暴力団構成員(ヤクザ)元暴力団構成員(ヤクザ)、暴力団関係者(ヤクザ関係者)半グレ、不良が用いる典型的な脅しのテクニックは、
概ね次の4つに要約されるようです。
1 恐怖心培養戦術
一般市民が持っている、「暴力団は怖い」というイメージを利用して、
巧妙に恐怖心を植え付ける手口です。
暴力団の代紋や肩書き入りの名刺を示す、
入墨をちらつかせる
突然机をたたき大声をあげる
「若い者が黙っていない。」などと脅し文句を言う
組事務所に呼び出しをかける
などといった様々なテクニックを使います。
2 頭脳混乱戦術
不当な要求を執拗に繰り返して長時間居座ったり、
早朝や夜中に自宅へ電話を掛けたり、
応対者を精神的、肉体的に疲れさせ、
「何とかこの状況から逃れたい。」という心理状態に追い込む手口です。
3 嫌がらせによる日常業務妨害戦術
忙しい時間帯を狙って、何回でも面会を強要する
大勢で会社に押しかけて社内をうろつく
会社の出入口にたむろして通行者を威圧する
時には、街宣車を繰り出す
などといった嫌がらせを行い、業務を妨害する手口です。
4 脅し役となだめ役の分担戦術
あらかじめ、脅し役となだめ役を決めておきます。
脅し役が大声で怒鳴ったり、厳しい言葉で責めたてると、
なだめ役が時折りなだめ、あたかも、会社の味方のようなことを言って錯覚させます。
最終的には、なだめ役が会社と脅し役の双方の言い分をとりなすようにして
金品での解決を促します。
脅し役は、なだめ役の顔を立てて仕方なく引き下がったように芝居をして、
結局目的を達する、という手口です。