六本木ではなかった。

 慶応大の男性によると、男子学生から他にも10人以上の学生が同様の話を持ちかけられたといい、「金が戻ってくるよりも刑事罰を受けてほしい。自分のやったことがどれだけ悪かったか知るべきだ」と訴えた。

恐喝未遂容疑で暴力団組長逮捕=茨城
2015.06.19 東京朝刊 

 古河署と県警組織犯罪総合対策推進本部は18日、古河市本町、指定暴力団Y組系暴力団組長で無職S容疑者(55)を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表によると、S容疑者は2月21日午後9時半頃、同市内の飲食店で、知人で当時飲食店を経営していた同市、アルバイト男性(31)に「店の売上金を持ってこい」などと言い、現金を脅し取ろうとした疑い。「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

恐喝容疑で逮捕された男性3人を不起訴 /広島県
2015.06.10 大阪地方版/広島 

 広島地検は9日、5月20日に恐喝容疑で逮捕された、暴力団組員の広島市南区の男性(46)と同市中区の男性(50)、同市中区の無職男性(47)を不起訴処分にしたと発表した。地検は「強度の脅迫文言を告げた事実が認められないことや、従前の人間関係などを考慮した」としている。

 恐喝の疑いで組長逮捕
2015.05.30 朝刊 

 【愛知県】中川署などは28日、恐喝の疑いで指定暴力団Y組K会系組長の南知多町内海、無職I容疑者(65)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2012年12月ごろと13年12月ごろ、南知多町で飲食店を経営する知人男性(39)に「つぼ頼むわ。分かるだろう」などと言ってつぼを計2個売り、合わせて4万5000円を脅し取ったとされる。

 署によると、I容疑者は「脅した覚えはない」と否認している。専門家らによると、つぼは数百円の価値しかなかったという。

知人男性脅しダリの絵奪う 容疑で元組幹部逮捕 /東京都
2015.05.23 東京地方版/東京 

 スペインの画家サルバドール・ダリ(1904~89)の絵画を脅し取ったとして、町田署は浜松市中区の指定暴力団Y組元最高幹部で職業不詳のT容疑者(77)を恐喝の疑いで逮捕し、21日発表した。「ガセだ」と容疑を否認しているという。

 署によると、T容疑者は2011年1月中旬、千代田区の路上に止めた乗用車内で、都内に住む70代の不動産会社役員の男性からダリの「サン・ロマーノの戦い」(縦75センチ、横105センチ)を脅し取った疑いがある。

 T容疑者と男性は30年近く前からの知り合いで、男性が「付き合いをやめたい」と伝えたところ、絵画を脅し取られた、と署は説明している。絵画は男性が1千万円以上で購入したものという。
暴力団幹部を恐喝容疑で逮捕 /広島県
2015.05.23 大阪地方版/広島 

 県警は22日、指定暴力団3代目S組幹部の無職K容疑者(50)=住居不定=を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。「全く身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

 福山西署によると、K容疑者は1月17日午後7時半ごろ、福山市柳津町の事務所に50代の会社員男性を呼び出し、「なんぼう用意するんや、用意できんかったら性根を入れるど」などと脅迫。同日と同月20日の2回にわたり、現金計150万円を脅し取った疑いがある。

女子中学生との性行為を撮影容疑
2015.05.16 東京朝刊

 警視庁少年事件課は、児童買春・ポルノ禁止法違反(買春、製造)容疑で、福岡県宮若市湯原の会社役員、M容疑者(37)を逮捕した。同課によると容疑を認めている。逮捕容疑は昨年4~8月、4回にわたり当時中学2年だった女子生徒(14)と性行為をし、ビデオカメラで撮影したとしている。M容疑者は毎回2万円を払っていた。

 女子生徒は出会い系サイトで知り合った男性から「美人局」の手口で30万円を脅し取ったとして、1月に交際相手の男と恐喝容疑で同課に逮捕されていた。

570万円恐喝容疑、2容疑者を逮捕 南あわじ署 /兵庫県
2015.05.13 大阪地方版/兵庫

 知人男性から現金計570万円を脅し取ったとして、南あわじ署は12日、南あわじ市潮美台2丁目の無職M(23)と、同市八木大久保のとび職B(22)の両容疑者を恐喝の疑いで逮捕したと発表した。M容疑者は容疑を否認し、B容疑者は容疑を認めているという。

 同署によると、M容疑者は昨年5月、同市内の駐車場で、20代の農業を営む男性の顔を殴るなどして現金を要求。翌月に男性から170万円を脅し取った疑いがある。B容疑者は宮本容疑者と共謀し、昨年9月と同11月の2回、市内の駐車場や路上で計400万円を脅し取った疑いがある。同署で動機などを調べている。

90万円恐喝の疑い
2015.05.12 朝刊 

 【三重県】伊勢署は11日、恐喝の疑いで、松阪市大黒田町、指定暴力団Y組系組幹部M(43)と明和町佐田、同組員H(44)の両容疑者を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、2人は昨年2~10月、度会郡内の女性(59)と息子(32)に対し、親族がM容疑者から借りた金の返済を電話などで求め「自分たちが刑務所に入っても若い衆が行くぞ」などと脅し、9回にわたり計90万円を指定の口座に振り込ませたとされる。

 署によると、M容疑者は「自分には関係ない」、H容疑者は「脅し取っていない」といずれも容疑を否認している。

1億円恐喝容疑で暴力団組長を逮捕=東京
2015.04.19 東京朝刊 

 知人男性から現金1億円超を脅し取ったとして、新宿署は18日、江戸川区南葛西、Y組系暴力団組長のS容疑者(52)を恐喝と恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表によると、S容疑者は2011年10月~14年12月、知人のIT関連会社役員の男性(49)を「殺してやる」などと脅し、40回にわたり計1億3300万円を脅し取るなどした疑い。調べに対し「金を貸したことはあるが、恐喝はしていない」と容疑を否認している。

 男性は以前、S容疑者から運用を任されたが、失敗し、金を返済するよう脅されていた。

現金を脅し取ろうとした疑い /神奈川県
2015.04.15 東京地方版/神奈川 

 県警暴力団対策課と幸署などは14日、暴力団幹部のI容疑者(39)ら組員の男3人を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。いずれも「脅していない」などと容疑を否認しているという。

 同課によると、3人は2月17日、知人で川崎市幸区のとび職の男性(39)に対し、以前に仕事を紹介したことを巡り「300万円支払え」「こちらにも(暴力団の)看板がある」などと現金を脅し取ろうとした疑いがある。その後も、男性の実家に押しかけて支払いを求めるなどしたという。

 金を脅し取ろうとした疑い
2015.04.12 朝刊 

 【愛知県】名古屋・守山、春日井両署は11日、恐喝未遂の疑いで、いずれも指定暴力団Y組K組傘下組織の幹部、小牧市間々、H(26)、春日井市八幡町、W(35)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀し、4日深夜、名古屋市守山区の飲食店で、同区の自営業の男性(26)に「どう責任を取るのか。なめたこと言っとんなよ。殺すぞ」と語気を強め、金を要求したとされる。

 署によると、H容疑者が計画した違法行為にこの男性を誘ったが、断られたことに腹を立てたらしい。2人は「金は要求していない」と容疑を否認している。男性が警察に被害を届け出た。

 元交際相手恐喝の疑い
2015.04.08 朝刊 

 【愛知県】中署は7日、恐喝と恐喝未遂の疑いで、指定暴力団Y組K会傘下組織組員のY容疑者(25)=南区元塩町=を逮捕した。

 逮捕容疑では、1月7日、医療関係の仕事をしている元交際相手の女性(34)に電話で「早く500万円払え。家に押し掛けるぞ」などと脅し、同日から2月24日までの間に4回にわたり、計220万円を脅し取った。さらに3月10日、「今度はいくら振り込むんだ」などと金を要求したとされる。署によると、女性に注射器を用意するよう求めたが断られ、昨年9月ごろから金を要求するようになった。容疑について黙秘している。

 中学生5000万円恐喝 15年 川崎事件 重なる記憶
2015.04.05 朝刊 

 名古屋市緑区の中学三年男子生徒が同級生らに多額の現金を脅し取られた「五千万円恐喝事件」の発覚から五日で十五年を迎える。被害者の少年=当時(15)=と母親が発したSOSは学校や警察でたらい回しにされ、暴力におびえた少年は父親が残した生命保険金などを恐喝グループに渡し続けていた。年月がたち関係者の多くが口を閉ざすが、今も絶えない少年事件と当時を重ね合わせ、ぬぐえない苦悩を打ち明ける保護者や元教師もいる。

 「桜の季節のたびに思い出してしまうんです」

 三月末、緑区の新興住宅地。自宅のドアを開けた女性が重たい口調で話し始めた。十五年前の四月五日に恐喝容疑で逮捕された少年の母親。三十代になった元少年は職に就き、被害者への弁済を続けている。

 元少年は事件について家族にもほとんど話してこなかったが、今年二月に川崎市で起きた中学一年の男子生徒殺害事件が十五年前を思い起こさせた。川崎事件の加害者グループが男子生徒を多摩川で泳がせていたことを知り、「中学生のころ、自分も先輩に川で泳がされたことがある。グループで身を守るためにはずっと加害者でいるか、被害者になるしかない」と話したという。

 緑区の事件で立件されたのは、この元少年を含む当時十四~十九歳の十七人。同級生らが脅し取った金を、さらに先輩が脅し取るという二重、三重の恐喝が行われていた。

 元少年は事件を振り返り、母親に「先輩は関係ない。すべて自分の責任だった」と打ち明けている。その「先輩」の一人は電話取材に「逃げるつもりはない。あの事件とは一生つき合っていく」と言い切った。ただ、「事件の話はもうしない」「仲間を売るような話はできない」-と、当時の記憶に背を向けたままの同級生たちもいる。

 被害者の少年と母親は、少年が暴行によるけがで入院中に知り合った人たちに勧められて警察に被害届を出す約八カ月前、中学校にいじめと恐喝を相談していた。だが、学校は「恐喝ならば警察に相談した方がいい」、地元の緑署は「少年がけがをすれば事件になることもある」と伝え、母と子の悲鳴は置き去りにされた。

 中学校で実際に事件の対応をした元男性教諭は「もう一歩踏み出していればよかった」と悔やんでいる。その思いから退職後、ボランティアで非行少年の更生に携わる。事件のことは忘れたかったが、二〇一一年十月に大津市で起きた中学二年男子生徒いじめ自殺事件で、大人として何ができるかを考え直したという。

 母子が相談に訪れていた緑署の元幹部(73)は「抱えていた事実の重大性を見抜いてあげなければならなかった」。学校との間で被害者の対応を「たらい回しにしていた」と自ら語り、「見抜いてあげなければ、ではなく、見抜かなきゃいけなかった。被害者に寄り添わなければならなかった」と話した。

 四日、緑区にある中学校の校庭で事件から十五回目の桜が咲いていた。学校にも警察にも寄り添ってもらえなかった少年と母親は、時がたつ今も固く口を閉ざしている。

 (メモ)

 中学生5000万円恐喝事件 名古屋市緑区の中学校で1999年6月ごろから2000年2月ごろにかけて、当時中学3年の少年が同級生らから130回余りにわたり、計5000万円以上を恐喝された。00年4月5日、愛知県警が加害少年3人を恐喝と傷害容疑で逮捕したことで事件が明るみに出た。

 恐喝容疑で逮捕
2015.04.02 朝刊 

 【愛知県】安城署は1日、恐喝の疑いで安城市安城町、無職S容疑者(56)を逮捕した。

 逮捕容疑では、生活保護受給を担当する市職員(37)から50万円を脅し取ったとされる。「恐喝した覚えはない」と容疑を否認している。

 署によると、S容疑者は生活保護を受けており、2月26日に調査のため自宅を訪れた市職員から、家の立ち退きに関する話を持ち出されたことに立腹し「ぶっ殺してやろうか」などと脅迫。500万円を振り込ませる誓約書を書かせ、同28日に市職員が50万円を持ってきた。

教員脅迫:「復讐頼まれた」 鳥取で
2015.03.13 大阪朝刊 

 鳥取県警は12日、「教え子を侮辱したということでその親から復讐(ふくしゅう)の依頼があった。止めたければ300万円払え」などと書かれた封書が県東部の小学校の教員6人に届いたと発表した。県警は恐喝容疑などを視野に捜査している。県警によると、受け取った教員はいずれも40~50歳代の男性。宛名は手書きで消印は徳島県内。タイのバンコクに国際郵便で現金を送るよう指定されていた。島根県でも小中学校教諭約10人に同趣旨の封書が届いているという。

恐喝容疑 会社役員逮捕=愛知
2015.03.10 中部朝刊 

 安城署は9日、名古屋市北区福徳町、会社役員T容疑者(46)を恐喝容疑で逮捕した。

 発表によると、T容疑者は、すでに2月に逮捕された2容疑者と共謀し、投資話を持ちかけた安城市の会社員男性(52)を脅して現金250万円を脅し取った疑い。T容疑者は否認している。

LINEで恐喝未遂 容疑の中3男子逮捕=栃木
2015.03.05 東京朝刊 

 足利署は4日、県南に住む中学3年の男子生徒(15)を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表では、男子生徒は1月下旬~2月18日、知人で別の学校に通う中学3年の男子生徒に通信アプリ「LINE」で「10万円払え。次無視したら殺す」などとメッセージを送り、現金を脅し取ろうとした疑い。

 男子生徒は「間違いありません」と供述している。

恐喝の疑いで暴力団幹部を逮捕=鹿児島
2015.02.17 西部朝刊 

 鹿屋署は16日、指定暴力団K一家系組幹部のT容疑者(32)を恐喝の疑いで逮捕した。発表によると、T容疑者は、会社員男性(31)に「50万円を俺に預けろ」などと迫り、昨年12月27日正午頃、T容疑者の自宅駐車場で40万円を脅し取った疑い。

恐喝の疑い45歳逮捕=富山
2015.02.16 東京朝刊

 高岡署は15日、住所不定、無職A容疑者(45)を恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、A容疑者は2013年12月、滋賀県内で同県彦根市の男性会社員(25)に因縁を付け、「やくざの面目をつぶすとは、どういうことか分かっているのか」などと脅迫し、現金85万円やカードなどを脅し取った疑い。同県警が全国指名手配しており、15日、高岡署員が高岡市内で発見。A容疑者の身柄を同県警に移送した。

恐喝容疑で逮捕 安佐南署
2015.02.13 朝刊 

恐喝容疑で逮捕

 安佐南署は12日、広島市安佐南区の塗装工の男(20)を恐喝の疑いで逮捕した。安佐南署の調べでは、2013年12月下旬、暴走族グループのメンバーで当時17歳だった少年2人に対して「サケ6本、6万円分を買え」と要求し、自宅で1万円を脅し取った疑い。同署によると、男はこのグループの元総長で、当時は既に引退していた。県警は、男が何者かに依頼されてメンバーに高値で魚を売り付け、利益を得ていたとみて入手ルートや金の流れを調べる。

元暴力団幹部を恐喝未遂罪で起訴 /高知県
2015.02.12 大阪地方版/高知 

 南海トラフ地震対策で国が進める高知海岸の堤防耐震化工事で、入札に参加予定の土木建設会社から地元対策費の名目で金を脅し取ろうとしたとして、県警が恐喝未遂容疑で逮捕した高知市神田の土木作業員で元暴力団幹部のH容疑者(62)を、高知地検は11日、同罪で起訴した。

 起訴状によると、H容疑者は昨年8月28日、高知市の土木建設会社の事務所で、社長(59)に「(地元対策費に)落札金額の1%がいるき」などと言い、暴力団組員の名前を表示した携帯電話の画面を見せ、「お前のところだけ払わんというわけにはいかんぞ」などと金を脅し取ろうとしたとされる。

 県警によると、H容疑者は指定暴力団Y組系G会の元幹部。県警は逮捕当初、容疑を否認しているとしていたが、その後の認否は明らかにしていない。

大手生保会社を恐喝未遂容疑 /大阪府
2015.02.06 大阪地方版/大阪 

 大手生命保険会社から現金を脅し取ろうとしたとして、府警は5日、寝屋川市本町の右翼団体構成員、T容疑者(65)を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。「右翼を名乗って電話はしたが、金を脅しとろうとはしていない」と供述しているという。

 警備部によると、T容疑者は昨年12月7日と9日、大手生保の大阪市内の顧客相談窓口に「自分は活動歴20年の右翼だ。場合によっては街宣をかける。誠意をみせろ」などと電話をするなどし、現金を脅しとろうとした疑いがある。

 T容疑者は2012年9月以降、同社員の女性に個人的な付き合いで計250万円を貸していたという。13年6月から女性の勤務先などに返済を催促する電話をかけ、完済された同11月以降もほぼ毎日、同社に電話をかけ続けていたという。

 断ち切る 暴力団と歓楽街 (中) 変化の兆し 法改正で離れる店側
2015.02.06 朝刊 

 【愛知県】傘を打つ雨音が響く。背広姿の捜査員たちは、無言のまま、豊橋市中心部の住宅街にある建物に入っていく。一月二十二日午前、県警は、指定暴力団Y組直系・H一家の本部事務所を家宅捜索した。

 その前日、みかじめ料をやりとりした疑いで、H一家傘下団体の組長や豊橋・松葉地区の風俗店経営者ら四人を逮捕していた。

 三河地方最大の歓楽街である松葉は、県暴力団排除条例の「特別区域」に指定され、みかじめ料を支払った店側も罰則の対象。昨年六月と七月にも経営者が逮捕されている。

 「暴力団の資金源を断つためには、支払った側が『被害者』という感覚は間違い」と、豊橋署幹部は説明する。今回の事件も、別の経営者に捜査が広がる可能性は高い。

 みかじめ料の要求が明確に違法となったのは一九九二年、組員による「暴力的要求行為」を禁止した暴力団対策法が施行されてからだ。それまでは恐喝や脅迫を立証できないと、取り締まりが難しかった。

 かつて、松葉地区でみかじめ料の受け渡しに関わった男性は懐かしむ。「昔は組員と付き合っちゃいけないなんて認識が店側になかった。『ご飯食べに来なよ』『払ってあげるよ』なんて、組員をかわいがった。暴対法が施行され、店側が次第に離れていった」

 ただ、悪習が断たれたわけではない。「単純に金を受け取るのではなく、組員は、洗剤かなんかを店に置いていった」と男性。正規の商取引を装い、組員は物品の売買額とかけ離れた額を請求した。

 現金を渡すにしても、「昔は、松葉の中心にあるコンビニの前で堂々と組員に渡した。周囲の目が厳しくなり、郊外のパチンコ店とか、歓楽街の外で会うようになった」(松葉のキャバクラ店員)。受け取りに来るのも、組員ではなく、共通の知人になった。

 松葉の一部飲食店などが加盟する豊橋料理飲食事業協会の左京みなもとの三郎会長(78)は「加盟する約百店は、暴力団と一切付き合っていない」と明言する。

 加盟店には「組員が要求に来ても、相手よりも多い人数をそろえ、丁寧に頭を下げ続ける。要求がしつこければ、音声を録音して県警に相談すればいい」と指導する。

 「組長の使用者責任」を問えるようになった〇八年の暴対法改正後、どんな末端の組員でも警察沙汰になれば組長に累が及ぶ。

 一月上旬、松葉で飲食店を経営していた男性が、みかじめ料の返還を求め、H一家の総裁やY組のS(通称・T)組長らを提訴した。全国ではまだ二例目だが、原告弁護団の一人は語る。

 「勝訴できれば、過払い金返還請求と同様、全国で訴訟が頻発するだろう。暴力団排除が一気に進む可能性がある」

 (メモ)

 暴力団関係法令 暴対法(1992年施行)は、都道府県公安委員会が指定した暴力団(指定暴力団)に27の「暴力的要求行為」を禁じた。2012年の改正で、危険行為を繰り返す組織が「特定危険指定暴力団」に指定され、特定の区域で組員が金品などの不当な要求を行うと、すぐ逮捕されるようになった。全国の都道府県が11年までに施行した暴排条例は、暴力団に利益を供与した一般市民側にも罰則を設けた。

リベンジポルノで「有罪」 米裁判所、サイト運営者に判決
2015.02.05 東京朝刊 

 別れた腹いせに、以前の恋人や配偶者の裸や性行為の写真をネットにさらす「リベンジポルノ」のサイトを運営していたとして、米カリフォルニア州上級裁判所は2日、サンディエゴ在住の男性に恐喝や個人情報窃盗などの罪で有罪判決を下した。禁錮20年の刑になる可能性があるという。地元メディアなどによると、判決を受けたのは、ケビン・ボレア被告(28)。2012年12月から、13年9月までサイトを運営。別れた恋人の裸の写真を送るように不特定多数の男性に呼びかけ、1万枚以上の写真を掲載した。(ロサンゼルス=平山亜理)

ホテルを恐喝の疑い 香川の姉弟ら3人逮捕 千葉県警
2015.02.05 千葉日報 

 浦安署と千葉県警公安2課は4日までに、恐喝の疑いで香川県高松市円座町、自称自営業、O(24)、姉で同市寺井町、自称介護ヘルパー、O(30)、自称同所、会社員、T(23)の3容疑者を逮捕、千葉地検に送検した。

 3人の送検容疑は共謀し、昨年12月31日から今年1月2日の間、宿泊していた浦安市内のホテルで、東京都内の神社で買ったお守りが入った紙袋を客室清掃員が誤って捨てたことに因縁を付け、40代の従業員男性2人を「俺は政治結社をやっている。ホテルとしてどう補償してくれるんだ」などと脅し、お守り代、ホテル宿泊代などとして現金24万4500円、タクシー料金、土産の宅急便送料として3万7494円を脅し取った疑い。

 同署によると、T容疑者Y容疑者の知人。Y容疑者の妻と子ども2人の6人で旅行中だったという。ホテルが1月9日に同署に被害届を出していた。

[事件・事故]事故示談金脅し取るなどした疑いで9人最終送検 宇和島、西予の両署
2015.02.03 朝刊 

 ◆事故示談金脅し取るなどした疑いで9人最終送検 宇和島、西予の両署は2日までに、故意の交通事故の示談金名目で計6回にわたって現金を脅し取るなどしたとして、恐喝などの疑いで宇和島市の会社員A(21)と同市の建設作業員B(21)の2容疑者ら9人を松山地検宇和島支部に最終送検した。容疑は、9人はそれぞれ共謀し、2014年1月26日~4月20日の間に、市内の路上で、B容疑者らと男性数人が同乗した乗用車を、別の容疑者が運転する乗用車に故意に衝突させ「一緒に乗っていたお前らも同罪。修理代と慰謝料で1人数百万円払え」と要求。A容疑者が仲介役を装うなどして、同市の男性会社員(20)ら11人から計6回にわたり計739万円を脅し取るなどした疑い。

 恐喝未遂の疑いで男女逮捕
2015.01.30 朝刊 

 【愛知県】蒲郡署は28日、恐喝未遂の疑いで岡崎市大和町、カラオケ講師K(68)と新潟県上越市加賀町、派遣社員K(48)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀し2013年9月28日、西尾市の配管業男性(61)に「不倫に関してです。返事がない時は300万円を払う気がないと判断して暴力団がうかがうことになる」などと脅す文書を送り、同年10月には蒲郡市の自営業の女性(56)に3回にわたって同様の内容のメールを送って、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、ともに容疑を認めている。被害者はK容疑者の知人だったが、不倫の事実はなかった。

恐喝未遂の疑い 政治結社幹部を逮捕=埼玉
2015.01.28 東京朝刊

 県警公安2課と川口署は27日、政治結社「K」幹部で横浜市旭区市沢町、自動車販売業M容疑者(44)を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表によると、M容疑者は昨年9月2日、川口市の建設会社から依頼を受けた弁護士に対し、同社の土砂の運搬や処分方法が違法だと言いがかりをつけ、「口止め料を支払わなければ街宣をかける」と脅した疑い。

 同社が川口署に被害を届け出て発覚した。調べに対し、M容疑者は「口止め料を名目に金を要求したことは間違いない」と供述しているという。

Y組顧問弁護士に有罪 倉庫損壊そそのかし 大阪地裁
2015.01.28 大阪夕刊 

 事業をめぐるトラブルの解決を依頼してきた男性(40)=建造物損壊罪で有罪確定=に倉庫を壊すようそそのかしたとして、建造物損壊教唆罪に問われた大阪弁護士会所属の弁護士、Y被告(68)の判決公判が28日、大阪地裁で開かれた。宮崎英一裁判長は「法律家でありながら法秩序を無視しており、厳しい非難が向けられるべきだ」として懲役10月、執行猶予2年(求刑懲役10月)を言い渡した。

 Y被告は指定暴力団Y組の顧問弁護士。平成3年に恐喝未遂罪で起訴されるなどして辞任したが、後に無罪が確定。18年春に再び就任したという。今回の有罪判決が確定すると、弁護士法の規定で弁護士登録が取り消される。Y被告は控訴する方針。

 判決によると、Y被告は25年9月、大阪府摂津市にある会社の倉庫前で、同社とトラブルになっていた男性に倉庫の壁を壊すようそそのかした。

 宮崎裁判長は判決理由でトラブルについて「民事的手段で解決が図られるべきであり、実力行使が正当化されるものではない」と指摘。その上で「犯行内容も軽微ではなく、公訴権の乱用といえない」として、「被告を狙った不当な起訴」とする弁護側の主張を退けた。

中2女子ら「美人局」か 恐喝容疑で逮捕 /東京都
2015.01.27 東京地方版/東京 

 「美人局(つつもたせ)」の手口で現金を脅し取ったとして、警視庁は、福岡市の中学2年の女子生徒(14)と福岡県大牟田市の無職の男(20)=当時19歳=を恐喝の疑いで逮捕し、26日発表した。「生活費と遊ぶ金欲しさにやった」といずれも容疑を認めているという。

 少年事件課によると、2人は昨年10月21日、女子生徒が出会い系サイトで知り合った男子大学生(21)を新宿区のレストランに誘い出し、女子生徒の夫を装った男が「人の嫁に何したんだ。指切るか」などと脅して、大学生から30万円を脅し取った疑いがある。

 交際していた2人は昨年9月に福岡から上京した。同課は、女子生徒が「やり方は友達から聞いた。援助交際なら相手も警察に届けないと思った」と供述していると説明。2人は他に5件の美人局への関与を認めているという。

30万円恐喝容疑で中2女子を逮捕 美人局、交際相手の男も /福岡県
2015.01.27 西部地方版/福岡 

 「美人局(つつもたせ)」の手口で現金を脅し取ったとして、警視庁は、福岡市の中学2年の女子生徒(14)と大牟田市の無職の男(20)=当時19歳=を恐喝の疑いで逮捕し、26日発表した。「生活費と遊ぶ金欲しさにやった」といずれも容疑を認めているという。

 少年事件課によると、2人は昨年10月21日、女子生徒が出会い系サイトで知り合った男子大学生(21)を東京都新宿区のレストランに誘い出し、女子生徒の夫を装った男が「人の嫁に何したんだ。指切るか」などと脅して、大学生から30万円を脅し取った疑いがある。

 交際していた2人は昨年9月に福岡から上京した。同課は、女子生徒が「やり方は友達から聞いた。援助交際なら相手も警察に届けないと思った」と供述していると説明。2人は他に5件の美人局への関与を認めているという。

中2女子が美人局!? 30万円恐喝容疑で逮捕
2015.01.27 東京朝刊 2

 出会い系サイトで知り合った男性から30万円を脅し取ったとして、警視庁少年事件課は恐喝容疑で、福岡県大牟田市の無職の男=犯行当時(19)=と、交際相手で同居の中学2年の女子生徒(14)を逮捕した。同課によると、2人は容疑を認め、女子生徒は「援助交際を装えば、カネを取っても通報されないと友人から聞いた」などと話しているという。

 逮捕容疑は昨年10月、女子生徒が出会い系サイトで知り合った川崎市の大学3年の男子学生(21)を新宿区内のファミリーレストランに誘い出し、男が「人の嫁に何をした」などと脅迫。モデルガンを見せるなどして現金30万円を脅し取ったとしている。

 「LINE」で誘い 大学生を恐喝容疑 中2少女ら逮捕
2015.01.26 夕刊 

 警視庁少年事件課は二十六日、恐喝の疑いで福岡県大牟田市の無職の男(20)=事件時少年=と福岡市立中学二年女子生徒(14)を逮捕したと発表した。同課は二人が、出会い系アプリを悪用し男性を誘い出してゆする手口で、ほかにも五件現金を奪うなどしていたとみて調べる。

 逮捕容疑では、昨年十月、出会い系アプリで知り合った私立大三年の男性(21)に、無料通信アプリ「LINE」で「会いたい」とメッセージを送って東京都新宿区のファミリーレストランに誘い出し、「人の嫁に何したんだ。五十万円用意しろ」とエアガンを見せて脅し、三十万円を支払わせたとされる。男らは「生活費と遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めている。

 同課によると、残り二十万円を払うという誓約書を書き解放された男性が翌日、警視庁に相談。同課は連絡先として聞いていた携帯電話の番号から男らを割り出した。

 二人は昨年九月に上京し、十二月まで同居していた。

夫婦装い恐喝容疑で中2少女と男逮捕 警視庁
2015.01.26 夕刊 

 夫婦を装って、出会い系サイトで知り合った男性に「人の嫁に何をした」などと因縁を付けて現金を脅し取ったとして、警視庁少年事件課は26日までに、恐喝の疑いで、大牟田市の無職男(20)=事件当時は19歳=と福岡市の中学2年の少女(14)を逮捕した。

 警視庁によると、2人は昨年9月に上京。「生活費と遊ぶ金が欲しかった」などと容疑を認めている。同庁は、同様の手口の恐喝などをほかにも数件繰り返したとみて調べる。

 逮捕容疑は昨年10月21日夜、少女が男性(21)を新宿区高田馬場1丁目のファミリーレストランに誘い出し、入店直後に、男が男性の隣に座って「人の嫁に何をしたんだ。指切るか。50万円用意しろ」などと言って30万円を脅し取った疑い。

 男性が翌22日、戸塚署に相談して発覚した。

「美人局」5000万円脅し取る 容疑の男女4人逮捕=大阪
2015.01.22 大阪朝刊 

 「美人局(つつもたせ)」の手口で5000万円を脅し取ったとして、府警捜査4課は21日、自称大阪市北区西天満、飲食店経営U被告(30)(強盗致傷罪などで起訴)、住居不定、無職O容疑者(29)ら男女4人を恐喝容疑で逮捕した。U被告は黙秘し、O容疑者らは容疑を認めているという。

 発表では、U被告らは2013年1月上旬、大阪市内の飲食店で、面識のあった30歳代の司法書士の男性に、同容疑で逮捕された共犯の女を紹介。関係を持った男性の事務所をその後、訪ねて「女はヤクザと関係があり、家がめちゃくちゃにされるぞ。こちらで話をつける」と口止めし、「たちが悪いので金がかかる」と要求して、同月中旬、市内で5000万円を脅し取った疑い。

「美人局」で5000万円、容疑で男女4人逮捕
2015.01.22 大阪朝刊

 女が男性を誘った後、共謀する男が男性から金品を脅し取る「美人局(つつもたせ)」の手口で知人から5千万円を脅し取ったとして、大阪府警捜査4課は21日、恐喝容疑で自称大阪市北区西天満、飲食店経営、U容疑者(30)ら男女4人を逮捕した。U容疑者は黙秘しているという。

 逮捕容疑は共謀し平成25年1月、U容疑者の知人で司法書士の30代男性に、当時10代だった女を紹介。関係を持たせ後日、「女はヤクザの関係」「ヤクザが家に来て、家族がむちゃくちゃにされるぞ」などと因縁を付け、現金5千万円を脅し取ったとしている。

 別事件の捜査過程で事件が発覚、別の強盗致傷罪で起訴されているU容疑者の関与が浮上した。

組員ら、100万円恐喝などの疑いで逮捕 豊橋署 /愛知県
2015.01.19 名古屋地方版/愛知 

 豊橋署は18日、ともに豊川市金屋橋町の無職で暴力団組員U(41)と、店員H(36)の両容疑者を恐喝などの疑いで逮捕し、発表した。署によると、両容疑者は市内の会社員男性(29)を脅し、昨年12月22日と30日に総額100万円を脅し取った疑いなどがある。今月6日に250万円を恐喝しようとしたところ、男性が署に相談した。

 U容疑者は容疑を認めているが、H容疑者は現金の受け取りは否認しているという。

出会い系アプリで知り合った男性を恐喝した疑い、3人を逮捕 /埼玉県
2015.01.17 東京地方版/埼玉 

 県警は、東京都新宿区に住む飲食店員の少年(18)や、神奈川県大和市に住む高校2年生の女子生徒(17)ら3人を恐喝の疑いで逮捕し、16日発表した。

 少年捜査課によると、3人は昨年8月下旬、県内に住むアルバイト男性(25)に出会い系アプリを通じて援助交際を持ちかけ、男性と女子生徒が三芳町内のアパートで一緒になった際に「(女子生徒は)未成年だぞ。このまま警察に行くか、60万円で示談するか決めろ」と脅し、現金5万円やキャッシュカードを受け取った疑いがある。

少年少女3人を恐喝容疑で逮捕=埼玉
2015.01.17 東京朝刊 

 県警少年捜査課と東入間署は16日、東京都新宿区の飲食店員の少年(18)ら17~18歳の男女3人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、3人は昨年8月、出会い系アプリを通じ、県西部のアルバイト男性(25)にメールを出して三芳町のアパートに誘い出し、「この女は未成年だぞ。警察に行くか、60万円で示談するか決めろ」と脅し、現金5万円やキャッシュカードなどを奪った疑い。

 男性が少年の名前を覚えていたことなどから浮上した。

 調べに対し、飲食店員の少年は「成人なら金を持っていると思って狙った」と供述。ほかの2人は「現場にはいたが金はもらっていない」、「手伝えと言われたのでやった」と話している。

報道された恐喝事件 2016年
報道された恐喝事件
報道された恐喝事件

LINEいじめ 児相に通告 浪岡中2自殺問題 侮辱疑い、生徒10人弱 県警 ネット中傷 異例の対応
2016.12.21 朝刊 

 今年8月、いじめを訴えて自殺した青森市立浪岡中学校2年・kさん=当時(13)=を無料通信アプリ・LINE(ライン)上などで中傷したとして、青森南署と県警少年課が、同校の女子生徒10人弱を侮辱や名誉毀損(きそん)の疑いで調査し、20日、児童福祉法に基づいて児童相談所に通告した。県警幹部によると、子どものいじめ問題をめぐり、警察がラインなどインターネット上の中傷を通告するのは異例という。

 通告された生徒10人弱はいずれも中傷した疑いのある時期に12~13歳で、刑事責任を問われない「触法少年」(14歳未満)に該当する。県警は、生徒たちに専門機関による指導が必要と判断して児相に通告した。

 児相側の対応には、専門家や児相職員による在宅指導のほか、家庭裁判所への送致などがあり、今後に決定するとみられる。

 県警はこれまでに、kさんに関係するラインの履歴を調べる一方、同校の生徒数十人からも任意で事情を聴取。kさんが1、2年時のいずれもライン上や学校生活で、今回通告された生徒たちから事実無根のうわさを流されたり、容姿を侮蔑されるなど中傷を受けていたとみて、慎重に調べを進めてきた。

 捜査関係者によると、中傷が書き込まれたとされる当時、ライン上は、多数の生徒が閲覧できる状態だった。県警はこの点を踏まえ、いわれのない批判が他の生徒に広がる恐れが十分にあり、刑法が定める侮辱罪や名誉毀損罪の成立に必要な「公然性」を満たしているとの見方を固めた。

 一方、県警は、通告した生徒たちの行為が、kさんの自殺の直接の原因になったかどうかについては判断していない。

 浪岡中学校の齋藤実校長は「警察の調査を非常に重く受け止めている。通告された生徒には家庭訪問を続け、心のケアをしながら寄り添っていく」と話した。

 kさんは8月25日、同級生からいじめを受けたと訴える遺書をスマートフォンに残し、JR北常盤駅(藤崎町)で自殺。遺族が、ライン上で中傷されたり「ありもしないうわさ」を流されていたと訴えていた。

 いじめの有無や内容、自殺との因果関係があったかについては現在、青森市いじめ防止対策審議会が調査中で、年度内に報告書をまとめて答申する方針。

●言葉の暴力 甘く見ないで 父・tさん

 kさんの父・剛さん(38)は20日午後、自宅で本紙取材に対応し、「子どもたちには、言葉の暴力を甘く見ないでほしい。今回の通告が全国各地でいじめの抑止力になると信じている。いじめをなくしたいという娘の思いがまた一歩、前に進んだ。警察の皆さんには感謝している」と答えた。

●再発防止へ抑止力に 研究会代表

 県警が、無料通信アプリ・LINE(ライン)上の中傷は侮辱などの疑いがあるとみて、青森市の中学生10人弱を児童相談所に通告したことを受け、子どものネットリスク教育研究会代表の大谷良光・前弘前大学教授(東京都)は「ネットいじめに警察が関与する事例は聞いたことがない」とし、再発防止へ向けて一定の抑止力になる可能性があるとの見解を示した。

 ライン上であっても、公然と特定の相手を中傷する行為は、侮辱罪(拘留または科料)や、名誉毀損(きそん)罪(3年以下の懲役または50万円以下の罰金など)に抵触する恐れがあることを、県警は慎重な調査により示した。捜査関係者は、今後、悪質なケースでは今回の通告が先例となり、全国的に捜査機関が調べに乗りだす可能性もあるとの見方だ。

 大谷代表は「ネットいじめは、子どもの多くが『遊びの延長』という感覚」と説明。いじめ自殺の主な要因に関して、暴力や恐喝の割合が減少し、ネット上の書き込みなどが急増している、との調査結果も出ているという。

 こうした深刻な状況から、大谷代表は「(言葉の暴力が)法的に罰せられる可能性があると、より鮮明になって良い時期に来ているのではないか」と指摘。一方で、本県はネットいじめを防ぐ啓発活動が遅れているとして、今回の事例を教訓とした取り組みの強化が求められるとしている。

▼社会で取り組み必要/元家裁調査官の佐々木光郎氏の話

 暴行や強要を伴わない「言葉のいじめ」を警察が調べ、児童相談所への通告などの対応をするのは極めて珍しい。加害者とされる生徒にとって厳しい措置だが、自殺という重大な結果と真摯(しんし)に向き合い、再発防止につなげるという効果もある。一方、捜査機関が子どもたちの表現の自由をいたずらに規制することがあってはならない。学校や社会全体で言葉の暴力を起こさないよう取り組むべきだ。

示談金恐喝で24歳に有罪判決=富山
2016.12.16 東京朝刊 

 仲間と共謀して故意に交通事故を起こし、県東部の少年(当時18歳)から示談金名目で700万円を脅し取ったとして、恐喝罪に問われた入善町青島、無職M被告(24)の判決が15日、富山地裁であり、松井修裁判官は懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡した。

 判決によると、M被告は今年5月、仲間と共謀し、少年に酒を飲ませた後に車を運転させ、入善町の路上で別の車をわざと追突させた上、示談金を名目に現金700万円を脅し取った。松井裁判官は「被害は甚大で、手口は卑劣かつ狡猾(こうかつ)」と指摘した。

 恐喝容疑で男を逮捕
2016.12.16 朝刊 

 【岐阜県】北方署は15日、恐喝の疑いで、大垣市鶴見町、職業不詳T容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑では、6月21日、瑞穂市の元同僚の店員男性(22)の顔を殴り「ぶっ殺してやる」などと脅して電子メールで現金を要求。22日から7月4日までに、4回に分け計34万円を脅し取ったとされる。署によると、「金はもらったが、脅してはいない」と否認している。

★女性恐喝の疑いで男再逮捕
2016.12.14 朝刊

 可児署は13日、恐喝の疑いで、関市桜ケ丘、無職Y容疑者(42)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、昨年8月9日、美濃加茂市などの路上で可児市の飲食店アルバイトの女性=当時(33)=に対し指をけがさせられたと因縁をつけて現金を要求。「やくざみたいな怖いところに行くか」と言い、現金40万円とキャッシングカード1枚を脅し取った疑い。

 署によると、Y容疑者は「受け取ったのは間違いないが、借りたと思っている」と容疑を否認。先月16日、同じ女性から20万円を脅し取ろうとしたとして逮捕されていた。

★50万円脅し取った疑い
2016.12.08 朝刊

 県警刑事総務課と岐阜中署は7日、恐喝の疑いで、羽島郡岐南町上印食、請負業務業K容疑者(70)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、2013年1月31日、岐阜市の40代女性に「飲酒運転する車に同乗する女だという話が広まっている。口止めに50万円要る」と電話し、同2月1日に現金50万円を脅し取った疑い。

 署によると、K容疑者は「飲酒運転のことは言ったが、あとは違う」と容疑を否認。先月17日にも、この女性から50万円を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕された。

1000万円恐喝容疑=富山
2016.12.06 東京朝刊 

 富山中央署は5日、富山市水橋中村、職業不詳M容疑者(43)を恐喝の疑いで逮捕した。M容疑者は、容疑を否認している。

 発表によると、M容疑者は2015年1月2日頃~10月22日、30歳代男性を性的関係を持った女性が未成年だったなどと脅迫し、現金計1005万円を脅し取った疑い。M容疑者と男性は同じ会社で働いていたことがあったという。

1200万円脅し取ろうとした疑い、組員ら逮捕 /大阪府
2016.12.02 大阪地方版/大阪 

 架空の借用書を書かせて1200万円を脅し取ろうとしたなどとして、府警は1日、指定暴力団K組系暴力団員のN容疑者(41)=兵庫県姫路市飾東(しきとう)町=ら3人を恐喝未遂と強要の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。他の2人はK容疑者の弟で、同組系暴力団幹部で建設作業員のN容疑者(40)=同県姫路市八代=と、建設作業員H容疑者(28)=徳島県石井町。

 曽根崎署によると3人は4月中旬、30代男性と20代女性の夫婦を「逃げたら殺す」などと脅し、兵庫県内の暴力団事務所で架空の借用書6枚計1200万円分に署名させ、現金を脅し取ろうとしたなどの疑いがある。

 夫婦は車の売買のトラブルをめぐりK容疑者と知り合い、3月から同容疑者が所属する暴力団事務所の電話番などをしていた。

 恐喝容疑で暴力団幹部を再逮捕
2016.11.22 朝刊 

 【愛知県】常滑署などは21日、恐喝の疑いで半田市雁宿町、指定暴力団Y組K会系組織幹部のH容疑者(47)を再逮捕した。

 再逮捕容疑では、昨年8月1日、共犯の男2人と共謀し、半田市内の飲食店で常滑市の男性会社員(28)に「後援会に入って毎月2万円持ってこい」と脅し、同月5日に2万円を脅し取ったとされる。

 署によると、「意味が分からない」と容疑を否認している。H容疑者は共犯の2人からあいさつ料を脅し取ったとして10月、恐喝容疑で逮捕された。2人は9月に恐喝容疑で逮捕され、既に有罪判決を受けている。

盗撮男から「示談金」恐喝容疑 「話をつけてやる」と偽り 2人逮捕=多摩
2016.11.19 東京朝刊 

 ◆脅し取られた男も書類送検へ

 駅で盗撮していた男性を脅し、示談金と偽って現金約340万円を脅し取ったとして、町田署は17日、いずれも無職で自称・神奈川県秦野市、N容疑者(22)と同・千葉県八千代市、H容疑者(20)を恐喝容疑で逮捕した。

 同署幹部によると、2人は8日午前8時20分頃、小田急町田駅構内で、エスカレーターに乗っていた女子高校生のスカートの中を背後からスマートフォンで撮影していた20歳代の男性会社員をつかまえ、盗撮を指摘して女子高生との示談金として現金341万円を脅し取った疑い。

 女子高生は電車に乗って立ち去っていたが、「話をつけてやるが、示談には数十万円では足りない」などと偽り、同駅前のコンビニエンスストアのATMで男性に41万円を引き出させた。さらに、タクシーに乗せて銀行や消費者金融3店を回ってカードローンなどを作らせ、各店から100万円ずつ借りさせた。

 男性は同日夕、同署を訪れて相談。署員が駅やコンビニの防犯カメラから割り出した2人組の写真を手がかりに張り込み、17日朝に同駅に2人が現れ、同日夕、逮捕した。

 H容疑者は容疑を認め、N容疑者は「金は取ったが、脅してはいない」と一部を否認しているという。同署は、計画的犯行の可能性があるとみて、背後関係や余罪の有無を調べている。

 現金を脅し取られた男性も盗撮を認めており、都迷惑防止条例違反で近く、書類送検する予定だ。

盗撮会社員脅し341万円恐喝 20代の無職2人逮捕
2016.11.19 サンスポ 

 盗撮していた20代の男性会社員から現金341万円を脅し取ったとして、警視庁町田署は18日までに恐喝容疑で、いずれも無職のN(22)とH(20)の両容疑者を逮捕した。署によると、N容疑者は「金はもらったが、脅してはいない」と否認。H容疑者は容疑を認めている。

 逮捕容疑は8日、小田急線町田駅のエスカレーターで、女子高校生のスカート内をスマートフォンで盗撮していた会社員を脅し、341万円を受け取った疑い。2人は会社員が盗撮しているのを目撃。「仲間が被害者といる。示談金は300万円だ」と脅したという。同署は恐喝を繰り返していた可能性があるとみている。

知人女性を恐喝、69歳容疑者逮捕 岐阜県警 【名古屋】
2016.11.18 名古屋朝刊 

 知人女性から現金50万円を脅し取ったとして、岐阜県警は17日、自称コンパニオン派遣請負業のK容疑者(69)=同県岐南町上印食2丁目=を恐喝容疑で逮捕し、発表した。「金の貸し借りはあるが、事実は違う」と容疑を否認しているという。

 岐阜中署によると、K容疑者は2013年1月17日、岐阜市の40代の知人女性を同市内の喫茶店に呼び出し、「むしゃくしゃしたせいで事故をしてしまった。どうしてくれる」などと因縁をつけ、その場で現金50万円を脅し取った疑いがある。K容疑者の口座には、女性の口座から13年1月下旬~15年12月中旬に、約90回計約2千万円が振り込まれた履歴が残っていたという。

女性から50万円恐喝容疑で逮捕 岐阜中署
2016.11.18 朝刊 

 県警刑事総務課と岐阜中署は17日、恐喝の疑いで、羽島郡岐南町上印食、自称請負業務業K容疑者(69)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2013年1月17日、岐阜市岩地の喫茶店で、同市の40代女性に「むしゃくしゃしたせいで事故をしてしまった。いくら出せるんや」などと言い、現金50万円を脅し取った疑い。

 署によると、女性は13年1月から15年12月までの間に90回以上にわたり、計約2千万円をK容疑者の口座に振り込んだと話しているという。女性が今年1月に署に相談していた。K容疑者は「金の貸し借りはあるが、事実は違う」と容疑を否認しているという。

恐喝事件の容疑者ら 事前に打ち合わせか=青森
2016.11.12 東京朝刊 

 十和田市内の男性(当時39歳)から現金約35万円を脅し取ったとして恐喝容疑で男女3人が逮捕された事件で、N容疑者(33)とT容疑者(47)らが事前に、男性を脅す際の文言や流れを打ち合わせていたとみられることが11日、捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、N容疑者は自身が経営する飲食店で、男性の未払いの飲食代がかさんでいることをT容疑者に打ち明けていたという。これを受け、T容疑者はN容疑者らと、男性と会った際にどのような文言やタイミングで脅すかを事前にすり合わせていた可能性があるとみて、県警が調べを進めている。

 T容疑者らは暴力団組員であるかのように語り、2015年11月22日に男性宅前で「なめた口利いてるとさらうぞ」などと脅し、12月中に3回に分けて現金を脅し取った疑いが持たれている。

恐喝容疑で逮捕=北九州
2016.11.10 西部朝刊 

 折尾署は9日、中間市中央4、無職H容疑者(62)を恐喝の疑いで逮捕した。発表では、H容疑者は6月23日午後7時半~同45分頃、同市から北九州市八幡西区に走行するタクシー内で、男性運転手(63)に「タクシー代払わんぞ」などとどなり、運賃1950円の請求を断念させた疑い。H容疑者と運転手は顔見知りだった。「文句は言ったが、脅したつもりはない」と容疑を否認しているという。

示談金恐喝で初公判 24歳起訴事実認める=富山
2016.11.09 東京朝刊 

 仲間と共謀して県東部の少年(当時18歳)から交通事故の示談金を名目に700万円を脅し取ったとして恐喝罪に問われた入善町青島、無職M被告(24)の初公判が8日、富山地裁(松井修裁判官)で開かれ、M被告は起訴事実を認めた。一連の多額恐喝事件で、公判はM被告が初めて。

 起訴状によると、M被告は今年5月、仲間5人と共謀し、少年に酒を飲ませた後に車を運転させ、入善町の路上で別の車をわざと追突させ、示談金を名目に現金700万円を脅し取ったとされる。M被告は、少年の運転する車に同乗していた。
恐喝容疑で21歳再逮捕=秋田
2016.11.06 東京朝刊 

 秋田東署は5日、秋田市東通、大学生H容疑者(21)を恐喝容疑で再逮捕した。発表によると、H容疑者は今年5月頃、秋田市の10代知人女性に対し、「スマートフォンで撮影した画像を流出させる」などとして、現金13万円を脅し取った疑い。画像は女性が困るような内容で、脅し取った金は、電化製品の購入費用などに充てたという。

 H容疑者は10月21日午前10時30分頃、同市手形でこの女性の襟首をつかんで引っ張ったなどとして、同月25日、暴行容疑で同署に逮捕されている。いずれも容疑を認めているという。

恐喝:300万円で外車購入 地下アイドル運営の被告 名地検起訴
2016.11.05 中部朝刊 

 自分がプロデュースする地下アイドルのファンから現金を脅し取ったとして、恐喝容疑で逮捕された飲食店員、H一容疑者(35)=名古屋市西区=が、脅し取ったとされる金で外車を購入したとみられることが捜査関係者への取材で分かった。名古屋地検は4日、古川容疑者を恐喝罪で起訴した。

 起訴状によると、H被告は、経営する芸能プロダクション所属の女性タレントとファンの男性が私的に連絡を取り続けたことに言いがかりをつけ、金の貸し借りがないのに男性に架空の借用書を作らせて「払わないなら家族を家に住めなくさせてやる」などと脅し、今年1月、名古屋市内の路上に止めた車内で現金300万円を恐喝したとされる。

 愛知県警によると、H被告は「貸した金を返してもらっただけ」と容疑を否認しているという。

 捜査関係者によると、H被告は事件後すぐ、岐阜県内の自動車販売業者から現金300万円で外車を購入していたという。

暴力団員、恐喝未遂の疑い 柏署
2016.11.03 千葉日報 

 柏署は2日、恐喝未遂の疑いで、柏市増尾台2、指定暴力団S会系組員、M容疑者(49)を逮捕した。

 逮捕容疑は9月29日午前0時ごろ、同市内のビル内の店舗で、同店長男性(24)に「月々1万円、年末5万円の付き合いはどうですか」などと言ってみかじめ料を脅し取ろうとした疑い。

 同署によると、店長男性が同署に相談し、発覚した。M容疑者は容疑を否認している。

知人から2000万円脅し取った疑い=福島
2016.11.02 東京朝刊 

 知人から現金2000万円を脅し取ったとして、福島署は1日、福島市須川町、会社員A容疑者(50)を恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、A容疑者は9月20日午後10時頃、市内の飲食店で知人の会社員男性(40)を脅し、同21日に現金2000万円を自分の口座へ振り込ませた疑い。調べに対し、A容疑者は「脅して振り込ませた」と供述しているという。

「性的な動画 友人に流すぞ」 スマホ恐喝 ご注意 アプリで連絡先抜かれ 羞恥心から泣き寝入りも
2016.11.02 夕刊 

 スマートフォンから抜き取った連絡先に、本人の性的な画像や動画を流出させるなどして恐喝するセクストーション(性的な脅迫という意味の造語)の被害が続いている。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によると、2014年9月に初めて相談が寄せられ、これまでに39件を確認。14年には福岡県内の男が恐喝の疑いで逮捕されたが、泣き寝入りする被害者も多く、IPAは注意を呼び掛けている。

 「恥ずかしい動画を友人に流してほしくなければ30万円を払え」。今年10月、横浜市の20代男性に無料通信アプリLINE(ライン)でメッセージが届いた。続けて、自分のスマホに登録していた連絡先の一覧画像と、男性本人の性的な動画が送られてきた。

 男性は以前、インターネットでメッセージをやりとりするライブチャットで、見知らぬ女性に「下半身を見せて」と持ち掛けられていた。先に女性から画像が送信されてきたので応じると、やりとりは動画にエスカレート。「話す場所を変えよう」と書き込みがあり、送られてきたURLにアクセスした。

 IPAによると、この時点で不正アプリがスマホにダウンロードされ、連絡先を抜き取られた可能性が高いという。男性が30万円の支払いを拒否すると、30分後、約100人の友人に性的動画が送りつけられた。今後、再び金銭を要求してくる恐れもあるという。

 過去には恐喝の疑いで逮捕されたケースもある。14年4月、千葉県警が福岡県太宰府市の男と札幌市の男を逮捕した。2人は中国のグループに雇われ、日本人を標的にしていたという。

 ただ、警察庁によると、逮捕はこの1件のみ。多くは海外を拠点としており、捜査が難しいという。福岡県消費生活センターでも、同様の相談は14年に1件あっただけだった。

 IPAには14年に6件、15年に19件、今年も14件の相談が寄せられている。担当者は「氷山の一角の可能性がある。プライベートな画像や動画は第三者に渡さず、不審なURLには安易にアクセスしないよう徹底してほしい」と話している。 

K会系組長ら3人を逮捕=北九州
2016.10.28 西部朝刊 

 県警は27日、特定危険指定暴力団K会系組長K治(48)、同会系組幹部I(43)両被告(恐喝罪などで公判中)を恐喝と暴力団対策法違反容疑で再逮捕し、同会系組員T容疑者(34)を同容疑で逮捕したと発表した。発表では、3人は共謀し、昨年4月30日頃、北九州市内で飲食店を経営する男性(30歳代)に電話で「オヤジから聞いとるよね」「月3万ね」などと話して、昨年5月~今年7月頃にかけて十数回にわたり計72万円を脅し取った疑い。県警は3人の認否を明らかにしていない。
恐喝未遂容疑で男を逮捕=熊本
2016.10.28 西部朝刊 

 芦北署は27日、芦北町田浦、会社員K容疑者(46)を恐喝未遂容疑で逮捕した。発表では9月9日~10月17日、元交際相手のアルバイト女性(32)に「わいせつな画像をネットに流されたくなければ70万円支払え」などと書いた封書を3度届け、現金を脅し取ろうとした疑い。「金がほしかった」と容疑を認めている。

300万円恐喝容疑、事務所運営者を逮捕 地下アイドルと交際のファンから【名古屋】
2016.10.15 名古屋朝刊 

 名古屋市内で活動する「地下アイドル」の女性と交際したファンから現金を脅し取ったとして、愛知県警は14日、アイドル事務所を運営する名古屋市西区城町、アルバイトH容疑者(35)を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。「それはないです」と容疑を否認しているという。

 中署によると、H容疑者は1月、自分が運営するアイドル事務所所属の女性と交際していた愛知県内在住のファンの会社員男性(27)に対し、「けじめ」などとして架空の借用書を書かせ、「お前が逃げても家族や会社に迷惑がかかるかもしれんな」などと脅迫。現金300万円を脅し取った疑いがある。地下アイドルは、大手タレント事務所などに所属せずライブハウスなどで活動するアイドル。H容疑者は同市中区で「S」という事務所を運営している。

 この事務所をめぐっては、H容疑者から「タレントと私的に交流した」ととがめられて現金を脅し取られたとして、この男性を含むファン2人がH容疑者を相手取り、計750万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴している。
400万円恐喝の疑い、少年ら4人を再逮捕 入善署など
2016.09.29 朝刊

 富山県東部の少年(18)が現金計1700万円を脅し取られた事件に関連し、入善署と県警は28日、別の男性から400万円を脅し取ったとして、恐喝容疑で入善町入膳の無職少年(18)を逮捕し、男3人と少年1人を再逮捕したと発表した。

恐喝の疑い
2016.09.22 朝刊 

 【愛知県】天白署は21日、本籍北区、自称建築業K容疑者(35)を逮捕した。

 逮捕容疑では4月28日午後10時ごろ、電話で借金10万円の返済を求めた天白区の男性会社役員(49)に「俺が渡世もんと分かっとるのか。これ以上追い込むんだったら殺してやろうか」などと脅し、回収を断念させたとされる。天白署によると「脅すようなことは言っていない」と容疑を否認している。

2400万円を脅し取った疑いで会社役員ら3人を逮捕 /徳島県
2016.09.08 大阪地方版/徳島 

 県警組織犯罪対策課と小松島署は7日、いずれも建設会社役員のO容疑者(48)=徳島市住吉4丁目=とK容疑者(39)=徳島市山城西3丁目=、自称不動産業O容疑者(65)=北島町北村=を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。県警は、認否を明らかにしていない。

 小松島署によると3人は2010年、K容疑者の会社が落札した土地に建設残土を置いていた60代男性に言いがかりをつけ、処分費用の名目で計2400万円を脅し取った疑いがある。

1700万円恐喝容疑、少年ら6人逮捕 暴力団関係者のふり /富山県
2016.09.08 大阪地方版/富山 

 暴力団関係者のふりをして、県東部の少年(18)から交通事故の示談金名目などで計1700万円を脅しとったとして、県警は6日、朝日町境のアルバイト店員T容疑者(21)ら17~24歳の6人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。いずれも容疑を認めているという。

 県警によると、T容疑者、無職少年(19)、男子高校生(17)、入善町青島の無職M容疑者(24)は5月10日午前0時ごろ、入善町内で被害少年の運転する車にわざと追突し、「組の人やからお金で解決した方がいい」などと伝えて示談金名目で現金700万円を脅しとった疑い。さらに、T容疑者、無職少年、男子高校生と黒部市沓掛のアルバイト運転手T容疑者(24)、同市生地中区の無職D容疑者(24)は6月3日午前0時ごろ、朝日町の駐車場で被害少年が示談について他人に相談したなどと因縁をつけ、「金を払わないと組の人間を全員連れてお前のところに行く」と現金1千万円を脅しとった疑いがある。

 被害少年が8月に入善署に被害届を出した。逮捕された6人は遊び友達で、「遊ぶ金に使った」などと供述しているという。
Y組系組員を恐喝容疑で再逮捕=北九州
2016.09.06 西部朝刊

 小倉南署は5日、北九州市門司区畑、指定暴力団Y組系組員Y容疑者(48)を恐喝容疑で再逮捕した。発表では、Y容疑者は6、7月、同市内の看護師男性(39)に対し、男性方や病院駐車場で「Y組の人間をなめるなよ。相談料なんぼ出すんか」「金はどうなっとるんか」などと言い、4万円を脅し取った疑い。「金はもらってない」と否認しているという。

婚活サイト利用、女性を恐喝容疑 警視庁、29歳を逮捕
2016.09.05 東京朝刊 

 婚活サイトで知り合った女性から金を脅し取ったとして、警視庁は、住所不定、職業不詳のO容疑者(29)を恐喝の疑いで逮捕し、4日発表した。容疑を否認しているという。

 杉並署によると、O容疑者は8月14日、杉並区のホテルで、婚活サイトで知り合った都内の女性(29)を「俺の父親はやくざだ」などと脅し、同乗したタクシー内で現金2万円が入った女性の財布を奪った疑いがある。O容疑者は普段、暁千琥(あかつきせんご)と名乗って活動。今年に入り、ほかに5人の女性から、婚活サイトなどで知り合ったO容疑者に金を取られたとの相談が警察に寄せられているという。

「父はヤクザ」恐喝容疑で男逮捕
2016.09.05 東京朝刊 

 ■婚活サイトで投資詐欺、全国から被害相談多数

 警視庁杉並署は恐喝容疑で、住居不定、職業不詳のO容疑者(29)を逮捕した。

 逮捕容疑は、8月14日、東京都杉並区のホテルで、婚活サイトで知り合った女性(29)を「俺の父親はヤクザだ」などと脅し、クレジットカードを渡すよう要求。さらに、同乗したタクシーで「人質代わりにカバンを置け」と脅し、手提げバッグや現金約2万円などを奪ったとしている。「弁護士が来るまで話さない」などと黙秘している。

 同署によると、O容疑者はインターネットで「暁千琥(あかつき・せんご)」を名乗り、婚活サイトなどに登録していたとみられ、交際トラブルや、投資名目の現金詐取を訴える被害相談などが全国で相次いで寄せられていた。
女性の裸撮り「父はヤクザ」と脅迫…婚活サイトの“暁千琥”を恐喝容疑で逮捕
2016.09.05 サンスポ 社会/事件 

 婚活サイトで知り合った女性を「オレの父親はヤクザだ」などと脅して金品を奪ったとして、29歳の男が恐喝容疑で警視庁杉並署に逮捕された。この男、インターネット上で「暁千琥(あかつき・せんご)」と名乗り、同様に複数の女性から現金をだまし取るなどしていた疑いがあるという。別の被害者から損害賠償を求め提訴されていたことも判明した。

 逮捕されたのは住所不定、職業不詳のO容疑者(29)。「弁護士が来るまで話さない」などと黙秘しているという。

 容疑は8月14日、東京都杉並区のホテルで女性(29)の裸などを撮影した上で、「オレの父親は山口組のヤクザだ。逃げたらどうなるか分かっているだろう」などと脅迫。クレジットカードなどを渡すよう要求し、同乗したタクシーでも「人質代わりにカバンを置け」と、バッグや現金約2万円が入った財布を奪ったとされる。

 弁護士のS氏(62)のもとには、約1年前から複数の20代女性から総額で7、800万円に上る被害相談が寄せられていた。O容疑者は「投資会社社長」「シンガポール在住」などと名乗りながら、婚活サイトなどで知り合った女性宅を泊まり歩き、ホテルに宿泊して高級シャンパンを何本も開けるなどの豪遊をした費用などを女性に払わせていたとみられる。

 ある被害女性は、O容疑者の実家がある長野県内の母親の口座に金を振り込むよう指示されたという。投資名目でだまし取ったケースもあるようで、被害はさらに広がる可能性がある。

恐喝の疑いで76歳女を逮捕=北九州
2016.09.01 西部朝刊 

 小倉南署は31日、北九州市小倉南区志井2、M容疑者(76)を恐喝容疑で逮捕した。発表では、M容疑者は2014年11月、当時入院していた病院の女性看護師(23)の処置を巡り「普通はお金で解決するんよ」などと因縁を付け、看護師から継続的に金を受け取り、今年7月には「ボーナスどれくらい出たの」「いくらくらいできそう」などと金を要求し、30万円を脅し取った疑い。被害総額は百数十万円に上るとみられる。「金は受け取ったが、脅してはいない」と話しているという。

 恐喝未遂の疑いなどで4人を逮捕
2016.08.13 朝刊 

 【愛知県】不良グループの仲間を脅したなどとして、港署などは12日、恐喝未遂の疑いで、いずれもアルバイトで本籍津島市の少年(16)と一宮市の少年(17)、同市の少女(18)を、強要未遂の疑いで、同市の無職の少年(19)を逮捕したと発表した。

 16歳と17歳の少年の逮捕容疑は6月7日未明、一宮市内で「3万円払うか、売り飛ばされるかどっちがいい」などと愛西市のアルバイトの少女(17)を脅し、現金を要求したとされる。

 18歳の少女は6月12日午後、港区の高架下通路で、同区のアルバイトの少女(16)に「殴るぞ」「3万円払えよ」などと脅し、現金を要求したとされる。

 19歳の少年は7月28日、無料通信アプリで愛西市のアルバイトの少女(16)に「強制です」と立て続けに10回ほど送信し、集会への参加を強要しようとしたとされる。

 署によると、17歳の少年は容疑を認めている。ほかの3人は「脅していない」などと否認している。被害者を含む7人は、19歳の少年をリーダーとする一宮市の不良グループのメンバーという。

恐喝の疑い
2016.07.15 朝刊

 【愛知県】中署は14日、恐喝の疑いで、岐阜市の無職少年(16)と、ともに15歳で同市の無職少年2人の計3人を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、3人は共謀して13日午後6時10分ごろ、中区内の駅通路で、あま市の男子高校生(16)に肩を当てて言いがかりを付け「金よこせ」などと要求し、2階通路に移動後、1650円を脅し取ったとされる。

 署によると、「遊ぶ金がほしかった」などと容疑を認めている。被害者とは面識がなかった。

香取、恐喝未遂で男逮捕
2016.07.13 千葉日報 

 香取署は12日、恐喝未遂の疑いで銚子市小畑新町、自称無職、Y容疑者(37)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は11日午後5時~6時45分ごろの間、複数回にわたって香取市内のファミリーレストランに電話で「先週の土曜日に店に行った際、料理に虫が入っていた。今回で3回目だぞ」と因縁を付け、現金を脅し取ろうとした疑い。

 同日夜に相談を受けた同署員が12日午前、ファミレスの店長男性(25)と共に待ち合わせ場所のJR旭駅前に同行。Y容疑者が男性に接触したのを確認して取り押さえた。

 同署によると、Y容疑者が先週の土曜日に当たる9日に来店した事実はないという。容疑を否認し、「話し合いをしようと思っただけ。現金は要求していない」と供述しているという。

恐喝容疑で組員逮捕=茨城
2016.07.08 東京朝刊 

 行方署は7日、潮来市洲崎、指定暴力団M会系組員で土木作業員W容疑者(28)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、W容疑者は、県内の会社員男性(19)に「お前の車の飛び石がヤクザの車に当たった」と因縁をつけ、「金が出せないならヤクザが家に行くぞ」などと告げて、6月20日と22日に鹿行地域の駐車場2か所で計15万円を脅し取った疑い。同署はW容疑者の認否を明らかにしていない。

 恐喝の疑い
2016.07.08 朝刊 

 【愛知県】西枇杷島署は7日、恐喝の疑いで、岩倉市西市町桝東、無職H容疑者(29)と、あま市甚目寺山王、アルバイトY容疑者(27)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、共謀し、昨年5月1日~同5日、春日井市内のコンビニ駐車場などで、同市の男性会社員(24)に対し「飲酒運転の罪を分かっているのか」などと脅迫、計175万円を脅し取ったとされる。

 署によると、昨年4月下旬にY容疑者が尾張地区のゲームセンターで男性に声を掛け、知り合った。1日夜に北名古屋市内の居酒屋で、Y容疑者が男性にアルコール入りのかき氷を食べさせた後に車の運転をさせ、歩行者を装ったH容疑者が車に故意に接触する事故を装っていた。2人は「間違いない」と容疑を認めている。

恐喝未遂容疑で逮捕=多摩
2016.07.07 東京朝刊

 昭島署は6日、埼玉県川口市末広、指定暴力団K会幹部の無職S容疑者(57)を恐喝未遂の疑いで逮捕し、地検立川支部に送検した。逮捕は5日。

 発表によると、斎藤容疑者は6月中旬頃、同市内の事務所で知人の無職男性(41)に「お前に貸した金は俺の金じゃないから、金利をつけて100万円返してくれ」などと言い、現金を脅し取ろうとした疑い。男性は斎藤容疑者から約55万円を借りるなどしていたという。斎藤容疑者は調べに対し、「脅した事実はない」などと容疑を否認しているという。

「逃げたら山に埋める」 暴力団幹部らを恐喝容疑で逮捕 /福岡県
2016.06.28 西部地方版/福岡 

 早良署は27日、指定暴力団A一家(本部・山口県下関市)幹部のH(63)=福岡市早良区東入部6丁目=と、同傘下組員S(51)=同区四箇田団地=の両容疑者を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。署は認否を明らかにしていない。

 署によると、2人は昨年9月ごろから今年2月ごろまでに、同区の塗装工の男性(59)を呼び出し、「借金を返せ。逃げたら山に埋めるぞ。うちの組織ならお前を簡単に捕まえる」などと脅迫、現金15万2千円を脅し取った疑いがある。男性は署に「知人に数百万円の借金があった」と説明しているといい、両容疑者はその取り立てをしていたとみられる。

 Y組系幹部ら恐喝容疑で逮捕
2016.06.24 朝刊 

 【東京都】女性から約千六百万円を脅し取ったとして、警視庁は二十二日、恐喝の疑いで、千葉県松戸市金ケ作、指定暴力団Y組系幹部Y容疑者(53)と埼玉県川口市朝日一、無職N容疑者(37)ら男女三人を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年七~九月、品川区内の飲食店などで、都内の女性(45)に「言うことを聞かないと大変なことになるぞ」「もう俺から逃げられない」などと言って、八回にわたって計千六百万円を脅し取ったとされる。

 Y容疑者は「恐喝したつもりはない」と容疑を否認、N容疑者も「逮捕容疑に一部違うところがある」と否認している。

 組織犯罪対策三課によると、事件当時、女性は出資した知人の店が不振で借金を抱えており、知り合いのN容疑者に相談し、Y容疑者を紹介された。

1600万円 脅し取った疑い=東京
2016.06.23 東京朝刊 

 郵便局員の女性から現金などを脅し取ったとして、警視庁は22日、Y組系暴力団幹部Y容疑者(53)(千葉県松戸市)ら男女3人を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、3人は昨年7~9月、品川区の飲食店などで、北区の女性(45)に「大変なことになるぞ」などと言い、現金約1600万円と携帯電話3台を脅し取った疑い。容疑を否認している。

 女性は勤務先の郵便局を辞めて退職金などで金を工面したといい、同庁が経緯を捜査する。

900万円恐喝容疑 エステ店員逮捕 熊本県警
2016.06.21 西部朝刊

 中学教諭らから現金を脅し取るなどしたとして、熊本県警菊池署は20日、同県菊池市原、エステ店従業員S容疑者(46)を恐喝容疑などで逮捕した。

 発表では、S容疑者は2月上旬頃、勤務先の菊池市のエステ店兼自宅で、中学教諭(45)と同店従業員(53)の女性2人に「車を買うので腎臓を売れ」などと言い、計約900万円を脅し取るなどした疑い。「現金はもらったが、脅していない」と容疑を否認しているという。

 女性2人は2月、就寝中のS容疑者の頭を石で殴り、殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕され、今月2日に傷害罪で起訴されていた。

 「写真ばらまく」と金を脅し取った疑い
2016.06.14 朝刊 

 【愛知県】千種署は12日、恐喝の疑いで、天白区植田山3、会社員S容疑者(34)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年11月中旬、自宅で中区のアルバイト女性(21)のわいせつな画像と動画を撮影。「1年以上一緒に住むか、1500万円払わないと写真をばらまくよ」などと言って、今年5月30日午後7時ごろ、千種区の駐車場で40万円を脅し取ったとされる。

 署によると「お金は受け取ったが、脅していない」と容疑を否認している。2人は出会い系サイトで知り合ったという。

恐喝:画像で女性を脅す 容疑の男を逮捕 愛知県警
2016.06.13 中部夕刊 

 わいせつ画像をばらまくと脅し、出会い系サイトで知り合った女性から現金を奪ったとして、愛知県警千種署は12日、名古屋市天白区植田山3、会社員、S容疑者(34)を恐喝容疑で逮捕した。

 容疑は5月30日午後7時ごろ、同市千種区の駐車場で同市中区のアルバイト女性(21)から現金約40万円を脅し取ったとしている。

 同署によると、S容疑者は2015年11月中旬ごろ、自宅で、女性のわいせつな画像や動画を撮影。その後、「1年以上一緒に住むか、1500万円払わないと写真をばらまくよ」「写真も動画も撮っている」などと数回脅し、女性を呼び出したという。S容疑者は「金は受け取ったが脅していない」と容疑を否認している。

Y組系組長ら恐喝容疑で逮捕=群馬
2016.06.12 東京朝刊 

 大泉署などは11日、太田市新井町、指定暴力団Y組系組長のK容疑者(50)ら3人を、恐喝容疑で逮捕した。

 発表によるとK容疑者らは8日夜、大泉町のブラジル人男性(47)に、「300万円借りているな。100万円まで引き出せるクレジットカードがあるだろう」などと言い、クレジットカード1枚を脅し取った疑い。調べに対しK容疑者は「間違いありません」と供述しているという。

 恐喝容疑で風俗店店長ら逮捕
2016.05.24 朝刊 

 【愛知県】県警は23日、恐喝などの疑いで、風俗店店長のY(23)、風俗店員のS(47)の両容疑者=いずれも津島市神守町森本=を逮捕した。

 逮捕容疑では、共謀して昨年12月20~21日、千種区内の風俗店で店のサービスを巡ってトラブルとなった客の尾張旭市の無職男性(67)から、計約260万円を現金やクレジットカードで支払わせるなどして、脅し取ったとされる。

 S容疑者は男性の顔を殴って軽傷を負わせたとして、傷害容疑でも逮捕された。

 県警によると、2人は「奥さんにばらすぞ」などと男性を脅し、当初は850万円を要求。ともに「金は受け取ったが脅していない」と否認している。

恐喝未遂容疑でM会系幹部逮捕=茨城
2016.05.23 東京朝刊 

 土浦署と県警組織犯罪総合対策推進本部は22日、土浦市桜町、指定暴力団M会系幹部で無職Y容疑者(52)を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表によると、Y容疑者は1日午後5時50分頃、土浦市桜町の路上で、接客業の40歳代女性に対し、「ヤクザをバカにしやがって。10万円を用意しろ」などと現金を脅し取ろうとした疑い。Y容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認している。同署は、Y容疑者が、女性に芳香剤を売る約束をしたが、女性に断られたと感じてトラブルになったとみて調べている。

 100万円を脅し取ろうとした疑い
2016.05.20 朝刊

 【滋賀県】大津署は19日、恐喝未遂の疑いで、大津市稲津1、塗装作業員K容疑者(49)を逮捕した。逮捕容疑は16日、大津市内の自動車修理店などで、男性経営者(63)に「わしの車を勝手に持っていきやがって」「琵琶湖に沈めたるぞ」などと脅し、100万円の支払いを約束させたとされる。

 署によると、「脅し取ろうとはしてない」と容疑を否認している。軽ワゴン車の購入をめぐるトラブルがあったという。

車いすの女 恐喝容疑=奈良
2016.05.18 大阪朝刊

 車いすが壊れたと介助した駅員に因縁をつけ、計21万円を脅し取ったとして、奈良署は17日、京都府宇治市、無職K容疑者(46)を恐喝容疑で逮捕した。同署は余罪があるとみて調べる。

 発表では、K容疑者は電動車いすを使用しており、4月5日午後、奈良市内の駅で電車の乗り降りを介助した男性駅員(42)に「操作レバーの金具がなくなっている。会社には言わないから、修理費を払え」などと脅して5万円を受け取り、後日も2回に分けて追加の修理代として16万円を脅し取った疑い。調べに対し、K容疑者は「話が全然違う」と容疑を否認しているという。

 恐喝未遂の疑い
2016.04.26 朝刊 

 【愛知県】岡崎市生平町のコンビニ「サークルK岡崎生平店」で先月、店員が脅された事件で、岡崎署は25日、恐喝未遂の疑いで、本籍岡崎市、無職K容疑者(25)を逮捕した。

 逮捕容疑では、3月21日午後11時35分ごろ、店のカウンター内に入り、「レジを開けてください」「そんなことすると命がない」などと女性店員を脅し、何も取らずに逃げたとされる。署によると、容疑を認めている。

交流サイトで犯罪被害 18歳未満最多1652人 女性96%、淫行42% 警察庁15年まとめ 県内3人減、7人泣き寝入りも
2016.04.26 佐賀新聞 

 昨年1年間に出会い系サイト以外の交流サイトを利用して犯罪の被害に遭った18歳未満の子どもは、前年より231人多い1652人で、統計を取り始めた2008年以降、最も多かったことが警察庁のまとめで分かった。被害児童のうち96・3%が女性で、深刻な被害の実態が明らかになった。

 罪種別では、淫行などの青少年保護育成条例違反が699人(42・3%)で最多。児童ポルノが507人(30・7%)、児童買春が359人(21・7%)と続いた。誘拐や強姦(ごうかん)などの重要犯罪は39人(2・4%)。うち殺人は昨年9月に横浜市中区で少女(16)を殺害したとして無職男が逮捕された1件。

 被害児童の年齢別では、16歳が最も多く、451人(27・3%)。次いで17歳の386人(23・4%)。13歳以下も226人(13・7%)に上った。最年少は10歳の女児4人だった。

 有害サイトの閲覧を制限する「フィルタリング」の利用の有無が判明した児童のうち724人(94・8%)は利用していなかった。

 犯罪に遭ったサイトを4分類した分析では、「GREE(グリー)」などのミニメール型や「ひまトーーク」などのID交換掲示板に比べ、チャット型や複数交流型での被害が多かった。

 最も被害が多かったサイトは複数交流型のツイッターで226人(118人増)。チャット型が続き、「ぎゃるる」が203人(116人増)。上半期は101人で最多だった「友達作りTalk」は、5月に年齢層の離れた利用者同士の交流を制限する「ゾーニング」などを導入し、下半期は64人に減少した。出会い系サイトを利用した被害児童は減少傾向が続き、93人(59人減)だった。

■県内3人減、7人泣き寝入りも

 佐賀県警の集計では、県内で2015年に交流サイトを利用して犯罪被害に遭った18歳未満の子どもは7人で、全て女性だった。前年より3人減少したものの、インターネット上のトラブル防止に取り組む団体は「泣き寝入りをして統計には上がっていない被害者もいる」と指摘する。

 子どものネットトラブルの相談窓口を開設しているNPO法人「ITサポートさが」(佐賀市)は、相談内容が性犯罪などの被害に相当する場合、警察を紹介している。しかし、被害に遭いながら、警察につなぐ前に連絡が途絶えるケースが毎年複数あるという。

 ある高校生女子は、男性に車中で性的いたずらをされたが、自ら車に乗ったことを気にして最終的には被害を届けなかった。

 自身の動画や画像の安易な提供は禁物だ。県外からの相談では、交流サイトで動画を交換したことをきっかけに恐喝された事例があった。県内から「交流サイトで仲良くなった人に画像を送ってしまった。取り返すことができないか」と、拡散を心配する相談が寄せられたこともあった。

 福岡市など都市部の男性が佐賀県の女性を狙うケースも目立つという。ITサポートさが理事長の陣内誠さんは「優しく甘い言葉で誘われても、ネットで知り合ったばかりの人を安易に信用しないで」と注意を呼び掛ける。

約100万円を脅し取った疑いで男を逮捕 /青森県
2016.04.12 東京地方版/青森 

 野辺地署は10日、さいたま市岩槻区太田1丁目の会社員T容疑者(27)を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。容疑をおおむね認めているという。

 署によると、T容疑者は3月3日午後7時50分ごろ、東北町上野の店舗駐車場で、さいたま市岩槻区真福寺の土木作業員男性(21)に一方的に因縁をつけて脅迫し、現金約100万円を脅し取った疑いがある。2人は知り合いで、野辺地町出身の男性は帰省中だったという。男性が4月上旬に署に被害を申告していた。

K会の元組員、恐喝容疑で逮捕 県警 /福岡県
2016.04.07 西部地方版/福岡 

 県警は6日、指定暴力団K会の元組員、N容疑者(28)=組織犯罪処罰法違反罪などで起訴=を恐喝などの疑いで逮捕し、発表した。「身に覚えがない」と否認しているという。

 発表によると、N容疑者は元飲食店長の男性(37)に25万円を貸したが、返済が滞ったため、2011年11月、男性を紹介した知人男性(26)に「お前が代わりに払え」と脅し、12年1~3月に計約40万円を北九州市小倉北区内で脅し取ったなどの疑いがある。

 県警によると、N容疑者は別の事件で服役中だった昨夏、同市小倉南区で県警の元警部の男性が襲撃された12年の事件に関わったとして逮捕、起訴。昨年8月に組を離脱したことが確認されたという。

K組系組員 恐喝未遂容疑で逮捕=千葉
2016.04.07 東京朝刊 

 旭署は6日、県内在住の暴力団K組傘下組織組員、無職H容疑者(46)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 発表によると、H容疑者は2月22日午後6時45分頃、旭市の飲食店で、市内の無職男性(57)を「落とし前をつけろ」と脅迫し、現金2000万円を脅し取ろうとした疑い。2人は10万~20万円の貸し借りを巡りトラブルになっていたといい、H容疑者は調べに対し、「脅し取ろうとはしていない」と容疑を否認している。

示談装い420万円詐取  安芸署 容疑で3人逮捕
2016.04.07 朝刊

 【安芸】安芸署は6日、架空の男女トラブルの示談金名目で知人から420万円をだまし取ったとして、安芸市、土木作業員、A(22)=恐喝罪などで公判中=、同市内の農業、B(23)、同市内の無職、C(24)の3容疑者を詐欺容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年7月22日から8月11日の間、共謀して同市内の公務員の男性(31)にうそのトラブル話を信じ込ませた上、示談金名目で3回にわたり計420万円をだまし取った疑い。

 同署によると、昨年7月に男性がA、C両容疑者と飲酒した際、未成年の女性が同席していた。後日、C容疑者が男性に連絡し「(C容疑者が)女性とトラブルになり1千万円の示談金が必要」「未成年に酒を飲ませたことが(男性の勤務先に)知られたら立場がやばいだろう。示談金の一部を出してほしい」とうその示談話を持ち掛けたという。

 同署が昨年10月に恐喝容疑でC容疑者を逮捕し余罪を調べていた。

恐喝未遂の疑いで暴力団員逮捕 旭署
2016.04.07 千葉日報 

 旭署は6日、恐喝未遂の疑いでK組傘下組織組員で県内在住の無職、H容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑は2月22日午後6時45分ごろ、旭市のファミリーレストランで、金銭を貸していた同市の無職男性(57)と内縁の妻に対して「きっちり落とし前をつけてもらう」「表に出るか」などと脅し、金品を脅し取ろうとした疑い。

 同署によると、男性と内縁の妻はH容疑者から10万~20万円ほどの金銭を借りていたという。H容疑者は「貸した分についてどうするか話していただけで、脅してはいない」などと容疑を否認している。

K組系組幹部ら再逮捕 恐喝容疑=福岡
2016.04.01 西部朝刊 

 福岡、大分両県警は31日、Y組から分裂したK組系組幹部、K被告(44)(大分県日田市)ら組関係者2人を恐喝容疑で再逮捕した。

 発表によると2人は、昨年12月上旬頃、K被告が組長を務める組織を離脱した男性が購入した車を巡り、名義変更などをした会社役員に対し、「車は組の物だ」と伝え、乗用車1台(時価60万円相当)を脅し取った疑い。両県警は認否を明らかにしていない。

 K被告は、今年1月、福岡市中央区の指定暴力団Y組系組事務所に火炎瓶を投げ込んだとして火炎瓶処罰法違反(使用)で福岡地裁に起訴されている。

1000万円恐喝容疑、会社員の男逮捕 蟹江署 /愛知県
2016.03.31 名古屋地方版/愛知 

 元同僚の男性から現金約1千万円などを脅し取ったとして、蟹江署は29日、弥富市鳥ケ地2丁目の会社員M容疑者(30)を恐喝容疑で逮捕し、発表した。「そんな脅し文句は言うわけがない」と否認しているという。

 発表によると、M容疑者は昨年1月上旬ごろから、名古屋市内に住む元同僚で無職の男性(30)に対し、男性の自宅などで複数回にわたり「俺が金を管理する。裏切ったらお前の家族はどうなっても知らんぞ」などと言い、同年3月ごろ、現金約1千万円や預金通帳などを脅し取った疑いがある。

 男性は2012年4月、M容疑者のトラックのドアにぶつかって頭の骨を折るなどの重傷を負い、2年間の入院・通院のため、傷害保険金約3千万円を受け取っていた。同署はM容疑者が保険金を狙って脅したとみて調べている。

 1000万円脅し取る 30歳の男を逮捕 愛知県警、容疑否認
2016.03.30 朝刊 

 知人の男性から約一千万円を脅し取ったとして、愛知県警は二十九日、恐喝の疑いで、同県弥富市鳥ケ地二、会社員M容疑者(30)を逮捕した。「脅したつもりはない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑では、昨年一月上旬~三月、以前、勤めていた会社の同僚だった名古屋市の男性(30)を脅し、約一千万円と男性名義のキャッシュカードを取ったとされる。

 県警によると、M容疑者が二〇一二年、勤務時間中に起こした事故で男性が重傷を負った。事故は労災認定され、男性が三千万円を受け取ったことを知ったM容疑者が「金は俺が管理する。裏切ったら、家族がどうなっても知らないぞ」などと脅したとみられる。

 男性からの相談で被害が発覚した。

自転車事故装い21万円だまし取った疑い
2016.03.18 朝刊 

 【愛知県】中署は17日、詐欺と恐喝の疑いで、南区豊2、建設業D容疑者(21)を再逮捕した。

 再逮捕容疑では、ほかの男2人と共謀し2014年8月16日、東区の歩道で自転車の男性国家公務員(23)とすれ違った際、ぶつかって高級腕時計が壊れたかのように偽装。「どうしてくれんの」などと脅し、21万6000円をだまし取ったとされる。

 署によると「黙秘します」と話している。容疑者は車にぶつかってけがをしたように装い女性から170万円をだまし取った詐欺の疑いで2月28日に逮捕され、17日に処分保留になった。

3075万円詐欺容疑逮捕=愛知
2016.03.11 中部朝刊 

 県警は10日、名古屋市中区、自称投資業K被告(49)(恐喝罪で起訴)を詐欺容疑で逮捕した。

 発表によると、K被告は2009年9月から10年9月の間、21回にわたり、豊田市の自営業男性(49)に「商品輸入業を始める」などとうそを言って金の借用を申し込み、計3075万円をだまし取った疑い。容疑を否認しているという。

組幹部ら恐喝容疑=大阪・続報注意
2016.03.10 大阪朝刊 

 天満署は9日、指定暴力団Y組系組幹部N(64)(大阪市北区堂島)と同じ組の元幹部S(48)(兵庫県川西市東久代)両容疑者ら4人を恐喝の疑いで逮捕したと発表した。いずれも容疑を否認しているという。

 発表によると、4人は共謀。2011年1月~15年9月、大阪・北新地で白タク営業をしていた無職の男性(64)を「金を払わんかったら、どうなるかわかっとるんか」と脅し、用心棒代として毎月4万~6万円、当時組幹部だったS容疑者の銀行口座に振り込ませるなどして、計255万円を脅し取った疑い。

 [続報]

 2016年3月30日付大阪朝刊33面

 =白タク恐喝 不起訴=大阪

強要未遂の疑いで実質経営者逮捕 キャバクラ従業員脅す /愛知県
2016.02.24 名古屋地方版/愛知 

 退店を申し出ているキャバクラの従業員を脅して働かせようとしたとして、県警は23日、名古屋市北区大曽根1丁目、自称自営業T容疑者(33)を強要未遂の疑いで逮捕し、発表した。「弁護士が来るまで話さない」と認否を留保しているという。中署によると、T容疑者は1月17日午前0時10分ごろ、名古屋市中区錦3丁目の自分が実質経営するキャバクラ店内で、仕事を辞めたいと申し出た従業員女性(23)の肩を突き飛ばして「辞めるなら写真をばらまいて錦の街を歩けなくしてやる」などと脅し、引き続き働かせようとした疑いがある。

 T容疑者は錦3丁目や東京都内で飲食店を複数経営する「T」元代表で、「半グレ」集団のリーダー格だった。2月3日には、恐喝罪で懲役1年6カ月執行猶予5年の判決を受けている。

報道された恐喝事件 2017年
報道された恐喝事件
報道された恐喝事件

 新たに組長ら逮捕 みかじめ料恐喝容疑
2017.12.23 朝刊 

 【東京都】港区赤坂の飲食店から「みかじめ料」を脅し取ったとして暴力団組長らが逮捕された事件で、警視庁は二十二日、恐喝の疑いで、指定暴力団s会系組長のn(53)=江戸川区松島二=と、同k組系組員のu(46)=自称千葉県市川市南八幡四=の両容疑者を新たに逮捕したと発表した。

 逮捕は十三人目。n容疑者は、組織犯罪対策四課が指示役とみて行方を追っていたが、同日、赤坂署に出頭した。四課によると、容疑について「今の段階では肯定も否定もできない」と述べている。

 逮捕容疑では二〇一五年一月~今年九月、飲食店三店の店長らに「毎月の支払いは分かっているよな」などと要求し、計三百四十九万円を脅し取ったとされる。
警察ネット傍受で誰もが「丸裸」 法改正で当局に強権。デバイスもクラウドも、令状なしの照会で、会話からSNS、映像まですべて筒抜け。
2017.12.20 POLITICS プライバシー破り放題 

 タダほど怖いものはない--。

 必要なものを得るには、それなりの対価を支払わなければ、後で、逆に高い請求が来て、後悔することになるという古来よりの”教え”である。

 インターネット上で提供されている通話やメール、検索エンジン利用や位置情報の提供といったサービスがそれに当たる。グーグル、フェイスブック(FB)、LINE、ツイッターといった「プラットフォームの巨人」は、ネット広告業者でもあり、我々がタダで使用する対価として彼らに与える個人情報を、フル活用して効果的なマイクロターゲティング広告を打っている。

 その結果、民主主義が危機的状況を迎えていることを、本誌は前号で「ネット広告『ロシアゲート』」と題して警告した。ロシア政府に近いとされる団体が、「トランプ優位」の世論操作をSNSなどを使って行ったとして、グーグル、FB、ツイッターの経営幹部が議会で締め上げられた。

 ●LINEメールが「証拠や!」

 背景にあるのは、効果的な広告を打てる環境が出来上がっており、ネット広告業者は「反クリントン」を煽るような悪辣な広告をノーチェックで通してきたことだ。

 同じ状況が、検察、警察といった捜査機関でも生まれている。LINEを通じたメールのやり取りを殺人事件捜査で証拠として使われ、共犯にされそうになった容疑者がその恐怖体験を語る。

「刑事は、完全に犯人扱いでした。『証拠はあるんや。正直に言え!』と迫ってくる。その証拠がLINEなんです。私は、犯人とも被害者とも知り合いだった。だから犯人に『(被害者は)どこそこにおるで』といったメールも送った。それが殺人幇助の証拠だとして『早くしゃべってラクになれ!』と迫る。ムチャクチャでした」

 容疑者は2015年9月、京都で起きた殺人事件に絡み、16年に入り別件も含めて2度逮捕され、同年5月、処分保留で釈放された。それしか”証拠”がないのだから当然で、居場所を聞かれて返信したメールから「殺人共犯」というには無理がある。

 実はネット上の個人情報、LINEのやり取りなどを使った捜査が本格化するのはこれから。刑事訴訟法が改正され、16年6月以降、改正通信傍受法などが順次施行されているからだ。刑事訴訟法改正の背景には、大阪地検特捜部が元厚生労働省局長を起訴したが、検察の証拠改竄が明るみに出、当時の特捜部長らが逮捕された事件があった。密室の取り調べで自白を強要。その供述調書を利用して捜査シナリオを描き、立件への道筋をつける特捜捜査の弊はかねて指摘されていたが、これで検察は「特捜改革」を余儀なくされたのである。

 自白の強要を避けるために取り調べの録音録画(可視化)が義務付けられ、具体的な証拠の積み重ねが必要になった。だが、そうなると証拠が残らない現金受け渡しの贈収賄事件などの立件が難しくなる。

 検察捜査の非道は論外だが、腐敗する権力に対峙する”道具”は必要--ということで、刑事司法改革の末、検察・警察の捜査機関に与えられたのが、司法取引と通信傍受の拡大を柱とする刑事訴訟法の改正だった。施行時期が4段階に分けられており、早いもので16年6月から、遅くとも19年6月までに施行される。

 司法取引と通信傍受は「捜査のあり方」を変える。個人情報がスマートフォン(スマホ)にすべて詰め込まれ、無料アプリの利用によってネット広告業者などにほぼ全情報を握られている現状では、検察、警察、国税、証券取引等監視委員会、公正取引委員会といった捜査・調査機関もそこに目をつけ、ますます丸裸にしようとする。

 旧通信傍受法は99年8月に成立、15年までに109事件、323件の傍受が行われ、640人の逮捕につながった。ただ、対象犯罪が薬物、銃器、集団密航、組織的殺人の4種類に絞られ、しかも傍受はNTTドコモなど通信業者の施設に出向き、立ち会いのもとでリアルタイムで行わねばならないなど使い勝手が悪かった。

 ●スマホを押収されたら「アウト」

 改正通信傍受法はそれを一挙に解消する。まず犯罪数が増え、爆発物取締、放火、殺人、傷害・傷害致死、逮捕・監禁、誘拐・人身売買、窃盗・強盗、詐欺・恐喝、児童買春など9類型が追加され、かなりの犯罪領域をカバーできるようになった。しかも、「傍受」のイメージは盗聴だが、メールやSNSでのやり取りなどすべての通信手段を解析のうえで利用する。

 スマホを押収されたらアウト。すべての個人情報は消去したメールや画像などとともに復元されて証拠となる。令状なしのGPS(全地球測位システム)捜査は17年3月、最高裁大法廷で違法との判断が下ったが、法務省がこれを受けて合法化する立法措置を検討している。

 さらに重要なのは、通信内容を暗号化して一時保存。後で聞くことができ、その場所は警察署内でいいこと。暗号技術を利用した特殊装置を警察署内に設置するのはまだ準備段階だが、19年6月までに実行することになっており、実現すればプライバシーなどない。

 では、個人情報をビッグデータのなかに保存するネット広告業者は、警察からの情報提供に唯々諾々と応じるのか。

 グーグルやFBは詳細を明らかにしないが、LINEは「捜査機関による情報の開示請求」をホームページ上で公開している。公開の際、どのような法律に基づくかについては、裁判官の発する令状によるもの(刑事訴訟法218条1項)か、捜査機関が捜査に基づいて必要な事項の報告を求めるもの(刑事訴訟法197条2項)か、つまり強制(裁判所令状)か任意(捜査関係事項照会書)かだが、要請を受領後、内容を審議、検証して決定を行うという。

 テロ等準備罪法案が審議されている最中の17年5月、民進党(当時)の山尾志桜里代議士は、衆院法務委員会で、LINEに対し「開示して欲しい」という捜査機関の要望が16年1年間で3504件あり、そのうち2135件に対して応じ、令状なしで開示したものが22件だったと指摘。そのうえで「捜査機関が、嫌疑があるという判断をしたことが正しいのか」と金田勝年法相(当時)に質した。

 テロ等準備罪法は17年7月に施行されたが、法案審議の過程でも改正通信傍受法の対象案件ではなかった。だが、捜査機関の判断だけで行えるのであれば、警察は捜査にかこつけて通話やメール、SNSでやり取りされる友人知人の情報などを知ることができる。それは、警察の判断によって傍受し、「テロの共謀」を認定することにつながらないかという指摘でもある。

 ●捜査当局の言いなりに情報「融通」

 もはや個人にプライバシーはない。ネットを利用している以上、ネット広告業者は個人を特定したうえで、宗教、支持政党、性向、年収、恋人を含む友人知人の有無、行動範囲などをビジネスに用いるのだが、同時に捜査当局にも”融通”する。かつて高度な知性と経験が必要だった犯罪者のプロファイリングが誰にでも可能になった。

 ネットを利用する大半の国民は、捜査当局によってそこまでプライバシーが侵され、利用されるとは思ってもいない。その事実を捜査当局は、オープンにする用意があるのか。警察庁に以下の3点を聞いた。

(1)今後、立会人なしで傍受できるようになり、19年6月頃までに施行されるということだが、装置のメドは立ったのか。この機械を使えば、警察に居ながら暗号化したデータを取り出せるのか。

(2)通信傍受法は、刑事訴訟法218条と同じく令状が必要だが、刑事訴訟法198条によって任意の調べは可能。強制と任意の線引きはどのようなものか。

(3)通信傍受法は、テロ等準備罪には使われないなど制限があるが、殺人、窃盗などを傍受中にテロ集団に行きあたった際、傍受したデータは使えるのか。

 要は、傍受はどの範囲まで認められるのか、任意でも個人の通信が捜査対象となるのか、テロ等準備罪に流用されるのか--を確認したかった。懸念通りなら、うかつなことはメールやLINEに残せないし、位置情報なども知らせたくない。

 だが、警察庁広報室の回答は肩透かし。(1)は「規定に基づいて適切に施行」、(2)と(3)については「法務省にお尋ね下さい」と木で鼻を括るようだった。

 役所は手の内を明かさない。テロ等準備罪の法案審議でも明らかだった。人の心の領域に踏み込むから、想像できずに金田法相は”珍答弁”を繰り返した。あなたが本気でプライバシーに防壁を設けたいなら、タダの利用を控え、第三者提供に縛りをかけ、個人で情報「鎖国」するしかない。

 「示談金5000万円」夫婦を告訴へ 恐喝未遂容疑 女性にキス あわら市長
2017.12.19 朝刊 

 福井県あわら市のh市長(63)が二〇一三年、市長室で県内の女性にキスするなど不適切な行為をしていた問題で、h市長は十八日、記者会見し、女性とその夫から示談金五千万円を要求されたとして、二人を恐喝未遂容疑で刑事告訴を検討していると明らかにした。既にあわら署に相談しているという。

 h市長によると、夫婦から八月十五日に五千万円を月内に支払うよう求める示談書を提示され、応じなければ公表も考えていると脅されたと説明。会見に同席した弁護士は「金額が過大で恐喝未遂に該当し得る」と述べた。h市長は女性が「何度も会いに来た」などとして、キスなどの一連の行為は女性の同意に基づくものだったと説明した。

 自身の進退については、辞職も含め「熟慮している」と述べ、告訴の検討とは切り離して判断する考えを示した。

 女性の夫は本紙の取材に対し、「恐喝など一切していない」と話した。示談金の額は「妻が苦しめられた四年間の市長報酬分」だったとし、「金額を見て自分の行為を反省し、謝ってほしかった」と述べた。

 女性側は強制わいせつ容疑での告訴をあわら署に相談している。
恐喝容疑などで男を逮捕=熊本・続報注意
2017.12.16 西部朝刊

 熊本東署は15日、熊本市北区池田3、建築作業員t容疑者(41)を恐喝と恐喝未遂の両容疑で逮捕した。発表では、10月22日、菊陽町の公務員男性(42)に「仕事なくすぞ」などと言い、同市東区の銀行駐車場で50万円を脅し取ったほか、同区の別の駐車場で30万円を脅し取ろうとした疑い。「現金は返すつもりだった」と否認しているという。

 [続報]

 2018年1月6日付西部朝刊29面

 =脅迫の疑いで男を逮捕=熊本

 熊本東署は5日、熊本市北区池田3、建築作業員t容疑者(41)を脅迫容疑で再逮捕した。発表では、昨年9月17日、熊本市内の電気工の男性(48)に電話をかけ、「舎弟呼ばわりしただろ。懲役覚悟でそっちに行ってもいいぞ」などと脅迫した疑い。「そんなことは言っていない」と否認しているという。t容疑者は昨年12月15日に、恐喝と恐喝未遂の両容疑で逮捕されたが、熊本地検は処分保留とした。今後、両容疑についても捜査を続けるという。

 恐喝の疑い
2017.12.12 朝刊 

 【愛知県】豊田署は11日、恐喝の疑いで、名古屋市千種区今池5、無職n容疑者(58)を再逮捕した。

 再逮捕容疑では、7月19日、知り合いの長久手市の自営業女性(55)に電話で、女性の夫が違法に土地取引をしているなどと言いがかりをつけ、夫が逮捕されないよう便宜を図るとして「200万円払え」と脅し、同月20日に現金を取ったとされる。

 署によると、「弁護士と相談してから話したい」として認否を留保している。6月23日~7月18日の間に、同じ女性から同様の名目で375万円を脅し取ったとして、同署に11月21日、恐喝容疑で逮捕されている。
知人から3000万円恐喝容疑 海南署 2人逮捕=和歌山・続報注意
2017.12.08 大阪朝刊 

 知人から現金3000万円を脅し取ったとして、海南署は7日、宝石店経営o(54)、化粧品会社経営西崎朋子(49)の両容疑者(ともに和歌山市)を恐喝容疑で逮捕した。2人は「金は受け取っていない」「関与していない」などと容疑を否認している。

 発表によると、2人は共謀して昨年12月、海南市でn容疑者と化粧品会社を共同経営(当時)していた男性(40)に、o容疑者の宝石店の悪評を流したと言いがかりをつけ、「腕を切り落とす」などとにおわせて3000万円を脅し取った疑い。

 男性は県外に移住したが、今年7月以降も2人から金を要求されたため、10月、同署に相談していた。

 [続報]2018年3月17日大阪朝刊29面

 =恐喝容疑3人不起訴=和歌山

 経営する宝石店の悪評を流したと言いがかりをつけ、知人から3000万円を脅し取ったとして、海南署が恐喝容疑で逮捕した和歌山市西庄の男性(54)ら3人について、地検は16日、いずれも不起訴(嫌疑不十分)とした。
3千万円恐喝疑い 和歌山、男女を逮捕
2017.12.08 千葉日報 

 和歌山県警海南署は7日、顧客だった男性から3千万円を脅し取ったとして、恐喝の疑いで和歌山市西庄、宝石店経営、o容疑者(54)と、同市冬野、会社経営、n容疑者(49)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年12月14日、香取市の男性(40)に対し、o容疑者が販売する宝石が偽物であるとのうわさを流されたとして、男性が当時経営していた和歌山県海南市の会社事務所内で「腕を切り落とすくらいなら誰でもできる」などと脅し、翌日現金3千万円を脅し取った疑い。両容疑者はいずれも否認している。

女性から2万円 恐喝容疑で男逮捕  高知東署
2017.12.07 夕刊

 高知東署は7日、恐喝容疑で、高知市、飲食店従業員、A容疑者(21)を逮捕した。

 逮捕容疑は、10月18日午後6時40分ごろ、同市内のコンビニの駐車場で、同市内に住む女性(22)に対し、「俺のメンツをつぶして、どうケリをつける」などと言い、現金2万円を脅し取った疑い。

 同署によると、女性は10月上旬ごろ、同容疑者が働く飲食店でアルバイトとして働くよう知人から持ち掛けられていた。その後、女性が会員制交流サイト(SNS)にこの飲食店で働くのが嫌だと書き込んでいたのを同容疑者が見つけ、女性をコンビニに呼び出したという。

 恐喝未遂の疑い
2017.11.30 朝刊 

 【愛知県】岡崎署は29日、恐喝未遂の疑いで、岡崎市井田町、自称自営業t(74)、同市高隆寺町、不動産会社役員s(66)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、7月30日、岡崎市内の自営業男性(61)の自宅で、男性の父親の債務返済の名目で200万円を要求した上、8月8日には電話で「金を払う気がないなら、うちの若い衆を使って嫌がらせするぞ」などと言い、現金を脅し取ろうとしたとされる。署によると、2人とも容疑を否認している。男性が8月24日に署に届け出て分かった。

270万円恐喝容疑、3曹懲戒免 /神奈川県
2017.11.29 東京地方版/神奈川

 陸上自衛隊久里浜駐屯地(横須賀市)は28日、後輩隊員を恐喝したとして、通信学校通信教導隊に所属する30代の男性3等陸曹を懲戒免職処分にしたと発表した。陸自警務隊は恐喝の疑いで書類送検する方針。

 駐屯地によると、3等陸曹は2011年ごろから今年6月までにわたり、後輩隊員から計約270万円を恐喝したという。駐屯地内で雑用を命じてはペナルティーと称して金銭を要求したり、外出時に強制的に連れ出して飲食費を払わせたりしていたという。「遊興費を得るためだった」などと話しているという。
恐喝容疑で男を逮捕=北九州
2017.11.29 西部朝刊 

 折尾署は28日、岡垣町松ヶ台2、会社員梶尾優容疑者(37)を恐喝容疑で逮捕した。発表では、k容疑者は昨年4月上旬頃、水巻町の駐車場で、同町の会社員男性(40)に「金を持ってこんと、お前や家族を拉致して殺すぞ」などと言った上で、同18日に岡垣町の当時の自宅で男性の預金通帳や印鑑、キャッシュカードを脅し取り、昨年5月10日~今年10月10日、男性の口座から20回にわたり計181万円を引き出した疑い。2人は同じ職場だったことがあり、男性が10月末、十数年前から金を要求されていたと同署に届け出て発覚した。k容疑者は「通帳などをとった場所が違う」と容疑を一部否認しているという。

写真投稿で恐喝容疑=東京
2017.11.29 東京朝刊 

 知人女性から金を脅し取ったとして、中央署が27日、静岡県伊豆の国市、自称ものまねタレントa容疑者(55)を恐喝容疑で逮捕していたことが同署幹部への取材でわかった。

 同署幹部によると、a容疑者は昨年2月、自分と一緒にうつった写真をSNSに投稿した50歳代の知人女性に対し、「俺はタレントだぞ。肖像権の侵害だ。責任を取れ」と迫り、現金13万円を脅し取った疑い。容疑を否認しているという。

FB投稿「肖像権侵害」女性から現金脅し取る 容疑で自称ものまねタレント逮捕
2017.11.29 東京朝刊

 知人女性から現金13万円を脅し取ったとして、中央署は恐喝容疑で、自称ものまねタレント、a容疑者(55)=静岡県伊豆の国市=を逮捕した。a容疑者は歌手の松山千春さんのものまねをしているといい、「仕事のギャラのつもりだった」などと容疑を否認している。

 逮捕容疑は昨年2月8日、a容疑者と一緒に撮影した写真をフェイスブックに投稿した知人の40代女性に対し、「俺はタレントで、肖像権の侵害だ」「決まっていた仕事がキャンセルになったので、カネを払え」などと電話で脅迫。同月中に女性に2回にわたって計13万円を自身の口座に振り込ませ、脅し取ったとしている。同署によると、a容疑者は前日に都内で開かれた私的な飲み会に出席。女性らと写真を撮影していたが、その場でものまねを披露することはなかったという。
 k会系組幹部を逮捕、恐喝の疑い
2017.11.29 朝刊 

 【愛知県】常滑署は28日、恐喝の疑いで指定暴力団y組k会系組幹部で知多市南粕谷3、無職n容疑者(47)を逮捕した。

 逮捕容疑では10月14日、常滑市の男性会社員(51)を同市内の駐車場に呼び出し「今はk会でヤクザをしている」「月に1万円でいいから応援してくれよ」などと脅し、1万円を脅し取ったとされる。署によると、「黙秘します」と認否を留保しているという。
y組系組幹部を不起訴に /大阪府
2017.11.28 大阪地方版/大阪 

 大阪地検は27日、大阪・ミナミのバーからみかじめ料を脅し取ろうとしたとして、府警が恐喝未遂の疑いで逮捕した指定暴力団y組系組幹部(43)を不起訴処分(嫌疑不十分)とした。「起訴するに足る証拠収集に至らなかった」としている。

恐喝未遂容疑 不起訴=大阪
2017.11.28 大阪朝刊

 大阪市中央区のバーで8月、経営者の男性からみかじめ料を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂容疑で府警に逮捕された男性(43)について、地検は27日、不起訴(嫌疑不十分)にした。「証拠が集まらなかった」としている。

 一方、男性の共犯として同容疑で逮捕された飲食店従業員の男ら3人(24~30歳)は、同日、恐喝未遂罪で起訴した。
恐喝容疑の組長「下の者が実行」 赤坂・みかじめ料事件
2017.11.25 東京朝刊 

 東京・赤坂の飲食店からみかじめ料名目で現金を脅し取ったとして暴力団組員や「キャッチ」の男が逮捕された事件で、警視庁は24日、新たに指定暴力団s会系組長のs容疑者(54)=東京都港区=を恐喝容疑で逮捕し、発表した。s容疑者は「下の者たちがやっていたことで、詳しいところまで私自身の知るところではありません」と容疑を否認しているという。

 警視庁はs容疑者の配下の組員7人とキャッチの男2人の計9人を23日に同容疑で逮捕。s容疑者は24日午前、弁護士とともに警視庁本部に出頭した。

 組織犯罪対策4課によると、s容疑者は組員らと共謀し2015年1月~今年9月、赤坂の飲食店店長ら3人から月2万~10万円ずつ67回、計349万円を脅し取った疑いがある。同課は、s容疑者が事件を主導したとみている。

 恐喝しみかじめ料容疑の組長を逮捕
2017.11.25 朝刊 

 【東京都】港区赤坂の飲食店から「みかじめ料」を脅し取ったとして暴力団組員ら九人が逮捕された事件で、警視庁は二十四日、恐喝の疑いで、指定暴力団s会系組長のs容疑者(54)=港区東麻布三=を新たに逮捕した。

 逮捕容疑では二〇一五年一月~今年九月、飲食店三店の店長らに「毎月の支払いは分かっているよな」などと要求し、計三百四十九万円を脅し取ったとされる。

 組織犯罪対策四課は、九人のうち七人が配下の組員だったことから、s容疑者が主犯格とみている。同課によると「下の者たちがやっていたことで、詳しいことは知らない」と容疑を否認している。九人の逮捕を受け、二十四日午前に警視庁本部に出頭した。
恐喝:みかじめ料4000万円か 容疑で組幹部ら9人逮捕 警視庁
2017.11.24 東京朝刊 

 東京・赤坂の飲食店から、みかじめ料(用心棒代)を脅し取ったとして、警視庁組織犯罪対策4課は23日、指定暴力団s系の組幹部、s容疑者(50)=東京都港区南麻布1=ら9人を恐喝容疑で逮捕した。2015年以降、赤坂地区の20~30店舗から、少なくとも4000万円以上を徴収していたとみて追及する。

 逮捕容疑は15年1月~今年9月、赤坂地区の飲食店の男性従業員(44)ら3人に「店を出すなら、毎月の支払いは分かっているよな。盆暮れは倍だぞ」などと言い、毎月2万~10万円、計349万円を脅し取ったとしている。組対4課はいずれの認否も明らかにしていない。

 捜査関係者によると、s容疑者らは「クラブを営業するには5万円」「ガールズバーの客引きをするには2万円」などと、業種や店の規模によって一方的に価格帯を設定していたという。集めたみかじめ料の一部は、暴力団の上部団体に納められていたとみられる。

 組対4課は、住吉会の2次団体の組長(54)を今回の事件の中心人物とみており、行方を追っている。

 警視庁はみかじめ料が暴力団の主要な資金源になっているとみて、繁華街を巡回する「暴排ローラー」を展開。今年6月には、東京・銀座でみかじめ料を徴収していた指定暴力団山口組系の組幹部の男らを逮捕するなど摘発を強めている。
 暴力団幹部ら9人恐喝の疑いで逮捕 「みかじめ料」脅し取る
2017.11.24 朝刊 

 【東京都】赤坂で営業する飲食店から「みかじめ料」を脅し取ったとして、警視庁組織犯罪対策四課などは二十三日、恐喝の疑いで、港区南麻布一、指定暴力団s会系組幹部s容疑者(50)ら九人を逮捕した。

 逮捕容疑では、二〇一五年一月ごろ、港区赤坂の喫茶店で、飲食店店長(50)に「毎月五万円、盆暮れには十万円を付き合ってもらえないか」と金銭を要求し、今年九月まで三十三回にわたり計百九十万円を脅し取るなどしたとされる。九人のうち、一部は容疑を認めている。

 同課によると、新規店舗の責任者に対し、みかじめ料を要求していた。一五年以降、二十~三十店舗で四千万~五千万円の被害を把握しており、みかじめ料が組の収入源になっているとみて調べている。
 恐喝の疑い
2017.11.22 朝刊 

 【愛知県】豊田署は21日、恐喝の疑いで、本籍名古屋市守山区、住居不定、無職n容疑者(58)を逮捕した。

 逮捕容疑では、6月23日~7月18日に、知り合いの長久手市の自営業女性(55)に電話をかけ、「(女性の)夫が違法に土地を転がしている。逮捕されないようにしてやるから手数料として金を払え」などと脅し、375万円を自身の口座に振り込ませたとされる。

 署によると、「恐喝したつもりはない」と容疑の一部を否認している。
恐喝の隊員を懲戒免職 /長崎県
2017.11.21 西部地方版/長崎 長崎 

 海上自衛隊佐世保地方総監部(佐世保市)は20日、隊員を恐喝して現金を受け取ったとして、海自鹿児島音響測定所(鹿児島県霧島市)の男性2等海曹を同日付で懲戒免職処分にした、と発表した。2等海曹は昨年4月から7月ごろにかけて、過去に検査関係の業務上の指導をしたことのある隊員に対し、当時指導したことが是正されていないことを理由に「安いもんやろ」などと金を払うよう、LINE(ライン)を使って恐喝し、自分名義の銀行口座に約23万円を振り込ませたという。
飲酒運転に因縁つけ恐喝容疑、男ら逮捕=山口
2017.11.21 西部朝刊 

 防府署は20日、会社員m(22)(防府市沖今宿1)、土木作業員m(23)(同市華城中央2)両容疑者と、塗装工の少年(19)(山口市)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。発表によると、3人は10月29日、会社員男性(20)から現金170万円を脅し取った疑い。同28日夜、少年が知り合いだった男性を食事に誘い、男性は防府市内の飲食店で飲酒。その後、男性が駐車場から車を出そうとしたところ、町田容疑者が車をバックさせて衝突。同乗していたm容疑者と「飲酒運転したら免停だぞ」などと因縁をつけ、男性に消費者金融から金を借りさせて脅し取ったという。同署は3人の認否を明らかにしていない。

恐喝容疑で男を逮捕=富山
2017.11.20 東京朝刊 

 黒部署は18日、自称東京都武蔵野市、職業不詳g容疑者(35)を、恐喝容疑で逮捕した。

 発表によると、g容疑者は県東部在住の20歳代男性に投資話を持ちかけて契約を迫ったが、男性が断ったため、17日に魚津市内で男性と会って「逃げられないですよ」などと脅迫し、18日に現金30万円を脅し取った疑い。g容疑者は否認しているという。
 恐喝の疑い
2017.11.19 朝刊  三重版 

 【三重県】鈴鹿署は18日、恐喝の疑いで、鈴鹿市東玉垣町のとび職少年(18)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9日午後9時20分ごろ、同市中旭が丘の路上に呼び出した知人の会社員少年(18)を「逃げても見つけ出す」と脅し、10万円を脅し取ったとされる。

 署によると、とび職の少年は「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めている。2人は中学校の同級生だった。
 恐喝容疑で兄弟逮捕
2017.11.14 朝刊 

 【愛知県】豊田署は11日、恐喝の疑いで、いずれも自営業で豊田市栄町2、y(47)と、同居する弟のy(34)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀して10月17日、知り合いの病院職員男性(30)に対し、男性と2人の金銭トラブルを「周囲に言い触らした」などと言い掛かりをつけ、男性から50万円を脅し取ったとされる。

 署によると、2人とも「示談金として受け取った。脅してはいない」などと容疑を否認している。
恐喝未遂容疑で41歳の組員逮捕 高知東署
2017.11.09 朝刊

 高知東署は8日、恐喝未遂容疑で、住所不詳、暴力団g系組員、A容疑者(41)を逮捕した。黙秘しているという。

 逮捕容疑は、7月20日午後6時40分ごろ、電話で飲食代金を請求してきた高知市の飲食店経営者の男性(40)に対し、「いつまでも、払えってもがってくるな」などと脅し、約10万円の支払いの請求を断念させようとしたが、男性が同署に届け出たため未遂に終わった疑い。

 同署によると、同容疑者は昨年11~12月にこの飲食店を数回利用し、代金が未払いだったという。
元交際相手の裸の写真を公開した疑い /東京都
2017.11.03 東京地方版/多摩

 警視庁は、自称日系3世でペルー国籍の自営業、m容疑者(28)=町田市小山町=をリベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで再逮捕し、2日発表した。「同意を得て公開した」と述べているという。

 保安課によると、逮捕容疑は昨年12月、当時交際していた20代女性の裸などの写真をツイッター上に投稿し、女性の名誉を傷つけたというもの。m容疑者は、この女性を脅して売春させたなどとして売春防止法違反などの疑いで逮捕され、11月1日に恐喝未遂罪で起訴されている。
 恐喝の疑いで再逮捕
2017.10.21 朝刊 

 【愛知県】交通事故の相手から金を脅し取った事件で、刈谷署は20日、恐喝の疑いで、豊田市寿町、無職k(28)、安城市三河安城本町、会社員k(23)、豊田市生駒町、自営業k(22)の3容疑者を再逮捕、新たに岡崎市小呂町、自営業k容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑では、k、k容疑者は別の3人と共謀して、昨年8月14日、安城市内で、仲間が起こした交通事故の相手方の会社員男性(34)=知立市=に「会社をクビになるぞ。誠意を見せろ」などと現金を要求し、350万円を脅し取ったとされる。伴、k容疑者は2日後、携帯電話で男性に「彼女のおなかの子が流れた」などと、さらに100万円を脅し取ったとされる。

 k、k容疑者は容疑を認めており、k容疑者は否認、k容疑者は一部否認している。
会社員に美人局 女子高生ら逮捕 恐喝など容疑=福岡
2017.10.17 西部朝刊 

 スマートフォンの出会い系アプリで知り合った男性から美人局(つつもたせ)の手口で金を脅し取ったなどとして、南署は16日、女子高校生2人(いずれも17歳)を含む4人を恐喝容疑で、主犯格の那珂川町片縄東1、会社員o容疑者(21)を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。o容疑者は恐喝容疑でも送検した。

 発表では5人は共謀。女子高校生の1人が3日に大野城市の男性会社員(30)とホテルで会った後、4日未明にo容疑者が「俺の彼女は17歳ぞ。示談金100万円支払え」と男性から13万円を脅し取った疑い。また、同日夜に再び男性を呼び出し、さらに金を脅し取ろうとした疑い。
 恐喝の疑い
2017.10.05 朝刊  三重総合版 

 【三重県】鈴鹿署は4日、恐喝の疑いで、鈴鹿市南若松町、t(20)と同市岡田2、i(22)=いずれも建設業=の両容疑者と、亀山市内のとび職少年(19)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、9月8日午後9時ごろ、鈴鹿市高岡町のコンビニ駐車場で、ミニバイクで車の前方を走っていた男子高校生5人に「急ブレーキのせいでコーヒーがかかった。スーツ代などを弁償しろ」と言いがかりをつけ、男子高校生(17)から12万円を脅し取ったとされる。

 署によると、t容疑者は容疑を認め、他の2人は「脅し取っていない」と否認しているという。

メールで恐喝未遂容疑=石川・続報注意
2017.10.04 東京朝刊 

 金沢中署は3日、金沢市高畠、y組系暴力団幹部で無職n容疑者(46)を恐喝未遂の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は2日付。

 発表によると、n容疑者は9月26日~27日、金沢市内に住む40歳代の知人の会社員女性に対し、携帯電話から「250万円を返してほしい。(返さなければ)潰しに行く」などと複数回メールを送り、現金を脅し取ろうとした疑い。

 [続報]

 2017年10月25日東京朝刊31面

 =暴力団幹部 起訴猶予=石川

 金沢市の知人女性にメールを複数回送り、現金を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂容疑で逮捕された金沢市高畠、y組系暴力団幹部で無職の男性(46)について、金沢地検は24日、不起訴(起訴猶予)としたことを明らかにした。処分は20日付。上本哲司次席検事は「現金を脅し取ろうとする強い意図が認定できなかった」と話した。
恐喝容疑 組幹部逮捕 バッグ修理で因縁=東京
2017.09.29 東京朝刊 

 原宿署は28日、s会系暴力団幹部で職業不詳n容疑者(35)(世田谷区三軒茶屋)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 同署幹部によると、n容疑者は7月下旬、渋谷区神宮前の喫茶店で、高級ブランド店の男性店長(36)に対し、クラッチバッグの修理が遅れたと因縁をつけ、「修理中に使うバッグがなかったので新しいバッグを買った。誠意を見せろ」と言って現金28万円を脅し取った疑い。

 n容疑者は男性店長と面会した際、腕の入れ墨が見える服を着ていたという。

 調べに対し、n容疑者は「金をもらったことは間違いないが、話し合いの上だ」と容疑を否認している。
恐喝容疑で男逮捕=熊本
2017.09.27 西部朝刊

 御船署などは26日、阿蘇市一の宮町宮地、病院事務職員k容疑者(47)を恐喝容疑で逮捕した。発表では、2014年12月、30歳代女性に携帯電話で「風俗店で働いていることをばらす」などとメッセージを送って現金を要求し、2万円を口座に振り込ませ、脅し取った疑い。容疑を認めているという。
仁科亜季子さんを恐喝 未遂容疑 元暴力団組長ら逮捕
2017.09.24 大阪朝刊 

 今年1月に亡くなった俳優、松方弘樹さんの元妻で女優の仁科亜季子さん(64)から現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁町田署は23日、恐喝未遂の疑いで元暴力団組長のs容疑者(73)=神戸市=ら男3人を逮捕した。

 3人の逮捕容疑は平成24年2月~27年5月ごろ、仁科さんに対し「松方さんに渡した金の返済義務がある」などと因縁をつけ、東京都内の仁科さんの自宅に押しかけたり、脅迫文を複数回送りつけたりするなどして、現金4600万円を脅し取ろうとしたとしている。3人はいずれも容疑を否認しており、s容疑者は「返済が滞っていたので知り合いに取り立てに行ってもらった」などと供述しているという。

 同署によると、仁科さんは返済義務の存在を否定。s容疑者は自身が運営するホームページに仁科さんを誹謗(ひぼう)中傷する内容の記事を掲載してトラブルになっていたこともある。

 仁科さんは昭和47年に芸能界デビュー。54年に松方さんと結婚し、芸能界を引退。平成10年の離婚後に芸能界に復帰し、女優として活躍している。
恐喝の疑い 柏署
2017.09.16 千葉日報

 柏署は15日、恐喝の疑いで柏市柏7、アルバイト、k容疑者(31)を逮捕した。

 逮捕容疑は7月25日午後7時50分ごろ、同市内の自転車販売店で、依頼した自転車1台分の修理代金計2944円の支払いを拒み、店長女性(32)の足を蹴るなどして脅した疑い。容疑を否認している。

 同署によると、k容疑者は「支払わなくて良いという許可をもらっている」と主張。k容疑者が立ち去った後に女性が110番通報し、防犯カメラの映像などから割り出した。
160万円恐喝容疑で男を逮捕 /愛知県
2017.09.13 名古屋地方版/愛知

 稲沢署は12日、稲沢市日下部松野町1丁目、会社員a容疑者(37)を恐喝容疑で逮捕し、発表した。「恐喝したつもりはない」と否認しているという。

 発表によると、a容疑者は2015年5月、稲沢市内の路上で、同僚の会社員男性(53)に「金を出さなければ離婚に追い込んでやる」などと脅し、現金160万円を脅し取った疑いがある。男性は同容疑者を暴力団関係者として恐れていたという。
 恐喝の疑い
2017.09.13 朝刊 

 【愛知県】稲沢署は12日、恐喝の疑いで、稲沢市日下部松野町1、会社員a容疑者(37)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2015年5月1~11日ごろ、稲沢市内の路上で、市内の男性会社員(53)に対し、「金を出せ」「おまえの家族をぐちゃぐちゃにして離婚に追い込んでやる」などと言って現金を要求し、160万円を振り込ませて脅し取ったとされる。

 署によると、「恐喝したつもりはありません」と否認している。a容疑者と男性は職場の同僚で、今年3月に被害者の男性が告訴した。

女性脅した容疑 豪友会系組長逮捕  高知署
2017.09.09 朝刊 

 高知署は8日、恐喝未遂容疑で、高知市、暴力団g系組長、A容疑者(66)を逮捕した。調べに対し、黙秘しているという。

 逮捕容疑は、8月20日、同市内の喫茶店で、借金の連帯保証人になっている同市内の20代女性に「(女性の子どもが通っている)保育園であろうが何でも行くで」「右翼使うて街宣かけるから」などと脅して現金を要求したが、女性が同署に届け出たため未遂に終わった疑い。

 同署によると、約1年前、被害女性の内縁の夫が同容疑者から1千万円を超える借金をした際、女性が連帯保証人になったという。
歩きスマホに因縁 恐喝未遂 容疑の39歳逮捕=東京
2017.08.27 東京朝刊

 「歩きスマホ」に因縁をつけて金を脅し取ろうとしたとして、浅草署は26日、住所不定、無職高橋誠容疑者(39)を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。台東区内では2月以降、スマートフォンを操作しながら歩いていた人が、男に「ぶつかった」と因縁をつけられて現金を脅し取られる事件がほかに3件起きていて、同署が関連を調べている。

 同署幹部によると、高橋容疑者は25日午後10時10分頃、同区花川戸の区立公園内で、スマホの画面を見ながら歩いていた同区の男性会社員(34)に「ぶつかっておいて謝らないのか。ヤクザにぶつかったんだ。金を出せ」と因縁をつけ、現金を脅し取ろうとした疑い。男性が近くの交番に駆け込んだため未遂に終わった。

 調べに対し、高橋容疑者は容疑を認め、「ヤクザと言えば怖がって金を出すだろうと思った」と供述している。

 恐喝容疑の男女不起訴
2017.08.23 朝刊 滋賀版 

 【滋賀県】大津地検彦根支部は、恐喝容疑で逮捕された京都市の建築業男性(50)と大津市のエステサロン経営女性(46)の2人を不起訴とした。地検は「起訴するに足りる十分な証拠を得られなかった」とコメント。嫌疑不十分とみられる。10日付。

 2人は今年1月、大津市内のマンションに近江八幡市の60代男性ら3人を呼び出し、100万円を振り込ませて脅し取ったとして、7月25日に近江八幡署に逮捕された。
知人女性から現金脅し取った疑い=青森
2017.08.22 東京朝刊 

 野辺地署は21日、野辺地町大月平、建設作業員i容疑者(20)を恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、i容疑者は今月9~14日の間、県内に住む20歳代の知人女性に対し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で「職場にいられなくなる内容をばらす」などとして、3回にわたって現金計50万5000円を脅し取った疑い。調べに対し、i容疑者は「現金は受け取ったが、脅迫した覚えはない」などと容疑を否認している。
 男性恐喝した疑い 暴力団幹部ら逮捕 名古屋・名東署など
2017.07.29 朝刊 

 【愛知県】名古屋・名東署などは恐喝の疑いで、指定暴力団y組幹部ら四人を逮捕し、二十八日送検した。

 いずれも組幹部の名古屋市中区新栄三、r(42)、同市東区豊前町二、w(57)、春日井市柏原町五、x(34)の三容疑者と、組員の三重県四日市市西浦一、x容疑者(39)。

 逮捕容疑では、共謀して四月二十七日、名古屋市千種区今池のマンションの一室で、市内の風俗店経営男性(42)を取り囲み、e、e両容疑者の組から逃げた元組員をかくまっていたと言い掛かりをつけ「落とし前をつけないかんよ」などと脅し、五月十日に三重県四日市市の路上で、七十万円を脅し取ったとされる。

 署によると、w容疑者は認否を保留。他の三容疑者は「全く知らない」などと否認している。署は、他にも共犯者がいるとみて行方を追っている。
 美人局の疑い
2017.07.28 朝刊

 【愛知県】西枇杷島署などは27日、恐喝の疑いで、尾張旭市の無職の少年(18)ら男女4人を逮捕した。

 他に逮捕されたのは、北名古屋市の無職の少年(17)、稲沢市の男子大学生(19)、本籍小牧市の無職の少女(15)。逮捕容疑では、共謀して6月29日午前2時ごろ、出会い系サイトで知り合った少女に現金を支払って肉体関係を持つことを約束した岐阜県大垣市の男性会社員(21)を北名古屋市の路上に呼び出し「どう責任取るの」「警察行こうか」などと脅し、4万5000円を脅し取ったとされる。

 署によると男子大学生は容疑を否認。他の3人は認めている。
福岡・博多の金塊盗難:窃盗グループの仲間、恐喝は不起訴 名古屋地検
2017.07.19 中部朝刊 

 福岡市博多区で7億6000万円相当の金塊が盗まれた事件を巡り、窃盗グループの仲間から口止め料名目で現金を脅し取ったとして恐喝容疑で再逮捕されたn容疑者(42)=窃盗罪で起訴=について、名古屋地検は18日、不起訴とした。n被告と共謀したとして恐喝容疑で逮捕された指定暴力団y会傘下組織幹部の男(33)も不起訴とした。地検は理由を明らかにしていない。

 2人は昨年12月15日、金塊窃盗グループの一員として窃盗罪で起訴されたn被告(40)から現金500万円を脅し取ったとして、6月28日に愛知県警に逮捕された。

 n被告は今月7日に名古屋地裁であった勾留理由開示の手続きで容疑を否認。n被告が金塊窃盗事件に関係しているとみられることの口止め料を支払うよう、暴力団の男から責められたと主張した。
LINEいじめ、恐喝…劇で再現 手作り防犯教室 小学校で披露 西宮・上甲子園中生徒会 地元警察とも協力
2017.07.11 朝刊 

 西宮市立上甲子園中学校(上甲子園4)の生徒会が警察署と協力し、地域の中で防犯活動に取り組んでいる。10日には校区内の春風小学校に出向き、5、6年生約160人に、無料通信アプリ「LINE(ライン)」が引き起こすトラブルや犯罪を演劇で再現し、注意を促した。(竜門和諒)

 同中ではこれまで甲子園署員を招いて防犯教室を開いていたが、昨年、生徒指導の小山和男教諭(45)が、生徒自らが企画することでより理解が深まると考え、生徒会による防犯教室を校内で開催。今年は、同中の校区にある2小学校でも開くことにした。

 生徒会の8人が相談して内容を決定。同署や県警少年育成課西宮少年サポートセンターに協力を求め、5月から準備を進めてきた。

 劇は、女子生徒が縫いぐるみの万引を動画で撮影された場面から始まる。撮影した友人らがLINEで「次はバッグ盗ってきてくれへん?」「もし盗ってこんかったら、こないだの動画をSNS(会員制交流サイト)に流す」と脅した。

 中学生は「万引も犯罪だが、今回のようなLINEでの脅しも犯罪」と指摘。児童らは口々に「怖い」などといいながら舞台に熱中していた。

 さらに中学生らは午後10時にゲームセンターで遊んでいた小学生が高校生に恐喝される場面も演じ、「午後6時までに家に帰るか、遅くなる場合は保護者と行動しよう」と呼び掛けた。生徒会長の小山快人さん(15)は「中学生だけでなく小学生にも犯罪の危険性を分かってもらい、地域全体で防犯に取り組んでいきたい」と話していた。
金銭を脅し取ろうとした容疑で逮捕 /千葉県
2017.07.07 東京地方版/千葉 

 県警は6日、白子町福島の自動車修理業、i容疑者(60)ら男4人を恐喝未遂容疑で逮捕し、発表した。ほかに逮捕されたのは自称自営業のr(58)=白子町幸治=、会社員のr(30)=同=、自称会社役員のw(74)=千葉市若葉区大宮台3丁目=の3容疑者。w容疑者を除く3人は容疑を否認しているという。

 公安2課と茂原署によると、4人は共謀して今年3~4月に数回、大手住宅メーカーの社員に政治団体の名称を記載した名刺を渡した上で、「さんざん迷惑をかけて修理しただけで終わりか。わかってんだろう」などと言って、金銭を脅し取ろうした疑いがある。w容疑者が購入した戸建て住宅の内装の不具合に言いがかりをつけたという。
金塊盗被告を恐喝容疑 口止め料500万 組幹部と「首謀者」逮捕=中部
2017.06.29 中部朝刊 

 福岡市で起きた7億5800万円相当の金塊窃盗事件で、窃盗罪で起訴された無職男から500万円を脅し取ったとして、愛知県警は28日、名古屋市西区、指定暴力団y会系幹部・h容疑者(33)と、窃盗事件の首謀者とされる愛知県尾張旭市、会社役員・n被告(42)(窃盗罪で起訴)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 発表などによると、無職男は同県日進市、n被告(40)。n被告は昨年12月15日、n被告に電話し、h容疑者から「警察に(金塊窃盗事件への関与を)黙っておいてやるから口止め料として3000万円を用意しろ」と言われたことを伝えた上、「お前がべらべらしゃべるから話が漏れた。お前が金を用意しろ」などと要求。同21日、名古屋市中村区の路上でh容疑者に500万円を渡させ、脅し取った疑い。

 h容疑者とn被告は10年ほど前から交流があったとされる。調べに対しh容疑者は黙秘し、n被告は「そんなことは言ってない」と否認しているという。

 金塊窃盗事件では、n被告が取引情報を事前に入手し、n被告らに伝える役割を果たしたとみられている。県警は、n被告が周囲に事件への関与について漏らし、聞きつけたh容疑者が口止め料を脅し取ることを企てたとみている。

 金塊窃盗事件は昨年7月8日、福岡市博多区で発生。男性ら数人がビル1階で金塊(160キロ)が入ったケース5個を運んでいた際、男らに「警察だ」と声をかけられるなどし、盗まれた。福岡、愛知両県警はこれまで10人を逮捕し、福岡地検がn、n両被告ら7人を窃盗罪で起訴している。

540万円脅し取った疑い=北九州
2017.06.27 西部朝刊

 小倉北署は26日、北九州市小倉北区黒原2、建設作業員k容疑者(57)を恐喝容疑で逮捕した。発表では、k容疑者は2月、金銭トラブルの相談を受けていた同市戸畑区の自営業男性(49)に「俺が全部話つけたんやろ」「動いてる人間もいっぱいおるんじゃ」などと電話で金銭を要求し、同16日に熊本市内で540万円を脅し取った疑い。「何も言いたくありません」と供述しているという。
 恐喝未遂の疑い
2017.06.24 朝刊 

 【愛知県】西枇杷島署などは23日、恐喝未遂の疑いで、名古屋市千種区今池3、無職h容疑者(53)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑では、23日午後1時10分ごろ、千種区内の路上で、尾張旭市の病院職員の男性(30)に対し「金をつくれないなら帰れ。明日からどうなっても知らんぞ」などと脅迫し、金銭を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると「治療方法を巡って言い掛かりをつけた」と容疑を認めている。h容疑者は以前、同区の整形外科で男性にマッサージを担当してもらっていたという。

s幹部ら逮捕 20代男性被害 千数百万円恐喝疑い 警視庁
2017.06.23 東京朝刊 

 韓国の人気アイドルが出演するイベントへの出資を名目に現金千数百万円を脅し取ったとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊が恐喝の疑いで、暴力団関係者ら3人を逮捕していたことが22日、関係者への取材でわかった。

 関係者によると、逮捕されたのは指定暴力団s会2次団体「k」の総長、「t」ことa容疑者(50)と組員ら3人。a容疑者らは、平成27年11月から昨年2月にかけて、都内に住む当時20代の会社員男性から現金千数百万円を脅し取ったとしている。

 a容疑者らは、男性に韓国の人気アイドルが出演するイベントを企画したなどと説明。イベントへの出資金などの名目で、複数回にわたって現金の支払いを要求していたという。

 kは埼玉県川越市に本拠を置く暴力団。総長を務めるa容疑者は上部団体のsでも幹部を務めている。
恐喝未遂容疑で岡山の組長逮捕 高知署
2017.06.17 朝刊

 高知署は16日、恐喝未遂容疑で岡山市、指定暴力団y組長、A容疑者(71)を逮捕した。「全くのでたらめだ」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、3月4日、高知市内に住む会社役員の女性(72)を岡山市内の組事務所に呼び出し、「名義料(紹介料)も全部持ってこんか」などと脅して現金を要求したが、女性が高知署に届け出たため未遂に終わった疑い。

 同署によると、同容疑者はkの3次団体の組長で、女性とは知人同士。女性が役員を務める会社が手掛けていた太陽光発電事業の交渉に関与し、その対価として現金を要求していたという。
恐喝未遂の疑い /長崎県
2017.06.13 西部地方版/長崎  長崎 

 (大浦署など発表) 11日、福岡県那珂川町の会社員i(26)と同町の無職h(27)の両容疑者を恐喝未遂の疑いで逮捕。2人は容疑を否認しているという。今月4日、2人は長崎市内の公務員男性(63)の自宅を訪問。男性の身内女性の写真を使って「この写真を公表する」などと脅迫し、現金300万円を脅し取ろうとした疑いがある。男性が警察に相談し、発覚したという。
恐喝未遂容疑の坂口杏里は不起訴処分 東京地検が軽微な事件と判断
2017.06.09 サンスポ エンタメ/芸能界 

 交際のあった30代のホストから現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂容疑で逮捕され、その後、釈放されたセクシー女優、ANRIこと坂口杏里(26)が8日、不起訴処分となった。東京地検が軽微な事件と判断し、起訴猶予にしたとみられる。

 杏里は4月18日、ホストに携帯電話から「ホテルで撮影した写真をばらまく」と無料通信アプリLINEでメッセージを送り、現金3万円を脅し取ろうとした疑いで警視庁に逮捕された。東京地裁が同21日、地検の勾留請求を却下したため、釈放された。

 k本部を県警など捜索 恐喝容疑事件で
2017.06.08 朝刊 

 【愛知県】指定暴力団k系組幹部の恐喝容疑事件に絡み、県警捜査四課と名古屋・昭和署は七日、名古屋市中村区のk本部を家宅捜索した。午前十時ごろ、捜査員約五十人が同本部に入った。

 恐喝容疑で五日に逮捕されたのは、知多市南粕谷三、会社役員でk系組幹部のn容疑者(47)。今年五月、元交際相手の会社員女性(42)を「このまま逃げ切れると思っているのか」と脅した上、頭を平手で殴り、手切れ金名目の百五十万円を脅し取ったとされる。

 yを巡っては、分裂して結成されたkの内紛など抗争への緊張が高まっており、全国の警察が警戒や取り締まりを強化している。

 女子高生が男子中学生恐喝容疑 港署が逮捕
2017.06.07 朝刊 

 【愛知県】男子中学生から現金を脅し取ったとして、港署などは六日、恐喝の疑いでペルー国籍で港区の女子高生(15)を逮捕した。

 逮捕容疑では五月三日午前八時半~九時ごろ、港区の公園で、中川区の男子中学生(12)を蹴るなどして「一万五千円で許してやるわ」と要求。同四日と七日の二回にわたって計一万五千円を脅し取ったとされる。

 署によると、容疑を認めている。二人は初対面。共通の知人を介した電話で、男子中学生が女子高生を挑発し、トラブルになったとみている。
逮捕監禁、恐喝の疑い=埼玉
2017.06.02 東京朝刊

 県警は1日、東京都足立区舎人、無職a容疑者(30)を逮捕監禁、恐喝容疑で逮捕した。

 発表によると、a容疑者は知人の会社員の少年(16)ら3人(いずれも同容疑で逮捕)と共謀し、昨年12月17日午前4時頃、草加市高砂の東武伊勢崎線草加駅西口付近で、県内に住む無職少年(19)の両腕をつかんで乗用車に乗せ、市内の建物に約2時間監禁。同月21日には、越谷市内の路上で現金数十万円を脅し取った疑い。

 県警によると、被害者は会社員の少年とトラブルになっていたという。a容疑者は調べに対し黙秘している。
街宣車で金銭要求 容疑で政治団体代表ら逮捕
2017.06.02 大阪朝刊 

 ファッションショーのチケット販売をめぐりトラブルになった男性から現金を脅し取ろうとしたとして、大阪府警警備部は1日、恐喝未遂容疑で、大阪市住之江区東加賀屋、政治団体代表、i容疑者(53)ら男6人を逮捕した。いずれも容疑を否認している。

 逮捕容疑は、昨年1~4月、大阪市西区のイベント企画会社の代表取締役の男性(35)に対し、男性の会社の周囲を街宣車で走ったり、公開質問状を送るなどして現金を脅し取ろうとしたとしている。

 府警によると、容疑者のうち1人が平成27年3月に大阪市内で行われたファッションショーのチケット販売を男性から引き受けたが、チケットをさばききれず男性に100万円を支払った。これを逆恨みし、男性を脅すようになったという。男性側が昨年7月、府警に告訴していた。

5000万円恐喝容疑で逮捕=福岡
2017.05.25 西部朝刊 

 中央署は24日、福岡市中央区薬院2、無職n容疑者(40)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、n容疑者は2010年6月、以前勤めていた生命保険会社の顧客の女性(当時67歳)に対し、「息子さんから『金を返せ』と脅迫めいた電話があり、録音している。私の言うことを聞かないと知らんばい」などと話し、女性から5000万円を脅し取った疑い。
AV出演断られ、恐喝未遂の疑い 自称芸能プロ経営者 /神奈川県
2017.05.23 東京地方版/神奈川

 わいせつな動画を買い取るように脅したなどとして、高津署は22日、川崎市宮前区有馬8丁目、自称芸能プロダクション経営のo容疑者(30)を恐喝未遂と強制わいせつ未遂の疑いで逮捕し、発表した。o容疑者は「脅し取ろうとはしていない」と容疑を一部否認しているという。

 署によると、o容疑者は2月19日午後7時50分ごろ、東京都渋谷区のレンタルルームで、飲食店従業員の20代女性に対し、女性のわいせつな動画を数百万円で買い取るよう脅し、断られると、無理やりわいせつな行為をしようと抱きついた疑いがある。自社にモデルとして所属していた女性にアダルトビデオ(AV)に出演するように求めたが断られ、会社を辞めると言われたため、わいせつ動画の買い取りを要求したとされる。動画は1月、o容疑者宅で酒を飲まされ、撮影されたものだという。

「わいせつ動画買え」女性恐喝 未遂容疑で男逮捕 AV出演断られ
2017.05.23 東京夕刊

 アダルトビデオ(AV)出演を断った女性に対し、女性を映したわいせつな動画を買い取るよう脅すなどしたとして、神奈川県警高津署は22日、川崎市宮前区有馬、自称芸能事務所経営、o容疑者(30)を恐喝未遂と強制わいせつ未遂の両容疑で逮捕した。

 発表によると、o容疑者は今年2月19日午後7時50分頃、東京都渋谷区のレンタルルームで、大阪市中央区の飲食店従業員女性(28)に、女性を撮影した動画を数百万円で買い取るよう求め、わいせつな行為をしようとした疑い。o容疑者は調べに対し「現金を脅し取ろうとはしていない」などと供述しているという。

 女性は2年ほど前から、o容疑者が自宅で経営する芸能事務所にモデルとして所属していたが、AV出演を要求され、事務所を辞めようとしていた。動画は今年1月、女性がo容疑者の自宅で酒を飲まされた際に撮影されたという。
「AV出ろ」と恐喝 容疑で30歳男逮捕
2017.05.23 大阪朝刊 

 モデル活動をしていた女性(28)を「アダルトビデオに出演しろ」などと脅し、わいせつな行為をしようとしたとして、神奈川県警高津署は22日、恐喝未遂と強制わいせつ未遂の疑いで、川崎市宮前区有馬、自称芸能事務所経営、o容疑者(30)を逮捕した。

 逮捕容疑は2月19日、東京都渋谷区のレンタルルームで、大阪市中央区の飲食店従業員の女性に、服を脱がされるなどして写った動画を数百万円で買い取るよう要求した上、わいせつな行為をしようとしたとしている。o容疑者は「金を取ろうとはしていない」と容疑を一部否認している。

 高津署によると、女性はo容疑者の事務所に所属。仕事の依頼がなく、アダルトビデオに出るよう求められたことから、契約の打ち切りを申し出ていた。動画は1月ごろ、無理やり酒を飲まされ撮影されたものだった。女性が3月、高津署に相談して発覚。同署は他に被害者がいないか調べている。
多額恐喝事件で加害者らを提訴=富山
2017.05.18 東京朝刊

 交通事故の示談金を巡る多額恐喝事件で、計1700万円を脅し取られた県東部の少年(当時18歳)が、加害者6人とうち未成年(当時)1人の両親計8人を相手取り、890万円の損害賠償を求めて富山地裁に提訴した。提訴は4月1日付。

 少年の代理人弁護士によると、加害者5人とは示談し、一部弁済を受けている。未成年(当時)1人のみ示談に応じなかったため、監督義務を怠ったとして両親も相手取り提訴した。

 男性を恐喝疑い 組長ら2人逮捕 津島署
2017.05.18 朝刊 

 【愛知県】津島署などは十七日、恐喝の疑いで、岐阜県瑞穂市祖父江、指定暴力団r組傘下の組長e(48)と津島市宇治町の建設業、w(47)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では三月十日午後三時~三時十分ごろ、津島市内の喫茶店で一宮市の解体業の男性(46)らに対し、r容疑者が「やくざなめとったらいかんぞ」などと言って脅し、男性がe容疑者から受け取るはずだった工事代金二百二万円の請求を断念させたなどとされる。

 署によると、両容疑者はともに容疑を否認している。男性が三月下旬ごろ、署に相談して発覚した。
恐喝未遂の疑い 茂原署
2017.05.17 千葉日報 

 茂原署は16日までに、恐喝未遂の疑いで自称川崎市宮前区東有馬第2団地、塗装工、r容疑者(33)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は14~15日の間、茂原市内の店舗駐車場で、知人の塗装業の男性を「後輩の顔をボコボコにしたこと知ってるよな。35万円あれば何とかなる」などと脅迫し、現金を脅し取ろうとした疑い。

 同署によると、r容疑者は容疑を認めている。車の売買の仲介をめぐり、トラブルになったとみられる。
k本部を恐喝容疑で家宅捜索 警視庁は新組織の実態解明へ
2017.05.13 サンスポ 社会/事件 

 知人から現金を脅し取ったとして指定暴力団k系組幹部が逮捕された事件で、警視庁は12日、恐喝容疑で、k本部(兵庫県淡路市)を家宅捜索した。

 離脱した一部幹部が4月末に「n」を名乗る新組織の結成を表明後、k本部への捜索は初めてとみられる。警視庁は離脱の状況を調べ、新組織の実態解明を進める。
女子高生ら3人で「示談金」脅し取る 容疑で逮捕
2017.05.12 東京朝刊 東京 

 示談金名目で男性から現金を脅し取ったとして、昭島署などは、恐喝容疑でいずれも元y系組員のy容疑者(29)=青梅市東青梅、y容疑者(29)=台東区千束=と都内の女子高生(17)を逮捕した。y、y両容疑者は容疑を否認し、女子高生は「何も言いません」としている。

 逮捕容疑は共謀して、羽村市の飲食店経営の男性(27)が店でアルバイトをしていた女子高生と性的関係を持ったことに因縁を付け、昨年12月17日、青梅市の飲食店で「俺の知り合いの彼女なんやで」などと脅迫し、同月と今年1月の2回、現金計50万円を女子高生の口座に振り込ませたとしている。

 50万円脅し取った疑いで3人逮捕
2017.05.12 朝刊 

 【東京都】昭島、青梅両署の共同捜査本部は十日、恐喝の疑いで、青梅市東青梅三、無職r容疑者(29)と台東区千束四、自称解体工r容疑者(29)、都内の高校生の少女(17)の三人を逮捕した。

 逮捕容疑では、三人は昨年十二月十七日、青梅市内の飲食店で少女と性的関係を持った男性(27)を「俺の知り合いの彼女なんや」などと脅し、示談金名目で五十万円を銀行口座に振り込ませたとされる。

 昭島署によると、r、r両容疑者は「脅していない」などと容疑を否認し、少女は「何も言いません」と話している。
 恐喝と強制わいせつの疑い
2017.05.12 朝刊  三重版 

 【三重県】いなべ署は10日、恐喝と強制わいせつの疑いで、いなべ市北勢町麻生田、板金作業員t容疑者(36)を逮捕した。

 逮捕容疑では4月19日午後、いなべ市内で県内の30代女性に、知人男性と会った映像を見せ「ばらまくこともできる」と1万4000円を脅し取り、自分の軽乗用車内で胸をもむなどしたとされる。

 署によると、容疑を認めている。26日に被害届を受理した。
恐喝の疑いで男女5人逮捕=富山
2017.05.10 東京朝刊 

 高岡署は9日、富山市赤田、風俗店経営h容疑者(41)、同市黒崎、風俗店従業員h容疑者(23)ら男女5人を同日までに恐喝の疑いで逮捕したと発表した。

 同署によると、容疑者5人は共謀して4月27日、富山市内のホテルで風俗店の客だった県内の40歳代男性に因縁をつけて現金30万円を脅し取った疑い。5人はいずれも容疑を否認している。
 知人を恐喝した疑い
2017.05.07 朝刊  福井版 

 【福井県】越前署は6日、恐喝の疑いで、越前市赤坂町、会社員k容疑者(26)を再逮捕した。

 再逮捕容疑では、2015年2月18日から4月中旬までの間、福井、鯖江の各市内で知人の越前市の20代男性と会い「おまえ、やくざの女に手を出したな」「金を払わなかったら、やくざに殺されるかもしれない」などと言い、2回にわたり計240万円を脅し取ったとされる。

 署によると、容疑を認めている。k容疑者は4月25日、この男性から45万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで同署に逮捕されている。

恐喝容疑で逮捕の組長ら不起訴に 地検 /東京都
2017.05.02 東京地方版/東京

 会社役員から現金や小切手計280万円相当を脅し取ったとして、4月に恐喝容疑で逮捕された指定暴力団y会傘下の組長(62)ら4人について、東京地検は1日、不起訴処分とし、発表した。地検は、「証拠を総合的に判断した」としている。
 風俗店辞めた未成年女性から20万円恐喝容疑、3人逮捕
2017.05.02 朝刊  神奈川版

 【神奈川県】大和署は一日、恐喝の疑いで、大和市中央四の風俗店を経営するi(42)=相模原市南区麻溝台=と、店長のs(28)、従業員のs(30)=いずれも大和市=の三容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、三月三十一日午後、同店で、以前この店に勤めていた横浜市内の無職女性(19)に「勝手に辞めた罰金として百万円を払え」などと迫り、市内で引き出させた現金二十万円を脅し取ったとされる。署によると、i、sの二容疑者は「預かったものだ」「怖がらせてはいない」などと容疑を否認しているという。

虚偽告訴容疑で男2人逮捕 /北海道
2017.04.23 北海道朝刊 

 札幌中央署は22日、札幌市中央区宮の森3条10丁目、無職m容疑者(23)と同市西区西野4条7丁目、無職t容疑者(22)を虚偽告訴の疑いで逮捕し、発表した。いずれも容疑を認めているという。

 同署によると両容疑者は3月29日、「暴力団員にキャッシュカードを脅し取られた」と虚偽の被害届を出した疑い。同署は今月7日に暴力団員の40代男性を恐喝容疑で逮捕したが、男性は「カードは借りただけ」と否認し、その後両容疑者が被害届がうそだったと認めたという。同署は男性に謝罪した。

恐喝未遂の疑い 小学校講師逮捕=和歌山
2017.04.23 大阪朝刊 

 元交際相手の女性を脅して借金の支払いを免れようとしたとして、岩出署は22日、海南市立小学校に勤務する常勤講師、i容疑者(30)(紀の川市)を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表では、i容疑者は3月28日~4月7日、昨年3月まで交際していた紀の川市内の30歳代の女性に対し、「(他の男性と不倫していたことを)周囲に言いふらす」と脅すメールなどを送り、借りていた50万円の支払いを免除するよう迫った疑い。

 i容疑者は調べに「借金を免除してもらおうとは思っていない。女性に不倫したことを後悔させたかった」などと容疑を否認している。
 坂口杏里容疑者 恐喝未遂で逮捕
2017.04.20 夕刊 

 知人の三十代のホストから現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁新宿署が恐喝未遂容疑でタレントの坂口杏里容疑者(26)=を逮捕していたことが、同署への取材で分かった。逮捕は十八日。同署は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は十八日、ホストに金を借りようとしたが断られたため、携帯電話から会員制交流サイト(SNS)を通じて「ホテルで撮影した写真をばらまく」とのメッセージを送り、現金三万円を脅し取ろうとしたとされる。同日夜に新宿区内の路上で、ホストが坂口容疑者を取り押さえ「逮捕しています。来てください」と一一〇番。駆け付けた同署員に引き渡した。

 坂口容疑者は、女優の故坂口良子さん=享年(57)=の娘。
元妻を恐喝未遂の疑い=東京
2017.04.14 東京朝刊

 城東署は13日、y系暴力団幹部、k容疑者(38)(三重県鈴鹿市桜島町)を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表によると、k容疑者は昨年11~12月、元妻の女性(36)に伊勢エビを購入したり、金を貸したりするように要求し、断られると「ぶっ殺すぞ」などと脅した疑い。容疑を認めている。
代行業恐喝未遂容疑=徳島
2017.04.11 大阪朝刊

 県警組織犯罪対策課と徳島西署は10日、恐喝未遂の疑いで徳島市鷹匠町の代行業、k容疑者(23)を逮捕した。

 同署によると、k容疑者は、県内の男性(19)から乗用車(約200万円)を購入したいと相談を受け、ローン会社との契約を仲介。しかし、契約が結ばれなかったことから、k容疑者が、2016年12月22日頃、契約のキャンセル料を求めて、現金数十万円を脅し取ろうとした疑い。容疑を否認しているという。

kの幹部らを恐喝容疑で逮捕 警視庁=続報注意
2017.04.10 東京夕刊 

 警視庁は、指定暴力団y系弘道会傘下の組長、s容疑者(62)=東京都港区麻布十番1丁目=ら4人を恐喝容疑で逮捕し、9日発表した。いずれも容疑を否認しているという。

 組織犯罪対策4課は、椎名容疑者がyの中核組織、k(名古屋市)の東京における実質的な責任者とみて、組織の実態解明を進める。

 同課によると、4人の逮捕容疑は昨年8月、事業資金として貸した金を返すよう求める名目で、会社役員の70代男性を都内の事務所に呼び出し、「kだ」などと脅して現金30万円と額面250万円の小切手を脅し取ったというもの。

 <続報注意>

 東京地検は2017年5月1日、s組長ら4人を不起訴処分とした。
 恐喝の疑いで少年を逮捕
2017.04.05 朝刊 

 【長野県】飯田署は4日、恐喝の疑いで飯田市の建設作業員少年(18)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年12月上旬、同市内で知人の会社員男性(20)=同市=に対して「金を用意しろ。逃げればやくざがおまえを殺す」などと脅し、数回に渡って合計151万円を脅し取ったとされる。

 署によると、両者にトラブルはなかった。署は認否を明らかにしていない。少年以外の関与を調べている。
少年ら6人が恐喝容疑=北海道
2017.03.22 東京朝刊 

 売春を持ちかけた相手から現金などを脅し取ったとして、札幌中央署は21日、石狩市の会社員少年(18)ら少年4人と恵庭市の中学3年の少女(15)を恐喝容疑で逮捕・送検し、石狩市の別の会社員少年(19)を同容疑で書類送検したと、発表した。

 発表によると、少年らは昨年11月13、18日の両日、共謀して札幌市内の少年と男性に売春を持ちかけ、少年から現金5万円を、男性からは携帯電話などを、それぞれ脅し取った疑い。調べに「遊ぶ金がほしかった」などと話しているという。同署によると、少女がSNSを通じて男性らと知り合い、少女が男性と訪れたホテルなどの部屋に少年が踏み込む手口だったという。
出会い系サイトを通じた「つつもたせ」の疑い /東京都
2017.03.16 東京地方版/東京 

 警視庁は、東久留米市のアルバイトの少女(16)と、ともに19歳で小平市に住むとび職の少年と無職の少年の3人を恐喝容疑で逮捕し、15日発表した。容疑を認めているという。

 少年事件課によると、3人の逮捕容疑は、1月23日午後11時半~翌24日午前2時過ぎ、小金井市の飲食店の駐車場で、とび職の少年が事前に女性を装って出会い系サイトを通じて誘い出した男性(22)と少女が一緒にいたところ、少年2人が「人の女に何してんだ」などと因縁をつけ、男性を車に乗せて連れ回し、現金6万9千円を脅し取ったというもの。

SNS利用客を恐喝疑いで少年ら3人逮捕
2017.03.16 朝刊 

◆SNS利用客を恐喝疑いで少年ら3人逮捕 会員制交流サイト(SNS)の利用客を狙い現金を脅し取ったとして、警視庁少年事件課は15日までに恐喝容疑で、いずれも19歳で東京都小平市のとび職と無職の少年2人と、東京都東久留米市のアルバイトの少女(16)の計3人を逮捕した。逮捕容疑は1月23日深夜~24日未明、サイトで知り合った埼玉県川越市の建設業の男性(22)を東京都小金井市に呼び出し、「人の女に何をしてるんだ」などと威嚇して車に乗せ、現金6万9千円を脅し取った疑い。

 暴力団幹部を逮捕
2017.03.09 朝刊 

 【愛知県】中署は8日、恐喝未遂の疑いで中川区八熊通5、指定暴力団k系組幹部、t容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑では1月24日午後2時15分ごろ、市内の無職男性(66)に携帯電話で「20万円用意しろ」「逃げられると思ったら大間違いだぞ」などと言い、20万円を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると「金なんて要求していない」と容疑を否認している。男性が警察に届け出た。2人は面識があるといい、背景に何らかのトラブルがあったとみている。

 恐喝の疑いで少年ら逮捕
2017.03.01 朝刊 

 【愛知県】豊田署と岡崎署などは28日、恐喝の疑いで東郷町諸輪、建築作業員i容疑者(20)と、みよし市の会社員少年(19)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年9月17日、同市の少年(19)=強盗致傷容疑で逮捕=と共謀、同市の会社員少年(19)を市内の空き地で殴るなどして、「金あるだろ」などと脅し、車でコンビニ店に連れて行き、ATMで5万円を引き出させて奪ったとされる。

 署によると、2人は容疑を否認。i容疑者は「コンビニまで連れて行ったことは間違いないが、お金を脅し取ろうとは考えていなかった」、会社員少年は「他の人はお金を取ったが、自分は車に乗っただけ」と供述している。2人は遊び仲間で、被害者の少年とは顔見知りという。
現金を脅し取ろうとした疑い /福岡県
2017.02.23 西部地方版/福岡 

 (小倉南署発表) 22日、指定暴力団k系組員で無職a(39)、建設業q(27)、建設作業員t(26)の3容疑者=いずれも北九州市小倉北区=を恐喝未遂の疑いで逮捕。認否を明らかにしていない。3人は1月25日、y容疑者の中学時代の同級生(27)が、3人のうちの一人の元妻と交際したことに因縁をつけ、「一家庭つぶしとんぞ」などと言って現金370万円を脅し取ろうとした疑いがある。男性が2月上旬に被害届を出していた。

多額恐喝 22歳に懲役4年=富山
2017.02.23 東京朝刊 

 交通事故の示談金を名目にした多額恐喝事件の被告2人に22日、富山地裁でそれぞれ判決が言い渡された。

 計2220万円を脅し取ったとして恐喝罪に問われた朝日町境、無職w被告(22)の公判では、後藤隆裁判官が懲役4年の実刑判決を言い渡した。被害者側との示談成立を受けて検察側はこの日、論告をやり直し、懲役5年6月を求刑した。1月の公判での求刑は懲役6年。

 判決によると、w被告は仲間と共謀し、昨年5~6月、県東部の少年(当時18歳)と飲食店で酒を飲んだ後に車を運転させ、別の車をわざと追突させた上で、示談金などを名目に現金計1700万円を脅し取った。同様の手口で、黒部市の20歳代男性から昨年6月に400万円、別の県東部の20歳代男性から一昨年7月に120万円を、それぞれ脅し取った。

 後藤裁判官は、「犯行の発案者とはいえないものの、犯行に不可欠な役割を果たし、共犯者間で最高である計700万円を受け取った。責任は重い」と指摘した。

 ◆25歳は有罪判決

 計2100万円を脅し取ったとして恐喝罪に問われた黒部市生地中区、無職a被告(25)の公判では、後藤隆裁判官は懲役3年・執行猶予5年を言い渡した。判決前には、検察側が被害者側との示談成立で論告をやり直して懲役3年を求刑した。1月の公判では懲役3年6月を求刑していた。

 判決によると、a被告は仲間と共謀し、昨年5~6月、少年(当時18歳)から現金計1700万円を、昨年6月には黒部市の20歳代男性から400万円を脅し取った。後藤裁判官は、「共犯者から呼び出されて犯行に関与したが、体が大きく、入れ墨もあり、被害者に因縁をつけるという重要な役割を担っていた」と指摘した。

 80万円脅し取ろうとした疑い
2017.02.22 朝刊 

 【愛知県】東海署は21日、恐喝未遂の疑いで、東海市名和町、自称人材派遣業n容疑者(35)を逮捕した。

 逮捕容疑では昨年11月13日ごろ、大府市の知人男性(29)に電話をかけ、貸与していた容疑者名義の携帯電話数台分の利用料の支払いが遅れたことについて「早く払わなければ沈めるぞ」などと脅し、迷惑料名目で80万円を要求したとされる。署によると「身に覚えがない」と容疑を否認している。
示談金恐喝 無罪確定=奈良
2017.02.16 大阪朝刊 

 知人らに指示し、交通事故の示談金名目で金を脅し取ったとして恐喝罪などに問われ、地裁が一部を無罪(求刑・懲役4年)とする判決を言い渡した神戸市須磨区の無職男性(37)について、地検は控訴期限の14日までに控訴せず、判決が確定した。

 1月31日の判決では、恐喝した金を男性に渡したとする知人らの供述について「客観的な裏付けがなく、あいまいかつ不自然で、信用できない」と指摘。同時に審理された不正作出私電磁的記録供用罪については、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡していた。

 地検の野口勝久・次席検事は「特にコメントはない」としている。
中学生3人再逮捕へ 県警 男性に商品購入強要 監禁・恐喝容疑
2017.02.16 山梨日日新聞 

 バイクで走行中の男性を取り囲んで現金を脅し取ったとして、中学生4人が恐喝容疑で逮捕された事件で、山梨県警は15日までに、このうちの3人が別の事件に関わった疑いが強まったとして、監禁と恐喝の疑いで16日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、再逮捕するのは甲府市などに住む中学2、3年の少年3人。1月下旬、自転車に乗っていた10代の男性に言い掛かりをつけ、男性を自動車内に押し込んで監禁した上、脅して店舗で商品を無理やり購入させるなどした疑いが持たれている。

 少年は自動車に乗って移動し犯行に及んでいたとみられ、県警は道交法違反(無免許、無免許運転ほう助)などの疑いでも調べているほか、ほかの恐喝被害との関連も捜査する。

 県警は1月27日、再逮捕する3人を含む中学生4人を恐喝容疑で逮捕。逮捕容疑は同月22日未明、甲府市若松町の市道で、バイクで走行中の男性(20)を停止させ、「交通違反をした」などと言い掛かりをつけて脅し、現金8万円を奪った疑い。
「知人殴った」と因縁 恐喝容疑で男逮捕=東京
2017.02.15 東京朝刊 

 「知人を殴った男に似ている」と因縁をつけて現金を脅し取ったとして、葛飾署は14日、住所不定、無職w容疑者(38)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。葛飾区では同様の手口で現金を脅し取る事件が数件起きており、同署で関連を調べている。

 同署幹部によると、w容疑者は1月30日昼過ぎ、同区内で面識のない男性(28)に「あなたは知人の女性を殴った男に似ている」と声をかけ、電話をかける様子を見せた上、「ヤクザに話をつけてやった。お礼はないのか」などと言って現金5万円を脅し取った疑い。

 同署が現場周辺の防犯カメラなどからw容疑者を特定し、逮捕状を取って行方を追っていたところ、JR新小岩駅近くの路上で交番の警察官が発見した。
 恐喝の疑い
2017.02.15 朝刊  三重版 

 【三重県】四日市南署は14日、恐喝の疑いで、四日市市楠町北五味塚、指定暴力団y組系組幹部u容疑者(42)を逮捕した。

 逮捕容疑では、1月26、28日に市内の飲食店やコンビニの駐車場で、少年(19)に「金用意しろや」などと要求し、2回にわたり計15万円を脅し取ったとされる。

 署によると、u容疑者は黙秘している。知人を少年がかくまっていたことに腹を立てたという。署が12日に被害届を受理した。
恐喝未遂の疑い 柏署
2017.02.12 千葉日報

 柏署は11日、恐喝未遂の疑いで柏市大津ケ丘1、自称自動車販売員、o容疑者(40)を逮捕、地検松戸支部に送検したと発表した。

 逮捕・送検容疑は昨年10月31日午後8時半ごろ、同市内の飲食店で、経営者の40代女性に対し暴力団員を名乗り、「正月のお飾り買ってもらえませんかね。2万円なんですけど」などと脅した疑い。

 同署によると、女性が同署に相談し発覚。今月9日、同署員が茨城県土浦市粟野町の知人宅にいたo容疑者を見つけた。o容疑者は「飲み屋に行った記憶はあるが、どこに行ったかは覚えていない」などと一部容疑を否認しているという。

 20万円を脅し取った疑い
2017.02.11 朝刊  滋賀版

 【滋賀県】大津北署は10日、恐喝の疑いで、大阪市、アルバイト店員h(23)、京都府八幡市男山雄徳、無職k(24)の両容疑者を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、昨年8月、大津市内の男子大学生(21)宅に押しかけ、知人女性との交友関係について言いがかりを付けて腹を蹴るなどし、「おまえが金っていうならそれでええ」などと言って9万5000円を脅し取ったほか、同年9月にも10万5000円を脅し取ったとされる。2人とも容疑を認めている。

同級生から金を脅し取った疑い=北九州
2017.02.08 西部朝刊 

 若松署は7日、北九州市内の中学2年の少年(14)を恐喝容疑で逮捕した。発表では、少年は昨年9、11月、同級生の男子生徒(14)に、無料通話アプリ「LINE(ライン)」で「バイクの修理代がいる。3万円持って来い」とのメッセージを送るなどし、中学校内で2回にわたり計4万円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。

 恐喝未遂の疑い
2017.02.08 朝刊  三重版 

 【三重県】鈴鹿署は7日、恐喝未遂の疑いで、鈴鹿市桜島町2、会社員k容疑者(62)を逮捕した。

 逮捕容疑は、1月13日午後0時50分~3時半ごろ、同居する女性(41)と同市の会社員の男性(52)が交際していたことに腹を立て、木刀のようなものを振りかざすなどして、男性から500万円を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると「金銭の要求はしていない」と容疑を否認している。
ネットルール 生徒が制定 東部中生と竹内准教授(兵庫県立大)のQ&A いじめや恐喝 周囲に相談して
2017.02.08 新聞朝刊 

 Q・ネットでいじめを見つけたらどうすればいいか。

 A・ネットいじめは勘違いから起きることが多い。チャット上で「かわいくない?」の「?」を付け忘れ、友人グループから無視された例もある。誤解に気付いたら解いてあげることが大事。さらに、本当に深刻ないじめの場合は勇気を持って親や先生に相談してほしい。

 Q・金銭の要求など、もしネット上で脅された時はどうすればいいか。

 A・一人で悩まず、警察に届けてほしい。ネット上のやりとりは相手から消去を要求される場合があるので、証拠として写真を撮っておくことを忘れずに。

 Q・先輩とのチャットは自分からやめづらい。

 A・大人でも難しい。中学生だったら「お母さんが怒ってる」と親を使うのも手。

 Q・ネット依存はどうしたら治るか。

 A・部活でも読書でも、リアルな生活でネット以上に楽しいことを見つけることが大事だ。また、最近のフィルタリングは使用時間を制限する機能もあるので、利用してほしい。

 恐喝の疑い
2017.02.04 朝刊 

 【愛知県】刈谷署は3日、恐喝の疑いで、本籍刈谷市、無職k容疑者(52)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月30日午前5時40分ごろ、同市のレストランで、女性店員(64)に両腕の入れ墨を見せ、「テーブルの上に新品のたばこがあっただろう。なくなっている」などと怒鳴りつけ、女性が買ってきたたばこ5箱を脅し取ったとされる。

 署によると、k容疑者は同店で食事した後、10分ほど外に出て戻ってきた際に犯行に及んでいた。容疑を認めている。
「美人局」で恐喝未遂 容疑の少年らを逮捕
2017.01.31 東京朝刊 

 出会い系サイトで知り合った男性から金を脅し取ろうとしたとして、警視庁少年事件課は恐喝未遂容疑で、小金井市の無職少年(19)と埼玉県新座市の無職少年(18)、千葉県浦安市の無職、t容疑者(22)の男女3人を逮捕した。18歳の少年が容疑を一部否認し残る2人は認めている。

 逮捕容疑は昨年10月15日、t容疑者が出会い系サイトで知り合った男性会社員(28)をJR神田駅(千代田区)近くに誘い出し、少年2人が「人の女に手を出しやがって」などと因縁を付けたうえ、腕をつかんで引き倒すなど暴行し現金を奪おうとしたとしている。
 少年ら男女3人を恐喝未遂容疑で逮捕
2017.01.31 朝刊 

 【東京都】警視庁は三十日、恐喝未遂の疑いで、いずれも無職の小金井市の少年(19)、埼玉県新座市の少年(18)、千葉県浦安市堀江のt容疑者(22)の三人を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、出会い系サイトでt容疑者の誘いに応じた川崎市の男性会社員(28)をJR神田駅近くに呼び出し、少年らが「人の女に手を出しやがって」と言い掛かりを付け、暴行して金を脅し取ろうとしたとされる。

 少年事件課によると、小金井市の少年は「被害届を出さないと思ってやった」と供述し、t容疑者も容疑を認めている。もう一人の少年は一部を否認している。
出会い系で美人局 少年ら容疑で逮捕
2017.01.30 東京夕刊 

 出会い系サイト利用者を誘い出し、恐喝しようとしたとして、警視庁は30日、いずれも無職で、東京都小金井市の少年(19)と埼玉県新座市の少年(18)、千葉県浦安市堀江、t容疑者(22)の男女3人を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、3人は昨年10月15日夜、出会い系サイトを通じてt容疑者と知り合った川崎市の男性会社員(28)をJR神田駅(東京都千代田区)近くの路上に誘い出し、少年2人が「女に手を出しやがって」などと腕をつかむなどの暴行を加え、金を脅し取ろうとした疑い。男性が助けを呼んだため未遂に終わった。

 少年のうち1人は「美人局(つつもたせ)をすれば簡単に金をとれると思った」などと供述している。同庁は、3人が同様の手口で他の出会い系サイト利用者から金を脅し取っていたとみている。

1000万円恐喝容疑で富山の43歳再逮捕=富山
2017.01.29 東京朝刊

 富山中央署は28日、富山市水橋中村、トラック運転手m被告(43)(恐喝罪で起訴)を恐喝の疑いで再逮捕した。

 発表によると、m被告は2015年11月下旬、元同僚の30歳代男性に対し、過去の女性問題を巡り、「現金を用意しないと、組織の者に殺される」などと脅し、同12月5日頃、現金1000万円を脅し取った疑い。容疑を否認しているという。

 宮原被告は昨年12月、同じ男性から1000万円を脅し取った疑いで逮捕、起訴されていた。

恐喝の疑いで中学生4人を逮捕 /山梨県
2017.01.28 東京地方版/山梨 

 県警は27日、甲府市、南アルプス市、市川三郷町に住む14~15歳の男子中学生4人を恐喝容疑で逮捕し、発表した。いずれも容疑を認めているという。

 県警生活安全捜査課によると、4人は共謀して22日未明、甲府市若松町の市道で、原付きバイクの男性(20)に「交通違反をした」などと言いがかりをつけ、現金8万円を脅し取った疑いがある。
20歳男性を恐喝の疑い 中学生4人甲府署逮捕
2017.01.28 山梨日日新聞 

 バイクで走行中の男性を取り囲んで停止させ、言い掛かりをつけて現金を脅し取ったとして、甲府署と県警生活安全捜査課は27日、恐喝の疑いで、中学2、3年の少年4人を逮捕した。

 逮捕されたのは甲府市に住む中3(15)と、南アルプス市に住む中3(15)と中2(14)、市川三郷町に住む中2(14)。4人は友人だという。

 逮捕容疑は22日午前1時ごろ、甲府市若松町の市道で、バイクで走行中の男性(20)に停車させ、「交通違反をした」などと言い掛かりをつけて脅し、現金8万円を奪った疑い。

 同課によると、4人は男性を近くのコンビニエンスストアに連れて行き、男性が現金自動預払機(ATM)で引き出した現金を奪ったという。いずれも容疑を認めている。

 同署などは男性の話や周辺の防犯カメラの映像などから4人を割り出した。
恐喝未遂容疑で少年2人を逮捕 /山口県
2017.01.26 西部地方版/山口

 (宇部署発表) 25日、いずれも宇部市の無職少年(16)と高校生の少年(16)を恐喝未遂容疑で逮捕。23日午前0時半過ぎ、同市川上のガソリンスタンドで勤務中の従業員から現金を脅し取ろうとした疑い。2人は「間違いない。お金がほしかった」と、容疑を認めているという。同市内では24日深夜から25日にかけて、2件の強盗未遂事件が発生しており、署は2人が関与した疑いがあるとみて捜査を進めている。
 恐喝未遂の疑い
2017.01.25 朝刊 

 【愛知県】北署などは24日、恐喝未遂の疑いで指定暴力団y系組長のy(49)=北区楠3、自称・運転手のs(50)=豊山町豊場、自称・自営業のh(43)=一宮市小信中島、無職のk(49)=北区喜惣治2=の4容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では共謀して昨年11月16日、北区の飲食店で、区内の男性(22)らに「誠意を形にして見せろ」などと言って、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、4人は容疑を否認している。男性の知人が朝早くk容疑者の自宅を訪れたことに言い掛かりをつけたという。
高校生ら80万円恐喝疑い 入善署3少年逮捕 車に衝突、因縁
2017.01.20 新聞朝刊 

 飲酒運転の口止め料名目などで現金を脅し取ったとして、県警捜査一課と少年課、入善署は19日、恐喝の疑いで、いずれも県東部在住の少年(17)と16歳と18歳の男子高校生の計3人を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年6月23日未明、富山市相生町で20代の男性と少女2人が乗った乗用車に自転車で故意に衝突し「酒飲んでるんですか」「女の子16歳じゃないすか」などと因縁をつけ、未成年者を深夜に連れ出したことと飲酒運転したことの口止め料として現金80万円を脅し取った疑い。いずれも容疑を認めている。

 同署によると、男性が丁字路で一時停止した際、2人乗りをした自転車で前方からぶつかり、残りの1人が付近住民を装って現場に来て共謀して脅した。少女2人は出会い系サイトで男性と知り合っており、同署は少年らと交友のある未成年者とみている。

 同署によると、昨年5、6月に入善、朝日両町で起きた若者グループによる多額の恐喝事件の捜査過程で発覚。故意に車に追突し示談金名目で多額の現金を脅し取る手口が似ていることなどから、3人が両町での事件にも関わっていたかどうか調べている。

300万円恐喝の疑い
2017.01.19 北海道新聞朝刊全道 

 【函館】函館西署と道警函館方面本部捜査課などは18日までに、恐喝の疑いで、函館市東川町、無職w容疑者(70)を逮捕、送検した。

 逮捕、送検容疑は2015年11月27日ごろ、函館市内で開業する50代の男性医師の病院内で「名古屋の大親分のところへ行く。手土産代として金を出せ」「俺が名古屋へ行かないと、おまえは函館で抗争に巻き込まれる」などと脅し、同年12月2日に函館市内の飲食店で、現金300万円を脅し取った疑い。

 同署によると、w容疑者は男性医師の患者で、20年ほど前から通院していた。w容疑者は「世話になっている先生から金を脅し取るわけがない」などと容疑を否認している。
2100万円恐喝事件 懲役3年6月求刑=富山
2017.01.12 東京朝刊 

 仲間と共謀して県東部の少年(当時18歳)と黒部市の20歳代男性から交通事故の示談金などを名目に計2100万円を脅し取ったとして恐喝罪に問われた黒部市生地中区、無職d被告(25)の公判が11日、富山地裁(後藤隆裁判官)であった。検察側は懲役3年6月を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。

 起訴状によると、d被告は仲間と共謀し、昨年5~6月、少年と飲食店で酒を飲んだ後に車を運転させ、別の車をわざと追突させた上で、示談金などを名目に現金計1700万円を脅し取ったとされる。同様の手口で昨年6月には、黒部市の20歳代男性から400万円を脅し取ったとされる。

 検察側はd被告について「年長者として被害者に入れ墨を見せ、因縁をつけるなど重要な役割だった」と指摘。弁護側は「脅し取った金額すら知らず、従属的な立場だった」として情状酌量を求めた。
恐喝の疑い、男逮捕
2017.01.06 北海道新聞朝刊全道 

 【せたな】せたな署は5日、恐喝の疑いで、札幌市中央区の無職の男(45)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年12月12日ごろ、檜山管内の知人の20代女性に対し、電話で女性の弟と自身の娘との交友関係を巡って因縁を付けて「損害金、迷惑料を払え。払わなければ法的手続きを取る」などと言い、同月15日未明に男の自宅で女性から現金120万円を脅し取った疑い。同署によると、男は「金はもらったが脅していない」などと容疑の一部を否認しているという。

報道された恐喝事件 2018年
報道された恐喝事件
報道された恐喝事件

 生コン恐喝未遂 営業部長は有罪 地裁判決
2018.12.29 朝刊 滋賀版 

 【滋賀県】工事で使用する生コンクリートの供給契約を獲得しようと商社の支店長を脅したとして、恐喝未遂の罪に問われた「近江アサノコンクリート」(甲賀市)の営業部長h被告(53)=大津市御浜町=に、大津地裁は二十八日、懲役二年、執行猶予五年(求刑懲役二年)の判決を言い渡した。

 公判でh被告は、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)による嫌がらせ行為を事前に知らなかったなどとして無罪を主張していた。

 判決理由で今井輝幸裁判官は、h被告が自身の関わった別の工事現場でも、関生支部による嫌がらせ行為があったことから、本件工事現場でも同様の事態が起きると予測して、上司のk被告(56)と協議していたと指摘。見積書の作成や、支店長に直接要求する役割を担い「重要な関与をした」と認定した。一方で「上司から具体的な指示を受けており、役割はかなり従属的だった」として猶予付き判決とした。

 判決によると、東近江市で行った工場増築工事で使用する生コンを巡り、共謀して、昨年三月から同七月にかけ、大阪市の商社支店長に生コンの供給契約を結ぶよう要求。断られたため「大変なことになりますよ」と迫った。

消防士長男性と妻を不起訴 地検福山
2018.12.28 朝刊 

消防士長男性と妻を不起訴

 広島地検福山支部は27日、恐喝未遂の疑いで逮捕、送検されていた、いずれも福山市の深安消防署予防係の消防士長男性(33)と妻の介護士女性(32)を不起訴処分とした。同支部は「情状全般を考慮した」としている。

 2人は共謀し11月24日、同市の飲食店で知人の男性を「不倫をばらされたくなければ100万円払ってください」などと脅し、現金を要求したとして12月9日、福山北署に逮捕されていた。

ニュースファイル 恐喝未遂の男女不起訴
2018.12.28 

 地検福山支部は27日、知人男性から現金を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂容疑で逮捕された福山地区消防組合職員の男性(33)とその妻(32)=いずれも福山市=を不起訴処分とした。「情状全般を考慮した」としている。

 恐喝未遂の疑い
2018.12.27 

 【愛知県】稲沢署は25日、恐喝未遂の疑いで、北名古屋市熊之庄、会社員m容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑では1日から3回にわたり、稲沢市内の飲食店などで、知人の女性を巡って、市内の男性会社員(27)を「無理やりやったんだろ」「150万円なら俺も納得する」などと脅し、金を要求したが、男性が署に届けて未遂に終わったとされる。

 署によると、容疑を否認している。m容疑者と男性は面識はないという。
半グレ、影に暴力団 大阪でぼったくりや暴行 売り上げの一部渡す
2018.12.25 朝刊 

 大阪・ミナミで恐喝を繰り返したとして、半グレ集団「アビス」のメンバー55人が摘発された。リーダーの男(20)=暴行罪などで起訴=を頂点にピラミッド型の組織で、経営するガールズバーの売り上げの一部は暴力団に渡っていたとされる。訪日外国人客も被害に遭い、大阪府警が対策に本腰を入れていた。

 6月上旬、大阪市中央区心斎橋筋のガールズバー。少年5人が男性客に飲食代65万円を請求し、支払えない男性を約14時間にわたり店舗で暴行する事件が起きた。男性は肋骨(ろっこつ)を折るなどの重傷で、5人はアビスのメンバーだった。府警は南署に捜査本部を設置、重点的な取り締まりを始めた。

 アビスは10~20代を中心に100人以上が所属。12人の幹部が「店」と呼ばれる10人前後の集団に分かれてガールズバーを経営し、売り上げをリーダーに上納させていた。売り上げ目標を達成できない店の幹部は罰として集団暴行を受けた。ナンバー2の男(20)=傷害罪などで起訴=は「リーダーの指示に背けば集団暴行がアビスのおきて。やるしかなかった」と供述した。

 半グレは暴力団と一般人の中間を意味する造語で、「半分グレている」などが命名の由来とされる。暴力団とのつながりも指摘され、府警によるとリーダーから指定暴力団任〓(にんきょう)山口組系団体に毎月金が渡っていたという。捜査幹部は「暴力団対策法により組員が表だって行動しにくくなり、半グレを利用している」と指摘する。

 近年は大阪を訪れる外国人客が増加し、アビスのぼったくり被害に遭うケースもあった。

 摘発強化の背景について、ある捜査関係者は「ラグビーワールドカップなど国際イベントが相次いで開かれ、今後も外国人客の増加が見込まれる。安心して過ごせる街づくりが急務だった」と話した。

 アビスは11月に解散届を府警に提出。別の捜査幹部は「看板を変えて同様の行為を繰り返す可能性もあり、警戒を続けたい」と話した。

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半グレ 背後に暴力団か ガールズバー経営 ぼったくり 大阪55人摘発 外国人客も被害
2018.12.24 朝刊

半グレ 背後に暴力団か

ガールズバー経営 ぼったくり

大阪55人摘発 外国人客も被害

 大阪・ミナミで恐喝を繰り返したとして、半グレ集団「アビス」のメンバー55人が摘発された。リーダーの男(20)=暴行罪などで起訴=を頂点にピラミッド型の組織で、経営するガールズバーの売り上げの一部は暴力団に渡っていたとされる。訪日外国人客も被害に遭い、大阪府警が対策に本腰を入れていた。

 6月上旬、大阪市中央区心斎橋筋のガールズバー。少年5人が男性客に飲食代65万円を請求し、支払えない男性を約14時間にわたり店舗で暴行する事件が起きた。男性は肋骨(ろっこつ)を折るなどの重傷で、5人はアビスのメンバーだった。府警は南署に捜査本部を設置、重点的な取り締まりを始めた。

 アビスは10~20代を中心に100人以上が所属。12人の幹部が「店」と呼ばれる10人前後の集団に分かれてガールズバーを経営し、売り上げをリーダーに上納させていた。売り上げ目標を達成できない店の幹部は罰として集団暴行を受けた。ナンバー2の男(20)=傷害罪などで起訴=は「リーダーの指示に背けば集団暴行がアビスのおきて。やるしかなかった」と供述した。

 半グレは暴力団と一般人の中間を意味する造語で、「半分グレている」などが命名の由来とされる。暴力団とのつながりも指摘され、府警によるとリーダーから指定暴力団任〓(にんきょう)山口組系団体に毎月金が渡っていたという。捜査幹部は「暴力団対策法により組員が表だって行動しにくくなり、半グレを利用している」と指摘する。

 近年は大阪を訪れる外国人客が増加し、アビスのぼったくり被害に遭うケースもあった。摘発強化の背景について、ある捜査関係者は「ラグビーワールドカップなど国際イベントが相次いで開かれ、今後も外国人客の増加が見込まれる。安心して過ごせる街づくりが急務だった」と話した。

 アビスは11月に解散届を府警に提出。別の捜査幹部は「看板を変えて同様の行為を繰り返す可能性もあり、警戒を続けたい」と話した。
半グレの影に暴力団 大阪 外国人客も恐喝被害
2018.12.24 朝刊 

大阪・ミナミで恐喝を繰り返したとして、半グレ集団「アビス」のメンバー55人が摘発された。リーダーの男(20)=暴行罪などで起訴=を頂点にピラミッド型の組織で、経営するガールズバーの売り上げの一部は暴力団に渡っていたとされる。訪日外国人客も被害に遭い、大阪府警が対策に本腰を入れていた。

6月上旬、大阪市中央区心斎橋筋のガールズバー。少年5人が男性客に飲食代65万円を請求し、支払えない男性を約14時間にわたり店舗で暴行する事件が起きた。男性は肋骨を折るなどの重傷で、5人はアビスのメンバーだった。府警は南署に捜査本部を設置、取り締まりを始めた。

アビスは10~20代を中心に100人以上が所属。12人の幹部が「店」と呼ばれる10人前後の集団に分かれてガールズバーを経営し、売り上げをリーダーに上納させていた。売り上げ目標を達成できない店の幹部は罰として集団暴行を受けた。ナンバー2の男(20)=傷害罪などで起訴=は「リーダーの指示に背けば集団暴行がアビスのおきて。やるしかなかった」と供述した。

半グレは暴力団と一般人の中間を意味する造語で、「半分グレている」などが命名の由来とされる。暴力団とのつながりも指摘され、府警によるとリーダーから指定暴力団任侠山口組系団体に毎月金が渡っていたという。捜査幹部は「暴力団対策法により組員が表だって行動しにくくなり、半グレを利用している」と指摘する。

近年は大阪を訪れる外国人客が増加し、アビスのぼったくり被害に遭うケースもあった。摘発強化の背景について、ある捜査関係者は「ラグビーワールドカップなど国際イベントが相次いで開かれ、今後も外国人客の増加が見込まれる。安心して過ごせる街づくりが急務だった」と話した。

アビスは11月に解散届を府警に提出。別の捜査幹部は「看板を変えて同様の行為を繰り返す可能性もあり、警戒を続ける」と話した。

大阪半グレ集団アビス55人摘発
2018.12.24 日刊スポーツ 大阪日刊 

 大阪・ミナミで恐喝を繰り返したとして、半グレ集団「アビス」のメンバー55人が摘発された。リーダーの男(20=暴行罪などで起訴)を頂点にピラミッド型の組織で、経営するガールズバーの売り上げの一部は暴力団に渡っていたとされる。訪日外国人客も被害に遭い、大阪府警が対策に本腰を入れていた。近年は大阪を訪れる外国人客が増加し、アビスのぼったくり被害に遭うケースもあった。摘発強化の背景について、ある捜査関係者は「ラグビーワールドカップなど国際イベントが相次いで開かれ、今後も外国人客の増加が見込まれる。安心して過ごせる街づくりが急務だった」と話した。

 アビスは11月に解散届を府警に提出。別の捜査幹部は「看板を変えて同様の行為を繰り返す可能性もあり、警戒を続けたい」と話した。

【ニュースボックス】傷害と恐喝容疑で男逮捕
2018.12.20 本紙朝刊 

土浦署は19日、傷害と恐喝の疑いで、土浦市桜町2丁目、塗装業、k容疑者(22)を逮捕した。逮捕容疑は11月23日午後10時ごろ、自宅付近の駐車場で、雇っていた同市、会社員、男性(22)の顔や胸を蹴ったり、首を絞めたりする暴行を加え、顔や胸に全治2週間のけがを負わせ、さらに同月30日午後4時ごろ、同所で男性から現金5万円を脅し取った疑い。同署によると、k容疑者は容疑を否認している。

恐喝の疑いで逮捕 46歳の男性を不起訴処分に 地検姫路支部
2018.12.20 朝刊  姫路 

 自動車の通行トラブルで現金を脅し取ったとして、恐喝の疑いで飾磨署に逮捕されたアルバイトの男性(46)=姫路市=について、神戸地検姫路支部は18日付で、不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。

恐喝容疑の組長らを不起訴 【名古屋】
2018.12.18 名古屋朝刊 

 名古屋地検一宮支部は17日、愛知県警に恐喝容疑で逮捕された指定暴力団山口組弘道会系組長(56)と同組幹部(40)を、不起訴処分とした。同支部は理由を明らかにしていない。2人は共謀して4月2日、組長自身の後援会費と誕生日祝いの名目で、愛知県一宮市の会社役員から現金3万円と焼酎1本を脅し取った疑いで逮捕された。

 みかじめ料恐喝の組幹部ら2人起訴 地検大垣支部
2018.12.16 朝刊  岐阜版 

 【岐阜県】岐阜地検大垣支部は十四日、恐喝罪でいずれも指定暴力団山口組傘下「野内組」幹部のt(40)=岐阜市水海道二、豊田組組長=とa(44)=安八町東結=の両容疑者を起訴した。

 起訴状などによると、両被告は大垣市の四十代の飲食店経営者にみかじめ料名目で金を要求し、二〇一三年一月末ごろ~一八年七月、六十四回にわたり、計五十六万五千円を脅し取ったとされる。

 二人と同じ容疑で逮捕された野内組幹部で、三上組の三上ことk組長(50)と、住所不定の男性会社員(45)について、同支部は不起訴とした。理由を明らかにしていない。

 また、別の恐喝の疑いで県警に逮捕された両被告と小林組長、大垣市長松町の男性会社員(46)について、同支部は同日、不起訴とした。理由を明らかにしていない。

★恐喝罪で男2人起訴
2018.12.15 朝刊

 岐阜地検大垣支部は14日、みかじめ料として飲食店経営者から現金を脅し取ったとして逮捕された、ともに指定暴力団山口組系組幹部のt(40)、s(44)の両容疑者を恐喝罪で起訴した。

 起訴状によると、2012年12月下旬、大垣市で、市内にある飲食店経営者の40代男性に暴行を加えて脅し、13年1月~18年7月の間に、計56万5千円を受け取ったとされる。

 他に逮捕された同じ組の男性幹部(50)と会社員男性(45)は不起訴。男性幹部や会社員男性(46)が豊田、坂の両被告と共謀した別の恐喝事件については4人とも不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。

ミナミの「半グレ」55人摘発 若者グループ、ぼったくりや集団暴行 【大阪】
2018.12.13 大阪朝刊 

 経営するガールズバーでの料金をめぐって客を脅したなどとして、大阪府警は12日、傷害や恐喝未遂などの疑いで大阪・ミナミを拠点とする半グレ集団「アビスグループ」のメンバーの10~30代の男女49人を昨年11月~今年11月に逮捕・送検し、6人を書類送検・家裁送致したと発表した。ミナミでは最近、半グレ集団をめぐるトラブルが問題化していた。

 捜査関係者らによるとアビスは元暴走族や風俗店のスカウトら約120人で構成。昨年9月以降、法外な料金を客に請求するぼったくり行為や支払いを拒む客への集団暴行を繰り返していたと府警はみている。

 南署によると、摘発したのは39事件で、18人が起訴された。今年7月に大阪市中央区のガールズバーで起きた事件では、男性客に「料金の支払いが遅い」と言いがかりをつけ、取り上げたクレジットカードでネックレスを買わせようとしたとして10~20代の男2人が逮捕、恐喝未遂罪で起訴された。

 リーダーの男(20)=事件当時19歳=やナンバー2のn容疑者(20)は8月、対立する半グレ集団のメンバーを襲う目的で金属バットなどを手に十数人が集まり、催涙スプレーを噴きかけたなどとして逮捕、凶器準備結集罪などで起訴された。

 南署によるとリーダーは「アビスグループなんて知らない」と否認。n容疑者は「リーダーの指示にそむけば集団リンチに遭う。やるしかなかった」と供述しているという。

 ■心斎橋や宗右衛門町でバー 売り上げ、暴力団に上納か

 府警によると、アビスグループはミナミの心斎橋や宗右衛門町でガールズバーを少なくとも17店経営していた。府警は昨年9月以降、これらの店で148件のぼったくり行為を確認し、未遂も含めて264人が約2200万円相当の被害に遭った、としている。

 府警に対する複数のメンバーの供述によると、アビスは12のグループに分かれて各店舗を管理していた。各グループは10人前後で構成。まとめ役の幹部と店舗代表が1人ずつ配置され、その下でボーイやホステスらが活動していた。

 各グループからは月約175万円がリーダーの男(20)に上納される仕組みだった。「設定した売り上げに達しない幹部は集団リンチに遭った」と証言するメンバーもいたという。

 府警は複数の供述から、リーダーの男が月約2千万円を得ており、約30万~50万円が指定暴力団任侠(にんきょう)山口組系の2次組織に流れていたとみている。

 ミナミでは2012年夏ごろから、格闘技経験者でつくる半グレ集団の動きが活発化。府警が摘発を進めて13年に解散したが、数年後に再び集団化した。

 その一部が結成したのがアビスだ。ある暴力団関係者はアビスについて「流行のファッションを取り入れて身なりにも金を使っていた」。ミナミのバー経営者は「多彩なネットワークを使い、働き手となる女の子を数多く集めていた」と話す。

 アビスは今春ごろから対立グループと路上や飲食店で乱闘騒ぎを繰り返すようになった。飲食店グループ幹部(53)は「半グレに嫌気がさした客が別の繁華街に流れ、ミナミを離れた店もある」と話す。

 アビスは11月14日、府警に解散届を出した。府警は別グループの台頭も含めて警戒を続けている。

 ◆キーワード

 <半グレ> 元暴走族や遊び仲間などがつながったグループ。「半分ぐれている」が語源とされる。近年、都市部を中心に台頭し、警察庁が「準暴力団」と位置付けて取り締まりを強化している。暴力団に属さず、繁華街で集団暴力行為を繰り返したり、特殊詐欺などの犯罪行為で資金を得たりしているとみられている。暴力団排除条例などの影響で表立って活動できなくなった暴力団が、半グレを利用しているとの指摘もある。
半グレ:暴力団に上納金 ミナミでぼったくりバー 傷害、恐喝容疑49人逮捕 大阪府警
2018.12.13 大阪朝刊

 暴力団に属さない「半グレ」と呼ばれる集団がガールズバーの客を監禁したり、対立組織を襲撃したりしたとして、大阪府警は12日、大阪・ミナミを拠点にしていた半グレ集団「アビス」のリーダーの元少年(当時19歳)ら計49人を傷害や恐喝などの疑いで逮捕したと発表した。府警は、アビスが経営する複数の店が法外な料金を客に請求するなどして月約5000万円以上を売り上げ、一部が暴力団の資金源になっていたとみている。

 グループのメンバーらの逮捕容疑は今年6月6日、大阪市中央区のガールズバーで20代の男性客に65万円を請求した上、集団で殴って約14時間監禁し、肋骨(ろっこつ)を折るなどの重傷を負わせたとしている。6~8月、道路の通行を巡って口論になった男性を集団で殴ったり、対立組織のメンバーに催涙スプレーをかけたりした傷害などの容疑でも逮捕された。

 リーダーは「アビスなんて知らない」と容疑を否認。ナンバー2のn容疑者(20)=同市天王寺区=は「リーダーの指示に背けば集団リンチに遭うので、やるしかなかった」と容疑を認めているという。

 府警南署によると、アビスは未成年の男女を中心に100人以上が所属する府内最大規模の半グレ集団。少なくとも17店舗のガールズバーを経営し、ぼったくりに遭ったという相談が今年10月までの約1年間で約150件に上った。

 リーダーは暴走族出身で、約3年前にアビスを結成。幹部12人にガールズバーの経営を競わせ、各店で利益の半額程度を上納するように指示。目標額に達しなかった幹部らは暴行を受けたという。上納額は月に約2000万円に及び、リーダーは月30万~50万円を指定暴力団「任侠山口組」系組織に渡していたとみられる。アビスは11月、府警に解散届を提出した。

 ◇集団暴行2週間入院 被害男性

 「一歩間違えれば死んでいた」。今年8月、半グレ集団「アビス」のメンバーに襲われた経営コンサルタントの男性(39)が、毎日新聞の取材に応じた。

 男性の証言によると、大阪・ミナミの路上で8月28日夜、アビスのメンバーら20~30人が目出し帽やマスク姿で、鉄パイプと特殊警棒を持ち、道いっぱいに広がって歩いていた。男性が「迷惑がかかる」と注意すると因縁を付けられ、約1時間にわたって鉄パイプで殴られるなどした。

 頭蓋骨(ずがいこつ)と鼻を骨折したほか、外傷性くも膜下出血など全治3カ月の重傷。救急搬送されたが、一時意識を失うなどして約2週間入院した。男性は「2年ほど前からアビスによるトラブルが目立つようになった。安心して遊べる街になってほしい」と話した。

 地元の「道頓堀商店会」の関係者は「アビスに限らず、他の半グレのメンバーによる客引きなどで苦情が絶えない。警察にはしっかり取り締まってほしい」と求めた。

【ニュースボックス】恐喝容疑で2少年逮捕
2018.12.13 本紙朝刊

古河署は12日までに、恐喝の疑いで、いずれも東京都江戸川区、土木作業員(19)と飲食店従業員(18)の少年2人を逮捕した。逮捕容疑は共謀し、4月6日午後10時50分ごろ、古河市本町の路上で、栃木県小山市、工員、男性(21)に因縁を付け、現金6万円を脅し取った疑い。同署によると、土木作業員の少年は容疑を認め、飲食店従業員の少年は否認している。男性は会員制交流サイト(SNS)を通じてアルバイトに応募。土木作業員の少年と連絡を取り、後に断ったところ、2人から古河市に呼び出された。

「半グレ」55人を恐喝疑いで摘発 大阪府警
2018.12.13 朝刊 

 大阪府警南署は12日までに、経営するガールズバーで客を脅したり、対立するグループの店を襲ったりしたなどとして、傷害や恐喝などの疑いで「半グレ」と呼ばれる不良グループのリーダーの男(20)ら15~32歳の男女55人を摘発した。グループ名は「アビス」で100人以上が所属しているとして、府警が取り締まりを強化していた。

 南署によると、アビスは大阪市の繁華街・ミナミを拠点に活動。複数のガールズバーを経営し、昨年9月から利用客のトラブル相談が相次いだ。「1時間3千円飲み放題」とうたい、実際は数十万円を請求して脅し取るなどしており、メンバーらが相次いで逮捕された。アビスは11月、南署に解散届を提出した。

 リーダーの男の逮捕容疑は8月15日、他のメンバーと共謀し、対立する半グレ集団が経営する大阪市中央区の店舗に金属バットを持って押し掛け、店の男性に催涙スプレーを噴射して暴行するなどした疑い。

 リーダーは「アビスなんて知らない」と否認している。ガールズバーの月の売り上げは最低でも計約5千万円あり、毎月30万~50万円が暴力団に渡っていたとみられる。
 恐喝未遂の疑い
2018.12.12 朝刊 

 【愛知県】緑署は11日までに、恐喝未遂の疑いで、西区新道2、食品販売業o容疑者(30)を現行犯逮捕、天白区菅田2、看護師o容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は、5日午後0時10分ごろ、緑区で、小o容疑者の交際相手と安城市の無職女性(38)が不倫していたとして女性に「家族に話しに行く」「誠意を見せて」などと言い150万円を要求したとされる。女性が署に届け出たため未遂に終わった。

 署によると、2人は知人関係。o容疑者は「慰謝料名目でお金を取ろうと思った」と認め、o容疑者は「無理やりお金を要求していない」と否認している。
 恐喝未遂の疑い
2018.12.09 朝刊  滋賀版 

 【滋賀県】大津署と大津北署は7日、恐喝未遂の疑いで、大津市長等の指定暴力団y組系組員n(45)、京都市山科区の無職t(42)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は11月中旬、京都府宇治市の無職男性(44)に電話で「ペナルティーを払え」「誰が来ようが話は済まさんぞ」などと言い、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 大津署によると、人材派遣業を営んでいたという同男性と両容疑者との間に派遣を巡るトラブルがあったとみられる。2人は容疑を否認しているという。
暴力団組員ら4人を不起訴 /鹿児島県
2018.12.08 西部地方版/鹿児島  鹿児島全県 

 県内の飲食店経営の男性3人から現金計約100万円を脅し取ったとして恐喝の疑いで逮捕された指定暴力団組員ら4人について、鹿児島地検は7日、不起訴にしたと明らかにした。地検は理由を明らかにしていない。

恐喝容疑の組幹部ら不起訴 /京都府
2018.12.06 大阪地方版/京都 京都市内 

 京都市内の店舗から用心棒代を脅し取ったとして、恐喝容疑で逮捕された指定暴力団a会幹部(75)ら9人について、京都地検は4日、不起訴処分(嫌疑不十分)とした。地検は「十分な証拠が集まらなかった」としている。

 恐喝で逮捕
2018.12.05 朝刊 

 【愛知県】中川署は4日、恐喝の疑いで、港区十一屋2、トラック運転手i容疑者(44)と愛西市四会町笹塚、リフォーム業h容疑者(42)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月30日、中川区内の喫茶店で同区の無職女性(46)に対し、女性の元交際相手の男性を引き合いに出し、「80万円貸した。k会傘下組織の人が出した金だ」などと言い、11月12日、港区のコンビニのATMで2万円をh容疑者の口座に入金させ、脅し取ったとされる。

 署によると、両容疑者は「でたらめだ」などと容疑を否認している。
組織犯罪処罰法違反容疑などで組員ら4人を再逮捕=佐賀
2018.12.02 西部朝刊

 県警は11月30日、指定暴力団n会系組員ら4人を組織犯罪処罰法違反と脅迫の容疑で再逮捕した。住所不定のn被告(39)と佐賀市鍋島6のk被告(39)、同市鍋島6のn容疑者(44)の組員3人と、同市南佐賀1、自営業n被告(43)。4人は11月6日、恐喝事件の被害届を出していた男性に被害届を取り下げるよう脅すなどした疑い。4人は11月9日、傷害容疑などで逮捕されていた。

恐喝容疑 組員2人逮捕
2018.12.02 北海道新聞朝刊全道 

 【網走】網走署は1日、恐喝の疑いで、指定暴力団y組系s会構成員、無職h(52)=網走市鱒浦3=、s会構成員、無職s(47)=同市南11条西3=の両容疑者を逮捕した。

 2人の逮捕容疑は10月5日、同市内でオホーツク管内に住む40代の男性から、みかじめ料として現金3万円を共謀して脅し取った疑い。s容疑者はh容疑者が組長を務めるh組の組員。同署は両容疑者の認否を明らかにしていない。

 示談金名目で詐取した疑い
2018.12.02 朝刊 

 【愛知県】蒲郡署は1日、詐欺の疑いで、西尾市東幡豆町黒田、無職s容疑者(42)と大阪府守口市佐太中町、アルバイトi容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月17日、大阪市浪速区に住む会社員男性(24)のミスで交通事故が起きたと男性に信じさせ、「どう、責任を取るんだ。最低でも修理に70万から80万円くらいかかるぞ」などと言って交通事故の示談金名目で現金87万円をだまし取った疑い。

 署によると、白井s容疑者は黙秘し、i容疑者は認めている。10月5日に恐喝と暴行の疑いでs容疑者が逮捕されたことが端緒となった。

k会ナンバー2、恐喝容疑 【名古屋】=続報注意
2018.11.28 名古屋朝刊 

 「組長の誕生日祝い」などと称して金品を脅し取ったとして、愛知県警は27日、指定暴力団y組k会系組長のn(56)=名古屋市東区徳川1丁目=と同組幹部のk(40)=同市中村区沖田町=の両容疑者を恐喝容疑で逮捕し、発表した。ともに認否を留保しているという。k会はy組の中核組織で、n容疑者は同会でナンバー2の「若頭」も務めている。

 捜査4課によると、2人は共謀して4月2日午後6時15分ごろ、n容疑者自身の後援会費と誕生日祝いの名目で、愛知県一宮市の会社役員の男性(60)から現金3万円と焼酎1本(約2600円相当)を脅し取った疑いがある。

 <続報注意>

 名古屋地検一宮支部は2018年12月17日、nさんとkさんを不起訴処分とした。
恐喝の疑いで38歳逮捕=石川
2018.11.28 東京朝刊 

 金沢西署は27日、津幡町緑が丘、介護補助職員y容疑者(38)を恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、y容疑者は1月21日頃、大阪市内の50歳代の知人の男性会社員に対し、無料通話アプリ「LINE(ライン)」で「1週間以内に300万円を用意してください。それですべてを公開することなく終わらせます」などと脅し、現金150万円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。

 経営者恐喝疑い 組幹部らを逮捕 県警と大垣署
2018.11.28 朝刊  岐阜版 

 【岐阜県】県警組織犯罪対策課と大垣署は二十七日、恐喝の疑いで、安八町南今ケ渕、指定暴力団y組傘下n組幹部で、m組組長の三上ことk容疑者(49)ら四人を逮捕した。

 他に逮捕されたのは、大垣市長松町、会社員t(46)と、いずれもn組幹部で岐阜市水海道二、t組組長t(40)、安八町東結、s(44)の三容疑者。

 逮捕容疑では、四人は二〇一二年八月~一八年五月の間、大垣市内の四十代の飲食店経営者に対し、「今月から組の守り代払ってもらうで、一万円やでな」などと脅し、顔を殴るなど暴行。みかじめ料名目で七十回にわたり、計八十万円を脅し取ったとされる。

 同課によると、t容疑者は「全く知らない話です」と容疑を否認。他の三人は黙秘しているという。

 k、t、sの三容疑者は、知人の男性会社員(44)とともに別の飲食店経営者から約五十六万円を脅し取ったとして、今月七日に県警に逮捕され、二十七日に処分保留で釈放された後、再逮捕された。
k会系組員を起訴=福岡
2018.11.22 西部朝刊

 福岡地検小倉支部は、暴力団対策法違反と恐喝未遂容疑で逮捕された特定危険指定暴力団k会系組員m疑者(51)について、同法違反と恐喝未遂の罪で福岡地裁小倉支部に起訴した。一方、m容疑者と共謀したとして逮捕された同会系組幹部の男性ついては、不起訴にした。地検小倉支部は「起訴するに足りる証拠が得られなかった」としている。処分はともに20日付。

恐喝容疑で組員ら4人を逮捕 /鹿児島県=続報注意
2018.11.20 西部地方版/鹿児島  鹿児島全県 

 (鹿児島中央署など発表) 18日、いちき串木野市別府、指定暴力団4代目k一家系組員のa容疑者(43)ら20~40代の4人の男を恐喝の容疑で逮捕。認否は明らかにしていない。2013年12月ごろから18年9月ごろまでに、県内の飲食店経営の20~30代の3人の男性に「この辺の飲み屋の面倒を見ている。金を払え」などと言い、現金計約100万円を脅し取った疑いがある。

 <続報注意>

 鹿児島地検は2018年12月7日、aさんを不起訴にした。

 中学生が恐喝の疑い
2018.11.17 朝刊  岐阜版

 【岐阜県】岐阜北署は16日、暴行と恐喝の疑いで、岐阜市立中学3年生の少年(14)を逮捕した。

 逮捕容疑では、10月14日午後5時35分~同6時5分の間、同市内の大型ショッピングセンターにあるゲームセンターで、同じ中学校の2年生の男子生徒(13)の頭を殴ったり、太ももを蹴ったりした上、「200円ちょうだい」などと言って200円を脅し取ったとされる。署によると、容疑を否認している。同月16日に学校を通じて署に通報があったという。

手話恐喝容疑 男性不起訴=京都
2018.11.15 大阪朝刊 

 地検は14日、聴覚障害を持つ女性(39)から手話で金を脅し取ったとして、恐喝容疑で逮捕されたkさん(40)を不起訴(嫌疑不十分)とした。地検は、「犯罪事実を立証するに足りる十分な証拠の収集に至らなかった」としている。
★恐喝の疑いで男2人逮捕
2018.11.14 朝刊 

 岐阜中署は13日、恐喝の疑いで、指定暴力団y組k会n組の組員h容疑者(40)=岐阜市西河渡=、無職h容疑者(34)=同市曽我屋=を逮捕した。

 2人の逮捕容疑は今年6月23日から同28日までの間に、岐阜市の40代の女性に、携帯電話の無料通信アプリで手に入れた裸の画像をばらまくとして「内緒にしてほしかったら100万払え」などと要求し、数回にわたり計30万円を脅し取った疑い。

 署によると、h容疑者は「恐喝はしていません」、h容疑者は「金は小遣いでもらった」といずれも容疑を否認している。

 暴力団組員ら恐喝の疑い
2018.11.14 朝刊  岐阜版 

 【岐阜県】岐阜中署は13日、恐喝の疑いで、岐阜市西河渡、指定暴力団y組系組員の無職h(40)と、同市曽我屋、無職h(34)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、無料通信アプリを使って40代の知人女性の裸画像を入手。6月23~29日の間、この女性を「銀行で100万借りてくれ。払わんかったら写真をばらまくぞ。内緒にしてほしかったら100万払え」などと脅し、数回に分けて30万円を受け取ったとされる。署によると、いずれも容疑を否認している。7月下旬に女性が署に相談して発覚した。

恐喝未遂容疑で組幹部逮捕 千葉県警捜査4課と松戸署
2018.11.14 千葉日報 

 千葉県警捜査4課と松戸署は13日、恐喝未遂の疑いで松戸市常盤平5、指定暴力団i会系2次団体組幹部、h容疑者(67)を逮捕した。

 逮捕容疑は11日夜、松戸市内にある飲食店の男性店長(47)に電話で、正月用飾りを10万5千円で無理やり売りつけようとし、「払わないなら店をやれないよな」などと現金を脅し取ろうとした疑い。

 同課は認否を明らかにしていない。男性が県警に相談して発覚した。
現金300万円を脅し取ろうとした疑いで逮捕 /大分県
2018.11.11 西部地方版/大分

 (中津署発表) 中津市蛎瀬の職業不詳y容疑者(25)を9日、逮捕監禁、傷害、恐喝未遂の疑いで逮捕。顔見知りの中津市の土木作業員の男性(23)に電話で因縁をつけ、現金300万円を要求。9月22日午前1時ごろから同3時30分ごろまでの間、同市内で男性を車両に監禁し、顔面などを殴って全治3週間のけがをさせた疑いがある。y容疑者は容疑を一部否認している。
★20万円脅し取った疑い
2018.11.10 朝刊 

 垂井署は9日、恐喝の疑いで、東京都渋谷区渋谷、自称不動産業m容疑者(24)を逮捕した。

 逮捕容疑は、5月15日、不破郡垂井町の男性会社員(31)にマンション購入の契約商談をほごにされたことに因縁をつけ、「東京からわざわざ来たのにどうしてくれるんだ」などと声を荒げて金を要求し、現金20万円を脅し取った疑い。

 恐喝の疑いで組幹部ら逮捕 県警など
2018.11.08 朝刊  岐阜版 

 【岐阜県】県警組織犯罪対策課と大垣署は七日、恐喝の疑いで、安八町南今ケ渕、指定暴力団y組傘下「n組」幹部で、m組組長のmことk容疑者(49)ら四人を逮捕した。

 他に逮捕されたのは、住所不詳、会社員y(44)と、いずれもn組幹部で岐阜市水海道二、t組組長t(40)、安八町東結、s(44)の三容疑者。

 逮捕容疑では、四人は大垣市の四十代の飲食店経営者にみかじめ料名目で金を要求し、二〇一三年一月~一八年七月までの間、六十四回にわたり、計五十六万五千円を脅し取ったとされる。

 同課によると、y容疑者は「みかじめ料を取ったことは間違いないが、一部覚えがないことがある」と一部を否認。他の三人は黙秘している。今年五月に匿名の人物からの通報で発覚した。遅くとも一一年以降、大垣市内の飲食店十数店舗から、毎月一万円程度の金を脅し取っていたとみられるという。

 n組は暴力団k会の傘下組織で、y組の三次団体。岐阜市を拠点とし、約百人の構成員がいるという。

 恐喝未遂で男逮捕
2018.11.07 朝刊 

 【愛知県】春日井署は5日、恐喝未遂の疑いで、小牧市下末、無職m容疑者(30)を逮捕した。

 逮捕容疑では、1日午後10時30分ごろ、名古屋市中区の路上に止めた車の中で、1日午前に春日井市内で起きた交通事故の相手側の男性(41)=名古屋市港区=に対し、「俺はムショ(刑務所)から出てきたばっかりだ。いつムショに入ったっていいから、ボコボコにしてやることもできる。何人も半殺しにしてきている。今月までに20万円支払えよ」などと脅したとされる。

 署によると、「全然違う」と容疑を否認している。男性は交通事故の示談のためm容疑者と会ったが、脅されて署に相談していた。
恐喝容疑などで3少年を検挙 /福岡県
2018.11.06 西部地方版/福岡 

 (折尾署発表) 北九州市八幡西区の15~17歳の少年3人を傷害や暴行、恐喝、県迷惑行為防止条例違反の容疑で5日までに逮捕、書類送検し、捜査を終えた。会社員の少年(17)は8月、男性(16)と原付きバイクの貸し借りを巡ってトラブルになり、暴行を加えてバイクを脅し取り、男性と交際中の女性(17)の胸を触った疑いがある。被害者の友人の男性(16)にも暴行を加えた疑いがある。

 このとき、男性から原付きバイクを脅し取ったとして、いずれも恐喝容疑で建築作業員の少年(15)を逮捕、男子中学生(15)を書類送検した。

 恐喝などの疑い
2018.11.06 朝刊  尾張版 

 【愛知県】江南署は5日、恐喝と傷害の疑いで、岐阜県可児市土田、派遣社員s容疑者(32)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月22日午後1時ごろ、高浜市内のコンビニの駐車場で、岐阜県の無職男性(44)を脅し、キャッシュカード1枚を奪ったとされる。10月3日午後9時ごろにも、軽乗用車を運転していた男性のあごや胸部などを殴り、軽傷を負わせたとされる。

 署によると、容疑を否認している。キャッシュカードを使って現金が引き出されたが、s容疑者は「同意の下で金を下ろした」と話している。2人は以前、同じ職場で働いていたという。

 恐喝などの疑い
2018.11.06 朝刊 

 【愛知県】江南署は5日、恐喝と傷害の疑いで、岐阜県可児市土田、派遣社員s容疑者(32)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月22日午後1時ごろ、高浜市内のコンビニの駐車場で、岐阜県の無職男性(44)を脅し、キャッシュカード1枚を奪ったとされる。10月3日午後9時ごろにも、軽乗用車を運転していた男性のあごや胸部などを殴り、軽傷を負わせたとされる。

 署によると、容疑を否認している。キャッシュカードを使って現金が引き出されたが、s容疑者は「同意の下で金を下ろした」と話している。2人は以前、同じ職場で働いていたという。
 恐喝未遂 勤務中にも電話 前瑞穂区長 停職5カ月
2018.11.02 朝刊 

 名古屋市は一日、知人女性への恐喝未遂容疑で逮捕され、不起訴となった前瑞穂区長のk氏(60)=総務局付理事=を停職五カ月の懲戒とし、局長級から部長級へ降格させる処分を行ったと発表した。

 市は、k氏が勤務中に女性の携帯電話や勤務先に電話やメール送信し、服務規律違反を行っていたことも明らかにした。市は「局長級職員がこのような行為をし、市民の市職員への信頼を著しく失墜させ、市政運営に多大なる影響を与えた」と処分理由を説明した。

 k氏は市を通じ「区民、市民に多大なるご迷惑、ご心配をかけ、心よりおわび申し上げます」というコメントを発表した。

 k氏は区長を更迭された後、市政資料館で調査業務に従事していたが、来年三月末の定年まで停職となった。退職金は受給できるが、降格により減額となる。

 k氏は風俗店の客として知り合った女性に五月下旬、「暴力団に依頼した。きつい取り立てが行く」などと書いたメールを送り、貸付金の返済を脅して求めたとして八月十二日に愛知県警に逮捕され、同月二十一日に名古屋地検が不起訴とした。

 市によると、金田氏は「メールを送ったことは記憶にない」と話しているが、警察で文面を見せられ、自分からのメールと認めた。

恐喝未遂の疑い、幹部や組員逮捕 /福岡県=続報注意
2018.10.31 西部地方版/福岡 

 暴力団員であることを背景に現金を脅し取ろうとしたとして、小倉北署は30日、指定暴力団k会系組幹部のs容疑者(51)と同組員のm容疑者(51)を恐喝未遂と暴力団対策法違反の疑いで逮捕し、発表した。署は認否を明らかにしていない。

 発表によると、両容疑者は共謀し、8月23日に北九州市小倉北区の飲食店で、2人が暴力団員だとを知っている山口市の自営業男性(42)に「金払ってから出て行け」「俺も組織に示しがつかん」などと言い、現金を脅し取ろうとした疑いがある。同署はm容疑者が人さし指を立てたのを見た男性が「100万円ですか」と尋ねると、「それくらいは払ってもらわんと困る」と言ったとしている。

 <続報注意>

 福岡地検小倉支部は2018年11月20日、sさんを不起訴処分とした。

暴対法違反などの容疑でk会系組幹部らを逮捕=福岡・続報注意
2018.10.31 西部朝刊 

 小倉北署は30日、北九州市小倉北区大田町、特定危険指定暴力団k会系組幹部s(51)、山口市平井、同会系組員m(51)の両容疑者を暴力団対策法違反と恐喝未遂の疑いで逮捕した。発表では、s容疑者から指示を受け、m容疑者は8月23日午後、同区内の飲食店に知人の自営業男性(42)を呼び出し、「やるときはとことんやるけ」などと言って、100万円を脅し取ろうとした疑い。同署は2人の認否を明らかにしていない。

 [続報]

 2018年11月22日西部朝刊31面

 =k会系組員を起訴=福岡

 福岡地検小倉支部は、暴力団対策法違反と恐喝未遂容疑で逮捕された特定危険指定暴力団k会系組員m容疑者(51)について、同法違反と恐喝未遂の罪で福岡地裁小倉支部に起訴した。一方、m容疑者と共謀したとして逮捕された同会系組幹部の男性ついては、不起訴にした。地検小倉支部は「起訴するに足りる証拠が得られなかった」としている。処分はともに20日付。

5000万円脅し取る 容疑の男再逮捕 府警=京都
2018.10.30 大阪朝刊 

 不動産会社の役員が「暴力団との関係をばらす」と脅迫され、多額の現金を脅し取られた事件で、府警は29日、西京区の建設業n被告(56)(恐喝罪で起訴)を再逮捕した。容疑を認めているという。

 発表では、n被告は2016年12月、京都市内の不動産会社役員の男性(68)を「暴力団のスポンサーだったことをばらすと言っている人がいる。間に入るから、金を払え」と脅迫し、5000万円を脅し取った疑い。

 男性は指定暴力団・k組の傘下組織に用心棒代を支払っていた時期があり、n被告はこの情報を基に脅迫したという。
★元交際相手を脅した疑い
2018.10.29 朝刊 

 岐阜中署は27日、恐喝未遂の疑いで、岐阜市鏡島西、会社員k容疑者(21)を逮捕した。

 逮捕容疑は、23日午後8時30分~24日午前3時15分ごろの間に、元交際相手の少女(16)=岐阜市=に対し、会員制交流サイト(SNS)で「お前の全てぶち壊すぞ。黙って金だけ返せば穏便にすむと思うけどな」などと連絡し、現金を脅し取ろうとした疑い。

 署によると、少女が相談した。k容疑者は「本気でお金を要求しようとは思っていなかった」と容疑を否認している。
 SNSで恐喝未遂の疑い
2018.10.29 朝刊  岐阜版 

 【岐阜県】岐阜中署は27日、恐喝未遂の疑いで、岐阜市鏡島西、会社員k容疑者(21)を逮捕した。

 逮捕容疑では、23日午後8時半~24日午前3時15分ごろ、元交際相手の同市の女性(16)に、会員制交流サイト(SNS)で「お前の全てぶち壊すぞ。黙って金だけ返せば穏便にすむと思うけどな」などとメッセージを送り、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると「本気でお金を要求しようと思ったわけではない」と容疑を否認している。女性が署に相談して発覚した。
組幹部らが恐喝容疑=東京
2018.10.26 東京朝刊 

 飲食店から現金を脅し取ったとして、立川署は25日、いずれも立川市砂川町、s会系暴力団幹部で無職、u容疑者(37)とラーメン店経営、h容疑者(50)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 立川署幹部によると、2人は2016年12月下旬、立川市柴崎町の路上で、u容疑者が暴力団員だと認識している飲食店経営の男性(53)に対し、「毎月2万円持ってきて」と要求し、昨年1~11月に現金計22万円を脅し取った疑い。

恐喝容疑で親子逮捕=新潟
2018.10.24 東京朝刊 

 県警は23日、いずれも新潟市東区紫竹の露天商、i容疑者(30)と、母親のk容疑者(58)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、2人は7月3日、40歳代の知人女性が仕事を休んだことに因縁をつけ、市内を走行中の車の中や2人の自宅で、女性に対し「埋めるぞ」などと言い、現金30万円を脅し取った疑い。女性が県警へ被害を相談していた。

★元交際相手を恐喝の疑い
2018.10.23 朝刊 

 岐阜中署は22日、恐喝の疑いで、安八郡安八町東結、会社役員k容疑者(41)を逮捕した。

 逮捕容疑は、7月下旬ごろ、元交際相手の飲食店店員女性(22)=岐阜市=に対し、「言うことを聞かなかったら山に埋めて殺す」などと脅し、8~10月に3回にわたって、計21万7000円を受け取った疑い。

 署によると、女性が署に被害を相談した。k容疑者は「お金を返してもらったことは間違いないが、脅迫したりはしていない」と容疑を否認しているという。
 岐阜市の女性に恐喝の疑い
2018.10.23 朝刊  岐阜版 

 【岐阜県】岐阜中署は22日、恐喝の疑いで、安八町東結、会社役員k容疑者(41)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7月下旬、岐阜市かその近郊で、交際上の理由から岐阜市の飲食店員の女性(22)を「言うことを聞かなかったら山に埋めて殺す」などと脅し、8~10月に3回にわたって計21万7000円を脅し取ったとされる。

 署によると、「金を返してもらったことは間違いないが、恐喝はしていない」と容疑を否認している。
半グレ 危険なシノギ 暴力団に代わり台頭 大阪府警「みかじめ料」摘発強化
2018.10.20 大阪夕刊 

 暴力団の構成員の減少傾向が続く一方で、「半グレ」と呼ばれる不良集団が勢いを増している。暴力団対策法(暴対法)の規制にかからない地位を利用し、「みかじめ料」(用心棒代)の取り立てを代行したり、暴力団と一体となって凶悪事件を起こしたりと活動を活発化させている。警察当局は半グレの一部を暴力団に準じる「準暴力団」と捉え、摘発態勢を強化している。

                   ◇

 ◆警戒と情報収集

 大阪・ミナミの繁華街で15日夜、大阪府警南署の捜査員ら約20人が飲食店を巡回した。暴力団や半グレの資金源となる「みかじめ料」などの実態解明を目指す「暴排ローラー」という取り組みで、昨年に続き2回目の実施となった。

 ミナミでは指定暴力団の山口組と対立する神戸山口組、同組を離脱した任侠(にんきょう)山口組の勢力が入り乱れ、さらに近年は半グレが台頭しているという。

 ミナミでは昨年8月、山口組系組員と半グレが結託し飲食店にみかじめ料を要求する恐喝未遂事件が発生。同9月には通行人が相次ぎ暴行されて金品を奪われ、同署が今年7月、強盗致傷などの容疑で半グレメンバーら8人を逮捕した。

 同署幹部は「半グレが飲食店や風俗店を経営し、暴力団に資金を流すケースも多いようだ。半グレを取り締まり、暴力団排除につなげたい」と力を込める。

 ◆凶悪事件に関与

 「半分グレている」の略語で、暴力団組織に属さない不良集団の半グレ。組事務所のようなものもなく、メンバーの入れ替わりも激しいため実態把握が難しいとされている。

 一方、全国の暴力団勢力は昨年末で約3万4500人(前年比約4600人減、警察庁まとめ)。13年連続の減少で統計が残る昭和33年以降、最少だった。

 暴対法や暴力団排除条例(暴排条例)による規制強化の影響もあるが「上下関係が厳しい暴力団を嫌い、半グレに流れる傾向が強まっている」と元暴力団関係者は明かす。

 組員の場合は銀行口座を開設できず、公営住宅にも入居できないなど、さまざまな規制がかかる。「若い世代は半グレとして自由にシノギ(資金獲得活動)をするほうがいいと考えるようだ」(元暴力団関係者)

 法の網の目をくぐるように暴力団が半グレと契約関係を結び、組織に代わってみかじめ料の徴収をさせたり、けんかに加わらせたりする事例も目立つ。

 勢力伸長に伴って、凶悪事件への関与も顕在化してきている。

 平成28年に17都府県のコンビニエンスストアのATM(現金自動預払機)で18億円超が不正に引き出された事件で、主犯格として指名手配されている40代の男は、半グレ「関東連合」の元メンバー。また福岡市で同年7月、警察官を装った男らに7億5千万円相当の金塊が盗まれた事件でも、逮捕された主犯の40代男が名古屋市を拠点とする半グレのリーダー格だった。

 ◆実態把握難しく

 捜査関係者によると、大阪では、ミナミなどを拠点にする半グレグループが複数存在。府警はこうしたグループを「準暴力団」とみなし取り締まりの動きを強めている。

 準暴力団とは「集団で常習的に不法行為を行う集団」と定義され、犯罪組織として捜査対象とすることを意味する。

 ただ、暴対法や暴排条例の規定が直接適用されるわけではない。ある捜査幹部は「半グレは犯罪ごとに離合集散を繰り返し、暴力団のように構成員や組織形態を特定することが難しい。団体数やグループ名を公表する段階にない」と話す。

 元キャリア警察官で京都産業大の田村正博教授(社会安全政策)は「暴力団の威を借りる半グレを摘発するため、暴対法の適用範囲を広げることも検討すべきだ」と指摘している。

恐喝容疑の暴力団幹部を不起訴 /京都府
2018.10.18 大阪地方版/京都

 不動産会社の男性役員から2500万円を脅し取ったとして、恐喝容疑で逮捕された指定暴力団k組幹部のt容疑者(54)について、京都地検は17日、不起訴処分(嫌疑不十分)とした。地検は「十分な証拠の収集に至らなかった」としている。

 恐喝未遂の疑いで少年ら5人逮捕
2018.10.18 朝刊 

 【愛知県】春日井署などは17日、恐喝未遂の疑いで、名古屋市北区の無職少年(17)と男子高校生(17)、同市守山区の無職少年(17)と無職少女(17)、同市名東区の男子大学生(19)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では5人は共謀し、5月17日午後9時15分ごろ、春日井市内の公園にインターネットで援助交際目的で知り合った市内の会社員男性(33)を呼び出し、その場にいなかった男子大学生が電話で「家族に言うぞ」「100万円だ」などと脅して、消費者金融で借金をさせようとしたとされる。

 署によると、5人は共通の知人を介した遊び仲間で、男子大学生は「弁護士が来たら話す」と認否を保留し、他の4人は「自由に使えるお金が欲しかった」と容疑を認めている。

女房子供の人権も認めない「暴力団排除」
2018.10.18 週刊新潮 

 まだまだ手緩い。もっとやれ。お上が進める「暴力団排除」の大号令に、異論を挟む者は多くないだろう。だが、その実態をご存じの方はどれだけいるのか。”坊主憎けりゃ袈裟(け さ)まで憎い”と言うが如く、女房子どもの人権も認めない。そんな矛盾を抱えた施策の代償は……。

 この3連休、ある大手都市銀行のATMが、全国で一斉に休止となった。システム移行に伴う改修が理由とはいえ、大量の現金を持ち歩き、クレジットカードが使える店を選ぶ。そんな面倒を強いられ、不便な思いをした方も多かろう。

 実は、そんな日々が日常と化しているのが、暴力団に関係する面々である。

 警視庁担当記者が言う。

「暴力団排除条例や条項によって、多くの金融機関が暴力団関係者の新規口座の開設に応じていませんが、今年に入ってからは、既存の口座の解約も進めています。昨年7月、暴排条項に基づく口座解約を有効とした福岡高裁判決が最高裁で確定したことによって、解約が加速しているのです」

 暴力団の資金源を絶つ、という趣旨に沿ったものではあるが、いわゆるヤクザ本人と、その家族も対象になっていて、

「口座が作れない組員は、女房子どもの口座を利用する場合もあり、暴力団の活動に使用されたという理由で、銀行が次々と口座を解約しているのです」(同)

 2011年までに全国で施行された暴排条例で、暴力団への「利益供与」と「密接交際」の禁止が定められた。ゆえに、銀行口座のみならず、自動車の購入、不動産の賃貸、携帯電話の契約も一切ダメ。暴力団の息の根を止めるためだが、その範囲は思わぬところにまで及んでいるのだ。

半グレの勢い

「条例や条項の定めで、暴力団を辞めても5年経つまでは、社会生活に必要な諸々の契約ができません」

 とは、『続・暴力団』(新潮新書)などの著書があるノンフィクション作家の溝口敦氏だ。

「銀行口座がなければ、給与の振込もできないのでまともな仕事に就くのは難しい。子どもの給食費を納めるのも現金になるので、”アイツの親はヤクザだ”と学校で噂になるかもしれない。本来は暴力団の活動を制限することが目的の条例の筈が、辞めた後の社会復帰まで難しくしており、矛盾していると言わざるを得ません。私は彼らの存在を擁護するつもりは一切ありませんが、これほどの締め付けは、もはや基本的人権を否定していると言っていいと思います」

 その結果起きること。それは即(すなわ)ち、新手の犯罪の横行だと溝口氏は続ける。

「正業に就く途が閉ざされたとなれば、犯罪集団に再び入れと言っているに等しい。条例や条項で暴力団の数は減らすことはできても、組織犯罪集団、いわゆる半グレの勢いは増しています。彼らは暴力団のように公然と名乗って活動しませんから、警察も確固たるデータを持っておらず摘発も難しい。詐欺は半グレの中心的な収益源で、恐喝はヤクザの代表的なシノギですが、ここ数年の発生件数をみても、恐喝が減っている代わりに、オレオレ詐欺などの犯罪が増加しています」

 また一つ、警察の”シノギ”が増えたワケだが、そのツケを払わされるのは相も変わらず無辜(む こ)の民なのだ。

 恐喝の疑い
2018.10.17 朝刊 

 【愛知県】津島署などは16日までに恐喝の疑いで、本籍大治町の飲食店員の少年(18)、名古屋市中川区の建設作業員の少年(18)、同市熱田区の派遣社員の少女(18)を逮捕した。

 逮捕容疑では5月16日午前4時20分ごろ、他の少年と共謀し、スマートフォンのアプリで援助交際を装って名古屋市中区の飲食店員の男性(23)を大治町の店舗駐車場に勧誘。先払いで3万円を払わせた後「何してんの、援交だろ」などと脅し、現金を奪ったとされる。

 署によると、いずれも容疑を認めている。同じ容疑事実で先月末に逮捕したあま市の少年(18)らへの捜査で3人が浮上した。
風俗客恐喝の疑い 経営者ら5人逮捕=愛知・続報注意
2018.10.15 中部朝刊 

 中署は14日、名古屋市瑞穂区八勝通、派遣型風俗店経営のn容疑者(38)ら4人を恐喝容疑で再逮捕、稲沢市平和町、店員h容疑者(40)を同容疑で逮捕した。ほかに再逮捕されたのは、店長の三重県木曽岬町、s容疑者(38)と、いずれも店員の尾張旭市三郷町、i(41)、名古屋市東区泉、s(28)両容疑者。
n
 発表によると、5人は昨年11月19日未明、同市中区のホテルで、客の豊川市、自営業男性(43)が派遣されたs容疑者に性行為を要求したと因縁をつけて1000万円を脅し取った疑い。調べに対し、n容疑者は「ありえない」、s容疑者は「思い出せません」と容疑を否認し、i、s両容疑者は黙秘。h容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。

 n、s、i、s4容疑者は先月、別の客に対する恐喝容疑で逮捕されていた。

 [続報]

 2018年11月27日付中部朝刊31面

 =経営者ら5人不起訴=愛知

 名古屋市中区のホテルで派遣型風俗店の利用客から現金を脅し取ったとして、県警に恐喝容疑で逮捕された同市瑞穂区の経営者の男性(39)や店員ら計5人について、名古屋地検は26日、不起訴とした。5人のうち男性ら4人は別の客に対する恐喝容疑でさらに2度逮捕されたが、いずれも同日付で不起訴となった。地検は処分理由を明らかにしていない。

恐喝:風俗客から1000万円 容疑で経営者ら5人逮捕 名古屋
2018.10.15 東京朝刊

 デリバリーヘルス(派遣型風俗店)の客から1000万円を脅し取ったとして、愛知県警中署などは14日、風俗店経営、n容疑者(38)=名古屋市瑞穂区八勝通2=と同店従業員の男女3人を恐喝容疑で再逮捕するとともに、従業員の男(40)を逮捕した。

 容疑は5人で共謀し昨年11月19日未明、同市中区のホテルで、同県内の自営業の男性(43)に「本番を強要したら1000万円以上請求するって誓約書に書いてあったでしょ」などと因縁を付け、数日後までに現金計1000万円を脅し取ったとしている。n容疑者は否認し、従業員は1人が認めたが、残る3人は否認や黙秘をしているという。

 中署によると、n容疑者らは、客に禁止事項が書かれた誓約書にサインさせた上で、誓約に従った場合でも因縁を付けていたという。2016年5月ごろから、同様の方法で200人以上の客から約2億円を脅し取ったとみて調べている。

 n容疑者と従業員3人は9月、茨城県の男性客から計300万円を脅し取ったなどとして逮捕された。
 恐喝の疑い
2018.10.11 朝刊 信州版 

 【長野県】県警捜査1課と機動捜査隊、塩尻署は10日、恐喝の疑いで、千葉県船橋市二和西の風俗アルバイト従業員、t容疑者(35)を逮捕した。

 逮捕容疑は、7月下旬、塩尻市内の宿泊施設などで、20代男性に対し、店外デートの関係で契約違反などと因縁を付けて金を脅し取ったとされる。

 署によると、男性が署に届け出をした。署は認否を明らかにしていない。
恐喝未遂疑い 26歳逮捕=東京
2018.10.06 東京朝刊 

 風俗店の客から現金を脅し取ろうとしたとして、新宿署は5日、西東京市保谷町、職業不詳w容疑者(26)を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。

 新宿署幹部によると、w容疑者は8月14日未明、新宿区歌舞伎町で、無店舗型性風俗店を利用した直後の愛知県西尾市の男性会社員(28)に対し、「店の禁止行為をしたので罰金を支払ってもらう」と言って運転免許証などをカメラで撮影した上、現金55万円を脅し取ろうとした疑い。

 男性が現金支払い前に近くの交番に駆け込んだため被害が判明。調べに対し、w容疑者は「覚えていない」と容疑を否認している。

 歌舞伎町では7月以降、同様の手口で現金を脅し取られたとの相談が十数件寄せられており、新宿署がw容疑者との関連を調べる。
 恐喝未遂の疑い
2018.10.06 朝刊  東三河版 

 【愛知県】豊川署は5日、恐喝未遂の疑いで、豊川市大崎町の無職t容疑者(75)を逮捕した。

 逮捕容疑では、6月14、21日の2回にわたり、豊川市内にある女性(72)=千葉市在住=の実家の郵便受けなどに「8万円を貸してほしい」「ヤクザがあなたの自宅に行ったら大変なことになる」などと記した手紙を投函(とうかん)し、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、「手紙は書いたが脅すつもりはなかった」と否認している。女性は容疑者と面識はない。六月に女性が空き家になっていた実家の整理に訪れた際、手紙を見つけたという。

 恐喝未遂の疑い
2018.10.04 朝刊  三重版 

 【三重県】亀山署は2日、恐喝未遂の疑いで津市芸濃町、会社員m容疑者(49)を逮捕した。逮捕容疑では、9月28日午前1時半~同2時15分ごろ、亀山市関町の駐車場で、会社同僚で津市安濃町の男性(37)にナイフをちらつかせ、100万円を要求したとされる。

 署によると、「金を要求したのは間違いないが、ナイフは脅迫するために持っていたのではない」と容疑を一部否認している。男性の紹介で入社した会社を都合で辞めることになったm容疑者が、転居費用などを求めたという。
 50万円を脅し取った疑い
2018.10.03 朝刊 

 【愛知県】東海署は2日、恐喝の疑いで、ともに塗装作業員の大府市東新町3、y(25)と同市若草町1、n(22)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑ではy容疑者は昨年8月、市内の大学生の男性がアルバイト先の女性に不快な思いをさせたとして「親とか友達にばらされたら困るだろ」と大学生を電話で脅し、10月にかけて3回にわたって計30万円を脅し取ったとされる。

 さらに2人は共謀し、n容疑者が「弁護士を動かさなきゃいけない」と大学生から12月に20万円を脅し取ったとされる。

 署によると、両容疑者は知人同士。y容疑者は容疑を認めているが、n容疑者は「貸した金を返してもらっただけだ」と否認している。大学生の親がことし1月に署に相談した。

★現金脅し取ろうとした疑い
2018.09.30 朝刊

 可児署は28日、恐喝未遂の疑いで、可児市土田、建設業d容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑は、26日午後10時ごろ、同市内の飲食店で「30万円払え」「y組の組員に相談してどうするか決めるわ」「お前殺すぞ」などと言い、同市の男性会社員(25)から現金を脅し取ろうとした疑い。

 署によると、d容疑者が経営する建設会社で男性会社員を以前雇っていたという。現場にいた別の男性会社員(29)が110番した。d容疑者は「していない」と容疑を否認している。

 恐喝の疑い
2018.09.29 朝刊 尾張版 

 【愛知県】津島署は27日、恐喝の疑いで、あま市の少年(18)2人と、名古屋市港区の少女(17)を逮捕した。

 逮捕容疑では、3人は共謀し、5月16日午前4時20分ごろ、スマートフォンのアプリを使い、援助交際の目的で名古屋市中区の男性(23)を大治町の店舗駐車場に勧誘。男性に先払い名目で3万円を払わせ、少年2人が「何してんの、援交だろ」などと脅し、現金を奪ったとされる。

 署によると、少年1人と少女は容疑を認め、残る少年は「俺はやっていない」と否認している。男性が署に被害届を出していた。

“半グレ”少年12人摘発 京葉地区で犯行 千葉県警、捜査終結
2018.09.28 千葉日報

 千葉県警少年課や生活安全捜査隊などの共同捜査班は27日、面識のない男性(24)らに集団で暴行を加えけがを負わせたとして、傷害や恐喝などの疑いで18~15歳の少年10人を逮捕、送検し、17~16歳の少年2人を傷害容疑で書類送検して捜査を終結したと発表した。12人は“半グレ”と呼ばれるグループで、船橋市など京葉地区で非行を繰り返していたとみられる。

 逮捕した同市在住で通信制高校に通う少年(18)らの容疑は、八千代市の公園で4月20日深夜~翌21日未明、契約社員の男性(24)を殴る蹴るなどして胸の骨を折るけがを負わせ、2日後には船橋市のゲームセンターにいたいずれも16歳の高校生3人に「財布を出せ。落とし前をつけろ」と因縁を付けて連れ出し、現金計8千円やスマートフォン1台を脅し取り、顔などにけがを負わせた疑い。

 同30日にはグループを抜けようとした無職少年(16)の左腕に火の付いたたばこを押し付け、やけどを負わせた疑いが持たれている。いずれも5~7人で犯行に及んだとされる。

 同課によると、12人は中学時代からの遊び仲間や先輩後輩。いずれも大筋で容疑を認め「相手の態度がむかついた」「遊ぶ金が欲しかった」などと供述している。

組幹部ら恐喝容疑=京都・続報注意
2018.09.27 大阪朝刊 

 「暴力団との関係をばらす」と脅迫し、2500万円を脅し取ったとして、府警は26日、指定暴力団・k組幹部のs容疑者(54)(大阪市北区)ら男2人を恐喝容疑で逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。

 発表では、s容疑者らは2016年10~11月、京都市内の不動産会社役員の男性(68)を脅迫し、3回にわたり計2500万円を脅し取った疑い。

 男性は、仕事上のトラブル解決を笹容疑者らに依頼したのをきっかけに、用心棒代として12~15年に計約800万円を支払ったという。男性が関係を断とうとしたところ、脅迫され、17年5月に府警へ相談した。

 [続報]

 2018年10月18日付大阪朝刊30面

 =恐喝容疑で逮捕組幹部を不起訴=京都

 不動産会社役員から2500万円を脅し取ったとして、恐喝容疑で逮捕された指定暴力団・k組幹部(54)について、地検は17日、不起訴(嫌疑不十分)とした。一方、共犯として逮捕されたn容疑者(56)については恐喝罪で起訴した。

k組系組長ら、2500万円恐喝疑い
2018.09.27 大阪朝刊 

 会社役員の男性から現金を脅し取ったとして、京都府警は26日、恐喝の疑いで、指定暴力団k組直系「k」組長、k容疑者(54)=大阪市北区中津=と知人の自営業、k容疑者(56)=京都市西京区御陵(ごりょう)大枝山町=を逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は共謀し平成28年10月、過去に用心棒代を支払っていた京都市の不動産関連会社の男性役員(68)に対し、「金を払わないなら暴力団との関係をばらす」と脅迫し、11月までに計2500万円を脅し取ったとしている。
恐喝容疑 4人再逮捕=愛知・続報注意
2018.09.24 中部朝刊 

 県警は23日、名古屋市瑞穂区八勝通、派遣型風俗店経営のn容疑者(38)ら4人を恐喝容疑で再逮捕した。

 ほかに再逮捕されたのは、店長の三重県木曽岬町富田子、s容疑者(38)と、いずれも店員の尾張旭市三郷町、i(41)、名古屋市東区泉、s(27)両容疑者。

 発表によると、4人は5月21日未明、同市千種区のホテルで、客の静岡市の自営業男性(34)が派遣されたs容疑者に性行為を要求したと因縁をつけて30万円を脅し取り、8月21日未明にも名古屋市西区のホテルで、同区の自営業男性(42)に同様の因縁をつけて100万円を脅し取った疑い。n、s両容疑者は「わかりません」「脅したつもりはない」と供述しており、i、s両容疑者は認否を留保している。

 4人は今月2~3日、別の客に対する恐喝容疑で逮捕されていた。県警は、同様の手口による恐喝の被害者が200人以上、被害総額は少なくとも2億円以上にのぼるとみて調べている。

 [続報]

 2018年11月27日付中部朝刊31面

 =経営者ら5人不起訴=愛知

 名古屋市中区のホテルで派遣型風俗店の利用客から現金を脅し取ったとして、県警に恐喝容疑で逮捕された同市瑞穂区の経営者の男性(39)や店員ら計5人について、名古屋地検は26日、不起訴とした。5人のうち男性ら4人は別の客に対する恐喝容疑でさらに2度逮捕されたが、いずれも同日付で不起訴となった。地検は処分理由を明らかにしていない。

 風俗店経営者ら4人 恐喝の疑いで再逮捕 名古屋、200人から2億円か
2018.09.24 朝刊 

 デリバリーヘルス店(派遣型風俗店)の利用客が店から金を脅し取られた事件で、名古屋・中署などは、恐喝の疑いでデリヘル店「h」を経営する名古屋市瑞穂区八勝通2、n容疑者(38)ら4人=いずれも恐喝容疑で逮捕=を再逮捕した。

 再逮捕容疑では、5月21日未明、同市千種区のホテルで静岡市の男性(34)に「本番強要したら100万円請求するって誓約書に書いてあったでしょ」などと30万円を脅し取り、8月21日未明にも、名古屋市西区の部屋で同区の男性(42)から「警察に突き出すぞ」などと100万円を脅し取ったとされる。

 署によると、n容疑者は「分かりません」と容疑を否認。他の3人も否認か黙秘をしている。

 署は昨年初めごろからこれまでに約200人が被害に遭い、被害総額は約2億円に上るとみている。
恐喝未遂容疑で右翼団体幹部を逮捕 /神奈川県
2018.09.21 東京地方版/神奈川 

 県警は20日、横浜市戸塚区原宿2丁目、看板・広告デザイン会社社長s容疑者(51)を恐喝未遂の疑いで19日に逮捕したと発表した。「犯罪という認識はない」と容疑を否認しているという。

 公安2課によると、s容疑者は戸塚区の右翼団体の幹部という。昨年12月27日、自身が経営する会社の同区内の事務所で、ガス会社営業所長の男性に対し、同社の子会社の車がs容疑者の乗用車に衝突したと主張。「事を大きくする時には仲間を呼ぶ。街宣車で取り囲む」などと脅し、金銭を脅し取ろうとした疑いがある。s容疑者らは今年2月に2回、東京都町田市にあるガス会社の関連会社周辺で、大音量で音楽を流す街宣活動を行ったという。

六代目山口組が「切り崩し」  神戸山口組の中核団体山健組で内紛。それに乗じて一気に攻勢に出る可能性も。
2018.09.20 

 3年前、指定暴力団六代目山口組(本部神戸)から分裂した神戸山口組(本部淡路)系の幹部・組員が、六代目側へ相次いで復帰している。中には神戸の中核団体山健組(本部神戸)の幹部も。六代目が8月を復帰期限と表明したことで拍車が掛かり、神戸から離脱した任侠山口組(本部尼崎)は「ほぼ組ごと合流」という情報が駆け巡った。六代目はこの機に神戸山口組潰しに乗り出すとの見方も出ている。警察は幹部逮捕や事務所締め出し、資金源の捜査でより弱体化を狙い、情勢は風雲急を告げている。

 六代目山口組は15年8月、若頭補佐だった井上邦雄・山健組組長ら直系組長13人が神戸山口組を結成し、分裂した。

 関係者は「司忍六代目組長の出身母体、弘道会(本部名古屋)が主導する山口組の運営への反発が離脱の理由だが、勢力拡大を続ける新興の弘道会と、渡辺芳則五代目組長を輩出するなど本流意識が強い山健組との対立が背景にある」と解説する。このままいけば、恐喝事件で服役中の高山清司若頭が出所すると七代目組長となり、八代目も若頭補佐の竹内照明・弘道会会長と、同会出身の組長が三代続くという危機感も大きかったのではないかとみる。

 ●任侠山口組は合流せず

 各地で幹部・組員への暴行や関係先への発砲、車突入など、六代目と神戸山口組の小競り合いが続き、警察庁は2016年3月に両団体を「対立抗争状態」と認定。同年5月には、神戸山口組直系池田組(本部岡山)の若頭が射殺され、弘道会系の組員が出頭、逮捕された(無期懲役の判決確定)。

 抗争のあおりを受け、指定暴力団会津小鉄会(本部京都)も六代目系と神戸系に分裂した。

 17年4月、今度は神戸山口組から若頭代行の織田絆誠・山健組副組長や若頭補佐の池田幸治・真鍋組(本部尼崎)組長らが離脱して任侠山口組を旗揚げし、織田氏が代表となる。

「織田代表たちは山健組が中核となって神戸山口組を運営するのはいいとしても、山健組の中が渡辺五代目組長や井上組長の出身母体、健竜会(本部神戸)中心なのはおかしいと反発した。弘道会優遇の六代目と同じだというわけだ。井上組長が兼任する山健組の組長を中田浩司若頭(健竜会会長)に継がせることが最も納得できなかったのではないか」と関係者は話している。

 神戸山口組は六代目側と小競り合いを繰り返しつつ、長野や岡山、名古屋で関係者が射殺されても「返し」(報復)を抑えていたが、組織を割った織田代表を許せなかったのか、同年9月、神戸市内で織田代表の車列が襲撃された。警備役の男性が撃たれて亡くなり、兵庫県警は神戸山口組系の組員を指名手配した。関係者は「織田代表が自宅を出たばかりのところを襲う手口は、周到に準備されたもので、山健組内の対立先鋭化を示した」と説明する。

 山健組でナンバー3の統括委員長を務めていた植野雄仁・兼一会(本部大阪)会長が今年2月、六代目直系の極心連合会(本部大阪)に転じたのも山健組内の対立が原因とみられる。

 六代目側はこうした山健組内の対立や組長交代も念頭に置き、4月に「離脱者の復帰受け入れは8月まで」とブロック会議などで通知。各地で知人らを介するなどした切り崩し工作も活発化し、六代目側に復帰する神戸山口組系の幹部・組員が月数十人規模に上った。

 5月に中田若頭が山健組の組長に就任すると、継承式に姿を見せなかった山健組舎弟頭の生島仁吉・生島組(本部大阪)が六代目直系の吉川組(本部大阪)の特別顧問へ。ほかにも山健組の直系組長数人が六代目側に移籍したとみられている。

 さらに「任侠山口組が六代目に合流」という情報は、復帰期限が迫る中で飛び交った。任侠側は否定したが、関係者は「合流の話はあった。任侠側が出した条件を六代目側は受け入れず、流れたと聞いている」と明かす。

 ●警察は抗争激化を警戒

「6月以降、宮崎や香川などで山健組系の幹部・組員が襲われたり、車を燃やされたりしている。六代目は復帰期限も過ぎたので、山健組内の対立に乗じて一気に攻勢に出る可能性がある。任侠山口組が六代目に合流すれば、神戸山口組憎しから抗争の危険性は高まる」と警察関係者は予想する。

 警察は今年に入り、▽六代目若頭補佐の高木康男・清水一家(本部静岡)総長=強要容疑▽神戸若頭の寺岡修・侠友会(本部淡路)会長=道路運送車両法違反(無車検)容疑など、▽任侠若頭の池田真鍋組組長=詐欺容疑、▽任侠若頭補佐の植木亨・植木会(本部福岡)会長=恐喝容疑など、▽六代目若頭補佐の江口健治・健心会会長=組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑-らを次々に逮捕した。

 警察関係者によれば、起訴できない事件でも、幹部を一時勾留することで抗争への動きを止めたり、関係先の家宅捜索で情報を得たりするという。

 また神戸地裁は17年10月、神戸山口組の本部事務所(兵庫県淡路市)の使用を禁じる仮処分決定を出した。暴力団追放兵庫県民センターが住民の代理で申し立てた。今年7月には、神戸側の組員が従わないとして、神戸地裁は1日100万円の制裁金を科す決定もした。

 9月に入り、同様に住民代理の暴力団追放兵庫県民センターから申し立てを受け、神戸地裁は任侠山口組の尼崎市にある本部事務所の使用を禁じる仮処分の決定も出した。「事務所を使わせないのは、みかじめ料や地上げなどの資金源捜査とともに、動きを止めるために重要」と警察関係者。

 警察庁によると、17年末現在の構成員は六代目が4700人、神戸山口組は2500人で、それぞれ前年末より500人、100人の減少。任侠山口組は500人前後と見られている。

 在阪のベテラン記者は「分裂前の六代目山口組構成員は1万人を超えていた。弱体化が進む中、高山若頭の手腕に期待する六代目にとって、出所する来年秋が再結集の新たな期限となる。硬軟両方の切り崩し工作は今後も続くだろう」と語る。
a会「会長」ら恐喝疑い逮捕
2018.09.18 大阪朝刊 

 京都・祇園や木屋町地区の飲食店などからみかじめ料名目で現金を脅し取ったとして、京都府警は17日、恐喝容疑で指定暴力団a会系組長、k容疑者(75)=京都市左京区=ら男女12人を逮捕した。k容疑者は事実上分裂したa会の「会長」を名乗っている。府警によると、k容疑者らは同地区などでの客引きを束ねていたといい、20~30店舗から「組合費」として年間1千万円以上を取り立てていたとみられる。

 逮捕容疑は共謀し、平成29年3月~今年8月、同地区の飲食店や風俗店に「組合費払わんかったらナイトワークできんようにするぞ」などと金銭を要求し、2店舗から計105万円を脅し取ったとしている。府警は認否を明らかにしていない。
k会「会長」ら男女12人を逮捕 みかじめ料恐喝疑い 京都
2018.09.18 朝刊 

 京都市にある繁華街の祇園・木屋町地区の飲食店や風俗店から、みかじめ料として現金を脅し取ったとして、京都府警は17日、恐喝の疑いで、指定暴力団a会系組長k容疑者(75)=京都市左京区一乗寺南大丸町=ら男女12人を逮捕した。k容疑者は、指定暴力団y組分裂の余波を受けて事実上分裂したa会の「会長」を名乗っている。

 府警によると、k容疑者らは同地区での客引きを束ねていたといい、20~30店舗から「組合費」として年間1千万円以上を取り立てていたとみられる。府警は組の資金源になっていたとみて、実態解明を進める。

 k容疑者らの逮捕容疑は共謀し、祇園・木屋町地区の飲食店と風俗店に「木屋町にルールがあるの分かってるな」「組合費払わんかったらナイトワークできんようにするぞ」などと金銭を要求し、2017年4月~18年8月に計105万円を脅し取った疑い。
50万円恐喝容疑で逮捕
2018.09.17 北海道新聞朝刊全道 2

 【栗山】栗山署は16日、恐喝の疑いで美唄市東3北2、福祉施設職員i容疑者(39)を逮捕した。

 逮捕容疑は5月16日、札幌市西区の大型店駐車場内に止めた自分が所有する乗用車内で、知人の夕張市内の20代の女性に対して「殺して捜索願い出されても埋まっていたら分かんないからな」「慰謝料として300万円払え」などと脅して50万円を脅し取った疑い。

 恐喝未遂の疑い
2018.09.15 朝刊  福井総合版 

 【福井県】坂井署などは13日、恐喝未遂の疑いで、坂井市丸岡町一本田福所、無職t容疑者(54)を逮捕した。

 逮捕容疑では、知人の50代男性宅に、700万円を払わなければ男性とその家族に危害を加える-との手紙を郵送し、金銭を脅し取ろうとしたとされる。男性が12日、手紙に気付いて署に相談した。

 署によると、容疑を認めている。
 知人男性を恐喝した疑い
2018.09.08 朝刊  滋賀総合版 

 【滋賀県】近江八幡署は7日、恐喝の疑いで住所不定、無職t容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑では、8月18日午前9時45分~10時15分ごろ、近江八幡市内の金融機関で、市内に住む知り合いの会社員男性(37)を「ワシの恐ろしさ知ってるやろ」などと脅し、腹を殴った上で、t容疑者が延滞していた料金9800円を、代わりに振り込ませたとされる。9月4日に男性から被害届が出ていた。

 署によると、容疑を否認している。
風俗客を恐喝した疑い=愛知・続報注意
2018.09.04 中部朝刊

 県警は3日、名古屋市瑞穂区八勝通、派遣型風俗店経営のn容疑者(38)ら4人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 ほかに逮捕されたのは、いずれも風俗店員の三重県木曽岬町富田子、s(38)、尾張旭市三郷町中井田、i(41)、名古屋市東区泉、s(27)の3容疑者。発表によると、4人は8月17日午前3時頃、同市中区のホテルで、客の茨城県古河市の男性会社員(31)が店員女性に乱暴したなどと因縁をつけ、現金300万円を脅し取った疑い。調べに対し、n容疑者は「金を脅し取るよう指示したり、話をしたりしていない」と供述しているという。

 同店で同様の被害に遭ったとの相談が、2016年頃から県警に寄せられており、被害総額は約5000万円に上っているという。

 [続報]

 2018年11月27日付中部朝刊31面

 =経営者ら5人不起訴=愛知

 名古屋市中区のホテルで派遣型風俗店の利用客から現金を脅し取ったとして、県警に恐喝容疑で逮捕された同市瑞穂区の経営者の男性(39)や店員ら計5人について、名古屋地検は26日、不起訴とした。5人のうち男性ら4人は別の客に対する恐喝容疑でさらに2度逮捕されたが、いずれも同日付で不起訴となった。地検は処分理由を明らかにしていない。

恐喝未遂容疑 10人逮捕=福島
2018.09.04 東京朝刊 

 郡山署は3日、郡山市御前南、建設作業員t容疑者(23)ら20歳代の男7人と、須賀川市などの男女高校生ら未成年3人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 発表によると、10人の容疑者は2日早朝、郡山市内の駐車場などで男性(23)に、「未成年の女を連れ回して捕まるぞ。内臓を売って金を作れ」などと言い、現金を脅し取ろうとした疑い。

 被害男性は連れて行かれた金融会社から110番し、金銭的な被害はなかった。被害男性は、逮捕された女とインターネットで知り合い、一緒にいたところで被害に遭った。

y組分裂3年 k会の資金源つぶせ 愛知県警「1強」対策傾注
2018.09.03 朝刊 

 指定暴力団y組が分裂してから8月末で3年が経過した。離脱した指定暴力団k組と対立抗争状態が続き、さらに枝分かれしたn組は今年3月に指定暴力団に認定、三つどもえの構図だ。y組組長の出身母体、k会の本拠地を抱える愛知県警は、分裂後に「1強」の様相を強めるk会の資金源対策に傾注している。

 県警は昨年9月、名古屋市の飲食店から用心棒代を徴収した疑いでk会長を、今年7月には、風俗店から用心棒代を受け取ったとして同会中核組織のt組組長を、それぞれ逮捕して資金面から組織の弱体化を図ってきた。

 もっとも、これらの資金源は「氷山の一角」(県警幹部)。警察庁によると、改正暴力団対策法施行もあり、全国の暴力団組員は2017年末、約1万6800人と過去最少に。y組、k組ともに年々減っているが「偽装離脱や偽装破門をして、ひそかに資金獲得をしている組もある」(同)とされ、県警は引き続き資金源つぶしを推し進める構えだ。

 分裂状態が続く中、水面下では切り崩し工作も活発化している。今年7月、名古屋市内の公園で、k会関係者がk組傘下組織の幹部の顔を切り付ける殺人未遂事件が発生。引き抜きに絡むトラブルとの情報もある。

 y組組長の「片腕」と評される元k会会長のt受刑者=恐喝罪で服役中=の出所予定は来年秋に迫る。切り崩し工作の活発化について捜査幹部は「出所までに、分裂前のような状態に戻したいのだろう。組員引き抜きは結局、しのぎの獲得だ」と指摘。

 「カリスマ的存在」とされるy組ナンバー2が出所すれば、対立状態の緊張が増すとの見方もある。県警は、資金源捜査で抗争抑止を図りつつ、拳銃発砲などを想定した訓練も重ねている。
 風俗店客を恐喝容疑 中署、経営者ら逮捕 被害1億円超か
2018.09.03 夕刊 

 デリバリーヘルス(派遣型風俗店)の利用客から数百万円を脅し取ったとして、名古屋・中署が恐喝の疑いで、名古屋市中区に事務所を置く風俗店経営者の三十代の男ら数人を逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった。同署はこれまでに十人以上が同様の被害に遭い、被害総額は一億円以上に上るとみている。

 捜査関係者によると、男らは八月中旬、市内のホテルで店員の女にサービスをさせた後、客に対し「禁止行為をしただろ。示談にするから金を払え」などと言い、数百万円を脅し取ったとされる。

 事前に禁止行為に関する誓約書を客に書かせた上で、サービス中に女が禁止行為ができるように誘い、客が応じてきたところで従業員の男らが突然部屋に押し入り、脅したという。

 この店は元タレントなどをうたう店員が在籍し、一回につき数十万円の高級店。八月末にも同様の被害相談があり、署が捜査を進めていた。
略取や監禁致傷容疑の2人逮捕=北海道
2018.08.31 東京朝刊 

 旭川東署は30日、鷹栖町北野西、トラック運転手n容疑者(38)と旭川市永山8の9、会社員k容疑者(30)を営利略取、監禁致傷、恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 発表によると、2人は24日午後7時20分頃、旭川市内の路上で、市内の40歳代女性を軽乗用車で連れ去り、n容疑者宅で脅迫して現金を要求。約4時間後に解放するまで女性を監禁し、暴行を加えて顔にけがをさせた疑い。

恐喝容疑 21歳逮捕=栃木
2018.08.30 東京朝刊

 宇都宮東署は29日、宇都宮市東岡本町、運送業h容疑者(21)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、h容疑者は7月27日午後11時45分頃、同市の国道4号を車で走行中、後ろを走っていた市内の男子大学生(21)に「あおったろう」と因縁をつけ、「遅れた配達料金分に、お前の気持ちを足して払え」などと脅し、現金10万円を脅し取った疑い。

 男子大学生と現金をやり取りした際の通話履歴からh容疑者が浮上した。h容疑者は「金は受け取ったが、払えとは言っていない」などと容疑を否認しているという。

組長ら1億円 恐喝未遂容疑 府警、4人逮捕=大阪・続報注意
2018.08.28 大阪朝刊

 知人男性を脅し、ヒスイの原石50トンを1億円で買わせようとしたとして、府警は27日、兵庫県尼崎市南武庫之荘、指定暴力団n組系組長、y容疑者(62)と、組員の男ら3人(40~57歳)を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表では、4人は共謀。知人で尼崎市の無職の60歳代男性に、ヒスイの原石50トンの買い手を探させたが見つからなかったことに対し、「こんな話では済まない」などと因縁を付け、4月下旬、市内の喫茶店で、男性を脅して1億円で買わせようとした疑い。

 府警は4人の認否を明らかにしていない。

 [続報]

 2018年9月26日付大阪朝刊27面

 =恐喝未遂容疑組長ら4人不起訴=大阪

 知人男性を脅し、ヒスイの原石50トンを1億円で買わせようとしたとして、府警に恐喝未遂容疑で逮捕された指定暴力団n組系組長(62)と組員ら3人(41~57歳)について、地検は、不起訴(嫌疑不十分)とした。処分は19日付。地検は「起訴に足る証拠収集に至らなかった」としている。
恐喝未遂容疑で男を逮捕=佐賀
2018.08.28 西部朝刊 

 県警は27日、福岡市東区、無職t容疑者(73)を恐喝未遂容疑で逮捕した。発表によると、t容疑者は3月14日午前9時頃、鳥栖市の食品卸会社に協賛金名目で金を脅し取ろうと電話し、拒んだ同社支店長(50歳代)に「本社に行くぞ」などと脅した疑い。同社は十数年にわたり被害に遭っており、支店長が鳥栖署に相談していた。t容疑者は容疑を否認しているという。
恐喝未遂:n組幹部を疑いで逮捕 大阪府警
2018.08.28 大阪朝刊

 ひすいの原石の購入代名目で1億円を脅し取ろうとしたとして、大阪府警捜査4課は27日、指定暴力団「n組」本部長、y容疑者(62)=兵庫県尼崎市南武庫之荘7=ら4人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。y容疑者はn組のナンバー3で、直系組織「h組」組長。

 逮捕容疑は今年3月下旬~4月下旬、尼崎市内で同市の60代男性に「殺しの懲役で刑務所に入っていた」「あんたが買(こ)うてくれや」などと脅し、ひすいの原石50トンを1億円で購入させようとしたとしている。府警は認否を明らかにしていない。

 同課によると、男性が5月下旬、府警に相談して発覚した。
恐喝容疑で4人逮捕=東京
2018.08.26 東京朝刊 

 男性から現金を脅し取ったとして、巣鴨署は25日、住所不定、無職d容疑者(29)ら29~42歳の男女4人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 巣鴨署幹部によると、d容疑者らは2月19日、インターネットを通じて女のうち1人と知り合った男性会社員(31)に「君が女にした行為は罪になる」と言い、豊島区の路上で現金1万7000円を脅し取った疑い。

 巣鴨署は、女の父親役をした男(53)についても同容疑で指名手配した。d容疑者らのグループがほかに5件の恐喝事件に関与し、ネットや婚活イベントで知り合った20~30歳代の男性から現金計約600万円を脅し取ったとみている。
親子装い「美人局」 恐喝容疑で4人逮捕 合コンサイトで男性探す
2018.08.26 東京朝刊 

 「合コン」をセッティングする出会い系サイトを通じて知り合った男性から現金を脅し取ったとして、巣鴨署は恐喝容疑で、住居不定、無職、d容疑者(29)ら男女4人を逮捕した。グループは男性をカラオケやホテルに誘い出し、後から現れた男が女の父親を名乗るなどして現金を要求していた。

 逮捕容疑は2月19日夜、豊島区池袋の飲食店で30代の会社員男性に「強姦(ごうかん)罪になる」「警察沙汰にすれば賠償金を支払うことになる」などと言って脅し、現金1万7千円を脅し取ったとしている。

 同署によると、昨年11月以降、グループは同様の手口で20~30代の男性6人に接触し、計約600万円を脅し取っていたとみられる。グループは5人で、同署はほかに、女の父親役の男(53)を指名手配し行方を追っている。

 恐喝容疑で男を逮捕
2018.08.26 朝刊 

 【東京都】「美人局(つつもたせ)」で金を脅し取ったとして巣鴨署は二十五日、恐喝の疑いで住所不定、無職d容疑者(29)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では他の男女四人と共謀、二月十九日夜、豊島区池袋二のファミリーレストランで、会社員男性(31)に仲間の女を乱暴したと因縁を付け、「警察沙汰にすれば、賠償金が必要」と迫り、一万七千円を脅し取ったとされる。

 署によると、d容疑者は犯行グループの主犯格。被害者の男性と仲間の女を「合コンサイト」で知り合わせ、関係を結ばせた上で脅していた。「何も話したくない」と黙秘している。
7万円恐喝容疑で3人逮捕=愛媛
2018.08.25 大阪朝刊 

 SNSを通じて知り合った四国中央市の男性(26)から7万円を脅し取ったとして、四国中央署は24日、新居浜市北内町、無職n(29)、西条市明神木(みょうじんぎ)、建設作業員t(31)、新居浜市運輸観光課の臨時職員t(27)(新居浜市阿島)の3容疑者を恐喝容疑で逮捕した。3人の認否は明らかにしていない。

 発表では、n容疑者ら3人は共謀して12日午後8時頃、四国中央市妻鳥(めんどり)町の駐車場の車内で「お前誰なんぞ」と男性を脅して頭を殴るなどした後、車で移動し、約30分後、国道脇で止めた車内で7万円を脅し取った疑い。3人と男性はこの日が初対面だった。
 恐喝の疑いで少年を逮捕
2018.08.24 朝刊 滋賀版 

 【滋賀県】大津署は23日、恐喝の疑いで、いずれも大津市の、土木作業員の少年(16)と男子高校生(17)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は2月7日午後7時半~8時ごろ、共謀の上、同市の男子高校生(16)を公園に呼び出し、顔面を殴ったり背中を足蹴りする暴行を加え、金を要求。翌8日に会員制交流サイト(SNS)で「今借りろ」「合計15万やな」などとメッセージを送信し、同日午後5時ごろ、15万円を脅し取ったとされる。

 署によると、2人は「間違いない」と容疑を認めている。6月に被害者の家族が警察に相談。現場には他にも複数の少年がいたといい、関与したか調べる。

恐喝容疑 組員ら逮捕
2018.08.19 北海道新聞朝刊全道 

 【釧路】釧路署は18日、恐喝の疑いで、釧路管内釧路町緑3、暴力団員、無職i(24)、釧路市昭和北2、とび職t(32)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は16日、t容疑者の知人で釧路市の20代男性会社員に対し、同容疑者が「俺の陰口を言っているだろ」などと因縁をつけ、i容疑者と2人で同市内のコンビニエンスストアの現金自動預払機(ATM)から預金を引き出させ、現金10万円を脅し取った疑い。同署によると、両容疑者は「やっていない」と容疑を否認しているという。
 元講師を恐喝の疑いで5人目逮捕
2018.08.15 朝刊 

 【愛知県】元教え子の少女に金を渡してみだらな行為をした元中学講師(45)=児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)罪で略式起訴=が恐喝された事件で、豊川署は14日、新たに豊川市の男子高校生(16)を逮捕した。

 逮捕容疑では、他の少年と共謀し、4月20日夜、市内の公園で元講師に「知る人数多くなってきましたね。お金を渡してなかったことにしましょうよ」と要求し、13万4000円を脅し取ったとされる。

 署によると「分け前はもらっていないが、2人でやったことに間違いない」と容疑を認めている。高校生らは少女と同じ中学校の出身で、逮捕は5人目。

知人女性に貸付金返済迫る脅しメール…名古屋市瑞穂区長を恐喝未遂容疑逮捕
2018.08.13 サンスポ 社会/事件 

 愛知県警緑署は12日、知人の無職女性(39)から貸付金の返済名目で金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで、名古屋市瑞穂区長、k容疑者(60)を逮捕した。「脅してまで金を回収しようとしたことは記憶にありません」と容疑を否認している。

 県警によると、k容疑者は2月中旬、女性に30万円を貸したが返済されていなかった。逮捕容疑は5月21日、女性の携帯電話に「暴力団に依頼した。きつい取り立てが行く」などのメールを複数回送り、金を脅し取ろうとした疑い。k容疑者は「女性とは風俗店で客として知り合った」と話している。

 名古屋市によると、区長は局長級に当たり、市長が任命する。
 恐喝未遂の疑い
2018.08.08 朝刊 岐阜版 

 【岐阜県】岐阜中署は7日、恐喝未遂の疑いで、可児市川合、会社員i容疑者(31)を逮捕した。

 逮捕容疑では、3日午後10時ごろ~4日午前4時ごろに岐阜市内のホテルで、同市の女性(22)に「人を殺しかねないやつが来ている。金を払えば助けてやる」などと言って現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、「脅すようなことはしていない」と否認している。
恐喝未遂の疑いで暴力団組長を逮捕 /愛媛県
2018.08.07 大阪地方版/愛媛  愛媛全県 

 松山東署は6日、「みかじめ料」を脅し取ろうとしたとして、指定暴力団k組系組長のt容疑者(49)=松山市南高井町=を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。署によると、t容疑者は同市二番町1丁目の路上で7月30日午前4時ごろ、客引きをしていた男性(48)に「このあたりはわしが仕切っている」「払うもん払え」などと言い、金品を脅しとろうとした疑いがある。2人に面識はなく、男性が署に相談し発覚した。t容疑者は「声をかけられただけで、金の要求はしていない」と容疑を否認しているという。

恐喝の疑い 2人再逮捕=石川
2018.08.03 東京朝刊 

 金沢西署は2日、金沢市南四十万、会社員h(20)と同市金石北、運送作業員k(21)の両容疑者を恐喝の疑いで再逮捕した。

 発表によると、両容疑者は5月22日午前0時半頃~午前2時頃、野々市市内の公園で、知人の20歳代の男性に「お金どうすんや。払え」などと脅し、現金約17万円を脅し取った疑い。両容疑者は「自分で払うと言った。脅すようなことはしていない」などと容疑を否認しているという。
 102万円を脅し取った疑い
2018.08.03 朝刊 14頁

 【愛知県】東海署は2日、恐喝の疑いで東海市中ノ池2、無職t容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月31日から6月17日にかけ、市内の会社員の少年(19)に「おれはやくざと関わりがある」などと言って暴力団とつながりがあるかのように思わせ、6回にわたって計102万3000円を脅し取ったとされる。

 署によると、容疑をおおむね認めている。5月下旬、市内のパチンコ店で、初対面の少年に「金を貸して」と頼んで数千円を借り、携帯電話の番号を教え合った。その後、少年を呼び出して金を脅し取っていたという。暴力団との関わりは把握されていない。署は、金の使い道を調べている。

 恐喝未遂の疑い
2018.08.02 朝刊  岐阜総合版 

 【岐阜県】高山署と県警組織犯罪対策課は1日、恐喝未遂の疑いで、高山市一之宮町の自営業k容疑者(74)を逮捕した。

 逮捕容疑では、6月18日、同市内に高山土木事務所の30代の男性職員2人を呼び出して包丁を突きつけ、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されている自らの所有地について「レッドゾーンを解除しろ。できないのなら職員1人10万円ずつでも払って補償しろ」などと、金品を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、「恐喝しようとしたことは間違いない」と容疑を認めている。
恐喝容疑で少年少女4人を逮捕=福岡
2018.07.31 西部朝刊 

 門司署は30日、北九州市の無職と高校生の少女2人(いずれも17歳)、中学生の少年2人(いずれも15歳)の計4人を恐喝の疑いで逮捕した。発表では、4人は共謀し、4月3日午前4時50分~同9時45分頃、同市の知人の会社員男性(22)に運転させた車内で「金で解決しようや」などと言い、男性から32万円を脅し取った疑い。男性と少女2人は知人だった。4人は消費者金融から金を借りさせたという。少年1人は容疑を認め、ほかの3人は「脅し取ったわけではない」などと否認しているという。

恐喝未遂の疑いで男を逮捕=佐賀
2018.07.27 西部朝刊 

 県警は26日、佐賀市鍋島町八戸、派遣会社役員y(46)、神埼市神埼町鶴、解体業e(37)の両容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕した。発表によると、2人は共謀し、昨年11月9日午後1時半頃、y容疑者が経営する佐賀市内の会社事務所で、同年10月末に会社を辞めた男性(20歳代)に対し「辞めるなら今まで働いた日数分かける1000円を持ってこい」と脅迫し、金を要求した疑い。調べに対し、y容疑者は「金を要求したことはない」、e容疑者は「その場にいたことは間違いないが、一緒に恐喝したとされることには納得できない」と、いずれも容疑を否認している。

 恐喝容疑で男3人逮捕
2018.07.27 朝刊  滋賀版 

 【滋賀県】大津署は26日、恐喝の疑いで、草津市木川町の無職s(29)、栗東市小平井3の建設業n(23)、草津市矢橋町の無職o(21)の3容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、共謀し18日夜、草津市内の駐車場で県内の男性会社員(23)に金属バットを突きつけ「お前殺すぞ。払わへんなら、このまま拉致するぞ」などと言い、19日午前0時15分ごろ、大津市内の駐車場で男性から現金30万円を脅し取ったとされる。

 署によると、s容疑者は「納得いきません」と容疑を否認し、n、o両容疑者は認めている。男性と3容疑者の間には金銭トラブルがあったという。

恐喝の疑いで男3人を逮捕 /福岡県
2018.07.20 西部地方版/福岡 

 (小倉北署発表) 18日、建設業、n容疑者(28)=北九州市小倉北区宇佐町2丁目、会社員h容疑者(24)=同区泉台1丁目、会社員h容疑者(29)=同区板櫃町=を恐喝容疑で逮捕。昨年9月28日、同区下到津5丁目の飲食店内で、h容疑者が借りた498万円の一部の返済を免れようと、返済を求めた茨城県ひたちなか市の男性(当時31)を、「俺がどんなとこと付き合いがあるかも分かるやろ」と脅すなどした疑いがある。県警は3人の認否を明らかにしていない。

 恐喝の疑いで再逮捕
2018.07.18 朝刊 信州版 

 【長野県】松本署は17日、恐喝の疑いで、新潟市東区新石山の建設業、a容疑者(51)を再逮捕した。

 逮捕容疑は、先月22日から23日にかけて松本市内の路上などで、同市の配送業者の会社員男性(41)に対し、「俺も堅気になったからな。昔の兄貴が来ている」などと2回にわたり脅迫し、現金6万円を脅し取ったとされる。

 署によると、a容疑者は荷物の受取人で受け渡しの時にトラブルになったという。容疑を認めている。

 a容疑者は先月27日に、男性の同僚に対する恐喝の疑いで逮捕されていた。
 暴力団組員を逮捕
2018.07.15 朝刊 岐阜版 

 【岐阜県】岐阜北署などは14日、恐喝未遂の疑いで岐阜市西河渡3、指定暴力団y組傘下のn組員i容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では、交際中の少女(18)が会う約束を破ったと言い掛かりをつけ、13日に無料通信アプリで「お前のために使った金、全て持ってこい」「てめぇヤクザなめんじゃねえぞ」などと送信し、金品を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、少女が母親と署に相談して発覚した。i容疑者は黙秘しているという。
暴力団幹部に懲役3年判決 200万円恐喝罪など /福岡県
2018.07.12 西部地方版/福岡 

 知人から借りた200万円を返さずに脅し取ったなどとして、恐喝罪などに問われた指定暴力団n組幹部、u被告(65)に対し、福岡地裁の太田寅彦裁判官は11日、懲役3年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 判決によると、u被告は昨年12月18日、福岡市城南区の自宅で、借りた200万円の返済を知人男性から電話で求められた際、「ないもんどうするんか」などと言って応ぜず、200万円を脅し取るなどした。
盗撮の男性 恐喝した疑い 「ブラックハンター」 男5人逮捕=東京
2018.07.12 東京朝刊 

 盗撮した男性から現金を脅し取ったとして、警視庁は11日、大田区南雪谷、配送業s被告(29)(恐喝未遂罪で起訴)ら男5人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。関東地方で盗撮した男性を狙って恐喝を繰り返していたとみられ、同庁は「盗撮ブラックハンター」と呼んで捜査していたという。

 発表によると、5人は4月7日、JR舞浜駅(千葉県浦安市)で女性の下半身を盗撮していた男性会社員(44)に新木場駅(江東区)で声をかけ、「俺の彼女を盗撮しただろ。警察に突き出す」などと脅して示談金名目で現金100万円を脅し取った疑い。

 調べに対し、s被告ら3人は容疑を否認し、ほか2人は黙秘している。

 s被告らは先月、同様の手口で別の男性から現金を脅し取ろうとした恐喝未遂罪で起訴された。盗撮している男性を見つけると、後をつけて脅していたという。s被告のパソコンからは、盗撮を謝罪する被害者の動画が約30件見つかり、警視庁が裏付けを進めている。
 恐喝などの疑い
2018.07.12  福井版 

 【福井県】福井署と県警組織犯罪対策課などは十一日、恐喝と恐喝未遂の疑いで、福井市狐橋一、とび職t容疑者(33)=監禁罪などで公判中=や同市板垣二、無職s容疑者(26)ら五人を逮捕した。

 逮捕容疑では、両容疑者は二月十七日夜、電話で呼び出した県内の二十代の知人男性に「俺も拳で成り上がってきたで、拳でやろっせ」などと言い、百五十万円を脅し取ったとされる。他の三人もこの男性から金を脅し取ったり、脅し取ろうとしたが未遂に終わったとされる。

 同課は五人の認否を明らかにしていない。五人は知人同士で、福井市の繁華街・片町にある飲食店で順に男性を脅した。
 現金など脅し取った疑い
2018.07.11 朝刊 福井版

 【福井県】越前署は10日、恐喝の疑いで、福井市加茂河原1、トラック運転手m容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑では、m容疑者の知人女性にセクハラ行為などをしたと因縁を付け、越前市内の20代の男性会社員を「小さな問題じゃないし、とりあえずカネ払ってもらうわ」などと脅迫、示談金名目で5月、計100万円とローンカード1枚を脅し取ったとされる。署によると、「借りたつもりでいた」と容疑を否認している。
k会系組長らを逮捕 /福岡県
2018.07.06 西部地方版/福岡 

 (北九州地区暴力団犯罪捜査課発表) 5日、指定暴力団k会傘下組織組長のs(53)=中間市通谷6丁目=ら4容疑者を恐喝の疑いで逮捕。認否を明らかにしていない。

 4容疑者は共謀して2011年6月、飲食店関係の会社を経営していた男性に「付き合ってくれんのなら、店も会社も一斉に潰しにかかってくるぞ」などと言い、同年8月~12年1月、みかじめ料などの名目で現金計約270万円を脅し取った疑いがある。

[事件・事故]恐喝の疑いで高校生逮捕 今治署
2018.07.06 朝刊 

 ◆恐喝の疑いで高校生逮捕 今治署は5日、恐喝の疑いで今治市の男子高校生(17)を逮捕した。容疑は6月21日午後10時ごろ、市内のコンビニ駐車場で、同市の10代の知人少女に「金貸せや」などと要求したが拒まれて蹴るなどし、約8千円を脅し取った疑い。

スマホのトラブル注意 高岡西高で研修会
2018.07.06 新聞朝刊 

 高岡西高校(高岡市横田町)は5日、ネットトラブル防止研修会を同校で開き、全校生徒356人がスマートフォンの適切な使い方などを確認した。

 スマートフォンやインターネットに関する正しい知識とマナーを身に付けてもらおうと開催。県警サイバー犯罪対策課のs警部補が、恐喝やいじめ、金銭トラブルなど会員制交流サイト(SNS)上のトラブルを紹介。SNSを通じた若者の被害が右肩上がりに増えているとし、甘い誘惑や巧みな言葉に惑わされないよう注意を呼び掛けた。

恐喝で陸自隊員を免職 /山形県
2018.06.30 東京地方版/山形 

 陸上自衛隊第6師団(東根市)は29日、後輩の隊員に対して恐喝などをしたとして第6後方支援連隊の男性2等陸曹(45)を同日付で懲戒免職としたと発表した。2014年1月ごろから3年半にわたり、釣り道具やスキーのゴーグルなど自分の買い物のために10万円以上支払わせていたという。さらに、16年12月~17年5月、当直中に正当な理由なく宿直室を離れ、勤務を怠っていたという。

 また、部下に暴言を吐いて職場環境を悪化させたとして第20普通科連隊の40代の男性幹部自衛官を戒告処分。正当な理由がなく欠勤したとして、第6施設大隊の40代の男性1等陸曹を戒告処分にしたという。
暴力団組長ら不起訴=石川
2018.06.30 東京朝刊 

 金沢市内で飲食店を経営する男性からみかじめ料として計15万円を脅し取ったとして、恐喝容疑で逮捕された名古屋市、指定暴力団k会系組長で無職の50歳代男性と、金沢市泉本町、飲食店経営の50歳代男性について、金沢地検は29日、不起訴とした。同地検は「事実を認定する証拠が十分なかった」としている。
恐喝未遂容疑で男逮捕 千葉西署
2018.06.30 千葉日報 

 千葉西署は28日、恐喝未遂の疑いで静岡県磐田市国府台、無職、a容疑者(77)を逮捕した。

 逮捕容疑は4月23日午前8時~午後8時ごろの間、千葉市内の大型商業施設運営会社に「慰謝料を支払わないと何度も美浜区に行く」などとする手紙を送って同社を脅迫した疑い。

 同署によると、同社従業員から相談を受けて捜査し、手紙の住所や名前からa容疑者が浮上した。逮捕時は容疑を認めていた。
恐喝未遂疑い 16歳逮捕=新潟
2018.06.29 東京朝刊

 県警は28日、新潟市東区、無職の少年(16)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。発表によると、少年は5月下旬、同じ中学を卒業した別の少年と少女の3人で共謀し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で知り合った同市の20歳代男性を同市中央区のホテル近くに誘い出し、「お前のやっていることは犯罪」と頭をたたくなどし、金を脅し取ろうとした疑い。目撃者の通報で警察官が駆けつけて未遂に終わった。少年は「恐喝したが、暴行はしていない」と話しているという。県警は残る2人についても、任意で事情を聞いている。
 恐喝の疑い
2018.06.29 朝刊 

 【長野県】駒ケ根署と県警組織犯罪対策課は27日、恐喝の疑いで、高森町山吹、アルバイトn(36)と飯田市松尾町、無職i(37)、駒ケ根市飯坂、無職m(27)の3容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月29日夜、駒ケ根市の大型スーパー駐車場で、m容疑者と交際を巡ってトラブルのあった同市の男性(29)から、示談金名目で現金20万円を脅し取ったとされる。

 署は認否を明らかにしていない。6月初旬に男性が署に被害届を出していた。
恐喝未遂疑い 29歳組員逮捕/糸満署 容疑を否認
2018.06.29 琉球新報朝刊

 糸満署は28日、那覇市内で本島南部の建設作業員男性を脅迫し、現金100万円を要求したとして、指定暴力団k一家構成員で那覇市久米の職業不詳・n容疑者(29)を恐喝未遂容疑で逮捕した。容疑について「否認します」と話しているという。

 恐喝の疑い
2018.06.28 朝刊 信州版 

 【長野県】松本署は27日、恐喝の疑いで、自称新潟市東区新石山、建設業a容疑者(51)を逮捕した。容疑を否認している。

 逮捕容疑では21日午後、松本市浅間温泉の路上で、同市の男性会社員(52)に「肝臓を売って金をつくれ」などと言って脅迫し、現金10万円を脅し取ったとされる。

 署によると、男性は配送業の仕事中でa容疑者と何らかのトラブルになったという。
女性との交際巡り 恐喝した疑い逮捕=栃木
2018.06.22 東京朝刊 

 那珂川署は21日、那珂川町大内、農業o容疑者(52)を恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、o容疑者は、県東部に住む男性(45)に女性との交際を巡って因縁をつけ、5月31日午前11時頃、同町内の農道で現金100万円を脅し取った疑い。容疑を否認しているという。

 o容疑者は元同町職員で、昨年10月に行われた町長選にいったんは立候補を表明したが、出馬を取りやめていた。
 恐喝未遂の疑いで男を逮捕
2018.06.21 朝刊 岐阜版 

 【岐阜県】中津川署は20日、恐喝未遂の疑いで大阪市阿倍野区、自称便利業i容疑者(57)を逮捕した。署によると「脅していない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑では3月下旬、中津川市に住むパートの女性(57)に「お前、探し出すぞ。現金つくれ」などと電話し、金銭を要求したとされる。署によると、過去に親戚内で起きたトラブルを解決したとの名目で要求したとみられ、4月中旬に女性が被害届を出していた。
元従業員に恐喝容疑=秋田
2018.06.20 東京朝刊

 県警組織犯罪対策課と五城目署は19日、潟上市天王の建設業、h容疑者(46)を恐喝容疑で逮捕した。

 発表によると、h容疑者は3月5日夜、自宅で元従業員の20歳代男性に「お前が乗っていた会社の車が汚い」と言って胸ぐらをつかみ、現金約8万円を脅し取った疑い。
 恐喝未遂の疑い
2018.06.19 朝刊 

 【愛知県】豊橋署は18日、恐喝未遂の疑いで、豊橋市中岩田4、指定暴力団r傘下組織組員、s容疑者(24)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月6日、中学時代の後輩に当たる豊橋市の派遣社員男性(23)に電話で「用心棒代として月3万円でどうだ。無いなら親に借りてでも貸してくれりゃいいだろうが」などと言い、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると「話したくない」と容疑を否認している。被害男性が署に相談し、発覚した。
130万円脅し取った疑いで3容疑者逮捕 /鳥取県
2018.06.14 大阪地方版/鳥取 

 鳥取署は12日までに、鳥取市湖山町南5丁目の建設業m容疑者(32)、同所の無職h容疑者(25)、同市丸山町の無職m容疑者(25)を恐喝の疑いで逮捕し、発表した。m容疑者は容疑を認め、ほかの2人は「やっていない」と否認しているという。署によると、m容疑者らは3月4日~4月19日、h容疑者の知人で、金銭の貸し借りでトラブルになった同市の男性会社員(25)を恐喝し、複数回にわたり合計130万円の現金を脅し取った疑いがある。
借金返済で因縁 恐喝容疑で逮捕 元鳥取市臨時職員ら3人=鳥取
2018.06.14 大阪朝刊 

 借金の返済を巡って知人に因縁を付け、現金を脅し取ったとして、鳥取署は12日、鳥取市湖山町南、元鳥取市臨時職員h実容疑者(25)ら3人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 他に逮捕されたのは、鳥取市湖山町南、建設業m(32)、同市丸山町、無職m(25)の両容疑者。

 発表では、3人は共謀。3月上旬、h容疑者が知人男性(25)から借金の返済を求められた際、金を工面した相手とトラブルになったなどと偽って男性を脅し、4月中旬まで複数回にわたり解決金名目で計130万円を脅し取った疑い。m原容疑者は容疑を認め、他の2人は否認している。

 暴力団幹部を逮捕
2018.06.13 朝刊 

 【愛知県】岡崎署と県警捜査第4課は12日、恐喝未遂の疑いで、豊川市西豊町、無職で指定暴力団r組傘下組織幹部のu容疑者(45)を逮捕した。

 逮捕容疑では3月31日~4月4日、19万円を貸していた派遣社員の男性(40)に電話をかけ「本当に100(万円)は出せるのか」などと言って現金を脅し取ろうとしたとされる。

 岡崎署によると、「脅すつもりはなかった」と容疑を否認している。男性はu容疑者と3年前からの知人で、借りた金を約束した3月までに返せず、脅され、5月に同署に被害届を出した。
 恐喝の疑いで組幹部再逮捕
2018.06.12 朝刊  静岡版 

 【静岡県】下田署と県警捜査四課は十一日、恐喝の疑いで指定暴力団i会系幹部のt容疑者(53)=河津町峰=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は一月上旬、県東部の十代の少年から、面倒を見た見返りの料金と称して二万円を脅し取ったとされる。署は認否を明らかにしていない。t容疑者は組事務所に詰める当番員として少年を働かせたとして五月二十二日に職業安定法違反(有害業務の紹介など)の疑いで逮捕されていた。

暴力団幹部3人逮捕 恐喝未遂容疑で=山形・続報注意
2018.06.09 東京朝刊 

 米沢署などは7日、いずれも指定暴力団s会系幹部組員、n(44)(米沢市駅前)、k(51)(同市御廟)、a(44)(高畠町福沢)の3容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 発表によると、3人は3月4日午後9時~同11時頃、米沢市の飲食店で40歳代の女性経営者に対し、「ここの組の幹部だ。(次回は)金を払わないで飲ませろ」などと脅し、飲食物を提供させようとした疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 県警は、米沢市と山形市に拠点を置くs会系の2組織が合併し、新組織「o」が米沢市に設立されたことを2月に確認。3人は同組織の幹部組員で、県警は同組織への取り締まりや監視を強めていた。

 [続報]

 2018年6月28日付東京朝刊29面

 =幹部組員3人不起訴=山形

 米沢市の飲食店で女性店主を脅し、飲食物を無料で提供させようとしたとして恐喝未遂容疑で逮捕された指定暴力団s会系幹部組員3人について、山形地検は27日、不起訴(嫌疑不十分)とした。同地検は、起訴するだけの証拠が集まらなかったと説明している。

知人恐喝の疑いで夫婦逮捕
2018.06.08 大阪朝刊 

 知人から現金を脅し取ったとして、豊中署は7日、恐喝容疑で無職、s容疑者(59)と妻で無職、s容疑者(29)=いずれも奈良市芝辻町=を逮捕した。

 逮捕容疑は共謀し3月29日、豊中市内で40代の知人男性に対し「借金500万円あるんやぞ」「臓器売るしかないぞ」などと脅迫。5月22日に銀行口座に4620円を振り込ませたとしている。

 豊中署によると、s容疑者は昨夏、同じ警備関係のアルバイト先で男性と知り合ったという。
元組幹部を脅した疑い /東京都
2018.06.07 東京地方版/東京 

 警視庁は6日、指定暴力団k組系組幹部のh容疑者(72)=足立区佐野2丁目=ら男5人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。同庁への取材で分かった。いずれも容疑を否認しているという。

 組織犯罪対策特別捜査隊によると、5人は共謀して昨年7月2日、江東区内の飲食店などでh容疑者の組の実質ナンバー2だった男性(70)を「3千万円ぐらいあると助かる。手荒いまねはしたくない」などと脅して金銭を要求した疑いがある。男性は2016年10月に「ヤクザ稼業が嫌になった」と組に離脱を申し入れていたという。男性が同庁に相談して発覚した。
恐喝容疑で組員ら3人の男逮捕 /鹿児島県
2018.06.03 西部地方版/鹿児島 鹿児島全県 

 (鹿児島西署など発表) 2日、鹿児島市上竜尾町、指定暴力団y系組員のi容疑者(47)と、同市荒田1丁目、無職s容疑者(45)、姶良市加治木町本町、無職佐s容疑者(65)を恐喝の容疑で逮捕。3人は容疑を否認しているという。

 同署によると、3人は3月13日、鹿児島市内のマンションで、大阪府門真市、会社経営者の男性(52)から現金約32万5千円とキャッシュカード3枚などを脅し取った疑い。男性は同月初旬からi容疑者に携帯電話を貸しており、返してほしいと伝えたところ、因縁をつけられたという。県警は詳しい経緯を調べている。

出資法違反など容疑=静岡
2018.06.01 東京朝刊

 静岡中央署と県警捜査4課は31日、富士宮市宮原、指定暴力団r組r組幹部、無職i容疑者(53)を貸金業法違反と出資法違反の疑いで、掛川市天王町、同組員、無職y容疑者(46)を恐喝と出資法違反の疑いで逮捕した。

 同署の発表によると、i容疑者は2015年6月から9月頃までの間、無登録で貸金業を営み、40歳代男性らに法定の上限を超える利息で金を貸し付けた疑い。y容疑者は16年5月上旬、同じ男性から現金計190万円を脅し取るなどした疑い。

メールで恐喝未遂容疑=石川
2018.05.31 東京朝刊 

 珠洲署は30日、金沢市神野、政治団体代表の会社員k容疑者(46)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。発表によると、k容疑者は3月19日、政治団体の会員で能登町に住む20歳代男性の携帯電話に「なめんなや、(会費を)10年分振り込め」などと書いたメールを送り、現金36万円を奪い取ろうとした疑い。k容疑者は「メールを送信したが、恐喝する意思はなかった」と話しているという。
180万円恐喝容疑 男4人を逮捕=徳島
2018.05.30 大阪朝刊 

 知人から180万円を脅し取ったとして、徳島中央署などは29日、藍住町乙瀬、自称自営業y容疑者(39)ら4人を恐喝容疑で逮捕した。

 他に逮捕されたのは徳島市川内町、無職m(37)、石井町石井、自称とび職m(25)、鳴門市大麻町、d(25)の3容疑者。

 発表によると、4人は2017年6月初旬、鳴門市内で、県内在住の20歳代の男性を脅迫、2回にわたって計180万円を脅し取った疑い。県警は4人の認否を明らかにしていない。

恐喝容疑で組長逮捕=福島
2018.05.29 東京朝刊 

 いわき東署は28日、いわき市鹿島町船戸、s会系暴力団組長の無職q容疑者(76)を恐喝容疑で逮捕した。

 発表によると、q容疑者は2017年12月上旬頃、市内の70歳代男性ら3人から、みかじめ料の名目で計約280万円を脅し取った疑い。同署の調べに、「やっていない」と供述しているという。

 2男性恐喝の疑い組幹部ら5人逮捕
2018.05.26 朝刊  静岡版 

 【静岡県】富士署と県警本部捜査四課などは二十四日、恐喝の疑いで、住所不定、指定暴力団r組系幹部h(46)、富士市吉原三、同幹部m(41)の両容疑者ら男五人を逮捕したと発表した。二十五日には午前十時から富士市水戸島元町のy組系組事所を捜索。署と県警本部の捜査員およそ二十人が入り、証拠資料などを押収した。

 逮捕容疑では今年一月ごろ、富士市周辺で、県中部に住む建設作業員の二十代の男性二人が少女二人をホテルに連れて行ったことなどに言い掛かりをつけ、「殺すぞ」「金を払うか埋められるしかない」などと脅して約十万円を支払わせたとされる。

 少女は容疑者らと知り合いだったという。署は五人の認否を明らかにしていない。
 恐喝の疑いで少年2人を再逮捕
2018.05.26 朝刊

 【岐阜県】岐阜北署は25日、恐喝の疑いで、ともに岐阜市で無職の、18歳と17歳の少年を、それぞれ再逮捕した。

 逮捕容疑では、11日午後6時半ごろ、岐阜市大福町で、いずれも15歳の高校生2人に対し、携帯電話の画面が割れたと言いがかりをつけて金を要求し、応じなければ危害を加えるような言葉を発して、高校生1人から3000円とギフトカード2000円分、もう1人から2000円を脅し取ったとされる。署によると、2人とも容疑を否認している。

 2人は、15日に同市正木町のショッピングセンターで玩具16点を盗んだとして、窃盗の疑いで逮捕されていた。
 恐喝などの容疑で少年5人を摘発
2018.05.25 朝刊 

 【神奈川県】県警少年捜査課と鶴見署は二十四日、恐喝などの疑いで、横浜市神奈川区と川崎市幸区のいずれも十八歳の少年四人を逮捕、一人を書類送検した。

 同課によると、五人は横浜市が拠点の暴走族のメンバーら。四人は容疑を認め、一人は「脅していない」と否認しているという。

 逮捕容疑は一昨年十二月二十九日深夜から翌朝にかけ、同市鶴見区大黒ふ頭の公園でツーリングに来た男性会社員二人に「誰の許可を取って走っているのか」などと言いがかりを付け、六十万円とバイク一台(十五万円相当)を脅し取るなどしたとされる。

 恐喝未遂の疑い
2018.05.25 朝刊 

 【愛知県】津島署は24日、恐喝未遂の疑いで、名古屋市中村区日吉町、指定暴力団y組k会傘下組織幹部、k容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑では21日午後9時40分ごろ、豊田市の飲食店員の男性(37)に電話で「(金を)返さんとどうなるか、分かっとるだろう。21万円払わんか」などと言い、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると「今は何も言うことはない」と話している。男性が署に相談し、発覚した。
 「示談金は100万円」盗撮男性を恐喝未遂 容疑で男2人逮捕
2018.05.19 朝刊 

 【東京都】女性のスカートの中を盗撮した男性(39)から現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁は十八日、恐喝未遂の疑いで、大田区南雪谷三、職業不詳s容疑者(29)ら男二人を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、今月十二日、渋谷区神宮前一の路上で、男性に「盗撮していたでしょ。ずっと見てましたよ」「示談金は百万円」などと言い、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 捜査一課によると、二人は容疑を否認している。脅されたという男性の携帯電話には、スカートの下から撮影したような女性の下着の画像が複数見つかった。男性が十六日、警視庁に相談し、発覚した。

盗撮の男性に恐喝未遂容疑 容疑の2人逮捕=続報注意
2018.05.18 東京夕刊

 女性を盗撮していた男性から現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁は18日、東京都大田区南雪谷、職業不詳s容疑者(29)と、大阪府堺市西区、無職q容疑者(23)を恐喝未遂容疑で現行犯逮捕したと発表した。逮捕は17日。

 発表によると、2人は今月12日、渋谷区のJR原宿駅前の路上で、女性のスカート内を携帯電話で盗撮していた千葉県内の男性会社員(39)に「盗撮していたでしょ」などと迫り、示談金と称して現金100万円を脅し取ろうとした疑い。

 盗撮された女性の交際相手を名乗っていたが、実際は女性と関係なかったという。

 [続報]

 2018年6月9日付東京朝刊29面

 =23歳男性を不起訴=東京

 渋谷区のJR原宿駅前の路上で女性を盗撮していた男性から現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂容疑で警視庁に逮捕された大阪府堺市の無職男性(23)について、東京地検は7日付で不起訴とした。地検は不起訴の理由を明らかにしていない。

SNSで連絡の男性を恐喝容疑 少年ら3人逮捕
2018.05.17 東京朝刊 

 インターネットのSNS(会員制交流サイト)で知り合った男性から現金を脅し取ったとして、警視庁少年事件課は恐喝の疑いで、いずれも福岡市の建設作業員の少年(18)や中学3年の少女(14)ら計3人を逮捕した。3人は「遊ぶ金がほしかった」などと容疑を認めている。

 3人の逮捕容疑は共謀し2月4日夜、豊島区の駐車場で、フェイスブックを通じて少女と知り合った埼玉県川口市の男性会社員(27)に「俺の連れなんだけど、今いくらあるの」と脅し、5回にわたり現金計約14万円などを奪ったとしている。

 少年事件課によると、フェイスブックに「池袋にいる。これから会える人」と投稿していた少女に男性が連絡。駐車場で待ち合わせたところに少年2人が現れ、男性を脅していた。3人は1月下旬に家出して上京。「金が無くなり生活に困っていた」と説明しているという。
 暴力団組長を逮捕
2018.05.17 朝刊 

 【愛知県】西枇杷島署は16日、恐喝未遂の疑いで、指定暴力団k組傘下組織組長のk容疑者(50)=北区楠3=を逮捕、送検したと発表した。

 逮捕容疑は、4月11日未明、豊山町のコンビニで、男性経営者(56)の接客に対し「けんか売っとんのかお前」とどなりレジカウンターをたたくなどし、焼酎など計1900円程度の商品を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると容疑を否認している。経営者は恐喝に応じず、k容疑者は約1時間後に再び来店していた。
 恐喝と傷害の疑いで高校生逮捕
2018.05.16 朝刊  滋賀版 

 【滋賀県】甲賀署は15日、恐喝と傷害の疑いで、野洲市の高校3年男子生徒(17)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2日深夜、湖南市内の路上で、同市の高校1年男子生徒(16)に会員制交流サイト(SNS)の返信が遅れたことを理由に「タイマン張ろや。嫌なら50万円持ってこい」などと言って顔や腹に暴行。頭部打撲など加療8日間のけがを負わせた上、3日未明に2万円を脅し取ったとされる。

 署によると2人は別の高校で遊び仲間。3年生は容疑を大筋で認めている。
組幹部が恐喝容疑=宮城
2018.05.10 東京朝刊 

 県警暴力団対策課と仙台北署は9日、名取市那智が丘、指定暴力団r会系幹部で無職k容疑者(48)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、k容疑者は昨年11月30日頃、仙台市青葉区のファミリーレストランで同区の会社員男性(43)に「悪口を言ったことに対して形をつくれ」などと金銭を要求し、翌月2日、同所の駐車場で200万円を脅し取った疑い。

 k容疑者と男性は10年以上の付き合いがあったという。調べに対し、「身に覚えがない」と否認している。
恐喝の疑いで暴力団幹部逮捕、否認/県警暴力団対策課などは9日、恐喝の疑いで、名取市那智が丘4丁目、指定暴力団系幹部、無職k容疑者(48)を逮捕した。
2018.05.10 河北新報記事情報 

恐喝の疑いで暴力団幹部逮捕、否認

 県警暴力団対策課などは9日、恐喝の疑いで、名取市那智が丘4丁目、指定暴力団系幹部、無職k容疑者(48)を逮捕した。逮捕容疑は昨年11月30日、仙台市青葉区のファミリーレストランで、知人の同区の会社員男性(43)に金銭の貸し借りを巡って「悪口を言ったことに対して形をつくれ」などと金を要求し、12月2日に現金200万円を脅し取った疑い。同課によると「身に覚えがない」と容疑を否認している。

組員隠し口座開設 詐欺容疑で男を再逮捕(春日部署)
2018.05.10 埼玉新聞 

 春日部署は9日、詐欺の疑いで、栃木県佐野市吉水駅前2丁目、指定暴力団k組系組員の無職k容疑者(48)=恐喝容疑で逮捕=を再逮捕した。
 再逮捕容疑は2013年10月、佐野市の金融機関で指定暴力団の組員であることを隠し口座を開設し、通帳とキャッシュカードをだまし取った疑い。
 同署によると、昨年6月に茨城県内で起きた交通事故を巡り、被害者男性から「修理代を脅し取られた」と春日部署に相談があった。同署が捜査を進め、4月19日、k容疑者を恐喝容疑で逮捕。捜査の中で、口座を開設していた事実が明らかになった。再逮捕容疑を認めているという。
元交際相手を恐喝 容疑の3人逮捕  県警
2018.05.08 朝刊 

 県警組織犯罪対策課などは7日、恐喝容疑で高知市、自称会社員、A(40)▽同市、無職、B(41)▽南国市、パート従業員、C(40)-の3容疑者を逮捕した。いずれも「恐喝はしていない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、3人は共謀し、3月11日午後9時ごろ、南国市篠原の駐車場で、同市内に住む30代の工員男性を呼び出し、腹部を蹴るなどの暴行を加えた上で「なんぼ返すがな。一筆書け」などと現金を要求。同31日午後3時半ごろ、高知市高須3丁目の路上で男性から現金54万円を脅し取った疑い。

 同課によると、C容疑者は被害男性と以前交際しており、その際に男性に渡していた金を返済させようと計画。知人を通じてA、B両容疑者を恐喝現場に同席させたという。被害男性はその後もA容疑者から金を返すよう求められたため、4月下旬に県警に相談した。
 恐喝の疑い
2018.05.05 朝刊

 【愛知県】津島署は3日、恐喝の疑いで、いずれも名古屋市北区大曽根1の無職、h(36)、t(37)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2日午後6時半~9時ごろの間、両容疑者の自宅で、あま市の30代の女性に、「精神的苦痛の慰謝料を払え」「2000万円払うと念書を書け」などと言って土下座を強要。顔の前に包丁を突き付けて、10万円を脅し取ったとされる。

 署によると、ともに容疑を認めている。女性とh容疑者は知人。t容疑者はh容疑者と同居の元夫と供述している。
 恐喝未遂容疑の男性不起訴
2018.05.03 朝刊  福井総合版

 【福井県】福井地検は2日、恐喝未遂の疑いで逮捕された越前市の無職の男性(35)を不起訴とした。処分理由は明らかにしていない。

 男性は3月26日、鯖江市内の駐車場で被害者2人から金銭トラブル解決の手数料名目で20万円を脅し取ろうとしたとして、福井署に4月16日に逮捕されていた。
暴力団幹部らを不起訴 /三重県
2018.04.27 名古屋地方版/三重 

 松阪市のスナック経営者に暴力団の名刺を見せ、みかじめ料として現金を脅し取ったとして恐喝の疑いで逮捕された指定暴力団系幹部(56)ら4人について、津地検は26日、いずれも不起訴処分(嫌疑不十分)とし、発表した。

 津地検は「証拠関係を総合的に考慮した」としている。
関東関根組、指定暴力団に 県内拠点の組織では初 /茨城県
2018.04.26 東京地方版/茨城 

 県公安委員会は25日、指定暴力団「m会」(東京都)から分裂した「k組」を指定暴力団に指定した。県内を拠点に活動する組織が指定暴力団となるのは初めて。県警組織犯罪対策課によると、k組は土浦市に拠点を置き、1月24日時点での構成員は約160人。県内を含め1都1道3県で活動している。m会内の後継者争いが原因で2017年4月に一部の組員が離脱して組織した。

 指定暴力団は、暴力団対策法により、市民への不当な要求など27項目の「暴力的要求行為」が禁止される。例えば、因縁をつけて金品を要求する行為や、飲食店などに対してみかじめ料を要求したりする行為などだ。刑法でも恐喝罪などはあるが、相手を萎縮させる言葉や直接的に金品を要求する行為がなければ取り締まりが難しい。暴力団犯罪は巧妙化しており、指定暴力団になることで、取り締まりやすくなる。

 暴対法ではこれらの行為を行うと、県公安委員会や警察署長が「中止命令」や「再発防止命令」を出す。違反すれば、懲役刑や罰金刑に処せられる。17年は、県内で活動する指定暴力団組員に17件の中止命令などが出された。指定の効力は3年間。犯罪歴がある組員が一定数以上いる、など三つの要件を満たせば指定を更新できる。

恐喝容疑 3人逮捕=東京
2018.04.26 東京朝刊 

 八王子署は25日、八王子市明神町、y組系暴力団組員で無職、s容疑者(45)ら男3人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 八王子署幹部によると、s容疑者が昨年12月11日、八王子市の路上で、居酒屋経営者の女性(62)に「わかっていますよね。今年もよろしく」と言い、同27日に居酒屋で門松としめ縄代として現金9万円を脅し取った疑い。いずれも容疑を否認している。

 同署は、s容疑者が約5年前から毎年、正月飾り代名目で「みかじめ料」を支払わせていたとみている。
 恐喝の疑い
2018.04.24 朝刊 

 【愛知県】小牧署は、恐喝の疑いで、小牧市の作業員少年(18)と日進市の無職少年(18)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀して1月2日午前11時25分ごろ、小牧市内を乗用車で走行中、勤務先に向かう春日井市のアルバイト男性(20)のミニバイクに幅寄せして停車させ、近くの駐車場で「誰が小牧、走っていいって言った」などと脅し、男性の顔を殴るなどしてミニバイク(10万円相当)を脅し取ったとされる。

 署によると、作業員少年は容疑を認め、無職少年は「殴っていないが仲間と一緒にやったことは間違いない」とおおむね認めている。
 恐喝未遂の疑い
2018.04.20 朝刊  三重版 

 【三重県】津南署は19日、恐喝未遂の疑いで津市久居射場町、廃品回収作業員y容疑者(63)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2月22日~4月9日、知人との金銭トラブルを抱えていた津市内のパート従業員の女性(32)に「右翼を動かして金を使った」と電話や職場に押し掛けて言い、70万円を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、y容疑者は昨年秋ごろ、女性に弁護士を紹介していた。「トラブル解決のために動いた分を要求しただけ」と容疑を否認している。
恐喝疑い男2人逮捕 アプリで女性装い誘う
2018.04.19 東京朝刊

 スマートフォンの出会い系アプリで女性になりすまして男性(26)を誘い出し現金を脅し取ったとして、麻布署は恐喝容疑で、いずれも無職のt容疑者(20)=和歌山市小松原=とm容疑者(20)=住所不定=を逮捕した。

 逮捕容疑は16日未明、港区麻布十番の駐車場に止めた車の中で、女性を装ったアプリでのやりとりを信じて現れた都内の男性に「俺の女に手を出しただろう」と因縁を付け、現金約5万円を脅し取ったとしている。

 麻布署によると、両容疑者は、アプリ上で女性の写真を使うなどして実在の人物のように装っていた。男性が同署に被害相談をした際、他の利用者をおびき出そうとしていることに気づき、男性がだまされたふりをして連絡を取り、署員が2人を逮捕した。

妻装い、不倫相手に「慰謝料払え」 875万円詐取容疑で男逮捕 三重 【名古屋】
2018.04.18 名古屋朝刊

 三重県警は17日、妻になりすますなどして元交際相手の女性から約875万円をだまし取ったとして、岐阜県大垣市三塚町、無職k容疑者(42)=恐喝未遂罪で起訴=を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。

 津署によると、k容疑者は2014年5月ごろ、不倫関係にあった津市の30代の女性に「関係を妻に知られた。妻が慰謝料300万を請求しようとしている」とメールを送信。さらに普段とは違うアドレスから件名に「kの妻です」などと記して、「慰謝料を支払っていただきます」とメールを送り、17年4月まで26回にわたって計約875万円を振り込ませ、だまし取った疑いがある。

 k容疑者は容疑を認め、「パチンコで作った借金の返済にあてようと思った」と話しているという。

 k容疑者は、同じ女性に対して、モザイク加工した女性の写真と「要求に応じないときは写真等を関係先に送る」と記載した文書などを送りつけ、200万円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂容疑で逮捕、起訴されている。

 恐喝未遂などの疑い
2018.04.18 朝刊 福井版 

 【福井県】福井署は17日、恐喝未遂と強要の疑いで、福井市灯明寺1、自称とび職y容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑では、先月22日午後9時45分ごろ、同市の飲食店で知人の20代男性に「やってまうぞ」と脅して金を要求した上、他の店舗の駐車場に移動して借用書などを書かせたとされる。署によると「借用書は書いてもらったが、話し合ったので脅してはいない」と容疑を否認している。

恐喝の暴力団幹部ら不起訴=京都
2018.04.13 大阪朝刊 

 解体工事の近隣対策費名目で建設会社から約1300万円を脅し取ったとして、恐喝容疑で逮捕された指定暴力団・a会の男性幹部(75)ら5人について、地検は12日、不起訴とした。理由は明らかにしていない。

 恐喝容疑で暴力団組長を逮捕
2018.04.11 朝刊 

 【愛知県】岡崎署は10日、恐喝の疑いで、岡崎市南明大寺町、指定暴力団k組傘下組織組長k容疑者(49)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2014年4月下旬、暴力団組織の活動費を工面するため、アルバイト男性(43)が交通事故による入院で「岡崎の桜まつり」会場付近の露店を手伝えなくなったことを口実に、男性が働く市内の飲食店に来店。以降、17年3月までの間、34回にわたって金を要求し、k容疑者の銀行口座に振り込みをさせ、計77万円を脅し取ったとされる。

 署によると「弁護士と相談して話します」と認否を保留している。今年1月19日に被害男性が被害届を出し、容疑が発覚した。
 現金を脅し取った疑い
2018.04.08 朝刊 

 【三重県】松阪署は7日、恐喝の疑いで、伊勢市神社港、r組傘下組織首領、i容疑者(56)ら4人を逮捕したと発表した。

 ほかに逮捕されたのは松阪市大黒田町の自営業t(49)、同市下村町の無職k(45)、伊勢市円座町の自動車販売業s(46)の3容疑者。

 逮捕容疑は、4容疑者は共謀して松阪市の飲食店主に暴力団の名刺を見せ「何かあった時に面倒を見てやる」と言って昨年6月ごろ~今年2月ごろに毎月8万円、計72万円を脅し取ったとされる。署は4人の認否を明らかにしていない。「他に関与者がいる可能性がある」として県警組織犯罪対策課と調べる。

 恐喝未遂容疑で男逮捕
2018.04.07 朝刊 

 【東京都】個人情報をインターネットで拡散させると言って金を脅し取ろうとしたとして、警視庁捜査一課は六日までに、北区滝野川七、無職y容疑者(52)を現行犯逮捕した。逮捕は五日。

 逮捕容疑では三月十六日から四月五日までの間、男性(37)の携帯電話のメール内容を撮影して勤務先に郵送。「情報をネットに拡散できる。二百万円を池袋のコインロッカーに持って来い」と指示し、現金を脅し取ろうとした疑い。

 捜査一課によると、男性は昨年十一月に電車内で携帯電話入りのバッグをなくし、y容疑者が何らかの方法で入手、男性の名前や勤務先を調べた。携帯電話にロックはかかっていなかった。
組織的な恐喝未遂容疑などで逮捕=佐賀
2018.04.06 西部朝刊

 県警は5日、佐賀市伊勢町、指定暴力団r組系組員m容疑者(48)ら4人を組織犯罪処罰法違反(組織的な恐喝未遂)などの容疑で逮捕した。ほかに逮捕されたのは、いずれも組員のh(38)(佐賀市巨勢町牛島)、d(43)(同市八戸溝2)の両容疑者と、無職k容疑者(33)(同市駅前中央2)。発表によると、m、h、dの3容疑者は共謀。3月18日午後10時頃~19日午前0時頃、m、h両容疑者が佐賀市内で男性(20歳代)の顔を殴るなどし、首の捻挫など約2か月のけがを負わせ、「250万円を持ってこい」と脅した疑い。k容疑者は同月20日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で「地獄を教えてやる」などと投稿し、男性を脅迫した疑い。県警は4人の認否を明らかにしていない。
暴力団員2人を恐喝未遂容疑で逮捕=佐賀
2018.04.05 西部朝刊

 佐賀北署は3日、佐賀市大財2、指定暴力団d会系組員i(34)、佐賀市愛敬町、同、m(45)の両容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕した。発表によると、県内の男性(20歳代)の妻(同)が、2人が出入りする飲食店を辞めたことに因縁を付け、i容疑者は今年1月23日、m容疑者は2016年9月25日から10月5日頃までの間に、男性から現金を脅し取ろうとした疑い。男性が同署に被害を届け出た。調べに対し、2人は容疑を否認している。

 恐喝未遂の疑い
2018.03.29 朝刊 

 【愛知県】津島署は28日、恐喝未遂の疑いで、名古屋市中川区富田町服部、土木業k容疑者(70)を逮捕した。

 逮捕容疑では13日午後2~3時ごろの間、津島市内の喫茶店で、同市の無職男性(73)に「おれは2回警察に世話になっている。街宣車で大声で町内に触れ回るぞ」などと言って脅し、現金を奪おうとしたとされる。

 署によると「話し合ったのは事実だが、脅したつもりはない」と否認している。
「みかじめ料」許さない 県警 対策強化、摘発増へ 暴力団員減少も依然横行
2018.03.26 朝刊 

 警察当局の取り締まり強化などを受け、全国的に縮小している暴力団勢力。本県でも、県民の暴力団排除の意識の高まりを背景に2005年から減少し続け、17年末現在、最も多かった時期の1割近くにまで減っている。一方、依然陰に隠れているとみられる「みかじめ料」の受け渡しについては、他県に比べて取り締まり態勢が手厚いとは言えず摘発件数が伸びていない。県警はみかじめ料の摘発増へ対策強化を検討している。

(本紙取材班)

 暴力団排除の動きは1992年の暴力団対策法の施行以来、全国的に拡大。2011年までに全都道府県で暴力団排除条例が施行された。暴力団員たちは、資金を集める「シノギ」を思うようにできず組織も年々弱体化。警察庁のデータによると、全国の暴力団勢力は最近10年間で半減した。

 本県でも11年7月、暴力団を利用・支援する目的で金品を渡すことなどを禁じた県暴力団排除条例が施行。暴力団勢力は17年末現在で220人、ピークだった1963年末の約1800人の約12%まで縮小した。

 「表に出ていないが、暴力団によるみかじめ料の要求・授受は実際相当あるとみられる」。捜査関係者はこう語気を強める。県内のある飲食店経営者は「うちの店の近くでも、暴力団に金品を渡している店は多いと聞く」と証言した。

 捜査関係者によると、みかじめ料は暴力団員が月1回程度定期的に店舗などを回り、1件当たり数万円を回収するケースが多い。

 ただ現状では、1回の授受だけでは摘発できない。現在、みかじめ料を要求した暴力団員に対しては暴力団対策法に基づき、公安委員会が行政処分である「中止命令」を出すことしかできない。中止命令に従わず再度要求した際に初めて命令違反で摘発できる。

 県警によると、最近5年間でみかじめ料の要求行為に対する中止命令はわずか2件。今年2月、みかじめ料を脅し取ろうとしたとして、弘前署が刑法の恐喝未遂容疑を適用し暴力団員の男を逮捕したが、みかじめ料を巡る暴力団員の逮捕は2012年12月以来で、ここ10年では3件目だった。

 みかじめ料の要求・授受が表面化しない背景には、金品を渡した事業者側が▽報復を恐れて言い出せない▽勧告の行政処分を受けたくないため申告しない▽悪いという認識を持っていない─ことなどが考えられる。

 全国には、みかじめ料などの授受1回で罰することができる条例を制定した道府県や市がいくつかある。中にはみかじめ料などを支払った事業者が、自ら警察に申告すれば罰則が軽くなる条項を設けている県も。2017年7月に条例改正により取り締まりを強化した北海道警によると、改正以降4人を摘発したという。

 県警は今後、同様の条例制定も視野に入れ、取り締まり強化策を探る方針。県警組織犯罪対策課は「暴力団の資金源になる不当な金品は絶対に渡してはいけない。みかじめ料や用心棒代は、暴力団の主要な資金源の一つ。授受に関する情報を聞いたら相談してほしい」と呼び掛けている。

●みかじめ料

 暴力団が「縄張り」と主張する地区で営業する飲食店や風俗店に、場所代などとして不当に要求する金品。あいさつ料とも言われる。暴力団対策法で指定暴力団組員が要求することを禁止。要求があった場合は都道府県公安委員会が中止命令を出し、従わなければ罰則を科すことができる。

2月、弘前署が弘前市で実施した「暴力団排除気運高揚ローラー作戦」で、みかじめ料などの情報提供を呼び掛ける関係者

恐喝:任侠山口組のナンバー3を容疑逮捕
2018.03.22 東京朝刊 

 福岡県警は21日、知人から現金200万円を脅し取ったとして、指定暴力団k組から離脱した新組織「n組」幹部、u(64)=福岡市城南区=と兄で同組系組幹部のu(69)=同=の両容疑者を恐喝容疑で逮捕したと発表した。逮捕容疑は昨年12月18日、30代の飲食店経営男性から借金200万円の返済を求められた際、u容疑者が怒鳴り、借金返済を免れたとしている。u容疑者のn組での肩書はナンバー3にあたる「本部長補佐」で、九州ではトップ。
 恐喝容疑で逮捕
2018.03.21 朝刊 

 【愛知県】犬山署は20日、恐喝の疑いで、犬山市裏之門、会社員a容疑者(39)を逮捕した。

 逮捕容疑では、知人の犬山市の会社員男性(31)が金融機関から受けた融資金に目を付け、昨年10月16日に小牧市内で「俺は会長を知っている。会長が動いたらやばいぞ。いいから100万持ってこい」などと要求。11月2日までに4回にわたって計170万円とキャッシュカード1枚を脅し取ったとされる。

 署によると、「そういう事実はあったが、脅し取ってはいない」と否認している。
恐喝容疑で逮捕の男女3人を不起訴 /和歌山県
2018.03.17 大阪地方版/和歌山 和歌山全県 

 知人男性から現金3千万円を恐喝したとして県警に逮捕された和歌山市の宝石店経営の男性(54)と会社経営の女性(49)、大阪府泉大津市の貴金属卸売商の男性(47)について和歌山地検は16日、不起訴処分(嫌疑不十分)とした。

 現金など脅し取った疑い
2018.03.16 朝刊  静岡版

 【静岡県】大仁署は、恐喝の疑いで、伊豆市田沢、派遣社員q容疑者(26)と、伊豆の国市南條、清掃業m容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑は、二人は共謀し、二〇一五年十一月下旬ごろ、三島市と伊豆市の金融機関の駐車場や車内で、q容疑者の友人男性(26)に複数回にわたり言い掛かりをつけ、現金六十万円とローンカード三枚を脅し取ったとされる。

 署によると、二人は容疑を否認している。
 恐喝未遂の疑い
2018.03.15 朝刊  三重版 

 【三重県】松阪署は14日、いずれも恐喝未遂の疑いで、松阪市光町、塗装業k(34)と、伊勢市御薗町長屋、職業不詳k(54)の両容疑者を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、両容疑者は、3日午後11時半から4日午前3時15分ごろ、松阪市内の無職男性(38)に電話し「徹底的にいったるでな。36万円払え」などと怒鳴りつけ、現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、k容疑者は容疑を認めているが、k容疑者は「怒ってやっただけ」と否認している。k容疑者はk容疑者の実父。男性はかつてk容疑者の仕事を手伝っていた。

交際女性を殴り100万円脅し取った疑い /三重県
2018.03.09 名古屋地方版/三重

 松阪署は8日、松阪市駅部田町、飲食店経営n容疑者(45)を傷害と恐喝の疑いで逮捕し、発表した。調べに対して黙秘しているという。

 署によると、n容疑者は2月2日午前6時45分~午前9時15分ごろ、松阪市内の駐車場で、当時交際していた伊勢市の女性(29)の顔を殴るなどして2週間のけがを負わせ、金融機関で引き出させた現金100万円を脅し取った疑いがある。

組員ら3人恐喝容疑 関東連合元メンバーら
2018.03.09 東京夕刊 

 芸能プロダクションを脅したとして、警視庁渋谷署は9日、いずれもs会系暴力団組員のm(39)(東京都中野区中野)、k(39)(同区弥生町)両容疑者ら3人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。m容疑者は暴走族「関東連合」の元メンバーで、「m」の名前で芸能プロデューサーもしていた。

 発表によると、3人は昨年6月頃、知人の芸能事務所社長の男性(30)が、k容疑者が代表を務めるプロダクション所属の女性に仕事を紹介しようとしたことに腹を立て、現金100万円と高級腕時計(250万円相当)を脅し取った疑い。いずれも黙秘している。

恐喝容疑で男を逮捕=佐賀
2018.03.07 西部朝刊 

 佐賀北署は6日、北九州市八幡西区、自称建設作業員n容疑者(35)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、2016年12月17日と17年1月7日、元交際相手の女性から計103万円を脅し取った疑い。女性がn容疑者の写真をインターネット上に投稿したことなどに因縁を付けていたという。容疑を否認している。

350万円恐喝容疑=静岡
2018.03.07 東京朝刊

 富士署は5日、富士市川成島、塗装工s容疑者(44)を恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、s容疑者は昨年5月から8月までの間、同市内で5~6回にわたり、知人の女性(46)に対し、「暴力団関係者が家や会社に押しかける」などと脅迫し、現金計350万円を脅し取った疑い。容疑を認めている。
 準暴力団の元幹部 拳銃所持疑い逮捕 「怒羅権」、愛知県警
2018.03.02 夕刊 

 中国残留孤児の二、三世らでつくる不良グループ「怒羅権(ドラゴン)」の元幹部で、指定暴力団s会系元組員の男が、拳銃を持っていたとして愛知県警に銃刀法違反(加重所持)の疑いで逮捕されていたことが捜査関係者への取材で分かった。

 男は二月八日に県警に逮捕され、同二十八日に名古屋地検に起訴された職業不詳、b被告(37)=東京都中央区。逮捕容疑では、昨年三月、群馬県みなかみ町の自動車内で、回転式拳銃一丁と実包十二発を所持していたとされる。

 怒羅権は首都圏を中心に活動し、恐喝やニセ電話詐欺などの犯罪を組織的に行っているとされる。警察庁が、怒羅権を中心とした組織を「チャイニーズドラゴン」として「準暴力団」に位置づけている。

 関係者によると、b被告の知人の男が今年一月に愛知県警に逮捕され、捜査の過程で同被告の銃所持の疑いが浮上したという。
恐喝など容疑 4人逮捕=栃木
2018.03.01 東京朝刊

 スマートフォンの出会い系アプリで知り合った男性から美人局(つつもたせ)の手口で金を脅し取ったなどとして、足利署は28日、埼玉県羽生市、アルバイトq容疑者(20)ら18~20歳の男女4人を監禁と恐喝の疑いで逮捕したと発表した。

 発表によると、4人は昨年11月7日未明、アプリを通じて足利市内に誘い出した群馬県内の男性(36)を車内で監禁し、「(暴力団)事務所に連れて行くぞ。(現金を)あるだけおろしてこい」と脅して、現金4000円や財布などを奪った疑い。
恐喝未遂疑いのタレントの男性不起訴
2018.02.23 東京朝刊 

 知人から現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂と強要の疑いで逮捕された音楽プロデューサー、mさん(31)について、東京地検が不起訴処分としたことが22日、分かった。1日付。嫌疑不十分とみられる。mさんは「TOMORO(トモロウ)」という名前でテレビのバラエティー番組に出演していた。

恐喝未遂の疑い /福岡県
2018.02.22 西部地方版/福岡 

 (直方署発表) 21日、直方市頓野、無職n容疑者(36)を恐喝未遂の疑いで逮捕。署は容疑を否認していると、説明している。昨年6月11日、当時17歳だった建設作業員の少年を自宅そばで見かけて、「今のままやったら、何もできん体にするぞ」「持ち金を全部出せ」などと脅し、胸ぐらをつかんで壁に押しつけるなどした疑いがある。

 少年は2015年1月ごろ、n容疑者の車の鍵穴を傷つけて、修理代として三十数万円を支払った経緯があったという。n容疑者はその後も修理期間中のレンタカー代を「2日で七十数万円」などと、少年に請求していたらしい。

恐喝容疑などで暴力団幹部逮捕=熊本
2018.02.18 西部朝刊 

 県警は17日、御船町陣、指定暴力団y組系暴力団幹部で土木作業員e容疑者(66)を恐喝、窃盗などの容疑で逮捕した。発表では、昨年11月16日午後1時頃、熊本市中央区魚屋町の路上で、同市の会社役員男性(41)からキャッシュカードを脅し取るなどして、近くの現金自動預け払い機(ATM)で現金20万円を引き出し、盗んだ疑い。容疑を否認しているという。

恐喝の疑い、新潟の少年3人逮捕
2018.02.16 

 新潟西署は15日、恐喝の疑いで、いずれも新潟市に住む無職の17~19歳の少年3人を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年12月上旬、共謀して、下越地方の当時15歳の少年が、逮捕された少年の財布をなくしたと因縁をつけ、「財布には150万円の価値があるカードが入っていた。現金で払えないなら、臓器を売るしかない」などと脅し、現金40万円を支払わせた疑い。
恐喝未遂の疑いで逮捕 /福岡県
2018.02.11 西部地方版/福岡 

 (西署発表) 10日、苅田町与原3丁目の派遣社員、h容疑者(26)を恐喝未遂の疑いで緊急逮捕。7日午後9~10時ごろ、福岡市西区の飲食店駐車場で会社員女性(19)に対し、実在する暴力団組織の名前を挙げて「絶対ヤクザに何かされるよ」とほのめかし、現金20万円を脅し取ろうとした疑いがある。「脅したつもりはない」と犯意を否認しているという。

 h容疑者は、依頼を受けて交際中の男女を別れさせる「別れさせ屋」を探しているとの女性のネットの書き込みを知って女性に近づき、「手数料」として32万円を受け取った。女性はさらに金を要求されて断ったところ、脅されたとして、署に相談したという。

恐喝容疑で再逮捕=北九州
2018.02.10 西部朝刊 

 門司署は9日、北九州市八幡東区高見5、新聞販売店員m容疑者(44)を恐喝容疑で再逮捕した。発表では、m容疑者は2013年11月中旬頃、門司区の元郵便局長w被告(62)(業務上横領罪で公判中)に「あんたのせいで仕事も首になった。月々なんぼかでもいいから面倒見てくれんですか」などと電話で金を要求し、自身の口座に89万9500円を振り込ませて脅し取った疑い。容疑を認めているという。w被告は、同区の柄杓田郵便局長だった11年2月~13年7月に局内の金庫に保管していた顧客への支払い用の準備金計約3640万円を着服したとして、業務上横領容疑で逮捕、起訴されている。w被告は「横領した金で払っていた」と供述しているという。
恐喝未遂容疑の組幹部ら処分保留 千葉地検松戸支部
2018.02.10 千葉日報 

 「あいさつ料」などとして現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで指定暴力団s会系組長ら3人が逮捕された事件で、千葉地検松戸支部は9日、同組幹部男性(69)と息子の会社員男性(28)を処分保留で釈放した。理由を明らかにしていない。

 2人は1月、松戸市内でパチンコ店経営男性(59)から現金約60万円を脅し取ろうとしたとして、千葉県警捜査4課に逮捕された。

 同課は今月1日、2人に指示していたとみられる同組長の男(53)を同容疑で逮捕。10年以上にわたり脅し取った総額は1億円以上になるとみられる。
組長ら恐喝未遂容疑=大阪・続報注意
2018.02.09 大阪朝刊 

 浪速署は8日、暴力団組織「n組」系組長のh容疑者(51)ら3人を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。認否は明らかにしていない。

 他に逮捕されたのは、組員のh(55)、飲食店経営h(44)の両容疑者。

 発表では3人は共謀。昨年11月21日午前2時頃、h容疑者が経営する大阪市内の飲食店で、h容疑者に家賃の督促をしていた元経営者の男性(33)に、h容疑者が組の名前をちらつかせて「家賃の支払い免除せいや」などと脅し、約32万円の支払いを免れようとした疑い。

 [続報]

 2018年2月21日付大阪朝刊31面

 =組長ら3人不起訴=大阪
 1150万円脅し取った疑いで男3人逮捕
2018.02.09 朝刊 神奈川版 

 【神奈川県】県警暴力団対策課などは八日、恐喝の疑いで、住所不定、自称自営業s容疑者(43)と弟の大和市鶴間二、リフォーム業、m疑者(35)ら男三人を逮捕した。

 逮捕容疑は三人は仲間数人と共謀し、リフォーム業の知人男性(41)に「自分たちの同業者組合に入れ」「入らないならわび代を出せ」などと迫り、昨年二~十月に九回にわたり、計千百五十万円を脅し取ったとされる。いずれも容疑を否認している。
組幹部ら3人 恐喝未遂疑い
2018.02.08 大阪夕刊 

 飲食店の元経営者を脅して家賃の支払いを免れようとしたとして、大阪府警浪速署は8日、恐喝未遂の疑いで、「n組」系暴力団組長、h容疑者(51)=大阪市生野区田島=ら3人を逮捕したと発表した。同署は3人の認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は昨年11月下旬、同市内の元飲食店経営者の男性(33)に対し、暴力団組員と名乗って「家賃の支払い免除せいや」と要求したとしている。
恐喝の疑い 鴨川署
2018.02.06 千葉日報

 鴨川署は5日、恐喝の疑いで、鴨川市横渚、自称無職、m容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年12月12日午後8時50分ごろ、同市内で知人の会社員男性=当時(20)、同市=に、男性の情報提供で警察に家宅捜索されたとして「いくらだったら払える」と脅迫し、同月13日午後1時半ごろ、同市安布里の駐車場で現金20万円を脅し取った疑い。

 同署によると、m容疑者は容疑を認めている。2人は知り合い同士で、実際は家宅捜索はなかったという。男性が先月24日に同署に被害届を出し発覚した。

恐喝未遂の疑い、53歳組長を逮捕 /千葉県=続報注意
2018.02.02 東京地方版/千葉 

 パチンコ店の経営者から「みかじめ料」(用心棒代)を脅し取ろうとしたとして、県警は1日、指定暴力団s会系組長で自称会社役員のi容疑者(53)=松戸市新松戸北1丁目=を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

 県警は1月、同じ組の幹部の男とその息子を恐喝未遂容疑で逮捕。i容疑者が指示役、他の2人が実行役とみて調べている。

 捜査4課によると、i容疑者は1月20日、2人と共謀し、県内で複数のパチンコ店を経営する男性(59)から「みかじめ料」として現金を脅し取ろうとした疑いがある。県警は、i容疑者らが2004年以降、男性から毎月約60万円を受け取り、計1億円以上を脅し取ったとみている。

 <続報注意>

 千葉地検松戸支部は2018年3月13日付で、iさんを不起訴処分にした。
集団で恐喝や監禁の疑い /熊本県
2018.02.02 西部地方版/熊本 

 (八代署など発表) 31日、いずれも住所不定、無職、t(22)、o(20)、e(20)の3容疑者を恐喝や監禁などの疑いで逮捕した。昨年9月15日午後8時ごろ~翌16日午前7時ごろ、熊本市中央区坪井1丁目の駐車場で、八代市の会社員男性(23)に「金は」などと脅して2万5千円を受け取り、その後も「50万円払うまで帰れない」などと脅して同区出水の知人宅アパートに連れ込み、監禁した疑いがある。o容疑者とe容疑者は容疑を認め、t容疑者は否認している。3容疑者は地元の先輩と後輩の関係で、被害者の男性とは面識がなかったという。
 恐喝などの疑いで組員ら逮捕
2018.01.30 朝刊 

 【愛知県】稲沢署や県警捜査4課などでつくる合同捜査本部は29日、恐喝と恐喝未遂の疑いで、稲沢市祖父江町山崎、指定暴力団r組系組員、m(36)、一宮市明地丸川、自営業n(24)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀し、昨年9月から10月にかけて暴走族のリーダーの少年(18)に電話で現金を要求し、同10月23日ごろと11月14日ごろ、一宮市内の駐車場で少年から後ろ盾料として計10万5000円を脅し取ったなどとされる。

 稲沢署によると、m容疑者は黙秘し、n容疑者は「知りません」と否認している。別の事件の捜査の過程で発覚した。
 恐喝などの疑いで暴力団員を逮捕
2018.01.25 朝刊 

 【愛知県】西尾署は24日、恐喝と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)の疑いで、大阪市生野区、暴力団員a容疑者(49)を逮捕した。

 逮捕容疑では、別の組員の組織離脱を巡るトラブルから県内の自営業男性(38)に言い掛かりをつけ「200万持ってこい」などと脅し、2016年12月から17年4月までに、男性から6回計91万円を、他人名義の銀行口座に振り込ませて脅し取ったとされる。

 署によると、「恐喝した覚えはない」と否認している。男性が西尾署に相談して容疑が浮上した。
恐喝未遂の疑い /東京都
2018.01.21 東京地方版/東京 

 警視庁は中野区本町4丁目、職業不詳m容疑者(39)ら男3人を恐喝未遂の疑いで逮捕し、20日発表した。黙秘しているという。

 組織犯罪対策特別捜査隊によると、逮捕容疑は2016年2月、都内のストリップ劇場などで知人のAV俳優の男性(38)に「業界で仕事をできなくする」などと言って200万円を脅し取ろうとしたというもの。男性が警視庁に相談していた。同隊はm容疑者は暴走族グループ「関東連合」の元幹部とみている。

AV関係者を恐喝未遂 松嶋クロス容疑者逮捕
2018.01.20 東京朝刊 

 知人から現金を脅し取ろうとしたなどとして、警視庁は19日、恐喝未遂の疑いで、音楽プロデューサーの「m」ことm容疑者(39)ら男3人を逮捕した。関係者への取材で分かった。

 関係者によると、m容疑者らは、ストリップ劇場所属の女性に関するトラブルをめぐり、アダルトビデオ(AV)関連業界の知人から現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。

 m容疑者はm名義でAV監督として活動。AV製作会社の代表を務めるなどしていたほか、歌手のプロデュースを手がけるなど音楽プロデューサーとしても活動していた。

 平成22年11月、東京都港区西麻布の飲食店で歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(40)が暴走族「関東連合」のOBグループに殴打された事件では、グループ側として取材対応を担当。23年9月には、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕、不起訴となった女性タレントのAVデビューに携わった。
 恐喝の疑い
2018.01.19 朝刊 

 【愛知県】蒲郡署は18日、恐喝の疑いで、いずれも蒲郡市三谷町八舗、無職t(54)と、長男で工場従業員のn(31)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、11月12日、蒲郡市内の男性派遣社員(30)の家を訪ね、「おまえの椅子をずる音がうるさい。殺すぞ。引っ越し代を払え」などと脅迫し、現金3000円を脅し取ったとされる。

 署によると、両容疑者は男性派遣社員と同じ建物に住み、隣人同士。容疑を認めている。
暴力団装い因縁 恐喝容疑で逮捕=東京
2018.01.18 東京朝刊

 通行人から現金やキャッシュカードを脅し取ったとして、板橋署は17日、住所不定で無職、h容疑者(53)(恐喝などの罪で服役中)を恐喝と窃盗容疑で逮捕した。

 捜査関係者によると、h容疑者は2016年10月、板橋区の路上で、面識のない20歳代の男性に「組長の息子にけんかをふっかけたやつに似ている」などと暴力団関係者を装って因縁をつけ、現金約8万円とキャッシュカードを脅し取った上、このカードで現金約150万円を引き出した疑い。

 h容疑者は容疑を認め、「これまでに約100回、恐喝をした。600万円を脅し取ったこともある」と供述しているという。

 みかじめ料恐喝容疑で組長ら再逮捕
2018.01.18 朝刊 

 【東京都】港区赤坂の飲食店から「みかじめ料」を脅し取ったとして暴力団組長らが逮捕された事件で、警視庁は十七日、恐喝の疑いで、指定暴力団s会系組会長のm(54)=同区東麻布三=と、同系組長のn(53)=江戸川区松島二=の両容疑者ら男計十人を再逮捕し、新たに男二人を逮捕した。

 組織犯罪対策四課は、m容疑者がみかじめ料徴収を指示し、n容疑者が徴収を主導したとみている。両容疑者は「脅かしているとは思っていなかった」などと容疑を否認している。

 逮捕容疑では二〇一三年十月ごろ、赤坂付近の路上で、近くで飲食店を経営していた男性(29)に「みかじめ料を暴力団に払わないといけない。払うのか」と現金を要求するなどし、昨年十月まで二店の経営者から計百五十五万円を脅し取ったとされる。
 息子友人恐喝疑い 県非常勤職員逮捕 高校生息子も
2018.01.16 朝刊  滋賀版 

 【滋賀県】大津署は十五日、恐喝と恐喝未遂の疑いで、大津市内に住む県非常勤職員女性(40)と息子の男子高校生(18)を逮捕した。

 逮捕容疑では、共謀し昨年十一月二十五日未明、容疑者宅で「裁判起こしたら弁護士雇って五十万円いるぞ」などと言い、息子の友人の男子高校生三人にそれぞれ十万円を要求。同十二月十五日、うち一人から二万円を脅し取ったほか、二人からも現金を脅し取ろうとしたとされる。

 署によると、女性は容疑を否認し、息子は認めている。息子の借金返済について話し合っていた際に、別の友人に会話の内容を電話で聞かせていたことや、他人に話を漏らしたことに女性が腹を立てたという。

市議が元暴力団恐喝
2018.01.14 日刊スポーツ 

 福岡県警は13日、太陽光発電所建設工事を巡り、自身の会社と関係する業者から、現金約300万円を脅し取ったとして、恐喝の疑いで同県中間市の市議、k容疑者(76)と、建築会社社長の中野次夫容疑者(70)を逮捕した。

 捜査関係者によると、k容疑者は、特定危険指定暴力団k会の前身団体の元組幹部。県警はk容疑者らが、k会の存在を背景に恐喝した疑いもあるとみて、捜査する。k容疑者は95年に初当選し7期目。

 会社社長呼び出し100万円を脅し取る 容疑で中国人2人逮捕
2018.01.12 朝刊 

 【東京都】警視庁は十一日、恐喝の疑いで、いずれも中国籍で、板橋区中丸町の無職q(23)、豊島区池袋一の会社役員k(21)両容疑者を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では昨年八月、同区西池袋一の中華料理店で、面識のある会社社長の中国籍の男性(31)から「痛いのは怖いですか。ナイフで刺されてもいいのか」と百万円を脅し取ったとされる。

 組織犯罪対策二課は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。「借りていた五十万円を返す」と男性を呼び出し、中国人らのグループ「チャイニーズドラゴン」を名乗って脅したという。同課は、二人が中国東北部出身者でつくる「手足グループ」の一員で、池袋周辺で中国人への恐喝などを繰り返していたとみている。

暴力団員らを恐喝容疑で逮捕 /茨城県
2018.01.11 東京地方版/茨城 

 高萩署は10日、指定暴力団r組系組員s(55)=高萩市上手綱=と自称会社員s(52)=北茨城市磯原町大塚=、自称アルバイトw(55)=同市磯原町磯原5丁目=の3容疑者を恐喝容疑で逮捕し、発表した。署は認否を明らかにしていない。署によると、3容疑者は昨年7月下旬~8月上旬、預けた書類の返却を求めた北茨城市のアルバイト男性(61)に、「150万用意しろ。そうしたら書類を返してやる」など言い、計190万円を脅し取った疑いがある。
 知人を恐喝未遂 容疑で6人逮捕 タレントら
2018.01.11 朝刊 

 【東京都】麻布署は十日、恐喝未遂などの疑いで、音楽プロデューサーm容疑者(31)=港区六本木六=ら男六人を逮捕したと発表した。m容疑者は「ウルトラ平成バブル男」「最年少の六本木ヒルズ族」などを自称し、「TOMORO(トモロウ)」の名前でテレビ出演するなどタレント活動もしていた。

 逮捕容疑では昨年七月、港区六本木のキャバクラに共同出資していた知人の男性(42)を「千二百万円借りているよな。返さないとどうなるか、分かっているんだろうな」と脅すなどしたとされる。署によると、六人は「事実無根」などと容疑を否認している。署は、キャバクラ経営を巡りトラブルになったとみている。

31歳自称「六本木のカリスマ」TOMORO、恐喝未遂で逮捕
2018.01.11 サンスポ エンタメ/芸能界 

 実業家でタレント、TOMOROことm容疑者(31)ら男6人が、知人から現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂と強要の疑いで、警視庁麻布署などに逮捕されていたことが10日までに分かった。

 m容疑者らの逮捕容疑は、昨年7月20日、飲食店を経営する知人男性(42)に因縁をつけ、脅すなどした疑い。逮捕は9日。同署によると、いずれも容疑を否認している。m容疑者は東京・六本木ヒルズに事務所を設立し、自身を「六本木のカリスマ」などと称していた。

恐喝未遂容疑でs会系幹部逮捕 千葉県警捜査4課
2018.01.11 千葉日報 

 千葉県警捜査4課は10日、恐喝未遂の疑いで、富里市七栄、指定暴力団s会系幹部、o容疑者(51)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年6~10月ごろの間、同市でパチスロゲーム機賭博店を実質経営していた男性(37)=常習賭博罪で起訴=に対し、「あそこで店やるんだ」などと暗にみかじめ料を支払うよう要求し、金銭を脅し取ろうとした疑い。

 同課によると、o容疑者は「恐喝はしていない」などと容疑を否認している。別の事件で逮捕された被害男性への取り調べで、o容疑者の犯行が浮上した。

 恐喝未遂の疑いで組員の男ら逮捕
2018.01.10 朝刊 

 【東京都】文京区湯島の繁華街で客引きのまとめ役から金を脅し取ろうとしたとして、警視庁は九日、恐喝未遂の疑いで、台東区台東三、指定暴力団r組系組員k容疑者(42)=傷害罪で起訴=を再逮捕、同区清川二、職業不詳a容疑者(24)を逮捕したと発表した。

 組織犯罪対策四課によると、二人は「少し違う」などと容疑を否認している。まとめ役を通じて毎月、風俗店の客引き六人から各二万円のみかじめ料を受け取っていたが、まとめ役が一人一万円上乗せして集めていると知り、さらに金を要求したという。

 逮捕容疑では昨年四月二十八日未明、台東区や文京区で、まとめ役の都内の飲食店従業員の男性(38)を「おまえが街に立てるのは、俺らに金を納めているからだ」などと脅し、百万円を払わせようとしたとされる。
 恐喝の疑い
2018.01.10 朝刊 

 【愛知県】碧南署と県警機動捜査隊は9日、恐喝の疑いで、碧南市中後町2、アルバイトo容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年2月10日~6月9日、5回にわたり、知人の男子大学生(21)に「俺のおじさんがやくざをしている」「知り合いのやくざに30万円を渡せば人殺しを頼める。おまえも俺を裏切ったり、うそをついたりしたらぶっ殺すぞ」などと言い、同市内のコンビニ駐車場などで計47万3000円を脅し取ったとされる。

 署によると、「金は借りたけど脅していない」と否認している。昨年12月8日に大学生から被害届が出され、捜査していた。
脅迫の疑いで男を逮捕=熊本
2018.01.06 西部朝刊 

 熊本東署は5日、熊本市北区池田3、建築作業員t容疑者(41)を脅迫容疑で再逮捕した。発表では、昨年9月17日、熊本市内の電気工の男性(48)に電話をかけ、「舎弟呼ばわりしただろ。懲役覚悟でそっちに行ってもいいぞ」などと脅迫した疑い。「そんなことは言っていない」と否認しているという。t容疑者は昨年12月15日に、恐喝と恐喝未遂の両容疑で逮捕されたが、熊本地検は処分保留とした。今後、両容疑についても捜査を続けるという。

報道された恐喝事件 2019年
報道された恐喝事件
報道された恐喝事件

悪質サークル 日大生ら逮捕 恐喝容疑
2019.01.10 東京夕刊 

 イベントサークルのメンバーから多額の現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁麻布署は10日、東京都中野区東中野、自称会社経営者村尾翼m容疑者(25)と、弟で日本大学4年のm(21)(窃盗と傷害罪で起訴)ら男3人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、3人は2017年9月6日、新宿区のビルで、サークルからの退会を申し出た男子大学生(19)に対し、「未達成分のノルマを支払わなければ辞められない」と脅し、現金約35万円分の借用書を書かせた疑い。調べに対し、3人は容疑を否認している。

報道されたリベンジポルノ事件2020年
報道されたリベンジポルノ事件
報道されたリベンジポルノ事件

元交際女性の動画拡散 名前・勤務先も  男に有罪判決 高知地裁
2020.12.26 朝刊 25頁 社会1 (全567字) 

 元交際相手の性的な動画を個人情報とともにインターネット上で公開したとして、リベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の罪に問われた高知市、無職、A被告(38)の判決が25日、高知地裁であり、堀内綾乃裁判官は懲役2年、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 判決によると、同被告は今年5~6月、元交際相手の女性の顔の一部が写った性的な動画を複数回、女性の名前や勤務先などの文言とともに動画サイトに投稿。不特定多数が閲覧可能な状態にした。

 堀内裁判官は、8回にわたってネット上に投稿した同被告の犯行を、「陰湿かつ執拗(しつよう)」と指摘。掲載された動画の中には千回近く再生されたものもあり、「被害者の精神的苦痛も非常に大きく、刑事責任は重大」と非難した。

 一方、同被告に前科前歴がなく、反省の弁を述べていることから、今回に限り猶予判決が相当とした。

 県警によると、復讐(ふくしゅう)目的に交際相手などの画像・動画を拡散するリベンジポルノに関する県内の相談は過去3年で41件。相談者は女性が約9割で10~20代が最も多く、「『画像を公表する』と脅された」といった相談が寄せられているという。

 県警は「誰でもネット上に手軽に画像をあげられるようになり、今後被害が増える可能性がある。困ったらすぐに相談を」と呼び掛けている。

高知新聞社

リベンジポルノ防止法違反容疑の男性を不起訴 /岐阜県
2020.12.02 名古屋地方版/岐阜 25頁 岐阜全県 (全96字) 

 知人女性の画像をウェブサイトに投稿したとしてリベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕された関市の会社員男性(28)について、岐阜地検は1日、不起訴処分とした。地検は処分の理由を明らかにしていない。

朝日新聞社

リベンジポルノの疑い 中国籍の38歳再逮捕=東京
2020.11.27 東京朝刊 29頁 (全248字) 

 葛西署は26日、中国籍で中野区白鷺、無職y容疑者(38)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑などで再逮捕したと発表した。逮捕は25日。

 葛西署幹部によるとy容疑者は5~6月、スマートフォンに保存していた元交際相手の20歳代の中国人女性の裸の動画や画像を、11回にわたって女性の勤務先の代表メールアドレスに送信し、不特定多数の社員が閲覧できる状態にした疑い。容疑を認めている。

 y容疑者は昨年11月に女性と別れたが、その後もつきまとったとして、葛西署が5日、ストーカー規制法違反容疑で逮捕していた。

読売新聞社

リベンジポルノ疑い=岐阜・続報注意
2020.11.19 中部朝刊 25頁 (全311字) 

 県警は18日、関市下有知の会社員、u容疑者(28)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。

 発表によると、u容疑者は10月11日頃から同13日頃の間、県内に住む知人女性(28)の性的な画像を撮影してウェブサイトに投稿した疑い。

 女性から同18日に中津川署に相談があった。同署は、u容疑者の認否を明らかにしていない。

 [続報]

 2020年12月2日付中部朝刊25面

 =関の男性不起訴=岐阜

 知人女性の性的な画像を撮影し、ウェブサイトに投稿したとして、県警にリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕されていた関市下有知の男性(28)について、岐阜地検多治見支部は30日付で、不起訴とした。地検は理由を明らかにしていない。

読売新聞社

 性的画像を投稿した疑い
2020.11.19 朝刊 16頁 岐阜版 (全193字) 

 【岐阜県】中津川署などは18日、私事性的画像記録の提供等被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反の疑いで、関市下有知、会社員u容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑では、10月11~13日ごろ、県内に住む知人の女性(28)のプライベートな性的画像をインターネット上に投稿し、不特定多数が見られる状態にしたとされる。

 署は認否を明らかにしていない。女性から10月18日に被害の相談があった。

中日新聞社

隠し撮り被害、気づいて 動画投稿、判決確定後も8人分裏付け /兵庫県
2020.10.26 大阪地方版/兵庫 21頁 神戸 写図有 (全1,203字) 

 女性らとの性行為を隠し撮りし、その動画のネット投稿を繰り返していた30代の男が今年3月、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列とリベンジポルノ防止法違反の罪で有罪判決を受けた。県警は判決確定後も、さらに8人分の被害を裏付けた。量刑は重くならないが、立件した訳とは――。

 神戸地裁判決によると、男は2017~19年、10~30代だった女性8人との性行為の様子を撮影し、その動画を女性の顔がわかる状態で動画投稿サイトに投稿した。判決は今年3月9日付。男は控訴せず、懲役3年執行猶予5年、罰金100万円の有罪判決が確定した。

 県警によると、被害に遭ったのは、出会い系アプリを通じて男と知り合い、ホテルに呼び出された女性たち。男はホテル室の壁に小さな絵画を掛けておき、絵画に開けた小さな穴からスマートフォンで隠し撮りしていたという。

 県警は判決が確定した後も捜査を続けた。無料通信アプリ「LINE(ライン)」「カカオトーク」のやりとりを解析するなどし、さらに8人の被害を裏付け、書類送検したという。

 新たに複数の被害が発覚しても、すでに判決が出ていることや全体として一つの罪として考えられるため、新たに罪に問われたり量刑に影響したりしないとされる。

 ある捜査関係者は「容疑者をより重く処罰するためではなく、被害者保護のための捜査だった」。隠し撮りされた動画がネット上にさらされていることに気づかない被害者も多い。「被害を知らせてあげれば、サイトに削除要請するなどの対策もとれる」と話す。

 ■サイト側に削除要請「できること知って」

 男が投稿していたのは、海外にサーバーがあるサイト。県警は運営会社に動画の削除を依頼したが、反応はなかったという。警察には動画を削除する権限はないため、男自身に削除させた。事件が報道されると、運営会社も残りの動画を削除したという。

 ただ投稿サイトから削除されても、すでにダウンロードした人物に再び投稿されてしまう恐れがある。NPO法人「ぱっぷす(ポルノ被害と性暴力を考える会)」の金尻カズナ理事長(39)は「被害者は、誰かに見られるんじゃないかという緊張感を常に持ち続ける。逃げたくても逃げられない苦しみに、死にたいと思う人もいる」と話す。

 寄せられる被害相談は年々増えている。2018年度は125件、19年度は182件。今年度は10月末までに、150件を超えた。コロナ禍による外出自粛で、インターネット利用時間が増えたことが背景にあるとみられる。

朝日新聞社

大分の男 逮捕 偽動画作成などの疑い 全国初の摘発
2020.10.02 NHK総合大阪 ニュースほっと関西 報道/ニュース/ニュース (全336字) 

著作権法違反・名誉毀損の疑いで大分・杵築の男が逮捕された。容疑者はことし4月に「ディープフェイク」を使い芸能人の顔を合成したアダルトビデオ動画を作成し掲載などした疑いがもたれている。ディープフェイクは国内でもポルノ動画への悪用が急増しており警察が確認した偽動画は約3500本、被害を受けた芸能人は200人に上る。ただディープフェイク自体を規制する法律はなく被害をどう防ぐのかが課題になっている。一方でディープフェイクの規制は画像の加工・公開の規制につながる可能性がある。警察の調べに対して容疑者は「金もうけのためにやった」などと供述している。警察によるとディープフェイクを使った偽動画制作者の検挙は全国で初めてだという。

リベンジポルノ防止法違反の疑いで男を逮捕 /新潟県
2020.08.27 東京地方版/新潟 23頁 新潟全県 (全171字) 

 新潟北署などは26日、新潟市中央区万代2丁目、小売会社員h容疑者(30)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 同署によると、h容疑者は、知人女性の顔が写った性的画像を承諾なしにウェブサイトへ投稿し、昨年2月から今年3月まで見られる状態にした疑い。同法違反容疑での逮捕は、県警では2例目。

朝日新聞社

リベンジポルノの疑い=福岡
2020.07.21 西部朝刊 27頁 (全143字) 

 小倉南署は20日、東京都台東区北上野2、自称合同会社代表社員s容疑者(34)をリベンジポルノ被害防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。発表では、s容疑者は昨年5月~7月、知人女性(39)の性的な動画を8回にわたりインターネット上に公開した疑い。容疑を認めているという。

読売新聞社

リベンジポルノ送信容疑で逮捕 /岡山県
2020.07.10 大阪地方版/岡山 25頁 岡山全県 (全168字) 

 倉敷署は9日、東京都渋谷区の会社役員u容疑者(46)=ストーカー規制法違反容疑で逮捕=を、リベンジポルノ防止法違反とわいせつ電磁的記録等送信頒布の疑いで再逮捕し、発表した。発表によると、u容疑者は2月19日から3月5日までの間、県内の元交際相手の女性(24)の性的な動画をSNSで男性4人に送信した疑い。容疑を認めているという。

朝日新聞社

リベンジポルノ 3容疑者を逮捕=福島
2020.07.06 東京朝刊 21頁 (全210字) 

 郡山署は5日、郡山市小原田、会社員h(34)と妻の無職m(24)、同市三穂田町山口、会社員s(52)の3容疑者をリベンジポルノ被害防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。発表によると、3人は5月9日頃、女性の裸などが写った性的な写真と、女性に対する中傷の書かれたビラを市内の集合住宅のポストに投函(とうかん)した疑い。女性から相談を受けた同署が捜査していた。3人はいずれも容疑を否認しているという。

読売新聞社

元交際相手の性的な画像を投稿した疑いで男を書類送検 /岐阜県
2020.06.19 名古屋地方版/岐阜 23頁 岐阜全県 (全239字) 

 スマートフォンで撮影した元交際相手のプライベートな性的画像をSNSに投稿したとして、岐阜南署は18日、名古屋市中区の会社員の男(23)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで岐阜地検に書類送致した。

 署によると、男は4月24日~5月10日、約3年前まで交際していた県内に住む会社員の女性のプライベートで撮影した性的な画像を、女性の名誉を害する内容と共にSNSに複数回、投稿した疑い。また女性の性的羞恥心をあおり、名誉を毀損した疑いで、男はストーカー規制法違反容疑でも書類送致された。

朝日新聞社

女性の画像を送信した疑いで教諭を逮捕 /広島県
2020.06.16 大阪地方版/広島 25頁 広島1 (全151字) 

 山口県警下松署は15日、東広島市立学校教諭、e容疑者(23)=広島県呉市上長迫町=をリベンジポルノ防止法違反などの疑いで逮捕し、発表した。4月から5月にかけて、山口県内の20代女性の顔や胸などを撮影した画像をSNSで複数の人に送信した疑いがある。「画像を送ったことは間違いない」と話しているという。

朝日新聞社

リベンジポルノ容疑 小学校教諭の男逮捕 不特定多数に画像送信=広島
2020.06.16 大阪朝刊 29頁 (全311字) 

 山口県警下松署は15日、東広島市立三津小教諭のe容疑者(23)(呉市上長迫町)をリベンジポルノ被害防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。

 発表では、e容疑者は4月頃から5月頃にかけ、山口県内の知人女性の顔や胸などの複数の画像をスマートフォンを使い、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で不特定多数の人に送信し、女性の名誉を傷つけた疑い。

 女性が同署に被害を相談していた。e容疑者は容疑を認め、「画像を送ったことは間違いありません」と供述しているという。

 東広島市教委は「児童や保護者、市民の信頼を損ねることであり、誠に遺憾。厳正に対処し、再発防止と信頼回復に全力で取り組みたい」とする談話を出した。

読売新聞社

 性的画像を投稿した疑い
2020.05.16 朝刊 14頁 市民版 (全192字) 

 【愛知県】北署などは14日、私事性的画像記録の提供等被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反の疑いで、緑区浦里4、無職s容疑者(54)を逮捕した。

 逮捕容疑では4日、会員制交流サイト(SNS)を通じて知り合った女性(34)の性的な画像をインターネット上の掲示板サイトに投稿し、不特定多数が閲覧できるようにしたとされる。

 署によると容疑を認めている。女性が北署に被害を相談して発覚した。

中日新聞社

 リベンジポルノ防止法違反の疑い
2020.04.09 朝刊 12頁 尾張版 (全219字) 

 【愛知県】一宮署は7日、リベンジポルノ防止法違反(私事性的画像の公表など)の疑いで、田原市神戸町、パートe容疑者(26)を逮捕した。

 逮捕容疑では3月20日午前0時ごろ、公務員女性(26)の性的な画像をインターネット上の会員制交流サイト(SNS)に投稿したとされる。

 署によると、「間違いありません」と容疑を認めている。女性はe容疑者と面識が無く、e容疑者の元交際相手の友人だという。女性が3月23日に同署へ相談し、犯行が発覚した。

中日新聞社

リベンジポルノ全国相談 5年連続千件超 被害の低年齢化懸念
2020.03.15 3社-10版 29頁 朝刊 (全855字) 

 復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の写真などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は前年比132件増の1479件で、5年連続で千件を超えたことが14日までに、警察庁のまとめで分かった。10代、20代からの相談が増えており、被害の低年齢化が懸念される状況だ。

 警察庁によると、被害者の93・4%が女性。年齢別では、20代が最多の637人(前年比122人増)で全体の43・1%を占め、19歳以下は24人増の376人だった。30代は235人、40代は145人でいずれも前年より減少した。

 加害者は84・4%が男性。20代が393人(26・6%)と最も多く、次いで30代の289人(19・5%)となった。

 被害者からみた加害者との関係は「交際相手(元を含む)」が912人(61・7%)。「インターネット上だけの友人知人」は182人(12・3%)だった。

 相談内容は「画像を公表すると脅された」が最多の584件。他に「画像を所持されている、撮影された」494件、「画像を公表された」272件、「画像を送りつけられた」239件だった。

 刑法・特別法やリベンジポルノ防止法での摘発は261件で、前年より8件増えた。

◎本県では40件

 県警によると、本県では2019年、リベンジポルノに関する相談件数は前年と同数の40件だった。被害者は全て女性。10~20代が約6割を占め、最年少は14歳だった。

 加害者は判明している34件全てが男性。摘発は4件で前年より2件少なかった。罪種別では強要が2件、恐喝未遂が1件、強制性交等が1件。

 19年2月には新潟市西区で、20代女性が会員制交流サイト(SNS)を通じて知り合った男に「画像を流出させる」などと脅され、性的暴行を受ける事件があった。男は強制性交等の疑いで8月に逮捕された。

 県警子供女性安全対策課は「流出した画像を完全に消すことはほぼ不可能。頼まれても画像を撮影させたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

新潟日報社

 リベンジポルノ防止法違反の疑い
2020.03.13 朝刊 16頁 豊田版 (全238字) 

 【愛知県】西尾署は12日、リベンジポルノ防止法違反(私事性的画像の公表など)の疑いで、名古屋市緑区鳴海町、会社員n雅容疑者(33)を再逮捕した。

 再逮捕容疑では、昨年8月3日、以前交際していた女性=当時(28)=の性的な画像をインターネット上に投稿したとされる。

 署によると、容疑を認めている。n容疑者は、会員制交流サイト(SNS)運営会社のサーバーへ不正にアクセスして、女性のアカウントの登録内容を無断で変更した不正アクセス禁止法違反の疑いで、2月26日に逮捕されていた。

中日新聞社

リベンジポルノ相談1479件 昨年1年間、過去最多 警察庁
2020.03.06 東京朝刊 25頁 3社会 (全395字) 

 元交際相手の裸や下着姿の写真・動画を無許可でインターネット上などに公開する「リベンジポルノ」について、昨年1年間に警察が受理した関係する相談は1479件だった。前年より132件(9・8%)多く、リベンジポルノ被害防止法が施行された2014年以降で最多だった。警察庁が発表した。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表すると脅された」が584件。「画像を所持されている、撮影された」494件、「画像を公表された」272件、「画像を送り付けられた」239件など。

 被害者の93・4%は女性。世代別では20代43・1%、未成年25・4%、30代15・9%の順で多い。加害者との関係は、交際相手・元交際相手61・7%、ネット上だけの知人・友人12・3%、それ以外の知人・友人10・4%など。

 摘発した事件は前年比8件増の261件。罪種別では、脅迫47件、児童買春・児童ポルノ禁止法違反44件など。(八木拓郎)

朝日新聞社

リベンジポルノ、投稿容疑で逮捕 山口の大学生 /福岡県
2020.01.25 西部地方版/福岡 27頁 北九 (全241字) 

 知人女性とのわいせつな行為の動画をツイッターに投稿したとして、折尾署は24日、山口県下関市貴船町4丁目、大学生o容疑者(21)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。「私がやったことで間違いありません」と、容疑を認めているという。

 署によると、o容疑者は昨年12月8日午後9時20分ごろ、知人女性(22)とのわいせつな行為の動画をスマートフォンからツイッターに投稿し、不特定多数の人が閲覧できる状態で公表した疑いがある。動画には女性の顔が映っていたという。

朝日新聞社

知人のわいせつ動画投稿 容疑で33歳逮捕=東京
2020.01.23 東京朝刊 27頁 (全220字) 

 綾瀬署は22日、中央区日本橋大伝馬町、人材派遣会社社長s容疑者(33)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑などで逮捕したと発表した。逮捕は20日。

 綾瀬署幹部によると、s容疑者は昨年7~10月、SNSで知り合った20歳代女性のわいせつな動画を撮影した上、ツイッターに動画を10回投稿した疑い。動画再生による課金収入を得ていたという。「フォロワー数を増やしたかった」と容疑を認めている。女性がツイッター上の動画に気付き、警視庁に相談した。

読売新聞社

 性的動画を投稿 容疑の33歳逮捕 有料で閲覧させる
2020.01.22 夕刊 7頁 社会面 (全314字) 

 ツイッターに女性との性交場面の動画を投稿したとして、警視庁綾瀬署は二十二日、私事性的画像記録の提供等被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反の疑いで、東京都中央区日本橋大伝馬町、広告代理業務会社の社長a容疑者(33)を逮捕したと発表した。逮捕は二十日。

 逮捕容疑では、昨年七月十一日~十月十九日、出会い系サイトで知り合った二十代の女性との性的な動画などをツイッターに投稿し、不特定多数が有料で閲覧できるようにしたとされる。

 署によると「全て本当のことです」と容疑を認めている。昨年十月にツイッターを発見した女性から署に相談があった。a容疑者は、撮影した動画をツイッターで約三千円で販売し、十万~二十万円を売り上げていたという。

中日新聞社

みだらな動画 SNSで拡散 逮捕
2020.01.22 TBS ひるおび! 一般実用/ニュース/ニュース (全201字) 

リベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕されたのは33歳の男。去年10回に渡り、マッチングアプリで知り合った20代の女性とのみだらな行為をツイッターで拡散させた疑い。警視庁によると動画は容疑者の男の非公開のツイッターでに投稿。別のアプリで課金すると閲覧できる仕組みだった。ツイッターには他にも複数の女性のわいせつ動画が投稿されており、取り調べに対しツイッターのフォロワーを増やしたかったと容疑を認めている。

リベンジポルノに有罪判決 元交際相手の性的画像、SNSに投稿
2020.01.17 東京朝刊 34頁 2社会 (全849字) 

 元交際相手の女性ら2人との性的行為の画像をSNSに投稿したなどとして、リベンジポルノ防止法違反罪などに問われた被告の無職男(33)の判決が16日、名古屋地裁であった。岩田澄江裁判官は「被害女性の私生活の平穏を害し、大きな精神的苦痛を与えている」などとして懲役3年執行猶予5年(求刑懲役3年6カ月)を言い渡した。

 男は昨年9月、川崎市にあった当時の自宅で、20代と30代の女性2人との性的画像をそれぞれSNSに投稿。不特定多数の人が見られるようにしたとして、リベンジポルノ防止法違反容疑で愛知県警に逮捕され、その後起訴された。30代の女性から警察に相談があり、発覚した。

 男はほかにも、同年6~7月、女性やその夫になりすましてインターネット上で知り合った男性(31)をだまし、慰謝料名目で現金計21万円を脅し取ったとして恐喝の疑いでも逮捕、起訴された。

 判決で、岩田裁判官は起訴内容を認定したうえで、「私的な性的画像が自身の知らないところで拡散する危険性を有する」と非難した。

 男は数百万円の借金を抱え、2017年ごろから返済に窮するようになると、19年2月ごろから、下着販売サイトを通じて性的動画を販売するようになったという。2人の画像も販売目的で公開していた。男は2人のほかにも、数人の画像を無断でSNSに投稿したとも供述。約10万円の利益を得たとも語った。

報道されたリベンジポルノ事件 2012年以降
報道されたリベンジポルノ事件
報道されたリベンジポルノ事件

わいせつ写真送信強要で逮捕
2012.06.28 日刊スポーツ 東京日刊

 大阪府警門真署は、女子高生にわいせつな写真を撮らせメールで送らせたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、北海道登別市、とび職A容疑者(42)を逮捕した。A容疑者は携帯電話のブログサービスを通じて女子高生と知り合い、女子高生のブログのプロフィル欄には15歳と書かれていた。女子高生の母親が昨年12月、娘の携帯電話にわいせつな画像が入っていると同署に相談していた。

「娘のわいせつ写真入手した」女優の父脅す
2012.05.25 サンスポ 社会/事件 

 女優(28)の父親(70)に「娘のわいせつな写真を流出させる」などと迫り、現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁月島署は24日までに、恐喝未遂の疑いで東京都江東区千石の指定暴力団Y組系組員、A容疑者(62)を逮捕した。「脅したつもりはない」などと供述している。同署によると、実際に写真は存在し、女優本人の可能性が高いという。

 ありもしない身内の不都合な写真ネタなどをデッチ上げ、詐欺的に家族から金品を要求するという話はよく耳にするが、今回はモノホンの可能性が大だという。しかも、その写真に写っているのは28歳の現役女優。かなり穏やかではない。

 月島署によると、A容疑者の逮捕容疑は4月下旬、港区赤坂のホテルのラウンジに女優の父親を呼び出し、「娘のわいせつな写真を入手した。外部に流されたくなければ“5本”よこせ」などと要求したとしている。直前にA容疑者から父親に「娘のわいせつな写真を入手した」との連絡があったという。

 父親が驚いて話を聞くと、A容疑者が港区赤坂にあるホテルのラウンジを指定し、会いたいと要求してきた。指定された日時に父親が出向いたところ、その場で裸の女性の写真を見せられた。

 写真の女性は娘、つまり女優本人の可能性が高かったという。見せられた写真は、プリントされた1枚だけだった。

 A容疑者が口にした「“5本”よこせ」の5本の意味を父親が聞くと、辺泥容疑者は暗に現金500万円であることをにおわせた。A容疑者と父親は、同じ場所で計2回会ったという。

 ここで立派だったのが、父親は毅然(きぜん)とした態度でA容疑者の恐喝行為に応ぜず、5月上旬になって月島署に相談し、被害届を提出。月島署が16日にA容疑者を逮捕した。

 月島署の調べに対して、A容疑者は「やったことは認めるが、恐喝ではない」などと容疑を否認しているという。

 父親は都内に住んでおらず、現在、女優と同居はしていないという。

 A容疑者がどのようにして、女優の裸の写真や父親の連絡先を入手したのかなどの詳細については、今後、詳しく捜査する。なお、月島署では女優の人定について公表していない。

ツイッターへのわいせつ画像投稿容疑などで一斉摘発 警視庁 /東京都
2012.03.31 東京地方版/東京 

 警視庁は、インターネットを利用してわいせつな画像を投稿したり、写真集を転売しようと所持したりした疑いで、7都道府県の20代~60代の男11人を逮捕し、30日発表した。

 保安課によると、江戸川区の会社員(36)ら2人は、昨年9~12月、女性を装ってツイッターに「自分の裸です」などと書き込み、わいせつな画像を投稿したわいせつ電磁的記録媒体陳列の疑いがある。

 ほか9人は今月26~28日、海外から取り寄せたわいせつ写真集をインターネットオークションで転売するため所持した、わいせつ図画有償頒布目的所持などの疑いがある。

 ネットオークション上では、海外のわいせつ写真集を「美術作品」と称して出品するケースが横行しているといい、同課は29日付でヤフーなどの運営会社3社に監視の強化を申し入れた。

女性脅した疑い 小学校教諭を逮捕=宮城
2009.02.04 東京朝刊 

 塩釜署は3日、塩釜市内の市立小学校教諭A容疑者(43)(七ヶ浜町汐見台南)を脅迫の疑いで逮捕した。発表では、A容疑者は昨年12月30日、多賀城市に住む知り合いの40歳代女性の実家に、「顔写真を合成したわいせつ写真の入った文書を公共施設3か所に張った」などと書いた手紙と、顔写真と裸の合成写真を送り脅した疑い。A容疑者は容疑を否認しているという。勤務先の小学校の教頭は「申し訳ないの一言。熱心な先生で、保護者の評判も良かった」と話している。

わいせつ写真張ったと脅迫容疑 宮城・塩釜の小学教諭逮捕
2009.02.03 共同通信 社会 

 宮城県警塩釜署は3日、知人女性の顔写真を合成したわいせつな写真などを送りつけ「公共施設に張った」と女性を脅したとして脅迫の疑いで塩釜市立杉の入小学校教諭A容疑者(43)=同県七ケ浜町=を逮捕した。「脅迫文は送っていない」と容疑を否認しているという。

 調べでは、A容疑者は昨年12月末ごろ、40代の知人女性=同県多賀城市=の帰省先の実家に「顔写真を合成したわいせつな写真入りの文書を3カ所の公共施設に張った。早く帰ってはがした方がいい」などと書いた手紙と合成写真を送り、手紙を読んだ女性を脅した疑い。

 女性は1月1日に手紙を見て塩釜署に相談し、同月6日に被害届を提出した。同署によると、実際には公共施設に張られていなかった。同署が動機などを調べている。

 小学校によると、A容疑者は1年生の学年主任で担任も務めていた。

わいせつ写真送信、女子高生に指示 容疑で男逮捕=京都
2009.01.20 大阪朝刊 

 府警少年課と七条署は19日、女子高生にわいせつな写真をメール送信させたとして、静岡県掛川市各和、コンビニ店アルバイトA容疑者(34)を児童売春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)の疑いで逮捕した。

 発表では、A容疑者は昨年6月19日、インターネットで知り合った伏見区の女子生徒(当時17歳)が18歳未満と知りながら、生徒のわいせつな写真2枚を自分の携帯電話にメールで送らせ、保存した疑い。容疑を認めているという。

交際断られメールで脅迫、容疑の65歳男を逮捕 安佐北署=広島
2008.03.14 大阪朝刊 

 交際を断られたはらいせにわいせつな写真を「みんなにメールする」と女性を脅したとして安佐北署は13日、熊野町の塗装工A容疑者(65)を脅迫の疑いで逮捕した。

 調べでは、A容疑者は1月22日、広島市安佐北区に住む無職女性(53)の携帯電話に、わいせつ写真1枚を添付したメールを自らの携帯電話から数回送りつけ、「あなたのいかがわしい写真をみんなにメールします」などと脅迫した疑い。

 同署によると、2人は4年前、独身者が集まる会で知り合った。A容疑者は女性に10数回にわたり交際を申し込んだが、断られていた。写真は女性のものではなかった。

わいせつ写真で女性を恐喝容疑 越前署、男を逮捕 /福井県
2007.10.24 大阪地方版/福井

 越前署は23日、越前市北府2丁目の無職A容疑者(21)を恐喝容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 調べでは、A容疑者は今月2日、越前市内で大野市内の会社員女性(24)に対し、撮影したわいせつな写真を「インターネットにばらまく」などと言い、現金50万円を脅し取った疑い。A容疑者は今年7月ごろに女性と出会い系サイトで知り合ったという。

強要:女性にわいせつ写真撮らせた会社員、容疑で逮捕--倉吉署 /鳥取
2007.08.08 地方版/鳥取 

 倉吉署は7日、女性を脅してわいせつな画像を撮らせ、約190回にわたりメールを送らせたとして、東京都杉並区和田1、製薬会社員、A容疑者(41)を強要容疑で逮捕した。調べに対し、容疑を認めているという。

 調べでは、A容疑者は昨年8月ごろから、倉吉市の女性(40)に「お前と関係しているところを隠し撮りしている。インターネットで流すぞ」などと脅し、今年2月28日、女性に金色のビキニを着させ、携帯電話で写真を撮らせて、A容疑者のインターネットフリーメールアドレスに静止画像を送らせた疑い。

 女性はA容疑者と交際を始め1年たった02年ごろから別れようとしていた。これまで、女性の裸の画像など、メールを約190回送信させていたという。

 悪口削除に『わいせつ写真送れ』 強要の高1少年逮捕 岐阜南署
2007.03.07 朝刊 31頁

 岐阜南署などは六日、女子中学生を脅し、わいせつ画像を携帯電話に送信させたとして、強要と児童買春・ポルノ禁止法(児童ポルノ製造)違反の疑いで、岐阜市内の県立高校一年の少年(16)を逮捕した。

 調べでは、少年は一月三十一日深夜、自ら管理するインターネットの無料掲示板に悪口を書き込まれたという中学三年の少女(15)から削除を求められたのにつけ込み、少女に自らのわいせつ画像六枚を撮影させ、携帯電話にメール送信させた疑い。

 同署によると、少年は一月下旬に削除の依頼を受けた時に、交換条件として少女の写真を送信するよう要求。少女が普通に自分を撮影して送ったところ、少年はその写真を「インターネット上に掲載する」と今度は、わいせつな写真を撮って送るよう要求したという。

 二月上旬に少女の家族が県警に相談して発覚した。

 少年と少女に面識はなく、削除依頼や強要などのやりとりはすべてメールで行われていた。

わいせつ写真送らせ「ばらまく」-女子中学生脅した教諭逮捕
2006.11.06 サンスポ 社会/事件 

 山形県警米沢署は5日、携帯電話のメールを使って女子中学生を脅したとして、脅迫容疑で山形県南陽市若狭郷屋、公立中学校教諭、A容疑者(38)を逮捕した。

 調べでは、A容疑者は10月下旬ごろ、携帯電話の出会い系サイトで知り合った別の公立中学の2年生女子生徒に、携帯電話のメールで生徒のわいせつな写真を送らせた後、「会いたい。会わないなら写真をばらまいてもいい。学校に知られたら困るでしょう」などとメールで脅した疑い。

 その数日後、生徒が米沢署に相談し、携帯電話の通話記録などからA容疑者が浮上した。容疑を認めている。

 A容疑者には妻子があり、勤務先では数学を担当しているという。

掲示板に妻のわいせつ写真7千枚…大学教授に逮捕状
2006.08.28 朝鮮日報 事件・事故 

 昼は大学教授、夜はわいせつ写真の掲載者…。27日、わいせつ写真をインターネット上に掲載した疑いで逮捕状を申請された大学非常勤講師のA容疑者(34)は、妻と2人の娘を持つ平凡な一家の主だった。

 2005年1月から最近まで、A容疑者がフェティシュ(身体の特定の部位に対する性的興味)サイトに掲載した妻の写真は計7014枚。1カ月平均で約1000枚の写真を掲載したことになる。ヌード写真や、服を着た状態で特定の部位を写した写真もあった。撮影場所は家の中だけでなく、エレベーターや家の前の階段、車の中、公園など、人目につくところばかりだ。

 約30万人の会員がこの写真をダウンロードするのにかかる費用は1人当たり50ウォン(約6円)から150ウォン(約18円)。サイトの運営者とA容疑者が収益金の50%にあたる2000万ウォン(約242万円)を分割して受け取っていた。警察関係者は「このサイトは会員を掲載量に応じて“二等兵”から“大将”までの階級に分けているが、A容疑者は一般会員の中で最高の階級である“少将”だった」と話した。

 警察によると、A容疑者は大学で講師を務める妻に対して「若いうちにきれいな体を撮っておこう」と言って説得したという。写真の女性が自分の妻であることを証明するため、娘と一緒に写した写真を掲載したこともある。

 警察関係者は「最初は面白半分で掲載していたが、“きれいだ”“とても素晴らしい”といったコメントが相次ぎ、A容疑者が次第にこのサイトにハマッたようだ。取り調べに対しては“個人の写真を掲載して何が悪いのか”などと抗議してもいる」と語った。

 警察の捜査によると、わいせつ写真を掲載した会員の中には、現職郡守(郡の首長)の大学生の息子、貿易会社の代表、証券会社の幹部、映画シナリオ作家、自営業者なども含まれていた。会員らが被写体とした妻や恋人の約90%は事前または事後に同意していたという。また警察に摘発された人の中には、恋人の写真を掲載した主婦など女性3人も含まれていた。

 ソウル警察庁のサイバー犯罪捜査隊は27日、A容疑者のほか、このわいせつサイトを運営して5億ウォン(約6070万円)の不当利得を得ていた疑いで、B容疑者(32)に対する逮捕状を申請した。わいせつ写真を掲載した他の会員41人は在宅のまま起訴した。

 また、このサイトに不正侵入し、わいせつ写真約1万枚を対価を払わずにダウンロードしたH社の電算班長C容疑者(28)も在宅起訴した。警察はわいせつ写真約2万枚を押収し、情報通信倫理委員会にこのサイトの閉鎖を要請した。

交際断られゼミの女子に脅迫状、刃物 容疑の中大生逮捕 立川署=多摩
2005.01.27 東京朝刊 

立川署は二十六日、千代田区飯田橋四、中央大三年A容疑者(22)を脅迫・名誉棄損の疑いで逮捕した。

調べによると、A容疑者は昨年八月下旬から十二月中旬にかけて、同大商学部の同じゼミに所属する三年の女子学生(21)に「外出する時は後ろに気を付けよう」「あなたの家を燃やしたら面白そう」などと書かれた脅迫状やカッターナイフの刃を自宅に送ったほか、女子学生の実名、住所、電話番号などと別人の無修整のわいせつ写真が掲載された紙を同大のトイレや教室、踊り場などに約百枚はり付けた疑い。A容疑者は容疑を認めているという。

A容疑者は昨年八月、同女子学生に交際を迫ったが断られた。A容疑者は調べに対し、「好きだった。あきらめきれなかった」と話しているという。

「わいせつ写真」で恐喝未遂容疑の男2人逮捕 /新潟
2003.02.07 東京地方版/新潟 

 新潟西署は6日までに、住所不定、自称アルバイトA(22)、新潟市窪田町、自称会社員B(23)の両容疑者を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 調べでは、2人は新潟市の会社員男性(41)に関するわいせつな写真を手に入れ、今月2日から十数回電話で、その写真を数十万円で買い取るように男性を脅した疑い。

家出少女脅し、1年間男性の相手させる 容疑の男ら2人逮捕=宮城
2001.11.13 東京朝刊 

 家出少女を脅し、みだらな行為を繰り返させたとして、仙台中央署は十二日、多賀城市山王東町浦、無職A容疑者(25)と仙台市宮城野区の無職少女(18)を児童福祉法違反の疑いで逮捕した。調べでは、A容疑者らは昨年十一月中旬ごろ、家出してきた福島県内の少女(16)(当時中学三年生)に「写真雑誌のアルバイトをしないか」と持ちかけわいせつ写真を撮影。「逃げたら写真をばらまく」などと脅迫し、少女にみだらな行為をさせていた疑い。

 両容疑者は少女を同市青葉区内のアパートに住まわせ、テレホンクラブを利用して、先月下旬まで約一年間、数百回も不特定多数の男性の相手をさせ、約二千万円を荒稼ぎしたという。少女が先月下旬、同署へ逃げ込み、犯行が発覚した。

わいせつ写真で教え子を脅迫 元県立高教諭に懲役2年求刑 地裁=滋賀
2001.03.20 大阪朝刊 

 教え子だった女性にわいせつな写真を送り、名誉を傷つけるなどの恐怖を与えたとして、脅迫罪に問われている元県立高教諭A被告(39)(甲西町下田)に対する論告求刑公判が十九日、地裁(安原浩裁判官)であった。検察側は懲役二年を求刑した。判決は四月十六日午後一時三十分から言い渡される。

 写真送りつけ再度交際迫る わいせつ元教師 強要未遂で再逮捕
2000.11.11 朝刊 

 【滋賀県】県立甲南高校の教師が進路指導の立場を利用し、教え子にわいせつな行為をしていた事件で、滋賀県警少年課と水口署は十日、教え子にわいせつ写真を送りつけ、再度交際を迫っていたとして、強要未遂の疑いで、蒲生町桜川西、元同校教諭A容疑者(39)を再逮捕した。調べでは、A容疑者は、今年六月二十二日ごろから十月十三日までの間に、かつて自分がわいせつ行為をしていた当時十七歳の女子生徒に対し、十二回にわたって、この生徒の顔写真をパソコンで合成したわいせつ写真や、脅迫文を送りつけ、交際を強要しようとした疑い。A容疑者は大筋で容疑を認めている。

 A容疑者は先月二十一日、同課などに、女生徒に三重県内のホテルでわいせつな行為をしたなどとして、児童福祉法違反などの容疑で逮捕。拘置期限が切れたこの日、処分保留となり、再逮捕された。

報道されたリベンジポルノ事件 2013年
報道されたリベンジポルノ事件
報道されたリベンジポルノ事件

リベンジポルノ(復讐ポルノ):被害拡大 元交際相手の裸の写真、ネットに流出 脅迫・強要、事件は氷山の一角
2013.12.19 中部朝刊 

 元交際相手らのプライベート写真を、ふられた腹いせなどからインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」が広がりつつある。スマートフォン(スマホ)などの普及で簡単に画像のやり取りができることが背景にあるとみられ、交際中に裸の画像を求められた体験を持つ「被害予備軍」の少女らも少なくない。流出すれば完全な削除は不可能だけに、捜査関係者や専門家は「どんなに親しくても、撮らせないで」と警告する。

 「交際を継続しないと写真をばらまく」。警視庁は7日、元交際相手の女性を脅したとして、東京都青梅市の無職の男(30)を強要未遂容疑で逮捕した。男は約7年前から都内の30代女性と付き合っていたが、別れ話を切り出されたことに立腹し、交際中に撮った女性の裸の写真4枚を携帯メールで送りつけたとされる。女性がすぐに相談し、ネットへの流出は避けられた。

 ネットが身近な子どもたちの世界は、さらに深刻だ。通学客が行き交うターミナル駅の東京・秋葉原。今月上旬、女子高生ら約40人に聞いたところ、約8割が交際相手から裸の画像を求められた経験があると話した。

 高3女子(18)=都内在住=は、中学時代から数カ月前まで4年間付き合った10歳上の男性に頼まれ、全裸や下着姿の写真を送ったことがある。「彼氏だから断る理由も無かった」。流出の不安がないのか尋ねると「そんなことをする人じゃないので怖くない」と答えた。

 別の高3女子(18)=同=は、出会い系サイトで知り合い、交際した同学年の高校生から「胸の写真がほしい」とせがまれた。考えた揚げ句、「別れた後のことを考えると、写真を送るのは怖い」とネットで見つけた他人の画像を送った。

 警視庁によれば、交際相手以外にも、LINE(ライン)やツイッターなどで知り合った男に「住所をさらす」などと脅され画像を要求されるケースもある。

 捜査幹部は「画像を渡した後ろめたさや恥ずかしさから、本人が警察に相談に来ることはほぼない。事件化しているのは本当に氷山の一角」とみる。

 ◇「撮らせない」徹底を 子供たちを守るには?

 「特定の人しか見られないサイトやラインで画像をさらされ、本人さえ気づかないこともある。実際の被害はもっと多いはず」。そう話すのは民間相談機関「全国webカウンセリング協議会」(東京都港区)の安川雅史理事長だ。子どもたちをリベンジポルノ(復讐ポルノ)から守るにはどうすればいいのか。

 安川理事長は保護者や学校などの役割として、流出して困るような画像の撮影はしないことを徹底させたうえで「自身もネットの知識を増やし、使い方について子どもと話し合うことが重要」と指摘する。最近はゲーム機や携帯音楽プレーヤーでも画像のやり取りができる。万が一、画像が流出した場合は、警察や相談機関を通じてなるべく早くサイト運営者に削除要請することが必要だ。協議会に寄せられる問い合わせは、年間10件程度だった3年前から今年は約50件に。画像を求められた女子中高生らが「嫌われたくない」との心理から送信し、被害に遭うケースが目立つという。

 警察当局はわいせつ物頒布など既存の法律による取り締まり強化で対応する方針。自民党女性局は今月12日、勉強会を設置し、サイト管理者に画像削除を義務づけるなど新たな法整備も含めた対策を検討するとしている。

リベンジポルノ(復讐ポルノ):嫌われても撮らせるな!! ネットに性的写真 別れの腹いせに流出、回収は困難
2013.12.19 西部朝刊 

 元交際相手らのプライベート写真を、ふられた腹いせなどからインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」が広がりつつある。スマートフォン(スマホ)などの普及で簡単に画像のやり取りができることが背景にあるとみられ、交際中に裸の画像を求められた体験を持つ「被害予備軍」の少女らも少なくない。流出すれば完全な削除は不可能だけに、捜査関係者や専門家は「どんなに親しくても、撮らせないで」と警告する。

 「交際を継続しないと写真をばらまく」。警視庁は7日、元交際相手の女性を脅したとして、東京都青梅市の無職の男(30)を強要未遂容疑で逮捕した。男は約7年前から都内の30代女性と付き合っていたが、別れ話を切り出されたことに立腹し、交際中に撮った女性の裸の写真4枚を携帯メールで送りつけたとされる。女性がすぐに相談し、ネットへの流出は避けられた。

 ネットが身近な子どもたちの世界は、さらに深刻だ。通学客が行き交うターミナル駅の東京・秋葉原。今月上旬、女子高生ら約40人に聞いたところ、約8割が交際相手から裸の画像を求められた経験があると話した。

 高3女子(18)=都内在住=は、中学時代から数カ月前まで4年間付き合った10歳上の男性に頼まれ、全裸や下着姿の写真を送ったことがある。「彼氏だから断る理由も無かった」。流出の不安がないのか尋ねると「そんなことをする人じゃないので怖くない」と答えた。

 別の高3女子(18)=同=は、出会い系サイトで知り合い、交際した同学年の高校生から「胸の写真がほしい」とせがまれた。考えた揚げ句、「別れた後のことを考えると、写真を送るのは怖い」とネットで見つけた他人の画像を送った。

 高1女子(16)=同=も中1の時、同学年の交際相手から裸の画像を送るよう懇願された。断ると、「俺のことが好きじゃないの?」と責められた。気まずくなり、その後別れたという。

 警視庁によれば、交際相手以外にも、LINE(ライン)やツイッターなどで知り合った男に「住所をさらす」などと脅され、画像を要求されるケースもある。同庁は今年1~10月、18歳未満の少女に裸の写真を送らせたとして計21人を児童ポルノ禁止法違反容疑で摘発した。

リベンジポルノ:被害拡大 元交際相手の裸の写真、ネットに流出 「親しくても撮らせないで」
2013.12.19 東京朝刊 

 元交際相手らのプライベート写真を、ふられた腹いせなどからインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」が広がりつつある。スマートフォン(スマホ)などの普及で簡単に画像のやり取りができることが背景にあるとみられ、交際中に裸の画像を求められた体験を持つ「被害予備軍」の少女らも少なくない。流出すれば完全な削除は不可能だけに、捜査関係者や専門家は「どんなに親しくても、撮らせないで」と警告する。

 「交際を継続しないと写真をばらまく」。警視庁は7日、元交際相手の女性を脅したとして、東京都青梅市の無職の男(30)を強要未遂容疑で逮捕した。男は約7年前から都内の30代女性と付き合っていたが、別れ話を切り出されたことに立腹し、交際中に撮った女性の裸の写真4枚を携帯メールで送りつけたとされる。女性がすぐに相談し、ネットへの流出は避けられた。

 ネットが身近な子どもたちの世界は、さらに深刻だ。通学客が行き交うターミナル駅の東京・秋葉原。今月上旬、女子高生ら約40人に聞いたところ、約8割が交際相手から裸の画像を求められた経験があると話した。

 高3女子(18)=都内在住=は、中学時代から数カ月前まで4年間付き合った10歳上の男性に頼まれ、全裸や下着姿の写真を送ったことがある。「彼氏だから断る理由も無かった。独占欲が強い人だったので他人には見せられない画像が欲しかったんだと思う」。流出の不安がないのか尋ねると「そんなことをする人じゃないので怖くない」と答えた。

 別の高3女子(18)=同=は、出会い系サイトで知り合い、交際した同学年の高校生から「胸の写真がほしい」とせがまれた。考えた揚げ句、「別れた後のことを考えると、写真を送るのは怖い」とネットで見つけた他人の画像を送った。

 警視庁は今年1~10月、18歳未満の少女に裸の写真を送らせたとして計21人を児童ポルノ禁止法違反容疑で摘発したが、リベンジポルノの適用罪名は強要や名誉毀損(きそん)などケース・バイ・ケースで、摘発件数は集計していない。

 捜査幹部は「画像を渡した後ろめたさや恥ずかしさから、本人が警察に相談に来ることはほぼない。事件化しているのは本当に氷山の一角」とみる。【林奈緒美】

………………………………………………………………………………………………………

 ◇リベンジポルノ(復讐ポルノ)とみられる過去の主な画像流出(未遂含む)事件

2007年9月 復縁を断られた腹いせに、元交際相手の30代女性の裸の写真をネットに掲載したとして、宮城県警が青森海上保安部の1等海上保安士を名誉毀損容疑で逮捕

2009年2月 元交際相手の女性に復縁を断られ、ネットで女性の裸の画像を公開したとして、兵庫県警が名誉毀損容疑などで同県の会社員を逮捕

     7月 携帯サイトで知り合った女子高校生に交際を申し込んで断られ、「画像を流出させて親に買ってもらう」と脅したとして、滋賀県警が北海道美唄市の土木作業員を逮捕

2012年2月 青森県内に住む知人女性の裸の画像をネットに投稿したとして、同県警が岩手県警の警部補を名誉毀損容疑で逮捕

2013年8月 元交際相手の女子大学生に、復縁しなければ裸の写真をネットで公表すると脅したとして、警視庁が茨城県の防水工をストーカー規制法違反容疑で逮捕

「裸写真ばらまく」復縁迫る 青梅 強要未遂疑い、逮捕
2013.12.08 東京朝刊 

 元交際相手の女性を「交際を続けなければ裸の写真をばらまく」などと脅したとして、警視庁青梅署は7日、強要未遂の疑いで、東京都青梅市沢井、無職、A容疑者(30)を逮捕した。調べに対し、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は11月29日~12月4日にかけ、4回にわたって元交際相手の都内の30代女性に「交際を継続しないと交際中に撮影した裸の写真や動画をばらまく」などと携帯電話のメールを送信し、脅したとしている。

 女性が11月29日にA容疑者に別れ話を切り出したところ、写真や動画を添付したメールを送ってきたという。女性は12月6日に同署に被害届を提出していた。

 被害者の写真を悪用し、脅す犯行は「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」といわれており、警視庁で詳しく調べている。

「裸写真まく」復縁迫る 容疑で男逮捕
2013.12.08 大阪朝刊 

 元交際相手の女性に「交際を続けなければ裸の写真をばらまく」などと迫ったとして、警視庁青梅署は7日、強要未遂の疑いで、東京都青梅市沢井、無職、A容疑者(30)を逮捕した。調べに対し、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、11月29日~12月4日、4回にわたって元交際相手の都内の30代女性に「交際を継続しないと交際中に撮影した裸の写真や動画をばらまく」などと携帯電話のメールを送信し、交際を迫ったとしている。

 女性が11月29日にA容疑者に別れ話を切り出したところ、写真や動画を添付したメールを送ってきたという。女性は12月6日に同署に被害届を提出した。

 被害者の写真を悪用し、脅す犯行は「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」といわれており、警視庁で詳しく調べている。

“リベンジポルノ(復讐ポルノ)”で交際迫る 強要未遂で逮捕
2013.12.08 テレビ朝日

「交際を続けないと裸の写真をばらまく」などと、元交際相手を脅した上、交際を迫った強要未遂の
疑いで男が逮捕された。男は容疑を認めている。別れた腹いせに写真などをばらまく行為はリベンジポルノと呼ばれ国会でも問題視されている。

女性に交際の継続強要 30歳男逮捕 写真や映像ばらまくと脅す 警視庁
2013.12.07 NHKニュース 

 交際相手の女性から別れ話を告げられたことに腹を立て、「交際時の写真や映像をばらまくぞ」などと脅し、無理やり交際を続けさせようとしたとして、30歳の無職の男が、強要未遂の疑いで警視庁に逮捕されました。

 逮捕されたのは、東京・青梅市の無職、A容疑者(30)です。

 警視庁の青梅警察署によりますと、A容疑者は、数年間、交際していた30代の女性から別れ話を告げられたことに腹を立て、先月29日から今月4日までの間、4回にわたって「2人でいた時に撮った裸の写真や映像をばらまくぞ」などと女性を脅し、無理やり交際を続けさせようとしたとして、強要未遂の疑いがもたれています。

 警視庁は女性の相談内容から切迫性があると判断し、A容疑者を逮捕したということで、調べに対し、「間違いありません」と供述し、容疑を認めているということです。

 元交際相手の写真などをばらまく行為は、リベンジポルノ(復讐ポルノ)と呼ばれ、警視庁で詳しいいきさつを調べています。

若者に広がる リベンジポルノ(復讐ポルノ)
2013.11.21 NHK総合 

リベンジポルノ(復讐ポルノ)に注目。22歳の女性は4年前に交際相手に送った顔が写った下着写真がネットに流出した被害にあった。女性が別れを切り出した直後にネット上に写真が流出していることを知ったという。現在、結婚しているその女性は夫の目に写真が触れないか不安を抱えている。

あなたの子供は大丈夫?~リベンジポルノ(復讐ポルノ)の恐怖~
2013.11.14 フジテレビ 

SPA!や週刊文春、女性セブン、産経新聞などで今報じられている「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」について見ていく。海外では自殺者も出て大きな社会問題となっており、カリフォルニア州では法律で違法と認定された。また、日本の国会でも取り上げられ民主党の桜井充政調会長も問題提起していたが、中でも未成年が狙われている。スポニチアネックスにも無職の男が女子高校生のわいせつ写真を学校に郵送した疑いで逮捕された事件が掲載されている。「こたエール」にもリベンジポルノ(復讐ポルノ)に関する多くの相談が寄せられている。ここで、番組が「みだらな写真や動画を異性に送った話を聞いたことがある?」というアンケートを10代の女性56人にとると、16人が「はい」と回答した。

【ネットろんだん】リベンジポルノ(復讐ポルノ) 「恨み」の拡散、スマホで加速
2013.11.08 東京朝刊 

 「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」と呼ばれる行為がインターネット上で問題化している。恋人にふられた恨みから、交際中にプライベートで撮った写真や動画をばらまく卑劣極まる行為で、いったんネットに流出すると半永久的にさらされ続ける。米国で規制が始まり、わが国の国会でも議論された。われわれはどう向き合えばよいのか。

                   ◇

 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)といわれる、嫌がらせがあるんだそうですが…」

 参院予算委で10月23日、野党議員が切り出した。「今の日本の環境を考えると、規制をかけていくべきではないのか」との問いに、谷垣禎一法相は「名誉毀損(きそん)罪が適用できる。被害者が18歳未満なら児童買春・児童ポルノ禁止法の可能性がある」と答弁、現行法で対処できるとした。

 ネット上の中傷問題を扱う清水陽平弁護士(31)によると、年に数件の相談があるという。「元交際相手により裸の画像が出会い系サイトの掲示板に投稿された。削除してほしい」「援助交際で撮られた写真がアップされた」…。清水弁護士は「現在も1件抱えている」と話す。

 ツイッター上では「安易に裸を撮らせないように教育したほうがよくないか?」「撮らせなければよい論もわかるが、以前より容易になったのも事実。新しい悪事が増えたのなら、法も新たな対応を考えた方がよい」といった議論が起きている。

 ◆名誉毀損の3分の1が…

 米カリフォルニア州は10月1日、元交際相手の裸の写真や動画を本人の同意なく公開する行為を違法とし最高6カ月の禁錮刑などを科す法律を施行した。リベンジポルノ(復讐ポルノ)というと新たな問題のようだが、児童福祉犯罪を手がける奥村徹弁護士(49)は「ネット上に写真をばらまくといった行為は以前からあり、法律で処罰されている」と指摘する。

 山梨県警が平成14年に摘発した事件では、大阪府の26歳の男が出会い系サイトで知り合った少女2人のわいせつ写真34枚をファイル交換ソフトで流出させたとして児童ポルノ公然陳列と名誉毀損の罪に問われ、甲府地裁は懲役2年(執行猶予5年)を言い渡した。奥村弁護士は「名誉毀損罪で正式な裁判になる事件の3分の1程度は、元交際相手による画像公開事案だ。悪質なため、初犯でも実刑になることがある」と話す。

 ◆「個人対応には限界」

 ツイッター上では「法整備は加害者を処罰したり、行為をある程度抑制することもできるかもしれないが、ネット流出を止める手段として機能するだろうか」との意見もあった。背景には、手のひらのパソコンといわれる高機能なスマートフォンの普及で画像や動画の撮影、投稿がいっそう手軽になった現状がある。

 ITジャーナリストの宮脇睦さん(42)は「すでに個人による対応は限界に来ている」として、現行法とは別に「少なくとも児童が利用するスマートフォンは、ネットそのものを規制すべきだ」との意見だ。具体的には、携帯電話会社が選定したサイトだけにアクセスできる「ホワイトリスト」の強化を提案する。

 任天堂は11月1日、ゲーム機「3DS」でネットを通じ日記や写真を交換できるサービスを停止した。わいせつな画像を交換していた事例を把握し防止策を検討したが、抜本的に防ぐのは困難と判断したという。

 ネットによって社会や青少年を取り巻く情報環境はここまで変わった。課題はあまりにも多い。(徳)

                   ◇

【用語解説】リベンジポルノ(復讐ポルノ)と現行法

 刑法の脅迫罪(最高刑懲役2年)、強要罪(同3年)、わいせつ物公然陳列罪(同2年)のほか、写真や動画の内容によっては名誉毀損罪(同3年)で処罰される。被害者が18歳未満の場合は児童買春・児童ポルノ禁止法の公然陳列罪(同5年)に問われる。7月施行の改正ストーカー規制法では、執拗(しつよう)にメールを送ることも「つきまとい行為」の対象に加えられた。

強要未遂の疑いで男を逮捕 韮崎署 /山梨県
2014.11.13 東京地方版/山梨 25頁 山梨全県 

 韮崎署は12日、少女を脅して性的な行為を要求したとして、甲府市住吉2丁目の会社員A容疑者(28)を強要未遂の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 調べでは、A容疑者は11日、無料通信アプリを通じて知り合った県内の無職少女(16)に「(少女の)わいせつ写真をばらまく」と脅し、性的な行為を要求した疑い。

 署が少女から相談を受け、11日に少女と会おうとしたA容疑者を韮崎市内で見つけ、12日未明に逮捕した。

リベンジポルノ増加 6人に1人が被害
2014.11.02 TBS サンデー・ジャポン 一般実用/ニュース/ニュース 

振られた腹いせに、別れた恋人のわいせつな写真などをインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」が増加していて、20代から30代の女性の6人に1人が、恋人にわいせつ写真を撮影させた経験があるという。リベンジポルノについて、スタジオトーク。太田光が、田中裕二もペットの猫を裸にして写真撮影していると述べた。恋人に撮られた・撮らせてあげた理由は、1位が頼まれて仕方なく。2位は勝手に撮られた。3位は喜んでもらいたかったなどとなり、これについて話し合った。

【ネットろんだん】リベンジポルノ 「恨み」の拡散、スマホで加速
2013.11.08 東京朝刊 

 「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」と呼ばれる行為がインターネット上で問題化している。恋人にふられた恨みから、交際中にプライベートで撮った写真や動画をばらまく卑劣極まる行為で、いったんネットに流出すると半永久的にさらされ続ける。米国で規制が始まり、わが国の国会でも議論された。われわれはどう向き合えばよいのか。

                   ◇

 「リベンジポルノといわれる、嫌がらせがあるんだそうですが…」

 参院予算委で10月23日、野党議員が切り出した。「今の日本の環境を考えると、規制をかけていくべきではないのか」との問いに、谷垣禎一法相は「名誉毀損(きそん)罪が適用できる。被害者が18歳未満なら児童買春・児童ポルノ禁止法の可能性がある」と答弁、現行法で対処できるとした。

 ネット上の中傷問題を扱う清水陽平弁護士(31)によると、年に数件の相談があるという。「元交際相手により裸の画像が出会い系サイトの掲示板に投稿された。削除してほしい」「援助交際で撮られた写真がアップされた」…。清水弁護士は「現在も1件抱えている」と話す。

 ツイッター上では「安易に裸を撮らせないように教育したほうがよくないか?」「撮らせなければよい論もわかるが、以前より容易になったのも事実。新しい悪事が増えたのなら、法も新たな対応を考えた方がよい」といった議論が起きている。

 ◆名誉毀損の3分の1が…

 米カリフォルニア州は10月1日、元交際相手の裸の写真や動画を本人の同意なく公開する行為を違法とし最高6カ月の禁錮刑などを科す法律を施行した。リベンジポルノというと新たな問題のようだが、児童福祉犯罪を手がける奥村徹弁護士(49)は「ネット上に写真をばらまくといった行為は以前からあり、法律で処罰されている」と指摘する。

 山梨県警が平成14年に摘発した事件では、大阪府の26歳の男が出会い系サイトで知り合った少女2人のわいせつ写真34枚をファイル交換ソフトで流出させたとして児童ポルノ公然陳列と名誉毀損の罪に問われ、甲府地裁は懲役2年(執行猶予5年)を言い渡した。奥村弁護士は「名誉毀損罪で正式な裁判になる事件の3分の1程度は、元交際相手による画像公開事案だ。悪質なため、初犯でも実刑になることがある」と話す。

 ◆「個人対応には限界」

 ツイッター上では「法整備は加害者を処罰したり、行為をある程度抑制することもできるかもしれないが、ネット流出を止める手段として機能するだろうか」との意見もあった。背景には、手のひらのパソコンといわれる高機能なスマートフォンの普及で画像や動画の撮影、投稿がいっそう手軽になった現状がある。

 ITジャーナリストの宮脇睦さん(42)は「すでに個人による対応は限界に来ている」として、現行法とは別に「少なくとも児童が利用するスマートフォンは、ネットそのものを規制すべきだ」との意見だ。具体的には、携帯電話会社が選定したサイトだけにアクセスできる「ホワイトリスト」の強化を提案する。

 任天堂は11月1日、ゲーム機「3DS」でネットを通じ日記や写真を交換できるサービスを停止した。わいせつな画像を交換していた事例を把握し防止策を検討したが、抜本的に防ぐのは困難と判断したという。

 ネットによって社会や青少年を取り巻く情報環境はここまで変わった。課題はあまりにも多い。(徳)

                   ◇

【用語解説】リベンジポルノと現行法

 刑法の脅迫罪(最高刑懲役2年)、強要罪(同3年)、わいせつ物公然陳列罪(同2年)のほか、写真や動画の内容によっては名誉毀損罪(同3年)で処罰される。被害者が18歳未満の場合は児童買春・児童ポルノ禁止法の公然陳列罪(同5年)に問われる。7月施行の改正ストーカー規制法では、執拗(しつよう)にメールを送ることも「つきまとい行為」の対象に加えられた。

わいせつ写真要求 男子中学生を逮捕 容疑で佐賀県警
2013.01.14 西部朝刊 

 佐賀県警は13日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)と強要の疑いで、県内の中学校に通う男子生徒(15)を逮捕した。

 発表によると、男子生徒は昨年12月31日、同じ学校の女子生徒に対し、わいせつな写真を撮影させてメール送信させ、自分の携帯情報端末で画像を保管するなどした疑い。男子生徒は、「早く送れ」「送らんかったら無視するけん」などと繰り返し要求し、画像を友人に転送していたという。女子生徒の保護者が県警に相談して発覚した。

報道されたリベンジポルノ事件 2014年
報道されたリベンジポルノ事件
報道されたリベンジポルノ事件

リベンジポルノ 背景に未成年のネット依存 対面より安心感 簡単に信頼
2014.12.10 大阪朝刊 

 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と青少年とのかかわりに詳しい兵庫県立大の竹内和雄准教授(生徒指導論)は、リベンジポルノは未成年こそ注意を払うべきだとする。

 経済産業省が10~17歳を対象に行った平成25年度調査(有効回答数2073件)によると、小学生の66・6%が携帯ゲーム機を持っていたが、うち44・2%でそれを使ってネットを利用していた。

 竹内准教授は「子供たちは対面によるコミュニケーションが苦手で、実際の会話よりネットでのやり取りに安心感を抱く」と話し、「同じ趣味のサイトで知り合っただけで相手を信頼し『まあいいか』と軽い気持ちで応じてしまう」と指摘する。

 ネット上にさらされた個人情報をめぐっては、欧州を中心にサイト管理者などに削除させる「忘れられる権利」の保護機運が高まっている。ただ、ネット社会では、データが完全に消える保証はなく、画像を与えないことが唯一無二の被害防止策で、「情報リテラシー教育」の必要性が高まっている。

リベンジポルノ 摘発強化、狭まる網 海外サーバーにもメス
2014.12.10 大阪朝刊 

 平成25年に警察が摘発した児童ポルノ製造事件は797件。うち318件は強要されるなどして児童らが自ら撮影したケースだった。こうした画像は流出の危険をはらんでおり、捜査当局はリベンジポルノ対策法の成立以前にも摘発を強めていた。

 昨年12月、無職男が中学2年女子生徒を「お前のムービーばらまいても?」と脅迫。相談を受けた京都府警は男の自宅を捜索し、公開は食い止められた。被害者が中学生だったため、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑を適用できた。

 写真をネット上にばらまく行為はどうか。今年5月に名古屋地裁で実刑判決を受けた男の事件では、元交際相手の女性の実名を記載した掲示板を立ち上げ、顔入りの画像を掲載したことが名誉毀損(きそん)罪にあたり、違法と判断された。

 リベンジポルノを助長する“犯罪インフラ”にも捜査のメスが入り始めた。

 ブログや動画サービスを展開する「FC2」の運営元とみられる大阪市内の会社に今年9月、京都府警が家宅捜索に入った。FC2の動画投稿サイトで性行為をライブ配信した男らが逮捕された事件に関連した公然わいせつ幇助(ほうじょ)容疑だ。

 画像などが保存されている「サーバー」が海外にある場合、国内法の適用外である上、管理会社や運営実態が不透明なケースが多く、摘発は難しいとされる。その代表格ともいわれていたのがFC2。違法配信で逮捕された男らも「海外サーバーなので大丈夫と思った」と供述していた。

 しかし、京都府警は、実質的に国内で運営されていたことを突き止め、摘発に踏み切った。捜査関係者は「海外サイトがインフラとなっている面は否めないが、メスを入れていく」と警告。違法画像の摘発に、もはや不可能はない。

【潜む悪意 ネット社会の落とし穴】卑劣 リベンジポルノ
2014.12.10 大阪朝刊 

 ■愛情装い「裸見たい」 画像送信悔い、相談急増

 インターネットの進化は、瞬時に大量の情報を得られる便利さと、“悪意”をまき散らす手段をもたらした。性的な画像や動画を元交際相手らがネットに投稿する「リベンジポルノ」。先の臨時国会で対策法が成立し、17日からは罰則適用が始まる。取り締まりの強化が期待されるが、一度ネットにさらされた画像の拡散を止めることは不可能で、被害者は半永久的に流出の危険におびえることになる。「振られた腹いせ」の「リベンジ=復讐(ふくしゅう)」。実態は単なる逆恨み。何があっても裸の画像を与えない。そんなモノを求めるのは、愛でも何でもない。

 「催促がしつこくて。後のことなんて、そのときは考えなかった」。東京都内の20代の女性会社員は、代償の大きさを実感しないまま、画像を送信した。

 ◆しつこい催促

 高校生のころ、ネットの会員制交流サイトで30代男性と知り合った。メールで愚痴を聞いてくれたり、相談に乗ってくれたりした。友人の一人と思っていた。

 「ちょっと見たいから、裸の写真を送ってよ」

 何度も断った。でも執拗(しつよう)に催促のメールが来る。あまりのしつこさに、裸の上半身を1枚“自撮り”して、送ってしまった。

 大学生になり、事の重大性に気づき、サイトの利用をやめた。男性から“フェードアウト”することを図ったが、連絡を求めるメールが次々と寄せられ、ついにはこんな内容に変わった。

 「連絡をくれないなら写真を流す。自分が送った写真、分かってるよね?」

 親や親友にも恥ずかしくて相談できなかった。怖かったが、約1年間、ひたすら無視を決め込んだ。やがてメールは止まった。

 だが、問題が解決したわけではない。裸の写真は、どこかで公開されているかもしれない。調べる勇気はない。「流出していないはず」。自分にそう言い聞かせるしかない。

 ◆大半が中高生

 ネット上のトラブル相談を扱う「全国webカウンセリング協議会」(東京)では昨年10月以降、リベンジポルノに関する被害相談が急増。それまで月に数件程度だったのが、30件ほどに跳ね上がった。「拡散した裸の画像を回収したい」「元彼が(無料通信アプリの)LINEで私の裸を友人に見せている」などの内容が多いという。

 安川雅史理事長によると、相談の大半は中高生。「学校にバレたら退学になる」「警察に相談したら、親や学校に連絡されてしまう」と表ざたにすることをためらうケースが多い。

 「元カレに裏切られた」

 関東の30代女性は、支援者を通じた取材に対し、こう明かした。大学時代、初めて付き合った1歳上の男性に、2人の性行為の様子のビデオ撮影を求められ、応じてしまったという。

 被害は、脅迫されたり裸の写真を見られたりした瞬間だけではない。リベンジポルノの罪深さは、ここにある。女性は言う。

 「流出の危険性があるだけで、身を隠して暮らさざるを得ない。被害は一生続くことを知ってほしい」

ネット拡散 1時間で50万件
2014.12.10 大阪朝刊 

 ネットの情報拡散は想像を絶する。例えば短文投稿サイト「ツイッター」。誰かがツイート(つぶやき)すると、それを見たフォロワー(読者)が感想や意見をリツイートし、短時間でコメントが広がっていく。

 11月8日夜に起きた、フィギュアスケートの羽生結弦(はにゅう・ゆづる)選手の衝突事故。大手広告代理店「電通」によると、事故をめぐるつぶやきは発生から1時間で50万件を突破し、2時間後には計97万件に到達した。その後は収束したものの、発生から5日間の総つぶやき件数は164万件に上った。

 これがリベンジポルノだったら-。

 ソーシャルメディアに詳しい関西大の安田雪教授(ネットワーク分析)は「画像が自分とは無関係の誰かの写真だった場合、次に回すとどうなるか、という配慮を欠いてしまう。被害者にとって重要な写真でも、第三者にとっては話の種でしかない」と話す。

社説 リベンジポルノ法
2014.11.25 朝刊 

交際中や婚姻中に撮った人に見られたくない画像を、別れた後、腹いせにインターネット上へ流出させる-。そんな陰湿な嫌がらせが社会問題になっている。

「リベンジ(復讐)ポルノ」と呼ばれるもので、罰則を盛り込んだ被害防止法が、衆院解散直前の臨時国会で成立した。

リベンジポルノは卑劣な犯罪であり、被害者が受ける傷の深さは計り知れない。決して許してはならない行為だ。

防止法は、ネット上などに第三者が被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した裸などの画像を不特定多数に提供すると、3年以下の懲役または50万円以下の罰金を科すとした。

拡散させる目的で特定の人に提供した場合も、1年以下の懲役か30万円以下の罰金を科す。

リベンジポルノが広く知られるようになったのは、昨年10月に起きた東京・三鷹のストーカー殺人事件がきっかけである。被害者の母親は公判で「娘は人目にさらされたくない画像をネットで流され、絶望していた」「(被告は)娘を2回殺したのです」と訴えていた。

事件以降、ネットいじめ対策などに取り組んでいる「全国webカウンセリング協議会」(東京)には、中高生ら未成年を中心に、画像流出に関する相談が急増しているという。

交際していた女性に復縁を迫るため、画像を流出させるなどと脅し、強要や脅迫容疑で逮捕される事件も全国で起きている。

被害の広がりがうかがわれるが、深刻なのは、これらが氷山の一角であり、被害者が泣き寝入りする事例が多いとみられることである。

政府はこれまで、刑法や名誉毀損罪などで処罰できるとし、新たな法整備には慎重だった。

しかし、現行法は被害の拡大に追い付いていない。国会で新法制定の機運が高まり、議員立法で実現させたことは評価できる。

防止法制定と併せて、プロバイダー(接続業者)責任制限法も改めた。発信者の反論がないのを確認して画像を削除するまでの期間を、7日から2日に短縮した。

画像はひとたびネット上に流出すると、複製や転載によって広がる恐れがある。早く削除できるようになったのは一歩前進といえよう。

ただ、それでも拡散を止めるのは容易ではない。

重要なのは、プロバイダーの役割である。有害な画像を削除する義務がなく、自主的な判断に任されているが、被害の深刻さを十分に認識し、申し出があれば被害者の立場に立った対応をしてもらいたい。速やかに警察に通報することも求められる。

国内での対策と同時に、急がれるのは国際的な連携を深めることだ。海外にサーバーがある場合でも迅速に削除できるよう、体制を整えなければならない。

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)など、ネット社会が急速に発展する中、誰もが被害者になる可能性がある。

ネットは便利な半面、使い方によっては恐ろしい結果を招きかねないことを、家庭や学校で子どもたちにしっかりと教えたい。大人への啓発活動も強める必要がある。

リベンジポルノ法成立 懲役3年以下の罰則新設
2014.11.20 朝刊 

 元交際相手らの裸の画像などをインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐[ふくしゅう])ポルノ」を防ぐための「私事性的画像記録の提供被害防止法」が19日午前の参院本会議で可決、成立した。取り締まりの強化に向け、最高で「懲役3年以下」の罰則を新たに設けた。

 防止法は、インターネット上などに第三者が被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交や、それに類似する性的な画像記録などを不特定多数に提供した際、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金を科す。

 画像記録を拡散させる目的で特定の者に提供した場合も、1年以下の懲役か30万円以下の罰金とすることも盛り込んだ。

 プロバイダー(接続業者)責任制限法に基づいたネット上の画像削除をめぐっては、発信者の反論がないのを確認して削除するまでの期間を、問い合わせ後7日から2日に短縮することも定めた。

リベンジポルノ 被害実態
2014.10.22 日本テレビ 

自民党が今月9日に自民党リベンジポルノ委員会で被害を防ぐための法案の骨子をまとめた。昨年10月東京三鷹市で女子高生ストーカー殺人で被告の男が被害者の画像をネット上に流出させたことから会が立ち上がった。とある女子高校生は好きな先輩に胸の画像を送って、と言われ渋々送ると、LINEで出回って学校にいけなくなった。今回の法案では「公表罪」として本人の同意なしに不特定多数に公表することに対して3年以下の懲役、50万円の罰金が課される。

リベンジポルノの恐怖 被害女性が告白
2014.08.28 日本テレビ 

元交際相手などのプライベート画像をネット上などに流出させるリベンジポルノという嫌がらせなどを目的にする行為が紹介された。渋谷で女性20人にこの事について聞くと一人も知らなかった。実際にリベンジポルノの被害を受けた女性はまさかこんな事になると思わず下着姿の写真を送ってしまったという。

◎リベンジポルノ深刻 三鷹殺害で被害者画像流出 被害急増、処罰新法動きも
2014.08.02 朝刊 

 交際中に撮ったプライベートな画像を、別れた後に腹いせにインターネット上にばらまく-。若者の間に深刻化する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」と呼ばれる嫌がらせは、東京・三鷹のストーカー事件などをきっかけに社会問題として顕在化した。拡散すると完全に削除するのは難しく、対策は急務だ。「ネットの性暴力」の被害を防ごうと、国会では新法制定を目指す動きも本格化してきた。

遺族「娘を2回殺した」

 「判決はリベンジポルノの犯罪の本質、被害の大きさを理解していない。今以上に厳しく取り締まり、処罰する法制度が必要です」

 1日、三鷹事件で殺人罪などに問われたA被告(22)に懲役22年を言い渡した東京地裁立川支部判決後、殺害された高3女子生徒の両親は落胆のコメントを公表した。

 7月29日、結審を前に意見陳述した生徒の母親はこう訴え、極刑を求めていた。「娘は人目にさらされたくない画像をネットで流され、絶望していた。被告が犯した罪は殺人だけではない。娘を2回殺したのです」

 公判で、画像流出の動機を「付き合った事実を半永久的に残すため」と語った被告。判決は「極めて卑劣」と断じたが、選んだのは有期刑だった。

 三鷹事件が起きた昨年10月以降、全国webカウンセリング協議会(東京)には中高生ら未成年を中心に、こうした画像流出の相談が急増した。今年6月までの9カ月間で256件に上り、前年同期の18倍だ。

 「学校をやめようか…」。相談者の1人、都内の高1の女子生徒は、以前交際していた同じ学校の男子生徒に「誰にも見せないから」と頼まれて送った胸などの画像が、他の男子生徒の間に無料通信アプリLINE(ライン)で広がっていると知り、ショックを受けた。

 その後、状況を知った学校は男子生徒を退学処分とし、受信した生徒に画像を削除させた。だが「拡散したのでは」の不安は消えない。

 同協議会の安川雅史理事長は「ネットで好奇の目にさらされ続けるのは、性暴力被害に遭うのと同じ」と指摘する。

 対策を強化している警察庁は、脅迫や強要などの容疑で容疑者を摘発して画像の流出を防ぐとともに、流出した画像はプロバイダーに削除を要請している。担当者は「被害者には速やかにネットから消してほしいという要望が強い」と話すが、海外にサーバーがある場合には削除が容易ではない場合もあるという。

 自民党は2月にリベンジポルノ対策の特命委員会を設置。秋の臨時国会で被害者救済を図る法案の提出を目指している。被写体となった人の同意なく性的な画像を公表する行為に罰則を設け、流出した画像の速やかな削除や、被害者の相談窓口整備などを盛り込むことを検討している。

 2002年施行のプロバイダー責任制限法は、削除要請を受けたプロバイダーやサイト管理者が発信者に同意を求めてから7日間反論がない場合、削除しても賠償責任を負わないと定めている。

 しかし、特命委事務局長の三原じゅん子参院議員は「7日間では画像は拡散してしまう」と指摘。「今のネット社会では誰でも被害者になりうる。泣き寝入りしている人もたくさんいる。抑止力になる法律が必要だ」と話している。

 元交際相手への強要未遂容疑で逮捕
2014.06.17 朝刊

 【東京都】日野署は十六日、強要未遂の疑いで町田市中町四、財団法人職員A容疑者(31)を逮捕した。

 逮捕容疑では、A容疑者は今年一月十二日から二十九日にかけ、都内に住む元交際相手の女性(21)に対し、携帯電話でフェイスブックやLINEのメッセージ機能を使い、「リベンジポルノって知ってる?」「公開は考えているから」などと約三十回送信し、復縁を迫ったとされる。容疑を認めている。署によると、A容疑者と女性は五、六年前に知り合ったが、昨年に別れた。女性は今年一月中旬、署へ相談に訪れたという。

リベンジポルノ 被害急増 相談の8割 10代女性=中部
2014.05.18 中部朝刊

 ◆迅速削除へ 自民 法整備検討

 ふられた腹いせに、交際していた相手のプライベートな画像、写真などをネット上で公開する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が広がっている。愛知県警は今年2月、元交際相手の裸の画像をネットに公開したとして埼玉県の男を名誉毀損(きそん)容疑で逮捕。名古屋地裁が今月、懲役10月の判決を言い渡した。民間団体への相談は、今年3月末までの半年間で172件。前年同期の20倍以上だ。画像をネット上から完全に消し去るのは難しく、自民党は法整備を検討している。

 ■断れず

 「ネットに写真が出ているよ」。関東地方の20歳代の女性は3年前、友人からこう知らされた。心当たりはあった。その半年前、当時の交際相手の求めに応じ、スマートフォンで下着姿の写真を撮影して送っていた。1年半後、無料通話アプリのグループ内で画像が出回っていると聞いた。女性は「今もネット上のどこかに画像が出回っているかも」とため息をつく。

 ネット上のトラブル相談を受ける「全国webカウンセリング協議会」(東京)によると、リベンジポルノ(復讐ポルノ)の被害相談は、昨年10月頃から急増。それまでの月1~2件程度から、今年3月までの半年間は月20件を超えるペースに。

 相談者の約8割は、10代の女性だ。交際中に頼まれ、「浮気されるのが嫌だった」などと思って裸の画像などを送ったケースが目立つという。

 ■削除は困難

 対策として画像の早期削除が有効だが、被害者がサイト管理者に削除を求めても、削除を義務づけた法律はなく、応じるかどうかは管理者任せだ。関東地方の男性(19)は2年前、元交際相手の女性に、下半身が写った画像を同性愛者向けのサイトに投稿された。管理者に削除要請したが、「あなたの画像かどうかわからない」「削除できるのは投稿者」と拒否されたという。

 プロバイダー責任法では、管理者は投稿者に削除の可否を問い合わせ、7日間を過ぎても返事がなければ、削除しても民事上の責任を問われない。ただ、7日を過ぎたら必ず削除するよう求めた規定ではない。管理者が削除に応じても、1週間は画像がネット上に放置され、その間に拡散する恐れもある。

 ■対応策

 こうした現状を踏まえ、自民党は今年2月、対応策を検討する特命委員会を設置した。画像をすぐに削除できる仕組みなどを主なテーマとしており、法改正も視野に入る。「ネットの画像は誰もが見られる。被害者にとって不快な画像を削除できないのは、路上にばらまかれた写真が放置されているのと同じ」。委員会事務局長の三原じゅん子参院議員は強調する。委員会では加害者を処罰する新法の整備も議題としている。

 これに対して総務省は「現在の法律や業界団体が定めた指針で、問題の画像は速やかに削除できている」と主張。表現の自由を侵害する恐れもあるとして、管理者に削除などを義務づけることには慎重だ。委員会では、画像をさらした目的が、嫌がらせかどうかにかかわらず、被害者の同意がなければ違法とすべきだとの意見もあるが、法務省は「同意の有無を立証するのは難しい」との姿勢だ。

リベンジポルノ(復讐ポルノ)被害拡散 10代の相談急増 迅速削除へ自民議論
2014.05.17 東京夕刊

 ふられた腹いせに、交際していた相手のプライベートな画像、写真などをネット上で公開する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が広がっている。民間団体への相談は、今年3月末までの半年間で172件。前年同期の20倍以上だ。画像をネット上から完全に消し去るのは難しく、自民党は法整備を検討している。

 ■断れず

 「ネットに写真が出ているよ」。関東地方の20歳代の女性は3年前、友人からこう知らされた。心当たりはあった。その半年前、当時の交際相手の求めに応じ、スマートフォンで下着姿の写真を撮影して送っていた。1年半後、無料通話アプリのグループ内で画像が出回っていると聞いた。女性は「今もネット上のどこかに画像が出回っているかも」とため息をつく。

 ネット上のトラブル相談を受ける「全国webカウンセリング協議会」(東京)によると、リベンジポルノ(復讐ポルノ)の被害相談は、昨年10月頃から急増。それまでの月1~2件程度から、今年3月までの半年間は月20件を超えるペースに。同協議会の安川雅史理事長は「リベンジポルノ(復讐ポルノ)関連の事件が報じられたことで注目が集まり、それまで言い出せなかった被害者が相談するようになった」と推測する。

 相談者の約8割は、10代の女性だ。交際中に頼まれ、「秘密だから」「浮気されるのが嫌だった」などと思って裸の画像などを送ったケースが目立つという。

 ■削除は困難

 対策として画像の早期削除が有効だが、被害者がサイト管理者に削除を求めても、削除を義務づけた法律はなく、応じるかどうかは管理者任せだ。関東地方の男性(19)は2年前、元交際相手の女性に、下半身が写った画像を同性愛者向けのサイトに投稿された。管理者に削除要請したが、「あなたの画像かどうかわからない」「削除できるのは投稿者」と拒否されたという。

 プロバイダー責任法では、管理者は投稿者に削除の可否を問い合わせ、7日間を過ぎても返事がなければ、削除しても民事上の責任を問われない。ただ、7日を過ぎたら必ず削除するよう求めた規定ではない。管理者が削除に応じても、1週間は画像がネット上に放置され、その間に拡散する恐れもある。

 ■対応策

 こうした現状を踏まえ、自民党は今年2月、対応策を検討する特命委員会を設置した。画像をすぐに削除できる仕組みなどを主なテーマとしており、法改正も視野に入る。「ネットの画像は誰もが見られる。被害者にとって不快な画像を削除できないのは、路上にばらまかれた写真が放置されているのと同じ」。委員会事務局長の三原じゅん子参院議員は強調する。委員会では「抑止力として必要だ」として、加害者を処罰する新法の整備も議題としている。

 これに対して総務省は「現在の法律や業界団体が定めた指針で、問題の画像は速やかに削除できている」と主張。表現の自由を侵害する恐れもあるとして、管理者に削除などを義務づけることには慎重だ。委員会では、画像をさらした目的が、嫌がらせかどうかにかかわらず、被害者の同意がなければ違法とすべきだとの意見もあるが、法務省は「同意の有無を立証するのは難しい」との姿勢だ。

 園田寿・甲南大教授(刑法)の話「リベンジポルノ(復讐ポルノ)の本質は性暴力。相手の性的羞恥心を傷つけるような画像・映像を不特定多数にさらす行為はすぐさま犯罪とすべきだ」

秘密の写真、まさか拡散 破局腹いせ、ネットで「リベンジポルノ」 【大阪】
2014.05.15 大阪朝刊 

 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」。交際中や親しい間柄の時に撮影した女性の体の画像をインターネット上に流出させる行為だ。別れた腹いせや逆恨みがきっかけになることが多いとされるが、被害を訴えるケースが急増している。いったん出回った画像をすぐに削除するのは容易ではなく、専門家からは速やかな法規制を求める声も上がる。

 「私の胸や局部の画像がLINE(ライン)に出回っているんです」

 東京都内の高校に通う女子生徒から昨年12月、「全国webカウンセリング協議会」(東京)に相談があった。LINEは若者を中心に使われているスマートフォンの無料通信アプリ。生徒の画像は、複数の仲間と画像付きメッセージをやり取りできる「トーク」という機能を通じて見られるようになっていた。

 画像を送ったとみられるのは、生徒とけんかして別れた元交際相手だった。画像は次々と転送され、広がっていった。生徒は協議会の担当者にこう伝えたという。「ショックを受け、学校に行けない状態が続いています。辞めようか……」

 大阪府内の高校3年の女子生徒も昨秋、ネット上の画像掲示板に自分の裸の上半身と下着姿の画像を投稿された。かつて付き合っていた男性が撮影したものだったという。

 直接会っていなくても、リベンジポルノ(復讐ポルノ)の被害に遭うケースもある。

 今年3月、都内に住む女性(19)のスマートフォンが鳴った。「お前、俺のことナメすぎてっからさー、いつでも(画像を)流せるんだからな」。相手は「24歳の看護師」を名乗る男。2カ月前に無料通話アプリの掲示板で知り合った。

 男は悩みやたわいもない話を真剣に聞いてくれた。やりとりを重ねるうち、写真を送るよう求められた。要求はエスカレートしていき、女性は言われるまま自分で撮った下着姿や裸の画像を送ってしまった。

 その後、男は別れを切り出した女性の画像をネット上にばらまくと脅したとして警視庁に脅迫容疑で逮捕され、裁判などで一連の経緯が明らかに。男は「24歳の看護師」ではなく、福島県の介護士(40)だった。女性は警視庁に「彼のことが好きだった。流出させられるとは思ってもみなかった」と話したという。

 こうしたリベンジポルノ(復讐ポルノ)をめぐり、全国webカウンセリング協議会に昨年10月~今年3月に寄せられた相談は計172件に上る。13件だった昨年4~9月の13倍。相談者の大半は女子の中学生か高校生で、理事長の安川雅史さんは「スマホが普及したことに加え、昨秋に東京都内で起きた刺殺事件で、被告の男が被害少女の画像をネット上に流出させていたことが相談急増の背景にあるのではないか」とみる。

 ■「表現の自由」削除は困難

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)の被害に遭わないためには、どうすればいいのか。安川さんは「『彼氏が求めるから』といって、安易に自分の画像を送らないようにしてほしい」と求める。

 万が一、流出させられた場合、LINEやネット上の掲示板の運営管理者に画像の削除を求める手段がある。ところが、協議会は被害者に代わって画像の削除を要請しても、簡単に消すことができないという。

 LINEの運営会社は、「通信の秘密」を保障した憲法21条や電気通信事業法4条を理由に挙げ、「個人と個人のやり取りは監視できない」との立場をとる。

 ネット上の掲示板の管理者は原則として削除に応じる一方、投稿者の反論を待つ猶予期限(7日間)を設けている。21条の「表現の自由」を尊重するためにできたプロバイダー責任制限法(2002年施行)にもとづく措置だが、この7日の間に被害者の画像が拡散するケースも少なくないという。

 日本最大級のネット掲示板「2ちゃんねる」では、ボランティアが削除要請を受け付けている。しかし、東海地方のボランティアの男性が実態を打ち明ける。「表現の自由を言い訳にして、削除に応じないボランティアがいる」

 ■米では処罰法、日本は未整備 専門家「本質は性暴力」

 法律でリベンジポルノ(復讐ポルノ)を規制している国もある。米国のカリフォルニア州では昨年、嫌がらせ目的で性的な画像をネットにさらす行為を処罰する州法が成立。違反者には、最高で禁錮6カ月か1千ドルの罰金が科せられる。

 これに対し、日本にはリベンジポルノ(復讐ポルノ)を取り締まる法律はなく、自民党が今年2月に法制化に向けた議論を始めたばかりだ。わいせつ画像のネット投稿について、警察や検察は「児童ポルノ禁止法」などを適用して捜査している。

 ネット問題に詳しい甲南大法科大学院の園田寿教授(刑事法)は「リベンジポルノ(復讐ポルノ)の本質は性暴力。通信の秘密や表現の自由と同列で論じる関係にない」と指摘。その上で「法制化で違法行為を限定すれば、国側が『プライバシー保護』を名目にネットの規制に踏み出すことも抑えられる。憲法が保障する権利を守ることにもつながる」と話す。

    ◇

 <憲法21条>

 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

 <電気通信事業法4条>

 電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、侵してはならない。

 電気通信事業に従事する者は、在職中電気通信事業者の取扱中に係る通信に関して知り得た他人の秘密を守らなければならない。その職を退いた後においても、同様とする。

リベンジポルノ(復讐ポルノ) 被告に実刑判決 名古屋地裁=中部
2014.05.13 中部朝刊 

 元交際相手の女性の裸の画像などをインターネット上に公開する「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」で女性に精神的苦痛を与えたとして、名誉毀損(きそん)罪に問われた無職A被告(46)に対し、名古屋地裁は12日、懲役10月(求刑・懲役1年)の判決を言い渡した。

 山田亜湖裁判官は判決理由で、「インターネット上の画像の回収見込みは極めて乏しく、女性の羞恥心、精神的苦痛は極めて大きい」と指摘。「経緯や犯行動機は、身勝手で酌むべき点はない」と断じた。

 判決によると、A被告は2013年8月、埼玉県内の自宅で、携帯電話を使い元交際相手の女性の顔や上半身が写った画像をインターネットサイトに投稿。誰でも閲覧できる状態にして女性の名誉を傷つけた。

リベンジポルノ(復讐ポルノ)の男に懲役10月
2014.05.13 東京朝刊 

 元交際相手の女性への恨みから、女性の半裸画像をインターネットに投稿する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」をしたとして、名誉毀損(きそん)の罪に問われた埼玉県上尾市、無職、A被告(46)の判決公判が12日、名古屋地裁で開かれ、山田亜湖裁判官は懲役10月(求刑懲役1年)を言い渡した。

 山田裁判官は判決理由で「女性の実名を記載した掲示板を立ち上げ、顔入りの画像を掲載しており犯行は卑劣で悪質」と指摘。ネットへの画像流出には「回収の見込みが極めて乏しく、被害者の羞恥心、精神的苦痛は大きい」と述べた。被告の動機は「女性が一方的に離れていったことや警察からストーカー扱いされたことに怒りを募らせ犯行に及んだ。短絡的かつ身勝手で、酌むべき点はない」とした。

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)実刑 名古屋地裁判決 「画像の回収困難」
2014.05.13 朝刊 

 元交際相手の裸の写真をネット上に投稿したとして、名誉毀損(きそん)の罪に問われた埼玉県上尾市、無職A被告(46)の判決公判が十二日、名古屋地裁であり、山田亜湖裁判官は「犯行態様は卑劣で悪質。インターネットの画像は回収の見込みが極めて乏しく、被害女性の精神的苦痛は大きい」などとして、懲役十月(求刑懲役一年)を言い渡した。

 判決によると、被告は昨年八月、愛知県内に住む元交際相手の三十代女性の顔入りの裸の写真をサイトに投稿し、女性の名誉を傷つけた。

 別れた後で腹いせに元交際相手のわいせつな写真をネット上に公開する行為は「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」と呼ばれ、近年社会問題化している。

10代襲うリベンジポルノ(復讐ポルノ) スマホ普及で被害拡大
2014.05.06 東京朝刊 

 ふられた腹いせに、交際していた相手のわいせつ画像をインターネット上に流出させる――。「リベンジ(復讐〈ふくしゅう〉)ポルノ」と呼ばれる被害が増えている。いったん画像が流出すると拡散を防ぐのは難しい。被害者の大半は、10代の子どもたちだ。

 東京都内に住む女性(19)のスマートフォン(スマホ)が鳴った。

 「お前、俺のことナメすぎてっからさー、いつでも(画像を)流せるんだからな。忘れんなよ」

 今年3月のことだ。

 相手は「24歳の看護師」を名乗る男。2カ月前に無料通話アプリの掲示板で知り合った。悩みやたわいもない話を真剣に聞いてくれた。女性は好意を抱くようになった。メッセージのやりとりを重ねるうち、写真を送るよう求められた。「顔が見たいな」。要求はエスカレートした。下着姿、そして裸。言われるまま、自分で撮った画像を送った。

 4月末にあった初公判などで明らかにされた2人の「交際」だ。男は女性から別れを切り出され、画像をネット上にばらまくと脅したとして、警視庁に脅迫容疑で逮捕された。

 2人は直接会ったことがなかった。男は福島県在住の介護士(40)で、示していたプロフィール写真は別人のものだった。

 「画像を渡したのは彼のことが好きだったし、流出されるなんて思ってもみなかった」。女性は警視庁の事情聴取に答えたという。

 10代の少女たちが「自画撮り」した裸の画像を交際相手に送って、被害に遭う事例は増えている。警察庁のまとめでは、全国で昨年、児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで摘発された事件のうち、18歳未満に自画撮りの画像を送らせていたのは318件で、前年の1・3倍。捜査幹部は「スマホの普及が背景にある」とみる。

 ■「2人の秘密」共有に危うさ

 「『2人だけの秘密』の共有を迫られて断れなかったり、ネット上の『見ず知らず』の関係に気を許してしまったりする被害者が多い」。ネット上でのトラブル相談を受け付けている「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長は指摘する。

 都立高校2年の女子高生(16)もそんな一人だ。

 彼氏に「おっぱいの写真送って」と頼まれ、スマホで自分の胸元を撮って送った。「正直、気持ち悪かった。彼氏も、送っちゃった自分も。でも、嫌われたくなかった」。彼氏とは別れたが、画像が悪用されないか今も心配だ。

 協議会では、多くても月3件ほどだった被害相談が昨年半ばから急増。今年3月には1カ月としては過去最多の32件が寄せられた。過去2年間に寄せられた相談の約9割は女子中高生からだ。約7割は実際に交際していた相手とのトラブルだったが、約3割は無料通信アプリなどネット上で交流していた相手だった。

 安川理事長は「保護者や学校が子どもたちに、自分を傷つけるような画像を安易に送るのは危険だと伝えることが大切だ」と話す。有害サイトへのアクセスを制限するフィルタリングソフトの活用も効果的だという。

 (牛尾梓)

 ■米は法整備、日本も検討

 警察は個別の事案ごとにさまざまな法律を適用して事件化を図っている。

 京都府警は昨年12月、女子中学生(当時14)のわいせつな姿を撮影し、「動画をインターネットでばらまく」と脅した男(同24)を児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕。愛知県警は今年2月、元交際相手(同37)の半裸の画像をネットに投稿したとして、無職の男(同46)を名誉毀損(きそん)容疑で逮捕した。ただ、いったんネット上に画像が流出すると完全に削除するのは難しい。

 被害者が自殺したり、名前を変えざるをえなかったりするなど、被害が2000年代から深刻化している米国では流出行為を禁じる法整備が進む。ニュージャージー州では04年、本人の許可なく性的な画像を流出させることを禁止。カリフォルニア州では昨年、嫌がらせ目的で画像をネットに載せることが禁じられた。違反者には最高で禁錮6カ月か1千ドルの罰金刑が科される。

 自民党は今年2月、特命委員会を設置し、罰則を盛り込んだ新法の検討を始めた。早ければ今国会での議員提案を目指す。委員会事務局長の三原じゅん子参院議員は「リベンジポルノ(復讐ポルノ)は被害が一生ついてまわる性暴力であり性犯罪。日本は遅れている」と話す。

深刻「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」 別れた腹いせ―相手の写真をネット流出 削除困難「気軽に送らないで」
2014.04.26 信濃毎日新聞夕刊 

 元恋人や元配偶者の裸の写真などを、別れた後に腹いせにインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が、若者を中心に深刻化している。「ネット上の性暴力」とも言われ、米国では一部の州で規制する法律が成立、日本でも自民党が検討を始めた。いったん流出すると完全な削除は難しく、専門家は「好きな相手でも、気軽に画像を送らないで」と警告する。

 「おまえの下着姿の写真がネットに流れていたよ」。2011年冬、当時10代だった女性は一瞬、電話口の知人の言葉が理解できなかった。

 「そういえば」。その年の夏、交際を始めたばかりの男性から「写真を送ってよ」と言われ、下着姿の2枚の画像を送ったのを思い出した。「好きだったし、抵抗を感じなかった」。その後、暴力を振るわれるようになり、もう別れていた。

 画像は民間機関に依頼して削除してもらったが「誰かに見られるのでは」という恐怖は消えない。「ずっと後悔している。なんであんな画像を送ってしまったのか…」

 ▼氷山の一角

 全国webカウンセリング協議会(東京)に寄せられるリベンジポルノ(復讐ポルノ)に関する相談は、昨年9月までは月数件だったが、最近は月20件以上に増えた。スマートフォンの普及で、画像の撮影や送信がしやすくなったことが背景にあるとみられ、中高生など若者からの相談が目立つ。

 今年2月には愛知県警が、元交際相手の半裸画像をネット上に投稿したとして名誉毀損(きそん)容疑で男を逮捕するなど、警察が摘発するケースもでてきた。だが協議会の安川雅史理事長は「本人が画像の流出を知らないこともあり、事件は氷山の一角」と指摘。周りに知られることを恐れ、警察や親に相談せずに泣き寝入りする人も多いという。

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)が社会問題化している米国では、カリフォルニア州で昨年10月、裸の写真などを嫌がらせ目的でネット上に掲載し、深刻な精神的苦痛を与える行為を処罰する新法が成立。アイダホ州やユタ州などでも制定が相次いだ。

 法整備を訴えてきたホリー・ジェイコブスさん(30)は、元恋人の嫌がらせに苦しむ一人だ。

 09年、交流サイト「フェイスブック」の自身の写真が突然、元恋人しか持っていないはずの裸の画像に差し替えられた。画像は名前や電話番号などの個人情報と共に何百ものサイトに掲載され、仕事に支障が生じてやむなく名前まで変えた。

 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)は女性の人生を破壊する。サイバー上のレイプだ」

 ▼教育が必要

 自民党は2月、リベンジポルノ(復讐ポルノ)対策の特命委員会を設置し、画像の拡散防止や罰則強化を柱とした新法整備を目指す方針を確認した。刑法など現行法で対応できるとの意見もあるが、事務局長の三原じゅん子参院議員は「被害者が求めるのは一分一秒でも早く、流出した画像を削除すること。その環境を整備し、泣き寝入りを防ぐために新法は必要」と力を込める。

 とはいえ、画像をネット上にばらまかれると完全な消去は至難の業だ。安川理事長は全国の学校などで講演し、自分を守る教育の必要性を訴える。「『流出して困るような画像を軽はずみに撮影しない、人に送らない』と家庭や学校で教えることが大事だ」と話している。

元交際相手脅迫、28歳容疑者逮捕 メールで「動画ばらまく」 /和歌山県
2014.04.25 大阪地方版/和歌山 

 元交際相手の動画をインターネット上に拡散すると脅したとして、和歌山北署は24日、和歌山市湊御殿2丁目、アルバイト従業員A容疑者(28)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、堀家容疑者は8日午前5時半~同6時ごろ、20代の元交際相手の女性に「ネットにさらしたら消えんぞ」などといったメールを約10回送信し、脅迫した疑いがある。女性には以前もA容疑者から同様のメールが送られていたといい、女性が署に相談し、被害届を出していた。

 県警によると、嫌がらせ目的で元交際相手の画像や動画をネット上に公開する行為は「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」と呼ばれ、県内での摘発は珍しいという。

リベンジポルノ(復讐ポルノ) 若者被害が深刻/法規制 自民党が検討/専門家「気軽に画像送らないで」
2014.04.24 朝刊 

 元恋人や元配偶者の裸の写真などを、別れた後に腹いせにインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が、若者を中心に深刻化している。「ネット上の性暴力」とも言われ、米国では一部の州で規制する法律が成立、日本でも自民党が検討を始めた。いったん流出すると完全な削除は難しく、専門家は「好きな相手でも、気軽に画像を送らないで」と警告する。

 「おまえの下着姿の写真がネットに流れていたよ」。2011年冬、当時10代だった女性は一瞬、電話口の知人の言葉が理解できなかった。

 「そういえば」。その年の夏、交際を始めたばかりの男性から「写真を送ってよ」と言われ、下着姿の2枚の画像を送ったのを思い出した。「好きだったし、抵抗を感じなかった」。その後、暴力を振るわれるようになり、もう別れていた。

 画像は民間機関に依頼して削除してもらったが「誰かに見られるのでは」という恐怖は消えない。「ずっと後悔している。なんであんな画像を送ってしまったのか…」

氷山の一角

 全国webカウンセリング協議会(東京)に寄せられるリベンジポルノ(復讐ポルノ)に関する相談は、昨年9月までは月数件だったが、最近は月20件以上に増えた。スマートフォンの普及で、画像の撮影や送信がしやすくなったことが背景にあるとみられ、中高生など若者からの相談が目立つ。

 今年2月には愛知県警が、元交際相手の半裸画像をネット上に投稿したとして名誉毀損(きそん)容疑で男を逮捕するなど、警察が摘発するケースもでてきた。だが協議会の安川雅史理事長は「本人が画像の流出を知らないこともあり、事件は氷山の一角」と指摘。周りに知られることを恐れ、警察や親に相談せずに泣き寝入りする人も多いという。

人生を破壊

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)が社会問題化している米国では、カリフォルニア州で昨年10月、裸の写真などを嫌がらせ目的でネット上に掲載し、深刻な精神的苦痛を与える行為を処罰する新法が成立。アイダホ州やユタ州などでも制定が相次いだ。

 法整備を訴えてきたホリー・ジェイコブスさん(30)は、元恋人の嫌がらせに苦しむ一人だ。

 09年、交流サイト「フェイスブック」の自身の写真が突然、元恋人しか持っていないはずの裸の画像に差し替えられた。画像は名前や電話番号などの個人情報と共に何百ものサイトに掲載され、仕事に支障が生じてやむなく名前まで変えた。

 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)は女性の人生を破壊する。サイバー上のレイプだ」

削除が第一

 自民党は2月、リベンジポルノ(復讐ポルノ)対策の特命委員会を設置し、画像の拡散防止や罰則強化を柱とした新法整備を目指す方針を確認した。刑法など現行法で対応できるとの意見もあるが、事務局長の三原じゅん子参院議員は「被害者が求めるのは一分一秒でも早く、流出した画像を削除すること。その環境を整備し、泣き寝入りを防ぐために新法は必要」と力を込める。

 とはいえ、画像をネット上にばらまかれると完全な消去は至難の業だ。安川理事長は全国の学校などで講演し、自分を守る教育の必要性を訴える。「『流出して困るような画像を軽はずみに撮影しない、人に送らない』と家庭や学校で教えることが大事だ」と話している。

 ゆがんだ「愛情」 ストーカー犯罪 元交際相手の復讐投稿 絶えず 流出画像 消えぬ傷 安易な撮影注意を
2014.04.22 朝刊 

 嫌がらせで、元の交際相手や配偶者のわいせつ画像をインターネットに流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が後を絶たない。投稿者が摘発されても、流出画像を消し去るのは至難の業だという。身近な人に画像を見られたショックから、心に深い傷を残す被害者もいる。

 「ネット上に出回った画像を削除できますか」。戸惑いに満ちた相談が昨年十月、ネットの人権問題に取り組む、全国webカウンセリング協議会(東京)に寄せられた。相談主は、関西地方の高校教諭だ。

 担任する女子生徒の裸の画像が、無料でメッセージをやりとりできるスマートフォンのアプリ「LINE(ライン)」や、短文投稿サイト「ツイッター」で出回っていた。

 女子生徒は別の高校の男子生徒と交際中、求められて裸を撮影し、男子生徒に送った。別れた後、男子生徒は画像をクラスのLINE仲間に送信。それが近くの高校に広まっていった。

 問題が発覚し、男子生徒は退学処分に。女子生徒は登校しているものの、ふさぎ込んだままだという。

 違法・有害情報相談センター(東京)によると、通常、サイト管理者は、規約を設け、投稿されたわいせつ画像を削除している。権利侵害が明白な画像は、削除しても許されるとするプロバイダー責任制限法も定められている。

 ただ、管理者によって、わいせつ性の判断や、対応の速さに差がある。

 また、ネット掲示板など公開サイトと比べ、LINEのように、会員間での交流サービス上に投稿されると、拡散状況を把握しづらい。「通信の秘密」があり、管理者は逐一、投稿内容を閲覧していないという。

 女子生徒のケースでも、流出先をつかみきれない状況になってしまった。

 ネットトラブルに詳しい清水陽平弁護士は「LINEのように閉じられた世界に流出した場合、削除は極めて困難」と指摘。「第三者に見られたくない画像を撮らせたり、送ったりしないのが大事だが、もし被害に遭ったら、拡散を防ぐため、早急に削除に動くべきだ」と訴えている。

 相談が急増 9割中高生

 加害者ネットの知人も

 全国webカウンセリング協議会によると、リベンジポルノ(復讐ポルノ)についての相談は昨秋から増えている。それ以前は月二、三件だったが現在は三十件ほどある。

 安川雅史理事長は「携帯電話やスマートフォンの普及で、私的な画像を気軽に撮影する人が増えたことや、リベンジポルノ(復讐ポルノ)をメディアが取り上げ始めたのが影響している」とみる。

 相談者の九割以上を中高生の少女が占める。加害者の六割は元交際相手だが、四割は出会い系アプリや掲示板を通じたネット上の知り合いだという。

 安川理事長は「『二人だけの秘密』と軽い気持ちで撮影したり、現実社会で友人が少ないため、『捨てられたくない』とネット上の知り合いに送ったりしている」と懸念する。

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)の被害の一部は事件化されている。警視庁は昨年十二月、復縁しなければ裸の写真をばらまくと三十代の元交際相手を脅したとして強要未遂容疑で男(30)を逮捕。今年二月には愛知県警が元交際相手(37)の写真をネットに投稿したとして名誉毀損(きそん)容疑で男(46)を逮捕している。

 このほか、刑法のわいせつ図画公然陳列などに問われたり、被写体が十八歳未満なら児童ポルノ禁止法違反に問われたりする可能性もある。ネット上で見つけた画像を転送して拡散させる行為が、違法とされる場合もある。

 安川理事長は年間二百五十回ほど、子どもや保護者、教諭らを対象に講演会を開いている。「軽率に撮影させた画像が一生を台無しにする。そして、リベンジポルノ(復讐ポルノ)は立派な犯罪だと伝えたい」と強調する。

リベンジポルノ(復讐ポルノ)深刻化 元恋人の画像 ネットにばらまき スマホ普及 若者ら被害 自民 罰則強化へ新法も
2014.04.22 

 元恋人や元配偶者の裸の写真などを、別れた後に腹いせにインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐=ふくしゅう)ポルノ」の被害が、若者を中心に深刻化している。「ネット上の性暴力」とも言われ、米国では一部の州で規制する法律が成立、日本でも自民党が検討を始めた。いったん流出すると完全な削除は難しく、専門家は「好きな相手でも、気軽に画像を送らないで」と警告する。

 「おまえの下着姿の写真がネットに流れていたよ」。2011年冬、当時10代だった女性は一瞬、電話口の知人の言葉が理解できなかった。

 「そういえば」。その年の夏、交際を始めたばかりの男性から「写真を送ってよ」と言われ、下着姿の2枚の画像を送ったのを思い出した。「好きだったし、抵抗を感じなかった」。その後、暴力を振るわれるようになり、もう別れていた。

【ずっと後悔】

 画像は民間機関に依頼して削除してもらったが「誰かに見られるのでは」という恐怖は消えない。「ずっと後悔している。なんであんな画像を送ってしまったのか…」

 全国webカウンセリング協議会(東京)に寄せられるリベンジポルノ(復讐ポルノ)に関する相談は、昨年9月までは月数件だったが、最近は月20件以上に増えた。スマートフォンの普及で、画像の撮影や送信がしやすくなったことが背景にあるとみられ、中高生など若者からの相談が目立つ。

 今年2月には愛知県警が、元交際相手の半裸画像をネット上に投稿したとして名誉毀損(きそん)容疑で男を逮捕するなど、警察が摘発するケースもでてきた。だが協議会の安川雅史理事長は「本人が画像の流出を知らないこともあり、事件は氷山の一角」と指摘。周りに知られることを恐れ、警察や親に相談せずに泣き寝入りする人も多いという。

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)が社会問題化している米国では、カリフォルニア州で昨年10月、裸の写真などを嫌がらせ目的でネット上に掲載し、深刻な精神的苦痛を与える行為を処罰する新法が成立。アイダホ州やユタ州などでも制定が相次いだ。

 法整備を訴えてきたホリー・ジェイコブスさん(30)は、元恋人の嫌がらせに苦しむ一人だ。

【人生を破壊】

 09年、交流サイト「フェイスブック」の自身の写真が突然、元恋人しか持っていないはずの裸の画像に差し替えられた。画像は名前や電話番号などの個人情報と共に何百ものサイトに掲載され、仕事に支障が生じてやむなく名前まで変えた。

 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)は女性の人生を破壊する。サイバー上のレイプだ」

 自民党は2月、リベンジポルノ(復讐ポルノ)対策の特命委員会を設置し、画像の拡散防止や罰則強化を柱とした新法整備を目指す方針を確認した。刑法など現行法で対応できるとの意見もあるが、事務局長の三原じゅん子参院議員は「被害者が求めるのは一分一秒でも早く、流出した画像を削除すること。その環境を整備し、泣き寝入りを防ぐために新法は必要」と力を込める。

【消去は困難】

 とはいえ、画像をネット上にばらまかれると完全な消去は至難の業だ。安川理事長は全国の学校などで講演し、自分を守る教育の必要性を訴える。「『流出して困るような画像を軽はずみに撮影しない、人に送らない』と家庭や学校で教えることが大事だ」と話している。(共同通信社)

リベンジポルノ(復讐ポルノ)深刻化 ネット上に元恋人の裸写真… 若者の相談急増、摘発も 完全削除難しく/米は新法で規制
2014.04.22 

 元恋人や元配偶者の裸の写真などを、別れた後に腹いせにインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が、若者を中心に深刻化している。「ネット上の性暴力」とも言われ、米国では一部の州で規制する法律が成立、日本でも自民党が検討を始めた。いったん流出すると完全な削除は難しく、専門家は「好きな相手でも、気軽に画像を送らないで」と警告する。

 「おまえの下着姿の写真がネットに流れていたよ」。2011年冬、当時10代だった女性は一瞬、電話口の知人の言葉が理解できなかった。

 「そういえば」。その年の夏、交際を始めたばかりの男性から「写真を送ってよ」と言われ、下着姿の2枚の画像を送ったのを思い出した。「好きだったし、抵抗を感じなかった」。その後、暴力を振るわれるようになり、もう別れていた。

 画像は民間機関に依頼して削除してもらったが「誰かに見られるのでは」という恐怖は消えない。「ずっと後悔している。なんであんな画像を送ってしまったのか…」

 全国webカウンセリング協議会(東京)に寄せられるリベンジポルノ(復讐ポルノ)に関する相談は、昨年9月までは月数件だったが、最近は月20件以上に増えた。スマートフォンの普及で、画像の撮影や送信がしやすくなったことが背景にあるとみられ、中高生など若者からの相談が目立つ。

 今年2月には愛知県警が、元交際相手の半裸画像をネット上に投稿したとして名誉毀損(きそん)容疑で男を逮捕するなど、警察が摘発するケースもでてきた。だが協議会の安川雅史理事長は「本人が画像の流出を知らないこともあり、事件は氷山の一角」と指摘。警察や親に相談せずに泣き寝入りする人も多いという。

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 リベンジポルノ(復讐ポルノ)が社会問題化している米国では、カリフォルニア州で昨秋、裸の写真などを嫌がらせ目的でネット上に掲載し、深刻な精神的苦痛を与える行為を処罰する新法が成立。アイダホ州やユタ州などでも制定が相次いだ。

 法整備を訴えてきたホリー・ジェイコブスさん(30)は、元恋人の嫌がらせに苦しむ一人だ。09年、交流サイト「フェイスブック」の自身の写真が突然、元恋人しか持っていないはずの裸の画像に差し替えられた。画像は名前や電話番号などの個人情報と共に何百ものサイトに掲載され、仕事に支障が生じてやむなく名前まで変えた。「リベンジポルノ(復讐ポルノ)は女性の人生を破壊する。サイバー上のレイプだ」

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 自民党は2月、リベンジポルノ(復讐ポルノ)対策の特命委員会を設置し、画像の拡散防止や罰則強化を柱とした新法整備を目指す方針を確認した。事務局長の三原じゅん子参院議員は「被害者が求めるのは一分一秒でも早く、流出した画像を削除すること。その環境を整備し、泣き寝入りを防ぐために新法は必要」と力を込める。

 とはいえ、画像をネット上にばらまかれると完全な消去は至難の業だ。安川理事長は「『流出して困るような画像を軽はずみに撮影しない、人に送らない』と家庭や学校で教えることが大事だ」と話している。

リベンジポルノ(復讐ポルノ)深刻化 福岡でも逮捕者 識者「画像送らないで」
2014.04.22 

 福岡県内では博多署が2010年5月、以前交際していた女性=当時(20)=に「裸の写真をばらまくぞ」と脅す内容の携帯メールを複数回送信したとして、脅迫容疑で福岡市内の派遣社員の男=同(26)=を逮捕。福岡市男女共同参画推進センター・アミカスによると、リベンジポルノ(復讐ポルノ)に関する相談電話は毎年数件あり、精神的に落ち着かせた後で警察への相談を勧めているという。

 ネットへの問題意識が希薄な子どもが被害に遭う場合も少なくない。福岡市の市民団体「子どもねっと会議所」の井島信枝代表は中学校や高校での講演で、交際相手に画像を送る際は注意するよう呼び掛けている。井島さんは「子どもは、『好きだから』と感情に溺れて相手を信用しがち。いったん手を離れた画像は、後にどういう使い方をされるか分からないということを、保護者もよく言って聞かせる必要がある。まず、裸の画像などを撮らせたり、送ったりしないことだ」と強調する。

「ネットの性暴力」深刻化  リベンジポルノ(復讐ポルノ)、被害拡大  軽はずみな行動に警鐘、米では新法も
2014.04.21 佐賀新聞 

 元恋人や元配偶者の裸の写真などを、別れた後に腹いせにインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が、若者を中心に深刻化している。「ネット上の性暴力」とも言われ、米国では規制する法律が成立、日本でも自民党が検討を始めた。いったん流出すると完全な削除は難しく、専門家は「好きな相手でも、気軽に画像を送らないで」と警告する。

 「おまえの下着姿の写真がネットに流れていたよ」。2011年冬、当時10代だった女性は一瞬、電話口の知人の言葉が理解できなかった。

◆氷山の一角

 「そういえば」。その年の夏、交際を始めたばかりの男性から「写真を送ってよ」と言われ、下着姿の2枚の画像を送ったのを思い出した。「好きだったし、抵抗を感じなかった」。その後、暴力を振るわれるようになり、もう別れていた。

 画像は民間機関に依頼して削除したが「誰かに見られるのでは」という恐怖は消えない。「ずっと後悔している。なんであんな画像を送ってしまったのか…」

 全国webカウンセリング協議会(東京)に寄せられるリベンジポルノ(復讐ポルノ)に関する相談は、昨年9月までは月数件だったが、最近は月20件以上に増えた。スマートフォンの普及で、画像の撮影や送信がしやすくなったことが背景にあるとみられ、中高生など若者からの相談が目立つ。

 今年2月には愛知県警が、元交際相手の半裸画像をネット上に投稿したとして名誉毀損(きそん)容疑で男を逮捕するなど、警察が摘発するケースもでてきた。だが協議会の安川雅史理事長は「本人が画像の流出を知らないこともあり、事件は氷山の一角」と指摘。周りに知られることを恐れ、警察や親に相談せずに泣き寝入りする人も多いという。

◆人生を破壊

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)が社会問題化している米国では、カリフォルニア州で昨年10月、裸の写真などを嫌がらせ目的でネット上に掲載し、深刻な精神的苦痛を与える行為を処罰する新法が成立。アイダホ州やユタ州などでも制定が相次いだ。

 法整備を訴えてきたホリー・ジェイコブスさん(30)は、元恋人の嫌がらせに苦しむ一人だ。

 09年、交流サイト「フェイスブック」の自身の写真が突然、元恋人しか持っていないはずの裸の画像に差し替えられた。画像は名前や電話番号などの個人情報と共に何百ものサイトに掲載され、仕事に支障が生じて名前まで変えた。

 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)は女性の人生を破壊する。サイバー上のレイプだ」

 自民党は2月、リベンジポルノ(復讐ポルノ)対策の特命委員会を設置し、画像の拡散防止や罰則強化を柱とした新法整備を目指す方針を確認した。刑法など現行法で対応できるとの意見もあるが、事務局長の三原じゅん子参院議員は「被害者が求めるのは一分一秒でも早く、流出した画像を削除すること。その環境を整備し、泣き寝入りを防ぐために新法は必要」と力を込める。

 とはいえ、画像をネット上にばらまかれると完全な消去は至難の業だ。安川理事長は「『流出して困るような画像を軽はずみに撮影しない、人に送らない』と家庭や学校で教えることが大事だ」と話している。

拡大「ネットの性暴力」 リベンジポルノ(復讐ポルノ)深刻化 若者中心に相談急増 「撮影しない」「送信しない」 自衛の教育も必要
2014.04.20 朝刊 

 元恋人や元配偶者の裸の写真などを、別れた後に腹いせにインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が、若者を中心に深刻化している。「ネット上の性暴力」とも言われ、米国では一部の州で規制する法律が成立、日本でも自民党が検討を始めた。いったん流出すると完全な削除は難しく、専門家は「好きな相手でも、気軽に画像を送らないで」と警告する。

 「おまえの下着姿の写真がネットに流れていたよ」。2011年冬、当時10代だった女性は一瞬、知人の言葉が理解できなかった。

 「そういえば」。その年の夏、交際を始めたばかりの男性から「写真を送ってよ」と言われ、下着姿の2枚の画像を送ったのを思い出した。「好きだったし、抵抗を感じなかった」。その後、暴力を振るわれるようになり、もう別れていた。

 ▽女性の人生破壊

 画像は民間機関に依頼して削除してもらったが「誰かに見られるのでは」という恐怖は消えない。「ずっと後悔している。なんであんな画像を送ってしまったのか…」

 全国webカウンセリング協議会(東京)に寄せられるリベンジポルノに関する相談は、昨年9月までは月数件だったが、最近は月20件以上に増えた。スマートフォンの普及で、画像の撮影や送信がしやすくなったことが背景にあるとみられ、中高生など若者からの相談が目立つ。

 協議会の安川雅史理事長は「本人が流出を知らないこともあり、事件は氷山の一角」と指摘。周りに知られることを恐れ、警察や親に相談せず泣き寝入りする人も多いという。

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)が社会問題化している米国では、カリフォルニア州で昨年10月、裸の写真などを嫌がらせ目的でネット上に掲載し、深刻な精神的苦痛を与える行為を処罰する新法が成立。アイダホ州やユタ州などでも制定が相次いだ。

 法整備を訴えてきたホリー・ジェイコブスさん(30)は、元恋人の嫌がらせに苦しむ一人だ。

 09年、交流サイト「フェイスブック」の自身の写真が突然、元恋人しか持っていないはずの裸の画像に差し替えられた。画像は名前や電話番号などの個人情報と共に何百ものサイトに掲載され、仕事に支障が生じてやむなく名前まで変えた。

 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)は女性の人生を破壊する。サイバー上のレイプだ」

 ▽新法整備目指す

 自民党は2月、リベンジポルノ(復讐ポルノ)対策の特命委員会を設置し、画像の拡散防止や罰則強化を柱とした新法整備を目指す方針を確認した。刑法など現行法で対応できるとの意見もあるが、事務局長の三原じゅん子参院議員は「被害者が求めるのは一分一秒でも早く、流出した画像を削除すること。その環境を整備し、泣き寝入りを防ぐために新法は必要」と力を込める。

 とはいえ、画像をネット上にばらまかれると完全な消去は至難の業だ。安川理事長は全国の学校などで講演し、自分を守る教育の必要性を訴える。「『流出して困るような画像を軽はずみに撮影しない、人に送らない』と家庭や学校で教えることが大事だ」と話している。

表層深層=「ネットの性暴力」拡大 別れた後裸の写真流出-自民、法規制を検討
2014.04.20 朝刊 

 元恋人や元配偶者の裸の写真などを、別れた後に腹いせにインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が、若者を中心に深刻化している。「ネット上の性暴力」とも言われ、米国では一部の州で規制する法律が成立、日本でも自民党が検討を始めた。いったん流出すると完全な削除は難しく、専門家は「好きな相手でも、気軽に画像を送らないで」と警告する。

 「おまえの下着姿の写真がネットに流れていたよ」。2011年冬、当時10代だった女性は一瞬、電話口の知人の言葉が理解できなかった。

 ■氷山の一角

 「そういえば」。その年の夏、交際を始めたばかりの男性から「写真を送ってよ」と言われ、下着姿の2枚の画像を送ったのを思い出した。「好きだったし、抵抗を感じなかった」。その後、暴力を振るわれるようになり、もう別れていた。

 画像は民間機関に依頼して削除してもらったが「誰かに見られるのでは」という恐怖は消えない。「ずっと後悔している。なんであんな画像を送ってしまったのか…」

 全国webカウンセリング協議会(東京)に寄せられるリベンジポルノ(復讐ポルノ)に関する相談は、昨年9月までは月数件だったが、最近は月20件以上に増えた。スマートフォンの普及で、画像の撮影や送信がしやすくなったことが背景にあるとみられ、中高生など若者からの相談が目立つ。

 今年2月には愛知県警が、元交際相手の半裸画像をネット上に投稿したとして名誉毀損(きそん)容疑で男を逮捕するなど、警察が摘発するケースもでてきた。だが協議会の安川雅史理事長は「本人が画像の流出を知らないこともあり、事件は氷山の一角」と指摘。周りに知られることを恐れ、警察や親に相談せずに泣き寝入りする人も多いという。

 ■人生を破壊

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)が社会問題化している米国では、カリフォルニア州で昨年10月、裸の写真などを嫌がらせ目的でネット上に掲載し、深刻な精神的苦痛を与える行為を処罰する新法が成立。アイダホ州やユタ州などでも制定が相次いだ。

 法整備を訴えてきたホリー・ジェイコブスさん(30)は、元恋人の嫌がらせに苦しむ一人だ。

 09年、交流サイト「フェイスブック」の自身の写真が突然、元恋人しか持っていないはずの裸の画像に差し替えられた。画像は名前や電話番号などの個人情報と共に何百ものサイトに掲載され、仕事に支障が生じてやむなく名前まで変えた。

 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)は女性の人生を破壊する。サイバー上のレイプだ」

 ■削除が第一

 自民党は2月、リベンジポルノ(復讐ポルノ)対策の特命委員会を設置し、画像の拡散防止や罰則強化を柱とした新法整備を目指す方針を確認した。刑法など現行法で対応できるとの意見もあるが、事務局長の三原じゅん子参院議員は「被害者が求めるのは一分一秒でも早く、流出した画像を削除すること。その環境を整備し、泣き寝入りを防ぐために新法は必要」と力を込める。

 とはいえ、画像をネット上にばらまかれると完全な消去は至難の業だ。安川理事長は全国の学校などで講演し、自分を守る教育の必要性を訴える。「『流出して困るような画像を軽はずみに撮影しない、人に送らない』と家庭や学校で教えることが大事だ」と話している。

表層深層 FOCUS/元恋人の裸写真をネット流出/中高生ら被害深刻/削除困難、法規制の動き
2014.04.20 宮崎日日新聞朝刊 

 元恋人や元配偶者の裸の写真などを、別れた後に腹いせにインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐=ふくしゅう)ポルノ」の被害が、若者を中心に深刻化している。「ネット上の性暴力」とも言われ、米国では一部の州で規制する法律が成立、日本でも自民党が検討を始めた。いったん流出すると完全な削除は難しく、専門家は「好きな相手でも、気軽に画像を送らないで」と警告する。

 ▽氷山の一角

 「おまえの下着姿の写真がネットに流れていたよ」。2011年冬、当時10代だった女性は一瞬、電話口の知人の言葉が理解できなかった。

 「そういえば」。その年の夏、交際を始めたばかりの男性から「写真を送ってよ」と言われ、下着姿の2枚の画像を送ったのを思い出した。「好きだったし、抵抗を感じなかった」。その後、暴力を振るわれるようになり、もう別れていた。

 画像は民間機関に依頼して削除してもらったが「誰かに見られるのでは」という恐怖は消えない。「ずっと後悔している。なんであんな画像を送ってしまったのか…」

 全国webカウンセリング協議会(東京)に寄せられるリベンジポルノ(復讐ポルノ)に関する相談は、昨年9月までは月数件だったが、最近は月20件以上に増えた。スマートフォンの普及で、画像の撮影や送信がしやすくなったことが背景にあるとみられ、中高生など若者からの相談が目立つ。

 今年2月には愛知県警が、元交際相手の半裸画像をネット上に投稿したとして名誉毀損(きそん)容疑で男を逮捕するなど、警察が摘発するケースもでてきた。だが協議会の安川雅史理事長は「本人が画像の流出を知らないこともあり、事件は氷山の一角」と指摘。周りに知られることを恐れ、警察や親に相談せずに泣き寝入りする人も多いという。

 ▽人生を破壊

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)が社会問題化している米国では、カリフォルニア州で昨年10月、裸の写真などを嫌がらせ目的でネット上に掲載し、深刻な精神的苦痛を与える行為を処罰する新法が成立。アイダホ州やユタ州などでも制定が相次いだ。

 法整備を訴えてきたホリー・ジェイコブスさん(30)は、元恋人の嫌がらせに苦しむ一人だ。

 09年、交流サイト「フェイスブック」の自身の写真が突然、元恋人しか持っていないはずの裸の画像に差し替えられた。画像は名前や電話番号などの個人情報と共に何百ものサイトに掲載され、仕事に支障が生じてやむなく名前まで変えた。「リベンジポルノ(復讐ポルノ)は女性の人生を破壊する。サイバー上のレイプだ」

 ▽教育が必要

 自民党は2月、リベンジポルノ(復讐ポルノ)対策の特命委員会を設置し、画像の拡散防止や罰則強化を柱とした新法整備を目指す方針を確認した。

 刑法など現行法で対応できるとの意見もあるが、事務局長の三原じゅん子参院議員は「被害者が求めるのは一分一秒でも早く、流出した画像を削除すること。その環境を整備し、泣き寝入りを防ぐために新法は必要」と力を込める。

 とはいえ、画像をネット上にばらまかれると完全な消去は至難の業だ。安川理事長は全国の学校などで講演し、自分を守る教育の必要性を訴える。「『流出して困るような画像を軽はずみに撮影しない、人に送らない』と家庭や学校で教えることが大事だ」と話している。

表層深層=リベンジポルノ(復讐ポルノ)深刻化 広がる「ネットの性暴力」 専門家警鐘、新法検討も
2014.04.20 朝刊 

 元恋人や元配偶者の裸の写真などを、別れた後に腹いせにインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が、若者を中心に深刻化している。「ネット上の性暴力」とも言われ、米国では一部の州で規制する法律が成立、日本でも自民党が検討を始めた。いったん流出すると完全な削除は難しく、専門家は「好きな相手でも、気軽に画像を送らないで」と警告する。

■氷山の一角

 「おまえの下着姿の写真がネットに流れていたよ」。2011年冬、当時10代だった女性は一瞬、電話口の知人の言葉が理解できなかった。

 「そういえば」。その年の夏、交際を始めたばかりの男性から「写真を送ってよ」と言われ、下着姿の2枚の画像を送ったのを思い出した。「好きだったし、抵抗を感じなかった」。その後、暴力を振るわれるようになり、もう別れていた。

 画像は民間機関に依頼して削除してもらったが「誰かに見られるのでは」という恐怖は消えない。「ずっと後悔している。なんであんな画像を送ってしまったのか…」

 全国webカウンセリング協議会(東京)に寄せられるリベンジポルノに関する相談は、昨年9月までは月数件だったが、最近は月20件以上に増えた。スマートフォンの普及で、画像の撮影や送信がしやすくなったことが背景にあるとみられ、中高生など若者からの相談が目立つ。

 今年2月には愛知県警が、元交際相手の半裸画像をネット上に投稿したとして名誉毀損(きそん)容疑で男を逮捕するなど、警察が摘発するケースもでてきた。だが協議会の安川雅史理事長は「本人が画像の流出を知らないこともあり、事件は氷山の一角」と指摘。周りに知られることを恐れ、警察や親に相談せずに泣き寝入りする人も多いという。

■人生を破壊

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)が社会問題化している米国では、カリフォルニア州で昨年10月、裸の写真などを嫌がらせ目的でネット上に掲載し、深刻な精神的苦痛を与える行為を処罰する新法が成立。アイダホ州やユタ州などでも制定が相次いだ。

 法整備を訴えてきたホリー・ジェイコブスさん(30)は、元恋人の嫌がらせに苦しむ一人だ。

 09年、交流サイト「フェイスブック」の自身の写真が突然、元恋人しか持っていないはずの裸の画像に差し替えられた。画像は名前や電話番号などの個人情報と共に何百ものサイトに掲載され、仕事に支障が生じてやむなく名前まで変えた。

 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)は女性の人生を破壊する。サイバー上のレイプだ」

■消去は至難

 自民党は2月、リベンジポルノ(復讐ポルノ)対策の特命委員会を設置し、画像の拡散防止や罰則強化を柱とした新法整備を目指す方針を確認した。刑法など現行法で対応できるとの意見もあるが、事務局長の三原じゅん子参院議員は「被害者が求めるのは一分一秒でも早く、流出した画像を削除すること。その環境を整備し、泣き寝入りを防ぐために新法は必要」と力を込める。

 とはいえ、画像をネット上にばらまかれると完全な消去は至難の業だ。安川理事長は全国の学校などで講演し、自分を守る教育の必要性を訴える。「『流出して困るような画像を軽はずみに撮影しない、人に送らない』と家庭や学校で教えることが大事だ」と話している。

リベンジポルノ(復讐ポルノ)、米の闇 性的画像、腹いせに元恋人ら投稿
2014.03.20 東京朝刊 

 別れた腹いせに、以前の恋人や配偶者の裸や性行為の写真をネット上にさらす「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」が、IT大国・米国で深刻化している。日本では自民党が法規制の議論を始めたところだが、米国では取り締まりの動きがカリフォルニア州などで広がっている。ただ、悪用して収入を稼ぐサイトも後を絶たず、規制はなかなか追いつかない。

 ■削除しきれず名前変えた

 プロフィル写真が自分のあられもない姿になってる――。フロリダ州マイアミのホーリー・ジェイコブズさん(30)は2009年1月、友人からの電話で自身のフェイスブックを開き、がくぜんとした。

 ポルノサイトにも裸の写真が何枚も載っていることがわかった。しかも自分のフルネームつきで。

 写真は約1カ月前に別れた年下の男性しか持っていないはずだった。男性とは05年に交際を始め、博士号取得のために引っ越した約1年後から遠距離恋愛に。その間、写真や動画を撮り合い、共有してきた。

 「取り締まってほしい」。三つの警察署を回ったが、「該当する法規制がない」と言われるばかり。弁護士を通じて09年8月、削除するよう男性に伝えた。男性は「やっていない」と否定はしたが、写真や動画はいったんサイトなどから消えた。だが11年11月、新たな恋人との写真をフェイスブックに投稿すると、写真や動画が今度は200以上のサイトにあふれた。氏名だけでなく職場まで書かれた。

 再び弁護士に相談すると、「全部に対処すると何十万ドルもの弁護士費用がかかりますよ」。そんなお金はない。米連邦捜査局(FBI)や地元の議員に駆け込んだがだめだった。ついには上司や同僚にまで写真が送られるようになった。

 「サイバー上の性的暴力だ。こんなに気持ちが弱っていくことはなかった」。転職し、12年6月には法的に氏名も変えた。削除依頼も地道に続けたが、ネット上からすべてを消すのは難しい。「昔の名前をネットで見ないようにするしかない」

 被害者は泣き寝入りするばかり――。ジェイコブズさんは12年8月、法規制を政治家らに求め、被害者が苦しみを分かち合うためのサイト「リベンジポルノを根絶せよ」を立ち上げた。日本からも含む3千人以上の被害者がサイトに集まり、経験を共有する。

 ■金もうけに悪用、サイト次々

 「申し訳ないが、君の過ちをお金にしようって頭が、俺には働くんでね」。黒い野球帽を後ろ向きにかぶった男が挑発的に語る。そんな約12分の動画が昨秋、投稿サイト「ユーチューブ」に掲載された。

 この冬、個人情報の窃盗や共謀罪などで起訴され無罪を主張しているハンター・ムーア被告。「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」を募るサイトを数年前に立ち上げ、広告収入を得るビジネスにしてきた。映像を掲載された女性に刺されてもサイトを続け、米フォーブス誌によると、一時は月約1万3千ドル(約130万円)を売り上げた。

 スマートフォンで手軽に写真を共有できるようになったことで、リベンジポルノ(復讐ポルノ)の問題は深刻になっている。米国の同種の別のサイトは集団訴訟を起こされて閉鎖したが、関係者が再開を宣言。第三者が不正アクセスで取得した写真を掲載し、当事者に買い取らせるサイトもある。

 被害者は主にプライバシー侵害や映像の著作権を根拠に訴えてきたが、サイト運営者がわからない場合が多い。映像を削除できても別のサイトで復活するケースも多く、いたちごっこだ。

 「非難されるべきだが、犯罪には当たらない」。ニューヨークの地裁で2月18日、こんな判決が出た。

 判決文によると、男が昨年7月、元交際相手の女性のみだらな写真をツイッターに投稿し、女性の上司らにも送信。悪質な嫌がらせや不快な性的素材の公然陳列罪などに問われたが「ツイッター投稿や一部の個人への送信では公然陳列罪を問えない」と判断された。

 ■進む法規制に抜け穴

 被害者を中心に法整備を求める声が高まっている。カリフォルニアでは州法が昨年10月1日付で成立し、即日施行された。元交際相手などが撮影した性的な映像を、自ら嫌がらせ目的で州内でネット上に掲載すれば、最高で禁錮6カ月か1千ドルの罰金が科せられる。しかし、米国ではリベンジポルノの約8割が被害者本人が撮った「自撮り」映像の悪用だとの調査があり、こちらも対象とする新法案が2月に提案された。

 ニュージャージー州では同種の法律が04年に先行しているほか、ニューヨーク州やメリーランド州、ユタ州などでも検討が進む。

 それでも、第三者による転載は罰則対象ではなく、ムーア被告らのサイトビジネスはこうした法の網から漏れる。「嫌がらせ目的だとの証明が難しい例もあるだろう」と、ネットの法規制に詳しい米サンタクララ大学のエリック・ゴールドマン教授は指摘する。

 一方、米電子フロンティア財団は「被害者のいない事例に適用されたり、検閲につながったりする可能性がある」と表現の自由の観点から法規制に疑問を唱える。フロリダ州では昨年、法案が不成立となったが、CNNによると表現の自由への懸念が背景にあった。

 どう自衛すれば良いのか。「映像を共有した相手が一生裏切らないと考えるのは賭けのようなもの」。ゴールドマン教授は簡単に写真を撮らないよう呼びかける。一方で、被害を経験したジェイコブズさんは言う。「でも、自分を責めないで。悪いのは掲載した人たちなのだから」(ロサンゼルス=藤えりか)

 ■米国でのリベンジポルノ(復讐ポルノ)の最近の主な事例(米メディアやFBIの資料などによる)

 <2013年5月>

 ・性的映像をばらまくと脅した元恋人の保安官代理をフロリダの女性が提訴。保安官代理とは前の恋人によるリベンジポルノ被害の相談から交際に発展していた

 <12月>

 ・リベンジポルノ(復讐ポルノ)の映像を集めたサイト「ユー・ガット・ポスティッド」を運営したサンディエゴの男が個人情報窃盗やゆすりなどの容疑で逮捕

 <2014年1月>

 ・複数の第三者のメールに不正アクセスして裸の映像を取得した男と、それを買い取ってサイト「イズ・エニワン・アップ」に載せたハンター・ムーア被告を米連邦捜査局(FBI)が逮捕

 <2月>

 ・性的映像をばらまくと脅し、動画をユーチューブに投稿した元恋人をテキサスの女性が提訴。50万ドル支払いの判決

 ・性的映像の投稿を促し、女性側に250ドルで買い取らせるサイトを運営したオクラホマの男がゆすりなどの容疑で逮捕

”裸の写真流出させる” 脅迫容疑の男 逮捕
2014.03.10 NHK総合 

警視庁によると、容疑者は先月中旬、知り合いで都内に住む19歳の女性から連絡を取るのを拒まれたことに腹を立て、「別れるなら裸の写真を流出させる」などというメールを送って脅したとして脅迫の疑いがもたれている。これまでの調べによると、容疑者はことし1月にスマートフォン向けの無料通話アプリを通じて女性と知り合い、会ったことはなかったが、写真を送らせるなどのやり取りをしていたという。元交際相手などの写真などをばらまく行為はリベンジポルノ(復讐ポルノ)と呼ばれ、警視庁が詳しいいきさつを調べている。

リベンジポルノ規制へ 自民が特命委
2014.02.28 東京朝刊

 嫌がらせ目的で裸の画像や動画をネット上に公開する「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」を規制する新法制定にむけ、自民党は27日、特命委員会(平沢勝栄委員長)を設置して議論を始めた。今国会中の成立を目指す。ネット上の画像や動画の削除をプロバイダーに求めることを可能にする。加害者への罰則規定を盛り込むことも検討する。外国のプロバイダーに削除を求めるため、同様の法律を持つ国と条約を結んで対応することも課題とする。

リベンジポルノ (復讐ポルノ)拡散をどう防ぐ
2014.02.28 NHK総合大阪 

被害が深刻になる前に画像の拡散を食い止めるため、和歌山県田辺市では4年前からNPOが警察の委託を受けて違法な画像や書き込みを見つける活動を行っている。これまでに通報した件数はおよそ1000件だが、限界があるという。

リベンジポルノ(復讐ポルノ) すべて削除するには
2014.02.28 NHK総合大阪 

晒されてしまった自分の画像をすべて消し去る方法はないかを取材するため、画像を検索するプログラムを開発しているNTTメディアインテリジェンス研究所を取材。同じ商品を写した画像を一括して検索するシステムを開発していて、精度が上がれば拡散してしまったリベンジポルノの画像を一度に検出することができるという。しかし、被害女性の相談に乗ってきた清水弁護士は検出が出来るようになるだけではネットから画像をすべて無くすことは出来ないという。

「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」対策法案 自民特命委 被害防止や救済盛り込み提出へ
2014.02.27 NHKニュース 

 自民党は、交際中に撮った相手のプライベートな画像などをインターネット上に流出させる嫌がらせ、いわゆる「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」に関する特命委員会の初会合を開き、今の国会に、被害の防止や救済策などを盛り込んだ法案の提出を目指すことを確認しました。

 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」は、交際中に撮った相手のプライベートな画像などを、相手にふられた恨みなどから、インターネット上に流出させる嫌がらせのことです。

 自民党は、きょう、この問題に関する特命委員会の初会合を開き、委員長を務める平沢・政務調査会長代理は、「表に出ていない被害も多く、実態は相当、深刻だ。被害者の救済を第1に考え、1人でも多く救われるよう頑張りたい」と述べました。

 このあと、出席者から、「流出した画像をインターネット上から強制的に削除させるための法整備が必要だ」という意見や、「日本だけではなく、各国が連携して取り組む必要がある」といった指摘が出されました。

 そして、特命委員会では、今後、海外の取り組みなども参考にしながら、被害の防止や救済策を盛り込んだ法案を取りまとめ、今の国会への提出を目指すことを確認しました。

名誉毀損:元交際相手の裸画像投稿 容疑で埼玉の男を逮捕
2014.02.27 北海道朝刊

 元交際相手の女性の半裸画像をインターネット上に投稿したとして、愛知県警南署は25日、埼玉県上尾市平塚、無職、A容疑者(46)を名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。女性から別れ話を切り出された後に、執拗(しつよう)にメールや電話を繰り返していたといい、南署は、画像の投稿も腹いせの「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」だったとみている。

 元交際相手や元配偶者の画像を、恨みなどからネット上に投稿するリベンジポルノ(復讐ポルノ)は若者を中心に社会問題化し、自民党が対策の検討に乗り出している。

 逮捕容疑は昨年8月13日、以前に交際していた名古屋市南区の女性(37)が半裸で写っている画像1枚を、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿。不特定多数の人が閲覧できるようにして女性の名誉を傷つけた疑い。

リベンジポルノ(復讐ポルノ)で新法整備へ 自民、画像拡散を防止
2014.02.27 共同通信

 自民党は27日、元交際相手や元配偶者の私的な画像をインターネット上に流出させる嫌がらせ行為「リベンジ(復讐)ポルノ」問題に関する特命委員会の初会合を開き、投稿画像の拡散防止や加害者の罰則強化を柱とする新法を整備する方針を確認した。議員立法として今国会提出を目指す。

 会合では、画像の削除要請に従わないサイト管理者への対応や、海外のサーバーを経由して流出するケースを念頭に各国との連携が課題として指摘された。

 委員長の平沢勝栄政調会長代理は会合で「被害者救済を第一に、表現の自由なども考えながら取り組む」と強調した。

元交際相手の画像投稿 名誉毀損容疑 46歳男を逮捕=中部
2014.02.26 中部朝刊 

 元交際相手の裸の写真をインターネットに公開したとして、愛知県警南署は25日、埼玉県上尾市、無職A容疑者(46)を名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。以前の配偶者や交際相手のわいせつ画像などをインターネットに流出させる「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」で、警察が逮捕した事例は全国でも珍しい。

 発表によると、A容疑者は昨年8月13日、元交際相手の名古屋市南区、派遣社員女性(37)の上半身が裸の写真をインターネット上に公開し、不特定多数が見えるようにして女性の名誉を傷つけた疑い。A容疑者は容疑を認めているという。

 A容疑者は女性とインターネットを介して知り合い、2012年3月から交際していたが、7月に女性から別れを切り出された。その後も執拗(しつよう)に電話やメールを繰り返し、女性が同署に「ストーカーされている」と相談したため、同署が口頭で注意。昨年8月頃には、女性の氏名や顔が写った上半身の写真がネットのサイト上に公開されているのに女性が気づき、女性から告訴を受けた同署が、誰が公開したかを捜査していた。

名誉毀損:元交際相手の裸画像投稿 容疑で埼玉の男逮捕--愛知県警
2014.02.26 東京朝刊

 元交際相手の女性の半裸画像をインターネット上に投稿したとして、愛知県警南署は25日、埼玉県上尾市平塚、無職、蛭田貴雄容疑者(46)を名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。女性から別れ話を切り出された後に、執拗(しつよう)にメールや電話を繰り返していたといい、南署は、画像の投稿も腹いせの「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」だったとみている。

 元交際相手や元配偶者の私的な画像を、恨みなどからネット上に投稿するリベンジポルノは若者を中心に社会問題化しており、自民党が特命委員会を設置するなど対策の検討に乗り出している。

 逮捕容疑は昨年8月13日、以前に交際していた名古屋市南区の女性(37)が半裸で写っている画像1枚を、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿。不特定多数の人が閲覧できるようにして女性の名誉を傷つけた疑い。

 南署によると、2人は2012年3月にインターネットを通じて知り合った。蛭田容疑者は女性からの別れ話に腹を立てて女性へのメールや電話を繰り返したため、同年9月に同署が電話で警告していた。

 13年8月になって、女性がインターネットで自分の画像を発見し、被害を届け出た。

 ゆがんだ「愛情」 止まらぬストーカー犯罪 元交際相手の裸 投稿容疑 「復讐ポルノ」男逮捕 埼玉の46歳
2014.02.26 朝刊 

 元交際相手の女性の裸の写真をインターネットに無断で投稿し、名誉を傷つけたとして、愛知県警は二十五日、名誉毀損(きそん)の疑いで、埼玉県上尾市平塚の無職A容疑者(46)を逮捕した。ふられた腹いせに、元交際相手のわいせつな写真をネット上に公開する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」と呼ばれる嫌がらせ行為で、昨年秋ごろから急増し、社会問題化している。

 逮捕容疑では、二〇一三年八月十三日、元交際相手で名古屋市内の女性(37)の上半身裸で顔が写った写真一枚をインターネットのサイトに公開し、女性の名誉を傷つけたとされる。写真には女性の実名も書き込まれていた。

 A容疑者は容疑を認め「逃げていったので、怒りが湧いてきた」と供述している。

 県警によると、A容疑者は一二年三月、ネット掲示板を介して女性と知り合い、同年七月まで交際していた。画像は交際中に蛭田容疑者が撮影。別れた後、A容疑者が女性と連絡を取ろうと電話やメールを百数十回送り続けたため、女性から相談を受けた県警が、A容疑者にストーカー行為をやめるよう口頭で注意していた。女性の知り合いが画像に気付き、女性に連絡して犯行が発覚した。

    ◇

 昨秋から相談急増

 法律なく規制に限界

 インターネット上の人権侵害に対応している全国webカウンセリング協議会(東京)によると、リベンジポルノの被害相談は昨年十月から急増。行為そのものを取り締まる法律がなく、規制には限界がある。

 「ショックで学校を辞めようかと思っています」。昨年末、女子高生から協議会にこんな相談が寄せられた。交際していた先輩に自分の画像を送ったが、別れた後、学校の生徒たちが見る交流サイトに流された。

 協議会によると、昨年の相談九十七件の大半は中高生。「二人だけの秘密にしたかった」「断り切れなかった」。自ら画像を渡したこともあり「自分にも非がある」と思い込み、相談に踏み切れない女性も多い。

 協議会はサイト管理者への削除依頼を代行しているが、海外サイトなどに流れると広範囲に拡散するため完全に削除できない。スマートフォンで撮影した画像は、機能によっては送った場所がデータとして残る。ネット上に流出すると、自宅などを特定され、見知らぬ人から脅迫される恐れもある。

 未成年の画像は違法の疑いがあるため削除しやすいが、成人で、特に笑顔で写っていると「同意の上での撮影」とみなされ、被害者本人でも削除依頼に応じてもらえない例も多い。

 米国では数年前から問題化し、カリフォルニア州では昨年十月、投稿時に同意がなければ禁錮六カ月か千ドル以下の罰金を科す州法が成立している。

 女性写真 実名付き 復讐ポルノ容疑者 「逃げられ怒り」
2014.02.26 朝刊 

 元交際相手の女性の裸の写真をインターネットに無断で投稿したとして、埼玉県の男が名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕された事件で、投稿された写真に女性の実名が書き込まれていたことが愛知県警への取材で分かった。

 ふられた腹いせに元交際相手のわいせつな写真をネット上に公開する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」という行為で、昨年秋ごろから急増。社会問題化している。

 逮捕されたのは、埼玉県上尾市平塚の無職A容疑者(46)。逮捕容疑では、昨年八月十三日、インターネットの掲示板に、元交際相手で名古屋市内の女性(37)の裸の写真一枚を公開し、女性の名誉を傷つけたとされる。A容疑者は容疑を認め、「女性に逃げられ、怒りがふつふつと湧いた」と供述している。

 愛知県警によると、A容疑者は一二年三月、飲み会の参加者を募集するネットの掲示板を介し、女性と知り合い、同年七月まで交際していた。別れた後、A容疑者が女性と連絡を取ろうと電話やメールを送り続けたため、女性が県警に相談。県警はA容疑者にストーカー行為をやめるように口頭で注意していた。

 ネット上の人権侵害の相談などを受けているNPO法人によると、リベンジポルノ(復讐ポルノ)は未成年者が被害に遭ったり、自分が画像を渡した場合は「自分にも非がある」と思いがちで、相談に踏み切れない女性も多い。

 米国ではカリフォルニア州で昨年十月、投稿時に同意がなければ禁錮六月か千ドル以下の罰金を科す州法が成立。日本でも昨秋の衆院法務委員会でこの問題が取り上げられたが、法制化の見通しは立っていない。

「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」で46歳男を逮捕
2014.02.26 日刊スポーツ

 元交際相手の女性の半裸画像をインターネット上に投稿したとして、愛知県警南署は25日、名誉毀損(きそん)の疑いで、埼玉県上尾市平塚、無職A容疑者(46)を逮捕した。女性から別れ話を切り出された後に、執拗(しつよう)にメールや電話を繰り返していたといい、南署は、画像の投稿も腹いせの「リベンジ(復しゅう)ポルノ」だったとみている。逮捕容疑は昨年8月13日、以前に交際していた名古屋市南区の女性(37)が半裸で写っている画像1枚を、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿。不特定多数の人が閲覧できるようにして女性の名誉を傷つけた疑い。

女性に迫る危機 「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」増加の背景
2014.02.26 フジテレビ 

元結婚相手や元交際相手の裸等のプライベート画像を、ネット上に公開する等の「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」。きのう男が元交際相手に対するリベンジポルノを行ったとして愛知県警に逮捕された。東京・渋谷、埼玉・上尾市などの映像。元結婚相手や元交際相手の裸等のプライベート画像を、ネット上に公開する等の「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」。全国webカウンセリング協議会には、相談が増えているという。谷垣法相が「慎重に考えていく必要があるのではと考えている」などとコメント。三原じゅん子女性局長は「何らかの処罰が当然必要になる」と述べた。元結婚相手や元交際相手の裸等のプライベート画像を、ネット上に公開する等の「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」。 インターネット上にあがってしまったものは、回収するのは、事実上不可能だという。

リベンジポルノ(復讐ポルノ) 被害相談は去年から急増・約100件に 相談対応の団体
2014.02.25 NHKニュース 

 元交際相手の女性の裸の写真をネットなどに掲載する行為は、リベンジポルノ(復讐ポルノ)と呼ばれています。

 ネット上の人権侵害問題に対応している東京の「全国webカウンセリング協議会」によりますと、被害の相談は去年から急増し、前の年の10倍ほどにあたるおよそ100件が寄せられたということです。

 協議会は「女性は交際中、『嫌われたくない』という心理が働き、裸の写真を撮らせたり、メールで送ったりしてしまうことがある。いったんネットに流れると消すことは難しくなるので、他人に見られたくない写真は撮ってはいけない」と呼びかけています。

 元交際相手の裸写真投稿 名誉毀損容疑 46歳男を逮捕
2014.02.25 夕刊 

 元交際相手の女性の裸の写真などをインターネットのサイトに無断で投稿し、名誉を傷つけたとして、愛知県警は二十五日、名誉毀損(きそん)の疑いで、埼玉県生まれの住居不定、職業不詳A容疑者(46)を逮捕した。捜査関係者が明らかにした。

 ふられた腹いせに、元交際相手のわいせつな写真をネット上に公開する「リベンジポルノ」と呼ばれる嫌がらせ行為で、昨年秋ごろから急増。未成年者が被害に遭ったり、誰にも相談できずに悩むケースが多く、社会問題化している。

 逮捕容疑では、A容疑者は二〇一三年八月ごろ、愛知県内に住む元交際相手の三十代女性の上半身裸で顔が写った写真数枚をインターネットのサイトに公開し、女性の名誉を傷つけたとされる。

 捜査関係者によると、A容疑者と女性はネットを通じて一二年春に知り合い、同年夏ごろまで交際していた。画像は交際中にA容疑者が撮影。別れた後、A容疑者が女性と連絡を取ろうと電話やメールを百数十回、送り続けたため、女性から相談を受けた県警が、A容疑者にストーカー行為をやめるように口頭で警告。翌年八月、インターネット上に女性の画像が公開された。

 女性の知り合いが画像に気付き、女性に連絡して犯行が発覚。捜査関係者によると、A容疑者は、別の女性のわいせつ画像もネットに投稿していた疑いがあるとみて調べている。

    ◇

 リベンジポルノ(復讐ポルノ) ネット被害深刻

 インターネット上の人権侵害に対応している全国webカウンセリング協議会(東京)によると、リベンジポルノの被害相談は昨年十月から急増。ただ、行為そのものを取り締まる法律がないため、規制には限界がある。

 「私の胸の画像が出回っていると聞き、ショックで学校を辞めようかと思っています」。昨年末、ある女子高生から協議会にこんな相談が寄せられた。交際していた先輩に自分の画像を送ったが、別れた後に、学校の生徒たちが見る交流サイトに流されたという。

 協議会によると、昨年の相談九十七件の大半は中高生。「二人だけの秘密にしたかった」「断り切れなかった」。自ら画像を渡したこともあって「自分にも非がある」と思い込み、相談に踏み切れない女性も多いという。

 協議会はサイト管理者への削除依頼を代行しているが、海外サイトなどに流れると広範囲に拡散するため、完全に削除することはできない。衛星利用測位システム(GPS)機能付きのスマートフォンで撮影した画像を送信すると、送った場所がデータとして画像に残る。このためネット上に流出すると、画像をもとに自宅などを特定され、見知らぬ人から脅迫される恐れもある。

 未成年の画像は、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いがあるため削除しやすいが、成人で、特に笑顔で写っていると「同意の上での撮影」とみなされ、被害者本人でも削除依頼に応じてもらえない例も多い。

 米国では数年前から問題化し、カリフォルニア州では昨年十月、投稿時に同意がなければ禁錮六カ月か千ドル以下の罰金を科す州法が成立。日本でも法制化を求める声は強く、昨秋の衆院法務委員会などでこの問題が取り上げられたが、谷垣禎一法務相は「現行法で対応できる」と答弁した。

◎リベンジポルノ(復讐ポルノ)、対策検討へ=厳罰化、被害拡散を防止-自民
2014.02.23 時事通信 

 元交際相手の裸の写真や動画をインターネット上に流出させる「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」について、自民党は近く特命委員会(平沢勝栄委員長)の初会合を開き、対応策の検討に着手する。加害者を厳罰に科すことの是非や、早期の画像削除など被害の拡散防止を中心に議論。法整備も視野に入れるが、どこまで実効性を高められるかが課題だ。

 警察庁によると、ネット上の性的な画像や動画掲載に関する通報件数は年々増加し、2012年は約2万7000件に上った。同年には、交際中に撮影した女性の裸の画像をネット上の電子掲示板に投稿したとして、名誉毀損(きそん)容疑で男を検挙した例がある。

 事案によってはわいせつ物陳列罪や侮辱罪、脅迫罪などでの処罰も可能で、政府は「大体、現行法で裁ける」(谷垣禎一法相)との立場。ただ、自民党内では女性議員を中心に「被害者が泣き寝入りする例も多く、現状のままで被害を減らせるのか議論すべきだ」との声が強まり、特命委を設置した。 

 画像などが海外のサーバーを経由して流出した場合、他国への捜査協力要請が必要で、公開した人物を特定するのに時間がかかる。その間も画像が拡散する恐れがあるため、特命委では画像公開者への厳罰化で抑止力向上につなげられるかを議論する。画像を早期に削除する方法についても、接続事業者(プロバイダー)や被害相談を受けた弁護士からのヒアリングを重ね、具体的な救済策を検討する。

<ナビ net digital>リベンジポルノ(復讐ポルノ)*嫌がらせ流出 削除不能
2014.02.01 北海道新聞夕刊全道 

 「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」をご存じだろうか。元恋人や結婚相手が、交際期間中に撮影したパートナーの性的な写真・動画を、嫌がらせ目的でネット上に公開することだ。写真・動画を簡単に撮影、アップロードできる携帯端末が普及したことを背景に、新しい社会問題となっている。米国の一部では規制法ができており、日本でも対策を求める声が上がり始めた。(田中徹)

 2013年秋、ある事件の被害女性の性的な写真が、ネットに掲載された。容疑者の男が事件を起こす直前、アップロードしたとみられている。

 事件発生から数時間後には、匿名掲示板にこれら写真のURLが書き込まれている。写真はすぐに削除されたものの、掲載されている間、多くの閲覧者が訪れたという。

 リベンジポルノ(復讐ポルノ)を報道すること自体、二次被害を招きかねないため、新聞やテレビは事実そのものを伝えにくい。しかし、ネットにはそうした抑制は効かない。情報は瞬時に拡散する。こうした被害は以前からあったが、事件を機に、日本でも問題がクローズアップされるようになった。

 デジタルデータはフィルムに記録される写真・動画とは異なり、劣化せず容易にコピー可能で、簡単にネットに公開できる。いったん流出すれば、削除や回収は不可能だ。

*「ボタン一つ」に恐怖

 被害者になりやすい女性は、どう考えているか。

 筆者は13年12月から14年1月にかけて3回、藤女子大(札幌市北区)で、情報処理を学ぶ学生約100人に「情報・技術・コミュニケーション」をテーマに講義した。「道新出前講座」の一環。情報通信技術の発達と、それに伴う社会的あつれきを紹介し、リベンジポルノ(復讐ポルノ)にも触れた。

 学生は主に18~19歳。国内でインターネットの一般利用が広まった1995年前後に生まれ、物心ついたころには、カメラ付き携帯電話やネットが生活に溶け込んでいた世代だ。講義後のアンケート=図参照=では、5割以上が高校入学までに自分専用の携帯電話、スマートフォンを持ち、ライン、ツイッターを中心に9割以上が交流サイト(SNS)を利用している。

 ほとんどの学生は、ネットでのトラブルに遭った経験はないという。ただ、ネットに親しみ、使いこなしている彼女たちでも「写真や情報はいくらでもコピーでき、誰が見ているか分からないということを忘れがちになってしまう」「巻き込まれる方も少しは悪いが、便利な機能があるから問題が起きる」「特に深く物事を考えずにボタン一つで物事が進んでいくのは恐ろしい」といった感想や意見があった。端末が進化し、使いやすくなればなるほど、こうした写真を撮ることへの心理的抵抗など、ハードルが下がってしまうのかもしれない。

*新規立法への動きも

 米国では、カリフォルニア州で13年10月、写真・動画を嫌がらせ目的で流出させると、最高で禁錮6カ月、同千ドルの罰金刑となる法律が施行された。日本では、13年11月の衆院法務委で、三谷英弘氏(みんなの党)が立法対策を求めている。谷垣禎一法相は、名誉毀損(きそん)罪や児童ポルノ禁止法、刑法のわいせつ物に関する罪といった現行法で処罰可能として、新規立法には否定的な考えを示している。ただ、自民党女性局が新規立法や法改正、啓発活動を検討していると伝えられる。

 検索エンジンなどネットサービス事業者は、プライバシーを侵害したり法的に問題のある写真・動画について、申告を受けると検索結果に表示しない、記録を削除するといった対応をとっている。しかし、手続きには時間がかかる上、完全に削除されるかどうかは保証されない。

 法律が整備され、事業者の対応が整っても、あるいは加害者が逮捕、処罰されても、いったん写真・動画が流出すれば名誉回復は不可能。データはどこかのハードディスクに保存され、永遠にウェブをさまよう。

 また、スマホやパソコンに保存した写真・動画を意図せず流出させてしまい、パートナーを傷つけてしまうこともある。結局、最大の自己防衛策は、第三者に見られて不快になる写真・動画は撮らせない、撮らないことに尽きる。

 「いい人」が常にいい人であるとは限らないし、人間関係は永遠に続くわけでもない。前述のアンケートで、18歳の学生は「彼氏にそういう写真を撮らせるのは絶対にしてはいけない、怖いと思った」と感想を記していた。

*藤女子大での出前講座アンケート結果

(18~22歳の98人対象)

自分の携帯電話、スマートフォンを持った年齢

 15歳    13歳    12歳      16歳     18歳

(23%)  (17%)  (15%)    (14%)    (7%)

利用しているSNSなど(複数回答)

 ライン    ツイッター  フェイスブック  スカイプ    使っていない

(79%)  (71%)  (36%)    (34%)    (5%)

1日の利用時間

 1時間未満  2時間未満  4時間以上    3時間未満   4時間未満

(25%)  (24%)  (22%)    (15%)   (10%)

あなたの家族も狙われる… リベンジポルノ(復讐ポルノ)恐怖の実態
2014.01.12 フジテレビ 

リベンジポルノ(復讐ポルノ)とは、例えば元交際相手がその彼女に復讐するために、交際時に彼女の裸の写真などを撮影してその画像や動画を友人などにメールなどで直接送信、投稿サイトにアップするなどの嫌がらせ行為のことを言う。リベンジポルノが多発して今深刻な状況に陥っているのがアメリカで被害者と加害者に取材した。アメリカの15歳の女性は、ネットで知り合った男性の誘いに応え、トップレス姿を見せてしまいネット上で拡散されてしまった。彼女はビデオを投稿した6ヵ月後に自殺した。リベンジポルノ(復讐ポルノ)先進国アメリカのフロリダ州へ取材に訪れた。被害者の女性は常に銃を持っていて、その理由は交際相手からされたリベンジポルノ(復讐ポルノ)だった。当時女性は付き合っていた男性に別れを切り出すと、ある日突然フェイスブックのプロフィール写真が裸に変わっていたと知人から連絡があったと伝えられた。女性はどこにいても赤の他人が自分を見つけ出し、人生を脅かしているかもしれないという恐怖を味わい続けたと話す。カルフォルニア州でリベンジポルノ(復讐ポルノ)拡散のきっかけを作った人物との接触に成功した。この男性はキング・オブ・リベンジポルノと呼ばれ、リベンジポルノ(復讐ポルノ)サイトを自ら運営している。現在サイトは閉鎖したというが男性は悪びれる様子もなく語り続ける。儲かるからこそ増え続ける全米のリベンジポルノ(復讐ポルノ)サイトは800以上と言われる。さらにアメリカには「ホームレッカー」というサイトがあり、夫に浮気された妻たちが夫の浮気相手をネットにさらずものである。このサイトを立ち上げた女性は、自らも一児の母だという。この女性は世の女性達が、既婚女性を尊重していればこんなことはしないと話す。スタジオ解説。リベンジポルノ(復讐ポルノ)は日本でも相談件数が増加し、高校生など若者からの相談も増えている。三原じゅん子議員は、わいせつ画像を撮らせてしまったことに非難が集中することもあるが、隠し撮りや強要されることもありインターネットの危険性を教育していかなければならないと話した。

報道されたリベンジポルノ事件 2015年
報道されたリベンジポルノ事件
報道されたリベンジポルノ事件

リベンジポルノ罰金=岡山
2015.12.29 大阪朝刊 

 岡山区検は28日、美咲町のトラック運転手の男性(48)をリベンジポルノ被害防止法違反と脅迫罪で岡山簡裁に略式起訴。同簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出した。

リベンジポルノ 懲役2年=群馬
2015.12.26 東京朝刊 

 元交際相手の首を絞めてけがを負わせたなどとして、傷害罪やリベンジポルノ被害防止法違反などに問われた高崎市金古町、会社員K被告(49)に対し、前橋地裁は25日、懲役2年(求刑・懲役3年)の判決を言い渡した。

リベンジポルノ 公開疑いで逮捕=岡山
2015.12.09 大阪朝刊

 交際していた女性の裸の画像をインターネット上に公開したとして、児島署は8日、美咲町原田、トラック運転手O容疑者(48)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。リベンジポルノの摘発は県内で初めて。

 児島署の発表によると、O容疑者は11月26日午前0時45分頃、交際相手の女性の裸の写真2枚をネット上に公開し、不特定多数が閲覧可能な状態にした疑い。接続履歴やスマートフォンの保存画像などから特定したといいO容疑者は「ほかの男と付き合っていると思ってやった」などと話しているという。

リベンジポルノ、県内初20歳逮捕 裸の画像公開容疑 /愛媛県
2015.12.08 大阪地方版/愛媛 

 愛南署は7日、愛南町久良、無職Y容疑者(20)をリベンジポルノ防止法違反などの疑いで逮捕し、発表した。同署によると、同法を適用した逮捕は県内初。「女性が自分とのやりとりを拒んだのでやった」と容疑を認めているという。

 Y容疑者は9月3日から翌4日ごろ、知人の20代女性の裸の画像などを、不特定多数のインターネットの利用者が閲覧できる状態にするなどした疑いがある。

リベンジポルノ 容疑の男逮捕 県内初、愛南署=愛媛
2015.12.08 大阪朝刊 

 知人女性(20歳代)のわいせつ画像3枚を9月にインターネットで公開したなどとして、愛南署は7日、愛南町久良、無職Y容疑者(20)をリベンジポルノ被害防止法違反などの疑いで逮捕した。同署によると、昨年11月の同法施行後、県内初の逮捕。

復讐ポルノ容疑 画像公開男逮捕 愛南署 県内初適用
2015.12.08 朝刊 一社 

 愛南署は7日、知人女性のわいせつな画像をインターネット上に公開して脅したとして、私事性的画像被害防止法違反(公表)や脅迫などの疑いで、愛南町の無職A容疑者(20)を逮捕した。署によると、復讐(ふくしゅう)目的で元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノを規制するため、2014年11月に施行された同法の適用は県内初。

 容疑は9月3日ごろ、県内の20代の女性の携帯電話に「今から貼ります」と女性のわいせつな画像を添付して送って脅迫し、9月3~4日ごろ、会員制交流サイト(SNS)上に、女性のわいせつな画像3点を不特定多数が閲覧可能な状態で公開するなどした疑い。

 署によると、A容疑者は「女性が連絡や会うことを拒んだためやった」などと容疑を認めている。

[ネットトラブルQ&A]リベンジポルノ被害 対策は?=千葉
2015.11.01 東京朝刊 

 ◆裸写真の撮影 断固拒否

 Q.友人が以前交際していた男性に、裸の画像や動画をインターネットに投稿される「リベンジポルノ」の被害に遭ってしまいました。対策や画像を削除してもらう方法はないのでしょうか。

 A.「リベンジポルノ」は、画像のやりとりが簡単なスマートフォンの普及で社会問題化しています。東京都三鷹市で2013年、女子高校生が元交際相手の男に刺殺された事件を契機に対処の動きが強まり、14年11月には、懲役3年以下などの罰則を定めた「リベンジポルノ被害防止法」が成立しました。

 県内でも今年に入り、「裸の写真を撮られてしまった。ネットに投稿されてしまいそう」といった相談が警察に寄せられています。5月には元交際相手の女性の画像をインターネット掲示板に投稿したとして、同法違反容疑で男(28)が逮捕され、7月、千葉地裁で懲役2年、執行猶予4年の有罪判決が確定しました。

 リベンジポルノ問題に詳しい高橋裕樹弁護士(市川船橋法律事務所)は「何よりも、裸の写真を撮らせないことが最も有効な予防策」と強調します。高橋弁護士によると、交際相手に嫌われるのを恐れて撮影に応じてしまうケースや、気付かないうちに撮影されるケースもあるといいます。

 画像や動画の削除は、サイト運営者やプロバイダーに削除要請をする方法が考えられます。しかし、一度ネット上に広まってしまうと、完全な削除は難しいのが実情です。意に反して撮影されてしまったら、必ず目の前で削除してもらいましょう。

 県警サイバー犯罪対策課は、県内の学校に「情報セキュリティーアドバイザー」を派遣し、子供や保護者を対象にインターネットの安全利用を求めています。その中で、安易に写真を撮らせることの危険性を訴えています。

 高橋弁護士は「一時の感情に流されてしまったことが、取り返しのつかないことに発展します。小中学生の頃からネットの使い方を教育する必要があります」と警鐘を鳴らしています。(回答=千葉支局・畑仁優鋭。次回は12月6日に掲載する予定です)

リベンジポルノ掲載 カジノ研究者に有罪 神戸地裁判決
2015.10.27 大阪夕刊 

 元交際相手の女性の裸の画像をインターネット掲示板に掲載したとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反罪などに問われた、コンサルタント会社経営でカジノ研究者、H被告(46)=大阪府吹田市=の判決公判が27日、神戸地裁で開かれた。平島正道裁判長は懲役1年、執行猶予2年(求刑懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。

 平島裁判長は「違法なことをする感覚を味わいたいと犯行に及び、モザイクをかけない状態の画像を掲載するなど犯行をエスカレートさせた」と指弾する一方、「被害者は厳罰を望んでおらず、H被告も反省している」と述べた。判決によると、H被告は1月27日と5月13日、元交際相手の裸の画像をネット掲示板に掲載、多数の人が閲覧できる状態にするなどした。

元交際相手の裸をネットで公開 カジノ研究者に有罪判決
2015.10.27 朝日放送 ANNニュース 

カジノ研究の第一人者として知られる46歳の被告はことし1月と5月以前交際していた女性の裸の画像をネットに投稿「リベンジポルノ防止法違反の罪」などに問われていた。検察側は「一度掲載された画像は誰でも保存可能で犯行結果は重大」と懲役1年6ヶ月を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求めていた。判決で神戸地裁は「一定の社会的制裁は受けている」として懲役1年執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。

元交際女性の画像、ネットに公開容疑 県警、高崎の男逮捕 /群馬県
2015.10.23 東京地方版/群馬 

 県警は21日、高崎市金古町、運送会社員K容疑者(49)をリベンジポルノ防止法違反容疑で逮捕し、発表した。「自分の彼女の写真を掲示板に載せたかった」と話しているという。

 高崎署と子ども・女性安全対策課によると、K容疑者は今年8月2日午後9時10~19分、元交際相手の会社員女性(38)のわいせつな画像や氏名などを自分の携帯電話からインターネットの掲示板に送信し、不特定多数が閲覧できる状態にした疑いがある。

 K容疑者は9月30日、この女性宅に侵入し、女性の首を絞めて殺そうとしたとして住居侵入と殺人未遂容疑で緊急逮捕されたが、10月21日に処分保留で釈放された。

元交際相手のメール盗み見、長崎大助教の男逮捕 不正アクセス容疑 【西部】=続報注意
2015.10.14 西部夕刊

 元交際相手が勤める大学のサーバーに不正アクセスし、メールを盗み見たなどとして、福岡県警は14日、長崎大大学院助教で米国籍のY容疑者(34)=長崎県長与町三根郷=を不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 県警は、接続記録から、Y容疑者が昨年10月以降、6800回以上にわたって不正アクセスを繰り返し、女性のメールを削除したり勝手に送信したりしていたとみている。女性のメールアドレスから、女性の性的な画像が同僚らに送られた形跡もあり、県警はリベンジポルノ防止法違反の疑いがあるとみて調べる。

 サイバー犯罪対策課によると、逮捕容疑は今年3~4月、長崎大の研究室のパソコンやスマートフォンなどから計9回、以前交際していた40代女性が勤める福岡県内の大学の教職員用サイトに不正アクセスしたというもの。女性のIDとパスワードを入力してログインしていたという。

 Y容疑者は以前、この大学に在籍し、女性と交際していたが、その後別れ話になっていたという。被害に気づいた女性が県警に相談していた。

 長崎大は「誠に遺憾。今後の事態の推移を注視するとともに、厳正に対処したい」とコメントした。

 <続報注意>

 福岡地検は2015年11月4日、Y助教を処分保留とした。

リベンジポルノの容疑で39歳 再逮捕=北海道
2015.10.07 東京朝刊

 元交際相手の裸の画像をインターネット上に公開したとして、札幌南署は6日、札幌市豊平区中の島1の9、無職S被告(39)(名誉毀損(きそん)罪で起訴)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で再逮捕した。

 発表によると、S被告は4月下旬~5月上旬、2回にわたって簡易投稿サイト「ツイッター」に元交際相手の30歳代女性の裸の画像3枚を投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にした疑い。同署の調べに対し、「画像を載せたのは間違いない」と容疑を認めている。

 S被告は女性になりすましてツイッターのアカウントを開設し、虚偽の投稿をしたとして逮捕、起訴されている。

リベンジポルノ、県内初逮捕 ツイッター投稿容疑の20歳 /佐賀県
2015.10.01 西部地方版/佐賀 

 元交際相手の裸の写真を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、県警は30日、名古屋市北区、派遣社員H容疑者(20)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると同法違反での逮捕は県内初。

 県警生活安全企画課によると、H容疑者は7月中旬、オンラインゲームで知り合った佐賀県内の元交際相手の20代女性の裸の写真4枚を、女性の携帯電話番号などとともに自身のツイッターに投稿し、不特定多数に公開した疑いがある。女性の友人が気づき、女性が県警に相談した。

リベンジポルノ容疑で逮捕=佐賀
2015.10.01 西部朝刊 

 県警は30日、名古屋市北区下飯田町、派遣社員H容疑者(20)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。同法違反容疑での摘発は県内初。県警の発表によると、H容疑者は7月17日頃、県内の元交際相手の女性の裸の画像など4枚を簡易投稿サイト「ツイッター」に投稿し、不特定多数が見られるようにした疑い。調べに対し、容疑を認めているという。

リベンジポルノ容疑で男逮捕=鹿児島
2015.09.05 西部朝刊

 県警生活安全企画課と薩摩川内署は4日、熊本市中央区、無職H容疑者(41)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。発表では、H容疑者は8月29日頃、鹿児島県内に住む元交際相手の女性の裸の写真を自分のパソコンからインターネット上に公開し、不特定多数が見られるようにした疑い。県警によると、同法違反容疑での摘発は県内初。

元交際相手の裸の写真投稿 県内初、リベンジポルノ容疑で逮捕 /大分県
2015.08.28 西部地方版/大分 

 別府署は27日、日出町大神の職業不詳、T容疑者(30)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると、昨年12月施行の同法違反での検挙は県内初で、九州では2例目。

 署によると、T容疑者は7月11と12日、県内に住む元交際相手でアルバイト従業員の10代の女性の裸の写真2枚を無断で、短文投稿サイト「ツイッター」に投稿し、不特定多数に公開した疑いがある。別れ話をめぐりトラブルになっていたという。女性が7月に被害届を出し、署が調べていた。

リベンジポルノ容疑で逮捕=大分
2015.08.28 西部朝刊 

 県警は27日、日出町大神、職業不詳T容疑者(30)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。発表によると、T容疑者は7月11、12日、元交際相手の少女の裸の写真2枚を簡易投稿サイト「ツイッター」に公開し、不特定多数が見られるようにした疑い。県警によると、同法違反容疑での摘発は県内で初めて。

九州で初の逮捕 リベンジポルノ
2015.08.27 社会一面-E版 

日出の30歳男、容疑で

 復縁を拒んだ元交際相手の女性の裸を撮影した画像を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、別府署と県警生活安全企画、生活環境両課は27日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の疑いで、日出町大神、職業不詳T容疑者(30)を逮捕した。県警によると、昨年12月の同法施行以降、九州でのリベンジポルノの逮捕事例は初めて。

 逮捕容疑は7月11~12日、元交際相手の10代女性の上半身裸の画像2枚を投稿し、不特定多数が閲覧できるようにした疑い。捜査関係者によると「よりを戻したかったが、相手にされなかった」と容疑を認めている。

 県警によると、T容疑者と女性は6月ごろまで交際していた。交際中に勝手に撮影したとみられる写真が投稿されているのを女性が見つけ、警察に相談していた。

全国で摘発相次ぐ

 元交際相手の裸の画像などをインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」は、東京都三鷹市のストーカー殺人事件をきっかけに社会問題化。昨年末に法律が施行され、全国的に立件が相次いでいる。被写体を特定できるように撮影した性的な画像を不特定多数に提供すると、3年以下の懲役か50万円以下の罰金となる。

 県警は「画像が流出・拡散すると、インターネット上から削除するのは困難。被害回復が難しいことを知ってほしい」としている。  

リベンジポルノ、猶予判決 地裁、甲斐の42歳被告に /山梨県
2015.08.26 東京地方版/山梨 

 元交際相手の裸の写真をインターネット掲示板に投稿するなどしたとして、県内で初めてリベンジポルノ防止法違反で罪に問われた甲斐市西八幡の無職I被告(42)の判決公判が25日、甲府地裁であった。菱田泰信裁判官は懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 判決によるとI被告は5月2日から12日までの間、元交際相手の女性の裸や下着姿の写真を彼女の知人4人へメールで送信したほか、インターネット掲示板に画像15点を投稿し、不特定多数が閲覧出来る状態にした。

 菱田裁判官は量刑について「インターネットに掲載された画像を完全に削除することは難しく、被害者が受ける心理的被害を考えず、犯行に及んだのは身勝手で悪質」と指摘した。しかし被告には反省の態度が見えるなどとし、執行猶予付きの判決を言い渡した。

リベンジポルノ被告に有罪判決 甲府地裁
2015.08.26 山梨日日新聞 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの罪に問われた甲斐市西八幡、無職I被告(42)の判決公判で、甲府地裁は25日、懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。菱田泰信裁判官は、判決理由で「別れ話をさせないために犯行に及んだ。動機は身勝手で、犯行は執拗で悪質だ」と指摘した。

 判決によると、I被告は4月4日、元交際相手の20代女性に「裸の画像を拡散する」という趣旨のメールを送信。5月2~12日、同じ女性の裸や下着姿の画像を携帯電話のメールで知人らに送信したほか、インターネットの掲示板に画像15点を投稿した。

リベンジポルノ、容疑の男を逮捕 県警、県内2例目
2015.08.20 朝刊

元交際相手の女性の性的ポーズ画像をインターネット上に投稿したとして、石岡署と県警人身安全対策課は19日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで、利根町布川、会社員、H容疑者(22)を逮捕した。復讐(ふくしゅう)目的で元交際相手の裸の画像を流出させる「リベンジポルノ」を規制する同法違反容疑での逮捕は県内2例目。

逮捕容疑は、6月12日ごろ、元交際相手で石岡市、女性(21)の服を着た状態での性的ポーズの画像をインターネットの出会い系サイトに投稿、不特定多数が閲覧可能な状態にし、名誉を毀損した疑い。

同署によると、H容疑者は容疑を認めている。同サイトを見た友人から知らされた女性が6月下旬、同署に被害届を出した。

リベンジポルノ懲役2年を求刑 被告の男に甲府地検
2015.08.15 山梨日日新聞 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの罪に問われた甲斐市西八幡の無職I被告(42)の公判が14日、甲府地裁(菱田泰信裁判官)で開かれ、検察側は懲役2年を求刑した。

 検察側は「女性の画像が無限に拡散される危険性があった。(元交際相手を)辱めようとした動機は幼稚で身勝手」と指摘。弁護側は執行猶予付き判決を求めた。

 甲府地検などによると、I被告は5月2~12日、元交際相手の20代女性の裸や下着姿の画像を携帯電話のメールで知人ら4人に送信したほか、インターネットの掲示板に画像15点を投稿し、不特定多数が見えるようにしたなどとしている。

リベンジポルノ初摘発 58歳容疑者=宮城
2015.08.13 東京朝刊 

 県警は12日、涌谷町中島乙、アルバイトE容疑者(58)をリベンジポルノ被害防止法違反などの疑いで再逮捕した。県警によると、同法違反容疑での摘発は県内初。

 発表によると、E容疑者は7月22日、元交際相手の女性の裸などが写った画像をインターネットサイトに投稿し、不特定多数に公開した疑い。E容疑者は7月23日、この女性に対する恐喝容疑で逮捕されたが、仙台地検は12日、処分保留とした。

 リベンジポルノ公開容疑で摘発 高校生を書類送検
2015.07.24 朝刊 

 【長野県】元交際相手の裸の画像を無料通信アプリ「LINE(ライン)」に公開したとして、県警は二十三日、私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反などの疑いで、上田市内の高校二年の男子生徒(16)を書類送検した。県警が同法違反で摘発するのは初めて。

 送検容疑では、スマートフォンで撮影した南信地方の少女(16)の裸の画像を四月下旬ごろ少女に送り、六月上旬ごろ、少女の同意なくLINE上に投稿し、多数の人が閲覧できる状態にしたとされる。男子生徒は容疑を認めているという。

知人女性の画像をネットで公開した容疑で逮捕 /香川県
2015.07.22 大阪地方版/香川 

 県警は21日、琴平町上櫛梨、土木作業員U容疑者(48)をリベンジポルノ防止法違反容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 県警によると、U容疑者は今年5月、かつて交際していた40代女性の裸の画像を、無断でインターネット上で公開した疑いがある。同法違反での逮捕は、県内では初という。

リベンジポルノ摘発=香川
2015.07.22 大阪朝刊

 知人女性の裸の写真をインターネットに投稿したとして、高松南署と県警人身安全対策課は21日、琴平町上櫛梨、会社員U容疑者(48)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。リベンジポルノの摘発は、県内では初めて。

 発表では、U 容疑者は5月、女性の顔が写った裸の写真2枚を掲示板に投稿し、不特定多数が見られる状態にした疑い。

リベンジポルノ容疑 琴平の会社員を逮捕 高松南署、県内初
2015.07.22 朝刊 2

 元交際相手の裸の画像をインターネット上で公開したとして、高松南署と県警人身安全対策課は21日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の疑いで、琴平町上櫛梨、会社員U容疑者(48)を逮捕した。同署によると、リベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)を規制する同法違反容疑での摘発は県内で初めて。

 逮捕容疑は5月18日夜、かつて交際していた県内の40代女性の裸の画像2点をインターネットサイトに投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にした疑い。

 女性から翌日に相談を受けた同署が捜査し、犯行を特定したという。U容疑者は容疑を認めている。

 女性は4月にも、知らない相手からメールがきたり、郵便物が届いたりすると、同署に相談していた。

リベンジポルノ有罪判決 /北海道
2015.07.16 北海道朝刊 

 交際していた女性の裸の写真をインターネット上に公開したなどとして、リベンジポルノ防止法違反などの罪に問われた元大学生のT被告(22)に対し、札幌地裁は15日、懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡した。大久保俊策裁判官は「身勝手で陰湿。被害者が受けた精神的苦痛は大きい」と述べた。

 判決によると、T被告は1月19日、以前交際していた女性の裸の写真など3枚を短文投稿サイト「ツイッター」上に公開し、不特定多数の利用者が閲覧できるようにするなどした。

道内初 リベンジポルノ法違反*元大学生に有罪*札幌地裁
2015.07.16 北海道新聞朝刊全道

 かつて交際していた女性の裸の写真をインターネット上に投稿するなどしたとして、私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反などの罪に問われた札幌市手稲区の無職の男(22)の判決公判が15日、札幌地裁であり、大久保俊策裁判官は懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。判決理由で大久保裁判官は「身勝手で陰湿。被害者の性的プライバシーを大いに害した」と述べた。

 判決によると、男は大学生だった1月19日、女性の交際相手になりすまし、女性の顔や胸などが撮影された写真3枚をインターネットの短文投稿サイト「ツイッター」に投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にするなどした。

 道警は3月、道内で初めてリベンジポルノ防止法を適用し、男を逮捕していた。

STOP!ネットトラブル/安易に画像撮らせない
2015.07.14 

 Q つき合っていた彼(かれ)にしつこく頼(たの)まれ、下着姿(したぎすがた)の写真を撮(と)られました。交際(こうさい)をやめたいと言ったら、彼は「写真をばらまく」と怒(おこ)り、トラブルに。どうしたらいいの。

 別れた腹(はら)いせに、元(もと)恋人(こいびと)の下着姿(したぎすがた)や裸(はだか)の写真をインターネット上に流されたり、友人に転送されたりする「リベンジポルノ」の被害(ひがい)が深刻(しんこく)です。

 交際中(こうさいちゅう)の男性(だんせい)に頼(だの)まれ、画像(がぞう)が流出する可能性(かのうせい)を考えず撮影(さつえい)に応(おう)じてしまうのが原因(げんいん)です。

 昨年末の約1カ月で全国の警察署(けいさつしょ)に寄(よ)せられた被害(ひがい)相談のうち6割(わり)は20代以下でした。恥(は)ずかしくて周囲や親に相談できず悩(なや)んでいる中高生もいるそうです。

 昨年11月にリベンジポルノを規制する「被害防止法(ひがいぼうしほう)」が施行(せこう)され、取り締まりが強化されました。

 とはいえ、被害を防(ふせ)ぐには、あとあと困(こま)るような画像を安易(あんい)に撮(と)らせたり、送ったりしないことが肝心です。十分に注意しましょう。

「STOP! ネットトラブル」の動画は、青森県警(けんけい)のホームページで見ることができます。
リベンジポルノ投稿罪で追起訴 甲府地検
2015.07.11 山梨日日新聞 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、甲府地検は10日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の罪で、甲斐市西八幡の無職I被告(41)=脅迫罪で起訴=を追起訴した。

 甲府地検などによると、I被告は5月2~12日、元交際相手の20代女性の裸や下着姿の画像を携帯電話のメールで数人に送信したほか、インターネットの掲示板に画像15点を投稿し不特定多数が見えるようにしたとしている。

 I被告は、元交際相手の女性に「裸の画像を拡散する」との趣旨のメールを送信したとして5月14日に脅迫容疑で逮捕され、リベンジポルノ(復讐目的の画像投稿)を規制する同法(昨年11月施行)違反容疑で6月22日に再逮捕された。

「卑劣悪質」懲役2年求刑 リベンジポルノ初公判 検察
2015.07.08 千葉日報 

 かつて交際していた女性のわいせつな画像をインターネットの掲示板に投稿したとして、リベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の罪に問われた青森県内の男(27)の初公判が7日、千葉地裁(岩田真吾裁判官)であり、男は起訴内容を認めた。検察側は「極めて卑劣で悪質」として懲役2年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め結審した。

 同法は、深刻化するリベンジポルノの被害防止へ、取り締まりや画像削除の対策を強化するため昨年11月に施行。県警は5月、同法違反の疑いで男を逮捕していた。県警として初めての摘発だったという。

 起訴状などによると、男は今年2月、自宅などで携帯電話から2回、元交際相手の胸などが写った画像をインターネットの掲示板に投稿したとされる。

 検察側は論告で「2012年ごろから投稿しており、犯行は氷山の一角で常習的。被害者の絶望や不安の大きさは計り知れない」と指摘。弁護側は「反省を深め再犯の可能性はない。画像はすべて処分した」などと情状酌量を求めた。

リベンジポルノで自殺者、情報安全法整備を[政治]
2015.06.25 ベトナム 

国会は24日、国家監査法の全面改正案を賛成率約88%で可決したほか、インターネット情報安全法案の審議では、リベンジポルノの深刻な被害も取り上げられた。24日付トイバオキンテー電子版などが報じた。

新しい国家監査法では、国家監査部長の任期がこれまでの7年間から、国会任期と同じ5年間に短縮される。再任はできるが、3期務めることはできない。

審議の過程では一部の議員が、監査の質を向上させるために、「国家監査で発見できなかった誤りが、その後の査察や調査で発見された場合、国家監査部に連帯責任を負わせるべきだ」と主張したが、「国家監査部の能力にも限界がある」との意見もあり、連帯責任の規定は見送られた。

同日はインターネット情報安全法案も審議された。その中で、グエン・タイン・ハイ議員(北部ホアビン省選出)が、南部ドンナイ省の女子高校生(15)が交際相手の男性(22)との性行為の動画をインターネットで公開されたことを苦にして農薬で自殺した問題を取り上げ、この種の事件を防止する法整備を求めた。

少女は今月17日に別れ話を持ち出したが、男性はそれに同意せず、インターネットで動画を公開。少女は18日に自殺した。動画は2日間で1万5,000回以上閲覧されたという。

リベンジポルノ 実態と対策
2015.06.24 NHK総合 

別れた交際相手などへの復習で相手の裸の画像をインターネット上などに流出させるリベンジポルノの被害が全国で相次いでいる。復縁を拒否したことなどの腹いせで行われることが多い。実際に起きた事例では、ある女子高校生は先輩の男子生徒から一方的に下半身の画像が送りつけられ、俺のもおくったんだからお前のもおくってよとメールを送り、女子高校生は送らなければ相手に浮気されるかもと思い、自分の裸の写真を送ってしまった。その後別れたが、先輩の友人らに裸の画像が出回った。女性が被害に合うケースが多く、去年11月に写真や画像を不特定多数に提供することなどを禁じる、リベンジポルノ防止法が決まり、試行から1ヶ月間の相談内容を警察庁がまとめた。被害者の62%が交際相手、または元交際相手と最も多く、ついでネットのみの知人、友人などが続いた。年代別では10代、20代が59%と最も多くなっている。全国Webカウンセリング協議会、安川雅史理事長は、相手のことを好きになると断れない。断って嫌われたらどうしようと思って言いなりになってしまう人が多い、などと話した。また、警視庁は「LINE」に知り合いの女性の裸の画像を投稿したとして27歳の男を逮捕した。神奈川県警でも「ツイッター」に交際していた女性の裸の画像を投稿したとして39歳の男を逮捕した。男は執行猶予付きの有罪判決を受けた。神奈川県警に寄せられる相談件数は増加し、ひと月に8件のペースであるそうだ。神奈川県警は対策としてネットの危険性を伝えるために県内各地で勉強会を開いている。

リベンジポルノ、県内初逮捕 無職41歳、女性の写真投稿容疑 /山梨県
2015.06.23 東京地方版/山梨 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、県警は22日、甲斐市西八幡の無職I容疑者(41)をリベンジポルノ防止法違反容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると、同法違反容疑での逮捕は県内初だという。

 県警少年・女性安全対策課によると、I容疑者は5月2日~12日、以前に交際していた女性の裸の画像などを電子メールで数人に送ったり、インターネットの掲示板に投稿したりした疑いがある。掲示板に投稿した画像は15点に及ぶという。

 同課によると、I容疑者は4月、同じ女性に、裸の画像を広めるという内容のメールを送って脅したとして、5月14日に脅迫容疑で逮捕され、起訴されていた。

リベンジポルノ被害防止法違反の疑い=山梨
2015.06.23 東京朝刊 

 県警少年・女性安全対策課と韮崎署は22日、甲斐市西八幡、無職I容疑者(41)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで再逮捕した。同課によると、同法違反容疑での逮捕は県内初という。発表によると、I容疑者は5月2日~12日、元交際相手の20歳代女性の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にするなどした疑い。

リベンジポルノ:LINEに女性画像 容疑で逮捕 全国初摘発
2015.06.23 東京朝刊 

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」で知人女性の上半身裸の画像を投稿したとして、警視庁は22日、金沢市別所町、無職、T(26)と川崎市中原区上小田中1、無職、U(27)の両容疑者を私事性的画像記録提供(リベンジポルノ)被害防止法違反と名誉毀損(きそん)容疑で逮捕したと発表した。同庁によると、ラインを悪用したリベンジポルノの摘発は全国初。

 T容疑者の逮捕容疑は、4月、登録された人同士でやり取りができるラインの「グループトーク」に、20代女性の上半身裸の画像を投稿し、不特定多数の人が閲覧できる状態にし、女性の名誉を毀損したとしている。

 U容疑者の逮捕容疑は、直後にこの画像を同じグループを含めて3件のグループトークに投稿したとしている。いずれも容疑を認めているという。

 同庁によると、両容疑者と女性は同じゲーム仲間。T容疑者と女性がトラブルになり、以前に撮影した画像を投稿。U容疑者は、延べ約60人に閲覧可能な状態にしたとされる。U容疑者は「トークが盛り上がると思った」と供述しているという。

リベンジポルノ投稿 LINEで初の逮捕
2015.06.23 東京朝刊 

 無料通話アプリ「LINE(ライン)」に知人女性の裸の画像を投稿したとして、警視庁は私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの疑いで、金沢市別所町、無職、T(26)と川崎市中原区上小田中、無職、U(27)の両容疑者を逮捕した。いずれも容疑を認めている。警視庁によると、ラインでのリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)による同法違反容疑での逮捕は全国初。

 いずれも逮捕容疑は4月、携帯電話から都内の20代女性の裸の画像2枚を、複数のユーザーが参加するラインの「グループトーク」に投稿し、不特定多数のユーザーが閲覧できる状態にしたとしている。

 警視庁によると、T容疑者は女性とインターネット上の交流サイトを通じて知り合い、平成26年12月に初めて会った際に裸の画像を撮影。その後、女性とトラブルになり腹いせのために画像を投稿した。

 グループトークに参加していたU容疑者は画像をダウンロードし、別のグループトークに同じ画像を投稿した。

LINE使いリベンジポルノ*全国初、投稿容疑 20代の男2人逮捕
2015.06.23 北海道新聞夕刊全道

 警視庁は22日までに、無料通信アプリLINE(ライン)に女性の上半身裸の写真を投稿したとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで、金沢市別所町ヲ135、無職T容疑者(26)と、川崎市中原区上小田中1の23、無職U容疑者(27)を逮捕した。

 警視庁によると、ラインを使ったリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)事件での逮捕は全国初。

 逮捕容疑は4月、ゲーム仲間十数人が参加するラインのグループなどに20代女性の写真を投稿した疑い。

 女性も同じグループに参加していた。T容疑者が写真を撮影し、女性とトラブルになった腹いせに投稿。U容疑者がその写真を保存して、繰り返し投稿し、拡散させたとみられる。警視庁によると、T容疑者は「女性に仕返ししてやろうと思った」、U容疑者は「グループが盛り上がると思った」と、それぞれ供述しているという。

 LINE投稿でリベンジポルノ 画像削除要請に運営会社応じず
2015.06.22 夕刊 

 今回の事件で、被害者の女性が警察に相談してから容疑者が逮捕される約二カ月間、ラインに投稿された写真は削除されなかった。インターネット上に長く存在するほど、拡散の恐れが高まるため、専門家は被害者に配慮した運営会社の対応を求める。

 警視庁によると、投稿を知った女性から相談があったのは四月十八日。警視庁は写真の削除を運営会社に問い合わせたが、通信の秘密を理由に削除はできないと回答があった。

 検索大手の米グーグルは今月十九日、リベンジポルノについて、被害者からの求めに応じて検索結果から削除すると発表した。

 リベンジポルノの社会問題化で、私事性的画像記録の提供被害防止法が昨年十一月、施行されたが、被害は絶えない。警察庁によると、法施行後の一カ月だけで、性的画像をめぐる相談が全国で百十件あった。

 ネット上の問題に取り組む全国webカウンセリング協議会(東京)の安川雅史理事長は「拡散を食い止めるには早い対応が必要。運営会社は被害者を守ることを第一に、性的画像の削除を考えるべきだ」と指摘している。

リベンジポルノ、47歳男逮捕 女性の写真まいた容疑 県警初 /茨城県
2015.06.18 東京地方版/茨城 

 水戸署は17日、ひたちなか市高場、警備会社役員K容疑者(47)をリベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕し、発表した。「写真を撮ったのは間違いないが、ばらまいてはいない」と容疑を否認しているという。県警が同法違反容疑で逮捕するのは初めて。

 署によると、K容疑者は今年3月26日ごろ、水戸市内に住む元交際相手の40代女性の裸が写った写真数枚を女性宅周辺にばらまいた疑いがある。

リベンジポルノ「10年以上投稿」 容疑者供述、再逮捕 /兵庫県
2015.06.12 大阪地方版/兵庫 

 元交際相手の裸の画像をインターネット上に公開したとして、リベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)容疑で逮捕されたコンサルティング会社経営・F容疑者(45)=大阪府吹田市=が「複数のネット掲示板に10年以上、この女性の画像を投稿し続けてきた」と供述していることが県警への取材でわかった。県警は11日、F容疑者を両容疑で再逮捕し、発表した。

 逮捕容疑は5月13日~29日、かつて交際していた女性(38)の裸の画像2枚をネット掲示板で公開したというもの。「スリルや背徳感を楽しみたかった」と供述しているという。

 F容疑者は、大阪商業大学アミューズメント産業研究所の非常勤研究員も務め、カジノ企業の経営分析などの研究をしていた。

リベンジポルノに有罪 横浜地裁判決「被害者の苦痛大」
2015.06.12 大阪夕刊 

 元交際相手の裸の画像を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの罪に問われた鳥取県境港市、無職、A被告(39)の判決公判が12日、横浜地裁で開かれ、樋上慎二裁判官は「被害者が被った精神的苦痛や、人格の尊厳を害された程度は大きい」として、懲役2年6月、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 神奈川県警によると、インターネットを利用したリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)事件で、同法違反容疑を全国で初めて適用したケースだった。

 判決によると昨年8月、神奈川県に住む元交際相手の女性に無料通信アプリLINE(ライン)で「(裸の)写真をばらまく」とメッセージを送り脅迫。今年1月には、女性のわいせつな画像を本人と特定できるようにしてツイッターに投稿したなどとしている。

 リベンジポルノ猶予判決
2015.06.12 夕刊 

 元交際相手の裸の画像を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの罪に問われた鳥取県境港市、無職A被告(39)に横浜地裁(樋上慎二裁判官)は十二日、懲役二年六月、保護観察付き執行猶予四年(求刑懲役三年)の判決を言い渡した。

 神奈川県警によると、インターネットを利用したリベンジポルノ(復讐=ふくしゅう=目的の画像投稿)事件で、同法違反容疑を全国で初めて適用したケースだった。

 樋上裁判官は判決理由で「被害者が被った精神的苦痛や、人格の尊厳を害された程度は大きい」と指摘。一方で「被害者が抱く恐怖心を簡単には理解できない認知のゆがみを持っている」とした。

リベンジポルノで被告男に有罪判決 福島地裁支部
2015.05.26 朝刊

 元交際相手の裸の写真をばらまいたとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の罪に問われた福島県郡山市の無職M被告(33)に対し、福島地裁郡山支部(井下田英樹裁判長)は25日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。

 M被告は、復讐目的で元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノを規制する同法(昨年11月施行)違反容疑で今年2月、全国で初めて逮捕され、3月に同罪で起訴されていた。

 判決によると、M被告は、今年1月から2月にかけて、郡山市内のショッピングセンターの駐車場に、元交際相手の女性の裸や、一部衣服を着けていない姿の写真計約130枚を、4回にわたってばらまいた。

リベンジポルノ有罪 女性の裸写真まく 福島地裁支部判決
2015.05.25 東京夕刊 

 交際していた女性の裸の写真をばらまいたとして、リベンジポルノ防止法違反の罪に問われた福島県郡山市の無職M被告(33)の判決が25日、福島地裁郡山支部であった。井下田英樹裁判長は「犯行は短絡的かつ自己中心的。被害者の精神的苦痛は大きい」と述べ、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。

 判決によると、M被告は今年1月と2月、郡山市内のショッピングセンターの駐車場で、不倫相手だった30代の女性の裸や顔が写った写真計131枚を4回にわたってばらまいた。女性に別れを告げられた後も女性宅を訪れ、ストーカーと言われたことを逆恨みし、女性を困らせようと犯行に及んだ。M被告は今年2月19日、昨年11月27日に施行された同法違反容疑で全国で初めて逮捕され、3月に同罪で起訴された。

元交際相手の裸画像掲載容疑 大商大研究員逮捕
2015.05.23 大阪夕刊

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に掲載したとして、兵庫県警は22日、コンサルティング会社経営・F容疑者(45)(大阪府吹田市桃山台)をリベンジポルノ被害防止法違反と名誉毀損の疑いで逮捕した。F容疑者は「心当たりはない」と容疑を否認している。大阪商業大のホームページによると、F容疑者は大商大アミューズメント産業研究所の非常勤研究員で、カジノなどの研究を行っていた。

 発表では、F容疑者は今年1月27日、元交際相手の30歳代女性の裸の画像1枚を自宅のパソコンからネット掲示板に投稿し、閲覧できる状態にした疑い。

リベンジポルノ、1年6カ月求刑 全国初の起訴 /福島県
2015.04.25 東京地方版/福島 

 全国で初めてリベンジポルノ防止法違反の罪で起訴された郡山市名倉の無職、M被告(33)の初公判が24日、地裁郡山支部(井下田英樹裁判長)であった。被告は起訴内容を「間違いありません」と認めた。検察側は「動機は身勝手で、被害者は厳罰を望んでいる」として懲役1年6カ月を求刑し、結審した。判決言い渡しは5月25日。

 起訴状などによると、被告は今年1月と2月に数回、郡山市内のショッピングセンター駐車場で不倫相手だった30代前半の女性の裸や顔が写った写真計131枚をばらまいたとされる。

 検察側の冒頭陳述や被告人質問などによると、被告は職場の同僚だった被害者と数年間、不倫関係にあった。その後、会うことを拒まれ、被害者の自宅や転職先に行くようになると、被害者から「あなたのしていることはストーカーです」とメールが届いた。被告は被害者に憎しみを抱き、「どうしても困らせたかった」と犯行に及んだとされる。

 犯行後、被害者は職場に居づらくなって退職。ほとんど外出もできないという。

リベンジポルノで追起訴
2015.04.18 北海道新聞朝刊全道 

 元交際相手の女性の裸の写真を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、札幌地検は17日、私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反の罪で、札幌市手稲区の大学生の男(22)=名誉毀損(きそん)罪で起訴済み=を札幌地裁に追起訴した。

 起訴状によると、男は1月19日、女性の交際相手になりすまし、女性の顔や胸などが撮影された写真3枚を投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にしたとしている。

リベンジポルノ法違反の男を追起訴 地検郡山
2015.04.09 本紙 

 地検郡山支部は八日までに、私事性的画像記録の提供被害(リベンジポルノ)防止法違反の罪で須賀川市旭町二九三ノ一、無職A容疑者(33)=同罪で起訴済み=を追起訴した。

 起訴状などによると、A被告は二月十三日ごろ、郡山市内のショッピングセンター駐車場に元交際相手の女性=当時(32)=の体の一部が写った写真五十八枚を置き、不特定多数の人に見られる状態にしたとされる。

 A被告は一月に郡山市の駐車場で女性の裸の一部が写った写真をまいたとして、先月十一日に同罪で起訴された。

元交際相手の写真を閲覧可能にした疑い /群馬県
2015.04.08 東京地方版/群馬 

 県警は7日、埼玉県深谷市上野台、会社員A容疑者(46)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。高崎署と子ども・女性安全対策課によると、A容疑者は2月14日午前10時ごろ、元交際相手の女性(41)の下着姿などの写真を女性の勤務先のホームページに送信し、不特定多数が閲覧可能な状態にした疑いがある。容疑を認め、「連絡を取ろうとしたが無視されたので頭にきた」と話しているという。

ネットトラブル防止 大学でもアドバイス 府警が登録式=京都
2015.04.08 大阪朝刊

 インターネットを巡る若者のトラブルを防ぐため、民間の専門家に啓発活動を行ってもらう府警の「ネット安心アドバイザー」の登録式が7日、府公館(上京区)で行われ、IT企業の役員や大学准教授ら27人に登録証が手渡された。

 スマートフォンの普及などで若者のネット利用が増加していることを受け、府警が昨年度からスタートさせた制度で、アドバイザーたちは府内の高校約70校で講演を行ってきた。

 今年度は対象を大学や専門学校にも広げ、150か所で活動する予定。誹謗(ひぼう)中傷などが殺到する「炎上」や元交際相手らの性的画像をネット上に公開するリベンジポルノなどについて解説し、注意を呼びかける。

 この日、府警生活安全部の三上喜範・参事官から登録証を受け取ったアドバイザー代表で兵庫県立大の竹内和雄・准教授は「ネットを取り巻くトラブルは多様化している。被害に遭わないよう正しい知識を身につけてほしい」と話した。

◎社説 リベンジポルノ 社会全体で対策急ごう 2015・4・7
2015.04.07 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的で、元交際相手の性的画像をインターネット上に流出させるリベンジポルノの被害が後を絶たない。防止法を整備し、警察が流出者を検挙・警告したり、接続業者に画像削除を要請したりしているが、対策はネット社会の急速な拡大に追いついていない。

 リベンジポルノは、2013年に起きた東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が女子高校生の画像を流出させていたことで社会問題化した。昨年11月には私事性的画像被害防止法(リベンジポルノ防止法)が施行され、被写体が特定できる私的な裸などの写真や電子画像の不特定多数への提供に対し、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科した。

 法施行後の約1カ月間に全国の警察に寄せられたリベンジポルノに絡む被害相談は110件に上る。被害者の9割は女性で、年代別では10代と20代で合わせて6割近くになる。内容は「画像を公表した(公表する)と言われた」「画像を送りつけられた」などが多かった。専門家は、親にも警察にも言えない子どもも多く、相談は「氷山の一角」と指摘する。

 被害を防ぐには、まずは自己防衛に徹するしかない。交際相手に要求されても、安易に撮影したり、画像を送ったりしないことだ。隠し撮りにも十分気を付けたい。

 相談の相手方は、交際相手と元交際相手で計約6割を占める。一方、ネット上だけの関係の知人も1割を超える。不登校や引きこもりの人が寂しさの裏返しや、顔が見えない安心感から画像を送ってしまうことも多いようだが、取り返しがつかなくなる恐れがあることを自覚してほしい。

 自身の知られたくない画像だけに、警察への相談をためらうのも無理はないが、いったんネットに流出すれば、削除は極めて困難になる。画像流出の危険を感じたら、手遅れにならないうちに相談して対策を講じたい。

 ヤフーはネット業界で初めて表示情報の削除に関する基準を公表した。未成年からの要請や表示が性的画像の場合は削除を検討するとし、リベンジポルノ対策にも有効といえる。とはいえヤフーだけでは被害の拡散は防げない。表現の自由とも関わるが、私的な画像はプライバシーの保護をより重視し、業界を挙げて取り組みたい。

 何より社会全体で、こうした画像を流出、拡散させない方策を考える必要がある。家庭や学校でも、ネット利用のモラルを高める教育を進めるべきだろう。

“リベンジポルノ” 米裁判所 サイト運営の男に禁錮18年の判決
2015.04.04 NHKニュース 

 元交際相手などのプライベートな写真をインターネット上に流出させる、いわゆる「リベンジポルノ」が日本でも大きな問題となる中、アメリカの裁判所は、「リベンジポルノ」のウェブサイトを運営した男に対し、禁錮18年の判決を言い渡しました。

 アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴのケビン・ボラート被告(28)は、2012年、いわゆる「リベンジポルノ」のウェブサイトを開設し、元交際相手などから投稿された1万枚以上のプライベートな写真を、撮られた本人の同意なしに、名前や年齢、住所などとともにサイトに掲載していました。

 さらに、ボラート被告は、写真を削除するよう求めた人たちから、手数料と称して、1件あたり日本円にして3万円から4万円あまりを脅し取ったなどして、おととし12月に恐喝などの疑いで逮捕され、アメリカで初めて、「リベンジポルノ」のサイトの運営者が刑事訴追されたケースとなりました。

 ボラート被告に対し、サンディエゴの裁判所は、3日、禁錮18年の判決を言い渡し、検察は、「コンピューターの背後にいるひきょうな犯罪行為によって被害者を食い物にする人物が法律から逃れることはない」というコメントを出し、今後も厳しい姿勢で「リベンジポルノ」を取り締まる姿勢を示しました。

 「リベンジポルノ」は、日本でも大きな問題となっていて、去年11月に防止する法律が施行され、警察への相談が相次いでいます。

リベンジポルノ被害 「ネットだけの相手」1割
2015.04.03 東京朝刊

 全国の警察に寄せられた「リベンジポルノ」など性的画像を巡る相談が110件あり、「面識のない相手に裸の画像を送ってしまった」といったインターネット上だけの知り合いに関する相談が、そのうちの約1割だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。

 元交際相手らの画像をネット上などに公開するリベンジポルノに関する同庁の調査は初めてで、昨年11月のリベンジポルノ被害防止法施行後の約1か月間を調べた。

 被害者の9割は女性で、性的画像に関わる相手として最も多かったのは「交際相手(元を含む)」で68件だったが、実際に会ったことがない「ネット上だけの知人・友人」も14件あった。ネットでのやりとりで相手の求めに応じて画像を送ってしまったケースが多いとみられる。面識のある「知人・友人」は10件だった。一方、相談内容で最も多かったのは「『画像を公開する』と脅された」で42件。「画像を送りつけられた」が22件、実際に「画像が公開された」とするものも18件あった。

リベンジポルノ:防止法1カ月 被害抑止、高まる期待 相談110件
2015.04.03 東京朝刊 

 自身の性的な画像や動画をインターネット上で公表されたり、公表すると脅されたりする――などのリベンジポルノ被害が相次いでいる。これを踏まえ昨年11月、リベンジポルノ被害防止法が施行され、被害の抑止効果に期待が集まっている。

 同法が初適用されたのは今年2月19日。元交際相手の女性の下着姿や裸の写真数十枚を商業施設の駐車場でばらまいたとして、福島県警が同法違反容疑で30代の男を逮捕した。

 3月には、ネット上で画像を拡散させる行為について神奈川県警が同法を適用。元交際相手の女性の裸の写真などをツイッターに投稿した疑いで、30代の男を逮捕した。このほか警視庁が、交際を断られた女性の裸の写真をツイッターに投稿した疑いで50代の男を逮捕するなど、これまで7件で適用された。

 法の正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。写された人が特定できる方法で不特定多数に提供すると3年以下の懲役または50万円以下の罰金、無料通信アプリ「LINE(ライン)」などで拡散目的に特定の少数者に提供した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科される。

 警察庁によると、法施行後の約1カ月間で全国の警察に寄せられた相談は110件。うち1割超はインターネットだけのやり取りで、実際には会ったことのない相手についてのものだった。相手の要求に応じて自分の画像を送ったケースが多いとみられる。同庁の担当者は「誰かに見られると困る画像は撮らせたり送信したりしないでほしい」と話す。

 相談者の内訳は女性が99件、男性が11件で年齢別では20代が37%と最多。相談内容(複数回答)は、ネットに画像を公表された(18件)▽画像を公表すると脅された(42件)▽画像を送りつけられた(22件)▽公表や脅迫以外で画像を相手に撮影・所持された(33件)――などだった。

リベンジポルノ相談110件 昨年末1カ月、6割が20代以下
2015.04.03 東京朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡み、全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上のすべての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼びかけている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された平成25年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

復讐ポルノ相談110件 昨年末 法施行から1カ月で
2015.04.03 朝刊

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは本県など35都道府県警。

新法施行1カ月/復讐ポルノ 相談110件/本県1件、20代以下6割
2015.04.03 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 県警によると、本県でのリベンジポルノに絡む被害相談は、法施行からこれまでに1件寄せられた。無職女性(47)が元交際相手の男(50)から女性が衣服を着ていない画像を添付したメールを送りつけられたといった内容で、男は脅迫容疑で逮捕された。新法に基づく摘発はなかった。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

復讐ポルノ相談110件 法施行後の約1ヵ月 20代以下が6割
2015.04.03 朝刊 

復讐ポルノ相談110件

法施行後約1ヵ月 20代以下が6割

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは広島、岡山、鳥取など35都道府県警。

リベンジポルノ相談、110件 2014年末の1カ月、画像流出や脅迫で リベンジポルノ防止法 ズーム
2015.04.03 朝刊 

 復讐[ふくしゅう]目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

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 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

 ○用語=リベンジポルノ防止法 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。13年の東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が、女子高生の裸の画像などをインターネットに流出させた「リベンジポルノ」が社会問題化したのが契機となり、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。

拡散背景にスマホ普及/リベンジポルノ 削除不能例も
2015.04.03 朝刊 

 元交際相手や夫婦関係にあった相手の性的画像を腹いせに流出させるリベンジポルノの被害が拡散する背景には、スマートフォンやフェイスブック(FB)などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の急速な普及がある。専門家は、海外のサイトに画像が掲載されると削除は事実上、不可能になると注意を促している。(1面参照)

 リベンジポルノのトラブル相談にも応じる「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長(49)は「隠し撮りを防止したり、FBなどで自身の顔が特定できるような画像や個人情報を掲載するのも控えたりする自己防衛が必要だ」と説く。

 トラブルになってインターネット上に画像とともに個人情報が広がり、結婚を断念した人もいたという。

 安川氏によると、不登校や引きこもりで、ネット上だけで知り合った人に画像を送る例も多い。「寂しさの裏返しと相手の顔が見えていない安心感から大胆になってしまう」と説明する。

 警察庁の今回の集計でも、被害者と相手方との関係は、ネット上だけで知り合った例が14件で、被害相談全体のうち、交際相手(元交際相手を含む)の68件に続いて多かった。

 安川氏は、警察にも親にも内緒にしている子供が多いとして、この集計も「氷山の一角と理解した方が適切」と話した。

リベンジポルノ相談110件 /警察庁 新法施行1カ月で/<面名=社会>
2015.04.03 神奈川新聞本紙 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに神奈川など7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

リベンジポルノ相談相次ぐ 警察庁長官 「態勢を充実させ取締りを徹底」
2015.04.02 NHKニュース 

 いわゆる「リベンジポルノ」による被害の相談が相次いでいることについて、警察庁の金〓(カネタカ)長官は、「被害を訴えやすくするために、必要な態勢を充実させることや、被害を防ぐための啓発活動に努めていきたい」と述べ、潜在的な被害の掘り起こしや被害防止のために相談を受け付ける態勢を整えていく考えを示しました。

 そのうえで、「相手方に対しては、画像の削除などの注意や警告を行っており、さらに取締りを徹底していきたい」と述べました。

 (字解き 金〓長官の「〓(タカ)」は、「はしご高」です)

リベンジポルノ スマホ普及で被害拡散 海外サイトに画像、削除困難
2015.04.02 大阪夕刊 

 元交際相手らの性的画像を腹いせに流出させるリベンジポルノの被害が拡散する背景には、スマートフォンやフェイスブック(FB)などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の急速な普及がある。専門家は、海外のサイトに画像が掲載されると削除は事実上、不可能になると注意を促している。

 リベンジポルノのトラブル相談にも応じる「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長(49)は「隠し撮りを防止したり、FBなどで自身の顔が特定できるような画像や個人情報を掲載するのも控えたりする自己防衛が必要だ」と説く。トラブルになってインターネット上に画像とともに個人情報が広がり、結婚を断念した人もいたという。

 安川氏によると、不登校や引きこもりで、ネット上だけで知り合った人に画像を送る例も多い。「寂しさの裏返しと相手の顔が見えていない安心感から大胆になってしまう」と説明する。

 警察庁の今回の集計でも、被害者と相手方との関係は、ネット上だけで知り合った例が14件で、被害相談全体のうち、交際相手(元交際相手を含む)の68件に続いて多かった。

 安川氏は、警察にも親にも内緒にしている子供が多いとして、この集計も「氷山の一角と理解した方が適切」と話した。

リベンジポルノ相談110件*法施行1カ月、道内は4件
2015.04.02 北海道新聞夕刊全道 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。道内でも相談4件が寄せられた。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。道内でも3月30日、元交際相手の女性の裸の写真を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、札幌市内の大学生の男(22)を逮捕。昨年では、被害相談を受けた110件のうち7件が強要や脅迫などの容疑で摘発された。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

 リベンジポルノ110件 被害相談1カ月 20代以下が6割
2015.04.02 夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約一カ月で百十件だったことが二日、警察庁のまとめで分かった。うち六十五件(59・1%)は二十代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年十一月二十七日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の四十二件。続いて「画像を送りつけられた」が二十二件だった。

 被害者の性別では、女性が九十九件(90・0%)。年代別では、二十代が最も多い四十一件で、十代が二十四件だった。続いて三十代と四十代でいずれも十六件。相手方は三十代が最も多く二十五件で、続いて二十代の二十件だった。不明も三十一件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が六十八件で六割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が十四件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は三月末までに七都道県警による七件だった。昨年、被害相談を受けた百十件のうち七件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された二〇一三年のストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは愛知、岐阜、三重を含む三十五都道府県警。

 (メモ)

 リベンジポルノ防止法 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。2013年のストーカー殺人事件を契機に、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。
ヤフーが検索削除基準 性的画像・病歴など一部消す
2015.03.31 東京朝刊

 検索サイト大手ヤフーは30日、個人からプライバシー侵害にあたるなどとして削除を求められた場合の、検索結果の削除や表記の変更に応じる新基準を公表した。裁判所の判断がないと削除には応じない一方、性的画像など検索結果の画面自体に問題がある場合は一部表記を消すなどの対策を取る。同社が削除基準を公にするのは初めて。

 ヤフーは昨年11月に有識者会議を設け、個人から特定の検索結果を消すよう求められた場合に、削除に応じる条件について検討してきた。対象となるのは、キーワードを入力すると、関連するホームページ(HP)の題名と概要の一覧が表示されるサービス。

 検索結果の画面で表示される題名や概要の中に、プライバシー侵害にあたる内容が含まれるかどうかは、ヤフーが自ら判断する。被害を申し立てる人物の公益性や情報の社会的意義なども踏まえ、明らかに問題だと判断した場合は、HPに移動できる「リンク」を残したまま、タイトルを変えたり概要を消したりする。

 ヤフーは概要を消す例として、性的な画像や病歴、過去の犯罪被害などを挙げた。一方、公職者や企業の代表にかかわる情報や、過去の違法行為や処分歴などは表現の自由が優先されるとの考えを示した。

 HPへのリンク自体の削除は、表現の自由や知る権利を著しく侵害するとして、基本的には応じない。元のHPを削除させるのが原則だとして、どうしても検索結果を消したい場合は、削除を求める人が裁判所に訴える必要がある。

 ただし、児童ポルノや「リベンジポルノ」のように違法性が明らかで対応が急がれる場合は例外として削除に応じることがあるという。

 検索で世界最大手のグーグルも世界共通の「削除ポリシー」を掲げ、クレジットカード番号など個人に危害が及ぶ可能性がある情報は削除する、としている。ただ、ヤフーが新基準で削除するとした一般人の住所や電話番号について、グーグルの方針では「一般的に削除されない」とするなど削除対象には差がある。

元交際相手写真を公開容疑で逮捕 高崎の43歳男 /群馬県
2015.03.31 東京地方版/群馬 

 県警は30日、高崎市井野町、自営業A容疑者(43)をリベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。昨年11月施行の同法(私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律)違反での摘発は、警察当局によると県内初、全国では5件目という。

 子ども・女性安全対策課などによると、A容疑者は元交際相手の女性の裸などの写真をインターネット上の掲示板にアップロードし、昨年12月から今年1月ごろにかけ、閲覧可能な状態にして私的な画像を公開したうえ、女性の名誉を毀損した疑いがある。

リベンジポルノ被害防止法 違反容疑で県内初逮捕=群馬
2015.03.31 東京朝刊 

 元交際相手のわいせつな画像をインターネット掲示板で公開したとして、県警子ども・女性安全対策課などは30日、高崎市井野町、自営業A容疑者(43)をリベンジポルノ被害防止法違反(公表)と名誉毀損(きそん)の容疑で逮捕した。昨年11月施行の同法違反容疑での逮捕は県内初という。

 発表によると、A容疑者は昨年12月17日~今年1月10日頃、携帯電話を使い、元交際相手の女性のわいせつな画像複数枚をネット掲示板を通じて不特定多数の人が閲覧できる状態にした疑い。また、それによって女性の名誉を傷つけた疑い。A容疑者は「間違いありません」と供述しているという。

 県警は、1月に女性から相談を受けて調べていた。画像の投稿行為は同法の罰則の施行前の昨年10月下旬とみられるが、県警は施行後も画像が公開されていた点に着目。「被害回復の観点を重視した」(県警幹部)として逮捕に踏み切った。

 リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノを巡っては2013年、東京都三鷹市で女子高校生が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた元交際相手の男が、以前に撮影した被害者の画像や動画をネットで公開したことが注目され、社会問題化。懲役3年以下などの罰則を定めた同法が昨年11月、成立した。

リベンジポルノ:初摘発 県警、高崎の容疑者逮捕 /群馬
2015.03.31 地方版/群馬 

 元交際相手の女性の画像をインターネットの掲示板に公開したとして、県警は30日、高崎市井野町、自営業、A容疑者(43)を私事性的画像記録提供等被害防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。昨年12月施行の同法を適用した検挙は県内初。

 逮捕容疑は昨年12月17日~今年1月10日、元交際相手の女性(41)の裸の画像などを複数枚、掲示板で公開したとしている。

 県警子ども・女性安全対策課によると、A容疑者と女性は2012年ごろ約1年間交際し、写真は交際中にA容疑者が撮ったものとみられる。女性は今年1月11日、掲示板で画像を発見した友人から連絡を受けて県警に相談。県警が掲示板の管理者に連絡し、画像はすぐに削除された。写真は女性の名前とともに投稿されていた。A容疑者から女性に連絡や脅しはなかったといい、県警は動機を調べている。

 私事性的画像記録提供等被害防止法は、嫌がらせ目的で元交際相手の性的な写真や動画をインターネット上で公開する「リベンジポルノ」が社会問題化したことを受けて成立。わいせつ電磁的記録頒布罪などの適用が難しかったケースを処罰する目的がある。

 A容疑者は昨年10月には女性の写った画像9枚を携帯電話から投稿していたが、逮捕容疑は法施行日以降となる。

◎元交際女性の裸写真を投稿=リベンジポルノ容疑で男逮捕-北海道警
2015.03.30 時事通信 

 元交際相手の裸の写真をツイッターに投稿したとして、北海道警札幌東署は30日、リベンジポルノ防止法違反の疑いで大学生のA容疑者(22)=札幌市手稲区前田八条=を再逮捕した。「今付き合っている彼氏に嫌がらせをしたかった」と話し、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は1月19日、同市に住む元交際相手の女性(22)の裸写真計3枚をツイッターに掲載した疑い。

 同署によると、A容疑者は友人を介して女性と知り合い、2014年1~9月交際していた。掲載された画像は女性が発見し、今年1月22日に同署に相談した。

 A容疑者は今月9日、女性と交際している男性(22)が、女性にストーカー行為をしているとウェブサイトに書き込み、名誉毀損(きそん)容疑で逮捕され、30日起訴された。 

リベンジポルノ 都内初摘発 50歳容疑者を逮捕=東京
2015.03.28 東京朝刊

 女性のわいせつな画像をツイッターに公開したとして、警視庁は27日、大田区萩中、会社員A容疑者(50)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で逮捕したと発表した。リベンジポルノの摘発は都内では初めて。

 発表によると、A容疑者は今年1~2月、ツイッター上に、風俗店従業員だった知人女性の裸の画像を公開した疑い。A容疑者は3年前、客として風俗店を訪れて女性と知り合ったという。容疑を認め、「他の仕事につくという約束を守らなかった」と供述しているという。

郵便局員逮捕 交際断られネットに女性の裸投稿
2015.03.28 フジテレビ 

女性に交際を断られネットに裸の写真を投稿した「リベンジポルノ」の疑いで、郵便局員の50歳の男が逮捕された。知人の写真をツイッターに投稿した疑いで、押収されたスマートフォンからは100枚以上の写真が見つかった。

リベンジポルノ容疑で再逮捕 ネットに元交際相手の裸写真
2015.03.12 東京朝刊 

 元交際相手の裸などの写真をツイッター上に公開したとして、神奈川県警は11日、鳥取県境港市外江町の無職A容疑者(39)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると、インターネット上での性的な写真掲載に同法を適用したのは全国で初めてという。

 逮捕容疑は、1月2日に元交際相手の女性の裸などの写真10点をツイッター上に公開したというもの。

 県警は、同法の罰則が施行される前の昨年12月にも、同じ女性の裸の写真を公開したとするわいせつ図画公然陳列と脅迫の疑いで今年2月に逮捕していた。

◎元交際女性の裸、ツイッターに=リベンジポルノ容疑で男逮捕-神奈川県警
2015.03.11 時事通信

 元交際相手の裸の写真などをツイッターに掲載したとして、神奈川県警は11日、リベンジポルノ防止法違反の疑いで鳥取県境港市外江町、無職A容疑者(39)を再逮捕した。容疑を認めている。県警によると、インターネット上での性的な写真掲載に同法を適用するのは全国初という。

 逮捕容疑は1月2日、元交際相手の神奈川県に住む20代女性の裸の写真など計10枚を、ツイッターに掲載した疑い。

 A容疑者は約2年前まで、半年ほど女性と交際。その後も復縁を迫り、無視された結果、交際中に撮影するなどした写真を掲載した。女性は、同性の友人に指摘されて初めて掲載に気付いたという。

 県警は、同法施行前の昨年12月にも女性の裸の写真1枚を同じように掲載したとして、今年2月に脅迫などの容疑でA容疑者を逮捕していた。 

 同法は、私的に撮影した性的な写真や動画をネット掲載するなどの行為を取り締まるため、昨年11月に成立。福島県警が今年2月、女性の裸の写真を外でばらまいた男に初適用していた。

名誉毀損容疑 大学生逮捕
2015.03.10 北海道新聞朝刊全道 

 札幌東署は9日、名誉毀損(きそん)の疑いで、札幌市手稲区の大学4年の男(22)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月25日、インターネットの交流サイトに女性を装って、同じ大学に通う男性(22)の写真とともに「男性からストーカーされている」などと虚偽の情報を書き込み、名誉を傷つけた疑い。男は男性の交際相手の女性と過去に付き合っており、「彼女を取られて腹が立った」と容疑を認めているという。

 同署によると、男は元交際相手の女性の裸の写真4、5枚もネット上に投稿していたという。同署は私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反の疑いでも調べる方針。同法は昨年11月に施行され、これまで道内で摘発例はない。

暴行と脅迫の疑い=山形・続報注意
2015.03.09 東京朝刊 

 鶴岡署は8日、鶴岡市稲生、建築会社員A容疑者(31)を暴行と脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、A容疑者は7日午後11時から8日午前4時頃までの間、自宅で交際相手の20歳代女性の髪の毛をつかんだり、顔面を平手で殴ったりする暴行を加えた疑い。更に、女性の裸の写真をスマートフォンで撮影し、「リベンジポルノに出してやる」などと脅した疑い。

 A容疑者は調べに対して、容疑を認めているという。同署は別れ話のもつれが原因とみて調べている。

 [続報]

 2015年3月27日付東京朝刊33面

 =鶴岡の男性 不起訴=山形

女性の裸の写真バラまく 「リベンジポルノ防止法」で初の逮捕者
2015.02.21 フジテレビ 

去年11月成立した「リベンジポルノ防止法」で、全国で初の逮捕者がでた。一昨日、福島県警は、先月25日から27日にかけて知人女性の電話番号を書いた裸の写真をのばらまいた疑いで33歳の会社員を逮捕した。容疑者は相手にしてもらえなかったためだと供述していると伝えた。
衣服つけない知人女性の写真を…
2015.02.20 日本テレビ

先月に郡山市内の商業施設の駐車場で知人女性の性的な写真をばらまいたとして、33歳の会社員男性がリベンジポルノ防止法の疑いで逮捕された。取り調べで容疑者は容疑を認めていて、警察は容疑者が女性に何らかの恨みを持っていたとみて動機などを捜査している。

リベンジポルノ:「裸画像を公開」交際継続迫る 年金職員容疑で逮捕
2015.01.21 東京朝刊

 交際中に撮影した私的な画像を公開する「リベンジポルノ」をほのめかし、不倫相手の女性に関係を続けるように迫ったとして警視庁久松署は20日、日本年金機構目黒年金事務所副所長、A容疑者(58)=横浜市青葉区梅が丘=を強要未遂容疑で逮捕したと発表した。

 逮捕容疑は昨年10~11月、別れ話を持ち掛けられた東京都内の40代女性に、女性の裸が映った携帯電話の動画を示し「関係を続けよう」と要求したり、「過去がリークされたら困るよね」と書いたメールを送ったりしたとしている。「動画は見せていないがメールは送った」と容疑を一部否認しているという。

 日本年金機構は「事案を重く受け止め、綱紀粛正に努める」とコメントした。

元交際相手を「リベンジポルノ」をちらつかせて脅した39歳男を脅迫容疑で逮捕
2015.01.07 スポーツ報知 

 元交際相手の30代女性に対して「会ってくれないと裸の画像をネットに流す」などと脅したとして、警視庁多摩中央署は6日までに脅迫容疑で、東京都国分寺市の飲食店従業員・A容疑者(39)を逮捕した。「脅したのは間違いない」などと容疑を認めている。

 逮捕容疑は昨年12月25日午前2時ごろ、女性の留守番電話に「裸の画像を実名入りでネットに流します」などとメッセージを残して脅した疑い。

 同署によると、A容疑者は女性と約1年前に出会い系サイトで知り合って交際を開始した。A容疑者は既婚者で、女性は未婚。10月頃に女性がA容疑者に「今後はもう会わない」と伝えてメールの着信を拒否するようになると、A容疑者はこれに怒って女性に対して「リベンジポルノ」をちらつかせて脅した。

 女性は留守電があった2日後に止めるように説得するため、A容疑者と多摩センター駅前で面会。しかしA容疑者の態度は変わらないため、振り切って逃げて通報したという。

報道されたリベンジポルノ事件 2016年
報道されたリベンジポルノ事件
報道されたリベンジポルノ事件

デートDV防止:「対等で自立した関係を」 NPOが出前授業 峰山高弥栄分校 /京都
2017.01.14 地方版/京都

 デートDV(恋人間に起きる暴力)防止の出前授業が13日、京丹後市の府立峰山高弥栄分校であった。認定NPO法人「女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」の足立淳子さんと石崎和美さんが講師として、対等なパートナーシップのために男性の生活の自立と女性の経済的自立の大切さを訴えた。

 京丹後市と市女性連絡協議会が主催し、府男女共同参画センターが共催した。

 足立さんたちのNPOは、夫らからの暴力被害に苦しんでいる女性たちの支援に取り組み、シェルター(一時保護施設)も運営している。赤ちゃんを抱えた16、17歳の少女も逃げ込んでくることもあった。一旦受けた心の傷の回復には時間がかかり、「もっと早くこの活動を知っていれば人生が変わった」との声も寄せられる。若者を対象としたデートDV防止の出前授業には延べ15万人が参加している。

 この日は弥栄分校生が演じる寸劇も交えて行われた。スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」ですぐに返事をしないと怒られる「上下関係の力による支配」についても解説。「暴力を受けると誰でも不安になり、相手を怖がり、自分に自信が持てなくなる」と指摘した。暴力は体、心、経済的とさまざま。インターネットの掲示板などに嫌がらせの書き込みやリベンジポルノに及ぶこともある。特に写真はGPS機能があり、簡単に「居場所」を探せるため取り扱いには注意が必要と注意を促した。

 足立さんらは「相手は自分のものではない」と繰り返し強調。「性的自己決定権を尊重することが大切で、望まない性行為は全て性暴力だ」と語りかけた。「別れる時に暴力がひどくなる時が多いので注意が必要。話し合いは昼間に大勢の人がいる中で行い、信頼できる人に付いてきてもらう。ストーカーに遭ったら警察にすぐ相談を」と具体的なアドバイスをした。

SNSに性的画像投稿/「問題あり」半数以下
2016.12.29 朝刊 

 独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)がネット利用者を対象に行った意識調査で、会員制交流サイト(SNS)に、性的な写真や動画を撮影・投稿することを「問題あり」と思う人の割合がパソコンの利用者で45%、スマートフォンの利用者で47%と半数以下になったことが19日分かった。

 巧みな言葉で送らせた画像を元に、金銭を要求する「セクストーション(性的脅迫)」という犯罪などが増えている。画像が後にリベンジポルノに悪用される恐れもある。IPAは「どんな相手にも性的画像を送信してはいけない」と注意を呼び掛けている。

★論説★ ストーカー対策 ネットの危険再認識を 2016年12月20日
2016.12.20 朝刊 

 東京都小金井市で音楽活動をしていた女子大生が、ファンの男に刺され一時重体となった事件から7カ月。警視庁は先週末、安全確保の不備を認める検証結果を公表し、本人と家族に謝罪した。

 「事件に遭った日から時間が止まってしまったかのように、前に進むことが怖くなってしまいました」「『殺されるかもしれない』と何度も伝えたのに、危険性がないと判断されたのは今でも理解できない」

 公表された女子大生の手記からは、心身の傷の深さとともに、警察に対する絶望感が色濃くにじむ。

 男は執拗(しつよう)に、会員制交流サイト(SNS)へ過激な書き込みをしていた。女子大生は事件の12日前に警視庁武蔵野署に相談し、ツイッターのコピーも示したが、同署は警視庁本部のストーカー担当部署に報告せず、凶行は起きた。

 なぜ防げなかったのか。ネット上の付きまといの危険性を過小評価したからだ。

 凶悪事件を食い止めるため、先の国会で改正ストーカー規制法が成立。SNSのメッセージの連続送信や、個人のブログへの執拗な書き込みといった付きまといを新たに規制対象とする。

 警察など関係機関はネットの危険性を再認識し、察知能力を高めなければならない。

 ただ、事件が浮かび上がらせた社会の病理は深い。ネットの言説とリアルな行為(犯行)とが直結し、そこにはもはや、モラルという歯止めが効かない―。事件は私たちに、進展するネット社会をどう生きるかという問いを突き付けてもいる。

 ストーカー被害は年間2万件前後の高水準で推移。内閣府の調査では、女性の1割にストーカー被害経験があり、被害者のうち命の危険を感じた女性も3割に上った。SNSが恐怖を倍加させている。

 復讐(ふくしゅう
)目的で交際相手の裸の画像などを流出させる「リベンジポルノ」も、若年女性の被害が深刻化。2013年の三鷹ストーカー殺人事件でクローズアップされ、14年に規制法が施行された。

 法の網は密になってきたが、ネットの急速な普及に追いついているかといえば、ほど遠いのではないか。ひとたびネットを開けば、そこはいわば無法地帯。真偽不明の情報、悪意に満ちた個人攻撃の書き込みがあふれている。

 歯止めとして、情報リテラシー教育に力を入れたい。発達段階に応じてネットの危険性を繰り返し学び、主体的に活用する能力を身に付けるように、地道に取り組む必要がある。

 このままでは、いくらネット上の付きまといに対する法規制を強めても、対処が追いつかない時代がやってくる。

<日曜特番とやま> リベンジポルノ防止法 成立2年 若い世代から被害相談 性的撮影に自制心働かず ことし5月県内初摘発
2016.12.11 新聞朝刊 

 交際していた相手の性的な画像を、別れた腹いせにインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」を規制するリベンジポルノ防止法(正式名称・私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律)が成立して2年。2015年に全国の警察に寄せられた相談は1000件を超えた。県内でもことし5月、初めて摘発事案があった。被害の実情や、被害防止に向けた動きを探った。 

 「リベンジポルノが生まれる背景には何があるのか」

 11月中旬、富山市湊入船町の県民共生センターでリベンジポルノに関する講座が開かれた。セクハラやドメスティックバイオレンス(DV)など、女性問題を取材してきたメディアジャーナリスト渡辺真由子さんが講師を務め、一般市民や民生委員、市町村の担当者ら約100人が被害者から相談を受けた時のアプローチ法や防止策を学んだ。

(▽三鷹事件機に/)

 「リベンジポルノ」が社会問題化したのは2013年にさかのぼる。東京・三鷹市の女子高生が元交際相手の男につきまとわれ、刺殺された事件だ。男は女子高生の命を奪っただけでなく、交際中に撮影したプライベートな写真をインターネットに流出させた。データは拡散すると完全に削除するのは難しい。渡辺さんは「リベンジポルノは一度発生すると被害者の人権を侵害し続ける」と強調する。

 事件を受け、取り締まり強化に向けた法整備が進んだ。リベンジポルノ防止法は14年11月に成立。インターネット上などに、被写体を特定できる方法で個人的に撮った性的な画像を不特定多数に提供した場合、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。

(▽不安定な心理影響/)

 警察庁のまとめによると、15年の1年間に警察に寄せられたリベンジポルノに絡む被害相談は、全国で1143件あった。被害者の9割は女性で、20代以下が約6割。若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。県内でも6件の相談が寄せられた。

 中高生や若い世代に被害が多いのはなぜか―。渡辺さんは、背景にネット社会の普及があるとみる。デジタル化が進んだ近年は写真撮影や画像の保存が容易になり「性的な撮影への自制心やタブーがなくなってしまった」。

 フェイスブックやツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)で見知らぬ人と知り合う機会が増え、危険な関係性をつくりやすくなったことや、「裸の画像で彼をつなぎ留めたい」「性的な撮影で距離を縮めたい」といった不安定な若者心理も影響していると指摘する。

(▽リスク/)

 15年にリベンジポルノ防止法違反で検挙された事案は全国で53件。ことし5月には、知人女性の全裸画像をアダルト掲示板サイトに投稿したとして県内で初めて摘発事案があった。携帯電話でサイトに投稿された画像データ2点は、不特定多数の人が閲覧できる状態となった。

 県内にもリベンジポルノを含め、DV被害や性暴力など女性に関する被害の相談窓口があり、各警察署も相談を受け付けている。県は複数の支援機関が連携して性犯罪・性暴力被害者を支援する県内初の「ワンストップセンター」を18年度にも開設するという。

 渡辺さんは「性的な画像を相手に渡すことは、人生を破滅させかねない爆弾のスイッチ」と警鐘を鳴らす。時の感情に任せてプライベートな写真を撮影することは、「撮る側」にとっては相手の人生を台無しにし、自身も犯罪者となる可能性があり、「撮らせる側」もリスクが伴うことを自覚する必要がある。

 被害を防ぐ対策として、ネットの使い方や脅威を学ぶ教育の徹底や、男女が互いに尊重し合う関係構築の意識づくりが重要という。渡辺さんは「大人は子どもたちに日頃から『もっと自分を大切にしていいんだよ』と伝えてほしい」と話している。

少女の裸画像公開 元空自隊員に猶予付き判決 地裁西条支部
2016.12.09 朝刊 

 インターネットで知り合った県内の少女(15)の裸の画像をネット上に公開したなどとして、児童買春・ポルノ禁止法違反とリベンジポルノ防止法違反、県青少年保護条例違反の罪に問われた北海道千歳市の元航空自衛隊第2航空団(同市)空士長で無職A被告(23)の判決公判が8日、松山地裁西条支部であり、満田智彦裁判官は懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 満田裁判官は、実名などが分かる状態で画像をネットに公開して悪質性が高いと指摘。「思春期の繊細な心を深く傷つけられ、これまでのような社会生活が送れなくなってしまった結果は重大」とする一方、A被告が自らの罪の重さに気付き、謝罪の言葉を述べている点などを量刑理由に挙げた。

リベンジポルノどう防ぐ/宮崎市/福祉関係者らに講座/背景や相談対応学ぶ
2016.12.01 宮崎日日新聞朝刊

 横浜市の認定NPO法人「エンパワメントかながわ」(阿部真紀理事長)による、リベンジポルノの被害防止策を学ぶ講座(県男女共同参画センター主催)は、宮崎市の県企業局県電ホールで11月21日、あった。相手に無断で性的な画像や動画をネットに流出させる行為のリベンジポルノは、スマホなどの普及でトラブルに巻き込まれる中高生が増加。相談機関の職員や福祉関係者ら30人が参加し、子どもを被害者にも加害者にもさせないための対応を学んだ。

 同法人はデートDV(恋人間の暴力)予防プログラムなどを学校に提供する活動に取り組んでおり、同日は阿部理事長、池畑博美事務局長が講師を務めた。

 講義はワークショップ形式で開始。阿部理事長らが「裸や性行為の画像を撮りたいと頼まれたことがあるか」という質問に10~20代女性の29%、30代以上女性の18%が「はい」と回答した同法人の調査結果を紹介すると、参加者らは「数の多さに驚いた」「承認欲求が強いのでは」などの感想、背景についての意見を交わして理解を深めた。

 相談を受けた際の対応として、阿部理事長は「駄目だと言うだけではなく、話を聞いてその理由を知ろうとすることが大事」と指摘。「話してくれたというのは、相談者があなたを選んでくれたということ。否定せず事実を確認し、自分で画像や動画を相手に送ったとしても『あなたは悪くない』と伝え、解決策を共に探って」と訴えた。

 講座は「女性に対する暴力をなくす運動」期間(11月12~25日)に合わせ開催。19、20日はデートDVの予防プログラムの体験や、被害者への対応法などの研修があった。

リベンジポルノの疑いで逮捕 /岩手県
2016.11.30 東京地方版/岩手 

 県警は29日、仙台市泉区向陽台2丁目、会社員I容疑者(47)をリベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警生活安全企画課によると、I容疑者は今年3月から4月にかけて数回にわたり、岩手県内に住む30代の知人女性の裸の画像などをメールで流出させた疑いがある。

「リベンジポルノ」容疑=岩手
2016.11.30 東京朝刊 

 盛岡東署などは29日、仙台市泉区、会社員I容疑者(47)をリベンジポルノ被害防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。

 県警によると、元交際相手らの画像をインターネット上などに公開する「リベンジポルノ」を取り締まる同法による逮捕者は県内で初めて。

 発表によると、I容疑者は今年3月~4月、岩手県内の30歳代の知人女性の性的な画像を数回にわたって、メールで不特定多数の知人などに送信した疑い。女性からの相談を受けて、同署などが捜査していた。

少女の裸画像公開 元空自隊員被告 起訴内容認める 地裁西条支部
2016.11.25 朝刊 

 インターネットで知り合った県内の少女(15)の裸の画像をネット上に公開したなどとして、児童買春・ポルノ禁止法違反とリベンジポルノ防止法違反、県青少年保護条例違反の罪に問われた北海道千歳市の元航空自衛隊第2航空団(同市)空士長で無職A被告(23)の初公判が24日、松山地裁西条支部であり、A被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求め、即日結審した。

 検察側は冒頭陳述などで、少女は同級生に画像の存在を知られて通学できなくなり、退学届を出す予定になっていると指摘。弁護側はA被告が犯行を深く反省しているとした。

 起訴状などによると、A被告は、2015年8月に少女が18歳未満と知りながら県内でわいせつな行為をしたほか、16年6月には連絡が途絶えたことに立腹し、少女の画像を短文投稿サイトに投稿し、不特定多数が閲覧可能な状態で公開したとされる。

わいせつ動画保管:被害者増加に拍車 ネット舞台、盗撮動画ビジネス 「高価買い取り」200人以上が提供
2016.11.21 西部夕刊 

 ◇「人権踏みにじる行為」

 女性の盗撮動画などを有料配信するサイト運営会社が福岡県警などに摘発された事件は、インターネットを舞台にした動画ビジネスが、盗撮被害に拍車をかけている実態を浮き彫りにした。同社はサイトで動画の「高価買い取り」をうたい、200人以上からわいせつな動画を買い取っていたことが判明。著名人の盗撮動画の提供者に100万円以上の報酬を払ったケースもあった。ある県警幹部は「女性の人権を踏みにじる最低のビジネス」と捜査を振り返った。

 「当初は自分で観賞する目的で盗撮していたが、動画の買い取りサイトを発見してからは月平均で約20万円の報酬を得ていた」

 サイトに盗撮動画を提供したとして、リベンジポルノ防止法違反(公表目的提供)に問われた男について、10月20日に福岡地裁であった初公判。検察側は男が盗撮動画を売って多額の収入を得ていた実態を明らかにした。

 男は、福岡市中央区のコールセンターオペレーター、Y被告(34)。冒頭陳述などによると、Y被告は人の動きを感知して自動的に撮影を開始する小型カメラを購入し、福岡市中央区の商業施設の多目的トイレなどに設置。記録媒体や電池を交換しながら盗撮を続け、2014年ごろから約2年間にわたって動画をサイト運営会社に売却してきた。被害者には著名人5人も含まれ、5人の動画を提供した際は計110万円の報酬を受け取っていた。福岡地裁は今月16日、懲役6月を言い渡した。

 捜査関係者らによると、サイト運営会社は五つの動画配信サイトを持ち、盗撮を含む1万本以上のわいせつ動画を有料で配信。売り上げは14年以降のわずか約2年半で約10億円に上っていた。東京にある関係先から押収された動画提供者リストには、200人以上の名前や報酬の振込先となる口座番号が記載されていたという。

 盗撮動画は、トイレや更衣室、温泉の脱衣場などで撮影されており、著名人を狙い撃ちしたとみられる映像もあった。インターネットで公開されると拡散を食い止めるのが難しいため、被害者の精神的被害は深刻で、ストレスによる体調不良で通院し、仕事にまで影響が出ているケースもあるという。映像の拡散を確実に防ぐ手立てはなく、ヤフーなどネット事業者でつくる「セーファーインターネット協会」は昨年、ネット上で見つけた盗撮動画や画像のうち1446件の削除を要請したが、実際に削除されたのは約半数の761件にとどまった。

 今回の事件では、福岡、沖縄両県警がサイト運営会社の経営者ら17人をわいせつ電磁的記録有償頒布目的保管容疑などで逮捕し、16人が起訴された。このうち少なくとも9人に有罪判決が出ている。同社の五つのサイトのうち一つは閉鎖されたが、残りも含めて同種のサイトは数多く存在しており、盗撮動画などが売買される状況は今も続いている。

 摘発された会社の従業員だった30代の男は福岡拘置所で毎日新聞の取材に応じ「給料が良くて未経験でも大丈夫と聞いて入社した。仕事内容を知って辞めようと思ったが、人手不足でなかなか辞められなかった。結果的に犯罪に加担してしまい後悔している」と話した。

デートDV防止講座:「被害者にも加害者にもさせない」 県庁などであすから /宮崎
2016.11.18 地方版/宮崎 

 若者の間で広まるデートDV(ドメスティックバイオレンス)を減らそうと19日から3日間、中高生や保護者、学校関係者を対象にした参加型の講座がある。恋人間の精神的・肉体的暴力であるデートDVは、交際中に撮影した裸の画像を使って復縁などを迫り、インターネット上に拡散するリベンジポルノにつながりやすく、県内でも被害相談は増えている。主催の県男女共同参画センターは「正しく学ぶことで自分だけでなく周りの人を助けることにもなる」と呼び掛けている。

 デートDVは主に10代から20代で、誰といつ会ったかをソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や無料通信アプリ「LINE(ライン)」で報告させるなどの精神的束縛から始まることが多いという。今回講師を出すNPO法人「エンパワメントかながわ」(横浜市)の調査によると、デートDVは10代のカップルの3組に1組であり、10~20代の女性の3割が性的な画像の撮影を頼まれたことがあると回答している。

 県内でも若者からのリベンジポルノの相談が増加。県警によると、東京・三鷹のストーカー殺人事件をきっかけにした私事性的画像記録提供(リベンジポルノ)被害防止法の2014年12月の施行後、相談は15年19件に対し、今年は10月末までに22件と前年を上回る。年代は10代が8人で20代からの相談件数を合わせると7割近くを占める。

 県男女共同参画センターの事業コーディネーター、江田智子さんは「子供たちを被害者にも加害者にもさせないために、子供たち自身にも周囲の大人にも、正しい対処法を身につけてほしい」と参加を呼び掛ける。

 講座は、中高生や大学生向けが19日午後6時半から。保護者や教育関係者向けが20日午前9時半からと21日午前9時から。19日と20日が県庁9号館3階、21日は県企業局県電ホール。いずれも参加無料。

有名人盗撮動画で実刑判決 【西部】
2016.11.17 西部朝刊 

 トイレで盗撮した有名人の動画を盗撮サイトに提供したとして、リベンジポルノ防止法違反罪に問われたコールセンターオペレーターのY被告(34)=福岡市中央区=に対し、福岡地裁は16日、懲役6カ月(求刑懲役10カ月)の実刑判決を言い渡した。

 平塚浩司裁判官は「動画がネットに公開され、被害者は多大な精神的苦痛を被った」と述べた。過去に盗撮で有罪判決を受け、執行猶予の期間が終わってすぐに今回の盗撮に及んだことから「規範意識が鈍麻している」と指摘、実刑が相当とした。

盗撮映像を販売 懲役6月の実刑 福岡地裁判決
2016.11.17 西部朝刊 

 福岡市内の商業施設のトイレで盗撮した映像を、沖縄県のサイト運営会社役員らに売ったとして、リベンジポルノ被害防止法違反に問われた同市のコールセンターオペレーター、Y被告(34)に対し、福岡地裁は16日、懲役6月(求刑・懲役10月)の判決を言い渡した。

 平塚浩司裁判官は「報酬目的で盗撮を繰り返しており、刑事責任は軽くない」と述べた。判決では、Y被告は昨年5月中旬頃、市内の商業施設の男女兼用トイレで、個人が特定できる状態のわいせつな動画を盗撮し、4点をサイト運営会社に提供した。

 女性の人権相談 受付時間を拡大 あすから法務局など
2016.11.13 朝刊 

 【愛知県】名古屋法務局と県人権擁護委員連合会は十四~二十日の女性の人権ホットライン強化週間に合わせ、相談専用電話=0570(070)810=の受付時間を拡大する。夫や恋人からの暴力、ストーカーや職場でのセクハラなどの相談に乗る。十四~十八日は午前八時半~午後七時。十九、二十日は午前十時~午後五時。

 同法務局によると、報復目的で交際相手の裸の画像などを流出させる「リベンジポルノ」や悪質な書き込みなど、インターネット上の人権侵害に関する相談件数が増えている。同法務局で救済手続きをしたのは、二〇一三年と一四年が四十三件ずつだったのに対し、一五年は九十八件だった。相談には対応をアドバイスしたり、削除要請したりする。相談件数が最も多い暴行・虐待には、シェルターを紹介するなどする。

盗撮動画を配信、元従業員に有罪 リベンジポルノ法違反 /福岡県
2016.11.10 西部地方版/福岡 

 盗撮した女性の動画を名前の一部などとともに配信したとして、リベンジポルノ防止法違反などの罪に問われた盗撮サイト運営会社の元従業員、H被告(39)=沖縄県浦添市=の公判が9日、福岡地裁であり、検察が懲役2年6カ月、罰金100万円を求刑した。即日判決となり、田口直樹裁判官は懲役2年6カ月執行猶予4年、罰金50万円を言い渡した。

 論告で検察は比嘉被告が動画の紹介文作成などを担ったとし、「卑劣極まりない。被害者は人前に出ることができず、夜も眠れない」と指摘した。

 判決によるとH被告は上司らと共謀し、昨年8月、20代の女性をトイレで撮影した動画を職業や名前の一部などとともにサイトに掲載するなどした。

◎京都府内DV被害深刻化 昨年度相談 最多5638件 SNS絡み、恋人の暴力 若年層の事例議論も
2016.11.09 朝刊

 ドメスティックバイオレンス(DV)の相談が過去最多を更新し、京都府内でDV被害が深刻化している。府内の行政、相談機関でつくるネットワーク会議が8日、京都市中京区のウィングス京都でシンポジウムを開き、恋人による暴力「デートDV」や会員制交流サイト(SNS)が関係するDVなど、若年層に多い被害事案を巡る課題や対策を議論した。

 身体や性的暴力、行動制限などDV被害の相談は府内で年々増加している。府内4カ所の配偶者暴力相談支援センターに2015年度寄せられたDVの相談は5638件で、前年度より466件(9%)増え、最多を更新した。DVが原因で一時保護所に緊急避難した事案は110件に上る。

 10代、20代の女性のうち、交際相手から暴力を受けた経験がある人は17・7%に達している。

 シンポは、12日からの「配偶者等からの暴力をなくす啓発期間」を前に開かれた。京都ノートルダム女子大の神月紀輔教授が、デートDVのうち、直接会ったことがないのにSNSの会話だけで恋人関係になっていると思い込んでいる事案を紹介。女性に裸の画像の送信を強要し、関係が切れた後にリベンジポルノの流出に至るケースがあると述べた。

 府男女共同参画センターの安本理子相談員は「居場所がなく、疎外感を感じて育った子がSNSで出会いを求める。相手の好みに合わせる態度が進むと支配・被支配の関係になる。若い世代との違いに気づいて支援しなければならない」と指摘した。

盗撮サイト、起訴内容認める 【西部】
2016.10.26 西部朝刊

 盗撮した女性の動画を配信していたサイトが摘発された事件で、わいせつ電磁的記録有償頒布目的保管罪に問われた運営会社の実質的経営者、M被告(49)=沖縄県宜野湾市=ら6人の初公判が25日、福岡地裁(田口直樹裁判官)であった。6人は起訴内容を認めた。

 検察側は、被告らが3年以上にわたり動画を配信していたと説明。M被告は、トイレでの盗撮動画を女性の名前などとともに配信したとしてリベンジポルノ防止法違反罪にも問われており、今後審理される。

生活短信/リベンジポルノ被害防止学ぼう
2016.10.24 宮崎日日新聞朝刊 

 11月21日午前9時から、宮崎市旭1丁目の県企業局県電ホール。リベンジポルノ(性的な写真や動画を相手の同意なく、インターネットなどで公開・拡散する行為)のトラブルに巻き込まれる中高生が増える今、子どもを被害者にも加害者にもしない対応を学ぶ。

慶大集団レイプ、最高刑は懲役20年 実行犯以外の学生も罪に問われる可能性
2016.10.24 夕刊フジ・ZAKZAK 

 慶応大の広告学研究会(広研)に所属する男子学生が、10代の女子学生を集団で強姦したとされる問題は、神奈川県警の捜査が続いている。今後事件化した場合、強姦を実行した学生だけでなく、周囲の学生も罪に問われる恐れがある。集団強姦の場合、最高刑は懲役20年で、重い代償を支払うことになる。

 事件は9月2日夜に発生した。神奈川県葉山町にある広研の「合宿所」で女子学生に、複数の男子学生が飲酒を強要。酩酊(めいてい)状態になった女子学生を集団で強姦し、別の学生がスマートフォンで撮影していたという。合宿所には当時6人の男子学生がいたとされ、強姦を実行したのは2人とみられることが分かっている。

 今後立件された場合、容疑者はどんな罪に問われる可能性があるのか。甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)は強姦を実行したとされる2人について「あくまで報道ベースだが、刑法上の罪からいうと集団強姦に該当するだろう。これは、2人以上が強姦や、(酒を飲ませるなど抵抗不能にして強姦する)準強姦をしたという場合に適用され、被害者がけがをしているならば、強姦致傷になってより刑が重くなる」と説明する。

 集団強姦罪は、早大生主宰のサークル「スーパーフリー」(解散)の女子大生集団暴行事件を受け、2005年1月施行の改正刑法で新設。一般の強姦罪よりも重い「懲役4年以上の有期懲役」と規定され、最高刑は20年となる。

 園田教授によると、陵辱の様子をスマートフォンで撮影し、提供した場合、いわゆる「リベンジポルノ防止法」に違反している可能性も考えられるという。同法では、被写体を特定できる方法で、個人的に撮った性的な写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金、拡散目的で少数へ提供した場合にも罰則がある。「LINE(ライン)にアップしたり、YouTubeにアップすることも該当するだろう」(園田教授)

 レイプを実行したり、動画を撮影していなくても、罪に問われる可能性もある。園田教授は「どの程度、重大な関与をしていたかがポイントになる」と指摘。仮に、女子大生を抵抗不能にするため強引に酒を飲ませるなど積極的に事件に関与していたなら、集団強姦の共同正犯として逮捕されることもあり得るという。

 事件の進展について、園田教授は一般論として、「示談が成立したら、起訴されない場合もある。示談の交渉は結構時間がかかるので、それで(立件が)遅れている可能性はある」と推測している。

 学生たちはどんな形で責任を取るのか。

盗撮動画配信、被告3人有罪 地裁判決 /福岡県
2016.10.22 西部地方版/福岡 

 女性の盗撮動画をインターネットで配信したとして、沖縄県に拠点を置く運営会社が摘発された事件で、わいせつ電磁的記録有償頒布目的保管の罪に問われた同社役員ら5人の初公判が21日、福岡地裁であり、いずれも起訴内容を認めた。うち3人は即日判決となり、執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。

 起訴状によると、同社役員Y被告(36)らは8月、沖縄県宜野湾市の事務所で、無修正のわいせつ動画を保管したとされる。

 田口直樹裁判官はこのうち従業員3人に対し、懲役1年6月執行猶予3年(求刑懲役1年6月)罰金50万円を言い渡した。

 県警は同社がサイトで、福岡市内のトイレなどで盗撮された女性の動画を配信したとして、リベンジポルノ防止法違反で代表者らを逮捕している。

有名人盗撮動画、サイト側に「110万円で提供」 検察側指摘 【西部】
2016.10.21 西部朝刊 

 トイレで盗撮した動画を盗撮サイトに提供したとして、リベンジポルノ防止法違反罪に問われたコールセンターオペレーターのY被告(34)=福岡市中央区=の初公判が20日、福岡地裁(平塚浩司裁判官)であった。被告は起訴内容を認め、検察側は、5人の有名人を盗撮してサイト側に計110万円で売っていたと指摘した。

 起訴状などによると、Y被告は福岡市中央区の商業施設などのトイレで女性を盗撮。被害女性を特定できる状態で昨年5月、動画4点を盗撮サイトに提供したとされる。

 検察側は、被告は2014年ごろに盗撮動画を買い取るサイトを知り、自身が観賞するために盗撮していた動画を買い取ってもらうようになったと指摘した。

盗撮動画配信の容疑、売り上げ10億円か 福岡県警逮捕 【西部】
2016.10.20 西部朝刊 

 盗撮した女性の動画を名前の一部などとともにインターネットで配信したとして、福岡県警は、沖縄県を拠点に有料サイトを運営する会社の役員ら14人と動画の提供者ら3人をリベンジポルノ防止法違反などの容疑で逮捕したと19日、発表した。うち15人は起訴され、2人が同日、執行猶予付きの有罪判決を受けた。

 会社は五つのサイトを運営し、トイレや更衣室で女性を盗撮した動画など数千本を配信。「芸能人」などとして被害者を特定できる情報も掲載していた。売り上げは2014年以降の2年半で10億円に上ると県警はみている。

 県警は今年8月に宜野湾市の事務所を家宅捜索。運営会社代表のM容疑者(49)=同市=ら20~40代の男女14人をわいせつ電磁的記録有償頒布目的保管などの容疑で逮捕した。盗撮被害者が特定されうる状態だったため、リベンジポルノ防止法が拡散を禁じた「私事性的画像記録」に当たると判断。M容疑者ら8人を同法違反容疑で再逮捕した。他にも盗撮動画を撮影したとしてコールセンターオペレーターY容疑者(34)=福岡市中央区=ら2人を同法違反や名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。

 福岡地裁では19日、わいせつ電磁的記録有償頒布目的保管の罪に問われた運営会社の元従業員ら3人の初公判があった。うち2人にはいずれも執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。

わいせつ動画保管:盗撮サイト、動画1万4000本配信 10億円集金か
2016.10.20 西部朝刊

 女性の盗撮動画などをインターネットで有料配信するサイト運営会社の役員らが逮捕された事件で、同社が運営する少なくとも五つのサイトで計約1万4000本の動画を配信していたことが関係者への取材で分かった。このうち「盗撮」とジャンル分けされた動画だけで約4000本に上る。福岡県警によると、同社は2014年以降約2年半で視聴者らから約10億円を集めていたとみられ、福岡、沖縄両県警は動画の入手経路や集金システムなどを調べている。

 福岡県警は19日、サイトの実質的運営者でクレジット決済代行業、M被告(49)=沖縄県宜野湾市宇地泊(うちどまり)=ら17人をわいせつ電磁的記録有償頒布目的保管やリベンジポルノ防止法違反などの容疑で逮捕したと発表。このうちコールセンターオペレーター、Y被告(34)=福岡市中央区港1=ら2人は盗撮動画を提供したとして逮捕している。17人のうち15人が既に起訴され、1人が不起訴になっている。

 起訴状によると、8月1日、宜野湾市の事務所内のコンピューターにわいせつな動画を有料配信する目的で保管した他、昨年8月、福岡市内で盗撮された20代女性の画像を本人が特定できる形でサイトで公表したなどとされる。県警は認否を明らかにしていない。

 福岡県警などによると、15年7月に20代女性から「盗撮された画像が配信されている」と相談があり、捜査を始めた。今年8月に宜野湾市のサイト運営会社事務所など19カ所を家宅捜索し、わいせつ動画を保管したハードディスクなど約800点を押収した。

 同社は14年から「盗撮」「素人無修正」などテーマごとに複数のサイトを次々と開設。サイトでは盗撮などによるわいせつ動画の「高額買い取り」を呼びかけるページもあり、個人で撮影した動画も買い取っていたとみられる。

 裸画像送りトラブル 交流サイトで被害女児多発
2016.10.20 

 十八歳未満の利用が禁じられるなど規制の厳しい出会い系サイトに代わって、交流サイトが性犯罪の温床となっている。児童が裸の画像を送り、脅されるなどの被害が多発している。ネット上のトラブル相談に応じる全国webカウンセリング協議会(東京)は、子どもを犯罪から守るために、家庭内でネット利用のルールを決めることを呼び掛けている。

 都内の高校二年女子(17)は、無料通信アプリLINE(ライン)のIDを交換する掲示板で、共通のバンドのファンという十六歳の女子と知り合い、「友情の証しに裸の写真を交換しよう」と誘われた。ためらったが、相手から先に画像が送られ、自分の裸の写真も送った。だが、相手は実は男で、「会わないか」としつこく誘われ、連絡を絶つと、裸の画像が個人情報とともにネットに載せられてしまった。

 協議会に寄せられた相談では、小学四年の女児が裸の画像を送った相手が実は同級生の男子で、画像がクラスに出回ってしまったという事例もあった。匿名でやりとりするネットでは「見ず知らずの相手だからこそ、羽目を外してしまった」というケースが多く、いじめや脅迫など深刻な被害につながることもある。

 相手が交際相手や好きな異性でも、別れた後に画像を流出させる「リベンジポルノ」の懸念もある。恋人関係を崩さずに撮影を拒むために「私のことが好きなら、嫌がることをしないで」と伝え、身を守ることが大事という。

 協議会の安川雅史理事長は「スマートフォンやタブレット端末、通信機能のあるゲーム機、音楽プレーヤーには有害サイトを閲覧できないフィルタリングを設定し、使う場所も親の目の届く部屋に限るなど、家庭内でルールを決めることが大切」と強調した。

沖縄 盗撮動画買い取り・ネット配信 リベンジポルノ法違反 男2人起訴
2016.10.19 NHKニュース

 女性が盗撮された動画を買い取り、インターネットのサイトで配信していたグループが摘発され、このうち男2人が性的な画像を個人が特定できるような形で公表することを禁じたリベンジポルノ防止法違反などの罪で起訴されました。

 警察は、2年半のあいだに、およそ10億円を売り上げていたとみています。

 逮捕・起訴されたのは、インターネットの「盗撮サイト」の運営に関わっていた沖縄県宜野湾市(ギノワンシ)のM被告ら男女14人で、わいせつな動画を公表する目的でパソコンに保管していた罪などに問われています。

 警察などによりますと、このうち、M被告ら2人は、20代の女性が盗撮された動画を買い取り、インターネットのサイトで配信したとして、リベンジポルノ防止法違反の罪に問われています。

 リベンジポルノ防止法は、性的な画像などを個人が特定できるような形で不特定、または多数の人に公表することなどを禁じています。

 警察は、去年7月、女性から「盗撮された画像がネットで配信されているので削除してほしい」と相談を受け捜査を進めていました。

 警察は、グループが、盗撮された動画やわいせつな動画を有料で配信し、2年半のあいだに、およそ10億円を売り上げていたとみています。

わいせつ動画保管:盗撮動画で10億円 サイト運営、17容疑者逮捕 福岡
2016.10.19 東京夕刊

 女性の盗撮動画などを有料配信するサイトの運営会社役員らが逮捕された事件で、同社が2014年以降の約2年半で視聴者らから約10億円を集めたことが、福岡県警への取材で分かった。県警は19日、同社関係者ら17人をわいせつ電磁的記録有償頒布目的保管容疑などで逮捕したと発表。サイトには2000本超の動画があり、福岡・沖縄の両県警が全容の解明を進める。

 逮捕されたのはサイトの実質的運営者でクレジット決済代行業、M被告(49)=沖縄県宜野湾市宇地泊(うちどまり)=ら。17人のうち15人は起訴されており、盗撮動画の配信に関わったM被告ら8人はリベンジポルノ防止法違反(公表)や名誉毀損(きそん)容疑でも逮捕された。17人には同社に盗撮動画を提供したとして、同法違反(公表目的提供)容疑などで逮捕された男2人も含まれている。

 逮捕容疑は8月1日、宜野湾市のマンション内にあるコンピューターにわいせつな動画を有料配信する目的で保管したなどとしている。福岡県警は認否を明らかにしていない。

ことば:リベンジポルノ防止法
2016.10.19 東京朝刊 

 ◇リベンジポルノ防止法

 元交際相手の裸など個人的に撮影した画像や動画を報復のためにインターネットに流出させる行為を防ぐため、2014年11月に施行された。正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。

 面識のない相手を盗撮した性的な写真や映像を公表した場合も適用でき、被写体が特定できれば3年以下の懲役または50万円以下の罰金、公表させる目的で第三者に提供すれば1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科される。

リベンジポルノ防止法 盗撮動画配信に適用 福岡県警 容疑の運営者ら逮捕 アイドルら複数被害?
2016.10.19 朝刊 

 女性タレントの盗撮動画をインターネットサイトに配信したとして、福岡県警がサイトを運営する男2人をリベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕していたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。このサイトに関係して他に12人の男女がわいせつ動画データを販売目的で保管した罪で起訴されており、県警は組織的に盗撮動画を販売していたとみて調べている。県警によると、ネット上のサイトに公開されたわいせつ動画を巡り、リベンジポルノ防止法を適用するのは珍しいという。

 同法は、被写体を特定できる方法でわいせつ画像などを不特定多数に提供した場合に適用。加害者と被害者が知人や交際関係である必要はない。起訴するのに被害者の告訴が必要となる「親告罪」の規定がある。法定刑は3年以下の懲役か50万円以下の罰金で、わいせつ物頒布罪(2年以下の懲役か250万円以下の罰金など)よりも重い。

 このサイトは、福岡市の商業施設内のトイレで盗撮したとみられる女性アイドルやモデルの動画を多数配信。盗撮された女性はいずれも商業施設内で行われたイベントに出演していた。男らは盗撮した動画を、サイトを通じて買い取っており、県警は盗撮動画を売った別の男もリベンジポルノ防止法違反容疑で逮捕している。

 捜査関係者によると、2人は昨年8月ごろ、スウェーデンに設置されたインターネットサーバーを経由させる手口で、運営するサイトに女性タレントを特定できる盗撮動画を配信し、この女性の名誉を損なわせた疑いが持たれている。2人は既にリベンジポルノ防止法違反などの罪で起訴されている。

 サイトは盗撮動画を専門に配信しており、会費を払うことで動画を視聴したりダウンロードしたりできる仕組み。9月末で新規会員の募集を取りやめている。

 リベンジポルノ防止法は、2013年の東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が女子高校生の裸の画像などをインターネットに流出させた「リベンジポルノ」が社会問題化したのがきっかけとなり、14年に施行された。

サイバーストーカー、増殖 実生活へ犯行拡大の恐れ トラブル相談、大半は中高生
2016.09.12 東京夕刊 

 インターネット上でしつこくつきまとったり、嫌がらせしたりする「サイバーストーカー」の被害が急増している。エスカレートすると、ネットの世界にとどまらず、実生活での加害行為に及ぶなど、深刻な事件につながる危険もはらむ。実態を把握し対策に生かそうと、警察庁は来年度、調査研究に乗り出す方針だ。

 サイバーストーカーは、ツイッターやフェイスブックといったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やメールなどを通じ、面識もない相手や元交際相手らに対し、何度も一方的に好意を伝えたり面会や交際・復縁をしつこく迫ったりする行為だ。

 拒絶や無視をされると、相手を逆恨みし、ネット上で嫌がらせや中傷、脅迫を繰り返すことがある。またSNSの投稿内容や写真から行動パターンや生活圏を割り出し、待ち伏せするなど、直接的な加害行為に至ることもある。

 東京都三鷹市では2013年10月、高校3年の女子生徒(当時18)が元交際相手の男に刺殺される事件が起きた。男は女子生徒から別れを告げられると、交際中に撮った写真をネットに流出させると言って関係継続を要求。同年7~10月には実際に流出させる、いわゆる「リベンジポルノ」をしていたとされる。

 また、東京都小金井市で今年5月、音楽活動をしていた女子大学生が男に襲われた事件では、大学生は、男からツイッターに執拗(しつよう)な書き込みをされ、ブロックしていた。事件当日はライブイベントに出演予定で、男は駅の近くで待ち伏せして犯行に及んだという。

 ネット上のトラブル相談に応じる「全国webカウンセリング協議会」によると、三鷹市の事件が起きた13年10月には、それまで月間0~3件だった相談が、一気に25件に急増したという。安川雅史理事長は「若い人たちが事件のことを知り、不安に感じていた」と当時を振り返る。

 その後も相談は増加傾向で、今年7月は過去最多の62件に達した。相談者の大半は中高生だといい、安川理事長は「スマートフォンやSNSの利用が進んでおり、中高生を中心に被害の拡大が予想される。早急に対策を考える必要がある」と指摘する。

 ■「技術・機器が進歩、手口も多様化」警察庁、実態調査へ 被害・手口を集約、分析

 「通信技術や機器がどんどん進歩し、広がっている。悪用するストーカーは今後も増え、手口も多様化していくだろう」

 サイバーストーカーをめぐる情勢に、警察庁の担当者は危機感を口にする。警察は三鷹事件を受け、ストーカー事案への態勢を整備したが、小金井事件では事前に書き込みについて相談を受けていながら発生を防げず、対応に教訓を残す結果となった。

 こうしたことを踏まえ、同庁はサイバーストーカーに関する調査研究を始める方針を固め、関連経費として来年度予算の概算要求に900万円を計上した。

 調査研究では、国内の被害実態や犯行手口を把握するため、各地の事例を都道府県警から集約し、被害者の相談を受けている外部機関からも聞き取りを行うことを想定する。また研究が進むアメリカやカナダなどの文献調査を通じ、海外の事例についても情報収集を進めるほか、有識者会議を設けて意見を求める。

 研究成果は警察官向けの研修用資料としてまとめ、全国に配る予定という。都道府県警の相談能力を向上させ、被害防止につなげたい考えだ。

 ■被害相談の実例

 ◆SNSで知らない人から「恋人になって」と言われ、無視していると、彼氏のSNSにも私の悪口を送るように(高校2年女性)

 ◆SNSで交際を申し込まれ断ると、リストカットの写真や「自殺する」とのメッセージが届くようになった。アカウントなどを何度変えても特定されてしまう(高校3年女性)

 ◆SNSで同じバンドのファンから「友情の証しに」と言われ裸の写真を交換。「16歳女子」と聞いていたのに実は男性で、脅されたので連絡を絶つと、写真をネット上に公開された(高校2年女性)

 ◆SNSで知り合った大学生が私の学校を調べ上げ、校門で待ち伏せして「一緒に帰ろう」と声をかけてきた(高校1年女性)

 ◆元交際相手に裸の動画を隠し撮りされていた。メールで何度も脅されている(高校2年女性)

 ■被害に遭わないために

 ◆安易に個人情報をネットに開示しない

 ◆面識のない相手を簡単に信用しない

 ◆自宅や学校、職場など行動範囲が特定される情報、写真をネットに載せない

 ◆写真を撮る際はGPS機能をオフに

 ◆ハンドルネームを使い回さない

 ◆交際相手と別れたらパスワード変更する

リベンジポルノ 被告に有罪判決=福井
2016.09.09 大阪朝刊 

 元交際相手の女性の裸の画像をインターネット上に公開したとして、リベンジポルノ被害防止法違反などに問われた鯖江市舟津町、障害者支援団体法人理事のS被告(46)に対し、地裁は8日、懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役10月)の判決を言い渡した。入子光臣裁判官は「身勝手な動機に酌量の余地は乏しい」としたうえで、「犯行当時、統合失調症であったことなど酌むべき事情もある」と量刑の理由を述べた。

 判決によると、S被告は6月に県内在住の元交際相手で20歳代女性の上半身裸の画像をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上に投稿したほか、拒まれたにもかかわらずしつこくメールや電話をするなどストーカー行為をした。

ストーカー事件、前年上回るペース 加害者分析、防止策探る 府警、研究会発足/京都府
2016.09.02 大阪地方版/京都 

 府警は、ストーカー事案での加害者の行動や心理状態を分析し、有識者らと再発防止策について検討する「ストーカー事案再発防止研究会」を発足させた。府警によると、加害者側からストーカー事案を考え、再発防止策を探る試みは全国的にも珍しいという。

 研究会には府警や府、京都市の担当者、大学の研究者らが委員として参加。オブザーバーとして検事や弁護士、保護観察官も参加する。府警が過去に検挙した事案をもとに、ストーカー加害者の行動や当時の心理状態などを詳しく分析。再発防止に必要な取り組みを考え、来年3月までに提言をまとめる。

 府警によると、2015年の府内のストーカー事案認知件数は432件。ストーカー規制法違反や脅迫容疑などで検挙にいたった事例は56件にのぼる。今年は6月末現在、認知件数が232件、検挙件数が28件と、いずれも前年同期比を上回るペースだ。

 重大事件に発展する事案も後を絶たない。今年5月には東京都小金井市で、音楽活動をしていた女子大学生を右京区に住む男が刃物で刺し、一時重体となった。

 ストーカー加害者には、相手への強い執着や支配意識があるなどの特徴があることが多いとされる。小金井市の事件でも、男は女子大学生に対しソーシャルメディアで執拗(しつよう)にメッセージを送り、一方的に好意、憎悪を増幅させていったとみられている。府警は加害者の行動や心の動きへの理解を深めた上で再発防止を探る必要があると判断。研究会設置を決めた。

 8月29日には上京区内で初めての会合があり、府警の担当者がストーカー事案の現状や研究会の実施計画などについて説明。今後は2カ月に1回程度会合を開き、11月にはストーカー事件で犠牲となった被害者の遺族を招いたシンポジウムを開き、市民への啓発も進める。

 研究会の会長を務める府警の坂手貴・生活安全部長は「ストーカー事案では、被害者の安全確保に加え、加害者への対策が重要になる。研究会で再発防止に向けたプログラムをつくり、全国に広めていきたい」と話す。(米田優人)

 ■今年検挙された府内の主なストーカー事件(日付は逮捕日)

 3月12日/城陽市に住む40代のトラック運転手の男が、30代の知人女性に交際を拒まれたにもかかわらず、メールを1日に55通送信したとして、ストーカー規制法違反容疑で逮捕

 4月15日/京都市の飲食店経営の50代男が、府内の駅前の電柱に交際していた40代女性の裸の写真を貼ったとして、リベンジポルノ防止法違反とストーカー規制法違反容疑で逮捕

 6月4日/亀岡市に住む無職の30代の男が、30代の元妻に復縁を求めるメールを30通送信。警告を受けても同様の内容を記した手紙を出したとしてストーカー規制法違反容疑で逮捕

 8月20日/舞鶴市の無職の10代男が、つきまとい行為を警告されていたにもかかわらず、交際相手だった20代の女性宅に押しかけたとして、ストーカー規制法違反容疑で逮捕


[社説]忘れられる権利 削除ルールの明確化を急ぎたい
2016.08.25 朝刊 

 「私たちが、消し去ることのできない記録をもつ『人類最初の世代』になる」(グーグルのシュミット会長)―。そんな覚悟と準備が必要な時代の「新たな人権」が注目を集めている。

 インターネット上に残り続ける個人情報を一定時間経過後に削除するよう求める「忘れられる権利」。ひとたび悪評や個人情報が拡散すれば回復、消去が極めて困難な現状において、個人のプライバシー権や名誉をどこまで守り、知る権利や表現の自由とどうバランスを取っていくのか。日本としても早く基本原則を確立し、法整備を含めた対策を検討すべきだろう。

 削除を巡っては近年、各地で裁判が起こされている。

 7月には、ネット検索サイト「グーグル」の検索結果から逮捕歴に関する記事削除を男性が求めた仮処分の保全抗告審で、昨年末のさいたま地裁決定を東京高裁が取り消した。地裁決定は「忘れられる権利」を言葉として明示し、削除を認めた国内初の司法判断だったが、高裁は「法律で定められた権利ではなく要件や効果も明確ではない」などとして覆した。

 先週は「ヤフー」に検索結果の削除を命じた東京地裁の仮処分決定を巡り、同社の「問題となる語句だけが削除対象」との異議を退け、別の裁判官がサイトアドレスなど「全内容削除」を命じた。当然ながら権利の定義や削除の内容などで判断は割れ、見解は定まってはいない。

 検索システムは有用性、公共性が高い。政治家の不祥事や歴史の記録、性犯罪の前歴など、公益に関わる情報の安易な削除を認めることには努めて慎重かつ抑制的でなければならない。

 その上で原則やルールの明確化を図り、リベンジポルノや流出・漏えい情報、デマなど保護の必要性が大きい場合は、裁判を起こさずとも迅速に救済判断を仰げる体制構築を急ぎたい。削除するだけでなく、元の記事に「無実と判明」「事件は不起訴」などと付け加える形の「救済」も、検討に値しよう。

 「忘れられる権利」を初めて認めたのは、2014年の欧州連合(EU)司法裁判所。判決後、統一ルールの策定が進み、グーグルは欧州限定で削除申請を受け付け、45万件の検索結果を消した。他方、英BBC放送は「何が消されたか分からなければ議論できない」として非表示となった記事を再公開するなど、試行錯誤を重ねている。日本でも、議論を深め丁寧な社会的合意の形成に努めたい。

 来春にも施行される改正個人情報保護法は、保護よりも「利活用」に傾く。携帯位置情報や購買履歴などの「個人関連データ」を加工すれば、本人同意なしに第三者に提供することを認めた。だが複数の情報を照合すれば特定は簡単で、実効性は不明。個人情報の際限なき利用拡大に危惧を覚える。「事後」では取り返しのつかない情報の守り方を、個人と企業、国がそれぞれに改めて考え直したい。

 リベンジポルノ防止法違反の疑い
2016.08.10 朝刊 

 【愛知県】豊田署などは9日、私事性的画像記録の提供等被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反の疑いで、豊田市市木町1、会社員K容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑では今年5月、知人の女子大学生(20)の裸が映った画像1枚を、インターネット上の短文投稿サイト「ツイッター」に第三者が個人を特定できるように載せ、不特定多数が閲覧できる状態にしたとされる。

 署によると、K容疑者は「おもしろ半分で投稿した」と容疑を認めている。

リベンジポルノ法違反容疑の男性ら2人不起訴 /石川県
2016.08.06 大阪地方版/石川 

 酒に酔った女性を強姦(ごうかん)して画像などを撮影、送信したとして、7月21日に集団準強姦とリベンジポルノ法違反の疑いで逮捕された白山市の男性(24)と、集団準強姦容疑で逮捕された金沢市の男性(24)について、金沢地検はともに3日付で不起訴処分とした。理由について「被害者のプライバシーの観点から公表できない」としている。

男性2人不起訴=石川
2016.08.06 東京朝刊

 10歳代のアルバイト従業員女性に乱暴し、スマートフォンで撮影したとしてリベンジポルノ被害防止法違反などの疑いで逮捕された白山市の男性(24)と、男性と共に女性を乱暴した集団準強姦(ごうかん)の疑いで逮捕された金沢市の男性(24)について金沢地検は3日、不起訴とした。理由について上本哲司次席検事は「被害者のプライバシーの問題があるので答えられない」とした。

リベンジポルノの男性2人を不起訴 金沢地検
2016.08.06 朝刊 

 金沢地検は、少女に乱暴して性的な画像を流出させたとして、集団準強姦(ごうかん)と私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反で逮捕、送検された白山市の塗装工男性(24)と集団準強姦の疑いで逮捕、送検された金沢市の飛び職男性(24)を3日付で不起訴処分とした。

 上本哲司次席検事は「被害者のプライバシーに関わるため、処分理由は公表しない」と説明した。2人は共謀して5月中旬、石川県内のホテルで、意識がない状態だった10代少女に乱暴した上、白山市の男性は、スマートフォンで撮影した少女のみだらな画像や動画をインターネットで数人に送信したとして金沢東署に逮捕された。

リベンジポルノの裁判、被告名を伏せ審理 地裁支部、被害女性に配慮 /鹿児島県
2016.07.30 西部地方版/鹿児島

 元交際相手の性的な写真をインターネット上に公開したとして、リベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の罪に問われた男の判決公判が28日、鹿児島地裁名瀬支部(日向輝彦裁判官)であった。裁判は被害女性が特定されないように、被告の氏名や住所などを非公開にして進められた。

 地裁などによると、非公開の方針は、刑事訴訟法に基づいて日向裁判官が判断した。同法は被害者側から申し出があり、相当と認める時は、被害者の特定につながる事項を公開の法廷で明らかにしない決定を裁判所ができるとしている。今回の裁判でも女性から地裁に申し出があったという。

 7日にあった初公判の人定質問では、名前や住所が書かれた起訴状を被告に見せて、弁護、検察側も確認したという。

 判決によると、被告は3月12日から4月2日の間、女性の性的な写真をネットの掲示板に25回投稿。女性を特定できる状態にし、名誉を傷つけた。日向裁判官は「女性を逆恨みした身勝手で理不尽なもの」として、懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。

元交際相手の裸、ネット投稿容疑 大分の男を逮捕 /福岡県
2016.07.29 西部地方版/福岡 

 元交際相手の裸の動画をインターネット上に投稿したとして、博多署は28日、大分県別府市浜脇3丁目、たばこ店勤務Y容疑者(28)をリベンジポルノ防止法違反などの疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 署によると、Y容疑者は6月2日午前1時ごろ、元交際相手で福岡市の女子大学生(19)の胸などが写った動画をツイッター上に投稿し、誰でも見られる状態にした疑いがある。学生の本名や学校名も記されていたという。

リベンジポルノ法、県内初めての適用 /石川県
2016.07.22 大阪地方版/石川

 酒に酔った女性を強姦(ごうかん)し、画像などを送信したとして、金沢東署は21日、集団準強姦とリベンジポルノ法違反の疑いで白山市徳光町の塗装工N容疑者(24)、集団準強姦容疑で金沢市東蚊爪町のとび職入E容疑者(24)を逮捕し、発表した。2人は容疑を認めている。県警によると、交際相手らの性的画像をネット上に公開することを防ぐリベンジポルノ法の適用は県内初。

 署によると、両容疑者は5月16日午後11時ごろから17日午前2時ごろまでに、酒に酔い意識がなくなった10代後半のアルバイト女性を県内のホテルで強姦した疑い。N容疑者はスマートフォンで性的な画像や動画を撮影し、知人ら数人に送信した疑いもある。

社説/若年層への性暴力/法整備、支援の充実を急げ/10代、20代の若年女性に対する性暴力の形態が多様化し、被害が急増している。アダルトビデオ(AV)への出演強要や、制服姿の女子高校生の接客サービスを売
2016.07.22 河北新報記事情報 

若年層への性暴力/法整備、支援の充実を急げ

 10代、20代の若年女性に対する性暴力の形態が多様化し、被害が急増している。アダルトビデオ(AV)への出演強要や、制服姿の女子高校生の接客サービスを売り物にした「JKビジネス」などが横行、被害者支援団体や専門家が警鐘を鳴らす。

 女性活躍社会の未来を担う若い世代が人権を侵され、体も心も傷つけられている。誰にも相談できず、一人苦しんでいる。そんな深刻な事態を許しておくわけにはいかない。防止対策や被害者救済のための法規制を急がなければならない。

 タレントやモデルにならないかとスカウトされ、実際はAVの撮影で性行為を強要される。そうした被害の相談は、被害者支援団体によると2012年、13年には各1件だったが14年に31件、15年には81件と急増。今年も6月までに65件が寄せられているという。

 AVと知らずに業者と契約書を交わし、出演を拒めば法外な違約金を要求されたり、「親にばらす」と脅迫されたりするといった事例がほとんどだ。自殺に追い詰められたケースもある。

 問題なのは、こうした業者を監督する官庁も、取り締まる法律もないことだ。業者は現行法の規制を巧妙に逃れ、野放し状態になっている。

 JKビジネスも、表向きの業態は法律に抵触しない。しかし、実態は性的サービスが求められ、少女たちは性犯罪の危険にさらされている。

 困難を抱えた若年女性の相談活動をする団体は、少女たちの背景には親の虐待や家庭の不和、貧困があると指摘する。居場所を求めて、あるいは生活費や学費の工面のため、ビジネスに足を踏み入れてしまうケースが少なくない。

 被害に遭っても相談窓口などの情報を知らず、大人への不信感から誰にも相談できないまま孤立し、自己肯定感が低いため自暴自棄に陥る傾向があるという。

 被害者救済のためにまず急ぎたいのは、被害者が駆け込みやすく、必要な保護やカウンセリング、治療などを1カ所で受けられるワンストップ支援センターの設置促進だ。宮城、福島など27都道府県で開設されているが、さらに数を増やし、体制の充実を図ってほしい。

 精神的なケアを含め中長期的にサポートできる体制や、被害者が緊急時に逃げ込めるシェルターも必要だろう。

 抜本的な対策としては、全ての性暴力の禁止・処罰に適用され、被害者支援や予防教育などについても規定した包括的な法の整備が不可欠だ。

 政府は5月にまとめた「女性活躍加速のための重点方針2016」に、「児童の性に着目した新たな形態の営業など、若年層を対象とした暴力の多様化を踏まえて実態把握に取り組み、若年層に対する啓発活動、教育・学習の充実を図る」ことを盛り込んだ。

 性産業のほかにもリベンジポルノやデートDVなど、若年層の性を脅かす危険は多様だ。学校はもちろん、さまざまな場で啓発、教育の機会を増やし、予防を訴えるとともに情報提供や人権意識を高める取り組みの徹底を望む。(2016・7・22)

 リベンジポルノ違反の男を起訴 県内初
2016.07.14 朝刊 

 【福井県】福井地検は十三日、リベンジポルノ防止法違反とストーカー規制法違反の罪で、鯖江市舟津町二、一般社団法人「精神Sピア相談室」代表祖S容疑者(46)を起訴した。リベンジポルノ防止法違反罪での起訴は県内初。

 起訴状によると、六月一日、県内に住む元交際相手の二十代女性の顔や胸を撮影した画像をフェイスブックに投稿し、閲覧できる状態にしたほか、同日から二日にかけ、この女性に続けて電話をかけたり、メールを送ったりして八十三回のストーカー行為をしたとされる。

 ストーカーの疑い
2016.06.23 朝刊

 【福井県】坂井、鯖江の両署などは22日、ストーカー規制法違反の疑いで、鯖江市舟津町2、一般社団法人「精神Sピア相談室」代表S容疑者(46)を再逮捕した。

 逮捕容疑は、1日午前0時~2日午前0時半ごろ、県内の元交際相手の20代女性に続けて電話をかけたり、メールを送ったりして約100回のストーカー行為をしたとされる。

 坂井署によると、容疑を認めている。同容疑者は今月2日、同じ女性の顔や胸を撮影した画像をフェイスブックに投稿し閲覧できるようにしたとして、リベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕されたが、福井地検は22日、処分保留とした。

リベンジポルノ、容疑者不起訴に 富山地検 /富山県
2016.06.18 大阪地方版/富山 

 知人女性の裸の画像をインターネット上に公開したとして、リベンジポルノ防止法違反容疑で逮捕された富山市の無職男性(48)について、富山地検は17日、不起訴処分とした。「情状などに鑑みて判断した」としている。男性は5月26日に逮捕され、6月10日に処分保留で釈放されていた。富山南署によると、2014年の同法施行以来、県内の逮捕者は初めてだった。

リベンジポルノ 富山の48歳不起訴=富山
2016.06.18 東京朝刊 

 女性から提供された裸の写真などを許可なくインターネット上で公開したとして、北陸3県で初めてリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕された富山市の無職男性(48)について、富山地検は17日、不起訴とした。地検は処分について「情状面などを鑑(かんが)みた」と説明している。

 男性について、地検は今月10日に釈放していた。捜査関係者によると、男性と女性はインターネットを通じて知り合ったが、交際関係はなかった。

リベンジポルノ容疑の46歳逮捕 県内初適用=福井
2016.06.04 大阪朝刊

 元交際相手の女性の裸の画像をインターネット上に公開したとして、坂井署などは2日、鯖江市舟津町、職業不詳、S容疑者(46)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で逮捕した。容疑を認めているという。県警によると、同法を適用した検挙は県内では初めて。

 発表では、S容疑者は1日午前、県内在住の元交際相手で20歳代女性の上半身裸の画像1枚をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上に投稿した疑い。

 S容疑者からの迷惑メールに悩んでいた被害女性から相談を受けた同署が5月31日、S容疑者を呼び出して警告。サイバーパトロールなどで警戒を強めていた。

 リベンジポルノ初摘発 容疑で県警
2016.06.04 朝刊

 【福井県】坂井署と鯖江署、県警少年女性安全課は二日、リベンジポルノ防止法違反の疑いで、鯖江市舟津町二、職業不詳、S容疑者(46)を逮捕した。同法違反での摘発は県内初。

 逮捕容疑は、県内に住んでいる元交際相手の二十代女性の顔や胸を撮影した画像をフェイスブックに投稿し、一日午前零時ごろから同十一時二十分ごろまでの間、閲覧できる状態にしたとされる。容疑を認めている。

 坂井署によると、S容疑者と女性は、交流サイトを通じて今年に入ってから交際を始めたという。女性が先月末「しつこく連絡してくる」と警察に相談。

 捜査の過程で、画像を投稿していたことが分かった。

ストーカー事件 被害者肉親と元アイドルの訴え
2016.05.30 日刊スポーツ

 東京都小金井市で、アイドル活動をしていた私立大3年のTさん(20)が刺され重体となった事件で、殺人未遂容疑で送検されたI容疑者(27)はSNSなどで執拗(しつよう)な書き込みを続けていた。Tさんは警察に相談していたが、事件は起きた。神奈川県逗子市で2012年に起きた逗子ストーカー殺人事件で殺害されたMさん(当時33)の遺族で、学識者らで作る「ストーカー対策研究会議」共同代表として活動を続けるRさんの兄(44)に、思いを聞いた。

 SNSでの書き込みはストーカー規制法の対象外だ。武蔵野署はTさんの相談をストーカー事案として扱っていなかった。しかし、I容疑者はブログに「死にたい死にたい」「死ねよ死ねよ」という危険な文言を繰り返し記していた。

 Rさんの兄は「非常に残念だった」と語る。「うちの事件(逗子事件)、三鷹事件の後、本庁の刑事部と生活安全部が一緒に取り組む人身安全関連事案総合対策本部ができた。署で受けたストーカー相談は必ず文書にして対策本部に上げることになった。態勢は前進していたのに。署で相談を受けた署員の1人が、相談本部出身の人だったというのもショックでした」。

 適切に判断していれば、結果は違っていたかもしれない。兄は「情報を本部に上げていれば防げたかは分からない。ただ、年間2万件を超す相談がある中で、緊急性のある、危ない事案を見抜く能力が重要。警察も対策本部で経験値の高い人材を育てる取り組みを進めていますが、経験が足りていない」と話した。

 I容疑者は約3年前に都内の当時10代のアイドル、昨年12月には滋賀県の女性とトラブルになり、いずれも警察に相談があった。しかし、事件が起こるまで、今回の相談との関連は把握されていなかった。

 「加害者は自分を被害者と思っているから繰り返してしまう人が多い。繰り返す人のリストを作り、都道府県警の枠を超えて情報を共有し、場合によってはGPSによる監視という方法もある。人権上の問題で、まだ議論すらされていないが、事件は起きている。社会的な議論が必要だ」

 兄は、14年11月にストーカー対策研究会議を立ち上げた。被害者だけでなく、加害者が最悪の犯行に及ぶ前に止めることで加害者を救う視点での研究も進めている。ただ、警察も禁止命令、警告など、逮捕の前に行える手段が限られているのも現状だ。

 「警察へのバッシングだけでは被害は止まらない。加害者やその家族を、早期に専門のカウンセリング機関につなぐ命令など、逮捕前に加害者にアプローチできる仕組みを増やしていく必要がある」

 ◆逗子ストーカー殺人事件 2012年11月6日、神奈川県逗子市の自宅アパートでMさん(当時33)が、元交際相手の無職の男(当時40)に刺され、死亡。男は首つり自殺した。男は11年6月、神奈川県警逗子署に逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。保護観察中の12年春、再びメールが来て、Rさんは署に相談したが、当時メールはストーカー規制法の対象外(13年6月に対象に改正)で署は捜査を断念。同年11月、男は11年の逮捕時に署員が読み上げた住所の一部を頼りに探偵を使って住所を割り出し犯行に及んだ。

 i容疑者のものとみられるブログには「死ね」などの言葉が多数ある。事件当日朝に「行ってきます」の書き込みがあったのもブログだ。警視庁がブログの存在を把握していなかったとの情報もある。兄は「被害者側も、警察に緊急性を伝えたくても無数のメッセージの中からどれを見せるかの判断は難しい」と話す。国内にはストーカー問題の専門家自体が少ないのが現状だ。兄は「警察への相談の前に『このメールを持って署に相談し、本部に情報を上げるように言ってください』といった適切な助言が受けられる警察以外の専門家の窓口がほしい」としている。

○…Mさんの兄は事件から2年後の14年11月、妹と同じ被害にあう次の被害者を1人でも救いたい思いから、ストーカー事件を法学、心理学、社会学などの研究者の視点で研究するストーカー対策研究会議を立ち上げた。加害者は厳罰だけでは止められないとの思いから、被害者を守る視点のほか、加害者や加害者の家族に早期にアプローチし、問題解決を支援することで犯行を止めるという視点での研究も続けている。

 ◆09年8月3日 東京都港区の民家で住人の女性(当時78)が刺殺され、孫の女性(当時21)が刺されて重体、1カ月後に死亡。警視庁愛宕署が現場の室内にいた男(当時41)を逮捕。孫の女性は都内の耳かき店の店員で、「常連客に付きまとわれて困っている」と愛宕署に相談していた。

 ◆11年12月16日 長崎県西海市の民家で自営業男性の三女(当時23)の祖母(当時77)と母(当時56)が刺殺された。三重県警に逮捕された男(当時27)は、元交際相手の三女にストーカー行為をしていた。

 ◆13年10月8日 東京都三鷹市で私立高3年の女子生徒(当時18)が、自宅で元交際相手の男(当時21)に刺され、死亡。男は同日に逮捕された。同3月に留学から帰国した女子生徒に復縁を断られ、ストーカー行為を開始。女子生徒のわいせつな画像を公開する「リベンジポルノ」と呼ばれる嫌がらせをした。

 ストーカー化するファンの危険性を訴える元アイドルがいる。「女の子に嫌がらせを始めている自分がいたら、残念ながら、あなたはファンではないです」。06年からアイドルとしてグループやソロのライブ活動をしていた優月心菜さんは、警鐘を鳴らす。声優や歌手活動をしながら「地下アイドル」の実情を描く漫画の脚本も書いている。

 自身もファンから尾行されたり、住所を公開されたりする被害に遭った。冨田さんが襲われた事件を聞き胸を痛める。トラブルはアイドルとファンとの距離が近すぎることが原因とし、ツイッターで直接やりとりでき、ライブ後には「物販」「面会」で対面する時間も多い。この結果「ファンにとってアイドルは友達感覚になる」と説明する。

 恋愛感情に発展し、独占欲を持つ人が現れる危険もあるという。「自分が彼女の活動を支えている」「自分の言うことを聞け」と要求してくるケースも。「ファンの方は、自分の行動が行き過ぎていないかを考えてほしい。アイドルたちはできるだけ、スタッフなどと活動して」と話す。

リベンジポルノ違反容疑 北陸3県で初適用 48歳を逮捕=富山・続報注意
2016.05.27 東京朝刊

 富山南署は26日、富山市柳町、自称無職、M容疑者(48)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。発表によると、同法を適用した検挙は、富山、石川、福井の北陸3県で初めて。

 捜査関係者によると、M容疑者は今年2月14日、インターネットを通じて知り合った県内の成人女性から提供された本人の裸などの写真2点を、女性の許可なくネット上の掲示板で公開した疑い。M容疑者と女性は交際関係にはないという。

 同法は、2013年に東京都三鷹市で起きた女子高校生が元交際相手に刺殺された事件をきっかけに制定され、裸の写真など名誉や生活の平穏を脅かすおそれのある画像を本人の了解なく不特定多数が見ることができる場に公開することを規制している。

 [続報]

 2016年6月18日付東京朝刊29面

 =リベンジポルノ 富山の48歳不起訴=富山

知人の裸画像投稿疑い リベンジポルノ 富山の48歳男逮捕
2016.05.27 新聞朝刊 

 知人女性の全裸画像をアダルト掲示板サイトに投稿したとして、富山南署と県警生活安全企画課、生活環境課は26日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の疑いで富山市柳町、自称無職、M容疑者(48)を逮捕した。同署によると、リベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)での逮捕は北陸3県で初めて。

 逮捕容疑は、今年2月14日に2回、県内在住の成人女性の画像データ2点を携帯電話でサイトに投稿し、不特定多数の人が閲覧できる状態にした疑い。

 同署によると、知人から投稿を知らされた女性が同署に相談。同容疑者は、容疑を大筋で認めている。

 同署は、同容疑者が他の女性の画像も投稿していた疑いがあるとみて調べている。

リベンジポルノ相談21件 昨年県警に 県教委など対策強化=石川
2016.05.15 東京朝刊 

 ふられた腹いせなどで元交際相手らの裸の画像や動画をインターネット上などに公開する「リベンジポルノ」の県警への被害相談が、昨年1年間で21件あったことが県警の初のまとめでわかった。2014年のリベンジポルノ被害防止法の施行を受けて調査した。スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」を介した事案などがあることも判明し、関係機関は被害の拡大を防ぐため対策を強化している。

 相談者は10~40歳代で、女性が20人を占めた。「裸の写真を撮られた」といった内容のほか、「裸の写真をばらまくと脅された」とする脅迫事案もあった。

 県警はこのうち6件について、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑やわいせつ物頒布容疑、傷害容疑で摘発。リベンジポルノ被害防止法も懲役3年以下などの罰則を設けているが、21件はいずれも画像を不特定多数にばらまくなどはしておらず、適用された事例はなかった。

 若年層の利用が多いLINEなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使った脅迫行為もあり、県警生活安全企画課は「未成年者の被害が拡大する可能性もある」と警戒を強めている。

 被害防止に向け、女性支援や教育の各現場では対策に乗り出している。県男女共同参画課は、管轄する県女性相談支援センターを通じて相談を受け付けている。同センターでは女性に対する家庭内暴力(DV)やストーカーなどの被害相談件数が年間1000件を超えており、「リベンジポルノの相談があれば適切に対応する。専門の心療内科や県警と連携を図りたい」と力を込める。

 この問題は、東京都三鷹市で2013年、高校3年の女子生徒が元交際相手の男に刺殺された事件で、男が生徒の画像を公開していたことから社会問題化。県教委もこの事件を機に対応を強化し、学校現場で規範意識を高めてもらおうと、公民や情報の授業でネットの適切な利用法を生徒に指導する時間を設けている。

 いったん画像がネット上に公開されれば短時間で拡散してしまうため、完全に消し去るのは難しい。県警幹部は「公開されたら困る写真を交際相手などに撮らせない、送らないことが一番大切。教育機関と連携して注意を促していきたい」と話している。

 リベンジポルノ 県警への被害相談64件 昨年 7割が20代以下、注意呼びかけ
2016.05.03 朝刊 

 【埼玉県】破局した元交際相手の裸の画像などを、腹いせにインターネット上に流出させたりする「リベンジポルノ」の被害相談が、昨年一年間で県警に六十四件寄せられていたことが分かった。県警子ども女性安全対策課の嶌崎和人次席は「拡散すれば被害者は一生苦しみを背負っていくことも十分にある。一時の感情で安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と注意を呼び掛ける。

 県警によると、被害者のうち女性が五十三人で、男性が十一人だった。年齢別では、二十代以下が四十五人と七割を占めた。被害者と加害者の関係では、交際相手(元交際相手含む)が三十三人と約半数を占め、次いでネットで知り合った友人が十四人だった。内容は、「インターネット上に公表すると脅された」との相談が三十七人と最多で、「公表された」という相談は十一人だった。

 県警では昨年、相談があったうちの十二件を、リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法違反の疑いや、公表するなどと脅した疑いなどで摘発した。今年一~三月にも、一件を摘発した。

 摘発されたケースでは、別れた後も好意を抱き続けていた元交際相手の男が、電話に出なかったり、メールに返信してくれなかった腹いせに、女性の裸の写真をインターネット上に投稿し、誰もが閲覧できるようになっていた。

 嶌崎次席は「一度投稿されると削除は難しい。悩んでいる人は、早めに県警に相談してほしい」と呼び掛けている。

リベンジポルノ 西京の男性不起訴=京都
2016.04.29 大阪朝刊 

 元交際相手の裸の写真を電柱に貼ったなどとして、リベンジポルノ被害防止法違反容疑などで逮捕された西京区の男性(59)について、地検は28日、不起訴にした。理由は明らかにしていない。

リベンジポルノ府内初、59歳逮捕 裸の写真公開容疑 /京都府
2016.04.16 大阪地方版/京都 

 交際相手だった女性の裸の写真を電柱に貼るなどしたとして府警は15日、そば店主、I容疑者(59)=西京区大枝北福西町3丁目=をリベンジポルノ防止法違反容疑などで逮捕し、発表した。「嫌がらせのつもりだった」と容疑を認めているという。2014年11月施行の同法による逮捕者は府内で初めて。

 生活安全対策課によると、I容疑者は3月中旬、府内の私鉄の駅前ロータリーにある電柱に、交際相手だった40代女性の裸の写真を貼って公開した疑いがある。

◎リベンジポルノ 京都府内で相談12件増
2016.04.16 朝刊

 復讐(ふくしゅう)目的で交際相手の裸の画像や動画を流出させるリベンジポルノをめぐる被害相談は府内でも増えている。府警に昨年寄せられた相談は前年より12件多い32件。画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能といい、府警は「安易に裸体の撮影に応じないでほしい」と注意を呼びかけている。

 府警によると、昨年の府内の被害相談者は女性が18人、男性が14人で、20代が最も多かった。被害者との関係性では、インターネット上だけの知人が14件で、交際相手や別れた相手が12件だった。

 相談内容は「画像を公表すると脅された」が21件と最多で、「画像を公表された」「画像を送りつけられた」がともに7件だった。

 警察庁のまとめでは、昨年、全国の警察に寄せられた被害相談は1143件に上ったという。

交際女性に振られ裸写真電柱に貼る
2016.04.16 日刊スポーツ 

 京都府警は15日、元交際相手の女性の裸の写真を電柱に貼ったなどとして、リベンジポルノ防止法違反などの疑いで、京都市西京区のそば店経営I容疑者(59)を逮捕した。「嫌がらせのつもりでやった」と容疑を認めている。逮捕容疑は3月ごろ、京都府向日市の東向日駅前にある電柱に、かつて交際していた、40代女性の裸の写真を貼るなどした疑い。女性とは約10年前から付き合い、昨年8月に別れを告げられたという。

【社説】リベンジポルノ 卑劣な犯罪を一掃せねば
2016.03.29 朝刊

 元交際相手らの裸の画像などをインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」は、ネット社会の恥ずべき犯罪である。

 軽々しく被写体にならない用心が必要なのは言うまでもないが、現段階では困難とされる被害画像の「完全削除」が実現するようネット関連企業による画像削除の動きを社会全体で後押ししたい。

 警察庁は今月、初めてリベンジポルノに関する1年間の被害相談数をまとめた。それによると昨年、全国の警察に寄せられた相談は1143件。被害者の9割が女性で、約6割は20代以下だった。

 リベンジポルノが社会問題化したきっかけは、東京都三鷹市で2013年、高3女子生徒が男に刺殺されたストーカー事件だ。別れ話をされた男は、女子生徒の画像のネット投稿を続けていた。

 リベンジポルノ防止法(私事性的画像記録の提供被害防止法)はこの事件を受け、14年に施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性行為や裸の画像を相手の承諾なしに公然と陳列したりすれば、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。

 最近はカメラ内蔵のスマートフォン所有が一般的になり、私的な写真をやりとりする心理的ハードルが下がっているとの指摘がある。警察庁の発表でも、相談の1割超がネットでのつながりしかない相手に関する内容だった。

 ネットに上がった画像は仕組み上、瞬時に世界に拡散される可能性がある。既に無数のポルノ画像が存在するネット世界で、どれが被害画像か特定するのは困難だ。

 それでも、検索エンジン大手グーグルや会員制交流サイト(SNS)は、被害者の訴えにより自社のエンジンやサイトからの削除に乗り出した。事態の深刻さを直視した対応といえよう。

 既に有名投稿サイトでは有害な内容ならば人海戦術で発見次第に削除して拡散を防ぐなどして一定の社会的責任を果たしている。

 卑劣な犯罪への国際世論の包囲網をつくる一方、著しく進歩するネットの対応技術に期待したい。

3割「性画像求められた」/10~20代女性 NPO調べ
2016.03.28 朝刊 

 デートDV防止に取り組む認定NPO法人「エンパワメントかながわ」のインターネット調査で、回答した10~20代の女性の3割が、恋人や知人らから「裸や性行為の画像を撮らせてほしい」と頼まれた経験があることが27日までに分かった。

 性的な画像提供は、報復目的で流出させるリベンジポルノの被害につながる危険がある。同法人の阿部真紀理事長は「スマートフォンやSNS(会員制交流サイト)の普及で性的画像をやりとりすることの心理的ハードルが下がっている」と警告している。

 ネット調査は2月、全世代の男女を対象に実施し、254人が回答。性的な画像の撮影を「頼まれたことがある」との回答は全体では19%で、10~20代の女性は29%と際だって多かった。

<社説>リベンジポルノ 被害は確実に広がっている
2016.03.26 朝刊 

リベンジポルノ

被害は確実に広がっている

 交際のもつれなどで、復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手や元婚姻相手の性的画像をインターネット上にばらまくリベンジポルノの被害が広がっている。

 警察庁のまとめによると、昨年1年間に1143件の相談が全国の警察に寄せられた。周囲に打ち明け、警察に相談したケースがこれだけあるということは、その何倍、何十倍もの被害者が誰にも打ち明けられず、1人で苦しんでいることは明らかだ。深刻な事態である。

 被害者の9割は女性で、20代が約4割を占める。10代も2割に近く、被害は若年層に集中している。実際に映像をネット上に流されたり、流すぞと脅されたりし、泣き寝入りするケースも少なくない。人間の尊厳を踏みにじる卑劣な犯罪だ。

 昨年、警察による加害者側への注意や警告は544件、サイト管理者への削除依頼は67件あった。摘発件数も276件に上る。このうち、新たにできたリベンジポルノ防止法の適用は53件だった。画像がネット上に流れれば回収は難しい面もあるが、警察は厳しく取り締まり、拡散防止などに全力を尽くしてほしい。

 一方、民間団体の調査によると、恋人や知人から裸や性行為を撮影させてほしいと頼まれた経験があるかとの問いに対し、10~20代の女性の約3割が「ある」と答えている。

 スマートフォンや会員制交流サイト(SNS)の普及などで、性的な画像のやりとりが日常化していることをうかがわせる数字だ。

 社会全体で、被害を防ぐ手だてに本腰を入れる必要がある。

 例えば兵庫県ではこの春、県立高校などの入学説明会で、新入生の保護者にインターネット利用について注意を喚起する資料を配布する。その中にリベンジポルノ被害の項目が入っている。

 「別れた恋人等の裸の写真や動画をネット上に流出させるリベンジポルノが社会問題化しています」

 「たとえ恋人同士でも、恥ずかしい写真は『撮らない!撮らせない!送らない!』」

 資料の文面に、関係者の危機感がにじむ。中学校を卒業したばかりとはいえ、社会との関わりが急激に増える世代への啓発は、これ以上被害を広げないためにも不可欠だ。

 防止法は東京・三鷹のストーカー殺人事件がきっかけで生まれた。悲劇を繰り返してはならない。

<社説> リベンジポルノ ネットの怖さ再認識を
2016.03.23 新聞朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的で交際相手の裸の画像などをインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」の被害が後を絶たない。

 昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談件数は1143件で、富山県内でも6件あったという。全国の被害者の9割は女性で、約6割が20代以下だ。

 被害に遭っても、「家族や学校に知られたくない」と、警察に相談できない若者もいると思われ、実際に悩んでいる人はもっと多いとみられる。

 こうした画像がひとたびネット上に載れば、際限なく拡散する恐れがある。被害者の相談に取り組む専門家も「加害者を罰しても、被害者が救われるわけではない」と指摘している。

 インターネットは大変便利なものだが、リベンジポルノのように悪意を持って使われると、その影響は大きい。いったん拡散してしまうと、回収して消し去るのが困難になり、非常に怖い面があることを再認識することが肝心だ。

 その上で、こうした画像を安易に撮らせたり、送ったりしないことを徹底してほしい。いっときの気分に流された結果が、取り返しのつかない事態を招くこともあり得る。

 リベンジポルノに関する相談に毎月40件以上応じている全国webカウンセリング協議会の安川雅史理事長は「相手を大事にしていれば、決して画像を求めたり、残したりしない。もし撮影されそうになったら『撮らないで』ときっぱり断ってほしい」と訴えている。

 この言葉をかみしめ、交際中であっても、自分を大切にすることが重要だ。

 懸念されるのは、被害者と加害者の関係で「ネット上だけでの知人・友人」が11・4%(130件)も占めていることだ。実際に会ったこともなく、相手がどんな人か、よく分からないにもかかわらず、ネット上にばらまかれたら困るような画像を送っている。

 若い世代は日ごろからインターネットに接しているだけに、安易に利用する傾向もあるのだろうが、本当の「顔」が見えない相手に、不用意に「個人」をさらすことにもっと気を付けてほしい。

 リベンジポルノは、2013年の三鷹ストーカー殺人事件で逮捕された男が、刺殺した女子高校生の画像をネット上に投稿していたことで注目された。加害者の処罰などを定めた私事性的画像記録の提供被害防止法が制定され、14年に施行された。

 法制定による一定の抑止効果はあろうが、ネット上への掲載という被害に遭ってしまえば、その“回復”が困難なのが、この問題の難しさだ。

 やはり、被害者にならないよう、日ごろから細心の注意を払っておくことが大切だ。

 スマートフォンを持っている子どもたちも増えていよう。ネット空間に不用意に個人情報や画像などをさらす危険性を十分認識できるよう、最初に安全な使い方を教え込んでほしい。

 そうすることが、リベンジポルノやサイバー犯罪などから、子どもを守ることにもつながるはずだ。

社説=リベンジポルノ 被害に遭わない啓発を
2016.03.22 信濃毎日新聞朝刊 

 復讐(ふくしゅう)を目的に、元交際相手の裸の画像などをインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」の被害が広がっている。

 全国の警察に寄せられた相談は昨年1年間で1100件余に上る。被害者の9割が女性で、20代以下が6割を占める。家族や学校に知られたくないと、泣き寝入りしているケースも多いとされる。警察が把握するのは氷山の一角だろう。

 いったんサイトに掲載されると、閲覧者によって複製や別サイトへの転載が繰り返されて際限なく拡散し、被害が深刻化する。取り締まりの強化や業界全体の取り組みとともに、被害者にならない教育、啓発が不可欠だ。

 「娘を2回殺したのです」。東京都三鷹市で2013年、高3女子生徒が殺害されたストーカー事件。殺人罪などに問われた男の裁判で母親は訴えた。娘は、人目にさらされたくない画像をネットで流され、絶望していたという。

 この事件をきっかけにリベンジポルノを規制する法律が14年、議員立法で成立、施行された。

 私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律。通称リベンジポルノ防止法だが、復讐目的かどうかは関係ない。

 被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性行為や裸の画像などを相手の承諾なしに不特定多数に提供したり、公然と陳列したりすれば3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。他人に公表させる目的で提供した場合も1年以下の懲役か30万円以下の罰金だ。

 施行から1年以上。相談の多さは法が周知されず、抑止効果が働いていないことを意味する。

 さらに問題は、法によって加害者を処罰できても被害の回復が難しいことだ。

 防止法は、プロバイダー(接続業者)責任制限法に基づいて、発信者の反論がないのを確認して画像を削除するまでの期間を、問い合わせ後7日から2日に短縮することも定めた。ただ、被害者が流出に気付いてプロバイダーに削除要請するまでに日数がたっている場合が多い。その間に拡散し、個人のスマートフォンやパソコンにも取り込まれてしまえば全て削除するのは不可能だ。

 警察庁によると、画像のほとんどは交際時に求められて撮影に応じてしまったケースだ。取り返しがつかないことになるという意識を高める必要がある。

 あなたを本当に大切に思っている人なら、そのような画像を撮ったり、求めたりはしない。

10~20代女性の約30% 「裸や性行為の画像 撮らせてほしい」
2016.03.21 日本テレビ 

「エンパワメントかながわ」が意識調査を実施、全世代対象にSNSなどで254人から回答。裸や性行為の画像を撮らせてほしいというものに全体で19%、10代~20代で29%にのぼった。また性的な画像を送った経験があるというものに全体で3%だった。警察庁のまとめでは交際相手の裸などの画像をネット上に流出させるリベンジポルノについて去年1年間で1143件の相談があった。「エンパワメントかながわ」では性的な画像を送ったりすることは「リベンジポルノ」の被害者になる危険性があるとして注意を呼びかけている。

約3割 ”裸の画像”要求された
2016.03.21 日本テレビ ZIP! 

デートDV防止に取り組む「エンパワメントかながわ」が先月に意識調査を実施し、全世代対象にSNSなどで254人から回答を得た。それによると、全体の19%で裸や性行為の画像を撮らせてほしいと頼まれた経験があることがわかった。特に10代~20代の女性では29%にのぼっている。また、性的な画像を送った経験がある人は全体の3%だった。警察庁のまとめでは交際相手の裸の写真などをネットに流出させるリベンジポルノについては去年1年間で1143件の相談が全国の警察に寄せられている。エンパワメントかながわでは性的な画像を送ったりすることはリベンジポルノの被害者になる危険性があるとして注意を呼びかけている。

性的画像頼まれ…”3割”
2016.03.21 日本テレビ 

デートDV防止活動を行っているNPO「エンパワメントかながわ」が行った調査で、10代から20代の女性で3割が性的画像を頼まれた経験があると伝えられた。性的な画像を送るとリベンジポルノの被害者になる危険があると伝えた。

10~20代女性の約30% 「裸や性行為の画像 撮らせてほしい」
2016.03.21 よみうりテレビ 

「エンパワメントかながわ」が意識調査を実施、全世代対象にSNSなどで254人から回答。裸や性行為の画像を撮らせてほしいというものに全体で19%、10代~20代で29%にのぼった。また性的な画像を送った経験があるというものに全体で3%だった。警察庁のまとめでは交際相手の裸などの画像をネット上に流出させるリベンジポルノについて去年1年間で1143件の相談があった。「エンパワメントかながわ」では性的な画像を送ったりすることは「リベンジポルノ」の被害者になる危険性があるとして注意を呼びかけている。

約3割 ”裸の画像”要求された
2016.03.21 よみうりテレビ 

デートDV防止に取り組む「エンパワメントかながわ」が先月に意識調査を実施し、全世代対象にSNSなどで254人から回答を得た。それによると、全体の19%で裸や性行為の画像を撮らせてほしいと頼まれた経験があることがわかった。特に10代~20代の女性では29%にのぼっている。また、性的な画像を送った経験がある人は全体の3%だった。警察庁のまとめでは交際相手の裸の写真などをネットに流出させるリベンジポルノについては去年1年間で1143件の相談が全国の警察に寄せられている。エンパワメントかながわでは性的な画像を送ったりすることはリベンジポルノの被害者になる危険性があるとして注意を呼びかけている。

[社説]リベンジポルノ 判決契機に被害防止の徹底を
2016.03.20 東京朝刊

 元交際相手の画像をインターネット上にばらまく。卑劣な「リベンジポルノ」を指弾する司法判断である。

 2013年に東京都三鷹市で起きた女子高校生殺害事件の差し戻し審の裁判員裁判で、東京地裁立川支部が、23歳の男に懲役22年を言い渡した。

 男は、女子高校生への未練と恨みから、殺害だけでなく、画像の投稿を重ねた。殺人罪のほか、児童買春・児童ポルノ禁止法違反などにも問われていた。

 画像は不特定多数の人の目にさらされ、抹消するのは難しい状況だった。判決が「被害者の尊厳を傷つけた極めて悪質な犯行」と非難したのは、もっともだ。

 検察は当初、画像の投稿行為については、起訴を見送った。事件化によって娘の名誉が傷つくことを両親が危惧したためだ。

 差し戻し前の裁判員裁判の判決は、投稿行為の悪質性に触れ、懲役22年の刑を選択した。この判決を、東京高裁は「起訴していない投稿行為を量刑で考慮した疑いがある」として、破棄した。

 検察はその後、遺族から児童買春・児童ポルノ禁止法違反の告訴を受けて、追起訴した。結果として、今回の判決は、差し戻し前と同じ量刑となった。遺族は納得できないだろう。

 異例の展開は、性犯罪に関わる裁判の難しさを物語っている。

 この事件が契機となり、14年11月にリベンジポルノ被害防止法が施行された。性的な画像を無断で公開すると、3年以下の懲役などが科される。

 リベンジポルノに関し、警察には昨年1年間で1143件の相談が寄せられた。「画像を公表する」と脅されるケースが多いが、実際に公表されたという訴えも188件に上った。

 警察が昨年、脅迫罪やリベンジポルノ被害防止法違反などで摘発したのは、276件だ。被害を防ぐため、取り締まりを一層強化する必要がある。

 ネット上に一度流出した画像は、転載が繰り返される可能性が高い。画像の拡散を食い止めるには、サイト管理者への削除要請など迅速な対処も欠かせない。

 画像を安易に撮らせたり、他人に送ったりする行為の危険性を周知することも大切だ。

 三鷹の事件では、男からのつきまといについて、女子高校生らが警察に相談していたのに、所轄署の連携不足などから悲劇を防げなかった。事件は、ストーカー対策にも重い教訓を残した。

性画像:「要求された」3割 10~20代の女性 NPOネット調査
2016.03.20 東京朝刊 

 デートDV防止に取り組む認定NPO法人「エンパワメントかながわ」のインターネット調査で、回答した10~20代の女性の3割が、恋人や知人らから「裸や性行為の画像を撮らせてほしい」と頼まれた経験があることが分かった。

 性的な画像提供は、報復目的で流出させるリベンジポルノの被害につながる危険がある。同法人は20日午前10時から東京都渋谷区のガールスカウト会館で開く「デートDV防止スプリング・フォーラム」で調査結果を報告し、予防啓発の在り方を話し合う。

 同法人の阿部真紀理事長は「スマートフォンやSNS(会員制交流サイト)の普及で心理的ハードルが下がっている」と警告している。

 ネット調査は2月、全世代の男女を対象に実施、254人が回答した。性的な画像の撮影を「頼まれたことがある」との回答は全体では19%で、10~20代の女性は29%と多かった。性的な画像を送った経験がある人は、全体の3%だった。警察庁によると、昨年1年間に1143件のリベンジポルノに関する相談が寄せられた。

リベンジポルノ被害の危険 10~20代女性の3割 「性画像求められた」NPO調べ
2016.03.20 佐賀新聞

 デートDV防止に取り組む認定NPO法人「エンパワメントかながわ」のインターネット調査で、回答した10~20代の女性の3割が、恋人や知人らから「裸や性行為の画像を撮らせてほしい」と頼まれた経験があることが19日、分かった。

 性的な画像提供は、報復目的で流出させるリベンジポルノの被害につながる危険がある。同法人は20日午前10時から東京都渋谷区のガールスカウト会館で開く「デートDV防止スプリング・フォーラム」で調査結果を報告し、予防啓発の在り方を話し合う。

 同法人の阿部真紀理事長は「スマートフォンやSNS(会員制交流サイト)の普及で性的画像をやりとりすることの心理的ハードルが下がっている」と警告している。

 ネット調査は2月、全世代の男女を対象に実施し、254人が回答した。性的な画像の撮影を「頼まれたことがある」との回答は全体では19%で、10~20代の女性は29%と際だって多かった。性的な画像を実際に誰かに送った経験がある人は、全体の3%で、10~20代の女性も同率だった。

 リベンジポルノは2013年の東京・三鷹ストーカー殺人事件などで社会問題化。警察庁によると、昨年1年間に全国の警察には1143件の相談が寄せられた。

 阿部理事長は「リベンジポルノの被害者は自分を責め、周囲の大人に相談できないケースも多い。どのような対応が必要か社会全体で考えるべきだ」と話している。

性的画像の提供「頼まれた」3割/10~20代女性
2016.03.20 宮崎日日新聞朝刊 

 デートDV防止に取り組む認定NPO法人「エンパワメントかながわ」のインターネット調査で、回答した10~20代の女性の3割が、恋人や知人らから「裸や性行為の画像を撮らせてほしい」と頼まれた経験があることが19日、分かった。

 性的な画像提供は、報復目的で流出させるリベンジポルノの被害につながる危険がある。同法人は20日午前10時から東京都渋谷区のガールスカウト会館で開く「デートDV防止スプリング・フォーラム」で調査結果を報告し、予防啓発の在り方を話し合う。

 同法人の阿部真紀理事長は「スマートフォンやSNS(会員制交流サイト)の普及で性的画像をやりとりすることの心理的ハードルが下がっている」と警告している。

 ネット調査は2月、全世代の男女を対象に実施し、254人が回答した。

3割「性画像求められた」 10~20代女性、NPO調べ リベンジポルノにつながる恐れ
2016.03.20 朝刊

 デートDV防止に取り組む認定NPO法人「エンパワメントかながわ」のインターネット調査で、回答した10~20代の女性の3割が、恋人や知人らから「裸や性行為の画像を撮らせてほしい」と頼まれた経験があることが19日、分かった。

 性的な画像提供は、報復目的で流出させるリベンジポルノの被害につながる危険がある。同法人は20日午前10時から東京都渋谷区のガールスカウト会館で開く「デートDV防止スプリング・フォーラム」で調査結果を報告し、予防啓発の在り方を話し合う。

 同法人の阿部真紀理事長は「スマートフォンやSNS(会員制交流サイト)の普及で性的画像をやりとりすることの心理的ハードルが下がっている」と警告している。

 ネット調査は2月、全世代の男女を対象に実施し、254人が回答した。性的な画像の撮影を「頼まれたことがある」との回答は全体では19%で、10~20代の女性は29%と際だって多かった。性的な画像を実際に誰かに送った経験がある人は、全体の3%で、10~20代の女性も同率だった。

 リベンジポルノは2013年の東京・三鷹ストーカー殺人事件などで社会問題化。警察庁によると、昨年1年間に全国の警察には1143件の相談が寄せられた。

 阿部理事長は「リベンジポルノの被害者は自分を責め、周囲の大人に相談できないケースも多い。どのような対応が必要か社会全体で考えるべきだ」と話している。

 3割「性画像求められた」 NPO調べ 10~20代女性、恋人から
2016.03.19 夕刊 

 デートDV防止に取り組む認定NPO法人「エンパワメントかながわ」のインターネット調査で、回答した十~二十代の女性の三割が、恋人や知人らから「裸や性行為の画像を撮らせてほしい」と頼まれた経験があることが分かった。

 性的な画像提供は、報復目的で流出させるリベンジポルノの被害につながる危険がある。同法人は二十日午前十時から東京都渋谷区のガールスカウト会館で開く「デートDV防止スプリング・フォーラム」で調査結果を報告し、予防啓発の在り方を話し合う。同法人の阿部真紀理事長は「スマートフォンやSNS(会員制交流サイト)の普及で性的画像をやりとりすることの心理的ハードルが下がっている」と警告している。

 ネット調査は二月、全世代の男女を対象に実施し、二百五十四人が回答した。性的な画像の撮影を「頼まれたことがある」との回答は全体では19%で、十~二十代の女性は29%と際立って多かった。性的な画像を実際に誰かに送った経験がある人は、全体の3%で、十~二十代の女性も同率だった。

 リベンジポルノは二〇一三年の東京・三鷹ストーカー殺人事件などで社会問題化。警察庁によると、昨年一年間に全国の警察には千百四十三件の相談が寄せられた。

紫艶FBにまた桂文枝の全裸写真…不倫否定され「私より名誉選んだ…」
2016.03.19 サンスポ 

 落語家、桂文枝(72)との20年に及ぶ不倫を告白した演歌歌手、紫艶(38)が18日、自身のフェイスブックで文枝とみられる男性の全裸写真を掲載した。

 問題の写真にはソファに座る全裸の男性が写り、文枝が司会を務めるテレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」のロゴ入りクッションが横に置かれている。

 同じ写真は、4日にも紫艶のFBに掲載されたが、一部でリベンジポルノと指摘され、アカウントも削除。しかし、再開され、18日も全裸写真が掲載されたが、後に削除された。

 サンケイスポーツの取材に応じた紫艶はこの日、FBには3枚の写真を掲載したと説明。しかし、全裸写真について「故意ではない」と説明。不倫を否定した文枝については「愛人の私よりも名誉を選んだ。真実を話してほしい」と訴えた。

 また、18日発売の「FRIDAY」で自身のヌードを披露したことに「裸になってすべてを見せようと思った。ヌードはこれで最後」と吐露。現在は芸能活動をしておらず、貯金を切り崩して生活していることを明かしたが、「お金には困っていません」と主張した。

 文枝の所属事務所はサンケイスポーツの取材に、写真流出や警察への被害届提出などを含めて「事実確認中」とした。

リベンジポルノ 被害相談 昨年6件 県警まとめ=富山
2016.03.18 東京朝刊 

 ◆DV被害34件増の461件

 ふられた腹いせに元交際相手の裸の画像をインターネット上などに公開する「リベンジポルノ」について、2015年に県警によせられた被害相談は6件だったことが17日、県警のまとめで分かった。リベンジポルノに関する県内の年間相談状況が判明するのは初めて。相談者は全て女性だった。

 県警生活安全企画課によると、相談内容には「画像を公開すると脅された」「画像を送りつけられた」などがあった。14年11月に施行されたリベンジポルノ被害防止法に抵触するような、裸の写真をばらまいたり画像を簡易投稿サイトに投稿したりした例はなかった。被害相談の内容から、別の法律で相手を検挙したことはあったという。県内では12年秋、少年(当時19歳)が元交際相手の少女(同16歳)から別れ話をされた腹いせに、交際中に撮影した裸の写真を少女の知人の携帯電話に送信する事件が起きている。

 県警は17日、昨年のDV(ドメスティック・バイオレンス=配偶者や恋人からの暴力)とストーカーの各被害件数を発表した。

 DVの被害は前年より34件多い461件で、統計のある01年以降で過去最多になった。年齢別では被害者、加害者とも30歳代が最も多かった。ストーカー被害は、前年より8件少ない144件だった。

 県警は、いずれの被害についても、最寄りの警察署や警察相談専用電話(#9110)へ早めに相談するよう呼びかけている。

リベンジポルノ摘発276件 昨年、警察庁 「防止法」適用は53件
2016.03.18 東京朝刊 

 昔の交際相手らの裸の画像をインターネット上などに公開するリベンジポルノの被害相談が、昨年1年間で全国の警察に1143件寄せられ、うち4分の1の276件が脅迫などの容疑で摘発されたことが、警察庁のまとめで分かった。

 被害者の9割が女性で、20歳代以下が657件と6割近くを占めた。相手は30歳代が最多の264件だった。被害者との関係は「交際相手」「元交際相手」が725件(63%)だったが、会ったことがない「ネット上だけの知人・友人」が130件(11%)に上った。

 摘発した276件のうち、53件は2014年11月施行の「リベンジポルノ被害防止法」が適用された。他の容疑は脅迫69件、児童買春・児童ポルノ禁止法違反56件、強要25件など。摘発に至らなくても、相手に注意や警告をしたのは544件。サイト管理者への削除依頼は67件だった。相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件で最多。実際に「画像を公表された」は188件だった。

リベンジポルノ相談1143件 27年 被害者の6割は20代以下
2016.03.18 東京朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された平成26年11月以降、年間統計の発表は初めてとなる。被害者の9割は女性。20代以下が約6割だった。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多かった。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

復讐ポルノ 相談千件超 警察庁15年まとめ 若年層の被害深刻
2016.03.18 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

リベンジポルノ相談1143件 15年警察庁 被害20代以下6割 「撮らせないで」注意喚起
2016.03.18 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。同法は13年の三鷹ストーカー殺人事件で逮捕された男が、刺殺した女子高生の画像をネット上に投稿していたことを受け、議員立法で成立した。

 男は殺人罪以外にリベンジポルノ行為についても児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで追起訴され、東京地裁立川支部は15日、懲役22年の判決を言い渡した。

 【リベンジポルノ】 交際相手の裸などプライベートな画像を、相手の同意を得ずにインターネットなどに流出させること。2014年11月に施行された「私事性的画像記録の提供被害防止法」では、被写体を特定できる方法で、個人的に撮った性交を含む性的な写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。公表目的で提供した場合にも罰則がある。(共同通信社)

ネットで画像拡散、復讐  リベンジポルノ1143件、警察庁初集計  被害者の6割、20代以下
2016.03.18 佐賀新聞 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

 同法は13年の三鷹ストーカー殺人事件で逮捕された男が、刺殺した女子高生の画像をネット上に投稿していたことを受け、議員立法で成立した。

 男は殺人罪以外にリベンジポルノ行為についても児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで追起訴され、東京地裁立川支部は15日、懲役22年の判決を言い渡した。

  罰しても救われず 交際時に撮影「きっぱり断って」

 恋愛感情のもつれから、腹いせに交際相手の裸の画像などをインターネット上に載せるリベンジポルノの被害が後を絶たない。ひとたび流出すれば、際限なく拡散する恐れも。被害相談に取り組む専門家は「加害者を罰しても、被害者が救われるわけではない」と問題の根深さを指摘する。

 毎月40件以上のリベンジポルノに関する相談に乗っている全国webカウンセリング協議会(東京)。安川雅史理事長によると、2013年10月の三鷹ストーカー殺人事件以降、件数は増え、現在は横ばい状態。「家族や学校にばれたくない」と警察にも駆け込めない未成年が大半を占める。

 「もう学校に行けない」と漏らしたのは東京都内の高校1年の女子生徒。交際していた部活の先輩と別れた後、自分の裸の写真が先輩の同級生の間に無料通信アプリLINE(ライン)で出回っていると知り、深く傷ついた。

 会員制交流サイト(SNS)で知り合った男性と別れた後、性行為中の画像や氏名をネット上にさらされた栃木県の大学1年の女性もいた。「みんなに見られている」との思いが消えず「死にたい」と口にする女性もいるという。

 「愛し合っている時は別れた後のことなど考えないもの」と安川さん。相手が望むならとつい応じてしまうと、破局後に逆恨みから「女性にとって最も屈辱的なこと」としてネット上に画像をばらまく男性がいる。

 「相手を大事にしていれば、決して画像を求めたり、残したりしない。もし撮影されそうになったら『撮らないで』ときっぱり断ってほしい」と訴える。

 DV最多6万件超、ストーカー依然2万件

 全国の警察が昨年1年間に把握したドメスティックバイオレンス(DV)の被害は6万3141件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。12年連続の増加で、2001年のDV防止法施行以降、初めて6万件を超えて最多を更新した。ストーカー被害は前年より3・7%減の2万1968件だったが、12年以降は2万件前後の高水準で推移している。

 14年のDV防止法改正で同居の恋人間の暴力も対象となった。同庁の担当者は「婚姻、内縁関係間とされていたDVの範囲を拡大したことが増加の一因」としている。

 DVの被害者はほぼ9割が女性で、年齢別では30代が1万8636人(29・5%)で最多。加害者も30代が1万8216人(28・8%)で最も多かった。被害者と加害者の関係は婚姻が7割近くを占めた。

 刑法・特別法による摘発も15・1%増の7914件で最多となった。内訳は暴行4091件、傷害2963件など。殺人(既遂)も3件あった。

 ストーカーは摘発件数も2・3%減の2415件。罪名別ではストーカー規制法違反が10・4%増の677件で、担当者は「ストーカー対策で警察官が増員され、組織を挙げての対応が可能になったため」としている。

 ストーカーも被害者はほぼ9割が女性で、20代が最多の7519人(35・1%)だった。

リベンジポルノ1000件超…15年警察への相談数まとめ
2016.03.18 サンスポ 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

リベンジポルノ相談1143件 20代以下6割 警察庁、初の年間統計
2016.03.18 2社-12版

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

 同法は13年の三鷹ストーカー殺人事件で逮捕された男が、刺殺した女子高生の画像をネット上に投稿していたことを受け、議員立法で成立した。

 男は殺人罪以外にリベンジポルノ行為についても児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで追起訴され、東京地裁立川支部は15日、懲役22年の判決を言い渡した。

◎県内は14件

 県警子供女性安全対策課によると県内では2015年、リベンジポルノに関する相談は14件寄せられた。

 被害者は全て女性。年代は20代が7人と半数を占め、10代と30代がそれぞれ3人、50代が1人。被害者と加害者の関係は交際相手(元交際相手を含む)が11人、ネット上だけでの知人が2人、それ以外の知人が1人だった。

 相談内容は「画像を公表すると脅された」が9件、「画像を送り付けられた」が5件だった。摘発件数は2件で、いずれも脅迫だった。

リベンジポルノ、昨年の相談1143件 未成年2割
2016.03.17 東京夕刊 

 元交際相手の裸の画像などをインターネット上に公開する「リベンジポルノ」に絡み、全国の警察に昨年1年で1143件の相談が寄せられた。9割が女性で、未成年者も2割いた。一昨年11月にリベンジポルノ防止法が施行されたのを受け、警察庁が17日、初めて通年の統計を発表した。

 相談内容(複数回答)で最も多かったのは「画像を公表すると脅された」の502件。「画像を所持されている・撮影された」343件▽「画像を送りつけられた」245件▽「画像を公表された」188件が続いた。このほか、画像の買い取り要求などもあった。

 相手方との関係は交際相手・元交際相手725件(63・4%)▽ネット上の知人・友人130件(11・4%)▽それ以外の知人・友人113件(9・9%)▽配偶者・元配偶者53件(4・6%)。

 相談者は1041件(91・1%)が女性だった。世代別では20代が434件(38・0%)、30代257件(22・5%)、未成年223件(19・5%)と若者が大半を占めた。

 警察庁によると、大半の画像は交際中や親しかった時に撮ったもので、相談者も承諾していた。相談者の多くは相手を信頼し、軽い気持ちで要求に応じていたという。

 警察は受理した相談のうち276件について逮捕・書類送検した。罪種別では、性交の画像などを本人の同意なしに公開ウェブサイトに投稿したり、現像した写真をばらまいたりする行為を禁じたリベンジポルノ防止法違反が53件を占めた。ほかには、「会わないとどうなるか分からないぞ」などと脅す脅迫69件▽児童買春・児童ポルノ禁止法違反56件など。

 警察は、67件の相談でサイト管理者に画像の削除を要請し、544件で相手方に注意・警告をした。

〈解〉リベンジポルノ
2016.03.17 東京夕刊 

 ふられた腹いせなどの理由で、元交際相手らの裸の写真や動画をネット上などに流出させる行為。画像の撮影や送信が簡単にできるスマートフォンなどの普及で被害が拡大した。東京都三鷹市で2013年、高校3年の女子生徒が元交際相手の男に刺殺された事件で、男が女子生徒の画像を公開していたことから社会問題化。懲役3年以下などの罰則を定めたリベンジポルノ被害防止法が施行された。
ことば:リベンジポルノ
2016.03.17 大阪夕刊 

 ◇リベンジポルノ

 交際相手の裸などプライベートな画像を、相手の同意を得ずにインターネットなどに流出させること。2014年11月に施行された「私事性的画像記録の提供被害防止法」では、被写体を特定できる方法で、個人的に撮った性交を含む性的な写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。公表目的で提供した場合にも罰則がある。

リベンジポルノ 相談1143件*昨年全国*20代以下が6割
2016.03.17 北海道新聞夕刊全道 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

 同法は13年の三鷹ストーカー殺人事件で逮捕された男が、刺殺した女子高生の画像をネット上に投稿していたことを受け、議員立法で成立した。

*「学校行けない」「死にたい」*被害者の心 傷深く

 恋愛感情のもつれから、腹いせに交際相手の裸の画像などをインターネット上に載せるリベンジポルノの被害が後を絶たない。ひとたび流出すれば、際限なく拡散する恐れも。被害相談に取り組む専門家は「加害者を罰しても、被害者が救われるわけではない」と問題の根深さを指摘する。

 毎月40件以上のリベンジポルノに関する相談に乗っている全国webカウンセリング協議会(東京)。安川雅史理事長によると、2013年10月の三鷹ストーカー殺人事件以降、件数は増え、現在は横ばい状態。「家族や学校にばれたくない」と警察にも駆け込めない未成年が大半を占める。

 「もう学校に行けない」と漏らしたのは東京都内の高校1年の女子生徒。交際していた部活の先輩と別れた後、自分の裸の写真が先輩の同級生の間に無料通信アプリLINE(ライン)で出回っていると知り、深く傷ついた。

 会員制交流サイト(SNS)で知り合った男性と別れた後、性行為中の画像や氏名をネット上にさらされた栃木県の大学1年の女性もいた。「みんなに見られている」との思いが消えず「死にたい」と口にする女性もいるという。

 「愛し合っている時は別れた後のことなど考えないもの」と安川さん。相手が望むならとつい応じてしまうと、破局後に逆恨みから「女性にとって最も屈辱的なこと」としてネット上に画像をばらまく男性がいる。

 「相手を大事にしていれば、決して画像を求めたり、残したりしない。もし撮影されそうになったら『撮らないで』ときっぱり断ってほしい」と訴える。

◇リベンジポルノ◇

 交際相手の裸などプライベートな画像を、相手の同意を得ずにインターネットなどに流出させること。2014年11月に施行された「私事性的画像記録の提供被害防止法」では、被写体を特定できる方法で、個人的に撮った性交を含む性的な写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。公表目的で提供した場合にも罰則がある。

リベンジポルノ被害、警察庁が集計 15年、1000件超 20代以下の相談6割 年間統計は初
2016.03.17 信濃毎日新聞夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

◎復讐ポルノ 相談1143件 被害者6割が20代以下 被害深刻 昨年 警察庁、初の統計
2016.03.17 夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。

 被害者は女性が1041人で、男性102人。年代別では20代の434人(38・0%)が最多で、30代の257人(22・5%)、10代以下の223人(19・5%)が続いた。加害者は30代の264人(23・1%)が最も多く、次いで20代の251人(22・0%)。

 被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が725件で63・4%を占めた。ネット上だけでの知人友人は130件(11・4%)、配偶者(元配偶者も含む)は53件(4・6%)だった。

 相談内容では「画像を公表すると脅された」が502件、「画像を所持されている、撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件、「画像を公表された」が188件だった。

 加害者側への画像削除要請を含む注意・警告は544件。サイト管理者への削除依頼は67件。

 摘発件数は276件に上った。罪種別では刑法・特別法が250件で、最多は脅迫の69件。私事性的画像記録の提供被害防止法は53件だった。

≪リベンジポルノ≫

 交際相手の裸などプライベートな画像を、相手の同意を得ずにインターネットなどに流出させること。2014年11月に施行された「私事性的画像記録の提供被害防止法」では、被写体を特定できる方法で、個人的に撮った性交を含む性的な写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。公表目的で提供した場合にも罰則がある。(共同)

ストーカー事件2400件 リベンジポルノ相談が1000件超
2016.03.17 TBS 

警察庁によると、去年1年間に全国の警察が摘発したストーカー事件は2415件でおととしに比べ58件減少した。殺人事件はないが未遂事件は11件発生している。また、「リベンジポルノ」の相談は1143件あったことも判明、内訳は交際相手についてが63.4%、 ネット関係のみの知人についてが11.4%だという。

◎リベンジポルノ相談1143件=未成年2割-法施行後の昨年、警察庁まとめ
2016.03.17 時事通信

 元交際相手らの裸の画像を腹いせからインターネット上に公開する「リベンジポルノ」の被害相談が2015年、全国の警察に1143件寄せられたことが17日、警察庁のまとめで分かった。被害の9割が女性で、未成年は2割近くに上った。ネット上で知り合い、会ったこともない相手に自ら撮影した画像を送り、被害に遭うケースも出ている。

 リベンジポルノ防止法が14年11月に施行され、初の年間集計。ストーカー行為の一形態となる場合があり、交際中でも安易に撮らせたり送ったりしないことが防止になる。ネット上に拡散すれば完全な削除は極めて難しく、警察庁は「画像を持っていると脅されたら、すぐ警察に相談してほしい」と呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表すると脅された」が最多の502件。「画像を所持されている・撮影された」が343件、「画像を送り付けられた」が245件で、実際に画像を公表されたとの相談は188件寄せられた。

 被害者のうち20代が38%、30代が22.5%、未成年も19.5%おり、若い女性の被害が目立った。相手は男性が9割で、30代が23.1%、20代が22%など。互いの関係は交際相手(元を含む)が6割以上を占め、ネット上だけの関係も11.4%と次に多く、加害者の年齢が分からないケースが14.8%だった。 

 被害相談のうち、摘発は276件。防止法違反では、知人女性の裸の画像を商業施設の駐車場にばらまいたり、ツイッターに投稿したりした53件を摘発した。他に脅迫が69件、児童買春・ポルノ禁止法違反が56件、ストーカー規制法違反も18件あった。

 警察はサイト管理者に画像の削除依頼を67件行い、加害者への注意・警告は544件に上った。

三鷹女子高生刺殺 差し戻し審も懲役22年 リベンジポルノ「理不尽」
2016.03.16 東京朝刊 

 ◆遺族、判決に不服

 東京都三鷹市で2013年、高校3年の女子生徒(当時18歳)が刺殺された事件で、殺人罪と児童買春・児童ポルノ禁止法違反などに問われた無職I被告(23)に対する差し戻し審の裁判員裁判の判決が15日、東京地裁立川支部であった。菊池則明裁判長は、「少女の命と尊厳を一方的に奪い傷つけた極めて悪質な犯行」と述べ、差し戻し前の1審判決と同じ懲役22年(求刑・懲役25年)を言い渡した。

 判決によると、I被告は13年10月、元交際相手の女子生徒に恨みを抱いて自宅に侵入し、首など11か所をナイフで刺して殺害。殺害前後には女子生徒の画像をインターネット上に流出させた。

 事件では、元交際相手の画像をネットに流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」が問題になった。

 差し戻し前の1審・東京地裁立川支部は14年8月、裁判員裁判で懲役22年(求刑・無期懲役)の判決を言い渡したが、2審・東京高裁は15年2月、起訴されていないリベンジポルノを量刑で考慮した疑いがあるとして破棄。検察側は両親の告訴を受け、池永被告を児童買春・児童ポルノ禁止法違反などで追起訴した。

 この日の判決は、リベンジポルノについて、「殺害だけで飽き足らず、被害者の全てを奪い、徹底的におとしめるという身勝手かつ理不尽なもの」と厳しく指摘。しかし、「同様の殺人事件の量刑傾向と比べると、画像投稿行為が加わっているとしても、検察官の求刑はやや重すぎる」と述べ、差し戻し前の1審判決と同じ量刑を言い渡した。

 リベンジポルノの追起訴については、弁護側が「公訴権の乱用」と主張していたが、判決は「遺族の意向は考慮されてしかるべきで、追起訴が無効とはいえない」と退けた。

 判決後、女子生徒の両親の代理人弁護士は、「懲役22年の判決は不服。追起訴の画像投稿行為をきちんと処罰したことにはなりません」とする両親のコメントを読み上げた。

 弁護側は「今回の追起訴は、適正な刑事手続きの観点から問題。量刑も他の事案に比べて重く、不当」とのコメントを出した。

 ◆訴訟指揮誤り 遺族を翻弄(解説)

 この日の判決は、差し戻し前の1審判決が、当時起訴されていなかったリベンジポルノ行為を事実上、量刑に反映させていたことを裏付ける形となった。差し戻し前の検察側の立証や裁判所の訴訟指揮の誤りを、改めて浮かび上がらせたと言える。

 女子生徒の両親は当初、「名誉が一層傷付けられる」として、リベンジポルノ行為の事件化を望まず、検察側も起訴を見送った。だが1審判決は破棄され、差し戻し審では、両親の意向を受け、リベンジポルノが正面から審理された。

 今回の判決は、「被害者の全てを奪い、徹底的におとしめた」と厳しく非難したが、結局、量刑は変わらなかった。娘を奪われた両親が司法に翻弄され、失望させられる結果となった感は否めない。

 刑事裁判が証拠に基づき、起訴事実についてのみ審理されるのは大原則だ。被害者の意向をくみつつ、適切な量刑を導くために、公判はどうあるべきか。検察側、裁判所双方は今回の問題点を検証すべきだ。

三鷹ストーカー殺人 差し戻しも懲役22年 地裁支部判決「復讐ポルノ悪質」
2016.03.16 大阪朝刊 

 東京都三鷹市で平成25年、高3女子生徒が刺殺されたストーカー事件で、殺人罪などに問われた元交際相手、I被告(23)のやり直し裁判員裁判の判決公判が15日、東京地裁立川支部で開かれた。菊池則明裁判長は「被害者の命と尊厳を一方的に奪い、傷つけた極めて悪質な犯行だ」として差し戻し前の1審判決と同じ懲役22年(求刑懲役25年)を言い渡した。

 公判では、I被告が生徒の画像をインターネットに流出させたリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)行為について、検察が差し戻し後の昨年8月に児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで追起訴したことの是非と、量刑が争点だった。

 判決理由で菊池裁判長は「画像は相当数の人に閲覧され、抹消は困難。被害者を徹底的におとしめるという身勝手で理不尽な動機だ」と指摘した。

 その上で、控訴審判決後に、遺族がリベンジポルノの処罰を求める意向に変化したことを踏まえ「検察が起訴の判断に、被害者側の意向を考慮するのは当然」として追起訴は違法ではないと判断。追起訴分の公訴棄却を求めた弁護側の主張を退けた。一方で「画像投稿の罪が加わっても検察の求刑はやや重い」として懲役22年が相当だとした。

 弁護側は判決後「量刑は重く不当。控訴は被告と話し合って決める」とコメントした。

 差し戻し前の1審判決はリベンジポルノを「悪質な事情」と重視したが、東京高裁の控訴審判決は「起訴していないリベンジポルノを実質上処罰するために量刑判断した疑いがある」と審理のやり直しを命じた。

 判決によると、被告は25年10月8日午後、生徒=当時(18)=をナイフで刺して失血死させたほか、生徒の画像を保存したインターネットサイトのURLを10月6日と8日に交流サイトなどに投稿した。

東京・三鷹ストーカー:復讐画像投稿は「交際残すため」 公判
2016.03.10 東京朝刊 

 東京・三鷹のストーカー事件の裁判員裁判が9日、東京地裁立川支部であり、殺人罪などに問われたI被告(23)は、女子生徒の画像をインターネットに流出させた理由を「交際していた価値を世に残したかった」と語った。

 この事件ではリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)行為の扱いが問題となり、東京高裁が審理を1審に差し戻した。I被告はこの日の被告人質問で、投稿の目的について、被害者の女子生徒が画像流出を警察に相談することで「殺害のため自分の背中を押す意味があった」とも述べた。I被告は差し戻し前の1審では謝罪の気持ちを表さなかったが遺族感情などを考え「謝罪したいと思うようになった」と話した。判決は15日に言い渡される。

三鷹市ストーカー殺人事件 “リベンジポルノ”「世に残したかった」
2016.03.10 日本テレビ 

東京・三鷹市で起きた女子高校生ストーカー殺人事件のやり直し裁判員裁判で、被告の男はリベンジポルノ行為の理由について、「自分が得てきたものを世に残したかった」などと語った。被告は3年前、元交際相手の女子高校生を殺害し、被害者の裸の画像をインターネット上に公開した罪などに問われている。9日の被告人質問で被告は、リベンジポルノ行為に及んだ理由について、「自分の存在証明のためだった」「自分が得てきたものを世に残したかった」などと話した。さらに、「画像を拡散させなければただのストーカー殺人として片付けられてしまう」と語り、リベンジポルノ行為は自分が被害者とかつて交際していたことを世間に知らせる狙いがあったと主張した。

福岡県/リベンジポルノ 容疑の夫を逮捕 県警/都市圏ワイド
2016.03.09 朝刊 

 県警は8日、リベンジポルノ防止法違反の疑いで、埼玉県加須市の無職男(45)を逮捕した。逮捕容疑は昨年9月、自分のツイッターに、離婚協議中で別居している妻の裸の写真を投稿し、不特定多数が見られる状態にした疑い。「公開、非公開の設定が分からなかった」と容疑を一部否認しているという。男が妻のメールサーバーに不正アクセスした履歴もあることから、不正アクセス禁止法違反容疑も視野に捜査する。

「リベンジポルノ」が争点に
2016.03.04 テレビ大阪 アンサー 

2013年、東京・三鷹市で女子高生が殺害された事件。元交際相手の男が、殺人に加えて被害者の裸の写真をネットに投稿した児童ポルノ法違反などの罪に問われている。男はきょうの裁判で、起訴内容を認めた。当初、検察側は被害者の名誉を考慮して起訴しなかったが、1審では「悪質な事情」と重視して懲役22年の判決に。しかし2審はこれを認めず裁判のやり直しを命じたため、検察側はリベンジポルノについて追起訴した。

リベンジポルノ疑い=東京
2016.01.08 東京朝刊

 世田谷署は7日、板橋区成増、無職K容疑者(40)をリベンジポルノ被害防止法違反と名誉毀損(きそん)容疑で逮捕したと発表した。

 同署幹部によると、K容疑者は昨年6~7月、約10年前に交際していた30歳代女性の顔や裸が写った画像11枚をツイッター上に公開し、不特定多数が閲覧できる状態にした疑い。知人からの指摘で女性が画像に気付き、同署に告訴した。調べに対し、K容疑者は「覚えていない」と供述しているという。

報道されたリベンジポルノ事件 2017年
報道されたリベンジポルノ事件
報道されたリベンジポルノ事件

[社説]「自画撮り」規制 現行法の見直しも検討課題だ
2017.12.20 東京朝刊 

 子供が自分の裸体を撮影して、メールなどで送信する。「自画撮り」は取り返しのつかない被害を招きかねない。規制の強化が必要である。

 東京都、兵庫県両議会で、自画撮り被害を未然に防ぐための改正条例が成立した。

 自身のわいせつな画像や動画を送るよう、18歳未満の子供に求めるのを禁じる内容だ。罰則も設けられた。東京都は来年2月、兵庫県では4月に施行される。

 現行の児童買春・児童ポルノ禁止法には、画像の要求を禁じる規定がない。条例が要求段階での処罰にまで踏み込んだのは、深刻な被害が増え続けていることへの危機感の表れである。

 全国の警察が昨年摘発した児童ポルノ事件の全被害者のうち、4割近い480人が、自画撮りから事件に巻き込まれていた。その9割以上が中高生だった。

 LINEやツイッターなどの交流サイトで知り合った相手に、画像を送信してしまう例が多い。相手は、容姿をほめたり、小遣いの提供を持ちかけたりと、言葉巧みに画像を求めてくる。

 スマートフォンから容易に画像を送れる。インターネットを介した交流が日常化した結果、見知らぬ相手とのやり取りへの抵抗感が薄らいだ。被害急増の背景には、こうした環境の変化があろう。

 画像がネット上に流出すると、たちどころに拡散する。違法に売られるケースもある。送信先が交際相手であっても、仲がこじれた時に脅されるリベンジポルノと化す可能性は否定できない。

 大阪府警は今月、「画像をばらまく」と中1の少女を脅し、乱暴したとして、男を逮捕した。凶悪事件も起きている現状を考えれば、法の穴を条例で埋めようという自治体の姿勢はうなずける。

 政府や国会も、手をこまぬいていてはならない。条例の効果を見極めつつ、現行法の見直しも検討すべきではないか。

 総務省と国内のネット関連大手10社は、流出画像の拡散を防ぐ取り組みを始めた。当事者からの削除要請を待たずに、相談があった時点で情報を共有し、各社が自主的に対象画像を削除する。

 より効果を上げるためには、海外の接続業者などの協力が欠かせない。着実に救済のネットワークを広げることが求められる。

 何より大切なのは、子供が安易に送信しない意識を持つことだ。利便性の裏側には、大きな危険が潜む。家庭や学校でネットの特性をしっかりと教えたい。

性的画像、親しくても注意! 「恋人なら共有」20代1割
2017.12.15 朝刊 

 独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)がスマートフォン利用者を対象に行った意識調査で、20代の1割が「恋人など親しい間柄であれば、会員制交流サイト(SNS)で自身の性的な姿を撮影した写真や動画を共有しても構わない」と回答したことが14日、分かった。IPAは「リベンジポルノのリスクがあり、親しい間でもやりとりは危険」と注意を呼び掛けている。

 調査は9月、13歳以上の男女を対象に実施。スマホ利用者は5千人から回答があった。

 「自身の性的な写真や動画をSNSで共有しても構わないと思う相手」を複数回答で聞くと、「恋人など非常に近しい間柄」が7.4%、「現実でも面識のある友人知人」が7.0%、「SNS上だけでの友人・知人」が3.6%で、「あてはまるものはない」は85.1%だった。「恋人など非常に近しい間柄」と回答したのは男性が9.7%、女性が5.1%。20代では11.3%だった。

 近年はSNS上で知り合った相手に言葉巧みに性的な画像を送らせて、後に脅迫する「セクストーション」という犯罪も増加。東京都議会では、18歳未満の子どもに画像を送るよう求める行為を禁止して罰金を科す都青少年健全育成条例改正案が15日に可決、成立する見通しだ。

 IPAの担当者は「一度インターネット上に流出した画像は回収が不可能。親しい相手でもプライベートな画像のやりとりは行わないのが賢明だ」としている。
 「リベンジポルノの危険」 意識調査 自身の性的な画像 SNSで共有 20代の1割「恋人ならOK」
2017.12.14 夕刊 

 独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)がスマートフォン利用者を対象に行った意識調査で、20代の1割が「恋人など親しい間柄であれば、会員制交流サイト(SNS)で自身の性的な姿を撮影した写真や動画を共有しても構わない」と回答したことが14日、分かった。IPAは「リベンジポルノのリスクがあり、親しい間でもやりとりは危険」と注意を呼び掛けている。

 調査は九月、十三歳以上の男女を対象に実施。スマホ利用者は五千人から回答があった。

 「自身の性的な写真や動画をSNSで共有しても構わないと思う相手」を複数回答で聞くと、「恋人などの非常に近しい間柄の相手」が7・4%、「現実でも面識のある友人・知人」が7・0%、「SNS上だけの友人・知人」が3・6%で、「あてはまるものはない」は85・1%だった。「恋人などの非常に近しい間柄の相手」と回答したのは男性が9・7%、女性が5・1%。二十代では11・3%だった。

 近年はSNS上で知り合った相手に言葉巧みに性的な画像を送らせて、後に脅迫する「セクストーション」という犯罪も増加。東京都議会では、十八歳未満の子どもに画像を送るよう求める行為を禁止して罰金を科す都青少年健全育成条例改正案が十五日に可決、成立する見通しだ。

 IPAの担当者は「一度インターネット上に流出した画像は回収が不可能。親しい相手でもプライベートな画像のやりとりは行わないのが賢明だ」としている。

リベンジポルノ容疑で逮捕=鹿児島
2017.12.06 西部朝刊 

 霧島署は5日、愛知県北名古屋市石橋角畑、無職k容疑者(24)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。発表では、7月21日午後1時35分頃、鹿児島県内に住む元交際相手の女性の性的な写真をインターネット上に公開し、不特定多数が閲覧できるようにした疑い。容疑を認めているという。
【社説】ネット被害 「情報」を見分ける力こそ
2017.11.27 朝刊

 犯罪に遭うかもしれない場所はどこか-。その問いに「インターネット空間」と答えた人は6割に上り、初めて繁華街や路上を上回ったという。

 内閣府が今月発表した治安に関する世論調査の結果である。大きな時代の変化を示している。

 ネットの普及で私たちの生活や仕事の利便性は劇的に向上してきた。その一方でネット技術の進歩は速く、ルール作りや法整備は追い付いていないのが現実である。

 ネット上ではさまざまなトラブルが起きている。最近では「ネットリンチ」という言葉が聞かれるようになった。特定の個人や団体を集中的に攻撃する言葉の暴力である。実名がさらされるなどして、休業を余儀なくされ、最悪の場合には自殺の危機に追い込まれるケースもあるという。

 北九州市の会社社長は被害に遭った一人だ。神奈川県の高速道であおり運転を受けた末に夫婦が死亡した事故に絡み「容疑者の父親だ」などとするデマ情報を拡散された。罵詈(ばり)雑言などの嫌がらせ電話が殺到したという。

 ネットによる人権侵犯事件は広がっている。法務省によると、2016年は1909件で、12年の3倍近い。プライバシーの侵害や名誉毀損(きそん)が大半だ。同和地区出身者や在日外国人への差別的な書き込みも後を絶たない。

 ネットの大きな特徴はその匿名性にある。会員制交流サイト(SNS)などでは仮名を使うことで家族や知人にできない相談もしやすくなる。一方で悪用すれば大事件にもつながる問題が、神奈川県座間市の切断遺体事件などで改めてクローズアップされている。

 ネット情報の規制は表現の自由との兼ね合いもあって難しい。それでも事態の深刻さを踏まえ、出会い系サイト規制法やリベンジポルノ防止法が制定され、ネット関連業者による監視も強まった。

 個人のネット利用率は8割を超える。重要なのは、情報をうのみにせず真贋(しんがん)を見分ける力だろう。未然に被害を防ぐためにも、一人一人が身に付けていきたい。

ネットの怖さ 自覚して*幕別高*KDDI講師が安全教室
2017.11.16 北海道新聞夕刊地方 

 【幕別】スマートフォンや携帯電話を使う際の注意点を学ぶ「スマホ・ケータイ安全教室」が15日、幕別高で開かれ、同校と中札内高等養護学校幕別分校の生徒がネット上のトラブル回避法を学んだ。

 通信会社KDDIの加藤隆弘さんが講師を務め、ネットによる友人とのトラブル例などを動画で分かりやすく紹介。交際相手の裸の写真を流出させるリベンジポルノについて「見られて困る写真は絶対に撮らない、撮らせないことを守って」と強調した。

 また、神奈川県座間市で9人の切断遺体が見つかった事件がツイッターを介して起こったことを挙げ「ネット上は世界中の誰が見ているかわからない。投稿の前に一歩立ち止まって考えて」と注意を呼びかけた。

リベンジポルノ 被告に実刑判決 地裁=栃木
2017.11.14 東京朝刊 

 名誉毀損(きそん)罪、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列罪、リベンジポルノ被害防止法違反に問われた宇都宮市駒生町、大工k被告(40)に対し、宇都宮地裁(二宮信吾裁判官)は13日、懲役1年4月(求刑・懲役2年)の実刑判決を言い渡した。

 判決では、k被告は今年4月11~14日頃、元交際相手の女性の性的な動画や画像を、インターネット上のアダルトサイト掲示板に3回投稿し、またその動画や画像に、女性を中傷する言葉や個人情報を書き込んで、女性の名誉を傷つけた。

 弁護側は「示談のめどが立っている」などとして、執行猶予付き判決を求めていたが、二宮裁判官は「インターネット掲示板の特性上、被害は相当重い」と量刑理由を述べた。
わいせつ動画をネット配信容疑 東京と八女の2人送検 /福岡県
2017.11.08 西部地方版/福岡  福岡 

 女子高生のわいせつな動画をネット配信したなどの疑いで、県警は7日、自営業h(32)=東京都渋谷区=、無職y(29)=八女市平田=の両容疑者を児童ポルノ法とリベンジポルノ法違反の疑いで逮捕、送検し、捜査を終えたと発表した。容疑を認めているという。

 少年課によると、2人は2015~17年、SNSで知り合った県内や熊本県に住む15~21歳の女性8人に、それぞれ現金を渡してわいせつな行為をし、その様子を撮影。その後、女性に無断で、h容疑者が運営するサイトなどで動画を配信した疑いがある。

 また同サイトに、女子高生のわいせつな写真を持ち込んだとして、神奈川県小田原市の男(21)も児童ポルノ法違反の疑いで書類送検した。男も容疑を認めているという。

わいせつ動画販売:捜査終結 八女の男ら3人、20件の容疑で送検 /福岡
2017.11.08 地方版/福岡

 県警は7日、東京都渋谷区富ケ谷2、自営業、h(32)と八女市平田、無職、y(29)の両被告=共に児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで起訴=ら男3人について、児童買春・ポルノ禁止法違反やリベンジポルノ防止法違反など20件の容疑で逮捕、送検し、捜査を終結したと発表した。

 県警によると、被害者は女子高校生を含む15~21歳の女性9人。h容疑者らは18歳未満と知りながら、現金を渡して少女を買春し、ビデオカメラで撮影。h容疑者が運営するインターネットサイトで被害者の許可なく動画を販売したなどとしている。

 3人とも「お金もうけのためにやった」と容疑を認めている。動画1本当たり500~1500円で販売し、違法動画販売により少なくとも300万円の利益があったという。y容疑者らはサイトに自ら撮影したわいせつ動画を持ち込んでおり、ダウンロード数に応じて販売価格の25~30%の利益が得られる仕組みだった。
元交際相手の裸の写真を公開した疑い /東京都
2017.11.03 東京地方版/多摩

 警視庁は、自称日系3世でペルー国籍の自営業、m容疑者(28)=町田市小山町=をリベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで再逮捕し、2日発表した。「同意を得て公開した」と述べているという。

 保安課によると、逮捕容疑は昨年12月、当時交際していた20代女性の裸などの写真をツイッター上に投稿し、女性の名誉を傷つけたというもの。m容疑者は、この女性を脅して売春させたなどとして売春防止法違反などの疑いで逮捕され、11月1日に恐喝未遂罪で起訴されている。

 特報 ツイッター凍結 4割が日本 児童買春など性犯罪被害増加 利用者膨大で対応追いつかず
2017.10.26 朝刊

 ツイッタージャパンは、児童買春や児童ポルノなど「児童の性的搾取」に関与したとして今年上半期に凍結した世界のアカウントのうち、38%が日本の利用者とみられると発表した。匿名で複数のアカウントを使い分けられるツイッターの悪用が背景にあり、同社はアカウント凍結などの対策に取り組んでいると強調するが、専門家からは「いたちごっこ」との声も上がる。

 「愛知住みJK1年生です! 明日会いたいです」「午後2時から円募集 ホ別15000で」…。ツイッターで援助交際を表す「円」などの隠語を使い、投稿を検索すると、少女を名乗るこんな投稿が後を絶たない。「JK」は女子高生、「ホ別15000」はホテル代別で一万五千円を意味する。男性側からの誘いも飛び交う。

 警察庁によると、今年一~六月に出会い系以外の交流サイトを使い、児童買春などの犯罪被害に遭った十八歳未満の子どもは九百十九人。統計を取り始めた二〇〇八年以降で最多となった。うちツイッター利用の被害は、三百二十七人と全体の三割強で最多だった。

 ツイッター社の広報担当者は「ツイッターで知り合い、被害に遭う子どもたちがいるのは残念だ」と語る。一昨年から警察庁と協議し、児童の性的搾取につながるアカウントを凍結した上で、再び同様の行為をしないよう、同じ人物に複数のアカウントを運用させない対策をとっているという。凍結の基準は「抜け道を防ぐため、詳しくお答えできない」というが、日本語のアカウント数は約四千万件と英語に次いで多い。

 だが、全国webカウンセリング協議会(東京)の安川雅史理事長は「ツイッターの対策は『いたちごっこ』。特に児童ポルノの拡散ツールとなっている」と手厳しい。日本では一四年、児童ポルノの所持を禁ずる単純所持罪ができたが、ツイッターなどで知り合った相手に言葉巧みに求められ、「自画撮り」した裸の画像を送る事例が増えているという。「『リベンジポルノ』の社会問題化もあって、ネット上での児童ポルノの監視が厳しくなったが、ツイッターは利用者が格段に多く、凍結が追いついていない。子どもたちもお金になると知っていて、送ることに抵抗がない」

 それにしても、この種のアカウントの四割近くを日本の利用者が占めたのはなぜか。一説では、監視が進んだ出会い系サイトを避け、利用者が膨大で対応が後手のツイッターに集中していることが要因とされるが、詳しくは分からない。

 どうすれば被害が防げるのか。安川氏は「保護者の責任は大きい。子どものスマートフォンに閲覧制限をかけ、使用のリスクを親子間で話し合うことが一番だ」と訴える。

 児童への性犯罪に詳しい奥村徹弁護士は、スマホ利用の低年齢化を指摘する。「小学生から使う子もいて、性的搾取への判断力や問題意識が乏しい。被害の後で当事者を刑事罰に問うしかない。分別がつく年代までスマホを持たせないことも考えるべきだ」と語る。

 子どもたちの性犯罪被害の相談に応じているNPO法人「人身取引被害者サポートセンターライトハウス」(東京)の藤原志帆子代表は「少女がツイッターで自画撮りの写真を送ったのを契機に本人を特定されて脅され、ストーカーや性的暴行事件へ発展するケースもある」と警告する。

 「事業者が悪質なアカウントを放置すること自体が、性的搾取を認めるメッセージを発することになる。今の取り組みでは足りない。子どもを食い物にする行為を絶対に許さないという、社会の意識の高まりが必要だ」
リベンジポルノ、被告に有罪判決 地裁 /鹿児島県
2017.10.15 西部地方版/鹿児島 鹿児島全県 

 元交際相手女性のツイッターに不正アクセスし、女性の裸の画像を不特定多数の人が見られるようにしたなどとして、リベンジポルノ防止法違反などの罪に問われた鹿児島市下荒田4丁目の専門学生w被告(21)に対し、鹿児島地裁は13日、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 井草健太裁判官は、w被告が裸の画像を女性の知人らが見やすい環境を作り、名誉を毀損(きそん)した上、無制限に画像を拡散させる恐れを招いたことは「悪質で結果も重大」と述べた。

 判決などによると、w被告は今年5月、元交際相手女性に対し、裸の画像をインターネット上に流出させるなどと脅迫した上で、女性のツイッターに不正アクセスし、画像を不特定多数の人が見られるようにした。

リベンジポルノなど 宇都宮の39歳起訴=栃木
2017.09.16 東京朝刊 

 宇都宮地検は15日、宇都宮市駒生町、大工k容疑者(39)を名誉毀損(きそん)罪、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列罪、リベンジポルノ被害防止法違反で起訴した。

 起訴状などによると、k容疑者は今年4月11~14日頃、元交際相手の女性の性的な動画や画像を、アダルトサイトに3回投稿し、またその動画や画像に、女性を中傷する言葉を書き込んで、女性の名誉を傷つけたとされる。

リベンジポルノ 逮捕/八重山署 県内初 容疑の会社員
2017.09.09 朝刊 

 八重山署は8日、県内に住む10代少女のわいせつな画像を少女の関係先のパソコンのメールアドレスに送ったとして、リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法違反の疑いで、石垣市の会社員の男(46)を逮捕した。調べに「送ったことは間違いありません」と容疑を認めているという。同法違反の逮捕は県内初となる。

 逮捕容疑は2日午後1時ごろ、携帯電話などで少女のわいせつな画像を複数の人が閲覧できる少女の関係先のメールアドレスに送った疑い。県警によると、男はこれまでに複数回に分けて、複数枚の画像を送ったとみられる。画像を見た人からの通報で発覚した。
リベンジポルノ疑い、県内初摘発
2017.09.09 琉球新報朝刊 

 八重山署は8日、知人女性の性的な画像をメールで送ったなどとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反(提供)容疑で、石垣市の会社員の男(46)を逮捕した。同法は元交際相手らの裸の画像などをインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」取り締まりのために制定され、県警によると同法違反での摘発は県内で初めてという。

リベンジポルノなど 3容疑で39歳を逮捕=栃木
2017.08.30 東京朝刊 

 元交際相手の性的な動画や画像を配信したとして、県警生活安全企画課と宇都宮中央署は29日、宇都宮市駒生町、大工k容疑者(39)をリベンジポルノ被害防止法違反、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列、名誉毀損(きそん)の3容疑で逮捕した。

 発表によると、k容疑者は今年4月11~27日、元交際相手の無職女性(30)の性的な動画や画像を、アダルトサイトに4回投稿し、またその動画や画像に、女性を中傷する言葉を書き込んで、女性の名誉を傷つけた疑い。

 動画や画像を見た人から女性に連絡があり、女性が県警に相談をした。k容疑者は「投稿したことはありません」と容疑を否認しているという。
リベンジポルノ防止法違反容疑で再逮捕 /鹿児島県
2017.08.09 西部地方版/鹿児島 

 (鹿児島南署発表) 8日、鹿児島市下荒田4丁目の専門学生S容疑者(21)を、リベンジポルノ防止法違反などの容疑で再逮捕。容疑を認めているという。

 署によると、S容疑者は5月、自身のスマートフォンで知人の20代女性のツイッターに不正にアクセスし、女性の画像を不特定多数の人が見られるようにした疑い。S容疑者は6月に強要未遂容疑で逮捕=脅迫罪で起訴=されていた。

韓国政府、リベンジポルノ被害者に削除費用支援へ
2017.07.22 朝鮮日報 

 韓国政府が、インターネットにばらまかれたリベンジポルノ動画などの被害者に削除費用を支援する案を推進する。

 女性家族部(省に相当)の鄭鉉栢(チョン・ヒョンベク)長官は19日、聯合ニュースのインタビューで「隠しカメラで撮られたものや個人の性的映像など、デジタル記録がばらまかれた被害者に対する削除費用の支援を推進したい」と語った。隠しカメラや「リベンジポルノ」など、本人の意思とは無関係にばらまかれた性的映像をインターネットから消せるように、韓国政府が支援を行うというものだ。

 リベンジポルノとは、別れた恋人の同意なくインターネットに載せられた性行為の映像のことを指す。こうした隠し撮りやリベンジポルノなど、インターネットにばらまかれる性的な映像は、このところ急増する傾向にある。こうした性的な映像は、一度ばらまかれるとネット上で急速に広まり、個人が一つ一つ削除することはできないため、被害者がプロバイダなどに依頼して映像を削除するケースが少なくない。削除費用は数十万ウォン(現在のレートで10万ウォン=約9982円、以下同じ)から数百万ウォン(100万ウォン=約9万9800円)に達するという。

リベンジポルノ容疑=宮城
2017.07.21 東京朝刊 

 仙台中央署は20日、仙台市宮城野区の無職の女(33)をリベンジポルノ被害防止法違反とわいせつ電磁的記録記録媒体陳列の疑いで仙台地検に書類送検した。発表によると、女は4月19日、交際していた男性(33)の裸の画像8枚をインターネット上の掲示板で不特定多数に公開した疑い。女は「腹いせでやった」と話しているという。県警によると、2014年11月の同法施行後、被害者が男性のケースは今回が初めてという。

リベンジポルノ男性被害/県内初、容疑の女性書類送検/仙台中央署は20日、私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反とわいせつ電磁的記録媒体陳列の疑いで、仙台市宮城野区、無職女性(33
2017.07.21 河北新報記事情報 

リベンジポルノ男性被害/県内初、容疑の女性書類送検

 仙台中央署は20日、私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反とわいせつ電磁的記録媒体陳列の疑いで、仙台市宮城野区、無職女性(33)を書類送検した。

 送検容疑は4月19日、知人のホストクラブ店従業員の男性(33)=多賀城市=の裸の画像8枚をインターネットのサイトに投稿し、不特定多数の利用者に公開した疑い。

 同署によると、女性は男性が勤めるホストクラブの客で、「交際を巡ってトラブルになり、腹いせのためにやった」などと容疑を認めているという。県警によると、リベンジポルノ防止法違反事件で男性が被害に遭うのは県内で初めて。

知らなきゃヤバイ!「ネット被害」最新対策マニュアル
2017.07.17 プレジデント 

どうして人はネットで中傷したり暴露したりするのか

 インターネット上に、自社の名誉を傷つけられる書き込みや、著しく権利を損なう投稿を発見した場合、皆さんはどう対応するだろうか。特に、匿名の主による悪意というのは、なんとも不気味なものである。

「5年ほど前から、ネット上の書き込みによるトラブルの相談が急増しています。すこし経てば落ち着くかと思ったら、ずっと多いです。でも、こうした事態に直面しても、泣き寝入りする必要はありません」

 そう語るのは、ネットの風評被害に関する案件を数多く扱い、昨今のインターネット事情に精通している鳥飼総合法律事務所の神田芳明弁護士だ。たとえば、法人に多いのが、匿名の内情暴露だという。

「怒りや恨みだけでなく、本人独自の正義感に基づいている場合もありますが、自分の名前を隠して、過剰な残業やコンプライアンス違反の実態、さらには社長や上司の不倫問題を暴露するようなケースが、非常に増えています。いわば公益通報の代わりにネットが活用されているようなものですが、なかには事実ではない書き込みも多く、企業側は頭を悩ませています」

 従業員ではなくても、就職活動生が、落とされた腹いせに「あの会社の面接に行ったら、威圧的な態度を取られた」などと、転職サイトや2ちゃんねるなどの掲示板に書き散らかす例も。おかげで会社の評判が落ちている、人が集まらない、ネットの書き込みを理由に内定辞退があった、などと嘆く人事部からの相談も少なくないという。

 一方、個人に多いのは、ツイッターなどのSNSによる被害だ。こちらの場合は主に男女関係のもつれから、個人情報を晒されてしまうようなケースが多く見られると神田氏は言う。

「リベンジポルノとまではいかないまでも、別れを告げられた元恋人や愛人から、『この男は、こんな性癖がある』『おかしな女性と交際していた』など、交際中に得た情報を暴露されたり、関係がこじれた際に根も葉もないデマを広められたりといった相談は、枚挙に暇がありません。ツイッターのように手軽に発信できる手段が身近に存在することが、理由のひとつでしょう」

 では、こうした相談を受けた際、弁護士がとる対応はどのようなものか。神田氏はまず、依頼主に対して6つの対応策を提示する。そして、それぞれの事例に合わせて、ベストな選択を検討するのだ。

「どういった書き込みか、相手がどういう性格の人かなど、状況を細かく検討しながら決めていきます」

 まずは(1)「反論」。書き込まれた内容が事実無根である場合は特に、憤る依頼主はこの対応を希望しがちだ。しかし、「通常は反論しないほうがよい」と神田氏は断言する。

「特に書き込まれたサイトでの感情的な反論は避けるべきです。たいてい火に油を注ぐことになり、問題をこじらせてしまう結果になるからです。企業が被害者の場合は、自分たちの立場や正確な情報を表明しておくべきときもあるので検討に値しますが、個人の場合、反論してかえって事が大きくなっては、相手の思うつぼでしょう」

 個人間の場合、反論によって得られるものは少ない。そこで意外と有力な選択肢となるのが、(2)「無視」である。

「何かを暴露する投稿がされたとしても、相談者が感じているほど、その書き込みが目立たず、それ以上書き込みがないケースというのはよくあります。当事者としては、何か対応せずにいられない気持ちになるのは当然でしょうが、もしそれがいくつもの検索ワードを組み合わせなければたどり着けないネットの深部に書き込まれたものなら、無視して風化させてしまうほうが得策とも言えます。行動を起こしたときに、新たな書き込みを誘発するリスクやかかる手間やコストと、天秤にかけて考えるべきでしょう」

 すぐにでも行動を起こしたい焦りはあるが、そんなときこそ、冷静になることが大事なのだ。

 もし反論でも無視でも事態の収束が見込めないという結論に至った場合は、(3)「削除」以降の選択肢がクローズアップされることになる。ここからは法的対応となるが、改めて考慮すべきポイントが3つある。

「まず、書かれているのは本当にその人のことなんですか? という点。これを専門用語で『同定可能性』と言いますが、問題の書き込みによって企業や個人をどこまで特定しうるものなのか、その可能性を考えます」

 ネットの書き込みは、伏字やイニシャルにしてあったり、名前が書いていないケースも多い。たとえ名前が明記されていても、それだけでは特定できないこともある。勤務場所、生年月日など、そのほかさまざまな情報があって『どう考えてもその人』ということが言えるなら、話が前に進む。自分では明らかに自分のことが書かれていると確信していても、第三者が見て認識できるとは限らないのだ。

 次に、「権利侵害の有無」。書き込みが相談者のどんな権利をどの程度侵害しているのかを検証する必要がある。

「相談で一番多いのが名誉毀損ですが、自分にとっては腹立たしい言葉でも、それが本当に権利侵害に当たるかどうかは判断が難しい場合もあります。基本的には、その人や企業の社会的評価を低下させると認められれば名誉毀損ですが、それが単なる評価や意見で、『事実』が示されていない場合は、名誉毀損の問題ではありません」

 たとえば、食べログに「この店はおいしくない」と書くのは、あくまで個人の意見なので名誉毀損には当たらない。料理に対する正当な批評は社会通念上認められるべきだからだ。「和牛だと偽ってオーストラリアの三流の肉を出しているから、おいしくない」と書けば、意見の前提として事実を示しているので、名誉毀損の可能性がある。

 もうひとつ気にしないといけないのが、「炎上の可能性」。法的対応を進めたときに、相手がそれを知ることで、被害が大きくなってしまう可能性がないか。

「書き込んだ相手に構ってもらいたいという願望でやっている場合は要注意。こちらが何らかの対応をすることで『構ってくれた、よし頑張ろう』と、一層燃え上がることもあるんです」

 相手の性質によって、どの程度被害が拡大する見込みがあるのかを見極める必要があるのだ。

プロバイダが削除してくれないときどうするか

 では、具体的に(3)削除するにはどうすればよいか見ていこう。

「掲示板などのウェブサイトやブログへの書き込みにより権利を侵害されたとき、公開を止めさせたりすることを、法律用語で『送信防止措置請求(削除請求)』と呼び、運営元の事業者(プロバイダ)に、削除を依頼することになります」

 もちろん、個人でプロバイダに請求することも可能だ。サイトによっては、トラブル発生時の相談フォームを用意しているところも多い。しかし、個人からの送信防止措置依頼に対しては、誠意ある対応が見られない場合もある。そんなときは、弁護士を通すのもひとつの手だ。

「きちんと権利侵害を説明できれば、個人からでも弁護士からでも同じ結果になるはずなのですが、サイトによっては、弁護士名で依頼したときのほうが削除してもらえる可能性が高くなります。もしそれでも削除に応じない際には、仮処分を申し立てて、削除を求めることも考えられます」

 裁判で申し立てが認められれば、裁判所がプロバイダに命令してくれる。とにかく一刻も早く書き込みを消したい際には、すぐに弁護士を通すのが得策だ。

 書き込んだ犯人がわからないときには、(4)「特定」という選択肢もある。ネット上の書き込みは、しかるべき手段をとれば、投稿者を特定することができるのだ。この手続きは「発信者情報開示請求」と呼ばれる。

「請求には通常、少なくとも2段階必要です。まずはブログや掲示板の運営者(コンテンツプロバイダ)にIPアドレスやアクセスの日時等を開示させる仮処分を申し立て、それをもとに、ネット接続業者(インターネットサービスプロバイダ)に対して発信者の氏名・住所等の開示を求める訴訟を起こします。これらのプロバイダは各ユーザーのアクセスログを、ネットに接続した個々の機器を判別するIPアドレスと共に保存しています。アクセスの日時とIPアドレスを開示させれば、書き込んだ人物にたどり着けるのです」

 送信防止措置と同様に、自力で請求手続きを行うことも可能だ。しかし、個人情報保護の問題から、プロバイダが開示を渋るケースも少なくない。

「削除依頼は結構応じてくれるのですが、IPアドレスの公開は、裁判外で対応してくれるところは少ないですね。気をつけていただきたいのは、アクセスログの保存期間。だいたい3カ月ぐらいというところが多い。ちんたらしていると、特定できなくなってしまうので、なるべく早く裁判手続きに入ることが大事です」

 権利を侵害する書き込みによって売り上げダウンなどの実害を被ったり、悪い評判が立つなど精神的苦痛を味わった場合、相手に(5)「損害賠償請求」を行うことも考えられる。

「誰が書き込んだかわかっていれば、民法で定められる『不法行為に基づく損害賠償請求』ができます。慰謝料などを請求する、ということです」

 損害賠償の金額はケースバイケースだが、一般的な名誉毀損では、数十万から100万円程度になることが多い。営業上の損害を立証できれば、数百万以上の高額になることも。

 ただし、送信防止措置や発信者情報開示請求を含めて、すべての法律事務所がネットに関する訴訟案件を扱っているわけではない。事前にホームページなどで対応の可否を調べてから相談する必要があるだろう。

弁護士に頼むといくらお金がかかるのか

 なお、気になるのが弁護士に支払うお金。事務所によって差はあるものの、たとえば削除の仮処分を行う場合、20万~30万円程度。発信者情報開示請求であれば、40万~50万円まで費用が嵩むこともある。損害賠償請求の場合は、着手金が請求額の10%程度、成功報酬は支払われた金額の10~20%程度だ。

 ほかに、(6)「警察」に助けを求めたほうがいい場合もある。特に相手が激高する性格だったり、ストーカー的な行為に及んでいる場合だ。

「警察が電話したり、直接会いに行って口頭で注意すると、9割ぐらいの人は、途端に態度を改めます。私が電話で相手に連絡をとったときに、『警察でも何でも来いよ!』と威勢がいいことを言っていたのに、いざ警察から警告を受けたらおとなしくなって、パタッと止まったということもありました」

 また、書き込みではないが、SNSのアカウントを乗っ取られて、自分の友達にどこかのサイト経由でお金を振り込ませるメールが届いたりするような被害を受けた場合。犯罪集団が絡んでいることもあるので、被害が深刻な場合は、警察に通報したほうが無難だ。ただし、警察は被害が明らかでない場合は動いてくれないことが多い。状況をうまく説明するためにも、まずは弁護士に相談したほうがスムーズだろう。

 ここまではネット被害に遭ったときの対策に焦点をあててきたが、無自覚に自分が加害者になってしまうこともある。

 最近よく耳にする「ソーシャルハラスメント」。たとえば、何の気なしに部下に対してフェイスブックなどのSNSで友達申請をする行為自体が、相手に苦痛を強いていることもある。

「上司からの友達申請を承認したら、プライベートでアップした写真に頻繁にコメントを書かれたり、自分の投稿へのコメントを強制されるようになって、ノイローゼ気味だ、というような相談もあります。頻度や内容によっては、『民法上の不法行為』に該当し、慰謝料請求の対象となる可能性があります。被害者は、上司の使用者である会社に対しても、使用者責任などを問うことができるのです」

 さらに昨今、神田氏が問題視しているのは、デマツイート。「熊本で震災が起きた際に、『動物園からライオンが放たれた』というデマを発信した男が、偽計業務妨害の疑いで逮捕されたニュースは記憶に新しいところでしょう。ここで問題なのは、このツイートがデマであると知らず、非常に多くの人がリツイートしてしまったこと。もちろんそれは善意による行動が大半だと思いますが、情報の真偽を確かめずに拡散したことが、権利侵害だと判断される可能性はゼロではありません」

 知らないうちに加害者にならないためには、どんなことに気をつければよいのだろうか。

「各自がネットリテラシーを高めることが大切でしょう。車を運転するには運転免許が必要なのと同様に、インターネットを活用するためには、ネットに関するルールや法律を知る努力をすべきです。知らなかったからといって、違法なことをしても許されるわけではありません」

 仕事にも生活にもインターネットが欠かせない時代。安全運転を心がけたい。

リベンジポルノ容疑の18歳逮捕 広島県警
2017.07.12 朝刊 

リベンジポルノ容疑の18歳逮捕

広島県警

 元交際相手のわいせつ画像をインターネットに流出させるリベンジポルノをしたなどとして、広島県警人身安全対策課と広島中央署は11日、神戸市兵庫区内の専門学校生男子(18)を私事性的画像記録の提供被害防止法違反とストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。

 広島中央署などの調べでは、6月中旬ごろ、以前に交際していた広島市内の20代の会社員女性のわいせつ画像を会員制交流サイト(SNS)で複数回にわたり公開し、不特定多数に見える状態にした疑い。また、SNSに「(女性が)この世からいなくなった方がいい」などと複数回、投稿した疑い。

身近な危険に用心 スマホ自画撮り 送らないで 県警が啓発チラシ=高知
2017.07.06 大阪朝刊 

 ◆ネット流出、完全削除不能に

 県警は、スマートフォンで自分の裸を撮影し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やメールに送信することで起こる「自画撮り被害」への注意を呼びかけるチラシを作った。夏休みに向け、子どもが犯罪に巻き込まれるのを防ぐ狙いで、非行防止教室などで配布している。

 写真は、相手にだまされたり、脅されたりして送信することが多く、全国で起きる児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件のうち4割が自画撮りによる被害という。

 このうち8割は、出会い系サイトを除いたSNSや掲示板などの交流サイトで発生。「友達作り」など、比較的参加しやすいテーマのサイトなどでも被害が目立つという。県警も昨年、掲示板で知り合った少女を脅し、自画撮り写真を送らせた上で、呼び出して乱暴した男を逮捕した。

 チラシでは、画像のコピーが容易で、一度インターネット上に流出すると、完全に削除することはできなくなってしまう危険性を説明。被害に遭わないため▽自分の裸をスマートフォンなどで撮影しない▽交際相手や友達など信用している相手でも、自分の裸の写真を送らない--などの注意点を明示した。

 県警少年女性安全対策課は「リベンジポルノなど、予想外の危険に巻き込まれる恐れもある。絶対に送信しないで」と呼びかけている。

リベンジポルノ 無罪に
2017.07.01 東京朝刊 

 インターネット上に元交際相手の裸の画像を公開したとして、リベンジポルノ被害防止法違反などに問われた横浜市の男性被告(35)の控訴審判決で、大阪高裁は30日、懲役2年、執行猶予4年とした1審・大阪地裁判決を破棄し、リベンジポルノ被害防止法違反などを無罪とした。男性被告が、閲覧先のURL(ネット上の住所)を送ったのは元交際相手の女性だけで、笹野明義裁判長は「不特定多数が閲覧できる状態にしたとはいえない」とした。

リベンジポルノ訴訟 一部無罪 大阪高裁「第三者、閲覧できない状態」
2017.07.01 大阪朝刊 

 元交際相手の裸の画像をネット上で公開したとして、リベンジポルノ防止法違反の罪などに問われた男(35)の控訴審判決公判が30日、大阪高裁で開かれた。笹野明義裁判長は懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)とした1審大阪地裁判決を破棄、同罪などを無罪とした上で強要未遂罪で懲役1年、執行猶予3年を言い渡した。笹野裁判長は判決理由で、被告はデータ保存サービスに画像を載せたが、アドレスを被害者以外には伝えていなかったと指摘。第三者が閲覧できる状態になかったとした。

リベンジポルノ容疑 山岳ガイドを逮捕=徳島
2017.06.15 大阪朝刊 

 徳島西署は14日、鹿児島県屋久島町、山岳ガイドS容疑者(51)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 発表では、S容疑者は5月中旬、徳島県内に住む元交際相手の女性の裸を撮影した動画を、インターネットの動画投稿サイトに公開、不特定多数の人が見られるようにした疑い。

 S容疑者は、2016年春に屋久島で女性と知り合い交際。その後別れたが、同年10月頃、女性に携帯電話で「無視し続けるなら動画を流出させる」とのメッセージを送ったとして、17年5月24日、脅迫容疑で同署に逮捕されていた。

リベンジポルノ、91%削除応じる
2017.06.07 東京朝刊 

 ヤフーなどのインターネット企業で構成し、ネット上の有害情報や犯罪情報の対策を手がける「セーファーインターネット協会」は6日、復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノについて、平成28年に協会がプロバイダーに削除を依頼したところ、前年比約10ポイント多い90%超が応じたと発表した。28年の協会の活動実績によると、プロバイダーへのリベンジポルノの削除依頼は1005件で、そのうち916件(91%)が削除された。

リベンジポルノ削除率10ポイント改善
2017.06.07 FujiSankei Business i.

 ヤフーなどのインターネット企業で構成し、ネット上の有害情報や犯罪情報の対策を行う「セーファーインターネット協会」が6日発表した2016年の活動実績によると、復讐(ふくしゅう)(リベンジ)のために交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノについて、協会がプロバイダーに削除依頼を行ったところ、前年に比べて約10ポイント多い90%以上が依頼に応じたことがわかった。

 協会によると、昨年、プロバイダーへのリベンジポルノの削除依頼は1005件でそのうち約91%に当たる916件が削除された。一方、児童ポルノについては1万3065件依頼したところ約97%に当たる1万2661件が削除された。

 協会の吉川徳明事務局長は「児童ポルノは各国で違法なため削除依頼に応じてくれやすいが、リベンジポルノは一見すると違法性がわかりにくいため、被害者からの相談がないと対応しづらい」と指摘した。
リベンジポルノ 被告に有罪判決=青森
2017.05.24 東京朝刊 

 県内の知人女性の性的な画像データをインターネット上に投稿したとして、リベンジポルノ被害防止法違反などに問われた札幌市北区の無職Y被告(48)に対し、青森地裁弘前支部は23日、懲役1年6月、保護観察付き執行猶予5年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。能登谷宣仁裁判官は「被害者が被った精神的苦痛は軽くみることはできない」などと述べた。

 判決によると、Y被告は昨年4月、知人女性の裸の画像やこの女性を誹謗(ひぼう)する文言などをツイッター上に投稿した。

 ストーカー相談 過去最多 県警 16年1273件、今年もハイペース
2017.05.17 朝刊 

 【愛知県】二〇一六年に県警に寄せられたストーカー被害の相談件数は千二百七十三件(前年比11・1%増)で、統計を開始した二〇〇二年以降で最多だった。今年一~三月も三百件超と、昨年同時期並みに多い。県警は重大事案に発展しないように、警戒している。

 県警によると、つきまといや、たび重なる面会の要求といった行為が実際に増えたと推定されるほか、相談体制強化の周知効果もあったとみられる。

 一六年のストーカー規制法に基づく警告は五百三十五件(前年比六十三件増)で、過去最多だった。

 逮捕などに至った検挙件数は、脅迫や住居侵入といった刑法犯などが百十四件(同十六件増)、ストーカー規制法違反が五十六件(同九件減)、私的に撮影した性的画像を他人に提供することなどを禁じるリベンジポルノ防止法違反が四件(同二件増)だった。

 一六年の相談では、被害者の88%が女性。年代別では二十代(35%)、三十代(26・9%)の順で多かった。一方、問題となる行為をした人の八割以上が男性。三十代(26・2%)が最も多く、四十代(23・8%)、二十代(19・9%)が続いた。

 相談者からみた相手との関係は、交際相手・元交際相手が50・4%、知人・友人が10・1%、面識なしが9・2%だった。

 各警察署は県警本部に対し、ストーカーやDVに対応した事案を日ごとに報告する。報告は一日三十件前後に及ぶ。その翌朝には、県警本部の子ども女性安全対策課が一件ごとに、対応の是非を協議する。「警告を出しましょう」「逮捕を検討すべきだ」などと議論し、紛糾することもある。対応を誤れば、重大事件に発展する恐れもあるためだ。

 つきまとい行為が確認されると、ストーカー規制法に基づき、相手に口頭で警告する。被害者の身の安全が危ぶまれる事案では、警告を経ずに逮捕する場合もある。

 県警は「自分がよかれと思う行為も相手の意に反すれば、ストーカー行為になる危険性がある」と注意を呼び掛ける。

    ◇

 事件化防止

 早め通報を

 ストーカー行為は、時間が経つにつれてエスカレートする傾向があり、県警は「事件に発展する前に迅速に対応する必要がある」と、早めの通報、相談を呼び掛ける。

 県警によると、ストーカーの行為者が元交際相手や配偶者である場合、警察への相談をためらう人もいるが、県警の担当者は「身の安全が第一。危険を感じたら一一〇番し、相手の知らない場所に避難してほしい」と話す。

 相手にされた行為の内容や日時、場所が記録されていると、県警も対策を取りやすい。電話の着信履歴やメール、相手の行為を撮影、録音したデータを保存しておくことが有効という。

(360゜)AV強要被害、SOSに共鳴 政府、対策会議を格上げ 4月「防止月間」
2017.05.01 東京朝刊 

 若い女性がAV(アダルトビデオ)に無理やり出演させられる被害が後を絶たない。性がからむ問題だけに長く表面化しにくかったが、苦悩する被害者が声を上げたことに呼応して、政治も一気に動き始めた。

 東京・渋谷駅から電車で2駅の場所にある昭和女子大(東京都世田谷区)。4月26日、AVに無理やり出演させられた経験がある、くるみんアロマさん(26)が語り始めた。

 「AV出演後は精神不安定になり、夜も眠れず、いやな夢を見た。自分のすべてをもっていかれた」

 水着のグラビアだとスカウトされたら、次にヌード撮影を求められた。業者から言葉巧みに説得され、AV出演に追い込まれていったという話に、女子学生約1600人が聴き入った。

 それに先立ち、被害者支援に取り組む人身取引被害者サポートセンター「ライトハウス」の藤原志帆子代表が登壇。2014年に36件だった相談件数は、15年に62件、昨年は100件と急増していると説明。「上京したばかりの学生からの相談も多い」と注意を呼びかけた。

 シンポは内閣府が持ちかけて初めて実現。加藤勝信・女性活躍担当相も参加し、渋谷センター街で行われた啓発パレードにも加わった。政府が力を入れるようになったきっかけは、ひとつの調査報告書だった。

 モデルやアイドルになりませんかと勧誘され、内容をよく確認しないまま契約書にサインすると、性行為を迫られた。撮影を拒んでも「親や学校にばらす」と脅されたり、法外な違約金を求められたりする。自殺に追い込まれた人も――。

 認定NPO法人「ヒューマンライツ・ナウ」(HRN)が昨年3月に発表した報告書には、被害者から聞きとった詳細な事例が10件並ぶ。悪質かつ巧妙な手口で、若い女性たちがAVの世界にからめ取られていく実態が浮かび上がった。

 同年夏に、くるみんさんが動画サイトで顔や名前を出して実態を告白。ほかの被害者も声を上げるようになり、社会問題として少しずつ知られていった。

 ■異例の緊急対応

 そんなうねりが、政治を動かした。

 3月15日、首相官邸の一室で、菅義偉官房長官と、AV出演強要問題に取り組む公明党の佐々木さやか参院議員らが向き合った。

 「若者の無知や困窮につけ込む業者もいる。強姦(ごうかん)して撮影する、極めて悪質な事例もあるんです」

 資料を手に迫る佐々木氏に菅氏が応じた。「できることはすぐやりましょう」

 菅氏は翌16日の会見で、「政府を挙げて相談態勢の充実や啓発に取り組む」と表明。女子高生らに接客サービスをさせる「JKビジネス」と合わせ、課長級で取り組んでいた対策会議は、局長級に格上げされた。

 政府の調査会で問題の深刻さが指摘されていたことに加え、菅氏には連立を組む公明党への配慮もあったとみられる。2週間後には緊急対策が発表され、進学や就職で都会に出てくる女性が多い4月を「被害防止月間」にすることも決まった。「異例の素早い対応」だと霞が関で話題になった。

 ■業界規制に課題

 AV業界も対応を迫られている。業界側は4月、大学教授や弁護士による有識者委員会を発足させた。AVメーカーやプロダクションなどの団体が参画している。だが、出演強要を防げるかは不透明だ。なぜか。

 一つは、業界の体質がある。AV男優の辻丸さん(55)は「最大の問題は、業界にかかわる男たちが強要と認識せず、仕事として頑張らせているだけだと思っている点。今は、出演者が安心して働けるように改善する絶好の機会だ」と話し、意識改革を訴える。

 さらに、規制の難しさもある。女性への暴力対策は内閣府、労働契約は厚生労働省、取り締まりは警察庁といくつもの省庁にまたがる。そもそもAVには監督官庁がなく、「問題が起きたときの責任があいまい」(HRNの伊藤和子事務局長)と指摘される。

 政府は5月中旬に本格的な対策をまとめる方針。若い人に行き届く教育や啓発のほか、相談窓口の充実などで問題の「見える化」に取り組むことになる。

 ただ、リベンジポルノと同様、いったん商品として流通したりネット上に流出したりした映像を完全に消すことはほぼ不可能で、事後の対応には限界があるのも事実だ。

 「それでも」と藤原さんは言う。「政府が動いてくれたことは支援団体や被害者にとって大きな後押し。若い女性への暴力をなくし、しっかり守られる社会をつくりたい」。次の被害者をうまないために。

記者の目/古瀬小百合(報道部)/「性暴力」に目を向けて
2017.04.28 

 先日、性犯罪の県内の実情を取材した際、県立大シーボルト校の李節子教授から「性暴力」という言葉を初めて教わった。性暴力はストーカーや盗撮、児童ポルノ被害など、本人の意思に反する性的な行為の全てを含むという。

 例えば、抵抗しないことを理由に同意を得ないまま性行為をすること、女性が兄弟から胸を触られること-例に挙げたものはほんの一部で、性暴力をしていること、されていることに気付かない場合も少なくない。

 だがふと考えると、社会には性に関する問題があふれている。「上司が圧力をかけてデートに誘うなどのセクハラや、成人向け雑誌がコンビニに陳列されている『見せる性暴力』もある」と李教授は指摘する。さらに「特に性の商品化は、青少年にとって悪影響を及ぼす」と述べた。

 リベンジポルノや夫婦間の性的暴行など問題は広がるとともに潜在化している。一方で、性暴力について学校や家庭で教わる機会は少なく、それゆえ心ない言動で被害者を追い詰めることもある。パートナーや自分についての性を改めて考えること、それが性暴力の被害者と加害者を生まない社会への一歩になると思う。

リベンジポルノ行為 被告に1年6月求刑 地裁弘前公判
2017.04.21 朝刊 

 知人女性の性的な画像データをインターネット上サイトに投稿し、名誉を傷つけたとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反罪と名誉毀損(きそん)罪に問われた札幌市北区、無職Y被告(48)の論告求刑公判が20日、青森地裁弘前支部(能登谷宣仁裁判官)であった。検察側は懲役1年6月、弁護側は執行猶予付き判決が相当とし結審した。

 Y被告は昨年11月、リベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)行為により、県内初適用となる同法違反容疑で弘前署に逮捕された。

 検察側は論告で、以前交際していた被害者に一方的に腹を立てた「身勝手な犯行」と指摘。一度インターネット上に画像が投稿されれば完全に消去することは事実上不可能で、「被害者の受けた精神的な苦痛は計り知れない」とした。

 弁護側は、被害者の知人により被告のSNS(会員制交流サイト)アカウントの画像が拡散されていることを知った被告が、被害者の関与を疑って及んだ「計画性の全くない偶発的な犯行」と主張。妻が監督を約束している点などを挙げ、寛大な判決を求めた。

 起訴内容によると、昨年4月15日から同21日までの間、自身のスマートフォンから、本県在住の20代知人女性の裸の画像データなど計11点をSNSに投稿、不特定多数の利用者が閲覧できる状態にし、女性の名誉を傷つけたとされる。

 判決は5月23日。

元交際相手の裸の画像を投稿した疑い /福岡県
2017.04.11 西部地方版/福岡 

 (粕屋署発表) 7日までに、福岡市東区の男子大学生(19)を名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕し、リベンジポルノ防止法違反の疑いも加えて福岡地検に送検、10日に発表した。容疑を認めているという。男子学生は3月17日、元交際相手の県内の女性(19)の実名をかたるツイッターのアカウントで、女性を中傷する性的な書き込みとともに、女性の裸の画像を投稿した疑いがある。「女性に別れを告げられたことへの腹いせだった」と話しているという。

リベンジポルノの疑いで送検=福岡
2017.04.11 西部朝刊

 粕屋署は10日、福岡市東区の大学生の少年(19)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで福岡地検に送検したと発表した。発表では、少年は3月17日未明、元交際相手の女性(19)の裸の画像3枚を簡易投稿サイト「ツイッター」に投稿した疑い。容疑を認めているという。投稿を見た女性からの相談で発覚。女性を中傷する書き込みもしたとして、同署が3月、少年を名誉毀損(きそん)容疑で逮捕していた。

リベンジポルノ、昨年も相談1000件 摘発268件
2017.04.09 東京朝刊

 元交際相手などの裸の画像をインターネット上に公開する「リベンジポルノ」について、警察への相談が2016年は1063件にのぼり、2年続けて1千件を超えたことがわかった。

 警察庁が発表した。16年の相談内容(複数回答)は「画像を公表すると脅された」451件、「画像を所持されている・撮影された」297件、「画像を送りつけられた」229件、「画像を公表された」196件、「画像の購入要求など」20件などがあった。被害者のうち92・1%が女性。年代別では20代が41・6%で、未成年が22・2%、30代が18・3%、40代が13・2%、50代以上が4・5%と続いた。

 加害者は、交際相手や元交際相手が69・2%を占め、ネット上だけの知人・友人が11・1%、知人・友人9・9%、配偶者や元配偶者3・0%、職場関係者1・2%などだった。

 一方、加害者を摘発したのは268件(前年比8件減)で、容疑別では、裸や性交の画像をネット上でばらまいたりする行為を禁じたリベンジポルノ被害防止法違反が48件、脅迫69件、児童買春・児童ポルノ禁止法違反35件、強要33件、ストーカー規制法違反27件などだった。

 ■リベンジポルノの被害を防ぐには(警察庁による)

 ・交際相手やネットで知り合った人から頼まれても裸の画像を送ったり撮らせたりせず、断る

 ・ネット上に名前や住所などの個人情報を安易に書き込まない

 ・いったんネット上に出た画像は消去や回収が簡単にはできないことを理解する

 ・学校や家庭内で被害の怖さや重大性を子どもに教える

 ・画像が公開されたり送りつけられたりしたら、周囲の信頼できる大人や警察に相談する

 リベンジポルノ容疑で再逮捕
2017.04.08 朝刊 

 【福井県】大野署と県警少年女性安全課は7日、リベンジポルノ防止法違反(記録物の公表)の疑いで、大野市柿ケ嶋、農業M容疑者(32)を再逮捕した。

 逮捕容疑では、3月15日午前3時ごろ、県内の30歳代知人女性の顔や裸の胸などが映った画像を、インターネットの掲示板に載せ、不特定多数が閲覧できる状態にしたとされる。

 署によると、容疑を認めている。M容疑者は3月18日、市内の30代女性へのつきまとい行為をしたとしてストーカー規制法違反の疑いで逮捕された。

ストーカー被害 121件 昨年 リベンジポルノ 相談5件=富山
2017.04.07 東京朝刊 

 県警は6日、2016年に県内で発生したストーカー被害は121件(前年比23件減)で、2年連続で減少したと発表した。男女別では、被害者は女性が92%(111件)、男性は8%(10件)、加害者は男性が88%(107件)、女性が12%(14件)だった。配偶者や交際相手による被害が半数以上を占めた。県警は、ストーカー規制法で2件、同法以外の刑法などで7件を検挙した。

 元交際相手の裸の画像をインターネットなどで公開する「リベンジポルノ」の被害相談は5件(前年比1件減)だった。県警は16年5月に、インターネットで知り合った女性の裸の写真をインターネット上で公開したとして、富山市の男(当時48歳)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で逮捕したほか、刑法などで2件を検挙した。

 今年1月に施行された改正ストーカー規制法では、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、拒まれたにもかかわらず連続してメッセージ機能や無料通話アプリで復縁を迫ったり、嫌がらせをしたりする行為も規制の対象になった。県警は取り締まりを進めており、生活安全企画課の中川保次席は「受け取ったメッセージは証拠となるので、気味が悪くても消去せずに保存した上で相談に来てもらいたい」と話している。

リベンジポルノ相談、2年連続で1000件超
2017.04.07 東京朝刊 

 復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に警察に寄せられた相談は1063件(前年比7・0%減)だったことが6日、警察庁のまとめで分かった。被害者は9割となる979人が女性。年齢別では20代以下が6割を占めた。

 リベンジポルノ防止法が平成26年11月に施行されて以降、年間の統計は2回目。前年に続いて千件を超えており、若年層を中心として深刻な被害が続いている。

 被害者の年齢別では20代が最も多い442人、次いで10代以下の236人、30代の194人。加害者との関係は、交際相手(元交際相手含む)が7割となる736件。ネット上だけの知人友人も118件に上った。加害者は9割となる949人が男性で、年齢別では20代が最も多い256人だった。

リベンジポルノ1000件超 9割女性、若年層に被害-昨年
2017.04.07 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に警察に寄せられた相談は1063件(前年比7・0%減)だったことが6日、警察庁のまとめで分かった。被害者は9割となる979人が女性。年齢別では20代以下が6割を占めた。

 リベンジポルノ防止法が2014年11月に施行されて以降、年間の統計は2回目。前年に続いて千件を超えており、若年層を中心として深刻な被害が続いている。

 被害者の年齢別では20代が最も多い442人、次いで10代以下の236人、30代の194人。加害者との関係は、交際相手(元交際相手含む)が7割となる736件。ネット上だけの知人友人も118件に上った。

 加害者は9割となる949人が男性で、年齢別では20代が最も多い256人だった。

 相談内容は複数に該当するものも含めると延べ1193件で、「画像を公表すると脅された」が451件で最多。このほか「画像を所持されている、撮影された」が297件、「画像を公表された」が196件などだった。

リベンジポルノ1063件/9割女性、若年層に被害
2017.04.07 

 復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に警察に寄せられた相談は1063件(前年比7・0%減)だったことが6日、警察庁のまとめで分かった。被害者は9割となる979人が女性。年齢別では20代以下が6割を占めた。リベンジポルノ防止法が2014年11月に施行されて以降、年間の統計は2回目。前年に続いて千件を超えており、若年層を中心として深刻な被害が続いている。

 被害者の年齢別では20代が最も多い442人、次いで10代以下の236人、30代の194人。加害者との関係は、交際相手(元交際相手含む)が7割となる736件。ネット上だけの知人友人も118件に上った。

 加害者は9割となる949人が男性で、年齢別では20代が最も多い256人だった。

リベンジポルノ 若者の被害深刻/相談の9割女性
2017.04.07 琉球新報朝刊 

 復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に警察に寄せられた相談は1063件(前年比7・0%減)だったことが6日、警察庁のまとめで分かった。被害者は9割となる979人が女性。年齢別では20代以下が6割を占めた。

 リベンジポルノ防止法が2014年11月に施行されて以降、年間の統計は2回目。前年に続いて千件を超えており、若年層を中心として深刻な被害が続いている。

 被害者の年齢別では20代が最も多い442人、次いで10代以下の236人、30代の194人。加害者との関係は、交際相手(元交際相手含む)が7割となる736件。ネット上だけの知人友人も118件に上った。

 加害者は9割となる949人が男性で、年齢別では20代が最も多い256人だった。

リベンジポルノ1000件超 昨年 9割女性、若年層に被害
2017.04.07 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に警察に寄せられた相談は1063件(前年比7・0%減)だったことが6日、警察庁のまとめで分かった。被害者は9割となる979人が女性。年齢別では20代以下が6割を占めた。

 リベンジポルノ防止法が2014年11月に施行されて以降、年間の統計は2回目。前年に続いて千件を超えており、若年層を中心として深刻な被害が続いている。

 被害者の年齢別では20代が最も多い442人、次いで10代以下の236人、30代の194人。加害者との関係は、交際相手(元交際相手含む)が7割となる736件。ネット上だけの知人友人も118件に上った。

 加害者は9割となる949人が男性で、年齢別では20代が最も多い256人だった。

 相談内容は複数に該当するものも含めると延べ1193件で、「画像を公表すると脅された」が451件で最多。このほか「画像を所持されている、撮影された」が297件、「画像を公表された」が196件など。

 相談のうち、リベンジポルノ防止法違反での摘発は48件(9・4%減)、脅迫や児童買春・ポルノ禁止法違反などの刑法・特別法での摘発は238件(4・8%減)だった。

16年・リベンジポルノ/相談 2年連続1000件超/元交際相手らの裸の画像をインターネットで公開する「リベンジポルノ」に関して、2016年に全国の警察へ寄せられた被害相談は1063件に上ったことが6日
2017.04.06 河北新報記事情報

16年・リベンジポルノ/相談 2年連続1000件超

 元交際相手らの裸の画像をインターネットで公開する「リベンジポルノ」に関して、2016年に全国の警察へ寄せられた被害相談は1063件に上ったことが6日、警察庁のまとめで分かった。14年のリベンジポルノ防止法施行後、初の年間集計だった15年(1143件)に続き1000件を超えた。

 警察庁によると、被害者の92.1%は女性。年代別では20代が最多の41.6%、次いで19歳以下が22.2%だった。加害者との関係は、交際相手(元を含む)が約7割で、ネット上だけの関係も11.1%に上った。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表すると脅された」(451件)、「画像を所持されている・撮影された」(297件)の順。実際に画像を公表されたという相談も196件あった。

 摘発に至ったのは268件で、うちリベンジポルノ防止法違反は48件だった。

石川県内は相談12件 リベンジポルノ
2017.04.06 夕刊 

 石川県警によると、昨年1年間でリベンジポルノに関する相談は、前年より9件少ない12件が寄せられ、うち11件が女性からだった。年代別では10代が5人、20代が5人、30代が2人となった。摘発件数は前年と同じ6件だった。

 リベンジポルノ1063件 昨年相談数 被害者9割女性
2017.04.06 夕刊 

 復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノについて、昨年一年間に警察に寄せられた相談は千六十三件(前年比7・0%減)だったことが警察庁のまとめで分かった。被害者は九割となる九百七十九人が女性。年齢別では二十代以下が六割を占めた。

 リベンジポルノ防止法が二〇一四年十一月に施行されて以降、年間の統計は二回目。前年に続いて千件を超えており、若年層を中心として深刻な被害が続いている。

 被害者の年齢別では二十代が最も多い四百四十二人、次いで十代以下の二百三十六人、三十代の百九十四人。加害者との関係は、交際相手(元交際相手含む)が七割となる七百三十六件。ネット上だけの知人友人も百十八件に上った。

 加害者は九割となる九百四十九人が男性で、年齢別では二十代が最も多い二百五十六人だった。

 相談内容は複数に該当するものも含めると延べ千百九十三件で、「画像を公表すると脅された」が四百五十一件で最多。このほか「画像を所持されている、撮影された」が二百九十七件、「画像を公表された」が百九十六件など。

 相談のうち、リベンジポルノ防止法違反での摘発は四十八件(9・4%減)、脅迫や児童買春・ポルノ禁止法違反などの刑法・特別法での摘発は二百三十八件(4・8%減)だった。

リベンジポルノ千件超 9割女性、若年層に被害
2017.04.06 共同通信 

 復讐のために交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に警察に寄せられた相談は1063件(前年比7・0%減)だったことが6日、警察庁のまとめで分かった。被害者は9割となる979人が女性。年齢別では20代以下が6割を占めた。

 リベンジポルノ防止法が2014年11月に施行されて以降、年間の統計は2回目。前年に続いて千件を超えており、若年層を中心として深刻な被害が続いている。

 被害者の年齢別では20代が最も多い442人、次いで10代以下の236人、30代の194人。加害者との関係は、交際相手(元交際相手含む)が7割となる736件。ネット上だけの知人友人も118件に上った。

 加害者は9割となる949人が男性で、年齢別では20代が最も多い256人だった。

 相談内容は「画像を公表すると脅された」が451件で最多。このほか「画像を所持されている、撮影された」が297件、「画像を公表された」が196件など。

 相談のうち、リベンジポルノ防止法違反での摘発は48件(9・4%減)、脅迫や児童買春・ポルノ禁止法違反などの刑法・特別法での摘発は238件(4・8%減)だった。

【聖林裏表】リベンジポルノに立ち向かったミーシャ・バートン カネのためなら他人のプライベートお構いなしの男たち
2017.04.05 夕刊フジ・ZAKZAK 芸能 芸能ニュース 

 リベンジポルノは、離婚した元夫や別れた元カレが仕返しに、相手の裸の写真や動画などをインターネット上などに公開する卑劣な行為だ。日本でも、東京都三鷹市で2013年10月、男が元交際相手の女子高生にストーカー行為を繰り返し、殺害した事件をきっかけに、リベンジポルノの関連法が整備された。

 米国でも頻発するリベンジポルノ事件。人気テレビシリーズ「The O.C.」で知られる女優、ミーシャ・バートン(31)が被害を訴えた。

 自身の裸や性行為の映像を50万ドル(約5550万円)で売ろうとしている男がいるとして、ミーシャは弁護士同席で記者会見を開いたのだった。

 米メディアによると、ミーシャの同意なしに映像を撮影したのは、「ジョン」という名の元カレだった。ミーシャとジョンは昨年10月から交際を始めたが、ジョンは金に困っていたため、セレブのミーシャに近づいたことが分かり、破局を迎えた。ミーシャ側によれば、ジョンは交際中に盗撮にいそしんでいた。

 ジョンと別れたミーシャは、「アダム」と名乗る男と付き合った。ところが、アダムも小切手にミーシャのサインをまねて書いて使用するなど金に困っていたことが表面化する。しかも、アダムとジョンは友人関係にあり、アダムは性行為の映像の存在を知っていた。

 弁護士は元カレ2人、もしくは1人が映像を流出させるおそれがあるとして、カリフォルニア州の裁判所に申し立てた。裁判所は、元カレ2人に性行為などの映像を公開したり、販売する行為を禁じる命令を出した。

 リベンジポルノというか、金のためなら他人のプライバシーもかえりみず、といった感じか。

 騒動の最中に、別の事件が起きた。ディズニー実写版「美女と野獣」のエマ・ワトソン(26)や、映画「レ・ミゼラブル」で知られるアマンダ・サイフリッド(31)、グラミー賞にもノミネートされた女優で歌手のデミ・ロヴァート(24)らのヌードやセミヌード写真が、イスラム過激派が管理する、セレブをあつかう怪しげなサイトに続々と掲載された。

 いずれもプライベート画像がハッキング被害にあったものとみられ、米連邦捜査局(FBI)が捜査を始めた。こちらも金目当てのハッカーの犯行との見方が強い。

 米国では、リベンジポルノを商売にするサイトもある。他人には決して見られたくない画像や映像をアップして、被害者からの削除要請を受ける代わりに法外な手数料をせしめる、弱みにつけ込んだビジネスだ。

 違法な手段での入手や公開、証拠隠滅などをしたカリフォルニア州のサイト運営者の男が禁錮18年の判決を受けたこともある。復讐目的でなくても重罪ということだ。 

盗撮動画を配信、実質代表に有罪 地裁判決 /福岡県
2017.03.23 西部地方版/福岡 

 盗撮した女性の動画を名前の一部などとともに配信したとしてサイト運営会社が摘発された事件で、リベンジポルノ防止法違反などの罪に問われた会社の実質代表、M被告(49)=沖縄県=に対し、福岡地裁は22日、懲役3年執行猶予3年、罰金250万円(求刑懲役4年、罰金250万円)の判決を言い渡した。

 判決によると、M被告は2015年8月、女性を盗撮した動画を、顔や本人と特定できる情報とともにインターネット上に配信するなどした。丸田顕裁判官は「耐えがたい情報を極めて広範囲に拡散させるもので、ひとたび拡散した情報はコントロールすることが困難で、極めて悪質」と批判した。

リベンジポルノ 男に罰金30万円 松山簡裁命令
2017.03.18 朝刊 

 松山区検は17日、インターネット上の掲示板に松山市の女子高校生(19)の裸の写真をアップロードしたとして、リベンジポルノ防止法違反の罪で同市の無職A氏(21)を松山簡裁に略式起訴し、簡裁は罰金30万円の略式命令を出した。

 命令などによると、1月11日午後11時~12日午前1時ごろの間、市内でネット掲示板に女子高校生の裸の写真データ1点をアップロードし、ネット利用者が閲覧できる状態にした。

リベンジポルノ防止法違反容疑で男を逮捕 /徳島県
2017.03.10 大阪地方版/徳島 

 徳島東署は9日、リベンジポルノ防止法違反の疑いで大分県日田市三芳小渕町の飲食店アルバイト、K容疑者(23)を逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、K容疑者は1月中旬ごろ、徳島県内に住む元交際相手の20代女性の裸の画像や動画十数点を複数回、自分のツイッター上にひわいな文言とともに投稿した疑いがある。署は動機などを調べている。

リベンジポルノ 名誉毀損罪 追加 被告 罪状認める=青森
2017.03.08 東京朝刊

 県内の女性の性的な画像データをインターネット上に投稿したとして、リベンジポルノ被害防止法違反に問われた札幌市北区の無職Y被告(48)に対する第2回公判が7日、青森地裁弘前支部で開かれた。

 検察側は訴因変更を行い、知人女性の名誉を傷つける行為があったとして名誉毀損(きそん)罪を追加した。Y被告は「すべて事実であります」と認めた。

名誉毀損罪追加 被告の男認める リベンジポルノ 地裁弘前・訴因変更
2017.03.08 朝刊 

 知人女性の性的な画像データをインターネット上のサイトに投稿したとして、私事性的画像記録の提供防止法違反罪に問われた、北海道札幌市北区、無職Y被告(48)の第2回公判が7日、青森地裁弘前支部(能登谷宣仁裁判官)で開かれた。検察側は訴因を変更し、名誉毀損(きそん)罪1件を追加、Y被告は起訴内容を認めた。

 変更された訴因によると、昨年4月15日午前4時41分ごろから21日午前4時31分ごろまでの間、自分の携帯電話から本県在住の20代の知人女性の裸の画像データなど計11点をSNS(会員制交流サイト)に投稿、不特定多数の人が閲覧できる状態にし、女性の名誉を傷つけたとされる。

リベンジポルノ疑い=愛媛
2017.03.03 大阪朝刊 

 個人を特定できる女子高生の裸の写真をインターネット上で公開したとして、松山東署は2日、松山市山西町、無職K蓮容疑者(21)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で逮捕した。

 発表では、K容疑者は1月12日午前1時頃、松山市に住む高校3年の女子生徒(19)の顔が写った全裸の画像データをソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じてネット上に投稿した疑い。容疑を認めており、同署は画像の入手経路などを調べる。

[事件・事故]リベンジポルノ防止法違反容疑 松山
2017.03.03 朝刊 

 ◆リベンジポルノ防止法違反容疑 松山東署は2日、リベンジポルノ防止法違反の疑いで松山市の無職A容疑者(21)を逮捕した。容疑は1月12日午前1時ごろ、松山市内で、インターネット上の掲示板に市内の女子高校生(19)の裸の写真データ1点をアップロードし、ネット利用者が閲覧できる状態にした疑い。署によると、A容疑者は女子高校生とほとんど面識がなく、第三者から画像を入手してアップロードしたとみられる。

わいせつ動画 31歳配信容疑 府警が逮捕=京都
2017.02.18 大阪朝刊 

 動画投稿サイト「FC2」で女性とのわいせつな動画を配信したとして、府警は17日、新潟市東区の会社員・T容疑者(31)をわいせつ電磁的記録記録媒体陳列とリベンジポルノ被害防止法違反の両容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 発表では、T容疑者は昨年10月、出会い系サイトを通じて知り合った女性(24)との性行為をスマートフォンで動画撮影し、女性の許可を得ずに、FC2で配信した疑い。

 T容疑者は、この動画を含め、少なくとも26本をFC2で配信。それぞれ別々の女性との性行為が映っており、1本300~1500円で販売していた。T容疑者の口座にはFC2側から約30万円の入金があったという。

京都 わいせつ動画配信し逮捕
2017.02.17 朝日放送 

リベンジポルノ防止法違反などの疑いで新潟市の会社員の男性が逮捕された。容疑者は出会い系サイトを通じて知り合った女性との性行為をFC2ライブに配信した疑いがある。警察は配信されている動画から容疑者を特定したという。容疑を認めているということで配信時の利用者の課金が目的だったと見られている。

東京・三鷹の女子高生殺害事件 元交際相手の男 上告せず懲役22年確定
2017.02.08 NHKニュース 

 東京・三鷹市(ミタカシ)で女子高校生が殺害され、元交際相手の男が、殺人や、リベンジポルノと呼ばれる行為をした罪などに問われた裁判は、検察側と被告側の双方が上告しなかったため、懲役22年の判決が確定しました。

 平成25年、東京・三鷹市で高校3年の女子生徒が殺害された事件では、元交際相手のI被告(24)が、3年前に開かれた裁判員裁判で懲役22年の判決を言い渡されました。

 この時は被害者の画像を流出させたリベンジポルノの行為は罪に問われず、2審で審理のやり直しを命じられた後、追起訴され、再び開かれた裁判員裁判でも懲役22年の判決を言い渡されました。

 これに対して検察側と被告側の双方が控訴しましたが、先月、2審の東京高等裁判所で退けられ、双方とも上告しなかったため、確定しました。

 これを受けて被害者の両親は、「刑が軽すぎるという考えは今でも変わりません」などとするコメントを出しました。

 この中で、両親は、交際していた男女間の事件はほかの事件より刑が軽くなる傾向にあり、裁判員が影響されているとして、「付き合ったことで刑を軽くするのは、加害者を利するだけで全く不公平です」と批判しています。

 一方、被害者として裁判に参加したことについては、「参加しなければ、もっと軽い処罰に終わったかもしれません。無駄ではなかったという気持ちもあります」とつづっています。

◎社説 ネット検索削除 忘れられる権利 議論を 2017・2・3
2017.02.03 朝刊 

 インターネットを検索すると自分の犯歴や不名誉な情報が閲覧できるとき、どんな場合に削除させることができるのか。

 最高裁は「プライバシーの保護が情報を公表する価値より明らかに優先する場合に限って削除できる」という厳しい判断基準を示し、計5件の削除請求を退けた。憲法が保障する「表現の自由」や「知る権利」を重視した決定といえる。

 紙媒体を前提とした現行法の枠組みでは妥当な決定だろう。しかし、インターネットが日常生活に深く入り込み、個人情報が簡単に検索でき、瞬時に拡散していく現実に対し、現行法では限界があることも確かだ。最高裁が、欧州で認められた「忘れられる権利」に言及しなかったのは、法的根拠がなかったからに他なるまい。

 ネット上で個人情報を含む報道記事が無断でコピーされて掲示板や「まとめサイト」に転載されると、元の記事を削除しても拡散を防ぐ手だてはない。ただ、検索できなくすればこの情報を見つけ出すことは極めて困難になる。最高裁が今回、検索結果の表示を「表現行為」としたことは今後、検索結果が削除対象とされる道を開いたという意味では評価できる。

 総務省が支援する「違法・有害情報相談センター」に昨年度に寄せられた検索結果削除の相談は5200件。多くは名誉毀損(きそん)やプライバシー侵害に関するものだ。検索大手のグーグルやヤフーは内規で著作権法違反や児童虐待、リベンジポルノなどに該当するコンテンツを削除対象としているが、実際の削除数は明らかでない。

 最高裁決定は、プライバシーと表現の自由を比較する際に考慮すべき6要素を示したが、線引きははっきりしない。例えば、犯罪からどれくらいの期間がたてば公益性がなくなり、削除できるのか。

 判例の蓄積を待つのは、もどかしい。その間にも前科や不名誉な情報がさらされ続け、社会生活に支障を及ぼす恐れがある。

 昨年4月に採択された欧州連合(EU)の「一般データ保護規則」は、個人情報の利用には本人の同意を必要とし、当初の目的に反する場合や本人の訴えがある場合は、忘れられる権利を法制化した「消去権」に基づいて情報の削除を求めることができる。

 こうした先進事例から学び、日本でも時代に合った法整備が必要だ。とりわけネット上には真実と異なる個人情報も氾濫している。人権侵害を防ぎ、救済する観点からも議論を急ぎたい。

リベンジポルノ 被告 罪状認める 県内初の逮捕=青森
2017.01.27 東京朝刊

 県内に住む20歳代の知人女性の性的な画像データをインターネット上に投稿したとして、県内で初めてリベンジポルノ被害防止法違反容疑で逮捕、起訴された札幌市北区の無職Y被告(48)の初公判が26日、青森地裁弘前支部であった。柳原被告は「事実であります」と述べ、起訴事実を認めた。

 冒頭陳述などによると、Y被告は県内在住の20歳代の女性と交際し、女性の裸の画像などを携帯電話で撮影。その女性と別れた後の昨年4月、それらの画像データを女性が特定できる個人情報とともにツイッター上に投稿した。

リベンジポルノ 被告の男認める 県内初適用の事件 地裁弘前で初公判
2017.01.27 朝刊

 知人女性の性的な写真画像データをインターネット上のサイトに投稿したとして、私事性的画像記録の提供防止法違反の罪に問われた、北海道札幌市北区、無職Y被告(48)の初公判が26日、青森地裁弘前支部(能登谷宣仁裁判官)であり、起訴内容を認めた。検察側は、今月中にも追起訴する方針。

 冒頭陳述で検察側は、写真画像は被告が被害女性と交際していた時に撮影されたもので、交際が終わった後、被告がSNSに投稿したと指摘。知人の話で画像投稿を知った女性が被害を届けたという。

 起訴状などによると、昨年4月15日午前4時41分ごろから21日午前4時51分ごろまでの間、自分のスマートフォンから、本県在住の20代の知人女性の裸の写真画像など8点をSNS(会員制交流サイト)に投稿、不特定多数の人が閲覧できる状態にしたとされる。

 弘前署は昨年11月、県内初適用となる同法違反容疑で被告を逮捕。いわゆる「リベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)」事件とみて捜査していた。

◎SNSに性的画像投稿 「問題あり」半数以下に
2017.01.26 朝刊

 独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)がネット利用者を対象に行った意識調査で、会員制交流サイト(SNS)に、性的な写真や動画を撮影・投稿することを「問題あり」と思う人の割合がパソコンの利用者で45%、スマートフォンの利用者で47%と半数以下になったことがこのほど分かった。

 最近では、巧みな言葉で送らせた画像を元に、金銭を要求する「セクストーション(性的脅迫)」という犯罪などが増えている。画像が後にリベンジポルノに悪用される恐れもある。IPAは「どんな相手にも性的画像を送信してはいけない」と注意を呼び掛けている。

 調査は昨年9月、13歳以上の男女を対象に実施。パソコン利用者5千人、スマホ利用者5千人の計1万人から回答を得た。

 ネット上の行動を例示してそれぞれについて「問題あり」と思うかを聞いた。パソコン利用者に対する調査では「購入したソフトのコピーを友人にあげる」が40%、「人気曲を個人サイトからダウンロード」が35%、「炎上している事件の犯人情報を投稿」が39%などと、著作権やプライバシーを侵害する行為を問題視する人の割合も低かった。スマホ利用者も同様の傾向だった。

 IPAの調査担当者は「若年層だけでなく中高年でもネット利用者のモラルが低下している。犯罪に巻き込まれる可能性もあるため、社会全体で啓発をしていく必要がある」と話している。(共同)

東京・三鷹ストーカー殺人:差し戻し2審も22年 東京高裁判決「1審判断誤りなし」
2017.01.25 東京朝刊 

 東京都三鷹市で2013年、元交際相手の女子高校生(当時18歳)を殺害したとして殺人罪などに問われた無職、I被告(24)の差し戻し控訴審判決で、東京高裁は24日、差し戻し前と同じ懲役22年とした裁判員裁判の東京地裁立川支部判決を支持し、検察、被告側双方の控訴を棄却した。秋吉淳一郎裁判長は「1審の量刑判断に誤りはない」と述べた。

 I被告が撮影した女子高生の画像をインターネットに投稿して拡散させたことから、事件は「リベンジポルノ」の問題が顕在化するきっかけになった。

 差し戻し前の1審判決は、画像の投稿を「殺害と密接に関連する特に悪質な事情」と認めて懲役22年(求刑・無期懲役)とした。これに対して、15年2月の東京高裁判決は「起訴されていない画像投稿行為を実質的に処罰した疑いがある」とし1審判決を破棄し、審理を差し戻した。

 このため、遺族は画像投稿行為の処罰を求め、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)容疑で被告を告訴、検察側は同法違反などで被告を追起訴した。差し戻し審の立川支部判決は追起訴分も含めた量刑を懲役22年(求刑・懲役25年)とした。

 弁護側が差し戻し後の追起訴を「違法」と主張したのに対し、秋吉裁判長はこの日の判決で「特殊な経過だが、遺族の意向に配慮したのは当然で違法とはいえない」と指摘。検察側が「軽すぎる」、被告側が「重すぎる」と訴えた量刑についても「変更の必要はない」と判断した。

 判決によると、I被告は13年10月8日、高校生宅に侵入して首や腹をナイフで刺して殺害するなどした。

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 ■解説

 ◇裁判の経緯検証を

 24日の東京高裁判決は、差し戻し後に追加された「リベンジポルノ」の起訴を適法と認め、懲役22年とした。当初の東京地裁立川支部判決(14年8月)と、高裁の審理差し戻し後の同支部判決も同じ懲役22年。この間、被害者の遺族は長い時間をかけて行き来する公判に向き合わなければならなかった。迷走した司法の責任は重い。

 遺族は当初、被告が娘の画像を拡散したことに傷付き、画像がさらに拡散することを恐れて告訴を控えた。だが、差し戻し後は量刑が軽くなることを防ぐため告訴に踏み切るしかなかった。苦渋の決断だったが、裁判所の量刑は同じだった。

 関係者が問題として指摘するのは、最初の地裁支部判決後、控訴を見送った検察の判断ミスだ。被告に不利な方向に判決を見直すことが法律上許されなくなり量刑が22年を上回る可能性を閉ざしてしまった。また、地裁支部や検察が公判開始前の争点整理でリベンジポルノをどう審理するか十分に詰めていなかったことが、審理差し戻しを招いたとの声もある。検察と裁判所は今回の裁判の経緯を検証し、訴訟手続きのあり方を問い直すべきだ。

リベンジポルノ:防止法2年 後絶たぬ 支援団体「拡散前相談を」
2017.01.23 東京夕刊 

 別れた交際相手の性的な写真や動画をインターネットに流すなどする「リベンジポルノ」の被害を防ぐためにできた法律の施行から2年が過ぎた。警察に相談が寄せられて加害者の一部が処罰されているものの、周りに知られることを恐れて通報をためらったり、流出におびえ続けたりする人も多い。専門家は「法律ができて問題が解決したわけではない」と指摘している。

 リベンジポルノ被害防止法は2014年11月に施行された。被写体が特定できる形で裸の画像や映像をインターネットで不特定多数に提供すると3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを使って特定の少数者に拡散目的で提供した場合も処罰される。警察庁によると、15年にリベンジポルノに関連して警察に寄せられた相談は1143件。このうち同法違反(53件)や脅迫(69件)の容疑などで276件が立件された。

 一方、画像の削除に取り組む一般社団法人「セーファーインターネット協会」(東京)の吉川徳明・違法有害情報対策部長は「警察への通報や処罰を望まず、誰にも知られずに削除してほしいという相談者が圧倒的に多い」と説明する。協会は14年9月~16年11月、相談に基づいて写真など約2250件の対応を各サイトに求めた。うち8~9割は削除できたといい、「拡散する前にできるだけ早く相談してほしい」と呼びかける。

 被害者を支援しているNPO法人「ライトハウス」(東京)には「流出を考えると不安が止まらない」との相談も多い。中高生らが流出の問題を正しく認識しないまま同級生と交際相手の私的画像を共有しているケースもあり、広報担当の瀬川愛葵(あいき)さんは「深刻な被害を生む加害者側の責任を社会はもっと語るべきだ」と指摘している。

 ◇三鷹・高校生殺害、あす控訴審判決

 被害防止法ができるきっかけとなった東京都三鷹市の女子高校生ストーカー殺害事件は24日、元交際相手の被告の男(24)に対する差し戻し審の控訴審判決が言い渡される。差し戻しを受けた東京地裁立川支部は、殺人などの罪で懲役22年としていた。

 ◇被害女性「一生影響」

 性暴力撲滅に取り組むNPO法人「しあわせなみだ」(東京)のホームページ(HP)でリベンジポルノの被害を公表した女性が毎日新聞の取材に書面で応じた。

 女性は学生時代、交際した男性の求めに応じて性的な動画を撮影したが、気持ちが離れて別れると嫌がらせを受けるようになり、販売会社の社員を名乗る男から「ビデオにして販売することになった」と電話で伝えられた。勤務先の会社にも販売の許可を求める手紙が届いたといい「恐怖だった」と振り返る。

 警察に相談したことを男性に伝えると「もう二度としません」と連絡を受けたが、会社を辞めることになり、今でも不安は消えない。女性は「被害が一生影響することを知ってほしい」と呼びかけている。

デートDV防止:「対等で自立した関係を」 NPOが出前授業 峰山高弥栄分校 /京都
2017.01.14 地方版/京都

 デートDV(恋人間に起きる暴力)防止の出前授業が13日、京丹後市の府立峰山高弥栄分校であった。認定NPO法人「女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」の足立淳子さんと石崎和美さんが講師として、対等なパートナーシップのために男性の生活の自立と女性の経済的自立の大切さを訴えた。

 京丹後市と市女性連絡協議会が主催し、府男女共同参画センターが共催した。

 足立さんたちのNPOは、夫らからの暴力被害に苦しんでいる女性たちの支援に取り組み、シェルター(一時保護施設)も運営している。赤ちゃんを抱えた16、17歳の少女も逃げ込んでくることもあった。一旦受けた心の傷の回復には時間がかかり、「もっと早くこの活動を知っていれば人生が変わった」との声も寄せられる。若者を対象としたデートDV防止の出前授業には延べ15万人が参加している。

 この日は弥栄分校生が演じる寸劇も交えて行われた。スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」ですぐに返事をしないと怒られる「上下関係の力による支配」についても解説。「暴力を受けると誰でも不安になり、相手を怖がり、自分に自信が持てなくなる」と指摘した。暴力は体、心、経済的とさまざま。インターネットの掲示板などに嫌がらせの書き込みやリベンジポルノに及ぶこともある。特に写真はGPS機能があり、簡単に「居場所」を探せるため取り扱いには注意が必要と注意を促した。

 足立さんらは「相手は自分のものではない」と繰り返し強調。「性的自己決定権を尊重することが大切で、望まない性行為は全て性暴力だ」と語りかけた。「別れる時に暴力がひどくなる時が多いので注意が必要。話し合いは昼間に大勢の人がいる中で行い、信頼できる人に付いてきてもらう。ストーカーに遭ったら警察にすぐ相談を」と具体的なアドバイスをした。

報道されたリベンジポルノ事件 2018年
報道されたリベンジポルノ事件
報道されたリベンジポルノ事件

「パパ活」を甘く見る女子中高生に迫る超危険/性被害や殺人の可能性を忘れてはいけない
2018.11.18 東洋経済オンライン

「#パパ活初心者」「#パパ活大阪」「#パパ活JC」「#パパ活」--。
ツイッターなどのSNSで「パパ活」と検索すると、このようなハッシュタグをつけた投稿が多数見つかる。パパ活とは、パパと呼ばれる男性と食事やデートなどを行い、金銭的授与を受けることを指す。実態は必ずしもそうではないが、基本的に“性的関係を前提としない”とされている。
「#パパ活JC」の「JC」とは女子中学生を意味しており、同様に「#パパ活JK」の「JK」は女子高生を意味する。そんな若い世代がのめり込むパパ活だが、最近は脅迫や性被害につながるなど、リスクも明らかになってきた。
「パパ活」の温床はツイッターやインスタ
「#パパ活募集」「#パパ活初心者」「#p活(パパ活の略語)」などのハッシュタグがついたツイートには、多くの男性から「DM開放してください」「DMよろしくお願いします」などのリプライが寄せられている。

パパ活募集の投稿の特徴は、詳細な情報を載せるためと、それを取り締まる警察からの検索を予防するためか、画像を使って自らのスペックや相手に求める条件などを載せていることだ。
自らの年齢や学年、身長、会える時間、場所、1時間あたりの料金などを載せるほか、「体目的、お触り、録音、録画、密室空間(車含め)、暴力行為、ドタキャン、個人情報」などの禁止事項を載せている投稿が多い。

ある女子中学生と思しきアカウントは、前述の禁止事項に続いて「上記のことが起き不安に思った場合は返金無しに打ち切らせて頂きます」と注意書きも付けている。「過去ツイとかも確認します」とあり、パパになりたい男性の過去の投稿をもとに、信頼できるかどうか確認しているようだ。
また、女子高生と思しき別のアカウントはツイッターのパパ活募集ツイートに、「本気で会う気がある方がいましたら、インスタグラムのアカウントを教えるのでそこで顔などを確認していただけたらと思います」としていた。このように複数のSNSを活用してパパを募るケースもある。
そもそも援助交際自体も、売春を手軽な印象の言葉に言い換えたものだが、パパ活となるとさらにライトな印象になる。しかも前提として性的行為はなしとなれば、お手軽なバイト気分で投稿してしまう女子中高生が出てきてしまうのは当然と言えるかもしれない。

そして、インスタグラムでも「#パパ活募集」は行われている。「ツイッター凍結されちゃったんで、パパ活垢作りました」というただし書き付きで、ツイッターと同様条件や禁止事項などを画像で投稿している点は同じである。ツイッターやインスタグラムは匿名で複数のアカウントが作成できる。そのため、パパ活目的で使いやすいというわけだ。
しかし援助交際と違って、パパ活なら安全というわけではない。
日本郵便契約社員である20代男性が2018年2月に、東京豊島区のホテルで当時高校2年の女生徒(17歳)に現金2万円を渡し、わいせつな行為をしたとして逮捕された。男はツイッターでパパ活を募集し、連絡してきた女生徒と会ったという。
警察も「サイバー補導」で少女たちに注意喚起
性的行為がないことを前提としていたはずが、実際には児童買春や性暴力につながるケースが目立ってきているのだ。
そういった事件が続出する背景から、愛知県警少年課が2018年10月より、ツイッター上で児童買春につながりそうな書き込みに対して注意を促している。児童買春を引き起こすようなツイートには次のような文面が送られてくる。
「こちらは愛知県警少年課です。このツイートは児童買春などの被害につながるおそれがあります。また、見ず知らずの相手と会うことは、誘拐や殺人などの重大な被害に巻き込まれるおそれのある大変危険な行為です。」

同時に愛知県警少年課は、加害者となりうる成人のツイートに対しても、書き込みの削除を促している。
また大阪府警も今年8月から、パパ活を募集している少女たちの監視を強化しており、その待ち合わせ場所に訪れた少女らを補導する「サイバー補導」を行っている。
メディアなどでパパ活が騒がれる一方で、警察もその対策を強化しているのだ。
福岡県警筑紫野署も今年、県内の男子高生(当時17歳)を補導している。2018年9月、男子高生はツイッターに「福岡 17さい ままかつしたい#ママ活」と投稿。書き込みを見つけた同署員が男子学生に連絡すると、「2時間カフェでまったり会うので7000円」と返答。彼が待ち合わせ場所に現れたところを警察は補導した。
「パパ活」「ママ活」のリスク
このように年上の女性と会って金銭的援助を受ける「ママ活」も、SNS上にあふれている。また、ママ活をしようとする女性の投稿も少なくない。
筆者が過去に取材した、ある女子大生は親しい友人数名がパパ活をしていると言っていた。「父親から祖父くらいの年齢の相手と食事をしたりLINEをするだけで、月に数万円手にしているみたい」という。しかし、彼女自身は「パパ活に興味はない」と話す。「相手がストーカー化して大学に来てしまったという怖い話を聞いて、絶対ありえないと思っている」からだ。
「体目的、お触り、録音、録画、密室空間(車含め)、暴力行為、ドタキャン、個人情報」などが禁止事項として挙げられているのは、そのような危険と隣り合わせということ。2人きりで異性と会うのだから性的被害は受けやすい状況であるし、盗撮や録音されたら脅迫やリベンジポルノ被害につながる可能性もある。
すでに述べたとおり、パパ活やママ活はサイバー補導の対象だ。同時に、身の上にさまざまな重大な危険が降りかかる可能性が高い。もし周囲にパパ活やママ活に手を出している子どもいたら、その危うさをちゃんと伝えてあげてほしい。
 リベンジポルノ防止法違反などの疑い
2018.11.09 朝刊 

 【愛知県】豊田署などは8日、私事性的画像記録の提供等被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反やストーカー規制法違反(ストーカー行為)などの疑いで、日進市浅田町上ノ山、会社員h容疑者(53)を逮捕した。

 逮捕容疑では、10月20~29日の3回にわたって、元交際相手の女性(57)の顔や裸の画像と名前、住所などを印刷した紙計4枚を豊田市内の路上に置いたとされる。

 署によると、「印刷した紙を道路に置いたことは間違いないが、ストーカー行為はしていない」と容疑を一部否認している。紙を拾った通行人が署に届け出た。
リベンジポルノ 元KARAハラ(27)元祖K-POPアイドルの光と影
2018.10.26 よみうりテレビ

リベンジポルノ騒動の渦中にある元KARAのク・ハラさん。事の発端は交際していたカリスマ美容師チェ・ジョンボム氏との別れ話がこじれ、チェ氏がハラさんから暴行を受けたと通報したこと。警察に出頭したハラさんは双方が手を出したケンカで、一方的な暴行を否定した。するとその後、ハラさんがチェ氏から性的動画を送られ「芸能人生を終わらせてやる」と脅迫されたと主張した。窪田さんは「なぜ元恋人はリベンジポルノをしないといけなかったのか」とコメント。韓国芸能界に詳しい慎武宏さんに話を聞いた。慎さんはリベンジポルノ疑惑の前から、ハラさんの周辺ではおかしな予兆があったと伝えた。慎さんは「9月くいらいに自殺説がネット上で出たんですよね韓国で。本来そういうものが出ると事務所側がすぐに「事実無根です」と発表するんですけど、そういうこともなかったですし。だから何かあるのかなという予兆みたいなものは感じてましたけど」と語った。慎さんは「別れ話のもつれからハラさんが彼氏を暴行した。そういうイメージも働いてハラさんに対する失望とバッシングと、「やっぱりな」みたいな意見が多かった」と説明。しかしその後ハラさんがリベンジポルノで脅されている報道が出ると、多くの批判が同情する声に変わったという。慎さんはハラさんが所属していたKARAは日本のみならず、韓国でも人気を誇っていたと言い、メンバーの中でもハラさんは20代のファッションアイコンだったという。しかし2014年にハラさんはKARAを脱退、しかしその後再び脚光を浴びる事は無かった。窪田さんは「ハラさんはいわばリベンジポルノ疑惑が出たことで世論の支持を一手に掴んだんです。だからハラさんの人気低下を払拭したい勢力がリベンジポルノをマスコミにリークしたというのは考えすぎでしょうか」と話した。慎さんは韓国マスコミで密やかに囁かれている衝撃の事実を激白。慎さんは「今回ハラさんのリベンジポルノの第一報を出したところがディスパッチ。ここは今韓国で最も勢いがあって、最も刺激的な非常にインパクトがあるメディア」と話し、ディスパッチの独自スクープということで当初からメディアプレーを疑っていたと語った。さらにメディアプレーを裏付ける根拠として、音声データや病院の診断書など内部の人しか持ちえない情報をディスパッチが第一報で流したことをあげた。検察はこの情報から元恋人チェ氏を、暴行・脅迫で拘束令状を請求した。しかし裁判所はこれを棄却した。

女性約300人分盗撮し販売か
2018.10.25 NHK総合

東京都豊島区の飲食店トイレで撮影した20代女性の映像をネットに投稿し不特定多数の人が閲覧できる状態にした疑いで、墨田区の会社員の男が逮捕された。先月女性から「ネット上に自分の姿が投稿されている」と相談があり、警視庁が捜査を進めていた。容疑者は容疑を認め、「金を得る目的でやった」などと供述した。警視庁は男が約300人分の映像をネット上で販売し2700万円余を得ていたとみて調べている。

SNSから事件後絶たず 県内若者、被害者にも、加害者にも  興味本位で画像投稿
2018.10.22 佐賀新聞 

 ツイッターなど会員制交流サイト(SNS)の利用に絡み、若い世代が事件の加害者や被害者になるケースが後を絶たない。佐賀県内でも、ツイッターに露出した下半身の画像を投稿したとして中高生らが摘発されたり、SNSを通じた裸の画像のやりとりなどが明るみに出たりしている。誰でも簡単に情報発信できるSNSが、使い方次第で犯罪につながるリスクをはらむことをどう啓発していくかが課題となっている。

 ツイッターに下半身の画像を投稿したとして、佐賀県警は今年8~9月、県内などの中高生ら5人を書類送検した。5人は「自分の下半身を撮影して投稿した」と話し、出会い目的の動機があったとされる。

 9月上旬には、SNSで女子高校生を脅したとする強要未遂容疑で、佐賀市の男子高校生を逮捕。やりとりの中で女子生徒から裸の画像を受け取り、脅迫の材料としたという。加害と被害は隣り合わせで、ツイッターの件で摘発された県内の男子高校生(18)は昨年11月、SNSで知り合った会社員の男(39)とみだらな行為をした疑いも浮上し、男の逮捕につながった。

 県警サイバー犯罪対策課の藤井信吾サイバーセキュリティ対策官は「犯罪行為という自覚にとぼしい」と指摘。「放置しておけば、他人にも安易に裸の画像を強要するなどの犯罪にエスカレートしかねない。リベンジポルノや殺人といった命や人権が侵害される重大事件につながる恐れもある」とする。

 県警人身安全・少年課によると、県内でSNSを介して18歳未満の子どもが裸の画像を要求されたり、相手と会って性被害に遭ったりした事件の摘発は、昨年までの5年間で計43件。4年前からは年間8~13件で推移している。5年間で摘発した37人のうち、7人が20歳未満の少年だった。

 県警はツイッター投稿事件の一斉摘発に伴い、高校生以下のSNS利用に関するモラル向上の指導を強化するよう県教育委員会に申し入れた。担当者は「児童生徒が被害者にも加害者にもならないために、引き続き保護者、PTAと連携して指導したい」とする。一方、教育現場からは、子どもが実名以外で登録したアカウントを使っているケースがあり、現状把握の難しさを指摘する声もある。

 情報モラル教育に取り組むNPO法人「ITサポートさが」(佐賀市)の陣内誠理事長は「興味本位から犯した過ちでもインターネットでは証拠が残り、拡散すると消せず、『若気の至り』では済まない。後で苦しむ恐れがあることを子どもに理解させるべき」と話し、保護者や学校現場を含め社会全体で啓発に取り組む必要性を指摘した。
盗撮:スマホ普及で被害深刻化 「盗撮罪を」高まる声
2018.11.20 大阪朝刊 

 スマートフォンの普及に伴い、盗撮被害が深刻化している。盗撮行為を取り締まる全国一律の法律はなく、性暴力の現場では加害者による撮影が横行している。捜査で使われた盗撮データでも強制的に没収できないのが実態で、インターネットにアップされると瞬時に拡散する。弁護士有志から盗撮罪の創設を訴える声が出始めた。(29面参照)【椋田佳代、菅野蘭】

 ◇映像拡散、消えぬ恐怖

 「今もどこかに盗撮のデータが残っているのでは、いつか表に出てしまうのでは、といつも不安で、一生脅迫材料を握られているような思いです」

 昨年7月に男2人から性的暴行を受け、その様子を動画撮影された東京都内の20代女性は、男らが逮捕・起訴され、実刑判決を受けた後も恐怖に苦しんでいる。盗撮データの抹消、没収に強制力がないからだ。

 男らは、有料で女性の口説き方を教える「リアルナンパアカデミー」と呼ばれる「塾」の塾生だった。女性や弁護士、判決によると、女性は街中で声をかけてきた男にしつこく誘われ、仕方なく複数同士での飲み会に参加。飲み会後、塾が管理する都内のマンションの一室に連れて行かれてウオッカの一気飲みを強要され、意識がなくなったところで暴行された。

 塾は、合意の上の証拠と称して暴行の様子を動画で撮るようマニュアルで指南しており、男らも1人が暴行している間に、もう1人がスマホで撮影。塾のメンバー数十人が無料通信アプリ「LINE(ライン)」で動画データを共有していた。

 女性がこうした事実を知ったのは、今年5月、男2人が準強制性交等容疑で警視庁新宿署に逮捕された後だった。暴行の様子が盗撮されていた上に、データが知らぬ間に多人数に共有され、どこまで広がっているのかも分からない状況にがくぜんとした。

 しかも2人の逮捕後、リアルナンパアカデミーの「塾長」の男が、約8000人のフォロワーがいる自身のツイッターで「合意の証拠がある」「冤罪(えんざい)だ」といった趣旨の主張を展開。「名前を公表してもいいじゃないですか」などと身勝手な書き込みをするフォロワーも出てきた。

 塾や塾長の存在を知った女性はほとんど家から出られなくなり、いつか動画や名前が公開されるのではないかと、ネットの書き込みを毎日何時間もチェックするようになった。新宿署からは、動画データを共有していた塾生たちがデータを「消した」と言っていると説明されたが、本当にすべてのデータがなくなったという保証はない。不安と絶望から気付いたらテレビのコードで首を絞め、苦しくて途中で我に返った。

 女性は被害者参加制度を利用し、2人の公判で自らが受けた精神的苦痛を訴え、厳しい処罰を求めた。2人は9月から10月にかけて、準強制性交等罪などでそれぞれ懲役5年6月と懲役7年の実刑判決を受け、塾長も別の準強制性交等容疑で逮捕・起訴された。少しだけほっとしているが、やはり「いつか動画や自分の名前が世の中に出てしまうのでは」という不安はぬぐえない。「法律で早くすべてのデータを取り上げられるようにしてほしい」と唇をふるわせながら小さな声で話した。

 弁護士有志でつくる犯罪被害者支援弁護士フォーラム事務次長で、性犯罪被害に詳しい上谷さくら弁護士は「レイプや強制わいせつの現場で犯行状況を加害者が撮影しているのが犯行とセットになっていると言っても過言ではない」と語る。上谷弁護士によると、撮影したデータを「ばらされたくなかったら言うことを聞け」などと脅しの道具に使い、口止めや関係強要をしている。こうした事案はスマホが普及した5年ほど前から目立ち始めた。

 ◇データ回収に壁 現行法限界も

 盗撮を取り締まる都道府県の迷惑防止条例は、規制対象となる場所を拡大する改正が進むが地域差がある。東京都は7月施行の条例改正で学校や会社のトイレ・更衣室、カラオケの個室も規制対象に加えた。だが青森、埼玉、広島、山口の各県などは公園や道路など不特定多数が出入りする「公共の場・乗り物」に限られ、学校や会社のトイレ・更衣室は原則取り締まれない。軽犯罪法は刑罰が軽く、30日未満の拘留か1万円未満の科料程度で、データが没収できない。オフィスの個室など私的空間での盗撮は基本的に「野放し」だ。

 さらに盗撮データは売買対象になり、被害の拡大を招く。東京都豊島区の飲食店のトイレで盗撮した動画を、インターネットで販売したとして10月にリベンジポルノ防止法違反容疑で警視庁に逮捕された男は、300人以上の女性を盗撮し、動画で約2700万円を売り上げていた。

 海外には盗撮罪を設けている国がある。南山大の末道康之教授(刑法)によると、ベルギーは2016年に盗撮罪を新設。フランスは1970年から私生活に対する侵害行為として同意がない録画を禁じ、16年の刑法改正で性的な画像の公表を処罰対象に加えた。

 盗撮ビデオは誰のものか。元東京地検検事の落合洋司弁護士によると、強制性交等罪や強制わいせつ罪などを立証する証拠として扱われた盗撮データは、捜査が終わって証拠物を返す際に被告の同意を得て削除する運用がされている。落合弁護士は「強制力のない対応だ」と没収できない問題点を指摘する。

 盗撮ビデオの没収の可否が注目された裁判がある。宮崎市のアロママッサージ店の経営者の男が女性客らに性的暴行を加えたとして強姦(ごうかん)罪などに問われた事件の裁判だ。男は性犯罪行為を盗撮していた。駅や路上など公的な場なら自治体の迷惑防止条例に、相手が18歳未満なら児童ポルノ禁止法に違反するが、撮影した場所が店内で被害女性が成人だったため、隠し撮り行為自体は罪に問われていなかった。

 地裁は男が公判で「トラブルになった場合に備えて撮影した」と供述したことなどを理由に15年12月にビデオ原本を没収し、2審の福岡高裁宮崎支部も支持。最高裁も今年6月、「(盗撮を)被害者に知らせて処罰を求めることを断念させ、刑事責任を免れようとしたと認められ、ビデオは犯罪のために使われたと言える」と没収可能との判断を示した。

 一方、最高裁は加害者が性的に楽しむ目的で撮影した場合の対応には言及しなかった。犯罪被害者支援弁護士フォーラムは、性的に楽しむ場合は盗撮ビデオを没収できない可能性があると懸念する。

 被害回復の限界を示した最高裁判断を受け、同フォーラムは今夏、同意のない性的な撮影を取り締まる全国一律の盗撮罪の創設を目指し、シンポジウムの開催など活動を始めた。しかし、性的意図を持って撮影した立証は難しく、何をもって盗撮とするか具体化には時間を要する。

盗撮:法の不備あらわ 被害者、流出おびえ
2018.11.20 

 スマートフォンの普及に伴い、盗撮被害が深刻化している。盗撮行為を取り締まる全国一律の法律はなく、性暴力の現場では加害者による撮影が横行している。捜査で使われた盗撮データでも強制的に没収できないのが実態で、インターネットにアップされると瞬時に拡散する。弁護士有志から盗撮罪の創設を訴える声が出始めた。【椋田佳代、菅野蘭】

 「今もどこかに盗撮のデータが残っているのでは、いつか表に出てしまうのでは、といつも不安で、一生脅迫材料を握られているような思いです」

 昨年7月に男2人から性的暴行を受け、その様子を動画撮影された東京都内の20代女性は、男らが逮捕・起訴され、実刑判決を受けた後も恐怖に苦しんでいる。盗撮データの抹消、没収に強制力がないからだ。

 男らは、有料で女性の口説き方を教える「リアルナンパアカデミー」と呼ばれる「塾」の塾生だった。女性や弁護士、判決によると、女性は街中で声をかけてきた男にしつこく誘われ、仕方なく複数同士での飲み会に参加。飲み会後、塾が管理する都内のマンションの一室に連れて行かれてウオッカの一気飲みを強要され、意識がなくなったところで暴行された。

 塾は、合意の上の証拠と称して暴行の様子を動画で撮るようマニュアルで指南しており、男らも1人が暴行している間に、もう1人がスマホで撮影。塾のメンバー数十人が無料通信アプリ「LINE(ライン)」で動画データを共有していた。

 女性がこうした事実を知ったのは、今年5月、男2人が準強制性交等容疑で警視庁新宿署に逮捕された後だった。暴行の様子が盗撮されていた上に、データが知らぬ間に多人数に共有され、どこまで広がっているのかも分からない状況にがくぜんとした。

 しかも2人の逮捕後、リアルナンパアカデミーの「塾長」の男が、約8000人のフォロワーがいる自身のツイッターで「合意の証拠がある」「冤罪(えんざい)だ」といった趣旨の主張を展開。「名前を公表してもいいじゃないですか」などと身勝手な書き込みをするフォロワーも出てきた。

 塾や塾長の存在を知った女性はほとんど家から出られなくなり、いつか動画や名前が公開されるのではないかと、ネットの書き込みを毎日何時間もチェックするようになった。新宿署からは、動画データを共有していた塾生たちがデータを「消した」と言っていると説明されたが、本当にすべてのデータがなくなったという保証はない。不安と絶望から気付いたらテレビのコードで首を絞め、苦しくて途中で我に返った。

 女性は被害者参加制度を利用し2人の公判で自らが受けた精神的苦痛を訴え、厳しい処罰を求めた。2人は9月から10月にかけて、準強制性交等罪などでそれぞれ懲役5年6月と懲役7年の実刑判決を受け、塾長も別の準強制性交等容疑で逮捕・起訴された。少しだけほっとしているが、やはり「いつか動画や自分の名前が世の中に出てしまうのでは」という不安はぬぐえない。「法律で早くすべてのデータを取り上げられるようにしてほしい」と唇をふるわせながら小さな声で話した。

 弁護士有志でつくる犯罪被害者支援弁護士フォーラム事務次長で、性犯罪被害に詳しい上谷さくら弁護士は「レイプや強制わいせつの現場で犯行状況を加害者が撮影しているのが犯行とセットになっていると言っても過言ではない」と語る。上谷弁護士によると、撮影したデータを「ばらされたくなかったら言うことを聞け」などと脅しの道具に使い、口止めや関係強要をしている。こうした事案はスマホが普及した5年ほど前から目立ち始めた。

 ◇私的空間「野放し」

 盗撮を取り締まる都道府県の迷惑防止条例は、規制対象となる場所を拡大する改正が進むが地域差がある。東京都は7月施行の条例改正で学校や会社のトイレ・更衣室、カラオケの個室も規制対象に加えた。だが青森、埼玉、広島、山口の各県などは公園や道路など不特定多数が出入りする「公共の場・乗り物」に限られ、学校や会社のトイレ・更衣室は原則取り締まれない。軽犯罪法は刑罰が軽く、30日未満の拘留か1万円未満の科料程度で、データが没収できない。オフィスの個室など私的空間での盗撮は基本的に「野放し」だ。

 さらに盗撮データは売買対象になり、被害の拡大を招く。東京都豊島区の飲食店のトイレで盗撮した動画を、インターネットで販売したとして10月にリベンジポルノ防止法違反容疑で警視庁に逮捕された男は、300人以上の女性を盗撮し、編集した動画で約2700万円を売り上げていた。

 海外には盗撮罪を設けている国がある。南山大の末道康之教授(刑法)によると、ベルギーは2016年に盗撮罪を新設した。フランスは1970年から私生活に対する侵害行為として同意がない録画を禁じており、16年の刑法改正で性的な画像の公表を処罰対象に加えた。

 盗撮ビデオは誰のものか。元東京地検検事の落合洋司弁護士によると、強制性交等罪や強制わいせつ罪などを立証する証拠として扱われた盗撮データは、捜査が終わって証拠物を返す際に被告の同意を得て削除する運用がされている。落合弁護士は「強制力のない対応だ」とデータが没収できない問題点を指摘する。

 盗撮ビデオの没収の可否が注目された裁判がある。宮崎市のアロママッサージ店の経営者の男が女性客らに性的暴行を加えたとして強姦(ごうかん)罪などに問われた事件の裁判だ。男は性犯罪行為を盗撮していた。駅や路上など公的な場なら自治体の迷惑防止条例に、相手が18歳未満なら児童ポルノ禁止法に違反するが、撮影した場所が店内で被害女性が成人だったため、隠し撮り行為自体は罪に問われていなかった。

 地裁は男が公判で「トラブルになった場合に備えて撮影した」と供述したことなどを理由に、15年12月にビデオ原本を没収し、2審の福岡高裁宮崎支部も支持。最高裁も今年6月、「(盗撮を)被害者に知らせて処罰を求めることを断念させ、刑事責任を免れようとしたと認められ、ビデオは犯罪のために使われたと言える」と没収可能との判断を示した。

 一方、最高裁は加害者が性的に楽しむ目的で撮影した場合の対応には言及しなかった。犯罪被害者支援弁護士フォーラムは、性的に楽しむ場合は盗撮ビデオを没収できない可能性があると懸念する。

 同フォーラムは今夏、同意のない性的な撮影を取り締まる全国一律の盗撮罪の創設を目指し、シンポジウムの開催など活動を始めた。しかし、性的意図を持って撮影した立証は難しく、何をもって盗撮とするか具体化には時間を要する。
「パパ活」を甘く見る女子中高生に迫る超危険/性被害や殺人の可能性を忘れてはいけない
2018.11.18 東洋経済オンライン キャリア・教育  (全2,343字) 

「#パパ活初心者」「#パパ活大阪」「#パパ活JC」「#パパ活」--。
ツイッターなどのSNSで「パパ活」と検索すると、このようなハッシュタグをつけた投稿が多数見つかる。パパ活とは、パパと呼ばれる男性と食事やデートなどを行い、金銭的授与を受けることを指す。実態は必ずしもそうではないが、基本的に“性的関係を前提としない”とされている。
「#パパ活JC」の「JC」とは女子中学生を意味しており、同様に「#パパ活JK」の「JK」は女子高生を意味する。そんな若い世代がのめり込むパパ活だが、最近は脅迫や性被害につながるなど、リスクも明らかになってきた。
「パパ活」の温床はツイッターやインスタ
「#パパ活募集」「#パパ活初心者」「#p活(パパ活の略語)」などのハッシュタグがついたツイートには、多くの男性から「DM開放してください」「DMよろしくお願いします」などのリプライが寄せられている。

パパ活募集の投稿の特徴は、詳細な情報を載せるためと、それを取り締まる警察からの検索を予防するためか、画像を使って自らのスペックや相手に求める条件などを載せていることだ。
自らの年齢や学年、身長、会える時間、場所、1時間あたりの料金などを載せるほか、「体目的、お触り、録音、録画、密室空間(車含め)、暴力行為、ドタキャン、個人情報」などの禁止事項を載せている投稿が多い。

ある女子中学生と思しきアカウントは、前述の禁止事項に続いて「上記のことが起き不安に思った場合は返金無しに打ち切らせて頂きます」と注意書きも付けている。「過去ツイとかも確認します」とあり、パパになりたい男性の過去の投稿をもとに、信頼できるかどうか確認しているようだ。
また、女子高生と思しき別のアカウントはツイッターのパパ活募集ツイートに、「本気で会う気がある方がいましたら、インスタグラムのアカウントを教えるのでそこで顔などを確認していただけたらと思います」としていた。このように複数のSNSを活用してパパを募るケースもある。
そもそも援助交際自体も、売春を手軽な印象の言葉に言い換えたものだが、パパ活となるとさらにライトな印象になる。しかも前提として性的行為はなしとなれば、お手軽なバイト気分で投稿してしまう女子中高生が出てきてしまうのは当然と言えるかもしれない。

そして、インスタグラムでも「#パパ活募集」は行われている。「ツイッター凍結されちゃったんで、パパ活垢作りました」というただし書き付きで、ツイッターと同様条件や禁止事項などを画像で投稿している点は同じである。ツイッターやインスタグラムは匿名で複数のアカウントが作成できる。そのため、パパ活目的で使いやすいというわけだ。
しかし援助交際と違って、パパ活なら安全というわけではない。
日本郵便契約社員である20代男性が2018年2月に、東京豊島区のホテルで当時高校2年の女生徒(17歳)に現金2万円を渡し、わいせつな行為をしたとして逮捕された。男はツイッターでパパ活を募集し、連絡してきた女生徒と会ったという。
警察も「サイバー補導」で少女たちに注意喚起
性的行為がないことを前提としていたはずが、実際には児童買春や性暴力につながるケースが目立ってきているのだ。
そういった事件が続出する背景から、愛知県警少年課が2018年10月より、ツイッター上で児童買春につながりそうな書き込みに対して注意を促している。児童買春を引き起こすようなツイートには次のような文面が送られてくる。
「こちらは愛知県警少年課です。このツイートは児童買春などの被害につながるおそれがあります。また、見ず知らずの相手と会うことは、誘拐や殺人などの重大な被害に巻き込まれるおそれのある大変危険な行為です。」

同時に愛知県警少年課は、加害者となりうる成人のツイートに対しても、書き込みの削除を促している。
また大阪府警も今年8月から、パパ活を募集している少女たちの監視を強化しており、その待ち合わせ場所に訪れた少女らを補導する「サイバー補導」を行っている。
メディアなどでパパ活が騒がれる一方で、警察もその対策を強化しているのだ。
福岡県警筑紫野署も今年、県内の男子高生(当時17歳)を補導している。2018年9月、男子高生はツイッターに「福岡 17さい ままかつしたい#ママ活」と投稿。書き込みを見つけた同署員が男子学生に連絡すると、「2時間カフェでまったり会うので7000円」と返答。彼が待ち合わせ場所に現れたところを警察は補導した。
「パパ活」「ママ活」のリスク
このように年上の女性と会って金銭的援助を受ける「ママ活」も、SNS上にあふれている。また、ママ活をしようとする女性の投稿も少なくない。
筆者が過去に取材した、ある女子大生は親しい友人数名がパパ活をしていると言っていた。「父親から祖父くらいの年齢の相手と食事をしたりLINEをするだけで、月に数万円手にしているみたい」という。しかし、彼女自身は「パパ活に興味はない」と話す。「相手がストーカー化して大学に来てしまったという怖い話を聞いて、絶対ありえないと思っている」からだ。
「体目的、お触り、録音、録画、密室空間(車含め)、暴力行為、ドタキャン、個人情報」などが禁止事項として挙げられているのは、そのような危険と隣り合わせということ。2人きりで異性と会うのだから性的被害は受けやすい状況であるし、盗撮や録音されたら脅迫やリベンジポルノ被害につながる可能性もある。
すでに述べたとおり、パパ活やママ活はサイバー補導の対象だ。同時に、身の上にさまざまな重大な危険が降りかかる可能性が高い。もし周囲にパパ活やママ活に手を出している子どもいたら、その危うさをちゃんと伝えてあげてほしい。

リベンジポルノ防止法違反などの疑い
2018.11.09 朝刊 

 【愛知県】豊田署などは8日、私事性的画像記録の提供等被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反やストーカー規制法違反(ストーカー行為)などの疑いで、日進市浅田町上ノ山、会社員h容疑者(53)を逮捕した。

 逮捕容疑では、10月20~29日の3回にわたって、元交際相手の女性(57)の顔や裸の画像と名前、住所などを印刷した紙計4枚を豊田市内の路上に置いたとされる。

 署によると、「印刷した紙を道路に置いたことは間違いないが、ストーカー行為はしていない」と容疑を一部否認している。紙を拾った通行人が署に届け出た。
盗撮動画:ネット販売 公然陳列容疑で男逮捕 /東京
2018.10.26 地方版/東京

 トイレを盗撮した動画をインターネットで販売していたとして、池袋署は25日、墨田区石原1、会社員、n容疑者(42)をリベンジポルノ防止法違反(公然陳列)容疑で逮捕したと発表した。2017年秋ごろから、300人以上の女性を盗撮し、編集した動画で約2700万円を売り上げていたという。

 逮捕容疑は豊島区内の飲食店トイレで20代女性を盗撮した動画を17年から1年間にわたってネットに公開したとしている。容疑を認めているという。

 池袋署によると、9月中旬に女性から「自分の動画がネットにアップされている」と相談があった。同署員がカメラが仕掛けられている飲食店を特定し、張り込みを続けたところ、10月3日にカメラを回収しに来た名取容疑者を発見。同日、都迷惑防止条例違反容疑で逮捕していた。n容疑者は出勤前にカメラを仕掛け、夜に回収する手口を週5日繰り返していたという。

 n容疑者と盗撮された女性の間には面識はなかった。リベンジポルノ防止法は面識のない相手を盗撮した場合にも適用される。【金森崇之】

女性300人を盗撮か 動画公開容疑 逮捕 42歳会社員
2018.10.25 東京夕刊

 トイレの盗撮動画をインターネットに公開したとして、警視庁池袋署は25日、東京都墨田区石原、IT会社社員、n容疑者(42)(都迷惑防止条例違反容疑で逮捕)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で再逮捕したと発表した。女性約300人の盗撮動画を公開し、約1000万円の利益を得ていたという。

 池袋署幹部によると、n容疑者は昨年秋から約1年間、豊島区の飲食店トイレ個室に仕掛けた小型カメラで盗撮した20歳代の女性が映った動画を、インターネットの動画販売サイトで公開した疑い。容疑を認めている。

 n容疑者は週5日この店を訪れ、朝に仕掛けたカメラを夜になって回収していた。

SNSから事件後絶たず 県内若者、被害者にも、加害者にも  興味本位で画像投稿
2018.10.22 佐賀新聞 

 ツイッターなど会員制交流サイト(SNS)の利用に絡み、若い世代が事件の加害者や被害者になるケースが後を絶たない。佐賀県内でも、ツイッターに露出した下半身の画像を投稿したとして中高生らが摘発されたり、SNSを通じた裸の画像のやりとりなどが明るみに出たりしている。誰でも簡単に情報発信できるSNSが、使い方次第で犯罪につながるリスクをはらむことをどう啓発していくかが課題となっている。

 ツイッターに下半身の画像を投稿したとして、佐賀県警は今年8~9月、県内などの中高生ら5人を書類送検した。5人は「自分の下半身を撮影して投稿した」と話し、出会い目的の動機があったとされる。

 9月上旬には、SNSで女子高校生を脅したとする強要未遂容疑で、佐賀市の男子高校生を逮捕。やりとりの中で女子生徒から裸の画像を受け取り、脅迫の材料としたという。加害と被害は隣り合わせで、ツイッターの件で摘発された県内の男子高校生(18)は昨年11月、SNSで知り合った会社員の男(39)とみだらな行為をした疑いも浮上し、男の逮捕につながった。

 県警サイバー犯罪対策課の藤井信吾サイバーセキュリティ対策官は「犯罪行為という自覚にとぼしい」と指摘。「放置しておけば、他人にも安易に裸の画像を強要するなどの犯罪にエスカレートしかねない。リベンジポルノや殺人といった命や人権が侵害される重大事件につながる恐れもある」とする。

 県警人身安全・少年課によると、県内でSNSを介して18歳未満の子どもが裸の画像を要求されたり、相手と会って性被害に遭ったりした事件の摘発は、昨年までの5年間で計43件。4年前からは年間8~13件で推移している。5年間で摘発した37人のうち、7人が20歳未満の少年だった。

 県警はツイッター投稿事件の一斉摘発に伴い、高校生以下のSNS利用に関するモラル向上の指導を強化するよう県教育委員会に申し入れた。担当者は「児童生徒が被害者にも加害者にもならないために、引き続き保護者、PTAと連携して指導したい」とする。一方、教育現場からは、子どもが実名以外で登録したアカウントを使っているケースがあり、現状把握の難しさを指摘する声もある。

 情報モラル教育に取り組むNPO法人「ITサポートさが」(佐賀市)の陣内誠理事長は「興味本位から犯した過ちでもインターネットでは証拠が残り、拡散すると消せず、『若気の至り』では済まない。後で苦しむ恐れがあることを子どもに理解させるべき」と話し、保護者や学校現場を含め社会全体で啓発に取り組む必要性を指摘した。
KARA元メンバーを「リベンジポルノ」で脅迫か 青瓦台揺るがす大騒動
2018.10.12 夕刊フジ

 韓国の5人組ガールズグループ、KARAの元メンバーで、歌手兼女優のク・ハラ(27)が、元交際相手の男に「リベンジポルノ」で脅迫されたと主張、現地メディアで大きく取り上げられた。問題は有名芸能人のスキャンダルにとどまらず、韓国大統領府(青瓦台)への請願やデモの発生など、国を巻き込む騒動に発展している。

 ハラは2008年にKARAでデビュー。「ジェットコースターラブ」や「GO GO サマー!」「ミスター」などのヒットを連発し、日本でも人気だった。16年にグループの活動休止後、ハラは、韓国のドラマやバラエティー番組などで活躍している。

 韓国メディアによると、問題の発端は先月13日、ハラに暴行を受けたと元交際相手の男が警察に通報。ハラは同18日に出頭し事情聴取を受けた。ハラは現地メディアのインタビューに「相手が『タレント人生を終わらせてやる』と言って、過去に撮影した2人の動画を送り、脅迫してきた」と訴えた。この動画がいわゆるリベンジポルノだというのだ。

 その後、元交際相手は顔や腕が傷だらけの写真を公開し、代理人弁護士は9月13日にハラによって受けた暴行と主張。動画に関しては、ハラ側が提案してハラが撮影したものだとして、脅迫を否定しているという。

 双方の言い分が対立するなか、韓国の女性を中心に怒りが爆発している。8日付聯合ニュース(日本語版)は、青瓦台のサイトにある「国民請願掲示板」で、リベンジポルノの加害者への処罰を強化するよう求める請願があり、20万人以上の賛同者がいると報じた。

 同掲示板では30日以内に20万人以上賛同した案件については青瓦台の首席秘書官や関係閣僚が正式に回答することになっている。

 中央日報(電子版)によると、今月6日にはソウル市内で、女性団体がハラの元交際相手を糾弾し、男性中心主義に抗議するデモを開き、約1万5000人が参加したと報じた。

 韓国事情に詳しいライターの高月靖氏は「(韓国社会では)男性によるリベンジポルノのような事件があっても、男性に対しては比較的処罰が緩いとされる。一方、女性が仕返しに男性の個人情報などをネットでばらまく事件もあったが、女性への処罰が厳しいとの話がある。こうしたことが積もり積もって、ネット上で男女間の対立が過激化している」と話す。

 告発の行方は-。
売春相手募った容疑で書類送検=静岡
2018.10.05 東京朝刊 

 天竜署は4日、浜松市天竜区、看護師の女(21)を売春防止法違反の疑いで静岡地検浜松支部に書類送検した。発表によると、女は今年2月中旬、インターネットの掲示板に売春の相手を求める書き込みをした疑い。容疑を認めている。

 女は8月、売春相手の同市中区の会社員男(32)から、裸の画像をインターネット上に公開される「リベンジポルノ」の被害を受けたとして同署へ相談していた。男は8月28日、リベンジポルノ被害防止法違反の疑いで同署と県警人身安全対策課に逮捕された。

 県警は「リベンジポルノの被害者であっても、売春はれっきとした犯罪」(幹部)としている。

売春防止法違反の疑い-天竜署が書類送検
2018.10.05 朝刊 

 天竜署は4日、売春防止法違反容疑で浜松市天竜区の看護師の女性(21)を静岡地検浜松支部に書類送致した。同署は8月下旬、リベンジポルノ防止法違反の疑いで同市中区の男性会社員を逮捕しており、女性はその被害者だった。

 女性の送致容疑は2月中旬、インターネット掲示板に売春相手を募集する内容の文章を書き込んだ疑い。

 同署によると、女性は旅行などに使う数万円を得る目的で「大人のお付き合い」などと繰り返し書き込み、複数の男性と関係を持っていたとみられる。

 リベンジポルノ防止法違反で逮捕された男性とは数カ月にわたり繰り返し会っていたという。

リベンジポルノの疑い=新潟
2018.09.29 東京朝刊

 見附署と県警子供女性安全対策課は27日、大阪府豊中市上新田、会社員a容疑者(59)と妻でパート店員のt容疑者(58)を、リベンジポルノ被害防止法違反などの疑いで逮捕した。県警が同法を適用するのは初めて。発表によると、2人は8月中旬、a容疑者の知人女性の裸の画像を印刷した紙などを入れた封筒を、県内の4企業に郵送した疑い。封筒が送られた企業から届け出を受けた県警が、両容疑者を特定した。2人はいずれも容疑を認めているという。

リベンジポルノなどの疑い=熊本
2018.07.20 西部朝刊 

 県警は19日、熊本市北区清水新地5、無職i容疑者(35)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑などで逮捕した。県内での同法による逮捕は初めてという。発表では、4月5日午前4時頃、県外の女子高生(16)の裸の画像をインターネット上に掲載した疑い。「腹いせで写真を掲載した」と供述しているという。

「自分の裸写真」送る中高生女子のヤバい認識/オンラインとオフラインの区別がない子供達
2018.07.16 東洋経済オンライン 

「ライブに行くおカネがほしい」
ある日、ツイッターで何の気なしにそんな投稿をした中学生女子のAさん。すると、見知らぬアカウントから「裸の写真を送ってくれたら、おカネをあげる」とメッセージが送られてきた。おカネがもらえるならと思った彼女は、自分の写真を送信。
ところが、送信後、相手は自分と付き合うよう要求し、断れば「写真をばらまく」と脅してきた。Aさんが拒否すると、相手は写真をネット上にアップロードして、それが拡散。いまも写真がネット上に残っているという。
こうした子どもの「自画撮り被害」が増えている。自画撮り被害とは、未成年がだまされたり、脅されたりして、自分の裸の写真をメールやSNSで送らされる被害のことだ。
警察庁が発表した「平成29年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策について」(2018年4月)によると、SNSが原因となる犯罪の被害児童数は過去最多。児童ポルノ及び児童買春事犯が増加傾向にあるという。また、同庁の「平成29年上半期における子供の性被害の状況」によると、児童ポルノのうち「自画撮り」被害が4割強と最多。被害者の内訳は中学生が5割、高校生が4割と中高生が大半を占めるが、小学生以下も1割弱いる。
2018年5月には、ツイッターで知り合った17歳少女に自分のわいせつな写真を送るよう要求した33歳男が、東京都の青少年健全育成条例違反容疑で書類送検されており、自画撮りの要求行為で摘発された全国初の事例となった。ほかにも同5月、ツイッターで知り合った男子中学生に自画撮り写真を送らせた26歳の男が、児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕された。
子どもたちが「裸の写真」を送る事情
なぜ子どもたちは見知らぬ男たちに裸の写真を送ってしまうのか。その背景には、スマートフォンが広く普及し、子どもたちの間で「自撮り」や、撮った写真を送り合うことが一般的になっていることがある。
同時に、SNSの利用が浸透していることも大きく影響している。子どもたちはスマホネイティブ、SNSネイティブ世代であり、人間関係に「オンラインとオフラインの区別」をつけない。それゆえ、SNSで交友関係を広げ、信用した人間には個人情報も教えてしまうのだ。
冒頭で紹介したような事例はほかにもある。
同じバンドが好きな同級生の女の子とツイッターで親しくなった高校生女子のBさん。悩みなども打ち明け合う仲になったが、あるとき、自身の体型の話に。先に裸の写真を送ってきたのは相手のほうだった。
Bさんが「太ってないよ」と送ると、「私が(写真を)送ったのにBは送ってくれないの?」と返ってきた。嫌われるのを恐れた彼女は、しぶしぶ自分の裸の写真を送った。
だが、その直後、女の子だと思っていたアカウントの主は「実は男」と告白したうえで、「この写真をばらまかれたくなかったら言うことを聞け」と脅してきた。その男の脅しに従ったBさんは、最終的には性被害にあってしまった。
「あまりにしつこく請われて送ってしまった」例もある。子どもたちはネットで知り合った相手を信じ、嫌われることを恐れる傾向にある。送ってしまったらどうなるかというリスクを考えられず、目先の嫌われる恐怖感から軽率な行動に出てしまう。
中学生女子のCさんは、自分の裸の写真がネット上に広まり、消せないままでいた。そのために、みんなが自分の陰口を叩いているのではないかという疑念が解消できず、引きこもりになってしまった。
自画撮り写真のいちばんの問題はリベンジポルノ問題と同様に、一度、広まった写真は消すのが難しい点だ。インターネット上に写真が掲載されたり、拡散されたりすることで、多くの人の目に触れて、将来にわたり精神的な苦痛を受け続ける可能性がある。
自画撮り被害が増えたのに伴い、各自治体も動いている。2018年2月、「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の一部が改正された。これにより、18歳未満の未成年に自画撮り画像を送るよう不当に求める行為自体が罰則に問えるようになった。この結果、前述の摘発にもつながった。
東京以外の自治体も続いている。兵庫県でも、2018年4月より兵庫県青少年愛護条例の規定が改定されて、未成年に不当に自画撮り写真を要求する行為に罰則を規定。福島県でも、同様に青少年健全育成条例を改正し、要求行為に罰則を設ける予定だ。
既存の「児童ポルノ禁止法」では、18歳未満の未成年の裸の写真の単純所持は禁止しているが、要求行為だけでは取り締まることができない。そんな事情から、このように自治体が独自の規定を設け始めている。
ネットを利用する上で、子どもに教えたいこと
きちんと対策さえ打てば、自画撮り被害は防げる。子どもたちがSNSを通じて交友関係を広げることを止めるのは難しいが、「裸の写真を撮らない」「残さない」「他人に送らない」ことを徹底させることはできる。たとえ信頼する友人や交際相手に頼まれても裸の写真は絶対に送らないことを、子どもにはしっかりと伝えたい。
また、インターネットでは「正体を偽れる」ことも教えるべきだろう。加害者は性別・年齢・職業など、プロフィールを偽っている可能性が高い。同年代の同性と思っていてもなりすましの可能性があることを知り、万一に備えて必要以上の個人情報は渡さない、会いに行かないなどリスクに備えるべきだろう。

◎SNSトラブル どう防ぐ 鯖江で連絡会 教員ら現状、対策理解
2018.06.28 朝刊 

SNSトラブル どう防ぐ

鯖江で連絡会

教員ら現状、対策理解

 インターネットの会員制交流サイト(SNS)を巡る子どもたちのトラブルを未然に防ごうと、丹南青少年愛護センターは25日、鯖江市勤労青少年ホームで同センター管内の中高の生徒指導担当者を集めた連絡会を開いた。教員ら約40人が被害の現状や対策について学んだ。

 丹南地区などの中学、高校、高専の計31校の教員らが参加し、NTTドコモ北陸支社と県警の担当者が講師を務めた。

 同社のスマホ・ケータイ安全教室インストラクターの一ノ田悦雄さんがネットいじめやリベンジポルノなどトラブルの例を動画で紹介。一ノ田さんは「トラブルのほとんどは一般的な常識に反する行為から起きており、子どもたちのネットリテラシーを高めることが重要」と呼び掛けていた。

リベンジポルノ容疑の男 書類送検=岐阜
2018.06.21 中部朝刊 

 大垣署は20日、富山県立山町の会社員の男(44)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で岐阜地検大垣支部に書類送検した。県内での同法適用は初めてという。

 発表によると、男は昨年12月19日から翌日未明にかけ、交際していた岐阜県内に住む40歳代の女性の性的な画像20枚をインターネットの掲示板に掲載した疑い。

 男は以前、県内企業に勤めていたが、転職で立山町に移っており、「交際を断られて腹が立ってやった」と容疑を認めている。

 リベンジポルノ 県内で初の摘発 男性を書類送検
2018.06.21 朝刊 

 【岐阜県】元交際相手の裸の画像をインターネット上に公開したとして、大垣署は二十日、私事性的画像記録の提供等被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反の疑いで、富山県立山町、会社員男性(44)を書類送検した。同法違反による摘発は岐阜県内では初めて。

 送検容疑では、昨年十二月十九日から二十日にかけて、県内の四十代女性の画像二十枚を、顔などが分かるようにしてウェブサイトに投稿し、多数の人が閲覧できる状態にしたとされる。男性は「交際解消を告げられ、その怒りからやった」などと容疑を認めている。
リベンジポルノ防止法違反の疑いなどで男を逮捕 /広島県
2018.06.20 大阪地方版/広島

 広島西署は19日、広島市西区井口1丁目の会社員h容疑者(34)をリベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)などの疑いで逮捕し、発表した。

 h容疑者は2015年7月から先月にかけて、被害女性の裸や顔が写った画像を複数のインターネットサイトに投稿し、不特定多数が閲覧可能な状態にした疑い。先月被害女性が同署に相談し、発覚した。
「画像ばらす」と高1少女を脅す 富山北署、容疑の少年逮捕
2018.05.28 朝刊 

 交際相手の富山県内の高校1年生少女(15)に対し、「会わなければ(生徒の)画像をばらす」などと脅したとして、富山北署は27日、強要未遂の疑いで、県東部の自称解体工少年(16)を逮捕した。

 逮捕容疑は24日午後1時半~2時、少女に「画像をばらす」などと電話したり、少女のツイッターに画像を送信したりして、会うように強要した疑い。

 同署によると、少女が同日、被害届を提出して発覚した。同署は交際相手の裸などの画像を流出させる「リベンジポルノ」とみて、動機などを調べる。

出雲/SNSの危険性知って/農林高で教室/トラブル防止学ぶ
2018.05.23 本紙朝刊 

 未成年者が会員制交流サイト(SNS)利用をきっかけに犯罪に巻き込まれるのを防ごうと、出雲市下横町の出雲農林高校でこのほど、出雲署の少年補導職員を講師に招いた「ネットトラブル防止教室」があった。全校生徒約460人が講話やビデオ視聴を通し、危険性や注意点を学んだ。

 2017年にSNS利用がきっかけで犯罪被害に遭った18歳未満の子どもは、全国で1813人に上り、過去最多を記録。県内でも17件が確認され、16年の7件から倍以上に増えた。

 講師を務めた藤井睦少年補導職員は、昨秋発覚した神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が発見された事件を例に、インターネットを通じて知り合った人とは直接会わないよう指導。復讐(ふくしゅう)目的で交際相手の裸の画像などをネット上などに流出させる「リベンジポルノ」についても注意を呼び掛けた。

ネット利用 気を付けて いじめ・リベンジポルノ…トラブルも 尾道 小中高生向けパネル展
2018.05.16 朝刊

ネット利用 気を付けて

いじめ・リベンジポルノ…トラブルも

尾道 小中高生向けパネル展

 小中高生を対象に、インターネットで生じるトラブルや犯罪の事例を伝えるパネル展が、尾道市防地町の市人権文化センターで開かれている。無料。

 1階ギャラリー前にパネル14点を展示した。無料通信アプリのグループ会話で仲間はずれにされるいじめ、わいせつな画像を流される「リベンジポルノ」の事例を示して啓発。作者に無断で転載された動画や音楽をダウンロードしないように呼び掛けている。

 同市高須町の主婦古沢愛さん(35)は「娘がスマートフォンを持つ時はトラブルにならないよう気を付けたい」と話していた。

 
SNSから被害、防止に力 GW前、高校生に注意 県警 /群馬県
2018.04.28 東京地方版/群馬

 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて、中高生が被害者になる事件が後を絶たない。昨年、神奈川県座間市で9人の遺体が発見された事件で、被害者となった県内の高校1年の女子生徒は、容疑者とツイッターで知り合っていた。県警は次の被害者を出さないよう対策に力を入れる。

 「事情聴取の時間的拘束や心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの精神的負担。犯罪被害者になると今までと同じ生活が送れなくなる」。藤岡市の県立藤岡北高の体育館で16日、藤岡署生活安全課の神宮洋介課長が生徒に語りかけた。

 誘拐や自撮り写真強要、リベンジポルノ、美人局(つつもたせ)……。実際に県内で起きたSNSが関わった事件を紹介し、「取り調べのために家族や友人にも大きな迷惑がかかる。悩みごとはSNSではなく、警察や学校の先生に頼ってください」。

 藤岡署は管内4高校全てで同様の指導をした。神宮課長は「大型連休前にSNSの利用について考えてほしかった」と話す。

 座間事件では、容疑者が被害者をSNSで次々と誘い出していたとされる。県内の中高生がSNSなどを通じて出会った人物から誘拐や性犯罪の被害を受ける事件も続いている。

 県警は今年2月、無料の出会い系アプリで知り合った県内の女子高校生(当時16)とホテルでみだらな行為をしたとして、県青少年健全育成条例違反の疑いで桐生市の中学校非常勤職員の男(当時27)を逮捕した。男は簡裁で罰金50万円の略式命令を受け、市教委に懲戒免職とされた。

 3月には無料通信アプリで知り合った県内の女子中学生(当時13)に「ワンルームマンション全部そろってます。服と靴も用意する」などと送り、自分の車に誘い込んだとして、東京都墨田区の会社員の男(当時45)を未成年者誘拐の疑いで県警が逮捕。前橋地検は4月、男をわいせつ目的誘拐の罪で起訴した。

 県警によると、犯罪などに巻き込まれた可能性があると判断された「特異行方不明者」は、今年1~3月で177人(前年同期比45人増)。若者の場合、「長期休暇、特に始業式の前後に行方不明になる場合が多い」(県警幹部)という。

 県警は部署を横断して未成年の特異行方不明者の初動捜査にあたる「人身安全対処ユニット」を昨年末につくった。今年3月までに対象になった延べ15人全員を保護。さらに捜査態勢の見直しで、被害抑止を図る構えだ。
スマホ 使い方で「凶器に」*室工大 新入生対象に教室
2018.04.20 北海道新聞夕刊地方 

 スマートフォンを巡るトラブルの防止や対策について学ぶ「スマホ・ケータイ安全教室」が、室蘭工業大の新入生を対象に同大で開かれた。

 通信大手のKDDI北海道総支社(札幌)が2016年度から道内の大学で実施している。室工大では昨年に続き2回目の開催で、16日に実施した教室には情報電子工学系学科の新入生約100人が出席した。

 同支社の浅見洋マネジャーが、スマホを壊された腹いせに相手の望まない写真を拡散させたり、熊本地震発生後に「動物園の猛獣が逃げた」とうそをツイッターに投稿して逮捕されたりした例を動画で紹介した。

 元交際相手の裸の画像を公開する「リベンジポルノ」の被害にもふれ、「人間の感情が高ぶった瞬間が危険だ」と強調。「スマホは凶器にもなり、一生消えない傷を与えてしまう」と注意を呼びかけた。(須田幹生)

特集ワイド:#MeTooが広がらない
2018.04.12 東京夕刊 

 島国だから、という理由ではないだろう。昨年秋、米ハリウッドから始まったセクハラ撲滅運動「#MeToo(私も被害者)」が日本では広がらない。欧米では大きなうねりになっているのに――。その背景には何があるのだろう。

 ◇遠い世界の出来事だから

 大手金融機関に総合職として勤めている女性(37)は浮かない表情を見せた。「『#MeToo』ですか? 米国の芸能界で起こった、遠い世界の出来事というぐらいの認識しかなくて」。この企業は社内外に「女性活躍推進」をアピールしているが、セクハラは日常的にあるという。例えば、大口取引先の男性部長からはこう言われたことがある。「女性はサポートが向いている。男性がバリバリ仕事をすべきで、君みたいに前に出てくる女は好きじゃない」。商談に男性社員を連れていかなければ「女だけをよこすなんてばかにされている」と機嫌が悪くなる。

 無理やり体を触った、性的な発言をしたというわけではないが、前述の事例はセクハラだ。でも、この女性は同僚らに助けられたこともなく、会社に訴えようと考えたこともない。「どうせ『だから女は感情的だ』程度にしか思われないし、自分が担当を外されるかもしれない。受け流してこそ、社会で生き残れる。実際、社内のセクハラ相談室に訴えた女性も何となく周囲から敬遠されがちですし……」とこぼす。

 この体験談にうなずいてしまう女性たちにとって「#MeToo」運動は確かに遠い世界の出来事なのだろう。

 ◇欧米より「弱い」日本人女性

 欧米では、セクハラで地位のある人たちが次々と失脚する事例が目立つ。韓国でも「#MeToo」運動をきっかけに次期大統領候補と目される知事が辞任し、政界に激震が走った。

 翻って日本。一部の人が声を上げたが、「#MeToo」運動が連日報じられる社会問題には至っていない。なぜか?

 「日本の女性は、欧米よりも弱い立場に置かれているからです」と断言するのは、在仏ライターで「フランスはどう少子化を克服したか」などの著書がある高崎順子さんだ。

 欧米の「#MeToo」運動に対する国民の反応を調べていた高崎さんは、国際機関「世界経済フォーラム」が毎年発表している「ジェンダーギャップ指数」の順位と相関性があることに気づいた。男女平等の社会を築き、指数が高い国ほど運動に理解を示していた。日本は2017年現在で144カ国中114番目とかなり低かった。

 高崎さんによると、指数が高い国は、被害者が訴えても周囲から「言い過ぎ」「やられた側に落ち度はないのか」などと責められる事態にはならないという。そうはいっても11位のフランスでは、女優のカトリーヌ・ドヌーブさんが「口説く自由は認められるべきだ」と男性を擁護するような発言をして話題になった。高崎さんが解説する。「彼女の発言の根底には『セクハラやパワハラは絶対的に悪いことなんだから、声を荒らげて大騒ぎしなくても冷静に話せば事態は改善されるはず』といった社会的合意があります。でも日本では黙っていればセクハラはなかったことにされ、大声で訴えればバッシングを受ける。これでは運動が広がらなくて当たり前でしょう」

 「#MeToo」の動きを受け、被害を受けていても声を上げるのは無理という人、さらには相手の実名を挙げての告発にためらう人や反発する人などもいる。だがこの運動は、もっと広範囲の意味を持つ。大阪大教授の牟田和恵さん(ジェンダー論)は「有名人が名前を出して訴えることに注目が集まっていますが、告発だけが目的ではありません。世界中で、ごく普通の女性たちが『性暴力やハラスメントにNOと言おう!』と声を上げているのです」と語る。

 だが、日本では匿名ですら言いにくいのが現状だ。「日本の女性は人の意に沿い、従順であるよう幼い時から教え込まれています。だから、不快に思ってもなかなか嫌だと言えない。たとえ被害を訴えることができても、相手は『合意の上だった』などと言い続け、周囲も被害女性を責める場合が多々あります」。これでは被害者の声を抑える土壌があると言われても仕方がないだろう。

 今回の運動の中でも、日本では被害を訴えた人がバッシングを受けたことがあった。このことを「二重に悪質です」と牟田さんは言う。「やっと嫌だと言い始めた立場の弱い人たちに、まだ我慢し続けろと言っているのと同じ。この運動がなかなか広がらないことが、日本社会がセクハラや性暴力をなくそうと本気で思っていない証拠なんです」。そう話す口調は厳しい。

 ◇気遣うだけで組織は変わる

 米国発の「#MeToo」運動に注目が集まるが、劇作家の平田オリザさんが主宰する「青年団」ではこれまでセクハラの撲滅に積極的に取り組んできた。それでも「魔の手」は忍び寄る。昨年、劇団のメンバーではない男性演出家が、青年団での起用をにおわせてセクハラを行ったと、複数の女性から告発されたのだ。男性演出家は事実を認めて謝罪したが、平田さんは「二度と演劇界に関わらないでほしい」とブログなどで問題を起こした演出家を強く非難し、話題になった。

 平田さんが怒るのは、劇団名をだしに使われたからだけではなく、約20年前からセクハラ対策に腐心し試行錯誤を重ねてきたからだ。劇団にはルールがある。例えば、年長者が異性を2人だけの酒の場に誘ってはいけない▽「それってセクハラだ」などとちゃかすこともいけない▽セクハラが疑われる行為を把握すれば、先入観なく双方から話を聞く――などだ。

 これまでにセクハラが原因で重要な取引先との関係を切ったり、重要な役割を担っていた人が劇団を辞めたりしたこともあった。それでも平田さんは、ぶれずに方針を貫いた。「ハラスメントをする人は組織の血栓のようなもので、他でも少なからず問題を起こす。一方、ハラスメントをしないように相手を気遣う人が増えるだけで、組織の風通しはすごくよくなる」

 平田さんはこう考える。「ハラスメントに厳しくしても、決して窮屈な組織や社会にはならない。むしろ逆です。日本では特に、リーダーの立場を任せられがちな男性が自覚を持たないとハラスメントは排除できません」

 デートレイプやリベンジポルノの被害に遭った女性を描いてきた作家の柚木麻子さんは「男性にとっても、女性がセクハラを受けない社会の方が生きやすいはず。それなのにこの問題になると、なぜか男性と女性が分断されて論争が起き、被害者に落ち度があったのではと批判されます」と嘆く。

 では、ハラスメントをなくす鍵は見つかるのだろうか。柚木さんは「男女が『自分より弱い立場の人を抑圧するのはやめよう』と手を携えることです。誰もが無理な我慢を強いられず生きられる。そんな新しい価値観を吸収できれば、相手を上から力で抑えつけるようなハラスメントは起こらないはず」。

 「#MeToo」の意味が、私も幸せ、となる日は来るのか。
暮らしの法律相談/リベンジポルノ/ネット上の画像 削除可能/-リベンジポルノって、少し前からよく聞くようになりましたけど、具体的にはどのような行為を言うのですか。/「リベンジポルノとは、元交際相手や元
2018.03.22 河北新報記事情報 

リベンジポルノ/ネット上の画像 削除可能

 -リベンジポルノって、少し前からよく聞くようになりましたけど、具体的にはどのような行為を言うのですか。

 「リベンジポルノとは、元交際相手や元配偶者に対する嫌がらせや復讐(ふくしゅう)(リベンジ)の目的で、交際中や婚姻中に撮影した相手方の裸の写真などを、インターネットに投稿するなどして不特定多数者に公開する行為を言います」

 -不特定多数の人に見られるなんて、考えるだけで怖いです。リベンジポルノを規制する法律はないのでしょうか。

 「2013年10月、被害女性が復縁を迫る元交際相手に殺害された上、交際中に撮影された性的画像をインターネットに拡散されたという、三鷹ストーカー殺人事件が起きました。この痛ましい事件を機に、14年11月19日、『私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律』、いわゆるリベンジポルノ防止法が国会で可決・成立しました」

 -どのような内容の法律なのですか。

 「リベンジポルノ防止法は、(1)リベンジポルノに対する罰則(懲役や罰金)の定め(2)インターネット上に流布された画像などの削除を実現するための特例の定め(3)被害者に対する支援体制の整備充実を図ること-を主な内容とした法律です」

 -もしインターネット上に画像が公開されてしまった場合、削除するにはどうすればよいのですか。

 「インターネット上の画像や情報について削除を求める場合は、いわゆるプロバイダーに対し削除の申し出をする方法を取ります。『プロバイダ責任制限法』という法律があり、権利が不当に侵害されていると信ずるに足りる相当の理由がある場合には、プロバイダーなどは即時に削除などを行うことができます。また、プロバイダーなどから発信者に対し照会をかけ、7日以内(リベンジポルノについては2日以内)に発信者から不同意の申し出がなかったときにも、削除などを行うことができます」

[きょうナニある?]/話題/リベンジポルノ千件突破/3年連続 20代被害最多
2018.03.20 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の写真などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は前年より180件(16.9%)多い1243件だったことが15日、警察庁のまとめで分かった。初めて年間の統計をまとめた2015年から3年連続で千件を突破、深刻な状態で推移している。沖縄は22件だった。

 警察庁によると、被害者は若い世代に多く、最多は20代の468人。次いで19歳以下307人、30代214人だった。これらの年代で、全体の79.6%を占めた。最年少はいずれも11歳の小5と小6の女児だった。

 全体の被害者のうち1138人(91.6%)は女性。加害者との関係は、元を含む交際相手が最も多い765人(61.5%)で、インターネット上の関係だけの友人知人も164人(13.2%)いた。

 加害者は多い順に20代294人(23.7%)、30代238人(19.1%)、40代227人(18.3%)など。性別は1039人(83.6%)が男性だった。

リベンジポルノ相談急増 昨年 ストーカー被害2万3079件
2018.03.16 西部朝刊 

 警察庁は15日、昨年1年間に全国の警察が把握したストーカー被害は2万3079件で、過去最多だったと発表した。昔の交際相手の裸の画像をインターネット上に公開する「リベンジポルノ」の相談も急増した。

 ストーカー被害者の88・3%は女性で、20代が35・5%、30代24・9%、40代19%、10代10・1%。加害者は20~40代が約6割を占めた。関係は、「交際相手」(元を含む)が44・8%で最も多く、「知人・友人」は13・2%、「同僚・職場関係」は11・0%。「面識なし」も7・4%に上った。

 摘発件数は2625件で、昨年1月から規制されたSNSのメッセージ連続送信等は94件、周囲をうろつく行為は53件だった。

 警告件数は、前年比297件減の3265件。禁止命令等は同489件増の662件で、過去最多だった。昨年6月から導入された警告を経ない禁止命令等は463件で、このうち220件は「被害者の身に危険が及ぶ」と判断した緊急禁止命令だった。

 全国最多となる59件の緊急禁止命令を出した福岡県警は、これまで聴聞手続きなどで命令を出すまで3週間以上かかることもあったという。同県警が受理したストーカー相談件数は警視庁に次いで多い1589件で、県警幹部は「重大事案に発展する前に加害行為をやめさせることが可能になった」としている。

 一方、リベンジポルノの被害相談は統計を取り始めた2014年以降、最多の1243件。相談者の年齢は、20代が468件(37・7%)、19歳以下が307件(24・7%)だった。

 相手との関係は、765件が交際相手(元を含む)で、インターネット上でのつながりしかない知人・友人は164件。摘発した283件のうち57件は、裸の画像などを同意なしにネットに掲載することなどを禁じたリベンジポルノ被害防止法違反だった。

 配偶者や同居の交際相手へのドメスティック・バイオレンス(DV)被害も14年連続で増加し、過去最多の7万2455件に上った。

リベンジポルノ 被害相談が急増
2018.03.16 東京朝刊

 警察庁は15日、昨年1年間に全国の警察が把握したストーカー被害は2万3079件で、過去最多だったと発表した。昔の交際相手の裸の画像をインターネット上に公開する「リベンジポルノ」の相談も急増した。

 ストーカー被害者の88・3%は女性で、20代が35・5%、30代24・9%、40代19%、10代10・1%。加害者は20~40代が約6割を占めた。関係は、「交際相手」(元を含む)が44・8%で最も多く、「知人・友人」は13・2%、「同僚・職場関係」は11・0%。「面識なし」も7・4%に上った。

 摘発件数は2625件で、昨年1月から規制されたSNSのメッセージ連続送信等は94件、周囲をうろつく行為は53件だった。

 一方、リベンジポルノの被害相談は統計を取り始めた2014年以降、最多の1243件。相談者の年齢は、20代が468件(37・7%)、19歳以下が307件(24・7%)で、20代以下が6割以上を占めた。

 相手との関係は、765件が交際相手(元を含む)で、インターネット上でのつながりしかない知人・友人は164件。摘発した283件のうち57件は、裸の画像などを同意なしにネットに掲載することなどを禁じたリベンジポルノ被害防止法違反だった。

 交際中に撮影を持ちかけられて応じたケースも多く、同庁は「軽い気持ちで要求に応じると後悔することになる」と呼びかけている。

 配偶者や同居の交際相手へのドメスティック・バイオレンス(DV)被害も14年連続で増加し、過去最多の7万2455件に上った。
リベンジポルノ 3年連続千件超 20代の被害が最多
2018.03.16 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の写真などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は前年より180件(16・9%)多い1243件だったことが15日、警察庁のまとめで分かった。初めて年間の統計をまとめた2015年から3年連続で千件を突破、深刻な状態で推移している。

 警察庁によると、被害者は若い世代に多く、最多は20代の468人。次いで19歳以下307人、30代214人だった。これらの年代で、全体の79・6%を占めた。最年少はいずれも11歳の小5と小6の女児だった。

 全体の被害者のうち1138人(91・6%)は女性。加害者との関係は、元を含む交際相手が最も多い765人(61・5%)で、インターネット上の関係だけの友人知人も164人(13・2%)いた。

 加害者は多い順に20代294人(23・7%)、30代238人(19・1%)、40代227人(18・3%)など。性別は1039人(83・6%)が男性だった。

 相談の内容は、「画像を公表すると脅された」が514件で最も多く、ほかは「画像を所持されている、撮影された」362件、「画像を送りつけられた」255件、「画像を公表された」236件など。

 14年に施行したリベンジポルノ防止法違反での摘発は57件で、前年比で9件(18・8%)の増加。リベンジポルノに関連した刑法犯などの摘発は226件で12件(5・0%)減となり、内訳は脅迫56件、児童買春・ポルノ禁止法違反39件、強要37件、ストーカー規制法違反26件などだった。

 都道府県警別の相談件数で多かったのは、東京の警視庁の128件、愛知県警の85件など。最少は高知県警の3件。本県は21件(同9件減)。被害者21人中20人が女性で、うち10代と20代がともに7人で最多だった。相談内容は「画像を公表すると脅された」が最多だった。

復讐ポルノ相談3年連続1000件超 昨年の全国
2018.03.16 山梨日日新聞 

 復讐のために交際相手の裸の写真などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は前年より180件(16・9%)多い1243件だったことが15日、警察庁のまとめで分かった。初めて年間の統計をまとめた2015年から3年連続で千件を突破、深刻な状態で推移している。

 警察庁によると、被害者は若い世代に多く、最多は20代の468人。次いで19歳以下307人、30代214人だった。これらの年代で、全体の79・6%を占めた。最年少はいずれも11歳の小5と小6の女児だった。

 全体の被害者のうち1138人(91・6%)は女性。加害者との関係は、元を含む交際相手が最も多い765人(61・5%)で、インターネット上の関係だけの友人知人も164人(13・2%)いた。

 加害者は多い順に20代294人(23・7%)、30代238人(19・1%)、40代227人(18・3%)など。

 山梨県警によると、リベンジポルノの相談は前年より1件増の8件。リベンジポルノ防止法違反による摘発は0件、リベンジポルノに関連した刑法犯は4件だった。
リベンジポルノ1243件*相談16.9%増*11歳女児被害も
2018.03.15 北海道新聞夕刊全道 

 復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の写真などを流出させるリベンジポルノについて、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は前年より180件(16・9%)多い1243件だったことが15日、警察庁のまとめで分かった。初めて年間の統計をまとめた2015年から3年連続で千件を突破、深刻な状態で推移している。(関連記事1面)

 都道府県警別の相談件数で多かったのは、東京の警視庁の128件、愛知県警の85件など。最少は高知県警の3件。道警は39件だった。

 警察庁によると、被害者は若い世代に多く、最多は20代の468人。次いで19歳以下307人、30代214人だった。これらの年代で、全体の79・6%を占めた。最年少はいずれも11歳の小5と小6の女児だった。

 全体の被害者のうち1138人(91・6%)は女性。加害者との関係は、元を含む交際相手が最も多い765人(61・5%)で、インターネット上の関係だけの友人知人も164人(13・2%)いた。

 加害者は多い順に20代294人(23・7%)、30代238人(19・1%)、40代227人(18・3%)など。性別は1039人(83・6%)が男性だった。

 相談の内容は、「画像を公表すると脅された」が514件で最も多く、ほかは「画像を所持されている、撮影された」362件、「画像を送りつけられた」255件、「画像を公表された」236件など。

 14年に施行したリベンジポルノ防止法違反での摘発は57件で、前年比で9件(18・8%)増加した。

 リベンジポルノに関連した刑法犯などの摘発は226件で12件(5・0%)減となり、内訳は脅迫56件、児童買春・ポルノ禁止法違反39件、強要37件、ストーカー規制法違反26件などだった。
 ストーカー最多2万3079件 昨年 法改正で対象拡大
2018.03.15 夕刊 

 昨年一年間に全国の警察が把握したストーカー被害は二万三千七十九件で、前年から三百四十二件(1・5%)増え、ストーカー規制法が施行された二〇〇〇年以降、最多だったことが警察庁のまとめで分かった。警察庁は「社会的意識の高まりや相談体制の拡充で、潜在化していた被害が積極的に相談されるようになったため」とみている。

 東海三県と滋賀県の被害は、愛知千三百二十二件、岐阜五百六十八件、三重三百五十三件、滋賀三百五十一件だった。

 ストーカー規制法違反に基づく警告と禁止命令は、全国で計三千九百二十七件で、前年より百九十二件増えた。昨年六月の規制法改正で警告を経ずに禁止命令を出せるようになった影響で、禁止命令は前年の四倍近くの六百六十二件になり、過去最多だった。

 刑法犯やストーカー規制法違反などでの摘発は、前年比六十三件減の二千六百二十五件。警察庁の担当者は「加害者が傷害や暴行などに及ぶ前に、警告や禁止命令で迅速に対処できた結果ではないか」と分析している。

 摘発の内訳は、ストーカー規制法違反が九百二十六件。このうち、昨年一月の法改正で新たに規制対象となった「会員制交流サイト(SNS)メッセージの連続送信等」は九十四件、「うろつき」は五十三件だった。

 被害者と加害者の関係は元を含む交際相手が最多の44・8%。知人・友人が13・2%、勤務先同僚・職場関係が11・0%、内縁や元を含む配偶者が7・4%など。一方で「関係、行為者不明」が7・8%、「面識なし」7・4%など、対策が難しい被害もあった。

 一方、交際相手の裸の画像などを流出させる「リベンジポルノ」の相談は千二百四十三件(前年比16・9%増)で、年間の統計を取り始めた一五年以降、三年連続で千件を超えた。

    ◇

 増えるサイバー被害

 個人情報「SNS上は危険」

 年々、増加を続けるストーカー被害。近年は、SNSを通じて一方的に好意を抱き、インターネット上で執拗(しつよう)に交際を迫るなどの「サイバーストーカー」も目立つ。ストーカー問題に取り組むNPO「ヒューマニティ」(東京)への相談の約三割を占める。小早川明子理事長は「SNSでの望まない誘いには、初めの段階で『NO』とはっきり意思表示することが大事」と話す。

 「今、君の家の駅まで来てるよ。結婚したい」。昨年十二月、中部地方に住む三十代の女性のツイッターに、顔を合わせたことのない関東地方の三十代の男がつぶやいてきた。

 女性は昨年秋、交流サイトでこの男とつながった。身の上話などはしたが、会ったことはない。だが、男が一方的に「結婚したい」と求めるように。女性が断ると、「裏切ったな」「俺をもてあそんだのか」と怒りのメッセージが続いた。「殺されてしまうのでは…」と恐れた女性は、引っ越しせざるを得なかった。

 ヒューマニティによると、サイバーストーカーは相手と面識がなくても、フェイスブックなどから居場所を突き止めて脅したり、友人や会社に中傷のメッセージを送ったりする。

 全国の昨年一年間のストーカー相談のうち、被害者と加害者に面識のなかったケースは千七百十六件(7・4%)、行為者が分からなかったものも千七百九十七件(7・8%)あった。警察庁生活安全企画課の担当者は「件数、割合ともに増えている」と話す。

 昨年一月のストーカー規制法改正ではSNSメッセージの連続送信が規制対象になった。SNSに関する警告と禁止命令は昨年、全国で計二百九十三件に上った。ヒューマニティの小早川理事長は「住所や職場をSNSで不用意にさらすのは危険だ。相手に異変を感じたら、すぐに相談してほしい」と呼び掛ける。
リベンジポルノの疑い=静岡
2018.03.09 東京朝刊

 浜松中央署は7日、愛知県蟹江町舟入、会社員i容疑者(44)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で逮捕した。県内での同法による逮捕は初めてという。

 発表によると、i容疑者は昨年8月15日、以前交際していた浜松市の女性(28)の性的な画像を、名前とともにインターネットの掲示板に掲載した疑い。「間違いない」と容疑を認めている。
SNSに裸画像 容疑の男逮捕=京都
2018.02.28 大阪朝刊

 海外のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「タンブラー」に、知人女性の裸の画像などを投稿したとして、府警は27日、大阪市福島区、会社員h容疑者(28)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。

 発表では、h容疑者は昨年6月、出会い系サイトで知り合った20歳代の女性の裸などを撮影した画像を投稿した疑い。タンブラー上には女性の身元を示すものも一緒に公開されていた。

 タンブラーは画像や動画が簡単に投稿できるのが特徴で、世界に約2億人の利用者がいるという。

性的写真「恋人なら共有」1割 20代のスマホ利用者
2018.01.17 東京夕刊 

 独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)がスマートフォン利用者を対象に行ったアンケート調査で、20歳代の11・3%が、「恋人など親密な間柄なら、自分の性的な姿の写真や動画をSNSで共有しても構わない」と回答した。10歳代でも7・5%あり、専門家は「一度手を離れた写真はネット上で独り歩きするリスクがあると認識すべきだ」と警告している。

 昨年9月に実施した調査で、スマホを使う13歳以上の男女5000人が答えた。回答全体では、「自分の性的な写真や動画を共有しても構わない」と考える相手について、「なし」と答えたのが85・1%(20歳代77・3%、10歳代81・2%)を占めた一方、「恋人など非常に近しい間柄」が7・4%あった。

 ただ、親密な相手であっても、交際のもつれから裸の画像などをインターネット上に公開される「リベンジポルノ」の被害に遭う恐れがある。2016年のリベンジポルノに関する警察への相談件数は1063件で、2年連続で1000件を超えた。

 情報モラルに詳しいセキュリティー会社ラックの七條麻衣子・客員研究員は「操作の簡単なスマホの登場が、『共有』という行為のハードルを下げているのだろう。しかしネット上に流れれば、転送や印刷もできてしまう。18歳未満なら撮影した時点で、児童ポルノ製造という違法行為になる」と指摘している。

報道されたリベンジポルノ事件 2019年
報道されたリベンジポルノ事件
報道されたリベンジポルノ事件

 性的画像投稿の疑いで逮捕
2019.06.26 朝刊

 【静岡県】富士署は二十四日、リベンジポルノ防止法違反、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列、名誉毀損(きそん)の疑いで、富士市国久保三、会社員t容疑者(25)を逮捕した。

 署によると四月二十九日午前一時五十分ごろ、インターネット掲示板に、元交際相手で十代の女性会社員の性的な画像一点や、女性の名前、住所などを掲載し、不特定多数が閲覧できる状態にしたとされる。署は認否を明らかにしていない。

リベンジポルノなど 3容疑で25歳男逮捕=静岡
2019.06.25 東京朝刊 

 富士署は24日、富士市国久保、会社員t容疑者(25)をリベンジポルノ被害防止法違反とわいせつ電磁的記録記録媒体陳列、名誉毀損(きそん)の3容疑で逮捕した。

 発表によると、t容疑者は4月29日午前1時50分頃、県東部に住む元交際相手の10歳代女性の性的な画像や氏名、住所などをインターネット掲示板に送信し、不特定多数に閲覧させた疑い。同署は認否を明らかにしていない。
 知人女性画像流出 疑いで男を再逮捕 津南署
2019.06.25 朝刊 

 【三重県】津南署は二十四日、私事性的画像記録の提供等防止法(リベンジポルノ防止法)違反の疑いで、茨城県鉾田市飯島、無職o容疑者(37)を再逮捕した。同法違反容疑で三重県警が逮捕したのは初めて。

 リベンジポルノ防止法は、二〇一三年十月に東京都三鷹市で起きたストーカー殺人事件を契機に、元交際相手らの性的な画像などをインターネット上に流出させることを防ぐ目的で一四年十一月に施行された。三年以下の懲役か、五十万円以下の罰金が科される。

 再逮捕容疑では、四月十六日、会員制交流サイト(SNS)で知り合った津市内の知人女性(27)の顔や裸が写った複数枚の画像を、SNS上に個人が特定できるように載せ、不特定多数が閲覧できる状態にしたとされる。

 署によると、容疑を認めている。o容疑者は今月五日、「連絡をくれないと裸の写真をさらす」と同じ女性を脅したとして逮捕され、脅迫の罪で起訴されている。

 リベンジポルノ防止法違反の疑い
2019.06.06 朝刊 

 【愛知県】豊田署などは5日、私事性的画像記録の提供等被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反の疑いで、名古屋市東区矢田南の会社員t容疑者(42)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月17日に、元交際相手の女性(36)の顔や裸が写った画像6枚をインターネット上の掲示板に個人が特定できるように載せ、不特定多数が閲覧できる状態にしたとされる。

 署によると、容疑を認めている。被害女性が署に相談して発覚した。
リベンジポルノ:盗撮を元交際女性知人に送信 容疑で男逮捕 大阪
2019.05.17 東京朝刊 

 元交際相手の女性のわいせつな画像を、女性の知人らにメールで何度も送ったとして、大阪府警が堺市堺区の自営業、t容疑者(48)を私事性的画像記録提供(リベンジポルノ)被害防止法違反などの疑いで逮捕していたことが、捜査関係者への取材で分かった。画像は交際中の盗撮とみられ、別れた腹いせに7カ月間にわたって繰り返し送信していた。

 大阪地検は同法違反などに加えて、ストーカー規制法違反の罪でも起訴。起訴内容は昨年6月~今年1月、女性の知人4人に計13回、女性のわいせつな画像をメールで送ったとしている。14日に大阪地裁で初公判があり、起訴内容を認めた。

 関係者によると、女性は被告と別れた後、メールなどで嫌がらせを受け始めた。さらに、盗撮されたわいせつ画像が女性の知人らに送られ、「次は動画を配信する」という趣旨の記載も。女性の相談を受けた府警が、今年3月に逮捕した。

 リベンジポルノ被害防止法は、東京都三鷹市の女子高生ストーカー殺人事件をきっかけに2014年に成立。警察庁によると、昨年は全国で1347件の相談があり、年々増加している。

 IT企業有志でつくる「セーファーインターネット協会」(東京都)は、被害者から通報を受け、画像や動画の削除を依頼する活動を続ける。担当者は「交際相手でも、安易に性的な画像を撮らせないでほしい。盗撮なども考えられる。画像の流出に気付いた場合はすぐに相談してほしい」と話す。【安元久美子】

リベンジポルノ:48歳男、盗撮画像を元交際女性知人に送信容疑 大阪
2019.05.16 大阪朝刊 

 元交際相手の女性のわいせつな画像を、女性の知人らにメールで何度も送ったとして、大阪府警が堺市堺区の自営業、t容疑者(48)を私事性的画像記録提供(リベンジポルノ)被害防止法違反などの疑いで逮捕していたことが捜査関係者への取材で分かった。画像は交際中の盗撮とされ、別れた腹いせに7カ月間にわたって繰り返し送信していた。

 大阪地検は同法違反などに加えて、ストーカー規制法違反の罪でも起訴。起訴内容は昨年6月~今年1月、女性の知人4人に計13回、女性のわいせつな画像をメールで送ったとしている。14日に大阪地裁で初公判があり、起訴内容を認めた。

 関係者によると、女性は被告と別れた後、嫌がらせを受け始めた。さらに、盗撮が疑われる画像が女性の知人らに送られ、「次は動画を配信する」という趣旨の記載も。女性の相談を受けた府警が、今年3月に逮捕した。

 リベンジポルノ被害防止法は東京都三鷹市の女子高生ストーカー殺人事件をきっかけに2014年に成立。対象者が特定できる方法で性的な画像を多数に提供すると、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。【安元久美子】

 ◇昨年相談1347件、20代38%

 元交際相手らの性的な画像をインターネットなどに流出させる「リベンジポルノ」。警察庁によると、昨年は全国で1347件の相談があり、年々増えている。被害者は20代が38%で最も多く、9割以上が女性。元交際相手の他、知人や配偶者が加害者になるケースもあった。

 IT企業有志でつくる「セーファーインターネット協会」は被害者から通報を受け、画像や動画の削除を依頼する活動をしている。協会によると、17年は150人から相談があり、約2割は盗撮が疑われるケースだった。協会は同年、4181件の削除をサイト管理者などに依頼し、8割の3319件が削除された。残りは管理者と連絡がつかなかったり、画像が転載されたりして削除できていないという。担当者は「安易に性的な画像を撮らせないでほしい。画像の流出に気付いた場合は相談してほしい」と話す。
リベンジポルノ、中間の男に容疑 八幡西署、逮捕 /福岡県
2019.05.10 西部地方版/福岡 

 八幡西署は9日、中間市東中間3丁目の契約社員有満直文容疑者(30)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、昨年8月下旬、自宅のパソコンから、元交際相手の女性(29)との性交類似行為などの動画を、女性の名前つきで投稿サイトにアップし、不特定多数の人が見られる状態にした疑いがある。ほかにも複数の動画が投稿されており、関連を調べている。

◎リベンジポルノにむち打ち刑=シンガポールが厳罰化へ
2019.05.07 時事通信

 【シンガポール時事】シンガポール議会は6日、元交際相手の裸の画像などをインターネット上に公開する「リベンジポルノ」や盗撮への処罰を厳格化する法案を可決した。刑法を改正して刑期を長くし、むち打ち刑の適用も可能になる。

 今回の動きは、女子大学生が昨年11月、学生寮でシャワー中に盗撮されたのがきっかけ。盗撮した男子学生は1学期間の停学を命じられたが、「処分が軽過ぎる」との不満が噴出し、厳罰化を求める声が高まった。 

 AFP通信などによると、K・シャンムガム内相兼法相は、リベンジポルノなどに関し「被害者を深く傷つける」と厳罰化の必要性を力説。ただ、シンガポールで凶悪犯に科せられるむち打ちは、激痛を伴い再発防止効果がある一方、欧米から「残忍だ」と批判されている。

リベンジポルノの疑い=熊本
2019.04.08 西部朝刊 

 熊本中央署は7日、熊本市中央区壺川1、臨床検査技師n容疑者(58)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で再逮捕した。発表では、1月30日頃、県南の女性(39)の性的な動画をインターネット上に公開した疑い。容疑を認めているという。中原容疑者は女子高生に現金を渡し、性的な行為をしたとして逮捕されたが、処分保留となった。
リベンジポルノ千件超
2019.03.31 琉球新報朝刊 

 昨年1年間に全国の警察に寄せられた、復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の写真などを流出させるリベンジポルノの相談は前年比104件増の1347件だったことが、警察庁のまとめで分かった。沖縄は24件だった。4年連続で千件を超え、被害防止に歯止めがかかっていない実態が明らかになった。

リベンジポルノ、2018年の相談は1347件
2019.03.29 朝刊 

 ◇リベンジポルノ、昨年1347件

 昨年1年間に全国の警察に寄せられた、復讐[ふくしゅう]のために交際相手の裸の写真などを流出させるリベンジポルノの相談は前年比104件増の1347件(うち熊本は40件)だったことが28日、警察庁のまとめで分かった。4年連続で千件を超え、被害防止に歯止めがかかっていない実態が明らかになった。

リベンジポルノ 4年連続1000件超
2019.03.29 本紙-1版

 昨年1年間に全国の警察に寄せられた、復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の写真などを流出させるリベンジポルノの相談は前年比104件増の1347件だったことが28日、警察庁のまとめで分かった。4年連続で千件を超え、被害防止に歯止めがかかっていない実態が明らかになった。

リベンジポルノ相談1347件 被害者は20代最多 警察庁まとめ
2019.03.28 夕刊 

 昨年1年間に全国の警察に寄せられた、復讐(ふくしゅう)のために交際相手の裸の写真などを流出させるリベンジポルノの相談は前年比104件増の1347件(静岡県内19件)だったことが28日、警察庁のまとめで分かった。4年連続で千件を超え、被害防止に歯止めがかかっていない実態が明らかになった。

 警察庁によると、被害者の93・3%が女性。年代別では20代が最多の515人(38・2%)、10代は352人(26・1%)、30代は254人(18・9%)、40代は158人(11・7%)。

 加害者は9割近くが男性。20代が334人(24・8%)と最も多く、次いで30代の251人(18・6%)だった。

 刑法・特別法、リベンジポルノ防止法での摘発件数は253件で、前年から30件減った。被害者と加害者の関係は「元を含む交際相手」が830人(61・6%)で最多。「インターネット上だけの友人知人」も149人(11・1%)だった。

 相談は「画像を所持されている、撮影された」が512件で、「画像を公表すると脅された」498件だった。

リベンジポルノ容疑 58歳男を書類送検=岐阜
2019.01.19 中部朝刊 

 県警は18日、大垣市のマッサージ師の男(58)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑などで岐阜地検大垣支部に書類送検した。県内で同法の適用は2例目。

 発表によると、男は以前に交際していた県内の50歳代女性の性的な画像12枚を、2015年2月から昨年9月19日頃までインターネットの投稿サイトに掲載した疑い。調べに対し、男は「投稿して第三者からのコメントを得たかった」などと容疑を認めているという。

報道された不倫事件 2018年
報道された不倫事件
報道された不倫事件

消防士長男性と妻を不起訴 地検福山
2018.12.28 朝刊 

消防士長男性と妻を不起訴

 広島地検福山支部は27日、恐喝未遂の疑いで逮捕、送検されていた、いずれも福山市の深安消防署予防係の消防士長男性(33)と妻の介護士女性(32)を不起訴処分とした。同支部は「情状全般を考慮した」としている。

 2人は共謀し11月24日、同市の飲食店で知人の男性を「不倫をばらされたくなければ100万円払ってください」などと脅し、現金を要求したとして12月9日、福山北署に逮捕されていた。

警察はいま-=容疑者「自白」が捜査の要 依存で冤罪も 取り調べ、可視化へ ズーム [略歴]
2018.12.28 朝刊

 事件への関与の有無を判断し、経緯や動機を明らかにする-。捜査で重要な位置を占めるのが「取り調べ」だ。容疑者とされた人物の心を開かせ、供述を得るには、取調官の経験や人間性がものを言う。だが「自白」に依存しすぎた捜査は時に冤罪[えんざい]を生み、逆に真相から遠ざかる事態も招いてきた。録音・録画(可視化)が導入され、透明性、公正性が一層求められる時代の取り調べはどうあるべきなのか。

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 右手の中指はペンだこができた第1関節から先が曲がっているように見える。巡査部長、警部補として大阪府警の捜査1課に通算20年在籍した滝谷秀男(74)。指の変形は取調官として約20人に上る殺人事件の容疑者と対峙[たいじ]し、調書を書き続けた産物だ。戦後初の遺体なき殺人、警察官が関与していた会社社長の失踪。「全員自供して実刑。無罪事件はないよ」

 機動捜査隊から捜査1課に戻った1995年。豊中市で6月、暴走族の騒音に抗議した男性が集団暴行の末に刺殺された。捜査本部は約半月後、殺人容疑で暴走族の6人を逮捕する。滝谷が調べを担当したのは髪を金色に染めた21歳のリーダー格。否認していた。

 滝谷は殺人の容疑者には、負担を軽くするため「殺した」という言葉を使わない。「落とし」にかかる時こそやんわりと語り掛ける。この時もそうだ。「あほなことやったなあ」。そして突破口にしたのが男が財布に忍ばせていた写真だった。「おまえの子どもか。この赤ちゃんどないするんや」。男は明らかに動揺し、落ちた。全面的に自供し、凶器のナイフは供述通り押収できた。

 休む間もなく転戦した女性バラバラ殺人事件。被害者の不倫相手だった50代の男が容疑者として浮上し、1カ月かけて身辺を徹底的に調べてから任意同行した。黙秘する男に滝谷が問う。「遺骨で一番大事なんはどこや」。実は男が少し前に喪主として父親の葬儀を出していたことをつかんでいた。男は初めて口を開き「喉仏です」とつぶやいた。「被害者は首から上が見つからず、喉仏がない。葬式もできへん」と迫る滝谷。男の手がぶるぶると震え始め、その後、未発見だった女性の頭部の遺棄場所を自供した。

 滝谷は現役時代を振り返り、こう説く。「容疑者の心を開かせるキーが必ずある。そのキーを見つけるかどうかだ」

    ◇     ◇

 日本の刑事警察は、容疑者から自白を引き出す取り調べを長く捜査の要としてきた。真実は真犯人しか語れず、自白は「証拠の王様」とされた。容疑者の贖罪[しょくざい]や更生につながることもあり、事件の全容解明を目指す捜査機関が自白を求めるのは自然な流れだった。

 だが過度な依存は、やがて深刻なほころびを生む。2007年には、鹿児島県の選挙違反や富山県の強姦[ごうかん]事件で相次いで冤罪が認定された。脅しのような強引な取り調べや、アリバイも確認しないずさんな捜査…。信頼は失墜した。

 自白偏重を改めようと09年に全国の警察で取り調べ監督官制度を正式に導入。さらに司法制度改革の一環で取り調べの録音・録画(可視化)の試行が警察でも始まった。19年6月までに裁判員裁判対象事件の全過程の可視化が義務化される。公判での客観証拠重視の傾向は定着。取り調べを巡る環境は過渡期にある。

    ◇     ◇

 全国の刑事警察を指導する警察庁刑事局の幹部は、急速な世代交代によって「人間味ある調べ官」が育たない組織の現状を不安視する。警視庁の元捜査1課理事官は、取り調べ力の低下で動機の解明が困難になる事態を懸念。「本来は複合的である動機を一つ一つひもとくには、聞き出す能力が不可欠」と訴える。

 警察幹部の多くは、時代の変化にとらわれることのない取り調べの意義を強調する。供述に基づく凶器や被害者の遺体の発見。決定的な客観証拠が生まれるのも自白が起点となる。

 容疑者の故郷に足を運んで生家やお墓を確認し、通っていた学校を訪ねて恩師や友人から人間性や弱点を拾い集める。自白への決断を促す「糸口」がないか日夜頭を悩まし、容疑者と向き合う-。警察庁の別の幹部は「名調べ官に共通するのは経験で培った人間的な魅力。その経験を組織としてどう吸い上げるかだ」と話す。

 自白「偏重」ではなく自白「重視」だ、と語るのは大阪府警の元捜査1課長。「犯人しか知らない秘密を暴露させる自白は、今でも証拠の王様。知恵を絞り根気よく追及する。粘って、自供を得る努力を惜しむな」(共同通信記者=甲斐竜一朗、敬称略)

 ○用語=取り調べ 刑事訴訟法は、警察職員や検察官は犯罪捜査について必要があるときは被疑者の出頭を求め、取り調べることができると規定している。また、警察官が捜査活動の際に守るべき手続きなどを明記した「犯罪捜査規範」の中では、取り調べの実務に関して、心構えや留意事項、任意性の確保、裏付け捜査と供述の吟味の必要性、供述調書の作成などが定められている。

 ●「うそ発見器」証拠導く 年に4千~6千件実施

 警察の捜査で広く活用されているのがポリグラフ(うそ発見器)検査だ。呼吸や脈拍、指先の皮膚の発汗など生理現象の変化を測り、事件に関する被験者の記憶の有無を確認する。否認の状態から客観証拠を生み出すことがあり、全国の科学捜査研究所で年に4千~6千件実施されている。

 中でも多いのが大阪府警で、昨年までの10年間は毎年千~2千件台で推移。全国最大の陣容を誇る警視庁でも平均350件前後で、その数は突出している。大阪府警の元科捜研所長で日本法科学鑑定センターの荒砂正名代表は「大阪は以前から『推定質問法』を導入し、成果を出してきた経緯がある」と話す。

 推定質問法は、1問に付き五つから六つ「回答」を用意し、被験者の反応に関するデータによって真犯人しか知り得ない事実を探る方法だ。

 1997年4月に大阪府高槻市のパチンコ店従業員寮で店員が殺害された事件。強盗殺人容疑で逮捕された20代の男は否認しており、返り血を浴びたはずの着衣を見つけ出すため府警はポリグラフ検査を行った。

 現場周辺の地図を「A」から「H」の8区域に分け、着衣を捨てた場所を質問。「Aですか?」「Bですか?」「Cですか?」と差異がないように聞き、反応が出た区域は拡大した上で、また8分割して同じ質問を繰り返す。

 そうやって分割と拡大を続けて地域を絞り、最終的に特定されたのが付近の駐車場のゴミ捨て場だった。供述のない中、この検査だけで重要な物証となる被害者の血が付いたTシャツを入手できたという。

 約8千人への検査を行った実績がある荒砂代表は「ポリグラフは取調官に一つでも二つでも有利な材料を与える可能性がある」としている。

 ●通信傍受や司法取引に活用も 元警察庁長官の金高雅仁さん(64)

 日本の捜査では、取り調べが大きな役割を果たしてきた。証拠が乏しい事件でも取調官が容疑者の心を開いて本当のことを言わせる。「死体はどうした」「凶器は」「共犯者は」「動機は」-。真実の自白は全てを明らかにした。欧米の捜査機関は通信傍受や会話傍受、司法取引、おとり捜査などの手法を駆使し、取り調べにはほとんど依存せず、日本より検挙率が低く、無罪率も高い。

 日本の捜査本部事件の場合、2008年ぐらいまでは容疑者の9割は自白があった。いまの自白率は5割ぐらいのイメージ。自白が得られないのが取り調べの現況だ。

 世代交代で取調官の力量が落ちたこともあるが、国選弁護制度によって「容疑者」である段階から弁護人が付き、黙秘して裁判に臨むという防御が増えるなど取り調べを巡る環境が変わった影響が圧倒的に大きい。この点を前提に捜査構造を変えないといけない。

 日本は取り調べが非常に強いツールとして機能したため、知らず知らずに捜査全体が依存してしまい、丁寧に他の捜査をせずに「早く呼び、早く調べ、早く自白を得ろ」という乱暴な捜査指揮になった面が否めない。

 今は追及的な取り調べだけだと限界がある。通信傍受や司法取引も活用し、あらゆる捜査で可能な限りの証拠を集め、それを「武器」に取調官が真実を追うという取り調べの在り方が必要だ。やはり事件の全容解明に取り調べは欠かせない。地下鉄サリン事件も実行犯の供述があったから全貌が分かり、教祖の指揮が立証できた。重要性が変わることはない。=随時掲載

 ○かねたか・まさひと 1954年生まれ。東京都出身。警察庁刑事局長など刑事畑の要職を歴任。警視庁捜査2課長として、事務次官を逮捕した「厚生省汚職」を指揮した。

金のため内縁妻の長男殺した69歳男の身勝手/相続トラブルが招いた残忍な「逆恨み」
2018.12.27 東洋経済オンライン 

すべての「家族」が仲良く、手を取り合って暮らせるわけではありません。なかには親子やきょうだい同士で激しく憎しみ合い、争いの末、裁判や事件にまで発展してしまう家庭もあります。本連載では長年、傍聴ライターとして活動し続ける高橋ユキが、裁判の傍聴を通じて「現代の家族が抱える問題」に焦点を当てます。
今年2月23日、埼玉県新座市で男性会社員のAさん(当時58)が自宅前で何者かに刺され、搬送された病院で死亡した。翌日未明にAさん殺害容疑で逮捕されたのは、茨城県稲敷市に住む無職のt(69)。自宅から約50キロ離れた漁港に車を停めていたところを警察官に発見された。

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この事件で殺人と銃刀法違反の罪に問われたt被告に対する裁判員裁判は、今年11月にさいたま地裁で開かれた。逮捕当初、tとAさんは知人同士であり、金銭トラブルが存在していたと報じられていた。だが公判で、この金銭トラブルというのは、被害者にまったく非のない、t被告の一方的な要求だったことがわかった。
「恨みみたいなものもあった。今も、多少ありますね。あんたが対応してくれれば、こういうことにはならなかったんでしょ、っていうの、ありますから!!」
自分が殺害した相手に対し、事件から約9カ月が経ってもなお、こんな恨み言を法廷で叫んでいたt被告。被害者とは、知人以上家族未満の微妙な関係にあった。
被告が殺害したのは「内縁の妻の長男」
ずんぐりむっくりした体型に、上が黒、下が薄いグレーのジャージ。官品なのか、ズボンの腰部分には『M』とサイズが書かれた布が縫い付けてある。洋服を差し入れる家族や友人がいない証拠だ。「間違いありません」と認めた起訴事実はあまりにも陰惨だった。
事件当日の夜、Aさん宅の敷地内で物陰に隠れ待ち伏せ、帰宅してきたAさんに向かって、持っていた鉈(ナタ)で頭部と右肩を切りつけたのち、さらに包丁に持ち替え、顔面を切りつけ、後頭部や上背部を刺し殺害したのである。
t被告がそこまでの凶行に及んだ背景には、Aさんが相続した遺産があった。公判でわかったのは、Aさんの母親がt被告の内縁の妻・Bさんだったことだ。
殺害されたAさんは1959年に、Bさんと当時の夫との間に産まれた長男だった。ところが14年後、Bさんはt被告と同棲を始める。さらに15年が経って、Bさんと当時の夫との離婚が成立した。だがBさんとt被告は、籍を入れずに約40年、一緒に暮らしてきた。これが今回の事件を生んだ元凶だともいえる。
事件までの経緯
t被告とBさんは生活を共にするなかで、茨城県に不動産を購入。3軒のうちの1軒にt被告とBさんが住み、2軒を賃貸物件として貸し出し、月10万円の家賃収入を得ていた。この土地建物の名義はすべてt被告ではなくBさんだった。昨年4月にBさんは病死したが、内縁関係であるためt被告に相続権はない。
【弁護側冒頭陳述】

「Bさんとは40年間、一つ屋根の下で暮らしてきた。Aは毎年のように2人のもとを訪ね、Aの家族と皆で旅行にも行ったことがある。血はつながっていないが、被告はAさんを『せがれ』だと思っていた。
左官として働いていた被告は、しっかり者のBさんに収入を預け、3軒の家を建てた。仲良く一緒に暮らせれば十分、と家の名義に無頓着だったが、昨年Bさんが亡くなり、問題点に気づいた……。
家の名義はすべてBさん。月6万円の年金収入しかなく生活が不安だった。遺産の中に自分が働いたものも含まれている、それはAもわかっているだろう、半分ずつにできないか……と。『おれが死ぬまででいいから、家賃をくれないか?』と聞くがAは明確に返事をしなかった……。その後、電話をしても折り返しがなく、しまいには電話に出てくれなくなった……」
t被告はBさんの葬儀の席で、Aさんに『家賃をくれないか?』と切り出した。だが明確な返事はなく時間は過ぎた。四十九日で顔を合わせた際、再び家賃の話を持ちかけた。だが、Aさんは「考えさせてくれ」という返事。そのまま時間が過ぎた。
こうしたAさんの態度に、t被告は失望していたようだ。
「女房名義でそのままにしていたのが間違いだとその時に気づきました。相談した人にも『せめて籍でも入れときなさいよ』と何度も言われていました。それでも今回みたいに、根こそぎ持っていかれるようなことはないだろうと信用していました」と、被告人質問で語る。
Aさんからは連絡がないまま時間だけが過ぎ、その後の生活への不安が募る。昨年10月ごろにはその不安がピークに達したのか「昼間から酒なんて飲まなかったのに、飲むようになりましたね」と生活が荒れ始めた。さらにこの頃「電源をつなぎっぱなしだったチェーンソーのスイッチを入れたら動いたんで、その拍子に、何か知らないけど家壊したくなって、柱に傷をつけました」と、住んでいた家の柱の半分ほどを、チェーンソーで傷つけボロボロにしたという。
「自分のもんじゃなくなる。どうでもいいや、という気持ちで傷つけました」
将来の不安から、Aさんへの悪感情も日々増大していたt被告。その感情を抑える糸が切れたのが、今年の正月だった。Bさんの生前には、毎年、2人が住む家を正月に訪ねていたというAさんが、今年は来なかったのだ。
「来る人が来ないと、しょぼんとしていましたね。それまで、寝る前に酒を飲みながらチラッと死ぬことを考えるくらいだった。1人で死ぬのは嫌だから、道連れにしようと葛藤はしていた。やれ、という自分と、やめろ、という自分が両方いた。でも自分は死ぬつもりでいたので、やれ、というほうが勝ちましたね」
そして今年2月、t被告はAさんの自宅前で、かつては『せがれ』とまで思っていたAさんを殺害した。
事件後も「逆恨み」続けるt被告
だが被害者のAさんにとってt被告は、自分の母親を奪い、両親を離婚に至らしめた張本人である。毎年、正月には高橋被告とBさんの住む家を家族で訪ねていたというが、実母であるBさんが亡くなってはじめて、複雑な思いを妻に明かしている。
【(Aさんの妻の調書)】

「市役所の手続きのためにtが住む街に行きましたが、tのところへ顔は出しませんでした。これは夫の意向です。『おれは顔を合わせたくない。嫌いなんだ』と話していました。私はこの時はじめて、夫が高橋のことを嫌いなのだと知りました。Bさんと前の旦那さんとの離婚の理由は高橋との不倫。母を寝取った高橋のことを許していなかったのです」
t被告に相続権はなかったが、遺言書があればその限りではない。そして実はBさんの死後、遺言書が発見されている。だが、そこには家賃収入についての記載はなく「高橋被告は現在住んでいる家に住み続けてもよい」という趣旨のことのみが記されていた。
いずれにしても、t被告に家賃収入を得る権利はなかったのである。この遺言書の存在を、Aさんがすぐにt被告に話していれば、事件は免れることができていただろうか。Bさんの生前に財産の話し合いを一切せず、自分が事件を起こしたのは被害者のせいであるかのように述べる姿は、論告求刑で検察官が指摘した通り「逆恨み」以外の何者でもなかった。
後日、t被告には懲役15年の判決が言い渡された(求刑懲役18年)。裁判長は言い渡しの最後に、こう告げた。
「どうしたら、こういう事件を起こさずにすむことができたか、考えてほしい。『ああしてほしかった』ではなく、あなた自身、どこが悪かったか、考えてもらうことを私は希望しております」
閉廷後、うつむいて動かないt被告に裁判長の言葉は、どれくらい響いていたのだろうか。まだ、被害者を恨んでいるのだろうか。

県北部の男性警部補 不倫で本部長注意 巡査に所属長注意=秋田
2018.12.22 東京朝刊 

 県北部の警察署に勤務する40歳代の男性警部補と20歳代の女性巡査が不倫関係にあったことが発覚し、それぞれ11月9日付で本部長注意、所属長注意となったことが21日、県警への情報公開請求で分かった。

 県警監察課によると、2人は6月下旬~10月下旬、不倫関係を結んでいた。11月上旬、同僚が上司に相談し、発覚した。

県北部の警官2 不倫でともに処分
2018.12.22 朝刊 

 県北部の警察署の40代男性警部補と20代女性巡査が不倫関係にあったとして、警部補が本部長注意、巡査が所属長注意の処分をそれぞれ受けていたことが21日分かった。先月9日付。

 県警監察課によると、2人は6月下旬から10月下旬まで不適切な交際を続けた。勤務時間外に2人が一緒にいるのを見た同僚が、11月初めに上司へ報告。2人は聞き取りに対し「周囲に迷惑を掛けてしまった」と反省しているという。

 同課は「私生活の在り方も含め適切に指導する」としている。
妻を亡くした“不倫の男”と「蒼井優」150分対話劇
2018.12.20 週刊新潮 

「誰かに聞いたの? 今来れば私がいるって?」

「いや。いるだろうなと思っただけ」

「たまたま通りかかったとか?」

「いや、そろそろいい頃だと思ってさ」……

 身に覚えのある方もいるのではないか。妻を亡くした、かつて不倫関係にあった男が”私”を訪ねてきて、一夜を語り合う物語である。

 12月6日、新国立劇場で開幕した、英国の劇作家D・ヘア原作の『スカイライト』だ(24日まで)。

 主演は、1~2月にギリシャ悲劇の舞台『アンチゴーヌ』で話題をさらった蒼井優(33)。およそ10カ月ぶりの舞台となる。

 休憩を挟み全編約2時間30分の大長篇、出演者はたったの3人、舞台上には常に二人だけという対話劇。主演の蒼井は一人出ずっぱりで、熱演を披露している。

 蒼井が演じるのは、ロンドン郊外に住む教師キラ。かつての不倫相手トムには浅野雅博が扮する。

 未練と不信感の渦巻く二人。やがて会話が進むうち、ついには本音をぶつけ合い……。”幸せとは何か”を問うていく大人のドラマだ。

「蒼井の台詞は台本200ページにも及ぶもの。彼女の部屋が舞台となる一幕二場で、包丁を使い料理したり、風呂場からバスタオル一枚巻いただけで出てくるなんてシーンも見せてくれます」

 とは、観劇した芸能記者。

 この舞台、客席に大きな特徴がある。ステージを真ん中に正面と向う正面の二方向から、客席が向い合う形で設えられている。演じる者は常に後姿を晒しながら演じることになるのだ。

「客席からの距離も近く、蒼井の首筋、足の裏まで窺えるほど。そんな中、蒼井は都会の中の孤独な女を見事に演じていました。映画やテレビよりも生の舞台の方が存在感を発揮でき、彼女には向いているのかもしれませんね」(同)

”恋多き”女の肥やしが生きる。150分間があっという間に過ぎていく。

女の気持ち:進むしかない 奈良県・匿名希望(パート・42歳)
2018.12.19 大阪朝刊 

 世間では珍しくなくなったことが自分の身に降りかかった。「離婚」だ。理由は夫の不倫。もう夫は家族に興味を持たなくなった。優しかった頃の夫の顔をもう一度見たくて、何度、関係修復を願ったか……。即、離婚なんて、子ども2人を抱え、パート勤めの私には自信がない。それだけ夫に依存していたのかもしれない。

 穏やかに年を重ね、寄り添って生きていくものだと思い込んでいた。しかるべき手段を取らざるを得ず、こんなに大きなストレスになるとは当事者になって初めて理解できた。不安は山のようにあるが、少しでも解消できるのはお金だと実感した。

 振り返ると、キャリアを捨て子育てに専念できる環境を与えてくれた夫には感謝すべきかもしれない。でも、夫はこれからも安定した職に給料、定年時には退職金だって手に入る。キャリアを捨てなければよかったと思っても、実際には何度も保育所から呼び出しがあり、夫の協力は得られず、子育てはほぼ一人で担わざるを得なかった。

 今から就職しても老後の資金は思うようにたまらないだろう。母子家庭の貧困も人ごとではなくなった。子どものため、生きていくため、なりふり構わず進まないといけない。

 夫のおかげで子どもたちに会えた。夫がいてくれたからたくさんの経験ができた。夫婦のつながりが切れて他人になろうとしている今、自分の中の常識を大きく変えなければならないと葛藤している。

人生相談:元彼女の浮気相手の奥さんと=回答者・渡辺えり
2018.12.18 東京朝刊

 付き合っていた同僚の女性が浮気をしていました。相手は社内結婚をしている男性でした。彼女との関係は終わったのですが、最近困ったことに相手の奥さんがいる課に配属されてしまいました。当時はかなりショックだったので関わりたくないのが本心ですが、奥さんと会話する度に複雑な心境で、何らかの形で社内の誰かに相談したくなります。知ってはいけないものを知った時の生き方を教えてください。(26歳・男性)

 あなたは彼女の浮気が許せなくて別れたんですよね? さまざまな男性に身を任せるその女性を軽蔑して嫌になり別れたのですか? それともまだ愛していて嫉妬の感情があって許せないのでしょうか?

 私は恋愛というのは当人にしか分からない複雑な部分が多くあると思うのです。恋愛は一人ではできません。不倫といわれる恋愛もいろいろな状況があると思います。一般的には女性の方が不利ですよね。不倫して愛人となり、年齢を重ね、子供を作れないまま別れを切り出されたような場合も多くあると聞きます。愛し愛され結婚できるという状況が一番だということは分かっていてもできない方々も多いことも確かなようです。

 なぜ彼女は多くの男性に身を任せるのでしょうか。

 その根本原因を再度聞いてみてはいかがでしょうか。あなたは本当は彼女を心配しているのではないかと私は思います。

 ご自分が一度は愛した女性です。その人に幸せになってほしいと考えるのが普通です。既婚者たちとの交際を続けたら不幸になるのは目に見えています。

 奥様たちももちろん気の毒ですが、彼女が何人もの男性と付き合っているのなら既婚者たちも軽く遊びで付き合える女性と思っているはずです。現にあなたはそれで別れたのですから。

 彼女に会って助言できませんか? 自分も周りも不幸にしてしまうのだということを伝えられませんか?(劇作家・女優)

特殊詐欺被害額が倍増 尼崎市内前年比 1億5000万円超える 手口巧妙化 対応急がせ犯人のペースに
2018.12.18 朝刊 

 尼崎市内で、高齢者らから現金をだまし取る特殊詐欺事件の被害が急増している。今年に入り、市内での11月末までの被害額は、前年の約2倍に当たる計約1億5千万円を超えた。息子をかたったり、医療費の還付金があると偽ったりして、現金やキャッシュカードが詐取されている。犯人グループは複数の肩書きの人物を演じ分け、被害者に考える暇を与えない巧妙な手法で現金を手にしており、県警や同市は注意を呼び掛けている。(小谷千穂)

 「風邪をひいて声がおかしい」。10月24日午前11時ごろ、尼崎に住む女性(83)の自宅に息子を名乗る男から電話があった。続けて同じ男から急いだ様子で「もうけ話に乗って損害を出した。大金が必要」と再び連絡があり、女性はすぐに現金を口座から引き出し、指示通りに大阪市内の駅前で息子の代理人という男に200万円を手渡した。

 被害届を受けた尼崎南署によると、最初の電話からわずか約3時間で現金被害に遭ったという。

 尼崎南、東、北の3警察署によると、市内での特殊詐欺事件の被害件数は昨年は85件だったが、今年は11月末時点で既に107件を超え、被害総額は約1億5600万円に上る。特に8月以降に多発し、8月10件▽9月16件▽10月21件▽11月18件(速報値)-と増加傾向で、1人で1千万円以上をだまし取られる被害者もいた。

 被害で目立つ手口は、息子をかたる現金の要求と、「医療費が戻る」などとする架空の還付金返還。還付金名目では、現金自動預払機(ATM)で被害者が自分の口座で還付金を受け取るつもりが、男と携帯電話で通話しながら指示通りに操作し、実際は現金を口座に振り込まされる被害が繰り返される。

 捜査員によると、被害に遭った高齢者は口をそろえて「まさか自分がだまされるとは」と話すという。一連の事件では、期限を過ぎると「会社を辞めさせられる」「還付金が受け取れない」と対応を急がせる▽電話を切る直前に自宅を訪ねてカードを受け取る-など、犯人のペースに持ち込み被害者が落ち着いて判断できない状況をつくるという。

 こうした被害を受け、尼崎の3警察署や尼崎市は11日、同市の阪急武庫之荘駅前で被害防止の啓発イベントを行った。尼崎南署の筋友昭生活安全課長は家族や友人らの注意喚起も重要と話し、「普段から身近にいるお年寄りを気に掛けてほしい」と呼び掛けている。

〈特殊詐欺事件の被害主な手口〉

【息子をかたる】

・「会社の金を使い込んだ」

・「株で失敗した」

・「不倫相手を妊娠させ、慰謝料がいる」

 →「息子の代理」に現金を手渡しさせる

【還付金がある(市職員などをかたる)】

・「医療費(健康保険料)が戻ってくる」

 →現金自動預払機(ATM)で還付の操作とだまし実際は現金を振り込ませる

【キャッシュカードの交換】

・「百貨店で他人にカードを使われた」

・「カードが古いので交換する」

 →暗証番号を聞き、カードを受け取って現金を引きだす

トランプ氏不倫口止め疑惑 元顧問弁護士に禁錮3年 米ニューヨークの連邦地裁 裁判 米国 アメリカ
2018.12.14 朝刊 

 【ワシントン共同】米ニューヨークの連邦地裁は12日、大統領選中にトランプ大統領との不倫関係を公表しようとした女性らに多額の口止め料を支払ったとする選挙法違反の罪や脱税の罪などに問われた元顧問弁護士コーエン被告に禁錮3年の判決を言い渡した。罰金などとして約200万ドル(約2億3千万円)の支払いも命じた。

 被告は口止め料をトランプ氏に指示されたと証言しており、議会では違法行為を指示したトランプ氏の責任追及に向けて弾劾訴追も検討すべきだとの意見が浮上。中間選挙で下院多数派を奪還した民主党は来年1月に開会する新議会で政権への圧力を強める構えだ。議会での弾劾訴追を警戒するトランプ氏は反論に躍起だが、苦しい立場に追い込まれそうだ。

 トランプ氏は13日、コーエン被告に関し「法律を破るよう指示したことは一度もない」とツイッターに投稿した。

 米メディアによると、判事は口止め料が2016年大統領選投票日の「直前に支払われた」と強調し、トランプ氏に不利にならないよう「選挙結果への影響を狙った」と悪質性を指摘した。

 被告は法廷でトランプ氏への「強い忠誠心」から道を踏み外したと説明。「彼の汚い行為を隠す義務感に駆られた」と述べ謝罪した。不倫を否定するトランプ氏は、被告が刑の減軽のためにうそをついていると主張。11日のロイター通信のインタビューでは自身は「何も悪いことをしていない」と述べ、弾劾訴追される可能性を否定した。

貴一族“総離婚” 不倫疑惑などゴタゴタ続きの息子・優一氏もやはり
2018.12.13 夕刊フジ・ZAKZAK 芸能 芸能ニュース

 大相撲の元貴乃花親方、花田光司氏(46)と元フジテレビアナウンサー、河野景子さん(54)の長男で、靴職人の花田優一氏(23)が離婚していたとニュースサイト「デイリー新潮」などが報じた。祖父と父、そして息子。三代続けて離婚ということになる。

 何かとお騒がせの花田家だ。優一氏は昨年、陣幕親方(元幕内富士乃真)の娘と結婚。当時は「全然、親とは関係なく、仕事で出会った子が偶然そういったご家庭(相撲部屋)の人だった。(なれそめは)靴のセミナーを開催したときに、興味を持ってきてくれた」と説明していた。

 だが、今年に入ると早くも不仲がささやかれ、8月には別の女性との六本木ヒルズデートが週刊誌で報じられるなど不倫疑惑が浮上していた。

 優一氏をめぐってはゴタゴタ続きで、イタリアでの3年間の修業の末、靴職人として独り立ちしたものの、「納期を守らず、サイズも合っていない」と注文者もあきれる仕事っぷり。景子さんの知り合いの事務所に所属してタレント活動もしていたが、相次ぐトラブルで今年9月に解雇された。

 両親の離婚も、優一氏を芸能界に売り出そうとする景子さんと花田氏の見解の相違が原因と伝えられ、実際に花田氏は、バラエティー番組で「20年、30年と修行しないと。テレビ出てる場合じゃないだろって気持ちで見ている」と憤っていた。

 優一氏の祖父、元大関貴ノ花はタレントの藤田紀子と2001年に離婚。伯父の花田虎上(元横綱若乃花)は07年にタレント、花田美恵子と離別して一般女性と再婚するなど、一族には絶えず離婚の2文字がつきまとっている。

 優一氏は、果たして人生というフィールドで地に足つけて歩んでいけるかどうか。まさに隔靴掻痒…。

元維新党代表「松野頼久」別居の「美人妻」に柔道家「小川直也」は寝技をかけたのか
2018.12.13 週刊新潮 

 絡(から)み付いたら決して離さない。それが柔道における寝技の鉄則である。五輪メダリストの彼は、現役を退いた今もそれを実践しているのだろうか―。以下は、柔道家と「政治家の妻」を巡る寝技の検証だ。主役は柔道王として鳴らした、あの小川直也(50)である。

 その晩、彼と彼女は「ハッスル」な一時(ひと とき)を過ごしたのだろうか。

 11月上旬のとある日、22時。東京都渋谷区松濤。超高級住宅街に建つ約200平方メートルの地上3階、地下1階の白い豪邸の駐車場に、1台の白いベンツが滑り込む。

 左の運転席でハンドルを握るのは、イタリアを代表するセレブ御用達ブランド「FENDI」のチュニック(丈が長めのトップス)を纏(まと)った美魔女。助手席に座るのは、身長190センチ超、周囲を圧倒する日本人離れした体躯の巨漢。そしてふたりは豪邸、家庭を持つその女性の自宅の中へと消えていった。そこに、家の本来の主(あるじ)は不在だった。

 この「リアル・美女と野獣」とでも言うべきふたりが豪邸内で「何か」を終え、男が外に出てきたのは2時間半後。日付は変わり、街は寝静まっていた。それでも、男は変装のつもりなのかサングラスを掛けて去っていった(左頁の写真参照)。

 彼の名を小川直也と言う。言わずと知れた柔道王だ。1992年のバルセロナ五輪で銀メダルを獲得。その後、プロレス界に移り、常に戦いの場に身を置いてきた猛者である。

 彼を豪邸に招き入れたのは、松野頼久元官房副長官(58)の夫人。「年相応」ではないスリムな体型、きっちりと爪の手入れをし、メイクもばっちり。銀座のクラブのママを思わせる出で立ちは、とても松野氏の4歳下とは思えない。

 この日、松濤の「松野邸」にしけこむ前、小川と松野夫人はふたりきりで所沢市の焼き肉店で食事をともにしていた(グラビア頁参照)。居合わせた客が、その光景を「焼き肉デート」と見たとしても無理はない。いや、むしろそう見るのが自然だろう。そしてこの「ふたり焼き肉」を終えて駆け込んだのが、主なき松野邸だったのだ。一般的に、男女がふたりで焼き肉を食べに行く関係は、互いの臭いを気にすることなく付き合える「深い仲」の証と言われる。焼き肉後に松濤の豪邸で過ごした深夜の2時間半、小川と松野夫人は何をしていたのだろうか。

 話は変わるが、柔道は1試合4分が国際スタンダードとなっている。数々の激戦をくぐり抜けてきた小川は「短期決戦」の妙を心得ているはずだ。そんな彼にとって、深夜の2時間半は「技」(テクニック)を披露するのに充分だったのかもしれない―。

 柔道王、暴走王、ハッスル王。小川直也は格闘技の世界で数々の異名を轟かせ、畳からリングへと戦いの場を変えても、常に斯界(し かい)のトップに君臨し続けてきた。その戦績は実に輝かしい。

 86年、全日本学生柔道選手権で優勝すると、その翌年、19歳7カ月の時に世界柔道選手権の無差別級を制して史上最年少の世界チャンピオンとなる。そして、先に触れたようにバルセロナ五輪では銀メダルを獲得。全日本柔道選手権を制すること7回、世界柔道選手権でも4回優勝。まさに柔道王の名にふさわしい実績を残してきた。

 97年、アントニオ猪木に弟子入りし、プロレス界に転身する。いきなり新日本プロレスのトップレスラーだった橋本真也に挑戦状を叩きつけると、そのデビュー戦で勝利。橋本との再々戦では、小川が彼の後頭部を踏みつけるなどの「ガチンコ勝負」を仕掛け、橋本を半失神状態に追い込んだ。大外刈を改良したSTO(スペース・トルネード・オガワ)という必殺技を武器に、予定調和的、つまり「プロレス的」ではない狂気の戦いを見せ、以後、小川は暴走王の名を恣(ほしいまま)にする。

 プロレスラーとしても成功を収めた彼は、「3、2、1、ハッスル、ハッスル」という決め台詞が流行語となるほどの人気を誇り、当時の安倍晋三自民党幹事長がハッスルポーズを真似るなど、「一格闘家」を超えた存在となっていった。

 最近では、現在、明治大学4年の彼の長男・小川雄勢(22)が、2020年の東京五輪の日本代表候補として注目を集めている。こうして、親子2代にわたって柔の道を究めようとしている小川一家だが、目下、父親の周囲では彼が人生の脇道に逸れているのではないかとの懸念が持ち上がっているのだった。

糟糠の妻をおいて…

「ここのところ、直也が自分の妻以外の女性、松野元官房副長官の奥さんに『はまって』いて、周りは心配しています」

 と、ある関係者は声を潜める。

「ふたりが出会ったのは今年に入ってからで日は浅いそうですが、直也と松野さんの奥さんは急激に接近し、頻繁にふたりでの逢瀬を重ねている。直也の友人たちは、彼女と会うようになってから友人付き合いが悪くなったと呆れているらしい。直也より5歳下の彼の妻は、指圧の専門学校を出ていて、大学生の時に怪我をした彼を彼女が看護し、それがきっかけで交際を始めた。そんな糟糠の妻をおいて、松野さんの奥さんと『親密』にしているんですよね……」

 その親密場面のひとつが冒頭に紹介したシーンである。さらなる「意味深場面」は後述するが、その前に、小川がまるで柔道の寝技の技術を活かしたかのように急速に「密着度合い」を深めた女性およびその夫、すなわち「松野夫妻」について振り返っておく。

 まずは夫の松野頼久氏について。

「松野さんと言えば、何をおいてもワイシャツのボタンを常に二つも三つも開けたホスト風の姿が思い出されます」

 と、大手メディアの政治担当記者はその印象を語る。

 幼稚舎から慶応という環境がそうした遊び人風ファッションを生み出したのかもしれないが、確かに彼の経歴は華麗で、祖父は参院議長を務めた鶴平氏、そして父は労働大臣や農林大臣などを歴任した頼三氏。頼久氏自身も、昨年の総選挙で落選するまで熊本県を地盤に衆院議員を6期務め、民主党政権時代には鳩山由紀夫総理の側近として官房副長官に抜擢される。その後も橋下徹前大阪市長を「創設者」とする維新の党の代表を任された。つまり松野家は、3代にわたって永田町で要職を務めてきた政治一家なのである。

 加えるならば、頼久氏は父親から受け継いだ冷蔵倉庫会社など複数のファミリー企業を抱え、かつて彼は本誌に、

「富洋(ファミリー会社のひとつ)については、賃貸収入が年間に1億5000万円くらいはあります。さらに、東洋冷蔵(同前)の売上が1億円くらいありましたから、グループで2億円、いや、2億数千万円にはなりました」

 と語っている。軽井沢には別荘を持ち、松濤に豪邸を建てたことからも分かる通り、松野氏は資産家の顔も併せ持っているのだ。

ブランド力に翳り

 しかし一方で、

「松野さんにはどこか陰が感じられました。それは彼の『生まれ』に由来しているのかもしれません。と言うのも、松野さんの母親が頼三さんの本妻ではないことは知る人ぞ知る話。そうした環境ゆえなのか、彼は学生時代から『暴れん坊』だったそうで、実際、慶応大学を卒業したのは26歳でした」(前出記者)

 エリートながら屈折感漂う松野氏。そして彼の妻は、

「見た目は松野さんとお似合いと言うか、端的に言うと派手。ミニスカにハイヒールという姿で夫の選挙運動を手伝っていた姿が目撃されています。生活ぶりも見た目通りで、松濤の松野邸は約5億円と言われていますが、これも彼女の『おねだり』によって建てられたもの。地下には彼女の趣味で、カラオケルームが設けられています。ベントレーやフェラーリ、ベンツを乗り回し、近所のデパ地下で食材を買い揃えるセレブ妻です」(松野家関係者)

 そんな夫妻の出会いは、

「高級スーパーで買い物中に、奥さんが松野さんに一目惚れして『逆ナン結婚』したと聞いています。ふたりは再婚同士なんですが、奥さんの前夫は、仕手筋としても名を馳せた不動産会社の社長で、彼女は資産家好き、ブランド男好きと言えるかもしれません」(同)

 逆に言えば、夫のブランドを維持するためには粉骨砕身を惜しまないタイプでもあるようで、先に記したように熊本で選挙運動に勤(いそ)しむこともあれば、昨年の総選挙前には本誌の取材に、

「夫には”死んでも勝ってこい!”と言って背中を押しました」

 と、夫の尻を思いっきり叩くコメントをしていた。

 こうして「見た目お似合い」の松野夫妻はふたりの女児をもうけ、次女は2016年にミス日本グランプリに輝いたことで知られる。芸能界デビューも果たし、舘ひろしの娘役で「ハズキルーペ」のCMに出演したと言えば、ご記憶の方も多いのではないか。

 錚々(そう そう)たる先祖に、FENDIを着こなしてベンツを駆る美人妻、そしてミス日本の娘。松野家は幸福に包まれているかに思えるが、

「頼久さんが松濤に帰っている気配がない。熊本と都内の『別宅』を行き来しているらしく、事実上の別居状態のようです。離婚が視野に入っているとも聞きますが、資産がある分、財産分与も簡単ではないんでしょうね」(松野氏の知人)

 熊本の支援者が続ける。

「確かに離婚調停中という噂が出回っていますね。前回の総選挙の時、奥さんが『代議士じゃなくなったら離婚する』と言っていたとか。さもありなんと言うか、派手な世界が好きな人で、ハイヒールでの選挙応援はこっちでは語り草になっていますからね」

 地盤、看板、カバンを揃え持っていた松野氏。FENDIを愛用し、ブランド好きと思われる夫人にすれば彼はまさに「ブランド」だったのだろう。しかし昨年、松野氏は議員バッジを失い、そのブランド力に翳(かげ)りが見え始めている。仮に「愛」で始まったとしても、月日が経つにつれ世知辛い「現実」が重みを増していくのが結婚というもの。そこに、新たに別のブランドを持った魅力的な男性が目の前に現れたとしたら……。

 こうした状況のもとで、柔道王のブランドを誇る小川と松野夫人は逢瀬を繰り返しているのである。実際、ふたりの「密会」は冒頭に紹介した場面だけではなく、写真にある通り、中華街や亀戸の甘味処でも繰り返され、「極め付き」は11月中旬のある日の出来事だ。

吉方取りに掃除合!?

 その日の16時前、松濤をベンツで出発する松野夫人。車は首都高速に乗り、うなりをあげる。到着したのは神奈川県の茅ヶ崎だった。

 小川家関係者が証言する。

「小川さんは東京の戸越の住居と、茅ヶ崎に柔道の道場兼自宅を構え、双方を行き来している」

 その茅ヶ崎の病院付近で「誰か」を待つ松野夫人。そこに現れたのは、小川が運転する黒いマツダの車だった。そして彼女は病院の駐車場にベンツを置き、再び小川が運転するマツダに乗ってそこに戻ってきたのは翌朝の5時過ぎ。つまり、松野夫人は小川の「根城」のひとつである茅ヶ崎で一夜を過ごし、朝帰りしたのである(21頁の写真参照)。小川に出迎えられ、且(か)つ小川に送られて……。なお、

「小川さんの奥さんは、次男が九州の高校に通っているため、東京を不在にすることがあるそうです」(同)

 幾度となく逢瀬を重ねる小川と松野夫人。ある時は主不在の彼女の自宅で、またある時は小川の地元に夜通しで滞在し、朝帰り。繰り返すが、両者ともに既婚者で子どもがいる。周囲がその関係を訝(いぶか)しむのもむべなるかなであろう。

 12月上旬、やはり松濤の松野邸からベンツに同乗して「お出掛け」したふたり。時間をおいて小川の携帯電話に連絡すると―。

記者「松野頼久さんの奥さまと親密な仲ですよね?」

小川「いや、全然それはないです」

記者「何度もおふたりでデートをされている」

小川「いや、デートはしていないです。はい、はい。彼女は友だちなんで……」

記者「茅ヶ崎で一夜をともに過ごされましたよね?」

小川「覚えてないです。記憶にないです。全然、不倫なんて仲じゃないんで」

 ならば松野夫人と会う際、なぜグラビア頁にあるように「警戒」しなければならなかったのだろうか……。

 一方、松野夫人に連絡を取ると、どういうわけか彼女の長女が「代理人」としてこう説明した。

「ふたり(小川と松野夫人)は共通の趣味があってよく会っているんです。友人として。『吉方取(きっ ぽう ど)り』といって、北とか南とか西とか、そこに行ってご飯を食べると運気がアップする。その場所でご飯を食べるのがマストの事項なんです」

 仮に吉方取りのためなら、それぞれの伴侶に付き合ってもらえば事足りるのではないか。そもそも互いに家庭を持つ身の男女が、ふたりきりで頻繁に会うこと自体、両者の家庭に「吉」をもたらすとは思い難い。また、松濤の松野邸に出入りしたり、茅ヶ崎で夜通し過ごしたりする必要もなかろう。それについては、

「その日は私も母と一緒に茅ヶ崎の小川さんのおうちに泊まりました。小川さんと母と私の3人で。小川さんのおうちを片付けに行ったんです。私が先に行って終わらなかったので、母が途中から来て、それでも全然終わらなかったから次の日まで、泊まりで」(同)

 よその家を掃除するために泊まり込み……。小川家はどれだけ汚いのか気になるところだが、ここで柔道で言うところの「待て」を差し挟みたい。先に記した通り、小川本人はこの「掃除合宿」を覚えていないと語っていて、齟齬が生じてしまっているのだ。

 最後に、小川に我が物顔で自宅に出入りされ、彼と妻が頻繁にふたりきりで時を過ごしていることを、松野氏に訊(き)くと、まず夫人と離婚を話し合っているかに関しては、

「私的なことなので」

 とした上で、

「小川直也?誰ですか、それ。ああ、五輪メダリストの人ね」

 こう言い、自身の妻と小川の関係については、

「いや、全く知りません」

 と答えた。やはり、小川と松野夫人は、彼女の夫が知らない形での「密会」を重ねてきたことになる。

 プロレスラー時代、STOを必殺技にしていた小川。妻以外との「親密交際」が災いし、大外ならぬ家庭の内側から足を掬(すく)われなければ良いのだが……。

 恐喝未遂の疑い
2018.12.12 朝刊

 【愛知県】緑署は11日までに、恐喝未遂の疑いで、西区新道2、食品販売業o容疑者(30)を現行犯逮捕、天白区菅田2、看護師o容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は、5日午後0時10分ごろ、緑区で、o容疑者の交際相手と安城市の無職女性(38)が不倫していたとして女性に「家族に話しに行く」「誠意を見せて」などと言い150万円を要求したとされる。女性が署に届け出たため未遂に終わった。

 署によると、2人は知人関係。o容疑者は「慰謝料名目でお金を取ろうと思った」と認め、o容疑者は「無理やりお金を要求していない」と否認している。
息子なりすまし現金詐取の疑い 50歳を逮捕、容疑否認 /愛媛県
2018.11.30 大阪地方版/愛媛

 四国中央署は、四国中央市内の70代女性の息子になりすまし、現金をだまし取ったとして静岡県小山町一色の会社員w容疑者(50)を28日夜に詐欺の疑いで逮捕し、29日発表した。同容疑者は「何の話かわかりません」と容疑を否認しているという。

 調べによると、w容疑者は2016年2月8日から9日にかけ、他の仲間と共謀し、女性の息子になりすまして「不倫相手との間に子どもができた。弁護士が助けてくれたが、費用が必要なので貸してくれ」などと複数回うその電話をかけ、同9日、w容疑者名義の銀行口座に現金200万円を振り込ませてだまし取った疑いがある。女性が息子に確認し、被害に遭ったことがわかった。

【芸能ニュース舞台裏】大塚愛と離婚… SU、不倫で家族も仲間も失った
2018.11.26 夕刊フジ・ZAKZAK

 夫の不倫発覚後、約1年7カ月で離婚が成立したのは、シンガー・ソングライターの大塚愛(36)とヒップホップグループ「RIP SLYME」のSU(スー、45)の元夫婦。

 「不倫報道前から、ちょっとずれが生じていたようで、そこに不倫ですから、大塚は夫との連絡を即刻拒否。離婚に突き進んでいましたね」とスポーツ紙芸能担当記者。

 夫婦間のひびが決定的になったうえ、メンバー間にも亀裂が生じた。

 「他のメンバー4人で活動していましたが、春先の音楽フェスは出演を辞退し、10月末にはグループの公式サイトも閉鎖する事態に陥った。SUはすべての責任は自分にあると謝罪していますが、不倫相手のモデルのインスタも炎上するなど不倫の代償としては大きすぎる結果になりましたね」(前出・スポーツ紙芸能記者)

“戦略的”に離婚しない女たち 計画的別居で生活費を要求…
2018.11.23 週刊朝日 

 色あせた結婚生活を送っていれば、「離婚」という文字が頭に浮かぶのではないだろうか。しかし、別れを回避する女たちがいる。同居せずに生活費を要求し、不倫合コンで憂さ晴らし……。その根底を探った。

 9月15日に75歳で惜しまれながら亡くなった女優・樹木希林さん。全身がんであることを告白し、それでもあきらめず女優を続けるひたむきな姿はあっぱれと称賛された。

 希林さんといえば、40年以上にもわたって、内田裕也さんとの別居結婚を全うしたことで、夫婦のあり方を世間に問いかけてくれた。別れない理由を希林さんはかつてテレビ番組で「気性が荒い自分を抑えるための重しになっている」と語っていた。

 こうした希林さんの愛情を色で表現するなら、強い存在感でひときわ輝くゴールドであろうか。だが世の中には、色も彩りもない夫婦も少なくない。色あせた結婚生活を送りながら、それでも離婚しない女たちがいる。

 ■同居ちらつかせ、生活費を要求

 都内在住の川上美和子さん(仮名・40歳)は、7年前に息子を出産してから、専業主婦になった。子供が1歳になったときに、5歳年上の夫の浮気が発覚。浮気を非難すると「養ってもらっているんだから文句を言うな」と侮辱され、その後も罵声がやむことはなかった。度重なる夫の浮気に耐えきれず、とうとう息子を連れて、都内近郊にある実家に戻った。

 「離婚するつもりで実家に帰ったら、両親が反対するどころか、孫がかわいいと歓迎してくれました。しばらくすると夫から『帰ってこい』の催促。そこで長年にわたる暴言に耐えられないと訴えると、夫は『正直が、なぜ悪い』と開き直ってしまって」

 川上さんは離婚を決意した。だがいざ仕事を探すと、ブランクが長いため、ハローワークから紹介されるのはパートのみ。実家近くのデータ入力会社に採用されたが、生活費は両親の年金と川上さんのパート代で合わせて月25万円ちょっと。そこで川上さんは、夫に「父親が入院するからしばらく実家にいる。子供の学費と生活費を出してほしい」と持ちかけると、夫は「戻ってくるんだよね」と念を押すので、「そのうちね」と、同居をにおわせながら、夫に15万円を振り込ませた。その後も毎月振り込んでもらうと、川上さんは次第に「これは楽」と思うようになった。

 「子供を両親に見てもらえるので、安心してパートに出られます。しかも夫の世話をしなくてもいい! ストレスもなくなりました」

 前向きになった川上さんは、パートから派遣社員へとステップアップ。都心の企業で働くようになるが、そうとは知らない夫は「早く帰ってこい」。だがそのたびに川上さんは「母の体調が悪くて。ちょっと待って」とじらし、生活費をもらう。元の生活に戻るつもりはない川上さん。とはいえ離婚はしない。夫から支払われる生活費は手放したくないから……。

 子供の夏休みの間、夫から「やり直さないか」と持ちかけられ、旅行を提案された。夫は旅行先から川上さんと子供を連れて自宅に戻るつもりだったが、川上さんが理由をつけて断った。

 「夫が『これって詐欺じゃないか』と怒ったんですが、『今はできないの。ごめんなさい』と謝ると、夫も黙ってしまいました」

 別居から3年。夫から振り込まれる生活費は12万円に減った。だが、「もうちょっと、待ってね」と繰り返す。

 1992年の開設以来3万5千件を超える相談が寄せられる「離婚110番」の離婚カウンセラー・澁川良幸氏は、次のように語る。

 「別居中の夫が妻に戻ってきてほしいのなら、ケチじゃなければ、お金を出します。しかも離婚するまでは夫婦が同レベルの生活を維持できるために、『婚姻費用』という生活費を請求する権利があるため、法律的にも妻が優位です。さらに裁判所が婚姻費用の算定表も作っていますから、離婚するより得な場合もありますね。特に資産が少ない夫なら、財産分与を期待できないから、離婚しないで生活費をもらう作戦のほうが有利でしょう」

 生活費をもらいながら決して離婚しない「前向きな別居」を選択する女は実にしたたかだ。

 ■「子供に会えない」夫脅すわがまま妻

 子供と別れたくない夫の弱みを握る妻は、その優位性を盾にする。

 教育関係の仕事に就く立川優子さん(仮名・38歳)は、「それなら離婚する」が口癖になった。

 「きっかけは夫の『浪費するな』の一言です。子供がやっと10歳になったので、夏休みの間、子供を実家に預けて、中学の同級生たちと3泊4日の旅行に出かけたんです。帰宅したら、夫がむくれてしまって。私にも楽しむ権利があるはずと口論になり、『それなら離婚するわよ。子供に会えないわよ』と切り出しました」

 それ以降、夫との対立が深まりそうになると、「離婚する」と口走る。

 「離婚するつもりはないんですが、夫が私の主張を無視するたびに『離婚したら、子供に会えないわよ』の一言で夫は黙る。効果抜群です」

 前出の澁川さんは、このケースをこう分析する。

 「子供を引き合いに出されると、ビビるのは夫です。イクメンパパが増えている今の時代に、夫が我慢を強いられるケースも少なくないです」

 ■悪びれることなく、家出を繰り返す

 「別居する」と言って家出を繰り返す妻も目立つようになった。10回や20回の家出はざらで、50回以上というツワモノ・菊池美和さん(仮名・37歳)は、その理由が「自分でもよくわからない」そうだ。

 家を出ると、短期賃貸マンションや友人宅を訪ね歩き、4~5日すると、ケロッとして帰る。夫の修二さん(仮名・39歳)は複雑な心境を次のように告白した。

 「帰宅すると悪びれることもなく、リフレッシュしたようにすがすがしい表情の妻をなじれなくなります。50回以上家出をしても、不倫をしている気配もないし、男の部屋で過ごしてもいないようで。でも妻が何のために家出をしているのか、さっぱりわかりません」

 小学生の息子がいるが、家出を始めた当初は、悲しそうな表情を浮かべ、いつ帰ってくるかわからない母親に戸惑っていたが、最近は慣れてきたようで、「お母さん、今回はいつもより早く帰ってきたね」とケロッとしている。修二さんの両親は離婚を勧めるが、妻のプチ家出を容認するようになった。

 前出の澁川さんはこう分析する。

 「20年ほど前に、土日だけ夫婦の『週末婚』が出現したときは賛否両論でしたが、結婚生活もバラエティーに富み、様々なスタイルの夫婦を社会が受け入れるようになりました。プチ家出妻のケースもその一つです」

 ■子供守り抜くため、夫の浮気を止める

 夫の浮気を許して離婚しない「従来型」の妻はどうしているのだろう。

 夫の浮気相手として最近多いのが、スポーツジムのパーソナルトレーナーだそうだ。

 5歳の息子がいる専業主婦・矢島奈麻美さん(仮名・38歳)は、4歳年上の夫が頻繁にパーソナルトレーナーのいるジムに通うようになったのが気になっていた。週1回から週2回に増え、次第に週3回、4回、あげくの果てには土日まで出かけるように。とうとう探偵を雇って調査を依頼した結果、夫がパーソナルトレーナーのマンションに足しげく通っていることを突き止めた。

 「ショックでした。友人から『離婚するか、しないか、どちらかを決めて。道はそこから開けるわ』と励まされ、離婚しないことを決めました。まだ小さい子供のために、夫の浮気をやめさせることにしました」

 まず、騒ぎを大きくしない作戦に出た矢島さん。かつて自身の父親が浮気したことを母親がなじって、夫婦げんかがヒートアップすると、矢島さんら子供までを巻き込み、関係修復に時間がかかったことを教訓にしたのだ。

 「『週末は子供がいるから、ジム通いはやめてね』というお願いから始まり、『お金もかかるから週1回にして』と、回数を減らすように仕向けました。さらに男性のパーソナルトレーナーを探して紹介したり、複数のスタッフがいるジムに替えたりすることを勧めましたが、夫には断られました。夫は通う回数を減らしましたが、浮気を続けました」

 矢島さんは、共通の友人を介して、ついに夫に浮気をやめるように促した。不意を突かれたのか、夫は浮気をやめた。

 「子供がいたから、離婚しないという選択を取りました。いなかったら、さっさと離婚していたでしょう」

 母親として子供を守り抜くために離婚しないことを選んだ矢島さん。だが、「女として夫を許していない」と、いまだしこりが残っている心境を吐露する。子供が独立した後、矢島さん夫婦はどのような選択をするのだろうか。

 ■夫の不倫に嫉妬も、こじらせ妻の執念

 夫の不倫で悩む妻たちは、生活費を補えない金銭的な事情から離婚を踏みとどまる事例が多いようだが、嫉妬から生じる腹いせで、「絶対に離婚はしない」と、こじらせてしまう妻もいる。

 湯川洋子さん(仮名・49歳)は、子供たちが大学や高校に進学して、ほっとひと息ついたところだった。在宅ワーカーとして働きだしたときに、夫が中学の同窓会の幹事を務めた女性と、数年前から不倫をしていることが発覚した。

 「同窓会の打ち合わせと言っては帰宅が遅くなったり、土日も出かけたり。おかしいなと思ってスマホをのぞいたら、私たちの結婚式に出席したあの女とのツーショット写真を見つけたんです」

 相手はバツイチのキャリアウーマン。湯川さん夫婦の結婚式に夫の同窓生の一人として出席した当時は専業主婦だった。その後、離婚し、音楽関係の会社に就職すると出世街道を歩み、夫と同窓会で再会すると、やがて男女の関係になったという。

 「夫はあっさりと不倫を認めました。家を私名義にして渡すから、子供たちが成人したら別れてくれ、と。でも私は絶対に離婚しません。仕事をすることをあきらめて、家庭のため、子供のために頑張ってきたんです。それなのに、やりたい仕事をしながら自由に不倫する女と夫が再婚するなんて、許せない。これまでの自分の人生を否定されているようなものです」

 別れない理由は、嫉妬だけではない。家族の思い出を離婚という形で失いたくないからだ。

 ■家系を守る結婚、不倫で埋め合わせ

 退屈な人生に彩りを与えたいがために、不倫を続ける裕福な妻にも、絶対に離婚しない理由がある。

 小泉加奈子さん(仮名・48歳)は、年収が5千万円を下らない外資系役員の夫を持つセレブ妻だ。大学生の息子は海外留学中。ヨーロッパブランドと豪華な宝飾品を身につける小泉さんは、暇を持て余している。それを解消しようと開催しているのが、不倫目的の合コンだ。

 東京都港区にある隠れ家レストランや都内の一流ホテルの個室には、大人の情事を楽しむ男女が集まる。小泉さんは独身と偽るが、不倫相手がいるときは、友人に紹介する男性をチョイスする。合コンが終わるとホテルに直行という流れだ。

 「スポーツクラブや高級飲食店で不倫願望のある男女は、一目でわかりますから、お誘いします」

 男を求めているような、あふれんばかりの「エロスの香り」に、裕福で不倫願望がある男性が群がってこないわけがない。

 不倫合コンは初開催から5年になる小泉さんだが、家庭では手際よく家事をこなし、夫が満足する食事を作る優秀な主婦だ。裕福な家庭に育った小泉さんは、若い頃、好きな人との交際を親に反対され、駆け落ち同然で家を出た。だが、やがて両親に見つかって引き離され、資産家と見合い結婚した。

 「富裕層は家系を重んじます。お互いの家系を守るための結婚でしたから、別れる理由などありません」

 だが今でも、若い頃に燃えるような恋をした男の夢を見るのだという。エロスにおぼれることで、抜け殻のような空虚な人生を埋め合わせている。

 ■元夫に支えられ、仮面家族に耐える

 1度別れたら、2度目はないと決めた妻がいる。2度目の夫と別れないのは、元の夫が精神的にサポートしてくれるからだ。

 メーカー勤務の神代由美さん(仮名・45歳)は、5歳上の最初の夫と不妊治療が原因で別れた。37歳だった。子供が欲しかった神代さんは、知人の紹介で5歳年下のカメラマンと知り合い、39歳で再婚し、1年後に出産した。

 ところが、その夫とは相性が合わず、けんかが絶えない。フリーランスで年収は400万円に届かないことは承知の上で再婚したが、出産後に時短勤務となった神代さんの年収が減り、生活はカツカツ。仕事と育児の両立を図りながら、将来への不安が募っていた。

 「そんなとき、偶然に前の夫と再会したんです。お茶をしているうちに、苦しい胸の内をつい打ち明けてしまって……。すると『離婚するな。2度目はきついぞ。子供のためにもするな』と叱咤されたんです。確かにバツ2となれば、世間体もよくない。そのときは納得しましたが、家に戻ると、しっくりこない夫と会話もなく。夫はほとんど自室にこもりっきりで……」

 その後も、夫婦関係がうまくいかなくなると、元夫に連絡する。元夫はそのたびに会ってくれて、愚痴を聞いてくれ、ときには仕事の悩みの相談にも乗ってくれる。

 離婚してから、元夫を頼もしいと再認識するようになった神代さんは、結婚とは何かとふと思う。

 「子供を望まなければ、パートナーとして一緒に生きていけた。家族が欲しいから再婚したけど、子供ができたからといって、今の夫とは家族になりきれない。結婚って、こんなに難しいものだったのかしら」

 仮面家族を支えるのが元夫とは皮肉だが、元夫の優しさに触れると癒やされる。子供のためにも、元夫からの精神的なサポートを求め続けている。

大塚愛がSUと離婚を発表 夫の不倫相手から嫌がらせ
2018.11.22 スポーツ報知 

 歌手の大塚愛(36)が21日、「RIP SLYME」のSU(45)と離婚したことを発表した。関係者によると、20日に成立した。

 2人は楽曲共作をきっかけに出会って2010年6月に結婚し、11年3月に長女(7)が誕生。SUは昨年4月、写真誌で22歳年下のモデルとの不倫が報じられていた。

 大塚は、離婚に至った心境を「幸せな毎日から、耐え難い毎日まで、とても一言では伝えられませんが、子どもとの生活を守るために決断したことです」と吐露した。離婚が成立した20日はSUの誕生日だった。

◆「子供守る」被害届

  今年7月に大塚が配信リリースした「あっかん べ」では「嫌がらせしてくるような あの子はいらない 人生にいらない 真夜中のインターホン お化けじゃあるまいし ある意味お化けだし 白のスカートって」など夫の不倫相手を思わせる歌詞をつづっていた。関係者によると不倫報道後、相手女性の「嫌がらせ」は、大塚が被害届を提出するほどエスカレート。子供にも危険が及ぶことを危惧し、昨年から別居生活を続けていたという。

 SUは不倫報道後、所属事務所から謹慎処分を受け、ツアーなどの出演もキャンセル。不倫の代償は公私にわたって大きく及んだ。グループは先月末で活動休止。今月3日に投稿したSNSでは「我が身を省みて恥入るばかりです 毎日を丁寧に失楽園ベイベーにならぬよう日々精進を重ねて参ります」と音楽活動への影響も含めて全ての責任は自身一人にあるとしていた。謹慎中は子育てや家事にも取り組んでいたというが、別居後、養育費を支払うことはなかったようだ。

 大塚は9月9日にデビュー15周年を迎えた。今後に向けて「これから、もらった優しさを娘や周りの友達、家族、スタッフ、ファンの皆様に返していくとともに変わらず良い楽曲をつくれるよう、励んでいきます」。来年は心機一転、元日にベストアルバム「愛 am BEST,too」を発売。4月から全国ツアーをスタートさせる。

 <SU>(すう)本名・大槻一人(かずと)。1973年11月20日、神奈川県出身。45歳。98年「RIP SLYME」加入。MC担当。2001年3月「ステッパーズ・ディライト」でメジャーデビュー。02年アルバム「TOKYO CLASSIC」がミリオンヒット。グループは先月から活動休止。血液型O。

 <大塚愛>(おおつか・あい)1982年9月9日、大阪府出身。36歳。15歳から作詞・作曲を開始。2003年「桃ノ花ビラ」でデビュー。04年「さくらんぼ」でレコード大賞最優秀新人賞など各新人賞を受賞。05年アルバム「LOVE COOK」がミリオンヒット。04~09年にNHK紅白歌合戦出場。血液型O。

 
大塚愛離婚 夫SUの不倫報道から1年7カ月 親権は大塚に
2018.11.22 デイリースポーツ

 歌手の大塚愛(36)=が21日、オフィシャルモバイルサイトでRIP SLYMEのSUこと大槻一人(45)=同【下】=との離婚を発表した。「私、大塚愛は、RIP SLYMEのSUさんと婚姻関係を先日解消致しました」と報告した。長女の親権は大塚が持つ。慰謝料などは明かしていない。

 2人は2010年6月に結婚。11年に長女が生まれたが、SUは昨年4月にモデル・江夏詩織との不倫疑惑が報じられた。大塚は「幸せな毎日から、耐え難い毎日まで、とても一言では伝えられませんが、子どもとの生活を守るために決断したことです」と、つらかった日々についてやシングルマザーとして生きる覚悟をつづった。

 また「もらった優しさを娘や周りの友達、家族、スタッフ、ファンの皆様に返していくとともに変わらず良い楽曲をつくれるよう、励んでいきます」と前向きに仕事に取り組むことを誓った。

 RIP SLYMEは10月31日で公式ウェブサイトを閉鎖。グループでの活動を休止していることも、SUが3日にインスタグラムで発表していた。

婚活アプリで「既婚者」に出会った女性の顛末/気軽な出会いほど「遊び」目的の人がいる
2018.11.22 東洋経済オンライン 

手軽に異性に出会える“婚活アプリ”が人気だ。男性は月額数千円、女性は無料で登録できるアプリもあり、料金の高い結婚情報センターや相談所に比べて、より手軽に利用することができる。
仲人として婚活現場にかかわる筆者が、毎回婚活者にスポットを当てて苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、ある女性の成婚物語を綴りながら、結婚相手に出会う方法について考えたい。
昨年の12月、暮れも押し迫った頃、会員の吉岡里美(35歳、仮名)から、連絡が入った。
「婚活アプリで出会った3つ上の男性と、結婚を前提のお付き合いをすることになったので、しばらく相談所での活動は休会したいです」

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近年、結婚相談所の活動と併用して、婚活アプリでの活動をしている人たちが増えている。私の会員の中にも、相談所でのお見合いとは別にアプリを使って異性に出会っている人たちがいる。里美も、そんな1人だ。
結婚相手に出会えるなら、結婚相談所だろうが、婚活アプリだろうが、婚活パーティだろうが、友達の紹介だろうが、婚活方法は何でもいい。

「遊び目的」の人たちが紛れ込んでいる
しかし、ここで注意しなくてはならないのは、気軽な出会いほど遊び目的の人たちが紛れ込んでいることだ。
結婚相談所は、登録するのに独身証明、収入証明、学歴証明、住所証明などの公的書類の提出が必須だ。ところが、婚活アプリは、これらの書類の提出は任意で、提出をしないで登録している人たちが多い。
また、イベント業者が主催する婚活パーティは、免許証や保険証の身分証明書を入り口で提示することがあるのだが、これらの身分証明書には “既婚”か“独身”かが明記されていない。つまり、既婚者も独身を装って参加できる。
こうした経緯から、アプリや婚活パーティには、独身者を装った既婚者が紛れ込んでいることがある。また、“婚活”と銘打っておきながら、結婚する気はサラサラなく、遊び目的のヤリモクが参加しているのが現状だ。
数日後、休会届けを書きに来た里美に聞いた。
「結婚を前提にお付き合いをすることになったアプリの男性は、独身証明書の提出ボタンに、チェックが入っていたの?」
すると、里見はちょっと困った顔で言った。
「いや、入っていなくて。というか、正確にいえば彼は既婚者でした。離婚調停中で、3月に調停の結果が出て、離婚が決まるようです。今財産分与で揉めているそうです」
ほら、来たか! 既婚者が、数カ月遊ぶために調子のいいことを言っているのではないかと、私は疑った。
婚活アプリを遊び目的で使っている男性たちは、1人の女性を数カ月程度遊びたおし、うまい理由をつけて別れ話を切り出し去っていくのだ。“結局離婚ができなかった”というのが結末ではないか。
しかし、里美は彼を信じ切っていた。もしかしたら本当の話かもしれないし、頭ごなしに男性を悪く言うと彼女を傷つけてしまう。
そこで、こんな言い方をした。
「今は恋愛が始まったばかりで彼のことが好きだろうし、私が何を言っても聞く耳を持たないと思うから、このまま見守るけれど、彼は独身ではなく既婚者よ。恋愛ではなく不倫だからね。冷静に彼の動向を見ていって、時間を無駄にしないようにしましょう。休会届けは預かるけれど、休会中でも相談したいことがあったら、いつでも遠慮なく連絡してきてね」
そして、4月になってまた里美から連絡が入った。
「やっぱり退会させてください」
退会届を書きに事務所に来た里美に、聞いた。
「離婚調停は無事終わって、離婚は成立したの?」
「それが、3月が6月になったんですけど、奥さんが6月は出られないと言って来て、7月になりました」
そんなに二転三転して、男性は本当に離婚する気があるのだろうか? そもそも離婚調停をしているというのが作り話なのではないいか。私は、ますます男性に不信感を抱いた。
アプリで騙される女性が後を絶たない
これまで、婚活アプリで騙された女性たちをたくさん見てきた。
アプリで知り合った男性が既婚者とは知らずに婚約して結婚式まで予約した女性、独身を装った既婚者に性病をうつされた女性、年齢も経歴も詐称していた単身赴任者に遊ばれた女性、高額商品を契約させた後に男性が姿を消してしまい毎月のローンを支払い続けている女性など、私のところに相談に来た被害者は後を絶たない。
私は、里美に言った。
「退会の意思が固いのなら止めないけれど、会員じゃなくなっても、何かあったらすぐに連絡してきてね」
「はい」
明るく答えた里美だったが、どこか寂しそうだったし、肌荒れしているのも気になった。
ただ里美の人生は里美のものだし、35歳の大人なのだから私に何を言われようと自分の意思を貫くだろう。里美はこれまで、腕のあるSEとして自立して働き、いくつかの恋をし、人生を切り開いてきた聡明な女性だ。もしもこの恋愛がうまくいかなかったとしても、また立ち直って次の新しい恋を模索していくに違いない。
私は、そう信じて、帰っていく里美の姿を見送った。
そこから7月、8月、9月と過ぎていったが、里美からはなんの連絡もなかった。
心配はしていたものの、こちらから連絡を入れるのもはばかられた。
と、10月もあと2日で終わろうとしていたときに、1通のメールがきた。
「ご無沙汰しています。吉岡里美です。いろいろとタイミングを逃してしまい、報告が遅くなりましたが、かねてよりお付き合いしていたアプリの彼と、本日入籍しました!」
7月に離婚が成立し、8月に一緒に住み始め、9月にプロポーズ。その後は、それぞれの両親に挨拶、両家の顔合わせを済ませ、無事に婚姻届を役所に提出したという。
すべてが私の取り越し苦労だった。成婚の話はいつ聞いてもうれしいし、幸せな気持ちにさせてくれる。“ヨッシャー!”私はLINEを読みながら、小さなガッツポーズを決めた。
「おめでとう! これまでの話を聞きたいわ。お祝いしましょう!」
すぐに返信した。
そして11月に入り、里美がお祝いのランチを兼ねて、私の事務所にやってきた。
彼に固執するつもりはなかった
7カ月ぶりに会った里美の顔は、幸せに満ちあふれていた。これまで会った中で一番きれいだった。そして、弾けるような笑顔で、こう言った。
「彼に出会ってから怒涛の10カ月でした。鎌田さんにはいろいろご心配をかけたけれど、ちゃんと結婚できて、本当によかったです」
私も、これまでの思いを正直に告げた。
「アプリの出会いだったし、私は仕事柄、アプリで騙されている女性たちをたくさん見てきているから、彼が“既婚者だった”という時点で、騙されているんじゃないかと思っていたのよ。離婚調停も、3月が6月になり7月になり、どんどん伸びていくから、これは絶対あやしいと思っていた(笑)」
すると、里美も言った。
「鎌田さんから再三“信用して大丈夫なの?”と言われていたので、私もどこか冷静に彼を見ていました。だから、彼に固執するのではなくて、もしこれがダメだったら、また新しい出会いを模索しようと思っていました。だって、私自身が、アプリで遊んでいる男性たちを目の当たりにしたことがあったから」
里美がSEとして、ある有名な大手企業に出向していたときのことだ。そこの27歳と35歳の男子社員が、オフィスの斜め向かいの席で軽口をたたいていた。
「すごいよ、アプリ、入れ食いだよ。飲み代出して、結婚をチラつかせれば、やらせてくれる女が多いよ。仲良くなって飲み会開けば、その友達ともさらにやれる。アプリ代、ご飯代出しても、元が取れるよ」
超有名企業のエリート社員で、見た目もオシャレで、トークもうまい。“婚活アプリ”という“婚活”を目的としたサイトで出会い、会社の名刺を出し、結婚を匂わせ、甘い言葉で口説く。女性たちはそれを本気にして、手中に落ちていく。
また里美は、こんなことも言った。
「結局、ウチの旦那も離婚してないのに、独身を装って登録をしていたんだから、最初は騙しですよね。ただ、2回目のデートのときに、『じつはもう5年別居していて、離婚調停をしている妻がいる。本気で付き合いたいから、隠しているのもつらい』と言ってきた。そのときは正直、腹が立ちました。でも、彼を好きになっていたから、『ほかに私に隠していることはないの? 今なら許すから正直に全部言って』と問い詰めたら、『奥さんのほうに5歳になる男の子がいる』と。もうあのときは、頭が真っ白になりました」
そこから彼は、元妻との関係を話し出したという。結婚した直後からうまくいかなくなり、それでも子どもを授かった。なんとか仲を修復したいと思ったけれど、子どもが1歳にならないうちに元妻は実家に帰り、それ以来、子どもにも会わせてもらえなくなった。
「子どもは男の子だそうです。『今自分が父親の顔をして出ていったら子どもも混乱するだろうから、寂しいけれど子どもに会うのはもうあきらめている。大人になって、向こうから連絡を取ってきたら、そのときは会おうと思う』と言ってました。だから、私たちの間に、1日も早く子どもを授かりたいんです」
大事なのは出会う場所より、相手を見極める目
婚活という言葉が生まれてから、10年になる。生涯の伴侶を見つけるための結婚活動手段は、相談所でも、婚活アプリでも、婚活パーティでも、友達の紹介でも、実はなんでもいいのだ。
大切なのは、相手を見極める目。
結婚相談所に入会するためには先にも記したが、独身証明書、住民票、年収証明書、資格証明書、学歴証明書など、各種の公的書類の提出が義務付けられているので、経歴詐称はできない。結婚相談所は、いわば婚活市場の安全地帯だ。
しかし、里美は結婚相談所という安全地帯でお見合いを繰り返したが、生涯の伴侶は見つからなかった。
もちろん、結婚相談所で成婚していく人たちもいるのだが、安全地帯で活動している人たちというのは、どこか恋愛にも婚活にもガツガツしていない人が多い。積極的に互いの距離を縮めようとしない人と見合い後に交際に入っても、結婚までは進展しない。
かといって、アプリのコミュ力のあるヤリモクのエリートに餌食にされていては、結婚は永遠にできない。
本当に結婚をしたいなら、まずは出会う行動を起こすこと。そして、出会ったことで安心せずに、対峙した相手としっかりと関係を築いていくことだ。
そして重ねて言うが、何より大切なのは、相手を見極める目を持つことだ。

岩崎恭子さん離婚、不倫認める
2018.11.06 日刊スポーツ

 92年バルセロナ五輪競泳女子200〓平泳ぎ金メダルの岩崎恭子さん(40)が5日、自身のブログで元ラグビー日本代表斎藤祐也さん(41)との離婚を発表した。別居生活を送っていたことを明かして「2018年11月3日をもって、斎藤祐也さんとの婚姻関係を解消させていただくことになりました」と報告。また今日6日発売の週刊誌「FLASH」で一般男性との不倫が報じられることに言及。「私がこの男性と恋愛関係にあったことはおおむね相違ありません」と認めて「このたびはお騒がせをして、誠に申し訳ありませんでした」とした。岩崎さんは92年バルセロナ、96年アトランタと五輪2度出場。引退後、09年に斎藤さんと結婚し1児の母となった。
岩崎恭子さんが離婚を発表 不倫認める
2018.11.06 スポーツ報知 

 92年バルセロナ五輪女子200メートル平泳ぎ金メダリストでスポーツコメンテーターの岩崎恭子さん(40)=写真右=が5日、ブログを更新し、元ラグビー日本代表の斉藤祐也氏(41)=同左=と今月3日に離婚したことを発表した。

 2人は09年に結婚し、11年に長女が誕生。岩崎さんはブログで「以前より両者合意の下、別居生活をしておりましたが、別居後も二人でじっくり話し合い、お互いの気持ちを確認して出した結論です」と離婚を報告した。また5日発売の「FLASH」では、岩崎さんが50代の男性と不倫関係にあったと報じられているが「私がこの男性と恋愛関係にあったことは、おおむね相違ありません」と認め、「大変軽率で恥ずべき行動を取ってしまった」と謝罪した。

“40歳”岩崎恭子さんが不倫認め謝罪
2018.11.06 夕刊フジ・ZAKZAK 

 あの子が不倫とは…。バルセロナ五輪の金メダリスト、岩崎恭子さん(40)が5日、自身のブログで夫である元ラグビー日本代表、斉藤祐也氏(41)との離婚を発表した上で、写真週刊誌に手つなぎデートが報じられた50代男性についても不倫を認めたのだ。

 6日発売の「FLASH」は、金髪カツラで変装した岩崎さんが、日中の公園で、50代のPR会社役員と仲睦まじく手つなぎデートしているツーショットを掲載。さらにタクシーの後部座席で岩崎さんが男性に覆いかぶさり、10分近くもキスをする姿も。

 男性は超有名IT会社を経て、PR会社の役員を務めている。妻と2人の子供がいたが、現在は離婚しているという。

 14歳のときにバルセロナ五輪で金メダルを獲得し「今まで生きてきたなかで、一番幸せです」と名言を残したイメージばかりが強い岩崎さんにとって、不倫は相当のギャップがある。

 五輪後、2009年4月に斉藤氏と結婚し、11年3月に長女をもうけたが、5日のブログで、別居生活の末、11月3日に離婚が成立したことを報告。「斉藤祐也さんには、感謝の気持ちしかありません」とつづった。

 その上で報道された50代男性についても言及。恋愛関係にあったことを認めた上で、「離婚協議中であったとはいえ、1人の見識のある大人として、一児の母として、大変軽率で恥ずべき行動をとってしまった」と不倫を認めて謝罪。

 「ひとえに私の弱さと甘さが原因だった」とし、この男性との関係も解消したという。

[人生案内]ウソをつき罵倒する夫
2018.11.05 東京朝刊

 40代主婦。30代の夫が頻繁にウソをつき、私を罵倒するため、毎日どう暮らせばいいのか悩んでいます。

 結婚して10年近くになりますが、夫はこれまで何度もウソをついてきました。それを指摘すると、逆ギレして私を罵倒します。不倫されたこともあります。

 それでも夫の転勤に付いていきながら、日々綱渡り状態でなんとかしてきました。毎日がつらくて、罵倒されたことを思い出しては涙が出ます。

 小学生の子どもがおり、離婚には慎重です。家庭内では夫となるべく関わらないよう、会話も最低限にしています。

 夫は家族のことより、自分の実家に帰省することを優先します。費用がかかると言うと、子どもの歯の矯正に反対してまで、帰省を優先させようとします。全く理解できません。

 少しでも前向きに自立しようと、資格の勉強を始めました。早く夫を単身赴任させて、私は子どもと地元に帰りたい。今はそればかり考えています。

 ご助言いただければ幸いです。(大阪・B子)

     ◇

 毎日どう暮らしたらいいか、というご相談ですが、まずあなたがどうなさりたいか、をしっかり考えてください。夫に単身赴任させて、子どもとあなたが実家に帰るのを希望しているということですが、それは緊急避難にはなりますが、問題の根本的解決にはならないでしょう。

 夫婦間の信頼がない家庭は、お子さんにもいい環境とは言えません。夫と一生共に過ごすのが難しいとお考えなら、緊急避難的な策をとりながら、自立してお子さんを育てられるよう、具体的にプランを立てることが必要です。

 資格の勉強は大事なことですが、資格を取ってもすぐに仕事に結びつけるのが難しいことがあります。資格を得て、どのくらいのキャリアを積めば仕事で自立できるのかとともに、行政などから受けられる支援の可能性も調べてみてはいかがでしょう。

 いずれにせよ、夫婦間での信頼を回復させて関係を戻せるかどうかを見極めてから、ご自身の生活の方向を定め、進んでいただきたいと思います。(海原純子・心療内科医)

RIP SLYME活動休止…昨年不倫報道のSUが謝罪「失楽園ベイベーにならぬよう」
2018.11.04 サンスポ エンタメ/芸能界 

 5人組ヒップホップグループ、RIP SLYMEのSU(44)が3日、自身のインスタグラムでグループ活動の休止を明かし、「全ての責任は私」と謝罪した。

 先月末にグループの公式サイトが閉鎖。SUは2010年に歌手、大塚愛(36)と結婚し、長女(7)をもうけたが、昨年4月にモデル、江夏詩織(23)との不倫疑惑報道があり、一部でグループの活動休止を報じられていた。

 SUはインスタグラムで、理由については触れずに活動休止を謝罪。「1年と半年 わが身を省みて恥入るばかりです。毎日を丁寧に失楽園ベイベーにならぬよう日々精進を重ねて参ります」とグループのヒット曲にかけて誓った。

 前日2日には、メンバーのPES(41)がツイッターで活動休止報道に触れ、「変なのですがホントにニュースで知ったので」と困惑。「何も聞いていないのでその旨も伝えられないというか…」と釈明していた。

Group kills man over alleged affair with married woman
2018.10.28 NewStraitsTimes(

BATU PAHAT: A man was beaten to death by a group of men, who accused him of having an illicit affair with a married woman, on Tuesday.

The victim, 26, was rushed to Sultanah Nora Ismail Hospital here by an unidentified man, who fled the scene in a Proton Waja between 9pm and 10pm.

The victim, who was unconscious when he was dropped at the hospital, died at 5.15am the following day.

District police chief Assistant Commissioner Azhan Abdul Halim said initial investigations showed the man was taken to a place in Senggarang and beaten up by his assailants.

The group included the husb-and of the woman accused of having an affair. Police picked up 10 people, including three women, in connection with the murder.

“The first arrest involved two women, including the 38-year-old woman who was accused of having an affair,” said Azhan.

Police interrogation led to the arrest of the remaining eight suspects aged between 24 and 38, including the husband of the married woman, on Friday.

以下は記事原文を機械的に翻訳したもので、人為的に翻訳したものではありません。 この翻訳はあくまでも検索の補助として提供されるものであり、その正確性、安全性、有用性、特定目的への適合性など いかなる保証を行うものではありません。 利用者が本翻訳を利用して被ったいかなる損害についても、株式会社ジー・サーチおよび本記事の情報提供元は 一切の責任を負いかねます。

グループで、男性は既婚女性との申し立てられた不倫の上で死にます。

バトパハ: 男性は既婚女性との不倫を持っているので、彼を起訴した男性のグループによって撲殺されました、火曜日に。

26歳の犠牲者はここを未確認の男性によってSultanahノライスマイル病院に急いで運ばれました。(その男性は、午後9時と午後10時の間でProton Wajaで現場から逃げました)。

犠牲者(彼が病院で落とされたとき無意識であった)は、翌日の午前5.15時に死にました。

地区の警察幹部副局長補AzhanアブダルHalimは、初期の調査が、男性がSenggarangの場所に連れて行かれて、彼の攻撃者によって痛めつけられるのを示したと言いました。

グループは事を持っているので、起訴された女性の夫を含んでいました。 殺人に関して3人の女性を含んでいて、警察は10人を迎えに行きました。

「最初の逮捕は事を持っているので、起訴された38歳の女性を含む2人の女性にかかわりました。」と、Azhanは言いました。

警察の査問は24~38歳の残っている8人の容疑者の逮捕につながりました、既婚女性の夫を含んでいます、金曜日に。

NewStraitsTimes(マレーシア)

警部、捜査車両で不倫相手と密会
2018.10.27 大阪朝刊 

 勤務中に捜査車両を使い、不倫関係にある複数の女性と会っていたとして、滋賀県警は26日、本部の男性警部(50)を減給6カ月(100分の10)の懲戒処分にした。警部は事実関係を認め、職務を怠っていたとされた分の給与や手当に相当する約7万円を自主返納した。警部補への降任を希望しているという。

勤務中に警部 出会い系不倫 滋賀県警、懲戒処分
2018.10.27 朝刊 

 出会い系サイトで知り合った女性と不倫し、勤務時間中にホテルで会っていたとして、滋賀県警は26日、県警本部に勤務する男性警部(50)を減給100分の10(6カ月)の懲戒処分とした。警部は「女性と会うのが楽しくなり、快楽を求めてしまった」と話し、警部補への降任を希望しているという。

 県警によると、警部は既婚者だったが、2014年ごろ~今年6月ごろの間、出会い系サイトで知り合った30~40代の女性十数人と関係を持った。17年2~6月、勤務時間中に捜査車両を使い、滋賀県内や京都市内のホテルで女性7人と会っていたといい、警部は「1万5000円前後を女性に支払ったこともある」と話している。(時事)

勤務中に警部 出会い系不倫 滋賀県警、懲戒処分
2018.10.27 朝刊 

 出会い系サイトで知り合った女性と不倫し、勤務時間中にホテルで会っていたとして、滋賀県警は26日、県警本部に勤務する男性警部(50)を減給100分の10(6カ月)の懲戒処分とした。警部は「女性と会うのが楽しくなり、快楽を求めてしまった」と話し、警部補への降任を希望しているという。

 県警によると、警部は既婚者だったが、2014年ごろ~今年6月ごろの間、出会い系サイトで知り合った30~40代の女性十数人と関係を持った。17年2~6月、勤務時間中に捜査車両を使い、滋賀県内や京都市内のホテルで女性7人と会っていたといい、警部は「1万5000円前後を女性に支払ったこともある」と話している。(時事)

あなたの特命取材班=弁護士名義貸し横行 福岡の法律事務所員も非弁活動? 経営の苦しさ背景か
2018.10.27 朝刊 

 福岡市内にある法律事務所の男性事務員が、弁護士法で禁じられている法律事務、いわゆる「非弁活動」をした疑いがあることが特命取材班への情報提供で分かった。被害を訴える30代男性はこの事務所の弁護士を懲戒請求するとしており、福岡県弁護士会も調査に乗り出す方針だ。非弁活動が後を絶たない背景には何があるのか。

 被害男性は別居中の妻らから不倫による慰謝料を請求されている。

 非弁活動が疑われる会話があったのは7月24日の電話だった。「(慰謝料を)払う意思がないなら時間を取るつもりはない」「裁判したい」。電話の主は弁護士事務所名だけを告げ、いきなりこう迫ってきたという。男性は文面でのやりとりを求めたが「文面なら訴訟が一番」と全く取り合ってもらえなかった。

 後日、電話の主の正体について、妻が依頼した弁護士とは別人の事務員だったと知り、男性は事務所側に手紙で抗議。9月に弁護士名で(1)事務員が交渉を行った事実はない(2)事務員は弁護士が依頼を受任したことを伝えた(3)男性が慰謝料を支払う気がないと告げて電話を終えた-との回答があった。

 しかし男性は事務員とのやりとりを録音していた。本紙の取材に弁護士は当初「事務員が交渉したとか、訳の分からないことを言われ迷惑している」と答えたが、録音データの存在を告げると「信じられない。これ以上関わりたくない」と一方的に電話を切った。

      ■

 弁護士法は弁護士以外が法律事務を行うことを禁じている。事務員が定型化した書面の作成や事務連絡を代行することはあるが、あくまで弁護士の指導、管理下にあることが条件。非弁活動の問題に詳しい第一東京弁護士会の増田嘉一郎弁護士は、法的判断を伴う直接交渉は「論外」だと指摘する。

 事務員の非弁活動で弁護士が処分されるケースは一向になくならない。神奈川県弁護士会は昨年末、事務員に法律事務を担わせる「非弁提携」をした弁護士法人を、福岡県弁護士会も2月、同様の非弁提携をした男性弁護士を、いずれも業務停止1年の懲戒処分とした。9月には、事務員数人に弁護士の名義を貸したとして、大阪地検特捜部が弁護士法違反容疑で大阪市の弁護士事務所を家宅捜索した。

 非弁提携の主な事例としては、報酬をもらう見返りに弁護士の名義を貸し、整理屋が債務整理業を行うケースなどが挙げられる。こうした違法行為が後を絶たない背景には、司法制度改革に伴い、弁護士の増加による経営の行き詰まりがあるとの指摘もある。

 法務省によると、2017年の弁護士数は約3万9千人で、20年前の2・3倍に増加。一方、弁護士白書によると、仕事を始めて5年未満の弁護士の平均年収は06年は1613万円だったが、14年は796万円に減少。15年に弁護士1年目だった人のうち年収400万円未満だった割合は16%に上るという調査もある。

 日本弁護士連合会によると、非弁提携を含む懲戒処分件数は1997年の38件から、2017年は106件まで増加。ある県の弁護士会幹部は「経営の苦しさから名義貸しなどの甘い話に乗りやすい背景は確かにあるが、問題を起こさない弁護士の方が多い。厳正に対処し、倫理研修などで啓発していくしかない」と話した。 (久知邦)
「部下の不倫は問題」支店長から200万円詐取 詐欺容疑、元社員ら逮捕 /佐賀県
2018.10.26 西部地方版/佐賀 

 伊万里署は25日、うその浮気話などで現金をだまし取ったとして有田町立部の自称介護職員y(45)と、内縁の夫で無職のi(43)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕したと発表した。被害者は1千万円以上の被害を訴えているという。

 y容疑者は容疑を認めているが、i容疑者は「だまし取っていない」と否認しているという。

 署によると、2人は共謀して2016年2月から、i容疑者が当時勤めていた会社の50代の支店長(当時)に、実在の弁護士名で「女性従業員が不倫している。相手の口座から会社名義でお金を引き出している。このままでは問題になる」などと電話やメールでうそを伝えた。そのうえで同年5月13日、有田町内の駐車場で、y容疑者が仲介役として、支店長から示談金名目で現金200万円をだまし取った疑いがある。

 ほかにも「女性が従業員からわいせつな行為をされた」などとうそを言い、現金をだまし取っていたらしい。支店長が昨年4月、実在の弁護士に直接相談したところ、弁護士側に心当たりがなかったため発覚したという。
小泉今日子、“不倫交際”豊原功補と同棲状態に 世間の2人を見る目は厳しく
2018.10.20 夕刊フジ

 小泉今日子(52)が、不倫交際中の豊原功補(53)と同棲状態になっているようだ。

 「小泉さんは今年2月、大手事務所から独立し、その際、豊原さんとの交際も告白しました。豊原さんには奥さんと子供がいるため不倫です。さすがに世間の2人を見る目は厳しい状況です。そんな小泉さんが、主演した映画「食べる女」が現在公開されていますが、今年6月に女優業を休業し、プロデュース業に専念すると発表しただけに、プロモーションにも協力的ではなかったようで、ほとんど話題にもなっていません。

 豊原さんの影響なのか、小泉さんは友達付き合いも悪くなり、すっかり変わってしまったという声が周囲から出ています。今は、2人で常に一緒に行動しているようで、来年5月に上演予定の舞台の準備をしているようです」(芸能プロダクション関係者)

 今後は小泉をスクリーンで見ることもなくなりそうだが、パートナーと充実した生活を送っているようだ。
稲森いずみ、禁断の愛に溺れる主婦に!連ドラ26年連続出演作は新感覚ラブコメ
2018.10.19 サンスポ 

 女優、稲森いずみ(46)がWOWOWドラマ「それを愛とまちがえるから」(来年2月スタート、土曜後10・0)に主演することが18日、分かった。同作はセックスレスの夫婦が恋の四角関係を繰り広げる大人のラブコメディー。自身にとって26年連続の連ドラ出演で、同局ドラマには初挑戦。「日常で起こる夫婦の『あるある』がたくさんつまっています」とアピールしている。

 今クールはSexy Zone・中島健人(24)主演の日本テレビ系「ドロ刑-警視庁捜査三課-」(土曜後10・0)に出演する稲森。今や連ドラに欠かせない存在の実力派女優が、新感覚のラブコメディーに挑戦する。

 「それを愛とまちがえるから」は、真面目な専業主婦・伽耶(稲森)と仕事熱心な夫の物語。結婚15年目で幸せな生活を送っているが、セックスレスに悩む伽耶は元カレの画家と不倫。一方、夫も不倫中で、その相手は伽耶が世話になる女性整体師であり、W不倫の全貌を知った4人は本当の愛を模索しながらドタバタ劇を繰り広げる。

 稲森にとっては元AKB48の女優、渡辺麻友(24)とW主演した2015年のフジテレビ系「戦う!書店ガール」以来、4年ぶりの主演作。WOWOWドラマは今回初出演となり、26年連続の連ドラ出演も決定した。

 稲森は不器用で真面目な性格ゆえに、突拍子のない言動で周囲を惑わすユーモラスな主婦を熱演。来年2月のスタートに向け、「日常で起こる夫婦の『あるある』が、たくさんつまっています。その状況や相手の思いをどうとらえて、その後をどう生きていくのか、視聴者の方にもヒントになり、ポジティブな気持ちにもなれます」とPR。行き詰まった夫婦関係の打開策にもなる!?

★チーフ監督は「101回目のプロポーズ」演出

 「それを-」は直木賞作家、井上荒野氏(57)の同名小説が原作。チーフ監督はフジ系「101回目のプロポーズ」や同局系「最後から二番目の恋」などの演出で知られるフジテレビの宮本理江子氏が務め、稲森について「こちらの要求にものすごく敏感に反応してくださる。技術もあって、愛のあるすてきな女性です」と絶賛した。

小泉今日子、“堂々”不倫中は裏方で“内助の功” 2020年に描く「女優復帰プラン」とは?
2018.10.18 夕刊フジ

 いったい、どこに向かっていくのか。週刊誌にかいがいしく男に尽くす姿が報じられたのは、女優休業を宣言した小泉今日子(52)。しかし相手の男は“不倫相手”だけに、ネット上ではバッシングすら上がっている事態だ。それでも自分の決めた道を貫く、そのわけはなんだ。

 発売中の「女性自身」が伝えたのは、今月8日、俳優、豊原功補(53)が演出を務めた舞台「またここか」の会場で、裏方をこなす小泉の姿だ。

 小泉はアンケートを回収したり、記念撮影に応じたり、慌ただしく段ボール箱を片付けたりしていたという。さらには稽古場でも一人で黙々とモップがけをしていたという証言も掲載している。

 「小泉は2月に事務所から独立し、まだ既婚者である豊原との交際を認め、さらに6月には女優休業まで宣言しています。まさに“内助の功”的に豊原を支えている形で、9月末にはプロデューサーとして朝日新聞のインタビューにまで登場しています」とスポーツ紙記者。

 さらにこう続ける。

 「9月21日に公開された主演映画『食べる女』では、さすがに舞台あいさつには顔を出しましたが、もう女優じゃないということで、プロモーションにはほとんど参加しませんでした。そのためか、公開前には、共演する前田敦子と勝地涼が結婚するといった話題もあったにもかかわらず、初週の観客動員でトップ10にも入りませんでした」

 それでも、豊原に寄り添う姿は、かいがいしくもみえるが、豊原が既婚者であることから、ネット上では「堂々と不倫している」という批判も上がっている。これまで、その生き方が“かっこいい”と女性から称賛されてきた小泉がバッシングを浴びているのだ。

 「小泉はこれまでも大切なことは基本、自分で判断しており、セルフ・プロデュース力にたけている。それだけに、自分の生き方を変えることができない。豊原との恋愛関係を公表したのも、自分の生き方を貫いた結果です」と芸能関係者。

 小泉の女優休業は2019年いっぱいとみられ、20年には再び女優活動を再開するとみられている。

 「豊原は15年から妻と別居していることから、20年には別居も5年経過しており、離婚成立要件を満たすことになる。小泉はクレバーですから、20年に晴れて豊原と再婚し、堂々と女優業に復帰するというプランでしょう。それまでは裏方で豊原を支えていくつもりです」と先の芸能関係者。

不倫疑惑の京畿道知事、「秘密の部分のほくろ」を自己検証
2018.10.17 朝鮮日報 

 不倫疑惑のカギを握る「大きい『ほくろ』」疑惑と関連して、李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事が16日、自ら進んで「身体検査」を受けた。李在明知事の身体検査をした医療関係者は、ほくろやほくろを除去した跡がないことを確認した。

 李在明知事の身体検査は同日午後4時5分から7分間、京畿道水原市内の亜洲大学病院ウェルビーイング・センター診察室で、皮膚科・形成外科の専門医が行った。同知事は不倫相手とされる女優キム・ブソンさんが言及した該当部位の検証を要請し、医療関係者は身体検査後、「丸いほくろやレーザー痕、手術縫合・切除痕はない」と語った。京畿道庁担当記者3人が立会人としてとして立ち会ったが、同知事の体を直接は見ていない。

 身体検査後、キム・ヨン京畿道広報官は「これ以上、不必要な論争で道政が妨害されてはならないという確固たる決意に基づき、非常にみじめで恥辱的なことだが、公開検証を実施した。真実が明らかになったので、消耗的な論争がすべて払しょくされることを望む」と述べた。

 李在明知事の身体的特徴をめぐる論争は、キム・ブソンさんと小説家・孔枝泳(コン・ジヨン)氏の通話内容が録音された音声ファイルが4日、ソーシャル・メディア上で公開されたことから広まった。この音声ファイルは、キム・ブソンさんが「李在明知事の体の秘密の部分には大きなほくろがある。裁判所に行ったら、最悪の場合、その話をしようと思う」と語った部分が含まれている。

 波紋が広がると、李在明知事は13日、「キム・ブソンさんが主張した『特定部位』にほくろがないことを立証するため、月曜日からでも直ちに身体検査に応じる」と言った。しかし、警察が「身体検査は事件の実体的真実を明らかにするのとは別の問題だ。今後必要性があると判断されれば実施することもあり得る」との見解を示したため、自ら検証を強行したものだ。

 検証直後、キム・ブソンさんの法律代理人であるカン・ヨンソク弁護士は動画投稿・共有サイト「ユーチューブ」のライブ放送で、「ほくろは我々が持っている証拠の『氷山の一角』に過ぎない。それで天を隠すことはできない。捜査に影響を与えない範囲で、1つ1つ公開していく」と述べた。孔枝泳氏は「自己検証では法的効力がない」「ごかまし行為に流されてはいけない」など、知事の身体検査を批判するツイッターの投稿をリツイートした。

 身体検査実施の意向を表明してから三日後に行われた自己検証は、これまでキム・ブソンさんが挙げた不倫の証拠のうち最も強力な事案に反論し、優位性を確保しつつ論争の拡大を抑え、19日に予定さている国会行政安全委員会の国政監査で李在明知事自身への攻撃を絶とうという意図もあると見られている。

 李在明知事は同日午前にラジオ番組に出演、身体検査実施の意向を繰り返し語っていた。そして、「(キム・ブソンさんが言った特定部位ではなく)体に血管が集まってできた赤いほくろ(斑)以外ない。うちの家族は、母親のおかげで肌が非常にきれいでほくろがない」と主張した。

 李在明知事の自己検証を受けても、同知事を取り巻くさまざまな批判は依然として残っている。最近再び注目されている「恵慶宮キム氏」のツイッター・アカウント(@ 08__hkkim)所有者問題、地方選時に正しい未来党が告発した実兄強制入院画策疑惑、SBSが取りざたした暴力団癒着疑惑なども結論が出ていない。

 京畿南部警察庁サイバー捜査隊は同日、一部メディアと同知事の支援者掲示板運営者が、実際のアカウント所有者だと名指しした人物に参考人としての出頭を求め、約6時間にわたり事情聴取した。しかし、この人物は「当時、市政広報のためソーシャル・メディア活動もしていて、ツイッターのアカウントを複数使っていたのではっきり分からない」として、全般的に否定する供述をしたことが分かった。この人物は、李在明知事が京畿道城南市長を務めていた2011年から16年まで運転手をしていた。

 李在明知事はこの日の放送の番組インタビューで、問題のツイッター・アカウントの所有者は妻キム・ヘギョンさんではないと進んで説明した。同知事は「妻がアカウントを共有していたというのは行き過ぎた憶測であり、事実ではない」と主張した。そして、「ソーシャル・メディアは私の強みでもあったが、今は足かせとなっており、後悔している。昨年の大統領選挙候補者決定選挙の時のことを振り返ってみると、本当に不作法で政治的な損失になる行動ばかりしていた。これからはもっときちんとやりたい」と語った。
高額慰謝料巡り、弁護士業務停止 東京弁護士会 /東京都
2018.10.16 東京地方版/東京 

 東京弁護士会は15日、担当した不倫事件で十分な調査をしないまま高額な慰謝料を支払わせようとしたとして、y弁護士(31)を業務停止1カ月の懲戒処分にし、発表した。吉岡弁護士の所属事務所は「不当な評価だ」として日本弁護士連合会に審査を請求する方針。

 東京弁護士会によると、吉岡弁護士は2016年、夫の不倫相手に妻が慰謝料を求める事件を担当。不倫相手に対して勤務先も含めて何度も電話し、十分な事情聴取をしないまま500万円の慰謝料を請求したという。最終的には不倫相手が50万円を支払うことで示談が成立しており、東京弁護士会は「不倫相手をおびえさせて金銭を取り立てることだけに腐心した」と判断した。

31歳弁護士 業務停止=東京
2018.10.16 東京朝刊 

 東京弁護士会は15日、同会所属のy弁護士(31)を業務停止1か月の懲戒処分にした。

 発表によると、吉岡弁護士は2016年8月、夫の不倫相手に慰謝料を請求するよう女性から依頼を受けた際、依頼を受任したことを通知せずに、相手の携帯電話に6日間で14回にわたって電話をしたり、勤務先に電話して取り次ぎを求めたりした。

 吉岡弁護士はさらに「誠意が見られなければ職場の関係先に通告する」と告げ、慰謝料500万円を請求。同年11月、相手が50万円を支払うことで示談したが、同会は「相手の不安をあおって高額な慰謝料を支払わせようとした」として、弁護士の品位を失わせる行為にあたると判断した。

 吉岡弁護士の所属事務所は「処分は極めて不当。不服申し立てを検討する」とコメントした。

【女優・萬田久子 愛と性の日々】最愛の人との別れ、さらなる愛人が発覚
2018.10.13 夕刊フジ・ZAKZAK

★(5)

 最愛の人、佐々木力氏との不倫、未婚の母、そして事実婚…。楽しかった蜜月時代にも終焉が訪れた。2011年、佐々木氏がスキルス性胃がんに侵されたのだ。佐々木氏がバブル崩壊後に事業に行き詰まり、萬田が8000万円ほど融資したともいわれている。最愛の伴侶であり、戦友でもあった男の不治の病。絶望が彼女を襲った。

 それだけではない。臨終の3週間前、佐々木氏から「実は愛人がいて、子供もいるんだ」と衝撃の告白をされたのだ。相手は佐々木氏の会社の社員でモデルの女性。女児までもうけていて、関係は8年になるという。「あなただけ」と信じていた人生のパートナーは萬田とこの女性を同時に愛人にしていたのである。

 「入院中に彼は元気になったら結婚しようと言ってくれました。なのに衝撃的な告白。かわいそうと思う気持ちと、裏切られたという怒りが入り乱れました」

 昨年、佐々木氏の七回忌を終えた萬田が、今年8月に発売された女性誌「婦人公論」につづった言葉である。

 英雄色を好む。佐々木氏には元妻に3人、萬田に1人、女性に1人と計5人の子供がいる。200億円といわれる財産は元妻や子供たちに分配されたが、佐々木氏が残した事業収入などについて、萬田は「一切、かかわらない」ときっぱり。

 一人っ子の長男は8歳年上の元アイドルと結婚、すでに3人の子をもうけている。当初、萬田は「同世代の女性と付き合いなさい」と結婚に猛反対。以来、親子は口も利かないほど不仲が続いているという。

 3人の孫がいながら、萬田は東京都内の高級マンションで一人住まい。最近では自宅近くの公園で犬を連れて散歩中の姿が見かけられるという。自分の恋愛は世間をいくら騒がせても自由奔放を貫いたのに、身内の恋愛には手厳しい。

 19歳でミス・ユニバース日本代表、29歳で出産、39歳で初舞台「隠れ菊」、49歳でロンドン短期留学、59歳でホノルルマラソン完走と「9」のつく年齢で節目を飾ってきた萬田。

 テレビや雑誌では、あっけらかんと「私は孫もいるけど、戸籍は真っ白」と自慢し、「素敵なイケメンとディズニーランドに行って手をつなぎたい」と意気軒昂。再び妖しいフェロモンを放ち始めた。=おわり(フリーライター・中野信行)

 ■萬田久子(まんだ・ひさこ) 本名・万田久子。1958年4月13日生まれ、60歳。大阪府出身。帝塚山短期大学在学中の78年、ミス・ユニバース日本代表に選。上京し、80年にNHK「なっちゃんの写真館」でデビュー。容姿端麗で艶やかなキャラクターはサスペンス色の濃い映画・テレビ・ドラマからの引き合いが多い。

 私生活では妻子ある大手アパレル会社のオーナーとの間に一児をもうけて「未婚の母」となり、相手が離婚した後も入籍せずに「事実婚」を通してきた。

上原多香子 再婚&妊娠発表
2018.10.11 デイリースポーツ 

 SPEEDの上原多香子(35)=写真=が、昨年5月に交際を報じられた劇作家・コウカズヤ氏(41)と入籍し、妊娠していることが10日、分かった。コウ氏が「かねてよりお付き合いさせていただいていた方と既に入籍し、妻のお腹には念願であった子供も授かりました」とツイッターで発表した。関係者によると、2人は大安の9月13日に婚姻届けを提出。上原は12月末に出産予定という。

 コウ氏は「誰が何と言おうと、僕は妻と生まれてくる子供を守りたいと思っております!」などとつづった。

 上原は12年8月にET―KINGのTENNさんと結婚したが、14年9月にTENNさんが自殺。上原の不倫が報じられるなど騒動となった。

ツイッターで名誉毀損容疑 土佐署が男逮捕
2018.10.11 朝刊 

 【土佐】ツイッターの投稿で知人女性の名誉を傷つけたとして、土佐署は10日、名誉毀損(きそん)の疑いで、高知市、会社員、A容疑者(42)を逮捕した。「女性に冷たくされたのでやった」と供述しているという。

 逮捕容疑は、4月から5月中旬ごろまでの間に、ツイッター上で土佐市内の20代女性になりすまし、「過去に不倫していた」などと複数回投稿して女性の名誉を傷つけた疑い。

 同署によると、2人は知人同士。8月に被害届を提出した女性の話からA容疑者が浮上した。同署が任意で事情を聴いたところ、容疑を認め、供述と投稿内容が一致したため逮捕したという。

不倫や略奪愛…まるで昼ドラ!? ペンギン界の恋愛裏話紹介 豊岡・城崎マリンワールドで見学ツアー 15歳以上限定 意外な一面楽しんで
2018.10.10 朝刊 

 不倫に略奪愛、破局…。かつての昼ドラを思わせる〓ドロドロ〓な関係を抱えたペンギンたちの恋愛事情を紹介する見学ツアーが、豊岡市瀬戸の水族館「城崎マリンワールド」で開かれている。ペンギンのあまり知られていない一面を見てもらおうと、同館が初めて企画。親子連れに人気の水族館らしからぬ「15歳以上対象」のツアーで、飼育員が目撃した裏話などを披露する。参加すれば、愛らしいペンギンのイメージが一変するかも!?(秋山亮太)

 同館によると、ペンギンは一般的に一度結び付いたパートナーと生涯を共にする。同館は現在、フンボルトペンギン47羽を飼育しているが、約20年一緒に過ごすカップルがいるなど、大半のペンギンはいちずだ。館内イベントで子どもたちに説明する際も、そうした性格だと伝えている。

 だが実は時々、スキャンダルが起きる。妻子がいる雄が別の雌に手を出し、その雌のパートナーとけんかになったり、伴侶を別のペンギンに奪われたり。人間顔負けのそんなドラマが飼育員の目の前で繰り広げられることもあるという。

 例えば、東京都の動物園から来た雄の「ハム」は、「ケルビン」というパートナーとは別に、「ルクス」「フィーン」という雌からも求愛を受けている。飼育員の松山祐介さん(36)は「別のカップルの部屋から出てくる姿もよく見る。ケルビンとたくさん子どもをもうけていて、生命力がある。東京から来たシティーボーイだし、モテる理由が分かります」。

 また、同館では2、3年前まで雄同士のカップルがおり、別の雌雄が産んだ卵を預けてみたこともあるという。こうしたエピソードやこぼれ話をこれまでは大人の入館者に披露してきたが、思いのほか好評だったため、今回のツアー開催に踏み切った。

 ツアーでは、飼育担当者がスライドショーなどで飼育するペンギンたちの恋愛事情を解説。参加者はその後、紹介されたペンギンとも実際に触れ合える。展示プールの見学もあり、間近で〓スクープ写真〓を撮れる可能性もあるという。

 松山さんは「いちずだったり、時にトラブルがあったりしながらも、最終的には仲良く暮らしている。そんな社会性豊かなペンギンの世界に、少しでも興味を持ってもらえるきっかけになれば」と話している。

 11月末までの土日、祝日に開催。午後1時40分スタート(約30分間)。参加費は千円で、先着15人程度。館内の予約センターで当日申し込む。入館料は大人2470円、小中学生1230円、3歳以上620円。同館TEL0796・28・2300

不倫や略奪愛…まるで昼ドラ!? ペンギン界の恋愛裏話紹介 豊岡・城崎マリンワールドで見学ツアー 15歳以上限定 意外な一面楽しんで
2018.10.10 朝刊 

 不倫に略奪愛、破局…。かつての昼ドラを思わせる〓ドロドロ〓な関係を抱えたペンギンたちの恋愛事情を紹介する見学ツアーが、豊岡市瀬戸の水族館「城崎マリンワールド」で開かれている。ペンギンのあまり知られていない一面を見てもらおうと、同館が初めて企画。親子連れに人気の水族館らしからぬ「15歳以上対象」のツアーで、飼育員が目撃した裏話などを披露する。参加すれば、愛らしいペンギンのイメージが一変するかも!?(秋山亮太)

 同館によると、ペンギンは一般的に一度結び付いたパートナーと生涯を共にする。同館は現在、フンボルトペンギン47羽を飼育しているが、約20年一緒に過ごすカップルがいるなど、大半のペンギンはいちずだ。館内イベントで子どもたちに説明する際も、そうした性格だと伝えている。

 だが実は時々、スキャンダルが起きる。妻子がいる雄が別の雌に手を出し、その雌のパートナーとけんかになったり、伴侶を別のペンギンに奪われたり。人間顔負けのそんなドラマが飼育員の目の前で繰り広げられることもあるという。

 例えば、東京都の動物園から来た雄の「ハム」は、「ケルビン」というパートナーとは別に、「ルクス」「フィーン」という雌からも求愛を受けている。飼育員の松山祐介さん(36)は「別のカップルの部屋から出てくる姿もよく見る。ケルビンとたくさん子どもをもうけていて、生命力がある。東京から来たシティーボーイだし、モテる理由が分かります」。

 また、同館では2、3年前まで雄同士のカップルがおり、別の雌雄が産んだ卵を預けてみたこともあるという。こうしたエピソードやこぼれ話をこれまでは大人の入館者に披露してきたが、思いのほか好評だったため、今回のツアー開催に踏み切った。

 ツアーでは、飼育担当者がスライドショーなどで飼育するペンギンたちの恋愛事情を解説。参加者はその後、紹介されたペンギンとも実際に触れ合える。展示プールの見学もあり、間近で〓スクープ写真〓を撮れる可能性もあるという。

 松山さんは「いちずだったり、時にトラブルがあったりしながらも、最終的には仲良く暮らしている。そんな社会性豊かなペンギンの世界に、少しでも興味を持ってもらえるきっかけになれば」と話している。

 11月末までの土日、祝日に開催。午後1時40分スタート(約30分間)。参加費は千円で、先着15人程度。館内の予約センターで当日申し込む。入館料は大人2470円、小中学生1230円、3歳以上620円。同館TEL0796・28・2300

今井絵理子 参院議員 元神戸市議 橋本被告と交際宣言 あくまで「年明けから」 略奪じゃない 「一線越えてない」失笑買った不倫釈明から1年余
2018.10.04 デイリースポーツ

 参院議員の今井絵理子氏(35)が3日、自身のブログで、昨年7月に不倫疑惑が報じられた相手で、現在は政務活動費を巡る事件で詐欺罪に問われている元神戸市議の橋本健被告(38)と交際していると明らかにした。昨年末に橋本被告と前妻との離婚が成立し、自身との交際は今年に入ってからと主張。「不倫も不法行為もありません」と略奪を否定し、「ご批判等あるかと思いますが、それらは全て覚悟しております」とした。

▼自らブログで報告

昨年末の離婚成立後と強調

 今井氏は昨夏、当時神戸市議だった橋本被告とのお泊まり&新幹線車内での手つなぎが報じられ、「一線を越えてない」と釈明して失笑を買った。

 その後、橋本被告は政務活動費を巡る問題が発覚し、議員辞職。詐欺罪で起訴され、10月29日に判決が下る。

 昨年の騒動後は関係が終わったものとみられていたが、この日、今井氏がブログで「ご報告」と題し「現在、私今井絵理子は元神戸市会議員の橋本健さんとお付き合いさせていただいております」と明かした。さらに「昨年末に橋本さんの離婚が成立をしたとのご報告や、事件についての説明と謝罪など、年明けから連絡を取りあっておりました」と交際開始は今年に入ってからとした。

 2人の交際は同日発売の「週刊新潮」が報じており、今井氏は同誌記事に事実関係が違うことがあるとも主張。

 「略奪」に関しては「橋本さんからは、夫婦関係が破たんしており離婚調停中であると聞いてました」として否定。橋本氏の前妻への謝罪に関しては、相手側の意向で実現しなかったとした。

 一方、同誌が自民推薦候補が敗れた9月の沖縄県知事選終盤に、今井氏が東京に戻って橋本被告と過ごしていたとして「沖縄知事選の戦犯」としていることに、今井氏は都内では県人会を訪ねるなどしていたと説明した。

 今井氏は同誌の取材に、橋本被告の判決後に、結婚について話し合う可能性に言及している。

報道された不倫事件 2019年
報道された不倫事件
報道された不倫事件

不倫
交際女性から告訴状/田畑氏離党 自民が受理 自民党は21日、交際していた女性から準強制性交容疑の告訴状を愛知県警に出された田畑毅衆院議員(46)=比例東海、当選3回=の離党届を受理した。党紀委員会で扱
2019.02.22 河北新報記事情報 

交際女性から告訴状/田畑氏離党 自民が受理

 自民党は21日、交際していた女性から準強制性交容疑の告訴状を愛知県警に出された田畑毅衆院議員(46)=比例東海、当選3回=の離党届を受理した。党紀委員会で扱いを協議し、受理することを了承。これに先立ち、党愛知県連の藤川政人会長は山東昭子党紀委員長に会い、田畑氏を議員辞職させるよう要請した。

 山東氏は記者会見で受理の理由に関し、田畑氏が女性と交際していたことを踏まえた判断と説明し「政治家の出処進退は自ら判断するのが基本だ」と述べた。ただ、党紀委内では除名すべきだとの意見も出たという。

 藤川氏は山東氏との面会で、田畑氏が所属する党衆院愛知2区支部の総意として「決して許されるものではなく、看過できない。統一地方選への影響を考慮して対応してほしい」とする辞職要求の上申書を手渡した。

 田畑氏は二階派所属。二階俊博幹事長は派閥会合で「責任者として誠に申し訳なく思っている」と謝罪した。公明党の北側一雄中央幹事会会長は会見で「極めて遺憾と言わざるを得ない」と不快感を表明した。

 議員辞職に発展すれば、岸田派の吉川赳元衆院議員が繰り上げ当選する。吉川氏は、先に二階派入りした無所属の細野豪志元環境相と衆院静岡5区で争ってきた。細野氏は自民入党を望んでおり、岸田派と二階派のあつれきが強まる可能性がある。

 田畑氏は、自民党が政権奪還した2012年に初当選。「魔の3回生」と呼ばれ、同期で不祥事が相次ぐ。宮崎謙介氏は女性タレントとの不倫で議員辞職。豊田真由子氏は秘書への暴力が発覚して離党し、落選した。

 自民党は21日、田畑氏の会派退会を衆院事務局に届け出た。

「問題にならないようやらないと」/田畑氏巡り伊吹氏

 自民党の伊吹文明元衆院議長は21日の二階派会合で、二階俊博幹事長が準強制性交容疑で告訴された同派の田畑毅衆院議員について謝罪した後を受け「(二階)会長に今のようにあいさつさせることのないよう、気を引き締めよう。問題にならないようにやらないと駄目だ。同じことをやるにしても」と述べた。

 問題とならなければ許されると誤解されかねない発言で、批判を受ける可能性がある。伊吹氏は二階派の最高顧問。同派を率いる二階氏は幹事長就任まで派閥会長を務めた。

衆院の会派別勢力分野

 自民党281▽立憲民主党・無所属フォーラム68▽国民民主党・無所属クラブ38▽公明党29▽共産党12▽日本維新の会11▽社会保障を立て直す国民会議7▽社民党・市民連合2▽希望の党2▽未来日本2▽無所属11▽欠員2
女性乱暴告訴「魔の3回生」 自民・田畑氏離党届を受理 党内に辞職論も
2019.02.22 朝刊 

 自民党は21日、交際していた女性から準強制性交容疑の告訴状を愛知県警に出された田畑毅衆院議員(46)=比例東海、当選3回=の離党届を受理した。党紀委員会で扱いを協議し、受理することを了承。これに先立ち、党愛知県連の藤川政人会長は山東昭子党紀委員長に会い、田畑氏を議員辞職させるよう要請した。

 山東氏は記者会見で受理の理由に関し、田畑氏が女性と交際していたことを踏まえた判断と説明し「政治家の出処進退は自ら判断するのが基本だ」と述べた。ただ、党紀委内では除名すべきだとの意見も出たという。

 藤川氏は山東氏との面会で、田畑氏が所属する党衆院愛知2区支部の総意として「決して許されるものではなく、看過できない。統一地方選への影響を考慮して対応してほしい」とする辞職要求の上申書を手渡した。

 田畑氏は二階派所属。二階俊博幹事長は派閥会合で「責任者として誠に申し訳なく思っている」と謝罪した。

 議員辞職に発展すれば、岸田派の吉川赳元衆院議員が繰り上げ当選する。吉川氏は、先に二階派入りした無所属の細野豪志元環境相と衆院静岡5区で争ってきた。細野氏は自民入党を望んでおり、岸田派と二階派のあつれきが強まる可能性がある。

 田畑氏は、自民党が政権奪還した2012年に初当選。「魔の3回生」と呼ばれ、同期で不祥事が相次ぐ。宮崎謙介氏は女性タレントとの不倫で議員辞職。豊田真由子氏は秘書への暴力が発覚して離党し、落選した。

【「やるにしても問題になるな」 伊吹氏】

 自民党の伊吹文明元衆院議長は21日の二階派会合で、二階俊博幹事長が準強制性交容疑で告訴された同派の田畑毅衆院議員について謝罪した後を受け「(二階)会長に今のようにあいさつさせることのないよう、気を引き締めよう。問題にならないようにやらないと駄目だ。同じことをやるにしても」と述べた。

 問題とならなければ許されると誤解されかねない発言で、批判を受ける可能性がある。伊吹氏は二階派の最高顧問。

性的暴行:安熙正前知事の妻が世論戦? 「被害者」元秘書に反撃
2019.02.22 朝鮮日報 

 安熙正(アン・ヒジョン)前忠清南道知事の妻ミン・ジュウォン氏が、安前知事に性的暴行を振るわれたと主張した元随行秘書キム・ジウン氏に対して、「性的暴行の被害者ではない。2人(安前知事とキム・ジウン氏)は交際していた」と主張した。ミン・ジュウォン氏は13日にも、「今回の事件は、MeToo(性的暴行の被害体験告白)ではなく不倫事件だ」と主張している。このため、「キム・ジウン氏に対する2次加害だ」という指摘や、ミン・ジュウォン氏も事件の被害者であることから「『被害者』対『被害者』の攻防になった」という声も出ている。

 ミン・ジュウォン氏は20日午後、フェイスブックの自身のアカウントに「(私は)安熙正氏とキム・ジウン氏によってつぶされてしまった女性で、妻としての私の人格は控訴審で再び踏みにじられた」と書き込み、二審を批判した。1日、二審は安熙正前知事に対して懲役3年6月を言い渡し、法廷拘束(実刑判決と同時に裁判所が被告の身柄を拘束すること)した。ミン・ジュウォン氏は「性認知感受性(gender sensitivity=性差への配慮)は法的証拠より上位概念なのか(裁判所に)聞きたい。裁判所がなぜ主張だけ受け入れて状況証拠は無視したのか分からない」と述べた。

 ミン・ジュウォン氏は、キム・ジウン氏が安熙正前知事や忠清南道庁公務員らと交わしたチャットアプリ「テレグラム」「カカオトーク」のメッセージも公開した。公開されたメッセージによると、2017年9月にキム・ジウン氏は知人に「スイスに行ってきてから、(安熙正前知事が)あまり疲れていないようです。リラックス(休息)と考える時間を多く差し上げられたようで胸がいっぱいです」と書いていた。キム・ジウン氏は当時、安熙正前知事と一緒にスイスに出張し、性的暴行を受けたと主張していた。ミン・ジュウォン氏はフェイスブックに「メッセージを初めて見た時は歯がガクガク震えた。2人は交際していた」と書き込んだ。

 キム・ジウン氏は、一緒に働いていた同道庁職員ら知人に「知事以外は何も私を癒すことができないようです」(2017年9月15日)、「知事ならすべてをささげることができる」(17年10月21日)と書いて送っていた。随行秘書から政務秘書になることが決まると、「胸がとても痛む。部署異動は別れ(を意味する)。私を愛してくれる人から愛されたい」(17年12月11日)と書いていた。

 キム・ジウン氏を支援する「安熙正性的暴行事件共同対策委員会」は「被害者に対する典型的な2次加害であり、あら探しだ」と反発している。同対策委は21日に出したコメントで、「(該当のメッセージなどは)一審・二審の過程で(安熙正前知事と)同じ政治集団内にいた同僚が前知事側に提供した。不倫だという主張は道具に過ぎず、無罪さえ出ればどんなねつ造・編集・フェイクニュースの生産もやるということ」と述べた。ミン・ジュウォン氏側が一部のメッセージを持って世論をだましているというのだ。

 法務法人ミンジュのソ・ジョンウク弁護士は「ミン・ジュウォン氏が事実上、安熙正前知事の弁護人役をして、三審で有利な結果を引き出すために世論戦を展開しているのだと思う」と語った。ユン・ジヨン建国大学教授は「ミン・ジュウォン氏も今回の事件の被害者だが、悔しいという感情を夫の安熙正前知事ではなくキム・ジウン氏に向けている。女性の敵は女性だという構図があらためて作られている」と語った。サン・アンド・パートナーズのソン・ジョンムン弁護士は「姦通罪が廃止されたため、ミン・ジュウォン氏としては安熙正前知事とキム・ジウン氏を不倫で刑事告訴することもできない状況だ。家庭が破たんした被害者であるミン・ジュウォン氏の声も聞く必要がある」と話している。

[男って女って 第2部 夫と妻のホンネ]3 不倫 心の隙間満たされて 家族に深い傷代償大きく
2019.02.21 生活

 「彼に会える日が待ち遠しい。早く籍を抜いて第二の人生を歩みたい」。県内に住む30代の石川綾佳さん=仮名=は、半年前から県外の50代男性と不倫関係にある。互いに既婚者で子どもがいる。ダブル不倫だ。

 2人は昨春、仕事で知り合った。石川さんが男性に一目ぼれした。数カ月後に仕事で再会。共に家庭があることは知っていたが、「妻と別居している。別れるつもりだ」と話す男性を信じた。打ち上げ会場を抜け出し、初めて関係を持った。

 毎日3回電話で声を聞く。県外で月2回デートする。罪悪感はない。夫への愛情がなくなったからだ。

 結婚から5年、夫はいつも仕事優先だ。妊娠後は一度もセックスがなく、体を寄せると「何やってんだ」と嫌がられた。自由に使えるお金もなく、歯の治療代などの病院代すら出してもらえなかった。「別れたい」。会話がなくなった夫にそう切り出しても「あっそう」と言われ、真剣に受け止めてくれなかった。

 「この人は私に興味がないんだなって思った」。昔は一緒に同じテレビを見るだけで幸せだったのに…。離婚を決意した時、不倫相手に出会った。

 芸能人や政治家の不倫スキャンダルが続いている。石川さんは、不倫は「遊び」というイメージを抱いていた。不倫相手の男性が、過去に別の既婚女性と不倫していたことを知っている。けれど、「私のは恋愛」と信じている。

 「彼はデート中、必ず手をつないでくれる。ふとした瞬間に『かわいいね』『好きだよ』と言ってくれる」。女性として接してくれるのがうれしい。近く離婚し、子どもを連れて男性の元へ引っ越すつもりだ。

   ■    ■

 新潟市内のある法律事務所では、不倫に関する相談を年間50件ほど受けている。配偶者に不倫された人、不倫相手の配偶者から訴えられた独身者ら、内容はさまざまだ。この事務所の弁護士は「常に一定数の相談があり、30~50代が多い。不倫する人は男女どちらもいる」と明かす。

 不倫した人とその相手は夫婦関係を壊す「共同不法行為」をしているとされ、共に慰謝料を請求される可能性がある。離婚した場合の慰謝料の相場は、判例では200万円程度だという。この弁護士は「慰謝料に加えて、親や親戚を含む家族関係が崩壊する上、子どもへの影響も大きい」と、不倫の代償の大きさを指摘する。

   ■    ■

 不倫された側には大きな心の傷が残る。新潟日報社の夫婦の悩みに関するアンケートでは、「妊娠中に夫に浮気されて産後うつになった」(新潟市・40代女性)、「妻が不倫を認めたが、離婚は成立していない。日々ストレスで苦しい」(新潟市・40代男性)と答える人がいた。

 新潟市の30代の会社員小山将平さん=仮名=は、妻に2度不倫された。1人目の相手は共通の知人。ある日子どもと帰宅すると、子どもの寝室で妻と知人が布団の中にいた。妻は土下座をしてきた。子どもが幼かったこともあり、許した。

 2人目は出会い系サイトで知り合った男性。近所の住民が2人でいる現場を目撃していた。妻は「二度としない」と泣き叫んだが、離婚を決意した。

 離婚届を書き、子どもに「パパと住むか、ママと住むか」と聞いた。「パパとママと住む」と言われた。

 子どもがそう言うのは分かっていた。「許せない半面、妻を愛していた」。子どもを理由に離婚しなかった。子どもを使ってひきょうだと思う。

 一方で「仕事で家庭を顧みなかった」と自分を責めた。「もう妻を百パーセント信じることはできない。でも子どもの母親は一人だし、俺の妻も一人だから…」。複雑な思いを胸の奥にしまい込み、家庭を守り続けている。

 
離婚の慰謝料請求、不倫相手は認めず 最高裁、逆転判決
2019.02.20 東京朝刊 

 離婚の慰謝料を、配偶者が不倫した相手に請求できるかが争われた訴訟の上告審判決が19日あり、最高裁第三小法廷(宮崎裕子裁判長)は、「原則、請求できない」という初判断を示した。そのうえで、「請求できる」として賠償を命じた一、二審判決を破棄し、元妻の不倫相手を訴えた男性を逆転敗訴させた。男性の敗訴が確定した。

 不倫を理由とした慰謝料は、配偶者、不倫相手の両方に請求できる。今回は、離婚に伴う慰謝料も不倫相手に請求できるかが争点だった。第三小法廷は、離婚は夫婦の間で決めるものであり、不倫が原因で離婚しても、第三者である不倫相手が「ただちに責任を負うことはない」と指摘。不倫相手が離婚についての賠償責任を負うのは、離婚させることを目的に婚姻関係に不当な干渉をするといった「特段の事情」がある場合に限られると判断した。

 今回の訴訟の場合、不倫関係は発覚した頃に解消されており、約5年後に離婚が成立するまでの間に「特段の事情」はなかった、と結論づけた。

不倫相手に「請求できず」 離婚慰謝料で初判断 最高裁
2019.02.20 東京朝刊

 配偶者の不倫が原因で離婚した場合、離婚に伴う精神的苦痛の慰謝料を配偶者の不倫相手に請求できるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(宮崎裕子裁判長)は19日、「原則、請求できない」とする初判断を示した。

 配偶者の不倫行為で受けた精神的苦痛の慰謝料(不貞慰謝料)はその不倫相手に請求できるが、離婚に伴う慰謝料(離婚慰謝料)まで請求できるかどうかに関する最高裁の判断はなかった。同小法廷は「離婚は本来、夫婦間で決めるべき事柄で、不倫が原因でも不倫相手がただちに責任を負うことはない」と指摘した。

 判決によると、原告の男性の元妻は2009年から職場の同僚と不倫。約1年後に発覚し、元妻は不倫関係を解消して結婚生活を続けたが、15年に離婚した。その後、男性が元妻の不倫相手に離婚慰謝料を求めて提訴した。

 1、2審判決は「不倫が原因で結婚生活が破綻した」などとして、元妻の不倫相手に慰謝料など約200万円の支払いを命じたが、同小法廷は、不倫相手が責任を負う場合について「不倫相手が夫婦関係に不当に干渉し、離婚させた場合に限る」などと結論付けた。

 その上で、1、2審判決を破棄し、原告の男性の請求を棄却。男性の逆転敗訴が確定した。

離婚は夫婦で決める事柄 不倫慰謝料との違い判示 最高裁
2019.02.20 東京朝刊 

 離婚の慰謝料を不倫相手には請求できないとの初判断を示した19日の最高裁判決は、これまで曖昧な部分もあった不倫慰謝料と離婚慰謝料の性質の違いを明確に判示した形だ。

 「夫婦の一方に不倫があった場合、婚姻関係が破綻するかどうかは夫婦による。離婚に至らない場合も多々ある」。元不倫相手の被告側はこう主張し、不倫と離婚の因果関係を認め、賠償を命じた1、2審判決には誤りがあるとして上告した。

 争点となったのは(1)請求権の時効(3年)が経過しても損害賠償を請求できるか(2)不倫行為の慰謝料ではなく、離婚の慰謝料を請求できるか-。原告側は不倫が原因の場合は離婚成立時から時効が起算されると主張。被告側は不倫を知った時点からだとし、3年以上が経過しているため原告の慰謝料請求権は消滅しているなどと反論していた。

 1、2審判決は、不倫と離婚の因果関係を認めた上で、不倫慰謝料ではなく、離婚慰謝料として被告に賠償を命じていた。

 最高裁第3小法廷は判決で、争点となった時効の起算については言及しなかった。「離婚は夫婦間で決めるべき事柄」であり、不倫相手に離婚の慰謝料を請求することは原則できないと判断したためだ。

 原告の男性と元妻は平成6年に結婚。長男、長女をもうけた。原告の主張によれば、元妻は入社した会社で不倫相手と知り合い、多いときには月に20回ほど関係を持ったとされる。浮気調査によって22年5月に不倫が発覚。27年2月に、約21年間続いた婚姻関係は解消された。
離婚慰謝料、不倫相手に請求できず 最高裁初判断
2019.02.20 東京朝刊

 元配偶者の過去の不倫相手に、離婚時の精神的苦痛に対する慰謝料を請求できるかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(宮崎裕子裁判長)は19日、夫婦間に不当な干渉をするなど特段の事情がない限り、請求することはできないとの初判断を示した。元妻の不倫相手に198万円の賠償を命じた2審判決を破棄し、原告男性側の請求を棄却。原告側の敗訴が確定した。

 判例などによると、不倫された側は、配偶者に離婚慰謝料を請求できるほか、不倫相手に対しては離婚の有無にかかわらず不倫そのものの慰謝料を請求できる。今回は不倫慰謝料の請求権が時効(3年)で消滅していたため、時効が成立していない離婚慰謝料を請求できるかが争われた。離婚慰謝料を不倫相手などの第三者に請求できるかどうかの判例はなく、最高裁の判断が注目されていた。

 判決によると、原告の男性は平成22年5月に元妻の不倫を知り、27年2月に離婚。男性は同11月に提訴した。1審水戸地裁龍ケ崎支部判決は、離婚と不倫の因果関係を認め、離婚慰謝料を請求できると判断。2審東京高裁も支持した。

 第3小法廷は「不倫が原因で離婚に至ったとしても、ただちに第三者の不倫相手がそれを理由に責任を負うことはない」と判示。責任を負うのは「夫婦の離婚を意図して不当な干渉をするなど特段の事情がある場合に限られる」とし、今回は特段の事情があったとはいえないと判断した。

◆離婚慰謝料「不倫相手に請求できず」
2019.02.20 朝刊

 ◆離婚慰謝料「不倫相手に請求できず」 元配偶者の不倫相手に対し、不倫による精神的苦痛とは別に、離婚を余儀なくされたことへの慰謝料を請求できるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は19日「離婚は夫婦間で決めるべき問題で、特段の事情がない限り不倫相手には請求できない」との初判断を示した。

 一般的な訴訟では、元配偶者の不倫相手には不倫自体の慰謝料を請求し、離婚の原因になったと認定された場合は、その分が増額される。今回は不倫慰謝料の請求権が時効(3年)で消滅していたため、時効が成立していない離婚慰謝料が争点になっていた。

離婚慰謝料「請求できず」/最高裁/不倫相手対象で初判断 元配偶者の不倫相手に対し、不倫による精神的苦痛とは別に、離婚を余儀なくされたことへの慰謝料を請求できるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高
2019.02.20 河北新報記事情報 

離婚慰謝料「請求できず」/最高裁/不倫相手対象で初判断

 元配偶者の不倫相手に対し、不倫による精神的苦痛とは別に、離婚を余儀なくされたことへの慰謝料を請求できるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は19日「離婚は夫婦間で決めるべき問題で、特段の事情がない限り不倫相手には請求できない」との初判断を示した。

 一般的な訴訟では、元配偶者の不倫相手には不倫自体の慰謝料を請求し、離婚の原因になったと認定された場合は、その分が増額される。今回は不倫慰謝料の請求権が時効(3年)で消滅していたため、時効が成立していない離婚慰謝料が争点になっていた。

 宮崎裕子裁判長は「不倫が原因で離婚に至ったとしても、直ちに離婚の責任を負うことはない」と指摘。離婚慰謝料は、不倫相手が不当な干渉をした結果、やむを得ず離婚したなどの事情があるときだけ請求できると結論付けた。

 判決によると、茨城県守谷市の男性は2010年に妻の不倫を認識。不倫慰謝料の請求権が消滅した後の15年に離婚し、不倫相手に約500万円の賠償を求めて提訴した。最高裁は、約200万円の支払いを命じた水戸地裁龍ケ崎支部判決を支持した東京高裁判決を破棄。男性の逆転敗訴が確定した。

妻の不倫相手に離婚慰謝料 最高裁「請求できず」初判断
2019.02.20 朝刊 

 元配偶者の不倫相手に対し、不倫による精神的苦痛とは別に、離婚を余儀なくされたことへの慰謝料を請求できるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は19日「離婚は夫婦間で決めるべき問題で、特段の事情がない限り不倫相手には請求できない」との初判断を示した。

 一般的な訴訟では、元配偶者の不倫相手には不倫自体の慰謝料を請求し、離婚の原因になったと認定された場合は、その分が増額される。今回は不倫慰謝料の請求権が時効(3年)で消滅していたため、時効が成立していない離婚慰謝料が争点になっていた。

 宮崎裕子裁判長は「不倫が原因で離婚に至ったとしても、直ちに離婚の責任を負うことはない」と指摘。離婚慰謝料は、不倫相手が不当な干渉をした結果、やむを得ず離婚したなどの事情があるときだけ請求できると結論付けた。

 判決によると、茨城県守谷市の男性は2010年に妻の不倫を認識。不倫慰謝料の請求権が消滅した後の15年に離婚し、不倫相手に約500万円の賠償を求めて提訴した。

 最高裁は、約200万円の支払いを命じた水戸地裁龍ケ崎支部判決を支持した東京高裁判決を破棄。男性の逆転敗訴が確定した。
元配偶者の不倫相手に… 離婚慰謝料「請求できない」 最高裁初判断 裁判
2019.02.20 朝刊 

 元配偶者の不倫相手に対し、不倫による精神的苦痛とは別に、離婚を余儀なくされたことへの慰謝料を請求できるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は19日「離婚は夫婦間で決めるべき問題で、特段の事情がない限り不倫相手には請求できない」との初判断を示した。

 一般的な訴訟では、元配偶者の不倫相手には不倫自体の慰謝料を請求し、離婚の原因になったと認定された場合は、その分が増額される。今回は不倫慰謝料の請求権が時効(3年)で消滅していたため、時効が成立していない離婚慰謝料が争点になっていた。

 宮崎裕子裁判長は「不倫が原因で離婚に至ったとしても、直ちに離婚の責任を負うことはない」と指摘。離婚慰謝料は、不倫相手が不当な干渉をした結果、やむを得ず離婚したなどの事情があるときだけ請求できると結論付けた。判決によると、茨城県守谷市の男性は2010年に妻の不倫を認識。不倫慰謝料の請求権が消滅した後の15年に離婚し、不倫相手に約500万円の賠償を求めて提訴した。最高裁は、約200万円の支払いを命じた水戸地裁龍ケ崎支部判決を支持した東京高裁判決を破棄。男性の逆転敗訴が確定した。

女性問題で「脅迫された」 米アマゾンCEO 親トランプ大衆紙を批判
2019.02.09 東京夕刊 

 【ニューヨーク=有光裕】米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)=写真、ロイター=が、自らの女性問題を巡り、米大衆紙の発行会社に脅迫されたと公表した。この会社はトランプ米大統領に近いとされる。ベゾス氏が所有する米紙ワシントン・ポストはトランプ政権に批判的だ。このため、今回の問題は政治的な影響を与える可能性がある。

 ベゾス氏は7日、ゴシップ報道で有名なナショナル・エンクワイアラー紙を発行する米アメリカン・メディアからの電子メールを公開した。それによると、アメリカン・メディアは、裸に近いベゾス氏や、恋人とされる女性の水着姿など複数の写真を入手した。さらに、2人の私的なやり取りを同紙が報じた経緯をベゾス氏が調べていることについて、調査をやめるよう要求した。

 今年1月に妻との離婚を発表していたベゾス氏は「私的な写真を報道されたくないが、脅しには屈しない」と主張した。アメリカン・メディアは8日、「法律に従って報道している」との声明を出し、報道に違法性はないとした。

 米メディアによると、アメリカン・メディアのデビッド・ペッカーCEOはトランプ氏と旧知の仲で、昨年、トランプ氏の不倫疑惑のもみ消しに関わったと認定され、捜査当局との司法取引に応じた。

不倫報道に「政治的意図」 アマゾン創業者、脅されたと公表 米出版社から
2019.02.09 朝刊 

 【ホノルル共同】米インターネット通販大手アマゾン・コムの創業者で世界一の資産家として知られるジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は7日、米タブロイド紙ナショナル・エンクワイアラーを出版するアメリカン・メディア社から私的な写真などを公にすると脅されたと公表、同社を非難した。自らのブログで明らかにした。

 同紙は先月、ベゾス氏の不倫疑惑を報道。ベゾス氏側が「政治的な意図」があるとして調べていた。アメリカン・メディア社CEOのデービッド・ペッカー氏はトランプ大統領の友人として知られ、ベゾス氏は、トランプ氏への批判を強める有力紙ワシントン・ポストのオーナー。

 アメリカン・メディア側は5日付メールで「調査をやめて政治的意図の有無は分からなかったと発表しろ」と迫り、拒めば交際女性との親密な関係を示す複数の自撮り写真やテキストメッセージを公にすると脅したという。【
アマゾン創業 ベゾス氏に脅迫 トランプ氏友人の出版社から 政治的意図?不倫報道も
2019.02.09 朝刊 6頁 

 【ホノルル共同】米インターネット通販大手アマゾン・コムの創業者で世界一の資産家として知られるジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)=写真(AP=共同)=は7日、米タブロイド紙ナショナル・エンクワイアラーを出版するアメリカン・メディア社から私的な写真などを公にすると脅されたと公表、同社を非難した。自らのブログで明らかにした。

 同紙は先月、ベゾス氏の不倫疑惑を報道。ベゾス氏側が「政治的な意図」があるとして調べていた。アメリカン・メディア社CEOのデービッド・ペッカー氏はトランプ大統領の友人として知られ、ベゾス氏は、トランプ氏への批判を強める有力紙ワシントン・ポストのオーナー。

 アメリカン・メディア側は5日付メールで「調査をやめて政治的意図の有無は分からなかったと発表しろ」と迫り、拒めば交際女性との親密な関係を示す複数の自撮り写真やテキストメッセージを公にすると脅したという。

 ペッカー氏は、トランプ氏が女性に口止め料を支払った疑惑にも関与したとされる人物。エンクワイアラー紙もトランプ氏寄りの報道を続けている。

 ベゾス氏は「個人的な犠牲や恥を忍んでも脅迫に屈せず、内容を公表することを決めた」として、脅迫メールの全文を発表した。

 ベゾス氏は不倫疑惑報道の直前、ツイッターで理由を明らかにしないまま、長年連れ添った妻との離婚を公表。トランプ氏は「間抜けのジェフがまともな競合メディアにこき下ろされた」とツイッターでからかっていた。

アマゾン創業者、出版社に脅される
2019.02.09 朝刊 

 ◆アマゾン創業者、出版社に脅される 米インターネット通販大手アマゾン・コムの創業者で世界一の資産家として知られるジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)=写真=は7日、米タブロイド紙ナショナル・エンクワイアラーを出版するアメリカン・メディア社から私的な写真などを公にすると脅されたと公表、同社を非難した。自らのブログで明らかにした。同紙は先月、ベゾス氏の不倫疑惑を報道。ベゾス氏側が「政治的な意図」があるとして調べていた。アメリカン・メディア社CEOのデービッド・ペッカー氏はトランプ大統領の友人として知られ、ベゾス氏は、トランプ氏への批判を強める有力紙ワシントン・ポストのオーナー。アメリカン・メディア側は5日付メールで「調査をやめて政治的意図の有無は分からなかったと発表しろ」と迫り、拒めば交際女性との親密な関係を示す複数の写真やテキストメッセージを公にすると脅したという。
消された「不倫俳優」 中国のTV特番の司会
2019.02.08 東京朝刊 

 不倫騒動が持ち上がった中国の大物俳優が、収録済みの春節(旧正月)のテレビ特番からそっくり削除されて放送され、話題になっている。司会を務めていたため、演目の紹介がほとんどない異例の番組に。だが、かえって注目度が高まり、視聴率が上がる皮肉な事態になった。

 削除されたのは、中年イケメン俳優として知られる呉秀波さん(50)。春節前に不倫を巡る騒動がメディアで取り上げられたが、司会を務めた北京のテレビ局の特番は収録が済んでいた。5日夜の放送では、呉さんが演目を紹介する場面が全てカットされ、司会が壇上に並ぶ場面では映像が加工され、姿が消された。

 放送中から、呉さんが消された後の映像の不自然さを探す人が続出。画面の左右に同一人物が写った場面もネット上に投稿された。中国メディアによると、この日の春節特番の中で最高の視聴率だったという。

 中国では、建国を宣言する毛沢東の姿を描いた「開国大典」という絵でも、登場する人物が失脚や名誉回復で消されたり、元に戻されたりした。ネット上では映像加工技術の高さを称賛する声の一方で、「犯罪者でもないのに消す必要があるのか。あの絵と一緒で、やっていることが幼稚だ」といった指摘も出た。

稲森いずみ 真面目に不倫
2019.02.06 デイリースポーツ 2

 女優・稲森いずみ(46)が5日、都内で開かれた主演のWOWOW「連続ドラマW それを愛とまちがえるから」(9日スタート。土曜、後10・00)完成披露試写会で舞台あいさつを行った。夫とのセックスレスに悩み真面目に不倫する主婦を演じる稲森は「夫婦公認の恋人がいると聞くと突拍子もないドラマのようですが、普遍的な愛の話であり、ヘビーだけど軽やかに、構えることなく受け入れられる、独特な雰囲気のドラマ」と話した。

不倫で別居 生活費上乗せ 「家賃も応分の負担を」判断 東京家裁
2019.01.31 東京朝刊 

 夫の不倫が原因で小学生の息子2人を連れて別居することになった東京都内の妻が、夫に生活費の支払いを求めた審判で、東京家裁(吉田純一郎裁判官)が、裁判所による一般的な算定金額より1月あたり約10万円多い費用の支払いを夫に命じた。審判は11日付で、既に確定している。

 審判によると、夫妻は30歳代。夫は2年前に不倫が発覚し、住んでいた社宅から出て行った。その後、妻は社宅から退去させられ、昨年6月から賃貸住宅(家賃月10万円)に息子2人と暮らしている。

 別居する夫妻の生活費を裁判所が決める場合、収入や子どもの数などから計算する「簡易算定方式」が用いられることが多い。同方式では今回のケースで夫が支払う生活費は月26万円だが、妻側は「賃貸住宅の家賃も夫は応分の負担をすべきだ」と主張していた。

 同家裁は審判で「夫の不倫でやむを得ず別居しており、家賃も夫妻の収入に応じて分担するべきだ」と指摘。息子の習い事の費用も合わせて計約10万円を上乗せし、月約36万円の支払いを命じた。

 棚村政行・早稲田大教授(家族法)は「算定額に家賃分を上乗せした判断は珍しい。現在の算定方式は妻側が十分な生活費を得られない場合が多く、算定方式自体を見直す時期に来ている」と話している。

静岡の女性は100万
2019.01.29 静岡 

 静岡市駿河区の無職女性(74)が28日、息子をかたる男に現金100万円をだまし取られたと静岡南署に届け出た。

 同署によると、23日午前8時ごろ女性宅に「風邪で倒れて携帯電話を壊してしまい新しくした」「不倫相手を妊娠させて示談金が必要」などと息子を名乗る男から電話があった。女性は同日午後2時ごろ、同区の郵便局の現金自動預払機(ATM)から指定された口座に現金100万円を振り込んだという。
「RIP SLYME」のSUが不倫相手とは別の女性と熱愛 フライデー報じる
2019.01.25 スポーツ報知 

 不倫騒動の末、昨年11月に歌手の大塚愛(36)と離婚した「RIP SLYME」のSU(45)=が、不倫相手とは別の女性と熱愛中だと25日発売の写真週刊誌「フライデー」が報じている。

 同誌によると、お相手は約15年ほど前にも交際していた元女優のジュエリーデザイナー(37)。シングルマザーだが、同誌はラーメン店でのツーショット写真のほか、子どもと3人でハロウィーンパーティーを楽しむ写真なども掲載している。女性は同誌の直撃に、かつての交際を認めつつ「ずっと仲の良い友達」と答えている。

 関係者によると、SUは昨年末までに所属事務所を退社した。ツイッターとインスタグラムのアカウントもこの日までに削除している。

「RIP SLYME」のSUが不倫相手とは別の女性と熱愛 フライデー報じる
2019.01.25 スポーツ報知 

 不倫騒動の末、昨年11月に歌手の大塚愛(36)と離婚した「RIP SLYME」のSU(45)=写真=が、不倫相手とは別の女性と熱愛中だと25日発売の写真週刊誌「フライデー」が報じている。

 同誌によると、お相手は約15年ほど前にも交際していた元女優のジュエリーデザイナー(37)。シングルマザーだが、同誌はラーメン店でのツーショット写真のほか、子どもと3人でハロウィーンパーティーを楽しむ写真なども掲載している。女性は同誌の直撃に、かつての交際を認めつつ「ずっと仲の良い友達」と答えている。

 関係者によると、SUは昨年末までに所属事務所を退社した。ツイッターとインスタグラムのアカウントもこの日までに削除している。

[人生案内]夫の不倫 問いつめられず
2019.01.21 東京朝刊 

 50代管理職女性。夫の不倫関係に悩んでいます。

 相手は夫と同じ職場で、彼女にも夫、子どもがいます。夫は単身赴任を終えて、昨年家に戻ったのですが、密会は続いています。偶然、夫のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を見てしまい、目を覆いたくなりました。

 勇気を振り絞り夫に聞くと、「気分が悪い」と大変なけんまくで立ち去ってしまいました。その様子に恐怖を感じ、いまだ問いつめることができません。

 その後、夫はSNSを見られないよう設定し、スマートフォンの電話帳に別名で彼女を登録しています。ただ、近所のことなどを考えると、離婚する気にはなれません。

 だまされていることを考えるうちに仕事のミスが重なるようになりました。子どもが独立し、2人で穏やかに暮らそうと思っていたのに、裏切られ、強い憤りを感じます。夫の前では笑うこともできず、食事も喉を通りません。この先どうしたらいいのか、ご助言をお願いします。(K子)

     ◇

 信頼を裏切られたお気持ち、どんなにつらいことかとお察しいたします。

 今、あなたがしなければならないのは、先を考えることではなく、夫の気持ちや考えを聞き、話し合うことです。相手のけんまくやどなり声におびえず、心を落ち着かせ、冷静に「自分も気分が悪いので静かな声で話してください」と伝えてください。

 被害者はあなたなのです。夫と女性との関係について、質問に答えてほしい、と繰り返すことです。「うるさい」と言われてもあきらめず、冷静に質問し、説明させる土俵にあげることが何より大切です。うやむやのままで時を過ごしてはいけません。

 説明をせず、あくまで逃げるようなら、第三者の弁護士に頼むなどし、とにかく真実と夫の気持ちを知ることからスタートしてください。夫の態度におびえず、あなたがしっかり説明を求める姿勢を貫くうちに自信が生まれ、今後の道が開かれるように思います。

 家庭を守りながら管理職になるまでお仕事を続けてこられたあなたです。自信を失わず、夫との話し合いに臨んでください。(海原純子・心療内科医)

子供が欲しいCAに結婚詐欺した「東大教授」謝罪文
2019.01.17 週刊新潮 

「末は博士か大臣か」などと云われたのも今は昔。大臣が醜聞と失言でしか存在感を示せなくなって久しい。他方、博士も大差はないようで……。将来を嘱望される若き「東大教授」の怜悧な観察眼を以てしても、欲望の果ての陥穽を見通すことはできなかった?。

〈わたしにとってはありふれた恋の即興詩に過ぎなかったものが、彼女には人生の一大転機だったわけです〉

 とは、チェーホフの短編小説『ともしび』の一節である。『かもめ』や『桜の園』などの戯曲で知られるロシアの文豪は、作中で登場人物の鉄道技師にそう語らせ、いつの世も変わらぬ人生の無常や、男女関係のままならなさを説いた。

 翻って、何かとコンプライアンスが取り沙汰される昨今、不倫やセクハラに目くじらを立てる気持ちも分からなくはないが、出来心、もとい「恋の即興詩」まで全否定されては味気なく、息苦しいばかりな気もする。なかでも、分別盛りの男女が人目を忍んで育む恋など、仮に耳にしたところで大騒ぎするのは野暮というものだろう。

 だが、互いに秘密を共有する大人の関係ならばまだしも、以下に取り上げる男女関係がトラブルを巻き起こしたのは、オトコの側が妻子の存在を内緒にしていたこと。そして、お相手が子供を産みたいと切望する独身女性で、「結婚を前提としたお付き合い」と信じていたことに原因がある。

 結果、オトコがもたらした「一大転機」は、彼女の人生を大きく狂わせてしまったのだ。

 女性は、大手航空会社に勤務する40代の美貌のCA・大山愛さん(仮名)。一方のオトコは、東京大学教養学部で生命科学の教鞭を執るt教授(46)である。

 まずは、この若き「東大教授」の華々しい経歴に触れておこう。

 早稲田大学人間科学部を卒業したt氏は、浜松医科大学大学院に進み、2001年に博士号(医学)を取得。その後、英国・ブリストル大学、理化学研究所を経て、07年に准教授として東大に招かれる。それから10年後の一昨年9月、45歳の若さで「東大教授」に昇進したのである。

 ちなみに、東大教養学部のHPには晴れて「東大教授」となったt氏の採用理由が掲載されており、

〈研究業績においても、教育においても、t氏以上最適な人物はおらず、広域科学専攻・生命環境科学系の教授にふさわしい人物であると判断できます〉

 と、新進気鋭の若手研究者を褒めちぎっている。

 これに首肯するのは彼を知る大学関係者だ。

「正直なところ、東大には名誉欲の強い教授が少なくないものの、彼にはそういった面が皆無。教養学部の教授は若い学生を教えるため、”教育者”としての適性も求められますが、研究にも授業にも熱心に取り組むt先生は適任だと思います。また、東大の教授は8?9割が東大卒。他大卒の彼が若くして教授になれたのは、研究実績や受賞歴が高く評価されたからに他なりません」

 確かに、文科大臣表彰若手科学者賞をはじめ、t氏は数々の奨励賞を獲得してきた。その研究はNHKスペシャル「『人体』命を支える”神秘の巨大ネットワーク”」で取り上げられたこともある。番組で紹介された彼の研究内容を概説してみよう。

 人間の感情や行動を脳が司っていることは知られている。ただ、近年の研究で脳以外の臓器からも神経伝達物質が分泌され、全身に情報を送っていることが分かってきた。

 そこでt氏は、小腸の細胞から放出されるホルモンに蛍光タンパク質を取りつけ、その様子をリアルタイムで観察することに成功。このように、様々な臓器が発するメッセージ物質の解析は、がんの転移・再発を抑制する可能性が指摘されるなど、医療に革命をもたらすとされる。

 なるほど、「世界的な活躍が大いに期待できる若手研究者のひとり」(先の関係者)というのも頷けるハナシである。

 だが、そんな彼は「所帯持ち」という事実を隠し、不倫へとひた走ってしまう。生命科学の未来を見通す研究者が、なぜこんな子供騙しのウソがバレることを見通せなかったのか……。

 将来を嘱望される東大教授が、論文ではなく交際女性に対する「謝罪文」を書くに至った経緯を振り返ってみよう。

バツイチで独身

 t氏に大山さんを紹介したのは、彼女の長年の友人である渡辺由紀さん(仮名)だった。

 実は、渡辺さんは昨年11月、t氏に対して損害賠償請求訴訟を起こしている。理由は、彼の行いによって〈精神的衝撃を受け、友人の信頼をも喪失することとなってしまった〉からだ。

 t氏と渡辺さんは早大時代の同級生。大学を卒業後、6年前にフェイスブックを通じて連絡を取り合うようになり、まもなく再会を果たしている。

 渡辺さんご本人に当時を回想してもらうと、t氏は「いまはバツイチで独身。いい人がいたら紹介してほしい」と再三にわたってせがんできたそうだ。

 ちなみに、当初の希望は「20代後半から30代半ばくらいの、気立てがよくて、綾瀬はるかさんのように大らかでグラマーなタイプ」と妙に具体的だった。

 ただ、後に年齢にはそれほどこだわらないと言われたことで、渡辺さんは、

「友達の大山さんを紹介しました。彼女はとにかく子供を欲しがっていたから、結婚を前提にお付き合いしてくれるのであれば、と念を押した上で彼に紹介することに。顔合わせを兼ねて銀座で男女2対2の飲み会を開いたところ、彼はすぐに大山さんを気に入ったようでした。”こんなこと言ったら大山さんに嫌われちゃうかなぁ”なんて軽口を叩きながら楽しんでいる様子でした。それからすぐに交際をスタートさせたんです」

 二人は休日にデートを楽しんでいたようだが、大山さんにはひとつ気懸りなことがあった。t氏が頑なに自宅を明かさなかったのである。

 t氏は「前の奥さんの荷物が残ってるから家にはあげられない」などと要領を得ない言い逃れをしていたが、そんな状態が1年半ほど続いた昨年3月、

「彼が妻子持ちだということを大山さんに打ち明けたんです。本当にビックリですよ。そんなことはひと言も聞いてなかったし、好意で友達を紹介したのに裏切られてしまった。何よりも、大山さんに申し訳なくて……」(同)

 無論、大山さんのショックはそれどころではなかったはずだ。そんな彼女を前に、すべてを白状したt氏が綴ったのが、この「謝罪文」である。曰く、

〈私、tは、大山様を妻子ある身分でありながら、だましておつきあいをしておりました。今後は、大山様が結婚して家庭を持ち子どもをもうけるまで、全面的にサポートします〉

 本人にしてみればその場限りの火遊びだったのかもしれない。たとえ複雑な神経伝達物質の解析に勤しむエリート研究者といえど、欲望に目がくらめば、計算を違えるということか。いずれウソが露見して騒動の種となることは、どんな実験の結果より明らかであったとしても。

 ただし、相手が結婚を切望する40代の女性と知りながら、所帯持ちの事実を隠して交際を続けていた以上、「結婚詐欺」の謗(そし)りは免れまい。にもかかわらず、殊勝な謝罪文の文面とは裏腹に、その後のt氏の対応は首を傾げざるを得ないものだった。

 というのも、

「私に対する謝罪や連絡は一切ありません。それどころか、私と大山さんは彼のSNSからブロックされ、連絡が取れない状態になってしまいました。謝罪文で”全面的にサポートします”と言いながら、彼は反省も誠意も示さないまま保身に走っているんです」(渡辺さん)

「なんで他の女性に?」

 こうした声に対して、彼はどう答えるのか。

「この件についてはすべて把握していますので、私から答えさせてください」

 と仰るのはt教授、ではなく、その妻である。なぜ「奥さま」が代理で登場されるのか尋ねると、

「私は夫の研究が世のため人のためになると確信しています。係争中でもありますし、夫を出すわけには参りません」

 とのこと。それでは本題に入らせて頂こう。

 なぜ夫君は独身と偽って不貞を働いたのか。

「確かに、不倫と言われればそうかもしれません。そして、相手の女性の結婚したいという気持ちも理解できます。ただ、夫にしてみれば彼女に言い寄られて困っていたというのが実際のところなんです。彼女は夫のことをひとりの男としてではなく、”東大教授”として見ていたのだと思います。”(TVドラマの)『ガリレオ』に出てくる福山雅治みたいになって”とも言われていたようで……。実際の研究者は地味な仕事なんですけどね」

 とはいえ、家族の存在を隠して不倫していたのであれば、妻も「被害者」ということになる。

「もちろん、”なんで他の女性に?”という思いはありますよ。でも、これは夫の性格を知っているから分かるんですが、彼としては相手のプライドを傷つけたくなかったのでしょう。そのため、なるべく穏便にと考えているうちに事態が進んでしまった。だからこそ、最終的には既婚者であることを認めて、謝罪したわけです」

 それでは、交際相手に対する謝罪文についてはどう考えているのか。

「あれは夫が切羽詰って書かされたものです。本人としては、結婚を前提に交際しているつもりはなかったと思います。それに、誠意を見せるも何も、”もう連絡しません。第三者を通します”と仰ったのは相手側ですから」

 大筋で事実関係は認めながらも、東大教授を挟んで、女性たちの言い分は真っ向から対立するのだ。

 だが、東大教授が出来心さえ起こさなければ、こんなトラブルは生じていなかったのも事実である。

 さて、冒頭に引用した『ともしび』は、

〈そうだ、この世のことは何ひとつわかりゃしないんだ!〉

 という印象的なフレーズで幕を閉じる。

 人体の未知なる領域を探索する怜悧なエリート科学者を以てしても、人間の複雑な心の綾を読み誤ってしまう。それもこれも根本の原因は自身の奥底から湧き出る欲望ゆえ。その衝動を制御し、肉欲から解き放たれる術は誰にも「わかりゃしない」。

離婚慰謝料:不倫相手が賠償、判断 最高裁弁論
2019.01.16 東京朝刊

 離婚時の精神的苦痛に対する慰謝料を、別れた配偶者の過去の不倫相手に請求できるかが争点となった裁判の上告審弁論が15日、最高裁第3小法廷(宮崎裕子裁判長)であり、結審した。2審の結論変更に必要な弁論が開かれたことから、「請求できる」として不倫相手に賠償を命じた1、2審判決が変更される可能性がある。判決は来月19日。

 民法や判例によると、不倫された側は配偶者に離婚慰謝料を請求でき、配偶者の不倫相手には離婚の成立・不成立に関わらず不貞行為の慰謝料を請求できる。ただし、離婚慰謝料を不倫相手などの第三者に請求できるかについては、最高裁の判例はない。

 1、2審判決によると、関東地方に住む原告男性は2015年に妻と離婚し、元妻と不倫関係にあった相手に対し「不倫が原因で離婚した」として慰謝料など約500万円を求めて提訴した。元妻には慰謝料を請求していない。

 原告男性が不倫を知ってから3年以上たって賠償請求したことから、相手男性は「時効により不貞行為の慰謝料請求権は消滅している」と反論したが、1審・水戸地裁龍ケ崎支部は「不倫によって離婚を余儀なくされた」と認定した上で、時効が過ぎていない離婚慰謝料など約200万円の支払いを命令。2審も支持した。【伊藤直孝】
裕福な家の少女が体を売るワケ…「JKビジネス」の裏に迫る ライター・高木瑞穂氏
2019.01.16 夕刊フジ・ZAKZAK 

 マッサージを建前とした「リフレ」や店外をデートできる「お散歩」など、女子高校生による接客をうたう「JKビジネス」。2017年に東京都の規制条例が施行され、店舗型営業は影を潜めたが、集客の場を出会い系サイトやツイッターに移してビジネスは続いているという。追加料金で性的サービスを受ける「裏オプ(裏オプション)」の実態、そして少女らの本音とは-。

 『裏オプ-JKビジネスを天国と呼ぶ“女子高生”12人の生告白』(大洋図書)を出版したライターの高木瑞穂氏は、JKビジネスに関わっている12人の少女らをインタビューし、体を売る行為に足を踏み入れた少女の本音に迫った。

 「『楽して稼げるバイト』として『アンダー』で働く少女が減らないことが問題だ」と高木氏は話す。「アンダー」とは、未成年による性的サービスを売り物にしたJKビジネスを指す。

 ただ、「少女らが雇い主や顧客から性的サービスを強要されるということがないとは言い切れないが、実際には裏オプの交渉は少女の意思によって行われていることが多い」(高木氏)のが実態だという。

 JKビジネスに関わっている少女についても意外な姿が浮かぶ。

 「家出中で居場所がないというケースはそれほど多くない。むしろ、ある程度裕福な家に住んでいたり、学校にも通っている普通の少女もいる」

 それではなぜ、少女らはJKビジネスに手を出すのか。「われわれと少女の売春への認識のズレが背景にあるようだ。彼女らには『売春は良くない』という前提がなく、『楽して稼げる割のいいバイト』という感覚もあるようだ。少女らの保護や規制に動いても、『放っておいてほしい』というのが本音ではないか」と高木氏は分析する。

 少女らがこんな認識を持つ背景には、大人たちの行状も反映されていると高木氏はみる。

 「公務員や会社役員など、それなりの立場がある人たちの不倫報道や売春への関与がワイドショーや雑誌、インターネットで繰り返し報じられている。『売春は良くない』というならば、規制を強化するだけでなく、大人が少女らの認識を改める“鏡”になれているのか考える必要もあるのではないか」

純烈 友井 芸能界廃業 「DV」「使い込み」認め…涙の謝罪 所属事務所との契約解除、グループ脱退 「ズルさ、甘えがあった」リーダー酒井から「バカヤロウ」 残りのメンバー4人で再出発、15日会見へ デイリースポーツオンラインで動画配信中
2019.01.12 デイリースポーツ

 過去の交際女性への暴力と金銭問題を報じられたムード歌謡グループ・純烈の友井雄亮(38)が11日、都内で会見を開き、涙ながらに謝罪した。報じられたDVや3000万円の使い込みを認め、この会見をもって、所属事務所との契約を解除された。グループを脱退し、芸能界を廃業する。問題が明らかとなった9日深夜にメンバー、事務所関係者と協議し、決めたという。4人組として再スタートする残されたメンバーは、15日に会見を予定している。

▼念願の初紅白 喜びから一転

 髪を黒く染め、ピアスを外し、友井はスーツ姿で約100人の報道陣の前に現れた。57分間の会見で頭を下げること11回。目に涙をため「どこかにズルさ、甘えがあった。もう1人の弱い自分に勝てなかった。いつ表に出てしまうのか、ヒヤヒヤしながら(ファンの前に)立っていました」と謝罪した。今後は「芸能界から身を引きます」と引退する。

 週刊文春で報じられたのは、A子さんへのDV、B子さんの貯金3000万円の使い込み、C子さんとの浮気疑惑。A子さん、B子さんについては「事実でございます」と全面的に認め、C子さんとの浮気は「誤解を招くかも知れませんが、10代からの友人」と否定した。

 A子さんへの暴力を「口論して、ケンカの延長なんですけど、怒りっぽい性格なので、そこで…。殴ったり、蹴ったり、思いやるような表現ができていなかった」と振り返り、自身の浮気が発端となることも「多々あったと思います」と明かした。A子さんとは現在も協議中で、A子さん以外にも「過去に手を上げ、傷つけた方がいらっしゃると思います」と常習化していたことを認めた。

 B子さんの3000万円は昨年7月に弁護士を交えて協議した際に全額返済したと説明。他からお金をかき集めたため、借金自体は残っているという。

 メンバーとは、関西地方での仕事を終えた9日夜に都内の所属事務所で話し合いの場をもった。事実を告げると、リーダーの酒井一圭(43)に「バカヤロウ」と怒られたという。友井はグループ脱退と芸能界引退の意向を告げたが、引き留めるものはいなかった。会見をもって事務所との契約は解除され、今後ファンの前に出ることもないという。

〈文春報道と会見での認否〉

 A子さん 30代の芸能関係者。14~16年に交際。結婚を前提に同棲も、友井は度重なるDVを行い、妊娠、流産させた。16年5月に接触禁止を約束する「誓約書」を作成。

→事実認め「協議中」

 B子さん 40代の衣装関係者。バツイチで二女の母。15年~18年まで一時、A子さんと同時に交際し、友井はB子さんの家に住む。B子さんの貯金3000万円を使い込み、昨年8月にB子の家を出た。

→「早く返さないと、と金額が増えた。(1回に)何十万(円使った)ってことも」

 C子さん 30代。既婚者。交際中だったB子さんが友井に〓浮気〓疑惑を詰め寄り、友井も認めた。

→不倫関係否定

〈友井と一問一答〉

まず人間としてやり直さないといけない

 ―心境は。

 「お休みを何日かいただき、(自分が映る)ワイドショーを見た。芸能人である前に人として情けないことをしてしまった。まず人間としてやり直さないといけない」

 ―脱退、引退を告げたとき、メンバーは。

 「『純烈のスローガンに反してしまった。僕は脱退、芸能界を引退する』ということに、メンバーもうつむきながら、事務所も踏まえて、一致していただきました」

 ―メンバーからは何もなかった?

 「11年やってきたのに、なぜもっと早く言わなかったんだよ、とかいろんな怒りだったり、いろんな感情があると思います」

 ―純烈のスローガンとは。

 「『夢は紅白、親孝行』。この件に関してはどこが親孝行だ、むしろ親不孝じゃないか、と。反する行動をしていて、純烈としてお仕事はできない」

 ―引退した後は。

 「純烈のお仕事を一生懸命にやってきたので、何をやりたいかは真っ白。何も考えられない」

 ―母親はなんと言っている。

 「『ここで頭打たないと、やり直さないと終わるよ』と言われました」
「不倫夫への執着」を捨てきれない妻の苦悩/「彼女のことが本気で好きだ」と告白する夫
2019.01.12 東洋経済オンライン キャリア・教育 

ミセス・パンプキン:『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

※ミセス・パンプキンへの人生相談および、家族関係や親子問題のお悩み相談は専用メール、専用サイトで受け付けています。質問は400字以内でお願いします。回答は既出の相談と内容が被らないものを優先し、本連載で掲載します。
結婚4年目で、ともに32歳の夫婦2人暮らしです。 飲み会などにも行かない夫が、夜遅く帰るようになり、聞くと、職場の後輩女性と1カ月前から不倫関係であることがわかりました。
仕事に夢中だった私に寂しさを覚え、今では私に何の感情もなくなったそうです。彼女のほうがずっと好きだと、堂々と言います。性格はまじめで仕事熱心な夫でしたので、 今回の件はまさに青天の霹靂(へきれき)でした。
私が取り乱す様子を見て夫も反省し、今後女性とは一切関わらないと約束し、目の前で女性の連絡先を消してもらいました。 その後私は食事も睡眠も、まともにできない日が続きましたが、居心地の悪い家ではまた夫が浮気してしまうのではと案じ、できるだけ普段どおり接するように心がけました。
私のそのような努力もむなしく、ある日夫から「相手の女性と連絡を絶ってしまいつらい。彼女のことが本気で好きだ」などと言われました。驚きと衝撃とそんなことを私に告げる夫に対する腹立たしさで頭がパニックになり、何も言葉が出ませんでした。でもつい最近まで、穏やかで幸せな生活を共にしていた夫と離婚する決断などすぐにできるはずもなく、彼女と一切プライベートで会わないでほしいと念押しするだけで終わりました。
彼女への思いを告白されてから、さらに眠れなくなり動悸などの症状も出てつらいことを夫に伝えました。すると夫も謝るのですが、相手のことのほうが好きだなどと言います。しばらくして、なんとなく隠し事をしているような雰囲気を感じとったので、夫の車にGPSをつけてこっそり調べると、夫は私との約束を破り、毎日欠かさず相手の女性のお家へ通っていたのです。
朝は仕事前に彼女を迎えに行き、家でしばらく一緒に過ごした後2人で出勤、仕事が終われば彼女の家に直行し、2時間ほど過ごしてから私のところへ帰宅します。私の苦しみをよそに女性と関係を持ち続け、もう一度夫婦としてやり直したいという私の思いも踏みにじられ、憎しみの感情でいっぱいで気が変になりそうでした。
そこでやっと、離婚しかないと思えるようになり、証拠集めをすることに頭を切り替えたのですが、どうしてもまだ、優しくまじめな夫がなぜこんなことに?という気持ちが抜けません。どうすれば、完全に夫への情を絶つことができるでしょうか?
夕(仮名)
「心が離れてしまっている夫」を、正面から受け止めよう
古今東西、愛し合っていた人から愛されなくなった人の苦しみは、多くの文学や映画・演劇、歌等の創作の主なテーマになってきました。それほどこの種の愛情のもつれや苦しみは、多くの人が経験することで、その結末は、多くの人にとっての重大な関心事です。

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そしてその原因はさまざまですが、苦しみからの立ち直り方は、大きく言えば、2つです。1つ目は、相手は“優しかった彼”ではなく別人であると認識すること、そして2つ目は、「時間が薬」です。その時間をどのように過ごすかで薬の効き目が決まる、といえそうです。
彼は、仕事に燃えるあなたに寂しさを感じた人です。共働きのあなたの仕事を応援してくれる人ではなかったのです。あなたが仕事をもう少しいい加減にする人なら、関係は壊れなかったのでしょうか? そのことについて、一度でも話し合ったことがあったでしょうか?
彼はまじめな性格かもしれませんが、とても卑怯な言い方です。
夕様は夫婦関係の立て直しに努力し、何度も夫と約束をしましたが、彼はあなたの動揺に負けて、その場しのぎに約束に応じたにすぎず、彼の心離れは一貫しています。
確かに簡単にあなたが受け入れられる事態ではありませんが、そんなあなたを目の当たりにしながら、「彼女に会えないのがつらい」という彼は、居直りや暴力に負けない残酷さです。
優しかった頃の彼とは別人になったと考えるべきです。
まだ彼らの交際は浅く、良い点だけしか見えず、お互いにのぼせているだけかもしれません。
しかしまじめ人間だっただけに彼の言葉は重く、彼との離婚やむなしという考えに至ったあなたに、私は賛同します。
「自分なりの立ち直り方」を考えるしか道はない
芥川龍之介は、恋愛の面倒から解放されるには、忙しくしていることがいちばん、と言っていたそうです。確かに、仕事に没頭しているうちに、気がつけば立ち直っていたという人は多いです。
すぐに立ち直ろうとせず、今は悲しんでよい時期とし、日常の仕事は粛々とこなしましょう。
ある友人は、不幸になる前の幸福だった時期によく聴いた音楽を繰り返し聴いていると癒やされ、気がつけば元気を取り戻していたと言います。
そして次に、相性が悪かったからとか、相手が悪かったというだけにせず、自分にも反省することはなかったか、次のステップに向けて何が問題だったのか、考える時期としましょう。
ある大学の女性教授は、大好きな漫画に没頭して気を紛らし、立ち直るきっかけを作ったそうです。私のある友人は、育った都市から出たことがなかったのに、有り金をはたいてインドに旅し、ガンジス河のさまざまな光景に接して、自分の悩みがとても小さく見えたと元気に帰ってきました。
あなたの仕事以外で没頭できる趣味は何ですか?
なかったら、これから作るか挑戦しませんか?

不幸なことも忘れることができるように人は創られたと、ある宗教家は言います。確かにいつまでも忘れることができない不幸や悲しみもいつか形は変わり、何も手が付かない状態が続くことはまれです。悲しみ続けることのほうが難しいのです。
ならば時間薬を有効に使い、思いっきり悲しみ苦しんだあとは、心変わりした人を早く忘れられるよう、あなたなりの立ち直り方を、じっくり考えてみてください。
私の好きな言葉に、「人は深い悲しみの中でも、その悲しみに執着しないことで、自分に寄り添い、成長することができる」があります。
決して相手を恨み続ける人生を送らず、次のステップのために、あなた自身を大切になさってくださいね。

内部告発者をFBで罵倒した韓国与党議員、自殺示唆報道後に全削除
2019.01.04 朝鮮日報 政治総合 

 韓国与党「共に民主党」の議員らは3日、企画財政部(省に相当。企財部)元事務官シン・ジェミン氏が自殺をほのめかす直前まで、シン氏に対してあざけり混じりの批判を浴びせていた。

 3日午前に開かれた党会議で、企画財政委員会民主党幹事の金政祐(キム・ジョンウ)議員は「(シン元事務官の主張は)目の見えない者が象の足を触る(一部だけを見て全体を見ないという意味)ような愚かさを示すもの」と発言した。ソ・ヨンギョ院内首席副代表は「(野党は)金もうけのために動画を撮ったという事務官の話をオウムのように繰り返そうとしている」と発言した。孫恵園(ソン・ヘウォン)議員は、フェイスブックに「シン・ジェミンは本当に金もうけに出てきたのであって、何より急を要するのはカネ。悪い頭を使って義人を装い、純真な表情を作って騒ぐ腕前は卑劣極まりない」と書き込んだ。さらに孫議員は「(野党は)詐欺師にまただまされて恥をかくな」とも記した。孫議員は、シン元事務官を批判するコメントを幾つもアップしたが、シン元事務官が自殺をほのめかしたというニュースが伝えられるや、コメントを全て削除した。ネットでは、孫議員がおよそ2年前の「崔順実(チェ・スンシル)国政介入」事件の際、崔被告の側近だったコ・ヨンテ氏と一緒に撮った写真をアップして「義人を保護すべきというメッセージをおよそ1000通受け取った。一生懸命やってみたい」と語っていたことが話題になった。コ氏はその後、関税庁の人事に介入して金品を受け取った罪で逮捕された。ネットには「孫議員のダブスタな態度こそ『自分がやったことはロマンス、他人がやったことは不倫』の典型ではないか」という批判の書き込みがアップされた。

 野党各党は、シン元事務官の暴露が「公益通報」に当たるとして擁護した。保守系野党「自由韓国党」の金秉準(キム・ビョンジュン)非常対策委員長は「1980年代の民主化運動以降、最大の良心宣言」だとして、さらに「金東〓(キム・ドンヨン)元副首相は、真実が何なのか口を開くべき。30年後輩の人物がおのれの人生をかけて話したというのに、先輩として隠れているのは道理に合うのか」と語った。

 ナ・ギョンウォン院内代表も「こんなことが繰り返されないよう、公益通報者保護に関する法律の改正を推進したい」と語った。また、赤字国債を発行するよう韓国大統領府(青瓦台)が圧力をかけたという、シン元事務官が暴露した疑惑に関しては「特定犯罪加重処罰法の国庫損失罪で青瓦台と企財部の関係者を告発する案を検討したい」と語った。野党「正しい未来党」のイ・ジョンチョル・スポークスマンは「民主党は侮辱と圧迫を加えている。シン元事務官は勇気を持ち、ろうそくを持っていた正義感でしっかり立ち向かって欲しい」と語った。

報道された不倫トラブル記事
報道された不倫事件
報道された不倫事件

不倫トラブル
[きっと もっと いい未来 70th 沖縄タイムス社]/沖縄タイムス創刊70周年記念広告特集/おきなわ今昔タイムス横丁/当たり前じゃない!?披露宴/スナック美樹/謎だらけ!琉球「ニービチ」文化/
2018.07.02 朝刊

 最近、女友達の「薬指」にキラリと光るものが気になり始めたお年頃の美樹ママ。今月は立て続けに披露宴へお呼ばれしている。「いつか自分に返ってくる日が来るさ」。独りつぶやき、カウンターに並べた祝儀袋を見つめていると、カランコロンとドアベルが。入ってきたのは琉球史研究家で沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)の田名真之館長。「いや~ニービチが続いてね」。引き出物袋を脇に置くと、王国時代の婚礼について話し始め…。「披露宴はしなかった」「添い遂げなくてもOK」「かぎやで風は踊らない」-。次々と明かされる仰天情報に、当たり前だと思っていたニービチ像が崩れていく。祝儀袋を握りながら、美樹ママは思わず叫んだ。「館長、じゃあニービチって、何ですか!」

ニービチは「セレブ婚」

庶民は「通い婚」が主流

 田名館長 今では結婚式を総称して「ニービチ」と呼びますが、元々は王家・士族を中心とした「嫁入り婚」と婚礼儀式のことを指しているんですよ。

 美樹ママ 結婚したら嫁ぎ先に入るわけだから、結婚=ニービチでしょ?

 田名館長 いえいえ、夫方に嫁ぐのは士族や町方の人々だけで、地方の庶民は夫が妻の家に通う「通い婚」が長く続きました。集落内の男女が一緒になるいわば「自由婚」です。一方、士族は家と家の結びつきが重視され、幼くしていいなずけが決まる「不自由婚」でした。婚約から嫁入りまで、さまざまな儀式を約9カ月かけて行った記録があります。嫁入り道具も漆器の衣装箱(櫃:ひつ)など、上流階級ほど品数も多く豪華でした。

 美樹ママ 今で言うセレブ婚ね。庶民的にモーアシビ(毛遊び)で自由婚か、イケメン王子と豪華なお姫様婚をするか。多少不自由でもイケメン王子と出会えるのなら、そっちもいいかも。

 田名館長 いえ、女性は嫁ぐまで男性の顔を見ることはありませんでした。

 美樹ママ マジ! ありえないんだけど。琉球の女性たちって我慢強い…。

「性格の不一致」で離婚

再婚で「本命」ゲット!?

 田名館長 ところが結婚生活では、あまり我慢はしなかったようで、文献上に夫婦の離別はたびたび登場します。理由は「琴瑟(きんしつ)調わず」。瑟は大きい琴のような楽器で、琴と瑟の音色が合わない、つまり夫婦の「性格の不一致」が離婚の理由というわけです。

 美樹ママ じゃあ「性格の不一致」は、沖縄の由緒正しき離婚理由だったんだ~って、感心している場合じゃない…。

 田名館長 庶民でも、女性は未婚既婚関係なく田畑が分け与えられ、そこを耕し税を納める義務を負っていたので、嫁いだら夫に養ってもらう、一生添い遂げなければいけない、という感覚は本土に比べたら、希薄だったと思います。

 美樹ママ 経済力があれば離婚できたんだね~。でも、やっぱり「バツ1」は当時も大ごとだったんじゃない?

 田名館長 離婚も多いですがその分、再婚も多かったようです。士族にとって初婚は親の決めた相手とするもの、再婚は自分の選んだ相手と結ばれるもの、という感じでしょうか。

 美樹ママ はい「バツ」は気にしない! 結局、好きな相手と結ばれたい気持ちは今の私たちと一緒だね~。でも跡継ぎを産まないから離婚とか、女性に不利な場合もあったんじゃないの?

 田名館長 いえいえ、古くは跡継ぎは必ず嫡男というこだわりは薄く、次男、三男のケースも多いし、娘しかいない場合は近しい親族から養子を取る柔軟さがありました。

不倫の按司 20年島流し

変革めざした伊波普猷

 田名館長 当時の庶民は集落内、つまり同じ「シマ」同士の通い婚が基本でした。それを物語る民話があります。とある村の娘宅に、夜な夜な通ってくる美青年がいて二人は恋に落ちるのですが、男の素性を疑った娘が後を追ったら大蛇だった…というお話です。「浜下り」の由来ですね。同様の民話は沖縄各地や本土にも見られ、平安時代以来、通い婚が圧倒的慣習だったことを物語っています。

 美樹ママ 見知らぬ謎のイケメンには要注意ってことね。しかしまあ、王国時代って結婚も離婚も簡単だったら、浮気されたらと思うと気が気じゃない…。

 田名館長 特殊な例ですが、王女を妻にしたある按司は浮気が発覚して、20年以上も島流しされました。妻が王女の場合、不倫トラブルは命に関わります。

 美樹ママ この制裁は今もあった方がいいね、痛い目見ないと治らない!

 田名館長 明治に入ると、沖縄学の父・伊波普猷(※)が庶民にも士族のような嫁入りや披露宴の慣習を提唱します。沖縄の離婚率の高さを危惧した伊波は、披露宴という「世間体」を気にすれば、そう簡単には別れられないと考えたんですね。そして結婚相手は集落内に限らず、相手を選ぶ範囲はもっと広げた方が良いとも言いました。

 美樹ママ 伊波普猷に「いいね」をあげたいね。

 田名館長 廃藩置県後は本土の慣習が沖縄にも広がり今につながっています。

 美樹ママ それにしても、週末の披露宴に向けて、かぎやで風を覚えないと。

 田名館長 かぎやで風はもともと婚礼の場の踊りではないので、誰がいつから披露宴で踊り始めたのか、謎です。

 美樹ママ 待って~それもなかったわけ?披露宴でかぎやで風を踊った第一号の方、沖縄タイムスに一報お願いします。

※伊波普猷(1876~1947)言語・文学・歴史・民俗などを総合した沖縄研究の創始者。沖縄社会の因習を打破しようと、民族衛生講話を県内各地で行い集落内の血族結婚を否定し自覚ある結婚を推奨した。背景には当時、世界中ではやっていた優生思想があったと見られている。

【ニービチ】本来は士族や町方の「嫁入り婚」を指す。「祢引」と書いてニービチと読む。婚約祝いや披露宴などの婚姻儀礼を数カ月かけて行った。一方地方の庶民は集落内において、男性が女性の家に通う「通い婚」が主流だった。

娘の幸せ願う「房指輪」

「金細工またよし」7代目 又吉健次郎

「思い残す」500年の歴史

 王朝貴族の婚礼で使われた純銀製の「房指輪」。吉祥を表す七つの房飾りには嫁ぐ娘の幸せを祈る親の思いが込められている。500年以上の歴史がある房指輪やジーファー(かんざし)などの金細工(くがにせーく)を作り続けている「金細工またよし」七代目の又吉健次郎さん(87)。「房指輪のような立体的な構成の指輪は、ほかの地域にはない」と語る。

 七つの房飾りにはそれぞれ意味がある。「魚」は食べ物に困らないように。「ざくろ」は子孫繁栄。「桃」は不老長寿。「扇」は末広がりの福。「蝶」は天国からの使者。「花」は生活に彩りを。「葉」は着る物に困らないように-。

 金細工は沖縄戦で一時途切れたが、健次郎さんの父・誠睦さんが復活させた。今も先祖代々の道具を使い、昔と同じ工程で一つひとつ手作業で作られている。

 最近では婚礼用のほか、プロポーズのプレゼントや、娘の成長を願って購入する人も増えているという。「大切な人への思いを何世代にもわたって残す事ができる」。伝統が息づく指輪は、今も時代を超えて多くの人に親しまれている。

白黒付かない?花嫁に「黒朝」のナゾ

琉球の「宮廷結婚式」人気

 鮮やかな紅型衣装に身を包み、「黒朝」(クルチョウ)と呼ばれる紗の着物を目深に被り入場する花嫁-。琉球王朝の上流階級の婚礼を再現した「宮廷結婚式」を実施しているのが、ブライダルプロデュース会社「モード・マリアージュ」(那覇市首里山川)だ。1着の黒朝を新郎新婦の肩に渡しかけ永遠の幸せを願う「スディヌチャーシーの儀」、新郎新婦の額に水をつけ祝福する「ウビナディーの儀」など、儀式の演出に黒朝は欠かせない。

 同社ウエディングプロデューサーの真喜志美智子さんは黒朝について「洋の東西を問わず花嫁が顔を隠すのは魔よけの意味で、沖縄では黒朝を被り嫁ぎ先へ向かったようです」と話す。同プランを始めた1997年以降、計500組のカップルが宮廷結婚式を挙げている。式場は世界遺産の識名園をメーンに、ホテルや古民家カフェ、自宅など希望の場所でも行っている。

 「黒朝」をかぶる花嫁は、王国時代末期から明治中頃までの沖縄の風習を描いた比嘉華山の「婚姻風俗図」に登場する。しかし黒朝は本来、士族の礼服だ。男性の礼服を女性の晴れの日の被衣(かずき)にいつ頃から転用し始めたのかはよく分かっていない。沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)の田名真之館長によると「廃藩置県以降、士族文化が地方に広がる過程で、昔からあったかのように言い伝えられる風習は多い」という。

 とはいえ、式本番で花嫁を隠していた黒朝が外され、拝顔できるという奥ゆかしさは、華々しい結婚式に慣れた現代人に強烈なインパクトを与えることだろう。用途の由来に謎は残るものの、黒朝を通し文化に触れる機会と考えれば、ここで白黒付けなくていいのかもしれない。

【黒朝 クルチョー】三司官以下の士族が首里城での儀式などの際に着た礼服(黒の朝衣)。絹のような光沢ある芭蕉の織物で、何度も藍で染めた黒に近い紺色。

【白朝 シルチョー】上流階級は絹のような光沢ある芭蕉の織物、庶民は「バサー」と呼ぶ芭蕉布の無地のものがあり、喪服で使用。ノロの祭事や葬儀の被衣(かずき:頭から被る衣)に用いたり、花嫁が昼間、実家に戻る「ヒルムドゥイ」の際も被衣として用いられた。

【ニービチドーグ(嫁入り道具)】

 嫁入りに際し、生家から夫方に持って行く道具。貧富によって差はあるが、下袴を入れるマーグ(カヤ籠)と水クブサー(便所で使う手洗い用の焼き物の鉢)は必ず持って行った。箱・行李・箪笥と形は時代で変わるが、衣類を入れる道具・櫛入れ・芭蕉糸を入れる箱の3点は共通している。上層階級ほど衣類中心で道具の数も多かった。

[沖縄にーびち(結婚式)白書]

200人超の披露宴 全国一

参加回数多く ご祝儀控えめ

 大規模な披露宴が有名な沖縄。新郎新婦の身内だけでなく、友人や職場の同僚、地域によっては、近所の方々を招待することもあるようです。少し古い統計データですが2005年の特定サービス産業実態調査によると、沖縄県における200人以上の規模の結婚式は1605件で都道府県別ではダントツ。ちなみに200人以上の規模の結婚式の全国総数は7951件ですので、約2割を沖縄が占めている計算になります。現在は13年前に比べ参加者数は減っているように感じますが、それでも他府県と比較すると規模が大きい傾向が続いていると思われます。

 ちなみに沖縄で1件あたりの結婚式費用はいくらぐらいでしょうか。15年の特定サービス産業実態調査(事業従事者5人以上)から結婚式にかかる費用を簡単に推計してみると約263.8万円で、全国平均の313.7万円より50万円ほど低くなっています。なお、参加者1人あたりの単価は1万円未満の結婚式の割合が55.8%。2万円未満を合わせると9割を超えます。一方、全国平均だと1人あたり3万円以上の結婚式が7割を占めます。

 ご祝儀相場は県内が1万円ほど。一方、本土(特に関東地域)では3万円程度が相場だと言われています。結婚式にお呼ばれする機会が多い沖縄では、結婚式の一人あたり単価が低く、ご祝儀の額も控えめなのは「ご祝儀貧乏」にならないよう“県民の知恵”かもしれませんね。ちなみに、披露宴で乾杯前からお酒を飲み始めるのは珍しいようで、県外からの参加者は驚かれるようです。

 また近年、沖縄はリゾートウエディングの場所としても注目を浴びています。県の調査によると17年のリゾートウエディング実施組数は1万7288組で前年より1690組も増え過去最高を更新しました。外国人の方々も増えています。きれいな景色や、海が見えるチャペルが人気の要因だとか。今後も期待できるのではないでしょうか。

 結婚式は最も大きなライフイベントのひとつ。そのイベントの記憶とともに沖縄の魅力も多くの方々に伝わるといいですね。(海邦総研・地域経済調査部主任研究員 島田尚徳)

CAST

ママ:糸数美樹 タレント

常連客:田名真之 沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)館長

撮影協力:らうんじ櫻家(那覇市久米)

撮影:落合綾子

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(写図説明)琉球王国時代末期から明治中頃までの沖縄の風俗を描いた比嘉華山(1868~1939年)の「婚姻風俗図」。右図には木馬に乗せられ「婿いじめ」の洗礼を受ける花婿、左図にはクルチョウ(黒朝)で顔を隠した新婦が描かれている。(沖縄県立博物館・美術館所蔵)

ゲス不倫中川議員 自民“追放”
2017.04.22 日刊スポーツ 

 妻以外の女性との不倫交際トラブルが報じられた自民党の中川俊直衆院議員(46)は21日、「これ以上、党に迷惑をかけるわけにいかない」として離党届を提出し、受理された。女性問題報道を理由にした政務官辞任から、わずか3日。中川氏が原因で国会審議が止まり、安倍政権や自民党への風当たりも強まる。「自発的な判断」とされるが、これ以上のリスク要因を抱えたくない党に、事実上「追放」された形になった。

 中川氏はこの日の衆院本会議前、事務所を通じて離党届を出し、本会議は欠席。フェイスブックで2度、一方的に謝罪した以外は公の場で説明もしていない。会見や地元入りの予定も未定という。政界関係者によると、中川氏の落胆ぶりは著しく、一部では「入院情報」まで飛び交った。

 自民党の二階俊博幹事長は「残念のひとこと」とした上で、「人間だから気の緩むようなところもあるだろうが、それは個人の場合。公人として選挙で選ばれてここに来ている以上、(問題を起こせば)マスコミや国民の皆さんの批判にさらされるのは当然だ」と、突き放した。党内外では依然、議員辞職を求める声もくすぶっているが、二階氏は「今ただちに、そういうことまでする必要はない」との認識を示した。

 今回の問題を報じた「週刊新潮」が、新たなスキャンダルを報じる可能性があるのも、党側が離党を急いだ一因のようだ。野党は、まともに説明もせず、雲隠れを続ける中川氏の態度に「離党だけで済むか」(中堅議員)と激怒。中川氏に議員辞職を迫る一方で、安倍晋三首相の責任も追及する方針だ。

○…中川氏が不倫トラブルを起こした女性とは別に、不倫が報じられた自民党の前川恵衆院議員(41)は21日、取材に対し「(報道は)事実無根。中川氏から『関係のない前川議員を巻き込み、申し訳ない』と謝罪があった」と主張した。中川氏の離党については、「中川議員がよくお考えになってお決めになったこと」とだけ述べた。前川氏は料理研究家を経て、14年衆院選の比例東京ブロックで初当選。初登院時のインタビューで、「分かんない」「ノーコメント」を連発して、話題になった。

「不倫相手」に選んではいけない人の共通点/社会生活を破壊する一弾に…
2017.02.08 東洋経済オンライン 

女性誌のライターとして活動し、20年近く。今まで、都会に住む1万人ほどの女性にインタビューしてきた。毎月、少なくとも40人ほどの女性と恋愛やおカネにまつわる話をしている。だから、年に約480人、これが20年分積み重なれば、9600人になる。

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先日、思い出せる範囲内で、女性たちに不倫経験があるかないかをまとめたところ、未婚女性の5人に1人が既婚者と恋愛し、既婚女性の10人に1人が夫以外の男性と恋愛経験を持っているという手応えを得た。
しかし、これは、女性誌のインタビューやリサーチに協力するほどアクティブで自己肯定感が高い女性のデータなので、自分が1番になれない状況になる不倫に対して、なんらかのモヤモヤとした気持ちを抱えていることが多い。
既婚男性と独身女性の定番トラブルとは?
不倫にまつわる個別のエピソードも精査してみた。まずは独身女性と既婚男性のよくあるトラブルを紹介する。
「相手は3歳年上の社員さん。交際当初はホテルに行ったのに、3カ月経つと、ウチでデートするようになって、私のほうが給料も少なく、社会的な立場も弱いので、損していると感じました。彼のSNSを見ると、奥さんがタグ付けされていて、大学の同級生とバーベキューしたりして、彼女を大切にしているのがムカついて。それで、SNSのメッセンジャー機能で、2人でベッドにいる写真とメールを奥さんに送り、別居に追い込んだ」(26歳・派遣社員女性)
「取引先の10歳年上の男性と不倫していました。妻と離婚すると言っていたのに、2年経っても実行されず、ストーカーしてしまった」(28歳・メーカー勤務女性)
以上のようなトラブルは、会社にバレなかったので、男女関係は終了しても、社会生活は現状維持できた。これら恋愛のトラブルは、当事者は真剣に語っていたが、とてもありふれた話だ。
既婚男性の中には、“ストーカーされるほど、一度愛されてみたかった”という願望を抱えている人も多い。自分の不倫話を筆者に語る男性は少なくないが、皆、劇的にドラマティックに感じている。恋愛はスタート時点ではドラマだが、やがて日常に埋もれる。しかし、女性の中には恋愛をドラマのままで維持したいと思う人も少なくない。
「相手は38歳の上司で、私が1番と言ってくれて、プレゼントやレストランなど熱心にアプローチをしてくれました。最初は“本気だから妻と別れて結婚する”と言ってくれたのに、だんだん態度が変わっていって……。結局、交際半年が経過しても彼が離婚に対して煮え切らない態度を取るので、不倫関係になったことを同僚に相談。そうしたら、一気に話が広まってしまい、私だけ異動させられました。
バレてから彼の態度がそっけなくなり、私を着信拒否とLINEブロック。彼が私のことを好きだった時期のメールを何度も見て、悔しくて……。愛情ってなんで冷めるんだろうと、毎日泣いていました。一時期、つらくて近所のお寺の写経教室にも通ったんです。
でもやっぱりあきらめきれず、彼と復縁したくて、弁護士に相談。すると、“奥さんから慰謝料を請求される”と言われ絶望的な気持ちになりました。彼を会社の出口で待ち伏せしていたら、“100万円で手を切ってくれ”と言われ、おカネをもらいました。行政書士さんが間に立って、今後いっさい接近しないという誓約書を書かされました。でも、それから1年後、結局、彼は奥さんから離婚されて、出世コースを外れ、関西支社に飛ばされてしまいました」(32歳・メーカー勤務女性)
普通の女子より自分がかわいいことを自覚
ちなみに、こうしたエピソードを紹介してくれた女性たちの容姿は、「学校ではクラスで3番程度」というレベルの容姿だ。彼女たちは普通の女子よりも自分がかわいいことを自覚しており、“男性は自分に夢中になって当然”という認識で生きてきている。
10代、20代とモテてきたから、自分は特別であるという感覚をいつまでも引きずっている。だから、20代後半になってモテなくなり、自分よりレベルが下と考えていた女性たちが結婚し始めると、焦る。すると、心に欠損感ができ、承認欲求が肥大化する。それが、他人の物を奪う=既婚者と恋愛関係を結ぶという行動になって表れることが多いのだ。
そして、恋愛相手の男性が自分に夢中にならなくなると、社会生活を破壊するようになってしまう。
愛妻家と公言する芸能人や“いい子”がウリのタレント、国会議員などの不倫を報じてきた週刊誌『週刊文春』。彼らの社会生活を一時的であれ徹底的に破壊するスクープを同誌が出すたびに、一般人であっても不倫が露呈すれば社会的制裁を加えられる傾向が、これまで以上に強くなっているように感じる。端的に言えば、「不倫=許しがたい悪」という捉えられ方が定着しつつある。
しかし危険と言われると近づきたくなるのも人間の性。だからこそ、不倫関係を描いた漫画やテレビドラマが相変わらずヒットしているのだ。そこで、「不倫の恋愛を静かにトラブルなく楽しんでいる人」の特徴も分析してみた。
不倫を「無事故」で楽しむ人の特徴
彼・彼女たちは都心の有名私立大学を卒業するレベルの教養、寛容さ、遊ぶ力、経済力、要領のよさを備えているが、容姿は中堅大学程度、という人が不倫や恋愛で事故を起こしにくい。
総合的な人間力の偏差値が高く、容姿の偏差値は平均程度という人が、恋愛を楽しめるのだ。
ちなみに、容姿が平均的なレベルの人は、自分を受け入れ、他者に寛容で、承認欲求のバランスがいいケースが多い。男性も当てはまるが、特に女性にこのケースが多いと言える。だから、もし、あなたが既婚者で、未婚の女性・男性から恋愛関係を迫られ、欲望に流されそうになったとき、相手を冷静に分析してみたほうがいい。もし、相手の容姿が早慶レベルなら、少し考えてからコトを起こしたほうがいい。これが、不倫トラブルで自分の生活を破壊されないための予防策となるはずだ。
本連載では恋愛を楽しんでいる方からの情報をお待ちしております(詳細は個別に取材させていただきます)。こちらのフォームにご記入ください。

プロポーズのはずが… 海兵隊で“W不倫”殺人事件
2016.12.09 フジテレビ 

米・ニューヨーク支局から中継。海兵隊による“W不倫”殺人事件が発生した。殺害された女性(当時19歳)は妊娠中、殺害直前までプロポーズされると思っていたという。女性は18歳で海兵隊員と結婚、カリフォルニア州に転居し隣人だったのが被告の家族だった。隣同士に住みながら孤独を募らせていた2人はW不倫を開始した。3ヶ月後に不倫が発覚、しかしその後、女性は行方不明となった。そして行方不明から2ヶ月後、絞殺された女性の遺体が採掘場で発見された。そして警察は不倫トラブルと断定し被告を殺人容疑で逮捕、今年3月から裁判が始まった。被告は法廷で「彼女への愛が憎悪に変わった」と証言した。判決の日、遺族は声を震わせ怒りを訴えた。判決で第1級殺人罪での無期懲役が言い渡された。

命取りに!職場の「冤罪不倫」が急増する理由/いつでも誰でも「やらかす」可能性がある
2016.09.30 東洋経済オンライン

「営業部女子課」の活動や人材育成の仕事で全国を巡り、各地の働く女性やその男性上司の皆さんと接していると、時折耳にする話があります。「良かれと思ってやったのに、部下から責められて問題になってしまった」「悪気はなかったのに、社内で処分を受けることになってしまった」……。いわゆる「職場トラブル」です。
よくよく話を聞いてみると、どのケースもことの発端は意外なほど些細なこと。裏を返せば「気を付けよう」と心に止めておかないと、誰もが「やらかしてしまう」可能性があるとも言えます。
安易なSNSやLINEの使用によるトラブル。社内の男女関係やハラスメントをめぐるトラブル。これらを避けて、本来の業務に集中するためにも、私たちはどんな点に留意すればいいのか? 最近増えている実例と共に、弁護士の佐藤大和さんにお話を伺いました。
スタンプの使い方ひとつで、思わぬ事態に…
--最近の働くミドル世代が遭遇するトラブル、どんなものが増えているのでしょうか。
社内恋愛や浮気といった、男女間の恋愛トラブルが急増しています。理由は2つ。1つは、女性の社会進出にともない、職場での出会いが多くなっていること。それ自体は喜ばしいことですが、その分、トラブルも増えているんです。そして2つめは、SNSを通じたコミュニケーションスタイルの変化により、恋愛関係に発展しやすくなっていることです。
--SNSが絡んでくると、今の時代ならではの問題もありそうです。
最近増えているのが「冤罪不倫トラブル」です。LINEやSNSという「手軽なツール」が浸透したことにより「不倫しているのではないか?」という疑い、誤解を招くことでトラブルが発生します。
SNSで仕事のやりとりしているだけで誤解を生む場合もあります。同僚や後輩と一緒に取引先に行くとき、親しい間柄なのでLINEで「今日は〇〇で待ってるね〓」と送る。場合によっては、これでもう誤解を生みます。「ハートマーク」のスタンプひとつで、命取りになることもあるのです。

--実際の例を教えてください。
夫のケータイに送られたLINEやスタンプを見て、妻が弁護士事務所に駆け込んできます。「ウチの夫が不倫している!」と。最悪なのは、夫の会社にクレームを入れられた場合。「会社の監督責任」「業務中に社員同士のLINEを許しているのか」という話にまで発展します。実際は不倫などしていないのに、男性も女性も、やっかいな事態に巻き込まれてしまうのです。
こういうことがあると、結果的に「冤罪(不倫していない)」と明らかになったとしても、上司が迷惑の巻き添えをくっているので、後々の昇進に響く可能性もあります。就業規則にもよりますが、職場の風紀・秩序を乱した、ということで「戒告処分」を受けることだってあるのです。
--どのように回避すればいいでしょうか。
LINEなどは便利ですが、発言ひとつ、スタンプひとつで冤罪になりかねないことを日頃から肝に銘じること。「疑われるような行動をしない」ことも、日頃からできる対策です。どんなに仕事上でつながりが深くても、2人きりで会うことは避ける。個室のある店や「お洒落なバー」には行かない、など、自分でルールを決めることです。
昨今はベッキーさんや乙武洋匡さん、中村橋之助さんなど、芸能界でのニュースが続き、テレビドラマも不倫をモチーフにしたり、時には美化したりするものが増えています。配偶者が不倫に敏感になっているため、実際に不倫している場合には発覚しやすく、していなくても疑われやすい土壌があることを認識してください。
女性の相手は年下社員、取引先、PTAなど
--巻き込まれる男女比に特徴はありますか。
実は、最近は男性だけでなく、女性の浮気・不倫も多いのです。男性の配偶者が相談者として駆け込んでくるケースも増えています。私の事務所では、相談者は「6:4=男性:女性」。働く女性もそれだけ多く不倫している、または不倫を疑われています。
女性の相手として多いのは、取引先や社内の年下社員。職場だけでなく PTAなどで出会ってしまったというケースも多いようです。
--最近は「モラハラ」「アカハラ」といった新しいハラスメントの陰に隠れてはいますが「セクハラ」を巡っては新しい流れはありますか。
「セクハラ」が広く知られるようになり、言葉が浸透したことの裏返しなのかもしれませんが「自分は大丈夫」と思い込んでいる人が多いように感じます。メディアでセクハラに関する記事を掲載したりしても「男性に読まれているな」という手ごたえがないのです。
しかし「何がセクハラにあたり、何があたらないのか」のボーダーラインは、まだまだ不明確で、いつでもだれでも「やらかす」可能性があるハラスメントには違いありません。「明るくその場を和ませる下ネタ」はOKでも「相手が嫌がっていたらセクハラ」になってしまいます。私が現時点で考えている見解をまとめてみました。
〇 「その服装は営業として不向きだ」は、職務内のことであればセーフ。
× 「ちょっと肩出ているよね」。いやらしい言い方はNG。「胸」「足」など「身体の部位にかかわる」発言はダメ、と思ってください。
〇 「取引先にはスカートをはいて行ったほうがいい」。合理的な理由があり、職務としてのアドバイスならOK。
× 「スカートをはきなさい」。強要する言い方はNG。
× 会社のパソコンのデスクトップ背景がグラビア写真。社内の風紀を乱す、女性に羞恥心嫌悪感を抱かせる可能性があるのでNG。
△ 「まだ結婚しないの?」「彼氏いるの?」。これは聞き方が大事。たとえば、将来のキャリアについて面談しているときに、結婚観などを尋ね、キャリアアドバイスのために質問するならOK。ただし、飲み会などでバカにしたり茶化したりして聞くのはNG。
△ 「妊娠しないでおくれよ」。これも言い方の問題。キャリア面談や人事配置の都合などで「予定があれば、事前に教えておいてね」という意味ならOK。単純に「子供つくるな、妊娠するなよ」は、NG。
× 逆セクハラ。若い男女社員が上司に性的な発言をして困らせる。「まだ結婚しないんですか?」など。
休みの日なら「何を書き込んでもOK」ではない!
読んでいただいて分かると思いますが、同じ言葉でも「言い方」「シチュエーション」によって、セクハラか否かは分かれます。また、上記のNGに気を付けていても、女性社員から嫌われていたり、人間関係が悪かったりすると、ちょっとのことで相手の怒りに触れやすくなります。要するに、大切なのは信頼関係を築くことです。
--ほかに「あまり知られていなが、最近こんなトラブルが急増中」といった例はありますか?
冒頭の「冤罪不倫」とも少し重なりますが、LINEやSNSを巡ってトラブルになり、会社で懲戒処分を受けたというケースが増えています。
トラブルの根底に共通してあるのが「会社の外で、プライベートな時間なら、何を書き込んだりつぶやいたりしてもいいだろう」という、社会人としての自覚の薄さ、考えの甘さです。それが結果的に、会社全体の評価や評判を落とすことになっています。たとえば……
・悪ふざけでお店のモノで遊んでいる写真を撮って投稿。どこの社員が特定されてしまい、会社の信用を損ねた。それが例えFBやツイッターなど「鍵つき」の内容であっても、誰かが裏切って公開してしまう。
・病欠しているはずなのに宴会でお酒を飲んでいる姿など、会社に隠れてサボっている、ズル休みしている場面を、非公開にして投稿。しかし何かの拍子で誰かが公開してしまった。重い懲戒処分になることも。
・「勤め先に有名人が来ました」というつぶやき。特定された瞬間に減給処分や降格処分、出勤停止という重い懲戒処分になることも。
・自社の商品をまったくの第三者のふりをして過度に評価して投稿。「この商品、いいですよ!」などとつぶやいてしまい「サクラ行為」と見なされ、厳重注意、戒告処分になることも。
--投稿やつぶやきだけではなく、社内の連絡手段としてLINEなどを使っている人も多いと思います。
ここにも隠れた問題はあります。昔と違って「連絡が簡単になった」からこそ起きる事態です。たとえば、上司が部下に対して、休日や終業後にLINEをする。そこには業務上の指示や仕事のアドバイスが書いてある。厳密に言えば、会社側はその時間分の給料や残業代を払っているのか?と問うことができます。上司としては「これ、指示しておかなきゃ」と、便利さをいいことに軽い気持ちで流してしまうのでしょうが……。
--会社として、上司として、どんなルール作りをしておくべきですか?
時間外に業務の指導をするときは「これは明日の指示ですよ。今は何も動かなくていいですよ」と付記すること。業務時間外の連絡は「既読にしなくてもいいよ」「読むのは任意ですよ」というルールを作ってはどうでしょうか。うちの事務所ではそのようにしています。
◇ ◇ ◇
私が関わっている人材育成の現場でも、上司が部下を激励するつもりで言った一言が、むしろやる気を奪ってしまったり、笑いを取りに行って逆効果になってしまったりする場面に出くわすことがあります。SNSの浸透や女性の社会進出によって「その一言」が招くトラブルの種類、傾向も増えているようです。
中でもいちばん印象的だったのは、「トラブルを避けるためにはまず、人間関係や信頼関係を築いておくのが大切」という点。アナログですが、ここを大切にしてこそ無用なトラブルを避けられるということに、納得させられました。
営業部女子課とは、主宰の太田彩子が2009年に立ち上げた、営業女子を応援するためのコミュニティです。女性営業職の活躍を拡げることで、結果男女ともに輝きながら働ける社会創造を目指しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。

不倫トラブルで女性殺害 26歳逮捕男の素顔
2016.07.12 フジテレビ 

東京立川市で不倫トラブルにより女性を殺害した26歳の男が逮捕された。男は女性殺害について「自分の妻に不倫関係をLINEでばらされたから」と話している。かつての同級生に男の話を聞くと、強い者には弱く、弱い者には強く出ると話した。また26歳になっても母親離れができなかったらしい。
突発的に犯行か
2016.07.11 日本テレビ ZIP! 

東京立川市で26歳の女性の遺体が見つかった事件。殺人の疑いで逮捕された男が「以前から不倫トラブルで嫌になっていた」と話していることがわかった。女性は男の妻に不倫を告白したとみられていて、警視庁は逆上した男が突発的に犯行に及んだとみて捜査している。
不倫トラブルで女性殺害 独自 被害女性交際相手が心境告白
2016.07.11 フジテレビ 

2か月あまり前、フェイスブックで新しい彼氏ができたことを嬉しそうに報告していた東京・立川市の26歳の女性。未婚ながら一時の母で、パート従業員として働いていた。交際していた男性によると結婚を考えていたという。しかし、先週木曜日、女性と連絡が取れないことを不審に思った知人夫婦が警察に通報。部屋を訪れた警察官は首に電気コードが巻かれた女性の変わり果てた姿を発見した。遺体発見から2日後のおととい、警視庁は女性を殺害した容疑で昭島市の26歳の男を逮捕。女性が現在の交際相手と出会う前に一時交際していた妻子ある男だった。警視庁によると、女性と容疑者の子供は同じ保育園に通っていたといい、2年ほど前から2人は不倫関係に。殺人事件に発展したきっかけは、事件当日に女性が容疑者の妻にLINEで、夫と不倫関係にあることを告げるメッセージだった。妻に不倫関係を告げられた容疑者は、話し合いをするため妻と子供を連れて女性の自宅へ向かった。2人で話をしたいとして一旦妻と子供は車に戻り、容疑者と女性の2人きりとなり、その際に殺害されたとみられている。調べに対して容疑者は「かみさんにばらされた。ばらさないと言っていたのに約束を破った」と話している。番組が4月から交際してたという男性に話を聞くと、「(女性は)不倫は絶対してない」「今回のことは犯人がいいように話を作って警察に話しているんじゃないか」と話す。男性との最後の連絡は事件当日の午後9時半ごろで、報道で殺されたことを知ったという。最後に遭ったのは先週月曜日のため「もう少し一緒にいたら」と後悔する男性、だが異変に気づくチャンスはそれ以前にもあったという。
殺人容疑で逮捕の男「不倫トラブルで嫌に」
2016.07.11 よみうりテレビ スッキリ!! 

立川の26歳女性が死亡した事件で逮捕された男は「不倫トラブルで嫌になった。妻には言わないと言ったのに約束を破った。延長コードで強く首を絞めた。殺意はなかった」と供述している。警視庁は逆上した容疑者が突発的に犯行に及んだと見て捜査している。
逮捕された男「不倫トラブルで嫌になっていた」
2016.07.10 日本テレビ 

東京立川市のマンションで26歳の女性が死亡していたのが発見された事件で、逮捕された男が以前から不倫トラブルなどで嫌になっていたと話していること分かった。容疑者は被害者の女性の首を電気コードで締めて殺した疑いがある。警視庁は被害者の女性が別れようとして妻に不倫を告白したと見られるとしている。

円楽 不倫謝罪〓独演会〓 今回の騒動とかけまして「東京湾を出たばかりの船」ととく その心は後悔の真っ最中です 妻からは「身から出たさび。さびも味になる」と励まし 帝国ホテルで会見
2016.06.11 デイリースポーツ 

円楽

不倫謝罪〓独演会〓

今回の騒動とかけまして「東京湾を出たばかりの船」ととく

その心は後悔の真っ最中です

妻からは「身から出たさび。さびも味になる」と励まし

帝国ホテルで会見

 写真週刊誌「フライデー」で40代女性Aさんとの不倫が報じられた落語家の三遊亭円楽(66)が10日、東京・帝国ホテルで会見し、報道を認めた。ゴルフ仲間として知り合ったAさんとは「付き合って1年。浮気といえば浮気」と告白しつつ、「今後も仲間としては会う」と堂々と発言した。60代での浮いた話題に「円楽から老いらくに改名する」と自虐的に話すなど、軽妙な話術で爆笑をとる一方で、「大好きな落語を奪われたくない」と涙を見せる場面もあった。

▼ベッキー〓先輩〓の会見を見ながら「自分もいろんなところで迷惑かけたんだな」

3時間4500円ラブホは「受付が簡単だから」

「ゴルフ仲間としては会う」〓交際継続〓宣言も

落語思い涙も

 まるで独演会のようだった。会見冒頭で「初高座のような気持ち」と緊張をアピールした円楽だったが、涙あり笑いありと緩急自在。終了後は自らスクープされたフライデー記者を握手で見送るなど、異例だらけの展開だった。

 Aさんとは2年半前にゴルフ仲間から紹介され知り合ったという。月に1度開くゴルフコンペのメンバーに招き入れると、落語会に招待するようになった。昨年5月のゴルフトーナメントでAさんが雑務を担う中で、円楽が口説いて交際が始まった。今月3日に銀座で食事し、錦糸町の老舗ラブホテルに入った様子を激写された。

 「浮気と言えば浮気」とあっさり認めた円楽は「芸の肥やし?今の時代はそうじゃない。軽く考えすぎた」と平謝り。約30年連れ添った妻からはメールで「とにかく頑張りなさい。身から出たさび。さびも味になるよね」と励まされたことを明かし、「参っちゃうよね。うまいよね」と苦笑した。

 さらに真剣な表情に変わると、「もう一つわびるなら、大好きな落語。噺家の世界の片隅にどうにか置いておいてくれれば。高座でお返しをして、芸道に精進したい」と涙を流した。

 それでも、会見が進むにつれ、舌はなめらかになった。「今回の騒動とかけまして、東京湾を出たばかりの船ととく。その心は航海(後悔)の真っ最中です」と謎かけを披露。3時間4500円の格安ホテルを利用したことを突っ込まれると「受付が簡単だから」と笑わせると、Aさんとは今後も「不適切な関係はブレーキをかけるけど、ゴルフ仲間としては会う」と〓交際継続〓を宣言した。

 円楽の会見は、ベッキーの復帰会見から45分後に開かれた。不倫トラブルの〓先輩〓が謝罪する様子をテレビで見て、「自分もいろんなところで迷惑をかけたんだなと実感した」とポツリ。雑誌の発売日に報道陣の前に立った理由を「早く納得してもらえないと迷惑がかかる」と説明した。

 予定を15分超える45分間で、約100人の報道陣から投げられた質問すべてに答えると「もう終わり?名残惜しいね」と〓一人舞台〓を締めていた。

▼「身体検査されて司会になれなかったのかな」

「笑点」おとがめなし 18日も出演

 円楽は77年8月からレギュラー出演する日本テレビ系「笑点」の〓司会問題〓もネタにした。5月に降板した桂歌丸(79)の後任として有力視されていたにも関わらず、後輩の春風亭昇太(56)に決定。不快感?を口にしたが、この日は「身体検査されて司会になれなかったのかな」と笑わせた。

 騒動後初となる同番組の公開収録は18日の予定。円楽は「許して出させてもらえるなら」と前置きした上で、「昇太は『意を得たり』とかかってくるだろうね。『アモーレ』とか言うんじゃないの」とニヤリ。他のメンバーにも頭を下げるという。また、11日に都内の落語会で共演する歌丸には「笑点50周年で新体制スタートして、お前が汚したなって怒られるね、そのあと『楽さん、元気だな』と言われそう」と想像していた。

 なお、日本テレビは本紙取材に「謹慎という話にはなっていない。18日も予定通り出演する」と〓おとがめなし〓とした。

〈円楽と一問一答〉

名前変えようかな。円楽改め老いらく

 (冒頭にあいさつ)

 「どうもお騒がせして申し訳御座いません。初高座のような気持ちで、非常に緊張している。フライデーで報道されているとおり、一般の女性とお付き合いさせていただき、そしてこの1週間いろいろ頭の中で考えてきた。正直いって、今、初高座という言葉を使いましたが、胃が痛くなって、もう一つの自分がこのバカヤローといい、その中でもう一人の自分がもっと頑張らなきゃいけないんだよ、と申している部分もある。

 私が落語家になった46年前、楽屋には明治生まれの先輩が、きら星のごとくいた。当時の風潮としては、芸人はきれい事ではいけない、女性にもてるぐらいではないといけない、という我々の世界の風潮があったが、時代錯誤だったと深く反省している。時代は変わっている」

 ―「笑点」の司会にならなくて良かった。

 「『アモーレ円楽です』って言わなきゃいけない。老いらくじゃなくて俺は円楽だって。名前変えようかな。円楽改め老いらくですって。こんなこと言ってて許されるのかな」

 ―奥様は知っていたか。

 「行動があやしければ感じていたかもしれない。泳がしてくれる人だから。そういった干渉してこないところに、俺が甘えた」

 ―Aさんはお嫁に行く可能性も。

 「人の縁って分からないからさ。皆さんには必要以上の深追いはやめてくれる?と。土下座してでもお願いする」

 ―不倫はいけないと思わなかったか。

 「軽々しく考えた。恋愛をやめろと言われれば、パイプカットでもしてやれと言われればやりますよ」

 ―腹黒いイメージとは違う誠実な対応。

 「腹黒いというのも、ウチの師匠(5代目円楽)や歌丸師匠がつくってくれたキャラで『笑点』で生きていたから。腹黒さは違う意味で出させてもらう。対応は誠実にしないと、またうそをつくんじゃないかという読みがあるからね。この1週間、腹をこわしたり、病人みたいだった。君たち(報道陣)に笑わせてもらって少しほっとした。ありがとう」

 ―次回を楽しみにしています。

 「楽しみにしないでよ!師匠に言われたことは、最低、刑事罰だけは受けるなと。80ぐらいまで最後の15年。伸び伸び遊ばせてください」

知人に頼み“不倫相手”を…アイスピックで刺した男
2016.06.02 フジテレビ FNNスピーク 

去年12月の東京・府中市の飲食店で妻の不倫相手とされる男性の頭をアイスピックで突き刺し重傷を負わせた疑いで容疑者ら4人が逮捕。容疑者は「妻と子どものことをどう考えているんだと聞いたが答えが何もなかったので頭にきた」と述べた。また、不倫トラブル相談をしていた知人に頼み被害男性を呼び出していたことが新たに判明し、警視庁はこの男ら2人も事情を知っていると見ている。
〔NewsNavi〕「夫の不倫」に激怒したカイヤが今度は自分の不倫トラブル浮上
2015.03.15 サンデー毎日 

 夫の川崎麻世(51)のたび重なる“不倫”騒動が発覚する一方で、今度は妻でタレントのカイヤ(52)に“不倫訴訟トラブル”が浮上。別居中の夫婦とはいえ、2人ともスキャンダルの“渦中の人”になってしまった。

「2月になって女性週刊誌が“カイヤは不倫訴訟を起こされた”と報じたのです。カイヤの相手というのはギニア人男性のパピ氏(33)。昨年5月、写真誌に“濃厚キス写真”が掲載されました。そのパピ氏の日本人妻が、800万円の慰謝料支払い求める民事訴訟を起こしたというのです」(女性誌記者)

 ところが、カイヤはテレビ番組で訴訟話を否定。ギニア人男性については、「ソウルメイトです」と“意味不明”の発言。

 では夫の川崎は─。17歳年下の元愛人A子さんについて「妊娠を告げた愛人をポイ捨てした」と昨年11月、女性週刊誌が報じた。また、今年に入ってからは元六本木のクラブホステス・B子さんが川崎を告発した報道もあった。

 2度の不倫発覚にキレたカイヤは、新年早々「今年は離婚します」と公言。しかし、カイヤ自身の不倫トラブルの余波も大きそうだ。

「カイヤの相手とされるパピ氏は、東京・六本木のクラブにかかわる仕事をしています。カイヤは“濃厚キス写真”を掲載されながら、当時、“単なる友人の一人。外人だからキスは当たり前”と懸命に不倫を否定していました」(芸能関係者)

 だが、パピ氏の妻はカイヤに対し「別れてください」と直談判したというが聞く耳を持たず、別れるどころか、カイヤは自宅でパピ氏と“半同棲中”。妻は子どもを連れて実家に戻ったという。

「近所でも2人のアツアツぶりは有名です。それなのに不倫を認めず“ソウルメイト”と言うのはどうなのでしょうか」(前出の女性誌記者)

 カイヤと川崎─。いまだ離婚しないこと自体、不思議だ。

川崎麻世が4日発売の「女性自身」で不倫疑惑報道 所属事務所は完全否定
2014.11.04 スポーツ報知 

 俳優の川崎麻世(51)=の不倫トラブル疑惑を、4日発売の「女性自身」が報じている。

 同誌は、麻世と34歳の女性が先月中旬に知人らと食事したのちに2人で麻世のマンションに帰っていく姿を掲載。女性は現在妊娠3か月と報じているが、同誌の直撃に麻世は「ハメられてる」と交際自体を否定した。

 麻世の所属事務所はこの日、スポーツ報知の取材に「このたび、掲載された『女性自身』の記事について、報じられている方とは10年ぶりに先月、お目にかかったのみで、記事の内容と事実とは大きくかけ離れたものです」と完全否定。「今後、名誉毀損(きそん)の訴訟も視野に入れ、対応したいと考えております」とコメントした。

不倫トラブル殺害か
2011.05.11 日刊スポーツ 

 千葉県君津市のアルバイトWさん(26)が殺害され、甲府市の山林で遺体が見つかった事件で、Wさんは、死体遺棄の疑いで逮捕された同市の会社員W容疑者(30)と「結婚の話をする」と家族に告げて車で山梨に向かっていたことが分かった。W容疑者は妻子がいたが、Wさんは「離婚して、自分と結婚しようと話している」と家族に説明していた。甲府署捜査本部は、2人に交際をめぐるトラブルがあったとみて捜査している。
 タクシー強盗、飲酒運転、家の扉破壊… 不倫トラブルで大暴れ 容疑の主婦逮捕
2010.11.05 朝刊 

 【神奈川県】タクシー強盗や飲酒運転でたどり着いた不倫相手の実家で、玄関の扉を壊したとして、川崎市高津区の主婦(46)が四日、器物損壊の疑いで宮前署に現行犯逮捕された。

 逮捕容疑は、三日午後八時二十分ごろ、同市宮前区の七十代の女性宅の玄関の引き戸をけって壊したとされる。

 同署によると、この女は、女性宅へ向かう途中のタクシー内で運転手を刃渡り約十六センチの刺し身包丁で脅して、運賃の千三百四十円を踏み倒した疑いがあるという。

 当時、女は酒を飲んで、追いかけてきた夫の車を運転した疑いもあり、同署は強盗と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、女を再逮捕する方針。

 女性宅は不倫相手で元上司の実家だった。不倫が妻にばれて、元上司は実家から会社に通っていたという。

不倫トラブル装った振り込め詐欺 高崎 /群馬県
2008.10.16 東京地方版/群馬 

 高崎署は14日、高崎市内の自営業女性(55)が長男の不倫トラブルを装った振り込め詐欺に遭い、100万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

 同署によると、長男を名乗る男が女性に携帯電話の番号を伝えた後、法律事務所の職員を装った男が連絡。長男の不倫関係がもとでトラブルになっていることをにおわせ、示談金名目で、指定した金融機関の口座に100万円を振り込ませた。この口座は、別の振り込め詐欺事件で凍結され、犯人が引き出すことはできなかったため、実害はなかったという。

ネットで殺人請け負い 165万詐欺容疑でサイト管理者逮捕へ/警視庁
2005.10.03 東京夕刊 

 ◆救急隊員の女から「調査費」名目で

 東京消防庁の救急隊員の女がインターネットのサイトを通じ、不倫相手の妻の殺害を依頼した事件で、サイト管理者の男(48)が、殺害するつもりがないのに女から現金をだまし取っていた疑いが強まったとして、警視庁捜査1課が詐欺容疑で男を取り調べていることが、3日わかった。すでに逮捕状を取っており、容疑が固まり次第、逮捕する。犯罪を容認したり、助長したりする“闇サイト”がはんらんする中、今後、サイト管理者の刑事責任も厳しく問われることになりそうだ。

 調べによると、サイト管理者の男は昨年12月、サイトを通じて不倫相手の妻(32)の殺害を依頼してきた渋谷消防署救急隊員・K容疑者(32)に対し、実際は殺害を請け負うつもりはないのに、「申し込み費」や「調査費」などを要求し、計165万円をだまし取った疑い。

 男は「復讐(ふくしゅう)屋」などと自称し、「駆込寺(かけこみでら)」と名付けたサイトを運営。違法行為も辞さずに依頼を受ける探偵として、テレビや雑誌で紹介されたこともあった。

 サイトでは、「復讐問題」「別離工作」「殺人問題」などの相談項目を並べて依頼者を募集したうえで、「実行部隊」と呼ばれる下請けの探偵業者らに依頼を丸投げしていたという。

 今回の事件でも、男は、サイト上の「殺人問題」を選んで「殺してください」と電子メールを送信してきたK容疑者の依頼を、「実行部隊」の1人の自称探偵業・T容疑者(40)に、丸投げしていた。K、T両容疑者は9月14日、金品を供与して犯罪を依頼したり、それを請け負ったりした者を処罰する暴力行為等処罰法違反(集団的犯罪等の請託)の容疑で逮捕された。2人の逮捕後、サイト管理者の男は読売新聞の取材に、「ただの不倫トラブルだと思っていた。だますつもりはなかった」などと話していた。

「不倫トラブル時の護身用」 包丁所持の高校教諭、逮捕--川口 /埼玉
2004.01.08 地方版/埼玉 

 川口署は6日、出刃包丁を持って駅前を歩いていた草加市苗塚町、川口市立川口高校教諭、S容疑者(57)を銃刀法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。

 調べでは、S容疑者は6日午後6時ごろ、川口市西川口1のJR西川口駅西口ロータリーで出刃包丁(刃渡り15・6センチ)を所持していた疑い。通行人が「包丁を持った男がいる」と交番に通報、署員が駆けつけた時には、ジャンパーの内側に包丁を隠し持っていた。

 S容疑者は「既婚女性と交際しており、夫とトラブルになった時の護身用として持っていた」と供述している。S容疑者はこの女性と同市内の飲食店で飲酒した帰りだった。

神奈川県警 妻と不倫交際していた大学生を千枚通しで刺す 23歳の男を逮捕
2000.02.19 日刊スポーツ 

 神奈川県警秦野署は17日夜、妻(22)と不倫交際していた大学生(21)の後頭部を千枚通しで刺したとして殺人未遂の疑いで秦野市の土木作業員N容疑者(23)を逮捕した。また愛知県警春日井署は18日、夫(28)の女子高生買春行為に激怒し、夫が経営する中古車販売店に火をつけた妻(20)を放火の疑いで逮捕。浮気相手に対する嫉妬(しっと)心が爆発した夫婦間のせい惨な事件が相次いだ。

 調べによると、N容疑者は17日午後10時45分ごろ、秦野市内の弁護士宅で、妻と不倫関係にあった都内の私立大学3年生の後頭部と首の間の部分を千枚通しで刺した疑い。千枚通しは約6センチも首に垂直にめり込み、大学生は近くの病院に入院したが重傷。

 当時、N容疑者は、大学生、大学生の父親、大学生側の弁護士の計4人で、同市内の弁護士宅応接間で不倫解決の示談交渉していた。妻はその場にはいなかった。N容疑者は、大学生側から200万円の示談金を受け取り、不倫トラブルは解決したかにみえた。しかし、N容疑者は弁護士と父親に「少し出ていってほしい」などと要求。2人が台所に移動した瞬間、大学生を襲ったという。

 関係者によると、妻は同市内のスナックにホステスとして勤務。昨年秋、客として訪れた大学生と知り合い、同12月ごろ、深い仲になったという。N容疑者は妻に不倫相手がいることにすぐ気づき、年明け早々の今年1月2日、大学生の家に乗り込み、父親らと初めて不倫解決交渉を行った。

 犯行当日には大学生に示談金を払わせたほか、示談書を書かせた。示談書には「妻から受け取った名刺、手紙、ティッシュ4箱、トイレットペーパー12個などを返却せよ」とか「妻から電話があったらすみやかに報告せよ」などという“執念”の解決条件が事細かに書かれていたという。

 N容疑者は22歳の妻との間に4歳の長男と2歳の長女がいる。犯行に使用した千枚通しは隠し持っていたという。捜査関係者は「カッとしやすい性格で、事件を起こしたこともあるようだ。それにしても執念深い」と話している。

 ◆買春夫に腹立て放火

 愛知県警春日井署に18日、放火容疑で逮捕されたのは、名古屋市に住む主婦S容疑者(20)。調べによると、S容疑者は午前1時ごろ、夫(28)が経営する春日井市の中古車販売店「サテライト」内に灯油をまいてライターで放火。オートバイ9台、乗用車1台などを燃やした疑い。けが人はなかった。

 S容疑者の夫は15日、一宮市内の女子高生(16)にみだらな行為をしたとして、児童買春禁止法違反の疑いで一宮署に逮捕された。S容疑者は夫の「買春」に激怒。火をつけたという。

不倫トラブルを暴露する女 女性の意識が変わり、忍ぶことをしない
1999.12.27 AERA 

 愛人は日陰の存在。女は耐えるもの、忍ぶもの……なんて考えていたら大間違い。不倫が一度トラブルに陥ったら、相手にカミングアウトされることを覚悟しなければならない。「暴露ミサイル」が飛ぶのは今や常識なのだ。

 今年、出版界ではちょっとした「愛人」ブームだった。雑誌では「ブルータス」(マガジンハウス)や「ダ・ヴィンチ」(リクルート)が大々的に愛人特集を組み、『愛人の掟』(梅田みか)、『不倫の恋も恋は恋』(有川ひとみ)といった愛人マニュアル的な著作もシリーズで売れている。

 小説『不機嫌な果実』(林真理子)などの作品で不倫愛の快楽が認知(?)されたため、「愛人」というポジションへの関心が高まったのも理由の一つだ。

 夏に特集を組んだ「ブルータス」の斎藤和弘編集長は、

 「今は『私、愛人やってるの』と平気でカミングアウトできる女性が増え、恋愛の規範が大きく変化していることを取り上げたかった。愛人も恋愛のひとつのスタイルとして、定着してますからね」

 と背景を話す。

 マニュアル本では「愛人は自分の立場をわきまえて」と諭すが、女性側がカミングアウトすることによって不倫をめぐるトラブルが、政治・経済・芸能界あらゆるところで続出している。

 ○耐えずに権利を主張

 こうした不倫トラブルの修羅場が勃発する土壌は、男女の意識のずれにありそうだ。

 「不倫では絶対、男の方がずるい。昔は『日陰の身』という負い目が強かったから女は我慢したけど、ここ十年ぐらいの間に、女性側の意識は激変した。今は耐えずに権利を主張して当然、という感じですからね」

 自らの不倫体験を踏まえて、『不倫の恋も恋は恋』などの著作で、不倫に悩む女性の心理や心構えを説いている有川さんは、そう話す。

 「女が不倫の相手にキレるのは妊娠して一方的に『堕ろせ』と言われたり、ほかにも愛人がいたと分かったりした時。さらに男性が有名人や権力者で女性をぞんざいに扱い、口止め料などすべて金で解決しようとする場合です」

 不倫で男の常套句といわれる「君といる時が一番幸せ」「妻はひどい女でセックスレス」などは大半が嘘なのだという。

 なかには、「子供が小学生になったら妻と離婚して君と結婚する」という言葉を信じていたら、子供が大学生になるまで結局ずるずる不倫のまま続いてしまった、という例もあった。

 が、一般の社内不倫などでは、女性側の復讐などは殆ど見られず、自分の立場をわきまえ謙虚に悩む例が多いという。

 「相手が著名人や権力者の場合は普通の不倫とは違い、近づく女性側にそれを利用したいという下心もあるのでは。うまくいかずに逆上する、というケースもあるでしょう。暴露して復讐するのも相手が有名だからこそ、名前を傷つけたい、という気になる」

 不倫トラブルの中でも、女性側からの暴露が増えている。こうした女性たちの心理は、一体どんなものなのだろうか。

 ○記念のプリクラみたい

 亜矢子さん(仮名)はクスッと笑いながら、

 「あの雑誌の暴露記事は、彼と撮った記念のプリクラみたいなものなんですよ」

 と言った。

 プリクラ? その表現の軽やかさに驚かされる。相手を殺すか殺されるか、ぐらいにドロドロした言葉が出てくると思ったのに。

 歯科技工士をしている彼女は二十九歳だった五年前、あるスキャンダル雑誌に、芸能関係者との赤裸々な愛人関係を手記の形で発表した。

 「私はまだ未練があったけど、彼の気持ちはもうすっかり冷えていたので、ああいう地雷を踏むような形で終わらせるのも面白いかな、と思って。一言で言えば、心を踏みにじられたことへの『復讐』ですよね」

 「愛人」と言っても相手は妻帯者ではない。ただ亜矢子さんのほかに七人もの交際女性がいると公言している遊び人だった。

 最初はそれでもいい、もしかしたら私一人に気持ちを向かせられるかも、と思いながら付き合い始める。が、彼の部屋に遊びに行くと、別の女性からかかってきた電話で長々と話したあげく、「今のは○○からだよ」と亜矢子さんに気遣う様子すらない。

 そのうえ、たずねれば、電話の内容や相手との交際の中身まで、素直に喋ってしまう。

 「せめて二人でいる時ぐらい、私のことだけを見て欲しかったのに、彼は嘘をつかないことが自分なりの正義なんだと、自信たっぷりだった」

 ○まだ好きな気持ち残る

 やがてそんな彼の鈍感さを責めずにいられなくなり、関係は破局へ向かっていく。

 「こっちを向いて欲しい」という気持ちと、「悔しい、私を何だと思ってるの」という愛憎半ばする気持ちが、暴露手記を書く直接の動機だった。

 反響は予想以上に大きく、彼の元には同僚から「大変な女と付き合っちゃったな」という電話が、ひきも切らずかかってきたという。

 当然、亜矢子さんへの風当たりも厳しかったはずだが、

 「私自身は幾ら傷ついても全然平気でしたね。彼からは『二度と連絡をよこすな』と言われ、気持ちもふっ切れたし」

 が、その後、彼が結婚したと聞き、再び複雑な気持ちに陥ってしまった。まだ「好き」な気持ちは、残っているのだと、自分が少し情けない気もする。

 亜矢子さんは彼と出会う前、次々に男性との交際と破局を繰り返してしまう不安定な精神状態にあったという。その理由を彼女はこう分析してくれた。

 「母が私をストレスや不平不満の掃きだめのように扱ったために、自己評価がすごく低くなってしまった。だから私を八分の一としか見ないリスキーな相手にひかれてしまうんですよね」

 こうした愛人関係の「暴露ミサイル」を放つ女は、相手の男性ばかりでなく自分の親に「虐げられた」「踏み付けられた」という負の感情を秘めていることが多い。いわゆるAC(アダルトチルドレン)的な傾向だ。

 ○あっちの家庭も不幸に

 裕香さん(27、仮名)もその一人だ。彼女は二年前から妻子のある企業経営者と愛人関係にあり、彼のアシスタント的な仕事を手伝っていた。が、裕香さんが彼の家に匿名で出した「会いたい」という手紙がもとで、妻に不倫がばれ、仕事を辞めさせられてしまう。

 「とにかくこれ以上、事を荒立てたくないから、といきなり連絡を断たれ、精神的に大きなショックを受けた。彼の力で業界に売り出してやる、と言われ随分尽くしたのに」

 が、その後、彼に新しい愛人ができたと聞き、裕香さんは逆ギレしてしまった。ある雑誌関係者に、不倫関係や自分への仕打ちをリークしたのだ。記事は出なかったが、これをきっかけに彼女はグラビアヌードでデビュー。今は勧められて体験を基に、官能小説も書き始めたという。

 「メディア上なら彼と対等になれるし、気持ちも晴れる。私を不幸にしたんだからあっちの家庭も不幸にして見返してやりたいっていう気はあります」

 とは言うものの、実は彼女、今も十二歳年上の既婚者と愛人関係にある。

 極端に走る行動の理由を、彼女も亜矢子さんと同様、育った家庭に原因があるのかもしれない、という。子供の頃、優しいが情緒面で幼稚な父親に性的な視線を向けられ、母親は外に愛人がいて自分に母性的な関わりをほとんど持たなかった。

 「他人の幸福な家庭を見ると、無意識に壊してやりたい願望に駆られる。そのくせ親に認められた経験がないから、褒められるとすぐ舞い上がってしまうんですよ」

 愛されたい、受け入れられたいという気持ちが強いから、過剰なセックスの要求をされても嫌な顔もせず、仕事面でも精力的に尽くす。が、いったん相手が冷たくなったり、関係を絶とうとすると、期待が裏切られたことから一挙に攻撃に転じる。

 最近は女性だけでなく、男の愛人からの情報暴露も増えてきた。「暴露ミサイル」を抱えた人たちは男女問わず、こうした依存的な人間関係のパターンを繰り返すケースも少なくない。

 「浮気は仕事の活力」のオヤジ社会にどっぷり浸かっていると、思わぬ砲弾で粉砕されかねない時代なのである。

報道された美人局事件
報道された美人局事件
報道された美人局事件

美人局で恐喝の疑い、男女3人を逮捕(朝霞署)
2019.06.07 埼玉新聞 

 出会い系サイトで知り合った男性をホテルに誘うなど美人局の手口で現金を脅し取ったとして、朝霞署は6日、恐喝の疑いで、東京都文京区水道2丁目、無職i(36)、東京都新宿区大久保1丁目、飲食店員s(22)、東京都練馬区南大泉5丁目、飲食店店長t(35)の3容疑者を逮捕したと発表した。
 3人の逮捕容疑は2018年9月3日午前3時5分ごろ、朝霞市浜崎のコインパーキングで、川越市の自営業男性=当時(46)=に対して、「俺は格闘家だ。女を取られて悔しい。おたくに殺意がある。いくら持っている」などと言って、男性から現金1万円を脅し取った疑い。
 同署によると、男性はネットの出会い系サイトでs容疑者と知り合い、同日午前1時ごろ、朝霞市の東武東上線朝霞台駅近くで待ち合わせた。男性の車で近くのホテルに入室したところ、i容疑者が部屋に入ってきた。
 その後、s容疑者は近くで待機していたt容疑者の車で立ち去ったが、i容疑者は男性の車に乗り込み、現場のパーキングまで同乗し、犯行に及んだ。同署はホテルの防犯カメラやサイトの記録などから3人を特定した。
 i容疑者は「男性を脅したが、現金は受け取っていない」、s容疑者とt容疑者はいずれも「現場には行ったが、恐喝するとは知らなかった」と容疑を否認している。

 少年少女が「美人局」 恐喝未遂容疑で逮捕 掛川署
2019.05.29 朝刊  静岡社会面 

 男性を「美人局(つつもたせ)」の手口で誘い出し金を奪い取ろうとしたとして、掛川署は28日、恐喝未遂と窃盗の疑いで少年(17)を、恐喝未遂の疑いで少女(18)=いずれも県西部在住、無職=を、それぞれ逮捕したと発表した。署は認否を明らかにしていない。
 逮捕容疑は1月23日、仲間と共謀し、少女と出会い系サイトで知り合った掛川市内の男性飲食店員(27)から金を脅し取ろうとし、男性の乗用車(250万円相当)を盗んだとされる。
 署によると、被害男性と少女が市内の空き地で男性の車の中にいるところを、少年が仲間の男2人と「俺の女と何している」などと脅迫。現金を奪おうと、空き地から男性宅近くに移動した際、男性の家族が現れたため、少年は男性の車を奪って逃走した。男性が被害を届け出た。

〔のぞき見〕性犯罪か美人局か、男女の激闘[社会]
2019.03.22 台湾 

野党・親民党の李鴻鈞・立法委員(国会議員)の新荘サービス処主任を務めていた張書維氏が、2月に開催された旧暦の新年会「春酒」の後、女性記者にセクハラ行為をしたとして訴えられていたことが明らかになった。一方、張氏は女性記者が虚偽の告訴をしたとして、「誹謗(ひぼう)罪」と「誣告罪」で反訴する構えを示している。21日付蘋果日報が伝えた。
女性記者のAさんによると、春酒後に張氏や同僚である女性記者Bさんと共に3人で訪れたカラオケ店(KTV)で、Aさんがトイレに立った際に張氏から胸を触られたという。Aさんが拒絶して個室に戻ると、Bさんは既に帰宅していた。Aさんは、張氏の友人から、同氏が酒に酔った場合は事務所に連れ帰るよう頼まれていたため、仕方なく張氏を連れてタクシーで事務所へ向かった。ところが、タクシーがモーテルの横を通った際、張氏が突然タクシーを止め、一緒に部屋に入ることを要求。Aさんは拒絶したが、張氏が「部屋を取るのを手伝うだけでいい」と譲らなかったことや、自身もトイレへ行きたかったため部屋に入ったという。
しかし、張氏はトイレを済ませた女性が部屋から出ようとするのを阻止した上、無理やりキス。さらに、Aさんの衣服を脱がせようとしたため、抵抗して逃げ去った。その後、女性記者は警察に通報し、張氏を強制わいせつなどの「妨害性自主罪」で訴えた。
これに対し張氏は、「セクハラ行為をした事実はない」と主張。むしろ、女性記者がカラオケ店でしきりにボディータッチを繰り返し、モーテルに誘ってきたと反論した。また、女性記者はかねて張氏に特ダネを提供するよう要求していたといい、「これで2人とも目的が果たせただろう」と語った。
李議員は2週間前にこの件を知ったとし、「ただちに女性記者の上司に対しこの件を必ず処理すると伝え、張氏を解雇した」と説明。また、女性記者2人に陥れられたとする張氏の主張については「例えそうだとしても、モーテルに行ったことや引き起こした事実は間違いだ」とコメントした。

SNS版美人局? 女性と待ち合わせ→男2人現れ因縁 柏署、強盗致傷容疑で逮捕
2019.03.08 千葉日報 

 現代版の美人局(つつもたせ)か-。女性を装いSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って男性を誘い出し、現金を強奪したとして、柏署は7日、強盗致傷の疑いで柏市豊四季の土木作業員、s(23)、住所不定の無職、y(22)両容疑者=ともに窃盗容疑で逮捕=を再逮捕した。

 2人の再逮捕容疑は共謀し昨年6月15日午前0時55分ごろ、JR北柏駅北口などで、男性会社員=当時(29)=に因縁を付けて顔を殴りけがをさせた上、現金約4万7500円などが入った財布を奪った疑い。男性は左ほお骨を折る全治3カ月の重傷を負った。

 同署によると、男性がスマートフォンのコミュニケーションアプリで知り合った女性と待ち合わせをしていたところ、2人が現れてトラブルになったという。同署は2人がアプリ上で女性を装い、男性とやり取りしていた可能性があるとみて調べている。

 2人は知人同士。いずれも「金は取っていない」と容疑を一部否認している。

現金奪い けが負わす 強盗致傷容疑 再逮捕 出会い系で誘い出す=神奈川
2019.02.27 東京朝刊 

 スマートフォンの出会い系アプリで知り合った男性を誘い出し、現金を奪ってけがを負わせたとして、県警は26日、横浜市都筑区佐江戸町、アルバイトu容疑者(22)を強盗致傷容疑で再逮捕した。
 発表によると、u容疑者は知人の女(19)と男(22)と共謀し、昨年11月8日未明、横浜市港北区の公園で、同市保土ヶ谷区の会社役員の男性(44)から現金約5万3000円入りの財布を奪い、首を絞めるなどして頸椎(けいつい)捻挫などの軽傷を負わせた疑い。
 u容疑者と男は、男性が女とトイレに入ったところで脅迫したといい、県警は男と女も同容疑で逮捕している。u容疑者は美人局(つつもたせ)の手口で計6万6000円を奪ったとして、強盗容疑などで3回逮捕され、共犯の他の3人も逮捕されている。いずれも容疑を認めている。

〔のぞき見〕やりすぎ美人局[社会]
2018.12.11 台湾 

いわゆる美人局(つつもたせ)の手段で金を脅し取ろうとし、暴行も加えたとして、台湾新竹地方検察署(新竹地検)はこのほど、恐喝未遂や虚偽告訴罪、傷害の罪でA(男)とB(女)の夫婦を起訴した。10日付台湾各紙が伝えた。
AとBは昨年4月、インターネットの「出会い系」サイトにBの名前で「独身です。3Pに興味のある方はすぐに連絡して。どんな味なのか試してみたいの」というメッセージを投稿した。その後、新竹科学園区(竹科)の企業でエンジニアとして勤務する男性のCさんから連絡があり、2万5,000台湾元(約9万1,000円)で落ち合うことを約束した。
BはCさんとホテルに入ると、まず金を支払うよう要求。その後、シャワーを浴びるふりをしてAを呼び出した。Aは部屋に駆け付けると、スマートフォンを片手にCさんを撮影しながら「女房に手を出したな」「どうしてくれるんだ。いくら出せるんだ」などと因縁をつけて金を要求した。Bもそばで「そうだよ、この人は私の旦那だよ」とすごんだという。
Aはまた、モデルガンを取り出し「銃も持っているんだぞ」とCさんに突き付けた。その際モデルガンの弾倉が滑り落ち、本物の銃ではないことが露呈したため、Aは恥ずかしさもあってCさんに暴行を加え、けがを負わせたという。さらに電話をかけるふりをして「車3台を寄こせ」と叫んだたため、他にも仲間が来ると勘違いしたCさんは恐怖心でいっぱいになってしまった。
だが夫婦はCさんから金をゆするだけでは満足できなかったらしい。何を考えたのか、Aは警察に出向き、Cさんが妻と関係を持ったとして、(不貞行為を刑事事件に問う)「妨害家庭罪」で告発すると訴えた。
しかし警察が監視カメラなどを調べた結果、全ては美人局だったことが発覚。夫婦そろって逮捕された。

親子装い「美人局」 恐喝容疑で4人逮捕 合コンサイトで男性探す
2018.08.26 東京朝刊 

 「合コン」をセッティングする出会い系サイトを通じて知り合った男性から現金を脅し取ったとして、巣鴨署は恐喝容疑で、住居不定、無職、d容疑者(29)ら男女4人を逮捕した。グループは男性をカラオケやホテルに誘い出し、後から現れた男が女の父親を名乗るなどして現金を要求していた。
 逮捕容疑は2月19日夜、豊島区池袋の飲食店で30代の会社員男性に「強姦(ごうかん)罪になる」「警察沙汰にすれば賠償金を支払うことになる」などと言って脅し、現金1万7千円を脅し取ったとしている。
 同署によると、昨年11月以降、グループは同様の手口で20~30代の男性6人に接触し、計約600万円を脅し取っていたとみられる。グループは5人で、同署はほかに、女の父親役の男(53)を指名手配し行方を追っている。

 恐喝容疑で男を逮捕
2018.08.26 朝刊 

 【東京都】「美人局(つつもたせ)」で金を脅し取ったとして巣鴨署は二十五日、恐喝の疑いで住所不定、無職d容疑者(29)を逮捕したと発表した。
 逮捕容疑では他の男女四人と共謀、二月十九日夜、豊島区池袋二のファミリーレストランで、会社員男性(31)に仲間の女を乱暴したと因縁を付け、「警察沙汰にすれば、賠償金が必要」と迫り、一万七千円を脅し取ったとされる。
 署によると、d容疑者は犯行グループの主犯格。被害者の男性と仲間の女を「合コンサイト」で知り合わせ、関係を結ばせた上で脅していた。「何も話したくない」と黙秘している。

SNSから被害、防止に力 GW前、高校生に注意 県警 /群馬県
2018.04.28 東京地方版/群馬

 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて、中高生が被害者になる事件が後を絶たない。昨年、神奈川県座間市で9人の遺体が発見された事件で、被害者となった県内の高校1年の女子生徒は、容疑者とツイッターで知り合っていた。県警は次の被害者を出さないよう対策に力を入れる。

 「事情聴取の時間的拘束や心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの精神的負担。犯罪被害者になると今までと同じ生活が送れなくなる」。藤岡市の県立藤岡北高の体育館で16日、藤岡署生活安全課の神宮洋介課長が生徒に語りかけた。

 誘拐や自撮り写真強要、リベンジポルノ、美人局(つつもたせ)……。実際に県内で起きたSNSが関わった事件を紹介し、「取り調べのために家族や友人にも大きな迷惑がかかる。悩みごとはSNSではなく、警察や学校の先生に頼ってください」。

 藤岡署は管内4高校全てで同様の指導をした。神宮課長は「大型連休前にSNSの利用について考えてほしかった」と話す。

 座間事件では、容疑者が被害者をSNSで次々と誘い出していたとされる。県内の中高生がSNSなどを通じて出会った人物から誘拐や性犯罪の被害を受ける事件も続いている。

 県警は今年2月、無料の出会い系アプリで知り合った県内の女子高校生(当時16)とホテルでみだらな行為をしたとして、県青少年健全育成条例違反の疑いで桐生市の中学校非常勤職員の男(当時27)を逮捕した。男は簡裁で罰金50万円の略式命令を受け、市教委に懲戒免職とされた。

 3月には無料通信アプリで知り合った県内の女子中学生(当時13)に「ワンルームマンション全部そろってます。服と靴も用意する」などと送り、自分の車に誘い込んだとして、東京都墨田区の会社員の男(当時45)を未成年者誘拐の疑いで県警が逮捕。前橋地検は4月、男をわいせつ目的誘拐の罪で起訴した。

 県警によると、犯罪などに巻き込まれた可能性があると判断された「特異行方不明者」は、今年1~3月で177人(前年同期比45人増)。若者の場合、「長期休暇、特に始業式の前後に行方不明になる場合が多い」(県警幹部)という。

 県警は部署を横断して未成年の特異行方不明者の初動捜査にあたる「人身安全対処ユニット」を昨年末につくった。今年3月までに対象になった延べ15人全員を保護。さらに捜査態勢の見直しで、被害抑止を図る構えだ。

新潟知事もハマった出会い系サイト「ハッピーメール」実態 識者が警鐘、男と共犯で金脅し取る「美人局」も
2018.04.25 夕刊フジ・ZAKZAK

 20代前半の女子大生との買春疑惑を週刊文春に報じられ、27日にも辞職する新潟県の米山隆一知事(50)が利用していたというのが「ハッピーメール」というインターネット上の出会い系サイトだ。識者は「援助交際目的に利用されることも多い」というが、使い方によっては思わぬトラブルに発展することもあると警鐘を鳴らす。

 ハッピーメールについて「出会い系では国内でダントツの売上高だとほかのサイト業者から聞いている」と明かすのは、月刊誌「裏モノJAPAN」編集部員の仙頭正教氏。

 女性は利用料がかからず、男性は事前に購入したポイントを使用して、サイト内の掲示板に表示された好みの女性にメッセージを送る仕組みだ。通常、掲示板への書き込み1回で50円程度かかるという。

 「掲示板には『ピュア掲示板』と『その他掲示板』の2種類があり、後者の方が、より援助交際であることをアピールしているパターンが多い」(仙頭氏)

 女性のプロフィルには顔写真も掲載されている。仙頭氏は「写真はスマホのアプリなどで加工していることも多く、約4割は印象が異なってみえる。ただ、全くの別人が現れるということは基本的にはない」と事情を説明する。女性の側もお金を欲していることもあり、条件が合えば「ほぼ会える」(仙頭氏)という。

 気になるのは女性の素性だが、「個人で登録するケースもあれば“援デリ”といって、業者が稼ぎたい女性を募ることもあるようだ」と仙頭氏。

 20代の女子大生と会えるのなら、と関心を持つ人もいるかもしれないが、仙頭氏は出会い系サイトで実際にこんな例があったと明かす。

 「2人でカラオケルームに入った直後、女にいきなりキスマークをつけられた。すると女は『いま、ヤッたよね』と豹変(ひょうへん)し、示し合わせていたように乗り込んできた男に脅されて、お金を取られる。典型的な美人局だ。シャワーに入っている間に、金品を奪われるような危険性もある」

 ハッピーメールは会員規約で、売春や、その他法令若しくは公序良俗に反する行為を明確に禁じている。

 やっぱり、「君子危うきに近寄らず」か。
恐喝など容疑 4人逮捕=栃木
2018.03.01 東京朝刊 

 スマートフォンの出会い系アプリで知り合った男性から美人局(つつもたせ)の手口で金を脅し取ったなどとして、足利署は28日、埼玉県羽生市、アルバイトo容疑者(20)ら18~20歳の男女4人を監禁と恐喝の疑いで逮捕したと発表した。

 発表によると、4人は昨年11月7日未明、アプリを通じて足利市内に誘い出した群馬県内の男性(36)を車内で監禁し、「(暴力団)事務所に連れて行くぞ。(現金を)あるだけおろしてこい」と脅して、現金4000円や財布などを奪った疑い。

恐喝容疑など逮捕や追送検 香芝署=奈良
2018.01.26 大阪朝刊 

 出会い系サイト利用者を誘い出し、金を脅し取るなどしたとして、香芝署は25日、大和郡山市柳町、建築業・w容疑者(24)ら4人を恐喝容疑で逮捕、別の恐喝未遂容疑で地検葛城支部に追送検した。このほか、大阪市内の会社員の女(25)を恐喝未遂容疑で同支部に書類送検し、捜査を終えたと発表した。「美人局(つつもたせ)をすれば簡単に金が取れる」と中学2年の女子生徒を利用した。被害者2人はいずれも男性教員だった。

 同署によると、w容疑者ら5人は共謀し、昨年9~10月、出会い系サイトで知り合った女子生徒とわいせつ行為をしたと脅し、県外の小学校教諭(25)から6万円を脅し取るなどした疑い。

 同様の手口で50万円を脅し取られそうになった県内の中学校教諭(23)の車内にあった遺留物などから、w容疑者らが特定された。5人とも容疑を認めているという。
”美人局”防いだ男性が表彰 「脅されていると聞いた」
2018.01.26 関西テレビ

消費者金融会社勤務の24歳の男性が表彰された。現金150万円を借りようとしていた20歳の男性が挙動不審なことに気付き事情を聞くと脅されていて、1人は部屋の外で座っていてもう1、2人が出入りして見張っていた。男性は警察に情報提供したことで少年ら6人が強盗致傷などの罪で逮捕された。少年らはスマートフォンアプリで女性になりすまし因縁をつけて男性を暴行し消費者金融で借りたお金を奪おうとしていた。
闇社会から清宮守れ NPB新人研修会、賭博&反社交流撲滅に躍起…協約に「球界出禁ルール」を明文化
2018.01.13 夕刊フジ・ZAKZAK スポーツ 野球 

 日本野球機構(NPB)の新人研修会が11日に都内で行われ、日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実高=らが出席した。球界の未来を担う金の卵たちを守るため、近年の球界を揺るがせた闇社会に関わる不祥事対策に力点が置かれた。巨人の現役4投手が失格処分を受けた野球賭博については、実際の手口や最新事情を講義。また、暴力団元組長と選手を橋渡ししたとして、2016年に巨人OBの橋本清氏(48)を“球界出禁”に処した手続きをもとに、野球協約に新たな条文が加わることも判明した。

 大志を抱いてプロの門をたたいたルーキーたちにとって、突きつけられた球界の暗部のリアルはいささか刺激が強かったかもしれない。

 野球殿堂博物館を見学し、偉大な先達と栄光に彩られた球史に胸を膨らませた午前の部から一転。午後の座学ではドーピング、脱税、麻薬、覚醒剤、暴力団、美人局といった物騒な単語が飛び交った。最終盤の「有害行為について」では、15年秋に発覚した巨人の現役4投手による野球賭博事件を取り上げた、当時の新聞記事が大写しにされた。

 講師を務めたNPBの井原事務局長は、巨人に火種を持ち込むことになった笠原元投手が、飲食店経営の男性に野球賭博へと引き入れられるまでの過程を例示。手始めに賭け麻雀などを通じてギャンブルへの感覚を麻痺させ、賭けの対象を野球以外のスポーツから米大リーグ、高校野球へと進展させる。本丸のプロ野球ではまず「エアでやってみよう」と実際のお金はやりとりせず、最後に一線を越えさせる手口だ。

 ただ、笠原氏は「野球賭博で勝つために八百長をやろうと思っても、実際には無理」との見解を語り、法廷でも野球賭博が八百長の温床という構図に釈然としていなかった。試合の勝敗を予想して賭ける方式を念頭に、スコアを左右するまでのプレーはできないとの考えがあったからだ。

 だが井原事務局長の報告によれば、最前線の野球賭博は「試合の勝敗だけでなくワンプレー、『第3打席の結果』とか『最初に四球を与えられるのは誰か』を当てる」。実際に韓国球界で、投手がブローカーを通じて自らに大金をかけ、先頭打者にわざと四球を出した例が示された。より目立たない形で、野球賭博の結果を操作する八百長が可能になっている。

 野球賭博の胴元をたどればやがて暴力団に行き着くように、球界を脅威にさらすのは闇社会の住人たちだ。「賭博行為の禁止及び暴力団員等との交際禁止」を定めた野球協約180条について、井原事務局長は今年度から加えられた新たな条文の概略も説明した。

 「暴力団関係者などがプロ野球関係者に接触を試みた場合、球団は速やかに調査してコミッショナーに報告。コミッショナーはただちに全球団に連絡し、反社会的勢力に対して選手らとの接触禁止、球場からの排除を通告する」

 これは2年前の7月、実際に行われた危機管理対策に沿うものだ。

 NPBは、指定暴力団住吉会系の元組長が交流のある選手を通じ、関係者用の入場パスを発行してもらって球場に頻繁に出入りしている事実を把握。6月16日付で元組長本人に内容証明書を送付し、入場券の販売と12球団全球場への出入りを拒否する旨を通告した上、選手と接触しないよう求めた。また注意喚起のため、元組長の実名や携帯電話番号などが記された顔写真付きの“手配書”を各球団に配布し、ロッカールームなどに掲出させた。

 NPBの調査によれば、接触のあった選手は8球団約30人に及ぶ。その一部を仲介したとして、広い人脈を持つ球界OBの橋本氏にも選手と接触しないよう要請した。橋本氏は当時、夕刊フジの取材に「前の(所属)事務所の紹介で2、3度会ったが、芸能関係の人と聞かされていた。反社と知っていたら付き合わないし、そういう話を聞いてから10年12月ごろを最後に連絡も取っていない。選手を紹介もしていないし、自分を反社と同じように見られるのは不本意だ」と無実を主張したが、事実上の“球界出禁”となった。

 この問題に関する一連の対応が“出禁ルール”として確立され、満を持して明文化された格好だ。しかし花形選手との交友関係を誇示したがる闇社会の住人たちは、今後もあの手この手の魔手を伸ばしてくるはずだ。

 今年の新人たちの総代格、清宮は座学を振り返り「印象に残ったのは私生活で誘いを断る勇気。社会人としてやっていく中で正しいことなのか、すべきことなのかをしっかり見極めて、いい大人になれれば」と神妙。この日は早実の学ランを卒業し、初めて球団支給のスーツに袖を通したが、「ネクタイが全然できないので、(球団スタッフに)やってもらった。これからちゃんと練習しないと」とあどけない表情も浮かべた。こんな未成年さえ平気で食い物にするのが、球界にあだなす反社会的勢力の本性だ。

強盗致傷・監禁:「美人局」疑いで少年2人逮捕 大阪
2017.11.10 大阪朝刊 

 女性との出会いを装って誘い出した男性から現金を奪ったなどとして、大阪府警は9日、大阪府枚方市のアルバイトの少年(18)と同府高槻市の通信制の男子高校生(17)を強盗致傷と監禁の疑いで逮捕したと発表した。

 大阪市内では10月から同様の事件が十数件発生し、一度に約50万円を奪われたケースもあった。府警は逮捕した少年らが計十数人で美人局(つつもたせ)を繰り返していたとみている。

 逮捕容疑は今月1日午後、奈良県生駒市の路上で、コミュニティーサイトを通じて誘い出した同県内の会社員の男性(20)に因縁をつけて顔を殴るなど暴行。現金約3500円を奪った上、消費者金融で金を借りさせようと車で同府八尾市内まで連れ回したとしている。男性は顔を骨折するなど約1カ月の重傷。いずれも容疑を否認している。【伊藤遥】
長井秀和がドイツ人と再婚!07年美人局被害&カナダ人と不倫…08年離婚を乗り越え
2017.10.22 サンスポ エンタメ/芸能界 

 「間違いない!」のギャグで知られるお笑い芸人、長井秀和(47)が婚約中の英会話講師でドイツ人女性(29)と結婚していたことが21日、分かった。

 関係者によると、2人は12日に埼玉県内の市役所に婚姻届を提出した。お相手はショートカットの金髪美女。刺し身やわさびなど和食が好物で、日本文化になじんでいるという。昨年4月に共通の知人の紹介で知り合い、同7月ごろから交際に発展した。すでに同居中で女性は妊娠していない。長井の所属事務所はサンケイスポーツの取材に「結婚は事実です」と認めている。

 長井は昨年11月にこの女性との交際が報じられた際、2007年から1年の米ニューヨーク留学で鍛えた得意の英語で、「No doubt about it!(間違いない!)」と堂々宣言していた。

 現在、長井は所属事務所主催のライブなどで爆笑ネタを披露する一方、企業の社員研修などの英会話講師としても活躍。さらに、5人組アイドル、Royal Straight Flushをプロデュースするなど精力的に活動中で、生涯の伴侶を得て再ブレークが期待される。

会社員に美人局 女子高生ら逮捕 恐喝など容疑=福岡
2017.10.17 西部朝刊 

 スマートフォンの出会い系アプリで知り合った男性から美人局(つつもたせ)の手口で金を脅し取ったなどとして、南署は16日、女子高校生2人(いずれも17歳)を含む4人を恐喝容疑で、主犯格の那珂川町片縄東1、会社員o容疑者(21)を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。o容疑者は恐喝容疑でも送検した。

 発表では5人は共謀。女子高校生の1人が3日に大野城市の男性会社員(30)とホテルで会った後、4日未明にo容疑者が「俺の彼女は17歳ぞ。示談金100万円支払え」と男性から13万円を脅し取った疑い。また、同日夜に再び男性を呼び出し、さらに金を脅し取ろうとした疑い。
今どきの芸能人密会事情 宮迫も利用した注目“芸の肥やしスポット” 口実作りになる岩盤浴スパが人気
2017.08.18 夕刊フジ

 二股不倫疑惑を報じられたお笑いコンビ、雨上がり決死隊の宮迫博之(47)。出演していた保険会社「アフラック」とのCM契約が解除になり、違約金が発生する恐れがあるなど波紋が広がっている。疑惑の舞台となったのは東京都内の高級ホテルだが、人気芸人たちの“芸の肥やしスポット”は多岐にわたっているという。

 モデルの小山ひかると30代の美容系ライターの2人の女性との不倫疑惑を「週刊文春」に報じられた宮迫は12日放送の「バイキング」(フジテレビ系)で謝罪。下心はあったが一線は越えなかったとして疑惑は「グレー」と語った。

 「番組での釈明を見ると、限りなく“クロ”に近い印象はぬぐえない。とくに気になったのは今回の疑惑の舞台となったホテル。芸能人や業界関係者が密かに女性と逢瀬を重ねることで有名なホテルですからね」と女性誌デスク。

 さらに続ける。「繁華街から近い一方で周辺は人通りが少なく、何より入口が複数あり、宿泊客はフロントなどを通らず、地下駐車場から直接部屋に行けるという利便性がある。港区や渋谷区の某ホテルも同じ理由から人目を気にする芸能人によく使われる“密会ホテル”です」(前出の女性誌デスク)

 こうした背景もあり、宮迫の今回の行動は手慣れた印象を業界関係者に与えたようだ。

 そんな中、芸能プロダクションのマネジャーは今どきの芸能人の“密会”事情について明かす。

 「バブルの頃は税金対策も加味して、女性を連れ込むための“ヤリ部屋”としてマンションの一室をこっそりと借りている芸能人も多かった。今でも経済的に恵まれている売れっ子芸人の中には港区や目黒区、品川区などにこうした部屋を持っている人もいます」

 だが、こうした傾向は少なくなっており、「コスト面の負担も大きく、何よりもリスクが大き過ぎる。気心知れた相手ならまだしも、万が一“美人局”の場合、トラブルが拡大する恐れが高い。そういう意味では高級ホテルのほうが無難」(同芸能プロマネジャー)。

 若い芸能人に人気なのが岩盤浴スパだとも。「以前、有名女優の密会デートが報じられましたが、岩盤浴スパには完全個室仕様になっていてカップルで利用でき、ソファーやベッド、シャワー室を完備した高級志向の店もあり、人気です」(前出の女性誌デスク)

 岩盤浴スパなら、「一緒にマッサージに行っただけ」など男女の関係を否定する口実になる点もメリットのようだが…。

 こうした“密会事情”はマスコミも熟知。「今では都内の人気岩盤浴スパは張り込みの重点地区になっています」(写真誌カメラマン)というから、芸能人の方々はくれぐれも御用心を。

あのアイドルは100万円!? 芸能界の闇“枕営業”の実態、事務所通さず「手配師」と直接やりとり
2017.08.10 夕刊フジ

 発売中の写真週刊誌「フライデー」が報じたグラビアアイドルによる“美人局”疑惑。このグラドルは名前が伏せられていたが、業界内では、あるGカップグラドルの名前が取りざたされている。噂にはよく聴くが、本当に“美人局”や“枕営業”は存在するのだろうか。

 現在発売中の「フライデー」は、ある巨乳グラドルが男性との行為を隠し撮りし、芸能事務所関係者とともに相手の男性から現金まで脅し取るという“美人局”疑惑を報じたため、ネット上で騒ぎになっている。

 このグラドルについては、業界内である巨乳タレントの名前が取りざたされているのだ。Gカップで高校時代から活動しているグラドルだが「以前から何かとトラブルが多いタレントで、今回もまたかという見方も広がっている」と芸能関係者は指摘する。

 今回は、事件性も問われる可能性がある悪質なケースだが、いわゆる“枕営業”についても、しばしばタレントが発言することがある。

 元グラビアアイドルの森下悠里(32)は先月、出演したトーク番組で実際に枕営業のオファーがあったことを明かし共演者を驚かせた。

 そして、風俗に詳しい出版関係者は「手配師」の存在をささやく。

 「手配師がもつリストには、今売れているタレントの名前が並んでいます。グラドルやモデルだけでなく、アイドルグループのメンバーまで名前がありました。つまり“枕営業”をやっているタレントのリストです」

 大手事務所のタレントの名前まであったというから驚きだ。「事務所は通していないんです。つまり、手配師とタレントが直につながっている。事務所も知らない闇ビジネスですね。西麻布や六本木のクラブで遊ぶ金離れのいい上客がいると、店に手配師が呼ばれて、紹介するようです」

 ウラ事情に詳しい芸能関係者はこう指摘する。「そのお値段は、Eカップといわれるグラビアアイドルで80万円、アイドルグループのメンバーは100万円だそう。だいたいそのあたりの額になりますが、中には200万~300万円クラスのタレントもいます」

 この関係者によると「体面上は、あくまでもパトロンを紹介するという形。しかし、その後、どのような付き合い方をするかは本人次第ということになってはいますが…。本人と手配師の取り分は6対4か7対3が一般的のようです」。

 タレントにとってみれば、手っ取り早い小遣い稼ぎになる上、手堅いパトロンをゲットするチャンスということだ。

女性刺殺、懲役16年 白山ホテル事件、地裁判決 /石川県
2017.08.02 大阪地方版/石川

 昨年11月に白山市のホテルでSさん(当時22)=大阪市=が刺殺された事件で、殺人と銃刀法違反の罪に問われた会社員T被告(31)=富山市=に対する裁判員裁判の判決公判が1日、金沢地裁であり、田中聖浩裁判長は懲役16年(求刑懲役18年)を言い渡した。

 公判では、T被告が被害者に一部の性的行為を断られたことで抱いた不満が殺害の動機になったかが争点となった。田中裁判長は判決で、T被告が動機と主張する「美人局(つつもたせ)」被害を避けるためだけなら被害者がシャワーをしている間に逃げるのが自然であり「動機としては弱く、不合理」と判断。「要望に応じなかったことに対する不満から生じた憎しみもあった」として、「思慮の浅い判断と身勝手な思考から生じたもの」と指摘した。

 判決後、被害者の母親(44)は「(判決は)軽すぎる。これから私の人生、どうやって生きるか全くわからない」と話した。

 ■出会い系サイト、危険性改めて 「売買春目的ほとんど」

 公判でT被告は大手出会い系サイトを通じて被害者と連絡を取り、出会ったその日に殺害したことが明らかになった。素性を隠して会える相手を全国から探すことができる出会い系サイトの危険性が改めて浮かび上がった。

 2008年に施行された改正出会い系サイト規制法は、サイトを運営する事業者に届け出を義務づけている。警察庁の統計では、昨年末時点の届け出は1374事業者が運営する計2427サイト。県警によると、県内では6月末時点で2事業者が届け出ている。

 出会い系サイト問題に詳しい奥村徹弁護士(大阪弁護士会)は、出会い系サイトの利用者は経済的困窮や孤独感を抱えた人も多く、ほとんどは売買春が目的と指摘する。売買春の仲介業者や書き込みを放置した運営事業者が売春防止法違反や同幇助(ほうじょ)の容疑で検挙されるケースもあるが、捜査は追いついていないのが実態だ。

 T被告は公判で過去にも話し相手ほしさに利用した出会い系サイトでトラブルや恐喝被害を経験し、護身のために包丁を持ち歩くようになったと主張した。この包丁が被害者の命を奪った。奥村弁護士は「互いの素性がわからないのに密室に入れば、何をされるかわからないリスクは常にある」。最近は出会い系サイト以外にも、届け出の必要がないSNSや趣味のサイトなどが実質的な出会い系サイトとして機能しているケースもあるという。

検察「美人局警戒で犯行決意」 白山女性殺害初公判 被告、罪状認める=石川
2017.07.28 東京朝刊 

 白山市のホテルで昨年11月、大阪市の女性(当時22歳)が刺殺された事件で、殺人罪と銃刀法違反に問われた富山市安野屋町、会社員T被告(31)の裁判員裁判の初公判が27日、金沢地裁(田中聖浩裁判長)であり、T被告は起訴事実を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、T被告が過去に出会い系サイトで美人局(つつもたせ)の被害に遭いかけたことを挙げ、「(女性の背中に)入れ墨があることに気づいて美人局を警戒して、やられる前にやるしかないと犯行を決意し、自宅から持ってきた包丁で刺した」と動機を指摘した。

 弁護側は、「計画して人を殺そうと思っていたわけではなく、思いこみで殺したことを反省している」と主張。自ら警察を呼んだことなどから、「自首が成立する」と述べた。

 起訴状などによると、丹羽被告は昨年11月16日、白山市のホテルで女性の背中や胸などを包丁で複数回刺し、殺害したとされる。

 判決は8月1日に言い渡される予定。

 美人局の疑い
2017.07.28 朝刊 

 【愛知県】西枇杷島署などは27日、恐喝の疑いで、尾張旭市の無職の少年(18)ら男女4人を逮捕した。

 他に逮捕されたのは、北名古屋市の無職の少年(17)、稲沢市の男子大学生(19)、本籍小牧市の無職の少女(15)。逮捕容疑では、共謀して6月29日午前2時ごろ、出会い系サイトで知り合った少女に現金を支払って肉体関係を持つことを約束した岐阜県大垣市の男性会社員(21)を北名古屋市の路上に呼び出し「どう責任取るの」「警察行こうか」などと脅し、4万5000円を脅し取ったとされる。

 署によると男子大学生は容疑を否認。他の3人は認めている。

無期限活動停止 小出恵介さん(33)17歳少女との飲酒・淫行騒動続報
2017.06.18 毎日放送 

先週FRIDAYに17歳の少女と飲酒と肉体関係を持ったと報じられ、無期限活動停止が発表された小出恵介さんに関して各メディアによる様々な続報が流れた。女性セブンは女性はその夜のことを友人たちに話し、そのひとりの知人男性がFRIDAYに情報を提供したと報じている。そうした中、週刊文春が少女とのインタビュー記事を掲載。少女はネット上で噂されている“美人局”疑惑について否定した上で、復讐したい思いと小遣い稼ぎにもなるとしてFRIDAYに連絡したと話している。その後、会って謝りたいとする小出さんに会うと、いきなり抱きしめ、部屋に入るなり押し倒したという。その後謝礼の金額の交渉になったとしている。そうした中、小出さんの所属事務所は今月10日に女性との示談が成立していたことを発表した。事務所は捜査が及ぶ場合、小出さんに全面的に協力させ、負うべき責任と義務を誠実に全うさせるとしている。

小出恵介、「美人局」でも淫行はアウト!大阪府青少年健全育成条例違反に 問題は少女との関係…
2017.06.16 夕刊フジ

 17歳の少女との飲酒、淫行で所属事務所から無期限活動停止となった俳優、小出恵介(33)。ここにきて少女の背後にいる人物が騒動の絵を描き、金銭目的で小出をハメたという美人局(つつもたせ)の疑いも囁かれ出している。美人局の場合、小出は一転、恐喝の被害者となり、世間の見方も随分変わってくるが、仮にそうであっても、小出がこの騒動から“無罪放免”になることはない。問題は少女との関係だ。

 写真週刊誌「FRIDAY」(9日発売)のスクープ以降、小出の騒動は収まる気配がない。少女が、大阪の高級ホテルで小出から計5回の性行為を強要され、「5回のうち2回も中出しされて…」との告白は衝撃をもって伝わり続けている。

 その後、小出が少女側から500万円を要求されたという情報が流れたことから、美人局=ハニートラップの疑いも浮上し、こじれにこじれているのが現状だ。

 仮に美人局なら、小出の立場はどうなるのか。

 弁護士の高橋裕樹氏は「あくまで一般論ですが、小出さんは被害者となり、加害者側は恐喝罪(懲役10年以下)、金銭を支払う前なら恐喝未遂罪に問われます。性交渉自体は同意している、むしろ狙ってそうしているということになるので、強姦罪は成立しません」と解説する。

 ただ、淫行という事実があるのなら、それは別問題という。

 「淫行条例を簡単に言うと、青少年(18歳未満)であることを知りながら性交渉したら罰せられるというものです。17歳と知りながら性交渉すると、どのような経緯があったとしても淫行条例に該当してしまいます。だまされて人を殺したという場合でも、殺人罪になるのと同じ理由です」(高橋氏)

 大阪府青少年健全育成条例の罰則は、最高で2年以下の懲役又は100万円以下の罰金と軽くはない。

 今週中にも会見を開くとみられる小出。あの夜と、その後に何があったのか。覆い隠さず明かすのが問題解決の早道だ。

恐喝容疑で少女逮捕=埼玉
2017.05.10 東京朝刊 

 スマートフォンの出会い系アプリを使って呼び出した男性から現金を脅し取ったとして、県警は9日、群馬県太田市の無職の少女(18)を恐喝容疑で逮捕した。

 発表では、少女はいずれも18歳の少年2人、少女1人と共謀。出会い系アプリで知り合った県東部の会社員男性(34)を北本市内のホテルに呼び出し、駐車場で待ち伏せていた少年2人が「俺の女に何やってんだ」などと脅して現金100万円を脅し取った疑い。調べに対し、少女は「一緒に美人局(つつもたせ)して100万円とりました」と供述している。

 共謀した3人は別の恐喝未遂容疑で岩槻署に逮捕されており、捜査の中で今回の恐喝容疑が浮上。県警は2日に同容疑でこの3人を追送検した。

 強盗傷害の疑い 高2女子ら逮捕 津島、出会い系で誘う
2017.02.24 夕刊 

 スマートフォンの出会い系アプリで誘い出した男性を殴り、クレジットカードを奪うなどしたとして、愛知県警津島署は二十四日、高校二年の女子生徒(17)=同県津島市=ら男女四人を強盗傷害の疑いで逮捕、送検したと発表した。

 他に送検されたのは津島市神守町、自営業A(24)、愛西市須依町、自営業B(22)の両容疑者と、あま市の少年作業員(18)。

 逮捕容疑では昨年十二月二十七日午前六時から午後一時ごろにかけ、飛島村の男性団体職員(30)を津島市中一色町の路上に誘い出し「おれの女に何したんだ」と言って暴行、カードを奪ったなどとされる。男性は下あごや鼻骨を骨折する二カ月の重傷。署によると、女子生徒と少年は容疑を認め、服部容疑者は「美人局(つつもたせ)をやっただけで殴りに行ったわけではない」などと否認している。

「美人局」で恐喝未遂 容疑の少年らを逮捕
2017.01.31 東京朝刊 

 出会い系サイトで知り合った男性から金を脅し取ろうとしたとして、警視庁少年事件課は恐喝未遂容疑で、小金井市の無職少年(19)と埼玉県新座市の無職少年(18)、千葉県浦安市の無職、A容疑者(22)の男女3人を逮捕した。18歳の少年が容疑を一部否認し残る2人は認めている。

 逮捕容疑は昨年10月15日、A容疑者が出会い系サイトで知り合った男性会社員(28)をJR神田駅(千代田区)近くに誘い出し、少年2人が「人の女に手を出しやがって」などと因縁を付けたうえ、腕をつかんで引き倒すなど暴行し現金を奪おうとしたとしている。

出会い系で…”美人局”少年ら逮捕
2017.01.31 日本テレビ Oha!4 NEWS LIVE 報道/ニュース/ニュース 

援助交際を持ちかけては恐喝していた、22歳無職女らを逮捕。去年10月、出会い系サイトにて会社員男性をJR神田駅に呼び出す。そこに現れた少年らが「人の女に手を出しやがって」など因縁つけ、暴行を加え現金を奪おうとした。少年らは「美人局すれば簡単に恐喝できると仲間に教わった」など弁解している。容疑者らは少なくとも4件、同様の犯行を繰り返した見込み。
出会い系で美人局 少年ら容疑で逮捕
2017.01.30 東京夕刊

 出会い系サイト利用者を誘い出し、恐喝しようとしたとして、警視庁は30日、いずれも無職で、東京都小金井市の少年(19)と埼玉県新座市の少年(18)、千葉県浦安市A容疑者(22)の男女3人を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、3人は昨年10月15日夜、出会い系サイトを通じてA容疑者と知り合った川崎市の男性会社員(28)をJR神田駅(東京都千代田区)近くの路上に誘い出し、少年2人が「女に手を出しやがって」などと腕をつかむなどの暴行を加え、金を脅し取ろうとした疑い。男性が助けを呼んだため未遂に終わった。

 少年のうち1人は「美人局(つつもたせ)をすれば簡単に金をとれると思った」などと供述している。同庁は、3人が同様の手口で他の出会い系サイト利用者から金を脅し取っていたとみている。

出会い系で呼び出し“美人局”少年ら逮捕
2017.01.30 日本テレビ NNN ストレイトニュース 報道/ニュース/ニュース 

出会い系で呼び出した男性に対し恐喝を繰り返していたとみられる少年たちが逮捕された。恐喝未遂で逮捕されたのは22歳の女と19歳と18歳の少年2人。3人は呼び出した男性に「人の女に手を出しやがって」と因縁をつけ暴行を加えて現金を脅し取ろうとした疑い。少年らは美人局をすれば簡単に恐喝できて被害者は訴えることも出来ないと仲間に教えられたなどと話している。警視庁は少年らが他の仲間と去年8月から3ヶ月で少なくとも4件の犯行を繰り返したと見て捜査している。

少年2人と女を逮捕 出会い系サイトで呼び出し恐喝未遂
2017.01.30 TBS ひるおび! 

恐喝未遂で逮捕されたのは無職の少年2人と千葉県浦安市の22歳の無職の女。3人は去年10月に千代田区の路上で会社員の男性に対し暴行を加え、現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。女が出会い系サイトを通して男性を呼び出し、偶然を装った少年2人が「人の女に手を出しやがって」などと因縁をつけたという。少年は美人局をやれば簡単に恐喝ができると思っていたなどと話しているという。少年らは去年8月以降も同様の犯行を繰り返していたとみて、警視庁は余罪を調べている。

「人の女に手を…」美人局で逮捕
2017.01.30 日本テレビ news every.

援助交際を持ちかけて呼び出した男性に対し恐喝を繰り返していたとみられる少年らが逮捕された。少年らは「美人局をすれば簡単に恐喝できる。被害者は訴えることもできない」と仲間に教えられたなどと話しているという。少年らが他の仲間と去年8月から3か月で少なくとも4件の犯行を繰り返したとみて捜査している。

出会い系で誘い “美人局”少年ら逮捕 28歳男性を恐喝未遂
2017.01.30 フジテレビ みんなのニュース 報道/ニュース/ニュース 

出会い系サイトで誘い出した会社員の男性に人の女に手を出したなどと因縁をつけ、現金を脅し取ろうとした疑いで少年ら3人が逮捕された。19歳と17歳の少年と無職の女性容疑者は出会い系サイトで川崎市に住む会社員男性をJR神田駅近くに誘い出して「人の女に手を出しやがって」と因縁をつけプロレス技などで暴行し現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。警視庁によると少年らは同様の手口で3件余罪があると見られリーダー格の少年は「買春で被害者が警察に届けないだろうから捕まらないでお金を取れると思った」と容疑を認めているという。

美人局で車奪う/少年ら4人逮捕/容疑で県警<面名=社会>
2016.11.11 神奈川新聞本紙 

 美人局(つつもたせ)の手口で男子学生から現金や車を奪ったとして、県警少年捜査課と秦野、海老名署は10日までに、逮捕監禁と強盗傷害の疑いで、愛川町の無職少年(17)ら少年3人と相模原市中央区の無職少女(15)を逮捕した。4人は「小遣いがほしかった」などと容疑を認めている。

 ほかに逮捕された少年は、厚木市の無職少年(16)と高校2年の少年(16)。

 逮捕容疑は共謀し、10月5日午前4時10分ごろから同5時50分ごろまでの間、男子大学生(22)=横浜市保土ケ谷区=を乗用車に監禁して厚木市の河川敷まで走行させ、車内で顔などを殴ってけがを負わせた上、現金9千円と車(時価115万円相当)などを奪った、としている。

 秦野署によると、交流サイトで知り合った少女と車を走らせていた男子学生は突然、少年らに「その子は未成年だ」と因縁をつけられた。暴行中に逃げだし、ダンプの運転手が110番通報した。

 少年3人は同日午前8時40分ごろ、秦野市で乗用車を燃やした。建造物等以外放火の疑いで、10月に逮捕されていた。 

男子バドM選手 違法スロットも!女性とのキス写真も流出
2016.04.13 TBS 

違法カジノでの賭博が問題となっているM選手について、明日発売の週刊新潮が、墨田区内に店を構える年上のスナックのママだという女性とのキス写真を掲載している。今回の賭博問題が発覚したのはこの写真がきっかけだという。ネット版の「デイリー新潮」によるとM選手はマレーシア遠征の直前に「ある人物」から電話を受け、その内容は「スナックのママとのキス写真がその筋に出回っていて、その写真の買収をにおわせるもの」だったという。この件をM選手が関係者に相談し、一連の問題が発覚したという。元Y組幹部でNPO法人GのT代表は「裏カジノと暴力団は切っても切れない関係で、暴力団の存在なくして闇カジノはない」「有名人に女をつけて、キスしているような写真を撮ってばらまくと脅す。一種の恐喝で、業界用語では美人局という」と解説した。謝罪会見でM選手は「店内の様子は、反社会的勢力のそういう人はいなかったように感じた」と述べ、裏社会とのつながりは否定したが、日本バドミントン協会はM選手には日本代表指定の解除と無期限の試合停止処分、T選手には無期限の登録抹消の処分を決めた。所属先のNTT東日本はM選手を出勤停止30日、T児選手を論旨解雇として。今週発売の「週刊現代」には、闇カジノの店長が「組長は頻繁に来店していて、MもTも彼の素性は知っていた」「Tは同じ台で会話をしながらバカラに興じている姿を見たこともある」と告白する記事が掲載された。真相は定かではないが、2人はカジノの”違法性”については認識していたという。

監禁と強盗の疑いで5人を逮捕 /埼玉県
2016.02.27 東京地方版/埼玉 

 美人局(つつもたせ)の手口で男性からお金を奪ったとして、所沢署は少年2人を含む19~21歳の男女5人を監禁と強盗の疑いで逮捕し、26日発表した。署は5人の認否を明らかにしていない。署によると、5人は共謀のうえ2月1日午前2時25分ごろ、川越市のホテル駐車場で、容疑者の女(20)と一緒にいたさいたま市の会社員男性(56)に対し「手を出しただろ」などと脅し、男性の車に監禁して現金5万円と携帯電話を奪った疑いがある。

中2女子買春男、ハメられた…“被害者”から児童買春で逮捕
2015.05.16 サンスポ 社会/事件 

 女子中学生と性行為をし、その様子を撮影したとして警視庁少年事件課は15日、児童買春・ポルノ禁止法違反(買春、製造)容疑で、福岡県宮若市の会社役員、M容疑者(37)を逮捕した。この女子中学生は、出会い系サイトで知り合った複数の男性から金を脅し取ったとして同課に逮捕されており、M容疑者も当初は“被害者”として捜査線上に浮上していた。

 警視庁少年事件課によると、M容疑者の逮捕容疑は昨年4~8月、4回にわたり福岡市内のホテルで、当時中学2年だった女子生徒(14)と性行為をし、ビデオカメラで撮影したとしている。M容疑者は毎回2万円を払っていた。

 M容疑者は、インターネットの出会い系サイトに女子生徒が書き込んだ援助交際の募集をほのめかすような書き込みを見て連絡。調べに対し「十数回くらいはこの生徒とわいせつな行為をした」と容疑を認めているという。

 一方でこの女子生徒は昨年10月、出会い系サイトで知り合った大学3年の男性=当時(20)=と東京都新宿区のファミリーレストランで待ち合わせ、その後行ったホテルで「美人局」の手口で30万円をだまし取ったとして、今年1月、同居する交際相手の無職の男=当時(19)=とともに同課に逮捕されていた。

 今回のM容疑者の事件は、2人の余罪を調べるなかで発覚。M容疑者も昨年8月下旬、この女子生徒から「妊娠した」と告げられ現金二十数万円をだまし取られたという。女子生徒はその後、交際相手の男とともに上京、出会い系サイトを使って同様の行為を繰り返していたとみられる。

中2女子ら「美人局」か 恐喝容疑で逮捕 /東京都
2015.01.27 東京地方版/東京 

 「美人局(つつもたせ)」の手口で現金を脅し取ったとして、警視庁は、福岡市の中学2年の女子生徒(14)と福岡県大牟田市の無職の男(20)=当時19歳=を恐喝の疑いで逮捕し、26日発表した。「生活費と遊ぶ金欲しさにやった」といずれも容疑を認めているという。

 少年事件課によると、2人は昨年10月21日、女子生徒が出会い系サイトで知り合った男子大学生(21)を新宿区のレストランに誘い出し、女子生徒の夫を装った男が「人の嫁に何したんだ。指切るか」などと脅して、大学生から30万円を脅し取った疑いがある。

 交際していた2人は昨年9月に福岡から上京した。同課は、女子生徒が「やり方は友達から聞いた。援助交際なら相手も警察に届けないと思った」と供述していると説明。2人は他に5件の美人局への関与を認めているという。

30万円恐喝容疑で中2女子を逮捕 美人局、交際相手の男も /福岡県
2015.01.27 西部地方版/福岡 

 「美人局(つつもたせ)」の手口で現金を脅し取ったとして、警視庁は、福岡市の中学2年の女子生徒(14)と大牟田市の無職の男(20)=当時19歳=を恐喝の疑いで逮捕し、26日発表した。「生活費と遊ぶ金欲しさにやった」といずれも容疑を認めているという。

 少年事件課によると、2人は昨年10月21日、女子生徒が出会い系サイトで知り合った男子大学生(21)を東京都新宿区のレストランに誘い出し、女子生徒の夫を装った男が「人の嫁に何したんだ。指切るか」などと脅して、大学生から30万円を脅し取った疑いがある。

 交際していた2人は昨年9月に福岡から上京した。同課は、女子生徒が「やり方は友達から聞いた。援助交際なら相手も警察に届けないと思った」と供述していると説明。2人は他に5件の美人局への関与を認めているという。

中2女子が美人局!? 30万円恐喝容疑で逮捕
2015.01.27 東京朝刊 

 出会い系サイトで知り合った男性から30万円を脅し取ったとして、警視庁少年事件課は恐喝容疑で、福岡県大牟田市の無職の男=犯行当時(19)=と、交際相手で同居の中学2年の女子生徒(14)を逮捕した。同課によると、2人は容疑を認め、女子生徒は「援助交際を装えば、カネを取っても通報されないと友人から聞いた」などと話しているという。

 逮捕容疑は昨年10月、女子生徒が出会い系サイトで知り合った川崎市の大学3年の男子学生(21)を新宿区内のファミリーレストランに誘い出し、男が「人の嫁に何をした」などと脅迫。モデルガンを見せるなどして現金30万円を脅し取ったとしている。

「美人局」5000万円脅し取る 容疑の男女4人逮捕=大阪
2015.01.22 大阪朝刊 

 「美人局(つつもたせ)」の手口で5000万円を脅し取ったとして、府警捜査4課は21日、自称大阪市北区西天満、飲食店経営Y被告(30)(強盗致傷罪などで起訴)、住居不定、無職O容疑者(29)ら男女4人を恐喝容疑で逮捕した。Y被告は黙秘し、O容疑者らは容疑を認めているという。

 発表では、Y被告らは2013年1月上旬、大阪市内の飲食店で、面識のあった30歳代の司法書士の男性に、同容疑で逮捕された共犯の女を紹介。関係を持った男性の事務所をその後、訪ねて「女はヤクザと関係があり、家がめちゃくちゃにされるぞ。こちらで話をつける」と口止めし、「たちが悪いので金がかかる」と要求して、同月中旬、市内で5000万円を脅し取った疑い。

恐喝容疑で高校生ら6人を逮捕 水戸署 /茨城県
2014.12.05 東京地方版/茨城 

 美人局(つつもたせ)の手口で、出会い系サイトで知り合った男性から車を脅し取ったとして、水戸署は4日、恐喝の疑いで、水戸市と日立市の16~18歳の高校生ら少年4人と少女2人を逮捕し、発表した。いずれも容疑を認めているという。

 署によると、6人は共謀し、9月7日午後7時ごろ、水戸市姫子の駐車場で市内の会社員男性(26)に男性の軽乗用車の中で少女1人とわいせつな行為をさせた。少女が車を降りたのを合図に現れた仲間5人が「警察に行くか」などと言い、100万円を支払う約束をさせ、「担保として預かる」として軽乗用車を脅し取った疑いがある。

スマホ「美人局」 女子高生も逮捕 府警、容疑で3人目
2014.09.24 大阪夕刊 11頁

 スマートフォンの出会い系アプリで知り合った男性を呼び出し、暴行して現金を奪ったなどとして、大阪府警捜査1課は24日、強盗致傷と逮捕監禁容疑で、府内の高校3年の女子生徒(18)を逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。この事件の逮捕者は3人目。

 逮捕容疑は、男2人=強盗致傷罪で起訴=と共謀し7月14日夜、同府柏原市石川町の路上で男性会社員(32)を暴行。車に監禁して約30分間連れ回した上、現金約10万円を奪ったとしている。

 府内では同月中にほかに3件の「美人局(つつもたせ)」の手口による事件があり、府警は女子生徒の関与の有無を調べる。

美人局か、強盗致傷容疑で男逮捕
2014.08.20 大阪朝刊 

 路上で男性に暴行を加え、金品を奪ったとして、府警捜査1課は19日、強盗致傷容疑で高槻市の職業不詳の男(39)を逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。精神科への通院歴があるといい、刑事責任能力の有無を調べる。

 逮捕容疑は住所・職業不詳、S容疑者(44)=別の強盗致傷容疑で逮捕=らと共謀し、7月12日夜、松原市南新町の路上で同市内の男性会社員(47)を殴って顔の骨を折る重傷を負わせ、現金約3万6千円入りのかばんと携帯電話を奪ったとしている。

 府警によると、男性は出会い系サイトで知り合った女と現場付近で待ち合わせていたところ、男らに因縁をつけられた。

 府警は美人局(つつもたせ)の手口とみて女の行方を追っている。

ラインで美人局事件、5人目の容疑者逮捕
2014.08.14 大阪朝刊

 出会い系アプリで知り合った男性を無料通信アプリ「LINE(ライン)」で呼び出して現金を奪った事件で、府警捜査1課は13日、監禁と強盗容疑で、住所、職業ともに不詳のM容疑者(26)を逮捕した。

 逮捕者は5人目。府警は認否を明らかにしていない。

出会い系サイトで男性誘い出し暴行 容疑で男逮捕
2014.08.02 大阪朝刊 

 出会い系サイトで男性を誘い出し、暴行して携帯電話を奪ったとして、府警捜査1課は1日、強盗致傷容疑で住所不定、無職、S容疑者(44)を逮捕した。他にも複数の男女が犯行に関与したとみられ、府警が行方を追っている。

 逮捕容疑は7月15日夜、高石市内の路上で40代男性に「土下座せい」と因縁をつけ、顔面を殴るなどした上、携帯電話を奪ったとしている。府警は認否を明らかにしていない。

 府警によると、男性は、サイトで知り合った女から「食事をしましょう」と誘われ、待ち合わせ場所に指定された駐車場近くに来た際、2人組の男に因縁をつけられた。現場に女は現れず、府警は「美人局(つつもたせ)」とみて捜査している。

LINEで美人局、強盗容疑で3人目逮捕
2014.07.31 大阪朝刊 

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」を悪用した美人局(つつもたせ)事件で、府警捜査1課は30日、監禁と強盗容疑で堺市北区南花田町、塗装業、H容疑者(27)を逮捕した。この事件での逮捕者は3人目。府警は認否を明らかにしていない。
ラインで「美人局」 車に監禁22万円奪う 容疑で男と少女を逮捕
2014.07.27 大阪朝刊 

 出会い系アプリで知り合った男性を無料通信アプリ「LINE(ライン)」で誘い出し、車に監禁した上、現金を奪ったとして、大阪府警捜査1課は26日、逮捕監禁と強盗容疑で同府守口市菊水通の職業不詳、S容疑者(28)と府内の高校3年の少女(17)を逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。

 少女が男性にラインで「一緒に遊ぼう」などとメッセージを送り、指定した場所に呼び出す「美人局(つつもたせ)」の手口。同課によると府内で7月中旬以降、同様の犯行が10件近く発生しており、関連を捜査している。

 逮捕容疑は、ほかに3人の男と共謀し、12日午前2時ごろ、大阪市天王寺区の路上に呼び出した男性(28)を無理やり車に乗せて連れ回し、「殺されたいんか」と脅迫。同2時50分ごろ、守口市内のコンビニのATM(現金自動預払機)で現金を引き出させるなどして計約22万円を奪ったとしている。

 同課は一緒にいたとみられる他の3人の行方を追っている。

 美人局で強盗致傷 元少年に懲役7年 名古屋地裁判決
2014.02.22 朝刊 

 「美人局(つつもたせ)」の手口で複数の男性を誘い出し、暴行を加えて現金を奪ったなどとして、強盗致傷と恐喝の罪に問われた元少年(20)=犯行時(19)=の裁判員裁判の判決公判が二十一日、名古屋地裁であり、松田俊哉裁判長は懲役七年(求刑懲役九年)を言い渡した。

 判決によると、元少年は十三~十六歳の少年や少女と共謀し、昨年三月十五~十六日、出会い系アプリで愛知県豊田市の公園に誘い出した二十代男性に「誰の女に手を出しとんだ」「示談にしたる」などと暴行を加え、三十万円を脅し取った。

 同二十六日には、同県あま市で三十代男性に暴行して二万円や軽自動車を奪い、翌日にも同市で四十代男性に暴行し現金を奪おうとした。

 松田裁判長は判決理由で「援助交際をしようとした被害者の後ろめたさに付け込み巧妙だ」と指摘した。

「美人局」150万円恐喝容疑、夫婦逮捕 /大阪府
2013.10.19 大阪地方版/大阪 

 「美人局(つつもたせ)」の手口で現金約150万円を脅し取ったとして府警は18日、寝屋川市寝屋南2丁目の無職I(46)、妻Y(42)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕し、発表した。布施署は同様の被害をほか3件(被害総額約800万円)確認しており、関連を調べる。

 署によると、Y容疑者は7月10日、出会い系サイトで誘い出した男性(37)とホテルに行き、その帰りを東大阪市内の駐車場で待ち伏せていたN容疑者が「私の嫁やけど。殺すぞ」などと男性を脅し、計151万7千円を脅し取った疑いがある。N容疑者は「殺すとは言ってない」と供述。Y容疑者は容疑を認めているという。

「出会い系」悪用、現金奪う 強盗容疑 男女4人逮捕=神奈川
2013.08.22 東京朝刊 

 スマートフォンの出会い系アプリで知り合った男性から、美人局(つつもたせ)の手口で現金を奪ったとして、県警が東京都内の10~20歳代の男女4人を強盗容疑で逮捕したことが、県警への取材でわかった。県警はさらに同じグループの20歳代の男を近く窃盗容疑で逮捕する方針。

 捜査関係者によると、男女4人は共謀し6月7日、藤沢市の会社員男性(30)を川崎市宮前区の路上に誘い出し、「人の女に手を出すな」などと因縁をつけて暴行を加え、現金数万円を奪った強盗容疑で、今月7日に逮捕された。同グループの20歳代の男は、男性のキャッシュカードを使って引き出した現金数十万円を盗んだ疑いが持たれている。男性の通信記録などからグループが浮上した。

 逮捕された4人のうち3人は容疑を認めているが、1人は「自分がやったのは恐喝で、強盗ではない」と供述しているという。

スマホのLINE犯罪助長? 基本は便利な連絡手段 トラブル招きやすい特徴も
2013.07.20 朝刊 

 少年少女ら七人が逮捕された広島県呉市の女性死体遺棄事件は、スマートフォン向け無料通話アプリ「LINE」(ライン)への悪口の書き込みがきっかけだったとされている。ラインに絡んだ事件は最近、しばしば耳にするようになったが、犯罪を助長する要素はあるのか。

 「スマホの爆発的な普及に伴って、ラインの利用者が激増した。その結果、従来の犯罪で使われてきたネット掲示板や携帯電話に代わり、ラインが注目されている」。ITジャーナリストの三上洋氏はこう説明する。

 ラインは電話番号を登録している利用者同士が「友だち」と認識され、無料で通話やメッセージを交換できるサービス。一人ずつ割り当てられる認識番号(ID)を教えることで、電話番号を知らない相手とも友だちになれる。韓国のIT企業「NHN」の日本法人が開発し、日本では二〇一一年六月からサービスを開始した。現在の利用者数は、世界で一億九千万人、うち日本国内は四千五百万人にも上る。

 人気の機能が、複数の友だちの間でリアルタイムにメッセージをやりとりする「グループトーク」。誰か一人がメッセージを送ると全員に届く。グループの一人が承認すれば誰でもグループに入れ、直接の知人でなくてもつながりを持てる。

 「今の中高生が最初に手にする携帯電話はスマホ。お金のかからないラインは不可欠で、若者を中心に、絶対的なコミュニケーションツールになっている」(三上氏)

 一方、ライン絡みの事件は増加し、児童買春や児童ポルノ画像の交換、美人局(つつもたせ)などの事件が起きている。いずれも「ラインで知り合った」と報じられているが、犯罪を促す側面はあるのか。

 青森公立大の木暮祐一准教授(モバイル社会論)は「ラインはただの連絡ツールでしかない。ライン絡みといわれる事件は、従来のネット掲示板やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を介して起きる犯罪と変わらない」と話す。

 ライン自体には、面識のない人と連絡先を交換する「出会い系サイト」のような機能はない。事件はネットの掲示板やスマホの出会い系アプリなどを通じ、ラインのIDを交換後、連絡を取り合うことで起きている。

 木暮准教授は「電話番号やメールアドレスを不特定多数にさらすことに比べ、ラインではIDだけを示すので抵抗感が少ない」と指摘する。

 ただ、三上氏は「ラインだから起きやすいトラブルもある」と語る。広島の事件は、最初に逮捕された無職少女(16)らが事件当夜、被害者とみられる女子生徒(16)からラインで悪口を書き込まれて怒り、仲間と事件を共謀したとされる。

 「ラインに書き込まれた悪口はグループの仲間の目にもさらされる。いわば公衆の面前で恥をかくことになる。顔が見えず、激しい言葉の応酬になりやすい。さらに連続して書き込むため、通常のメールのように読んでから考える間がなく、感情がエスカレートしやすい」
 三上氏は「ラインは未成年にとっては『社会への窓』で、何らかの犯罪につながりやすくなることも事実。保護者や教員たちは自分で使ってみたうえ、危ない事態を想定し、共有していくことが必要だ」と話している。

 LINEで「美人局」 14~19歳の7人逮捕 愛知県警 男性誘い出し恐喝容疑
2013.05.31 夕刊 

 愛知県警非行集団対策課と津島署などは、無料で通話やメールが利用できるスマートフォン(多機能携帯電話)のアプリ「LINE(ライン)」で男性を誘い出し、「美人局(つつもたせ)」の手口で金を奪ったなどとして、強盗致傷や恐喝の疑いで、主犯格の少年(19)ら未成年のグループ七人を逮捕した。さらに十三歳を含む三人が関わっていたとみて調べている。

 捜査関係者によると、七人は名古屋市や愛知県あま、半田市などの十九~十四歳の少年少女。誘い出した男性の車に仲間の女が乗り込んで人けのない場所まで走らせた後、集団で暴行し、金を奪い取る手口で、LINEのほか、出会い系サイトやテレホンクラブを使って犯行を繰り返したとみている。この手口を「アッシー狩り」と呼んでいた。

 逮捕容疑では、一部の少年らは三月中旬、「十九歳の女」などと偽ってLINEで誘い出した愛知県稲沢市の二十代男性を愛知県豊田市の公園に連れ出し、「俺の女に何しているんだ。三十万円で示談してやる」などと暴行を加え、三十万円を奪ったとされる。

 また、グループのメンバーは三月下旬にも、あま市内で三重県桑名市の男性会社員(33)から二万円を奪ったとされる。

 少年らは鉄パイプなどで暴行を受けて逃げた、この会社員の車も盗んだが、あま市内で駐車中の車を津島署員が発見。現れた主犯格の少年を逮捕し、共犯関係を調べていた。

 捜査関係者によると、グループは、主犯格の少年を中心とした地元の友人や、LINEなどで知り合った仲間。犯行で得た現金は、多くを主犯格の少年が手にしていたとみている。

 (メモ)

 LINE  無料で電話やメールができるアプリ。開設から2年足らずで利用者は世界中で1億人を突破した。携帯の電話帳に登録された人の中から同じアプリを使っている人を探してやりとりするのが一般的だが、利用者が設定したIDがわかれば、面識がない人とも連絡を取り合うことが可能。インターネットの掲示板に書き込んだIDを元に知り合いになるなど、「出会い系サイト」のように利用されるケースもある。

 美人局  本来の意味は、夫婦や内縁関係の男女が共謀し、女が他の男を誘惑したところに男が現れて言い掛かりをつけ、金品をゆすりとること。もとは「筒持たせ」と書かれ、ばくち用語からの転用とされる。大辞泉などによると、美人局の字は中国で13世紀に書かれた「武林旧事」などの古典にみられる。元の時代に、売春婦を妻や愛人と偽って少年らをだましたことを指したのが始まりとされる。

1100万円恐喝容疑=神奈川
2013.05.24 東京朝刊 

 「美人局(つつもたせ)」の手口で現金を脅し取ったとして、県警暴力団対策課と平塚署は23日、東京都大田区西蒲田、無職S(30)と、二宮町中里、無職U(50)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。

 発表によると、2人は知人女性と共謀し、昨年10月28日、女性と平塚市内のホテルに入った二宮町の会社員男性(44)に、「組長の娘に何してんだ」などと言って約1100万円を脅し取った疑い。S容疑者は「金を受け取ったのは事実だが、脅していない」と容疑を否認、U容疑者は「間違いない」と供述しているという。

LINE恐喝事件 容疑で中3ら3人逮捕=富山
2013.04.23 東京朝刊 

 スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」で知り合った男性から「美人局(つつもたせ)」の手口で現金を脅し取ったとして、富山中央、上市の両署は22日、いずれも県東部在住の少年少女3人を恐喝容疑で逮捕した。また、美人局の手口による別の事件で7日に逮捕した県東部の無職少年(17)と中学3年の女子生徒(14)の2人を同容疑で富山地検に追送検する方針。

 逮捕されたのは瓦工の少年(15)、私立高校1年の男子生徒(15)、中学3年の女子生徒(14)。富山中央署の発表によると、5人は共謀して2月28日午後6~9時頃、上市町内の公園などで、女子生徒2人が誘い出した富山市内のアルバイト店員男性(26)の顔を殴り、「中学生を連れていたことを警察に言うぞ」などと迫り、現金5万2000円を脅し取った疑い。逮捕された女子生徒は「自分は直接関与していない」と容疑を否認しているという。

 同署によると、女子生徒2人は同じ中学校に通い、同日は富山市内から上市町内の公園に男性の車で移動。落ち合った少年3人と男性の財布から1万円を脅し取り、近くのコンビニの現金自動預け払い機(ATM)から4万円を引き出させるなどしたという。

 少年らは約10件の余罪があると供述しており、同署で裏付け捜査を進めている。

美人局で恐喝容疑 中学生ら4人逮捕 富山 /富山県
2013.04.08 大阪地方版/富山 

 富山市内で6日未明、男性(21)が現金約6万円を奪われた事件で、富山中央署は7日、いずれも県東部に住む14~16歳の男女4人を「美人局(つつもたせ)」の手口による恐喝容疑で逮捕し、発表した。

 署によると、逮捕されたのは無職(16)、高1(15)、中3(14)の少年3人と中3(14)の少女1人。

 4人は6日午前0時から同1時すぎの間に、富山市長柄町2丁目の公園で、上市町の男性(21)に顔を殴るなどの暴行をし、現金約6万円を脅し取った疑いがある。男性は、スマートフォンの無料通信アプリ「LINE」を使って知り合った少女と会うために、公園に誘い出されたという。

 4人は容疑を認めているという。

 同署は、6日未明に同市西長江4丁目の路上で、市内の男性(50)がショルダーバッグを奪われた強盗致傷事件は、別グループの犯行とみて捜査している。

中3少女ら「LINE」で美人局 男性から現金恐喝容疑 4人逮捕
2013.04.08 大阪朝刊

 スマートフォン(高機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて面会を持ちかけ、誘い出した男性から現金を脅し取ったとして、富山県警富山中央署は7日、恐喝の疑いで、中学3年の女子生徒(14)と同級生の男子生徒ら14~16歳の少年3人を逮捕した。

 逮捕容疑は6日深夜から7日未明にかけ、富山市の公園で、同県上市町の男性(21)を「金を出すのか」「警察に行くか」などと言って脅迫し、6万円が入った財布を脅し取ったとしている。

 同署によると、女子生徒がラインを通じて知り合った男性に「会いましょう」などと言って公園に誘い出していた。

 4人は「金が欲しかった」などと話し、いずれも容疑を認めている。「同じような方法で、他にも10回ぐらい金を取った」と供述しており、同署が裏付けを進めている。男性は殴る蹴るの暴行を受けており、同署は傷害の疑いでも捜査する。女子生徒は男性とは初対面だった。

「美人局」で恐喝 容疑の3人逮捕 岡山西署=岡山
2011.09.30 大阪朝刊

 「美人局(つつもたせ)」の手口で男性から金を脅し取ったとして、岡山西署は29日、岡山市北区奉還町、無職K容疑者(63)ら3人を恐喝の疑いで逮捕した。

 ほかの逮捕者は同市東区西大寺射越、自動車板金業O(58)と同市北区青江、風俗店女性従業員K(31)の両容疑者。

 発表によると、3人は共謀し、K容疑者の知人男性(62)から慰謝料名目で金を取ろうと計画。昨年10月、男性をK容疑者の自宅に呼び出し、K容疑者の体に触れるように仕向け、数時間後、その場にはいなかったO容疑者が「女が警察に訴えると言っている」などと脅し、K容疑者名義の預金口座に200万円を振り込ませた疑い。

女性接近させ社長を恐喝未遂 容疑で5人逮捕=大阪
2011.06.12 大阪朝刊 

 「美人局(つつもたせ)」の手口で会社社長から金を脅し取ろうとしたとして、府警捜査4課は11日、元芸能プロダクション(破産)役員・T人(52)(池田市)、暴力団Y組系幹部・I(43)(大阪市西区)、同・O(35)(同区)各容疑者ら5人を恐喝未遂容疑で逮捕した、と発表した。いずれも容疑を認めているという。

 発表によると、T容疑者らは共謀し、2009年8月、T容疑者の会社が医療器具販売会社の男性社長(43)から借りた5000万円の債務帳消しなどを計画。社長に知人の女(27)を接近させ、交際を始めた社長に対し、O容疑者が「俺の女や。われの人生めちゃくちゃにするぞ」と脅迫。T、I両容疑者らが“仲裁役”となり、O容疑者への慰謝料名目で債務帳消しと現金2000万円を要求した疑い。

美人局で恐喝未遂容疑、組員ら逮捕
2011.06.12 大阪朝刊 

 「美人局(つつもたせ)」を仕掛けて会社経営者から借入金の棒引きを図り現金を脅し取ろうとしたとして、府警捜査4課は11日、恐喝未遂容疑で、芸能プロダクションの実質経営者だったT(52)=池田市畑=と、Y組系暴力団組員、O(35)=大阪市西区川口=ら5容疑者を逮捕したと発表した。府警によると、いずれも容疑を認めている。

 逮捕容疑は、5人は共謀し平成21年8月、カラオケクラブ勤務の女性(27)を豊中市の会社経営男性(43)と交際させ、O容疑者が「おれの女になにすんねん、お前の人生をめちゃくちゃにする」などと脅迫。T容疑者の会社が経営者から借りていた5千万円を慰謝料にまわすと嘘をついて返済請求を断念させ、さらに現金2千万円を脅し取ろうとしたとしている。

 少年ら美人局の疑い 県警 2グループ9人逮捕
2011.03.05 朝刊 

 【岐阜県】少女とわいせつな行為をさせた後、現金を脅し取る美人局(つつもたせ)を繰り返したとして、県警少年課と大垣署などは三日までに、恐喝や児童福祉法違反の疑いで、海津市の男子中学生(15)ら少年五人の「K」のほか神戸町川西、会社員K容疑者(22)と兄で北方町柱本南一、無職K容疑者(28)、少年二人の「S」を逮捕した。

 逮捕容疑では、Kグループは昨年十月、後輩の女子中学生(15)=海津市=に携帯電話のブログを通じて三重県伊賀市の会社員男性(19)を誘い出させてわいせつな行為をさせた後、四万円を脅し取ったとされる。

 Sグループは十一月、岐阜市の無職男性(29)から、同様の手口で三百万円を脅し取ろうとしたとされる。

 少年課によると、Kグループはほかに二件の犯行に及んだが、いずれも未遂に終わった。Sグループの四人は「知らない」と否認しているという。両グループの関係は判明していない。

北大院生と女子高生「美人局」 強盗容疑で逮捕=北海道
2011.02.22 東京朝刊

 ゲームサイトで知り合った少女と“美人局(つつもたせ)”の手口で強盗をしたとして、北海道警札幌厚別署は21日、札幌市北区北22西6、北大大学院生N被告(25)(強盗罪で起訴)と空知地方の高校1年の少女(16)を、ともに強盗容疑で逮捕したと発表した。

 発表では、N被告は昨年6月2日夕、少女と同市内の男性会社員(26)が一緒にいる同市厚別区内のラブホテルの部屋に入り込み、「未成年にこんなことをして、どうなるかわかっているのか」などと男性を脅迫。男性にオモチャの手錠をかけるなどして、現金約2万円入りの財布を強奪した。さらに、男性を近くの消費者金融に連れて行き、現金50万円を口止め料として引き出させた疑い。

 N被告は昨年、ゲームサイトに「一緒に金を稼ごう」と投稿して少女と知り合った。別の出会い系サイト上で、少女になりすまして男性客を探し、不正に得た現金は少女と山分けしていたという。

 2人は容疑を認めており、N被告は「金は学費や遊ぶ金にあてた」などと供述したという。北大広報課は「事実確認を含め調査中」としている。

“援交狩り”高校生「美人局」で4人逮捕
2009.09.25 サンスポ

 インターネットで知り合った“援交”目当ての男性に暴行して現金を奪ったとして、警視庁八王子署は24日までに、強盗致傷の疑いで、東京都小平市の都立高1年の女子生徒(16)と16~17歳の無職少年3人を逮捕した。

 逮捕容疑は、8月19日午前0時12分ごろ、ネットで知り合った団体職員の男性(23)に援助交際を持ちかけて八王子市内のラブホテル前に呼び出し、女子生徒と男性が一緒にいるところを少年3人が暴行を加え、現金5万円とキャッシュカードなどが入った財布を奪った疑い。

 八王子署によると、4人は中学の同級生などの遊び仲間。「遊ぶ金がほしい」と犯行を計画し、「被害者が泣き寝入りして警察に届けにくいから、援交狩りをしよう」と決めた。8月18日午後10時半ごろ、会員制交流サイト掲示板に「今夜八王子で暇な人、遊んでください」と女子生徒の携帯電話から書き込み、それに応じた男性を女子生徒が路地に誘い込み、現れた少年3人が「誰の女に手を出しているんだ。殺すぞ。やられたくなかったら金を出せ」などと脅し、財布を奪った。

 少年らの思惑と違い、男性が近所の交番に駆け込んで事件が発覚。少女の携帯のメールアドレスからアシがついた。
誘惑の裏に「ゆすり」あり 美人局繰り返した疑い、風俗店経営者ら追送検 /北海道
2009.06.04 北海道朝刊 

 巧みな色仕掛けの先には百万円単位のゆすりが待っていた――。札幌市内のホテルなどに女性を派遣するデリバリーヘルス(派遣型性風俗店)の経営者ら4人が「美人局(つつもたせ)」を繰り返し、計約255万円を客から脅し取った恐喝の疑いで、札幌地検に追送検された。札幌中央署は、4人の犯行とみられる美人局で、被害者約100人、被害額約3200万円を確認しているという。同署が3日発表した。

 4人は、恐喝罪ですでに公判中の住所不定、風俗店経営のA容疑者(39)とその従業員の男2人と女1人。

 同署によると、4人は08年9月~09年1月、札幌市内のホテルで男性客4人に言いがかりをつけ、計約255万円を脅し取った疑いがある。

 捜査関係者によると、接客に派遣された女は「本番行為禁止。違反は罰金100万円」などと記した紙を示した後、実際のサービスでは女の側から禁止のはずの性交を誘い、客が応じると、他の容疑者らを携帯電話で呼び出したという。

 容疑者らは客から持っていた現金と運転免許証を奪取。「家族や職場にばらす」と脅し、現金自動出入機(ATM)に連れて行き、多額の現金を引き出させていた。130万円を奪われた人も。公務員など社会的立場のある人に多額のゆすりを仕掛けていたという。

女子大学生ら、美人局で逮捕 恐喝未遂容疑 警視庁 /東京都
2008.07.09 東京地方版/東京 

 美人局(つつもたせ)の手口で男性から金を脅し取ろうとしたとして、警視庁は、渋谷区東2丁目、無職A(25)、横浜市金沢区釜利谷南1丁目、同B(27)の両容疑者と埼玉県所沢市の大学生の少女(18)、昭島市の無職の少年(19)の計4人を恐喝未遂容疑で逮捕したと8日発表した。

 池袋署の調べでは、6月25日午後8時ごろ、少女が出会い系サイトで知り合った千葉県の男性会社員(41)と豊島区池袋1丁目のラブホテルの部屋にいたところに、A容疑者ら3人が現れ、「一緒にいる女性は未成年だ。誠意を見せろ」などと脅迫。男性の名刺や家族の写真を奪ったうえ、現金50万円を払う約束をさせた疑い。

 男性から届けを受けた同署が翌26日夜、池袋駅前の公園に金を受け取りに来たB容疑者を現行犯で逮捕。ほかの3人を割り出し、逮捕した。

 A容疑者が5月初めに携帯サイトに「いい商売がある」と書き込んで仲間を募り、ほかの3人が集まった。4人とも偽名で呼び合い、互いの本名は知らなかった。4人は、これまでに数回同じ手口で男性から現金を脅し取るなどしたと供述。大学生の少女は「洋服やゲームを買うお金が欲しかった」と話しているという。

サイト仲間で美人局 恐喝未遂容疑で男女4人逮捕
2008.07.09 東京朝刊 

 〈東京〉女子大生に出会い系サイトで男性を誘い出させ、現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁池袋署は恐喝未遂の疑いで、18~27歳の男女4人を逮捕した。逮捕されたのは、東京都渋谷区東、無職、M(25)、横浜市金沢区釜利谷南、無職、I(27)、昭島市の無職少年(19)、埼玉県所沢市、私立大1年の少女(18)の4容疑者。

 調べでは、M容疑者らは6月25日、豊島区内のホテルで千葉県の男性会社員(41)に高校生を装わせた少女を会わせ男3人で押し入り、「未成年の女を買ったらどういうことになるか分かっているのか」などと脅迫、現金を脅し取ろうとした疑い。男性は出会い系サイトで少女と知り合っていた。

 男性は数万円を出したが、M容疑者らは「額が少ない」と受け取らず、代わりに名刺や家族の写真を奪い、現金50万円を渡すことを条件に解放したという。翌日、現金受け渡し場所の池袋駅前の公園に現れたI容疑者を、被害届を受けて張り込んでいた池袋署員が逮捕した。M容疑者は携帯電話の闇サイト上に「良い商売がある」と書き込み、他の3人と合流して犯行を計画したという。

中3彼女使って美人局、「援助交際する奴から金取って当然」と高校生 警視庁
2008.05.22 東京朝刊 

 〈東京〉出会い系サイトで誘った男性から金を脅し取ったとして警視庁少年事件課は恐喝の疑いで、都内の私立高校2年の少年(16)=横浜市=を逮捕した。少年は「援助交際をするような悪い奴なので金を取って当然だ」と反省した様子はないという。

 調べによると、少年は横浜市の市立中3年の少女(14)=横浜市=とともに3月15日午後、北区田端で、誘いに応じた北区の会社員の男性(29)を「おれの女に手を出すな。こいつはまだ中学生だぞ。5(万円)で許してやる」と脅迫。財布の1万円に加え、銀行ATMで2万円を引き出させて、計3万円を奪った疑い。

 同様の手口で4件の余罪があるという。
中高生の男女、美人局の疑いで逮捕 警視庁
2008.05.21 東京夕刊 

 出会い系サイトを悪用した美人局(つつもたせ)の手口で現金を脅し取ったとして、警視庁は21日、横浜市青葉区の私立高校2年の少年(16)を恐喝容疑で逮捕した、と発表した。今年2~3月、少なくとも5人の男性から約15万円を脅し取った疑いがあるという。同庁は、交際相手で同市鶴見区の中学3年の少女(14)も同容疑で書類送検する方針。

 少年事件課と下谷署の調べでは、2人は3月15日午後、東京都北区田端1丁目の路上で、サイトで誘い出した男性会社員(29)に対し、「おれの女に手を出すな。まだ中学生だぞ」と脅迫。現金約1万円を奪い、自宅にキャッシュカードを取りに行かせ、さらにATMから引き出させた2万円を脅し取った疑い。2人は「援助交際をするようなオヤジから金を取っても悪いとは思わない」と話しているという。

共犯女「美人局もした」 痴漢でっち上げ
2008.03.31 大阪夕刊 

 大阪市営地下鉄御堂筋線の痴漢でっち上げ事件で、虚偽告訴容疑で逮捕された甲南大4年、T容疑者(24)=京都市山科区=の共犯として書類送検された奈良市内の無職の女(31)が、阿倍野署の調べに「痴漢とは別に、T容疑者と美人局(つつもたせ)をやった」と供述していることが31日、わかった。同署は2人が別の男性からも示談金を取ろうとしたとみて調べている。

 調べでは女は、T容疑者と共謀し、交際に応じるそぶりを見せて男性をだまそうと計画、示談金を取ろうとしたとみられる。犯行は痴漢でっち上げ以前の1月下旬ごろで、同署は今後裏付けを進める方針。女は「出会い系サイトで知り合った男性をだました。金は取れなかった」などと供述しているという。2人は2月1日夜、御堂筋線車内で男性会社員(58)を痴漢にでっち上げ阿倍野署に引き渡したとして、T容疑者が逮捕、女も書類送検された。

「美人局」は女2人組、恐喝容疑で逮捕 1人が暴力団組員装う/大阪・枚方署
2008.01.12 大阪朝刊

 女2人で「美人局(つつもたせ)」の手口で男性から金を脅し取ったとして、大阪府警枚方署は11日、大阪市城東区、無職S(39)、住所不定、風俗店アルバイトN(41)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。S容疑者は普段から男として生活しており、男性と会う時は暴力団組員を装っていた。男性は「総額で約900万円を脅し取られた」と話しており、同署で余罪を調べている。

 調べでは、2人は共謀し昨年10月17日、N容疑者と交際していた大阪府枚方市内の男性(57)を大阪市内の飲食店に呼び出し、男装したS容疑者が「女を買うたんか。警察に連絡する。いやなら150万で手を打つ」などと迫り、約115万円を脅し取った疑い。

 男性は昨年8月、枚方市内でN容疑者に声をかけられ交際を始めたという。S容疑者は1・56メートルで小太り。短髪をオールバックにしていた。N容疑者もS容疑者を男と思い込んでおり、男性は「暴力団組員と思っていた」と話しているという。

美人局強盗で男女2人逮捕 結城署
2007.10.12 朝刊

 結城署は十一日までに、美人局の手口で男を呼び出して襲い財布を奪ったとして、強盗の疑いで男女二人を逮捕した。

 逮捕されたのは住所不定、無職、Y(26)と同、同、H(30)の両容疑者。調べでは、二人は九月十七日深夜、結城市結城の湿辺第二児童公園で常陸大宮市、男性(31)を殴り、うつぶせに倒れた男性に馬乗りになって、男性のズボンのポケットから、現金二万九千円とキャッシュカードなど五点在中の財布一個を奪った疑い。

 被害男性は事件直前、小山市内のテレクラにいた。Y容疑者は同テレクラに電話し、デートの約束をして男性を現場の公園に呼び出した。男性が公園に現れると、H田容疑者が「人の女に手を出しやがって」と脅して殴りかかった。

 H容疑者は去る四日、古河市内のカラオケ店でY容疑者とテレクラで出会った男性(45)の顔を殴り、十日間のけがを負わせた傷害の疑いで古河署に逮捕された。一緒にいたY容疑者に事情を聴くと、今回の犯行を認めた。

 二人は交際中で、今年夏から結城市や古河市で路上生活を送っていたといい、結城署は余罪についても調べている。
長井秀和が美人局で1000万円の示談金 「女性自身」など報じる
2007.09.25 スポーツ報知 

タレントの長井秀和(37)が、フィリピンで17歳の少女にわいせつ行為をしたとして警察から取り調べを受け、高額な示談金を支払うというトラブルになっていることが24日、明らかになった。25日発売の「フラッシュ」と「女性自身」(ともに光文社)が報じている。

両誌によると、トラブルが起こったのは今年5月末。フィリピン旅行に訪れた際、知人男性と共にマニラ市内で現地の女性に声を掛け、ホテルへ。「女性自身」では、女性とのツーショット写真も公開されている。しかし女性は実は17歳の未成年で、後日、滞在していたホテルに警察が現れ、長井と知人の2人を連行。拘束され、事情聴取を受けたという。

さらに日本人通訳が登場し、解決のために示談金を要求。「フラッシュ」によると、保釈金の名目で長井は1000万円以上を支払ったという。フィリピンでは日本人男性と現地女性とのトラブルをもとにした恐喝事件が多く発生しているそうで、今回のケースも“未成年との淫行(いんこう)疑惑”とともに、長井が美人局(つつもたせ)の被害にあったと考えられるようだ。

長井自身は今月から語学留学のため米NYに滞在。トラブルから避けるように日本から離れている。所属事務所では、示談金の支払いなどを認め「民事訴訟で係争中ですが、記事を見て対応を考えたい」としている。

美人局、高1少女ら逮捕 出会い系サイト、恐喝容疑で5人 坂出署=香川
2007.09.04 大阪朝刊 

 出会い系サイトを利用した“美人局(つつもたせ)”で男性2人から金を脅し取るなどしたとして、坂出署は3日、観音寺市木之郷町、会社員N容疑者(26)、丸亀市内の高校1年生の女子生徒(16)ら5人を恐喝などの疑いで逮捕した。

 ほかに逮捕されたのは、大阪市生野区、会社員K容疑者(22)、丸亀市内の会社員(17)、同市内の無職の少女(15)。

 調べでは、N容疑者は知人を通じて女子生徒ら少女3人と知り合い、美人局で金を脅し取ることを計画。7月27日、女子生徒がサイトで知り合った坂出市内の会社員の男性(25)を宇多津町内のホテルに誘い込んだ後、N容疑者が部屋に入り、「わしの女に何をするや。何歳か知ってるんか。警察に行こう」などと脅し、2回にわたり計43万円を脅し取った疑い。

 さらに8月2日、同じ手口で、観音寺市内の会社員の男性(30)から140万を脅し取ろうとした疑い。

 5人とも容疑を認めており、「金が欲しかった」と話しているという。

美人局繰り返す 被害7000万円にも 京都府警、3人組逮捕
2007.08.15 大阪朝刊

 出会い系サイトで男性を誘い出し、現金を脅し取ったとして、京都府警組対2課と向日町署は14日、恐喝容疑で、大阪市都島区大東町、無職、A容疑者(49)ら3人を逮捕した。A容疑者らの銀行口座には被害者とみられる約30人から計約7000万円が振り込まれており、府警は関西一円で同様の犯行を繰り返していたとみて裏付けを進めている。

 調べにA容疑者らは「有名企業などに勤める裕福な既婚男性を狙った」と話し、男性の車に衛星利用測位システム(GPS)をひそかに取り付け、自宅や会社を調べていたという。

 ほかに逮捕されたのは大阪市城東区関目、無職、H(35)と同市都島区大東町、同、O(41)の2容疑者。

 調べでは、A容疑者らは昨年2月中旬、H容疑者が携帯電話の出会い系サイトを通じて知り合った京都市の男性会社員(48)を呼び出し、「人の嫁と不倫して、法的に処理するんか示談にするんか決めてくれや」と迫り、170万円を脅し取った疑い。

 府警は7月上旬、A容疑者らを同様の恐喝未遂事件で逮捕。捜査を進め、平成16年ごろから犯行を繰り返していたことがわかった。

美人局の元大学生、更生促し猶予判決 地裁=福井
2007.06.28 大阪朝刊 

 同級の男子学生ら2人を当時17歳の少女と交際させ、暴力団員らとともに270万円を脅し取ったとして、恐喝罪に問われた福井市高木町、元仁愛大生N被告(21)の判決公判が27日、地裁であった。久保豊裁判官は「被害弁償されており、被害者から寛大な処分を求める嘆願書も出ている」として、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑・2年6月)を言い渡した。

 頭を丸めて公判に臨んだN被告は、弁護側の情状立証の最後で「もう二度と罪は犯しません」と頭を下げた。久保裁判官は判決で「被害者に借金までさせており、執拗(しつよう)で悪質」と厳しく非難したうえで「保護観察官の指導に従うように」と更生を促した。

「美人局」学生を逮捕 少女や組員と共謀 同級生らを恐喝容疑/福井・越前署
2007.05.02 大阪朝刊 

 同級生の男子大学生(21)ら2人を当時17歳の少女と交際させ、知り合いの暴力団組員らとともに270万円を脅し取ったとして、福井県警越前署は1日までに、福井市高木町、仁愛大4年N容疑者(21)を恐喝容疑で逮捕した。

 調べでは、N容疑者は同県あわら市大溝、K容疑者(33)ら暴力団組員3人と、少女(18)(いずれも同容疑で逮捕)と共謀。今年2月11日、N容疑者が男子大学生ら2人を「ナンパに行こう」と誘い、打ち合わせ通りに少女に声をかけて交際させた。

 その後、K容疑者らが福井市内に2人を呼び出し、「18歳未満に手を出しただろ。警察や学校にばらすぞ」と迫り、2回にわたって計270万円を脅し取った疑い。2人は複数の消費者金融で金を工面したという。

 N容疑者は「K容疑者から金になる話はないかと言われ、“美人局(つつもたせ)”を思いついた」と話しているという。

美人局か?男性が財布奪われる 金沢 /石川県
2006.10.11 大阪地方版/石川 

 金沢市高尾町の駐車場で9日午後8時5分ごろ、同市の男性(24)が出会い系サイトで知り合った女性と話をしていたところ、数人の男が現れ、「何、おれの女に手を出しとんや」と脅し、腹を殴るなどして現金1万数千円の入った財布を奪った。女性も立ち去って行方が分からなくなっており、金沢中署は出会い系サイトを悪用した美人局とみて捜査している。

女子中学生、援助交際後に脅す 恐喝未遂の疑い、福岡県警が逮捕 【西部】
2006.03.14 西部朝刊 

 美人局(つつもたせ)の手口で男から金を脅し取ろうとしたとして、福岡県警は13日、福岡市東区の中学3年の女子生徒2人(いずれも15歳)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。後輩の2年の女子2人(同14歳)も同容疑で書類送検する。メンバーの一人が援助交際をしたホテルに、他のメンバーが乗り込み「相手は14歳よ。金しか方法はなかろうもん」などと脅したという。

 調べでは、4人は1月24日、福岡市東区のホテル駐車場で、2年生の1人に2万円を渡してわいせつな行為をして出てきた同市東区の自営業の男(48)を取り囲み「あんたの車のナンバーもわかっとる」と言って金を脅し取ろうとした疑い。男がその場で「若い女に囲まれて脅されている」と110番通報した。

 通報した男は2月、この時の児童買春容疑で逮捕されたが、処分保留で釈放された。
美人局で暴行 17歳少女逮捕 2少年再逮捕
2005.05.20 東京朝刊 

 テレクラで知り合った男性を誘い出し現金を奪ったとして、警視庁捜査一課は十九日、強盗致傷と窃盗の疑いで、港区の通信制高校三年の少女(17)を逮捕。同容疑で無職の十九歳の少年二人を再逮捕した。

 調べでは、少女らは一月十五日午後十一時ごろ、テレクラで知り合ったドイツ在住の日本人男性会社員(44)を渋谷区内のホテルに誘い、男性の手足を粘着テープで縛り暴行。現金約六万三千円とキャッシュカードを奪い、コンビニエンスストアの現金自動預払機から約二百六十万円を引き出した疑い。男性は骨折など全治二カ月のけがを負った。

 三人は容疑を認めている。同課では余罪があるとみて追及する。男性はドイツから出張中だった。

美人局4人組、27万円を奪う
2005.02.04 東京朝刊

 千葉県警船橋署は強盗傷害の疑いで同県船橋市海神の会社員、O容疑者(25)、江戸川区の風俗店店員の少女(19)ら四人を逮捕した。

 調べでは、O容疑者らは今月一日午後八時十分ごろ、船橋市内のホテルで、少女がテレホンクラブで知り合った同県八千代市の無職の男性(44)を粘着テープで縛り、顔を殴るなどして、現金約二十七万円の入ったバッグを奪った疑い。ホテル従業員から不審な客がいるとの通報で発覚した。

高校生が女子中生誘い“美人局” 男性から金品奪う
2004.12.13 朝鮮日報 

 数回に渡って学校を退学になり復学した高校生のキム某(20/ソウルS高校)容疑者は、今年9月末、性売買特別法が施行されると、年下の友人である高校生のパク某(17)、キム某(18)両容疑者と金もうけの方法を模索した。先月、インターネットのチャットで女子中学生(14)と知り合うと、「君には絶対に害を与えないから一緒に金もうけをしよう」と持ちかけた。

 そして最初の“いけにえ”が簡単に引っかかった。先月13日、インターネットの某サイトに「売春可能」というメッセージを残すと、チョ某(30)さんが連絡をしてきたのだ。

 キム容疑者らはチョさんを旅館に誘引し、売買春が行われる前に部屋に入り込み、チョさんを殴りながら、「この子が何歳なのか知ってるのか?買春容疑で警察に通報するぞ」と脅迫し、チョさんから40万ウォンを脅し取った。

 キム容疑者らは先月15日にも、ソ某(24)さんから同じ手口で現金10万ウォンと財布などを奪った。これにとどまらず、数日後にもソさんを脅迫し、さらに金品を奪おうとしたところ、ソさんが警察に通報したため御用となった。

 このように奪った金品は最年長のキム容疑者が所持し、女子中学生らに少しずつ小遣いとして渡したという。

 ソウル中央地検・刑事1部は13日、キム容疑者を拘束起訴し、高校生のパク某、キム某両容疑者を在宅起訴した。

 検察は女子中学生は起訴せず、家庭裁判所の少年部に送致し、買春しようとして金品を奪われたチョさんとソさんに対しては売買春が未遂に終わった上に、女子中学生が未成年者であることを知っていたと見なすのは難しく、被害者である点などを勘案して立件はしなかったと伝えた。

出会い系美人局? 男性2人、5万円奪われる/茨城・下妻
2004.05.08 東京夕刊

八日午前三時五十分ごろ、茨城県下妻市堀篭の市道で、いずれも埼玉県北埼玉郡内の無職男性(25)と店員男性(26)が乗用車を止めて、窓越しに若い女性二人と話していたところ、白いワゴン車が近づき、降りてきた三人組の男が金属バットで乗用車のフロントガラスをたたいた。男らは「金を出せ、殺すぞ」と言って車から降りた男性二人を脅し、バットで殴るなどして、店員男性から現金約5万円入りの財布を奪った。女性二人は男らと一緒にワゴン車に乗って立ち去った。

男性二人は頭や腕に軽傷。下妻署で、女性二人も男らの仲間だったとみて、強盗傷害事件として捜査している。

調べによると、男らは、いずれも身長一メートル七〇-七五前後で、二十歳代前半。女性らは高校生風で、男性らとは出会い系サイトで知り合い、待ち合わせたといい、美人局(つつもたせ)の可能性もあるとみられる。

出会い系使い美人局 女子高生ら5人、恐喝未遂で逮捕
2004.04.15 東京朝刊

 携帯電話の出会い系サイトで男性を誘い出し、金を脅し取ろうとしたとして、警視庁少年事件課は、恐喝未遂の疑いで、品川区に住む私立高校一年の女子生徒(一六)ら少年少女四人と、無職男(二一)を逮捕した。

 女子高生らは「遊ぶ金が欲しかった。簡単に男を引っ掛けて金を取るには、出会い系サイトがいいと思った」などと話し、数件の余罪を自供している。

 調べでは、五人は一月二十五日午前三時ごろ、品川区東品川の路上で、出会い系サイトで呼び出した江戸川区内の男性会社員(二四)に対し、「おれの女に何をするつもりだ」と脅迫、金を要求した疑い。会社員は、近くをパトロールしていた警察官に助けを求めて無事だった。少年の一人(一八)は、昨年三月にも同様の事件を起こし、保護観察処分を受けていた。

「おれの女に…」財布を奪われる 21歳男性殴られ重傷
2003.12.22 東京朝刊 

 二十一日午前四時四十五分ごろ、千葉県習志野市津田沼の同市立小学校近くの路上で、携帯電話の出会い系サイトでこの日知り合ったばかりの女性二人と話をしていた千葉市美浜区磯辺の調理師の男性(二一)が突然、五人組の男に小学校校庭に連れ込まれ、「おれの女に手を出したな」と因縁をつけられた上で金属バットのようなもので腕などを数回殴られた。男らは現金約二万五千円の入った男性の財布を奪って逃走した。男性は全身打撲などで重傷。

 習志野署の調べによると、女性二人は十八歳前後で、男らはいずれも二十歳ぐらい。女性と男らがあらかじめ手を組んでいた「美人局(つつもたせ)」の可能性もあるとみて調べている。

「美人局」で既婚男性を脅迫
2003.11.04 朝鮮日報 

 「君たちが会った中年男性のうち、結婚している人がいれば教えてくれ。俺達が“仕事”に成功してひと儲けしたら、そのうちの20%をあげるよ」

 今年6月末、某インターネットポータルサイトの前科者の集まりで知り合ったシン某(33)容疑者とハ某(20)容疑者は、チェ某(18/女性)容疑者など売春をしている10代3人とこのような契約を結んだ。

 チェ容疑者らの仕事は「既婚者」のように見える人と性交渉を持った後、“副業”としてその人の携帯電話の番号をシン容疑者らに渡すという、簡単なものだった。

 7月から本格的な“仕事”が始まった。ハ容疑者はチェ容疑者たちから聞いた携帯電話の番号がある程度増えてくると、携帯電話の代理店に偽装就職し、代理店のオーナーに隠れて携帯電話所有者の基本的な個人情報を引き出した。

 また、偽造した判子で洞事務所(区役所にあたる)へ行き、携帯電話所有者の住民登録謄本の発給を受け、結婚しているかどうかを最終確認したという。

 最後の仕事は「結婚している人がこんなことをしたのか。早くカネを渡さなければ家族に知らせる」と、青少年と性交渉をもった男性に脅迫電話をかけることだった。

 今年8月中旬、チェ容疑者など2人と同時に性交渉をもった金某(36/自営業)さんはシン容疑者らに脅迫され、7回に渡って合わせて3000万ウォンを渡した。

 警察は「ハ容疑者は脅迫対象の電話番号がある程度増えると、3~7日程度携帯電話の代理店に就職して情報を引き出し、数日間に渡ってシン容疑者と共に脅迫の電話をかけ、再び電話番号が集まるのを待ち、偽造就職するという生活を繰り返していた」と説明した。

 チェ容疑者らによってシン容疑者らに渡った電話番号は90余。そのうち金さんなど9人が自宅の住所と家族関係まで調べられた挙句、「家族に話す」と脅迫され、300~3000万ウォンを奪われたと警察は説明した。

 ソウル警察庁・機動捜査隊は4日、青少年性売買をした既婚男性を脅迫し、カネを奪った疑いでシン容疑者とハ容疑者を拘束し、チェ容疑者など3人を同様の容疑で書類送検した。

元早大生ら3人、美人局で有罪 東京地裁
2003.10.08 東京朝刊 

 知人の少女に会社員の男性を相手にわいせつな行為をさせたうえ、男性を脅して現金を奪ったとして、恐喝などの罪に問われた元早大生、K被告(二一)=退学処分=ら三被告に対する判決公判が七日、東京地裁で開かれた。

 井上弘通裁判官は「計画的で悪質な犯行だが、若い被告らが社会で更正する機会を一回だけ与える」と述べ、K被告と無職、M被告(二二)に懲役二年六月、執行猶予四年(ともに求刑・二年六月)、リーダー格の無職、I被告(二一)に懲役三年、執行猶予五年(求刑・懲役三年)を言い渡した。この事件では、元日大生(二二)=退学処分=も有罪判決を受け、すでに確定している。

出会い系で「美人局」? 監禁し暴行 札幌・中央区 【北海道】
2003.07.31 北海道夕刊

 31日午前8時40分ごろ、札幌市中央区の美容師の男性(37)から隣人を通じ、「男に監禁され、金を取られた」と110番通報があった。

 札幌中央署の調べでは、男性は同日午前1時ごろ、携帯電話の出会い系サイトで知り合った女性を自宅に呼んだ。その約1時間後に男が現れ、「おれの女に何をするんだ。落とし前をつけろ」などと脅され、現金約5万円を取られたという。

 女性は男が現れると同時にいなくなったが、男はそのまま居座り、午前8時半ごろに「金が足りないので作りに行くぞ」と要求。男性が拒否したところ、男は男性の顔面を殴って逃げたという。同署は男と女性が共謀していたとみて、恐喝、傷害事件などの疑いで調べている。男は20代、女性は20歳前後とみられる。

都立高生らが美人局 出会い系で相手選ぶ 男性に暴行 9人逮捕
2003.06.27 東京朝刊 

 雑誌で得た情報をヒントに、出会い系サイトで呼び出した男性を脅迫して金を取っていたとして、警視庁少年事件課などは強盗致傷などの疑いで世田谷区の都立高二年の少年(一七)ら、十六-十九歳の少年八人と少女一人を逮捕した。

 調べによると、少年らは二月二十七日午後七時二十分ごろ、同区北沢の路上で、出会い系サイトを通じて呼び出した大田区のアルバイトの男性(二三)を、「おれの妹に何をするんだ」と脅迫。区内の公園でスパナなどで暴行し、顔や足に軽傷を負わせて現金一万九千円を奪った上、区内のコンビニエンスストアで、キャッシュカードを使って約七十五万円を引き出した疑い。

 少年らは同様の手口で一月以降、約二十人から約百十万円を奪ったとみられている。待ち合わせの際には、事前に携帯電話のメールを通じて顔写真を送らせ、弱そうな男性とだけ約束していたという。少年らは「金がもうかる上、被害者に弱みがあるので、警察に届けないと雑誌に書いてあったのを見て、やろうと思った」と供述している。

 ≪携帯片手に校内で相談 都立校長「なんともいえないショック」≫

 逮捕された九人の少年らのうち七人が同じ高校に通う生徒と元生徒だった。警視庁の調べでは、少年らは校内でも携帯電話から出会い系サイトにアクセス、「今日やろう」などと相談し、犯行に及んでいたという。

 記者会見した学校長は、校内が犯罪の舞台になったことについて、「なんともいえないショックを受けている。いかなる理由があるにしても許されることではない」と苦渋の表情を浮かべた。

 同校では、携帯電話の持ち込みは禁止していないが、授業中は、かばんやロッカーに入れるよう指導。しかし、実際には、メールの送受信などを行う生徒もおり、学校側の指導も徹底していなかった。

 学校側は「保護者のほうから、『連絡を取りたい』と持たせるケースが多く、禁止はできない。授業中については、厳しく言う先生と言わない先生がいた。今後は一律に、厳しく指導したい」と説明。今後は、今月成立した「出会い系サイト被害防止法」の内容などを検討し、段階を追って指導したいという。

 一方、七人のうち三人は、すでに成績や長期欠席などを理由に自主退学。学校としての処分は当面行わず、保護者や本人の意向を聞き、対処する方針だ。

 同校によると、七人の生徒は、仲の良い友達関係にあり、大半は、遅刻や早退を繰り返し、喫煙や教師に対して暴言をはくなどの問題行動があった。担任も指導に苦労していたという。

 同校は二十八日に保護者会、三十日に全校集会を開き、事件を保護者生徒に説明する予定。学校長は「本校生徒が事件に関与した事実を厳しく受け止め、地域、保護者、生徒と一体になり、教職員とともに二度と事件を起こさないよう最善をつくしたい」と述べた。
出会い系サイトで美人局 高校生ら9少年、強盗傷害容疑で逮捕/警視庁
2003.06.26 東京夕刊 

警視庁少年事件課は二十六日までに、東京都世田谷区在住の都立高校二年の少年(17)ら同じ都立高校に通っていた七人と無職少年(16)の八人、別の都立高校二年の少女(16)の計九人を強盗傷害容疑などで逮捕した。

調べによると、少年らは、今年二月二十七日午後七時半ごろ、同区北沢の路上で、少女と一緒にいた大田区のフリーターの男性(24)を「おれの妹に何をしている」などと脅し、公園で顔などをスパナで殴るなどして全治一週間のけがを負わせたうえ、男性のキャッシュカードで現金約七十五万円を引き出すなどした疑い。

少年らは、女性になりすまし、携帯電話の出会い系サイトに「暇な高校生か大学生来ない?」などと書き込み、顔写真をメールで送ってきた複数の男性の中から、「気弱そうな男性を選んで」呼び出し、知り合いの少女と会わせたうえで、脅していた。

少年らは調べに対し、「今年一月以降、二十人ほどから約百十万円を奪った」と供述している。
19歳で美人局被害、親が$5万払い救出[社労]
2003.06.25 香港 

19歳の香港人青年が、深センで美人局(つつもたせ)被害に遭い、親が身代金5万HKドル払って救出した。2日間に合計3人が類似の犯罪の被害を受けており、夜の遊興目的で深センに行く人々に警告が出ている。

被害者は18日午前4時ごろ、香港とのボーダーに近い春風路のカラオケ店で、ホステス2人から勧められるままに酒を飲んだところ、突然意識を失った。その後一度目覚め、知らない家で自分が寝ているのに気付いたが、直後に再び意識を失い、次に目覚めたのは羅湖公安(警察)派出所の中。3日後の21日になっていた。

被害者が気を失っている間、香港の自宅には「息子を預かっている。身代金20万HKドルを指定する口座に振り込め」との脅迫電話があった。父親は身代金を5万まで値切り、無事救出に成功した。

テレクラを使い早大生ら美人局 警視庁、4人逮捕
2003.06.17 大阪夕刊 

 一流企業の社員らを狙いテレクラを使って美人局をしていたとして警視庁渋谷署は十七日、恐喝と傷害の疑いで東京都板橋区板橋、早大理工学部三年、K被告(二〇)ら四人=別の恐喝罪で起訴=を再逮捕した。

 調べでは、K容疑者らは三月、渋谷区内のビジネスホテルで、知人の女にテレホンクラブで出会った川崎市の男性会社員(三七)とわいせつな行為をさせ、直後に男性を脅迫。クレジットカードと運転免許証を奪い、首を絞め一週間のけがを負わせた疑い。

教育ママ、美人局で学費稼ぎ
2003.02.13 香港 

売春した相手の男に脅迫電話をかけて金銭を脅し取っていた女に対する裁判が11日に開かれた。張被告(28)は娘(6)、同居する男性、男性の息子(11)の4人暮らし。男性は数年来、ぜんそくを患い無職で、張被告らは政府の生活援助金数千ドルを受け取り生活していた。

2001年、張被告の娘が小学校進学に当たり、九竜塘の名門小学校に合格。月々7,000HKドルの学費を稼ぐため、張被告はホステスと売春、さらに美人局稼業を始めた。サービスが終わった後、共犯の男に外から電話をかけさせ金を脅しとる手口。ある学生は、広告を見て張被告に電話をかけて「注文」、サービス料として600HKドル支払った後に、「家族を皆殺しにするぞ」と脅され、現金8,000HKドルを奪われていた。

援助交際持ちかけ…強盗で生計 中1少女 “美人局” 府警、3少年を逮捕
2003.02.07 大阪朝刊 

 中学一年生の少女が援助交際に誘い出した見知らぬ男性に、先輩の少年らが因縁をつけて暴行する美人局(つつもたせ)の手口で現金三万五千円を奪ったとして、大阪府警少年課と生野署は六日までに、強盗致傷の疑いで大阪市生野区などの十五、十六歳の無職少年三人を逮捕、同区の中学一年生の少女(一三)を補導した。グループはこの手口で生活費を稼ぎながら、同じアパートの一室に寝泊まりしていたという。

 調べでは、少女は昨年九月十七日未明、生野区の路上で、車で通りかかった住吉区の不動産業の男性(三五)を呼び止め、「援交いけるで」と近くの公園に連れ込み、待ち伏せしていた少年三人が「俺の女に何手を出してんねん。金出さんかい」と脅迫、ビニール傘で殴るなどして現金三万五千円を奪った疑い。男性は軽いけがを負った。

 グループはテレクラを使って同様の犯行を繰り返していたことを供述しており、被害は十五件、計数十万円に上るとみられる。今回の事件もテレクラで誘い出した男性と間違えて声をかけ、そのまま犯行に及んでいた。

 犯行当時、グループは、一人の親が借り与えていた生野区内のアパートの一室で共同生活。「強盗で生計を立てていた」などと供述しているという。

“美人局グループ”新たに4人逮捕 6月にも犯行=北海道
2002.11.22 東京朝刊

人気漫画「ミナミの帝王」をヒントに美人局(つつもたせ)で現金を脅し取ったとして六人が逮捕された事件で、札幌東署は二十一日までに、札幌市東区伏古六の二、無職M(21)、同市白石区菊水七の三、D(27)両容疑者と少年少女四人(十七-十九歳)の計六人を恐喝容疑で逮捕、住所不定の無職少年(17)を同容疑で札幌地検に書類送検した。

調べによると、M容疑者らは、今年六月下旬、知人の同市東区の男性(21)と厚別区の男性(32)を市内の居酒屋に呼び出し、一緒に飲食した少女(18)が東区の男性を公園に連れ出した際、「組長の娘に手を出した」と言いがかりをつけるなどして、消費者金融で借金をさせて二人から計約四百六十万円を脅し取った疑い。

M、N両容疑者と書類送検された少年は今年三月、同様のやり方で百九十万円を脅し取ったなどとして、九月に札幌中央署に同容疑で逮捕されていた。

調べに対し、M容疑者らは「一度成功したので味をしめた」と話しているという。
【追跡】出会い系サイトで少年強盗 「若い女性のフリすれば」
2002.06.11 東京朝刊 

 「若い女のふりをすれば、面白いようにひっかかった…」。出会い系サイトを利用して約束の場所に現れた男性から現金や車を奪い、強盗傷害などの疑いで18歳の少年2人が逮捕される事件があった。少年らは警視庁亀有署などの調べに、こううそぶいたという。増加する一方の出会い系サイトを悪用した犯罪。少年らは20代を中心とした被害者の男性らを、いとも簡単に手玉に取っていた。

 ◆盲点悪用“下心”手玉

 今月初めまでに、逮捕されたのは、千葉県茂原市の無職少年(一八)と東京都葛飾区の通信高校生(一八)。

 男の“下心”を巧みについた少年二人の手口はこうだ。まず、実在する知人女性の名を使い、携帯電話の出会い系サイトで「友達になりましょう」などと書き込みをする。それを見て連絡してきた男性と数回、やり取り。女子高生になりすまし、「勉強が苦手」などと書き込んで信用させたこともあった。

 その後、深夜に会うよう約束。待ち合わせ場所は、犯行が発覚しないよう、人けがない荒川、中川、江戸川などの土手を指定していた。

 川の土手に被害者の男性が車で到着すると、二人がいきなり襲いかかり、車から引きずり出したうえ、殴るけるの暴行を加えて現金や車を奪うという手口。

 四月六日未明に被害にあった千葉県船橋市の会社員(二四)は自分が乗ってきた車に監禁されて葛飾区内から都内各所を連れ回され、約七時間後にようやく、すきを見て車外に逃げ、近くの工事現場に助けを求めた。

                 × × ×

 「遊ぶ金と車がほしかった。若い女のふりをすれば必ず来ると思った」。二人の動機は単純なものだった。

 二人は四月ごろから約二カ月間に、東京都葛飾区などで計八件も同様の犯行を繰り返したと自供。奪った車は少なくとも五台に上り、ナンバープレートをつけ替え、乗り回すなどしていた。

 出会い系サイトをめぐっては、誘い出された女性側が犯罪に巻き込まれるだけではなく、この事件のように、男性側も犯罪に巻き込まれるケースも増えている。

 女性が誘い出した男性に、別の男性が因縁をつけて現金などを奪う「美人局(つつもたせ)」なども頻発。出会い系サイトは「犯罪の温床」となっているのが現状だ。

 捜査関係者は「文字だけのやり取りで、相手の性別さえ確認できない出会い系サイトの盲点を悪用している。犯罪を起こす側が悪いのは当然だが、安易な利用の危険性も認識してほしい」と警鐘を鳴らしている。

連載 出会い系(4)あの手この手で美人局… 正体不明の人たちが向こう側に
2002.01.19 日刊スポーツ 

電脳世界を舞台にやり取りする出会い系サイトには、一部でさまざまな「落とし穴」が待ち受けている。水面下で恐喝、美人局(つつもたせ)が続出し、「サクラ」女性を使ったウソなど当たり前という。さらに携帯電話の「画像付きメール」を使った最新だまし手口まで出現。ささいなトラブルが殺人事件に発展した例も出た。パソコン、携帯電話の向こう側では、会うまで「本当の正体」が分からない人たちがうごめいている。

30代男性会社員A氏は昨年末、サイトで知り合った自称16歳少女と喫茶店で会った。少女は「私のパンツの色分かる? ここじゃ見せられないからあっち行こう」と店を出て、A氏を薄暗い雑居ビルまで連れていった。踊り場で少女がスカートをめくった直後、茶髪の20歳前後の若者2人が出現。「何やってんだ。ふざけんじゃねえぞ!」。A氏は全力で逃げた。「すごい迫力でした。つかまっていたら暴行されていたでしょう。少女は途中でメールをだれかに送信していた。慣れていたので常習でしょう」。

出会い系サイトで知り合う男女が増える一方、だまし、恐喝、美人局などのトラブルも続出している。ネット上のトラブル解決に取り組む「WEB110」主宰者のY氏が解説する。「出会い系サイトには普通のビジネスで経営している業者と悪質業者の2つあります。後者にも(1)最初『無料』とうたい後で高額の利用料を請求してくる(2)『素人女性紹介』とうたって男性に性的傾向などのアンケートを送らせその後秘密をネタに口止め料を請求してくる、などの手口があります」。

「恐喝」手口は巧妙だ。吉川氏によると最近、アンケートを業者に送った男性利用者に、こんなメールが送られてきた。「(アンケートを)あなたの両親や近所の人、職場の上司にも公表する場合があるということです。特別対策料として2万5000円を郵送していただければ、今まで通りとさせていただきます。期限は10日以内とします」。

よりこうかつな新手口も出現している。美女の「画像付きメール」で男性を安心させ、呼び出してだますやり方だ。デジカメ付き携帯電話ブームで、画像メールがはやっていることが背景にある。「サイトで知り合った女性から画像メールがきた。美人だったので会ったら『知っている店行こう』と言われ、新宿のバーに行った。約30分後、怖い男が現れ8万円ぼったくられた」(30代自営業者)。

軽度の「ウソ」もまん延している。一部業者が「サクラ」女性と契約し、素人を装わせて男性へメールを書かせているという。あるサイト主宰者は「業者急増や宣伝メール規制で、女性会員を増やすのが難しいからです。女性の約8割がサクラのサイトもあります。ギャラは男性あてに1通メールを書くたびに50円程度です」と話した。

警察庁によると昨年上半期、出会い系サイトで知り合った男女間で発生した事件302件のうち、殺人5件、恐喝8件とトラブルは一部で表面化し始めている。吉川氏は「スカウトを装った男性がタレント志望の女性とサイトで知り合い、呼び出した後に集団でレイプした話を最近聞きました」。サイト主宰者は「別の人間を演じられ、だますのも簡単。それが出会い系サイトの面白いところでもあり、怖いところでもあるのです」。 【広部玄】

◆最近の出会い系事件

▼監禁殺人 昨年7月、埼玉県越谷市の県立高校教諭(37)がサイトで知り合った元風俗店勤務の女(19)と金銭トラブル、監禁された後、遺体で発見。女の知人の暴力団組員(31)らが逮捕。

▼メル友殺人 昨年4月、京都の女子大生(当時19)の水死体が宇治川で見つかった事件で、アルバイト男(25)が殺人容疑で逮捕された。2人は数カ月間メールを交換した友人。

▼窃盗 サイトで知り合った女子大生(22)を買い物に行かせたすきにバッグを盗んだ容疑で昨年6月、すし店店長(27)を逮捕。

▼恐喝 サイトで知り合った女子中学生と食事をしたことを材料に公務員(35)から千数百万円を脅し取ったとして神奈川県のビラ配り男(33)を昨年5月逮捕。

400人から2300万円?美人局 ノートに犯行記録、恐喝容疑で愛知の夫婦を逮捕
2001.02.27 東京夕刊 

 ◇恐喝容疑、ノート7冊に犯行記録

 伝言ダイヤルで呼び出した売春相手から多額のカネを脅し取っていたとして、愛知県警南署は26日、愛知県知多市つつじが丘3、自称塗装業、K(34)と妻の無職、T(30)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。智枝容疑者は売春や“美人局(つつもたせ)”などの様子をノート7冊に克明に記録し、恐喝相手には「今後は浮気をしません」「抗議を申し立てません」などと誓約書を書かせていた。

 調べでは、K容疑者は1月16日午後2時ごろ、名古屋市南区のマンションの一室で、T容疑者が伝言ダイヤルで誘い出した愛知県西春日井郡在住の男性(28)に日本刀を突きつけ、「勤め先や奥さんに知られたら困るだろう。おれの気持ちをどうしてくれる」などと脅迫。近所の消費者金融2カ所から計100万円を借りさせ、これを脅し取った疑い。

 T容疑者は1999年10月ごろから伝言ダイヤルなどで知り合った男性を相手に1回3万円前後で売春。昨年6月からは夫婦で美人局を始め、約400人から計2300万円を稼いでいた疑いが持たれている。

美人局の夫婦を逮捕 ノート7冊、犯行記録を詳細に--愛知県警
2001.02.27 中部朝刊 

 ◇7人から2300万円?

 伝言ダイヤルで呼び出した売春相手から多額のカネを脅し取っていたとして、愛知県警南署は26日、愛知県知多市つつじが丘3、自称塗装業、K(34)と妻の無職、T(30)の両容疑者を恐喝容疑で逮捕した。T容疑者は売春や“美人局(つつもたせ)”などの様子をノート7冊に克明に記録し、恐喝相手には「今後は浮気をしません」などと誓約書を書かせていた。

 調べでは、K容疑者は1月16日午後2時ごろ、名古屋市南区のマンションの一室で、T容疑者が伝言ダイヤルで誘い出した愛知県西春日井郡在住の男性(28)に日本刀を突きつけ、「奥さんに知られたら困るだろう。おれの気持ちをどうしてくれる」などと脅迫。消費者金融2カ所から計100万円を借りさせ、これを脅し取った疑い。

 T容疑者は1999年10月ごろから伝言ダイヤルで知り合った男性を相手に1回3万円前後で売春。昨年6月からは夫婦で美人局を始め、約400人から計2300万円を稼いでいた疑いが持たれている。

「美人局」6人を逮捕 被害総額は約1733万円--県警など /千葉
2001.02.01 地方版/千葉 

 柏市や松戸市など常磐線沿線で、女性との交際に因縁を付け恐喝する「美人局(つつもたせ)」を組織的に行っていたとして、県警と柏、松戸両署の合同捜査班は31日までに、住所不定、無職、田平信一容疑者(26)ら6人を恐喝、恐喝未遂容疑で逮捕、74件(被害総額1733万5000円)を検挙し捜査を終了したと発表した。

 調べでは、田平容疑者は無許可で金融業をしていた際、返済できなくなった主婦らに売春を指示。主婦らが柏、松戸市内などのテレホンクラブや伝言ダイヤルで男性客を見つけ、田平容疑者に携帯電話で連絡。男性客が主婦らとともにホテルに入る前後に、同容疑者がグループの中から選んだ脅し役が「浮気調査をしている」などと恐喝し、指定の口座に1人数万円から100万円を振り込ませていた疑い。

 被害者は千葉をはじめ1都4県の22~59歳の男性。柏署は「被害届を渋る例が多く、実際はこの倍はあるのではないか」と話している。

松戸の監禁 田平容疑者、客恐喝の“司令塔” 電話で指示与え=千葉
2000.10.04 東京朝刊

 ◆客引きの女 実行役の男

 東京都大田区の無職男性(20)を松戸市内のマンションに監禁し、殴るけるの暴行を加えたなどとして、住所不定、無職T容疑者(25)ら六人が三日までに、逮捕監禁、強盗傷害などの疑いで松戸署に逮捕された。調べによると、T容疑者は柏市、松戸市など常磐沿線で美人局(つつもたせ)を組織的に行っている恐喝グループの主犯とみられ、客引きの女からの連絡を受け、恐喝を実行する男に電話で指示するシステムを作り上げていた。今回の事件は、この脅し役として男性を仲間に引き入れようとしたものと見て、同署などで全容解明を進めている。

 調べによると、T容疑者は以前経営していたパブの女性従業員らに、客を取るように依頼。女性は、都内から茨城県内まで常磐線沿線のテレホンクラブ、ツーショットダイヤル、街頭での客引きなどで客の男性を引っかけ、現在地やホテルなどを電話でT容疑者に連絡。これを受けたT容疑者が、恐喝を実行する男をグループの中から選び、現場に急行させ、客を恐喝させていた。客には、「家族などにばらされたくなければ」などの脅し文句とともに、現金の振込先を教え、客の携帯電話の番号と示談書を取っていた。

 T容疑者は、パブの従業員や主婦ら十八-四十歳の女約十人を配下に置いていたと見られる。女の中には、最初は客と数回食事をして、恐喝に値するか値踏みをしたうえで、T容疑者に連絡することもあり、美人局の手法などは女に任されていた。

 恐喝の実行犯の男については、T容疑者が遊び仲間の紹介などで勧誘。T容疑者の本当の名前を知らせず、全員がT容疑者を「工藤」「高橋」など別の名前で呼び、T容疑者もそれに応じた名刺を用意、実行犯が捕まっても自分に累が及ばないよう、巧妙に操っていた。

 被害届が出ているのは十数件だが、振込先の口座には、数十人の被害者から、一人当たり十-八十万円が振り込まれ、被害総額は今年七月からの二か月間足らずで、一千万円近くにのぼると見られている。

 直接の容疑となった事件は、この美人局のシステムを拡大するため、メンバーから紹介された被害者の男性を勧誘したが、男性が応じなかったため、監禁のうえ暴行を加え、乗用車を奪うなどして発覚した。男性は胸の骨を折るなど、約二か月の重傷を負った。

 同署では、昔ながらの恐喝の一形態の美人局を、システム化した新手の手法として、県警捜査一課などの協力を得て、男性の逮捕監禁事件を突破口に、全容解明に向けた捜査に乗り出した。

恐喝などで、暴力団組員と少女を逮捕--高崎署 /群馬
2000.01.27 地方版/群馬 

 「美人局(つつもたせ)」で現金を脅し取ったとして、高崎署は26日までに、高崎市下小鳥町の暴力団M会系組員、O(27)、同市石原町の同I会系組員、M(32)の両容疑者と、高崎市内の無職の少女2人(ともに17歳)を恐喝と恐喝未遂の容疑で逮捕した。

 調べでは、4容疑者は8日深夜、同市飯塚町の消費者金融無人店舗の駐車場で、前橋市に住む自営業の男性(55)から現金25万円を脅し取った疑い。更に11日昼間、同市内の消費者金融の駐車場で現金25万円を脅し取ろうとした疑い。

 O、Mの両容疑者は、交際していた少女らに男性を誘わせて、金を脅し取ることを計画した。少女の1人が声を掛けて男性とラブホテルに入ったところで、両容疑者が現れ「おれの女に手を出したな。50万円を払え」と脅した。その日に現金を借りさせて受け取ったが、残額の支払いを求められた男性が、約束場所へ向かう前に同署に相談した。

テレクラでデートの誘い…行って見れば妊婦 出産資金に困った“美人局”夫婦
1997.04.26 東京朝刊 

 テレホンクラブで臨月の妻を利用し出産資金などを稼ごうとした、あきれた美人局(つつもたせ)夫婦の夫が二十五日までに、警視庁東村山署に逮捕された。妻は犯行五日後に女児を無事出産したため、任意で取り調べを受けている。

 強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、埼玉県新座市新堀二ノ一四、無職、Y容疑者(二八)。

 調べによると、Y容疑者は四日午後八時ごろ、無職の妻(二一)に東京都清瀬市内のテレホンクラブに電話をかけさせ、小平市の配管工の男性(二七)を近くの駐車場に呼び出し、「おれの連れに手を出したな」などと因縁をつけ、男性の顔を十数回殴り、金を奪おうとした疑い。男性は二週間のけが。Y容疑者らは通行人らに騒がれ、何も取らずに逃げたが、女性のおなかが大きかったなどの目撃証言から逮捕された。

 夫婦はサラ金に多額の借金があり、家賃も滞納する中、妻の出産が迫り「生活費に困ってやった」などと供述している。他にも同じ手口で数件の犯行を重ねたと言っており、同署で裏付けを急いでいる。

「援助交際するオヤジ許せぬ」 容疑の高校生が供述--東京
1997.03.11 大阪夕刊 

 「援助交際するオヤジは許せない」--。ガールフレンドの売春相手に重傷を負わせ、100万円を奪おうとした強盗傷害事件で、警視庁原宿署に逮捕された高校生4人がそう供述していたことが11日、分かった。渋谷の街で男から声をかけられるのを待つ女子高生の姿を見るたびに、「オヤジ」に怒りをつのらせたというが、同署は、自分たちの犯罪行為を正当化する理由、とみている。

 高校2年の少年4人は、仲間の通信制高校生の少女(16)の売春相手に特殊警棒などで1カ月の重傷を負わせ、14万5000円を奪ったとして、逮捕されていた。

 同署は逮捕前、少女が売春相手の男を呼び出し、少年が金を脅し取る「少年版の美人局」とみていた。だが、逮捕した少年たちは「普通の高校生」(捜査幹部)で、その1人、少女のボーイフレンドの少年は都内有数の進学校の生徒。

 事件のきっかけは、2月3日夜、「泣いたのに無理に援助交際させられた」という少女からの電話だった。電話を受けた少年は「怒りで頭が爆発しそうだった」という。少年は、少女と1月に渋谷で知り合い、携帯電話で連絡を取ってはデートする仲だった。

 少女は同日夕、池袋駅で知り合ったホステス勧誘業の男性(29)に誘われてホテルに行き、3万円をもらっていた。「無理に」というのは「彼の関心をひきたくて」ついた少女のウソだった。激怒した少年は「彼女がレイプされた。復しゅうする」と友人に話を誇張して電話。友人3人が乗り、「どうせなら男から慰謝料を取ろう」と計画した。

 翌4日、少女が少年に言われるままに売春相手の男性を原宿に呼び出した。少年4人は男性を近くのマンションに連れ込み、特殊警棒やエアガンで暴行、14万5000円を奪った。

 さらに100万円を要求し、少年3人が2月9日、約束の渋谷駅に現れたところを逮捕、残る1人も今月1日に逮捕された。

 4人は渋谷で知り合った遊び仲間。「渋谷のセンター街で、いつも女子高生がオヤジに声をかけられるのを待って立っている。援助交際するオヤジはみな許せない」と訴えたという。

 藤本哲也・中央大教授(犯罪学)は「被害者を非難したり、だれかのための犯行と自己正当化するのは少年犯罪の特徴。一方で、この種の事件が続く背景には、女子中高生と援助交際する大人への怒りがあるのだろう」と分析する。

女子専門校生使い男性を誘惑 金品強奪の3人逮捕 恐喝容疑など
1996.08.09 東京朝刊 

 知り合いの女子専門学校生と共謀して、テレホンクラブなどを使って“美人局(つつもたせ)”を繰り返していた元ホストらが八日までに、恐喝容疑などで警視庁に逮捕された。元ホストらは東京都新宿区内の飲食店に忍び込み、現金を盗んだうえ火を放った放火窃盗の疑いも浮上しており、警視庁で追及している。

 捕まったのは、元ホストのI(二六)、K(二三)両容疑者と女子専門学校生(二〇)。

 調べによると、I容疑者らは今年三月、知り合いの女子専門学校生にテレホンクラブに電話をかけさせたり、路上で見知らぬ男性に「暇だから遊びに連れてって」などと声をかけさせたりして誘惑。

 用意していた東京都世田谷区内のアパートの一室に誘い込み、約十分後あらかじめカギを開けておいた玄関ドアから部屋に乗り込み因縁をつける手口で現金などを脅し取っていた疑い。

 I容疑者らは、現金のほかにロレックスの腕時計など身ぐるみ奪い、キャッシュカードで預金を勝手に下ろすなどしていた。これまでに判明しているだけで、二十-四十九歳の男性四人が被害にあっている。

新手の“美人局強盗” テレホンクラブで呼び出し--大阪・吹田市
1996.05.17 大阪夕刊 

 大阪府吹田市で今月13日未明、テレホンクラブで知り合った女性と歩いていた男性が2人組の男に襲われ、手提げかばんを奪われた強盗傷害事件があり、大阪府警吹田署は17日までに、この女性が強盗グループの一員で、テレホンクラブを利用した新手の“美人局強盗”との見方を強めた。大阪府内にはテレクラが約160店あるが、その匿名性に被害が発覚しにくい面があり、府警は注意を呼びかけている。

 事件は13日午前2時40分ごろ、大阪市都島区のJR京橋駅近くのテレクラで、大阪府内のパチンコ店員(33)が電話をかけてきた女性と会うことを約束。約1時間後、指定通り、約7キロ離れた地下鉄御堂筋線江坂駅近くの公衆電話ボックスで女性と会った。

 2人で歩き始めた直後、若い2人組の男にバットようのもので頭部を殴られて約1週間のけがを負い、キャッシュカードなどが入ったかばんを奪われた。店員が110番通報して現場に戻ると、女性の姿はなかった、という。

 吹田署は、(1)被害者が女性と会った際、2人組がその電話付近にしゃがみこんでいた(2)襲われた時、女性は悲鳴を上げなかった(3)事件後、女性から匿名でも警察に届け出がない--などから、女性も共犯だったとの見方を強めた。

 女性は18~20歳、身長163センチ前後。ショートヘアで、グレーのトレーナーにグレーのズボン姿。2人組も同年齢で、黒っぽい服装だったという。府警によると、テレクラを利用した犯罪は大部分が売春で、こうした“美人局強盗”が確認されたケースはない。

72歳男性テレクラ遊び 19歳とチェックイン後脅迫され300万円未遂
1993.11.27 日刊スポーツ

 72歳の男性がテレホンクラブで知り合った女性とホテルにチェックインしたところへ、女性の仲間の男性が現れて脅される事件があった。警視庁八王子署は26日、東京都日野市の指定暴力団K会系組員K(21)と同市同K(24)、八王子市内の無職A子(19)の3容疑者をこの男性から金を脅しとろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 先月26日、八王子市内に住む72歳の無職の男性は、フリーダイヤルに電話してくる女性と会話ができる「テレホンクラブ」で遊んでいた。早いもの勝ちのダイヤル争いを制し、つながった孫のような年齢のA子と意気投合。待ち合わせ後、同市内のホテルへチェックインした。

 しかし直後に、K容疑者らが部屋に乱入。「人の女房をどうする。後始末をつけろ」と脅迫した。その場で念書を書かせ300万円を用意するよう指示した。

 男性は悩んだ末に八王子署に被害届を提出した。今月8日、男性宅に金を受け取りに現れたK容疑者はその場で現行犯逮捕された。同容疑者の供述から26日、A子とKの両容疑者を逮捕した。同署では余罪を追及している。

 テレクラを利用する高齢者は数少ないが、金回りのいい中年以上の男性は今回のような「美人局(つつもたせ=女性が夫や愛人と相談の上、ほかの男性を引き入れ、言いがかりをつけて金品をゆすること)」に引っ掛かるケースはよくあるといわれる。テレクラに詳しい風俗ライターによると、6年ほど前に、50代のサラリーマンから30万円を脅し取った事件が起きたという。その時は客が店に「やらせじゃないか」と怒鳴り込み、表ざたになることを恐れた店側が半額を弁償したという。

 ★高齢者と性 高齢者の性をテーマにした、心理学者・波多野完治氏(88)の本「吾れ老ゆ故に吾れ在り」がベストセラーになっている。「男でなくなってみると、性について考える時間が長くなった」という自分の体験を交えながら「高齢者に性欲があるのは当たり前」と偏見を戒めている。また長崎県の長寿大学では、高齢者の性を講座の一つに取り入れている。

西武 「銀座美人局事件」関与問題 清水代表が会見、きょう本人に厳重注意
1993.06.04 日刊スポーツ

 都内の会社経営者らが「マンションの一室で大麻を吸い、隠し撮った情事ビデオを公表する」と男女二人(起訴済み)から現金を脅し取られた事件で一部プロ野球選手も関与していたとの報道を受け、西武清水球団代表は3日、埼玉・所沢の球団事務所で記者会見を行い「該当する選手はいましたが、脅迫など報じられているような事実はなかったと判明した」と発表した。

 同代表は事件が報道された2日、対ダイエー戦で福岡遠征中のチームに対し調査を行い、自軍の一選手が被害者リストに含まれていたことを確認。該当選手から事情聴取した目黒代表補佐から経過報告を受けた。問題とされる大麻吸引について「(捜査当局に)確認はしていないが、それはないと聞いた。本人を100%、信用している」と否定した。今回の事件では被害者の色合いが濃いため「該当者本人の立場上、名前は差し控えさせてもらう」と明らかにしなかった。

 しかし事件に巻き込まれた点について「軽率な行動を取った、ということで昨夜(2日)本人に電話で厳重に注意した」。きょう4日改めて直接注意を与える。原野パ・リーグ会長にはこの日、電話で事情説明した。

 事件に関係した主力選手は「代表とは電話で話した。こんな騒ぎになり、球団や他の選手に迷惑をかけ申し訳ない」と傷心の表情だった。

 ★「処分は球団に任す」原野パ会長

 パ・リーグの原野会長には午後4時過ぎに西武清水代表から事件の報告が電話で入った。同会長は「大麻を吸っていたなら問題でしたが、その事実はないということでした。その時点で処分などは西武球団にすべて任せました。こちらから、処分はしません」と説明。事件が大きくならずホッとした表情だった。
札幌で少年少女4人が美人局、テレクラ利用者を脅す
1988.11.08 北海道新聞朝刊全道 

 札幌中央署は七日までに、テレホンクラブを利用した美人局(つつもたせ)で現金を脅し取っていた少年少女四人組を恐喝の疑いで札幌地検へ送致した。

 送致されたのは、十七歳で無職の少年二人、少女一人と飲食店員の少女(18)=いずれも札幌市北区内=の四人。

 調べによると、四人はテレホンクラブで知り合った男性に関係をもちかけ、現金を脅し取ろうと計画。四日午後八時ごろ、少女の一人がおとり役になって、ススキノのテレホンクラブに電話し、同豊平区内の男性会社員(40)とデートを約束。他の三人は同午後九時十分ごろ、同中央区内のラブホテル前で二人を待ち伏せ「おれの女に手を出してどうおとしまえをつけるのよ」「組の者だ。家に電話する」などといい、会社員から現金二万円を脅し取った疑い。

泊まって、500万円脅し取る 美人局の男女5人逮捕/警視庁
1987.06.11 東京朝刊 

 警視庁暴力団犯罪取締本部と麻布署は十日までに、誘われた会社員の自宅に泊まり、一転して脅迫する“美人局(つつもたせ)”で預金を解約させ、現金五百万円を脅し取っていた東京都新宿区西新宿七の四の六、暴力団幹部A(22)、住所不定、無職申B(21)、同、C(21)ら少年二人を含む計五人を恐喝の疑いで逮捕した。

 調べによると、申は五月十八日午前二時ごろ、港区六本木の繁華街で、不動産会社社員Aさん(59)に誘われ、もう一人の女性とともにAさん方に泊まった。翌十九日深夜、BとAと少年二人の四人でAさん方に押しかけ、Aさん夫婦名義の定期預金証書や預金通帳を奪ったうえ、二十日朝、港区内の郵便局と都銀でAさんにむりやり定期預金など六口を解約させ、計五百万円を脅し取った。

報道された恋愛トラブル事件
報道された恋愛トラブル事件
報道された恋愛トラブル事件

報道された恋愛トラブル事件

 「殺してと言われた」 福井・院生殺害 逮捕の准教授供述
2015.03.17 朝刊 

 福井県勝山市で東邦大(千葉県)の大学院生Aさん(25)=同市本町一=が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された福井大大学院特命准教授のB容疑者(42)=同市長山町二=が「(Aさんが)睡眠薬を飲んで苦しがり『殺してくれ』と言われた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、Aさんは十二日早朝、自分の軽乗用車でB容疑者宅を訪れ、二人で外出。その後、Aさんは事前に飲んだ多量の睡眠薬が効いてきたといい、B容疑者は「(Aさんが)苦しみながら『殺してくれ』と言ったので、首を絞めた」と供述。

 さらにB容疑者は「以前から『死にたい』『殺してくれ』などと(Aさんから)言われていた」と話しているという。

 二人を知る複数の関係者の話では、Aさんは、妻と子ども二人がいるB容疑者との間で恋愛トラブルを抱えていたという。事件当時、Aさんが飲んだ睡眠薬は医師から処方され、最近はAさんの精神状態が不安定だったとみられる。

 B容疑者は二〇一一年度から勝山市に移り住み環境教育を展開。Aさんも昨年四月に同市に転居した。同十月には体調不良を理由に休学する一方、今年一月には住民票を勝山市に移した。

 県警は十六日、B容疑者の自宅を家宅捜索した。

原因は男性同士の恋愛トラブル?台所収納から52歳男性の遺体
2014.12.24 フジテレビ 

きのう夜8時ごろ名古屋市中村区の住宅の台所の収納スペースから男性の遺体が発見された。死因は胸部を刺されたことによる出血性ショック死。発見したのは39歳の男性。体はくの字で着衣は乱れ半裸状態だったという。殺害されたのは52歳の男性で遺体の発見された家の39歳の男性と2人で1年半ほど前から暮らしていたという。警察はこの家に出入りしていた複数の男性から話を聞いた。浮かび上がってきたのは殺害された52歳をめぐる男性同士の交際トラブルか。近所の人によると家から言い争うような声が聞こえてきたと言う。39歳の男性は先月警察に「知人男性から言い寄られている」と言っていたという。警察は39歳の知人である複数の弾性から事情を聴いており恋愛感情のもつれがトラブルに発展した可能性もあるとみて捜査している。

米高校の銃撃事件、失恋が動機か 女子生徒と恋愛トラブル
2014.10.25 共同通信 国際 

 【ワシントン共同】米西部ワシントン州の高校で男子生徒が友人らを銃撃して女子生徒1人が死亡、男女4人が重傷を負った事件で、発砲後に自殺した男子生徒が、失恋して落ち込んでいたことが動機となった可能性があることが分かった。ロイター通信が25日報じた。

 ロイターによると、男子生徒は最近、銃撃された女子生徒の1人との間で恋愛のトラブルがあったという。この女子生徒が死亡した被害者かどうかは不明。

 直接の関係は明らかになっていないが、男子生徒は21日、短文投稿サイト「ツイッター」に「僕はひどく打ちひしがれている」と書き込んでいた。

 警察は捜査中だとして動機についてはコメントしていない。
志村けん 恋愛トラブルゼロ!何故?
2014.08.23 よみうりテレビ 特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル 

1991年6月、志村けんと石野陽子熱愛発覚。恋愛の噂が尽きない志村けんだが、女性との間にトラブルが起きないのはなぜかというと、「別れる時に相手の要望を全部飲む」からだという。志村けんは過去に別れる相手から1000万円を請求され、翌日振り込んだと話した。

ストーカー被害最多/県警認知 昨年上回る197件/1~10月
2013.12.12 本紙-1版 

 県警が1~10月に認知したストーカー被害の件数が、昨年1年間の180件を上回る197件となり、過去最多となっていることが11日、分かった。増加の理由についてストーカー被害の支援者は「西海市や神奈川県逗子市などで悲惨な事件が相次いで発生しており、積極的に警察に相談する被害者が増えているのではないか」と分析している。

 県警生活安全企画課によると、ストーカー規制法に基づく警告件数は59件(前年同期比10件増)、同法違反での摘発は1件(同5件減)、脅迫や住居侵入など他法令での摘発は14件(同7件減)だった。

 摘発した事例では、元交際相手の女性に電話を繰り返したり、「愛している」などとメールを送り付けたりしたとして1月に同法違反容疑で50代の男を逮捕。インターネットで知り合った女性にしつこく連絡し脅したとして、10月に脅迫の疑いで20代の男を逮捕している。

 ストーカー被害者から相談を受けるNPOヒューマニティの小早川明子理事長は、認知件数の増加は「インターネットの交流サイトやLINEの普及により、相手を深く知らない状況で交際し、恋愛トラブルに巻き込まれるということが背景にあるのでは」と指摘している。

広島 16歳遺棄 少女の間に“恋愛トラブル”も?
2013.07.19 テレビ朝日 スーパーJチャンネル 

広島県の16歳少女遺棄事件で、被害者と加害者の間に恋愛トラブルがあった可能性が出てきた。被害者と見られる少女が4月に書いたブログは被害者に対して大好きなどと書いていたが、犯行直前のLINEでのやり取りでは被害者と加害者の少女らが言い争いをしていた。最初に逮捕された少女は接客業とみられる仕事をしていて、警察は売上金の分配をめぐって被害者少女とトラブルになっていたと見ている。逮捕された少女らは被害者少女を遊びに行こうと誘い出し、逃げられないようにして殴る蹴るの暴行をしていた。逮捕された5人はLINEを使って写真やメッセージのやり取りをしていて、運転手役をした容疑者らは白いワンボックスカーを使って被害者を連れ去っていたと見て警察が調べている。スタジオで事件について解説。萩谷順は、逮捕された人は少年でそれぞれがやったことがきっちりと掴めてなく、初対面の少女らが憎しみを共有してこうなったか解明することがいっぱいあると解説した。

■東京大阪リポート  中高年の恋愛ご用心 N弁護士(高知市出身)相談本出版  思わぬ相続トラブルも 遺言、親類への配慮重要
2013.05.21 朝刊 12頁 地域特集 

 熟年離婚、事実婚、年の差婚…。平均寿命が延び続け、中高年の恋愛、結婚観が多様化する中、相続などをめぐるトラブルも後を絶たない。このほど、「枯れ木に花が咲いたら迷惑ですか?高齢者恋愛トラブル相談室」を出版した高知市出身で、第二東京弁護士会所属のN弁護士(63)に、そうした問題の対処や心構えを聞いた。
 民間企業に勤める50代の既婚男性。妻との関係が冷え切っていたところ、単身赴任で出会った40代後半の飲食店経営の女性と、恋に落ちた。
 男性名義でマンションを購入し、女性と同居するようになる。男性の妻も不倫の事実は知っていたが、関係が5年ほど続いた後、男性は病死。N弁護士は妻から相談を受け、女性を相手にマンションの明け渡し訴訟を起こした。

  ▼「死後」のケア
 「立場を変えれば、女性の生活基盤であるマンションを奪うことが、妥当かどうかの問題もある」とN弁護士。
 事実上の夫婦生活を送っていた女性側も「私もマンション代に稼いだ金を入れている」と主張。結果は、女性が2年以内に明け渡すことを条件に和解が成立した。
 N弁護士によると、こうした重婚的状態でも、共同生活の実態がある以上、男性と女性との間には、互いに助け合って生活しなければならないとする、民法の扶助義務が発生する。
 しかし、このケースでは、あくまで相続権を持つのは婚姻関係を持つ妻。こうしたトラブルを避けるためには、マンションを共同名義にするなどの対処が考えられ、N弁護士は「自分の死後のことも想定し、ケアしておかないと、妻にも女性にも迷惑を掛けることになる」と話す。

  ▼感情のしこり
 たとえ不貞関係でなくとも、中高年の結婚では思わぬ感情のしこりを残すこともある。
 定年間際の独身男性が、40代女性と20歳差婚したケース。数年の夫婦生活の後、男性は死亡。妻は形見の品などを整理するため、別荘として出入りしていた、県外にある男性の実家を訪れた。しかし、鍵は付け替えられており、女性の荷物は野ざらしになっていた。さらに男性の兄弟から「この家は○○家のものだ」と言われた。
 このトラブルの根底にあるのも、相続問題。高齢の親が再婚した場合、相続分の半分は妻の取り分。兄弟や子どもの相続分は激減することになる。
 N弁護士は「兄弟にとって女性は、突如現れた『相続人』。事前に女性を紹介するなどコミュニケーションを図る気配りをしていれば、トラブルを避けられたのでは」。

  ▼「現役」意識
 厚生労働省が昨年まとめた平均寿命は、女性85・9歳、男性79・44歳と、終戦直後に比べてそれぞれ20歳ほど延びた。メディアでは、中年、高齢世代の性愛事情や出会いの場の活況を紹介する情報があふれ、その「現役」意識の旺盛さがうかがえる。
 N弁護士が、「枯れ木―」を著したきっかけの一つは、首都圏で30代の女性被告が交際男性を次々と殺害した連続不審死事件(女性は昨年4月に死刑判決を受け、控訴中)。被害者の一人の男性(80)は、ヘルパーと称して家に出入りしていた被告に、男性のキャッシュカードで現金を引き出されていたとされている。
 そうした最悪の事態までには至らなくとも、「普通に過ごす誰もが、いつトラブルに巻き込まれるかも分からない」とN弁護士。
 トラブルを事前に回避するためにも、遺言書の作成や家族、親族間での十分な意思疎通を図っておく必要性を訴える。「中高年が恋愛を楽しむことは全く否定しない。しかし、人の生き方は常に論理一貫したものではないだけに、子どもら周囲に迷惑を掛けない努力が必要だ」と、まだまだ枯れてはいられない中高年にアドバイスしている。

 シニア恋愛ご用心 トラブル招く恐れも 大半は財産めぐる問題 日頃から家族の交流密に
2013.02.13 朝刊 20頁 

 平均寿命が延びて長くなった第二の人生、色恋沙汰があってもおかしくない。だが、若いころと比べると、親族を巻き込んだトラブルになりやすい。今月下旬に発売される「枯れ木に花が咲いたら、迷惑ですか? 高齢者恋愛トラブル相談室」(幻冬舎)の著者で弁護士のNさん(62)に聞いた。
 「男女をめぐるシニアのトラブルの多くは、実は財産トラブルのことです」。Nさんはこう指摘する。
 七十代の男性。家に出入りしていた四十代の女性ヘルパーを気に入った。世話されるうちに通帳を彼女に渡して、管理もしてもらうように。そして、口座からは数千万円が引き出された。しかも、ヘルパーは男性と婚姻届を出していた。
 子どもたちは「だまされている」と憤ったが、Nさんは違法性を問うのは難しいと言う。「ヘルパーは『金は実の息子の事業に使った。息子が成功して私たちの面倒を見るためだ』と説明した。こうなると、男性本人が何も言わない限り、夫婦間の問題となる」
 では、「親は心身が弱っている」として、婚姻そのものを無効にはできないのか。それには、自分の行為の意味を理解する力「意思能力」の有無が鍵となるが、Nさんは「意思能力は七歳前後の知的判断能力が目安」と指摘。これを否定するのは容易でない。
 国勢調査によると、六十五歳以上で一人暮らしは、16・4%に当たる約四百八十万人。自分は都会で仕事が忙しく、一人になった郷里の親の世話はヘルパー頼り、というケースも少なくない。こうした問題はありがちだ。
 遺産相続も難しい。六十歳を過ぎて妻を亡くした会社経営者の男性は、その後、二十歳年下の女性と再婚した。男性には先妻との間に息子がいたが、死の間際、妻を案じて、法的に許容される最高率の75%の遺産を妻に残す遺言を書いた。
 このため、息子への遺産は法定相続分の半分に。これがもとで、息子は新しい母に寄り付かず、父親が創業した会社からも離れた。この事例で男性から相談されたNさんは「遺言で明確にしなければ、もめるのではと思われていた。法律上は片付いたが、心は片付きません」と言う。
 シニアが加害者になることも。Nさんが指摘するのは、高齢者施設で女性ヘルパーへのセクハラが少なくないことだ。
 厚生労働省管轄の財団法人「介護労働安定センター」が二〇〇七年度に調べたところ、ヘルパーの11%が「セクハラを受けた」と答えた。暴力・暴言を含めれば、47%に被害経験があり、介護現場に人材が定着しない原因のひとつとなっている。
 セクハラは犯罪だが、実際には罪に問えるかは難しい。一方、何度もトラブルを起こしている高齢者がいるとして、ヘルパーにある程度の被害が予想できる場合には、施設側の安全配慮義務が問われることもある。
 Nさんは「長生きすれば、トラブルも起きる。それを前提にすれば、周囲が持ち物の変化などで問題に気付くこともある。高齢者本人も、いい人がいたら子どもに紹介するなど、配慮した方が後々のためだ」と話している。

恋愛トラブルで焼身自殺、ライター渡したら罪?
2008.04.04 朝鮮日報 裁判 

 元交際相手の女性が会ってくれないため、体にガソリンをかけた状態で女性宅を訪ね、「会ってくれなければ体に火をつける」と脅迫した男性Aさん(26)に対し、ライターを手渡した男性(29)が自殺幇助(ほうじょ)の罪に問われた裁判で、ソウル東部地裁は3日までに、被告の男性に懲役1年の判決を言い渡した。

 判決によると、被告は女性の新しい交際相手だった。Aさんは昨年9月25日、被告と一緒にいた元交際相手の女性をガソリンを体にかけた状態で訪ね、「お前が見ている前で死んでやるから、一生後悔して暮らせ」などと脅迫した。これに対し、被告と元交際相手の女性が無視して乗用車で立ち去ろうとしたところ、Aさんは「体に火をつけて死んでやる」と叫んで車の行く手を阻んだ。

 このため、被告は「死ぬなら死んでみろ」とライターを投げ渡した。Aさんは30秒ほど迷った末、そのライターで焼身自殺を図り死亡した。

 担当裁判長は、「自殺を誘発するような発言に加え、ライターまで渡した行為は未必の故意に当たると判断した」と判決理由を説明した。
邦人留学生殴打事件「恋愛トラブル」
2005.04.15 佐賀新聞 

〈邦人留学生殴打事件「恋愛トラブル」〉
 【上海14日共同】中国上海市で日本人留学生が九日夜に中国人に殴打されるなどして負傷した事件で、被害者の留学生が日本総領事館職員の事情聴取に対し、現場に駆け付けた警官から「『小日本(日本人の蔑称(べっしょう))はこんな被害にあって当然だ』と言われた」と答えていたことが十四日分かった。日中関係筋が明らかにした。
 上海市の公安当局は、こうした事実を確認していないとしている。

 一方、公安当局の調べによると、容疑者の男は女性をめぐる三角関係のトラブルと動機を説明した。反日感情による事件という留学生側の認識と食い違っている。

 当局の調べによると、留学生は事件が起きた上海市内のバーの女性店員と交際しており、嫉妬(しっと)した容疑者が留学生に「日本人か、韓国人か」と尋ね、「日本人だ」と答えると、ビールジョッキなどで殴り負傷させた。容疑者は犯行前にビールをかなり飲んでいた。

 容疑者は十一日夜に治安管理処罰条例違反の疑いで拘束されている。
日本人留学生殴打事件 上海の大学側、恋愛トラブルと説明
2005.04.14 朝刊

日本人留学生殴打事件

上海の大学側、恋愛トラブルと説明
 【上海13日共同】中国上海市で日本人留学生三人が九日夜に中国人に殴打されるなどして負傷した事件で、留学生の通う華東師範大学の教員が十三日、他の日本人留学生らを集め、原因は反日感情によるものではなく、恋愛トラブルだったと説明した。大学関係者が明らかにした。
 上海の日本総領事館は、留学生らへの聴取結果から、日本人であることを理由に中国人が留学生を殴ったと十日発表しており、大学側の説明の真偽は不明。上海のイメージ悪化を防ぎたい当局の意向を反映した解釈の可能性もある。

報道された男女間のトラブル事件・交際トラブル事件
報道された男女間のトラブル事件・交際トラブル事件
報道された男女間のトラブル事件・交際トラブル事件

報道された男女間のトラブル事件・交際トラブル事件

14年県内 刑法犯認知12%減 男女トラブルの摘発増
2015.02.04 山梨日日新聞

 山梨県警は3日、昨年1年間に認知した刑法犯は6528件で前年より933件(12・5%)減少したと発表した。認知件数が7千件を下回ったのは24年ぶり。全体の8割を占める窃盗犯が前年より870件(14・4%)減少した。

 県警によると、殺人や強盗などの凶悪犯は34件(前年比15%減)、詐欺などの知能犯は154件(同11・0%減)。窃盗犯は5172件だった。

 窃盗犯の減少について、県警は「特に二輪車の盗難防止策が効果を挙げた」と説明。南甲府署は大型商業施設の協力を得て無施錠の二輪車を一時的に施錠するなどの取り組みを始め、同署管内の二輪車の盗難は439件と前年より21・9%減った。韮崎署もJR竜王駅駐輪場で利用者にワイヤロックを呼び掛けるなどの活動を実施、二輪車の盗難は253件と前年より29・3%減少したという。

 一方、県全体の摘発件数は1991件で、前年より186件(8・5%)減少。だが、ドメスティック・バイオレンス(DV)など男女間トラブルに絡む摘発は69件と、前年より19件(38%)増えた。DVなどの被害申告が増加していることが影響したとみられる。

軽すぎる22年三鷹ストーカー殺人判決
2014.08.02 日刊スポーツ 

 東京都三鷹市で昨年10月、高3の女子生徒(当時18)を刺殺したとして、殺人罪などに問われた元交際相手の無職A被告(22)の裁判員裁判で、東京地裁立川支部は1日、懲役22年(求刑無期懲役)の判決を言い渡した。判決理由で林正彦裁判長は「動機は身勝手で同情の余地は乏しい。残忍で計画性も高い」と指摘したが、「若くて更生可能性もある」とも述べ、有期刑が相当とした。

 A被告はこれまでのジャージー姿でなく、半袖のワイシャツに黒のスラックスの服装で入廷した。懲役22年を言い渡された際には、取り乱すこともなく、落ち着いた様子だった。裁判長が読み上げる量刑の理由を、背筋を伸ばして聞いていた。最後に裁判官に一礼し、法廷を後にした。

 判決理由で裁判長は「別れを切り出され『存在を全否定された』と苦痛を感じ、恨みや怒りを抱いた。動機は身勝手で同情の余地は乏しい。反省を深めているとは認められず、謝罪の言葉すらない」と指摘。「逃げる生徒の急所を多数回刺しており執拗(しつよう)で残忍だ。1週間以上、殺害機会をうかがうなど計画性も高い」と述べた。

 A被告は、交際中に撮影した生徒のプライベートな画像を事件前後にインターネットに流出させ、「リベンジ(復讐=ふくしゅう)ポルノ」と呼ばれる、嫌がらせが広く知られるきっかけとなった。

 裁判長は画像をネットにばらまいたA被告の行為を「命を奪うだけでは飽き足らず、社会的にも手ひどく傷つけたことは極めて卑劣だ」と非難した。

 一方で「母親のネグレクト(育児放棄)や、その交際相手からの虐待など、成育歴が一定程度影響した。まだ若く、前科前歴もない。母親が帰りを待っている。更生可能性もある」と指摘。男女関係のトラブルによる被害者1人の他の殺人事件と比較した結果、「有期懲役と質的に異なる無期懲役とまでは言い難い」として、懲役22年を言い渡した。

 A被告は昨年10月8日午前、生徒宅に侵入し、午後4時55分ごろ、生徒の首や腹部をペティナイフ(刃渡り約13〓)で刺して失血死させた。論告で検察側は「周到に準備し、逃げる生徒を追いかけて多数回刺しており、極めて悪質だ」と指摘し、無期懲役を求刑していた。弁護側は最終弁論で「母親のネグレクトなど、過酷な環境で育ったことが影響した」と述べ、懲役15年が相当と主張していた。

 殺害された女子生徒の両親は1日、東京地裁立川支部がA被告に懲役22年の判決を言い渡したことに「失望した。なんでこんなに軽いのか、全く理解できない」とのコメントを出した。代理人弁護士によると、2人とも喪服姿で検察官の後ろに座り、女子生徒の写真を目の前に立てて傍聴した。ついたてが設置され、傍聴席から見えない配慮がされた。両親はコメントで「判決はストーカーたちに誤ったメッセージを送ったことになる。この程度で済むならばやってしまおう、ということになりかねない」と指摘した。

 被告は生徒のプライベートな画像を事件前後にインターネットに流出させており、「リベンジ(復讐=ふくしゅう)ポルノ」の問題も浮き彫りになった。両親は「(判決は)リベンジポルノの犯罪の本質、被害の大きさを全く理解していない」と厳しく批判した。

 懲役22年は軽い印象だ。最近繰り返されるストーカー事件は、殺人に発展する危険性が高く、残忍さや残酷さも際立つ。被害者に落ち度もなく、求刑通りの無期懲役が妥当だと思う。

 裁判長が、男女関係のトラブルによる被害者1人の他の殺人事件と比較したというが、一般的な男女関係のもつれは、被害者が言い返すなど、ある程度の落ち度があるもの。今回のストーカー事件は、通常の男女トラブルとして処理すべきものではない。

 一般市民の裁判員には、「無期懲役が当然」と考えた人もいたとみられ、通常の感覚が、裁判長に抑えられたのではないか。先月24日、最高裁が傷害致死事件の判決で、裁判員裁判の結論を見直し、量刑を減らした。過去の判例を踏まえ、平等原則に立ち返ったものだが、今回の判決に影響を与えたのかもしれない。(東京地検特捜部元副部長)

○…A被告の1日の判決後、裁判員と補充裁判員を務めた2人が会見し「被告が虐待されていた背景などがあり、単純な事件ではなかった」と審理の難しさを振り返った。補充裁判員だった40代の女性は「公判で被告の生い立ちについて聞き、びっくりしたし、精神的に疲れた。罪を犯す人が育たない社会にしなければいけない」と述べた。一方、裁判員を務めた40代の男性は「虐待を受けた人が犯罪を起こすとは限らない」と厳しい表情で語った。
鹿児島・鹿屋の女性殺害:組幹部容疑、県警逮捕 防犯カメラに姿、交際トラブルか
2015.04.14 西部朝刊 

 鹿児島県鹿屋市の民家で4日、同市の飲食店経営、Aさん(32)が遺体で見つかった事件で、県警は13日、Aさんと交際していた住所不定、指定暴力団A系組幹部、B容疑者(40)を殺人容疑で逮捕した。遺体が見つかった民家の防犯カメラに事件当日の朝、B容疑者が屋内から出てくる姿が映っていた。県警は交際を巡りトラブルがあった可能性があるとみて調べている。

 逮捕容疑は、4日午前2時45分ごろから9時25分ごろの間、鹿屋市寿1の男性(45)宅の居間で、Aさんの胸を刃物で刺し、殺害したとされる。「刺して殺したことは間違いない」と容疑を認めているという。凶器についても供述しているが、まだ押収には至っていない。遺体は布団の中で見つかり、刃物で刺された傷が1カ所あった。死因は出血性ショックだった。

 県警によると、男性はB容疑者の兄で、B容疑者は4日正午前から午後9時ごろまで、同県霧島市内のホテルに滞在して飲酒。その後、車を運転して霧島市内の国道で物損事故を起こしたとして、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で県警が逮捕していた。

 4日夕、自宅に帰った男性が遺体を見つけ、通報した。Aさんの知人によると、Aさんには2人の子供がおり、B容疑者が預かって面倒をみていることがあった。B容疑者は男性の家やAさんの家にも出入りしていたという。

女性殺害容疑、組幹部逮捕 交際トラブルか 鹿屋の事件 【西部】
2015.04.13 西部夕刊 

 鹿児島県鹿屋市の民家で4日、飲食店経営のAさん(32)=同市寿8丁目=の遺体が見つかった事件で、県警は13日、指定暴力団A系暴力団幹部のB容疑者(40)=住所不定=を殺人の疑いで逮捕し、発表した。「刺して殺したのは間違いない」と容疑を認めているという。

 県警によると、B容疑者は遺体が見つかった家に住む露天商の男性(45)の弟。4日夜に鹿児島県霧島市内で乗用車を運転中、道路脇の花壇に突っ込む事故を起こし、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕されていた。捜査関係者によると、逮捕前に電話で連絡を取った知人に、殺害を認める趣旨の発言をしていたという。

 Aさんの遺体は4日夕、帰宅した露天商の男性が自宅1階の居間で見つけた。布団の中に仰向けで倒れ、胸には刃物による刺し傷があり、死後数時間~半日ほど経っていたという。

 県警は、防犯カメラの映像や男性の家族、知人らの話などから、Aさんがこの家を訪れた4日午前2時45分ごろから、B容疑者がこの家を出た同日午前9時25分ごろまでの間に居間で殺害したと判断。Aさんと交際をめぐるトラブルがあったとみて調べている。
 女性殺害容疑 警官逮捕 大阪府警 交際トラブルか
2015.01.26 朝刊 

 二十四日午前十時五十五分ごろ、大阪市東住吉区東田辺一のマンション八階の一室で、住人の医療事務員Aさん(23)が死亡しているのが見つかった。大阪府警は二十五日、殺人の疑いで、交際していた府警阿倍野署の巡査長B容疑者(26)=大阪府寝屋川市=を逮捕した。

 府警は東住吉署に捜査本部を設置。B容疑者は既婚で「交際していたことを妻や警察に言うと言われ、かっとなった。ベルトで背後から首を絞めた」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は二十四日午前七時四十五分から八時四十分ごろの間、東住吉区のマンションでAさんの首を絞め殺害したとされる。

 B容疑者は二〇一三年四月から一年間、東日本大震災に伴う関連業務のため宮城県警に出向。山形県出身で宮城県の大学に通っていたAさんと知り合い、交際を始めた。府警に戻った一四年八月に別の女性と結婚し、大阪府内で生活していた。

 二十四日朝、Aさんが出勤しないと連絡を受けたマンション管理会社が東住吉署に通報。部屋を訪れた警官が浴槽内で服を着て浮いているAさんを見つけた。Aさんの交友関係を調べる中でB容疑者が浮上。マンションの防犯カメラに似た男が出入りする様子が写っていた。供述に基づき阿倍野署のごみ集積所から事件に使ったとみられるベルトが見つかった。

 府警の大村喜一監察室長は「遺憾の極み。捜査結果を踏まえ厳正に処分する」とのコメントを出した。

 B容疑者は〇六年四月に大阪府警に入り、守口署を経て宮城県警に出向。府警に戻って阿倍野署地域課に勤務していた。

京都宇治市の市議…交際トラブル
2015.01.13 フジテレビ 

京都宇治市の市議は妻と子供がいるにも関わらず離婚者を対称とした「婚活サイト」に登録していた。そこで知り合った30代の女性と交際してたことがおととし6月に発覚した。女性の産んだ子供のDNA鑑定の結果父親は京都宇治市の市議A氏と判明した。女性は去年10月にA議員から一方的に婚約を破棄され精神的苦痛を受けたとして慰謝料140万円を求め訴訟を起こしていた。それに対しA議員も答弁書を提出し両者の言い分は対立した。A議員は政務活動費から広報目的でコピー用紙21万枚を購入していたことが判明。宇治市の人口より多いのは不自然との声があがり議員運営委員が調査することが決まった。

包丁所持容疑で女性教諭を逮捕 交際トラブルで「死ぬつもり…」
2014.10.14 サンスポ

 路上で包丁を所持していたとして、大阪府警交野署は13日、の疑いで寝屋川市の市立小学校教諭の女(33)を逮捕したと発表した。逮捕容疑は12日、交野市の住宅前の路上で正当な理由がないのに包丁(刃渡り約14・5センチ)を所持した疑い。「別れ話がもつれたら死ぬつもりで(包丁を)持っていた」と話しているという。

 女は既婚の男性との交際をめぐりトラブルになったとみられる。この直前、知人男性を訪れ、話し合いをしている中で包丁を取り出したという。男性が包丁を取り上げ、2人にけがはなかった。

〔お彼岸ワイド・不穏な秋〕松山 交際相手を斧で撲殺“清楚婦人”のカネと愛憎
2014.10.05 サンデー毎日 

 名作『坊っちゃん』ゆかりの愛媛県松山市。その閑静な住宅街で血なまぐさい事件は起きた。住民は言う。

「“助けて”という男性の大声と、“ドンドン”という大きな音が聞こえた」

 9月5日未明、同市の無職、Aさん(72)が、交際相手とみられるB容疑者(64)に手斧(おの)(刃渡り約11センチ)で頭を殴られるなどして死亡した。「憎くて殺してやろうと思った」などと供述しているというが、老いらくの恋の末路にしては凄(せい)惨(さん)過ぎる。2人の間に何があったのか。

 近くに住む女性によると、Bさんは約20年前に妻が病死して以来、独り暮らしという。看板職人として独立し、数年前まで自営で看板業を続けていた。物静かな性格で、トラブルとは無縁の生活だったようだ。

 しかし、数年前からBさん宅に数人の女性が出入りするようになったという。

「Bさんは最近は趣味のパチンコに行くことが多かった。店で知り合った女性ら3、4人を自宅に呼び、お金を払って身の回りのことをしてもらっていたようです。A容疑者もその一人だった」(近くの男性)

 B容疑者を見かけたとという女性はこう振り返る。

「見た目は年相応ですが、清潔感があり、きれいな人だなと感じました」

 B容疑者宅は現場から約8キロ北。凶器の手斧は自宅から持ち出したとみられる。地元の男性は言う。

「家は独り暮らしの80代男性の持ち家ですが、4、5年前からB容疑者とその息子が一緒に住み始めたと聞きました。代々この地に続く家柄で兼業農家。手斧も当然あったと思いますよ」

 さらに登記によれば、B容疑者は自宅を本社とする介護関連会社の代表取締役に就いていた。80代男性も役員である。8年前には自宅などを担保に6360万円を借り入れていた。だが自治体などに聞くと、現在の会社の実態は不詳という。あるいは、ビジネス絡みのトラブルがあったのか。

「家には他の刃物類もあったはずだが、手斧を選んだということは確実に相手を殺害する意図がうかがわれる。こうした場合、研究では交際トラブルに起因する可能性が高い」(福岡大の大上渉准教授=犯罪心理学)

 げに恐ろしきは女の恨み、か。

交際トラブルか 女性遺棄容疑で17歳少年逮捕
2014.08.25 フジテレビ 

岡山・津山市で女性の死体遺棄容疑で、無職の少年(17歳)が父親らと共に出頭し逮捕された。少年は「殺した死体は車ごと放置している」と供述しているとのこと。殺害された女性(26歳)について知人は最近様子がおかしかったと語っており、女性のFacebookには「ウチが引けばいい話」や「終止符を打とう」など少年との交際に悩んでいる書き込みが見られる。少年は「車の中で言い争いになった」と話している。少年(17)はドライブ中に口論になり、持っていた刃物で女性を切りつけたという。その後、少年は女性を助手席に放置し、無免許で運転し死体を車のまま山中に放置し自宅に戻ったということ。岡山・津山市の遺棄現場の途中の道から中継で、現場の様子を伝えた。現場は人の気配は全くないということ。供述ではトラブルがあって殺害したとなっているが、詳しい動機などは現在調べているということ。

◎会社役員刺され死亡=男逮捕、交際トラブルか-静岡県警
2014.07.31 時事通信 

 30日午後11時40分ごろ、静岡県富士市石坂のスーパーの駐車場で、「人が刺された」と110番があった。県警富士署員が駆け付けたところ、同市伝法の会社役員Aさん(65)が胸から血を流して倒れており、病院で死亡が確認された。約1時間後、近くの交番に男が出頭し、同署は殺人容疑で逮捕した。

 県警によると、男はAさんの知人でトラック運転手のB容疑者(41)=同市伝法=。「女性をめぐるトラブルがあり、殺してやろうと思った」と容疑を認めているという。

 Aさんが、駐車場でB容疑者の元交際相手の40代女性と一緒にいたところ、包丁を持って現れた同容疑者に刺された。女性にけがはなかった。同容疑者は1、2カ月前から、女性に復縁を迫るメールを繰り返し送信し、6月下旬に同署から口頭で警告を受けていた。 

 ゆがんだ愛情 ストーカー犯罪 交際トラブル 相談倍増 私的な関係、警察の対応難しく…
2014.07.23 朝刊 

 ストーカーやDV問題への関心の高まりとともに、交際をめぐる困り事の相談が警察に数多く寄せられている。今年一~三月に警視庁に寄せられたストーカー相談は、昨年同期比で約二倍になっている。当事者間で「丸く収まった」とされた案件が、ストーカー事件に発展するケースもある。私的な関係の相談にかかわる難しさとともに、細やかな対応の大切さが浮かぶ。

 警視庁1~3月期564件

 「解決」案件、事件に発展も

 「元彼氏に元彼女が脅されている」。四月、東京都多摩地区のマンションの一室で、少年(19)が少女(19)に包丁を突きつける事件があった。訪れた知人が見つけ一一〇番。警視庁の警察官は、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで少年を現行犯逮捕した。少女は殴られ、顔にけがをしていた。

 捜査関係者によると、少女は少年と交際中の昨年末、警察署に「けんかすると、『許さない』などと怖いメールが来る」と相談していた。ただ、少女に交際を続ける意思があるため、署は月一回ほど少女に電話し、様子をみることにした。

 今年三月末、少女は署との電話で「相手と納得の上で別れた」と伝えた。署の担当者は「いつでも相談を。少年と二人で会わないように」と助言した。

 しかし、「また付き合って」という少年のメールを受け、少女はきちんと区切りをつけようと少年宅を訪れ、事件に遭った。

 逮捕後、警視庁は少年が同様の行為を繰り返さないように、ストーカー規制法に基づく文書警告を与えた。少年は「引き留めたかった」と話したという。

 都内では四月に北区で、女性(29)が元交際相手の男(28)に、包丁で刺され、手にけがを負う殺人未遂事件が起きている。

 女性は三月、「どうしたら別れられるか」と警察署に相談していた。暴力や付きまといがなかったため、署はストーカーという扱いはせず、弁護士に相談するように助言し、保護対象とはしなかった。

 三鷹市で昨年十月、女子高生がストーカー相談当日に刺殺された事件を受け、警視庁は昨年十二月、署に寄せられたストーカー相談を集約し、危険性が高い場合は捜査員を派遣する「ストーカー・DV総合対策本部」を新設した。今年一~三月、ストーカー相談は前年同期の二倍の五百六十四件、ストーカー事件で摘発した人数は五倍の七十八人に上った。

 ただ、恋愛は本人同士の自由意思に基づく。対策本部の担当者によると、相談者に交際継続の意思があったり、ストーカー被害とまでいえなかったりする場合、多摩地区の事例のように、相談段階で対策本部に報告されないケースもある。

 神奈川県横須賀市で六月二十八日、元交際相手の男に女性が刺殺された事件では、警察は四~五月に数回、近況確認し、被害者も「異常はない」と答えたが、最悪の事態に発展した。

 交際をめぐる相談について、担当者は「状況が時間とともに動き、対応は難しい」とした上で、「相談内容を一つ一つ、丁寧に見ながら、被害者の安全を図りたい」と話している。

 別れたら2人きりはダメ

 ストーカー被害者の支援や加害者の更生に取り組むNPO法人「ヒューマニティ」(東京)の小早川明子理事長の話 言葉や身体的な暴力がひどい場合、早く警察に相談し、告訴すべきだ。ただ、相談は何でも警察と思わない方がいい。「どう別れたらいいか」とか「別れた後の暮らしは」といった生活に密着した相談は、女性相談センターや法テラスの方が適している。関係機関はもっと連携し、役割分担するべきだ。

 被害者は別れた後、相手と二人きりで会わないのは鉄則。特に、警察が関与した後は、相手が不快に思う恐れがあり、より警戒しなくてはならない。警察も被害者をしっかり見守ってほしい。
男女間トラブルか… “白い服の逃走女”逮捕 動機は?
2014.07.16 フジテレビ スーパーニュース 報道/ニュース/ニュース 

島根・松江市のアパートで女性が女に刃物で刺された事件で、37歳の女が殺人未遂容疑で逮捕された。女性は娘と帰宅したところ、部屋にいた女に刺され、女は逃走。女とは面識がなく、同一人物とみられる女が事件直前にアパートで目撃されていた。女はベランダのガラスを割って室内に侵入したと見られており、犯行跡女は自動車教習所の教習車に乗り込んで逃走した。容疑者は被害女性と同居していた男性と以前交際しており、女性を刺したことについては認めているが殺意については否認している。

交際トラブル?37歳女逮捕
2014.07.15 フジテレビ ニュースJAPAN&すぽると! 報道/ニュース/ニュース 
今月10日に島根県松江市で発生した殺人未遂事件について、警察は37歳の女を逮捕した。逮捕された女は今月10日に島根県松江市のアパートに住む40歳女性の胸を刃物で刺してけがをさせた殺人未遂の疑いがもたれている。女は犯行後、事件現場付近を通りかかった自動車教習所の教習車に乗りこみ約2km離れた地点まで逃走していた。40歳女性が現在同居している男性との付き合いが以前女にあることから、警察は男女間のトラブルが動機とみて操作している。

ご用心 友達募集アプリ 県警「実態は出会い系」 県内でも被害 本文
2014.06.25 新聞朝刊

 友達募集アプリは、自分の性別や年齢、無料通信アプリ「LINE(ライン)」などのIDを入力すれば誰でも登録でき、電話番号を知らなくてもラインを使って会話ができる。必ずしも本名を明かす必要はない。

 検索できた250種類もの友達募集アプリの中の一つをダウンロードし、実際に登録してみた。

 ニックネームや性別、年齢、住んでいる都道府県などを入力すると容易に登録でき、自己紹介メッセージに「20代独身です!友達募集中です」と書き込んだ。

 全国の男女が自分の顔写真やプロフィルを掲載し、友人を求めていたが、大半が10~20代の若者。中には中学1年生の女子生徒もいた。

 「彼氏ほしい。寂しい」「年上の彼氏募集しています。なるべくイケメンさんがいいな」。異性との出会いを求める書き込みも多く見られた。顔写真をはじめ、プライバシーに関する情報を極力抑えたためか、登録後3日たっても女性からのメッセージは1通も届かなかった。

 ただ知人の女性が利用しているという県東部の20代男性に聞くと「登録直後に多くの男性からメッセージが届いた、と聞いた」という。

 友達募集アプリの多くは、電話やメール、チャットの相手を探すことを前提としているため、子どもの性犯罪被害防止などを目的とした「出会い系サイト規制法」の適用対象になっていない。

 富山県警は「『友達募集』と言いながら、実態は不特定の男女が知り合う『出会い系サイト』と変わらない」とみる。相手を良く知らないまま会い、ストーカーやDVなど男女間のトラブルにつながるケースが多いという。

 西宮市の死体遺棄事件は、遺体発見から2カ月たった今月19日、アプリを通じて知り合った上田容疑者が逮捕された。同容疑者は「自らの軽乗用車内で石黒さんの首を絞め殺した」と供述するなど殺人の疑いも強まっているが、動機などは分かっていない。

 県内でも友達募集アプリで知り合い、事件に発展したケースは増えている。昨年には、同様のアプリで少女とラインのIDを交換した男性が、少女と会った際に少女の仲間の少年から現金を奪われた。2012年には、県内の女子中学生が同じくラインを使って知り合った富山市の男にホテルでみだらな行為をされた。

 日本ソーシャルメディア学会(大阪府)の道端俊彦代表理事は、若者に広がるアプリの利用について「顔が見えないからこそ、本音で話せるという気楽さがある」と分析。「インターネットは良い面も悪い面も持つもろ刃の剣。学校や家庭での情報教育の徹底や法規制などの対策が必要だ」と指摘した。

女性脅迫の男 スピード逮捕 スムーズ署内連携奏功-焼津署
2014.05.29 朝刊 

 ありもしない写真が存在しているように装い、「ばらまく」などと20代の女性に脅迫メールを送ったとして22日に静岡市葵区の男(30)が脅迫容疑で逮捕された事件は、被害女性の相談を受けた焼津署の素早い対応がスピード逮捕につながった。全国の警察が組織を挙げてストーカーなど男女間のトラブル対策に力を注ぐ中、署内のスムーズな連携が奏功した。

 同署によると、男とこの女性はインターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で知り合った。携帯電話でメールをやりとりする中、2人は4月下旬と5月中旬の2度、焼津市内で会ったが、女性が関係を断ると、男は態度を急変。女性の写った写真を所持しているように装って繰り返し脅迫メールを送り、再度会うよう求めたという。

 これまでのメールのやりとりなどで、男は女性の住所など個人情報を知っていた。反対に女性は男の素性を全く知らなかったため、「いつ襲われるか分からない」と怖くなって17日夜、同署に相談に訪れた。

 同署は凶悪犯罪に発展する危険性もあるとして、刑事課と生活安全課が即座に連携して対応。県警本部ストーカー・DV(ドメスティックバイオレンス)対策の捜査員も加わり、女性の保護と同時に、容疑者の男の捜査を進めた。

 携帯電話やSNSの運営会社に照会しても時間がかかる。そんな中、2人が会っていた際に、同署地域課の交番勤務員から職務質問を受けていたことが判明。その際のやりとりから男の身元が特定され、相談から5日後の早期逮捕に至った。

260万円詐取の疑いで逮捕 大分中央署 /大分県
2014.05.28 西部地方版/大分 

 (大分中央署発表) 大分市寺崎町1丁目の飲食店従業員A容疑者(40)を26日、詐欺の疑いで逮捕した。2011年8月、知人の30代女性の男女間トラブルについて「私が解決してあげる。男性に示談金を手渡す」と偽り、女性から2回にわたって計260万円をだまし取った疑いがある。実際には男性と交渉しておらず「生活費として使った」と容疑を認めている。女性はA容疑者と03年ごろに知り合い、このほかにも数百万円を渡しているという。13年1月に被害届を出した。署が経緯を調べている。

大分県/男女間トラブル あす無料相談会 県弁護士会館
2014.05.01 朝刊 

 県弁護士会法律相談センターは2日、大分市中島西の県弁護士会館で男女間のトラブルに関する法律相談会を開く。弁護士4人が無料で面接相談に応じる。

 今回、相談に応じる内容は、離婚や婚約不履行、子どもの認知、恋人・配偶者間の暴力(DV)、性的嫌がらせ(セクシュアルハラスメント)など、男女間のトラブルに関すること。1人当たり20分程度応対する。同センターは「困っていることがあれば気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。

男女間トラブル対応 専門チーム新設へ=山梨
2013.12.11 東京朝刊 

 県警は来春、夫婦や恋人間のDV(ドメスティック・バイオレンス)やストーカーなど男女間のトラブルに適切に対応するため、専門チームを新設する。10日の県議会総務委員会で明らかにした。

 県警によると、昨年度は過去最多の131件のストーカー相談が寄せられた。現在は生活安全部が被害者の保護を、刑事部が容疑者の検挙を担当しているが、専門チームが一括して対応することで体制を強化する。

 今年10月の東京都三鷹市の女子高校生殺害事件を受け、警察庁はストーカーやDV対策の強化を求めており、警視庁は12月中の対策本部の設置を決めている。

千葉・市川の女性殺害 容疑者の異常な行動 警察の対応に結びつかず
2013.11.29 NHKニュース 

 O容疑者はことし9月、当時、Yさんが暮らしていた市川市内の実家に押しかけ、復縁を迫っていました。

 その際、O容疑者本人が「女性を殴った」などと110番通報していて、Yさんは、駆けつけた警察官に「私には交際相手がいるのでもう来ないようにしてもらいたい」と相談していたということです。

 警察はこの日、O容疑者を交番に連れて行き、「これ以上、つきまとうとストーカー行為になる」と口頭で注意していました。

 しかし、およそ2か月後。

 O容疑者は、Yさんが保育園に娘を迎えに来るところを待ち伏せしてタクシーで後をつけ、事件に及んだとみられています。

 Yさんが9月に相談したあと、事件が起きるまでの間、O容疑者には異変がありました。

 先月(10月)24日、市川市内の路上で「女性をとられた」などと泣きわめいて騒ぐトラブルを起こしていたのです。

 警察はO容疑者を保護し、言動におかしい点があるとして、今月5日、保健所に通報していました。

 しかし、このとき、警察は、女性に復縁を迫った男だとは把握できていませんでした。

 市川保健所の内本美鈴(ウチモトミスズ)次長は、「警察からの情報などで、緊急を要すると判断したならば違った対応となったかも知れない」と話しています。

 ストーカー規制法では、自宅などに押しかけたり、拒否されているのに復縁を求めたりする行為を規制の対象としています。

 ▽こうした行為を繰り返した場合、告訴を受けて逮捕することができますが▽1回の行為でも、被害者の申し出を受けて警告や禁止命令を出すことができると規定されています。

 千葉県警察本部は、O容疑者について女性からの相談は、9月の1度だけで、その相談もO容疑者の通報がきっかけで、女性からのものではなかったとしています。

 また、先月、O容疑者が路上で騒いでいたことについては、男女間トラブルへの対応ではなかったとして、O容疑者の事件前の一連の行動について、「ストーカー事案としては捉えておらず、対応に問題はなかった」としています。

交流サイトからの出会い 男女間のトラブルは?
2013.10.10 フジテレビ めざましテレビ 

元榮太一郎が交流サイトでの男女間トラブルについて解説。弁護士ドットコムには多くの相談が寄せられており、まずは警察に相談することが大切。ポイントは被害の「証拠」「継続性」「危険性」の3点で、脅迫まがいのメールやストーカー行為・「殺すぞ」などの具体的な単語を伝えるなど、細かく説明することが望ましい。

 Q&A ストーカー対策強化県条例改正案 メール規制対象を拡大 恋愛以外のトラブル、LINEも摘発
2013.10.09 朝刊 26頁 千葉中央版 

 【千葉県】ストーカー対策の強化に県警が取り組んでいる。改正ストーカー規制法により、七月からメールによるつきまとい行為が禁止されたが、それでも規制対象にならない行為を取り締まるため、県迷惑防止条例改正案を開会中の県議会に提出した。何がどう変わるのだろうか。

 Q ストーカー規制法が改正されても、まだ禁止されない行為があるの?

 A 改正ストーカー規制法では七月から、繰り返しメールを送り付けることが「つきまとい行為」に当たるとして、メールの連続送信を規制対象に加えた。ただ、同法は恋愛や好意の感情のもつれが原因にある場合を前提にしている。「あいつは気にくわない」といった理由でメールを繰り返し送っても、摘発の対象にならなかった。

 Q 恋愛と無関係なトラブルは規制できないわけね。

 A その通り。恋愛に無関係な近隣トラブル、いたずらで繰り返しメールを送り付けても、摘発できるように県条例を改正するんだ。

 Q 最近はメールといってもいろいろな種類があるけど。

 A 無料通信アプリ「LINE(ライン)」や会員制交流サイト(SNS)、短文投稿サイト「ツイッター」上で、一対一でやりとりするメッセージを連続して送信することも規制の対象になる。

 Q メール以外でも、条例改正で変わる点はあるの?

 A 自宅や勤務先などで見張りをすること、行動を監視している旨を相手に電話などで告げることなども新たに規制に加える。「組織を雇って仕返ししてやる」「探偵に頼んでお前の秘密を調べ上げる」といったうそを言って、相手を不安にさせることも規制対象だよ。

 Q 効果は上がるだろうか。

 A 改正ストーカー規制法で七月からメールが規制されて以降、県内では八月、全国初の逮捕者が出ている。八月末現在で、つきまとい行為に関する県条例違反の摘発は十五件あり、昨年より四件多い。半数以上が男女間でのトラブルという。男女間トラブルでも恋愛感情の認定が難しく、ストーカー規制法で対応しきれない場合には県条例が適用されることもある。条例が改正されれば、摘発は増加するだろう。県議会で可決されれば、来年四月から施行される予定だ。

『社説』 男女間トラブル  ストーカー、DV被害防げ
2013.06.26 朝刊 

 男女間などの付きまといや暴力への対策を強化する、ストーカー規制法とドメスティックバイオレンス(DV)防止法の2改正案が成立する見通しになった。

 両法とも成立から10年以上たち、規定に「時代遅れ」の面も否めなかった。残念ながら、法的な不備から凄惨(せいさん)な事件を防げなかったケースも度々発生している。

 いずれの改正も現行法の穴を埋める形で、日常的な恐怖にさらされてきた被害者、対応に当たる警察にとって、現実的な「命を守る武器」が増えることになる。

 改正までには尊い犠牲があったことを忘れてはならない。十分に活用して新たな被害を防ぐ必要がある。

 男女間のトラブルは増え続けている。昨年、警察が把握したストーカー被害は前年比36%増で2万件に迫り、DVも28%増えて約4万4千件に上った。いずれも過去最多である。

 しかし、その現実に被害者を守る手段は追いついていなかった。

 ストーカー規制法の規定では、これだけ普及した電子メールが付きまとい行為に含まれず、神奈川県逗子市の殺人事件を防げない要因になった。改正法ではしつこいメールが対象に追加されたほか、加害者が住む地域の警察も警告を出せるようになった。

 一方のDV防止法改正案では、夫婦や元夫婦だった対象に、交際相手の暴力も加えた。これも長崎県西海市で起きた殺人事件などの教訓だ。同居が条件という課題はあるが、10~20代に多い未婚者のトラブル対応で道筋ができた意味は大きいだろう。

 ただし、実際に被害を減らせるかは、法規定の生かし方次第ということに変わりはない。これまで殺人に至ったケースでは法的問題に加え、相談を受けたにもかかわらず、警察の対応が後手に回った場合も多い。

 ストーカー規制法改正では、警察が加害者に警告しない場合、被害者へその理由の通知を義務付けた。それに対して、被害者側もより切迫感を伝えることができる。初期対応を強化し、被害を未然に防ぎたい。

 きめ細やかな対応が必要なのは現場だけでなく、国会や警察庁も同じだ。付きまといの方法などは時代とともに多様化する。法の見直しにも高い感度が求められよう。一つ一つの事件を教訓としなければならない。

 ストーカー 家庭内暴力 摘発4倍超 長崎の2女性殺害事件受け 昨年364件、認知件数も大幅増
2013.04.30 朝刊 

 【千葉県】県警が二〇一二年に摘発したストーカーと家庭内暴力(DV)の事件は三百六十四件で、一一年の八十四件から四倍以上に増えたことが、県警のまとめで分かった。認知件数も大幅に増加。県警は、一一年末の長崎県西海市の二女性殺害事件などで、男女間トラブルに社会的な関心が高まったことが要因と分析している。

 県警によると、一二年のストーカー事件の認知件数は九百七十一件(一一年は四百五十六件)で、摘発は百二十四件(同四十二件)だった。このうち、刑法の脅迫容疑での摘発が最多の二十九件で、県迷惑防止条例違反、ストーカー規制法違反がいずれも十八件と続く。

 DV事件は認知が二千二百三十五件(同千百七十八件)だったのに対し、摘発は二百四十件(同四十二件)。刑法の傷害、暴行の容疑が大半を占めた。

 長崎県での事件後、県警は県内十七署に生活安全課と刑事課を統括する「刑事官」を配置して両課の連携を強化した。同時に、県警本部の担当課で男女間トラブルの被害情報を集約するなど対策を実施。県警幹部は「二度と同じ事案を起こさない、という積極的な対応も数字に表れたのでは」と話した。

 県警は、インターネットの電子メールや会員制交流サイト(SNS)上でのつきまといを新たに規制できるよう、県迷惑防止条例の改正も目指している。

 男女間トラブルに危機意識を持って 県庁で警察署長会議
2013.04.05 朝刊 19頁 

 【長野県】県内の署長と県警幹部らが集まり、今後の方針や課題を共有する警察署長会議が四日、県庁で開かれた。

 冒頭に阿部守一知事は「県民が安心、安全に暮らすことができるよう、犯罪の未然防止に取り組んでほしい」とあいさつ。佐々木真郎本部長は、二〇一七年までに刑法犯認知件数を一万五千件未満とする目標の早期達成に向け全力で取り組むよう指示した。

 飯田市で二月に発生した殺人事件には「ストーカーや男女間トラブルについて、常に危機意識と緊張感を持ち、被害防止のため最善の手段を講じなければならない」と指摘。

 塩尻市の窃盗事件に無罪判決が出たことには「犯罪を裏付ける客観証拠などを精査し、証拠品の厳格な管理についての指導を徹底してほしい」と話した。

警察相談5年で最多*昨年の道内*男女間トラブル急増
2013.01.09 北海道新聞朝刊全道

 道警が昨年、警察相談専用ダイヤル「#9110」や全道の警察署で受けた相談が11月末現在で前年1年間より111件多い4万2304件に達し、過去5年間で最も多くなったことが、道警のまとめで分かった。中でもストーカーなどの男女間トラブルの相談が急増している。ストーカー行為が殺人に発展した事件が全国的に相次いだことが背景にあるとみられ、道警は相談者の保護対策を含め、受理時の対応を強化している。

 「きのう、夫と口論になり、殴られた上、首を絞められた」。昨年6月、苫小牧市の40代の女性が苫小牧署にドメスティックバイオレンス(DV)被害の相談に訪れた。女性は夫から暴行され、顔などに軽傷を負っていたという。同署は女性を保護するとともに、首を絞めたとして、殺人未遂容疑で夫を逮捕した。

 道警によると、相談専用ダイヤルや警察署の窓口などで扱った相談は2008年以降、4万件台で推移。昨年は11月末現在、前年同期を2491件も上回っている。

 昨年11月までの相談内容の内訳は、ストーカーやDVなどの男女間トラブルが前年同期比1209件増の5090件と急増。騒音や雪捨てをめぐる近所間のトラブルなどの「家庭・職場・近隣関係、迷惑行為」が同326件増の6488件、暴行や傷害などの「刑事事件」が同345件増の4838件となっている。

 相談件数のうち、こうした犯罪被害などに関する「警察安全相談」が3万6837件と全体の約9割を占め、受理後は各署の担当課に引き継がれる。ストーカー相談の場合、昨年5月に札幌北署に相談していた女性が男に連れ去られ、わいせつの被害に遭う事件が起きたこともあり、市町村と連携したシェルターへの緊急避難や警護などの保護対策の迅速化に取り組んでいるという。

 道警は相談件数が増加した背景について、全国的に凶悪事件が相次ぎ、犯罪被害への危機意識が広がったためと分析。警察相談課は「特に、11年12月にストーカーの女性被害者の母親と祖母が殺害された長崎県西海市の事件が引き金となった」と指摘する。

 1990年から設けている相談専用ダイヤルの認知度が高まったことも一因とみられ、警察安全相談のほか、警察への「要望・意見」や「苦情」もおおむね増加傾向にある。

 ただ、相談業務を24時間行っている機関が少ないためか、酔っ払いが電話などで話し続けたり、話し相手を求めた人が長時間の対応を強いたりするなど、本来業務に支障が出かねないケースもあるという。

 道警は「身の回りで不安や危険を感じている人は、悩まずに相談してほしい」と呼び掛けるとともに、適切な利用方法の周知も進める方針だ。

 ちばライブ 長崎2女性殺害 県警ストーカー認知倍増 上半期244→505件 批判受け態勢見直し
2012.08.05 朝刊 26頁 千葉中央版

 【千葉県】昨年十二月に起きた長崎県西海市の二女性殺人事件への対応で、県内外から厳しい批判を受けた千葉県警。事件後は捜査態勢を見直し、県警が今年一~六月までに把握したストーカー事件の認知件数は五百五件と、前年同期(二百四十四件)から倍以上に増えた。低下した信頼を取り戻せるか、現場の模索が続く。

 「千葉県から広島県内に刃物を持った男が向かった。事件となる恐れがある。対応をお願いします」

 事件後に新設した他県警と情報の調整を担当する県警子ども女性安全対策課の連絡担当官が五月十三日、広島県警に電話でこう伝えた。

 男は、交際相手がネット上で広島県内の女性に傷つけられたと考えて憤慨し、殺害目的で広島県に向かったとされる。男が広島に向かった直後、同居人から通報を受けた千葉県警は男が取り得る交通手段、宿泊先などを捜査。連絡担当官を窓口に、広島県警との情報共有と捜査を並行して展開した。

 その結果、男は三日後の十六日、重大事件を起こす前に殺人予備などの疑いで広島市内で現行犯逮捕された。千葉県警は「危機意識を持って他県警と連携を取ることができた事例」(中清水裕良・子ども女性安全対策課代理)と胸を張る。

 県警本部に連絡担当官を置いたのは、男女間トラブルへの危機意識の不足、他県警との連携の不備などを長崎の事件で指弾されたためだ。事件後は、問題の深刻さにかかわらず、男女間トラブルに関する情報をすべて県警本部で集約することにした。連絡担当官は、必要に応じて他の部署や県内各署、県外の警察と連絡を取る。被害者が保護などを望んでいる場合、各部署に伝える役割も担う。

     ◇

 県警が一~六月に集約した男女間トラブルの情報は四千八百五十八件に上った。中には「コンビニの女性店員に男性客が言い掛かりをつけている」「男女のドライバー同士がトラブルを起こしている」など、ストーカー事件とは異なる情報もある。だが「これまですくい上げられなかった情報がくる。現場任せにせず、大きな事件になる前に対応できる」(中清水氏)と情報集約の意義を強調する。

 ストーカー事件認知の急増を受け、事件として容疑者を逮捕、書類送検したケースも一~六月で六十件(前年同期比三十九件増)に増えた。ストーカー規制法にもとづく文書や口頭での警告、指導も二百三十三件(同百十五件増)に上る。

 増加の背景を中清水氏は「被害の届け出に迷う人が警察に言えばアドバイスがもらえると考えるようになったのでは」と受け止めている。長崎の事件の失態は、県警本部長らが処分を受ける事態に発展しただけに、県警内には「現場は次はもうないという気持ちで必死」という空気もある。

 ただ、県警による事件の検証をめぐっては今もなお、遺族や県弁護士会が第三者による再検証を要望し続けている。県警はこれには応じておらず、不満と不信を関係者から拭い切れていない。

 (メモ)

 長崎県西海市の2女性殺人事件 西海市で昨年12月16日、筒井郷太被告=殺人罪などで起訴=が、元交際相手の女性の母親と祖母を殺害した。女性は2010年8月に筒井被告と知り合い、11年秋から暴行やつきまとい行為を千葉県警などに相談していた。

 捜査の過程で、習志野署が女性らからの被害届の受理を1週間、先延ばしし、慰安旅行に行っていたことも発覚。県警は「旅行が捜査に影響を及ぼさなかったとは言えない」とする報告書を4月にまとめた。
佐賀県/男女間トラブル相談増加 DV、ストーカー 前年比の5倍 2011年調査、法テラス佐賀
2012.06.19 朝刊 20頁

 配偶者、恋人への暴力(ドメスティックバイオレンス・DV)やストーカー事案など犯罪につながりかねない男女間のトラブルに関する相談が、日本司法支援センター佐賀地方事務所(法テラス佐賀、佐賀市)に相次いでいる。2011年の相談件数は10年比の5倍。担当者は「法テラスが浸透し、潜在的なトラブルが表面化してきた。DVやストーカーは重大事件に発展する危険もあり、遠慮なく相談を」と呼び掛けている。

 法テラス佐賀は2006年設立。男女問題だけでなく金銭貸借や遺産相続など幅広い分野で相談に応じている。

 事務局によると、11年に寄せられたDVやストーカーの相談は125件で、そのほとんどが女性。一方で、不倫や離婚、婚約不履行などの相談も前年比37件増の432件。「恋人が暴力を振るう」「妻から離婚を迫られている」などと、男性からの相談も少なくないという。

 「男女間の問題は相談をためらい、悩みを一人で抱え込むケースが多い」と、法テラス佐賀の山口茂樹所長。「法テラス側も気軽に相談できるような環境整備を進めたい」と話す。法テラス佐賀=050(3383)5510。

ストーカーなど男女間トラブル/積極的に事件化を/警察署長会議で入谷県警本部長
2012.04.14 本紙-1版 

 西海市の2女性殺害事件を受け、入谷誠県警本部長は13日に県警で開いた本年度初の警察署長会議で、恋愛感情のもつれやストーカーなど男女間トラブルに起因する暴力事案について積極的な事件化や相談者の保護対策強化を指示した。

 入谷本部長は「男女トラブルは重大事件に発展する恐れもある危機意識を十分に持って対処しないといけない」と強調。暴力事案が発生した際の対応について、確実な状況の把握と捜査方針・態勢の速やかな決定を挙げた。また被害者の相談に素早く対応するため署員を繰り返し訓練するよう求めた。

 西海市の事件では事件前の傷害事件やストーカー被害の対応をめぐり長崎、千葉、三重の3県警の連携不足があったことから署や本部、他県警との組織的対応の重要性も説いた。

 会議には県内23署の署長や本部の幹部ら約80人が出席。各部長が新体制で取り組む課題を説明した。

男女間トラブルは“正確に把握”千葉県警が緊急所長会議
2012.03.08 TBS Nスタ 

長崎・西海市のストーカー殺人事件に絡み千葉県警が緊急所長会議を開いた。重大な事件に発展しそうな男女の間のトラブル把握や署員は署長に正確に報告するなど支持された。先日この事件では、千葉県警・長崎県警・三重県警の謝罪会見が行われた。
ストーカー殺人 3県警の検証結果要旨
2012.03.06 東京朝刊 

 長崎県西海市のストーカー殺人事件に関する千葉、長崎、三重県警の対応の検証結果(要旨)は次の通り。

 ■事案の概要

 2011年10月29日、(妻と母を殺害された)Yさんが長崎県警西海署(駐在所)に「三女が男から暴行されているのではないかと思う」と相談し、その内容が千葉県警習志野署に伝えられた。翌日、Yさんの依頼で同署員らが三女方を訪ねると、三女とT容疑者が一緒にいた。布団に血痕があり、三女の右目付近にあざを確認。被害届を出すよう説得したが、三女は「自分で転んだ」と応じなかった。

 容疑者はその場では暴行を否定したが、同署で改めて追及すると、暴力を認めたため、同署員は口頭で三女に連絡しないよう警告。三女が実家に帰ったため、緊急性がなくなり対応は終わったと判断した。

 11月1日、三女の姉から「三女の携帯電話に容疑者から電話とメールがあった」との相談があり、同署は再度、同様の警告をした。同21日には、Yさんが三重県警桑名署を含めた3署に、「(容疑者が)三女の周りの人たちに脅迫メールなどをしている」などと相談した。桑名署には「娘の知人100人に『必ず殺す』などのメールを送りつけている」とも伝えていた。3署は「住所地を管轄する警察署に相談を」(習志野署)などと回答し、メールの具体的内容を確認しなかった。

 Yさんと三女は12月6日、傷害事件の被害届を出すため、習志野署を訪れた。同署は容疑者を傷害容疑で逮捕する方針を決めたが、ほかの事件の処理を優先し、三女らへの事情聴取を同12、13日に行うことにした。

 同9日には、容疑者が三女宅付近をうろついていたが、ストーカー規制法での摘発は困難と判断し、口頭警告にとどめた。

 容疑者は同14日、三重県の実家で父親に暴行を加え、家を飛び出した。習志野署は、桑名署から連絡を受けたが西海署には伝えず、2日後にYさんの妻と母が殺害された。

 ■問題点

 (1)危機意識の不足

 11月21日と12月6日、脅迫メールなどに関する相談を受けた時点で内容を確認すれば、切迫性のある事案と判断し、早期に事件化できた。12月9日、Yさんから容疑者が三女方付近をうろついているとの申し立てがあった時点で、習志野署は署長に報告し、(三女らからの)聴取を早めることが望ましかった。

 (2)ストーカー規制法の運用の問題

 ストーカー規制法は、被害者の住所地を管轄する警察が警告すると規定している。習志野署は10月30日以降、三女が長崎県の実家に避難したことを踏まえ、西海署で警告すべきと判断し、積極的な対応をしなかった。しかし、三女が長崎県に住み続けるかはわからず、住所地を確認し、どの県警が警告を行うか決めるべきだった。桑名、西海両署も管轄外と認識し、積極的な対応を検討しなかった。

 (3)組織的対応や連携の不備

 習志野署では、三女らからの相談や被害届の申し出が署長に報告されず、(相談を受けていた)生活安全課と、(傷害事件を捜査する)刑事課の連携が十分に図られていなかった。また、同署は12月14日に容疑者が家を飛び出した情報を得たのに、西海署に伝えなかった。他の警察本部との連絡は本部間で行うべきだったが、署間で行っていただけで、組織的対応もとられなかった。

 ■再発防止策

 (1)ストーカー規制法の積極的な適用

 男女間トラブルは重大な事件に発展したり、広域に及んだりする可能性があることなど、危機意識の向上とストーカー規制法などの積極的な適用を図る。

 (2)組織的対応の徹底

 男女間トラブルには、ストーカー規制法などの適用や事件化に向けた捜査、被害者の保護など、署長の指揮の下、組織的な対応の徹底を図る。

 (3)警察本部への報告と警察間の情報共有の徹底

 署が相談を受理した段階で警察本部へ報告し、本部は署に的確な指示、指導を行う。必要な対応が複数署や他の警察本部にまたがる場合は連絡調整役を指定し、的確な組織対応を図る。

 県警 上半期のDV認知件数 315件 過去最多に迫る 男女間トラブルに積極対応 39件摘発 妻刺殺も
2010.08.25 朝刊

 【栃木県】今年上半期(一~六月)に県警が認知したドメスティック・バイオレンス(DV)は三百十五件で、統計を取り始めた二〇〇一年以降、過去最多に迫るペースであることが県警生活安全課のまとめで分かった。被害対策が進み通報しやすくなったことや、男女間のトラブルに警察が積極的に対応するようになったことが背景にあるとみられる。

 同課によると、認知件数は前年同期に比べ二十八件増え、過去最多だった〇八年(五百八十三件)の上半期(三百十七件)とほぼ変わらないペース。摘発数も、同じく最多だった〇八年の上半期(三十七件)を上回る三十九件だった。

 摘発された三十九件のうち、暴行・傷害事件が二十九件(約74%)を占めた。ただ、足利市で妻を包丁で刺殺したとして夫が殺人容疑で逮捕された事件など、中には深刻なケースもあった。

 警察庁は四月、男女間のトラブルをめぐる凶悪事件が全国で相次いだことから、被害届がなくても逮捕を検討するよう都道府県警に通達した。同課は「相談窓口の存在が知られるようになり隠れていた暴力が表面化してきたが、身内相手に被害届を出すことをためらう被害者はまだ多い。重大事件に発展する前に積極的に対応する」としている。

遺産相続、ゴミの出し方… 家庭・近所の悩み6年連続で増加 09年警察安全相談まとめ
2010.06.11 朝刊

 昨年1年間に全国の警察署の相談窓口などに寄せられた「警察安全相談」のうち、親族間トラブルなどの「家庭・職場・近隣関係」が前年比3・6%増の14万2945件に上ることが10日、警察庁のまとめで分かった。

 項目別の集計が残る2004年から6年連続で増加。相談全体は同2・0%減の135万5745件で、うち15・7%が65歳以上の人からの相談だった。

 同項目は遺産相続争いやゴミの出し方をめぐる住民同士のトラブルなどが含まれる。警察庁の安藤隆春長官は10日の記者会見で「家族のきずなや地域の連帯感が弱まり問題解決能力が低下したため、従来それぞれのコミュニティーで解決されていた問題が警察に持ち込まれるようになったのではないか」と背景を分析した。

 集計によると、「悪質商法」に関する相談が大幅に減って同24・2%減の11万3407件。「刑事事件」は4・3%減の11万1052件、ストーカー関連の相談も4・2%減の1万7839件だった。

 警察では男女間や民事上のトラブルが凶悪事件に発展するケースがあることから相談への対応を重視し、2000年の「警察改革」で全警察署に専従担当者を配置した。

 昨年夏に東京や千葉でストーカー行為がエスカレートした殺人事件が続いたことで、警察庁はことし2月、男女間トラブルを積極的に事件として捜査するよう都道府県警に指示。相談はすべて文書で記録し、組織的に管理することにした。
公明スポット/男女間のトラブル 警察、積極関与へ/警察庁通達 殺人など未然防止/公明が推進
2010.05.03 公明新聞

 「男女間のトラブルが殺人事件などに発展するのを防げ」--。警察庁は、ストーカーやDV(配偶者による暴力)などの被害者・親族の身の安全を守るため、より積極的な対応を行うよう、4月21日付で全国の警察本部に通達した。これは、公明党の山本香苗参院議員の主張を反映したもの。

 通達は、男女間トラブルの被害者に、被害届を提出するよう警察が働きかけたり、被害届が出されていなくても、客観的証拠があり必要性が認められる場合には、加害者の身柄を確保し、被害者から引き離すことも検討することなどが盛り込まれている。また、届け出をためらう被害者も多いことから、緊急時には、一時避難などの措置がとれるよう、配偶者暴力相談支援センターなどとの連携強化も促している。

 一方で、事態の沈静化を図る観点から、加害者にも加害行為をしていることへの自覚を促すなど、踏み込んだ対応を行うよう求めている。

 通達の背景には、宮城県石巻市で今年2月、少女が以前交際していた少年らに連れ去られ、少女の姉と友人の女性2人が殺害された事件や、3月に茨城県神栖市で、主婦がトラック運転手の元夫に殺害された事件などがある。

 特に、石巻市の事件では、少女は警察に12回も相談。警察の説得で事件当日に被害届を出す予定だった。宮城県警も、「もう一歩踏み込んだ対応や措置を取ることで、最悪の事態を回避できた可能性も否定できない」とする検証結果を県議会で報告している。

 事態を重視した公明党の山本(香)さんは、今年3月の参院内閣委員会でDV事件に対する警察の対応強化を強く要請。被害者に対して、周囲を巻き込んだ深刻なトラブルになった事例を紹介して被害届を提出するよう説得に努めることなど、警察の積極的な関与を求めていた。

男女間トラブルで殺人多発 被害届なくても強制捜査検討へ 警察庁が新指針
2010.04.18 朝刊 

 男女間のトラブルをめぐる殺人事件が相次いだことを受け、警察庁は17日までに、被害届が提出されていなくても、状況が切迫している場合は加害者の逮捕を検討することなどを盛り込んだ新たな対応マニュアルをまとめた。近く全国の警察に通達する。傷害容疑などは被害届がなくても立件できるが、これまでは提出してもらうのが通常だった。

 宮城県石巻市で今年2月、少女(18)が元交際相手の少年らに拉致され、少女の姉と友人が殺害される事件が発生。少女は少年の暴力を警察に再三相談していたが被害届はためらい、事件前日になって提出する意思を伝えていた。茨城県では3月、女性(36)が元夫の暴力を初めて警察に相談した1日半後に殺害される事件が起きた。

 マニュアルによると、被害届が提出されなくても、女性がけがをしていたり、事態が切迫し殺人など重大犯罪につながりかねない場合などは、傷害や暴行容疑で逮捕など強制捜査も検討。一方で、当事者の意思を尊重し、ケース・バイ・ケースで慎重な対応が必要としている。

 このほか(1)男女間のトラブルは急展開する特性があることに注意する(2)現場の警察官は各警察本部へ報告し組織的に対応する(3)男女双方からじっくり話を聞き説得など踏み込んだ対応をする(4)地域の支援センターなど関係機関と連携し夜間の保護も可能な態勢をつくる-などとしている。【共同通信 秋田魁新報】

「富山の監禁」4容疑者逮捕 男女間トラブル原因か=富山
2009.10.09 東京朝刊

 富山市の男性が「面識のない男らに監禁された」と県警に届け出た事件で、県警捜査1課と富山南署は8日、同市文珠寺、作業員K容疑者(34)ら4人を逮捕監禁と強盗の疑いで逮捕した。

 ほかに逮捕されたのは、同市田畠、会社員S(34)、いずれも自称漁師で同市花崎、M(34)、同市小原屋、T(33)の3容疑者。

 発表によると、4人は8月11日午後8時45分頃、同市の男性大工を同市八木山の駐車場に呼び出し、乗用車に連れ込んで約1時間監禁。顔に布袋をかぶせたり、粘着テープで両手首を縛ったりして同市舟新の猿倉山まで連れて行き、顔にスタンガンを押しつけるなどし、男性の携帯電話(1万円相当)を奪った疑い。

 4人は容疑を認めており、同署は男女間のトラブルが原因とみて調べている。

男女間トラブル、週末・深夜に多発傾向 共有システム、登録4000件超=兵庫
2007.05.13 大阪朝刊

 ◆県警共有システム、10か月で登録4000件超 緊急性の判断、瞬時に

 小さなトラブルが凶悪犯罪に発展するのを防ぐ目的で始動した県警の男女間トラブル共有システムに登録された事例が、昨年6月のスタートから約10か月間で4000件を超えた。複数回登録された女性に県警から連絡を取り、問題解決を図ったケースもあるなど効果も表れているという。

 県警によると、3月末現在の登録は4130件。内訳はストーカー相談が656件、配偶者や恋人からの暴力(DV)が566件、近隣トラブルなどが2908件だった。当事者が重複している事例も734件あった。

 年代別では、30代が1162件(28・1%)で最も多く、次いで20代が845件(20・5%)、40代が829件(20・1%)。

 また、相談があった曜日は、日曜日の748件(18・1%)がトップで、2番目は土曜日の650件(15・7%)。相談時間帯では22~23時が357件(8・6%)、23時~24時が343件(8・3%)の順になっており、「週末の深夜」にトラブルが起こりやすい傾向があるという。

 同システムは、情報がデータベース化されて県内各署がすべて共有している。新たにデータを登録すると、同じ男女のトラブルが登録されていた場合、自動的に表示されるため、どの程度緊急性があるのかなどが瞬時に判断できるという。

 神戸市内で先月発生した男女のトラブルでは、過去にも登録があったことから、管轄する警察署員が翌日女性から事情を詳しく聴いたところ、暴行を受けていた事実が判明し、男の逮捕につながった。

 県警生活安全企画課は「登録件数が増えれば良いというものではないが、有効利用したい」としている。

歌舞伎町ホストクラブ一斉立ち入り…19歳少年ら数人を逮捕
2006.09.22 サンスポ 

 警視庁は21日、新宿・歌舞伎町のホストクラブを対象に風営法に基づく一斉立ち入りを実施。捜査員数十人を動員し、無許可営業などの現行犯で店長の少年(19)を含む数人を逮捕した。

 午前5時すぎ、新宿区役所近くのビル9階にあるホストクラブには捜査員約10人が入り、女性客数人が外に出され、ホストら数人が任意同行された。ビル管理人(52)は「毎晩大騒ぎして迷惑。制服姿の女子高生もいて取り締まるべきだと思っていた」と話す。

 歌舞伎町のホストクラブは平成16年に約70店だったが、テレビで取り上げられて流行となり、現在は約200店。新宿署は「傷害、悪質つきまとい、男女間トラブル、ぼったくりなどでひんぱんに通報がある」といい、地元からも「強引な客引きが街の雰囲気を害する」など苦情も多かった。ホストクラブがみかじめ料を払うなど、暴力団の資金源になっているという指摘もある。

 一斉立ち入りは先月も約140店に実施、うち25店に時間外営業などで指示・警告した。

放火:男女間トラブルで…容疑の女逮捕--市川 /千葉
2005.09.05 地方版/千葉 

 4日午前10時10分ごろ、市川市南行徳1、塗装作業員の男性(36)方に、男性と同居の無職、I容疑者(30)が火をつけ、木造2階建て住宅の1階部分約20平方メートルが焼けた。男性は逃げる際に左手に軽いやけど。

 行徳署によると、2人は男女間のトラブルから口論となり、ポリタンクからこぼれた灯油に火をつけたという。同容疑者は「男性を問い詰めているうちにかっとなって、火をつけた」と供述。同署では現住建造物等放火容疑で、詳しい動機などを調べている。

男女間トラブル1割も*警察相談 前年比3倍*8月末の帯広署*複雑な内容増える
2001.09.06 北海道新聞夕刊地方 

 九月十一日の「警察相談の日」を前に帯広署は五日、今年八月末までに同署に寄せられた相談の件数をまとめた。総件数は前年同期比三倍弱の三百五十三件に上り、すでに昨年一年間の総件数三百七十五件に迫る勢い。同署は「警察刷新のPRが浸透してきた結果」としながら「本人同士で解決できる相談も少なくない」と分析している。

 相談のうち、金の貸し借りといった家事、民事などが九十六件、暴行の訴えなど、本来業務に当たる「警察安全相談」が二百四十件あったほか、ストーカーや児童虐待の相談も十七件に上った。

 相談内容のうち、男女間のトラブルが全体の約一割を占めており、「他地域に比べ多いのでは」と同署は見ている。

 同署生活安全課は「家庭環境などが複雑化している分、相談内容も込み入った話が増える傾向にあるが、今後も一つひとつの相談にきめ細かい対応を心掛けたい」と話している。

 緊急時の警察通報は110番が一般的だが、十一日には、プッシュ回線の電話で♯9110をダイヤルすると、釧路方面本部の相談センターにつながる。同署は管内八市町村向けに、加入電話(電)0155・25・0110への相談も呼びかけている。

警官、刺され死亡 男女間トラブル仲裁中--埼玉・三芳町
2001.06.05 東京朝刊 

 4日午後5時10分ごろ、埼玉県三芳町藤久保の「プラザウイングアパート」2階の廊下で、男女間トラブルを仲裁していた同県警東入間署地域課のU警部補(58)が、同アパートに住むK容疑者(26)に文化包丁(刃渡り約17センチ)で右胸を刺された。U警部補は病院に運ばれたが約3時間後に死亡した。

 K容疑者は同居の女性(32)にも切りかかったため、同行していた巡査長(31)が発砲、K容疑者は左足を撃たれ、重傷を負った。女性と別の警部補(54)も手や腕を刺されてけが。同署はK容疑者を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。けがの回復を待って殺人容疑に切り替え、取り調べる。女性とは別れ話をめぐるトラブルがあったらしい。

 調べでは、同日午後3時45分ごろ、女性から「同居の男に暴行を受けている」と連絡があり、女性を署に同行して事情を聴いた後、U警部補ら4人の警察官が女性をパトカーで自宅に送り届けた。その際、自室にいたK容疑者が包丁を手に暴れ出し、女性を室外まで追いかけたため、U警部補が制止しようとして刺されたという。U警部補は防刃チョッキは着用していなかった。巡査長は上に1発撃って警告した後、K容疑者に向けて撃ったという。

 ◇佐藤勝・東入間署長の話

 U警部補は女性を送りに行ったので、防刃チョッキを着用していなくても問題はなかった。発砲は正当な職務行為だった。

 ◇刺殺による殉職、96年以降は5人

 警察庁によると、昨年中に地域担当の警察官が凶器で襲われた事件は21件で、前年(9件)の倍以上に増加した。このうち13件は刃物が使用された事件だった。

 一方、96年以降、公務中の警察官が刃物で刺殺された事件は5件あり、5人が亡くなっている。

向日市の困りごと相談 昨年度まとめ 離婚など男女のトラブル倍増 トップは金銭問題
2001.05.01 朝刊17版 

 向日市が市福祉会館(寺戸町)で月二回開いている「無料困りごと相談」への相談件数が昨年度は百十一件にのぼり、五年連続で百件を超えた。特に夫や恋人から暴力を受ける「ドメスティック・バイオレンス(D・V)」など夫婦・男女間トラブルの相談が二十三件と前年度からほぼ倍増した。

 相談は毎月第二、第四火曜の午前十時-午後三時に開いている。弁護士、法務省の人権擁護委員をはじめ、総務庁の行政相談委員、市の民生児童委員が各専門分野に応じて相談に乗っている。

 昨年度の相談件数の内訳は、ローン返済や連帯保証人に関する問題など金銭関連が二十四件(前年度二十二件)で例年通りトップ。次いで離婚など夫婦・男女間のトラブルが二十三件(同十三件)で大幅に増えた。このうちD・Vの相談も二件含まれている。

 このほか相続関連十三件、騒音や土地の境界など近隣問題九件、賃貸マンションの修繕など借地・借家のトラブル九件などが続いた。

 相談者は二十歳-八十九歳まで広範囲の世代に及び、全相談件数のうち六十歳以上の高齢者の相談が約四割の四十六件を占めた。相談件数は最近五年間は百十-百二十件台を推移しているという。

 相談員らは「これまでの前例などを紹介しながら具体的な解決策を提案するので一人で悩まずに気軽に相談してほしい」と話している。

報道されたストーカー事件
報道されたストーカー事件
報道されたストーカー事件

ストーカー容疑の男性を不起訴 /滋賀県
2023.09.08 大阪地方版/滋賀 
 女性の携帯電話に面会を求める内容のメールを2回送信したとして、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕された京都市消防局職員の男性(61)について、大津地検は7日、同日付で不起訴処分にしたと発表した。理由は明らかにしていない。

朝日新聞社

ストーカー容疑で小学校教諭を逮捕 /群馬県
2023.09.01 東京地方版/群馬 
 知人女性につきまとい行為を繰り返したとして、県警は31日、前橋市の小学校教諭a容疑者(59)=榛東村山子田=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。「家に行ったことは間違いないが、恋愛感情は無かった」と供述しているという。

 前橋署によると、a容疑者は今年7月11日~8月8日の間、県内に住む知人女性宅の敷地内を計3回うろつき、ストーカー行為をした疑いがある。今年5月に女性が署にストーカー被害の相談をしており、署がa容疑者に口頭で警告をしていた。

朝日新聞社

ストーカー容疑で追送検 職場近くで待ち伏せか 博多刺殺 【西部】
2023.03.29 西部朝刊 
 福岡市博多区のJR博多駅近くで女性が刺殺された事件で、福岡県警は28日、住居不定、無職a容疑者(31)=殺人、銃刀法違反の罪で起訴=をストーカー規制法違反の疑いで福岡地検に追送検し、発表した。容疑を一部否認しているという。

 県警によると、a容疑者は元交際相手の会社員川野美樹さん(当時38)への接触を禁じる禁止命令が出されていたにもかかわらず、1月16日午後6時3分から13分ごろにかけて、博多区の川野さんの職場付近の路上で待ち伏せ、歩いて追いかけた疑いがある。

 a容疑者はその直後に川野さんを包丁で刺殺したとして起訴されている。川野さんは昨年10月以降、a容疑者が別れ話に応じず、職場に押しかけられたなどとして県警に相談し、11月26日に禁止命令が出されていた。

 県警は防犯カメラの映像などから、a容疑者が帰宅する川野さんを待ち伏せたとみている。

 県警はまた、博多署の取調室の壁を壊したとして、a容疑者を建造物損壊の疑いで追送検し、発表した。1月29日、取り調べ中に壁に複数回頭突きをし、破損した疑いがある。一部否認しているという。

朝日新聞社

警官がストーカー容疑 【西部】
2023.03.12 西部朝刊 
 宮崎県警は11日、宮崎北署地域課巡査のa容疑者(23)=宮崎市吉村町=をストーカー規制法違反(つきまとい、ストーカー行為)の疑いで逮捕し、発表した。

 発表によると、a容疑者は10日午後5時ごろ~8時45分ごろ、交際相手の女性に「返信して」「話さないなら行くよ」などのメッセージを繰り返し送り、つきまとった疑いがある。「LINEを送ったことは間違いない」と事実関係は認めているという。女性は1年ほど前にa容疑者に別れを告げ、10日も直接会って別れ話をしていたという。

朝日新聞社

ストーカー容疑、男を書類送検へ 福岡・春日、女性刺傷
2023.01.23 東京夕刊 
 福岡県春日市で昨年12月、帰宅途中だった専門学校生の20代女性が首などを刺された事件で、県警は23日、元交際相手で同県久留米市小森野5丁目、無職a被告(23)=殺人未遂と銃刀法違反の罪で起訴=をストーカー規制法違反の疑いで書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 a被告は昨年12月3日午前0時過ぎ、同県春日市春日原東町4丁目の駐車場で、女性を待ち伏せした疑いがある。事件前日の2日、県公安委員会がストーカー規制法に基づき、女性へのつきまといなどを禁じる禁止命令を出していた。

 a被告は現場の駐車場付近で、刃渡り約6センチの折りたたみナイフで女性の首や肩などを複数回刺して殺害しようとしたなどとして、起訴されている。

 県警は女性の帰宅ルートを推測し、待ち伏せしていたとみている。

朝日新聞社

「エアタグ」悪用、ストーカー容疑 奈良の会社員書類送検 /京都府
2022.12.02 大阪地方版/京都 
 米アップルの「AirTag(エアタグ)」を悪用してストーカー行為をしたとして、府警は1日、奈良市の会社員の男(49)をストーカー規制法違反の疑いで書類送検し、発表した。「好みの女性でどんなことをしているか知りたかった」と話しているという。

 エアタグは紛失防止グッズ。鍵や財布につければiPhone(アイフォーン)で位置を確認できる。

 人身安全対策課によると、男は今年4月1日、木津川市の女性(44)に行動を監視していると思わせることを告げたり、同19日に約10分間、女性の車を追いかけてつきまとったりするなどした疑いがある。当時2人は職場が同じだった。

 4月、車の買い取り業者が女性の車のバンパーに取り付けられたエアタグを見つけた。男が2月前後ごろに設置したとみられる。

朝日新聞社

ストーカー容疑、航空自衛官逮捕 宮崎北署 /宮崎県
2022.11.17 西部地方版/宮崎 
 10代の女性につきまとったとして、宮崎北署は15日、航空自衛隊新田原基地所属の1等空曹a容疑者(52)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 発表によると、a容疑者は11日午前6時半と15日午前6時半の2回、宮崎市内の駐車場で10代女性を見張ったり、待ち伏せたりするストーカー行為をした疑いがある。女性が「知らない男から見られている」と署に相談。現場周辺を警戒していた警察官が職務質問をしたところ、認めたという。

 a容疑者は第5航空団基地業務群通信隊所属。尾山正樹司令は「大変遺憾。捜査に全面的に協力し、厳正に対処したい」とのコメントを出した。

朝日新聞社

顧客にストーカー容疑 /東京都
2022.11.08 東京地方版/東京 
 警視庁は宅配大手「佐川急便」社員の男(38)=北区=をストーカー規制法違反容疑で逮捕し、7日発表した。容疑を認め「女性と仲良くなりたかった」と話しているという。

 麻布署によると、男は港区内の営業所に勤務。同社の顧客で管轄外に住む女性の携帯電話に9月5~11日、私有の携帯電話から8回にわたって非通知で電話をかけ、「会いたいからデートをしよう」と言ったほか、ひわいな言葉をかけるなどした疑いがある。2人に面識はないという。同署は、男が顧客データから女性を選んで電話をかけたとみている。

朝日新聞社

ストーカー容疑で三木市消防署副課長逮捕 /兵庫県
2022.10.05 大阪地方版/兵庫 
 県警は4日、女性につきまとったとして、三木市消防署副課長のa容疑者(56)=同市別所町興治=をストーカー規制法違反容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 三木署によると、a容疑者は9月25日から10月3日ごろの間、別れた女性(51)への恋愛感情から、携帯電話に復縁を求めるメールを複数回送ったほか、女性宅に押しかけた疑いがある。過去にも女性につきまとったことがあったという。

 市消防本部は「事実関係を確認中で、事実なら厳正に対処したい」としている。

朝日新聞社

ストーカー容疑、市議を逮捕 新潟、知人女性宅周辺うろつく /新潟県=続報注意
2022.09.06 東京地方版/新潟 
 知人女性宅の周辺をうろつき、女性の容姿を撮影させたなどとして、県警は5日、新潟市議のa容疑者(66)=新潟市中央区鳥屋野3丁目=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し、行為は認める一方、「ストーカーとは思っていない」と犯意を否定し、容疑を否認しているという。

 新潟署などによると、a容疑者は8月9~22日、知人の40代女性宅の周辺を計4回うろつき、昨年2~5月には計3回、第三者に依頼していずれも新潟市内で女性の写真を撮影させた疑いがある。

 また、2020年12月~今年6月に8回にわたり、女性の知人の40代男性宅に、男性の行動を監視していると思わせるような内容の手紙を送りつけた疑いもある。第三者に頼んで女性の行動を確認させていた際に男性の存在を把握し、2人が交際していると思い込んで男性に嫌がらせをした、と署はみている。

 a容疑者は自民党新潟支部の筆頭副幹事長で、市議会議会運営委員会の前委員長。逮捕を受け、市議会の古泉幸一議長は取材に「今後詳細がわかれば、議会として適正に対応していきたい」と答えた。

 <続報注意>

 新潟地検は2022年9月27日までに、a容疑者を、第三者に女性を撮影させた▽女性の知人男性に監視していると思わせる内容の手紙を送りつけた――容疑については不起訴処分とした。

朝日新聞社

ストーカー容疑で奈良市職員逮捕 /奈良県
2022.08.15 大阪地方版/奈良 
 元同僚の女性(50)にストーカー行為をしたとして、奈良西署は13日、奈良市職員の男(56)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。署によると容疑を認めているという。職員は2日午後7時ごろに生駒市内のスーパーで買い物中の女性を注視し、スマートフォンで撮影するなど女性の行動を見張ったという。さらに12日午後6時ごろには奈良市内の女性宅で待ち伏せし、つきまとったりした疑いがある。

朝日新聞社

ストーカー容疑、元管理人を逮捕 尼崎、住人につきまとい /兵庫県
2022.08.12 大阪地方版/兵庫 
 一方的に好意を寄せて女性(42)につきまとったとして、県警は11日、女性の住むマンションの元管理人で無職のa容疑者(44)=尼崎市=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。「顔をどうしても見たくて、うろつきました」と容疑を認めているという。

 尼崎南署によると、逮捕容疑は7月19日から8月9日までの間に、尼崎市内の女性のマンション周辺で複数回うろつき、女性に手を振るなどのストーカー行為をしたというもの。

 a容疑者は女性が住むマンションの管理人をしていた時に、立場を利用して部屋や携帯電話の番号を把握。2019年ごろから「好き」などの内容を手紙や携帯電話のメッセージで女性に送りつけ、県警が昨年、書面で警告していた。事案の発覚後、管理人を解雇されたという。

朝日新聞社

GPS送り住所特定、ストーカー容疑で逮捕 郵便物の転送を悪用か /神奈川県=続報注意
2022.08.09 東京地方版/神奈川 
 GPS機器を送り女性の位置情報を無断で取得したなどとして、県警は8日、会社員の男(27)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。男は転居先に郵便物が転送される制度を悪用。GPS機器入りの封筒を女性の旧住所に郵送し、それが新住所に転送されたことで、住まいを把握していたという。

 港南署によると、逮捕されたのは相模原市南区相模台2丁目のa容疑者。容疑を認め、「彼女のことが好きだった」と供述しているという。

 逮捕容疑は、1月下旬ごろ、相模原市の30代女性宅近くをうろつき2月1日、GPS機器入りの封筒を郵送し無断で女性の位置情報を取得するなどしたもの。a容疑者はゴミ捨て場から拾った女性の巾着袋に5センチ程度のGPS機器を入れた上で旧住所に送っていたという。女性は横浜市内の新居に転送された封筒からGPS機器を見つけた。

 a容疑者は約4年前に通っていた東京都内のプログラミング教室で女性と知り合い、面識がある程度だったという。日本郵便広報室は、同社が郵便物の中身を確認することはないとし「郵便制度を悪用されたことが事実であれば誠に遺憾」としている。

 <続報注意>

 横浜地検は2022年8月26日、河野浩与史さんを不起訴とした。

朝日新聞社

ストーカー容疑、50代警部補逮捕 同僚に繰り返し電話 /京都府=続報注意
2021.12.03 大阪地方版/京都
 同僚の女性警察官に繰り返し電話をしたとして、府警は2日、中京署地域課の警部補、a容疑者(57)=宇治市宇治塔川=をストーカー規制法違反(つきまとい、ストーカー行為)の疑いで逮捕し、発表した。「電話はしたが、拒まれたと思っていないのでストーカー行為ではない」と供述しているという。

 人身安全対策課によると、a容疑者は11月9~23日、計17回にわたり同僚の20代女性警察官の携帯電話に繰り返し電話をかけ、つきまとった疑いがある。1日に7回電話をかけた日もあった。好意を伝える内容を一方的に話し、着信拒否をされると、別の携帯電話や自宅の番号から電話していたという。

 今年の夏ごろから、拒否しても電話が繰り返しかかってくるなどし、女性が職場に相談。a容疑者の上司が繰り返し指導したがやまず、同課が口頭で注意した。11月17日にストーカー規制法に基づき禁止項目を書面で警告しても、電話をやめなかったという。

 <続報注意>

 京都地検は2021年12月13日、原啓次郎警部補を不起訴処分(起訴猶予)にした。

朝日新聞社

ストーカー容疑、75歳の女を逮捕 杵築日出署 /大分県
2021.11.17 西部地方版/大分 
 元交際相手の男性の同僚だった女性に嫌がらせ行為を繰り返したとして、杵築日出署は16日、日出町の無職の女(75)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、今年9月15日から2カ月間、元交際相手の男性の同僚だった女性(68)宅に押しかけたり、待ち伏せしたり、ストーカー行為を繰り返し行った疑い。女と男性は、数年前まで交際していたが、男性と被害女性は元同僚で、交際はしていなかったという。

朝日新聞社

GPS機器使いストーカー容疑 妙高の46歳男を逮捕 /新潟県
2021.10.27 東京地方版/新潟 
 GPS(全地球測位システム)機器を使い女性の位置情報を無断で取得しつきまとったとして、妙高署などは26日、妙高市志、無職a容疑者(46)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認め「女性に好意があった」と話しているという。

 同署によると、9月上旬、知人の20代女性の乗用車に取り付けたGPS機器を使い、無断で位置情報を計18回取得、上越地方の商業施設や飲食店で3回にわたり女性の近くをうろついた疑いがある。女性が9月中旬に同署に被害届を出した。

 8月に施行された改正法で、承諾を得ないでGPSを使い位置情報を取得する行為が新たに規制対象となった。同署によると、県内での適用は初めてという。

朝日新聞社

氷見署副署長と判明 ストーカー容疑で退職の元警視 /富山県
2021.08.25 大阪地方版/富山 
 知人女性につきまとうなどしたとして、ストーカー規制法違反容疑で県警に書類送検され、その後依願退職した50代の男性警視が、氷見署のa副署長だったことが捜査関係者への取材でわかった。県警は「プライバシーの侵害にあたる」として、a警視の氏名や所属部署を公表していない。

 a警視は今年5月下旬~7月上旬ごろ、複数の商業施設で知人女性につきまとい、SNSのアカウント交換を要求するなどした疑いで、今月20日に書類送検された。a警視は減給3カ月(10分の1)の懲戒処分を受け、同日付で依願退職している。

 さらに県警は、a警視が2016年~今年5月ごろ、警察内部の情報システムを使い、業務以外の目的で警視の知人ら男女9人の個人情報を照会したほか、別の成人女性と「不適切な交際」をしていたことも明らかにしていた。

朝日新聞社

30代の女がストーカー容疑 ストーカー捜査の警官に好意 /奈良県
2021.04.27 大阪地方版/奈良
 自分が捜査対象になっていたストーカー事件の担当警察官に禁止命令後もストーカー行為をしたとして、奈良署は26日、奈良市の非常勤職員の30代の女をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、女は22日ごろ、奈良署の40代警部補に対し、同法によるつきまとい行為などの禁止命令を受けていたにもかかわらず、「ちゃんと籍もいれたい」「愛があると思うから」などと書いた手紙1通を奈良署に郵送し、閲読させた疑いがある。

 警部補は、女が昨年10月に別の同法違反容疑事件で逮捕された際に捜査を担当した。その後、女はこの警部補に「結婚して下さい」などと書いた手紙を計3回郵送し、同法違反容疑で逮捕され、禁止命令を受けた。警部補は既婚で、女との交際関係はなかったという。

 女は調べに対し、「他の警察官が頼れないので(警部補を)頼った」などと話しているという。

朝日新聞社

知人男性に嫌がらせ、生活指導員の女逮捕 ストーカー容疑
2021.02.04 東京朝刊 
 知人男性につきまとい行為を繰り返したとして、綾瀬署はストーカー規制法違反容疑で、足立区立中の生活指導員、a容疑者(53)=葛飾区南水元=を逮捕した。

 署によると、容疑を認め「(男性が)一時は結婚したいと言っていたのに、その後何の連絡もなく、しかも新しい女性と住んでいる。こういう怒りだ」と説明している。

 逮捕容疑は昨年12月5~22日、知人男性(58)の自宅玄関のドアに「センタクホスナ キンガトブ キモチワルイ」などと書いた紙を張り、周辺を複数回うろつくなどしたとしている。

 男性宅では郵便物を盗まれたり、鍵穴に接着剤を注入されたりする被害が相次ぎ、昨年8月に署に相談。防犯のため設置したカメラの映像からa容疑者が浮上した。

産経新聞社

警部補、ストーカー容疑 個人情報不正利用疑いも 県警は書類送検時、公表せず/長野県
2020.12.27 東京地方版/長野
 県警内部の情報を不正利用して30代女性にストーカー行為をしたとして県警は26日、県警本部に勤務していた男性警部補(59・すでに依願退職)をストーカー規制法違反と県個人情報保護条例違反の疑いで、長野地検に書類送検していたことを明らかにした。書類送検は10月15日付だったが、県警はこれまで公表せず、警部補の所属や不正利用の詳しい状況に関する説明は行っていない。

 県警監察課によると、警部補は今年7月、好意を抱いた女性に交際を申し込んだうえ、自宅の住所など個人情報を職務中に調べて、2日間女性を付きまとった疑いがある。

 女性が警察署に相談して発覚。県警は書類送検と同日の10月15日、警部補を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にし、警部補は依願退職した。警部補は県警の調べに容疑を認め、「女性には怖い思いをさせてしまい、大変申し訳なく反省している」と話しているという。

 警部補が女性を知った経緯やストーカー行為の詳細について、県警は「プライバシー保護のためコメントしない」としている。また、警部補は職務中に個人情報を入手できる立場だったが、その所属や勤務地、不正利用の手口についても県警は「コメントしない」との姿勢だ。

 県警は今回、書類送検、懲戒処分のいずれについても公表しなかった。

 書類送検で発表しなかった点について「関係者のプライバシー、公表することで得られる公益、公表が捜査に与える影響など、個別具体的に判断した」としている。

 警察庁が出す懲戒処分の発表指針では、職務上の行為についての処分は発表の対象としている。

 しかし、県警は今回、職務中に行われた個人情報の不正利用はあくまで手段に過ぎないとしたうえで、ストーカー自体は私生活における行為ととらえ、これに基づいた減給処分は公表の対象に当たらないとの考えを示した。

 同課の波多腰功課長は「(県警職員による不祥事案が起きたことについては)被害者および県民の皆様に対して深くおわび申し上げる。職員に対する指導、監督を一層徹底する」とコメントを出した。

朝日新聞社

ストーカー容疑で70代の男を逮捕 /徳島県
2020.09.30 大阪地方版/徳島 
 徳島板野署は28日、徳島市佐古四番町、無職a容疑者(73)をストーカー規制法違反の容疑で逮捕したと発表した。署によると、a容疑者は9月11日と25日に板野郡内に住む20代女性が車で通る町道わきに立って待ち伏せし、女性にストーカー行為をした疑いがある。女性から署に相談があり、昨年11月と今年2月にa容疑者に口頭で警告を出していた。

朝日新聞社

ストーカー容疑で逮捕の女性を不起訴 /徳島県
2020.08.06 大阪地方版/徳島 
 元交際相手の男性につきまとったとして、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕、送検された女性(27)について、徳島地検は5日、不起訴処分とした。地検は処分理由を明らかにしていない。

朝日新聞社

広島市教委職員をストーカー容疑で逮捕 /広島県=続報注意
2020.07.29 大阪地方版/広島 
 広署は28日、広島市教育委員会施設課職員のa容疑者(34)=廿日市市住吉2丁目=をストーカー規制法違反容疑で逮捕し、発表した。「つきまとったことは間違いない」と話しているという。

 署によると、6月1、3、17日、広島市内の学校周辺や呉市内の電車内などで、面識のない10代の女性に背後からつきまとうなどのストーカー行為をした疑いがある。女性の父親が6月17日に110番通報した。

 <続報注意>

 呉区検は2020年8月7日付で、aさんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

70歳がストーカー容疑 /佐賀県
2020.07.17 西部地方版/佐賀 
 (佐賀南署発表) 15日、小城市芦刈町下古賀の自称自営業、a容疑者(70)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕。「間違いないと思います」と話しているという。佐賀市の70代の女性に対し、同法に基づく禁止命令を受けていたにもかかわらず、6月6日から7月13日までの間、電話を24回かけ、メールを11回して、女性の友人宅に押しかけるなどのストーカー行為をした疑いがある。3月、同じ女性に対する同法違反容疑で逮捕され、5月に有罪判決を受けて執行猶予中だった。

朝日新聞社

警官、同僚にストーカー容疑 兵庫県警、降格・減給1カ月 【大阪】
2020.04.24 大阪夕刊
 同僚の女性警察官につきまとって撮影したとして、兵庫県警が交通部所属の警部補だった40代の男性警察官について、ストーカー規制法違反の疑いで書類送検したことが捜査関係者への取材でわかった。県警は3月13日付で巡査部長に降格させ、減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にした。

 捜査関係者によると、男性警察官は昨年9~11月、通勤中の女性警察官につきまとい、スマートフォンで撮影した疑いがある。スマホには、女性の通勤や勤務中の姿のほか、職場の机の引き出しにあった私物を撮影した動画約200本などが保存されていたという。県警は情報提供を受けて捜査し、3月に書類送検していた。

朝日新聞社

消防士をストーカー容疑で逮捕 /香川県
2020.03.12 大阪地方版/香川 
 元妻(20)につきまとったとして、丸亀署は11日、丸亀市北消防署の消防士の男(20)=同市=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。署によると、2~3月、元妻に会おうと何度も電話したり、勤務先に押しかけたりした疑いがある。市消防本部の田中道久消防長は「職員から逮捕者が出たのは誠に遺憾。市民のみなさまの信頼回復に努める」とコメントした。

朝日新聞社

富山税務署員をストーカー容疑で逮捕 /石川県=続報注意
2020.02.01 大阪地方版/石川 
 能美署は31日、富山税務署国税調査官のa容疑者(29)=野々市市野代3丁目=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。逮捕は30日付。

 署によると、a容疑者は昨年11月から1月まで、県内に住む元交際相手の30代女性と会おうと、電話をかけたりLINEメッセージを送ったりしたほか、夜間に女性宅付近をうろつくなどした疑い。a容疑者は行為については認め、「彼女から拒まれていたという認識はない」と話しているという。

 <続報注意>

 金沢地検小松支部は2020年3月9日、aさんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

元県議、再びストーカー容疑 元交際女性にメール・電話 一部否認 /埼玉県
2019.11.22 東京地方版/埼玉 
 元交際相手に電話やメールを繰り返したとして、県警は21日、ストーカー規制法違反の疑いで元県議でアルバイトのa容疑者(37)を逮捕した。「メールはしたが電話はしていない」などと容疑を一部否認しているという。捜査関係者への取材でわかった。

 逮捕容疑は、9月上旬~11月中旬、元交際相手の40代の女性宅に電話を41回かけたり、女性の携帯電話にショートメッセージを7回送ったりしたというもの。ショートメッセージは「許さない」といった文言だったという。

 a容疑者は昨年8月、この女性宅に押しかけたなどとして同容疑で書類送検され、同11月に県議を辞職。今年2月に、この事件を担当した警察官に「殺すぞ」などとショートメッセージを送ったとして脅迫容疑でも書類送検された。両容疑についてはいずれも不起訴処分になっている。

 a容疑者は当選2回で、自民党県議団に所属していた。

朝日新聞社

大津園児死傷事故 公判中の女、ストーカー容疑で逮捕
2019.10.01 大阪朝刊 
 出会い系サイトで知り合った男性にしつこく連絡を取るよう迫ったとして、滋賀県警は30日、ストーカー規制法違反などの疑いで、大津市一里山の無職、a容疑者(53)を逮捕した。a容疑者は大津市の交差点で5月、散歩中だった保育園児らの列に車が突っ込んで16人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われ公判中。県警の調べに「間違いない」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は8月27日、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って複数回にわたり、出会い系サイトで知り合った男性(49)に「ラインのやりとりを全部見せる。それで終わり」などと脅迫。翌月2日と5日には男性の勤務先に電話をかけ、「ラインをつなげて」「2ちゃんねるに(男性の)写真をあげたらどうするの」などと連絡するよう強要したとしている。

 県警によると、a容疑者と男性は6月下旬ごろ、出会い系サイトを通じて知り合い、ラインを通じてやりとりをしていたが、男性がa容疑者と連絡を取ることを拒否すると、連絡を迫るようになったという。

産経新聞社

中島裕翔さんにストーカー容疑の女逮捕
2019.08.24 東京朝刊 
 人気アイドルグループ「Hey!Say!JUMP」の中島裕翔(ゆうと)さん(26)に付きまとったとして、警視庁赤坂署は、ストーカー規制法違反容疑で東京都品川区に住む20代の会社員の女を現行犯逮捕した。逮捕容疑は19日午後3時45分ごろ、港区のジャニーズ事務所付近で、中島さんを待ち伏せしたとしている。「付きまとっていない」と容疑を否認している。

産経新聞社

ふかわさんにストーカー容疑で元芸人逮捕
2019.08.18 東京朝刊 
 お笑いタレントのふかわりょうさん(44)に付きまとったなどとして、警視庁原宿署は、ストーカー規制法違反の疑いで元芸人のアルバイト、a容疑者(41)を逮捕した。同署によると「好きなので会いに行った」と、容疑を認めている。a容疑者はかつて「にわとりとたまご」というお笑いコンビで活動。「結婚したいと思っていた」と供述している。

産経新聞社

ASAの従業員、ストーカー容疑 早良署、逮捕 /福岡県
2019.06.27 西部地方版/福岡 
 知人女性宅に何度も押しかけたとして、県警は26日、朝日新聞販売所(ASA)の従業員、a容疑者(36)=福岡市城南区別府6丁目=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。「好きだったので何度も押しかけた」と供述しているという。

 早良署によると、a容疑者は5月、知人女性(32)が住む福岡市内のマンション1階エントランスに少なくとも3回出入りし、つきまとい行為を繰り返した疑いがある。

 a容疑者はこのマンションに侵入し、女性の郵便物を盗んだとして、邸宅侵入と盗みの疑いで21日に逮捕され、24日に処分保留で釈放されていた。

朝日新聞社

9歳を待ち伏せ、ストーカー容疑 福岡、19歳男逮捕 【西部】
2019.06.07 西部夕刊 
 福岡県警は7日、福岡県築上郡の無職の男(19)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。9歳の女児を繰り返し待ち伏せた疑いがある。男は容疑を認め、「女の子のことが好きだった」と話しているという。

 県警によると、男は5日午後5時ごろ、築上郡にある団地の駐輪場で、小学生の女児(9)を待ち伏せて声をかけたほか、6日午後0時35分ごろにも団地の階段で女児を待ち伏せた疑いがある。

 2人は知り合いではないという。

 5日に女児が母親に相談して発覚。この2回以外につきまとっていたとの情報はないが、県警は女児が幼く、連れ去りなど重大な事件に発展する恐れもあると判断して、逮捕に踏み切ったとしている。

朝日新聞社

山武市出張所所長をストーカー容疑逮捕 フットサル元日本代表 /千葉県
2019.03.26 東京地方版/千葉 
 知人の女性にストーカー行為を繰り返したとして、県警は25日、山武市職員のa容疑者(54)=茂原市吉井下=をストーカー規制法違反容疑で逮捕し、発表した。「いやがらせをしてやろうと思った」と容疑を認めているという。市などによると、a容疑者は市山武出張所の所長で、フットサルの元日本代表選手。

 県警人身安全対策課によると、a容疑者は昨年2月~今年2月ごろ、ひわいな内容が書かれたはがきや封書を計45回、好意を抱いていた知人女性宛てに郵送した疑いがある。昨年3月、女性から県警に相談があったという。

 市によると、a容疑者は2016年4月から同出張所長。また、同年までの数年間、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースのコーチをボランティアで行っていたという。ジェフによると、フットサルの日本代表選手に選ばれたこともあり、県代表監督としても活動していたという。

 市は「事実関係を確認した上で、厳正に対処したい」としている。

朝日新聞社

警官脅迫の疑い、元県議書類送検 ストーカー容疑に続き /埼玉県=続報注意
2019.02.08 東京地方版/埼玉
 元交際相手の女性に対するストーカー規制法違反の疑いで昨年書類送検されたa元県議(36)が、事件を担当した警察官に「殺すぞ」とメールをしていたとして、県警は7日、a県議を脅迫容疑で書類送検した。

 a元県議は元交際相手の既婚女性宅に押しかけたなどとして、ストーカー規制法違反容疑で昨年8月22日に書類送検されていた。

 捜査関係者によると翌23日、a元県議は事件を担当した警察官に「お前や女性らをぶっ殺す」という趣旨のショートメッセージサービス(SMS)を1回送った疑いがある。「脅迫的なメールを送った」と容疑を認めているという。SMSには書類送検が報道されたことに激高した旨も書いていたという。

 a元県議は昨年11月に体調不良を理由に辞職。a元県議が所属していた自民党県議団の小島信昭団長は「県民の信頼を得て県議として活動していたのだから、深く反省してもらいたい」と話した。

 <続報注意>

 さいたま地検は2019年4月12日、伊藤雅俊・元埼玉県議を不起訴処分とした。

朝日新聞社

FBで番号検索、ストーカー容疑 会社員を書類送検 【大阪】
2018.10.16 大阪朝刊 
 フェイスブック(FB)の電話番号検索で見つけた好みの女性にひわいな内容の電話をかけ続けたなどとして、兵庫、埼玉両県警は15日、大阪市鶴見区の会社員の男(33)をストーカー規制法違反容疑で神戸地検に書類送検したと発表した。10日付。同法を、面識のない相手への行為にも適用するのは異例という。

 兵庫県警人身安全対策課によると、男は昨年12月~今年5月、電話番号を入力して他人のアカウントを探せるFBの機能(現在は廃止)を悪用。適当に番号を入れ、表示されたアカウントのプロフィル写真などを見て気に入った女性に「ムラムラしてきた」などと電話をかけ続けた疑いがある。埼玉、兵庫など5道県の女性計8人が被害に遭ったといい、男は「交際したかった」と供述しているという。

朝日新聞社

埼玉県議がストーカー容疑
2018.08.23 大阪朝刊 
 埼玉県警は22日、40代の知人女性に「会いたい」といったメールを繰り返し送るなどしたとして、ストーカー規制法違反などの疑いで、同県のa県議(36)=自民、さいたま市中央区=を書類送検した。捜査関係者によると、a県議は今年5月、女性宅に押し掛けたり、携帯電話にメールを数十回にわたって送り付けたりした疑いが持たれている。

産経新聞社

ストーカー容疑、50歳警官を逮捕 岐阜、元同僚女性に 【名古屋】
2018.04.22 名古屋朝刊 
 好意を持った元同僚の女性につきまといや嫌がらせをしたとして、岐阜県警は21日、関署交通課の巡査部長A容疑者(50)=岐阜市萱場東町9丁目=をストーカー規制法違反容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 県警によると、A容疑者は2月から今月にかけて、元同僚の女性(42)に対し、待ち伏せた上、携帯電話で「話がしたいので外に出てきてください」などと伝えたり、女性の友人宅に中傷する内容の手紙を送ったりするなどした疑いがある。20日夕、関市内で運転中、A容疑者から軽乗用車を接近させられるなどのつきまとい行為を受けた女性が署に被害を申し出た。

朝日新聞社

巡査部長50歳が待ち伏せ、車並走、中傷… ストーカー容疑で逮捕
2018.04.22 東京朝刊 
 岐阜県警は21日、元同僚の女性(42)につきまとったとして、ストーカー規制法違反の疑いで関署交通課巡査部長、a容疑者(50)=岐阜市萱場東町=を逮捕した。a容疑者は女性と同じ職場で勤務して面識はあったが、交際関係にはなっていなかった。「間違いありません」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は2月中旬ごろ、同県美濃市で女性を待ち伏せ、携帯電話で連絡して「話がしたいので、外に出てきてください」と要求。4月17日ごろ、女性の友人に「この女は最低でひどい人間です」などと書いた手紙を送り、20日には同県関市で女性の車に並走したり、停車時に接近したりしてつきまとったとしている。すぐ後に女性が関署に届け出て発覚した。

産経新聞社

菊池桃子さんにストーカー容疑 無職の男逮捕
2018.04.03 大阪夕刊 
 女優の菊池桃子さんにストーカー行為をしたとして、警視庁池袋署は3日までに、ストーカー規制法違反の疑いで、無職のa容疑者(56)を現行犯逮捕した。逮捕は3月31日。

 逮捕容疑は3月31日夕、菊池さんの自宅付近をうろつくストーカー行為をしたとしている。a容疑者は「自宅に行ったことは間違いありません」と容疑を認めている。昨年秋ごろからストーカー行為を繰り返していたという。今年に入り、ストーカー規制法に基づいて警告したが、菊池さんの自宅付近にa容疑者が姿を見せたことから、警戒していた警察官が逮捕した。

産経新聞社

元ボクサーがストーカー容疑 【西部】
2018.03.28 西部朝刊 
 元交際相手の女性に対して執拗(しつよう)にメールを送ったとして宮崎県警は27日、元プロボクサーでジム経営のa容疑者(41)=宮崎市橘通東3丁目=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 発表によると、a容疑者は14~23日、20代の知人女性に対し、性的羞恥(しゅうち)心を害する画像を3回送りつけ、連絡することを拒まれたにもかかわらず、20~24日には45回にわたって「絶対つぶす」「迷惑をかけたなら言って」などと書いたメールを送るなど、ストーカー行為をした疑いがある。

 一般財団法人日本ボクシングコミッション(JBC)によると、a容疑者は宮崎県三股町出身で、プロボクサーとして日本人唯一となる日本王座5階級制覇を達成。2014年まで活躍した。

朝日新聞社

元交際相手の尾行依頼 ストーカー容疑で男2人逮捕
2018.03.03 東京朝刊 
 都内の30代の女性のあとをつけるなどつきまとい行為を繰り返したとして、警視庁はストーカー規制法違反容疑で栃木県足利市大前町の会社員、a容疑者(43)と群馬県太田市石原町の無職、a容疑者(41)を逮捕した。a容疑者は女性の元交際相手で、知人のa容疑者に女性を尾行するよう指示したとみられる。

 逮捕容疑は昨年11月21日、群馬県内の女性の実家から都内の女性宅まであとをつけたほか、同年12月29日、女性宅の近くで室内の様子をうかがうなどしたとしている。

 自宅周辺を不審な男がうろついているのを不安に思った女性が警視庁に相談、駆けつけた警察官が現場にいたa容疑者に任意で事情を聴いたところ、「a容疑者に女性の自宅をつきとめるよう言われた」などと説明。a容疑者の携帯電話を確認したところ、a容疑者から指示を受け、女性の居場所を報告しているような形跡があった。a容疑者は調べに、「a容疑者が勝手にやったことだ」などと供述している。

産経新聞社

元交際相手の女性にメッセージ1700件送信 ストーカー容疑、男逮捕
2018.03.02 東京朝刊 
 元交際相手の女性につきまとい行為を繰り返したとして、警視庁はストーカー規制法違反容疑で、住居不定の無職、a容疑者(42)を逮捕した。a容疑者は平成26年3月に同法に基づく文書警告を受けており、「女性に好意があった。許してもらったと思い電話してしまった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は30年2月12~16日、元交際相手の40代の会社員の女性に対し、携帯電話に計11回、電話してメッセージを吹き込むなどしたとしている。a容疑者はこのほか、会員制交流サイト(SNS)を通じ、女性に「もう一度やり直そう」「お前の人生めちゃくちゃにしてやる」などとするメッセージ約1700件を送信していた。

産経新聞社

ストーカー容疑、魚の骨や釘投げ込む 朝倉の63歳女を逮捕 /福岡県
2018.03.01 西部地方版/福岡 
 元交際相手の男性(71)の長女(42)宅に魚の骨や釘を投げ込む嫌がらせをしたとして、朝倉署は28日、朝倉市役所臨時職員のA容疑者(63)=同市中島田=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。

 署によると、A容疑者は1月2日午後4時ごろ、市内の長女宅の敷地にある「飛び出し注意」の人形に、男性が交際時に使っていたニット帽をかぶせたほか、1月7日~2月17日には、長女宅の駐車場に、砕けた魚の骨や釘数十本、はさみやタマネギなどを投げ込んだ疑いがある。

 A容疑者は2月15日、男性にストーカー行為を繰り返したとして、つきまとい行為の禁止命令を受けていた。男性は長女宅を頻繁に訪れていたといい、A容疑者は「物を投げれば男性に伝わると思った」と話しているという。

朝日新聞社

落とし物に女性の盗撮画像・動画 ストーカー容疑、亀山署が男逮捕 /三重県
2018.02.14 名古屋地方版/三重 
 落とし物として警察署に届けられたSDカードなどから特定の女性の画像や動画が大量に見つかったことがきっかけとなり、亀山署が13日、ストーカー規制法違反の疑いで25歳の男を逮捕し、発表した。

 逮捕されたのは、亀山市井尻町、製造作業員A容疑者。署によると、A容疑者は昨年10月26~28日、鈴鹿市内の職場で、当時同僚だった20代女性に好意を抱き、後ろ姿などを撮影するなどのストーカー行為をした疑いがある。容疑を認めているという。

 昨年11月25日、亀山市内の空き地で、第三者がSDカードやUSBメモリーなどの記録媒体数十点が入ったプラスチックケースを発見。中身を見て特定の女性を撮影した画像や動画が大量に記録されていたのに驚き、署に届け出た。

 署は、作業服の名前などから女性を特定。映像には、女性の服にいたずらするA容疑者自身の姿も映っていたという。女性は盗撮などの被害に気づいていなかったという。

朝日新聞社

車にGPS装着、ストーカー容疑 岐阜、知人女性に対し /岐阜県
2017.12.07 名古屋地方版/岐阜 
 県警は6日、知人女性の車にGPS(全地球測位システム)機器を取り付けたなどとして、岐阜市の無職の男(37)をストーカー規制法違反の疑いで書類送検し、発表した。「好意があり、行動を知りたかった」と容疑を認めているという。

 岐阜南署によると、男は8月、県内の20代の知人女性に、交際を要求したり、行動を監視していると思わせたりするような内容のメッセージを無料通信アプリ「LINE(ライン)」で送ったうえ、9月4~8日の間、女性の勤務先の駐車場で、女性の使う車の底などにGPSを複数回取り付け、行動を見張った疑いがある。

朝日新聞社

京都市交通局員、ストーカー容疑 女性にわいせつ画像 【大阪】
2017.09.13 大阪朝刊
 女性にわいせつな画像を繰り返し送信するなどしたとして、京都府警は12日、京都市交通局の主任助役A容疑者(50)=京都市右京区太秦乾町=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 サイバー犯罪対策課によると、A容疑者は今年1月から6月にかけ、知り合いの京都府内の女性(24)のスマートフォンに、男性の下半身などの画像を25回送信したり、アダルトグッズを自宅に2回送りつけたりした疑いがある。市営地下鉄の駅で、市などが観光客向けに整備する公衆無線LAN「KYOTO Wi―Fi」のポイントを利用し、勤務中にも画像を送信していたという。

朝日新聞社

ストーカー容疑で県立養護学校寄宿舎指導員を逮捕 /香川県=続報注意
2017.07.06 大阪地方版/香川 
 高松南署は5日、高松市木太町、県立高松養護学校寄宿舎指導員A容疑者(33)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。A容疑者は「メールは送ったが強要はしていない」と容疑を一部否認しているという。

 署によると、A容疑者は1~3日、県内の50代女性に連絡を求めるメールを4回送った疑いがある。A容疑者と女性は約1年前からメールのやりとりをしていたが、メールの内容に恐怖を感じた女性が6月に署に相談。30日に署がA容疑者に口頭で注意していた。

 <続報注意>

 高松地検は2017年8月30日、Aさんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

スマホアプリで部屋のぞく ストーカー容疑、男逮捕 愛知県警 【名古屋】
2017.06.09 名古屋朝刊
 外出先から自宅の子どもやペットの様子を見るためなどに使われるスマートフォンのアプリを悪用し、女子大学生の部屋をのぞいたとして、愛知県警は8日、住所不定の調理師A容疑者(42)を不正指令電磁的記録供用とストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。「(この大学生が)好きだった。生活が見たかった」と容疑を認めているという。

 サイバー犯罪対策課によると、A容疑者は4月12日ごろ、同県日進市の女子大学生(当時20)の古いスマホにアプリを入れ、5月2日ごろに大学生の部屋の壁際にそのスマホを目立たないように設置。同月6日ごろまでアプリで室内をのぞき見するストーカー行為をした疑いがある。A容疑者は大学生がアルバイトをしていた飲食店で勤務。店の更衣室から鍵を盗み出し、侵入に使ったという。

 このアプリは2台以上のスマホを同期させて、内蔵カメラで撮った映像を見ることができ、「監視アプリ」とも呼ばれる。県警によると、監視アプリを使ったのぞき見に対し、ストーカー規制法を適用したのは全国初。

朝日新聞社

元採用担当者装い、ストーカー容疑 57歳、「助言する」と大学生に接近 /東京都
2017.05.27 東京地方版/東京 
 企業の「元採用担当者」と偽って就職希望の女子大生に接近し、つきまとったとして、南大沢署は福祉関連会社員のA容疑者(57)=府中市押立町1丁目=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、26日発表した。「ストーカー行為だなと自分でも思います」と述べ、容疑を認めているという。

 署によると、A容疑者は18~20日、大学4年の女子大生(22)に対して、携帯電話に8回にわたりメッセージを送ったり、電話をかけたりしてつきまとった疑いがある。

 A容疑者は、都内で2月に開かれた合同就職説明会に関係者を装って参加。会場にいたこの女子大生に、大手金融会社の元採用担当者だと偽り「アドバイスしてあげる」などと持ちかけ、連絡先や住所を入手。その後、A容疑者から電話などでしつこく誘われたため、女子大生が今月18日、署に相談していた。

朝日新聞社

元消防職員をストーカー容疑で再逮捕 /新潟県
2017.04.25 東京地方版/新潟 
 胎内署と県警子供女性安全対策課は24日、元消防職員で無職A容疑者(45)をストーカー規制法違反の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を一部否認しているという。

 署によると、A容疑者は2月中旬から4月上旬にかけて、知人の30代の女性の普通乗用車にGPS機能付きの電子機器をつけて見張り、2月中旬には女性に会うことを求めるメッセージをSNSで送った疑いがある。A容疑者は過去4回、つきまといなどで警察から同規制法に基づく口頭警告を受けているという。

 A容疑者は今月4日に同じ女性への暴行容疑で逮捕されていた。新発田地域広域事務組合消防本部によると、新発田消防署予防調査係長として勤めていたが、19日付で依願退職したという。

朝日新聞社

ユーチューブ見て恋心、ストーカー容疑 岡崎署、千葉の女逮捕 /愛知県
2017.02.15 名古屋地方版/愛知 
 岡崎署は14日、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿された動画の男性(23)宅に押しかけたとして、千葉県市川市中山3丁目の自称派遣社員A容疑者(28)をストーカー行為規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。A容疑者は「行ったことは間違いないが、了承を得ている」と容疑を一部否認しているという。

 署によると、A容疑者は2月10日、西三河地方の男性宅を突然訪れ、玄関のチャイムを鳴らすなどして署から警告を受けた。同14日午前0時15分ごろに再び男性宅に押しかけ、ストーカー行為をした疑いがある。

 調べに対し、A容疑者は「男性の動画を見て、恋愛感情を抱いた。どうしても気持ちを伝えたかった」と供述。動画から男性の住所を割り出したとみられる。男性はA容疑者と面識がなかったという。

朝日新聞社

執拗にLINE、ストーカー容疑 改正法、道内初適用逮捕 /北海道=続報注意
2017.01.15 北海道朝刊 
 無料通信アプリ「LINE」で元交際相手の女性にメッセージを執拗(しつよう)に送信したとして、道警は13日、札幌市北区篠路4条5丁目、無職A容疑者(51)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上でつきまとう行為などを新たに規制対象に加えた改正法は3日に施行された。道警によると、この改正法を適用して立件するのは道内で初めてだという。

 札幌北署によると、A容疑者は11日、元交際相手の30代女性=札幌市東区=にLINEで「俺のことをばかにしすぎだ」「こけにしたら許さない」などと書いたメッセージ5回とひわいな声が入った音声データを送信して、ストーカー行為をした疑いがある。

 署によると、女性から昨年12月、「男が別れてくれなくて困っている」と相談があった。A容疑者は「納得できずやった」と容疑を認めているという。

 <続報注意>

 札幌地検は2017年1月24日、Aさんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

ストーカー容疑、警官逮捕 香川、知人の40代女性に
2016.12.06 大阪朝刊 
 知人の40代女性に繰り返しつきまとったとして、香川県警は5日、ストーカー規制法違反容疑で、県警丸亀署地域1課巡査長、a容疑者(58)=同県善通寺市=を逮捕した。「恋愛感情はなく、ストーカー行為にはならない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は10月11日から11月8日の間、5回にわたり、県内に住む女性に対し店舗内や金融機関などで待ち伏せしたり、女性が乗った車の後ろをバイクで追いかけたりしたとしている。

 県警監察課によると、10月中旬、女性から県警に被害の相談があり、その後もつきまといが続いたため、10月25日にa容疑者にストーカー規制法に基づく文書警告を行っていた。

産経新聞社

元彼に電話1.6万回 ストーカー容疑、女を再逮捕
2016.10.19 大阪朝刊 
 元交際相手の男性に約半年間で1万6千回超の電話をかけるなどしたとして、佐賀県警唐津署は18日、ストーカー規制法違反の疑いで福岡市南区横手南町、無職、a容疑者(37)を再逮捕した。同署によると「特に言うことはありません」と供述している。

 再逮捕容疑は4~9月、佐賀県唐津市の30代男性会社員に対し、約1万6300回にわたり電話をかけたり、メールを約30回送ったりしたとしている。唐津署は9月下旬、a容疑者が知人らに「(男性が)責任を逃れている」などと記したメールを送っていたとして、名誉毀損(きそん)容疑で逮捕。平成19年ごろまで約2年、交際していたという。

産経新聞社

女性タレントにストーカー容疑 34歳男を再逮捕
2016.07.16 東京朝刊 
 タレント活動をしている女性(18)の自宅マンションなどで待ち伏せ行為を繰り返したとして、警視庁葛西署は15日、ストーカー規制法違反の疑いで、神奈川県鎌倉市大町の文化財修復士、a容疑者(34)=女性のマンション敷地内に侵入した建造物侵入容疑で逮捕=を再逮捕した。「好きという気持ちを抑えきれなかった」などと容疑を認めている。

 再逮捕容疑は、3月10日から7月4日までの間の計5回にわたり、都内にある女性のマンションや最寄り駅で、待ち伏せや「好きです」と叫びながら追いかけるなどの行為をしたとしている。

 女性は中学生のころにアイドルグループに所属しており、辻容疑者は当時からファンだった。体を触るなどの行為があり、女性側が平成25年2月に辻容疑者に警告文を提出していた。

 女性は一時芸能活動を休止していたが、昨年5月からタレントとして活動を再開していた。

産経新聞社

ストーカー容疑、陸上自衛官逮捕 /茨城県
2016.06.23 東京地方版/茨城
 交際していた女性につきまとったとして、県警は22日、陸上自衛隊那覇駐屯地の3等陸曹A容疑者(20)=山形県東根市=をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。「女性を引き留めたかった」と容疑を認めているという。

 人身安全対策課によると、A容疑者は5月下旬ごろ、日立市に住む20代の女性に繰り返しメールをしたり、女性の居場所に押しかけたりした疑いがある。

 A容疑者は自衛隊の研修を受けるため、昨秋から県内に滞在していた。昨年12月に女性と知り合い、今年2月から交際を始めたが、5月上旬に女性から別れを切り出されたという。

朝日新聞社

ストーカー容疑で元夫を逮捕 /京都府
2016.06.06 大阪地方版/京都 
 別れた妻の自宅に押しかけるなどの行為を繰り返したとして、亀岡署は4日、亀岡市大井町並河の無職の男(33)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。「家に行ったのは間違いない」と容疑を認めているという。

 署によると、男は3月8日、亀岡市の元妻(32)の自宅に押しかけたほか、「よりを戻したい」といった内容のメール30通を送信。警察官から警告を受けたにもかかわらず、今月4日、再び自宅に押しかけ、「よりを戻したい」などと書いた手紙を投函(とうかん)した疑いがある。

 男は2013年5月に家庭内暴力(DV)が原因で女性と協議離婚していたが、その後も繰り返し付きまとっていたため女性が署に相談していた。

朝日新聞社

一目ぼれ?女性にメール115通 ストーカー容疑 門司の69歳逮捕 /福岡県
2016.03.19 西部地方版/福岡 
 街中で見かけた女性に、1週間で携帯電話のショートメールを計115通送ったとして、門司署は18日、北九州市門司区大里戸ノ上4丁目の自称自営業A容疑者(69)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。「好きになってメールした」と容疑を認めているという。

 門司署によると、A容疑者は今月5日ごろ、偶然見かけた通りすがりの門司区の会社員女性(49)の車のワイパーに自身の電話番号や「電話を下さい」とメモ書きした名刺を挟んだ。女性は同日、「気付かないうちに車の事故を起こし、その相手かもしれない」と携帯電話で連絡。着信番号を見たA容疑者はその後、「好きです」「セックスしたい」などと書いたショートメールを11日まで送り続けた疑いがある。

 女性は5日中に同署に相談。「メールしないで下さい」と断りの返信をしたが、やめなかったという。

朝日新聞社

ストーカー容疑で68歳逮捕 /兵庫県
2015.08.13 大阪地方版/兵庫 
 西宮署は12日、芦屋市の無職男(68)をストーカー規制法違反容疑で逮捕し、発表した。今月6日から12日までに3回、西宮市のアルバイト女性(33)が通勤で使う電車に乗り、同じ駅で降りる行為を繰り返した疑いがある。「可愛くて、この子のことをもっと知りたいと思ってしまった」と容疑を認めているという。

 署によると、女性は8年ほど前、日課のウォーキングで男に出会い、「お茶でも行きませんか」などと声をかけられるようになった。約5年前にウォーキングをやめて会わなくなったが、今年3月に通勤電車で再会。以来、電車で頻繁に会うようになり、車内で電話番号のメモを手渡されたり、改札を出た後もつけられたりしたという。

ストーカーの50歳女を恐喝未遂容疑で逮捕 元夫の娘に付きまとい
2015.07.08 東京朝刊 

 元夫の30代の娘に付きまとい、その親族から現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁人身安全関連事案事態対処チームはストーカー規制法違反と恐喝未遂の疑いで、豊島区長崎の無職、H容疑者(50)を逮捕した。同チームによると、容疑を認めている。

 逮捕容疑は4~5月の計3回、元夫の娘に付きまとい、娘の長女の幼稚園に押しかけるなどしたほか、平成25年~今年2月、娘の親族に「1千万円を振り込まないと娘を中傷する手紙をまく」などとする手紙を送り、脅迫したとしている。

 同チームによると、H容疑者は元夫と11年に結婚し、翌年離婚。18年に別の男性と結婚していた。H容疑者と娘との間に血縁関係はないという。

競輪の元賞金王、ストーカー容疑 群馬県警が逮捕
2015.07.02 東京朝刊 

 元交際相手の女性にストーカー行為をしたとして、群馬県警は1日、香川県土庄町、競輪選手K容疑者(46)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。「電話やメールはしたが、ストーカーをしたとは思っていない」と否認しているという。

 発表によると、K容疑者は6月4~17日、群馬県内に住む50代女性に電話を14回かけたり、「お互いに社会的信用はなくなりますが、それでいいと思っています」などのメールを3回送ったりして名誉を傷つけ、ストーカー行為をした疑いがある。

 K容疑者は2000年に「KEIRINグランプリ」で優勝し、同年に年間の賞金王になった。

【手帖】究極のストーカー
2015.06.28 東京朝刊 

 いまエリック・クラプトン研究家マーク・ロバーティの『エリック・クラプトン全活動記録 1963-1982』(シンコーミュージック・エンタテインメント・3500円+税)を眺めながら「ギターの神様」の演奏を熱心に聴き直している。新たな発見があって楽しいからだ。

 《ヤードバーズ以前から、ブルースブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイス、デラニー&ボニー&フレンズ、デレク・アンド・ザ・ドミノス、そして82年までのソロ活動を徹底的に調査。デイ・バイ・デイ形式でライヴ&レコーディングの全てを記録したファン必携の1冊!!》と帯でうたわれているように、パーソネルをはじめとする曲ごとのデータ、ライブごとのセットリスト、さらにギャラに至るまで、クラプトン本人も忘れているに違いない細かな情報がぎっしりと詰め込まれている。

 著者は可能な限りの情報を入手したうえで、それを単に時系列に並べるのではなく、本人や関係者の証言と多数の貴重な写真、著者による解説を挟み込むことで、当時の音楽シーンを立体的かつ具体的につかめるように工夫している。だから読みものとしても十分楽しめる。

 分かりやすい例をあげよう。68年9月6日、クラプトンはビートルズの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」の録音に参加している。場所はアビーロード・スタジオ。ここにはジョージ・ハリスンの証言が添えられている。ジョージが録音に参加してほしいと頼むと、クラプトンはこう答えた。《とんでもない。そんなことできないよ。今までビートルズのレコードでプレイしたヤツなんてひとりもいないだろう》。結果的に参加するわけだが、録音を聴き直したクラプトンは《ちょっとまずいな。ビートルズらしさが欠けている》と言ったという。

 本物のクラプトン・マニアは、究極の「ストーカー」による本書の至るところで、貴重な財宝を発見することになるだろう。掛け値なしの労作である。続編が待たれる。

復縁迫りメール578回  ストーカー規制法違反容疑 会社員の男逮捕  土佐署
2015.06.26 夕刊 

 【土佐】元交際相手に復縁を迫るメールを半年間で500回以上送ったとして土佐署は26日、ストーカー規制法違反容疑で、土佐市、会社員、A容疑者(48)を逮捕した。容疑を大筋で認めているという。

 逮捕容疑は、1月25日から今月13日までの間、以前交際していた吾川郡内の女性(49)に対して復縁を迫るメールを計578回送った疑い。

 土佐署によると、A容疑者と女性は1月ごろまで交際しており、メールの内容も当初は当たり障りのない文面だったが、徐々に復縁を迫る内容にエスカレートしていったという。同署は16日、女性が所有する乗用車のサイドミラーを折り曲げた器物損壊容疑でA容疑者を逮捕していた。

ストーカー被害者「相談窓口を」 DVに比べ支援体制手薄
2015.06.22 朝刊 

被害者「相談窓口を」

DVに比べ支援体制手薄

誰にも言えず自殺考えた/「民事…」警察だけでは限界

 警察への相談が後を絶たないストーカー被害。中国地方の30代男性が中国新聞の取材に応じ、被害者の苦しい胸の内を語った。警察だけでの対応には限界も感じ、適切な助言が得られる相談窓口を切望する。

 「ずっとしんどくて、初めて自殺を考えた」。男性は、3年間にわたる女性との同居生活を振り返り、当時の心境を明かした。

 女性は嫉妬深く、男性の交友関係を常にチェック、制限した。教えていないのに実家の場所も知っていた。気に入らないことがあれば「死ぬ」「職場に行く」と脅し、食器を投げたり、蹴ったり包丁を突き付けたりした。

 男性は「情けない」と誰にも相談できず、職場でも平静を装った。だが、精神的に追い詰められる日々が続き、自殺も考えるようになった。ことし3月、内緒で家を借りて同居先から逃げ出した。

 すぐに警察に相談した。自分と女性の性格などを説明し、女性の危険度は「中度」と判定された。警察官は「身の危険を感じたら110番を」と助言し、電話で女性に「彼はかなり悩んでいる」と諭してくれた。

 ただ、女性からは「警察に言うなんてひどい」「反省した」「体調を崩した」などとメールが届き続けた。連絡手段を絶つために携帯電話を解約すべきかを悩み、警察官に相談した。しかし、「民事のことですから」と言われ、警察は頼りにくいとも感じた。他の相談先も分からず、1人で苦しんだという。

 中国地方の各県には、DV被害者保護に取り組む「配偶者暴力相談支援センター」がある。ストーカーの相談も受けるが、どのセンターのホームページにも「ストーカー」の文言はない。ストーカー対策の職員研修もしていない。対応が手薄な理由について、被害者支援を担当する広島県県民活動課は「DVは、DV防止法で自治体の支援体制づくりが定められているが、ストーカーは同様の法律がない」と説明する。

 ストーカーの被害者保護に取り組むNPOヒューマニティ(東京)の小早川明子理事長は「警察は事件対応が主眼。自治体が相談をきちんと受けられる人材を育成し、相談窓口をもっと周知すべきだ」と指摘している。

[事件・事故]元妻にストーカー容疑で逮捕 宇和島署
2015.06.22 朝刊 

 ◆元妻にストーカー容疑で逮捕 宇和島署は21日、ストーカー規制法違反の疑いで宇和島市の無職A容疑者(30)を逮捕した。容疑は20日ごろから21日ごろにかけ、元妻に対し好意が満たされなかったことを逆恨みし、元妻の携帯電話に十数回電話するなどした疑い。

(きょうも傍聴席にいます。@岐阜)ストーカー規制法違反の罪に問われ実刑判決、被告の女/岐阜県
2015.06.17 名古屋地方版/岐阜

 ■起訴内容

 女は、男性へのつきまといで公安委員会から禁止命令を受けていたにもかかわらず、今年1月17日から19日にかけて、郵便受けに手紙を入れたり、玄関扉に貼り紙をしたりして、ストーカー行為をしたとされる。

 ■何度も訪問や手紙否認 「私は無罪」

 元交際相手の30代男性宅を訪れ、手紙を送るなどしてストーカー規制法違反の罪に問われた岐阜市の無職の女(36)。16日、岐阜地裁で懲役8カ月の実刑判決が言い渡された。「私は無罪」と訴え続けた小柄な女は表情を変えず、黙って判決を聞いていた。

 検察側冒頭陳述などによると、女が男性と知り合ったのは2011年2月ごろ。半同居生活をするようになったが、翌年交際は終わった。その後、別の人と付き合ったがうまくいかず、男性に電話やメールを送り、男性宅に行くようになった。14年9月に公安委員会から、つきまといなどをしてはいけない、という禁止命令が出された。

 女はそれでもやめず、男性に約1千通のメールを送りつけたとして逮捕され、昨年12月24日にストーカー規制法違反の罪で懲役6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。

 それでも、男性の平穏な生活は長く続かなかった。

 今年1月4日正午ごろ。男性宅のチャイムがなった。モニターに女の姿が映った。男性は居留守を使ったが、1時間おきにチャイムがなった。

 同16日午前2時ごろ。男性は「二度と来るな!!次来たら即警察へ通報する」などと書いたメモを玄関扉に貼り付けた。

 だが、同日午後1時半ごろ、メモははがされた。17日午前2時ごろ、「いっしょにいたりしたいです」と書かれた手紙が入った封筒が投函(とうかん)され、18日には「少しでいいので聞いてください」と手紙が届いた。

 「本当に結婚したいと思っています」。同19日にはこんな言葉が書かれたメモが玄関に貼り付けられた。2日後、女は再びストーカー規制法違反容疑で逮捕された。

 弁護人が被告に質問する。

 弁護人「手紙を書いたことや、男性の自宅を訪問したことは?」

 被告「ありません」

 弁護人「手紙の指紋やメモの筆跡に心当たりは?」

 被告「ありません」

 女は、逆に自分が男性から嫌がらせをされ、ストーカーと言われている、と訴えた。

 弁護人「警察は公平な取り調べをしていないと?」

 被告「していません」

 女は事件前から情緒不安定性パーソナリティー障害と診断されていた。

 弁護人「精神的に不安定なのはパーソナリティー障害だから?」

 被告「そう」

 検察側は追及した。

 検察官「手紙の指紋や筆跡鑑定の結果が一致しており、自宅から同じ封筒などが発見されている。あなた以外にないのでは?」

 被告「わかりません」

 検察官「医師からのパーソナリティー障害の説明で何か覚えている?」

 被告「感情のコントロールが苦手」

 検察官「自分自身に当てはめると?」

 被告「そういうこともあるかなと思った」

 検察官「以前メールをたくさん送ったことや、今回手紙を送ったことがストーカーだとは理解できる?」

 被告「わからない」

 弁護側は無罪を主張。ただ、仮に手紙を送るなどしていたとしても、否認しているのはパーソナリティー障害の影響だとして、執行猶予付きの判決を求めた。

 検察側は手紙の指紋などから被告の犯行であると指摘。一方的な感情から犯行に及んでいて動機に酌むべき事情はないとして、懲役10カ月を求刑した。

 大西直樹裁判官は「パーソナリティー障害ではあるが、善悪の判断能力や行動をコントロールする力に影響を与える精神障害ではない」と述べた。判決に不服があれば控訴できると説明されると、女はうなずき、黙って法廷を後にした。

     ◇

 精神科医の香山リカさんは、パーソナリティー障害について、誰の中にもある感情が極端化して表れる、と説明。「自分の行動が人に迷惑をかけていると考えることが苦手ということかもしれない。自分の感じ方が極端であると自覚してカウンセリングなどを受ける必要がある」と話している。

ストーカー凶行どう防ぐ 平野・女性刺殺から考える
2015.06.13 大阪朝刊 

 ■法・警察介入 歯止めにならず

 ストーカー事案に警察が介入したことで加害者が被害者に逆恨みを募らせ、凄惨(せいさん)な殺人事件に発展する。大阪市平野区で昨年起きたストーカー殺人事件はまさにそんなケースだった。大阪地裁の公判で明かされたのは被告の男の病的な執着心。法も警察も歯止めにならないストーカーにどう対応すればいいのか。

                   ◇
 ◆裁判所命令も無視

 大阪地裁で5月28日、殺人罪などで懲役30年が言い渡された無職のM被告(59)。判決によると昨年5月2日未明、飲食店アルバイト従業員、Iさん=当時(38)=を殺害。同じ日に元妻の殺害も計画していた。

 予兆はあった。2人の女性は事前に身の危険を感じ、それぞれ警察に相談するなどしていたのだ。

 発端は平成25年3月、半年前に離婚した元妻に新たな交際相手ができたと知ったこと。M被告は「裏切られた」と逆上し、同年6月に元妻の勤務先に乗り込み暴行、府警に傷害容疑などで逮捕された。今回の公判で当時の心境を問われ、「殺したい気持ちでいっぱいだった」と述べた。

 本心は胸に秘め「元妻には関わらない」と約束し、同年9月上旬に懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。しかし、釈放直後から元妻の勤務先などに繰り返し電話。10月初め、ドメスティックバイオレンス(DV)防止法に基づき、裁判所から元妻への接触を禁じる保護命令が出されたが、10日後には命令を無視して電話を再開した。

 ◆聴取で状況悪化

 一方、判決後に釈放されて間もなく、たまたま入ったスナックで出会ったのがIさんだった。悩みを聞いてくれる姿勢に慰められ、11月ごろには「元妻への恨みを忘れるようになった」。だが、今度はIさんへのストーカー行為が始まった。26年3月上旬、Iさんが松原署に相談したことで状況は悪化する。

 同署からストーカー規制法に基づいて口頭で注意を受け、翌日に事情聴取された。「これ以上すると罪になる」という署員の言葉に「自分がストーカーなんて意味不明だった。腹が立ち、殺そうという気持ちが芽生えた」。

 その後もIさんにメールを送ったりしたため、3月中旬に規制法に基づく警告を受けた。同時期、元妻の相談を受けた別の警察署からもDV防止法に基づく保護命令を無視した容疑で事情聴取された。薄れていた元妻への恨みが再燃し、2人の殺害を決意した。

 以降、2人と接触せず殺害の機会を待ったため、警察も異変を察知できなかった。府警はIさんの危険度を当初、3段階の2番目と判定していたが、4月初めの状況確認で被害は収まったと判断。安全確認の連絡を2週間に1回から月1回に変更した。事件が起きたのは、ちょうど月1回の連絡を入れる日だった。

 ◆専門家交え対応を

 強い執着心を持つ加害者にとって警察の介入は逆効果を生む場合もある。法も警察も軽視し、次の行動の予測が難しいストーカーにどう対処すればいいのか。

 警察庁OBの後藤啓二弁護士は「今回は警告から事件まで2カ月近くストーカー行為がやんでいた。危険性を見抜くのは警察も被害者も至難の業だ」と対応の限界を指摘する。これに対し、警察庁と協力してストーカー加害者の治療に取り組む精神科医の福井裕輝(ひろき)氏は、警察が介入する前段階から専門家を交えて対応を考えるべきだとし、モデルケースとして英国の警察主導の公的機関「ストーキングクリニック」を挙げる。

 心理学者や精神科医、保護観察官らがチームとなり、被害相談段階で加害者の人物像や行動パターンを分析。効果的なアプローチ方法を考えてから接触する。警察が介入する場合もあれば、逆恨みされる危険性を見込んで和解を探ったり、治療を勧めたりして柔軟に対応しているという。

 福井氏は「警察から突然警告されると、頭に血が上ってしまう加害者もいる。加害者側の言い分を聞く場を設けるなどした上で、適切な対応を考える必要がある」と提言する。

                   ◇

 ■逮捕優先 専門部署も

 警察のストーカー対応は平成11年の埼玉県桶川市のストーカー殺人事件以降、全国で凶悪事件が続発する度に批判にさらされ、変革を迫られてきた。

 25年10月に起きた東京都三鷹市の女子高生殺害事件では、女子高生が事件当日に警察署に相談していたことが判明。警視庁が事件の検証報告で「危険性の判断に問題があった」と認める事態に発展した。

 これを受けて警察庁は同年12月、基本方針を転換。警告を優先していた従来の対応を改め、逮捕を優先するよう都道府県警に要請した。同時に相談窓口の生活安全部門と捜査担当の刑事部門を一元化。被害相談の段階から両部門が一緒に対応するようになった。

 現在は全国の警察本部でストーカー対策の専門部署が発足。大阪府警などでは担当者を増員し、被害相談を署長と本部に全件速報している。昨年4月からは警告した加害者に治療を促す取り組みも始まった。

29歳新婚僧侶 170キロ遠距離ストーカー殺人
2015.06.06 日刊スポーツ 

 昨年12月に松山市のマンションで、住民のKさん(37)の遺体が見つかった事件で愛媛県警松山東署は5日までに、殺人容疑で徳島市の僧侶K容疑者(29)を逮捕した。捜査本部によると容疑を認めており「徳島から松山に来てKさんを殺害し、その日のうちに徳島に戻った」と供述しているが、動機については語っていない。

 逮捕容疑は昨年12月16日夕方から夜にかけてKさんの首を刃物で突き刺して殺害した疑い。

 捜査関係者によると、凶器については「刃物は捨てた」と供述しているが、場所については二転三転している。2人はKさんの仕事先で知り合ったという。K容疑者は事件発生前、「接客態度が悪い」などとインターネットにKさんを中傷する書き込みをしていたことから捜査線上に浮上。マンション付近の防犯カメラには、同容疑者の車が写っていた。一方、Kさんは知人らに「ストーカーされているかもしれない」と話していたこともあるといい、捜査本部は事件との関連を調べている。

 K容疑者の父親は報道陣の取材に「愛媛に行っていたかどうかは知らなかった」と話した。浄土真宗本願寺派(京都市下京区)は、同容疑者は同宗派の僧侶とし「事実であれば厳正に対処する」と発表した。

 寺の近所に住む男性は、K容疑者について「態度も言葉も優しい坊さんだった」と話した。別の男性は「昨年末か今年の初めくらいに結婚したばかり。恋愛結婚だったと聞いた」と驚いた。170〓離れた松山市での犯行に住民からは戸惑いの声が聞かれた。Kさんの父親は県警を通じ「犯人に対して強い憤りを覚える。心から罪を償ってほしい」とコメントした。

ストーカー殺人 懲役30年 「理不尽で身勝手の極み」 大阪地裁判決
2015.05.29 大阪朝刊 

 大阪市平野区で昨年5月、飲食店アルバイト従業員、Iさん=当時(38)=がストーカーの男に刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた無職、M被告(58)の裁判員裁判の判決公判が28日、大阪地裁で開かれた。坪井祐子裁判長は「一方的に裏切られたと解釈して恨んだ。理不尽で身勝手の極み」として、懲役30年(求刑無期懲役)を言い渡した。

                   ◇

 坪井裁判長は判決理由で「謝罪を口にするなど反省しようとする姿勢を見せている」としながらも、「犯行の計画性、残忍さ、執拗(しつよう)さの面で悪質だ」と指摘。「今でもIさんらの行為を裏切りであると言い、反省は不十分」と述べた。

 M被告は事件の約1カ月半前、Iさんの相談を受けた大阪府警から、ストーカー規制法に基づく警告を受けた。坪井裁判長は「自分の問題に気付く機会があった。ストーカー行為は社会問題となっており、重く処罰することで再発防止に向けた警鐘とする必要がある」とも言及した。

 判決によると、M被告は昨年5月1日夜、包丁を準備し平野区の元妻の勤務先を訪問。さらに翌2日未明、同区内の路上でIさんの頭部や腹部を刺して殺害するなどした。

38歳女性にストーカー行為、43歳女に実刑
2015.05.29 朝鮮日報 

 エアロビクスのインストラクターをしている30代の女性が自分に愛情を抱いているという妄想にかられ、わいせつな行為をしたり、ストーカー行為をしたりした中年の女に対し、裁判所が実刑を言い渡した。

 ソウル北部地裁刑事8部「ユン・ジョンイン裁判官)は28日、インストラクターの自宅や勤務先で騒いだり、陰部を触ったりしたとして、強制わいせつ罪などで起訴された女(43)に対し、懲役1年6月の判決を下した。

 判決によると、女は8年前、エアロビクスの女性インストラクター(38)にレッスンを受けて以来、インストラクターに対し「愛している」と言い、ストーカー行為を繰り返したという。女はインストラクターの自宅に侵入してベッドに寝転んだり、インストラクターの車に乗り込んだりする奇行を繰り返し、インストラクターを驚かせた。昨年4月には、インストラクターの元を訪ねてズボンを脱ごうとし、陰部を数回触るなどの強制わいせつ行為をし、同年5月にはインストラクターが勤務する市民体育センターでレッスンを受けている人たちに「インストラクターと親しくするな」と暴言を浴びせた。また女は自分を避けるインストラクターに腹を立て、頬を平手打ちしたこともあった。

 既婚の女は以前にも、インストラクターに対するストーカー行為で数回にわたり罰金刑や実刑を言い渡された。ユン裁判官は「(他人が自分を愛していると信じる)色情型妄想性障害の状態にある被告人が、同種の犯罪で実刑判決を受けながら、拘置所を出て4カ月で再犯に及んだ上、被害者が大きな苦痛を訴えているため、実刑を適用せざるを得ない」と判決理由を述べた。

失踪直前 ストーカー被害 栃木女性遺棄 交際相手に相談
2015.05.26 大阪朝刊

 栃木県真岡(もおか)市の民家で宇都宮市の接客業、Hさん=当時(21)=の遺体が見つかった事件で、Mさんが失踪直前の3月下旬ごろ、交際相手の男性に対し、ストーカー被害に遭っていると打ち明けていたことが25日、分かった。栃木県警もこうした経緯を把握。Hさんの預金口座から現金800万円を引き出したとして詐欺容疑で逮捕した会社員、I疑者(42)がストーカーに関与した可能性についても慎重に調べている。

 産経新聞の取材に応じたHさんの交際相手の40代男性によると、3月下旬に食事をした際、Hさんが「ストーカーに困っている」「私、もう長生きできないのかな」などと打ち明けた。ただし詳しい状況は話さなかったという。

 県警によると、Hさんがストーカー被害などで県警に相談した形跡は確認できていないという。

 男性は無料通信アプリ「LINE(ライン)」でHさんと頻繁に連絡を取り合っていた。4月5日正午ごろに送信したメッセージには、Hさん側が開封したことを表す「既読」がついたが、その後午後4時以降に送ったメッセージは「未読」のままだった。

 宇都宮市内の金融機関からHさんの現金が引き出されたのは翌6日午後2時40分ごろ。男性は同9日、県警に相談したが、「あのときにもっと追及していれば…。悔やみきれない」と話している。

 捜査関係者によると、詐欺容疑で同時に逮捕された無職、T容疑者(25)は、インターネットのサイトでI容疑者と知り合った数年来の知人だが、Hさんとは面識がないという。

DV認知倍増773件 ストーカー被害も413件 2014年=熊本
2015.04.24 西部朝刊

 ◆県警、早めの相談呼びかけ

 2014年に県内で発生したDV(配偶者や恋人からの暴力)の認知件数は前年比で倍増し、傷害や暴行容疑などでの摘発件数も5倍となった。県警生活安全企画課は「DVに関する周知が進んだことにより相談が増え、認知件数の押し上げにつながった。第三者の介入により、9割が解決につながると言われる。まずは相談してほしい」と呼びかけている。(今村知寛)

 同課によると、DVの認知件数は773件(前年390件)で、このうち84件の逮捕を含む122件(同25件)を摘発した。

 認知件数の7割強に当たる566件が夫婦間で、続いて内縁関係の130件だった。以前は、「家族の問題」として警察が踏み込みにくい領域とされてきたが、深刻な被害につながるケースが多いことから積極的に介入するようになった。

 被害を確認すれば、まず、加害者に対する口頭での警告が行われる。その後も、被害者の身体や生命に危険の及ぶ行為が続いていると判断すれば、被害者への接近や電話の禁止といった保護命令を裁判所に出してもらう。違反すれば罰則が科せられる。14年は、口頭警告217件(同92件)、保護命令55件(同50件)だった。

 一方、ストーカー被害に関する認知件数も413件(同220件)と倍増している。ほぼ半数の208件が、交際相手(元交際相手含む)から被害に遭っていた。

 犯行態様では、「付きまとい、待ち伏せ、押しかけ」が219件で最も多く、「面会・交際などの要求」「無言や連続した電話、メールの送信など」もそれぞれ205件だった。

 ストーカー規制法に基づく加害者への口頭警告は228件(同179件)、文書警告は19件(同11件)、また、17件が暴行や脅迫容疑で逮捕に至った。

 同課は「ストーカーは、一方的な思い込みで大胆な行動に出る恐れがある。早い段階で相談してもらえれば、民間シェルターへの避難や、加害者への法的措置などを取ることができる」と話している。
核心核論(2015年4月15日・水曜日)=ストーカー対策-警察任せでは不十分だ
2015.04.15 朝刊 

 全国の成人男女を対象に国が初めてストーカー被害調査を実施した。女性の10人に1人は付きまといや執拗[しつよう]なメールなどを経験し、被害者の3人に1人が命の危険を感じたという。6割以上が外出の恐怖や心身の不調などに悩まされたり、休職や転職を余儀なくされたりしたとしている。男性被害者も16%が命の危険を感じていた。

 内閣府が3544人から回答を得て、3月末に公表した。被害は年々増え、警察は昨年1年間に全国で2万2823件を把握し、摘発は2473件に上った。静岡県警が把握した被害は674件。いずれも過去最多だった。

 女子高生が警察に相談した日に元交際相手に殺害された三鷹ストーカー殺人(2013年10月)以来、警察は危険があると判断すれば、積極的に摘発している。静岡県警が人身安全対策課を新設するなど、体制も強化している。

 だが、警察だけで全ての事案や相談をさばききれるわけではない。自治体やNPOなどに身近な相談窓口を設けることによって、被害者の悩みや危険に目を配り、必要に応じ警察とも連携することが求められる。

 13年のストーカー規制法改正で、国や自治体が被害者支援の体制を整えることが定められた。ところが地域の核となるべき自治体の対応は鈍い。

 内閣府の別の調査では、相談窓口のない自治体が60%にも上り、被害防止や支援の根拠となる規定を条例などに設けていない自治体も34%あった。

 人材不足や財政事情などが理由に挙げられているが、警察任せの意識も根強いようだ。被害者が「警察に行くほどではない」と思っているうちに相手の行動がエスカレートすることも少なくない。地域ぐるみで安全網の整備を急ぎたい。

社説 ストーカー対策〈2015 4.9〉
2015.04.09 朝刊

◆地域ぐるみで安全網整備

 全国の成人男女を対象に国が初めてストーカー被害調査を実施した。女性の10人に1人は付きまといや執拗(しつよう)なメールなどを経験しており、3人に1人が命の危険を感じたという。6割以上が外出の恐怖や心身の不調などに悩まされたり、休職や転職を余儀なくされたりしたとしている。被害男性も10人に1~2人は命の危険を感じていた。

 内閣府が3544人から回答を得て、先日公表した。被害は年々増えており、警察は昨年1年間に2万2823件を把握。摘発は2473件に上り、いずれも過去最多だった。これまで、さまざまな対策が講じられてきた。2013年にはストーカー規制法が改正され、国や自治体が被害者を支援する体制を整えることなどが定められた。

 被害の増加に対応するため、15年度から警察官も増員された。せんだっては日本司法支援センター(法テラス)の法律相談を、ストーカーの被害者らも利用できるようにする総合法律支援法改正案が閣議決定された。そんな中、自治体の6割は被害相談の窓口を設けていないことが、内閣府の別の調査で分かった。

 人材不足や財政事情など理由はいろいろあるが、警察任せの意識も根強いようだ。しかし被害者が「警察に行くほどではない」と思っているうちに相手の行動がエスカレートすることも少なくない。自治体の相談窓口も含め、地域ぐるみで安全網の整備を急ぎたい。

 内閣府の被害調査(昨年12月)によると、ストーカー被害の経験があるとした女性は11%、男性は4%。うち命の危険を感じた人はそれぞれ29%、16%。年齢は30代が最も多く、加害者は交際相手や元交際相手が39%で、これに知人・友人21%、職場・アルバイト先の関係者20%が続いた。

 女性の62%が被害によって生活が変わったと回答。その内容を複数回答で尋ねたところ「外出が怖くなった」「心身の不調」「夜に眠れなくなった」「仕事をしばらく休んだ・辞めた・変えた」-などが挙げられた。警察に相談したのは女性10%、男性3%だった。

 被害は深刻だ。ストーカー事件をめぐり警察が昨年、摘発したのは規制法のストーカー行為が598件、脅迫465件、住居侵入309件などで、殺人も14件(未遂9件)あった。女子高生が警察に相談したその日に元交際相手に殺害された三鷹ストーカー殺人(13年10月)以来、警察は危険があると判断すれば、積極的に摘発している。

 とはいえ、警察だけで、すべての事案や相談をさばききれない。都道府県ごとにある婦人相談所やNPO、自治体、さらに法テラスなどに身近な相談窓口を設けることによって、被害者たちの悩みや危険に目を配り、必要に応じ警察とも連携することが求められる。

 ところが被害者支援で地域の核となるべき自治体の対応は鈍い。内閣府の被害者支援実態調査(昨年9月、1558自治体が回答)では、相談窓口のない自治体が59・8%にも上り、被害防止や支援の根拠となる規定を条例などに設けていない自治体も34%あった。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が広がり、ある日突然、顔も知らない相手に付きまとわれるという被害も出始め、法規制や条例整備など課題は山積している。一つ一つ着実にこなす必要がある。

女性1割がストーカー被害 うち3割「命の危険感じた」 内閣府調査
2015.03.28 東京朝刊

 特定の異性に待ち伏せされたりするなどのストーカー被害経験がある女性は11%、男性は4%に上ることが27日、内閣府の「男女間における暴力に関する調査」で分かった。政府によるストーカーの被害調査は初めて。被害者のうち、命の危険を感じた人は女性29%、男性16%で、深刻な被害状況が浮き彫りとなった。

 また、自治体の支援に関する別の調査では、相談窓口が不十分な実態も判明した。有村治子女性活躍担当相は記者会見で「被害実態が明らかになったが、あくまで一端だという認識だ。深刻に受け止めている。調査結果を自治体に周知し、支援体制の整備に役立てていきたい」と述べた。

 被害調査は昨年12月、全国の成人男女に実施、3544人が回答した。被害者の年齢は30代が最多。加害者は交際相手や元交際相手が39%で最も多く、知人・友人(21%)、職場・アルバイトの関係者(20%)が続いた。電子メールなどによる被害は38%だった。

 女性の場合、被害によって「生活上の変化があった」と答えた人は62%。内容を複数回答で尋ねたところ、「外出が怖くなった」(27%)、「心身の不調」(20%)、「夜に眠れなくなった」(18%)、「仕事(アルバイト)をしばらく休んだ・辞めた・変えた」(15%)が挙げられた。

 女性は78%、男性は41%が誰かに相談していたが、警察への相談は女性10%、男性3%だった。

 一方、昨年9月に内閣府が自治体に実施した被害者支援実態調査(1558自治体が回答)では、ストーカー被害の相談窓口がある自治体は40%にとどまった。

「お父さん刺された」 娘 民家逃げ込む 淡路島 朝の田園地帯 悲鳴
2015.03.09 大阪夕刊

 「お父さん、お母さんが刺された」。静寂を破ったのは、近くの民家に逃げ込んできた女性の悲鳴だった。兵庫県洲本市(淡路島)の民家2軒で9日朝、計5人が殺害された。殺人未遂容疑で逮捕された近くの無職A容疑者(40)は、簡易投稿サイト「ツイッター」などで近隣住民らを中傷する意味不明の書き込みをしていたとみられる。のどかな田園地域は恐怖に包まれた。

 関係者によると、この日午前7時過ぎ、3人が死亡した民家に住む女性(32)が、大声を出しながら近所の家に駆け込んできた。

 女性は両親、祖母との4人暮らし。女性はひどく震え、話すのもやっとの状態だった。この家の電話を借りて自ら110番。「お父さん、お母さんが刺された。すぐに来て」と話したという。女性は母親の「逃げろ」という声を聞いて避難したが、祖母の姿は見ておらず、どんな状態だったのかも分からない様子だったという。

 現場は洲本市の中心街から北に3キロほど離れた山の麓で、一帯には畑や林が広がり、民家が点在している。二つの現場は南北に約100メートル離れている。周辺は広範囲に規制線が張られ、捜査員があわただしく出入りした。

 近くの住民らによると、男女2人が死亡した現場の一家は、高齢の夫婦と娘の3人暮らし。

 別に住む孫夫婦に子供が生まれ、一緒に住むため、家の増築中だった。工事は7日に棟上げをしたばかりだったという。

 5年ほど前からこの家を訪問していたケアマネジャーの女性はニュースで事件を知り、電話もつながらなかったため様子を見に来た。「本当に穏やかで良い家族。1か月前、夫婦は『ひ孫がようやく歩けるようになった。一緒に暮らすのが楽しみ』と話していたのに……」と心配そうに話した。

 ◆近くの小学校 校門を施錠

 現場から約1キロ北にある洲本市立中川原小学校(児童38人)では、事件発生の知らせを受け、午前9時頃から校門や校舎の出入り口を施錠し、児童を最上階の3階にある音楽室に集めた。

 その後、容疑者が逮捕されたことがわかり、午前10時頃に授業を開始。同校によると、児童は落ち着いていたが、今後、様子を見守った上で、スクールカウンセラーの派遣を要請することも検討する。

 ◆被害者らを中傷か 容疑者ネットで

 A容疑者(40)は、2人が死亡した民家の東隣にある自宅で、父親とともに暮らしていたとみられる。長男がA容疑者と小学校の同級生だったという住民女性は「当時は普通の子で、残酷なことをするようには見えなかった」と声を震わせていた。

 別の近所の女性も「(A容疑者が)小学生だった頃以来、姿を見たことがない。お父さんは世話好きで、町内の会合にもよく顔を出していたが、息子の話は聞いたことはない」と話していた。

 A容疑者とみられる人物は、ツイッターや会員制交流サイト「フェイスブック」に特定の個人名をたびたび書き込み、「攻撃」を繰り返していた。

 ここ数日は、3人が死亡した家の地図をツイッターに掲載。被害者とみられる人物のほか、付近住民らの名前や勤務先などの個人情報を挙げ、自分がストーカー被害を受けているかのような意味不明の書き込みをしていた。

 ◆近隣殺害事件 過去にも

 近所に住む複数の住民や親戚らを殺害した事件は、過去にも起きている。

 2013年7月21日から22日にかけて、山口県周南市で民家の焼け跡などから5人の遺体が発見され、同県警は同月26日、同じ集落に住む無職の男を殺人容疑などで逮捕した。

 04年8月2日には、兵庫県加古川市で2家族7人が刃物で刺されるなどして死亡。同県警は同月31日、事件直後、現場近くで衝突事故を起こし入院していた被害者のおいを殺人容疑で逮捕した。00年8月14日には大分県野津町(現・臼杵市)の農業男性方に、近くに住む県立高校1年の少年が侵入し、ナイフで一家6人のうち3人を殺害、3人に重傷を負わせた。

 ストーカーの疑い
2015.01.22 朝刊 

 【岐阜県】北方署は21日、ストーカー規制法(禁止命令)違反の疑いで、岐阜市安食、無職A容疑者(35)を逮捕した。

 逮捕容疑は、県公安委員会から禁止命令を受けているにもかかわらず、4日ごろから19日ごろまでの間、元交際相手の会社員男性(34)宅のポストに手紙を複数入れるなどのストーカー行為をしたとされる。

 署によると「禁止命令を受けたことがない」と容疑を否認している。男性は昨年4月に署にストーカー被害を相談。署はA容疑者に文書で警告したが、ストーカー行為を続けたため、同9月に県公安委員会から禁止命令が出されていた。

 情報入手 元探偵に有罪 逗子ストーカー、地裁判決
2015.01.21 朝刊 

 神奈川県逗子市で二〇一二年、三好梨絵さん=当時(33)=がストーカー行為の男に殺害された事件で、逗子市職員から三好さんの住所を聞き出し、市の業務を妨害したとして偽計業務妨害などの罪に問われた元探偵業A被告(61)に対し、名古屋地裁は二十日、懲役二年六月、執行猶予五年(求刑懲役三年)の判決を言い渡した。

 入江猛裁判長は「市役所などに成り済まし電話をかけ、相手側の動揺や心情につけ込んだ犯行は巧妙で悪質だ。被告が入手した情報で新たな犯罪が引き起こされた」などと指摘した。

 判決によると、被告は一二年十一月五日、逗子市納税課に電話し、三好さんの夫に成り済まし「市役所から税金支払いの書類が来た」などとうそを言い、職員に情報端末で照会させて三好さんの住所を聞き出し、職員の業務を妨害した。

 三好さんにストーカー行為をしていた元交際相手の男が、住所情報の入手を千葉県の別の探偵業者に依頼。その業者からA被告は発注を受けていた。住所を把握した男は翌六日、逗子市で三好さんを刺殺し、その場で自殺した。

 公判でA被告は「逗子市納税課には電話していない。住所は民間会社から入手して回答した」と無罪を主張していた。だが、判決は、被告が情報入手の依頼を受けた十分後に逗子市の端末で情報が照会され、さらにその十分後には被告が発注業者に住所を回答していたと指摘。納税課で対応した職員を特定した上で、被告の犯行を認定した。

 被告はほかに、千葉県のガス会社から契約者の情報を不正に聞き出すなどしたとして、不正競争防止法違反罪にも問われていた。

    ◇

 個人情報の管理

 各自治体で強化

 端末操作の履歴確認

 逗子ストーカー殺人事件をめぐる名古屋地裁の判決では、逗子市から被害女性の個人情報が流出した事実が認定された。事件を受けて、各地の自治体では個人情報の管理を強化する取り組みが進んでいる。

 逗子市では昨年十二月、住民基本台帳や納税情報を扱う担当課の情報端末を改修。事前にストーカー行為やドメスティックバイオレンス(DV)の被害者らが閲覧制限を申請していた場合、職員が名前を検索すると、画面に大きな警告文が表示されるようにした。

 さらに、端末を操作するには指による生体認証が必要な仕組みを導入し、使用した職員を後で特定できるようにした。また、個人情報の保護対策マニュアルを新たに策定したという。担当者は「情報流出を許さないよう、異なる部署間の連携を深めたい」と話す。

 事件を受け、愛知県は各市町村長宛てに通知文を送り、端末操作の履歴を確認するなどセキュリティー対策の徹底を呼び掛けた。名古屋市税制課は二〇一五年度以降、逗子市と同様に、情報端末で生体認証システムの運用を始める方針だ。

 NPO法人「女性・人権支援センター ステップ」(横浜市)の担当者は「各種の対策導入も必要だが、結局は職員の意識次第だ。ストーカー被害者らの実情を理解する研修を取り入れるなど、重要な情報を扱っているという認識を高めてほしい」と指摘する。

 ■逗子ストーカー殺人事件の経過

 2011年

 6月 神奈川県警逗子署が三好梨絵さんへの脅迫疑いで、元交際相手の男を逮捕

 9月 元交際相手の男に懲役1年、執行猶予3年の判決

 2012年

 11月 元交際相手が三好さんの住所特定を千葉県の探偵業者に依頼。小浜被告が神奈川県逗子市納税課職員から聞き出したとされる(5日)

    元交際相手が三好さんを刺殺し自殺(6日)

 12月 神奈川県警が殺人の疑いで元交際相手を容疑者死亡のまま書類送検

 2013年

 11月 千葉県内のガス会社の契約者情報を不正入手したとして、愛知県警が小浜被告を逮捕

 2014年

 1月 逗子市役所に電話をかけ業務を妨害したとして、愛知県警などが小浜被告を再逮捕

 2015年

 1月 名古屋地裁が小浜被告に懲役2年6月、執行猶予5年の判決

昨夏、口論から通報騒ぎ 死亡経緯、解明へ 平塚遺棄事件 /神奈川県
2015.01.16 東京地方版/神奈川 

 平塚市の相模川で昨年11月、厚木市飯山のAさん(当時26)の遺体が見つかった事件。死体遺棄容疑で15日に県警に逮捕された元交際相手の建設作業員B容疑者(34)=大和市柳橋2丁目=は「Aを川に捨て、すみませんでした」と供述しているという。県警は2人の間のトラブルについて調べる方針。

 Aさんは昨年10月27日未明、B容疑者に会いに行く、と言い残して横浜市瀬谷区の母親宅を出た後、行方が分からなくなった。遺体は11月5日、平塚市馬入(ばにゅう)の相模川の浅瀬で見つかった。県警によると、遺棄現場付近の防犯カメラには、B容疑者の車が映っていたという。

 「車で移動中にトラブルがあり、亡くなった」。B容疑者の供述によると、瀬谷区のAさんの母親宅付近で吉田さんを乗せたあと、大和市方面に向かう途中でトラブルがあったという。県警は今後、亡くなった経緯について調べる。

 B容疑者の自宅近くの住民によると、B容疑者はAさんを「フィアンセ」と紹介。その一方で、2人がけんかする姿をしばしば目撃していたという。

 県警などによると、昨年7月には2人が大和市内の夏祭りに行った際、口論から騒ぎとなり住民が110番通報。警察官が駆けつけるとB容疑者はおらず、電話にも出なかった。

 DVなどの心配をして警察官が自宅を訪問することをAさんに提案したが、「今までひどい暴力もないので注意しなくて結構です」と話したという。

 Aさんの知人によると、交際をやめた後もB容疑者はAさんの母親宅を急に訪れるなどしていた。Aさんはフェイスブックに「ストーカーもやめて」と書き込んでいたが、県警にAさんからストーカー被害の相談はなかった。

 Aさんが行方不明になり、母親がB容疑者に電話で所在を知らないか尋ねると、「知らない」と答えていたという。B容疑者は昨年10月29日、自らのフェイスブックに「(Aさんと)連絡取れなくなって困ってます。誰か情報ありましたら教えて下さい」などと投稿。朝日新聞の取材に対しても、「自分でも(事件を)調べている」と答えていた。

 ■被害者の遺族「娘の将来を思うと無念」

 Aさんの両親は「娘がいなくなって心配する私たちと一緒に捜してくれたのは、全て彼の偽装工作だったのかと思うと、裏切られたという気持ちでいっぱいです。これから資格を取ったりして頑張っていきたいと娘から聞いたばかりでした。娘の将来を思うと無念でならず許せません。正直に全てを話して欲しいです」と弁護士を通じてコメントした。

ゆがんだ「愛情」 ストーカー犯罪 中高年ストーカー急増
2015.01.14 朝刊 

 ストーカー事件で摘発される中高年が急増している。昨年一~九月、警視庁に摘発された四十代以上は九十七人で、二〇一三年同期の二十七人から三・六倍に増加。七十代も五人いた。高齢化社会が抱える問題の一端をにじませるケースもある。(北川成史)

 「最後の恋」執着

 「大人だから」思い込み危険

 「この年代でストーカー被害に遭うとは」。会社員の女性(57)は、思いを振り絞った。

 〇五年夏、小学校の同窓会で、同級生だった男と再会し、交際を始めた。互いに離婚して独身だった。

 最初やさしかった男の態度に、一年ほどで変化が表れる。派遣労働の男に職を定めるように勧めた時や、社会問題で意見が合わなかった時、怒鳴ったり、いすを蹴飛ばしたりした。

 ズルズルと交際を続けた結果、暴力や暴言はエスカレート。〇八年九月、ささいな理由から蹴られるなどの暴行を受け、気を失った。気付くと自宅の玄関にほったらかしにされていた。翌日、病院に運ばれたが、頭蓋骨骨折など二カ月の重傷だった。

 入院中、男から謝罪名目で、執拗(しつよう)なメールを受けた。関係を絶つため、無視していたが、退院後、男が自宅を訪れ、インターホンを鳴らし続けた。息を潜めていると、携帯電話に一分間隔で、四十回もの着信があった。

 通報でやって来た警察官に避難を勧められたものの、戸惑った。婦人相談所には、規定で中学生の息子を連れて入れない。やむを得ず、ホテルに身を隠した。会社にも「家族全員をむちゃくちゃにする」と電話があり、一年近く休職した。

 〇九年、男は傷害罪で起訴され、執行猶予付き判決を受けたが、女性の心身の傷は深い。後遺症で左足にまひが残り、事件前後の記憶が抜け落ちている。

 犯罪被害者団体の講演などで、自身の体験を伝えている。「『大人同士だから大丈夫』という思い込みは危険。おかしいと感じたら、警察や行政の相談窓口に話して」

     ◇

 「独り身の寂しさからやった」。昨年二月、好意を寄せた三十代の女性への脅迫容疑で逮捕された七十三歳の男は、こう供述したという。

 警視庁によると、男は一三年夏、会員制交流サイト(SNS)のミクシィで、女性と知り合った。男は自身を三十代と偽り、無料通信アプリ「LINE」などでメッセージを交わしたが、「住所や電話番号を送って」「裸の写真を送って」などと送りつけるようになった。

 女性が無視していると、昨年一月、「自分はいつ死んでもいい。刺し違えてもいい」と危害を加えるようなメッセージを送信。男は逮捕され、罰金十万円の略式命令を受けた。

 中高年ストーカーについて、加害者更生に取り組むNPO法人「ステップ」の栗原加代美理事長は「年を取るほど『最後の恋』と執着心が強まる。プライドの高さや男性優位の考え方が復讐(ふくしゅう)心を過熱させる傾向がある」と指摘している。

 高齢加害者の対策急務

 70代も5人

 警視庁によると、昨年一~九月にストーカー事件で摘発された四十代以上の性別は、男性八十四人、女性十三人。年代別では、四十代六十人、五十代二十三人、六十代九人、七十代五人だった。

 一方、被害者となった四十代以上は五十二人で二〇一三年同期の十五人から三・五倍。七十代も二人いた。

 全国の警察の統計でも、四十代以上の加害者は一三年、八千四百六十六人で、〇九年の一・六倍になっている。警視庁の担当者は「警察が即応態勢を整え、積極的に摘発しているのが一因だが、高齢化社会で今後も増えるだろう」と予測する。

 ステップの栗原理事長は「更生プログラムや相談窓口の充実、高齢者を孤立させない地域づくりなど、社会全体の取り組みが必要」と、加害者へのきめ細かい対策の重要性を訴える。

探偵の裁判書類、地検がミス ストーカー被害者情報事件 【名古屋】
2014.12.19 名古屋朝刊

 神奈川県逗子市で2012年に起きた「逗子ストーカー殺人事件」の同市の被害女性の個人情報を調べるなどしたとして、偽計業務妨害と不正競争防止法違反の罪に問われた探偵業A被告(61)への捜査・公判について、名古屋地検は18日、裁判書類に確認ミスがあったと明らかにした。

 A被告は、千葉県内のガス会社から同県市川市の顧客情報を取得したとする不正競争防止法違反の罪に問われている。名古屋地検は、このガス会社からの告訴状を不完全なまま裁判所に提出していたという。

 公判は10月17日に論告、弁論を終え結審しており、今月24日に名古屋地裁で判決が言い渡される予定だった。だが、地検が論告のやり直しを申し立てたため、判決が延期される可能性があるという。

GPS機能悪用ストーカー増加 ハイテク化 警察警戒 居場所特定、殺人も
2014.12.01 

 衛星利用測位システム(GPS)を悪用して元恋人らに付きまとうストーカー犯罪が深刻化している。高性能なGPS機器が簡単に手に入るようになり、被害者が身を隠しても車などに付けられて、居場所を突き止められてしまう危険があるためだ。殺人事件に至ったケースもあり、警察は“ハイテクストーカー”に目を光らせている。

 「彼女に未練があり、行動を知りたいと思った」。警視庁が8日、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕した川崎市多摩区の会社員の男(58)はそう供述した。

 逮捕容疑は9~10月に2度にわたり、かつて交際していた女性の車の底部や後輪付近に市販のGPS機器を付けるなどした疑い。男は女性に復縁を迫り、今年夏に警視庁から口頭注意を受けていた。位置情報を印刷した紙を複数持っており、パソコンなどで居場所を把握していたとみられる。

 ストーカー規制法にはGPSに関する条文はないが、警視庁はストーカー行為の一種の「見張り」とみなし、立件にこぎつけた。警視庁幹部は「あまり前例のない事件なので慎重に捜査した。今後も同様の被害があれば、積極的に摘発したい」と話す。

 群馬県館林市で2月に鈴木千尋さん=当時(26)=が射殺された事件では、居場所を知らせるGPS付き携帯電話が悪用された。事件後に自殺した元交際相手の男=当時(39)=は知人の男(42)に、鈴木さんの父親の車にGPS機能を備えた携帯を付けるよう依頼していた。鈴木さんは元交際相手から逃れて転居し、住民基本台帳の閲覧制限を申請していた。だが、捜査関係者によると、2月に大雪が降った後、父親が雪かきを手伝いに鈴木さん宅を訪れた際、GPSで居場所を突き止められたとみられる。

 GPSを使ったストーカー犯罪の統計はないが、近年目立っている。2010年12月に滋賀県守山市で女性が刺殺された事件や、11年5月に神戸市で女子大生が刺され重傷を負った事件でも監視に使われたとされる。

 GPS付き携帯は、子どもや高齢者に持たせればパソコンなどで現在地を確認できるため、見守り目的で普及してきた。捜査関係者は「身の回りの機器が便利になるほど、悪用する人間も増える。GPSによるストーカー被害は増加するだろう」と警鐘を鳴らしている。

SOS・なくせストーカー:面識ないのにつきまとわれ 被害女性「今も見張られているよう」
2014.11.11 西部朝刊 

 <Stamp Out Stalker>

 駅や路上などで見かけただけで一方的な好意を抱いてつきまとうストーカー被害が後を絶たない。加害者の正体や理由がわからないため恐怖も大きく、精神的な後遺症が残る被害者もいる。毎日新聞の取材に応じた岐阜県内の女性(23)は約2年にわたり30代の男につきまとわれ、引っ越しや離職を余儀なくされた。「なぜ自分がこんな目に遭わなければならないのか」。悲痛な思いを語った。【加藤沙波、藤沢美由紀、長谷川豊】

 女性が外出するたび誰かの視線を感じるようになったのは、高校を卒業した数年後のことだ。気のせいと思っていたが、近所の人が母親に教えてくれた。

 「窓からいつも娘さんを見とるよ」

 男は母親とともに近所に引っ越してきていた。一回り以上年上である上、家に引きこもっているような状態で、特に意識はしていなかった。男はカメラや双眼鏡を手に自宅の窓から女性を監視していた。物陰に隠れてじっと見ていることも。出勤しようと駐車場に行くと近くに立っていたり、後をつけたりするようにもなった。

 最寄りの警察署にも相談したが、つきまといはやまなかった。今年2月、女性の職場近くの駐車場にいたところを警察官に見つかり、県迷惑防止条例違反容疑で逮捕された。

 押収された記憶媒体のSDカード9枚からは、隠し撮りした大量の女性の写真や動画が見つかり、居場所を把握できるGPS(全地球測位システム)発信機を女性の車に取り付けていたことも分かった。女性宅のごみを勝手に回収し、レシートに記された購入品をノートに書き留めていたことも判明。ストーカー規制法違反などの罪で起訴された男は、公判で「女性が好きだった」と述べた。有罪判決が確定し、現在は執行猶予中だ。

 一方で、女性は身を隠すため、昨年と今年の2度、引っ越しをした。やりがいを感じていた職場も変えざるを得なかった。「精神的に追い込まれ、引っ越しが続いて経済的にも余裕がなくなった。加害者が元の生活に戻っていると思うと、怒りがこみ上げる」と話す。

 今も、加害者に似た年代や背格好の男性を見ると平常心が保てなくなる。「まだ誰かに見張られているように感じる」。女性は、そう言ってうつむいた。

 ◇「狙われたら相手特定を」

 警察庁によると、この事件のように、ストーカー被害者からみた加害者との関係性が「面識なし」と分類されたケースは2012年だけで1149件。前年に比べると344件増加し、全体に占める割合も0・3ポイント増えて5・8%だった。

 捜査幹部は「被害者の自宅に突然、手紙や変な写真が送りつけられたりする事例が目立つ。加害者の連絡先が書かれている場合が多いが、誰か分からない人につきまとわれるケースもある」と話す。

 ストーカー相談を数多く受けているNPO「ヒューマニティ」(東京)の小早川明子理事長は「面識のない相手に狙われたら、警察に相談するか、防犯カメラの設置や警備会社に依頼するなどして相手を特定し、つきまといをやめるよう伝えるのが大事だ。特定できた場合、誰かに注意してもらうのもひとつの策だ」と指摘する。

 ◇再犯防止へ「対策研究会議」 逗子事件被害者の兄ら結成

 ストーカー被害者の遺族や専門家らが研究会を結成、加害者の再犯防止などを話し合う初の取り組みが15日から始まる。警察は立件を進めているが、事件の芽を早めに摘もうとすれば適用できる罪名は軽くなり短期間で社会復帰するケースも多い。研究会は、従来の取り組みでは限界があるとして保護司による面接などを通じて更生を支援する保護観察所の役割を重視し、加害者対策を進めたい考えだ。

 研究会は「ストーカー対策研究会議」。発起人は神奈川・逗子ストーカー殺人事件で、元交際相手の男に妹の三好梨絵さん(当時33歳)を殺害された福岡県在住の男性(43)だ。逗子事件を題材に約1年間会合を開き、大学教授や臨床心理学者らが議論。報告書として公表し、警察や行政の施策に反映させたいとしている。

 男性が特に注目しているのが保護観察所だ。加害者の男は事件の約1年2カ月前、三好さんへの脅迫罪で保護観察付きの執行猶予判決を受け、違反すると執行猶予が取り消されることがある「特別順守事項」として「一切接触しない」ことが定められた。男はその後も大量のメールを送りつけていたが、警察との連携不足から執行猶予は取り消されず、事件を防げなかった。

 現在、両者の連携は改善に向かっているが、男性は「保護司に加え、ストーカー相談を受ける民間のカウンセラーなども関与する形にすれば再犯の兆候に気付けるはず。保護司らが加害者の様子を被害者側に伝えるなど包括的な支援が必要」と訴える。【神保圭作】

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 ■ことば

 ◇逗子ストーカー殺人事件

 神奈川県逗子市で2012年11月、セミナーコーディネーターの三好梨絵さんが、元交際相手の男(当時40歳)に刺殺された。男は事件直後に自殺した。県警が11年に男を三好さんへの脅迫容疑で逮捕した際、逮捕状に記載された三好さんの結婚後の姓や住所を読み上げていたことが後に問題となり、警察庁は被害者情報を加害者に知られない配慮を各警察本部に通達した。

SOS・なくせストーカー:面識なき隣人、むいた牙 隠し撮り/車にGPS/ごみ探り購入品一覧 被害女性「なぜ私が…」
2014.11.11 東京朝刊 

 <Stamp Out Stalker>

 駅や路上などで見かけただけで一方的な好意を抱いてつきまとうストーカー被害が後を絶たない。加害者の正体や理由がわからないため恐怖も大きく、精神的な後遺症が残る被害者もいる。毎日新聞の取材に応じた岐阜県内の女性(23)は約2年にわたり30代の男につきまとわれ、引っ越しや離職を余儀なくされた。「なぜ自分がこんな目に遭わなければならないのか」。悲痛な思いを語った。【加藤沙波、藤沢美由紀、長谷川豊】

 女性が高校を卒業したころ、男は母親とともに近所に引っ越してきた。一回り以上年上である上、家に引きこもっているような状態で、特に意識はしていなかった。

 外出するたびに誰かの視線を感じるようになったのは、その数年後のことだ。気のせいかと思っていたが、近所の人が母親に教えてくれた。

 「窓からいつも娘さんを見とるよ」

 男はカメラや双眼鏡を手に自宅の窓から女性を監視していた。物陰に隠れてじっと見ていることも。出勤しようと駐車場に行くと近くに立っていたり、後をつけたりするようにもなった。

 最寄りの警察署にも相談したが、つきまといはやまなかった。今年2月、女性の職場近くの駐車場にいたところを警察官に見つかり、県迷惑防止条例違反容疑で逮捕された。

 押収された記憶媒体のSDカード9枚からは、隠し撮りした大量の女性の写真や動画が見つかり、居場所を把握できるGPS(全地球測位システム)発信機を女性の車に取り付けていたことも分かった。女性宅のごみを勝手に回収し、レシートに記された購入品をノートに書き留めていたことも判明。ストーカー規制法違反などの罪で起訴された男は、公判で「女性が好きだった」と述べた。有罪判決が確定し、現在は執行猶予中だ。

 一方で、女性は身を隠すため、昨年と今年の2度、引っ越しをした。やりがいを感じていた職場も変えざるを得なかった。「精神的に追い込まれた上、引っ越しが続いて経済的にも余裕がなくなった。加害者が元の生活に戻っていると思うと、やり場のない怒りがこみ上げる」と話す。

 今も、加害者に似た年代や背格好の男性を見ると平常心が保てなくなる。「まだ誰かに見張られているように感じる」。女性は、そう言ってうつむいた。

 ◇年間1000件超、増加傾向

 警察庁によると、この事件のように、ストーカー被害者からみた加害者との関係性が「面識なし」と分類されたケースは2012年だけで1149件。前年に比べると344件増加し、全体に占める割合も0・3ポイント増えて5・8%だった。

 捜査幹部は「突然、手紙や変な写真が送りつけられたりする事例が目立つ。加害者の連絡先が書かれている場合が多いが、誰か分からない人につきまとわれるケースもある」と話す。

 ストーカー相談を数多く受けているNPO「ヒューマニティ」(東京)の小早川明子理事長は「面識のない相手に狙われたら、警察に相談するか、防犯カメラの設置や警備会社に依頼するなどして相手を特定し、つきまといをやめるよう伝えるのが大事だ。特定できた場合、誰かに注意してもらうのもひとつの策だ」と指摘する。

 ◇加害者対策を重視 15日から研究会

 ストーカー被害者の遺族や専門家らが研究会を結成し、加害者の再犯防止などを話し合う初の取り組みが15日から始まる。警察は積極的な立件を進めているが、凶悪事件の芽を早めに摘もうとすれば適用できる罪名は軽くなり短期間で社会復帰するケースも多い。研究会は、被害者を逃がす従来の取り組みでは限界があるとして保護司による面接などを通じて更生を支援する保護観察所の役割を重視し、加害者対策を進めたい考えだ。

 研究会は「ストーカー対策研究会議」。発起人は2012年の神奈川・逗子ストーカー殺人事件で、元交際相手の男に妹の三好梨絵さん(当時33歳)を殺害された福岡県在住の男性(43)だ。逗子事件を題材に約1年間に7回程度会合を開き、大学教授や臨床心理学者らが議論する。報告書として公表し、警察や行政の施策に反映させたいとしている。

 男性が特に注目しているのが、保護観察所だ。加害者の男は事件の約1年2カ月前、三好さんへの脅迫罪で保護観察付きの執行猶予判決を受け、違反すると執行猶予が取り消されることがある「特別順守事項」として「一切接触しない」ことが定められた。男はその後もメールを送りつけていたが、警察との連携不足から執行猶予は取り消されず、事件を防げなかった。

 現在、両者の連携は改善に向かっているが、男性は「保護司に加え、ストーカー相談を受ける民間のカウンセラーなども関与する形にすれば再犯の兆候に気付けるはず。保護司らが加害者の様子を被害者側に伝えるなど包括的な支援が必要」と訴える。

ストーカー被害訴え 26歳女性の遺体発見
2014.11.09 TBS 

神奈川県平塚市の相模川で女性の遺体が発見された。この助成は母親に元交際相手のもとに荷物を取りに行くと言い残してから、行方が分からなくなっていた。フェイスブックにストーカー被害にあっていたような形跡があることから、警察は交際相手とトラブルが合ったものと見て捜査を進めている。

「ストーカーやてめくれ」 相模川で26歳女性の遺体発見
2014.11.09 TBS 

神奈川県の相模川で発見された遺体が、行方不明だった厚木市の女性と判明した。女性は先月27日に母親が見かけたのを最後に行方不明となっていた。司法解剖の結果、女性は鈍器で頭部を殴られ殺害されたあと遺棄されたことが明らかになった。行方不明になる6日前にはストーカー被害を訴える書き込みをしており、全身にアザや細かい傷があったことから、警察は「女性が執拗に暴行を受けた可能性もある」とみて交友関係を中心に捜査している。

「ストーカーやめて」県警には相談なし 平塚遺棄、交友を捜査 /神奈川県
2014.11.07 東京地方版/神奈川

 平塚市馬入(ばにゅう)の相模川の浅瀬で5日にみつかった遺体は、厚木市飯山のAさん(26)と判明した。関係者によると、Aさんは最近、知人に「死にたい」と漏らしたり、「ストーカーもやめて」などとフェイスブックに書き込んだりしていたという。県警は交友関係でトラブルがなかったかなどを調べている。

 遺体が発見されたのは、JR東海道線と国道1号が通る馬入橋のたもと付近。5日朝、布団などにくるまれてロープが複雑に巻かれ、両足の指先が出た状態だった。県警は6日朝、遺体がみつかった時間に合わせて、馬入橋を通る人たちに尋ねるなど目撃情報を集めた。ただ、遺体は上流から流れ着いた可能性もあると県警はみている。

 県警が6日に司法解剖をした結果、死因は右頭部の打撲による脳挫滅の疑いが強いとわかった。鈍器で殴られた跡が複数あり、骨折していたという。死亡推定時期は10月下旬ごろとみられる。殺人・死体遺棄事件として、平塚署に90人態勢の捜査本部を設置した。

 県警の調べによると、Aさんは10月27日未明、それまでの数日間を過ごした横浜市内の母親(49)宅を出た後に行方が分からなくなり、母親が31日に瀬谷署に届けていた。遺体発見の報道後の5日夕方に、Aさんの友人の女性(26)から平塚署に「友達がいなくなっている」と連絡があったという。Aさんから県警にストーカー被害の相談はなかったという。

 厚木市のAさんの実家近くに住む女性は「きちんとあいさつができる良い子。会ったら世間話をすることもあった」と話し、事件に驚いた様子だった。

 鈍器で殺害後に遺棄 ストーカー被害情報 神奈川の女性遺体
2014.11.07 朝刊 

 神奈川県平塚市馬入の相模川でAさん(26)=同県厚木市飯山=の遺体が見つかった事件で、遺体を包んでいた布の中に石の塊二個が入っていたことが、捜査関係者への取材で分かった。司法解剖の結果、死因は頭蓋骨骨折を伴う脳挫滅と判明。県警は鈍器で殴られ殺害された後に遺棄されたと断定し、殺人と死体遺棄容疑で平塚署に捜査本部を設置した。

 一方、Aさんの友人の女性(22)は六日「Aさんがフェイスブックで、ストーカーやめてくれ、イライラする、と書き込んでいた」と明らかにした。捜査本部も書き込みを把握、事実関係の確認を進めている。

ストーカー被害を書き込み
2014.11.06 フジテレビ ニ

神奈川県平塚市の相模川で、布団のようなものにくるまれた遺体が見つかった事件で、遺体は厚木市の26歳の女性であることがわかった。女性は事件前、ネットに「スートーカーやめてくれ」などと書き込んでいた。この6日後に失踪しきのう遺体で見つかった。この遺体は透明なビニール袋に入れられた上、布団のようなもので包まれ足の指先だけが出ている状態で、ロープが縦横に何十にも巻かれており、死後5日から10日ほど経過していた。右側頭部には鈍器などで殴られたような複数の傷があり、下半身には下着をつけていなかった。司法解剖の結果、死因は頭部打撲による脳挫滅の疑い。警察は殺人と死体遺棄の疑いで、被害者女性の交友関係を中心に捜査している。

「ストーカー被害」アイドルが虚偽申告
2014.10.24 大阪朝刊

 女性アイドルグループ「CoverGirls」のメンバーの女性(22)が、性犯罪に遭ったと大阪府警に申告し、その後「嘘だった」と被害届を取り下げていたことが23日、分かった。女性は「ライブに出なくてすむと思った」と話しているという。グループのブログには20日付で「ストーカーの被害に遭った。ショックが大きいため、活動を休止する」と書かれており、21日に東京で開かれたライブへの出演をやめていた。グループは平成23年に結成され、現在のメンバーは13人。CD4枚を発売している。

女子大生 “刺殺” 逮捕男「誰でもよかった」
2014.10.17 テレビ朝日 

埼玉県入間市の大学3年生の女性がコンビニ店のアルバイトを終えて帰宅中自宅まで30メートルほどの路上で胸など十数カ所刺され死亡した。入間市に住む大学2年の男性が事件から3時間後に出頭し逮捕された。容疑者は「誰でもよかった」と供述している。警察によると2人に面識は無く女性からストーカー被害の相談も無かったとのこと。

増加一途 ストーカー被害 加害者対応NPO理事長 小早川明子さんに聞く 早めに第三者介入を 説得無理 脅迫される前に
2014.10.05 朝刊 

 痛ましいストーカー事件が後を絶たない。ストーカー被害を警察が把握した件数は2013年で約2万1千件と過去最多、殺人事件は15件だった。加害者はどのような心理なのか。被害に遭いそうな時は、どのように危険を避ければいいのか。約500人のストーカー加害者に対応してきたNPOヒューマニティ(東京)理事長でカウンセラーの小早川明子さんに聞いた。

 小早川さんは将棋に例えて、加害者が理解しようとしない人間関係のルールをこう説明する。「将棋では、動かせるのは自分の駒だけです。相手に駒の動かし方を指図できません。自分はもう一局したいと思っても、それを決めるのは相手です」

 加害者はこのルールを無視して、相手を支配しようとするためトラブルになってしまう。「なぜ自分と別れたいのか、理由を知りたい」といくら粘っても「相手が嫌ならば、別れるより仕方ない」と小早川さん。

 だが、加害者が1、2カ月も「別れたくない」と納得しない場合、1人で説得しようとしても不可能だという。「絶対に加害者に会わずに、弁護士や親など冷静で公平な視点がある第三者に介入してもらうしかない」

 いきなり警察に警告してもらうと、絶望感にとらわれて、かえって危険度を増す加害者もいる。「このまま続くと警察に相談するしかない」と事前に通告しておくよう助言する。

 ただ「警告を受けても、加害者が不満を言える第三者の窓口を用意しておくことが大切。はけ口があれば、報復を恐れずに警告を要請し、告訴できる」と話す。

 危険を避けるには「戻ってこなければ、おまえの人生をめちゃくちゃにしてやるぞ」などと脅迫が始まる前に、警察や第三者に介入してもらうことが必要だという。

 近年、増えているのは10代の親からの相談だ。ネットで知り合っただけの中高生が、お互いに自分の分身としてアバターという虚飾のキャラクターでやりとりを繰り返し、実際に会うときに危険が増す。

 「長期休暇中に都会で初めて会い、千載一遇のチャンスとばかりにセックスしてしまう。ところが相手から連絡が急に途絶えて傷つき、ストーカー行為に火が付いてしまうのです」。親が気づいたときには深刻な事態に陥っている例が多いので注意が必要だという。

【重大ストーカー事件】

 1999年10月 埼玉県桶川市で女子大生が刺殺された。ストーカー犯罪の捜査が問題となり翌2000年、ストーカー規制法が施行された。

 2011年12月 長崎県西海市でストーカー被害を訴えていた女性の母と祖母が、加害者の男に殺害された。

   12年11月 神奈川県逗子市で女性が元交際相手の男に刺殺され、男は自殺した。翌13年にストーカー規制法が初めて改正され、執拗(しつよう)なメール送信が付きまとい行為に加えられた。

   13年10月 東京都三鷹市で女子高生が元交際相手の男に殺害された。警察庁は全国の警察にストーカー対策強化を指示した。

【まずは公的な支援窓口確認】

 ストーカー規制法や刑法などで摘発された件数は2013年で過去最多の1889件だったが、警察が被害を把握した2万1089件の約9%だ。ストーカー規制法の警告は2452件、禁止命令などは103件。法に抵触しない段階での相談が多いことがうかがわれる。

 「警察が介入する前に相談できる窓口や被害者をケアする施策の充実が必要。まずは最寄りの公的な相談窓口や支援制度を確認しておいてほしい」とNPOヒューマニティ理事長の小早川明子さんは話している。

 日本司法支援センター(法テラス)では、法律の無料相談をして、加害者と話し合う弁護士を紹介してもらえる。各都道府県に1カ所はある婦人相談所では、加害者から身を隠すために一時避難ができるように支援してもらえる。電話や面接での相談も受け付けている。福祉事務所では、加害者から逃げるために離職した後の生活相談などができる。「家族や学校、職場にも事情を説明しておくと心強い」と小早川さんはアドバイスする。

19歳連れ回し 現行犯逮捕 郡山の男、未成年略取の疑い=福島
2014.10.04 東京朝刊 

 知り合いの女性(19)を刃物で脅して車で連れ回したとして、郡山署は2日、郡山市桑野、無職A容疑者(44)を未成年者略取の疑いで現行犯逮捕した。

 発表によると、A容疑者は2日午後6時10分頃、棚倉町の路上で女性にカッターナイフを突き付け、女性の車に乗せて約5時間連れ回した疑い。同日午後10時半頃、女性の知人が110番し、署員が午後11時10分頃、郡山市内で車を見つけ、女性を無事保護した。

 同署によると、A容疑者は別の知人女性に付きまとうなどのストーカー行為をしていて、「女性の居場所を聞き出そうとした」と供述しているという。同署はこの女性からストーカー被害の相談を受けていた。

社説・ストーカー対策 時代に敏感な法規制を
2014.09.19 朝刊

相手に執着して付きまとったり嫌がらせを繰り返したりするストーカー行為の被害が増えている。

昨年、全国の警察が把握したストーカー被害は約2万1千件で、過去最悪を記録した。徳島県内では、前年と比べ6件多い214件が認知されている。

凶悪化も深刻だ。ストーカー犯罪は近年、被害者が殺害されるケースも目立つ。

法規制の在り方を見直すとともに、取り締まりなどの対策を強化して被害増加に歯止めをかけたい。

警察庁の有識者検討会がストーカー行為の規制の在り方について報告書をまとめた。

報告書は「執行猶予付き判決などで加害者がすぐに釈放されると、被害者は報復を恐れ、摘発に消極的になる」と現状を分析。その上で、ストーカー規制法の罰則が「比較的軽く、威嚇力に乏しい」と強化を求めている。

「ストーカー行為は被害者の日常生活を困難にする重大犯罪である」とも訴える。

検討会には、1999年に埼玉県桶川市で長女を殺害された〓野憲一さんが遺族として初めて参加した。被害者の切実な声として、真(しん)摯(し)に耳を傾けなければならない。

規制法の罰則は「6月以下の懲役または50万円以下の罰金」である。被害が深刻化している現状を踏まえれば、罰則強化もやむを得まい。

禁止命令の手続き簡略化など、報告書に盛り込まれたほかの対策も含めて、必要な法改正を実施すべきだ。

罰則に頼るばかりでは被害根絶は難しい。

ストーカー加害者の治療経験のある精神科医によると、警察の警告を受けた8割はストーカー行為をやめるが、残りは違法だと分かっていてもやめられない「ストーカー病」だという。

再犯を根本的に防ぐには治療が必要とする意見を取り入れ、警察庁は本年度から加害者に精神科医の受診を促し、効果を検証する研究を進めている。来年度は対象となる地域や人数を拡大する予定だ。

再発防止の切り札として、早期の本格導入に期待が集まっている。

ストーカー被害者の半数近くは10~20代である。トラブルに巻き込まれない交際の仕方や、むやみに他人に画像を送らないなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の適切な利用方法を、教育現場で教えることも大切である。

家庭でも話し合う機会を持って、未然防止につなげてほしい。

ストーカー規制法は、〓野さんの長女が犠牲となった殺人事件を契機に、2000年11月に施行された。昨年、初めて改正され、メールがやっと規制対象に加えられた。

メールが対象から外れていたのは法の不備として長らく指摘されており、一歩前進である。だが、急速に利用が広がっているSNSに対する規制が見送られたのは理解に苦しむ。

交際中に撮った画像を別れた後に腹いせにインターネット上にばらまく「リベンジ(復(ふく)讐(しゅう))ポルノ」と呼ばれる嫌がらせも深刻化している。

通信手段の進歩によって手口が多様化するストーカー行為に、法改正が追いついていないのは問題である。

時代の流れに敏感な対応が必要だ。

ストーカー対策を紹介 制度や法令を解説 被害者支援も提示
2014.09.18 朝刊 

 ストーカー被害から身を守る方法を解説する「ストーカー 被害に悩むあなたにできること リスクと法的対処」が、日本加除出版から発行された。弁護士の長谷川京子さんと共同通信社会部次長の山脇絵里子さんの共著。2013年6月に改正ストーカー行為規制法、改正DV防止法が成立したのに対応し、制度や法令を分かりやすく伝えている。

 長谷川さんが日本のストーキング対策の歴史を振り返り、法改正のポイント、現行法令や制度を使った対策を説明。山脇さんは起こった事件、法改正に至る経緯を紹介。警察が進める被害者支援や加害者対策といった新たな動きも紹介した上で、残る課題や望ましい支援の在り方を提示している。巻末資料も充実。

 A5判、240ページ。1944円。
SOS・なくせストーカー:風俗業界の被害深刻 事情話せず苦悩 支援本格化、17日に相談会
2014.09.15 東京朝刊 

 <Stamp Out Stalker>

 ストーカー被害に遭いやすい上、被害を訴えにくい風俗など性産業従事者(セックスワーカー)のストーカー対策を支援する動きが出始めた。風俗業界で働く人たちへの支援の取り組みは珍しい。性産業従事者の安全と健康が守られる労働環境を目指す民間団体「SWASH(スウォッシュ)」(大阪)は17日、ストーカーに特化した当事者向けの質問会(相談会)を初開催し、今後は常に相談を受けられる体制作りに取り組むとしている。

 「写真をばらまくと言われた」「『人生をめちゃくちゃにしてやる』と脅された」

 2013年度、スウォッシュが風俗店への訪問や電話で受けた相談例だ。全体の1割ほどを占めたのが、ストーカー化した客についての相談だった。知らせていない自宅や最寄り駅で待ち伏せされたり、力ずくで連れ去られそうになったりするなど悪質なケースも含まれていたという。

 質問会では、ストーカーに関する相談を数多く受けているNPO「ヒューマニティ」(東京)理事長の小早川明子さんが講師役となり、ストーカーになりやすい客の見分け方や避け方を学ぶ。スウォッシュによると、性産業従事者の場合、業界への偏見や、同居の家族らに仕事が発覚することを恐れ、警察への相談をためらうケースが多いとされる。実際に被害に遭った従事者は勤務先を変えたり、転居を余儀なくされたりしているという。

 小早川さんもこれまで20件ほど性産業従事者からの相談に乗った経験がある。「信頼できる知人や弁護士などに間に入ってもらうといいが、危険が迫っている時には警察に知らせるべきだ。最近は警察も事情をくんで対処してくれるし、事情を話せば家族が理解してくれた例は多い。一人で悩まず相談してほしい」と助言する。スウォッシュは現在、スタッフの研修などを行い、相談員養成に取り組んでいるという。スタッフの一人の水嶋かおりんさん(31)は「仕事を周囲に隠している人はそれが弱みとなってストーカー被害に遭いやすい。性産業従事者への偏見や差別をなくすことも被害者支援につながる」と話す。

 質問会は17日午後2時から東京都内で。参加できるのは当事者だけで会場は参加者に知らせる。申し込みはメール(mail.swash@gmail.com)へ。

 ◇前年比53%増

 警察庁によると、性産業従事者と客だけでなく医者と患者、タレントとそのファンなど同様の関係性の中で起きた2012年のストーカー事案は前年比約53%増の1103件に上る。認知件数全体に占める割合も同比0・6ポイント増の5・5%で、申告をためらう傾向にある実情を考えれば実際のストーカー被害はもっと多いとみられる。

 関係性の割合が高い順では、交際相手(元交際相手含む)52・5%▽知人友人10・8%▽配偶者(内縁・元含む)9・3%――などだった。

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 ◇ストーカーになりやすい客の主な見分け方

・プレゼントをよく持参する

・同情を引く話をよくする

・1日3通以上メールを送信してくる

・店員らに対する態度が悪く、ほめないと機嫌が悪い

・3日間メールを返信しないと怒る

 ◇被害に遭わないために心がけるべきこと

・誰でもストーカーになり得るという意識を持つ

・住所の特定につながりかねない個人情報や顔写真を渡さない

・ストーカーは言葉にとても敏感。口約束はしない

 ※小早川さんへの取材で作成

[社説]ストーカー対策 凶行から被害者を守りたい
2014.09.14 東京朝刊 

 執拗(しつよう)につきまとわれた末に、命まで奪われる。悲惨なストーカー被害をなくすため、対策を充実させる必要がある。

 警察庁は、来年度予算の概算要求にストーカー対策費として、総額3億6400万円を計上した。今年度予算の1・7倍の規模だ。被害者保護や捜査体制の強化に重点を置く。

 ストーカー被害の認知件数は昨年、2万件を超えた。10月には東京都三鷹市で、女子高生が元交際相手の男に刺殺された。

 今年に入ってからも、女性が犠牲になる事件が後を絶たない。今月には岩手県で女性が殺害され、元交際相手の男が逮捕された。

 いずれも、被害者は警察に被害を相談していたが、凶行を防げなかった。対策強化の必要性は、一段と高まっている。

 対策の柱は、今後3年間で各都道府県警の担当警察官を2000人程度増員することだ。被害者からの相談や身辺警戒などに振り向ける。きめ細かな被害者対応につなげてほしい。

 増員だけでなく、捜査員の質的なレベルアップも欠かせない。研修や実践によって、被害者や加害者の言動から、事態の切迫性を的確に見極め、迅速に対応する能力を身に付けたい。

 加害者から危害を加えられる恐れが高いケースでは、まず被害者が身を隠すことが肝心だ。避難先を確保できなかったり、宿泊費の負担が重荷になったりして、被害者が自宅に戻ったところを襲われるケースは少なくない。

 警察庁は、被害者が一時避難のためにホテルなどを利用した際、宿泊費用を全額補助する制度を導入する方針だ。被害者の身を守る新たな試みとして注目したい。

 ストーカー行為を繰り返させないための加害者対策も重要だ。

 加害者の多くは、病的な執着心や恨みなど、心理的な問題を抱えている。警察と医療機関が連携し、加害者を更生に導く仕組みが求められよう。

 警察庁は今年度から、警察が警告を発した加害者に、精神科医の治療を受けるよう促す取り組みを試験的に始めた。カウンセリング費用を政府が負担している。

 今年度の対象者は、約35人だ。来年度は110人程度に拡大するという。効果を検証し、治療プログラムを構築すべきだ。

 治療の専門的ノウハウを持つ医師をさらに増やす必要があるだろう。更生を支援するボランティア組織などを各地に根付かせることも、今後の課題である。

県内のストーカー被害、2013年は過去最多 警察、行政に相談窓口
2014.09.11 朝刊 

 県警によると、県内のストーカー被害も昨年が220件(摘発18件)と過去最多。今年も1~6月で159件と、昨年を上回る勢いだ。悪質なストーカー事件が全国的に相次ぐ中、摘発を強化したことが背景にある。

 危険を感じたら、警察や行政に早く相談することが大切だ。

 県警では昨年11月、24時間態勢でストーカー事案に対応する「初期的事態対処チーム」を生活安全企画課に設置。相談の内容に緊急性が高い場合はすぐに出動し、加害者に警告などをする。

 県女性相談センター(熊本市東区)では平日午前8時半~午後5時15分、電話や面接で相談に応じる。相談員はすべて女性で、県警と連携し被害者を一時保護することもある。

 加害者から逃れるため離職し収入を失った場合は、県内27カ所の福祉事務所で生活保護の相談を受け付ける。

DV・ストーカー被害/相談419件 最多ペース/1~6月 県警まとめ/前年より56件増
2014.09.11 朝刊 

 2014年上半期(1~6月)のDV(家庭内暴力)・ストーカー被害に関する相談件数が前年同期比56件増の419件となったことが、県警のまとめで分かった。内訳はDVの相談が339件(前年同期比31件増)、ストーカー被害相談が80件(前年同期比25件増)となり、過去10年間で最多の昨年を上回るペース。県警は、避難場所の提供など対策強化を進めているとし「行為がエスカレートしないうちに早い段階で相談してほしい」と呼び掛けている。

 県警子供・女性安全対策課(子女課)によると、DVやストーカー事案の相談件数は年々、増加傾向にある。報道などで社会的認識が広がったほか、県警などの対策強化や初期段階での対応の周知が増加の背景にあるとみる。

 摘発件数をみると、DV事案は47件で、暴行と傷害が全体の約8割を占め、6月には本島中部で元交際相手を包丁で刺すまでに至る殺人未遂事件が発生している。ストーカー事案13件で、住居侵入、脅迫がそれぞれ5件と上位となった。

 全国的にもDV・ストーカー事案は増加傾向で、昨年の認知件数はDVが4万9千件余り、ストーカーは2万1千件余りといずれも過去最多。事態の深刻化を受け警察庁は今年8月、被害者が一時避難する際の宿泊費を15年度から全額補助する方針を決めている。

 県警は、被害者を一時保護するシェルターの提供を進めている。自治体などと連携し、被害者の携帯番号・住所を登録し24時間体制で対処にあたる「犯罪被害者通報登録システム」も採用しており、実際被害防止につなげた例もあるという。

 相談者と行為者の関係は、ストーカー事案では「交際相手(元を含む)」が38件と全体の約半数、DVは婚姻・内縁関係が257件と全体の約75%を占める。同課は「被害者本人は世間体や恐怖心から相談を戸惑うことも多い。気づいた家族・知人は遠慮なく警察に相談してほしい」と呼び掛けている。

 相談・問い合わせは警察相談専用ダイヤル、#9110。

女性殺害 ホテルに遺体 「ストーカー」訴え生かせず=岩手
2014.09.07 東京朝刊 

 ◆「客観的証拠ない」 県警、警告せず

 SOSを生かせなかった--。奥州市前沢区のホテルで5日、一関市山目、アルバイト松本瑞希(みずき)さん(23)が遺体で見つかった殺人事件。松本さんと家族は「ストーカー被害を受けている」と一関署に相談していたが、事件を防ぐことは出来なかった。

 一関署は8月29日と9月1日の2回、松本さんと家族から、「元交際相手の男からストーカー被害を受けている」との相談を受けていた。

 しかし、同署は、ストーカー規制法で定義されたストーカー行為に当てはまるとは判断せず、同法に基づく警告はしなかった。

 〈1〉ストーカー行為の根拠となりうるメールや写真などの客観的な証拠が、既に消去されていた〈2〉男が近くに住んでおらず、緊急性が高いと認識していなかった--というのが理由だ。

 同署の木下稔副署長は「対応が適切だったかどうか検討する」とする。その上で、「金を返せという要求や手首を切った画像などは、必ずしも恋愛関係に基づくものとは言えない。ストーカー規制法に該当するとは思わなかった」と説明している。

 県警は今年4月、ストーカーや女性に対する家庭内暴力(DV)などへの対応強化を図るため、生活安全企画課内に「人身安全対策室」を新設していた。一元的に被害情報を把握し、広域的な捜査に対応することが目的だった。

 ◆被害者家族「深い悲しみ」

 「活発で、明るい女性だったのに--」

 松本さんの自宅近くに住む女性は、突然の訃報に驚きを隠せなかった。「瑞希さんは、私の娘と年齢が近かった。買い物先で、瑞希さんのお母さんと会うと、瑞希さんのことを話題にすることもありました。とても残念です」

 近所に住む70歳代の女性は、「色白でかわいらしい感じの女性でした。こんなに悲しいことが起きるなんて、いまだに信じられない。本当にかわいそう」と唇をかんだ。

 事件発覚後の6日午前、松本さんの家族は、報道陣に対して「何もお話することはございません。そっとしておいてください」と話し、頭を下げた。

 その後、自宅玄関の扉に「最愛の瑞希を理不尽な犯罪によって突然奪われてしまった現実に直面し、深い悲しみのふちに立たされております。瑞希自身もさぞかし無念であったと思います。いまはまだ、この辛い現実を受けとめることができず、何も考えることができません」などと書かれた文書を掲示した。

◇事件の経緯(警察の発表による)
6月頃 松本さんと男が交際を解消
8月中旬 手首を切った写真のメールなどが、男から届くようになる
8月29日 松本さんの母親が一関署に相談
9月1日 松本さんが一関署に相談。同署は男に「ストーカーになりかねない」と電話で注意
9月5日 職場にいた松本さんが昼休み後、行方不明に。母親が夕方に一関署に届け出。午後9時15分頃、奥州市のホテルで松本さんの遺体と、負傷した男が見つかる
岩手・女性殺害 県警「ストーカー警告」せず 「証拠ない」と判断
2014.09.07 東京朝刊 

 岩手県奥州市前沢区のホテル客室で5日夜、同県一関市山目、アルバイトAさん(23)が遺体で見つかった殺人事件で、県警は事件前、Aさんから「元交際相手の男からしつこくメールが来る」などと相談を受け、電話で注意したものの、ストーカー規制法に基づく警告はしていなかった。男から送られてきた写真やメールを松本さんが相談時に既に削除していたため、「ストーカーの根拠となる証拠がない」などと判断したという。

 県警は6日午後、客室で手首に切り傷を負って倒れていた男は、20歳代のAさんの元交際相手と特定した。県警は男の回復を待って詳しい事情を聞くとともに、7日に司法解剖をして死因を調べる。県警によると、松本さんと家族は8月29日と9月1日、男からストーカー被害を受けていると一関署に相談していた。2人は元同僚で、6月頃まで交際していた。

 8月頃から男がAさんに「テレビを買い替えた時の金を返せ」と連絡したり、手首を切った写真をメール送信したりし、Aさんが同署に「気持ち悪い」などと相談。同署は9月1日、「ストーカーになりかねない」などと男に電話で注意し、男は「わかりました。従います」と答えたという。しかし、男から送られた写真やメールがなかったため、同法に基づく警告はしなかったという。

 同署の木下稔副署長は「対応が適切だったかどうか検討する」とした上で、「相談内容が『金を返せ』など必ずしも恋愛関係とはいえないのでストーカー規制法の対象とするには難しいところもあった」と説明している。

【ストーカー論 苦悩する警察】(2)危機感の温度差 事件化ためらう被害者
2014.09.06 大阪朝刊 

 警視庁三鷹署の一室。元交際相手からのストーカー被害の相談に訪れた高校3年の女子生徒=当時(18)=と両親と向き合った生活安全課の担当署員が切り出した。

 「この中から選んでほしい」。口頭警告、ストーカー規制法の文書警告、逮捕を含む刑事手続き…。警察に望む措置を問う文書だ。生徒が選んだのは口頭・文書警告。十分な知識も経験もない生徒に「逮捕か、警告か」と迫っても、戸惑い、ためらうのが当然の反応だったかもしれない。

 東京都三鷹市で昨年10月に起きたストーカー殺人事件。生徒は三鷹署に相談した当日、1人で帰宅直後に自宅に潜んでいたA被告(22)=殺人罪などで懲役22年、控訴中=に命を奪われた。数日前、関西から上京して待ち伏せるA被告を2度も見かけ、不安になったからこそ警察に相談したにもかかわらず、だ。

 昨年12月、警視庁は事件の検証結果で、署員がA被告の行動から危険性や切迫性を感じ取れず、単に警告で済ませたことに「問題があった」と認めた。

 ただ、ある捜査関係者は警察側のジレンマを指摘する。「危険な状況でも、刑事手続きとなるとためらう被害者がいる。『逮捕はやめて』と言われれば、その通りにしか動けない」

 ◆「大ごとにしないで」

 三鷹事件を機に始まった警察庁の有識者検討会。今年1月、出席した兵庫県警ストーカー・DV対策室長の岡本圭司警視は「相談者との間で危険性の温度差が激しいことが多い」と、処罰感情の乏しい被害者の対応の難しさを訴えた。

 警察は最悪の事態を想定して対処するのが基本だ。相談を受ければ、加害者の危険性を説明し、被害者保護に最も効果的とされる事件化が可能かどうか判断する。だが、「知ってもらえただけでいい」「大ごとにしないで」と、警察の積極介入に消極的な被害者も少なくないのだ。

 相談後の一時保護では、ある被害者は保護施設(シェルター)への入居を自ら希望しながら30分で帰宅した。「たばこが吸えない」などと生活面の制約を理由に入居を断る人もいる。

 警察が危険性を説明しても理解しない。いくら保護が必要でも、相談者1人のために警察官を24時間態勢で長期警備に従事させることは難しい。

 岡本警視は「警察は相談者の気持ちを理解しようと最大限努めるが、相談者も自ら強い意思を持たなければ現状を変えることはできない」と語る。

 ◆警告後も自由の身

 危機感の乏しさでなく、報復への恐怖心から警察に相談できないケースもある。過去にストーカーやドメスティックバイオレンス(DV)被害を受けた経験のある人に多いという。

 ストーカー・DV被害者を支援するNPO法人「全国女性シェルターネット」の近藤恵子理事は、警察に被害を訴えても最初は警告にとどまることが多い現状を問題視する。「警告したところで加害者は自由の身。警告が行動を激化させると恐れ、相談自体をためらう」からだ。

 仮に警察が逮捕に踏み切ったとしても、報復の影におびえる日々になる。加害者の異常心理は容易には読み切れない。そこに、警察の苦悩がある。

 相談や事件化をためらう被害者の姿勢はどうすれば変えられるのか。近藤さんはハードルの高さを自覚しつつ、こう考える。

 「警察の不十分な対応が招く悲劇を二度と起こさないこと。警察に相談すれば、ひどい目には一切遭わないと被害者に思わせるしかない」

【ストーカー論 苦悩する警察】(1)試される「刑事の目」
2014.09.05 大阪朝刊 

 ■1万分の1 殺人防げ

 単純計算で1万分の1。なのに、「ほとんど起きない」と楽観している警察官はいない。むしろみな恐れている。自分が判断を誤り、万が一が現実になることを。

 全国の警察が昨年把握したストーカー被害は過去最悪の2万1089件。このうち殺人は2件だった。

 その「1万分の1件」が、世間に与えるインパクトは強烈だ。東京都三鷹市の女子高生ストーカー殺人事件(昨年10月)は警察への相談帰りに起きた。「なぜ防げなかったのか」。結果の重大性が警察批判の嵐を呼び、組織の屋台骨を揺るがす。

 この事件を受け、警察庁は昨年12月、ストーカー対策の基本方針を転換。警告よりも逮捕を優先するよう各都道府県警に要請した。A4判で7ページに及ぶこのときの通達は1つの命題に貫かれているといっていい。

 ストーカー殺人だけは、何としても阻止せよ-。

 ◆相談を逆恨み

 「警察としてとりうる措置はとったが、残念だ」

 5月2日、大阪府警は報道機関に向けて、こんなコメントを発表した。

 大阪市平野区の路上でこの日未明、飲食店アルバイト従業員、Aさん=当時(38)=が包丁で刺され、死亡した。

 「警察に電話しろや殺されると!」

 「俺は本気やで」

 Aさんは3月2日、店の常連客だったB被告(58)=殺人罪などで起訴=の脅迫メールにおびえ、地元の府警松原署に相談した。対応したのは生活安全課員。そこに刑事課の捜査員も加わっていた。

 従来、ストーカー相談は生活安全部門の仕事と決まっていた。それが三鷹事件以降、初期から刑事部門も加わることが必須になった。付きまといが殺人や誘拐にエスカレートしないか。それを見極めるのが「刑事の目」だ。

 「殺す」というメールの文言は、警察庁が例示する危険性判断基準の「危害言動」に該当した。署員は一時避難と、事件化に必要な刑事告訴を強く勧めたが、井村さんは断った。最終的にはAさんの意向に沿い、ストーカー規制法上の警告にとどめた。

 「もうあいつにかかわる気はない」と署員に約束したB被告は、それから2カ月の沈黙を経て凶行に走った。殺害の動機として「警察に相談されたから」と供述した。

 「会うことも話すこともメールもできなくなった。接触を試みれば逮捕されるため、殺そうと思った」

 結果として警察介入はあだになった。警察に電話しろと言ったのは他ならぬB被告だ。常人とかけ離れたねじ曲がった心理を、刑事の目はとらえ切れなかった。

 ◆ちらつく限界

 埼玉県桶川市のストーカー殺人事件(平成11年)では被害者のSOSを放置し続けた。長崎県西海市のストーカー殺人事件(23年)では、対応に当たっていた千葉県警習志野署員が被害届の受理を先延ばしにして親睦旅行に出かけていた。警察のストーカー対策は、取り返しのつかない失態の歴史が繰り返されてきた。

 その反省から、ストーカー相談は今や、当日に警察署長と本部に速報することが決まっている。夫婦間のトラブルも同様だ。恋愛感情のもつれに起因するもめ事への対処は、警察署の最優先事項となった。「『夫婦げんかは犬も食わない』ということわざは、警察には当てはまらない」とある府警幹部は言う。

 何万件というトラブルの海の中に、凶悪事件の前兆が潜む。刑事の目はそれを見落とせない。試されているのは、「予知能力」に近い部分もある。

 これに対し、警察庁OBの後藤啓二弁護士(兵庫県弁護士会)は「凶悪事件につながるかどうかを担当者個人の勘に頼るべきでない。膨大な案件を抱える中で多くは甘い判断に流れてしまう。過去の事例を蓄積し、客観的な基準をつくるべきだ」と言い切る。

 ストーカー行為の規制の在り方を考える有識者検討会は8月、被害者に危害が加えられる恐れがあったり、客観的にみて危険だったりする場合、刑事告訴なしでも逮捕を可能にするよう警察庁に提言した。

 組織の目に刑事の目も加え、最悪の事態に発展する「芽」を見抜き、対策を講じる。限界の2文字がちらつくが、警察自身がそれを認めることはできない。

 警察庁の米田壮長官は大阪の事件後、全国の警察本部長にげきを飛ばした。

 「切迫する危険を『阻止してなんぼ』が刑事の神髄だ」

                  ◇

 対応を少しでも誤れば命の危険にさらされるストーカー事件。警察は年々増える被害相談に極度の緊張感を持って対処している。「ミスは許されない」という重圧と闘い、苦悩する警察の現状を追う。

                  ◇

【用語解説】ストーカー規制法

 恋愛感情やそれが満たされなかった恨みから、付きまといや嫌がらせを繰り返すことの防止策や罰則を定めた法律。被害者の申し出で警察は警告を出すことができ、従わない場合は公安委員会が禁止命令を出すことができる。罰則は被害者の告訴があれば6月以下の懲役または50万円以下の罰金。禁止命令に従わない場合は懲役1年以下または100万円以下の罰金。

増えるストーカー被害 NPO理事長・カウンセラー小早川明子さんに聞く 危険避けるには早め相談 脅迫が始まる前に 第三者の介入必要
2014.09.04 朝刊 

 痛ましいストーカー事件が後を絶たない。ストーカー被害を警察が把握した件数は2013年で約2万1千件と過去最多、殺人事件は15件だった。加害者はどのような心理なのか。被害に遭いそうな時は、どのように危険を避ければいいのか。約500人のストーカー加害者に対応してきたNPOヒューマニティ(東京)理事長でカウンセラーの小早川明子さんに聞いた。

 小早川さんは将棋に例えて、加害者が理解しようとしない人間関係のルールをこう説明する。「将棋では、動かせるのは自分の駒だけです。相手に駒の動かし方を指図できません。自分はもう一局したいと思っても、それを決めるのは相手です」

 加害者はこのルールを無視して、相手を支配しようとするためトラブルになってしまう。「なぜ自分と別れたいのか、理由を知りたい」といくら粘っても「相手が嫌ならば、別れるより仕方ない」と小早川さん。

 だが、加害者が1、2カ月も「別れたくない」と納得しない場合、1人で説得しようとしても不可能だという。「絶対に加害者に会わずに、弁護士や親など冷静で公平な視点がある第三者に介入してもらうしかない」

 いきなり警察に警告してもらうと、絶望感にとらわれて、かえって危険度を増す加害者もいる。「このまま続くと警察に相談するしかない」と事前に通告しておくよう助言する。

 ただ「警告を受けても、加害者が不満を言える第三者の窓口を用意しておくことが大切。はけ口があれば、報復を恐れずに警告を要請し、告訴できる」と話す。

 危険を避けるには「戻って来なければ、おまえの人生をめちゃくちゃにしてやるぞ」などと脅迫が始まる前に、警察や第三者に介入してもらうことが必要だという。

 近年、増えているのは10代の親からの相談だ。ネットで知り合っただけの中高生が、お互いに自分の分身としてアバターという虚飾のキャラクターでやりとりを繰り返し、実際に会うときに危険が増す。

 「長期休暇中に都会で初めて会い、千載一遇のチャンスとばかりにセックスしてしまう。ところが相手から連絡が急に途絶えて傷つき、ストーカー行為に火が付いてしまうのです」。親が気づいたときには深刻な事態に陥っている例が多いので注意が必要だという。

過去5年間増加の傾向 県内の相談件数

 県警によると本県の2013年のストーカー被害は、相談受理件数が252件で過去5年で最多。警告は20件、禁止命令は1件で、いずれも5年間では増加傾向にある。ストーカー規制法制定以降の統計で相談件数が最多だったのは2001年の414件だった。
増えるストーカー被害 「危険回避」  専門家に聞く 早めに相談 第三者介入を
2014.09.03 朝刊 

 痛ましいストーカー事件が後を絶たない。ストーカー被害を警察が把握した件数は2013年で約2万1千件と過去最多、殺人事件は15件だった。加害者はどのような心理なのか。被害に遭いそうな時は、どのように危険を避ければいいのか。約500人のストーカー加害者に対応してきたNPOヒューマニティ(東京)理事長でカウンセラーの小早川明子さんに聞いた。

 小早川さんは将棋に例えて、加害者が理解しようとしない人間関係のルールをこう説明する。「将棋では、動かせるのは自分の駒だけです。相手に駒の動かし方を指図できません。自分はもう一局したいと思っても、それを決めるのは相手です」

 加害者はこのルールを無視して、相手を支配しようとするためトラブルになってしまう。「なぜ自分と別れたいのか、理由を知りたい」といくら粘っても「相手が嫌ならば、別れるより仕方ない」と小早川さん。

  1人で説得は不可能

 だが、加害者が1、2カ月も「別れたくない」と納得しない場合、1人で説得しようとしても不可能だという。「絶対に加害者に会わずに、弁護士や親など冷静で公平な視点がある第三者に介入してもらうしかない」

 いきなり警察に警告してもらうと、絶望感にとらわれて、かえって危険度を増す加害者もいる。「このまま続くと警察に相談するしかない」と事前に通告しておくよう助言する。

 ただ「警告を受けても、加害者が不満を言える第三者の窓口を用意しておくことが大切。はけ口があれば、報復を恐れずに警告を要請し、告訴できる」と話す。

 危険を避けるには「戻って来なければ、おまえの人生をめちゃくちゃにしてやるぞ」などと脅迫が始まる前に、警察や第三者に介入してもらうことが必要だという。

  ネット発端 10代注意

 近年、増えているのは10代の親からの相談だ。ネットで知り合っただけの中高生が、お互いに自分の分身としてアバターという虚飾のキャラクターでやりとりを繰り返し、実際に会うときに危険が増す。

 「長期休暇中に都会で初めて会い、千載一遇のチャンスとばかりにセックスしてしまう。ところが相手から連絡が急に途絶えて傷つき、ストーカー行為に火が付いてしまうのです」。親が気づいたときには深刻な事態に陥っている例が多いので注意が必要だという。

■ 重大なストーカー事件

 1999年10月 埼玉県桶川市で女子大生が刺殺された。ストーカー犯罪の捜査が問題となり翌2000年、ストーカー規制法が施行された。

 2011年12月 長崎県西海市でストーカー被害を訴えていた女性の母と祖母が、加害者の男に殺害された。

 12年11月 神奈川県逗子市で女性が元交際相手の男に刺殺され、男は自殺した。翌13年にストーカー規制法が初めて改正され、執拗(しつよう)なメール送信が付きまとい行為に加えられた。

 13年10月 東京都三鷹市で女子高生が元交際相手の男に殺害された。警察庁は全国の警察にストーカー対策強化を指示した。

“LINEなどSNSも対象に” ストーカー規制で報告書提出
2014.08.06 朝日放送 

ストーカー被害の防止策を議論する専門家会議は、LINEなどSNSでしつこくメッセージを送り付ける行為や、被害者宅周辺を歩き回る徘徊も新たに規制すべきとする報告書をまとめ、警察庁に提出した。桶川ストーカー殺人事件被害者の父親は「被害者の声が国に伝わる仕組みのなかに参加できたということは非常に有意義であったと思ってます」などと話した。

女性めぐるトラブルか
2014.07.31 日本テレビ 

逮捕されたのは静岡・富士市の運転手41歳の男。警察によると男は昨夜11時40分頃、富士市のスーパーの駐車場で近くに住む会社役員65歳の男性の胸を包丁で刺し殺害した疑い。容疑者は約1時間後に交番に出頭し緊急逮捕された。事件当時役員の男性といた40代の女性は元交際相手だった容疑者からストーカー被害を受けていて、相談を受けた警察が口頭で警告していた。

 ゆがんだ愛情 ストーカー犯罪 交際トラブル 相談倍増 私的な関係、警察の対応難しく…
2014.07.23 朝刊 
 ストーカーやDV問題への関心の高まりとともに、交際をめぐる困り事の相談が警察に数多く寄せられている。今年一~三月に警視庁に寄せられたストーカー相談は、昨年同期比で約二倍になっている。当事者間で「丸く収まった」とされた案件が、ストーカー事件に発展するケースもある。私的な関係の相談にかかわる難しさとともに、細やかな対応の大切さが浮かぶ。(北川成史)

 警視庁1~3月期564件

 「解決」案件、事件に発展も

 「元彼氏に元彼女が脅されている」。四月、東京都多摩地区のマンションの一室で、少年(19)が少女(19)に包丁を突きつける事件があった。訪れた知人が見つけ一一〇番。警視庁の警察官は、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで少年を現行犯逮捕した。少女は殴られ、顔にけがをしていた。

 捜査関係者によると、少女は少年と交際中の昨年末、警察署に「けんかすると、『許さない』などと怖いメールが来る」と相談していた。ただ、少女に交際を続ける意思があるため、署は月一回ほど少女に電話し、様子をみることにした。

 今年三月末、少女は署との電話で「相手と納得の上で別れた」と伝えた。署の担当者は「いつでも相談を。少年と二人で会わないように」と助言した。

 しかし、「また付き合って」という少年のメールを受け、少女はきちんと区切りをつけようと少年宅を訪れ、事件に遭った。

 逮捕後、警視庁は少年が同様の行為を繰り返さないように、ストーカー規制法に基づく文書警告を与えた。少年は「引き留めたかった」と話したという。

 都内では四月に北区で、女性(29)が元交際相手の男(28)に、包丁で刺され、手にけがを負う殺人未遂事件が起きている。

 女性は三月、「どうしたら別れられるか」と警察署に相談していた。暴力や付きまといがなかったため、署はストーカーという扱いはせず、弁護士に相談するように助言し、保護対象とはしなかった。

 三鷹市で昨年十月、女子高生がストーカー相談当日に刺殺された事件を受け、警視庁は昨年十二月、署に寄せられたストーカー相談を集約し、危険性が高い場合は捜査員を派遣する「ストーカー・DV総合対策本部」を新設した。今年一~三月、ストーカー相談は前年同期の二倍の五百六十四件、ストーカー事件で摘発した人数は五倍の七十八人に上った。

 ただ、恋愛は本人同士の自由意思に基づく。対策本部の担当者によると、相談者に交際継続の意思があったり、ストーカー被害とまでいえなかったりする場合、多摩地区の事例のように、相談段階で対策本部に報告されないケースもある。

 神奈川県横須賀市で六月二十八日、元交際相手の男に女性が刺殺された事件では、警察は四~五月に数回、近況確認し、被害者も「異常はない」と答えたが、最悪の事態に発展した。

 交際をめぐる相談について、担当者は「状況が時間とともに動き、対応は難しい」とした上で、「相談内容を一つ一つ、丁寧に見ながら、被害者の安全を図りたい」と話している。

 別れたら2人きりはダメ

 ストーカー被害者の支援や加害者の更生に取り組むNPO法人「ヒューマニティ」(東京)の小早川明子理事長の話 言葉や身体的な暴力がひどい場合、早く警察に相談し、告訴すべきだ。ただ、相談は何でも警察と思わない方がいい。「どう別れたらいいか」とか「別れた後の暮らしは」といった生活に密着した相談は、女性相談センターや法テラスの方が適している。関係機関はもっと連携し、役割分担するべきだ。

 被害者は別れた後、相手と二人きりで会わないのは鉄則。特に、警察が関与した後は、相手が不快に思う恐れがあり、より警戒しなくてはならない。警察も被害者をしっかり見守ってほしい。
殺人未遂容疑で逮捕 同居人の元交際女性 松江刺傷 /島根県
2014.07.16 大阪地方版/島根 

 松江市のアパートで10日夕、女性が室内に侵入していた女に刺されてけがをした事件で、松江署は15日、大阪府吹田市江の木町、無職A容疑者(37)を殺人未遂の疑いで逮捕し、発表した。「包丁で切りつけた」と話しているという。

 署によると、A容疑者は10日午後5時45分ごろ、松江市西川津町、飲食店従業員の女性(40)の自宅で、女性の左胸を刃物で2回刺した疑いがある。

 女性は、長女(9)と40代男性との3人暮らし。A容疑者は男性の元交際相手で、女性とは面識がないという。

 男性の話からA容疑者が浮上し、15日午前、吹田市の自宅で任意同行を求めたところ、切りつけたことを認めた。

 署は、ストーカー被害の相談などは把握しておらず、今後、刺した動機や使用した刃物、室内に侵入した経路などについて、取り調べる方針だ。

ストーカーで追起訴=広島
2014.07.09 大阪朝刊 3

 広島市安佐南区の女性宅に侵入し、ストーカー対策などが書かれた文書を盗んだとして、住居侵入と窃盗の両容疑で逮捕された広島市東区戸坂くるめ木、無職A被告(41)(起訴)について、地検は8日、ストーカー規制法違反と脅迫罪で追起訴した。起訴状などでは、A被告は4~5月、この女性に「なぜ電話に出ない。無視するな」とメールしたり、女性の勤務先で待ち伏せし、「出てこい」などと大声で叫んだりするストーカー行為をしたほか、携帯電話で「ふざけすぎだろしまいにゃ殺すよ」とメールを送り、女性を脅したとされる。

 女性はストーカー被害を県警に相談。A被告は5月、女性宅に侵入し、女性が県警から渡されたストーカー対策文書1枚を盗んだ疑いで逮捕、起訴されたが、調べに黙秘を続けていた。

悪質ストーカー “4人に1人”警察の警告後も行為繰り返す 科警研調査
2014.07.06 NHKニュース 

 警察が介入した後も凶悪事件に発展するストーカー被害が相次ぐ中、警察庁の科学警察研究所(ジョ)が、200件あまりのストーカー被害の相談記録を分析した結果、脅迫などの悪質な行為を行っていた加害者の4人に1人が、警察から警告を受けた後も、つきまといなどを繰り返していたことが分かりました。

 警察庁の科学警察研究所は、警察に蓄積されたストーカー被害の膨大な相談記録、いわばストーカー被害のビッグデータを分析することで事件を未然に防ごうと、今回初めて、千葉県警の協力を得て、おととしの3か月間に受理した被害の相談217件について、加害者の行動を分析しました。

 その結果、ストーカーのタイプは、危険度の低い順に、▽メールや電話で嫌がらせをする「慢性型」が86人▽つきまといや脅迫に発展する「エスカレート型」が62人▽脅迫など悪質な行為ばかりを繰り返す危険度が最も高い「急迫型」が69人に分類されることが分かりました。

 これを被害者と加害者の交際の有無で見ると、▽交際がないケースでは「慢性型」が51%を占めるのに対し▽交際していたケースでは「急迫型」が37%と最も多く、別れ話がきっかけのストーカー行為が危険な傾向が強いことが分かりました。

 さらに、ストーカー行為をやめるよう警察が直接会って警告した後の行動を分析した結果、悪質な行為ばかり繰り返す「急迫型」の加害者は、4人に1人が、警告の後も、つきまといや待ち伏せ、被害者の自宅に押しかけるといった行為を繰り返していたことが分かりました。

 特に、「急迫型」のうち、被害者と交際関係にあったケースでは、加害者の3人に1人が、警告の後もつきまといに及ぶなど、割合が高くなっていました。

 ストーカー被害の相談は、去年、2万件を超えて過去最多となり、ことし5月には大阪で38歳の女性が殺害され、警察から警告を受けていた知り合いの男が逮捕されるなど、警察が介入した後に凶悪事件に発展するケースが相次いでいます。

 警察庁は、凶悪化する兆候があれば最悪の事態を防ぐため対応を強化するよう、全国の警察に指示しています。

元交際相手「首締絞め殺した」
2014.06.23 テレビ朝日 

飲食店従業員の男が東京・日野市の河川敷の側溝に元交際相手の女性の遺体を遺棄した疑いで逮捕された。容疑者は「首をしめて殺した」と供述している。被害者は事件直前、容疑者からのストーカー被害を職場で訴えていた。

85歳男、80歳女性にストーカー 容疑で再逮捕 「もう一度会いたかった」
2014.06.11 大阪朝刊 

 病院で知り合った女性(80)に何度も電話をかけたうえ自宅敷地内に侵入したとして、奈良県警吉野署などは10日、ストーカー規制法違反と住居侵入容疑で、和歌山県橋本市隅田町芋生、無職、A容疑者(85)を再逮捕した。「もう一度会いたかった。逮捕された恨みもあった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、昨年11月6~23日、奈良県内の女性方に約10回電話をかけ、「待っているから出てこいよ」などと要求。県警からストーカー規制法に基づく警告を受けていたにもかかわらず今年5月2日午前11時半ごろ、女性方の敷地内に侵入したとしている。

 A容疑者は約4年前、同県内の病院に入院中の妻と相部屋だった女性と知り合った。女性は昨年10月にストーカー被害を訴え、県警がA容疑者に警告。その後、電話で「殺すぞ」と脅したなどとして、今年1月に脅迫容疑で逮捕され、罰金刑を受けていた。
大阪スナック女性殺害ストーカー男 別の女性も殺害計画
2014.05.06 日刊スポーツ 

 大阪市平野区の路上で2日未明、スナック従業員Aさん(38)が刺殺された事件で、殺人の疑いで逮捕された客の無職B容疑者(57)が事件当日にAさんとは別の知人の女性殺害も計画していたことが5日、分かった。捜査関係者によると、「事件当日に別の女性も殺すつもりだった」と供述している。

 大阪府警捜査1課はこの供述などに基づき、殺害を計画し凶器などを準備した際に適用される殺人予備容疑での立件も視野に捜査。事件当日の足取りを調べ、裏付けを進めている。

 また、B容疑者が「事件の数日前、スナック付近に何度か行き、(Aさんの)自転車があるのを見た」と話していることも判明。Aさんはストーカー被害に悩み、1度店を辞めていたが、事件直前に復帰していた。B容疑者は仕事帰りを待ち伏せしていたとも説明しており、出勤状況を確認するなど店付近で動向を調べていたとみられる。捜査1課は5日までにB容疑者の自宅やレンタカーを捜索。経緯を調べている。

別の女性殺害も計画か 大阪ストーカー刺殺 容疑の男供述
2014.05.06 朝刊 

 大阪市平野区の路上で2日未明、スナック従業員Aさん(38)が刺殺された事件で、殺人の疑いで逮捕された客の無職B容疑者(57)が事件当日にAさんとは別の知人の女性殺害も計画していたと供述していることが5日、捜査関係者への取材で分かった。

 大阪府警捜査1課はこの供述などに基づき、殺害を計画し凶器などを準備した際に適用される殺人予備容疑での立件も視野に捜査。事件当日の足取りを調べ、裏付けを進めている。

 捜査関係者によると、「事件当日に別の女性も殺すつもりだった」と供述している。

 また、B容疑者が「事件の数日前、スナック付近に何度か行き、(Aさんの)自転車があるのを見た」と話していることも新たに判明。

 Aさんはストーカー被害に悩み、一度店を辞めていたが、事件直前に復帰していた。B容疑者は仕事帰りを待ち伏せしていたとも説明しており、出勤状況を確認するなど店付近で動向を調べていたとみられる。

大阪・ストーカー殺人 容疑者、元妻にDVで接近禁止
2014.05.05 朝刊 

 ストーカー被害を警察に相談していたスナック従業員Aさん(38)が大阪市平野区で刺殺された事件で、殺人の疑いで逮捕されたB容疑者(57)が、ドメスティックバイオレンス(DV)防止法に基づき、元妻への接近や連絡を禁じる命令を受けていたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。

 大阪府警松原署はAさんの相談を受け、申告内容を踏まえ危険性を判定。ストーカー規制法に基づきB容疑者に警告した。元妻とのトラブルを把握していた可能性があるが、事件を防ぐことはできなかった。

 捜査関係者によると、B容疑者は昨年、元妻にけがを負わせた疑いで府警平野署に逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。その後、元妻への接近や連絡を禁止する保護命令を受けた。

 DV防止法では、被害者の申し立てにより、配偶者らの暴力から守るため、裁判所が接近や連絡を禁止する保護命令を加害者に出すことができる。
ストーカー悩み店退職 容疑者、復帰直後狙い襲撃か-大阪女性刺殺(A版)
2014.05.04 朝刊 

 大阪市平野区の路上でスナック従業員Aさん(38)が刺殺された事件で、Aさんが2月下旬~3月ごろ「客のストーカーがすごくて、店を辞めたくないけど辞める」と周囲に話していたことが3日、知人への取材で分かった。

 知人の男性(39)によると、Aさんは別の飲食店で働き始めたが、4月下旬ごろ元の店に復帰し、直後に襲われた。大阪府警は、殺人容疑で逮捕した客の無職B容疑者(57)が、店からの帰宅途中を待ち伏せして狙った疑いがある計画的な事件とみている。

 府警によると、Aさんは、B容疑者から「殺される前に警察に電話してや」などと執拗(しつよう)にメールがあり、3月2日にストーカー被害を府警に相談。府警は口頭注意したが、「たばこを始めた。(Aさんと)同じたばこやで」「このメールを警察に見せて(自分を)逮捕してもらえ」とメールがやまなかったため、同12日に文書で警告した。

 一方、大阪府警は3日、司法解剖の結果、Aさんの死因は腹部を包丁で刺されたことによる腹腔(ふくくう)内出血だったと明らかにした。遺体には首と腹部のほか、頭部などにも大きな切り傷があったことも判明。府警はB容疑者を3日に送検し、強い殺意を持っていたとみて調べている。

 捜査関係者によると、Aさんは腹に包丁のような刃物が刺さった状態で見つかった。

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 ■「子煩悩な母」知人ら悲痛

 「子どもをかわいがる、いいお母さん」「気さくでフレンドリー」。大阪市平野区で刺殺されたAさん(38)は明るい性格で親しまれていた。逮捕されたB容疑者(57)は周囲にAさんへの気持ちを漏らしており、一方的に思いを募らせた様子が浮かぶ。

 親族によると、Aさんは2年ほど前に再婚し、2人の子どもがいた。知人は「小さい子どもがいてかわいいと言っていた」。勤めていた店の関係者は「ご家族に申し訳ない。一番悔しいのは、守ってあげられなかったことだ」とうなだれた。

 B容疑者は2年ほど前から現場近くの市営住宅に1人で暮らしていた。近くに住む人によると脳梗塞で倒れ、入院したことがあったという。

 B容疑者はAさんとみられる女性と現場近くの居酒屋をたびたび訪れていた。60代の女性経営者は、いつもは物静かなB容疑者がこの時ばかりは笑い、楽しそうにしていた姿を覚えている。3月初め、Aさんは警察を訪ねた。「一方的に好意を寄せられている。4~5回食事に行ったが客と従業員の関係だ」。その後しばらくたって、B容疑者はこの居酒屋に顔を出し「ストーカーとして届けられた」と打ち明けた。その晩、再び現れると「近づいてはいけない。電話もしてはいけないと言われた」と落ち込んでいたという。事件が起きたのはこの1カ月半後だった。
大阪・路上殺害 女性 ストーカー被害で一時飲食店休職 復帰直後に被害
2014.05.03 NHKニュース 

 きのう、大阪・平野区で、飲食店の従業員の女性が殺害された事件で、女性は、店の客だった容疑者の男のストーカー行為に身の危険を感じていったん店を辞め、およそ2か月ぶりに復帰した直後に殺害されたとみられることが、関係者への取材でわかりました。

 きのう、大阪・平野区の路上で、大阪・松原市(マツバラシ)に住む飲食店の従業員、Aさん(38)が、刃物で刺されて殺害され、警察は、店の客で大阪・平野区の無職、B容疑者(57)を殺人の疑いで逮捕し、きょう、身柄を検察庁に送りました。

 警察のこれまでの調べで、B容疑者は、Aさんに一方的に好意を寄せ、メールを頻繁に送るなどのストーカー行為をエスカレートさせたことが分かっていますが、Aさんが、ことし3月、知人らに「客につきまとわれて困っているので店を辞める」と話していたことが、関係者への取材でわかりました。

 関係者によりますと、身の危険を感じたAさんは、その後、大阪市内の別の飲食店で働いていましたが、B容疑者のストーカー行為がいったん収まったため、最近になって、およそ2か月ぶりに元の店で働くようになり、その直後に殺害されたとみられるということです。

 警察は、B容疑者が、元の店に戻ったAさんの行動を把握したうえで、帰宅途中に待ち伏せし、襲ったとみて、詳しいいきさつを調べています。

ストーカー警告の男逮捕 大阪、女性刺殺容疑
2014.05.03 朝刊 

 大阪市平野区の路上で、スナック従業員Aさん(38)=大阪府松原市=が刺され死亡した事件で、大阪府警捜査1課は2日、殺人の疑いで、スナックの客だった無職B容疑者(57)=平野区長吉長原西=を逮捕した。

 捜査1課によると、容疑を認め、「(Aさんを)好きだった。もう会うことはできない。殺して自分も死んだら、あの世で一緒に暮らせると思った」と話している。

 Aさんは3月、B容疑者によるストーカー被害を松原署に相談し、同署が文書で警告。4月に電話で現状確認をした際、Aさんは「(B容疑者から)もう何も連絡はない」と話していた。府警生活安全総務課は「取り得る措置は取っていたところだが残念だ」とのコメントを発表した。

 逮捕容疑は2日午前2時20分ごろ、自転車で帰宅途中のAさんの首や腹を包丁のような刃物で刺すなどし、殺害した疑い。捜査1課はB容疑者がレンタカーを借りて待ち伏せし、Aさんを追いかけたとみて捜査している。

 約4時間後、現場から立ち去った車とよく似た車を、警察官が約1キロ離れたコンビニの駐車場で発見し、中にいたB容疑者を確保した。捜査1課は事件後の足取りを調べる。

ストーカー相談後の事件、後絶たず 大阪女性刺殺
2014.05.03 朝刊

ストーカー被害 相談後の事件 後絶たず

大阪女性刺殺

 大阪市平野区の路上で2日、刃物で刺され死亡した女性は、大阪府警にストーカーの被害を相談していた。全国の警察が昨年1年間に把握したのは2万件超。警察に相談していながら、凶悪事件となってしまったケースは後を絶たず、そのたびに対応の不備が指摘されていた。

 東京都三鷹市で昨年10月、私立高3年の女子生徒=当時(18)=が刺殺され、元交際相手の男(21)が逮捕、起訴された。女子高生は事件当日の午前中に両親と警視庁三鷹署を訪れ、ストーカー被害を相談。事件後、警察庁は全国の警察に対策強化を指示した。

 府警は今年1月、初期段階から迅速に対応するため、「ストーカー・DV対策室」を立ち上げたばかりだった。

 2011年には長崎県西海市で、繰り返しストーカー行為や暴力を受けていた女性の母と祖母が殺害される事件が発生。被害の相談を受けていた千葉、三重、長崎の3県警の連携不足が浮き彫りとなった。

38歳スナック従業員女性を刺殺、ストーカー警告の57歳男を逮捕/大阪市
2014.05.03 スポーツ報知 

 2日午前2時20分ごろ、大阪市平野区長吉長原西3丁目の路上で、大阪府松原市のスナック従業員・Aさん(38)が腹を刺され、間もなく死亡が確認された。大阪府警は、約4時間後に近くで発見された、スナックの客の無職・B容疑者(57)=平野区=を殺人の疑いで逮捕した。Aさんは、ストーカー被害の相談を府警にしており、松原署が3月にストーカー規制法に基づき、B容疑者に警告していた。

◆大阪市路上深夜の凶行

 府警によると2日午前2時半ごろ、「女性が植え込みに倒れている。男女がけんかしていたようだ」と110番通報があり、Aさんが腹に包丁のような刃物が刺さった状態で見つかった。すでに意識はなく、刃物は柄の部分しか見えないほど深く刺さっていたという。また、腹部に複数の刺し傷があったほか、首にも切り傷があった。

 現場はJR関西線・加美駅の南約3キロの住宅街。近くのマンションに住む女性(46)によると、Aさんは出血した状態で植え込みに倒れており、男が何かでたたいているように見えたという。女性の叫び声や、「好きやから」と男が叫ぶ声を聞いた付近の住民もいた。

 府警は事件の約4時間後、近くのコンビニの駐車場で、B容疑者を確保した。B容疑者は容疑を認め「好きだった。もう会うことはできない。殺して自分も死んだら、あの世で一緒に暮らせると思った」と話している。

 府警によると、Aさんは昨年8月、勤務していたスナックに客として訪れたB容疑者と知り合いになった。その後、2人の間に何らかのトラブルが発生し、今年の2月末には店側が「もう来てほしくない」と男に伝えていたが、つきまとい行為は続いた。

 Aさんは3月2日、「アルバイトをしているスナックの客から一方的に好意を寄せられ、しつこく電話やメールが来る」とストーカー被害を松原署に相談。前日から当日にかけて、容疑者から33通のメールが送られたといい、「殺される前に警察に電話してや。頭を冷やす時間を最後にくれや」と、殺意をほのめかす内容も含まれていた。

 同署は、危険度を3段階のうち2番目と判定。容疑者に電話で注意したが、以降もメールが続いたため、同12日に呼び出し、ストーカー規制法に基づき警告した。その時、容疑者は「もう関わる気はない」と話したという。

 4月2日、Aさんは「もう何も連絡はない。ありがとうございました」と、松原署の担当者に伝えた。署はストーカー行為の危険度は下がり、3番目になったと判断。1か月おきに井村さんの現状を確認することにしていたが、その連絡予定日だった今月2日未明に事件は起きた。松原署は「対応に問題はなかった」としている。
ストーカー被害2万件超 2013年 2年連続、過去最多 県内は17件増、過去最多の220件
2014.03.20 夕刊 

 昨年1年間に全国の警察が把握したストーカー被害は2万1089件(前年比5・9%増)で、2年連続で過去最多となったことが20日、警察庁のまとめで分かった。初めて2万件を超えた。

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 昨年7月施行の改正ストーカー規制法で、摘発や警告の対象となるつきまとい行為に加えられたメールの連続送信は、摘発43件、警告143件、禁止命令8件だった。

 東京都三鷹市で昨年10月、女子高生が警視庁にストーカー被害を相談した日に殺害された事件を受け、全国の警察は凶悪事件に発展する危険性が高いとみられるケースでは、警告を経ずに加害者を逮捕することも辞さないとする姿勢を強めている。この結果、11~12月の逮捕件数は、前年同期から20・6%増えた。

 警察庁の担当者は「警察が以前より積極的に対応するようになり、被害者からの相談も増えている」と分析。各都道府県警は、刑事、生活安全両部門が連携して対応する組織づくりを進めており、担当者は「今後も凶悪事件の防止に力を入れる」と話している。

 被害者の性別は女性が90・3%の1万9053人だった。年代別では、20代が最も多く34・8%、30代27・5%、40代18・2%、10代9・4%と続いた。加害者との関係は、配偶者と交際相手で約6割を占めた。

 摘発は1889件(6・5%増)。罪名別では、ストーカー規制法違反や脅迫、住居侵入などが多かったが、殺人が15件(うち13件が未遂)と、前年の5倍に増えた。

 規制法に基づく警告は2452件(7・4%増)、禁止命令は103件(49・3%増)で、いずれも過去最多だった。

 一方、ドメスティックバイオレンス(DV)の認知件数は4万9533件(12・7%増)で、10年連続で過去最多を更新。摘発は4405件(4・7%増)で、被害者は93・4%が女性だった。

 熊本県警が昨年把握したストーカー被害は前年比17件増の220件で過去最多だった。ストーカー規制法違反や暴行、傷害などでの摘発は前年より7件少ない18件。同法に基づく警告は11件、禁止命令は1件だった。DVの認知件数は前年比31件減の390件だった。

<社会面のことば>ストーカー・DV対策
2014.03.19 北海道新聞朝刊全道 

 道警は4月、ストーカーやドメスティックバイオレンス(DV)に対応する専門チーム「人身安全対策室」を新設する。東京・三鷹で昨秋、女子高生が刺殺された事件で、地元署が事前にストーカー被害の相談を受けながら惨事を防げなかった反省から、警察庁の指示に基づき全国の警察で専門部署の設置が相次いでいる。各警察は被害者保護を最優先に、危険性が高い場合は積極的に加害者を逮捕、凶悪事件への発展を未然に防ぐ考えだ。

「供述強要された、現場行ってない」 西海ストーカー殺人控訴審で被告 /長崎県
2014.03.04 西部地方版/長崎 

 西海市で2011年、ストーカー被害を訴えていた女性の母と祖母が殺害された事件。殺人などの罪で長崎地裁で死刑判決を受けたA被告(29)は3日、福岡高裁で始まった控訴審で証言台に座り、一審同様に無罪の主張を繰り返した。

 黒のダウンジャケットを着たA被告は、捜査段階で犯行を認めたことについて「刑事から『死刑にしないと首が飛ぶ』と言われた」などと述べ、供述を強要されたと話した。

 任意同行の時に所持していたとされる出刃包丁も「持っていない」と主張。着衣の血痕も「付いていなかった」とし、犯行現場にあった足跡も「僕のじゃない」と訴えた。

 事件当日の行動について、佐世保駅や鳥栖駅(佐賀県)に向かったなどと詳しく述べ、犯行現場には行っていないと説明した。アリバイについて捜査段階では「刑事に怒られて言えなくなった」と話した。

 一方、検察は、被告・弁護側の主張はいずれも当を得ておらず、「控訴にも理由はない」と答弁書で指摘。控訴棄却を求めた。次回4月8日は検察側の被告人質問が行われる。

遺体は元交際相手と判明 押収の拳銃使用か 館林・女性射殺
2014.02.22 東京朝刊 

 群馬県館林市の駐車場で女性が射殺された事件で、群馬県警は21日、栃木県鹿沼市の路上に止めた軽乗用車から見つかった遺体は女性の元交際相手で職業不詳の男(39)=栃木県栃木市=と判明したと発表した。女性に対する殺人容疑で20日にこの男の逮捕状を取っていたことも明らかにした。

 県警は拳銃とみられる1丁を車中から押収。捜査関係者によると、回転式拳銃だった。女性の殺害現場では薬莢(やっきょう)が見つかっておらず、県警は射殺事件にこの回転式拳銃が使われた可能性があるとみて鑑定を進める。男の名前は、容疑者の死亡によって任意捜査になったとして、発表していない。

 殺害された鈴木千尋さん(26)=群馬県大泉町=は19日午後2時50分ごろ、ディスカウント店の駐車場で、買い物を終えて軽乗用車に乗った直後、助手席側から拳銃で1発頭を撃たれたとみられる。昨年11月に男からストーカー被害を受け、栃木県警が男に警告。鈴木さんは栃木県佐野市から転居していた。

 ■広まる拳銃、元組員「堅気から時折注文」

 元交際相手の男は事件の直前まで、物流会社でトラック運転手として勤務する傍ら、運転代行のアルバイトもしていた。勤務先の社長は昨年秋ごろ、男から「最近、子どもがいる女性と同居をしている。結婚も考えている」と聞いたという。

 男を古くから知るアルバイト先の上司も事件に驚いた。「まじめに働いており、拳銃を持っていたなんて想像もつかない」。中学卒業後に荒れた時期もあったが、20代で結婚と離婚を経験し、落ち着きが出始めたように見えていた。犯罪組織とは無縁とみられていた男が、拳銃をどうやって手に入れたのか――。

 警察庁によると、拳銃の押収自体が減るなかで、目立ってきているのが「暴力団以外(不明含む)」からの押収だ。昨年1~11月に押収した443丁のうち、暴力団から押収したのは63丁。380丁が「暴力団以外」からだった=表。こうした傾向は2000年代初めから続いており、捜査幹部は「拳銃事件の罰則強化で拳銃を巧妙に隠すようになった暴力団が、資金稼ぎの一環で一般社会に流している」とみる。

 拳銃の調達にかかわったことのある元組員は取材に対して、「マニアをはじめ、何に使うかわからない堅気からも『買いたい』との注文が時折ある」と明かした。米国製の38口径なら60万円、ロシア製なら40万円、実弾は1発1万円が相場という。「海外の犯罪組織に手配し、カニ密漁の漁船や鉄くずを満載した船の積み荷に紛れ込ませて国内に持ち込めばバレない」

 群馬県警は男の車から押収した1丁を鑑定し、入手経路なども調べるという。

館林の事件 殺害女性 ストーカー相談 県警の勧め 佐野から転居=栃木
2014.02.21 東京朝刊 

 群馬県館林市の殺人事件で、殺害された鈴木千尋さん(26)(群馬県大泉町)が、元交際相手からストーカー被害を受け、実家の佐野市を離れて群馬県に転居していたことが分かった。栃木県警は昨年11月、元交際相手を暴行容疑で逮捕し、鈴木さんに身を隠すことを勧めた。県警にはその後も、「復縁を迫られている」などと鈴木さんからの相談が続いていた。

 県警によると、元交際相手は昨年11月1日、佐野市内のコンビニの駐車場で鈴木さんの車に乗り込み、手首をつかむなどの暴行を加えたとして、翌2日に逮捕された。佐野署の調べで、「会いたい」とメールをするなどのストーカー行為を繰り返していたことが分かり、罰金の略式命令で釈放されたのに合わせ、11月22日、ストーカー規制法に基づいて文書で警告した。

 鈴木さんは当時、佐野市の実家で娘と暮らしていた。佐野署は群馬県内の知人宅に避難させ、12月3日には、鈴木さんは現在の住居に転居した。しかし、その後も復縁を迫るメールや電話が続き、相談を受けた佐野署は、代理人を立てることや、2人だけで会わないことを助言した。相談の電話は数十回にも及び、12月22日には、鈴木さんの父親を交えて2人が話し合い、署員は安全が確保できるかを直前に確認した。

 今年1月初旬頃からは、引き継いだ群馬県警が主に対応し、鈴木さんからの相談は続いた。群馬県警は、これらのストーカー被害と殺人事件の関連を調べており、行方の分からない元交際相手を探している。

 鈴木さんや実家の家族らを知る男性は、「ごく普通の家族。ストーカーと聞いてびっくりした」と話した。

 鈴木さんは佐野署の指導で、転居先の大泉町で、第三者に対して住民票の閲覧制限をかける手続きを取っていた。県警生活安全企画課は、「県警として可能な対応はした」としている。

群馬女性殺害 知人らショック おしゃれで明るかった まな娘の話で満面笑み
2014.02.21 東京朝刊 

 鈴木千尋さんはストーカー被害から逃れるため、約3カ月前に群馬県大泉町に引っ越し、新生活を始めて間もなく無残な姿で発見された。おしゃれで明るく、3歳のまな娘をかわいがっていたのに…。知人らは突然の悲報に言葉を失った。

 40代の知人男性は事件当日の19日未明、殺害現場と同じ同県館林市内の飲食店で、鈴木さんと顔を合わせたが、「特に変わったところはなかった」。おしゃれで落ち着いた雰囲気だった鈴木さんは娘の話になると、いつも満面の笑みを浮かべていたという。「子供と外食するのが生きがいだった。実家に男が嫌がらせに来て困るという話は聞いていた。それから逃れるための引っ越しだったはずなのに…」。言葉を詰まらせる。

 鈴木さんが昨年11月まで暮らしていた栃木県佐野市の実家近くの男性(62)は昨年夏ごろ、鈴木さんが朝方にベビーカーに娘を乗せ、同年代の子連れの女性と楽しそうに散歩する姿を見かけた。男性は「残された小さな子を思うとやりきれない」と嘆いた。

◎「復縁断られ刺した」=逮捕の元交際男供述-警視庁
2014.02.13 時事通信 

 東京都足立区の路上で女性が刺され重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された元交際相手の男が「復縁を求めたが『無理』と言われ、気付いたら包丁で刺していた」などと供述していることが13日、警視庁への取材で分かった。男は女性にストーカー行為をしており、同庁西新井署などは復縁を断られて激高したとみて、経緯を調べている。

 逮捕されたのは、足立区栗原の職業不詳A容疑者(49)。逮捕容疑は12日午後11時15分ごろ、足立区の路上で以前交際していた女性(52)の腹を包丁で刺し、殺害しようとした疑い。

 警視庁によると、A容疑者は事件後、元勤務先の運送会社からトラックを盗んで逃走したとみられ、栃木県内の親族宅にいるところを見つかり、身柄が確保された。 

 A容疑者は調べに対し、都内のパチンコ店で女性を見つけ、店から女性宅近くまで付きまとって何度も復縁を迫ったが断られたと説明。「包丁は脅かすために持ち出した」などと話したという。

 女性は昨年7月以降何度もA容疑者からのストーカー被害を西新井署に相談。同12月には待ち伏せしていた同容疑者が刃物で「殺すぞ」と脅す事件も起き、同署は警告した上、女性に近づかないという誓約書を取っていた。今年1月末の安否確認で、女性は「接触はやんだ」と話していたという。

無職男に懲役20年求刑 ストーカー殺人未遂
2014.02.12 

 岡山県倉敷市で昨年5月、ストーカー被害を岡山県警に相談していた女性が自宅で刺され重傷を負った事件で、殺人未遂などの罪に問われた無職M被告(25)の裁判員裁判の公判が12日、岡山地裁(中田幹人(なかた・まさと)裁判長)で開かれ、検察側は懲役20年を求刑した。
判決は17日。

 検察側は論告で「事前にナイフを購入し自宅で隠れて待つなど確実に殺害の目的を達成しようとしている。悪質だ」と指摘した。

 弁護側は「ナイフは脅すためのもので、殺意はなかった。傷害罪にとどまり、懲役3年が相当だ」と訴えた。

 起訴状などによると、M被告は昨年5月16日夜、倉敷市の女性宅に侵入し約3時間待ち伏せ。帰宅した女性の部屋の電気が消えた後、室内に忍び込みナイフで胸を刺すなどし、重傷を負わせたとしている。
 女性は事件前に県警にM被告からのストーカー被害を相談。当日は警察官が家まで送り、自宅周囲を警戒していた。

ストーカー:13年被害相談件数、前年比109件増428件 DVも278件増の1427件 いずれも過去最多 /茨城
2014.02.12 地方版/茨城

 ◇年々増加傾向、重大事件に発展する怖さも

 県内の2013年ストーカー被害相談件数が前年比109件増の428件だったことが、県警のまとめで分かった。ドメスティックバイオレンス(DV)の被害相談は同278件増の1427件。ストーカー規制法(00年)とDV防止法(01年)制定以降、いずれの相談件数も過去最多を記録した。年々増加傾向にあり、県警幹部は「ストーカー・DV被害は単純に数値化できない上、いつ重大事件に発展するか分からない怖さもある」と指摘している。

 県警生活安全総務課によると、ストーカー被害の相談件数のうち、女性の相談者は全体の92・1%にあたる394人。20~30代の女性が全体の6割弱を占めている。加害者は交際相手が最も多い219人。続いて職場関係81人▽友人・知人53人▽婚姻・内縁51人などが多かった。ストーカー規制法に基づく指導・警告は前年比33件増の221件だった。

 DVの被害相談者は全体の95・0%が女性で、30~40代が約6割を占めている。DV防止法による指導・警告は同150件増の393件で、5年前(09年=85件)から5倍近くも増えている。

 ストーカー・DV被害者が110番通報した際、警察が迅速に対応できる「110番緊急通報登録システム」は13年、新たに1048人が加わり、1月末現在で計2243人が登録。内訳はストーカー被害804人、DV被害1439人だった。また、市町村で住民基本台帳の閲覧を制限する支援も新たに308人が申請しており、いずれも増加傾向にあるという。

ストーカー:摘発最多50件 法改正で対象、メールも適用 「積極的に運用」--県警昨年 /兵庫
2014.02.08 地方版/兵庫 

 県警が昨年、ストーカー規制法違反で摘発した事件が50件にのぼり、過去最多となった。同法は昨年の改正で、メールをしつこく送りつける行為も規制の対象となり、行為を中止させるための命令や警告も柔軟に対応できるようになった。県警は「被害者の安全を最優先に考え、重大事件に発展する前に対応する」と改正法の積極運用を続ける方針。【宮嶋梓帆】

 県警によると、県内のストーカー被害の相談件数は昨年1年間で前年比122件増の1285件となり、統計を取り始めた2000年以降の過去最多を4年連続で更新した。女性1140人、男性145人で、女性が約9割を占めた。相談内容(重複を含む)は「面会や復縁の要求」が773件で最も多く、「つきまといや待ちぶせ行為」も671件に上った。

 相談の増加に伴って、県警も対応を強化している。昨年1年間に同法違反容疑で50件を摘発したほか、脅迫や傷害容疑でも82件を事件化。文書や口頭での警告は59件となった。

 改正法では、しつこいメール送信も規制対象となった。長田署が昨年12月に逮捕した男(32)は、元交際相手の女性に再会を要求するメールを、深夜から翌日昼過ぎまでの間に計33回送ったとされる。

 女性は男からの暴力被害を県警に相談し、警察官立ち会いで交際を断ち切っていた。男はこの直後にメールを送っており、長田署は逮捕に踏み切った。県警はこの件を含む4件で新たな規定を適用した。

 改正法はこのほか、加害者の住所地やストーカー行為の現場を管轄する警察でも警告や禁止命令を出せるようになった。県警は、加害者の住所地の警察署長名で既に2件の警告を出した。これまで被害者が住む地域の警察にしか禁止命令や警告が出せず、逆に居場所を知られる心配から、申し出をためらう被害者もいたという。捜査幹部は「店での接客をきっかけに、つきまといに発展するケースも多く、積極的に運用していきたい」としている。

ストーカー被害装う 業務妨害容疑、少女逮捕
2014.01.29 共同通信

 ストーカー被害を受けていると虚偽の申告をして警察の業務を妨害したとして、京都府警綾部署は29日、業務妨害の疑いで京都府綾部市、接客業アルバイトの少女(19)を逮捕した。
 綾部署によると、少女は「今何してるの」「死ね」などとストーカーの存在をうかがわせるメールを自分のタブレット端末から携帯電話に送信。被害を自作自演していた。少女が申告した昨年12月12日から約1カ月にわたって、延べ約100人の捜査員が少女の自宅周辺の警備などに当たったという。
 逮捕容疑は、昨年12月中旬~1月下旬、警察の日常業務を妨害した疑い。「家族に構ってほしかった」と容疑を認めている。

逗子ストーカー被害者住所、探偵「夫を装い取得」 不正入手容疑で再逮捕 【名古屋】
2014.01.25 名古屋朝刊

 神奈川県で2012年秋に起きた「逗子ストーカー殺人事件」にからみ、逗子市役所に電話して被害女性の住所を不正に調べたとして、愛知県警は24日、東京都目黒区の探偵業「T」代表のO容疑者(60)=別の個人情報入手事件で起訴=を偽計業務妨害の疑いで再逮捕し発表した。大筋で容疑を認め、「被害者の夫を装って住所を聞き出した」と供述しているという。▼3面=閲覧制限 情報共有に不備

 県警によると、O容疑者は12年11月5日、事件被害者のMさん(当時33)の元交際相手側から依頼を受け、住所を調査。市納税課に電話して「家内あてに税金の請求書が来たのだが、住所を間違えていないか」などと問い合わせを装って住所を聞き出し、職員の業務を数分間妨害した疑いがある。住所はその日のうちに元交際相手の男に伝えられ、男は翌日、Mさんを殺害した後、自殺した。

 O容疑者が電話した際、応対した市職員はMさんの情報をパソコンで確認した。ストーカー被害を受けていたMさんの情報は閲覧制限がかかっており、パソコンには赤字の警告が出たが、職員は会話の中で住所を伝えてしまった。職員は「覚えていない」と話しているという。

 O容疑者は京葉ガス(千葉県)に電話をかけ、同県内の契約者の氏名を聞き出した不正競争防止法違反(営業秘密侵害)や、別の契約者の銀行口座情報を聞き出そうとした偽計業務妨害の疑いで、昨年末までに逮捕、起訴されていた。

 ■情報120万件蓄え、商売に 自身も「つきまとい被害」 容疑の探偵

 O容疑者(60)は約20年前まで神戸市の市バスの運転手をしていた。1995年の阪神大震災後に退職し、探偵業に転身した。個人情報を集めて販売し、事業の拡大に伴って東京に進出した。

 当初は公的機関や企業に知り合いをつくり、情報を引き出していた。しかし、2000年5月、警視庁の警官から犯歴情報を買い取った贈収賄事件で逮捕され、有罪判決を受けた。この事件の影響のほか、03年に個人情報保護法が施行されたため、これまでの方法が通用しなくなった。

 そこで役所やガス会社などの企業に家族らを装って電話をかけ、個人情報をだまし取る「デンチョウ(電話調査)」という手法を使うようになった。たった1本の電話で情報を入手でき、経費はほとんどかからない。O容疑者は必要な情報を巧みに聞き出す話術に磨きをかけた。

 「住所・氏名から生年月日 25000円」「氏名・勤務先から住所 35000円」……。ホームページには約130種類の調査項目が並ぶ。回答が素早いと評判だったといい、同業者からも次々と依頼が舞い込んだ。

 O容疑者は、全国の自治体の保険や納税など個人情報を扱う課などに電話をする手口で情報を得て、顧客に売りさばいた。売り上げは11年春以降の約2年半で、8千万円近くになるという。今月17日に開かれたO容疑者の初公判で、検察側は月々80万円の利益があったと明かした。

 こうした手法を使うなどして得た個人や企業の情報はデータベース化されており、のべ120万件に上るという。

 一方、自分自身の個人情報をめぐって裁判沙汰にもなっていた。

 「結婚詐欺」「お金、返して」。一昨年夏、元交際相手が1870万円の損害賠償を求め、O容疑者を東京地裁に提訴。3カ月後、O容疑者は逆に、つきまといなどの嫌がらせをされ、精神的苦痛を受けたとして、1100万円の支払いを求めて元交際相手を訴えた。

 訴状では「探偵業者を使い、(自分の)転居先や元妻の住所を調べた」とも主張。O容疑者は自宅を割り出されないようにするため、居住していた都内の区役所に、個人情報の閲覧制限を申し立てていた。

 ■「情報漏れ、誠に遺憾」 逗子市長

 逗子ストーカー殺人事件で亡くなったMさんの夫(43)は24日、「逗子市役所から情報が流れた可能性が出てきて、残念に思います。これから、いろいろなことが明らかになると思いますが、捜査の進展を見守りたいと思います」とコメントした。

 神奈川県逗子市の平井竜一市長は24日に会見し、「不正な方法を使われたとはいえ、市から個人情報が漏れたことは誠に遺憾。亡くなられたMさんにお悔やみ申し上げるとともに、市民に多大なご心配とご迷惑をおかけしたことをおわびする」と謝罪した。

DV被害226件増925件 ストーカーとともに最多=群馬
2014.01.25 東京朝刊 

 昨年1年間に県警が認知したストーカー被害は548件(前年比11件増)、配偶者暴力(DV)は925件(同226件増)で、過去最多となったことが24日、県警のまとめでわかった。

 県警生活安全部によると、2004年に比べ、ストーカーは2・4倍、DVは3・1倍に増えた。

 ストーカーに関しては、以前は1人で複数の相談があった場合、別事案として計上していたが、昨年末に統計基準を変更し、1人1件と数えるようになった。そのため従来基準では、1032件(同117件増)となる。

 検挙件数は、ストーカーが55件、DVが216件で、ともに過去最多となった。県警は「全国的に関心を持たれるストーカーやDV事案が多く発生し、小さいことでも相談しようという意識が高まってきたため」とみている。

50歳女“ストーカー行為”か 脅迫メールに「shine」=「死ね」
2014.01.23 フジテレビ スーパーニュース 

知人の女性に脅迫メールを送るなどストーカー行為をした疑いで50歳の女が逮捕された。事件の発端は去年2月に容疑者が交際相手の40代の女性と別れたことだった。今回ストーカー被害を受けた50代の女性は元交際相手と知り合いで、容疑者も約5年前にこの女性と知り合っていた。容疑者は「元交際相手の女性に交際を断られたのは被害女性のせいだと思った」と話している。警察は容疑者が一方的な思い込みから犯行に及んだとみている。

急増SNSストーカー あなたも気づかぬうちに被害者・加害者になる
2014.01.20 AERA 

 別れや失恋を受け止められない人がいる。

 スマートフォンやSNSは、ときにそうした人々をストーカー行為に向かわせる。

 関西地方に住む女子大生(20)は、元交際相手から、別れた後にSNSで嫌がらせをされた。

 男性はアルバイト先の同僚だった。何度か言い寄られて交際を始めたが、性格などが合わずに別れた。その後、強く復縁を求められ、なんとなくよりを戻したがやはり合わず、今度はきっぱり別れを告げたところ、ツイッターに名指しで悪口を書かれ始めた。以前話した身体上の悩みもばらされるのでは、という恐怖に襲われた彼女は、1年半勤めたアルバイト先を辞めた。

 こうした話を、関西地方の複数の大学でジェンダー論を教える非常勤講師の伊田広行さんはよく耳にする。授業後のアンケートには様々な体験談が寄せられる。ある女子大生は、SNSで嫉妬や恨みを増幅させる同世代の事情についてこう記した。

 「別れた後、元彼のフェイスブックページに行くと、彼の投稿に対してコメントをする女の子との会話を見て、その子がいま付き合っている子だと確信する。そして、その女の子のページに飛ぶと、どこの誰か、大学、年齢、友人関係、どんどん特定できる。彼のフェイスブックページを見たことで、必要なかった嫉妬をするようになる」

 「彼から自分への返事はないのに、ツイッターを見ると更新している、フェイスブックで『いいね!』を押しているとか。不要な情報でお互いにいらついたり、別れた後で勝手に恨んだり」

 最近の恋人間の問題にはコミュニケーションツールがすごく影響を与えていると、女子大生は分析している。

 ●相手は「自分の所有物」

 警察庁のストーカー被害相談件数は2012年に、最多の2万件近くを記録した。加害者の内訳は「面識なし」「知人友人」がそれぞれ1割程度なのに対し、「交際相手・元交際相手」が過半数の1万件余を占めた。

 ストーカー行為とは何をさすのか。ストーカー問題に詳しい岡田卓巳弁護士によると対象となるのは「面会、交際の要求」「行動を監視していると告げる」など8項目だ。拒否を伝えたにもかかわらず、行為を繰り返した場合、摘発されることもある。

 なぜ交際相手のストーカーに転じる人が年間1万人を超すのか。ストーカーやDV(ドメスティック・バイオレンス)に関する著書もある伊田さんは、

 「いまの若い子は付き合ったら、相手は『自分の所有物』という感覚が強い。背景にSNSの存在があることは否定できないし、こうした思考がストーカーやDV被害を生む温床になっていると思います」

 学生らに話を聞くと、近年、携帯やスマホで相手を束縛する動きがとても多いという。相手の携帯やスマホを壊すのは当たり前。異性との通信履歴は削除させ、内容確認のためメールを自分の携帯やスマホに転送させる。自分がメールや電話をしたら10分など制限時間内に返信しなければいけない「ルール」を作り、守らせる。

 ●束縛するのって、愛情?

 被害者は女性に限らない。ある男子学生は元交際相手に当時、寝る間際までLINEのやり取りをさせられ、先に寝ると翌朝何十通と非難するメッセージが来るため「怖くて先に眠れなかった」と嘆いていたという。伊田さんは、

 「社会そのものが、こうしたゆがんだ恋愛観を肯定している」

 とも指摘する。

 テレビで芸能人が「恋人や妻の行動を管理するのは愛」と訴え、ゲームやアニメに相手を好きすぎて病的に束縛するキャラクター「ヤンデレ」が存在することを挙げ、「相手を束縛するのは一つの愛情表現、と若年層に誤った知識を与えている」と警鐘を鳴らす。

 ●SNS通じて個人情報

 実際に統計でも05年以降、10代のストーカー加害者は右肩上がりで増えている。バーチャルな出会いを端緒に事件も起きている。昨年夏、神奈川県内で近畿地方在住の男子生徒(15)が元交際相手の自宅前で、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された。2人の出会いの場はツイッターだった。約1カ月の遠距離交際の後に別れを切り出され、復縁を求めて彼女の自宅前に来たところ、事前に相談を受けていた神奈川県警に取り押さえられた。

 フェイスブック、LINE、ツイッターなどで24時間相手を縛りつけ、恋愛感情を一気に募らせる一方、相手から返信がなくなったら「戻ってきて。戻ってこないと死ぬ」「殺して一緒に死ぬ」などとエスカレート。こうした事態は親が気づかないうちに子供の手中のスマホ上で一気に進む。

 元交際相手がストーカーに転じてからのリスクは大きい。信頼して伝えた自宅住所、電話番号、学校、職場、友人関係の個人情報が犯行を手助けする。交際中に裸の写真の送信を求められたり、肉体関係があれば寝ている間に裸の写真を撮られたりすることもあるという。

 ではどうすればいいのか。子供からスマホを取り上げればいいのか。

 「だからといって道具を取り上げればいいという問題ではない」

 と前出の伊田さんは説く。伊田さんが仲間と共に進めるのは中高生を中心とした若年層への予防教育だ。まず加害者や被害者を生みださないために07年から全国を回り、生徒や保護者、教諭らに交際マナーについての講演を続ける。講演では具体的な注意点を話す。

 「秘密は互いにあってもいい。交際相手が異性の友達と会っていても、それを怒ったり非難したりする権利はない」「別れを切り出されたら一度は、自分はまだ好きだ、付き合い続けたいと言ってもいい。でも心変わりした相手を責めたり、しつこく復縁を求めたりするのはだめ」

 「両思いだからこそ付き合っていることになる。一方に恋愛感情がなくなれば交際は成り立たない。自分が合意しないから別れない、という理屈は成り立たない」

 デートDV防止教育のファシリテーターで加害者更生教育プログラムを行う「アウェア」の吉祥眞佐緒さんは言う。

 「防止教育は義務化するべきです。一度被害が起きれば、加害者も被害者も回復するのに時間もエネルギーもかかる。現状の法律では被害者が逃げる時間を与えるだけで抜本策にはならない。加害者は病気や性格ではなく、『価値観』の問題。対策は早ければ早いほど効果があるんです」

 ●本人に自覚ない場合も

 すでに自分や周囲が被害を受けている場合、どうしたらいいのか。相手と距離を置く、携帯を着信拒否するといった対策について吉祥さんは、

 「離れてしまえば安全なんじゃないかとか、連絡を取らなければ縁を切れるんじゃないかとか、そういう安易な考えが事件を引き起こしている可能性が高いです。本人だけでなく周りの人たちも事件に発展する可能性を理解して、警察だけでなく専門の機関にも相談し、介入してもらってほしい」

 伊田さんも別れる段階での専門団体への相談を提案する。

 「DVやストーカー行為を起こす人は執着心が強い場合が多く、素直に別れを認めず、怒ったり、危険な行動に出たりする可能性がある。DVに詳しい団体に相談し、一緒に警察に行ってもらったほうがいい」

 警察も、昨年末に警察庁が全国の警察にストーカー案件に対して複数部署が連携して対応するよう呼びかけ、成果も出るなど、過去の事件の反省を踏まえて対策を進めている。

 被害に遭っているかどうか被害者側が判断に迷う場合、伊田さんは自分にこう問いかけるようアドバイスする。

 「相手からの束縛を本当に幸せと感じるか。いやと思っていることが少しでもあり、相手に伝えられない場合、2人に支配関係がある可能性があり、DVやストーカー被害につながる」

 友人が被害に遭っている、もしくは加害行為をしているとみられるのに、本人たちに自覚がない場合、どうしたらいいか。

 「じっくり本人の話を聞いてあげてください。信頼できる相手と認めてもらったら、専門家への相談を促してください。周囲ができることはたくさんあります」

 ■ストーカー行為の具体例

 ・「会って」「付き合って」と執拗に求める

 ・「今日こんなことしてたでしょ」と伝える

 ・「バカヤロー」などと暴言を吐く

 ・汚物や動物の死体などの送付

 ・待ち伏せ

 ・拒否されたのに連続して電話を掛けたり、ファクスやメールを送る

 ・相手の裸の写真や、相手との性行為の動画などを見せたり、メールで送ったりする

 ・名誉を傷つける

 ■もしかして被害者かも

 ・こちらからメールやチャットを終わらせることができない

 ・求められたら裸の写真画像も送る

 ・相手のルールに嫌と言えない

 ・付き合いだして友達との時間が減った

 ・一日の行動をすべて報告している

 ■もしかして加害者かも

 ・1日に何十件もメッセージを送る

 ・相手からの早急な返信を求める

 ・相手に裸の写真を送らせる

 ・異性とのメールを自分に転送させる

 ・「好きだからやっている」と行為を正当化する
“ストーカー被害”相談の謎 急展開 72歳女性殺害で男逮捕
2014.01.08 テレビ朝日 

今月2日、鳥取・米子市で火事が発生した家宅から72歳女性の遺体が発見された。女性は自宅周辺や外出先で男に待ち伏せされている、などと警察に相談していたという。警察は男に口頭で警告した。しかし警察の会見によると、警告した男性は今回の事件の容疑者ではなく、逮捕された容疑者は夫が入所していた施設のパート職員で送迎車の運転手であったという。警察は2人の間にトラブルがなかったから調べている。

ストーカー疑い 84歳男逮捕 79歳女性に「殺すぞ」 奈良
2014.01.07 大阪朝刊 

 病院で知り合った女性(79)が会うのを拒んだことに腹を立て、「殺すぞ」と脅したとして、奈良県警中吉野署は6日、脅迫の疑いで、和歌山県橋本市隅田町芋生(いもう)の無職、N容疑者(84)を逮捕した。女性は昨年10月にストーカー被害を訴え、同署がN容疑者に口頭で警告していた。「脅した覚えはない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、昨年11月18日夜、奈良県下市町の女性宅の留守番電話に「言うこと聞かなんだら殺すぞ」と吹き込み、女性を脅迫したとしている。

 同署によると、N容疑者は約4年前、同県内の病院に入院していた妻と同部屋だった女性と知り合い、約2年前から自宅に押しかけるようになったという。

 女性から相談を受けた同署は昨年10月末、ストーカー規制法に基づきN容疑者を呼び出し、女性宅に行かないよう警告していた。

急増する高齢ストーカー被害! 実態!ストーカー化するきっかけは?
2014.01.07 TBS

ストーカー事案の認知状況は年々増えているが、60歳以上が加害者、被害者になるケースが他の世代に比べて急増している。NPOヒューマニティの理事長は、加害者に団塊の世代が多く、人生でやり残した事が「恋愛」だったと感じる事で起こると考えられる。コメンテーターの大谷昭宏は「若くないとこれが最後だと思ってしまい、執拗になる怖さがある」、八代英輝は「ストーカー被害を担当した時、裁判官に老いと共に青春に戻ると言われた事がある。想いが叶わないと死を考える発想になる特徴がある」とコメント。NPO「ヒューマニティ」の理事長が受けた高齢ストーカー相談の事例を紹介。ある70歳代の男女が親しくなったが、女性が他の男性と親しくすると、誹謗中傷の手紙がばら撒かれるようになった。大谷昭宏は「ある年齢になると、やり残した事は恋愛だという錯覚に陥ってしまう」とコメント。

「結婚したい」「一緒に死にたい」 ストーカー被害との関連は?
2014.01.07 毎日放送 ひるおび! 

鳥取・米子市で全焼した住宅の焼け跡から、殺害された女性の遺体が見つかった事件。被害女性は顔見知りの男によるストーカー行為を、おととしから9回、米子警察署に相談しており、警察はこの男性に2回警告していた。警察は家に現金が残されていた事から、ストーカー被害との関連性について、調べを進めている。ストーカー被害は年々増加しているが、高齢が被害者、加害者になる割合が急増している。そうした背景について、NPO「ヒューマニティ」の理事長は、「加害者は団塊の世代以上に多い。仕事をやめて孤独な中で、恋愛をしていなかったという感じが、心に異性をはめ込んでしまう」と説明した。

急増する高齢ストーカー被害! 実態!ストーカー化するきっかけは?
2014.01.07 毎日放送 

ストーカー事案の認知状況は年々増えているが、60歳以上が加害者、被害者になるケースが他の世代に比べて急増している。NPOヒューマニティの理事長は、加害者に団塊の世代が多く、人生でやり残した事が「恋愛」だったと感じる事で起こると考えられる。コメンテーターの大谷昭宏は「若くないとこれが最後だと思ってしまい、執拗になる怖さがある」、八代英輝は「ストーカー被害を担当した時、裁判官に老いと共に青春に戻ると言われた事がある。想いが叶わないと死を考える発想になる特徴がある」とコメント。NPO「ヒューマニティ」の理事長が受けた高齢ストーカー相談の事例を紹介。ある70歳代の男女が親しくなったが、女性が他の男性と親しくすると、誹謗中傷の手紙がばら撒かれるようになった。大谷昭宏は「ある年齢になると、やり残した事は恋愛だという錯覚に陥ってしまう」とコメント。

焼け跡から72歳女性遺体 ”ストーカー被害”を相談
2014.01.06 TBS 朝ズバッ! 

鳥取・米子市の住宅の焼け跡から女性の遺体が見つかった殺人事件で、この家に住んでいた女性が、警察にストーカー被害に遭っていると相談していたことがわかった。また、家には現金20万円が入った袋が残されていて、警察は、ストーカー被害との関連性などについて慎重に調べを進めている。
DV、ストーカー事件 犯行前に止められるか?/プレーバックニッポン
2013.12.28 日刊スポーツ 

 2013年、元交際相手や元夫による殺人、殺人未遂事件が相次いだ。被害者はDVやストーカー被害を警察に相談していたが、事件は防げなかった。法規制による厳罰化や警察の取り締まり強化だけでは限界がある。加害者を犯行前に止めることができないか。被害者の遺族の1人が今年、そんな模索を始めた。12年11月に神奈川県逗子市で元交際相手に殺害されたMさん(当時33)の兄(42)だ。加害者へのアプローチでは、更生の実績を挙げている団体も生まれている。

 「分からない。分からない。分からない…」。きれいな顔で葬儀場で横たわる妹に会ってから、ずっとつぶやいていた。なんでこんなことになった。「分からない」。怒りのわき方、わかせ方は。「分からない」。今年になっても、気が付けば「分からない」とつぶやいていた。

 3人きょうだいの末っ子のRさんは、兄と同じく父親似で、顔がよく似ていた。8歳年上の兄の影響か、好きだった音楽も「フリッパーズ・ギター」など、趣味も合った。福岡の大学で犯罪を起こさせないまち作りを研究する兄のフィールドワークに同行したり、考え方も似ていた。

 東京で暮らす弟からの突然の電話は、いちるの望みすら許さなかった。「Rの家に遺体が2つある」。昨年11月6日のことだ。ストーカーに殺害された。犯人はその場で自殺した。

 遺族の怒り、厳罰化、対応に不備のあった警察への批判。今年、そんなテーマで取材を受けた。事件を何度も思い起こし、うつ病になった。関係文献や資料を読みあさった。警告や逮捕で8~9割がストーカーをやめるとされる。「でも残りの1~2割はうちの事件みたいにすり抜ける。死を覚悟した相手には死刑すら意味がない」。考え続け、日本に加害者支援の仕組みがないことに行き着いた。

 ある記者には「加害者支援なんて妹さんは望んでいませんよ」と批判された。犯人は事件以前に自殺未遂を3回起こした。2回はRさんが犯人の家族に伝え、助かっている。正直「相手が死ねば、被害も終わるのに。何やってんだか」と思った。こうも思った。「妹が助けようと思わないのも想像できない。そういうヤツだった」。加害者支援の研究に方向性を定めた。

 伊勢原市で元夫に女性が刺された殺人未遂事件の犯人に今月、懲役12年の判決が言い渡された。意識不明だった女性は幸い、回復したが「彼が刑務所から出る前に治療できるように仕組みを変えないと、彼女は救われない」。時間はない。そう考えている。

 少女が警察にストーカー被害を相談したその日に殺害された三鷹市の事件。元交際相手につけられた女性が路上で殺害された市川市の事件も続いた。「あの犯人たちを今から治療というつもりは全くない」。訴えたいのは「その前に治療する仕組み作り」だ。「本人は難しくても、家族らが敷居の高い警察以外で、無料でカウンセリングを受けられる場所があれば、変えられたかもしれない」。

 作ろうとしているのは、どれも小さな壁かもしれないが、いくつも作れば「次の妹」1人だけでも助けられるかもしれない。「分からない」は消えた。本格的な研究チームは来年4月、立ち上がる。(おわり)

 ◆逗子ストーカー殺人事件 2012年11月6日、神奈川県逗子市の自宅アパートでMさん(当時33)が、元交際相手の無職の男(当時40)に刺され、死亡。男は首つり自殺した。男は11年6月、脅迫容疑で神奈川県警逗子署に逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。保護観察中の12年春再び大量のメールが来て、Rさんは署に相談したが、当時メールはストーカー規制法の対象外(今年6月に対象に改正)で、署は捜査を断念。同年11月、男は11年の逮捕時に署員が読み上げた住所の一部を頼りに、探偵を使って住所を割り出し、犯行に及んだ。

 変わろうとしている加害者たちもいる。DV加害者の更生支援を行うNPO法人「女性・人権支援センター ステップ」(横浜市緑区)に通う男性(34)は「ストーカー殺人の犯人をテレビで見た。ここに来てなかったら、映っていたのは自分だったかもしれない」と話した。

 13年前に17歳だった妻と知り合った。当時から、暴力は当然だった。「彼女というより所有物だった」。今年1月、妻が心療内科でPTSDの診断を受け、子どもたちと姿を消した。籍は抜いてあった。

 ステップに来たのは「妻を連れ戻すためのポーズだったところもあった」。ただ、同じ境遇の人たちと話をするとすっきりした。成功、失敗の体験を共有し、教材を自宅で復習した。6月、妻に新しい交際相手がいることを知ったが、乗り越えた。「自分が変わっていなかったら、まず標的は女房だった」。

 相手への願いがあるから怒りがある。願いを怒りの行動ではなく、提案で伝えるように変える。そんな手法で更生を支援している。栗原加代美理事長によると、ストーカーもDVの一種。全国から通う約40人の加害者の中には、出て行った妻を携帯のGPS機能で追跡し「妻を殺して自分も死のう」としていた人も。その男性も通って2カ月で変わり始めているという。

 ▼5月21日 神奈川県伊勢原市の路上で、女性(31)が刃物で首を切り付けられ、一時意識不明の重体となった。県警は元夫の男(32)を逮捕。05年に結婚し埼玉県で暮らしたが同年12月、DV被害で女性が警察に相談。06年、裁判所が接近禁止命令を出した。離婚後、女性はシェルターを経て伊勢原市に転居。男は探偵を使って居所を探した。

 ▼10月8日 東京都三鷹市で私立高3年の女子生徒(18)が自宅で、元交際相手の男(21)に刺され、死亡した。警視庁は同日、男を逮捕。女子生徒は同日午前、三鷹署にストーカー被害を相談したばかりだった。男は自宅に忍び込み、クロゼット内で待ち伏せた。

 ▼11月27日 千葉県市川市で無職女性(22)が元交際相手の男(23)に刺され、死亡した。女性は約2年間、男と長女(3)と同居していたが9月に別れ、長女と共に転居していた。男は長女を保育園に迎えに行った女性の車をタクシーで尾行し、犯行に及んだ。県警は翌日、男を逮捕した。

三鷹ストーカー殺人 警視庁が検証結果公表 危険性・切迫性判断に問題
2013.12.06 NHKニュース 

 東京・三鷹市で起きた事件について警視庁は、女子生徒からのストーカー相談に対する対応を検証した結果を公表しました。

 この中では、女子生徒としばらく連絡を取っていなかった元交際相手が、自宅のある京都から上京し、生徒の自宅周辺で2度も目撃されていたものの、生徒に危害を加えるような言動が把握されていなかったため、相談を受けた警察署は危険が差し迫っているという判断には至らなかったとしています。

 そのうえで相談を受けた担当者が、危険性や切迫性を的確に判断するための仕組みが必要だとしています。

 また、警察署への相談の内容が、事件が起きる前に署長などの幹部に報告されなかったことについて、危険度が高い事案については幹部に口頭で伝えるなどの仕組みが必要だとしています。

 さらに女子生徒が相談に訪れた当日、帰宅した直後に殺害されたことについて、警察署では夜間のパトロール強化は実施するつもりだったものの、自宅から避難するよう勧めるまでには至らなかったとして、危険度に応じて警察官を帰宅時に派遣するほか、被害者に一時的な避難を強く勧めることが必要だとしました。

 さらに、事件の4日前に、女子生徒が通っていた高校の教員が地元の杉並警察署に「生徒がストーカー被害にあっている。どうしたらいいか」と電話で問い合わせた際は詳しい内容を聞き取っていなかったとしています。

 その上で、問い合わせを受けた警察署は、内容をできる限り詳しく聞き取ったうえで、関係する警察署などにすぐに引き継ぐことが重要だとしています。

「高齢ストーカー」急増 県内1~10月 認知50件 昨年の1.5倍/平伸二・福山大教授に聞く 孤立させず社会参画を
2013.12.02 第1全県-15版 23頁 山陽新聞朝刊

 60歳以上の男女が異性に付きまとい行為を繰り返す「高齢ストーカー」が急増している。県警によると、被害の認知件数は1~10月で50件に上り、過去5年間で最多だった2012年(33件)の1・5倍。高齢化の進展が背景にあるとみられている。(難波孝光)

 県警の統計では、摘発、警告に至ったケースを含め、ストーカーの全認知件数は1~10月で454件。うち60歳以上は11・0%を占め、08~12年(6・3~9・4%)をいずれも上回ったほか、08、10年(各25件)の2倍に上った。

 倉敷市では、62歳の男が以前交際していた30代女性に「別の男性と結婚する」と言われて激高。「許さない。旦那を殺す」と脅し、暴行を加えたとして1月に逮捕された。岡山市では80代の男性が昨年5月ごろ、自宅近くで見掛けた50代女性の職場に「一目ぼれした」と押し掛けて待ち伏せ行為を繰り返し、警察署から警告を受ける出来事もあった。

 被害者は女性ばかりではない。今年9月には岡山市の60代男性が、取引先の会社を経営する70代後半の女性に「何度も食事に誘われ、困っている」と警察署に駆け込むという相談例があった。

 警察庁によると、高齢ストーカーは全国で増加傾向にある。60歳以上で摘発や警告を受けた人は12年に1834人。03年(473人)の4倍近くに上る。

 65歳以上でみた県内の高齢化率は、昨年10月現在で26・2%と過去最高を記録した。県警生活安全企画課の大賀理史犯罪抑止対策官は「相手が嫌がる行為を続ければ犯罪だ。高齢ストーカーは今後も増加が予想され、被害相談には迅速、誠実に対応したい」としている。

平伸二・福山大教授に聞く 孤立させず社会参画を

 増加する高齢ストーカー。福山大人間文化学部の平伸二教授(犯罪心理学)にその背景と対策を聞いた。(難波孝光)

 ―なぜお年寄りが付きまとい行為をするのか。

 ストーカー行為をして警察に逮捕される事態を想像すれば分かりやすい。会社などに勤めていれば「首になって失職する」との抑止力が働くが、一線を退けば、そのリスクはなくなる。

 ―家族構成の変化の影響を指摘する見方もある。

 行動に注意を払ってくれる子どもや孫と生活していれば、これも抑止力の一つとなり得るが、高齢者の独居が増え、都市部を中心に3世代同居の家族は珍しくなった。一人暮らしの寂しさから付きまとい行為に走るケースもあるだろう。

 ―どんな対策が効果的か。

 医療技術の発達により60代、70代でも健康な人が増え、恋愛感情を抱き、エスカレートすることも不自然ではない。一方で高齢者の犯罪はストーカーに限らず、万引も多い。社会から孤立させず、地域社会に生き生きと参画できる仕組みづくりを急ぐべきだ。

増える”ストーカー被害” どうすれば防げる?
2013.11.29 毎日放送 ひるおび! 

ストーカー被害を特集。ストーカーは面会、交際の要求や乱暴な言動、無言電話や連続電話などを繰り返し行うもので、アンケートではストーカー被害にあった経験がある女性は多い。ストーカー事案の認知状況ではストーカー規制法が施行された2000年以降急増しており、いやがらせ行為に対し警告や禁止命令を出せるようになった。ストーカー行為に対しては事情聴取や口頭での注意を行い、それでもつきまとい等を繰り返している場合は警告。従わない場合は禁止命令を出し、検挙となる。禁止命令に従わない場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられ、認知件数のうち検挙はわずかで、6割ほどは相手との対応方法をアドバイスするなどにとどまっている。小川泰平氏は約2万件のストーカー事案でも警察は一件一件より丁寧にできるはずと指摘する。たくさんの悪質なメールを送っている場合、警察がストーカー行為と判断すれば被害者による告訴ができ、捜査・検挙となる。
 闇サイトや探偵を駆使 広がる手口 対策は後手
2013.11.28 朝刊 

 探偵やインターネットを駆使したストーカー事件が相次いでいる。昨年十一月に神奈川県逗子市で女性が元交際相手の男に殺害された事件でも、男はネットや探偵を使って女性の住所を特定して犯行に及んでいた。新たな「犯罪インフラ」からいかにストーカー被害者を守るかが課題となる。

 逗子市の事件では、男は会員制交流サイト「フェイスブック」で元交際相手の女性の居住地の手掛かりをつかみ、探偵に依頼して女性の住所を割り出していた。

 当時、女性の相談に携わったNPO法人ヒューマニティ(東京都大田区)の小早川明子理事長は「探偵に頼み、引っ越した相手の住所を知る加害者は多い。探偵業法で『調査行為を犯罪に使わない』という誓約書を交わす決まりだが、免罪符になっていないか」と指摘する。

 インターネットの闇サイトは犯行仲間を募るのに使われ、報酬目当てに見ず知らずの者同士が結び付く犯罪の温床になっている。二〇〇七年に名古屋市の女性が男らに殺害される事件や、今年十一月に東京都大田区の女子中学生が男らに誘拐された事件がそうだ。今回は、ストーカー犯罪に利用されている実態も発覚した。

 ネットの悪質な書き込みを監視する警視庁の専従部隊「ネットハンター」は六百~七百の有害サイトを把握している。だが、「高給アルバイト募集」「何でもやります」など仕事内容を示さないため、摘発や削除ができない例も多い。

 つきまといや執ような電話を取り締まるストーカー規制法ができたのは十三年前。警察庁の担当者は「法施行後、ネットの普及で、手口は広がっている。後手後手になりがちな面はある」と認める。

 繰り返されるストーカー事件を受け、警察庁は今月、対策を検討する有識者検討会を発足。委員に就任した小早川さんは「ストーカー規制法を強化するだけでは被害者を守れない。探偵業の在り方などを含め、考えていかなければ」と話す。

ストーカー被害女性の情報 逗子市役所60代職員が漏えいか
2013.11.08 日本テレビ 

東京都の探偵業の容疑者2人はガス会社に対し、客を装って個人情報を聞き出し、別の探偵業者に伝えていた疑いが持たれている。2人は去年発生した逗子ストーカー殺人事件で、逗子市役所に電話をかけ被害女性の住所などを調べた疑いがあり、その後の調べで女性の個人情報を検索したパソコンは60代の再任用職員の男性のものと分かり、同じ職員のパソワードをIDでログインしていたことが分かった。逗子市は閲覧制限があったにもかかわらず情報が流出した可能性があるとみて詳しく調査している。