暴力団(ヤクザ)の脅迫・恐喝・強請の巧妙テクニック

①相手に恐怖感を与える

相手に恐怖感を与える  目的を達成するためには、まず自分が暴力団(ヤクザ)であることを対応者に分からせる必要がありまず。

分からせることによって、相手が勝手に暴力団(ヤクザ)のイメージで勝手に怖がってくれるのです。

一度火がついた恐怖心というのは、増幅はしやすく、おさまりにくいのです。

今時の暴力団(ヤクザ)は、「おれは○○組のもんや」

などと暴力団(ヤクザ)の看板を前面に出して脅せば、恐喝罪、強要罪等により逮捕される可能性のある事を知っているので、露骨な脅迫はしません。

昔は、看板のロゴ入り名刺もよく使われましたが、今は使われなくなりました。

名刺や露骨に暴力団(ヤクザ)であることを強調しなくても、匂わせる脅迫手段で充分に相手は怖がってくれるのです。

他に、俺の顔も立ててくれ

うちには血の気の多い若い衆がいるで

等と、口調を荒げた言葉遣いで、暗に自分が暴力団員であることを誇示するケースも多いです。

②相手を精神的・肉体的に疲労させる

相手を精神的・肉体的に疲労させる  

時間の経過とともに相手を精神的・肉体的に疲労させていくと、思考能力もおかしくなっていきます。

疲労させた結果、望む通りの要求を受けさせようと画策するのです。

具体的な方法として、

長時間居座り続ける

連続した電話で再三要求し続ける

大人数で押しかける

等は暴力団(ヤクザ)の常とう手段になります。

これらの常とう手段も刑法等、違法行為にならないように、細心の注意を払って行います。

③仕事を妨害する

堂々と露骨に営業妨害すれば捜査当局の取締りの対象となります。

隠れ蓑的に、例えば、政治活動等に名を借りたりして、

街宣車や街宣活動等を繰り返して行う

大人数で周辺をうろうろする

故意に忙しい時間帯に面会要求を行う

等の手段により

巧妙に、間接的に営業妨害をするのです。

④目的(恐喝行為等)を達成するために役割分担を行う

相手から便宜を引き出しやすくする為に

強引に要求を突き付ける脅かし役と、

適当な妥協案を提示して話をまとめる役という様に、

「脅し役」と「なだめ役」の役割分担をしてくるのは暴力団(ヤクザ)の常とう手段です。