報道されたリベンジポルノ事件 2015年

リベンジポルノ罰金=岡山
2015.12.29 大阪朝刊 

 岡山区検は28日、美咲町のトラック運転手の男性(48)をリベンジポルノ被害防止法違反と脅迫罪で岡山簡裁に略式起訴。同簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出した。

リベンジポルノ 懲役2年=群馬
2015.12.26 東京朝刊 

 元交際相手の首を絞めてけがを負わせたなどとして、傷害罪やリベンジポルノ被害防止法違反などに問われた高崎市金古町、会社員K被告(49)に対し、前橋地裁は25日、懲役2年(求刑・懲役3年)の判決を言い渡した。

リベンジポルノ 公開疑いで逮捕=岡山
2015.12.09 大阪朝刊

 交際していた女性の裸の画像をインターネット上に公開したとして、児島署は8日、美咲町原田、トラック運転手O容疑者(48)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。リベンジポルノの摘発は県内で初めて。

 児島署の発表によると、O容疑者は11月26日午前0時45分頃、交際相手の女性の裸の写真2枚をネット上に公開し、不特定多数が閲覧可能な状態にした疑い。接続履歴やスマートフォンの保存画像などから特定したといいO容疑者は「ほかの男と付き合っていると思ってやった」などと話しているという。

リベンジポルノ、県内初20歳逮捕 裸の画像公開容疑 /愛媛県
2015.12.08 大阪地方版/愛媛 

 愛南署は7日、愛南町久良、無職Y容疑者(20)をリベンジポルノ防止法違反などの疑いで逮捕し、発表した。同署によると、同法を適用した逮捕は県内初。「女性が自分とのやりとりを拒んだのでやった」と容疑を認めているという。

 Y容疑者は9月3日から翌4日ごろ、知人の20代女性の裸の画像などを、不特定多数のインターネットの利用者が閲覧できる状態にするなどした疑いがある。

リベンジポルノ 容疑の男逮捕 県内初、愛南署=愛媛
2015.12.08 大阪朝刊 

 知人女性(20歳代)のわいせつ画像3枚を9月にインターネットで公開したなどとして、愛南署は7日、愛南町久良、無職Y容疑者(20)をリベンジポルノ被害防止法違反などの疑いで逮捕した。同署によると、昨年11月の同法施行後、県内初の逮捕。

復讐ポルノ容疑 画像公開男逮捕 愛南署 県内初適用
2015.12.08 朝刊 一社 

 愛南署は7日、知人女性のわいせつな画像をインターネット上に公開して脅したとして、私事性的画像被害防止法違反(公表)や脅迫などの疑いで、愛南町の無職A容疑者(20)を逮捕した。署によると、復讐(ふくしゅう)目的で元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノを規制するため、2014年11月に施行された同法の適用は県内初。

 容疑は9月3日ごろ、県内の20代の女性の携帯電話に「今から貼ります」と女性のわいせつな画像を添付して送って脅迫し、9月3~4日ごろ、会員制交流サイト(SNS)上に、女性のわいせつな画像3点を不特定多数が閲覧可能な状態で公開するなどした疑い。

 署によると、A容疑者は「女性が連絡や会うことを拒んだためやった」などと容疑を認めている。

[ネットトラブルQ&A]リベンジポルノ被害 対策は?=千葉
2015.11.01 東京朝刊 

 ◆裸写真の撮影 断固拒否

 Q.友人が以前交際していた男性に、裸の画像や動画をインターネットに投稿される「リベンジポルノ」の被害に遭ってしまいました。対策や画像を削除してもらう方法はないのでしょうか。

 A.「リベンジポルノ」は、画像のやりとりが簡単なスマートフォンの普及で社会問題化しています。東京都三鷹市で2013年、女子高校生が元交際相手の男に刺殺された事件を契機に対処の動きが強まり、14年11月には、懲役3年以下などの罰則を定めた「リベンジポルノ被害防止法」が成立しました。

 県内でも今年に入り、「裸の写真を撮られてしまった。ネットに投稿されてしまいそう」といった相談が警察に寄せられています。5月には元交際相手の女性の画像をインターネット掲示板に投稿したとして、同法違反容疑で男(28)が逮捕され、7月、千葉地裁で懲役2年、執行猶予4年の有罪判決が確定しました。

 リベンジポルノ問題に詳しい高橋裕樹弁護士(市川船橋法律事務所)は「何よりも、裸の写真を撮らせないことが最も有効な予防策」と強調します。高橋弁護士によると、交際相手に嫌われるのを恐れて撮影に応じてしまうケースや、気付かないうちに撮影されるケースもあるといいます。

 画像や動画の削除は、サイト運営者やプロバイダーに削除要請をする方法が考えられます。しかし、一度ネット上に広まってしまうと、完全な削除は難しいのが実情です。意に反して撮影されてしまったら、必ず目の前で削除してもらいましょう。

 県警サイバー犯罪対策課は、県内の学校に「情報セキュリティーアドバイザー」を派遣し、子供や保護者を対象にインターネットの安全利用を求めています。その中で、安易に写真を撮らせることの危険性を訴えています。

 高橋弁護士は「一時の感情に流されてしまったことが、取り返しのつかないことに発展します。小中学生の頃からネットの使い方を教育する必要があります」と警鐘を鳴らしています。(回答=千葉支局・畑仁優鋭。次回は12月6日に掲載する予定です)

リベンジポルノ掲載 カジノ研究者に有罪 神戸地裁判決
2015.10.27 大阪夕刊 

 元交際相手の女性の裸の画像をインターネット掲示板に掲載したとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反罪などに問われた、コンサルタント会社経営でカジノ研究者、H被告(46)=大阪府吹田市=の判決公判が27日、神戸地裁で開かれた。平島正道裁判長は懲役1年、執行猶予2年(求刑懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。

 平島裁判長は「違法なことをする感覚を味わいたいと犯行に及び、モザイクをかけない状態の画像を掲載するなど犯行をエスカレートさせた」と指弾する一方、「被害者は厳罰を望んでおらず、H被告も反省している」と述べた。判決によると、H被告は1月27日と5月13日、元交際相手の裸の画像をネット掲示板に掲載、多数の人が閲覧できる状態にするなどした。

元交際相手の裸をネットで公開 カジノ研究者に有罪判決
2015.10.27 朝日放送 ANNニュース 

カジノ研究の第一人者として知られる46歳の被告はことし1月と5月以前交際していた女性の裸の画像をネットに投稿「リベンジポルノ防止法違反の罪」などに問われていた。検察側は「一度掲載された画像は誰でも保存可能で犯行結果は重大」と懲役1年6ヶ月を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求めていた。判決で神戸地裁は「一定の社会的制裁は受けている」として懲役1年執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。

元交際女性の画像、ネットに公開容疑 県警、高崎の男逮捕 /群馬県
2015.10.23 東京地方版/群馬 

 県警は21日、高崎市金古町、運送会社員K容疑者(49)をリベンジポルノ防止法違反容疑で逮捕し、発表した。「自分の彼女の写真を掲示板に載せたかった」と話しているという。

 高崎署と子ども・女性安全対策課によると、K容疑者は今年8月2日午後9時10~19分、元交際相手の会社員女性(38)のわいせつな画像や氏名などを自分の携帯電話からインターネットの掲示板に送信し、不特定多数が閲覧できる状態にした疑いがある。

 K容疑者は9月30日、この女性宅に侵入し、女性の首を絞めて殺そうとしたとして住居侵入と殺人未遂容疑で緊急逮捕されたが、10月21日に処分保留で釈放された。

元交際相手のメール盗み見、長崎大助教の男逮捕 不正アクセス容疑 【西部】=続報注意
2015.10.14 西部夕刊

 元交際相手が勤める大学のサーバーに不正アクセスし、メールを盗み見たなどとして、福岡県警は14日、長崎大大学院助教で米国籍のY容疑者(34)=長崎県長与町三根郷=を不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 県警は、接続記録から、Y容疑者が昨年10月以降、6800回以上にわたって不正アクセスを繰り返し、女性のメールを削除したり勝手に送信したりしていたとみている。女性のメールアドレスから、女性の性的な画像が同僚らに送られた形跡もあり、県警はリベンジポルノ防止法違反の疑いがあるとみて調べる。

 サイバー犯罪対策課によると、逮捕容疑は今年3~4月、長崎大の研究室のパソコンやスマートフォンなどから計9回、以前交際していた40代女性が勤める福岡県内の大学の教職員用サイトに不正アクセスしたというもの。女性のIDとパスワードを入力してログインしていたという。

 Y容疑者は以前、この大学に在籍し、女性と交際していたが、その後別れ話になっていたという。被害に気づいた女性が県警に相談していた。

 長崎大は「誠に遺憾。今後の事態の推移を注視するとともに、厳正に対処したい」とコメントした。

 <続報注意>

 福岡地検は2015年11月4日、Y助教を処分保留とした。

リベンジポルノの容疑で39歳 再逮捕=北海道
2015.10.07 東京朝刊

 元交際相手の裸の画像をインターネット上に公開したとして、札幌南署は6日、札幌市豊平区中の島1の9、無職S被告(39)(名誉毀損(きそん)罪で起訴)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で再逮捕した。

 発表によると、S被告は4月下旬~5月上旬、2回にわたって簡易投稿サイト「ツイッター」に元交際相手の30歳代女性の裸の画像3枚を投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にした疑い。同署の調べに対し、「画像を載せたのは間違いない」と容疑を認めている。

 S被告は女性になりすましてツイッターのアカウントを開設し、虚偽の投稿をしたとして逮捕、起訴されている。

リベンジポルノ、県内初逮捕 ツイッター投稿容疑の20歳 /佐賀県
2015.10.01 西部地方版/佐賀 

 元交際相手の裸の写真を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、県警は30日、名古屋市北区、派遣社員H容疑者(20)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると同法違反での逮捕は県内初。

 県警生活安全企画課によると、H容疑者は7月中旬、オンラインゲームで知り合った佐賀県内の元交際相手の20代女性の裸の写真4枚を、女性の携帯電話番号などとともに自身のツイッターに投稿し、不特定多数に公開した疑いがある。女性の友人が気づき、女性が県警に相談した。

リベンジポルノ容疑で逮捕=佐賀
2015.10.01 西部朝刊 

 県警は30日、名古屋市北区下飯田町、派遣社員H容疑者(20)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。同法違反容疑での摘発は県内初。県警の発表によると、H容疑者は7月17日頃、県内の元交際相手の女性の裸の画像など4枚を簡易投稿サイト「ツイッター」に投稿し、不特定多数が見られるようにした疑い。調べに対し、容疑を認めているという。

リベンジポルノ容疑で男逮捕=鹿児島
2015.09.05 西部朝刊

 県警生活安全企画課と薩摩川内署は4日、熊本市中央区、無職H容疑者(41)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。発表では、H容疑者は8月29日頃、鹿児島県内に住む元交際相手の女性の裸の写真を自分のパソコンからインターネット上に公開し、不特定多数が見られるようにした疑い。県警によると、同法違反容疑での摘発は県内初。

元交際相手の裸の写真投稿 県内初、リベンジポルノ容疑で逮捕 /大分県
2015.08.28 西部地方版/大分 

 別府署は27日、日出町大神の職業不詳、T容疑者(30)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると、昨年12月施行の同法違反での検挙は県内初で、九州では2例目。

 署によると、T容疑者は7月11と12日、県内に住む元交際相手でアルバイト従業員の10代の女性の裸の写真2枚を無断で、短文投稿サイト「ツイッター」に投稿し、不特定多数に公開した疑いがある。別れ話をめぐりトラブルになっていたという。女性が7月に被害届を出し、署が調べていた。

リベンジポルノ容疑で逮捕=大分
2015.08.28 西部朝刊 

 県警は27日、日出町大神、職業不詳T容疑者(30)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。発表によると、T容疑者は7月11、12日、元交際相手の少女の裸の写真2枚を簡易投稿サイト「ツイッター」に公開し、不特定多数が見られるようにした疑い。県警によると、同法違反容疑での摘発は県内で初めて。

九州で初の逮捕 リベンジポルノ
2015.08.27 社会一面-E版 

日出の30歳男、容疑で

 復縁を拒んだ元交際相手の女性の裸を撮影した画像を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、別府署と県警生活安全企画、生活環境両課は27日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の疑いで、日出町大神、職業不詳T容疑者(30)を逮捕した。県警によると、昨年12月の同法施行以降、九州でのリベンジポルノの逮捕事例は初めて。

 逮捕容疑は7月11~12日、元交際相手の10代女性の上半身裸の画像2枚を投稿し、不特定多数が閲覧できるようにした疑い。捜査関係者によると「よりを戻したかったが、相手にされなかった」と容疑を認めている。

 県警によると、T容疑者と女性は6月ごろまで交際していた。交際中に勝手に撮影したとみられる写真が投稿されているのを女性が見つけ、警察に相談していた。

全国で摘発相次ぐ

 元交際相手の裸の画像などをインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」は、東京都三鷹市のストーカー殺人事件をきっかけに社会問題化。昨年末に法律が施行され、全国的に立件が相次いでいる。被写体を特定できるように撮影した性的な画像を不特定多数に提供すると、3年以下の懲役か50万円以下の罰金となる。

 県警は「画像が流出・拡散すると、インターネット上から削除するのは困難。被害回復が難しいことを知ってほしい」としている。  

リベンジポルノ、猶予判決 地裁、甲斐の42歳被告に /山梨県
2015.08.26 東京地方版/山梨 

 元交際相手の裸の写真をインターネット掲示板に投稿するなどしたとして、県内で初めてリベンジポルノ防止法違反で罪に問われた甲斐市西八幡の無職I被告(42)の判決公判が25日、甲府地裁であった。菱田泰信裁判官は懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 判決によるとI被告は5月2日から12日までの間、元交際相手の女性の裸や下着姿の写真を彼女の知人4人へメールで送信したほか、インターネット掲示板に画像15点を投稿し、不特定多数が閲覧出来る状態にした。

 菱田裁判官は量刑について「インターネットに掲載された画像を完全に削除することは難しく、被害者が受ける心理的被害を考えず、犯行に及んだのは身勝手で悪質」と指摘した。しかし被告には反省の態度が見えるなどとし、執行猶予付きの判決を言い渡した。

リベンジポルノ被告に有罪判決 甲府地裁
2015.08.26 山梨日日新聞 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの罪に問われた甲斐市西八幡、無職I被告(42)の判決公判で、甲府地裁は25日、懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。菱田泰信裁判官は、判決理由で「別れ話をさせないために犯行に及んだ。動機は身勝手で、犯行は執拗で悪質だ」と指摘した。

 判決によると、I被告は4月4日、元交際相手の20代女性に「裸の画像を拡散する」という趣旨のメールを送信。5月2~12日、同じ女性の裸や下着姿の画像を携帯電話のメールで知人らに送信したほか、インターネットの掲示板に画像15点を投稿した。

リベンジポルノ、容疑の男を逮捕 県警、県内2例目
2015.08.20 朝刊

元交際相手の女性の性的ポーズ画像をインターネット上に投稿したとして、石岡署と県警人身安全対策課は19日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで、利根町布川、会社員、H容疑者(22)を逮捕した。復讐(ふくしゅう)目的で元交際相手の裸の画像を流出させる「リベンジポルノ」を規制する同法違反容疑での逮捕は県内2例目。

逮捕容疑は、6月12日ごろ、元交際相手で石岡市、女性(21)の服を着た状態での性的ポーズの画像をインターネットの出会い系サイトに投稿、不特定多数が閲覧可能な状態にし、名誉を毀損した疑い。

同署によると、H容疑者は容疑を認めている。同サイトを見た友人から知らされた女性が6月下旬、同署に被害届を出した。

リベンジポルノ懲役2年を求刑 被告の男に甲府地検
2015.08.15 山梨日日新聞 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの罪に問われた甲斐市西八幡の無職I被告(42)の公判が14日、甲府地裁(菱田泰信裁判官)で開かれ、検察側は懲役2年を求刑した。

 検察側は「女性の画像が無限に拡散される危険性があった。(元交際相手を)辱めようとした動機は幼稚で身勝手」と指摘。弁護側は執行猶予付き判決を求めた。

 甲府地検などによると、I被告は5月2~12日、元交際相手の20代女性の裸や下着姿の画像を携帯電話のメールで知人ら4人に送信したほか、インターネットの掲示板に画像15点を投稿し、不特定多数が見えるようにしたなどとしている。

リベンジポルノ初摘発 58歳容疑者=宮城
2015.08.13 東京朝刊 

 県警は12日、涌谷町中島乙、アルバイトE容疑者(58)をリベンジポルノ被害防止法違反などの疑いで再逮捕した。県警によると、同法違反容疑での摘発は県内初。

 発表によると、E容疑者は7月22日、元交際相手の女性の裸などが写った画像をインターネットサイトに投稿し、不特定多数に公開した疑い。E容疑者は7月23日、この女性に対する恐喝容疑で逮捕されたが、仙台地検は12日、処分保留とした。

 リベンジポルノ公開容疑で摘発 高校生を書類送検
2015.07.24 朝刊 

 【長野県】元交際相手の裸の画像を無料通信アプリ「LINE(ライン)」に公開したとして、県警は二十三日、私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反などの疑いで、上田市内の高校二年の男子生徒(16)を書類送検した。県警が同法違反で摘発するのは初めて。

 送検容疑では、スマートフォンで撮影した南信地方の少女(16)の裸の画像を四月下旬ごろ少女に送り、六月上旬ごろ、少女の同意なくLINE上に投稿し、多数の人が閲覧できる状態にしたとされる。男子生徒は容疑を認めているという。

知人女性の画像をネットで公開した容疑で逮捕 /香川県
2015.07.22 大阪地方版/香川 

 県警は21日、琴平町上櫛梨、土木作業員U容疑者(48)をリベンジポルノ防止法違反容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 県警によると、U容疑者は今年5月、かつて交際していた40代女性の裸の画像を、無断でインターネット上で公開した疑いがある。同法違反での逮捕は、県内では初という。

リベンジポルノ摘発=香川
2015.07.22 大阪朝刊

 知人女性の裸の写真をインターネットに投稿したとして、高松南署と県警人身安全対策課は21日、琴平町上櫛梨、会社員U容疑者(48)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。リベンジポルノの摘発は、県内では初めて。

 発表では、U 容疑者は5月、女性の顔が写った裸の写真2枚を掲示板に投稿し、不特定多数が見られる状態にした疑い。

リベンジポルノ容疑 琴平の会社員を逮捕 高松南署、県内初
2015.07.22 朝刊 2

 元交際相手の裸の画像をインターネット上で公開したとして、高松南署と県警人身安全対策課は21日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の疑いで、琴平町上櫛梨、会社員U容疑者(48)を逮捕した。同署によると、リベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)を規制する同法違反容疑での摘発は県内で初めて。

 逮捕容疑は5月18日夜、かつて交際していた県内の40代女性の裸の画像2点をインターネットサイトに投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にした疑い。

 女性から翌日に相談を受けた同署が捜査し、犯行を特定したという。U容疑者は容疑を認めている。

 女性は4月にも、知らない相手からメールがきたり、郵便物が届いたりすると、同署に相談していた。

リベンジポルノ有罪判決 /北海道
2015.07.16 北海道朝刊 

 交際していた女性の裸の写真をインターネット上に公開したなどとして、リベンジポルノ防止法違反などの罪に問われた元大学生のT被告(22)に対し、札幌地裁は15日、懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡した。大久保俊策裁判官は「身勝手で陰湿。被害者が受けた精神的苦痛は大きい」と述べた。

 判決によると、T被告は1月19日、以前交際していた女性の裸の写真など3枚を短文投稿サイト「ツイッター」上に公開し、不特定多数の利用者が閲覧できるようにするなどした。

道内初 リベンジポルノ法違反*元大学生に有罪*札幌地裁
2015.07.16 北海道新聞朝刊全道

 かつて交際していた女性の裸の写真をインターネット上に投稿するなどしたとして、私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反などの罪に問われた札幌市手稲区の無職の男(22)の判決公判が15日、札幌地裁であり、大久保俊策裁判官は懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。判決理由で大久保裁判官は「身勝手で陰湿。被害者の性的プライバシーを大いに害した」と述べた。

 判決によると、男は大学生だった1月19日、女性の交際相手になりすまし、女性の顔や胸などが撮影された写真3枚をインターネットの短文投稿サイト「ツイッター」に投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にするなどした。

 道警は3月、道内で初めてリベンジポルノ防止法を適用し、男を逮捕していた。

STOP!ネットトラブル/安易に画像撮らせない
2015.07.14 

 Q つき合っていた彼(かれ)にしつこく頼(たの)まれ、下着姿(したぎすがた)の写真を撮(と)られました。交際(こうさい)をやめたいと言ったら、彼は「写真をばらまく」と怒(おこ)り、トラブルに。どうしたらいいの。

 別れた腹(はら)いせに、元(もと)恋人(こいびと)の下着姿(したぎすがた)や裸(はだか)の写真をインターネット上に流されたり、友人に転送されたりする「リベンジポルノ」の被害(ひがい)が深刻(しんこく)です。

 交際中(こうさいちゅう)の男性(だんせい)に頼(だの)まれ、画像(がぞう)が流出する可能性(かのうせい)を考えず撮影(さつえい)に応(おう)じてしまうのが原因(げんいん)です。

 昨年末の約1カ月で全国の警察署(けいさつしょ)に寄(よ)せられた被害(ひがい)相談のうち6割(わり)は20代以下でした。恥(は)ずかしくて周囲や親に相談できず悩(なや)んでいる中高生もいるそうです。

 昨年11月にリベンジポルノを規制する「被害防止法(ひがいぼうしほう)」が施行(せこう)され、取り締まりが強化されました。

 とはいえ、被害を防(ふせ)ぐには、あとあと困(こま)るような画像を安易(あんい)に撮(と)らせたり、送ったりしないことが肝心です。十分に注意しましょう。

「STOP! ネットトラブル」の動画は、青森県警(けんけい)のホームページで見ることができます。
リベンジポルノ投稿罪で追起訴 甲府地検
2015.07.11 山梨日日新聞 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、甲府地検は10日、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の罪で、甲斐市西八幡の無職I被告(41)=脅迫罪で起訴=を追起訴した。

 甲府地検などによると、I被告は5月2~12日、元交際相手の20代女性の裸や下着姿の画像を携帯電話のメールで数人に送信したほか、インターネットの掲示板に画像15点を投稿し不特定多数が見えるようにしたとしている。

 I被告は、元交際相手の女性に「裸の画像を拡散する」との趣旨のメールを送信したとして5月14日に脅迫容疑で逮捕され、リベンジポルノ(復讐目的の画像投稿)を規制する同法(昨年11月施行)違反容疑で6月22日に再逮捕された。

「卑劣悪質」懲役2年求刑 リベンジポルノ初公判 検察
2015.07.08 千葉日報 

 かつて交際していた女性のわいせつな画像をインターネットの掲示板に投稿したとして、リベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の罪に問われた青森県内の男(27)の初公判が7日、千葉地裁(岩田真吾裁判官)であり、男は起訴内容を認めた。検察側は「極めて卑劣で悪質」として懲役2年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め結審した。

 同法は、深刻化するリベンジポルノの被害防止へ、取り締まりや画像削除の対策を強化するため昨年11月に施行。県警は5月、同法違反の疑いで男を逮捕していた。県警として初めての摘発だったという。

 起訴状などによると、男は今年2月、自宅などで携帯電話から2回、元交際相手の胸などが写った画像をインターネットの掲示板に投稿したとされる。

 検察側は論告で「2012年ごろから投稿しており、犯行は氷山の一角で常習的。被害者の絶望や不安の大きさは計り知れない」と指摘。弁護側は「反省を深め再犯の可能性はない。画像はすべて処分した」などと情状酌量を求めた。

リベンジポルノで自殺者、情報安全法整備を[政治]
2015.06.25 ベトナム 

国会は24日、国家監査法の全面改正案を賛成率約88%で可決したほか、インターネット情報安全法案の審議では、リベンジポルノの深刻な被害も取り上げられた。24日付トイバオキンテー電子版などが報じた。

新しい国家監査法では、国家監査部長の任期がこれまでの7年間から、国会任期と同じ5年間に短縮される。再任はできるが、3期務めることはできない。

審議の過程では一部の議員が、監査の質を向上させるために、「国家監査で発見できなかった誤りが、その後の査察や調査で発見された場合、国家監査部に連帯責任を負わせるべきだ」と主張したが、「国家監査部の能力にも限界がある」との意見もあり、連帯責任の規定は見送られた。

同日はインターネット情報安全法案も審議された。その中で、グエン・タイン・ハイ議員(北部ホアビン省選出)が、南部ドンナイ省の女子高校生(15)が交際相手の男性(22)との性行為の動画をインターネットで公開されたことを苦にして農薬で自殺した問題を取り上げ、この種の事件を防止する法整備を求めた。

少女は今月17日に別れ話を持ち出したが、男性はそれに同意せず、インターネットで動画を公開。少女は18日に自殺した。動画は2日間で1万5,000回以上閲覧されたという。

リベンジポルノ 実態と対策
2015.06.24 NHK総合 

別れた交際相手などへの復習で相手の裸の画像をインターネット上などに流出させるリベンジポルノの被害が全国で相次いでいる。復縁を拒否したことなどの腹いせで行われることが多い。実際に起きた事例では、ある女子高校生は先輩の男子生徒から一方的に下半身の画像が送りつけられ、俺のもおくったんだからお前のもおくってよとメールを送り、女子高校生は送らなければ相手に浮気されるかもと思い、自分の裸の写真を送ってしまった。その後別れたが、先輩の友人らに裸の画像が出回った。女性が被害に合うケースが多く、去年11月に写真や画像を不特定多数に提供することなどを禁じる、リベンジポルノ防止法が決まり、試行から1ヶ月間の相談内容を警察庁がまとめた。被害者の62%が交際相手、または元交際相手と最も多く、ついでネットのみの知人、友人などが続いた。年代別では10代、20代が59%と最も多くなっている。全国Webカウンセリング協議会、安川雅史理事長は、相手のことを好きになると断れない。断って嫌われたらどうしようと思って言いなりになってしまう人が多い、などと話した。また、警視庁は「LINE」に知り合いの女性の裸の画像を投稿したとして27歳の男を逮捕した。神奈川県警でも「ツイッター」に交際していた女性の裸の画像を投稿したとして39歳の男を逮捕した。男は執行猶予付きの有罪判決を受けた。神奈川県警に寄せられる相談件数は増加し、ひと月に8件のペースであるそうだ。神奈川県警は対策としてネットの危険性を伝えるために県内各地で勉強会を開いている。

リベンジポルノ、県内初逮捕 無職41歳、女性の写真投稿容疑 /山梨県
2015.06.23 東京地方版/山梨 

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿するなどしたとして、県警は22日、甲斐市西八幡の無職I容疑者(41)をリベンジポルノ防止法違反容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると、同法違反容疑での逮捕は県内初だという。

 県警少年・女性安全対策課によると、I容疑者は5月2日~12日、以前に交際していた女性の裸の画像などを電子メールで数人に送ったり、インターネットの掲示板に投稿したりした疑いがある。掲示板に投稿した画像は15点に及ぶという。

 同課によると、I容疑者は4月、同じ女性に、裸の画像を広めるという内容のメールを送って脅したとして、5月14日に脅迫容疑で逮捕され、起訴されていた。

リベンジポルノ被害防止法違反の疑い=山梨
2015.06.23 東京朝刊 

 県警少年・女性安全対策課と韮崎署は22日、甲斐市西八幡、無職I容疑者(41)をリベンジポルノ被害防止法違反の疑いで再逮捕した。同課によると、同法違反容疑での逮捕は県内初という。発表によると、I容疑者は5月2日~12日、元交際相手の20歳代女性の裸の画像をインターネットの掲示板に投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にするなどした疑い。

リベンジポルノ:LINEに女性画像 容疑で逮捕 全国初摘発
2015.06.23 東京朝刊 

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」で知人女性の上半身裸の画像を投稿したとして、警視庁は22日、金沢市別所町、無職、T(26)と川崎市中原区上小田中1、無職、U(27)の両容疑者を私事性的画像記録提供(リベンジポルノ)被害防止法違反と名誉毀損(きそん)容疑で逮捕したと発表した。同庁によると、ラインを悪用したリベンジポルノの摘発は全国初。

 T容疑者の逮捕容疑は、4月、登録された人同士でやり取りができるラインの「グループトーク」に、20代女性の上半身裸の画像を投稿し、不特定多数の人が閲覧できる状態にし、女性の名誉を毀損したとしている。

 U容疑者の逮捕容疑は、直後にこの画像を同じグループを含めて3件のグループトークに投稿したとしている。いずれも容疑を認めているという。

 同庁によると、両容疑者と女性は同じゲーム仲間。T容疑者と女性がトラブルになり、以前に撮影した画像を投稿。U容疑者は、延べ約60人に閲覧可能な状態にしたとされる。U容疑者は「トークが盛り上がると思った」と供述しているという。

リベンジポルノ投稿 LINEで初の逮捕
2015.06.23 東京朝刊 

 無料通話アプリ「LINE(ライン)」に知人女性の裸の画像を投稿したとして、警視庁は私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの疑いで、金沢市別所町、無職、T(26)と川崎市中原区上小田中、無職、U(27)の両容疑者を逮捕した。いずれも容疑を認めている。警視庁によると、ラインでのリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)による同法違反容疑での逮捕は全国初。

 いずれも逮捕容疑は4月、携帯電話から都内の20代女性の裸の画像2枚を、複数のユーザーが参加するラインの「グループトーク」に投稿し、不特定多数のユーザーが閲覧できる状態にしたとしている。

 警視庁によると、T容疑者は女性とインターネット上の交流サイトを通じて知り合い、平成26年12月に初めて会った際に裸の画像を撮影。その後、女性とトラブルになり腹いせのために画像を投稿した。

 グループトークに参加していたU容疑者は画像をダウンロードし、別のグループトークに同じ画像を投稿した。

LINE使いリベンジポルノ*全国初、投稿容疑 20代の男2人逮捕
2015.06.23 北海道新聞夕刊全道

 警視庁は22日までに、無料通信アプリLINE(ライン)に女性の上半身裸の写真を投稿したとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで、金沢市別所町ヲ135、無職T容疑者(26)と、川崎市中原区上小田中1の23、無職U容疑者(27)を逮捕した。

 警視庁によると、ラインを使ったリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)事件での逮捕は全国初。

 逮捕容疑は4月、ゲーム仲間十数人が参加するラインのグループなどに20代女性の写真を投稿した疑い。

 女性も同じグループに参加していた。T容疑者が写真を撮影し、女性とトラブルになった腹いせに投稿。U容疑者がその写真を保存して、繰り返し投稿し、拡散させたとみられる。警視庁によると、T容疑者は「女性に仕返ししてやろうと思った」、U容疑者は「グループが盛り上がると思った」と、それぞれ供述しているという。

 LINE投稿でリベンジポルノ 画像削除要請に運営会社応じず
2015.06.22 夕刊 

 今回の事件で、被害者の女性が警察に相談してから容疑者が逮捕される約二カ月間、ラインに投稿された写真は削除されなかった。インターネット上に長く存在するほど、拡散の恐れが高まるため、専門家は被害者に配慮した運営会社の対応を求める。

 警視庁によると、投稿を知った女性から相談があったのは四月十八日。警視庁は写真の削除を運営会社に問い合わせたが、通信の秘密を理由に削除はできないと回答があった。

 検索大手の米グーグルは今月十九日、リベンジポルノについて、被害者からの求めに応じて検索結果から削除すると発表した。

 リベンジポルノの社会問題化で、私事性的画像記録の提供被害防止法が昨年十一月、施行されたが、被害は絶えない。警察庁によると、法施行後の一カ月だけで、性的画像をめぐる相談が全国で百十件あった。

 ネット上の問題に取り組む全国webカウンセリング協議会(東京)の安川雅史理事長は「拡散を食い止めるには早い対応が必要。運営会社は被害者を守ることを第一に、性的画像の削除を考えるべきだ」と指摘している。

リベンジポルノ、47歳男逮捕 女性の写真まいた容疑 県警初 /茨城県
2015.06.18 東京地方版/茨城 

 水戸署は17日、ひたちなか市高場、警備会社役員K容疑者(47)をリベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕し、発表した。「写真を撮ったのは間違いないが、ばらまいてはいない」と容疑を否認しているという。県警が同法違反容疑で逮捕するのは初めて。

 署によると、K容疑者は今年3月26日ごろ、水戸市内に住む元交際相手の40代女性の裸が写った写真数枚を女性宅周辺にばらまいた疑いがある。

リベンジポルノ「10年以上投稿」 容疑者供述、再逮捕 /兵庫県
2015.06.12 大阪地方版/兵庫 

 元交際相手の裸の画像をインターネット上に公開したとして、リベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)容疑で逮捕されたコンサルティング会社経営・F容疑者(45)=大阪府吹田市=が「複数のネット掲示板に10年以上、この女性の画像を投稿し続けてきた」と供述していることが県警への取材でわかった。県警は11日、F容疑者を両容疑で再逮捕し、発表した。

 逮捕容疑は5月13日~29日、かつて交際していた女性(38)の裸の画像2枚をネット掲示板で公開したというもの。「スリルや背徳感を楽しみたかった」と供述しているという。

 F容疑者は、大阪商業大学アミューズメント産業研究所の非常勤研究員も務め、カジノ企業の経営分析などの研究をしていた。

リベンジポルノに有罪 横浜地裁判決「被害者の苦痛大」
2015.06.12 大阪夕刊 

 元交際相手の裸の画像を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの罪に問われた鳥取県境港市、無職、A被告(39)の判決公判が12日、横浜地裁で開かれ、樋上慎二裁判官は「被害者が被った精神的苦痛や、人格の尊厳を害された程度は大きい」として、懲役2年6月、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 神奈川県警によると、インターネットを利用したリベンジポルノ(復讐(ふくしゅう)目的の画像投稿)事件で、同法違反容疑を全国で初めて適用したケースだった。

 判決によると昨年8月、神奈川県に住む元交際相手の女性に無料通信アプリLINE(ライン)で「(裸の)写真をばらまく」とメッセージを送り脅迫。今年1月には、女性のわいせつな画像を本人と特定できるようにしてツイッターに投稿したなどとしている。

 リベンジポルノ猶予判決
2015.06.12 夕刊 

 元交際相手の裸の画像を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反などの罪に問われた鳥取県境港市、無職A被告(39)に横浜地裁(樋上慎二裁判官)は十二日、懲役二年六月、保護観察付き執行猶予四年(求刑懲役三年)の判決を言い渡した。

 神奈川県警によると、インターネットを利用したリベンジポルノ(復讐=ふくしゅう=目的の画像投稿)事件で、同法違反容疑を全国で初めて適用したケースだった。

 樋上裁判官は判決理由で「被害者が被った精神的苦痛や、人格の尊厳を害された程度は大きい」と指摘。一方で「被害者が抱く恐怖心を簡単には理解できない認知のゆがみを持っている」とした。

リベンジポルノで被告男に有罪判決 福島地裁支部
2015.05.26 朝刊

 元交際相手の裸の写真をばらまいたとして、私事性的画像記録の提供被害防止法違反の罪に問われた福島県郡山市の無職M被告(33)に対し、福島地裁郡山支部(井下田英樹裁判長)は25日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。

 M被告は、復讐目的で元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノを規制する同法(昨年11月施行)違反容疑で今年2月、全国で初めて逮捕され、3月に同罪で起訴されていた。

 判決によると、M被告は、今年1月から2月にかけて、郡山市内のショッピングセンターの駐車場に、元交際相手の女性の裸や、一部衣服を着けていない姿の写真計約130枚を、4回にわたってばらまいた。

リベンジポルノ有罪 女性の裸写真まく 福島地裁支部判決
2015.05.25 東京夕刊 

 交際していた女性の裸の写真をばらまいたとして、リベンジポルノ防止法違反の罪に問われた福島県郡山市の無職M被告(33)の判決が25日、福島地裁郡山支部であった。井下田英樹裁判長は「犯行は短絡的かつ自己中心的。被害者の精神的苦痛は大きい」と述べ、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。

 判決によると、M被告は今年1月と2月、郡山市内のショッピングセンターの駐車場で、不倫相手だった30代の女性の裸や顔が写った写真計131枚を4回にわたってばらまいた。女性に別れを告げられた後も女性宅を訪れ、ストーカーと言われたことを逆恨みし、女性を困らせようと犯行に及んだ。M被告は今年2月19日、昨年11月27日に施行された同法違反容疑で全国で初めて逮捕され、3月に同罪で起訴された。

元交際相手の裸画像掲載容疑 大商大研究員逮捕
2015.05.23 大阪夕刊

 元交際相手の裸の画像をインターネットの掲示板に掲載したとして、兵庫県警は22日、コンサルティング会社経営・F容疑者(45)(大阪府吹田市桃山台)をリベンジポルノ被害防止法違反と名誉毀損の疑いで逮捕した。F容疑者は「心当たりはない」と容疑を否認している。大阪商業大のホームページによると、F容疑者は大商大アミューズメント産業研究所の非常勤研究員で、カジノなどの研究を行っていた。

 発表では、F容疑者は今年1月27日、元交際相手の30歳代女性の裸の画像1枚を自宅のパソコンからネット掲示板に投稿し、閲覧できる状態にした疑い。

リベンジポルノ、1年6カ月求刑 全国初の起訴 /福島県
2015.04.25 東京地方版/福島 

 全国で初めてリベンジポルノ防止法違反の罪で起訴された郡山市名倉の無職、M被告(33)の初公判が24日、地裁郡山支部(井下田英樹裁判長)であった。被告は起訴内容を「間違いありません」と認めた。検察側は「動機は身勝手で、被害者は厳罰を望んでいる」として懲役1年6カ月を求刑し、結審した。判決言い渡しは5月25日。

 起訴状などによると、被告は今年1月と2月に数回、郡山市内のショッピングセンター駐車場で不倫相手だった30代前半の女性の裸や顔が写った写真計131枚をばらまいたとされる。

 検察側の冒頭陳述や被告人質問などによると、被告は職場の同僚だった被害者と数年間、不倫関係にあった。その後、会うことを拒まれ、被害者の自宅や転職先に行くようになると、被害者から「あなたのしていることはストーカーです」とメールが届いた。被告は被害者に憎しみを抱き、「どうしても困らせたかった」と犯行に及んだとされる。

 犯行後、被害者は職場に居づらくなって退職。ほとんど外出もできないという。

リベンジポルノで追起訴
2015.04.18 北海道新聞朝刊全道 

 元交際相手の女性の裸の写真を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、札幌地検は17日、私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反の罪で、札幌市手稲区の大学生の男(22)=名誉毀損(きそん)罪で起訴済み=を札幌地裁に追起訴した。

 起訴状によると、男は1月19日、女性の交際相手になりすまし、女性の顔や胸などが撮影された写真3枚を投稿し、不特定多数が閲覧できる状態にしたとしている。

リベンジポルノ法違反の男を追起訴 地検郡山
2015.04.09 本紙 

 地検郡山支部は八日までに、私事性的画像記録の提供被害(リベンジポルノ)防止法違反の罪で須賀川市旭町二九三ノ一、無職A容疑者(33)=同罪で起訴済み=を追起訴した。

 起訴状などによると、A被告は二月十三日ごろ、郡山市内のショッピングセンター駐車場に元交際相手の女性=当時(32)=の体の一部が写った写真五十八枚を置き、不特定多数の人に見られる状態にしたとされる。

 A被告は一月に郡山市の駐車場で女性の裸の一部が写った写真をまいたとして、先月十一日に同罪で起訴された。

元交際相手の写真を閲覧可能にした疑い /群馬県
2015.04.08 東京地方版/群馬 

 県警は7日、埼玉県深谷市上野台、会社員A容疑者(46)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。高崎署と子ども・女性安全対策課によると、A容疑者は2月14日午前10時ごろ、元交際相手の女性(41)の下着姿などの写真を女性の勤務先のホームページに送信し、不特定多数が閲覧可能な状態にした疑いがある。容疑を認め、「連絡を取ろうとしたが無視されたので頭にきた」と話しているという。

ネットトラブル防止 大学でもアドバイス 府警が登録式=京都
2015.04.08 大阪朝刊

 インターネットを巡る若者のトラブルを防ぐため、民間の専門家に啓発活動を行ってもらう府警の「ネット安心アドバイザー」の登録式が7日、府公館(上京区)で行われ、IT企業の役員や大学准教授ら27人に登録証が手渡された。

 スマートフォンの普及などで若者のネット利用が増加していることを受け、府警が昨年度からスタートさせた制度で、アドバイザーたちは府内の高校約70校で講演を行ってきた。

 今年度は対象を大学や専門学校にも広げ、150か所で活動する予定。誹謗(ひぼう)中傷などが殺到する「炎上」や元交際相手らの性的画像をネット上に公開するリベンジポルノなどについて解説し、注意を呼びかける。

 この日、府警生活安全部の三上喜範・参事官から登録証を受け取ったアドバイザー代表で兵庫県立大の竹内和雄・准教授は「ネットを取り巻くトラブルは多様化している。被害に遭わないよう正しい知識を身につけてほしい」と話した。

◎社説 リベンジポルノ 社会全体で対策急ごう 2015・4・7
2015.04.07 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的で、元交際相手の性的画像をインターネット上に流出させるリベンジポルノの被害が後を絶たない。防止法を整備し、警察が流出者を検挙・警告したり、接続業者に画像削除を要請したりしているが、対策はネット社会の急速な拡大に追いついていない。

 リベンジポルノは、2013年に起きた東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が女子高校生の画像を流出させていたことで社会問題化した。昨年11月には私事性的画像被害防止法(リベンジポルノ防止法)が施行され、被写体が特定できる私的な裸などの写真や電子画像の不特定多数への提供に対し、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科した。

 法施行後の約1カ月間に全国の警察に寄せられたリベンジポルノに絡む被害相談は110件に上る。被害者の9割は女性で、年代別では10代と20代で合わせて6割近くになる。内容は「画像を公表した(公表する)と言われた」「画像を送りつけられた」などが多かった。専門家は、親にも警察にも言えない子どもも多く、相談は「氷山の一角」と指摘する。

 被害を防ぐには、まずは自己防衛に徹するしかない。交際相手に要求されても、安易に撮影したり、画像を送ったりしないことだ。隠し撮りにも十分気を付けたい。

 相談の相手方は、交際相手と元交際相手で計約6割を占める。一方、ネット上だけの関係の知人も1割を超える。不登校や引きこもりの人が寂しさの裏返しや、顔が見えない安心感から画像を送ってしまうことも多いようだが、取り返しがつかなくなる恐れがあることを自覚してほしい。

 自身の知られたくない画像だけに、警察への相談をためらうのも無理はないが、いったんネットに流出すれば、削除は極めて困難になる。画像流出の危険を感じたら、手遅れにならないうちに相談して対策を講じたい。

 ヤフーはネット業界で初めて表示情報の削除に関する基準を公表した。未成年からの要請や表示が性的画像の場合は削除を検討するとし、リベンジポルノ対策にも有効といえる。とはいえヤフーだけでは被害の拡散は防げない。表現の自由とも関わるが、私的な画像はプライバシーの保護をより重視し、業界を挙げて取り組みたい。

 何より社会全体で、こうした画像を流出、拡散させない方策を考える必要がある。家庭や学校でも、ネット利用のモラルを高める教育を進めるべきだろう。

“リベンジポルノ” 米裁判所 サイト運営の男に禁錮18年の判決
2015.04.04 NHKニュース 

 元交際相手などのプライベートな写真をインターネット上に流出させる、いわゆる「リベンジポルノ」が日本でも大きな問題となる中、アメリカの裁判所は、「リベンジポルノ」のウェブサイトを運営した男に対し、禁錮18年の判決を言い渡しました。

 アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴのケビン・ボラート被告(28)は、2012年、いわゆる「リベンジポルノ」のウェブサイトを開設し、元交際相手などから投稿された1万枚以上のプライベートな写真を、撮られた本人の同意なしに、名前や年齢、住所などとともにサイトに掲載していました。

 さらに、ボラート被告は、写真を削除するよう求めた人たちから、手数料と称して、1件あたり日本円にして3万円から4万円あまりを脅し取ったなどして、おととし12月に恐喝などの疑いで逮捕され、アメリカで初めて、「リベンジポルノ」のサイトの運営者が刑事訴追されたケースとなりました。

 ボラート被告に対し、サンディエゴの裁判所は、3日、禁錮18年の判決を言い渡し、検察は、「コンピューターの背後にいるひきょうな犯罪行為によって被害者を食い物にする人物が法律から逃れることはない」というコメントを出し、今後も厳しい姿勢で「リベンジポルノ」を取り締まる姿勢を示しました。

 「リベンジポルノ」は、日本でも大きな問題となっていて、去年11月に防止する法律が施行され、警察への相談が相次いでいます。

リベンジポルノ被害 「ネットだけの相手」1割
2015.04.03 東京朝刊

 全国の警察に寄せられた「リベンジポルノ」など性的画像を巡る相談が110件あり、「面識のない相手に裸の画像を送ってしまった」といったインターネット上だけの知り合いに関する相談が、そのうちの約1割だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。

 元交際相手らの画像をネット上などに公開するリベンジポルノに関する同庁の調査は初めてで、昨年11月のリベンジポルノ被害防止法施行後の約1か月間を調べた。

 被害者の9割は女性で、性的画像に関わる相手として最も多かったのは「交際相手(元を含む)」で68件だったが、実際に会ったことがない「ネット上だけの知人・友人」も14件あった。ネットでのやりとりで相手の求めに応じて画像を送ってしまったケースが多いとみられる。面識のある「知人・友人」は10件だった。一方、相談内容で最も多かったのは「『画像を公開する』と脅された」で42件。「画像を送りつけられた」が22件、実際に「画像が公開された」とするものも18件あった。

リベンジポルノ:防止法1カ月 被害抑止、高まる期待 相談110件
2015.04.03 東京朝刊 

 自身の性的な画像や動画をインターネット上で公表されたり、公表すると脅されたりする――などのリベンジポルノ被害が相次いでいる。これを踏まえ昨年11月、リベンジポルノ被害防止法が施行され、被害の抑止効果に期待が集まっている。

 同法が初適用されたのは今年2月19日。元交際相手の女性の下着姿や裸の写真数十枚を商業施設の駐車場でばらまいたとして、福島県警が同法違反容疑で30代の男を逮捕した。

 3月には、ネット上で画像を拡散させる行為について神奈川県警が同法を適用。元交際相手の女性の裸の写真などをツイッターに投稿した疑いで、30代の男を逮捕した。このほか警視庁が、交際を断られた女性の裸の写真をツイッターに投稿した疑いで50代の男を逮捕するなど、これまで7件で適用された。

 法の正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。写された人が特定できる方法で不特定多数に提供すると3年以下の懲役または50万円以下の罰金、無料通信アプリ「LINE(ライン)」などで拡散目的に特定の少数者に提供した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科される。

 警察庁によると、法施行後の約1カ月間で全国の警察に寄せられた相談は110件。うち1割超はインターネットだけのやり取りで、実際には会ったことのない相手についてのものだった。相手の要求に応じて自分の画像を送ったケースが多いとみられる。同庁の担当者は「誰かに見られると困る画像は撮らせたり送信したりしないでほしい」と話す。

 相談者の内訳は女性が99件、男性が11件で年齢別では20代が37%と最多。相談内容(複数回答)は、ネットに画像を公表された(18件)▽画像を公表すると脅された(42件)▽画像を送りつけられた(22件)▽公表や脅迫以外で画像を相手に撮影・所持された(33件)――などだった。

リベンジポルノ相談110件 昨年末1カ月、6割が20代以下
2015.04.03 東京朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡み、全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上のすべての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼びかけている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された平成25年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

復讐ポルノ相談110件 昨年末 法施行から1カ月で
2015.04.03 朝刊

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは本県など35都道府県警。

新法施行1カ月/復讐ポルノ 相談110件/本県1件、20代以下6割
2015.04.03 朝刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 県警によると、本県でのリベンジポルノに絡む被害相談は、法施行からこれまでに1件寄せられた。無職女性(47)が元交際相手の男(50)から女性が衣服を着ていない画像を添付したメールを送りつけられたといった内容で、男は脅迫容疑で逮捕された。新法に基づく摘発はなかった。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

復讐ポルノ相談110件 法施行後の約1ヵ月 20代以下が6割
2015.04.03 朝刊 

復讐ポルノ相談110件

法施行後約1ヵ月 20代以下が6割

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは広島、岡山、鳥取など35都道府県警。

リベンジポルノ相談、110件 2014年末の1カ月、画像流出や脅迫で リベンジポルノ防止法 ズーム
2015.04.03 朝刊 

 復讐[ふくしゅう]目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

          ▽                   ▽

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

 ○用語=リベンジポルノ防止法 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。13年の東京都三鷹市のストーカー殺人事件で、元交際相手の男が、女子高生の裸の画像などをインターネットに流出させた「リベンジポルノ」が社会問題化したのが契機となり、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。

拡散背景にスマホ普及/リベンジポルノ 削除不能例も
2015.04.03 朝刊 

 元交際相手や夫婦関係にあった相手の性的画像を腹いせに流出させるリベンジポルノの被害が拡散する背景には、スマートフォンやフェイスブック(FB)などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の急速な普及がある。専門家は、海外のサイトに画像が掲載されると削除は事実上、不可能になると注意を促している。(1面参照)

 リベンジポルノのトラブル相談にも応じる「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長(49)は「隠し撮りを防止したり、FBなどで自身の顔が特定できるような画像や個人情報を掲載するのも控えたりする自己防衛が必要だ」と説く。

 トラブルになってインターネット上に画像とともに個人情報が広がり、結婚を断念した人もいたという。

 安川氏によると、不登校や引きこもりで、ネット上だけで知り合った人に画像を送る例も多い。「寂しさの裏返しと相手の顔が見えていない安心感から大胆になってしまう」と説明する。

 警察庁の今回の集計でも、被害者と相手方との関係は、ネット上だけで知り合った例が14件で、被害相談全体のうち、交際相手(元交際相手を含む)の68件に続いて多かった。

 安川氏は、警察にも親にも内緒にしている子供が多いとして、この集計も「氷山の一角と理解した方が適切」と話した。

リベンジポルノ相談110件 /警察庁 新法施行1カ月で/<面名=社会>
2015.04.03 神奈川新聞本紙 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件だった。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに神奈川など7都道県警による7件だった。昨年、被害相談を受けた110件のうち7件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

リベンジポルノ相談相次ぐ 警察庁長官 「態勢を充実させ取締りを徹底」
2015.04.02 NHKニュース 

 いわゆる「リベンジポルノ」による被害の相談が相次いでいることについて、警察庁の金〓(カネタカ)長官は、「被害を訴えやすくするために、必要な態勢を充実させることや、被害を防ぐための啓発活動に努めていきたい」と述べ、潜在的な被害の掘り起こしや被害防止のために相談を受け付ける態勢を整えていく考えを示しました。

 そのうえで、「相手方に対しては、画像の削除などの注意や警告を行っており、さらに取締りを徹底していきたい」と述べました。

 (字解き 金〓長官の「〓(タカ)」は、「はしご高」です)

リベンジポルノ スマホ普及で被害拡散 海外サイトに画像、削除困難
2015.04.02 大阪夕刊 

 元交際相手らの性的画像を腹いせに流出させるリベンジポルノの被害が拡散する背景には、スマートフォンやフェイスブック(FB)などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の急速な普及がある。専門家は、海外のサイトに画像が掲載されると削除は事実上、不可能になると注意を促している。

 リベンジポルノのトラブル相談にも応じる「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長(49)は「隠し撮りを防止したり、FBなどで自身の顔が特定できるような画像や個人情報を掲載するのも控えたりする自己防衛が必要だ」と説く。トラブルになってインターネット上に画像とともに個人情報が広がり、結婚を断念した人もいたという。

 安川氏によると、不登校や引きこもりで、ネット上だけで知り合った人に画像を送る例も多い。「寂しさの裏返しと相手の顔が見えていない安心感から大胆になってしまう」と説明する。

 警察庁の今回の集計でも、被害者と相手方との関係は、ネット上だけで知り合った例が14件で、被害相談全体のうち、交際相手(元交際相手を含む)の68件に続いて多かった。

 安川氏は、警察にも親にも内緒にしている子供が多いとして、この集計も「氷山の一角と理解した方が適切」と話した。

リベンジポルノ相談110件*法施行1カ月、道内は4件
2015.04.02 北海道新聞夕刊全道 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約1カ月で110件だったことが2日、警察庁のまとめで分かった。うち65件(59・1%)は20代以下だった。道内でも相談4件が寄せられた。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が昨年11月27日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の42件。続いて「画像を送りつけられた」が22件だった。

 被害者の性別では、女性が99件(90・0%)。年代別では、20代が最も多い41件で、10代が24件だった。続いて30代と40代でいずれも16件。相手方は30代が最も多く25件で、続いて20代の20件。不明も31件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が68件で6割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が14件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は3月末までに7都道県警による7件だった。道内でも3月30日、元交際相手の女性の裸の写真を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したとして、札幌市内の大学生の男(22)を逮捕。昨年では、被害相談を受けた110件のうち7件が強要や脅迫などの容疑で摘発された。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された2013年の三鷹ストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け議員立法で成立した。相談が寄せられたのは35都道府県警。

 リベンジポルノ110件 被害相談1カ月 20代以下が6割
2015.04.02 夕刊 

 復讐(ふくしゅう)目的に元交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに絡む全国の警察への被害相談が昨年末の約一カ月で百十件だったことが二日、警察庁のまとめで分かった。うち六十五件(59・1%)は二十代以下だった。リベンジポルノを規制する私事性的画像被害防止法が昨年十一月二十七日に施行されてから年末までを初めて集計した。

 インターネット社会を反映し、後を絶たない被害の一端が浮き彫りになった。警察は、プロバイダーなどに画像の削除を要請したり、被害者に被害拡大の防止について助言したりした。流出させた相手方に警告や注意を促したケースもある。

 ただネット上の全ての画像を消去するのは困難で、警察庁の担当者は「安易に画像を撮らせたり、送ったりしないことが被害を防ぐ一歩」と注意を呼び掛けている。

 相談内容(複数回答)は「画像を公表した(公表する)と言われた」が最多の四十二件。続いて「画像を送りつけられた」が二十二件だった。

 被害者の性別では、女性が九十九件(90・0%)。年代別では、二十代が最も多い四十一件で、十代が二十四件だった。続いて三十代と四十代でいずれも十六件。相手方は三十代が最も多く二十五件で、続いて二十代の二十件だった。不明も三十一件に上った。

 両者の関係は、交際相手(元交際相手を含む)が六十八件で六割を占めた。次いでネット上だけの関係の知人友人が十四件だった。

 新法に基づく摘発は、昨年はなく、今年は三月末までに七都道県警による七件だった。昨年、被害相談を受けた百十件のうち七件は強要や脅迫などの容疑で摘発した。

 同法は、元交際相手の男に女子高生が刺殺された二〇一三年のストーカー殺人事件で男が画像をネット上に投稿したことを受け、議員立法で成立した。相談が寄せられたのは愛知、岐阜、三重を含む三十五都道府県警。

 (メモ)

 リベンジポルノ防止法 正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。2013年のストーカー殺人事件を契機に、議員立法で昨年11月に成立し、施行された。被写体を特定できる方法で、個人的に撮影した性交を含む裸の写真や電子画像を不特定多数に提供した際、3年以下の懲役か50万円以下の罰金。拡散目的で特定の少数の人へ提供した場合も罰則がある。
ヤフーが検索削除基準 性的画像・病歴など一部消す
2015.03.31 東京朝刊

 検索サイト大手ヤフーは30日、個人からプライバシー侵害にあたるなどとして削除を求められた場合の、検索結果の削除や表記の変更に応じる新基準を公表した。裁判所の判断がないと削除には応じない一方、性的画像など検索結果の画面自体に問題がある場合は一部表記を消すなどの対策を取る。同社が削除基準を公にするのは初めて。

 ヤフーは昨年11月に有識者会議を設け、個人から特定の検索結果を消すよう求められた場合に、削除に応じる条件について検討してきた。対象となるのは、キーワードを入力すると、関連するホームページ(HP)の題名と概要の一覧が表示されるサービス。

 検索結果の画面で表示される題名や概要の中に、プライバシー侵害にあたる内容が含まれるかどうかは、ヤフーが自ら判断する。被害を申し立てる人物の公益性や情報の社会的意義なども踏まえ、明らかに問題だと判断した場合は、HPに移動できる「リンク」を残したまま、タイトルを変えたり概要を消したりする。

 ヤフーは概要を消す例として、性的な画像や病歴、過去の犯罪被害などを挙げた。一方、公職者や企業の代表にかかわる情報や、過去の違法行為や処分歴などは表現の自由が優先されるとの考えを示した。

 HPへのリンク自体の削除は、表現の自由や知る権利を著しく侵害するとして、基本的には応じない。元のHPを削除させるのが原則だとして、どうしても検索結果を消したい場合は、削除を求める人が裁判所に訴える必要がある。

 ただし、児童ポルノや「リベンジポルノ」のように違法性が明らかで対応が急がれる場合は例外として削除に応じることがあるという。

 検索で世界最大手のグーグルも世界共通の「削除ポリシー」を掲げ、クレジットカード番号など個人に危害が及ぶ可能性がある情報は削除する、としている。ただ、ヤフーが新基準で削除するとした一般人の住所や電話番号について、グーグルの方針では「一般的に削除されない」とするなど削除対象には差がある。

元交際相手写真を公開容疑で逮捕 高崎の43歳男 /群馬県
2015.03.31 東京地方版/群馬 

 県警は30日、高崎市井野町、自営業A容疑者(43)をリベンジポルノ防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。昨年11月施行の同法(私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律)違反での摘発は、警察当局によると県内初、全国では5件目という。

 子ども・女性安全対策課などによると、A容疑者は元交際相手の女性の裸などの写真をインターネット上の掲示板にアップロードし、昨年12月から今年1月ごろにかけ、閲覧可能な状態にして私的な画像を公開したうえ、女性の名誉を毀損した疑いがある。

リベンジポルノ被害防止法 違反容疑で県内初逮捕=群馬
2015.03.31 東京朝刊 

 元交際相手のわいせつな画像をインターネット掲示板で公開したとして、県警子ども・女性安全対策課などは30日、高崎市井野町、自営業A容疑者(43)をリベンジポルノ被害防止法違反(公表)と名誉毀損(きそん)の容疑で逮捕した。昨年11月施行の同法違反容疑での逮捕は県内初という。

 発表によると、A容疑者は昨年12月17日~今年1月10日頃、携帯電話を使い、元交際相手の女性のわいせつな画像複数枚をネット掲示板を通じて不特定多数の人が閲覧できる状態にした疑い。また、それによって女性の名誉を傷つけた疑い。A容疑者は「間違いありません」と供述しているという。

 県警は、1月に女性から相談を受けて調べていた。画像の投稿行為は同法の罰則の施行前の昨年10月下旬とみられるが、県警は施行後も画像が公開されていた点に着目。「被害回復の観点を重視した」(県警幹部)として逮捕に踏み切った。

 リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノを巡っては2013年、東京都三鷹市で女子高校生が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた元交際相手の男が、以前に撮影した被害者の画像や動画をネットで公開したことが注目され、社会問題化。懲役3年以下などの罰則を定めた同法が昨年11月、成立した。

リベンジポルノ:初摘発 県警、高崎の容疑者逮捕 /群馬
2015.03.31 地方版/群馬 

 元交際相手の女性の画像をインターネットの掲示板に公開したとして、県警は30日、高崎市井野町、自営業、A容疑者(43)を私事性的画像記録提供等被害防止法違反と名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。昨年12月施行の同法を適用した検挙は県内初。

 逮捕容疑は昨年12月17日~今年1月10日、元交際相手の女性(41)の裸の画像などを複数枚、掲示板で公開したとしている。

 県警子ども・女性安全対策課によると、A容疑者と女性は2012年ごろ約1年間交際し、写真は交際中にA容疑者が撮ったものとみられる。女性は今年1月11日、掲示板で画像を発見した友人から連絡を受けて県警に相談。県警が掲示板の管理者に連絡し、画像はすぐに削除された。写真は女性の名前とともに投稿されていた。A容疑者から女性に連絡や脅しはなかったといい、県警は動機を調べている。

 私事性的画像記録提供等被害防止法は、嫌がらせ目的で元交際相手の性的な写真や動画をインターネット上で公開する「リベンジポルノ」が社会問題化したことを受けて成立。わいせつ電磁的記録頒布罪などの適用が難しかったケースを処罰する目的がある。

 A容疑者は昨年10月には女性の写った画像9枚を携帯電話から投稿していたが、逮捕容疑は法施行日以降となる。

◎元交際女性の裸写真を投稿=リベンジポルノ容疑で男逮捕-北海道警
2015.03.30 時事通信 

 元交際相手の裸の写真をツイッターに投稿したとして、北海道警札幌東署は30日、リベンジポルノ防止法違反の疑いで大学生のA容疑者(22)=札幌市手稲区前田八条=を再逮捕した。「今付き合っている彼氏に嫌がらせをしたかった」と話し、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は1月19日、同市に住む元交際相手の女性(22)の裸写真計3枚をツイッターに掲載した疑い。

 同署によると、A容疑者は友人を介して女性と知り合い、2014年1~9月交際していた。掲載された画像は女性が発見し、今年1月22日に同署に相談した。

 A容疑者は今月9日、女性と交際している男性(22)が、女性にストーカー行為をしているとウェブサイトに書き込み、名誉毀損(きそん)容疑で逮捕され、30日起訴された。 

リベンジポルノ 都内初摘発 50歳容疑者を逮捕=東京
2015.03.28 東京朝刊

 女性のわいせつな画像をツイッターに公開したとして、警視庁は27日、大田区萩中、会社員A容疑者(50)をリベンジポルノ被害防止法違反容疑で逮捕したと発表した。リベンジポルノの摘発は都内では初めて。

 発表によると、A容疑者は今年1~2月、ツイッター上に、風俗店従業員だった知人女性の裸の画像を公開した疑い。A容疑者は3年前、客として風俗店を訪れて女性と知り合ったという。容疑を認め、「他の仕事につくという約束を守らなかった」と供述しているという。

郵便局員逮捕 交際断られネットに女性の裸投稿
2015.03.28 フジテレビ 

女性に交際を断られネットに裸の写真を投稿した「リベンジポルノ」の疑いで、郵便局員の50歳の男が逮捕された。知人の写真をツイッターに投稿した疑いで、押収されたスマートフォンからは100枚以上の写真が見つかった。

リベンジポルノ容疑で再逮捕 ネットに元交際相手の裸写真
2015.03.12 東京朝刊 

 元交際相手の裸などの写真をツイッター上に公開したとして、神奈川県警は11日、鳥取県境港市外江町の無職A容疑者(39)をリベンジポルノ防止法違反の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。県警によると、インターネット上での性的な写真掲載に同法を適用したのは全国で初めてという。

 逮捕容疑は、1月2日に元交際相手の女性の裸などの写真10点をツイッター上に公開したというもの。

 県警は、同法の罰則が施行される前の昨年12月にも、同じ女性の裸の写真を公開したとするわいせつ図画公然陳列と脅迫の疑いで今年2月に逮捕していた。

◎元交際女性の裸、ツイッターに=リベンジポルノ容疑で男逮捕-神奈川県警
2015.03.11 時事通信

 元交際相手の裸の写真などをツイッターに掲載したとして、神奈川県警は11日、リベンジポルノ防止法違反の疑いで鳥取県境港市外江町、無職A容疑者(39)を再逮捕した。容疑を認めている。県警によると、インターネット上での性的な写真掲載に同法を適用するのは全国初という。

 逮捕容疑は1月2日、元交際相手の神奈川県に住む20代女性の裸の写真など計10枚を、ツイッターに掲載した疑い。

 A容疑者は約2年前まで、半年ほど女性と交際。その後も復縁を迫り、無視された結果、交際中に撮影するなどした写真を掲載した。女性は、同性の友人に指摘されて初めて掲載に気付いたという。

 県警は、同法施行前の昨年12月にも女性の裸の写真1枚を同じように掲載したとして、今年2月に脅迫などの容疑でA容疑者を逮捕していた。 

 同法は、私的に撮影した性的な写真や動画をネット掲載するなどの行為を取り締まるため、昨年11月に成立。福島県警が今年2月、女性の裸の写真を外でばらまいた男に初適用していた。

名誉毀損容疑 大学生逮捕
2015.03.10 北海道新聞朝刊全道 

 札幌東署は9日、名誉毀損(きそん)の疑いで、札幌市手稲区の大学4年の男(22)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月25日、インターネットの交流サイトに女性を装って、同じ大学に通う男性(22)の写真とともに「男性からストーカーされている」などと虚偽の情報を書き込み、名誉を傷つけた疑い。男は男性の交際相手の女性と過去に付き合っており、「彼女を取られて腹が立った」と容疑を認めているという。

 同署によると、男は元交際相手の女性の裸の写真4、5枚もネット上に投稿していたという。同署は私事性的画像記録の提供被害防止法(リベンジポルノ防止法)違反の疑いでも調べる方針。同法は昨年11月に施行され、これまで道内で摘発例はない。

暴行と脅迫の疑い=山形・続報注意
2015.03.09 東京朝刊 

 鶴岡署は8日、鶴岡市稲生、建築会社員A容疑者(31)を暴行と脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、A容疑者は7日午後11時から8日午前4時頃までの間、自宅で交際相手の20歳代女性の髪の毛をつかんだり、顔面を平手で殴ったりする暴行を加えた疑い。更に、女性の裸の写真をスマートフォンで撮影し、「リベンジポルノに出してやる」などと脅した疑い。

 A容疑者は調べに対して、容疑を認めているという。同署は別れ話のもつれが原因とみて調べている。

 [続報]

 2015年3月27日付東京朝刊33面

 =鶴岡の男性 不起訴=山形

女性の裸の写真バラまく 「リベンジポルノ防止法」で初の逮捕者
2015.02.21 フジテレビ 

去年11月成立した「リベンジポルノ防止法」で、全国で初の逮捕者がでた。一昨日、福島県警は、先月25日から27日にかけて知人女性の電話番号を書いた裸の写真をのばらまいた疑いで33歳の会社員を逮捕した。容疑者は相手にしてもらえなかったためだと供述していると伝えた。
衣服つけない知人女性の写真を…
2015.02.20 日本テレビ

先月に郡山市内の商業施設の駐車場で知人女性の性的な写真をばらまいたとして、33歳の会社員男性がリベンジポルノ防止法の疑いで逮捕された。取り調べで容疑者は容疑を認めていて、警察は容疑者が女性に何らかの恨みを持っていたとみて動機などを捜査している。

リベンジポルノ:「裸画像を公開」交際継続迫る 年金職員容疑で逮捕
2015.01.21 東京朝刊

 交際中に撮影した私的な画像を公開する「リベンジポルノ」をほのめかし、不倫相手の女性に関係を続けるように迫ったとして警視庁久松署は20日、日本年金機構目黒年金事務所副所長、A容疑者(58)=横浜市青葉区梅が丘=を強要未遂容疑で逮捕したと発表した。

 逮捕容疑は昨年10~11月、別れ話を持ち掛けられた東京都内の40代女性に、女性の裸が映った携帯電話の動画を示し「関係を続けよう」と要求したり、「過去がリークされたら困るよね」と書いたメールを送ったりしたとしている。「動画は見せていないがメールは送った」と容疑を一部否認しているという。

 日本年金機構は「事案を重く受け止め、綱紀粛正に努める」とコメントした。

元交際相手を「リベンジポルノ」をちらつかせて脅した39歳男を脅迫容疑で逮捕
2015.01.07 スポーツ報知 

 元交際相手の30代女性に対して「会ってくれないと裸の画像をネットに流す」などと脅したとして、警視庁多摩中央署は6日までに脅迫容疑で、東京都国分寺市の飲食店従業員・A容疑者(39)を逮捕した。「脅したのは間違いない」などと容疑を認めている。

 逮捕容疑は昨年12月25日午前2時ごろ、女性の留守番電話に「裸の画像を実名入りでネットに流します」などとメッセージを残して脅した疑い。

 同署によると、A容疑者は女性と約1年前に出会い系サイトで知り合って交際を開始した。A容疑者は既婚者で、女性は未婚。10月頃に女性がA容疑者に「今後はもう会わない」と伝えてメールの着信を拒否するようになると、A容疑者はこれに怒って女性に対して「リベンジポルノ」をちらつかせて脅した。

 女性は留守電があった2日後に止めるように説得するため、A容疑者と多摩センター駅前で面会。しかしA容疑者の態度は変わらないため、振り切って逃げて通報したという。