報道された脅迫事件 2014年

脅迫の疑いで逮捕 葛西署 /東京都
2014.12.28 東京地方版/東京 

 葛西署は、兵庫県赤穂市尾崎、職業不詳K容疑者(23)を脅迫の疑いで逮捕し、27日発表した。

 署によると、K容疑者は今月16日、江戸川区の20代女性宅で、「おれは関西のヤクザの息子だ。すぐにでもお前を殺すこともできる」と女性を怒鳴り、脅迫した疑いがある。

 K容疑者は今月上旬に女性と出会い系サイトで知り合い、直後から女性宅に居座っていたが、退去を求められていた、と署は説明している。「すぐに殺せる、とは言っていない」と容疑を一部否認しているという。

社説:リベンジポルノ 根絶へ厳しい対応を
2014.12.28 東京朝刊 

 恋愛や夫婦関係にあった当時に撮った裸などの写真や動画を、別れた後に腹いせでインターネットに流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が深刻化している。

 このため、罰則を盛り込んだリベンジポルノ防止法が衆議院解散前の臨時国会で成立し、施行された。

 いったん流出したネット上の記録の消去は困難だ。被害者は心の痛手を長期間負い続けることになる。リベンジポルノは、相手を信じた気持ちを裏切り、写真などを撮らせた弱みにつけこむ卑劣な犯罪だ。性暴力であり、究極の人権侵害でもある。

 新法が成立したのは、既存の法制では処罰が難しい事案があるうえ、流出した画像を早く消去する現実的な手立てがなかったからだ。例えば、画像をばらまくと脅して交際を続けるよう求めれば脅迫罪に当たる。実際にそうした摘発例はあるが、刑法のわいせつ物頒布(はんぷ)罪などは、わいせつ性の定義の壁で、摘発に結びつきにくかった。新法を生かし、積極的な摘発や運用でリベンジポルノを根絶させたい。

 防止法は、被写体を特定できる方法で個人的に撮影した裸の写真などをネット上に公表したり、公表させる目的で第三者に提供したりした者への処罰規定を設けた。公表した場合の法定刑は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金だ。

 また、プロバイダー(接続業者)責任制限法の特例を設け、プロバイダーが被害の申し出を受けて発信者に照会後、画像を消去するまでの期間を7日間から2日間に短縮した。

 法には「私生活の平穏」との文言を盛り込み、プライバシーの保護目的であることも前面に打ち出した。

 リベンジポルノが広く知られるようになったのは、東京都内で昨年起きたストーカー殺人事件がきっかけだ。被告は被害者の画像をネットに流していた。

 警察などによる公式的な統計はないが、事件後に同様の被害に遭った若者を中心に民間団体などへの相談件数が急増しているという。警察は今後、被害者の立場で一層積極的に取り締まりに当たるべきだ。

 プロバイダーの役割も重要だ。画像削除は自主判断に任せられており義務ではないが、被害の深刻さを考えれば警察への速やかな通報を含め、踏み込んだ対応が求められる。

 被害を根っこから絶つためには啓発や教育も重要だろう。他人に見られて困るような写真や画像を撮らせないよう家庭や学校でしっかり教えたい。ネット空間で知り合った人ならばなおさらだ。いったん海外に流れれば消去は国内以上に困難だ。ネットの利便性の裏側にひそむ危険性について認識を深めさせたい。

ネットで知り合った女性宅に居座り脅迫
2014.12.28 日刊スポーツ 

 インターネットで知り合った女性宅に居座り「すぐにでも殺せる」と脅迫したとして、警視庁は27日までに、兵庫県赤穂市尾崎の職業不詳K容疑者(23)を脅迫の疑いで逮捕した。容疑を一部否認しているという。女性が警視庁に被害届を提出後にK容疑者は逃走。ストーカーの犯罪歴があり、警視庁は女性の関係先の警備を他県警に要請するとともにK容疑者を全国に指名手配。兵庫県警が25日、赤穂市の自宅で取り押さえた。

 警視庁葛西署によると、K容疑者の逮捕容疑は16日、東京都江戸川区内の20代女性宅で部屋から出ていくよう求められ「俺は関西のヤクザの息子だ」「すぐにでもお前を殺すこともできる」などと、怒鳴りつけ、脅迫した疑い。調べに対し、「知り合いにヤクザがいるとは言ったが、すぐにでも殺すとは言っていない」と供述しているという。

 K容疑者と女性は今月上旬、ネットを通じて知り合い、都内で会うことになった。K容疑者から「泊まるところがない。2~3日泊めて」と頼まれた女性は、かわいそうになって了承。しかし、2~3日後の16日、「友人が来るので部屋から出てほしい」と頼むと、K容疑者の態度が一変。怒鳴り声で女性を脅したという。

 K容疑者はその後も数日間居座ったという。女性は隙を見て、近くの交番に被害届を提出。署は緊急性が高いと判断し、女性を保護した。署員が女性宅を訪ねたが、K容疑者はすでに逃走。周辺の防犯カメラの映像で、女性を探し回るような姿が確認された。

 警視庁は女性宅で確認した指紋から、ストーカー犯罪歴のあったK容疑者を特定。全国に指名手配した。さらに、K容疑者が女性を探す過程で、女性の実家などに危害を加える可能性も考慮。DVやストーカー犯罪対策専門の「警視庁人身関連事案事態対処チーム」が捜査に加わり、女性の親族ら関係者の周辺警備を他県警に要請した。

 被害届から数日後の25日、赤穂市の自宅に戻ったK容疑者を兵庫県警が取り押さえた。

恐喝未遂で起訴=埼玉
2014.12.27 東京朝刊

 さいたま地検は26日、東京都東村山市久米川町、輸入雑貨販売業T容疑者(69)を恐喝未遂罪でさいたま地裁に起訴した。

 起訴状などによると、T容疑者は10月17日と11月5日の2回、スーパーマーケット「ヤオコー」の川越市の本社に「これは脅迫状です」「6000万円を出してくれるよう要求します」「要求を受けないときは客の家を爆破する」などと書かれた脅迫状を東村山市内のポストなどから郵送し、現金を脅し取ろうとしたとされる。

元交際相手脅迫事件、大阪市職員を不起訴
2014.12.25 大阪朝刊 

 元交際相手の女性をメールで脅迫したとして、府警に脅迫容疑で逮捕された大阪市交通局の男性職員(52)について、大阪地検は24日、不起訴処分とした。地検は処分理由を明らかにしていない。府警によると、職員は10月13、14両日、交際していた40代女性の携帯電話に「絶対別れたれへんし、死ぬときは一緒じゃ」などの内容のメールを8回送信し、脅迫したとして逮捕された。その後、勾留が認められず、在宅で捜査を継続していた。

リベンジポルノ道内でも*元交際相手による画像流出…*1~11月*道警相談増*脅迫容疑で男逮捕
2014.12.21 北海道新聞朝刊全道 

 元交際相手の性的な写真をインターネット上に流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」被害が全国で相次ぐ中、道内でも被害相談が目立ち始めている。道警によると、今年1~11月末に寄せられた相談は18件で、相手が脅迫容疑などで逮捕された事案もあった。リベンジポルノを取り締まる「私事性的画像記録の提供被害防止法」も17日から全面施行され、道警は今後も摘発や啓発を強化する方針だ。

 道警によると、今年11月末までに「元彼に裸の画像を撮影された」などと寄せられた相談は18件で、相談者のうち17人が女性だった。相手の男性は大半が元交際相手。相談者の年齢は20代8人、30代5人と若年層でのトラブルが目立つ。

 このうち、交流サイト「フェイスブック」に元交際相手の女性の裸の画像を送信し、女性を「おまえも退職願を出した方が良い」などと脅したケースもあった。道警は、脅迫容疑や児童ポルノ禁止法違反(製造)容疑で男3人を逮捕している。

 リベンジポルノの摘発には従来、名誉毀損(きそん)罪や公然わいせつ罪などが適用されてきた。だが近年利用が進むスマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」など特定の人物に送った場合は不特定多数に公開したとは言えず、違法性を問えない例もあり、対策を求める声が上がっていた。

 私事性的画像記録の提供被害防止法では、プライベートで撮影された裸など性的な画像や写真を不特定多数に提供する「公表罪」に加え、流出させる目的で他人に提供する「公表目的提供罪」を設定。公表罪は3年以下の懲役または50万円以下の罰金、公表目的提供罪は1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。道警は「被害防止のために早めに相談してほしい」と呼び掛けている。

【潜む悪意 ネット社会の落とし穴】性的動画、送信ご注意
2014.12.16 大阪朝刊 

 ■被害大半は男性「ばらまく」脅迫横行

 振られた腹いせなどで元交際相手の性的なプライベート画像をインターネット上に掲載する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」が社会問題化する中、出会い系サイトなどで知り合った相手に性的な動画を送り、その後、動画を流出させると脅されて現金を要求される事案が今秋以降に発生しているとして、独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA、東京)が注意を呼びかけている。

 IPAによると、こういった被害は「セクストーション」と呼ばれる。セクストーションとは、「sex(性的な)」と「extortion(強要)」を掛け合わせた造語。

 相談を寄せる被害者のほとんどが男性。スマートフォンの出会い系サイトで知り合った女性に「動画アプリを使って恥ずかしい姿を見せ合おう」などと誘われ、指定されたアプリをインストール。その後、裸などの動画を投稿すると、後日見知らぬ電話番号から着信があり「動画をばらまかれたくなければ金を払え」と要求された-という。

 さらに、「電話帳の友人や家族にばらまく」と脅されたケースもあり、インストールした動画アプリが、スマホに登録されている電話帳情報を抜き取る機能を持っていた可能性がある。

 IPAによると今年9月以降、同様の相談が数件寄せられた。IPAの担当者は「身近な人に恥ずかしい動画を見られる恐怖を与えることで、金を脅し取れる確率が高まると考えたのではないか」としている。

リベンジポルノ 摘発強化、狭まる網 海外サーバーにもメス
2014.12.10 大阪朝刊 

 平成25年に警察が摘発した児童ポルノ製造事件は797件。うち318件は強要されるなどして児童らが自ら撮影したケースだった。こうした画像は流出の危険をはらんでおり、捜査当局はリベンジポルノ対策法の成立以前にも摘発を強めていた。

 昨年12月、無職男が中学2年女子生徒を「お前のムービーばらまいても?」と脅迫。相談を受けた京都府警は男の自宅を捜索し、公開は食い止められた。被害者が中学生だったため、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑を適用できた。

 写真をネット上にばらまく行為はどうか。今年5月に名古屋地裁で実刑判決を受けた男の事件では、元交際相手の女性の実名を記載した掲示板を立ち上げ、顔入りの画像を掲載したことが名誉毀損(きそん)罪にあたり、違法と判断された。

 リベンジポルノを助長する“犯罪インフラ”にも捜査のメスが入り始めた。

 ブログや動画サービスを展開する「FC2」の運営元とみられる大阪市内の会社に今年9月、京都府警が家宅捜索に入った。FC2の動画投稿サイトで性行為をライブ配信した男らが逮捕された事件に関連した公然わいせつ幇助(ほうじょ)容疑だ。

 画像などが保存されている「サーバー」が海外にある場合、国内法の適用外である上、管理会社や運営実態が不透明なケースが多く、摘発は難しいとされる。その代表格ともいわれていたのがFC2。違法配信で逮捕された男らも「海外サーバーなので大丈夫と思った」と供述していた。

 しかし、京都府警は、実質的に国内で運営されていたことを突き止め、摘発に踏み切った。捜査関係者は「海外サイトがインフラとなっている面は否めないが、メスを入れていく」と警告。違法画像の摘発に、もはや不可能はない。

【潜む悪意 ネット社会の落とし穴】卑劣 リベンジポルノ
2014.12.10 大阪朝刊 

 ■愛情装い「裸見たい」 画像送信悔い、相談急増

 インターネットの進化は、瞬時に大量の情報を得られる便利さと、“悪意”をまき散らす手段をもたらした。性的な画像や動画を元交際相手らがネットに投稿する「リベンジポルノ」。先の臨時国会で対策法が成立し、17日からは罰則適用が始まる。取り締まりの強化が期待されるが、一度ネットにさらされた画像の拡散を止めることは不可能で、被害者は半永久的に流出の危険におびえることになる。「振られた腹いせ」の「リベンジ=復讐(ふくしゅう)」。実態は単なる逆恨み。何があっても裸の画像を与えない。そんなモノを求めるのは、愛でも何でもない。

 「催促がしつこくて。後のことなんて、そのときは考えなかった」。東京都内の20代の女性会社員は、代償の大きさを実感しないまま、画像を送信した。

 ◆しつこい催促

 高校生のころ、ネットの会員制交流サイトで30代男性と知り合った。メールで愚痴を聞いてくれたり、相談に乗ってくれたりした。友人の一人と思っていた。

 「ちょっと見たいから、裸の写真を送ってよ」

 何度も断った。でも執拗(しつよう)に催促のメールが来る。あまりのしつこさに、裸の上半身を1枚“自撮り”して、送ってしまった。

 大学生になり、事の重大性に気づき、サイトの利用をやめた。男性から“フェードアウト”することを図ったが、連絡を求めるメールが次々と寄せられ、ついにはこんな内容に変わった。

 「連絡をくれないなら写真を流す。自分が送った写真、分かってるよね?」

 親や親友にも恥ずかしくて相談できなかった。怖かったが、約1年間、ひたすら無視を決め込んだ。やがてメールは止まった。

 だが、問題が解決したわけではない。裸の写真は、どこかで公開されているかもしれない。調べる勇気はない。「流出していないはず」。自分にそう言い聞かせるしかない。

 ◆大半が中高生

 ネット上のトラブル相談を扱う「全国webカウンセリング協議会」(東京)では昨年10月以降、リベンジポルノに関する被害相談が急増。それまで月に数件程度だったのが、30件ほどに跳ね上がった。「拡散した裸の画像を回収したい」「元彼が(無料通信アプリの)LINEで私の裸を友人に見せている」などの内容が多いという。

 安川雅史理事長によると、相談の大半は中高生。「学校にバレたら退学になる」「警察に相談したら、親や学校に連絡されてしまう」と表ざたにすることをためらうケースが多い。

 「元カレに裏切られた」

 関東の30代女性は、支援者を通じた取材に対し、こう明かした。大学時代、初めて付き合った1歳上の男性に、2人の性行為の様子のビデオ撮影を求められ、応じてしまったという。

 被害は、脅迫されたり裸の写真を見られたりした瞬間だけではない。リベンジポルノの罪深さは、ここにある。女性は言う。

 「流出の危険性があるだけで、身を隠して暮らさざるを得ない。被害は一生続くことを知ってほしい」

塾の元教え子脅迫 容疑で30歳を逮捕=東京
2014.12.09 東京朝刊 

 学習塾の教え子だった女性にデートをキャンセルされたことに腹を立てて脅したとして、尾久署が今月6日、埼玉県越谷市、会社員S容疑者(30)を脅迫容疑で逮捕していたことが同署幹部への取材でわかった。

 同署幹部によると、S容疑者は11月、数年前に講師をしていた学習塾の教え子だった20歳代の女性に、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」で「警察に被害届を出していいか」「職場にも当然連絡が行き、解雇されますよ」などとするメッセージを繰り返し、送り付けた疑い。容疑を認めている。

 女性は高校生の時にS容疑者がいた塾に通っていた。その後も連絡を取り合っていたS容疑者がデートを迫ったが、直前になってキャンセルされたという。

 上司脅すメール 53歳容疑者逮捕 西尾署
2014.12.09 朝刊 

 愛知県警西尾署は八日、勤め先の上司を脅すメールを送ったとして、脅迫の疑いで同県幸田町横落、嘱託職員M容疑者(53)を逮捕した。

 逮捕容疑は八月二十八日夜、自宅のパソコンで当時勤務していた西尾市の特別養護老人ホーム宛てに、施設長の男性(58)の名を挙げ「家庭をめちゃくちゃにしてやる」などと脅す内容のメールを送ったとされる。署によると「口では言ったが、パソコンでは送っていない」と否認している。

 ホームを運営する名古屋市東区の社会福祉法人「愛知県厚生事業団」によると、M容疑者は昨年十一月ごろからほかの職員との関係が悪化し、六月から勤めに来なくなった。八月以降、ホームのほか、同法人が運営する名古屋市内の保育園三カ所に嫌がらせのメールやファクスを送りつけるようになり、法人が県警に相談していたという。法人は十一月末に懲戒解雇した。

男性脅した容疑で逮捕=北海道
2014.12.08 東京朝刊 

 札幌南署は7日、札幌市豊平区月寒西2の10、指定暴力団Y系幹部で自称スクラップ業I(52)、同区月寒東5の12、無職K(40)の両容疑者を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。発表によると、2人は11月27日未明、同市中央区の駐車場で、同市清田区の30歳代男性に「ヤクザなめてんのか」「お前さらうわ」などと脅迫した疑い。I容疑者は「脅していない」と否認し、K容疑者は認めている。男性は2人と面識はなく、男性が車の荷物を整理するため外に出た際、一方的に因縁をつけられたという。

脅迫文6カ所で投函 グリコ恐喝未遂 捜査攪乱か
2014.12.01 大阪夕刊 

 製菓会社「江崎グリコ」(大阪市西淀川区)の商品に毒物を入れるとして現金を脅し取ろうとした恐喝未遂事件で、6通の脅迫文は都内の別々の6カ所から投函(とうかん)されていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警は投函場所を変えることで捜査を攪乱(かくらん)する狙いもあったとみて詳しく調べる。

 逮捕されたのは40代くらいの男で、逮捕当初は黙秘しており、住所氏名などは不詳。

 捜査関係者らによると、6通の消印は23区内のものが大半だが、一部は23区外だったという。宛先はいずれも同社品川オフィス(東京都港区)だったが、江崎勝久社長(73)宛てだったため、すべて同社大阪梅田オフィス(大阪市北区)に転送された。送られた脅迫文には、JR東京駅と東京ディズニーランド(千葉県)での2度の現金受け渡しの際、受け渡し人の服装を指定する文言があったという。

出会い系サイト:女性呼び出し集団暴行 3容疑者を逮捕--愛知県警
2014.11.28 中部朝刊 

 出会い系サイトで知り合った女性に集団で性的暴行を加えたとして、愛知県警一宮署などは27日、同県豊田市住吉町、I容疑者(26)ら会社員の男3人を集団強姦(ごうかん)致傷の疑いなどで逮捕したと発表した。

 他に逮捕されたのは岐阜県各務原市緑苑東2、K(43)と、名古屋市南区駈上2、T(28)の両容疑者。容疑は10月12日午後9時10分ごろ、愛知県稲沢市のコンビニエンスストアで、呼び出した大阪市の女性(29)を車に乗せ、顔面などを殴り「暴れたら殺すぞ」と脅迫。何らかの薬物を飲ませて抵抗不能にし、性的暴行を加えるなどしたとしている。

 一宮署によると3人は無料通信アプリ「ライン」を通じて知り合ったという。I、T両容疑者は容疑を認め、K容疑者は一部否認しているという。

 K、T容疑者は別の女性を拉致して性的暴行を加えたとして、県警中署にわいせつ略取容疑などで逮捕、起訴されている。

連続強姦:無期判決 わいせつ含め140件 大阪地裁「暴力団装い脅迫、卑劣」
2014.11.28 東京朝刊

 女性20人に性的暴行やわいせつ行為を計約140件繰り返したとして、強盗強姦(ごうかん)などの罪に問われた住所不定の無職、N被告(50)の裁判員裁判の判決が27日、大阪地裁であった。登石(といし)郁朗裁判長は「被害者の尊厳を踏みにじる極めて卑劣な犯行だ」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡した。

 判決などによると、N被告は2006~12年、大阪府内の飲食店や洋服店で働く10~20代の女性を店の電話口に呼び出すなどし、「暴力団組織に復讐(ふくしゅう)を依頼された。助かるためには肉体関係を持たなあかん」などと脅迫。女性をホテルなどに連れ込んで性的暴行し、計約162万円を奪った。

 登石裁判長は「巧みな話術と強烈な脅迫内容で、恐怖のあまり性交渉を受け入れざるを得ない状況に陥らせた。6年半も支配された被害者もおり、人生を大きく狂わせた」と指摘した。さらに、N被告が過去にも強姦事件で実刑となり、仮出所から20日余りで一連の事件を起こした点に触れ、「強い非難に値する」と批判した。

女性医師を脅迫容疑
2014.11.27 北海道新聞朝刊全道 

 警視庁目黒署は26日、テレビのバラエティー番組などに出演している医師のWさん(35)に対する殺害予告をインターネット掲示板に書き込んだとして、脅迫の疑いで東京都足立区本木東町、風俗店店員Y容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑は9月10日未明、掲示板サイトに「自殺しなければあなた殺されるみたいだよ」などと書き込んだ疑い。

 目黒署によると、Y容疑者は「脅迫したことは間違いない」と容疑を認めている。Wさんとは面識がないとみられ、同署が詳しい動機を調べている。

 ネットにタレント殺害予告書き込み 容疑で風俗店員逮捕
2014.11.27 朝刊 

 【東京都】目黒署は二十六日、テレビのバラエティー番組などに出演している医師のWさん(35)に対する殺害予告をインターネット掲示板に書き込んだとして、脅迫の疑いで足立区本木東町六、風俗店店員Y容疑者(23)を逮捕した。

 逮捕容疑では九月十日未明、掲示板サイトに「自殺しなければあなた殺されるみたいだよ」などと書き込んだとされる。

 目黒署によると、Y容疑者は「脅迫したことは間違いない」と容疑を認めている。Wさんとは面識がないとみられ、署が詳しい動機を調べている。

 脅迫の疑い
2014.11.26 朝刊 

 【三重県】鈴鹿署は25日、脅迫の疑いで、鈴鹿市末広北、土木作業員O容疑者(47)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月2日午前5時半ごろ、市内の市道で、同市の男性トラック運転手(48)の軽乗用車に追い抜かれたことに腹を立て、後を追い掛けて呼び止めて「ぶっ殺したろか」などと脅したとされる。容疑を認めている。

社説 リベンジポルノ法
2014.11.25 朝刊 

交際中や婚姻中に撮った人に見られたくない画像を、別れた後、腹いせにインターネット上へ流出させる-。そんな陰湿な嫌がらせが社会問題になっている。

「リベンジ(復讐)ポルノ」と呼ばれるもので、罰則を盛り込んだ被害防止法が、衆院解散直前の臨時国会で成立した。

リベンジポルノは卑劣な犯罪であり、被害者が受ける傷の深さは計り知れない。決して許してはならない行為だ。

防止法は、ネット上などに第三者が被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した裸などの画像を不特定多数に提供すると、3年以下の懲役または50万円以下の罰金を科すとした。

拡散させる目的で特定の人に提供した場合も、1年以下の懲役か30万円以下の罰金を科す。

リベンジポルノが広く知られるようになったのは、昨年10月に起きた東京・三鷹のストーカー殺人事件がきっかけである。被害者の母親は公判で「娘は人目にさらされたくない画像をネットで流され、絶望していた」「(被告は)娘を2回殺したのです」と訴えていた。

事件以降、ネットいじめ対策などに取り組んでいる「全国webカウンセリング協議会」(東京)には、中高生ら未成年を中心に、画像流出に関する相談が急増しているという。

交際していた女性に復縁を迫るため、画像を流出させるなどと脅し、強要や脅迫容疑で逮捕される事件も全国で起きている。

被害の広がりがうかがわれるが、深刻なのは、これらが氷山の一角であり、被害者が泣き寝入りする事例が多いとみられることである。

政府はこれまで、刑法や名誉毀損罪などで処罰できるとし、新たな法整備には慎重だった。

しかし、現行法は被害の拡大に追い付いていない。国会で新法制定の機運が高まり、議員立法で実現させたことは評価できる。

防止法制定と併せて、プロバイダー(接続業者)責任制限法も改めた。発信者の反論がないのを確認して画像を削除するまでの期間を、7日から2日に短縮した。

画像はひとたびネット上に流出すると、複製や転載によって広がる恐れがある。早く削除できるようになったのは一歩前進といえよう。

ただ、それでも拡散を止めるのは容易ではない。

重要なのは、プロバイダーの役割である。有害な画像を削除する義務がなく、自主的な判断に任されているが、被害の深刻さを十分に認識し、申し出があれば被害者の立場に立った対応をしてもらいたい。速やかに警察に通報することも求められる。

国内での対策と同時に、急がれるのは国際的な連携を深めることだ。海外にサーバーがある場合でも迅速に削除できるよう、体制を整えなければならない。

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)など、ネット社会が急速に発展する中、誰もが被害者になる可能性がある。

ネットは便利な半面、使い方によっては恐ろしい結果を招きかねないことを、家庭や学校で子どもたちにしっかりと教えたい。大人への啓発活動も強める必要がある。

脅迫容疑でドラゴン関係者ら逮捕
2014.11.22 東京朝刊 

 警視庁組織犯罪対策2課は暴力行為法違反の疑いで、板橋区南常盤台、無職、H容疑者(40)ら準暴力団「チャイニーズドラゴン」の関係者3人と、指定暴力団Y系組員2人を逮捕した。逮捕容疑は3月30日午前1時半ごろ、台東区の路上で、クラブ経営者の女性とホステスを取り囲み、「あいさつ料を払っていない」と因縁を付けて「店をつぶすぞ」などと脅迫したとしている。

「乱暴されかけた」と示談金要求の疑い、モデルの女逮捕
2014.11.18 東京朝刊 

 「乱暴されかけた」と因縁をつけて、大手外食チェーン店を運営する男性社長(48)から示談金を脅し取ろうとしたとして、新宿署は恐喝未遂容疑で、モデルのS(31)=横浜市神奈川区西寺尾=と、金融会社社長、O(66)=練馬区早宮=の両容疑者を逮捕した。同署によると、いずれも容疑を否認している。

 同署によると、男性社長は8月、S容疑者とパーティーで出会い、食事後に車で自宅まで送ったが、乱暴した事実はなく、10月に同署に被害届を提出。O容疑者は依頼を受け、威迫を繰り返した疑いがある。

 逮捕容疑は9月、乱暴されそうになった事実がないのに、男性社長を「車の中で乱暴されかけた」と電話で脅迫するなどして示談金を要求したとしている。

わいせつ画像を少女に送信強要 館山、スリランカ人逮捕
2014.11.12 千葉日報

 館山署は11日、強要と児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで京都市右京区西京極東大丸町、自称会社員、スリランカ国籍の男、B容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は2月7日、当時16歳の少女=県内=に、スマートフォンの通信アプリを通じ女性を名乗り接触。「女同士だから安心して」などとわいせつな画像を送信させ、「もっと送らないとインターネットに流す」などと脅迫し、計17枚のわいせつな画像を送信させ、自身のスマートフォンに保存した疑い。

 同署によると、2人は同日に通信アプリで知り合ったという。2月9日に少女から110番通報があり、同署が詳しく調べていた。同容疑者は「女の子の裸体が見たかった」と容疑を認めている。

脅迫の疑いで逮捕 福岡・南署 /福岡県
2014.10.31 西部地方版/福岡

 (南署発表) 30日、福岡市南区曰佐5丁目、指定暴力団N系幹部組員W(40)、同区清水1丁目、指定暴力団K会系組員A(50)、同区筑紫丘1丁目、自営業Y(45)の3容疑者を暴力行為等処罰に関する法律違反の疑いで逮捕。いずれも容疑を否認しているという。3人は29日午前0時すぎ、同区のスナックで、店員が時間で閉店しようとしたことに怒り、「俺らがどこの人間かわかっとろうが」などと店長を脅迫した疑いがある。

脅迫容疑で38歳逮捕=多摩
2014.10.24 東京朝刊 

 八王子署は23日、福井県越前町東内郡、自称会社員Y容疑者(38)を脅迫容疑で逮捕したと発表した。逮捕は22日。

 発表によると、Y容疑者は10月上旬、以前に交際していた都内の10歳代の女子大学生に対し、復縁を求めて「君の写真をばらまくことができる」などと電話し、同18日には携帯電話から「甘い夢を壊してあげる」とメッセージを送り、脅した疑い。

 同署幹部によると、2人は8月頃から1か月余り交際していたといい、女子大学生が20日、同署に相談した。調べに対し、容疑を認めているという。

女子高生を脅迫した疑い=山口
2014.10.22 西部朝刊 

 長門署は21日、長門市東深川、無職I容疑者(51)を脅迫容疑で逮捕した。発表では、9月6日、同市の女子高生(15)に、性的危害を加えるとした内容の手紙を郵送し、脅した疑い。容疑を認めているという。9、10月に数回、この女子高生に同様の手紙が届いており、同署は関連を調べる。

脅迫メール容疑、神奈川の男逮捕 元交際相手に「必ず殺す」 /島根県
2014.10.18 大阪地方版/島根 

 元交際相手に危害を加える内容のメールを送りつけたとして、雲南署は16日、神奈川県横須賀市森崎5丁目、無職S容疑者(28)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、S容疑者は12~14日、島根県東部の女子高校生(16)の携帯電話に「必ず殺してやる。覚えておけ」などと書いたメールを送った疑いがある。メールは数千件に及び、15日朝に女子高校生と父親が署に相談した。2人は昨秋、インターネット上で知り合い、今年9月下旬まで交際していたという。

元交際男 脅迫メール数千件 容疑で逮捕=島根
2014.10.17 大阪朝刊 

 元交際相手の女子高校生(16)に「必ず殺してやる」などのメールを送ったとして、雲南署は16日、神奈川県横須賀市森崎、無職S容疑者(28)を脅迫容疑で逮捕した。S容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。

 発表によるとS容疑者は12~14日、県東部に住む女子高校生の携帯電話に脅迫メールを数千件送った疑い。

 2人は昨年秋頃、インターネットを通じて知り合い、一時交際。女子高校生の被害届を受けて逮捕した。

復縁迫るメール バス運転手逮捕 大阪・脅迫容疑=続報注意
2014.10.16 大阪朝刊 

 元交際相手の女性を脅し復縁を迫ったとして、大阪府警河内署は15日、大阪市交通局守口営業所のバス運転手・K容疑者(52)(大阪府東大阪市)を脅迫容疑で逮捕した。「もう一度話がしたかった」と容疑を認めている。発表によると、K容疑者は13日午後から翌14日正午にかけて計8回、府内の40歳代の女性に「絶対に別れない。死ぬときは一緒」などと携帯電話でメールを送り、脅迫した疑い。

 大阪市交通局によると、K容疑者は1992年にバス運転手として採用。13~15日は休みだった。

 [続報]

 2014年12月25日付大阪朝刊32面

 =バス運転手男性不起訴

 大阪地検は24日、元交際相手の女性を脅したとして大阪府警に脅迫容疑で逮捕された大阪市交通局のバス運転手の男性(52)を不起訴にした。

脅迫メール送信容疑、大阪市バス運転手を逮捕
2014.10.16 大阪朝刊 

 元交際相手の女性をメールで脅迫したとして、河内署は15日、脅迫容疑で、大阪市交通局職員で市バス運転手、K容疑者(52)=東大阪市若江西新町=を逮捕した。

 逮捕容疑は13~14日、府内の40代女性の携帯電話に「絶対別れたれへんし、死ぬときは一緒じゃ」などとするメールを8回送信し、脅迫したとしている。容疑を認めているという。

 大阪市交通局は「みなさまの信頼を損ない誠に申し訳ない。今後、厳正に対処する」とコメントした。

 ナイフで女性脅した疑い
2014.10.10 朝刊 

 【三重県】津署は9日、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、四日市市西坂部町、会社員N容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑では、今年5月18日未明、津市内を自転車で帰宅中の女性アルバイト店員(16)をわいせつ目的で襲い、駐車場に連れ込んで口をふさいだ上、果物ナイフを見せ「騒いだら殺す」と脅したとされる。

 署によると、女性は自力で逃げてけがはなかった。N容疑者が犯行時、女性に自分の携帯電話番号を伝えていたことから逮捕につながった。N容疑者は容疑について「黙秘します」と話している。

恐喝未遂の疑いで逮捕 宮崎県警小林署 /大分県
2014.10.09 西部地方版/大分 

 (宮崎県警小林署発表) 8日、大分市毛井の配送業、Y容疑者(43)を恐喝未遂の疑いで逮捕。交際していた同県小林市の女性会社員(26)からの別れ話に腹を立て、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「50万円用意しろ」などと脅迫した疑いがある。

元交際相手への恐喝未遂容疑で逮捕=宮崎
2014.10.09 西部朝刊 

 小林署は8日、大分市毛井、配送業Y容疑者(43)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。発表では9月下旬、元交際相手の小林市の会社員女性(26)に復縁を拒否されたことに腹をたて、スマートフォン向け無料通話アプリ「LINE(ライン)」を通じ「50万円用意しろ」などとメッセージを23回送信して脅迫、金を要求した疑い。女性が9月末に同署に相談していた。容疑を認めているという。

 脅迫の疑い
2014.10.07 朝刊 

 【愛知県】蒲郡署は6日、脅迫の疑いで名古屋市北区楠味鋺、会社員T容疑者(41)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5日午後3時ごろ、食事をした蒲郡市内の飲食店で、経営者の男性(47)に「店が通常通り営業できなくなるぞ。それでもいいのか」などと何度も怒鳴って脅したとされる。

 署によると容疑を否認している。ランチタイムが終了したため従業員が退店を促したが、店内に閉店時刻が書かれていなかったことに腹を立てたらしい。

交際相手を脅迫した疑い
2014.10.04 朝刊 

 【岐阜県】岐阜羽島署は3日、脅迫の疑いで、岐阜市茜部大野、パート社員Y容疑者(45)を逮捕した。

 逮捕容疑は、9月30日夜、交際している羽島市の女性(28)に携帯電話で「殺すぞ」と脅すメールを送ったとされる。署によると、容疑を認めている。

 妻を脅迫した疑い
2014.10.03 朝刊 

 【三重県】四日市南署は2日、脅迫の疑いで四日市市堀木1、無職K容疑者(63)を逮捕した。

 容疑では9月26日午前2時~午後4時ごろの間に、市内で飲食店を経営する妻(50)宛に「おまえの写真をばらまいてやる」などと書いた手紙を店に投げ込み、脅迫したとされる。

 署によると「妻との関係を修復したかった」と認めている。妻は8月にK容疑者から家庭内暴力を受けていると署に相談し、自宅を離れて暮らしていた。

18歳脅迫 親から120万円詐取も 容疑4人逮捕 「借金」うそ言わせ
2014.09.22 大阪朝刊

 高校3年の男子生徒(18)を海に突き落として服従させ、父親(41)に80万円を支払わせたとして強盗致傷容疑で逮捕した3人について、兵庫県警は21日、父親から別に120万円を詐取していたとして強要と詐欺の疑いで再逮捕し、新たに1人を逮捕したと発表した。

 発表では、3人は兵庫県加西市の建設作業員・T容疑者(26)と17歳の少年2人。もう1人は同県姫路市の同・T真容疑者(25)。4人は8月9~12日、加西市内で、生徒に対し、知人に多額の借金があると父親にうそを言うよう脅し、父親から2回で計120万円を詐取した疑い。

 T容疑者と少年1人は容疑を認め、他の2人は一部を否認しているという。

 T容疑者らは詐欺事件後の8月中旬、京都府北部の海に生徒を突き落としたという。父親は他に数百万円を渡したとみられ、県警が経緯を調べる。神戸地検は21日、3人の強盗致傷容疑を処分保留にし、今後、刑事処分を決める。


 女子高生に裸の画像を送らせた疑い
2014.09.20 朝刊 

 【岐阜県】県警少年課と可児署は19日、児童買春・ポルノ禁止法(製造)違反と強要の疑いで、池田町八幡、会社員K容疑者(26)を逮捕した。

 逮捕容疑は7月28日から29日、携帯電話の交流アプリで知り合った県内在住の高校2年の女子生徒(17)を脅迫し、上半身裸の写真をアプリを使って送らせたとされる。

 署によると、容疑を認めている。女子生徒から県警に相談があり、通信履歴から割り出した。

 交際相手を脅した疑い
2014.09.20 朝刊 

 【愛知県】守山署は19日、脅迫の疑いで、緑区万場山2、河合塾講師T容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑では、9月6日から14日の間、3回にわたり、交際相手の20代の女性会社員の携帯電話に、「交際中に撮った写真をインターネット上に流す」などと脅すメールを送ったとされる。

 署によると、同容疑者は女性との間で、別れ話が出るようになったといい、容疑を認めている。14日に女性が署に相談した。

交際していた女性にメールで脅迫の疑い=群馬
2014.09.14 東京朝刊 

 前橋署は13日、埼玉県川口市安行慈林、専門学校生K容疑者(20)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、K容疑者は12日午前11時45分頃、前橋市在住の女性(18)の携帯電話に「ネットにビデオ画像流す、嫌なら返信して」などと書いたメールを送信し脅迫した疑い。K容疑者は女性と今年6月まで交際していたが、別れを切り出された後、たびたび嫌がらせのメールを送信していたという。

 調べに対し、K容疑者は「メールを送ったのは間違いない」と供述している。

女子生徒を脅迫した疑い、京都の17歳逮捕 /群馬県
2014.09.12 東京地方版/群馬

 県警は11日、京都市中京区の高校3年の男子生徒(17)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。少年課と渋川署によると、男子生徒は6月29日午前2時20分ごろ、インターネット上で知り合った県内の高校2年の女子生徒(当時16)に、裸の画像を送るよう通信アプリで要求し、女子生徒が応じないため、以前に送信を受けた女子生徒の裸の画像をインターネット上にばらまくなどと予告し、脅迫した疑いがある。容疑を認めているという。

元妻に「殺す」とメール送信した疑いで男を逮捕 守山署 /滋賀県
2014.09.11 大阪地方版/滋賀 

 守山署は10日、湖南市サイドタウン4丁目の無職M容疑者(46)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。署によると、7~9日、元妻(46)に「一生かけても最後はお前を殺す」などのメールを計34回送信し、脅した疑いがある。受信した元妻が9日、署に相談した。2人は数年前に離婚。容疑者と子どもとの面会機会などを巡って度々もめていたという。

脅迫容疑で夫を逮捕
2014.08.06 朝刊

 【愛知県】刈谷署は5日、脅迫の疑いで、知立市八橋町、ブラジル国籍の派遣社員A容疑者(62)を逮捕した。

 逮捕容疑は4日午後7時ごろ、刈谷市のマンションの駐車場で別居中の妻(42)を「ぶっ殺してやる」などと脅したとされる。

 署によると、A容疑者は離婚を望む妻と以前からトラブルがあり、妻が署に相談していた。「口論はしたが、ぶっ殺すとは言っていない」と容疑を否認している。

 元交際男性の裸をネットで公開容疑 各務原の男を再逮捕
2014.08.05 朝刊 

 元交際相手の男性の裸の動画と名前をインターネット上に公開したとして、愛知県警半田署などは四日、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列と名誉毀損(きそん)の疑いで、岐阜県各務原市鵜沼南町二、無職S容疑者(22)=脅迫などの罪で起訴=を再逮捕した。

 逮捕容疑では、五月十七日、かつて交際していた半田市在住の会社員男性(25)の裸が写ったわいせつ動画データをインターネットの動画投稿サイトに男性の名前とともに投稿し、人目に触れるよう陳列して男性の名誉を損なったとされる。署によるとS容疑者は「悪いのはあいつだ」と話し、容疑は黙秘している。

 S容疑者と男性は二〇一二年夏ごろにインターネット上で知り合い、一年ほど交際。動画は交際期間中にS容疑者が入手し、S容疑者の自宅のパソコンにも同じ動画があった。投稿した動画は既にサイトから削除されているという。

◎リベンジポルノ深刻 三鷹殺害で被害者画像流出 被害急増、処罰新法動きも
2014.08.02 朝刊 

 交際中に撮ったプライベートな画像を、別れた後に腹いせにインターネット上にばらまく-。若者の間に深刻化する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」と呼ばれる嫌がらせは、東京・三鷹のストーカー事件などをきっかけに社会問題として顕在化した。拡散すると完全に削除するのは難しく、対策は急務だ。「ネットの性暴力」の被害を防ごうと、国会では新法制定を目指す動きも本格化してきた。

遺族「娘を2回殺した」

 「判決はリベンジポルノの犯罪の本質、被害の大きさを理解していない。今以上に厳しく取り締まり、処罰する法制度が必要です」

 1日、三鷹事件で殺人罪などに問われたI被告(22)に懲役22年を言い渡した東京地裁立川支部判決後、殺害された高3女子生徒の両親は落胆のコメントを公表した。

 7月29日、結審を前に意見陳述した生徒の母親はこう訴え、極刑を求めていた。「娘は人目にさらされたくない画像をネットで流され、絶望していた。被告が犯した罪は殺人だけではない。娘を2回殺したのです」

 公判で、画像流出の動機を「付き合った事実を半永久的に残すため」と語った被告。判決は「極めて卑劣」と断じたが、選んだのは有期刑だった。

 三鷹事件が起きた昨年10月以降、全国webカウンセリング協議会(東京)には中高生ら未成年を中心に、こうした画像流出の相談が急増した。今年6月までの9カ月間で256件に上り、前年同期の18倍だ。

 「学校をやめようか…」。相談者の1人、都内の高1の女子生徒は、以前交際していた同じ学校の男子生徒に「誰にも見せないから」と頼まれて送った胸などの画像が、他の男子生徒の間に無料通信アプリLINE(ライン)で広がっていると知り、ショックを受けた。

 その後、状況を知った学校は男子生徒を退学処分とし、受信した生徒に画像を削除させた。だが「拡散したのでは」の不安は消えない。

 同協議会の安川雅史理事長は「ネットで好奇の目にさらされ続けるのは、性暴力被害に遭うのと同じ」と指摘する。

 対策を強化している警察庁は、脅迫や強要などの容疑で容疑者を摘発して画像の流出を防ぐとともに、流出した画像はプロバイダーに削除を要請している。担当者は「被害者には速やかにネットから消してほしいという要望が強い」と話すが、海外にサーバーがある場合には削除が容易ではない場合もあるという。

 自民党は2月にリベンジポルノ対策の特命委員会を設置。秋の臨時国会で被害者救済を図る法案の提出を目指している。被写体となった人の同意なく性的な画像を公表する行為に罰則を設け、流出した画像の速やかな削除や、被害者の相談窓口整備などを盛り込むことを検討している。

 2002年施行のプロバイダー責任制限法は、削除要請を受けたプロバイダーやサイト管理者が発信者に同意を求めてから7日間反論がない場合、削除しても賠償責任を負わないと定めている。

 しかし、特命委事務局長の三原じゅん子参院議員は「7日間では画像は拡散してしまう」と指摘。「今のネット社会では誰でも被害者になりうる。泣き寝入りしている人もたくさんいる。抑止力になる法律が必要だ」と話している。(共同)

脅迫の疑いで男逮捕
2014.07.09 朝刊 

 【長野県】県警組織犯罪対策課と飯田署は8日、脅迫の疑いで、喬木村伊久間、飲食業Y容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では、6月13日午後11時ごろ、市内で男性(20)に対し、「金つくれねえなら名古屋に飛ばすぞ。殺すぞ」などと脅迫したとされる。

 署によるとY容疑者は「そのような事実はありません」などと話し、否認している。

元交際相手の相談を受けていた弁護士を脅迫した疑いで男を逮捕 /滋賀県
2014.07.08 大阪地方版/滋賀

 県警は7日、豊郷町安食南、塗装業S容疑者(37)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。「脅してはいない」と容疑を否認しているという。捜査1課によると、6月30日午後1時ごろから計3回、彦根市の弁護士の女性(56)を「俺は何でもできる。何かした場合は金を取りに行くぞ」などと電話で脅した疑いがある。弁護士は、容疑者の元交際相手の女性から、交際中の金銭問題などで相談を受けていたという。

被害届の撤回迫った疑い /北海道
2014.07.04 北海道朝刊 

 自分が被告の傷害事件の被害者に「被害届を取り下げなければ許さない」との手紙を送って脅迫したとして、札幌地検特別刑事部は3日、札幌市中央区、無職O容疑者(33)を証人威迫の疑いで逮捕し、発表した。「手紙は送ったが、脅したつもりはない」と供述しているという。また、6月9日にO容疑者の国選弁護人を解任された札幌弁護士会所属の男性弁護士が手紙を投函(とうかん)したとみて事情を聴いている。

 地検によると、O容疑者は5月下旬、傷害事件の被害者の40代男性と妻に「被害届を取り下げなければ許さない。自分で転倒してけがをしたことにしろ」などと書いた手紙3通を郵送し、脅した疑いがある。

事件・事故 メールで女性脅迫の疑いで逮捕 氷見署
2014.07.03 朝刊 

 氷見署は2日、脅迫の疑いで、富山市牛島新町、無職男(33)を逮捕した。

 逮捕容疑は6月23日から7月2日にかけ、富山県内在住の知人女性(31)の携帯電話に「出てきた人が、わからん知らんって言った時点で刺します」とのメールや、女性の親族の殺害をほのめかすメールを複数回送った疑い。同署によると、男はメールを送ったことは認めている。

元交際相手を脅迫の疑いで逮捕 高崎署 /群馬県
2014.07.02 東京地方版/群馬

 高崎署は1日、高崎市吉井町池、自営業Y容疑者(34)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。「覚えていない」と否認しているという。署によると、Y容疑者は6月23日午後2時20分ごろ、無料通信アプリ「LINE」を通じて元交際相手の20代女性の画像や、脅す文章を女性に送信し、脅迫した疑いがある。

芸能界薬物汚染:執行猶予中のエイミーが再犯
2014.06.30 朝鮮日報 

 ソウル中央地検強行部(カン・ヘウン部長)は29日、睡眠導入剤(睡眠薬)「ゾルピデム」を服用した疑いで、タレントのエイミー容疑者(32)=本名:イ・ユンジ=を在宅起訴した。不眠症の治療のため用いられるゾルピデムは、長期間服用した場合、幻覚などの副作用が生じる恐れがあるため、医師の処方なしに服用するのは違法だ。

 エイミー容疑者は昨年11月から12月にかけ、ソウル西部保護観察所で知り合った男(34)からゾルピデム85錠を4回にわたって受け取り、このうち15錠を服用した疑いが持たれている。

 エイミー容疑者は2012年11月、睡眠導入剤としても使われる向精神薬「プロポフォール」を使用したとして懲役8月、執行猶予2年の判決を受け、保護観察所で薬物治療を受けていた最中に、再び薬物に手を染めていたことが分かった。一方、12年にエイミー容疑者を逮捕・起訴した春川地検の元検事(37)は、エイミー容疑者の手術を担当した形成外科医師を脅迫したとして、今月27日に懲役8月、執行猶予2年の判決を受けた。

 女性を脅迫した疑いで逮捕
2014.06.28 朝刊 

 【東京都】三鷹署は二十七日、脅迫容疑で三鷹市野崎四、大学生N容疑者(21)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では、十七日に携帯電話で元交際相手の女性(22)に「このままじゃ本当にあなたを殺してしまいそうで怖いんです」などとメールを送り、脅迫したとされる。容疑を認めているという。昨年、女性が別れを告げ、N容疑者は復縁を求めていたという。

教訓、忘れてはならない 犯人視の報道…松本サリン事件から20年 ネット社会、情報一気に オウム真理教事件
2014.06.28 朝刊 

 8人が死亡した1994年の松本サリン事件で、マスメディアは第1通報者の河野義行さん(64)を犯人視する報道を続けた。あれから20年。インターネットが広く普及し、マスメディアでなくても個人レベルで簡単に情報を発信できるようになり、事件の教訓を一人一人が学ぶ重要性が高まっている。

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 2012年7月、大津市地域女性団体連合会長の木村恭子さん(66)は、ネット上で自分が「いじめをした生徒の母親」だとする誤った情報が書き込まれていることを知り、言葉を失った。

 ●誤報

 大津市の中2男子生徒が9カ月前に自殺し、いじめとの関連が注目を集めている最中だった。連合会事務所には非難や抗議の電話が1日に70~80件ほど殺到。「濃硫酸をぶっかける」という脅迫文も届いた。

 ネットには実際の関係者の住所なども次々と流れた。「いじめは許せない」。怒りの声とともに、メディアが原則報じない加害少年の詳細な情報も拡散。一方、木村さんの件を「誤報」と指摘する書き込みもあった。

 講演などで自らの被害体験を伝える木村さんは、書き込み情報が役立つこともあると認めた上で「安易に書き込めば重大な結果を引き起こしかねない。間違いはもちろん、正しい情報も慎重に扱ってほしい」と訴える。

 松本サリン事件では、発生翌日に長野県警が河野さん方を家宅捜索して薬品類を押収。マスメディアは河野さんが毒ガスを発生させた証拠だと受け止め、犯人視報道に傾いていった。いかにもそれらしく思える情報で判断することの危うさは、ネット上でも同じだ。

 ●欲求

 さらに近年、短文投稿サイト「ツイッター」や交流サイト「フェイスブック」が登場し、スマートフォンも普及。いったん発信された情報は一気に広まるようになった。

 個人の書き込みから報道内容まで、大量の情報を項目ごとに整理し提供する「まとめサイト」と呼ばれる多数のウェブサイトも存在感を増す。電通パブリックリレーションズの調査(12年)によると、まとめサイトの閲覧経験がある15歳以上の男女の割合は36・5%。うち8割近くが週1回以上見ている。調査担当者は、間違いや不適切な情報は例外的としながらも「ネットは世の中を映す鏡。『もっと情報を』という欲求があり、誰かが応えようとする中で問題が起きるのでは」と分析する。

 東大大学院の水越伸教授(メディア論)は、事件報道は捜査当局の情報に頼らざるを得ず、当事者に話を聞くのも難しいため、不確かな情報が流れがちだと指摘。その上で「ネットが普及した今、事件を伝える難しさを個人個人が理解する重要性は、松本サリン事件が起きた20年前より高まっている。伝える責任の重さはマスメディアも個人も変わらない」と話す。

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 ●住民ら「語り継ぐ責任」

 長野県松本市の住宅街で1994年6月、オウム真理教幹部らが猛毒サリンをまいた松本サリン事件は27日、発生から20年を迎えた。8人が命を奪われた現場は、ひっそりとして訪れる人もまばらだったが、当時を知る住民からは「事件を忘れてはいけない」という声が上がった。

 近くに住む主婦鯉淵敏江さん(70)は当時、目の異常などで約10日間入院。後遺症はなく教団を恨んでいないが、後継団体「アレフ」などに、20年前をよく知らない世代が増えているのが心配だという。「(若い信者は)教団が起こした事件をしっかり知ってほしい」と訴えた。

 また主婦河合房代さん(67)は「毎年この時期になると事件を思い出す。風向き次第で、自分や家族の命も危なかったと思うとぞっとする」と振り返った。「犠牲者のためにも二度と起きないよう、事件を風化させてはならない」とかみしめるように話した。

 菅谷昭松本市長は「人の命の重さや人間の尊厳、マスコミ報道の在り方などわれわれに大切な教訓を残した事件で、次の世代に語り継ぐ責任を痛感している」とのコメントを発表した。

 松本市地域包括医療協議会によると、犠牲者8人のほか約580人が体調の異常を訴えた。発生当初は第1通報者の河野義行さん(64)を犯人扱いする誤った報道がされた。

元カノに手首切った画像をストーカーメール
2014.06.28 日刊スポーツ 

 警視庁三鷹署は27日までに、自分の手首を切った画像を元交際相手に送ったとして、ストーカー規制法違反の疑いで、塾講師T容疑者(34)を逮捕した。容疑を否認しているという。逮捕容疑は20日、教え子だった女性(20)に、刃物で切って血が出た自分の手首の画像や、「新しい彼氏と別れて戻ってこい」などと復縁を迫るメールを、携帯電話で計12回送った疑い。女性が中学生のころに塾で指導し、交際するようになったが、6月中旬に別れを切り出され、脅迫めいたメールを送るようになった。

被害者に向かう嫌がらせ
2014.06.28 毎日放送 

ヤジの被害者である塩村文夏議員に対し、嫌がらせの電話やメールも相次いでいるという。おときた駿都議はいち早くヤジ問題をネット上で訴え大きな反響を呼んだが、一方で脅迫まがいのメールやFAXも届いたという。

DVやストーカー58件増 前年同期比=山梨
2014.06.27 東京朝刊 

 県警は26日、県内で今年認知したDVやストーカーによる被害件数が、前年同期比58件増の179件に上ることを明らかにした。

 県警の真家悟本部長が同日の県議会一般質問で答えた。

 県警少年・女性安全対策課によると、25日現在、DV事案を107件(前年同期比33件増)、ストーカー事案を72件(同25件増)認知している。このうち、傷害や脅迫などの刑法犯罪やストーカー規制法違反などで17件を検挙し、被害者からの要請に基づき、文書や口頭で88件の警告を出している。

 県警は今年度、組織改編で同課を設置し、DVやストーカー事案に迅速に対応する体制強化を図った。

 真家本部長はこの日の答弁で、「この種の事案は事態が重大事案に急展開するおそれが極めて高い。認知段階から県警内で情報共有し、収束まで組織的に対応していく」と述べた。

女子高生を脅迫容疑=新潟
2014.06.27 東京朝刊

 柏崎署などは26日、愛知県稲沢市矢合町、会社員T容疑者(22)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、T容疑者は4月14日、スマホを使ったゲームサイトで知り合った柏崎市の女子高校生(16)に、電話で「大勢で行って拉致してやる」「埋めてやる」などと脅迫した疑い。容疑を認めているという。

 女子高生とはゲームで交流しているうちに不仲になったという。2人は面識がなく、T容疑者から脅迫された数日後、女子高生が同署に相談していた。

強制わいせつ・脅迫:容疑で大阪市係長逮捕 本人は否認
2014.06.24 大阪夕刊 

 知人女性の胸などを触った上、脅迫するメッセージを送ったとして、奈良県警奈良西署は24日、大阪市交通局営業企画課の係長、S容疑者(45)=大阪市住吉区万代4=を強制わいせつと脅迫容疑で逮捕した。同署によると、S容疑者は「指一本触れていない。身に覚えがない」と否認しているという。

 逮捕容疑は21日午後4時ごろ、大阪市天王寺区の地下街で、奈良市の知人女性(46)の胸などを触るわいせつ行為をし、更に午後4時45分ごろ~午後8時20分ごろ、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で複数回、「ヤクザを自宅に向かわせる」などのメッセージを送信したとされる。

 メッセージは100回以上送ったとみられ、22日に女性が同署に相談した。

東京・日野の女性遺体:上司にストーカー相談「容疑者が待ち伏せ」
2014.06.24 東京朝刊 

 東京都日野市の会社員、堀田さとみさん(24)が同市内の河川敷で遺体で見つかった事件で、堀田さんが元交際相手の飲食店従業員、A)容疑者(24)=死体遺棄容疑で逮捕=から、ストーカー行為を受けていると職場の上司に相談していたことが分かった。警視庁捜査1課の調べに、A容疑者は「18日に自宅で堀田さんの首を絞めて殺害し、河川敷に遺体を遺棄した」と供述しており、同課は2人が別れ話などを巡りトラブルになっていたとみて調べる。

 関係者らによると、堀田さんは今月16日、勤務先の美容室の上司に「A容疑者と別れた後、自宅近くで待ち伏せされたり、脅迫メールを送られたりして怖い」と相談した。上司が警察への相談を促すと、「家族などに危害を加えられるかも」と消極的だったといい、警視庁も相談は受けていなかったとしている。

 堀田さんはA容疑者と数年前から交際し、先月別れた。その理由について、堀田さんは「約1年前からDV(ドメスティックバイオレンス)を受けていたため」と説明したという。

 元交際相手を脅迫した疑い
2014.06.24 朝刊 

 【滋賀県】米原署は23日、脅迫の疑いで、米原市のトラック運転手の少年(19)を逮捕した。

 逮捕容疑によると、6月8~12日、米原市の会社員女性(29)の携帯電話に「お前を殺してわいもしぬ」などと数回メールし、脅したとされる。

 署によると、少年と女性は元交際相手。容疑を認めている。

◇スマホに潜む性犯罪県内10代の現場 <上>「裸の写真送ってよ」 「嫌われたくない」と返信 周囲に流出、激しく後悔
2014.06.23 山梨日日新聞 

 山梨県内の中学に通う佳奈(14)=仮名=は、スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」に届いたメッセージに目を疑った。「会ってくれなければ、これまでのやりとりを全部公開して処刑してやる」

募る不安

 送り主は、ちょうど1年ほど前にボランティア活動で知り合った他校の男子生徒。いま何をしているとか、きょう何を食べたとか、たわいない内容ばかり。たくさんいる友人の一人だった。だが、相手は違った。日々送られてくるメッセージの内容から好意を寄せられていると感じ、取り合わないようにし始めていた直後のことだった。

 一人の友達が遭った被害を思い出した。「裸の写真を撮って送ってよ」。友達は、交際していた男子からスマホに送られた要求に「嫌われたくない」と応じてしまった。後日、送った画像が男子の周りに流出していることを知った友達は、激しく後悔し、号泣した。

 佳奈は身震いした。肌身離さず持ち、周りと絶えずつながることができる便利なスマホが、突然恐ろしい“凶器”に見えた。母親に相談し、「脅迫メッセージ」を送ってきた男子とは縁を切った。

 「学校で先生や友達がみんな使っているから、と言うから与えたのに…。今の子どもたちには、そんな世界が広がっているのかと信じられなかった。不安が募った」。佳奈の母親(40)は胸中を明かす。

「ネト恋」

 甲府市内に住む20代の会社員女性は、中学時代の「過去」に今もさいなまれている。通っていた中学では、友達の間で「ネト恋(ネット上の恋人)」がブームだった。インターネットの出会い系サイトで知り合った人との“恋愛”。実際に交際している相手がいても、「ネト恋」の相手は別だった。女性も自称「和歌山県の高校生」とネット上で出会い、携帯電話で話すようになった。

 「おっぱいの写真送って。送ってくれなければ別れる」。携帯電話で撮影した画像をメールに添付して返信すると、相手は喜んでくれた。要求は次第にエスカレートしていった。恥ずかしかったが、別れたくないという思いで応え続けた。それが愛情表現の一つだとも思っていた。

 中学を卒業するころには、どちらからともなく連絡が途絶え、一度も会わないまま交際は自然消滅した。ひどい目に遭ったことはないが、いま使っているスマホの画面を見つめるたび、不安が首をもたげる。相手は本当に高校生だったのか、当時送った写真はまだ持っているのだろうか、知らないうちにネット上にばらまかれていないか-。

 「なんてばかなことをしたんだろう」。残っているのは強い後悔の思いだけだ。

 山梨の1人を含めて467人。全国で昨年下半期、スマホで出会い系以外の交流サイトを利用し、性犯罪などの被害に遭った18歳未満の子どもの数だ。半期ベースで最多だった昨年上半期の1・7倍。わいせつな画像を撮影、送信させたり、別れた腹いせに相手の裸の写真をネット上に流出させたりする犯罪が急増している。スマホの普及とともに被害拡大が懸念されていて、「山梨も例外ではない」(県警幹部)。県内の実情を追った。〈古守彩〉

ズーム

 スマートフォン 主に指で画面に触れることで操作できる多機能携帯電話の総称で、通称「スマホ」。通話やメール機能が中心だった従来型の携帯電話「ガラケー」に対し、パソコン用のインターネットのサイトや動画が閲覧でき、メールのほか豊富なアプリケーションも併用できる。

 預金差し押さえられ脅迫の疑い
2014.06.21 朝刊 

 【愛知県】刈谷署は20日、脅迫の疑いで、碧南市金山町、会社員H容疑者(54)を逮捕した。

 逮捕容疑では、国民年金の保険料滞納で預金残高を差し押さえられたことに憤り、20日午前11時5分ごろから15分間にわたり、日本年金機構刈谷年金事務所の所長(46)に「今から殺しに行く」などと電話で脅迫したとされる。同署によると、容疑を認めている。2011年12月から滞納していたという。

同僚を脅した疑い 日向 /宮崎県
2014.06.20 西部地方版/宮崎 2

 (日向署発表) 19日、日向市平岩の会社員、S容疑者(51)を脅迫の疑いで逮捕。4月2日午後3時ごろ、日向市の勤務先事務所で、60代の同僚と口論となり、「絞め殺すぞ」などと脅した疑いがある。

LINE相手が家に 女性7万円強盗被害 瑞穂区=中部
2014.06.17 中部朝刊

 16日午前4時20分頃、名古屋市瑞穂区のマンションに住む無職女性(33)から「(無料通話アプリの)LINE(ライン)を通じて知り合った男が家に来て金を奪われ、殴られた」と110番があった。女性は頬に軽いけがをしており、愛知県警瑞穂署が強盗致傷容疑で調べている。

 発表によると、同日午前3時半頃にインターホンが鳴り、女性がドアを開けると男2人が「金を出せ」と脅迫。女性が抵抗すると、2人は頭や顔を殴って室内にあった7万円を奪って逃走したという。女性は事件の数時間前にLINEで知り合った人物と自宅で会う約束をし、住所を伝えていた。

 交際相手を脅した疑い
2014.06.17 朝刊 

 【三重県】鈴鹿署は16日、脅迫の疑いで、津市戸木町、派遣社員Y容疑者(30)を逮捕した。

 逮捕容疑では、15日午後0時半から16日午前0時にかけ、交際している鈴鹿市の女性飲食店員(45)に自宅や電話で複数回にわたり、「家族をどうにかしてやる」などと脅したとされる。容疑を認めている。

「灯油をかける」などと書き込み ネットで女性脅迫容疑 姫路署、愛知の男を逮捕
2014.06.16 夕刊 

ネットで女性脅迫容疑

姫路署、愛知の男を逮捕

 インターネット掲示板サイト「2ちゃんねる」で、ゲームソフトのキャラクターの吹き替えをした女性に「灯油をかける」などと書き込んだとして、姫路署は16日、脅迫の疑いで愛知県豊橋市の無職の男(26)を逮捕した。

 逮捕容疑は14日午後5時ごろ、パソコン用人気ゲーム「東方プロジェクト」を基にした動画作品で、キャラクターの吹き替えをした姫路市内のアルバイト女性(22)に対し、2ちゃんねるの掲示板で「灯油ぶっかけて焼滅させます」などと書き込んだ疑い。男は「騒ぎにしようと書き込んだ」と容疑を認めているという。

 同署などによると、「東方プロジェクト」は女性主人公が登場するゲームで、ファンがオリジナルキャラクターの吹き替えなどを行い、二次創作した動画などが人気を集めている。男は女性の実名を挙げ、「キャラを著しく損なわせた」「天誅(てんちゅう)を受けるがいい」と書き込んでいたという。

メルマガ内職商法注意 被害 20~40代女性が7割 高額の経費請求で借金 「会社にばらす」と脅迫
2014.06.16 朝刊 

 メールマガジン(メルマガ)の原稿作成の内職に求人サイトで応募したら、さまざまな名目で費用を請求された―。国民生活センターは、女性を狙うこうした悪質な「内職商法」の被害相談が増え、2013年度は過去最多の424件だったと公表した。

 多額の借金をさせられた人もおり、同センターは「『確実にもうかる』などの言葉を信用すると危険。高額の経費を求められる契約は避けて」と呼び掛けている。

 国民生活センターによると、全国の消費生活センターなどにはこの手口の相談が09年度(7件)から寄せられ、11年度以降は300件以上に増えた。20~40代の女性が7割を占める。

 初期費用不要とうたいながら、ホームページ(HP)上での宣伝文作成など別の内職に誘い、経費を請求する。断ると「個人情報をインターネットに流す」「副業があると会社にばらす」と脅された人もいる。

 徳島県の20代女性はメルマガ作成の内職に応募したところ、「あなたの文章はレベルが高い」と自分のHPを作って商品を宣伝する仕事を紹介された。「収入がなければ返金する」との言葉を信じて経費約30万円を支払い、さらに「サーバー拡張費用が必要」と言われて消費者金融で120万円を借りて振り込んだ。受け取った報酬はわずか数万円という。

◎強要未遂容疑で団体職員逮捕=リベンジポルノで脅す-警視庁
2014.06.16 時事通信

 交際していた女性(21)から別れを告げられ、交際を続けなければ、女性の画像を公開するなどと脅したとして、警視庁日野署は16日、強要未遂容疑で、団体職員、K容疑者(31)=東京都町田市中町=を逮捕した。同署によると、「脅しのメッセージを送ったのは間違いない」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は1月12~29日、別れを告げて連絡を絶った元交際相手の女性の携帯電話に、無料通信アプリ「LINE(ライン)」などを使い、「リベンジポルノって知っている?」「ビデオ返さなくて良いのかな」などのメッセージを計約30回送信し、交際を継続するよう脅迫した疑い。 

 元交際相手の裸の画像などをネット上に流出させる行為は「リベンジポルノ」と呼ばれている。

 同署によると、K容疑者からのメッセージを受信した被害者の女性が1月中旬に同署に相談した。

傷害と恐喝容疑 6人逮捕=岐阜
2014.06.15 中部朝刊 

 加茂署などは13日、美濃加茂市加茂野町鷹之巣、フィリピンクラブ経営Y(64)、可児市今渡、自営業O(38)両容疑者ら6人を傷害と恐喝の疑いで逮捕した。

 発表によると、ほかに逮捕されたのはY容疑者が経営するクラブの店長の男(44)とO容疑者が経営する会社の従業員ら。6人は共謀し、4月21日Y容疑者らと金銭トラブルになっていた可児市の自営業男性(50)を坂祝町のO容疑者の事務所に呼び出し、殴ったり蹴ったりして肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷を負わせた。さらに包丁やまな板を出して脅迫し、同月29日、男性から現金140万円を脅し取った疑い。6人は恐喝容疑を否認しているという。

脅迫容疑で少年逮捕
2014.06.14 宮崎日日新聞朝刊 

 日南署は13日、脅迫の疑いで鹿児島市の男子専門学校生(19)を逮捕した。逮捕容疑は、9日午前0時40分~5時半ごろの間に、元交際相手の日南市の女性に対し、電話で「切ったら殺す。週末迎えに行き、連れて帰って監禁する」などと脅迫した疑い。

強姦致傷と脅迫の罪で男を起訴 佐賀地検 /佐賀県
2014.06.13 西部地方版/佐賀 

 ◆強姦(ごうかん)致傷と脅迫の罪で男を起訴(佐賀地検発表) 12日、福岡県大木町の看護師I容疑者(29)を佐賀地裁に。起訴状によると、4月21日午後6~9時ごろ、20代の知人女性宅で女性に暴行して14日間のけがを負わせ、翌日には口止めのため脅迫メールを送信したとされる。

◆米国籍の元ボクサー逮捕、会社役員を脅迫の疑い
2014.06.13 朝刊

 ◆米国籍の元ボクサー逮捕、会社役員を脅迫の疑い 警視庁新宿署は12日までに、会社役員を脅したとして、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、米国籍の元プロボクサーで俳優、G容疑者(42)=東京都新宿区新宿=ら男3人を逮捕した。

 同署などによると、G容疑者は元日本フェザー級王者。7試合連続1回KO勝利の日本記録を作るなど強豪として知られた。2009年にプロライセンスが失効し、最近は「G」という芸名でアダルトビデオに出演していた。

 建設業者から現金を脅し取った疑い
2014.06.13 朝刊 

 【愛知県】県警は12日、恐喝の疑いで、南区白水町、指定暴力団Y組K会傘下組織組長、K(55)と神戸市中央区熊内町、同幹部、M(43)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀し、2007年12月ごろ、みよし市の元建設会社社長の男性(46)を暴力団の後援会に入れるため、「東海市で仕事をしたいなら、入らないことがどういうことか分かりますよね」などと脅迫。08年2月ごろから12年12月ごろ、後援会費として計51万円を脅し取ったとされる。

 県警によると、2人は黙秘。K容疑者らが県内の他の建設業者からも後援会費を脅し取った疑いがあるとみている。

強制わいせつ致傷容疑などで元少年を再逮捕 /京都府
2014.06.12 大阪地方版/京都 

 府警は11日、女子大生にわいせつな行為をしてけがをさせ下着を奪ったとして、左京区の無職の男(20)を強制わいせつ致傷と強盗容疑で再逮捕し、発表した。「わいせつな行為はしたが、下着はとっていない」と話し、容疑を一部否認しているという。

 捜査1課によると、男は当時19歳だった昨年12月8日午前5時20分ごろ、左京区の歩道で、帰宅途中だった滋賀県の女子大生(20)を後ろから羽交い締めにして「騒ぐな、刺すぞ」などと脅迫。腹部を複数回殴るなどの暴行を加えて体を触り、腕などにけがをさせたうえで、「脱がなかったら刺すぞ」と脅し、下着1枚を盗んだ疑いがある。

 女性を脅し暴行、窃盗の疑い
2014.06.12 朝刊 

 【三重県】名張署は11日、暴行と脅迫、窃盗の疑いで、名張市百合が丘東5番町、介護施設事務員、T容疑者(34)=別の暴行、脅迫容疑で逮捕、11日に処分保留で釈放=を再逮捕した。

 逮捕容疑は、3月28日午後11時ごろ、名張市青蓮寺の路上で、帰宅途中のアルバイト店員の女性(22)を、乗っていた自転車ごと押し倒し、「殺すぞ」と脅し、女性が逃げる際に落とした約4000円が入った財布などを盗んだとされる。「女性の嫌がる姿を見てストレスを発散したかった」と容疑を認めている。女性は自転車を置いて逃げ、けがはなかった。

 署によると、T容疑者は、同様の手口で十数件、女性に危害を加えたと話している。

LINEで脅した疑い 別府署、逮捕 /大分県
2014.06.11 西部地方版/大分 

 (別府署発表) 10日、別府市内の会社員少年(18)を脅迫の疑いで逮捕した。4日と6日に県内の女子高校生(16)に無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、「さすよ」「きれるよ」とメッセージを送るなどした疑いがある。容疑を認めている。2人はLINEを通じて知り合い、少年が交際を迫っていた。

85歳男、80歳女性にストーカー 容疑で再逮捕 「もう一度会いたかった」
2014.06.11 大阪朝刊 

 病院で知り合った女性(80)に何度も電話をかけたうえ自宅敷地内に侵入したとして、奈良県警吉野署などは10日、ストーカー規制法違反と住居侵入容疑で、和歌山県橋本市隅田町芋生、無職、A容疑者(85)を再逮捕した。「もう一度会いたかった。逮捕された恨みもあった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、昨年11月6~23日、奈良県内の女性方に約10回電話をかけ、「待っているから出てこいよ」などと要求。県警からストーカー規制法に基づく警告を受けていたにもかかわらず今年5月2日午前11時半ごろ、女性方の敷地内に侵入したとしている。

 A容疑者は約4年前、同県内の病院に入院中の妻と相部屋だった女性と知り合った。女性は昨年10月にストーカー被害を訴え、県警がA容疑者に警告。その後、電話で「殺すぞ」と脅したなどとして、今年1月に脅迫容疑で逮捕され、罰金刑を受けていた。

強要未遂の罪で懲役1年の実刑 刑務所から脅迫文送付 /香川県
2014.06.05 大阪地方版/香川 

 勾留中の高松刑務所から脅迫文を送ったとして強要未遂の罪に問われた男(23)に対し、高松地裁は4日、懲役1年(求刑懲役1年6カ月)の実刑判決を言い渡した。

 判決によると、被告は別の傷害事件で勾留中だった今年3月、交際相手の女性に面会にくるよう脅迫する手紙を送った。

 5月の初公判で被告の弁護人が刑務所には犯罪につながる内容の手紙は検閲によって告発する義務があると主張していた。

 片岡理知裁判官は脅迫文について、刑事収容施設法に定められた発信差し止めの対象で「高松刑務所の不適切な検査・確認体制が介在していた」と指摘。一方、手紙の作成や発信申請自体に被害者へ精神的苦痛を与える危険性が大きいとして「被告人がまず責められるべきだ」と述べた。

 恐喝容疑で逮捕
2014.06.05 朝刊 

 【愛知県】中署は4日、恐喝の疑いで、ブラジル国籍の住所不詳、飲食店員フェレイラ・ルーカス・カズ・メンデス容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑では、3月2、13日、中学校の同級生だった守山区の公務員男性(20)を「ヤクザが金を要求している」などと脅迫。中区の消費者金融で3回にわたり金を借りさせ、計156万円を脅し取ったとされる。

 署によると、容疑を認めている。

女子高校生を刃物で脅し、下着を奪うなどした疑いで逮捕 警視庁 /東京都
2014.06.04 東京地方版/東京 

 警視庁は3日、江戸川区に住む内装業の少年(17)を強盗や強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。「俺がやった」と容疑を認めているという。

 捜査1課によると、少年は昨年10月8日午後11時ごろ、同区内の路上で、帰宅中の女子高校生(15)に刃物を見せ「騒がなかったら何もしない」と脅迫。高校生がはいていた下着を奪い、さらに近くの駐車場に連れ込んで体を触るなどした疑いがある。現場にあった遺留物のDNA型が少年と一致したという。

知人脅迫容疑の非常勤自衛隊員を不起訴
2014.06.04 大阪朝刊 

 知人女性に精神障害者保健福祉手帳を見せ「人を殺しても罪にならない」と言って脅したとして、枚方署に脅迫容疑で逮捕された自衛隊京都地方協力本部の非常勤の男性隊員(31)について、大阪地検は3日、不起訴処分とした。地検は処分理由を明らかにしていない。

[社説]リベンジポルノ 画像の拡散をどう防止するか
2014.06.03 東京朝刊

 ふられた腹いせに、相手の裸の写真や動画をインターネット上に流出させる--。「リベンジポルノ」による被害が後を絶たない。

 加害者の摘発に加え、被害を最小限に抑える仕組み作りが喫緊の課題だ。

 ネット上のトラブル相談を受け付ける民間団体によると、被害相談は、今年3月までの半年間で170件を超えた。前年の同期間の20倍以上という急増ぶりで、深刻な状況にある。

 立件されるケースも相次いでいる。元交際相手の裸の写真をサイトに投稿したとして名誉毀損(きそん)罪に問われた男に、名古屋地裁は実刑を命じた。写真をばらまくと脅して女性に交際継続を迫った男は、脅迫容疑で逮捕された。

 リベンジポルノの広がりは、携帯電話やスマートフォンの普及で、撮影・送信が容易になり、流出行為への罪悪感が希薄になっていることも背景にあろう。

 だが、これは、れっきとした犯罪である。わいせつ図画陳列罪、児童買春・児童ポルノ禁止法違反にも問われ得る。性的な情報をさらして相手を辱めるのは、性暴力でもある。警察は、卑劣な行為を徹底して取り締まるべきだ。

 問題は、画像がネット上にいったん流出すると、抹消するのが困難なことだ。延々と画像をさらされ続ける被害者の苦痛や不安は計り知れない。転載が繰り返されれば、瞬く間に拡散してしまう。

 掲載後、いかに早く削除するかがカギとなる。

 プロバイダー責任法には削除に関する規定がある。掲載情報の削除要請を受けたサイト管理者は、発信者に連絡し、7日間を過ぎても反論がなければ、削除しても民事上の責任は問われない。

 ただ、この規定は削除を義務付けてはおらず、要請に応じるかどうかは、管理者側の自主的な判断に任されている。要請に応じたとしても、削除するまでの間に画像が他のサイトへ転載されてしまう例も少なくない。

 自民党は、被害者の救済策について、法改正も視野に検討を進めている。迅速な削除を可能にするルールの整備に期待したい。

 予防啓発も重要である。被害相談の約8割が10代の女性からだ。交際相手に頼まれるまま画像を送り、被害に遭う事例が目立つ。「断ったら嫌われる」と、要求に応じてしまった女性もいる。

 画像を安易に提供する危険性を、家庭や学校でしっかりと教える必要がある。

 脅迫の疑い
2014.06.03 朝刊 

 【三重県】尾鷲署は2日、脅迫の疑いで伊勢市小俣町、自称トラック運転手N容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では、5月28日午後6時ごろ、岐阜県瑞浪市にいた紀北町の無職女性(39)の携帯電話に連絡し、通話中に交際を申し入れたが断られたことに憤り「家を燃やす、殺してやる」などと脅迫したとされる。N容疑者は「家を燃やすなどとは言っていない」と容疑を否認している。

 署によると、2人は以前からの知人。女性が29日、署に相談し、被害届を出した。

脅迫容疑で18歳逮捕=宮城
2014.06.02 東京朝刊 

 石巻署は1日、東松島市のアルバイト少年(18)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、少年は5月28日午後3時40分頃、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使い、石巻市の高校2年の女子生徒(16)に「めざわりだから、しんでね、消えないならけすから、今日中に」などとメッセージを送って脅迫した疑い。調べに対し、容疑を認めているという。

 2人は3か月前にLINEで知り合い、少年が交際を求めたが、女子生徒が断っていたという。女子生徒が先月31日、同署に相談した。

LINEで女子高生脅迫容疑、
2014.06.02 河北新報記事情報 

 石巻署は1日、脅迫の疑いで、東松島市のアルバイト従業員の少年(18)を逮捕した。逮捕容疑は5月28日午後3時40分ごろから50分ごろまでの間、スマートフォンの無料通信アプリのLINE(ライン)で、石巻市の女子高生(16)に「目障りだから死んでね、消えないなら消すから」などとメッセージを送り脅迫した疑い。

被害者の父に脅迫文 北九州の歯科医刺傷事件
2014.05.31 佐賀新聞 

 北九州市小倉北区の駐車場で26日、男性歯科医(29)が何者かに刺され重傷を負った事件で、地元漁協役員を務める歯科医の父親に事件後、「一家全員を殺す」という内容の脅迫文が届いていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。

 地元漁協では役員改選を控えており、福岡県警は、一連の事件の背景に漁協の役員選出をめぐるトラブルがあるとみて捜査している。

 捜査関係者によると、脅迫文は封筒に入れられ、北九州市内から父親宛てに郵送されていたという。

 歯科医は26日午前8時半ごろ、勤務先近くの駐車場で何者かに背中や腹などを刺され、重傷を負った。県警は手口などから暴力団関係者の関与も視野に捜査していた。

 捜査関係者によると、歯科医の祖父=当時(70)=は16年前に市内の繁華街で射殺され、その後、特定危険指定暴力団「K」系組長が摘発された。祖父の弟で北九州市漁協組合長の上野忠義さん=当時(70)=も昨年12月、市内の自宅近くで何者かに射殺されている。

恐喝しカード奪った疑いなどで金沢の男2人起訴 /石川県
2014.05.30 大阪地方版/石川 

 金沢地検は、金沢市新保本3丁目、とび職T容疑者(21)=恐喝未遂罪で起訴=を恐喝と窃盗、傷害の罪で、同市黒田2丁目、とび職N容疑者(21)=恐喝未遂罪で起訴=を恐喝と窃盗の罪でそれぞれ起訴した。また、津幡町の無職少女(19)を恐喝などの非行内容で金沢家裁に送致した。いずれも28日付。3人とともに逮捕された同町清水の男性会社員(20)は「反省していることなどを考慮した」として不起訴処分とした。

 起訴状などによると、3人は3月23日、出会い系サイトで無職少女と知り合った金沢市内の男性を津幡町内の駐車場に呼び出し、脅迫して暴行。キャッシュカードなどを奪い、翌朝に現金100万円を引き出したとされる。

脅迫容疑で郵便局員を逮捕=北九州
2014.05.30 西部朝刊 

 小倉北署は29日、北九州市八幡東区帆柱1、郵便局員T容疑者(51)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、4月16日、同市小倉北区の法律事務所に電話をかけ、男性弁護士(41)に対して、「なめたことしとったら、事務所に火つけるぞ」などと脅した疑い。「知らない」と容疑を否認しているという。同署が脅迫の経緯などを調べている。

女性脅迫の男 スピード逮捕 スムーズ署内連携奏功-焼津署
2014.05.29 朝刊 

 ありもしない写真が存在しているように装い、「ばらまく」などと20代の女性に脅迫メールを送ったとして22日に静岡市葵区の男(30)が脅迫容疑で逮捕された事件は、被害女性の相談を受けた焼津署の素早い対応がスピード逮捕につながった。全国の警察が組織を挙げてストーカーなど男女間のトラブル対策に力を注ぐ中、署内のスムーズな連携が奏功した。

 同署によると、男とこの女性はインターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で知り合った。携帯電話でメールをやりとりする中、2人は4月下旬と5月中旬の2度、焼津市内で会ったが、女性が関係を断ると、男は態度を急変。女性の写った写真を所持しているように装って繰り返し脅迫メールを送り、再度会うよう求めたという。

 これまでのメールのやりとりなどで、男は女性の住所など個人情報を知っていた。反対に女性は男の素性を全く知らなかったため、「いつ襲われるか分からない」と怖くなって17日夜、同署に相談に訪れた。

 同署は凶悪犯罪に発展する危険性もあるとして、刑事課と生活安全課が即座に連携して対応。県警本部ストーカー・DV(ドメスティックバイオレンス)対策の捜査員も加わり、女性の保護と同時に、容疑者の男の捜査を進めた。

 携帯電話やSNSの運営会社に照会しても時間がかかる。そんな中、2人が会っていた際に、同署地域課の交番勤務員から職務質問を受けていたことが判明。その際のやりとりから男の身元が特定され、相談から5日後の早期逮捕に至った。

 ハッピーライフ 悪質サイトに入会 業者と接触せずまず相談を
2014.05.29 朝刊 

 【滋賀県】パソコンで「無料、アダルト」とキーワードを入れて検索し、ヒットした中で無料表示のあったサイトに入った。「18歳以上ですか?」と出たので「ハイ」をクリックした。すると、突然「登録完了。見放題で99800円。2日以内に払うと68000円」と表示された。「間違えて登録し、退会したい人は連絡するように」と記載されていたので、慌てて業者に電話したが、「払わないと退会できない。裁判する」と言われた。パソコンを立ち上げるたびに請求画面が現れ、困っている。有料と分かっていたら、絶対にサイトには入らなかった。払わないといけないか。(70歳代 男性)

 10代から70代の幅広い年齢層の消費者から、このような相談が根強くあります。

 パソコンでアダルトサイトを利用することは、インターネット通販にあたり、契約したとみなされると代金の支払い義務が発生します。

 しかし事例の場合、「無料」表示だったからサイトに入ったのであり、年齢確認を押せば登録になることが利用者にはっきり分かるように表示していなければ、契約は成立しておらず、支払い義務はないと考えられます。

 無料表示をしておきながら後から高額料金を請求し、さらに請求画面をパソコンに貼り付かせ、脅迫的請求をするような悪質業者とは、接触しないことが肝要です。

 接触すると電話番号や名前など個人情報を知られ、電話やメールで執拗(しつよう)な請求を受けたり、個人情報を悪用される可能性もあります。

 もし、悪質サイトに入ってしまったら、業者に接触する前に消費生活センターに相談しましょう。請求画面の削除には独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のホームページが参考になります。

 三鷹事件後 警視庁対処チーム発足で 昨年同期比 ストーカー摘発5倍 今年1~3月で78人
2014.05.28 朝刊

 【東京都】今年一~三月、警視庁がストーカー事件で逮捕・書類送検した人数は七十八人で、前年同期の五・二倍に増えたことが分かった。ストーカー相談は二・三倍の五百六十四件、ストーカー規制法に基づく警告は二・五倍の百三十二件だった。警視庁ストーカー・DV総合対策本部は、ストーカー問題への関心の高まりと積極的な逮捕の方針が、増加の背景にあるとみている。(北川成史)

 対策本部によると、摘発者七十八人のうち、書類送検は二人で、七十六人を逮捕し、身柄を拘束した。

 七十八人の性別は男が六十九人。年代は二十代と三十代が半数を占めた。容疑別では、脅迫二十八件、住居侵入十二件、暴行と強要がそれぞれ六件の順。比較的軽い容疑が大半だが、殺人未遂が一件あった。殺人未遂は二月、足立区で、男(49)が元交際相手の女性会社員(52)を刺して重傷を負わせ、逮捕された事件。

 被害者は七十六人でうち女性が六十六人。年代は二十代と三十代が六割を占めている。

 三鷹市で昨年十月、女子高生がストーカー相談の当日に刺殺された事件を受け、警視庁は十二月、各種相談を受け持つ生活安全部門や凶悪犯罪を捜査する刑事部門から人員を集め、対策本部を新設した。対策本部内には、八十人態勢の実動部隊「事態対処チーム」を設け、警察署が受けたストーカー相談をすべて報告させ、対応を指導。危険性が高い場合、捜査員を派遣している。

 同様の組織は、警察庁の指示を受け、今年四月までに全国の警察本部で整備されている。

県警 /送り付け商法でサプリ販売 /会社摘発、7人逮捕 /急増する被害 /「現金書留式」に手口移行/<面名=社会>
2014.05.28 神奈川新聞本紙 

 県警によると、プラスは商品をいったん送り付けた後、現金書留で代金を回収していた。これまでの送り付け商法は代金引き換えサービスの悪用が目立っていたが、新たな手口に移行している。

 国民生活センターによると、送り付け商法の被害は2012~13年に急増。警察庁は宅配業者に悪質な業者名を通知し、受け取り先が支払いを拒んだ場合も無理に代金を求めないよう要請している。

 こうした対策から、代引きに代わって昨夏ごろから現れた手口が現金書留だ。送り付けたその場で代金を回収できないことから、商品が届いた直後から脅迫めいた電話がかかってくるのが特徴。県警によると、プラスも「支払わなければ裁判を起こす」などと送り先を威圧していた。

 県警は同社から延べ約13万6千人分の名簿を押収。ほとんどが過去の訪問販売や通信販売の購入者だった。逮捕された7人のうち5人が電話役に専従していたといい、県警は高齢女性に狙いを定めて執拗(しつよう)に支払いを催促していたとみている。

強姦未遂罪などで懲役8年の実刑判決 /埼玉県
2014.05.27 東京地方版/埼玉

 帰宅中の女性にわいせつな行為をしてけがを負わせたとして、強姦未遂や強制わいせつ致傷などの罪に問われた上尾市小敷谷の無職T被告(22)の裁判員裁判の判決が26日、さいたま地裁であった。栗原正史裁判長は懲役8年(求刑懲役9年)を言い渡した。

 判決によると、T被告は一昨年10月から昨年6月にかけて6回にわたって同市の路上で、深夜に歩いて帰宅途中の6人の20~30代女性を「騒いだら殺すぞ」などと脅迫。地面に引き倒すなど暴行したうえ、胸や陰部を触るなどわいせつな行為をし、肩にけがを負わせるなどした。

知人女性脅した容疑 自衛隊員 逮捕・送検=大阪
2014.05.27 大阪朝刊 

 知人女性を脅したとして、枚方署は26日、自衛隊京都地方協力本部に勤務する男(31)(京都府京田辺市)を脅迫容疑で逮捕、地検に送検したと発表した。

 同署によると、男は25日午前3時頃、枚方市のホテルで、知人女性(22)に精神障害者であることを示す手帳を見せ、「殺すぞ。(自分は)人を殺しても罪にならん」などと脅した疑い。

 この日朝、女性が同署に通報。男はその後、市内の交番に出頭した。調べに「女性に冷たくされて腹が立った」と供述している。

 同本部広報室によると、男は4月に非常勤職員として採用され、勤務態度はまじめだったという。同室は「事実関係を把握しておらず、コメントできない」としている。

脅迫容疑で自衛隊非常勤隊員逮捕
2014.05.27 大阪朝刊 

 ■精神障害者福祉手帳を見せ「人を殺しても罪にならん」

 知人女性に精神障害者保健福祉手帳を見せ、「人を殺しても罪にならない」と言って脅したとして、枚方署は26日、脅迫容疑で、自衛隊京都地方協力本部(京都市中京区)の非常勤隊員の男(31)=京都府京田辺市興戸北落延(こうどきたおちのべ)=を逮捕したと発表した。「最近冷たくされて腹が立った」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は25日午前3時ごろ、枚方市内のホテルで一緒にいた知人女性(22)に自身の福祉手帳を示し、「人を殺しても罪にならん。殺すぞ。俺のことなめてんのか」と脅したとしている。女性が同署に通報した。

 同本部によると、男は今年4月に1年契約で採用され、募集課に勤務。精神障害者3級の手帳を所持していたという。

 暴力団幹部ら恐喝の疑い
2014.05.27 朝刊 

 【愛知県】県警は26日、恐喝の疑いで、神戸市中央区熊内町、指定暴力団Y組K傘下組織幹部、M(43)と名古屋市港区佐野町、建設会社社長M(50)の二容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、2人は共謀し、M容疑者の会社と取引があった建設会社が債務を抱えて倒産したことから、2006年11月ごろ、この建設会社の下請けをしていたみよし市内の元建設会社社長の男性(46)を「支払い義務がある。うちがどんなところか分かっていますね」と脅迫。08年1月ごろまで16回にわたり、計145万円を脅し取ったとされる。

 県警によると、M容疑者は黙秘、M容疑者は否認している。

同居女性を脅した疑い=岐阜
2014.05.26 中部朝刊

 中津川署と県警人身安全対策室は25日、中津川市駒場、派遣社員N容疑者(23)を暴力行為等処罰法違反(凶器を示しての脅迫)の疑いで逮捕した。

 発表によると、N容疑者は6日午後8時頃、自宅アパートで、台所にあった包丁(刃体約15センチ)を自分の腹に突きつけて「お前を殺して、俺も死んだるわ」と言って同居する女性(19)を脅し、包丁を振り回した疑い。実家に帰っていた女性が24日に同署に相談した。N容疑者は生活費などを巡って女性と口論になったといい、「お前を殺してとは言っていない」などと容疑を一部否認しているという。

事件簿 ●青葉スポーツセンターに脅迫文/<面名=地区東>
2014.05.25 神奈川新聞本紙 

 ●青葉スポーツセンターに脅迫文 横浜市青葉区は24日、同区内の青葉スポーツセンターに、25日に利用を予定している団体関係者への殺害予告と「爆弾を仕掛ける」という内容の脅迫文が届いた、と発表した。同区は同スポーツセンターと併設の青葉公会堂を25日は臨時休館とし、青葉署などと警戒を続けるとしている。同署は威力業務妨害の疑いで捜査している。

 同区によると、昨年8月にも同センターに対し、「爆弾を仕掛ける」とした脅迫文が届いたという。

リベンジポルノ県内でも 元交際相手を書類送検=富山
2014.05.24 東京朝刊 

 「リベンジポルノ」の被害が全国的に広がっている問題で、県内でも2013年、元交際相手の写真をスマートフォンで知人に送った工員の少年(当時19歳)が、県警に検挙されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は「リベンジポルノは様々な法令に違反する可能性のある犯罪」と警告している。

 捜査関係者によると、少年は12年秋頃、元交際相手の高校生の少女(同16歳)から別れ話をされた腹いせに、交際中に撮った少女の裸の写真をスマホを使い少女の同級生に送信した。同級生が写真をスマホの無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使い、友人らに公開したため、画像が少女の同級生の間に広まったという。

 別の同級生から画像の拡散を知らされた少女は12年10月、県警に被害を相談。県警は少年を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造、提供)容疑で捜査し、13年8月、富山地検に書類送検した。少年から送られた写真をLINEで友人らに公開した同級生の少女(同17歳)も、同法違反(提供)に問われた。拡散した画像は県警が削除させたという。

 リベンジポルノを巡っては、昨年10月にリベンジポルノに関連した事件が報じられて以降、若い女性からの民間団体への被害相談が全国的に増加しているとされる。

 県警生活安全企画課によると、元交際相手の私的な写真をネット上に公開した場合、名誉毀損(きそん)罪に問われる可能性があるほか、18歳未満の写真だった場合は児童ポルノ禁止法違反が適用される。写真の公開を口実に復縁を迫ると、脅迫や強要罪となる可能性もあるという。名古屋地裁では今年5月、ネット上に元交際相手の写真を公開した男に名誉毀損(きそん)罪で懲役刑が言い渡された。

 県警では、リベンジポルノの不安を抱える女性の相談には、原則女性職員が対応する。一度写真がネット上に拡散すると全て削除するのは困難なため、同課は「まずは裸の写真は撮らせないことが重要」と呼びかけている。

 〈リベンジポルノ〉

 ふられた腹いせに元交際相手の裸の画像などをインターネット上などに流出させる行為。「リベンジ」は英語で「復讐(ふくしゅう)」の意。スマートフォンの普及などで全国的に問題化している。

個人情報拡散、ゲームで高額請求… スマホの危険性知って
2014.05.24 朝刊

◆揖斐高、生徒に実例紹介

 急増するスマートフォンに関する犯罪や被害に対処するための「情報モラル教室」が揖斐川町三輪の揖斐高校で開かれ、全校生徒460人が実例に基づくスマホ使用の危険性や注意点を学んだ。

     ◇

 現在の高校生は小中学生からスマホを使用してきた世代で、正しい知識を身に付けてもらおうと同校が初めて催し、河合均生徒指導主事がプロジェクターを使って講習した。

 女子生徒がインターネット掲示板で同世代の女子になりすましたメールで巧みに裸の写真を送るよう強要された事例や、個人情報の拡散被害やオンラインゲームの高額請求などの実例を紹介した。

 いたずら心の書き込みで脅迫や業務妨害などの加害者になるケースも示され、「個人情報を安易に書き込まない」「不適切な画像をアップしたり、中傷を書き込まない」と注意を喚起し、「被害に遭ったらすぐに学校に連絡を」と呼び掛けた。

避難中の元妻を脅した疑いで男を逮捕 県警 /和歌山県
2014.05.23 大阪地方版/和歌山 

 県警生活安全企画課は22日、住所不定、無職M容疑者(37)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。「脅迫するつもりではなかった」と容疑を否認しているという。

 同課によると、M容疑者は15日午後7時半ごろ、フェイスブック上の無料メッセージ送付機能を使い、家庭内暴力(DV)を恐れて避難中の元妻に「消す」「おまえが悪い、呪」などと送り、脅迫した疑いがある。M容疑者の所在がわからず、県警が指名手配していた。

 M容疑者は昨年7月、和歌山地裁田辺支部から元妻への電話やメール、面会などを禁じる保護命令を出された。だが同11月にはメールを送ったとして、県警がDV防止法に基づく保護命令違反の疑いで逮捕。同12月に起訴猶予処分となっていたという。

強姦致傷容疑で看護師の男を再逮捕=佐賀
2014.05.23 西部朝刊 

 神埼署は22日、福岡県大木町、看護師I容疑者(29)を強姦(ごうかん)致傷の疑いで再逮捕した。発表によると、I容疑者は4月21日午後6時頃、佐賀県内の知人女性(20歳代)方で女性を押し倒すなどし、あばら骨を折るなどのけがを負わせた疑い。「やっていない」と容疑を否認している。I容疑者は今月2日、同じ女性への脅迫容疑で逮捕されていた。

知人6450万円恐喝 容疑の2人逮捕 岡山南署=岡山
2014.05.22 大阪朝刊 

 知人男性(31)らから6450万円を脅し取ったとして、岡山南署は21日、指定暴力団Y組系I組幹部・Y(54)(岡山市南区妹尾)と奈良県天理市の会社員H(42)の両容疑者を、恐喝などの疑いで逮捕した。

 発表によると、Y容疑者はH容疑者ら数人と共謀。2003年10月中旬、男性が男2人に女性関係で言いがかりをつけられた際、「相手の男らは広島の暴力団員。自分が2000万円を男らに渡した。示談金として1億円払え」などと脅迫。同月下旬、男性の母親(57)から5000万円を脅し取るなど、12年11月頃まで13回にわたって総額6450万を脅し取った疑い。

 調べに対し、Y容疑者らは「身銭を切って助けた男性に、立て替えたお金を返してもらっていただけ」などと容疑を否認しているという。

刑務所に勾留中、交際相手に脅迫の手紙送る 初公判、被告罪状認める /香川県
2014.05.21 大阪地方版/香川 

 交際相手の女性に面会に来るよう脅迫する手紙を、当時勾留されていた高松刑務所から送ったとして強要未遂の罪で起訴されていた男(23)に対する初公判が20日、高松地裁(片岡理知裁判官)であった。刑務所は入所者の手紙を検閲しており、弁護人は刑務所側の対応を批判した。

 起訴状によると被告は今年3月、別の女性に対する傷害の罪で勾留中だった高松刑務所から、交際相手の女性に「1回面会来いや」「いたい目みさしてやる」などと書いた手紙を送って面会に来ることを強要しようとしたとされる。

 被告の弁護人は、被収容者の手紙を検閲している刑事施設は、その内容が犯罪につながる場合はそれを告発し、犯罪を未然に防ぐ義務があると主張。被害者を生み出さないために適切な対応をとるよう、法務省に求める考えを示した。高松刑務所は取材に対し「あってはならないことで検査態勢を見直している」とコメントを出した。

 この日の公判で被告は起訴内容を認め、検察は懲役1年6カ月を求刑し結審した。判決は6月4日に言い渡される。

 恐喝の疑い
2014.05.21 朝刊 

 【愛知県】田原署は20日、恐喝の疑いで名古屋市北区山田のアルバイトK容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2012年12月、田原市の知人女性(55)に対し暴力団との関係があると装って携帯電話のメールで脅迫し、現金1万円を脅し取ったとされる。k容疑者は「生活費に困っていた」と容疑を認めている。

交際相手脅す 容疑の男逮捕=愛知
2014.05.19 中部朝刊 

 交際相手の女性に裸の写真をばらまくと脅したとして、豊田署は18日、岡崎市井田町、無職S容疑者(20)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、s容疑者は6日午後7時15分頃、交際している豊田市の無職女性(35)の携帯電話に、女性の裸の写真をメール送信したうえで、「ばらまくで」などと書いたメールを送信し、脅迫した疑い。S容疑者は調べに対し、容疑を認めているという。

 2人は今年1月頃から交際していたが、女性が別れ話を切り出したという。

脅迫:交際相手に裸画像公開すると脅す 容疑の男逮捕--愛知県警豊田署
2014.05.19 中部朝刊 

 愛知県警豊田署は18日、別れ話を切り出した交際相手の裸の画像をインターネットなどに公開すると脅したとして、同県岡崎市井田町、無職、S容疑者(20)を脅迫の疑いで逮捕した。容疑は6日午後7時15分ごろ、同県豊田市の無職女性(35)に対し、無料通話アプリ「LINE(ライン)」で「ばらまくで」と書いて女性の裸の写真1枚を送り、脅したとしている。「別れたくなくて送った」と容疑を認めているという。

 同署によると、S容疑者と女性は昨年3月ごろ、当時勤務していた自動車関連の会社で知り合い、交際していた。写真がインターネットのサイトなどに実際に掲載された形跡は確認されていないという。

 女性の裸写真送信し「ばらまく」脅迫疑い 豊田署、交際の男逮捕
2014.05.19 朝刊 

 交際していた女性に裸の写真をばらまくと脅したとして、愛知県警豊田署は十八日、脅迫の疑いで同県岡崎市井田町、無職S容疑者(20)を逮捕した。

 逮捕容疑では、今月六日午後七時十五分ごろ、同県豊田市の無職女性(35)に、携帯電話の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って女性の裸の写真を送信した上で「ばらまくで」などと書いたメールを送って脅したとされる。

 署によると、容疑を認めている。二人は今年一月ごろから交際。別れ話が持ち上がっていたという。女性が署に相談して発覚した。

<防げ!特殊サギ> 新たに3618万円被害  県警 初の「警報」  「水際」阻止呼び掛け
2014.05.18 朝刊 

 県警は17日、5月に入って特殊詐欺被害の発覚が相次いでいるとして、初の「警報」を出した。同日には新たに2件の被害が発覚。県警は18~27日の10日間、現金を引き出す金融機関、レターパックを扱うコンビニなどの「水際」で重点的に注意を呼び掛ける。

 生活安全企画課によると、5月に届けがあった被害は10件、被害額は計約1億600万円に上る。このうち、架空の裁判費用などをだまし取る手口が5件と最も多く、被害額は全体の8割を超える計8900万円になるという。

 県警は2012年以降、同一の手口による特殊詐欺被害が1カ月に3件以上寄せられた場合に「注意報」、5件以上寄せられた場合に「警報」を出す仕組みを作った。これまでは12年に1回、13年に3回、14年に3回、それぞれ「注意報」を出していた。

 一方、17日に発覚した被害2件の被害額は計3618万円に上る。

 捜査2課によると、1件はトラブル解決を装う手口。高知市の70代女性の家に今年1月上旬、「消費センター職員」を名乗る女から電話があり、女性の身に覚えのない「個人情報」をめぐるトラブルを持ち出した。その上で、裁判費用がかかるなどと言い、2月中旬までに3回、計3500万円を岐阜県多治見市の住所にレターパックで送らせていた。

 もう1件は、「老人ホームの会員権購入」を端緒に、名義貸しのトラブルで脅迫する手口。高知市の70代女性が3月中旬から4月末にかけて3回にわたり、大阪市の住所に計118万円を送るよう指示され、女性はレターパックで現金を送った。その際、内容物を「写真」と書くよう指示されていたという。

 今年の県内の特殊詐欺被害は38件、被害額は4億3700万円。

<防げ!特殊サギ> 「名義貸し」後に脅迫 県警が警戒注意報
2014.05.17 朝刊 

 高齢者らに電話で名義貸しを頼み込んで了承させた後、別の男が「名義貸しは違法。金を振り込まないと逮捕される」などと脅し、現金を要求する詐欺の相談が県内で増えているとして、県警は16日までに「警戒注意報」を発令した。

 県警によると、4月以降、名義貸しの手口に関する相談が5件ほど発生している。名義貸しの手口に使われるのは、証券やダイヤモンド購入の権利、老人ホームの投資や入居枠の権利など。

 犯行グループは、証券などのパンフレットを高齢者の家に送付した後、「あなたが持っている証券購入の権利を譲ってほしい」などと電話。当初の説明は「名義貸しだけ。金銭的な負担は伴わない」という内容だが、いったん了承すると別の団体を名乗る男から電話があり、「名義貸しは懲役15年、罰金3千万円だ」などと架空の脅迫話で金をだまし取ろうとするという。

 県警生活安全課は「『あなたの名義で投資させて』といった電話は典型的な詐欺。すぐに警察に相談してほしい」と呼び掛けている。

小学校に脅迫文 容疑の男逮捕=香川
2014.05.16 大阪朝刊 

 「運動会を中止しろ」などの脅迫文を小学校に送ったとして、高松北署は15日、同市屋島中町、会社員M容疑者(35)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。

 発表では、M容疑者は9日午後、17日に予定されている運動会について、「中止しないとテロを起こす」「小学校を爆破する」などと書いた脅迫文2枚を、同校正門にある郵便ポストに投函し、業務を妨害した疑い。

秘密の写真、まさか拡散 破局腹いせ、ネットで「リベンジポルノ」 【大阪】
2014.05.15 大阪朝刊 

 「リベンジポルノ」。交際中や親しい間柄の時に撮影した女性の体の画像をインターネット上に流出させる行為だ。別れた腹いせや逆恨みがきっかけになることが多いとされるが、被害を訴えるケースが急増している。いったん出回った画像をすぐに削除するのは容易ではなく、専門家からは速やかな法規制を求める声も上がる。

 「私の胸や局部の画像がLINE(ライン)に出回っているんです」

 東京都内の高校に通う女子生徒から昨年12月、「全国webカウンセリング協議会」(東京)に相談があった。LINEは若者を中心に使われているスマートフォンの無料通信アプリ。生徒の画像は、複数の仲間と画像付きメッセージをやり取りできる「トーク」という機能を通じて見られるようになっていた。

 画像を送ったとみられるのは、生徒とけんかして別れた元交際相手だった。画像は次々と転送され、広がっていった。生徒は協議会の担当者にこう伝えたという。「ショックを受け、学校に行けない状態が続いています。辞めようか……」

 大阪府内の高校3年の女子生徒も昨秋、ネット上の画像掲示板に自分の裸の上半身と下着姿の画像を投稿された。かつて付き合っていた男性が撮影したものだったという。

 直接会っていなくても、リベンジポルノの被害に遭うケースもある。

 今年3月、都内に住む女性(19)のスマートフォンが鳴った。「お前、俺のことナメすぎてっからさー、いつでも(画像を)流せるんだからな」。相手は「24歳の看護師」を名乗る男。2カ月前に無料通話アプリの掲示板で知り合った。

 男は悩みやたわいもない話を真剣に聞いてくれた。やりとりを重ねるうち、写真を送るよう求められた。要求はエスカレートしていき、女性は言われるまま自分で撮った下着姿や裸の画像を送ってしまった。

 その後、男は別れを切り出した女性の画像をネット上にばらまくと脅したとして警視庁に脅迫容疑で逮捕され、裁判などで一連の経緯が明らかに。男は「24歳の看護師」ではなく、福島県の介護士(40)だった。女性は警視庁に「彼のことが好きだった。流出させられるとは思ってもみなかった」と話したという。

 こうしたリベンジポルノをめぐり、全国webカウンセリング協議会に昨年10月~今年3月に寄せられた相談は計172件に上る。13件だった昨年4~9月の13倍。相談者の大半は女子の中学生か高校生で、理事長の安川雅史さんは「スマホが普及したことに加え、昨秋に東京都内で起きた刺殺事件で、被告の男が被害少女の画像をネット上に流出させていたことが相談急増の背景にあるのではないか」とみる。

 ■「表現の自由」削除は困難

 リベンジポルノの被害に遭わないためには、どうすればいいのか。安川さんは「『彼氏が求めるから』といって、安易に自分の画像を送らないようにしてほしい」と求める。

 万が一、流出させられた場合、LINEやネット上の掲示板の運営管理者に画像の削除を求める手段がある。ところが、協議会は被害者に代わって画像の削除を要請しても、簡単に消すことができないという。

 LINEの運営会社は、「通信の秘密」を保障した憲法21条や電気通信事業法4条を理由に挙げ、「個人と個人のやり取りは監視できない」との立場をとる。

 ネット上の掲示板の管理者は原則として削除に応じる一方、投稿者の反論を待つ猶予期限(7日間)を設けている。21条の「表現の自由」を尊重するためにできたプロバイダー責任制限法(2002年施行)にもとづく措置だが、この7日の間に被害者の画像が拡散するケースも少なくないという。

 日本最大級のネット掲示板「2ちゃんねる」では、ボランティアが削除要請を受け付けている。しかし、東海地方のボランティアの男性が実態を打ち明ける。「表現の自由を言い訳にして、削除に応じないボランティアがいる」

 ■米では処罰法、日本は未整備 専門家「本質は性暴力」

 法律でリベンジポルノを規制している国もある。米国のカリフォルニア州では昨年、嫌がらせ目的で性的な画像をネットにさらす行為を処罰する州法が成立。違反者には、最高で禁錮6カ月か1千ドルの罰金が科せられる。

 これに対し、日本にはリベンジポルノを取り締まる法律はなく、自民党が今年2月に法制化に向けた議論を始めたばかりだ。わいせつ画像のネット投稿について、警察や検察は「児童ポルノ禁止法」などを適用して捜査している。

 ネット問題に詳しい甲南大法科大学院の園田寿教授(刑事法)は「リベンジポルノの本質は性暴力。通信の秘密や表現の自由と同列で論じる関係にない」と指摘。その上で「法制化で違法行為を限定すれば、国側が『プライバシー保護』を名目にネットの規制に踏み出すことも抑えられる。憲法が保障する権利を守ることにもつながる」と話す。

    ◇

 <憲法21条>

 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

 <電気通信事業法4条>

 電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、侵してはならない。

 電気通信事業に従事する者は、在職中電気通信事業者の取扱中に係る通信に関して知り得た他人の秘密を守らなければならない。その職を退いた後においても、同様とする。

[南風録]イスラム過激派が16~18歳の女子生徒270人以上を拉致し、奴隷として売り飛ばすと脅迫した。一日も早い無事な生還と、安心して学ぶ平和な環境が取り戻されることを願う
2014.05.15 朝刊 

 「銃弾が私たちを黙らせると思うのは間違いだ。ペンは剣より強い。1冊の本、1本のペン、それで世界を変えられる」。女子教育の権利を訴え、イスラム過激派に銃撃されたパキスタンの少女マララ・ユスフザイさんの言葉だ▼女子教育への抑圧や残虐行為をブログなどで告発していたマララさんは2012年、下校中のバスで襲撃を受け、重傷を負った。英国で治療を受けて一命をとりとめ、16歳になった昨年7月、国連で演説した。冒頭の言葉はその一部だ▼マララさんも心配している事件がアフリカのナイジェリアで起こった。キリスト教や西洋式の教育に反対するイスラム過激派ボコ・ハラムが16~18歳の女子生徒270人以上を拉致し、奴隷として売り飛ばすと脅迫したのだ▼発生から1カ月、イスラムの装束を着せられた少女たちの映像が公開された。ボコ・ハラムは、拘束されている戦闘員の釈放を解放の条件にしている。少女らの緊張した表情は痛々しく、心身への影響が気がかりだ▼国連の演説でマララさんは、自分が銃を手にして、自分を撃ったタリバン兵が目の前に立ったとしても「私は彼を撃たない」と語った。過激派が恐れるのは復讐(ふくしゅう)心ではなく「教育の力だ」と訴える▼女子生徒たちの救出を求める声は世界に広がっている。一日も早い無事な生還と、安心して学ぶ平和な環境が取り戻されることを願う。

勾留中の男が脅迫文 高松刑務所検閲素通り
2014.05.15 朝刊 

 未決勾留中の高松刑務所から、当時交際していた女性に脅迫文を送り付けたとして、高松市内の男(23)が強要未遂罪で起訴されていたことが14日、分かった。同刑務所では過去にも同様の事案が相次いでおり、郵便物などの検閲が機能していない実態が浮き彫りとなっている。

 起訴されているのは、高松市田村町、中古車販売員N被告。

 起訴状などによると、N被告は、同刑務所に未決勾留中だった3月11日ごろ、当時交際していた17歳の女性に面会に来させようと考え、「1回面会来いや」「来週には出るけんおぼえとけよ」「いたい目みさしてやるわ」などと書いた手紙1通を女性宅に郵送したとしている。

 手紙を受け取った女性が高松南署に届け出て発覚。N被告は当時、別の女性に対する傷害罪に問われて上告中で、保釈が認められた3月24日に同署が強要未遂の疑いで逮捕し、高松地検が起訴していた。

 傷害罪は4月下旬に上告が棄却され、一審の実刑判決が確定しているという。

 刑務所では通常、被告が外部に出す郵便物を刑務官が検閲し、犯罪につながる恐れがあれば差し止めるなどの措置を取っている。

 同刑務所の岡下好己所長は「当所から発信された手紙が脅迫に当たるとして逮捕、起訴される事案が発生したことは遺憾」とコメント。同刑務所では2005、08年にも、未決勾留中の男が脅迫文を送る同種の事案が起きている。

LINE使い脅迫容疑=千葉
2014.05.14 東京朝刊 3

 成田署は13日、四街道市和良比、会社員M容疑者(21)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、M容疑者は4月12、15、23日の3回にわたり、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、元交際相手で県内在住の20歳代の女性会社員に、「死ね」「ボコボコにするから気をつけな」などのメッセージを送信し、脅した疑い。調べに対し、「脅迫まがいのメッセージを送ったのは間違いない」と供述しているという。同署が動機を調べている。

 脅迫の疑いで逮捕
2014.05.10 朝刊

 【福井県】福井署と県警は9日、脅迫の疑いで越前市東千福町、無職K容疑者(75)を逮捕した。

 逮捕容疑では、8日午前9時15分ごろ、県警1階玄関ホールで、県警女性職員に対して「おまえの家行ってガソリンに火をつけて、バァッと燃やしてしまうんやで」などと脅迫したとされる。

 福井署によると、K容疑者は過去にトラブルとなった警察官との面会を求め、聞き入れられず腹を立てたという。容疑を否認している。

洗濯の水着盗み 女性を脅迫容疑=多摩
2014.05.09 東京朝刊 

 南大沢署は8日、八王子市鑓水、アルバイトT容疑者(36)を窃盗と脅迫の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は4月30日。

 発表によると、T容疑者は2013年8月3日から4日までの間、八王子市内のアパート1階のベランダに干してあった20歳代女性の水着1点(時価5000円相当)を盗んだ上、同年9月11日から12日までの間、「あなたが持っている全部の下着がほしい。手に入らない場合は、襲うしかないですね」などと書いた紙を女性方の雨戸にテープで貼り、脅迫した疑い。

 調べに対し、T容疑者は「間違いありません」などと供述しているという。

 脅迫文送付2被告 起訴内容を認める 地裁岡崎支部初公判
2014.05.09 朝刊 

 【愛知県】日本ソフトボール協会(東京)の会長に脅迫文を送ったとして、暴力行為処罰法違反の罪に問われた元佐賀県ソフトボール協会理事長T被告(66)=佐賀県みやき町=と、元佐賀県協会事務局長S被告(51)=東京都杉並区=の初公判が八日、名古屋地裁岡崎支部であった。両被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、両被告は昨年四月と六月、日本協会長を務める大手自動車部品メーカー、デンソー(刈谷市)副社長の自宅やデンソー本社に、右翼団体を装って「足がだいぶ悪いみたいと聞き及んでいる。気いつけや」などとする脅迫文二通を郵送したとされる。

 愛知県警などによると、佐賀県協会では、T被告らが試験を受けずに審判員資格を取得した問題が発覚。日本協会に処分を受けたことへの不満から脅迫文を送ったとされる。

【主張】ストーカー殺人 被害者守る対策を尽くせ
2014.05.08 東京朝刊 

 ストーカーによる凶悪事件が後を絶たない。今月初めには大阪市で38歳の女性が刺殺される痛ましい事件が起きた。

 警察は対策を進めているが増える相談に対応しきれていない。罰則強化を含めて犯罪を抑止し、被害者を守るさらなる対策が急務だ。

 大阪市の事件で2日、殺人容疑で逮捕された57歳の男は、女性が勤めるスナックの客だった。警察はストーカー被害の相談を受け、文書による警告などを行い、危険度の高いケースとみて被害女性に刑事告訴や自宅以外への避難を勧めていた。

 ただ女性は「避難しようにも家族がいる」などとし、告訴や避難はなされなかったという。

 警察の対応は一概に責められない。ただ被害者を説得し、脅迫事件として容疑者を逮捕するなど、もっと踏み込んだ対応が必要だったとの指摘もある。検証し、教訓としなくてはならない。

 埼玉県桶川市で女子大生が殺された事件をきっかけに平成12年にストーカー規制法ができた。その後も「相談しても動いてくれない」などの批判や、警察間の連携の悪さが問題となり、昨年10月に警察の迅速で積極的な対応を促す改正法が施行された。警察の意識も変わり、相談と捜査を一元化するストーカー対策室を設けるなど取り組みを強めている。

 ただ警察が把握するストーカー被害が増え、10年前の15年当時に約1万2千件だったのが、昨年は約2万1千件と過去最悪を数えた。事件の見極めも難しい。被害は元交際相手や知人らからが大半で、警察がどこまで踏み込めるか悩みもある。被害者は、ためらわず的確に状況を伝え警察と連携することが欠かせない。

 法改正も検討が必要だ。ストーカー規制法は罰則が懲役6月以下か50万円以下の罰金(禁止命令違反の場合、懲役1年以下か100万円以下の罰金)で外国に比べ軽い。オランダは拘禁7年以下、豪州も州によっては10年以下だ。

 DV(ドメスティックバイオレンス)防止法のように、被害者の申し立てで裁判所が判断し、保護命令が出せる仕組みも参考になる。法規制以外にも、執着心が強いストーカー加害者に対し、医師ら専門家による治療、カウンセリングを行うことに抑止効果があるとの指摘もある。総合的な対策を強め、惨劇を未然に防ぎたい。

 弁護士脅迫で男逮捕 2ちゃんに殺害予告容疑
2014.05.08 夕刊 

 インターネット掲示板「2ちゃんねる」に弁護士の殺害予告を書き込んだとして、警視庁サイバー犯罪対策課は八日、脅迫の疑いで、岡山県真庭市勝山、派遣社員H容疑者(20)を逮捕したと発表した。

 同課によると、被害に遭ったのは、ネット上で名誉毀損(きそん)された人の被害回復に取り組んでいる唐沢貴洋弁護士。

 逮捕容疑では、H容疑者は三月三日、自宅のパソコンで、2ちゃんねるに、「明日、唐沢貴洋弁護士をナイフでメッタ刺しにして殺す」という書き込みをしたとされる。

 唐沢弁護士は二〇一二年三月、2ちゃんねるで中傷された少年の相談で、サイト管理者に投稿者のIPアドレス(ネット上の住所)などを開示請求したところ、名前が2ちゃんねるに公開され、殺害予告の書き込みが相次いだ。

 同課は昨年、脅迫容疑で、東京都立高の男子生徒(17)ら少年三人を書類送検。昨年十二月に報道されると、殺害予告はいったん落ち着き、今年一月には月十件程度になったが、再び増え始めて、四月には約二百五十件になっている。

 こうした書き込みのIPアドレスの捜査から、H容疑者が浮上した。H容疑者は「殺害予告の書き込みを複数回やった。他の人からどんな反応があるか楽しみだった。捕まらないと思った」と容疑を認めているという。

元妻に傷害 執行猶予中*ストーカー殺人容疑者
2014.05.05 北海道新聞朝刊全道 

 大阪市平野区の路上で飲食店従業員の井村由美さん(38)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された客のM容疑者(57)は元妻に対する傷害事件で執行猶予中だったことが4日、府警への取材で分かった。

 府警によると、M容疑者は約2年前に元妻と離婚したが、昨年6月に職場に押し掛け負傷させたとして平野署が逮捕。傷害罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた。しかし、同容疑者はその後も元妻の関係先を訪問。このため、配偶者による暴力(DV)防止法に基づき連絡や接触を禁じる命令を裁判所から受けていた。

 井村さんが勤めるスナックに通い始めたのは同年8月ごろ。同容疑者は一方的に好意を寄せ、執拗(しつよう)に電話やメールを繰り返した。井村さんの相談を受けた府警松原署が今年3月に文書で警告。同署は当初、脅迫めいたメールの内容から、3段階の危険度判定で中程度の「B」と判断したが、4月2日には危険度の低い「C」に格下げしていた。

脅迫の疑いで太宰府の男を逮捕 /福岡県
2014.05.04 西部地方版/福岡 

 (筑紫野署発表) 3日、太宰府市連歌屋2丁目、指定暴力団Y組系組幹部M容疑者(64)を脅迫容疑で逮捕。2日午後10時半ごろ、同市内の飲食店で大声を出していて客の女性から注意され、「俺はヤクザたい。住所が分かればお前の家に行ってやる」などと脅迫した疑い。容疑を否認しているという。

脅迫罪で追起訴 司法書士宅放火=静岡
2014.05.03 東京朝刊 

 静岡市内の司法書士宅などで昨年7月に相次いだ放火事件で、静岡地検は1日、静岡市葵区瀬名中央、無職H被告(62)(現住建造物等放火罪などで起訴)を、脅迫罪で静岡地裁に追起訴したと発表した。追起訴は4月30日付。

 起訴状によると、H被告は昨年7月5日深夜、同区の男性司法書士の事務所に、ガソリン入りのペットボトルが入った段ボール箱を置き、脅迫したとされる。H被告は、この事務所に火をつけようとした現住建造物等放火未遂容疑で逮捕、送検されていた。

 また、地検は、追送検されていたH被告の暴力行為等処罰法違反容疑を、4月30日付で不起訴とした。地検はいずれの処分も理由を明らかにしていない。

大阪女性刺殺 ストーカー男を逮捕 「待ち伏せした」容疑認める
2014.05.03 東京朝刊

 大阪市平野区の路上で2日未明、大阪府松原市のスナック店員・井村由美さん(38)が刺殺された事件で、府警捜査1課は同日午後、井村さんの勤務先の客だった同区長吉長原西の無職M容疑者(57)を殺人容疑で逮捕した。

 井村さんへのストーカー行為で府警から3月に警告を受けていたM容疑者は調べに容疑を認め、「井村さんが好きでした。このままではもう会えない。井村さんを殺して自分も死んだら、あの世で一緒に暮らせると思い、殺した」と供述しているという。

 M容疑者は事件前にレンタカーを用意し、現場近くの店から自転車で帰宅する井村さんを「待ち伏せしていた」とも供述。府警は計画的な犯行とみている。

 発表では、M容疑者は同日午前2時20分頃、同区長吉長原西の歩道で、井村さんの腹などを数回、刃物で刺すなどし、殺害した疑い。井村さんの腹部や首の刺し傷や切り傷は十数か所あった。府警によると、M容疑者は、井村さんを見つけると、レンタカーで追跡。目撃情報では、M容疑者は降車して井村さんに近づき、「警察呼ぶわよ」などと叫んだ井村さんを路上に押し倒し、馬乗りになって暴行したという。

 M容疑者は今年2月末、井村さんが勤務していた店への出入りを禁止され、直後の3月1~2日、井村さんに「殺される前に警察に電話してや」などと29通のメールを送信。井村さんから相談を受けた府警松原署は、井村さんに脅迫罪などでの告訴手続きを説明し、転居による避難も勧めたが、井村さんがいずれも望まなかったため、同署はM容疑者に電話で注意した。その後も、M容疑者がさらに4通のメールを送るなどしたため、同署は、M容疑者を呼び出して文書で警告するなどした。事件を防げなかったことについて府警生活安全総務課の宇藤嘉邦調査官は「取りうる措置は取っていたが残念だ」とのコメントを出した。

【STOP ストーカー犯罪】殺害示唆メールも…府警「書面警告で沈静化」判断
2014.05.03 東京朝刊 

 ■専門家「逮捕すべきだった」

 当初から危険性の高いストーカー事案と認識していたにもかかわらず、警察はまたも重大な被害を防げなかった。大阪府警はM容疑者に口頭や文書で警告しただけで、事件直前にはストーカー行為が沈静化したと判断していたが、専門家は「ストーカーの執念は尋常ではない。危険を察知した段階で迅速に逮捕すべきだった」と指摘する。

 「店の客から一方的に好意を寄せられている。電話やメールがしつこい」

 殺害された井村由美さんは3月2日、府警松原署にストーカー被害を相談していた。前日から33通もメールが届き、中には「殺される前に警察に電話してや」と、殺害を示唆するような文言もあった。同署は同日、M容疑者に口頭で注意したほか、同12日にはストーカー規制法に基づく書面警告を行った。

 M容疑者は昨年8月に井村さんの勤務先の飲食店を訪れ、行動が次第にストーカー化。今年2月には、店の経営者から出入りを禁じられていた。

 府警はM容疑者の性格なども踏まえ、ストーカーとしての危険度を3段階のうちの2段階(B判定)にあたると判断。刑事告訴と自宅以外への避難を勧めたが、井村さんが「注意でいい。避難しようにも家族がいる」と消極的だったとして断念。4月2日に井村さんに現状を尋ねた際は「もう何もないです。ありがとう」と話していたことなどから、危険度を最も低い3番目(C判定)に下げた。

 以降は署の担当者が月1回、電話で現状を聞くのみで、事件の起きた5月2日も電話で連絡する予定だったという。

 府警は1月、本部にストーカー専門の対策室を設置。相談業務を担ってきた生活安全部と、捜査専門の刑事部からメンバーを集め事件防止に取り組み始めたばかりだった。

 府警の対応について、警察幹部からは「被害者を説得し、殺害を示唆するメールが届いた時点で松本容疑者を脅迫容疑で逮捕できたはずだ」との声も上がる。

 平成25年10月に東京都三鷹市で女子高生がストーカー行為の末に殺害された事件以来、警察庁は積極的な逮捕を推進。警視庁も同年12月、刑事部と生活安全部などによる専門の対処チームを発足させ、「取りうる措置はすべて取る」として積極的に逮捕してきた。今年1~3月のストーカー関連事案の摘発件数は前年同期比5倍の78件。うち64件は傷害などストーカー規制法違反以外の容疑だった。

 ストーカー犯罪抑止に取り組む番敦子弁護士は「被害者の理解が得られなくてもストーカー規制法に縛られず、捜査のプロである警察があらゆる方法を模索し危険の芽を摘む必要がある」と訴えている。

 元妻を脅迫した疑い
2014.05.01 朝刊

 【愛知県】安城署は30日、脅迫の疑いで岡崎市大西2、無職S容疑者(72)を逮捕した。

 逮捕容疑は、4月22日、復縁を迫っていた元妻で知立市の自営業女性(67)の自宅に押し掛け、「いつでもおまえを殺せる」と言い、ガスボンベや液体の入った瓶を見せ「火を付ける」と脅迫したとされる。

 署によると、S容疑者と女性は35年前に離婚した。「油の入った瓶を持っていたが、『殺せる』とは言っていない」と一部容疑を否認している。

刑務所から妻に脅迫疑い 熊本北署が受刑者の男逮捕 「生命保険に入っとけ」
2014.04.24 朝刊 

 服役中の福岡刑務所(福岡県宇美町)から妻を脅す手紙を郵送したとして、熊本北署は23日、脅迫の疑いで受刑者の男(34)を逮捕した。同刑務所は「事前検査に問題はなかった」と反論。手紙の解釈をめぐる判断の違いが「事件」に発展した形だ。

 逮捕容疑は、2012年10月、同刑務所から熊本市に住む20代の妻に宛てた封書で「俺の性格は分かるよな。あばらとか折ったりするので、生命保険に入っとけ」などと便箋1枚に書いて脅迫した疑い。署によると、別れ話がこじれたまま男の刑期満了が迫り、妻は昨年末、被害届を出したという。

 受刑者の発送物は、刑事収容施設法に基づき刑務所職員が発送前に検査。相手を脅迫するなど法に触れる内容の場合、修正したり発送を認めないこともある。今回の手紙について、同刑務所は「法に触れないと判断し、手紙の発送を認めた。(脅迫容疑に当たるとした)県警の対応は遺憾だ」としている。

監禁と強姦の疑いで逮捕 狭山署 /埼玉県
2014.04.23 東京地方版/埼玉 

 狭山署は22日、コンゴ民主共和国籍の無職マコト・レフンガ・ポポン容疑者(31)=狭山市水野=を、監禁と強姦(ごうかん)の疑いで21日に逮捕したと発表した。「やっていない」と容疑を否認しているという。

 署によると、同容疑者は10日午後1時10分ごろ、同市内の路上で歩いていた40代女性に、「結婚しよう。部屋に来て」などとつきまとった。女性を自宅マンションに監禁し、拳を振り上げて「叫んだって聞こえないよ」などと脅迫し、乱暴した疑いがある。容疑者と女性は面識がなかったという。

 脅迫の疑い
2014.04.23 朝刊 

 【岐阜県】県警人身安全対策室と恵那署は22日、脅迫の疑いで、瑞浪市稲津町、無職K秀容疑者(50)を逮捕した。

 逮捕容疑は、20日未明、県内に住む40代の知人女性の携帯電話に「完全につぶす」などと危害を加えるようなメールを送り、脅したとされる。

 署によると「間違いありません」と認めている。女性から20日、署に相談があった。

【STOP ストーカー犯罪】法制度の不備(1)心に傷、迫り来る影におびえ
2014.04.22 東京朝刊 

 ■苦しむ被害者 罰則軽く

 「束縛癖」の強い男だとは感じていた。

 兵庫県内に住む30代女性は平成9年ごろ、一人の男と出会い、交際を始めた。「会社に着いた」「今から昼休み」…。携帯電話メールの普及に伴い、自分の行動を逐一報告するよう要求された。

 連絡を怠れば、怒鳴り声を上げて勤務先に電話してくる。メールの頻度は15分ごとに増えた。連絡を絶つと実家や祖母の入院先にまで押しかけてきた。

 限界を感じた21年10月、わらにもすがる思いで県の相談機関に連絡。一時保護施設(シェルター)にかくまわれた。女性の携帯電話に1週間で40回以上連絡してきた男は翌11月、ストーカー規制法違反容疑で逮捕された。

 安心したのもつかの間、3カ月後に下った判決は懲役6月、執行猶予5年。すぐに男は野に放たれた。

 予想を裏切る軽い罰則。迫り来る男の“影”への恐怖に身震いした。

 ◆軽犯罪法の延長線上

 ストーカー規制法は、21歳の女子大生が元交際相手の男らが雇った男に殺害された埼玉県桶川市のストーカー殺人事件(11年)を受け、12年5月に議員立法で成立、11月に施行された。

 通常の罰則は懲役6月以下か50万円以下の罰金で、公安委員会の禁止命令に背いた場合は懲役1年以下か100万円以下の罰金。懲役刑でもほとんど執行猶予が付くのが実情だ。

 なぜ、罰則が軽いのか。

 被害者を街角で待ち伏せて見つめ続ける。ふられてもあきらめず、交際を迫る。こうした個々の行為は一般的に犯罪としてとらえにくく恋愛との線引きも難しい。だが、反復・継続すれば被害者の平穏な生活を害する犯罪となる。

 この場合、「拘留または科料」と罰則の軽い軽犯罪法で取り締まるだけでは不十分だ。一方、刑法で対処する脅迫などの事件や殺人などの凶悪事件に発展してからでは遅すぎる。

 法案作成の中核を担った元警察庁キャリアの松村龍二元参院議員は、専門家の間でストーカー事件は「軽犯罪法以上、刑法未満」といわれていたとし、「罰則案は法務省が軽犯罪法を基準に出した」と明かす。罰則は軽犯罪法の延長線上に位置づけられていたのだ。

 松村氏によると、当時は警察が警告などで関与すれば大半のストーカー行為は収まると考え、規制を求める世論を受けて急ピッチで成立させたという。罰則の軽重は特に着目されず、国会審議でも警察権限の拡大などを懸念する声がわずかに上がるだけだった。

 悪質なストーカー殺人事件が相次ぎ、昨年6月に約13年ぶりに初めて実現した法改正でも、罰則が議論された形跡はない。

 ◆拘禁10年以下の国も

 諸外国はどうなのか。

 米国では21歳の女優がストーカーに殺害されたことを機に1990(平成2)年、カリフォルニア州で初めての反ストーキング法が成立。94年までにほぼすべての州で成立した。

 世界のストーカー制度に詳しい常磐大大学院の諸沢英道教授(被害者学)によると、米国の罰則は州ごとに異なる。再犯を重ねると重くなるケースが多いが、最初から重犯罪として3~5年以下の拘禁刑を科す州もある。オランダは拘禁7年以下、オーストラリアも州によっては拘禁10年以下だ。

 諸沢教授は「日本の罰則は軽すぎる。これでは実刑になりにくく、罪を犯すことへの恐怖も少ない。罰則に抑止力がなければ、犠牲になるのは被害者だ」と語り、こう提言する。

 「被害者を守る立場から法のあり方を考え直すべきだ」

 ◆悪行の「応報」として

 兵庫県内の女性へのストーカー行為で執行猶予付き判決を受けた男は、幸いにも再犯には及んでいない。

 それでも女性は判決後、恐怖のあまり地元を飛び出し、県外の福祉施設を渡り歩いた。親のそばに戻ろうと地元に帰ったのは24年秋。逃避生活を始めてほぼ3年が経過していた。

 今も実家から少し離れて暮らし、男の“影”におびえる。女性の心に刻まれた深い傷を思えば、罰則を犯罪抑止効果だけでなく、悪行の「応報」としても考える重要な視点に行き着く。

 女性は言う。

 「あいつが裁かれた罪なんて、私の苦しみの何万分の一にすぎない」

                   ◇

 昨年1年間で警察が認知したストーカー被害は2万1089件でストーカー規制法が施行された12年以降最多となった。昨年、初の法改正は実現したが、抜本的な見直しが必要だとの声は強い。被害者を守るための法制度を考える。

                   ◇

【用語解説】ストーカー規制法

 特定の人に対する恋愛や好意の感情、それに端を発する怨恨(えんこん)の感情を満たすため、つきまとい等の8行為を反復する行為を「ストーカー行為」として規制する。被害者が加害者を告訴すれば、罰則は6月以下の懲役か50万円以下の罰金。また、被害者の申告を受けた警察は、つきまとい等をやめるよう加害者に警告することができ、警告を無視すれば公安委員会による禁止命令を出すこともできる。禁止命令に違反すると1年以下の懲役か100万円以下の罰金。

 メールで脅した疑い
2014.04.22 朝刊 

 【岐阜県】県警人身安全対策室と岐阜中署は21日、強要未遂の疑いで、岐阜市東島3の建築解体業K容疑者(45)を逮捕した。

 逮捕容疑は、岐阜市の女性アルバイト(18)に交際を求めようと、15日午前2時34分から午後10時9分までの間、「電話に出ろよ」「親のところいくでな。後でどうなっても知らんぞ」などと女性の携帯電話にメールを4回送り、電話を18回かけて脅したとされる。

 署によると、「メールしたのは間違いないが脅迫や強要をしたつもりはない」と否認している。13日に岐阜市・柳ケ瀬でK容疑者が女性に声を掛け知り合ったという。

リベンジポルノ深刻化 福岡でも逮捕者 識者「画像送らないで」
2014.04.22 夕刊 

 福岡県内では博多署が2010年5月、以前交際していた女性=当時(20)=に「裸の写真をばらまくぞ」と脅す内容の携帯メールを複数回送信したとして、脅迫容疑で福岡市内の派遣社員の男=同(26)=を逮捕。福岡市男女共同参画推進センター・アミカスによると、リベンジポルノに関する相談電話は毎年数件あり、精神的に落ち着かせた後で警察への相談を勧めているという。

 ネットへの問題意識が希薄な子どもが被害に遭う場合も少なくない。福岡市の市民団体「子どもねっと会議所」の井島信枝代表は中学校や高校での講演で、交際相手に画像を送る際は注意するよう呼び掛けている。井島さんは「子どもは、『好きだから』と感情に溺れて相手を信用しがち。いったん手を離れた画像は、後にどういう使い方をされるか分からないということを、保護者もよく言って聞かせる必要がある。まず、裸の画像などを撮らせたり、送ったりしないことだ」と強調する。

元交際相手を脅迫容疑=北海道
2014.04.20 東京朝刊 

 札幌白石署は19日、いずれも自称の札幌市手稲区富丘3の6、アルバイト従業員S容疑者(23)を脅迫容疑で逮捕した。発表によると、S容疑者は3月25日~4月18日にかけて、元交際相手の20歳代女性の携帯電話に、復縁しなければ女性に危害を加える、などの内容のメールを複数回送った疑い。

 ストーカー全国2万件超 摘発、警告後も被害
2014.04.20 朝刊 

 昨年一年間に全国で起きたストーカー被害は二万一千八十九件(前年比5・9%増)に上り、初めて二万件を超えた。警察は千八百八十九件を摘発、二千四百五十二件で警告を出した。いずれも過去最多。ストーカー規制法による警告や禁止命令で、つきまとい行為をやめるケースは多いが、一部ではくい止められず凶悪事件に発展している。

 昨年十月に東京都三鷹市の女子高校生(18)が元交際相手の男(21)に刺殺された事件は、女子高校生が警察に相談した当日に事件が発生。警察庁は危険性が高い場合は逮捕を優先し、被害者を守るよう指示した。

 今年二月に群馬県館林市で女性(26)が射殺された事件では、元交際相手の男(39)は三カ月前に女性への暴行容疑で逮捕され、罰金刑で釈放された後、犯行に及んで自殺した。二〇一二年十一月に神奈川県逗子市でデザイナーの女性(33)が殺された事件でも、元交際相手の男(40)は女性への脅迫容疑で逮捕されたが、執行猶予付き判決を受けた後、調査会社を利用して女性を捜して犯行に及んだ。

脅迫容疑で女を逮捕=佐賀
2014.04.19 西部朝刊 

 佐賀署は18日、佐賀市新栄西、自称無職K容疑者(43)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、K容疑者は1月23日午前1時50分頃、県内の知人の自営業女性(30歳代)に、「人のものとったら取られますよ」など、女性の子どもの誘拐を予告するような内容のメールを送信し、脅した疑い。容疑を否認しているという。同署は詳しい動機を調べる。

アプリで情報盗み恐喝 容疑の男2人を再逮捕
2014.04.19 東京朝刊 

 無料通話アプリ「LINE(ライン)」を通じてウイルスを送ってスマートフォン(高機能携帯電話)から個人情報を抜き取り男性から現金を脅し取ったとして、千葉県警サイバー犯罪対策課は18日、恐喝の疑いで福岡県太宰府市青山、自営業、S容疑者(43)=別の恐喝事件で逮捕済み=と札幌市中央区南三条西、会社役員、K容疑者(45)=別の詐欺未遂事件で逮捕済み=を再逮捕した。

 逮捕容疑は、平成25年12月、女性を装って大阪府吹田市の男性会社員(29)とやり取りし、ウイルスを送って電話帳のデータを抜き取り、テレビ電話でわいせつな行為をさせて録画。「一斉送信します」などと脅迫して20万円を振り込ませたとしている。

 同課によると、背後には中国人グループがいるとみられており、K容疑者の口座には昨年12月中旬以降、22人から計約345万円が振り込まれ、中国に数百万円が送金されていた。

脅迫容疑で逮捕=千葉
2014.04.16 東京朝刊 

 千葉東署は15日、兵庫県西宮市上甲子園、自称派遣社員Y容疑者(40)を脅迫の疑いで逮捕した。発表によると、Y容疑者は12日午後9時半頃、千葉市若葉区の40歳代アルバイト女性に無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使って、「あした家行きますわ。ガソリン持って」「家燃えてみんな死んだらいいねん」などのメッセージを送信し、脅した疑い。

 2人は3月中旬頃、LINEを通じて知り合い、やりとりをしていた。調べに対し、Y容疑者は「メッセージを送って脅したのは間違いない」と供述しているといい、同署が動機を調べている。

脅迫メール送った疑い 千葉東署と千葉県警子ども女性安全対策課
2014.04.16 千葉日報 

 千葉東署と千葉県警子ども女性安全対策課などは15日、脅迫の疑いで兵庫県西宮市上甲子園1、自称派遣社員の男(40)を逮捕した。

 逮捕容疑は12日夜、知人で千葉市若葉区に住む40代のアルバイト女性に「ガソリン持って家行きます」「家燃えて死んだらいい」などの携帯メールを数件送信した疑い。

 同署によると、女性が翌13日に110番通報した。男は容疑を認めている。

元妻に脅迫メール、容疑で43歳男逮捕
2014.04.15 東京朝刊 

 八王子署は、脅迫の疑いで福生市福生の派遣社員、N容疑者(43)を逮捕した。同署によると、西村容疑者は容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、10日、元妻(41)の携帯電話に、同棲相手の会社員男性(34)について「殺すのちょー簡単」などとメールを送るなどしたとしている。同日は元妻の携帯電話にN容疑者からの着信やメールが相次ぎ、午後3時半ごろには元妻宅に押しかけてドアを蹴るなどしたため、元妻が110番通報。翌11日に埼玉県所沢市内で逮捕された。

【ストーカー論 法制度の不備】(1)被害者軽視 軽い罰則
2014.04.15 大阪朝刊

 ■影におびえ、心に深い傷

 「束縛癖」の強い男だとは感じていた。

 兵庫県内に住む30代女性は平成9年ごろ、一人の男と出会い、交際を始めた。「会社に着いた」「今から昼休み」…。携帯電話メールの普及に伴い、自分の行動を逐一報告するよう要求された。

 連絡を怠れば、怒鳴り声を上げて勤務先に電話してくる。メールの頻度は15分ごとに増えた。連絡を絶つと実家や祖母の入院先にまで押しかけてきた。

 限界を感じた21年10月、わらにもすがる思いで県の相談機関に連絡。一時保護施設(シェルター)にかくまわれた。女性の携帯電話に1週間で40回以上連絡してきた男は翌11月、ストーカー規制法違反容疑で逮捕された。

 安心したのもつかの間、3カ月後に下った判決は懲役6月、執行猶予5年。すぐに男は野に放たれた。

 予想を裏切る軽い罰則。迫り来る男の“影”への恐怖に身震いした。

 ◆軽犯罪法の延長線上

 ストーカー規制法は、21歳の女子大生が元交際相手の男らが雇った男に殺害された埼玉県桶川市のストーカー殺人事件(11年)を受け、12年5月に議員立法で成立、11月に施行された。

 通常の罰則は懲役6月以下か50万円以下の罰金で、公安委員会の禁止命令に背いた場合は懲役1年以下か100万円以下の罰金。懲役刑でもほとんど執行猶予が付くのが実情だ。

 なぜ、罰則が軽いのか。

 被害者を街角で待ち伏せて見つめ続ける。ふられてもあきらめず、交際を迫る。こうした個々の行為は一般的に犯罪としてとらえにくく恋愛との線引きも難しい。だが、反復・継続すれば被害者の平穏な生活を害する犯罪となる。

 この場合、「拘留または科料」と罰則の軽い軽犯罪法で取り締まるだけでは不十分だ。一方、刑法で対処する脅迫などの事件や殺人などの凶悪事件に発展してからでは遅すぎる。

 法案作成の中核を担った元警察庁キャリアの松村龍二元参院議員は、専門家の間でストーカー事件は「軽犯罪法以上、刑法未満」といわれていたとし、「罰則案は法務省が軽犯罪法を基準に出した」と明かす。罰則は軽犯罪法の延長線上に位置づけられていたのだ。

 松村氏によると、当時は警察が警告などで関与すれば大半のストーカー行為は収まると考え、規制を求める世論を受けて急ピッチで成立させたという。罰則の軽重は特に着目されず、国会審議でも警察権限の拡大などを懸念する声がわずかに上がるだけだった。

 悪質なストーカー殺人事件が相次ぎ、昨年6月に約13年ぶりに初めて実現した法改正でも、罰則が議論された形跡はない。

 ◆拘禁10年以下の国も

 諸外国はどうなのか。

 米国では21歳の女優がストーカーに殺害されたことを機に1990(平成2)年、カリフォルニア州で初めての反ストーキング法が成立。94年までにほぼすべての州で成立した。

 世界のストーカー制度に詳しい常磐大大学院の諸沢英道教授(被害者学)によると、米国の罰則は州ごとに異なる。再犯を重ねると重くなるケースが多いが、最初から重犯罪として3~5年以下の拘禁刑を科す州もある。オランダは拘禁7年以下、オーストラリアも州によっては拘禁10年以下だ。

 諸沢教授は「日本の罰則は軽すぎる。これでは実刑になりにくく、罪を犯すことへの恐怖も少ない。罰則に抑止力がなければ、犠牲になるのは被害者だ」と語り、こう提言する。

 「被害者を守る立場から法のあり方を考え直すべきだ」

 ◆悪行の「応報」として

 兵庫県内の女性へのストーカー行為で執行猶予付き判決を受けた男は、幸いにも再犯には及んでいない。

 それでも女性は判決後、恐怖のあまり地元を飛び出し、県外の福祉施設を渡り歩いた。親のそばに戻ろうと地元に帰ったのは24年秋。逃避生活を始めてほぼ3年が経過していた。

 今も実家から少し離れて暮らし、男の“影”におびえる。女性の心に刻まれた深い傷を思えば、罰則を犯罪抑止効果だけでなく、悪行の「応報」としても考える重要な視点に行き着く。

 女性は言う。

 「あいつが裁かれた罪なんて、私の苦しみの何万分の一にすぎない」

                   ◇

 昨年1年間で警察が認知したストーカー被害は2万1089件で、ストーカー規制法が施行された12年以降最多となった。昨年、初の法改正は実現したが、抜本的な見直しが必要だとの声は強い。被害者を守るための法制度を考える。

                   ◇

【用語解説】ストーカー規制法

 特定の人に対する恋愛や好意の感情、それに端を発する怨恨(えんこん)の感情を満たすため、つきまとい等の8行為を反復する行為を「ストーカー行為」として規制する。被害者が加害者を告訴すれば、罰則は6月以下の懲役か50万円以下の罰金。また、被害者の申告を受けた警察は、つきまとい等をやめるよう加害者に警告することができ、警告を無視すれば公安委員会による禁止命令を出すこともできる。禁止命令に違反すると1年以下の懲役か100万円以下の罰金。

メールで「殺すのちょー簡単」…元妻の同棲相手を脅迫した男逮捕
2014.04.14 サンスポ 

 元妻の同棲相手を「殺すのちょー簡単」などとするメールを送ったとして、警視庁八王子署は脅迫の疑いで、東京都福生市のN容疑者(43)を逮捕した。

 逮捕容疑は10日、元妻(41)の携帯電話に、同棲相手の男性(34)について「殺すのちょー簡単」「今日いってやっかー」とのメールを送るなどした疑い。容疑を認めているという。

 同署によると、N容疑者と元妻は1996年に離婚。2010年にN容疑者が交通死亡事故を起こして服役。出所後、「電話くらいしろよ」などのメールが元妻に届くようになったという。

資産家に賭博そそのかし恐喝、42歳女ら逮捕
2014.04.13 朝鮮日報 

 今年2月、衣類を扱う中小企業のS社長(36)は、知人の紹介で知り合ったルームサロン(高級個室バー)の元ママの女(42)から話を聞き、マカオ行きを決心した。女はS社長を「弟」と呼び「マカオのカジノの従業員によく知っている人がいる」として、S社長をそそのかした。

 女がS社長に紹介した男(41)は「私はカジノの従業員だから、何もかも用意してあげられる」といい、航空券やホテル、カジノのチップまで用意した。賭け金は「大金を持って出国することができないため、われわれが現地で貸す。後で元金だけゆっくり返せばいいから、思う存分金を賭ければいい」と告げた。S社長は不審に思ったが、男は「海外での遠征賭博は、客を連れてきた人に賭け金の1?2%を渡すため、航空券や宿泊料金を差し引いても、われわれは損をしない」と話した。

 2月16日、マカオに渡航したS社長は、現地で最大のホテルであるCホテルやMホテルに泊まり、カジノで賭博をした。同行した女は「もう1回だけやろうよ。チップはいくらでも出せるから」とそそのかした。結局、S社長は女らが渡したチップで賭博を続け、2日間で350万香港ドル(約4600万円)の損失を出した。韓国に帰ると、女らは態度を一変させた。「今すぐに4億7000万ウォン(約4600万円)と天引きの利子10%を返さなければ殺してやる」と脅迫したのだ。S社長が金を返せなかったため、女らはS社長のオフィスに押し掛け、首を絞めた。結局、S社長は家族が所有する建物を担保に金を借り、女らに返した。

 ソウル瑞草警察署は9日、女と共犯の男を逮捕した、と発表した。警察によると、2人はソウル市江南地区のルームサロンの関係者らを通じ、資産家たちの資産規模、収益、家族関係などを把握した上で接近し、賭博をそそのかしたという。S社長についても、80億ウォン(約7億8950万円)相当の建物を所有しているといううわさを聞き、犯行のターゲットにしたとのことだ。女は資産家の男性たちをそそのかす役割を演じた。一方、共犯の男はマカオのカジノの従業員に対し、カジノ2カ所に現金80億ウォンを預けるよう指示し、航空券やホテルの予約を行った。

 警察は2人の携帯電話を押収し、昨年6月から最近まで、十数人の資産家をそそのかし、計50億ウォン(約4億9300万円)相当の賭博をさせた証拠をつかんだ。携帯電話には「キム社長」「イ社長」といった名前で保存した資産家たちが「きょう金を振り込んだ」「元金と利子を全て振り込んだ」という内容のメールを送った痕跡が見つかった。警察は資産家たちに金を貸した人物の行方を追う一方、「キム社長」や「イ社長」の身元を確認し、事情聴取を行う方針だ。

脅迫容疑 43歳逮捕=茨城
2014.04.12 東京朝刊 

 桜川署は11日、桜川市富士見台、職業不詳Y容疑者(43)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、Y容疑者は6~8日、市内の20歳代女性の携帯電話に「殺し決定」「逃げるなら普通の生活はさせない」などのメッセージを送信して脅した疑い。携帯電話の無料通話アプリ「LINE(ライン)」に応答しなくなったことに腹を立てたとみられる。

◎男性に仕事上の「トラブル」=依頼受けた人物、襲撃か-板橋夫婦刺傷事件・警視庁
2014.04.11 時事通信 

 東京都板橋区のマンション駐車場で建築会社社長の男性(47)と妻(44)が刃物で刺された殺人未遂事件で、男性が「仕事上のトラブルはあったが、知らない人に襲われた」という趣旨の説明を警視庁にしていることが11日、捜査関係者への取材で分かった。

 昨年10月末から男性の会社や携帯電話には「クライアントから依頼された。行動を起こす」などの脅迫が相次いだことも判明。同庁は男性の周囲でどのようなトラブルがあったか調べるとともに、依頼された人物による犯行の可能性もあるとみて捜査している。 

 事件は3月30日午後6時半ごろ、板橋区若木のマンション駐車場で発生。男性と妻が車で外出先から戻ったところ、何者かが男性の名前をフルネームで呼び掛け、2人を襲った。

 捜査関係者によると、事件直前の駐車場の防犯カメラに、不審な原付きバイクがマンション駐車場に入る様子が映っていた。夫婦の車を尾行や待ち伏せしていた可能性があるという。

 男性が受け取った脅迫状にある差出人名は実在する人物だったが、事件とは全く関係なかったという。警視庁は事件と一連の脅迫との関連を調べている。

山路さんを脅した疑い=神奈川
2014.04.09 東京朝刊 

 ジャーナリストの山路徹さん(52)(埼玉県三郷市)を脅迫するなどしたとして、津久井署は8日、厚木市鳶尾、自称会社役員H容疑者(26)ら男3人を暴力行為等処罰法違反(脅迫など)容疑で逮捕したと発表した。

 同署幹部によると、3人は大雪が降った翌日の2月16日未明、相模原市緑区長竹で、積雪で狭くなった県道を車ですれ違う際にトラブルになり、山路さんを「殺してやるよ」と脅し、山路さんの乗用車を蹴るなどして壊した疑い。H容疑者は容疑を否認、ほかの2人は認めているという。

 山路さんが車に搭載していたドライブレコーダーに3人の姿が映っていた。山路さんは大雪の取材で近くを訪れていたという。

 脅迫メール送った疑い
2014.04.09 朝刊 

 【岐阜県】北方署は8日、脅迫の疑いで岐阜市松原町、整体師
H容疑者(34)を逮捕した。

 逮捕容疑では、7日午前2時半ごろ、北方町のマッサージ師女性(53)の携帯電話に「電話に出ろ」「出ないと家を燃やすぞ」などとメールを送って脅したとされる。署によると「覚えていない」と容疑を否認している。H容疑者と女性は交際していたが、女性が別れ話を切り出していたという。

女性スマホに遠隔操作アプリ 無断取り込み 容疑で27歳逮捕=青森
2014.04.05 東京朝刊 

 知人女性のスマートフォンに、無断で遠隔操作ができるアプリをダウンロードしたとして、野辺地署などは4日、横浜町太郎須田、会社員I被告(27)(脅迫罪などで起訴)を不正指令電磁的記録供用の疑いで逮捕した。県警保安課によると、同容疑の摘発は県内初という。

 発表によると、I被告は2012年5月13日頃、県南地方の20代の知人女性のスマホに、遠隔操作ができるアプリを無断でダウンロードした疑い。アプリは、スマホを紛失したり、盗まれたりした際に、パソコンやスマホからの遠隔操作で、位置情報の入手や音声録音、写真撮影などができるもので、I被告は容疑を認めているという。

 I被告は今年2月27日、同じ女性への脅迫容疑で逮捕され、3月31日脅迫罪などで起訴された。

ストーカーチェック表:警察が独自に 相談者に電話、兆候把握 最多摘発「兵庫方式」全国へ
2014.04.05 大阪朝刊 

 独自のチェック表でストーカー加害者の危険度を見極め、最低数カ月間にわたり警察署員が電話で経過を見守る兵庫県警の「ストーカー安心コールシステム」が注目を集めている。悪質なケースは積極的に事件化し、2012年のストーカー事案の摘発件数は135件で4年連続で全国最多となった。警察庁はこうした取り組みが重大事件への発展防止に効果があるとして、同様のチェック表を全国警察に広げることを決めた。【内橋寿明】

 「つきまといや待ちぶせをされたことはありますか」「自殺をほのめかすことは」

 警察署の一室。被害相談をしてきた女性らと対面する警察官が手元のチェック表を見ながら質問を重ねる。ストーカー行為の種類や頻度、暴行や脅迫などどんな罪名に該当するかなど計44の項目に印をつけて、点数をはじき出す。

 県内の全48署にチェック表が導入されたのは10年。警察官個人の主観ではなく統一基準で危険度を判断する。点数の合計から危険度をA~Cの3段階に分類。担当者はランクに応じて1週間~1カ月に1度の割合で相談者側に電話し、最低3カ月は状況に変化がないか気を配る。経過はパソコンで管理し、連絡日が近づくと画面上で色が変わって知らせる。

 「その後、お変わりないですか」

 2月下旬、県警葺合(ふきあい)署(神戸市中央区)の女性警部補(40)が電話で語りかけた。相手は40代女性。職場の元同僚からのストーカー被害を昨年5月から相談している。「一度収まっても再び被害が出ることがあるので注意が必要。被害を打ち明けやすい雰囲気作りも大切」と話す。

 県警が対策に力を入れ始めたのは、06年5月に神戸市西区で当時16歳の女性が、元交際相手の男に刺殺された事件がきっかけだ。

 女性は加古川署に2度相談していたが事件防止に生かしきれなかったことで、「次に何かあったら連絡して」という姿勢からの転換が教訓として浮かんだ。

 県警は事件翌月から、警察官が扱った男女が関わるもめ事はすべて本部の生活安全企画課に報告するようルールを改めた。飲食店での料金支払いや交通を巡るトラブルなど恋愛感情に関係ない事案でも報告を求めるのが最大の特徴で、背後に潜む危険に目を凝らすのが狙いだ。

 再被害防止のための取り組みも進める。ストーカー事案に限れば12年11月の神奈川・逗子ストーカー殺人事件以降、被害者を匿名にして顔写真を添付して逮捕状を請求した事例は2件あるが、ストーカー規制法に基づく警告文書では少なくとも08年から被害者を匿名化してきたという。

 生安企画課内にあるストーカー・DV対策室担当調査官の岡本圭司警視(48)は「ストーカーは重大犯罪につながるという問題意識が根付いてきた。今後も緊張感を持って対応する」と話す。

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 ◆兵庫県警が使用しているストーカー行為チェック表◆

 <目的>

□好意が怨恨(えんこん)の感情に転じている

□元交際相手などに復縁を要求する

□一方的に好意感情を抱いている

□目的がわからない

 <他法令の抵触状況>

□逮捕監禁(身体の拘束を伴うもの)

□住居侵入(合鍵で室内に侵入など)

□器物損壊(今までに何回も被害に遭っている)

□脅迫(凶器を示されて脅迫された)

 <被害者の状況>

□相手方が怖いので、口頭警告をちゅうちょしている

□被害届の提出をちゅうちょしている

□相手方との間に子供をもうけている

□相手方以外の異性と交際あり

 <特異性など>

□性的羞恥心を害する画像を所有している

□勤務先・実家・密接関係者らにもつきまとう

□深夜(昼夜を問わず)つきまとう

□交際期間が長期間にわたる

 ※実物を参考にして作成。他法令の抵触状況は「過去に受けたもの」も含む。

高齢ストーカー 10年で4倍 孤立する男暴走 退職・死別 心に空白
2014.04.03 大阪朝刊 

 60代以上の高齢者が加害者となったストーカー犯罪が急増し、平成25年は1919件と10年前の約4倍に上ったことが2日、警察庁のまとめで分かった。加害者の大半は男性。専門家によると、男性は女性に比べ、家族と死別したり、退職したりして心のよりどころを失った場合、孤立しやすい傾向にあるといい、最悪の場合、ストーカーに走る人もいるという。

                   ◇

 ◆警告も聞かず

 「会わへんかったらなあ、言うことを聞かなんだら、殺すぞ」。奈良県の女性(79)は昨年11月、自宅の留守番電話に吹き込まれていた声に震え上がった。声の主は和歌山県橋本市の無職男(85)。2人が知り合ったのは4年前、女性が入院した際、男の妻が相部屋だったのがきっかけだった。

 男は女性に恋心を抱き、約2年前から女性宅にたびたび押しかけるようになった。女性の相談を受けた奈良県警は昨年10月末、女性宅を訪れないよう男に警告。しかし付きまといは止まらず、同11月に冒頭の電話をしたとして今年1月、男は脅迫容疑で県警に逮捕された。

 警察庁のまとめによると、25年のストーカーの認知件数は2万1089件で、うち男が加害者のケースは1万8316件あった。加害者の年代別で見ると、30代が最多の5377件(25・5%)。以下、40代(4467件、21・2%)▽20代(4057件、19・2%)-と続く。

 これに比べると高齢者は、60代と70歳以上を合わせて1919件(9・1%)と少ないが、10年前の15年(473件)の約4倍に増加。ほかの年代は、40代が2・6倍、30代が2・0倍、20代が1・7倍などとなっており、急増ぶりが際立っている。一方、被害者は20~70代と幅広い。

 ◆エスカレート

 なぜ近年、高齢者のストーカーが増えているのか。

 ストーカー被害者を支援するNPO法人「ヒューマニティ」(東京都)の小早川明子理事長は「この世代は仕事一筋で打ち込み、競争社会を生き抜いてきた人が多い」とした上で、退職後に人生が一変することが影響すると分析。「男性は女性に比べてコミュニティーなどにも溶け込めず、孤立してしまいがち。寂しさを埋めたいという気持ちから、女性に過度に期待してストーカーに走る人もいる」という。

 例えば、奈良県警に逮捕された男の場合、ストーカー行為が激化した昨秋、妻を亡くしていた。家族は「会話をすることすらなく、『あの人はあの人』と割り切った関係だった」と明かしている。

 同NPOにも高齢者絡みの相談は増えているといい、小早川理事長は「高齢者は社会的地位が高い人も多く、拒絶されることに慣れていない。恋愛がうまくいかないだけで行動をエスカレートさせてしまうこともあるのではないか」と話している。

 京大大学院生 女性に脅迫メール送った容疑で逮捕
2014.04.03 朝刊 

 【神奈川県】知人女性に脅迫メールを送り付けたとして、加賀町署は二日、脅迫の疑いで大阪市中央区南船場一、京都大大学院工学研究科の大学院生U容疑者(24)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑では三月二十七日、横浜市の二十代の知人女性の携帯電話にメールで「殺意を覚えるほどイライラしている」と送ったとされる。

 署によると、U容疑者は「連絡がなく怒りを覚えた。メールを送ったが、脅すつもりはなかった」と容疑を一部否認している。

元交際相手 脅した疑い=栃木
2014.04.02 東京朝刊 

 宇都宮東署は1日、元交際相手の女性を「殺す」などと脅したとして、塩谷町熊ノ木、介護士E容疑者(23)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、E容疑者は3月4日、女性(24)に複数回にわたって無料通話アプリ「LINE(ライン)」で「殺す」などとメッセージを送信し、脅した疑い。「復縁を断られたので脅した」などと容疑を認めている。

 2人は職場の同僚で、約2年前に半年ほど交際していた。逮捕容疑の以前にも、「他の男性と交際したら、その男性を殺す」などのメッセージを送っていた。

女性脅迫した疑いで京大院生逮捕 メールで、神奈川
2014.04.02 共同通信 

 神奈川県警は2日までに、横浜市に住む20代の知人女性に「殺意を覚える」とのメールを送信したとして、脅迫の疑いで京都大大学院生、U容疑者(24)=大阪市中央区南船場=を逮捕した。

 逮捕容疑は3月27日、女性の携帯電話に「殺意を覚えるほどイライラしている」などとメールを送って脅した疑い。容疑を否認しているという。

 県警によると、女性と面識があり、一時好意を抱いていたという。女性が3月末、県警に相談した。京都大は「事実関係を確認している」と説明している。

事故相手を脅した容疑=秋田
2014.04.01 東京朝刊 

 秋田中央署は31日、秋田市新屋元町、会社員H容疑者(31)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、H容疑者は28日午後2時50分頃、前日に起こした追突事故の相手である同市内の40歳代男性の会社に押しかけ、「もっと首を痛くしてやろうか」などと脅した疑い。

 H容疑者は27日昼、同市山王の市道で車を運転中、男性の車に追突。28日、男性が首の痛みを訴えて病院で受診し、軽傷と診断されたため、同署がH容疑者に「人身交通事故になった」と連絡したところ、会社に押しかけたという。H容疑者は「腹が立ってやってしまった」と供述しているという。

 元交際相手の女性を脅迫容疑の男性を不起訴
2014.03.29 朝刊 

 【神奈川県】横浜区検は二十八日、元交際相手の女性を電話で脅したとして、脅迫容疑で逮捕された横浜市中区の男性(38)を不起訴にした。理由は明らかにしていない。

脅迫メールの教諭停職 /栃木県
2014.03.26 東京地方版/栃木 

 県教委は25日、元妻への脅迫容疑で県警に逮捕され、罰金20万円の略式命令を受けた真岡工業高校のK教諭(53)を同日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 県教委によると、K教諭は2月22日午後9時50分~同10時25分ごろ、元妻に対して6回にわたり「殺す」との言葉が入ったメールを送ったという。

 脅迫文を送付 元理事長ら起訴 地検岡崎支部
2014.03.26 朝刊 

 名古屋地検岡崎支部は二十五日、日本ソフトボール協会(東京)の会長に脅迫文を送ったとして、暴力行為処罰法違反の罪で、下部組織の佐賀県ソフトボール協会元理事長T(66)と、元事務局長S(51)の両被告を起訴した。

 起訴状によると、両被告は昨年四月と六月、日本協会長を務める大手自動車部品メーカー「デンソー」(愛知県刈谷市)の副社長の自宅やデンソー本社に、「足がだいぶ悪いみたいと聞き及んでいる。気いつけや」などと右翼団体を装った脅迫文二通を送ったとされる。いずれも愛知県豊橋市内の郵便ポストから投函(とうかん)した。

 愛知県警によると、両被告は逮捕後の調べに容疑を認めていた。佐賀協会では玉利元理事長ら五人が二〇一〇年と一一年の試験を受けず審判員資格を取得した問題が発覚。処分を受けたことへの不満などから脅迫文を送ったとみられる。

SOS・なくせストーカー:規制できぬSNS 連続送信は対象外 「また男か」「シカト?」「今日行くからな」
2014.03.25 東京朝刊 

 <Stamp Out Stalker>

 ストーカー行為の手段として電子メールの連続送信が使われた神奈川・逗子ストーカー事件を受け、警察当局は2013年、ストーカー規制法を00年の施行以来初めて改正し、嫌がる相手に何度もメールを送りつける行為を新たに規制対象に含めた。しかし、この数年で急速に普及した無料通信アプリ「LINE(ライン)」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の連続送信は対象外で、摘発することができない。捜査の現場からは、「法が社会の実態に追いついていない」との声が上がっている。

 「また男か」

 「シカト?」

 警視庁田無署に2月、逮捕された東京都練馬区の無職、A容疑者(26)は今年1月31日、携帯電話で元交際相手の女性(23)に1589件ものメッセージをラインで送信したとされる。20日後にも、「電話に出て」「来ないなら今日行くからな」などとラインで1660件のメッセージを送り、女性宅に押しかけたという。

 女性からの110番を受け、田無署は2月20日に捜査を開始。女性の携帯の履歴からラインで繰り返し送信している事実は確認できた。しかし、(1)SNSの連続送信は規制対象外(2)ラインの文言自体に、「面会や交際、復縁の要求」や「行動の監視を告げる行為」など法で禁じている「つきまとい行為」に明確に該当するものが見当たらない――などの理由でストーカー規制法の適用を見送ったという。

 最終的に同署は、A容疑者が女性の頭を携帯で殴ったなどとする事案に着目し、2日後の22日に暴行容疑で逮捕した。

 警視庁によると、ストーカー事件で加害者が元交際相手らに送信するメッセージは、徐々に表現がエスカレートし凶暴化するケースが目立つという。しかし、SNSの連続送信は摘発できない。ある捜査幹部は「これだけ普及しているのに時代に合っていない。他の容疑を適用できる事案ならいいが、そうでなければ被害者を危険にさらし続けることになりかねない」と法整備の必要性を訴える。

 一方で、現行のストーカー規制法自体の使い勝手の悪さを指摘する声もある。同法の規定によれば、復縁要求や待ち伏せなどのつきまとい行為があったとしてもそれだけでは摘発できない。さらに「社会通念上、身体の安全、住居の平穏が害されるのではないかと相手に不安を与えた場合に限る」というハードルを乗り越えなければならないからだ。

 別の捜査幹部は「『会いたい』など、ごく普通のメールが何度か届いただけで、『不安にさせた』とまで言えるかどうかは判断が難しい。罰則(6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金)も軽い。脅迫行為が確認できればこうした容疑で立件する方が早い」と実情を語った。

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 ◇ストーカー規制法が禁じる「つきまとい行為」

(1)尾行や待ち伏せ、自宅や勤務先などでの見張り

(2)行動を監視していると告げる行為

(3)面会や交際、復縁などの要求

(4)大声でののしるなど著しく乱暴な言動

(5)電話やファクス、電子メールの連続送信(ラインなどSNSは対象外)

(6)汚物や動物の死骸などの送付

(7)名誉を傷つける文書送付など

(8)わいせつな写真などの送付、公表

 ※いずれも上記の行為を繰り返した場合が摘発対象。ただし、(1)~(4)は「社会通念上、身体の安全、住居の平穏が害されるのではないかと相手に不安を与えた場合」という条件をさらにクリアする必要がある

ストーカー989件、昨年の被害最多 最高齢は84歳 県警把握件数 /神奈川県
2014.03.21 東京地方版/神奈川 

 昨年1年間に県警が把握したストーカー被害は989件で、前年より207件増えた。2000年にストーカー規制法が施行されて以降最多。県警が20日、発表した。

 県内では2012年11月、逗子市の女性が元交際相手に刺殺される事件が起きた。昨年10月には東京都三鷹市で女子高生が刺殺される事件があり、こうした事件をきっかけに関心が高まり、相談や通報の件数が増えたと県警はみている。

 同法に基づく加害者への警告は125件で、前年(67件)の倍近くに増えた。同法での逮捕・書類送検などは3件で前年より減ったが、脅迫や傷害などでの検挙は33件増え、109件にのぼった。

 被害者の8割は20~40代だが、高齢化も進み、最高齢は84歳。加害者では、79歳の男が昨年12月、知り合いのパートの女性(53)の自宅付近で待ち伏せするなどして警告された。

 県警は昨年7月、ストーカーや家庭内暴力(DV)などを一括に扱う専門チーム「人身安全事態対処プロジェクト」を発足させた。同プロジェクトは4月、生活安全総務課内の正規の組織に格上げされる。担当者は「被害者の保護を最優先に考え、誠実に対応していきたい」と話している。

ストーカー許さない 被害把握、初の2万件台 昨年
2014.03.20 東京夕刊 

 全国の警察が2013年に把握したストーカー被害が2万1089件だったことが20日、警察庁のまとめで分かった。00年のストーカー規制法施行以降最多となった12年から1169件(5・9%)増えて2年連続で最多を更新し、初めて2万件を突破した。殺人などの重大犯罪につながる事案が起きる中、社会の関心や被害者側の意識が高まり、相談や通報が増えている、と警察庁はみている。

 同法に基づく加害者への警告は7・4%増の2452件、禁止命令は49・3%増の103件で、いずれも過去最多。口頭による警告なども9199件で24・1%増えた。

 加害者を逮捕・書類送検したのは6・5%増の1889件。このうちストーカー規制法での摘発が402件、刑法などによる摘発が1574件(一部は双方を適用)で、いずれも過去最多だった。容疑別では、脅迫286件、住居侵入263件、傷害227件、暴行153件などで、殺人は2件、殺人未遂は13件だった。

 殺人に発展した事件などを受け、ストーカー規制法は13年に初めて改正。改正法で新たに禁止されたメールの連続送信を含む行為の摘発は43件、警告は143件、禁止命令は8件だった。

 一方、13年に把握された配偶者らへの暴力(ドメスティックバイオレンス=DV)は4万9533件で、初めて4万件を超えた12年より5583件(12・7%)増えた。

 ■相談と捜査、一元化進む

 ストーカー行為が殺人など重大な犯罪に発展するケースが後を絶たない。警察は、相談や捜査の態勢整備や加害者対策を本格化させている。

 東京都三鷹市で昨年10月、女子高校生が元交際相手の男につきまとわれた末に殺害された事件では、直前に被害者が警察署に相談していたのに防げなかった。警察庁は、加害者を積極的に逮捕する方針や、相談部門と捜査部門が一体となって対応するなどの対策を都道府県警に指示した。

 警察庁によると、警察本部で一元的に対応し、相談を受ける生活安全部と捜査する刑事部を総合する態勢は20日現在26都府県で整備され、残りも新年度には整うという。警察幹部は「相談の初期段階から本部が関わることで重大な被害の防止につなげていく」と話す。

 被害を食い止めるには、捜査を通じた対応だけでは限界があるとして、警察庁は加害者のカウンセリングにも乗りだす。警視庁などが警告を出すなどした加害者に意向を確認。希望者に精神科医のカウンセリングを月1回程度受診してもらう。米国など海外での加害者対策の調査などを含め、新年度予算案に約1100万円を計上した。(吉田伸八)

 ■「一線の警官の意識大切」 桶川事件の遺族

 ストーカー規制法が作られるきっかけとなった埼玉県桶川市の事件で長女を殺害された猪野憲一さんは、被害や摘発の増加について、「警察が以前に比べ相談に対して動くようになったことや法改正の影響で、今まで隠れていた被害が掘り起こされている結果だ」と話した。

 また、「警察が態勢整備などの対策を進めていることは評価できる」とした上で、「一線の警察官に『わたしがあなたを助ける』という意識が浸透しなければ、ストーカー犯罪は減っていかない」と指摘した。

 ◆キーワード

 <ストーカー規制法> 1999年に埼玉県桶川市で女子大学生が殺された事件をきっかけに、2000年、ストーカー規制法が施行された。恋愛や好意の感情に絡む待ち伏せや面会要求などを「つきまとい等」と規定、それを繰り返す「ストーカー行為」が罰則の対象になる。長崎県西海市で11年、ストーカー被害を訴えていた女性の実家の母と祖母が男に刺殺された事件などを教訓に、13年に初の改正法が施行された。▽メールを繰り返し送る行為を新たに禁止▽加害者に対する警告や禁止命令の権限を、被害者の住所地だけから、被害者がいる場所や加害者の住所地、ストーカー行為があった場所を管轄する警察や公安委員会に拡大――が主な内容。

SOS・なくせストーカー:「付き合っていた人だから」渋る相談者 被害届、粘り強く説得--警視庁ストーカー対策本部
2014.03.20 東京夕刊 

 <Stamp Out Stalker>

 三鷹ストーカー殺人事件を機に、警察庁が全国にストーカー・DV(ドメスティックバイオレンス)対策の強化を求めてから約3カ月。26都府県の警察では本部で一元的に対処する体制が整い、4月1日までに全国に広がる見通しだ。一方で、元交際相手ら身近な人が加害者の大半であることから、被害者が報復を恐れるなどして被害届を出すのをためらうケースなどが改めて課題として浮上している。専従の約80人が捜査や被害者保護にあたる警視庁の「ストーカー・DV総合対策本部」に密着した。

 「実家の住所も知られているんですね。危険なのでホテルに避難させてください」。東京都内の警視庁分庁舎にある対策本部。捜査員らが現場の署員にストーカー被害者への対応を電話でアドバイスしていた。

 対策本部は署に寄せられる相談を全て報告させ、緊急性が高い場合は現場にも出動、早期の立件を図る。ストーカー事案に限れば2月19日現在で24件の逮捕実績がある。

      ◇

 2月中旬。ある被害女性が多摩地域の警察署に相談に訪れた。4年間交際した北関東在住の男性から、しつこく復縁を迫られているという。

 昨年末に別れを切り出すと、翌日から「もう一回やり直そう」などのメッセージがスマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」で届くようになった。多い日は1日100件以上。女性宅や勤務先にも押しかけた。上京までしてストーカー行為に及んだため、署はホテルに避難させた。

 翌日。女性のスマホに「殺すお前ら」などのメッセージが次々と届いた。脅迫容疑に問えるとして被害届の提出を求めたところ、女性は「付き合っていた人だし」と渋った。

 署は「警告を出してもやめない可能性が高い」と粘り強く説得。被害届を出してもらった上で署が逮捕状を請求し、対策本部の実動部隊「事態対処チーム」が男の勤務先の北関東に急行、逮捕した。相談の受理から約22時間後のことだった。

 一方で、2月12日に足立区で起きた会社員の女性(52)の刺傷事件は、西新井署が昨年12月、加害者の元交際相手の男(49)について被害女性の意向を優先し、脅迫容疑での立件でなくストーカー規制法に基づく口頭警告にとどめた末の出来事だった。

 警告後、男の行動は沈静化した。しかし約2カ月後に突然現れ「友達に戻りたい」と迫り、断られると襲撃した。捜査幹部は「守れなかったのは申し訳ない。ストーカーが重大事件に発展する危険を根気よく伝えていくしかない」と話す。

 また、重大事件に至る前の早い段階で逮捕すれば、罪名や刑事処分は軽いものになりがちで、加害者が社会に戻った後の対応も課題だ。逗子ストーカー事件では被害女性が再被害で命を落とした。対策本部は被害者と継続して連絡を取り合うなどの対策も進めている。

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 ■ことば

 ◇三鷹ストーカー殺人事件

 2013年10月8日、東京都三鷹市の私立高校3年の女子生徒(18)が、自宅に侵入して待ち伏せしていた元交際相手の男(21)に刺殺された。女子生徒は同日午前、両親と警視庁三鷹署を訪れ、男が京都市から上京し通学路に立っていたことや、自殺をほのめかす電話やメールを受けたことを相談したが、署員は危険性が切迫しているとは判断せず帰宅させた。署員は他の相談も抱えていたことから上司にこの相談を報告していなかった。

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 ◇対策本部が手掛けた主なストーカー事件

<2013年12月>

・東京都内の20代女性宅に合鍵で侵入したとして元交際相手の男(25)を住居侵入容疑で逮捕

・千葉県の女子大学生(20)に通学途中に4回つきまとったとして元交際相手の男(26)をストーカー規制法違反容疑で逮捕

<2014年1月>

・元交際相手の派遣社員の女性(29)に復縁を迫る手紙を6回送りつけたとして無職の男(41)を同容疑で逮捕。口頭警告を受けた後も手紙を出していた

・通勤途中に駅で見かけた女子高校生(16)に約10日間つきまとったとして千葉市の会社員の男(26)を同容疑で逮捕

<同2月>

・復縁を拒否されたことを理由に都内の20代女性から部屋の鍵を盗んだとして元交際相手の会社員の男(33)を窃盗容疑で逮捕※年齢はいずれも当時

復讐サイト事件、歯科医師に有罪 交換ストーカー /東京都
2014.03.18 東京地方版/東京 

 復讐(ふくしゅう)サイトを通じてストーカー行為を依頼したり手伝ったりしたとして、ストーカー規制法違反や脅迫などの罪に問われた大阪市住之江区の歯科医師Y被告(28)に対する判決公判が17日、東京地裁立川支部であった。加藤亮裁判官は懲役2年執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 判決によると、Y被告は昨年6~10月、復讐サイトで知り合った東村山市のパート社員A被告(44)=同罪などで公判中=からの依頼で、A被告の元交際相手を中傷する内容の手紙をその妹宛てに送ったり、自身が好意を寄せていた関西地方の男性を中傷する手紙をA被告に送らせたりした。

 加藤裁判官は「匿名性の高い犯行を繰り返し、計画的かつ卑劣」と非難する一方、被害者と示談が成立していることなどから、執行猶予つきの判決とした。

元交際相手を脅迫した疑い /宮崎県
2014.03.15 西部地方版/宮崎 

 (えびの署発表) 14日、川崎市幸区の専門学校生の少年(19)を脅迫の疑いで逮捕。昨年末から今月7日までの間、県内に住む元交際相手の少女(18)に複数回にわたり「お前の写真をばらまく」などの内容のメールを送り脅迫した疑い。別れ話を切り出されて憤慨したといい、容疑を認めている。

メールで脅迫した疑い
2014.03.12 朝刊 

 【福井県】敦賀署は11日、脅迫の疑いで、福井市四ツ井1、無職K容疑者(38)を逮捕した。

 逮捕容疑では、3月5日夜から翌6日にかけて、敦賀市内の知人男性の携帯電話に「最近生まれた4番目のガキから殺してやるから、楽にお前から殺さない」などと11回にわたって、メールを送信し、脅迫したとされる。同署によると、容疑を認めているという。

脅迫で有罪 恐喝は無罪 被害者の供述に疑い=滋賀
2014.03.11 大阪朝刊 

 知人から金を脅し取り、また知人の妻から金を脅し取ろうとしたとして、恐喝と恐喝未遂の両罪に問われた県内の運送業の男(47)の判決が10日、地裁であった。恐喝未遂について、丸山徹裁判官は脅迫罪の成立が相当として、男に懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡し、検察が主張した恐喝については無罪とした。判決によると、男は2012年1月、守山市内で、知人の妻に「お前のだんなを殺したら、生活していけるのか」などと言って脅迫した。

 この公判では、男のトラックの修理を巡り、男と知人の間で生じたトラブルに関して、検察側は、男が知人に因縁をつけ、100万円を脅し取ったと主張した。しかし丸山裁判官は「被害者(知人)の供述の信用性には合理的な疑いの余地がある」として、認めなかった。検察側が主張した妻への恐喝未遂については、丸山裁判官は「大声でまくし立てたに過ぎないと解することができ、恐喝未遂の認定には疑いの余地がある」とした。一部無罪の判決内容について、地検は「内容を精査して、上級庁と協議し、適切に対応したい」とコメントした。

 LINEで脅迫容疑で男逮捕
2014.03.11 朝刊 

 【東京都】田無署は八日、脅迫の疑いで福島県会津坂下町台ノ下、自称介護士I容疑者(40)を逮捕、送検したと発表した。

 送検容疑では、I容疑者は二月十七日ごろ、携帯電話で女性(19)に「裏切りがあった場合、(裸の)画像などを(ネットに流す)準備がされています」などと記したメールを送って脅迫したとされる。容疑を認めている。

 署によると、I容疑者は一月上旬ごろ、ネット上で別人のアイドルに似た男性の顔写真を掲載し、二十四歳と偽って自己紹介。女性は通信アプリ「LINE(ライン)」で連絡し、メッセージ交換を始めた。I容疑者は女性に裸の画像を送らせていたという。一月下旬ごろI容疑者が自分の写真を女性に送ったところ、女性は「やっぱり無理」などと返信していた。

 被告の恐喝は無罪 未遂は脅迫罪適用 地裁判決公判
2014.03.11 朝刊 
 【滋賀県】故障車の損害賠償金名目で百万円を脅し取ったなどとして、恐喝と恐喝未遂の罪に問われた栗東市の運送業、N被告(47)の判決公判が十日、大津地裁であり、恐喝について無罪を言い渡した。

 恐喝未遂には「金銭を交付させる意図がないまま、大声でまくし立てたに過ぎないと解することもできる」と脅迫罪を適用。懲役一年六カ月、執行猶予三年(求刑懲役三年)を言い渡した。

 判決によると、会社のトラックに異常が生じたため、守山市内の知人男性に修理を依頼。しかし、納期が遅れた上にトラックが故障し、二〇一二年一月、男性宅で男性の妻を「おまえの旦那殺したら生活していけんのか。休車損害の分も上乗せしてきっちり取ったるからな」などと脅迫した。

 丸山徹裁判官は恐喝について「男性は相当金額の損害賠償責任を追及されうる立場で、証言の信用性に疑いを差し挟む余地がある」と指摘した。

 西田被告は一二年二月に逮捕され、約一年八カ月間勾留された。大津地検の立石英生次席検事は「判決内容を精査し、上級庁と相談の上適切に対応したい」と話した。

「裸写真流出」と19歳女性脅迫 福島の40歳男を逮捕 警視庁
2014.03.10 NHKニュース 

 スマートフォン向けの無料通話アプリを通じて知り合った19歳の女性から連絡を取るのを拒まれたことに腹を立て、「別れるなら裸の写真を流出させる」などと脅したとして、40歳の男が脅迫の疑いで警視庁に逮捕されました。

 逮捕されたのは、福島県会津坂下町(アイヅバンゲマチ)のA容疑者(40)です。

 警視庁によりますと、A容疑者は、先月中旬、知り合いで、都内に住む19歳の女性から連絡を取るのを拒まれたことに腹を立て、「別れるなら裸の写真を流出させる」などというメールを送って脅したとして、脅迫の疑いがもたれています。

 これまでの調べによりますと、A容疑者はことし1月にスマートフォン向けの無料通話アプリを通じて女性と知り合い、会ったことはありませんでしたが、写真を送らせるなどのやりとりをしていたということです。

 先月上旬になって連絡を取るのを拒まれると、メールを繰り返し送りつけ、女性から相談を受けた警視庁が、おととい、女性との待ち合わせ場所に来たA容疑者に事情を聴いたところ、容疑を認めたことなどから、逮捕したということです。

 元交際相手などの写真などをばらまく行為は、リベンジポルノと呼ばれ、警視庁が詳しいいきさつを調べています。

”裸の写真流出させる” 脅迫容疑の男 逮捕
2014.03.10 NHK総合 首都圏ネットワーク

警視庁によると、容疑者は先月中旬、知り合いで都内に住む19歳の女性から連絡を取るのを拒まれたことに腹を立て、「別れるなら裸の写真を流出させる」などというメールを送って脅したとして脅迫の疑いがもたれている。これまでの調べによると、容疑者はことし1月にスマートフォン向けの無料通話アプリを通じて女性と知り合い、会ったことはなかったが、写真を送らせるなどのやり取りをしていたという。元交際相手などの写真などをばらまく行為はリベンジポルノと呼ばれ、警視庁が詳しいいきさつを調べている。

高校生を脅迫した容疑で逮捕=福岡
2014.03.08 西部朝刊 

 筑紫野署は7日、福岡市南区清水2、無職H容疑者(24)を脅迫容疑で逮捕した。発表では2月5日夜、筑紫野市内の路上で男子高校生(16)に因縁を付け、約2時間半に渡り、正座をさせたり、「殺してやる」「家を燃やしに行く」などと脅したりした疑い。

法律のツボ:別れた彼氏が「ネットに写真」 嫌がらせにどう対応 /大阪
2014.03.08 地方版/大阪 

 ◇深刻化する前に警察に相談を

 Q 友人の女性が、別れた彼氏から嫌がらせを受けて困っています。その彼氏は、友人のスマートフォンに女性のヌード画像を送りつけ、「お前のこういう写真をインターネット上にばらまいてやるからな」と言っているそうです。これって犯罪ですよね? どう対応したらいいですか。

 A 夫婦や男女関係がもつれ、元配偶者や元恋人の裸などの写真をばらまくことは、昔からあった嫌がらせ行為と言えます。ただし現代では、ネットを通じて誰でも簡単に写真や動画を公開することができ、削除されなければ半永久的にそれは残ります。取り返しのつかない深刻な被害をもたらす恐れがあり、「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」として社会問題となっています。

 まず、ヌード画像をネット上にばらまく行為は、刑法の名誉毀損(きそん)罪(3年以下の懲役・禁錮または50万円以下の罰金)に該当すると考えてよいでしょう。「グラビアアイドルの写真はネットにいくらでも載っているじゃないか」なんて言い分は通用しないと思った方がよいでしょう。最近も、元交際相手である女性の裸の写真をネットに投稿した男性が逮捕されたとの報道がありました。

 また、画像の内容によっては刑法の「わいせつ電磁的記録頒布罪」(2年以下の懲役または250万円以下の罰金・科料、もしくは両方を併科)、女性が18歳未満ならば児童ポルノ法の「公然陳列罪」(5年以下の懲役または500万円以下の罰金、もしくは両方を併科)で処罰される可能性もあります。

 さらに、あなたのご友人の場合、別れた彼氏は「ばらまいてやるからな」と脅していますので、この時点で刑法の脅迫罪(2年以下の懲役または30万円以下の罰金)が成立しています。

 実際のケースでは、はっきりした脅迫文句もなく、いきなり画像や動画がネットに流出するかもしれません。相手に不審な言動があれば、被害が深刻化する前に対応しましょう。ためらわずに警察あるいは弁護士にご相談されることをお勧めします。

女性つきまとい認める 直前に襲撃相手物色か 柏連続通り魔
2014.03.08 千葉日報 

 柏市あけぼのの連続通り魔事件で、強盗殺人の疑いで逮捕された自称無職、T容疑者(24)が事件直前に現場付近での女性へのつきまといを認めていたことが7日、県警への取材で分かった。襲撃相手を物色していたとみられる。T容疑者は死亡した池間博也さん(31)を襲った後、乗用車を奪おうとしたがエンジンがかからず、刃物でタイヤを刺してパンクさせていた。

 県警捜査1課と柏署の捜査本部は同日、T容疑者が同日朝から黙秘を始めたことを明らかにした。雑談には応じるが、事件に関係する供述はしなくなったという。竹井容疑者はこれまでに「金を奪おうと刺した」などと一連の事件への関与を認めていた。「ネット仲間に借金を申し込んだことがある」とも供述していた。

 女性は3日午後11時35分ごろ、事件現場近くの交差点で、男に「すいません、ちょっと」と声を掛けられた。女性は走って自宅に逃げ込み、「不審な男がいる」と110番通報。その後、約10分の間に一連の事件が発生。通報中、女性は窓から路上に池間さんとみられる男性が倒れているのに気付き、県警に連絡した。

 捜査本部によると、T容疑者は近くで停車した車を襲撃。運転席ドアを開けた上、刃物を突き付けて「金を出せ。人を殺した」と脅迫、男性から財布を奪った。男性が車外に避難したすきに、運転席に乗り込み発車させようとしたが、エンジンがかからなかった。このため、タイヤをパンクさせて、強奪した別の車で逃走した。

◆以前から不可解言動

 T容疑者は事件を起こす前にも、周辺住民から不可解な言動を目撃されていた。

 近くに住む無職女性(71)はT容疑者が昨年、自ら119番通報しながら、自宅に来た救急隊になかなか玄関ドアを開けなかったのを見た。女性は「相当容体が悪いのかと思っていたら、救急隊員と一緒に歩いて救急車に乗り込んだ」と振り返った。

 また、ごみを出す際にも、マンション前の指定場所ではなく、少し離れた場所までわざわざ捨てに行っていた。曜日も守らず、しばらく回収されないまま放置され、路上にごみが散乱していたこともあったという。無職女性(65)は「分別をせず、ごみ袋の使い方もいい加減だった」と話した。

 強要未遂の疑い
2014.03.07 朝刊 

 【三重県】津署は6日、強要未遂の疑いで、津市の男子大学生(19)を逮捕した。

 逮捕容疑では、2月15日ごろ、津市内の女性(23)宅の郵便受けに、室内の女性を盗撮した写真と、「写真をばらまく」という脅迫文を入れて肉体関係を強要したが、未遂に終わったとされる。

 津署によると容疑を認めている。管内では、ほかの女性1人からも同様の被害届が出ているという。

香川大生には懲役5年求刑 知人女性に乱暴
2014.03.07 朝刊

 自宅で知人女性に乱暴したとして、強姦の罪に問われた高松市中野町、香川大法学部3年の男(21)の論告求刑公判が6日、高松地裁(下津健司裁判長)であり、検察側は懲役5年を求刑した。

 検察側は論告で「酒に酔って抵抗できない女性に乱暴しており、手口は卑劣で悪質。被害者の処罰感情も強い」と指摘。弁護側は「大量の飲酒で性的欲求を制御できなかった。被告は反省し家族も指導監督を誓っており、再犯の恐れはない」として、猶予付き判決を求めた。

 起訴状などによると、同被告は昨年9月19日未明、酒に酔った知人女性を自宅に連れ込み、手を押さえつけるなどして脅迫した上、乱暴したとしている。

日本ソフトボール協会長脅迫:元佐賀ソフト協理事長ら、脅迫文送付容疑で再逮捕
2014.03.06 中部朝刊 

 日本ソフトボール協会の徳田寛会長(65)の自宅に脅迫文を送ったとして、愛知県警捜査4課は5日、元佐賀県ソフトボール協会理事長のT容疑者(66)=佐賀県みやき町=と、元同協会事務局長のS容疑者(51)=福岡県筑紫野市=を暴力行為法違反の疑いで再逮捕した。

 容疑は、昨年6月下旬、政治結社を名乗り「ソフトボール界がひっくり返る」などと書いた脅迫文書1通を徳田会長の自宅に郵送したなどとしている。

 同課によると、2人は容疑を認めている。同課は、T容疑者らが日本協会の評議員を解任されたトラブルをめぐり、徳田会長を恨んでいた疑いがあるとみている。T容疑者らは、徳田会長が副社長を務める自動車部品大手「デンソー」の本社(愛知県刈谷市)に脅迫文13通を送ったとして2月に逮捕された。

 少年ら5人再逮捕 出会い系アプリ利用強盗致傷容疑
2014.03.06 朝刊 

 【愛知県】出会い系アプリを利用した少年らが金を脅し取っていたとされる事件で、名古屋・緑署などは五日、強盗致傷の疑いで、みよし市や安城市などに住む二十~十六歳の男女五人を再逮捕した。五人のうち、無職の男(20)=恐喝と窃盗罪で起訴=と無職少年(19)は四回目、他の三人は三回目の逮捕。

 容疑では、五人は共謀し、昨年十二月十四日未明、おとり役の少女が名古屋市熱田区内に誘い出した同市守山区の男性会社員(29)を、他の四人が取り囲んで同市昭和区の駐車場へ車で移動。脅迫して近くのコンビニの現金自動預払機(ATM)で現金を引き出させるなどして三十八万円を奪い、顔を殴ってあごの骨を折る三カ月のけがを負わせたとされる。

 緑署によると、五人とも「宿泊代や食事代が欲しかった」と容疑を認め、さらに数件の犯行に及んだと供述しているという。

 ネット上で脅迫した疑い
2014.03.06 朝刊 

 【愛知県】中署は5日、脅迫の疑いで神奈川県藤沢市藤沢、無職A容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年7月14~15日の間、インターネットの短文投稿サイトに、中区にある人材派遣会社の男性社長(36)を殺害する内容の書き込みをし、脅迫したとされる。

 署によると、同容疑者はかつて、この会社に派遣社員の登録をしたことがある。派遣先の労働条件などをめぐって会社側とトラブルになっていた。

 元妻を脅迫した疑いで逮捕
2014.03.05 朝刊 

 【静岡県】富士署は三日、脅迫の疑いで、富士市宮島、会社員O容疑者(32)を逮捕した。

 逮捕容疑は一月中旬~二月中旬、同市のパート女性(32)に携帯電話で「殺してやる」などとメールを数十回送ったとされる。

 署によると、容疑を認めている。二人は元夫婦。O容疑者が女性と同居する子どもとの面会を求めてメールを送った。内容がエスカレートしたため女性が署に相談した。

知人脅迫した疑い、山口組直参を逮捕 県警 /兵庫県
2014.03.04 大阪地方版/兵庫 

 知人の会社役員を脅したとして、県警は3日、指定暴力団Y組の直系組織暴力団組長を暴力行為等処罰法違反(脅迫)の疑いで逮捕し、発表した。組長は認否について「今は話をする気になれません」と話しているという。

 暴力団対策課によると、大阪府内の会社役員男性は昨年9月、この組長の求めに応じ、自らの会社のアルバイト従業員を運転手役として紹介。その従業員に不満を抱いた組長は同月~今年1月に数回、男性に電話を掛けたり呼びつけたりして、「何であんなもんをよこすんや」などと、暴力団の威力を示して脅迫した疑いがある。

 この組長は全国に77人いる「直参(じきさん)」と呼ばれるY組の直系組長の1人。

組員装い女性暴行100件超 容疑の男、中学生ら27人を 大阪
2014.03.04 大阪朝刊 

 暴力団員のふりをして女性を脅し、むりやり性的関係を持ったうえ、現金を奪ったとして、大阪府警曽根崎署は3日、強盗強姦(ごうかん)などの容疑で住所不定、無職、N容疑者(49)を逮捕したと発表した。被害女性は27人に及び、そのうち告訴を受けた20人に対する146回の犯行(現金被害は約160万円)を裏付けた。

 同署などによると、N容疑者は店舗などで女性を物色し「暴力団で仕事をしている。復讐(ふくしゅう)を頼んできた人がいるが、やめてほしければ金を払え」と脅迫。ホテルに何度も呼び出して乱暴を繰り返し、その都度金を払わせていた。被害女性は10~20代で中学生もいたという。

 実際には暴力団に所属しておらず、逮捕当時は会社員だった。「性欲を満たし、金も欲しかった」と容疑を認めている。

 逮捕、送検容疑は平成24年5月、暴力団員をかたって大阪府内の20代女性を脅し、翌6月に府内のホテルで強姦。組に納める金と称して現金1万円を奪うなど、18年4月から24年9月にかけて犯行を繰り返したとしている。

同居の女性を脅した疑いで男逮捕 町田 /東京都
2014.03.03 東京地方版/東京

 町田署は、町田市高ケ坂、会社員T容疑者(52)を脅迫の疑いで逮捕し、2日発表した。署によると、T容疑者は2月22日午後1~2時40分ごろ、自宅で同居する30代のホステス女性に「お前、男のメンツ潰したらどない目に遭うかちゃんとわかっとんけ。次こんなんしたら、命とられるよ」と脅した疑い。「夜の仕事を辞めさせようと説得したときに言った」と話しているという。

 2人は8年前に知り合い、女性の経済的な理由で昨年10月から同居していたが、12月ごろからT容疑者が暴言を繰り返すようになった。勤務先近くで待ち伏せしたり、部屋の錠を勝手に換えたりもしており、先月28日夜に署が任意同行を求めた際には刃渡り8センチの折りたたみ式ナイフを所持していた。署は銃刀法違反の疑いでも調べる。

日立システムズ部長を逮捕=同居女性に脅迫容疑-警視庁
2014.03.02 時事通信 

 同居していた飲食店従業員女性を脅したとして、警視庁町田署は2日までに、脅迫容疑で日立製作所のグループ会社「日立システムズ」(東京都品川区)の担当部長T容疑者(52)=町田市高ケ坂=を逮捕した。同署によると、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は2月22日午後、同居していた飲食店従業員の30代の女性に「男のメンツつぶしたらどんな目に遭うか分かってるのか」などと言い脅した疑い。 

 T容疑者は女性とは8年ほど前に知り合った。女性が「言葉の暴力がひどい」と同署に相談。T容疑者が女性を勤め先で待ち伏せるなどしたため、同署は危害を加える可能性があるとして捜査していた。T容疑者のバッグからは刃渡り約8センチの折りたたみナイフが見つかり、同署は銃刀法違反容疑でも捜査する。

脅迫容疑で44歳逮捕=多摩
2014.02.28 東京朝刊

 田無署は27日、東久留米市野火止、自称電気工A容疑者(44)を、脅迫容疑で逮捕したと発表した。逮捕は26日。

 同署幹部によると、A容疑者は26日午前9時10分頃、東久留米市が管理運営するホームページ内の投書欄に、自分の携帯電話から、「お前は必ず殺してやる」などと書き込み、同市納税課の男性職員(43)を脅迫した疑い。

 同市では25日、男性職員が対応窓口となり、住民税を滞納し続けたA容疑者の預金口座を差し押さえており、A容疑者は、「こちら側の言い分を聞いてくれず、一方的に生活費を差し押さえられ、生活をさらに苦しくさせられたのでやった」と供述している。

 市に脅迫メールの容疑で男逮捕
2014.02.28 朝刊 

 【東京都】田無署は二十六日、脅迫の疑いで東久留米市野火止四、自称電気工のA容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑では二十六日午前九時ごろ、市公式ホームページ内の納税課への意見や要望を伝える欄に職員の実名を挙げ、「お前は必ず殺してやる。ただの脅しだと思うなよ」などとするメールを送り、脅迫したとされる。

A容疑者は市税を滞納し、二十三日に銀行預金約八十万円を差し押さえられた。職員は担当者だった。A容疑者は容疑を認め、「お金をすべて取られ、生活が成り立たなくなり、自暴自棄になった」と供述しているという。

恐喝疑いの高1男子逮捕 呉署
2014.02.27 朝刊

恐喝疑い 高校生逮捕 呉署

 呉署は26日、呉市の高校1年男子(16)を恐喝の疑いで逮捕した。呉署の調べでは、スマートフォンのコミュニティーアプリで女性になりすまして知り合った同市の飲食店店員男性(21)を1月13日に市内で呼び出し、脅迫して現金4万円を脅し取り、2月3日にも同じ男性から現金1万円を脅し取った疑い。

脅迫文の生徒 保護観察=広島
2014.02.26 大阪朝刊 

 福山市内の小学校など市立施設2か所から脅迫文が見つかった事件で、2件の威力業務妨害の非行事実で家裁福山支部に送致されていた市内の男子高校生(16)について、同支部は保護観察処分を決定した。処分は25日付。

 今年1月、市東部市民センター(伊勢丘)と市立幕山小学校(幕山台)で「時限爆弾を仕掛けた」などと書かれた紙が見つかった。福山東署が威力業務妨害容疑で高校生を逮捕し、地検福山支部に送検していた。

 ゆがんだ「愛情」 止まらぬストーカー犯罪 元交際相手の裸 投稿容疑 「復讐ポルノ」男逮捕 埼玉の46歳
2014.02.26 朝刊 

 元交際相手の女性の裸の写真をインターネットに無断で投稿し、名誉を傷つけたとして、愛知県警は二十五日、名誉毀損(きそん)の疑いで、埼玉県上尾市平塚の無職H容疑者(46)を逮捕した。ふられた腹いせに、元交際相手のわいせつな写真をネット上に公開する「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」と呼ばれる嫌がらせ行為で、昨年秋ごろから急増し、社会問題化している。

 逮捕容疑では、二〇一三年八月十三日、元交際相手で名古屋市内の女性(37)の上半身裸で顔が写った写真一枚をインターネットのサイトに公開し、女性の名誉を傷つけたとされる。写真には女性の実名も書き込まれていた。

 H容疑者は容疑を認め「逃げていったので、怒りが湧いてきた」と供述している。

 県警によると、H容疑者は一二年三月、ネット掲示板を介して女性と知り合い、同年七月まで交際していた。画像は交際中にH容疑者が撮影。別れた後、H容疑者が女性と連絡を取ろうと電話やメールを百数十回送り続けたため、女性から相談を受けた県警が、H容疑者にストーカー行為をやめるよう口頭で注意していた。女性の知り合いが画像に気付き、女性に連絡して犯行が発覚した。

    ◇

 昨秋から相談急増

 法律なく規制に限界

 インターネット上の人権侵害に対応している全国webカウンセリング協議会(東京)によると、リベンジポルノの被害相談は昨年十月から急増。行為そのものを取り締まる法律がなく、規制には限界がある。

 「ショックで学校を辞めようかと思っています」。昨年末、女子高生から協議会にこんな相談が寄せられた。交際していた先輩に自分の画像を送ったが、別れた後、学校の生徒たちが見る交流サイトに流された。

 協議会によると、昨年の相談九十七件の大半は中高生。「二人だけの秘密にしたかった」「断り切れなかった」。自ら画像を渡したこともあり「自分にも非がある」と思い込み、相談に踏み切れない女性も多い。

 協議会はサイト管理者への削除依頼を代行しているが、海外サイトなどに流れると広範囲に拡散するため完全に削除できない。スマートフォンで撮影した画像は、機能によっては送った場所がデータとして残る。ネット上に流出すると、自宅などを特定され、見知らぬ人から脅迫される恐れもある。

 未成年の画像は違法の疑いがあるため削除しやすいが、成人で、特に笑顔で写っていると「同意の上での撮影」とみなされ、被害者本人でも削除依頼に応じてもらえない例も多い。

 米国では数年前から問題化し、カリフォルニア州では昨年十月、投稿時に同意がなければ禁錮六カ月か千ドル以下の罰金を科す州法が成立している。

 高知の理事長も共謀疑いで逮捕 ソフト協脅迫
2014.02.26 朝刊 

 公益財団法人・日本ソフトボール協会の会長を務めるデンソー(愛知県刈谷市)の副社長らに脅迫状が送られた事件で、脅迫を共謀したとして、愛知県警が高知ソフトボール協会理事長のS)容疑者(69)=高知市=を暴力行為処罰法違反の疑いで逮捕、送検していたことが分かった。

 捜査関係者によると、S容疑者は佐賀県ソフトボール協会元理事長のT容疑者(66)=同容疑で十三日に逮捕=らと共謀。愛知県豊橋市に住む旧知の男性を介して、昨年四月ごろ、副社長に十三通の脅迫状を送ったとみられる。この際、送り主に右翼団体の名前を使うことなどを提案したという。

 逮捕は二十一日で、S容疑者は容疑を否認している。男性は任意の事情聴取に対し、T容疑者から託された封書を豊橋市で投函(とうかん)したことは認めているが「事情は知らなかった」と話しているという。

 県警は、脅迫状の送付は副社長が進める日本ソフトボール協会の組織改革をけん制する狙いがあったとみて調べている。

元日ハム投手に懲役5年の判決 強姦や強制わいせつ /千葉県
2014.02.25 東京地方版/千葉 

 船橋市や仙台市で通りがかりの女性にわいせつな行為をしたなどとして、強姦(ごうかん)と強制わいせつの罪に問われた元プロ野球日本ハム投手のM被告(29)に対し、千葉地裁(丹羽敏彦裁判長)は24日、求刑通り懲役5年の実刑判決を言い渡した。

 M被告は2012年にチームから戦力外通告を受けた後、2軍のマネジャーを務めていた。判決によると、M被告は12年6月30日、2軍の遠征先の仙台市で、通りがかりの当時19歳の女性にわいせつな行為をしたほか、昨年6月20日には船橋市内で別の当時19歳の女性を強姦した。

 丹羽裁判長は、船橋市の事件について「殺害を示唆する強烈な脅迫と危険な暴行の末の犯行で、卑劣で悪質」と指摘した。

SOS・なくせストーカー:電話調査、野放し 調査会社、親族や本人装い個人情報入手 神奈川・逗子事件、法適用に警察苦慮
2014.02.25 東京朝刊 

 <Stamp Out Stalker>

 2012年11月の神奈川・逗子ストーカー殺人事件でクローズアップされた問題点の一つに、親族らを装い電話で不正に個人情報を入手する「デンチョウ(電話調査)」と呼ばれる手口がある。背景には、毎日新聞の全国調査でも判明した住民基本台帳の閲覧制限の不徹底など自治体側の課題もあるが、自治体を標的としたデンチョウを規制する法律がなく、事実上野放しだったという側面も見逃せない。愛知県警は内部で検討を重ね、偽計業務妨害罪を適用することで規制の網をかける道を選んだ。

 「妻の税金支払いが来ているんですけど、そちらの住所間違ってないですか」

 逗子事件前日の12年11月5日。被害者のMさん(当時33歳)の夫になりすました電話の主は東京都目黒区の調査会社「A」の実質経営者、O被告(60)。掛けた先は、逗子市役所納税課だった。

 「役所は企業よりハードルが低い。生年月日や名前などポイントになる情報を押さえていれば、電話1本で聞き出すのはそう難しくない」

 そう明かすのは横浜市を拠点とするベテランの探偵業者だ。同課のパソコン画面には閲覧制限の警告表示が出る仕組みだったが、それでも流出を防げなかった。愛知県警によると、O被告は昨年2~8月、同様の手口で約2000回各地に電話をかけていたことが確認されているが、その9割が自治体だったという。

 しかし実は、デンチョウの対象は自治体にとどまらない。探偵業界の関係者は「調査対象者のおおまかな住所が分かったら、その人が利用していそうな商店などに本人を装って電話をかけ、会員カードなどの個人情報を聞き出す」と語る。対象者の携帯電話の番号が分かれば、携帯会社を装って「住所を確認させてほしい」などと直接電話して、本人から情報を聞き出すこともあるという。

 05年の個人情報保護法施行後、原則として個人情報の管理は厳しくなった。一方で人探しや信用調査などニーズは絶えないため、情報の価値は相対的に高まった。

 こうした実情にデンチョウで応えていたO被告に対し、愛知県警が当初適用を検討したのは、詐欺罪だった。実現すれば10年以下の懲役を科すことができるが、捜査関係者によると、個人情報が構成要件の「財物」に当たるかが微妙なため断念。地方公務員法違反の唆し罪も考えたが漏えいが意図的ではないとして逗子市職員自体の立件を見送ったことから、諦めざるを得なかったという。

 最終的に適用したのは偽計業務妨害罪。デンチョウが市の業務を妨害したととらえた結果だった。

 捜査幹部は「10分足らずの電話が業務妨害に当たるのか内部でも議論があった。ただ、公判で有罪に持ち込むことができれば他県警も同様の手法で摘発に乗り出すことができる。意義は小さくない」と話す。

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 ■ことば

 ◇偽計業務妨害罪

 虚偽の風説を流したり、偽計(他人を欺くはかりごと)を用いたりして業務を妨害する罪(刑法233条)。自治体や企業に対するいたずら電話やインターネットでの犯罪予告などに適用される。刑罰は3年以下の懲役または50万円以下の罰金。脅迫などで妨害する威力業務妨害罪(同234条)と区別される。

 元交際相手の裸写真投稿 名誉毀損容疑 46歳男を逮捕
2014.02.25 夕刊 

 元交際相手の女性の裸の写真などをインターネットのサイトに無断で投稿し、名誉を傷つけたとして、愛知県警は二十五日、名誉毀損(きそん)の疑いで、埼玉県生まれの住居不定、職業不詳H容疑者(46)を逮捕した。捜査関係者が明らかにした。

 ふられた腹いせに、元交際相手のわいせつな写真をネット上に公開する「リベンジポルノ」と呼ばれる嫌がらせ行為で、昨年秋ごろから急増。未成年者が被害に遭ったり、誰にも相談できずに悩むケースが多く、社会問題化している。

 逮捕容疑では、H容疑者は二〇一三年八月ごろ、愛知県内に住む元交際相手の三十代女性の上半身裸で顔が写った写真数枚をインターネットのサイトに公開し、女性の名誉を傷つけたとされる。

 捜査関係者によると、H容疑者と女性はネットを通じて一二年春に知り合い、同年夏ごろまで交際していた。画像は交際中にH容疑者が撮影。別れた後、H容疑者が女性と連絡を取ろうと電話やメールを百数十回、送り続けたため、女性から相談を受けた県警が、H容疑者にストーカー行為をやめるように口頭で警告。翌年八月、インターネット上に女性の画像が公開された。

 女性の知り合いが画像に気付き、女性に連絡して犯行が発覚。捜査関係者によると、H容疑者は、別の女性のわいせつ画像もネットに投稿していた疑いがあるとみて調べている。

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 リベンジポルノ ネット被害深刻

 インターネット上の人権侵害に対応している全国webカウンセリング協議会(東京)によると、リベンジポルノの被害相談は昨年十月から急増。ただ、行為そのものを取り締まる法律がないため、規制には限界がある。

 「私の胸の画像が出回っていると聞き、ショックで学校を辞めようかと思っています」。昨年末、ある女子高生から協議会にこんな相談が寄せられた。交際していた先輩に自分の画像を送ったが、別れた後に、学校の生徒たちが見る交流サイトに流されたという。

 協議会によると、昨年の相談九十七件の大半は中高生。「二人だけの秘密にしたかった」「断り切れなかった」。自ら画像を渡したこともあって「自分にも非がある」と思い込み、相談に踏み切れない女性も多いという。

 協議会はサイト管理者への削除依頼を代行しているが、海外サイトなどに流れると広範囲に拡散するため、完全に削除することはできない。衛星利用測位システム(GPS)機能付きのスマートフォンで撮影した画像を送信すると、送った場所がデータとして画像に残る。このためネット上に流出すると、画像をもとに自宅などを特定され、見知らぬ人から脅迫される恐れもある。

 未成年の画像は、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いがあるため削除しやすいが、成人で、特に笑顔で写っていると「同意の上での撮影」とみなされ、被害者本人でも削除依頼に応じてもらえない例も多い。

 米国では数年前から問題化し、カリフォルニア州では昨年十月、投稿時に同意がなければ禁錮六カ月か千ドル以下の罰金を科す州法が成立。日本でも法制化を求める声は強く、昨秋の衆院法務委員会などでこの問題が取り上げられたが、谷垣禎一法務相は「現行法で対応できる」と答弁した。

メールで脅迫容疑、元夫の教諭を逮捕 栃木署 /栃木県
2014.02.24 東京地方版/栃木 

 元妻に脅迫メールを送ったとして、栃木署は23日、脅迫容疑で栃木市城内町2丁目、県立真岡工業高校教諭=休職中=のK容疑者(53)を逮捕し発表した。容疑を認めている。

 22日夜、K容疑者が同署に「妻を殺す」などと電話をかけてきたため、署が元妻に連絡し、脅迫メールを確認した。K容疑者は1月10日に元妻への傷害容疑で現行犯逮捕されたが、同21日付で不起訴(起訴猶予)となっていた。

 元妻への脅迫容疑で高校教諭を逮捕
2014.02.24 朝刊 

 【栃木県】栃木署は二十三日、元妻をメールで脅したとして脅迫の疑いで、栃木市城内町二、県立真岡工業高校教諭、K容疑者(53)を逮捕した。

 逮捕容疑は二十二日午後十時ごろ、元妻の携帯電話に「もう殺すしかない」などとメールを複数回送信し、脅迫したとされる。

 栃木署によると、K容疑者はメール送信後、同署に「殺すしかない」などと自ら電話した。一月には元妻に暴行し、軽傷を負わせたとして逮捕され、その後、起訴猶予処分で釈放されていた。

 真岡工業高校によると、K容疑者は休職中だった。

元交際相手を脅迫容疑、学習塾アルバイト逮捕 /栃木県
2014.02.23 東京地方版/栃木 

 宇都宮東署は22日、宇都宮市中今泉4丁目の学習塾アルバイトK容疑者(32)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、K容疑者は元交際相手の女子高校生(17)に復縁を迫ったが、断られたことで逆恨み。今月20日ごろ、「交際当時の写真を高校にばらまく」などと書かれた手紙と写真を女子高校生の自宅に郵送し、脅迫した疑いがある。女子高校生の親が県警に被害を相談していた。

 27歳女性を2週間連れ回した疑いで男を逮捕
2014.02.23 朝刊

 【茨城県】境署は二十一日、インターネットの出会い系サイトで知り合った女性会社員(27)=坂東市=を連れ回したとして、営利目的略取・誘拐の疑いで住所不定、無職H容疑者(36)を逮捕した。

 逮捕容疑は「一緒に食事をしよう」などと電話やメールで女性を誘い出し、七日に東京都内で会った後「逃げてもいいけど家族を殺す」などと脅迫。腹を殴るなどの暴行を加えて二十日まで約二週間連れ回したとされる。同署によると、この間に都内の家電量販店で、携帯電話四台を購入させていた。H容疑者は「家族を殺すというのは冗談。金品目的ではない」と容疑を否認している。

 家族から捜索願を受け、捜査員が二十日午後九時ごろ、東京都台東区の路上で歩いている二人を発見し、女性を保護した。女性は「脅されていたので逃げられず、家族にも連絡ができなかった」と話しているという。

 恐喝未遂容疑で3人逮捕
2014.02.23 朝刊 

 【東京都】町田署は二十二日、恐喝未遂容疑の現行犯で相模原市南区古淵一、無職T容疑者(41)ら三人を逮捕、送検したと発表した。

 送検容疑では三人は、一月下旬に新宿区内で、町田市の男性(24)に「おまえのせいで仕事が台無しになった。誠意をみせろ」などと脅迫し金を要求したとされる。

 署によると、二十日朝、町田市内で三容疑者が男性に金を出させようとしたが、通報で駆け付けた署員に逮捕された。三人は容疑を否認している。男性は「振り込め詐欺に勧誘されたが、指定された場所に行かなかった」と話しているという。

リベンジポルノ、対策検討へ=厳罰化、被害拡散を防止-自民
2014.02.23 時事通信 

 元交際相手の裸の写真や動画をインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」について、自民党は近く特命委員会(平沢勝栄委員長)の初会合を開き、対応策の検討に着手する。加害者を厳罰に科すことの是非や、早期の画像削除など被害の拡散防止を中心に議論。法整備も視野に入れるが、どこまで実効性を高められるかが課題だ。

 警察庁によると、ネット上の性的な画像や動画掲載に関する通報件数は年々増加し、2012年は約2万7000件に上った。同年には、交際中に撮影した女性の裸の画像をネット上の電子掲示板に投稿したとして、名誉毀損(きそん)容疑で男を検挙した例がある。

 事案によってはわいせつ物陳列罪や侮辱罪、脅迫罪などでの処罰も可能で、政府は「大体、現行法で裁ける」(谷垣禎一法相)との立場。ただ、自民党内では女性議員を中心に「被害者が泣き寝入りする例も多く、現状のままで被害を減らせるのか議論すべきだ」との声が強まり、特命委を設置した。 

 画像などが海外のサーバーを経由して流出した場合、他国への捜査協力要請が必要で、公開した人物を特定するのに時間がかかる。その間も画像が拡散する恐れがあるため、特命委では画像公開者への厳罰化で抑止力向上につなげられるかを議論する。画像を早期に削除する方法についても、接続事業者(プロバイダー)や被害相談を受けた弁護士からのヒアリングを重ね、具体的な救済策を検討する。

 恐喝未遂などの疑い
2014.02.19 朝刊 

 【愛知県】瑞穂署は18日、恐喝未遂と暴行の疑いで瑞穂区井戸田町1、無職K容疑者(50)を逮捕した。

 逮捕容疑では15日午後6時25分ごろ、瑞穂区の路上で、区内の無職女性(50)の乗用車に自分の自転車をわざと接触させ「この自転車はイタリア製だ。30万もした」などと女性を脅迫。さらに女性に体当たりをして転倒させる暴行を加えたとされる。署によると「当たり屋をしたつもりは毛頭ない」と容疑を否認している。自転車はイタリア製だが販売価格は7万円ほどという。

◎アイドル脅迫容疑で33歳男逮捕=「存在知ってほしかった」-警視庁
2014.02.16 時事通信 

 ファンである女性アイドルのブログに殺害をほのめかす内容を書き込んだとして、警視庁城東署は16日、脅迫容疑で、福井県大野市下舌、会社員Y容疑者(33)を逮捕した。「自分の存在を知ってほしかった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は2013年7月、自宅のパソコンで、アイドルグループ「アリス十番」に所属する女性(21)のブログのコメント欄に「32害459」「第三の酒鬼薔薇」などと殺害をほのめかす書き込みをして、脅迫した疑い。

 同署によると、Y容疑者は13年7~10月、11回にわたり、同様の書き込みをしていたという。女性が7月に被害相談していた。 

「デート代返せ」婚活女性を脅す 容疑で男逮捕
2014.02.14 東京朝刊 

 婚活パーティーで知り合った女性に脅迫文を送ったとして、警視庁石神井署は13日、横浜市港北区綱島東、生命保険会社社員M容疑者(48)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、M容疑者は昨年12月から今年1月にかけて、東京都練馬区の女性事務員(27)宅に「身の回りに気をつけてください。何が起こるか分かりませんよ」などと書いた文書を郵送したり郵便受けに入れたりした疑い。

 M容疑者は昨年9月に婚活パーティーで女性と知り合い、食事や行楽地に約10回、一緒に行った。女性が12月初旬に付き合いをやめると連絡すると、「デートに使った18万円を返せ」と電話などで迫ったという。

 女性から相談を受けた同署が電話やメールをやめるようにM容疑者に口頭で警告していた。調べに対し、M容疑者は「交際費は請求したが、脅迫はしていない」と供述している。

「つつもたせ」で現金など奪った疑い、少年少女5人を再逮捕 /愛知県
2014.02.13 名古屋地方版/愛知 

 「つつもたせ」の手口で誘い出した男性から現金を奪うなどしたとして、県警は12日、16~19歳の少年少女5人を強盗と窃盗の疑いで再逮捕し、発表した。いずれも容疑を認めているという。

 発表によると、5人は昨年12月11日未明~正午ごろ、携帯電話の出会い系アプリケーションで、女性になりすまして呼び出した名古屋市中村区の男性会社員(19)に対し、同区内のコンビニエンスストアの駐車場などで「財布と携帯と鍵を出せ」と脅迫したり、暴行を加えたりして現金約18万円や乗用車、キャッシュカードなどを奪ったほか、現金自動出入機(ATM)から現金20万円を引き出した疑いがある。複数の余罪があると供述しており、県警が調べている。

脅迫容疑で27歳逮捕=多摩
2014.02.13 東京朝刊 

 八王子署は12日、板橋区常盤台、内装工O容疑者(27)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。

 発表によると、O容疑者は今月8日、かつて交際していた八王子市のアルバイト女性(20)に復縁を迫り、スマートフォンから「殺すから」「人生終わらしてやる」などとメッセージを送って女性を脅した疑い。同署幹部によると、O容疑者は「メッセージを怒りに任せて送ったことは間違いない。殺すつもりはなかった」と話しているという。

 武蔵野市でも脅迫容疑で男逮捕
2014.02.13 朝刊

 【東京都】武蔵野署は十二日、脅迫の疑いで栃木県小山市天神町一、会社員K容疑者(24)を逮捕した。

 逮捕容疑では十二日午前七時五十分から同九時六分までの間、武蔵野市在住の女性(23)の携帯電話に「ころすおまえら、もうほんきでゆるさない」などと記載したメール計四十四件を送信し脅迫したとされる。K容疑者は、逮捕容疑を認めているという。

 同署は十一日夜、女性から「昨年末まで交際していた男が復縁を迫り、無視したら最近は職場や自宅に姿を見せる」と相談を受け、女性をホテルに保護していた。

 出会い系アプリ利用し強盗容疑 少年ら5人再逮捕
2014.02.13 朝刊 

 【愛知県】名古屋・緑署や西尾署などは十二日、出会い系アプリを利用して現金などを奪ったなどとして、強盗と窃盗の疑いで、みよし市や安城市などに住む十六~十九歳の少年四人と少女一人を再逮捕した。

 五人は「ほかに複数件やった」と供述しており、両署などは裏付けを進めている。

 容疑では、五人は共謀し、昨年十二月十一日、おとり役の少女が誘い出した名古屋市中村区の男性会社員(19)を、コンビニ駐車場で少年四人が脅迫して財布などを奪った上、車で連れ回して県内の公園で顔を殴るなどの暴行を加え、計十八万円などを奪ったとされる。さらに、奪った男性のカードで高浜市内のコンビニの現金自動預払機(ATM)で二十万円を引き出したとされる。

 五人は別の強盗事件で強盗致傷容疑などで逮捕されていた。

元交際女性にLINEで「殺す」脅迫男を逮捕
2014.02.13 サンスポ 

 警視庁武蔵野署は12日、脅迫の疑いで栃木県小山市の会社員、K容疑者(24)を逮捕した。逮捕容疑は12日、LINE(ライン)で元交際相手の女性(23)に「本気で殺してしまう」などのメッセージを計44回送った疑い。

 同署によると、K容疑者は昨年12月に女性と別れた後、自宅や勤務先の会社で待ち伏せするようになり、脅迫する内容のメッセージを1日100回以上送ったこともあった。「精神的苦痛を受け入れてもらえなかった」と供述しているという。

元交際相手に「殺す」とメール=脅迫容疑で27歳男逮捕-警視庁
2014.02.12 時事通信 

 元交際相手の女性に「殺す」とメールを送ったとして、警視庁八王子署は12日、脅迫の疑いで、東京都板橋区常盤台、内装業O容疑者(27)を逮捕した。同署によると、容疑を認め、「他の男に取られるのが嫌だった。殺すつもりはなかった」などと話しているという。

 逮捕容疑は8日、以前交際していた八王子市内に住むアルバイト女性(20)に、無料でメールなどができるアプリ「LINE(ライン)」を使用して、「マジで殺すから」「人生終わらしてやる」などとメールを続けて送り、脅迫した疑い。

 同署によると、O容疑者は女性と5年前から交際していたが、昨年7月ごろ別れていた。その後復縁を迫ったところ、「交際相手がいる」と女性に断られたため、脅迫するようになったという。女性は今月10日、自宅前にO容疑者が現れたことから、同署に相談していた。

携帯メールで脅迫した疑いで逮捕 前橋署 /群馬県
2014.02.10 東京地方版/群馬 

 前橋署は9日、住所不定とび職M容疑者(23)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。署によるとM容疑者は8日午後4時20分ごろ、以前交際していた前橋市のアルバイト女性(20)に携帯電話のメールで「お前の生活をぐちゃぐちゃにしてやる。みんなしね」などと打ち込んで送信し、脅した疑いがある。

元交際相手を脅迫容疑=群馬
2014.02.10 東京朝刊 

 前橋署は9日、住所不定、とび職M容疑者(23)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、M容疑者は8日夕、前橋市内の女性(20)の携帯電話に「お前の生活ぐちゃぐちゃにしてやるからな」などとメールを送って脅した疑い。容疑を認めている。M容疑者と女性は過去に交際していたという。

 73歳が33歳女性 LINEで脅迫 容疑で男逮捕
2014.02.08 朝刊 

 【東京都】八王子署は七日、脅迫の疑いで、埼玉県桶川市鴨川二、無職H容疑者(73)を逮捕、送検したと発表した。逮捕は二日。

 送検容疑では、H容疑者はソーシャル・ネットワーキング・サービス「ミクシィ」で知り合った都内のアルバイト女性(33)からネット上で無視されたことに腹を立て、先月三十一日に携帯電話の「LINE」で女性へ「いつ死んでもいい。刺し違えてもいいって思っている」「命がけや」などと脅すメッセージを送ったとされる。八王子署の調べに「頭にきたのでやってしまった」と容疑を認めているという。

 署によると、H容疑者はネット上で作詞家と称し、昨年夏ごろから女性とメッセージをやりとりしていた。二人は直接会ったことはなく、携帯電話で数回話をしただけだったが、同容疑者が昨年末からセーターなどのプレゼントを送り付けるようになったため、女性は接触を断とうと、先月三十日にメッセージの受け取りを拒否していた。

ソチのメダル候補を誘拐する!オーストリア五輪委の脅迫状届く
2014.02.05 サンスポ 

 【ウィーン(オーストリア)4日】オーストリアのオリンピック委員会は4日、ソチ五輪に出場するアルペンスキー女子回転のメダル候補、ベルナデッテ・シルト(24)らオーストリアの女性選手2人を誘拐すると書かれたロシア語の脅迫状を受け取ったと明らかにした。ロシアから郵送で3日に届いたという。ソチ五輪はテロ攻撃の脅迫もあり、6日の競技スタートを前に緊張が高まっている。

 テロ攻撃の予告だけではなかった。ソチ五輪に出場するオーストリアの女性選手2人を誘拐するという脅迫状が届いていたことが分かった。

 脅迫状は3日、オーストリアのオリンピック委員会にロシアから郵送で届いたという。誘拐の脅迫を受けているのはアルペンスキー女子回転のシルトと、スケルトン女子のジャニン・フロック(24)。同委員会は事態を重く見て、オーストリアの捜査当局に届けた。ロシア当局にも伝えたとしている。

 シルトは21日の競技本番前にソチ入りの予定。2006年トリノ五輪では銅メダル、10年バンクーバー五輪でも銀メダルを獲得したマルリースの妹で、ソチでも有力なメダル候補に挙げられている。フロックは13~14日の競技に備え、4日にソチに到着した。

 ソチ五輪をめぐっては、1月にも国際オリンピック委員会(IOC)やオーストリア、ハンガリーなどのオリンピック委員会にもテロ攻撃を加えるなどとする脅迫があったが、今回の差出人は別という。

 昨年末、ソチから約700キロ離れたボルゴグラードで起きた駅舎やバスを狙った連続爆弾テロでは、不特定の市民が犠牲になった。ロシア南部カフカス地方のイスラム武装勢力メンバーとみられる男2人も、攻撃予告の動画をインターネット上に公開している。

 「参加者と観客の安全確保に全力を注ぐ」とロシアのプーチン大統領。国の威信にかけて万全の対策を取る決意を示している。

★選手の行動を制限する国も

 各選手団は選手の行動を制限するなどソチでの安全管理に神経をとがらせている。米国は外出時に「USA」と書かれたウエアを着用しないよう注意し、1月にテロ攻撃の警告メールを受け取ったハンガリーは市街地への外出を控えるよう呼び掛けた。豪州は組織委員会が指定する交通機関以外を使わないように指示。日本の橋本聖子団長も「居場所情報を常に把握し、連絡網を充実させて備えている」と対策を語った。

■五輪とテロ

 1972年9月5日、ミュンヘン大会の選手村にパレスチナの武装勢力が侵入。イスラエル選手団の宿舎に立てこもった。銃撃戦の末に人質11人、犯人5人、警官1人の合計17人が死亡した。アトランタ大会期間中の96年7月27日にはオリンピック公園で爆破事件が発生。死者2人が出たほか、111人が負傷した。

人気漫画をまぐる脅迫事件 出版社にも脅迫文 男を再逮捕
2014.02.05 NHK総合 

人気漫画「黒子のバスケ」をめぐる脅迫事件で、作者の出身大学の上智大学に硫化水素の容器を置いたほか、コンビニエンスストアの店頭にニコチンを混入した関連商品を置くなどして業務を妨害したとして逮捕されている男が、漫画を出版する集英社にも脅迫文を送りつけて主催したイベントを妨害したとして、警視庁に逮捕された。

LINEで女性脅迫容疑の男逮捕 「危険性高い」と半日後に
2014.02.04 共同通信 

 元交際相手の女性に殺害をほのめかすメッセージを無料通信アプリ「LINE(ライン)」で送ったとして、山梨県警は4日、脅迫容疑で東京都江戸川区春江町、派遣社員K容疑者(26)を逮捕した。県警は危険性を考え、女性から相談を受けた半日後に逮捕した。

 逮捕容疑は1月上旬~2月3日ごろ、山梨県内の10代女性に「殺したくなってきた」「早めに殺しに行こう」などのメッセージを数回送信し、脅した疑い。

 県警によると、3日夕方、女性が家族とともに警察署を訪れ、被害を申告。県警は翌4日午前、K容疑者を自宅で逮捕した。

「絶対殺してやる」 メールで脅迫容疑=埼玉
2014.01.25 東京朝刊 

 県警捜査1課と武南署は24日、川口市戸塚東、無職S容疑者(40)を脅迫容疑で逮捕したと発表した。

 S容疑者は22日未明、元交際相手の40歳代女性に「殺してやる。絶対殺してやる」などのメールを携帯電話で5回送信し、脅迫した疑い。

 発表によると、S容疑者と別れた女性は昨年11月下旬、「交際していた男性から暴力を受けた。今の住所を知られたくない」と武南署に相談。同署は女性と定期的に連絡をとりあっていたという。22日のメールの内容で女性の身に危険が及ぶ可能性が高まったと判断した。調べに対し、S容疑者は「脅して自分の気持ちを分かってもらおうと思った」などと供述しているという。

嫌がらせメール、脅迫容疑で50歳女を逮捕 さいたま /埼玉県
2014.01.23 東京地方版/埼玉 

 元交際相手(女性)の知人女性に嫌がらせのメールを送ったとして、県警はさいたま市大宮区桜木町4丁目、派遣社員S容疑者(50)をストーカー規制法違反と脅迫の容疑で逮捕したと22日、発表した。メール送信は一部認めているが、「脅迫ではない」と犯意を否認しているという。

 生活安全企画課によるとS容疑者は昨年9月、この知人女性に16通の空メールを送ったほか、同10月には「これで終わりだ」「shine(しね)」など5通の脅迫メールを送った疑いがある。複数のアドレスを使い、送信者がわからないようにしていたという。

熟年女性ストーカー熟年女また逮捕
2014.01.23 日刊スポーツ 

 別れた女性と知人女性へのストーカー行為などで昨年4回逮捕された女が、再び逮捕された。元交際相手の知人女性を脅迫し空メールを連続送信したとして、埼玉県警は22日までに、さいたま市大宮区の派遣社員S容疑者(50=名誉毀損罪で起訴)を脅迫とストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。調べに対し「脅迫ではない。空メールは覚えてない」と容疑を否認しているという。

 県警生活安全企画課と上尾署によると、S容疑者は昨年10月、自宅のパソコンから「shine(死ね)」などのメールを50代の知人女性の携帯に送信。昨年9月16~19日には計16通の空メールを知人女性に連続して送った疑いがある。

 S容疑者は昨年2月、40代の元交際相手から別れを切り出された。知人女性は元交際相手から5年前に紹介された友人。S容疑者は別れの理由は知人女性にあると思い込んでいた。

 S容疑者は昨年7月までに元交際相手や知人女性への脅迫などの疑いで県警に3回逮捕された。有罪判決を受け執行猶予中だった先月、今度は兵庫県警に元交際相手へのストーカー規制法違反と名誉毀損の疑いで逮捕されていた。

女性への強要容疑=東京
2014.01.22 東京朝刊 

 元交際相手に脅迫メールを送って行動を制限したとして、練馬署が文京区根津、タクシー運転手T容疑者(46)を強要容疑で逮捕していたことが21日、同署幹部への取材で分かった。

 同署幹部によると、交響楽団長のT容疑者は7日、一時期交際していた20歳代女性に対し、別の楽団名を挙げ、「あの楽団のイベントに関わったら、交際時の写真をインターネットに公開する」という内容のメールを送り、女性の行動を妨害した疑い。

 高校に脅迫文
2014.01.22 朝刊 

 【滋賀県】20日午前8時半ごろ、彦根市内の県立高校で「明日から1ヶ(カ)月間学校を閉鎖しろ」「逆らえば被害者が増えるだけだろう」などと書かれた脅迫文が見つかった。彦根署は、いたずらと事件の両面で調べている。

 署によると、生徒が校舎の1~2階の階段踊り場の床で発見した。A4判の紙を半分に切り、サインペンのような筆記具で書かれ、文字を外側にして折り畳んであった。

元交際女性の知人に脅迫メール “ストーカー”で50歳女逮捕
2014.01.22 TBS 

女性同士で約7年間交際し別れた後、元交際相手知人に脅迫する内容のメールを繰り返し送っていた女性を逮捕。容疑者は去年9月~10月にかけてローマ字で「shine」などと書いたメールを計21通送り女性を脅迫していた。容疑者は去年12月に元交際相手の女性へのストーカー行為などで逮捕・起訴されている。

◎ストーカー依頼や誘拐仲間募集=「闇サイト」犯罪温床に
2014.01.22 時事通信 

 「高収入の仕事あります」と犯罪仲間を募ったり、ストーカー行為を依頼し合ったりと、インターネットの「闇サイト」は過去にもさまざまな事件で使われてきた。見ず知らずの者同士が容易につながる匿名性が犯罪の温床になっている。

 昨年11月、東京・田園調布の路上で中学1年の女子生徒が身代金目的で連れ去られた誘拐事件では、主犯格とされる埼玉県の男=監禁罪などで起訴=が、犯罪の協力者を募る闇サイトに「一緒に仕事をやりませんか」と投稿。沖縄県の男2人=同=がこれに応じていた。3人が集まったのは犯行当日が初めてだったという。

 「復讐(ふくしゅう)サイト」で知り合った男女が互いの元交際相手らに中傷メールや脅迫文を送っていた交換ストーカー事件では、東京、大阪、群馬、沖縄と離れた地域の男女4人が警視庁にストーカー規制法違反容疑などで逮捕された。4人は情報を交換し、元交際相手の家族にゴキブリの死骸などが入った封筒を送るなどしたとされる。

 過去には殺人事件も起きている。2007年8月、名古屋市の会社員女性が拉致され殺害された事件では、「闇の職業安定所」というサイトで知り合った男らが犯行グループを結成。面識のなかった女性を拉致し、現金やキャッシュカードなどを奪った上で殺害、遺体を山中に遺棄した。

監禁、脅迫容疑で男を逮捕=宮崎
2014.01.19 西部朝刊 

 延岡署は18日、延岡市出北2、運転手H容疑者(41)を監禁、脅迫の両容疑で逮捕した。発表によると、1月9日頃、延岡市内で元交際相手の女性を軽乗用車に乗せ、「俺は元ヤクザだ」などと脅し4、5時間にわたって降車できないようにした疑い。大筋で容疑を認めているという。

ストーカー被害とまらない 県警に相談、昨年最多の371件 /岐阜県
2014.01.18 名古屋地方版/岐阜

 県内で2007年以降、ストーカー被害の相談件数が増加している。昨年、ストーカー規制法が改正されたが、県内の相談件数は過去最多を記録し、被害は収まりそうにない。県警は「凶悪な事件にエスカレートしかねない」と警戒を強めている。

 県警によると、昨年1年間のストーカー被害の相談件数は前年比102件増の371件で過去最多。被害者は女性332人、男性39人で、女性が約9割を占めた。相談内容は「会いたいと要求される」が26%と最も多く、「電話やメールが来る」が24%で続いた。75件だった07年以降、年々増加している。

 県警のストーカー被害への対応件数も増えている。昨年1年間に摘発したストーカー規制法違反事件は11件で、前年より8件多かった。禁止命令が3件(前年比2件増)、文書での警告が53件(同26件増)、口頭での指導・警告が148件(同25件増)といずれも増加した。

 ストーカー被害が、より深刻な事件を招いたケースも起きている。神奈川県逗子市で12年11月、元交際相手の女性に大量のメールを送りつけていた男が女性を刺殺する事件が発生。事件前、女性が近くの警察署に相談していたのに、被害を防げなかったことが問題化した。そのため昨年6月、「メールの連続送信もつきまといにあたる」とするよう、ストーカー規制法が改正された。

 一方、ストーカー行為の手助けをしたとして摘発されたケースもある。

 岐阜県警は今月12日、元交際相手の女性につきまとったとして会社員の男(41)をストーカー規制法違反容疑で逮捕。つきまとい行為に同行した男(49)も同法違反幇助(ほうじょ)などの疑いで逮捕した。県警が同法違反の幇助容疑で立件したのは初めてだ。

 県警は、被害者からの要望があれば、GPS機能がついた装置や、防犯カメラを被害者に無料で貸し出している。

 県警生活安全総務課の杉山智隆次席は「被害者の身の安全が最優先で、被害者をかくまったり、相手を隔離したりすることが大事だ。被害を感じたら、早い段階で相談してほしい」と話している。

 ■結婚に逆上、脅迫メールや電話 注意後も送りつけ、元会社員に有罪判決

 県内に住む20代の女性に昨年夏ごろ、脅迫めいた文言のメールが何度も届いた。「彼氏ができたらそいつを殺す」。そう言われていたことが頭をよぎった。身の危険を感じた女性はすぐに県警に駆け込んだ。

 送り主は、山梨県内に住み、当時は東京電力に勤めていた男(58)だった。2007年、男は東京都内の飲食店で働いていた女性と知り合った。飲食をともにしたり、メールなどで連絡を取り合ったりするうち、男は「自分の女だ」と思い込んだ。

 ところが、女性のフェイスブックで結婚したことを知り、男は恋心を踏みにじられたと感じた。執拗(しつよう)にそのことを問いただすメールや電話をし始めた。女性の家を調べ、女性の写真を集めたアルバムを送りつけたこともあったという。

 男は、県警に呼び出され、口頭で注意された。だが、その後も「意地を張っていると岐阜に住めなくなる」などとメールを繰り返し送りつけた。

 男はストーカー規制法違反容疑で逮捕。17日、岐阜地裁から懲役2年6カ月保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役2年6カ月)の判決を受けた。

脅迫容疑で逮捕=埼玉
2014.01.18 東京朝刊 

 所沢署は17日、入間市小谷田、指定暴力団S傘下組織組員、H容疑者(44)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、H容疑者は今月3日午後7時半頃、所沢市の神社境内で、飲食物の露店を出していた同市の露天商男性(68)に対し「名前を言え。誰の許可で店を出しているんだ」などと怒号し、脅迫した疑い。男性は初詣客相手の店を出していた。

元交際女性を脅迫容疑 30歳男逮捕 ストーカー対策本部に相談=多摩
2014.01.13 東京朝刊 

 元交際相手の女性会社員を脅したなどとして、八王子署は12日、千葉市中央区、無職N容疑者(30)を脅迫と恐喝未遂の疑いで逮捕したと発表した。三鷹市で昨年10月、私立高校3年の女子生徒(当時18歳)がストーカーの男に刺殺された事件を受けて、警視庁が昨年12月に発足させた「ストーカー・DV総合対策本部」に、女性の母親が相談し逮捕につながった。

 発表によると、N容疑者は昨年12月28日から29日にかけて、相模原市の20歳代の女性宅で、女性に復縁を迫るため「お前の周りにいる人間を消してやる」などと脅し、同月30日深夜から31日未明にかけ、無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使って「お前をつけまわして殺す。お前名義で携帯を買って、高く転売して金を作れ」などとメッセージを送り、現金を脅し取ろうとした疑い。調べに対し、「殺すとは言っていない」と、容疑を一部否認している。

 同署幹部によると、N容疑者は昨年11月、スマートフォンの出会い系アプリで女性と知り合った。「金を貸してほしい」と度々要求された女性が別れを切り出したところ、脅迫が始まった。女性は1月3日、八王子市内の両親に助けを求め、母親が同総合対策本部に相談、連絡を受けた同署が裏付け捜査を進めていた。

女性に乱暴容疑 逮捕=石川
2014.01.12 東京朝刊 

 津幡署は11日、住所不定、無職O容疑者(35)を強姦(ごうかん)の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は10日。

 発表によると、O容疑者は5日午後8時40分頃、かほく市内の路上に止めていた自家用車内で金沢市の20歳代の女性を脅迫し、無理やりホテルに連れ込んで乱暴した疑い。女性にけがはなかった。調べに対し、容疑を否認しているという。O容疑者は女性と一度会ったことがあるといい、女性が県警に被害届を出し、容疑が発覚した。

◎アプリで出会い、復縁迫る=脅迫容疑で30歳男逮捕-警視庁
2014.01.12 時事通信 

 スマートフォン(多機能携帯電話)の出会い系アプリで知り合った女性を脅して復縁を迫り、現金を要求したとして、警視庁八王子署は12日、脅迫と恐喝未遂の容疑で千葉市中央区仁戸名町、無職N容疑者(30)を逮捕した。「大筋で間違いない」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、昨年12月28日、相模原市に住む20代の女性会社員の自宅に押し掛けて復縁を迫り、「周りの人間を消してやる」と脅迫。同30日には「お前をつけ回して殺す。先輩や家族も殺してやる。金をつくれ」とメールを送って現金を脅し取ろうとした疑い。 

 同署によると、2人は昨年11月下旬にアプリで知り合い、12月3日に交際を始めた。その際、「仕事を首になったので金を貸してくれ」と頼まれ、女性は断り切れずに15万円を送金。嫌気が差して別れ話を切り出したところ、脅迫を受け始め、今月2日に警視庁のストーカー・DV総合対策本部に相談した。

 同庁は2012年2月、別の20代女性からN容疑者によるストーカー被害の相談を受けているといい、同署は捜査する。

◎脅迫メール送信容疑で再逮捕=交換ストーカー事件-警視庁
2014.01.11 時事通信 

 インターネットの「復讐(ふくしゅう)サイト」で知り合った男女が互いの元交際相手らに嫌がらせ行為をしていたとされる事件で、警視庁は11日までに、知人男性に脅迫メールなどを送ったストーカー規制法違反容疑で、沖縄県沖縄市の飲食店員I(23)、東京都東村山市のパート従業員A(43)両容疑者を再逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、2013年8月7~12日、I井容疑者の元同居相手の男性(25)の携帯電話に、ロープで人の首を絞めている画像や「プロを雇った。覚悟しておけ」と復讐代行業者を装う脅迫メールなどを送り付けた疑い。

 同庁によると、I容疑者は自分がストーカー被害を受けているので同居させてほしいと男性に相談。昨年6月ごろ男性と同居を始めたが、男性の求めで同8月2日に退去していた。I容疑者が画像などを用意した上でA容疑者にメール送信を依頼していたという。 

 I容疑者に対する嫌がらせメールなどもA容疑者から送られたもので、同庁はI容疑者が男性との同居の口実にするために送信させていたとみて、経緯を調べている。

◎歯科医の女再逮捕=復讐代行業者を装い-強要未遂容疑・警視庁
2014.01.08 時事通信 

 インターネットの「復讐(ふくしゅう)サイト」を通じて知り合った男女が嫌がらせ行為をお互いに手伝ったとされる事件で、サイトで知り合った女の元同居相手の男性に、復讐を代行する業者を装い脅迫の手紙を送ったとして、警視庁ストーカー・DV事態対処チームなどは8日までに、強要未遂容疑で、歯科医Y容疑者(27)=ストーカー規制法違反罪などで起訴=を再逮捕し、飲食店員I容疑者(23)=沖縄市高原=を新たに逮捕した。

 同チームによると、Y容疑者は容疑を認めているが、I容疑者は否認しているという。 

 逮捕容疑は、2013年8月23~24日、東京都内に住むI容疑者の元同居相手の大学院生の男性(25)に対し、復讐代行業者を装い、「相談期間内に連絡がない場合は行動に移す」などと男性の家族や友人に危害を加えると脅迫する内容の手紙を大阪府内から送り、連絡を取らせようとした疑い。

 同チームによると、I容疑者と男性は都内の大学で知り合い、一時同居していたという。

ストーカー疑い 84歳男逮捕 79歳女性に「殺すぞ」 奈良
2014.01.07 大阪朝刊

 病院で知り合った女性(79)が会うのを拒んだことに腹を立て、「殺すぞ」と脅したとして、奈良県警中吉野署は6日、脅迫の疑いで、和歌山県橋本市隅田町芋生(いもう)の無職、N容疑者(84)を逮捕した。女性は昨年10月にストーカー被害を訴え、同署がN容疑者に口頭で警告していた。「脅した覚えはない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、昨年11月18日夜、奈良県下市町の女性宅の留守番電話に「言うこと聞かなんだら殺すぞ」と吹き込み、女性を脅迫したとしている。

 同署によると、N容疑者は約4年前、同県内の病院に入院していた妻と同部屋だった女性と知り合い、約2年前から自宅に押しかけるようになったという。

 女性から相談を受けた同署は昨年10月末、ストーカー規制法に基づきN容疑者を呼び出し、女性宅に行かないよう警告していた。

店員を脅迫した疑いで逮捕 能代署 /秋田県
2014.01.06 東京地方版/秋田 

 スーパーマーケットの店員を電話で脅したとして、能代署は5日、能代市南元町の無職、W容疑者(61)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。否認しているという。同署によると、W容疑者は4日午前10時ごろ、能代市内のスーパーに電話し、応対した従業員に「お前の片腕を日本刀で切り落としてやる」などと言って脅迫した疑いがある。

恋人の暴力、保護対象に 改正DV防止法施行 同居条件加わる
2014.01.03 朝刊

 同居する恋人間の暴力に保護対象を広げる改正ドメスティックバイオレンス(DV)防止法が3日、施行された。10~20代を中心に深刻化している恋人間の暴力「デートDV」に同法が適用されるのは初めて。

 
 暴力から逃れた恋人に付きまとい、本人や家族を襲うストーカー殺人事件が相次いでいることを受けて改正された。被害者が同法に基づく一時保護や保護命令の制度を使えるようになることで、凶悪事件を未然に防ぐのが狙いだ。

 DV防止法は夫婦間と元夫婦間、事実婚のカップル間の暴力を対象としていたが、新たに同居中または同居していた恋人間の暴力が加わった。

 被害者は各地の配偶者暴力相談支援センターに相談し、シェルターでの一時保護やカウンセリングなどを受けられる。接近禁止や、自宅からの退去などの保護命令を加害者に出すよう、裁判所に申し立てることも可能になった。

 ストーカー規制法に基づく警告は、待ち伏せや迷惑メールなどを繰り返し受けた証拠を被害者が集め、警察に提出する必要があるが、DV防止法の保護命令によって付きまといが始まる前に防ぐ効果が期待される。

 ただ、改正法はデートDVの中でも客観的に判断しやすい「同居」を条件とし、それ以外は「交際という概念は定義が不明確」などの理由で対象外となった。親元で暮らす高校生ら若い世代の被害者保護に課題が残った。

 改正DV防止法は、長崎県西海市などで相次いだストーカー殺人事件を教訓に昨年6月、改正ストーカー規制法(昨年10月施行)と同時に成立した。西海市の事件では、同居していた元交際相手の男から暴力を受けていた女性が逃げた後も付きまとわれ、2011年12月、女性の母親と祖母が殺害された。

 ≪未成年への対策不十分≫

 3日施行の改正ドメスティックバイオレンス(DV)防止法で、初めて恋人間の暴力「デートDV」の一部が保護命令などの対象になった。法のはざまに落ち、命の危険にさらされてきた被害者は「一歩前進」と評価する。一方で適用対象は同居の恋人に限られており、親元で暮らす高校生など若者のデートDVへの対策はなお不十分だ。

 ◇  ◇  ◇

 「あのころ、こういう法律があったらもっと早く救われたかもしれない」。関東地方に住む40代の女性は、20代から12年間受け続けた元恋人の暴力を振り返った。

 交際後、少しでも長く2人の時間がほしくなり、女性の部屋で一緒に暮らし始めた。やがて彼は、女性の外出中の行動も細かくチェックするようになった。友人と外食すれば何を注文したのかと聞き、レシートと少しでも違うと、それが暴力の引き金になった。

 楽しいはずの2人の生活はいつも怒られ「ごめんなさい」と謝ってばかり。「笑顔のない、つらい時間になっていた」

 暴力は激しさを増し、殴られて卵巣破裂で救急搬送されたことも。「警察に通報しますか」という病院の申し出に、報復が怖くて「通報はしないで。でも1晩だけここにいさせて」と頼んだ。

 「このままでは殺される」。10年ほど前の冬、部屋を飛び出した。周囲の支援もあって男性を相手に損害賠償請求訴訟を起こして勝訴。今は同じような被害に遭った女性を支える活動をする。

 「毎日びくびくし、怖くて逃げられないのは夫婦間と同じ。今は学生でも気軽に同居するカップルは多い。誰にでも起こり得るのに今まで法律が適用されないことが変だった」と話す。

 【■別れ際に危険】

 内閣府が2011年に20歳以上の男女を対象にした調査では、10~20代に交際相手がいた人で、暴力を受けた経験のあるのは女性の13・7%、男性の5・8%に上る。被害経験者のうち、命の危険を感じたことがある人は20・8%を占めた。

 「デートDVは双方が若く、衝動的になりやすい。被害者が身を守るすべを知らない分、手厚い支援が必要」と指摘する専門家は多い。最も危険なのは別れ際だ。暴力から逃れようと別れを切り出した相手を、連れ戻そうと付きまとい、本人や家族を襲う。近年多発しているストーカー殺人はそうした経緯が目立つ。

 対策が立ち遅れてきたデートDVの一部がようやく防止法の対象となったことを、NPO法人ウィメンズネット・こうべ(神戸市)代表の正井礼子さんは「警察などに相談しても『男女のもめ事』と扱われてきた被害に、迅速に対応できるようになる」と歓迎する。

 【■若者救う社会】

 「うちの生徒が彼に殴られているらしい。どうしたらいいですか」。中学校や高校でのデートDV防止講座に取り組む団体アウェア(東京)の代表山口のり子さんは、訪問先の養護教諭からたびたび相談を受ける。

 山口さんによると、米国のカリフォルニア州などでは、同居していない未成年の男女でも、暴力をやめさせる命令を出すよう裁判所に申し立てることができる。だが日本では、今回の改正でも「同居」という条件を付け、それ以外は「『交際』という概念は定義が不明確で、法律にそぐわない」と対象外にされた。

 「未成年の被害者にも対象を拡大すべきだ。『声を上げていいよ。サポートできるよ』という社会にすることが大事」と山口さんは力を込めた。

 【DV防止法】暴力を振るう配偶者らから被害者を守るため、相談と保護、自立支援の手続きなどを定めている。被害者から申し立てを受けた裁判所が接近禁止や退去などの保護命令を加害者に出し、違反した場合は罰則もある。2001年10月の施行後、改正は今回が3回目。これまでの改正で被害者の子どもや親族らも保護対象となったほか、直接的な暴力だけでなく、生命・身体に対する脅迫的な言動でも保護命令の申し立てができるようになるなど、制度が拡充されてきた。