報道された不倫トラブル事件2018年以降

不倫トラブル
[きっと もっと いい未来 70th 沖縄タイムス社]/沖縄タイムス創刊70周年記念広告特集/おきなわ今昔タイムス横丁/当たり前じゃない!?披露宴/スナック美樹/謎だらけ!琉球「ニービチ」文化/
2018.07.02 朝刊

 最近、女友達の「薬指」にキラリと光るものが気になり始めたお年頃の美樹ママ。今月は立て続けに披露宴へお呼ばれしている。「いつか自分に返ってくる日が来るさ」。独りつぶやき、カウンターに並べた祝儀袋を見つめていると、カランコロンとドアベルが。入ってきたのは琉球史研究家で沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)の田名真之館長。「いや~ニービチが続いてね」。引き出物袋を脇に置くと、王国時代の婚礼について話し始め…。「披露宴はしなかった」「添い遂げなくてもOK」「かぎやで風は踊らない」-。次々と明かされる仰天情報に、当たり前だと思っていたニービチ像が崩れていく。祝儀袋を握りながら、美樹ママは思わず叫んだ。「館長、じゃあニービチって、何ですか!」

ニービチは「セレブ婚」

庶民は「通い婚」が主流

 田名館長 今では結婚式を総称して「ニービチ」と呼びますが、元々は王家・士族を中心とした「嫁入り婚」と婚礼儀式のことを指しているんですよ。

 美樹ママ 結婚したら嫁ぎ先に入るわけだから、結婚=ニービチでしょ?

 田名館長 いえいえ、夫方に嫁ぐのは士族や町方の人々だけで、地方の庶民は夫が妻の家に通う「通い婚」が長く続きました。集落内の男女が一緒になるいわば「自由婚」です。一方、士族は家と家の結びつきが重視され、幼くしていいなずけが決まる「不自由婚」でした。婚約から嫁入りまで、さまざまな儀式を約9カ月かけて行った記録があります。嫁入り道具も漆器の衣装箱(櫃:ひつ)など、上流階級ほど品数も多く豪華でした。

 美樹ママ 今で言うセレブ婚ね。庶民的にモーアシビ(毛遊び)で自由婚か、イケメン王子と豪華なお姫様婚をするか。多少不自由でもイケメン王子と出会えるのなら、そっちもいいかも。

 田名館長 いえ、女性は嫁ぐまで男性の顔を見ることはありませんでした。

 美樹ママ マジ! ありえないんだけど。琉球の女性たちって我慢強い…。

「性格の不一致」で離婚

再婚で「本命」ゲット!?

 田名館長 ところが結婚生活では、あまり我慢はしなかったようで、文献上に夫婦の離別はたびたび登場します。理由は「琴瑟(きんしつ)調わず」。瑟は大きい琴のような楽器で、琴と瑟の音色が合わない、つまり夫婦の「性格の不一致」が離婚の理由というわけです。

 美樹ママ じゃあ「性格の不一致」は、沖縄の由緒正しき離婚理由だったんだ~って、感心している場合じゃない…。

 田名館長 庶民でも、女性は未婚既婚関係なく田畑が分け与えられ、そこを耕し税を納める義務を負っていたので、嫁いだら夫に養ってもらう、一生添い遂げなければいけない、という感覚は本土に比べたら、希薄だったと思います。

 美樹ママ 経済力があれば離婚できたんだね~。でも、やっぱり「バツ1」は当時も大ごとだったんじゃない?

 田名館長 離婚も多いですがその分、再婚も多かったようです。士族にとって初婚は親の決めた相手とするもの、再婚は自分の選んだ相手と結ばれるもの、という感じでしょうか。

 美樹ママ はい「バツ」は気にしない! 結局、好きな相手と結ばれたい気持ちは今の私たちと一緒だね~。でも跡継ぎを産まないから離婚とか、女性に不利な場合もあったんじゃないの?

 田名館長 いえいえ、古くは跡継ぎは必ず嫡男というこだわりは薄く、次男、三男のケースも多いし、娘しかいない場合は近しい親族から養子を取る柔軟さがありました。

不倫の按司 20年島流し

変革めざした伊波普猷

 田名館長 当時の庶民は集落内、つまり同じ「シマ」同士の通い婚が基本でした。それを物語る民話があります。とある村の娘宅に、夜な夜な通ってくる美青年がいて二人は恋に落ちるのですが、男の素性を疑った娘が後を追ったら大蛇だった…というお話です。「浜下り」の由来ですね。同様の民話は沖縄各地や本土にも見られ、平安時代以来、通い婚が圧倒的慣習だったことを物語っています。

 美樹ママ 見知らぬ謎のイケメンには要注意ってことね。しかしまあ、王国時代って結婚も離婚も簡単だったら、浮気されたらと思うと気が気じゃない…。

 田名館長 特殊な例ですが、王女を妻にしたある按司は浮気が発覚して、20年以上も島流しされました。妻が王女の場合、不倫トラブルは命に関わります。

 美樹ママ この制裁は今もあった方がいいね、痛い目見ないと治らない!

 田名館長 明治に入ると、沖縄学の父・伊波普猷(※)が庶民にも士族のような嫁入りや披露宴の慣習を提唱します。沖縄の離婚率の高さを危惧した伊波は、披露宴という「世間体」を気にすれば、そう簡単には別れられないと考えたんですね。そして結婚相手は集落内に限らず、相手を選ぶ範囲はもっと広げた方が良いとも言いました。

 美樹ママ 伊波普猷に「いいね」をあげたいね。

 田名館長 廃藩置県後は本土の慣習が沖縄にも広がり今につながっています。

 美樹ママ それにしても、週末の披露宴に向けて、かぎやで風を覚えないと。

 田名館長 かぎやで風はもともと婚礼の場の踊りではないので、誰がいつから披露宴で踊り始めたのか、謎です。

 美樹ママ 待って~それもなかったわけ?披露宴でかぎやで風を踊った第一号の方、沖縄タイムスに一報お願いします。

※伊波普猷(1876~1947)言語・文学・歴史・民俗などを総合した沖縄研究の創始者。沖縄社会の因習を打破しようと、民族衛生講話を県内各地で行い集落内の血族結婚を否定し自覚ある結婚を推奨した。背景には当時、世界中ではやっていた優生思想があったと見られている。

【ニービチ】本来は士族や町方の「嫁入り婚」を指す。「祢引」と書いてニービチと読む。婚約祝いや披露宴などの婚姻儀礼を数カ月かけて行った。一方地方の庶民は集落内において、男性が女性の家に通う「通い婚」が主流だった。

娘の幸せ願う「房指輪」

「金細工またよし」7代目 又吉健次郎

「思い残す」500年の歴史

 王朝貴族の婚礼で使われた純銀製の「房指輪」。吉祥を表す七つの房飾りには嫁ぐ娘の幸せを祈る親の思いが込められている。500年以上の歴史がある房指輪やジーファー(かんざし)などの金細工(くがにせーく)を作り続けている「金細工またよし」七代目の又吉健次郎さん(87)。「房指輪のような立体的な構成の指輪は、ほかの地域にはない」と語る。

 七つの房飾りにはそれぞれ意味がある。「魚」は食べ物に困らないように。「ざくろ」は子孫繁栄。「桃」は不老長寿。「扇」は末広がりの福。「蝶」は天国からの使者。「花」は生活に彩りを。「葉」は着る物に困らないように-。

 金細工は沖縄戦で一時途切れたが、健次郎さんの父・誠睦さんが復活させた。今も先祖代々の道具を使い、昔と同じ工程で一つひとつ手作業で作られている。

 最近では婚礼用のほか、プロポーズのプレゼントや、娘の成長を願って購入する人も増えているという。「大切な人への思いを何世代にもわたって残す事ができる」。伝統が息づく指輪は、今も時代を超えて多くの人に親しまれている。

白黒付かない?花嫁に「黒朝」のナゾ

琉球の「宮廷結婚式」人気

 鮮やかな紅型衣装に身を包み、「黒朝」(クルチョウ)と呼ばれる紗の着物を目深に被り入場する花嫁-。琉球王朝の上流階級の婚礼を再現した「宮廷結婚式」を実施しているのが、ブライダルプロデュース会社「モード・マリアージュ」(那覇市首里山川)だ。1着の黒朝を新郎新婦の肩に渡しかけ永遠の幸せを願う「スディヌチャーシーの儀」、新郎新婦の額に水をつけ祝福する「ウビナディーの儀」など、儀式の演出に黒朝は欠かせない。

 同社ウエディングプロデューサーの真喜志美智子さんは黒朝について「洋の東西を問わず花嫁が顔を隠すのは魔よけの意味で、沖縄では黒朝を被り嫁ぎ先へ向かったようです」と話す。同プランを始めた1997年以降、計500組のカップルが宮廷結婚式を挙げている。式場は世界遺産の識名園をメーンに、ホテルや古民家カフェ、自宅など希望の場所でも行っている。

 「黒朝」をかぶる花嫁は、王国時代末期から明治中頃までの沖縄の風習を描いた比嘉華山の「婚姻風俗図」に登場する。しかし黒朝は本来、士族の礼服だ。男性の礼服を女性の晴れの日の被衣(かずき)にいつ頃から転用し始めたのかはよく分かっていない。沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)の田名真之館長によると「廃藩置県以降、士族文化が地方に広がる過程で、昔からあったかのように言い伝えられる風習は多い」という。

 とはいえ、式本番で花嫁を隠していた黒朝が外され、拝顔できるという奥ゆかしさは、華々しい結婚式に慣れた現代人に強烈なインパクトを与えることだろう。用途の由来に謎は残るものの、黒朝を通し文化に触れる機会と考えれば、ここで白黒付けなくていいのかもしれない。

【黒朝 クルチョー】三司官以下の士族が首里城での儀式などの際に着た礼服(黒の朝衣)。絹のような光沢ある芭蕉の織物で、何度も藍で染めた黒に近い紺色。

【白朝 シルチョー】上流階級は絹のような光沢ある芭蕉の織物、庶民は「バサー」と呼ぶ芭蕉布の無地のものがあり、喪服で使用。ノロの祭事や葬儀の被衣(かずき:頭から被る衣)に用いたり、花嫁が昼間、実家に戻る「ヒルムドゥイ」の際も被衣として用いられた。

【ニービチドーグ(嫁入り道具)】

 嫁入りに際し、生家から夫方に持って行く道具。貧富によって差はあるが、下袴を入れるマーグ(カヤ籠)と水クブサー(便所で使う手洗い用の焼き物の鉢)は必ず持って行った。箱・行李・箪笥と形は時代で変わるが、衣類を入れる道具・櫛入れ・芭蕉糸を入れる箱の3点は共通している。上層階級ほど衣類中心で道具の数も多かった。

[沖縄にーびち(結婚式)白書]

200人超の披露宴 全国一

参加回数多く ご祝儀控えめ

 大規模な披露宴が有名な沖縄。新郎新婦の身内だけでなく、友人や職場の同僚、地域によっては、近所の方々を招待することもあるようです。少し古い統計データですが2005年の特定サービス産業実態調査によると、沖縄県における200人以上の規模の結婚式は1605件で都道府県別ではダントツ。ちなみに200人以上の規模の結婚式の全国総数は7951件ですので、約2割を沖縄が占めている計算になります。現在は13年前に比べ参加者数は減っているように感じますが、それでも他府県と比較すると規模が大きい傾向が続いていると思われます。

 ちなみに沖縄で1件あたりの結婚式費用はいくらぐらいでしょうか。15年の特定サービス産業実態調査(事業従事者5人以上)から結婚式にかかる費用を簡単に推計してみると約263.8万円で、全国平均の313.7万円より50万円ほど低くなっています。なお、参加者1人あたりの単価は1万円未満の結婚式の割合が55.8%。2万円未満を合わせると9割を超えます。一方、全国平均だと1人あたり3万円以上の結婚式が7割を占めます。

 ご祝儀相場は県内が1万円ほど。一方、本土(特に関東地域)では3万円程度が相場だと言われています。結婚式にお呼ばれする機会が多い沖縄では、結婚式の一人あたり単価が低く、ご祝儀の額も控えめなのは「ご祝儀貧乏」にならないよう“県民の知恵”かもしれませんね。ちなみに、披露宴で乾杯前からお酒を飲み始めるのは珍しいようで、県外からの参加者は驚かれるようです。

 また近年、沖縄はリゾートウエディングの場所としても注目を浴びています。県の調査によると17年のリゾートウエディング実施組数は1万7288組で前年より1690組も増え過去最高を更新しました。外国人の方々も増えています。きれいな景色や、海が見えるチャペルが人気の要因だとか。今後も期待できるのではないでしょうか。

 結婚式は最も大きなライフイベントのひとつ。そのイベントの記憶とともに沖縄の魅力も多くの方々に伝わるといいですね。(海邦総研・地域経済調査部主任研究員 島田尚徳)

CAST

ママ:糸数美樹 タレント

常連客:田名真之 沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)館長

撮影協力:らうんじ櫻家(那覇市久米)

撮影:落合綾子

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(写図説明)琉球王国時代末期から明治中頃までの沖縄の風俗を描いた比嘉華山(1868~1939年)の「婚姻風俗図」。右図には木馬に乗せられ「婿いじめ」の洗礼を受ける花婿、左図にはクルチョウ(黒朝)で顔を隠した新婦が描かれている。(沖縄県立博物館・美術館所蔵)

ゲス不倫中川議員 自民“追放”
2017.04.22 日刊スポーツ 

 妻以外の女性との不倫交際トラブルが報じられた自民党の中川俊直衆院議員(46)は21日、「これ以上、党に迷惑をかけるわけにいかない」として離党届を提出し、受理された。女性問題報道を理由にした政務官辞任から、わずか3日。中川氏が原因で国会審議が止まり、安倍政権や自民党への風当たりも強まる。「自発的な判断」とされるが、これ以上のリスク要因を抱えたくない党に、事実上「追放」された形になった。

 中川氏はこの日の衆院本会議前、事務所を通じて離党届を出し、本会議は欠席。フェイスブックで2度、一方的に謝罪した以外は公の場で説明もしていない。会見や地元入りの予定も未定という。政界関係者によると、中川氏の落胆ぶりは著しく、一部では「入院情報」まで飛び交った。

 自民党の二階俊博幹事長は「残念のひとこと」とした上で、「人間だから気の緩むようなところもあるだろうが、それは個人の場合。公人として選挙で選ばれてここに来ている以上、(問題を起こせば)マスコミや国民の皆さんの批判にさらされるのは当然だ」と、突き放した。党内外では依然、議員辞職を求める声もくすぶっているが、二階氏は「今ただちに、そういうことまでする必要はない」との認識を示した。

 今回の問題を報じた「週刊新潮」が、新たなスキャンダルを報じる可能性があるのも、党側が離党を急いだ一因のようだ。野党は、まともに説明もせず、雲隠れを続ける中川氏の態度に「離党だけで済むか」(中堅議員)と激怒。中川氏に議員辞職を迫る一方で、安倍晋三首相の責任も追及する方針だ。

○…中川氏が不倫トラブルを起こした女性とは別に、不倫が報じられた自民党の前川恵衆院議員(41)は21日、取材に対し「(報道は)事実無根。中川氏から『関係のない前川議員を巻き込み、申し訳ない』と謝罪があった」と主張した。中川氏の離党については、「中川議員がよくお考えになってお決めになったこと」とだけ述べた。前川氏は料理研究家を経て、14年衆院選の比例東京ブロックで初当選。初登院時のインタビューで、「分かんない」「ノーコメント」を連発して、話題になった。

「不倫相手」に選んではいけない人の共通点/社会生活を破壊する一弾に…
2017.02.08 東洋経済オンライン 

女性誌のライターとして活動し、20年近く。今まで、都会に住む1万人ほどの女性にインタビューしてきた。毎月、少なくとも40人ほどの女性と恋愛やおカネにまつわる話をしている。だから、年に約480人、これが20年分積み重なれば、9600人になる。

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先日、思い出せる範囲内で、女性たちに不倫経験があるかないかをまとめたところ、未婚女性の5人に1人が既婚者と恋愛し、既婚女性の10人に1人が夫以外の男性と恋愛経験を持っているという手応えを得た。
しかし、これは、女性誌のインタビューやリサーチに協力するほどアクティブで自己肯定感が高い女性のデータなので、自分が1番になれない状況になる不倫に対して、なんらかのモヤモヤとした気持ちを抱えていることが多い。
既婚男性と独身女性の定番トラブルとは?
不倫にまつわる個別のエピソードも精査してみた。まずは独身女性と既婚男性のよくあるトラブルを紹介する。
「相手は3歳年上の社員さん。交際当初はホテルに行ったのに、3カ月経つと、ウチでデートするようになって、私のほうが給料も少なく、社会的な立場も弱いので、損していると感じました。彼のSNSを見ると、奥さんがタグ付けされていて、大学の同級生とバーベキューしたりして、彼女を大切にしているのがムカついて。それで、SNSのメッセンジャー機能で、2人でベッドにいる写真とメールを奥さんに送り、別居に追い込んだ」(26歳・派遣社員女性)
「取引先の10歳年上の男性と不倫していました。妻と離婚すると言っていたのに、2年経っても実行されず、ストーカーしてしまった」(28歳・メーカー勤務女性)
以上のようなトラブルは、会社にバレなかったので、男女関係は終了しても、社会生活は現状維持できた。これら恋愛のトラブルは、当事者は真剣に語っていたが、とてもありふれた話だ。
既婚男性の中には、“ストーカーされるほど、一度愛されてみたかった”という願望を抱えている人も多い。自分の不倫話を筆者に語る男性は少なくないが、皆、劇的にドラマティックに感じている。恋愛はスタート時点ではドラマだが、やがて日常に埋もれる。しかし、女性の中には恋愛をドラマのままで維持したいと思う人も少なくない。
「相手は38歳の上司で、私が1番と言ってくれて、プレゼントやレストランなど熱心にアプローチをしてくれました。最初は“本気だから妻と別れて結婚する”と言ってくれたのに、だんだん態度が変わっていって……。結局、交際半年が経過しても彼が離婚に対して煮え切らない態度を取るので、不倫関係になったことを同僚に相談。そうしたら、一気に話が広まってしまい、私だけ異動させられました。
バレてから彼の態度がそっけなくなり、私を着信拒否とLINEブロック。彼が私のことを好きだった時期のメールを何度も見て、悔しくて……。愛情ってなんで冷めるんだろうと、毎日泣いていました。一時期、つらくて近所のお寺の写経教室にも通ったんです。
でもやっぱりあきらめきれず、彼と復縁したくて、弁護士に相談。すると、“奥さんから慰謝料を請求される”と言われ絶望的な気持ちになりました。彼を会社の出口で待ち伏せしていたら、“100万円で手を切ってくれ”と言われ、おカネをもらいました。行政書士さんが間に立って、今後いっさい接近しないという誓約書を書かされました。でも、それから1年後、結局、彼は奥さんから離婚されて、出世コースを外れ、関西支社に飛ばされてしまいました」(32歳・メーカー勤務女性)
普通の女子より自分がかわいいことを自覚
ちなみに、こうしたエピソードを紹介してくれた女性たちの容姿は、「学校ではクラスで3番程度」というレベルの容姿だ。彼女たちは普通の女子よりも自分がかわいいことを自覚しており、“男性は自分に夢中になって当然”という認識で生きてきている。
10代、20代とモテてきたから、自分は特別であるという感覚をいつまでも引きずっている。だから、20代後半になってモテなくなり、自分よりレベルが下と考えていた女性たちが結婚し始めると、焦る。すると、心に欠損感ができ、承認欲求が肥大化する。それが、他人の物を奪う=既婚者と恋愛関係を結ぶという行動になって表れることが多いのだ。
そして、恋愛相手の男性が自分に夢中にならなくなると、社会生活を破壊するようになってしまう。
愛妻家と公言する芸能人や“いい子”がウリのタレント、国会議員などの不倫を報じてきた週刊誌『週刊文春』。彼らの社会生活を一時的であれ徹底的に破壊するスクープを同誌が出すたびに、一般人であっても不倫が露呈すれば社会的制裁を加えられる傾向が、これまで以上に強くなっているように感じる。端的に言えば、「不倫=許しがたい悪」という捉えられ方が定着しつつある。
しかし危険と言われると近づきたくなるのも人間の性。だからこそ、不倫関係を描いた漫画やテレビドラマが相変わらずヒットしているのだ。そこで、「不倫の恋愛を静かにトラブルなく楽しんでいる人」の特徴も分析してみた。
不倫を「無事故」で楽しむ人の特徴
彼・彼女たちは都心の有名私立大学を卒業するレベルの教養、寛容さ、遊ぶ力、経済力、要領のよさを備えているが、容姿は中堅大学程度、という人が不倫や恋愛で事故を起こしにくい。
総合的な人間力の偏差値が高く、容姿の偏差値は平均程度という人が、恋愛を楽しめるのだ。
ちなみに、容姿が平均的なレベルの人は、自分を受け入れ、他者に寛容で、承認欲求のバランスがいいケースが多い。男性も当てはまるが、特に女性にこのケースが多いと言える。だから、もし、あなたが既婚者で、未婚の女性・男性から恋愛関係を迫られ、欲望に流されそうになったとき、相手を冷静に分析してみたほうがいい。もし、相手の容姿が早慶レベルなら、少し考えてからコトを起こしたほうがいい。これが、不倫トラブルで自分の生活を破壊されないための予防策となるはずだ。
本連載では恋愛を楽しんでいる方からの情報をお待ちしております(詳細は個別に取材させていただきます)。こちらのフォームにご記入ください。

プロポーズのはずが… 海兵隊で“W不倫”殺人事件
2016.12.09 フジテレビ 

米・ニューヨーク支局から中継。海兵隊による“W不倫”殺人事件が発生した。殺害された女性(当時19歳)は妊娠中、殺害直前までプロポーズされると思っていたという。女性は18歳で海兵隊員と結婚、カリフォルニア州に転居し隣人だったのが被告の家族だった。隣同士に住みながら孤独を募らせていた2人はW不倫を開始した。3ヶ月後に不倫が発覚、しかしその後、女性は行方不明となった。そして行方不明から2ヶ月後、絞殺された女性の遺体が採掘場で発見された。そして警察は不倫トラブルと断定し被告を殺人容疑で逮捕、今年3月から裁判が始まった。被告は法廷で「彼女への愛が憎悪に変わった」と証言した。判決の日、遺族は声を震わせ怒りを訴えた。判決で第1級殺人罪での無期懲役が言い渡された。

命取りに!職場の「冤罪不倫」が急増する理由/いつでも誰でも「やらかす」可能性がある
2016.09.30 東洋経済オンライン

「営業部女子課」の活動や人材育成の仕事で全国を巡り、各地の働く女性やその男性上司の皆さんと接していると、時折耳にする話があります。「良かれと思ってやったのに、部下から責められて問題になってしまった」「悪気はなかったのに、社内で処分を受けることになってしまった」……。いわゆる「職場トラブル」です。
よくよく話を聞いてみると、どのケースもことの発端は意外なほど些細なこと。裏を返せば「気を付けよう」と心に止めておかないと、誰もが「やらかしてしまう」可能性があるとも言えます。
安易なSNSやLINEの使用によるトラブル。社内の男女関係やハラスメントをめぐるトラブル。これらを避けて、本来の業務に集中するためにも、私たちはどんな点に留意すればいいのか? 最近増えている実例と共に、弁護士の佐藤大和さんにお話を伺いました。
スタンプの使い方ひとつで、思わぬ事態に…
--最近の働くミドル世代が遭遇するトラブル、どんなものが増えているのでしょうか。
社内恋愛や浮気といった、男女間の恋愛トラブルが急増しています。理由は2つ。1つは、女性の社会進出にともない、職場での出会いが多くなっていること。それ自体は喜ばしいことですが、その分、トラブルも増えているんです。そして2つめは、SNSを通じたコミュニケーションスタイルの変化により、恋愛関係に発展しやすくなっていることです。
--SNSが絡んでくると、今の時代ならではの問題もありそうです。
最近増えているのが「冤罪不倫トラブル」です。LINEやSNSという「手軽なツール」が浸透したことにより「不倫しているのではないか?」という疑い、誤解を招くことでトラブルが発生します。
SNSで仕事のやりとりしているだけで誤解を生む場合もあります。同僚や後輩と一緒に取引先に行くとき、親しい間柄なのでLINEで「今日は〇〇で待ってるね〓」と送る。場合によっては、これでもう誤解を生みます。「ハートマーク」のスタンプひとつで、命取りになることもあるのです。

--実際の例を教えてください。
夫のケータイに送られたLINEやスタンプを見て、妻が弁護士事務所に駆け込んできます。「ウチの夫が不倫している!」と。最悪なのは、夫の会社にクレームを入れられた場合。「会社の監督責任」「業務中に社員同士のLINEを許しているのか」という話にまで発展します。実際は不倫などしていないのに、男性も女性も、やっかいな事態に巻き込まれてしまうのです。
こういうことがあると、結果的に「冤罪(不倫していない)」と明らかになったとしても、上司が迷惑の巻き添えをくっているので、後々の昇進に響く可能性もあります。就業規則にもよりますが、職場の風紀・秩序を乱した、ということで「戒告処分」を受けることだってあるのです。
--どのように回避すればいいでしょうか。
LINEなどは便利ですが、発言ひとつ、スタンプひとつで冤罪になりかねないことを日頃から肝に銘じること。「疑われるような行動をしない」ことも、日頃からできる対策です。どんなに仕事上でつながりが深くても、2人きりで会うことは避ける。個室のある店や「お洒落なバー」には行かない、など、自分でルールを決めることです。
昨今はベッキーさんや乙武洋匡さん、中村橋之助さんなど、芸能界でのニュースが続き、テレビドラマも不倫をモチーフにしたり、時には美化したりするものが増えています。配偶者が不倫に敏感になっているため、実際に不倫している場合には発覚しやすく、していなくても疑われやすい土壌があることを認識してください。
女性の相手は年下社員、取引先、PTAなど
--巻き込まれる男女比に特徴はありますか。
実は、最近は男性だけでなく、女性の浮気・不倫も多いのです。男性の配偶者が相談者として駆け込んでくるケースも増えています。私の事務所では、相談者は「6:4=男性:女性」。働く女性もそれだけ多く不倫している、または不倫を疑われています。
女性の相手として多いのは、取引先や社内の年下社員。職場だけでなく PTAなどで出会ってしまったというケースも多いようです。
--最近は「モラハラ」「アカハラ」といった新しいハラスメントの陰に隠れてはいますが「セクハラ」を巡っては新しい流れはありますか。
「セクハラ」が広く知られるようになり、言葉が浸透したことの裏返しなのかもしれませんが「自分は大丈夫」と思い込んでいる人が多いように感じます。メディアでセクハラに関する記事を掲載したりしても「男性に読まれているな」という手ごたえがないのです。
しかし「何がセクハラにあたり、何があたらないのか」のボーダーラインは、まだまだ不明確で、いつでもだれでも「やらかす」可能性があるハラスメントには違いありません。「明るくその場を和ませる下ネタ」はOKでも「相手が嫌がっていたらセクハラ」になってしまいます。私が現時点で考えている見解をまとめてみました。
〇 「その服装は営業として不向きだ」は、職務内のことであればセーフ。
× 「ちょっと肩出ているよね」。いやらしい言い方はNG。「胸」「足」など「身体の部位にかかわる」発言はダメ、と思ってください。
〇 「取引先にはスカートをはいて行ったほうがいい」。合理的な理由があり、職務としてのアドバイスならOK。
× 「スカートをはきなさい」。強要する言い方はNG。
× 会社のパソコンのデスクトップ背景がグラビア写真。社内の風紀を乱す、女性に羞恥心嫌悪感を抱かせる可能性があるのでNG。
△ 「まだ結婚しないの?」「彼氏いるの?」。これは聞き方が大事。たとえば、将来のキャリアについて面談しているときに、結婚観などを尋ね、キャリアアドバイスのために質問するならOK。ただし、飲み会などでバカにしたり茶化したりして聞くのはNG。
△ 「妊娠しないでおくれよ」。これも言い方の問題。キャリア面談や人事配置の都合などで「予定があれば、事前に教えておいてね」という意味ならOK。単純に「子供つくるな、妊娠するなよ」は、NG。
× 逆セクハラ。若い男女社員が上司に性的な発言をして困らせる。「まだ結婚しないんですか?」など。
休みの日なら「何を書き込んでもOK」ではない!
読んでいただいて分かると思いますが、同じ言葉でも「言い方」「シチュエーション」によって、セクハラか否かは分かれます。また、上記のNGに気を付けていても、女性社員から嫌われていたり、人間関係が悪かったりすると、ちょっとのことで相手の怒りに触れやすくなります。要するに、大切なのは信頼関係を築くことです。
--ほかに「あまり知られていなが、最近こんなトラブルが急増中」といった例はありますか?
冒頭の「冤罪不倫」とも少し重なりますが、LINEやSNSを巡ってトラブルになり、会社で懲戒処分を受けたというケースが増えています。
トラブルの根底に共通してあるのが「会社の外で、プライベートな時間なら、何を書き込んだりつぶやいたりしてもいいだろう」という、社会人としての自覚の薄さ、考えの甘さです。それが結果的に、会社全体の評価や評判を落とすことになっています。たとえば……
・悪ふざけでお店のモノで遊んでいる写真を撮って投稿。どこの社員が特定されてしまい、会社の信用を損ねた。それが例えFBやツイッターなど「鍵つき」の内容であっても、誰かが裏切って公開してしまう。
・病欠しているはずなのに宴会でお酒を飲んでいる姿など、会社に隠れてサボっている、ズル休みしている場面を、非公開にして投稿。しかし何かの拍子で誰かが公開してしまった。重い懲戒処分になることも。
・「勤め先に有名人が来ました」というつぶやき。特定された瞬間に減給処分や降格処分、出勤停止という重い懲戒処分になることも。
・自社の商品をまったくの第三者のふりをして過度に評価して投稿。「この商品、いいですよ!」などとつぶやいてしまい「サクラ行為」と見なされ、厳重注意、戒告処分になることも。
--投稿やつぶやきだけではなく、社内の連絡手段としてLINEなどを使っている人も多いと思います。
ここにも隠れた問題はあります。昔と違って「連絡が簡単になった」からこそ起きる事態です。たとえば、上司が部下に対して、休日や終業後にLINEをする。そこには業務上の指示や仕事のアドバイスが書いてある。厳密に言えば、会社側はその時間分の給料や残業代を払っているのか?と問うことができます。上司としては「これ、指示しておかなきゃ」と、便利さをいいことに軽い気持ちで流してしまうのでしょうが……。
--会社として、上司として、どんなルール作りをしておくべきですか?
時間外に業務の指導をするときは「これは明日の指示ですよ。今は何も動かなくていいですよ」と付記すること。業務時間外の連絡は「既読にしなくてもいいよ」「読むのは任意ですよ」というルールを作ってはどうでしょうか。うちの事務所ではそのようにしています。
◇ ◇ ◇
私が関わっている人材育成の現場でも、上司が部下を激励するつもりで言った一言が、むしろやる気を奪ってしまったり、笑いを取りに行って逆効果になってしまったりする場面に出くわすことがあります。SNSの浸透や女性の社会進出によって「その一言」が招くトラブルの種類、傾向も増えているようです。
中でもいちばん印象的だったのは、「トラブルを避けるためにはまず、人間関係や信頼関係を築いておくのが大切」という点。アナログですが、ここを大切にしてこそ無用なトラブルを避けられるということに、納得させられました。
営業部女子課とは、主宰の太田彩子が2009年に立ち上げた、営業女子を応援するためのコミュニティです。女性営業職の活躍を拡げることで、結果男女ともに輝きながら働ける社会創造を目指しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。

不倫トラブルで女性殺害 26歳逮捕男の素顔
2016.07.12 フジテレビ 

東京立川市で不倫トラブルにより女性を殺害した26歳の男が逮捕された。男は女性殺害について「自分の妻に不倫関係をLINEでばらされたから」と話している。かつての同級生に男の話を聞くと、強い者には弱く、弱い者には強く出ると話した。また26歳になっても母親離れができなかったらしい。
突発的に犯行か
2016.07.11 日本テレビ ZIP! 

東京立川市で26歳の女性の遺体が見つかった事件。殺人の疑いで逮捕された男が「以前から不倫トラブルで嫌になっていた」と話していることがわかった。女性は男の妻に不倫を告白したとみられていて、警視庁は逆上した男が突発的に犯行に及んだとみて捜査している。
不倫トラブルで女性殺害 独自 被害女性交際相手が心境告白
2016.07.11 フジテレビ 

2か月あまり前、フェイスブックで新しい彼氏ができたことを嬉しそうに報告していた東京・立川市の26歳の女性。未婚ながら一時の母で、パート従業員として働いていた。交際していた男性によると結婚を考えていたという。しかし、先週木曜日、女性と連絡が取れないことを不審に思った知人夫婦が警察に通報。部屋を訪れた警察官は首に電気コードが巻かれた女性の変わり果てた姿を発見した。遺体発見から2日後のおととい、警視庁は女性を殺害した容疑で昭島市の26歳の男を逮捕。女性が現在の交際相手と出会う前に一時交際していた妻子ある男だった。警視庁によると、女性と容疑者の子供は同じ保育園に通っていたといい、2年ほど前から2人は不倫関係に。殺人事件に発展したきっかけは、事件当日に女性が容疑者の妻にLINEで、夫と不倫関係にあることを告げるメッセージだった。妻に不倫関係を告げられた容疑者は、話し合いをするため妻と子供を連れて女性の自宅へ向かった。2人で話をしたいとして一旦妻と子供は車に戻り、容疑者と女性の2人きりとなり、その際に殺害されたとみられている。調べに対して容疑者は「かみさんにばらされた。ばらさないと言っていたのに約束を破った」と話している。番組が4月から交際してたという男性に話を聞くと、「(女性は)不倫は絶対してない」「今回のことは犯人がいいように話を作って警察に話しているんじゃないか」と話す。男性との最後の連絡は事件当日の午後9時半ごろで、報道で殺されたことを知ったという。最後に遭ったのは先週月曜日のため「もう少し一緒にいたら」と後悔する男性、だが異変に気づくチャンスはそれ以前にもあったという。
殺人容疑で逮捕の男「不倫トラブルで嫌に」
2016.07.11 よみうりテレビ スッキリ!! 

立川の26歳女性が死亡した事件で逮捕された男は「不倫トラブルで嫌になった。妻には言わないと言ったのに約束を破った。延長コードで強く首を絞めた。殺意はなかった」と供述している。警視庁は逆上した容疑者が突発的に犯行に及んだと見て捜査している。
逮捕された男「不倫トラブルで嫌になっていた」
2016.07.10 日本テレビ 

東京立川市のマンションで26歳の女性が死亡していたのが発見された事件で、逮捕された男が以前から不倫トラブルなどで嫌になっていたと話していること分かった。容疑者は被害者の女性の首を電気コードで締めて殺した疑いがある。警視庁は被害者の女性が別れようとして妻に不倫を告白したと見られるとしている。

円楽 不倫謝罪〓独演会〓 今回の騒動とかけまして「東京湾を出たばかりの船」ととく その心は後悔の真っ最中です 妻からは「身から出たさび。さびも味になる」と励まし 帝国ホテルで会見
2016.06.11 デイリースポーツ 

円楽

不倫謝罪〓独演会〓

今回の騒動とかけまして「東京湾を出たばかりの船」ととく

その心は後悔の真っ最中です

妻からは「身から出たさび。さびも味になる」と励まし

帝国ホテルで会見

 写真週刊誌「フライデー」で40代女性Aさんとの不倫が報じられた落語家の三遊亭円楽(66)が10日、東京・帝国ホテルで会見し、報道を認めた。ゴルフ仲間として知り合ったAさんとは「付き合って1年。浮気といえば浮気」と告白しつつ、「今後も仲間としては会う」と堂々と発言した。60代での浮いた話題に「円楽から老いらくに改名する」と自虐的に話すなど、軽妙な話術で爆笑をとる一方で、「大好きな落語を奪われたくない」と涙を見せる場面もあった。

▼ベッキー〓先輩〓の会見を見ながら「自分もいろんなところで迷惑かけたんだな」

3時間4500円ラブホは「受付が簡単だから」

「ゴルフ仲間としては会う」〓交際継続〓宣言も

落語思い涙も

 まるで独演会のようだった。会見冒頭で「初高座のような気持ち」と緊張をアピールした円楽だったが、涙あり笑いありと緩急自在。終了後は自らスクープされたフライデー記者を握手で見送るなど、異例だらけの展開だった。

 Aさんとは2年半前にゴルフ仲間から紹介され知り合ったという。月に1度開くゴルフコンペのメンバーに招き入れると、落語会に招待するようになった。昨年5月のゴルフトーナメントでAさんが雑務を担う中で、円楽が口説いて交際が始まった。今月3日に銀座で食事し、錦糸町の老舗ラブホテルに入った様子を激写された。

 「浮気と言えば浮気」とあっさり認めた円楽は「芸の肥やし?今の時代はそうじゃない。軽く考えすぎた」と平謝り。約30年連れ添った妻からはメールで「とにかく頑張りなさい。身から出たさび。さびも味になるよね」と励まされたことを明かし、「参っちゃうよね。うまいよね」と苦笑した。

 さらに真剣な表情に変わると、「もう一つわびるなら、大好きな落語。噺家の世界の片隅にどうにか置いておいてくれれば。高座でお返しをして、芸道に精進したい」と涙を流した。

 それでも、会見が進むにつれ、舌はなめらかになった。「今回の騒動とかけまして、東京湾を出たばかりの船ととく。その心は航海(後悔)の真っ最中です」と謎かけを披露。3時間4500円の格安ホテルを利用したことを突っ込まれると「受付が簡単だから」と笑わせると、Aさんとは今後も「不適切な関係はブレーキをかけるけど、ゴルフ仲間としては会う」と〓交際継続〓を宣言した。

 円楽の会見は、ベッキーの復帰会見から45分後に開かれた。不倫トラブルの〓先輩〓が謝罪する様子をテレビで見て、「自分もいろんなところで迷惑をかけたんだなと実感した」とポツリ。雑誌の発売日に報道陣の前に立った理由を「早く納得してもらえないと迷惑がかかる」と説明した。

 予定を15分超える45分間で、約100人の報道陣から投げられた質問すべてに答えると「もう終わり?名残惜しいね」と〓一人舞台〓を締めていた。

▼「身体検査されて司会になれなかったのかな」

「笑点」おとがめなし 18日も出演

 円楽は77年8月からレギュラー出演する日本テレビ系「笑点」の〓司会問題〓もネタにした。5月に降板した桂歌丸(79)の後任として有力視されていたにも関わらず、後輩の春風亭昇太(56)に決定。不快感?を口にしたが、この日は「身体検査されて司会になれなかったのかな」と笑わせた。

 騒動後初となる同番組の公開収録は18日の予定。円楽は「許して出させてもらえるなら」と前置きした上で、「昇太は『意を得たり』とかかってくるだろうね。『アモーレ』とか言うんじゃないの」とニヤリ。他のメンバーにも頭を下げるという。また、11日に都内の落語会で共演する歌丸には「笑点50周年で新体制スタートして、お前が汚したなって怒られるね、そのあと『楽さん、元気だな』と言われそう」と想像していた。

 なお、日本テレビは本紙取材に「謹慎という話にはなっていない。18日も予定通り出演する」と〓おとがめなし〓とした。

〈円楽と一問一答〉

名前変えようかな。円楽改め老いらく

 (冒頭にあいさつ)

 「どうもお騒がせして申し訳御座いません。初高座のような気持ちで、非常に緊張している。フライデーで報道されているとおり、一般の女性とお付き合いさせていただき、そしてこの1週間いろいろ頭の中で考えてきた。正直いって、今、初高座という言葉を使いましたが、胃が痛くなって、もう一つの自分がこのバカヤローといい、その中でもう一人の自分がもっと頑張らなきゃいけないんだよ、と申している部分もある。

 私が落語家になった46年前、楽屋には明治生まれの先輩が、きら星のごとくいた。当時の風潮としては、芸人はきれい事ではいけない、女性にもてるぐらいではないといけない、という我々の世界の風潮があったが、時代錯誤だったと深く反省している。時代は変わっている」

 ―「笑点」の司会にならなくて良かった。

 「『アモーレ円楽です』って言わなきゃいけない。老いらくじゃなくて俺は円楽だって。名前変えようかな。円楽改め老いらくですって。こんなこと言ってて許されるのかな」

 ―奥様は知っていたか。

 「行動があやしければ感じていたかもしれない。泳がしてくれる人だから。そういった干渉してこないところに、俺が甘えた」

 ―Aさんはお嫁に行く可能性も。

 「人の縁って分からないからさ。皆さんには必要以上の深追いはやめてくれる?と。土下座してでもお願いする」

 ―不倫はいけないと思わなかったか。

 「軽々しく考えた。恋愛をやめろと言われれば、パイプカットでもしてやれと言われればやりますよ」

 ―腹黒いイメージとは違う誠実な対応。

 「腹黒いというのも、ウチの師匠(5代目円楽)や歌丸師匠がつくってくれたキャラで『笑点』で生きていたから。腹黒さは違う意味で出させてもらう。対応は誠実にしないと、またうそをつくんじゃないかという読みがあるからね。この1週間、腹をこわしたり、病人みたいだった。君たち(報道陣)に笑わせてもらって少しほっとした。ありがとう」

 ―次回を楽しみにしています。

 「楽しみにしないでよ!師匠に言われたことは、最低、刑事罰だけは受けるなと。80ぐらいまで最後の15年。伸び伸び遊ばせてください」

知人に頼み“不倫相手”を…アイスピックで刺した男
2016.06.02 フジテレビ FNNスピーク 

去年12月の東京・府中市の飲食店で妻の不倫相手とされる男性の頭をアイスピックで突き刺し重傷を負わせた疑いで容疑者ら4人が逮捕。容疑者は「妻と子どものことをどう考えているんだと聞いたが答えが何もなかったので頭にきた」と述べた。また、不倫トラブル相談をしていた知人に頼み被害男性を呼び出していたことが新たに判明し、警視庁はこの男ら2人も事情を知っていると見ている。
〔NewsNavi〕「夫の不倫」に激怒したカイヤが今度は自分の不倫トラブル浮上
2015.03.15 サンデー毎日 

 夫の川崎麻世(51)のたび重なる“不倫”騒動が発覚する一方で、今度は妻でタレントのカイヤ(52)に“不倫訴訟トラブル”が浮上。別居中の夫婦とはいえ、2人ともスキャンダルの“渦中の人”になってしまった。

「2月になって女性週刊誌が“カイヤは不倫訴訟を起こされた”と報じたのです。カイヤの相手というのはギニア人男性のパピ氏(33)。昨年5月、写真誌に“濃厚キス写真”が掲載されました。そのパピ氏の日本人妻が、800万円の慰謝料支払い求める民事訴訟を起こしたというのです」(女性誌記者)

 ところが、カイヤはテレビ番組で訴訟話を否定。ギニア人男性については、「ソウルメイトです」と“意味不明”の発言。

 では夫の川崎は─。17歳年下の元愛人A子さんについて「妊娠を告げた愛人をポイ捨てした」と昨年11月、女性週刊誌が報じた。また、今年に入ってからは元六本木のクラブホステス・B子さんが川崎を告発した報道もあった。

 2度の不倫発覚にキレたカイヤは、新年早々「今年は離婚します」と公言。しかし、カイヤ自身の不倫トラブルの余波も大きそうだ。

「カイヤの相手とされるパピ氏は、東京・六本木のクラブにかかわる仕事をしています。カイヤは“濃厚キス写真”を掲載されながら、当時、“単なる友人の一人。外人だからキスは当たり前”と懸命に不倫を否定していました」(芸能関係者)

 だが、パピ氏の妻はカイヤに対し「別れてください」と直談判したというが聞く耳を持たず、別れるどころか、カイヤは自宅でパピ氏と“半同棲中”。妻は子どもを連れて実家に戻ったという。

「近所でも2人のアツアツぶりは有名です。それなのに不倫を認めず“ソウルメイト”と言うのはどうなのでしょうか」(前出の女性誌記者)

 カイヤと川崎─。いまだ離婚しないこと自体、不思議だ。

川崎麻世が4日発売の「女性自身」で不倫疑惑報道 所属事務所は完全否定
2014.11.04 スポーツ報知 

 俳優の川崎麻世(51)=の不倫トラブル疑惑を、4日発売の「女性自身」が報じている。

 同誌は、麻世と34歳の女性が先月中旬に知人らと食事したのちに2人で麻世のマンションに帰っていく姿を掲載。女性は現在妊娠3か月と報じているが、同誌の直撃に麻世は「ハメられてる」と交際自体を否定した。

 麻世の所属事務所はこの日、スポーツ報知の取材に「このたび、掲載された『女性自身』の記事について、報じられている方とは10年ぶりに先月、お目にかかったのみで、記事の内容と事実とは大きくかけ離れたものです」と完全否定。「今後、名誉毀損(きそん)の訴訟も視野に入れ、対応したいと考えております」とコメントした。

不倫トラブル殺害か
2011.05.11 日刊スポーツ 

 千葉県君津市のアルバイトWさん(26)が殺害され、甲府市の山林で遺体が見つかった事件で、Wさんは、死体遺棄の疑いで逮捕された同市の会社員W容疑者(30)と「結婚の話をする」と家族に告げて車で山梨に向かっていたことが分かった。W容疑者は妻子がいたが、Wさんは「離婚して、自分と結婚しようと話している」と家族に説明していた。甲府署捜査本部は、2人に交際をめぐるトラブルがあったとみて捜査している。
 タクシー強盗、飲酒運転、家の扉破壊… 不倫トラブルで大暴れ 容疑の主婦逮捕
2010.11.05 朝刊 

 【神奈川県】タクシー強盗や飲酒運転でたどり着いた不倫相手の実家で、玄関の扉を壊したとして、川崎市高津区の主婦(46)が四日、器物損壊の疑いで宮前署に現行犯逮捕された。

 逮捕容疑は、三日午後八時二十分ごろ、同市宮前区の七十代の女性宅の玄関の引き戸をけって壊したとされる。

 同署によると、この女は、女性宅へ向かう途中のタクシー内で運転手を刃渡り約十六センチの刺し身包丁で脅して、運賃の千三百四十円を踏み倒した疑いがあるという。

 当時、女は酒を飲んで、追いかけてきた夫の車を運転した疑いもあり、同署は強盗と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、女を再逮捕する方針。

 女性宅は不倫相手で元上司の実家だった。不倫が妻にばれて、元上司は実家から会社に通っていたという。

不倫トラブル装った振り込め詐欺 高崎 /群馬県
2008.10.16 東京地方版/群馬 

 高崎署は14日、高崎市内の自営業女性(55)が長男の不倫トラブルを装った振り込め詐欺に遭い、100万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

 同署によると、長男を名乗る男が女性に携帯電話の番号を伝えた後、法律事務所の職員を装った男が連絡。長男の不倫関係がもとでトラブルになっていることをにおわせ、示談金名目で、指定した金融機関の口座に100万円を振り込ませた。この口座は、別の振り込め詐欺事件で凍結され、犯人が引き出すことはできなかったため、実害はなかったという。

ネットで殺人請け負い 165万詐欺容疑でサイト管理者逮捕へ/警視庁
2005.10.03 東京夕刊 

 ◆救急隊員の女から「調査費」名目で

 東京消防庁の救急隊員の女がインターネットのサイトを通じ、不倫相手の妻の殺害を依頼した事件で、サイト管理者の男(48)が、殺害するつもりがないのに女から現金をだまし取っていた疑いが強まったとして、警視庁捜査1課が詐欺容疑で男を取り調べていることが、3日わかった。すでに逮捕状を取っており、容疑が固まり次第、逮捕する。犯罪を容認したり、助長したりする“闇サイト”がはんらんする中、今後、サイト管理者の刑事責任も厳しく問われることになりそうだ。

 調べによると、サイト管理者の男は昨年12月、サイトを通じて不倫相手の妻(32)の殺害を依頼してきた渋谷消防署救急隊員・K容疑者(32)に対し、実際は殺害を請け負うつもりはないのに、「申し込み費」や「調査費」などを要求し、計165万円をだまし取った疑い。

 男は「復讐(ふくしゅう)屋」などと自称し、「駆込寺(かけこみでら)」と名付けたサイトを運営。違法行為も辞さずに依頼を受ける探偵として、テレビや雑誌で紹介されたこともあった。

 サイトでは、「復讐問題」「別離工作」「殺人問題」などの相談項目を並べて依頼者を募集したうえで、「実行部隊」と呼ばれる下請けの探偵業者らに依頼を丸投げしていたという。

 今回の事件でも、男は、サイト上の「殺人問題」を選んで「殺してください」と電子メールを送信してきたK容疑者の依頼を、「実行部隊」の1人の自称探偵業・T容疑者(40)に、丸投げしていた。K、T両容疑者は9月14日、金品を供与して犯罪を依頼したり、それを請け負ったりした者を処罰する暴力行為等処罰法違反(集団的犯罪等の請託)の容疑で逮捕された。2人の逮捕後、サイト管理者の男は読売新聞の取材に、「ただの不倫トラブルだと思っていた。だますつもりはなかった」などと話していた。

「不倫トラブル時の護身用」 包丁所持の高校教諭、逮捕--川口 /埼玉
2004.01.08 地方版/埼玉 

 川口署は6日、出刃包丁を持って駅前を歩いていた草加市苗塚町、川口市立川口高校教諭、S容疑者(57)を銃刀法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。

 調べでは、S容疑者は6日午後6時ごろ、川口市西川口1のJR西川口駅西口ロータリーで出刃包丁(刃渡り15・6センチ)を所持していた疑い。通行人が「包丁を持った男がいる」と交番に通報、署員が駆けつけた時には、ジャンパーの内側に包丁を隠し持っていた。

 S容疑者は「既婚女性と交際しており、夫とトラブルになった時の護身用として持っていた」と供述している。S容疑者はこの女性と同市内の飲食店で飲酒した帰りだった。

神奈川県警 妻と不倫交際していた大学生を千枚通しで刺す 23歳の男を逮捕
2000.02.19 日刊スポーツ 

 神奈川県警秦野署は17日夜、妻(22)と不倫交際していた大学生(21)の後頭部を千枚通しで刺したとして殺人未遂の疑いで秦野市の土木作業員N容疑者(23)を逮捕した。また愛知県警春日井署は18日、夫(28)の女子高生買春行為に激怒し、夫が経営する中古車販売店に火をつけた妻(20)を放火の疑いで逮捕。浮気相手に対する嫉妬(しっと)心が爆発した夫婦間のせい惨な事件が相次いだ。

 調べによると、N容疑者は17日午後10時45分ごろ、秦野市内の弁護士宅で、妻と不倫関係にあった都内の私立大学3年生の後頭部と首の間の部分を千枚通しで刺した疑い。千枚通しは約6センチも首に垂直にめり込み、大学生は近くの病院に入院したが重傷。

 当時、N容疑者は、大学生、大学生の父親、大学生側の弁護士の計4人で、同市内の弁護士宅応接間で不倫解決の示談交渉していた。妻はその場にはいなかった。N容疑者は、大学生側から200万円の示談金を受け取り、不倫トラブルは解決したかにみえた。しかし、N容疑者は弁護士と父親に「少し出ていってほしい」などと要求。2人が台所に移動した瞬間、大学生を襲ったという。

 関係者によると、妻は同市内のスナックにホステスとして勤務。昨年秋、客として訪れた大学生と知り合い、同12月ごろ、深い仲になったという。N容疑者は妻に不倫相手がいることにすぐ気づき、年明け早々の今年1月2日、大学生の家に乗り込み、父親らと初めて不倫解決交渉を行った。

 犯行当日には大学生に示談金を払わせたほか、示談書を書かせた。示談書には「妻から受け取った名刺、手紙、ティッシュ4箱、トイレットペーパー12個などを返却せよ」とか「妻から電話があったらすみやかに報告せよ」などという“執念”の解決条件が事細かに書かれていたという。

 N容疑者は22歳の妻との間に4歳の長男と2歳の長女がいる。犯行に使用した千枚通しは隠し持っていたという。捜査関係者は「カッとしやすい性格で、事件を起こしたこともあるようだ。それにしても執念深い」と話している。

 ◆買春夫に腹立て放火

 愛知県警春日井署に18日、放火容疑で逮捕されたのは、名古屋市に住む主婦S容疑者(20)。調べによると、S容疑者は午前1時ごろ、夫(28)が経営する春日井市の中古車販売店「サテライト」内に灯油をまいてライターで放火。オートバイ9台、乗用車1台などを燃やした疑い。けが人はなかった。

 S容疑者の夫は15日、一宮市内の女子高生(16)にみだらな行為をしたとして、児童買春禁止法違反の疑いで一宮署に逮捕された。S容疑者は夫の「買春」に激怒。火をつけたという。

不倫トラブルを暴露する女 女性の意識が変わり、忍ぶことをしない
1999.12.27 AERA 

 愛人は日陰の存在。女は耐えるもの、忍ぶもの……なんて考えていたら大間違い。不倫が一度トラブルに陥ったら、相手にカミングアウトされることを覚悟しなければならない。「暴露ミサイル」が飛ぶのは今や常識なのだ。

 今年、出版界ではちょっとした「愛人」ブームだった。雑誌では「ブルータス」(マガジンハウス)や「ダ・ヴィンチ」(リクルート)が大々的に愛人特集を組み、『愛人の掟』(梅田みか)、『不倫の恋も恋は恋』(有川ひとみ)といった愛人マニュアル的な著作もシリーズで売れている。

 小説『不機嫌な果実』(林真理子)などの作品で不倫愛の快楽が認知(?)されたため、「愛人」というポジションへの関心が高まったのも理由の一つだ。

 夏に特集を組んだ「ブルータス」の斎藤和弘編集長は、

 「今は『私、愛人やってるの』と平気でカミングアウトできる女性が増え、恋愛の規範が大きく変化していることを取り上げたかった。愛人も恋愛のひとつのスタイルとして、定着してますからね」

 と背景を話す。

 マニュアル本では「愛人は自分の立場をわきまえて」と諭すが、女性側がカミングアウトすることによって不倫をめぐるトラブルが、政治・経済・芸能界あらゆるところで続出している。

 ○耐えずに権利を主張

 こうした不倫トラブルの修羅場が勃発する土壌は、男女の意識のずれにありそうだ。

 「不倫では絶対、男の方がずるい。昔は『日陰の身』という負い目が強かったから女は我慢したけど、ここ十年ぐらいの間に、女性側の意識は激変した。今は耐えずに権利を主張して当然、という感じですからね」

 自らの不倫体験を踏まえて、『不倫の恋も恋は恋』などの著作で、不倫に悩む女性の心理や心構えを説いている有川さんは、そう話す。

 「女が不倫の相手にキレるのは妊娠して一方的に『堕ろせ』と言われたり、ほかにも愛人がいたと分かったりした時。さらに男性が有名人や権力者で女性をぞんざいに扱い、口止め料などすべて金で解決しようとする場合です」

 不倫で男の常套句といわれる「君といる時が一番幸せ」「妻はひどい女でセックスレス」などは大半が嘘なのだという。

 なかには、「子供が小学生になったら妻と離婚して君と結婚する」という言葉を信じていたら、子供が大学生になるまで結局ずるずる不倫のまま続いてしまった、という例もあった。

 が、一般の社内不倫などでは、女性側の復讐などは殆ど見られず、自分の立場をわきまえ謙虚に悩む例が多いという。

 「相手が著名人や権力者の場合は普通の不倫とは違い、近づく女性側にそれを利用したいという下心もあるのでは。うまくいかずに逆上する、というケースもあるでしょう。暴露して復讐するのも相手が有名だからこそ、名前を傷つけたい、という気になる」

 不倫トラブルの中でも、女性側からの暴露が増えている。こうした女性たちの心理は、一体どんなものなのだろうか。

 ○記念のプリクラみたい

 亜矢子さん(仮名)はクスッと笑いながら、

 「あの雑誌の暴露記事は、彼と撮った記念のプリクラみたいなものなんですよ」

 と言った。

 プリクラ? その表現の軽やかさに驚かされる。相手を殺すか殺されるか、ぐらいにドロドロした言葉が出てくると思ったのに。

 歯科技工士をしている彼女は二十九歳だった五年前、あるスキャンダル雑誌に、芸能関係者との赤裸々な愛人関係を手記の形で発表した。

 「私はまだ未練があったけど、彼の気持ちはもうすっかり冷えていたので、ああいう地雷を踏むような形で終わらせるのも面白いかな、と思って。一言で言えば、心を踏みにじられたことへの『復讐』ですよね」

 「愛人」と言っても相手は妻帯者ではない。ただ亜矢子さんのほかに七人もの交際女性がいると公言している遊び人だった。

 最初はそれでもいい、もしかしたら私一人に気持ちを向かせられるかも、と思いながら付き合い始める。が、彼の部屋に遊びに行くと、別の女性からかかってきた電話で長々と話したあげく、「今のは○○からだよ」と亜矢子さんに気遣う様子すらない。

 そのうえ、たずねれば、電話の内容や相手との交際の中身まで、素直に喋ってしまう。

 「せめて二人でいる時ぐらい、私のことだけを見て欲しかったのに、彼は嘘をつかないことが自分なりの正義なんだと、自信たっぷりだった」

 ○まだ好きな気持ち残る

 やがてそんな彼の鈍感さを責めずにいられなくなり、関係は破局へ向かっていく。

 「こっちを向いて欲しい」という気持ちと、「悔しい、私を何だと思ってるの」という愛憎半ばする気持ちが、暴露手記を書く直接の動機だった。

 反響は予想以上に大きく、彼の元には同僚から「大変な女と付き合っちゃったな」という電話が、ひきも切らずかかってきたという。

 当然、亜矢子さんへの風当たりも厳しかったはずだが、

 「私自身は幾ら傷ついても全然平気でしたね。彼からは『二度と連絡をよこすな』と言われ、気持ちもふっ切れたし」

 が、その後、彼が結婚したと聞き、再び複雑な気持ちに陥ってしまった。まだ「好き」な気持ちは、残っているのだと、自分が少し情けない気もする。

 亜矢子さんは彼と出会う前、次々に男性との交際と破局を繰り返してしまう不安定な精神状態にあったという。その理由を彼女はこう分析してくれた。

 「母が私をストレスや不平不満の掃きだめのように扱ったために、自己評価がすごく低くなってしまった。だから私を八分の一としか見ないリスキーな相手にひかれてしまうんですよね」

 こうした愛人関係の「暴露ミサイル」を放つ女は、相手の男性ばかりでなく自分の親に「虐げられた」「踏み付けられた」という負の感情を秘めていることが多い。いわゆるAC(アダルトチルドレン)的な傾向だ。

 ○あっちの家庭も不幸に

 裕香さん(27、仮名)もその一人だ。彼女は二年前から妻子のある企業経営者と愛人関係にあり、彼のアシスタント的な仕事を手伝っていた。が、裕香さんが彼の家に匿名で出した「会いたい」という手紙がもとで、妻に不倫がばれ、仕事を辞めさせられてしまう。

 「とにかくこれ以上、事を荒立てたくないから、といきなり連絡を断たれ、精神的に大きなショックを受けた。彼の力で業界に売り出してやる、と言われ随分尽くしたのに」

 が、その後、彼に新しい愛人ができたと聞き、裕香さんは逆ギレしてしまった。ある雑誌関係者に、不倫関係や自分への仕打ちをリークしたのだ。記事は出なかったが、これをきっかけに彼女はグラビアヌードでデビュー。今は勧められて体験を基に、官能小説も書き始めたという。

 「メディア上なら彼と対等になれるし、気持ちも晴れる。私を不幸にしたんだからあっちの家庭も不幸にして見返してやりたいっていう気はあります」

 とは言うものの、実は彼女、今も十二歳年上の既婚者と愛人関係にある。

 極端に走る行動の理由を、彼女も亜矢子さんと同様、育った家庭に原因があるのかもしれない、という。子供の頃、優しいが情緒面で幼稚な父親に性的な視線を向けられ、母親は外に愛人がいて自分に母性的な関わりをほとんど持たなかった。

 「他人の幸福な家庭を見ると、無意識に壊してやりたい願望に駆られる。そのくせ親に認められた経験がないから、褒められるとすぐ舞い上がってしまうんですよ」

 愛されたい、受け入れられたいという気持ちが強いから、過剰なセックスの要求をされても嫌な顔もせず、仕事面でも精力的に尽くす。が、いったん相手が冷たくなったり、関係を絶とうとすると、期待が裏切られたことから一挙に攻撃に転じる。

 最近は女性だけでなく、男の愛人からの情報暴露も増えてきた。「暴露ミサイル」を抱えた人たちは男女問わず、こうした依存的な人間関係のパターンを繰り返すケースも少なくない。

 「浮気は仕事の活力」のオヤジ社会にどっぷり浸かっていると、思わぬ砲弾で粉砕されかねない時代なのである。